ふと現れる料理シーン。丁寧に、さりげなく織り込まれているからこそ、心を掴まれ、深い印象を残す。そんな「思わず作って食べてみたくなる」料理描写が光る最新作を、マンガのプロに伺いました。今読むべきマンガを知り尽くした2人が選ぶ、料理シーンが印象的な作品の共通点は、「マンガという墨一色の世界で、食べ物をおいしく描くのは至難の業ですが、一流の作家はやってのける。読者がそそられるよう仕掛けられた、絵、文脈、付随する情報を使った巧みな罠は、本当に見事なものです」(女子マンガ研究家・小田真琴さん)また、誰かに作ってあげるシーンにもカタルシスがある、と語るのは、漫画ライターの門倉紫麻さん。「料理を作った人が息を詰めて相手の反応を待つシーンでは、マンガを読む私も作り手と同じ気持ちでドキドキします。そして、相手から“おいしい”の一言が出ると、ものすごく気持ちいい!」そんな幸せな食卓風景が垣間見える話題の3作をご紹介。小田さんセレクト『スナックのおつまみ×その女、ジルバ』酒飲みにはたまりません!珠玉の“おつまみ描写”ホステスの平均年齢は70歳以上!そんな店に40歳の新人(?!)ホステスのアララが入店。戦後から平成まで、店を守る女性たちの強く生きる姿を描く。「スナックで出されるおつまみの描写が多いのですが、特に3巻に登場するこのシーンは、最も秀逸な場面。優れたマンガ家はフード描写が上手い。有間先生、天才です」全5巻有間しのぶ 552円~/小学館©有間しのぶ/小学館小田さんセレクト『Artiste アルティスト×プロの一皿』繊細さと疾走感が溢れる、厨房の描写から目が離せない。腕は一流なのに心が弱い、パリの高級レストランで働く青年・ジルベール。そんな彼が、仲間たちとともにフランス料理という芸術品を作っていく料理成長物語。「厨房の描写が丁寧で、圧倒的なリアリティがあります。マンガも料理も、素晴らしい作品は、繊細さの積み重ねの上に成り立っているものなんですよね」1~3巻さもえど太郎 620円~/新潮社※12/7に4巻が発売予定。©さもえど太郎/新潮社門倉紫麻さんセレクト『1122 いいふうふ×おうち餃子』共に料理を作り、食べる。結婚生活の喜びを料理で描く。結婚7年目、仲良しだがセックスレス子供なしの夫婦。不倫は公認で、夫には恋人も。そんな夫婦が一緒に餃子を作るシーン。「餃子を夫と一緒に作り、焼きたてを二人で食べられるという、結婚生活だからこその楽しさが描写されているところがいい。パクチーや炒り卵を入れるおしゃれなアイデアに、料理欲を誘われます」1~4巻渡辺ペコ 各570円/講談社©渡辺ペコ/講談社おだ・まこと女子マンガ研究家。女性誌や『ダ・ヴィンチ』、Webなどを中心に、マンガに関する執筆を行う。おいしいもの好きで、フランス菓子を愛する。公式ブログ「女子マンガの手帖」。かどくら・しま漫画ライター。著書に『マンガ脳の鍛えかた』(集英社)、12/14に『2.5次元のトップランナーたち 松田誠、茅野イサム、和田俊輔、佐藤流司』(集英社)が発売に。※『anan』2018年12月5日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2018年11月29日作者不詳、いつ、どこで作られたかもおおよそでしかわからない。生活の中で使われてきた素朴な日用品なのに、見る者の心を動かす“何か”がある。1925年、柳宗悦(やなぎむねよし)が“発見”して以来、「民藝」は多くの人をひきつけてきた。国際的に活躍するプロダクトデザイナー、深澤直人氏もその一人。「民藝MINGEI-Another Kind of Art展」では日本民藝館館長を務める氏がディレクションを担当。同館の所蔵品を中心に焼き物、漆器、仏像など、全国から収集した新旧150点あまりを紹介する。「『民藝』とはカテゴリーではなく、生き方そのものを指すのではないか」と氏。副題の「Another Kind of Art」は96歳の現役染色家・柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)の言葉だという。歴史をたどれば「民藝」は、風土や風習に根ざしたものづくりが、世代を超えて受け継がれる中で、独自性を持つにいたったもの。美術や工芸という枠組みを軽々と飛び越えていく。会場ではそうした自由で無垢な精神を目の当たりにできそうだ。メインの展示に加えて深澤氏の私蔵品にも注目。自身のインスピレーションの源である名品が揃うとのこと。また制作現場やインタビューを撮り下ろしたドキュメンタリー映像など、現代のつくり手に迫る企画も興味深い。日本を代表するデザイナーのナビゲートで、「民藝」を再発見してみてはいかが。火鉢出雲大津(島根県)昭和時代1940年代〈日本民藝館蔵〉羅漢像朝鮮半島朝鮮時代〈日本民藝館蔵〉白磁燭台薩摩 平佐(鹿児島県)江戸時代19世紀〈日本民藝館蔵〉※冒頭の写真朱漆酒器琉球王朝時代19世紀〈日本民藝館蔵〉「民藝」21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウンミッドタウン・ガーデン内開催中~2019年2月24日(日)10:00~19:00(入場は18:30まで)火曜(12/25は開館)、12/26~1/3休一般1100円ほかTEL03・3475・2121ふかさわ・なおとプロダクトデザイナー、多摩美術大学教授、日本民藝館館長。国内外のメーカーの製品デザインやコンサルティングを手がける。2018年、イサム・ノグチ賞受賞ほか受賞歴多数。(撮影:岡本憲昭)※『anan』2018年11月14日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2018年11月09日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)が、イサムカタヤマ バックラッシュ(ISAMU KATAYAMA BACKLASH)とコラボレーションしたアイテムが登場。2018年10月17日(水)より、ヨウジヤマモト オム店舗にて販売される。本コラボレーションは、レザーブランド「イサムカタヤマ バックラッシュ」の発足20周年を記念したもの。アイテムには、イタリアや北海道の厳選されたカーフを使用し、熟練の職人の手で1点1点丁寧に作られたメイドインジャパンのレザーアイテムに、ヨウジヤマモト特有のシルエットやディテールを融合させた。コレクションは、レッド・ブルー・ブラック3色のライダースジャケットと、コート、ジャケットで展開する。また、アイテムを購入すれば、先着で両ブランドとニューエラ(New Era)のロゴが配されたスペシャルなキャップがプレゼントされる。【詳細】ヨウジヤマモト×イサムカタヤマ バックラッシュ発売日:2018年10月17日(水)※レザーコート、ジャケットは12月展開予定。販売店舗:ヨウジヤマモト オム店舗価格:350,000〜550,000円+税【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2018年10月18日3連休に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!個性豊かなカレー店が多い「カレーの街」下北沢でカレーフェスが開催、横浜の海辺で100種類のワインとグルメを堪能、イサム・ノグチと岡本太郎の作品を通じて「日本」を再確認etc...連休のお出かけ情報をピックアップしてお届け! ーー今週のお出かけ情報の詳しい内容はこちらからーー
2018年10月05日先週に続き、今週末も3連休! 連休中に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!さいたま新都心にNY発の大型野外フードマーケットが上陸、「生活のたのしみ展」が関西で初開催、イサム・ノグチの回顧展がいよいよ今週末でフィナーレetc...今週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!ーー今週のお出かけ情報の詳しい内容はこちらからーー
2018年09月21日神奈川の川崎市岡本太郎美術館では、「イサム・ノグチと岡本太郎 ―越境者たちの日本―」を、10月6日から2019年1月14日まで開催する。1954年 イサム・ノグチと岡本太郎 北鎌倉の夢境庵にてイサム・ノグチと岡本太郎は、1950年、日本アヴァンギャルド美術家クラブの主催により東中野のレストラン「モナミ」で開催されたイサム・ノグチの歓迎会において初めて出会った。日米の間で、自己のアイデンティティに関する葛藤と向き合い引き裂かれながらも、彫刻家として世界的に活躍したイサム・ノグチと、青年期の10年間をパリで活躍しながらも大戦の為に日本に戻り、日本の芸術界を異邦人としての眼で見ることができた岡本太郎は、それぞれに欧米で芸術家として活躍し始め、越境者として日本文化を見つめ、新たな表現活動を展開。同世代の2人の個性的な芸術家が日本の美術に触発されて制作した作品は、共に戦後の芸術界に大きな影響を及ぼした。本展は、イサム・ノグチと岡本太郎、世界的に活躍した2人に焦点をあてる展覧会としては初めて開催される。両者それぞれの絵画、彫刻、写真、資料、計約150点を展示し、越境者としての2人が見つめた「日本」をそれぞれの作品を通じて紹介する。関連イベントとして、11月4日の14時から、慶應義塾大学アート・センター教授の渡部葉子を講師に迎えた記念講演会「萬來舎とノグチ・ルーム」、11月25日の14時から、ヴェネツィア・ペギー・グッゲンハイム・コレクション美術館 学芸員のグラジナ・スベリテェを講師に迎えた記念講演会「イサム・ノグチとパリ・ユネスコ庭園(仮題)」を開催。いずれも同館 ガイダンスホールにて、定員70名、無料で行われる。イサム・ノグチと岡本太郎という個性の異なる2人の越境者の作品を通して、「日本」あるいは「日本美」とは何かについて再確認するための機会を、お見逃しなく。【展覧会情報】イサム・ノグチと岡本太郎 ―越境者たちの日本―会期:10月6日〜2019年1月14日会場:川崎市岡本太郎美術館住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(10月8日、12月24日、1月14日を除く)、10月10日、12月25日、12月29日~1月3日料金:一般1,000円(800円) 高校・大学生・65歳以上800円(640円) 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
