学校の授業中、退屈しのぎにノートや教科書に落書きをしたことはないでしょうか。大人になってから昔の落書きを発見すると、子供らしい絵や文字に懐かしい気持ちにさせられますよね。小学生あるあるの授業中に片目を描く癖、10年治ってないそんなコメントとともに、X(Twitter)に2枚の写真を投稿したのは、あぱる。と(@__aprt)さんです。小学生の頃、ノートの片隅に『片目』のイラストを描いていた、投稿者さんは、10年経った今でも、授業中に『片目』を描き続けているのだとか。過去と現在の『ノートの落書き』を比べてみると…。めちゃめちゃ上達している…!1枚目に写る、小学生時代に描いた片目も上手ですが、2枚目の片目は、もはや写真ではないかと思うくらい、リアルですね。「ちゃんと勉強をしているのか…」と、ノートに浮かび上がる目に見張られているような気さえしてしまいます…!投稿には24万件以上もの『いいね』が付き、多くのコメントが寄せられていました。・うますぎてホラーな感じになってきている…!・すごい!10年続けた成果が感じられます。・クオリティが爆上がりしていて笑った。・目力がアップしまくり。授業中、目を描くのはあるあるですよね。10年間、授業中にコツコツと描いてきた結果、ここまで繊細な描写ができるようになったのでしょう。何気なく続けてきた行動が、いつの間にか多くの人を感動させるクオリティにまで到達していたなんて、素晴らしいです。投稿者さんには、これからも描くことを続けていってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年04月25日サッカー選手の身体作りのメソッド株式会社カンゼンは、これまでになかったサッカー選手のための自重をコントロールする「基礎体力」の型を言語化した『サッカー フィジカルのプレーモデル』(三浦哲哉 著、須佐徹太郎 監修)を2024年4月16日に刊行いたします。『サッカー フィジカルのプレーモデル』書影これまでになかったサッカー選手のための自重をコントロールする「基礎体力」の型世界で活躍するトップ・オブ・トップのサッカー選手の動作的特徴として、「スプリント」「減速・加速」「方向転換」の速さが挙げられる。それらを支えているのが、「弾むバネ」「沈むバネ」「しなるバネ」の3つのバネである。また、身体的特徴として、「上半身の姿勢の良さ」「腹~腰回り、下腹部の筋群の発達」「自由度の高い股関節」がある。本書では、現代サッカーを制するために必要不可欠な3つのバネの作り方を中心に、中学生年代から大学生年代かつプロ選手まで適用できる、これまでになかったサッカー選手のための自重をコントロールする「基礎体力」の型を提示する。サンプルページ1章身体作りへの興味須佐の眼「基礎体力」=「身体支配力」2章トップ選手の共通点3章「サッカー フィジカルのプレーモデル」と「型」5章上半身の機能とサッカーエクササイズ集エクササイズ集目次『サッカー フィジカルのプレーモデル』目次①『サッカー フィジカルのプレーモデル』目次②はじめに監修者はじめに1章身体作りへの興味須佐の眼「基礎体力」=「身体支配力」2章トップ選手の共通点3章「サッカー フィジカルのプレーモデル」と「型」須佐の眼唐手から「型」を考える須佐の眼ステレオタイプ化と鋳型化の問題4章「弾むバネ」「沈むバネ」「しなるバネ」須佐の眼「姿勢」「アジリティ」「受け方」「ドリブル」「タックル」5章上半身の機能とサッカー須佐の眼「骨盤と肩甲骨のリズム」「前傾姿勢(上体の前屈)」「胸の入れ替え」6章「基礎体力」のトレーニングは何歳から?コラム「基礎体力」の観戦術エクササイズ集おわりにプロフィール著者:三浦哲哉(みうら・てつや)1980年4月25日生まれ、岩手県出身。理学療法士、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。大船渡高校、順天堂大学、専門学校社会医学技術学院卒。整形外科クリニックでの理学療法士業務と並行し、サッカーを中心にトレーナー活動を経験。タマリバクラブ(ラグビー、2005~08年)、慶應義塾体育会ソッカー部(10~20年)、全日本大学選抜(13~15年)、ユニバーシアード男子日本代表(15年)でトレーナーを務めた。監修者:須佐徹太郎(すさ・てつたろう)1955年11月11日生まれ、福岡県出身。阪南大学名誉教授。小倉高校、筑波大学体育専門学群を経て、同大学大学院体育科学研究科博士課程満期退学。86年から2021年まで阪南大学サッカー部監督。35年間で総理大臣杯優勝2回、関西学生リーグ優勝12回(春・秋含む)、石丸清隆(現・愛媛FC監督)、梁勇基(現・ベガルタ仙台クラブコーディネーター)、脇坂泰斗(現・川崎フロンターレ)など60人以上のJリーガーを輩出。15年ユニバーシアード男子日本代表チームリーダー。書誌情報書名:『サッカー フィジカルのプレーモデル』ISBN:978-4-86255-719-3著者:三浦哲哉監修者:須佐徹太郎ページ数:264P判型:A5判定価:2,310円(本体2,100円+税)発売日:2024年4月16日出版社:カンゼン商品URL: Amazon : Rakutenブックス : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン宣伝プロモーション部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月12日読者投票もスタート! あなたが選ぶ2023年、最も面白かったサッカー本は?株式会社カンゼンが創設し、第11回が開催される「サッカー本大賞」。選考委員による一次選考が終了し、優秀作品を選出した。サッカー本大賞2024 優秀作品が決定読者投票もスタート!カンゼンが創設し、4月に第11回の開催を予定している「サッカー本大賞」。本賞では、2023年度(※1/1~12/31)に発売されたサッカー本(※ただし読み物に限る。いわゆる技法書 、テクニック本は選考対象外。)すべてを対象に選考委員によって決定される。現在、選考委員による一次選考が終わり、下記11作品が優秀作品として選出ている。この中から最終選考を行い、大賞が決定。授賞式で発表される。現在、カンゼンが運営するフットボールチャンネル上では読者賞の投票も開始している。「読者賞」は読者の投票を行い、決定される。 読者賞受賞作はサッカー本大賞同様に授賞式にて発表される。※読者賞の投票締め切りは4/12(金)「サッカー本大賞2024」の優秀作品(発売日順)『戦術リストランテVII「デジタル化」したサッカーの未来』(ソル・メディア)西部謙司(著)戦術リストランテⅦ 「デジタル化」したサッカーの未来 : 『森保ストラテジーサッカー最強国撃破への長き物語』(星海社)五百蔵容(著)[新刊案内] 2023.02.09 | 森保ストラテジーサッカー最強国撃破への長き物語 | 星海社 : 『サッカー監督の決断と采配-傷だらけの名将たち-』(エクスナレッジ)ひぐらしひなつ(著)X-Knowledge | サッカー監督の決断と采配-傷だらけの名将たち- : 『スタジアムの神と悪魔――サッカー外伝・〔改訂増補版〕』(木星社)エドゥアルド・ガレアーノ(著/文)/飯島みどり(訳)mokusei publishers : 『オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)島沢優子(著)オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉|書籍|竹書房 -TAKESHOBO- : 『もえるバトレニ モドリッチと仲間たちの夢のカタール大冒険譚』(ソル・メディア)長束恭行(著)もえるバトレニモドリッチと仲間たちの夢のカタール大冒険譚 : 『フットボールヴィセラルトレーニング無意識下でのプレーを覚醒させる先鋭理論[導入編/実践編]』(カンゼン)ヘルマン・カスターニョス (著) / 進藤正幸(監) / 結城康平 (訳)フットボールヴィセラルトレーニング【導入編】 - 株式会社カンゼン : 『ドイツサッカー文化論』(東洋館出版社)須田芳正(著) / 福岡正高(著) / 杉崎達哉(著) / 福士徳文(著)ドイツサッカー文化論 : 『モダンサッカー3.0 「ポジショナルプレー」から「ファンクショナルプレー」へ』(ソル・メディア)アレッサンドロ・ビットリオ・フォルミサーノ (著) / 片野道郎 (著)モダンサッカー3.0「ポジショナルプレー」から「ファンクショナルプレー」へ : 『それでも前を向く』(朝日新聞出版)宮市亮(著)それでも前を向く : 『聞く、伝える、考える。〜私がサッカーから学び 人を育てる上で貫いたこと〜』(アスリートマガジン)今西和男(著)書籍「聞く、伝える、考える。〜私がサッカーから学び 人を育てる上で貫いたこと〜」 | 広島アスリートマガジン オンラインショップ : 【読者投票はこちらから!】『サッカー本大賞』読者投票! あなたが選ぶ2023年、最も面白かったサッカー本は? : サッカー本大賞2024【サッカー本大賞とは】良質なサッカー書籍が、日本のサッカー文化を豊かにする。2014年(平成26年)に設立された、サッカーに関する書籍を対象にした賞です。良い本はサッカーの見方を豊かにしてくれます。また、日本でサッカーがナンバー1スポーツになり、世界に誇れるサッカー文化を築いていくためには、高い志と情熱をもって作られた良質なサッカー書籍がもっともっと多く世に出て、多くの人に読まれて欲しいと思っています。サッカー本大賞の創設はそうした思いが出発点になっています。選考委員(五十音順、敬称略)金井真紀(かない・まき)1974年生まれ。文筆家・イラストレーター。任務は「多様性をおもしろがること」。著書に『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『サッカーことばランド』(ころから)、『世界はフムフムで満ちている』(ちくま文庫)、『聞き書き世界のサッカー民 スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなし』(カンゼン)、『日本に住んでる世界のひと』(大和書房)、『おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行』(岩波書店)など。佐山一郎(さやま・いちろう)作家、編集者。アンディ・ウォーホルズ『Interview』誌と独占契約を結んでいた『Studio Voice』編集長を経て84年、独立。主著書に『東京ファッション・ビート』(新潮カラー文庫)、『「私立」の仕事』(筑摩書房)、『闘技場の人』(河出書房新社)、『サッカー細見 ’98~’99』(晶文社)、『デザインと人』(マーブルトロン)、『雑誌的人間』(リトル・モア)、『VANから遠く離れて −評伝石津謙介−』(岩波書店)、『夢想するサッカー狂の書斎−ぼくの採点表から−』(カンゼン)、『日本サッカー辛航紀 愛と憎しみの100年史』(光文社新書)。Instagram: @sayamabar陣野俊史(じんの・としふみ)1961年生まれ。文芸評論家、フランス語圏文学者。長崎生まれ。サッカー関連の著書に『フットボール・エクスプロージョン!』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)、『サッカーと人種差別』(文春新書)、翻訳書に『ジダン』(共訳、白水社)、『フーリガンの社会学』(共訳、文庫クセジュ)など。幅允孝(はば・よしたか)有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。安藤忠雄氏が設計・建築し、市に寄贈したこどものための図書文化施設「こども本の森中之島」では、クリエイティブ・ディレクションを担当。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。神奈川県教育委員会顧問。サッカー本大賞 受賞作品一覧【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン担当 :サッカー本大賞実行委員会伊藤 真TEL :03-5295-7723MAIL : soccerbook_award@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月21日なんとなく「紙でメモするのが好き」という女性は、私だけではないと思います。だけど、今は学校の授業すら、PCやタブレットでノートを取る時代。だけど紙やノートはかさばるし、スマホのように「絶対に忘れない」とも限らないので、紙でメモを取るのは非効率的なような気もします。「なんで紙でメモしたくなるんだろう」。そう思って手に取ったのが、この本……『「思考」が整う東大ノート(西岡壱誠著・ダイヤモンド社)』でした。本を開いてみて、まずうれしかったのは「紙でメモを取る意味はある」とはっきり分かったこと。私が感じていた「紙の非効率性」への疑念は一気に晴れ、どんな時に紙でメモをすればいいのかや、メモがどんな時に、そのパワーを最大限に発揮してくれるのかを知ることができました。【この本を読んで分かること】・時間がない大人も実践したい、勉強内容や課題を整理できるノートの作り方・書いたことをメモから「知識」に変えるコツ・仕事や勉強などの「情報整理」のコツと活かし方■メモやノートは「言われたことを書き留めるもの」ではない『東大ノート』などというタイトルを見ると「あーはいはい、頭のいい人だもんね」と逆に心が冷めてしまう人もいるかもしれません。東大に入るような人は私たちと頭の作りが違う、と諦め切っているのかもしれません。しかし、本の冒頭にはバッサリと「東大生も聞いたことを忘れる」と書かれていました。本を読んでみると、いい大学に入れるような人も、才能だけで頭がいいというわけではないことが分かります。けれど、時間の使い方や思考の整理が上手なのです。例えば……メモを取るだけなら、文字を書くより、スマホを使った方が早いですよね。写真を撮ったり、ボイスメモを使ったりするだけの方が、作業としては簡単です。しかし、タイパよく勉強しているはずの東大生たちも、メモやノートを取るのだそう。しかし、物事を書き留めておくためにメモを取るのではありません。手に入れた情報を人に話せるレベルの「知識」に変えるために、ノートを作るのだそうです。たしかに、内容を後で見返すためという意味では、紙のノートも写真も変わりません。丸写しするノートには意味がない……そう言われると、会議の議事録を取る時も、誰が何を言ったかを一字一句確認したいなら、録音した方が早いのです。だけど、録音を聞き返すのは時間がかかりますし、議事録で確認したいのは、会議の要点です。だからこそ、ボイスメモを録音するのではなく、メモを書く……メモの意義とは、頭を使って書き留めることにあるのです。■ノートづくりから「情報整理の方法」を学ぶ本の中では、東大生が使っているという「メモノート」「インプットノート」「アウトプットノート」という3種類のノートの作り方が紹介されています。要点をつかむためのメモ、それを自分の知識に変えて、インプットするためのノート、他人にアウトプットできるレベルまでに落とし込むノート。3種類のノートを使うと、今まで知らなかったことや覚えていられなかったことが完全に自分の知識となり、忘れなくなるのだといいます。私たちが中高生の時にやってきた勉強といえば、先生が黒板に書いたことをノートに丸写ししていくことでした。だから「ノート=移し書きするもの」と思っていましたし、丸写ししているだけだと、色々なことを忘れてしまうわけです……(笑)。しかし、私たちが出身地や自分の年齢を忘れないように、知識が自分のものになれば、日本の歴史年表も総理大臣の名前も、会議の要点も忘れなくなるのです。メモにこんな力があったなんて!それだけでも驚きなのですが、本の中では「ノートの作り方」「見出しのつけ方」「情報整理の仕方」などがかなりしっかりと書かれているので、本をじっくり読めば、誰でも東大生ノートを作ることができるようになります。実際に私も、本を読んでノートを作ってみたのですが、特に参考になったのは「情報整理の仕方」でした。というのも、ノートを作って見出しをつけて、本の内容を実践してみると、自然と情報を自分で咀嚼することになるのです。覚えたいことを忘れないために「情報を咀嚼するって、こういうことなのか」と自然に分かりましたし、ノートを作っていくうちに、勝手に情報が整理されていくんです。情報整理、と一言で言ってしまうと、誰でも簡単にやっていることのように聞こえますが、実際にノートを取ってみると、今までの自分の情報整理は「かなり甘かった」と気づかされるかも。ノートづくりをルーティンにすると、頭を使うクセ、情報を整理するクセをつけることができます。■「情報整理力」を活かせばQOLを上げることも可能情報整理についての認識が変わると、普段の過ごし方も変わるような気がしました。人の話を聞く時も、自然と話の要点を捉えて「相手が何を伝えたいのか」にフォーカスできるようになります。それに、アウトプットノートを作ってみると、人によっては上手く話せるようになるかもしれません。頭の中で情報が整理されていると、人から「余計だ」と思われる話がどこなのかも分かるようになりますし、完結な言葉で分かりやすく人に情報を伝えることができます。「あなたって話が長いよね」と友人から言われるような人なら、日常のコミュニケーションレベルもグッと上がるかも。もともと文字を書くことが好きな人なら、ノート作りも捗るかもしれません。情報を紙にアウトプットする方法が分かれば、勉強や仕事に限らず、趣味や生活にも活かせるノートも作りやすそう。日記を書くにも、その日感じたことを端的に思い出しやすいでしょうし、レシピブックや家計簿なども、罫線ノートから自分で作ることができそう。紙のノートづくりが上手くなるだけでなく、プレゼンシートや議事録など、PCで作る資料を見やすく作れるようにもなると思います。大事なのは「情報整理の方法」で、これさえ覚えてしまえば、媒体は紙でもPCでも話し言葉でも、なんでも活かせると思います。情報って、なんとなく受け取っているだけでも生活することはできるけれど、受け取る情報の解像度が上げられれば、時間がなくても新しいことを学ぶことができます。学生の時はいくらでも時間を使って勉強できたけれど、色々と忙しい大人である私たちだからこそ、学びや仕事の効率を上げることはとても重要です。ノートづくりで、仕事も生活もタイパを上げちゃいましょう。(ミクニシオリ)
