『28 Years Later…』3部作の1作目に、レイフ・ファインズ、アーロン・テイラー=ジョンソン、ジョディ・カマーが出演することがわかった。監督はダニー・ボイル、脚本はアレックス・ガーランド。やはりボイルが監督、ガーランドが脚本を執筆した『28日後…』(2002)の続編。3部作の2作目の監督にはすでにニーナ・ダコスタが決まっており、1作目と2作目は立て続けに撮影される予定だ。製作配給はソニー・ピクチャーズ。『28日後… 』のヒットを受け、2007年には『28週後… 』が公開されたが、この続編で、ボイルとガーランドはエグゼクティブ・プロデューサーにとどまっている。ボイルの最近作は2019年の『イエスタデイ』。ガーランドの最近作は、監督も兼任した現在アメリカ公開中の『Civil War』。文=猿渡由紀
2024年04月25日2002年に製作されたダニー・ボイル監督のサバイバル・ホラー映画『28日後…』に、新たな続編が作られることが分かった。「The Hollywood Reporter」が報じた。同作には2007年に『28週後…』が作られたが、3作目となる今作は『28 Years Later』(直訳:28年後)のタイトルで企画が進められているという。『28日後…』では監督&脚本を担当したボイル&アレックス・ガーランドは、2作目では製作総指揮として活躍したが、3作目では再び監督&脚本家として帰ってくる。2人は前2作でプロデューサーを務めたアンドリュー・マクドナルドらと共に製作も行う。ボイル監督が長編映画を撮るのは2019年の『イエスタデイ』以来久々となる。1作目で脚本家デビューしたガーランドは2015年に『エクス・マキナ』で監督デビューも果たした。キャストについては未定だが、1作目に主演し一躍有名になったキリアン・マーフィーは、「ダニーやアレックスに会う機会があるといつも続編のことを言っているんです」と続編出演に乗り気であることを昨年「NME」に明かしている。映画ファンは「『28か月後』は作られなかったけれど、『28年後』はできるんだね!」「いよいよという感じ」「2007年からずっと待っていた」「ダニー監督がカムバックするなら、キャストもオリジナルメンバーがそろうといいな」などの感想をXに寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:【重複のため利用停止】28週後... 2008年1月19日より有楽町スバル座、お台場シネマメディアージュほか全国にて公開© 2008 TWENTIETH CENTURY FOX
2024年01月11日「フルハウス」「フラーハウス」のダニー・タナー役で知られる俳優・コメディアンのボブ・サゲットが、9日(現地時間)に亡くなったことが明らかになった。65歳だった。オレンジ郡保安官事務所がツイッター発表した。ボブは、滞在していたホテル「リッツ・カールトン・オーランド・グランドレイクス」で警備員によって発見された。警備員は「男性が無反応である」として保安官事務所に通報。その後、同事務所は現場にて男性がボブであることと、ボブの死亡を確認した。事件性や薬物使用を示すものは見つかっていないという。突然の訃報に接し、「フルハウス」「フラーハウス」で10年以上ボブと共演したジェシー役のジョン・ステイモスは、「打ちのめされている。すごく落ち込んでいる。心からひどくショックを受けている。これからも彼のような友だちは2度と持てないだろう。大好きだよ、ボビー」とツイート。同じく「フルハウス」「フラーハウス」の共演者で、ボブ演じるダニーの長女D.J.を演じたキャンディス・キャメロン・ブレは、「なんと言ったらいいのかわからない。言葉で表現できません。ボブは、人生で知りうる最高の人たちの1人です。本当に大好きでした」と追悼。このツイートに「彼があなたの(本物の)お父さんだったように、彼は私たちのことも育ててくれた」「このニュースを聞いた時、真っ先にあなたのことが頭に浮かんだ」など、「フルハウス」「フラーハウス」のファンたちがメッセージを送っている。(Hiromi Kaku)
2022年01月10日ニューヨークを拠点に活動するミュージカル・クリエイター、マイケル・クーマンとクリストファー・ダイモンド。彼らが手掛けたミュージカル『DANI GIRL(ダニー・ガール)』の日本初演が決定し、リーディング形式によるトライアウト公演が10月21日(木)より高円寺 Studio Kにて開催される。彼らは数多くのミュージカル作品や映像・アニメ作品を手掛けているコンビ。昨年日本で上演されたソングサイクル・ミュージカル『HOMEMADE FUSION(ホームメイド・フュージョン)』では、クーマンの〝繊細かつドラマチックな音楽″とダイモンドの〝一風変わった視点から捉えた歌詞″による一曲完結型の楽曲が、この世界に生きる切なくもの愛おしい人々を鮮やかに描き出し好評を博している。また近年では、ディズニーのテレビアニメシリーズ『バンピリーナとバンパイアかぞく』の音楽を担当し、150以上の楽曲を提供。同番組はディズニー・チャンネルやディズニー・ジュニアで放送され、昨年には同作のテーマ曲でエミー賞にノミネート。さらに、今年7月にNetflixで公開されたアニメ『リドリー・ジョーンズの冒険』の楽曲も手掛けている。彼らのデビュー作でもある本作は、白血病により入院を余儀なくされた9歳のおませな少女・ダニーが主人公の物語。彼女は治療の副作用で失ってしまった髪の毛を取り戻すため、映画オタクの少年・マーティーとともに、想像力溢れる空想の冒険を繰り広げていく……。嫌味ったらしい守護天使との掛け合い、某有名映画をモチーフに擬人化されたガン細胞とのバトルなど、現実と空想を行き来するダイナミックなストーリーとキャッチーな音楽で綴る物語。白血病というセンシティブな題材を扱いながらも、コミカルで独創性に満ち溢れた世界に仕上がっている。今回のトライアウト・リーディング公演には白鳥光夏、大根田岳、吉川恭子、佐野眞介が出演する。文:伊藤由紀子ミュージカル『DANI GIRL(ダニー・ガール)』トライアウト・リーディング公演2021年10月21日(木)~2021年10月23日(土)会場:東京・高円寺 Studio K
2021年10月15日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で日本初公開される『ゴリラのアイヴァン』から、キャラクターポスターが到着。絵を描くことで大自然(ふるさと)への想いを表現したアイヴァンのペインティングをイメージしたカラフルなフレームに、愛らしいキャラクターたちがキメポーズを見せるポスターとなっている。今回公開されたのは9種類の動物キャラクターたち。コワモテだけど優しいハートの持ち主の主人公アイヴァン(サム・ロックウェル)、そしてサーカスいちの癒し系象ステラ(アンジェリーナ・ジョリー)。趣味はテレビ鑑賞、サーカスに住む野良犬ボブ(ダニー・デヴィート)、優雅と気品に溢れたプードルのスニッカーズ(ヘレン・ミレン)、みんなのアイドル的存在のルビー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)。言いたいことははっきり言う派のニワトリ、ヘンリエッタ(チャカ・カーン)、真っ赤な消防車が大好きなウサギのマーフィー(ロン・ファンチズ)、ボールを上手に鼻先に乗せることが人生の醍醐味のアザラシ、フランキー(マイク・ホワイト)、そしてマイペースなおしゃべりさん、オウムのセルマ(フィリッパ・スー)。監督のテア・シャーロックは、そんなアイヴァンや仲間たちについて、「これはとてもスペシャルな映画で、私の心の中でとても特別な場所を占めています。特に、(この映画の)動物たちは、とても入念に(手間暇かけて)作られたキャラクターたちです。みなさんがこの映画を楽しんでくれると嬉しいです」とコメントを寄せている。ストーリー舞台は、郊外にあるショッピングモールの小さなサーカス。そこで飼われている400ポンドのシルバーバックゴリラのアイヴァンは、年老いたゾウのステラや野良犬のボブたちと仲良く暮らしていた。アイヴァンの仕事は、大きな体から出るパワフルな雄叫びで観客を驚かせて、喜ばせること。でも実際のアイヴァンはその外見とは裏腹に、優しく愛嬌のある可愛らしい魅力の持ち主だった。そんなある日、彼らの新たな仲間としてルビーという名前の赤ちゃんゾウがやって来る。どうやら野生の家族と無理矢理に引き離され、人の手に渡ったらしい。小さい頃から人間の手で育てられ、自らのルーツが曖昧なアイヴァンは、ルビーと交流を深めていくうちに、はるか遠いジャングルで過ごした日々の微かな記憶を蘇らせる。そしてアイヴァンは、自分の故郷(大自然)への想いを表現するために、絵を描き始めるのだった…。「自分はどこから来たのか?そしてどこに行くのだろうか?」胸の奥底に眠っていた野生動物としての自我に気づいたアイヴァンは、一度きりの人生を自分の手で切り開こうと立ち上がる。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月03日実話を基にしたベストセラー小説から生まれた『ゴリラのアイヴァン』がDisney+(ディズニープラス)にて9月11日(金)より公開。この度、製作にも名を連ねるアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、主人公のアイヴァンの声優を担当したサム・ロックウェル、アイヴァンの“親代わり”マックを演じたブライアン・クランストンらが出席したオンライン記者会見の模様が到着した。ゴリラのアイヴァンは郊外のショッピングモールで観客を喜ばせるのが仕事。マックが経営するサーカスでゾウのステラ、犬のボブをはじめとする仲間たちと一緒に幸せに暮らしたある日、野生の家族から引き離された子象のルビーと接したアイヴァンは、ほとんど記憶にないはずの“ふるさと”への想いを募らせ、それを絵で表現することに…。大抜擢された女性監督「2本の映画を同時に作るような体験」監督を務めたのは、英国演劇界の演出家で、『世界一キライなあなたに』で長編映画監督デビューしたテア・シャーロック。製作陣が求める「確固たるビジョンと独創性を持った監督」として大抜擢され、監督自身も原作の持つ秘められた深いメッセージに共感してオファーを快諾した。――この映画は感情的なニュアンスに満ちていますが、同時にテクノロジー面で非常に複雑でもあります。そこについて話していただけますか?テア・シャーロック監督:まずは、アンジーにお礼を言わせてください。アンジー、あなたがこれにかかわってくれて、とても嬉しかった。この映画を作るのは、2本の映画を同時に作るような体験でした。とてもテクニカルな映画だからです。私たちは、まず俳優さんに声の演技をしてもらうところから始めました。アニメーターたちが作業をするのに、それが必要だから。次にライブアクションの部分を全部撮影しました。その後にビジュアルエフェクトのシーン。動物だけが一緒にいるシーンです。それらのシーンは何度かやり直す必要がありました。俳優の声の細かなニュアンスを受けて、アニメーターが動物のパフォーマンスを変えることがあるのです。こういったテクニカルなことを、私はこれまでやったことがありませんでした。ポストプロダクションもまた大変でしたね。声の演技をやってくれた俳優たちもまだ近くにいてくれましたし、私と(脚本家)マイク・ホワイトは、このプロセスもすごく注意しながらこなしていました。原作本の感動がちゃんと伝わるためには、本当に注意してやらなければいけませんでした。