ザック・エフロンがハリウッドの殿堂入りを果たし、「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」に2767番目の星型プレートを獲得した。お祝いセレモニーが開催され、『The Iron Claw(原題』)共演者のジェレミー・アレン・ホワイトと監督のショーン・ダーキン、友人のマイルズ・テラーが駆け付けた。共に36歳のマイルズとザックは、2014年に『恋人まで1%』で共演して以来の友人だという。マイルズは「私たちの世代でザックは初の“本物のスター”でしたし、現在もそうです」と称賛した。ザックはこの記念すべき日に、10月に亡くなったマシュー・ペリーを追悼した。「今日ここにはいないけれど、絶対に名前を挙げたい人がいて。それはマシュー・ペリーです。『セブンティーン・アゲイン』で共演した時、彼はとても親切でやさしかった。彼とのコラボは本当に楽しくて、いろんな意味で私を突き動かし、モチベーションをアップさせてくれました。それが、私がキャリアの次章に進む後押しになりました。マシュー、本当にありがとう」と感謝を述べた。先月、マシューが生前、「自身の伝記映画を製作してザックに“若い頃のマシュー”を演じてもらいたいと望んでいた」と報じられた。この報道を知ったザックは、「彼は私のメンターでした」「とても光栄です。ぜひやりたい!」と話しており、実現が待たれる。(賀来比呂美)
2023年12月12日12月10日(現地時間)、第49回ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。作品賞を受賞したのは、ジョナサン・グレイザー監督の『The Zone of Interest(原題)』。次点はクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』だった。昨年は同賞を『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と『TAR/ター』が受賞し、前者はアカデミー賞の作品賞にも輝いた。グレイザーは監督賞も受賞した。監督賞の次点は『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス。主演賞はサンドラ・ヒュラー(『The Zone of Interest』『Anatomy of a Fall』)とエマ・ストーン(『哀れなるものたち』)、助演賞はレイチェル・マクアダムス(『Are You There, God? It’s Me, Margaret.』)とダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers』)。ロサンゼルス映画批評家協会賞は昨年より演技部門で性別による区分けを廃止している。アニメ映画賞には宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が選ばれた。昨年は同賞を『ギレルモ・デルトロのピノッキオ』が受賞し、その後アカデミー賞で長編アニメ映画賞受賞を果たしている。今年の受賞者は、2024年1月13日に開催される同協会の晩餐会で表彰される。第96回アカデミー賞のノミネーションはその10日後に発表予定となっている。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年12月11日先週末、北米でスタジオジブリ×宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』が封切られた。オープニング週末の興行収入は1280万ドル(約19億円)で首位発進。「Deadline」によると、これは同作の北米配給を行うGKIDSとスタジオジブリ、宮崎監督にとって、北米オープニング興収の歴代最高記録だという。10日付の北米ランキングでは1位が同作、2位が『ハンガー・ゲーム』の前日譚映画『The Hunger Games: The Ballad of Songbirds & Snakes(原題)』、3位が『ゴジラ-1.0』となっている。『君たちはどう生きるか』の英題は「The Boy and the Heron」で、日本語版では菅田将暉が務めた青サギ役の声優をロバート・パティンソンが担当。ロバートにとって本格的な声優の仕事は今回が初めてだったが、きちんと自分で準備を進めていた模様。スタジオ入りする際に、青サギになりきった声をiPhoneに録音してきており、音響監督のマイケル・シンターニクラスに聞かせたという。監督は「オー、ビンゴ!すっかり役をものにしているね!」と太鼓判を押したそうだ。同作は、9月にトロント国際映画祭でオープニング作品として日本以外で初めて上映され、話題になった。先週、アカデミー賞長編アニメ賞の選考対象となる33作品に、『すずめの戸締まり』などと共に選ばれ、受賞が期待されている。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年12月11日映画芸術科学アカデミーは、第96回アカデミー賞授賞式における長編アニメ映画賞、国際長編映画賞の選考対象作品を発表した。長編アニメ映画賞の選考対象となるのは33作品。日本からは宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』、井上雄彦監督の『THE FIRST SLAM DUNK』、立川譲監督の『BLUE GIANT』、原恵一監督の『かがみの孤城』、新海誠監督の『すずめの戸締まり』が選出されている。任天堂とイルミネーションが共同製作し、今年世界中で大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』も。