一年のうち半分以上が雪に埋もれているという、世界有数の豪雪地・新潟県の越後妻有(新潟県十日町市、津南町)。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む、このエリアを舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。スノーリゾートならぬ「SNOWART(スノワート)」そんな「大地の芸術祭」の里が、今年から雪シーズンへの取り組みを本格化。広大な雪景色に溶け込んだアートが、越後妻有の魅力をさらに掘り起こします。会期は1/14〜3/12まで。メインとなる会場は、十日町市本町の越後妻有里山現代美術館[キナーレ]、十日町市上野甲の「光の館」、十日町市松之山の「森の学校」キョロロ、十日町市松代のまつだい「農舞台」。そして、3/4(土)には十日町市珠川の“あてま高原リゾート・ベルナティオ”で、今回で第4回目となる「越後妻有 雪花火/高橋匡太『Gift for Frozen Village 2017』—花火と光のアートで彩る、雪の夜、一瞬の光茫—」が開催されました。約2万9千個のLEDが彩る“光の花畑”と幻想的な雪花火豪雪地帯・越後妻有の長い冬の終わりを彩る雪花火。約1週間前から、作家や“こへび隊”と呼ばれるサポーターの人たちが、色とりどりに輝くLEDライトを雪原に植えて、“光の花畑”を出現させます。当日は、参加者ひとりひとりにもLEDの“光の種”が配られ、時間を追うごとに、よりいっそう輝きを増していく様子は、ロマンティックそのもの。打ち上げが始まると、その圧倒的な迫力に誰もが息をのみます。雪上花火としては世界最大の三尺玉が彩る夜空に、花火と雪原の“光の花畑”の鮮やかな光が交互に照らされ、これ以上ない美しいアートを奏でます。DJによる音楽パフォーマンスや地産の食材を使った屋台も会場に設置された磯辺行久の作品「豪雪ドーム」では、世界的に活躍しているDJたちによるパフォーマンスも。また、約20の店舗が出店する屋台エリアでは、妻有ポークを使用したカレーうどんや、地元野菜の入った豚汁、十日町さんのお餅が入ったお汁粉など、豊富な食材と温かいおもてなしが味わえました。イベント情報イベント名:「大地の芸術祭」の里 越後妻有 2017 冬 SNOWART催行期間:2017年01月14日 〜 2017年03月12日住所:新潟県十日町市本町6電話番号:025-761-7767
2017年03月07日激動の時代を生きた絵師・河鍋暁斎の作品を一挙に公開する展覧会「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」。本展では展示作品をモチーフにした、会場限定のオリジナルグッズを販売。粋なアイテムをゲットして、美とユーモアにあふれた独特の世界観を展覧会後も楽しみましょう!扇いでも飾っても素敵な扇子展示作品がプリントされた全2種の「扇子(2,500円)」。扇いで使うだけでなく、和モダンなインテリアとしてお部屋に飾るのもおすすめです。マイスマホを暁斎色に染め上げよう「iPhoneケース3種(2,500円)」でスマホも暁斎ワールドに浸っちゃいましょう! 躍動感あふれる作品を持ち歩いてみませんか?展覧会の思い出をスマートに保管チケットの半券を大切に収納できる「チケットファイル(300円)」。チケットだけでなく、縦長の書類の整理にもお役立ちです。粋な枡で暁斎のような呑んべぇに!無類の酒好きとしても知られる暁斎にちなんだ全3種の「枡(1,000円)」。粋な枡を片手に飲めば、お酒もどんどん進んじゃいそうです。取材・文/五十嵐綾子イベント情報イベント名:ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力催行期間:2017年02月23日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura ザ・ミュージアム電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年03月07日2月23日(木)から4月16日(日)まで開催される美術展「ゴールドマン コレクションこれぞ暁斎! 世界が認めたその画力」。世界屈指の暁斎コレクターとして知られる画商イスラエル・ゴールドマン氏が所蔵する、普段国内では見られない貴重な作品が集結しています。「画鬼」と呼ばれた天才絵師の技巧が光る!幼い頃から絵を好み、浮世絵師・歌川国芳や駿河台狩野派に学んだ河鍋暁斎。師匠に「画鬼」と呼ばれたほど才能にあふれていた彼は、静謐さにあふれた仏画から笑いを誘う戯画まで、幅広いテーマを圧倒的な画力で描き上げました。緻密で繊細な作品から大胆なものまで描き分けた、稀代の超絶技巧を隅々までチェックしてみましょう。ユーモラスな世界観でぐっと親しみやすく♪暁斎の作品にはユーモアやウィットに富んだ表現が多く見られます。擬人化され、人間のように振る舞う動物たちや、本来のあり方がひっくり返ってしまったおかしな神様たちなど、思わず笑いが漏れてしまいそうな作品が勢揃いしています。日本美術に詳しくなくても、見ているだけで楽しくなれる親しみやすさが満点です。美しさと笑いに満ちた暁斎の世界観に没入しちゃいましょう!取材・文/五十嵐綾子イベント情報イベント名:ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力催行期間:2017年02月23日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura ザ・ミュージアム電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年03月04日年々盛り上がりつつある「イースター」(復活祭)イベント。2017年は4月16日(日)がイースターとなります。子どもと一緒にお菓子づくりを考えているママたちにおすすめしたい、心踊るワークショップをひとつご紹介します。“花・造形・子ども”をテーマに活動するアート制作ユニット「Cui Cui.」(キュイキュイ)さんと、スイーツデザイナー「temps des coloris」(タンデコロリ)のたけもとあやさんによる、コラボレーションワークショップ「お花とクッキーの出会い~イースター リトルモスガーデンづくり」が、3月11日に開催されます。イースター(復活祭)をテーマに、いまや大人気のお二方からリトルモスガーデンとスイーツづくりを教わるという貴重な体験です。ラッピングも自分たちでDIYし、さらにはティータイムの時間もあるという充実の内容!たけもとさんには、ロリポップクッキー(クッキーへのアイシング)づくりを、Cui Cui.さんには「リトルモスガーデン」づくりを教えていただきます。3歳以上のお子さんならママと一緒に参加も可能とのこと。お子さんと一緒にかわいいイースターのスイーツづくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。「Cui Cui.」×「temps des coloris」コラボ・ワークショップ~お花とクッキーの出会い~ イースター リトルモスガーデンづくり2017年3月11日(土) 1回目:11:00~13:00、2回目:14:00~16:00タンデコロリ代々木公園店 東京都渋谷区元代々木町2-4 HRCビル1F(B1F)定員:各回10名、 参加費:5,500円 ※事前の振込をもって予約確定※申し込み方法、持ち物などは各HPをご確認ください タンデコロリ主宰/スイーツデザイナー たけもとあや 「見て楽しむ」「食べて喜ばれる」をテーマに、お菓子やケーキに装飾・彩りを加えてアートのように捉えた“デコラティブ スイーツ”を提案。2016年4月渋谷区元代々木町でショップをオープン。 イベント用スイーツのほか、オーダーケーキ、ウェディング用ギフトスイーツ、宣伝・広告ビジュアルのスイーツ制作、レシピ監修等、幅広く活動。デコレーションスイーツの持つ可能性を日々追求している。お菓子のアトリエ『タンデコロリ』代々木公園店OPEN/12:00~19:00 定休日/日・月・火曜日 Cui Cui.(キュイキュイ)おくむらさーことシラカワエリコによる、アート制作ユニット。装花・ 空間スタイリングから、デザイン・イラストレーション、ワークショップやこども向けの教室主宰まで幅広く活動。 ILLUSTRATOR おくむらさーこ女子美術大学卒業、セツ・モードセミナー卒業。デザイン事務所、設計事務所、WEB制作会社を経て2000年~フリーのイラストレーターとして活動。雑誌や広告などで幅広く活躍。SHIPS、Jelly Beans、OPAQUE、CILP、PARCOなど様々な広告イラストを提供。Instagram: @cuicui._sa_ko_ FLOWER DECORATOR シラカワエリコ広告代理店にてWEB制作、アパレルブランドにてPRに携わったのち、花の仕事を本格化。2007年、オランダへ花留学。ディプロマ取得後は現地のフローリストでスタージュ(研修)を経験。帰国後は都内のウェディングフラワーアトリエや、パリのトップフローリストCatherine Muller(カトリーヌ・ミュラー)等の元で学ぶ。Instagram: @cuicui._eriko_
2017年03月03日2017年4月で、開館から1周年を迎えるスヌーピーミュージアム。2017年4月22日(土)からは、開館1周年記念展「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!—ともだちを紹介してよ、スヌーピー。」が開催されます。原画や新メニュー、グッズなど開館1周年記念展の見どころと、1周年記念キャンペーン詳細をご紹介します!貴重な原画も公開!限定カフェメニューにも注目「ピーナッツ・ギャング」とは、スヌーピーをはじめ「ピーナッツ」に登場する個性豊かなキャラクターたちのことで、本家チャールズ M. シュルツ美術館のあるアメリカでは親しみを込めてそう呼びます。スヌーピーを徹底的に紹介した第2回展に続く今回の展覧会では、「ピーナッツ」に登場する70を超すキャラクターの中から、特に馴染み深いギャングをオールスターとしてピックアップ。計80点の貴重な原画や新作のオリジナル映像によって、スヌーピーと仲間たちの微笑ましい関係や、それぞれに個性豊かなギャングたちを広く深く紹介しています。ピーナッツの世界を、もっともっと好きになってしまいそうですね!また、展覧会のリニューアルに合わせて今回も「BROWN’S STORE」(ブラウンズストア)では魅力的なニューアイテム約200点を展開します。更に「Cafe Blanket」(カフェブランケット)でも、展覧会限定のメニューが登場しますよ。この機会にぜひ、足を運んでみては?スヌーピーミュージアム開館1周年キャンペーン●開館1周年記念マスキングテーププレゼント4月22日(土)~6月30日(金)の期間に来館した方にもれなく、1周年記念マスキングテープ(非売品)がプレゼントされます。これはかわいい! ※画像はイメージです。●開館1周年記念トリプルチケット(特製パスケース付)販売開館1周年を記念し、5月8日(月)から9月24日(日)までの間に予約なしで3回入館ができるチケット(複数名でのご利用はできません)が、特製パスケースとセットで登場!キャンペーンやイベントなど、複数回利用するとお得なチケットですよ。■開館1周年記念展「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!—ともだちを紹介してよ、スヌーピー。」概要会期2017年4月22日(土)~9月24日(日) 会期中無休時間10:00~20:00(入場は 19:30 まで)所在地東京都港区六本木 5-6-20アクセス東京メトロ六本木駅より徒歩7分、麻布十番駅より徒歩10分© Peanuts Worldwide LLC
