ホニャララゆいさんの育児マンガを紹介します。公園に来ていたホニャララゆいさんは「パパなんてだいっっっきらい!!」と叫ぶ女の子の声を耳にします。そんなパパを目にしたホニャララゆいさんはあることを言いたいと思うのですが……?パパなんてだいっっっきらい!! 公園に来ていたホニャララゆいさんのもとに「パパなんてだいっっっきらい!!」「ママがいい〜〜」と言う女の子の声が聞こえてきました。 ホニャララゆいさんが声のした方をちらっとみると、娘に「パパ大嫌い」と言われ落ち込んでいるパパの姿が。その姿を見て、ホニャララゆいさんは冷や汗をかきながら「たまたま聞いてしまってごめんなさい!」「どうしよう、この場から立ち去った方がいいのか……?」と考えます。 「大丈夫です! 娘さんパパのこと絶対好きです!」「お疲れ様です!おおおお疲れ様ですほんとっに!」「あなたはスパダリぃいぃぃ」と落ち込んでいるパパに伝えたいな、なんて頭の中で妄想していると……。 たたた……と女の子が走ってきて、パパの前で立ち止まると、「……さっきのうそやねん。パパだいすきぃ……」と言いました。 娘から愛のある言葉を聞き「わかってるよぅうありがとうパパもだいすきぃ!」と娘を抱きしめるパパ。 それを見たホニャララゆいさんはふふっと笑いながら「もう……なんやねん」という気持ちになったのでした。 ◇◇◇ 他のご家庭が揉めていたりすると心配になってしまいますよね。ホニャララゆいさんのように「声かけてあげたいな、大丈夫かな」と思うママたちも多いのではないでしょうか。みなさんは声かけてあげたいなと思った出来事はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ホニャララゆい
2022年09月10日育休取得するまでの不安や葛藤を乗り越えて、半年間の育休をスタートさせたパパ社員。仕事とはまったく異なる苦労や感動があったそうです。育休を取得したからこそ味わうことができた特別な日々について、詳しく話を聞いてみました。パパが育休を取得してみた vol.1はこちら【育休取得パパのプロフィール】開発部エンジニア2022年1月に長男が生まれる育休復帰後、ままのてアプリの開発に携わる育休中のエピソード大変だったこと育児がスタートして、特に大変だなと感じたエピソードがあれば教えてください。夜間のおむつ替えやミルクにひとりで対応するのが大変でした。我が家は妻とお互いの睡眠時間を確保するためにシフト制を組んでいるのですが、妻が寝ているあいだは完全にワンオペなんですね。そのあいだに赤ちゃんがおしっこをまき散らしたりミルクを吐き戻してしまったり、赤ちゃんが服や布団を汚すと全部ひとりで取り替えないといけないので、それがめちゃめちゃつらかったです。夜中1時とか2時とかにひとりで心を無にして対応するというか、修行だと思ってやっていたという感じはあります(笑)。ワンオペだと相手に苦労がわかってもらえず不満がたまるケースが多いようです。夫婦で大変さを共有するために、どんな工夫をしていたのでしょうか?妻からは朝起きたときに「お疲れ様」や「大変だったね」といった声かけがありました。あとは育児アプリで赤ちゃんのお世話の記録をつけていたので、夫婦で共有するためにその日にあったできごともメモに残していましたね。それを見返して「ああ、大変だったんだね」とお互いをねぎらうことが多かったです。そのほかに、想定していたよりも大変だったことはありますか?やはり赤ちゃんが生まれると、おでかけがかなり難しくて…。趣味の映画を見に行くことも基本的にできないですし、生活の切り替えが必要だと感じました。買い物に行くにしてもコロナ禍なので赤ちゃんを連れていくのは…という気持ちがありました。夫婦のどちらかが赤ちゃんを見て、どちらかが買い物をするというのも、ふたりとも結構疲れていたので大変だった印象です。すぐに必要なものや卵や牛乳などの食材は買いに出かけて、急ぎではないものや重いものはネットスーパーを使っていました。良かったこと育休を取得したからこそ経験することができた「良かったこと」を教えてください。赤ちゃんの日々の成長を細かく見られることはすごく良かったです!「今日初めて笑ったよ」「寝返りが打てるようになったよ」というのを仕事から帰ってきて妻に聞くのではなくて、自分の目で成長を追えているというのは、育児休業を取っていなければできなかっただろうなと実感しています。毎日赤ちゃんを見ているので「あぁ笑うようになったか」と一つひとつの成長が感慨深いこと、やっぱりめちゃめちゃかわいいこと、写真もたくさん撮れることが最高です。妻ともふたりで「赤ちゃん笑ってるね」と言いながら、一緒に笑っていました。あと育休を取得して良かったことは、家族や友人が家に遊びに来てくれることですね。平日だから来れるという人もいるので、そういう人が来てくれて子どもをかわいがってくれるという機会があり、すごく楽しかったですね。育休中、夫婦トラブルはあった?育児に対する価値観の違いなどから喧嘩になってしまうことがありますよね。育休中に夫婦でのトラブルなどはありましたか?基本的にお互いに喧嘩にならないように気をつけていましたが、ちょっとした衝突はありましたね。たとえば、子どもがお腹が空いていそうで泣いているとき、僕はわりとすぐにミルクあげるんですけれど、妻は決まった時間に決まった量をあげて生活リズムを大事にしたいという考え方だったので、イライラさせてしまったかもしれません。ただ、お互いに気をつけていたので大きな喧嘩はなかったです。育児の理想と現実のギャップはじめての育児を経験していく中で、理想と現実のギャップを感じる瞬間はありましたか?楽観的なところがあったと思いますが、育児はしんどいと思いつつ、最初の1ヶ月ぐらいは赤ちゃんのかわいさのほうが大きかったです。ただ育児に少し慣れて育休の生活にも慣れてくると、わりと疲労の蓄積が重くのしかかってきました。夜間にお世話をしているときに、睡眠不足の影響もあって赤ちゃんがかわいいはずなのにちょっとかわいく見えなくなるという瞬間は正直ありました。同じように妻も感じることがあったようです。そんなときは疲れているというのを正直に共有して「じゃあ身体を休めて良いよ」と話したこともあります。少し休むとスッキリしてまたお互いに気遣えるという感じですね。疲れたときはそれぞれ休もうと明確に話し合ったわけではないですが、お互いにつらくなったら話し合おう、順番に休もうという雰囲気でいました。持続可能な生活が必要だと思ったので、できるだけ無理をしないよう意識していました。このインタビューは2022年8月時点のものです。パパが育休を取得してみた1はこちらパパモードもOK!ままのてアプリ「ままのて」アプリには、パパ向けに赤ちゃんの週数や月齢にあったメッセージが届くパパモードもあります。妊娠記録や育児日記など新機能も充実し、より毎日のココロと身体に向き合えるようになりました。医師監修のQ&Aや体験談が豊富なので、「プレママ・ママ・パパにぴったりのアプリ」と好評です。赤ちゃんに出会える日を楽しみにしながら、ママの体調変化や赤ちゃんへのメッセージ、妊婦健診などの大切な予定をままのてアプリに記録してみませんか。
2022年09月08日現在2歳10カ月の息子は、1歳6カ月ごろから徐々にイヤイヤ期が始まりました。息子のイヤイヤスイッチが入ってしまうと、私がどんな声を掛けようが何をするのも拒否! 泣いて大暴れすることもあるので、息子への対応に困ることも多々あります。そんなある日の夜、まだ寝たくない!と息子のイヤイヤが始まり、もうヘトヘト……。そこへちょうど帰宅した夫が状況を察し、息子へかけた言葉に思わず感激……! そのときの体験談をお話しします。寝たくない息子vs早く寝てほしい私私は1日の終わりの寝かしつけは、いかに短時間で終わらせるかが勝負だと思っています。早く寝てくれればそのあとの時間は私の自由時間! そのためにも日中はできるだけ散歩や公園で遊んだり、家ではおもちゃや粘土、折り紙をしたりと思いっきり遊び、夜は息子がぐっすり寝られるようにしているのです。 でもイヤイヤ期が始まってからは、息子はどれだけ疲れて眠くても「まだ遊びたい!」「寝たくない!」と言うことが多くなりました。 寝かしつけのころには……日中は家事もしつつ息子と同じように遊んでいるので、寝かしつけのころには一緒に寝落ちしてしまうこともあるくらい私もヘトヘトです。そこに息子のイヤイヤが始まると正直イライラしてしまい、「もう知らない!」と思わず言ってしまうことも……。 そんなある日の夜、息子が寝たくないとイヤイヤしている最中に夫が帰宅しました。「パパも寝ようかな」と夫が布団にくると、息子は寝たくないとさらに大暴れ! あーまた始まった……と私は呆れていました。 笑顔で息子を抱きしめて言った言葉イヤイヤする息子を見て夫はなぜか笑顔。そして息子をぎゅっと抱きしめて「じゃあ朝まで起きていられる? 寝ちゃだめだよ~」と。まさかの夫の対応に私はびっくりしましたが、見ると息子も「起きてられる!」と笑顔になっていました。そのまま夫と息子は布団でごろごろしながらおしゃべり。気づくと息子は寝ていたのでした。 私は、息子がイヤイヤ期だから仕方ないんだと思い込んでいた部分があったのかもしれません。息子に早く寝てほしい、自分が早くゆっくりしたいという気持ちが強すぎたのかな……と反省しました。 このときの夫は息子の気持ちに寄り添ってあげていたから、息子も笑顔になったんだと思います。私はいつも息子のイヤイヤにばかり気を取られ、イライラしがち……。まだまだイヤイヤ期は終わらないですが、ちゃんと息子の気持ちを汲んで声を掛けたり、対応したりすることを日々意識したいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2022年09月07日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。怒りすらかわいい編集後記イヤイヤ期に突入しているねむちゃん(2歳)は、泣いて叫んで、足を踏み鳴らしながら怒りを表現しています。ついにはママへの怒りのパンチ!叩かれてしまったママの反応は…「怒ってるかお、かわいいー」でした(笑)。迫力のあるイラストからはじまった今回のエピソードですが、実際のパンチの威力はねこパンチレベルだったとのこと。小さいながらに、一生懸命ママに怒りをぶつけようとする姿はなんだかキュンとしてしまいますね。