ほかには、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『マイ・エレメント』『ウィッシュ』などの作品が挙がっている。ここから最終的に5本がノミネート作品として絞られ、受賞作品が決定する。長編アニメ映画賞に出品された作品は、作品賞を含むほかの部門のアカデミー賞候補になる可能性もある。昨年、長編アニメ映画賞の選考対象となったのは27作品で、受賞したのは『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』だった。国際長編映画賞の選考対象として発表されたのは、日本の『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)を含む88作品。こちらはノミネート投票に進むことになる15作品のショートリストが、今月21日に発表予定だ。(賀来比呂美)■関連作品:THE FIRST SLAM DUNK 2022年12月3日より全国にて公開© I.T.PLANNING,INC. © 2022 SLAM DUNK Film PartnersBLUE GIANT 2023年2月17日より全国にて公開©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会©2013 ⽯塚真⼀/⼩学館すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会かがみの孤城 2022年12月23日より公開©2022「かがみの孤城」製作委員会君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年12月08日テイラー・スウィフトが「TIME」誌の「今年の人」に選ばれた。最終候補に挙がっていた英国王チャールズ3世、トランプ前大統領、プーチン大統領、バービーといった錚錚たる顔ぶれからテイラーが選出された理由について、同誌の編集長サム・ジェイコブスは次のように話している。「どんな年にも光と闇はあるが、2023年は著しく闇が占める一年だった。多くの組織が破綻し分断された世界において、テイラー・スウィフトは国境を越え、光の源となる方法を見つけた。今日の地球上で、こんなにも多くの人を感動させられる人は他にいない」。テイラーはSNSで「TIME」誌の表紙画像や記念ショットと共に報告。「私を『今年の人』に選んでくれた『TIME』誌に最大の、大声の、攻めの強い、大興奮の感謝を伝えたい」と喜びにあふれる文をつづった。表紙画像は愛猫ベンジャミン・バトンを首に巻いて撮影しているワイルドなものもあり、テイラー&猫好きなファンたちをより喜ばせた。「本当に大好き。私たちにとってあなたは毎年『今年の人』!」「今日はアメリカ中の猫好き女性がずっと忘れない日になる。ありがとう、テイラー・スウィフト!」などと祝福している。アーティストが「今年の人」に選ばれたのは今回が初めて。なお、昨年の「今年の人」はウクライナのゼレンスキー大統領だった。(賀来比呂美)
2023年12月07日数日前、「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2より初映像が公開された。シーズン2は、シーズン1が放送された2022年8月から約2年後となる「2024年夏」の放送が予定されているが、まもなくシーズン3、4の製作準備も始まる模様。原作者のジョージ・R・R・マーティンがブログで明らかにした。最近、出張で数年ぶりにロンドンを訪れ、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のショーランナー、ライアン・コンダルにシーズン2の最初の2話を見せてもらったというマーティン。まだ編集が完成していないラフカットではあったというが、「どちらのエピソードもただただ素晴らしい。ダークです。非常にダークですよ。視聴者を泣かせるかもしれませんね。パワフルでエモーショナル、胸がえぐられるような、張り裂けそう。私が好きな感じのものです」と満足気だ。ロンドンでは2日間、ランダルや脚本家たちと部屋に閉じこもってシーズン3とシーズン4についてのディスカッションも行ったという。「活気のある、楽しいディスカッションでした。いい仕事ができたけれど、2日間では全然足りなかったですね」とつづった。マーティンは以前、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が何シーズンになるかについて、「4シーズン」と語ったことがある。(賀来比呂美)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2023年12月07日12月4日(現地時間)、ペネロペ・クルスが英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)のイベント「A Life in Pictures BAFTA」に出演。最新作『Ferrari(原題)』について語った。ペネロペは同作で「フェラーリ」の創設者エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライバー)の妻ラウラを演じている。ラウラの役作りのため、様々な人に聞き込みを行ったというペネロペは心無い言葉を聞くこともあったという。「ラウラは病気で子どもを亡くして、それでエンツォとの関係にひびも入ったというのに、思いやりがない」と苦言を呈した。「もしかすると、彼女がビジネスに関わっていてそれが歓迎されていなかったからでは?当時はあのような会社で女性が発言権を持つのはとても難しかったから。でもこういうのは何だけど、私はいまの時代もそう感じる。世界中の多くの場所でもそう」と、現代における女性の状況について話題を発展させた。「映画業界において、『(女性に対する扱いが)これだけ変わったのは素晴らしいこと』と言われたり、聞かれたりするのが嫌だ。だって、それは嘘だから。そんなに変わっていない。ほんの少しは変わったかもしれないけれど」と不満をあらわにした。そこで、ペネロペと『Ferrari』のマイケル・マン監督は映画を通じてラウラに声を与えたという。「その役にマイケルが私を選んでくれたことは、本当に光栄に思う」とマン監督に感謝の意を表した。(賀来比呂美)
