前回のステップ5までの作業により、マスターイメージの作成が完了した。今回は、次はマスターイメージを使用して仮想マシンを展開しよう。○[ステップ6]キャプチャしたイメージを使用して仮想マシンを展開するマスターイメージを展開するには「リソーステンプレート」と呼ばれるJSON形式の定義体を作成する必要がある。本連載はリソーステンプレートを作成することが目的ではないので、詳細は省くことにするが、デモ動画で解説しているのでぜひこちらをご覧いただきたい。今回はリソーステンプレートが作成されているという前提で解説を進めたい。すでに作成済みのリソーステンプレートはこちらからダウンロードが可能だ。テキスト形式のJSONファイルなので、手元のメモ帳でも開くことができる。デモ動画で簡単理解:リソーステンプレートとはデモ動画で簡単理解:リソーステンプレートを作成する~超基礎編それでは、早速テンプレートを展開する手順を追っていこう。現在Azure サブスクリプションのアカウントをお持ちでない方は、例によって以下の動画で手順を確認することができる。デモ動画で簡単理解:リソーステンプレートを使用して仮想マシンを作成する○(1)Azure Portalを開く画面の構成は利用者によって異なるので、気にする必要はないが、以前の演習により、仮想マシンとマスターイメージが作成されていることを確認しよう。○(3)「すべて表示」を選択○(5)「テンプレートのデプロイ」を選択し、左下の「作成」をクリックする○(7)テンプレートの編集画面で作業する編集画面に既定のテンプレートが表示されているので、これらを削除し、こちらからダウンロードしたテンプレート(テキストファイル)をコピー&ペーストする。貼り付けが完了したら、「保存」をクリックする。○(8)「パラメーターの編集」をクリックするこれにより、右側に仮想マシンを作成するために必要なパラメーターを指定する画面が表示される。これらのパラメーターはテンプレートファイルの Parameters 句で指定されているので興味のある方は確認してみていただきたい。○(9)各パラメーターに値を入力する。以下、項目ごとに値を説明しよう。OSMASTERIMAGEURIOSMASTERIMAGEURI は作成したマスターイメージのURLだ。マスターイメージのURLは以下の手順で確認することができる。[1]Azure ポータル画面で、左側メニューの一番下にある「参照」をクリック[2] 一覧から「ストレージ アカウント」をクリック。「ストレージ アカウント(クラシック)」ではないので注意する[3]マスターイメージを格納したストレージ アカウントをクリックする[4]「BLOB」を選択する[5] 「System」を選択する[6] [Microsoft.Compute] - [Images] を選択すると、マスターイメージを格納したフォルダ(この演習では masterimage)が表示される。これをクリックすると、配下にページBLOBタイプのファイルが保存されている。[7] ファイルを選択して表示されるプロパティ一覧から、URL をコピーする。この値がマスターイメージのURLとなる。■VMNAMEVMNAMEはこれから作成する仮想マシンのコンピューター名になる。今回は次に示す3台の仮想マシンを作成する。DS1FS1PRX1まずは1台目となる DS1 を入力しよう。■OSTYPEWindows と Linux から選択することができるが、今回は当然 Windows(規定値)を選択する。OSタイプの選択はAzureが自動的にインストールする拡張機能に影響するので、間違えないように注意しよう。■ADMINUSERNAME と ADMINUSERPASSWORDこれから作成する仮想マシンの管理者用ユーザーIDとパスワードを指定する。Administrator は使用できないので、CloudAdmin などを使用する。パスワードは8文字以上で英大文字、小文字、数字、記号いずれかの3種類が含まれている必要があるので注意しよう。■VMSIZE仮想マシンのサイズを意味する。マスターイメージの作成時にも解説した通り、仮想マシンを作成する際はCPUの性能や実装するメモリ量を決める必要がある。今回のテンプレートでは A1 Standard か A2 Standard を選択できるように設定してある。仮想マシンのサイズに関する詳細はこちらを参照していただきたい。■STORAGEACCOUNTNAME仮想マシンの作成先となる、既存のストレージ アカウントの名前を指定する。今回は、マスターイメージ(OSMASTERIMAGEURI)と同じストレージ アカウントを使用することにする。もちろん、他に作成したストレージ アカウントがあれば、それを指定してもよい。■EXISTINGVIRTUALNETWORKNAME既存の仮想ネットワークを指定する。ここで指定した仮想ネットワークに仮想マシンが展開される。仮想ネットワークの名前を忘れてしまった方は、ポータル画面の左メニューから「すべてのリソース」をクリックしてみよう。この演習では、My-VNET という名前で仮想ネットワークを作成している。■SUBNETNAME仮想マシンの展開先となる仮想ネットワーク配下のサブネット名を指定する。この演習では、My-subnet1 という名前で作成しているはずだ。もちろん別の名前でも構わないが、すでに作成されている必要があるので注意しよう。○(10)以上で各パラメーターの入力は完了間違いがなければ、「OK」をクリックしよう。○(11)「サブスクリプションの選択」を指定する具体的には、仮想マシンの作成先となるサブスクリプションを指定する。ここで指定したサブスクリプションが仮想マシンやストレージの課金対象となる。○(12)「リソース グループの選択」を指定する具体的には、リソースを作成するリソース グループを指定する。この演習では My-RG というリソース グループを使用しているが、別途新規に作成してもよい。○(13)「リソース グループの場所」を指定するリソース グループを選択すると自動的に指定される。○(15)以上で必要な情報はすべて設定完了ここで「作成」をクリックすれば、以下のようなタイルが表示されて仮想マシンの作成が始まる。タイルをクリックすると、仮想マシン作成の進捗を細かなレベルで確認することができる。エラーが発生した場合も、どこに問題があるのかが一目瞭然だ。作成が完了すると、以下のようにDS1という仮想マシンがリソースの一覧に表示される。なお、DS1-nic や DS1-pip はDS1作成時に同時に作成されたネットワークカードとパブリックIPアドレスだ。DS1 をクリックすると、以下に示すように仮想マシンの情報を表示することができる。画面上にある「接続」をクリックすると、リモートデスクトップファイルがダウンロードされてくるので、「ファイルを開く」をクリックするとリモートデスクトップクライアントを使用して仮想マシンにログオンすることができる。残る2台(FS1、PRX1)についても同様の手順を繰り返し、3台の仮想マシンを作成しよう。編集協力:ユニゾン安納 順一日本マイクロソフト テクニカル エバンジェリスト主にインフラ系テクノロジーの日本市場への訴求を担当。近年はパブリッククラウド上のアイデンティティ・プロバイダーであるAzure Active Directoryを活用したセキュリティ基盤のデザインや実装方法などがメインのフィールドである。Technetで個人ブログもさまざまな技術情報を発信している。
2016年01月06日ブラザー販売は3日、布や紙を思い通りの形にカットできるカッティングマシン「ScanNCut」シリーズの新製品となる「CM650W」を発表した。12月下旬から発売し、価格はオープン。はさみを使うよりも効率的に、布や紙を切り抜けるカッティングマシン。切り抜けるのは、紙、布、プラスチックシート、ステッカーなど。「ScanNCut」用の模様データをダウンロードしたり、編集したりできるオンラインサービス「ScanNCutCanvas」と連携して利用する。今回の新モデルで無線LANに対応し、PCやタブレット端末との接続性が向上。従来モデルでは「ScanNCutCanvas」で作成した模様データはいったんUSBメモリに保存し、「ScanNCut」に持って行く必要があったが、無線LAN対応になったことで、直接データをやり取りできるようになった。従来同様、USBによるPCとの有線接続やUSBメモリでのデータ追加も可能。スキャナ機能の読み取り範囲も広くなり、最大296×603cmまで拡大。カットデータの最大認識数も600パーツに向上し、さらに大きなパーツのカットが可能になった。本体には4.85インチの液晶ディスプレイを搭載。データを編集しやすく、画面は光が反射しにくい。主な用途としては、幼稚園や保育園における季節の装飾、イベント用に大量の紙を切り抜く、ショップなどでPOPやタグの作成などが上げられる。本体には1MBのメモリを内蔵し、模様数1,102種類、フォント15種類を内蔵する。本体サイズはW497×D185×H168mm、重量は3.9kg。