2017年03月01日子育てで多忙な時期に、自分の直感を信じて思い切って起業、話題のスーパーフード「フリーカ」の輸入代理を務める「edit JAPAN」代表の堺あゆみさんにインタビュー。小学校3年生と保育園に通う2歳、2人の女の子を育てる堺さんに「子どもがいてもセンス良く暮らす空間づくりの秘訣」を伺いました。▼堺あゆみ さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、9歳&2歳の女の子との4人暮らし・居住エリア:東京都・住宅形態:マンション 2LDK+SHP: Instagram: @editjapan ■暮らしの生活感は、かご使いでほどよくカバーお子さんがいても、シックなインテリアを保っている堺さん。上手に活用しているのが、自然素材のかごです。リビングで遊ぶおもちゃやリモコンも、かごにひとまとめにしています。 「寒い冬は特に、子どもたちはリビングで着替えることも多いので、脱いだパジャマをまとめるのにも、かごを使っています。国内外のかごが揃う“Found MUJI”やファーマーズマーケットで買うことも多いです」リモコンや脱いだ服など、なんとなく放置してしまいがちなものに、きちんと定位置を設けること。そしてインテリアになじむ素材を選ぶこと。小さな心がけですが、インテリアに生活感を持ち込みすぎないテクニックのひとつです。おむつグッズもかごにいれて。布をかけてチェアの上に置くだけのシンプル収納。窓辺には、生き物が大好きだというお姉ちゃんがお世話をしている熱帯魚のベタの水槽が並んでいます。グリーンをたっぷり置いたスペースに水槽を並べることで、よりすがすがしい癒し空間に。多国籍な雑貨や家具が溶け合い、子どもの水槽がリゾートスタイルのアクセントになりました。 ■子どもたちの作品をアートのようにセンス良く配置して堺さんのお宅の造りで印象的なのは、リビング・ダイニングとバスルームの間にある、回廊仕立ての長い廊下です。ダイニング同様、作りつけの棚を設け、子どもの衣類や本、毎日の新聞などを収めています。家族みんながわかるよう、マスキングテープでラベリング。リビングからは目に触れることがなく、家族は毎日行き来する場所なので、家族のギャラリースペースとしてもぴったり。子どもたちの絵や工作をアートのように飾り、楽しんでいます。リビング同様、ここでも額縁をうまく織り交ぜて。空間が引き締まり、壁面にリズムが生まれます。壁紙の上から貼ってはがせる黒板シートは、子どもたちが自由に描くフリースペースに。「特に長女は絵を描いたり作ったり……が大好きみたいです」。 ■子どもの自立を応援する、すっきり収納の工夫廊下を抜けた先には、キッズルームがあります。「長女がずっと欲しいと話していたロフトベッドを最近取り入れました。イケアのものです」白い家具に、ブルーの椅子が映えるさわやかな一室。チェストには、わかりやすくマスキングテープでしまうものをラべリング。隣にはフックを取りつけ、鞄やコートをさっとしまいやすく。子どもが自分で片づけられるよう、まずはその仕組みづくりを親がお手伝い。 窓辺に置いたイケアのステップスツールは、踏み台だけでなく、椅子として、物の一時置き場としてなど、活用範囲が広いのでお気に入りの家具。洗面所やキッチンでも使っています。「もとは無垢の白木だったのを、蜜蝋などの植物性原料を使った“ブライワックス”で仕上げました。手軽に塗れて、使い込んだように木の風合いが増すのでおすすめです」次回は、インテリア術とともに「幼子を抱えての起業と暮らし方」についてお話を伺います。 取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年02月27日洗練された空間で「世界のアート」を体験するスイスの建築家マリオ・ボッタによって設計された、洗練された佇まいが印象的なこの美術館。展示会を作るにあたり世界的な専門家を招き、国際的にアートに貢献しているアーティストの参加も実現するという極めてクオリティの高い美術館。渋谷という街に居を構えながらも、内向きな地域主義に陥ることなく活動をしており、世界に向けてアートを発信しています。スリリングなパフォーマンスが圧巻! 「コンタクトゴンゾ展 Physicatopia」「コンタクトゴンゾ(contact Gonzo)」とは、2006年に垣尾優と塚原悠也によって結成された、セゾン文化財財団助成対象アーティスト(2011年〜)。現在のメンバーは塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、NAZEの4名で、肉体の衝突を起点とする独自の牧歌的崇高論を構築し、即興的なパフォーマンス作品や、映像、写真作品の制作、マガジンの編集などを行っています。「フィジカトピア(Physicatopia)」では、サッカースタジアム用のパフォーマンス作品『xapaxnannan』発表後に発見された文章に基づいた彫刻の他、未発表のものを含む過去のパフォーマンス作品記録映像を見ることができます。世界的なアーティストや専門家たちによって作り上げられる展示会は一見の価値あり。圧倒的なパワーを持ったコンテンポラリーアートは、静かに鑑賞するだけでなく、没入して体感できるのも魅力のひとつ。新しい閃きを感じたい人は、ぜひ訪れてみて。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:ワタリウム美術館住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6電話番号:03-3402-3001
2017年02月24日建築家・白井晟一の手がけた、光を利用した圧倒的造形美昭和56年に開館した松濤美術館は、著名な建築家である白井晟一氏によって設計されました。館内には、哲学的な建築家と言われる白井氏の趣向がいたるところに凝らされており、随所に曲線的で開放的な柔らかさを感じ取ることができます。美術館自体がまるでひとつのアート作品のように親しまれており、建築学科の学生らも、その哲学を学ぶために足を運ぶほどだそう。展示品だけでなく、建築も楽しむことができるので、時間を忘れて楽しめる空間となっています。企画展も趣向を凝らしたものばかり松濤美術館では所蔵品に加え、年間5回開催される様々な企画展も楽しむことができます。渋谷区にゆかりのある作家の絵画、古美術、版画など、様々なジャンルの展覧会が開催されるので、訪れる度に色々な芸術と出会うことができます。「クエイ兄弟-ファントム・ミュージアム」は、7月23日(日)まで開催中。「ストリート・オブ・クロコダイル」(1986年)など、不思議で幻想的、陰鬱しかしどこか軽やかなユーモアをかんじられる人形アニメーションで数々の傑作を生んだクエイ兄弟のアジア初の本格的回顧展です。初期のイラストから、人形アニメーション制作のために作られたデコール(舞台装置)まで、その独自の美的世界の秘密に迫ります。「畠中コレクション インドに咲く染と織の華」は、2部で開催。前期は、8月8日(火)~27日(日)、後期は8月29日(火)~9月24日(日)まで。インドでは、古くから絹・毛・麻・綿などで布を織り、色を染めたら文様を描いたりして、世界中に輸出してきました。日本では江戸時代の初期から輸入されるようになりましたが、大変貴重で身分の高い一部の人しか手にすることはできませんでした。本展では、日本画家・畠中光享氏の膨大なコレクションの中から、1700年代~1900年代にかけての世界中の人々を魅了したインド更紗を中心に約150件を展示し、その魅力を紹介します。特別展期間中は午前10時から午後6時まで、金曜日のみ午後8時まで開館しています。入館料は展覧会によって異なりますが、金曜日に入館される渋谷区民の方は無料になっているので、とってもお得! お仕事終わりに落ち着いた空間で芸術に浸れば、新たなインスピレーションが得られるかもしれません。文・佐藤百スポット情報スポット名:渋谷区立松濤美術館住所:東京都渋谷区松濤2-14-14電話番号:03-3465-9421
2017年02月24日東京都江戸東京博物館では、2017年2月18日(土)~4月9日(日)の期間中、特別展「江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-」が開催されています。「萌葱地葵紋付小紋染胴服」徳川家康/所用[重要文化財]江戸時代・初期江戸東京博物館蔵本展では18世紀を中心に、江戸と北京のなりたちや生活、文化を展観し比較します。これまで清朝の芸術や宮廷文化に関する展覧会は数多くありましたが、北京の都市生活を江戸と比較する企画は、今回が初めて。展示を通して友好と相互理解を深める契機となりそうです。展示のみどころは?●江戸・北京の街並みを描いた絵巻の競演『万寿盛典』(康煕六旬万寿盛典図)清時代・1717年(康煕56)中国・首都博物館蔵江戸・日本橋の賑わいを描いた「熈代勝覧」と、乾隆帝 80 歳の式典に沸く北京の風景を描く「乾隆八旬万寿慶典図巻」、そして康熙帝 60 歳の式典を描いた「万寿盛典」を出陳し、同時代の江戸と北京を一目で比較できるようになっています。さらに絵巻に描かれるような当時の看板や商売の道具なども合わせて展示して、当時の風景を立体的に展観します。「権門駕籠」江戸時代江戸東京博物館蔵●それぞれの都市の生活・文化を比較展示歌川広重「名所江戸百景水道橋、駿河台」江戸時代・1857年(安政4)江戸東京博物館蔵商売、歳時、学問や遊びなどの様々なテーマをもとに資料を展示し、似ているようで違っている江戸と北京の生活と文化を比較します。それぞれの文化からみえる当時の暮らしも、興味深いですね。●首都博物館所蔵の名品も登場景徳鎮窯「青花御窯廠図磁器板」清時代・道光期(1821~1850)中国・首都博物館蔵首都博物館秘蔵のコレクションから、清代の芸術文化を伝える名品を展示。江戸の人々も憧れた絵画や陶磁器など、優れた美術品の数々が紹介されます。美しい芸術品から、当時の人々の文化を読み解きましょう。「明黄色納紗彩雲金龍紋男単朝袍(礼服)」雍正帝/所用清時代中国・故宮博物院蔵■開催概要展覧会名: 特別展「江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-」会期: 2017年2月18日(土)~4月9日(日) 44日間※月曜日休館〈ただし、3月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)は休館〉会場: 東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室(東京都墨田区横網1丁目4番1号)お問い合わせ: 東京都江戸東京博物館 03-3626-9974(代表)公式HP
2017年02月21日子どもに豊かな感性を育んでもらうために、小さいうちから芸術に触れさせたいと考えるママは多いと思います。しかし、そもそも自分がよくわかっていないのに、一緒に楽しむことなんてできるのかな…? という不安もあるのではないでしょうか。そんな心配は無用です! 美術館や演劇、コンサートなどに一緒に出かけられるようになれば、週末のおでかけバリエーションも豊富に。子どもが「本物」に触れる機会を、作ってみてはいかがですか?■知識がなくても問題なし!芸術についての知識がないと、楽しめないのでは? と考える人は多いようです。実際に私の周囲にも、「誰の作品か?」「背景は?」「ジャンルは?」「技法は?」といった知識がないから芸術鑑賞はしない…という人がたくさんいます。たしかに知識は、作品をより深く知るために必要かもしれません。しかし、子どもと一緒に楽しむことが目的なら、知識がなくても大丈夫。まずは、「見たまま」「聞いたまま」を楽しんでみましょう。「あそこに鳥がいるね」「変な色の空だね」「怖いね」「キレイだね」など、どんなことでも構いません。気づいたことを共有しながらおもしろがることが、子どもと芸術を楽しむコツです。■感じたことを伝え合う「感じたことを伝える」という行為は、子どもの個性や感性を育むことにつながります。芸術鑑賞はそのための絶好のチャンス。一緒に作品を鑑賞したら、子どもの感じたことを聞いて、自分の感じたことも伝えると良いでしょう。「この色使いが素晴らしい」「これは、こういった作品」と、見方や知識を教える必要はありません。ただ、お互いが感じたことを伝え合い、子どもの感覚をきちんと受け止めてあげることを大切にしましょう。子どもが何の興味も示さなかった…というケースもあると思います。大人と同じように、子どもにもやはり好みがありますから、これは当然のこと。ときには「たまたま合わなかった」と割り切ることも必要です。■何が見えるかな?中には、感じたことをうまく言葉で表せない子どももいるのでは。そんな場合は、大人が少しサポートしてあげましょう。たとえば「何が見えるかな?」「この人は何をしているのかな?」など、その作品の世界に入って行くきっかけを与えてあげると、子どもは「見えるもの」「聞こえるもの」「感じたこと」を言葉に表しやすくなります。また、「コレが好き」という視点で選ぶのも楽しみのひとつ。美術展などでは、「このお部屋の中だと、どれが一番好き?」と聞いてみるのも良いでしょう。■鑑賞マナーについて芸術鑑賞では、ある程度の集中力が必要になります。そのため、まだ集中力を持続できない小さな子どもは、難しいかもしれません。個人差はありますが、4歳くらいになるとだんだん物事に集中できるようになってくる子どもが多いようなので、このころから「本物を見せる」ことを心がけると良いでしょう。感じたことがあれば口に出して共有することが、子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しむためのポイントですが、美術館や劇場のような場所では、マナーも守らなくてはなりません。大声で会話すると、ほかの人の迷惑になる場合も。「お話するときは小さな声で」など、鑑賞前にしっかりルールを確認して、子どもにも「お約束」してもらいましょう。マナーを守ることが難しい小さな子どもは、まず子ども向けのイベントから足を運んで、芸術鑑賞の雰囲気に慣れてもらうと良いかもしれません。■まずは興味を持ってもらうことが大切「一緒に楽しむ」ためには、子どもにも乗り気になってもらう必要があります。嫌々では、意味がありません。そのため、芸術鑑賞に出かける前に、興味を持ってもらえるよう工夫することも大切です。たとえば、図書館へ行って一緒に画集を見たり、CDで音楽を聴いたりしておくのもアリ。そうすると、「本で見た絵だ!」「聞いたことがある!」と鑑賞時の発見が増え、楽しみ方が広がります。また、子どもが興味を持っているものと芸術鑑賞を結びつけるのも良い方法。絵本に出てきた絵画や、アニメで流れた音楽に子どもが興味を示したら、「本物を見に行こうか?」と誘ってみましょう。素直な感性を持つ子どもたちは、「感じること」がとても上手。子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しんでみると、大人の方が驚かされることもたくさんあります。知識がなくても「楽しむ」ことはできますから、まずは一度出かけてみてはいかがでしょうか? もしかしたら、意外な楽しみ方を教わることになるかもしれません。