2023年12月06日先月、任天堂よりゲーム「ゼルダの伝説」の実写版映画を製作することが発表された。ゲーム・映画ファンは「『ロード・オブ・ザ・リング』のような作品になるのかな?」と予想する人もいたが、監督のウェス・ボールは違うビジョンを描いているようだ。「この素晴らしいファンタジー・アクション映画は、『ロード・オブ・ザ・リング』とは異なります。独自のものなのです。これまで言ってきたことですが、私は実写版の宮崎駿作品が観たい。彼が生み出す不思議なものや斬新さ、そういうものを観たいんです」と「Entertainment Weekly」誌に語った。「すごいことになりそうです。私の人生はここにつながっていたんだなと。私はゼルダで育ってきたし、ゼルダは最重要な財産です。言わば手付かずのIP(知的財産権)ではないでしょうか。だから、私たちは一生懸命取り組んでいます。ただできるから、やろうというわけではないんです。本当に特別なものを作りたい」と続けた。ボール監督のコメントに、映画ファンやジブリファンはやや辛口な反応だ。「素晴らしい考え。でも観るまでは信じられない」「なるほど。いまのところはいい感じ。でもボール監督は発言に気を付けたほうがいいかも。自らハードルを上げているし、ファンをかなり期待させたよ」などのコメントを寄せている。(賀来比呂美)
2023年12月06日今年、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン12「American Horror Story: Delicate(原題)」に出演したキム・カーダシアンが、同ドラマのクリエイターのライアン・マーフィーが手掛けるHuluのリーガルドラマ(タイトル未定)に主演するという。「Deadline」が報じた。キムが演じるのは、ロサンゼルスで最も成功を収めている離婚弁護士で、女性しかいない法律事務所のオーナーという役。脚本は「ブラザーズ&シスターズ」のジョン・ロビン・ベイツと「アメリカン・ホラー・ストーリー」のジョー・ベイクン。キムの母クリス・ジェンナーが製作総指揮に名を連ねる。私生活では3度の離婚歴があり、弁護士を目指して勉強し続けているというキムと、今回演じる離婚弁護士役が「ぴったりすぎる」「キムのために作られたキャラなのかな?」と期待を寄せるコメントもみられる。キムは先週、Netflixのコメディ映画『The Fifth Wheel(原題)』にも主演が決定したと報じられており、俳優としての活躍の幅を広げている。(賀来比呂美)
2023年12月05日来月7日に60歳の誕生日を迎えるニコラス・ケイジが、近いうちに映画俳優業からの引退を考えているようだ。「UPROXX」のインタビュー記事で明らかにした。「現時点で45年間俳優をやってきて、100本以上の映画に出演した。映画を通じて言うべきことは言えた気がする。ピークの時に『アディオス』と言って去りたい。そこに行きつくにはあと3,4本出演してからかな」と語っている。映画に関しては今年主演したA24×アリ・アスター製作『Dream Scenario(原題)』が自身にとって最盛期の作品にあたると考え、最後にしたかったようだ。しかし、すでに出演契約を結んでいる作品がいくつかあり、それについてはしっかり出演するとのこと。ニコラスは「来月60歳になる。父は75歳で亡くなった。私に運があれば父よりもう少し長生きできるかな。あと15年間でなにができるだろう。大切なものは?大切なのは子どもたちだ。私には小さな娘もいる」と今後の人生について考えている模様。そこで、映画俳優を引退後はテレビ俳優として生きる道も示唆している。家族と離ればなれにならず、一か所にとどまって撮影できるようなドラマが見つかれば「個人的に最高だ」と期待を寄せている。昨年、ニコラスと妻リコ・シバタの間に第1子オーガストちゃんが誕生した。ニコラスにはオーガストちゃんのほかに息子2人がいる。(賀来比呂美)
2023年12月05日モロッコのタンジェを拠点とする製作会社「Kasbah Films」が、モロッコを舞台とする米国、英国のプロジェクトを多数確保したことが分かった。そのうちの一本が、ニコラス・ケイジが2005年に武器商人ユーリ・オルロフを演じた『ロード・オブ・ウォー』の続編だ。同社のカリム・デバフがマラケシュ映画祭にて「Variety」誌に語った。『ロード・オブ・ウォー』続編は、来年3月からモロッコで40日間の撮影を予定しているという。「リビア、エジプト、セネガル、マリなどのアフリカの4、5か国、それと中東のいくつかの国々での撮影を検討していましたが、モロッコではそれらの国で撮れるものがほとんど撮れることがわかりました」とデバフ。「カサブランカは実に多様性に富んでいて、セネガルのように見える地域もあれば、カリフォルニアの高級住宅地のような地域もあります。リビア、イエメン、シリアに似た場所を求めるならマラケシュ周辺です」と、多種多様の景色が広がるモロッコでの撮影に自信を見せた。『ロード・オブ・ウォー』の続編が製作されると報じられたのは、今年5月のことだった。前作と同様、アンドリュー・ニコルが監督・脚本、ニコラスが主演を務め、新たにビル・スカルスガルドがオルロフ(ニコラス)の息子役として出演するという。(賀来比呂美)