つぶみさんのように、ひとり目にくらべてふたり目のほうが余裕をもって接することができるという方は多いのではないでしょうか。育児の経験があるだけでなく、赤ちゃんの成長がどれだけ早くあっという間かということを知っているからこそ、一つひとつの成長が愛おしく感じられるのかもしれませんね。ままのて編集部つぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2022年09月07日「大丈夫、大丈夫」夢の中で、笑顔でそう言ってくれたパパ。パパの夢を見てから、なんだか不思議と気持ちが軽くなり、いろいろなことに変化が起きた。なんだか本当に、すべてが大丈夫な気がしてきた……。 これってもしかして、パパのおかげ…? DV父との決別、退院、そして、新たな出会い……。すべてが好転しているように感じるのは、多分気のせいじゃないよね? 次回、パパと似た雰囲気の男の子「だいき」と出会った意味とは……。 著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2022年09月05日魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期。わが子も2歳を前に何でもイヤというイヤイヤ期が始まり、3歳まで続きました。私は1年以上の闘いのなかで、子どもも親も心が軽くなる、自分なりのイヤイヤ期の対処法を見つけたのでご紹介します。 ついにイヤイヤ期が始まった!子どもが生まれてから、育児中のママ友やネットの口コミなどで耳にしていたイヤイヤ期という存在。子どもがなんでもイヤと言って理由もなく駄々をこねるという、親にとって大変しんどいと言われる時期です。 わが子は2歳を前にその兆候が現れ始めました。最初はお友だちのまねをして、遊び場から帰るときに「イヤ」と言い始めたわが子。私は「ついにうちにもイヤイヤ期がきた!」と恐ろしく感じました。 2歳でイヤイヤ期のピークに最初はかわいらしいイヤイヤだったので、私にも余裕があり対処できていたのですが、2歳を過ぎたころから本当にすべてのものをイヤイヤと言うようになりました。朝の支度のときなど、私に余裕がないタイミングで始まるイヤイヤは本当に大変。 イヤイヤが始まるともう手が付けられなくなるほど泣くので、私はだんだんと子連れで外出することや人に会うのがおっくうになりました。子どもがイヤイヤを発しないように、わが子の機嫌をいつもうかがいながら育児をするのはしんどかったです。 心をラクにするイヤイヤ期対処法イヤイヤ期の子どもの対応に疲れていたとき、育児の本で「子どもに選択肢を与えてみる」という子育ての方法を知りました。子どもに「どっちにする?」と二択で選ばせるということです。これはイヤイヤ期の子どもにも使えるかな?と思い試してみたところ、いつもはイヤイヤが発動するお出かけ前の支度がスムーズになったのです。 子どもはうれしそうに着る服や靴を選んでくれました。自分で決められたという達成感と肯定感で安心したのでしょうか。私が着せたい物とは違ったけれど、イヤイヤが始まらず私も心がラクでした。 子どもに選択肢を与えて決定を委ねるという方法は、わが子のイヤイヤ期のかんしゃくの頻度を下げてくれました。この方法は、私の育児に対する姿勢を変える気づきにもなりました。子ども自身が自分で決めたことに責任をもつ練習にもなるので、何かをするときに子どもに「どうしたい?」「どっちがいい?」と声かけすることはこれからも続けていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/そら著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年09月05日パパが育休を取得することで、ママの負担が減ったり家族の絆が深まったりとメリットは大きいですよね。しかし実際に育休を取得している男性は現在12%ほどで、少しずつ増加はしているものの決して高い数字ではありません。周囲に育休を取得している人がいないため、男性の育休に関する情報が少ないと感じているパパも多いようです。不安や葛藤がありながらも半年間の育休を取得を経験し、「男性も育休をとるべき」と語るパパ社員に男性育休について詳しく話を聞きました。【育休取得パパのプロフィール】開発部エンジニア2022年1月に長男が生まれる育休復帰後、ままのてアプリの開発に携わる育休取得のきっかけや不安・葛藤育休を取得しようと思ったきっかけなぜ育休を取ろうと思ったんですか?元々、妻と妊娠中から育休が取れるなら取りたいねという話をしていました。出産後に妻がひとりで育児をするのは大変ですし、ワンオペで育児をするのはつらいという話を周囲の女性からよく聞いていたこともきっかけのひとつですね。妻と出産予定日の5ヶ月ほど前から育休が取れるのかどうかを調べて、その後、出産予定日の3ヶ月ほど前に職場の上長に相談しました。すると最大半年間の育休が取得できるということがわかったので、まずは半年間の育休取得を検討しました。半年間の育休が取得できるとわかり、奥様もきっと嬉しかったでしょうね。それはもう本当に良かったという感じでした。半年も取れるとは思っていなかったようでちょっと驚いていましたが、本当に嬉しそうにしていました。育休中も「育休を取ってくれて良かった」と言ってくれましたね。育休を取っていなかったら育児が大変すぎてどう乗り切るか想像ができないと感じる場面もありました。仕事や収入に対する不安・葛藤半年間の育休を取得すると決めたとき、仕事や金銭面に対する不安や葛藤はありましたか?半年も仕事をしなかったら、仕事のやり方を忘れてしまうんじゃないかという不安がありました。技術的なことが必要な仕事なので、業務内容を忘れてしまったら復職したときに会社に迷惑をかけてしまうのではという心配もありました。不安な気持ちがある反面、育休中にまとまって机に向かう時間はなくても隙間時間に単語帳アプリなどを活用して資格の勉強や、新しい技術を暗記しようと考えていましたね。スキルアップの時間を確保することで育休の半年間は乗り越えようという気持ちに切り替えました。毎日単語帳アプリを消化することをノルマとしていましたが毎日続けることは難しかったですね。やっぱり育児に追われて勉強に集中できない日もありました(笑)。金銭的な面では、育児休業給付金が出ることはわかっていましたので大きな不安はありませんでした。給付金と貯金でなんとかいけそうかなという感じでしたね。育休取得に対する会社からの反応は?育休取得を希望する際に、会社から嫌がられたり出世にひびいたりしないか気になるパパが多いようです。実際に会社はどんな反応でしたか?育休を取ると伝えたときに僕が担当していた業務は、僕ともうひとりのふたり体制でした。僕が抜けるとひとりになってしまうので心配でした。その後、育休取得までにさらに人員不足が起こってしまい、あらためて育休に入って大丈夫か上長に話したところ「絶対に大丈夫だから、どうにかするから。安心して育休を取ってください」と言ってもらい、背中を押してもらいました。僕が半年間抜けても大丈夫なように、体制を整える準備期間もありました。会社のバックアップが大きかったのはとても感謝しています。育休取得前に夫婦で話し合ったこと育休が取得できることが決まった後、夫婦でどんな準備や話し合いをしましたか?赤ちゃんの月齢によってどんな生活になりそうかとか、買っておいたほうが良さそうなものや育児関連の情報を調べました。その中で事前に対策を考えたものもありました。たとえば、赤ちゃんは最初の数ヶ月は夜も2〜3時間ごとに起きることを知り、パパ・ママがふたりとも2〜3時間ごとに起きるのは多分しんどいよね…ということで、夜間はシフト制を組もうという話になりました。妻が19時〜3時まで寝て、僕が3時〜11時ぐらいまで寝るというシフトを組むことで、とりあえずお互い8時間の睡眠を確保していましたね。これは育休を取らなければできなかったことです。8時間の睡眠が確保できるのは身体的にもかなり大きいですね。そのほかに、事前に決めておいて良かったと感じていることはありますか?できるだけ家事の負担は減らしたいと話していたので、お役立ち家電に頼ることを決めていました。たとえば、お皿洗いは食洗機に全部任せるとか、掃除はお掃除ロボットに任せるとか、乾燥機能までついている洗濯機にするなどです。人手は夫婦ふたりしかいないので、任せられる家事は全て家電に任せるという方針を話し合っておいて良かったです。家電は出産前に揃えておくことを視野に入れていましたね。事前に準備しておいても良かったと思う、役立ったおすすめの育児グッズがあれば教えてください。赤ちゃんが生まれてからですが、哺乳瓶が挟み込めるクッションを買いました。クッションを置いておくと哺乳瓶が斜めに固定できるというもので、赤ちゃんの哺乳の際に役立ちました。首がすわるまでは上手に飲めてはいなかったですが、生後6ヶ月くらいになるととても上手に飲めるようになって、これは単純に人手がひとり増えた感覚でしたね(笑)。もちろんクッションを使っているときは目の届くところで使用していますが、このクッションを使ってミルクをあげながらおむつのゴミを片付けたり、簡単な洗い物ができたりします。少し疲れたときも一緒に横になりながら哺乳でき、我が家では重宝しています。このインタビューは2022年8月時点のものです。パパが育休を取得してみた vol.2はこちら育休を取得したパパのおすすめグッズはこちらパパモードもOK!ままのてアプリ「ままのて」アプリには、パパ向けに赤ちゃんの週数や月齢にあったメッセージが届くパパモードもあります。妊娠記録や育児日記など新機能も充実し、より毎日のココロと身体に向き合えるようになりました。医師監修のQ&Aや体験談が豊富なので、「プレママ・ママ・パパにぴったりのアプリ」と好評です。赤ちゃんに出会える日を楽しみにしながら、ママの体調変化や赤ちゃんへのメッセージ、妊婦健診などの大切な予定をままのてアプリに記録してみませんか。
