6月21日(木)~24(日)まで、13年ぶりに横浜にもどり開催された「フランス映画祭2018」が好評のうちに閉幕。観客の声から選ばれる「エールフランス観客賞」は、結婚式でのドタバタ人間模様を描いた『セラヴィ!』が受賞した。横浜・みなとみらいホールで行われたオープニングセレモニーでは、フランス映画祭団長の名女優ナタリー・バイと、横浜出身でフェスティバル・ミューズを務めた常盤貴子が開会を宣言。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた是枝裕和監督、本映画祭の特別協賛である日産自動車のカルロス・ゴーン会長も駆けつけていた。そして、満員となったオープニング作品『セラヴィ!』の上映を皮切りに、日本未公開のフランス映画、長編14本と短編1本が上映。上映会場となったイオンシネマみなとみらいには多くの観客が詰めかけ、会期中には『セラヴィ!』ほか、鬼才フランソワ・オゾン監督が登壇した『2重螺旋(らせん)の恋人』、『夜明けの祈り』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督がLGBTをテーマにした『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』など6作品が満員御礼!会場は連日、フランス映画ファンの熱気でいっぱいとなった。上映後に行われた各回の来日ゲストによるQ&Aやサイン会も大盛況。今年は、会場での一般客の撮影を規制せず、サイン会に移動する前のロビーでは各回のゲストの撮影時間がとられるなど、観客とフランス代表団の交流の場を設ける形に。13年前の横浜時代を彷彿とさせる、横浜ならではのアットホームな映画祭が実現した。また、若い世代にフランス映画と接する場を作るべく、オープニングセレモニーのみ、横浜市民は500円で鑑賞できる割引サービスを実施。横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学にて授業の一環として学生を対象としたマスタークラスも開催され、フランス映画の作り手と日本の学生たちが接する場が設けられた。横浜市立大学の学生たちは、ボランティアスタッフとして映画祭の各会場にて活躍したという。そんな中、上映時に配布したアンケートによって選ばれる「エールフランス観客賞」を、オープニング作品の『セラヴィ!』が受賞。日本でも大ヒットした『最強のふたり』の監督コンビによる、ベテラン・ウェディングプランナーをとりまく結婚式での人間模様を描いたコメディが観客の心をつかんだ様子だ。『セラヴィ!』は7月6日(金)より渋谷・シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月27日■フランス女性が好む服日射しが徐々に強くなり、薄着のおしゃれが楽しい季節になってきましたね。流行に敏感でありながらも、自分らしいスタイルを貫くフランス女性も、人気ブランドやファッショニスタのSNSをチェックしながら、春夏アイテムをワードローブに少しずつ加え始めているようです。フランス女性のファッションのキーワードとして、最初に浮かんでくるのは「ベーシック」という言葉でしょう。定番&シンプルなアイテムに、小物などをプラスして上手に着こなす彼女たちを、参考にする方は多いと思うのですが、決してそれだけではないのも事実です。■好きなのはプリント柄アイテム私の友人たちが、毎シーズン何かしら購入しているというのが、プリント柄アイテム。ひとりの友人は、プリントものはたくさん持っているから、ワンアイテムだけを選ぶようにしているとのことでした。無地のアイテムと合わせれば、簡単にコーディネートができるという点も、選ぶ理由のひとつだそう。また着こなしのアクセントになるという部分でも、欠かせないアイテムと言えますよね。別の友人は花柄の服が好きでいくつか持っているそうですが、彼女のパートナーは好まないとのこと。その理由はよくわかりませんが、「男性の多くがプリント柄を好まないと思う」と聞き、意外な気がしました。ちなみに彼女がいま狙っているのが、パイナップル柄のアイテムで、夏に向けてのおしゃれのことを、きちんと考えているよう。