2015年12月03日セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは12月4日、「エスプレッソ・デー」キャンペーンを全国の「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ」店舗で実施する。同社は、日本1号店のオープン日にあたる12月4日を「エスプレッソ・デー」に制定。このキャンペーンでは、通常税込300円の「エスプレッソ」を税込100円で提供する(1人計2杯まで、「エスプレッソドッピオ」は税込200円)。また、エスプレッソまたはエスプレッソドッピオを購入した各店先着50名には、イタリアのカファレル社のチョコレート「ミニジャンドゥーヤコーヒー」をプレゼントする。
2015年12月02日遊園地やテーマパークの目玉といえば、やはり絶叫マシン。ジェットコースターやフリーフォールなど、たくさんのアトラクションがありますよね。とはいえ、高所恐怖症の人からは「何が楽しいのかわからない!」という感想もちらほら。そこで今回は、星座別に「絶叫マシンに乗ったときの楽しみ方」をチェックしてみましょう。■○火のエレメンツ(牡羊座・獅子座・射手座)火のエレメンツはチャレンジ精神が旺盛。牡羊座はどこまで危ないことが出来るか、ぎりぎりまで挑戦します。両手を離すなんてもちろん当たり前、一番前の席を確保してドキドキを全力で味わいにかかります。獅子座は身体にかかってくる重力に抵抗します。カーブや回転など、思い切り揺さぶられると身体にぐっと力を入れて踏ん張り、流されないようにして楽しんでいまます。射手座はとにかく数をこなそうとします。一種類だけでは飽きたらず、とにかくたくさんの絶叫マシンに乗ろうとします。周りが疲れていようと、その勢いを止めることは出来ません。■○地のエレメンツ(牡牛座・乙女座・山羊座)その速さに慣れさえすれば楽しい地のエレメンツ。牡牛座は固定するためのバーが、ガッチリしていれば大丈夫です。ニコニコしながらその速さを楽しみますが、少しでも隙間があると不安で仕方なくなります。乙女座は、最初のうちはとにかく怖がります。本当に安全なのか、危険はないのかと確認します。しかし安全とわかった途端に楽しくなり、何度でも繰り返し乗り込みます。山羊座はまず、絶叫マシンには乗りません。なぜあえて怖い目に合うのか理解できないところがあります。ただ、友人や家族からどうしてもとお願いされた場合は、むしろ喜んで一緒に乗ってくれるはずです。■○風のエレメンツ(双子座・天秤座・水瓶座)スピードの早い乗り物が大好きな風のエレメンツ。双子座は絶叫マシンが大好きですから、普通に乗るだけでは物足りません。いっしょに乗り込んだ友人を驚かしたり、絶対に目を閉じないなどのルールをつけたりして乗り込みます。天秤座もあまり怖くはないので、周りを観察して楽しんでいます。「あそこのカーブで、思いきり変な顔していたよね」と、後から報告して笑っています。水瓶座は気に入ったアトラクションにひたすら乗り続けます。みんなが他のアトラクションに移動しようとしていても、また乗りたそうな表情をずっとしています。後で乗るからと伝えないと離れません。■○水のエレメンツ(蟹座・蠍座・魚座)水のエレメンツは基本的に楽しんではいますが、その楽しみ方がやや独特。蟹座はとにかくずっと叫んでいます。まだ速度が上る前からもう叫んでいます。そんなに叫ぶならもう乗らないのかと思いきや、もう一回乗ろうと言い出します。蠍座は無言で乗り込みます。動いている間もあまり表情は変わらず、大きな声を上げることもありません。楽しくないのかなとおもいきや、実はものすごく楽しんでいます。魚座はエンターテイメント精神を全力で発揮します。大きな声で叫びますし、「怖かったね!」とみんなで盛り上がります。しかし、実際にはたいして怖がっていないことが多いようです。■◆おわりに◆「吊り橋効果」をご存知でしょうか。心拍数があがっているときは、いっしょにいる人のことを好きだと思い込んでしまう、心理的効果です。絶叫マシンのドキドキは、みんなと仲良くなるのにはピッタリ。無理をすることはありませんが、苦手な方もぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(草彅健太/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月27日究極の美脚マシン「レッグマジック プラス」足を乗せて左右に滑らせるだけで、内腿、外腿、ヒップまで効果的に引き締めることができる究極の美脚マシン「レッグマジック プラス」が株式会社オークローンマーケティングが展開するブランド・ショップジャパンより11月20日発売された。ショップジャパンの美脚マシンシリーズは、2007年からの国内販売台数400万台を突破している大人気アイテムとなっている。ンパクトなフォルムとシンプルな使用感「レッグマジック プラス」は、従来のレッグマシーンシリーズを使用したユーザーから寄せられた意見をもとに改良されており、コンパクトなフォルムとマシンに足を乗せて左右に滑らせるだけのシンプルな使用感を実現させている。また、内腿、外腿、ヒップまで効果的に引き締めることができるだけでなく、下半身全体の高い運動効果により、ウエストまわりの引き締めや体幹を鍛えることができる究極の美脚マシンに仕上がっている。特徴は以下の通り。1 ドルフィンテール・テクノロジー後方に向けて湾曲したレールにより、外に足を開くことでヒップからウエストに掛けて効果的に負荷をかけることができます。2 デュアルモーション・テクノロジー負荷調整バンドによる抵抗が両方向でかかることによって、 内、外腿の筋肉とヒップ周りの筋肉を同時に効果的に鍛えられます。3 インクラインスロープ・システムレールの両端に傾斜が掛かっているため、脚を外に開くときに蹴り上げ効果で引き締め運動ができます。4 調節可能な強度本体に内蔵されている負荷バンド※2は取り換えることが可能。トレーニング強度を自由に調整できます。※2:負荷バンドは別売り商品です。(プレスリリースより)価格は、19800円(税抜)。カラーは、レッド/ブラック、グリーン/ブラック、レッド/ホワイト、ブルー/ホワイト、ピンク/ホワイトとバリエーションに富んでおり、お部屋の雰囲気に合わせてチョイスすることができる。皆さんも「レッグマジック プラス」で美脚を手にいれてみては?(画像はプレスリリースより)【参考】・プレスリリース「レッグマジック プラス」・ショップジャパン「レッグマジック プラス」
2015年11月26日富士フイルムは11月26日、製造ラインの製品検査や計測などで使用するマシンビジョンカメラ用レンズ「FUJINON HF-XAシリーズ」を12月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。今回発表した「HF-XA」は、2/3型の大型センサー・3メガピクセルに対応した高性能固定焦点レンズで、焦点距離の異なる5機種が用意されている。画像の中心部から周辺部まで均一かつ高い解像性能を発揮し、撮影距離や絞り値の変動による解像力低下も抑制し、製造現場の多様な設置・撮影条件下でも、高い解像性能を実現できる。また、同社は「HF-XA」は、全5機種で外径寸法φ29.5mmと、一般的な小型マシンビジョンカメラと同等のサイズを実現しているため、システムの小型化に貢献するとしている。同シリーズの製品名と焦点距離は以下の通り:
2015年11月26日オムロンは11月19日、同社の産業機器の制御用コントローラであるマシンオートメーションコントローラ「形NJ101」シリーズ にデータベース接続CPUユニット「形NJ101-9020(制御軸数 0軸)」と「形NJ101-1020(制御軸数 2軸)」をラインアップに追加すると発表した。同シリーズは、マシンオートメーションコントローラのエントリーモデルで、今回、新たに追加される製品は、同シリーズに生産現場の情報を収集・活用できる機能を搭載、専用ツールやミドルウェアを介さずに、「Microsoft SQL Server」などの各種データベースと直結することを可能としたものとなる。最速20msごとにデータを送信することが可能で、制御周期単位でマシンデータを収集・格納することが可能だ。また、変数とファンクションブロックを使うだけでデータベース接続ができるため、ICT関連のプログラミング知識を必要とせずに使用が可能であり、既存の設備に後付することも可能だという。接続可能なデータベースは「Microsoft SQL Server」のほか、「Oracle Database」、「IBM DB2」、「MySQL」、「Postgre SQL(新規対応)」、「Firebird」としている。さらに、画像処理システム FHシリーズと組み合わせることで、検査画像とマシンデータを紐付けて保存するシステムを構築することも可能だとしている。なお2製品は2015年12月1日より販売が開始される予定だという。
