アメリカダンス界の新星として米国内外で注目を集めるAte9ダンスカンパニーが、2024年3月に初来日することが決定した。Ate9ダンスカンパニーは、バットシェバ舞踊団でリハーサルディレクターやGAGAメソッドのシニアマネージャーとして活躍した振付家ダニエル・アガミが、2012年にアメリカで設立。ダニエル・アガミはカンパニーでの活動以外にも、バットシェバ・アンサンブル(イスラエル)、ノースウェスト・ダンス・プロジェクト(ポートランド)などの他のカンパニーへの作品提供や、実験的なオペラ作品で注目を集めるLAのザ・インダストリーでのステージング、イングリッシュ・ナショナル・オペラ『フィリップ・グラスのオルフェ』(19)、ロングビーチ・オペラ『月に憑かれたピエロ』(21) の振付を担当するなど、アメリカダンス界でいまもっとも注目される振付家、アーティストの一人だ。ミュージシャンや俳優、デザイナーなど他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも多く、オハッド・ナハリンのもとで培ったGAGAメソッドを、独自の視点で発展させたアーティスティックな作品は、米国内外で注目を集め、高い評価を得ている。ヒップホップのプロデューサー、DJ として活躍するオミッド・ワリザデとコラボレーションする『EXHIBIT B』では、イランをルーツに持つワリザデのアラブ的なニュアンス漂う音楽とダンサーによる躍動感あふれる身体表現、グラミー受賞のオルタナティブバンド「ウィルコ」のドラマー、グレン・コッチェによる『calling glenn』では、コッチェの生演奏に注目だ。<公演情報>Ate9ダンスカンパニー『EXHIBIT B』『calling glenn』振付:ダニエル・アガミ出演:Ate9ダンスカンパニー音楽:オミッド・ワリザデ(『EXHIBIT B』)音楽・演奏:グレン・コッチェ(『calling glenn』)【日程】■2024年3月1日(金) 19:003月2日(土) 15:003月3日(日) 15:00会場:世田谷パブリックシアター【チケット料金(全席指定・税込)】一般:5,000円ペア:8,000円(前売のみ)高校生以下:2,000円(当日要証明書提示)チケットはこちら:()
2023年12月23日2016年のブルメイステル版『白鳥の湖』、2019年の『くるみ割り人形』、そして今年11月の『眠れる森の美女』。チャイコフスキー三大バレエの新制作を完結させたばかりの東京バレエ団が、2019年以来毎年12月に上演してきたクリスマスの定番、『くるみ割り人形』を今年も上演する。2021・22年公演に続き、3度目のマーシャ役に挑む足立真里亜に、作品の見どころや意気込みを聞いた。「観ている方を驚かせるような踊りがしたい」――作品のお話に入る前に、まず足立さんご自身について少しお聞かせください。バレエを始めたきっかけは?始めたのは3歳の頃なので、記憶は全くないのですが。母が子どもの頃、バレエを習うのが夢で、娘が生まれたら習わせたいと思っていたそうです。しばらくは母に「行きなさい」と言われるから行く感じだったのですが、中学生になるちょっと前くらいに、バレエの先生が真剣に育てようとしてくださっているのを感じて私も真剣になり始めて。といってもカルチャースクールのような教室だったので、先生としても、私をプロにしようとまでは思っていなかったと思います。私は物まねをするのが好きで、物まねがしたくて先生の踊りも話もよく見てよく聞いていたから、それが伝わって真剣になってくださったんじゃないかな。――では、プロになろうと思ったのは?私の場合、「バレリーナになりたい!」という強い憧れとか夢を抱いたことってないんですよ。進路を考える節目節目に、自分にできることを選んでいって、気付いたら東京バレエ団にいましたね。だからプロになってからも、新しい役をいただいて「嬉しい」と思うことはまずなくて、「私は次これをやるのか!」の連続でここまで来た感じ。醒めているわけではなく、もちろんバレエは好きなんですが、“バレリーナ”に憧れたというより、“バレエを仕事にすること”に憧れたという感じかもしれないです。皆さんもお仕事をされてる中で、新しいプロジェクトを任されたりしたら、喜びより先に“現実”が来ますよね(笑)? その感覚に近いと思います。――なるほど、分かりやすいです(笑)。ご自身のダンサーとしての特徴や強みはどこにあると思われますか?強みは柔軟性にあると思っていて、最近はそれを生かして、観てる方をびっくりさせるような踊りがしたいと思うようになりました。もちろん役柄にはよりますが、もうちょっと脚上げちゃおっかな、そしたら観てる方が「わ!上がってるな!」ってなるかなって。あとは、自分を出すことにためらいがないところ。役に向き合って、役を通して世界を見ることも好きなので、演じることは、もしかしたら踊ることよりは上手かもしれないです。私、踊りはそんなに上手じゃないので(笑)。――そんなことはないと思いますが(笑)、優雅な舞台姿からは想像がつかないぶっちゃけキャラ、新時代のバレリーナという感じがして素敵です。そうですか? うちのバレエ団は結構みんなこんな感じですよ。本番中、楽屋に戻るとみんなで「今の見てた?」「あそこ最高だった!」「あれはやり過ぎじゃない?」とか言い合ってます(笑)。「“還暦”なので、赤い服でいらしてください(笑)」――チャイコフスキー三大バレエというのは、やはりダンサーの皆さんにとって特別な存在なのでしょうか。そうですね。私は新制作された三作すべてに出演することができたのですが、バレエ界にとってなくてはならない演目なんだなと改めて感じました。芸術監督の斎藤友佳理さんをはじめとする方々が、良いところを残しつつ今の時代に伝わりやすくする、というすごく大変な作業に真剣に取り組む姿を目の当たりにして、それだけ大切な演目なんだなって。本当に古くから伝わる、バレエの代名詞みたいな三作だから、初めてバレエを観る方にもぴったりですよね。『白鳥』と『眠り』は初めての方には少し長い作品なので、なかでも『くるみ』がデビューには一番だと思います!――新制作された東京バレエ団の『くるみ』の一番の魅力は?うちの『くるみ』と言えば、信じられないくらい大きくなるクリスマスツリー。そこから顔を覗かせていたキャラクターが、次の瞬間には舞台で踊っていたりと、友佳理さんらしいトリッキーな仕掛けもたくさんあります。サプライズにあふれていますし、全編を通して“陽”の部分しかない作品なので、観ていて楽しいんじゃないかな。――では、マーシャ役についてはどんな魅力や難しさを感じていますか?すごく難しいですね! 子どもとプリンセスを演じ分ける役なので、短い時間の中で別の人が踊っていると思われるくらい変わらなきゃいけないですし、子どもを演じるためには子どもだった頃を思い出すだけじゃなく、“子どもらしい”表現を探さなくちゃいけない。たとえば、くるみ割り人形をプレゼントされて嬉しい気持ちは思い出せても、「うっわーこれ欲しかったー!!」って大興奮することって、今はないじゃないですか(笑)。そのあたりは、付属のバレエ学校である、東京バレエ学校に通うバレエキッズを参考にさせてもらっています。本当に難しい役ですが、毎年同じ役に取り組めるというのは、ダンサーにとってすごくありがたいこと。自分の変化や成長を計れる良い機会なので、3年目の今回も、前回からの1年で経験したことを生かして踊れたらいいなと思います。――この1年で、足立さんの中での一番の変化というと?お客様に対しての意識ですね。以前は“ジャッジされてる”みたいな意識が強かったんですが、コロナ禍が明けて以降、皆さんがワクワクしながら劇場に来てくださっているのを感じて、「期待を裏切らないように」というより「楽しんでもらおう!」という気持ちになれているんです。今回も、心の中で「皆さん味方ですよね~!」と言いながら舞台に出て行こうと思ってます(笑)。――最後に改めて、読者の皆さんにお誘いのメッセージをどうぞ!クリスマスシーズンに本当にぴったりの演目なので、私たちと一緒に楽しいクリスマスを過ごしませんか? というのがひとつと。東京バレエ団は来年で60周年で、この『くるみ』も60周年記念シリーズの一環なんですよ。“還暦”なので、ぜひ赤い服を着ていらしてください!(笑)取材・文:町田麻子<公演情報>東京バレエ団 創立60周年記念シリーズ3『くるみ割り人形』全2幕音楽:ピョートル・チャイコフスキー台本:マリウス・プティパ(E.T.A.ホフマンの童話に基づく)改訂演出/振付:斎藤友佳理(レフ・イワーノフ及びワシーリー・ワイノーネンに基づく)舞台美術:アンドレイ・ボイテンコ装置・衣裳コンセプト:ニコライ・フョードロフ出演:東京バレエ団指揮:フィリップ・エリス演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団児童合唱:NHK東京児童合唱団【東京公演】2023年12月21日(木)~12月24日(日)会場:東京文化会館【西宮公演】2023年12月27日(水)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール【津公演】2023年12月28日(木)会場:三重県文化会館 大ホール【大津公演】2024年1月6日(土)会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホールチケット情報:公式サイト()
2023年12月11日今季、韓国ブランドが続々と取り入れているのが、バレリーナにインスパイアされた‟バレエコア”。レッグウォーマーやバレエシューズを合わせたスタイルや、チュールやリボンなどをコーデに取り入れたスタイルのことを指し、K-POPアイドルなどがこぞってバレエコアを楽しんでいるのだとか。ここでは、今、注目度の高いバレエコアコーデをご紹介します♡ニーハイ靴下 × バレエシューズをスポーティに♡出典:Instagramニーハイソックス × バレエシューズで、バレエコアをデイリーになじむコーデに落とし込んだスタイルです。スポーティな雰囲気が漂う、動きやすそうなスウェット生地のワンピースを合わせて、フェミニンなイメージになりがちなところをスポーティMIXコーデに転換させたテクニックがお見事。フリルやリボンがついたキュートなトップス × アップヘア出典:Instagramサテン素材の肩リボンモチーフや、ペプラムトップス × ミニ丈ボトムスなど、ガーリーなアイテムを引き立たせたバレエコア。足元はやっぱりバレエシューズが鉄則♡ 髪の毛をキュッとアップでまとめることで、よりバレリーナのような洗練された雰囲気に仕上がります。イノセントなチュールトップス × ビスチェ出典:.stまるでバレリーナのような透明感のあるチュールトップスと付属になったビスチェを合わせたバレエコアコーデ。チュールやビスチェが儚げで、乙女心くすぐるイノセントな雰囲気はお手本にしたい着こなしテクニック。甘すぎないパンツスタイルは、大人女子にもチャレンジしやすいですね♡大きめリボンが可愛いフラットパンプス出典:.stバレエコアを取り入れるのが難しいと感じたら、まずはリボンモチーフのアイテムをコーデに取り入れてみて。大きめリボンがアクセントのフラットパンプスならコーデにさりげなくバレエコアを漂わせる事ができそうです。まだまだ日本では聞きなれないバレエコアですが、きっと「可愛い♡」 「真似したい!」と思った方も多いはず。実は、日本でもじわじわと人気が高まってきているので、気になる方は是非、ひと足先にバレエコアにチャレンジしてみてくださいね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では.st、@kerubin.18様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:_c0502
2023年12月09日中京テレビのダンスバラエティ番組『Travis Japanのダンスだぜ!!』。今夜12月1日(金)の放送では、Travis Japanが“存続危機のダンス同好会”を全力でサポート!「これだけダンスが好きなメンバーがいるのに…」Travis Japanが訪れたのは、埼玉・久喜工業高校。2022年に出来たばかりのダンス同好会「Techniqs」の部員数は、わずか6人だ。しかし、顧問の先生は前任校でダンス部を全国大会へ導いた経験を持ち、同好会会長の3年男子はダンス歴12年の経験者。他のメンバーは初心者で、大会に皆で果敢に挑戦している。そんなダンス愛あふれる「Techniqs」だが、同校の同好会の認定条件は「部員数が5人以上」。来年に3年生メンバーが卒業してしまうと、残る部員は4人…。そんな危機に直面している同好会を、Travis Japanが応援していく。…と、その前に、まずはダンスで交流!Travis Japanが「JUST DANCE!」を踊ると、お返しに高校生たちもストリートダンスを披露。川島如恵留は「これだけダンスが好きなメンバーがいるのに、来年終わっちゃうかもしれないのは寂しいよね…」と話す。■Travis Japan、ダンス同好会との“意外な共通点”!このままでは部員が“あと1人”足りず、同好会はなくなってしまう――。そこで今回は、「Techniqs」の新メンバー募集を図るPR活動を、Travis Japanが全面プロデュース!ポスターとダンス動画の制作を手がけていく。「ちなみに、いつも使っている衣装ってありますか?」と宮近海斗が聞いてみると、生徒たちは「あります!」と衣装を持参。そのデザインを見たTravis Japanは「えぇっ!?」と驚きを隠せず…Travis Japanと同好会の“意外な共通点”とは?■写真撮影のポージングを、メンバーが直々に指導!一同は校庭へ向かい、ポスター用の集合写真の撮影へ。普段はステージに立つTravis Japanが“裏方”に徹し、生徒1人1人の立ち位置やポージングを直々に指導。「カメラ目線でいこう!」(吉澤閑也)と現場を盛り上げ、皆が大満足の“渾身の1枚”が出来上がる。■“カメラマン”中村海人は「緊張する…!」続いて、どんなダンス動画を作るか、Travis Japanが作戦会議。「1カメショー風にするのはどう?」(松倉海斗)、「顧問の先生も参加してもらえないかな?」(七五三掛龍也)と話し合っていく。さらに、生徒たちが踊るダンスの振り付けや撮影もTravis Japan全員で担当。松田元太は「まず、“これ”の後ろに隠れて…」と、工業高校のロケーションを活かした演出を生徒たちへプレゼン。一方、動画を撮影するカメラマンを1人で務める中村海人は「俺がミスったら、また皆がやり直さないといけないから緊張する!」とソワソワ…。いったいどんな仕上がりになるのか?Travis Japanが全力でプロデュースしたダンス動画に、ぜひ注目を!