キャサリン・アップルゲートが書いた本をわが子と一緒に読んだ時に自分が感じたことがそのまま伝わるようにするためにはね。子どもたちは、当時10歳と9歳でした。本を読んで、わが子はすごく感動していました。アンジー、あなたも同じ体験をしていますよね?でも、大人、そして親として、私は、ある部分を少し違うふうにしたいとも考えたんです。それで細かいところまで徹底して注意を払いました。ひとつは、ユーモアがそう。これはとても感情的でパワフルなストーリーではありますが、ユーモアも恐れずに、バランスよく入れていきたかったんです。「チャーミングで、息吹を感じられる、楽しい映画」――アンジェリーナ、あなたは今作で声の演技だけでなく、エグゼクティブ・プロデューサーも務めています。そこまで深くかかわりたいと思ったのは、なぜですか?アンジェリーナ・ジョリー:わが子のひとりが原作を読んで気に入って、ほかの子も読んで、私たちは、どうしてこれが特別なのか、話し合いました。なぜこれがこんなに自分たちの心に響くのかと。それで、この映画化の話がどこで進んでいるのか、製作はどんな状況にあるのかを、私は自分から探ったんです。自分もかかわりたいと思って。早期の段階の脚本も見せてもらいました。それらを読んで、マイク(・ホワイト)はとてもすばらしい仕事をしたと思いました。彼はこれを、明るくて楽しい、子ども向きのアクションにしたのです。もっとシンプルな話にもしました。この話は重いテーマを扱います。でも、チャーミングで、息吹を感じられる、楽しい映画でもあるんです。シリアスな話だけれども、パッケージはそう見えない。マイク、ディズニー、それにかかわったほかの人たちは、みんな、そうでなければいけないと理解していました。私はこの映画に深くかかわりたかったんです。大事なメッセージをもつ話だと思うから。この映画が、若い世代だけでなく、大人たちにも喜ばれる映画に仕上がったことを、本当に嬉しく思います。若い世代の人たちは、今、世界で何が起こっているかを、とてもよく知っています。動物たち、自然の生態、コンゴ、ゴリラ、ゾウなどに何が起こっているのかを。そして彼らはそのことに怒っている。動物をどう扱うべきなのかについて、はっきり物言いをしたいと。捕獲するならどうするべきなのか。密猟はもちろん反対。この映画は、彼らの言葉を代表するものなんです。アイヴァンのキャラクターが、それを象徴しています。(この映画を通じて)自分たちの行動で何かが変わるというのを見られるのは、とてもパワフルだと思います。――そのことについて監督にもお聞きしたいと思います。檻に入れられた動物の話でありながら楽しいものにするというのは、かなり難しかったのではないでしょうか?製作をする上で、これだけは避けようと思ったことは、何かありましたか?テア:ええ、そこは最初からすごく難しい課題でした。ドキュメンタリーみたいにしないことは大事でした。実在のアイヴァンについてのドキュメンタリーは、すでに作られているので。それに、このアニメーション映画は、ほかでもないディズニーで製作される。つまり、ディズニーらしいトーンでやる必要がありました。私、マイク、デザイナーのモリー・ヒューズは、最初からずっと見た目にも、ストーリー的にも、正しいトーンにするように、すごく注意しました。たとえば柵がどれくらい大きいかなどについてもそう。カメラが向けられた時、どう感じるかはすごく大事です。それはショットひとつひとつでも意識しています。編集でも。柵が全然見えないショットもあるし、柵を入れて、(アイヴァンが)閉じ込められているんだということを思い出させるようにしたショットもあります。映画全体の80%のシーンで主人公が檻の中にいるというのは、作り手にとって、かなり難しい状況なんです。そして、アイヴァンには夢がある。(象の)ステラから与えてもらった、ここから出たいという新たな夢があるということは、この映画でとても大切な部分です。それもあって、私たちは、映画の中で緑色をほとんど使わないことにしました。逆に、アイヴァンが子ども時代を思い出すフラッシュバックのシーンでは、緑がたっぷり出てきます。最後のシーンも。それ以外のシーンでは、デザイナーも、衣装デザイナーも、できるかぎり緑色を避けています。それに、じっくり見ていただけたらわかるけれども、「出口」の表示は緑なんです。それは良いシンボルではないかと思って、考えてやったことなんです。アンジェリーナ・ジョリー:それは興味深いですね。インパクトがあります。考えなかったけれども、それはとてもパワフルな選択ですね。お揃いの着ぐるみでアンジー&ブルックリンがコンビに――ブルックリン(『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』)は声のレコーディングをしている時、特別の衣装を着たのだそうですね?ブルックリン・キンバリー・プリンス:そうなんです(笑)。私は、アンジーに2回会ったことがあって、1回目は(アカデミーが主催する)ガバナーズ・アワード、2回目は放送映画批評家協会賞の授賞式でした。放送映画批評家協会賞で会った時、私はアンジーに、「レコーディングは、ゾウの着ぐるみを着てやりませんか?」と言ったんです。そして家に帰って、ママに「ママ、私とアンジーにゾウの着ぐるみを買って」とお願いしました。ママは、「私がアンジーにゾウの着ぐるみを買うの?」と言って(笑)。「でも、どのサイズにすればいいのかしら」って。アンジェリーナ・ジョリー:その日、現場に着いて、私は興奮しました。ブルックリン・キンバリー・プリンス:私はもうゾウの着ぐるみを着て、飛び跳ねていたんです。そして、到着したアンジーに、「いつ一緒に着るの?」って聞いたんです。パパには「暑すぎるんじゃないか」「アンジーはもうそんなこと忘れているんじゃないか」とか言われたんだけど。そしてアンジーは、「私のも用意してくれたの?」と言って、着てくれたんです。そしてふたりでゾウの着ぐるみを着たセルフィーを撮りました。暑くなりすぎちゃって、途中からは着ぐるみを腰に巻いてやることになったんですけど。それに、アンジーはイースターに、大人ゾウと赤ちゃんのゾウが鼻を寄せあっているぬいぐるみを私にプレゼントしてもくれました。アンジェリーナ・ジョリー:私たちは本当にゾウの家族みたいになりましたよね(笑)。とてもキャラクターに入れ込んだから。サム・ロックウェル「アイヴァンが何か教えてくれる」――サムへの質問です。コロナウィルスのせいで、私たちもアイヴァンのように、長い期間、閉じ込められた生活をすることになりました。この状況を乗り越える上で、アイヴァンから教わったことはありましたか?サム・ロックウェル:ああ、本当に、(脱獄映画の)『パピヨン』みたいですよね。いい質問ですね。どう答えていいかわからないですが、閉じ込められた生活についてアイヴァンが何か教えてくれることはたしかでしょうね。この実話のドキュメンタリーを見たら感動しますよ。本当に胸が痛くなります。これは本当の話なんです。だから、アイヴァンは、このことについて何か言いたいはずだと思います。ダニー・デヴィート:こういうパンデミックの中ではとくに、普段親しくしている友人や家族とつながりたくなりますよね。ソーシャルディスタンスをしなきゃいけない人たちとね。それが安全ですから。自分は、テレビもよく見たな。ブライアン・クランストン:今、何がヒットしているか、知り尽くしていましたね(笑)――ブライアンへの質問です。この役にどうアプローチしたのでしょうか?この役は完全な悪者でもなく、完全なヒーローでもありませんよね。ブライアン:マックは欠陥のある人間ですが、正しいことをしようという努力をする人でもあります。彼にとってアイヴァンはわが子のような存在。わが子を見捨てるようなことを、彼は絶対しません。それで彼は一生懸命考えました。ゴリラと一緒に生きるにはどうすればいいのかと。僕は、マックが心に抱えるものを、ニュアンスをもって表現しようとしました。彼のダメな部分も、恐れずに出そうと。そういうことを通して、観客は彼という人の、ちょっと弱い部分を理解してくれると思います。マックは、他人の前で、本当の自分じゃない人を演じているんです。だが、最後に、彼は一周して、本当の自分を受け入れることになるのです。僕と監督は、そういうことを話し合いました。もう、かつらも必要ない。ありのままの自分でいればいい。そしてアイヴァンが人生の次のチャプターに移ったことも、心から祝福しているんです。アイヴァンのような体験をまさにしている現代人たちへまた、ブライアン演じるマックの右腕で、動物たちの世話係ジョージを演じるのが『ニード・フォー・スピード』などのレイモン・ロドリゲス、そして、その娘のジュリアを演じているのが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でガモーラの少女時代を演じていたアリアナ・グリーンブラットだ。――アリアナ、あなたが描いた絵はこの映画にも使われたのですよね?アリアナ・グリーンブラット:そうなんです。学校がお休みに入った時、いくつか絵を描きました。それが映画に使われたんです。私にとって、とても素敵な機会でした。すごくクール。忘れられない思い出になります。――あなたのキャラクターがお父さんにキャリアにかかわる決意をさせるシーンは、とりわけ感動的でした。アリアナ:あれは本当に素敵なシーンだと思います。子どもだって変化を作り出せるんだということを語るシーンですから。私も、まだ子どもではあるけれども、変化を起こしたいと思っています。あのシーンで、子どもが大人に対して変化を起こそうと話すのは、すごくクール。レイモンドは素敵な共演者だし、それもクールでした。――レイモンへの質問です。先ほど、監督が、テクノロジーが駆使されたこの映画を作る苦労を語ってくださいましたが、あなたにとってはどうだったのでしょうか?あなたは過去にもスペシャルエフェクトが多用される映画に出ておられますが、この映画では、動物を相手にするシーンは、どのように撮影されたのですか?レイモン・ロドリゲス:今作は、本当にすばらしい人々に恵まれています。中でも、ブライアン・クラントンは、才能に溢れる、真に優秀な人だ。時々、ウォルター・ホワイト(「ブレイキング・バッド」で彼が演じた伝説的キャラクター)が出てきちゃって怖くなることもありましたけど(笑)。(現場で)アイヴァンを演じるベン・ビショップを見るのも面白かったですよ。彼がやった肉体や目の演技が活かされていましたから。ルビーを演じた人は、グリーンのゾウのコスチュームを着て現場を歩き回っていましたよ。しばらくすると、それが赤ちゃんゾウだと信じられるようになるものです。そういうふうに、実際のものがあるのは、ありがたかったですね。何もないところで、そこにあるかのように演じなきゃいけない経験もしてきたので、何かがあると本当に助かるんですよね。しかも、相手は人間ですし。本当の人間が演技をしてくれるんですよ。それは、僕らにとって大きな助けとなります。ここで、この映画のメッセージについて戻っていいでしょうか。僕らは(コロナで)家の中に籠もることを強いられ、アイヴァンに通じる体験をすることになりました。そこには、あらためて成長するような要素もありました。そして、この映画でアイヴァンは、人生の遅いステージになってから自分自身を発見することはあるのだと教えてくれます。僕らはまだこのジャーニーの途中にあります。今は、とても奇妙な時です。(ブライアンのように)パンを焼いたり、料理をしたりという人もいるし、僕はというと、植物の世話をしています。何かを植えたり。そして、自分の内側を見つめたり、この国自体を見つめたり。今はすごく普通でない時。