2022年09月05日「パパかも……」震災から数日後、ようやくパパらしき人が見つかった。※こちらの記事には、震災を想起する内容が含まれております。 やっと「パパに会える」と胸を躍らせて向かった先の光景は、期待していたものではなく……。白い箱の意味 「パパとはもう遊べないんだ」。幼いながら、パパとの永遠の別れを理解したあかり。親子3人で泣きながら帰ったときの星空が今も忘れられない……。 パパとの別れの回想は、今回のお話で終わりです。改めまして、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご遺族の方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。 そして次回から、シーンは現在へと移ります。「あたらしいおとうさん」の存在は、震災のショックと共にあかりを悩ませ続け……。 著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2022年09月03日日常にあふれる名前のない家事「名もなき家事」が話題を呼んでいますが、子育てに目を転じれば、当たり前すぎて気づかれにくい子どもの世話「名もなき育児」も日常にあふれています。これらの負担はママに偏ることが多く、育児ストレスの原因にもなっています。パパの育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に話を伺いました。1日当たり5時間20分の差! 家事・育児時間の男女差東京都が実施した「令和3年度男性の家事・育児参画状況実態調査」では、未就学児の子育て世代の家事・育児関連時間は、1日当たり男女差が5時間20分もあることが分かりました。 「パパは名もなき育児=ママの仕事、と思い込んでいる傾向にあります。例えば、子どもの面倒をよく見ているパパでも、うんちのおむつ替えとなると『ママを呼んでいるよ〜』などとママに丸投げすることもあります。でも、『ママ=子どものお世話が得意』とは限りません。ママにだって苦手なことはある。パパだって出産とおっぱいをあげること以外は全部できますよ」と小崎先生は話します。 小崎先生が解説! 名もなき育児のリアルここで、名もなき育児のリアルを小崎先生の解説とともにお届けします。 ケース1:赤ちゃんや子どもとお出かけするときの荷物の準備赤ちゃんとのお出かけは持ち物が多いので、荷物の準備は実はとても大変なこと。とくに赤ちゃんが小さければ小さいほど、おむつ、授乳セット、着替えなど荷物が多くなります。それなのにパパが赤ちゃんや子どもとお出かけする場合、「荷物の準備だけはママにお願いする」ということも……。 小崎先生から「上手な荷物の支度は、いかに親としての経験を積むかです。隣町の公園に行くだけなのに、大きなボストンバッグで出かけたパパもいます(笑)経験することで『これはいる』『これはいらない』とわかってくる。親も試行錯誤です。ママはパパに失敗が許される機会を与えて、パパも育ててあげてほしいです」(小崎先生) ケース2:食事の献立を考える家に残っている食材を把握したり、栄養のバランスを考えたり、子どもの好きそうなものを考えたり……。献立を考えるのも実は大切な育児のひとコマです。はじめての離乳食であればわからないこと、食べさせていいものなど、調べることにもたくさんの労力と時間を費やします。 小崎先生から「料理という家事の中で、一番難しいのが献立です。子どものミルクや離乳食は、子どもの発達について理解できているかどうかも関わってきます。離乳食の初期、中期、後期のこと、アレルギーのこと、はちみつを1歳未満は食べさせてはいけないこと(※)など、子育てに関する意識・知識・技術を得る努力が必要になってきます。出産までミルクの調乳をやったことがなかった、というママは多いです。『ママが頑張っているから俺はやらなくていい』のではなく、『ママもわからないことだらけ』であることをパパに認識してもらえるとよいですね」 ※生後1年未満の乳幼児は、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあるため、はちみつを与えてはいけません。 ケース3:子どもの発達や病気について、知識を習得したり、相談・受診したりする子どもの発達の悩みや病気について、育児書やインターネットで調べる、保育園や支援センターに相談する、病院を探すなどもママがメインになっている家庭が多いかもしれません。 小崎先生から「保育園の面談にパパがくる家庭は少ないのですが、なかには夫婦で来る家庭もありました。保育士からすると、夫婦で来てくれるとすごく安心します。パパも関わることで、子どもの成長や様子について多様な見方ができるからです。『子どものかかりつけ医をどれだけ知っているか』も大事です。子どもが通っている内科、外科、皮膚科、耳鼻科、歯科、夜間救急など、パパは全部言えますか?」 ケース4:子どもの遊び相手になる子どもの遊び相手になることも、立派な育児の一つです。子どもの「遊びたい」に応えることも、大事な時間です。ただ、遊びを終えるとき、子どもが「いや」と言って拒むなんてことは日常茶飯事。でも、帰宅してからの夕飯の支度やお風呂、寝かしつけなどのタイムスケジュールを考えると、うまく子どもを説得しなければなりません。遊び相手になるということは、スケジュールを考えたり、説得したりと、いろいろな名もなき育児を対応しているということ。責任を感じているからこそのこの苦労! パパにもぜひ知ってもらいたい育児の大変さの一つです。 小崎先生から「育児は仕事のように段取りよくいきません。例えば絵本の読み聞かせにしても、『2回絵本読んだから、はい、おしまいね』では仕事ですよね。でも現実はこうはならない。子どもは『もう1かい! もう1かい!』を繰り返します。いったい何回読まなきゃいけないの? いつ終わるの? という状況です。そこにうまく区切りをつけたり、ほかの遊びに誘ったりしていくのが育児なんです。でもそういう経験のないパパもいます。経験がないと、仕事モードで考えて、子どもをうまく誘導できないこともあります。ママとのズレは、責任感の違いからくるものが多いかもしれません」(小崎先生) ほかにも・育児グッズ購入前のリサーチ・きょうだいゲンカの仲裁・食事、おやつのあとの片づけ・お絵描きや工作後のあと片づけ・赤ちゃんが寝ているときの安全確認・おもちゃの片づけ・水筒・お弁当の片づけ&準備・園グッズの準備・検温とサイン など「名もなき育児」は無数にあります。家庭ごとに内容も変わってくるので、オリジナルリストを作って夫婦でシェアしてみてはいかがでしょうか。 パパが育休を取って気づく親としての「責任と覚悟」 2022年4月から育児・介護休業法が大きく改正され、パパが育休を取りやすくなりやすくなりました。10月からは産後パパ育休も新設され、パパも「産休」がもらえるようになるので、パパが主体的に育児に関わるチャンスも増えそうです。男の子3人を育てた小崎先生は、3度の育休で親として成長したそうです。 「僕の場合は、3人の息子それぞれで育休を取って、育休を取る事で親になれたと思っています。もう20年以上前ですが、それぞれ3カ月取りました。育休を取って、自分が責任を持って子どもの面倒を見るようになって、親としての責任と覚悟が芽生えました。僕は育休を取るまで、“一緒に住んでいる楽しいおっちゃん”でしかありませんでした(笑)僕は保育士だったけれど、自分の子どもが泣けば『ママを呼んでいるよ〜』と丸投げしていましたし、うんちのおむつを替えることもしないほどでした。 僕はジャンクフードが大好きでしたけれど、子どもの離乳食を作ったときに人生で初めて食べ物を意識するようになったんです。僕が育休をとった約25年前、残留農薬が世間で話題になっていましたが、全然気にしてなかったんです。ところが、子どもにオレンジを絞って飲ませるときに初めて『これ大丈夫か?』と意識したんです。 育休中には、責任を持って子どもの命を守るということも覚えました。子どもがケガをして病院へ連れて行ったときには、「出生体重は何グラム?」「何週で生まれた?」「黄疸はどうだった?」と聞かれて、何も答えられなかったんですね。病院の人からしてみたら「なんでパパがきたの?」みたいな感じですよね(笑)だから次から母子手帳を持っていくようになりましたし、いろいろ答えられるようになりました」 と小崎先生は振り返ります。 家事育児の経験はパパ自身の人生が豊かになるパパが家事育児の経験を積むことで、「パパ自身の人生が豊かになる」といいます。 「パパが育児を通して生活に興味関心を抱くようになると、生活スキルが上がって、結果的にはパパ自身のQOLが上がります。人生が豊かになります。例えば洗濯物のタオル一つにしても、シワを伸ばしてきれいに干すことができれば、使い心地のいい仕上がりになる、といった具合です。こうして自分の人生がより豊かなものになるんです」 パパの家事育児での活躍は、ママの人生にもプラスの影響を与えてくれそうです。 「ママは常に健康で、いつも100%の力を育児で発揮できるとは限りません。体調を崩すこともあるでしょうし、出張が入ることだってあるでしょう。そんな時、『ママしかできない』家事育児がたくさんあると、家族は困り果ててしまいます。反対に、パパがミルクや食事を作れる、寝かしつけができるとなると、ママも安心して出張できますし、ママの可動域も広がります。育児の初期段階でパパを巻き込んで、一緒に親として成長してけるといいですね」(小崎先生) 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘 著者:ライター 大楽眞衣子
2022年08月29日■前回のあらすじまたしても急な案件を振られてしまうパパ。自分で何とかしようとすると、同僚が「一人で抱え込んで困るのは奥さん」と業務を引き受けてくれることに。そこで「育児と仕事の両立と提示に帰るコツを教えて欲しい」と育児の先輩でもある同僚にお願いすると…。 >>1話目を見る ■仕事を早く終わらせるコツとは今日会社での気づきを胸にパパが帰宅。これまで自分の仕事に加えて、上司からの命令もすべて応えてきてしまったパパ。ママが育児で大変だと思いながらも、その気持ちを後回しにしていたことに気付いたパパは、育児の先輩である同僚に言われた言葉をママに伝えます。すると…。これまでのやり方はすべて変えることはできなくても、少しずつできることから始めるというパパ。自分の意見を周りに伝えてもいいんだと気づいたパパに対して、ママもあることに気付いて…。「私に対しても同じ」というママの本音は…?→次回に続く!(全5回)毎日12時更新!
