『スター・ウォーズ』シリーズなどのデイジー・リドリーが主演する『時々、私は考える』(原題:Sometimes I Think About Dying)が7月26日(金)より全国順次公開されることが決定した。人付き合いが苦手で不器用なフランは、会社と自宅を往復するだけの静かで平凡な日々を送っている。友達も恋人もおらず、唯一の楽しみといえば空想にふけること。それもちょっと変わった幻想的な“死”の空想。そんな彼女の生活は、フレンドリーな新しい同僚ロバートとのささやかな交流をきっかけに、ゆっくりときらめき始める。順調にデートを重ねる2人だが、フランの心の足かせは外れないままで…。2019年に発表され、各国の短編映画祭で数々の賞を獲得した同名短編映画の長編映画化した本作。ポートランドからほど近く、名作映画『グーニーズ』の舞台としても知られるオレゴン州アストリアの閑散とした港町で繰り広げられるノスタルジックで少しだけロマンチック、そして優しい愛に溢れた人間讃歌の物語だ。主演を務めるデイジー・リドリーが演じるのは、人付き合いが苦手な主人公フラン。恋や仕事仲間との交流をきっかけに少しずつ変化していく様子を繊細な演技で表現しており、昨年のサンダンス映画祭にてプレミア上映された際には「デイジー・リドリーの新たな一面が発見された」と彼女の高い演技力が再評価され話題となった。さらに本作でデイジーはプロデューサーとしても名を連ね、一から製作にも携わるという新しい挑戦も果たしている。監督を務めるのは、2023年インディワイヤー誌が発表した《注目の女性監督28人》に選出された注目株、レイチェル・ランバート。これまで3本の長編映画を手掛けてきた彼女だが、本作が日本で公開を迎える初めての作品となる。『時々、私は考える』は7月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日2月の第74回ベルリン国際映画祭で最新作『A Traveler's Needs』が銀熊賞(審査員大賞)を受賞し、同映画祭では通算5度目の銀熊賞受賞という快挙を果たした名匠ホン・サンス監督の日本公開最新作が邦題『WALK UP』として、6月28日(金)より公開。日本版ポスタービジュアルが解禁された。名匠ホン・サンス監督の長編第28作目は、人生の摩訶不思議さを紡ぎ上げた4階建てのアパートを舞台にした、芸術家たちの4章の物語。端正なモノクロームの映像で紡がれた本作は、都会の一角にたたずむ地上4階・地下1階建ての小さなアパートを舞台にした人間ドラマが展開していく。映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスと一緒に、インテリアデザイナーとして活躍する旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階がレストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がヘオクの作業場になっている。3人は和やかに語り合い、ワインを酌み交わすが、仕事の連絡が入りビョンスはその場を離れる。ビョンスが戻ってくると、そこには娘のジョンスの姿はなく…。アパートの階をひとつずつ上がるごとに、いつしか物語は4つの章へと枝分かれし、ビョンスと彼を取り巻く女性たちの人間模様は予測不能な方向へとねじれていく。映画監督ビョンスに扮するのは、ドラマ「冬のソナタ」(02)のキム次長役で知られ、『新感染半島 ファイナル・ステージ』、Netflixドラマ「寄生獣 ―ザ・グレイ―」などで活躍するクォン・ヘヒョ。ホン・サンス作品では『それから』以来の単独主演を務めた。さらに韓国を代表する名優イ・ヘヨンや、ホン・サンス監督常連俳優のソン・ソンミ、チョ・ユニらが脇を固め、迷走中のビョンスの人生を揺らめかせる。果たしてこれは、“もしもの人生”を提示したパラレルワールドなのか、それとも…?ユーモア溢れるトリッキーな仕掛けから、芸術家たちの葛藤やささやかな喜び、そしてままならない人生の本質が浮かび上がっていく。第70回サン・セバスチャン国際映画祭や第47回トロント国際映画祭などの国内外の映画祭で高く評価され、「ホン・サンス監督の最高傑作」と絶賛を博した注目作が日本に上陸する。このたび完成した日本版ポスタービジュアルは、アメリカの独立系配給会社Cinema Guildのポスターデザイナーであるブライアン・ホン(Brian Hung)が手掛けたアメリカ版『WALK UP』のポスタービジュアルを踏襲。ブライアン・ホンは『夜の浜辺でひとり』から長編第30作目『In Our Day』まで、近年のホン・サンス監督作品や、バス・ドゥヴォス監督『ゴースト・トロピック』などのポスターデザインで知られ、シネフィル垂涎の定額配信サービス「MUBI」が選ぶ「ベスト・ムービー・ポスター」では、2021年に『逃げた女』のポスターがランクイン。さらに2022年には『Riotsville,U.S.A.』のポスターが、『EO イーオー』『aftersun/アフターサン』といった話題作の海外版ポスターを抑え1位に輝くなど、現在アメリカのアートハウスシーンで最も注目されるデザイナーとして活躍している。併せて、主演のクォン・ヘヒョが、舞台となるアパートのベランダから街を見下ろす穏やかな雰囲気のカットが解禁となった。『WALK UP』は6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、Strangerほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日映画『わたくしどもは。』の完成披露試写会が4月25日(木)、都内で行われ、主演の小松菜奈と松田龍平、富名哲也監督が出席した。佐渡島の金山跡地で目を覚ました女(小松菜奈)。過去の記憶がない彼女は清掃員の女キイに助けられ、キイがアカとクロという女の子と暮らす家に運ばれる。自分の名前すら思い出せない女はミドリと名付けられ、キイと一緒に清掃員として働き始める。そこで警備員の男アオ(松田龍平)と出会ったミドリは、彼もまた過去の記憶がないことを知り、次第にひかれ合っていく。小松菜奈小松さんは、3月9日に所属事務所を通して第1子出産を報告して以来、初めての公の場。本作で、初共演した松田さんについて、「無口な人なのかなというイメージでしたが、龍平さんがしゃべる間は、ツッコミどころがたくさんあって、ボケてくださる」と意外な素顔を告白。「すごくフランクですし、優しくて、常にドンと構えてくださるので、安心感がありました」とその人柄を語っていた。一方、松田さんは「ボケようと思っているわけではないんですけど、小松さんがすかさずツッコミを入れてくれて」と照れ笑い。全編、新潟県・佐渡島でロケが行われ「小松さんは、かばん1つでフラっと一人で、船で来ていて。フットワークが軽くて、清々しい人だなと思った」とふり返ると、小松さんは「2つくらいですかね(笑)」とかばんの個数を訂正していた。松田龍平記憶を失った“わたくし”を演じた小松さんは、「所作や目の動きで、“わたくし”感を表現した」と言い、「もしも自分が亡くなったら、魂はどこに行くんだろうとか、何に生まれ変わるんだろうとか。そんなことを考えさせる作品。見る人によって、さまざまな見方があるはず」と作品の魅力を語った。小松菜奈松田さんは、自身が演じるアオについて「愛とか好きだとか、そういう感情を現世に置いてきている人物」と説明し、「見終わったとき、死を受け入れる心を持ってもいいんだなとポジティブに思える」と話していた。松田龍平本作は、『Blue Wind Blows』で注目を集めた富名監督が、脚本も手がけ、江戸時代に佐渡金山で過酷な労働を強いられて命を落とした無国籍者の人々を埋葬した「無宿人の墓」に着想を得て、撮りあげた。第36回東京国際映画祭(2023年)コンペティション部門に出品された。小松菜奈、松田龍平、富名哲也監督『わたくしどもは。』は5月31日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたくしどもは。 2024年5月31日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©2023 テツヤトミナフィルム
2024年04月25日「午後のロードショー」では、4月29日(月・祝)より“ゴールデンウイーク スペシャル!”と題し、選りすぐりの5作品を放送する。今回の企画にラインアップされた中で特に注目なのが、トム・クルーズ主演の大ヒット作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。本編ノーカットで地上波初放送となる今作は、トムが伝説的スパイ:イーサン・ハントを演じるシリーズ第6弾。ヘンリー・カヴィル、ヴァネッサ・カービー、アンジェラ・バセットが初参加しているほか、公開前には、飛行中のヘリコプターにしがみつくビジュアルが話題となった。そして、ドウェイン・ジョンソン主演の冒険アクションシリーズ第2弾『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』、大規模な自然災害を壮大なスケールで描くパニック超大作『デイ・アフター・トゥモロー』。『デイ・アフター・トゥモロー』アーノルド・シュワルツェネッガー主演、凶悪武装逃亡犯と田舎の保安官が激闘を繰り広げる『ラストスタンド』、加賀藩のそろばん侍を描いた、堺雅人×仲間由紀恵で贈る異色の時代劇『武士の家計簿』も放送される。『武士の家計簿』▼「午後のロードショー ゴールデンウイークスペシャル!」放送日程放送局:テレビ東京●4月29日(月・祝)午後1時55分~『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』●4月30日(火)午後1時40分~『デイ・アフター・トゥモロー』●5月1日(水)午後1時40分~『ラストスタンド』●5月2日(木)昼12時55分~『武士の家計簿』●5月6日(月・休)昼12時50分~『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(シネマカフェ編集部)■関連作品:武士の家計簿 2010年12月4日公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会ラストスタンド 2013年4月27日より全国にて公開© 2012 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開ミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2024年04月25日シネマコンプレックス「OSシネマズ」を経営(注1)するオーエス・シネブラザーズ株式会社 (本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:土井雄二郎)はこのたび、株式会社バンダイナムコアミューズメントが展開する「一番くじ」の専門店『一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店』を、2024年4月26日(金)にOSシネマズ神戸ハーバーランドのロビー内にオープンいたします。