西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、勝地涼が参加した『サイレント・トーキョー』の撮影現場レポ―トが到着。総工費3億円、エキストラ1万人強を動員し、広大なオープンセットに“渋谷スクランブル交差点”が再現された。解禁となったのは、昨年2019年11月~12月にかけて撮影が行われた本作の撮影現場の様子。一連の事件を独自に追う渋谷刑事課・警部補の世田志乃夫を演じる西島さん、不可解な行動を取るIT企業家の須永基樹を演じた中村さん、興味本位で犯行現場に来てしまう会社員・高梨真奈美役の広瀬さん、そして世田とバディを組む生真面目な新人刑事役・泉大輝を演じた勝地さん、真奈美の同僚で須永に心惹かれる会社員・印南綾乃を演じた加弥乃らが参加した“渋谷スクランブル交差点”のシーンだ。警察、野次馬にYouTuberも…夜の“渋谷”に集結撮影が行われた渋谷スクランブル交差点のオープンセットは、栃木県・足利競馬場跡地の一部2万2千平米弱の空間に再現され、総工費はなんと3億円。「このオープンセットがなかったら映画はできなかった」と波多野貴文監督をはじめ、スタッフの誰もが口を揃えて言う。5月に場所探しがはじまり、7月に建設開始、8月中旬にスクランブル交差点、ハチ公前改札、ハチ公前広場と見慣れた光景が完成した。さらにそこに、クリスマス感を出すために5.5mのツリーと祝祭感ある巨大壁画を作成し、DJポリスまでも配置。完全コピーされたスクランブル交差点のオープンセットに加え、サイネージや看板など様々なライトが入り混じった夜の渋谷の独特のまばゆさも再現。群衆、建物、乗り物などを照らす光はどの地点から渋谷の街を捉えるかによって色味が異なるため、照明は照明機材会社の在庫を全て借り出すほどの数が使用されたという。突如東京を襲った連続爆破テロ事件。犯人から予告され第一の事件現場となった“恵比寿”の次に、渋谷は標的とされる。危機的状況の未曽有の大事件にも関わらず、好奇心と恐怖から妙なテンションに陥った群衆たちが続々と詰め寄り、渋谷は大混乱に。爆弾、そして犯人を追う大量の警察官たちの物々しさと相まって、現場は異様な雰囲気が充満する。事件の鍵を握る者たち、野次馬、純粋にクリスマスを楽しみたい若者たち、ハチ公前付近を封鎖して警備に当たる警察官たち、爆発物処理班等…老若男女が混ざり合った祭りのような場面を撮影するため、足利に総勢1万人のエキストラが集結(1日、最大1,200人)。人気ユーチューバーの“みきおだ”、そして若者から絶大な人気を誇る“あの”も参加して盛り上げに一役買った。西島&勝地のバディに走る緊張感…集中力MAXの撮影極寒の中、行われたこの渋谷スクランブル交差点のシーンの撮影に費やされた期間は約2週間。犯人から声明が出されている爆破予告時間が「18:00」ということで、日の出ているうちにリハーサル、日が落ちてから撮影を行い1日に撮影できるシーン数は1~3カットだ。西島さん、中村さん、広瀬さん、勝地さん、加弥乃さんそれぞれがオープンセットに入ると、このシーンを共に乗り切るエキストラに向けて大きな声で「宜しくお願いします!」と挨拶。渋谷スクランブル交差点で起きる前代未聞の大事件をあらゆる角度から捉えるため、何度もエキストラと共にテストを重ねていく。爆弾、そして犯人を追って渋谷に訪れた世田と泉。大量の警察官が必死に声を飛び交わし、犯人から指定された「ハチ公付近」というざっくりとした爆弾の在処から人々を遠ざけようとする中、2人は辺りを見渡し、怪しい人物がいないか目を光らせる。そんな中、ふざけた若者が「爆弾だ!」と発声。群衆たちはパニックに陥り、警察官たちの必死の努力虚しく、予防線は決壊。世田と泉はパニックに陥る群衆を掻き分け、声の上がった元へ走っていく――。一連の渋谷スクランブル交差点のシーンの中でも緊張が走る場面であり、キャスト、エキストラ、そして、カメラマンたちスタッフの連携が崩れることの許されない撮影だ。そんな緊張感溢れる撮影ではあったが、西島さん、勝地さんともに、リラックスを忘れず、時にエキストラともコミュニケーションを取り、士気を高めていた。さらに、好奇心から渋谷へとやってきた真奈美、そして真奈美に連れられ共に渋谷を訪れる綾乃は、合コンで知り合った須永を見つけ追いかけていく。須永の手にはカメラ。群衆たちに紛れ須永は渋谷の様子を撮影していく。“不可解な行動を取る”、そんな怪しげな肩書がつけられた須永を演じる中村さんは、大混乱を演じる1,000人ものエキストラの中、独特のオーラを放ち、落ち着きを見せつける。広瀬さん、加弥乃さんの2人も負けじと“群衆”を代表するかのように、好奇心と恐怖が入り混じった絶妙な演技を披露。本作で共演シーンの多い3人は、緊迫した場面の撮影が続いていたが、劇中とは打って変わって時に冗談を言ったり、渋谷スクランブル交差点の再現度について話したりと、和気あいあいとしていた。動くたびエキストラと体がぶつかってしまうことが不可欠となる場面で、3人とも常にエキストラへ気遣いの言葉をかけていた。群衆の中に分け入る撮影「雑踏の中で物事が起こっていることが見せやすい」「僕の作品の特徴であるステディカムを多用することで緊張感をいかに持続させるかを意識している。爆破のスケール感、臨場感を出すため、これまで以上に機材も駆使して表現できたら」と波多野監督。これだけの規模のオープンセットで撮ることは「監督冥利に尽きる」と手応えをのぞかせる。また、もし実際、こういう事件が起きた場合、どのように警察は動くのか、警察や爆発物処理班、爆弾事件の捜査のプロフェッショナルなどに取材を重ねて再現。カメラマンの山田康介は多数のエキストラの中にステディカムでずんずん分け入って撮影する。「カットで割ればできることを、なるべくカットを減らして撮る。それが今回の渋谷の表現には合っている。雑踏の中で物事が起こっていることが見せやすい」と山田カメラマン。カメラは最新のハリウッド超大作、ジェームズ・キャメロン監督『アバター2』でも使用されるソニーのラージセンサーカメラ・VENICEを使用。ドローン、空撮、巨大クレーン、OSMOカメラなど、あらゆる機材、多くの人材を総動員した。この撮影は『踊る大捜査線』や『海猿』よりも大変だった、と明かすのはプロデューサーの小柳智則。キャスト・スタッフ、そして裏の主役ともいえる“群衆”を演じたエキストラたちが思いを一つに完成させた、この作品の最大の見せ場となりそうだ。『サイレント・トーキョー』は12月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サイレント・トーキョー 2020年12月4日より全国にて公開Ⓒ2020 Silent Tokyo Film Partners
2020年11月06日リリー・ジェームズとエマ・トンプソンがロマンチックコメディ映画で共演することになった。タイトルは『What’s Love Got to Do with It?』。ほかに『スター・トレック:ディスカバリー』のシャザド・ラティフも出演する。監督はシェカール・カプール。カプールが劇場用長編映画を監督するのは、2007年の『エリザベス:ゴールデン・エイジ』以来。ストーリーは明かされていないが、ロンドンと南アジアを舞台にした異文化にまつわる恋愛物語らしい。撮影は来月スタートの予定。ジェームズの最近作は、Netflixで先月配信開始した『レベッカ』。文=猿渡由紀
2020年11月05日初代ジェームズ・ボンドを演じたスコットランド人俳優ショーン・コネリー(90)が亡くなった。「BBC News」など複数のメディアが報じている。息子のジェイソン・コネリーによると、ショーンはしばらく前から体調を崩していたが、バハマの自宅で眠っている間に安らかな死を迎えたという。1962年公開の『007 ドクター・ノオ』を含む計7本の映画でボンドを演じ、歴代ボンドの人気ランキングでたびたび1位に選ばれていたショーン。ジェームズ・ボンドの公式ツイッターアカウントも訃報を伝え、長年『007』シリーズを制作しているマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリがショーンへの追悼メッセージを発表した。ショーンは、長年スコットランドの独立運動を支持しており、2014年にスコットランドで独立の是非を問う住民投票が行われた際に、「スコットランドが独立するまでは、バハマから帰らない」と述べたこともあった。スコットランドのニコラ・スタージョン首相は「彼は世界的なレジェンドですが、なによりもまず愛国心が強く、誇り高いスコットランド人でした」とコメントしている。俳優としては1987年の『アンタッチャブル』でアカデミー賞助演男優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞。出演作は『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』『ザ・ロック』『小説家を見つけたら』『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』などがある。(Hiromi Kaku)■関連作品:007/危機一発(ロシアより愛をこめて) 1964年4月より公開Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年、全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2020年11月01日ジェームズ・マカヴォイが『My Son』に主演することになった。2017年のフランス映画『凍える追跡』のリメイクで、監督はオリジナルと同じクリスチャン・カリオン。息子の消息がわからなくなった父親が、彼を探すために元妻のいる街を訪ねるという物語。先に何があるのかわからないという心境をリアルに描写するため、監督はマカヴォイに脚本を渡さず、すべて即興でやらせるとのこと。ギョーム・カネが主演したオリジナルでも同じ手法が使われたそうだ。元妻の役はクレア・フォイが演じる。撮影は11月、スコットランドで開始予定。文=猿渡由紀
2020年10月06日出だしから遅れた上、コロナの影響も受けて製作が延び延びになっていた『アバター2』の撮影が100パーセント終了した。ジェームズ・キャメロンが、アーノルド・シュワルツェネッガーとのビデオコンフェレンスで明かした。このコンフェレンスは、オーストリアン・ワールド・サミットの一環として行われたもの。キャメロンによると、『アバター3』の撮影も95パーセント終了しているそうだ。無事にここまで来られたことについて、キャメロンは、撮影場所がニュージーランドだったことが幸運だったと述べている。『アバター』続編の撮影は、3月にコロナのため中断となったが、キャメロンとプロデューサーのジョン・ランドーは、6月には再開に向けて再びニュージーランド入りをした。『アバター2』は2022年12月、『アバター3』は2024年12月の公開予定。4作目、5作目はそれぞれ2026年と2028年に公開される。文=猿渡由紀
2020年09月30日あふれるフェロモンで世界を魅了する俳優、ピアース・ブロスナン。日本では、スパイ映画の金字塔シリーズ『007』の5代目のジェームズ・ボンド役として知っている人も多いことでしょう。世界的人気を博すボンド役を華麗に演じ切ったピアース・ブロスナンのキャリアを振り返ります。007から悪役まで、ピアース・ブロスナンの若い頃を振り返る一度目にしたら忘れられない、その色気やチャーミングさが印象的なピアース・ブロスナン。アイルランド生まれのピアース・ブロスナンはロンドンで演技の勉強をした後、1980年にデビューを果たし、同年の映画『長く熱い週末』に出演しています。おすすめ出演作①:探偵レミントン・スティールそんな彼の名を一躍有名にしたのは、意外にも、かの英国スパイ役ではなく、キュートな探偵役でした。それは、アメリカのNBCチャンネルで、1982〜1987年の間に放送されたドラマシリーズ『探偵レミントン・スティール』です。女性探偵のローラとピアース・ブロスナン扮するイケメン青年が繰り広げるロマンスに、多くの女性が虜になりました。おすすめ出演作②:007そんなピアース・ブロスナンのキャリアにおいて、もっとも特筆すべきビッグイベントが、冒頭でも触れた、ジェームズ・ボンド役への抜擢です。彼が演じたのは5代目のボンド。1995年に満を持して『007 ゴールデンアイ』で待望のボンド役デビュー。CG技術が導入され始めたこの時期のボンド映画において、ピアース・ブロスナンは持ち前の肉体と愛嬌を活かし、ド派手で華麗なボンド像を4作演じて、世界的な人気を獲得しました。約7年間ボンド役を務めたピアース・ブロスナンですが、有名すぎる同役に飲まれることなく、持ち前のセクシーなイメージを駆使して、この時期いくつものヒット作に出演し、俳優としてはまさに黄金期を迎えます。おすすめ出演作③:マーズ・アタック!1996年にはSFスリラーコメディ映画『マーズ・アタック!』に出演したピアース・ブロスナン。凶悪な火星人との攻防をコミカルに描いた本作で、ピアース・ブロスナンはボンド役でのセクシーさを逆手に取り、火星人に拉致され、しゃべる生首状態にされる大学教授役を怪演し、劇場の爆笑をさらいました。おすすめ出演作④:ダンテズ・ピーク翌1997年にはうって変わって、当時の最先端VFXを駆使したパニック超大作『ダンテズ・ピーク』で主演を務め、小さな町に迫り来る火山噴火の脅威から人々を守る地質学者をたくましく演じ、ボンドとはまた違ったヒーロー像を印象付けました。おすすめ出演作⑤:ザ・スナイパー2002年公開の『007ダイ・アナザー・デイ』でボンド役を引退したピアース・ブロスナンはさまざまな役に挑戦します。2005年公開の映画『ザ・スナイパー』では、中年太りした暗殺者役をコミカルに演じ、ゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされました。日本ではアクション映画風のDVDジャケットで発売されたため、同役のひねりに驚く人も多かったようです。おすすめ出演作⑥:マンマ・ミーア!アクション作品の印象が強いピアース・ブロスナンですが、2008年公開の世界的大ヒットミュージカル映画『マンマ・ミーア!』では、主演のメリル・ストリープのセクシーな元恋人役の1人として、キュートな演技も披露しています。ダンスと歌がてんこ盛りで実にハッピーな作風の本作。2018年には待望の続編も公開されました。その中でピアース・ブロスナンはダンスと歌を披露しているのですが、実は本人はあまりダンスが得意ではないのだそう。そのため、スキップの練習を数週間してから意を決して撮影に望んだことを、同作のインタビューで笑いながら語っていました。おすすめ出演作⑦:サバイバー2010年代の後半に入り60歳を超えたピアース・ブロスナン。