「トップスに柄を持ってきたら、絶対にボトムスは無地よ!私は柄同士を組み合わせることは絶対にしないの。それにトレンドであっても、ボトムスにトップスをインすることも好きじゃないわ」と、おしゃれに対する自分の意見をいろいろと話してくれました。■注目する春アイテムおしゃれなフランス女性が既に手に入れたり、注目したりしているのは、日本でもトレンディなグリーンカラーのアイテムやエンブロイダリー(刺繍)のチュニックやワンピース、そしてカシュクールタイプのブラウスなど。私の友人も古着などを含めて、3着ほど手に入れたとのことでした。定番のスキニーデニムとシンプルに合わるだけで決まるアイテムですし、夏が近づく頃には、お気に入りのパナマハット&サングラスで味付けを。またいくつかのフレンチブランドが打ち出しているのが、太めストライプ柄の服。ナチュラルなコットン素材のブラウスやリラックス感漂うパンツなど、着心地の良いものが今後、注目されそうな予感です。■フランス女性はサイズ選びに慎重自分のスタイルが良く見えるものをきちんとセレクトしたい彼女たちは、サイズ選びにはとても慎重です。試着室から出てくる彼女たちは、かなり長い時間ミラーとにらめっこ。前後をじっくりチェックします。たとえオーバーサイズのものが主流でも、やはり自分にとって大きすぎるものはNG。エレガント&セクシーさをキープしていたいフランス女性なら、なおさらでしょう。一般的に日本人は少しゆとりのあるサイズを選ぶ傾向にあり、それに慣れてしまうとジャストサイズの服でも、きつく感じることになるのです。服を試着するときは普段のサイズだけでなく、ワンサイズ下にもトライすれば、見た目の違いに気づくはずですよ。■フランス女性らしさが服を際立てているフランス女性はベーシックアイテムとは別に、フレンチな雰囲気の服をいくつかクローゼットに備え、そしてトレンドもしっかりとリサーチしています。「少ない服を小物を使って自分らしく着まわす」。そんな女性も、もちろん健在だとは思いますが、トレンドアイテムをリーズナブルに楽しめる今、彼女たちのファッションも少しずつ変化しているように思えます。なのにいつ着こなしをチェックしても「フランス人っぽいな」と感じるのは、選ぶものだけではなく、着かたや立ち振る舞いも関係しているということ。そしてフランスの街並みや空気感が、より彼女たちのファッションを魅力的に演出しているのだと、街を行く姿を見ていて思うのです。私たちも自分らしさを決して忘れず、好きな服を選び取り、ファッションを思う存分楽しめる女性でありたいですね。Text/KUMICO
2018年04月24日今回のコラボレーションは、日本の女性ファッションブランド「 pas de calais(パドカレ)」の名前の由来となった、フランス北部のパ・ド・カレ地方にあるルーヴル美術館ランス別館と、その周辺の観光促進ならびに伝統産業の発展、地域振興を目的としたプロジェクトALL(Autour de Louvre Lens)の一環です。 フランス北部のパ・ド・カレ地方とは? フランス北部に位置するパ・ド・カレ(Pas-de-Calais)地方は、ベルギーやイギリスに面しており、ロンドンからユーロトンネルで55分、イギリスに面しているオパール海岸、世界で4位を誇るナウシカ水族館などがあります。そこには、日本の建築家ユニットSANAA(西沢立衛・妹島和世)により設計された、ルーヴル美術館ランス別館をはじめとし、約85館にも及ぶ美術館がある文化的地域であり、以前は炭鉱が盛んだったことから世界遺産に登録された炭田地帯など、今でも多くの自然と観光資源が残っています。 ALL(Autour de Louvre Lens)とは? ルーヴル美術館ランス別館周辺ディスティネーションを中心に観光振興をするプロジェクトの総称です。消費者のニーズやウォンツの地域マーケティングし、その土地ならではのオリジナルグッズを生み、文化的アプローチとともに国際的市場を目指しています。今回、海外企業とコラボレーションを展開するのは初めての試みだそうです。 pas de calais(パドカレ)とは? 株式会社ギャラリー・ド・ポップが運営する女性ファッションブランドです。