2022年08月22日■前回のあらすじ職場も家庭も大変だから自分さえ頑張ればいいと思っていたパパ。そんな追い詰められたパパを助けるべく一緒に会社に向かうパンダ。そこで昨日早退をした同僚からお礼を言われたことで、パパ自身は「急なお願い」をしたことがないことに気付き…。 >>1話目を見る ■仕事をひとりで抱えこんで困るのは誰…?これまでは、子どもの通院のために早退したいとお願いされた同僚の分の作業を請け負っていたパパ。ずっと「当たり前」と思ってしてきた行動だったけれど、よく考えたらパパはしたことがなくて…。しかしそこにやって来たのは…。追加で業務を依頼されちゃったパパ。意を決して自分の意見を言おうとしたけれど、あえなくスルーされてしまう。いつもならあきらめて仕事を引き受けるパパだけれど、そこに同僚が声をかけてきて…。自分に指示された業務を周りに振ることはしてこなかったパパ。でも同僚に言われたのは…。「自分のこと」はいつも後回しにしてきたパパ。でもその結果が妻のワンオペや自分の業務量負担につながっていたと気づくパパ。ようやく自分の希望のために動き出したパパ! どうなる?→次回に続く!(全5回)毎日12時更新!
2022年08月21日3児のパパ、かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガをご紹介! 今回は、ママが髪を切ったときのお話です。ある日、帰宅すると「おかえりー。どう?」と髪を切った感想を求めてきたママ。そんなママにかいさんちは……!?髪を切ったママに思わず… 子どもの前だし、あまり表情に出すのは得意じゃないんです私(汗)。 酔ってたらめっちゃ出るんですけどw イメチェンしてたし、平日に珍しくばっちりメイクだったので、つい見惚れて……。 あ、惚気ですみませんwwwwwww かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2022年08月16日ライブドア公式ブロガーでブログやTwitter、Instagramで育児マンガを公開されているちくまサラさんのマンガを紹介します。イヤイヤ期で言うことをきかないナナオくん。困り果てた両親はある作戦に出ることに……。 「般若のお面」購入 イヤイヤ期真っ盛りのナナオくんのために「般若のお面」を買っていたちくまサラさん。ナナオくんが全然寝ないのでお面をつけてパパが寝室に行くも、効果はイマイチ。 使わなくなったお面を放置していたのですが、ある日、お面を犬のぬいぐるみに被せてパパが襲われる演出をすると…… 効果は抜群。過去最高に絶叫するナナオくんなのでした。 ◇ ◇ ◇さすがに般若にパパが襲われた演出は、ナナオくんには恐怖だったようですね。そして歯磨き後にはナナオくんがパパを助けて、助けたあとはケロッとしていたそうです。けれど、ちくまサラさんはちょっとえぐかったかな……と思っているとのこと。般若はほどほどに……がよさそうですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ
2022年08月15日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回はママとパパが育児期間の尊さを実感したときのお話です。 育休を終えて2カ月経った今感じることは… 夫婦ともに仕事に復帰し、娘は保育園に預けてフルタイムで働き始めました。 朝はバタバタと出かけて娘を預け、帰宅後もご飯、お風呂と慌ただしく過ごし、あっという間に就寝。 夫婦で協力してなんとかやれているものの、娘の成長は見逃していることも多く……。 いつの間にか、できるようになっていたことの多さに驚かされる毎日です。 丸1日3人で過ごし、娘の成長を見守れていた育休期間は、本当に貴重で大切なものだったんだなぁと実感しました。著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年08月13日CONTENTS■パパの育休取得率ってどれくらい?■そもそも、パパの育児休業制度ってどんなもの?■パパが育休を取得するメリットは?■「産後パパ育休」の創設で育休が取りやすくなる!?■パパが育休に入る前に、家庭で確認すべきことは?■実際に育休を取得したパパたちのエピソードを紹介!教えてくれた人広中秀俊さん育Qドットコム株式会社代表取締役社長「育休で日本を元気にする」をミッションに、男性育休が当たり前になる世の中を目指して、自治体や企業向けに研修・コンサルを展開。2児の父親であり、厚生労働省から「イクメンの星」に認定される。育Qドットコムパパの育休取得率ってどれくらい?日本の育児休業制度は、実は世界的に見て、とてもすぐれているんです。有給で取得できる期間が長いことから、ユニセフの子育て支援策の報告書では、制度的には世界で1位とランクづけされているほど。ただ残念なことに、この制度を活用している人が少ないのが現状です。厚生労働省の調査によると、令和2年度にパパが育休を取得した割合は12.65%、2022年7月末に発表された最新の調査によると、令和3年度は13.97%でした。ここ数年で上昇傾向にあるものの、世界的に見るとまだまだ低い水準。東京都では、「育休=休む」というイメージを変えるために、「育休」という愛称が「育業」に変更されましたよね。これを機に、育休のネガティブなイメージが払拭され、パパが育児休業を取得しやすい雰囲気に、日本全体が変わっていくことを期待します。参考:厚生労働省「令和2年度雇用均等基本調査」「令和3年度雇用均等基本調査」よりそもそも、パパの育休制度ってどんなもの?パパもママと同じように育休が取得できますが、パパの場合はまわりに取得する人が少ないことから、制度を理解している人が少ないのが現状。「育児休業」とは、育児休業法に基づき法律で定められているものなので、雇用保険に加入する、1歳になるまでの子どもを育てる男女労働者であれば取得できるのです。しかし、「うちの会社ではそういった制度がないから取得できない」と勘違いしている人が多く、その勘違いが、取得しづらくしている原因のひとつであると考えられます。こうした中、2021年6月に改正育休法が成立。第一段階として2022年の4月からはじまったのが、企業においての、育児休業の周知・意向の確認義務です。これは、妊娠・出産を届け出た労働者に、事業主が育休取得の意向を個別に働きかけるというもの。これにより、育休を取得しやすい社内の雰囲気づくりが進み、制度への理解が進むのではないでしょうか。さらに2022年10月からは、「産後パパ育休」がスタート。こちらは、後ほど詳しく解説します。参考:労働省「育児・介護休業法」についてパパが育休を取得するメリットは?生後1年間は、子どもがぐんぐん成長していくプレミアムな期間。あっという間に過ぎ去ってしまう、この限定的な時間を子どもとじっくり過ごすことは、パパにとって貴重な経験になることでしょう。また、ママは出産後にホルモンバランスの影響で不安定になりがち。体力も本来の状態ではありませんから、適切なサポートが必要です。パパとママが一緒に子育てに向き合うことで、ママの気持ちの安定にもつながります。そのほかのメリットとしては、パパの育休取得が、子どもの発達に影響するとも言われていること。ノルウェーで行われた研究では、パパが育休を取得した場合、子どもが16歳になったときの偏差値が1ほど上がったという報告が※。わずかな育休取得でも、その後のパパのライフスタイルに影響を及ぼし、子育てに熱心になった可能性があるとのことです。参考:「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった 結婚、出産、子育ての真実/山口慎太郎著(光文社新書)※Cools S, Fiva JH, Kirkebøen LJ. Causal Effects of Paternity Leave on Children and Parents. Scand J Econ. 2015;117(3):801‐828. doi:10.1111/sjoe.12113「産後パパ育休」の創設で育休が取りやすくなる!?パパが育休を取得できない原因のひとつとして、育休中の代替要員が準備できず、長期の休暇が取りづらいことが挙げられます。2022年の10月からはじまる「産後パパ育休」は、パパがより育休を取りやすくするための施策で、子どもが1歳になるまで、育休を分割して取れるというもの。上図のように、出生時に1回、生後8週目までにさらに1回取得。さらにママと交代しながら取ったり、ママの復職のタイミングなどで取ったりと、家庭の事情に合わせて自由にカスタマイズできます。長期の育休取得が難しい人も、数週間を数回に分けて取るのであれば、育休取得のハードルも下がるのではないでしょうか。ただし、自由にカスタマイズできる分、複雑化してしまうという懸念も。ですから、制度を活用する側が、内容をきちんとインプットしておくことが必要です。参考:育児・介護休業法 改正ポイントのご案内(厚生労働省) 3 産後パパ育休(出生時育児休業)の創設4 育児休業の分割取得 パパが育休に入る前に、家庭で確認すべきことは?ママが働いているのであれば、お互いの育休期間をスケジューリングしておきましょう。育児休業給付金は、半年間であれば給与の67%が支払われますが、それ以降は50%になります。つまり、ママが半年、パパが半年取得するのが、いちばん給付金の恩恵が受けられるのです。