くらし情報『アンジェラ・アキ、『この世界の片隅に』とミュージカル音楽を語る【後編】~ブロードウェイを視野に入れつつ、“ジャパニーズ・ミュージカル”も作り続けたい』

2024年5月22日 12:01

アンジェラ・アキ、『この世界の片隅に』とミュージカル音楽を語る【後編】~ブロードウェイを視野に入れつつ、“ジャパニーズ・ミュージカル”も作り続けたい

アンジェラ・アキ


日生劇場で上演中の至高の日本オリジナルミュージカル、『この世界の片隅に』。音楽を手掛けたアンジェラ・アキを開幕直後に直撃し、手応えと創作秘話を語ってもらったインタビュー前編に続き、後編ではアメリカ留学中のことや今後の展望を聞く。『この世界の片隅に』ファンやミュージカルファンはもちろん、これからミュージカル音楽作家を目指す若者にも必読の内容だ。

「ミュージカルを分析したノートが、家には山のように積まれています」

――アメリカの音楽大学では、具体的にどんな勉強をされたのですか?

音楽理論と楽曲分析が主ですね。クラシックからポピュラー音楽まで、様々なジャンルの楽曲を何から何まで細かく分析したんですが、天才と呼ばれる作曲家たちって本当にすごいんですよ。たとえばバッハの譜面なんて、もう得体の知れない数学的なことが行われていて、宇宙人が書いたんじゃない?と思うくらい。音の動きとその効果が分かってくればくるほど興奮して、私のノートには「大発見」「すごい」「天才!」みたいな走り書きがたくさん残っています(笑)。

――ミュージカル音楽限定ではなく、幅広く学ばれたのですね。


そうですね。ミュージカルについては、授業もありましたがそれ以上に、自分でスコアと脚本を取り寄せて勉強していました。

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