『Travis Japanのダンスだぜ!!』では、地上波放送直後より、「Prime Video」にて“独占見放題配信”を実施。撮影の舞台裏がのぞける特典映像もお楽しみに。また、動画配信サイト「Locipo」では、各放送回当週にメンバーが番組の魅力を語るスペシャル動画を配信!こちらも併せてチェックを!◆番組概要◆番組名 : 『Travis Japanのダンスだぜ!!』放送日時 : 2023年12月1日(金)24時59分~25時29分放送局 : 中京テレビ(放送エリア:愛知県、岐阜県、三重県)※各回放送直後より、「Prime Video」にて、撮影の舞台裏が覗けるオリジナル特典映像を含んだ独占見放題配信スタート!(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年12月05日9月に《豊岡演劇祭 2023》で発表された、ダンスカンパニー egg lifeの最新作『海におはぎを投げる日』が、12月15日(金)から17日(日)まで東京・SCOOLにて上演される。egg life 新作公演【海におはぎを投げる日】 チケット情報人は、葛藤しながら生きることもできるし、葛藤せずに生きることもできる。日常を何とか乗りきる中で、どこかに追いやっていた葛藤、違和感を呼び覚まされる時間。asamicro主宰egglifeの新作『海におはぎを投げる日』通称「海おはぎ」は、そんな作品である。asamicroの祖母の生き方をモチーフに、欲や孤独、昭和初期の漁師町におけるジェンダー観も描いている。どれだけ仕事を生きがいにしても、女性であれば夫が亡くなると漁に関わることは許されなかった。漁は男性の仕事。そんな漁師町には、一年に一度漁師たちの業務安全を祈願して海におはぎを投げる風習があった。なぜ、おはぎなのか。今となっては誰も分からないそうだが、途絶えることなく大切に続けられてきた。日本には、現代でも女性一人で漁港に入ることが許されていない区域もある。『海におはぎを投げる日』は、asamicro自身が祖母の生き方や価値観との対話している作品でもある。だからか、昭和初期の話だと思って観ているはずなのに現代に生きる私たちに問いかけてくる。どう生きているのか、どう生きていくのか。目の前の演者の動きや変わりゆく音楽に惹きつけられながら、次々と展開していく物語(のようなもの)に心を掴まれる。縦横無尽に動いていくダンサーたちは、人間のようでもあり、そうではない何かのようでもある。性別もよく分からなくなってくる。ステージで圧巻の存在感を放つ手編みの魚網は、現代美術家である日原聖子の作品。布を裂き、編み込む。その手仕事が、投げられた何かを受けとめる。音楽は、小畑仁によるオリジナルで、書き下ろしの楽曲が物語を広げていく。「あたしタチは情けないほどの愛おしい悪魔と愛を持っている。」悪魔と愛。一見、相反するものが同時に存在すること、それを作品を通して体感する。分からないことをそのままにする自由、仕分けることをあえてしないという自由。その不思議な感覚は、少し恐怖を感じる違和感であり、どこかほっとするような安心感でもあった。「どれだけ 欲にまみれても私は人で在りたい」今のあなたは、何を感じるだろうか。ダンス公演でもあり、台詞のない演劇でもあり、ドキュメンタリーでもある。観た人それぞれに解釈が生まれるだろう。一人で自分自身に沈む時間にするのも、大切な人と観て感じたことを言葉にし合うのも、どちらもおすすめしたい。チケットは発売中。文:稲本朱珠
2023年11月29日公益財団法人埼玉県産業文化センターは、埼玉県の高校ダンス部・同好会を対象としたダンスイベント「ソニックダンスステージ2024」を、運営する「ソニックシティ」(埼玉県さいたま市大宮区)、大ホールにて2024年1月20日(土)に開催いたします。【ソニックダンスステージ(SDS)とは】2021年3月に第1回を開催し、好評につき今回で3回目を迎えます。普段は踊る機会がない大ホールでプロの生演奏・照明を備えたコンサートのようなステージを提供し、思う存分ダンスを楽しんでいただく超豪華イベントとなっております。高校生の方々にダンスを楽しんでもらうだけでなく、ステージ作りを通じ、『物事には多くの人々が関わっており、それぞれが真剣に仕事として取組むことではじめて成り立つ』ということへの気付きに繋げます。SDS2023の様子1【公演概要】公演名:ソニックダンスステージ2024(SDS2024)日時 :2024年1月20日(土)14:00開演会場 :ソニックシティ大ホール(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5)主催 :公益財団法人埼玉県産業文化センター後援 :埼玉県、埼玉県教育委員会、さいたま市、さいたま市教育委員会出演 :<ダンス>埼玉県内高校ダンス部・同好会 15校<MC>パイレーツオブマチョビアン<ゲスト>Saitama Old-School DANCE CLUB<演奏>Music Salon 音雫~おとしずく~<出演高校>越ヶ谷高校 女子ダンス部伊奈学園総合高校 ダンス同好会花軍浦和商業高校 ダンス部越谷北高校 応援部Brilliant栄北高校 ダンス部川口市立高校 ダンス部久喜工業高校 ダンス同好会Techniqs坂戸高校 ダンス部FLAPP朝霞西高校 ダンス部上尾南高校 ダンス部草加東高校 ダンス部大宮商業高校 ダンス部ヒューマンキャンパスのぞみ高校大宮東口学習センター K-popコース杉戸高校 ダンス部Departure西武学園文理中学・高校 ダンス部※出演者は変更となる場合がございます。イベントビジュアル<HP> <X(旧Twitter)> <Instagram> 【チケット好評販売中】料金 : 全席自由席 一般 3,000円、Ys(19歳以下) 2,000円※2歳以下ひざ上無料、座席が必要な場合は有料申込み: ソニックシティホールTEL:048-647-7722(平日9:00~17:00)ソニックシティネット予約 【クラウドファンディング】ソニックシティでは、今後もダンスイベントを継続して開催し若者を応援する場を提供していきたいと考え、クラウドファンディングを実施しています。クラウドファンディングを通して、同じ思いを持つ皆様や本イベントにご理解いただける皆様のご支援を募り、今後も継続して若者を応援していきたいと思います。皆様のご支援・応援を何卒よろしくお願い申し上げます。クラウドファンディングビジュアル<ご支援窓口>【第2弾】高校ダンス部のためにソニックダンスステージ2024開催! ソニックシティHP 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月14日もはや現役アイドルママ!(※画像は辻希美さんオフィシャルブログより)辻希美さんは10月31日・ハロウィンに、自身のYouTubeチャンネルに『娘たちとプッチモニのBABY!恋にKNOK OUT!を踊ってみた』という動画をUP。2007年11月に出産した長女・希空(のあ)さん、希空さんの友人と3人で、プッチモニの「BABY!恋にKNOK OUT!」を踊っています。さすが元モーニング娘。、センターを張るママ・辻さんは、動きがキレッキレ! 高校生たちも躍動感がすごい。溢れんばかりの若さを感じます。ハロウィンということで、ゾンビメイクに黒のアイドル風衣装もとっても似合っています。(※画像は辻希美さんオフィシャルブログより)去年、こだわりの新居を建てた辻さん一家ですが、1階には辻さんが「ずっと欲しかった憧れの部屋」が。入り口がレコーディングスタジオのような二重扉になっていて、防音設備の整ったその部屋は、全面鏡張りのダンススタジオなんです。辻さんの子どもたちはみんなダンスを習っており、「ここは本当にこだわった。夢だからね。私の部屋を6畳にしてでも作りたいと思ったの」と、ルームツアーでうれしそうに語っていた辻さん。防音なのでカラオケもでき、シアタールームにもなるという万能なスタジオです。辻さんはこの部屋で、ひそかに長女と友人とダンスを練習していたよう。ちなみに、辻さんは先日出演した番組で、15歳の希空さんが「「最近芸能界に興味を持ち始めた」といい、「長女と一緒に(テレビに)出るのが私の夢なんです」と明かしていました。その日が来るのも遠くないのかもしれません。
2023年11月02日新国立劇場バレエ団 2023 / 2024シーズン開幕公演『ドン・キホーテ』が初日を迎えた。2023 / 2024シーズンはバレエ団の歴代芸術監督へのオマージュを込めたラインアップで、「What We Value」をテーマに新国立劇場バレエ団が25年にわたって培ってきたものを上演。開幕を飾るアレクセイ・ファジェーチェフ版『ドン・キホーテ』は、新国立劇場バレエ団が一番長く上演し続けているレパートリーで、初代の島田廣監督時代の1999年に初演し、今回の上演で10回目となる。1幕の街の賑わいや2幕の幻想的で美しい夢の場、3幕のゴージャスな結婚式と次々に場面が展開し、コメディ的なやり取りからスペイン舞踊、端正な群舞、そして主役のダイナミックなテクニックと盛りだくさんな踊りを披露する本作は、シーズン開幕にふさわしい華やかでパワフルな古典バレエとなっている。初日の主役には、米沢唯と今シーズンからプリンシパルとなった速水渉悟が登場。軽妙なやり取りと鮮やかなテクニックで底抜けに明るく楽しい舞台をつくり上げ、客席を熱狂の渦に巻き込んだ。カーテンコールでは18年ぶりに新国立劇場へ指導に来日した、改訂振付のアレクセイ・ファジェーチェフも登場。ダンサー、マエストロやオーケストラ、そしてスタッフたちへ、満員の客席から万雷の拍手とスタンディングオベーションが起こった。米沢唯速水渉悟■吉田都芸術監督 メッセージ新国立劇場バレエ団の新しいシーズンが、華やかさと楽しさに溢れた『ドン・キホーテ』で始まりました。新国立劇場バレエ団の『ドン・キホーテ』は、モスクワのボリショイ・バレエで活躍し、芸術監督も務めた A.ファジェーチェフ氏によるものです。彼によると、『ドン・キホーテ』はクラシックの粋を集めた舞踊芸術の華麗な祭典であり、プティパのバレエ作品の中でも最もモスクワらしい作品なのだそうです。そして、この「モスクワらしさ」は、何よりモスクワ派のバレエとボリショイの舞踊手に特有の、屈託のない大らかさ、遊びの感覚、即興的な自由がこの作品に溢れているところから生まれてくるそうです。皆さまにはテクニックが詰まったグラン・パ・ド・ドゥから端正な群舞、そしてスペイン舞踊と、見どころがたっぷりの古典バレエの世界を楽しんでいただきたいです。<公演情報>2023 / 2024 シーズンバレエ『ドン・キホーテ』振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ音楽:レオン・ミンクス美術・衣裳:ヴャチェスラフ・オークネフ照明:梶孝三芸術監督:吉田都指揮:マシュー・ロウ、冨田実里管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団出演:新国立劇場バレエ団【公演日程】10月20日(金) 19:0010月21日(土) 13:00 / 18:3010月22日(日) 13:00 / 18:3010月24日(火) 13:00【貸切】10月27日(金) 14:0010月28日(土) 13:00 / 18:3010月29日(日) 14:00会場:新国立劇場 オペラパレス予定上演時間:約2時間45分(休憩含む)【他劇場での公演】11月3日(金・祝) 14:0011月4日(土) 14:00会場:愛知県芸術劇場 大ホール公式サイト:
2023年10月21日中川賢(ダンサー)・辰巳満次郎(能楽師)・高岸直樹(バレエダンサー)ほかジャンルを超えたコラボレーション大和シティー・バレエ WINTER CONCERT 2023『宗達』が2023年12月24日 (日)にやまと芸術文化ホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ X(旧Twitter) 大和シティー・バレエ2023年 冬季公演日本画と絵師シリーズ〈日本画を踊るvol.1〉出逢いの数だけ、運命が交差する。そこに芸術(Art)が花開く国宝「風神雷神」を描いた伝説の絵師「俵屋宗達」を中心に、浮世の時代を彩る天才達の物語。大和シティー・バレエ/ダンスがクリスマス・イヴに贈る壮大な絵巻物(スペクタクル)!生涯が謎に包まれた天才絵師、俵屋宗達。柳広司著「風神雷神風の章」風神雷神雷の章」(講談社文庫刊)を原作に「大和シティー・バレエ/ダンス」が、日本画絵師の生涯をダンスと和楽器で綴るコラボレーションで、バレエ界の新しい境地に挑みます。◆あらすじ第一幕京都の扇屋「俵屋」の養子である伊年(いねん)の頭の中は、いつだって絵のことばかり。類稀なる絵の才能を持ちながら、おっとり穏やかな性格でぼんやりすることも多い伊年に、番頭の喜助は呆れ顔で言う。「ええかげん、しっかりしてもらわんと!」そんな伊年と運命的な出会いを果たすのは、巫女神楽を率いる出雲阿国(いずものおくに)。のちに「天下一のかぶきをどり」と称される、エキゾチックな美しさを備えた阿国は、伊年の中の秘めたるものを見抜いて言う。「鬼、これがあんたの、ほんまの顔や」幼なじみ、大店の紙屋の次男坊の紙屋宗二(かんやそうじ)、貿易商として名高い角倉家の嫡男、角倉与一(すみのくらよいち)も、伊年と成長を共にする。彼らの前に圧倒的な存在感であらわれたのは、書の達人であり万能の文化人、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)。光悦は伊年たちの才能を見出しながらも、柔らかく、けれど決定的な力の差をしめす。扇絵という枠を超え、“美の巨人”光悦との共作を重ね、伊年は絵師としての更なる奥深さを幾度も経験し、しだいに自立への道を力強く歩んでいく。第二幕齢四十を過ぎ「俵屋」を継いだ伊年は、名を「宗達」と改めた。「俵屋」は今や“京で一番”の扇屋である。絵師として多くの経験を積んだ宗達、いまや貫禄もある。結婚もした。妻「みつ」とは仲むつまじい。そんな夏のある日、雷鳴轟く激しい夕立のなか店にあわられたのは、公家名門の若公卿、烏丸光広(からすまるみつひろ)。「俵屋宗達いうんは、あんたはんどすか?」ひょうひょうとした態度で振る舞う光広は、宗達に仕事を依頼する。「みつ」は嫌な予感がしているが、案の定、宗達は光広によって、再び“美の最前線”へと引っ張り出されることになる。意気投合した二人は、襖絵、屏風絵と、数々の作品を手がけてゆく。すっかり歳をとった宗達。美の境地に達しようとするその志は、墨絵にも関心が向いてゆく。幼なじみ、同志たちは、ひとりひとりこの世を去っていく。