これを乗り越えた後、僕らが少しだけでも成長していることを願います。アイヴァンはまさにそれを経験したと思います。ということで、この話は今、語るのに、とてもパワフルなものなんです。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月01日アンジェリーナ・ジョリーが製作にも名を連ねた、実話を基にした世界的ベストセラー小説の映画化『ゴリラのアイヴァン』が劇場公開から予定を変更し、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて日本公開されることが決まった。物語の主人公は、ゴリラのアイヴァン。400ポンド(約180kg)のシルバーバック・ゴリラで、郊外のショッピングモールで大きな声で雄たけびをあげ、観客を喜ばせるのが仕事。ゾウのステラ、犬のボブをはじめとする仲間たちと一緒に幸せに暮らしていたある日、ルビーと名付けられた赤ちゃんゾウがやってくる。ごく最近、野生の家族から引き離されたルビーに接したアイヴァンは、ほとんど記憶にないはずのふるさとへの想いに、身体の奥深くにある何かが揺さぶられ…。アイヴァンの声をつとめるのは『ジョジョ・ラビット』『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェル、ゾウのステラを製作にも名を連ねるアンジェリーナ・ジョリーが担当。赤ちゃんゾウのルビーを『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のブルックリン・キンバリー・プリンスがつとめ、犬のボブにダニー・デヴィート、プードルのスニッカーにヘレン・ミレン、ニワトリのヘンリエッタにはチャカ・カーン、アザラシのフランキーにマイク・ホワイト、ウサギのマーフィーにロン・ファンチズ、オウムのセルマにフィリッパ・スーら個性豊かな豪華俳優陣が集結。そして人間のキャストにも、レイモン・ロドリゲス、アリアナ・グリーンブラット、エミー賞受賞のブライアン・クランストンらが揃う。監督のテア・シャーロック(『世界一キライなあなたに』)は配信に先駆け、「世界は一瞬で変わってしまいました。世界中のすべての人々が、この100年には見たこともない人生を変える重大な経験を共有しています。このような状況で、実話から発想を得て作られた、キャサリン・アップルゲイトの愉快で独創的な物語を、ディズニープラスで世界に向けて配信できることを嬉しく思っています。ぜひ、真の友情を描く唯一無二のこの映画を通して、皆さんと喜びを分かち合えればと思います」とコメントを寄せている。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月17日「ザット‘70sショー」のダニー・マスターソンが、女性3人に対するレイプ容疑で逮捕された。本人は無実を主張しているとのこと。ロサンゼルス郡地方検事局が発表した。ダニーには、2001年に23歳の女性、2003年に23歳と28歳の女性をレイプしたという疑いがかかっている。有罪となれば、最大で45年間服役する可能性があるという。水曜日の午前11時半(現地時間)に逮捕されたダニーは、その日の午後に330万ドル(約3億5000万円)の保釈金を納めて釈放されている。ダニーの弁護士は、「マスターソン氏は無実です。証人が証言する機会がきて、すべての証拠が明るみになれば、彼は疑いを晴らせると私たちは自信を持っています」と声明を発表。「マスターソン氏ご夫妻は、20年近くも前のことの主張で起訴されるだなんて、衝撃を受けたに違いありません。最後には真実が明らかになるということが、彼らや家族たちにとっての慰めになります。マスターソン氏を知っている人たちなら、彼の性格から考えて容疑が間違いであるということをわかっています」。上記の3人とは別件で、ロサンゼルス市警察はダニーが複数の女性に対して性的暴行をしたとして、捜査を行っていた。ロサンゼルス郡地方検事局は、そのうち2人の女性の事件がそれぞれ証拠不十分と時効により、不起訴となったことを今回発表している。ダニーは2011年にビジュー・フィリップスと結婚し、6歳の娘がいる。(Hiromi Kaku)
2020年06月18日1995年にヒットした、ロビン・ウィリアムズ主演のファンタジー映画『ジュマンジ』の設定をリニューアルした、2017年公開映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は、全世界51カ国で興行収入No.1となり、最終世界興行収入が9億6000万ドルを突破するという、前評判をはるかに凌駕する大ヒット作品となった。そんな大反響を受けて、ジェイク・カスダン監督はじめ、キャストのドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらが再び集結して作り上げた続編が、本作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』だ。1995年版は、ボードゲームの世界が現実のものとなるという内容だったが、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』では、4人の高校生たちがTVゲームの世界の中に入ってしまい、異なる見た目(ドウェイン・ジョンソンらが演じる)になって、現実世界に帰るためにゲームクリアを目指すという内容だった。もちろんその続編である本作も、入り込むのはゲームの世界。前作でジャングルを舞台にしたゲームをクリアした高校生が、今回直面するのは、「無理ゲー!」と言いたくなるくらいに、クリア不可能なほど難易度がアップした過酷なステージ。そんなピンチに、彼らの新たな助けとなるのは、いろいろな話題作に出演してきた名バイプレイヤーのダニー・デヴィート、『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローヴァーという、ハリウッドを代表する名優が演じる、“おじいちゃんコンビ”だ。4人のおなじみキャラの活躍はもちろん、おじいちゃんたちがゲームに吸い込まれた孫を救い出すために、大暴れする姿が見どころとなっている。パワーアップしたキャストも楽しみな『ジュマンジ/ネクスト・レベル』。今回も大ヒット旋風を巻き起こすのだろうか。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』公開中
2019年12月15日月曜深夜に放送中の日本テレビ「映画天国」枠では2週連続バットマン祭りを開催中。2週目の今夜は前回オンエアされたマイケル・キートン主演版の続編として1992年に公開された『バットマン リターンズ』をオンエアする。今年で“生誕80周年”を迎える世界的ダークヒーロー、バットマンを生誕50周年となる1989年、主演にマイケル・キートンを迎え映画化した『バットマン』は世界的大ヒットを記録。そのヒットを受けて製作されたのが本作『バットマン リターンズ』となる。宿敵・ジョーカーとの死闘を描いた前作では、ジョーカーを演じたジャック・ニコルソンの怪演も大きな話題を呼んだが、本作では新たな敵として異常な野望にとり憑かれた怪人ペンギン、またコミックス時代からの人気キャラクターでもあるキャットウーマンも登場する。怪人ペンギンを演じるのは『カッコーの巣の上で』や『ゲット・ショーティ』などで知られ、俳優としてだけでなく製作者、監督としても多くの作品を世に送り出してきたダニー・デヴィート。復讐に燃えるキャットウーマンには『ラブ・フィールド』『マレフィセント2』などの作品で知られるミシェル・ファイファー。そしてブルース・ウェイン=バットマンは前作から引き続き『バードマン』で世界中の映画賞を総なめにし、『カーズ』『ミニオンズ』などで声優としても活躍するマイケル・キートンが演じる。平和が戻ったのも束の間、ゴッサム・シティに新たな悪の手が忍び寄っていた。数々の事件の陰に見え隠れするのは悲しい運命ゆえに異常な野望にとり憑かれた怪人ペンギンと、復讐に燃える美貌のキャットウーマン。ゴッサム・シティの危機を救うため再びバットマンが立ち上がる…という物語。さらに10月4日(金)には「金曜ロードSHOW!」で『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』が放送。同日には本シリーズ屈指の悪役・ジョーカーを主人公に、彼の誕生の物語を描く『ジョーカー』も公開される。映画天国『バットマン リターンズ』は9月30日(月)深夜25時49分~日本テレビで放送。(笠緒)
2019年09月30日クリスマスに公開される『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』の続編『ジュマンジ/ネクスト・レベル』から、第2弾となる予告映像が到着した。TVゲームを開始したと同時にゲーム世界に吸い込まれ、選択したキャラクターと入れ替わった高校生4人が現実世界に戻るため、予測不可能なゲームをサバイバルしていく体感型アトラクション・ムービー『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』。主演のドウェイン・ジョンソンをはじめ、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらキャストが再び集結した続編となる本作では、舞台をジャングルから、砂漠や雪山とかつてない過酷なステージへレベルアップし、“ネクスト・レベル”の危険なゲーム世界が展開する。今回到着した予告編では、前作でTVゲームに吸い込まれる高校生4人のうちのひとり、シャイで真面目な女の子マーサの日本語吹き替え声優、水瀬いのりが「こんなの絶対無理ゲーじゃん!」と大絶叫。ジャングルでの壮絶なゲームをクリアした4人が次に直面するのは、スケールアップしたかつてない過酷なステージに加え、新たにダニー・デヴィートとダニー・グローヴァーの“おじいちゃんコンビ”と一緒に立ち向かうネクスト・レベル!ゲームに吸い込まれた孫を救い出すため大暴れするなど、レベルアップした危険度MAX、制御不能なサバイバル・ゲームの続きがますます気になる映像となっている。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』はクリスマス、日米同時公開。(cinemacafe.net)
