みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!夫名義のローンある日、銀行から主人名義でハガキが届きました。なんだか嫌な予感がし、中身を確認すると…なんとローンの催促状だったのです。主人に話を聞くと、数年前に主人の両親が主人名義でローンを組んでいたそうで、私は驚きを隠せませんでした。後日、義両親から連絡があり「ごめんね!支払っておいたから大丈夫だよ(笑)」との連絡…。私にはなんの説明もなしで軽い感じで謝られ、モヤっとしました…。(女性/専業主婦)食べ頃のみかん結婚して初めて義実家のお宅を訪問したときの話です。義両親と話をしていると、義父が「果物が好きでよく食べている。特に柑橘類はビタミンCが摂れて体にいいから、毎日のように食べている」と語っていました。すると義母が「そろそろ、あのミカン食べ頃なんじゃない?行ってきたら?」と言うので、散歩がてら義父について行くことに。「農家さんの直売ですか?それか菜園を借りてるんですか?」と質問するも、なんだか曖昧な返事しか返ってきません…。しばらく歩くと、義父が他人の家の道路に面した木からミカンをもぎ取りはじめました…。きょとんとした私に向かって「少しだから平気、平気」と取ったミカンを手に、家へと戻っていった義父。量の問題じゃないでしょ…。(女性/主婦)いかがでしたか?こんな義両親と付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月27日皆さんは旦那さんのちょっとしたことにでもイラっとしてしまった経験はありますか? 一緒に暮らしているからこそ、些細なことでも気になってしまうものです…。 今回は「夫に対して最強にイラっとした瞬間エピソード2選」をご紹介します。旦那のローン優先順位がおかしい私の旦那の話です。現在マイホームに向けて少しずつ計画を立てていますが、最初の段階でローンの審査に引っ掛かりました。原因は旦那が私と付き合ってるときに購入した車のローン。それが終わらないことには住宅ローンを借りれないとのことで、そこで2人で話し合い無理のない金額で、来年の10月で支払い終了の予定を立てました。後日通知書を見たら毎月7万の支払い。現在私は育休中、旦那の給料は毎月20万程度なのに、ほぼ半分が車に割かれるのです。旦那に話すと「そうだよ、だから娯楽なんてもってのほかだし、節約してね」と…。なんで他人事なの?と凄くモヤモヤしました。来年の10月まで旦那のせいでカツカツ生活です。(女性/パート)神経質な夫私たち夫婦にとって初めての子育てで、わからないことだらけの生活を送っていました。夫は神経質で些細なことにも敏感で、子どもの顔に少しかき傷ができたり体に汗もができるだけで「大丈夫かな。俺がやったのかな?」などと少しのことでも気にしています。毎回こんなことで心配にならないで欲しいとイラッとしてしまいました。(女性/専業主婦)皆さん旦那さんが原因でイラっとしてしまった経験は多々あるようです…。こうならないためにも、日々お互い思いやりの心を忘れないようにしましょうね。以上、夫にイラっと体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月19日BUNKYOカード 学生カード限定!!最大8,000相当のポイントがもらえるおトクなキャンペーン実施中!!▼キャンペーン詳細はこちら(文教サービスサイト) 【キャンペーン概要】キャンペーン期間中に新規ご入会&ご利用された方に最大8,000円相当のサンクスポイントをプレゼント。※学生カード限定キャンペーン。▼BUNKYOカード詳細・お申込みはこちら 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月18日「ソローン」が日本に初上陸台湾発のコスメブランド「SOLONE(ソローン)」が日本初上陸。日本国内専用ブランド名「SLN(ソローン)」として、2022年2月より国内展開をスタートする。ECショップや全国のバラエティショップなどで購入可能だ。現在ECショップでは先行予約を受け付けている。自分だけのメイクパレットを「ソローン」は台湾生まれのコスメブランド。デパートコスメレベルの高い品質ながら、手に取りやすい手頃な価格で人気を博している。今回日本で展開されるのは、「アイシャドウ」(税込825円)16色、「アイシャドウグリッター」(税込935円)4色、「チーク」(税込1,080円)4色、「ハイライト」(税込1,080円)2色、「シェーディング」(税込1,080円)1色の計27アイテム。更に専用の収納パレット「メイクアップボックス」(税込680円)も同時発売され、好きな組み合わせでオリジナルのメイクパレットをカスタマイズすることができる。その組み合わせパターンは約4,000通りだ。1日限定ポップアップストア「ソローン」の日本初上陸を記念して、2022年1月29日 (土)には「ニューウェイブ原宿」にてポップアップイベントを開催。国内発売される全色を実際に見ることができる。当日は特別先行販売も実施される。また先行予約販売中のECサイトでは、複数購入で割引となるお得なキャンペーンを開催。先着100名には購入特典のプレゼントも用意されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※「SLN」公式サイト※「SLN」楽天市場店
2022年01月08日リフォームのローンを選ぶ際に気になるのが、「住宅ローンが残っていても申込可能?」「定年退職していても審査は通る?」といった審査基準や、「無担保型/担保型」「固定金利型/変動金利型」などの種類の違いですよね。今回は、このような疑問についてわかりやすくお答えしつつ、おすすめのリフォームローンもご紹介します!リフォームローンの審査は厳しい?リフォームローンの審査は、内容自体は住宅ローンと似ていますが、やや審査がゆるい傾向があります。年齢・年収などがチェックされますが、さほどハードルは高くありません。チェック項目や、大手金融機関の平均的な基準は以下の通りです。年収が高額である必要はなく、転職して年数が経っていない方でも、審査が通りやすいことがわかりますね。ちなみに、リフォームのために使えるローンには、大きく分けると「リフォームローン」と「住宅ローン」の2タイプがあります。「リフォームローン」と「住宅ローン」の主な違いところで「リフォームローンと、住宅ローンはどう違うの?」という疑問がある方も少なくないでしょう。厳密に言うと「リフォームローン」は、「住宅ローン」の1種ですが、借入できる金額の上限や年数などが異なります。(※いずれのローンも、最近は金利が安くなってきているため、低金利のうちに計画を進めると良いでしょう。)それぞれの主な特徴・違いは、以下の通りです。【リフォームローン】の特徴「リフォームローン」では、借入できる金額は最大500~1,000万円(金融機関によっては、最大1,500万円)程度で、借入可能な期間(=返済にかけて良い期間)も最長で10~15年程度と短いのが特徴です。担保を必要としない分、金利が1.3~4%(たいていは3%未満)と高い商品が多く、借入金額が高いほど月々に返済しなくてはいけない額も大きくなります。【住宅ローン】の特徴一方「住宅ローン」は、一般的に新築購入の際に利用されることから、借入上限額は5,000万~1億円程度と高く、また借入期間は最長35年です。金利は0.38~1%と低いですが、リフォームローンよりも審査基準が厳しいため、審査期間が長くなりやすいという特徴があります。また、住宅ローンの場合は「団体信用生命保険(団信)」に加入しなくてはいけないことが多いですが、リフォームローンでは同保険に加入するタイプの商品/しないで良い(もしくは加入できない)タイプの商品があります。リフォームローンと住宅ローンの併用は可能?リフォームローンと住宅ローンの併用は、基本的に可能です。ただし、現時点での収入だけでなく、返済中の住宅ローンやマイカーローンの状況も加味されるため、審査内容が厳しくなったり融資限度額が低くなったりします。ちなみに、住宅ローンと別にリフォームローンを組むのではなく、以下のような選択肢もあります。リフォームローンで連帯保証人は必要?リフォームローンの申込をしたい時に最も気になることの一つが、連帯保証人を探す必要があるかどうか、という点ですよね。借入金額にもよりますが、連帯保証人が必須ではないリフォームローンは多いので、ご安心ください。特に借入額が1,000万円以内の場合には「無担保型」のローン商品を選択できるケースが多いです。【完全無料】リフォーム会社紹介を試してみる「無担保型」と「有担保型」の違いって?リフォームローンの商品を決める際には「無担保型」か「担保型(有担保型)」かを選べます。いずれのタイプも、金利がかなり低くなってきている傾向があります。担保不要の「無担保型」は、金利が1.3〜4%(たいていは3%未満)とやや高く設定されているものが多く、借りられる金額は少額で、返済期間も短く設定されています。一方「担保型(有担保型)」は、リフォームする物件などを担保にすることで、一般的な住宅ローンのように、0.38〜1%の低金利で長期間・高額を借入可能というメリットがあります。なお、住宅ローンをリフォーム資金に適用する場合は、基本的に有担保型を選択することになります。小規模なリフォームなら「無担保型」がおすすめ少額のリフォームローンでは「持ち家があり、さらに小スケールのリフォーム工事にお金をかける余裕がある」と見なされることから、無担保で審査も通りやすい、という傾向があります。「有担保型」のローンの場合、手続きが複雑で必要な書類も多い上、抵当権の設定費用なども10~20万円と高額になりやすいです。「小規模なリフォームをするから、借りる金額は少なくて良い」という場合には、手続きが簡単な「無担保型」のローンをおすすめします。万一リフォーム費用が足りない場合には、無担保ローンから有担保ローンへ移行することは可能です。ただし、手数料がかかることが多く、また担保となる現在の住宅・土地の資産価値が借入希望金額に相応しない場合には、審査が通らないこともあるのでご注意ください。審査が通過するか不安な場合などには、事前にリフォーム会社に相談しておくと良いでしょう。【完全無料】リフォーム会社紹介を試してみるリフォームローンの金利の相場は?リフォームローンの金利相場は、上述の通り「有担保型」なら約0.38〜1%、「無担保型」なら約1.3〜4%(だいたいは3%未満)のことが多いですが、金利タイプには大きく分けると「変動金利型」と「固定金利型」があります。「変動金利型」と「固定金利型」の違い【変動金利型】「変動金利型」のローンは、市場金利に連動して、定期的に金利が変わるシステムです。(ローン会社にもよりますが、たいていの場合「短期プライムレート(短プラ)」という指標を基準に変わります。)「変動金利型」の金利は年に2回、主に4月と10月に更新されます。例えば、という具合に、金利が半年ごとに変更される可能性があるわけです。この金利は必ず変わるとは限らず、市場金利の状況によっては「たまたま1年間、まったく同じ金利になる」こともあり得ます。なお、返済額が見直されるのは5年ごとです。金利が低くなった場合には、元金(実際に借入した金額)を早く返済できるというメリットがあります。しかし、逆に金利が上昇した場合には、リスクが高くなってしまうのがデメリットです。半年毎に金利の変動をきちんと確認しながら対策できる自信がある場合や、短期間で返済できるという場合には、問題ないかもしれません。【固定金利型】一方「固定金利型」の金利は、契約時から返済終了まで変わりません。市場金利がどんなに変わっても、同じ割合で利息を払い続けることになります。なお固定金利型には、さらに以下の2種類があります。数年後の金利を正確に予測することは誰にもできないため、どの金利タイプが良いかは一概には言えませんが、以下を参考に考えてみると良いでしょう。現在の市場経済の状況、そして家計状況を見て、検討してみましょう。ローンの知識があるリフォーム会社に出会えたなら、資金計画についてもアドバイスしてもらうと良いですね。【完全無料】リフォーム会社紹介を試してみるリフォームローンを比較する時のポイント以上のことを踏まえて、ご自身に最も合うリフォームローンを探す際には、金利だけを見るのではなく、以下の点も比較してみましょう。以下からは、比較しやすいよう「無担保型」と「有担保型」に分けて、おすすめのリフォームローン(住宅ローン)をご紹介します。おすすめ【無担保型】リフォームローンの比較まずは、無担保型の4つのローンをご紹介します。①三菱東京UFJ銀行 「ネットDEリフォームローン」「ネットDEリフォームローン」は、インターネットから手軽に手続きできます。大手銀行という安心感もあり、また「すでに同銀行の住宅ローンを利用されている場合」や「バリアフリー工事を実施される場合」には、優遇制度を受けられます。イオン銀行「イオン銀行リフォームローン」「イオン銀行リフォームローン」は、低金利で500万円以下の金額を借りたいという方に適しています。LIXILトータルサービス「リフォームローン無金利キャンペーン」2021年11月30日までの期間限定ではありますが、何と金利0%の無担保型ローンのキャンペーンが実施されています。金利を全額LIXILトータルサービス社が負担してくれるので、施主の方の金銭的負担を減らせます。(※LIXILリフォームショップ/カスタマーリフォーム課/住彩館で工事契約をすることが条件です。)④クレディセゾン「セゾンのリフォームローン」「セゾンのリフォームローン」は、当サービス『リショップナビ』の加盟業者も対応できることが多く、また満70歳未満の方や、賃貸物件の所有者の方も利用しやすい商品です。クレディセゾン社のカードや住宅ローンを利用されている場合は、借入可能期間や金利面で優遇されますよ。【完全無料】リフォーム会社紹介を試してみるおすすめ【有担保型】リフォームローン(住宅ローン)の比較「高齢になったため、リフォームローンの審査が通りにくい」「住宅ローンを借り換えたい」という方には、以下の商品をおすすめします。①日本モーゲージサービス株式会社 「MSJリ・バース60(ノンリコース型)」「MSJリ・バース60(ノンリコース型)」は、年齢制限の上限がないため、定年退職後のシニア世代でも気軽に申込可能な住宅ローンです。住宅ローンの借り換えをしたい時や、リフォームのためにローン組みをしたい方に適しています。②日本モーゲージサービス株式会社「MSJ住宅ローン十色(トイロ)」「MSJ住宅ローン十色(トイロ)」は「住宅ローンがまだ残っているけど、リフォームを機に借り換えて、返済額の浮いた分を工事資金にあてたい」という方に適した住宅ローンです。③住宅金融支援機構「リフォーム融資(耐震改修工事)」「耐震リフォームをしたいけど、銀行ローンからの借入が厳しい」という方にも柔軟に融資可能なのが「リフォーム融資(耐震改修工事)」です。申込者ご本人の、配偶者の方やご親族の家の耐震工事にも活用できます。取扱金融機関によっては、一定の要件を満たした場合に、融資額の加算・金利引き下げなどのサービスを受けられることもあるので、色々と比べてみたいですね。様々なリフォームローンの特徴を比較し、ご自身のリフォーム計画に最適なローンを選択しましょう。【完全無料】リフォーム会社紹介を試してみる困ったら、ローン対応のリフォーム会社に相談を以上でお話ししたように、リフォームローンは種類が多く、内容も非常に複雑です。資金面で不安な方の悩みを解決するため、最近は提携ローンの紹介をしてくれるリフォーム会社も数多くあります。ファイナンシャルプランナーが在籍していたり、リフォームローンの手続きを代行したりといったサービスを提供する施工会社もたくさん存在します。ご不安な方は、ローンに対応できるリフォーム会社に、工事の内容とあわせて相談してみることをおすすめします。ローンの事前審査通過=本決定ではないため注意最後に注意点ですが、融資金の交付は、当然のことながらローンの全ての手続きが終了してから開始します。リフォームローンの事前審査は、あくまでも仮決定です。高額なリフォームを実施する場合「事前審査がOKだったから」と言って、すぐにリフォーム会社と契約しないほうが無難です。予想していたよりも審査に時間がかかる可能性も考えられるため、リフォームローンには、できるだけ早めに申込しておきましょう。なおローン対応のリフォーム会社であれば、審査通過後まで工事契約を待ってくれたり、審査が通りやすい内容・予算で工事内容を提案してくれたりするはずです。お打ち合わせ・現地調査・見積作成はすべて無料ですので、ぜひ一度、ローンに詳しいリフォーム会社に相談してみてはいかがでしょうか。【完全無料】リフォーム会社紹介を試してみる【この記事のポイント・要点整理◎】【完全無料】リフォーム会社紹介を試してみる
2021年12月16日合同会社BLUEPAGE Greetings(ブルーページ グリーティングス、所在地:神奈川県中郡大磯町)は、出産報告カードや、内祝いカードに動画のQRコードを埋め込めるサービスを新しく公開しました。カードに動画のQRコードを埋め込んでアクセス出産祝いへのお礼や内祝いとして、生まれた赤ちゃんの写真がついたカードを贈る事は一般的になっています。その出産報告、内祝いカードに、赤ちゃんの動画を追加して送ることができるサービスです。動画はスマートフォンなどからアップロードし音楽を追加できます。また、その動画のQRコードを、カードのデザインに配置することができます。PCだけでなく、スマートフォン、タブレットからも利用できるウェブサービスであり、シンプルな仕様により忙しい育児の合間にも簡単に完成できるよう、工夫されています。赤ちゃんの写真、動画があれば、オンラインで数分で簡単に仕上げることができます。赤ちゃんの瞬きや、仕草、声など特別な瞬間をカードを一緒に届けることができるサービスとなっています。BLUEPAGE Greetings ウェブサイト: QRコード付きカード作成ページ : 動画のQRコード作成ページ : ■会社概要事業者名 :BLUEPAGE Greetings LLC(合同会社ブルーページ グリーティングス)設立 :2009年10月事業内容 :グリーティングカードサービスの運営デザイン、イラスト作成運営責任者:Wakiko Takano所在地 :〒255-0004 神奈川県中郡大磯町URL : BLUEPAGE Greetingsは1999年よりオンライングリーティングカードのサービス「BLUEPAGE」として開始、2009年に法人化、出産報告や年賀状などのカードサービスとして運営を続けています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月04日そろそろ家を買おうと決意し、住宅ローンの仮審査をしました。ところが私のまったく知らなかった夫のカードローンが発覚! そのローンを返済してしまわないと審査が通らないということでした。何よりもそんなクレジットカードを使っていたことが信じられず、家どころではない私。義両親と同居の家を買うはずが、それどころではなくなった私の体験談をお話しします。 家を買うために夫と私は同じ年で、30代半ばにさしかかるころ、そろそろ家を買おうかという話になりました。そのとき長男が5年生と長女が3年生。ちょうどアパートの契約も更新の時期だったので、更新せずに家を買うことにしました。 まだ新しい家に引っ越すのは先になりそうでしたが、アパートの更新の時期が近かったので一旦夫の実家に引っ越し、新しい家に義両親とともに同居することにしていました。新築では予算オーバーだったので、中古で十分広さのある家が見つかり、手続きを進めることに。 発覚した夫のカードローン家も見つかり、いざ手続きに入ると、住宅ローンの仮審査があります。車のローンも終わっていたので大丈夫だろうと思っていると、銀行から「1つ夫名義のカードローンが残っているので、その返済が終わらないと住宅ローンは手続きできません」と。 何のことだかわからず夫に話を聞くと、コンビニ払いにしているローンが40万ほど残っているとのこと。夫は急にタブレット端末やゲーム機などを買ってきたり、釣り道具がいつの間にか増えていたりしていたので、支払いはどうしたのかと思っていたのですが、クレジットカードを使用して通帳には残らないようにおこづいで返済していたというのです。その話を聞いて、私の中で家どころではなくなってしまいました。 私のとった行動はしかし、アパートの更新時期は迫っています。当初の予定を変更して、私は子どもたちと3人で私の実家に帰ることにしました。夫は義実家へひとりで帰ってもらい、ローンのことが片付くまで一緒に住めないことを伝えました。 荷物は義実家へ運んではいたものの、私と子どもたちの荷物は私の実家へ。子どもたちも、私の実家からなら転校せずに通えました。しばらくそんな生活をしていると夫から話がしたいと連絡があり、義両親とともに話をすることになりました。 夫と義両親との話し合い家も決まっていることなので話を進めたい義両親は、「息子のしたことだから、カードローンは立て替えるから完済しなさい」と。夫は「もうカードローンは使わない! ごめん」と謝ってくれました。 子どもたちのことや、家のこともあるのでこれ以上長引かせるのもよくないと、私も決心することに。夫のカードは私が没収し、持っていいのは通帳に記帳される家族カードのみにしました。 いくら夫婦でもお金の問題は信用問題。家を買うことがなかったら発覚しなかったのかと思うと、今でもゾッとします。それからは家族カードなので何か買うとわかるようになり、夫も大きな買い物をするときは私に相談するようになりました。立て替えてもらったお金は、月々義両親に返済し、無事に家を買うことができました。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年09月27日住宅ローンの金利には「全期間固定型」「変動金利型」「固定金利期間選択型」の3種類があります。同じ金額を借り入れたとしても、どれを選ぶかによって毎月の返済額や総返済額が変わってくることに。ここでは、それぞれの特徴に加え、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類の返済方法の組み合わせについて学びましょう。ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんのアドバイスを交えながら、説明していきます。■ 金利の種類によって、メリットとデメリットがある景気の変動に関係なく、返済期間中ずっと金利が変わらない「全期間固定金利型」は返済総額が明確なのが何よりのメリットです。ただし、金利そのものは「変動金利型」「固定金利選択型」に比べると高めに設定されている点には留意が必要です。これまでを振り返ってみると、「金利が上がる」と繰り返し言われながらも、20年以上空前の低金利が続き、変動金利が有利な状況が続いています。「金利の変動が心配な人はもちろん、住宅ロ-ンを借りづらい事情がある人は『フラット35』の検討も。物件に対して融資を行うため、審査面で融通がきく場合があります」金利が変動しないことを選ぶか、少しでも金利が安いことを優先するか、冷静に判断しましょう。■ 住宅ローンの金利プラン、3種類について知る1. 全期間固定金利型住宅ロ-ンを組んだときの金利がロ-ンを完済するまでずっと続くタイプ。「フラット35」が代表例。返済額が経済の動きや金利情勢に左右されないのが魅力ですが、金利が高めに設定されているデメリットもあります。2. 変動金利型市場金利の動向に合わせて返済の途中で金利が変わるタイプ。金利は半年に一度、4月と10月に見直されるのが一般的ですが、返済額は5年間変わらない。しかしその後、金利が上がり、支払い額が増える可能性も。3. 固定金利期間選択型一定期間は金利が固定され、その後、金利が変動するタイプ。固定期間は1年、3年、5年、10年、20年など様々。固定金利期間が終了したのち、再び固定金利にするか、変動金利にするかを再度選べます。■ 2つの返済方法について学ぶ元利均等返済元金と利息を合わせた「毎月の支払額」が一定になる返済方法。すべての住宅ロ-ンで取り扱っているため、利用する人が多いです。返済計画が立てやすいのがメリット。しかし、利息分の支払いが多くなかなか元金が減らないのがデメリット。元金均等返済元金部分を返済期間で均等に割り、元金残高に応じた利息を上乗せして返済する方法。最初の頃は返済額が大きくなりますが、元利均等返済に比べて元金の減り方が早く、利息も少なくてすみます。収入制限や、そもそも取り扱っていない住宅ロ-ンも。■ シミュレ-ション「金利の種類で総返済額はどう変わる?」3000万円の住宅ローンを、返済期間35年で組んだ場合をシミュレーションしてみました。全期間固定金利と変動金利では、25年後には返済額に、83万1032円の差が生じることになります。●教えてくれた人/畠中雅子さんファイナンシャルプランナー。連載、講演、セミナ-など幅広く活躍。複数の不動産を所有し、住宅ロ-ンのアドバイスも得意とするイラスト/カツヤマケイコ