「一番くじ」とは、株式会社BANDAI SPIRITSが提供する、オリジナルグッズが当たるハズレなしのキャラクターくじで、全国のコンビニエンスストアや書店、アミューズメント施設などでさまざまな種類のキャラクター商品が発売されファン層が拡大しています。『一番くじ公式ショップ』は「一番くじ」の魅力や最新情報を伝える“情報発信基地”として、現在、全国に21店舗を展開し、このたび、新たに「一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店」が加わります。くじの売り場でありながら、数多くある商品を実際に手に取って見ることができるショップです。何が当たるかわからないというくじ本来の魅力に加え、圧倒的な「品ぞろえ」、商品ディスプレイや、展示コーナー、キャンペーンなど、ハイクオリティな「一番くじ」体験を提供します。「OSシネマズ」では2021年10月より同映画館ロビーに「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」を展開しており、映画作品と連動したキャラクターをラインナップすることで、お客様に映画とガシャポン両方の魅力を提供してきました。今回「一番くじ」を加えることで、さらなる楽しさをお届けしたいと考えています。今後も映画鑑賞だけでない多様な空間活用や企画に取り組み、地域社会に根差した「人々が集う映画館」を目指してまいります。■一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店 概要表1: (注1)親会社であるオーエス株式会社との共同経営■『一番くじ公式ショップ』最新商品さまざまなキャラクターのアイテムはもちろん、幅広い商品を販売予定です。※取り扱い商品例です。※掲載している画像は実物と異なる場合がございます。■オーエス・シネブラザーズ株式会社 会社概要表2: ※情報は発表時現在のものです。発表後予告なしに内容を変更、中止することがあります。※画像はイメージです。※表示価格は全て税込みです。※商品の発売日の変更、品切れが生じる場合があります。※「一番くじ」は株式会社BANDAI SPIRITSの登録商標です。※店舗の事情により取り扱いが中止になる場合や発売時期が異なる場合があります。オーエス・シネブラザーズ株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月25日シネマコンプレックス「OSシネマズ」を経営(注1)するオーエス・シネブラザーズ株式会社 (本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:土井雄二郎)はこのたび、株式会社バンダイナムコアミューズメントが展開する「一番くじ」の専門店『一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店』を、2024年4月26日(金)にOSシネマズ神戸ハーバーランドのロビー内にオープンいたします。(注1)親会社であるオーエス株式会社との共同経営『一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店』(イメージ)「一番くじ」とは、株式会社BANDAI SPIRITSが提供する、オリジナルグッズが当たるハズレなしのキャラクターくじで、全国のコンビニエンスストアや書店、アミューズメント施設などでさまざまな種類のキャラクター商品が発売されファン層が拡大しています。『一番くじ公式ショップ』は「一番くじ」の魅力や最新情報を伝える“情報発信基地”として、現在、全国に21店舗を展開し、このたび、新たに「一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店」が加わります。くじの売り場でありながら、数多くある商品を実際に手に取って見ることができるショップです。何が当たるかわからないというくじ本来の魅力に加え、圧倒的な「品ぞろえ」、商品ディスプレイや、展示コーナー、キャンペーンなど、ハイクオリティな「一番くじ」体験を提供します。「OSシネマズ」では2021年10月より同映画館ロビーに「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」を展開しており、映画作品と連動したキャラクターをラインナップすることで、お客様に映画とガシャポン両方の魅力を提供してきました。今回「一番くじ」を加えることで、さらなる楽しさをお届けしたいと考えています。今後も映画鑑賞だけでない多様な空間活用や企画に取り組み、地域社会に根差した「人々が集う映画館」を目指してまいります。一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店概要所在地神戸市中央区東川崎町1丁目7番2号神戸ハーバーランドumie サウスモール5階OSシネマズ神戸ハーバーランド ロビー内アクセスJR神戸駅中央改札口から徒歩約5分営業時間10:00~20:00敷地面積約46㎡(約14坪)公式サイト一番くじ公式ショップ OSシネマズ神戸ハーバーランド SNS一番くじ公式ショップ公式X(旧Twitter) 『一番くじ公式ショップ』最新商品さまざまなキャラクターのアイテムはもちろん、幅広い商品を販売予定です。※取り扱い商品例です。一番くじ 聖闘士星矢 黄金聖闘士編発売日:2024年4月3日(水)より順次発売メーカー希望小売価格:1回800円一番くじ リコリス・リコイル 2弾発売日:2024年4月13日(土)より順次発売メーカー希望小売価格:1回790円一番くじ うる星やつら Part2発売日:2024年4月20日(土)より順次発売メーカー希望小売価格:1回760円一番くじ WIND BREAKER ~街の英雄~発売日:2024年4月20日(土)より順次発売メーカー希望小売価格:1回700円※掲載している画像は実物と異なる場合がございます。オーエス・シネブラザーズ株式会社 会社概要■本社神戸市中央区御幸通六丁目1-22 住野太平ビル6階■代表者代表取締役社長土井雄二郎■事業内容映画館・飲食店の運営本件に関するお問い合わせ先オーエス・シネブラザーズ株式会社編成企画課担当:瀧本TEL:078-291-5366MAIL: support@osgroup.jp ※情報は発表時現在のものです。発表後予告なしに内容を変更、中止することがあります。※画像はイメージです。※表示価格は全て税込みです。※商品の発売日の変更、品切れが生じる場合があります。※「一番くじ」は株式会社BANDAI SPIRITSの登録商標です。※店舗の事情により取り扱いが中止になる場合や発売時期が異なる場合があります。20240425_「一番くじ」の専門店が兵庫県初登場!『一番くじ公式ショップ サテライト 神戸ハーバーランド店』2024年4月26日(金)オープン!.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月25日『息子の部屋』『ローマ法王の休日』『3つの鍵』のナンニ・モレッティ監督最新作『チネチッタで会いましょう』(原題:Il sol dell’avvenire)が11月22日(金)より全国公開されることが決定した。イタリアの映画監督ジャンニは、チネチッタ撮影所での新作撮影を目前に控えている。プロデューサーの妻が40年、いつも傍にいて映画を製作してきた。頭の中は新しい映画のアイディアでいっぱい。だが、順調だと思っていたのはジャンニだけだった…。女優はカサヴェテスを持ち出し演出に口出し、あろうことか政治映画をラブストーリーだと言い出す始末。若い俳優のトンチンカンな発言にはあきれ言葉を失う。娘が紹介してくれたボーイフレンドは自分ほどの年齢の男性だという。あらゆることに腹がたち戸惑うばかり。誰にも理解されず、一人帰宅し目覚めると妻に別れを告げられてしまう。さらに仏のプロデューサーは詐欺師とわかり、資金が枯渇し撮影は止まってしまう。地位も築き尊敬されていたはずなのに。妻も娘も愛しているのに…。果たして映画は完成するのか?そして、愛するものたちとの関係を修復することはできるのか?「映画には、私たちに明るさと幸せになりたいという気持ちを再発見させる魔法の力がある。どんなことがあっても」とメッセージを寄せるナンニ・モレッティ監督の最新作は、時代の変化についていけずに痛い目にあった映画監督が失意の後に大切なことに気づくヒューマンドラマ。フェリーニやキシェロフスキ、スコセッシなど映画へのオマージュを交えながら、ところどころに自身の過去作品を引用して、変化の激しい世界に適応することの難しさをユーモラスに描く。そして、より良い未来を夢見ることを忘れないという温かなメッセージが込められている。作家性と娯楽性を見事に両立し、独特のユーモアとやさしい眼差しが観客をつかむ、モレッティ作品の魅力が満喫できる作品に仕上がっている。イタリアで大ヒットを記録した本作は、先日発表されたダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、脚本賞を含む主要7部門でノミネートされた。監督自身が、製作・脚本・出演も兼ね、共演にはモレッティ作品の常連マルゲリータ・ブイや、俳優であり監督のマチュー・アマルリックなどが脇を固める。この度解禁されたティザービジュアルでは、ナンニ・モレッティ監督演じる主人公のジャンニが電動キックボードに乗ったイラストが描かれ、「すべてのおかしいは幸せに通ず」というコピーが添えられている。併せて解禁された予告映像では、5年振りの映画撮影が順調にスタートしたかと思われた映画監督のジャンニに、長年連れ添ったプロデューサーの妻から突然別れを告げられ、撮影資金を調達していたフランスのプロデューサーは警察に捕まってしまう様子が切り取られている。トラブルが続出するなか、痛い目にあって初めて大切なことに気づいたジャンニは、映画を完成させて愛するものたちとの関係を修復できるのか?まさにナンニ・モレッティ集大成とも言える本作に期待が高まる。『チネチッタで会いましょう』は11月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:チネチッタで会いましょう 2024年11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2023 Sacher Film–Fandango–Le Pacte–France 3Cinéma
