今週13日(金)放送の音楽番組「ミュージックステーション」にて、現在公開中のディズニー最新作『ズートピア』で話題を集めているDream Amiが歌う日本版主題歌「トライ・エヴリシング」を披露することが分かった。『ズートピア』は、『アナと雪の女王』『ベイマックス』に続くディズニーの長編アニメーション映画として現在公開中。動物たちが人間のように暮らす“楽園”を舞台にしたこのファンタジー・アドベンチャーは、夢見る多くの子どもたちをはじめ、大人までをも虜にしている。ガールズ・エンタテインメント・プロジェクト「E-girls」のメンバーで、メイン・ボーカリストの一人であるDream Ami。今回「ミュージックステーション」では、ソロとして初めての出演となる。映画主題歌を手がけるのは本作が初めてながら、独特のポップ感と表情豊かな歌声で今回の大役を射止めた。主題歌「トライ・エヴリシング」は、夢をあきらめずに何度もでも向かっていく力をくれるとびきりポジティブなメッセージソング。今回は、動物のオーケストラとして海外にも存在を知られる「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」との共演に挑み、TV初共演を果たす。また、「ミュージックステーション」におけるアーティストとオーケストラのコラボレーションは、1990年の「聖飢魔II」、2014年の福山雅治など希少なうえ、今回は『ズートピア』の映画本編から主人公のうさぎ・ジュディが旅立つシーンの映像が流れる中、パフォーマンスが始まるという特別な演出でディズニーらしい夢と勇気にあふれる一夜限りのスペシャルライブを届けてくれるようだ。そのほか13日(金)の放送では、大野智主演ドラマ「世界一難しい恋」の主題歌にもなっている「嵐」の「I seek」や工藤静香、西野カナなども出演予定とのこと。「ミュージックステーション」は5月13日(金)20時~テレビ朝日にて放送。『ズートピア』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年05月13日ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』の大ヒット御礼舞台あいさつが5月10日に、都内で行われ、日本語版キャストとして主人公・ジュディ役を務める女優の上戸彩、その相棒で詐欺師のキツネ・ニックを演じる声優の森川智之が登壇した。その他の写真ハイテク文明の粋を集めた動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、夢を忘れたキツネの詐欺師と協力し合い、動物誘拐事件を捜査する冒険ファンタジー。先日発表された全国映画動員ランキングでは、『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を抜いて公開3週目で初めて首位に。すでに興収は30億円を突破しており、上戸は「鳥肌ですね」とヒットに喜びを示していた。ヒットの原動力となっているSNSには、女性を中心に“ニック人気”が高まっており、森川は「そうですか、旋風巻き起こしましたかっ!」と誇らしげ。女性の支持には「逆に(理由を)聞きたいです。だって詐欺師だよ?」と半信半疑の様子だったが、上戸から「キュンキュンしまくりですよ。いつの間にか心奪われてしまう」と絶賛されると、「ディズニー作品にしては、結構大人っぽいキャラクターなので、ご覧になる方と距離が出ちゃうかなと不安だった」と安堵の表情を浮かべた。そんな森川は封切り後、劇場に足を運んだといい「見終わったお客様が、ニックのグッズを買ってくれるかなと観察していた」とニックに強い思い入れ。上戸は「今日、森川さんにお会いできるということで、ブログを見たり、画像検索したり、結構調べちゃいました」と人気声優の森川に興味津々だった。『ズートピア』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年05月10日4月23日に公開され大ヒット上映中のディズニー最新作『ズートピア』が、公開3週目にして週末興行ランキングで1位を獲得した。『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニーの最新作とあって、公開前から注目を集め大ヒットの予感を感じさせていた本作。実際、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「ディズニー映画の中でもすば抜けた傑作」と太鼓判。公開されるなり各界からの称賛の声が上がり、劇場に足を運んだ観客たちによる口コミでも絶賛声が広まっていった。話題作が数々上映された今年のGW期間中も動員を伸ばし、5月8日には興行収入が29億8776万4,600円、動員は235万6,413人を記録。可愛らしくユニークな動物たちのファンタジー・アドベンチャーに、週を追うごとに熱狂的なリピーターも後を絶たたない。しかし、可愛らしいキャラクターたちの魅力だけでなく、偏見や差別といった深層にあるテーマに大人や男性たちの心もつかんでいることが、長期的なヒット要因のひとつでもあるようだ。すでに公開中の全米では、ディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング興行収入と、異例の3週連続1位を達成。また、今年公開した全作品の中でも世界No.1(5月9日現在956,424,990ドル/Mojo調べ)の成績を収めている。動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、世の中をより良い場所にしたいと夢見る新米警官、ウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか…?ディズニーが“夢を信じる勇気”にエールを贈る、感動のファンタジー・アドベンチャーが、まだまだ盛り上がりを見せそうだ。『ズートピア』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日2016年5月7日、8日の全国映画動員ランキングは先週2位の『ズートピア』(全国349館)が、3週連続1位だった『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(全国349館)を抜いて公開3週目で初めて首位に立った。その他の画像/映画動員ランキング『ズートピア』は、動物たちの理想の楽園というべきハイテク文明社会ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官と夢を忘れたキツネの詐欺師のコンビが、難事件に立ち向かう冒険ファンタジー。2位は『名探偵コナン…』、3位は初登場の『64-ロクヨン- 前編』(全国318館)が入ったほか、6位に初登場『ROAD TO HiGH&LOW』(全国141館)がつけている。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ズートピア』2位『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』3位『64-ロクヨン- 前編』4位『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』5位『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』6位『ROAD TO HiGH&LOW』7位『ちはやふる -下の句-』8位『アイアムアヒーロー』9位『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』10位『テラフォーマーズ』
2016年05月09日ディズニー・アニメーション史上No.1の全米オープニング興収を記録、日本でも連日クチコミが絶えず、SNSでも盛り上がりを見せている『ズートピア』。このほど、本作にミッキーマウスが登場している(?)シーンが明らかになった。本作は、動物たちがまるで人間のように暮らすハイテク文明社会“ズートピア”を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー。立派な警察官を夢見て奮闘するヒロイン、ウサギのジュディが、“夢を忘れた”詐欺師のキツネ、ニックとコンビを組んで、ズートピア最大の謎に立ち向かう。多種多様な動物たちのキュートでユニークなキャラクターはもちろん、ズートピアを揺るがす事件を追う本格的なミステリーやアクション、そして、さまざまな種の共存など深いテーマを持ち、実は大人たちからの評価も高い。とはいえ、遊び心を忘れていないのが、ディズニー・アニメーション。劇中には、ディズニーファンにはお馴染みの“隠れミッキー”がいくつか登場している。その1つが、ニックが詐欺師仲間のフィニックを寝かせたベビーカーを押しながら、街を歩くシーンだ。同じくベビーカーを押すカバとすれ違うのだが、そのベビーカーをよく見ると…、なんとミッキーマウスらしき人形が!?短いシーンなので、見逃さないように目を凝らしてチェックしてみてほしい。