2019年08月01日映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』が、2019年12月13日(金)に日本で公開される。ジュマンジとは?”ジュマンジ”はゲーム盤での出来事が現実となる…世界で最も危険なゲーム"ジュマンジ"を巡るアドベンチャー。ジャングルでのサバイバルがキーワードで、現実世界に戻るにはクリアするしかない。原作は『ポーラー・エクスプレス』も手掛けたクリス・ヴァン・オールズバーグ。1982年に発表された絵本がベースで、それに登場するボードゲームのお話。原作は姉弟の物語だが、映画化にあたっては設定や登場人物がアレンジされている。96年にジョー・ジョンストンが監督した親子の絆を描いた。『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』おさらいその後、パワーアップしてリリースされたのが『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2018年日本公開)。TVゲームを開始したと同時に、ゲーム世界のジャングルに吸い込まれた高校生が、プレイヤーとボディ・スィッチングし、現実世界に戻るためサバイバルを描いた。ルールとしては、各プレイヤー「ライフ」が3つあり、3回死んでしまうとゲームオーバーとなる。『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は全世界では、51カ国で興行収入1位となり記録的なヒットとなった。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』では…『ジュマンジ /ネクスト・レベル』では、前作で高校生だったキャラクターたちがそれぞれの路を進み、今は大学生に。そのうちの1人・スペンサーはあの時の興奮が忘れられず再びゲームの中へ入ってしまう。スペンサーを救出するために、またしてもジュマンジにログインすることになった仲間たちー。ただし、舞台はジャングルに加え、砂漠や雪山とかつてない過酷なステージへとレベルアップ。まさに”ネクスト・レベル”のゲームへと移る。そして、バグ?によるものか、キャラの入れ代わり設定はめちゃくちゃ。中には“馬”に変身してまう者まで出る始末。そしてスペンサーのおじいちゃんたちまでジュマンジの中へと入ってしまう…。全員帰還なるか?!全員生きて現実世界に帰るためには、“ジュマンジ”の謎をとき、全クリするしか方法がない。この絶対絶命の状況の中、果たしてそれぞれのスキルを活かして、スペンサーを救い帰還できるのか?超絶壊滅級アクション・アドベンチャーが幕を開ける…!ドウェイン・ジョンソンら再び集結キャストには、ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらキャストが再び集結するほか、『バットマン リターンズ』のダニー・デヴィート、『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローヴァー、『オーシャンズ8』のオークワフィナの出演が決定している。監督も前作から引き続き、ジェイク・カスダンが担当する。詳細『ジュマンジ/ネクスト・レベル』公開日:2019年12月13日(金)監督:ジェイク・カスダン出演:ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン、ニック・ジョナス、ダニー・デヴィート、ダニー・グローヴァー日本語版主題歌:岡崎体育「Merry Merry Christmas Night」
2019年07月04日TVゲームの世界に吸い込まれ、選択したキャラクターとボディ・スィッチングした高校生4人が予測不可能なゲームをサバイバルした『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』。この度、本作の続編が『ジュマンジ/ネクスト・レベル』として、クリスマスに日米同時公開することが決定。キャストが再び集結する最新予告も到着した。2017年12月20日に全米公開された前作は、翌年1月1日に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(全米公開2017年12月15日)を単日の興行収入で抜き去り、No.1となる大ヒットを記録。世界51か国で興行収入No.1となり、最終世界興行収入は9億6000万ドル(Box Office Mojo調べ)というメガヒット!全世界においてのソニー・ピクチャーズによる独自製作/配給作品としては、看板作品である『スパイダーマン』全シリーズを抜き去り、歴代1位に躍り出る快挙となった。そんな本作の待望の続編からは、今回、最新予告も解禁。前作のアレックス・ウルフら高校生4人に加え、主演のドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらが集結。新キャラクターである『ダンボ』のダニー・デヴィートと『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローヴァーのおじいちゃんコンビは、実際よりもぐっと若返って、あのキャラクターに!初体験となる『ジュマンジ』の世界で「腰が軽くなった!」と大喜び。さらに、『オーシャンズ8』『クレイジー・リッチ!』のオークワフィナも謎の美女役で登場していることに注目。舞台もジャングルから、砂漠や雪山とかつてない過酷なステージへとレベルアップ。まさしくネクスト・レベルの危険なゲーム世界が、彼らを待ち受ける!『ジュマンジ/ネクスト・レベル』は12月、クリスマス日米同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2019年07月02日『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などの鬼才ティム・バートン監督が、ウォルト・ディズニーが手がけた名作アニメーションを実写映画化した『ダンボ』。そのMovieNEXのボーナス・コンテンツに収録されている映像の中から、豪華キャスト陣の素顔がたくさん見られるNGシーン集が到着した。NGシーン集では、軽快なサーカス風の音楽にのせてまず登場するのは、笑顔で動き回るホルト役のコリン・ファレル。彼の子ども、ミリーとジョーを演じたニコ・パーカーとフィンリー・ホビンスは、ダンボに乗って飛ぶシーンの裏側で、まるでアトラクションに乗っているかのように楽しそうな表情を見せる。メディチ・ブラザーズ・サーカスの団長マックス・メディチ役のダニー・デヴィートは、「何?」と言いながらこらえきれず笑ってしまったり、サーカス団のロンゴが演技に失敗した時には悪戯っ子のような顔をしたり、泡風呂のシーンでは大爆笑したりと、団長らしく(!?)現場を和ませる一面を見せている。ちなみに、この泡風呂のシーンはコリンがインタビューでお気に入りのシーンのひとつに挙げており、「泡だらけのダニーは何度見ても笑える」と大絶賛、ぜひ本編のOKシーンと見比べてほしい。何より映像の一番の見どころは、要所要所に登場するティム・バートン監督かも!?名優マイケル・キートンへ声をかけて笑わせたり、撮影セットのダンボに乗っていまにも空を飛びそうな姿も披露!風が吹いているなか、こちらへ挨拶するかのように手を振ってみせるバートンは、実は撮影現場を最も楽しんでいる人物なのでは? と思ってしまう。“家族の絆”がキーワードとなっている本作だが、豪華キャスト陣や監督も家族のように和気あいあいとした空気が伝わってくる、貴重なNGシーンは要チェックだ。『ダンボ』は7月17日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売。7月3日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年06月27日ダニー・ボイル監督手掛ける映画『イエスタデイ』が、2019年10月11日(金)に公開。ザ・ビートルズの名曲と共に贈るドラマ作品映画『イエスタデイ』は、”もしも自分以外にザ・ビートルズを知らない世界になってしまったとしたら?”というユニークな設定をもとに展開していくドラマ作品。ザ・ビートルズの名曲と共に、音楽、夢、友情、そしてこれらすべてに対する深い愛を描いていく。『イエスタデイ』あらすじ物語の主人公となるのは、イギリスの小さな海辺の町に住む、シンガーソングライターのジャック。悩めるまったく売れないミュージシャンだ。幼なじみで親友のエリーから献身的に支えられているもの、音楽で成功したいという夢に限界を感じていた。そんなある日、世界規模で瞬間的な停電が発生。その中で、ジャックは交通事故に巻き込まれてしまい、昏睡状態となる。その後、回復し目を覚ましたジャックだが、周りの様子の“何か”がおかしい。彼は、この世に史上最も有名なバンド、ザ・ビートルズが存在していなかったことになっていると気づいたのだが…。ダニー・ボイルxリチャード・カーティス映画『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を8部門を受賞したダニー・ボイル監督と、映画『ラブ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』で知られるアカデミー賞ノミネート脚本家リチャード・カーティスがタッグを組んだ。名曲「イエスタデイ」を作品タイトルにつけたわけだが、ボイル監督は次のように話している。「私にとってザ・ビートルズはとても大切な存在。僕はメンバーの出身地から20マイルほどのところで育ちました。生き方、仕事、経済、自己表現といった意味で、ポップカルチャーに火をつけた彼らの偉業を通して僕たちは今を生きています。」フレッシュなキャストキャストには、主人公・ジャックにヒメーシュ・パテル、彼の幼馴染であるエリー役に『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』のリリー・ジェームズが出演する。エド・シーランも本人役で出演。イギリス出身のミュージシャン、エド・シーランも本人役で出演。脚本を手掛けたリチャード・カーティスは「売れなかったミュージシャンがその後、世界で最も成功するというエピソードや彼の恋愛模様についてエド・シーランがモデル」と話しており、どうしてもエド・シーランに出演して欲しいかったそうだ。楽曲もエド・シーランが提供本人役で登場するエド・シーランが、本作の為には「One Life」「Penguin」2曲の楽曲を提供。そのうちの1つ「One Life」は、脚本家 リチャード・カーティスの希望に応え、本作の為に書き下ろしたものとなる。なおこの2曲は、映画のサントラ盤にも収録されないため、本編のみで聞くことができる。NY・トライベッカ映画祭で上映アメリカ・ニューヨークの現地時間2019年5月4日(土)に、トライベッカ映画祭が開催。映画祭のラストを飾るクロージングナイト作品として、初めて本作が上映された。なお当日の会場には、ダニー・ボイル監督、脚本リチャード・カーティス、主演ヒメー シュ・パテルらが、ゲストとして駆けつけている。【詳細】『イエスタデイ』原題:YESTERDAY公開時期:2019年10月11日(金)監督:ダニー・ボイル脚本:リチャード・カーティス製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、マット・ウィルキンソン、バーニー・ベルロー、リチャード・カーティス、ダニー・ボイル製作総指揮:ニック・エンジェル、リー・ブレイザー出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーラン
2019年04月11日アカデミー賞監督ダニー・ボイルと脚本家リチャード・カーティスが贈る最新作『YESTERDAY』(原題)が日本公開することが決定。音楽、夢、友情、そしてこれら全てに対する深い愛が「ザ・ビートルズ」の名曲たちに彩られて描かれる。ジャックは、イギリスの小さな海辺の町に住む、悩めるシンガーソングライター。幼なじみで親友のエリーから献身的に支えられているものの全く売れず、音楽で有名になりたいという夢に限界を感じていた。そんな時、世界規模で瞬間的な停電が起こり、彼は交通事故に遭う。昏睡状態から目を覚ますと、この世には史上最も有名なバンド、「ザ・ビートルズ」が存在していなかったことになっていることに気づくが…。本作の監督を務めるのは、『トレインスポッティング』で世界を圧倒し、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を8部門受賞、ロンドンオリンピック開幕式で芸術監督を務めたダニー・ボイル。脚本は『フォー・ウェディング』『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』などイギリスを代表するロマンティック・コメディで知られるアカデミー賞ノミネートの脚本家リチャード・カーティスが務める。主人公・ジャックには映画初主演となるヒメーシュ・パテルが大抜擢され、エリー役のリリー・ジェームズなどフレッシュで個性的なキャストが揃う。4月に来日公演を控える世界的アーティスト、エド・シーランも本人役で出演が決まっており、大きな話題を呼んでいる。さらに、本作はアメリカN.Y.で開催されるトライベッカ映画祭のクロージングナイト作品に選出され、5月4日(土)18時(現地時間)からワールドプレミアを予定。ダニー・ボイル監督は、「トライベッカ映画祭で本作を通じて「ザ・ビートルズ」の名曲たちを初めてアメリカに届けるような不思議な気持ちです。本映画祭のクロージングに選出されてとても嬉しいですし、大変光栄です」と意気込みを語っている。1960年代に一世を風靡した「ザ・ビートルズ」。彼らが生み出した楽曲の数々は誰でも一度は耳にしたことがあるはず。ファンにとっては公開が非常に待ち遠しい作品になりそうだ。劇中で流れる名曲たちにも注目したい。『YESTERDAY』(原題)は10月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月08日映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『ダンボ』。ティム・バートンがあの名作を実写化!お杉:ティム・バートンがディズニーの名作アニメを実写化よ。ティムくんがダンボのビジュアルをどうするか、ドキドキだったよね。B子:フランケンウィニーみたいにツギハギになってたりとか?(笑)お杉:その点は大丈夫だった。ただ、象仲間が驚くほどの巨大耳の違和感は伝わってくる。実写のパワーね。B子:あら、私にはただただカワイイだけだったわ。青い瞳がぱっちり。ママと鼻をこすり合わせて愛を伝えるシーンにぐっときちゃう。お杉:お笑い担当にされて、ピエロメイクをほどこされた姿もたまりません!あの悲しげな表情は、まさにティム・バートン印。母性本能をくすぐられまくり。あのピエロメイクのフィギュアが欲しいよ!B子:ヲタ心もくすぐられてるじゃん。でも、今回は人間たちのドラマも盛りだくさんだよ。第一次大戦で片腕を失ってダンボの世話係になる元曲芸乗りのホルトと子供たちの絆や、ダンボを利用する「ドリームランド」の悪徳興行師も絡んでくる。お杉:空飛ぶダンボがサーカスの人気者になってハッピーエンドだったアニメとは大違い。時代の変化をいろんなところで感じるね。B子:でも、変わらないのは親子の愛と他者への優しさの大切さ。そして、自分の個性を受け入れること。お杉:ティム自身の個性もばっちり。セットや美術はもちろん、ヒロイン役のエヴァ・グリーンはスレンダーなのに巨乳で妖艶なあたりがまさにティム好み。ホルトの娘ミリー役のニコ・パーカーも、第二のクリスティーナ・リッチになりそう。B子:観ているこちらが心配になるくらい、巨大テーマパークをディスってるあたりもね(笑)。お杉:それを許すディズニーの懐の深さを感じるわ~。本当の夢の国は、素敵ってことよね。『ダンボ』監督/ティム・バートン出演/コリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、エヴァ・グリーン、アラン・アーキン、ニコ・パーカーほか全国公開中。©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.お杉とB子エリート高校の凄腕教師が、教育困難中学へ派遣される『12か月の未来図』(4月6日公開)。主人公の成長に感動よ。(お杉)久々にシンガポールにGO!伝統的なニョニャ料理を堪能したのはいいけど、ウエストラインが…。夏までに絞れないわ。(B子)※『anan』2019年4月10日号より。イラスト・いいあい(by anan編集部)
2019年04月04日ティム・バートン監督が実写映画化した『ダンボ』から、本作の舞台である、N.Y. の巨大テーマパーク“ドリームランド”の壮大なセットが創られていく過程が明かされる特別映像が解禁。キャストたちもあまりの規模と豪華さに圧倒されたことを語っている。これまで、強い個性を持つキャラクターとファンタジックな物語を描き、独特の映像美と世界観で人々を魅了してきた鬼才ティム・バートン監督。そんな彼が本作で手掛けた壮大なセットは、キャスト陣をも夢中にさせたようだ。新たなダンボの物語でダンボを助け、その運命を握るキーパーソンとなる曲芸乗馬の元看板スター・ホルトを演じたコリン・ファレルが「視覚的に生き生きしている」と絶賛するセットは、かつて飛行船を造っていた巨大な格納庫の中に、実際に3、4階建ての建物が建築され、世界中から本物のサーカス・パフォーマーが集められた。エヴァ・グリーン、魔法のようなセットに「これって夢?」“ドリームランド”を経営しているやり手の興行師ヴァンデヴァーを演じるマイケル・キートンは、「撮影現場の建物があまりに大きくて本当に驚いたよ。まるで“球場”だと思った。あのような映画作りを経験するような機会はなかなかないよ」と、バートン監督のこだわりが凝縮したセットに称賛の声を贈る。続けて、サーカス空中ブランコの女王のコレットを演じたエヴァ・グリーンは「魔法みたいなセットで楽しく演じられたわ。現場で時々思ったの。“これって夢?”とね」と、3度目のバートン作品となるエヴァでも、本作ではまさに名前の通りの“ドリームランド”に魅了されたことを語る。衣装デザイナーも「まるで昔の壮大な映画のよう」また、本作の衣装デザインを手掛けたコリーン・アトウッドは、「ティムと一緒に、規模の大きないくつものサーカスをデザインしたの。さらに何千人もの観客が登場するから、まるで昔の壮大な映画のようだったわ」と、本作のセットにはバートン監督の本物のサーカスへの思いが詰まっていることを明かす。そんな壮大なセットのために用意された数えきれないほどの衣装について、コリーンは「ティムが創り出した映画の世界を基に、衣装を製作したの。私たちのサーカスへの愛が詰まっている美しい衣装がストーリーを語るのよ」と、登場人物一人ひとりの衣装のデザインの細部まで徹底的にこだわり、物語を語るうえで欠かせないものであったことを力説する。そしてホルトの所属するサーカス団の団長メディチを演じたダニー・デヴィートは「色鮮やかで夢のような空間だった。映画の壮大なスケールと監督の芸術性を大画面で楽しんでほしい」と、スケールたっぷりに描かれる映像美に自信のほどを語る。到着した映像では、バートン監督がリアリティにこだわったドリームランドのセットが組み立てられていく過程や、カラフルなサーカスが演出される様子、それぞれの衣装を身につけたパフォーマーたちを垣間見ることができる。『ダンボ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年03月29日個性の素晴らしさを描き続けてきた鬼才ティム・バートン監督がディズニーとともに生み出した実写映画『ダンボ』。この度、エヴァ・グリーンをはじめとするバートン監督が信頼を寄せる俳優たちは皆、コンプレックスに悩んだ過去を持つという共通点があることが分かった。エヴァ・グリーン「やがて自分が変だと信じるようになってしまった」本作の主人公は、“普通と違う大きすぎる耳”を持つ子ゾウのダンボで、その個性によってサーカスの観客から笑いものにされてしまう。大都会ニューヨークの巨大テーマパーク“ドリームランド”の曲芸師コレットを演じ、バートン監督とのタッグが本作で3作目となるエヴァ・グリーンは、「10代の頃はシャイで、友人の誕生日パーティーにも滅多に顔を出さず、ほとんどしゃべらなかったから“変人”だと言われていたの。あまりにも繰り返し変人と呼ばれるため、自分ではそういう感覚がなくても、やがて自分が変だと信じるようになってしまったの」と告白。ダンボ同様に、周囲が決めつけた“評価”に悩んだことがあるという。ダニー・デヴィート「身長のおかげでシェイクスピア劇の役をゲットしたんだ」バートン監督作品に4度目の出演となるダニー・デヴィートもまた、「かつては、5フィート(約152cm)の身長に悩んでいた」と語る。しかし、「身長を不利に感じていた」デヴィートは「俳優をはじめたばかりの頃は、オーディションに行くとまずは身長に驚かれるんだけど、“『ウィンザーの陽気な女房たち』の召使い役のために多くの俳優のオーディションをしたけど、そういえばあの小男、あのダニーっていう奴に決まりだ”って感じだったらしいんだ。僕は他人とは違った身長のおかげでシェイクスピア劇の役をゲットしたんだよ」と、その個性を強みに変えたエピソードも明かす。コリン・ファレル「ダンボは、大きな耳を欠点だとは思っていない」「僕も、自分の外見で悩んでいた時期があった」と語るのは、本作でバートン監督と初タッグを組み、サーカス団の元看板スターのホルトを演じたコリン・ファレル。彼も自身の容姿にコンプレックスを抱えていたと明かしつつ、「実はダンボは、自分の大きな耳を欠点だとは思っていない。そう思うのは周りのくだらない人間だけだ。ダンボが自分の個性に気づく前に周囲の連中が変だと決めつける。でも、彼は大きな耳で宙を舞うことができるんだ」と力強く語り、「はじめは、欠点に映っていたものが、物語を通して、称賛するものだと気づいていくんだ」と、劇中のダンボもまたエヴァやダニーのエピソードにも共通する体験をしていくという。コンプレックスに悩んだ過去を持つキャストを集結させたバートン監督は、自身も「私は“変わっている”というレッテルを貼られた。なぜなら子供なのに、モンスター映画が大好きだったせいだ。子供の時に感じた、自分は人とは違うという気持ちは決してなくならないものだ」と言う。幼少期に他人と違うと周囲に評価された経験から、個性の尊さを誰よりも知り、ダンボの大きすぎる耳に代表されるように個性は欠点ではなく、かけがえのない素晴らしいものだというメッセージを『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』などでもキャラクターを通して伝え続けてきたのだ。引き離された母を助けるため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出すダンボ。個性を強みに変えた新たな「ダンボ」の物語はどんな感動を届けてくれるのか、楽しみにしていて。『ダンボ』は3月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年03月28日かわいい子象が大きな耳で空を飛ぶというディズニー・アニメーションの傑作を、『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才ティム・バートン監督が実写映画化した『ダンボ』(3月29日公開)。バートン監督が描くまったく新しいダンボの物語は、コンプレックスの大きな耳を翼に変え、母を助けるために大空を舞い、世界中へ勇気をも運ぶ感動のファンタジー・アドベンチャーに。公開を前に来日を果たしたバートン監督が取材に応じ、本作で描こうとした最大のテーマについて語った。また、過去のディズニー作品で今後リメイクしてみたい作品も明かした。