2023年12月04日現在、サウジアラビアで開催中の紅海国際映画祭にウィル・スミスが出席。トークセッションにて、2007年に主演し大ヒットした『アイ・アム・レジェンド』の続編製作の進捗状況について語った。※以下、『アイ・アム・レジェンド』ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。続編では、マイケル・B・ジョーダンと共演するというウィル。「明日、マイケル・B・ジョーダンと電話することになっています。ぼくらはすごく仲が良くて。ちょうど脚本が届いたばかりなんですよ」と話し、笑顔を見せたウィル。『アイ・アム・レジェンド』で演じたロバート・ネビルは最後に死んでしまったが、ウィルによれば続編は、「DVDに収録された別エンディングでは私が演じたキャラクターは生きているので、その続きが描かれます」とのことだ。映画ファンは「DVDに別エンディングがあったなんて知らなかった」「まずはそのエンディングを観てみよう」「むしろDVD版のエンディングの方を、劇場版にするべきだった」「1作目の大ファンだから、2作目にも期待しています」などの声を寄せている。『アイ・アム・レジェンド』は、リチャード・マシスンの小説「地球最後の男」を原作とした実写映画。舞台は、ウイルス感染により人口のほとんどが死滅した地球で、ウィルは荒れ果てたニューヨークで愛犬と共に暮らす主人公のロバート・ネビルを演じた。(賀来比呂美)■関連作品:アイ・アム・レジェンド 2007年12月14日よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国にて公開© 2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
2023年12月04日イーライ・ロス監督作『サンクスギビング』の続編が製作されることが明らかになった。ロス監督が「速報です。殺人鬼ジョン・カーヴァーが帰ってきます。『サンクスギビング』の続編製作にGOサインが出ました」とインスタグラムで報告した。ロス監督は、「公開中に『サンクスギビング』をぜひ映画館の大きなスクリーンで観てくださいね。続編は2025年に公開です。これから1年かけて脚本を仕上げます。今日から取り掛かりますよ」とキャプションを添えた動画を投稿。動画でも「前作よりいいものを作ります!」と意気込み、うれしそうな表情を見せている。『サンクスギビング』は先月アメリカで公開され、現在も上映中のホラー映画。本作は、2007年に映画2本(ロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラー』&クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ』)と実在しない映画の予告編4本で構成された『グラインドハウス』の中で上映された予告編『感謝祭』を映画化したもの。この予告編のメガホンを取ったのもロス監督だった。『サンクスギビング』にはパトリック・デンプシー、アディソン・レイ、ジーナ・ガーションらが出演。日本では今月29日より公開開始となる。(賀来比呂美)■関連作品:サンクスギビング 2023年12月29日より全国にて公開
2023年12月01日11月30日(現地時間)、第89回ニューヨーク映画批評家協会賞が発表された。作品賞は、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、監督賞はクリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)、主演女優賞はリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)、主演男優賞はフランツ・ロゴフスキ(『パッセージ』)、助演女優賞はダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers』)、助演男優賞はチャールズ・メルトン(『May December』)、アニメ映画賞は宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が受賞した。「Variety」誌によると、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞を受賞した映画は、アカデミー賞の作品賞に候補入りすることがほとんどであり、2009年から今年まで候補入りを逃したのは『キャロル』と『ファースト・カウ』のみとのこと。スコセッシ監督がニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞を獲得したのは、『グッドフェローズ』『アイリッシュマン』に続く3度目。80年以上の歴史を誇る同賞で、ほかに作品賞を3度受賞した監督は、ハリウッド黄金期に活躍したウィリアム・ワイラーとフレッド・ジンネマンだけである。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliキラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2023年12月01日アリ・アッバシ監督(『聖地には蜘蛛が巣を張る』)がメガホンを取る『The Apprentice(原題)』で、セバスチャン・スタンが主人公の若きドナルド・トランプを演じることが分かった。