ジョニー・デップが、自身を「妻を殴る人」と報道したタブロイド紙「ザ・サン」を相手取って起こした名誉棄損訴訟で、イギリスの控訴院はジョニーの上訴を棄却した。ジョニーは昨年11月に下された判決――自身が「妻を殴る人」であると裁判所が「おおむね事実」と認め敗訴となったことを不服とし、「公正な裁判が行われなかった」と主張。上訴する意向を示していた。ジョニーは「公正な裁判が行われなかった」と主張する理由の1つに、アンバーが離婚時にジョニーから受け取った和解金700万ドル(約7億6400万円)を、チャリティー基金に全額寄付をすると言っておきながら、いまだ“全額は”寄付していないことを挙げていた。「計算ずくで、人を操るような嘘」をついたとして、「信用ならない証人だ」と指摘したのだった。控訴院の裁判官は、裁判は「完全で公正なものだった」と断言し、これ以上裁判を続けるための説得力のある理由もないとして、ジョニーの上訴を棄却した。アンバーの代理人はこの報道を受け、「Yahoo! Entertainment」に「控訴院がジョニーの上訴を棄却したことに満足していますが、全く驚いていません。裁判で示された証拠は圧倒的であり、否定できないものでしたから」と強気なコメントを発表している。(Hiromi Kaku)
2021年03月26日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は、ジョニー・デップの名演に感動……映画『グッバイ、リチャード!』を紹介します。■『グッバイ、リチャード!』Blu-ray3月3日発売。価格/5,280円(税込み)。発売元/キノフィルムズ、木下グループ。販売元/ハピネット・メディアマーケティングジョニー・デップ演じる大学教授のリチャードは、ある日医師から余命半年の宣言を受ける−−。そして妻から不倫、娘からlレズビアンのカミングアウトを立て続けにされ、なかばヤケクソ気味にはじけていく……。死を突きつけられ、最期へ向かう残された日々をどう生きるか。主人公が余命宣告された作品はいくつも作られてきましたが、本作は死を目前に感傷的にならず、家族との絆物語もさほど紡がれず、突如不良中年と化したリチャードが、生の意味を不良中年の目線で伝える型破りともいえる作品です。物語に花を添えるのはリチャードの娘や妻ではなく、同僚のピーター。ちょっと間抜けだけど人がいいピーターの存在がなければ、本作のリチャードは成立しないほど重要な登場人物です。正直、破綻した夫婦関係といえども妻が薄情すぎない?病状についてもっと聞かないの?とツッコミながら見ていましたが、愛情が消えるとあのようになるのでしょう。ジョニデは今年58歳に。ハサミを持たず、海賊でもない、市井の人として渋い役柄が違和感なく似合う年代になりました。ボロボロになりながらも時おり隠しきれないオーラはスターの証しでしょう。最後の講義シーンは冗談とも本気ともつかない熱量で、生徒たち同様、見ているほうもポカーンとしますが、あとからじわりじわりと効いてきます。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月08日2019年3月、ジョニー・デップがアメリカのバージニア州で、元妻アンバー・ハードに対して5000万ドルの名誉棄損訴訟を起こした。アンバーが「ワシントン・ポスト」紙に寄稿し、ジョニーの名前は出さなかったとはいうものの、ジョニーによる家庭内暴力の被害者であることをほのめかしたため。このたび、提訴からほぼ3年後の2022年4月11日に裁判が始まることが決定した。これまでも、ジョニーの『ファンタスティック・ビースト3』の撮影、アンバーの『アクアマン2』の撮影、新型コロナウイルスのパンデミックなどにより何度も延期され、最新の開始日は今年の5月7日に設定されていた。「Deadline」によると今回の延期の理由はジョニーとアンバーのスケジュールの都合ではなく、新型コロナの影響で未処理の案件を多数抱えた同州の裁判所で、最も早く民事陪審裁判を行えるのが2022年4月11日なのだという。ジョニーはイギリスでもアンバーが絡む名誉棄損訴訟を起こし、ジョニーのことを「妻を殴る人」と書いたタブロイド紙「The Sun」紙に昨年敗訴。『ファンタスティック・ビースト3』の降板を余儀なくされた。もちろん、ジョニーは敗訴という結果に納得しておらず、3月に行われる2時間ほどの口頭審理で挽回し、上訴の機会を狙う。(Hiromi Kaku)
2021年02月25日日本でも人気の「フルハウス」やその続編「フラーハウス」、90年代前半から約10年にわたり社会現象となった「フレンズ」などを経て、近年では長寿シリーズの仲間入りをした「モダン・ファミリー」、2019年に終幕した「グッド・プレイス」など、エミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされる傑作・力作が数多く生まれている“シットコム”。シットコムとはシチュエーションコメディの略。家庭や職場など舞台は限定的で、毎回、同じ顔ぶれのキャスト陣が巻き込まれる様々な状況を描いていくタイプのコメディドラマは、ほぼ30分未満で1話完結。前情報を多く必要としなくても楽しめる気軽さが何といっても魅力。日本では「24」や「CSI」シリーズなどのクライムドラマの人気が高く、「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ウォーキング・デッド」「ブレイキング・バッド」といった壮大なスケール感や見応えあるシリアスなストーリーのドラマの影に隠れてしまいがちだったものの、こんな状況のいまだからこそ、シットコムに改めて注目。ウィットに富んだテンポのいい会話に、見れば見るほど愛着の増す登場人物たち。その中には大ブレイクを果たした人たちも!気鋭のクリエイターやキャストたちが時代を映しつつ、ときには先取りしつつ作り出してきたシットコムをピックアップした。とにかく笑って癒されたいなら「ブルックリン・ナイン-ナイン」ニューヨーク市警、架空の99分署を舞台に、愛さずにはいられない個性豊かな刑事たちが織りなす脱力系の警察コメディ。2013年にFOXにて始まり2018年5月にシーズン5で一度打ち切りが決定するも、ファンの大きな後押しにより、そのわずか31時間後にNBCが引き取ったという逸話がある愛されドラマ。アメリカでは2020年4月にシーズン7の放送を終え、シーズン8の制作も決定済み。主人公は、頭は切れるもかなり抜けているジェイク・ペラルタ。彼が大好きな『ダイ・ハード』は劇中でよくネタにされている。演じるのは、「サタデー・ナイト・ライブ」出身で最新映画『パーム・スプリングス』が春に公開予定のアンディ・サムバーグで、プロデューサーも兼任。そのほか、四半世紀前にゲイを公表している堅物署長のホルト(アンドレ・ブラウアー)やジェフォーズ巡査部長(テリー・クルーズ)といったアフリカ系キャストは存在感たっぷり、謎多くタフなローザ(ステファニー・ベアトリス)にはバイセクシャルを家族にカミングアウトするエピソードも。レギュラーは降板したものの、99分署には欠かせないジーナ役チェルシー・ペレッティは『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピール監督と駆け落ち婚したことでも知られる。そんな彼らは何気に固い友情で結ばれていて、署内はアットホームで温かく、毎回事件のみならず個々が抱える悩みさえも解決してしまう。ニューヨーカーの英語のテンポも馴染めば耳心地よく、吹き替え版でもその勢いを保持している。仕事や上司のことでイライラしたら「The Office/ジ・オフィス」シットコムといえば、「フレンズ」や「フルハウス」など観客の笑い声(“ラフ・トラック”と呼ばれる)が入った作品を思い浮かべる人も多いのでは?本シリーズにはそういった演出はなく、製紙会社で働く社員たちの日常をドキュメンタリーとしてカメラに収めていく、いわゆる“モキュメンタリー”の手法がとられて人気を博した。9シーズン(2005~2013年)がNBCにて放送されたが、いま改めて注目を浴びている。BBC制作の同名ドラマのリメイクで、『怪盗グルー』シリーズや『リトル・ミス・サンシャイン』などで知られ、『フォックスキャッチャー』ではシリアスな演技でアカデミー賞にノミネートされたスティーヴ・カレルが主演。彼が演じる上司マイケル・スコットが、もはや勘違いや“KY”では片付けられないほど、ミソジニーで差別的な言動を繰り返す“アウトな上司”の典型のようなキャラクターなのだ。また、『クワイエット・プレイス』製作・監督のジョン・クラシンスキーの若き日の姿もあり、『オーシャンズ8』出演や「私の“初めて”日記」のクリエイターであるミンディ・カリングはケリー役を演じるほか脚本家としても参加。「NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち」のカッコいい上司の代表格ジャクリーン役のメロラ・ハーディンも出演している。どうしようもない孤独を感じたときには「コミ・カレ!!」舞台となるのは架空のコミュニティ・カレッジ、グリーンデール。学費が安く、誰にでも門戸が開かれたコミュニティ・カレッジには年齢も、境遇も、人種も異なる学生たちが集まっている。人気アニメ「リック・アンド・モーティ」のダン・ハーモンが自身の体験を基に手がけており、製作総指揮には『アベンジャーズ』シリーズのアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟も。