また、給付金を申請してから振り込まれるまでは2ヵ月くらいはかかるのもの。それまでの生活費など、お金の相談をしておくことも必要です。ほかには、簡単な家事・育児の分担表を作成しておくとスムーズ。きっちりつくりすぎると負担になることもありますが、「それどっちがするの?」といった議論を避けるためにも、簡単な分担表はあった方が便利です。実際に育休を取得したパパたちのエピソードを紹介!#01.りょうすけさん職業:会社員・営業育休取得期間:4週間(第二子)パパ「所属する部署での男性育休が初のケースだったことや、職種が営業で自分でなければ対応できないことがあったため、会社からのサポートもあったものの、完全に仕事を切り離すことは難しかったです。ただ、基本的には休業中なので、子どもとたっぷり過ごせましたし、妻のサポートもできたので、制度を活用してよかったと感じています。新生児期の成長を見守る喜びを実感できたこと、お兄ちゃんの成長を肌で感じられたことは貴重な経験に。また育休中はスパイスカレーづくりにハマり、やってみたかったことに挑戦できたのもよかったです」ママ「普段は仕事で不在にしがちなので、毎日一緒に過ごせたことが何より嬉しかったです。帝王切開後で思うように動けなかったため、授乳以外の家事育児はすべて夫が担当! とても心強く、心身ともに休めました。夫婦の時間も増え、子どものことや将来のことなどコミュニケーションを以前より取るようになりました!」#02.海老原佑輔さん職業:会社員育休取得期間: 1週間(第一子)、10日間(第二子)、2週間(第三子)パパ「育休が取りやすい仕事環境なので、スムーズに取得できました。1人目のときはすべてが手探り状態。苦戦しながらも妻とふたりで協力し合ったのが、今ではいい思い出です。2人目のときは役割分担やルールはあえて決めなかったので、育児も家事も、気づいた方がする、という風に自然となっていきました。3人目は帝王切開で妻は体が辛そうでしたが、夜間の授乳は彼女でなければできせん。ですから、日中は妻を休ませることに専念。3人の育休を通して、夫として父親として成長できた気がしました!」ママ「3人とも、夫が進んで育休を取得。3人目の休業中は、パパが毎日いてくれたことで、上の子どもたちが大喜び! 1人目2人目とスキルアップしているので、育児も家事も安心して任せられました。帝王切開のときは痛みが強く、いちばん辛い時期に夫が家事も育児も担ってくれてことで、体調をスムーズに整えられました」#03.ツトムパパさん職業:会社員育休取得期間;7ヵ月(第一子)パパ「期間が長かったことから、まわりの反響は大きかったですね。管理職なので、社内の雰囲気を変えていくためにも、育休は率先して取得したいと思っていました。育児に関しては、第一子ということもあり毎日がサバイバル。とくに生後3ヵ月までは24時間体制でのお世話だったので、妻と協力し合いながらの育児なのに、寝不足の連続でした。ですが、初めて笑った、寝返りをした、掴まり立ちをしたなど、すごい速さで成長していくわが子の姿を夫婦が同時にシェアできたことはとても貴重な経験に!」ママ「子どもの成長に夫婦で手を叩いて喜び合い家族三人で抱き合って笑い合い、たくさんの喜びをわかち合えたことが印象に残っています。お互いが同じように育児に携わることで、夫にも私にも「ふたりで育てる」という意識が芽生えました。これは、将来の家族の在り方に大きな影響があるのではないでしょうか」パパの育休がもっとわかる!広中さんおすすめの動画5分でわかる改正育休法(育Qチャンネル)広中さんが運営するYouTubeチャンネルで、2021年6月に成立した改正育休法をわかりやすく解説。「育Qチャンネル」教えて!育休先輩!!同じく広中さんのYouTubeチャンネル内で、育休経験者のインタビュー動画を配信。具体的なエピソードを聞くことができる。WBS原田アナ3ヶ月取得後復帰(テレ東BIZ)WBSフィールドの原田アナが3ヵ月の育休から復帰。育休前〜育休中のリアルな声を紹介するとともに、広中さんが制度について解説。2022年4月から、企業において育児休業の周知や意向の確認が義務化。その一方で、職場の環境により制度を活用できないパパがまだまだ多いのが実状です。しかし、ここ数年でパパの育休取得率は少しずつ上昇し、パパ自身や社会の意識の変化も感じ取れます。家族全員にとってメリットの多い、パパの育児休業。あと数年後には、“パパの育休があたりまえ”という世の中になっていてほしいですね。
2022年08月11日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、助産師からお願いしたい、産後のパパの任務についてお話しています。育休を取る場合のコツ、何をすればいいのかなど詳しく解説!核家族化が進み、高齢出産も増えている中、祖父母世代も高齢となり出産後も里帰りなど親のサポートを受けるのが難しくなっているケースもあります。ママ1人に育児の負担が集中しないように、パパが一緒に育児をしていくことが必要です。妊娠中に準備していくことが大切ですが、産後の体調や状況に合わせて修正していく必要もあります。今回は、助産師からお願いしたいパパにしてほしいことについてお話しします。パパはこの記事を産後生活の参考に、またママはこの記事をパパと産後生活の相談をする際の参考にしてみてください。 育児休業を取得するパパの場合2020年、小泉大臣が産後3カ月の間に、2週間分の育児休業をとるということで話題になりました。「育休を取得したい」と希望しながらも、実際は様々な要因で取得するのは難しいこともあります。現在の男性育休取得率は6年連続で上昇しているものの6.16%にとどまっているというデータがあります。基本的には、育休は「子どもの1歳の誕生日の前日」までの期間に取得可能です。出産の予定日はあくまで予定であって、開始日が事前に確定できず、出産してから育休開始になります。しかし、1人目の出産の場合、入院中から育休を取る必要はなく、家での生活が始まる退院の日以降で育休を取るのがベストかと思います。里帰りしている場合は、自宅に戻るタイミングで育休を取るのもよいでしょう。 ママのサポートとしては、育児や体調の回復に集中できるように、パパは食事や洗濯などの家事を中心にするとよいかと思います。赤ちゃんのお世話は、沐浴やおむつ交換、ミルクや搾乳を哺乳瓶であげるのを代わったり、授乳後の寝かしつけや抱っこを代わったりするとママもラクになると思いますよ。食事を作るのが得意でないパパは、簡単に食べられるものを調達したり、食事の宅配サービスなどを活用するのもよいかと思います。 中には、ママが動いてくれるので普通の休みのようにゆっくり過ごしているパパがいます。元気なように見えても、産後は動き過ぎないようにママをサポートしてあげましょう。 妊娠中に決めて、産後に確認・修正しておく余裕がある妊娠中に育児や家事を細かい項目に分けて、どのように分担していくか話し合っておきましょう。 例えば、「食事」にしても・食材を買ってくる・食事を作る・配膳する・片付けるという項目に分けることができます。 産後の体調はその時にならないと分からず、初めての出産だとさらにイメージはつきにくいものです。退院前にもう1度見直して、その後も定期的に見直していくようにしましょう。体調の回復などに合わせて追加・修正していくようにしましょう。 そして、「わかってくれるだろう」「気付いてほしい」と女性は思いがちです。パパが何かしてあげたいけど何をしてあげたらいいかわからない場合は、「何をしてほしいか言ってほしい」と素直に伝えてみましょう。 また、この記事を読んでいるママさん。自分でもパパにしてほしいことをいつも伝えられるとは限らないと思います。ですので、事前に「何をしたらいいかわからないときは、『何をしてほしいか教えて』と言ってね」とパパに伝えておくとよいですね。 上の子がいる場合にパパにしてほしいこと赤ちゃんのお世話はママで、上の子のお世話はパパになりがちです。しかし、お兄ちゃん・お姉ちゃんも赤ちゃんがやってきて、ママをとられてしまったような寂しさもあり、ママに甘えたい気持ちでいっぱいです。授乳や抱っこが落ち着いたら、ママとお兄ちゃん・お姉ちゃんが一緒に過ごせるように、甘えられるように、赤ちゃんのお世話を代わってあげるようにしてみてくださいね。 産後のサポートは家事や育児を一緒にすることだけではありません。産後は、ホルモン変化から孤独を感じやすいといわれています。ママの話を聞いたり、体を労ったり、赤ちゃんの成長を一緒に見守ったり、毎日のママの頑張りを労うことも大切です。どうしてもパパは「手伝う」というサブ的な立場になりやすいのですが、一緒に育児をすることで主体的な立場で育児に取り組めるとよいですね。 <参考>厚生労働省ホームページ「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年08月09日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回はこむぎさんが育休を終え、仕事に復帰したときの話です。 ママが仕事復帰すると、赤ちゃんに変化が…! 保育園の慣らし保育期間は夫に任せ、私は夫より1カ月早く仕事に復帰しました。 それまでと比べて、夫が娘といる時間が長くなった結果……。 何をしても「パパがいい!」とばかりに、パパにべったりな娘になりました。 