――本作のプロモーションだと思いますが、先日カリフォルニアのディズニーランドで監督がダンボに乗って楽しそうにしている写真を見ました。あれは楽しそうなフリをしていただけだよ(笑)――(笑)! 監督にとってダンボとは観るもの、撮るもの、乗るもの、どれでしょうか?全部さ(笑)。というのは、感情の問題だよ。空を飛ぶ象というものは、それだけでいろいろなテーマが伝わると思う。だからいま言われたようにダンボとは、観るもの、撮りたいもの、乗るもの、そのすべてだと思う。――さて、オリジナルの『ダンボ』の大ファンだそうですが、一番の魅力はどこだと思い、今回の実写化にいたったのでしょうか?アニメーションの『ダンボ』のファンだったけれど、あれをそのままリメイクするものではないと思っていたから、実写映画化はふさわしいと思っていた。というのも、あのアニメーションは当時はよくても、現代に合わないところも出て来ていて、作品が持っている感覚や、感情の部分を新たにとらえたかった。現代は混沌としているので、そういう時代だからこそ単純な感想を伝えられれば、ということも考えたよ。――監督の作品では、異形の、個性的なキャラクターを描くことが多いですが、今回のダンボもまたしかりでしたね。まさしくだ。だからこそ今回ダンボを描いたわけだけれど、自分自身ダンボのことをとてもよく理解した。奇妙でほかとは違う、合わないと見られ、他人には欠点であっても、肯定的にとらえることで、反対に美しさになるというところにとてもインスピレーションを受けたよ。――ダンボの描写は、何を大切にしましたか? フォルム、動作、このような造形になったいきさつは?これは奇妙なもので、実写もありながらアニメーションの部分もある、リアルだけれどもファンタジーのところもあり、それらを上手く組み合わせると奇妙ではあるけれども、それらをなんとか上手く達成するために努力と試行錯誤を続け、やっとできあがった。イメージとしては本当にハートのようで、彼自身がオープンで純粋なもの。動物でかわいいけれども、あまり擬人化もしなかった。――ダンボと人間たちは、どう共演したのでしょうか?いままで犬や動物を多く撮影してきたけれど、野生の動物をそのまま扱うことはなかった。捕まえたくもないしね。サーカスという概念自体が美しいが、素晴らしい俳優とセットもあるけれども、肝心の主人公がいない状態だった。そこにいるフリをすることはよくあることだけれど、今回はエドという象を研究している俳優がスーツを着て象のまねをしてくれたこともあれば、テープやテニスボールなどで、さまざまなやり取りで演技をしている。あとは想像力を使って撮るという楽しい作業で、実際の象は使っていないよ。――音楽面では、ダニー・エルフマンとのコラボが今回も素晴らしいですね。あの名曲「ベイビー・マイン」をサーカスの人魚が歌いますが、そのことについてはどう思いますか?彼とは長年仕事をしているけれども、彼自身、キャラクターのようなものでね(笑)。「ベイビー・マイン」については素晴らしい曲がもともとあり、人魚役の人に「ちょっと歌ってみて」と言った時に、あまりにも声が美しくて衝撃だったよ。いろいろな解釈ができる素晴らしい歌だ。――ダニー・デヴィート、マイケル・キートン、エヴァ・グリーンと、バートン作品常連俳優が出ていますね。彼らが今回参加してくれたことは、僕自身にとっても重要なことだった。奇妙であまり機能していない家族――映画を作るとはそういうようなものだけれど、今回20年ぶりくらいにマイケル・キートンと仕事ができてうれしかったし、ダニー・デヴィートも素晴らしい。彼とは3本のサーカス作品を撮っているので、わたしは彼に「サーカス三部作は、これで終わりだよ」と言ったよ。アラン・アーキンもコリン・ファレルも素晴らしく、コリンは前から知っているような感じだった。奇妙な家族としてこの映画に集まってくれたことは、特別な体験になったと思うよ。――マイケル・キートン演じるヴァンデヴァーが経営するドリームランドのデザインですが、あれは何かの比喩なのでしょうか?自分の遊園地を作りたいという願いがいつもあったよ。あれは自分のスタイルなので、あのようなものを登場させることにしたよ。――そのヴァンデヴァーは単なる悪人ではなく、彼は彼で持論を持っていますが、そういうキャラクターにはした理由は?僕自身の考え方が作り上げたものなのか、もしくは自分が出会ってきた社会的な成功者で邪悪な面を持っている人を見たせいなのかわからないけれど、ただ僕が出会ってきた裕福な人の中にはよいことをして財を築いた人はいなかった。奇妙でヘンなところがあって、カーネル・サンダースも見ていて思うことはあった。――またそのサーカスですが、『ビッグ・フィッシュ』にも登場しますよね。何か思い入れでもあるのでしょうか?子どもの頃はサーカスが怖くてね。動物が捕らわれの身であり、ピエロは芸も含めて怖いもので緊張感があった。ただ、概念としてよく使うフレーズがあって、「こんな家から逃げ出してサーカスの一員になるんだ!」というフレーズがとても好きでね。仕事も居場所もない人間が集まり、何かができるという、その発想が魅力的だった。――実写化に際しては、何を一番大切にしようと?映画とはキャストがいて、さまざまな要素があってできるものだけれど、僕の頭の中で常にクリアに保っておこうとしたことは、シンプルでリアルなものにしようということだった。コリンのキャラクターを見ていると、実際に戦争に行っている状況下で腕がなくなるシーンも、妻が亡くなるシーンも映してはいないけれども、彼を見ればその感情が伝わるわけだ。とにかく感情としてリアルなものを伝えたいと思ったよ。――『バットマン』もそうですが、もともとの映画を自分なりにリメイクする意味や楽しみは、どこにあるのでしょう?元の素材がある場合、苦労やマネージメントもあるけれども、皆が知っているものであるという意味で想いがある。ダンボもそう。それぞれの解釈があるので、自分が紹介することで思っていることと違うということも起こり得て、オリジナルの作品であればベースがないからそう思わないけれど、バットマンやダンボには元があるため、みなさんの期待があるよね。良い点は、もともと自分もインスピレーションを受けているので、それをほかの人に鼓舞することができればとも思う。――劇中の魔法の羽の話ですが、多くの人が魔法の羽を持っていて、ある人にとっては家族であるかもしれないですが、監督にとっては何ですか?その通りだよ。まさに指摘のとおりで、みんなが持っているものを出したかったわけで、僕自身も魔法の羽の瞬間を体験したことがある。絵を描くことが大好きでね。書いてはいたけれども、納得できずにいた。で、頭を切り替えて、やっていることを楽しもうと思ったら、それが羽の瞬間になり、そこから自信がわいてきた。自分の内側にあったのだろうけれども、そうすることできっかけになった。急に気持ち的に羽ばたく瞬間は、誰にでもあると思う。――今後、実写化したいディズニー作品はありますか?いまこれを終えたばかりで、自分の中ではこの世の終わりみたいな状態でね(笑)。後は闇だ。無の境地。でもディズニーの映画で『スペースキャット』かな。あれはそろそろリメイクしてもいい頃だね(笑)。■プロフィールティム・バートン1958年生まれ。アメリカ、カリフォルニア州出身。ディズニーの特別奨学金でカリフォルニア芸術大学に入学後、1979年にアニメーターとしてディズニーに入社。短編『ヴィンセント』(82)で監督デビュー後、『ピーウィーの大冒険』(85)で初の長編映画の監督を務めた。1989年に監督した『バットマン』が世界的な大ヒットを記録、女性ファンも獲得した『シザーハンズ』(90)など、唯一無二の世界観を持っている映像作家として世界的な売れっ子監督に。以後『エド・ウッド』(94)、『スリーピー・ホロウ』(99)、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01)、『ビッグ・フィッシュ』(03)、『チャーリーとチョコレート工場』(05)、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(07)、『アリス・イン・ワンダーランド』(10)『ダーク・シャドウ』(12)、『フランケンウィニー』(12)など代表作は枚挙に暇がなく、熱狂的ファンは日本にも多い。場面写真=(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年03月25日ティム・バートン監督がオリジナルの脚本で新たに紡ぎ上げた最新作『ダンボ』。この度、バートン監督と『シザーハンズ』から『アリス・イン・ワンダーランド』まで数多くの作品でタッグを組んでいる衣装デザイナー、コリーン・アトウッドが本作においても見事な手腕を発揮していることが明らかに。メインキャラクターはもちろん、サーカスのパフォーマーたちに200着、また観衆キャラクターのために500着、さらには、ダンボやねずみ、猿にいたるまで、数多くの衣装を手掛けたという。エキストラ500人分の衣装から「ダンボの衣装も手掛けました」衣装デザイナーのアトウッドは、これまでにアカデミー賞衣装デザイン賞に12回もノミネートされ、バートン監督とタッグを組んだ『アリス・イン・ワンダーランド』をはじめ、『シカゴ』『SAYURI』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』といった作品で4度のオスカーを獲得しているベテラン。そんなアトウッドは「1ヵ月間、1日に500人の衣装を着せました。しかも、その人数は演者を含まない数ですよ」と、エキストラの衣装まで自身で手掛けていたことを明かす。『チャーリーとチョコレート工場』など、多くの作品でバートン監督とタッグを組んできたプロデューサーのカッテルリ・フラウエンフェルダーは「ティムにとって、エキストラは、この映画を創り上げるためにとても重要です。彼らはこの世界を支えてくれる生きた背景なのです」とアトウッドにエキストラひとりひとりの衣装まで依頼する理由を明かす。そして、バートン監督の世界観を創る上で大切な膨大な量の衣装を担当したアトウッドは、「ダンボの衣装も手掛けました。アニメーションにかなり影響を受け、頭飾りのアイディアも取り入れて、特殊効果撮影用に正確なサイズの衣装を製作したのです。ダンボの衣装だけでなく、ネズミの衣装や、猿の衣装も全て作成したのです」とCGで描かれたダンボや、猿やネズミの衣装にいたるまで製作したと言う。「コリーンの仕事は “驚異的”」マイケル・キートンも絶賛もちろん、メインキャストの衣装にもキャラクターを反映させた。留守中に最愛の妻を亡くし、残された子どもたち、ミリーとジョーとどう心を通わせればいいのかと悩むホルトには、「自分を再び見出すのは、ホルト自身です。コリン(・ファレル)と私は、ホルトに適した様相を見つけ出すために一緒に仕事を進めました。主に着ている地味な作業着と豪華なショーのコスチューム、大きなコントラストがあります」と『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でも組んだコリン・ファレルとのタッグをふり返る。ホルトの所属するサーカス団の団長メディチ(ダニー・デヴィート)については「メディチの様相は、この映画の進展にともなって変化していきます。最初は、このサーカス団の苦境を反映し、色褪せて古びた衣装ですが、空飛ぶゾウ=ダンボのショーを開催してからは、興行事業家としての衣装になっていきます」と状況の変化から衣装も変化していくと明かす。また、ダンボで金儲けを企むヴァンデヴァーについては「サーカスが作られた当時、それを作った娯楽業界の男たちは起業家でした。