ちなみに“隠れミッキー”は、『ズートピア』のポスターの中にも潜んでいる。ヒントは、中央にいるジュディ(のトランク)。映画館の大きなポスターで見ると、より探しやすいかもしれない。また、あの『アナと雪の女王』ネタも!数々あるズートピアのエリアの1つ、雪と氷の街ツンドラ・タウンに、アナとエルサらしきコスチュームを着た、かわいらしい小ゾウの姉妹が登場しているのだ。同じ大ヒットディズニー作品に、何とも微笑ましいオマージュが捧げられている。ほかにも劇中には、“隠れネタ”が続々登場!ジュディの活躍とズートピアの行く末を見守るとともに、“隠れネタ”いくつ見つけられるか、チェックしながら楽しむこともできそうだ。『ズートピア』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月05日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が公開され、人気を博している。本作の舞台は、進化した動物たちが暮らす理想の都市ズートピアで、様々な大きさ、生態の動物たちが共に暮らしている。映画を観ると思わず行ってみたくなる世界はどのような過程を経て誕生したのだろうか? カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで取材を行った。『ズートピア』/その他の画像&動画本作のプロダクション・デザイナーを務めたデイヴ・ゲッツは、ズートピアについて「全体を通して、動物と人間の世界を組み合わせているんだ。観客が都会的かつ人間っぽい環境だと認識できて、同時に、動物が作った街だと感じられるようにしたかった」と説明する。街は、砂漠の動物たちが暮らすサハラ・スクエア、とても寒いツンドラ・タウン、熱帯雨林のような気候のレイン・フォレストなど魅力的なエリアに分かれている。「ズートピアはあらゆる動物たちが移住してくる街だから、彼らを整理するひとつの方法として、監督たちは気候で分けることを思いついたんだ。たとえば、もし北極圏の動物なら、住み慣れた環境に暮らしたいと思うはずだと考えたんだ」さらに街では小さなネズミから巨大なキリンまで様々な動物たちが同じ空間で暮らしているため、出口や通路には様々な工夫が施されており、1度観ただけでは気づかないほど細かな部分まで時間をかけてデザインが決められた。その上で、これらのデザインにはすべて「ロジックがあり、裏話がある」とアート・ディレクターのマティアス・リクナーは言う。「脚本家から、ジュディには兄弟姉妹が200羽いると言われた。そういう家庭は子だくさんで、家族全員が食事をとる必要がある。そこで、真ん中にゆっくりと回転する場所を設けることを思いついたんだ。子どもたちはテーブルをセッティングして、食事をとる。別の子どもたちは食器を片付けていて、再びテーブルがセッティングされる。それが1日中続くんだ。これは実際には採用されなかったんだけどね。僕らのデザインの80パーセントは最終的には採用されないんだ。でも、そういったデザインを経て完成へと導かれる。ズートピアでは背景にたくさんの動物がいて、常に小さなストーリーが展開しているんだ」映画『ズートピア』では、すべての道路に、建物に、小道具に、自動車にスタッフにアイデアが注ぎ込まれていて、そのすべてが“ストーリー”を魅力的に語るために存在する。歩道が狭ければ、ふたりの距離は近くなる。濡れると滑りやすい場所で誰かに追われたら、サスペンスはグッとスリリングになる。夢のハイテク都市“ズートピア”で一体、どんな物語が語られるのだろうか?『ズートピア』公開中
2016年05月02日全米でディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング興収を記録した『ズートピア』が日本でも公開され、洋画系大作や人気の邦画アニメーションがシノギを削るゴールデンウィーク映画戦線において、快調な大ヒットスタートを記録中だ。その大人気の理由は、動物たちの“楽園”ズートピアには最高にユニークな動物たちがいるというだけでなく、差別や偏見など現代の人間社会の問題も映し出す深いメッセージ性などにもあるが、数々の“映画ネタ”も見逃せない!そこで来日したバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督に“映画ネタ”の存在について尋ねると、映画ファン感激の情報が飛び出した――。分かりやすい例で言うと、『ゴッドファーザー』シリーズのマーロン・ブランドを模したようなキャラクターの登場や、虫が舞っているヒツジは海外ドラマ「ブレイキング・バット」シリーズのオマージュ。この点、ムーア監督は「ほかにも膨大にある」と自慢気な顔!「小ネタのなかでも、隠れミッキーは分かるかい?」とハワード監督。「ミッキーマウスの耳の形をした図形のことだよね。今回は史上初の試みとして、ディズニー・アニメーション史上初めて、ある動物のキャラクターの体に隠れミッキーを潜めてみた(笑)」とリップサービス。ハワード監督は「それほど多くは語れないけれど…」と言いながらも、「ヒントとしては、斑点がある動物で、ちょっとぽっちゃりしていて、警察署の受付にいる彼だ。いや、そこまでにしておくよ。でも、頬のところをよく見てみて!」と詳細に解説を。すると今度はシビレを切らしたようにムーア監督が、「では、しょうがないから、いいネタを一個教えようか(笑)?」と前のめりに。そして、この情報が胸熱だった!「映画の後半のシーンで、悪者が隠れている列車をジュディが動かそうとして奮闘するシーンがあるだろう?でも彼女は列車の操作の仕方が分からないので、手当たり次第にレバーを引いたり、コントロールパネルを押すわけだよね。それでもいつまでたってもどうにもならないもんだから、最後にバン!と機械を強く叩くと列車は動くんだけれど、あれは『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の、あるシーンのパロディーなんだよね(笑)!」。つまり、オリジナルでは列車ではなく、あの乗り物だ。「ミレニアム・ファルコンが動かなくなって、ハン・ソロが同じことをするんだけれど、それで動き出すシーンへのオマージュなんだ。しかも、ただ一連をパロディ化しているだけでなく、音響効果まで同じなんだ。気づいた(笑)?」と得意気に語るムーア監督。映画の後半、よく注目して観てほしい。ちなみにシリーズ最新作の“フォースの覚醒”にも似たようなシーンがあったような気がしたが、「知らないなあ(笑)」。「何ですか、その映画??」とジョークで煙に巻く。公開初日の時点で「何回もみたい!」「字幕版も観る!」などとリピート宣言する人や第三者にすすめる人も多く、満足度が高いディズニー・アニメーション作品として浸透している『ズートピア』。我こそは映画ファンという人は、元ネタに注目する観方も楽しいはず。『ズートピア』は全国にて公開中。(text/photo:Takashi Tokita)
2016年04月30日全国公開中のディズニー最新作『ズートピア』で主人公・ジュディの声を担当している上戸彩が、27日(水)今夜放送の「TOKIOカケル」にゲスト出演する。「TOKIOカケル」はTOKIOメンバーの5人が、毎回ゲストを迎えてさまざまなゲームやトークを展開するバラエティー。ゲストとTOKIOの5人による大人の駆け引きを使った“心理戦”も見どころだ。今回上戸さんは番組の名物企画ともいえる“生まれて初めて聞かれました”に挑戦することに。上戸さんが今まで聞かれたことがないであろう質問をTOKIOメンバーが考案。それを記入したカードを上戸さんに引いてもらい、その質問に答えてもらうというもので、これまでも挑戦したゲストの意外な素顔が引き出されてきた。今回も上戸さんのどんな一面が垣間見られることになるのか。その結果は放送をお楽しみに。上戸さんが声優を務めた映画『ズートピア』は、動物たちが人間のように暮らすハイテク都市・ズートピアを舞台に、上戸さん演じるウサギの新米刑事・ジュディとキツネの詐欺師・ニックがタッグを組んで、続発する動物失踪事件の謎を追いかける…というストーリーが展開。上戸さんのほか高橋茂雄(サバンナ)が声優として参加。さらに全世界で5種類存在するご当地キャラクター・タヌキのマイケル・狸山役を芋洗坂係長が担当。主題歌「トライ・エヴリシング」をDream Amiが歌うこともあり公開前から大きな話題を呼んでいた。先行して公開された全米ではディズニー・アニメーション史上No.1となるオープニング興収を記録、さらに異例の3週連続首位を獲得する人気となり、国内でも全国465スクリーンで公開され、23日の公開後2日間の興行収入が4億4580万4,900円、動員数は32万9,513人を記録して大ヒットスタートとなっている。「TOKIOカケル」は27日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年04月27日先日、日本でも公開され早くも大きな反響を呼ぶディズニー最新作『ズートピア』。日本版だけに登場する日本オリジナルキャラクターのマイケル・狸山役を担当した芋洗坂係長が、「Dream」Amiが歌う本作の主題歌に乗せてダンスを披露するPV映像がこのほど到着した。