2021年05月18日BABYMETAL初のNFTトレーディングカードの発売が決定した。本商品は結成から10年間の活動を表現した「METAL RESISTANCE 全10章」の各章を象徴するデザインからなる全10種類のトレーディングカードに加え、ベストアルバム『10 BABYMETAL YEARS』のゴールドヴァイナルのアナログ盤が付属する特別仕様で、1,000セットの数量限定で販売される。また今回は全世界のNFTネットワークをリードするプラットホームであるWAXのブロックチェーン技術を使用し、アメリカの特設サイトにて日本時間5月7日AM0:00から72時間限定の販売となる。WAXは人気格闘ゲーム『ストリートファイター』やBlockchain Heroes、Deadmau5やWeezerなどミュージシャンの作品を含めた約1億にものぼるデジタルアイテムの販売を促進しており、今回のトレーディングカードはWAXウォレットのアカウントを作成のもと、クレジットカードもしくはPayPalにて購入することができる。なおBABYMETALは今回のNFTトレーディングカードを皮切りに、様々なNFTアイテムのリリースも検討しているとのこと。<商品概要>10 BABYMETAL YEARS NFT TRADING CARDS発売日:5月7日(金) 0:00~5月9日(日) 23:59(日本時間)※72時間限定仕様:NFTトレーディングカード+『10 BABYMETAL YEARS』ゴールドヴァイナル仕様アナログ盤のセット価格:100 USD販売先(アメリカ特設サイト):<配信情報>世界最速配信!! 10 BABYMETAL BUDOKAN WORLD PREMIERE【配信日時】2021年6月26日(土) OPEN 20:00 / START 21:00 (JST)【チケット券種】・グッズ付き視聴チケット(THE ONE 会員特典付き)・グッズ付き視聴チケット・視聴チケット(THE ONE 会員特典付き)・視聴チケット※販売期間内でも予定数に達し次第、販売終了となります。※「SOLD OUT」の表示後も、注文のキャンセル等が発生した場合には、販売を再開させて頂く場合がございます。予めご了承ください。【チケット販売期間】・グッズ付き視聴チケット(THE ONE 会員特典付き)・グッズ付き視聴チケットクレジットカード決済:2021年4月22日(木) 23:59までコンビニ決済:2021年4月22日(木) 17:59まで・視聴チケット(THE ONE 会員特典付き)・視聴チケットクレジットカード決済:2021年6月26日(土) 20:59までコンビニ決済:2021年6月26日(土) 14:59まで【グッズ付き視聴チケット 内容】・視聴チケット・三種の神器(グッズ)壱:10 BABYMETAL BUDOKAN WORLD PREMIERE MUFFLER TOWEL弐:10 BABYMETAL BUDOKAN WORLD PREMIERE SMARTPHONE STAND参:10 BABYMETAL BUDOKAN WORLD PREMIERE SAVIOR MASKその他詳細・チケットの購入はこちらでご確認ください。<リリース情報>BABYMETAL『10 BABYMETAL YEARS』2020年12月23日リリース【CD / VINYL収録内容】01. ド・キ・ド・キ☆モーニング02. ヘドバンギャー!!03. イジメ、ダメ、ゼッタイ04. メギツネ05. ギミチョコ!!06. Road of Resistance07. KARATE08. THE ONE09. Distortion (feat. Alissa White-Gluz)10. PA PA YA!! (feat. F.HERO)<通常盤>※初回生産分には3種類のプロフェットカード(予言者カード)を1枚ランダム封入①通常盤(CD)税抜2,000円①通常盤(VINYL)税抜5,000円<初回限定盤>※初回生産分には3種類のプロフェットカード(予言者カード)を1枚ランダム封入②初回限定盤A(CD+「ALL MUSIC CLIPS」 Blu-ray付)税抜3,800円『10 BABYMETAL YEARS』通常盤(CD / アナログ)、初回限定盤Aジャケット【Blu-ray】 ALL MUSIC CLIPS01. ド・キ・ド・キ☆モーニング02. いいね!03. ヘドバンギャー!!04. イジメ、ダメ、ゼッタイ05. メギツネ06. ギミチョコ!!07. Road of Resistance08. KARATE09. THE ONE10. Distortion11. Starlight12. PA PA YA!! (feat. F.HERO)13. Elevator Girl [English ver.]14. Shanti Shanti Shanti15. DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)16. BxMxC③初回限定盤B(CD+「10 LEGEND ARTWORKS」付)税抜4,800円【特大ジャケット】10 LEGEND ARTWORKS アナログサイズ着せ替えジャケット全10種『10 BABYMETAL YEARS』初回限定盤Bジャケット④初回限定盤C(CD+「10 LEGEND MOVIES」Blu-ray+ポスター付)税抜4,000円『10 BABYMETAL YEARS』初回限定盤Cジャケット【Blu-ray】10 LEGEND MOVIES01. イジメ、ダメ、ゼッタイ02. おねだり大作戦03. Catch me if you can04. 紅月 - アカツキ –05. Distortion (feat. Alissa White-Gluz)06. Road of Resistance07. PA PA YA!! (feat. F.HERO)08. メギツネ09. ヘドバンギャー!!10. BABYMETAL DEATH【ポスター】10 LEGEND SONGS TOURNAMENT■『10 BABYMETAL YEARS』主要販売サイト■『10 BABYMETAL YEARS』Special Web Site■10 BABYMETAL BUDOKAN 特設ページ関連リンクBABYMETAL Official Web Site Official Facebook Official Instagram Official Twitter Official TikTok Official LINE
2021年04月28日・素敵すぎる!・粋だなあ…。・真似したい!Twitterでそんな声が相次ぎ、12万人以上が『いいね』を寄せた、たまき (@tamakicurry)さんの投稿をご紹介します。友人の結婚式に参加した、たまきさんは新郎新婦から変わったデザインのカードをもらったそうです。そこには、みなさんが一度は目にしたことがあるはずの、あるデザインが施されていました。実際のカードがこちらです!今日は友人の結婚式に出席していますさすが無印の店長〜〜〜!! pic.twitter.com/nDx1yBRi6l — たまき / 旅する喫茶 (@tamakicurry) April 11, 2021 なんと、新郎新婦からもらったのは、無印良品の商品タグ風カードだったのです!本来なら、商品名や価格が書かれているところに、ゲストの名前や『プライスレス』という表記が。実は結婚した友人は、無印良品の店長だったらしく、このような遊び心のあるカードを作ったのだといいます。さらに、バーコードの横にある数字、「2018112220210411」は、2018年11月22日と2021年4月11日を意味し、新郎新婦の記念日だそうです!ネット上では、無印良品への愛を感じるカードに対して、「遊び心が素敵」「私も欲しい!」などの声が上がりました。結婚式は、お世話になっている人へ感謝の気持ちを伝える機会でもあります。きっと新郎新婦の想いのつまったカードは、受け取った人にとって最高の思い出になったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年04月12日ここ数年で聞くことの多くなったポイントを有効に使ったり、貯めたりする「ポイ活」ですが、率先して取り組む方が増えている一方で、苦手と感じている方や出遅れていると感じている方もいらっしゃると思います。今回は、多くの店舗で利用できる共通ポイントの有効活用を中心に、初心者の方を対象にお伝えします。 共通ポイントとはポイントには、いくつか分類する方法がありますが、発行体や使用できる店舗によって分類すると、以下の3つに分類されます。 共通ポイントTポイント、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイントに代表される、大手通信キャリア、コンビニエンスストアなどの多くのチェーン店やサービスで利用できるポイントです。今回のコラムの中心となるポイントです。 自社ポイント百貨店やスーパーマーケットなど、同一店舗また同一グループの店舗のみで貯めたり、使用したりできる自社ポイントです。最近は共通ポイントと選択できたり、両方貯めたりすることできる店舗も増えつつあります。ハウスポイントと呼ばれることもあります。 マイレージマイルと呼ばれることもある、航空会社のポイントです。基本としては、飛行機に乗ることで貯め、貯まったマイルで航空券に引き換えますが、ショッピング等でもマイルを貯めたり、他の共通ポイントやカタログギフト等に交換したりすることができます。 その他、クレジットカードのポイント、スタンプカード、商店街のポイントカード等多くの形態のポイント制度があります。 ポイントの貯めるにはポイントを貯めるには、お買いものやサービス利用時にポイントカードやアプリを提示し、インターネットで利用する際は会員番号等を入力するケースが一般的です。 これからポイントを貯めようと思う場合や種類を増やそうと思う場合には、たくさんの種類を始めるよりは、1つから2つ程度で始めると継続しやすいです。初めての場合は、現在使っている通信キャリアのポイント(NTTドコモであればdポイント、ソフトバンクであればTポイント等)を1つ目にし、よく利用するコンビニエンスストアやスーパー、ショッピングサイトで使えるポイントを2つ目にすると利用する機会が増えるでしょう。 カードが増えすぎて管理が大変な場合は、スマホアプリを利用するといいでしょう。持ち忘れも防げますし、利用履歴やキャンペーン情報が確認できるものもあります。また、店舗等によっては自社ポイントとダブルで貯めることができるものや、キャンペーン等でポイントの還元率が上がる場合もありますので、よく利用する店舗の場合は事前に確認しておくといいでしょう。 ポイント利用の注意点ポイントを貯め始めると、貯められるお店を中心に利用しがちになることも少なくありませんが、ポイントを優先しすぎて、無駄に買い物をしたり、もっと安い値段で買えたものを高く買ってしまったりすることがあまりないように気を付けましょう。また、その他の主な注意点は以下の3点です。 ポイントの有効期限に気を付けましょう使用期限や期間限定ポイント等に注意し、なるべく失効しないように使いましょう。ある程度まとまってから使いたいと思う人もいると思いますが、普段からある程度使うことも意識するといいでしょう。また、現金と異なり、サービスの変更や終了等の可能性がゼロでないため、早めの利用を意識しましょう。 ポイント目当ての買い物は控えましょうポイントアップ等で店舗などが売りたい商品を誘導するケースがあります。必要なものやほしいものであればよいのですが、ポイントを得るためや還元率を高めるための買い物は、本来より使うお金を増やしてしまう場合がありますので、注意しましょう。 高額な場合はポイントが使えるか事前に確認高額な商品やサービスを利用する場合は、ポイントを貯めたり、使えたりできるかあらかじめ確認しましょう。普段のお買いものであれば、1,2回見逃しても大きなロスにはなりませんが、高額な買い物をする場合には、値段や商品内容だけでなく、ポイント利用が可能かどうかも含めて検討するといいでしょう。 ポイントは利用できる店舗やサービスが増え、種類も多く、細かく調べすぎたり、カード数を増やしすぎたりするとポイントそのものが嫌になってしまう人もいます。まずは基本となる1つか2つ程度のポイントから始め、普段は緩やかに、高額な消費の場合はしっかりと貯めたり、使ったりすることを意識されるといいでしょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2021年01月23日少しでも住宅ローンの負担を減らそうと思えば、気になるのが金利。その金利だけを見るとネット銀行はとても魅力的です。しかし、ネット銀行だと近くに店舗がなく、不安に感じる人もいると思います。そこで今回は、FP2級の資格を持つ山村希美さんにネット銀行の特徴や各社の金利・サービスの違いについて教えてもらいました。■ ネット銀行ならいつでもどこでも手続きが完結!ネット銀行は、通常の都市銀行や地方銀行のように店舗を設置していません。インターネットや電話を介して取引を行うので、通常の銀行に比べると店舗運営のコストがかからないのです。コストを下げた分顧客に還元する仕組みをとっているので、都市銀行や地方銀行に比べて金利を低く設定できたり、繰り上げ返済に手数料をかけない銀行もあったりします。またネット銀行であれば、インターネットを使って手続きできるので、銀行の営業時間中に行く必要がありません。土日の仕事が休みのときに、自宅で手続きすることもできるのです。■ ネット銀行は審査が厳しい・期間が長いなどの側面も!自分のペースで手続きできるネット銀行は、住宅ローンなど借り入れ審査が厳しい傾向にあります。都市銀行や地方銀行などであれば、対面で資金繰りの背景や今後の見通しなどを相談することも可能。しかしネット銀行だと直接対面することはなく、オンライン上での手続きなので、審査OKのラインを超えるか超えないかの機械的なチェックになるからです。また、審査期間についてもネット銀行のほうが長めといわれています。店舗のある銀行であれば、なにか困ったことや相談したいときは店舗に行ったり担当者に問い合わせたりすれば解決するでしょう。しかしネット銀行だと、問い合わせに時間がかかったり、自分で調べたりすることが多くなることがあるので、その点は注意が必要です。■ つなぎ融資のあるネット銀行も!金利やサービス内容をチェック最後に、ネット銀行各社の住宅ローン金利やサービスの違いについてまとめてみました。今回比較するのは人気のネット銀行「住信SBIネット銀行」「auじぶん銀行」「ソニー銀行」「楽天銀行」の4つ。ネット銀行で住宅ローンを検討している人は、以下の表をぜひ参考にしてみてくださいね。■ネット銀行人気4行の住宅ローン金利とサービス比較金利特徴住信SBIネット銀行年0.44%~1.18%(2020.12.1時点)・金利上乗せなしで団信・全疾病保障付き・契約時もWEB申込みで完了・保証料0円・一部繰り上げ返済は1円からでき、手数料0円・他行口座から当社代表口座への資金移動手数料0円・収入印紙0円auじぶん銀行年0.41%~0.991%(2020.12.2時点)・auモバイル優遇割とじぶんでんき優遇割をセットにすると最大年0.1%金利引き下げ・5つの団信プランがあり、原則ネットで手続き完結・必要書類はネットからアップロードで提出・契約までWEB申込みで完了・一般団信・がん50%保障団信の保険料0円・保証料0円・一部繰り上げ返済手数料、資金移動手数料0円・収入印紙0円ソニー銀行年0.457%~0.650%(2020.12.2時点)・変動から固定への金利変更手数料0円・保証料0円・団信保険料0円・一部・完済とも繰り上げ返済手数料0円・他行口座から返済口座への資金移動0円・WEBでの契約の場合印紙代0円・つなぎ融資可能楽天銀行年0.537%~1.547%(2020.12.1時点)・団信保険料、50%保障がん・全疾病特約付き団信保険料0円・保証料0円・繰り上げ返済手数料0円・つなぎ融資可能・返済口座を楽天銀行口座にすると、年0.3%金利引き下げ・変動金利であれば、固定金利と変動金利の変更が何度でも可能・条件を満たせば楽天ポイントがもらえる可能性ありネット銀行は金利が低いのが魅力ですが、その他にも資金移動手数料0円、印紙代0円など魅力的な特徴がたくさんあります。「Aネット銀行にあってBネット銀行にはない」といったサービスも多々あるので、細かく内容をチェックして希望のサービスをチェックしてみてください。またネット銀行以外の都市銀行や、地方銀行と比べることも忘れないように。意外と「総合的に考えたら通常の銀行でもお得だった」という可能性もあるからです。人気のネット銀行をピックアップして住宅ローンの内容を比べただけでも、つなぎ融資や繰り上げ返済の手数料など、少しずつ違いがあります。日常的に利用している携帯会社やサイト、口座などがあれば、さらに金利引き下げやポイントがつくなどの特典もありますよ。ちなみに、注文住宅を検討している人は、つなぎ融資のあるソニー銀行や楽天銀行がおすすめです。またこの2社は、独自のハッピープログラムや優遇プログラムがあり、住宅ローンを契約すれば、各プログラムのステージがアップ。さまざまな面で優遇されます。総合的に見てもこの2社が魅力的といえるでしょう。ネット銀行で住宅ローンを検討する際は、金利に目を向けつつも総合的に自分にとって便利でメリットの大きいところを選んでみてくださいね。●教えてくれた人/山村希美さん大学卒業後証券会社に勤務し、在職中に2級ファイナンシャルプランナーを取得。結婚を機に退職し、出産後ライターとしてお金にまつわる記事や子育てに関する記事などを執筆中画像/PIXTA(2、3枚目)
2021年01月09日住宅購入の際に多くの人が契約する住宅ローン。「ローンを早く完済したい!」と繰り上げ返済を検討している人は多いのではないでしょうか。しかしローン開始から10年間は住宅ローン控除の減税措置があるため、いつがベストなタイミングなのか気になるところです。今回は、FP2級の資格を持つ海田幹子さんに、繰り上げ返済のベストなタイミングについて教えてもらいました。■ 繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類がある住宅ローンの繰り上げ返済とは、月々支払っているローンとは別にまとまった金額を返すこと。基本的にいつでも行える繰り上げ返済ですが、手数料が必要な場合もあるのでこまめに行うことはあまりおすすめしません。繰り上げ返済の方法には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。期間短縮型…月々の支払額はそのままで返済期間を短くする方法返済額軽減型…返済期間を変えずに月々の支払額を減らす方法このように、それぞれ目的が異なります。■ 2種類の繰り上げ返済…どっちで返済したほうがいいの?返済方法は目的で選ぶのがおすすめです。それぞれに適したケースを見てみましょう。定年後のローンの支払いに不安がある人は期間短縮型定年後の生活に不安がある人は、完済を早める期間短縮型がおすすめです。返済額軽減型に比べて利息の軽減効果が高いので、効率的に返済額を減らせます。「とにかく利息を減らしたい!」という人もこの方法で!収支に変動がある人なら返済額軽減型転職や子どもの教育費など、収支に変動がある場合は返済額軽減型を検討してみましょう。月々の支払いが軽くなれば、収入減や教育費の増額にも対応できますね。月々のローン支払いが負担になっている人にもおすすめです。■ 繰り上げ返済はどのタイミングがお得?返済シミュレーションでチェック一般的に、「繰り上げ返済は早くしたほうがお得」と言われていますが、住宅ローンを契約して10年間は住宅ローン減税があります。住宅ローン減税とは、住宅ローン残高の1%を支払っている税金から控除してくれる制度のこと。当然ながら、繰り上げ返済でローン残高が減ると、住宅ローン減税での税金控除額も減ってしまいます。では、どのタイミングで繰り上げ返済するとお得になるのか、期間短縮型で返済のシミュレーションをしてみましょう。繰り上げ返済を検討している人の住宅ローン借入金:3000万円返済期間:35年間/ボーナス払いなし返済方法:元利均等返済金利:全期間固定金利繰り上げ返済方法:期間短縮型 ●金利0.5%でローンを組んで5年後と住宅ローン控除終了後の11年後に繰り上げ返済した場合金利0.5%の場合繰り上げ返済なし5年後に300万円11年後に300万円支払利息の軽減額(1)0円約45万円約35万円住宅ローン控除額(2)約256万円約241万円約256万円(1)+(2)約256万円約286万円約291万円 ●金利1.0%でローンを組んで5年後と住宅ローン控除終了後の11年後に繰り上げ返済した場合金利1.0%の場合繰り上げ返済なし5年後に300万円11年後に300万円支払利息の軽減額(1)0円約97万円約74万円住宅ローン控除額(2)約259万円約244万円約259万円(1)+(2)約259万円約341万円約333万円●金利1.5%でローンを組んで5年後と住宅ローン控除終了後の11年後に繰り上げ返済した場合金利1.5%の場合繰り上げ返済なし5年後に300万円11年後に300万円支払利息の軽減額(1)0円約157万円約119万円住宅ローン控除額(2)約262万円約247万円約262万円(1)+(2)約262万円約404万円約381万円金利が「0.5%」「1.0%」「1.5%」の場合で、支払利息の軽減額(1)と住宅ローン控除額(2)を算出しました。(1)と(2)の合計金額が高いほど、利息や税金の支払いが少なくてすむためお得になります。この表から、金利0.5%の場合、「11年後に300万円」を繰り上げ返済する方法が一番お得という結果に。一方、金利1.0%と1.5%の場合は住宅ローン減税が適用中の「5年後に300万円」を繰り上げ返済するほうが総返済額が減ることが分かります。繰り上げ返済がお得になるかどうかは、金利がカギを握っています。金利が高いほど、住宅ローン控除期間中でも、できるだけ早い時期に繰り上げ返済をしたほうが軽減効果は高くなります。金利が1.0%より上か下かが目安になるでしょう。繰り上げ返済をするベストなタイミングは、金利によって異なることをご紹介しました。繰り上げ返済には返済期間を短くする「期間短縮型」と、月々の返済額を減らす「返済額軽減型」があり、それぞれ適するパターンが違うので、自分に合う方法を選択してくださいね。●教えてくれた人/海田幹子ファイナンシャルプランナー2級の資格を持つwebライター。ライフプランニングや住宅ローン、資産運用などお金にまつわる内容を多数執筆。私生活では2児の母。わかりやすくてためになる記事を心がけている
2020年12月29日CORA / PIXTA(ピクスタ)希望にぴったりの物件が見つかったけど、まだ頭金が貯まっていない…。そんなとき、ローンを組んで購入していいのか気になりますよね。「家を購入する場合、頭金の有無は月々の返済額や総支払額に大きく影響を与えます。頭金はあるに越したことはないでしょう。しかし、頭金なしが完全にダメともい言い切れません」と話すのは、FP2級の資格を持つ海田幹子さん。実は、貯めている間に背負い込んでしまうデメリットやリスクがあると言います。今回は、住宅ローンの頭金「あり」「なし」で生じるメッリトとデメリット。頭金がなくて購入を決めるときの判断基準を教えてもらいました。■ 「頭金あり」なら、月々の返済額と総支払額を減額できる!TATSU / PIXTA(ピクスタ)実際に「頭金なし」「頭金1割」「頭金2割」でどのように返済額が変わっていくのかチェックしてみましょう。今回は、4000万円の住宅を固定金利1.5%、ボーナス払いなし、35年返済で支払ったときのシミュレーションです。頭金借入額毎月返済額総支払額頭金なし0円4000万円12万2473円約5144万円頭金1割400万円3600万円11万226円約5029万円頭金2割800万円3200万円9万7979円約4195万円頭金なしの場合と頭金2割の場合を比べると、毎月返済額の差は2万4494円で、総支払額の差は約229万円です。頭金を多く入れ、借入額を減らすことで利息の支払いが軽くなり、結果として月々の返済額と総支払額を減額できます。■ 頭金ありと頭金なし。それぞれにメリット・デメリットがあるタカス / PIXTA(ピクスタ)それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。頭金ありの場合【メリット】月々の返済額とローンの総支払額が減らせる頭金なしの場合より借入金が少なくなり利息が抑えられるため、月々返済額と総支払額が減額できます。金利が優遇される場合がある一定額の頭金を準備することで、通常の金利よりも少ない優遇金利が適用される場合があります。【デメリット】頭金を入れすぎてしまうと急な出費に困る頭金の入れすぎは生活を圧迫する可能性があるので、貯金の全額を頭金に入れることはおすすめしません。冠婚葬祭や病気、ケガなど、急な出費がないともいいきれないので、少なくとも収入の3か月分は生活防衛費として残しておくとよいでしょう。頭金なしの場合【メリット】頭金を貯める間の家賃負担がなくなる賃貸物件に住んでいる場合、頭金を貯めている間も家賃を支払わなければなりません。しかし、住宅を購入してしまえば、家賃負担がなくなる点はメリットといえるでしょう。住宅の購入価格や家賃価格がいくらかによってお得かどうかは決まるので、頭金なしを選択する場合は計算してみてください。優遇措置や低金利などで即購入したほうが有利な場合も2020年現在、住宅ローンの低金利時代は続いていますが、今後この低金利が続く保証はありません。もし住宅ローンの金利が跳ね上がった場合、頭金が貯まっていなくても低金利のうちに住宅を購入したほうが有利な場合もあります。期間限定の優遇措置がある場合も同様です。【デメリット】金利が高くなる場合がある頭金が1割以下の場合、金利が高く設定されている住宅ローンがあります。金融機関によって差があるので、頭金なしの場合はチェックしてください。諸費用が高くなる可能性がある融資事務取扱手数料や印紙税、ローン保証料などの諸費用は、借入金額に応じて変動します。そのため、頭金なしで借り入れる場合は、頭金ありの場合より諸費用は高くなることが多いでしょう。■ 貯蓄がないが購入したい場合、返済額が年収の25%以下が判断基準bee / PIXTA(ピクスタ)「貯金はないけど、希望にぴったりの物件が見つかった!」そんな場合もあるでしょう。家との出会いは一期一会、希望にぴったり合う物件はなかなか見つからないものです。購入するかどうかを決めるとき、「住宅ローンの年間返済額が年収の25%以内かどうか」ということがひとつの判断基準になります。例えば、年収600万円の家庭なら、35年返済・固定金利1.5%・ボーナス払いなしの場合、借入金の目安は4080万円。物件価格が目安以下で、諸費用を現金で支払える場合は購入してもよいでしょう。まだ、理想の物件に出会っていない場合は、まずは頭金を貯めるほうがおすすめです。住宅購入の際、頭金を入れたほうが月々返済額や総返済額、金利の面でメリットがあります。もし頭金なしで住宅を購入したい場合は、年間返済額が年収の25%以下になっているかどうかをひとつの判断基準にしてみましょう。すぐにではないけれど、いずれは家を買いたいという人は、早い段階から住宅購入のための貯蓄を始めるのがおすすめです。●教えてくれた人/海田幹子さんファイナンシャルプランナー2級の資格を持つwebライター。ライフプランニングや住宅ローン、資産運用などお金にまつわる内容を多数執筆。私生活では2児の母。分かりやすくてためになる記事を心がけている