2024年03月16日息子のサッカーについて良く思っていない妻。本当はサッカーと無縁の芸術分野を愛する子にしたい理想があったのに、サッカーをしている息子が対極な事に心穏やかでなく、我が子と衝突ばかり。サッカーが好きじゃない妻と息子が折り合いをつけるにはどうしたらいい?と家族間の関係性に悩むお父さんからご相談をいただきました。子どものサッカーが原因で家庭が......、と言う悩みを持つ方、少なくないですよね。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、思春期を迎え手に負えなくなる前にやった方が良いことをアドバイスします。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子は補欠。私は若いママたちのノリについていけず孤独。サッカーが苦痛です問題<サッカーパパからの相談>5年生の息子と妻の関係について相談させてください。息子のサッカーについて、妻はあまり良く思っていません。理由としては、・クラブには、問題児とされている子や粗雑な子が多く、息子が悪影響を受けている・サッカーばかりになってしまい、勉強や他の習い事とのバランスが取れていない・試合が多すぎて、土日に家族全員で過ごす時間が取れない(息子は上級生の試合にも召集されている為、ほぼ毎週試合がある)・ママ友の人間関係が面倒くさい(○○君の方がうまいのに~、△△君は~、といった話に付き合わされるのが嫌)といったところです。それぞれに、そういった面があるのは事実ではありますが、本音は別のところにあります。妻は、息子を「芸術や音楽を愛する穏やかな子」にしたかったのですが、それとは対極のタイプに育ちつつある為、心穏やかではないのです。息子や私の前でそういったことを口にすることはありませんが、本音は隠せないもので、言動の端々に本音が垣間見えます。その影響もあってなのか、最近息子と妻の関係が急激に悪化しているように見えます。息子は妻の言う事について事あるごとに悪態をつき反抗し、聞き入れません。(ちなみに私の言う事は聞きます)また、そのような態度や言葉遣いはサッカーの友達が原因だと思っているので、ますますサッカーに否定的になる、という悪循環に陥っています。息子の言動にサッカーの友達関係が一定程度影響している事は間違いないと私も感じていますが、品行方正にというのも難しい年ごろではあるので、あまり細かいことに口を出しても......、とは思います。息子の言動は褒められたものではないですが、この年代の男の子としてはまぁこんなもんだろうというのが私の印象です。少なくとも自分が子どもの頃よりはまだ良いかなと......。前置きが長くなってしまいましたが、・サッカーが好きではない妻と息子がどう折り合いをつけるのが良いか・言葉遣いや立ち振る舞い等にはどの程度まで干渉すべきかといったところにアドバイスを頂ければ幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。短いご相談文の中で察するだけなので、間違っていることもあるかと思いますが、あくまで参考にしてください。■お父さんも不安だと思うが、息子さんもネガティブな感情を持っているお父さんが、息子さんとお母さんの関係性の悪さにこころを痛めている様子がメールから伝わってきました。お母さんがご自分の理想の息子像があるばかりにサッカーを快く思っていないことはよくわかりました。お母さんと息子さんの諍(いさか)いがあるため、家庭に波風が立っている。そこをお父さんはとても嫌な気持ちだし、不安なのだと思います。私にこうやって相談されるくらいかですから、家庭の外の誰かに話せないのでしょう。しかし、お父さん以上に息子さんがいかに不安でネガティブな感情を持ちながら過ごしているか。そこを重くとらえてください。子どもにとって家庭は安全基地です。特に日本の子どもは学校でもスポーツの現場でも「ちゃんとやれ」「真面目にやれ」と抑圧される傾向があります。そうではなく、自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態である「心理的安全性」が健やかな成長には必須です。その点をよく考えて「わが家」として、わが子にとって安全基地であるかどうかを話し合いましょう。お母さんが悪いとか、お父さんにも責任があるといった責任のなすり合いではなく、ともに反省すべきは反省し「じゃあこうしていこう」と二人で具体的な方法を探しましょう。サカイク公式LINEアカウントでadidasの人気スパイクがあたる!■お父さん自身がどう育てたいか、自身の「子育ての根幹」を考えてみようまた、相談文のなかにお父さんの子育て観や教育観が書かれていませんでした。私はそこが気になりました。お父さんは息子さんのサッカーについてどう感じておられるのでしょうか?例えば「息子の人生なのだから、息子の好きなようにさせたい」と考えているのでしょうか?恐らく母子の様子を書くのに精一杯だったでしょうか。きっとお父さんなりの考えがおありかと思います。そこをまずはお母さんに伝える必要があります。話し合う際、お父さんはどうしたいのか?ここを明確にしましょう。相談文には「品行方正にというのも難しい年ごろではあるので、あまり細かいことに口を出しても」「息子の言動は褒められたものではないですが、この年代の男の子としてはまぁこんなもんだろうというのが私の印象」と、どちらかというと対処法について触れられています。無論、どう対処すればいいかという相談なのでそうなったのかもしれませんが、できれば枝葉末節ではなく子育ての幹をどうするかを考えましょう。まず幹のほうをお父さんなりに考えてください。そこから対処法も生まれるはずです。以下の五つを参考にしてください。■その①子どもは親の私物ではない。親の理想を押し付けるのではなく本人の意思を尊重してひとつめ。子どもは親の私物ではありません。親とは違う個性であり、子どもにも人権があります。お母さんも、お父さんも、ご自分の理想ではなく、本人の意思を尊重することがまずは重要です。そのなかで忘れてはいけないのは「小学生の本分は勉強」だということです。昨今、サッカーさえ上手ければ勉強できなくてもいいといった感覚で育てられている方は少なくありませんが、アスリートとしてあわよくばプロになったとしても、30歳前後で引退するのがサッカー選手です。自分のできる範囲で自分で計画を立てて勉強とサッカーを両立することが求められる。そのことをご両親がお子さんに伝えることが重要です。その際に感情的にならず「お父さんとお母さんはこう思うよ。ただし、君の人生だから自分で決めて自分から取り組もう」と主体性を育むことに軸を置きましょう。■その②家庭は安心安全に過ごせる場所にすべき二つめ。子育ての幹のひとつにありますが、家庭は安心安全に過ごせる場所にすべきだということ。親としての一番の役目は安全基地を用意することではないか。そのほうが子どもは意欲的に取り組みます。それは脳科学で立証されています。私たちの脳の中、大脳に「線条体」という大脳基底核の主要な構成要素のひとつがあります。意思決定(依存や快楽)などその他の神経過程にも関わると考えられています。その線条体は、他者から褒められたり、認められたりすると活発に動き、人は意欲的になります。逆にけなされたり、否定されたり、嫌なことを言われると、線条体はぴたりと止まってしまいます。子どもが親から小言ばかり言われると「そうやって言われるとやる気なくすんだよ!」とよく逆切れしますね。これは脳科学的に正解。当然の反応なのです。したがって、子どもの仲間を悪く言うのはやめることを夫婦のルールにしてください。息子さんも含め、子どもは全員成長の途中です。「社会で子どもを育てる」この言葉を知りませんか?そのためには、互いにどう振舞えばよいのかは、自ずとわかるはずです。■その③自分が親にされて嫌だと思っていたことを、知らずにわが子にもしがち三つめ。ご夫婦で、互いに自分がどう育てられたのかを情報共有しましょう。なぜならば、自分が育てられたように育てるケースが多いからです。私たちは、親にされたことが嫌だなと思っているのに、知らず知らずの間に似たような子育てをしてしまっています。例えば、過干渉を受けた人は自分もわが子を過度に干渉しがちです。■その④ここがダメ、なぜなら○○が悪いから、など子どもを「分析」しすぎている四つめ。相談文を読むと、とくにはお母さんになりますが両親ともに子どもに対するジャッジメントが非常に多いと感じます。うちの子はこう。うちの子はここがダメ。なぜならば友達が悪いから。そんなふうに何の根拠もない極めて主観的なジャッジを下します。そのように分析することに、実は意味はありません。必要なのは子どもの話を聞くことです。■その⑤家族の対話を増やす何が楽しいのか。何を難しく感じているのか。何に困っているのか。家族の中に対話を増やしましょう。これが五つめです。大人が冷静に、感情に乗っ取られずに、子どもに傾聴することがとても重要です。夫婦も家族も本音で話し合うことです。すでに伝えましたが、子どもは親とは別人格です。親が行動や思考をコントロールできると思わないこと。ジャッジするのではなく、わかろうと努力することが大切です。ただし、すべてわかることはあり得ません。わが子でもわからなくて当たり前です。なぜならば別人格なのですから。■今のままでは先が思いやられる、まず親が変わることから始めよう(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そのうえで、君をわかりたいんだというメッセージを送り続けること。もう11歳。思春期はすぐそこまで来ています。今のままでは先が思いやられます。子どもを変えるのではなく、まず親が変わる。お母さんを変えるのではなく、まずお父さんが変わることです。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年03月13日サカイクが「しつもんメンタルトレーニング」の藤代圭一さんと開発・作成した「サカイクサッカーノート」。しつもんに答える形式で書き進めることで、思考がまとまり、イメージが湧きやすいと評判を呼んでいます。東京の強豪クラブ「JACPA東京」は、2023年11月からサカイクサッカーノートを使い、子どもたちの成長に役立てています。今回は小学2年生の選手と、U-9の濵辺豊コーチに「サカイクサッカーノートの使い方と感想」をうかがいました。選手だけでなく、指導者の成長にもつながる、サッカーノートの使い方とは?(取材・文:鈴木智之写真:船倉嘉剛)サカイクサッカーノート書くようになって自分の課題が見つかったという(船倉嘉剛)子どもたち自身が成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>前編:JACPA東京の3年生たちが書き始めて自ら成長を感じること■前はただ蹴ってたけど、書き始めてから自分の課題が分かって練習への取り組みが変わった小学2年生二上凌真(ふたかみりょうま)くん―――得意なプレーは何ですか?ドリブルです。―――好きな選手とその理由を教えてください。メッシです。ドリブルがうまいからです。――サッカーノートはいつから始めましたか?幼稚園の年中の終わりから書き始めました。スクールが終わった後にお母さんに今日やったことを紙に書きながら説明していたら、「それならサッカノートを書けば?」と言われて始めました。――ノートを見て、お父さん、お母さんと話をすることはありますか?「ここは体で強くぶつかったほうがいい」など、いろんな話をしています。――書く時間はどれぐらいかかりますか?最初は30分くらいだったけど、慣れてくると、15分くらいで書けるようになりました。わからない漢字があるときは、調べながら書いています。――サカイクのノートは書きやすいですか?点数で分かれているので書きやすいです。サッカーノートを書く前は、ただ毎日ボールを蹴っていたけど、書き始めてから自分の課題が見つかって、それに向かって毎日練習できているので良かったです。――独自のページを作っているそうですが、何と書いているのですか?「最強になるために必要なこと」を書いています。――具体的にはどのようなことでしょうか?切り替えを早くする。動き出しを早くする。パスを出して動き出す。いろんな指示をする。動いてボールを蹴れるようにする。ディフェンスはおしりから強くぶつかる。右足を武器にする。大きい相手でも引かない。ディフェンスのとき、もっと近づく。判断を早くする、です。――サッカーノートを始めて、自分のプレーが変わったことはありますか?自分の課題を意識して動けるようになりました。いろんな課題を見つけて、もっと上手くなりたいです。小2の二上くんが自分で作った「最強になるために必要なこと」(船倉嘉剛)■普段の生活の様子や考えが知れて、声かけの参考になる濵辺豊(はまべゆたか)コーチ―――サカイクサッカーノートは、いつから導入しているのでしょうか?2023年の11月からです。それまでは各自がノートを買って、書いていました。合宿のときにはノート持ってきて、見ながら話をしたこともあります。サカイクサッカーノートは、わかりやすくていいですよね。物としてしっかりしているので、子どもたちも「やるぞ」という気になるといいますか、書き始めるきっかけとしていいと思います。―――サカイクサッカーノートの良さは、どのあたりに感じますか?私は小学2、3年生を担当しているのですが、わかりやすくて書きやすいので、小さい子たちがサッカーノートを書き始める取っ掛かりとして、すごくいいと思います。JACPAは土日の週2回しかチームとして活動していないので、平日にどのような取り組みをしているのか、どのような生活をしているかなどを知ることができるのも、良いところだと思います。―――低学年の場合、ノートを書くのが難しいという印象を持たれる方もいますが、実際にやってみて、いかがですか?比較的、みんなしっかり書けています。年齢的に、大人としっかり話をするのが難しい時期ですが、サッカーノートがあるおかげで、子どもたちがどういうことを考えているのかがわかるので助かっています。話すことが上手じゃない子でも、しっかりとノートを書けているので、「あのときのあのプレーは、ここを狙っていたんだな」ということがわかります。指導者と選手とのコミュニケーションのツールとしても役立っています。―――指導する側として、ノートを通じて、どのような情報を役立てていますか?就寝時間や起床時間、体温などは、僕らが管理することが難しいので、それを知ることができるのはメリットだと思います。目標設定に関しても「世界一のストライカーになりたい」という子と、単純に「レギュラーになりたい」という子では、声掛けの質が変わりますよね。ノートを通じて、子どもたちが日々考えていることや目標を知ることができるのはすごくありがたいです。■子どもたちが一番変わったのは、ミスしても落ち込まなくなったところ―――サカイクサッカーノートは、練習や試合の前と後に書く欄が分かれていますが、それについては、どのように感じていますか?ノートを書くことによって、課題が明確になるので、ミスに対して落ち込むことが少なくなったように感じます。試合でミスをしたとしても、次の練習に、明るく前向きな気持ちで来てくれるようになりました。サカイクサッカーノートを導入して、そこが一番変わったところかもしれません。―――ノートを通じて、練習を振り返ることの重要性については、どう感じていますか?練習を振り返ることによって、課題が明確になります。それがプレーの改善につながるので、練習や試合の振り返り、課題を克服するための目標設定はすごく大事だと思っています。指導者としても、練習の中で、自分が伝えたかったことがしっかり届いているかを、確認することができるツールでもあります。子どもたちだけでなく、指導者も勉強になりますし、声掛けの質が変わり、指導の幅も広がると思います。―――今後、子どもたちの成長に向けて、サッカーノートをどのように活用していくイメージをお持ちでしょうか?サカイクサッカーノートは、プレーの質だけではなく、考え方の変化やメンタルの向上にも役立つと思います。今後もこのノートを活用しながら、心身ともに、子どもたちの状態を把握できるよう、活動していきたいです。ピッチ内外の課題が明確になり練習に取り組む姿勢が変わるサッカーノート。低学年や考えを言葉にするのが苦手な子たちの本音を知り、子どもへの接し方を変えてみるなどコミュニケーションツールとしても役立ちます。この春スタートする新チームに導入してみてはいかがですか。子どもたち自身が成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2024年03月12日課題を制約主導アプローチで 解決するためのトレーニングデザイン入門株式会社カンゼンは、年代やレベルを問わずに活用できる!サッカー指導者に向けた『サッカー スモールサイドゲーム研究』を2024年3月14日に刊行いたします。この書籍は、ゲームを通じた学習を中心に、選手の成長を促進する方法に焦点を当てています。『サッカー スモールサイドゲーム研究』年代やレベルを問わずコーチングに 革新をもたらすミニゲーム大全エコロジカル・アプローチにもつながる本質的なサッカーコーチングバイブルトレーニングメニューを真似するだけでは選手の成長にはつながらないエコロジカル・アプローチにもつながるサッカー脳を鍛える全年代、全レベルに対応!