2017年02月18日六本木の森アーツセンターギャラリーでは、2017年3月18日(土)~6月18日(日)の期間中、「大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」が開催されます。サンクトペテルブルクからやってくる美しい展示品をチェックしましょう。トマス・ゲインズバラ 《青い服を着た婦人の肖像》 1770年代末-1780年代初め©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エルミタージュ美術館とはウィギリウス・エリクセン 《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》 1760年代©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-181712年からロシア革命後にモスクワへ首都機能が移るまでの約200年間、帝政ロシアの都として栄えたサンクトペテルブルク。この街でひときわ優雅で壮麗な姿を誇るのが、エルミタージュ美術館です。ヤーコプ・ヨルダーンス 《クレオパトラの饗宴》 1653年©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-181764年にエカテリーナ2世(在位1762-1796)が取得し、美術館の基礎となったコレクションから、歴代皇帝が国家の威信をかけて収集した美術品、個人蒐集家のコレクションまで、エルミタージュ美術館の所蔵品はおよそ310万点。そのうち絵画作品だけでも1万7千点に及びます。ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》 1780年代末©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エカテリーナ2世は、親しい人々にこれらの美術品を見せる場所を作り、そこを“エルミタージュ(フランス語で「隠れ家」の意)”と呼びました。名画の裏に秘めた想いとは…見どころをご紹介ルカス・クラーナハ 《林檎の木の下の聖母子》 1530年頃©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エカテリーナ2世が34年の治世の間に収集した絵画作品は、約2,500点ともいわれています。彼女は、強大な財力と絵画への深い理解に加え、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールや、美術評論家など、国内外の目利きの助言を参考に精力的に収集を続けました。ポンペオ・ジローラモ・バトーニ 《聖家族》 1777年©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18本展には、エカテリーナ2世の最初のコレクションに含まれていたフランス・ハルスの《手袋を持つ男の肖像》、息子パーヴェル1世(在位1796-1801)が母のために購入したポンペオ・ジローラモ・バトーニの《聖家族》、さらに美術館の形成に多大な貢献をしたパーヴェル1世の息子アレクサンドル1世(在位1801-1825)やニコライ1世(在位1825-1855)が収集した作品も出展されます。絵画収集の歴史や、名画の裏側に隠された想い、皇帝の嗜好などを知ることも、鑑賞の楽しみの一つとなりそうです。魅惑的なアートの世界を堪能しましょう。イベント概要展覧会名大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち会期2017年3月18日(土)~6月18日(日)休館日5月15日(月)開館時間午前10時~午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで会場森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)所在地〒106-6150東京都港区六本木6-10-1お問い合わせ03-5777-8600(ハローダイヤル)巡回情報名古屋展:会期2017年7月1日(土)~9月18日(月・祝)会場愛知県美術館神戸展:会期2017年10月3日(火)-2018年1月14日(日)会場兵庫県立美術館
2017年02月16日五感の中でも視覚から得られる情報はとても多いといわれています。それは目で楽しむ要素の多い絵本にもあてはまるかもしれません。勉強して賢くなる。運動して運動神経を養う。同じように感覚的な部分を磨くのに役立つのが絵本ではないでしょうか。今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもの五感を刺激する一風変わった「アート絵本」を選んでみました。あおくんときいろちゃん作・絵:レオ・レオニ/訳:藤田 圭雄/出版社:至光社 「あおくんときいろちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) パパとママと暮らす主人公・あおくんには友だちがたくさん。仲良しのきいろちゃんと遊びたくて留守番中に遊びに出かけてしまいます。街角で会ったきいろちゃんとくっついて、みどりちゃんになってしまった2人はパパとママから「うちのこじゃない」といわれ…。色を登場人物にするという発想はなんとも斬新! でも読み進めていくと登場人物に命が宿って見えてくるから不思議です。「色は混ざると別の色に変化する」ことに興味を持つお子さんもいるようですね。きりのなかのサーカス作・絵:ブルーノ・ムナーリ/訳:谷川 俊太郎/出版社:フレーベル館 「きりのなかのサーカス」(絵本ナビ紹介ページ) ブルーノ・ムナーリは独創的な発想を開花させ続けたイタリアのアーティストです。子どもの創造教育に力を尽くしてきた彼はこの絵本でことば、色、かたち、素材の魅力を伝えています。トレーシングペーパーという透ける素材が霧にけむるミラノの街を表現し、読者はページをめくるたびに異国の街中をさまよっているような感覚に…。一転してあらわれるカラフルでゆかいなサーカスの場面が強烈なインパクトを残すのは、前半シーンとのギャップの大きさゆえなのかもしれません。せんをたどって作・絵:ローラ・ユンクヴィスト/訳:ふしみみさを/出版社:講談社 「せんをたどって」(絵本ナビ紹介ページ) 表紙からのびる1本の線を指でたどっていくと、どこまでもどこまでも続いていく…。絵本のすべてがたった1本の線で描かれているこちらの絵本では町から村へ、空から海へと線の旅が楽しめます。風景、木々、人の顔、車、飛行機など「ここまで1本で描けるんだ!」という驚きと美しい絵がページをめくるたびに広がり、線をたどり続けたお子さんからは「ちゃんと全部つながってる!」なんて感動のひと言が聞こえてきそう。表紙の見える本棚にかざって眺めたい、デザインもおしゃれな絵本です。イルミネイチャー絵:カルノフスキー/文:レイチェル・ウィリアムズ/出版社:河出書房新社 「イルミネイチャー」(絵本ナビ紹介ページ) 3色のマジックレンズをのぞくと別世界があらわれる仕掛けを盛り込んだこちらの絵本はミラノに拠点を置くデザイン・デュオが完成させたもの。ジャングル、砂漠、山脈、森林、草原、大海など動物の多様性に富んだ10の地域をレンズをのぞきながら探検! 登場する180の野生生物たちは昼・夜と活動時間帯で分けられており、習性などの説明文もあるため、知らない知識を深めることにもなるよう。色彩の美しさと迫力、その両方を仕掛けとともに楽しめる絵本です。まるまるみっけ作:アンディ・マンスフィールド/出版社:ひさかたチャイルド 「まるまるみっけ」(絵本ナビ紹介ページ) 仕掛けを駆使して問題に挑む、三次元ポップアップパズル絵本がこちら。赤、オレンジ、黄、青、水色、緑、紫の7色のまるを押したり、引いたり、はたまた持ち上げたりして隠されたまるを見つけます。シンプルな仕掛けに見えますが正解するには頭をひねらなければなりません。挑戦が難しい小さなお子さんには、まず大人がお手本を見せてあげましょう。意外なところから見つかる「まる」は子どもの好奇心を刺激してくれるはず。工夫する大切さを学び、発想力を養う知育絵本の役割も担っています。豊かな感性を育むためには難しい遊びに取り組ませたり、特別な場所や環境に身をおかせる必要がある、と感じる人もいるかもしれません。でもそれではママも疲れてしまいますし、何より子ども自身が楽しめなくなってしまうことも。外に出て泥だらけになるまで遊ぶ、いろんな味の料理を一緒に作ってみる、家族でいろんなことを話す、たくさんの声や音を聴く…。五感はそうした日常生活の中で自然に養われていく部分も少なくないのではないでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月16日六本木ヒルズ展望台 東京シティビューでは2月11日(土)~3月12日(日)の期間中、素敵な春を迎えるイベントが開催されています。限定グルメや、高層ビルで楽しむアートイベント情報をご紹介します!テクノロジーアートの祭典 「MEDIA AMBITION TOKYO 2017」開催!今年で5回目を迎えるMEDIA AMBITION TOKYO[MAT] は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケースです。六本木を中心に都内各所を舞台に最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、トークショー等が集結します。メイン会場である東京シティビューでは、展望台全体を使った先進的なデジタルアートを体感できます。デジタルネイチャーを提唱する落合陽一氏や、デザインとエンジニアリングを横断する Takram、世界的なメディアアートのイベント「アルスエレクトロニカ」にも出展した脇田玲氏・小室哲哉氏等、さまざまなジャンルの第一線で活躍するアーティスト作品を展示し、景色と融合したダイナミックなイベントを楽しめます。■イベント概要名称MEDIA AMBITION TOKYO 2017会期2017年2月11日(土)~3月12日(日)※開催期間は会場によって異なります。会場東京シティビュー他六本木を中心に、渋谷、原宿、銀座、飯田橋、御茶ノ水、水道橋、お台場等 都内各所主催MAT 実行委員会(六本木ヒルズ/CG-ARTS/JTQ Inc./Rhizomatiks)HP一足お先に!春グルメを満喫しようまた、東京シティビューに隣接する52Fのカフェ&レストラン「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」では、期間限定メニューとして、ロマンチックなバレンタインスイーツの他、「MAT」とのコラボレーションメニューや、森美術館で開催されている「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」とコラボレーションしたスパイシーカレーなどが登場します。また、森アーツセンターギャラリーで開催される「大エルミタージュ美術館展」とコラボレーションした“チェブラーシカ”の可愛らしいスイーツなどバラエティに富んだメニューが登場!東京シティビューの絶景とともに、アートを感じられる春のひと時を過ごしましょう。都内で最も空に近い場所!屋上「スカイデッキ」から春の絶景を鑑賞海抜270mに位置し、オープンエア形式の展望施設として関東一の高さを誇る“都内で最も空に近い場所”「スカイデッキ」(森タワー屋上)では、桜の開花とともに、眼下に見える「青山霊園」の桜並木に現れるピンクの十字など都内の桜を一望でき、“天空のお花見体験”を楽しめます。また、雄大な自然の造形美や光と影が織り成す四季折々の表情を都内随一の高さから体感できます。さらにこの冬より新しく VMD+五感空間ディレクターの大髙啓二氏プロデュースによるオリジナルアンビエントサウンドを季節毎のBGMに採用。ゆっくり時を感じて、豊かな休日を過ごしましょう。