「Deadline」が報じた。キャストはほかに、ロイ・コーン役にジェレミー・ストロング(「サクセッション」)、イヴァナ・トランプ役にマリア・バカローヴァ(『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)が決定しているという。製作は今週スタート。本作のプロットは、「腐敗と欺瞞に満ちた世界を舞台に、権力と野心を探求する物語」であり、「70年代から80年代にかけて不動産業で上り詰めたトランプの奮闘を描き、また、悪名高い弁護士ロイ・コーンとの関係を深掘りする」とのこと。映画ファンのXでの反応は、「セバスチャンをトランプにするためには、メイクさんがすごく苦労する」「セバスチャン、なぜトランプを演じることになったの?」など、キャスティングに不満を募らせている声が多い印象だ。(賀来比呂美)
2023年11月30日2022年に公開されたブラムハウスのホラー映画『ブラック・フォン』の続編に、前作のキャストが帰ってくることが分かった。「Deadline」が報じた。カムバックが決定したのはイーサン・ホーク(グラバー)、メイソン・テムズ(フィニー)、マデリーン・マックグロウ(グウェン)、ジェレミー・デイヴィス(テレンス)、ミゲル・モーラ(ロビン)。監督は引き続きスコット・デリクソンがメガホンを取り、脚本もデリクソン&C・ロバート・カーギルのデュオが担当する。前作は、サディスティックな連続殺人犯“グラバー”に誘拐され、防音の地下室に閉じ込められた13歳の少年フィニーの物語。地下室の壁には古い黒電話が取り付けてあった。グラバーは「壊れていて通じない」と言っていたが、ある時電話が鳴る。過去にグラバーの餌食となった被害者の子どもたちが、電話を通じてフィニーを脱出させようと試みて…。続編の内容は不明だが、映画ファンは前作のキャストが続投ということで期待が高まった模様。特に、フィニー&グウェン兄妹を演じたメイソン&マデリーンが再出演するということに、「将来有望な2人のスターをまた見ることができてうれしい!」と喜びの声が上がっている。『Black Phone 2』は2025年6月27日全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ブラック・フォン 2022年7月1日より全国にて公開© 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2023年11月30日Amazonで、人気ドラマ「ザ・ボーイズ」のスピンオフ作品をメキシコで製作するという企画が持ち上がっているという。「Variety」によると、舞台はメキシコシティで、言語はスペイン語になる模様。製作は「ザ・ボーイズ」と同様、ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオで、脚本は『ブルービートル』のギャレス・ダネット=アルコセルが手掛ける。製作総指揮には「ザ・ボーイズ」のエリック・クリプキ、セス・ローゲンらのほか、メキシコ出身のディエゴ・ルナ&ガエル・ガルシア・ベルナルも加わる可能性があるようだ。製作にGOサインが出れば、今作は「ザ・ボーイズ」のドラマシリーズで3つ目の作品となる。メインの「ザ・ボーイズ」は2024年にシーズン4を配信予定。2つ目のスピンオフ作品「ジェン・ブイ」が9月から配信中で、すでにシーズン2の製作が決定している。また、「ザ・ボーイズ」には「ザ・ボーイズダイアボリカル」という全8話のアニメ版も作られており、Amazonで配信中だ。ファンは「メキシコ版のホームランダーはだれが演じるんだろう?」「スピオンオフだからって、クオリティーが落ちないといいけど。ちなみに『ジェン・ブイ』シーズン1はすごくよかった」「どこの世界に広がっていこうと、私は『ザ・ボーイズ』関連作品は観る!」などのコメントをXに寄せている。(賀来比呂美)
2023年11月29日11月27日(現地時間)、第33回ゴッサム賞授賞式が開催された。A24の『Past Lives(原題)』が最高賞の作品賞を受賞した。同作はセリーヌ・ソンの長編監督デビュー作。韓国・ソウルの幼なじみの男女が、片方の家族がカナダに移住したことで疎遠になるも、20年以上の時を経て再会するという恋愛ドラマだ。セリーヌ・ソンの半自伝的な物語であり、セリーヌ・ソンは脚本も手掛けている。主演はグレタ・リー(「ザ・モーニングショー」ステラ役)、ユ・テオ(『めまい 窓越しの想い』)。今年1月、サンダンス映画祭にて世界初公開された。ゴッサム賞の作品賞を受賞したことに、映画ファンは「とても美しい映画」「作品賞にふさわしい」「オスカーの作品賞にもノミネートされますように」「今年、私を泣かせた唯一の映画」などの感想をXに寄せている。山田太一の小説「異人たちとの夏」をアンドリュー・ヘイ監督が映画化した『異人たち』は、脚本賞(アンドリュー・ヘイ)、国際長編映画賞、主演賞(アンドリュー・スコット)、助演賞(クレア・フォイ)の最多4ノミネートを果たしたものの、受賞ならず。脚本賞&国際長編映画賞は『Anatomy of a Fall』、主演賞はリリー・グラッドストーン(『The Unknown Country』)、助演賞はチャールズ・メルトン(『May December』)が受賞した。(賀来比呂美)