2015年11月20日オラクルは11月19日、エンジニアド・システムのX5ファミリーの1つで高速データベース・マシンであるOracle Exadata Database Machine X5の新製品「Oracle Exadata Database Machine X5-8」の提供を開始した。1システムあたり、最大576CPUコアまで搭載でき、1.3PBを超えるディスク・ストレージもしくは180TBの超高速PCIeフラッシュが可能で、メモリ容量を最大24TBまで増強が可能だ。新製品はインメモリ・データベースや大規模ウェアハウス、負荷の高いOLTPワークロードの処理に最適で、大規模なプライベート・クラウド・データベースの実行のために設計されており、高い処理性能と大容量のストレージやメモリを備え、多数のデータベースによる多様なワークロードを単一のExadataシステム上に統合することによって、運用管理コストの削減を実現できるという。また「Oracle Exadata X5-2」に次ぐ新たなモデルとして、同等のストレージ性能とネットワーク機能を搭載しており、ストレージやコンピューティングはエラスティックに構成可能で必要に応じてサーバ1台単位で拡張していくことができるため、オンデマンドのきめ細かな対応が低コストで行えるという。ハードウェアの特長はデータベース・サーバを刷新しており、8ソケットのデータベース・サーバに18コアのIntel E7-8895 v3プロセッサーを搭載し、データベース・サーバ1台あたり合計144コアを収容。また、サーバ容量を2倍に拡大し、8TBのSAS3ディスク・ドライバーを採用した高容量のストレージ・サーバを搭載している。加えて、最新版のソフトウェア(12.1.2.2.0)が実装されており、Ethernetネットワーク向けIPv6サポートExaCLI採用による運用管理の簡素化とセキュリティ、AWRレポートにおけるExadataストレージの統計取得能力、リバースオフロード機能、堅牢性および可用性をそれぞれ向上させている。さらに、エラスティックな構成により「Oracle Database In-Memory」に最適化したシステムやオールフラッシュOLTPシステムなど、企業のニーズに合わせたシステムのカスタマイズが可能。システム規模に合わせたデータベース・ソフトウェアの料金体系(Capacity-on-Demand)や「Oracle VM」の仮想化機能を利用できることで柔軟性や安全性を備え、一層のコスト削減ができるとしている。そのほか、Oracle Exadataソフトウェアの最新版は前世代のOracle Exadataハードウェアシステムだけでなく「Oracle Database 12c」や「Oracle Database 11g Release 2」データベースもサポート。また、Oracle Exadataシステムはエンタープライズと「Oracle Cloud」のいずれにおいても低コストなデータベース統合プラットフォームを提供し、オンプレミスとパブリック・クラウドの機能を組み合わせることにより、柔軟性を有したデータベースのワークロードを最適な場所で開発・実行でき、そのプロセスを「Oracle Enterprise Manager」の単一管理画面で管理することができる。
2015年11月19日小さなカップの底に沈んだ濃くて真っ黒なエスプレッソコーヒー。味も香りもインパクトがあり、なんとなくカフェインも強そう。反対に、アメリカンコーヒーは薄いし、さらっとした飲み心地でカフェインも少なさそう……。意外にも答えはその逆!エスプレッソ1杯より、アメリカンやブレンドなどドリップ式のコーヒー1杯に使われる豆の分量のほうが多いことが理由です。エスプレッソ1杯のコーヒー豆の適量は約7グラム、一方、ドリップ式だと約10グラム。この違いがカフェイン量に影響します。ただし、同じ量を飲むなら、エスプレッソのほうがカフェイン量は多くなります。それは、エスプレッソは豆を細かく挽くので、成分がより強く抽出されるから。エスプレッソ1杯30ミリリットルに含まれるカフェイン量は30~50ミリグラムであるのに対し、アメリカンだと8~15ミリグラム程度です。でも、アメリカンだとカップ1杯250ミリリットル程度とエスプレッソの約8倍の分量を飲むことになります。結果として1杯のカップに含まれるカフェイン量は、アメリカンのほうがエスプレッソより多くなるのです。夕食にイタリアンレストランへ行ったなら、食後のコーヒーはエスプレッソがおすすめ!強い味わいとコーヒーのアロマで、お口の中もすっきり。カフェインが少ないので睡眠への影響も少なくて済みそうですね。
2015年10月14日●日本茶を本格的に楽しんでほしいネスレ日本は9月29日、カプセル式ティー専用マシンの新製品「SPECIAL.T」の新モデル「SPECIAL.T My T.」と、日本茶カプセル「京の匠福寿園シリーズ」5種類を発表した。新製品発表会では試飲体験などが行われたほか、ゲストとしてソロアーティストのGACKTさんも登場した。○伝統の福寿園と共同開発「SPECIAL.T My T.」と日本茶カプセル「京の匠福寿園シリーズ」は、日本ネスレと福寿園の共同開発による新製品だ。ネスレ社はこれまでも「SPECIAL.T」シリーズを発売してきたが、新製品は日本茶の最高峰といわれる「玉露」を最適な温度や蒸らし時間で淹れられるのが特徴だ。発表会のはじめに、ネスレ日本の執行役員 Eコマース本部長 グンター・スピース氏が登壇し、「現在、日本茶は日本だけでなく、世界的にも人気が高まっている。ネスレ日本には、カプセル式ティー専用マシンの技術力と多くのお茶に関するデータがある。しかし、日本茶に関してのノウハウは少ない。そこで、今回は長い歴史と伝統を持つ福寿園との共同開発に踏み切った」とコメントした。福寿園 取締役社長の福井正興氏は「福寿園には、創業してから220年で蓄積された日本茶に関する技術があり、ネスレ日本には、マシンの技術がある。この2つが融合することで、多くの人に『本当においしい日本茶』を飲んでいただけると期待している」と語った。○繊細な玉露も抽出できるSPECIAL.T My T.SPECIAL.Tシリーズは、専用ティーカプセルを使用する抽出マシン。カプセル一つ一つにチップが埋め込まれており、抽出したい茶葉に合わせた湯温や蒸らし時間を自動的に設定する。茶葉に合わせていちいち設定し直す必要がなく、ボタンを押すだけで「茶葉にあわせた完璧な一杯」を抽出できるという。このたび発表されたSPECIAL.T My T.では、新たに玉露を淹れられるようになった。日本茶の最高峰ともいわれる玉露は、人肌より温かいくらいの温度で抽出する繊細な茶葉だ。高温で抽出すると、玉露特有の旨みを感じにくく、苦みや渋みが出てしまう。従来のSPECIAL.Tシリーズは、紅茶などヨーロッパのお茶を中心に開発されていたため、80℃以上の熱湯しか設定できなかったが、今回は玉露のために50℃以下の低温で淹れられるようにした。旨みを引き出すために蒸らし時間も通常の茶葉より長くしている。お茶の「濃さ」も5段階で設定できる。そのほか、ボタンを押すことによってフロントパネルの色を10色から選択できる「マイカラー」設定も可能だ。発売は10月15日で、希望小売価格は税込12,800円。カラーはプレミアムレッドとホワイトパールの2色で、サイズはW16.1×D30.6×H26.6cm、重量は約2.9kg。水タンクの容量は1.5Lで、一度の給水で約7杯のお茶を淹れられる。○玉露はなんと1杯「850円」SPECIAL.T My T.の発売にあわせて、ティーカプセルの新シリーズである京の匠福寿園シリーズも発表された。ラインナップは「玉露」のほか、「かぶせ茶」「煎茶」「ほうじ茶」「玄米茶」の全5種類。煎茶とほうじ茶、玄米茶は10月15日に発売し、希望小売価格はいずれも10個入りで756円。玉露とかぶせ茶は11月中旬に発売予定で、かぶせ茶が10個入りで2,160円、玉露が3個入りで2,592円(価格はすべて税込)。玉露は1杯あたり850円以上とかなり高級に思えるが、福井氏は「飲めば納得していただけると思っている」と自信をみせた。●「本物を知る男」GACKTさん登場○GACKTさんによる飲み比べも発表会では国内外で活躍するソロアーティストのGACKTさんも登場。「世界で本物に触れ、本物を知る男」としてSPECIAL.T My T.で抽出したお茶の試飲をした。最初に福寿園のCHA研究センターで煎茶道の師範をしている東基子氏が正しい作法で淹れた玉露を、その後、SPECIAL.T My T.で淹れた玉露を飲み比べた。定期的にコーヒー断ちをし、その期間はおいしいお茶を探しているというGACKTさんは「どちらも旨みとコクが感じられて、まさに匠の技。マシンで淹れたクオリティとは思えない」とお茶の味についてコメント。さらに、玉露のような繊細なお茶は淹れ方が重要なので、間違った淹れ方で「玉露はこんな味」と誤解している人も多いのではないか、この価格でこのクオリティのお茶を楽しめるのはうれしい、と締めくくった。○「完璧な一杯」を楽しめるイベントSPECIAL.T My T.と京の匠福寿園シリーズの発売にともない、東京都・港区にある東京ミッドタウンの芝生広場にて、体験イベント「京の匠ガーデンサロン」を開催。開催期間は10月2日が12:20から20:00まで、10月3日が12:20から17:30まで。イベントでは、2種類の透明な巨大カプセルを用意。「茶匠カプセル」では、日本茶インストラクターによる本格的な玉露の淹れ方を学べる。もう一方の「おもてなしカプセル」では、その日の気分に合ったお茶と季節の茶菓子を、ティータイムコーディネーターが提案してくれる。両日とも、50人規模で最高級玉露を味わえる「青空お茶会」も開催する。