動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、世の中をより良い場所にしたいと夢見る新米警官、ウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか――。芋洗坂さんは、日本版でしか観ることができないニュースキャスターのタヌキ、マイケル・狸山役を演じている。このマイケル・狸山は、日本の典型的なサラリーマンをイメージしたキャラクターのルックスが、驚くほど芋洗坂さんにそっくりだったことから、ディズニーが熱烈なオファーをしたことで起用が実現したという。「我々“ズートピア”の住人のそっくりさんが多数住む街があることが分かりました。早速、リポートに行ってみましょう」というナレーションから始まる本映像は、マイケル・狸山に扮する芋洗坂さんが、「Dream」のAmiが歌う本作の主題歌「トライ・エヴリシング」に乗せて、リポートしながらダンスを披露するPV。 すでに本作を鑑賞した一般観客からは、賞賛の声に続いて、「ジュディが同僚に似ている!」「ジュディみたいな女性よくいるよね」「ニックみたいな彼氏が欲しい!」などキャラクターに関してのコメントも多く、人間世界のような設定を身近に感じている様子。今回のヒロイン・ジュディに似た女性警官、詐欺師・ニックにそっくりな男性、免許センター職員・フラッシュにそっくりのちょっと動きが遅い男性…などなど“ズートピア”に登場するキャラクターにそっくりな人間たちと一緒に、華麗なダンスを披露している。そしてこの楽曲を演奏している「ズーラシアンブラス」も登場。本作の主題歌もまた、劇場出た後に口ずさむ人など観客を虜にしているようで、楽曲と共にこちらのダンスもまた話題となりそうだ。また芋洗坂さんは主題歌について、「これは本当に、自分の夢をあきらめない、どんなにくじけそうになっても前に進んでいくという歌がすごくいいテンポなんです。楽しいんだけれどもすごく前向きになれる、上を向ける、そういういい楽曲ですね。素晴らしい」と絶賛。この曲は劇中でジュディが上京するというシーンで流れるのだが、芋洗坂さんは「自分が30年前に上京してきた時のことを思い出しました。リンクしましたね」と自身の思い出も。今回の華麗なダンスは芋洗坂さんが振付をしたそうで、「ズートピアというのは動物が織りなす世界の物語なので、ダンスと言っても、動物に見えるような振付を考えました」と話す。また“ズートピア”と“人間界”は似ていると芋洗坂さんも語っており、「ウサギは小さいから、弱いから警察官にはなれない、キツネは人を騙す動物だからヒーロー、正義の味方にはなれないみたいな。そういう偏見とかに自ら立ち向かっていく物語なんですよね。だから人間の世界で言うと学歴だったり男女差別だったり。男だからこう、女だからこうという部分に自分も思い込んで、“自分はこうだからこういうことは目指せないのかな”ということを、“いや、そうじゃないんだ。思って努力すれば叶うんだ”という思いで一歩前に出て自分の殻を破って前に出て行こうとする物語なのでぜひ大人の方にこそ観て頂きたい作品だと思いますね」とメッセージを寄せている。そして今回、日本公開を記念して、マイケル・狸山が日本の伝統工芸品の“信楽たぬき”となって5月16日(月)より販売されることが決定。日本最古の窯業の産地 “信楽”で最も技術力の高い伝統工芸士・水谷氏に原型を依頼し、伝統に裏づけされた日本の高い技術を用いて、マイケル・狸山を信楽焼の置物で見事に再現した。本格的な仕上がりだが、ぽてっとした丸みのある形と、頭にちょこんと乗せた葉っぱがキュートな出来栄えとなっている。『ズートピア』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年04月27日絶賛の声が多数寄せられているディズニー・アニメーション最新作『ズートピア』の大ヒット記念舞台挨拶が4月27日(水)、都内で行われ、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄と八木真澄、ピン芸人の芋洗坂係長が駆けつけた。全世界で旋風を巻き起こし、満を持して4月23日(土)に全国465スクリーンで封切られると、公開2日間の興行収入が4億4,580万4,900円、動員数は32万9,513人を記録。動物たちの夢が実現する“楽園”ズートピアを舞台に、ウサギの新米刑事・ジュディと、キツネの詐欺師・ニックが協力し、続発する動物失踪事件のナゾを追いかける。日本版吹き替えでチーターのクロウハウザー役を担当した高橋さんは「とても面白かったという声をたくさん聞く。(テレビ局の)メイク室でテリー伊藤さんから突然『すごく良かった』と握手されたことも。僕が作ったわけじゃないんですけど」と周りの絶賛コメントに大喜び。八木さんは定番ギャグ「ブラジルの皆さん、聞こえますか?」を、「ズートピアの皆さん、聞こえますか?」にアレンジし、披露。名前が八木(=ヤギ)にも関わらず、出演が実現せず「僕は出ていないので、探さないで」と笑いを誘った。また、日本オリジナルキャラクターであるタヌキのマイケル・狸山を演じた芋洗坂さんは、「とても似ていて、自分でもビックリ」。得意のダンスも披露し、駆けつけたファンに振付けの伝授を行った。『ズートピア』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月27日『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が4月23日(土)から公開になる。本作には、2本足で歩く様々な動物たちが登場するが、彼らは本当に愛らしく、まるで本当に存在しているかのように活き活きと動いている。彼らはどのようにしてキャラクターを動かし、生命を吹き込んだのだろうか? カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで取材を行った。『ズートピア』特別映像『ズートピア』は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語で、劇中に登場するのは進化し、2本足で歩くキャラクターだ。アニメーション・スーパーバイザーのチャッド・セラーズは「キャラクターを開発していくプロセスで、僕らはたくさんの実験をやった。僕らがやろうとしたことは、動物の習性をパフォーマンスに入れ込む方法を見つけることだった。どれだけ動物の習性をパフォーマンスに入れ込んでいくか、適切なバランスを見つけようとしたんだ」と振り返る。例えば、ウサギのジュディは、いくつかのシーンで振り向くよりも先に耳が動く。これは実際のウサギの耳が“レーダー”のような役割を果たしていて、左右の耳を別々に動かすことができることを活かしたものだ。アニメーション・スーパーバイザーのキーラ・レトマキは「ウサギについていろんなリサーチをしていて、とても驚かされたことは、ウサギがどれだけ速く、敏しょうに動くことが出来るかということだったわ。彼らはいつもとても警戒しているの。そして、必要な時には素早く動けるのよ。これらの動物がすごく警戒したり、怖がったり、驚いたりした時は、動物的な直感が(通常時の判断に)とってかわるのにとてもいい時だと感じたの」と語る。本作では動物は進化し、2本足で行動する。しかし、それぞれの動物の特徴はその動きに残っており、さらにその奥底には動物の持つ“本能”が眠っている……この映画ではそのことが“セリフ”ではなく“動き”によって表現される。「動物の本能が優位になるこれらの瞬間を見つけることが大事だったの。ジュディは少しストレスを感じたり、パニック状態になり始めると、鼻が動き始めるの。こういった動物的な資質を、人間として感情移入出来るような信憑性のある演技の上に、さらにたくさん入れ込もうとしたのよ」(レトマキ)2本足で歩き、ハイテク都市で暮らしているが“本能”は消えていない……これは『ズートピア』のキャラクターを動かす上で、ストーリーを語る上で絶対に外せないポイントだったようだ。『ズートピア』公開中