途方もない寂しさが込み上げる、そんな中、伏見醍醐寺、座主の三宝院覚定(さんぽういんかくじょう)から、とある屏風絵の依頼がくる。宗達は静かに考えてから、そして答える。「どうでっしゃろ。この仕事、来年いっぱい頂けまへんやろか」その言葉の裏には、誰も辿り着くことのできない深い意味があった。桜の花びら舞い散る春、妻みつと阿国は初めて出会う。二人は覚定の案内で、宗達があの時に依頼された屏風絵をみて、感慨にふける。すでに宗達はこの世に別れを告げているのだ。みつは、宗達の死後に仕事場に唯一残された、もうひとつの屏風絵も見て欲しいと、阿国に話す。覚定も阿国に告げる。「見てもろたら分かりますが、まあ、えらいもんどすわ」宗達が残した最後の絵。それは印もなく、自分の存在を残すためだけに描かれたような、圧倒的な…。振付は、2023年大和シティー・ダンス(YCD)ディレクター/常任振付家に就任した竹内春美氏。同年夏にYCBで開催された『Geselle』第一幕を、ドラマチックなコンテンポラリーにかきかえ、評論家や観客から大好評を博しました。◆竹内春美コメント「普段、振付をする時は音ありきで作るのですが、今回はオリジナル曲で和楽器の生演奏もあるので、まだ音がない段階で振付をするシーンもありとてもチャレンジングで新鮮です。今回のメインキャストのダンサー(で役者!)の皆さんはとてもクリエイティブ。振付の私と一緒に、アイディアを出し合うスタンスで居てくれ、一緒に動きを探し踊りにしていけるのが、まさにクリエーションの真髄という感じで、非常にエキサイティングです。まだクリエーション途中ですが、この作品が今後彼らとのセッションを経て、どのように花開いていくのかは私にとっても未知数です。「俵屋宗達」は謎多き人物でもあり、′風神雷神′はみたことがあっても、踊りの題材としてイメージが沸かない方も多いかと思います。だからこそお客様自身が先入観なしに、人物たちの魅力をダイレクトに感じ、この世界を楽しんでいただけるのではないかと思っています。この作品は、「舞踊」であり、「演劇」であり、そこに迫力の和楽器の「生演奏」が加わります。ダンスの枠を遥かに超えたスペクタクルになるのではないかと。まさに私たち日本人魂の原点を再確認できるような見逃せない作品になると思うので、是非劇場で!ご覧いただきたいです」竹内春美総合プロデューサーは、佐々⽊三夏。佐々⽊氏が主宰する三夏バレエアカデミー(SBA)は、海外で活躍中のダンサーを沢山輩出しています。⼤和シティー・バレエ(YCB)が設⽴されたのは、「⼤和市⽂化創造拠点シリウス」が開設された2016年秋。2019年から本格的に始動を開始しました。佐々木三夏バレエアカデミー 2023年からは、日本のバレエ団では珍しく、コンテンポラリーダンスに特化したダンサーを集めた大和シティー・ダンスを発足。大和シティー・バレエと共にジャンルに囚われない幅広い活動を目指しています。本公演の衣装は、全て佐々木氏によるオリジナルとなります。衣装デッサン:さとうみち代◆佐々木三夏プロデューサーコメント「日本には日本の、西洋には西洋の美しい文化があります。大和=日本に生まれることを選んだ魂を慈しみ、その美意識を存分に生かし、「大和から世界へ」発信できるクリエーションに常にチャレンジしていきます。私たちは芸術の極み(ゴール)ではなく、原点(スタート)に向かいます」佐々木三夏リハーサル風景スタッフプロフィールプロデューサー:佐々木三夏山路瑠美子に師事。全国舞踊コンクール/第1位。《文部大臣奨励賞》《日本バレエ協会/優秀賞》受賞。《コレオグラファーズコンクール/最優秀ダンサー賞》受賞。「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「ジゼル」「コッペリア」「バヤデルカ」その他数多くの古典作品の主役を踊る。全国舞踊コンクール 指導者大賞、全国舞踊コンクール 指導者賞、青少年のためのバレエコンクール優秀指導者賞、バレエコンペティション21 指導者賞、全国鎌倉コンクール 指導者賞、NBA全国舞踊コンクール 指導者賞を受賞。振付:竹内春美(大和シティー・ダンス(YCD)ディレクター)12歳よりクラシックバレエを学ぶ。2003−2005年、オーストラリア・ナショナルシアターバレエスクール留学。在学中コンテンポラリーダンス と出会う。 2010年、文化庁新進芸術家海外研修制度により、ドイツ・ヘッセン州立劇場ヴィースバーデンバレエ/トス・ タンツカンパニーに派遣され、ダンサーとして1年研修。 2012-2019年、ドイツ・レーゲンスブルク劇場ダンスカンパニーにソリストとして所属。2019年退団し帰国。講師・振付家・ダンサーとして日本での活動を開始し、2023年大和シティー・ダンス(YCD)ディレクター/常任振付家に就任。美術:長峰麻貴東京生まれ福岡育ち。武蔵野美術大学大学院修了後、劇団四季に所属、その後ネオダダの 風倉匠氏に師事し、美術と演劇のあわいで活動。学生時代 は、堀尾幸男氏、高田一郎氏、小竹信節氏に師事。伊藤熹朔賞新人賞、奨励賞受賞。主な作品は、「新羅生門」 (横内謙介演出)、「おばけりんご」(橋下昭博演出)「遠くから見ていたのに見えない」(白神ももこ演出)「メンドゥルサッコンの渦巻」(巻上公一演出)、「冒険者たちJOURNEY TO THE WEST~」(長塚圭史演出)「さいごの1つ前」(松井周演出)「ガラスの靴」(宝満直也振付・大和シティー・バレエ団)など。テアトリカルイデア代表。こども達に向けたワークショ ップなどを行う「ひょうげんのあそびば」主催。武蔵野美術大学、玉川大学 、日本大学にて非常勤講師。主要キャストプロフィール俵屋宗達役:中川賢(Nakagawa Satoshi)6歳から現代舞踊を和田朝子に師事。関東国際高校演劇科卒業。日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業。2003年~2009年まで、現代舞踊公演『火の鳥』主演のほか『回転木馬』カーニバルボーイ役や『イーストウイックの魔女たち』マイケル役などミュージカルにも出演。2009年から日本初の公立劇場専属舞踊団新潟市りゅーとぴあ「Noism1」にて活動。2018年『ROMEO & JULIETS』ティボルト役で退団した。その後東京に戻り、平山素子、中村しんじ、川野眞子など作品に出演。ダンスのみならず様々なジャンルに挑戦していく。本阿弥光悦役:辰巳満次郎(Manjiro Tatsumi)シテ方宝生流能楽師。東京都在住。代々続く能の家に生まれ、4歳にて初舞台。父、辰巳孝、18代宗家宝生英雄に師事。東京芸術大学卒。父の後を継ぎ、関西の流儀を統括する。伝統を重んじる中に、新作能を数多く手掛ける。他ジャンルとの習合にも挑戦し、オペラ能、バレエとの共演、和洋の楽器、テクノミュージックに至るまで、能と融合させている。公益社団法人宝生会理事、公益財団法人友愛会副理事長、一般社団法人JACSO名誉理事長、枚方市芸術アドバイザー、羽衣国際大学学術文化顧問などを務める。重要無形文化財総合指定保持者。烏丸光広役:高岸 直樹(Naoki TAKAGISHI)チャイコフスキー記念「東京バレエ団」特別団員/高岸直樹ダンスアトリエ主宰。86年、チャイコフスキー記念「東京バレエ団」に入団。翌年、ベジャールの「ザ・カブキ」において、弱冠21歳で由良之助に抜擢され、一躍話題の的となる。以来、東京バレエ団のあらゆるレパートリーで主役を演じる。1989年、ブリュッセルのべジャール・バレエ団の公演に客演。ジョルジュ・ドンの代役として「ボレロ」を踊った際には、カーテンコールが25分という大成功を収めた。シルヴィ・ギエム、ローラン・イレールなど、世界の名だたるバレエダンサーとの共演も多い。また、東京バレエ団の海外公演にも20回近く参加。ベルリン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ロイヤル・オペラハウス、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場など、各国を代表する歴史と伝統ある劇場において、数々の作品で主演する。1995年のオーストラリア・バレエ団での3か月間の客演を始め、近年では、ベルリン「マラーホフ&フレンズ」、メルボルン「オーストラリア・バレ団創立50周年記念ガラ」、フィレンツェ歌劇場「東日本大震災復興支援ガラ」など、海外での客演も多数。29年間にわたり、東京バレエ団のプリンシパルとして第一線で活躍した後、2015年に退団、特別団員となる。現在は、身長187cmの恵まれた身体を活かし、バレエ、ジャズなどジャンルにとらわれず、ダンサーとして活躍する傍ら、舞台の振付も行っている。また、退団後に設立した自身のスタジオ「高岸直樹ダンスアトリエ」などで、後進の指導にあたっている。大和シティー・バレエ/ダンスについて 神奈川県大和市に本拠地を置くバレエ団。バレエとコンテンポラリーダンスを中心に舞台を展開。多くの舞踊ファンの方々に楽しんで頂けるよう、伝統芸能ほか様々なジャンルとのコラボレーションも行い、ダンス、音楽、ストーリーが調和した斬新で躍動感あふれる舞台創りを進めております。多くの日本人ダンサーが世界で活躍していますが、振付家として活躍している日本人はごくわずかです。今後は、大和から世界へ発信していけるような公演をクリエイトしていきます。公演概要大和シティー・バレエWINTER CONCERT 2023 『宗達』公演日時:2023年12月24日 (日)17:15開場/18:00開園会場:やまと芸術文化ホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)■出演者主演 : 中川賢辰巳満次郎(能楽師)高岸直樹 小出顕太郎 櫛田祥光 本島美和 林田海里 森田維央 宮本祐宣 小川莉伯大和シティー・ダンス、大和シティー・バレエ ほか<奏者>和太鼓:小林太郎 渡邊梨央筝:吉澤延隆薩摩琵琶:鎌田薫水篠笛・尺八:佃康史神楽笛:秋吉沙羅■スタッフ原作:柳広司 『風神雷神 風の章』『風神雷神 雷の章』講談社文庫刊脚本:扇田拓也振付:竹内春美美術:長峰麻貴プロデューサー:佐々木三夏舞台監督:(株)フェイカーズ照明:櫛田晃代■チケット料金+S席:8,800円S席:6,600円A席:5,500円B席:4.400円C席:3,300円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月18日東京バレエ団が、振付家・金森穣を演出・振付に迎えて送る新作グランドバレエ『かぐや姫』。2021年春にクリエーションを開始し、同年秋に第1幕、今春に第2幕を初演、と少しずつ披露されてきた本作が遂に今月、第3幕を加えた全幕バレエとしてのヴェールを脱ぐ。公演に先立ち、第3幕の通し稽古が公開された。ドビュッシーの《ビリティスの歌》より第7曲〈無名の墓〉が流れる中、かぐや姫(秋山瑛)が雪を見つめる幻想的な場面から、金森穣版『かぐや姫』の第3幕はスタートする。やがて彼女が眠りに就くと、光の精たちが厳かに登場。隊列をなし、かぐや姫を連れ去ろうとする。そこへ道児が現れ、光の精越しにかぐや姫と見つめ合う。互いの姿を追い求める恋人たち。展開する踊りを通して、人間の感情を持つふたりと、持たない精たちの対比も浮かび上がる。帝(大塚卓)、大臣(宮川新大、池本祥真、樋口祐輝、安村圭太)も姿を見せ、入り乱れていく。夢から醒めたかぐや姫のもとを、翁(木村和夫)が訪れる。かつては素朴だったが今では俗欲にまみれている翁は、かぐや姫を大臣の誰かに娶せようとし、従おうとしないかぐや姫に対して暴力的な態度に出る。諧謔的な翁の動きが、それまで幻想美に溢れていた舞台に強い色彩を与える。続いて大臣らの場面へ。牽制し合いながら、力強い踊りでかぐや姫に自らをアピールする大臣たちだったが、その誰一人としてかぐや姫の心とは響き合わない。一方、控えめな佇まいの女たちにかしずかれながらやって来た帝の孤独は、かぐや姫の孤独と相照らすかのよう。だからこそかぐや姫に惹かれる帝の情欲を、黒衣のダンサーたちの動きが体現。文楽や歌舞伎の黒衣を援用しながらそれにとどまらない役割を担わせているのも、本作の面白さだ。やがて、ドビュッシーの交響詩《海》第3楽章〈風と海の対話〉が響く中、男たちはかぐや姫そっちのけで反目し始め、世界は破壊と混乱、略奪で覆われていく。故郷の村を訪れたかぐや姫の眼前には、緑の精たちが力なく倒れている。それは、古今東西、様々に描かれ語られてきた終末的情景だ。そんな中、かぐや姫が取る行動とはーー。 ドビュッシーのピアノ独奏曲《夢想》と共に展開する美しい終幕の様子は、ぜひ本番で見届けてほしい。「かぐや姫が何のために来て、何を背負って月に帰ったのかを問いたい」通し稽古後には金森の囲み会見が行われた。今回、すでに発表した第1幕、第2幕を含め、全体を見直し、練り上げたという金森。第2幕には、気になる道児との関係を考える上で示唆的なシーンも付け加えられたようだ。かぐや姫が幼児から少女へと成長する第1幕は春〜夏、成人して宮廷へと赴く第2幕は秋と来て、この日披露された第3幕は冬。そこに金森は人間の営みそのもののイメージを託す。演出・振付を手がける金森穣Photo:Shoko Matsuhashi「この物語には、親と子の問題や、村と呼ばれる共同体の問題、貧富の問題、あるいは自然と人間など、様々な要素が含まれています。それらを全部ひっくるめて地球上の出来事として、月が外から眺めていて、そのメタファーとして四季がある。と同時に大事なのは、それが時の移ろいを意味しているということ。時が経過すれば、記憶も薄まっていきます」かぐや姫の地球上での半生を描くとともに、終盤には人間の醜さが飽和状態にまで達したかに見える本作。そのことと記憶の問題こそが、金森の問いかけたいことだ。「我々には、悲痛、苦悩を感じるあらゆるカオティックな出来事を乗り越えていく強さがあり、(それゆえに)それらのことが記憶として希釈され、忘れ去られていくと、人間はまた同じことを繰り返す。かぐや姫を通して登場人物たちが体験した色々なことが、彼らの記憶に刻まれたとして、いつまでそれを覚えていられるだろうか。今回、一番表現したかったことはそこです。 かぐや姫が何のために来て、何を背負って月に帰ったのか、ということを私は観客の皆さんに問いたいし、その問いへの答えは皆さん一人ひとりの心にあるのです」。月とかぐや姫と彼女を取り巻く登場人物たち、そして私たち観客の目に映るものを、しかと受け止めたい。取材・文:高橋彩子<公演情報>東京バレエ団 創立60周年記念シリーズ1「かぐや姫」全3幕 世界初演音楽:クロード・ドビュッシー演出振付:金森穣衣裳デザイン:廣川玉枝(SOMA DESIGN)美術:近藤正樹映像:遠藤龍照明:伊藤雅一(RYU)、金森穣演出助手:井関佐和子衣裳製作:武田園子(Veronique)【東京公演】2023年10月20日(金)〜10月22日(日)会場:東京文化会館出演10月20日(金)かぐや姫:秋山瑛道児:柄本弾翁:木村和夫影姫:沖香菜子帝:大塚卓10月21日(土)かぐや姫:足立真里亜道児:秋元康臣翁:木村和夫影姫:金子仁美帝:池本祥真10月22日(日)かぐや姫:秋山瑛道児:柄本弾翁:木村和夫影姫:沖香菜子帝:大塚卓【新潟公演】2023年12月2日(土)・12月3日(日)会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館〈劇場〉出演かぐや姫:秋山瑛道児:柄本弾翁:木村和夫影姫:沖香菜子帝:大塚卓チケット情報公式サイト