2018年09月05日展覧会「イサム・ノグチと岡本太郎 ―越境者たちの日本―」が、神奈川・川崎市岡本太郎美術館で2018年10月6日(土)から2019年1月14日(月祝)まで開催される。イサム・ノグチ&岡本太郎、越境者の視点日米の間で自己の国籍、アイデンティティに関する葛藤と向き合いながらも彫刻家として活躍を見せたイサム・ノグチと、青年期の10年間をパリで過ごした後に大戦の為に日本に戻った岡本太郎は、それぞれ欧米で活躍し、越境者として日本文化を客観的に見つめたアーティスト。日本美術に触発され2人がそれぞれ制作した作品は、いずれも新しく個性的な表現で、戦後の芸術界に大きな影響を与えた。「イサム・ノグチと岡本太郎 ―越境者たちの日本―」では、異なる個性を持った越境者であるイサム・ノグチと岡本太郎、2人の作品など合計約150点の資料を通じて、彼らが捉えた“日本”や“日本美”に迫る。2人を同時に紹介する展覧会は初の試みだ。縄文土器や土偶に着目1950年に出会ったイサム・ノグチと岡本太郎。海外の視点を持ち、日本へ深い関心を持った2人はすぐに打ち解けたという。1950年代当時、2人は異なる日本古来の文化に注目。岡本太郎は従来美的な対象とされていなかった縄文土器に、自身の「縄文土器論」において着目し、イサム・ノグチは古墳時代の埴輪、雪舟、茶道具、そして日本石器時代の土偶に関心を持った。各々の作品から見てとれる、「日本」観の相違を紹介する。芸術と生活両名とも、1950年代初めには芸術と人々の生活の関係について考え、作品を残している。イサム・ノグチは、岐阜提灯の造形に魅了されて奔放なフォルムが目に留まる《あかり》シリーズを生み出し、剣持勇との協働による《コーヒー・テーブル》《スツール》を制作。北大路魯山人の陶房では、様々な陶の作品も作っている。岡本太郎も陶による作品制作に着手し、《坐ることを拒否する椅子》や《ひもの椅子》、《光る彫刻》、《顔のグラス》などの作品を残した。1950年代中頃に発生した「伝統論争」を経て、1960年代には新たな表現形式の「日本美」を作り出していく。岡本太郎の《明日の神話》や、《愛》といった強烈な個性を放つ作品も、1960年代に作られたものだ。芸術の破壊と保存また、イサム・ノグチが建築家・谷口吉郎と協働で制作した慶應義塾大学構内のスペース萬來舎(ノグチ・ルーム)を、新校舎建設に伴い移設した事例と、岡本太郎による旧東京都庁《日の壁》の陶板壁画の取り壊しの事例を紹介。作り手や鑑賞者の意図に反し、作品が損なわれた事例を通して、芸術の保存と破壊について考察する。“芸術と人と場”空間の創出さらに、2人に共通して重要な創作上のテーマだったといえる、“芸術と人と場”にもフォーカス。イサム・ノグチは、彫刻と人間とを包み込む場としての庭、あるいはプレイグラウンドに興味を持ち、庭や空間の設計も行う。抽象芸術と身体の関係の重要性に気付いた岡本太郎は、作品の中に人が入っていく場として、《マミ会館》や《太陽の塔》などの総合的芸術空間を創出した。開催概要イサム・ノグチと岡本太郎 ―越境者たちの日本―会期:2018年10月6日(土)~2019年1月14日(月祝)会場:川崎市岡本太郎美術館住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5時間:9:30~17:00(入館16:30まで)休館日:月曜日(10月8日、12月24日、1月14日を除く)、10月10日(水)、12月25日(火)、12月29日(土)~2019年1月3日(木)観覧料:一般 1,000(800)円、高校・大学生・65歳以上 800(640)円※中学生以下無料、()内は20名以上の団体料金
2018年09月03日今週末から夏休みの方も多いのでは?この夏新たに誕生した東京の新名所や開催中のイベント、おすすめグルメ情報、少し遠出のお出かけ情報をピックアップ。あっという間の夏、猛暑も楽しみましょう!帰省土産やかき氷...美味しい情報!◆絶品レーズンバターサンドにクッキー缶、新感覚なお酒とおつまみ...おすすめ夏の手土産まとめ◆真夏のカレーフェアに旨辛ヌードル...2018年夏のスパイシーグルメまとめ◆今年はメロンが主役の夏! メロンの限定スイーツ大集合◆飲むかき氷にショコラかき氷...進化系からフルーツ、定番みぞれまで。2018年夏に食べたいかき氷8選東京の新スポット&イベント◆ソニービル跡地に早朝5時からオープンする「銀座ソニーパーク」、ついに開園!◆藤原ヒロシの手がけるコンビニ「THE CONVENI」へ潜入。銀座ソニーパーク地下1階にオープン◆5年ぶりの開催、「デザインあ展 in TOKYO」がお台場でついに始まった! 【レポート】(〜10/18)◆人と人をつなぐ「おべんとう」に着目した参加体験型の展覧会、東京都美術館で開催(〜10/8)◆イサム・ノグチ国内では12年振りの回顧展が東京オペラシティで開催、国内外の約80点を展示(〜9/24)イサム・ノグチ《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》 1961-64年©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Arthur Levine.◆スヌーピーミュージアム閉館前最後の展覧会!「ピーナッツ」最古の原画も公開(〜9/24)「ピーナッツ」原画 1950年11月25日© Peanuts Worldwide LLC◆約8,000の金魚が優雅に舞い泳ぐ「アートアクアリウム 2018」の全貌が公開(〜9/24)◆チームラボの世界初巨大デジタルアートミュージアムがお台場に東京以外、ちょっと遠出◆横浜赤レンガ倉庫で世界のソウルフードと旅気分を満喫する「レッドブリックジャーニー」(〜8/26)◆スヌーピーたちに会えるホテル! 日本初、神戸にオープンする「ピーナッツホテル」全室解説◆チームラボ、京都の下鴨神社と山口・宇部市の植物館を夜間限定でデジタルアート空間に!(〜11/4)『世界を旅する植物に住まう、花と共に生きる生き物たち』teamLab, 2018,Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi◆“カワイイこっとう”が大集合する「時代もの道具市」が大阪で開催(〜8/14)◆現代美術家・内藤礼が過去最大規模となる個展! 自然光のみの展示を水戸美術館にて開催(〜10/8)タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください) 2005年 アサヒビール大山崎山荘美術館、京都 撮影:森川昇 / 内藤礼◆バウハウス創設100周年!「バウハウスへの応答」展が京都国立近代美術館で開催(〜10/8)「和歌山市に於ける構成教育講習会」(『建築工芸アイシーオール』1933年3月号より)
2018年08月09日今週末、7月14日から16日の3連休に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!今週末開催のイベントや、アート界の巨匠の作品を楽しめる展覧会、ブランドの歴史を辿る展示など...今週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!!今週末開催のイベント◆横浜赤レンガで朝活フェス、世界の朝食レストラン出店や野菜のマルシェも(〜7/16)◆第2回紙博 in 京都の開催が決定! 作り手の情熱あふれる紙雑貨や文房具が集結(7/14、15)巨匠の作品に触れる◆イサム・ノグチ国内では12年振りの回顧展が東京オペラシティで開催、国内外の約80点を展示(7/14〜9/24)イサム・ノグチ《北京ドローイング(横たわる男)》 1930年 インク、紙 イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Kevin Noble.◆モネの絵画の魅力を様々な切り口で紹介「モネ それからの100年」開催! 日本初公開作品も(7/14〜9/24)クロード・モネ 「睡蓮」1906年吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)ブランドの歴史を辿る◆ルイ・ヴィトンの軌跡をたどる「TIME CAPSULE」展が大阪で開催(7/14〜8/1)◆ロンドンで開催されたアナ スイの「THE WORLD OF ANNA SUI」展が六本木に上陸(7/14〜8/26)猫好き必見◆没後50年となる藤田嗣治の挿絵を紹介する展覧会がクレマチスの丘で開催、猫作品のテーマ展示も(前期: ~8/21、後期: 8/23~10/30)藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテスullstein bild / Uniphoto Press◆横浜赤レンガ倉庫にねこ写真500点が集結! 「横浜赤レンガ倉庫 ねこ写真展2018」が開催決定(〜7/17)©阪靖之