2024年04月25日鈴木亮平を主演に迎え、アニメ化をはじめ一大ブームを巻き起こした北条司原作の伝説コミック「シティーハンター」がNetflixで実写映画化。日本での初実写化としても大きな注目を集めている中、10年前から「冴羽獠を演じてみたい」と宣言していたのは他ならぬ鈴木さん。映画『シティーハンター』では現代の新宿歌舞伎町を舞台に、鈴木さんが「大きな愛情と責任をもって」演じたシティーハンター・冴羽獠がついに世界に放たれる!「お待たせ!」日本初実写化Netflix映画『シティーハンター』原作コミックは累計発行部数5,000万部突破、台湾・香港・中国・韓国・タイ・インドネシア・フランス・イタリア・スペイン・メキシコ・ポーランドと世界各国で出版され、2019年に公開されたアニメーション映画『シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』は興行収入15億円を超える大ヒットとなった「シティーハンター」。実写映像化はこれまでに3度。ジャッキー・チェン主演の1993年公開の香港映画(後藤久美子が出演していた)、世界的知名度を誇るイ・ミンホが主演、槇村香にあたる役をパク・ミニョンが演じた韓国ドラマ「シティーハンター in Seoul」(2011)、そして原作者・北条氏が太鼓判を押したフランス版『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』(2018)の逆輸入公開は日本でも絶賛を集めた。今回は本家である日本で満を持しての初実写化。主人公・冴羽獠を演じる鈴木さんはいまからちょうど10年前、朝ドラ「花子とアン」でヒロイン・村岡花子(吉高由里子)の夫となる村岡英治役を演じて大ブレイク。実はその年に行われたフォトブック「鈴木亮平 FIRST PHOTO BOOK 鼓動」の発売イベントで、次に演じてみたい役として「子どもの頃から大好きな『シティーハンター』の冴羽獠をぜひやりたい」と語っていた。北条氏によれば、構想約10年だという。「長い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの日を迎えることができました」とクランクイン時にコメントしており、まさに「お待たせ」とばかりに鈴木亮平演じる<令和の冴羽獠>が登場する。本作では現代の新宿・歌舞伎町が舞台となっていることも見どころ。歌舞伎町の地元商店街、新宿行政関係者、警視庁・新宿署などの全面協力による大規模なロケ撮影が行われている。先日、解禁された予告編でも令和の新宿の街並みが印象的。そんな“地元”で獠と香との出会い、2人が唯一無二の相棒となるまでの“はじまりの物語”がオリジナルエピソードを交えて描かれていく。獠は、捜索依頼を受けた有名コスプレイヤーくるみ(華村あすか)の捜査中、相棒・槇村の死に直面する。なぜ兄が亡くなってしまったのか、死の真相を獠に問いただす槇村の妹・香。一方、同時期に新宿で勃発していた人が突然凶暴化する事件に、謎の薬<エンジェルダスト>が関わっていること、くるみがその薬の重要な鍵を握ることが判明する。香を演じるのは現在放送中の朝ドラ「虎に翼」が話題の森田望智、香の兄で獠の相棒である槇村秀幸役に安藤政信、獠とは腐れ縁の刑事・野上冴子役には木村文乃ら、鈴木さんを取り囲むキャスト陣も申し分ない。「これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく」「大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただく」と熱くコメントしていた鈴木さん。スピード感あふれるアクションと、狙ったターゲットは絶対に外さない怒涛の銃撃戦をこなす獠へのハマりっぷりとともに、原作やアニメの“持ち味”である獠の二面性についても、「ただふざけているだけのキャラになってしまうことは避けたかったし、どうやっておふざけシーンを挿入していくのかはたくさん話し合いました」と真摯に取り組んだことを明かしている。Netflix映画『シティーハンター』は4月25日(木)よりNetflixにて世界独占配信。定評のあるストイックな役づくり1983年生まれ、2006年に映画『椿三十郎』(故・森田芳光監督)で俳優デビューした鈴木さん。佐藤健の兄役を演じたTBS日曜劇場「天皇の料理番」(2015)では20kg減量した後、人気漫画を実写化した主演映画『俺物語!!』では40日間で30kg増量して主人公の体格を再現するなど、肉体を含めた徹底した役づくりで知られる。注目を集めるきっかけの1つとなった映画『HK/変態仮面』(2013)でも、15kg増量してから脂肪をそぎ落とす方法で彫刻のようなボディを仕上げていったという。『俺物語!!』(C)アルコ・河原和音/集英社 (C)2015映画「俺物語!!」製作委員会3月に日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021)で共演した賀来賢人とTVのトーク番組に出演した際には、そうした経験から得た「役者のための体のつくり方と見せ方」を独自でまとめたものが存在し、これまで賀来さんと小栗旬にのみ共有してきたことを話していた。これも愚直なまでに誠実に、役と向き合おうとすればこそだ。また、韓国エンタメと比べて「20年くらい差を開けられたという危機感がある」と言及し、日本のエンタメの現状を大変動が起きた「幕末に似ている」と語ったことも話題に。同志ともいえる賀来さんの原案で、Netflixでシリーズ化された「忍びの家 House of Ninjas」はNetflix週間グローバルTOP10の1位(非英語シリーズ)を獲得(集計期間:2/19~2/25)しており、鈴木さんも映画『シティーハンター』で新しい世界を見据えているだろう。連続ドラマW「宮沢賢治の食卓」(2017)ユーモアにあふれ、文学やクラシック音楽のみならず、食をこよなく愛する“好奇心の人”だった宮沢賢治の若かりし頃を描いた物語。魚乃目三太による同名漫画を原作に、鋭い感受性をもつ天真爛漫な賢治像を表情豊かに演じた。幸せを分かち合うことに喜びを見出していく賢治の人生の楽しみ方は、いまこそ必見かも。映画『忍びの国』(2017)『忍びの国』(C)2017 映画『忍びの国』製作委員会『予告犯』の中村義洋監督と再タッグ、和田竜・原作の大ヒット小説を映画化した本作では、史実である天正伊賀の乱を題材に織田軍と伊賀忍びとの合戦を映像化、ある事件により忍びに失望してしまう下山平兵衛役を演じた。「2か月間コツコツと稽古を重ねてきた」という“忍びとしてのアクション”を披露する、“伊賀最強”の忍び・無門(大野智)との一騎打ちは最大の見せ場。大河ドラマ「西郷どん」(2018)シネマカフェのインタビューで「俳優人生の第一章を締めくくる作品」とも語っていた代表作。「花子とアン」脚本家・中園ミホとの再タッグで、身長約180cm、体重110kg超といわれた幕末~維新の重要人物・西郷隆盛を好演。「日本史上最もモテた男」という異名を持つ西郷どんの愛され方は冴羽獠にも通じる!?日曜劇場「テセウスの船」(2020)警察官の父親の無実を晴らすため、主人公・田村心(竹内涼真)が平成という新しい時代が始まろうとしていた冬にタイムスリップ。鈴木亮平オフィシャルブログ「Neutral」よりその運命のカギを握った父・佐野文吾は家族からも村民からも慕われる“正義の味方”であり、毎週加熱していく考察ブームを盛り上げた。週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていた東元俊哉による同名漫画が原作。映画『孤狼の血 LEVEL2』(2021)人のよい、頼りになる警察官から一転、組の上層部の言うことなどまるで聞かない冷徹にして残虐、極悪非道なヤクザ・上林成浩を怪演し、第45回日本アカデミー賞にて最優秀助演男優賞を初受賞。クライマックスの刑事・日岡(松坂桃李)との激闘がいつまでも後を引く外道ぶりだ。ドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」(2022)スキャンダルによって落ち目になったアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)が若手ディレクター(眞栄田郷敦)ら仲間たちを巻き込み、10代女性の連続殺害事件の冤罪疑惑を追う。“溢れる才能は厄災”といわれるほどの知性と政治力で、元警察庁長官である副総理に近づく報道のエース記者・斎藤正一をカリスマたっぷりに演じた。世の中を変えるため、権力の中枢に入り込もうとする斎藤なりの正義も見逃せない。映画『エゴイスト』(2023)日本アカデミー賞優秀主演男優賞ほか、第16回アジア・フィルム・アワードで主演男優賞にノミネート(相手役の宮沢氷魚が最優秀助演男優賞を受賞)し、北米で最も由緒あるアジア系映画祭、ニューヨーク・アジアン映画祭にてライジングスター・アジア賞を受賞。この4月からニューヨーク、ロサンゼルスにてアメリカ公開される。自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、龍太に出会うまでどこか虚勢を張って生きていたゲイの浩輔を演じた鈴木さん。今作を通じて得た学びを、いま変わりつつある世の中に向けて積極的に発信もしている。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2023)日曜劇場では「天皇の料理番」「テセウスの船」、直近で「下剋上球児」と爪あとを残してきた鈴木さんがスーパー救命救急医に。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は「待っているだけじゃ、救えない命がある」という信念のもと、オペ室を搭載した大型車両“ERカー”で事故や災害の現場に駆けつける医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描いた。2022年、韓国・釜山で開催された第4回アジアコンテンツアワード(ACA)にて主演男優賞を受賞する。横浜・ランドマークタワーを舞台にした劇場版では、ある試練が「TOKYO MER」のチーフドクター・喜多見幸太を襲うが、“誰かのために必死に戦うヒーロー”を体現。興行収入45億円、観客動員340万人を突破し、2023年上半期実写映画No.1大ヒットという好成績を残している。(シネマカフェ編集部)■関連作品:テセウスの船© 2012 Fortissimo Amsterdam【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開© 2017 映画『忍びの国』製作委員会孤狼の血 LEVEL2 2021年8月20日より全国にて公開©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~ 2023年4月28日より公開©2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会