2017年02月14日国立新美術館で、「草間彌生 わが永遠の魂」が開催されます。期間は2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)。世界を舞台に活躍する前衛芸術家・草間彌生の魅力を、余すところなく伝える集大成となる展覧会です。気になる詳細を早速チェックしてみましょう!草間彌生の全貌に迫る展覧会が開催「わが永遠の魂」シリーズより《行こう、空の彼方へ》2014S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA国立新美術館開館10周年を記念した展覧会、「草間彌生 わが永遠の魂」が開催されます。期間は、2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)です。今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではない、前衛芸術家・草間彌生の全貌に迫る貴重な機会です。「わが永遠の魂」シリーズより《しのびがたい愛の行方》2014S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA今回の展覧会では、2009年から草間彌生が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、一挙約130点が日本初公開されます。さらに、初期から現在に至る創作活動の全貌も総合的に紹介。過去最大規模の個展から目が離せません!要チェック!展覧会のみどころはココ●世界のKUSAMA、過去最大級の個展が東京で実現「世界で最も影響力のある100人」(2016年、米『タイム』誌)に日本人で唯一選出、「世界で最も人気のあるアーティスト」(2014年、英『アート・ニュースペーパー』紙)に選出されるなど、世界有数の実力と知名度を誇る草間彌生。テート・モダン(ロンドン)やポンピドゥ・センター(パリ)など世界に名だたる美術館での個展を成功させ、中南米やアジア、北欧でも大規模な個展を行うなど、多くの人々を魅了し続けています。国内で過去最大級の個展が、ついに東京で実現しました。●圧巻の最新作「わが永遠の魂」が一挙に初公開「わが永遠の魂」シリーズより《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》2010S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA草間彌生が2009年から意欲的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から厳選した約130点が一挙に公開されます。全作品が日本初公開とあって、これは見逃せません。●稀代の天才芸術家、草間彌生の全貌を紹介《生命の輝きに満ちて》2011Courtesy of Ota Fine Arts, Tokyo/Singapore; Victoria MiroGallery, London; David Zwirner, New York©YAYOI KUSAMA国内での活動を経て、1957年に渡米、15年間にわたりニューヨークで活躍していた草間彌生。高い評価を得て、活動の場を東京へ移した後も、世界を舞台に活躍し続けています。代名詞ともいえる水玉をモティーフとした作品やネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、無限の鏡の間など、多岐にわたる草間芸術の全貌が、初期から最新作まで、たっぷりと紹介されます。初期から最新作まで!出展作品の一部をご紹介●初期作品幼少の頃より絵を描くことが好きだった草間彌生は、京都市立美術工芸学校で日本画を学び、故郷の松本で創作活動を開始しました。1950年代に描かれた作品は、抽象的でありながら、動植物、人間、天体、都市など、多岐にわたるモティーフをテーマに、生命感と宇宙的な広がりを感じさせます。批評家・瀧口修造らに高く評価され、東京でも何度か個展を開催しました。●ニューヨーク時代《トラヴェリング・ライフ》1964151.0×82.0×高さ248.0cm京都国立近代美術館蔵©YAYOI KUSAMA 撮影:上野則宏日本での芸術活動に限界を感じた草間は、1957年に単身アメリカに渡り、翌年にはニューヨークに居を移します。草間が最初に高い評価を受けたのは、巨大なカンヴァスを小さな網目状のストロークで埋め尽くした、中心も際限もなく、構成を排除したモノクロームのネット・ペインティングでした。その後、男根状の突起を家具などにびっしり貼り付けたソフト・スカルプチュア、同一物の集積/反復によるアキュミュレイション、オブジェやイメージによって空間を埋め尽くすエンヴァイラメント(インスタレーション)、ハプニング(パフォーマンス)など、性や食品に対するオブセッション(強迫観念)を主題とした先駆的な作品を矢継ぎ早に発表し、注目を集めます。●東京時代《黄樹》1992フォーエバー現代美術館蔵162.0×390.0cm©YAYOI KUSAMA体調を崩し、1973年に帰国した草間は、東京で入院生活を送りながら活動を再開します。絵画や彫刻、インスタレーションにおいては、水玉、ネット、男根状の突起などの従来のモティーフを大胆に再解釈し、具象的なイメージと組み合わせた色彩豊かな作品が生み出されました。コラージュ、版画、小説や詩といった文学作品など、新しい分野にも挑戦します。性と死、無限の宇宙などの普遍的なテーマにもとづくこれら作品は、率直な表現によって新しい観客を獲得しました。コラボレーションやタイアップも数多くおこなわれ、草間の作品世界はますます広がりました。●巨大なかぼちゃ南瓜2007フォーエバー現代美術館蔵©YAYOI KUSAMAアートの島・直島のシンボルにもなっている、巨大なかぼちゃをモチーフにした作品も登場します。その大きさはなんと、高さ4.5m、幅5mのビッグサイズ!写真撮影もOKなので、フォトジェニックな1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。草間彌生ってどんな人?前衛芸術家でもあり、小説家でもある草間彌生。1929年に長野県松本市に生まれ、幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作していました。1957年に単身で渡米し、前衛芸術家としての地位を築きます。1973年活動拠点を東京に移し、1993年ヴェネツィア・ビエンナーレで日本代表として日本館初の個展を開催しました。2001年に朝日賞を受賞、2009年に文化功労者に表彰されます。また、2009年には「わが永遠の魂」シリーズの制作を開始。世界各国で巡回展を開催しています。2014年に、世界で最も人気のあるアーティスト(『アート・ニュースペーパー』紙)に、2016年には世界で最も影響力がある100人(『タイム』誌)に選ばれています。2016年には文化勲章も受章している、まさに日本を代表するアーティストです。開催概要名称:草間彌生 わが永遠の魂開催期間:2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)開催場所:国立新美術館企画展示室1E開館時間:10:00~18:00 (入場は閉館の30分前まで)※金曜日は20:00まで開館※4月29日(土)~5月7日(日)は毎日20:00まで開館問い合わせ:03-5777-8600公式サイト:
2017年02月11日2月4日、5日の週末に東京で開催されるイベントをご紹介します。毎回大人気の「FLOWERS by NAKED」や、お店のどこにでもらくがきできる「ぺんてるらくがきカフェ」など、個性的で楽しいイベントばかりです。さっそく詳細をチェックしてみましょう!FLOWERS by NAKED(日本橋三井ホール)「FLOWERS by NAKED」が、日本橋三井ホールではじまりました!今回のテーマは日本一早いお花見。桜をイメージしたインスタレーションが、幻想的な世界を演出します。会場限定のカクテルやスイーツで、視覚だけでなく五感を使って楽しめるのもネイキッドの特徴です。一足早く、春の訪れを感じてみませんか?GINZA RAKUGAKI Café & Bar by Pentel(銀座・NOCO)店内全てにらくがき自由!?テーブル、椅子、壁、床、柱だけでなく、清潔感ある白いデスクや書籍にも落書きができる、ちょっと変わったコンセプトのカフェが期間限定でオープンします。オリジナルペンやトートバッグの作成など、ワークショップも開催予定。子どもも大人も夢中になれる素敵な空間を満喫しましょう。天空のマッチョコ in SKY CIRCUS(サンシャイン60展望台)展望台からの景観美と、マッチョの肉体美のコラボレーション!サンシャイン60展望台が、最高にマッチョなイベントで盛り上がっています。プロテイン入りの生チョコレート「マッチョコ」の販売や、マッチョスタッフが切り盛りするカフェ、天空の筋トレ講座など、筋肉好きにはたまらない企画が目白押しです。ふわきゅん、クラゲまつり(すみだ水族館)すみだ水族館の「ふわきゅん、クラゲまつり」は、クラゲの魅力を発見できるイベントです。人気ブランドとコラボレーションした美容企画や、実際に家でクラゲを飼育できるプログラムなど、気になるコンテンツばかり。ふわふわなクラゲの魅力にどっぷり浸かってしまうかも!?The 乾麺グランプリ 2017(池袋サンシャインシティ)麺好き集まれ〜!全国選りすぐりの乾麺を使った、全26種のメニューが大集結。日本初の乾麺グランプリが開催されます。蕎麦にうどんにラーメンに…どれを食べようか迷ってしまいますね。すべて一杯500円、気軽に食べきれるサイズで提供されます。色々な種類を味わって、お気に入りをみつけましょう。超・日本刀入門(静嘉堂文庫美術館)重要文化財 「名物 日置安吉短刀」 南北朝時代(14世紀)静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】静嘉堂文庫美術館では、「超・日本刀入門」展が開催中です。展覧会には、国宝「手搔包永太刀」をはじめとする選りすぐりの名刀が集められています。織田信長や直江兼続など、名だたる人物にゆかりある作品も多数展示されているので、日本刀にあまり馴染みがなくとも楽しめる内容です。
2017年02月03日「ディズニー・アート展いのちを吹き込む魔法」が、東京・お台場の日本科学未来館で開催されます。期間は2017年4月8日(土)~9月24日(日)です。約90年にわたるディズニー・アニメーションの歴史を紐解く、原画やスケッチ、コンセプトアートなど約450点が日本にやってくる貴重な機会。ディズニーファンならずとも、見逃せない展覧会です。「ディズニー・アート展いのちを吹き込む魔法」が開催決定●約90年分の原画が出展!その数なんと450点以上《アナと雪の女王》より 2013年© Disney Enterprises, Inc.「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」では、ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーのキュレーターが厳選した450点以上の原画が出展されます。日本でディズニー作品についての展覧会は過去2回開催されましたが、初期のミッキーマウスから、最新作「モアナと海の伝説」までが一堂に展示されるのは、初の試みです。《モアナと伝説の海》より 2016年© Disney Enterprises, Inc.●ディズニー・アニメーションの想像力と技術の秘密に迫る《ピノキオ》より 1940年© Disney Enterprises, Inc.ディズニー・アニメーションは想像力を駆使しながら、つねにその時代の最新技術をとりいれることで、いのちを吹き込む技=魔法を生み出してきました。展覧会では、傑作の裏に隠された数々の魔法を解き明かし、その鮮やかな魔法を生み出すために費やされたリサーチや開発といった側面もフィーチャーされます。副題のとおり、まさに「いのちを吹き込む魔法」の秘密に迫る内容です。●ミッキーマウスのデビュー作、 その貴重な原画が初登場《蒸気船ウィリー》より 1928年© Disney Enterprises, Inc.ミッキーマウスの公式デビュー作は1928年に公開された『蒸気船ウィリー』ですが、実はその前に、『プレーン・クレイジー』という作品が作られています。事情があり公開の順番は前後されましたが、ミッキーマウスの真のデビュー作とも言うべき作品です。この両作品の貴重な原画を、同時初公開。とても90年近く前に描かれたとは思えない、鮮やかな鉛筆画のタッチをじっくりと堪能しましょう。気になる作品をチェックしよう●1.動き出すいのち~躍動するキャラクター~《ミッキーのハワイ旅行》より 1937年© Disney Enterprises, Inc.回転する円筒をスリットから覗き込むと絵が動いて見える“ゾートロープ”、重ねられた紙をパラパラとめくることで、そこに描かれている絵が動いて見える“パラパラマンガ”。アニメーションのルーツはそんな素朴な“動かす喜び”から始まりました。1928年、ウォルト・ディズニーは『蒸気船ウィリー』を公開。一枚の絵に“いのちを吹き込む魔法”の歴史のはじまりが、ここにあります。●2.魔法のはじまり~あくなき研究と開発の日々~《バンビ》より 1942年© Disney Enterprises, Inc.ウォルト・ディズニーは、“キャラクターとアニメーションの動きに合った音楽を付ける”というミッキーマウスの短編を作ると同時に、“音楽に合わせてキャラクターやアニメーションを作る”というシリー・シンフォニーの短編制作を開始しました。この二つのシリーズで作画や映像の技法や表現を試行錯誤し、アニメーションならではの、“いのちを吹き込む魔法”を磨き上げます。そして、これらのノウハウをもとに大きな賭け、世界初の長編カラーアニメーション映画の制作に挑みました。その研究と開発の努力が、魅力的な作品とともに解説されています。●3.作品世界のひろがり~魔法の使い手たち~《ふしぎの国のアリス》より 1951年© Disney Enterprises, Inc.1950年代に入ると『ふしぎの国のアリス』や『眠れる森の美女』など、立て続けに名作が生み出されました。ナイン・オールド・メンをはじめとするベテランアニメーターたちと、メアリー・ブレアやアイヴァンド・アールなど新進気鋭のアーティストたちが登場。アートスタイルの異なる作品群がさらにディズニー作品の世界観をひろげることになりました。●4.新たな次元へ~デジタルがもたらした革新~《リトル・マーメイド》より 1989年© Disney Enterprises, Inc.『リトル・マーメイド』のヒットをきっかけに、ディズニー・アニメーションは見事に復活、二度目の黄金時代を迎えます。この頃より、CGをはじめとしたデジタル技術を徐々に取り入れ、デジタルならではの表現も多く登場。