2009年からNBCで放送されて人気を誇ったが、シーズン5で打ち切りの危機から米Yahoo Screenでの配信にて復活、シーズン6(2015)まで制作された。中心となるキャラクターは、“グリーンデール・セブン”を名乗る7人。学歴詐称の弁護士で、自己愛が強く裕福な白人男性のジェフ(ジョエル・マクへイル)を中心に、高校を中退した活動家のブリッタ(ジリアン・ジェイコブス)や、離婚して2人の子どもを育てるシャリー(イベット・ニコール・ブラウン)、ドラッグ依存症になったアニー(アリソン・ブリー)ら濃すぎる登場人物たちが関わってくる。とりわけ、映画やドラマにめちゃくちゃ詳しいが人間関係の構築に難を抱えているパキスタン=ポーランド系のアベッド(ダニー・プディ)と、いまだ高校アメフトのスター選手だった栄光を捨てきれないトロイの友情は大きな牽引力に。このトロイを演じたのが、ドラマ「アトランタ」や実写版『ライオン・キング』ほか、『スター・ウォーズ』の世界では若きランド・カルリジアンとして知られ、「This is America」の“チャイルディッシュ・ガンビーノ”でもあるドナルド・グローヴァー。劇中にはラップを披露するシーンも多い。当時としては画期的で、コメディの中に絶妙な形で現実社会を盛り込んできた本作だが、シーズン2にはいわゆるブラックフェイス問題でNetflixの配信から取り下げられたエピソードがある。攻めすぎてしまったゆえなのか、英語のセリフではハッキリと「それはヘイトクライム」と表現されている。ユニークでゆる~い世界に浸りたいなら「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」「ワハハ」と観客の笑い声“ラフ・トラック”が入る往年のスタイルで高視聴率を獲得し、エミー賞&ゴールデン・グローブ賞などを受賞した大人気コメディ。2019年にファイナルのシーズン12を迎えた(最終シーズンは日本未配信)。主役となるのは、カリフォルニア工科大の物理学者で2人合わせて“IQ360”のルームメイト、シェルドン(ジム・パーソンズ)とレナード(ジョニー・ガレッキ)。さらに、ゲーム仲間のハワード(サイモン・ヘルバーグ)、ラージ(クナル・ネイヤー)という4人の天才オタク=ギークたち。ここに、レナードがひと目ぼれしたペニー(ケイリー・クオコ)や、エイミー(メイム・ビアリク)、バーナデッド(メリッサ・ローチ)といったパートナーたちも加わり、それぞれのロマンスがゆるいオタクトークともに展開。シーズンを重ねるほど彼らの関係性は深まり、自分たちだけが心地よい世界で生きてきた彼らの“宇宙”はいっそう拡がって賑やかになっていく。メイム・ビアリクが実際に神経科学の博士号を持っている点もユニークだ。▼スピンオフ「ヤング・シェルドン」も登場した。彼らの会話が小難しくなっても笑っていられるのは彼らの個性の化学反応と、“ラフ・トラック”の相乗効果かも。スティーヴン・ホーキング博士や、ビル・ゲイツ、『スター・ウォーズ』のキャリー・フィッシャー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、そしてマーク・ハミルといった豪華ゲスト出演者も見逃せない。青春のイタさを思い出したら「デリーガールズ~アイルランド青春物語~」シットコムといえばアメリカ、というイメージが強いが、北アイルランド・ロンドンデリーを舞台にした本作もぜひ推したい。北アイルランド紛争の最中、テロが激化する90年代という舞台にしながら、カトリック女学校に通う5人の高校生(1人は男子)が自分たちなりに青春を謳歌しようする姿は共感必至。女性クリエイター、リサ・マッギーの実体験が反映されているという。“あの頃”って、周囲で大事件が起きていても(通学路で爆弾が見つかったり…)、自分たちは日常の悩みごとやトラブルの対処で精いっぱい。傍目には些細なことかもしれなくても“世界の終わり”だとアタフタする。そんな微笑ましいまでの彼女たちはアメリカのティーンドラマの華やかさとはほど遠く、周囲の大人たちのイケてなさも含めて親近感を持たずにはいられず、アイルランド訛りもクセになりそう。アイルランド国籍を持つシアーシャ・ローナンがファンを公言しており、チャリティ「RTE’s Comic Relief」でメインキャスト陣と共演したことも。デリーでは彼女たちの壁画が登場するほど大人気となっており、クレア役のニコラ・コクランはNetflixで大ヒット中の「ブリジャートン家」にも抜擢されている。また、主人公エリン(シアーシャ=モニカ・ジャクソン)の部屋にはアイルランド出身のシネイド・オコナーのポスターがあり、同人気バンド「クランベリーズ」の「Dreams」が主題歌のように起用されるなど、90年代のヒットソングやカルチャーも要チェック。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則 [海外TVドラマ]【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年01月15日ジョニー・デップが約3週間ぶりにインスタグラムを更新。「今年は多くの人にものすごく大変な年だった。この先はもっとよい時間が過ごせますように。ハッピーホリデイ。みなさんに愛と敬意を込めて。いつまでも。JD」とファンにメッセージを贈った。投稿した写真は、自身とバンド「ザ・ポーグス」のヴォーカル、シェイン・マガウアンのツーショット。ジョニーがプロデューサーを務める、シェインを題材としたドキュメンタリー『Crock of Gold : A Few Rounds with Shane MacGowan』(原題)の撮影現場で撮られたものだという。女優のアーシア・アルジェント、歌手のパティ・スミスらが「いいね」や応援メッセージで反応。ファンたちも「大好き」「いつだって味方だよ!」と声援を送っている。2020年は新型コロナウイルスの影響により、世界中の人にとって確かに「大変な年」だった。ジョニーはそれに加え、元妻アンバー・ハードを「殴る夫」と書いた英タブロイド紙を名誉棄損で訴えた裁判で敗訴し、『ファンタスティック・ビースト』第3弾から降板させられ話題に。ファンたちがワーナー・ブラザースに「どうか考え直して」と懇願するもむなしく、代役がマッツ・ミケルセンに決定した。マッツは「AP通信」に、自身がジョニーの代わりを務めることになり、ジョニーに連絡を取ったかと聞かれ、「彼をよく知らない。1回会ったことがあるだけ。彼の電話番号を知っていればよかったけど、残念ながら知らないから」と話した。先週、ジョニーは弁護士を通して裁判のやり直しを求めていることを明らかにしている。(Hiromi Kaku)
2020年12月28日ワーナー・ブラザースから『ファンタスティック・ビースト』最新作を降板するよう求められ、ジョニー・デップ(ゲラート・グリンデルバルド役)が受け入れたことに対し、共演者のジュード・ロウ(アルバス・ダンブルドア役)が「Entertainment Tonight」に思いを語った。「こういう状況では、スタジオに従うしかない。それがぼくにできるすべてだ。前を向いて、自分の役を演じなければならない」「こういうシリーズものでは、スタジオや企業が大きな決断を下し、それにぼくらは続く。だって、ぼくらはチームのなかの一員に過ぎないから」と、『ファンタスティック・ビースト』シリーズがいかに巨大な作品であるかを強調した。80作品以上に出演してきたジュードにとっても、「最大級の作品の1つ」と語っている。ツイッターでジュードのコメントが拡散されると、ジョニーの“潔白”を信じているファンたちはジュードに「がっかりした」と批判。「どれだけ大きな作品だって、観客が観てくれなければ大きな作品になりようがない」というコメントも。一方で、ジュードは表立ってジョニーを擁護してはいないものの、「コメントから『ぼくらにとっては喜べないことだが、どうにもならない』ということが伝わってくる」とジュードをかばう声もみられる。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月16日『ファンタスティック・ビースト』第3弾から降板したジョニー・デップに代わり、ゲラート・グリンデルバルドを演じる俳優として、『ドクター・ストレンジ』のマッツ・ミケルセンが契約交渉中だという。「Deadline」が報じた。マッツといえば、『007 カジノ・ロワイヤル』のル・シッフルや、「ハンニバル」のハンニバル・レクターなどの“クセのある”悪役を得意とする俳優。ジョニーに代わるグリンデルバルド役候補として、ネットでコリン・ファレルらとともに真っ先に名前が挙がっていた。ジョニーは、元妻へのDV疑惑をめぐる「ザ・サン」紙との名誉棄損訴訟で敗訴が決定したことで、ワーナー・ブラザースから『ファンタビ』を降板するよう求められたと5日前にインスタグラムで報告。それから1週間も経たずして、マッツが「交渉初期段階である」と報じられたことで、ファンは動揺を隠せない模様だ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月12日ジョニー・デップが『ファンタスティック・ビースト』第3弾を降板したことを、自らインスタグラムで明らかにした。「最初に、忠誠心を持って支えてくれたみんなに感謝を伝えたいです。特にここ数日で、たくさんの愛と心配をつづった手紙を受け取り、謙虚な気持ちになったし感動しました。次に、ワーナー・ブラザースから『ファンタスティック・ビースト』のグリンデルバルト役を降板するよう求められたことを、お知らせしたい。私は彼らの要求を尊重し、同意しました」と発表した。