2023年11月29日今月初め、「マーベルで『アベンジャーズ』のオリジナルメンバーを再集結させようという動きが出ているらしい」といううわさがネット上を駆け巡った。オリジナルメンバーとは、クリス・ヘムズワース(ソー)、ロバート・ダウニー・Jr.(アイアンマン)スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドウ)、ジェレミー・レナー(ホークアイ)、マーク・ラファロ(ハルク)、クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)だ。これについて、先日トーク番組「The View」に出演したクリスは「そういった報道は、ぼくもいつも見ている。ぼくにとってもニュースなんだ。2か月おきくらいに、だれかがダウニー、ヘムズワース、スカーレットそれにみんなが戻ってくるって言うのを見ている気がするよ」とコメント。「(マーベルの)だれもぼくにそういう話はしてきてない。『絶対にない』とは言わないけれど…ぼくは守りたいという気持ちが強い。この役はすごく大切だから、しっくりこないとダメなんだ」と語っている。『アベンジャーズ』シリーズは、2026年に『Avengers: The Kang Dynasty(原題)』、2027年に『Avengers: Secret Wars(原題)』が公開されることが決定している。後者の脚本は「ロキ」のクリエイターのマイケル・ウォルドロンが担当することが発表されていたが、「Deadline」によるとウォルドロンは前者の脚本も手掛けることになったという。(賀来比呂美)■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 2015年7月4日より全国にて公開© Marvel 2015アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVELアベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019
2023年11月28日パリス・ヒルトンに第2子女児が誕生したという。パリスがサンクスギビングデーにインスタグラムで報告した。赤ちゃんの名前は「ロンドン」ちゃんだという。2021年に実業家のカーター・リウムと結婚したパリスは、今年1月に代理母出産によって第1子男児「フェニックス」くんを授かったことを報告。ロンドンちゃんも代理母出産によってもうけたことをパリスの代理人が「AP通信」に認めている。インスタグラムでのロンドンちゃんのお披露目はまだだが、お祝いムードは十分に感じられる。パリスはライトアップしたピンクのクリスマスツリーのそばで、「ベイビー・ロンドンのお祝いをしている」という様子を収めた画像や動画を投稿。フェニックスくんを抱き、ツリーのそばに寄って「きれいなツリーだね。気に入った?」と見せると、フェニックスくんはツリーにやさしくタッチ。その姿が「なんとも愛らしい」と評判だ。ロンドンちゃん誕生の報告には、ナオミ・キャンベル、カーダシアン一家、デミ・ロヴァート、ダコタ&エル・ファニング姉妹らセレブから祝福が殺到。ファンからは「オーマイガッド。女の子が生まれたら『ロンドン』と名付けると、ずっと前から言っていたよね」「次の子の名前にはぜひリオ(・デ・ジャネイロ)も候補に入れて」などのコメントが寄せられている。(賀来比呂美)
2023年11月27日ハリウッドで118日間に及んだストライキが終わり、様々な作品の製作や撮影が再開されている。『ヴェノム』第3弾もそのうちの一本だ。主演のトム・ハーディが、インスタグラムで「ありがたいことに、撮影に戻ることができた。この場を借りて、『ヴェノム』第1弾からこれまで一緒にやってきてくれたチームのみんなに感謝したい。最高のキャストとスタッフ、それによき友人と家族たち。私たちは大きな進歩を遂げた」と報告し、自分を支えてくれた周りの人たちに感謝の意を表した。トムが長文の感謝レターと共に投稿した写真には、トムと一緒にケリー・マーセル監督とスタントマンのジェイコブ・トムリが写っている。マーセル監督は『ヴェノム』では共同脚本、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ではトムと共に脚本を書き、今作では再びトムと共同執筆を行い、さらにメガホンも取っている。そんなマーセル監督に、トムは「今回の作品で指揮を執っているあなたを見ると、誇らしい気持ちになる。本当に光栄だ」と感慨深げにつづった。ジェイコブは2013年からトムのスタントダブルを務めており、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』でも活躍した。ジェイコブのことを「大切な友人」と呼ぶトム。本人が「ジェイコブ、きみはやっぱり俺とそっくりだよ。ブラザー!」と認めるくらい2人はそっくりだ。(賀来比呂美)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVELヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2023年11月27日Netflixの大ヒットドラマ「イカゲーム」のリアリティーショー版で、11月22日から配信中の「イカゲーム:ザ・チャレンジ」。賞金456万ドルを目指し、世界各国から集まった出場者が「イカゲーム」さながらのスリリングなゲームに挑戦するという番組だ。「The Hollywood Reporter」によると、この番組の撮影が行われた1月、出場者から負傷者が出てしまったという。2人の負傷者の代理人となったイギリスの法律事務所「Express Solicitors」の社長ダニエル・スレイドが、番組の製作会社「Studio Lambert」に手紙を送付したと報告。必要に応じて法的措置を取ることを示唆した。負傷者は、撮影現場の健康と安全性に対する基準の低さが原因で低体温症や神経の損傷を起こしたと主張しており、損害賠償を求めている。