2020年11月24日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)から、“カードゲーム”の世界観に着想した「ゲーム・オン コレクション」が登場。“トランプカード”着想の楽し気なグラフィック「ゲーム・オン」は、2020年リゾートコレクションとして、ウィメンズ アーティスティック・ディレクターの二コラ・ジェスキエールが手掛けた。“トランプカード”をイメージソースに、メゾンの伝統的なモノグラム・モチーフを大胆に再解釈したグラフィック「ゲーム・オン キャンバス」が、象徴的に起用されている。“トランプカード”型ポケット付きバッグなど印象的なのは、鮮やかなブルーやレッドを使用したポップな色使いと、新たに加わったハートのモチーフ。人気のバッグシリーズには、ゴールドのチェーンストラップ付き「ドーフィーヌ」や、マチをたっぷり配したヴァニティバッグ「ヴァニティ」などが登場。さらに、“トランプカード型”の外ポケットをあしらった、より特別なデザインのトートバッグ「ネヴァ―フル」やボストンバッグ「スピーディ」などもラインナップする。財布やスカーフもカラーはクリーンなアイボリー系をベースにした「ブロン」と、ダーク系カラー「ノワール」の全2色。三つ折りミニ財布「ポルトフォイユ・ゾエ」やスカーフといった、バッグと合わせて楽しめるアクセサリー類も充実している。“ハート”にフィーチャーしたバッグカラフルなハートプリントが主役本コレクションのシンボリックな“ハート”モチーフに焦点をあてた、アクセサリーにも注目したい。ホワイトのレザーで仕立てたチェーンバッグ「ツイスト PM」やハンドバッグ「カプシーヌ BB」に浮かぶのは、ハートを重ね合わせたようなカラフルなプリント。ハート型バッグまたフォルムそのものを、“ハート”型にデフォルメした、モノグラム・モチーフのハンドバッグ「サック クール」も登場。ボディの左上にも、真っ赤なハートをあしらった、本コレクションならではのデザインとなっている。ギフトにぴったりなジュエリーもそのほか「ゲーム・オン コレクション」には、ジュエリーもお目見え。中でも、トランプカードのシンボルに着想した、ディスク型ペンダント付きブレスレット「ブラスレ・クレイジー イン ラブ」は、鮮やかなレッドと、煌くゴールドのコントラストが美しい、ギフトにもぴったりなアイテムとなっている。【詳細】ルイ・ヴィトン「ゲーム・オン コレクション」発売時期:2020年11月【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2020年11月19日※写真はイメージですUshico / PIXTA(ピクスタ)住宅ローンを利用する場合、「いくら借りればいいのか」や「毎月の返済額をどのくらいにしたらいいか」等だけではなく、住宅ローンを「何歳までに完済したらいいのか?」で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。実際に住宅ローンを利用している人がどれくらいの期間で完済しているか、住宅ローンを完済するべき年齢は何歳ぐらいが好ましいのか、宅地建物取引士の高幡和也さんが解説します。■ 住宅ローンは35年間払い続けなければならない?※写真はイメージですプラナ / PIXTA(ピクスタ)住宅ローンを利用する場合、各金融機関ではそれぞれ「完済時年齢」の上限を設定していて、最長でその年齢まで住宅ローンを組むことが可能です(一般的な借入期間は最長35年となります)。たとえば、住宅金融支援機構のフラット35の場合、完済時年齢の上限設定は80歳。申込時の年齢が満70歳未満の人なら利用することができ、借入期間の上限は下記のように算出します。借入期間の上限:35年、もしくは「80歳」−「申込時の年齢(1年未満切上げ)」のどちらか短い年数(※その他条件有)例:年齢満40歳の場合、「80歳」-「41歳(1年未満切上げ)」=39年なので、最長借入期間35年フラット35の場合、計算上は満44歳以下の人なら最長で35年間の住宅ローンを組むことが可能です。ただし、この計算どおりに35年返済の住宅ローンを組んだ場合でも、実際に35年間住宅ローンを払い続けなければならないわけではありません。当然ですが、住宅ローンはいつ完済しても良いのです。理解しておきたいのは、住宅ローンの「約定返済期間」と「実際に完済するまでの期間」は別物だということです。■ 多くの人が約16年で完済している!?では、住宅ローンを利用している人が実際にどれくらいの期間で完済したのかを見てみましょう。住宅金融支援機構の「2019年度 民間住宅ローンの貸出動向調査」によると、住宅ローンの利用開始時に設定した返済期間(当初設定した返済期間)の単純平均は26.7年となっています。※住宅金融支援機構「2019年度 民間住宅ローンの貸出動向調査」 よりしかし実際には、完済までの期間は単純平均で「15.7年」となっています。つまり多くの人は、当初設定した返済期間以下で住宅ローンの返済を終えていることになります。あくまで単純平均なので、すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、例えば40歳で35年の住宅ローンを組んだ場合でも、多くの人は56歳には返済を終えていることになります。多くの人が約16年という期間で完済しているにも関わらず、なぜ住宅ローンは30年前後という長期の返済期間を設定する人が多いのでしょうか?■ 余裕を持った返済計画を立てられるよう、長期で設定※写真はイメージですfaula / PIXTA(ピクスタ)「住宅ローンはできるだけ早期に完済したい」「ローンの期間はできるだけ短い方がいい」…。誰もがそう考えるのは当然のこと。だからといって、当初から住宅ローンの返済期間を短く設定すると毎月の返済額がグンと高くなってしまいます。住宅ローンは自宅を担保にして借りるローンなので、万一その返済が滞ってしまうと、自宅が金融機関に差し押さえられたり、強制競売にかけられたりして、住まいそのものを失ってしまう事態になりかねません。そのため、将来的に不測の事態が起こっても住宅ローン返済に影響が出ないように、余裕を持った返済計画を立てることがとても重要となります。当初の返済予定期間を長期にして毎月の返済額を抑えるこで、余裕を持った返済計画が実現します。また、毎月の返済額を抑えることで、定期的な「繰り上げ返済」も可能となるのです。■ 繰り上げ返済をしなければ「ずっと返済が続く」※写真はイメージですFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)繰り上げ返済とは、返済中に融資金の全部または一部を繰り上げて返済することで、返済額に応じて借入期間を短縮することができます(月々の返済額を少なくすることもできます)。逆に言えば、繰り上げ返済をしなければ当初設定した期間中、ずっと返済を続けなければなりません。たとえば、定年年齢60歳の企業に勤務する現在40歳の人が、75歳までの住宅ローンを組んだ場合、定年までに住宅ローンを完済しなければ退職金や貯蓄で残りのローンを一括で支払うか、または退職後も毎月のローンを支払い続けなければなりません。長期の返済期間を設定したにもかかわらず、その返済計画(毎月の返済額、ボーナス返済額)に余裕がなく、繰り上げ返済が難しいような場合は、もう一度資金計画の見直しが必要かもしれません。繰り返しになりますが、繰り上げ返済をしなければ30年ローンなら30年間、35年ローンなら35年間、「ずっと返済が続く」のです。■ 自分なりの「目標完済年齢」を設定しよう※写真はイメージですFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)住宅ローンの返済開始年齢、勤務先の定年制の有無、投資による将来的な収支バランスなど、それぞれの状況によって理想の完済年齢は違います。目標とする完済年齢の目安としては「勤務先の定年年齢」もしくは「単純平均完済期間(返済開始から約16年程度)」などが挙げられます。当然、早期の完済が理想的ですが、無理な返済計画は住宅ローンの延滞を招いたり、日常生活そのものに影響を与えかねません。決して無理な計画を立てず、自分なりの「目標完済年齢」を設定することを心がけましょう。【参考】※住宅金融支援機構「2019年度 民間住宅ローンの貸出動向調査」●教えてくれた人/高幡和也さん宅地建物取引士・ライター。不動産業界で約30年、大企業の事業用地売買や未利用地の有効活用、個人住宅のディベロップメント、事業用・居住用の賃貸管理まで多種多様な業務を経験。「不動産取引の専門士」の視点で気になる情報を発信中
2020年11月13日10月5日「住宅ローンの完済年齢が上昇している」という調査結果が発表された(日経新聞)。住宅ローンを’20年度に契約した人の完済予定年齢は平均73.1歳。’00年度の68.3歳と比べて、20年間で5年も遅くなっている。住宅ローン利用者が60歳時点の予定残高も、’00年度の利用者は平均約700万円だが、’20年度は約1,300万円に増加。老後に“ツケ”を回す傾向が見て取れる。その原因を、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■住宅ローン返済の理想は50代まで!原因としては、住宅を買う年齢の上昇が挙げられます。住宅の取得年齢は、’00年以前は37歳前後が多いのですが、’13年以降は40代が目立ちます(’19年・国土交通省)。また、ローンも長期化しています。国の基準を満たした長期優良住宅に限られますが、’09年から「フラット50」という返済期間が最長50年の住宅ローンが提供されています。一般の35年ローンでも、みずほ銀行は最長80歳まで、ソニー銀行は最長85歳までに完済すればよい決まりです。銀行も利用者も、定年を過ぎた年齢だと承知のうえで、繰上げ返済で早期完済を目指しながらも、最終的には「退職金での完済」を想定しているのでしょう。銀行は、年齢にかかわらず完済されると利益を確保できます。ですが、利用者は、退職金を住宅ローンの返済に使ってしまうと、老後資金が不足する大問題です。さらに、コロナ禍で収入の減少や、リストラなどで収入がなくなった方、冬のボーナスが減額や「今年は出ない」という方も多く、いま、住宅ローンの返済に困る方が増えています。そんな方はすぐ銀行に相談して、毎月の返済額を抑えるなどの対策をとりましょう。ただ、その分返済期間が延び、返済総額も増えてしまいます。元々の計算とは違い、完済が定年以降にずれ込む方もいるでしょう。あるいは、勤め先の倒産などで退職金の減額や出ない方もいて、退職金で住宅ローンが完済できないケースも考えられます。そうなると、老後資金や年金から住宅ローンを返済するしかありません。高齢でも健康なうちは働いて返済できますが、病気や介護が必要になって蓄えが底をついたら「自己破産」に陥るケースも増えてくるのではないかと心配です。当たり前ですが、住宅ローンは少しでも早く、できれば50代での完済を目指しましょう。コロナ不況は、当たり前のことができないほど深刻です。投資などにお金を回すより、「借金減らして現金増やせ」、これに尽きます。また、ローン返済の猶予を受けた方は必ず、もう一度見直しを行いましょう。以前より楽な返済から元に戻せない方が多いのですが、そのままだと老後破綻へ一直線だと緊張感を持ちたいものです。現役世代のうちに苦労して、借金のない老後を迎えましょう。国には、これまで景気浮揚感として住宅ローン減税を連発し、国民に住宅購入をあおってきた責任があると思います。空き家問題も踏まえて、住宅行政の今後に、きびしい目を向けたいと思います。「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年10月30日【IWJ】Image Works Japan / PIXTA(ピクスタ)共働き夫婦がマイホームを購入するとき、住宅ローンの選択肢は大きく分けて4つ。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分たちの年収やライフプランを加味して選ぶことが大事です。今回は、FP2級の資格を持つ海田幹子さんに、それぞれの住宅ローンの特徴やメリット・デメリット、共働き夫婦のローンの選び方について教えてもらいました。■ 住宅ローンは4種類。夫婦でライフプランを話し合って契約を住宅ローンは大きく分けて「単独ローン」「ペアローン」「連帯債務」「連帯保証」の4種類があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見てみましょう。共働き夫婦の住宅ローンを表で比較①単独ローン②ペアローン収入合算③連帯債務④連帯保証特徴1つのローンに1人の債務者夫婦が別々にローンを組む1人は債務者1人は連帯債務者になる(返済義務は平等にある)1人は債務者1人は連帯保証人になる(債務者の返済不能時に返済義務を負う)住宅ローン減税すまい給付金債務者1人分夫婦2人分夫婦2人分債務者1人分事務手数料などの諸費用債務者1人分夫婦2人分債務者1人分債務者1人分団体信用生命保険の適用ローン残金が全額免除死亡した人のローン残金のみ免除債務者の死亡時は全額免除連帯債務者の死亡時は契約内容による債務者の死亡時は全額免除連帯保証人の死亡時は免除なし※債務者とは…この場合ローンの支払い義務を負う人※住宅ローン減税(住宅ローン控除)とは…正式名称は「住宅借入金等特別控除」。要件を満たしている住宅ローン利用者が、年間最大40万円の所得税の控除を受けられる制度※すまい給付金…住宅ローン利用者で、一定要件を満たした人に最大30万円が付与される制度。住宅取得者の収入または持分割合によって給付額が決まるペアローンと収入合算(連帯債務・連帯保証)は、妊娠・出産・育児休暇後も夫婦共に再び働くことが前提で組むべきローンです。現在の年収ベースで最大値のローンを組んでしまうと、育休後に復帰できなかったり離職をしたりする場合に、支払いが厳しくなってしまうかもしれません住宅ローンは、夫婦で今後のライフプランをしっかり話し合った上で契約することが大切です。■ 単独ローンでは希望額を借入できない可能性が共働きが多くない時代は、働き手である夫の名義で組む単独ローンが主流でした。共働夫婦の場合でも、このタイプのローンを組むメリットはあります。住宅ローン契約者の配偶者に収入を別のことにお金を使えるからです。ですから子どもの教育費や車の購入費など、住宅以外に必要なお金を貯めたい場合にはよい選択といえるでしょう。また、働き続ける予定だった配偶者が産休や育休、病気で離職するようなことがあっても、返済に差し支えることはありません。ただしこのタイプのローンだと住宅ローンの収入審査が申込者1人分の収入だけになるので、希望金額を借り入れできない可能性があることです。共働き夫婦ならペアローンや収入合算のローンで、もっと多くの金額を借り入れることも可能です。では、さっそくこれらのローンのメリット・デメリットを解説します。ペアローンの特徴とメリット・デメリットペアローンとは、夫婦が別々のローンを組み、それぞれが連帯保証人になる住宅ローンです。ローンを2本組むため、住宅ローン減税やすまい給付金が2本分受け取れるのがメリット。しかし、事務手数料などの諸費用は2本分かかるといったデメリットもあります。連帯債務の特徴とメリット・デメリット収入合算という住宅ローンの種類の中に連帯債務があります。収入合算とは、夫婦の収入を合わせてローンを借りる方法です。借入金額は収入を基に決定されるので、収入合算をすることで単独ローンよりも総額で大きな金額の住宅ローンを組むことが可能です。連帯債務は、1人が債務者、1人が連帯債務者となり、1本の住宅ローンを契約するのが特徴です。連帯債務者にも返済義務が平等にあるため、住宅ローン減税とすまい給付金は2人分受け取れます。またローン契約は1本なので事務手数料などの諸費用は1本分で済むところがメリット。一方デメリットは、対応できる金融機関がフラット35や民間ローンの一部に限られるため、選択肢の幅が狭い点にあります。※フラット35とは…住宅金融支援機構が民間金融機関と共同で提供している長期固定金利住宅ローンのこと連帯保証の特徴とメリット・デメリット収入合算の中の連帯保証は、1人が債務者、1人が連帯保証人になり、1本の住宅ローンを契約するのが特徴です。連帯保証人は、債務者が返済できなくなった場合、ローンを支払う義務があります。連帯保証は、取り扱う金融機関が多いため、好きな住宅ローンを選べ、住宅ローン契約の事務手数料などは1本分で済むところがメリットです。一方、連帯保証人は住宅ローン減税やすまい給付金が適用外で、団体信用生命保険にも加入できない点がデメリットといえるでしょう。■ 安心感、金利重視、経費を抑える…何を重視するかで選択を「ペアローン」「連帯債務」「連帯保証」それぞれに一長一短あることが分かりました。では、どう選べばよいのでしょうか?夫婦の要望に合わせたおすすめの住宅ローンを紹介します。安心感と費用面のメリットを享受したいなら連帯債務諸費用が少なく、控除や給付金が手厚いのは連帯債務です。通常の連帯債務では、連帯債務人に団体信用生命保険はついていませんが、フラット35の「デュエット」なら、借入金利を年0.18%上乗せで夫婦2人共が保証対象になります。団体信用生命保険が2人分で、全期間固定金利という安心感と費用面のメリットを享受したい人におすすめです。低金利重視!ローンの負担を2人で分け合いたいならペアローン選べる金融機関の幅が広いので、「できる限り低金利がよい!」という人はペアローンがよいでしょう。諸費用は2本分かかってしまいますが、その分住宅ローン減税とすまい給付金の恩恵を2人分得ることができます。また、住宅ローンの負担を2人で分け合って頑張りたいという人が、2本立てのペアローンを選ぶことも間違いではありません。諸費用を抑えて低金利で借りたい人は連帯保証節税面は心もとない連帯保証ですが、借入金額は高くして諸費用を抑えたい人、低金利な金融機関を選びたい人には向いています。連帯保証の連帯保証人は、団体信用生命保険に加入することができないので、万が一のために生命保険などで対策を取ることをおすすめします。どの住宅ローンがお得になるかは、希望する物件の価格や夫婦の年収、ライフプランなどで変わります。それぞれの住宅ローンの特徴を理解し、お得に組めるローンを選ぶことが大事です。迷ったときは専門家の手も借りてみましょう。●教えてくれた人/海田幹子ファイナンシャルプランナー2級の資格を持つwebライター。ライフプランニングや住宅ローン、資産運用などお金にまつわる内容を多数執筆。私生活では2児の母
2020年10月25日住宅ローン金利は、変動金利と固定金利に大きく分けることができますが、住宅ローンの融資を受ける際にどちらを選べばいいか迷う方は多いようです。本記事では、これから住宅ローンを組むという方や借り換えを検討している方に向けて、変動金利と固定金利それぞれの特徴や違い、メリット・デメリットなどをご紹介していきます。住宅ローンにおける変動金利と固定金利の違い住宅ローンには大きく変動金利と固定金利があり、銀行によって金利設定などの違いはあるものの、基本的な内容はどの銀行を利用しても同じです。変動金利両者の違いを簡単にお伝えすると、変動金利は借入期間中に金利が変動する金利タイプで、金利が変動するリスクがある分、低めの金利水準となっています。固定金利一方、固定金利とは借入期間中ずっと同じ金利で利用できるもので、金利が変動しないという安心感がある分、変動金利と比べると金利設定は高めです。次項から、それぞれについて詳しく見ていきましょう。変動金利のメリット・デメリットまずは変動金利について、メリット・デメリットなどを見ていきましょう。[adsense_middle]固定期間選択型金利と変動金利住宅ローンは大きく分類すると2種類とお伝えしていますが、もう少し細かく分類すると「変動金利」と「固定期間選択型金利」、「全期間固定金利」の3種類に分けることができます。この内、固定期間選択型金利とは「10年固定金利」など、当初設定した期間について金利を固定するというもので、変動金利と全期間固定金利のミックスのようなものです。この固定期間選択型金利については、固定と名前が付いているものの、実は変動金利の1種と考えたほうが分かりやすいです。というのも、固定期間選択型金利で当初選択した期間が経過した場合、その時点で再度固定期間を選択するか(金利の再選択)、変動金利に移行するかを選ぶことになります。こうした制度設計から、固定期間選択型金利は「変動金利の当初〇年間だけ固定する」タイプの金利だと考えるとよいでしょう。変動金利のメリット変動金利のメリットには以下のようなものがあります。金利水準が低い金利が急激に上がっても返済額はすぐには上がらない金利の下降局面または横ばいのときに有利それぞれ見ていきましょう。金利水準が低い変動金利は金利が変動するリスクがある分、金利水準が低くなっています。なお、変動金利は「金融機関が最優良起業に貸し出す短期の金利レート」を示す短期プライムレートに連動しますが、この短期プライムレートは2009年以降ずっと動いていません。このことから、変動金利は長い間ほとんど変動していないのにも関わらず、低い金利で融資を受けることができているといえます。金利は、経済の原則からすると景気がよくなったときに上昇するもので、将来どうなるかは分かりませんが、一般的な見方では今後しばらくは大きく上昇することはないと考えられます。ちなみに、一般的な金融機関において変動金利は1%程度であることが多く、住宅ローンの借入から13年間、住宅ローン年末残高の1%分の控除を受けられる住宅ローン控除と組み合わせると、金利を支払うどころか、税金の還付を受けてプラスになるという状況が続いています。金利が急激に上がっても返済額はすぐには上がらない変動金利は借入期間中、金利が上がると返済額も増えてしまうことになります。ただし、変動金利は「返済額の変更は5年間に1回」かつ、「変更がある場合も前回の返済額から1.25倍までしか増えない」という決まりがあります。これは、金利の急激な上昇により住宅ローンの返済ができなくなることを防ぐためのものです。仮に金利が急上昇したとしても、返済額の上昇が猶予されている間に次の手立てを考えることができるといえます。金利の下降局面または横ばいのときに有利先述のとおり、変動金利は金利が変動するリスクがある分、金利水準が低く設定されているため、金利が下がる局面はもちろん、横ばいのときにも有利に働きます。変動金利が不利になるのは「金利が上昇局面のとき」だけと考えると、固定金利よりも有利なケースのほうが多いといえるでしょう。変動金利のデメリット一方、変動金利のデメリットには以下のようなものがあります。固定金利のほうが先に上昇する金利返済分と元本返済分それぞれ見ていきます。固定金利のほうが先に上昇する変動金利は金利の下降局面や横ばいに強く、上昇局面に弱いため、下降局面や横ばいのときには変動金利にしておき、上昇局面になったら固定金利に借り換えすればよいのではないか、と考える人もいるかもしれません。しかし、原則として固定金利は変動金利より先に金利が変動するとされており、変動金利が上昇し始めたときにはすでに固定金利は上昇してしまっていることが考えられます。また、固定金利は変動金利よりも頻繁に変動しやすく、固定金利が動き始めた段階で、変動金利から固定金利に上手に借り換えすることはかなり難しいといえるでしょう。金利返済分と元本返済分先程、変動金利のメリットとして金利が上昇してもローンの返済額の変更は5年に1回で、かつ変更がある際も最大1.25倍までしか増えないことをお伝えしました。これは確かに安心できるポイントではあるのですが、金利が増えても返済額が増えていない分については、毎月の返済額の内、元本返済分と金利返済分の割合に影響を与えます。