2024年04月25日全米2週連続1位の話題作『CIVIL WAR(原題)』が10月4日(金)より公開されることが決定。字幕版とともにIMAXを含むプレミアムラージフォーマットでも上映される。連邦政府から19の州が離脱したという近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した【西部勢力】と【政府軍】による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリスト・チームは、ニューヨークから約1300km、戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かう…。4月12日より北米で公開され、A24史上最高のオープニング記録を樹立、さらに興行収入ランキングで2週連続1位を獲得し話題沸騰の本作。今年3月の第96回アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞を受賞した『関心領域』や、昨年の第95回アカデミー賞で作品賞ほか7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のほか数々の話題作を世に送り出してきた映画スタジオA24が、史上最高の製作費を投じた最新作だ。『28日後...』で脚本を担当した後、長編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞する快挙を果たしたアレックス・ガーランド監督のオリジナル脚本。2020年のコロナ禍に監督自身によって書かれたという。3月のサウス・バイ・サウスウエストにてプレミア上映されると「純粋に言葉を失う」「傑作だ。私の心臓は常に高鳴り続け、最終幕には顎が床についた」「今まで観たどの作品とも違う。最初から最後まで手に汗握る展開。狂おしいほどの緊張感だ」などと絶賛の声が相次ぎ、公開前からSNSを中心に大きな話題に。北米ではIMAXほかプレミアムラージフォーマットを含む3800スクリーンで上映、若年層を中心に動員した。11月に大統領選挙を控えるアメリカ国内では、本作の内容が物議を醸しており、バイデン大統領・ハリス副大統領も鑑賞を希望しているという。今回、日本公開の決定に合わせ、US版予告も解禁に。アメリカ国内の分断を伝えるショッキングなニュースや大統領の声明とともに、50あるはずの星が2つだけとなった星条旗が揺れ、黒煙が立ち上る異様な風景と、街中での銃撃戦や爆発が映し出されていく。大統領へインタビューを行うため、ホワイトハウスに向かうジャーナリスト・チーム。戦場と化した道を進む様子を描く中、映像の最後にはワシントンのリンカーン記念堂が爆破される衝撃的なシーンも。心臓が跳ねるような緊張感とともに、どこか生々しいリアリティのある映像となっている。予告映像冒頭で語られる、【カリフォルニア州とテキサス州の同盟】は一見するとイメージしにくいものの、アレックス・ガーランド監督は「世界の崩壊がどんなものなのか、おそらく我々の理解は誤っている」と語る。大統領選を約一か月後に控えた10月4日に日本公開となる本作。もはや“対岸の火事”ではなく、現代を生きる私たちを強く揺さぶり警笛を鳴らすだろう。続報に期待が高まる。『CIVIL WAR(原題)』は10月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:CIVIL WAR(原題) 2024年10月4日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年04月24日映画『ミッシング』(5月17日公開)の特別試写会が24日に神奈川・ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらいで行われ、主演の石原さとみが登壇した。同作は、吉田恵輔監督によるオリジナル作で、とある街で起きた少女の行方不明事件を描く。娘が行方不明になった時、母・沙織里(石原)はネット上で誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、夫・豊(青木崇高)との温度差も感じ始め、言動も次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまう。一方、地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)には局上層部の意向で、視聴率獲得の為に世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。○■石原さとみ、新オープンの映画館で鑑賞希望「この後に仕事がなければ…」ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらいのオープニングセレモニーに引き続いて登壇した石原は、「映画館の新しい香りがしますね!(笑)」と開口一番、笑いを誘う。続けて「その新しい映画館で、このフレックスサウンド(音と振動を発生させるスピーカーが内蔵された椅子)で、しかも公開前の『ミッシング』を観て頂ける……限られた貴重な機会だと思います! 正直、私もこの後に仕事がなければ皆さんと一緒に観たいくらい(笑)」と笑顔で話した。7年前から今作を手掛けた吉田恵輔監督(※吉はつちよし)作品への出演を熱望していたという石原。当時、女優として不安を抱えていたそうで「変わりたい、自分の伸びしろを信じたいと感じていて。もっともっとお芝居が好きになりたい、学びたい、変わりたい、今の自分を壊してほしいとすごく思っていました」と明かす。そんな思いから吉田監督に作品出演を願い出たという石原は、当時を振り返り「お会いした瞬間、監督は酔っぱらっていた(笑) でも『作品にどんな役でもいいから出たい』とお願いしたら、『ちょっと石原さんはメジャーでイメージわかないな……都会な匂いがする』と言われた」と回顧した。また、吉田監督作品の魅力について聞かれると、「主人公が主人公としてフォーカスされていないところがとても好き」と回答。「映画では、主人公をベースに描いているので他の人物が消されていることがよくあるんですが、(吉田監督作品は)悲劇のヒロインじゃない、あなたが世界の中心じゃないということが描かれている」と説明する。さらに「あなたが苦しんで悲しんでいても、同じ時に違うことでエネルギーを使って怒っている人がいたり、悲しんでる人がいたり、笑っている人がいたり……人には人の時間軸があるんだということが、1枚の画でわかる。これがリアリティなんだなと感じることができるので好きなんです」と魅力を熱弁した。
2024年04月24日巨大なスクリーンと大迫力の音響で映画を観るのは、映画館という場所ならではの楽しみ方。配信サイトを通してスマホやパソコンで気軽に映画を観れる現代に、わざわざ時間と金銭を費やしてまで映画館に赴くのは、そのひと時に価値を感じているからでしょう。だからこそ、マナーを守らない人がいると『とっておきの時間』を邪魔されたことに対して、嫌な気持ちを抱いてしまうものです。『映画上演中のスマホ』にイオンシネマが注意喚起SNSではたびたび、映画館利用者からのこういった苦言が拡散され、議論が起こります。「上映中にスマホを見る人がいて、本当に迷惑だった。やめてほしい」※写真はイメージいわずもがな、映画館では上映中にスマホを見るのはマナー違反です。また上映前には、スマホの電源を切るようにうながす映像が流れますよね。残念なことに、上映中にスマホを取り出す人は一定数存在する模様。そういった苦言に対し、ネットからは「エンドロール中ならいいのでは」「それが気になるなら自宅で見ればいい」といった反論が上がることもあります。2024年4月も同様の議論が巻き起こる中、一石を投じたのは、映画館『イオンシネマ』のX(Twitter)アカウント。真っ暗なシアター内で1人がスマホを使うと、周囲からどう見えるかを実際に検証し、写真を公開しました。【みんなに知ってほしいから、やってみた】上映中のスマートフォンやスマートウォッチの明かりはこんなにも目立つんです上映中はスマートフォンやスマートウォッチの操作はご遠慮ください※撮影は営業時間外に行っております。※画像は一部加工しています。 pic.twitter.com/0Vh6d06Xoc — イオンシネマ【公式】 (@AEON_CINEMA) April 24, 2024 写っているのは、スマホを持っている人。たった1人であるにもかかわらず、シアターが暗いため目立っていることがよく分かります。上映中にスマホを使う人は、「そこまで目立たないだろう」「こっそりと見ているから問題ない」と自らを正当化しているのかもしれません。しかし、それは大きな間違い。マナー違反であることに加えて、映画の世界に没頭したい周囲の人たちに大きな迷惑をかけているのです。『イオンシネマ』の注意喚起は拡散され、映画館での鑑賞を愛する多くの人が共感の声を上げました。・その通り!スマホだけじゃなく、スマートウォッチも目立つんだよね。・よくいった。こういう情報がもっと広まってほしい。・これ、本当にやめてほしい。2時間スマホを触るのもガマンできないのか?上映中のスマホの利用は、他人に迷惑をかけるだけでなく、盗撮行為を疑われる可能性もあります。多くの人が笑顔でシアターを後にできるよう、「ちょっとだけなら大丈夫」という気持ちは捨てて、しっかりとマナーを守りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年04月24日ギデンズ・コー監督とクー・チェンドンのタッグによる『赤い糸 輪廻のひみつ』の再上映を記念し、『あの頃、君を追いかけた』と『狼が羊に恋をするとき』の特別上映が決定した。『あの頃、君を追いかけた』(11)は、『赤い糸 輪廻のひみつ』と同じくギデンズ・コー監督とクー・チェンドンのタッグによる作品。2013年に日本でも公開され、多くの観客を感涙の渦に巻き込んだ。2018年には山田裕貴・齋藤飛鳥W主演で日本版リメイクが公開されるなど、いまでもファンの多い一作だ。本作はすでに日本での配給権が無くなっており、現在はオンライン配信もされていないため、貴重な特別上映となる。『あの頃、君を追いかけた』また『狼が羊に恋をするとき』は、クー・チェンドンが『あの頃、君を追いかけた』に続き主演したロマンティック・ラブコメディ。本作は2012年の本国公開後、日本ではSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013長編コンペティション部門、カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2014(東京)、台湾映画祭2015(福岡)で上映されたが、劇場一般公開されないまま長らく“幻の傑作”となっていた。『狼が羊に恋をするとき』台北駅近くに実在する予備校街〈南陽街〉を舞台に、実写にアニメーションやコマ撮りを加え独特の世界観を創り出すのは、時代性を意識し、そこに共通する記憶に独自の視点と美しい構図で挑み続けるホウ・チーラン監督。本作が長編2作目となる。クー・チェンドンの相手役を演じた実力派女優ジエン・マンシュウにとっては、本作が映画初出演にして初主演となる記念碑的作品だった。2人の、初々しいながらもその後の活躍を予感させる演技にも注目だ。『あの頃、君を追いかけた』は5月3日(金・祝)~6日(月・祝)と5月の土日の7日間、『狼が羊に恋をするとき』は5月24日(金)より1週間、下北沢トリウッドにて特別上映。『赤い糸 輪廻のひみつ』は下北沢トリウッドにて上映中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:あの頃、君を追いかけた 2013年9月14日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© Sony Music Entertainment Taiwan Ltd.赤い糸 輪廻のひみつ 2023年12月22日よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほかにて公開©2023 MACHI XCELSIOR STUDIOS ALL RIGHTS RESERVED.