私が抱っこしても泣いてパパを求め、何をしててもパパパパ……。 1歳の誕生祝いの席でもパパにべったりで、両親もびっくり。 よく言われる「ママじゃなきゃダメ」はママだからなのではなく、世の中のママ達が長い時間子供と接し、育児を頑張ってるからなのだと思いました。 著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年08月09日2019年生まれの男の子・なーさんがかわいいことをすると、なぜかムキムキマッチョマンに変身してしまうママ・ジェーコさんの育児絵日記。なーさん、今日はパパ・シロダさんと2人で洗車に行ってきたそうですよ。そのかわいすぎるセリフは、攻撃力高い!今日は、なーさんと、パパのシロダさんが2人で洗車に行ってきたそうですよ。 かわいすぎるなーさんにメロメロなのは、ジェーコさんだけじゃないようです♪ パパ・シロダさんの「俺たちの宝物」という言葉に、思わず「なんじゃこいつ~!?」となってしまうジェーコさん(笑)。 このセリフを聞いたなーさんは……? 「お、おでたちの、たからものっ……!」とうれしそうに呟くなーさんを見て、ものすごい勢いで卒倒してしまうシロダさんなのでした。もう夫婦でなーさんにメロメロ♡ SNSのコメント欄では、「俺たちの宝物♪なかなか特別な響き……」「2人とも親バカが過ぎて最高です!」「なーさんかわいすぎるし、小さいなりに男同士の繋がりみたいなの感じてるのかなぁ♪」「なーさん尊すぎです!将来うちの息子から自分たちにも言ってほしい」と、みんななーさんの「俺たち」発言に胸キュン♡ 赤ちゃんのママたちにとって、こんなにかわいい会話をしてくれる幼児期は楽しみですよね。どの時期の子どもたちも「尊ッ」だらけ! お子さまの“尊ポイント”、ぜひコメント欄で教えてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター ジェーコくせ毛がかわいすぎる♡2019年生まれの男の子・なーさんを育てるママ。なーさんの尊い姿を見ると、ゴッツゴツのマッチョマンに変身してしまいます。息子想いの素敵な夫・シロダとの3人家族。
2022年07月15日思春期・反抗期は、成長のプロセス。広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、現在小学6年生。思春期・反抗期の真っただ中です。発達外来の受診で、発達障害児の思春期・反抗期についてや、娘の状態に合わせた療育方法を先生からアドバイスしてもらい、少しずつよくなってきました。しかし、そもそも思春期・反抗期は、正常な発達。娘の自立力を伸ばすことが目的であり、反抗的な態度をゼロにしようとは思っていません。日常生活では、反抗は引き続きあるのが現状です。Upload By SAKURA自分の発達に関して、興味津々。わが家では娘に「発達障害」の告知をしています。そのことも関係しているのか、娘は自分の発達状態にとても興味津々です。自分は何歳で歩いたか、何歳のときにしゃべったか、オムツが外れたのはいつか、小さいときはどんな子だったか…。決して後ろめたいという聞き方ではなく、「私のことを知りたい!」「教えて!」と楽しそうに、何度も聞いてきます。Upload By SAKURA正しい知識を教える。そんな娘には、思春期・反抗期というものを発達のちゃんとした知識として、教えた方がいいと思った私たちは、思春期・反抗期についてよく説明しています。Upload By SAKURA元々、理論的な説明が大好きな娘。自分のイライラや、親に反抗してしまう言動が、発育として説明がつく状態が面白いようです。私ともめたときも…Upload By SAKURA自らの態度の理由を「思春期・反抗期」と言う娘。それを言うことで、娘の反抗が急に可愛く見え、私は笑いをこらえるのに必死になってしまいます。自分の経験も話して聞かせる。元々、あまり他人に興味を示さない娘ですが、思春期・反抗期に関しては自分だけではなく、ほかの人がどうだったかを知りたいようで…Upload By SAKURAUpload By SAKURAこんな会話をしていると、まだまだ娘は、反抗期じゃないような気さえしてきます。話して、向き合って、乗り越える!私たちの場合、思春期・反抗期というものを会話なくただ過ぎるのを待つより、「あなたは今、思春期・反抗期に入っていますね」と、状態を説明してからの方がお互いどこか冷静になれます。この方法が全員に通用するとは思いませんが(たぶん私の場合、そういう言い方されると余計イライラしていたかも…)、思春期・反抗期についてあえて話すというのも、乗り越えるための一つの方法かもしれません。執筆/SAKURA(監修:初川先生より)思春期・反抗期について、説明されたのですね!すてきなエピソードのシェアをありがとうございます。思春期・反抗期は、体感としては、「なぜだかはっきりしないけれど、なんだかイライラする」「今まではイライラしなかった『宿題やったの?』の声掛けになんだか無性に腹が立つ」、そんなイライラ先行かと思いきや、ときには、親に甘えたくなったり、友達と比較して悲しい気持ちになったりと、今までとはなんだか違う…といった感覚にとらわれることが多いです。そうした内発的な変化について、学校の保健で習ったり、言葉として「思春期」「反抗期」と知っていたりはあるにしても、そこと結びつけて「あー、これが噂の思春期か…」と認識できる子は少ないと思います。多くの場合、「なんでそんなに反抗的なのよ!」と親に言われるなどして、気づくことが多いです。自閉スペクトラム症のある方のように、自分の体感をモニタリングしづらかったり、未知のことに出合うことの衝撃を大きく受けたりする場合には、早めに説明するということが安心安全につながることがあります。SAKURAさんのされたように、それは正常な発達なのだということを伝えることがとても大切です。これまでとの違いに違和感やしっくりこない感じ、終わりの見えない感じ、そして、大人になるということへの不安がないまぜになって感じられる場合もありますが、それは正常な発達で、いずれ落ち着くということ、その見通しを伝えることが大切です。SAKURAさんの娘さんの場合には、そのあたり理解され、自分のことを「思春期・反抗期」とカテゴライズして語ることができるようになりました。自分の状態が何であるか知っていること、自分の状態の手綱を握れていること。とても素晴らしいですし、大人への第一歩だなと感じます。
2022年07月06日3児のパパ、かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガをご紹介! 今回はパパの突然足がしびれたときのお話です。思わず「しびれた……」と口に出してしまったパパ。すると次の瞬間、ママの目の色が豹変して……?!パパに緊急事態が発生して…!? 足がしびれたら狙われるんですけど、皆さんのご家庭ではどうですか? うちではしびれたほうは草食動物、しびれていないほうは肉食動物みたいなw ただ、足がしびれても言わずに退避していると、動きでだいたいバレます(汗)。 妻にはそういう探知機でも付いてるんじゃないだろうか……。 著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2022年07月02日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。オチツケ、ワタシ…!編集後記イヤイヤ期真っ只中のねむちゃん(1歳11ヶ月)と落ち着いて向き合うために、さまざまな方法を学びながらイライラを回避しようとするつぶみさんでした。子どものイヤイヤ期は成長している証拠だということは理解していても、日常のなかで向き合うのはなかなか根気がいるものです。「なんであんなに怒っちゃったんだろう…」と落ち込む日もあるでしょう。そんな時はつぶみさんのように、あの手この手を試してみてはいかがでしょうか。自分にあった方法が見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。いつも成功するとも限らないですよね。それでも、子どもや自分にきちんと向き合っているだけで、十分に素晴らしいママであることには変わりありません。子どもと一緒に、ママも成長しているということを改めて気づかせてくれる素敵なエピソードをありがとうございました!ままのて編集部子どものイヤイヤ期と、ママのイライラ期。(1)はこちらつぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2022年06月29日3児のパパ、かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガをご紹介! 今回は、くしゃみが出そうな次女よっちゃんの一部始終をパパが見ていたときのお話です。くしゃみをした娘を見ていると…? 自分のくしゃみの反動で体勢を崩すほどの存在。 なんですかね、このかわいすぎる生き物は!!! 尊い、尊い、尊すぎる!!! 動画に撮れるもんなら撮りたかったけど、流石に無理でしたねw なので父ちゃんは漫画にして描き残していこうと思いましたw かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2022年06月25日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。