2023年10月13日光永百花(牧阿佐美バレエ団)などプロフェショナルで個性豊かなバレエダンサー達が出演!!株式会社A la neige主催、『生演奏&バレエコンサート~ピアノとダンスの饗宴~』が2023年11月18日 (土)に渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 小さな頃から身近に本物を体験してほしいとの思いから上演を続けている「生演奏&バレエコンサート」。0歳から未就学児のお子様たちも鑑賞可能でピアノ生演奏によるバレエなどのダンス上演が見どころです。バレエ団所属のダンサー達や現役で活躍中の個性豊かなプロフェッショナルなダンサー達が出演します!一足早いクリスマス気分を味わえる「くるみ割り人形」や異国情緒たっぷりの「ライモンダ」など華やかな演目で皆さまをお待ちしております!【ピアノ生演奏とダンスの饗宴】●ピアノ演奏「くるみ割り人形」より花のワルツ・小序曲ほか●バレエ「くるみ割り人形」より~金平糖の精と王子の踊り~「ライモンダ」より~グランパドドゥ~ほか公演概要『生演奏&バレエコンサート~ピアノとダンスの饗宴~』公演日時:2023年11月18日 (土)12:30開場/13:00開演/13:45終演予定会場:渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)■出演者石毛祥太(フリー・元K-BALLET COMPANY)平山瑶華(東京シティ・バレエ団・ソリスト)光永百花(牧阿佐美バレエ団)渡部義紀(フリー・元新国立劇場バレエ団)and more…【演奏】ピアニスト:黒田泉■チケット料金大人:2,200円こども:550円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月13日青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会、青森県立美術館主催、『バレエ「アレコ」の世界~青森県立美術館でよみがえるバレエ「アレコ」~』が2023年11月3日 (金・祝)に青森県立美術館アレコホール及びシアター(青森県青森市安田字近野185)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter Facebook instagram YouTube 青森県立美術館の中心に位置するアレコホールには、20世紀を代表する画家マルク・シャガール(1887-1985)によるバレエ「アレコ」の背景画全4点が展示されています。この作品は、バレエ・シアターによるバレエ「アレコ」公演のために制作され、1960年代後半まで続いた公演の度に用いられました。そして、50年以上の時を経て、2024年に「アレコ」全4点に囲まれたアレコホールにおいて青森県立美術館版バレエ「アレコ」公演を行います。今回は、2024年の公演に先駆け、バレエ「アレコ」について、バレエの専門家をお迎えしてトークセッションを行うほか、音楽や振付について実演を交えて解説します。あなたもバレエ「アレコ」の魅力を体感してみませんか?【第1部】バレエ関係者による「アレコ」トークセッション会場:青森県立美術館アレコホール【第2部】バレエ「アレコ」音楽・振付解説指揮者 冨田実里 × ピアニスト 高実希子による対談バレエダンサー大川航矢×野久保奈央によるバレエ披露等会場:青森県立美術館シアター出演者宝満直也宝満 直也新国立劇場バレエ団を経てフリーランスのダンサー、振付家として活動中。新国立劇場在団中は若手振付家育成公演で作品を多数発表している。2017年に退団し、NBAバレエ団にて「海賊(世界初演)」「白鳥の湖(世界初演)」に振付として参加している。大和シティバレエ(神奈川)にて2020年、オリジナルの全幕バレエ「美女と野獣」を、2022年に「ガラスの靴(シンデレラ)」をそれぞれ世界初演し、大好評を得る。2016年オン⭐︎ステージ新聞新人振付家ベスト1選出。MBS/TBS系アニメ「ダンス・ダンス・ダンスール」でキャラクターの振付を担当。2021年 Gucci 100周年記念イベント「Aria」にて菅井円加の振付を担当。クラシックからコンテンポラリーまで、創作の幅は多岐にわたる。大川航矢大川 航矢青森県青森市の出身。2007年、15歳でモスクワ国立舞踊アカデミーへ留学し、のちに首席で卒業する。2012年、ペルミ国際バレエコンクール アラベスク 金賞。ソチ国際バレエコンクール 金賞。2014年、ロシアのタタールスタン国立カザン歌劇場に入団し、ソリストとして活動する。2016年、ロシア国営テレビKulturaが放映するバレエに順位をつけるショー形式のバレエ番組「ボリショイ・バレエ(ビッグ・バレエ)」に出演。2017年、モスクワ国際バレエコンクール シニア部門デュエット男性の部で金賞。同年、文化庁長官表彰を受賞。2018年、ロシア国立ノヴォシビルスク・オペラ・バレエ劇場に入団した。同年、ロシアのバレエ専門誌が主催する「踊りの魂賞」で若手に贈られる「新星賞」を受賞した。2022年秋、日本に活動拠点を移し、牧阿佐美バレヱ団にファースト・ソリストとして入団。久保紘一久保 紘一元コロラドバレエ団プリンシパル、当時世界で最高峰の第6回モスクワ国際バレエコンクールでトップの成績を16歳でジュニア・シニア男女合同にて獲得し,のち渡米しコロラドバレエ団のプリンシパルとして迎えられた。以降20年同バレエ団でプリンシパルとして活躍した。「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」「ロミオとジュリエット」「シンデレラ」「白鳥の湖」等、殆どの古典の全幕作品のタイトルロールを踊った。又彼の為に作られた作品も数多くある。2010年にコロラドバレエ団を退団後、2012年NPO法人NBAバレエ団の芸術監督に就任。次々と意欲的作品を発表し日本のバレエ界にて注目されている。2015年NBAバレエ団の数々の公演の成果により文化庁芸術祭新人賞を受賞。芳賀直子 Photo:SAI芳賀 直子舞踊史研究家新国立劇場バレエ研修所(バレエ史講師)、K Ballet School TTCコース(バレエ史講師)、大正大学客員教授舞踊、中でも専門はバレエ・リュス、バレエ・スエドワ。1998年のセゾン美術館における『バレエ・リュス』展での仕事を皮切りに、執筆、講演、展覧会監修等を行うようになる。本年2月5日まで学術協力した『パリ・オペラ座~響き合う芸術の殿堂』展が開催。著書:『バレエ・リュス~その魅力のすべて~』(国書刊行会)、『バレエ・ヒストリー』(世界文化社)他 杉本康雄杉本 康雄青森県立美術館館長団体概要青森県立美術館は、隣接する「三内丸山遺跡」から発想を得た青木淳設計によるユニークな建物に、奈良美智の「あおもり犬」をはじめ、棟方志功、成田亨、馬場のぼるなど地元ゆかりの個性豊かな作家の作品を数多く展示し、青森県の芸術風土を世界に向けて発信しています。その他、20世紀を代表する画家、マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」舞台背景画を展示する四層吹き抜けの巨大空間アレコホールも有しています。「アレコ」舞台背景画は当館所有の第1、2、4幕に加え、現在米国フィラデルフィア美術館より第3幕を借用しており、当館で全4作品を一挙にご覧いただけます。また、美術だけではなく、特徴的な空間を活かした音楽、映画、演劇などの舞台芸術活動も展開しています。公演概要『バレエ「アレコ」の世界~青森県立美術館でよみがえるバレエ「アレコ」~』公演期間:2023年11月3日 (金・祝) 会場:青森県立美術館アレコホール及びシアター(青森県青森市安田字近野185)■出演者宝満 直也(振付家)大川 航矢(牧阿佐美バレヱ団ファーストソリスト)久保 紘一(NBAバレエ団芸術監督)芳賀 直子(舞踊史研究家)杉本 康雄(青森県立美術館館長)■スタッフ主催:青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会、青森県立美術館助成:一般財団法人地域創造■公演スケジュール11月03日(金・祝) 18:00開演(17:30開場)■チケット料金一般2,000円/高校生以下1,000円【WEB予約】・WEB予約は、開催当日16:00までの受け付けとなります。・会員登録(無料)が必要です。・お支払いはクレジットカードまたはセブン-イレブン店頭払い(払込期限1週間)となります。・チケットはセブン-イレブン店頭レジにてお受け取りください。(発券期限開催当日17:00)【電話予約】・電話予約は、11月2日(木)18:00までの受け付けとなります。・通話料無料、オペレーターが対応いたします。・お支払いはセブン-イレブン店頭払い(払込期限1週間)のみとなります。・チケットはセブン-イレブン店頭レジにてお受け取りください。(発券期限開催当日17:00)【ご注意】・ご自身の都合によるお申込後の変更、取消はできません。・開催中の撮影及び録音は禁止とさせていただきます。・車椅子で観覧される方は、ご予約の前に事務局へお知らせください。・未就学児のご観覧はご遠慮ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月10日皆さんは、ママ友の発言に驚いたことはありますか?今回は「ダンス見学についてきたママ友」を紹介します!イラスト:エイト違うダンス教室を見学主人公の娘は、ダンス教室に通っています。仲良しの友達と一緒に通っていますが、なかなか上達しないため、主人公は違うダンス教室を見学することに…。ママ友も一緒に見学へ出典:Grappsすると、同じダンス教室のママ友から「うちも気になってたの!一緒に行ってもいい?」と声をかけられ、主人公は承諾しました。見学当日、ダンス教室のレベルが高く、ついていくのがやっとで通うことを迷っていた娘。それを見たママ友が「困ったわね…入ってくれないと私は仕事で送れないんですよね〜」と一言。なんとママ友は主人公に送ってもらうことを前提に見学についてきていたのです。結局、憧れているアイドルが通っていたことが理由で通う決心をした娘。その後、主人公はママ友の子どもも一緒に2年間送迎することになったのでした。ママ友の独り言子どものダンス教室の送迎を頼む気満々のママ友。ママ友の独り言に驚愕した主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年10月03日今【しまむら】で見逃せないアイテム、それは550円(税込)で手に入る「バレエシューズ」です!驚きのプチプラでもしっかりかわいいデザインで、これは見逃せないですね♪それではさっそく、Instagramアカウント@blackbunny____さん、@aiaimama.v.v.vさんの投稿から紹介していきます。【しまむら】コスパ最強「リボンバレエシューズ」出典:Instagram@blackbunny____さんが投稿しているこちらが、今回紹介する「リボンバレエシューズ」です。投稿によると、購入価格はなんと550円(税込)とのこと!写真の3カラーをすべて揃えても2,000円以下でGETできちゃいますね。これからのコーデで大活躍出典:Instagramいろんなアイテムと合わせやすいバレエシューズは、これからのシーズンコーデでも活躍する予感。靴下やタイツとも相性がいいので、寒い季節のコーデが作りやすそうです。さらに投稿では「履き心地も良い」とコメントされているのも嬉しいポイントです。プチプラとは思えないデザインに歓喜♪出典:Instagram@aiaimama.v.v.vさんが投稿されているコーデでは、シャツとフレアスカートに「リボンバレエシューズ」をチョイス。きちんと感も漂うデザインは、プチプラだとは思わせないですね。しまむらのコスパ最強シューズは要チェック!出典:Instagramまだ「リボンバレエシューズ」を試していない人は、ぜひしまむらの店頭で探してみてください。思い切って色違いを揃えてみるのもよさそうですね♪※こちらの記事では、bunny(@blackbunny____)様、【aiai】しまむら愛強めママの着回しコーデ️️(@aiaimama.v.v.v)様のInstagram投稿を紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2023年10月01日無印良品には「フィット感抜群」の万能バレエシューズがあるのだとか♪今回は、フォロワー数14万人以上の@marin_vvvさんが投稿した、無印良品の万能バレエシューズを紹介します。いろいろなコーデに馴染むアイテムなので、ぜひシューズ選びの参考にしてください。撥水機能付きのバレエシューズ出典:Instagram無印良品の「撥水リボンバレエシューズ」は、シンプルでコーデに取り入れやすい一足♡どんなコーデにも馴染みやすい黒のバレエシューズなら、より着こなしの幅が広がりそうですよね。しかも撥水機能付きなので、あらゆるシーンで活用できます。フィット感抜群で履きやすい出典:Instagram屈曲しやすい仕様で、脱げにくい「撥水リボンバレエシューズ」。適度にクッション性もあり、履きやすいデザインになっています。@marin_vvvさんは「フィット感抜群」とコメントされており、お気に入りの様子でしたよ。履き口のゴムもフィット感抜群なので、デイリーユースしたくなりそう!靴下合わせがオシャレ出典:Instagramシンプルなデザインの「撥水リボンバレエシューズ」は、ソックスと合わせるとオシャレ♪足元からコーデをアレンジできるので、気分や季節に合わせてスタイリングに変化が作れます。フィット感があるので、ソックスコーデとの相性が◎@marin_vvvさんように、秋色ソックスと合わせても素敵ですね。さりげないリボンがかわいい出典:Instagram「撥水リボンバレエシューズ」は、ほんのり甘いデザインも魅力♪リボンがデザインされており、さりげなくかわいさを演出できます。甘すぎないシンプルなリボンなので、大人っぽい着こなしにも合わせやすいですよ。