2016年04月26日ディズニーが贈る、最高にユニークな動物たちの“楽園”を舞台にした感動のファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』。世界で賞賛の声が相次ぐ中、ついに日本でも4月23日より全国465スクリーンで公開。2日間の興行収入が445,804,900円、動員数は329,513人を記録し、快調な大ヒットスタートとなった。動物が人間のように暮らす大都会“ズートピア”。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、立派な警察官になることを夢見るもふもふボディのウサギのジュディ。しかし動物にはそれぞれ決められた役割があり、小さくて可愛いウサギは農場で人参作りに従事するのが“ウサギの人生”とされている世界。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか――。日本語版吹き替え声優には上戸彩や高橋茂雄(サバンナ)が参加。さらに全世界で5種類存在するご当地キャラクター・タヌキのマイケル・狸山役を芋洗坂係長が担当するなど注目を集める本作。すでに公開された全米では、ディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング興収を記録し、異例の3週連続首位を獲得。成績のみならず作品の評価も高く、いまもなお世界各国で絶賛の声があとを絶たず、その嵐は早くも日本にも起きはじめている。本作が公開されるや否や、SNSでは「大傑作!」「最高!」と絶賛の声があがり、「ジュディが同僚に似ている!」「ジュディみたいな女性よくいるよね」「ニックみたいな彼氏が欲しい!」などキャラクターに関してのコメントも多く、人間世界のような設定を身近に感じている様子。また、「Dream」Amiが歌う本作の主題歌「トライ・エヴリシング」も観客を虜にしているようで、劇場出た後に口ずさむ人や「曲が頭から離れない!」という声も相次ぎ、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」に続く楽曲としてさらなる話題を集めている。さらに、公開初日から「吹き替えも観たから、字幕も観よう」「何回もみたい!」など早くもリピート宣言する人や、「興味がなかったが、観たくなった」という人も見られ、これからのGW本番、そして今後息の長い興行に期待がかかる。『ズートピア』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年04月25日「ぴあ」調査による2016年4月22日、23日のぴあ映画初日満足度ランキングは、ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』がトップに輝いた。2位に高橋和希原作の大人気シリーズ初の劇場版アニメーション『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』、3位にクリエイターユニットHoneyWorksが描く長編アニメ『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』が入った。その他の写真1位の『ズートピア』は、動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー。劇場には幅広い年齢層の観客が足を運んでおり、映画を観た子供たちは「色々な動物が出てきてよかった」「ラストが意外でびっくり」、大人たちも「ハッピーエンドや勇気付ける物語など、ディズニー映画に求めるものが全部あって楽しめた」「映像も綺麗で、物語もよく練られていてよかった」と高い満足度を得たようだ。物語は、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、キツネの詐欺師ニックと協力し合い、動物誘拐事件を捜査する様が描かれる。ズートピアで警察官になるのは通常、クマやカバのように大きくてタフな動物たちで、小さいジュディは一人前の警察官として認められるために奮闘していく。観客は「やれば何でも出来るというメッセージがよかった」「努力すれば夢は叶う」「諦めないことが大切。打たれ強い主人公を見ていると元気になった」など、主人公の勇気に感動の声を寄せた。ジュディやニックのほかにも、チーターの警察官やナマケモノの免許センター職員など、ユニークなキャラクターたちが多数登場するが、「シニカルなシーンが多く子供がとても楽しんでいた」「全体的に癒されて元気をもらえた」「くだらないやり取りも面白い」「ナマケモノがおもしろい」「脇役たちも魅力的」「ニックがとにかくかっこよかった。本当にいたら恋する」と好評を集めた。(本ランキングは、4/22(金)、23(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ズートピア』公開中
2016年04月25日全米で『アナと雪の女王』『ベイマックス』を超えるオープニング興収を記録し、一大旋風を巻き起こした『ズートピア』がいよいよ日本に上陸!日本語版キャストとして主人公・ジュディ役を務める女優の上戸彩、ジュディの食いしん坊な同僚クロウハウザーを演じるサバンナの高橋茂雄が取材に応じ、「夢を信じる力を感じる作品。きっと誰もが背中を押されるはず」(上戸)、「あまりに面白くて度胆を抜かれた。誰もが共感できるポイントがある」(高橋)と日本公開に、胸を踊らせた。その他のニュース&画像ハイテク文明の粋を集めた動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、夢を忘れたキツネの詐欺師と協力し合い、動物誘拐事件を捜査する冒険ファンタジー。『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーア、『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードが共同監督を務めている。アフレコを振り返り、「苦労の連続だった」と口を揃える二人。上戸は「自信があるシーンほど、先に進まないもので、夢に燃えながら思い通りにいかないジュディの気持ちに、自然と感情移入していました。本当に声優は難しいです。その分、OKが出たテイクを自分で聞いてみると、今まで気づかなかった表現の幅があって、うれしい驚きでした」と声優の奥深さを再確認したという。一方、高橋も「首からドーナツを見つけるシーンなんて、たった2行のセリフなのに、3~4時間かかりましたよ。そもそも40年間、高橋茂雄として生きてきたので、ベンジャミン・クロウハウザーと名乗るだけでも一苦労(笑)」とこちらも悪戦苦闘。「太ったキャラクターならではの難しさもあった」と振り返った。“夢の実現”がテーマになった本作にちなみ、「夢を叶えるために、必要なことは?」と質問すると、こんな答えが返ってきた。「家族や友だちといった周りの環境を大切にすることですね。苦しいとき、大切な存在を思い出せば、壁を乗り越えることができますから」(上戸)、「柔軟な考え方じゃないですか?たとえ現実が当初の目標と違ったとしても、そこから新しい価値を見つけられれば、それは素敵なことだと思います」(高橋)。世代を超えて楽しめる本作だが、この春、新生活を始める人には特におすすめな作品といえそうだ。『ズートピア』公開中取材・文・写真:内田涼
2016年04月23日動物が人間のように暮らす最高にユニークな“楽園”が舞台の『ズートピア』は、ディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング興収を記録、世界各国で絶賛の声が後を絶たないファンタジー・アドベンチャーだ。主人公・ウサギのジュディはズートピアで幼い頃から夢見ていた立派な警察官になるため奮闘するが、その日本版声優を女優の上戸彩が務める。「『ズートピア』は、宝物のような作品。子どもに自慢できる作品に出会えました」と言う彼女に、作品やボイスアクトの感想、本作が問いかけるテーマなどについて聞いた。本作は動物が人間のように暮らす超ハイテク文明社会“ズートピア”を舞台に、夢見る新米警官・ウサギのジュディと、夢を忘れ“キツネとして”生きるサギ師・ニックが、ズートピア史上最大の危機を回避するために奔走するストーリー。早くも“アカデミー賞確実!”という絶賛評も続々と飛び出ていて、上戸さん自身も「動物の大きい小さい関係なく、皆がひとつの世界で仲良くやっていこうっていう、大枠のテーマがまず素敵ですよね。そのことを日本でも、小さい子どもたちに感じ取ってほしいです。家族愛のテーマは共感してくださる人が多いでしょうし、ジュディとニックの関係も感動的ですよね」と絶賛を贈る。ジュディは警察官になるという夢をあきらめない強い信念を持っているウサギで、その新しいことにチャレンジする勇気がストーリーの大きな魅力にもなっている本作。上戸さんは、「わたしも曲がったことが大嫌いなので、筋が通っているジュディに共感します」と想いを明かす。「ジュディの奮闘を観ていて、応援したいって思いにもなりました。でも、表情が豊かだったことと、かわいい楽しいだけでなく、小さいウサギが警察官を目指す真の強さ、犯人を捕まえるたくましさが声に表れていないといけないので、声の出し方は模索しましたね」とボイスアクトの苦労も吐露。「大変でした。甘く考えていましたね(笑)」。また、日本での公開が4月23日(土)ということで、ジュディのように新天地で新しいチャレンジを始める人たちの共感も集めそうだ。上戸さん自身も女優の仕事を始めたころを思い出して、ジュディと自分自身を比べてしまったとか。「私はもともと東京育ちですが、中学生の頃は、海外での撮影などで親元を離れ、ご飯も食べられないほど辛くなった夜もありました。そういった自分自身との戦いは、多少経験していたので、だからジュディの気持ちがよく分かるんです。ただ、ジュディのほうが親離れしているので、彼女のほうが強いですけど(笑)」。ちなみにディズニー映画の中でのいままでのナンバーワン作品は『ベイマックス』だったが、「『ズートピア』が宝物になりますよね(笑)」と自身のランキングに変更も!?「自分の中では、すごく大事な作品になりました。ジュディを演じることになったときは、子どもに自慢できる作品に出会えて本当にうれしかったです。光栄に思っています」。性別、年齢、学歴、見た目など、さまざまな偏見が見え隠れする、まさしく人間社会の縮図のような世界=ズートピアで繰り広げられる感動ストーリー。上戸さんは、「絶対に大丈夫と自信を持って観てくださいと言えるような作品になったと思います」と太鼓判を押す。「日本版の声優も含めて、ここまでこだわることって普通はないので、ディズニーってすごいって改めて思いました。今、いろいろなことが起こる時代ですが、偏見を持たないで生きる素晴らしさやあきらめないで挑戦することの尊さが伝わるといいなと思います」。(text/photo:Takashi Tokita)