つい先日、ジョニーは元妻アンバー・ハードへのDV疑惑を報じ、ジョニーを「妻を殴る人(wife beater)」として記事に取り上げたイギリスのタブロイド紙「The Sun」紙との名誉棄損訴訟で敗訴していた。「最後に言いたいのは、イギリスの裁判所から非現実的な判決を受けようと、真実を伝えるための私の闘いは変わらないし、控訴の予定もあるということです。決意はいまも固く、私に対する疑惑が間違いであることを証明するつもりです。私の人生もキャリアも、現在起きていることによって定義されるものではありません。読んでくれてありがとう」とつづった。ジョニーが長文レターを公開したインスタグラムのコメント欄は、「私たちもあなたのために闘うことを止めない」「真実と正義のために闘って」という応援メッセージであふれている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月07日現代のハリウッドにおいて、ジョニー・デップは『個性派俳優』を代表する存在といえるでしょう。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを筆頭に、『チャーリーとチョコレート工場』、『シザーハンズ』など、個性的な役柄をエモーショナルに演じ、世界中を魅了してきました。そんなジョニー・デップも、2020年で57歳。60歳を目前にしたジョニー・デップの若い頃を、彼の代表作とともに振り返り、紆余曲折あった半生を紹介します。ジョニー・デップの若い頃を振り返るおすすめ映画おすすめ映画①:エルム街の悪夢元はミュージシャン志望だったことでも知られる、ジョニー・デップ。そんな彼の俳優デビュー作となったのが、1984年公開の映画『エルム街の悪夢』でした。当時、20歳前後だったジョニー・デップは、現在の面影を残しつつも、どこかあどなけさも感じさせる美青年。この青年が後の個性派俳優に成長すると、一体誰が想像したでしょうか。おすすめ映画②:シザーハンズ後に、ジョニー・デップが多くの作品でタッグを組むことになる、ティム・バートン監督。『シザーハンズ』は、そんな名コンビが初めてタッグを組んだ、記念すべき1作です。また、興行成績も素晴らしく、個性派俳優としてのジョニー・デップの名を世界中にとどろかせるきっかけにもなりました。おすすめ映画③:妹の恋人1994年の『ゴールデングローブ賞』で、ジョニー・デップがミュージカル・コメディ部門の主演男優賞にノミネートされた作品『妹の恋人』。同作での主要キャストの1人、バスター・キートンに憧れる一風変わった青年・サムは、個性派俳優のジョニー・デップだからこそ演じられた役柄といえるでしょう。おすすめ映画④:エド・ウッド実在した映画監督、エド・ウッドの半生を描いた『エド・ウッド』。エド・ウッドのファンであるジョニー・デップが主演を務め、熱量たっぷりに演じています。おすすめ映画⑤:ドンファン自分を、伝説のモテ男、ドンファンだと思い込む青年を、ジョニー・デップが演じた『ドンファン』。私生活もモテモテのジョニー・デップだからこそかもしだせる色気は、一見の価値ありです。おすすめ映画⑥:パイレーツ・オブ・カリビアン2003年に第1作が公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、ジョニー・デップの代名詞ともいえる作品でしょう。同シリーズの主要キャストの1人、自由で何ものにもしばられないジャック・スパロウは、ジョニー・デップのつかみどころのない雰囲気と絶妙にマッチ。公開当時、世界中でジョニー・デップ旋風が巻き起こりました。おすすめ映画⑦:ラム・ダイアリー元妻、アンバー・ハードとの共演作であり、交際のきっかけともなった『ラム・ダイアリー』。後に2人が泥沼離婚劇を繰り広げることになるのは、誰もが知るところ。しかし、同作での2人は抜群のチームワークを披露しており、色気あふれるその姿に魅了されるはずです。おすすめ映画⑧:ダーク・シャドウジョニー・デップがヴァンパイアを演じた『ダーク・シャドウ』。ダークな雰囲気を、ユーモアたっぷりにまとめた同作も、ジョニー・デップとティム・バートンのコンビによる1作です。気品あふれるドラキュラ役は、ジョニー・デップワールド全開!『ホラー・コメディ』好きな人もそうでない人にもおすすめです。おすすめ映画⑨:ファンタスティック・ビースト『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品として制作された『ファンタスティック・ビースト』シリーズにも、ジョニー・デップは重要な役どころで出演しています。2020年現在、シリーズ3作目の公開が決定している『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。公開を心待ちにしているファンも多くいるようです。ジョニー・デップの娘が超絶美人モデルのケイト・モスや、女優のウィノナ・ライダーなど、これまでに多くの女性と浮名を流してきたジョニー・デップ。ケイト・モス(左)とジョニー・デップ(右)。2人は2年間の交際を経て婚約をするも、後に破局しているジョニー・デップ(左)とウィノナ・ライダー(右)。当時、ウィノナ・ライダーは17歳だったことでも話題に中でも、長く事実婚状態にあったヴァネッサ・パラディとの関係は、あまりにも有名です。ジョニー・デップ(左)とヴァネッサ・パラディ(右)。ベストカップルとして人気だっただけに、破局発表時は大きな話題に2人は結婚こそしていないものの、2人の子宝にも恵まれ、長女であるリリー=ローズ・デップはモデル・女優として活躍中。両親の遺伝子を引き継いだ圧倒的な美貌を武器に、注目の2世セレブとしてファッション業界や映画業界で引っ張りだこです。17歳でシャネルのCMに抜擢された美少女親は超有名なハリウッド俳優だった!ジョニー・デップの現在が悲惨元妻アンバー・ハードとの泥沼離婚劇ヴァネッサ・パラディとの破局で世間に衝撃を与えたジョニー・デップですが、アンバー・ハードとのスピード離婚も大きな話題に。さらにドロドロの裁判劇にまで発展し、世間の注目はより一層大きなものになっていったのでした。ジョニー・デップの中指が欠損!?アンバー・ハードがジョニー・デップとの離婚を申請していたことが発覚したのが、2016年5月。その後、アンバー・ハードが長年にわたってジョニー・デップからDV被害を受けていたことを公表し、事態は急変します。DV疑惑を否定するジョニー・デップとアンバー・ハードとの間で意見は食い違い、ついには周囲を巻き込んでの大論争に。舞台を裁判所に移し、泥沼の訴訟が繰り広げられました。なお、裁判では、ジョニー・デップが「自分こそがDVの被害者である」とし、アンバー・ハードとの言い争いの中で、アルコールのビンを投げつけられ、中指にケガを負ったと主張。事実、2人がまだ婚姻関係にあった期間、中指を保護しているジョニー・デップの姿が目撃されていました。ジョニー・デップは、自身が負傷した中指に『リトル・リチャード』というあだ名をつけていると後に明かしている一方で、アンバー・ハードもまた、ジョニー・デップから携帯電話を投げつけられたとして、目元にアザができた写真を証拠として提出。ほかにも、ジョニー・デップが暴れた後の散らかった部屋の写真も証拠として提出していました。2人の裁判の行方は?そんな泥沼の離婚劇に終止符が打たれたのは、2016年8月のこと。ジョニー・デップがアンバー・ハードに約7億円を支払うことが決まり、双方が離婚に同意したことが報じられました。しかし、2020年7月には、ジョニー・デップとアンバー・ハードのバトルが再び勃発。きっかけは、ジョニー・デップが、自身を『妻虐待者』を意味する『Wife Beater(ワイフビーター)』と報じたイギリスの雑誌『The Sun』を名誉毀損で訴えたことでした。同月7日から約3週間にわたって行われた裁判では、アンバー・ハードも証言台にたち、ジョニー・デップから受けたDVの内容や当時のプライベートな話題を暴露。名誉毀損で訴えた側のジョニー・デップですが、アンバー・ハードの証言により、さらにネガティブな印象を世間に与えてしまったのはいうまでもありません。裁判後、ファンの声援に応えるジョニー・デップ順調にハリウッドでキャリアを築いてきたものの、ヴァネッサ・パラディとの破局後、トラブルが相次いでいるジョニー・デップ。そんなジョニー・デップに対して「自業自得」「女を見る目がない」とネガティブな声も聞こえていますが、いまだに彼を支持する熱烈なファンも多くいます。『ファンタスティック・ビースト』の続編も含め、今後も話題作への出演が続くジョニー・デップは、これから名誉挽回できるのか…世界中が注目しています。[文・構成/grape編集部]
2020年09月23日ジョニー・デップが元妻アンバー・ハードに対して起こした名誉棄損訴訟の延期を求めた。「Variety」誌などが報じた。ジョニーはアンバーが「ワシントン・ポスト」紙に寄稿した記事で、ジョニーの名前は出していないものの、彼にDVを受けたとほのめかす内容が名誉棄損にあたるとして、2019年3月にアンバーを訴えた。これまでにジョニーの最初の妻ロリ・アン・アリソン、元パートナーのヴァネッサ・パラディ、娘のリリー=ローズ・デップ、元交際相手のウィノナ・ライダー、『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで共演したペネロペ・クルスが「ジョニーは暴力を振るうような人ではない」と擁護している。現在のところ、裁判は2021年1月11日から28日に設定されているが、ジョニーは2021年3月から6月の間に延期を申請。今年10月から来年2月末まで『ファンタスティック・ビースト』第3弾の撮影でロンドンに滞在するためだという。当初は裁判の日程より前に同作の撮影が終わっている予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2021年にずれ込んだ。なお、ジョニーは「妻虐待者」と表現した英「The Sun」紙の発行元に対しても名誉棄損で訴えているが、この件に関しては今週中に評決が出る見込み。(Hiromi Kaku)