イヤイヤ期とイライラ期編集後記ねむちゃん(1歳11ヶ月)がイヤイヤ期に本格的に突入し、イライラしてしまうことが増えたつぶみさん。頭のなかを整理することで冷静さを取り戻そうと葛藤していると、子どもがイヤイヤ期なのに対して自分はイライラ期だということに気がついたようです。大好きな我が子でも「イヤ!イヤ!」と否定され続けてしまうとイライラしてしまうことがありますよね。怒って反省して…を繰り返すつぶみさんに共感するママも多いのではないでしょうか。つぶみさんは「キレる必要ないのでは?」と自分自身に問いかけながら、ママも人間だからイライラしてしまうのは仕方ないという事実を受け止めています。まずは「ママもイライラ期なんだ」と自分を認めてあげることが大切なのかもしれませんね。落ち着きを取り戻そうとするつぶみさんが、どんな風にねむちゃんと向き合っているのか、次回の配信を楽しみにお待ちください!ままのて編集部つぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2022年06月22日こんにちは。8歳の双子と5歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。■匂いに敏感なパパが臭いのもとを探すと!?わが家のパパ、匂いに敏感なんです。パパ以外、「なにか臭いかな?」と思っていたんですが…。執拗に臭いのもとを探すパパ。そんなパパ、やっと気づいたんです。臭い匂いのもとを。それは…。いやあ〜人騒がせですね! ■すぅちゃんにとってパパは安心する匂いなのかも!?パパは臭い臭いって言うけど、家族の私たちはそんな匂いに、鼻が慣れちゃったのか?すぅちゃんにとっては、臭くても、パパの匂いって安心する匂いなのかもしれません。
2022年06月20日最近は「イクメン」という言葉が浸透しているように、育児に積極的なパパは私の周りにも多くいます。しかし、パパである自分が1日中育児をする機会はあまりありませんでした。今回はママが不在の日に、私と子どもだけで過ごして気づいた育児の大変さについて話したいと思います。子どもってこんなに泣くの?私が育児の中で1番大変だと感じていたのは、泣いている子どもをあやすことでした。子どもはおなかがすいた、おむつが気持ち悪い、何となく機嫌が悪いなどさまざまなことを泣いて訴えてくるとわかっていましたが、昼夜問わず泣かれるとつらいなと感じていました。 中でも私が特に困ったのは、眠いときに泣かれることです。おながすいているときならば、ごはんをあげるなどして何とか対処できます。でも眠い子どもを寝かしつける方法やあやす方法がいまいちわからず、普段ママが抱っこするとすぐ寝るのに、パパの抱っこは慣れていないのか、なかなか眠ってくれず苦労しました。 子どもってこんなにおむつ替えるの?おむつを替えることも最初は戸惑いましたが、慣れてくるとそこまで大変さを感じることはありませんでした。でも、それが1日中となるとものすごい回数になるのだと気づきました。朝起きてから、ごはん中、昼寝してから、遊んでいるときなど、1日に10回以上は替えました。 それでも家にいるときはまだましです。子どもと2人では時間を持て余すので途中で外出したのですが、外出中が特に大変でした。突然子どもがおむつ替えを訴え泣き始め、おむつを替える場所を探すことから始めなくてはならず、しっかり準備したつもりでもおしり拭きを車の中に忘れたり、場所の使い勝手がいまいちわからず戸惑ったり、外出中のおむつ替えには本当に苦労しました。 子どもってどんなごはん食べているの? 子どもが育児用ミルクを用意すればいい時期はまだよかったのですが、離乳食が始まるとその準備にとても苦労しました。どのような食事形態なのか、栄養は足りているのか、アレルギーはないのか、自分で食べられるのか、何を準備しないといけないかなど、「食事」とひと言で言ってもママに聞かないとわからないことばかり。適当にするわけにはいかないので、ママに何回も連絡をしました。 それで準備万端でいざ食事となると、食べこぼしはするし、近くにコップを置くとお茶をこぼすし、もちろん落ち着いてじっと座っていることもなく、自分の食事をする余裕なんてないので、かなり大変でした。 私自身、育児に積極的だと思っていても実はママにしてもらっていることが多いことに気づきました。ママが外出し、1日子どもと2人で過ごしただけなのに、わからないことがたくさんありました。今回の体験を通してあらためて育児の大変さに気づくことができたので、もっと頑張っていきたいと思います。 イラスト/manami.koiso監修/助産師 松田玲子著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2022年06月13日3児のパパ、かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガをご紹介! 今回は、最近言葉を発するようになってきた次女、よっちゃんのお話です。パパに向かってある言葉を発したよっちゃん。しかし、まさかの展開に……! パパが喜びの気持ちに浸っていると…? わが家の末っ子よっちゃんは、最近言葉らしい言葉を発するようになったように思えます。 いやしかし、「パパ」っていうキャラではないのですが……。 呼ばれたら呼ばれたで、うれしいものですね(笑)。 相変わらず娘にメロメロ父ちゃんです。かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2022年06月05日3児のパパ、かいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガをご紹介! 今回は、夜勤明けにかいさんちがびっくりしたというお話です。あくびをしながら帰宅するかいさんちですが、次の瞬間……!?夜勤明けのパパが帰宅すると…? ご近所の方々ごめんなさい。本気で声出ましたw (体制崩して足も挫きそうでしたw) 父はびっくりしすぎて、しばらくドキドキしとったぞ(汗)。 息子よ、眠気も冷めるほどの衝撃と漫画のネタをありがとう! これからもよろしくなwかいさんち(@kaisanchi2015)の育児マンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2022年05月30日2010年にイクメンブームが起こりましたが、それも今や違和感がある言葉となり使われなくなってきました。それほどまでに父親の育児参加が当たり前になったからです。しかし“イクママ”という言葉が流行ったことはありません。背景には「母親が育児をするのは当たり前」という社会の固定概念があるからです。これまで多くのパパに育児支援をしてきた大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生は、「父親の育児参加は社会的な意義につながる」とパパ育児が与える影響の奥深さを語ります。 パパの育児は5人の人を幸せにする!?「父親の育児は、5人の人を幸せにします。5人とは、母親、子ども、父親である自分自身、企業、社会のことです」と小崎先生は語ります。一つずつして解説していただきました。 ◆母親児童虐待の加害者として一番多いのが実母です。その一因が孤独です。虐待までいかなくても、母親のワンオペ育児は孤立感と結び付きやすいもの。さまざまな負担を強いることになります。パパが子育ての同志として向き合ってくれる、話を聞いてくれる、一緒に悩んでくれる。それだけでも母親の幸福度は変わります。 ◆子ども今は核家族化、家族の孤立化、父親の長時間労働などの影響で、身近な大人はママしかいないという環境の子どもも少なくありません。でも子どもにとって幸せな環境は、多様な人と関われる環境です。父親が積極的に育児に関わることで、遊びも価値観も広がります。 ◆父親(自分自身)過労死や自殺は男性の方が多いことで知られています。男性社会の根底にある価値観が影響していると考えられます。序列、経済性、効率重視の世界で生きていると、失敗したときに大きくメンタルが傷付くことがあります。対する子どもという存在は、非経済であり、非効率であることが当たり前。それが子どもの素晴らしさです。男性が育児に参加することで、その世界観を経験し、許容することでより豊かな人生になります。 ◆企業ワークライフバランスを重視した社員が自社で働くことにより、会社全体の雰囲気が良くなり、モチベーションや作業効率、メンタルヘルスが向上します。企業にとっても大きなプラスです。 ◆社会母親、子ども、父親、企業が幸せになっていくと、社会全体が豊かになります。社会が子どもを豊かに育てることで、大人の人生も豊かになります。結果的には少子化が和らぐことにも結び付きます。これまで母親に傾いていた子育てが変化することで、社会は大きく変わっていきます。 パパが子育てに無関心→熟年離婚に!?子育てに父親が関わらなかったことが要因で、離婚につながるケースもあるそうです。 離婚は年数が比較的浅いカップルが多いですが、最近は熟年離婚も増えてきました。 以前の夫婦や家族は定型化していて、「結婚すれば夫婦」「子どもが生まれれば家族」というイメージが定着していました。ところがさまざまな価値が多様化していく現在、家族のスタイルも決まった形がなくなってきました。 夫婦や家族もスタートから一緒に、父親と母親が作り上げていく時代です。特に親子のスタートは、子育てです。 