2015年09月29日京都出張の際、次の約束まで少し時間があったのでコーヒーを飲むことに。同行の編集部員Sの行ってみたいお店が祇園四条にあるという。友人のスタイリストから教えられたらしいが、「京都にいったら是非行ってほしい、絶対好きだと思うから」と、普段、断定的にものを言わない人からのすすめだと聞き、必然的に私の期待も高まった。お店の名前はアラビカ キョウト(%Arabica Kyoto)。道すがらスマフォで検索して写真やお店に関する記事をいくつか読んでみる。ロゴが特徴的だが、そういえばInstagramで見た事あるかもしれない。雰囲気も良さそう、楽しみになってきた。ところで京都でコーヒーというと、イノダコーヒや小川珈琲、前田珈琲などの老舗喫茶店のイメージだったが、最近はアラビカ キョウトのようなモダンな雰囲気のお店も増えているようだ。検索して調べていた時に、いくつか気になるお店もあったので機会があれば他のコーヒーショップへも行ってみたい。夕方17時を過ぎた頃、少しだけ雨が降ってきた。河原町駅で下車し、四条通から花見小道通を歩く。建仁寺の前を通る頃には雨はあがっていた。10分程度歩き、八坂の塔(法観寺)に続く坂を上がる途中にお店はあった。京都の町並みとコントラストを感じる、白を基調にしながら部分的に暖かみのあるウッドをあしらえたモダンな店内。それなのにスッと溶け込んでいるから不思議だ。ベンチには海外からのお客さんが座っている。私はアメリカーノのアイスを、同行のメンバーはカフェラテのアイスをオーダーした。味を語れるほどコーヒーに詳しくないが、好き嫌いはある。こちらは酸味も少なく、さっぱりとした後味で私好みだった。次回はエスプレッソ マキアートをオーダーしたい。(今回は暑かった…)ホットやエスプレッソが提供されるカップの%のマークがかわいい。これはフォトジェニックだ。ロゴの「%」はコーヒーの枝と豆を表しているのだろう。ヘッドバリスタの山口さんはバリスタの世界大会で優勝している方だが、とても気さくで、色々と話してくれた。場所柄、本当に世界各国の方々がお客さんとして来店するらしい。ハワイに農園を持ち、豆の仲卸やエスプレッソマシンの代理店販売も行っているという。今度オープンする京都BALのロンハーマンカフェのエスプレッソマシンもこちらがカスタムしたものらしい。「日本から世界へ広めたい」というメッセージが伝わってくる。9月には中東クウェートにフランチャイズのお店がオープンするそう。話を聞いているだけでワクワクする。嵐山にも店舗があるそうなので、次回はそちらにも行ってみたい。【店舗情報】アラビカ キョウト(%Arabica Kyoto)住所:京都府京都東山区星野町87-5電話:075-746-3669営業時間:8:00~18:00定休日:不定休
2015年08月19日●操作が簡単になったエスプレッソマシンデロンギ・ジャパンは7月16日、「"Better Everyday"新製品発表会」を開催した。代表取締役社長の杉本敦男氏のほか、イタリアから駆けつけたデザイナーのフランチェスカ・チェスター氏、エリザ・ロマネット氏も登場。デロンギが追求し続けている「Better Everyday」を体現する新製品群を紹介した。イタリア・トレヴィーゾで誕生したデロンギの日本法人であるデロンギ・ジャパンは、2015年で設立から20周年を迎える。今回、それにふさわしい新製品群を一挙に発表した。まずは写真とともに紹介する。○マグニフィカS カプチーノ スマート コンパクト全自動エスプレッソマシン「デロンギ マグニフィカS カプチーノ スマート コンパクト全自動エスプレッソマシン」(ECAM23260SB)は、「ラテクレマシステム」と「カフェジャポーネ」を同時に搭載するデロンギ初のモデルだ。ラテクレマシステムとは、ミルクが最も甘くなる60~65℃で淹れるとともに、きめ細かくなめらかな泡を実現する機能。カフェジャポーネとは、ハンドドリップ風の蒸らし機能によってレギュラーコーヒーを抽出する機能。カフェジャポーネは日本向けに開発された独自のメニューだ。これまで搭載されていたカスタマイズ機能をあえて省き、好きなメニューを選んでボタンを押すだけの操作とした。5種類のメニューがプリセットされており、2倍量を淹れる「2×」ボタンも設置。わかりやすく、簡単に操作できるようにこだわったという。豆の量、豆挽きの大きさは好みに応じて調整可能だ。発売は10月初旬。価格はオープンで、推定市場価格は130,000円前後。○マルチダイナミックヒーター 900W「デロンギ マルチダイナミックヒーター 900W」(MDH09-BK、MDH09-PB)は、5つのモジュールのオン・オフを細かく繰り返して温度を微調整する「オートアダプティブテクノロジー」によって、±0.5度の範囲で室温をキープできるヒーター。2014年に発売された「MDH15-BK」は1,500Wモデルだったが、今回900Wモデルをラインナップに追加する。ピュアホワイト+マットブラック、マットブラック+マットブラックの合計2色を用意する。発売は9月1日で、希望小売価格は税別75,000円だ。○デロンギ ディスティンタコレクション「デロンギ ディスティンタコレクション」は、スクエア(四角)とサークル(丸)を合わせた形「スクエアクル」デザインとマットなメタリックカラーを採用するシリーズ。電気ケトル(KBI1200J)とオーブン&トースター(EOI406J)をラインナップする。カラーはスタイルコッパー、フューチャーブロンズ、エレガンスブラック、ピュアホワイトの4色だ。電気ケトルは容量1L。取っ手の側に目盛のついた水量計を備える。オーブン&トースターは最高220℃まで設定できる。容量8.5Lでコンパクトなサイズだ。発売はいずれも10月1日で、希望小売価格は電気ケトルが12,000円、オーブン&トースターが18,000円(いずれも税別)。○パワーブレンダー ブレンデックスデロンギ パワーブレンダー ブレンデックスは、特殊な形状の「マルチゾーンブレード」を採用するブレンダー。マルチゾーンブレードの上刃と下刃の間にスペーサー(空間を確保するための器具)を設けることで、かく拌エリアを拡大。ムラなく効率的にかく拌できるようになった。発売は10月1日で、希望小売価格は税別24,000円だ。マルチミル、スパイスミルが付属する。次ページでは、デロンギ・ジャパンのこれからの戦略、デロンギのデザインコンセプトなどについて紹介する。●「本物」にこだわったものづくり発表会には、デロンギ・ジャパン 代表取締役社長 杉本敦男氏が登壇。デロンギが大切にしている「Better Everyday」というスローガンについて説明するとともに、今後の戦略を明らかにした。○「本物」を届けることでBetter Everydayを実現今回の発表会のタイトルにもなっている「Better Everyday」。デロンギが追求するのは、それを毎日使うことによってユーザーの生活が豊かになるような「本物」を作ること。今後も本物にこだわりつつ、デロンギ・ジャパンとしては具体的に3つの戦略を掲げる。1つめが「ブランド訴求」。これはデザインや使いやすさ、技術、品質といった面から、デロンギブランドをアピールしていくというもの。2つめの「カテゴリーフォーカス」では、さまざまなジャンルを幅広く手がけるのではなく、ヒーターやコーヒーなどのカテゴリを深めていく。3つめが「日本発の商品企画」。例えば、前ページでも紹介したマルチダイナミックヒーターは日本発の「負担を感じないようなヒーティング」というアイディアが具体的な形となったものだ。このような日本発の企画を、イタリアのチームとより密に連携をとって製品開発に落としこんでいく。杉本氏は「毎日使える、より良いものを作り続けていくことで、飛躍していきたい」と結んだ。○国によってアプローチは異なるイタリアからやってきた、シニア・デザイナー フランチェスカ・チェスター氏と、ディスティンタコレクションを手がけたデザイナー エリザ・ロマネット氏も発表会に登場。デロンギのデザインコンセプトなどを説明した。イタリアではデザインがテクノロジーと同等に重要視されており、製品開発などの会議にはデザイナーが最初から参加するのが一般的だそうだ。フランチェスカ氏いわく、文化や歴史、トレンドを研究し、製品開発に活かすことが重要だという。製品カテゴリによっても、販売する国によっても、アプローチの仕方は異なり、デザインの途中では「どこの国で販売するのか?」を必ず意識するそうだ。ディスティンタコレクションを手がけたエリザ氏は、今回の新製品について「クラシカルなデザインながらも新しさを取り入れた。一見するとシンプルだが、実は複雑な形。四角と丸を合わせたような形は現在と過去のフュージョンという意味も持っている」と述べる。○コンセプトルーム会場には、今回発表された新製品を展示したコンセプトルームも用意された。「長い海外生活から日本に戻り、デザインの仕事に携わる30代夫婦」のお気に入りのものを並べた部屋がコンセプトだ。
2015年07月16日デロンギ・ジャパンは7月10日、デロンギ製品を試用できる期間限定のカフェ「De’Longhi by The Sea」のオープンを発表した。期間は7月11日から9月6日まで。期間中は12時から18時までオープンする(7月11日のみ15時半まで)。カフェではデロンギのエスプレッソマシン「マグニフィカS」やハンディブレンダー「ブラウン マルチクイック」を使ったドリンクを提供。マグニフィカSは豆を投入すると、ボタン1つで一杯ごとに豆から挽きたてのコーヒーを楽しめる家庭用全自動エスプレッソマシン。カフェでは自分でマシンを操作して、レギュラーコーヒーやエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノなどを淹れられる。ブラウン マルチクイックはアタッチメントを交換することで、さまざまな調理を行えるハンドブレンダー。カフェでは3種類のスムージーを自分で作って試飲できる。De’Longhi by The Seaの開催場所は神奈川県・葉山にある「PLAYGRAND store」内のテラス。期間中、スペシャルイベント「De’Longhi Special Lesson」も開催。イベントは合計5回開催予定で、スタンドアップパドル(SUP)とエスプレッソ、スムージー、スイーツが楽しめるコースと、ステンシル教室、エスプレッソ、スムージー、スイーツが楽しめる2つのコースを用意。日程などの詳細はDe’Longhi by The Seaの公式Facebookページにて公開し、各イベント6名限定で参加者を募集する。