2024年04月24日極めてまれな障がいを持つ気鋭の女性監督エラ・グレンディニングが、自ら撮影・監督した撮影期間4年に及ぶ類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー『わたしの物語』が6月22日(土)より全国順次公開決定。ポスタービジュアルが解禁となった。本作は、股関節がなく、大腿骨が短いという極めて稀な障がいのあるイギリス人女性エラ・グレンディニングが、障がい者差別が未だに根強く残るこの社会で、自分をさらに愛するには何が必要かを知るために、同じ障がいのある人をSNSで探し、自分らしい生き方を模索する4年間に及ぶ旅路を自ら記録したセルフ・ドキュメンタリー。“私と同じような脚の人っている?”──SNS上での人探しによって得られた、障がいのあるプリシラやリカルド、チャーリーたちとの出会い。撮影中の予期せぬ妊娠、出産と子育て。親友であり自閉症のナオミとの語らい。そして、エラ監督をひとりで育てたシングルマザーの母への問いかけ。同様に母となったいま、エラは何を考えるのか?障がいがあることで、女性としての様々な経験が“異常”とされてしまうこの世の中で、エラ監督自身の女性としての経験、正直な気持ちが丁寧に綴られる。周囲との交流を通して、エラは新しい世界と自分を知ってく――。2023年、サンダンス映画祭ワールドシネマ部門正式出品されたほか、クラクフ映画祭最優秀ソーシャル・イシュー映画賞、ミルウォーキー映画祭審査員特別賞受賞など各地の映画祭で高く評価された本作。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023では『あなたを探し求めて』の邦題で上映され話題を呼んだ。『わたしの物語』は6月22日(土)より新宿K‘s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたしの物語 2024年6月22日より新宿K‘s cinemaほか全国順次公開© Hot Property ITAOT Limited 2023
2024年04月24日character × collaboration × laboratoryをコンセプトにした“魅惑のグッズ研究所『キャラぼX(エックス)』”が始動。コンセプトに沿ったグッズが、全国のTOHOシネマズ劇場ストアで発売される。記念すべき第1弾商品として、世界中で話題となっている映画『ゴジラ-1.0』のオリジナルステッカー全3種、「いらすとや」のイラストレーターみふねたかしによる映画館モチーフの描き下ろしデザインステッカー全8種、数々の“猫”作品を世に送り出してきた漫画家そにしけんじによる“猫”愛あふれる描き下ろし「猫飼ってますステッカー」全10種、映画館ではおなじみ「NO MORE映画泥棒」オリジナルステッカー全11種が、4月26日(金) より販売される予定だ。【販売場所】全国のTOHOシネマズ劇場ストア※TOHOシネマズ錦糸町を除く【販売開始】4月26日(金) 各劇場オープン時より【販売価格】各550円(税込)
2024年04月24日2023年カンヌ国際映画祭<批評家週間>オープニング作品に選ばれたフランス映画『クレオの夏休み』(原題:Àma Gloria)の公開が決定。ポスタービジュアルと特報映像も到着した。父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。ある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子どもたちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ…。本作は、少女とナニー(乳母)の血のつながりを超えた深い愛の絆を、少女の目線で瑞々しくまっすぐに見つめた感動作。横浜フランス映画祭2024に出品された際には、監督のマリー・アマシュケリ、クレオ役のルイーズ・モーロワ=パンザニ、プロデューサーのベネディクト・クーヴルールが来日。オープニングイベントでは、ルイーズは役所広司(同映画祭特別アンバサダーとして登壇)と並んでフォトセッションし、その愛くるしさが話題になった。横浜フランス映画祭2024にて役所広司の隣に並んだルイーズ・モーロワ=パンザニ全身「agnes b. ENFANT」(アニエスベー アンファン)のコーディネートで登場撮影当時5歳半だったルイーズは、公園で遊んでいたところを偶然見出された演技未経験者にも関わらず、豊かな感情表現と存在感で世界中から絶賛を集めた。監督は、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。幼い頃にナニーの女性に育てられた実体験を、彼女への感謝の気持ちを込めて物語にしようと思い立ったことが本作の始まりだという。愛にあふれた物語の中に、移民の女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという、現在の欧州にみられる経済格差の構図も潜ませた。また、製作は『燃ゆる女の肖像』のLilies Filmsが務め、主要スタッフはほぼ全員が女性。揺れる幼い心象風景がアニメーションを交えた映像で綴られ、誰しもの心の奥にある“子どものころの記憶”を呼び起こし、優しく包み込んでくれる、夏休み映画にぴったりな一作となっている。解禁となった映像では、グロリアの故郷で夏休みを過ごすクレオが、初めての冒険を父親に報告しようと嬉しそうに手紙を書いているワンシーンが切り取られた。そしてビジュアルは、満面の笑みを浮かべるクレオと、彼女を慈しむように見つめ抱きしめるグロリアの親密な姿を捉え、深い愛情が伝わってくる多幸感に満ちた一枚となっている。『クレオの夏休み』は7月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:クレオの夏休み 2024年7月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開Ⓒ2023 LILIES FILMS
2024年04月24日「不適切にもほどがある!」「RoOT / ルート」など、いま最も注目度の高い俳優となった河合優実を主演に迎えた、入江悠監督最新作『あんのこと』から、河合さん演じる杏、彼女に関わる“刑事”佐藤二朗と“記者”稲垣吾郎をとらえたメインビジュアルと場面写真が一挙に解禁された。本作は、2020年6月に掲載された「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く、衝撃の人間ドラマ。河合さんは、入江監督が「河合さんでなければこの映画は撮れなかった」と口にするほどの圧倒的リアリティを持って、杏の苦しみと喜びを体現している。今回解禁となったポスタービジュアルは、杏(河合さん)が歩く姿を多々羅(佐藤さん)と桐野(稲垣さん)がそばで見守っている、まるで3人の関係性を表現したようなビジュアル。不安気な表情の杏は、どこに向かって歩いているのか。コロナ禍で未来を閉ざされ、社会が見落とした1人の少女の姿を描く本作は、「彼女は、きっと、あなたのそばにいた」と観る者に強く訴えかける。さらに、杏と杏の人生に交差する人々の様々な姿が切り取られた新場面写真も到着。入江監督が「たしかに彼女の人生は過酷といえます。と同時に、彼女にも楽しく豊かな時間はあったにちがいない。そう考えたとき、彼女の人生と並走し、その体温を身近に感じてみたくなったんです」と語るように、取調室での多々羅と杏や、予告の冒頭でも印象的な泣き崩れる杏を多々羅が抱きかかえる様子。こうしたカットで杏の過酷な暮らしを映す一方、介護の仕事に携わった老人ホームや、多々羅や桐野と3人で行ったラーメン屋のシーンでは笑顔が見られ、彼女の生き生きとした瞬間が捉えられている。なお、本作のムビチケカードが4月26日(金)より全国の上映劇場(※一部劇場を除く)で発売開始に。また5月8日(水)には、完成披露上映会の開催が決定。6月7日(金)からの劇場公開に先駆けて、映画本編と、河合さん、佐藤さん、稲垣さん、そして入江監督による舞台挨拶が行われる。『あんのこと』は6月7日(金)より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:あんのこと 2024年6月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2023『あんのこと』製作委員会
2024年04月24日アレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再びタッグを組み、新鋭ドミニク・セッサ、アカデミー賞受賞のダヴァイン・ジョイ・ランドルフと贈る『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』。この度、日本版予告編とビジュアルが解禁となった。物語の舞台は、1970年冬、ボストン近郊にある全寮制のバートン校。生徒と教師の大半がクリスマス休暇を家族と過ごすなか、勉強はできるが反抗的なアンガス(ドミニク・セッサ)をはじめ4名の生徒が学校に居残ることになる。生徒たちの“子守役”に任命された古代史の教師ハナム(ポール・ジアマッティ)は、生真面目すぎる言動ゆえ同僚や生徒からも嫌われている。料理長のメアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)はひとり息子をベトナム戦争で失ったばかりで、息子と最後に過ごしたこの場所で年を越そうとしていた。アンガス以外の生徒はバカンスに出ることになり、たった3人でのホリディが始まる。アンガスに「君の面倒を見るなんてごめんだ」と冷たく告げるハナムに「帰る場所のない子にあんなことを言うなんて」とたしなめるメアリー。アンガスが人一倍繊細さを持ち合わせていることを感じ取っていたのだ。映像は、それぞれに孤独を抱える3人が美しい雪景色の中で反発し合いながらもお互いを知り、少しずつ心を通わせていく様子や、ハナムには何か人に言えずにいた“過去”があることが伺える。本作の練りに練られた見事な脚本はかねてより高い評価を受けていたが、4月14日(現地時間)に発表された第76回全米脚本家組合(WGA)賞において、オリジナル脚本賞を見事受賞。ささやかだが温かくもある2週間の休暇が描き出すものに期待が高まる予告編となっている。併せて、日本版ビジュアルも解禁に。ハナムが手に入れてきたまったく飾りもなく、斜めになったクリスマスツリーを背景に、学校の食堂で食卓を囲む3人の姿を温かな色彩で描き出し、<この日々を、きっと忘れない>という3人それぞれの想いを代弁するようなキャッチコピーが添えられた。原題でもある『HOLDOVERS』とは「残留した者」の意味。バカンスや家族のもとに戻った人々を尻目に、まるで「置いてけぼり」になったように、学校に取り残された彼ら。3人の間で育まれていく絆の行方が気になるビジュアルが完成した。『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は6月21日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年04月23日台湾を震撼させた大ヒットホラー『呪葬』(原題:頭七/英題:The Funeral)が7月12日(金)より公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。優しかった祖父を見送るため、疎遠にしていた実家に戻ったチュンファとその娘チンシェン。年月が経っても冷たく無礼な父、嫌味の絶えない姉、おどおどとした義兄、どこかよそよそしい母…。失望しきりのチュンファだが、叔父の助けもあり、気丈に初七日まで過ごそうと決意する。しかし、彼女の意思に反して、不気味な悪夢が彼女を襲うようになる。奇妙な物音にはじまる、家にはびこる怪異に慄くチュンファだが、チンシェンにも同じ症状が現れたことを知る。疲弊した彼女たちは、想像を絶するさらなる恐怖に巻き込まれていく…。