また、自らの意思で力強く生きるプリンセスやヒーローたちを盛り立てる、豪華絢爛なミュージカルシーンや美しい楽曲が、多くのファンを獲得しました。●5.いのちの新時代~多様な社会や地球の未来に向けて~《ベイマックス》より 2014年© Disney Enterprises, Inc.1995年、世界初のフル3DCG映画『トイ・ストーリー』が公開されました。3DCGという新たな手法が取り入れられ、アニメーションの世界はさらに広がります。2006年にディズニーとピクサーが一緒になってからは、ジョン・ラセターが両社の作品の製作総指揮としてクオリティ管理を担当。作品では、多様な価値観や地球の未来など、より社会的なテーマが色濃く描かれていくようになりました。オリジナルグッズと特典付きチケットも見逃せない●オリジナルグッズも多数登場会場では、作品の魅力を生かしたオリジナル商品も販売されます。コンセプトアートから、あの有名原画まで、いろいろな場面をきりとった絵柄が可愛いプレミアム豆皿、ルートートとコラボし使いやすいバッグなど、豊富な品ぞろえです。詳しくは公式ホームページをチェックしてみましょう!●会場では手にはいらない!プレミアムグッズつきチケット通常チケットの他に、早割ペアチケットやプレミアムグッズつきチケットも発売されます。『アナと雪の女王』の原画の世界を1冊の本に閉じ込めた、オリジナルカプセルがついた「カプセルトイ付チケット」や、可愛らしいミッキーのマスキングテープがついた「マスキングテープ付チケット」など、ファンにはたまらない特典が目白押し。お出かけの予定が決まっているのなら、事前にこちらの購入もおすすめです。詳しくは公式サイトをチェックしてみましょう。歴史的にも価値の高い手描きの原画やスケッチが世の中に公開されることは非常に珍しく、今回はそのほとんどが日本初公開です。ディズニー・アニメーションが歩んできた想像力と技術革新の軌跡は、きっと子どもも大人も夢中に、そして、未来の創造性に思いを馳せるきっかけとなるはずです。展覧会の開催が、いまから待ち遠しいですね。【開催概要】ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法開催期間:2017年4月8日(土)~9月24日(日)開館時間:10:00〜17:00※入場券の購入および会場への入場は閉館時間の30分前まで会場:日本科学未来館1階 企画展示ゾーン休館日:火曜日※5月2日、7月25日、8月1日、8日、15日、22日、29日は開館チケット:当日大人(19歳以上)1,800円、中人(小学生~18歳以下)1,200円、小人(3歳~小学生未満)600円※土曜は中人1,100円前売大人(19歳以上)1,600円、中人(小学生~18歳以下)1,000円、小人(3歳~小学生未満)500円※土曜は中人900円公式サイト:
2017年02月01日2017年4月8日(土)~6月25日(日)の期間中、日本の建築美に迫る展覧会「日本、家の列島フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」が、パナソニック 汐留ミュージアムにて開催されます。世界的にみてもトップレベルと評される日本の建築。フランス人写真家と建築家たちによるキュレーションで、その美しさや新しい建築の楽しみ方を発見しましょう。世界をめぐる展覧会。日本だけの特別の展示もこの展覧会は、2014年5月からフランス、スイス、ベルギー、オランダの各都市を巡回した展覧会の帰国展です。世界の人々を魅了した日本の近現代の住宅建築にスポットをあてて紹介しています。会場は「昨日の家」「東京の家」「今の家」の3部で構成されており、それぞれ多数の写真と映像、図面、建築と施工主とのインタビューなどが紹介されています。また今回の帰国展では、ヨーロッパでの巡回展にはなかった模型とスケッチも加えられていますよ。日本を愛するフランス人がみる、日本の建築企画実現の中心となったのは、4人のフランス人。写真家のジェレミ・ステラ、建築家のヴェロニック・ウルスとファビアン・モデュイ、日本在住30年で建築設計事務所「みかんぐみ」の共同代表であるマニュエル・テルディッツらによるものです。日本通の彼らの独自の視点で約70件の住宅作品が展示されます。建築に興味がある方はぜひ足を運んでみてくださいね!イベント概要名称:日本、家の列島フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン会期:2017年4月8日(土)~6月25日(日)入館料:一般800円/65歳以上700円/大学生600円/中・高校生200円/小学生以下無料※20名以上の団体は100円割引※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能※5月18日(木)国際博物館の日は、すべての方が無料開館時間:午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)休館日:水曜日(ただし5月3日は開館)会場:パナソニック 汐留ミュージアム東京都港区東新橋1-5-1パナソニック 東京汐留ビル4階問い合わせ:03-5777-8600公式HP:
2017年01月24日Acne Studios(アクネストゥディオズ)のSmall leather goodsコレクションからアーティスト Jack Pierson(ジャックピアソン)とコラボレーションしたポーチが11月17日に登場。Limited edition collaboration with Jack PiersonJack Piersonは看板用の文字などを用いた彫刻やフォトグラフィーやムービーなど様々な芸術分野で活躍するアメリカ人アーティスト。今回のコラボレーションでは1994年にロサンゼルスの現代アートギャラリーRegen Projectsで開催されたJack Pierson自身のエキシビジョン用カタログとして制作された作品集 ”Caught in the Rain Broken in the Stardust”より5つの代表作を起用。それらが刻印されたポーチを世界限定100個で展開します。さらに今回のコラボレーションを記念して、作品集 ”Caught in the Rain Broken in the Stardust” をJack Piersonの直筆承認番号と共に100冊限定で再版する事が決定。リミテッドエディションポーチとセットでアクネストゥディオズ青山店及び公式オンラインストアで販売されます。作品集 ”Caught in the Rain Broken in the Stardust”Peridot-Dreams ¥58,000model : Peridot - イブニングクラッチとしても使える、大型でミニマルなエンベロープポーチPeridot-Beautiful+Alone ¥58,000Malachite-Endless ¥52,000model : Malachite - 携帯電話やiPad miniなどのパーソナルアイテムにぴったりの、コンパクトでミニマルなエンベロープポーチ。Malachite-Heres-your-money ¥52,000Small leather goods FALL Collectionコラボレーションの発表と同時に、コインケース、財布、キーリング、ポーチなどバリエーション豊かなスモールレザーグッズのFall新作も仲間入り。シャープなグラフィックモチーフが特徴的なシルバージップディテールや、ブラックレザーにホワイトトリミング、 コニャックレザーにオリーブグリーントリミングなど、クラッシックからポップまで、幅広いカラーバリエーションで登場。ギフトなどで人気の刻印サービスも利用できます。Fall新作はアクネ ストゥディオズ直営店及び公式オンラインストアにて展開中。Bell ¥20,500Csarite ¥42,000Elmas ¥15,000(右)Elmas(左)FlouriteFluorite ¥53,000Garnet ¥20,500Kei ¥24,500Malachite ¥47,000Peridot ¥53,000
2017年01月24日大地の芸術祭の里・越後妻有で行われる冬のプログラム。雪花火や企画展など、見逃せないコンテンツが満載です。今回は、その中の一つである「SNOWART TRAIL」についてご紹介します。大地の芸術祭の里・越後妻有で「冬」のプログラムが開催!「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。アートを楽しめるのは、3年に1度のトリエンナーレだけではありません。大地の芸術祭の里・越後妻有では、通年を通したアートの展示も行われ、近年では季節毎にテーマを設けたプログラムも実施されています。雪道を歩いて新作アートを観に行こう!大地の芸術祭では、現代の合理化・効率化の対極として徹底的な非効率化を試みています。集落に散在されたアートを移動するのは、一見不便かもしれません。しかし、それが大地の芸術祭の魅力の一つで、豪雪の中でもそのスタイルは変わりません。歩いて巡ってアートを楽しみましょう!まつだい「農舞台」から出発!トレッキングツアー雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーの出発点は、まつだい「農舞台」。雪国農耕文化を体感できる、総合文化施設です。この時期ならではのトレッキングツアーの詳細をチェックしましょう!受付は公式サイトのフォームから可能です。2日前までの予約受付となっているので、注意してください。●里山とアートを最も体感できる「まつだいエリア」トレッキングツアーが開催されるのは「まつだいエリア」です。周辺に広がる里山には、草間彌生「花咲ける妻有」をはじめ、世界的なアーティストの作品が点在しています。雪のない時期には徒歩でも1~2時間で散策が可能。里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に堪能できるとあって人気の高いエリアです。●この冬だけのアートを鑑賞!雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。作品はこのトレッキングツアーでしか鑑賞できない貴重なものです。雪原の中でのアートとの出会いは、感動の体験になること間違いありません。マーリア・ヴィルッカラ林舜龍高橋匡太その他にも様々なプログラムが用意されている、大地の芸術祭の里。この冬、とっておきの思い出を作りにお出かけしてみてはいかがでしょうか。【イベント詳細】開催期間:2017年2月25日(土)〜3月12日(日)定休日:水曜所要時間:各回約1時間予約:2日前までに要予約→公式サイトフォーム受付場所:まつだい「農舞台」ギャラリー受付2F※30分前から受付開始料金:一般1,000円、小中学生500円(作品鑑賞料、ガイド料含む)参加作家:マーリア・ヴィルッカラ、林舜龍、高橋匡太、ほか※レンタル長靴、カンジキの貸し出しもあります。※ご自分の長靴をお持ちの方はできるだけご準備ください。※数に限りがございます。場合によっては足カバーになる事がございます。※2017冬共通チケット提示で1回無料参加が可能
2017年01月21日3年に1度の世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、越後妻有地域「大地の芸術祭の里」で、冬のプログラムが開催されます。今回は、冬の夜空を彩る「越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017」についてピックアップ!3月4日開催、1日限りの特別なイベントの詳細をチェックしてみましょう。大地の芸術祭の里で『SNOWART』(スノワート)の世界を楽しもう「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。越後妻有では、トリエンナーレ以外にも季節毎にプログラムを開催。2週間ほどの集中期間を設け、各施設での特別企画展やアーティストによるワークショップ、イベント、パフォーマンスなどが連動した大規模な企画が実施されています。今回実施されるのは、「冬」シーズンのコンテンツです。世界有数の豪雪地・越後妻有で、『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能しましょう。冬の夜空を彩る雪花火なんといっても大注目なのは、大雪原に打ちあがる「雪花火」です。越後妻有の長い冬の終わりを告げる雪花火が、今年も真っ白な雪国の夜空を彩ります。 雪上に花咲く3尺玉は見逃せません!第4回を迎える今回は、広大な自然が広がるあてま高原へと会場をうつし、よりダイナミックなプログラムに。会場は光を操る高橋恭太による“光の花畑”「Gift for Frozen Village 2017」やDJのセレクトした音楽で、非現実的な空間に早変わりします。屋台も出展されるので、花火を見ながら新潟名物を味わうなんてことも可能です。●シャトルバスで楽々アクセス会場へは、無料シャトルバスの運行が予定されています。シャトルバス乗り場は、越後湯沢駅東口、十日町駅西口、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]などです。最新の情報は、公式サイトを確認してください。イベント詳細名称:越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017会期:2017年3月4日(土)「Gift for Frozen Village 2017」鑑賞時間: 17:30~20:00打ち上げ時間:19:00~(数分間)料金:一般1,500円、小中学生500円場所:あてま高原リゾート・ベルナティオ※冬プログラムを全て鑑賞できる共通チケット提示で無料となります※販売開始日、販売場所は追って告知されます