彼らはものすごく個性的なショーマンだったのです。私たちは、その雰囲気をヴァンデヴァーにも出したいと思いました」と衣装に込めた思いを語る。そんなヴァンデヴァーを演じたマイケル・キートンも「コリーンの仕事は “驚異的”だ。500人以上のエキストラがいるセットに入った時、その全員の衣装がとにかく具体的で素晴らしかったんだ。靴の踵に至るまでね」とアトウッドの仕事ぶりに絶賛を贈っている。ダンボが引き離された母を助けるため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出すファンタジー・アドベンチャーとなる本作。ティム・バートンが想像する世界を作り上げた衣装にも注目してみて。『ダンボ』は3月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年03月23日鬼才ティム・バートン監督がオリジナルの脚本で新たな物語として蘇らせた映画『ダンボ』がもうすぐ公開。この度、バートン監督が描いた本作をキャスト陣が絶賛する特別映像が到着した。『チャーリーとチョコレート工場』など、これまで個性の素晴らしさを描き続けてきたバートン監督が、今度は自身がディズニー・アニメーションの中でもお気に入りだという『ダンボ』を実写化。映像では、これまで何度もバートン監督とタッグを組んできたダニー・デヴィートが「これ以上に楽しいことがあるかい?」「こんな作品に出演したのは生まれて初めてさ」といままでで1番だと明かし、ドリームランドの看板スター・コレット役として出演、バートン監督とのタッグは3度目となるエヴァ・グリーンは「今回は新しい現代的な考え方を盛り込んだの。ティム・バートンは、のけ者や変わった人々のことを本当によく理解している。ダンボのような傷つきやすい魂のこともね」と、バートン監督だからこそ描くことができたのだとコメントしている。一方、バートン監督作品初参加となった、元看板スターでダンボの世話をすることになるホルト役のコリン・ファレルやエヴァは、ほかと違う大きすぎる耳を持ったダンボが“周りと違うことはいいこと”“そのままで輝ける”と教えてくれるという、作品が持つメッセージ性を語る。また、本作の撮影は大規模に行われたようで、「世界中から集めたパフォーマーで埋め尽くしたんだ」「魔法のようだった」「初めてセットに降りた時は、正直鳥肌が立ったよ」と、キャスト陣も口々に受けた衝撃を語り、さらに、エキストラは最大で1日850人も参加したと言い、多くの作品でバートン監督とタッグを組んできたプロデューサーのカッテルリ・フラウエンフェルダーは「ティムにとって、エキストラは、この映画を創り上げるためにとても重要です。彼らはこの世界を支えてくれる生きた背景なのです」とその重要性を明かしている。バートン監督が力強くキャストたちを演出する様子や、監督が作り上げる本作の世界も覗くことができる本映像。ラストでは、「今こそこういう映画が必要なんだ」と訴えかけるダニーも収められている。『ダンボ』は3月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年03月22日想像×創造のマジックで数々の名作を送り出すティム・バートン監督。インスピレーションを爆発させながら、多くのファンを魅了する舞台裏には「常に楽しむことを意識する」という仕事の流儀があった。最新作『ダンボ』を引っさげ、来日した鬼才に話を聞いた。ダンボに共感! その理由は、少年時代にあり「子どもの頃から絵を描くのが大好きだった。自分の思う通りに描けず、投げ出したくなるときもあったけど、そんなときこそ『じゃあ、とにかく楽しもう』って気持ちに切り替えるんだ。すると、まさに魔法が起こったように、自信が湧きあがる。ダンボのように、気持ちが羽ばたく瞬間が訪れるんだ。映画監督になったいまも、それは変わらないよ」そう語るバートン監督は、1941年に製作されたディズニー・アニメーションの古典的名作『ダンボ』の大ファンであり、いまも「共感する部分がある」のだとか。「大きな耳のせいで、奇異な目で見られ、周囲からも浮いた存在。まるで、子ども時代の僕なんだ。でも、他人から欠点だと思われるコンプレックスを、肯定することに美しさがある。空を飛ぶゾウの姿は、それだけで強いテーマ性があるし、混沌とした時代だからこそ、大いにインスピレーションを刺激されるよ」と瞳を輝かせる。ダンボは「まるで“ハート”のような存在」本作の主人公は、もちろん、大きな耳をもって生まれたゾウのダンボ。その姿は「かわいい」の枠を超えて、見る者の想像を刺激しながら、小さな体に秘めた豊かな感情を表している。「ダンボを通して、シンプルで純粋な気持ちを伝えたかったからね。現実とファンタジーのバランスを意識し、試行錯誤を重ねたんだ。変に擬人化するのは、イヤだったしね。おかげで、とても有機的な、まるで“ハート”のような存在になったと思う」本作をはじめ、『バットマン』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』など、過去にも映像化された作品を、持ち前の感性で“リイマジン”することも多いバートン監督。その重圧を問うと「確かに、みんなの心に自分なりのイメージがあるから、すべての人を満足させられないかもしれない。でも、かつての僕が『ダンボ』に勇気づけられたように、今度は僕が誰かの背中を押せるなら、それはすばらしいことだと思うよ」と胸を張った。常連キャストが多数集結! まさに“奇妙なファミリー”数々のバートン作品に出演していたダニー・デヴィート、近年の“ミューズ”であるエヴァ・グリーン、さらに『バットマン リターンズ』以来のタッグとなるマイケル・キートンら、バートン一座の常連が多数集結しており、「まさに奇妙なファミリーだよね」。彼らは物語の舞台であるサーカスで出会い、ダンボがかける魔法に魅了(ときに翻ろう)される。「正直言うと、子どもの頃はサーカスが好きじゃなかった。動物がかわいそうだったし、ピエロは怖い(笑)。でも、一方で居場所がない“異形”の者たちが、家族のように寄り添っている。もちろん、古めかしい概念だけど、彼らが人生の喜びと美しさを表現する姿は大好きなんだ。それは映画作りにも似ているかもしれないね」次回作として、キートンと再タッグを組む『ビートルジュース2』のウワサが取りざたされているが、「いまは『ダンボ』が完成したばかりで、無の状態。何も考えられない」とのこと。最後に「もし、またディズニー作品をリメイクするなら、何がいい?」と聞くと、「君は知っているかな?70年代に製作された“The Cat from Outer Space”って言う、宇宙ネコが活躍するSF映画。そろそろ、リメイクされてもいい時期じゃないかな」とおどけた表情を見せた(日本では『スペースキャット』の題名でテレビ放送された)。恐らくは、その場の思いつき(笑)だと思うが、そんな自由な発想と直感も、バートン監督のイマジネーションの源泉なのだろう。(text:Ryo Uchida)■関連作品:FASTEST 2012年10月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© Fastest LLC 2011ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年03月18日ティム・バートン監督が実写映画化した『ダンボ』のワールドプレミアが現地時間の3月11日にロサンゼルスにて行われ、バートン監督をはじめコリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、エヴァ・グリーンら豪華キャストが集結、華やかに執り行われた。ハリウッドにあるエル・キャピタン・シアターで行われた今回のワールドプレミア。会場は本作で描かれる大都会ニューヨークの巨大テーマパーク“ドリームランド”の煌びやかなサーカスの世界観が再現されていた。そんな会場に、次々にキャスト&スタッフが登場。まず、今回ディズニー・アニメーション『ダンボ』をベースに、オリジナル脚本で実写化したバートン監督は、「個人的に『ダンボ』は大好きだし、“空飛ぶゾウ”というシンボル的なイメージや、様々な感情や思いを呼び起こすところに、特別な愛情とつながりを感じるのさ」とダンボ愛を語り、「本作品で取り上げられる個性の違いを強みに変えた時、人間の強さや美しさに姿を変えるというメッセージが込められているんだよ」と本作について明かした。また、元看板スターでダンボの世話をすることになるホルト役を演じたコリンは、以前「稀代のビジュアルアーティストのティム・バートン監督と『ダンボ』という題材ほど、幸せな組み合わせはない!」と今回のオファーを即決していた。「ティムが、アウトサイダーを取り上げた作品は傑出ばかりだよね」と語るコリンは、「強い個性によって受け入れてもらえないという『ダンボ』の映画もその例外ではないのさ。単に違いを受け入れるのではなく、お互いにその異なる部分を称賛し合うことが大切だという作品に込められたメッセージが込められているんだ」とコメントした。さらに、近年のバートン監督作品に欠かせない俳優のひとり、エヴァは演じるドリームランドの看板スター・コレットを彷彿とさせる煌びやかな衣装で登場。「たくさんのハートが込められたとても美しいストーリーよ」と本作について説明したエヴァは、「新しい解釈を取り入れた本作品は、感動的であり続けながら、そこにティム・バートンのカラーが加わっていて、とても特別なの」と語っていた。また本イベントには、『マレフィセント』の続編『Maleficent: Mistress of Evil』(原題)の公開を控えるアンジェリーナ・ジョリーや大女優ヘレン・ミレンも祝福に駆け付けより一層華やかなプレミアとなっていた。『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』など、これまで強い個性を持つキャラクターたちの成長を描いてきたバートン監督。バートン色が加わった新たなダンボの物語は、一体どんな胸を高鳴らせる体験が待っているのか、公開が待ち遠しい。『ダンボ』は3月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年03月13日国や世代を超えて愛されるディズニー・アニメーションの名作を実写映画化した『ダンボ』。この度、個性溢れる魅力的なキャラクターを描き続けるティム・バートン監督が、作品に込めるメッセージに隠された自身の幼少期の経験を明かした。名作アニメーションをベースに、オリジナル脚本で実写映画化を手掛けたのは、『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』などで強い個性を持つキャラクターたちの成長を描いてきた鬼才ティム・バートン監督。『ダンボ』は「お気に入りのディズニー・アニメーション」という彼がその独特な映像美でファンタジックに描く奇跡の物語は、いまからも注目を集めている。■「モンスター映画が大好きだった」子ども時代本作の主人公は、“普通と違う大きすぎる耳”を持つ子どもの象ダンボで、その強い個性によってサーカスの観客からは笑いものにされていた。「私は“変わっている”というレッテルを貼られた。なぜなら子供なのに、モンスター映画が大好きだったせいだ。子供の時に感じた、自分は人とは違うという気持ちは決してなくならないものだ。それは一生ついて回る」とバートン監督。