本作は、パンデミックを題材にした『哭悲/THE SADNESS』、宗教施設の禁忌に端を発する『呪詛』をはじめ、鋭く良質なホラーを放ち続ける台湾発の新たな傑作ホラー。死者の魂が戻ってくるといわれる「初七日」の風習から生まれた衝撃作だ。公開当時の年間ランキング(台湾映画)では6位の大ヒットを記録した。この度、解禁されたポスタービジュアルでは、祖父の遺影を前に一同介した家族たちの物々しい様子とともに、本作で映画初主演を飾る台湾の元大人気アイドルグループ「S.H.E」出身のセリーナ・レン演じる主人公チュンファの恐怖に凍り付いた表情が切り取られている。「帰ってきてはいけないこの家は何かおかしい―」というコピーが戦慄を煽るビジュアルとなっている。併せて解禁された予告編は、身を寄せ合って眠るチュンファと娘チンシェンのシーンから幕を開ける。「帰っておいで」という叔父からの電話を受け、祖父の葬儀のため久々に足を踏み入れた実家は、重く不穏な空気に支配されていた。「お前の居場所はない」とチュンファを拒絶する父親、「ママがなぜ家を出たか知ってる?」とシンチェンに尋ねる意味深な叔父のセリフに深まる一族訣別の謎。「初七日の後に出ていく」と啖呵を切るチュンファだが、彼女を追い立てるように悪夢が襲う。生米を貪り食う謎の女の姿、実態なく砂に残る足跡、屋敷を出てもなお執拗に彼女を追い続ける「何か」…。「私たちはここに居てはいけない」というチュンファの独白が意味するものとは?そして彼女たちは初七日の夜、いったい何を目撃するのか?本編への期待が高まる予告編に仕上がっている。『呪葬』は7月12日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(c)2022 PINOCCHIO FILM CO., LTD. TAIWAN MOBILE CO., LTD. Macchiato Digital Imaging Co., Ltd PEGASUS ENTERTAINMENT CO., LTD. MUWAV DIGITAL STUDIO CO.,LTD(シネマカフェ編集部)
2024年04月23日この度、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠「よる8銀座シネマ」では、5月1日(水)より、「最強無敵のGW!『エクスペンダブルズ』シリーズ3夜連続放送」と題して、自らを“消耗品”と名乗る最強の傭兵部隊“エクスペンダブルズ”の闘いを描いたアクション超大作、第1~3弾を一挙放送いたします。当シリーズは、シルヴェスター・スタローンが主演を務め、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーら豪華キャストの競演とド派手なアクションで世界中を魅了。今年1月に約9年の月日を経て公開された新作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』を含めて、全世界でシリーズ累計興行収入8億ドル超えの大ヒットを記録しました。今回の特集では、最新作へと続く第1~3弾をお届け。GWは、レジェンド俳優らによって繰り広げられる数々の壮大なドラマと、命懸けの超絶アクションを存分にお楽しみください!『エクスペンダブルズ』© 2010 Alta Vista Productions, Inc All Rights Reserved.『エクスペンダブルズ2』© 2012 Barney’s Christmas, Inc. All Rights Reserved.軍事独裁政権を破壊せよ!史上最大の作戦に燃える、命知らずの傭兵軍団! シルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めたメガヒットアクションシリーズ第一弾『エクスペンダブルズ』 5月1日(水)夜8時© 2010 Alta Vista Productions, Inc All Rights Reserved.バーニー(スタローン)率いる最強無敵の軍団“エクスペンダブルズ(消耗品軍団)”は、傭兵業界にその名を轟かせている。凶悪なソマリアの武装海賊に拉致された人質を鮮やかに救出した彼らの次なる任務は、南米のヴィレーナという島国の軍事独裁政権を壊滅させること。だが、その依頼にはかつてない危険と巨大な陰謀が待ち構えていた―。出演:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーほか監督:シルヴェスター・スタローン 2010年日本公開最強無敵の、その先へ。 アクションの名手サイモン・ウェストによる、全世界を熱狂させた大ヒット作の待望の続編『エクスペンダブルズ2』 5月2日(木)夜8時© 2012 Barney’s Christmas, Inc. All Rights Reserved.彼らの今回の仕事は、東欧バルカン山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収。だが、謎の武装組織の罠にはまり、データを奪われ、仲間の一人が命を失ってしまう。奪われた機密データには、旧ソ連軍が埋蔵した大量のプルトニウムの隠し場所が記されていた。世界を救うため、軍団のもとに、最強の仲間たちが再結集!そして、それは単なる仕事ではなく、殺された大切な仲間への復讐<リベンジ>だった…。出演:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーほか監督:サイモン・ウェスト2012年日本公開準備は良いか?頂上決戦。映画史に名を刻むアクションヒーロー、奇跡の集結 シリーズ最大の祭りが、今始まる『エクスペンダブルズ3ワールドミッション』 5月3日(金)夜8時© EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.CIAの作戦担当ドラマー(ハリソン・フォード)からの次なるミッションは、かつて共に“エクスペンダブルズ”を結成した仲間であり、現在は悪に染まった組織の大物ストーンバンクス(メル・ギブソン)の捕獲作戦だった。一行は世界各地で戦いを繰り広げるも、自分たちの手の内を知り尽くした相手に苦戦を強いられることになる。出演:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガーほか監督:パトリック・ヒューズ 2014年日本公開最強無敵のGW!『エクスペンダブルズ』シリーズ3夜連続放送 スケジュール・5月1日(水)夜8時『エクスペンダブルズ』・5月2日(木)夜8時『エクスペンダブルズ2』・5月3日(金)夜8時『エクスペンダブルズ3ワールドミッション』【BS松竹東急(BS260ch)】<全国無料放送> 2022年3月に開局。映画、歌舞伎・演劇・音楽、スポーツ、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします!平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインアップしています。【お知らせページ】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月23日菅田将暉主演、黒沢清監督・脚本の『Cloud クラウド』特報とポスタービジュアルが解禁。また、公開日は9月27日(金)に決定した。菅田将暉と黒沢清が初タッグを組んだ本作は、“集団狂気”を描くサスペンス・スリラー。「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田さんが演じ、吉井の仕事が軌道に乗り出した矢先、周囲で不審な出来事が重なり、これまでの「日常」が壊されていく様子を描く。この度解禁された特報映像は、菅田さん演じる主人公・吉井が、憎悪の連鎖から生まれた“集団狂気”に狙われる姿を捉えたもの。主人公・吉井の前に突如現れる、袋マスク姿の男。「ラーテル」へ憎悪が書き込まれたネット画面を見ながら「こいつ殺す」という声が聞こえ、突然“標的”となった吉井…。なぜ狙われるのか?誰に狙われているのか?最後は、囚われた吉井のセンセーショナルな姿で締めくくられる。古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝ら演じる登場人物の不穏な表情にも緊迫感が漂い、どのような物語が展開していくのか謎に包まれた映像となっている。特報で使用されている曲は、クラシックの名曲ヴェルディ「レクイエム」の「怒りの日」。怒りの連鎖が生む狂気を連想させる楽曲となっている。併せてティザーポスタービジュアル2種類が解禁。メインビジュアルは、不慣れな持ち方で拳銃を握り、廃墟にたたずむ吉井の姿が。なぜ、追われているはずの吉井が拳銃を持っているのか?こちらを見つめる吉井の複雑な表情も意味深だ。もう一方のビジュアルは、すりガラスの扉の向こうに立つ袋マスクの男。「狂気に狙われる」「“だれもが標的になりうる”隣りあわせの恐怖」とコピーにあるように、突然《匿名》の不特定多数者から狙われる恐怖を象徴するビジュアルとなっている。『Cloud クラウド』は9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Cloud クラウド 2024年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 「Cloud」 製作委員会
2024年04月23日生田斗真、ヤン・イクチュンW主演の『告白 コンフェッション』より新たな場面写真が解禁された。「カイジ」の福本伸行と、「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじによる原作コミックを実写映画化した本作。死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男。密室で進んでいく、2人のこの上なく気まずい一夜を、圧倒的なスリルとスピード感で描き切る。監督は、『カラオケ行こ!』の山下敦弘が務めた。この度解禁されたのは、生田斗真演じる「告白」に追い詰められていく男・浅井啓介の新規場面写真。木の棒を手に息を潜め隠れる浅井の様子や、ジヨン(ヤン・イクチュン)からナイフを突きつけられ驚いた表情の浅井、そして床に這いつくばりながら憎しみの表情を浮かべる緊張感あるシーンが映し出されている。追い掛けてくるジヨンの攻撃に基本的に受け身の浅井だったが、攻防戦を繰り広げる中で「こいつは本当に俺を殺すかもしれない…」と、だんだんと浅井の中にある内なる狂気も露呈していく。今回ヤン・イクチュンと共にW主演を務める生田さんは、浅井という一見するとエリートの好青年風だが、どこか掴みどころのないキャラクターを演じ、本作で新境地を開拓している。浅井役は「“人間的に善い人”というパブリックイメージがある俳優が演じる方が面白いのではないか」と、プロデューサー陣と監督の間で意見が一致し、生田さんへのオファーが実現。また、山下監督は、初タッグを組んだ生田さんについて「生田さんはプロだと思いました。対応力、理解力が非常に速い」と語り、生田さんへの絶対的な信頼を覗かせる。生田さんは、本作での浅井役で人間のリアルな醜さを秀逸した表現で魅せている。2人の白熱した攻防戦の先にどんな朝が待ち受けるのか?今後の展開に期待が高まる場面写真となっている。『告白 コンフェッション』は5月31日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:告白 コンフェッション 2024年5月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会