この頃になると、いぶし銀の色気やまなざしを活かした冷血な悪役や、ワイルドな役を演じるようになります。2015年公開のアクションスリラー映画『サバイバー』では、クールビューティーな外交官を演じる主役のミラ・ジョヴォヴィッチを追い詰める、残忍な伝説的テロリスト『時計屋』を演じ、役者として新たな領域に踏み込みました。おすすめ出演作⑧:クーデター同じく2015年には、オーウェン・ウィルソン主演で、外国の軍事クーデターに巻き込まれてしまった家族の恐怖を描くサバイバル・スリラー映画『クーデター』にも出演。飲んだくれでありながらも、その確かな腕前を活かし、命をかけて家族を守る男・ハモンドを熱演しました。ピアース・ブロスナンの現在悲劇を乗り越えた再婚、5人の子供たち恋多きボンドとは違い、プライベートでは愛妻家として有名なピアース・ブロスナンですが、実は二度の結婚を経験しています。1人目の妻:カサンドラ・ハリス1人目の妻となったのは、奇しくも007シリーズの12作目でボンドガールを演じていた女優のカサンドラ・ハリスです。1980年に結婚し、一人息子のショーン・ブロスナンを授かった2人。しかし、なんと1991年にカサンドラ・ハリスが卵巣癌がんでこの世を去ってしまいます。キャリア的には人気が上り調子だった頃のこの悲劇は、ピアース・ブロスナンの心に深い傷を負わせました。そして、カサンドラ・ハリスが亡くなった数年後に、彼女の前夫も亡くなってしまうのですが、この時ピアース・ブロスナンはカサンドラ・ハリスと、彼女の元夫との間に生まれた2人の子供を養子に迎えます。しかし長男は幾度とない薬物中毒になり、ついにはピアース・ブロスナンと絶縁。次女も母と同じ病で若くしてこの世を去ってしまいました。2人目の妻:キーリー・シェイ・スミスそんなピアース・ブロスナンを支えたのが、2001年に結婚したジャーナリストのキーリー・シェイ・スミスでした。産後に体型が変わってしまったキーリー・シェイ・スミスですが、ピアース・ブロスナンはそんなことお構いなしで彼女にメロメロな様子。2015年には「脂肪吸引に行ったら離婚する」なんて書き込みをFacebookに投稿したなんて話も出たそうですよ。その投稿が本物かどうかは不明なものの、現在の2人の仲むつまじい姿を見れば、本当なのかも…と思えてきます。ピアース・ブロスナンの息子①:ショーン・ブロスナンピアース・ブロスナンの実子たちは、父にも負けず劣らずのイケメン揃い。カサンドラ・ハリスとの子であるショーン・ブロスナンは、2012年に映画『UFO 侵略』でアクションレジェンド俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムと共演するなどの俳優活動とともに、映画製作者としても活動しています。ピアース・ブロスナンの息子②:ディラン・ブロスナンディラン・ブロスナンは、キーリー・シェイ・スミスとの間に生まれた長男です。父親譲りの端正なルックスを持つディラン・ブロスナンは、なんとあの世界的なブランド『イヴ・サン=ローラン』のクリエイティブディレクターであるエディ・スリマンに直々に見初められ、モデルとして活躍しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Pierce Brosnan (@piercebrosnanofficial) on May 17, 2020 at 11:52am PDTモデルとしての活動はもちろんのこと、ピアース・ブロスナンの公式インスタグラムでもたびたび登場し、父親とツーショット写真を撮るなど、親子の仲も良好なようですね。ピアース・ブロスナンの息子③:パリス・ブロスナン次男であるパリス・ブロスナンも実にキュート。兄のディラン同様にモデルとして活躍していますが、その甘いルックスに加えてプロ級の腕前のサーファーでもあるようで、インスタグラムではセクシーな腹筋を見せてくれています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by @paris.brosnan on Oct 24, 2017 at 4:42pm PDT View this post on Instagram @radmilaPictures A post shared by @ paris.brosnan on Aug 31, 2017 at 5:39pm PDT View this post on Instagram A post shared by @paris.brosnan on Jul 3, 2019 at 9:34am PDT2020年現在、67歳という年齢にも関わらず、まだまだ現役バリバリのピアース・ブロスナンは、最新作『The Last Rifleman(原題)』では、北アイルランドの老人ホームからとある理由で脱走を図ろうとする老人を熱演するそうです。年齢とともに円熟味を増してきたピアース・ブロスナン。イケメンの息子たちと共に、これからの活躍から目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2020年09月24日日本の漫画・アニメ、小説は、国内のファンのみならず、海を超えたハリウッドのクリエイターたちをも魅了してきました。ゆえに、それらを原作としたハリウッド映画は多くあります。そんな日本の作品が原作の洋画を紹介します。小説、マンガ、アニメ…ハリウッドで進化を遂げた日本の名作日本の作品が原作のハリウッド映画①:オール・ユー・ニード・イズ・キルまずは、2014年に公開された大ヒットSFアクション映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』です。謎の侵略者たちとの死闘が続く近未来の地球が舞台の同作。戦闘経験のない広報官のウィリアム・ケイジは、訳あって最前線に送られ戦死してしまいます。しかし、目を覚ますと、そこは戦闘前にいた前線基地。『死に戻りのループ』にハマってしまった彼は人類の未来をかけて戦う決意を固めていく……というのがあらすじです。原作は桜坂洋さんの、同名ライトノベル『All You Need Is Kill』。世界的スター、トム・クルーズが主演を務め、莫大な製作費を投じて映画化されました。小説で描かれた設定はそのままに、本作はリアリティあるアレンジが加えられています。緊迫の戦場描写やクールなメカ、死を繰り返して成長していくトムの演技、さらに字幕に原作の固有名詞を使うなど、原作リスペクトに満ちた一作で、2020年現在、続編も企画されています。日本の作品が原作のハリウッド映画②:ゴースト・イン・ザ・シェル次は、2017年公開のSFアクション超大作映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』です。 View this post on Instagram A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Mar 26, 2018 at 12:20pm PDT舞台は、肉体にさまざまなインターフェイスを埋め込むのが常識となった近未来。多くの凶悪犯罪に立ち向かうエリート組織『公安9課』を束ねる、全身義体の少佐は、世界を揺るがすサイバー犯罪を追う中で、自らの過去の秘密と対峙していく……というあらすじです。 View this post on Instagram Follow director @rupertmsanders to get an exclusive look at the making of #GhostInTheShell. A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Feb 28, 2017 at 4:30pm PST士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』、そしてそれを元にした押井守監督のアニメ映画版は世界中のクリエイターに刺激を与え、あの『マトリックス』のアイディア元になったことでも有名です。これまで幾度となくアニメシリーズ化もされている、日本が誇る人気コンテンツですが、2017年にハリウッド実写版がお披露目となりました。 View this post on Instagram Critics are saying Ghost in the Shell is "Mindblowing. You've never seen anything like it" (Kevin Steincross, Fox-TV). Own the film on Blu-ray TODAY. Link in bio. A post shared by Ghost In The Shell (@ghostintheshell) on Jul 25, 2017 at 9:57am PDT主演にスカーレット・ヨハンソン、共演にビートたけしさんを迎えるなどインパクト十分のヴィジュアルや、豪華なグラフィック技術が魅力の本作。原作では『草薙素子』という名前で日本人的なヴィジュアルの主人公を、実写版ではアメリカ人のスカーレットがあえて演じていることに違和感を覚えた人も多いことでしょう。しかし、ミスマッチにも思えるキャスティングが、クライマックスで物語のひねりにつながるなど、原作リスペクトも感じられる演出もあり、コンテンツの入り口として実に見やすい良作となっています。日本の作品が原作のハリウッド映画③:Death Note/デスノート次は、2017年に世界的配信サイト『Netflix』で公開となった映画『Death Note/デスノート』です。ある日、名前を書いた相手の命を奪える『デスノート』を手に入れたことで、悪を私刑制裁していくようになっていく、主人公の高校生、ライト・ターナー。そんな彼の運命は、1人の名探偵と同級生によって狂わされていく……というあらすじです。原作は、日本で爆発的な社会現象となった、大場つぐみさんと小畑健さんによる同名漫画『DEATH NOTE』です。アニメ化もされ世界中で多くのファンを獲得しましたよね。原作からかなり大胆なアレンジを加えたことや、心理戦の物足りなさにファンからはネガティブな声もあった同作。しかし、原作で心臓麻痺一辺倒だった『死亡シーン』が華麗に進化をしていたり、名優ウィリアム・デフォーが演じた死神・リュークの顔が、あまりに『デフォー』で笑えたりなど、一歩引いてみるとかなり楽しめる作品となっています。日本の作品が原作のハリウッド映画④:アリータ: バトル・エンジェル次は、木城ゆきとさんによる日本の名作SFアクション漫画を映画化した2019年公開の映画『アリータ: バトル・エンジェル』です。公開中の映画「ALITA(アリータ)」の原作は、日本のマンガ『銃夢(ガンム)』。今も連載は続いていますか?という質問をよく受けますが、なんと、最新シリーズを「イブニング」にて連載中なのです!タイトルは『銃夢火星戦記』(いま6巻まで出てますよ〜) pic.twitter.com/jMkv3lt6qa — 銃夢火星戦記はイブニングで連載中 (@gunnm_tantou) March 1, 2019 富裕層の住む空中都市と、そこから落ちてきた瓦礫を利用して生活する貧困層の都市に二分してしまった世界が舞台。空中都市から落ちて肉体と記憶を失ってしまった少女のアリータは、新たに肉体を与えてくれたイド博士に育てられながら、自身に秘められた300年前の秘密、そして世界を巻き込む闘いに身を投じていく……というのがあらすじです。 View this post on Instagram An angel falls. A warrior rises. See #Alita: Battle Angel in theaters February 14. A post shared by Alita: Battle Angel (@alitamovie) on Dec 20, 2018 at 6:00am PST制作に名匠ジェームズ・キャメロン、監督にロバート・ロドリゲスを迎え、ハリウッドでも屈指の作り手たちから、実に10年を超えるラブコールの末生まれた本作。その美麗なCGヴィジュアルとアクションは、まさに息を呑むできです。 View this post on Instagram On February 14, the battle begins. Get tickets now at AlitaTickets.com #Alita A post shared by Alita: Battle Angel (@alitamovie) on Feb 3, 2019 at 3:21pm PST観ているうちに愛おしくなってしまう、主人公アリータの繊細な作り込みに、ファンが次々とハートを撃ち抜かれた本作。原作シリーズの人気パートに繋がるようなラストの展開に、アメリカのファンが資金を募り高層ビルに続編を求める看板を出した…なんて熱狂的なエピソードも残っています。日本の作品が原作のハリウッド映画⑤:スピード・レーサー最後は、日本の名作アニメを、原作の空気感をそのまま実写化した、2008年公開の名作『スピード・レーサー』です。天才的な才能を持つレーサーの『スピード』は、亡くなった伝説的レーサーの兄を越えるべくレースで腕を磨く日々。そんな折、彼の前に謎の覆面レーサーが現れ……というのがあらすじです。タツノコプロが1967年に世に送り出したアニメ『マッハGO GO GO』を、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉妹が映画化した本作。シリーズの大ファンという監督コンビの愛が炸裂した内容で、興行はそこまで振るわなかったものの、映画好きからは高い評価を受けました。あえて世界観を現実に寄せることはせず、華やかでポップなアニメの質感をヴィジュアルや演出で見事に実写に落とし込んでいます。アニメの持つスピード感や速さを追い求める主人公の気持ちが、クライマックスで頂点に達する演出は、胸が熱くなります!ハリウッドの潤沢な予算とテクニックで、日本原作の名作がどのような変身を遂げたのか、是非みなさんもご自分の目で確かめてみてください![文・構成/grape編集部]