2016年04月22日明日からディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が公開になる。本作は、進化した動物たちが暮らす理想の街“ズートピア”が舞台で、夢を追うウサギの警官ジュディと、夢など信じないキツネの詐欺師ニックがコンビを組んで、街を揺るがす“秘密”に迫る。映画の本編映像の一部が公開になった。『ズートピア』本編映像本作の主人公は、ウサギの警官ジュディ。彼女はサイやゾウなど大きな動物が警官になる街で、夢を追って警官になった努力家だ。どんな時も前向きな彼女は、動物たちの失踪事件の捜査をすることになり、手がかりを得るために、詐欺師で、夢など信じず、相手の善意や思いやりを利用しては金を稼ぐニックを相棒に選ぶ。このほど公開になったシーンは、ジュディがニックに事件に関する情報を聞き出そうとする場面で、捜査に協力する気がまったくないニックと、ジュディの丁々発止のやりとりが描かれる。この後もふたりは、言い合いを続けながら捜査を続けていき、“コンビ”として結束していくが、ズートピアを揺るがす事件が発生したことで、ふたりに最大の試練が訪れる。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月22日新米警官ウサギのジュディをはじめ、かわいらしい姿の動物たちがポスターの中で所狭しとひしめきあっているディズニー映画『ズートピア』(4月23日公開)。その癒やし全開のビジュアルの印象を受け、『マダガスカル』みたいな人畜無害なアニマル映画を想像して観に行くと、立ち上がれないほどの衝撃を食らうはず!スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、「動物たちが主人公なので子ども向けかと思ったら大間違い。この作品は、資本主義の果てに、どういう社会が生まれるのかを暗示している」と言っているように『ズートピア』はズバリ! 動物ではなく、人間社会を描いている感動作! そして、「ディズニー映画の中でもずば抜けた傑作です!」と言い切っているように、傑作すぎるディズニー映画が誕生した。物語の舞台は、動物がまるで人間のように暮らす大都会のズートピア。人類顔負けの超ハイテク文明社会ズートピアは誰もが夢を叶えられる場所で、立派な警察官なることを夢見て、ウサギのジュディが上京する。ところが、"ウサギはニンジンを作る役割でしょ?"という常識もまた妥当している世界で、ジュディは厳しい現実に直面。程なくキツネのサギ師ニックと出会ったジュディは、ズートピア史上最大の危機に立ち向かっていく――。それこそ映画の前半は、我々が思っているようなディズニー映画と、ほぼ変わらないような様相、かもしれない。ジュディが悪戦苦闘していると言っても、数々の挫折をなんとか乗り越えて、程なくあからさまな悪党が登場して、やっつけてめでたし、みたいな。また、しょせん動物が主人公なんで人間みたいな心情表現をウサギの表情に出すことは無理だし、実際の人間が演じるほど感情移入するキャラクター性も薄いんじゃ? みたいな。ところが、本作のメガホンをブン回している監督たちは、日本でも根強い人気を誇る『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードと、大ヒット作『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアという賢人たち。ディズニー・アニメーション"第3黄金期"の勢いを加速させたとも評される実力派の制作陣は、そんな淡い予定調和をブチ破る刺激的な展開と設定を用意。表面的には楽園めいたズートピアを人間世界の縮図に仕立て上げ、性別・年齢・学歴・出身地などの違いから生じる偏見や差別について、超どストーレートに描いていく。このジュディやニックが経験・直面する問題は、今の時代を生きる我々自身の問題であって、そのひずみが過度に進行してしまった後の悲劇的な事態まで想定して描くガチな内容。新卒して社会に出たての若者たちはジュディの奮闘に背中を押され、キツネとして生きることに甘んじているニックの姿に思わずむせび泣くお父さん方も続出するに違いない。先日来日したプロデューサーのクラーク・スペンサー氏は、「『ズートピア』のスケールは、これまでのディズニー映画の中でもっともスケールの大きなものになっています」と断言していたが、おそらく同発言の真意は、アクションや動物たちの毛並みとか見た目でわかる派手な規模感のことだけでなく、人間世界が内包する社会問題をズバズバと斬っているというメッセージ性のスケールのことだと理解した。およそ差別や偏見はなくなることはないにしても、少しでも個の差を認め合うことが叶うならば、我々の人生や暮らしは格段に豊かなものになるだろう、という愛いっぱいの語りかけ。すでに世界中で大旋風を巻き起こしている背景には、世界のあちこちにズートピアがあることの裏返しでもある。そして日本でも来たるゴールデンウィーク、いよいよ公開だ。見逃し厳禁の超絶感動作、ディズニー映画『ズートピア』を観て、連休明けの人生をポジティブに生きようじゃないか!(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年04月22日『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が4月23日(土)から公開になる。そこで、カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで取材を行い、観客の心をとらえて離さない『ズートピア』の物語の“核心”に迫った。『ズートピア』/動画本作は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語だ。ディズニーでは、“ストーリー”と“キャラクター”が最も重視され、観客を魅了するものが満足できるまで何度も何度もアイデアが出され、脚本が書き直される。スタッフはまず、アフリカのケニアなどに出向き、動物の生態について学んだが、いくつかのシーンでは実際の動物の生態と“正反対”のキャラクターを登場させた。共同監督と脚本を手がけたジャレド・ブッシュはその理由を「観客に“先入観”や“偏見”を持つのは良くないと伝えたかったから」と説明する。「サファリに行って『人間にとって最も危険な動物は何だと思いますか?』と質問すると、多くの人がライオンと答えますが、実は最も危険なのは水牛とカバなんです。でも多くの人は、ライオンの鋭い牙を見て『あの動物が最も恐ろしい!』と思ってしまいます」当初、本作の主人公はキツネで、肉食動物である彼が改心していくドラマが描かれる予定だったが、夢を追う前向きなウサギのジュディが、正反対の性格のキツネとコンビを組んで行動する中で、自分の中にある“偏見”や“先入観”に気づき、変化していくドラマに書き換えられた。監督を務めたリッチ・ムーアは「かつて僕が学んだことで、ジュディも学ぶことだけど、世界をより良い場所にするための最良の方法は、自分自身を見つめることなんだ」と言い、同じく監督のバイロン・ハワードは「彼女はずっと同じではない。変化し、進化し、間違いを犯して、もっと完全なものになるんだ」という。観客はこの映画を楽しみながら、同時に私たちがいかに“偏見”や“先入観”を無意識的に持っていて、それに囚われているかに気づくだろう。ブッシュは「最初から“偏見”についての映画を作ろうとしていたわけではない」と語るも、「動物について調査し、物語づくりをする中で、昔ながらの偏見や差別ではなく、現代の“偏見”が描けると思うようになった」と説明する。言うまでもなく『ズートピア』は楽しく、最後の最後までワクワクできる。しかし同時に、映画を観終わった後に思わず胸に残るような、じっくりと考えさせられるようなテーマも描かれているのだ。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月21日全米では3週連続1位を記録するなど、大ヒット中のディズニー最新作『ズートピア』。このほど、本作のプロデューサーを務めたクラーク・スペンサーが、製作総指揮のジョン・ラセターから劇中の“動物のサイズ”について貴重なアドバイスを受けていたことを明かすコメントが到着した。本作は、動物たちがまるで人間のように暮らすハイテク文明社会・ズートピアを舞台にしたファンタジー・アドベンチャー。