夏休み、小学生の子どもがいる家庭では、宿題や毎日の学習をさぼらないように気をもんでいると思います。「ゲームばかりしていないで勉強しなさい!」「まだ宿題してないの?」と毎日ガミガミ言いたくないですよね。日刊住まいライターは、100均で売られているビンゴカートを使った、すごいアイデアを考えつきました。ゲーム感覚と、ごほうびシステムで、楽しみながら宿題や勉強が進む「宿題ビンゴ」。勉強以外にも、散らかりがちな部屋を片づけようという気になる、魔法のカードにも使えそう!試してみてはいかがでしょう?■ 材料はビンゴカードと丸型シールだけ!すべて100均で用意できるビンゴカード100均のパーティコーナーで売られています。筆者はダイソーで購入しました。丸型シール(なくてもOK)文房具コーナーなどでよく見かけます。このシールはより楽しくするためのものなので、あってもなくてもどちらでも大丈夫です。■ 宿題ビンゴは、カードに貼ったシールに宿題や勉強名を書けば完成では、わが家の宿題ビンゴのつくり方を紹介します。ビンゴカードの数字の部分に「シール」を貼るビンゴカードには数字が書かれているので、この数字を消すためにシールを貼ります。わが家の場合、小学1年生の低学年なので、この時間も楽しそう。一緒にこの作業をすることで、子どもの意識が高まるように感じます。シールに宿題の「頭文字」を書いていく夏休みで出された宿題を書いていきます。わが家では、宿題の頭文字を書いています。Math(さんすう)→M音読→おこくご16テキスト→16さんすう16テキスト→16そろばん→そEnglish→E などこの時、タテ・ヨコ・斜めでまんべんなく割り振るのがおすすめです。まずは試しに1枚つくってみてください。丸型シールを使用しない場合ビンゴカードの裏側を使えばシールは必要ありません。このように、裏側に宿題の頭文字を書いてみてください。ビンゴがそろうよう宿題をしていく!あとは、ビンゴになるように自分で考えながら宿題をしていくだけ。筆者は、各科目、本人に負担のかからない1ページや2ページやれば穴をあけてOKとし、子どもの自主性に任せています。楽しいから明日もやりたい!と思わせるのがポイントです。わが子の例ですが、夏休みはこくごプリント8枚、さんすうプリント8枚が、6日で楽しく完了していました。英語やそろばんなどほかの宿題もしながらなので、毎日宿題をするくせがついているようです。1枚全部穴があいたら、残ってる宿題を考えながら新しく宿題ビンゴカードをつくっていき、同じことを繰り返していきます。日々の勉強にも利用できる!学校の宿題はもちろんのこと、習いごとをしている子どもは、ここでも宿題を出されますよね。学校の宿題に追われ、習いごとの宿題を嫌がる…という声もよく聞きます。そんなときも習いごとの宿題も入れて宿題ビンゴカードをつくれば楽しく進められます。■ 「ごほうび」があると、さらに盛り上がる!ただビンゴをそろえるだけでは子どもも飽きてしまうので、筆者は「ごほうびシステム」を採用しています。一列そろったら子どもの好きなご飯をつくってあげる、1枚全部ビンゴになってからごほうびなど、子どもとルールを決めておけばOKです。筆者は、お金の使い方もこの機会に学んでほしかったので、一列ビンゴになったら100円ごほうびにしています。その100円を何に使うのか?Keepして貯めてから使うのか?お金の使い方の勉強にもなっているようです。日頃、子どもにただなんとなくお菓子を買ってあげていましたが、この宿題ビンゴで自分の好きなお菓子や欲しいものを、本人が考えたり計算したりしながら買う方が何倍もうれしそうです。■ 楽しく勉強をする習慣が身についた!片づけにも応用できそうこの宿題ビンゴは、もので釣るのが本来の目的ではないので、金額の高いものなどに設定していません。その子の性格や家庭の教育方針で、楽しくできるごほうびを考えみてはいかがでしょうか。ゲーム感覚になるだけで、途端に宿題が楽しみになってきたわが子。これまで進んで宿題をするタイプではありませんでしたが、ビンゴカードを眺めながら、「今日はこの一列をそろえたい!」とサクサク宿題をやっています。今後はこの宿題ビンゴを、散らかりがちな机の上の整理整とんや、家事のお手伝いも応用していきたいと思っています。●教えてくれた人/岩佐弥生さん整理収納アドバイザー、キッチン収納コンサルタント。収納用品を賢く使い、見た目も大事にしながらも絶対にハードルをあげない「シンプル」で「上質」な暮らしをモットーに活動。「happy storage」という収納雑貨店もオープン
2021年08月04日