2024年04月22日孤高の天才“プリンス”の真実に迫るドキュメンタリー『プリンス ビューティフル・ストレンジ』(原題:Mr. Nelson On The North Side)が6月7日(金)より公開されることが決定。ポスターが解禁された。2016年4月21日、57歳の若さで急死した天才ミュージシャン・プリンス。80年代、自伝的映画『パープル・レイン』、同映画サントラのメガヒットで一躍世界的スーパースターに。公式発売されたアルバムのトータルセールスは1億5千万枚。12枚のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞。2004年にはロックの殿堂入りを果たすなど、生涯ロック・ポップス界の頂点に君臨し続けた。ポール・マッカートニーが“クリエイティブの巨人”と称し、エリック・クラプトンが“世界で最高のギタリストの一人”と賞賛するなど、マニアを公言するビッグネームは数知れない。ロック~ポップス~ファンク…あらゆるジャンルの垣根を飛び越え、実験性と大衆性を同時に奏でる真の天才だった。アメリカ・ミネアポリスで誕生したプリンス(本名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン)は、住民の99%が白人という環境下で、多感な青春時代を過ごした。公民権運動の渦中、ジェームス・ブラウン等の黒人ミュージシャンも時折訪れた、地元のブラックコミュニティ“ザ・ウェイ”での音楽的な原体験、恩師や家族が語る幼少期のエピソードは、興味深いものばかりだ。チャカ・カーン、チャックD、ビリー・ギボンズなど、プリンスを敬愛するミュージシャンの貴重なエピソードも多数収録。孤高の天才が、如何にして誕生したのか、そして突然の悲劇までを追う、プリンスを愛する全てのファンに贈る傑作ドキュメンタリーだ。この度解禁されたポスタービジュアルでは、「世界中が悲しみの雨に濡れた突然の悲劇から8年孤高の天才“プリンス”の真実に迫る傑作ドキュメンタリー」というコピーとともに、プリンスがチューインガムを膨らます正面の顔と、そのガムを指に絡めて怪しく微笑む横顔を映した、全体的に淡いパープルカラーのビジュアルとなっている。また、本作をいち早く鑑賞したピーター・バラカンからは「新発見の多い映画です」と絶賛のコメントが到着。本作で描かれたプリンスの“真実”に期待が高まる。ピーター・バラカン コメントプリンスと共に、彼が育ったミネアポリスがある意味でこのドキュメンタリーの主役になっています。デビュー前に拠点となっていたクラブ、ファンのために突然ライヴを開催したペイズリー・パークなど、新発見の多い映画です。―ピーター・バラカン(ブロードキャスター)『プリンス ビューティフル・ストレンジ』は6月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月21日『パラサイト 半地下の家族』や『燃ゆる女の肖像』のNEONが北米で配給し、エドガー・ライトなどの新進気鋭の監督たちが絶賛、その過激さと危険さに議論を呼んだエコスリラー『HOW TO BLOW UP』の本予告とポスタービジュアルが解禁された。地球温暖化が進み、気候変動の脅威が差し迫る最中でテキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描く本作。監督は、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバーが務める。解禁された本予告では、前半部分でパイプラインの爆破計画に参加する8人の若者たちが紹介される。彼らは、社会に構造的なダメージを与えることで問題への抜本的な変化をもたらすため、誰も傷つけず、環境も汚染することなく、秘密裏に石油パイプラインを爆破するという任務を遂行する。後半、「Dos Monos」の完全未発表音源と共に流れるセリフ「人々を犠牲にし利益を得るものたちに注告するのだ。企業は私たちを野蛮だと責めるだろうが、これは当然の行動だ。自己防衛のための正義なのだ!」という呼びかけは、果たして今の社会に対してどのような意味を持つのだろうか?また、NEONが制作したデザインを採用した新ビジュアルでは、主人公たちが爆弾を運ぶ姿が緊張感を持って描かれている。監督やメディアからのコメントも寄せられており、エドガー・ライトは「絶対に見逃せない、今年のベストの1つ」、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエル・シャイナートは「重要で緊急、素晴らしいスリラー!」と評している。『HOW TO BLOW UP』は6月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAX シネマズ、シネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:HOW TO BLOW UP 2024年6月14日より ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋 HUMAX シネマズ、シネマート新宿 ほか全国にて公開© Wild West LLC 2022
2024年04月20日川西拓実(JO1)と桜田ひよりが主演する、青春音楽コミックの実写映画化『バジーノイズ』より、新規映像[In the Room edition]と場面写真が公開された。他人の「いいね」だけを追いかけて生きてきた潮(桜田さん)が、マンションの管理人・清澄(川西さん)の部屋の窓ガラスを割って入ったことで、清澄がマンションを追い出され、ふたりの奇妙な共同生活が始まる本作。今回公開された[In the Room edition]では、共同生活の始まりに清澄が潮の部屋で初めて演奏するシーンが切り取られている。ひとり自分のためだけに音楽を奏でてきた清澄は戸惑うも、「なんでもええよ」と潮が答えると、心地よさそうに音を鳴らし、主題歌「surge」の「不器用な視線が 不自然に混ざる ぼんやりと溶け合って 感覚を超えて」という歌詞が重なり合う映像となっている。場面写真でも、2人が真っ直ぐに見つめ合う姿や、同じ海を見つめる姿が公開。監督が最新の注意を払いながらこだわったという、いまっぽさを感じさせる2人の距離感の描き方にも注目だ。『バジーノイズ』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バジーノイズ 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
2024年04月20日杉咲花主演『朽ちないサクラ』より場面写真が解禁された。「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による警察ミステリー小説を映画化した本作。複雑に重なり合う事件と、警察内部の巨大な闇に立ち向かう主人公の姿を描く。この度解禁されたのは、杉咲花演じる泉ほか、登場人物の姿を捉えた場面写真。美しく咲き誇る満開の桜を背にまっすぐに前を見つめる、森口泉(杉咲花)の姿が印象的なカットをはじめ、バディとなり泉と一緒に捜査する磯川(萩原利久)との場面写真も公開。神社で衝撃的な真相を知ってしまう、物語の鍵となるシーンとなっている。そのほか、県警捜査一課を指揮する梶山(豊原功補)や泉の上司で元公安の富樫(安田顕)がそれぞれの立場から真相を追い求めて動き出す姿も捉えられている。ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死…捜査権の無い警察事務職員・泉は、どう立ち向かっていくのか。事件を追ううちに、泉は自分自身が信じる正義と対峙し葛藤を繰り返し、強く成長を遂げる。杉咲さんについて、「目が強い」というプロデューサーの言葉をきっかけにキャスティングが決定した本作。泉の視線がどのように変化を遂げるのか、その緻密な演技にも注目だ。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年04月20日最新作『プリシラ』が公開中のソフィア・コッポラ監督の過去作が、4月26日(金)~5月9日(日)に、大阪・シネマート心斎橋にて日替わり上映されることが分かった。上映作品は、『ヴァージン・スーサイズ』、『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』、『SOMEWHERE』、『ブリングリング』の5作品。『ヴァージン・スーサイズ』『ロスト・イン・トランスレーション』は35mmフィルムの上映となる。また、来場者には各作品非売品ポストカードのプレゼントもあり(無くなり次第終了)、スタンプラリーも企画されている。<上映日程>『ヴァージン・スーサイズ』4月27日(土)、4月30日(火)、5月5日(日)『ロスト・イン・トランスレーション』4月28日(日)、5月1日(水)、5月4日(土)『マリー・アントワネット』4月26日(金)、5月3日(金)、5月7日(火)『SOMEWHERE』5月2日(木)、5月6日(月)、5月9日(木)『ブリングリング』4月29日(月)、5月8日(水)ソフィア・コッポラ監督特集は4月26日(金)~5月9日(木)、シネマート心斎橋にて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日愛する娘の失踪をめぐる母親とその家族の物語、映画『ミッシング』。出口のない迷路を彷徨い続ける母親を石原さとみが演じ、その夫で行方不明の娘を探し続ける父親を演じるのは青木崇高。今年に入って、韓国映画『犯罪都市 NO WAY OUT』、Huluオリジナル「十角館の殺人」(配信中)、本作『ミッシング』(5月17日公開)と3作品が公開・配信。昨年公開された、第96回アカデミー賞で日本映画として初めて視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』では、整備員・橘宗作役でしっかりとドラマ部分を支えている。そんな出演作が絶えず公開されている青木さんだが、これまでも、映画にドラマに、多様な役柄の数だけ観客を魅了してきた。青木崇高/『ミッシング』完成披露試写会にてNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(07~08)で、ヒロインの兄弟子で結婚相手となる落語家・徒然亭草々役を演じ、広く知られることになった青木さん。徒然亭草々役のキャスティングは難航していたといい、ようやく青木さんに出会えたとき満場一致で決まったとのこと。結果、ドラマとともに草々役も話題になり、納得のキャスティングだったことが分かる。また、大河ドラマにも欠かせない青木さんだが、「鎌倉殿の13人」(22)では、尊敬できる強さと包容力を兼ね備えた新しいリーダー像を感じさせる、これまでにない木曽義仲役を好演、「高潔で恰好良かった」「胸熱!」「まだまだ見たかった…」など、放送後は大きな反響を呼んだ。大友啓史監督による大ヒット作『るろうに剣心』シリーズ(12~20)で演じたのは、驚異的な腕力の持ち主で、直情的で喧嘩っ早い相楽左之助役。豪傑ではあるが、ただの暴れん坊ではなく“根底に、青木さん自身がもっている繊細さを感じさせる演技”を見せたからこそ愛されるキャラクターになり、大友監督も青木さんの演技を絶賛していた。さらに、海外進出作となった『犯罪都市 NO WAY OUT』では、“マブリー”の愛称で人気の俳優マ・ドンソクと共演し、極悪非道なヤクザの解決屋・リキ役で大迫力のソードアクションを披露。マ・ドンソクが「『るろうに剣心』のアクションも素晴らしかった!青木の芝居が大好き!」と熱烈な思いで本作に青木さんを推薦、お互いを“ムネ”“兄さん”と呼び合うほどの仲にもなったという。青木さんが、演技に加えて人柄でも出会う人々を魅了していることが分かるエピソードだ。最新作『ミッシング』では「監督が書かれた状況の中に自分の身を投じよう」そして、最新作『ミッシング』では、行方不明の娘を探し続ける父親・豊役を演じている。吉田恵輔監督は、「沙織里(石原さとみ)の熱量を受けとめて守れるような男であって欲しかった」と青木さんをキャスティングしたという。※吉田恵輔監督の「吉」は<つちよし>が正式表記。青木さんは本作について「僕自身、一児の親として、読むのがとても怖い脚本でした。親である以上、子どもが不幸な目に遭ってしまうというのは、まともには向き合えないことだと思うんです」と吐露する。「でもその不安感と向き合うしかない。