1月30日、「ボリショイ・バレエ」が東京公演初日を前に都内で記者会見を行い、新芸術監督セルゲイ・フィーリンとダンサーらが登壇した。「ボリショイ・バレエ」チケット情報ボリショイ劇場は老朽化に伴い2005年より大規模修繕工事を行っていたが昨年、本館が6年ぶりにリニューアルオープン。今回の来日は復活後初の海外公演となる。また、昨年11月から同団バレエマスターでロシアを代表する演出家・振付家ユーリー・グリゴローヴィチの名を冠した「グリゴローヴィチ・フェスティバル」として『眠れる森の美女』や『くるみ割り人形』などを上演しており、本公演もこのフェスティバルの一環として行われる。演目は、グリゴローヴィチの代表作、『スパルタクス』『白鳥の湖』『ライモンダ』の3作品を上演する。昨年3月に芸術監督に就任したセルゲイ・フィーリンは「今回も(日本に)素晴らしいスターたちを連れて来ました。私達を愛してくれる日本の観客の期待に応えられるよう、素晴らしい踊りを披露したい」と抱負を語った。またダンサー達はそれぞれ意気込みを語った。「日本の観客からの温かい気持ちをステージで感じています。東京公演の初日(31日)で踊る『スパルタクス』はグリゴローヴィチの傑作のひとつ。踊れることを嬉しく誇りに思います」(スヴェトラーナ・ルンキナ)。「日本が大好きです。私の心や体の中に貯めてきた力の全てを注いで踊りたいです。3月に大きな悲劇に見舞われた日本のみなさんのことを、ずっと心配で見守っていました。みなさんの前で踊れることを嬉しく思っています」(マリーヤ・アレクサンドロワ)。「ボリショイのメンバーとして来日出来たことは、私にとって非常に名誉です。ボリショイに入ることは私にとって夢のひとつでしたので本当に嬉しいです」(デイヴィッド・ホールバーグ)。同団唯一の日本人ダンサーとして活躍する岩田守弘は、今シーズン限りで現役引退を発表しており、ボリショイでの最後のツアーとなる。「今回はボリショイのダンサーとして日本で踊れるのは最後の公演です。周りを見渡すと一番年長ですが、若く素晴らしいダンサーたちと一緒に日本のみなさまの前で最高のクラシックバレエを魅せるとお約束します」。ロシアに渡って16年、世界に通用する日本人バレエダンサーの先駆けとして活躍してきた岩田の集大成に注目したい。公演は1月31日(火)から2月9日(木)まで東京文化会館にて開催。また、2月5日(日)に愛知県芸術劇場(演目は『スパルタクス』)、2月11日(土・祝) ・12日(日)に兵庫県立芸術文化センター(演目は『ライモンダ』、『白鳥の湖』)にて開催する。チケットは発売中。
2012年01月31日パリ・オペラ座とゆかりの深いダンスブランド、レペットは、東北の被災地の子供たちにバレエシューズ、レオタード、タイツ等のバレエ用品約250点を提供する。被災地において、1 月23 日(月)にオペラ座のトップ・ダンサーのチャリティーによるバレエ・レッスンが開催される折に、レッスンに参加する子供たちに贈られる。バレエ・レッスンはフランス大使館の主催によるもので、来日公演中のパリ・オペラ座の3人のエトワール、プルミエ・ダンスールの計4 名によって仙台、石巻で開催される。オペラ座エトワール達による仙台バレエ・レッスンお問い合わせ先:飯岡智(在仙台フランス名誉領事、宮城文化服装専門学校校長)tel.022-227-1345 / mobile.090-1065-6958開催日:2012年1月23日(月)仙台青年文化センター(4号室) tel.022-276-2110 / fax.022-276-2108981-0904 仙台市青葉区旭ヶ丘3-27-5初級クラス 18:00〜19:30、中級クラス19:30〜21:00※参加レベル : 初級者クラス、中級クラス(バレエ歴5年以上)オペラ座エトワール達による石巻バレエ・レッスンお問い合わせ先:佐東悦子(石巻バレエ研究所代表)tel.022-922-8488 / fax.022-925-5480開催日:2012 年1月23日(月)石巻バレエ研究所 tel.022-596-5333989-6117 石巻市日和が丘4-2-13中級クラス 17:00〜18:30※参加レベル : 中級クラス(バレエ歴5年以上)バレエ・レッスン参加ダンサープロフィールバンジャマン・ペッシュ<エトワール>8 歳からジャズ・ダンスを始める。2 年後、モンペリエにてクラシック・バレエを始める。1986 年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学し、在学中から舞台や巡業に多数出演。卒業と同時に同バレエ団に入団、1994 にコリフェ、1997 年にスジェ、1999 にはプルミエ・ダンスールに昇格。上海公演中の、2005 年9 月22 日、『ジゼル』のアルブレヒトとローラン・プティ振り付けの『アルルの女』のフレデリックの両方を踊った舞台後に、エトワールに任命された。ドロテ・ジルベール<エトワール>7 歳より、トゥールーズのコンセルヴァトワールでバレエを始める。ドロテ・ジルベールは1995 年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学。2000 年、17 歳でパリ・オペラ座・バレエ団へ入団、2002 年にはコリフェ、2004 年にはスジェへと昇格した。2005 年にプルミエ・ダンスーズとなり、日本を含む海外公演を重ねた。2007 年11 月19 日、ヌレエフ版『くるみ割り人形』の公演後、エトワールに任命された。イザベル・シアラヴォラ<エトワール>イザベル・シアラヴォラは1985 年にパリのコンセルヴァトワールに入学し、1988 年、主席で卒業。成績優秀なおかげでパリ・オペラ座バレエ学校に入学、その2 年後、18 歳でパリ・オペラ座バレエ団に入団する。1991 にカドリーユ、1993 年にはコリフェに昇格。2000 年にはスジェに昇格し、その3 年後、プルミエ・ダンスーズとなる。2009 年4 月16 日、『オネーギン』(ジョン・クランコ)の公演後、エトワールに任命された。フロリアン・マニュネ<プルミエ・ダンスール>フロリアン・マニュネは 1993 年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学。1999 年にパリ・オペラ座バレエ団に入団後、2002 にはコリフェ、2004 年にはスジェに昇進する。2003 年、オペラ座の優秀な若意ダンサーに与えられるカルポー賞、2005 年AROP 賞を受賞。2011 年にはプルミエ・ダンスールに昇格。2010/2011 シーズンにはアニエス・ルテスチュのパートナーとしてロミオ役に抜擢され、エトワールに一番い意男性ダンサーとして期待されている。
2012年01月18日