トレーニングとしてのミニゲーム大全サンプルページ序スモールサイドゲームの導入対談1エコロジカル・アプローチとスモールサイドゲーム植田文也 × 内藤清志第2章Training Menu 01対談2他競技から学ぶサッカーの競技性吉村晃 × 内藤清志CONTENTS『サッカー スモールサイドゲーム研究』もくじはじめに序章スモールサイドゲームの導入特別対談 1エコロジカル・アプローチとスモールサイドゲーム植田文也×内藤清志第1章世界のスモールサイドゲーム第2章様々なスモールサイドゲームのオーガナイズ練習メニュー第3章スモールサイドゲーム実践レポート特別対談 2他競技から学ぶサッカーの競技性吉村 晃×内藤清志おわりにプロフィール内藤清志(ないとう・きよし)1983年6月15日生まれ。広島県出身。筑波大学サッカーコーチング論研究室所属。2008年から2012年まで筑波大学蹴球部トップチームのヘッドコーチを務める。2010年からは同部トップチームの指揮を執りながら、サッカースクールやジュニアユースチームの指導を経験。現在は筑波大学の『サッカーコーチング論研究室』の研究活動の他にサッカーの強化・育成・普及活動を行っている。書誌情報書名:『サッカー スモールサイドゲーム研究課題を制約主導アプローチで解決するためのトレーニングデザイン入門』ISBN:978-4-86255-717-9著者:内藤清志(筑波大学サッカーコーチング論研究室)ページ数:160P判型:A5判定価:2,200円(本体2,000円+税)発売日:2024年3月14日出版社:カンゼン商品URL: Amazon : Rakutenブックス : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン宣伝プロモーション部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月12日「サッカーの後足の爪が痛い」「爪が黒ずんでいる」という経験がある子も少なくないと思います。サッカーのパフォーマンスを向上させるために、足の爪は大事なパーツ。ボールを蹴った後に痛いだけでなく、長くなりすぎて割れてしまい血がにじんだりはがれたりするとサッカーどころではなく日常にも影響が出ます。健康で練習が楽しめることこそサッカー上達のカギ。大事なパーツなのに意外と正しいケアが知られていない「足の爪」の役割やケアの方法などを医療と福祉を提供する株式会社スマイルズの代表であり「爪専科」を運営する高山定也さんに聞きました。(取材・文:前田陽子)中西哲生さんによるサッカー教室サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>■爪があるから物がつまめたり蹴れたりする手や足の指先の先端には、骨がありません。もし、爪がなくなってしまうと力を入れることが出来ず、何かをつまんだり、足を蹴り上げたりすることが出来なくなります。そのくらい爪は大切な体のパーツなのです。当然、サッカーのパフォーマンスにも影響を及ぼします。サッカーでは急に止まったり、方向転換をしたりという「ストップ&ゴー」を繰り返します。この動作の際に爪に負荷がかかります。そのために大切なのは「サイズが合っているシューズを履くこと」。小さい靴では爪が常に圧迫され、大きい靴では靴の中で足がズレてつま先がぶつかってしまいます。最近の子どもに多い「浮き指」なども爪にダメージを与える原因になります。足の爪に痛みを感じるようなら、まずはシューズのサイズを見直しましょう。【正しいサイズ】縦のサイズ、横幅、つま先の余裕ケガを予防してサッカー上達につながる正しい靴の選び方サンダルは足の爪に負担がかからないように思いますが、常にサンダルで足の指が開いたままの状態も良くないのです。全てのサンダルが、という訳ではないですが、長時間体重が踵にかかり足趾が浮いた状態になることは好ましくありません。サッカーの練習や試合の後など短時間であれば構いませんが、1日中サンダルというのも避けましょう。■巻き爪は自然治癒しないサッカー選手はボールを蹴るときに足の爪に強い衝撃が加わるので、主に足の親指の爪が割れる、爪がうっ血するなどのトラブルが良く起きます。その要因の多くは爪の長さです。長すぎる爪は靴のつま先に当たり爪が割れる原因になります。爪がはがれる要因にもなるので、長すぎる爪は危険です。定期的に長さを整えるようにしましょう。先ほど爪の役割を解説しましたが、深爪では爪がない状態に近く、足に力を入れることが難しくなります。また巻き爪の原因となるのも深爪です。一度巻き爪になると自然に治すことができません。日頃から、正しい長さをキープするようにしましょう。【正しい長さの爪】【深爪】各家庭の習慣や子どもの性格にもよりますが、10歳ぐらいまで親が切ってあげているかと思います。子どもへの意識付けのためにも、2週間に1回ぐらい、足の爪の長さについてお子さんに確認を促してみるのも良いでしょう。爪の長さは足も手も同様で、爪の白い部分を1㎜程度にするのが目安です。長すぎても短すぎても良くありません。また、特に足の親指の爪は深爪から巻き爪になる可能性があります。爪の角を落とし過ぎず、スクエアな状態にします。爪を健康に保つためには、清潔にすることも重要です。■足の爪にも保湿を、できればネイルオイルも使ってケアをしよう爪が割れる理由の一つには、乾燥もあります。冬になるとハンドクリームや全身の保湿をする方が増えると思いますが、足の爪も保湿クリームをつかって乾燥を防いでください。できればネイルオイルなども使って保湿していただけると尚良いですね。足の爪は身体の中でも非常に小さなパーツですが、サッカー選手にとって非常に大事なパーツです。痛みや外傷(割れたりはがれたり)があると、サッカーが楽しめません。学生時代、「爪は短く」と言われた経験を持つ保護者の方も少なくないと思いますが、足の健康においてそれは正しい事ではありません。情報をアップデートして、元気いっぱいサッカーをするためにも、親子共に足の爪のケアにも気を使いましょう。高山定也(たかやまさだなり)元サッカー選手。現在は医療・福祉系衛生用品を扱う株式会社スマイルズ代表取締役、一般社団法人日本爪技工士協会代表理事。「爪専科」を運営。現在はスポーツ分野でのサービス提供に向け準備中。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>
2024年03月08日子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをサポートしたい。そんな思いから昨年実施した「あなたの(開催する)大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」。主催者がサカイクの考えに賛同していること、参加チームが6チーム以上の大会を条件に、オフザピッチ、オンザピッチ問わず、大会期間中、もっとも選手自身が考え行動できていたチームに送る「サカイク賞」としてサカイクサッカーノートと賞状、サカイク10か条の大会掲出用ポスターを提供するプロジェクトを昨年2回実施しましたが、このたび1年を通じて実施することが決定しました。下記をご覧の上、お申し込みください。昨年実施したチームがクラブのSNSなどにアップしてくれた写真昨年当選したチームに、大会を開催してみてどんな反響があったかを伺ったのでご紹介します。■大会で初めて「サカイク10か条」を知るチーム・保護者も大会では、サッカーノートと賞状・ポスター以外に、参加選手の保護者には「サカイク10か条」を記載したチラシをお渡ししていただきました。埼玉県の川越ライオンズさんは、6年生の親善試合で応募いただきました。普段からクラブのFacebookなどで記事をシェアしてくれているそうですが、今回改めて保護者の方にサカイク10か条などを周知したいというのが応募のきっかけだと教えてくれました。普段から記事をシェアしてくれていることもあり、チームの保護者の方は10か条のポスターやチラシに大きな反応はなかったそうですが、対戦相手のチームの方などは初めてサカイクを知った様子の方はいらしたとのこと。川越ライオンズさんは、個性を活かした『サッカーを通しての自立』を目指すことを掲げているチームで、小学生のうちは楽しむことを大事にしています。最近は親御さんの方が熱量が高く、わが子の才能を信じて強豪クラブに移籍し、そこでBチームになり出場機会を失う子どもがいる実情もあるそうで、心を痛めているそう。今回のプロジェクトを実施しての感想を伺うと、「まだサカイクを知らない方々が、このようなプロジェクトでサカイク10か条を知って、子どもが楽しむ姿勢を見守ってくれるのが当たり前になるといいですね」とコメントを寄せてくれました。■10か条を見て「うちのチームでも取り入れたい」という保護者も神奈川県で活動しているAZスポーツクラブさんは、U-8とU-12年代で実施。それぞれ12チームずつご参加いただきました。クラブの代表を務める加藤さんがサカイクのサービス開始当時からその理念に賛同していただいていることもあって、今回このプロジェクトを知って、保護者の皆さんたちにももっとサカイクの理念が広がってほしいとご応募いただいたとのこと。U-12年代ではすでにサカイクを知っているチームばかりだったそうですが、U-8年代では、サカイクの存在をこの大会で知った方も少なくなかったそう。保護者にお配りしたチラシや、掲出ポスターでサカイク10か条を初めて目にした方もいたそうですが、「(10か条)こういうの、いいですね」と共感して下さる方や、「うちのチームでもサカイクの考えを取り入れたいと思うのですが、どうしたらいいでしょう」と本部テントに相談にいらした保護者もいたと教えてくれました。■申し込みはこちら子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをもっともっと進めていくために「あなたの大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」を通年で実施することを決定いたしました。当日のお写真や、大会結果などをお送りいただければ、サカイクのサイトやSNSでご紹介します。自分たちの大会にぜひ、というチームの皆さん、この機会にぜひご応募ください。お申し込みフォーム>><<サカイクからお渡しする内容>>◆サカイク賞の賞品・賞状:1枚・サカイクサッカーノート:20冊(1チーム分)◆サカイク10か条のポスター:5枚(A3サイズ)◆保護者へのサカイク案内チラシ:大会参加人数分(A4サイズ)※大会参加者の皆さんにお渡しくださいお申し込みフォーム>>サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
2024年03月08日サカイクが「しつもんメンタルトレーニング」とコラボし、作成した「サカイクサッカーノート」。しつもんに答える形式で書き進めることで、思考がまとまり、イメージが湧きやすいと評判を呼んでいます。東京の強豪クラブ「JACPA東京」は、2023年11月からサカイクサッカーノートを使い、子どもたちの成長に役立てています。今回は小学3年生の選手2名に「サカイクサッカーノートの使い方と感想」をうかがいました。低学年でも活用できる、サカイクサッカーノートの魅力とは、一体どんなところでしょうか?(取材・文:鈴木智之写真:船倉嘉剛)サカイクサッカーノート書くようになって食事の大切さにも気づいたと語る選手も(船倉嘉剛)子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>関連記事:「書く」ことが認知能力を高める!小学生年代はサッカーノートを手書きした方が良い理由■サッカーノートで生活面も自ら意識するようになった小学3年生國松亮友(くにまつりょうすけ)くん―――サッカーノートを書き始めたのは、いつからですか?3年生の1学期からです。練習や試合の前と後に、その日の目標や感想などを書いています。―――書き始めることになったきっかけは?お兄ちゃんがサッカーをしていて、自分もああいうプレーがしたいなと思ったのがきっかけです。うまくなるためには、どんなプレーをしたほうがいいかとか、書くことが大事だと思ったので、ノートを書くことにしました。――書き始めは、どのようなノートを使っていたのですか?普通の白紙のノートに「できること」と「できないこと」を分けて書いていました。できることはもっと伸ばせばいいし、できないことは次にがんばればいいと思ったからです。――その後、サカイクサッカーノートを使うようになりましたが、違いを感じることはありますか?サカイクサッカーノートは、目標をたてて、そのために何をすればいいかを書くところがあるので、振り返りに役立っています。自分がやりたいプレーについて、3つのことを書くところがあるのもいいと思います。――やりたいプレーには、どんなことを書いていますか?体を張る、決定的なところでシュートを決めるなどを書いています。――得意なプレーはなんですか?声を出すこととロングシュートです。――好きな選手はいますか?クリスティアーノ・ロナウドです。ドリブルもうまいし、シュートもうまいからです。――サカイクサッカーノートの書きやすいところは、どういうところですか?グラウンドの中と外のことを分けて書けるところです。生活面では、ご飯をたくさん食べると書いて、たくさん食べられるようになりました。――ノートをお父さん、お母さんに見せることはありますか?たまにあります。お父さんはサッカーのコーチなので「こうしたらいいよ」と教えてくれるので、それを見て書き直したりしています。――ノートを書くことによって、成長したなと思うことは?体を張ったプレーができるようになったことです。これから、まだできないドリブルをがんばって、いつかできるようになりたいです。■ノートに書くことで、試合中「次のプレーのイメージ」が浮かんでくるようになった小学3年生松島光太朗(まつしまこうたろう)くん―――得意なプレーは何ですか?ディフェンスで奪ったボールを前につなぐことです。―――好きな選手はいますか?メッシです。ドリブルが上手くておしゃれだし、いつも輝いているからです。―――自分のプレースタイルはどういう感じですか?ディフェンスでガツガツいって、攻撃もうまいと思います。―――サッカーノートは、いつから使い始めていますか?去年の11月からです。最初は白紙のノートに、スクールでやったことや将来の目標などを書いていました。―――ノートを書こうと思ったきっかけは?サッカーIQが高まると思ったのと、どうしたらうまくなるか、相手に勝てるかが頭に入ると思ったからです。―――サカイクサッカーノートの良さは、どのあたりにあると感じていますか?サカイクサッカーノートは質問が具体的で、わかりやすいです。書くことが頭に浮かんでくるので書きやすく、練習開始前に書いて、練習が終わった後、家に帰って書いています。―――書くことによって、変わってきたことはありますか?仲間とのコミュニケーションが変わってきました。プレー面では、ここにパスを出せば、点が決まるというところに、パスをすることができるようになってきました。ノートに絵を描くことで、試合のときに、次はこのプレーだなって、頭に浮かんできます。―――ノートをお父さん、お母さんに見せることはありますか?練習の後に書いて、毎回お父さんに見せています。読んで感想をくれたり「すごいな」「よくこんなに書けるね」と褒められます。お父さんは練習を見たときの感想を書いてくれるので、このノートはいいなと思います。―――具体的に、どのようなことを書いていますか?試合や練習のときに、1対1で勝つと試合でも勝てるとか、ドリブルのときは、足のここでボールを触るとかを書いています。サッカー以外では、家のお手伝いをするとかも書いています。―――ノートに書いたことに対して、お父さんの感想は?「声が大きく、パスをもらうアピールも良くなっています」「準備が早く出てきていたので、そこも良かったです」と書いてくれました。―――ノートに書いたことに対して、お父さんの感想は?うまくできたことだけでなく、失敗したことも書いて、振り返って、次にどういうことができるかを考えたいです。それが一番、意味があると思います。ふたりとも小学3年生ながら、ノートにびっしりと文字を書き、こちらの質問にも明快に答えてくれました。ノートを書くことで頭の整理がついたり、ボキャブラリーの増加にもつながっていることがうかがえました。サッカー面の成長だけでなく、考える力向上にもつながるサカイクサッカーノート。ぜひ個人やチームで取り入れてみてはいかがでしょうか?次回は小学2年生の二上凌真くんと濵辺豊コーチの感想を紹介します。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2024年03月05日■これまでのあらすじ入園式数日後から始まった長男の登園拒否は日に日に激しくなっていき、朝食は食べない、服を着せようとすれば大声で泣いて暴れてしまう。しかしお迎えに行くと、朝の暴れぶりとはまったく違い、何事もなかったように「楽しかった」と言う長男。そこで「どんなことをしたの?」と聞くと「何もしなかった」と答えるのだった。何もしなかったってどういうことかと不安に思う私だったが、幼稚園の参観日があると知って夫に様子を見てもらうことにする。夫によると、長男は本当に何もせずぼーっとしているようで…。そんなある日、義母から「もしかして参考になるかも」と、あるノートが送られてくる。■どこかで聞いた話…■担任の先生のコメントが…私の悩みを聞いたお義母さんが親切に送ってくれたノート。それは、夫が幼稚園の頃の連絡帳でした。そこには、当時のお義母さんの悩みや、それに対する先生のコメントが書かれていて…。読んで思わず笑ってしまいました。これ、ほぼ長男のことじゃん…!そして、お義母さんもまったく同じことで悩んでいたんですね…!遺伝子の神秘と人類の営みについて思いをはせてしまいました。さて、夫の担任の先生からのコメントとは…!?次回に続く「ようちえんにいきたくない」(全15話)は12時更新!