つまり、返済額が増えない分、金利返済分が増えて元本返済分が減ってしまうのです。これにより、住宅ローンを返済しているのに元本の減りが遅くなってしまうリスクがあります。なお、最終的に住宅ローンの最終返済日まで返済できない元本分がある場合には、そのすべてを最終返済日に支払う必要があります。万が一ではありますが、最終日の返済額が数百万円といった単位になる可能性もあるのです。固定期間選択型金利は金利優遇幅に注意なお、固定期間選択型金利について注意しておきたいこととして、当初選んだ固定期間選択終了後は、金利優遇幅が小さくなるのが一般的ということが挙げられます2020年現在、住宅ローンはおおむね1%前後で融資を受けられるようになっていますが、これは「住宅ローンを新規で利用する方向けのキャンペーン金利」であり、実際の店頭金利は2.5%程度に設定されていることが多いです。つまり、通常は2.5%程度の融資なのに対し、1.5%の金利優遇を受けて1%で融資しているという形です。実は、このキャンペーン金利については、当初固定期間が終了した後の金利の再選択時や変動金利への移行時には「新規融資」ではないため適用されません。代わりに1%など、キャンペーンによる金利優遇幅より小さな優遇幅が適用されることが多く、仮に金利水準が変わっていなかったとしても適用金利が高くなってしまうことが多いのです。店頭金利優遇金利適用金利キャンペーン金利2.50%1.50%1.00%当初固定期間終了後2.50%1.00%1.50%この点は、特に初めて住宅ローンを利用するという方には分かりづらい部分なので十分に注意が必要です。固定金利のメリット・デメリット続いて、固定金利についてご紹介します。[adsense_middle]固定金利のメリット固定金利のメリットとしては以下のようなものがあります。金利変動を気にすることなく生活できる融資実行時に最終日まで返済額を把握できる金利の上昇局面に有利それぞれ見ていきましょう。金利変動を気にすることなく生活できる変動金利では常に金利変動を気にする必要がある旨をお伝えしました。一方で、固定金利は融資を受けた後は金利が変動する心配がないため、例えば世界的な大恐慌が起こったときや、その逆に経済バブルが発生したようなときでも、金利を気にすることなく生活できるというメリットがあります。融資実行時に最終日までの返済額を把握できる全期間固定金利では融資実行日に、初月返済額から最終月の返済額まで把握することができます。これにより、長期間のライフプランニングなど立てやすくなる点もメリットだといえるでしょう。金利の上昇局面に有利全期間固定金利は金利水準が上昇する局面でも、すでに融資の実行を受けていれば融資実行時の金利で返済し続けることができます。なお、全期間固定金利は「10年国債利回り」に連動します。こちらは変動金利の指標となる短期プライムレートと比べて変動幅も変動の頻度も大きいですが、全期間固定金利の場合は一度融資を受けた後は金利の動向を負う必要もありません。固定金利のデメリット一方、固定金利のデメリットとしては、変動金利と比べて金利水準が高いということに尽きるでしょう。このため、金利水準が下降局面にあるときだけでなく、横ばいのときでも変動金利を選択するより損をする結果となってしまいます。なお、固定金利を選択すると金利の動向を気にしなくてもよい旨をお伝えしましたが、金利の下降局面や横ばいのときは、人によっては「変動金利を選んでおけばもっとお得だった」と悔やんでしまう可能性はあるといえます。変動金利と固定金利を比較するとどっちがいい?変動金利と固定金利についてそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しましたが、結局のところどちらを選ぶとよいのでしょうか?変動金利と固定金利の差変動金利と固定金利の差を比較してみると、以下のようにまとめることができるでしょう。金利:変動金利は金利が低く、固定金利は金利が高い情勢:変動金利は下降局面・横ばいのときにお得、固定金利は上昇局面でお得リスク:変動金利は変動リスクがあり、固定金利には変動リスクがない結局どちらがおすすめ?変動金利と固定金利について、どちらがおすすめかについては一概には言えません。住宅ローンを利用する方の考え方や資産状況によっておすすめの金利が変わると言えます。ここでは、どんな人にどの金利タイプがおすすめなのか、いくつかのケースをご紹介していきたいと思います。すぐに完済できる資産がある人には変動金利がおすすめ変動金利は金利が上昇したときに負担が大きくなってしまうリスクがあります。そのため、金利が急上昇したときに残債を一括返済できる資産がある人には間違いなくおすすめできるといえます。「そもそも住宅ローンを完済できる資産があるのであれば、お金を借りる必要がないのではないか」という考え方もあるかもしれません。ですが、一般的に住宅ローンはマイカーローンや教育ローンなどほかのローンと比較して最も金利が低く、また住宅ローン控除があるため、ほとんど金利負担なしで多額の融資を受けることができます。手元にお金を残しておくことで何かあったときにすぐに対応できるため、完済できる資産があったとしても住宅ローンを利用するメリットは大きいといえるでしょう。なお、上記以外でも変動金利は最も低い金利水準ということもあり、住宅ローン実行後も金利の変動を追うことができ、状況に応じて借り換えなど検討できる方にもおすすめだといえます。固定期間終了時に住宅ローンを完済できるなら固定期間選択型金利次に、上記と同じ理由で、10年固定金利など当初期間経過後に一括返済できるだけの資産があるのであれば、固定期間選択型金利の利用がおすすめです。特に10年固定の場合、当初13年間について税金の控除を受けられる住宅ローン控除の期間とも近く、「10年後を目処に完済する」という目標を立てやすいといえます。金利を気にせず生活したいという方は全期間固定金利全期間固定金利を選べば、融資を受けた後は金利が変わらないというメリットがあります。このため融資を受けた後、金利動向を気にしたり、借り換えするか迷ったりしたくないという方には全期間固定金利がおすすめです。返済額を比較してみると、変動金利と全期間固定金利とでは数千円の差が出ることも多いですが、上記のメリットと比較してどちらが自分に合っているかを判断するとよいでしょう。変動金利・固定金利の住宅ローンに関するまとめ住宅ローンについて、変動金利と固定金利のそれぞれのメリット・デメリットと、ケース別にどちらがおすすめなのかをお伝えしました。変動金利と固定金利はそれぞれにいい点と悪い点があり、必ずしもどちらがいいということはありません。本記事でご紹介したとおり、考え方や資産状況などによって、自分にあった金利タイプを選ぶようにするとよいでしょう。
2020年08月07日住宅ローン減税は、マイナス金利の導入により非常に低い金利を維持している住宅ローン金利に対し、さらに税金の還付を受けられるというもので、住宅取得を考えている方にとっては非常にうれしい制度です。制度の適用要件自体はそこまで難しいものではないのですが、ちょっとしたことで適用を受けられなくなる場合がある点に注意が必要です。本記事では住宅ローン減税について、その仕組みや適用条件、手続き方法などをわかりやすく解説していきます。住宅ローン減税(住宅ローン控除)の仕組みまずは、そもそも住宅ローン減税とはどのようなものなのか、その仕組みや意味について解説していきたいと思います。住宅ローン減税制度とは住宅ローン減税とは、一定の条件を満たしたうえで、住宅ローンを組んで住宅を購入した場合に利用できる制度で、「最大13年間、住宅ローン年末残高の1%、所得税と住民税から控除を受けられる」というものです。住宅ローン年末残高の1%ですから、例えば住宅ローン年末残高が3,000万円あった場合には、3,000万円×1%=30万円分となり、30万円×13年間=360万円相当の税額控除を受けられます(ただし、4,000万円が上限)。冒頭でお伝えしたように、日本ではアベノミクスにより異次元の金融緩和政策が取られており、金利はずっと低い水準を維持したままです。特に、住宅ローンの中でも金利の低い変動金利では、金利が1%を切るものも多く、場合によっては利息を払うどころか、還付のほうが多い状況を生み出すこともできるようになっています。住宅ローン減税は効果の高い税額控除所得税の計算において、住宅ローン控除以外にも医療費控除などいくつかの制度が用意されています。これら控除は所得控除と税額控除に分類されます。税金の計算についてざっくりお伝えすると、収入から経費を差し引いた所得から各種控除を差し引いたものに税率をかけて、納税額を算出します。所得控除の場合、収入から経費を差し引いた所得から控除しますが、税額控除の場合、税率をかけた後の課税所得金額から直接控除できるため、非常に納税額の軽減効果の高いものとなっています。簡単に表すと、100万円の所得がある方に10%の税率で税金が課される場合、10万円の所得控除だと100万円ー10万円×10%=9万円が納税額となりますが、10万円の税額控除であれば100万円×10%ー10万円=0円と計算できるのです。そもそも所得税や住民税を納めている必要がある住宅ローン減税は所得税と住民税に対する減税のため、そもそも所得税や住民税を納めていなければ還付を受けることはできません。なお、住宅ローン減税はここ数年拡充がなされていますが、これは消費税の増税に対する、住宅取得者の負担緩和という側面があります。住宅取得時には、住宅ローン減税以外にすまい給付金を受けることができますが、こちらは所得が高いほど給付額が小さくなっています。つまり、すまい給付金の規定より所得が少ない方は、すまい給付金で消費税の増税分のカバーを受けることができ、一方で所得の高い方はすまい給付金を満額受けられない代わりに住宅ローン控除の恩恵を受けやすくなっているのです。住民税からの控除限度額は13.65万円なお、住宅ローン減税では減税対象額について、最初に所得税から差し引いた後、なお残額がある場合には住民税から差し引かれますが、住民税からの控除額については13.65万円という限度額が設けられています。例えば、3,000万円の住宅ローン年末残高がある方が、所得税10万円、住民税20万円納めている場合、減税を受けられるのは所得税10万円、住民税13.65万円となり、合計23.65万円しか減税を受けられない計算となる点に注意が必要です。住宅ローン減税(住宅ローン控除)の対象や適用要件住宅ローン減税の適用を受けるには、適用要件を満たす必要があります。ここでは、住宅ローン減税の対象や適用要件を見ていきましょう。[adsense_middle]住宅ローン減税の主な適用要件住宅ローン減税の基本的な適用要件としては、以下のようなものが挙げられます。マイホームであること床面積が50㎡以上であること住宅ローンの借入期間が10年以上であることいずれもそこまで難しい要件ではないといえるでしょう。しかし、注意しなければならないこともあります。自ら居住する必要がある住宅ローン減税の適用を受けるには、取得した住宅に取得の日から6カ月以内に自ら居住し、引き続き年末まで住み続ける必要があります。このため、別荘やセカンドハウスの場合には住宅ローン減税を利用することはできません。ただし、単身赴任の場合など、やむを得ない場合には申請すれば適用を受けられるという制度が設けられています。この場合、取得の日から6カ月以内に親族が住まなければならないことになっています。面積要件は壁芯面積と内法面積の違いに注意床面積については壁芯面積と内法面積の違いについて理解しておく必要があります。壁芯面積とは、壁の中心線を結んだ部分の面積のことで、内法面積とは壁の内側を結んだ面積のことを指します。このため、壁芯面積は内法面積より広い面積で表されることになります。注意しなければならないのは、登記簿謄本などでは内法面積で面積が記載されるのにも関わらず、マンションのパンフレットなどでは壁芯面積で記載されていることがあるということです。住宅ローン控除の適用要件は内法面積で判断されるため、マンションのパンフレットに記載の壁芯面積では適用要件を満たしていたのに、実際には内法面積では50㎡を満たしていなかったということがないようにしなければなりません。繰上返済で総借入期間が10年を切ると適用要件を満たさなくなる住宅ローンの借入期間については、控除を受けている間、ずっと借入期間が10年以上なければならない点に注意が必要です。住宅ローンは借入の途中で繰上返済することができますが、繰上返済の結果、すでに返済した期間と残りの期間が合計で10年を満たさなくなると、その年以降の住宅ローン控除は受けられなくなってしまいます。新築・中古双方で利用できる住宅ローン減税は新築だけでなく中古住宅も適用対象となります。ただし、中古住宅については「耐震性能を有している」必要があります。耐震性能を満たしているかについては、築年数が規定の年数以下となっているか、一定の証明書を取得している必要があります。住宅ローン減税の築年数に関する要件中古住宅で住宅ローン減税の適用を受ける場合、以下の条件を満たしておく必要があります。耐火建築物以外の建物(主に木造住宅)の場合、築20年以内であること耐火建築物(主にRC造のマンション等)の場合、築25年以内であること上記を満たしていない場合、次の証明書を取得しなければなりません。耐震性能を有していることを証する証明書耐震性能を有していることを証する証明書には以下のようなものがあります。耐震基準適合証明書既存住宅性能評価書(耐震等級1以上)既存住宅売買瑕疵保険に加入するいずれの場合も、証明書の取得には費用がかかることがあるため、事前にどの証明書を取得するとよいのか、また証明書を取得するための費用はいくらかを確認しておくことが大切です。マイホームを売却したときの特例と重複適用できない住宅ローン減税について注意しなければならないこととして、マイホームを売却したときの特例と重複適用できないということが挙げられます。不動産を売却すると、その利益額に応じて税金を納める必要がありますが、マイホームを売却したときには3,000万円特別控除など、税額を安く抑えるための特例がいくつか用意されています。こうした特例と、住宅ローン減税は重複適用できないことになっています。つまり、マイホームを売却して新しく住宅を購入するようなケースで、マイホームを売却したときの特例の適用を受けていた場合、新しく購入する住宅では住宅ローン減税の適用を受けられないのです。マイホームを売却したときの特例の内、3,000万円特別控除は所得から3,000万円を差し引ける効果の高い特例となっているため、この特例の適用を受けるのと、住宅ローン減税の適用を受けるのとどちらを選べばよいかを慎重に判断する必要があるといえるでしょう。住宅ローン減税(住宅ローン控除)の手続き住宅ローン減税の適用を受けるにはどのような手続きを取る必要があるのでしょうか?ここでは、住宅ローン減税の適用を受けるための手続きについて解説していきます。取得した年の翌年に確定申告する住宅ローン減税の適用を受けるためには、住宅を取得した年の翌年2月16日~3月15日までの間に、税務署で所得税の確定申告の手続きをする必要があります。特にサラリーマンの方の場合、毎年会社が源泉徴収されていることから、確定申告の手続きをどのようにすればよいか分からないと不安に思う方も多いようです。とはいえ、会社から交付される源泉徴収票と、住宅ローンを組んだ金融機関から送付される住宅借入金等特別控除証明書を持って、税務署で手続きするだけなのでそこまで難しいものでもありません。あらかじめ税務署でIDとパスワードを交付してもらえば、自宅でインターネットを使って確定申告することもできるようになりました。なお、自営業の方の場合、いつもの確定申告の金額から、住宅ローン減税の控除額を差し引くだけなので特に身構える必要もないでしょう。ちなみに、所得税の確定申告をすれば、住民税の控除については自動で計算してくれます。2年目以降は会社で源泉徴収してもらえるサラリーマンの方の場合、住宅ローンを組んだ翌年に確定申告してしまえば、後は毎年会社にお願いして源泉徴収で済ませてしまうことができます。ただし、源泉徴収を実施していない会社や自営業の方の場合、2年目以降も確定申告する必要があります。住宅ローン減税の条件に関するまとめ住宅ローン減税の適用を受けるための条件や適用対象、注意点などをお伝えしました。住宅ローン減税は非常にお得な制度であるだけに、うっかり条件を満たさない住宅を購入してしまったといったことのないよう、本記事の内容を事前によく確認しておくようにしましょう。
2020年07月23日住宅ローンは35年など数十年に及ぶ返済ということもあり、借入額をいくらにするのか迷うものです。金融機関が住宅ローンでいくら融資してくれるかは年収により決まりますが、実際のところ、年収に対してどのくらいの借入をするのがよいのでしょうか。本記事では、住宅ローンの借入可能額の計算方法などに触れながら、年収と適正額のベストバランスについてご紹介していきたいと思います。住宅ローンの借入額はいくらくらいがいい?住宅ローンを組むと数十年にわたり、毎月返済していくことになりますが、年収に対してどのくらいまで借入してよいものなのでしょうか?借入できる金額を目安にしてはいけない年収に対していくらまでなら借りてよいかという疑問に対し、明確な答えはありません。これは、生活費や食費など毎月かかる費用がどのくらいかといったことや、貯蓄額など家庭によって大きく異なるからです。一方、金融機関に審査を申し込むと、「年収○○万円なら□□万円まで借入できる」という借入可能額は明確に計算できることから、この数字を1つの目安とする方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、実際のところ、金融機関の借入可能額を目安にすると負担が大きくなることが多いです。借入可能額については、あくまでも自分の年収で借りられる最大額でしかないという意識を持ち、住宅ローン借入額の適正額を決める際の目安にしてはいけないということをまずは覚えておくとよいでしょう。住宅ローンの借入可能額の計算ここで、住宅ローンの借入可能額の計算方法を見ていきたいと思います。住宅ローンの借入可能額の計算では、返済負担率と審査金利の2つが用いられます。返済負担率とは返済負担率とは、住宅ローンとそのほかのローンを含めて、年収に対していくら返済しているのかを表すものです。例えば、年収400万円の方が住宅ローンを借りると、住宅ローンの返済額で8万円/月、自動車ローンなどそのほかのローンで2万円/月返済する場合、返済負担率は以下のように計算されます。{(8万円/月+2万円/月)×12カ月}÷400万円×100(%)=30%返済負担率については、金融機関ごとに上限が定められており、その上限を超える金額は原則として借入できないこととなっています。例えば、住宅金融支援機構のフラット35の場合、年収400万円未満の場合で返済負担率の上限は30%、年収400万円以上の場合で返済負担率の上限は35%と定められています。つまり、上記ケースでは返済負担率35%まで借りられることとなり、借入可能額の基準はクリアすることになります。住宅ローン以外のその他ローンに注意返済負担率についてポイントとなるのは、住宅ローン以外のローンも対象となることです。自動車ローンやウェディングローン、教育ローンなどを返済中の方は返済負担率の計算に入れる必要がありますし、ほかにも携帯電話の分割費用や奨学金なども対象となります。これら借入情報については、自己申告ではありますが、審査時には個人信用情報をチェックされるため、申告漏れがあったらばれてしまいます。なお、そのほかのローンについては、自己資金などで住宅ローン実行時までに完済することができれば、返済負担率の計算から除外できます。審査金利とは返済負担率の計算上、住宅ローンの返済額を求める際には、住宅ローンの適用金利ではなく、金融機関ごとに定められた審査金利が用いられます。審査金利は金融機関ごとに異なりますが、3%程度で設定されることが多いようです。例えば、住宅ローンの適用金利が1%で審査金利が3%という金融機関の場合、35年の借入で毎月2万円ほど返済額が異なるのが一般的です。借入可能額の計算上、審査金利は重要なポイントとなります。フラット35の審査金利は住宅ローンの適用金利住宅金融支援機構のフラット35の場合、審査金利は住宅ローンの適用金利と定められており、このことから民間の金融機関と比べて高い借入可能額としやすくなっています。フラット35の場合、場合によっては年収の10倍程度を借入できる計算となることもありますが、冒頭でお伝えしたとおり、借入できるからといって満額まで借りてしまうと、返済が厳しくなってしまうことが少なくありません。年収と毎月返済額の適正額は?年収に対して、住宅ローンの毎月返済額の適正額はいくらくらいなのでしょうか?[adsense_middle]返済負担率20~25%を目指すまずは、返済負担率を20~25%に収めることを目指してみましょう。実際には、年収や年齢、家族構成などによって適正額は異なるのですが、目安としてこの辺りを意識しておくと余裕を持った資金計画を組みやすくなります。例えば、年収400万円の方の場合、返済負担率20%だと年間80万円の支払いで、おおよその毎月返済額は7万円ほどとなります。7万円/月というと、金利1%、借入期間35年の場合で2,500万円程度の借入となる計算です。月々の収入と支払額を把握しよう上記で借入額の目安について、返済負担率をおおよそ20~25%程度に収めるようお伝えしましたが、実際には年収により税負担や社会保険料などが異なるため、注意が必要です。上記は目安として考えつつ、実際に借入額を決めるときは、毎月の収入と支出を洗い出して計算してみるようにしましょう。手取り収入の把握まずは、手取り収入がどのくらいかを把握することから始めます。手取り収入については、預金通帳を見れば毎月の額を把握できるので、まずは確認してみましょう。毎月の費用の把握次に、食費や水道光熱費、携帯電話などの通信費で、月額いくらの費用がかかっているかを大雑把に書き出し、その合計額を求めます。こうして、手取り収入から毎月の費用を差し引き、そこから住宅ローンの返済額を差し引いたら手元にいくら残るかを求めてみましょう。実際には、想定外の費用が発生することも少なくないため、この段階ではかなり余裕を持った資金計画を立てることをおすすめします。年齢や家族構成によっても適正額は異なる年齢また、年齢や家族構成によっても適正額は異なります。例えば、年齢については、30歳で住宅ローンを組むのと、50歳で住宅ローンを組むのとでは計算が大きく変わってきます。というのも、住宅ローンの多くは完済時年齢を80歳前後とする必要があり、50歳の借入だと最長でも30年しか借りることができません。また、65歳で定年退職することを考えると、退職後に住宅ローンをどのように支払っていくのかも考えないといけません。家族構成家族構成については、子どもが何人いて、教育費にどのくらいの費用がかかるかも計算しておく必要があります。とはいえ、ここまで計算するのは一般の人にはなかなか難しいことでしょう。詳細に計算したければ、FPに相談してライフプランニングをしてもらうことをおすすめします。借入可能額いっぱいの借入でも問題ないという考え方もある一方、借入可能額いっぱいの借入でも問題ないという考え方もあります。住宅ローンは、一般的にすべてのローンの中で最も金利が低く設定されています。金融機関からすると、住宅ローンを貸すだけでは人件費などを考えると貸すだけ赤字になると考える人もいるほどです。アベノミクスによる異次元の金融緩和やマイナス金利の導入により金利は下がり続けており、1%以下の金利で借りられることも少なくありません。住宅ローン控除で借りれば借りるほどお得になる?さらに、政府により、住宅取得を積極的に行ってもらう目的で、住宅ローンを組む際にさまざまな特典を受けられるような制度が設けられています。具体的には、住まい給付金や住宅ローン控除が挙げられますが、ここでは特に住宅ローン控除について取り上げたいと思います。住宅ローン控除とは、借入してから13年間、住宅ローン年末残高の1%について所得税や住民税から控除を受けられるというものです。先述のとおり、住宅ローンの金利は1%を切るものも多い中、住宅ローン控除で1%分の還付を受けられるとなると、場合によっては「借りれば借りるほどお得」という状態になるのです。ただし、住宅ローン控除で受けられるのはあくまでも所得税や住民税に対する控除で、これらはそもそも年収がある程度高く、所得税や住民税を納めていないと還付は受けられません。サラリーマンの方は、職場から交付される源泉徴収票で納税額を計算できるので、確認してみるとよいでしょう。借りたものは返さないといけないとはいえ、当たり前ではありますが、住宅ローンで借りたお金は返さないといけません。借りれば借りるだけお得だからといって、例えば無駄に設備にお金をかけるなど、不要な分も借りてしまうのは問題です。手持ち資金が豊富にある場合に、手持ち資金を手付金として入れるのではなく、手元にお金を残しておくといった使い方ではおすすめできますが、手持ち資金がないのにも関わらず多額の借金をしてしまっては、借入後の生活が厳しくなる可能性が高いです。金利1%程度に対して、税金の還付で1%受けられるからといって、無駄に融資額を大きくするのではなく、あくまでも収入に対していくら返済していく必要があるのかを、なるべく余裕のある水準で計算しておくようにしましょう。その際には先述のとおり、1つの目安として、年収に対する返済負担率を20~25%に収められるかどうかを基準にしておくことをおすすめします。住宅ローン借入額の目安に関するまとめ住宅ローン借入額の目安についてお伝えしました。年収に対していくらまで借りてよいかについては、すべての家庭に当てはまる便利な公式などはありません。1つの目安として、返済負担率20~25%程度に収めることを目標にするとともに、より詳しくは、収入と支出の把握や、年齢や家族構成を元にしたライフプランニングを作成するなどして計算していくことをおすすめします。その際には、FPなど専門家に相談してみるのも1つの方法です。