2018年07月13日うだるような暑い日が続く夏。カフェなどで美味しいドリンクとともに涼むのもいいですが、この夏はちょっぴり変わった展示会で涼んでみませんか。“水”をテーマに開かれる『千住 博 & チームラボコラボレーション展「水」』では、日本画家とデジタル演出を使ったダイナミックな水の作品を楽しめ、リアルな躍動感とともに作品の魅力を体験できます。会場へ足を運べばきっと、夏の暑さも吹き飛ぶはずです。“水”をテーマに奇跡のコラボレーション展が開催!大阪・堂島川に2008年よりオープンした「堂島リバーフォーラム」にて、開館10周年を記念したイベント『千住 博 & チームラボコラボレーション展「水」』が2018年7月14日(土) ~9月2日(日)の期間、開催されます。Black Waves: Wander, Discover and Re-emerge生命に必要不可欠な“水”をテーマにお届けするこのイベントは、ヴェネツィア・ビエンナーレで名誉賞を受賞した代表作「ウォーターフォール」をはじめ、数々の作品を世に送り出してきた「千住 博」氏と、「お絵描き水族館」などで話題を集めた「チームラボ」がタッグを組み、“世界にひとつだけ”の作品を制作。千住氏の代表作品「滝シリーズ」の新作とともに、チームラボが最新デジタルテクノロジーを駆使し表現した水のさまざまな動きを楽しめます。The Fall(2018)荒れ狂う波や流れ落ちる水をダイナミックに表現した作品からは、本当に目の前で流れているかのような躍動感と、繊細なタッチや緻密な演出を肌で感じられます。この夏だけの奇跡的なコラボレーション展『千住 博 & チームラボコラボレーション展「水」』で、日本画家とチームラボが描く“水”の作品を五感で体験してみませんか。開催概要展覧会名:千住 博 & チームラボコラボレーション展「水」期間:2018年7月14日(土) ~9月2日(日)時間:11:00~19:00(入館は閉館30分前まで)※7月14日(土)は16:00まで会場:堂島リバーフォーラム(大阪府大阪市福島区福島1-1-17)入場料:一般 1,000円/高校生以下 500円電話番号:06-6341-0157チームラボアートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に、そして、自分と世界との間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。千住 博東京藝術大学大学院博士課程単位取得満期退学。1995年第46 回ヴェネツィアビエンナーレ東洋人初の名誉賞(イタリア)。2005年ミラノサローネ(イタリア)。2006年光州ビエンナーレ(韓国)。2007年フィラデルフィア「松風荘」襖絵制作。2011年成都ビエンナーレ(中国)。2013年瀬戸内国際芸術祭。2015年第56 回ヴェネツィアビエンナーレ。2016年 平成28年度外務大臣表彰。大徳寺聚光院襖絵一般公開。薬師寺「平成の至宝」に選出され、収蔵。2017年ロサンゼルス・カウンティ美術館に収蔵され、常設展示。メトロポリタン美術館(ニューヨーク)に収蔵され、常設展示。イサム・ノグチ賞。2018年優秀芸術賞(フィラデルフィア日米協会)。「高野山金剛峯寺襖絵完成記念千住博展」(富山県美術館2018年6月9日(土)~7月29日(日)、以降巡回展開催)。活動は国際的で多岐に渡る。作品は日米の主要美術館に収蔵。2007年~2013年京都造形芸術大学学長、現在京都造形芸術大学大学院教授。イベント情報イベント名:千住 博 & チームラボコラボレーション展「水」催行期間:2018年07月14日 〜 2018年09月02日住所:大阪府大阪市福島区福島1-1-17 堂島リバーフォーラム電話番号:06-6341-0157
2018年07月12日東京オペラシティ アートギャラリーでは、イサム・ノグチ没後30年を記念した回顧展「イサム・ノグチ ─彫刻から身体・庭へ─」展を、7月14日から9月24日まで開催する。イサム・ノグチのポートレイト©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Jack Mitchell.イサム・ノグチは、詩人・野口米次郎とアメリカ人の母親のもとに生まれ、世界文化を横断しながら生き、彫刻を始め舞台美術や家具、照明器具「あかり」のデザイン、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、幅広い巨人的な制作を行った。同展では、ノグチの作品と身体性への問いを軸に、海外・国内の80余点で活動の全容を紹介する。ノグチが抽象彫刻の分野にあっても常に「身体」を意識し続けたことや、そうした意識が、子供のための遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身がいう「空間の彫刻」=庭園への情熱に拡大していったことに着目。ノグチの領域横断的な活動の拡がりにも様々な角度から光を当て、歴史や伝統と向き合い、生活や社会を含めたノグチの総合的ビジョンを明らかにする。イサム・ノグチ《北京ドローイング(横たわる男)》 1930年 インク、紙 イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵 ©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Kevin Noble.構成は全4章。「第1章 身体との対話」では、身体性への問いかけがノグチの制作において重要であったことを、彫刻やドローイング、舞台美術など、主に初期の作品を通して紹介する。若き日に北京で描いた毛筆による身体ドローイング「北京ドローイング」は、国内初の試みとして8点の作品を一堂に展示する。ノグチは、戦後の1950年に来日して以降、日本の暮らしや伝統、歴史や社会と向き合いながら、建築家の谷口吉郎、陶芸家の北大路魯山人ら多くの芸術家たちと交流し、新たな制作に取り組んだ。そして彫刻のみならず、家具や照明のデザイン、建築インテリア、庭園などジャンルを超えた多彩な活動に結実。「第2章 日本との再会」では、ノグチが日本との再会を果たした1950年代の活動から、社会や生活の中に彫刻として機能する作品を生み出そうとしたノグチの総合的なビジョンを紹介する。イサム・ノグチ《あかり》デザイン 1953年〜 紙、竹、金属 香川県立ミュージアム蔵「第3章 空間の彫刻─庭へ」では、最晩年に至るまで長く手掛けられた庭や公園、ランドスケープなど、大地を素材とする「彫刻」作品を紹介。ノグチの地球環境的規模の作品の構想はごく早くから始まっていたが、1960年代以降、多くのプロジェクトを実現させた。ノグチの庭の仕事は「彫刻」を「大地」に結びつける試みであり、同時にそれは、重力によって大地に縛りつけられた人間の「身体」と向き合うことでもあった。日本庭園にみる静寂な佇まいに人々の憩う空間を創出した《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》など、大地と地形を読む、地球環境的規模で考えられた作品を模型、資料、撮り下ろし動画で立体的に紹介する。「第4章 自然との交感─石の彫刻」では、ノグチの後半生を代表する、大理石よりも硬い玄武岩、花崗岩などによる峻厳な石の彫刻を紹介。シンプルなフォルムを基本に、ときに自然のままの石の表情をたたえた作品群は、従来の彫刻の概念を超えている。石はノグチにとって、たんに自分の求める形を実現するための素材ではなく、地球の悠久の歴史や自然の摂理を語る根源的な物質だった。そこに、大地に刻まれた「時間」に人を誘う深い魅力を感じとり、石の彫刻は庭の仕事と両輪となって、人間の心と身体を改めて大地にしっかりと結びつけ、空間や時間へと広げて思索する、大らかで豊かな作品世界を実現させた。イサム・ノグチ《アーケイック》1981年 玄武岩 香川県立ミュージアム蔵©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Akira Takahashi.関連イベントとして、開催記念トーク「コラボレーターが語るノグチの制作の現場と“未来への贈り物”」を開催。石彫家の和泉正敏、建築家のショージ・サダオ、聞き手に同展監修者の新見隆を迎えて、7月14日の13時から新宿パークタワーホールにて行われる。事前申し込みはリビングデザインセンターOZONE ホームページ()受付フォームより、定員200名、一般参加費は1,000円。世界市民として生きたノグチの制作に焦点をあてる、国内12年振りとなる本格的な回顧展にぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】イサム・ノグチ ─彫刻から身体・庭へ─会期:7月14日〜9月24日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2時間:11:00〜19:00、金・土曜日11:00〜20:00(入場は閉館30分前まで)料金:一般1,400円(1,200円) 大学生・高校生1,000円(800円) 中学生以下無料 ※同時開催「収蔵品展063 うつろうかたちー寺田コレクションの抽象」、「project N 72 木村彩子」の入場料を含む。( )内は15名以上の団体料金、閉館の1時間前より半額、65歳以上半額、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料、割引の併用および入場料の払い戻し不可休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月5日