2020年09月02日ジョニー・デップ演じる“余命180日”の崖っぷち男が、人生の愛おしさを見つけるライフ・ファインディングドラマ『グッバイ、リチャード!』。本作では、物語冒頭でジョニー扮するリチャードが突然余命宣告されるが、このシーンについてとある実体験が思い起こされたという。ジョニーが本作で演じたリチャードは、博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送る大学教授。しかし、突然の余命宣告を告げられ、彼の人生は一変してしまう。そんな医師からの余命宣告シーンをふり返ってジョニーは「最初リチャードは“誰の話しをしてるんだ?まさか自分ではないよな?”と思ってしまう。実際に誰でもそう思うだろう」と主人公の気持ちを代弁。また「私の娘のローズが7歳だったころ大怪我をし、医者から手術を乗り越えられるか分からないと言われたことがある」と自身の娘リリー=ローズ・デップに起った出来事を回想し、「最初は“誰の話をしてるんだ?私の話ではない。自分にこんなこと起こるはずがない。”と思い、徐々に冷静になって事態を理解していったのを覚えている」と実体験をもとに死を身近に感じた際の感情を明かす。さらに「これが自分の命ではなく、娘の命の場合は必死に闘った。自分の命であったとしても、みんな怒って闘ってもいいと思うけど、私個人としてはリチャードのように振舞いたいと思っている」とコメント。リチャードは宣告を受け、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心。あけすけにものを言い、授業中には酒やマリファナを楽しむようになる。「リチャードは残された時間を最大限に活用する。闘って、生きて、死が迫っていても生き生きとする。生きれるうちに生きる。その時間に感謝して祝福する。そしてある日死がドアをノックしてきたらそのまま受け入れるんだ」と残された人生をありのまま生きると決意したリチャードの姿を自身の考えと重ねている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ、リチャード! 2020年8月21日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年08月17日ジョニー・デップが再びインデペンデント作品への回帰を果たした『グッバイ、リチャード!』。“余命180日”の崖っぷち男を演じた本作から本編映像が解禁。また、斎藤工、滝藤賢一から、その等身大の演技に絶賛を寄せるコメントが到着した。この度解禁となったのは、残された人生をありのまま生きると決めた大学教授のリチャードが、一風変わった授業を始める様子を切り取った本編映像。授業中に生徒からタバコをもらい口にするも、いままでタバコとは無縁の生活を送っていたリチャードは咳き込み「マズすぎる」とひと言。また、ゾーイ・ドゥイッチ演じる学生のクレアが妻の不倫相手である大学学長の姪だと判明すると「奴は大嫌いだ」と露骨に言い放つ。そしてリチャードは「この続きはバーでやらないか?」と学生たちに前代未聞の提案を持ちかける――。こうして始まった特別授業で、リチャードは彼らに何を教えていくのか。死を前に奔放になったリチャードを、ジョニーお得意のコミカルだが、どこか憂いを漂わせた演技で演じている。そんなジョニーの姿に、俳優・フィルムメーカーである斎藤工は「こんなジョニー・デップが観たかった」と絶賛。「演者と役柄が交点を持つ瞬間が幾度もあり 途中から何を観ているのか分からなくなった そのくらい今のジョニー・デップ そして今までのジョニー・デップの生きて来た時間がフィクションを超えて リチャード教授に落とし込まれていた気がしました つくづく映画を愛し映画に愛された男なのだと」と語り、合わせて「作品毎の七変化振りには 毎度心の二度見をさせられる 目の離せない新星」とクレア役のゾーイにもコメント。滝藤賢一は「生きているということは必ず死と隣り合わせであると突きつけられた。そんな当たり前のことを忘れてしまう。誰しもその時は間違いなくやってくる。果たして自分はジタバタせず受け入れられるのか...今の生き方でいいのか...この世に生まれてきた意味を考えずにはいられない。ジョニー・デップの芝居が響いた、このご時世だからこそ観るべき映画」と、コメントを寄せている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ、リチャード! 2020年8月21日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年08月14日ジョニー・デップが余命180日の大学教授を演じるライフ・ファイディングドラマ『グッバイ、リチャード!』から、映画開始30秒で余命宣告をされる衝撃の冒頭シーンが届いた。エキセントリックな役柄が多いジョニーだが、本作で扮するのは、ある日、余命180日と宣告されたことから、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、やりたい放題の生活を始める大学教授のリチャード。抑えた演技ながら、様々な感情に揺り動かされるリチャードを魅力たっぷりに演じている。そんなジョニーは本作の見どころを「映画が始まって30秒でリチャードが余儀なくさよならを言わなければならないことを知る。彼は自分の残り僅かな時間しか残されていないことを知り、そこから自分の魂にとって何が大事かを探る時間がとても美しい」と語っているのだが、解禁された映像はまさにその余命宣告のシーン。「正直かなり悪い状況ですリチャードさん」と深刻な表情で切り出した医師が、「率直に言わせてもらいます」と断ると、「ステージ4の肺ガンです」と病名を告げる。眉間にしわを寄せた険しい表情でその話を聞くリチャードは、前のめりの姿勢で「背中の痛みは肺の悪性腫瘍によるものでだいぶ前から腫瘍があったようです」と詳細に続く病状を聞いていたが、「大学に知らせてください奥さんのヴェロニカと娘さんにも」という言葉に、宙を見つめて考えを巡らせる様子を見せる。そして、「残った時間は?」と尋ね、「治療すれば1年です運がよければ1年半」という医師の言葉を視線を落としたまま聞くと、「治療しなければ?」と再び質問し、「半年でしょう」という答えに呆気にとられながら苦笑いを浮かべる…という、一瞬にして人生が変わってしまった場面が淡々と描かれる。果たしてこの後、リチャードはどうなってしまうのか、気になる映像となっている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ、リチャード! 2020年8月21日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年07月24日ジョニー・デップが余命180日と宣告された大学教授を演じる『グッバイ、リチャード!』。本作から、ジョニーのコミカルな表情を堪能できる場面写真が届いた。本作でジョニーが演じるのは、大学教授のリチャード。博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていたはずが、ある日突然「余命180日です」と告げられたことから、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、やりたい放題の生活を始めるのだが…というのが、今回の役どころ。この度、解禁された場面写真は全部で10枚。ゆるくウェーブのかかった茶色の髪に、口ひげ、スーツという出で立ちで、落ち着いた雰囲気を漂わせるジョニーの姿を見ることができる。しかし、中には、そのスーツ姿のまま池の真ん中で、背中を丸めてずぶ濡れになっている姿も。視線はどこか遠い一点を見つめており、深刻な事態を感じさせる。さらに、病室のベッドの上で、八の字眉で誰かを見つめる情けない表情のカットもあり、リチャードが置かれた「余命180日」という状況が伝わってくる。その一方で、学生たちに講義をしたり、バーらしきところで真剣な表情で学生たちに何かを話したり、学生たちと並んで座り何かを見たりしているカットからは、やりたい放題でもしっかりと学生たちと関係が築けている様子が伺える。さらに、家で妻と娘とうつむきながら食事をしているシーンや、笑う妻の横でランプを倒して壊してしまい、なにやらハイな様子のカットなどもあり、家庭ではいったいどんな夫・父となっていくのか、その展開は気になるばかり。残された180日をリチャードがどう過ごし、人生の最後に何を見つけるのか、期待は膨らむ。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月25日ジョニー・デップとアカデミー賞受賞プロデューサーが贈る余命180日の崖っぷち男が、人生の愛おしさを見つけるライフ・ファインディングドラマ『The Professor』が邦題を『グッバイ、リチャード!』として公開されることが決定。併せて、ビジュアルが解禁となった。■ストーリー「余命180日です」。大学教授・リチャードに告げられた突然の余命宣告。