今回紹介した無印良品の万能バレエシューズは、着用感◎で使いやすいアイテムでした。靴下と合わせてこなれ感のあるコーデもできるため、一足あると着こなしの幅が広がりそうですよね。いろいろなアイテムと合わせやすい靴を探しているなら、無印良品の万能バレエシューズを試してみてはいかがでしょうか?※こちらの記事では、まりん(@marin_vvv)様のInstagram投稿をご紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2023年09月28日新国立劇場バレエ団が古典の傑作『ドン・キホーテ』を上演する。2023/2024シーズンの開幕を飾るこの舞台では、5組の主演カップルが日替わりで登場、華やかな競演が繰り広げられる。バレエ団の最高位、プリンシパル昇格後初の主演舞台としてヒロイン・キトリ役にのぞむ柴山紗帆と、パートナーとしてバジル役を踊る井澤駿に、いまの思いを聞いた。「皆さまに祝福していただいて実感が湧いたと同時に、責任やプレッシャーも強く感じるようになりました」と笑顔を見せる柴山。6月の『白鳥の湖』終演後、柴山の翌シーズンからのプリンシパル昇格が発表された時のことだ。舞台上に呼ばれ、拍手に応える彼女の晴れやかな表情は忘れ難い。今後の目標を尋ねると、「物語をいかにお客さまに届けられるか、もっと深いところまで考えていきたい」。そんな柴山の昇格を、「ずっと努力している姿を見てきたので、とても嬉しい」と話す井澤。同い年で2014年に同期入団した二人は、十代の頃に通っていたスタジオも同じだった。入団3年後に早くもプリンシパルとなった井澤のことを、「誇らしく思っていた」と柴山はいうが、井澤自身は「恵まれていました。でも、むしろ難しいと思うのはプリンシパルになってからその先。ブラックホールの中を突き進むような自分との戦いの連続で、そうしている間に毎年新しいシーズンを迎えていた」と振り返る。「どのシーズンも、目の前のこと一つひとつに、大切に向き合っていくことがダンサーとしての目標です」。これまでも度々一緒に踊ってきた二人だが、『ドン・キホーテ』で組むのは初めて。「この二人にしかできないものが出せたら」と柴山はいう。「今までバレエ・ブランのような正統派の演目で一緒に踊ってきましたが、今回初めてコメディでペアを組むので、また新しいものが見えてくるのではと思います。別の日には街の踊り子という大人びた女性も踊るので、どう踊り分けるかも試行錯誤していきたいです」。井澤も「僕も別日程でエスパーダを演じます。皆が憧れる、町で一番カッコいい男性ですから、そこは振り切ってやりますが(笑)、バジルもエスパーダに張り合うくらい大人っぽく演じてもいいのかなと──いや、これはリハーサルで探っていきます!」。果たしてどんな演技で魅せてくれるのか、注目したい。公演は10月20日(金)から新国立劇場 オペラパレスにて。チケット発売中。取材・文:加藤智子
2023年09月27日レペット(Repetto)から日本限定バレエシューズ「レオパードバレリーナ(Leopard Ballerinas)」が登場。2023年9月20日(水)より全国のレペットショップにて発売される。“レオパード柄”のバレエシューズ毎秋新作をリリースしているレペットの人気シリーズ「レオパードシリーズ」。2023年は、アーカイブの中でも特に人気を博したレオパード柄が復刻リニューアルする。ベースとなるのは、ラウンドトゥの「サンドリオン(Cendrillon)」とポインテッドトゥの「ブリジット(Brigitte)」の2型。アイコニックなバレエシューズにレオパード柄を落とし込み、落ち着いたトーンのトリミングでシックにアレンジした。【詳細】レペット「レオパードバレリーナ」<日本限定>発売日:2023年9月20日(水)取扱店舗:全国のレペットショップ※公式オンラインストアでは9月13日(水)~発売。価格:・サンドリオンバレリーナ 44,000円・ブリジットバレリーナ 47,300円【問い合わせ先】ルック ブティック事業部TEL:03-6439-1673
2023年09月15日NHK、NHKプロモーション主催、『NHKバレエの饗宴2024』が2024年1月27日(土)にNHKホール(東京都渋谷区神南2丁目2-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月7日(土)10:00より発売開始です。カンフェティにて10月7日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 注目のバレエ団、ダンサーたちが集結する夢の饗宴!!日本を代表するバレエ団やバレエダンサーがカンパニーの枠を超えて一堂に会する「NHKバレエの饗宴」。クラシックからコンテンポラリーまで、舞踊芸術の魅力が詰まった豪華なステージは、見る者を美と感動の世界へと誘います一夜限りの“夢の饗宴”をお楽しみください。<演目・出演>(五十音順)○金子扶生&ワディム・ムンタギロフ:『くるみ割り人形』からグラン・パ・ド・ドゥ振付:ピーター・ライト(イワノフ版に基づく)音楽:チャイコフスキー出演:金子扶生(英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)、ワディム・ムンタギロフ(英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)○新国立劇場バレエ団:『ドン・キホーテ』第3幕振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ音楽:ミンクス出演:米沢唯、速水渉悟ほか○東京シティ・バレエ団:『L’heure bleue』(ルール・ブルー)振付:イリ・ブベニチェク音楽:バッハ、モーツァルト、ボッケリーニ出演:岡博美、平田沙織、植田穂乃香、折原由奈、石塚あずさ、吉留諒、沖田貴士、福田建太、岡田晃明、林高弘○中村祥子&小㞍健太:『幻灯』(改訂版)振付:小㞍健太音楽:リヒター※この作品は録音音源を使用いたします。出演:中村祥子(Kバレエカンパニー名誉プリンシパル)、小㞍健太ほか1演目を上演予定<指揮>井田勝大<管弦楽>東京フィルハーモニー交響楽団公演概要『NHKバレエの饗宴2024』公演日時:2024年1月27日(土)午後4時45分開場/午後5時30分開演(終演時刻未定)会場:NHKホール(東京都渋谷区神南2丁目2-1)【アクセス】・山手線原宿駅から徒歩10分・渋谷駅から徒歩15分・駐車場はありません。渋谷区役所前公共地下駐車場をご利用ください。■チケット料金S席:13,800円A席:10,800円B席:6,800円C席:3,800円U-25席:1,800円(全席指定・消費税込)※就学前のお子様の同伴、入場はご遠慮ください。※車いす席は1人あたり13,800円(税込)です。付き添いの方も有料となりますので、ご入場される人数分の車いす席のチケットをご購入ください。車いす席はカンフェティのみの取り扱いとなります。※出演者の病気や怪我、そのほかやむを得ない事情により演目、出演者が変更になる場合がございます。公演中止の場合を除き、チケットの払い戻しは行いませんので、あらかじめご了承のうえチケットをご購入ください。■主催NHK、NHKプロモーション■協力チャコット■放送予定「クラシック音楽館」日曜午後9時~ (放送日未定)<Eテレ>「8KNHKバレエの饗宴2024(仮)」 (放送日未定)<BS8K>※放送日時は決まり次第、ホームページなどでお知らせします。■問合せ03-5790-6438(午前11時~午後5時/月~金※祝日除く)※NHKプロモーション内「NHKバレエの饗宴」公式ホームページ NHKホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月25日新国立劇場の2023/2024シーズンが古典バレエ『ドン・キホーテ』で幕を開ける。セルバンテスの原作を基に、床屋のバジルと町娘キトリの恋物語が陽気に賑わうバルセロナの町で繰り広げられる。新国立劇場バレエ団の『ドン・キホーテ』は、モスクワ・ボリショイバレエ団で活躍し、芸術監督も務めた アレクセイ・ファジェーチェフによるもの。今回の上演では、ファジェーエフが来日し、バレエ団に指導を行う予定だ。闘牛士や町の女たちによるスペイン舞踊、風車のエピソード、ドン・キホーテの夢の中で繰り広げられる美しい群舞、そして最終幕の恋人たちによるグラン・パ・ド・ドゥまで、古典バレエの美しさとバラエティ豊かな踊りを楽しめる人気演目で、新シーズンの開幕を華やかに彩る公演になりそうだ。新国立劇場 2023/2024 シーズンバレエ「ドン・キホーテ」10月20日(金)から29日(日)まで新国立劇場 オペラパレス■チケット情報振付 マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴルスキー改訂振付 アレクセイ・ファジェーチェフ音楽 レオン・ミンクス美術・衣裳 ヴャチェスラフ・オークネフ照明 梶 孝三芸術監督 吉田 都指揮 マシュー・ロウ/冨田実里管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団出演 新国立劇場バレエ団
2023年08月21日アクロバティックなポーズでもブレることのない体幹。しなやかさの中にも力強さを感じさせるムーブ。ダンス歴約20年の松岡広大さんが語るダンス論。言葉以上に体の雄弁さを実感して、その面白さや深さに感動したんです。松岡広大さんがダンスに目覚めたのは3歳の頃。「今でも記憶がありますが、テレビで歌って踊るアイドルを見て衝撃を受けたんです。そのとき、漠然とですが自分はいずれこの仕事をするんだって思ったのを覚えています。小学校に入ってサッカーとか野球とか、水泳を習い始める子もいたけれど、僕はそっちにはまったく興味がなくて、家で歌ったり踊ったりしていて。それを見た母がダンススクールを調べてくれ、そこに通うようになったのが小2の頃です」今でこそダンスはメジャーな習い事になっているけれど、当時はそこまで世間に浸透していなかった時代。とくに男子の生徒はごく少数。それでも楽しくて仕方がなかったそう。「基本的にあまりしゃべる方ではなかったのもあって、ダンスが言語に代わる、人と繋がるツールみたいな感覚だったんですよね。しかも、やればやるほど上達していくし、踊っている間は、他人の目を気にせずにいられる。本来の自分でいられる感じがして嬉しかったですし、自分を自由に表現できるのが楽しかったです」この“自由さ”こそ松岡さんがダンスに最も惹かれた理由だ。「みんなと同じレールを歩くっていうことが僕は苦手で、優れることより異なっていることの方が素敵だと思うタイプ。ダンスって、踊り方も振り付けも誰かが考案したものではあるし、レッスンの過程で巧い人の動きを真似して自分のものにしていくことはありますが、ひとりひとりが違う体を持っていて、違う個性を持っているから、まったく同じにはならなくて、そこがすごく楽しかったんですよね」あっという間にダンスの魅力に虜になり、今の事務所に入る中学2年生の頃まで、週6で通っていたそう。「最初やり始めたのはヒップホップだったのですが、突き詰めていくうちに、だんだん他のジャンルにも興味が出てくるんです。その頃、YouTubeにいろんなダンサーがコンテストで踊っている動画が頻繁に上がるようになっていて、それを見て、これを習いたいって調べたりもして。お店のショーウィンドーを鏡代わりにして、いわゆるストリートダンスといわれているものも踊っていました」どうやら、始めたらとことんまでやらないと気が済まないタイプらしい。しかし、そのモチベーションになっているのは、あくまでも好奇心だ。「たぶん知的好奇心でしか生きてないんですよね。つまらないって思ったものはすぐやめるし(笑)。ダンスって、運動能力がすべてだと思われているかもしれないけれど、じつはそうでもないんです。運動神経がいいといわれている人っていうのは、ある動きがあったとして、それを表現するためにはどこにどう力を入れたらいいのか、力加減と緩急のつけ方を何度も訓練して理解している人のこと。じつは意外に頭を使うことも多いんです。それに気づいたのは20歳を過ぎた頃で、そこからスポーツ生態学を少し勉強したのですが、どこで力を抜けばいいのか、しなやかに動かすためにはどこにどれくらい力を入れるのか、理論的にわかってくるとまた面白いんですよね」もうひとつ松岡さんを夢中にさせたものがある。それがお芝居だ。「ダンスに伸び悩んだことがあって、それが小学校4年から5年生くらいの頃です。週6でレッスンに通っているのになんでこんなに上達しないんだろうってちょっと絶望的になって、やめることも考えました。そんなときにテレビを見ていたら、俳優さんがお芝居をしていて、こっちも面白そうだなと思って事務所に履歴書を送りました」ダンスとお芝居という表現方法を手に入れ、映像に舞台にと、活躍の場を広げていくのと並行して、知的好奇心に誘われるまま、さまざまな舞台を観に行くようにも。そんな中で、もう一歩深くお芝居の面白さを実感する作品に出合う。それが、日本を代表する演出家のひとりである栗山民也さんが、漫画の神様・手塚治虫さんの代表作を舞台化した『アドルフに告ぐ』だった。アドルフ・ヒトラーと、同じアドルフの名前を持つふたりの青年を軸に、大きな歴史の渦の中で生きた人々の数奇な運命を描いた作品。そこには、成河さんや松下洸平さん、髙橋洋さんといった、演劇界でも実力派で知られる俳優陣がキャストに名を連ねていた。「そのとき成河さんの存在を知ったのですが、舞台でのお芝居の熱量の高さに圧倒されてしまった。『自分も演劇をやろう』って思ったし、そこから演劇を勉強し始めて、今はもう好きを通り越して“必要”になりました」ひと言で“演劇”といっても、スタイルはさまざま。セリフのみで物語を展開していくストレートプレイと呼ばれる会話劇もあれば、そこに歌やダンスを交えたミュージカルもある。また、セリフがなく、キャストの体の表現だけで物語を紡いでゆくノンバーバルパフォーマンスと呼ばれるものも。ただ、いずれにも共通しているのは、そこに俳優が存在していて、観客は目の前の俳優の体から発せられる表現を観る、ということ。俳優として、自身の体を頭で思い描いた通りに自在に操れるということが、お芝居の上でアドバンテージになることもあるに違いない。「表現という意味では一緒なんです。動きの表現に限らず、体の状態と発声とは繋がっていて、体が硬直した状態だとどんな声色が出るのか、その逆だとどうか…ということにも関わってくるので、それはすごく助かっています。でも、ダンスをやっていてよかったと思ったのは、さらにその先のことが大きいかもしれない。ミュージカルよりもさらにダンスに近い肉体表現で、物語だったり心情だったりを描く演劇もあるんですよね。