2018年07月11日付き合ったら誰だって、長続きさせたいと思うはず。そのためには、一緒にいるときに、「なんか違う……」という感覚を抱かせないこと。では、男性が“相性がいい”と感じるのはどんない相手なのか?男性の意見をもとに、意図的に思わせる方法を検証してみましょう。文・塚田牧夫彼の好きな料理だけ作る「以前付き合っていた彼女。“料理を作ってあげる”と言ってうちに来たんです。こっちはお腹を空かせて待ってたんですね。でも、出てきたのが湯豆腐……。高級な豆腐をもらったとかで、俺に食べさせたかったらしい。けど、湯豆腐では俺に空腹は満たせない。物足りない。分かってないな……と思ってしまいました」タツミ(仮名)/32歳男性の味覚は単純です。好きなものだけを作っていれば、料理上手という印象になり、「食の趣味が合う」という感覚になります。料理で冒険する必要はありません。時間を守る「彼女と待ち合わせをしていたとき。ちょっと時間があったので、電気屋さんでパソコンの周辺機器を見ていたんです。そろそろ時間になり、切り上げて場所に向かいました。ピッタリに着いたら、彼女から“十分遅れます”と連絡が来ました。それはもっと早く分かってただろう……。なら電気屋さんにいたし。この人とは時間の感覚が合わない……と思いました」マモル(仮名)/32歳時間の感覚も、相性を図る大事な要素のひとつです。でも、常識として時間を守るのは当たり前なので、合わせるのはそれほど困難ではないでしょう。同じところで笑う「友だちにお笑いをやっている奴がいて、彼女を連れてライブを見に行ったんです。正直、あまり面白くなかった。会場もシラケてました。でも、あるひとつのボケの部分で、思わず俺だけ笑っちゃったんです。周囲はシーンとしてました。ただ、隣を見たら、彼女もクククッと静かに笑ってるんです。そこで連帯感が生まれました」シンタ(仮名)/28歳笑いのツボが同じということは、自分が面白いと思えば、相手も面白いと思っている。それは一緒にいて楽しいし、気を使う必要がありません。とりあえず、彼が笑ったら、合わせて笑えば勘違いはしてくれるかも。金銭感覚を合わせる「彼女と同棲することになり、不動産屋に行って直接話を聞いてたんですね。そうしたら、ちょうどいま入ってきた物件ということで、いい部屋を勧めてくれました。確かにいい部屋だったんだけど……家賃を聞いて、二人で“高っ!”と口を揃えて言ってしまった。感覚が同じで安心しました」イサム(仮名)/30歳金銭感覚もまた、相性の良し悪しにおいて外せない要素でしょう。あまりに違う人とは、将来のことは考えにくい。彼の、値段が高いと思うものの基準をだいたい把握しておけば、大きなズレは生じないでしょう。“彼氏に相性がいいと勘違いさせる方法”をご紹介しました。一度抱いた人への印象は、なかなか変わりません。ですから、早いうちに“相性がいい”と思わせたいところ。こういった方法でジワジワ感じさせて、離れられなくしてしまいましょう。(C) PH888 / Shutterstock(C) nd3000 / Shutterstock(C) StockLite / Shutterstock(C) Mladen Mitrinovic / Shutterstock
2018年07月03日展覧会「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」が、2018年7月14日(土)から9月24日(月)まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。イサム・ノグチ国内12年ぶりの回顧展20世紀を代表する芸術家のイサム・ノグチは、2018年で没後30年を迎える。詩人・野口米次郎とアメリカ人の母親の間に生まれ世界文化を横断しながら生き、彫刻をはじめ、舞台美術や家具、照明器具のデザイン、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、幅広い制作活動に取り組んだ。国内で12年ぶりの本格的な回顧展となる「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」では、国内外の80点超の作品を通して、イサム・ノグチ芸術の全容に迫る。特に、抽象彫刻の分野で制作を行う中で、ノグチが意識し続けた「身体」と、その意識から派生した「空間の彫刻」すなわち庭園への情熱に焦点を当て、作品を紹介する。身体性への問いノグチの制作活動において重視されていた「身体性」への問いかけは、彫刻、ドローイング、舞台美術など、初期の作品から既に表れている。20代前半の時に20世紀彫刻の開拓者であるコンスタンティン・ブランクーシに師事し、抽象的な造形を学んだノグチは、20代半ばで身体素描の大作《北京ドローイング》の数々を手掛ける。《北京ドローイング》では、毛筆と墨によって身体のボリュームやエネルギー、運動感覚をダイナミックに描き出し、力強く表現。制作の根本に身体性への問いかけを常に持つノグチ芸術の出発点ともいえる作品だ。「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」では、国内初の試みとして、8点の作品を一堂に展示する。日本との再会&日常の中の彫刻ノグチは、戦後1950年に来日すると、日本の暮らしや伝統、歴史、社会に向き合いながら、建築家の谷口吉郎、陶芸家の北大路魯山人ら多くの芸術家と交流。彫刻作品だけではなく、家具、照明デザイン、建築インテリア、庭園など社会や生活の中で機能する作品にも目を向け、より多彩な制作活動に取り組むようになる。来日早々、谷口吉郎と協力し手掛けたのが、慶應義塾大学の《萬來舎》。《萬來舎》は、建築、インテリア、工芸、彫刻、庭を含む総合的な造形空間であり、慶應義塾で長く教鞭を執った父・野口米次郎の記念室および、戦没学生のモニュメントとして機能した。また、岐阜県の伝統的な灯篭に着想を得た光の彫刻《あかり》もデザイン。現在も照明器具として愛される《あかり》からは、生活と芸術の繋がりを追求したノグチの普遍性を読み取ることができる。身体と大地ノグチは最晩年に至るまで、庭、公園、ランドスケープなど、“大地”を素材とする作品を制作。庭に関わる制作活動は、「彫刻」を「大地」に結びつける試みであり、同時に重力によって大地に縛り付けられた人間の「身体」と向き合うことでもあった。日本庭園から着想を得た《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》は、その静寂な佇まいによって人々が憩うことができる空間を創出した作品だ。また、ノグチの後半生を代表する、玄武岩や花崗岩を使った石の彫刻作品の数々にも注目したい。ノグチは、地球の歴史や自然の摂理を物語る物質として石と向き合い、石の彫刻作品を通して、人間の心・身体と大地の関係性を、空間や時間の視点から問いかけている。《アーケイック》や《空間のうねり#2》など、シンプルながらもエネルギッシュな表情の作品を残した。詳細イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─Isamu Noguchi: from sculpture to body and garden期間:2018年7月14日(土)~9月24日(月)会場:東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1, 2)住所:東京都新宿区西新宿3-20-2開館時間:11:00~19:00(金・土は11:00~20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(但し祝日の場合翌火曜日)、8月5日(日・全館休館日)入場料:一般 1,400(1,200)円、大学・高校生 1,000(800)円 ※中学生以下無料※同時開催「収蔵品展063 うつろうかたち ─ 寺田コレクションの抽象」、「project N 72 木村彩子」の入場料も含む。収蔵品展入場券200円(割引は無し)もあり。※()内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。※Arts友の会会員は無料(会員の提示必須)。※割引の併用および払い戻し不可。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2018年06月24日発達障害のある子どもの遊び場探しは超難関!出典 : 発達障害がある子どもを自由に遊ばせる場所…、実は結構探すのが難しかったりしませんか?わが家の息子(自閉症スペクトラム障害・ADHD診断済)の場合は、社会性という意味でも、感覚という意味でも、遊び場の選択が難しかったです。社会性という意味では、順番が待てない、お友達の物を衝動的に取ってしまう、「返しなさい」と言うと癇癪を起こして泣き叫ぶ等の問題がありました。感覚という意味では、大きな音楽やまぶしい光で疲れてしまうため、デパートなどに入っているプレイスペースは苦手でした。結果どうなったのか…?私たち家族は、長いこと家に引きこもっていたのです。息子のパニックや癇癪が怖くて、どこへも出かけたくなかったのです。それだったら、家のなかでDVDを見ていたほうがずっとマシ。家にいれば、他人の冷たい目にビクビクしながら、頭を下げて逃げるように帰宅する必要もない…。息子の幼少期、私たち家族は一日中DVDを流しっぱなしにして、家の中で過ごしていたのでした。理想の遊び場を実現しちゃった!?NYのある夫婦出典 : そんな発達障害のある子どもの遊び場探しに頭を悩ます親の気持ちは、世界共通のようです。2017年の11月、ニューヨークのレイサムに、発達障害のある子ども向けのプレイルームがオープンしたことがアメリカで話題になっていました!Ring Around The Spectrum - Facebook Pageこのプレイルーム、Ring Around The Spectrum(リング・アラウンド・ザ・スペクトラム)は、発達障害のある子どもの感覚統合や感覚過敏に考慮したつくりになっています。(リンク先にプレイルームの写真と動画があります。)リング・アラウンド・ザ・スペクトラムでは、普通のプレイルームのように大きな音で音楽がかかっていたりしません。発達障害のある子どもの聴覚過敏に配慮しています。強い明るさの照明もついていません。全てのおもちゃや道具類は、作業療法士が選んでいます。感覚過敏に考慮したつくりになってるだけでなく、感覚統合を促せる遊具やクラスが設置されています。ざっと見回しただけでも、ゆらゆら揺れるスイング、バランスボール、ロッククライミング、ビーズクッションなど、発達障害児の感覚刺激に良さそうな遊び道具が沢山置かれています。さらに、少し明るさを落としてあるクールダウン用のスペースには、キラキラ光る泡のチューブや柔らかな光を放つチューブがあります。このプレイルームを開設したのは、支援が必要な二人の子どもを育てる、アッベ・ロバーツ(Abbe Roberts)とケン・ロバーツ(Ken Roberts)夫婦です。ロバーツ夫妻はある日、こんなことを思ったのだそうです。「地域にこの子たちが遊べる場所が欲しい。この子たちが非難されることなく心から楽しめる場所が欲しい。この子たちが支援の必要のない子どもたちと一緒に遊べる場所が欲しい…」そして、ロバーツ夫妻はこのリング・アラウンド・ザ・スペクトラムという場所を開設したのでした。「この子たちが非難されることなく心から楽しめる場所が欲しい」という夫妻の言葉にグッときたのは私だけではないでしょう。私も息子が幼少の頃は、いつも同じことを考えていました。