立派な警察官を目指すヒロイン、ウサギのジュディが、ひょんなことから相棒になった詐欺師のキツネ・ニックと共に、ズートピア最大の秘密とピンチに立ち向かうのだが…。ネズミなど最も小さな動物たちが暮らす「リトル・ローデンシア」から、ホッキョクグマやトナカイなど北極の動物が暮らす「ツンドラ・タウン」など、多種多様な動物たちがそれぞれ暮らす魅力ある街が数々登場する『ズートピア』。“動物たちの、動物たちによる、動物たちのための楽園”を生み出したプロデューサーのスペンサーは、本作で、彼らの“サイズ”についても注力したことを明かす。「多くの場合、動物映画では、すべての動物が同じサイズなんだ。製作総指揮のジョン・ラセターは『これらは違うサイズの動物たちだという事実を大事にし、尊重しないといけない』と言っていた。キリンは象よりも1.5倍背が高い。そして、象はネズミよりも大きいんだ」。確かに、ヒロインであるウサギのジュディで比較してみると、彼女は警察署の同僚のゾウやサイやライオンといった大型動物たちに比べると、とても小柄。だが、小さなネズミと並ぶと、まるで巨大な動物かのようにも映る。相棒のキツネのニックとも体格差が明らかで、実際の動物のサイズ感にこだわってデザインされていることが一目瞭然だ。たとえば、ジュディとニックが小さなネズミたちと食事をするシーンでも、料理も食器もネズミサイズゆえに、2人にとってはまるでミニチュア。それでも、なんとか食事しようとするニックの姿がチャーミングだ。そんなサイズ感の面白さを表現するため、自らスタッフたちの手本となったのが、ラセターだったという。彼はスタッフたちの前で、5セント硬貨(直径約2.1cm)の上にとても小さなケーキを置いて食べようとしているところを、実際に演じて見せ、「ニックは、『一体どうやってこのすごく小さなケーキを食べればいいのか』と考えようとしているんだ。この小さなフォークをどう使えばいいのか?スケールは、本作ではとても大きなことなんだ」と説明したという。スペンサーは、当時の様子をこう振り返る。「ラセターはすごく小さなフォークを取って、それを割った。だから、彼は本当に小さなプラスチックの破片を持っていたわけだ。小さなそのデザートの一切れをニッケル(5セント硬貨のこと)の上に置いた。そして『オッケー。カメラを出して』と言った。それで僕らは携帯電話を取り出し、それを撮影したんだ。彼はそれを持ち上げて、フォークを取り出し、そのフォークを見つめた。それから、シーン全体を演じて見せたんだ。それは本当に素晴らしかったし、すごくおかしかったんだ」。結果、アニメーターたちは、そのときラセターが演じた様子を参考にすることになるが、スペンサーはこれを「大好きなシーンのひとつ」と語っている。「ラセターは、何が観客にとって面白いものになるかについて、とても優れた感覚を持っているし、本当に子どもみたいなんだ。彼は、僕らが一緒に仕事をしているときは“エグゼクティブ”という立場じゃない。仕事を楽しんでいる僕らの仲間なんだ。だから、彼は本当に夢中になるんだよ。ニッケルを取り出して、彼の頭にあることを僕らに見せるためにそこまでやるんだよ」。このシーンをはじめ、驚くほど細部まで徹底的にこだわって描きこまれたシーンが数々登場し、サイズはもちろん、種類も住環境も異なる動物たちが共存する楽園を見事に描き出した本作。現在の世界的ヒットの背景には、最先端の技術だけでなく、クリエイター陣自らがこうして心底楽しんで生み出しているところに、その秘密があるのかもしれない。『ズートピア』は4月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月21日スタジオジブリのプロデューサーで映画監督の鈴木敏夫氏が、ディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)を鑑賞し、称賛の声をあげた。本作は、ユニークな動物たちの楽園を舞台にするファンタジーアドベンチャー。もふもふの毛並みに大きな瞳が印象的な、新米警官として奮闘するウサギのジュディを主人公として、大都会"ズートピア"で起こる動物たちのさまざまな出来事を描く。3月の始めに日本より早く全米公開された本作は、ディズニー・アニメーション史上最も高いオープニング興収を記録し、3週連続首位を獲得。監督たちが掲げる「ズートピアは、まさに人間世界の縮図であり、性別、年齢、学歴、出身地などの違いから生まれる偏見や違いを描いている。その違いを個性として認め合うことができたら、人生はもっと豊かになる」というメッセージが、大人たちの琴線にも触れ、ターゲット層を広げている。鈴木氏も「こんな映画がなぜ誕生したのか?」との問いを投げかけると同時に、「動物たちが主人公なので子ども向けかと思ったら大間違い」と断言。「この作品は、資本主義の果てに、どういう社会が生まれるのかを暗示している」とも指摘し、「ディズニー映画の中でもずばぬけた傑作」と絶賛している。さらに、「宮崎吾郎と一緒に見たんだけれど、彼も物語の内容や表現力にびっくりしていました」と明かし、続けて、「僕も見たあとすぐに宮崎駿のところに行き、『すごいの見ちゃった!』と報告しました」と話した。(C)2016 Disney. All Rights Reserved./Disney.jp/Zootopia
2016年04月15日4月23日公開の映画『ズートピア』のジャパンプレミアイベントが14日、東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで行われ、日本語版声優を務めた上戸彩、サバンナの高橋茂雄、主題歌を担当したDream Amiが出席した。ディズニーの最新作となる本作は、動物たちが人間のように暮らす楽園"ズートピア"を舞台にした物語。全米では3月4日に公開され、ディズニー・アニメーション史上ナンバー1のオープニング興収を記録するなど、『ズートピア』旋風が巻き起こっている。日本での公開を間近に控えたこの日は、観客を招いてのプレミアイベントを開催。主人公、ウサギのジュディ役を担当した上戸は「たくさんの方に見ていただくのは今日が初めてなので、『ズートピア』が一人歩きすると思うと嬉しいです」と笑顔を見せながら「大変なシーンはすべてでした。毎日が大変で……。アフレコのお仕事は何回かしてますが、スケジュールを10日も抑えられて3日で終わらせてやると思って臨んだら、現場でコテンパンにヤラれました(笑)。1日6ページしか進まない日もあって公開できないかと思いましたよ」と今回のアフレコは苦戦した様子だったが、「後半になってだんだん波にのっていけました」とニッコリ。本作については「夢を信じる力をもらいました。最近の子たちは夢に対して目標を持っていなかったりするイメージがありますが、この映画を見れば夢を見つけないと思うし、夢を持っている人は背中を押してくれると思います。そんな明るい気持ちになってくれたらいいですね」とアピールしていた。途中からは舞台あいさつ前に主題歌『トライ・エブリシング』を熱唱したDream Amiも登壇。同曲に込めた思いとして「ジュディの背中を押すとともに、この映画を見てくださった皆さんの心の中に響いて、背中を押せるきっかけになればと思いながら歌いました。私自身も上手く行かなかったり夢を諦めようと思った時期もありましたが、そういう方たちにそっと寄り添えるように歌わせてもらいました」と熱く語っていた。映画『ズートピア』は、4月23日より全国公開。
2016年04月15日ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』のジャパンプレミアが4月14日に、都内で行われ、日本語吹き替え版で出演する上戸彩、高橋茂雄(サバンナ)、主題歌『トライ・エヴリシング』の日本語バージョンを歌うDream Amiが駆けつけた。その他の画像ハイテク文明の粋を集めた動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、夢を忘れたキツネの詐欺師と協力し合い、動物誘拐事件を捜査する冒険ファンタジー。全米では『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を更新した。主人公・ジュディの声を担当した上戸は、「一見、お子様向けに思えるかもしれませんが、メッセージ性が強く、胸に刺さる作品。夢を信じる力をもらえる」とアピール。アフレコは「3日間くらいで終わると思ったら、8日間もかかった」といい、「現場ではコテンパンにされて(笑)、まったく収録が進まず『これは公開できないぞ』と心配になった」と悪戦苦闘を明かした。高橋はジュディの同僚で、食いしん坊なチーターのベンジャミン・クロウハウザーを演じ、「まず、名乗るだけでも大変だった」とこちらも苦戦した様子。「どんな世代、境遇の人にも共感できる部分がある。いろんな“初めて”を思い出させてくれる」と作品の魅力を語った。本編上映後に、ライブを披露したDream Amiは「めちゃくちゃ緊張しました」。主題歌『トライ・エヴリシング』は、「聞けば励まされる楽曲。夢を追いかける皆さんにそっと寄り添い、背中を押せれば」と話した。