2020年07月06日家の購入を考えている人のほとんどは、自分が住宅ローンに通るのか不安に思っているのではないでしょうか。住宅ローンの審査項目には年収や属性、個人信用情報がありますが、自信のある方でもひょんなことを理由に審査に落ちてしまうこともあります。本記事では、こうした住宅ローンの審査項目について解説するとともに、審査に通りやすい金融機関のご紹介や、万が一審査に落ちてしまったときの対応についてお伝えしていきたいと思います。住宅ローンの融資の審査項目とは住宅ローンの融資を受けるには金融機関の審査をパスする必要がありますが、住宅ローン審査ではどのような点が見られるのでしょうか?住宅ローンの審査は多岐に渡りますし、金融機関によって若干の違いがあることもありますが、一般的には以下のような点を重点的にチェックされます。年収属性個人信用情報なお、住宅ローンの審査には仮審査と本審査がありますが、その両方において上記審査項目は重要視されやすいです。それぞれ見ていきましょう。年収住宅ローンの返済は、借入する人の収入からなされるため、年収がどのくらいあるかによって住宅ローンを融資していいのかが判断されます。なお、ここでいう年収とは税金や社会保険料を差し引かれる前の総支給額のことで、審査時には勤め先の会社から発行される源泉徴収票や役所で取得できる所得証明書などを提出する必要があります。年収がいくらあれば審査で有利になりやすいかは金融機関によって異なります。年収100万円以上あることを条件としていたり、中には暗黙のルールで年収400万円や500万円ないと審査に通らなかったりといった金融機関もあります。基本的には、年収が高ければ高い程審査に通りやすくなります。属性属性とは、勤め先の企業の財務状況などを見られるほか、「一部上場の会社員」なのか「中小企業の会社員」なのか、もしくは「公務員」「医者などの資格職」なのかといったことが見られます。一般的に、公務員や医者など難関資格の資格職の方は属性を高く評価されます。公務員の場合、よほどのことがない限り職を失うことがないため、安定してローンを支払っていけると判断されます。また、医者などの資格職の方は、仮に今の職場を辞めたとしても、次の職場で同じ内容の仕事をして、また同程度の収入を得られる可能性が高いため、高く評価されるのです。会社員の場合はどんなところに勤めているかが見られるほか、自営業の方の場合は不安定な仕事として低い評価となってしまいやすいです。なお、自営業や中小企業の社長や取締役といった方の場合、地方銀行や信用金庫など、中小企業や自営業者を中心に融資を行う金融機関のほうが審査に通りやすくなります。個人信用情報個人信用情報とは、過去に延滞や滞納をしていないかを確認できる情報のことで、「全銀協」や「CIC」、「JICC」といった個人信用情報機関のデータを見られることになります。基本的に、過去に延滞や滞納歴がある場合には、それがたとえ1回きりかつ理由があるような場合でも、住宅ローンの審査には非常に悪い影響が及びます。問答無用で否決となってしまうことも珍しくありません。過去に延滞や滞納をした経験がある方は、審査時にそのことを隠したとしても、個人信用情報を見られてしまえばすぐに分かってしまいます。思い当たりのある方は、自分で上記の機関に開示依頼書を提出することで、個人信用情報を見ることもできます。金融機関によっては、年収や属性がいい場合には、1度くらいの延滞であれば融資をしてくれる可能性もあります。まずは相談してみるとよいでしょう。その他の審査項目上記以外にも、さまざまなことが審査されます。例えば、対象の物件の築年数や土地の評価額なども審査対象となります。仮に、借入人が住宅ローンを滞納した場合には、金融機関は対象の住宅を差し押さえ、競売にかけて残債を回収するため、土地や建物の評価額が低いと融資できないと判断されることもあるのです。年収や属性、個人信用情報と比べると重要度が低いことも少なくありませんが、審査時にはこうしたことが総合的に判断されて審査結果が出ます。[adsense_middle]審査金利と返済負担率を押さえておこう住宅ローン審査時には借入人の年収が見られますが、年収によっては「条件付き承認」といったこともあります。例えば、「3,000万円で審査申込した結果が、2,500万円の条件付き承認だった」ということもあるのです。こうした、住宅ローンの借入額については、金融機関が個別に設定する審査金利と返済負担率を知っておくと便利です。返済負担率とは返済負担率とは、「住宅ローンやその他ローンを含めた返済額が、年収の内何割を占めるか」を示すものです。例えば、年収400万円の方が、住宅ローンで毎月8万円、自動車ローンで毎月2万円支払っている場合の返済負担率は以下のように計算されます。{(8万円/月+2万円/月)×12カ月}÷400万円×100(%)=30%住宅ローン審査時には、金融機関ごとに設定された返済負担率の上限を超えていないかが見られます。基本的には、返済負担率を超える額の借入はできません。住宅ローンの支払いだけでなく、自動車ローンなどそのほかのローンも含むことに注意が必要です。特に大学入学時に借りた奨学金などが住宅ローン審査に響くようなケースは少なくありません。なお、住宅ローン以外のローンについては、住宅ローン借入時に完済できるのであれば、その分を差し引いて返済負担率を計算することも可能です。例:先ほどの例で、毎月2万円の自動車ローンを借入時に完済する場合(8万円/月×12カ月)÷400万円×100(%)=24%先述の通り、返済負担率の上限は金融機関ごとに異なりますが、例えば、住宅金融支援機構のフラット35の場合、以下のように設定されています。つまり、先程計算した2例についてフラット35で借入する場合、年収が400万円あるため、返済負担率の上限は35%となり、いずれも返済負担率の条件を満たすことになります。審査金利とは返済負担率の計算では住宅ローンの毎月返済額を用いますが、この毎月返済額の計算は、実際の借入金利ではなく審査金利と呼ばれる金利が利用されます。審査金利は金融機関によって異なりますが、3%程度に設定されていることが多いです。例えば、3,000万円を借入期間35年で借りるにあたり、借入金利1%で計算するとその返済額はおおよそ8.5万円/月となりますが、仮に審査金利が3%の金融機関であれば、審査上の毎月返済額は毎月おおよそ11.5万円/月となってしまいます。この通り、審査金利を高く設定されている金融機関だと、年収に対して十分な融資可能額の提示を受けにくくなってしまう点に注意が必要です。なお、住宅金融支援機構のフラット35の場合、審査金利は借入金利と同じ金利とされており、これゆえ年収に対して高額の借入をしやすくなっています。住宅ローンに通りやすいおすすめ金融機関ランキング住宅ローンの審査に通るか不安であれば、最初から審査に通りやすい金融機関を選ぶとよいでしょう。ここでは、住宅ローンに通りやすい金融機関と住宅ローンを3つご紹介していきます。第1位:(審査が甘い)ARUHI住宅ローン「フラット35」ARUHIは住宅ローン専門の金融機関で、特にフラット35の取扱いが多いです。フラット35はネット銀行から都市銀行、地方銀行までさまざまな金融機関で利用できますが、ARUHIの場合は自己資金が一定額以上ある場合に低い金利で借りられる制度があるなど、ほかの金融機関より充実した内容となっています。また、一般的な金融機関では、融資担当者は住宅ローン以外にも法人融資やそのほかの業務で忙しい中、住宅ローンの融資に取り組むこともあり、場合によっては担当者に知識や経験が不足していることもあります。一方、ARUHIの場合は住宅ローン専門の金融機関のため、スタッフは住宅ローンに関する知識が豊富で、条件が厳しい場合でも審査に通るためのアドバイスをもらえたり、積極的に取り組んでもらえたりといったメリットがあります。第2位:(審査が緩い傾向)楽天銀行住宅ローン「フラット35」楽天銀行は店舗を持たないネットバンクで、こちらもフラット35の取扱い実績が豊富です。フラット35は住宅金融支援機構の提供するローンであり、金融機関は事務手続きのみを行うという性質上、事務手数料が高く設定されていますが、楽天銀行はネットバンクということもあり、事務手数料は低く設定されています。本記事で解説したとおり、フラット35は審査金利の問題などからほかの金融機関と比べ、年収に対して高い融資額の承認を得やすいという特徴があります。第3位:(借りやすい)ジャパンネット銀行「住宅ローン」ジャパンネット銀行は楽天銀行と同じくネットバンクですが、こちらはフラット35ではなく変動金利や10年固定金利などが人気です。ネットバンクということもあって審査時の申込をスムーズにすることができ、かつ2019年7月末にできたばかりの住宅ローンサービスということもあり、積極的に融資を実施しています。審査に通りやすいこと以外にも、業界最低水準の金利設定や団信の補償内容が豊富であることなど、魅力的な商品となっています。[adsense_middle]住宅ローン審査に落ちたときの対応いざ住宅ローンの審査に落ちてしまった場合、もう住宅を購入することは諦めないといけないのでしょうか?ここでは、住宅ローン審査に落ちたときの対応についてお伝えしていきたいと思います。別の金融機関で承認を得られることもある実は、ある金融機関で落ちたとしても別の金融機関で承認を得られるということは珍しいことではありません。これは、金融機関ごとに審査基準が異なるからです。一般的には審査基準が緩いといわれている金融機関の住宅ローン審査は否決となったのにも関わらず、その逆に、一般的に審査基準が厳しいといわれている金融機関の住宅ローン審査で承認を得られるといったこともあります。1つの金融機関で否決となったからといって諦めることなく、なぜ審査で承認を得られなくなったかを分析し、審査の承認を得られる金融機関を探すようにするとよいでしょう。年収を上げてから再挑戦する複数の金融機関で審査を申し込んでみたものの、全て審査が否決となってしまうようなケースもあります。こうしたケースでは、なぜ否決となったかの原因を分析して再挑戦するとよいでしょう。例えば、年収が原因で否決となったのであれば、年収を上げることを考えてみましょう。「転職して年収を上げる」ことはそう簡単なことではありませんが、有効な解決策ではあります。そのほか、例えば営業職など業績によって給与が異なる職種の方は、高い年収を得られた年に審査申込することで承認を得られる可能性が高まるでしょう(ただし、年毎の年収の変動が大きい場合には複数年の平均を取るなどの処置が取られることもあります)。また、ご両親と親子リレーローンを組んだり、配偶者の方に連帯債務者になってもらったりして収入を合算する方法もあります。仮に夫が年収400万円、妻が年収200万円だった場合、合算すると600万円になります。個人信用情報をきれいにしてから再挑戦する個人信用情報が原因で否決となった場合には、基本的にほかの金融機関に審査申込しても審査で承認を得ることは難しいでしょう。こうした場合には、個人信用情報上の延滞や滞納のデータが消えるのを待ってから再度挑戦するという方法があります。例えば、自己破産した場合でも5年~10年経過すれば個人信用情報上のデータは削除されます。データがなくなってから住宅ローンの審査を提出したら、特に問題なく審査の承認を得られたという方は少なくありません。また、個人信用情報にキズがある方の場合、配偶者やそのご両親を頼るといった方法もあります。例えば、夫の個人信用情報に滞納歴があるようなケースで、妻の年収が200万円、妻のお父様の年収が400万円あるようなケースでは、親子リレーローンを組んで年収600万円として審査に出すことができます。とはいえ、この場合、妻のご両親に夫の個人信用情報にキズがあることが伝わるといったことや、家の所有権を夫が持てないといったことに注意したうえで慎重に進める必要があるでしょう。通りやすい住宅ローンに関するまとめ住宅ローン審査について審査項目など基本的な内容をお伝えするとともに、通りやすい金融機関ベスト3をご紹介しました。住宅ローンの審査においては、フラット35が審査金利などの問題から借りやすいです。また、通りやすいといわれる金融機関の審査で否決となってしまった場合でも、別の金融機関で通ることもあるため、諦めずに再挑戦してみるとよいでしょう。住宅ローンの審査に通るか不安という方は本記事の内容を参考にされてみてください。
2020年06月29日住宅ローンは35年など長期で組むこともあり、途中で借り換えを検討することもあるでしょう。しかし、どんなタイミングで借り換えをすれば失敗せずに済むのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、住宅ローンの借り換えタイミングについて、借り換えのメリット・デメリットや注意点などを交えながら解説していきます。住宅ローンの借り換えとは住宅ローンの借り換えとは、現在契約している住宅ローンから新しい住宅ローンに変更することです。固定金利で借りていて金利水準が下がったり、現在契約している金融機関とは別の金融機関で条件のよい住宅ローンがあったりする場合に、借り換えすることで恩恵を得られるようになります。借り換えの仕組み借り換えでは、元の住宅ローンを解約することになります。住宅ローン解約時には解約手数料などのペナルティが発生することもありますし、元の住宅ローンの抵当権抹消や新しい住宅ローンの抵当権設定、金融機関に支払う事務手数料や保証料などを支払う必要があります。こうした費用分を加味したうえで借り換えにメリットがあるかを判断しなければなりません。なお、借り換えの一般的な流れは以下のようなものです。借り換え先の金融機関で住宅ローンの審査を受ける審査承認が得られたら決済の手続きをする新しい住宅ローンで元の住宅ローンを完済する(手数料などは手持ち資金から支払うケースもある)新しい住宅ローンの返済が始まる住宅ローン借り換えのメリット・デメリットここでは、住宅ローン借り換えのメリットとデメリットをお伝えします。住宅ローン借り換えのメリット住宅ローン借り換えのメリット1:毎月の返済額や総返済額を減らすことができるまず、低金利の住宅ローンに借り換えることで、毎月の返済額や住宅ローンの総返済額を減らすことができます。借入時から現在までに金利水準が大きく下がっている場合や、利用している金融機関とは別の金融機関で金利の低い住宅ローンを見つけたときには借り換えを検討してみるとよいでしょう。住宅ローン借り換えのメリット2:金利タイプを変更できるまた、住宅ローンの借り換え時には変動金利や固定金利など好きな金利タイプを選ぶことができます。これまで変動金利だったけれど、安定した固定金利を選びたいといったケースや、固定金利からより金利水準の低い変動金利に変更したいといったことも可能です。住宅ローン借り換えのメリット3:現在のライフプランにあった住宅ローンを選べる住宅ローンの借り換え時には、金利タイプだけでなく、団体信用生命保険の内容や借入期間などすべて新しく決めることができます。元の住宅ローンの借入時と借り換え時で家族の人数や年齢など大きく変わっている場合には、現在のライフプランに合うよう変更できるのです。例えば、年齢を重ねて病気に対する意識が高まったというケースでは、元の住宅ローンでは死亡のみを対象とする団信に加入していたものを、借り換え時には3大疾病も補償対象とする団信に変えるといったことが可能になります。住宅ローン借り換えのデメリット住宅ローン借り換えのデメリット1:借り換えにかかる費用を負担する必要がある一方、借り換えにはデメリットもあります。まずは、先述のとおり、住宅ローンの借り換え時には元の住宅ローンの完済手数料や抵当権抹消費用、新しい住宅ローンの抵当権設定費用や事務手数料などの費用がかかってしまうことです。借り換えすることで総返済額が減るかどうかの判断には、この借り換えにかかる費用も加味したうえで決めることが大切です。例えば、借り換えをすることで総返済額が2,200万円から2,100万円に下がるとしても、借り換えにかかる費用が200万円かかるというのでは総合的にマイナスとなってしまいます。なお、借り換え時にかかる費用には以下のようなものがあります。住宅ローン借り換えのデメリット2:返済額が増加する可能性もある固定金利から変動金利に変更したようなケースでは、借り換えした後で金利水準が上がり、返済額が増加してしまう可能性もある点に注意が必要です。変動金利は固定金利と比べて一般的に金利が低いですが、金利が変動するリスクがあります。借り換え時の金利だけでなく、将来どのように変動していくかという点も含めて判断する必要があります。住宅ローン借り換えのデメリット3:住宅ローンの審査を受ける必要がある借り換え時には、そのときの年収や年齢などをもとに住宅ローンの審査を受ける必要があります。一般的に、年齢を重ねている分年収は高くなっている可能性が高いですが、健康面、住宅の担保価値の面で審査が厳しくなりやすいです。住宅ローンの審査に通らなければそもそも借り換えすることもできないため、この点については事前にしっかり確認しておくようにしましょう。住宅ローンのベストな見直し時期は?住宅ローンのベストな見直し時期は、実際には個別に異なりますが、ここでは一般的な視点で見直しに適したタイミングをご紹介していきたいと思います。[adsense_middle]借入から10年後1つ目は借入から10年後のタイミングです。これは、大きく住宅ローン控除と金利の2つが理由として挙げられます。住宅ローン控除まず、住宅ローン控除は住宅ローンの年末残高の1%について所得税と住民税から還付を受けられるというものですが、消費税10%に上がったタイミングで13年に延長される前は、控除期間が10年となっていました。住宅ローン控除は非常に効果が高い分、期間が過ぎると住宅ローンに対する負担が大きく変わってしまいます。金利また、金利については、固定期間選択型金利で10年を選ぶことが多い点や、フラット35において条件を満たすと、当初10年間について金利優遇を受けられる点が挙げられます。これらのタイミングで住宅ローンを借り換えることで、そのときの状況にあった住宅ローンに変えることができるでしょう。固定から変動への移行のタイミング固定期間選択型金利では、借入時に10年間など固定する期間を選択して、最初の固定期間が終了した後は、改めて固定する期間を選択するか、変動金利に移行することになります。この移行時は住宅ローン見直しのタイミングの1つです。というのも、固定期間選択型金利は、当初借入時はキャンペーン金利の適用を受けられるものの、金利の再選択時に変動金利に移行するときはキャンペーン金利の適用を受けられないのです。固定期間選択型金利のキャンペーン金利例えば、店頭金利が3%の金融機関で固定期間選択型金利を選ぶとき、キャンペーン金利として最初の金利の2%の優遇を受けられるといった内容になっていることが多いです。一方、10年経って店頭金利が3%のままであったとしても、金利の再選択時や変動金利への移行時には、この2%の金利優遇は受けられないのが一般的です。通常、新規借入時のキャンペーン金利より少し下がって、例えば1%の金利優遇を受けられるといった具合です。この場合、店頭金利が変わっていなくとも、適用金利は元の1%から2%に大幅アップしてしまいます。借り換えは新しい金融機関で住宅ローンを借りるため、再度キャンペーン金利の適用を受けられます。こうした理由で固定期間選択型金利を選ばれた方は、最初の固定期間終了のタイミングが住宅ローン見直しの1つのタイミングとなるでしょう。一般的に借り換えがお得になる条件一般的に住宅ローン借り換えがお得になる可能性がある条件としては、以下のようなものがあります。金利差が0.3%以上ある残高が1,000万円以上ある残り返済期間が10年以上あるまずは、借り換えを検討している住宅ローンが上記の条件を満たすかを確認しておくことをおすすめします。住宅ローン借り換えの注意点最後に、住宅ローン借り換えの注意点として以下の3つをご紹介します。保証料や事務手数料が高額になりやすい年齢を重ねると団信の審査に落ちやすくなる同じ金融機関内での借り換えが可能なこともある[adsense_middle]保証料や事務手数料が高額になりやすい住宅ローン借り換えには各種費用がかかることをお伝えしましたが、中でも大きな費用となりやすいのが、新しい住宅ローンを組むときに支払う保証料です。保証料は、住宅ローンを延滞したときにお世話になる保証会社に対して支払うもので、借りる人の属性や年収によって負担額が変わります。例えば、目安としてみずほ銀行の住宅ローンの保証料を見てみると、以下のようになっています。206,110円~721,470円(借入期間35年、借入額1,000万円あたり)3,000万円の借入で、審査によっては200万円以上の保証料が必要になってしまいます。なお、フラット35やネット銀行の多くは保証料が不要となっていますが、代わりに事務手数料が借入額×2%のようになっているのが一般的です。こちらも高額となりやすいので、事前にしっかり確認しておきましょう。年齢を重ねると団信の審査に落ちやすくなる住宅ローンを借りるには、団信に加入することが条件となっているのが一般的です。団信は住宅ローン返済中に借入人が死亡した場合、残債を0円にできる保険のことです。これは金融機関にとっても、借入人が死亡して返済できなくなり、不良債権となってしまうことを防ぐ目的があります。団信の審査では、過去の入院歴や投薬歴を記入する必要がありますが、これらは必然的に年齢を重ねるごとに経験する可能性が高くなります。健康に問題を抱えていたり、過去に大病を患っていたりすると、住宅ローンの借り換えもできなくなる可能性があることに注意が必要です。同じ金融機関内での借り換えが可能なこともある住宅ローンの借り換えは同じ金融機関内でも可能なことがあります。例えば、住宅金融支援機構のフラット35は、フラット35からフラット35への借り換えが可能となっています。同じ金融機関内での借り換えであっても、金利水準が大きく下がっていればお得になります。こうしたことは金融機関から積極的に提案を受けられるものではないため、自分でキャッチアップしながら、必要に応じて担当者の方に相談してみるとよいでしょう。住宅ローン借り換えのタイミングに関するまとめ住宅ローン借り換えのタイミングについてお伝えしました。住宅ローンの借り換えのベストなタイミングは実際には個別に変わりますが、借入から10年後、固定金利から変動金利への移行のタイミングなどある程度の傾向はあります。本記事の内容を参考にしつつ、住宅ローンの借り換えを検討される方はFPなどの専門家に相談してみることをおすすめします。