そういう作品を観たときに、言葉以上に体の雄弁さを実感して、素晴らしいなと思ったし、あらためて体で表現することの面白さや深さに感動したんです」そう言った後、「とくにインバル・ピントとの出会いは大きかった」とも。インバルとは、世界的に活躍するイスラエル出身の振付家であり演出家。松岡さんは’20年にインバルが日本で創作した舞台『ねじまき鳥クロニクル』に出演している。タイトルからもわかる通り、題材となったのは村上春樹さんの同名小説。インバルは、セリフ劇とコンテンポラリーダンスの両方を絡み合わせ、日常とファンタジーが入り混じる不思議な物語世界を立ち上げた。「あの現場自体が、大好きだったんです。インバルだけでなく、成河さんをはじめとした共演者の方がたやダンサーの方がたが、あらゆるアイデアを出していく創造的な稽古場でした。ただ参加した当初の僕は、言われたことをやるのにいっぱいいっぱい。それまでは、自分は言われたことはなんでもできると、傲慢にも思っていました。でも、できないことはできないとはっきり言うインバルと仕事をして、できない自分を認めることも大事だなと思えた。同時に、できないことも武器になると気づいて、もっと正直に生きようと思えたのは大きかったです」一昨年のミュージカル『ニュージーズ』では、主人公の相棒で片脚が不自由なクラッチーを演じている。片脚を引きずりながら新聞を売る姿、同じ新聞売りの少年たちと踊る場面…。自分の体を自在に扱える松岡さんだからこそ、何気ない仕草ひとつも、リアリティを持って見せられたように思う。「片脚を動かせないというハンディキャップを、なんとなくで表現したくなくて、役をいただいたときに、なぜ松葉杖をついているか調べました。栄養失調というか、ビタミン欠乏症によって筋力低下や感覚麻痺が起こり、歩行困難になることもあるそう。そうやって状況や背景を知ると、どういう塩梅で見せていったらいいか、やっぱりわかりやすいんですよね。ただ、動けるからって表現できているかといったら難しいところです。役によっては動けすぎちゃうのも違うと思いますし」まつおか・こうだい1997年8月9日生まれ、東京都出身。放送中のドラマ『around1/4 アラウンドクォーター』(ABCテレビ、テレビ朝日系)に出演するほか、9月7日開幕のミュージカル『スリル・ミー』への出演も控える。1枚目:ベスト¥29,700(クルニ/クルニ フラッグシップ ストアTEL:03・6416・1056)2枚目:ニット¥44,000(ルフォン/シアンPR TEL:03・6662・5525)パンツ¥33,000(メアグラーティア/ティーニーランチTEL:03・6812・9341)※『anan』2023年8月2日号より。写真・RYO SATOスタイリスト・ダヨシヘア&メイク・堤 紗也香取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年08月01日asamicro(アサミクロ)主催のダンスカンパニー、egg lifeの新作公演『海におはぎを投げる日』が、9月23日(土・祝)・24日(日)の2日間、兵庫県豊岡市の竹野子ども体験村にて上演される。egg life 新作公演【海におはぎを投げる日】 チケット情報本作はasamicroの祖母の人生に焦点をあて、抽象的な振付とエネルギッシュな動きで展開するダンス作品。昭和初期のとある漁業町には1年に1度、漁師たちの業務安全を祈願して海におはぎを投げる風習が存在した。どこまでも広がる海を見つめ最も個人的な希望を祈り、願い、大きくて豊かな孤独がここにはあった――。TAIKI、山中芽衣、北川結といった実力派ダンサーと、シンガーソングライター/ビートメイカー・小畑仁を迎え、美術家・日原聖子による作品とともに《豊岡演劇祭 2023》にて初演を迎える。2020年に演劇やダンスを中心とした舞台芸術フェスティバルとして始まった《豊岡演劇祭》。海を題材にした本作では、豊岡市竹野の持つ魅力ある海を背景に、ダイナミックにそして時に静寂に個々の祈りや身体を見つめてみる。海風のある自然の劇場でぜひ観劇してほしい。チケットは、8月1日(火)昼12:00より一般発売開始。
2023年08月01日不可能と言われ続けてきた“壮大な水の演出とバレエダンサーの共演が、遂に実現する。 『SWAN LAKE ON WATER』は、クラシックバレエの王道『白鳥の湖』の演出に、本当の“水”を取り入れ、映像と照明を融合させた、新たなクリエイティヴ美学を結実させたバレエ 。 未だかつてない幻想世界を創り出す、ウォーター・スペクタクルというバレエ新美学。水とバレエに幻惑され、霊的イマジネーションが動き出す、究極のロマンチックスペクタクル。大きな水しぶきを上げながら力強く美しく踊るコール・ド・バレエ(群舞)、ウォータージェットを用いた巨大な噴水、華やかな宮殿や美しい湖畔のCGプロジェクション、水景を際立たせる鮮やかなLEDライトの演出によって再現される幻想的な世界観は、すでにRPGのめくるめく没入感や、迫力のあるIMAXの映像美を知る、目の肥えたオーディエ ンスを感動の渦に巻き込む。後半のクライマックス10分間は圧巻そのもの。12トンの水を雨のように降らし迫力の情景を演出、ステージではダンサー達が集結し、水しぶきをたてながら美しく舞う。誰も体験したことのない新しい『白鳥の湖』の世界が、映像と水の演出を駆使して表現されていく。この企画を創り上げた【ウクライナ・グランド・バレエ】にも注目したい。そもそも、この作品をもって、世界各地での上演ツアーを目論んでいたのは、ウクライナを本拠地に活動していたオペラ座専属のハリコフ・オペラ・バレエ。戦争とパンデミックでダンサーたちはちりぢりになってしまったが、厳しい情勢の中、世界の舞台でこの作 品を踊るべく再結成。バレエのメッカでもあるウクライナのバレエダンサーたちの、高度なテクニックと表現力の底力があってこその、バレエ・スペクタクルが、東京フィルハーモニー交響楽団が奏でるオーケストラの響きとともに、幻想的かつロマンチックに展開していく。[ 白鳥の湖 -Swan Lake-とは ]『白鳥の湖』は、チャイコフスキーによって作曲されたバレエ音楽およびそれを用いたクラシックバレエ作品。『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』と並び3大バレエと呼ばれている。一人のプリマ・バレリーナによる白鳥オデットと黒鳥オディールの二役の演じ分けや一糸乱れぬ群舞が見どころとなっている。物語の舞台はドイツ。王子ジークフリートは母親から舞踏会で花嫁を選ぶように命じられ、憂鬱な気分の中、向かった湖で悪魔の呪いで白 鳥に姿を変えられた娘オデットと出会い、惹かれ合う。翌日開かれた舞踏会では、客人に変装した悪魔ロットバルトがオデットによく似た娘オディールを連れて現れる。オディールをオデットと思い込んだ王子は、その場で結婚の誓いを立ててしまうが...。『白鳥の湖』バレエ団 : ウクライナ・グランド・バレエ指揮 : ノルムンズ・ヴァイシス演奏 : 東京フィルハーモニー交響楽団振付•演出: ヨハン・ヌス音楽 : ピョートル・チャイコフスキー公演名:「SWAN LAKE ON WATER」~ついに、ほんとうの水を得た『白鳥の湖』公演日程:8月10日(木)14:00、8月11日(金・祝)【昼公演】12:00【夜公演】17:00 8月12日(土)【昼公演】12:00【夜公演】17:00、8月13日(日)12:00会場:東京国際フォーラム・ホールA(有楽町駅1分、東京駅5分)料金(全席指定・税込):SS席¥15,000、S席¥13,000、S席子ども¥6,500、A席¥11,000、B席¥8,000主催:プロマックス/ディスクガレージ/BS朝日/ぴあ/ローソンチケット/ビデオプロモーション/朝日新聞社/TOKYO FM/ニッポン放送協賛:大和ハウス工業公式ホームページ お問い合わせ:ディスクガレージ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月28日バレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエトップダンサーたちによる公演『ル・グラン・ガラ2023~マチュー・ガニオとドロテ・ジルベールからの贈りもの~』が7月30日(日)に愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(月)~8月3日(木)に東京文化会館 大ホール、8月5日(土)に大阪・フェスティバルホールで上演される。世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエの中でも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演『ル・グラン・ガラ』。2018年1月に第1回公演、翌2019年7月に第2回公演が行われ、今回は4年ぶりの開催。円熟期を迎え、演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となるほか、シュツットガルト・バレエ団プリンシパルのフリーデマン・フォーゲルも参加する。来日したばかりのドロテは「日本が大好きなので、再び日本を訪れることができて嬉しいです。今回は家族も一緒で、特に娘は初来日。公演が終わったら観光も楽しみたいです」と来日を喜ぶ。今回、プログラムはAとBがあり、公演回によって演目が異なる。ドロテによれば「私が踊るのは演劇的な表現力を要する作品が中心。出演者は年齢もキャリアも積んでいるエトワールなので、各々が踊りたい/チャレンジしたいと思う演目を組み入れました」。自身が楽しみにしている演目は「あえて言うなら『うたかたの恋マイヤーリング』。昨年オペラ座にレパートリー入りした新作で、もう一度踊れることが嬉しいです。割と激しい作品で、キャラクターも個性的なので、日本のお客様は驚かれるかもしれませんけれど」と笑う。2007年11月にバレエ団の顔とも言うべきエトワールに任命されて以降、一線で活躍してきた彼女は「私は舞台に立つときに、目の前にいる人のために踊る。観客数も国籍も関係なく、とにかく観てくださる方に向けて」と話す。ベストを尽くすために「柔軟性や体のライン、つま先を伸ばすこと……そんな自分の小さい頃からの弱点をどんなときも気をつけています。そしてこれまでのいろいろな経験を生かした踊りも心がけていますね」。観客へのメッセージとして、ドロテは「ぜひ大勢の方に観に来てほしいです。私たちもたくさん感動をお届けしますから、観ている間は日常の心配事などをどうか一瞬でも忘れていただきたい。作品を通して、皆さんを旅に誘いたいと思います」と話した。取材・文:五月女菜穂
2023年07月28日新国立劇場バレエ団が、こどものためのバレエ劇場2023「エデュケーショナル・プログラム」を上演する。取り上げる演目は、『白鳥の湖』。同団のレパートリーであるピーター・ライト版『白鳥の湖』を生み出した、イギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエによるプロダクション「First Steps: Swan Lake」の日本語版だ。オーケストラの生演奏に舞台美術、照明、衣裳も全部本公演と同じものが揃う本格的な舞台が気軽に体験できるというこの公演の見どころを、指揮者の冨田実里、主役のオデット/オディール役を演じる木村優里に聞いた。ラフな雰囲気で楽しめるバレエ──まずは吉田都芸術監督の意向で誕生したというこの「エデュケーショナル・プログラム」について教えてください。冨田その名のとおり教育的な意味合いがありまして、チーフプロデューサーの言葉を借りると、目指しているのは「10年後のお客様のことを考えて作る」ということ。小さい子供たちでも楽しんでいただけるのが大きなポイントで、その子たちが大きくなった時に、自分から「バレエを観に行きたい」と思ってもらえるようになれば、というプログラムです。今回上演する『白鳥の湖』はバレエの代名詞といえる作品ですが、何度も観たことがあるという方も、作品の新たな側面を知っていただけるような面白い取り組みだと思いますので、今からとても楽しみにしています。──全幕上演で3時間かかるところを、休憩なし、解説付きで1時間ほどにまとめて上演されるそうですね。冨田3年前にバーミンガム・ロイヤル・バレエに客演した際に、「First Steps」の舞台を観客として観ました。演目は『コッペリア』でしたが、いい意味でラフな雰囲気なんです。子供たちがわーっと騒いでいる中で演奏が始まり、MCの方が出てきて、皆どんどんバレエの世界へと引き込まれて、固くならずに自然に楽しむことができる。日本でもそういった試みができるというのはすごくいいことだと思います。これまでの「こどものためのバレエ劇場」ではなかったことですが、オーケストラが出るということも大きなポイントで、音楽の紹介、オーケストラの紹介もあります。バレエ音楽がいかに舞台と混ざり合いながらひとつの世界が作られていくかということにも触れます。それぞれの専門の人たちがひとつのところに集まってひとつの作品を作られている、というところを感じて頂けると思います。木村いま、はじめて休憩なしと知ってびっくりしています(笑)。台本を見ると、王子の心境にすごく共感できるような仕掛けがあったり、(言葉の代わりに身振り手振りで表現する)マイムの体験や照明の体験があったりと、いろいろな工夫がある。次に『白鳥の湖』を全幕で観る時、より深く作品に入っていけると思いますし、ダンサーとしてこれをどういうふうに見せていけるか、楽しみです。優れたバレエ音楽とは──短時間でさまざまな要素を見せていくとなると、出演者にとっては大変な舞台になりますね。木村王子役の男性ダンサーはハードだと思います。セリフがあったり、俳優さんと一緒にお芝居をしたり──私にも一部、マイムをしながら説明をするところがあって、今からドキドキしています(笑)。──ご自身にとって、『白鳥の湖』はどのような作品といえますか。木村踊れば踊るほど、新しい気づきがある作品です。考えさせられる余地がたくさんある。小さい頃は、身体全体を使って、鳥──白鳥を表現しようというその試みに驚いていました!羽ばたきだけでなく、角度をつけた手首が白鳥の首に見えたり、腕が首のカーブになっていたり、白鳥という生き物を動きに落とし込んでいることが衝撃で。白鳥と黒鳥を同じ人物が踊らなければならないとか、テクニックや表現についても異次元のことのように思われて、憧れましたね。冨田優れたバレエ音楽は譜面を見るだけでその情景が浮かんでくるものですが、こんな作品を書いてくれたチャイコフスキー先生には、本当にどうもありがとうと思っています。その譜面からのエネルギーを音にかえしていくのが私たちの仕事。