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年04月14日23日(土)から公開になるディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』に公開エリアごとの“ご当地キャラクター”が登場することが発表になった。アメリカやカナダでムース(ヘラジカ)のニュースキャスターが登場する場面は、日本版では“タヌキ”のキャスターが登場する。その他の写真本作は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語。劇中には60種類以上もの動物たちが登場し、同じ種でもそれぞれが個性豊かに描かれているが、映画の中に登場するニュース・キャスターは公開エリアごとに別の動物が担当することになった。「世界各国でその土地独自のキャラクターを設定したのは、より映画を身近に感じてもらいたいという思いから」というバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督は「日本特有のキャラクターを探しているときに、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいて茶目っけがあり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした」と説明。ご当地キャラは全5パターンあり、ムース、タヌキをはじめ、オーストラリアではコアラが、中国ではパンダが、ブラジルではジャガーがキャスター役で登場する。また、本作の日本語版ではこのタヌキの声を芋洗坂係長が演じることが発表になった。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月05日お笑い芸人の芋洗坂係長が、ディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)で、姿もそっくりなニュースキャスターのタヌキ、マイケル・狸山(たぬやま)役として声優に初挑戦したことが4日、わかった。3月4日に公開された全米で異例の3週連続首位を獲得した本作。すでに日本版声優として、主人公のウサギ・ジュディ役に上戸彩、チーター・クロウハウザー役にサバンナの高橋茂雄が発表されたが、このたび芋洗坂係長の参加が明らかになった。芋洗坂係長が演じるマイケル・狸山は、全世界で5種類存在するご当地キャラの一人で、日本版でしか見ることができない存在。日本の典型的なサラリーマンをイメージしたニュースキャスターで、ルックスが芋洗坂係長にそっくりだったことからディズ二ーが熱烈なオファーをし、今回の起用が決定した。芋洗坂係長は「だから私のところに(オファーが)来たんだなと思いましたよ。自分がモデルになったんじゃないかと思うくらい似ていましたから」と酷似していることに驚くと同時に、「逆に"これはすぐにできるだろう"と思ったんですけれども、そうは問屋が卸しませんでしたけれどね。キャラクターの空気感に声を合わせなきゃいけないというのがすごく難しいところでした」と初挑戦したアフレコの苦労を明かした。マイケル・狸山のキャラクターについて、先日来日したバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督は「日本特有のキャラクターを探しているときに、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいてちゃめっ気があり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした。今回は、そのタヌキに素晴らしい方が声をあててくれました」とコメント。また、ご当地キャラを設定した理由について「より映画を身近に感じてもらいたいという思いから」と説明し、「さまざまな種類の動物たちが大都会で共存している世界を描いているので、国際色豊かな壮大な世界に仕上げたいと思いました」と語った。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年04月05日ディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)のバイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督、クラーク・スペンサープロデューサーが24日、都内で行われた来日記者会見に登壇した。本作は、動物たちが人間のように暮らす楽園"ズートピア"を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー。日本公開に先駆け3月4日に全米で公開され、『アナと雪の女王』『ベイマックス』を超えて、ディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング記録を達成した。その勢いはとどまらず、3週連続で首位を獲得し、3月20日時点で2億92万ドル(約231億円)を記録。全世界で6億円(約690億円)を早くも突破した。会見で大ヒットの要因を聞かれたクラーク・スペンサープロデューサーはまず、「われわれ3人は、(本作に関わった)700人のアーティストたちの代表として来日している。できるだけ多くの方に見てもらいたいという思いで、われわれの情熱、魂、すべてを詰め込んで作りました」と制作に関わったすべてのアーティストを代表して説明。その上で、「まさかここまでたくさんの方に響くとは夢にも思っていませんでした」と驚きを示した。そして、大ヒットには「3つの大きな要因がある」と分析し、「1つ目は、世界観が複雑でディテールに富んだものになっていること。ディズニーアニメーションの中で一番大きなスケールではないか」と説明。「2つ目は、見ていてとにかく楽しい。それだけでなく、コメディ要素と感動的な要素の両方がある。さらに多層構造になっていて、ミステリーもある」と続け、「3つ目は、自分に何ができるのか、自分がだれになれるのかというのは、押し付けられるものではなく自分で手にするものだというメッセージが響いているのでは」と語った。また、バイロン・ハワード監督は「1年半かけて動物たちを研究して、素晴らしい作品ができあがった」と手ごたえ。リッチ・ムーア監督も「まるで人間のような感情を持った動物たちのキャラクターであると同時に、自然界のありのままの動物の姿をリアルに描いている。その2つの融合という点でも、とてもユニークな映画になっている」と魅力を伝えた。会見には、日本語吹き替え版で主人公・ジュディの声優を務めた上戸彩、チーターのクロウハウザー役のサバンナ・高橋茂雄も出席した。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年03月24日ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』の来日記者会見が3月24日に、都内で行われ、共同監督を務めるバイロン・ハワード(『塔の上のラプンツェル』)とリッチ・ムーア(『シュガー・ラッシュ』)、プロデューサーのクラーク・スペンサーが出席した。その他の画像ハイテク文明の粋を集めた動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、夢を忘れたキツネの詐欺師と協力し合い、動物誘拐事件を捜査する冒険ファンタジー。全米では『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を更新し、公開3週間で早くも興収1億ドルを突破している。製作にあたり、動物たちの生態を徹底的にリサーチしたといい、ハワード監督は「アフリカの草原で、肉食のライオンと草食のガゼルが、隣り合わせで水を飲んでいたんだよ。食べる、食べられるの関係にある彼らが一緒にいるなんてね。ズートピアの世界観に大きなインスピレーションを与えてくれた」と明かした。一方、ムーア監督は「こだわったのは、動物たちの“人間”味。そこに本来の野性味を融合させた点がユニークなところだと思う。動物のコスチュームを着た人間、というような描写は避けたかったからね」とキャラクターづくりの秘話を披露。「主人公のジュディは、事件の真相を知る過程で、自分自身の可能性を発見するんだ」と話していた。スペンサー氏も大いにうなずき、「自分がどうあるべきか?それは他人が決めるのではなく、自分でつかみ取るべきなんだ。そんなテーマが、世界中で受け入れられたんじゃないかな」と大ヒットの理由を分析。「ディズニーアニメ史上、最高に多重的で壮大な世界観。コメディや人間ドラマ、ミステリーの要素も魅力だと思う」と胸を張った。会見には日本語吹き替え版で主人公・ジュディの声を担当する上戸彩、ジュディの同僚で、食いしん坊なチーターのクロウハウザーを演じる高橋茂雄(サバンナ)が駆けつけた。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年03月24日全米で大ヒットを記録しているディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』の来日記者会見が3月24日(木)、都内で行われ、共同監督を務めるバイロン・ハワードとリッチ・ムーア、プロデューサーのクラーク・スペンサーが出席した。