2020年06月10日今回アドバイスしてくれるのは、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん家を建てるとき、買うとき、なんといっても悩ましいのは予算のこと。「いくらの家を建てられるか」「住宅ローンはどのくらい借りられるか」「ローンの返済額はどう設定したらいいのか」など、様々な疑問が噴出します。そこで今回は「家づくりにかかるお金のこと」をファイナンシャルプランナーで、節約アドバイザーでもある丸山晴美さんにアドバイスしてもらいました。現在家づくりを検討している30代夫婦と子ども一人の3人家族が今回の主人公。夫・住男(38歳)、妻・まい(30歳)は、長男・の小学校入学を前に念願の家づくりを決意しました。最近では顔を合わせれば、話題は家づくりのことばかり。そんなお悩みに応える、丸山さんのアドバイスが彼らに届けばいいのですが。■ POINT1予算組みは無理なく返せる金額を見極めることcora/PIXTA(ピクスタ)住宅を取得するときに、理想の間取りや仕様を先に決めてから、その費用を予算とするのは危険です。家にかかる費用から資金計画をスタートするというのは一見当たり前のように思えるかもしれませんが、ポイントは自分で準備できる金額と余裕をもって返せる住宅ローンを計算し、そこから逆算して予算を考えること。この先のライフプランも考慮しつつ、長いスパンで計画を立ててください。住宅ローンは、1年の返済額を年収の25%以内にすることがひとつの目安になります。■ POINT2生活費の見直しで、家計をスリムに資金計画を立てる際には、日常生活で今かかっているお金をまず見直すことをおすすめします。そのためにはまず家計を固定費と変動費に分けて考えてみましょう。固定費とは毎月一定額支出する項目で、代表的なものは住居費や公共料金、通信費、保険料、教育費、クルマの維持経費など。対する変動費は食費、医療費、交際費など。この2つのうち、まず見直すのは固定費で、削減しても困らないものからリストアップしてみましょう。例えば…保険料の見直し携帯電話のプラン変更車の維持費特に車は税金のほか、燃料代、保険代、車検代、修理代など、維持するためのコストがかかります。最近ではカーシェアやサブスクリプションの登場で、車を所有する概念が変わってきていますから、思い切って考え方を変えてみるの方法もありますね。■ POINT3建てた後にかかるお金、貯蓄しておくお金注意しておきたいのが、新居にかかるコストは住宅ローンだけではないということです。特に賃貸住宅ではかからなかった様々な必要経費がかかってくるということです。以下は住宅を維持するためにかかる主な経費。固定資産税年間数万~数十万円程度火災保険料年間十数万円程度光熱費のアップ広さや部屋数による維持管理費屋根や外壁の葺き替え、塗り替え費用や補修費用など設備機器の交換費用給湯器、コンロ、温水洗浄便座などの耐用年数はおよそ10年周期また長期的にはリフォームの必要にも迫られます。改修の規模にもよりますが、500万~1000万円程度の費用は覚悟しましょう。先々の出費に備えるため、年間20万円以上は住宅の維持費用として積み立てておきたいところです。■ POINT4住宅ローンの返済方法は大きく2つ住宅ローンの返済期間は最長35年。しかし、定年退職年齢を60歳とした場合、25歳から住宅ローンを利用しない限り、リタイアしたあとも返済し続けることになります。リタイア後の長い人生のためには貯蓄も必要ですし、できれば退職金は老後の資金として取っておきたいと思うもの。住宅ローンの返済方法は大きく以下の2つ。返済期間を短く設定し、早く返済を終える返済期間を長く設定し、月々の返済額を抑える借入金額4,000万円を全期間1.5%で元利均等返済で借り入れした場合返済期間20年25年30年35年毎月返済額193,018159,974138,048122,473総返済額46,324,21747,992,21049,697,09351,438,816総利息6,324,2177,992,2109,697,09311,438,816期間を短く設定すると月々の返済額が増え、それに伴い借りられる額が制限されるなどデメリットもあるものの、完済までの期間が短くなるだけでなく、利息が減るので総支払額が抑えられます。一方、長く設定した場合、月々の支払いの負担は少ないのですが、その分利息の金額は多くなってしまいます。であれば月々の返済額を減らした分を貯蓄に回して繰り上げ返済を重ねる方法がいいと思います。また繰り上げ返済を考えるなら、いつの時点で繰り上げを行うのかを計画しておくことも重要です。今はネット上の様々なサイトで、ローンの返済シミュレーションができるので活用してみてください。■ POINT5家を建てる総予算は「付帯工事費」と「諸費用」を加えたもの家づくりの予算について調べていくと、よく目にするのが「坪単価」という言葉。家の規模に応じて坪単価を計算すれば、建築費用の目安になると考えがちですが、実際は坪単価以上に費用がかかることがほとんどです。「坪単価」とは建物の「本体価格」を延床面積の坪数(一般的には一坪3.3㎡)で割ったもの。「本体価格」+「付帯工事費」+「諸費用」=住宅工事費の総額となります。本体価格基礎から屋根までの家自体の建築工事費のこと付帯工事費敷地の造成費、設備やインテリア、エクステリアなどにかかる費用諸費用住宅ローンの手続きや登記にかかる費用、手数料や印紙代なども含む予算を立てるときには、これらの費用を想定することもお忘れなく。■ POINT6予算決めと同時に、住みたい家のイメージを広げておきましょう予算が決まれば、工務店やハウスメーカー、あるいは設計事務所に予算と間取りなどの希望を伝えることができます。各社ともに予算を考慮しながら、その人に合ったプランを提案してくれるでしょう。しかしその前に自分の求める家の広さや間取りを自分たちで考えておくことも大切です。そもそも現在暮らしている家のどこに不満があって新居を計画したのか、家づくりでいちばん大切なポイントはなんなのかなどを考えていけば、自分たちが住みたいのはどんな家なのかを見極めるきっかけにもなります。リビングやダイニング、子ども室や収納、一つひとつをリストアップして、現状からどう変えたいか、どのくらいの広さが必要かなどについて考え、そのイメージを設計・施工者に伝えるといいでしょう。■ POINT7土地を探している場合、建築業者に頼むとメリットがある新居を計画する場合、土地から探さなければならない方も多いでしょう。土地を探す場合、不動産業者に希望のエリアや予算、駅からの距離や日当たりなどの条件を伝え、それに合った土地を探してもらうのが一般的です。しかし依頼するハウスメーカーや工務店など、建築業者が決まっている場合は、土地探しから相談するという方法があります。そのような業者はたいてい不動産ネットワークに長けているうえ、自社で不動産部門を持っていることもあり、市場に出る前の土地を紹介してくれるケースもあるからです。その場合、以下に挙げるような資金面でのメリットを得られる可能性が高くなります。総予算の範囲内で建物と敷地にかける予算をうまく配分して、提案してくれる。場合によっては、業者が提携する金利の低いローンを利用できることがある。その場合、土地と建物の代金を一括してローンに参入してくれるため、手続きがシンプルになる。さらには仲介手数料などを軽減してくれるケースもある。もしハウスメーカーや工務店で家を建てることが決まっていて、同時に土地も探しているなら、相談してみるといいかもしれません。■ POINT8住宅ローン返済で大切なことは、長いスパンで考えること住宅ローンの月々の返済額を設定するときに、現在支払っている家賃を基準にする人は多いようです。「今支払える家賃相当額なら、なんとかやっていけるはず」と考えるのも無理はありませんが、実はここに落とし穴が。先に述べたように、戸建て住宅では賃貸ではかからなかった税金や維持費がかかるうえ、年を経るにつれて子どもの教育費もかかるようになります。借入金額が大きい住宅ローンは返済期間も長いため、ライフプランをよく考え、どの年代でどのくらいの支出が生じるのかを、想定しておくことがとても重要になってきます。状況次第では想定外の大きな負担になる場合があるのです。また、これからの不安定な時代、企業の業績変動で収入が減ることも考えられます。住宅ローンは借入額の50%までボーナス払いが可能となりますが、ボーナスは貯蓄に充てて、繰り上げ返済に使うなどの使い方をしたほうが賢明かもしれませんね。実際には時代ごとの経済状況に応じて、私たちの家計も変わってきます。それを見越したうえで、安心できる家づくり予算を組みたいもの。今回ご紹介した家づくりにかかわるお金の話を参考に、手堅い家づくりをしてくださいね。監修/丸山晴美キャラクターイラスト/キタダイマユ※情報は「住まいの設計2020年6月号」掲載時のものです
2020年06月10日住宅ローンにはさまざまな種類があって、どの住宅ローンを選べばいいか悩むという方は少なくないでしょう。本記事では、これから住宅ローンを利用する予定の方に向けて、住宅ローンの選び方のポイントや人気の金融機関をご紹介していきます。住宅ローンの選び方のポイントここでは、住宅ローンを選ぶ際のポイントとして以下の3つをご紹介したいと思います。金利タイプを決めよう金利を含めたトータルコストを算出しよう審査の通りやすさも確認しようそれぞれについて見ていきましょう。金利タイプを決めよう住宅ローンにはさまざまな種類がありますが、基本的な制度はどれも同じです。中でも重要なのが「変動金利」や「固定期間選択型金利」、「全期間固定金利」といった金利タイプです。これらの金利タイプにはそれぞれ特徴があり、すべての住宅ローンから選ぶとなると大変ですが、最初に金利タイプを決めてしまうと、ある程度絞った中で金融機関を選ぶことができます。それぞれの金利タイプの特徴については、後ほどご紹介していきます。金利を含めたトータルコストを算出しよう住宅ローンの基本的な制度はどの金融機関でも同じなのですから、住宅ローンを比較するときには、より低コストで利用できるかどうかをポイントにすることが重要です。ただし、コストを比較するにあたり、単に金利だけを比較するだけでは十分ではありません。住宅ローンは金利以外にも団体信用生命保険、保証料、事務手数料などさまざまな費用がかかるため、これらのコストを含めたトータルコストで比較検討することが大切です。審査の通りやすさも確認しようお得に利用でき、かつ自分に合った住宅ローンを見つけられたとしても、審査に通らなければ融資を受けることはできません。住宅ローン選びの3つ目のポイントとして、住宅ローン審査の通りやすさも確認しておくとよいでしょう。住宅ローンの3つの金利タイプとそれぞれのポイント住宅ローンには変動金利と固定期間選択型金利、全期間固定金利の3つがあります。変動金利とは金利が変動するリスクのある金利タイプで、金利の変動リスクがある分、3つの金利タイプで最も金利水準が低くなっているのがポイントです。一方、全期間固定金利は住宅ローンの融資を受けた段階で最後の返済日まで返済額が確定する金利タイプで、安心して返済していける代わりに、3つの金利タイプの中で最も金利水準が高くなっています。固定期間選択型金利は、10年間など選択した期間だけ固定金利で、期間経過後はもう一度固定金利を選択するか、変動金利に移行するかを選べる金利タイプです。変動金利と全期間固定金利をミックスさせたようなものだと考えるとよいでしょう。以下、金利タイプごとに向いている人の特徴を見ていきたいと思います。変動金利に向いている人はこんな人変動金利に向いている人の特徴としては以下のようなものが挙げられます。とにかくお得に利用したい方金利水準を定期的にチェックして、場合によっては借り換えも検討できる方いざというときは繰上げ返済できる方変動金利は3つの金利タイプの中で最も金利水準が低いため、とにかくお得に利用したいという方に向いています。ただし、常に金利が変動するリスクがあるため、融資を受けた後に金利が上昇してしまうと、総返済額が高くなってしまう可能性がある点に注意が必要です。金利水準を定期的にチェックできる方で、かつ金利が上がったとき、もしくは上がりそうと感じたときには、ほかの金利タイプに借り換えしたり、一括返済したりできる方にはよりおすすめな金利タイプです。全期間固定金利に向いている人はこんな人全期間固定金利が向いている人は以下のような方です。金利のチェックや借り換えが面倒な方最初から最後まで安心して返済していきたい方全期間固定金利は、住宅ローンの融資を受けた段階で最後の日の返済額まで確定するため、最初から最後まで安心してローンを返済していきたいという方におすすめです。定期的な金利チェックや、金利が変動したときの借り換えなどが面倒という方は、全期間固定金利に向いているといえるでしょう。ただし、3つの金利タイプの中で最も金利水準が高くなってしまうため、借入期間中に金利水準が変わらないか、下がった場合には総返済額が最も高くなってしまう点には注意が必要です。固定期間選択型金利に向いている人はこんな人固定期間選択型金利に向いている人は以下のような方です。将来的に収入の増加が見込める方将来的に出費の減少が見込める方固定期間終了後に金利が高くなる場合、繰上返済できる方固定期間選択型金利は10年間など、当初選択した期間だけ金利が固定されるもので、固定期間終了後は再度固定金利を選ぶか、変動金利に移行するかを選ぶ必要があります。3つの金利タイプの中では、変動金利よりは金利水準が高く、全期間固定金利よりは低いという位置づけです。「キャンペーン金利」に注意当初の固定期間終了後は、仮に店頭金利が変わらない場合でも適用金利が高くなってしまうことが多い点には注意が必要です。金融機関のホームページなどで見られる住宅ローンの金利の多くは「キャンペーン金利」と呼ばれるもので、「住宅ローンの新規融資をする方にだけ適用される金利」です。例えば、10年固定の店頭金利が2.5%の金融機関で、住宅ローンを新規借り入れする場合に限り1.5%の金利優遇を受け、1.0%で借りられるといった形です。固定期間選択型金利で固定期間を再選択するとき、このキャンペーン金利の適用を受けることができない場合が多いです。金利の再選択時には金利優遇幅が小さくなることが多く、例えば上記ケースで金利の再選択時の金利優遇幅が1.0%という金融機関では、例え10年間で金利水準が変わっていなくとも、金利が0.5%上昇してしまうことになります。このため固定期間選択型金利は、当初固定期間終了後に繰上返済できる方におすすめです。また、例えば10年固定金利を選ぶ場合に、「10年後には給料が上がっている可能性が高い」という方や、「10年後は子供が大学を卒業して教育費の負担が小さくなっている」という方にも向いている金利タイプだといえます。[adsense_middle]金利以外の費用を含めたトータルコストで考えよう住宅ローンは金利の差が目につきやすいですが、金融機関を比較するときは金利差だけでなく、その他の費用も含めたトータルコストも見ることが大切です。住宅ローンの金利以外の費用には以下のようなものがあります。団体信用生命保険保証料事務手数料それぞれ見ていきましょう。団体信用生命保険住宅ローンを組むときは、原則として団体信用生命保険に加入する必要があります。団体信用生命保険とは、返済中に債務者が死亡したときに、住宅ローンの残債を0にできる保険のことです。多くの金融機関で、団体信用生命保険の保険料は金利に含まれています。一方、金融機関によっては単に死亡のみを対象とした保険だけでなく、「ガン」や「3大疾病」「8大疾病」などを対象としたものもあることがあります。これら死亡以外を対象とする団信に加入する場合は、金利に0.2%~0.3%加算されるのが一般的ですが、金融機関によっては金利負担なしで借りられるパターンもあります。このため、金利差に加えて、団体信用生命保険の保障内容がどうなっているかも確認しておくことが大切だといえます。保証料住宅ローンを組むときは、金融機関が保証会社をつけることが多いです。保証会社とは、仮に債務者がローンの返済を延滞することが続いたとき、保証会社が金融機関から住宅ローンの債権を買い取るという契約をするもので、その保証料は債務者が負担する必要があります。保証料は利用する金融機関によって、また審査次第で変わります。例えば、みずほ銀行の住宅ローンでは、借入期間35年のとき、借入額1,000万円につき「206,110円~721,470円」となっています。保証料の額に差があるのは、審査によって返済が滞るリスクが低い場合には保証料も低く、リスクが高い場合には保証料が高くなるということです。仮に3,000万円借りるとすると、みずほ銀行では最大で216万円もの保証料がかかってしまうことになります。2つの金融機関で住宅ローンの審査を出したとき、A金融機関ではリスクが高いと判断され保証料が高く、一方のB金融機関ではリスクが低いと判断され保証料が安くなるといったことも珍しくはないため、保証料まで含めた比較が重要となります。また、フラット35やネット銀行は基本的に保証料無料となっています。事務手数料住宅ローンの融資をするには、金融機関の窓口の担当者がさまざまな手続きを行います。そのための手数料として支払うものが事務手数料です。通常3万円~5万円+消費税程度といった形が多いですが、住宅金融支援機構のフラット35やネット銀行等では、借入額の1.5%~2.0%といった形で設定されているのが一般的です。例えば、3,000万円の借入では45万円~60万円ですから、結構な金額となります。こうした理由からも、金利や保証料の額、事務手数料の額等、それぞれ単体で考えるのではなく、トータルコストでどの金融機関がお得かを考えることが大切だといえます。住宅ローンの審査についてお得に利用できる住宅ローンを見つけたとしても、審査に通らなければ利用することはできません。また、先述の通り、住宅ローンの審査次第で保証料が高くなったり安くなったりすることもあります。このため、金融機関を選ぶときは住宅ローンの審査についても考慮することが大切だといえるでしょう。なお、たとえある金融機関で住宅ローンの審査が否決だったとしても、他の金融機関では住宅ローンの審査に通ったといったことはよくあることです。自分に合った金融機関を複数ピックアップしつつ、審査が否決になった場合には別の金融機関への審査に出すことも考えておくとよいでしょう。[adsense_middle]徹底比較!【金利タイプ別】2020年人気の住宅ローンおすすめランキングここからは、変動金利と固定金利、全期間固定金利それぞれについて人気の金融機関ランキングをご紹介していきます。変動金利のおすすめ住宅ローンランキング変動金利の住宅ローンおすすめランキングは以下の通りです。ジャパンネット銀行じぶん銀行住信SBIネット銀行【変動金利:1位】ジャパンネット銀行本記事で、金利だけでなくトータルコストも考えるべきとお伝えしていますが、上位3行については、いずれも低金利かつトータルコストも低く抑えられるようになっています。具体的には、3行とも保証料が0円なのです。その上で、ジャパンネット銀行の変動金利は0.399%と業界最低水準の金利となっています。【変動金利:2位】じぶん銀行じぶん銀行は、上記のとおり保証料0円であることに加え、通常の団信に加えてガン団信と全疾病保障が保険料無料で利用できるようになっています。がん団信や全疾病保障は、金利に0.2%~0.3%程度上乗せする金融機関が多いので、特に保険を手厚くして住宅ローンを借りたいと思っている方にはこれ以上ない住宅ローンだといえるでしょう。なお、じぶん銀行の変動金利は0.41%です。【変動金利:3位】住信SBIネット銀行住信SBIネット銀行も保証料無料に加え、全疾病保障の保険料が無料となっています。かつ、変動金利の金利0.428%と非常に低い金利設定です。なお、3行とも保証料は無料ですが、事務手数料として借入額の2%程度を支払う必要があります。事務手数料を含めても他の金融機関より圧倒的にお得に利用できますが、事務手数料については覚えておくようにしましょう。固定期間選択型金利の住宅ローンおすすめランキング次に、固定期間選択型金利の住宅ローンおすすめランキングは以下の通りです。じぶん銀行りそな銀行新生銀行【固定期間選択型金利:1位】じぶん銀行変動金利と同じく、固定期間選択型金利でもじぶん銀行はお得に利用できるようになっています。先述の通り、じぶん銀行は保証料や団信も含めてのトータルコストを含めてお得で、これは固定期間選択型金利でも同様です。さらに、じぶん銀行の固定期間選択型金利は0.550%と業界最低水準となっています。【固定期間選択型金利:2位】りそな銀行りそな銀行はじぶん銀行などと異なり、店舗のある金融機関ですが、住宅ローンにおいてはネット銀行と同じく保証料無料で利用できるようになっています。ただし、事務手数料は借入額の2.2%を支払う必要があります。さらに、りそな銀行では「事務手数料無料で保証料を一括払いするタイプ」や「事務手数料無料で保証料を金利上乗せにするタイプ」も用意されています。借入時にまとまった支払いができない場合に、保証料金利上乗せタイプを選ぶといった選択も可能なのです。りそな銀行はネット銀行と同じく、手続きをインターネット上で済ませることができる点でも画期的です。なお、りそな銀行の10年固定金利は0.645%と非常に低い金利水準となっています。【固定期間選択型金利:3位】新生銀行新生銀行も店舗のある金融機関としては珍しく、保証料無料で利用できるプランが用意されています。さらに新生銀行では事務手数料についても、借入額×2.2%の定率型や、借入額に関わらず一律55,000円の定額型など、いくつかのパターンから選べるようになっています。10年固定の金利は0.800%と、ネット銀行やりそな銀行と比べるとやや高い水準となっていますが、上記制度と組み合わせることでお得に利用できる可能性があります。また、りそな銀行や新生銀行のように店舗のある金融機関については、何かあれば窓口で相談できる点もポイントとなるでしょう。全期間固定金利はフラット35がおすすめ民間の金融機関でも全期間固定金利が用意されていることもありますが、多くの場合は高い金利設定となっています。全期間固定金利を選ぶのであれば、住宅金融支援機構のフラット35一択と考えてよいでしょう。フラット35は民間の金融機関が窓口となって融資をします。どの金融機関で融資を受けても住宅ローンの内容は変わりませんが、金融機関によって事務手数料の額が変わります。これは単純に比較するだけなので、お住まいの地域で利用できる金融機関数社で比較検討してみるとよいでしょう。例えば、優良住宅ローンのフラット35は通常の物件で事務手数料が借入額×0.8%と、一般的な金融機関と比べて安く利用できるようになっています。おすすめの住宅ローンに関するまとめおすすめの住宅ローンについて、住宅ローンの選び方や金利タイプごとのポイントなどをお伝えするとともに、それぞれ特徴のある金融機関をお伝えしました。住宅ローンを選ぶときは、まずは金利タイプを決めた上で、金利や団信、保証料などを含めたトータルコストで比較することが大切です。これから住宅ローン選びをされるという方は、ぜひ本記事の内容を参考になさってください。
2020年06月03日住宅ローンには実に多くの種類があり、そのどれもが基本的な仕組みを同じとした商品であることから、どの住宅ローンを選べばよいかを決めるのは難しいものです。そんな中でも、住宅ローンを選ぶにあたり押さえておくべきポイントはあります。本記事では、住宅ローンを決めるにあたり、押さえておきたい4つのポイントをご紹介していきます。ポイント1:変動金利or固定金利の選び方住宅ローンを選ぶ際、最初に「どの金融機関がよいか?」から決めるより、「変動金利と固定金利のどちらを選べばよいか?」を決めるほうが効率的です。というのも、どの金融機関を選んでも、変動金利や固定金利という仕組み自体は同じだからです。ここでは、変動金利と固定金利それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきたいと思います。変動金利の特徴とメリット・デメリット変動金利はその名のとおり変動する金利で、変動するというリスクがある一方、固定金利と比べて低い金利設定になっているのが一般的です。変動金利の最大のメリットはその金利の低さです。例えば、みずほ銀行の変動金利は0.625%~0.875%、固定金利のうち、10年固定は0.85%~1.10%とおおよそ0.2%程度の金利の違いがあります。一方、金利が変動するため、借入時の金利が低くとも将来金利が上がると、総合的な返済額は固定金利より高くなってしまう可能性があります。このため、「金利が下降傾向もしくは横ばい傾向にあるとき」は変動金利を選ぶのがおすすめといえます。将来の金利変動を読むことはできる?とはいえ、実際のところ将来の金利水準を読むことは不可能といってもよいでしょう。ここ10年程度、金利は「底」と言われ続けていました。底ということは、もう上がるしかありません。しかし、日本は2016年にマイナス金利を導入したため、さらに金利が下がることになりました。このようなことは誰にも予測できないでしょう。金利が上がったら繰上返済できるのがベスト金利を完全に読むことはできないため、将来的にお得か損かを天秤にかけて変動金利か固定金利を選ぶのは難しいことです。一方、ある程度の蓄えがあり、「金利が上がったら繰上返済できる」という状況を作れるのであれば、変動金利を選んだほうがよいといえます。こうすることで、変動金利の低い金利で融資を受けつつ、仮に金利が上がったときはその影響を低く抑えることができるからです。「そもそもお金があれば融資を受ける必要はないのでは」と思うかもしれませんが、そうとも言えません。マイホームの購入には、住宅以外にもさまざまなお金がかかるものです。手元にある程度のお金を残しておいたほうが何かあったときに安心できるでしょう。また、特に住宅ローンを借りてから13年間は、住宅ローン年末残高の1%について所得税と住民税から控除を受けられる住宅ローン控除があるため、その期間中は実質的な金利負担なしでお金を借りられます。固定金利の特徴とメリット・デメリット固定金利には最初に選んだ期間だけ固定される固定期間選択型金利と、フラット35など借入期間中ずっと同じ金利で借りられる全期間固定金利があります。固定期間選択型金利とは固定期間選択型金利とは、10年など借入時に固定する期間を選び、期間経過後は再度固定期間を選択(金利の再選択)するか、変動金利に移行するかを選ぶというものです。固定する期間が長い程金利が高くなる傾向にあり、かつ固定期間が短いとすぐに金利の再選択をする必要があるため、程よい期間といえる「10年固定金利」の人気が高いです。なお、一般的に固定期間選択型金利の金利は、変動金利よりは高く、全期間固定金利よりは低くなっています。将来的な借り換えも視野に入れよう固定期間選択型金利の落とし穴ともいえるのが、「キャンペーン金利」の存在です。最初に固定期間選択型金利で住宅ローンの融資を受ける際、その金利は通常「キャンペーン金利」の適用を受けます。金融機関が、自行を選んでもらうために低い金利で融資をしてくれるというわけです。例えば、10年固定金利の店頭金利が2.5%のところ、キャンペーン金利で1.0%で貸してくれるといった具合です。一方、金利の再選択時には、このキャンペーン金利の適用を受けることはできないのが一般的です。仮に金利の再選択時の優遇幅が1.0%だった場合、仮に10年間で店頭金利が全く動いていなかったとしても、10年固定金利を再度選ぶと、その金利は1.5%に上がってしまうのです。10年固定金利を選ぶのであれば、10年経過後は一括返済するか、ほかの金融機関に借り換えすることも検討するとよいでしょう。