「子どもが育っている時期に父親が関わらないと、一緒に家族を作っていく感覚が作られません。結果、それらの恨みや辛み、しんどさが熟年離婚の理由として挙げられることがあるのだと思います」と小崎先生は分析します。 自分自身が豊かに生きられる! ごきげんパパでいよう 「周りの子育て中の男性はごきげんですか」と小崎先生は問いかけます。 仕事や人間関係、将来への不安などが原因となってストレスを抱え、誰にも相談できず、孤立感を高めてしまう男性が増えているそうです。だからこそ小崎先生は男性自身の幸せのための子育てを推奨しています。 「子育てすることで、子どもと一緒に成長できるんです。自分自身が大きく変化します。感性や忍耐、物事の見方や葛藤など、親になることで成長できます。それから、子どもがいろいろなことに挑戦したり、頑張ったり、またうまくいかなかったりと、保育所や幼稚園、また習い事などでいっぱいそういう場面に出逢います。自分ではない、他人の行動でこんなにもドキドキできるのは、親ならではの特権です」 さらに子育ては親の世界観を広げてくれます。大人だけではあまり行かなかった公園や動物園、科学館などの施設へ行き、自然と触れ合う機会も増えると言います。「パパ友やママ友、子どもを通じていろいろな人と知り合ったり繋がったりできます。子どもと一緒に世界が大きく広がりますので、その世界を楽しんでほしいと思います」と小崎先生は話します。 理想を求め過ぎない「ええかげん」で楽しく子育てところが父親が子育てに関わったからといって、無条件にハッピーになれるわけではありません。ちゃんと寝ない、食べない、散らかす、大声を出すなどという子どもの非効率で非経済的な様子に、イライラを増幅させているケースもあるようです。 「最近では男性の産後うつに注目が集まっています。今年改正された男性育休についても、母親のため、子どものためという目的が語られがちですが、一番の目的は父親が幸せになること、その波及効果として母と子にも好影響がある、ということだと思います。父親への支援も必要なんです」 子育てにストレスを感じている親に、小崎先生は「ええかげん、が子育ての極意」とアドバイスします。 「子どもの人生は自分の人生じゃない。だから子どもに理想を求め過ぎないことです。ちゃんとできてなくても『まあ、いっか』と思うようにすると、子育てが楽しくなります。一番大切なのは、子育てを通して親自身が楽しく生きること。自分の人生を楽しくごきげんに生きていけるよう、仕事とは違う世界の価値観で肩の力を抜く経験をしてほしいです」 誰かと比べない自分たちらしい子育てを探してパパによる積極的な子育てが求められる時代ですが、何事にも多様性が求められる現代。関わり方に正解はなく、十人十色です。それぞれの家庭の在り方によって異なります。小崎先生は「幸せの青い鳥を探す必要はない」と表現します。 「幸せのモデルはありません。モデルなき時代をわたしたちは生きています。だから誰かと比べるとしんどくなります。子育てに関していうと、『うちはどうする?』と自分たちらしさの意識を高めることが大事です。でも父親が変化することで、確実に社会は変わっていきます。父親の育児は大きな可能性を秘めていると思います」 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年05月29日息子が1歳5カ月になり、育児にようやく少し余裕が出てきたころに2人目の子どもを出産しました。産後はホルモンバランスの変化で精神的に不安定になっていたのですが、そんなときに私がパパに理解してもらいたいと思ったことをお伝えします。 産後のガルガル期産後すぐに新生児育児が始まり、睡眠不足の毎日で少しのことでイライラしていました。そのとき母から、「産後は“ガルガル期”という、赤ちゃんを守る本能からイライラしてしまう時期があるんだよ。それは仕方のないことだよ」と励ましてもらいました。しかし、パパは「ママはなんでいつもイライラしてるのだろう?」と思っていたようで、何度も衝突しました。産後の女性の心と体の変化をパパが事前に知ってくれていたら、このガルガル期に少しでも笑顔が増えたのではないかと思います。 上の子じゃなく下の子を!頻回授乳もあり、私は赤ちゃんにつきっきりになりました。しかし上の子もまだ1歳。授乳をしているとき上の子は口をギュッと結んで我慢しており、夜になるとその寝顔に「ごめんね」と謝り涙を流す毎日でした。パパは上の子とよく遊んでくれましたが、でもそうすることで上の子とママの間に溝ができていく気がしていました。赤ちゃんが泣いたとき、パパが上の子ではなく赤ちゃんのお世話を少し手伝ってくれたら、その間にママは安心して上の子と接することができるのにな……と思いました。 家事に完璧を求めないで!1歳と0歳の子どもがいる日々は、かわいい反面本当に大変です。子どもをみるので精一杯で、家の掃除が行き届かなかったり、ごはんも冷凍食品やレトルトを多用したりしていました。「家事ができていなくてごめんね」とパパに伝えると、「今はできなくて当たり前。毎日掃除しなくてもいいし、ごはんもコンビニや出前でもいいよ。それより子どもたちと笑顔で遊んでくれていれば俺はうれしいから」と言われ、この言葉に本当に救われました。 夫も仕事をしているので、もちろん家事や育児を全部担うわけにはいきません。でも、理解をしてくれるということが私の心にゆとりを持たせてくれたのです。 年子の育児で余裕がなくなっていた私も、パパの理解ある言葉で笑顔を取り戻し、今しかない赤ちゃん期間を大切に過ごさなきゃもったいないと気付くことができました。何よりもかわいい子どもたちのために、これからも笑顔と思いやりを絶やさないようにしたいと思います。 イラストレーター/みいの 著者:松本のあ1歳男児と0歳女児の母。客室乗務員を現在育休中。年子育児の経験を多くの人に伝えるべく、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年05月26日パパSNAP 01name:種部 裕大さんピュアインディゴで染めた生地や、シルバーのタックボタンがシックな印象のデニム。セットアップでキメてもどこかこなれて見えるのは、オーバーサイズのジャケットのおかげ。カジュアルななかに品が備わった〈クラークス〉のワラビーも絶妙にマッチ。Item ▼アウター、ボトムス/ともにグラフペーパー、シューズ/クラークスパパSNAP 02name:上條 圭太郎さん冴えわたるブルーのTシャツにミントグリーンを合わせてとことん爽やかに。目立つ色合わせにはクリーンなホワイトパンツがよく似合う。仕上げは革靴とレザーのバッグで品よく締めて。Item ▼アウター/マーティーアンドサンズ、トップス/プリファードネットワークス、ボトムス/ナイスネス、バッグ/オデム、シューズ/クレマン家族SNAPはこちらパパSNAP 03name:敏史さんインディゴブルーやコンパクトなシルエットから、洗練ムードが漂うデニムジャケット。合わせはホワイトパンツを選び、春夏らしいコントラストを演出。淡いピンクを挿すとやわらかいムードが備わり、心地のいいバランスに。カラーレンズのメガネはハズしアイテムに採用!Item ▼アウター/フォロー、インナー/デサント、ボトムス/古着、シューズ/アディダス家族SNAPはこちらパパSNAP 04name:きむさんポップな配色のアノラックに色落ちデニムと〈ニューバランス〉のスニーカーをオン。カジュアルな合わせも金ボタンのブレザーを羽織れば、スマートに即キマる。アノラックのインナーにチェックシャツを忍ばせたレイヤードテクもお見事!Item ▼アウター、ボトムス/ともにビームスプラス、トップス/チューブ×ビームスプラス、インナー/マウンテンリサーチ、ハット/ローイングブレザーズ、シューズ/ニューバランス家族SNAPはこちらパパSNAP 05name:渡辺 隆則さん洗いざらした風合いの生地に、大ポケットが付いたトップスは、シャツの既成概念を覆す個性的なデザイン。難易度が高いスウェットを合わせても、センスよくキマる。仕上げは知的なメガネやシックなスニーカーを加えて、タウンに馴染むルックに着地。Item ▼アウター/フレッシュサービス、ボトムス/キャンバー、メガネ/モスコット、スニーカー/ニューバランス家族SNAPはこちらパパSNAP 06name:jonさんほどよくゆとりのあるスウェット×デニムでつくるストリートスタイル。どこか品が漂うのは、色落ちのないデニムやプレーンなスウェットなど、小綺麗なアイテムをチョイスしているから。さらに裾から見えるシャツが抜け感を生み、絶妙なバランスをキープ。仕上げは小物で遊び心も添えて。Item ▼トップス/オー、ボトムス/ヘルレイザー、ハット/ユニクロ、メガネ/ゾフ、ピアス/オールモストブラック、カードケース/オー、シューズ/ニューバランス家族SNAPはこちらパパSNAP 07name:ゆうたさんくたっとした表情が味のあるアノラックに、シックなボトムスをオン。ダークな色合わせも、アウターから覗く白Tがすべてのバランスを整える。さらに60年代後半に登場した〈アディダス〉のスニーカー、“ガゼル”でヴィンテージムードをもうひと押し。細渕メガネで知的なエッセンスもプラスして。Item ▼アウター/ ギャップ(古着)、インナー/ カラーアットアゲインスト、ボトムス/ プロップスストア、シューズ/ アディダス家族SNAPはこちら
2022年05月20日