2015年07月10日東京工業大学(東工大)や東京大学(東大)、放射線医学総合研究所(放医研)などで構成される研究グループは6月10日、日帰りがん治療の実現に向けたナノマシン技術を開発したと発表した。同成果は、東大大学院工学系研究科/医学系研究科・教授の片岡一則氏(ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)・センター長兼任)、東工大 資源化学研究所・教授、ナノ医療イノベーションセンター・主幹研究員の西山伸宏氏、ナノ医療イノベーションセンター主任研究員のMI PENG氏、放医研 分子イメージング研究センター・チームリーダーの青木伊知男氏らによるもの。詳細は米国化学会発行のナノテクノロジー専門誌「ACS Nano」に掲載された。今回開発された技術は、骨の成分であるリン酸カルシウムの内部に、造影剤として用いられるガドリニウム(Gd)-DTPAをナノ化し、取り込み、ドラッグデリバリシステム(DDS)としてがん組織に送り込むというもの。Gdは中性子線が当たると核反応によりガンマ線やオージェ電子を放出、これでがん細胞などを破壊することでがんの治療を実現する。具体的には、がん細胞に確実に届けるために、リン酸カルシウムの表面にポリエチレングリコールやアスパラギン酸を組み合わせた直径55nmのナノ結晶集合体(ナノマシン)を構築。この大きさは、正常な血管の場合、血管周辺の組織につながる孔では狭く通らないが、がん細胞が周辺にある血管の場合、100nmまでその孔が拡大するため通り、がん細胞の近辺に到達するサイズだという。また、リン酸カルシウムは正常の細胞ではほぼ中性のpH7.4程度では比較的安定しているが、pHが酸性になると溶ける性質があり、がん細胞は部位によって異なるがpHが6.5~5程度であり、さらに細胞内に取り込まれた場合は酸性度が向上するため、内部のGd-DTPAががん細胞およびその周辺組織にダイレクトに届けられることとなる。Gd-DTPAはこれまでの研究から、がん組織に選択的に集積されることが確認されており、実際に研究グループの研究でもMRIを用いて、固形がんを選択的に造影できていることが確認されているほか、ナノマシン化により、Gd-DTPA錯体のMRI造影剤としての性能を表すT1緩和能をGd-DTPA錯体と比べて、5~6倍に増大させる効果を有することも確認したという。研究では、大腸がん細胞を皮下に移植したマウスを複数例作成し、ナノマシンを投与した結果、ナノマシンが血中に長期滞留し、がん組織に選択的に集積することを確認。これらの結果を受けて研究グループでは、この技術を応用していくことで、MRIによるがんのイメージングの容易化、熱中性子線の照射によるがん組織のみのピンポイント治療の実現の可能性が示されたとしており、将来的な切らない手術の実現と、入院不要の日帰り治療も可能になると期待されるとコメントしている。なお研究グループでは、今後は関係機関などとの調整、ならびに中性子線を発生させるための加速器の設置、病院で実施する場合の設備の検討などを行う必要があるとするが、数年以内にそういった次の段階に進みたいとしている。
2015年06月10日デロンギ・ジャパンは、同社の全自動エスプレッソマシン購入者を対象とした「アニバーサリーキャンペーン」を5月15日から実施する。応募者にはもれなく、伊ムセッティ社の特別なアニバーサリーブレンド「ゴールドキュベ」を含むコーヒー豆を最大1年分プレゼントする。アニバーサリーキャンペーンは、2015年にデロンギが日本法人設立20周年を迎えることを記念して開催されるもの。対象製品は、コンパクト全自動エスプレッソマシン「ECAM23460S」「ECAM23420SB」「ECAM23210B」「ESAM1500DK」「ESAM1000SJ」の5製品だ。5月15日から7月20日までの期間中に対象製品を購入して応募すると、コーヒー豆最大1年分がプレゼントされる。プレゼントされるコーヒー豆には、イタリアの老舗ロースターであるムセッティ社のアニバーサリーブレンド「ゴールドキュベ」が含まれる。ゴールドキュベは日本未発売(今夏発売予定)の豆だ。応募には専用応募用紙、レシートなど購入証明書類、シリアル番号が必要となる。詳細は5月15日に公開される特設ページを参照のこと。
2015年05月11日「ブルーボトル」の日本上陸によって「サードウェーブ」という言葉をよく聞くようになった。アメリカで誕生したコーヒー文化のサードウェーブでは、1杯1杯ハンドドリップで淹れる職人的なスタイルが確立されているのだが、その前のセカンドウェーブはシアトル系の雄・スターバックスが牽引していったものだった。と、ここで……。シアトル系という言葉、読者の皆さんは説明できるだろうか。対の言葉として、「イタリア系」というワードもあるのだが、それぞれ違いをしっかりと把握している人は少ないかもしれない。そこで今回は、原点に立ち返ってシアトル系とイタリア系カフェの違いについて触れていこう。島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに解説していただく。○エスプレッソマシンの向きを見てみようイタリア系とシアトル系の違い。個人的な見解を含んだ答えで、しかしながらお店によってケースバイケースであるということをお断りした上でお話していきます。まず店を見て気づくのがエスプレッソマシンの向きです。お客さんに対してエスプレッソマシンが背を向けているか、抽出している様子が見える表向きか、の違いです。シアトル系のチェーン店(スターバックスやタリーズなど)などでよく見るのは、マシンが背中を向けているスタイルです。これは、バリスタがお客さんと会話をしながらドリンクをつくるためにうまれたマシン配置です。この会話をしながらつくるスタイル、シアトルでは一般化していて、ほとんどのお店ではお客さんと会話しながらドリンクをつくっています。実際に、「今日疲れてるなら、ドリンクを甘くしとくね」なんてバリスタが言いながらつくっていました。一方イタリア系(セガフレードなど)は、お客さんにエスプレッソの抽出を見てもらえるよう、エスプレッソマシンが正面を向いています。うちの店もこのスタイルです。お客さん側から、抽出やバリスタの動きが見えて楽しいですから。もしかしたらバーテンダーと同じで、動きを見せるからこのスタイルが生まれたのかもしれないですね。次はエプロンですかね。一概には言えませんが、シアトル系のお店って首からかけるエプロンが多い気がします。もしくはカジュアルにエプロンをしてなかったり。イタリア系はどちらかと言うと、ソムリエエプロンと言われる腰から下のロングスカートみたいなタイプのエプロンが多い気がしますね。○熱めのカフェラテ、ぬるめのカプチーノメニュー面でも違いがあって、メニュー構成がシンプルなのもシアトル系の特徴といえるかもしれません。カフェラテ、エスプレッソ、加えてそれぞれをフレーバーシロップアレンジしたもの。イタリア系なら、アレンジコーヒーはフレーバーシロップは使わず、リキュールで味付けします。またカプチーノとカフェラテの違いもあるかもしれません。カプチーノはイタリア生まれの飲み物で、カップは逆三角の陶器製、容量は150ml~180mlのものを使います。これ以上の容量になると、カフェラテと表現されます。シアトル系は、カプチーノではなくカフェラテと表現するお店が多いと思います。シアトル系にもカプチーノはありますが、ミルクフォームが多めのカフェラテといった感じになります。さらに細かく見ていくと、シアトル系のカフェラテとイタリア系のカプチーノは「温度の差」もあると思います。シアトル系は海に近い立地のシアトル発祥。漁師達が海から上がってきて、ぬるいラテを飲もうものならクレームに繋がります。なので、少し高めの温度で作っているお店が多いようです。「エクストラホット」という注文ができるのもそこから生まれたかもしれないですね。そしてイタリア系はどちらかと言うと若干ぬるめ。実はエスプレッソ自体もそれほど熱くなく、それと同じぐらいの温度のミルクを合わすのがおいしいと考えている様子です。あとは、猫舌文化もあるかもしれません。○ラテアートとデザインカプチーノの違いは?読者の皆さんの中には「ラテアート」という言葉を聞いたことがあるという人、いるのではないでしょうか。エスプレッソが入ったカップにピッチャーからミルクを注ぎ入れ、ハートやリーフなどの模様をフリーハンドで仕上げるアレです。ミルクの対流を使って、模様を描いていきます。一方で、「デザインカプチーノ」という言葉をご存知の方もいるのでは? ウサギや猫などの絵がふわふわの泡の上に描かれているカプチーノです。こちらはピックを使って絵を描きます。絵を描くためにはある程度のミルクフォームが必要で、しかしながらカプチーノのカップ容量は前述の通りカフェラテより少なめ。よって、味わいは比較的濃いめのコーヒー牛乳な感じといえば良いでしょうか。以上、色々と書きましたが、次にカフェに入ったときは、これまで解説してきたような観点でお店を見るのも楽しいかもしれません。また、シアトル系とイタリア系の良い部分を合わせて1つのお店となっているところもあります。一度観察してみてください。