全期間固定金利とは全期間固定金利とは、借入期間中ずっと同じ金利で借りられるというもので、金利の変動リスクを全く考慮する必要がない分、変動金利や固定期間選択型金利と比べて高い金利設定となっているのが一般的です。仮に35年間ずっと同じ金利水準であれば、変動金利と全期間固定金利の総返済額の差は大きなものになります。例えば、借入額3,000万円、借入期間35年のとき、変動金利の金利を0.8%だと仮定すると総返済額はおおよそ3,440万円となります。一方、同じ条件で全期間固定金利の金利を1.2%と仮定すると、総返済額はおおよそ3,675万円となり、235万円もの差があることが分かります。ただし、35年もの間ずっと金利が変わらないということはあまり考えられません。場合によっては、変動金利のほうが総返済額がずっと大きくなる可能性もあるでしょう。全期間固定金利は、借入時の金利は高いものの、安心して返済していける住宅ローンだといえます。ポイント2:団体信用生命保険の内容を確認しよう次に確認しておきたいのが、団体信用生命保険の内容です。住宅ローンを組むときは通常、団体信用生命保険といって、債務者が亡くなると住宅ローンの残債分の保険金を受け取れる保険に加入します。[adsense_middle]銀行ごとに異なる保険商品この団体信用生命保険は住宅ローンを借りる金融機関ごとに内容が異なります。もちろん、債務者が亡くなると残債分の保険金を受け取れるという部分は同じですが、それ以外の「保障内容」や「保険料の取扱い」に違いがあるため、事前に確認しておくことが大切です。保障内容の違い団体信用生命保険には、債務者の死亡のほか、ガンや3大疾病(ガン、心筋梗塞、脳卒中)、8大疾病(3大疾病+高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎)を保障対象としたものなどさまざまあります。また、保障対象は同じであっても、「残債分の保険金を受け取れる」ものや「入院1日につき10,000円の給付を受けられる」ものなど、受け取れる保障内容にも違いがあります。住宅ローンを借りようと思っている金融機関でどのような団体信用生命保険を取り扱っているのか、あらかじめ確認しておくようにしましょう。保険料の取扱いの違い団体信用生命保険は、保険というからには保険料を支払う必要があります。この保険料の取扱いも金融機関ごとに異なります。一般的に団体信用生命保険の保険料は「すでに住宅ローンの金利に含まれているもの」と「金利に上乗せする形で支払うもの」、「住宅ローン借入時に別途支払うもの」の3つのタイプがあります。死亡のみを対象とした一般的な団体信用生命保険では、1つ目の「すでに住宅ローンの金利に含まれているもの」が多く、3大疾病や8大疾病など、手厚い保険を選ぶと金利に0.2%~0.3%プラスされるといったものが一般的です。一方、金融機関によってはガンや3大疾病、8大疾病などの保険を金利負担なしで利用できるケースもあります。特に手厚い保険を利用したいと考えている方は、このように団体信用生命保険を少ない負担で利用できる金融機関を探してみるとよいでしょう。住宅ローン利用に合わせて既存の生命保険を解約する団体信用生命保険は、亡くなったときに住宅ローンの残債分の保険金を受け取れる保険です。例えば、住宅ローンの残債が2,000万円あるときに債務者の方が不幸にも亡くなってしまった場合には、2,000万円分の保険金を受け取ることができ、遺された家族は家に住み続けることができるほか、家を売却してまとまった資金を受け取ることもできます。このことから、住宅ローンの融資を受けると同時に生命保険を解約したり、保障内容を見直したりするのも1つの方法です。例えば、生命保険を見直すことで毎月の保険料負担分が5,000円浮くとすれば、その分を住宅ローンの返済に充てることもできます。こう考えると、団体信用生命保険の保障内容をよく選ぶことは、金利を選ぶのと同じくらい重要なことだと感じられるのではないでしょうか。ポイント3:金融機関ごとに審査基準が異なる住宅ローンを選ぶにあたり、金融機関ごとに審査基準が異なる点もポイントだといえます。当たり前のことですが、住宅ローンを利用するにはまず審査をパスしなければ始まりません。住宅ローン審査のポイントは年収と属性、個人信用情報の3つ住宅ローンの審査基準は金融機関ごとに少しずつ異なりますが、基本的には借りる人の年収と属性、個人信用情報の3つがよく見られます。年収は高ければ高いほど借りやすく、また借入可能額にも影響します。属性とは、勤め先が役所などの公務員なのか、会社員なのか、会社員であっても1部上場企業に勤めているのか、中小企業なのかによって審査結果が変わります。最後の個人信用情報は、過去に借りたローンで延滞などしていないかを確認するもので、過去に一度でも延滞をしていると住宅ローンを借りるのが非常に難しくなります。勤め先の会社で審査結果が変わることもある住宅ローンの審査のポイントはどの金融機関でも大きく変わりありませんが、ある金融機関では審査に落ちたのに、別の金融機関では審査に通ったということも少なくありません。これにはさまざまなことが考えられますが、そのうちの1つに勤め先の会社によって審査の結果が変わるということがあります。一般的に、ローンの審査の際には上場企業など信用の高い企業ほど審査をパスしやすく、一方で中小企業は慎重に審査がなされます。ただし、例えば地方銀行や信用金庫などで融資を受ける際には、勤め先の企業が中小企業であっても会社の融資などで関係していることが多く、財務状況がよければ想像以上によい評価を得られるといったことがあります。そのほか、金融機関によっては公務員に積極的に融資するケースがあるなどさまざまです。例えば同僚が住宅ローンの審査を受けたのであれば、その結果がどうだったのかなど聞いておくと、自分の住宅ローン選びのときに役立つでしょう。ポイント4:借入時の負担額を比較しよう住宅ローンを利用する際、金融機関に対して事務手数料や保証料などを支払うことがありますが、これらの負担額は金融機関によって異なります。場合によっては100万円以上の違いがでることもあるため、事前に確認しておくことが大切です。[adsense_middle]事務手数料の違い事務手数料とは、住宅ローンを利用するにあたり、金融機関が行うさまざまな事務手続きに対して支払うものです。50,000円~100,000円程度で設定されているところが多く、中には無料のところもあります。なお、住宅金融支援機構のフラット35を利用する場合、金融機関は窓口となるだけで利息を得ることができないということもあり、借入金額×1.5%など高めの設定となっています。仮に3,000万円借りるのであれば、事務手数料だけで45万円の負担となることから、金利などと含めて慎重に検討することが大切だといえるでしょう。なお、フラット35については次に説明する保証料が不要となっています。保証料の違い保証料とは住宅ローンの保証会社に対して支払うものです。住宅ローンの融資を受けた後、万が一返済が滞った場合には、金融機関は残債を回収しなければ大きな赤字となってしまいます。そこで、あらかじめそうした延滞リスクを避けるために利用されるのが保証会社です。保証会社を利用した住宅ローンの場合、債務者が住宅ローンを延滞して返済の目処が立たない場合には、金融機関の代わりに保証会社が肩代わりすることになります。保証会社は、そうしたリスクを引き受ける代わりに保証料を受け取るのです。保証料は住宅ローンの審査の結果、延滞の可能性が低いと判断されると安く、逆に延滞の可能性が高いと判断されると高く請求されることになります。例えば、みずほ銀行の場合、借入金1,000万円あたりの保証料の額は206,110円~721,470円となっています。なお、金融機関によっては保証料不要のケースもあります。事務手数料と併せて、複数の金融機関でしっかり比較検討することが大切だといえるでしょう。住宅ローンの選び方に関するまとめ住宅ローンの選び方について4つのポイントをお伝えしました。本記事でお伝えしたとおり、住宅ローンを選ぶときには金利の違いはもちろん、団体信用生命保険の内容や借入時の各種手数料などを含めて総合的に判断することが大切です。住宅ローンを選ぶときには本記事でお伝えした4つのポイントに沿って、それぞれどのような取扱いになっているか、検討している金融機関を1社1社比較していくことをおすすめします。
2020年05月28日マイホームの購入を検討されている方の多くが住宅ローンを利用することもあり、まずは住宅ローンに通るのかを心配される方は多いようです。本記事では、そうした方に向けて、住宅ローンの審査基準や承認を得るためのポイントなどを解説していきます。住宅ローン審査の方法と流れマイホーム購入時には多くの方が住宅ローンを利用するでしょう。このため、まずは住宅ローン審査の承認を得ることが重要になります。ここでは、住宅ローンの審査についてその方法と流れをご紹介します。マイホーム購入前の準備まずはマイホーム購入前の準備として、住宅ローン審査のために以下の書類を用意しておくようにしましょう。源泉徴収票や所得証明書ほかのローンに関する明細書身分証明書それぞれ解説します。源泉徴収票や所得証明書住宅ローンでいくら融資を受けられるかは年収によります。住宅ローン審査に必要な書類としても、年収を確認するための書類としても、物件探しの前に源泉徴収票や所得証明書を準備しておきましょう。サラリーマンの方の場合、源泉徴収票は勤務先から受け取ることができます。また、自営業の方の場合は昨年分の確定申告書の控えを用意します。住宅金融支援機構のフラット35など、金融機関によっては自治体で発行される所得証明書の提出が必要になる場合もあります。ほかのローンに関する明細書住宅ローンの審査を受ける前に、マイカーローンやカードローン等ほかで借入がある場合には、これも住宅ローンがいくら借りられるかに影響するため、物件探し前に明細書を確認しておくことをおすすめします。多くの場合、明細書はローン借入時に発行されます。紛失した場合は再発行してもらう必要があるため、借入先に連絡するとよいでしょう。身分証明書最後に、住宅ローン審査時には身分証明書が必要になります。当初は家を買う予定がなくとも、物件の見学に行ったときに気に入った物件があれば、買付申込~住宅ローンの事前審査と進むこともあるため、あらかじめ用意しておくと万全です。住宅ローンの事前審査~金融機関による物件査定等事前準備を済ませ、物件を見学した結果、気に入った物件が見つかった場合、まずは物件を購入できるかを確認するために事前審査を行います。事前審査では、先に準備した書類一式が必要になります。事前審査申込書に記入し、金融機関に提出すると、物件の情報や審査申込人の年収・勤め先などの情報をもとに審査が行われます。この事前審査はおおむね1週間程度はかかると考えておくとよいでしょう。住宅ローン以外の借入が多いといった場合には、審査にもっと時間がかかることもあります。売買契約締結~住宅ローン本審査事前審査の承認を得られたら、物件について売買契約をした後に住宅ローンの本審査となります。金融機関にもよりますが、事前審査で承認を得ており、審査内容に大きな違いがなければ本審査でも承認となることがほとんどです。住宅ローンの本審査には1週間~2週間ほどかかるのが一般的ですが、審査基準ぎりぎりの場合などには1カ月以上かかることもあります。住宅ローンの本審査承認を得られたらそのまま決済と進むことができますが、否決になると当然物件を購入できません。なお、金融機関により審査のポイントが異なり、同額を借りる場合でも、ある金融機関では通らないものの、別の金融機関では承認となるといったケースもあります。心配な方は最初から複数の金融機関に審査を提出することを考えてもよいでしょう。住宅ローン審査の基準と承認を得る条件住宅ローン審査で承認を得るためにはどのような条件を満たしておくとよいのでしょうか?審査基準などは金融機関により少しずつ異なりますが、大きくは違いがありません。ここでは、住宅ローン審査で承認を得るための一般的な条件をお伝えしていきます。借入比率が基準を満たしていることまずは、借入比率が金融機関の設定する基準を満たしている必要があります。借入比率とは、年収のうちいくらがローンの返済に充てられているかを示すもので、マイカーローンなど住宅ローン以外の借入の返済と、新しく借りる住宅ローンの返済との合計額で計算します。また、借入比率は金融機関ごとに異なり、例えばみずほ銀行の借入比率は以下のように設定されています。目安として確認しておきましょう。みずほ銀行の借入比率年収300万円以上400万円未満:35%年収400万円以上700万円未満:40%年収700万円以上:45%例えば、年収400万円の方がみずほ銀行で住宅ローンを組む場合、400万円×40%=160万円/年まで住宅ローンやそのほかのローンの返済に充てられるということになります。仮にマイカーローンで毎月5万円、年間60万円の返済をしているのであれば、新しく借りられる住宅ローンは年間100万円、月に8.3万円程度までとなる計算です。なお、住宅ローン実行までにマイカーローンなど、ほかのローンを完済してしまえば、借入比率の限度額まで借りることも可能となります。個人信用情報に傷がないことまた、個人信用情報に傷がないことも重要なポイントとなります。個人信用情報とは、ローンを借りたり、クレジットカードを作ったりしたときにその情報が登録されるもので、毎月の返済や延滞情報が蓄積されています。住宅ローンを融資する金融機関は、融資したものの返済されなければ損をしてしまうため、個人信用情報には非常に厳しいです。一般的に、個人信用情報に1つでも傷があると融資を受けるには非常に難しくなります。なお、例えば存在を忘れていた返済の延滞や、カードなどの切り替えがうまくいかなかったことを原因とした延滞など、何らかの理由がある場合でも承認を得られない場合が少なくありません。特に数年以内に住宅ローンを借りるつもりがある方は十分に注意する必要があります。なお、借入比率についても個人信用情報についても、基本的には基準に満たない場合には審査で承認を得ることが非常に難しくなりますが、例えば年収の高さや、公務員や1部上場企業の社員のように属性がよいなど、ほかにプラスとなる材料があれば承認を得られることもあります。住宅ローン審査のポイントここまでを踏まえて、住宅ローン審査時には以下のポイントを押さえておくとよいでしょう。あらかじめ借入可能額を把握して物件探しをしよう借入比率を満たさない場合は事前完済を検討しよう否決になってもほかの金融機関で承認となる可能性はあるそれぞれ確認していきます。[adsense_middle]あらかじめ借入可能額を把握して物件探しをしようマイホーム購入は、住宅ローンがいくら借りられるか次第で購入する物件が変わるという方も少なくありません。このため、物件探しをするために自分はいくら借りられるのかを把握しておくことをおすすめします。これには、以下の2つの方法があります。自分で計算する借入可能額は自分で計算できます。借入可能額の計算には、先述の借入比率と審査金利と呼ばれる指標を用います。審査金利とは借入可能額を算出するために用いる金利で、金融機関ごとに異なりますが、3%など実際の住宅ローン金利より高く設定されています。借入可能額を計算する方法さて、借入比率と審査金利を用いて借入可能額を計算する方法を見てみましょう。例えば年収400万円の方が、借入比率35%、審査金利3%の金融機関で借入期間35年の住宅ローンの審査を受ける場合、以下のように計算します。住宅ローンの返済に充てられる額を求める:400万円×35%=140万円金利3%で借入期間35年、100万円借りる場合の返済額を求める:46,176円/月上記1.を2.で割って100を掛ける:140万円÷46,176円/月×100=約3,031(小数点以下切り捨て)上記ケースでは、約3,031万円まで借りられる計算となります。(※返済額については住宅金融支援機構の返済額シミュレーションなどを用いましょう。)なお、審査金利や借入比率は金融機関ごとに異なるため、自分で計算するためにはあらかじめ聞いておく必要があります。まずは事前審査を提出してみる自分で計算する方法以外におすすめなのが、まずは事前審査を提出してみる、ということです。住宅ローンの審査では、審査申込人の年収や属性、個人信用情報のほか、物件の情報も見られますが、審査申込人の年収などの比重が大きいのが一般的です。このため、例えばある物件で3,000万円の事前審査の承認を得ていた場合、物件を変えたとしても同額の承認を得られる可能性が高いのです。とはいえ、審査を申し込むには購入予定の物件情報を申請する必要があるため、いくつか見学してみて、その中で気になる物件を住宅ローンの対象にして事前審査を受けてみるとよいでしょう。借入比率を満たさない場合は事前完済を検討しよう先の計算では考慮していませんでしたが、住宅ローン以外にマイカーローンなどの借入がある場合には、借入可能額も少なくなってしまいます。ほかの借入があることが理由で十分な額の借入ができない場合には、事前完済することも考えましょう。手持ちの資金で事前完済が難しい場合には、売買契約時の手付金を少なくしてもらえるよう掛け合ったり、ご両親から借りたりといったことを検討するのも1つです。否決になってもほかの金融機関で承認となる可能性はある住宅ローンの審査は、本記事でご紹介した基準や条件を満たしていても否決となることがあります。例えば個人信用情報が「ホワイト」、つまり過去に何も借入していないことを理由に否決となってしまうようなケースがあります。ローンを借りて返済すると個人信用情報にそのことが記録されますが、何も借入していない方はそうした情報がありません。何も借りていないのですから安心できそうなものなのですが、お金を貸す側からすると何も情報がない=返済しないかもしれないと考えられてしまうケースがあるのです。こうした審査基準は金融機関ごとに、また場合によっては担当者によっても異なります。否決になったら理由を確認しよう住宅ローンの審査は金融機関や担当者によっても異なります。このため、1つの金融機関で否決となったからといって諦めず、ほかの金融機関でも審査を試してみるようにしましょう。このとき、がむしゃらに審査を出すのではなく、否決となった理由を聞いておくことをおすすめします。「総合的に判断して否決」という理由を伝えられることも多いですが、丁寧に否決の理由を教えてくれる場合もあります。中には、自分も把握していなかった借入があったことが原因で否決となることもあります。こうしたケースでは事前完済するなど、原因を解消することで審査の承認を得られる可能性を高めることができます。住宅ローン審査に関するまとめ住宅ローン審査について、審査の流れや基準、承認を得るためのポイントなどをお伝えしました。基準や条件は金融機関ごとに異なるものの、大きくは違わないため、まずは本記事の内容を参考に審査を進めるとよいでしょう。その上で審査が否決となってしまった場合には、その原因を追及しつつ、少しずつ状況をよくしてほかの金融機関に審査を提出することで、承認を得られる可能性を高めることができます。
2020年05月22日このたび、みずほ銀行カードローンの利用を開始した方へ。この後お金を返していくことになりますが、どうやって返済していけばいいのかよくわからない方も多いのではないのでしょうか。毎月、機械的に漫然とお金を支払えばいいのか、あるいはまとまったお金が入ったときには少しでも多く返済すればいいのか、判断に苦しむところです。実は、借金を返す方法にはいくつかあり、それらを組み合わせることによってうまく返済額を減らすこともできるのです!この記事では、カードローンを返済する方法の流れを紹介するとともに、上手な支払いの方法について解説していきます。返済方法には分割と一括の2つがあるそれでは、みずほ銀行カードローンではどのような返済方法があるのでしょうか?実は、返済方法は大きく分けて分割と一括の2種類があり、さらに分割の中には約定と任意という区分があります。そして、それぞれの方法に応じて手段が決められています。これを図にすると下記のようになります。以下ではまず、返済方法について述べていきます。分割返済約定返済についてまずは、約定返済について説明いたします。約定返済とは、毎月決まった日に決まった額を返していく、という方式のことです。そして、この返済日と金額は自分で勝手に変更できるわけではなく、みずほ銀行側であらかじめ一律に決められています。そして、こうした約定返済ができるのは口座引き落としの振込のみとなっています。任意返済についてただし、自分にお金が多く入ったタイミングなどで、約定返済を待たずにより多くの金額を返したい、という場合もあります。余分なお金があるとついつい使ってしまうという性格の人は、少しでも早くお金を支払いに回しておきたいですよね。そんな場合に利用できるのが、任意返済です。これは読んで字のごとく、利用者は自分の好きなタイミングでいくらでもお金を返せる、という方式です。繰り上げ返済の一種となります。ただし、この方式は口座からの引き落としでは利用できません。みずほダイレクトまたはATMを通じて行うこととなります。一括返済についてかなり多くのお金を手に入れて、借入残高を完済できるという場合もあります。借金をすべて返せるのであれば、そのあとは返済の必要もなくなりますので精神的にも楽ですよね。このような場合には、一括返済を利用しましょう。これは、残債をすべて支払うという方式のことです。この方式はみずほ銀行の店頭のみで受け付けています。なので、受付時間がありますので注意しましょう。平日9:00~15:00となっています。また、その際には下記の物が必要となります。キャッシュカード本人確認書類完済に必要な現金あるいは必要金額が入金された口座通帳ただし、一括返済をしただけではカードローンの残高が0になるだけで、契約は続いています。完全に縁を切るには契約の解除という手続きが必要になります。もっとも、今後また利用をするかもしれないと考えるのであれば、契約を残しておいたほうが次回の利用時にはすぐに利用を再開できます。キャッシング後の返済日と返済金額についてここで、約定返済の場合の返済日を具体的に申し上げますと、毎月10日となっています。ただし、10日が銀行休業日であった場合には、翌営業日となります。この10日というのは基本的には変更できません。ではいつから支払いが始まるのかというと、前月の10日までに借入れがあった場合、翌月の10日から返済が始まるというイメージです。10日以降の借入れであれば、翌々日となります。また、お金を返す金額は、2012年7月31日以降に契約して利用限度額が200万円以上の場合、下記のとおりとなります。その他の場合には少し違ってきて、下記のようになります。このように、借入残高の金額に応じて返済額が段階的に異なる方式のことを、「残高スライド方式」といいます。さきほど約定返済の返済日を10日と申し上げましたが、ここで1点追加で説明いたします。実はキャッシングの種類によっては、異なるケースがあります。もしもATMでカードローンを申し込んだ場合には、返済日は10日ではなく17日になります。ここは勘違いをしないように事前に確認しておきましょう。返済手段によっては手数料がかかることも!返済額を減らすには?ここまでみずほ銀行カードローンの返済方法について説明してきました。そして、それぞれの方法には定められた手段があることも紹介しました。それでは、これらの手段にはどのような特徴があるのでしょうか?また、こうした手段を使ってトータルでの返済額を減らすにはどうしたらいいのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。[adsense_middle]振込は自動引き落としのみまずは約定返済で使用する振込ですが、これは自動引き落としでしか使えません。そのため、みずほ銀行カードローンを申し込む際には普通預金口座の開設をする必要があります。10日に手動で振り込むといったことはできませんので注意しましょう。そしてこの自動引き落としは、たとえ別途任意返済で引き落とし分以上のお金を返していても停止はされません。なので、普通預金口座に引き落とし金額以上の残高がない場合には、いくら任意返済をしていても延滞となりますので注意が必要です。振込で返済するメリット支払い期日を忘れることがない手数料がかからない残高があれば、自動的に返済できて手間がかからない振込で返済するデメリット借入残高を覚えにくい任意返済ができない普通預金口座が必要ネットを使ったみずほダイレクトでの返済次に任意返済で利用するみずほダイレクトですが、これはPC・スマホなどのネットを通じてお金を返すという手段を指します。ネットを使えばいつでも利用することができるので便利ですね。また、電話という方法もあります。みずほダイレクトで返済するメリット24時間利用可能土日でも利用できるみずほダイレクトで返済するデメリット利用登録が必要になるインターネットに慣れていないと使いにくい(PC、スマホの場合)ATMからの返済は手数料がかかる場合がある最後に、任意返済で利用するATMからの返済についてですが、これは説明不要でATMを操作してお金を返すということです。ATMはコンビニなどにも置いてありますので、外出したついでなどに利用できて便利です。ATMで返済を行うメリット設置台数が多く利用しやすい土日でも利用できるATMで返済を行うデメリット時間外利用では手数料が発生する利用できる時間帯が限られているこの「手数料がかかる」という点には注意が必要です。元本と利息以外のお金を支払うことは避けたいですよね。ATMを使用する場合には利用時間について十分に確認しておきましょう。返済額を減らすには返済期間の短縮がカギ!これまで述べてきたことから、トータルの返済額を減らすポイントについて考察いたします。特に多額の借入れを行った場合、約定返済だけを続けているとお金を返す期間が非常に長くなってしまいます。借金には金利がかかりますので、借入残高に応じて利息が発生します。期間が長いと、利息が膨らんでしまうので損をすることになります。返済額を少しでも減らすには、任意返済を行って少しでも早くお金を返していくことがポイントになります。ただし、任意返済をしたからといって約定返済はすべて返し終わるまで止まりませんので、預金口座には一定額を置いておいて、振込に遅延が生じないように注意しておきましょう。さらに、余裕があれば一括返済にチャレンジしましょう。ただし、お金を早く返すことに気を取られてそのあとの生活がままならず、結局またお金を借りることになっては本末転倒ですので気をつけましょう。まとめ:みずほ銀行カードローンの返済に関してみずほ銀行カードローンの返済について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?カードローンを申し込むときには「お金を返すことを忘れたらどうしよう」と不安になるかもしれませんが、約定返済では普通預金口座にお金がある限り自動的にお金が返されますので、その心配はほぼありません。また、支払い総額を抑えたいのであれば、任意・一括返済の利用も視野に入れておきましょう。