博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていたはずのリチャードの人生は一変。追い討ちを掛けるかのように妻に上司との不倫を告白された彼の日々は予期せぬ展開を迎える。死を前に怖いものなしになったリチャードは残りの人生を自分のために謳歌しようと決心。あけすけにものを言い、授業中に酒やマリファナを楽しむ。ルールや立場に縛られない新しい生き方はリチャードにこれまでにない喜びを与え、人の目を気にも留めない彼の破天荒な言動は次第に周囲にも影響を与えていく。しかし、リチャードの“終わりの日”は着実に近づいていて…。■ジョニー・デップ×アカデミー賞受賞プロデューサーが贈る、ライフ・ファインディングドラマ主人公リチャードを演じるのは、ゴールデングローブ賞をはじめ数々の賞に輝くハリウッドを代表する名俳優であり、ファッション・アイコンとしても世界中で支持を受けるカリスマ、ジョニー・デップ。ミニシアター作品から『パイレーツ・オブ・カリビアン』のような超大作まで、作品の大小に関わらずその個性的な演技力でいまもなお、世界中のファンを魅了し続けている。今年、初主演映画『クライ・ベイビー』の公開から、30年というメモリアルイヤーを迎え、再び本作でインデペンデント作品への回帰を果たした。そんな唯一無二のキャリアを歩む、彼自身を投影したかのようなリチャードの生き様は、観るもの全てに“自分の人生を歩む”ことの勇気と大切さを教えてくれる。共演には、映画監督ハワード・ドゥイッチと女優リー・トンプソンの次女で、『ゾンビランド:ダブルタップ』などに出演する次世代若手女優ゾーイ・ドゥイッチ、『ビッグ・アイズ』『ワンダーウーマン』などに出演し、「マジック・シティ」では第70回ゴールデン・グローブ賞の助演男優賞にノミネートしたダニー・ヒューストンらが名を連ねる。プロデューサーを務めるのは、第82回アカデミー賞6部門を受賞した『ハート・ロッカー』を手掛けたグレッグ・シャピロ。シリアスになりがちな“人生の終わり”というテーマを新鋭ウェイン・ロバーツ監督がユーモラスに描き出している。今回解禁されたビジュアルでは、イエローを基調とした明るい背景とは裏腹に、デップ演じるリチャードがどこか不安げな表情を浮かべ天を見つめる姿が印象的なデザインに。「人生はくそったれで、愛おしい。」というコピーと共に、余命宣告を告げられたリチャードがいままでの人生、そして残された180日間をどのように見つめるのか想像を掻き立てられる。デップが特殊メイクなし、素顔で挑み、真骨頂とも言える演技が期待される1枚となっている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月09日ハリウッドスターのジョニー・デップが、2020年4月20日にInstagramのアカウントを開設。またたく間に400万人以上のフォロワーを獲得しました。長年SNSから距離を置いてきたスターの登場に、ファンは沸いているようです。そんなジョニーには、2人だけフォローしている日本人がいます。1人は故ジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコさん。もう1人はモデルで俳優の美波さんです。日本を飛び出し、世界で躍進の兆しを見せている女優・美波さんのキャリアを振り返ります。映画、CM、舞台、そしてハリウッド…世界へ羽ばたく名女優へフランス人の父親と日本人の母親を持つ美波さんは、1986年生まれ。落ち着いていて、相手を見透かしてしまうような魅惑の目力を持つ美女です。女優・モデルを中心に多彩な活躍を見せる美波さんのデビュー作は、2000年公開、名匠・深作欣二監督のバイオレンス群像劇『バトル・ロワイアル』です。同作で美波さんは、山本太郎さんが演じる、重要な役どころのキャラクター・川田章吾役の恋人役として出演しました。劇中では回想シーンでの登場と、決して劇中での出番は多くないのですが、印象的なたたずまいでインパクトを残しました。深作監督とはその後、ゲーム『クロックタワー3』のイベント用CGムービーの製作で再共演。主人公のCGモデルを演じるという経験をしたようです。2003年には、資生堂の『マジョリカ・マジョルカ』のCMモデルに大抜擢されブレイクを果たしました。まだまだその名が知られていなかった頃の出演ということもあり、お茶の間では「この美女は誰?」と大きな関心を寄せられ、その存在は一躍有名に。『マジョリカ・マジョルカ』のどこかおとぎ話めいたブランドイメージと、美波さんの日本人離れした雰囲気はベストマッチだったようで、なんと2010年までの約7年間、CMモデルを勤め続けていました。2007年になると、美波さんは故・蜷川幸雄さんが演出した舞台『エレンディラ』に出演し、話題を呼ぶことになります。ノーベル賞作家ガルシア・マルケスの短編小説が原作の本舞台は、孫娘に売春を強いる祖母との奇妙な放浪生活を描いた作品。美波さんは主役である娼婦エレンディラ役を熱演し、濃厚なベッドシーンを体当たりで演じました。 View this post on Instagram A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Feb 12, 2016 at 1:22pm PST制作発表時に「娼婦の役をやるからには脱がさせていただきます」と意気込んでいた美波さんは、驚くことに役を強烈に演じきるため、共演の中川晃教さんとベッドシーンの『自主練』に励んだそうですよ。そんな美波さんですが、現在は活動の拠点をフランスに移しています。そのきっかけとなったのが、2015年に美波さんが文化庁新進芸術家の海外研修メンバーに抜擢され、1年間のフランス留学を果たしたことです。 View this post on Instagram The historical brand “ALBION” celebrate the 45th anniversary for “SKIN CONDITIONER ESSENTIAL”. They made a beautiful short movie to explain this gladness. (Dir. Nobuhiro Suwa / start. Pauline Étienne, Minami, Aoi Teshima) Every scenes was shot in Paris... It’s a honor to participe in this project ! I played a painter who try to find herself (my real paintings witch I painted in Paris is also in this movie).... Suwa-director put a magic to make an amazing images on this film. Please check from the link on the top of the instagram !! 美しい歴史を辿ったアルビオンの薬用スキンコンディショナーエッセンシャルが45周年を迎えました! そのお祝いショートムービーに出演させていただきました。 全編パリ撮影、3人の女性が現実と戦いながらも美しく生きていくお話です。 私は画家の役を演じ、実際にパリで描いた絵も飾ってあります。 諏訪敦彦監督のマジックによって大変素敵な映画になっています。 インスタグラムのトップのリンクから動画が観れるので是非チェックしてください! #albion #skinconditioner #45th #anniversary #nobuhirosuwa #paulineetienne #minami #aoiteshima #アルビオン #スキコン #45周年 #諏訪敦彦 #ポリーヌエティエーヌ #美波 #手嶌葵 「時よ、止まるな。あなたは美しい。アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル “スキコン”が生まれて45周年。いくつになっても、輝ける場所を求める女性たちの人生に、これからも寄り添い続けてゆきます。」 A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Apr 2, 2019 at 12:35am PDT『新進芸術家海外研修制度』とは、日本の文化芸術を担う人材育成のため、音楽、美術、演劇等、映画などの各分野で活動する若手アーティストなどに、海外での実践的な研修の機会を提供し、その渡航費や滞在費を支援するものです。 View this post on Instagram Bye bye #hanedaairport また来るね日本 A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Jan 13, 2017 at 4:46pm PSTもともと、日本のフランス人学校で育ち語学は堪能、精神性もフランスにあった様子の美波さん。作家の辻仁成さんが編集長を務めるウェブメディアに寄稿した際には渡仏への切実な思いをつづっていました。それからの10年間、フランスへの強い想いと舞台に対する強い気持ちが入り混じり混沌としていた。そんな日々を過ごしながら、エゴだけが膨れていき、自尊心が腐っていくように思えた。”今行かなければ全てが幻になってしまう”私はこれ以上自分自身に嘘をつきたくない。幻が消える前に飛び込むしかなかった。Design Storiesーより引用その後はフランスの芸能事務所に所属し活動するようになります。