2015年04月23日ファミリーマートは31日、挽きたてコーヒー「FAMIMA CAFE」をリニューアルし、順次全国で展開する。対象は宮崎県、鹿児島県、沖縄県を除く全国のファミリーマート店舗約1万700店。地域により変更日が異なる。価格はブレンド100円(税込)~など。○豆も焙煎も抽出方法も変更同商品は、レジで注文する挽きたてコーヒー。コーヒー豆の配合・焙煎に加え、エスプレッソマシンによるコーヒー豆の抽出方法も変更することで、従来商品に比べ、華やかな甘い香り、上品な酸味、クリアな飲み口のコーヒーになったという。コーヒー豆は、新たに甘い香りや上品な酸味が特徴のグアテマラ産をブレンド豆として使用。その他の豆についても産地・グレード指定に加え、豆の大きさ・水分含有量等、同社独自の細かな品質基準を設け、豆の品質向上を図ったという。また、船積み前に加え、日本到着後にも品質検査を行い適合しない豆を排除。また、パンチのある苦みを生かしつつ、雑味を取り除くため、一部の豆は雑味成分を含む豆表面の薄皮を削った「磨き豆」に変更した。また、豆の変更に伴い焙煎方法も変更した。「FAMIMACAFE」では、豆の品種ごとに焙煎(単品焙煎)した後にブレンドしている。焙煎を見直すことで豆の特徴(香りの良さ、上品な酸味等)を引き出したという。さらに、エスプレッソマシンの抽出方法も変更。ブレンドコーヒーの抽出において、これまでよりも粗めにコーヒー豆を挽き、最初に少量のお湯を垂らした後、そのお湯が豆全体に行き渡るように軽くプレス。その後コーヒーを数秒間蒸らした後に抽出する「ウェットプレス」方式を採用した。コクがあるのに雑味が少ない、口当たりがクリアなブレンドコーヒーになるという。同商品のリニューアルに関連し、5月にはホットミルクを使用したフラッペメニューを発売。またパン売り場にドーナツ専用の販売ケースを導入し、約10種類の商品を順次展開していく。
2015年03月25日デロンギ・ジャパンは、同社の全自動エスプレッソマシン購入者を対象とした「憧れのコーヒーライフキャンペーン」を開始した。キャンペーン対象期間は2015年2月20日から2015年4月15日まで。応募者はもれなくコーヒー豆4袋とカプチーノグラス2セットがもらえる(総額10,000円相当)。キャンペーン対象機種は「ECAM23460S」、「ECAM23450S」、「ECAM23420SB」、「ECAM23210B」、「ECAM23120B」。プレゼントされる製品は、イタリアの老舗ロースターであるMusetti社のコーヒー豆4種類と、デロンギロゴ刻印オリジナルカプチーノグラス2セット。対象の購入期間は2015年2月20日から2015年4月15日まで、応募締め切りは2015年4月30日。詳細はキャンペーンWebサイトを参照のこと。
2015年02月26日カフェにおいてある大きなエスプレッソマシン。貫禄があってカッコイイが、家に置くのはちょっとムリ。ということで、家庭用のコンパクトなエスプレッソマシンが多数販売されている。しかし、パワー不足だったり、圧力が安定しなかったりと、様々なネガティブコメントをよく聞く。実際のところ、どうなのだろうか。島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに教えていただく。○家庭用マシンを選ぶ時のコツ確かに、「家庭用のエスプレッソマシンってどうなの? 」とお客さんからのよく聞かれます。結論から言えば、ちゃんとしたエスプレッソやラテアートはできます。家庭用マシンといっても価格はまちまちで、高いマシンと安いマシンでは何が違うのだろうかと思われるでしょう。答えは、素材と中身です。高いマシンには外装にアルミ等が使ってあり、重さも結構あります。安いマシンは、外装がプラスチックで重さも軽め。ちなみに「CAFFE VITA」で使ってる業務用のマシンは100kgぐらいあります。あとは安定感ですね。家庭用マシンで数杯入れると、抽出の圧力やスチームのパワーが弱まって不安定になりやすいです。業務用は大きめのボイラーが内蔵されていて、安定性があります。また家庭用のマシンを選ぶときの参考になるのが、コーヒーの粉を入れるケース(バスケット)の大きさ。できれば、大きい方を選ぶといいと思います。大きいバスケットはコーヒー豆も多く入り、濃いエスプレッソが抽出されるため、牛乳などを加えてコーヒーの味わいが薄くなりにくいです。今お持ちのエスプレッソマシンがバスケットが小さいタイプ(直径50mm以下)なら、エスプレッソはシングルで取らずダブルでシングルの量を入れてみてください。濃い目に出ると思います。うまく入れられるようになったら、色々なフレーバーシロップを加えてアレンジするのも面白いですね。僕のオススメは、チョコレートとエスプレッソに砂糖、それと同じ量のスチームミルクを入れるレシピ。スイートチョコみたいな味わいが楽しめますよ。あと、エスプレッソはチョコレートやナッツ系のシロップがよく合うと思います。いろいろ試して、ご自身のカスタムドリンクを楽しんでください。
2015年02月18日●コンパクトすぎるWindowsマシンいま、スティック型のWindows PCが熱い。現在、販売されているのはマウスコンピューターの「m-Stick MS-NH1」(税込1万9,800円)のみではあるが、同機は2014年11月28日に発表し12月5日に発売するやいなや、あっという間に完売。需要過多の状態で週に1度ほどの再入荷を続けているが、年を越した2015年2月9日現在でも、再入荷時の販売では「だいたい5分10分で完売する」という状態という。一方、2015年1月初旬に米国で開催されたか家電見本市「CES 2015」でも、米Intelが同じコンセプトのスティックPC「Intel Compute Stick」を披露したほか、2月3日には超小型のボードPC「Raspberry Pi 2」をWindows 10がサポートする、というニュースも流れた。スティックPCをはじめとした小型PCの世界は、いまや新ジャンルになりつつある。本稿ではそんなスティック型WindowsPCの概要を簡単に紹介していこう。さて、そもそもスティック型PCとは何なのか? これはPC一台、つまりCPU、メモリ、ストレージなどを、手のひらに収まるくらいのコンパクトなスティック型にまとめあげたWindows PCのこと。本体からディスプレイに接続するためのHDMI出力端子が出ており、外見的にはちょっと大きめのUSBメモリといったところ。このまま、ディスプレイやテレビのHDMI端子に接続し、マウスやキーボードを用意すれば、すぐにPCとして活用できるのだ。実は、スティック型の端末自体は、数年前から製品化されている。だが、それらはOSにAndroidを採用したもので、「スティック型Android端末」であった。ブラウジングする程度ならAndroidでもそれほど問題はないが、やはりPCユーザーならWindows環境を求めたくなるもの。メインマシンと同じOSであれば、ネットワークの構築に加え、普段から使っているソフトなども同じものを揃えられる。ただし、スティックPCで気をつけたいのはACアダプタ。電源の確保だけはACアダプタを使用しなければならないので、コンパクトな本体とワイヤレスキーボードもしくはマウスだけでOKとならないのが惜しいところだ。●スティックPCのスペック○スティックPCのスペックそれでは現状で入手できる唯一のスティックPC、マウスコンピューターの「m-Stick MS-NH1」について紹介しよう。コンパクトながらCPUに4コアのAtom Z3735Fを採用し2GBのメモリにより、一般的なタブレットPCと同程度のスペックであり、Windows 8.1が普通に動いてくれるのである。仕様上のストレージ容量は32GBで、ユーザーが使える実際の空き領域は約25GBほどと少々心許ないが、大容量のmicroSDをデータドライブとして活用すれば問題はない。キーボードやマウスはBluetooth接続で行える。一方、CESで発表されたIntelの「Intel Compute Stick」は、年内には発売される予定だ。詳細はまだ未定だが、現在わかっている情報としては、長さが4インチ、つまり10センチほどでマウスコンピューターのものとほぼ同サイズになる模様。OSはWindows 8.1。クアッドコアのIntel Atomを採用し、無線機能やUSB端子、microSDカードスロットを搭載する。とりあえず現状の情報では、Intelのモデルもマウスコンピューターとスペックにおいて大きな差はないと思われる。●細いだけ? スティックPCで何ができる?○細いだけ? スティックPCで何ができる?スティックPCの使い方としてまず考えられるのは、リビングのテレビのPC化だ。近くにゴツいPCがなくても、挿すだけで大画面でさまざまな作業が行なえるというのはかなり魅力的。スペックによる制限はあるものの、3Dゲームをやるというのでなければ結構快適に動く。ブラウザゲームをリビングでゆったり遊べるわけだ。また、Windows同士のネットワークを介したファイルのやりとりのしやすさを利用して、自室のデスクトップ内のデータを呼び出してテレビで再生するといったこともできる。また、ポケットインできる完全個人ユースのモバイルPCとして使う手もある。なにせサイズは約10cm、重量は約44g。コンパクトなワイヤレスキーボードも一緒に持ち歩けば、プライベートな機密データを常に身につけておき出先にテレビやモニタがあればすぐにアクセスできるというわけ。人は誰しも、絶対に他人には見られたくないデータを保存したりソフトウェアをインストールしたりしたい場合があるだろう。いやほら、ビジネス的な面でですよ? 機密性とかそういうことです。ムフフな動画とか変な想像はしないでくださいね? 急な出張などでも大きなデータをクラウドやUSBメモリに移したりせず、持っていくのが楽とかの話です。それはともかく、HDMI入力端子を持ったプロジェクタでそのままプレゼンが行なえたり、HDMI入力端子付き車載用モニタと組み合わせれば、車載PCにしたりもできる。ACアダプタに注意、ということを序盤に書いたが、その点をモバイルバッテリで代用すれば、さらに活用範囲は広がる。コンパクト、というだけで色々な使い方が考えられるのだ。スティックPCは、これから発売されるIntelのIntel Compute Stickに加え、すでに先行しているマウスコンピューターも次世代モデルを考えているという。現在でもかなりのスペックとコンパクトサイズを実現しているが、さらなる進化にも注目してきたい。