動物たちが人間のように暮らすハイテク都市「ズートピア」を舞台に、ウサギの新米刑事・ジュディと、キツネの詐欺師・ニックがタッグを組んで、続発する動物失踪事件の謎を追いかける。全米では『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を軽々と塗り替え、公開3週間で早くも興収1億ドルを突破している。夢の実現を描いた本作を完成させるため、現場では約700人の有能なスタッフが大活躍!ムーア監督によると、多くの日本人も参加しているそうで、「宮崎県出身の女性スタッフは、小さい頃からずっとディズニーで働くことを夢見ていたんだ。でも周囲からは『そんなの無理』と言われていた。まるでジュディのようにね。そんな彼女が、単身アメリカに渡り、ジュディと同じように夢を実現させたんだ。すばらしいことだよ」と秘話を語っていた。個性豊かな動物たちのキャラクターづくりについては、「まるで人間のような感情表現をすると同時に、動物特有の“野生”を融合させた点がユニークなんだ。もちろん、動物の外見や仕草は徹底的に研究したよ」(ムーア監督)。ハワード監督は「アフリカで取材旅行をしたとき、ライオンとガゼルが並んで水を飲んでいる光景を目にしたんだ。食べる、食べられるという関係なのにね(笑)。ズートピアを発想する原点だよ」と明かしていた。また、プロデューサーのスペンサー氏は「まさか、ここまで支持されるとは!」と全米をはじめ、世界中での大ヒットに驚き&喜びのコメント。「きっとディズニーアニメ史上最高に、複雑かつ壮大な世界観だろうね。コミカルな描写に加えて、感情を盛り上げるミステリー要素もある。何より、『自分は何ができる?』『自分は何になれる?』という答えは、自分自身で手に入れるべき。そんな人生のテーマが響いたんだと思う」とヒットの理由を分析していた。会見には日本語吹き替え版で主人公・ジュディの声を担当する上戸彩、ジュディの同僚で、食いしん坊なチーターのクロウハウザーを演じる「サバンナ」の高橋茂雄が出席し、「(声優の)お話をいただいたのが昨年の夏ごろ。ちょうど新しい家族が増えたばかりで、これは自慢できるって思った」(上戸さん)、「芸人なので、正直最初はドッキリだと思った」(高橋さん)と話していた。『ズートピア』は4月23日(土)より全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日最高にユニークな動物たちの“楽園”を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』。日本公開に先駆け3月4日(現地時間)に全米公開された本作が、 『アナと雪の女王』『ベイマックス』を遥かに上回る全米オープニング興行成績を記録し、公開週末No.1の大ヒットスタートを切って2週連続の首位を獲得。さらに公開から10日で1億4,260万ドル(約164億円)を記録したことが分かった。動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、世の中をより良い場所にしたいと夢見る新米警官、ウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか――。公開前から多くの注目を集めていた本作は、興行成績のみならず、作品評価も未だ非常に高い。キャラクターの可愛さ、面白さに加え、まるで人間社会を意識した内容に幅広い世代が共感し、 全米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のトップ批評家による評価では、99%というフレッシュの高評価を維持し続けているようだ。そして大ヒットの波は国内だけにとどまらず、米国以外の国でも広がっており、10日間で世界累計が4.3億ドル突破(約495億円)を記録している。アジア圏の中でも異例の記録的ヒットとなっている中国では、ディズニー・アニメーションまたはピクサー作品の中でも最高だった『ベイマックス』の興収5,100万ドル(約60億円)を超え、今後の記録更新にも大いに期待がかかる。また監督を務めたバイロン・ハワードとリッチ・ムーアが掲げる「ズートピアは、まさに人間世界の縮図であり、性別、年齢、学歴、出身地などの違いから生まれる偏見や違いを描いている。その違いを個性として認め合うことが出来たら、人生はもっと豊かになるだろう」というメッセージは、大人たちにもターゲットを広げ、世界的ヒットの要因ともなっているそう。さらに鑑賞後には、「自分は、誰々は、どのキャラクターに似ている」など、ズートピアの住人を身近な人物に置き換えたトークでも賑わっているようだ。バイロン・ハワードとリッチ・ムーアは3月24日(木)に来日会見を予定。世界中に旋風を巻き起こしている『ズートピア』の日本公開が待ち遠しい。『ズートピア』は4月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月15日4月に公開になるディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』の日本語版キャストが発表になった。主人公のウサギのジュディを上戸彩が、ジュディとタッグを組む詐欺師のキツネ・ニックを森川智之が演じるほか、サバンナの高橋茂雄、玄田哲章、三宅健太、竹内順子らがキャストを務める。その他の画像本作は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語。ジュディを演じる上戸は「ディズニーってどの作品も皆さんの中で特別な思い出になりますよね。みなさんの記憶・心の中に残る作品の声優を担当させて頂けるということは本当に嬉しかったです」と言い、ジュディが働く警察署の受付担当のチーター、クロウハウザーを演じる高橋は「僕が演じるクロウハウザーは愛嬌たっぷりの可愛いキャラクターなので、ぜひみんなに愛されるようにしたいです」とコメントしている。ニックを演じる森川はアニメーションや外国映画の吹き替えを多く務め、トム・クルーズ、キアヌ・リーヴス、ジュード・ロウなどの吹き替えも担当する名優だ。ズートピアの市長のライオンハート役の玄田は、アーノルド・シュワルツェネッガーや『トランスフォーマー』のオプティマス・プライムなどでも知られる重鎮。ズートピア警察署長のスイギュウ・ボゴを演じる三宅は“アベンジャーズ”シリーズでソーの声を担当する実力派で、ヒツジのベルウェザー副市長を演じる竹内も、うずまきナルトなど人気キャラクターを多く演じている俳優だ。『ズートピア』4月23日(土) 全国ロードショー
2016年03月14日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が全米で公開され、公開3日間で興収7,370万ドルを記録。同スタジオの『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を軽々と塗り替えた。批評面も絶賛の嵐で、いま旋風を巻き起こしている。動物たちが人間のように暮らすハイテク都市「ズートピア」を舞台に、ウサギの新米刑事・ジュディと、キツネの詐欺師・ニックがタッグを組んで、続発する動物失踪事件のナゾを追いかける。タイムリミットは2日間。行方不明者の共通点は?事件の真相が明らかになったその瞬間、真のピンチが動物たちの楽園に襲いかかる…。傑作『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアが共同監督を務めており、期待して鑑賞したが、これが素晴らしい!テーマはずばり“多様性”。主人公のジュディは「絶対ムリ」という周囲の声をはねのけ、警察学校を首席で卒業し、ウサギ初の警察官になるが、上司からは正当な評価を得られない。一方、ニックは幼少期のトラウマが原因で「周囲が期待するステレオタイプ」に徹しようと、ズル賢い詐欺師として生きている。動物たちの理想郷であるはずのズートピアでは、「ありのままに」が通用せず、男女格差、種族間の差別や偏見がはびこっているのだ。折しも、第88回アカデミー賞では人種差別が大きなトピックになったし、暴言を繰り返す不動産王が大統領選で大躍進してしまったりと、思わず「いまって本当に21世紀?」と首をかしげたくなる今日この頃。それだけに『ズートピア』は、現代人なら誰もが直面する多様性を考えるきっかけになるはず。ジュディ&ニックの見事なバディぶりはもちろん、個性豊かな登場人物(!?)、さまざまな気候、地形を持つズートピアの多様な姿も見どころだ。そんな深いテーマを問いかける本作だが、もちろん身構える必要はなし!主軸である動物失踪事件のサスペンスが、本当によく練り上げられており、純粋なエンタメ作品として満点な仕上がり。驚きのドンデン返しは『シュガー・ラッシュ』に通じる。「自分が輝ける場所が、どこかに必ずあるはず」と奮闘するジュディの姿には、誰もが共感するだろう。輝きを取り戻し“第3の黄金期”を迎えたディズニー長編アニメーションの過去10年で最高傑作だ。『ズートピア』は4月23日(土)より全国にて2D/3D公開。(text:Ryo Uchida)
2016年03月10日