フランスでの活動が知られ、2018年には河瀬直美監督の映画『Vision』でフランスの名女優ジュリエット・ビノシュと共演まで果たしています。美波さん「ジャンヌと共にアキの家を訪ねるシーン。監督とジャンヌが芝居に対するアプローチの話をされていて。それがビリビリと電気が走るようなシーンに繋がって…あれはなんだったんだろう?と不思議な感覚になるくらい。すごいなと」 #vision_movie pic.twitter.com/nZeXRJtUUK — 映画『Vision』公式 (@vision_movie_) June 9, 2018 ワールドワイドな活躍を続ける美波さんですが、2020年はすでにすごいことになっています。それが冒頭でお話ししたジョニー・デップとの1件。なんと、2020年のベルリン国際映画祭で公開されたアンドリュー・レヴィタス監督の新作『MINAMATA(原題)』で、ジョニーと初共演を果たしたのです。 View this post on Instagram #redcarpet #wordpremiere #minamata #movie #berlinale2020 #festival #specialgala #lettruthbetheprejudice #eugenesmith #aileensmith #andrewlevitas #johnnydepp #hiroyukisanada #minami #tadanobuasano #ryokase #junkunimura #billnighy #映画 #水俣 #ベルリン映画祭 #ユージンスミス #アイリーンスミス A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Feb 22, 2020 at 9:25am PST四大公害病の1つである水俣病を追いかけた世界的フォトジャーナリストのユージーン・スミスが主役の本作。美波さんはなんとユージーン役のジョニーの妻という注目度抜群の役どころ。日本公開は未定ですが、間違いなく大きな話題となるはずです!見る者を圧倒するその確かな演技力と鋭い感性は、間違いなくハリウッドでも通用することでしょう。さらなる活躍に期待大ですね![文・構成/grape編集部]
2020年05月22日ジョニー・デップがついにインスタグラムのアカウントを開設し、1日経たずしてフォロワーが150万人を超える勢い。初投稿は「やあ、みんな…いま撮影をしているところ…ちょっと待ってて」とキャプションを付けた、なにかの撮影シーンの画像。それから4時間ほど経過後に、約8分間の動画がアップされた。これまでSNSを始める理由がなかったというジョニー。しかし、新型コロナウイルスという見えない敵によって計り知れないほどの悲劇が起き、人々の生活に深刻なダメージが生じていることから、「話し合い」や「お互いが助け合うことが必要」であることを主張。こうした意見を伝える場を持ちたかった模様。「地獄のような隔離生活の単調さに屈してはダメ」、「自分自身や他人のためになる、なにかクリエイティブなことをするんだ」と呼び掛け、自身もお手本を見せた。ジェフ・ベックとコラボした、ジョン・レノンの「孤独」のカバー曲を公開したのだ。「孤独」の原題は「Isolation」で「隔離」も意味し、ジョニーいわく「まさにいま起きていることにぴったり合う歌詞」の歌。「普通ではない状況を切り抜けるための手助けに」と語っている。ジョニーがフォローしているのは現時点で90人で、ジョン・レノンの妻オノ・ヨーコ、元妻ヴァネッサ・パラディ、娘のリリー=ローズ・デップ、オーランド・ブルーム、リアム・ペイン、『Minamata』で共演した日本の女優・美波ら。(Hiromi Kaku)
2020年04月17日ジョニー・デップが、ザ・ポーグスのボーカリスト、シェーン・マッゴーワンについてのドキュメンタリーをプロデュースすることになった。タイトルは『Shane』、監督はジュリアン・テンプル。マッゴーワンはアイルランド人で、「ニューヨークの夢」など数々の名曲を書いた。デップとは30年来の友達ということ。映画は、過去の映像のほか、アニメーションなども含めて構成されるそうだ。海外配給権は、来たるベルリン映画祭でセールスにかけられる。同映画祭ではまた、デップの最新主演作『Minamata』が上映される。文=猿渡由紀
2020年02月06日ジョニー・デップの次回主演作『Minamata』が、ベルリン映画祭で世界プレミアされることになった。実話映画で、デップが演じるのは、水俣病の実態を記録しようとしたアメリカ人写真家W・ユージン・スミス。真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼、ビル・ナイらも出演する。監督はアンドリュー・レヴィタス。ほかには、デイミアン・チャゼルの新作ミュージカル『The Eddy』、ケイト・ブランシェット主演の『Stateless』、ティルダ・スウィントン主演の『The Last and First Men』などが発表されている。全ラインナップは今月後半に発表予定。ベルリン映画祭は2月20日から3月1日まで。文=猿渡由紀
2020年01月15日ジョニー・デップがマイケル・ジャクソンの人生を描くミュージカル「For the Love of a Glove: An Unauthorized Musical Fable About the Life of Michael Jackson, as told by his Glove」(原題)をプロデュースするという。「Page Six」が報じた。タイトルは、「グローブの愛:グローブが語るマイケル・ジャクソンの人生についての非公式ミュージカル寓話」の意で、マイケルの象徴ともいえる、あのスパンコールグローブが語り手として登場するミュージカルだとのこと。脚本を手掛けたのはジュリアン・ニッツバーグ。「いろんな伝記を手掛けていることで知られているぼくに、最初はあるメジャーなテレビ局が(マイケルの)伝記映画を作らないかと声を掛けてきた」とのことだが、マイケルの性的暴行疑惑について劇中でどう対応するべきかという問題が生じた。「だから、こう提案したんだ。『マイケルにかかっている疑惑は、すべてグローブのせいで、そのグローブはヴァージンの少年の血をエサとして生きているエイリアンだってことにすれば?』ってね」。テレビ局の製作陣は大笑いしたものの、「普通のバージョンの作品にしてほしいんだが…」と却下し、映画化は流れたもよう。ニッツバーグはこの案をミュージカルに生かしたというわけだ。ジョニーは自身の製作会社「Infinitum Nihil」を通してプロデュースを行う。1月25日からカール・セーガン&アン・ドルーヤンシアターで上演開始予定。(Hiromi Kaku)
2019年12月02日ジョニー・デップが出演する「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」の香水「ソヴァージュ」の新CMに批判が殺到し、ディオールがSNSからCMを削除した。批判の理由は「文化の盗用」で、CMにネイティヴ・アメリカンや彼らの文化が使われていることに「不適切」との声が上がっている。同CMでポンチョをまとったジョニーは砂漠でギターを弾き、伝統的な衣装を身につけたネイティヴ・アメリカンの男性は崖の上でダンスを踊っていた。ネイティヴ・アメリカンのドレスを着た女性も登場。ディオールは、「ネイティヴ・アメリカンの文化に対する力強い賛辞とリスペクトを持って描いた」と表明し、ネイティヴ・アメリカンのコンサルタントを起用して制作したにもかかわらず、インターネット上では憤りの声が上がっている。そもそもディオールはフランスの会社であるのに、なぜネイティヴ・アメリカンを描く必要があるのかという疑問を呈する声や、フランス語の「ソヴァージュ」は英語に訳すと「Savage」であり、ワイルドな、手つかずの、野蛮な、などの意味を持ち、その香水のCMにネイティヴ・アメリカンを登場させたことにも非難が集まった。ジョニー・デップも批判の対象となっている。一方で、少数派ではあるが、「どうしてみんながそんなに怒っているのかわからない。純粋に、美しいCMだと思った」、「おれはネイティヴ・アメリカンだけど、何も気にならなかったけど?」といった声もみられる。(Hiromi Kaku)