幼少期に“他人と違う”と周囲にいわれた経験から、個性の尊さを誰よりも知っているからこそ、ダンボの大きすぎる耳に代表されるように個性は欠点ではなく、かけがえのない素晴らしいものというメッセージをキャラクターを通して伝え続けているという。■ダンボの運命を握るキーパーソン役コリン・ファレル「僕も悩んだ時期がある」ダンボの運命を握るキーパーソン、ホルトを演じたコリン・ファレルも「ティムは人生において、孤立した経験があって、それが恐らく彼に影響を及ぼしているんだと思う。それが作品にも反映されている。でも僕も悩んだ時期があって、誰しも経験することだと思う」と明かす。「だからこそ、彼の描く作品は普遍的なものなんだ」と、バートン監督の描く物語には誰もが共感できるメッセージがあると分析する。そして、バートン監督と4度目のタッグとなり、サーカス団の団長を演じるダニー・デヴィートもまた、「ティムに撮影開始前に会った時、本作でも昔と変わらないテーマと向き合っていることが分かった。彼は、自分が抱える葛藤を映画という形で昇華するから、パワフルなんだ」とバートン監督の経験からくる強い想いが込められているからこそ、世界中の人々の心を動かすパワーがあるという。ファレルやデヴィートが明かすバートン監督が描き続けるメッセージは、もちろん本作『ダンボ』にも息づいている。「はじめは、欠点に映っていたものが、物語を通して、称賛するものだと気づいていく。ダンボだけでなく、僕が演じるホルトや、ダニー(・デヴィート)の演じるキャラクターもそうだ」と大人のキャラクターでさえ、個性に悩みダンボと一緒に成長していくドラマが描かれると彼は語っている。『ダンボ』は3月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年02月25日ディズニーとティム・バートン監督がタッグを組んだ実写映画『ダンボ』が、全米同時となる3月29日(金)より公開される。この度、“大きすぎる耳”を持つダンボと、ダンボを取り巻く個性豊かなキャラクターが勢ぞろいしたキャラクタービジュアルが解禁となった。鬼才ティム・バートンが奇跡の映像美で実写化する“新たな「ダンボ」の物語”となる本作。地面に着いてしまうほど“大きすぎる”耳をもつ子象のダンボ。サーカスの新しい看板として期待されるが、その耳のせいで観客から笑いものにされてしまう。しかし、今回到着したビジュアルで描かれるその愛らしい瞳と、笑顔のようにも見えるダンボのキュートな表情は、かけがえのない個性を輝かせていく物語を予感させる。そして、そんなダンボを取り巻く人間のキャラクターたちも登場。まず、ダンボの世話係を任されるのが、コリン・ファレル演じるサーカスの元看板スター、ホルト(上段:左)。「キミの耳は素敵だよ」とダンボを励まし、彼が飛べることを発見する子どもたちと共に、ダンボと引き離された母象を救うため奔走する味方だ。「守ってみせる」の言葉のように、ダンボの運命の鍵を握るキーパーソンともいえるだろう。そして、大都会ニューヨークの巨大テーマパーク“ドリームランド”を経営する、マイケル・キートン演じる大興行師ヴァンデヴァー(下段:右)には、「空飛ぶ象で、大儲けしよう」との不穏なコピーが。サングラスに隠されたそのよこしまな野望は、物語に大きな波瀾を巻き起こしそうだ。さらに、ダニー・デヴィート演じるダンボやホルトが所属するサーカスの団長メディチ(上段:右)や、ヴァンデヴァーが経営する“ドリームランド”の看板スターである、エヴァ・グリーン演じる空中ブランコの女王コレット(下段:左)のビジュアルも公開され、彼らの役割も注目だ。ダンボを金儲けに利用しようとする者たちと、ダンボを救おうとする味方の存在によって、彼はどのように一歩を踏み出し、何のために飛び立つのか?新たな冒険の予感に、さらに期待が高まる。なお、特製ポストカード3枚セットが特典として付いてくる劇場限定前売ムビチケカード(一般券:税込1,400円)が2月8日(金)より発売開始。ポストカードは、ダンボのシルエットが描かれたティザービジュアル、日本版ポスタービジュアル(下段:中央)、ダンボキャラクタービジュアル(上段:中央)と愛らしいダンボづくしとなっている。『ダンボ』は3月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年01月31日ティム・バートン監督とディズニーがタッグを組んだ実写映画『ダンボ』。この度、大空を羽ばたくダンボと、それを見守る個性豊かなキャラクターたちが映し出された日本版ポスタービジュアルがお披露目された。『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』など、魅力溢れる個性的なキャラクターたちの成長を描いてきた鬼才ティム・バートン監督が、「お気に入りのディズニー・アニメーション」と語る名作をその独特の映像美と世界観でファンタジックに描く本作。今回解禁された日本版ポスタービジュアルには、“「羽ばたけ!」大きな耳を勇気の翼に変えてー”というコピーと共に、大きな耳で大空を舞う“ダンボ”が描かれる。そんなダンボの姿を見つめるのは、サーカスの元看板スターでダンボの世話係を任されるホルト(コリン・ファレル)とホルトの娘ミリー(ニコ・パーカー)、息子ジョー(フィンリー・ホビンス)の家族と、空中ブランコのスター、コレット(エヴァ・グリーン)。そして、左側にはサーカスの団長メディチ(ダニー・デヴィート)に、空飛ぶ子象のダンボで金儲けを企む起業家ヴァンデバー(マイケル・キートン)といった、ダンボを取り巻くキャラクターが勢ぞろい。ダンボが“母親を助けるため”懸命に一歩を踏み出そうとする勇気によって、彼らがどのように変わっていくのか?物語が楽しみになるビジュアルとなっている。これまでも、魅力溢れるキャラクターたちが自分らしさを受け入れ、一歩踏み出すファンタジックなドラマを数々描いてきたバートン監督。本作の個性的なキャラクターのひとり・ホルトを演じたコリンは、「稀代のビジュアルアーティストのティム・バートンと『ダンボ』という題材ほど、幸せな組み合わせはない!」とバートン作品への初出演を即決したほど。さらに、近年のティム・バートン作品に欠かせないエヴァに、バートン監督による『バットマン』シリーズでタッグを組んだマイケル、また、ダニーはバートン作品4度目の出演と、監督が信頼するハリウッドの豪華キャストの集結も見逃せない。サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出す、新しい「ダンボ」の物語にますます期待が高まる。『ダンボ』は3月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年01月22日世界中から世代を超えて愛され続けるディズニー・アニメーションの名作『ダンボ』を実写映画化したティム・バートン監督最新作『ダンボ』(3月29日公開)で、“ダンボ”が大空を羽ばたく日本版ポスターのビジュアルが22日、公開された。『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』などで魅力あふれる個性的なキャラクター達の成長を描いてきた鬼才ティム・バートン監督が、『ダンボ』を新たな物語として実写映画化。サーカス団の笑いものだった“大きすぎる耳”を持つ子象のダンボがその大きな耳を翼にして空を飛べることに気づき、コンプレックスを強さに変えたダンボが、引き離された母を救うため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出す。公開された日本版ポスタービジュアルには、「『羽ばたけ!』大きな耳を勇気の翼に変えてー』というコピーと共に、大きな耳で大空を舞う小さな赤ちゃん象“ダンボ”が描かれる。そんなダンボの姿を見つめるのは、サーカスの元看板スターでダンボの世話係を任されるホルト(右端)とホルトの娘ミリー(右から3人目)と息子ジョー(右から4人目)の家族。そして、サーカスの団長メディチ(左端)、空飛ぶ子象のダンボで金儲けを企む起業家ヴァンデバー(左から2人目)と空中ブランコのスター・コレット(右から2人目)と、ダンボを取り巻く個性豊かなキャラクターが勢ぞろい。ダンボが「母親を助けるため」懸命に一歩を踏み出そうとする勇気によって、彼らがどのように変わっていくのか? 物語が楽しみになるビジュアルとなっている。ホルトを演じたコリン・ファレルは、「稀代のビジュアルアーティストのティム・バートンと『ダンボ』という題材ほど、幸せな組み合わせはない!」とバートン作品への初出演を即決。そして、近年のティム・バートン作品に欠かせないエヴァ・グリーンはコレット役、バートン監督の大ヒット作『バットマン』と『バットマン・リターンズ』でタッグを組んだマイケル・キートンはヴァンデバー役を演じ、メディチ役のダニー・デヴィートはバートン作品4度目の出演と、ティム・バートンが信頼するハリウッドの豪華キャストも集結している。(C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年01月22日先月、10人目の子どものパパになることが報じられたエディ・マーフィー。エディの代理人も、エディの長年の恋人でモデルのペイジ・バッチャーが、2人の間で2人目となる赤ちゃんを妊娠中であることを認めた。エディとペイジには、ほかに2016年に誕生した娘イジーちゃんがいる。「TMZ.com」によれば、赤ちゃんは男の子で12月に生まれるとのこと。水曜日(現地時間)、ロサンゼルスで大きなお腹をなでながら歩くペイジの姿がキャッチされた。お腹の上に置かれた左手の薬指に、大きなダイヤモンドの指輪がキラりと光っていたことで、エディと婚約したのではないかと話題になっている。数々の女性と浮名を流し、「スパイス・ガールズ」のメルBを含むガールフレンドや元妻たちと8人の子どもをもうけたエディ。ペイジとは2012年からは交際を始めてすでに6年。2人目の子どもが生まれることで、ついに結婚を決意か…。今後、エディはアーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デヴィートが生き別れの双子を演じた『ツインズ』(1988年)の続編『Triplets』(原題)、自身の代表作『ビバリーヒルズ・コップ』の4作目に出演予定だ。(Hiromi Kaku)
2018年09月28日『007』シリーズの最新作、『Bond 25』(仮題)の監督に決定していたダニー・ボイルが、「クリエイティブ面での意見の相違」により降板したことが明らかになった。ボイル監督の就任が決まった際に、今年12月からイギリスのパインウッド・スタジオで撮影が始まることも発表されていたのだが…。『007』の公式ツイッターが「本日、(プロデューサーの)マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ、そしてダニエル・クレイグは、ダニー・ボイルがクリエイティブ面での意見の相違によりBond25の監督を辞めたことを発表します」とツイートした。具体的な意見の相違についてや新監督は不明。今年3月、ボイル監督は『シャロウ・グレイブ』『ザ・ビーチ』『トレインスポッティング』シリーズで組んできた脚本家のジョン・ホッジとアイデアを出し合い、ホッジが脚本を執筆していることを「Metro」紙に語っていた。ボイル監督は現在、『ラブ・アクチュアリー』の監督・脚本のリチャード・カーティスとタイトル未定の作品に取り組んでいる。この作品にはリリー・ジェームズとケイト・マッキノンが出演予定。(Hiromi Kaku)
2018年08月22日