2020年09月17日『シンデレラ』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』のリリー・ジェームズと、『君の名前で僕を呼んで』『ナイル殺人事件』のアーミー・ハマー共演で贈る心理サスペンス『レベッカ』が、10月21日(水)よりNetflixにて配信されることが決定。予告編が到着した。リゾート地・モンテカルロで運命的な出会いを果たし、恋に落ちた若い女性(リリー・ジェームズ)と、妻を亡くしたハンサムな男マキシム・ド・ウィンター(アーミー・ハマー)。やがて結婚を決めた彼女は、荒涼とした海岸沿いにある夫の豪華な大邸宅マンダレーに新妻として移り住むことに。新婚夫婦の夢のような時間は永遠に続くかと思いきや、亡くなったはずの優雅で洗練されたマキシムの前妻レベッカの影に苦しめられていき…。本作は、イギリス人作家ダフネ・デュ・モーリアが1938年に発表し、代表作となった小説を基に、新たな解釈で描く心理サスペンス。1940年には名匠アルフレッド・ヒッチコックがジョーン・フォンテインとローレンス・オリビエで映画化した。この度到着した予告編では、夫との甘いロマンスに酔いしれるリリー演じる新妻が、美しい大邸宅で、亡くなったはずの前妻レベッカの影に徐々に翻弄されていく様子が緊迫感たっぷりに映し出されていく。主人公には、レベッカを慕うあまり新妻に悪意を抱く家政婦ダンヴァース夫人(クリスティン・スコット・トーマス)の容赦ない洗礼が浴びせられる。さらには、香水や髪の毛など、亡き元妻レベッカの痕跡も至る所に残されていた。愛する夫にレベッカのことを尋ねてもはぐらかされるばかり、彼もまたレベッカの死に関して何か秘密を抱えている様子。果たして、彼の抱える恐るべき秘密とは?前妻の影に翻弄され次第に憔悴していく彼女の運命は…。併せて、熱い視線で夫を見つめる女と、彼女から視線を外しどこか別の場所に視線を移す男を写した、妖艶かつ不穏なキービジュアルも解禁されている。運命的な恋に落ちる女性を演じるのは、実写版『シンデレラ』で世界一有名なプリンセスを演じて日本でも脚光を浴び、人気ドラマ「ダウントン・アビー」でも知られるリリー・ジェームズ。その夫マキシムを演じるのは、『君の名前で僕を呼んで』や『ホテル・ムンバイ』、10月23日公開予定『ナイル殺人事件』にも出演する実力派アーミー・ハマー。さらに、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』などで幅広い役を演じてきたクリスティン・スコット・トーマスや、『マレフィセント』ではアンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントに仕えるディアヴァル役で知られるサム・ライリーも参加。監督を務めるのは、トム・ヒドルストン主演でJ・G・バラードの近未来小説を見事に映画化した『ハイ・ライズ』や、ブリー・ラーソンはじめアーミー、サムら豪華キャストが出演した『フリー・ファイヤー』など、唯一無二の作品を世に送り出してきたベン・ウィートリー。衣装デザイナーは『ボヘミアン・ラプソディ』で英国アカデミー賞の衣装デザイン賞ノミネート歴を誇り、『インフェルノ』『ロケットマン』などの衣装も手掛けてきたジュリアン・デイ、プロダクションデザイナーは『アンナ・カレーニナ』『美女と野獣』など数々の名作のデザインを手掛けてきたサラ・グリーンウッドと、今年の賞レースでも注目を浴びそうな美しい劇中のファッションや造形も見逃せない。Netflix映画『レベッカ』は10月21日(水)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年09月09日9月16日(水)~27日(日)までの開催が決定している米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2020」の「クリエイターズ支援プロジェクト」にて、剛力彩芽主演で3本のショートフィルムを製作することが決定した。「SSFF & ASIA」では、映画祭代表・別所哲也の「未来の映画業界を支える日本人クリエイターの活躍の場を増やしたい」という想いのもと、これまでも「U-25プロジェクト」の立ち上げなどを行ってきたが、さらなる作品製作のフォローや発表の場を創るべく「クリエイターズ支援プロジェクト」を始動。日本人監督の多彩なる才能のもと創られたショートフィルムを、世界に向けて発信する。今回、企画段階から携わったという主演・剛力さんが扮する3人の女性は、“男から逃げる女” “マスク依存症” “なりすまし”など、衝撃的なキーワードが躍る作品ばかり。剛力さんが女優としての新境地を切り拓く作品のメガホンをとるのは、過去にSSFF & ASIAでノミネート・受賞してきた3人の監督たち。井上博貴監督は、2017年オムニバスホラー映画『狂い華』内の1篇、堀田真由主演『呪いうつり』の監督・脚本を担当。また短編映画『痣』は、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018」ジャパン部門、ベストアクトレス受賞ほか、国内外の映画祭で高い評価を得た。2019年「CINEMA FIGHTERS PROJECT」第3弾の1篇『魔女に焦がれて』、映画『40万分の1』、2020年映画『新卒ポモドーロ』の脚本&監督を担当。また、大森歩監督は「AOI Pro.」所属CMディレクター。短編映画『春』『リッちゃん、健ちゃんの夏。』といった作品を手掛け、京都国際映画祭 クリエイターズ・ファクトリーグランプリ、文化庁メディア芸術祭 新人賞、下北沢映画祭グランプリ、うえだ城下町 映画祭グランプリ、福井映画祭短編グランプリ、小布施映画祭グランプリほか多数の受賞歴がある。ジェームズ・キャメロンとB’zをこよなく愛する洞内広樹監督は、電通テック(現・電通クリエーティブX)演出部を経てTVCMやMVのディレクターとして東京を拠点に活動中。2017年に「MOON CINEMA PROJECT」出資で製作した『東京彗星』がショートショート フィルムフェスティバル & アジア2018 Cinematic Tokyo部門で受賞。 2019年『GHOSTING』がオムニバス映画『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』の1本として全国公開された。剛力さんは「SSFF & ASIA」について「以前からも上映会場やアワードセレモニーのレッドカーペットにお邪魔させていただいていまして、世界各国のフィルムメイカーの皆さんの作品の数々に触発され、大変興味を持っていました」とコメント。「クリエイターズ支援プロジェクトは、これまでSSFF & ASIAで受賞したりノミネートしてきた日本人監督の才能を世界に発信していこうというプロジェクト。私もコロナ禍という時期におうちにいる時間が増え、沢山のことを考える時間があったので、日本の女優として、このような企画に参加し、監督たちと一緒に世界に発信していけることを光栄に思います。現在、絶賛制作中のショートフィルムでは、全く違った剛力彩芽をご覧いただけると思います」と意気込みを語っている。本プロジェクトの続報は9月16日(水)に行われる「SSFF & ASIA 2020」のオープニングセレモニーにて初公開される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」は9月16日(水)~27日(日)オンライン会場および東京計4会場にて開催予定。(text:cinemacafe.net)
2020年09月08日弾けるような笑顔に、輝くブロンドヘアーと抜群のスタイル…1990年代、キャメロン・ディアスは『ラブコメ』のヒロインを象徴するような存在でした。1994年に映画『マスク』で鮮烈なデビューを飾ったキャメロン・ディアスは、1998年公開の映画『メリーに首ったけ』のヒロイン役で、その人気を確固たるものに。ジュリア・ロバーツや、メグ・ライアンとともに『ラブコメの女王』として、世界中で人気を博しました。2000年代も映画『チャーリーズ・エンジェル』を筆頭に、多くのヒット作品に恵まれたキャメロン・ディアスですが、2014年以降、新たな出演情報は聞こえてきません。今なお復活を求める声がやまないキャメロン・ディアスの現在とは…。キャメロン・ディアスの現在事実上の引退か?2014年公開の映画『ANNIE/アニー』を最後に、表舞台から距離を置いているキャメロン・ディアス。2018年には、キャメロン・ディアスの友人であり女優のセルマ・ブレアが、インタビュー内で「キャメロンは、演技の仕事から引退した」と発言したことをきっかけに、引退説が浮上しました。しかし、後にセルマ・ブレアは自身の発言を撤回。「あの発言は冗談だった」と明かしています。とはいえ、キャメロン・ディアスが事実上の引退状態にあることは、変わりない様子。というのも、キャメロン・ディアスは2020年8月にYouTubeで公開された、女優のグウィネス・パルトロウとの対談動画『In goop Health』の中で、女優業から離れていることを前提に自身の近況を語っているのです。キャメロン・ディアスはこれまで撮影や出演作の広報活動などに忙しく、女優業以外のことにあてる時間がほとんどない生活を送ってきたといいます。だからこそ「人生の一部を取り戻す必要があった」とし、動画の中では「やっと自分自身のケアをするようになれた」と満足気な表情を浮かべて語るシーンも。引退理由ともとれるトーク内容ではあるものの、今後、女優業を復活させる可能性もゼロではないようです。メイクアップアーティストのグッチ・ウェストマンのYouTube番組『Makeup & Friends』で、女優業復活の可能性を問われたキャメロン・ディアスの回答はというと、「絶対にないとはいわない」。今後も、キャメロン・ディアスの女優業復活を期待する声は、やみそうにありません。キャメロン・ディアスインスタで子供の誕生を報告キャメロン・ディアスが女優業から離れたきっかけの1つとされているのが、パンク・ロック・バンド『グッド・シャーロット』のメンバー、ベンジー・マッデンとの結婚です。結婚直後のベンジーとキャメロン。キャメロンの左手薬指には大きな指輪が2015年に結婚した2人の間には、第1子となる女の子が誕生しており、2020年1月にキャメロン・ディアスが自身のインスタグラムで発表した際には、ビッグニュースとして世界中をかけめぐりました。 View this post on Instagram A post shared by Cameron Diaz (@camerondiaz) on Jan 3, 2020 at 10:20am PST子供に関する情報で明かされているのは、性別は女の子で、名前は『ラディックス』、そしてキャメロン・ディアスいわく「とってもかわいい!」ということのみ。また、今後もこれ以上の情報を公表する予定はないとのことです。キャメロン・ディアスの子供は代理出産で誕生した?ラディックスの誕生が発表されるまで、キャメロン・ディアスの妊娠も、妊娠中の大きなお腹も報じられることはありませんでした。また、子供に関する性別・名前以外の情報が公表されていないこともあり、世間では代理出産を噂する声も。なお、ラディックスの誕生が発表される直前、2019年11月に撮影されたキャメロン・ディアスの姿がこちら。抜群のプロポーションは健在。2019年11月撮影もしもラディックスが2019年12月末、もしくは2020年1月の頭に誕生したのであれば、撮影時のキャメロン・ディアスのお腹は大きくなっているはずです。しかし、写真に写るキャメロン・ディアスの姿は、とても妊娠中とは思えないほどスリム。アメリカの一部メディアでは、キャメロン・ディアスの身近な人物からの情報として、ラディックスは代理出産で誕生したと報じていますが、当の本人は無言をつらぬいたままです。そもそも妊娠・出産はプライベートな話題。今後も、キャメロン・ディアスの口から、真実が語られることはないのでしょう。キャメロン・ディアスのおすすめ出演映画待望の第1子も誕生した今、キャメロン・ディアスにとっての最優先事項は子供との時間。復帰する気配も見えず、さびしさを覚えるファンも多くいるでしょう。確かに、キャメロン・ディアスの新しい出演作が見られるのは、当分先…もしくは今後ないかもしれません。しかし、『マスク』や『メリーに首ったけ』をはじめ、過去の出演作の中で『ラブコメの女王』ことキャメロン・ディアスは生き続けています。今も色あせない魅力を放つ、キャメロン・ディアスのおすすめ出演作品をご紹介します。キャメロン・ディアスのデビュー作『マスク』キャメロン・ディアスの女優デビュー作である『マスク』。それまでモデルとして活躍していたキャメロン・ディアスにとって、『マスク』に出演するまで演技の経験はありませんでした。どことなく初々しさが残る演技も印象的ですが、それ以上に圧倒的な美しさとオーラを放つキャメロン・ディアスは必見です。ラブコメの女王の名を決定づけた『メリーに首ったけ』『メリーに首ったけ』は、『ラブコメの女王』としてのキャメロン・ディアスの立場を決定づけた1作といえるでしょう。1998年公開の同作は大ヒットを記録し、キャメロン・ディアスは『ニューヨーク映画批評家協会賞』主演女優賞を受賞、さらに『ゴールデングローブ賞』で主演女優賞にもノミネートされ、一躍人気女優の仲間入りを果たしました。今なお高い人気を誇る『チャーリーズ・エンジェル』『マスク』、『メリーに首ったけ』にならぶキャメロン・ディアスの当たり役が、『チャーリーズ・エンジェル』でのナタリー・クック役。抜群の美貌とタフなアクションシーンのギャップがかっこよく、同作は今も根強い人気を誇ります。声優に挑戦した『シュレック』女優以外に、フルCGアニメーション映画『シュレック』で声優業にも挑戦しているキャメロン・ディアス。吹き替えで観る人も多くいるアニメ映画ですが、『シュレック』に関しては字幕版で、キャメロン・ディアスの声の演技を堪能してみてはいかがでしょうか。キャメロン・ディアスがトム・クルーズと共演した『バニラ・スカイ』これまでにもシリアスな役柄を演じることがあったキャメロン・ディアスですが、トム・クルーズと共演した『バニラ・スカイ』でのサイコな役どころは「圧倒的」のひと言。身体だけの関係と割り切っていたトム・クルーズ演じる主人公に異様なまでの執着心を見せ、嫉妬に狂っていく様子を見事に演じています。『私の中のあなた』で初の母親役キャメロン・ディアスが初の母親役を演じただけでなく、劇中で坊主頭も披露したことで話題を呼んだ『私の中のあなた』。『ラブコメの女王』のイメージをいい意味で変える、新たなキャメロン・ディアスの一面を存分に堪能できます。これぞキャメロン・ディアス!な『バッド・ティーチャー』玉の輿を狙い奮闘する主人公の女性教師役をキャメロン・ディアスが演じた『バッド・ティーチャー』。玉の輿のためならば手段を選ばない野心的な一面を見せつつも、どこか憎めない主人公は、『ラブコメの女王』であるキャメロン・ディアスだからこそ演じられた役といえます。悪女を演じた『悪の法則』ブラッド・ピットやペネロペ・クルスら豪華俳優陣が集結した『悪の法則』で、キャメロン・ディアスは鬼気迫る悪女役を演じています。観客を圧倒する劇中でのキャメロン・ディアスの姿は、確かな演技力があってこそ。実力派女優としての威厳を見せた1作といえるでしょう。事実上の引退作となった『ANNIE/アニー』実質、キャメロン・ディアスの引退作ともいえる『ANNIE/アニー』。ミュージカル作品の実写化であるため、同作でキャメロン・ディアスは歌やダンスも披露しています。今もなお聞こえてくる、キャメロン・ディアスの復活をのぞむ声は、彼女の人気の高さの証明。デビュー以降、第一線で活躍してきたキャメロン・ディアスは今、家庭を持ち、自分の時間を満喫している最中のため、当分の間、表舞台に戻ってくることはないでしょう。それでもやはりファンとしては、再び彼女の弾ける笑顔をスクリーン上でみたい…そう願わずにはいられません。[文・構成/grape編集部]