2024年02月23日兵庫県神戸市の街クラブ、「ロヴェスト神戸」では、昨秋からサカイクサッカーノートを使用しています。書き始めて数か月ですが、少しずつ効果を感じていると言います。中学生年代も確実に成長を感じるサカイクサッカーノート。前編では中学1年生の二人に、書いていてどんな変化や成長があったのか、これまでのサッカーノートとどう違うのかを伺いました。後編では、中学2年生の選手とジュニアユース監督の緒方太一さんにサカイクサッカーノートを使用した感想や使用前後の選手の変化について聞きました。(取材・文:貞永晃二写真:柳瀬心佑)サカイクサッカーノート書くようになってミスの原因に気づけるようになった子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>前編:ドリブルでの仕掛けが怖かったけどノートの活用で克服ロヴェスト神戸中学1年生がサッカーノートを書き始めて感じた変化■思いのほか書きやすく、短時間で見直せるので良い東 煌明(ひがしこうめい)くん中学2年生―――サカイクのサッカーノートはいつから書いていますか?もらったときは、面倒だし「書くの嫌やな」と思ったんですけど、1ページだけ書いてみたらちょっと楽しいなと思って11月下旬にやり始めたって感じです。思っていた以上に書きやすくて、最初は複雑なことを質問されるかなと思いましたけど、書くところも少なく、短時間で見返せるんでいいなと思いました。―――書くのにはどれぐらい時間がかかりますか?かかるときは最高30分ぐらいですけど、短い日なら15分ぐらいです。――試合や練習で気づいた点や自分の優れているところ、足らないところ、課題、反省というのをノートに書けていますか?一応書けているんですけど、自分でもまだ少しダメなところがあるかなと思います。自分はロングキックが好きで、視野を広げてそれに繋げたいなと思うのでノートには「視野を広くする」と目標を書いているんですけど、(前は見えているが)後ろとかがまだまだ見えていないので、しっかり視野をもっと広げていけたらいいなと思います。――例えば、目標は書きやすいけど、「どんな工夫をしますか」という項目が難しいという意見をよく聞きますが?難しいというわけじゃないです。3つなので苦労せず書けますけど、5つくらいに増えたらちょっと難しいかもしれません。■ノートを書くようになって、試合でのミスの原因に気づけるようになった――ノートを書くのが習慣づいてきたと思いますが、書くようになってよかったなと感じるところを教えてください前の自分としっかり向き合えるところです。ノートを書いていなかったときは、自分がどんなミスしたかを時間が経つと忘れてしまっていましたが、書くようになってから、ミスした原因に気付けたり、目標をしっかり立てられるようになりました。――具体的にどんなミスですか?自分はDFなので、パスミスとかが多いし、相手の位置が把握できていなくて裏に抜け出されたり、状況把握ができてなかったりするところです。――以前書いたページを見直したりすることはありますか?1回書いて、最初の「前回の学びや発見は何があったか」っていうところがあったんで、それで見返すことができるようになりました。これまでは前に書いた内容を見なかったんですけど、サカイクサッカーノートを書き始めて見るようになりました。■ノートを書くようになって、試合でのミスの原因に気づけるようになった――ノートを書くことで、「これは結構できているんだな」と気づくことはありますか?書いていないときよりはしっかり分かるようになりました。僕はセンターバックで自分の立ち位置が間違っていたら、すぐ相手の得点になってしまうポジションなので、しっかり周りの味方の位置も把握できるようになってきました。それと以前は声を出しているだけだったんですけど、今はチームメイトに細かく言えるようになってきました。継続的に使っていきたいなっていうのはあります。■手書きのノートと動画・SNSを併用緒方太一(おがたたいち)さんロヴェスト神戸ジュニアユース監督―――これまでサッカーノートを使っていましたか?選手と僕とコーチが共有できるLINEの中でのノートはありますが、手書きのノートというのは初めてです。―――サッカーノートを使ってみたいなという考えはありましたか?そうですね。使ってみたいなっていうのはあったんですけど、今の子たちは手で書くというよりもLINEとかで打ち込む方が得意なところもありますから、中学生でノートを書くというのはちょっと考えていなかったです。高校生になれば自分の時代のようにノートに書くイメージがあるんですけどね。―――LINEでのやり取りについて教えてください練習、自主練を動画に撮って送り、感想とか、前日の試合の内容とか、そういうのを自分でまとめさせて、それを送ってもらう感じで、それにコメントを返していました。今も継続していますが、見てほしい動画やYouTubeとかを載せたり、コーチが撮影したゲーム(試合)の内容を編集したものを載せるなど、みんなでシェアするコンテンツとして活用しています。―――サカイクサッカーノートはLINEの報告に追加する感じですか?そうですね。■書き始めて、話を聞く姿勢や練習への取り組みや目つきが変わってきた―――サカイクノートを使ってみての感想は?書きやすくできているなと思います。僕らが学生時代にサッカーノートを使っていた頃は、項目を自分で書いて、目標とか結果がどうだったとか、フォーメーション、ポジションがどうだったとかでした。課題を自分で書いて振り返りみたいなことも書いて、反省とかも自分で書いてやっていましたので。それと比べサカイクノートには、お題というか設問がたくさんあって選手たちも書きやすいだろうなと思います。―――目標を立てて、結果を書く仕様のサカイクサッカーノートを書き始めて、それで結構スルーパスがうまくなった話などを選手たちから聞けました。ノートを書くようになる以前、と比べて課題を把握することが出来るようになったと感じますか?自分で目標を設定して、今日の練習ではこれをするとか、自分でポイントをまとめやすいのかなと思います。そういうのが得意な子はスッとできているなとか、練習の取り組み方というか目つきが何か変わってきたなと思います。ちゃんと目を見て話を聞くとか、当たり前のことなんですけど、意識は持ててきたのかなとは感じますね。■書くことで身につく文章力はサッカーでの創造力にもつながる―――サッカーへの向き合い方がちょっと変わってきましたか?直接的に向き合い方に繋がっているかどうか分からないですけど、サッカーノートを書くことで、なんか若干学校の成績とか点数がちょっと上がっている子もいるんです。直接関係ないかもしれませんけど......。サッカーにも、小さな変化ですけど子どもたちの意識の中で変化があるのかなと。ノートを提出するので、字が上手くない子とか、文章力がないと自覚している子たちは苦手だろうなとずっと思っていたんですけど、2年生とかは話の受け答えとかも変わってきている感じはしますね。―――まだ使い始めですが、今後どういうふうに使っていきたいですか?積極的に選手たちに習慣づけはしたいですね。それこそ学校の先生とかにも聞いたりするんですけど、字が上手くないとか、文章力がないというのは創造性とか、プレーに繋がると思いますから。自分を見つめ直すとか、振り返る、思い返すというのは、自分の「できていない部分」に向き合う行為で、恥ずかしかったりするものですが大事なことです。ノートの目標設定ありきですけど、それらの習慣づけになると思うので、今の子たちに必要だと思います。特にウチの選手たちに欠けている部分なので、ノートを使ってみて「これはいいな」と思いましたね。だから、継続的に使っていきたいなと思っています。「しつもん」があるので書きやすいと評判のサカイクサッカーノートは、これまでサッカーノートを書いた経験がないとか、続けられなかったなどという場合の"入門編"とだけでなく、強豪クラブチームに所属する中学生選手でも自身の成長を感じて活用してもらえるノートです。ノートに手書きする時間を持つことで様々な好影響が生まれると選手、指導者が声をそろえるサッカーノートで、自分の目指すプレーが出来るようになったり、課題を克服して今以上にサッカーを楽しみましょう。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2024年02月14日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪家事は、家族が快適に生活するために必要不可欠です。毎日の掃除や洗濯など、家事を楽しくラクに行う方法を知りたくありませんか?今回は、家事ノートの作り方とそのメリットについて解説します。1.家事ノートのメリットとは家事ノートとは、家事を効率的に管理するためのノートです。日々の家事を詳細に記入することで、家族全員が役立つ情報を共有することができます。家事ノートを作成することで、家事の計画的な管理が可能になり、忘れ物や手間のかかるミスを減らすことができます。2.家事ノートの作り方家事ノートは、手帳や普通のノート、またはスマホアプリを使用して作成することができます。まずは、家事のリストを作成し、その内容や役立つ情報を詳しく記入します。次に、家事の頻度に応じて「毎日やる・1週間に1回・1ヶ月に1回」などの項目に仕分けます。最後に、各項目ごとにノートやスケジュール帳に記入していきます。3.家事ノートの作り方におけるコツ家事ノートをより便利に活用するためのコツを紹介します。まずは、家事ノートのスケジュールを余裕をもって計画しましょう。具体的な家事の内容を書き込むことで、効率的に家事をこなすことができます。また、家事ノートには直接記入するのではなく、ふせんに内容を書いて貼りつける方法もおすすめです。これにより、スケジュールの変更が簡単で、全体的な管理がしやすくなります。家族全員でノートを共有するために、掲示する工夫もよいでしょう。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月13日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪リビングや書斎、カウンターなど、ノートパソコンをスッキリ収納する場所を紹介します。アイデアを参考に、悩みの解消に役立ててみてください。オフィスでの収納方法ラックやスタンドを使用して縦置きにすると、コンパクトに収納できます。ただし、ノートパソコンが傷つく可能性があるので、傷つきにくいアイテムを選んだり、専用のケースに収納するなどの工夫が必要です。PC用デスクやカウンターにノートパソコンを横置きする方法もあります。とくにカウンターはコンセントの近くにあり、座って作業するスペースも確保できるのでおすすめです。おすすめのノートパソコン収納場所リビングでは、戸棚やテレビ台に定位置を作るとスッキリとした印象になります。テーブル下用のラックを取り付けることでデッドスペースも有効活用できます。書斎にはPC用デスクを使って収納するのがおすすめ。頻繁に使用する場合はデスクの上に横置きし、一時置きの場合は縦置きすることでコンパクトに収納できます。寝室では広いクローゼットを活用し、パソコン用デスクをクローゼット内に収納することもできます。広々としたスペースがあり、扉を閉めればインテリアの邪魔になりません。100均アイテムを使ったノートパソコン収納100均のアイテムを使うと、お手軽にノートパソコンを収納できます。・タブレットスタンド:タブレット用のスタンドを使って立てる収納方法。・まな板スタンド:デザインや材質が豊富なまな板スタンドを使用する方法。・ディッシュスタンド:複数のノートパソコンやタブレットを立てて収納できる方法。・パソコンケース:ノートパソコンをパソコンケースに入れてスッキリとした見た目にする方法。・ワイヤーラック:ワイヤーネットを使用して小さな棚をDIYする方法。ノートパソコン収納の注意点ノートパソコンは精密機器なので、扱いに注意が必要です。・収納する前にお手入れをする:定期的にノートパソコンを掃除し、キーボードや本体を清潔に保つことが重要です。・落下しないようにする:ノートパソコンの破損を防ぐため、安定した収納場所を選びましょう。とくに縦置きの場合は注意が必要です。・充電しながらの収納は避ける:コードに引っかかる可能性があるため、充電しながらの収納は避けましょう。これらのポイントを押さえて、ノートパソコンをスッキリ収納しましょう。快適な作業環境を手に入れることができます。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月09日兵庫県神戸市の街クラブ、「ロヴェスト神戸」では、昨秋からサカイクサッカーノートを使用しています。書き始めて数か月ですが、少しずつ効果を感じていると言います。中学生年代も確実に成長を感じるサカイクサッカーノート、書いていてどんな変化や成長があったのか、これまでのサッカーノートとどう違うのかを伺いました。後編では指導者が感じるサカイクサッカーノートの良さもお伝えします。(取材・文:貞永晃二写真:柳瀬心佑)サカイクサッカーノート書き始めて起こった変化、成長とは子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>関連記事:使い方次第で練習の濃度がぐっと上がる!JACPAのコーチとしつもんメンタルの藤代さんが語るサッカーノート活用法■「スルーパスをどのタイミングで出すか」書いてみてわかった改善点山田 勇登(やまだいさと)くん中学1年生―――サカイクのサッカーノートはいつ頃から始めましたか?それ以前にサッカーノートを書いていましたか?夏休みの終わったときぐらいから始めて2か月くらいです。サッカーノートは小学生の頃にコーチや親から言われて書いていました。―――サカイクのノートは、いろいろ書く欄が分かれていますが、書きやすいですか?書く内容が整理されているので書きやすいです。――どういう使い方をしていますか?時間はどれくらいかかりますか?試合の日に書いていますが、試合や練習で自分の課題が見つかった時に、それをしっかりまとめて、次の試合や練習から意識できるようにしています。前のノートは書くのに30分ぐらい、サカイクノートは10分から15分で書けます。――書いていて、よかったなという感想を持ったことはありました?いろいろあるんですけど、スルーパスとかそういう部分の課題が見つかって改善できるところが分かったのでよかったと思っています。――試合の前にこういう課題が明確になったから、試合で工夫してやってみようという使い方ですか?はい、そんな感じの使い方です。スルーパスの課題は質のところ、どういうタイミングで出すかっていうところです。――コーチとプレーの課題について話したりすることはありますか?あまりないですが、父がコーチをしているので、たまにそういう話をしたりします。――以前に書いた内容について読み返したりすることはありますか?新しい試合について書くときに、前に書いたのをちょっと振り返ったりします。――自分で採点する部分がありますが、ジャッジは甘めですか?厳しめですか?厳しめです。その方が自分のためになると思うからです。――実際使ってみて、自分のプレーがちょっと変わってきたとか、頭の中がすごく整理されたと思うことはありますか?課題が明確になったから、そこに向けて意識することとかが変わりました。――それはいつぐらいから気づきましたか?このサッカーノートを書き始めてすぐくらいです。――課題が明確になったというのはどういうところですか?ドリブルでどういうところに運んでいくかとか、です。――憧れの選手はいますか?ロナウジーニョ(元バルセロナ/ブラジル代表)です。YouTubeとかで見ました。観客が沸くようなプレーをするところが好きです。得意なプレーはドリブルの技とかです。■事前にノートに書いた課題を試合中に意識できるようになった唐津拓海(からつたくみ)くん中学1年生―――これまでもサッカーノートを書いていましたか?それはどんなノートでしたか?サッカーのグラウンドの図が書いてある市販のノートに、自分の今日の動きをマーカーペンとかいろいろ使って書いていました。―――サカイクサッカーノートはいつから書き始めましたか?10月ぐらいからです。前に使っていたノートに比べたら、書く欄に一つ一つ質問があってとても書きやすかったし、すぐ慣れました。―――1ページ書くのにかかる時間はどれぐらいですか?5分ぐらいです。―――試合と練習、どちらで使っていますか?試合です。左側のページは出かける前に書いて、右側は家に帰ってから書きます。―――サカイクサッカーノートを書き始めてよかったなと感じる点は?自分の課題とか、やるべきことをとても分かりやすくまとめられるので、今までの自分の動きとかも全部振り返られるんで分かりやすいです。―――自分のプレーについて考える習慣が身についたという実感はありますか?あります。前のノートでは自分の動きとかを書くだけに終わっていたけど、このサカイクノートにしてから、周りの動きも含めていろいろ分かりやすくなったから、試合中でも事前に書いたことを意識できるようになりました。―――立てた目標ができるようになったとか、あんまりうまくいってなかったのが改善できた実感はありますか?それはどんなプレーですか?はい、あります。以前はドリブルで仕掛けるのが怖かったけど、今は自分から仕掛けられます。―――今書いているノートをコーチに見てもらっていますか?1か月に1回くらいノートを集めるときがあってそのときに見てくれています。―――自分で採点する部分がありますが、ジャッジは甘めですか?厳しめですか?どちらかといえば厳しめに書いています。自分で書いた目標ができてなかったら、4か5ぐらいにつけます(10点満点)。―――以前書いたページを見直したりすることはありますか?あります。全部1回最初から見直しました。―――実際に自分でも上手くなってきたな、変わってきたなと気づいたのはどのタイミングでしたか?書き始めて1か月ぐらいです。―――厳しめの評価をつけていると言われましたが、振り返ってみるとできていたな、成長できたなと感じるものですか?はい、感じます。前回からの学びという項目に、コーチに言われたことを書いています。