2017年01月20日3年に1度の世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、越後妻有地域「大地の芸術祭の里」で、冬のプログラムが開催されます。雪アートや雪花火など、豪雪地・越後妻有ならではのプログラムが目白押し。今回はその一部をご紹介します。世界最大級の国際芸術祭の里で楽しもう!●「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」とは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたプログラムは、国内外から注目を集めています。●『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能越後妻有では、季節毎に2週間ほどの集中期間を設け、各施設での特別企画展やアーティストによるワークショップ、イベント、パフォーマンスなどが連動した大規模なプログラムが実施されています。今回実施されるのは、「冬」シーズンのコンテンツです。世界有数の豪雪地・越後妻有の魅力をアートの力で掘り起こします。スノーリゾートとは一味違う『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能しましょう。大注目!2つのコンテンツをご紹介●冬だけのとっておき!「キナーレ」の観て遊べる展覧会越後妻有里山現代美術館「キナーレ」では、冬の企画展が開催されます。雪国の生活の中で多様に活用されてきた雪は、アートの素材としても多くの可能性を秘めています。 今回は4組のアーティストが雪に向き合い、この時期だけのとっておきの空間を演出します。雪景色に色鮮やかなアート、雪上を滑ってあそぶ「雪板」、全長40mのエアドームに、ピンホールカメラ、スケートリンクなど、心も体もポカポカになるアートが盛りだくさん。 冬ならではの幻想的な瞬間を楽しみましょう。【詳細情報】会期:2017年1月14日(土)~3月12日(日)休館日:水曜時間:10:00~17:00(最終入館16:30)※淺田創、磯辺行久、曽谷朝絵、KEEN&KURAKAKE+NUART Sculptureの作品は公開日限定です。詳しくは公式HPを確認してください。料金:一般1,000円、小中学生500円(常設展入館料を含む)※スケート体験は専用貸靴代500円別途必要となります※2017冬共通チケットで何回でも入場可能です(スケート体験除く)※混雑時のスケート体験は1回30分までとなる場合があります※スケート体験される方は帽子・手袋を持参してください●越後妻有の冬を贅沢に楽しむツアーアートが散りばめられたスケートリンクやアートスノートレッキングなど、他のスノーリゾートでは味わえない楽しいプログラムが満載の越後妻有の冬。毎年大好評の「雪見御膳」や雪国体験も、ツアー限定で開催が決定しました。宿は日本三大薬湯の松之山温泉です。越後妻有の冬を贅沢に楽しみましょう。●SNOWARTと越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー雪道トレッキングでしか観に行けない豪雪アート体験や滑ってあそべるスケートリンク、さらに大人気のスカイランタン(つなん雪まつり)やスノーキャンドル(雪原カーニバルなかさと)を体験できるスペシャルツアーです。ツアー限定のおもてなし・地域のお母さんたちによる「雪見御膳」と日本酒を堪能しましょう。宿は三大薬湯の松之山温泉。心も体も大満足のツアーです。【詳細情報】SNOWARTと越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー開催日:2017年2月25日(土)~26日(日)、2017年3月11日(土)~12日(日)料金:一般 34,000円~、小学生以下 28,000円~定員:各日25名※バス代、1泊2食付宿泊費、雪見御膳(昼)代、冬共通チケット(スケート体験以外全プログラム鑑賞可)、保険代含む※宿、グループ人数により金額が異なります●SNOWART・雪花火と越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー日経BPランキングでも4位にランクインした話題の「越後妻有 雪花火」、雪道トレッキングでしか観に行けない豪雪アート体験、そしてツアー限定のおもてなし・地域のお母さんたちによる「雪見御膳」と日本酒を堪能しましょう。宿は日本三大薬湯の1つ松之山温泉、隠れた名湯「美人の湯」として親しまれている越後田中温泉のいずれかを選べます。【詳細情報】開催日:2017年3月4日(金)~5日(土)料金:一般 39,000円~、小学生以下 31,000円~※バス代、1泊2食付宿泊費、雪見御膳(昼)代、冬共通チケット(全プログラム鑑賞可)、保険代含む※宿、グループ人数により金額が異なります交通手段定員:50名他にも気になるコンテンツが目白押し●まつだい「農舞台」冬の企画展「北の地平線」北海道を拠点に活動する国松希根太による展覧会。 北の大地で制作された作品が、雪深い冬の越後妻有にやってきます。開催期間:2017年1月14日(土)~3月12日(日)●あてま高原リゾート・ベルナディオ「越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017」越後妻有の長い冬の終わりを告げる雪花火が、今年も真っ白な雪国の夜空を彩ります。 第4回を迎える今回は、光の花畑の舞台を広大な自然が広がるあてま高原へと移し、3尺玉が雪上に花咲きます。開催日:2017年3月4日(土)●越後妻有の豪雪とアートを体感!「SNOWART TRAIL」大地の芸術祭の魅力は、歩いて巡ってアートを楽しむこと。まつだい「農舞台」では、雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーが行われます。雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。このトレッキングツアーでしか鑑賞できない作品は必見です。開催期間:2017年2月25日(土)~3月12日(日)●「森の学校」キョロロ企画展「里山のお米展-にぎやかな田んぼのめぐみ-」里山のお米づくりがもたらす多様な環境や生物の多様性、そして恩恵がわかりやすく紹介されます。キノコ探しなどイベントも注目です。開催期間:開催中~2017年6月25日(日)●木造小学校に泊まろう!懐かしい木造校舎が宿泊施設としてリノベーション。地元の食材をつかった手作り献立も味わえる「三省ハウス」にも宿泊が可能です。三省ハウス:さまざまなコンテンツが目白押しで、今冬も目が離せない大地の芸術祭の里・越後妻有。『SNOWART』(スノワート)の世界へ、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
2017年01月19日世田谷美術館では、2017年4月22日(土)~7月2日(日)の期間中、「エリック・カール展The Art of Eric Carle」が開催されます。ベストセラー絵本『はらぺこあおむし』で知られる、アメリカの絵本作家エリック・カール。カラフルで、驚きに満ちた仕掛けが満載の絵本を数多く手がけ、世界中の子どもたちを魅了し続けています。今回の展覧会では、米国・マサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館の全面協力を得て、選りすぐりの絵本原画など、約160点の作品が展示されます。また、パウル・クレーやレオ・レオニなど、影響を受けた作家の作品も同時に紹介し、エリックの創作のルーツに迫ります。子どもと一緒にでかけても楽しめる展覧会ですよ。絵本の鮮やかな色彩を眺めて、アートな休日を過ごしてみませんか?■開催概要名称エリック・カール展The Art of Eric Carle会期2017年4月22日(土)~2017年7月2日(日)会場世田谷美術館(世田谷区砧公園)主催世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、エリック・カール絵本美術館、読売新聞社
2017年01月18日上野公園で開催されている、夜のアートイベント・シリーズ『上野夜公園』。その第2弾となる、第01夜「照明探偵団 上野公園に現る」の詳細が決定しました。日程は、2017年1月28日(土)と2月3日(金)の2日間です。上野夜公園って?『上野夜公園』は、2017年3月まで開催されているアートイベントです。公園内の美術館・博物館の夜間開館に合わせ、公園各所で様々なプログラムを展開。昼間のイメージが定着している上野公園の、新たな夜の楽しみ方を提案しています。照明探偵団が上野公園に現る!1月と2月の週末の夕刻、面出 薫(めんで かおる)団長率いる「照明探偵団」企画として、上野公園での照明探偵が実施されます。2020年に向け芸術文化立国を目指す日本の中で、上野公園が週末・夜を楽しめるエリアとして、いかなる整備が必要か。美術館・博物館のライトアップのあり方や未来形などを一緒に考える貴重な機会とするべく「我らが照明探偵団」は上野に集結し、様々な「探偵ノウハウ」を駆使して、夜の上野公園を探ります。●照明探偵団って一体何者!?光環境調査を軸とした実践的フィールドワークを行なっている非営利の照明文化研究会です。あかり、照明に関わるあらゆる事象を文化として捉え、より良い光と人間の未来を語り合っています。照明探偵団公式ウェブサイト 夜の上野公園の魅力に出会える「上野夜公園」。最新情報は随時更新されるので、お出かけ前に公式HPをチェックしてみましょう!【開催概要】上野夜公園 第01夜「照明探偵団 上野公園に現る」日程:①2017年1月28日(土) ガイダンス+上野公園歩き②2017年2月3日(金) 検討会、ワークショップ時間:15:00~19:00定員:先着40名条件:2夜とも参加すること、大学生・専門学校生以上申込方法:「上野夜公園」公式ウェブサイトにて受付。公式HP: ※照明探偵団ページにて申込受付参加費:無料
2017年01月16日1月7日・8日・9日は2017年最初の3連休です!早くも気になるイベントが盛りだくさん。東京近郊で開催されるイベントやスポットの中から、おすすめのものを厳選して9選お届けします。今年もとことん楽しみましょう!大回顧展「DAVID BOWIE is」(寺田倉庫G1ビル)2016年1月に亡くなったアーティスト、デヴィッド・ボウイの大回顧展が天王洲で開催されます。「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」といわれる彼の、50年にわたるクリエイティビティの軌跡をたどります。会場では日本限定のグッズも販売されるのでお見逃しなく。篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN(横浜美術館)写真家・篠山紀信の写真約120点が大集結する「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」。美術館の大空間に展示される大型パネルの作品は、圧倒的なインパクトです。「写真力」対「空間力」の世界を堪能しましょう。新春企画「博物館に初もうで」(東京国立博物館)上野の東京国立博物館で、新春企画「博物館に初もうで」が開催中です。国宝「松林図屏風」などの大作も登場し、新しい年の幕開けを華やかに彩ります。今年の博物館はじめに、ぴったりの展覧会です。特別展白洲正子ときもの「特別展 白洲正子ときもの」は、着物好きには見逃せないイベントです。きものに見る白洲正子の生涯と、その暮らしぶりを辿りましょう。当時使われていた装身具などを見ていると、なんだかノスタルジックな気分に浸れそうです。岩合光昭「ねこ写真展」(小田急百貨店)小田急百貨店で開催中の猫の写真展は、癒し度100パーセント。ゆるりと寛いだり、シュッとおすまししたり…猫たちの表情がたまりません。千疋屋とのコラボスイーツもあるので、合わせて楽しみたいですね。特別展 カナヘイのゆるっとタウン(サンシャインシティ)大人気キャラ「カナヘイ」の本格的展覧会も、いよいよ会期終了です。会場は池袋のサンシャインシティ。いたるところにフォトスポットが用意されています。小動物のいる街にみんなでお出かけしちゃいましょう!ステーキハウス 「オーク ドア」(グランドハイアット東京)腹ごしらえには、贅沢な限定ハンバーガーはいかがでしょうか。味わえるのは、六本木にあるグランドハイアット。1月のメニューは、マッシュルームのソテーとたっぷりのグリュイエルチーズのハーモニーが絶品です。東京ミッドタウンのお正月 2017(東京ミッドタウン)東京ミッドタウンでは、ちょっとハイクラスなお正月が味わえます。今週末は日本の伝統楽器「箏(こと)」の生演奏が開催予定です。日本の伝統行事を堪能しましょう。併設されているスケートリンクも気になりますね。新春パラダイス2017(八景島シーパラダイス)八景島のシーパラも、お正月仕様に大変身。アシカの仲間であるオタリアが特製の筆をくわえ、2017年の干支である「酉」の字を書きます。他にも期間限定のコンテンツがたくさんあるので、チェックしてみましょう!