2020年09月04日「007」シリーズ 25作目『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、11月20日(金)より全国公開される。この度、ダニエル・クレイグが演じる最後のジェームズ・ボンドの姿が収められたオンラインポスターが、世界で一斉に公開された。前作『007 スペクター』から5年の時を経た、シリーズ最新作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。今年4月に全世界公開を予定していたが、MGM、ユニバーサルならびに本作のプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリにより全世界の映画興行における状況を検証した結果、全世界の公開を延期していた。公開されたオンラインポスターでは、ボンド役のクレイグが、トレードマークとなるタキシードを着用して銃を携えており、右下に大きく最新作のロゴが入っている。公開延期の発表から約半年。この度の報は、本格的に再始動するプロモーションの第1弾となる。本作は、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』、TVシリーズ『トゥルー・ディテクティブ』のキャリー・ジョージ・フクナガが監督を務める。さらに『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞(R)主演男優賞を受賞した実力派俳優ラミ・マレックがシリーズ最凶の悪役として抜擢され、さらにレア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライト、レイフ・ファインズらキャストが出演する。シリーズお馴染みのビッグアーティストの主題歌には、本年度のグラミー賞にて史上最年少18歳で主要4部門受賞、5冠の快挙を達成したビリー・アイリッシュを起用。楽曲も発表され、さらなる話題を呼んでいた。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』11月20日(金)全国公開
2020年09月02日2014年の『ANNIE/アニー』の出演を最後に、女優業から遠ざかっているキャメロン・ディアス。友人グウィネス・パルトロウが主催するサミット「In goop Health」にリモート出演し、女優引退についての考えを語った。グウィネスと1対1で対談したキャメロンは、女優を引退したことで「魂に平和が訪れた。だって、ようやく自分をいたわることができたから。こんなことを言うのは変に聞こえるかもしれないし、多くの人にはわかってもらえないと思う。あなた(グウィネス)ならわかると思うけど。あのレベルで働いたり公に姿をさらすのは、とても気が張り詰めることだし、気を遣うことでもあったから」と女優時代に感じていた思いを吐露した。「映画1本を作るのには、1日12時間の撮影が何か月も続く。それ以外には何もできない」という生活を続けてきたキャメロンは、自分自身の時間を取るべきと考え始めた矢先の2014年にベンジー・マッデンと交際開始し、スピード結婚する。そして今年1月には、長女ラディックスちゃんが誕生し「人生で最高のできごとだった」と喜んだ。キャメロンは、以前からグウィネス・パルトロウに「子どもを持った方がいい」と言われるたびに「私は、子どもはいらない」と答えていたという。「(あの頃は)ただ、怖かった。いいパートナーに出会えないんじゃないかと思って。だって、本当に運がなかったから」。キャメロンがベンジー以前に交際が報じられたのはジャスティン・ティンバーレイク、マット・ディロン、ジャレッド・レト、アレックス・ロドリゲスらだった。(Hiromi Kaku)
2020年08月07日数日前、新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えないアメリカで、ワーナー・ブラザースがクリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』の3度目の公開延期(無期延期)を決めた。23日(現地時間)、ディズニーもワーナーに続く形で『ムーラン』の無期延期を発表。同作は、当初3月27日に全米公開を予定しており、その後7月24日、8月21日と公開日が変更されていた。ディズニーの広報は「ここ数か月の間、このような世界的な健康危機が起きている状況で、映画をどのように公開するのかを確定するのは難しいことです。そのため、『ムーラン』の公開を休止し、世界中の観客に対してどうすれば効果的にこの作品を観てもらえるかを考えたいと思います」とコメントしている。ディズニーでは『ムーラン』以外にも公開が先延ばしになった作品がある。前作からすでに10年以上の月日が流れた『アバター』もそのうちの1つだ。監督のジェームズ・キャメロンが、ツイッターに手紙を掲載。「新型コロナウイルスが発生するまではすべてが順調で、2021年12月に公開できる予定だった」と前置きをしたうえで、同作の制作に大幅な遅れが出ていることを伝え、「この遅れに対し、誰よりもがっかりしているのは私だ」と悲しんでいる様子をつづった。『アバター』2作目の公開は1年先の2022年12月、3作目は2024年、4作目は2026年、5作目は2028年になる見込み。また、『スター・ウォーズ』の新たな3部作についても1年先送りとなり、1作目が2023年12月、2作目が2025年、3作目が2027年になるという。(Hiromi Kaku)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日(金)より全国にて公開© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.TENET テネット 2020年9月18日より全国にて公開© 2020 W arner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
2020年07月24日ジャーナリストで作家のジェームズ・アンドリューが世界のサクセスストーリーの起源を紐解くポッドキャスト「Origins with James Andrew」で、今年公開から20周年を迎えた『あの頃ペニー・レインと』を取り上げた。同作はクロウ監督にとって半自叙伝的な青春映画であり、思い入れの強かった作品。ケイト・ハドソンが主人公の少年が想いを寄せるグルーピーのペニー・レインを演じ、ブレイクするきっかけとなった。ポッドキャストで明らかになったのは、撮影前の製作初期に考えられていたキャストの面々。フランシス・マクドーマンドが演じた主人公ウィリアムの母親役にメリル・ストリープ、ケイトが演じたペニー・レイン役にナタリー・ポートマン、そしてビリー・クラダップが演じたラッセル・ハモンド役にブラッド・ピットの名前が挙がっていたという。ブラピは1996年のクロウ監督『ザ・エージェント』が公開された後、自らクロウ監督に電話をかけて「ぜひ次の作品に出演させてください」と頼んでいたため、クロウ監督が熱意を買って呼び寄せた形だ。ブラピはビリー役に4か月ほど関わっており、ナタリーとの読み合わせも行ったものの、降板。クロウ監督は「(ブラピが)ラッセル役を完全に気に入っているわけではなさそうだと気づいていた」というが、彼のことをかなり気に入っていたため、降板が決まると「泣いてしまった」と語っている。当時、降板の理由はギャラ問題と報じられたが、クロウ監督は「そうじゃないって彼は言っていたけど。でもきっと半分半分だと思う。(ギャラと)、ラッセルとペニーの年齢差がかなりあることが気まずかったようだ」と推測している。(Hiromi Kaku)
2020年07月10日『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスと『シンデレラ』のリリー・ジェームズに、交際のうわさが浮上している。先週末の午前1時ごろ、ロンドンのメイフェアにある上品な会員制クラブ「Mark’s Club」から出てくるところを英紙「Daily Mail」などがキャッチした。ドレスコードのある会員制クラブのため、リリーは赤いドレスに紺のトレンチコートというエレガントなファッションに身を包み、クリスはいつもSNSに投稿しているようなTシャツやスウェット姿というカジュアルな服装ではなく、黒のスーツでスマートな出で立ちだった。2人はクラブを後にすると一緒にタクシーに乗り込み、クリスが滞在するホテルに向かったもののホテルに到着すると別々に降り、クリスはフロントドア、リリーは裏側のドアから入ったという。2人の交際のうわさに、ツイッターではファンが「なんてゴージャスなカップル」、「2人が一緒にいるところを見たい」、「支持する!」と歓迎ムードであることを表明している。リリーは2019年12月に5年交際していた「ザ・クラウン」のマット・スミスと破局。ロックダウン中に復縁がささやかれていた。クリスは2018年3月に、2年ほどオン・オフを繰り返したジェニー・スレイトとの破局が報じられている。(Hiromi Kaku)
2020年07月08日このたび、ジェームズ・ボンド御用達ブランドを取りそろえるヴァルカナイズ・ロンドンが、歴代ジェームズ・ボンドが着用したアーカイブウエアを再現した“007 ヘリテージ”コレクションを6月10日より発売いたします。英国リゾートウエアブランド「オールバー・ブラウン」と映画007とのオフィシャルコラボレーションアイテムは、日本国内ではヴァルカナイズ・ロンドンだけの限定発売です。007xORLEBAR BROWNヒュー・ジャックマンやジェイ・Z など世界中のセレブリティに愛される英国プレミアムリゾートウエアブランド「オールバー・ブラウン」。2012 年公開の映画007『スカイフォール』でダニエル・クレイグが着用したことで大きく脚光を浴びました。映画007シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 の公開を記念して、第1作『007/ドクター・ノオ』から第13作『007/オクトパシー』まで、ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーアが演じるジェームズ・ボンドが実際に劇中で着用したスイムウエアやハリントンジャケット、カプリシャツ、リネンのセットアップなどの大人の色気が漂うワードローブを特別に復刻しました。また、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 のロケ地でもあるジャマイカで撮影したキャンペーン画像やアーカイブ映像を編集したプロモーションムービーも6月10日より解禁となりますので、ぜひご覧ください。2012年より「オールバー・ブラウン」をいち早く日本国内で展開してきたヴァルカナイズ・ロンドン。ここでしかご覧いただけない豊富なラインアップの新作リゾートウエアに加え、世界中のジェントルマンにとって永遠の憧れであるボンド・スタイルが手に入る貴重な機会。ボンドに憧れる男性にオススメの限定コレクションです。※プロモーションムービーは、ヴァルカナイズ・ロンドンの公式SNSにて配信いたします。Instagram::<商品詳細>ジョージ・レーゼンビー 『女王陛下の007』リネンジャケット 6万9,000円+税、リネントラウザーズ 4万9,000円+税ショーン・コネリー 『007 サンダーボール作戦』カプリシャツ 3万9,000円+税ショーン・コネリー 『007 サンダーボール作戦』ギンガムシャツ 3万9,000円+税ショーン・コネリー 『007 サンダーボール作戦』ストライプシャツ 3万9,000円+税ショーン・コネリー 『007 ドクター・ノオ』トラウザーズ 4万9,000円+税ショーン・コネリー 『007は二度死ぬ』クラシックシャツ 3万9,000円+税ロジャー・ムーア 『007 黄金銃を持つ男』サファリシャツ 3万9,000円+税ロジャー・ムーア 『007 ムーンレイカー』ハーフZIPニット 6万円+税ロジャー・ムーア 『007 ユア・アイズ・オンリー』コットンシルクT 4万9,000円+税ロジャー・ムーア 『007 ユア・アイズ・オンリー』デイショーツ 3万9,000円+税ロジャー・ムーア 『007 オクトパシー』ハリントンジャケット 6万9,000円+税007xORLEBAR BROWN007xORLEBAR BROWN 007xORLEBAR BROWN展開店舗(お問い合わせ先):ヴァルカナイズ・ロンドン 青山 Tel.03-5464-5255ヴァルカナイズ・ロンドン 銀座 Tel.03-6264-5140ヴァルカナイズ・ロンドン 名古屋 Tel.052-527-8835ヴァルカナイズ・ロンドン 心斎橋 Tel.06-4708-8980ヴァルカナイズ・ロンドン オンラインストア 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月07日英国俳優ジェームズ・ノートンが秘密主義の独裁国家“ソ連”に潜入した実在の若きジャーナリストを熱演する、『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』の女性監督アグニェシュカ・ホランドの最新作『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』から日本版予告編が解禁された。1933年、大戦間期のソビエト連邦。世界恐慌の中、ソ連の景気だけ絶好調という状況に、主人公で英国人記者のガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)はその資金源が怪しいと疑いの目を向ける。ヒトラーに取材をした経験を元にスターリンにもインタビューを試みるも、モスクワに乗り込んだジョーンズの周りでは不可解な事件が次々と起きる。そしてニューヨーク・タイムズのモスクワ支局に勤める女性記者・エイダ(ヴァネッサ・カービー)に、「謎はウクライナに」と告げられるのだった。すぐさま汽車に乗り込み、肥沃な土地と伝えられていたウクライナに向かったジョーンズが目の当たりにしたのは、食料を奪い合い、狂うほどに餓えた冷たい大地の人々。当局から逃れて行き場を失ったジョーンズはようやくスープにありついたが、隣でそれを口にした少女の咀嚼音が耳に響く。その意味するものとは…。権力に屈するか、真実を世に伝えるか。ジャーナリストの激しい葛藤と衝突の中、果たしてジョーンズは自身の目で見た真実=ソ連の繁栄の裏に隠された闇を世に知らしめることができるのか。戦慄の実話を捉えた映像に注目だ。『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』は8月14日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:赤い闇 スターリンの冷たい大地で 2020年8月14日 新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© FILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB - JONES BOY FILM - KRAKOW FESTIVAL OFFICE - STUDIO PRODUKCYJNE ORKA - KINO ŚWIAT - SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE
2020年06月04日コロナで停止されていた『アバター』続編の撮影が、再開に向けて動き出した。撮影を行っていたニュージーランド政府が、映画やテレビの撮影再開にゴーサインを出したのを受け、ジェームズ・キャメロンとプロデューサーのジョン・ランドーは、すでに現地入りをしている。ただし、海外からの入国者には14日間の隔離が義務付けられるため、カメラが回り始めるのは、その後だ。『アバター』の続編は4本あり、撮影はすべて一度に行われている。その第1弾となる2作目の公開は、来年12月。すでに何度も延期になっているが、コロナでの中断の影響でまたもや後ろにずれるかどうかは、今のところさだかではない。文=猿渡由紀
2020年06月02日テレビ東京で平日午後に放送中の「午後のロードショー」ではシルベスター・スタローンの『ランボー』シリーズを2週連続で放送。5月22日(金)はシリーズ2作目となる『ランボー/怒りの脱出』を放送する。下積み時代に見たボクシングの試合に感銘を受け、自ら書き上げた脚本を売り込み自身主演で映画化。大ヒットとなりアカデミー賞にも輝いた『ロッキー』と同作に連なるシリーズで世界的スターとなったシルベスター・スタローン。彼にとって『ロッキー』シリーズと並ぶもう1つの代表作となったのが『ランボー』シリーズだ。多くの犠牲を出しアメリカを疲弊させたベトナム戦争。その帰還兵の苦悩を通して当時のアメリカの“影”を描き出す社会派の側面を持ちながら、アクション映画としても一級のクオリティに仕上がった同作はスタローンのアクションスターとしての地位を確固たるものとした。本作『ランボー/怒りの脱出』は主人公ランボーのベトナム帰還兵としてのバックボーンは引き継ぎつつも、アクション映画としての面をより強く打ち出している。また本作では監督として『ターミネーター』シリーズや『タイタニック』『アバター』を世に送り出し、『アリータ:バトル・エンジェル』などのプロデューサーとしても知られるジェームズ・キャメロンがスタローンとともに脚本を担当しているのも注目したいところ。前作で警官隊と戦い逮捕され服役中のランボーは、元上官のトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)から釈放と引き換えに、ベトナムで行方不明になったアメリカ兵たちが捕虜として捕らえられていないかを調べる、特殊任務に就くことを要請される。だが目的地にパラシュート降下する際、アクシデントに見舞われたランボーはナイフと弓矢以外の装備を失う。なんとか現地の連絡員コー・バオ(ジュリア・ニクソン)と落ち合い、捕虜収容所への潜入を試みるランボーだが、囚われたアメリカ兵たちが拷問を受ける姿を目の当たりにし、指令を無視して捕虜を救出する。逃げ延びることに成功したランボーたちだったが、ランボーが捕虜を連れていることを知った司令官は作戦の中止を指示、救出ヘリは命令に従って基地に引き返してしまう。母国に裏切られ敵が迫るなか、ランボーの孤独な戦いが再び始まる…という物語。なお、やっと平穏な生活を取り戻したランボーがメキシコの人身売買カルテルと最後の戦いを繰り広げる最新作『ランボーラスト・ブラッド』は6月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。午後のロードショー『ランボー/怒りの脱出』は5月22日(金)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年05月22日『タイタニック』『アバター』などの監督を務めたジェームズ・キャメロン(65)とその妻であるスージー・エイミス(58)が、一人の少女の一時後見人に名乗りを上げ、裁判所に嘆願書を提出したとPEOPLE誌が報じている。この少女はキャメロン夫妻の次女の親友で、年齢は16歳。昨年9月までは両親と共にニューヨークで暮らしていたが、夫妻が裁判所に提出した嘆願書によると、「少女の両親は約1年半前から健康および経済に問題を抱え始め、少女の世話をすることが困難になった」としている。住む家がなくなったことから、現在この少女は両親の了解を得た上でカリフォルニアにあるキャメロン家で暮らしながら、キャメロン夫人が設立した私立学校「ミューズスクール」に通っているという。夫妻は申し立ての中で、「未成年の少女に安定した環境の家庭を提供し、自分たちの子どもの一人として世話をしてきた」と主張。少女も両親と祖父母の許可が得られれば、このままキャメロン夫妻の庇護下で暮らしていきたいと希望しており、キャメロン家もそれを歓迎している。ちなみに、妻のスージーは『タイタニック』に、現代のローズの孫娘役で出演。これをきっかけにキャメロンと再婚した。
2020年05月20日映画・テレビ業界に明るいニュースだ。新型コロナウイルス感染者の減少が顕著なニュージーランドで、近日中に映画やテレビの撮影再開が見込まれているという。同国のフィルム・コミッションが明らかにした。新型コロナウイルスのパンデミックにより、同国での撮影が中断されていた作品には、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』続編や、Amazonのドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」などがある。『アバター』続編は2017年から製作をスタート。第2弾から第5弾までの4本をいっぺんに撮影するという大胆な手法を取っていることでも話題に。ニュージーランドでの撮影が中断されても、アメリカ・カリフォルニア州にてCGの映像制作を続行していた。先日、公式ツイッターから巨大な水槽の中で演技する俳優たちに指示を送るキャメロンの写真が公開されたが、この写真の撮影地は明らかになっていない。少なくともいまはまだ、監督や俳優たちはニュージーランドに入国していないとのこと。第1弾の公開からはすでに11年近くが経過。続編の全米公開日はたびたび変更され、現在のところは『2』が2021年12月17日、『3』が2023年12月、『4』が2025年12月、そして『5』が2027年12月と発表されている。(Hiromi Kaku)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved
2020年05月11日世界中を魅了した伝説的作品『ターミネーター2』の正当な続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』が、3月4日(水)よりブルーレイ&DVDリリース、2月12日(水)より先行デジタル配信開始となる。それに合わせ、ブルーレイ収録の特典映像の中から、T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーについて、ジェームズ・キャメロンやティム・ミラー監督、強化型スーパー・ソルジャー、グレース役のマッケンジー・デイヴィスら豪華キャスト陣が語る映像の一部が公開された。1984年にアクション映画の革命作として世界を騒然とさせた『ターミネーター』。そして、7年後の1991年に驚異のバージョンアップを遂げ、ビジュアルとドラマの両面で社会現象を起こした『ターミネーター2(T2)』に連なる本作。シリーズの生みの親ジェームズ・キャメロンが自ら製作に復帰し、シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンのシリーズ主演の2人が揃って復帰したことや、若手注目俳優たちとの新旧キャストの共演も話題を呼んだ。シュワルツェネッガー「筋肉をアピールしなくていい作品は初めてだった」キャメロンは「アーノルドの続投も頼み込んだ。『本作に携わりたいのはもちろんだが、アーノルドが出ないなら難しい』とね」と彼の出演が必要不可欠であったと強調。シュワルツェネッガー自身も「キャリアの転機となったシリーズだ。筋肉をアピールしなくていい作品は初めてで、重要なのは顔の部分だった」と本シリーズへの思い入れを語る。また、本作でT-800は人間と同じように生活を送っているが、「人間らしさの加減の演技は難しい。随所で表現しないといけないし、『ちょっと人間的すぎる。もっと機械のぎこちなさを残して』など監督のティムの支持が頼りだ」と、ミラー監督への信頼を覗かせる。そんなミラー監督は、シュワルツェネッガーに対しては「彼はアクション映画の帝王。カメラに映る姿は圧巻だ。偉大な俳優は画面上で文句なしの存在感を発揮する」と絶賛を惜しまない。さらに、本作で登場した若手キャストたちもシュワルツェネッガーとの共演について興奮気味に語っている。グレース役のマッケンジーは、「彼を見た時は夢と現実が入り交じっているようだった“本当に彼だ”とね」と笑顔。未来の指導者ダニー・ラモスを演じたナタリア・レイエスも「共演できて本当に光栄」「目が合うと夢のようで現実と思えなかった。ずっと映画で見てきた世界的なスターだもの」と憧れの大スターへ熱い憧れの眼差しを向ける。最後にリンダも、「アーノルドには不思議な愛情がある。ずっと物語を共有してきたし、いろいろ思い出した」とコメントしており、シリーズを支えてきたシュワルツェネッガーとの絆を垣間見ることができる。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は2月12日(水)より先行デジタル配信、3月4日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2020年02月06日「記憶に残るあの懐かしい名作映画を生演奏とともに」という、ファンの夢を叶えるイベント「シネマ・コンサート」が大人気だ。そんな中今回登場するのは、1994年のアメリカ映画『ターミネーター』だ。アーノルド・シュワルツネッガーを世界的スターに押し上げ、ジェームズ・キャメロン監督自身にとっても出世作となったこの作品のインパクトは抜群。しかもシリーズ最新作『ターミネーター・ニューフェイト』公開のタイミングでの伝説のターミネーター第1作の世界初演となれば、これは見逃せない。会場はクラシック公演やミュージカル公演でおなじみの「Bunkamuraオーチャードホール」。ターミネーターの心拍音を表す「ダダダダダダダダ」という映画でもお馴染みのあの音が、和楽器を中心にした新たなユニットによって再現されるというのも気になるところ。究極の悪役「ターミネーター」が、ド迫力のサウンドとともに帰ってくる!The Terminator licensed by Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. and Park Circus. The Terminator (c) 1984 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.●公演概要2月14日(金)、15日(土)Bunkamuraオーチャードホール2月17日(月)フェスティバルホール「ターミネーター LIVE」
2020年01月31日11月8日に封切られ、週末興行成績でぶっちぎりの初登場No.1をマークしたシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(公開中)。製作に「I’ll be back!」したジェームズ・キャメロンから、重責のメガホンを託されたのは、長編映画監督デビュー作『デッドプール』(15)で一躍ヒットメーカーとなったティム・ミラー監督だ。『ターミネーター2』(94)の世界観を踏襲した正当な続編とされる本作で、度肝を抜く超絶のアクションと泣けるドラマを両立させたミラー監督を直撃!メキシコシティの工場で働く21歳の女性ダニー(ナタリア・レイエス)が、未来から来た最新型ターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)に襲われる。彼女を守ろうと激しいバトルに巻き込まれていく謎の女グレース(マッケンジー・デイヴィス)と、ターミネーターを宿敵として人生を送ってきたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)。さらにT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)もこの死闘に関わっていく。まずは、ケタ外れの超ド級アクションに仰天! そして、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンというレジェンドたちはもちろん、マッケンジー・デイヴィスたちニューフェイスも含め、見せ場がきっちり用意されている。そう、これが本当に観たかった『T2』の続編だ!――まずは、製作のジェームズ・キャメロンから、さまざまなリクエストがあったなかで、「ここだけは譲れない」と言われたポイントを教えてください。キャメロンからは、すごくたくさんリクエストをもらったよ。それは本作を作るうえでのルールみたいなものだ。たとえば未来からターミネーターが来る時、『ターミネーター』の1作目や2作目と同様に「(未来で)人間が勝っている状況にしたい」と言われた。でも、僕は「人間側が敗北しているほうがよりドラマティックだと思う」と提案したんだ。そしたらキャメロンが「君の意見もわかるけど、それでは意味がない」と絶対に譲らなかった。そういう点はいくつかあったよ。