2015年02月09日ローランド ディー.ジー.(ローランドDG)は1月13日、デスクトップカッティングマシン「CAMM-1」シリーズの新製品「GS-24」を発売した。「CAMM-1」シリーズは、1988年に最初に発売されて以来、販促ツールの内製、ユニフォームなどへの名前や背番号の表示、装飾用途としてのステッカーなどの製作など、幅広い用途で活用されている。その最新製品である「GS-24」は、使いやすさを進化させ、ユーザーの生産性向上をテーマに開発された。カッターホルダーを固定するカッティングキャリッジを新設計し、カッターおよびカッターホルダーを刷新したことで、高速・高負荷のカッティングの際も、安定したカットが可能となったほか、直線や円弧のカット品質も向上した。カット圧は最大350gfと、従来機に比べ40%向上したことで、より厚手の素材もカットすることが可能となった。また、1度の出力で最大10回までの重ね切りが設定できる機能や、台紙付のステッカーが製作できるミシン目カット機能などが追加され、製作物に合わせたカッティング設定がより容易となった。また、これまで本体で設定する必要があったカッティング速度、カット圧などを標準付属の専用ソフトウェア「Roland CutStudio」上で設定できるため、データ作成からカッティング設定・出力までの手順をスムーズに行うことができる。さらに、Adobe IllustratorやCorelDRAWなどのグラフィックソフトから直接出力できる専用プラグインも付属している。同製品のカッティング領域は最大584(幅)×25000(長さ)mmで、カッティング速度は最大500mm/s(全方向)。価格は25万8千円(税抜)で、3年間で2万台の販売を目標としている。
2015年01月13日バンダイの展開するフィギュアシリーズ「S.H.Figuarts」より、『S.H.Figuarts ライダーマン&ライダーマンマシンセット』の予約受付が「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2015年5月発送予定で、価格は7,560円(税込)。ライダーマンは、1973年~74年に放送された特撮TVドラマ『仮面ライダーV3』に登場し、結城丈二がヘルメットを装着することで変身する仮面ライダー。"仮面ライダー4号"とも呼ばれている。ヘルメットは、専用のバイク「ライダーマンマシーン」に収納されており、これを装着することで専用スーツと、右腕の人造アームに搭載されたアタッチメント「カセットアーム」が機動する。「S.H.Figuarts」シリーズでは、2013年3月に立体化されているが、今回愛機「ライダーマンマシーン」の立体化とともにセット発売される。『S.H.Figuarts ライダーマン&ライダーマンマシンセット』には、新規造形となる叫び顔の交換用フェイスパーツが付属。もちろん『S.H.Figuarts ライダーマン』同様、各種「カセットアーム」パーツも豊富に用意している。「ライダーマンマシン」の後輪にはサスペンションギミックを内蔵され、交換用ハンドルも同梱。セット内容はライダーマン本体、ライダーマンマシン本体に加え、交換用手首左右各3種、交換用フェイスパーツ、交換用マフラー、スイングアーム、ドリルアーム、ロープアーム、パワーアーム、カマアーム、ロープ長・短各1種、交換用ハンドル、後輪スタンド。商品価格は7,560円(税込)で、予約締切日は後日商品ページにてアナウンス。商品の発送は、2015年5月を予定している。また「プレミアムバンダイ」では、『S.H.Figuarts ライダーマンマシン』単体でも予約受付中。(C)石森プロ・東映
2015年01月02日日本オラクルは12月2日、高速分析専用マシンの最新版「Oracle Exalytics In-Memory Machine X4-4」の国内提供を開始した。同製品は、ビジネス・インテリジェンス・ソフト、インメモリ分析ソフト、ハードウェアを最適化したもの。執行役員 BI/EPM事業統括 伊藤健治氏は冒頭に、同社が高速分析専用マシン「Exalytics」を提供する理由を説明した。伊藤氏によると、日本では、情報分析システムを評価する際、ユーザー・インタフェースにフォーカスが絞られがちだが、実際には、データマートの乱立、パフォーマンス・チューニング、データの整合性など、さまざまな要素に目を向けなければならないという。同社は情報分析システムを「情報蓄積基盤」「情報活用基盤」「定型レポート/探索・解析/経営・事業計画」という3つのレイヤーでとらえており、情報活用基盤がROIの最大化とTCO削減のかなめとしている。この情報活用基盤を担う製品として、伊藤氏は「Exalytics」の重要性を訴えた。さらに、企業においてプロセス統合を目的に導入されているERPは限界に来ている今、情報活用基盤によって企業全体の情報を統合する必要があると指摘した。新製品については、BI/EPM事業統括 ソリューション本部 ビジネス推進部 担当シニアマネジャーの枇榔貴子氏が説明を行った。新製品はハードウェアとソフトウェアの両面から機能強化が図られている。ハードウェア面では、インテルと共同開発したオラクルのエンジニアド・システム用専用のIntel Xeon E7-8895 v2シリーズのプロセッサ4個を搭載しているほか、最大4.8TBのPCleフラッシュメモリ、7.2TBのハードディスク容量をサポートする。ソフトウェア面における最大の特徴としては、「Oracle Database In-Memory」に対応したことが挙げられる。これにより、マシン1台当たり最大3TBのメモリと合わせて、データマート全体をメモリ上に格納でき、ハードウェアを含むシステム全体を更改することなく、高速な分析処理を提供できる。新製品には、Oracle Database In-Memoryのほか、「Oracle Business Intelligence Foundation Suite」、「Oracle Database In-Memory」、「Oracle Endeca Information Discovery」、「Oracle Business Intelligence Applications」、「Oracle Real-Time Decisions」、「Oracle TimesTen In-Memory Database」、「Oracle Hyperion Enterprise Performance Management」といった、レポーティングや分析に関する機能が搭載されている。枇榔氏は、同製品による情報活用基盤の投資対効果を「コスト構造の見直し」「分析の高度化」「導入・運用リスクの低減」という3つの視点から語った。コスト構造の見直しという視点については、同製品がソフトウェアとハードウェアが最適化された状態で出荷されることから、従来、専門家の手が必要だった「パフォーマンス・チューニング」「レポート開発」「基盤構築」「設計」に必要な工数が削減されるという。利用頻度が高いデータを自動でインメモリにロードしておく「サマリー・アドバイザ機能」も、マシン・リソースの効率化と処理の高度化という点から、コスト構造の見直しと分析の高度化に寄与する。また、新製品ではサマリー・アドバイザ機能にインメモリ・データマートを作成するが、そこでは高速な処理が行われるため、2次データマートを作成する必要がなく、従来のBIシステムでデータマートが煩雑化している状態を回避できる。導入・運用リスクについては、「自動発行機能」「運用管理ソフト」「運用支援サービス」によって、ユーザーの負担を低減する。加えて、将来のユーザー数を見越して、導入後にソフトウェアのライセンスを増やすという運用が可能となっている。