2017年01月06日カナダ大使館内にある高円宮記念ギャラリーにて開催中のユニス・ルック展、その名も〈 完璧な卵などない(英題:No egg is perfect) 〉。その様子をご紹介します。ユニス・ルックについてユニス・ルック(Eunice Luk)は、1988年生まれのトロント出身のアーティスト。2012年にオンタリオ美術デザイン大学卒業以降、ワールドワイドに展示を成功させています。作品は、様々なメディアや技法を使って実物を自身の言葉に転換し、作品の中心(ポジティブスペース)とその背景(ネガティブスペース)をシンプルかつ主観的に記録することが持ち味。最近では、VACANT(東京) / スイス・インスティテュート(ニューヨーク) / プリンテッド・マター(ニューヨーク) / ウォルター・フィリップス・ギャラリー(バンフ) / アート・メトロポール(トロント) / エックスペース(トロント) / ノーファル・プロジェクト(トロント)ほかワールドワイドに作品展示を成功させています。また〈 スロー・エディションズ (Slow Editions) 〉から作品集や書籍を刊行。ニューヨーク、ロサンゼルス、東京のアートブック・フェアで定期的に展示を行っています。ユニス・ルック公式サイト / Instagram(@sloweditions)その彼女は、現在横浜で行われている「黄金町アーティスト・イン・レジデンスプログラム」に参加中。絵画 / 陶芸 / インスタレーションなどを制作し、2016年7月にはオンタリオ・アーツカウンシルおよびトロント・アーツカウンシルから助成を得て、信楽(滋賀県)での「陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス」に参加したそう! 本展〈 完璧な卵などない 〉は、「陶芸の森」滞在中に制作されたものを含む、彼女の最新作を観ることができます。同レジデンスに滞在中、田園地域である信楽が紡いできた陶芸の "歴史" や "伝統" に深い感銘を受け、手びねりの陶芸作品と陶板画を制作。作品は、物事が衰退するサイクルや、自然を通じて暮らしの中で見出したささやかな喜びや安らぎから発想を得たものです。これらの作品の多くは、瞑想的な静寂、楽観、内省といった感覚を表現しています。広々とした空間にゆったりと展示された作品たちは、セラミックでできたペールトーンの卵を中心に、どれも緩やかで自然美を備え、まるで元からそこに存在していたかのような感覚を与えてくれます。不完全さが逆に手作りの温かみと親しみやすさを醸し出しているかのよう!最後に、気さくでチャーミングさが魅力のユニス・ルック本人から特別に、 "ROBE読者へ向けたメッセージ" もゲット♡ 写真撮影の際向けられたスマホを見て "Technologyいっぱいネ〜" と言いながらニコニコ応対してくれた姿に、一同キュン!" My message for visitors to the ’No egg is perfect’ is that I hope they are able to find small pleasures and comfort in every daily life. I was relieved to find beauty in life through nature in the countryside of Japan. I noticed the beautiful flora, colorful insects, soft, foggy sunrises while living in the slow countryside life in Shigaraki. It reminded me to cherish the small details around me even through difficult times. Nothing is perfect, yet we can always find beauty through the imperfection."(直訳:本展で伝えたいことは、ふだんの生活の中にある些細な幸せを見つけられるようになってほしいということです。わたしは、日本の郊外の自然を通じて、命の中の美しさを見つけることに心安らぎました。植物群や、多彩な昆虫、柔らかくてぼやけた日の出など、信楽でのスローライフを通じてわたしはその美しさに気づくことができました。完璧なものが無くても、わたしたちは、不完全の中から美しさを見いだすことができるのです。) カナダ大使館高円宮記念ギャラリーは入館自由滅多なことがないと入館できないというイメージが持たれがちな〈 大使館 〉。しかしカナダ大使館は身分証明書の提示のみで入場可能、館内のライブラリーやギャラリーを気軽に鑑賞することができます。平日のみの開館ですが、都民でも意外と知らない(?)穴場スポットなので東京を知っている方にこそ推したいスポットです。〈 完璧な卵などない:ユニス・ルック 〉展期間: 2016年11月29日(火)~ 2017年1月20日(金)会館時間: 平日(午前10時から午後5時半まで)休館日: 土・日、12月26日(月)~ 1月3日(火)は休館入場:無料場所:カナダ大使館高円宮記念ギャラリー(Google Mapsへ飛ぶ)※身分証明書の提示で誰でも入館可能お問い合わせ先:カナダ大使館広報部Tel:03-5412-6391 E-mail:TOKYO.CC@international.gc.caText. Midori Tokioka (@mdrtkk)
2017年01月04日< 招待券プレゼントキャンペーン >「Modern Beauty展」の招待券を抽選で5組10名様にプレゼント!応募方法ROBE公式Twitter @robetokyo のキャンペーンツイートをリツイート締切5月20日(金)先日青山で開催されたトークショーも大盛況だった「Modern Beauty展」。箱根にあるポーラ美術館は遠方だからか重い腰が上がらない……、とちらほら聞こえる声を吹っ飛んでしまうような、本展の見どころを4つにギュッと凝縮しました。これを読めば、女子はきっとポーラ美術館へ行きたくなってしまうこと必至。ぜひGWの予定に取り入れてみて!◼︎みどころ1:「つかのまの美=ファッション」から永遠を見出す「近代の美」の変遷絵画を彩る「ファッション」からみる100年間のモードと女性たちそもそも19世紀中期までにおいて、 “美” として語られるものはすでに過去に確立されている概念を指していました。しかし詩人として美術評論家にも強い影響力を持っていたシャルル・ボードレールがきっかけで、確立されきってはいない一時的な "美" という概念を表現することが浸透。女性のその時々のファッションを絵画でも描くようになっていったそう。本展ではそんな価値観が大きく変化した19世紀後半~20世紀前半の約100年間の近代の “美” について、社会情勢を交えた変遷をたどることができます。◼︎みどころ2:絵画から抜け出したトレンドファッションを実際のドレスに再現クリノリン・スタイルやバッスル・スタイル、コルセットでのS字ライン、そしてアール・デコに至るまで、当時のドレスを実際に再現していることで、絵画では見ることのできない後ろ姿も見放題。これは2万点もの所蔵を誇る文化学園服飾博物館とのタッグで実現した奇跡とも言えるコラボレーション。絵画で着用されているドレスが実際にどんなファブリックで構成されているのかもわかるので、当時の人物画を深く理解するきっかけにも。時代毎に展示は行われているので、第一次世界大戦後に発表されたキスリング作《ファルコネッティ嬢》ではその当時、膝上のミニ丈がいかにセンセーショナルだったかをきっとお分かりになるはずです。また、特筆すべきは展示最終章の1950年以降のファッションを着たマネキン以外、全てマネキンの体型が特注されているものだということ。ボンッとしてたりキュキュッとしてたり……、よく見ると体のラインが違うんです……!身体のラインの再現性の高さも相まってか、時にタイタニック(1910年代)や華麗なるギャッツビー(1920年代)の世界に紛れ込んだかのような錯覚に陥ること請け負いです。◼︎みどころ3:美女たちの秘密をのぞく、100年前の化粧部屋女の子は誰でも美に少なからず興味を抱くもの。それはもはや時代の常、です。そんな当時の女子たちが、女子力を磨かんばかりに愛用していた化粧部屋の再現は、全女子必見。ヘアアイロンや女優ミラーを始め24もの様々なプロダクトを目にして、ついつい自部屋のドレッサー計画を練り始めてしまうかも?また、化粧品メーカーであるPOLAだからこその常設展示も見逃せません。特に、ショッキングピンクの由来になったとも言われるスキャパレリの香水瓶は必見。鮮やかなショッキングピンクはいつの時代も国境を越えて女子の心を鷲掴みにしてきたのですね。◼︎みどころ4:世界的にも貴重な化粧道具コレクションを一挙展示!ポーラ美術館とポーラ文化研究所では、古今東西の化粧道具のコレクションを多数収蔵しており、その貴重な所蔵品が一堂に会すまたとない機会です。現代でも重要があるのではと思うほど多機能なコスメボックスや繊細すぎる香水瓶など、ただただ見ているだけで多幸感を感じずにはいられません。同時期に三菱一号館美術館にて開催中の「Paris オートクチュール 世界に一つだけの服」も然り、実際に自分の目で見るということと、紙面や画面など “資料” の中で見ることは、雲泥の差。作者の思いや当時の社会情勢(作品を作る上で影響された物事)を鑑みた上で作品を鑑賞することで、より気になっていたものが好きになり、好きだったものをより深く理解するきっかけになりますよね。わたしが展示でいちばん印象的だったものは、20世紀初頭のフランスにて使われていたという洗面セット。上下水道の発達していなかった時代に水を溜めて身体を洗っていたらしいのですが、その謂わば風呂桶とも言おうものが白磁に花の絵、一目見たら巨大なNoritakeと見まごう繊細さ。不便こそのものを大切にする生活の知恵を垣間見た気がしました。"どんぐり型” のような形態をしている建物自体も楽しめるポーラ美術館。少しずつ初夏へと向かい森に光が満ちる今の時期、ポーラ美術館で文化的デートなんてプランもたまには新鮮ですね!ポーラ美術館2002年に神奈川県箱根町に開館。ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集した、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、化粧道具など約1万点を収蔵。Address神奈川県 足柄下郡 箱根町 仙石原小塚山1285 Tel0460-84-2111 Open9:00-17:00(入館は16:30まで) 無休(展示替えのための臨時休館あり)HP Text. Midori Tokioka