「白い目で見られずに遊ばせる場所が欲しい」「発達障害のある子どもが、楽しみながらさまざまな経験を積んだり、力をつけることができる場所が欲しい」と。その想いは世界共通。そして、そんな想いを形にしたのが、このプレイルームなのです。New gym for children with Autism opens in Latham (訳:「自閉症児向けのジムがレイサムに新規オープン」)どの子どもたちも一緒に楽しく!こんな遊び場が日本にもあったら…出典 : リング・アラウンド・ザ・スペクトラムは、発達障害のある子どもに限らず、多くの子どもたちを歓迎しているそうです。遊具などは、発達障害のある子どものニーズに対応していますが、定型発達の子どもも遊ぶことができます。また、発達障害のある子どもの体幹トレーニングや衝動性コントロールなどに効果がありそうな、ヨガやマインドフルネスなどのクラスもプレイルーム内で開講しています。普通のクラスに連れて行くことが難しくても、このプレイルームでのクラスであれば、気軽に連れて行くことができそうですね。料金は一回の利用が12ドル(およそ1,300円程度)で、時間制限はありません。こんなプレイルームが日本にオープンしたら素敵だなあと思うとともに、遊び場探しに苦慮して自宅に引きこもっていた昔の辛い記憶も蘇ります。「この子たちが非難されることなく心から楽しめる場所が欲しい」。同じような想いを持って、こうしてプレイルームをつくった保護者がいる…。国境を超えて同じ想いを共有していることに、私は少しジーンときました。日本でもいつか、同じ想いを抱くご家族のために、こんな素敵なプレイルームがつくられる日がくるかもしれませんね。
2018年04月28日ときに、予想外の事態に巻き込まれることがあります。隣に彼がいれば、きっと助けてくれるでしょう。それが二人の関係をさらに深めることにもなります。しかし、男性はまた違った感情を抱いている場合も……。今回は、“男が内心喜んでいる彼女の緊急事態”というテーマでエピソードをご紹介します!文・塚田牧夫漏れそう…「彼女とレンタカーで郊外にドライブに行った帰りでした。連休の最終日だったので、高速道路も混んでいました。すると彼女が、途中で“トイレに行きたい”と言い出した。パーキングに寄ることにしたんだけど、車が一向に動かないんです。彼女がつらそうにしているので、“ペットボトルとかに……”と言ったら“ムリ!”と怒った。“おしっこじゃないし……”と。それはマズい! レンタカーだし!とはいえ、こっちが焦っても状況は変わらず。彼女の顔色も悪くなる。でもそこで、僕の感情に変化が……。彼女がつらそうにしているのを見ているうちに、なんかムラムラしてきちゃったんです。興奮を抑えつつ、なんとかパーキングに到着。彼女も漏らさずに済みました。彼女はお尻を綺麗に拭いたんでしょうが、僕は自分のなかの変態的な一面を頭から拭いきれませんでした」シュン(仮名)/31歳副業がバレて…「彼女は会社員なんですが、たまに夜にキャバクラで働いていました。それが、人づてに上司に伝わってしまったんです。副業は禁止されているので、上司に理由を聞かれたとき、“辞めたいけど辞めさせてもらえない”と答えてしまった。すると上司が、“上の人と直接話したい”と言い出したらしい。そこで、彼女が俺に頼んできたんです。“マネージャの役をやって欲しい”と。マネージャのふりをして、上司と話して欲しいって言うんです。断わるわけにもいかず、電話で話しましたよ。特に何事もなく穏便に済んだんですけどね。まあ、緊張したけど、ドキドキ感もあってちょっと楽しかった。彼女に恩も売れたので良かったです」トモヤ(仮名)/29歳足がクサイ…「同棲している彼女がいるんですが、母親が一度家に連れて来いというので、一緒に帰ったんです。ラフな感じでいいと伝えていたので、彼女はブーツを履いてい来ました。しかし、それが災いしました……。玄関で脱いだ途端、ぷわ~んとなにか臭った。そして、リビングでソファに座ったとき、そのニオイの発信源が、彼女の足だと分かりました。明らかに臭い……。きっと緊張で汗をかいたというのもあったんでしょう。母親も鼻をクンクンしながら“なんかクサイわね”と言い出した。彼女はもう真っ赤でした。母親もその様子に気付いたようで、“足を洗ってきたら?”と。バスルームに案内されていました。彼女本人はだいぶ恥ずかしかったと思いますが、そこから打ち解けられたので、結果的には良かったです」イサム(仮名)/32歳“男が内心喜んでいる彼女の緊急事態”をご紹介しました。「ピンチこそチャンス」とはよく言われます。緊急事態を乗り越えた先には、きっと素晴らしい未来が待っているはず。とんでもないピンチを迎えても、あまり悲観的になる必要はないかもしれません。(C) Syda Productions / Shutterstock(C) Dima Sidelnikov / Shutterstock(C) Antonio Guillem / Shutterstock
2018年04月11日首元のボリュームで小顔に見える!?「スヌード風」HOW TO1.二つに折って、首へかけます。2.首の前で、一度結びます。3.両端を首の後ろにもっていき、中に入れ込みます。形を整えて完成です。アレンジのポイント後ろで結ばず、中に入れ込むことでスヌードのようなシルエットに。ボリューム感もアップするので小顔効果も。ヌケ感を演出してくれる「ポンチョ風」HOW TO1.大きく広げて、肩に羽織ります。2.一方の端を肩にかけます。3.もう一方の端を首元に入れます。形を整えて完成です。アレンジのポイント大判のストールだからこそできるアレンジ! あえて結ばないことでシルエットをすっきりと見せてくれます。さらりと着こなしたいニットガウンとも相性抜群。ニットガウンのカラーに合わせて、大判ストールをセレクトしてみて!人とは被りたくない方におすすめの「ツイストラップ」HOW TO1.二つに折って、首へかけます。2.くるくるとねじります。3.ねじった端を後ろにもっていき、中に入れ込みます。逆も同様にねじり、後ろでまとめます。形を整えて完成です。アレンジのポイントねじりを加えることで、変化系「スヌード」が完成。ストライプやボーダーなどの柄もののアイテムを使うのがおすすめです。監修/イサムちゃん衣装協力/glam city:
2018年03月09日「やけに自己評価が高いな……」と感じる人って、いますよね?その自信はどこからくるのか、根拠が分からない人です。そんな一面を見るとイラっとしてしまうこともあります。あなたも気付かないうちに、そんな素振りを見せているかも?女子から届いた“イイ女ぶった勘違いLINE”というテーマで男性たちに話を聞いてみました。文・塚田牧夫「もうちょっとレベルを合わせてくれると嬉しい」「女友だちにお願いして合コンを開いてもらったんです。できるだけ可愛い子を……とお願いしていました。そして当日。三対三だったんですけど、確かに連れて来てくれた二人が可愛かった! テンション上がりましたよね。一応こっちも、それなりの男を連れて行ったこともあり、かなり盛り上がったんです。終わって幹事の子にLINEを入れました。本当に楽しかったので、“今日は本当にありがとう”と丁寧に礼を述べ、“また飲もう”と誘っておきました。すると……。“次はもうちょっとレベルを合わせてくれると嬉しい”と来たんです! ようするに、男が女性陣に釣り合っていないと。何様かと思いましたよ。確かに女の子は可愛かったけど、お前がレベル下げてるから丁度いいよと思いましたよね」イサム(仮名)/29歳「どっちにしようか悩んでる」「女友だちとLINEで連絡を取っていたら、流れで男についての相談を受けたんです。二人から言い寄られているらしく、“どっちにしようか悩んでいる”と。どんな相手か聞いてみたところ、なんでもひとりは医者の卵で、大学院に通っているらしい。もうひとりは、弁護士の卵だと言うんです。卵ばっかりじゃねえか!その時点でちょっと怪しいと思いましたよね。とりあえず目指してれば卵なわけだし。それに、本当に医者とか弁護士だったら、その子を本気で狙うのだろうか……と。自分ではモテているような発言をしているけど、ただの遊び相手かカラダ目的としか思われていないんじゃなかろうか……と。そう言いたいけど、言えないですよねぇ」トム(仮名)/30歳「付き合うとすぐに束縛してくるんだよね」「クラブにいったときでした。見た目が派手で、軽そうな女性がいたので声をかけてみたんです。そうしたら、案の定うまくいった。その日のうちにホテルに行って関係を持ちました。その後も連絡は取っていたけど、あまり深くは関わりたくないので、ほぼ放置状態。向こうからLINEが来ては、少しやり取りをするぐらいでした。それがあるとき、“そろそろ男欲しいんだよね”と言ってきたんですよね。俺が“作りなよ”と適当に返すと、“男って付き合うとすぐに束縛してくるんだよね”とか言って、いい女ぶるんですよ。それはお前が軽いからだろう……とこっちは思うわけです。すると俺に“タクヤは束縛とかしなさそう”と言ってきた。いやいや、俺はあまり関わりたくないから放置していただけ。本気になるつもりはまったくないし。こういう勘違いしている女性は、面倒くせぇ~と思いますよね」タクヤ(仮名)/28歳“男がドン引いたイイ女ぶった勘違いLINE”をご紹介しました。勘違いしている相手には何を言っても無駄ですからね。聞いているほうは適当に受け流すしかない。しかし、勘違いしたまま進むといずれ痛い目を見ます。相手の反応をしっかり見て、身の丈を知ることも必要ですね。(C) Kseniia Perminova / Shutterstock(C) Dean Drobot / Shutterstock(C) Sviatlana Barchan / Shutterstock