ストラヴィンスキーは自伝の中で、動きと音楽とが織り混ざったらどんなに面白いことができるか、ということを書いていて、そうした彼らの取り組みを知って、自分も何か音を通して試していける──とても難しいことだけれど、すごくやりがいのある楽しみだと思っています。木村冨田さんはダンサーの思いを汲んでくださるので、いつも音楽に助けられています。その日の舞台の、全体の流れというものがあるのですが、音楽がそれを大きく紡ぎ出し、幕をつないでいってくれる。私たちはそれに身を委ねることもできるし、それがいい化学反応になったりもする。本当にお互いの呼吸、ですよね。冨田呼吸が合うと楽しいですよね。一体感が感じられるというのはまた、幸せな時だなと思います。そこもぜひ皆さんに体感していただきたいです。マイムを知ると、楽しくなる──舞台中、マイムの説明もあるようですが、バレエにおいてはマイムもとても重要な位置を占めている要素ですよね。木村以前踊っていたヴァージョンでは、夜の湖畔で出会った王子とオデットのふたりが手を取り合い、そこから踊りが始まります。でも、いま上演しているピーター・ライト版では、ふたりは踊りでなく、マイムを展開するんです。演劇的というか、イギリスの文化がいかに演劇を大切にしているかということを感じました。実はマイムって結構激しくて、全身運動なんですよね(笑)。本当に心と身体がひとつになっていないと伝わらないし、相手との呼吸も会話のように感じられなくてはならない。例えば、王子が何かを言いかけた呼吸を感じて、「待って」とこちらが出るのですが、そのタイミング次第で、伝わり方は全然違うんです。こどものためのバレエ劇場2023エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』告知映像冨田バレエのリハーサルを見るようになってからマイムの内容を知って、マイムの場面が楽しいと思うようになりました。タイミングやスピード、間の取り方は各ダンサーで違うんです。それもまた面白いところです。指揮者としては、音楽の流れを尊重しながらマイムの流れを理解することが求められます。私に限らず指揮者の方は、マイムの部分はわりと速く演奏したがることが多くて、「そんなに速いとマイムが入らない!」と言われることも(笑)。ただ、全幕を通してのメリハリを作るために緩急をつけていく必要はあるので、踊りとマイムの力学のバランスというのは、どの指揮者も工夫しながらやっているところだと思います。──作中で、「ここは聴きもらさないで」「こういうところを見逃さないで」というところがあれば教えていただきたいのですが。冨田今回の舞台は、まさに「ここを聴いて!」「これ、面白いよ!」というところを言ってくれるんです!ぜひ、楽しかったら笑い、悲しかったら泣いてもらいたい。少し騒いでいても大丈夫。明るい雰囲気で、ぜひ自然な姿勢で楽しんでいただきたいですね。木村どういう反応をしてくれるのかな、こういう言葉を投げかけられたら何を思うのかなと、ドキドキワクワクしています。以前、こどものためのバレエ劇場として『しらゆき姫』を上演した時も、皆さん物語に没頭してくださって、客席から「しらゆきひめー!」という応援の掛け声があがったり、お手紙も、皆さんが一人ひとりそれぞれの感性で書いてくれたりしたんです。皆さんの純粋なエネルギーを嬉しく思うだけでなく、私ももっと学ばなくてはと思いました。ぜひ、その時にしか感じられない等身大の感性で、観ていただきたいですね。取材・文:加藤智子写真提供:新国立劇場<公演情報>こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』2023年7月28日(金)~30日(日)会場:東京・新国立劇場オペラパレス公式サイトチケット情報
2023年07月04日ヨーロッパを中心にバレエ団やダンスカンパニーで活躍後、活動拠点を日本に移した中村恩恵(めぐみ)。新国立劇場バレエ団やKバレエカンパニーなどに作品を数多く創作提供している、注目のダンサー・振付家だ。今回、2017年に新国立劇場で初演し高評価を得た『ベートーヴェン・ソナタ』を、長く交流のある神戸の貞松・浜田バレエ団とタッグを組み「新たな楽しい工夫で」関西初演する。ベートーヴェンの11楽曲を使用、ふたりのダンサーで1役を演じ、ベートーヴェンの人生と恋を描く画期的な作品。中村は創作の経緯や思い、またベートーヴェン役のダンサー・水城(みずき)卓哉が意気込みを語った。貞松・浜田バレエ団「ベートーヴェン・ソナタ」チケット情報ベートーヴェンの演奏会で観客の感動に触れた中村が「既に亡くなっているのに、今も彼の精神は生きていると感じた」のがベートーヴェンを主題にした創作のきっかけだった。舞台上には1脚の椅子。天井から白い布が配置され、その前後の世界で構成。始まりはベートーヴェンの葬儀から。プロローグだけモーツァルトの“レクイエム”、あとは1幕に6曲、2幕に5曲のベートーヴェンの楽曲に乗せて、彼の生涯を描く舞踊作品だ。中村は「己の命に向き合い、その定めを受け入れていく過程を描いた作品」とも。登場人物はベートーヴェンのほか、彼と関わりの深かった3人の女性。キモは2人1役で表現するベートーヴェン。中村は、ベートーヴェンが日記の中で自分自身に『お前』と語りかけて書いていることに着目した。そこで「生き様を見つめ、『お前』と語りかける」ルートヴィヒ役に、貞松・浜田バレエ団の芸術監督・貞松正一郎。「かつて音楽を作り、愛し、傷ついて生きていたベートーヴェン自身」を水城。その「対話のような構成」でふたりは踊る。水城は「稽古中に今まで聞いていた音楽がより鮮明に、解像度が上がっていく体験をしています。自分たちの踊りを通して、皆さんにもその体験をしていただけるよう頑張ります」と力強く語る。また、音楽は生演奏でなく特別録音。中村の意図は?「『スプリング・ソナタ』のバイオリニストの方は自殺されています。美しい音楽をこんなに楽しく弾いているのに。今、私たちは残された音楽を聴き、ダンサーは生き生きと踊る。その人の人生が悲しい終わり方であっても、音楽の力を、そのエネルギーを、今の人たちに与えてくれる。そんな人間の在り方に私はすごく心を打たれていて。もしこの作品が、観ること聴くことで深い苦しみから立ち直る力を持てたら素晴らしい。今を生きる弱き人々に届く何かが生まれたら素敵だなと思っています」。公演は、7月16日(日)、17日(月・祝)、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2023年06月27日SUMMER CONCERT 2023 想像 × 創造 Vol.4『Giselle』 カンフェティでチケット発売SUMMER CONCERT 2023 想像 × 創造 Vol.4『Giselle』が2023年8月18日 (金)にやまと芸術文化ホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter SUMMER CONCERT 2023 想像 × 創造 Vol.4『Giselle』~私たちは出逢うべくして出会った。魂を解き放ち、本当の愛を知るために~バレエ「ジゼル」をベースに、1幕は躍動感溢れるコンテンポラリー(主演:木村優里 佐藤洋介)、2幕は古典の様式美(主演:菅井円加 清水凌)で描く、生きとし生けるもの全てに捧ぐ 「魂の成長」の物語。アダンの名曲に乗せてお届け致します。衣装や舞台美術、照明などにも様々な趣向を取り入れ、コンテンポラリーダンスのファンの方にも、クラシックバレエのファンの方にも、また お子様から大人の方まで幅広い層のお客様にも楽しんでいただける舞台構成となっております。【リハーサル動画】総合プロデューサーは、佐々⽊三夏。佐々⽊三夏バレエアカデミー(SBA)は、海外で活躍中のダンサーを沢山輩出しています。⼤和シティー・バレエ(YCB)が設⽴されたのは、「⼤和市⽂化創造拠点シリウス」が開設された2016年秋。2019年から本格的に始動を開始しました。本公演では、SBAの卒業生であり17歳のとき、ローザンヌ国際バレエコンクールで1位入賞しローザンヌ優勝をした菅井円加がジゼル(2幕)役を演じることも大きな目玉です。佐々木三夏バレエアカデミー 【あらすじ】社会の秩序に求められ生きるアルブレヒトと、本能のままに生きるジゼル。二人は交わることのない異なる世界(ソサエティ)に生きていた。そんな二人がある時出逢い、アルブレヒトは清らかで真っ白なジゼルの生き方に憧れ、彼女に急速に惹かれていく。またジゼルも自分がずっと探していた魂の共鳴を彼に対して感じていく。アルブレヒトはジゼルとの出逢いにより、今まで閉じ込めていた自分の根源に潜むDNAを感じ、本能のまま生きることを無自覚に経験していく。パートナーがいながらも、本能からの欲に任せてジゼルに接近し、二人は想いを通わせ合う。二人の出逢いはお互いの魂の成長にとって必然だったが、その幸せは長くは続かなかった。ジゼルに想いを寄せるヒラリオンによる露呈されたアルブレヒトの裏切りは、ジゼルを苦しめ悲劇を招く。窮地に立ったアルブレヒトは…。運命に導かれた二人は、古典形式の2幕で本当の己の欲・魂の幸せ・愛を知っていく。作品コンセプト by 竹内春美(1幕振付)私が今回挑戦するこのジゼル第一幕では、古典が持つ「貴族」「村人」と言った階級や「時代設定」を剥ぎ取ります。ただし、物理的にも、違う世界・交わることがない世界に生きる2人であることは変わりなく、ソトミ(外見)をはがされた人物と美術がステージ上に広がる、ナカミ(中身)を見せるものにしたいとおもっています。ソトミとは、「身ぐるみ・目に見える現実の世界」を指し、ナカミとは、「おおもと・魂・見えていない世界・内面・我々の本来の姿」を指します。バレエ「ジゼル」は、魂の成長の物語です。第一幕での経験を経て、本当の愛・本当の幸せを知る第二幕に至ります。そこには本当の欲と思考の欲、本質的な本物の幸せと思考で選ぶ幸せが存在し、それは今を生きる我々も変わらず持っている問いであり、課題であり、学びです。例えば現代でも、やりたくないことを「やった方が良いから」とやっている人たち。魂の望み、魂の幸せに気づき、それが指す方向に進むということは、今の時代の我々にとっても、課題だと思うのです。また実は、魂が経験したいがために、この世界に生まれ、魂が成長するために、選んでいる経験である、と思います。ジゼルがこの物語で経験する悲劇も、ジゼルの魂がその経験をしてみたくてこの人生になった、魂の成長のために経験したと考えます。「あなたもジゼルかもしれない」「あなたもアルブレヒトかもしれない」そんな普遍性を持つ「ナカミ」を、私の振付・解釈と キャストの解釈・踊りで、ステージ上に展開してみたいと考えています。第一幕と第二幕でキャストが違うことは、ソトミの違いを示す一つの意味、新制作コンテンポラリーと古典バレエで展開するところも、ソトミの違いを示す一つの意味。「どんなソトミを纏っていてもナカミは変わらぬ」ということを表現するために、今回の試みの意味が生まれています。それを目に見えるものに体現し、そのバトンを、古典で繰り広げる第二幕に渡すことが、私が構想している第一幕での目標です。プロフィールプロデューサー:佐々木三夏山路瑠美子に師事。全国舞踊コンクール/第1位。《文部大臣奨励賞》《日本バレエ協会/優秀賞》受賞。《コレオグラファーズコンクール/最優秀ダンサー賞》受賞。「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「ジゼル」「コッペリア」「バヤデルカ」その他数多くの古典作品の主役を踊る。全国舞踊コンクール 指導者大賞、全国舞踊コンクール 指導者賞、青少年のためのバレエコンクール優秀指導者賞、バレエコンペティション21 指導者賞、全国鎌倉コンクール 指導者賞、NBA全国舞踊コンクール 指導者賞を受賞。衣装は、プロデューサー佐々木三夏によるオリジナル大和シティー・ダンス(YCD)ディレクター/1幕振付:竹内春美12歳よりクラシックバレエを学ぶ。2003−2005年、オーストラリア・ナショナルシアターバレエスクール留学。在学中コンテンポラリーダンス と出会う。 2010年、文化庁新進芸術家海外研修制度により、ドイツ・ヘッセン州立劇場ヴィースバーデンバレエ/トス・ タンツカンパニーに派遣され、ダンサーとして1年研修。 2012-2019年、ドイツ・レーゲンスブルク劇場ダンスカンパニーにソリストとして所属。2019年退団し帰国。講師・振付家・ダンサーとして日本での活動を開始し、2023年大和シティー・ダンス(YCD)ディレクター/常任振付家に就任。美術:長峰麻貴東京生まれ福岡育ち。武蔵野美術大学大学院修了後、劇団四季に所属、その後ネオダダの 風倉匠氏に師事し、美術と演劇のあわいで活動。学生時代 は、堀尾幸男氏、高田一郎氏、小竹信節氏に師事。伊藤熹朔賞新人賞、奨励賞受賞。主な作品は、「新羅生門」 (横内謙介演出)、「おばけりんご」(橋下昭博演出)「遠くから見ていたのに見えない」(白神ももこ演出)「メンドゥルサッコンの渦巻」(巻上公一演出)、「冒険者たちJOURNEY TO THE WEST~」(長塚圭史演出)「さいごの1つ前」(松井周演出)「ガラスの靴」(宝満直也振付・大和シティー・バレエ団)など。テアトリカルイデア代表。こども達に向けたワークショ ップなどを行う「ひょうげんのあそびば」主催。武蔵野美術大学、玉川大学 、日本大学にて非常勤講師。美術コンセプト「空間は、ジゼル、ヒラリオン、アブレヒト、バチルドを象徴する4つの三角形で構成されています。ジゼルとバチルドのあいだに男性ふたりが挟まれていたり、アブレヒトが挟まれていたり、コミュニティーの違いにより振り回される力関係であったり、3人に振り回されて、いい迷惑のバチルドであったりと、4人の三角関係や清々しくも繊細な心理状態を表す空間になっています」1幕主演:木村優里(ジゼル)千葉県出身。泉敬子、泉敦子、牧阿佐美に師事。15年新国立劇場バレエ研修所を修了し新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。『くるみ割り人形』で主役デビューを果たし、『ドン·キホーテ』『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『ジゼル』『シンデレラ』『ロメオとジュリエット』といった作品で次々と主役を踊っている。17年舞踊批評家協会新人賞、20年中川鋭之助賞。19年ファースト·ソリスト、22年プリンシパルに昇格。1幕主演 : 佐藤洋介(アルブレヒト)学生時代、3年半(内、練習船にて9ヶ月の航海)船舶の勉学に励み国家資格「四等航海士」を取得。その後、松田聖子や小柳ルミ子のダンスパートナーを経て、様々なダンスシーンに積極的に参加している。また、後進の育成にも励んでいる。