―――それが次の練習、試合で生かされたなと思うことはありましたか?それはどういうところですか?前に「相手の矢印を見る」というのを言われて、それを意識したらちょっと余裕ができました。見る時間ができたから余裕ができました。後編では、中学2年生の選手とジュニアユースの緒方太一監督に聞いた、変化や成長をお送りします。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2024年02月09日さまざまなツールがデジタル化されている今、子どもたちが使うサッカーノートにもアプリやデジタルツールが登場していて、どちらがいいのか考えてしまうこともあるかもしれません。サッカーノートにおけるデジタルと手書きのそれぞれのメリットについて、前回の続きを京都大学医学部附属病院精神科神経科の特定教授で人間健康科学の博士でもある大塚貞男先生に伺いました。知能研究の専門家として、そもそもサッカーノートを書くことの意義についてもコメントをいただいています。写真はサカイクキャンプでサカイクサッカーノートを書く選手たち<<前編:「書く」ことが認知能力を高める!小学生年代はサッカーノートを手書きした方が良い理由子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>■「書く」行為は理解力や文章作成能力、言語認知機能の発達に貢献している大塚先生は、読み書き能力が与える言語能力や認知能力の違いを共同研究。その研究によると、漢字が正確に書ける人ほど知識の習得文章作成力などさまざまな能力が高く、ひいては高次の言語認知機能の発達に貢献していることがわかっています。実際に、大塚先生たちの研究結果からは、読み書きなどの国語力だけでなく算数などの知識の習得も同じで、漢字が書ける人ほど算数の能力も高く、同様に、漢字が読める人ほど算数の能力は高いそうです。それをふまえると、サッカーノートも手書きが良さそう......、と思えるかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか。まずはサカイクサッカーノートを先生にみてもらいました。■しつもんが用意されているから書くことが苦手な小学生向けの難易度としても良いサカイクサッカーノートの特徴の1つは、"しつもんに答える"という形式で文章を書くことが苦手な子でも無理なく書けること。しつもんの答えを書く部分がフォームになっていて「空欄を埋めたくなる」という人が持つ本能も刺激されるなど、随所に工夫を凝らしています。それをご覧いただいた大塚先生からも高評価で、「書字力や語彙力、文章作成能力が発達途上の子どもでも書きやすいノートです。漠然とまっさらなノートに言葉を埋めるのは、書くことが苦手な子どもには苦痛になるだけ。小学生向けの難易度としてとても良い形ですね」とのことでした。そしてもう1つ、先生が「良い!」と評価してくれたのは、ノートというフォーマットでした。「日々のことを書き綴ったものが1冊のノートであることは、子どもたちがいつでもどこでも見返しやすく、また、空欄が埋まって自分だけの1冊になっていく様子から成果が見えやすいもの。モチベーションや自己肯定感につながりやすいはずです」と太鼓判を押してくれたほど。確かに、アプリやデジタルデバイスへでの記録に比べると紙媒体のほうが「書いた感」や「書いた量」がわかりやすいもの。今後デジタル化が進んだ時にもどうなるかはわかりませんが、少なくとも学校で鉛筆でノートをとっている今の小学生にもやはり、ノートに軍配が上がることでしょう。電池や電波がなくてもいつでも見返せますし、何を考えてそれをどう言語化したか、書くことをどれだけ頑張ったか、そういったことがわかりやすい"ノート"は優秀な媒体だと再確認できます。それを踏まえると、現段階では小中学生年代で「ノートに手書きする」ことに大きなメリットがあるとも言えます。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■手書きの訓練ツールとしてサッカーノートを活用してはただし「サッカーノートは紙媒体に手書きが絶対にいい」というわけではなく、デジタルにはデジタルの良さがあるのも事実です。たとえば写真や動画が記録しやすいですし、入力したデータは簡単には消えないので、子どもにありがちな「紛失」という悲しい事態も防げるはずです。実際、大塚先生も「とにかく手書き推奨」というわけではなく、たとえばスケジュールはデジタル管理派なのだとか。「カレンダーが予定をリマインドしてくれるスマホの機能に日々助けられています」と笑いながら教えてくれました。それも踏まえて先生が提案してくれたのは「書くための訓練をするためのツールとしてサッカーノートを活用する」という選択肢です。手で書くことで認知能力や文章作成能力が培われるのであれば、大好きなサッカーについて書くサッカーノートを手書きにすることで、楽しく無理なく書いてくれるはずだからです。■サッカーノートは後から読み返すので「きれいな文字を書こう」という意識にもつながる写真は少年サッカーのイメージ「サッカーノートは記録として残す側面もあるので、あとから読み返すことを思うと、自然ときれいな文字を書こうとしたり、難しい言葉なども使って、よく考えて文章を書いたりするかもしれません。それも子どもの能力を自然に引き出すことにつながりますよ」(大塚先生)夢中で書いているうちに、サッカーの上達だけでなく、学力につながる様々な能力も培えるという副次的効果も。サッカーノートは、サッカー好きな子どもたちを学力面で成長させてくれるツールとして活用できる1冊にもなるようです。デジタルと手書きのメリットはそれぞれ。どちらの利点も踏まえ、賢く使い分けたいところです。大塚貞男京都大学大学院医学研究科・医学部特定助教/博士(人間健康科学)公認心理師、臨床心理士。精神科病院や総合病院、公的機関などでの心理職としての勤務を経て、京都大学大学院にて人間健康科学の博士号を取得。その後、同大学にて教鞭をとりながら、漢字の手書きの意義についてなど数多くの研究を行っているサッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2024年02月06日LIHIT LAB.は1月中旬、ルーズリーフのように必要なリーフだけ持ち運ぶことができる、リングが開くリングノート「オープンリングノート」を発売しました。「オープンリングノート」は、2009年の「ツイストリング・ノート」の発売以降、サイズやカラーバリエーション、関連アイテムを追加し、幅広い年代の方に愛されている注目のシリーズ。今回、新しい軽やかなカラーリングのオープンリングノートが登場しました。メモサイズからセミB5サイズまでの豊富なサイズと10色のカラーバリエーション、6品番45SKUで展開しています。■持ち運びもラクラク、軽やかなカラーのノート「オープンリングノート」は交換したいページを開き、上下斜めに軽く引くだけで簡単にリーフの交換が可能。そのため、普段は1冊を持ち運び、自宅に帰ってから各項目ごに分けて整理する、収容リーフ枚数を減らして必要なリーフのみ持ち運ぶなど、荷物の軽量化を図ることができます。そのほかにも、異なるサイズのリーフを組み合わせて収容するなど、様々な用途で活用可能です。会社に通いながら勉強をする方や、仕事でノートを使う人にはぴったりのアイテム。ぜひ自分の使いやすいサイズやカラーを見つけてみてはいかがでしょうか。■商品概要商品名:オープンリングノート価格:メモ 1冊286円/メモL 1冊330円/A6・S 1冊352円/B6・S 1冊418円/A5・S 1冊462円/セミB5・S 1冊495円本体色:(メモ・A5・セミB5)1クリヤー・4オレンジ・5イエロー・7グリーン・9ブラウン・10パープル・ 11ネイビー・12ピンク・14ライトブルー・24ブラック/(メモL・A6・B6)1クリヤー・5イエロー・7グリーン・12ピンク・14ライトブルーリーフ枚数:メモ 40枚(方眼罫)/A6・A5・セミB5 30枚(B罫)(エボル)
2024年01月31日デジタルツールが当たり前になった現代の子どもたち。学校では1人1台タブレットが貸し出されるようになり、少しずつ手書きの機会が減っています。サッカーノートにも、デジタル化の波が押し寄せてくる日が近いかもしれません。そこで今回は、手書きvsデジタルにおいて、子どもに与える影響の違いを京都大学医学部附属病院精神科神経科の特定助教で人間健康科学の博士でもある大塚貞男先生に伺いました。(取材・文小林博子)写真はサカイクキャンプでサカイクサッカーノートを書く選手たち子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>■サッカーノートは手書きがいい?それともデジタル?サッカーノートを書くことは、思いや考えを言語化しながら整理し、課題を明確にするなどのメリットが多数あります。サッカーノートを導入しているチームは多く、日々の練習の記録や目的、改善案などを書くことには一定の意味があることはすでにご存知だという方が多いはずです。そんなサッカーノート、今の主流はまさに手書きの「ノート」ですが、タブレットやスマホで入力できるものや、スマホアプリも登場し始めているのが現状です。チームによってはそういったデジタルツールをすでに導入しているところもあるのでは?今後はどちらがいいのか悩ましいところですね。大塚先生は、「漢検」でおなじみの日本漢字能力検定協会の協力を得て、京都大学大学院にて読み書き能力の研究を行っています。お話を伺うと「手で書く」ことは認知・学習面の成長には影響すると思う、と語ってくれました。まずは気になるその理由について詳しく解説します。■書くことは脳の広い範囲を使うスマホやPCを日々扱っている私たち親世代も常々感じているであろうことの1つに、「漢字が書けなくなった」ということはありませんか。読むことは問題ないものの、いざ書こうとすると漢字が思い出せない......。きっと共感してくれる方は多いはずです。ほとんどの人にとっては、漢字を鉛筆で紙に書けるようになるには、手で書いて覚えなくてはなりません。また、「書かないと忘れてしまって書けなくなる」のも前述のように実体験から痛感できます。そんなことから、私たち日本人にとって漢字は「普段から書いているか(手書きしているか)」を測るバロメーターになり、大塚先生はそこに着目して研究をしています。脳で処理される「漢字能力」を分解すると1.読字(漢字を正しく読める)2.書字(漢字を正しく書ける)3.意味理解(漢字や熟語の意味が正しくわかる)の3つになり、それぞれ使う脳の部位が違うのだとか。1の「読む」を経て、3の「意味理解」をしながら2の「書く」までを行うことで、「読む」だけに比べて使う脳の部位が移っていきます。脳は筋肉と同じで使って鍛えるところ。インプットとアウトプットを経て使う部位が広範囲におよび、側頭葉から前頭葉へなど、部位をまたがって情報を伝達することが脳のトレーニングにもなるそう。文字の識別については、デジタルより手書き文字の識別の方が難しく、デジタルの同じフォントばかり見ていると、フォントが違うだけで同じ文字だと認識しにくくなるようです。そのため、色々なフォントを見たり使ったりすることが推奨されています。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■人は「運動を伴った方が物事を記憶しやすい」という性質も持つまた、手書きのメリットは「手と指を動かすこと」にもあると大塚先生は言います。それだけを聞くと「デジタルデバイスに入力する時も手と指を使うのでは?」と思いがちですが、入力は手書きに比べると筋肉をあまり使わずにできるもの。予測変換機能もあることで、記憶を呼び起こしたり考えたりする範囲も少なく「ラク」かつ時短であることは明確です。また、人は「運動を伴った方が物事を記憶しやすい」という性質も持っているため、手指を動かして書いた方が記憶に残りやすいという特徴もあります。■手書きしている→文章作成能力が高まる→言語による認知機能の発達に大塚先生たちの研究チームが以下の結果を示したのは、大学生(大学院生を含む)30名を対象にした研究です。その結果は、漢字を手書きで書けるほど、知識の習得量が多く、文章作成能力が高いというものでした。一方で、中高生719名のデータを解析した研究でも、漢字を手書きで書ける子どもほど、文章作成能力が高いことが示されました。つまり、書くことで「認知能力」が養われ、言葉を使ったコミュニケーション力が発達するというわけです。■デジタル入力にもメリットがある、双方を活用しよう写真は少年サッカーのイメージ手書きのさまざまなメリットをご紹介しましたが、大塚先生はデジタル入力を否定しているわけではありません。比較的短い時間で簡単に一定の言葉を綴ることができるのはデジタルのメリットですし、子どもたちが将来デジタルツールを使いこなすことはリテラシーとして必須事項。双方のメリットをそれぞれ活用することが好ましいようです。ここまでをふまえ、サッカー少年少女を育てる親御さんがやはり気になるのは、サッカーノートは手書きのほうがいいのか?ということだと思います。それについては次回の記事でご紹介します。大塚貞男京都大学大学院医学研究科・医学部特定助教/博士(人間健康科学)公認心理師、臨床心理士。精神科病院や総合病院、公的機関などでの心理職としての勤務を経て、京都大学大学院にて人間健康科学の博士号を取得。その後、同大学にて教鞭をとりながら、漢字の手書きの意義についてなど数多くの研究を行っているサッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2024年01月18日バレンシアガ(Balenciaga)は世界中の一部の Balenciaga ストアと balenciaga.com で、サッカーにインスピレーションを得たプレタポルテアイテムとアクセサリーの限定シリーズを発売します。Courtesy of Balenciagaウールのスカーフやつばのあるキャップ、ショートまたはロングスリーブのジャージー、トラックスーツ、スウェットパンツ、ポプリンジャケット、ジップアップフーディ、ソックスは、サッカーチームが試合や練習の際に着用するオンとオフ用のユニフォームやチームのサポート用具のスタイルで、パイピングの入ったストライプやロゴが施されています。Courtesy of Balenciaga限定的なセレクションの製品には、選手の名前の代わりに、Aoyama、Barcelona、Beverly Hills、Dubai、Ipanema、Mayfair、Miami、Milan、Paris、Seoul、 Shanghai、Soho、Tokyo といった、製品が購入可能な都市名または地域名が記されています。またいくつかのアイテムには、Balenciaga のパリの歴史的アドレスである 10 avenue George V にちなみ、選手の背番号の代わりに 10 という数字をあしらっています。Courtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaお問い合わせ:バレンシアガ クライアントサービスTel 0120-992-136URL balenciaga.com
2024年01月11日4人兄弟の3男、本気でサッカー選手を目指しておりチームでも重要な存在。しかし、チームの月謝や遠征、交通費などサッカーにかかるお金が家計を圧迫。実父に遠征費を借金したことも。夫には家計を圧迫するサッカーを辞めさせないなら将来は離婚と言われているが、どうしたらいい?というご相談。金額の多寡はあるにせよ、サッカーにかかるお金の悩みを抱えている家庭もあるのでは。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、3つのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<プロへのルートのあるジュニアユースクラブを辞めたい息子、諦められない母問題<サッカーママからの相談>小学校3年息子はクラブチームでサッカーをしています。四人兄弟の三男なのですが、クラブチームにかかる月謝、遠征、交通費、ガソリン代金などが家計を圧迫しており、夫は今のチームで続けることを反対しています。夫には「辞めないなら将来は離婚」と言われます。遠征が続いたときには実家の父にもお金を借りました。夫には「家の金はサッカーに使うな」と言われ、私が出しています。それでも夫は反対しています。本人は本気でサッカー選手を目指しており、チームの中でも必要な存在で、サッカーと今のチームが好きなのですが、このような環境ではサッカーをやめさせるべきでしょうか?<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。4人兄弟と書かれているので4人の男の子を育てているのでしょうか。少子化の時代に頭が下がります。子育て支費の拡充は少しずつ進んでいますが、それでも家計は大変でしょう。私にこうやって相談してくださるのですから、とてもエネルギーのあるお母様だとお見受けしました。■サッカーが有望な3男以外にも好きな事を平等にさせているか冒頭で書いたようにお母さんはエネルギーがありそうです。それ自体はとても良いことですが、そういう方は何事にも無理をする傾向があります。かくいう私もそうだったといま子育てを振り返れば思うところがあります。もしかしたら親の自己満足ではなかったか?子どもの意志を尊重できていただろうか?と反省する材料は皆無ではありません。子どもの意志を尊重していますか?と問えば、お母さんは「息子も今のチームでやりたがっています」と答えるかもしれません。が、私がお母さんの家庭で注目しているのは、3男さん以外の3人の子どもたちです。彼ら全員に好きなことを平等にやらせてあげているでしょうか。将来、中学、高校、大学と進んでいくなかで、サポートできる家計は十分でしょうか。昨今、国では多子家庭の大学授業料の無償化等々検討されているようですが、そのあたりは鵜吞みにせず現実的に考えたほうがいいかもしれません。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■アドバイス①他の兄弟にも目を配って以下、三つほどアドバイスさせてください。