――ド迫力のアクションに大興奮しました。特に、C-5航空機(軍用超大型距離輸送機)の空中バトルから続く一連のシーンは、これまで見たことのないスケールのものでした。あのアクションシーンは、まだスクリプトができてなかった段階で、キャメロンから「大きな航空機でのバトルシーンを入れてほしい」と言われて「OK」と返事をしたものだ。――見ていて手に汗握るシーンとなりましたが、どんな点にこだわりましたか?軍用機のシーンは、実際にああいう動きが可能かどうかを、パイロットに相談したんだ。そしたら、オートパイロット状態で急降下すると、機体が平行に保とうとするという話になった。無重力状態になるのは一瞬で、そのあとは急に負荷がかかったり、ふっと軽くなったりを繰り返すと説明してくれた。そして、最後にテールが折れて、尾翼がバチンと折れてしまうんじゃないかと。まさに「実際に起こり得る」というかなりリアルな動きになったと思う。そのアクションのプリビズ映像を作り、それを役者に見せて演じてもらった。ただ、順撮りじゃなかったので、役者への説明が不可欠で、「今はこっちに重力がかかっている。でも、次はあっちにかかる」と、説明しながら撮影をしなければいけなかった。――毎回、新型ターミネーターの登場が楽しみですが、今回はREV-9のスペックが最強でした。彼のアクションでこだわった点についても聞かせてください。あまりにも最強すぎて何でもできてしまうと、観ているほうがバカバカしくなってしまう。REV-9はT-1000と同じような能力があるが、もっとパワーアップしているんだ。でも、彼は刃を出せるけど、それを投げたり飛ばしたりすることはできないし、金属を銃に変えることもできないようにした。だって、サラ・コナーやT-800、グレースの3人と戦うので、少し強いか、対等じゃないと、観ていておもしろくないでしょ。でも、あまり弱すぎると危険性がなくなるので、そのへんのバランスが難しかったよ。――今回、若い時代のサラ・コナーが登場しますが、28年後のサラは、顔のしわもそのままで、すごくカッコ良かったです。今はCGでシワを消すこともできたと思いますが、敢えてそうしなかったのはなぜでしょうか?キャラクターの顔はものすごく重要だと思う。サラは、怒りと復讐心に燃えているから、外見なんて全く気にしないはずなんだ。彼女は大きな悲劇を経験していて、それが顔にも表れてないといけなかった。だから若く見せようとか、シワを消そうということは一切考えなかったよ。アーノルドもそうで、全くいじっていない。そもそもキャメロンが、T-800について、皮膚だけは人間と同じように年をとるという設定にしてくれていたのが良かったと思う。以前、『ターミネーター4』(09)で、若いビジュアルにしたT-800が登場したけど、僕は変だと感じたから。――エドワード・ファーロング演じるジョン・コナーの登場シーンにもビックリしました。あのシーンはどのようにして作られたのですか?あのシーンは、ボディダブルで撮影し、あとで顔の部分だけデジタル処理をしたんだ。ただ、エディも実際に参加してくれて、声を出して台詞を話してくれたよ。だから、顔の表情などにも、彼の演技が反映されているんだ。――今回、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンというレジェンド2人を演出してみて、意外だった点を聞かせてください。そうだなあ。彼らが非常にいい人たちだったことかな。リンダとマッケンジーは、最初のほうは衝突し合う役柄だったけど、2人はとても相性が良かったようで、仲の悪い演技をするのが難しかったみたいだ。リンダはみんなとハグをしたり、キスをしたりして、スタッフのこともとても大事にしてくれた。そこは意外だったよ。また、アーノルドはあんなにタフなのに、女性にいろいろと命令されて動くのは全く気にならないらしい。ただ、そんな彼から、僕は「君はこの映画にぴったりな監督だ」と褒められたんだ。「監督は彼女たちの話を聞いているふりが上手いから」とね(笑)。いずれにしても、彼らは現場で常に笑っている楽しい人たちで、僕も今回の撮影をとても楽しめたよ。■プロフィールティム・ミラー1964年10月10日生まれ、アメリカ出身の映画監督でプロデューサー。短編アニメ『Gopher Broke』(04)で第77回アカデミー賞において最優秀短編アニメーション賞にノミネート。2016年、『デッドプール』で長編映画監督デビュー。2020年公開予定の『ソニック・ザ・ムービー』では製作総指揮を務める(C)2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月16日「どうせ私なんて…」こんな言葉で自分に呪いをかけていませんか?自分をダメだなんて決めつけないで!あなたにも、映画の中のヒロインのような輝く魅力が眠っているんです。この連載では、様々な映画のヒロインをピックアップし、「ダーリン完全マニュアル」を監修するフォーチュン・ナビゲーター阿雅佐が、12星座別の「ヒロイン度」を分析します。さらに、あなたを映画のヒロインのように輝かせるセルフプロデュースのポイントも伝授します!■第28回サラ・コナー『ターミネーター』シリーズ『ターミネーター』監督: ジェームズ・キャメロン出演: アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン公開:1984年『ターミネーター2』監督: ジェームズ・キャメロン出演: アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン公開:1991年今回取り上げるのは、11月6日に新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開され、注目が集まっている『ターミネーター』シリーズのヒロイン、サラ・コナーです。◎気になるストーリーは?1984年のLAに住む平凡な女子大生、サラ・コナーは、ある日突然命を狙われることに。サラを執拗に追跡するのは、未来から送り込まれた殺人サイボーグ・ターミネーター。彼は、人類と機械が対立する社会となった未来の地球で、人類を率いるリーダー、ジョン・コナーの母親となる人物サラを抹殺するためにやってきたのでした。そのターミネーターからサラを守るため未来から現れた革命戦士、カイル・リースとともに重傷を負いながらもターミネーターを撃退したサラは、カイルとの息子・ジョンを身ごもっていることに気づきます。ターミネーターとの死闘でカイルは命を落とし、残されたサラはやがて訪れる未来へ向けての戦いを決意し、自らも戦士となるべく行動を開始するのでした……◎サラ・コナーってどんな女性?・普通の女子大生だったが、自分の過酷な運命を知り、強くたくましい女性に変わっていく・謎の男と行動を共にするうち、相手に心を開き、愛するようになる・使命のためには過激な行動も辞さない、強い意志を持つ・厳しいトレーニングを重ねて体を鍛える、高い自己管理能力がある・計画のため準備を怠らない、地道で用意周到な性格普通の女子大生だったのに、強くたくましい女性に変貌していくサラ・コナー。あなたにも彼女のような魅力が眠っているでしょうか? 12星座別に紐解いてみましょう。■牡羊座サラ・コナー度80%牡羊座は好戦的なチャレンジャー。理不尽なことがあれば、泣き寝入りで終わらせたりはしません。自ら武器を取って戦う、そのために自分を鍛えるなど、万全の体勢で臨みます。恋ももちろんエネルギッシュ。正体不明の戦士として現れた男性と愛し合うようになるのは、ある意味当然の展開。サラと違う点は、時間をかけず短時間で反撃しようとするところ。長期展望をいかに受け入れるかが鍵となりそう。【セルフプロデュースのポイント】最終的な目標は何なのか考える■牡牛座サラ・コナー度70%牡牛座は現実的でバイタリティのあるタイプ。性質は穏やかですが、自分の領分を脅かされる危険があると態度を豹変させます。隠れアスリート気質の本領を発揮し相手を迎え撃ちます。戦いより寛ぎを愛するのが牡牛座のデフォルトですが、よく鍛えられた屈強な男は意外と好み。もっとも“使い勝手の良い”男とともに、今の生活を確保し、今後を切り拓いていこうとするでしょう。【セルフプロデュースのポイント】できることから確実に形にする■双子座サラ・コナー度45%双子座は何事も臨機応変に対処するタイプ。戦乱の世界に身を置くことになれば、平常時と違った決断を下すのは当然のこと。強くもないし戦いも苦手ですが、必要とあれば身につけようと頑張ります。もともと器用なタイプなので、コツさえつかめば体育会系以上に進化は早いかも。情報戦に強いため、今自分が誰につけばいいのかはリアルタイムで調査していそう。惚れたからといって、一人の男に尽くしたりはしないかも。【セルフプロデュースのポイント】10年後、20年後を見据えた行動を取る■蟹座サラ・コナー度50%蟹座は守るものがあると強くなれるタイプ。自分のために戦った前半戦はともかく、愛する人の子供の身ごもってからは誰より強靭に敵と立ち向かうことになるでしょう。『ターミネーター』は子供を守る母の戦いでもあります。そうなると、蟹座に勝るものはないと言えるかも。過酷なトレーニングも周到な準備も、自分一人のためならやらないけど子供のためならやり遂げてしまうのが蟹座なのです。【セルフプロデュースのポイント】脈々と受け継がれるものを受け入れる■獅子座サラ・コナー度90%獅子座は本能的にドラマティックな生き方を選択するタイプ。サラの置かれたシチュエーションは特殊すぎるけど、獅子座なら感覚的に通じるものがあるでしょう。目的のため徹底して自分を作り込む、そのクリエイト能力は獅子座のお家芸。ただし厳しいだけでは息が詰まるので、どこかにユーモアや娯楽を取り入れようとするかもしれません。【セルフプロデュースのポイント】なりたい自分を明確にイメージする■乙女座サラ・コナー度95%乙女座は真面目で使命感の強いタイプ。乙女座の表のイメージが“知的な図書委員”だとすると、その裏…いえ、真の姿はまごうことなき“戦う女”なのです。体を鍛えることに熱心で日々の努力が大好きという、自己管理の達人。いざというときの準備は怠らないし、大義名分があれば多少の無茶も厭いません。谷亮子さん、澤穂希さん、キム・ヨナさんといった名アスリートを多数配していることからも、納得できますね。【セルフプロデュースのポイント】ブレない軸を大切にする■天秤座サラ・コナー度55%天秤座は穏やかな平和主義者。しかしその大前提である正義が失われたとあれば、ただ微笑んでお茶を飲んでいるわけにはいきません。戦うために自分をメイキングしていくのは本意ではないけれど、いったん腹を括ればより効率の良いやり方を編み出しそう。システマティックに準備を重ね、目標達成を目指してコマを進めます。【セルフプロデュースのポイント】感情より理性でコントロールする■蠍座サラ・コナー度85%普段どんなにマイペースでも、いったん戦闘モードに入れば無慈悲な戦士に豹変するのが蠍座。「本気にさせると怖い」星座ナンバー1と言えるでしょう。壮大な目的のため日々自分を追い込むのは大変なことだけど、屈強なパートナー(好みです♡)とのめくるめく恋が後押ししてくれるなら話は別。彼を失った後も、壮絶な傷みを糧に立ち向かいそう。【セルフプロデュースのポイント】心の奥に刃を温存しておく■射手座サラ・コナー度60%射手座は冒険大好きなアウトドア派。戦うことは好きではないけれど、人生サバゲーみたいな状況では避けてもいられません。もともとアスレチック系は好きなため、体を使ってのバトルには適応力がありそう。苦手なのは、日々コツコツの地道な努力。ハマってる時は集中するけど、飽きてしまうのもまた早いのです。環境をマメに変えながら目標に挑むくらいがちょうど良いかも。【セルフプロデュースのポイント】楽しみながら続ける工夫をする■山羊座サラ・コナー度65%山羊座は芯の強い努力家タイプ。いったん心を決めたなら、どんなに辛くても最後までやり通します。体を作るための苦しい鍛錬も厭わないし、必要なら慣れない武器も使いこなせるよう頑張るのは鋼の精神力ゆえ。サラはかけがえのない恋をしたけれど、なんならラブ要素抜きでもやり遂げる可能性が。過程がどんなに苦しくとも、最後に笑えれば良いと思っているのです。【セルフプロデュースのポイント】使える体をキープする■水瓶座サラ・コナー度40%水瓶座はクールな感覚派。革命のようにガラリと変わる人生は嫌いじゃないけど、それを何十年も貫き通せるかというとまた別。サラは自分の運命を知って“キャラ変”しましたが、水瓶座の場合、その後2度3度と変わっていくかもしれません。過酷な努力をゲームとして楽しめればいいけれど、ただ黙々と我慢し続けることはしないでしょう。どこかで気持ちが冷めて、別の生き方を見つけそう。【セルフプロデュースのポイント】自由を得るための努力について考える■魚座サラ・コナー度35%魚座は愛のない人生には耐えられないタイプ。彼がいればどんな恐ろしい冒険にも立ち向かおうと頑張りますが、ポツンとひとりになってしまったら、モチベを維持するのは難しいでしょう。その後巡り会った男性と新たなパートナーシップを築き、今カレありきの人生へとシフトしていきそう。繊細で脆いハートの持ち主なので、厳しい鍛錬で戦う体を作るというのは余程の覚悟が必要に。【セルフプロデュースのポイント】たとえ目の前にはいなくとも、大切な人と繋がっていると信じる--------------------------自己管理の達人! 強い意志を持つ戦う女、サラ・コナー。あなたも彼女のように、かっこいい女性になれる? まずは「セルフプロデュースのポイント」を試してみて! 隠れたあなたの魅力を輝かせてみましょう☆■監修者紹介阿雅佐-agatha-(あがさ)古今東西の占いと心理学を駆使し、迷える子羊たちをナビするフォーチュン・ナビゲーター。会った人が皆幸せになるという風評から、幸運配達人の異名を取る。交友関係は多岐に渡り、有名人の“駆け込み寺”としても知られる。NTV「スッキリ!!」、CX「新堂本兄弟」、TX「スカ☆J」他テレビ出演多数。多数の著書をはじめ、「PASH!」「anan」「JUNON」などの雑誌記事・Webコンテンツを執筆する恋占いのエキスパート。テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中。今までに鑑定した人数はのべ1万人に及ぶ。また、小説『魔女たちの占いゲーム』(イースト・プレス)、『モデル♡マジック』(学研教育出版)を上梓するなど、作家としても活動している。■阿雅佐著『おそ松さん占い』TVアニメ『おそ松さん』公式ファンブック「われら松野家6兄弟!」を発行したPASH!編集部より、『おそ松さん』の占い本を発売♪阿雅佐の完全書下ろしによる本格占い本です。メインの占い以外にも、『おそ松さん』式心理テストや行動心理学コラムなども充実。早くも話題沸騰中!