2018年03月01日妻のいる人を好きになってしまった。不倫の関係になってしまったとき、最初のうちは「相手には奥さんがいるから……」と立場をわきまえているものの、次第に「自分を一番に……」という気持ちが芽生えてきたりします。気持ちがエスカレートして、彼に対し迷惑行為に及んでしまうことも……。今回は、男が迷惑した不倫相手からの求めすぎLINEをご紹介します!文・塚田牧夫深夜番組の感想を求めてくる「不倫関係になって一年。どうも最近になって、相手が妻に対して嫉妬するような場面が増えてきました。まず、深夜のテレビ番組を見るようにすすめてくるんです。絶対面白いからと言って。それで観終わると、『どうだった?』とLINEで感想を求めてくる。そんなのが毎晩続くんです。おそらく、妻と一緒に寝て欲しくないからなのでしょう。妻からは、すごいテレビ好きな人だと思われています」サトシ(仮名)/34歳時給アップを求めてくる「うちは飲食店をやってて、アルバイトを何人か雇っています。その中の女子学生と、不倫関係になってしまいました。学生なので、試験やら飲み会やらでいろいろ予定も入るらしく、『休みたい』『遅れる』といったLINEが急に届くのですが、うまくシフト調整してあげていました。こっちとしては、かなり融通を利かせていたつもりなんですが、ついに『時給を上げて欲しい』というメッセージが来ました。このままいくと、いつか店を乗っ取られるんじゃないか……という気もしてきて、とりあえず保留にしています」ユキノリ(仮名)/30歳一緒に地元に帰ろうとする「不倫相手の子とは、地元がものすごく近いということで話が合って、それがキッカケで付き合うようになったんです。夏休みが近くになった頃、その子から連絡が来ました。『いつ地元帰るの?』と。すでに帰る日は決めていたのでそれを伝えると、『じゃあ私もその日に帰ろうかな』と返ってきました。いやいや、こっちは家族と一緒だし……。ましてや、帰っても会うわけにはいかないし……。地元には知り合いも一杯いるし……。いったい何を考えてそんなこと言ってるのか、と理解できませんでした」イサム(仮名)/31歳男が迷惑した不倫相手からの“求めすぎLINE”をご紹介しました。不倫をするなら、相手の家庭を壊さないというのは暗黙のルールのはず。付き合いが長くなってくると、そういうのが曖昧になってくるのでしょう。関係を続けるのは危険……と思われないよう、最低限のルールは守るべきですね。そもそも、不倫なんてしない方が良いのです。(C) tommaso79 / Shutterstock(C) wavebreakmedia / Shutterstock(C) Maria Savenko / Shutterstock
2017年10月08日“セフレ”というと、どちらかというと男性が優位にあるイメージがあります。それは男性が、自分がセフレであることに意外と気付いていないというのも要因のひとつ。男は現実を突き付けられたときに、「信じていたのに……」とショックを受けるものです。今回は、そんな鈍感な男たちの悲しい体験談をご紹介しましょう!文・塚田牧夫セフレ番付表を発見「僕の彼女……だと思っていた女の子は、結構イケイケなタイプ。出会いはクラブで、向こうから声を掛けてきました。でも、付き合ってみると料理とかもしてくれて、意外と家庭的なところがあり、すごく好きになっていったんです。なのに……、ある日、彼女の家に行ったときのことです。前日に友だちが泊まりに来ていたらしく、散らかっていたので少し掃除を手伝ってあげたんです。すると、一枚のメモを発見しました。そこに書かれていた内容を見てビックリ。“セフレ番付”というタイトルがつけられていて、横綱や大関といったランクとともに、横には男の名前が書かれていました。卑猥な絵などもいっぱい描かれていたので、おそらく友だちと一緒にふざけて作ったものなのでしょう。そこには、僕の名前もありました。横綱ならまだ許せたと思います。でも、僕のランクは小結……。だいぶ下のほうでした。さらに僕の下の前頭にも男がいました。いったい何人セフレがいるんだよ! その日は泣きましたね……」イサム(仮名)/28歳アニメ声にやられた「飲み会で、ある女の子と知り合いました。その子は、声がとっても可愛い。いわゆるアニメ声ってやつでした。連絡先を交換して、すぐにデートに誘いました。けっこう順調ですぐに付き合うことに。するとその子、俺のこと“おにいたん”とか呼ぶんです。あまりの可愛さに、絶叫しちゃいましたよ。俺もはもうその子にゾッコンです。毎日のように会いに行ってました。ところがですよ……。付き合って半年ぐらい経ったとき、突然言われました。“おにいたん、わたし結婚することになったの”えーっ! 相手だれっ!? っていうかそんな時間あった!?俺、本命じゃなかったんです。もちろんイヤだって止めましたよ。そしたら“赤ちゃんもいるの”だって……。もうどうでもよくなって、聞いてみたんです“俺はセフレだったの?”って。そしたら言いましたよ“そうだよ”って。その声も、やっぱり可愛かったんだよなぁ……」リョウスケ(仮名)/27歳いつの間にかセフレにされていた男の悲しい体験談をご紹介しました。男は鈍感。まさか自分がセフレだなんて思ってもいない人が多い。だからショックも大きい。現在、セフレをお持ちのみなさん。あまり傷つけないためにも、あらかじめ立場を伝えてあげておいた方がいいかもしれません。(C) 4 PM production / Shutterstock(C) Pavel Yavnik / Shutterstock
2017年09月14日10月1日(日)に東京・日比谷野外大音楽堂で「琉球フェスティバル2017」が開催される。【チケット情報はこちら】沖縄音楽の祭典として、今年で22回目を迎える同フェス。古謝美佐子、我如古より子、MCとしてガレッジセールが出演するなど、沖縄県内でもなかなか見れないラインナップが登場。今では東京の沖縄音楽ファンが待ちに待つ一大イベントとしてすっかり定着している。そして今回新たに、沖縄に数多いる民謡教室の師範をイメージ~デフォルメして演じるキャラで話題沸騰中の「護得久栄昇」の出演が決定。2017 年正月に行なわれた沖縄のお笑い芸人No1を決めるテレビ番組に出演以来人気を呼び、テレビ・ラジオを始め多数のCM出演にするなど今や沖縄での注目度No1。どんなステージを披露するかは当日までのおたのしみ、琉球フェスを護得久流一色に染めることは間違いない!?チケットは発売中。■琉球フェスティバル2017日時:10月1日(日)開場15:15 / 開演16:00※雨天決行会場:日比谷野外大音楽堂(東京都)料金:前売7,000円/当日7,500円(全席指定・税込)出演:古謝美佐子 / 我如古より子 / パーシャクラブ / よなは徹バンド / 桑江知子 / THE SAKISHIMA meeting(新良幸人×下地イサム) / 琉球オールスターズ(徳原清文・よなは徹・仲宗根創・大湾三瑠・浜川恵子) / 護得久栄昇司会:ガレッジセール
2017年09月14日ペットの無邪気な勘違いって可愛いですよね。今回ご紹介するのは、ハマジ(@xxhama2)さんのツイート。【すべての画像はこちらから→】子猫用のベッドを自分のものと勘違いするハスキー犬が愛らしいと話題になっています。----------ある日、子猫のイサムちゃん用にペッドを買ってあげたという投稿者さん。イサムちゃんもさぞ喜ぶかと思いきや、誰よりもベッドを気に入っていたのはなんと……ハスキー犬のシルビアちゃん。明らかに自分のサイズとベッドのサイズが合っていませんが、ご満悦の表情。この様子を見た投稿者さんは『いやいやいやいやいや!!!!!!!それ子猫ちゃん用に買ったベッドだから!!!』と困惑しています。本来自分のベッドになるはずだったイサムちゃんを差し置いて、思い切りくつろぐシルビアちゃん。悪気が一切ない感じがなんとも可愛らしいですね。心なしかイサムちゃんがちょっと悲しげな表情をしているようにも見えます。このシルビアちゃんの様子を見た人たちからは、「おしるちゃんもベッド欲しいんですねw」「とても満足そうですね」「お顔が凛々しいw」「私もベッド欲しいもん…。というおシルさまのまなざし」などの反響が寄せられています。シルビアちゃんの可愛らしい勘違いの様子は、ページ下部のリンク『【かわいいイヌ画像】子猫用のベッドでくつろいじゃうハスキー犬』からご覧いただけます。子猫用のベッドを自分のものだと勘違いしてしまったシルビアちゃん。堂々とした表情が可愛らしいですね。●文/パピマミ編集部
2017年08月28日2017年夏、北海道札幌市で「さっぽろ夏まつり」と「札幌国際芸術祭2017」が同時開催!どちらか片方でも豪華なイベントですが、両方が楽しめる今年の夏は例年にも増して札幌の街が盛り上がっています。ここからは、そんな2つのイベントの見所に加えグルメ情報もご紹介していきましょう。2017年夏、札幌で開催される2つのイベントがアツい!夏の旅行先で人気がある北海道。なかでも札幌の2017年夏は、「第64回 さっぽろ夏まつり」と「札幌国際芸術祭 2017」が同時開催されることで話題を呼んでいます。そんな2つのイベントは、国内最大規模のビアガーデンが展開されたり街全体がアートと化したりと魅力が満載です。今年の夏北海道へお出かけを予定している方はぜひ足を運び、札幌でしか味わえない旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?第64回 さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりは、北国の短い夏を思い切り楽しもうと1954年(昭和29年)に初開催されました。今回で64回目を迎えるさっぽろ夏まつりですが、今年の見所はどういったものがあるのでしょうか?ご紹介していきます。●ビール好きにはたまらないビアガーデン in さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりで注目したいのがビアガーデンです。国内最大規模の13,000席が用意され、6つの会場それぞれで異なるビールを楽しめるのが魅力。特に8丁目会場では、ジョッキの高さをはるかにしのぐ迫力満点の4.2L タワーピッチャーが登場。ビアガーデン好きにはたまりませんね。さらに5丁目会場には、ホルモンとジンギスカンの「ホルジン焼き」といったご当地グルメも充実しており、札幌夏のグルメを満喫できます。開催日時2017年7月20日(木)〜8月15日(火)12:00〜21:00(一部会場を除く)●異色のコラボ!DJ盆踊り in さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりで毎年盛り上がる「北海盆踊り」はもちろんのこと、今年は「DJ盆踊り」も見所の1つとなっています。