2019年09月02日離婚は成立しているものの、まだ裁判で争っているジョニー・デップ&アンバー・ハード。その内容は、ジョニデがアンバーに対して暴力を振るったとされるDV問題で、ジョニーはDVを否定しアンバーを名誉棄損で訴えている。アンバーは顔と身体があざだらけになった写真を公開したが、ジョニデ側は「あれはペイント(偽装)で、世間の同情を集めるため」とアンバー側の策略を主張している。そのジョニデの主張の証人になりうる人物としてジェームズ・フランコが浮上した。暴力事件から24時間後の監視カメラの記録映像で、アンバーとジェームズが一緒にエレベーターに乗っている姿が確認された。ジョニデの弁護士は、ジェームズにアンバーがそのときどのような状態であったかを証言してもらいたいようだ。また、監視カメラの記録と目撃者の証言により、ジェームズとアンバーが「密会していた」ことも示唆している。一方、アンバーの弁護士は、「アンバー・ハードとジェームズ・フランコは、当時同じマンション内に住んでいて、ただ同じタイミングでエレベーターに乗っただけです。以上」とし、ジョニデ側に対して「哀れですね」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2019年07月04日6月9日に56歳の誕生日を迎えるジョニー・デップ。今年に入ってからは実在のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスを演じた映画『Minamata』(原題)の撮影や、バンドのツアーなど活発に活動している。■出演最新作は撮影終了、恋人との交際も順調今年に入ってすぐ、セルビアのベオグラードで撮影が始まった『Minamata』(原題)は、1950年代に熊本県水俣市で発見された工業排水が原因の公害病「水俣病」の実態を追うアメリカ人フォトジャーナリストとその妻を描いた物語。ジョニーは製作も兼任している。1970年代前半にスミスが日本に滞在して取材していたのは50代の頃で、現在のジョニーとほぼ同年代。公開された場面写真のジョニーは髭をたくわえ、カメラを構える姿もスミス本人に生き写しだ。すでに撮影は無事終了し、現在ポストプロダクション中。美波、真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼といった海外でも活躍する日本の俳優たちも多数出演する同作は2020年に公開予定だ。ベオグラードでの撮影中、ジョニーと一緒にいたのは昨年から交際中とうわさされるロシア人ダンサーのポリーナ・グレン。歳は20代前半というから30歳以上年下だが、昨年ロサンゼルスのパーティで知り合ったという。ジョニーの方から声をかけたが、2年前にロシアから来たばかりだった彼女はジョニーが誰なのか知らなかった…という話だったが、最近、ロシア時代の友人がポリーナは10代の頃ジョニーの大ファンだったことを暴露。これが事実なら、彼女はちょっとした策士かも。2人は現在ロサンゼルスで同居中、交際は順調のようだ。■いまだ俳優活動に影響を及ぼすスキャンダルただ、公私とも充実と言い切れないのは、2016年に離婚したアンバー・ハードとの終わりなき争いがあるから。2015年2月に結婚したアンバーが翌年5月に離婚を申請、ジョニーから家庭内暴力(DV)を受けていたと公表した直後ら、双方が互いの主張を否定し合う中傷合戦が始まった。長期化するかと思われたが、離婚そのものは同年8月、ジョニーが700万ドルの和解金を支払うことで合意に達した。その際、この件については今後一切語らないという条件があったのだが、アンバーは昨年12月に「ワシントン・ポスト」紙にDVの被害者として意見記事を寄稿。性的暴力に反対する声を上げたことで、メディアからネガティブな報道をされ、出演が決まっていた映画から降板させられたと綴ったのだ。名指しはしていないが、ジョニーとの一件について語っているのは明らか。ジョニー側は「暴行したことは一度もない」と完全否定し、名誉毀損で5000万ドルの損害賠償を求める訴えを起こした。ジョニーは5月に提出した陳述書の中で、DVの被害者はアンバーではなく自分だと主張。離婚申請当時、アンバーが公表した顔にあざのある写真もでっちあげだとしている。わずか15か月だった結婚生活よりもはるかに長引く泥沼の争いは、ジョニーのキャリアにも影響を及ぼし始めている。製作が予定されている『パイレーツ・オブ・カリビアン』リブート作からの卒業説や、またゲラート・グリンデルバルドを演じている『ファンタスティック・ビースト』シリーズへの続投を疑問視する声が一部で上がっているのも、アンバーとの争いでジョニーのイメージダウンが著しいからと言われている。この間には浪費がかさみ、資産管理をめぐって元マネージャーに対して訴訟を起こすなど、離婚以後は波乱含みの日々が続いている。■今後も続く映画出演それでも前述の通り、今年後半以降はスキャンダルよりも本業の俳優としての活躍に期待できそうだ。97年に起きたラッパーのノトーリアス・B.I.G.殺人事件の捜査官を演じる『City of Lies』(原題)やマーク・ライランス、ロバート・パティンソン共演の『Waiting for the Barbarians』(原題)など公開が待ち通しい作品の出演が続く。2015年にアリス・クーパー、エアロスミスのジョー・ペリーらと結成したロックバンド、「ハリウッドヴァンパイアーズ」の活動も断続的に続いている。5月には短期間の北米ツアーを行い、エネルギー事業に携わる企業「SSE」が2018年に行われたベストな公演を表彰するSSEライブ・アワードで、ベストグループ賞を受賞。俳優とミュージシャン、二足のわらじを上手に履き分ける幅広い活躍が期待できそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2019年06月09日俳優のジョニー・デップは、元妻で女優のアンバー・ハードが虐待被害をでっち上げたと改めて批判し、また、DVの加害者はアンバーで自分は被害者だと訴えた。現在、2年間の結婚生活で身体的にも精神的にも虐待を受けたと主張するアンバーに対して5000万ドル(約55億円)もの名誉棄損の裁判を起こしているジョニーは、自身に対する訴えを断固として否定し、虐待で荒廃した男女の生活とは何かはっきりとさせたいとする書類を裁判所に提出した。ザ・ブラストが入手した書類の中で、ジョニーは弁護士ではなく自らの言葉でこう述べている。「目撃者や防犯カメラの映像が痣などなかったと証明しているにも関わらず、でっち上げた痣を理由に裁判所から保全命令を引き出そうとした2016年5月以来、ハード氏の主張を否定してきました。残りの人生でも否定し続けるつもりです。ハード氏はおろかいかなる女性も虐待したことなどありません」「(名誉棄損の訴訟を起こした理由は)私の名誉を回復するためだけでなく、虐待で荒廃した生活を送る男女の方々に、そのスポークスパーソンであると称するハード氏が嘘を繰り返しているということをはっきりとさせたいのです」「何年も自分の無罪を主張してきましたが、やっと数々の彼女の作り話を全て否定し、それを証明する段階にたどり着きました」アンバーから数々のDVの被害例を挙げられているジョニーは、新しい証拠品が見つかったことで訴訟に踏み切ったという。さらにジョニーは、アンバーの嘘は矛盾や二転三転の繰り返しであり、宣誓証書や写真、音声、ビデオなどの証拠品によって否定されているとしている。反対に、ジョニーは自身に対するアンバーのDVを訴えており、それにより結婚中に負った怪我の写真もあるそうだ。「ハード氏は私に対して嘘の虐待被害を主張していましたが、実のところ、結婚生活の中で述べられたようなDVはありました。しかし彼女が加害者で、私は被害者でした。処方されたアンフェタミンや市販薬を酒と共に摂取すると、ハード氏は私に例に挙げていたようなDVを働きました。その大半は居合わせた第三者が目撃しており、そのせいでひどい怪我をすることもありました」「付き合い始めてからずっと、ハード氏からDVを受けていました。殴る蹴るの暴行を加えられたものです。また、頻繁に私の体や頭をめがけて、重いボトルやソーダの缶、火がついたキャンドル、テレビのリモコン、(有機溶剤の)シンナーの缶などを繰り返し投げつけてきて、私はひどい怪我を負いました」そしてジョニーは最後に、アンバーの訴えがほぼ証言に基づくものであると指摘し、「#MeToo」運動の一部である「#believewomen」の概念を当てにしていると批判している。(C)BANG Media International
2019年05月22日2年以上前に離婚が成立しているジョニー・デップとアンバー・ハードが、新たな争いに突入した。「People」誌にジョニーの弁護士が語った。昨年12月18日(現地時間)、アンバーが家庭内暴力(DV)の被害者として「ワシントン・ポスト紙」に寄稿。その寄稿文の内容は、名前は出ていないもののジョニーがアンバーに対するDVの加害者として書かれていたという。弁護士は「デップ氏は、ハード氏を暴行したことは一度もありません。2016年に彼女がデップ氏に対して主張したDV疑惑は誤りです。彼女の公でのポジティブなイメージアップとキャリア向上のための、手の込んだでっちあげなのです」と語り、アンバーの被害者ヅラを指摘。寄稿文がジョニーの名誉を毀損しているとして、5000万ドル(約55億円)の損害賠償を求めた。アンバーの弁護士側は「アンバー・ハードを黙らせようとするために必死ですね。浅はかな行動です。彼女が口を閉ざすことはありません。こういったデップ氏の行動は、現在も続く自身の暴力的な振る舞いを受け入れることができていない、その証明です」とコメントし、「彼は躍起になって自滅に向かっているようですが、その間に私たちは事実無根の訴訟に勝ち、クライアントに対する卑劣なハラスメントを止めさせるつもりです」と強気の姿勢を見せた。(Hiromi Kaku)