スレイドは「出場者は楽しいことに参加していると思っていましたし、まさかケガをするなんて考えもしませんでした」と苦言を呈した。寒空の下、気絶した人がいて救急隊員が呼ばれたことや、サイズの合わない服を渡されて寒さが堪えた出場者の話なども明かしている。一方、製作側は「私たちにとって健康と安全が最優先であるのは明らかなこと」であり、「撮影中に起こりうることを予測し、実際に厳しいテストを行い、適切な措置を講じていました」と万全の態勢であったと主張している。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月24日オスカー俳優のジェイミー・フォックスが、ある女性に性的暴行を加えたとして訴えられた。「People」誌がニューヨーク最高裁判所に提出された女性の訴状を入手した。※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。訴状によると、2015年8月、友人と共にニューヨークのレストランのルーフトップバーを訪れた女性はジェイミーが来店していることに気づき、写真を撮らせてもらえないかと声をかけた。ジェイミーは「もちろんだよ、ベイビー」と快諾。何枚か写真を撮ったというが、その時のジェイミーは泥酔しているように見えたという。女性はジェイミーに店の奥の方に連れていかれ、「ワオ…スーパーモデルみたいなボディだね」「とてもいい匂いがする」などと言われた。そしてジェイミーは女性のトップスの下に両手を入れて触ってきたため、女性はジェイミーから離れようとした。近くにセキュリティースタッフがいたが、見て見ぬふりをして去っていったという。すると、ジェイミーは女性の下半身にまで手を入れて触ってきた。女性の友人がやってくると、やっと止めたということだ。女性は「肉体的、精神的に傷つき、不安、苦痛、経済的な損害を受け続けている」として損害賠償を求めている。ジェイミー側は「そのような事件は決して起きていない」と広報担当者が声明を発表し、全否定している。ニューヨーク州では、2022年11月24日から2023年11月24日の一年間に限り、「Adult Survivors Act」が施行されていた。これは、成人の性的暴行被害者が、いつ被害を受けたかということに関わらず(時効が過ぎていても)加害者に対して民事訴訟を起こすことができるという法律。施行中に訴えを起こされたセレブリティにはジェイミーのほかにアクセル・ローズ、キューバ・グッディング・Jr.らがいる。(賀来比呂美)
2023年11月24日ハリウッドにおいて、イスラエルとイスラム組織ハマスによる軍事衝突に対する映画人の挙動が、本人のキャリアに影響を及ぼすものとなっている。「Variety」誌によると『スクリーム』『スクリーム6』でサム・カーペンター役を演じ、続編の『Scream 7(原題)』でも同役を演じる予定だったメリッサ・バレラも影響を受けた一人。SNSで「この2週間、アカウントをフォローするなどして、パレスチナ側の動画や情報を積極的に探しています。なぜかって?だって西側メディアは片方(イスラエル)のことしか報じないから」「ユダヤ人がメディアを支配している」といった投稿をしたことが問題視されて『Scream 7』から降板させられてしまった。監督のクリストファー・ランドンはメリッサの“クビ”について「これが私からの声明です。最悪だ。わめくのはやめてくれ。これは私が決めたことではない」とXに投稿し、嘆いた。米大手エージェンシーCAAの映画部門共同責任者だったマハ・ダヒルは、「フリーパレスチナ(パレスチナを解放せよ)」というインスタグラムのアカウントの投稿をリポスト。イスラエルの大量虐殺を批判したところ、その職を解かれた。エージェントでいることは許されているという。彼女の最も重要なクライアントであるトム・クルーズは、CAAに対してマハを支持すると明言し、サポート。今月15日、トムはCAAまで出向きマハに直接会うという機会を設けたようだ。(賀来比呂美)■関連作品:スクリーム(2022)
2023年11月22日マイケル・B・ジョーダン主演作『クリード』シリーズの第4弾が製作されることが分かった。同シリーズでプロデューサーを務めてきたアーウィン・ウィンクラーが、「Deadline」のイベントで明かした。ウィンクラーは、「現在『クリード4』の製作を予定しています。本当にいい物語とプロットがあります。ストライキのせいで少し遅れてしまっているのですが、いまから1年後くらいには撮影前の準備に入れるでしょう」とのこと。また、ウィンクラーと共に第3弾の製作を務めたエリザベス・ラポーゾは、「第3弾が成功したこと、もっと観たいという人たちがたくさんいることは本当にうれしいです」と語った。第4弾の監督は、第3弾『クリード 過去の逆襲』で長編監督デビューを果たしたマイケルが続投するという。ウィンクラーは「彼が(監督に)なるでしょう。とてもいい仕事をしましたからね。カメラの扱いも慣れていますし」とマイケルの監督ぶりに太鼓判を押している。マイケルは今年初め、米情報番組「Good Morning America」に出演した際に「また監督をやってみたいかと聞かれて「やるべきです」と答えた。「最初の挑戦で学んだすべての教訓を生かして、またやりたいです。(監督業が)すごく好き。大好きなんです」と話していた。(賀来比呂美)■関連作品:クリード 過去の逆襲 2023年5月26日より全国にて公開© 2023 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved. CREED is a trademark of Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.