2019年11月15日話題の人気アクションシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(公開中)を引っさげ、仲良く来日したアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン。1作目『ターミネーター』(84)で大ブレイクし、スターダムを駆け上がったシュワルツェネッガーとリンダに、あらためて「ターミネーター」シリーズを振り返ってもらいつつ、新作の名シーンの撮影秘話を聞いた。メキシコシティの工場で働く21歳の女性ダニー(ナタリア・レイエス)が、未来から来たターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)に襲われる。彼女を守ろうと激しいバトルに巻き込まれていく、謎の女グレース(マッケンジー・デイヴィス)と、ターミネーターを宿敵として人生を送ってきたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)。さらにT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)もこの死闘に関わっていく。『デッドプール』(15)のティム・ミラー監督がメガホンをとった本作は、シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作に復帰し、『ターミネーター2』(94)の世界観を踏襲した正当な続編となった。――『ターミネーター4』(09)のリンダさんは、未来のジョン・コナー宛のビデオメッセージにて声のみの出演でした。今回、久しぶりに現場復帰をされ、最初に登場したシーンは実にクールでしたが、あのシーンをご自身で観た時、どんな感想を持ちましたか?リンダ:私は、自分の出演シーンは観たくないの。たとえば、自分の出演映画を観て「イエーイ!」と喜ぶようなことは一切やらないし(苦笑)。ただ、あのシーンは、すごくインパクトがあり、演じているのも楽しかったわ。――シュワルツェネッガーさんは、あのシーンを観た時、どう思いましたか?シュワルツェネッガー:僕は撮影当時、その場にはいなかったけど、ティム・ミラー監督からその映像がコメントなしで送られてきたんだ。その映像を観た時「すごい! サラ・コナーが戻ってきた」と思った。それは鳥肌が立つほど、本当に素晴らしいと思った。――どういうところが素晴らしいと思いましたか?シュワルツェネッガー:彼女の武器の扱い方も、自信に満ち溢れた表情もすごく良かったし、とてもいいシーンに仕上がっていて、僕もうれしくなったよ。また、実際にセットに入ってリンダを見た時、彼女が1年を掛けて、どれだけ肉体改造やトレーニングをしてきたかがよくわかったよ。彼女は情熱的な完璧主義者だ。『ターミネーター』で彼女は女性ヒーローもののアクションの水準を高め、続編『ターミネーター2』では、さらにそれを高みに上げた。これ以上は無理だろうと思っていたのに、今回はまた、そこを超えてきたよ。――サラ・コナーもT-800も、とてもパワフルで強いキャラクターですが、それだけに母としてのサラが慟哭するシーンや、いろいろな経験を積んできたT-800が自身の過去を静かにかみしめるシーンがとても切なかったです。リンダ:キャラクターは、強さや弱さを持っているほうが、人間としても興味深いと思うわ。私はあのシーンを演じるために、私の内面を一番悲しいところまで掘り下げていったの。あのシーンでは、木に座ったまま動けなくて、5時間ずっと泣き続けていた。でも、それも私の仕事だからね。シュワルツェネッガー:僕自身も、T-800というキャラクターがたどってきた変遷や進化を見てきて素晴らしいと思っていたし、自分自身も演じていて、とても楽しかったよ。T-800は、ターミネーターというマシンでありながら、彼女たちを守ろうとする。また、マシンなのに、人間の子どもを育ててきたことで、何かを学んだはずで、自分がサラから何を奪ったのかも理解できるようになっている。マシンなのに、痛みのようなものを感じているんだと思う。――お二人にとって、「ターミネーター」シリーズは、人生やキャリアにとってどういう存在になりましたか?リンダ:1991年に1作目に出演した時は、まさかこのキャラクターと35年間もつきあうことになるとは誰も思っていなかったはず。でも、今振り返ってみると、サラ・コナーを演じたことで、そのあとの私の人生が決まったようなものだから、まさに人生を定義づけてくれたキャラクターだったとは思っているの。『ターミネーター2』を演じて以降は、もうシリーズには戻らないと思っていたけど、それから28年が経ち、その間にサラが何をしていたのか、どこにいたのか、そしてどういうふうに変わったのかについて、非常に興味を惹かれ、そこを知りたいと思ったから今回、参加したのよ。シュワルツェネッガー:リンダはシリーズ3本に参加し、僕は5本に出演したが、「ターミネーター」シリーズは、僕も自分のキャリアにとって重要な作品となった。1984年に作られた1作目の制作当時は、低予算で作られたアクション映画以上のものになるとは思っていなかったが、ジェームズ・キャメロンの素晴らしい脚本と演出によって、タイムズ紙のトップ10にランクインするほどの成功を収めた。批評家たちから絶賛され、ただのアクション映画ではないという位置づけもされた。実際、1作目が公開されて以降、ハリウッドでのありとあらゆるアクション映画のオファーが僕のところに殺到し、以降、自分のキャリアが上昇していった。そういう意味では、自分の人生においても大切な作品となった。また、このシリーズは何十億ドルも稼ぎ出したことで、多くの人が関わることになり、観客を楽しませることができた。いろいろな意味で素晴らしいことだと思う。――シュワルツェネッガーさんは、プレミアでは、今回で「T-800を演じるのは最後になるだろう」と言われていましたが、それは本当ですか?シュワルツェネッガー:毎回自分にとっては「これで終わり」だと思っている。実際に、最後に死んだりしてきたし(笑)。でも、次回作があるかどうかは、観客のみなさん次第だとも思っているよ。これまで、伝えたい物語があったからこそ、シリーズが続いてきたし、僕たちが誇りに思う作品になったのだから。ただ、僕たちの物語は、これで終わりなのではないかなとは思っているけど、もしかして100歳になっても、僕のガイコツを使うかもしれないね(笑)。リンダ:アーノルドがいなくなったら、私も参加したくはないわ。でも、本当にファンの方や興行収入によるのかなとも思うわ。私も今回「これで終わり」と思って演じたけど、それを私が決められる話ではないし。また、オファーされたら「しょうがないなあ」と思うのかもしれないわ。■プロフィールアーノルド・シュワルツェネッガー1947年7月30日生まれ、オーストリア出身の俳優。1970年に『SF超人ヘラクレス』で映画デビュー。1984年に『ターミネーター』のターミネーター役でブレイク。『コマンドー』(85)、『プレデター』(87)、『トータル・リコール』(90)、『ターミネーター2』(94)、『トゥルーライズ』(03)などに出演。2003年~2011年まで米・カリフォルニア州知事を務めた。そのほか「エクスペンダブルズ」シリーズや、『大脱出』(13)などに出演。ジャッキー・チェンとの共演作『レジェンド・オブ・ヴィー 中国游記』が待機中リンダ・ハミルトン1956年9月26日生まれ、アメリカ出身の女優。1984年に『ターミネーター』のサラ・コナー役でブレイク。1987年にはテレビドラマ『美女と野獣』で主演し、エミー賞、ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされる。『ターミネーター2』(94)で人気を不動のものにする。パニック映画『ダンテズ・ピーク』(97)も話題に。ジェームズ・キャメロンの元妻でもある
2019年11月12日アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの最強タッグが復活し、ジェームズ・キャメロンが製作に復帰した『ターミネーター:ニュー・フェイト』。この度、“サラ・コナー”を演じたリンダがニューヒロイン“ダニー”役にナタリア・レイエスを直々に選んでいたことを明らかに。併せてキャメロンやキャスト陣の証言が詰まったダニーのキャラクター映像も公開された。公開された映像で、キャメロンは「本人は気付いていないが、未来のカギを握る人物だ」と語るのは、ナタリア・レイエス演じる本作でシリーズ初登場となるニューヒロイン、ダニー。彼女もまたターミネーターとの壮大な闘いに巻き込まれていくことになる。リンダが直感「私は彼女がいい」ナタリアはリンダと対面したオーディション時、すでにダニー役に感情的に入り込んでいたようで、思わず泣き出してしまったという。シリーズのアイコン、サラ・コナーを演じるリンダは「オーディションで一緒に読み合わせをした時に、何か私の中のものが反応したの。“私に投票権はある? 私は彼女がいいわ!”とすぐに意見したの」と語り、ナタリアとの運命的な出会いによって、彼女を指名したことを明かした。彼女たちの様子を目の当たりにしていたティム・ミラー監督も「ナタリアはとても存在感があった。まさに思い描いていたダニーそのままだったよ。信じられなかったね」と、まさにニューヒロインにはナタリアしかいないと確信したことを明かす。リンダは「母親、 友人、コーチのよう」リンダに見事選ばれたナタリアは、リンダとの共演について「本作はサラのストーリーの延長線上にあるものだから、私はいつでも彼女にアドバイスを求めていた。彼女は母親、友人、コーチのようだった。私にとって大切な存在よ」と、劇中同様に常に傍にいたリンダの存在の大きさを語る。リンダ演じる初代ヒロイン、サラ・コナーといえば、第1作『ターミネーター』ではごく普通のウェイトレスのバイトをする大学生であったが、自身の運命と向き合い、物語の終盤では未来の人類抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーを身ごもる。続く『ターミネーター2』では、ジョンを新たな脅威から守るべく、ターミネーターに果敢に戦いに挑んだ女性だ。キャメロンはサラについて「サラは何も知らないウェイトレスから壮大でダークな魂の旅に出る」と語るが、現代のメキシコ・シティの自動車工場で働くダニーもまた、ごく普通の日常から、突如現れたターミネーターREV-9の襲撃により壮大な闘いに巻き込まれていくという、大きな共通点を持っている。それを裏付けるように、映像内でもミラー監督が「かつてのサラ・コナーと重なる」と断言している。ナタリアは演じたダニーについて「若くて楽しいことが好きで、頑張り屋の女性よ。ターミネーターがなぜ自分を追うのかは分かっていない。サラ・コナーとグレースと一緒に助け合い、REV-9から逃げることが彼女の旅になるの」と、その魅力を語る。果たして、なぜダニーは最新型ターミネーターREV-9に命を狙われるのか。かつてのサラ・コナーのようなたくましい成長を見せてくれるのか。期待が高まる。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月09日アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィスらキャスト陣とティム・ミラー監督(『デッドプール』)が来日し、盛り上がりを見せている最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映画の中ではサングラス姿でニコリともしないシュワが、ジャパンプレミアでは日本のファンの歓迎に笑顔を振りまく姿が印象的だった。それにしても、なぜ彼は映画の中でニコリともしないのか?そもそもターミネーターは敵なのか味方なのか…?今回は最新作を存分に楽しむために、いまさら聞けない伝説的シリーズ『ターミネーター』の基本の基に迫った。そもそも、ターミネーターって何者?“終わらせるもの”という意味を持つターミネーター(terminator)とは、ターゲットの生命を文字どおり“終わらせる”まで、徹底的に追い続ける殺戮マシーン。パッと見は人間と同じで見分けがつかないが、中身は機械。全身の骨格は特殊金属で人工の筋肉や皮膚がそれを覆っている。血液も流れ、銃撃されれば傷跡もつくが、決して屈しない。何度でも立ち上がり、ミッションを完遂=ターゲットを抹殺するまで、絶対に止まらないのがターミネーターだ。ボディビルダーから転身したシュワのハマり役にジェームズ・キャメロン監督が『タイタニック』や『アバター』といった超大作を生み出す以前、駆け出しのころに手掛けた『ターミネーター』(1984年/以下『T1』)にて初登場。同作は低予算ながら世界的に大ヒットとなり、カルト的人気となった。ボディビルの世界チャンピオンから映画俳優に転身し、少しぎこちなさが伺えるシュワルツェネッガーはハマり役となり、筋骨隆々の大男が、同情や慈悲など一切ない冷酷無比なマシーンとして殺戮を繰り返す姿は世界中に衝撃を与えた。さらに、2作目『ターミネーター2』(1991年/以下『T2』)では新タイプが登場。全身が液体金属からなり、変幻自在で触れた人間そっくりになることができ、ナイフのように指先を尖らせて相手をひと突きすることも。銃撃されてもボディに穴が開くだけであっという間に塞がってしまう。そんな、さらに強力なターミネーターに世界は再び震撼。彼らと人間を見分けるには、犬を飼うしかない(吠えます)。なぜ、未来からやってくる?そんなターミネーターは、2029年の未来から過去にやってくる。その未来とはなんと、人間と人工知能(AI)がコントロールする機械が全面戦争を繰り広げている暗黒の世界。いまでこそ、ソフトバンクのPepperやAmazonのAlexaなどが登場し、ドラマ「ドクターX」でも描かれているように医療の分野で活躍したり、人間とチェスや将棋で対決したりと実用化が進み、かつては夢物語だったAIとの共存は現実となっている。だが、あの天才物理学者ホーキング博士も死の直前まで危惧していたという、“AIが招くかもしれない未来”を描いているのが本シリーズ。軍事利用されたAIが思考能力を持ち、逆に人類を襲い始める…という、博士が想像していた未来の究極に最悪なパターンが物語の舞台となっている。ターミネーターは近未来のAIが創った!ターミネーターも、AI「スカイネット」がオール人類抹殺のために創り出したものだ。シュワが演じた旧型T-800というタイプから、より無敵な『T2』のT-1000に改良を施すなど、AIは常に進化。ターミネーター自体に組み込まれたチップにも高度な学習機能があり、人間と共に過ごせば過ごすほど人間について学んでいく。なぜ、サラ・コナーは戦うのか?恐ろしいターミネーターが、『T1』で未来からやってくるのは、1984年のロサンゼルス。未来で人類軍を指揮するカリスマ的なリーダー、ジョン・コナーを“生まれてこなかった”ことにするため、その母親となるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を抹殺しに来たのだ。当時のサラは友達とルームシェアをし、レストランでアルバイトしたり、週末には遊びに出かけたりする、ごく普通の女子大生。シュワ演じるターミネーターが同姓同名の別人を次々抹殺していく中、そんなサラ本人の前には謎のイケメン、カイルも現れる。そのカイルこそ、未来のジョンが過去の母を守るために送り込んだ兵士。カイルから将来起こる機械との戦争について聞いたサラは、暗黒の未来を変えるためにカイルとターミネーターに立ち向かう。