不安の中で無理にでも希望を見つけ出そうとするのか、あるいはもうなるべく蓋をしたいぐらいの気持ちなのか。豊はこう考えているだろうと想像することさえ、思い上がりに近いものになってしまうのではないかと思いました。だからそのわからなさに対して、できるだけ素直に、監督が書かれた状況の中に自分の身を投じようということだけを意識しました」と向き合い方に苦心したことを明かす。そして「意図的に準備してこういう芝居をしようと考える種類のホン(脚本)ではないというか、いままでの仕事とはまたちょっと違った取り組み方だったと思います」と演技へのアプローチもこれまでになかったものだとふり返った。役柄として受け止めてもらうシーンが多かった石原さんも、「シーンに向かうまでの過程、準備のときから一緒に共有できて、本当に青木さんには助けられた」と夫婦として現場にいることができた青木さんの存在に感謝する。本編では、先走る妻・沙織里をなだめたり、客観的な目線で話すなど、事件に対して冷静さを何とか保つような“耐える”シーンが続き、そこからはまさに青木さん自身の苦悩も浮かび上がってくるかのよう。すでに試写会の後には、青木さんのあるシーンの演技に対して「涙が止まらなかった」「涙腺崩壊した」といった声が続出、さらに「感情的になる妻に対してできるだけ冷静でいようとする夫のありようがリアル」という説得力に圧倒されたという声もあり、本作でも、青木さんが信頼感ある演技で私たちの心を奪うことは必至だ。『ミッシング』は5月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッシング(2024) 2024年5月17日より全国にて公開©︎2024「missing」Film Partners犯罪都市 NO WAY OUT 2024年2月23日より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開(C)ABO Entertainment presents a BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A. ENTERTAINMENT production world sales by K-MOVIE ENTERTAINMENT
2024年04月19日ハ・ジョンウ、イム・シワンが共演、実話を基に描く『ボストン1947』が今夏、日本公開が決定。映画の舞台となった1947年4月19日に開催されたボストンマラソンに合わせ、解禁となった。1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンは“日本名”の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのだ。終戦と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のまま。1947年、ボストンマラソン。その2人がチームを組み、才能あふれる若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させる。<祖国の記録>を取り戻すために――。韓国で伝説の人となった金メダル選手ソン・ギジョンを演じるのは、『1987、ある闘いの真実』「ナルコの神」などに出演するハ・ジョンウ。ボストンで走る若手選手ソ・ユンボクには、「イカゲーム2」への出演も決まったイム・シワン。2人は本格的な訓練を受けて体脂肪を6%まで落とし、マラソン選手としてのリアルな肉体を作り上げた。さらに、ベルリンで銅メダルを獲得したナム・スンニョンに千の顔を持つ俳優として知られるぺ・ソンウ、ソ・ユンボクに想いを寄せるオクリムに「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「無人島のディーバ」のパク・ウンビンが扮している。監督は、全世界で熱狂を巻き起こした『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。壮大なスケールで重厚なヒューマンドラマを描いてきた名匠が、スポットの当たることが少なかった祖国解放から朝鮮戦争の間の時代の真実に迫る。また、ボストンマラソンは世界でも長い歴史を持つ格式の高い大会で、東京やベルリンとともにワールドマラソンメジャーズ対象大会の1つ。先日4月15日に開催され、パリ五輪代表の大迫傑選手が出場し、話題となったことも記憶に新しい。独立以降、初めて韓国代表として参加した国際大会である1947年のボストンマラソンを舞台にした本作は、過去の悲しみと苦しみを、未来の喜びと勇気へと昇華させるように観る者の感情を揺さぶるだろう。『ボストン1947』は今夏、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日2005年公開の大ヒット作が4Kで鮮やかに蘇る『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』が6月14日(金)より公開されることが決定した。19世紀パリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長する。幼なじみの青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくが、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。一方怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がる…。ガストン・ルルーの小説を基に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に作曲し、ロンドン・ウエストエンドにあるハー・マジェスティーズ劇場で初演された「オペラ座の怪人」。日本では、劇団四季によって1988年から各地でロングラン公演を果たしており、世界で1億6000万人が観劇。2004年、ロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本を務め、『バットマン フォーエヴァー』などのジョエル・シュマッカー監督とともにこだわりぬいて映画化した。2005年1月29日に日本で公開されると、リピーター続出の空前の大ヒットとなり当時のミュージカル映画史上最高興行収入を誇り、全世界興収の40%以上を日本が占めた伝説の作品。映画版では、舞台では描かれないファントムの出生の秘密やラウルとの決闘シーンも追加されている。パリ・オペラ座を舞台にした豪華絢爛な美術と衣装や装置の数々、高さ約5m、幅4m、2万個からなるスワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアは圧巻。巨大なシャンデリアが落ちていくクライマックスの名シーンは息をのむスペクタクルだ。また、メインテーマ曲の「The Phantom of the Opera」をはじめ、名曲の数々は、きっと誰しもが耳にしたことがあるはず。主演のジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソンら主要キャスト3人は全ての歌唱を本人が行い、映画のためにロンドンのアビーロードスタジオにてフルオーケストラで収録された。第77回アカデミー賞では、撮影賞、美術賞、歌曲賞(「Learn To Be Lonely」)にもノミネートされ、世界的に高い評価を得た本作。解禁されたポスタービジュアルは、仮面舞踏会の上には、巨大なシャンデリアが輝き、アイコニックな赤い薔薇が一輪添えられている。仮面をかぶったファントムと、クリスティーヌの恍惚の表情にも注目だ。『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は6月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日木村拓哉主演の新ドラマ「Believe-君にかける橋-」のキャスト登壇イベントが4月18日(木)、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希、北大路欣也が出演することが明らかになった。本作は、大手ゼネコンの土木設計部部長で、橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村さん)が刑務所に収容される困難に見舞われながらも、希望と再生の道を模索する、手に汗握るサスペンスと人間ドラマが交錯する壮大な物語。先日、木村さん以外、後ろ姿で写るビジュアルが公開されていたが、イベントでメインキャスト8人の真相が明らかになった。観客席の中央扉から、観客とハイタッチをしながら登場した木村さんは、「とても素敵で、とても贅沢な共演者の皆さんとこの場に立てることを、非常に光栄に思っております」と語ると、竹内さん、山本さん、一ノ瀬さん、上川さん、斎藤さん、小日向さん、天海さんも満面の笑顔で観客席の間を通って登場し、割れんばかりの歓声で包まれた。壇上で待っていた木村さんは男性キャスト陣と握手、そして女性キャスト陣と小日向さんもスマートにエスコートする一幕も。キャスト陣は、日々充実感を覚えているそうで、狩山を調べる刑事・黒木正興役の竹内さんが「木村さんが“マジで本気”なので、僕も“マジで本気”でいけるんです!」と力説すれば、狩山の弁護を担当する秋澤良人役の斎藤さんも「木村さんはいつも役柄に“マジで本気”。今回も面会室で対峙するシーンで、背筋がゾゾゾッとするような目をされていて、鳥肌が立ちました」と言う。狩山が収容されるところの刑務官・林一夫役で友情出演する上川さんからも、「木村さんのエンジンが力強いからこそ、現場も力強く前進していける」と語られた。そして、木村さんが「涼真は体育系」、「舞香ちゃんは自然体」、「颯とはクランクインですごく仲良くなった」などと、共演者たちの印象やエピソードを紹介すると、狩山の妻で優秀な看護師長・玲子を演じる天海さんが、隣の木村さんに向かって身を乗り出し、「(私の印象は)どうですかっ!?」と詰問。木村さんも横を向き、天海さんと真正面から見つめ合う体勢となり、「そばにいると感じさせてくれる温度とか匂いとか全部ひっくるめて…“ありがとうございます!”という感じです」と感謝を伝えると、天海さんも「熱量を持ってお芝居に向き合っていらっしゃるんだな、と常々感じていたのですが、それを目の前で拝見し、『あぁ、これが木村拓哉さんか』と。とても新鮮でいて、よく練り上げられたものを感じられて、すごく楽しいです」「これからどんどん撮影が進むにつれて、もっと仲も深めていきたい」と話した。ほかにも、狩山に憧れる部下・本宮絵里菜役の山本さんからは「毎日楽しいです」と撮影の様子が明かされ、絵里菜の婚約者で狩山の部下・南雲大樹役の一ノ瀬さんも「ワクワクドキドキしながら皆さんとお芝居させていただけて、毎日が幸せです」と充実した撮影の日々を送っている様子。スケジュールの都合上で欠席となった北大路さんは、VTRで登場。「私は『龍神大橋』の建設で工事を担う坂東組の社長・坂東五郎役で参加しております。木村さんが演じる情熱にあふれる主人公・狩山とどう向き合っていくのか、ワクワクドキドキです」とメッセージが届き、狩山のよき理解者である建設会社社長・磯田典孝役の小日向さんは、これまで様々な作品で木村さんと共演してきたが、「印象は全然変わらないんですよね。なんなら去年ご一緒した時よりも若く見えるんです!前回も今までに見たことのない木村くんだなと思ったし、今回もやっぱりとても新鮮ですし」と共演の感想を述べた。また、イベント終盤には、主題歌が「MAN WITH A MISSION」の「I’ll be there」であることも発表された。「Believe-君にかける橋-」は4月25日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送(※初回拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日