2014年12月03日イタリア系カフェチェーンのセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは12月4日限定で、エスプレッソを1杯100円で提供する。○12月4日の「エスプレッソデー」に、エスプレッソ1杯が100円にセガフレード・ザネッティ・エスプレッソは、イタリアのボローニャに本部を置く大手コーヒー焙煎メーカー「セガフレード・ザネッティ」が世界で展開しているイタリアンバールチェーンで、1988年にフランスのパリに世界1号店をオープン。現在、日本の34店舗を含め、ヨーロッパを中心として全世界で400店舗以上を展開している。同キャンペーンは、日本1号店となる渋谷店のオープン日にあたる12月4日を「エスプレッソデー」に制定し、日頃のサポートに感謝を込めて実施するものとなる。対象商品は、「エスプレッソ」(100円・税込)、「エスプレッソドッピオ」(200円・税込、テイクアウト不可)。実施日は、12月4日。実施店舗は、全国のセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ(34店)で、実施時間は各店舗の営業時間に準じる。店舗ごとに提供できる杯数には限りがある。また対象商品は、1人計2杯までとなる。
2014年12月01日世界70カ国以上でイタリアンバールチェーンを展開しているセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイドの日本法人 セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは11日、国内34店舗目となる「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ 二俣川」店をオープンした。○相鉄線二俣川駅に直結した「アルコット」にオープン同社は、イタリアのボローニャに本部を置く大手コーヒー焙煎メーカー「セガフレード・ザネッティ」が世界で展開しているイタリアンバールチェーン。1988年にフランスのパリに世界1号店を、1998年12月4日に日本1号店となる渋谷店をオープン。現在、日本の33店舗を含め、ヨーロッパを中心として全世界で500店舗以上を展開している。同店は、相鉄線二俣川駅に直結した商業ビル「アルコット」の2階に位置したワンフロア(禁煙40席)の店舗。イタリアンバールの特徴であるアルコール、フード、アンティパストだけでなく、ジェラートなどのドルチェも幅広くそろえ、オフィス勤務者から近隣在住者まで、1日中楽しめるメニューを提供するとしている。なおオープニングキャンペーンとして、11月11日は、オープン日にちなんでカフェラテ(ホット/アイス)を1杯111円(税込)で提供するほか、商品の購入者先着100名にオリジナルマグカッププレゼントする。111円での提供は、111円ぴったりで支払える人限定となる。おつりが発生する場合は200円となる。同店の所在地は、神奈川県横浜市旭区二俣川1-43-28 アルコット2階。グランドオープン日時は、11月11日の10時。営業時間は、平日の10時~23時、土日祝日の9時~23時(全日ラストオーダー閉店30分前)。
2014年11月11日宇部興産機械は、東洋機械金属との業務提携により、中型機「UB500iC」ダイカストマシンを共同開発したと発表した。同製品は両社が長年培った技術力・ノウハウを結集した新高剛性型締機構を新たに設計開発したモデルで、2013年10月に販売開始した小型機「UB350iC」に続くものとなる。射出システムには宇部興産機械が開発した電動サーボバルブを使ったリアルタイムフィードバックシステムを搭載するなど、高機能、高剛性、高コストパフォーマンスを実現しており、宇部興産機械の中国現地法人である宇部興産機械(上海)(USH)にて製造する。初号機の出荷は2015年6月の予定で、USHにて中国国内へ販売する他、韓国、東南アジア、インドなどにも順次販売し、2015年度の販売目標は20台となっている。なお、11月13日~15日 パシフィコ横浜にて開催される「2014 日本ダイカスト会議・展示会」で詳細を発表する予定。
2014年11月10日セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは11月18日、クリスマスシーズンの期間限定ドリンク2種の販売を、全国のセガフレード・ザネッティ・エスプレッソで開始する。限定ドリンク「メッツォビアンコ」は、ホワイトチョコレートのやさしい甘さとエスプレッソのコクが楽しめる。トッピングには、キャラメルソースとともに、「フィレンツェの菓子」の意味を持つ伝統的な焼き菓子「フロランタン」を使用した。価格は480円。「メッツォネッロ」は、ほどよいビター感を加え、甘さ控えめに仕上げたドリンク。トッピングには焼き菓子「ブラウニー」を使用した。トッピングと合わせることで、よりしっとりしたビターな味わいが楽しめる。価格は480円。いずれも価格は税込。テークアウトも可能。11月18日~12月25日までの期間限定で販売する。
2014年11月06日ネスレ日本は10月29日、ソフトバンクロボティックスの感情認識パーソナルロボットのPepperを「ネスカフェ」のコーヒーマシンの接客に活用すると発表した。2015年末までに全国の家電量販店など1000店規模での展開を目指す。Pepperには「ネスカフェ」専用のアプリケーションを搭載。家庭用のコーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」について利用客に詳しく説明するほか、会話を通じて利用客のニーズを把握し、そのニーズに合ったマシンを提案する。「ネスカフェ ドルチェ グスト」は、カプセル式のカフェシステム。レギュラーコーヒー、カプチーノ、ラテマキアート、宇治抹茶ラテ、ココアなど、14種類のカフェメニューを作れる。「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」は、クリーミーなラテ系メニューなど5種類のコーヒーを作れるコーヒーマシン。ネスレ日本は、店頭での利用者とPepperとの会話を通じて消費者ニーズを掘り起こし、将来的な製品や店頭サービスの改善につなげていくことを検討している。
2014年10月30日オーストリアのワイングラスカンパニー「リーデル」を展開するRSN Japanはこのほど、リーデル史上最も軽いクリスタル製マシンメイドグラス「ヴェリタス シリーズ」を発売した。新シリーズは、細く美しいステム(脚)が特長。ベストセラーの 「ヴィノム シリーズ」より平均で15%も背が高く、かつ25%も軽量となっている。ラインアップも豊富で、ブドウ品種別グラス(Grape Varietal Specific) はもちろん、シラー、ピノ・ノワール、シャルドネには、生産地やワインの製造方法によって異なる各タイプに適応できるグラスを全10種類展開する。シャンパーニュ用のグラスは、従来の細長い「フルート型」ではなく、「卵形」のボウル形状を採用した。また、従来のフルートグラスに比べて、空間の容積も拡大。これにより、泡立ちの美しさだけではなく、華やかな香りや果実味も一層楽しめるようになった。ボウル底部には、きめ細かな泡立ちを促進するスパークリング・ポイントを施している。価格は各4,320円(税込)。
2014年10月24日米ガートナーはこのほど、2015年以降にIT部門およびユーザーに影響を与える重要な展望「Gartner Predicts 2015」を発表した。今回は、「人とマシンの長年にわたる関係がデジタル・ビジネスの登場によってどうシフトしたか」というテーマの下、10の展望が挙げられている。2018年までに、デジタル・ビジネスに必要なビジネス・プロセス・ワーカーの数は従来のモデルの50%で済む一方、主要なデジタル・ビジネス業務は500%増える。2017年までに、コンピュータ・アルゴリズムで考案された、重大で破壊的なデジタル・ビジネスが登場する。2018年までに、業務運用の総合保有コスト (TCO) は、スマート・マシンと産業化されたサービスによって30%削減される。2020年までに、ワイヤレス健康モニタリング・テクノロジーの普及によって、先進国における平均寿命が0.5歳延びる。2016年末までに、オンライン・ショッピングでは20億ドル以上がモバイル・デジタル・アシスタントによって実行されるようになる。2017年までに、米国内の顧客によるモバイルを利用した購入行動によって、米国のモバイル・コマースの売上はデジタル・コマースの売上全体の50%に達する。2017年までに、デジタル・ビジネスモデルを成功に導いている企業の70%が、顧客ニーズの変化に合わせてシフトできるようにデザインされた、意図的に不安定なプロセスに依存するようになる。2017年までに、消費者製品への投資の50%が、カスタマー・エクスペリエンスのイノベーションに向けられる。2017年までに、耐久消費財を扱うE-Tailer (オンライン販売のみの小売企業) の20%近くが、3Dプリンティングを使用してパーソナライズした製品を提供するようになる。2020年までに、ターゲット・メッセージングと屋内測位システム (IPS) を組み合わせて活用する小売企業の売上は、5%増加する。ガートナーのバイスプレジデントで、最上級アナリスト兼ガートナー・フェローのダリル・プラマー氏は、「ここしばらくの間、私たちの日常生活でマシンが果たす役割のシフトが続いている。今、コンピューティング・ベースのマシンは、私たち人間の活動範囲を広げるさまざまな環境をつくり出すことに利用されている。ユーザーとのよりパーソナライズされた関係を確立するため、マシンはさらに人間的な特性を備えるようになってきており、近い将来、人とマシンは共に作業する間柄になるだけでなく、互いに依存し合う関係にさえ発展する可能性が見えてきている」と語っている。
2014年10月22日