劇団四季ジャズダンス講師桜美林大学非常勤講師(ジャズダンス)佐藤洋介DANCING STUDIO主宰2幕主演:菅井円加(ジゼル)3才からバレエを始める。2000年〜佐々木三夏バレエアカデミーにて、佐々木三夏先生、池端幹夫先生の指導のもとバレエを習い始め、様々な国内バレエコンクールに出場。2012年にPrix de Lausanne にて第一位とコンテンポラリー賞を受賞。ショソンドール国際バレエコンクールin Parisにてグランプリ受賞。2012年9月からドイツ、ハンブルクのジュニアカンパニーに入団。2014年からハンブルクバレエ団に入団。2017年にソリスト昇格。様々のジョンノイマイヤー作品や、白鳥の湖、Dances at the gathering、ヌレエフ版ドンキホーテ等を踊る。2019年にプリンシパルに昇格。“Roberto Bolle and friends “などのガラにも出演し、活動の幅を広げる。2幕主演 : 清水凌(アルブレヒト)バレエをシマダバレエ学院にて始める。NBA全国バレエコンクールにてスカラシップ賞を受賞後、モナコのAcadémie de Danse Princesse Graceに留学。有明ニューシティーバレエを経て、2013年よりカナダのAlberta Balletに入団し、2015年Les Grands Ballets Canadiens de Montréal へ移籍。デミ・ソリストに昇格し、くるみ割り人形の王子、ジゼルのアルブレヒト等を踊る。2019年8月よりフランスのBallet de l’Opéra national du Rhinに移籍。2022年よりソリストに昇格。公演概要SUMMER CONCERT 2023 想像 × 創造 Vol.4『Giselle』公演日時:2023年8月18日 (金)17:45開場/18:30開演会場:大和市文化創造拠点 シリウス芸術文化ホール メインホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)■出演者《Act1:Contemporary》ジゼル:木村優里アルブレヒト:佐藤洋介バチルド:本島美和ヒラリオン:林田海里《Aat2:Classic》ジゼル:菅井円加アルブレヒト:清水凌ミルタ:古尾谷莉奈ヒラリオン:木下嘉人【ゲスト出演】盆子原美奈、小出顕太郎、森田維央、林田海里、玉川貴博【大和シティー・ダンス】池ヶ谷奏、森本天子ほか【大和シティー・バレエ】萩原ゆうき、河村美来、橋本侑佳、細井佑季、窪田夏朋、柳井美紗子、刀祢平美咲、田中杏奈ほか■スタッフ振付:竹内春美 act1美術:長峰麻貴アーティスティックディレクター:前田清実 act1バレエミストレス: 折井元子 act2西山裕子 act2池ヶ谷奏 act1プロデューサー:佐々木三夏舞台監督:篠塚裕太 ((株)フェイカーズ)照明:(有)ハロ■チケット料金S席:6,600円A席:5,500円B席:4.400円C席:3,300円(全席指定・税込)大和シティー・バレエ/ダンスについて 神奈川県大和市に本拠地を置くバレエ団。バレエとコンテンポラリーダンスを中心に舞台を展開。多くの舞踊ファンの方々に楽しんで頂けるよう、伝統芸能ほか様々なジャンルとのコラボレーションも行い、ダンス、音楽、ストーリーが調和した斬新で躍動感あふれる舞台創りを進めております。多くの日本人ダンサーが世界で活躍していますが、振付家として活躍している日本人はごくわずかです。今後は、大和から世界へ発信していけるような公演をクリエイトしていきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月27日バレエ教室で働くセクシー女優が、講師として務めている教室に、セクシー女優として仕事をしていることが知られてしまったことをTwitterで報告した。そのセクシー女優とは、藤かんな(33)。4歳からクラシックバレエを続けており、『ヘアヌードの湖』(小学館)など、バレエをモチーフにしたヘアヌード写真集も発売している。これまでもTwitterでバレエ教室で講師を務めていることを明かし、バレエ姿を公開してきた藤。しかし6月14日、Twitterに《私はあるバレエ教室に所属してるんだけど》と投稿し、こう続けた。《最近、私、教室で浮いてる気がする。 疎外感というか、先生や他の生徒さんから距離感じるねんな・・・。 みんな、何か、知ってるのかな。気のせいか》すると、その日以降、藤のなかでバレエ教室への不信感は募っていったようだ。15日には《同じバレエ教室に通ってるマダムから、「かんなさん一体なんのお仕事してるの?」と唐突に聞かれた。マダムがそれを聞いた時、教室中が一瞬静かになった気がした。 なんか、この感じ、嫌だなぁ》と明かし、18日には《秋に、バレエ教室で発表会があるんだけど、 私には一切、声がかからなかった。 異様な感じ。 みんな私のことが見えてないみたい。この感じ、疲れるなぁ》とレッスン中のバレエ教室の画像とともにツイートしていた。そして19日、藤は《私はバレエ教室で指導もしているんだけど》と切り出し、バレエレッスンをする子供の足元が写る画像とともにこう綴ったのだ。《来月のシフト、私の知らないうちに全部決まってた。 私の指導担当日、1日もなかった。 もう何がしたいか、分かってきたよ。それにしても、あんまりだな…》そんななか25日、ついに“その時“が来たようだ。藤は《今、バレエ教室の先生から連絡があった。「かんなちゃんの仕事のことを知りました。正直戸惑っているし、ショックです」 あぁ…ついにきた》と記し、《今日の夜、先生と話すことになった》と報告。藤はその数時間後、《今から行ってくる!》と綴っている。同じくセクシー女優である月島さくらは《「ショック」この言葉に差別されている事実が詰め込まれている。していたらショックな仕事。そんな言い方をされたら、いくらなんでも酷い。AV女優だからなんだというのか。何が悪いというのか。》《AV女優は現実に差別されている。私はこういう状況をなんとかしたい。》と、藤を擁護するコメントを投稿。また、西本めいさは《私もAV女優でいながらキッズチアの講師しています》と同様の境遇を明かしていた。藤は過去にも、勤務していた副業禁止の一般企業にセクシー女優としての副業がばれ、退職したことを明かしている。
2023年06月26日背中やお尻の筋肉は普段、使われにくく、衰えがち。その結果、脂肪がつきやすく、悪姿勢の原因にも。背面の筋肉を使い、バレエの動きを取り入れた「エレコア」でバックラインを引き締めよう。背面の筋肉を伸ばして、姿勢もフォルムも美しく!もたついた背中や垂れたお尻、自分で見る機会が少ないバックラインは、気がついたときにはとても残念なありさまに。そんな悩みに応えてくれるのが、パーソナルトレーナーの隅田咲さんが考案した“エレコア”メソッド。バレエの動きをベースにした、エレガントなコアをつくるメソッドだ。「バレエのすべての動きは骨盤を直立させた姿勢で行います。この直立姿勢をつくるために背面や内ももの筋肉が使われます。また背骨をまっすぐ維持して正しいポジションを保つためには、体幹のインナーマッスルも使われます」これらは、普段あまり使われない筋肉。筋肉が硬くなってカラダが縮んだり歪むことで血流が悪くなり、脂肪が燃えにくい状態に。「エレコアは、鍛えるというより筋肉を伸ばしながら動かすというメソッドです。普段使えていない筋肉をほぐして動かすことで、脂肪燃焼しやすいカラダを手に入れることができます」バレエ筋とは?バレエの動作で常に使われている筋肉のこと。背中を覆う広背筋、背骨に沿って走る脊柱起立筋、肩甲骨まわりの菱形筋、お尻の深層の梨状筋。さらに体幹のインナーマッスルもバレエの姿勢を保つために必須。カラダの縮みをチェックしよう。カラダに傾きや歪みがあるとバレエ筋が縮んでうまく働かない。エクササイズの前に、まずは縮みやすい骨盤や肩関節まわりのチェックからスタートを。骨盤チェック壁に背中をつけて立つ。腰の隙間が手のひら1枚分なら標準。隙間がなければ骨盤は後傾、お腹とお尻が縮んでいる。1枚分以上入ると前傾。背中が縮みやすい。肩関節チェック壁に背中をつけて両手でバンザイ。両手が壁につけば肩や背中のバレエ筋が使われている証拠。つかない場合は、肩や肩甲骨まわりの筋肉が縮んでいて硬い。基本のエレコア毎日行いたい基本のエレコア2種目。毎朝、出かける前のルーティンにすると、その日一日、お尻や背中の筋肉が使えて、すっきりしたバックラインに!【「エレコア」の3つのポイント】1、姿勢…頭のてっぺんから真上に引っ張るイメージで背骨を伸ばす。2、呼吸…息を止めずに筋肉を伸ばすタイミングで息を吐く。3、伸ばす筋肉を意識…伸ばす筋肉を意識しながら、丁寧に行う。【スワンエクサ】白鳥の動きでバックライン全体を伸ばす(6秒キープ×10回)。白鳥が飛び立つように両腕を広げる、バレエらしい動きのエクササイズ。ただ腕を動かすのではなく、肩甲骨から腕を遠くに引っ張るように伸ばすのがポイント。姿勢の改善やヒップアップ効果もあり。1、両足を開いて立ちゆっくり息を吸う。両足を肩幅より広く開いて立つ。手のひらを内側にし、両腕を自然に前に垂らして息を吸う。背中をしっかり伸ばすことを忘れずに。2、背すじを伸ばして上体を前に倒す。息を吐きながら上体を前に倒して両手を横に広げる。肩甲骨から腕を遠くに引っ張るつもりで。深呼吸して6秒維持して元の姿勢に。【おじぎエクサ】おじぎで背中、お尻、もも裏を伸ばす(6秒キープ×10回)。両脚を外旋させて膝を曲げ伸ばしする、バレエでは「プリエ」と呼ばれる基本動作。お尻や背中全体が伸びるだけでなく、足をしっかり開いて行うことで太もも裏の筋肉も伸び、小尻効果が期待できる。1、背すじを伸ばしてバンザイの姿勢に。両足を大きく開き、つま先を45度外側に開いて立つ。ゆっくり息を吸いながら両腕をバンザイの姿勢に。手のひらは内側を向ける。2、おじぎしながら膝を深く曲げる。両腕を上げたまま、息を吐きながら上体を前に倒して膝を曲げる。背すじはまっすぐ、深呼吸しながら6秒キープして元の姿勢に戻る。隅田 咲さん「バレエ&コンディショニング プリマ名古屋・表参道」代表。3歳からバレエを始め、高校卒業後にはイタリアにバレエ留学。バレエの動きに解剖学やトレーニング要素を組み合わせたエレコアメソッドを考案。※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2023年06月22日新国立劇場バレエ団ダンサーの柴山紗帆と速水渉悟が、2023/2024 シーズンよりプリンシパルに昇格することが発表になった。この決定は、17日の夜に行われた『白鳥の湖』のカーテンコールで吉田都芸術監督より観客の前で発表された。柴山紗帆Photo by Masatoshi Yamashiro柴山紗帆は、東京都出身で、これまでに田中洋子、スヴェトラーナ・オシエヴァ、デニス・マーシャル、マジョリー・グルントヴィに師事。バレエスタジオ DUOや、ハリッド・コンサーヴァトリー、ピッツバーグ・バレエシアター・スクールで研鑽を積んできた。2014年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団し、『くるみ割り人形』『シンデレラ』『白鳥の湖』などの公演に出演。2021年にはファースト・ソリストに昇格していた。速水渉悟Photo by Masatoshi Yamashiro速水渉悟は京都府の出身。ジョン・クランコ・バレエ学校を経て、2015年にヒューストン・バレエに入団。同年にはユース・アメリカ・グランプリ NY ファイナルシニア男性の部で金メダル、審査員特別賞を受賞している。2018年に新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。2020年『ドン・キホーテ』で全幕主演デビューを果たし、『ジゼル』『くるみ割り人形』『コッペリア』などの公演に出演した。柴山と同じく2021年ファースト・ソリストに、そしてこのたびプリンシパルに昇格した。新国立劇場では通常のバレエ公演だけでなく、こどものためのエデュケーショナル・プログラムなども実施しており、7月には「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム 白鳥の湖」が開催。柴山と速水も出演する。こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム白鳥の湖7月28日(金)~7月30日(日)新国立劇場 オペラパレス■チケット情報月28日(金)13:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】渡邊峻郁7月28日(金)16:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月29日(土)13:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿7月29日(土)16:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】 渡邊峻郁7月30日(日)13:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月30日(日)16:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿【振付】マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ【照明】ピーター・タイガン【指揮】冨田実里【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
2023年06月22日1995年の初演から28年に渡って上演され、多くの観客を魅了してきたバレエ「ドラゴンクエスト」が愛知県で初めて上演される。「ドラゴンクエスト」は日本が世界に誇る名作ゲームシリーズだが、本作は“ドラクエ”の世界観とドラマをバレエで表現する唯一無二のステージだ。オーケストラが奏でるおなじみの音楽、迫力のバトルシーンや仲間との出会い、冒険の中で体験する苦難、旅の仲間との絆……あの感動がステージで見事に表現される。(C)Hasegawa Photo Pro上演時間は約2時間で、愛知公演は愛知県芸術劇場大ホールで9月2日(日)に開催。ほか、東京、大阪、山形でも公演が実施される。スターダンサーズ・バレエ団バレエ「ドラゴンクエスト」9月2日(土) 14時開演愛知県芸術劇場 大ホール月11日(金祝)・12日(土)新国立劇場オペラパレス2024年1月6日(土)フェニーチェ堺2024年1月14日(日)やまぎん県民ホール■チケット情報(愛知)東京)
2023年06月15日