2019年03月04日“Mr.ビーン”としてお馴染みのローワン・アトキンソンが主演を務める人気スパイシリーズ最新作『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』が、いよいよ11月9日(金)より公開。この度、主人公ジョニーがキレキレのダンスを披露し、なぜかオルガ・キュリレンコ演じる謎の美女との対決を制してしまう(?)笑撃の本編映像が、シネマカフェに到着した。“007”ことジェームズ・ボンドと同様、英国のスゴ腕スパイなのにコードネームは特になし。イーサン・ハントとは異なり、どんなミッションも全て不可能(インポッシブル)にしてしまう。そんな恐れ知らずの“天災的”スパイ、ジョニー・イングリッシュが6年ぶりに帰ってくる本作。この度、本編の中から到着したのは、謎のキレキレダンスで暗殺のピンチを幾度もくぐりぬける笑撃映像!「バナナラマ」のディスコソング「ヴィーナス」に合わせ、スパイとは想像もつかないほどに目立つハイテンションダンスを披露するジョニー。純粋にノリノリなのか?いや違う。では、酔っぱらっているか?それも違う。実はスパイ道具のひとつである2種類の錠剤が入ったカプセルの超速効のスーパー精力剤(!)を飲んでしまったため。一体、どんなスパイ活動中なのだろうか...。そこにジョニーが一目惚れした謎の美女オフィーリア(オルガ・キュリレンコ)が登場。妖艶なダンスでジョニーの背後に手を回すと、なんと、彼女が身に着けている腕時計から目に見えないくらい細いワイヤーが!次の瞬間ジョニーの首元にあてがい、ジョニーを絞殺しようとする!しかし、それをスピンで華麗に回避、そこからオフィーリアとペアダンスに突入するジョニー。彼は殺されかけていることなどつゆ知らず、しつこいくらいに目で愛を訴えかける。オフィーリアは諦めず、再度後ろからワイヤーをあてがうのだが…。本当は、ジョニーは天才的スパイなのかも!?また、クールビューティーなオルガのコメディエンヌっぷりも楽しめる本編映像となっている。『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は11月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 2018年11月9日より全国にて公開ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS
2018年11月09日ジョニー・デップが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでジャック・スパロウを演じるにあたり、とんでもない方法で役作りを行ったことを明かした。ここ数か月、ファンの間でジョニーの健康状態が不安視されている中、先月ジョニーはさらにファンを不安にさせるすさまじい役作りを語ったのだ。「キャプテン・ジャックは、サウナで生まれたんだ。うちのサウナでね。ジャックって男は、人生のほとんどを海の上で暮らしてきた。だから、俺はこう考えた。脳みそに避けられないような灼熱を浴びて、対処しなければならないようなこともあったんじゃないかって」。そんな考えから、サウナで役作りを決意したジョニー。「サウナの温度を上げて…1000度くらいにね、メンタルに影響が出るくらいまで中に座ってたんだ」。1000度というありえない温度に観客たちは大爆笑。さすがにその温度が真実だとは思えないが、「脳みそが溶けるような体験」をしたことで、あのジャック・スパロウ役ができあがったという。「Medical News Today」は、水分が失われ血圧の変動が激しいサウナで無理をすれば、突然死を招くこともあると報じている。(Hiromi Kaku)
2018年11月08日“Mr.ビーン”として日本でも大ブレイクした、イギリスを代表するコメディアン、ローワン・アトキンソンが主人公を演じる『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』。この度、“ボンドガール”として一躍脚光を浴びたオルガ・キュリレンコの場面カットがシネマカフェに到着した。ジェームズ・ボンドと同じく、イギリスのスパイなのにコードネーム(007)は特になし、イーサン・ハントと異なり、どんな作戦(ミッション)も全て不可能(インポッシブル)にしてしまう、恐れを知らない&危険を知らない、そして何にも分かっていない“天災的スパイ”ジョニー・イングリッシュが、6年ぶりに活躍(?)する本作。今作には、事件の鍵を握る謎の女オフィーリア役でオルガ、イギリスの首相役でエマ・トンプソンと、“無駄に豪華過ぎる女優陣”が脇を固めているのも見どころの一つだが、今回到着したのはそのオルガ演じる謎の女の場面写真だ。グラマラスな美女はスパイ映画には欠かせないが、到着した写真では、胸元を大胆に開け大人のセクシーな魅力全開のドレスに身を包み、銃を構え鋭い視線を送る姿や、ジョニーを背後から見つめ、彼に自分の正体を明かす重要なシーン。そして、物語の終盤で近代的なスケルトンPCに向かい、緊迫した表情を見せるオフィーリアが映し出されている。一体、彼女は何者なのか?敵か味方か?謎が深まるばかり。今回の役についてオルガは、「最初、彼女はミステリアスなキャラクターなの。彼女が何者で何が目的かわからない」とその謎っぷりを説明。また、脚本のウィリアム・デイヴィスは、「ボンド映画のような世界に存在する女優を起用したいと思っていたけど、簡単にはいかなかった。他のキャラクターは全員リアルな存在だし、ジョニーの行動に対する反応も現実的である必要があったからね。ふざけた感じになってはダメなんだ。ジョニーに対してリアリティ溢れる反応が重要で、その点オルガの演技は非常に素晴らしかった」と『007/慰めの報酬』に出演したオルガはまさに適任だったと語っている。そして、「彼女は優れたコメディ女優」と話す監督のデヴィッド・カーは、「シーンによっては軽めの演技をしなければならないこともよく理解していた。とにかく、本作ではジョニーを現実的な世界に登場させることが重要だった。オルガの演技のお陰で、ローワンの行動に現実味が出たよ。何よりも彼女特有の知的なコメディセンスを発揮してくれた」と絶賛している。今回オルガが演じたオフィーリアは、物語後半までその正体が明らかにされないが、ジョニーは彼女に一目惚れし、ロマンスを体験できると思い込んでしまうのだ。その勘違いっぷりは甚だしく、本作では2人のコメディ全開のやりとりも必見だ。『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は11月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 2018年11月9日より全国にて公開ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS
2018年10月19日『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に引き続き、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でゲラート・グリンデルバルト役を演じているジョニー・デップが、世間を騒がせたキャスティング論争について意見を述べた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開された後、ジョニーは元妻のアンバー・ハードからDV被害を訴えられたり、元ボディーガードに酒癖の悪さや薬物使用の悪習を暴露されたりと、激しいイメージダウンに見舞われた。そのため、『ファンタビ』の続編にジョニーが再起用されることが報じられると、『ファンタビ』のファンたちが「映画のイメージにふさわしくない!」という不満や批判を原作者のJ・K・ローリングやデヴィッド・イェーツ監督にぶつけたのだった。ジョニーはこの“事件”を「Entertainment Weekly」誌との対談で「正直に言って、J・K・ローリングが気の毒でしかたなかった。人々のいろんな意見にうまく対処しなければならなかったんだから」とふり返っている。「それに、俺が不当に非難されているっていう事実はいまも変わらない。だから、『Sun』紙を名誉棄損で訴えているんだ。俺に対する間違った批判を何度も繰り返している」と、事実と異なる情報を流すメディアを批判した。「J・Kは何が正しいかを知っている。だから、俺を公式にサポートしてくれた。彼女は物事を軽く見ない。真実を知らなければかばってくれなんてしないよ。そういうわけさ」と語るジョニー。ローリングはジョニーの再起用をめぐり、「ジョニーに主要な役を演じてもらえるのは本当にうれしいこと」と擁護していた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年10月12日女優のアンバー・ハードの弁護団が、精神的に苦痛を与え続けているとして俳優のジョニー・デップを非難した。先日の英GQ誌のインタビューの中で、ジョニーがアンバーとの2年前の離婚について口を開いたことを受け、アンバーの弁護団は双方間での守秘義務に反していると指摘している。ザ・ハリウッド・レポーターに出された声明にはこう書かれている。「デップ氏の発言についてGQが基本的な事実確認を行っていたら、その発言が完全に虚偽であることがすぐに分かっていたことでしょう」「デップ氏は守秘義務をあからさまに無視しただけでなく、その根拠のない主張についてハード氏が返答する機会を何度も拒否してもいるのです」「自分の人生においてかなりの汚点と言える時期を忘れようとしているハード氏を、デップ氏は恥ずかしいことにも精神的に痛め続けています」問題となっているインタビューで、ジョニーはドメスティックバイオレンスという明らかに自分らしくない行動の疑いをかけられたことに傷ついたと話した。また、2016年8月にTMZが公開した、アンバーの手から携帯電話を取り上げているように見える動画について、それが言われているよりもさらに昔のものであり、前後関係が無視されているとしてこう話していた。「あの出てきた、または誰かが作りあげた動画は、誰かの携帯で撮影されて、突然YouTubeに現れたけど、(ロサンゼルス)のダウンタウンじゃなかった」「彼女は最近のもののように見せかけたかったんだ。もっと古い動画だし、(実際には)俺が大金を失ったと分かった時の話だったんだ」(C)BANG Media International
2018年10月05日