まずひとつめです。私としては、お母さんが3男君のサッカーにとらわれ過ぎていないか。縛られていないかが心配です。前述したように他の兄弟のことにも目を配り考えることが大事かと思います。■アドバイス②実父にお金を出してもらうことのリスクふたつめ。3男君の健やかな成長を一番に考え、お母さんが思考を転換しましょう。3男君は、お母さんが祖父にお金を借りて自分がプレーを続けていることは承知でしょうか。そのことをお父さんが反対していることをわかっているでしょうか。もしそれを知ってしまうと、とてもプレッシャーになって萎縮するか、逆に王様的というか横柄な性格にならないとも限りません。兄弟のなかで自分は特別な存在だという万能感みたいなものがわいてくるからです。いずれにしても、彼の成長において決して低くないリスクを伴います。個人的な意見になりますが、お父さんが義理の父にお金を借りてまで息子にサッカーをやらせることに反対する気持ちを、私はわからなくもありません。仮にお父さんが「おじいちゃんに払ってもらってラッキーじゃん。やれるところまでやってみれば」と賛成しているならわかります。しかし、そうではない。とすれば、自分の経済力のなさを妻の父に補ってもらっているようで傷ついているのかもしれません。息子のためにお金を借りられても、夫が誇りを失っているのだとすれば、すぐにやめたほうがいいでしょう。■夫婦が分かりあえないと家の中が殺伐とする他の兄弟も3男のサッカーで家庭が壊れたと感じることも一方、見る場所を移せば、お父さんの「離婚だ」はおかしいと感じます。お父さんの心理を推測すると「俺は借りない方が正しいと考えている。それでも借りるなら離婚だ」と言っているように映る。俺の考えに逆らうのなら離婚するから出ていけ、という論理です。とても横暴です。本来なら、3男君にサッカーを続けさせたいあなたの気持ちに耳を傾けながら、経済的なことや4兄弟のバランスを一緒に考えようといった話をお母さんにすべきです。ただ、ご相談文を読む限り、そこは期待できないようです。であれば、お母さんが考えを変えたほうがいい。このまま借金を続けながらサッカーを続けさせても、お父さんとお母さんが心から分かり合うことなく暮らし続ければケンカも絶えなくなります。家の中は殺伐とし、しかも常にお金の心配がつきまといます。ほかの兄弟が3男のサッカーが家族を壊したと感じるなど最悪のパターンになる前に、お母さんのほうが現実と向き合うのが得策でしょう。■アドバイス③子どもからサッカーを取り上げる必要はないが、今後は「やれる範囲」でのサポートを(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)三つめ。さまざま考えると、3男君のためには「やれる範囲でサポートする」のがベストかと思います。相談文の最後に「このような環境ではサッカーをやめさせるべきでしょうか?」とありますが、息子さんから大好きなサッカーを取り上げる必要はありません。サッカーをするのはどのクラブでも続けられます。まずは彼に家庭の事情を話し、理解してもらうことから始めてください。その際は夫にも一緒にいてもらうこと。そのためにはまず夫婦で真剣に話し合ってください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年12月13日会議の議事録や業務用の回覧など、仕事でEメールを使う人は多いでしょう。しかし、メールは「相手が読んだかわからない」「内容を思い出そうにもいつのメールかわからなくなる」「質問や追加項目のたびにメール作成が必要になる」など、使いにくい面もあります。実は、そういった悩みは『LINE』を業務連絡に使えば解決するのだとか。LINEの機能「ノート」の業務連絡時に役立つ使い方を伝授します。※スマートフォンまたはLINEアプリのバージョンにより、表示などが異なる場合があります。LINEのノートを仕事にどう生かすか長文でのやりとりや、後から確認する必要がある情報はノート機能を活用すると大変便利です。後からグループに参加したメンバーもノートを閲覧できるため、過去のログを残しておく場としても有効です。また、ノート内でメンションされたメンバー、テキスト、ハッシュタグなどは検索できるため、後からの振り返りも便利です。LINEみんなの使い方ガイドーより引用ノートは掲示板のような機能で、1対1のトークだけでなく、グループトークでも使えます。文章以外にも画像や動画、位置情報、URLリンクも添付できるので、さまざまな情報の共有が可能です。メンバー数の多いトークルームでは、大事なことをトークに流すと埋もれてしまったり、見逃してしまったりすることがあります。ノートを使えば、埋もれることなく確実にメンバーとの共有が可能です。例えば、会議に参加できなかったメンバーに会議の内容を伝える議事録をノートで作れば、スマートフォンからでも確認できます。業務マニュアルや業務に関する知識や情報などは、いつでも振り返りができ、新規メンバーへの共有も簡単です。ノートには「いいね」やコメントが残せるので、共有内容を確認してもらえたかのチェックや、質問などもノート上で行えます。保存期限もないので、過去ログとして残しておくことも可能です。ノートは、情報共有以外にも業務日報や在庫・受注管理、営業実績管理、勤怠管理にも使えます。LINEの法人向けサービス『LINE WORKS』のヘルプセンターでは、ノートの活用事例を紹介しているので、活用の幅を広げたい人はチェックしてみましょう。ノートの作り方はじめに、ノートを作成したいトークルームを開きます。画面右上に3本線のアイコンがあるので、そこをタップしましょう。画面が変わったら、画面中央付近にある「ノート」をタップします。ノートが開いたら、画面右下にある「+」をタップしましょう。「カメラ」と「投稿」が出てくるので、テキストを入力する場合は「投稿」を選びます。入力が済んだら、画面右上にある「投稿」をタップしましょう。ノートを作成する時に、頭に「#」を付けると、ハッシュタグとして投稿できます。複数あるノートの中から簡単に探せるようになるので、カテゴリー分けとしても役立つでしょう。また、ノートは投稿後に修正も可能です。修正したいノートを選び、画面右にある3つの点をタップして「投稿を修正」を選びます。ノート自体を削除したい場合は、同じ画面にある「削除」をタップしましょう。ノートの修正と削除ができるのは、自分が投稿したノートのみです。ほかの人が作ったノートを変更したい場合は、作成者に修正を依頼しましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年12月09日兵庫県神戸市の強豪街クラブ、センアーノ神戸は2022年春、使用するサッカーノートを市販のノートからサカイクサッカーノートに切り替え、サッカー面だけでなく生活面でも選手と指導者間のコミュニケーションの円滑化に成功しています。これまで使用開始後1カ月、半年という2回お話を伺ってきましたが、1年経過したタイミングで、さらにどんな変化や成長が感じられたかを6年生の選手たちと担当コーチにお聞きしました。(取材・文:貞永晃二写真:浅尾心祐)サカイクサッカーノートを1年間使ってみてどんな変化、成長を感じるかセンアーノ神戸の4年生に伺いました子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>関連記事:書き続けたら「シュートを落ち着いて蹴れるようになった」センアーノ神戸6年生がサッカー上達を実感したサッカーノートの使い方■最初は難しかったけど、慣れると簡単に書けるようになった川﨑真くん(かわさきしん・4年生)―――サッカーノートを使うのはサカイクノートが初めてですか?1年生でセンアーノに入ってから普通のノートを使っていました。サカイクノートは3年生の初めぐらいからです。最初はちょっと分からなかったけど、今は簡単に書けます。難しかったのは(叶えたいことに近づくために今日できることを書く欄の)オンザピッチ、オフザピッチのところが難しかったです。でも今はもう慣れて15分くらいで書けます。―――最初に目標を書くところには、例えばどんなものを書きましたか?相手に抜かれた時に食らいつくとか、声を出すとか、です。そのためにどんな工夫をするかも思い浮かぶので書きやすいです。――今のサッカーノートを書いてみて良かったなと感じる点は?僕は試合前と試合後にサカイクノートを書いていて、試合前には例えば守備は最後まで粘るなどの目標を立て、その目標を達成するにはどうしたら良いかを書いています。試合にはその目標を意識して臨んでいます。試合後は目標を達成できたかどうかを書き、できなかったらなぜできなかったか振り返っています。どうすれば良くなるかを書いておいたら、うまくいったところが、次の試合のときに活かせます。――抜かれても食らいつくという目標を立てた時はどうでしたか?食らいつくのは結構できました。工夫は相手に抜かれてもすぐ追いかけると書きました。――ノートに書かれたコーチのコメントを読んでどんな感想を持ちましたか?コーチや監督から、怖がらずにプレーする、ミスしたら嫌やなと思いながらじゃなくて、ミスを怖がらずにプレーするようにというアドバイスをもらって、次はそうしてみようと思いました。サッカーノートを書くことは僕のサッカーの成長に役立っています。――試合後の自己採点はどんなつけ方ですか?目標は高いので、採点は厳しめにつけて、もっと上手くなろうと思っています。▼センアーノ神戸選手達のコメントはこちら!■書くことで直感ではなく考えてプレーできるようになった木村孝太くん(きむらこうた・4年生)―――サカイクサッカーノートを書き始めたのは?去年の冬ぐらい3年生の冬です。最初ちょっとつまずくところがあったけど、普通に書けました。10分くらいで書いています。難しかったのは「もっと探求したいこと」です。―――サカイクノートを書き続けてきて、よかったなと感じる点はありますか?「どのプレーが記憶に残っていますか?」という項目で、自分の記憶の中以外のプレーとかも、思い出すことが勉強になるので、いいところだと思います。―――目標ができるようになったとか、こういう部分が改善できたっていうことで、思い出せるようなことありますか?周りを見て、状況を確認するというのを目標にしました。前はなかなか見れなかった。でも、今は、前よりも意識して見れるようになっています。―――ノートが返ってきてコーチのコメントを読んで何か感じましたか?僕ができていることやできていないことをはっきり書いてくれてるから、そのことを次回の試合とか練習に活かそうと思って読んでいます。覚えているのは、怖がらずにプレーをするとか、もっと勇気を持ってプレーしようって書いてありました。相手が来てパスコースとかシュートコースが消されてボールを奪われることを恐れずにパスを出そうということです。―――サカイクノートを書いてきて、見直したときどう感じましたか?たまに見直します。書き始めた頃はプレーも直感でやってたけど、今はしっかり考えるようになって、サッカーでも考えてプレーできています。■ノートに書いた目標を試合で実践できた。前よりクロスや縦パスが上手くなったと実感荒木皇俄くん(あらきおうが・4年生)―――サカイクノートはいつから使い始めましたか?去年の7月ぐらいです。サッカーノートは初めてでしたが、簡単でした。でもどうすればうまくいくかの「工夫」のところは難しかった。でも今は慣れました。15分くらいで書いています。―――サッカーノートに目標を書いて、試合でできたと思い出せることがありますか?最近では、縦パスを(タッチラインを出ないように)カーブさせて出すという目標です。右サイドバックで、普通に縦に出すとインターセプトされるけど、曲げたら相手の届かないところへ出せて、最後は足元に届くからです。―――ノートが返ってきてコメントを読んで、感じたことを教えてください。適当に出すパスは良くないと書かれていました。あと、逆サイドのスペースへ出したロングボールが良かったと書かれたのは全然気づかなかったことでした。―――書き始めて1年ぐらい経って、自分は変わったなと思いますか?最初の頃よりはクロスとか縦パスとか上手くできていると思います。■ノートに書いたことを試合中のプレーに活かせるようになった取材場所に同席した他の選手たちも答えてくれましたので、その声を紹介します。―――サカイクノートを使ってから、良くなったと思うことは?・サカイクサッカーノートを使ってから、目標がはっきりした。・サカイクノートを使って、うまくいかなかったところとかを読み返して、次はうまくいかなかったところを意識しようとするようになった。・サカイクノートを書き始めてから、試合が終わった後に書いて、その次の日にまた振り返って、次の試合に活かせるようになった。・目標は一番最初に書くから頭に残って、試合中にも思い出して次のプレーに活かせるようになった。■ノートを通じて個人個人に課題や改善方法をアドバイスできるサカイクサッカーノートを使う姿を間近で見ているコーチたちも、変化を感じています。4年生担当の高橋和久(たかはしかずひさ)コーチに、約1年ノートを使ってみての選手の変化、成長などを伺いました。―――サカイクノートを1年使ってみてどんな変化、成長がありましたか?この学年を見始めたのは4月からなのですが、最初から「課題にちゃんと向き合いなさい」と話はしています。試合中や練習中にも課題、アドバイスなどを伝えるんですけど、それ以外のところとか、試合が始まったらずっと全員に個別のアドバイスを伝え続けるわけにいかないので。個々に対してはサカイクサッカーノートを通じて課題を伝えてあげて、改善の方法も伝えられるので、プレーがかなり大きく変わる子が増えてきたかなと思います。使用開始から1年以上経過して、選手もコーチも確実に成長を感じているようです。何となく頭の中で考えるだけでは、試合や練習に夢中になると忘れてしまうこともノートに書いておけば、目標も課題も明確になるのでどうしたらできたのか、どうしてできなかったのかを振り返り考えることも習慣になっているよう。目標を立て、振り返りを行うことで課題が明確になり、サッカーの成長にも寄与しているサッカーノートの活用法を、みなさんのチームでも参考にしてみてください。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2023年11月14日兵庫県神戸市の強豪街クラブ、センアーノ神戸は2022年春、使用するサッカーノートを市販のノートからサカイクサッカーノートに切り替え、サッカー面だけでなく生活面でも選手と指導者間のコミュニケーションの円滑化に成功しています。これまで使用開始後1カ月、半年という2回お話を伺ってきましたが、1年経過したタイミングで、さらにどんな変化や成長が感じられたかを6年生の選手たちと担当コーチにお聞きしました。(取材・文:貞永晃二写真:浅尾心祐)サカイクサッカーノートを1年間使ってみてどんな変化、成長を感じるかセンアーノ神戸の6年生に伺いました子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>関連記事:「ノートを見返すことで周りを見る習慣がついた」センアーノ神戸の選手に聞いたサッカーが上手くなるサッカーノートの使い方■「シュートは落ち着いて蹴る」とノートに書き続けた天野陽真くん(あまのはるま・6年生)初回から取材にも回答してくれた選手で、1年使ってみての成長を語ってくれました。―――サカイクサッカーノートを使った最初と今ではどれくらい成長したと思いますか?サカイクのノートを使い始める前より、シュートの打ち方やフリーキックの壁の枚数など、理解できるようになりました。―――試合や練習で気づいた、自分のいいところ、反省点などをサカイクノートに書けていますか?また、書くのが難しいと思ったことはありますか?書けています。難しいと思ったことは、あまりないです。――サカイクノートを書いて良かったなと思うところはどこですか?以前はゴール前でのシュートを最後まで落ち着いて決められなかったんですけど、「落ち着いて蹴る」っていうのを忘れないように書き続けて、意識し続けたので、今はゴール前で落ち着いてシュートを決められるようになりました。――立てた目標でできるようになったことはありますか?あります。体の向きや、(ポジションの)落ち方、ビルドアップの立て直しとか、です。――コーチに質問できなかったことを、ノートで意見を伝えたり、質問したりしたことはありますか?たくさんあります。フリーキックの蹴る位置、コーナーキックの蹴り方、オフザボールの動き方などです。――サカイクサッカーノートを書きだしてから、自分の成長具合はどのぐらいですか?80ぐらい変わりました。そう思うのは、前のサッカーノートは小さくて、探究の項目とかは無かったんですけど、サカイクサッカーノートは探求や良かったところなどを書くスペースがいっぱいあって、すごくいいです。――サッカーノートを見直すことはありますか?それがプレーの改善につながったことはありますか?試合の前日や試合の日の朝などに見直します。サイドの仕掛け方やパスを出す位置が改善できました。――1年間サッカーノートを書いてきて、もう少しこういうことを書けたらいいなと思うことはありますか?悪かったところをもっと書きたいです。理由は、自分の悪かったところをもっと見つけて、それを活かして頑張りたいからです。――ノートをチームメイトや親に見せたことはありますか?チームメイトにはないですけど、親にはあります。コーチのコメントをしっかり見て、それを次の試合で頑張って、みたいなことを言われました。▼センアーノ神戸選手達のコメントはこちら!■コーチのアドバイスをしっかり意識してプレーできるようになった大谷飛翔くん(おおたにつばさ・6年生)―――サカイクノートを使ってみて、どのくらい成長したと思いますか?成長したところは、サッカーノートに書いて、コーチからアドバイスをもらったことを(試合で)しっかり意識してできるようになったことです。―――最初はサッカーノートを書くのは難しかったですか?最初はどんな内容を書いたらいいか、正直あんまり分かってなかったけど、使っていたらだんだん分かってくるようになってきました。