DJを務めるのはコンビニの一角でDJパフォーマンスを行うなど、その一風変わったスタイルで有名となった岸野雄一氏。誰にも予想できない「DJ」と「盆踊り」の異色コラボは必見です!開催日時2017年8月14日(月)20:30〜21:45(予定)会場大通公園2丁目【開催概要】名称:第64回 さっぽろ夏まつり開催期間:2017年7月20日(木)〜8月17日(木)場所:大通西2丁目~11丁目アクセス:地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」下車すぐ公式サイト:札幌国際芸術祭 2017札幌国際芸術祭 2017は、3年に一度札幌市内で開催される国際的なアートフェスティバルです。著名な作品が並ぶ芸術祭とは異なり、すすきのの街やキャバレーなど、市内のあらゆる場所・施設が芸術作品に変えられるのは札幌国際芸術祭ならでは。今年はNHK朝の連続テレビドラマ「あまちゃん」の音楽を手がけた大友良英氏をゲストディレクターに迎え、100組以上のアーティストと共に57日間に及ぶ札幌国際芸術祭が開催されます。●フォトジェニックなスポット「モエレ沼公園」にも注目!札幌国際芸術祭 2017のサブテーマである「ガラクタの星座たち」。モエレ沼公園では、かつて不燃ゴミの最終処分場であったという歴史に焦点を当てた映像作品やロボット作品など、様々なアート作品が展開されます。ガラスのピラミッド「HIDAMARI」また、イサム・ノグチ氏によって設計された園内にも注目。ここには「海の噴水」やガラスのピラミッド「HIDAMARI」といった写真映えするスポットも点在しており、写真撮影が好きな方、SNSに写真をアップしたい方へもオススメです。普段あまり芸術に関心がない方もきっと素敵な思い出ができるであろう札幌国際芸術祭 2017。いろんなアート作品を通し、いつもとは違う札幌の魅力にふれてみてください。【開催概要】名称:札幌国際芸術祭 2017開催期間:2017年8月6日(日)~10月1日(日)場所:札幌市アクセス:新千歳空港からJR札幌駅まで電車で約40分公式サイト:イベントと一緒にグルメもご紹介!「第64回 さっぽろ夏まつり」「札幌国際芸術祭 2017」へ訪れた際はぜひ食べてみてほしいグルメがあります。他県ではなかなか味わえないグルメとなっているのでお忘れなく!●話題の「シメパフェ」を楽しもう!最近テレビや雑誌などのメディアで取り上げられ、話題となっているのが札幌カルチャー「シメパフェ」です。シメパフェとはその名の通り、お酒を飲んだ後や食事をした後締めにパフェを楽しむというもの。さらに2017年の夏は、札幌国際芸術祭と同時開催ということで会場でしか食べられないパフェも登場します。甘いものが好きな方、1日の最後はパフェで締めくくってみましょう!●Dining & Sweets SINNER(ダイニング&スイーツ シナー)ダイニング&スイーツ シナーは、札幌市内で人気のシメパフェです。定番のキャラメルプリンカフェや季節ごとに内容が変わるプレミアムパフェがオススメ。●SIAF × MIRAI.ST(札幌国際芸術祭×ミライスト)札幌国際芸術祭 2017との限定コラボパフェです。ミライスト自慢の濃厚なソフトクリームと酸味のあるフルーツがたまらない一品。●北海道を訪れたなら「ジビエ」は外せない!高タンパク・低カロリーなことから、近年注目を浴びているジビエ。そして北海道では「エゾ鹿肉」を使用した料理が人気です。特に夏は、シカが若い木の芽や若草を春先に食べ栄養を蓄えていることから脂が乗り、肉の旨味を味わえる季節といわれています。この夏は市内の料理店でぜひジビエを堪能してみてください。
2017年07月18日展覧会「週刊少年ジャンプ展」が、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催される。開催期間は3回に分けられており、VOL.1は2017年7月18日(火)から10月15日(日)まで、その後2018年春と夏にVOL.2とVOL.3の開催が予定されている。「週刊少年ジャンプ」の創刊から現在までを振り返る展覧会2018年で50周年を迎える「週刊少年ジャンプ」。これを記念して開催される本展は、「週刊少年ジャンプ」の創刊から現在までを振り返る展覧会だ。VOL.1には、創刊〜80年代のジャンプを支えた60作品以上が集結第1弾の「週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊〜1980年代、伝説のはじまり」には、『男一匹ガキ大将』(本宮ひろ志)をはじめ、『聖闘士星矢』(車田正美)や『北斗の拳』(武論尊・原 哲夫)、『キン肉マン』(ゆでたまご)、『DRAGON BALL』(鳥山 明)など、創刊から1980年代にジャンプに登場した60作品以上のヒーローたちが集結。会場は4つのコーナーに分かれている。入場してすぐの「シアターゾーン」では、キャラクターたちが一挙集結した特別映像を大型スクリーンで上映。「作品体感ゾーン」では誰もが知る代表的な11作品が、作品別の演出を交えて展開され、貴重な原画の数々を楽しむことができる。続く「原画結集ゾーン」では、これまで発売された1043冊の大型表紙が広がり、52作品の原画が並ぶ。そして最後の「ジャンプ展公式ショップ」では、ここでしか手に入らないユニークなアイテムの数々が展開される。中でも見どころのエリアを紹介。<キン肉マン>「マッスル・ドッキング」の巨大立像「作品体感ゾーン」に含まれる『キン肉マン』のコーナーでは、原画や当時大人気であったグッズのほか、大型展示2つが登場。キン肉マンの必殺技である「マッスル・ドッキング」を表現した巨大な立像は、漫画の2色刷り風に仕上げた色合いもポイントだ。さらに、当時コレクターズアイテムとなったキン肉マン消しゴム、通称「キンケシ」を32,376体使用した巨大なキン肉マンマスクも見逃せない。<北斗の拳>巨大像×映像で「ラオウの最期」を再現『北斗の拳』コーナーでは、独自の画風で描かれた迫力の原画のほか、特別展示を展開。名場面である「ラオウの最期」を巨大像と映像を融合させた形で表現した。映像と共に、後ろから浮かび上がるラオウ昇天像は迫力満点だ。<DRAGON BALL>必殺技「かめはめ波」を大迫力で『DRAGON BALL』を特集したコーナーでは、おなじみの必殺技「かめはめ波」を原画パネルでダイナミックに表現。ファンは思わず写真を撮ってしまうだろう。さらに奥に進むと、「天下一武道会」での悟空の激闘が流れる迫力のシアターが登場する。<原画結集ゾーン>歴代の作品原画が一挙に集結「原画結集ゾーン」では、創刊から1989年までの発行日付の号、1043冊の表紙が並ぶほか、創刊号・70年代・80年代の3つに分けて、歴史を紐解く企画を展開している。さらにその周りには、ジャンプの歴史を語る上で欠かせない『はだしのゲン』『ど根性カエル』『ジョジョの奇妙な冒険』など52作品の原画展示を解説文付きで紹介。歴代の作品原画が一挙に集結する貴重なエリアとなっている。9月1日(金)からは後期展示がスタートし、100点を超える展示原画の入れ替えを行う。前期では紹介できていなかった『キン肉マン』、『DRAGON BALL』、『キャプテン翼』などの原画を展示。なお、公式ショップではは『シティーハンター』や『サーキットの狼』など新たに8点の複製原画が販売される。<グッズ>限定Tシャツなど約200種展覧会を楽しんだ後はグッズコーナーへ。ここでは会場でしか手に入らない『キン肉マン』『聖闘士星矢』『北斗の拳』のTシャツ、必殺技・名言を描いた各漫画のカレンダーやマグカップ、さらに『キン肉マン』のマスク型貯金箱や木樽ジョッキ、とファン必見のグッズ約200種をラインナップ。ぜひ記念に持ち帰ってみてはいかがだろう。なお来場者には、ICカードなどに貼れる「週刊少年ジャンプ表紙ステッカー」(非売品)がプレゼントされる。VOL.1では、『男一匹ガキ大将』『ハレンチ学園』『シティーハンター』『北斗の拳』『聖闘士星矢』『キン肉マン』『キャプテン翼』『Dr.スランプ』『DRAGON BALL』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の全10種の中から、ランダムで1枚が配布される。1990年代、2000年代の作品を紹介するVOL.2&VOL.3も開催2018年春と夏には、それぞれ「週刊少年ジャンプ展VOL.2 1990年代、発行部数653万部の衝撃」と「週刊少年ジャンプ展VOL.3 2000年代〜、進化する最強雑誌の現在」が開催される。VOL.2では『DRAGON BALL』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』『るろうに剣心』『遊☆戯☆王』など1990年代の作品が、またVOL.3では『ONE PIECE』『NARUTO‐ナルト‐』『DEATH NOTE』『ハイキュー!!』『暗殺教室』など、2000年代の作品が紹介される。開催概要■「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊〜1980年代、伝説のはじまり」開催期間:2017年7月18日(火)〜10月15日(日)時間:・平日 10:00〜20:00(最終入館19:30)・土日祝日及び8月14日(月)〜18日(金) 9:00〜21:00(最終入館20:30)会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階※チケット情報は公式サイト(にて。<展示予定原画>・原画展示予定作品一覧◆秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」◆荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」「魔少年ビーティー」◆池沢さとし「サーキットの狼」◆今泉伸二「神様はサウスポー」「空のキャンバス」◆江川達也「まじかる☆タルるートくん」◆江口寿史「すすめ!!パイレーツ」「ストップ!!ひばりくん!」