2016年12月27日とうとう今年もあと少し。師走の名の通り、仕事もプライベートもぐっと忙しくなるのがこの時期ですよね。だからこそ年末の慌ただしさから解放されて、心も体もリラックスしたくありませんか?そこでお勧めしたいのが陶芸体験!滑らかな土を触りながら思い描く形を作っていると、日頃の雑念が消え去ります。今回訪れたのは北千住にあるOrganon Ceramics Studio(オルガノン セラミックス スタジオ)。駅から少し歩いた住宅街の中にポツリと佇む、小さな陶芸教室です。週末しかやっていない、知る人ぞ知る隠れたアトリエ。陶芸初心者は用意された土を成形する〈 成形体験コース ¥3,000 〉がお勧め。手びねりか電動ろくろかを選べるので、やってみたい方法で体験ができます。制限時間の1時間いっぱいか、土を使い切れば終了。この分量だとだいたい湯のみの原型が3個分作れます。成形まずは土台からスタート。陶芸家としても活躍するオーナーの瀬川辰馬さんがわかりやすく指導してくれるので安心です。足元のペダルで電動ろくろを回しながら、基本になる穴を開けていきます。外へ広げるように親指でぐっと押し込むのがポイント。指の腹で挟みながら生地を伸ばし、薄く高くしていきます。力加減が均一でないと、でこぼこした表面に。薄く大きくしようと欲張ると力が入りすぎてぐにゃりと潰れてしまいます。粘土が乾くのを防ぐため、手に水を取りながら成形していきます。湯のみにしようと思っていたのに、うまく高さが出せずミニお茶碗になってしまいました。仕上げいよいよ仕上げ。中に溜まった泥をスポンジで優しく拭き取り、内側の表面をなめらかにしていきます。飲み口になる淵の部分を革で優しく挟み表面をさらに整えていきます。この作業がかなり繊細。成形した中から1つだけ選び、完成させる一品を決定。生地のままの砂色か薄い青色かを選べば、後は職人さんが削りから色つけ、焼き上げまで、残りの工程全てをやってくれます。完成品は配送か受け取りかを選べるので、全くの初心者でも手ぶらで簡単に陶芸体験ができます。焼き上がりまでは2〜3週間。どんな色形になるのか待っている時間も楽しめるのは、手作りならではの醍醐味ですね。完成2週間後、焼き上がった湯のみが到着!3つそれぞれ全く違った形に仕上がりました。二回りほど小さくなるので、湯のみというよりはおちょこになってしまいましたが、自分たちで作った陶器は愛着が湧きますね。心の乱れが土にも現れるので、自分の精神状態もわかるかも?心に余裕がなくなったときこそ、土と戯れて精神統一してみましょう。師走にお勧めのアート体験でした。Organon Ceramics StudioAddress〒120-0044 東京都足立区千住緑町3-1-2 1FOpen9:00~19:00 土日祝のみTEL050-3556-0696 HP / mailText. Azu Satoh
2016年12月20日はじめまして。ものつくりが好きなアニメーション作家のやまだそのここと、そんたんママです。1歳10カ月になる息子きーちゃんがいます。このコラムでは、季節を感じつつ子どもと一緒に作ったり、子どものために作る、ちょっぴりアートな工作たちを紹介していきます。どうぞお付き合いください。スタンプバードの年賀状! 子どもの指や野菜で酉(とり)年スタンプ気づけば今年もあとわずか。仕事や家事や育児に追われ、「あー猫の手も借りたい!年賀状?まだ書いてない!」なんて方、多いのではないでしょうか。我が家ではそんな母の傍らで、相手にしてもらえない子猫(息子)が1匹暇そうにしていました。これはもったいない。子どもと年賀状を作れば、一緒に遊べて仕事も片づき一石二鳥!という訳で今回は子どもの指や野菜をスタンプにして、2017年の干支である酉(とり)年をテーマにスタンプバードの年賀状を作りたいと思います。STEP1 準備をするポイント! 忙しくても準備を怠らない。子どもとのお絵かきを準備不足のまま始めたら、服やカーペットに絵具がついてイライラ…。「あーもう嫌だ!やめよう!!」となりがちです。ちゃんと準備をしてイライラを回避しましょう。用意するものはこんな感じ。今回は指スタンプでひよこを作りたいので黄色い絵の具に限定しました。お皿に絵の具を出して水を一滴加えてまぜます。ソフトクリームが溶けたくらいの固さが目安です。STEP2 子どもの指で、スタンプを押す ポイント! イメージを強く持ちすぎない。準備が出来たらさっそくペタペタスタート!ここでのポイントは、こういう絵にしたいと親がこだわりすぎないこと。アクシデントも味ととらえてのびのび描いてもらいましょう。STEP3 目、くちばし、羽、足を描いてヒヨコに見立てるポイント! 描きこみ過ぎない。ここからは母の腕の見せ所。スタンプに目、口ばし、羽、足を描き加え、ひよこに見立てます。ポイントは、描きこみ過ぎずスタンプそのものの形をうまく利用すること。元が子どもの指だと分かった方が面白いです。 こんな感じになりました。1枚目のハガキはこすった所が疾走感があったので、ひよこがとっとこ走っているのをふかんで見たように。2枚目のハガキはスタンプが並んでいたので、丘を描いて横に走っているようにしました。スタンプによってその都度設定を考えると楽しいです。黄色い塊に目とくちばしを描けばとりあえずひよこに見えます。さてかわいくできた年賀状ですが、息子には2枚が限界でした。このプレミアハガキはおじいちゃんおばあちゃんにでも送るとして、残りは母が作ります。STEP4 れんこんスタンプでクジャクを描こう!冷蔵庫にれんこんが眠っていたので、今度はこれをスタンプにして鳥に見立てますれんこんに絵の具を塗ります。透明感が欲しかったので、アクリル絵の具ではなく水彩絵の具を使いました。れんこんの模様ってそれだけでキレイですよね。私はこの模様を羽根にしたかったので、クジャクに見立てました。他にもオクラやパプリカなど、スタンプにすると形が面白いお野菜ってたくさんありますよね。来年は酉(とり)年なので鳥に見立てましたが、これは何に見えるかな?と子どもと一緒にイメージを膨らませてお絵描きすると楽しいと思います。いかがでしたか。年賀状作りや、子どもとのお絵描きの参考になれば幸いです。
2016年12月19日池袋にユニークなホステル「SAMURAIS HOSTEL ikebukuro」がオープンしました。“サムライ・ニンジャ×アート”をコンセプトに、壁画アートやコンセプト付き個室、甲冑を着用しての記念撮影、共有スペースを使った様々なイベントなど、宿泊だけではないエンターテイメント型の宿泊施設となっています。コンセプトは「サムライ・ニンジャ × アート」「SAMURAIS HOSTEL ikebukuro」は、全22ベッドを要するコンセプトホステルです。料金は部屋によっては分かれており、一人一泊¥3,000〜¥6,000ほど。時季により異なるので、詳しくは公式サイトをチェックしましょう。4Fは、ファミリーやグループ向けの完全個室。コンセプトは、戦国時代の「城」がテーマです。現在は改装中で、12月中にオープン予定となっています。3Fはドミトリールーム。ベッドはボックス型になっており、周りを気にせず安心して過ごすことができます。2Fはコンセプト別の個室(2名まで)になっており、それぞれ「ニンジャ」、「富士」、「松」とコンセプトが異なり、すべてオリジナルのデザインとなっています。1Fのフロントには、本物の甲冑が備え付けてあり、希望者は着用が可能(有料)。ホステル内で記念撮影をし、写真の持ち帰りができます。戦国武将のフィギュアも販売もされているので、お土産にもぴったりです。地下には共有スペースがあり、旅人同士のコミュニケーションスペースにもなっています。壁のアートはすべて美大生の作品。部屋のひとつひとつにコンセプトが設けられているので、ひとつの作品としても楽しめます。日本の魅力を表現したアートを堪能しましょう。オープニングキャンペーンでお得に泊まれる「SAMURAIS HOSTEL ikebukuro」は、現在オープンを記念して、12月21日(水)までお得に泊まれるキャンペーンが実施中されています。詳しくは公式サイトをチェックしましょう。booking.com: 【オープン情報】SAMURAIS HOSTEL ikebukuro住所:東京都豊島区池袋 3-52-12電話番号:03-5904-8384URL:(準備中)Facebook :
2016年12月11日松屋銀座では2016年12月27日(火)~2017年1月16日(月)の期間中、「特別展白洲正子ときもの」が開催されます。独自の美意識を貫いた正子のきものに焦点を当てた展覧会です。半幅帯各種撮影=伊藤千晴きものに見る正子の生涯と、その暮らし今回の展覧会では、母方の樺山家伝来のひな人形や母親から受け継いだ着物などの展示を通し、きものとの出会いとなったルーツから紹介されています。幼い頃から能に親しんだ正子は、きものの着こなしにも能から影響を受けた美意識があらわれているようです。また、銀座の染織工芸の店の経営にかかわることになった正子は、きものを着て店に通いました。当時の装いや、職人との交流からうまれた着物や帯なども紹介されます。白洲次郎との結婚後、移り住んだ町田市の家は「武相荘」と名付けられ、生涯をここで過ごしました。日常のなかで身に付けた着物や和装小物、普段使いの器など正子たちの生活を感じられる品々も並びます。●白洲正子 プロフィール1910年に樺山伯爵家の次女として東京に生まれ、14歳から4年間米国へ留学しています。1929年に、戦後経済の復興に尽力することになる白洲次郎と結婚。また幼少期より梅若流に能を学び、1943年に、はじめての著書「お能」を出版しました。小林秀雄や青山二郎らと交流し、文学や骨董の世界にも傾倒していきました。1956年には銀座で染色工芸の店「こうげい」の経営者となります。1998年で88年の生涯を終えるまでさまざまな文化に親しみ、独自の美意識を貫き通しました。■イベント詳細名称:特別展白洲正子ときもの開催期間:2016年12月27日(火)~2017年1月16日(月)※1月1日休業開催時間:10時~20時(入場は閉場の30分前まで。最終日は17時閉場)※12月31日(土)10時~18時、1月2日(月)9時半~19時半主催:朝日新聞社監修:旧白洲邸武相荘協力:新潮社入場料:一般1,000円、高大生700円、中学生500円、小学生300円問い合わせ:松屋銀座03-3567-1211(大代表)
2016年12月08日