―――どういう項目が書きにくかったですか?「探究」のところにどういうことを書いたらいいのか分からなかったので、そこは苦戦しました。―――ノートは試合の日、練習の日どちらで書いていますか?試合の日を基本的に書いています。―――サッカーノートに忘れずに書いていることはありますか?自分の成長したところをしっかり毎日書くようにしています。■ノートに書くことで、コーチへの質問がしやすくなったファンハースト尚哉(ふぁんはーすと なおや・6年生)―――最初、どういう項目が書きにくかったですか?「探求」に何を書いたらいいか分からなかったけど、今はもう慣れました。―――サカイクサッカーノートに書いている、練習や試合で気づいた自分のいいところ、課題は何ですか?課題は、ちょっと慌ててしまうところや、あとはパスの精度がまだまだだなと思うところです。―――サカイクサッカーノートを書いてみて、良かったなと思うところ、成長したなと思うところは?試合中に意識してプレーするようになったところです。前よりかなり意識できるようになったと思います。―――サカイクサッカーノートを書き始めて、立てた目標ができるようになったところはありますか? あります。ゴール前での落ち着きです。―――コーチがノートに書いたコメントを読んでどう感じますか?ああ、ここ駄目だったなとか、自分の課題が多くなる感じがします。―――サッカーノートにコーチへの質問を書いたことはありますか? はい。練習の前後に個人個人が細かく質問する時間を取るのはかなり難しいので、ノートだと聞きやすいという感じがします。―――サカイクサッカーノートを使ってみて、自分の成長具合はどれくらいだと思いますか?80点ぐらいです。課題は意識しているんですけど、たまに忘れてしまうことがあるからです。―――サッカーノートを見直すことはありますか?それがプレーの改善につながったことはありますか?はい。自分が今日は駄目だったなというときどう改善したらいいかなと思ってノートを見ます。―――サッカーノートを書いてきて、もう少しこういうことを書けたらいいなと思うことはありますか?コーチがどう思っているかとか、コーチがやりたいサッカーとかが書いてあったら、もっと何か頑張れるかなと思います。―――ノートをチームメイトや親に見せたことはありますか?お母さんには見せたことがあって、もっとここを頑張ろう、みたいに言われました。■選手たちの意欲、やる気の変化を感じるサカイクサッカーノートを使う姿を間近で見ているコーチたちも、変化を感じています。6年生担当の前泊璃音(まえどまりりお)コーチにも伺いました。―――この1年サッカーノートを使ってみて、選手にどんな変化、成長がありましたか?1年前と比べて、やっぱり学ぶ姿勢っていうのが第一に変わってきて、サッカーへの意欲、姿勢もやる気が出て、真剣に取り組んでくれています。―――プレー面での成長はありましたか?はい。例えば(選手が)分からないこと、技術とかをサッカーノートに書いてくるので、それに対して回答をしています。例えばこうしたらいいよというアドバイスもサッカーノートを通じて行っていて、やっぱりプレー面でもだいぶ戦術も変わってきていますし、すごく役に立っています。自分の意見を言語化することができる6年生は、サカイクサッカーノートが選手とコーチとのコミュニケーションツールとして機能しているようです。普段の練習時間だけではコーチと1対1の対面で話す時間をとるのが難しいため、サッカーノートを通じて質問し、コーチはじっくり考えて様々なアドバイスを書いてあげられるので、疑問や悩みの解消にも役立っていることがわかりました。選手の本音、今考えていることを知ることで指導のアプローチも変わります。コミュニケーションを深め、サッカーの理解を高める。選手の成長にとってサカイクサッカーノートは大変重要な役割を果たしています。子どもたちも成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2023年11月09日今や、サッカープレイヤーの必須アイテムの1つとされる「サッカーノート」。多くの子どもたちが上達のためのツールとして日々記入していることでしょう。せっかく書くなら本当にサッカーが上手くなるように活用してもらいたいものですが、それを叶えるためにはどうしたらいいのでしょうか。今回はサッカーノートを子どもたちのために自作しているというJACPA東京FCの鈴木宏輝コーチと、サカイクサッカーノートの監修者である藤代圭一さんの対談をお届けします。(構成・文:小林博子)JACPA東京FC強豪チームでも使用中!練習の質が上がる「サカイクサッカーノート」■独自のサッカーノートを自作して選手に使わせている理由鈴木さんのサッカーノートの歴史は、自身が選手時代から今も継続中です。今は選手としてではなく「指導者ノート」に変わり、子どもたちへの日々の指導に役立てています。指導者ノートは現在17冊目。ノートを大切そうに手にとり、ページをめくりながら鈴木さんはこう話します。「選手時代のサッカーノートも、今の指導者ノートも、後から見返して気づきがたくさんある"財産"になっています。書かなかったら忘れて流してしまったかもしれないことがしっかり残っていますし、何気なく書いたことが後から重要な発見につながることも多々あります。また、これまでのノートを見返すと、"指導者として成長している"と感じることもでき、自信にもつながっています」指導する選手に配っているサッカーノートは、鈴木さんが自作した独自のノート。子どもたちに問いかける形で、練習前や練習後のその日の目標や反省が記入できたり、サッカーだけでなくメンタルや生活習慣面の記入ができたりする箇所も。どの項目も質問形式になっていて、文章を書くことが苦手な子どもでも無理なく書ける工夫が施されています。「一般的なノートをサッカーノートにしても、真っ白なページには何も書けない子がたくさんいます。何かを書かなくちゃと頑張ってくれても『今日の天気は晴れでした』など意味のないものになりがちです。うちのチームはノートの提出を義務づけていないのですが、そうはいっても何か書いて出さなくてはと思って頑張ってくれるんです。意味のない内容のものだと書く方も見る方も無駄な時間になってしまい、お互いのストレスになります。子どもたちのためにもそれではいけないという思いから自作のノートをつくるようになりました」実は鈴木さんの自作サッカーノートは、サカイクサッカーノートの監修もしてくださっている藤代圭一さんのメソッドが取り込まれたものなのだとか。というのも、鈴木さんは藤代圭一さんの著書を読み込み、そのメソッドに強く共感しているためです。そんな鈴木さんと藤代さんにサッカーノートを書くことや、サッカーにおける「質問」の大切さについて語り合っていただきました。■自分自身と向き合うこと、習慣づけの大切さ、自信など子どもたちに伝えたいことを盛り込んだ藤代さん(以下、藤代)鈴木さんのサッカーノート、拝見させていただきました。「すごい」のひとことです。僕が作ったノートよりいいのではないかと思ったほどです(笑)鈴木さん(以下、鈴木)藤代さんの書籍を何冊も読んで、しつもんメンタルトレーニングを勉強して作らせていただきました。藤代僕が伝えたいことが伝わっていてむしろ嬉しくなりました。現場で日々子どもたちと向き合っている方が作ったノートだからこその魅力もありますよね。僕が監修したサカイクサッカーノートは、レベルや環境に関わらず多くの子どもに使ってもらいたいので、ベーシックな項目が中心です。鈴木さんのノートは、チームの方針がノートで体現されているところがさすがだと思うんです。鈴木ありがとうございます。自分自身と向き合う選手に成長してほしい思いや、習慣の大切さ、そして何かで1番になることで育まれる自信など、僕が子どもたちに伝えたいことをたっぷり盛り込んでみました。■サッカーノートを作ったきっかけ藤代さんとサカイクが開発したサカイクサッカーノート鈴木ところで、藤代さんがサッカーノートを作ったきっかけを教えていただけますか?藤代サッカーの指導者だった頃、僕も子どもたちにサッカーノートを書くように指導していたんです。でも鈴木さんもおっしゃっていたように、白いノートに何かを書くのは子どもたちにはハードルが少し高いんですよね。やっとの思いで一生懸命書いても、「こんなことを書くな」「誤字脱字が多い」などの理由で親御さんに叱られてしまったりする子も......。それを見ていて、かわいそうだぞと思いました。鈴木さんがサッカーノートを自作した理由と全く同じです。鈴木わかります。本当にそうなんですよね。■しつもん形式にすることで自分と向き合う時間に!自分で決めると意志を強く持って行動できるようになる藤代人は質問されると答えを探したくなるという性質をもっているから、しつもん形式にすることで、子どもはその答えを無理なく紡ぎ出してくれるんです。ナチュラルに「自分の言葉で書く」ことができる。ノートを書く時間が、自分と向き合う時間になります。鈴木「自分としっかり向き合うことができる」は、僕が子どもたちになってほしい姿そのものです。藤代さんそういった「考えるきっかけ」を自然に与えられるのはしつもん形式のノートの良いところです。しっかり自分と向き合って思いや考えを整理してアウトプットすることができます。人から言われたことではなく、自分で決めたことになるので、さらに意志を強くもてるのも大きなメリットです。ちょっと難しい表現にはなりますが、思考を整理して言語化することで自分自身を認知し、行動につながるわけです。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■サッカーノートは記憶の外部メモリ。先週の内容をノートで思い出すだけで練習の濃度がぐっと上がる鈴木ちなみに藤代さんの影響で僕の自作ノートにも「練習前」の項目ができました。練習は土日しかないこともあり、この1ステップがとても効果的です。先週のことを練習前に思い出してもらって、その日の課題を意識して練習に来てくれるようになりました。それだけで練習の濃度はぐっと上がりますから。藤代それがノートのもう1つの魅力である「記憶の外部デバイス」なんですよ。人間は2日で60%は忘れる生き物と言われています。(※エビングハウスの忘却曲線下記イラスト参照)先週末のことを翌週まで全て覚えているのは誰にもできないことだからこそ、サッカーノートに記憶してもらうことは有効な手段です。エビングハウスの忘却曲線復習しないとどんどん忘れる■サッカーノート会話だけでは知れない相手の心を知る、他者とのコミュニケーションツールでもある鈴木僕は藤代さんの本を読んで、子どもへの質問の仕方にも変化がありました。昔はつい、期待する答えを求めるための質問になってしまっていたと思うのですが、今は答えを誘導しないようにしています。そして答えが出るまで黙って待てるようになりましたし、どんな答えがきても正解にしています。藤代素敵ですね!鈴木サッカーノートに関しても、子どもがどんなことを書いてもネガティブな言葉がけをしないことを僕は意識していますし、保護者のみなさんにもそうしていただけるようにお便りなどで伝えています。それを続けるうちに子どもは自由に書くようになり、指導やコミュニケーションもしやすくなりました。藤代サッカーノートは「自分と向き合う(=自分とのコミュニケーション)」のほかに、コーチや保護者にコメントを返してもらうなど、「ノートを通してお互いのことを知り合える(=他者とのコミュニケーション)」ツールにもなっています。子どもの頭の中にあることが明確になるほど寄り添った会話ができますし『こうしなさい』ではないアプローチが可能になり子どもの主体性や自主性も伸ばしてあげられます。子どもは『わかってくれる大人がいる』と感じ、コーチや親との信頼関係が強固なものになります。鈴木本当にそうだと思います。ノートをみていると「この子はこんなところまで気づけているんだ」と驚くことも。会話だけではそこまでの発見は難しいでしょうね。藤代どんなことを書いても一方的な評価されることのないノートだという安心感があればこそです。そこがうまくできているのはジャクパさんはさすがだと思います。■サカイクサッカーノートをチームに導入藤代さんのメソッドを取り入れたサッカーノートの手応えが上々なこともあり、JACPA東京FCではこの秋から2、3年生にサカイクサッカーノートの導入を開始しました。それによる子どもたちの成長や、まわりの大人たちの関わり方の変化について1年間の成長を追っていきます。お楽しみに。鈴木宏輝(すずき・ひろき) 昨年、全国大会に出場した「JACPA東京FC」U-11コーチ。株式会社ジャクパスポーツクラブ東京第一支部 支部長。幼稚園・保育園・こども園において体育指導を行っている幼児体育のプロ。アンブロの「はじめてシューズ」を開発したり、幅広く活躍している。自身による自作サッカーノートを選手たちに配り、指導ツールとして活用している。藤代圭一(ふじしろ・けいいち)一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事。サカイクサッカーノート監修者。スポーツスクールのコーチとして活動後、教えるのではなく問いかけることで子どものやる気を引き出し、考える力を育む「しつもんメンタルトレーニング」を考案。全国優勝チーム、日本代表チームなどさまざまなジャンルのメンタルコーチをつとめる。子どもや選手に「やらせる」のではなく「やりたくなる」動機付けを得意とし、全国各地の指導者のコーチとしても活躍。2023年からはオンラインのメンタルトレーニングスクールを開校。著書に「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)、「教えない指導―子どもの主体的な学びを引き出すしつもんメンタルトレーニング」(東洋館出版社)など。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月31日他の競技と掛け持ちでサッカーをしている息子。他の競技を辞めてサッカーに絞りたい、と言われたが親としては1つの競技に絞り込むことに反対。一方で、Aチームレギュラーなど今結果を出している子たちは小さい頃から競技を絞って本格的に取り組んでいる。楽しむためにも結果は大事だと思うし、今のジュニア年代は早期英才教育化が進んでいるようで、周りより遅くサッカーを始めた息子にどう答えようか悩む、というお母さん。早期専門化の弊害はこれまでも色々なところで言われておりますが、スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、マルチスポーツの特長とお子さんへの回答についてアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<親がコーチを怒鳴って辞めさせた。そんな少年団に息子を戻していいのか問題<サッカーママからの相談>5年生の息子の母です。息子のサッカーについて調べていて、サカイクを見つけました。多くの親御さんが、自分と同じように悩んでいることを知って少しほっとしたというのが本音です。実は息子から相談を受けたことに対してどう答えるべきか悩んでいます。息子は4年生から地域のサッカークラブに入部し、1年程になります。強豪クラブで、大会に出れば上位まで勝ち進みます。チームはA・Bの2チーム構成で、Aチームはスクールと掛け持ちするなど、小さいころサッカー漬けの子が多いです。Bチームは、経験の浅い子やライトに活動している子が中心で、試合はほぼ勝つことはできず大敗することも多いです。息子は他にも競技をやっているため練習は週2回参加しています。取り組みとしても経験・競技力としても本来はBチームですが、人数の関係でAチームに所属しています。Aチームでは、経験も競技力も一番低いため、ベンチ要員となることが多いのが現状です。先日、息子から他の競技を辞めてサッカーに絞りたい、スクールとの掛け持ちもしたいと相談がありました。サッカーを始めたのが遅い息子がAチームの子に追いつくためには、最低限同程度の練習が必要という事のようです。しかし、個人的には反対したいところです。Aチームには足や膝に疲労性と思われる怪我をしている子が複数おり、この世代の子がサッカーにそこまで集中的に取り組むことが健全であるとは考えられないからです。一方で迷いもあります。最近のジュニアスポーツでは、以下2点が重要と言われていると思います。・結果ではなく、楽しむことに主眼を置く・一つに絞らず、色々なスポーツを経験する息子は2つの競技をこなしていますが、結果として1競技当たりの練習や経験値は低くなります。どちらの競技も、現時点で活躍する子は小さい頃から競技を絞って本格的に取り組んでいる子です。この世代で結果を度外視して楽しむ事は難しいですし、将来的に伸びるといった話もイメージ出来ないと思います。息子に見えているのは今の結果だけです。楽しむ事に主眼をおくにしても、やはり一定の結果は必要な気がします。私が子どもの頃と違い、今のジュニアスポーツは総じて低年齢化・英才教育化が進んでいるように感じます。Bチームにいれば全く勝つことができず、Aチームでは過剰な育成・競争が行われている、そんな環境の中どうしたら楽しんで取り組んでいけるのか、息子にはどう答えるべきか悩んでいます。アドバイスを頂けると幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。ご自身の悩み、葛藤を非常に具体的に書かれていますが、まずはマルチスポーツ(幼少時に多種類のスポーツを経験すること)について意見をさせてください。お母さんは「迷いがある」としつつ、マルチスポーツの短所を挙げています。整理すると四つです。①結果として1競技当たりの練習や経験値が低くなる②この世代で結果を度外視して楽しむ事は難しい③将来的に伸びるといった話もイメージ出来ない④楽しむ事に主眼をおくにしても、やはり一定の結果は必要(自分の子ども時代よりも低年齢化・英才教育化が進んでいるため)私からすれば、4つともそうは言い切れないと思いますが、小学生6年間で結果を出したい人たちはそのように考えるのでしょう。その方法論が正しいかどうかではなく、子どものスポーツをどうとらえるかでやり方は変わってくるということです。