◆えんどコイチ「ついでにとんちんかん」◆小畑 健「CYBORGじいちゃんG」◆貝塚ひろし「父の魂」◆原作:鏡丈二漫画:金井たつお「ホールインワン」◆原作:梶原一騎漫画:井上コオ「侍ジャイアンツ」◆桂正和「ウイングマン」「電影少女」◆原作:牛次郎漫画:ビッグ錠「包丁人味平」◆車田正美「リングにかけろ」「風魔の小次郎」「男坂」「聖闘士星矢」◆小林よしのり「東大一直線」◆コンタロウ「1・2のアッホ!!」◆佐藤正「燃える!お兄さん」◆原作:三条陸漫画:稲田浩司監修:堀井雄二「DRAGON QUEST-ダイの大冒険-」◆新沢基栄「3年奇面組」「ハイスクール!奇面組」◆高橋陽一「キャプテン翼」◆高橋よしひろ「悪たれ巨人」「銀牙-流れ星銀-」◆ちばあきお「プレイボール」◆次原隆二「よろしくメカドック」◆寺沢武一「コブラ」◆原作:寺島優漫画:小谷憲一「テニスボーイ」◆原作:遠崎史朗漫画:中島徳博「アストロ球団」◆徳弘正也「シェイプアップ乱」「ジャングルの王者ターちゃん♡」◆とりいかずよし「トイレット博士」◆鳥山明「Dr.スランプ」「DRAGON BALL」◆永井豪「ハレンチ学園」◆中沢啓治「はだしのゲン」◆にわのまこと「THE MOMOTAROH」◆萩原一至「BASTARD!!-暗黒の破壊神-」◆平松伸二「ブラック・エンジェルズ」◆原作:武論尊漫画:平松伸二「ドーベルマン刑事」◆原作:武論尊漫画:原哲夫「北斗の拳」◆北条司「キャッツ♥アイ」「シティーハンター」◆星野之宣「ブルーシティー」◆巻来功士「ゴッドサイダー」◆宮下あきら「激!!極虎一家」「魁!!男塾」◆本宮ひろ志「男一匹ガキ大将」「山崎銀次郎」「さわやか万太郎」「やぶれかぶれ」◆森田まさのり「ろくでなしBLUES」◆諸星大二郎「妖怪ハンター」「孔子暗黒伝」◆原作:山川惣治漫画:川崎のぼる「荒野の少年イサム」◆ゆでたまご「キン肉マン」◆吉沢やすみ「ど根性ガエル」※著者氏名50音順。※予告なく変更になる場合あり。開催概要(VOL.2・VOL.3)■「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 1990年代、発行部数653万部の衝撃」開催時期:2018年春を予定会場:六本木 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)登場作品:『DRAGON BALL』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』『るろうに剣心』『遊☆戯☆王』ほか■「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 2000年代〜、進化する最強雑誌の現在」開催時期:2018年夏を予定会場:六本木 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)登場作品:『ONE PIECE』『NARUTO‐ナルト‐』『DEATH NOTE』『ハイキュー!!』『暗殺教室』ほか©2017 Go Nagai / Dynamic Production ©BUICHI TERASAWA/A-GIRL RIGHTS ©池沢さとし ©今泉伸二 ©江 口寿史 ©貝塚ひろし ©鏡丈二・金井たつお ©梶原一騎・井上コオ ©小林よしのり ©コンタロウ ©新沢基栄 ©ちば あきお ©次原隆二/NSP 1982 ©寺島優・小谷憲一 ©遠崎史朗・中島徳博/太田出版 ©とりいかずよし ©中沢啓治 ©にわのまこと ©土方茂 ©平松伸二 ©武論尊・原哲夫/NSP 1983 ©北条司/NSP 1981 ©北条司/NSP 1985 ©星 野之宣 ©巻来功士 ©諸星大二郎 ©山川惣治・川崎のぼる ©ゆでたまご ©吉沢やすみ/オフィス安井 ©秋本治・アト リエびーだま/集英社 ©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 ©江川達也/集英社 ©えんどコイチ /集英社 ©桂正和/集英社 ©牛次郎・リュウプロ/集英社 ©車田正美/集英社 ©佐藤正/集英社 ©三条陸・稲田浩司/集 英社 ©SQUARE ENIX ©高橋陽一/集英社 ©高橋よしひろ/集英社 ©徳弘正也/集英社 ©鳥山明/集英社 ©バードス タジオ/集英社 ©萩原一至/集英社 ©武論尊・平松伸二/集英社 ©宮下あきら/集英社 ©本宮ひろ志/集英社 ©森田ま さのり/集英社
2017年05月12日エルメス(HERMÈS)は、「水の三部作 2」 アブラハム・クルズヴィエイガス展を、銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催。会期は、2017年4月21日(金)から7月2日(日)まで。メキシコシティを拠点に活動するアーティスト、アブラハム・クルズヴィエイガス。ロンドンのテート・モダンでの個展の開催や、ヴェネチア・ビエンナーレに参加するなど、世界的に評価を受けている。彼が手掛けるのは、単体のオブジェから大規模な建築的インスタレーションまで。それらの作品は、石や段ボール、廃材や鉄屑など、訪れた土地で拾ってきたローカルな素材で構成されている。そんな各地の歴史や、政治、社会を内包する”日常的”な素材は、彼によって”非日常的”に組み合わせれ、配置されることで、全く違った姿で立ち現れてくる。この意味のズレや混沌さに、日常的なモノの見方に慣れている私たちは、ハッとさせられることだろう。本展は、2017年に3カ所で開催されるクルズヴィエイガスの一連の個展「水の三部作」の第2章。東京という街で彼のインスピレーション源となったのは、日本で展開された建築運動「メタボリズム」や、日本と米国にルーツを持つ芸術家イサム・ノグチによる家具だ。それらはメキシコの伝統的な音楽や、農法、水辺の生き物と混ざり合い、私たちが知らない新たな「東京」が物語られる。【詳細】「水の三部作 2」 アブラハム・クルズヴィエイガス展会期:2017年4月21日(金)〜7月2日(日)会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座 5-4-1 8階休館日:不定休 ※エルメス銀座店の営業時間に準ずる開館時間:月〜土曜 11:00〜20:00(最終入場19:30)、日曜日 11:00〜19:00 (最終入場18:30)入場料:入場無料【問い合わせ先】銀座メゾンエルメス フォーラムTEL:03-3569-3300
2017年03月20日世界的に活躍する彫刻家のイサム・ノグチの母親の辿った波乱に満ちた人生を描いた『レオニー』がまもなく公開となる。監督を務めたのは、アルツハイマー症を患った女性のドラマを描いた『ユキエ』、『折り梅』が、劇場公開後に口コミで広がりを見せ、いまなお各地で自主上映会が開かれるなど、人々の心に静かに訴えかける佳作を世に送り出してきた松井久子。日米合作で製作された本作について、そして“天才”イサム・ノグチの原点である母・レオニーという女性について松井監督が口を開いた。まず、イサム・ノグチその人ではなく、“母親”に焦点を当てた理由について、監督はこう説明する。「イサム・ノグチや彼の父親(※詩人の野口米次郎)はすごく有名なのに、彼女のドラマティックな人生が、どうして誰にも知られることなく歴史に埋もれてしまったのかと思いました。もちろんいままで映画にもなっていませんでしたから。イサム・ノグチの母であり、ドラマティックな人生を歩んできたレオニー・ギルモアという人物を、同じ女性として世に送り出さなければ!という気持ちが強かったです」。映画の中にもノグチ・イサムが残した作品が登場する。エンディングの舞台となるモエレ沼公園(札幌市)もそのひとつ。「映像化契約を結んだ後、初めて公園を訪れました。札幌の青い空と公園の緑、イサム・ノグチさんが選んだ石や道の白の素晴らしいコントラストに目を奪われました。雄大な素晴らしい風景でした。これをレオニーが見たら『我が息子は本当に素晴らしいものを作った』と、どんなに充足するだろうと思ったのを覚えています。シナリオを書く前でしたが、そのときにここをエンディングにしよう!と迷わず決めました」。ほかにも劇中に様々な芸術作品が見られるが「私の趣味です(笑)。ひとつひとつに特に深い意味はありません」と監督は笑う。ちなみに松井監督が特に好きな、イサム・ノグチの作品は「高松のイサムノグチ庭園美術館にある“エナジーボイド”という作品」だそう。「かなり大きな石の彫刻なのですが、見る角度によって全然違う見方ができます。昔からイサム・ノグチさんの光の彫刻“あかり”が好きで、自分で買ったりもしていました。イサム・ノグチさんのことはフリーダ・カーロの本で知りました。その本には『恋人だった』と書かれていたので、恋多き男でもあったのかなと(笑)」。レオニー役のエミリー・モーティマーに米次郎役・中村獅童をはじめ、キャスト・スタッフに日米の人材が集められた本作。その中で苦労した点は?「大変だったのは資金集めです(笑)。この使い捨ての時代、映画もただの商売道具になってしまっているように思えるいま、時代を超えて観ることのできる映画があるべきでは?と6年訴え続けてきた結果、幸運なことに作品を完成させることができました。周りから反対されればされるほど闘志がわいてきましたよ(笑)。使命感もわいてきましたし。自分で自分の可能性を狭めることだけはしてほしくないと思います。嬉しかったのは、7年かかってやっと映画が完成して…英語もほとんど話せない私が、世界中の国の人たちと一緒に仕事が出来たことです」。ちなみに11月17日はノグチ・イサムの誕生日。これに合わせて映画の公式サイトでは、レオニーとイサム・ノグチの生涯の軌跡をたどるをコンテンツ「『レオニー』オリジナル年表」を展開中。映画の世界観さながらに、母から子へと受け継がれる歴史を堪能することができる。母の辿った道のりの何が不世出の天才彫刻家を育て上げるきっかけとなったのか――。映画と合わせて彼女の歩みを辿ってみては?『レオニー』公式サイト■関連作品:レオニー 2010年11月20日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© レオニーパートナーズ合同会社
2010年11月17日