2023年11月21日2000年代にマット・デイモンをアクションスターへと押し上げた『ボーン』シリーズの新作が製作されるようだ。「Variety」によると、現在ユニバーサルで企画の初期段階のため脚本家もキャストも決まっておらず、マットやジェレミー・レナーといったオリジナルメンバーが続投するかは不明とのこと。脚本が仕上がり次第、まず最初にマットにオファーをかける模様だ。マットはシリーズ5本のうち『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』『ジェイソン・ボーン』の4本でシリーズジェイソン・ボーン役を演じた。4作目の『ボーン・レガシー』のみ出演していない。監督については、ユニバーサルが今年のアカデミー賞で国際長編賞を含む4部門で受賞した『西部戦線異状なし』のエドワード・ベルガー監督と交渉中とのこと。契約が成立すれば、これまで『ボーン』シリーズのメガホンを取ったダグ・リーマン(1作目)、ポール・グリーングラス(2・3・5作目)、トニー・ギルロイ(4作目)という豪華な顔ぶれに加わることになる。映画ファンは「『ボーン』は素晴らしいシリーズだからうれしい」「マット・デイモンのカムバックなしに『ボーン』はありえない」「絶対に実現してほしい」などのコメントをXに投稿している。(賀来比呂美)■関連作品:ボーン・レガシー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. All Rights Reserved.西部戦線異状なし
2023年11月21日11月19日(現地時間)、メキシコシティで行われたコロナ・キャピタル・ミュージックフェスティバルにスキ・ウォーターハウスが出演。ステージでパフォーマンス中に、恋人ロバート・パティンソンとの間に第1子を妊娠していることを公表した「今日はキラキラしたものを着ようと決めていたんです」と観客に語りかけたスキ。その言葉通り、キラキラ輝くミニドレス&ボリューミーなファージャケットといういで立ちだったが、ゴージャスな衣装以上に目立っていたのが膨らんだお腹だ。「そうすればみんなに“ほかに起きていること”から気をそらせるかなと思って。うまくいったかわからないけど」とジャケットをめくってチラッとお腹を見せるジェスチャーをし、ジョークを交えて妊娠していることを明かした。満面の笑顔を見せるスキに、観客は大歓声を送った。スキとロバートは2018年から交際しており、今年、同棲をスタートしたという。先月、スキがポットキャスト「Driven Minds: A Type7」に出演した際に、「私はすごくラッキー。彼は散らかっていてもカオスでも受け入れてくれて、なにも言わない。かわいらしいと思っているみたい。だから私は本当にラッキー」と語っていた。(賀来比呂美)
2023年11月21日11月16日(現地時間)、ディズニーのCEOボブ・アイガーが米情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演。『アナと雪の女王』第4弾の製作の可能性について語った。「『アナと雪の女王』の3作目が進行中ですが、4作目も作るかもしれないんです。でもいまのところは、これらの映画について言えることはそんなにありません。『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』を作った(監督の)ジェン(ジェニファー)・リーが、ディズニー・アニメーションの彼女のチームと一緒に1つではなく実際は2つの物語に打ち込んでいます」とのこと。夫婦で前2作の歌曲を担当し、大ヒット曲「レット・イット・ゴー」を作ったクリステン・アンダーソン=ロペスは、アイガーのこの発言を受けて「ええと、ここでだんまりしていましたが、実はそうなんです。#アナと雪の女王3 #アナと雪の女王4」とXにポストし、夫婦で再び続編に携わっていることを明かした。ファンは「映画2本?最高の日だ!」「あなた方が再び歌を作ってくれると知り、とてもうれしいです」と喜びの声を上げているアナ役のクリスティン・ベル&エルサ役のイディナ・メンゼルもインスタグラムのストーリーズで、本件の記事をシェアしてファンに報告している。(賀来比呂美)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2023年11月17日米動画配信サービス「Peacock」が、ドラマ版「テッド」のティザー動画を公開した。今作は映画の『テッド』『テッド2』の前日譚ドラマで、2024年1月11日より配信開始となる。全7話。舞台は1993年。ティザーでクマのテッドは2023年のテッドに向けて手紙を書いている。「未来のテッドへ。1993年のテッドだよ。きみがこれを読んでいるということは、最も成功しているストリーミングサービスで、ぼくたちがドラマ化されているということだ。未来は最高かい?きっとNASAがいつでも月に人を移送できるようになっているだろうね。空飛ぶ車や、ごく普通の天気、昔のことを蒸し返さない新しいテレビのキャラクターがいる世界を見るのが楽しみだ」とつづるテッド。2023年のテッドは「哀れなクズよ、そんなにたくさん願いがあったんだな」と切なげな表情を見せる。映画シリーズで監督、脚本、製作、テッドの声を務めたセス・マクファーレンは、今作では製作総指揮、脚本、共同ショーランナー、監督、そしてテッドの声も再び務める。ティザー動画を観た『テッド』のファンたちは「ついにだね。ずっと待っていたよ!」「待ちきれない」「伝説のデッドが帰ってくる!」「セス、ありがとう!」と期待と喜びの声を上げている。(賀来比呂美)■関連作品:テッド 2013年1月18日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© UniversalPictures/Tippett Studioテッド2 2015年8月28日より全国にて公開© Universal Pictures
2023年11月17日2022年11月にNetflixで配信され世界的に大ヒットした「ウェンズデー」。118日に及んだハリウッドのストライキが終了したことで、ついにシーズン2の製作へと動き出すようだ。「ウェンズデー」シーズン2への更新は、今年1月に決定していた。「Deadline」によると、本決まりではないが2024年4月下旬からアイルランドでの撮影開始を予定しているという。シーズン1は2021年9月から2022年3月までルーマニアで撮影された。シーズン1で主人公のウェンズデー・アダムスを演じたジェナ・オルテガは、シーズン2ではプロデューサーにも就任。新シーズンについて、「ティーンのロマンスより、ホラーに重点を置いたものになる」ことをほのめかしていたという。また、クリエイターのアルフレッド・ガフ&マイルズ・ミラー、製作総指揮/監督のティム・バートンは、ウェンズデーと母モーティシア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)との親子関係を深く掘り下げるといった発言もしている。ドラマファンは「来年4月から撮影ということは、配信開始は2025年かなぁ…」「新しいシーズンを楽しみにしているよ。まだまだ先だね」「え!製作、まだ始まってなかったの?」「実はまだシーズン1を観ていないので、観ておくね」などの感想をXに寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月16日