■1つに絞るよりマルチスポーツの方が身体能力の向上につながると言われている子どもがスポーツをする際の影響について、多くの調査が世界中で行われています。そのなかである程度わかってきたのは、子どものときは1種類のスポーツを集中的にやるよりも、マルチスポーツで取り組んだほうがよいということ。そのほうが、身長など身体的な成長のみならず、身体能力の向上につながるというのです。身体能力といえば、筋力、柔軟性、俊敏性やコーディネーション(調整力)、巧緻性など、多種多様です。それらは、一つのスポーツを集中的にやるよりも、複数のスポーツをやることでより伸ばすことができるといわれています。つまり、マルチスポーツは、幼少時にアスリートとしての「伸びしろ」を最もつくれる方法だと私は考えています。さらに2つの利点を挙げると、複数のスポーツを経験することで、すぐれた才能を見出せる可能性が高くなる。もうひとつは、複数のスポーツを行うことで、本人も周囲の大人も成果主義になりづらく、スポーツの楽しさを味わえます。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■小学生年代を「伸びしろを作る時期」ととらえるか、「勝負の時期」「最も輝いてほしい時期」と感じるか前述したように、小学生6年間を「伸びしろを作る時期」ととらえるか、「勝負の時期」「最も輝いてほしい時期」と保護者が感じてしまうか。どちらかのような気がします。一方で、お母さんはサッカー一本に絞ることには反対したい。なぜならば、Aチームには足や膝に疲労性と思われる怪我をしている子が複数いるからです。では、そのような条件でないチームなら一本に絞ってよいと思っているのでしょうか。ここは、お母さんが子どものスポーツをどうとらえるかを決めなくてはなりません。まずはそれを決めたうえで、息子さんと向き合ったほうがいいと思います。息子さんはAチームの子に追いつくため、サッカー一本に絞りたい。他にどの競技をなさっているか書かれていないのでわかりませんが、その競技よりも「サッカーをもっとやりたい」と自ら思ったのなら、そこは認めてあげたほうがいいでしょう。ただし、選ぶクラブに過剰な育成や競争といった問題があることは親としてきちんと伝えましょう。もしくは他のサッカークラブという選択肢はないのか考えてもいいでしょう。ご相談文に「過剰な育成・競争が行われている環境の中どうしたら楽しんで取り組んでいけるのか、息子にはどう答えるべきか」とありますが、過剰な育成と競争の中でサッカーを楽しむのは難しいと思います。■「失敗できない」「良き道を選ばせなければ」と過剰に親の責任に縛られないこと(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)さらにいえば、そこまでお母さんの影響を受けるお子さんであるのなら、そのことを考えたほうがいいような気もします。反対してもいいですし、息子さんが反対を押し切ってでも入りたいというなら最終的に「じゃあ、とりあえずやってみれば」と言ってもいいでしょう。ただし、その際に「自分で決めたのだから最後までやり切れ」とは言わないこと。よくない環境に入るのですから、本人が「あ、やっぱりここはヤバい」と感じたら、すぐに軌道修正できる余白を作っておいたほうがいいからです。皆さんよく「やめ癖」がつく、などとおっしゃいますが、いい環境で楽しければ子どもはやめません。また、そこを信頼するのが親の役目のはずです。お母さんとしては「失敗できない」「良き道を選ばせなければ」と過剰に親の責任に縛られず、「自分で決めたら」と任せたほうがいいと思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年10月25日会議の議事録や業務用の回覧など、仕事ではメンバーとの共有事項が多く発生します。Eメールを使って共有することもできますが、確認してもらえたかは直接聞かなくてはなりません。また、共有事項に対し質問があったり、追加したい項目が出てきた場合は、そのたびに連絡が必要です。業務連絡に『LINE』を使っているのであれば、LINEの機能「ノート」を使ってみましょう。グループ内で共有できるだけでなく、スタンプやコメントもできるので、効率よく仕事を進められます。※スマートフォンまたはLINEアプリのバージョンにより、表示などが異なる場合があります。LINEのノートを仕事にどう生かすかノートは掲示板のような機能で、1対1のトークだけでなく、グループトークでも使えます。文章以外にも画像や動画、位置情報、URLリンクも添付できるので、さまざまな情報の共有が可能です。メンバー数の多いトークルームでは、大事なことをトークに流すと埋もれてしまったり、見逃してしまったりすることがあります。ノートを使えば、埋もれることなく確実にメンバーとの共有が可能です。例えば、会議に参加できなかったメンバーに会議の内容を伝える議事録をノートで作れば、スマートフォンからでも確認できます。業務マニュアルや業務に関する知識や情報などは、いつでも振り返りができ、新規メンバーへの共有も簡単です。ノートには「いいね」やコメントが残せるので、共有内容を確認してもらえたかのチェックや、質問などもノート上で行えます。保存期限もないので、過去ログとして残しておくことも可能です。ノートは、情報共有以外にも業務日報や在庫・受注管理、営業実績管理、勤怠管理にも使えます。LINEの法人向けサービス『LINE WORKS』のヘルプセンターでは、ノートの活用事例を紹介しているので、活用の幅を広げたい人はチェックしてみましょう。ノートの作り方はじめに、ノートを作成したいトークルームを開きます。画面右上に3本線のアイコンがあるので、そこをタップしましょう。画面が変わったら、画面中央付近にある「ノート」をタップします。ノートが開いたら、画面右下にある「+」をタップしましょう。「カメラ」と「投稿」が出てくるので、テキストを入力する場合は「投稿」を選びます。入力が済んだら、画面右上にある「投稿」をタップしましょう。ノートを作成する時に、頭に「#」を付けると、ハッシュタグとして投稿できます。複数あるノートの中から簡単に探せるようになるので、カテゴリー分けとしても役立つでしょう。また、ノートは投稿後に修正も可能です。修正したいノートを選び、画面右にある3つの点をタップして「投稿を修正」を選びます。ノート自体を削除したい場合は、同じ画面にある「削除」をタップしましょう。ノートの修正と削除ができるのは、自分が投稿したノートのみです。ほかの人が作ったノートを変更したい場合は、作成者に修正を依頼しましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月02日簡単でおいしいダイエットレシピが満載2023年10月20日、宝島社から、元プロサッカー選手 小泉勇人氏の新刊『元プロサッカー選手が教える いくら食べても太らない罪悪感ゼロごはん』が発売されます。同書では、栄養バランスが考えられた絶品レシピ80品以上を掲載。簡単でおいしいヘルシーなレシピは、運動する人をはじめ、ダイエット中の人や子どもの食育にもオススメです。販売価格は1,760円です。宝島CHANNELやAmazonなどで予約を受け付けています。食に関する6つの資格を保有小泉勇人(こいずみゆうと)氏は1995年9月14日生まれ、茨城県神栖市出身です。鹿島アントラーズジュニアユースで活躍後、2011年にユースに昇格。その後、ザスパクサツ群馬、ヴァンフォーレ甲府などでもゴールキーパーとして活躍し、2022年に現役を引退しました。アスリートフードマイスター3級や上級食育アドバイザーなど、食に関する6つの資格を保有。SNSで発信する「アスリート飯」が多くの人に注目されています。オフィシャルインスタグラムのフォロワー数は11,000人以上。自炊記録アカウントのフォロワー数は112,000人を超えています。(画像は小泉勇人オフィシャルインスタグラムより)【参考】※宝島CHANNEL※Amazon※小泉勇人オフィシャルインスタグラム※小泉勇人オフィシャルインスタグラム(自炊記録)
2023年09月26日現代サッカーの発祥の地といわれるイギリスでは、サッカーはとても人気があります。観戦するだけでなく、プレーする人も多いイギリスでは、サッカーができる場所がたくさんあるようです。サッカーのゴールネットに絡まっていたのは?ある日、サッカーコートで動物が見つかり、野生動物保護団体『イースト・サセックスWRAS』に通報が寄せられました。その動物はサッカーのゴールネットに絡まって動けなくなっていたそうです。見つかった時は、まるで動物がネットにぐるぐる巻きにされているような状態。『イースト・サセックスWRAS』のスタッフはネットごと外して、その動物を連れて帰りました。一見するとなんの動物かが分からないほど、完全にネットに絡まっていたのは、犬でも猫でもありません。それは…ヨーロッパアナグマだったのです。今回見つかったのはまだ若いヨーロッパアナグマだったそう。安全にネットを外すために鎮静剤を投与して精密検査をしたところ、前脚が腫れていてネットによるケガをしているのが分かりました。そのため、脚の腫れが引き、傷が治るまで『イースト・サセックスWRAS』の施設で治療を受けたといいます。幸い完全に回復するまでにそう時間はかからず、アナグマは発見された場所に帰されました。『イースト・サセックスWRAS』の投稿によると、イギリスではサッカーのネットに絡まる若い野生動物が増えているのだとか。2023年はアナグマだけでなく、カモメやハリネズミ、キツネなども救助したということです。その上で、「サッカーゴールをお持ちの人は、どうかネットを地面より高い位置に結んでください。そうすれば、野生動物が巻き込まれることなく、安全に下を通ることができます」と呼びかけています。この投稿には「これを読んでいる人がこのことを心に留めて、ネットを上のほうに結んでほしい」「命を助けてくれてありがとう」などの声が寄せられていました。ネットに絡まった動物は逃げようとして、もがけばもがくほどさらに絡まってしまい、ケガをしたり、最悪の場合は命を落としたりすることもあるといわれます。サッカーを楽しむためのゴールネットが、野生動物にとっては命に係わる危険なものになり得るのです。このような予防策が広まり、動物を守りながらサッカーを楽しめるようになるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月25日仕事や勉強など、作業の合間にコーヒーを飲む人は多いもの。コーヒーを飲もうとして、机に広げていたノートに、うっかりこぼしてしまった経験はありませんか。ノートにコーヒーをこぼすと、濃い色のシミが付いてしまい落とすことが難しいため、ショックですよね。しかし、シミが付いたノートは、洗えることをご存じですか!ノートに付いたコーヒーのシミの落とし方ノートを中心に扱う、大栗紙工株式会社は、X(Twitter)アカウント(@OGUNO_notebook)でシミが付いたノートの洗い方を紹介。投稿に「そんなことが可能なのか…!」「もっと早く知りたかった」などの反響が寄せられています。ノートに付いたコーヒーのシミは、塩素系漂白剤で落とすことができるとのこと。ノートの中や横にまで色が付いてしまった場合は、洗面器に3ぶんの1くらいまで水を溜め、スプレータイプの塩素系漂白剤を15プッシュほど入れて、振り洗いします。汚れが落ちてきたら、真水に入れかえて、同様に振り洗いしましょう。洗ったら、タオルなどを押しあててノートの水分をとり、フリーザーバッグに入れて口を開けたまま立てて冷凍庫に入れます。冷凍することで、濡れた紙がふやけて波打つのを避けられるのだとか。濡れたページが多ければ、24時間以上は冷凍庫に入れておくといいそうです。冷凍庫から取り出したら、表紙と裏表紙にペーパータオルをあてて、雑誌などに挟んで重しをします。濡れたページが少なければ1日、全体的に濡れている場合は2~3日置いておきましょう。放置したノートを取り出すと、濃く色付いていたシミは薄くなり、紙のダメージもほとんどなく、再生することができていました!また、部分的なシミの場合は、水で薄めた塩素系漂白剤をティッシュなどに染み込ませてトントンし、洗い流せばいいとのこと。時間をかけずに素早く行うのがポイントだといいます。基本的に、水に濡らすとダメになってしまうノートを、こんなふうに洗うことができるとは、衝撃ですね。なお、同社はシミが付いたノートの洗い方について、以下の注意点を挙げていました。・水性の筆記具は、にじむので注意。・洗剤の濃度によっては、印刷や染色が落ちてしまう。・もし試す時は、自己責任で慎重に。・図書館や人から借りた本には、絶対にやらないこと。空白のページが残っているノートや、お気に入りのノートにコーヒーをこぼしてしまった時のショックは大きいものです。「もう使えない」と諦めて捨ててしまう前に、同社が紹介する再生方法を、試してみるのもいいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月19日先日行われたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジで決勝トーナメントに進出した、湘南ベルマーレアカデミー選抜。ラウンド16でSOLTILO SELECTに敗れましたが、アグレッシブなプレーで大会を彩りました。試合後、チームを率いる太田隆一監督(以下、太田)と選手たちに話を伺いました。この年代の育成における重要な事などをお伝えします。(取材・文:鈴木智之、写真:高瀬波音也)ラウンド16でSOLTILO SELECTした湘南ベルマーレアカデミー選抜(C)新井賢一<<関連記事:今年も熱い試合がたくさんあったワールドチャレンジ2023を振り返る■前向きにチャレンジすることができた選手たちを褒めたい――試合の感想をお願いします。太田勝負の分かれ目として、前半の決定機を外してしまったところが大きかったのかなと思います。ただ、その後は慌てず、自分たちの良さを発揮して、逆転を目指してくれました。そこはポジティブにとらえていますし、良い部分の方が多く出た試合だったと思います。予選の3試合目は、勇気を持てなかったり、準備が悪かったりと、ネガティブな部分がたくさん出た試合でした。それを経て、ラウンド16では前向きにチャレンジすることができたので、褒めてあげたいなと思います。■今後サッカーを楽しんでいく上で、小学生年代で重要な事アカデミーではサッカーのスキルだけでなく人間性も大事にしていると語ってくれた太田監督(C)高瀬波音也――チームにはスローガン「たのしめてるか。」がありますが、今後、サッカーを楽しんでいく上で、この年代ではどのようなことが重要だと思いますか?太田プロを目指す上では、楽しいことばかりではありません。苦しいことや辛いこともある中で、それを克服することすらも楽しみに変えていくこと、ポジティブにとらえてチャレンジできるかどうかだと思います。■ピッチに入ったら選手が主体的に考えて行動を起こすことが大切――そのあたりで、今大会の収穫や成長は感じられましたか?太田サッカーは、ピッチに入れば選手がやるもので、選手が主体的に考えて、行動を起こすことが大切です。その面では、選手の中から「もっとこうしよう」といった会話が生まれてきたことは前進かなと感じました。この子たちは選抜なので、チームとして戦う機会はほとんどありません。戦いながら成長する意味では、1試合1試合、チームとして成立していったと思います。ゲームによってはシステムを変更したり、シチュエーションを変えながらやりましたが、柔軟に対応できていたのは収穫だったと思います。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■遠藤航選手の影響、プロになるためにはサッカースキルだけでなく人間性も大切というアカデミーの教え――アカデミー出身の遠藤航選手がリバプールに移籍しましたが、後輩たちにはどんな影響がありますか?太田すごく良い影響があると思います。彼は世界のトップでやっているわけですからね。他にも、残念ながら大きな怪我をしてしまった齊藤未月も、彼らのお手本になる選手です。ベルマーレのアカデミーから、世代別代表に何名も入っていますが、プレーだけでなく、人間性の部分でも評価を受けています。それが、各年代でキャプテンマークを巻いていることにつながっているのだと思います。プロとして生きていくためには、サッカーが上手なだけではなく、人間性も大切です。ベルマーレのアカデミーでは、そこにも意識を向けています。■選手たちはどう感じたのか試合後、選手たちに話を聞きました。インタビューを受けてくれたのは山田将宗くん(7番)、上野昴くん(2番)、北條蓮くん(10番)。試合の感想を語ってくれた選手たち(C)高瀬波音也■シュートを外した時、仲間が「切り替えろ」と声をかけてくれた――試合の感想を聞かせてください。山田相手に押し込まれた部分があって、マイボールを簡単に蹴ってしまい、そこからカウンターを受けたりと、相手ボールのことが多かったです。自分のプレーとしては、左サイドから仕掛けて、シュートまで行くことはできました。上野相手は体が強くて、足も速いので、サイドから押し込まれてしまいました。ただ、当たり負けはそこまでしませんでした。暑さもあって、ちょっときつかったですが、自分のプレーもできたので良かったです。北條相手はフィジカルが強くて、そこで負けていた部分がありました。もっと勝てるようにしていきたいです。シュートを外してしまったけど、仲間が「切り替えろ」と声をかけてくれて、切り替えられたのは良かったです。■自分より大きい選手、速い選手らと戦ってどれだけできるか試せた――この大会で印象に残っていること、成長できたところがあれば教えてください。山田対戦相手に大きい選手、速い選手などがいる中で、自分がどれだけできるかが試せて良かったです。上野走り負けないことです。勝った試合もあったので、嬉しかったです。北條みんなとサッカーができたことです。自分より大きくて速い相手と戦うことで、少しは成長できたかなと思います。ワールドチャレンジ2023決勝戦の動画はこちら>>ワールドチャレンジ2023の記事はこちら>>サッカーにおける認知・判断を高める賢いサッカー選手を育てるトレーニング
2023年09月12日