2020年05月13日まとまったお金が必要になって、みずほ銀行カードローンの利用を検討しているのでしょうか?ただし最初に申し上げておきますが、みずほ銀行カードローンの審査は、決して甘くはありません。むしろ厳しい方だといってもいいでしょう。ですが、ローンと審査の仕組みを理解してポイントを抑えて申込を行えば、決して高いハードルとはいえません。そこで、この記事では審査の流れやその基準、さらには口コミと評判について解説してまいります。ぜひ最後までご覧ください。みずほ銀行カードローンの概要そもそも、こちらのカードローンは一体どういうものなのでしょうか?みずほ銀行といえば、誰でも知っているメガバンクですが、実はカードローンでお金の貸し出しも行っています。そして、一般の預金や引き出しとはまた違った側面があるようです。ということで、みずほ銀行カードローンの特徴について、以下でいくつか見ていきましょう。キャッシングよりも有利なカードローンの金利まずは、気になる金利について説明いたします。一般にカードローンの金利は借入限度額によって変動しますが、みずほ銀行カードローンの金利は下表の通りとなっています。上記の金利は基準金利ですが、事前に住宅ローンを申し込んでいる場合には、金利が年0.5%ずつ下がります。ただ、お金を借りるには、カードローン以外にもクレジットカードでお金を借りるキャッシングという方法もあります。すでにクレジットカードを持っているのなら、わざわざカードローンを使わずにキャッシングで借りればいいのでは、という気にもなりますね。それでは、両者の金利を比較してみましょう。みずほ銀行カードローン最大金利JCBクレジットカードキャッシング最大金利年14.0%年18.0%ということで、条件によりますが結果としてはカードローンの方が金利がお得となります。消費者金融との違いまた、消費者金融からお金を借りる、という手もあります。こちらと銀行カードローンを比べると、どのようなことが言えるでしょうか?金利だけを比べますと、消費者金融は年18.0%というものがほとんどですので、みずほ銀行カードローンの方に分があります。ただし、この両者は金利以外にもいろいろと相違があります。まず、みずほ銀行カードローンはメガバンクが主体になっているという信頼感があります。一方、消費者金融の方は手軽さと便利さというメリットがあります。どちらを選ぶかはそのときの状況によって決めればいいでしょう。三種類の返済方法そして、借りたお金を返済するには下記の三種類の方法があります。自動引き落としみずほダイレクトATM返済「自動引き落とし」とは、みずほ銀行の普通預金口座から毎月10日に返済額が引き落とされるというものです。「みずほダイレクト」とは、PC、スマホ、携帯電話などからネット経由で返済する方法です。さらに「ATM返済」とは、コンビニや銀行にあるATMから返済をする、という方法です。手数料について返済方法によっては、返済額以外に手数料がかかってしまうことに注意が必要です。たとえば、ATMから返済を行うと手数料がかかってしまいます。また、みずほダイレクトで返済する場合でも、テレホンバンキングといって電話の自動音声に従って返済を行えば、やはり手数料がかかります。自動引き落としやみずほダイレクトのネット経由で返済を行うと、手数料がかかりませんのでお得です。カードローン審査の流れについて次に、カードローンに申し込んだ後の審査プロセスについて説明いたします。お金を借りる側からしても、何がどのように評価されていくのかを理解しておいた方が通過する方法を考えやすくなります。[adsense_middle]審査の大まかなプロセスまずは、実際に行われる審査について、大まかな過程を追っていきましょう。実は、借りる側がみずほ銀行に口座を持っているかいないかで過程は二つに分かれます。みずほ銀行口座を持っている場合まず、口座を持っている場合には下記のようになります。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される必要書類の提出契約手続きとカードローン口座開設キャッシュカードにてATMから借入みずほ銀行口座を持っていない場合口座がない場合のプロセスは下記の通りです。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される普通預金口座開設を申し込む通帳を受け取るカードローン口座開設およびキャッシュカードが送付されるキャッシュカードにてATMから借入両者を比較しますと、審査結果の通知までは同じですが、口座がない場合には口座開設というプロセスが入ります。つまり、カードローンを利用するには普通預金口座開設が必須になっているということです。それなら、事前に口座を作成しておいた方が手続きが早く済みますね。審査を申し込むための条件とはただし、残念ながら普通預金口座を作れば誰でもカードローンを利用できる、というわけではありません。条件に適った人だけが審査を申し込むことができます。その条件とは、下記の通りです。安定かつ継続した収入オリコの保証が受けられる20~66歳までの人この条件に外れていますと、審査が受けられない、または受けても落ちるということになってしまいます。年齢などはどうしようもありませんので、対象外の方は他の手段を探すしかありません。審査に通りやすい人・落ちやすい人の特徴そして、通りやすい人と落ちやすい人には、いくつか特徴があります。審査に通りやすい人の特徴まず、通りやすい人の特徴です。申告に嘘がない安定した収入がある返済トラブルがないそれぞれについて説明します。申告に嘘がないまず、申込時に記載した事項に嘘がないということが、審査に通るための絶対条件です。通りたい一心でごまかしたり虚偽の記載をしたりして、それがばれてしまった場合には、まず審査に合格することは難しいでしょう。これは当たり前ですね。安定した収入がある安定した収入があるということは、毎月確実に返済がある、ということです。延滞なども発生しにくいと判断されますので、こういう人は通りやすいですね。返済トラブルがないこれまでに他社で借りていて特に問題なく返済をしていれば、今回もきちんと返済してもらえるだろうという評価を得て、無事借り入れができる可能性が高いです。言い換えると、これまで全く借入をしたことがなければ返済実績がありませんので、かえって審査で不利になります。審査に落ちやすい人の特徴逆に、落ちやすい人とは下記のような人です。他社からも借り入れがある在籍確認が取れない過去に金融事故を起こしている自営業や個人事業主以下でそれぞれについて述べていきます。他社からも借り入れがある過去に他社で借り入れていて現在返済が終わっていれば問題ありませんが、他社からも借り入れがある場合には返済額が上乗せされることになるため、「返すのが苦しくなるのでは」と思われて審査が通りにくくなります。さらに、借入残高の合計が年収の三分の一を超える場合には、自主規制に引っかかるためそもそも借り入れが不可能になります。在籍確認が取れない審査のプロセスの中に、在籍確認があります。これは職場などに電話をかけて、本人が確かに在籍していることを確認するというものです。ここで確認が取れないと、まず不合格となります。過去に金融事故を起こしている延滞や債務整理など、いわゆる金融事故を起こしていた場合、一定年数以上経過しないと信用情報に記載されていますので、借り入れは無理になります。自営業や個人事業主「えっ、職業によって通りにくいとかあるんですか?」と驚くかもしれませんが、定収のある公務員やサラリーマンに比べて、自営業やフリーランスは不利になります。そうした方でも実際には収入が多い場合も多々ありますが、このあたりは堅実性を重んじるのでしょう。審査をスムーズに通過するためのポイントここまで見てきたように、みずほ銀行カードローンの審査に合格するためには色々とハードルがあります。それでも少しでもスムーズに審査に通るための方法を、以下に紹介します。みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行住宅ローンを利用低めの借入額を申請みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行の口座があれば、先ほど見た審査の過程が早くなりますので、かかる期間が短くなります。また、給与振り込み口座に指定していれば安定した返済が見込めますし、貯蓄があった場合には貸し倒れリスクも少ないのでプロセスが早く進むでしょう。みずほ銀行住宅ローンを利用みずほ銀行の住宅ローンを利用していれば、すでに個人情報や返済履歴を審査側が把握しているため評価がしやすくなります。そのため、金利を優遇して利用を促進していると言えるでしょう。低めの借入額を申請さらに、借入金額を少なく申請しておけば、「返済をきちんと考えている」という印象を与えることができて通りやすくなります。もし足りなくなった場合は増額が可能ですので検討しましょう。みずほ銀行カードローンの審査期間は長い?審査方法の特徴についてみずほ銀行カードローンの審査期間は、一般には長めと言われています。実際はどうなのか、期間と審査の特徴について述べていきます。[adsense_middle]審査期間は申込方法によって変わってくるカードローンの申し込み方法には色々な方法があります。そして、方法によって期間は変わってきます。まず、インターネットや店頭での申し込みでは翌々営業日に審査が終わります。また、郵送の場合には書類到着後の翌々営業日となります。さらに、電話で申し込んだ場合には申込受付後翌々日となります。ただし、消費者金融に比べるとやはり審査にかかる時間は長めと言えるでしょう。申込に必要な書類カードローンに申し込むために必要な書類には、どういったものがあるのでしょうか?まず、本人確認書類として運転免許証などの身分を証明するものから1点を提出します。次に、収入証明書類として源泉徴収票などから1点提出する必要があります。銀行カードローンの審査が厳しいと言われる理由とはみずほ銀行のカードローンに限らず、一般に銀行カードローンの審査は厳しいと言われています。でもそれはなぜでしょうか?まず、母体がメガバンクであるため貸し倒れリスクに慎重にならざるを得ないという事情があります。審査を甘くしていると貸し倒れが数多く発生して、信用にかかわることになります。また、上限金利が低いので、貸し倒れが起こった際に利息分が少なく損失が膨らんでしまうという事情もあり、厳しく評価することになります。さらに、みずほ銀行カードローンの審査は、実際には補償会社であるオリコが行います。オリコはみずほ銀行だけではなく、他の様々な銀行カードローンの補償会社になっています。つまり、オリコが補償会社をしている他の銀行カードローンで延滞をしていれば、何年経っても記録が残っているため、みずほ銀行カードローンの審査に通ることはできません。このような事情により、厳しいというイメージになっています。補償会社についてでは、補償会社とは一体どのような役割を持っているのでしょうか?補償会社は申込者の審査や、返済ができなくなった人の代位弁済を行っています。なので、延滞があると補償会社がその分を銀行に支払い、補償会社が延滞分を取り立てることになります。みずほ銀行カードローンにおいては、それをオリコ、正式にはオリエントコーポレーションが担当しています。ということで、申込者は実際にはオリコの審査を受けることになるのです。審査の評判と口コミを紹介それでは、ここで実際にみずほ銀行カードローンを利用した人の口コミを見ていきましょう。審査に落ちた人の口コミ審査に落ちてしまった人の口コミからご紹介します。30代自営業・年収400万円の男性「自営業だったためか、収入証明書に不備があったためか、落ちた原因はわかりませんでした。」20代正社員・年収350万円の男性「他に消費者金融から借金をしていたため落ちたのではないかと分析しています。」審査に受かり満足している人の口コミ次に、審査に合格して利用後も満足している人の口コミです。30代個人事業主・年収400万円~600万円の女性「10万円~30万円の借入で完済しています。ウェブでの申し込みで、手続きも早くサービスに満足しています。」40代個人事業主・年収800万円~1000万円の男性「30万円~50万円の借入を完済。大手銀行の安心感は評価できる点です。」審査に受かったが不満のある人の口コミ最後に、審査には受かったものの利用には少し不満の残った人の口コミです。30代会社員・年収600万円~800万円の男性「50万円~100万円を完済しています。申し込んでから実際に借り入れるまで1週間近くかかりました。」30代会社員・年収600万円~800万円の女性「5万円~10万円を完済しています。ポイントがつかないなどの点は、ネット銀行と比較して便利さに欠けると思います。」口コミから考察するみずほ銀行カードローンの評判やはり他社で借金をしていたり提出書類に不備があったりすると、審査に通ることは難しいようです。ただし、個人事業主であってもお金を借りることに成功している人はいます。これは借入金額を低く抑えたためと思われます。また、審査期間の長さや便利さに欠ける点が課題となっています。みずほ銀行カードローンの審査に関するまとめみずほ銀行カードローンとその審査について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?みずほ銀行カードローンは金利については有利で、返済方法によっては手数料がかかることがあります。なお、審査はみずほ銀行に普通預金口座があるかどうかでプロセスが変わります。貸し倒れリスクに対して慎重なため、審査期間は長く審査も厳しくなりがちです。ただし借入額を低く設定すれば、自営業や個人事業主でも借り入れは可能です。審査が厳しいと言われると、どうしても利用を尻込みしてしまう銀行カードローンですが、金利もお得で信用もあるとなると、余裕があれば利用してみたいものです。また、みずほ銀行カードローンには、住宅ローンを利用していると優遇金利が適用されるメリットもあります。ぜひ利用を検討しましょう!
2020年05月03日急に大きなお金が必要になって、「カードローンでお金を借りるのはどうかな?」と考えているのでしょうか?それなら、みずほ銀行カードローンは有力な選択肢の1つになります。でも、初めてカードローンを利用するとなると支払いがどうなるのか心配ですよね?実は、みずほ銀行カードローンの金利は借りる額で大体決まっていて、その利率も他社と遜色ないものです。また、事前に少し注意をして審査に臨めばより低い率でローンを利用することができます。さらに、返済時には金利に応じて支払う利息の額についても注意が必要です。ということで、この記事ではみずほ銀行カードローンの金利について述べていきます。みずほ銀行カードローンの金利は借入額で変わるこれまでまったくカードローンを使ったことがなければ、「金利ってどうやって決まるのかな?すごく高かったらどうしよう」と心配になるかもしれません。しかし、最初に頭に入れておきたい点として、「常に同じ利率が適用されるわけではない」ということがあります。これはみずほ銀行カードローンに限らず、どこのローン会社でも同じです。一般的な原則として、借入額が多いほど利率は下がります。それは借入残高に金利をかけて利息が計算されるからで、少額の借り入れでは利息の額が少なくなるため金利は高くなります。逆にたくさん借りてもらえれば利息も一定額見込めるため、利率はそれに応じて下がるという仕組みです。では、具体的にはどのくらいになるかについて、以下で説明いたします。キャッシング時の金利の幅について広告やホームページなどに、カードローンの金利が表示されていることがあります。一番目立つように書かれている数字は、実は上限金利といって最も高い利率になりますので、必ずしもいつもその利率でしかお金が借りられないわけではありません。実際には、借入額または借り入れできる金額の枠である利用限度額に応じて金利が設定されることになります。それでは、みずほ銀行カードローンの場合の具体的な利率はどのようになるのでしょうか?それを示したのが下記の表になります。みずほ銀行カードローンの金利は変動金利を採用ただ、注意しないといけないのは、上記に示した数字はあくまでも現時点の話で、これが未来永劫続くというわけではないという点です。実は、みずほ銀行カードローンには変動金利が用いられています。ということで、借り入れをした後で利率が変更される、という可能性も十分考えられます。このように述べますと、「えっ、知らない間に返済額が増えていたらどうしよう」と不安になるかもしれません。しかし、借り入れしてから5年間は金利が据え置きとなっています。借りた即日に利率が急上昇する、ということはありませんので安心してください。初回利用者に適用される金利とはいえ、「よし、それなら初めて借りるけれども利用限度額800万円で金利を年4.0%にしてもらおう」というようなうまい話は存在しません。初回利用者はたいてい利用限度額も少なく、基準金利は上限の年14.0%が適用されることになります。この理由は、初回利用者は返済実績がなく、どのくらい確実にお金を返してもらうことになるのかがわからないからです。ということで、審査対象者の信用が得られておらず、最初から多くお金を借りることはできないというわけです。他行のカードローンとの金利比較それでは、みずほ銀行カードローンの金利水準は、他の銀行カードローンに比べてどうなのでしょうか?実は、他社に比べても引けを取らない水準になっています。それを示すために、下記で主な銀行カードローンと上限金利を比較してみましょう。もちろん借り入れには色々な条件がありますので単純な比較はできませんが、上表ではみずほ銀行カードローンが最も低くなっています。ということで、みずほ銀行にローンを申し込むことは決して損ではないことがおわかりいただけると思います。審査でより低い金利を適用してもらうためには?ということで、いよいよカードローンを申し込むことを決意したとします。でも、利用にあたってはできるだけ低い利率を適用してもらいたいですよね。もちろん初回利用時には上限金利になってしまうかもしれませんが、家賃と同じように引き下げを狙うことは不可能ではありません。それではどうすればいいのでしょうか?以下で審査によって低い金利を得る方法を解説いたします。[adsense_middle]事前の確認が重要まずはコミュニケーションが大事です。審査担当者とよく話をしておきましょう。そしてそれとなく情報を得ておくのが得策です。というのも、とうてい無理な利率を目指しても、あるいは本当はもっと下げられるのに諦めていると非効率だからです。どのくらいまでなら下げられるのか、またはそれ以上下がらない水準はどこなのかを把握して上手に立ち回るようにしましょう。そして、どうすればもっと下げられるのかを探っていくようにしましょう。着実に返済実績を積み上げるといっても、べつにウルトラCがあるわけではありません。低い金利を得るのに一番確実な方法とは、実はお金を借りてから毎月着実に返済を続けて実績を積み上げることです。急がば回れではありませんが、焦らないことが重要です。着実な返済を続けていると、次第に担当者の心証も良くなってきます。そして信頼を得ていくことになるでしょう。このあたりの感じは、コミュニケーションで掴んでいきましょう。そして、「毎回ちゃんと返してもらっているし、少し利率を下げて多く借りてもらってもいいかな」と思ってもらえばしめたもの。ここが低金利を得るチャンスです。増額申請して利用限度額を引き上げる具体的には、増額申請をして利用限度額を引き上げれば金利を下げることができます。ただし、必ずしも利用限度額いっぱいまでお金を借りる必要はありません。あくまでも利用限度額を引き上げるだけですので、その中で必要な額までローンを利用すればいいのです。注意しなければならないのは、増額申請は利用者側から積極的にしない方がいい、という点です。「増額させてください」というと、何かお金に困っているのではないかと疑われて、断られる可能性があります。あくまでも銀行側から増額案内が来れば申し込む、という形にしておきましょう。もちろん、何回か期限通りに返済したら案内が来る、といった保証はできません。ここは担当者と連絡を取りながら信用をそれとなくアピールして、我慢強く案内が来るのを待つ必要があります。そして、いざ増額の案内が来たら迷わず申し込んで、引き下げを得るようにしましょう。みずほ銀行の住宅ローン利用を同時に利用そして、みずほ銀行カードローンについては金利を下げるもう一つの方法があります。それはみずほ銀行の住宅ローンを同時に利用する、というものです。これにより、自動的に0.5%下げることができます。ただし、ここで気を付けなければならないのが「住宅ローンはカードローンを契約する前に利用を開始しておかなければならない」という点です。後から住宅ローンを組んでも引き下げは適用されないことに注意しましょう。ということで、家を買うと生活が苦しくなりそうでカードローンを使うかもと思った場合には、住宅ローン→カードローンの順に申込を行うようにしましょう。このあたりのことは、審査担当者にも事前に十分確認した方がいいです。返済額には利息と手数料も含まれるいよいよみずほ銀行カードローンからお金を借りて、返済を始めたとします。当然かもしれませんが、お金を借りると元本だけではなく金利の率に応じた利息というものを支払う必要があります。これはクレジットカードで分割払いをしたりキャッシングを受けたりした時と同じですね。さらに、場合によっては返済時に手数料を支払うこともあります。以下では、返済に関わる利息と手数料について述べていきます。[adsense_middle]返済額と利息の関係一般に、毎回の返済額は借金総額の一部である元本部分と金利に応じて計算された利息で構成されています。そして、利息は返済時に毎回かかってくるため、返済の期間が長引けば長引くほど利息の支払いが増えてしまい、返済総額は多くなってしまいます。なので、返済額を抑えるためには返済期間にも気を配るようにしましょう。返済額のシミュレーションそれでは、みずほ銀行カードローンでお金を借りるとどのくらいの利息を支払うことになるのか、具体的にシミュレーションして見てみることにしましょう。下記の表がその結果です。利用限度額100万円で10万円を年14.0%で借りた場合です。上記は、利息は大体こんな感じになるというイメージで参照にしてください。ATMで返済する場合の手数料ATMから返済を行う際には、手数料が発生する場合があります。利息以外にもお金を取られるのは痛いですね。具体的には、コンビニにあるATMから返済を行うと手数料を取られます。また、みずほ銀行以外の銀行ATMからや、みずほ銀行のATMからでも時間外の振込だと手数料が発生する場合があります。これを避けるには、銀行引き落としを設定しておけばいいでしょう。こうすれば、手数料は取られません。返済額を抑えるには繰り上げ返済を利用するでは、少しでも返済総額を減らすにはどうすればいいのでしょうか?元本を返さないわけにはいきませんが、利息なら返済期間を短縮して少なく払うことができます。具体的には、任意返済といって決められた金額以上に返済をすれば支払う利息を抑えられます。これは、繰り上げ返済となって返済期間が短くなるためです。こうしておけば、「きちんと返済してくれる」となって実績や信用を得ることにもつながるでしょう。まとめ:みずほ銀行カードローンの金利についてみずほ銀行カードローンとその金利について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?カードローンの金利は画一的ではなく、利用限度額によって段階的に設定されています。また、返済実績を積み上げることによって利率を下げることも可能になります。さらに、返済期間が延びると支払利息が増えて返済総額も増えてしまうため、繰り上げ返済で少なくすることを検討しましょう。カードローンを使うとなると、誰でも最初は不安になるものです。ですが、みずほ銀行カードローンなら利息も抑えることができて、うまく使えばあなたの味方になります。ぜひ選択肢の1つに加えましょう。
2020年04月28日