さらに2人は、激しくも短い恋に落ち…。やがてサラは男の子を出産するが、この子こそがジョン・コナー。ちょっとややこしいが、カイルが父親なのだ。そして10年後の1994年には、今度は10歳になったジョン(エドワード・ファーロング)を襲いにターミネーターT-1000がやってくる。『T2』で母となったサラが自ら銃の扱いや護身術を学び、たくましい兵士へと一変しているのはすべてはジョンを守り、未来を変えるためなのだ。「審判の日」とは?AI「スカイネット」が勝手に核戦争を仕掛け、人類に宣戦布告した1997年8月29日のこと。30億人もの命が一瞬にして奪われ、『T2』でサラは何度もその様子を悪夢として見る。「審判の日」を阻止するため、サラがとった行動は「スカイネット」を開発したIT企業「サイバーダイン社」を襲うことだった。しかし、それは未遂に終わり、サラは警察病院の精神科に収監、母と離ればなれになったジョンは里親のもとでグレかかり、ターミネーターT-1000には命を狙われることになってしまう。なぜ、「I’ll be back/アイルビーバック」が有名に?『T1』では、シュワ演じる殺戮マシーン・ターミネーターT-800に対抗するため、ジョンは優秀な人間の兵士カイルを未来から過去に送り込んだ。そして『T2』では、より強力になったターミネーターT-1000に対抗するため、“ジョン・コナーを守る”というミッションを自らインプットしたT-800を送り込む。こちらも、もちろんシュワが演じている。傍目にはかつてサラに襲いかかり、世間をも震撼させたターミネーターとまったく同じに見えることから、サラはもちろん観る者も、あの恐怖を否が応でも思い出すことに…。ターミネーターは何度も“戻ってくる”まさに“戻ってきた”ターミネーター。もともとは、『T1』で警察に保護されたサラを襲う際、「I’ll be back」と言い残して車で突っ込んできたことが始まり。『T2』ではサラとジョンを守るため、「I’ll be back」と言い残して警官隊に立ち向かい、逃走用の車両で戻ってくることから、伝説として語り継がれるセリフとなった。とはいえ、『T2』では少年ジョンの命令も絶対なため、少々お茶目な姿を見せるシュワ・ターミネーター。片足を上げろと言われたら「下ろしていい」と言われるまで上げっぱなし、「地獄で会おうぜ、ベイビー(Hasta la vista, baby)」なんて言葉も覚えてしまった。最新作『ニュー・フェイト』では何が起こる?『T2』で、ターミネーターT-1000とのバトルに勝利したサラ・コナーたち。T-800は自身の中に組み込まれたAIチップの危険性に気づき、自ら溶鉱炉に沈んでいった。これでAI「スカイネット」の暴走や「審判の日」は回避され、30億人の命は救われた、はずだった…。だが、『ニュー・フェイト』ではまったく新しいターミネーター・REV-9(ガブリエル・ルナ)が未来からやってくる!そのターミネーターもまたAIが創り出したもので、外側はT-1000のような液体金属、内側はT-800に似た骨格で、2体に“分離”するという超強者。破壊的なダメージを受けても、約30秒ほどで元の姿に。そして本人も予告編で言うように“全身が武器”状態。初めてシュワ・ターミネーターを目にしたときの“絶対に勝ち目はない”恐怖を、改めて思い出させるには十分な脅威となっていく。しかも、表情が豊かで人好きのする笑顔を見せることもあるから、なお恐ろしい。追う者、追われる者、守る者が新たな顔ぶれにその最新型ターミネーターの新たなターゲットとなるのが、メキシコシティの自動車工場で働く家族思いの女性ダニー(ナタリア・レイエス)。また、ダニーを守るために、手術を受けて強化型スーパー・ソルジャーに改造された人間の女性グレース(マッケンジー・デイヴィス)も未来から送り込まれてくる。なぜ、ダニーがターミネーターに狙われるのか、なぜ、グレースがダニーを必死に守るのかは最新作の大きな見どころの1つ。特にマッケンジー演じるグレースは、サラ・コナーや、『エイリアン』シリーズのリプリー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフィリオサなどに匹敵する強力ヒロイン誕生として大きな話題を呼ぶことになりそうだ。なぜ、最新作が“正当な続編”なのか『T2』以来、約30年ぶりにジェームズ・キャメロンが製作・ストーリーを担当、シュワ&リンダの再演が実現した最新作『ニュー・フェイト』。本作が“正当な続編”と呼ばれるのは、『T2』の物語からそのまま地続きになっていること。さらに、サラ・コナー役のリンダが同作ぶりに“戻ってきた”ことも重要なポイント。実はこの間、『ターミネーター3』『ターミネーター4』、そして『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などが製作されたが、これらには“シリーズの生みの親”キャメロンは直接関わっていない。“シリーズの顔”シュワ・ターミネーターは全作に登場しているものの、カリフォルニア州知事時代の『ターミネーター4』では体は別人、顔だけ『T1』時のCGという形に。ストーリー的にも『ニュー・フェイト』との関連は見られない。「審判の日」が回避されたはずなのに、再び始まってしまったターミネーターとの死闘。その衝撃の運命を、スクリーンで見届けてみてほしい。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月08日特別な力を持つ少年が人類の脅威となる『ブライトバーン/恐怖の拡散者』。本作のプロデューサーを務めるジェームズ・ガンといえば、ホラー出身からマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に起用されたことでも知られる。そして、本作でメガホンをとったデヴィッド・ヤロヴェスキー監督もいま、大きな注目を集めているところだ。脚本家・監督・プロデューサーの顔を持つジェームズ・ガンは、『悪魔の毒々モンスター』などZ級映画で有名なトロマ・エンターテインメントにてキャリアをスタート。その後、ザック・スナイダー監督『ドーン・オブ・ザ・デッド』の脚本や自身監督の『スリザー』などのホラー作品で評価され、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の大ヒットにより、世界的有名監督の仲間入りを果たした。彼のようなキャリアを描く監督は現在のハリウッドでは珍しくなく、彼の前にも後にも多くの監督がホラー/ジャンル映画をきっかけに大きなチャンスを掴んでいる。『スパイダーマン』を大ヒットさせたあの人も!スプラッターホラー『死霊のはらわた』(’81)で業界に革命を巻き起こしたのがサム・ライミ。低予算ながらカルト的人気となり、その後『スパイダーマン』シリーズを監督し大ヒットに導いた。『ソウ』シリーズや『死霊館』シリーズなどで高い支持を得たジェームズ・ワンは、『ワイルド・スピード SKY MISSION』を大ヒットさせ、ジェイソン・モモア主演のDC作品『アクアマン』の監督に抜擢されると、こちらも大成功を収めた。さらに、あるようでなかった“電気を消した時だけ見える謎の影“という題材でヒットを飛ばした『ライト/オフ』(’16)のデヴィッド・F・サンドバーグも『シャザム!』の監督を任されるなど、ホラー出身の監督が大作アメコミ映画を担当し、内容、興行ともに評価されている。アメコミ映画だけじゃない、日本生まれのあの映画の監督もレジェンダリー・ピクチャーズが展開する「モンスターバース」シリーズの“ゴジラ”作品では、なんと3作全てがホラー/ジャンル映画出身監督が担当。『モンスターズ/地球外生命体』(’10)のギャレス・エドワーズは、本シリーズの1作目『GODZILLA ゴジラ』の監督に大抜擢され、後には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』も手掛けた。『ブライアン・シンガーのトリック・オア・トリート』(’07)のマイケル・ドハティは、今年公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を監督。日本から小栗旬らが出演する次作『Godzilla vs. Kong』(原題/’20)も『サプライズ』(’11)の完成度で高く評価されたアダム・ウィンガードが担当する。『ターミネーター』J・キャメロンや『ジョーズ』スピルバーグもさらに有名監督の中には、キャリアの初期はホラー/ジャンル映画を監督してきた人も多い。『アバター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロンは、『ピラニア』の続編『殺人魚フライングキラー』(’81)でデビュー、その後『ターミネーター』を成功させ『エイリアン2』監督にも起用された。『E.T.』や『レディ・プレイヤー1』のスティーヴン・スピルバーグも、キャリア初期に追跡サスペンス『激突!』(’71)や海洋パニック・ホラー『ジョーズ』(’75)で高い評価を得ており、一般的にイメージはあまりないが、彼が監督する作品には目を覆いたくなるような残虐描写がしばしば見られるのも特徴だ。ジェームズ・ガンのお墨付き『ブライトバーン』監督は「抜群のセンスがある」この潮流に乗るべくして表れたのが、本作の監督を務めたデヴィッド・ヤロヴェスキーだ。ジェームズ・ガンも彼の才能を絶賛しており、「デヴィットには、ホラーやホラー的な音楽に対する抜群のセンスがあるんです。鼓動がどう作用するのか、どうやって飛び上がるほどの恐怖を設定するのか、シーンを見ている観客をどうやって怯えさせるのかを熟知しているんです」と明かす。「彼の仕事ぶりを見ているのは最高ですよ。以前から、デヴィッドのことをものすごく洞察力のある、頭のいい人だと思っていましたが、準備も怠らない。この映画を監督する前に、おそらく何千というホラー映画を観ているはずです」とコメントを残している。『ブライトバーン/恐怖の拡散者』は11月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブライトバーン/恐怖の拡散者 2019年11月15日より全国にて公開© The H Collective
2019年11月08日アーノルド・シュワルツネッガーとリンダ・ハミルトンがキャストを務め、シリーズの生みの親ジェームズ・キャメロンがスタッフとして帰還した映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』が本日から公開されている。製作陣は1991年の『ターミネーター2』の正統な続編を描くために準備を重ね、「僕とジムは映画の作り方が異なる」と語るティム・ミラーをあえて監督に招いた。なぜ彼らは『デッドプール』で成功をおさめたミラーを監督に選んだのか? ミラーへのインタビューを通じて彼のビジョン、そして新作映画のポイントが明らかになった。キャメロンが自ら脚本を執筆して監督もした『ターミネーター』とその続編『ターミネーター2』は全世界で驚異的な成功をおさめたが、彼がシリーズを離脱して以降は続編をつくっては“ターミネイト(抹殺)”して仕切りなおす……が繰り返されてきた。そこでついにキャメロンが創作の場に復帰。人工知能の反乱による人類壊滅の危機“審判の日”を回避したはずの世界で、再び危機が起こる物語が生み出された。「このシリーズを決定づけている要素は複数あるのでひとつに絞ることは難しいけど、母親の子どもに対する愛情が非常に重要なポイントになっていると思う。親は子どものためにどこまで戦うことができるのか? が問われるんだ。それにこの映画はジャンルとしてはSFだけど、観客が“おそらくこんな状況が起こりえるのだろうな”と思える設定であることが大事なんだ」とミラー監督は語る。そこで彼らは、これまで通り“未来から訪れた殺人マシン”と“なぜか狙われる者”、そして“ターゲットを命がけで守る者”の構造を引き継いだ。メキシコで暮らす平凡な女性ダニーの前に恐ろしい殺人マシン“REV-9”と、彼女を守ろうとする人間グレースが現れる。両者はともに未来からの訪問者で、さらにかつて“審判の日”を回避するために戦ったサラ・コナーもダニーの前に現れる。なぜ、ダニーは狙われるのか? 謎に満ちた物語が幕を開ける。ミラー監督はアクション演出に長け、CGアニメーション会社ブラー・スタジオも率いる才人で、『デッドプール』で鮮烈な監督デビューを飾ったが、そもそもが大の映画ファン、オタク気質であることを公言していて「この映画でも可能な限り、シリーズの最初の2作と同じペースを守って、観客に“あのシリーズが戻ってきた!”と思ってもらいたかった」と説明する。「ジムが最初の2作で描いた映画は、まず最初にアクションを描き、その後にキャラクターをしっかりと描いて、ある段階からはノンストップでアクションが続く構成になっている。そこはこの映画でもあえて同じバランスにしたんだ」しかし「僕とジムは映画の作り方が異なるんだ」と語るミラー監督は、そこに自分なりのアイデアを盛り込んだ。前作から28年が経過した現代の観客の心を掴むアクションシーンの数々だ。「そこについては事前に綿密に計算をしたよ。単にアクションが続くだけではなくて、観客が退屈しないように様々な状況を用意し、いろんなアクションを考えた。その上で、各キャラクターそれぞれの感情や動きを計算して、物語全体にちゃんと結びつくものにした。要素が多くて複雑だから撮るだけ撮って編集でどうにかできるようなものではない。でもしっかり準備したおかげでアクションを展開させながら、同時にキャラクターを描けるものになったよ」本日公開されたばかりなので詳しくは書かないが、本作は大スクリーンで観たいアクションが次から次に登場する。接近戦、ガンアクション、巨大輸送機内でのバトル、水中での死闘……その中でミラー監督は過去のシリーズのカラーを引き継ぎつつ、自分のこだわりも盛り込んでいる。「ジムの映画の特徴は、現実を少し高めたような“映画的なリアリティ”だ。一方、僕はリアルな人がリアルに振舞うことにこだわる。だから編集段階では、いつもなら入れないような“映画的なセリフ”をあえて盛り込んでシリーズのテイストを守った。その一方で、未来からやってきたグレイスのキャスティングには僕のこだわりがある。もしジムがキャスティングしたら屈強なファイターのような女性を配役したかもしれないけど、僕はあえてマッケンジー・デイヴィスを選んだ。彼女は演技がうまいから、人間のもってる温かさや感情の微妙なニュアンスを見事に表現してくれたよ」さらに彼は物語にも自身の想いを盛り込んでいる。「この映画はAIの話を描いているけど、そんなことは関係なく、そもそも人間や文明というのはとても“もろい”ものだと思うんだ。誰かのちょっとした行動やきっかけによって、すべてがひっくり返ってしまう可能性がある。だから私たちはいつだって慎重にならないといけない。その点は警鐘を鳴らすために盛り込んだよ」シリーズへの愛情があり、その構造や要素を冷静に分析する能力があり、現代の観客がどんなアクション描写を求めているのか理解していて、“創造主”キャメロンにビビることなく自分のビジョンを盛り込むことができる。ミラーが監督を務めたことで、本作は人気シリーズの続編、ド派手なアクション映画以上の作品になった。思い返せば、バトルとギャグがテンコ盛りの『デッドプール』はどこをどう切っても“超ピュアなラブストーリー”だった。本作が単なるアクション映画で終わるはずがない。「ありがとう! 『デッドプール』をラブストーリーだと言ってくれるのは……グレイトだよ!」『ターミネーター:ニュー・フェイト』公開中
2019年11月08日