ブランド名の由来となっているフランス北部のパ・ド・カレ地方は、世界でもっとも美しいレースである“ダンテル・ド・カレ”を生む地。繊細でデリケートなレースと、その地に暮らす人々の自然に開かれたライフスタイルをイメージし、ブランドを名付けたのだそうです。pas de calais(パドカレ)は成熟した大人の女性をターゲットととし、ナイーブでどこか懐かしいエッセンスをモダンでカジュアルなデザインに加え、自然素材の優しくコンテンポラリーな世界を展開しています。 コラボレーション商品に大注目! ブランドの由来となり、兼ねてより親交のあった、“パ・ド・カレ”地方の想いに共鳴したファッションブランド「pas de calais(パドカレ)」が、ブランド20周年を迎えるタイミングで今回のコラボレーションが実現。自然の静けさに寄り添いながら自身の経験を反映させたジャン=ミッシェル・アンドレと、パリと東京を中心に活動するビジュアルディレクターでもあるモート・シナベル・アオキによる、パ・ド・カレ地方の風景写真をプリントしたものや、パ・ド・カレ地方の石炭を彷彿とする炭染めで濃淡を表現したものを含めた、全7型のストールを展開しています。リネンやカシミア、シルクといった天然素材を使用し、まるで空気に触れているかのような軽やかに仕上げられた職人の手つむぎ…こちらのストールには伝統産業である世界でもっとも美しい繊細でデリケートなレース“ダンテル・ド・カレ”がアクセントとしてあしらわれています。全ての商品には、コラボレーションネームとスペシャルリーフレットがつき、パ・ド・カレ産のリンネで作ったバックを入れて販売されるそうです。パ・ド・カレ地方の“身に纏うアート”を、ファッションとして取り入れ、自由に表現してみてはいかがでしょうか。 【商品情報】 パドカレ×ルーブル美術館 ランス別館 ストール発売日:2018年3月発売場所:直営店、期間限定ストア価格帯:22,000円+税~ 【店舗情報】コラボレーション商品の発売を記念して、全国6か所の百貨店にて期間限定ストアがオープン! ■札幌大丸期間:2018年3月14日(水)~3月20日(火)住所:北海道札幌市中央区 北5条西4丁目7 ■大阪タカシマヤ期間:3月21日(水)~3月27日(火)住所:大阪市中央区難波5丁目1番5号 ■東京ミッドタウン期間:3月28日(水)~4月8日(日)住所:東京都港区赤坂9丁目7−1 ■立川グランデュオ期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:東京都立川市柴崎町3丁目2−1 ■神戸大丸期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:兵庫県神戸市中央区明石町40 ■玉川タカシマヤ期間:4月13日(金)~4月22日(日)住所:東京都世田谷区玉川3丁目17番1号 【ブランド】pas de calais(パドカレ)
2018年04月08日■フランス女性は香りをこよなく愛するフランス女性にとって香りをまとうのは習慣的なこと。ほのかに香る彼女たちと街ですれ違うたびに「香水をつけない女性に未来はない」と口にしたココ・シャネルの言葉を思い出します。フランスの友人は「香りはとても重要なもので、良い香りがすると感じることも大切だと思うの」と話します。彼女の場合は、朝の身支度のときに首元と洋服に2~3プッシュするのが習慣だそう。そんな彼女が現在愛用しているのが、「Coco Mademoiselle de Chanel(ココ マドモアゼル ドゥ シャネル)」で、フランス女性に人気のある香水のひとつ。フェミニンでセクシーに香るところがお気に入りのようです。またフランス男性も同様、香りを好みます。彼女のパートナーが愛用しているのは、爽やかでリッチに香る「l’homme yves saint laurent(ロム イヴ・サンローラン)。互いに香りを大切にするわけですから、贈り物として香水が選ばれる理由もわかりますよね。■香水は体を清潔にしたうえでまとうものフランス人が香りをまとう理由として、体臭を消すためだと挙げられていることが多いように思います。これは彼らが、お風呂にあまり入らないというイメージが大きいからかもしれません。確かにそういう方もいるかもしれませんが、私のまわりの友人・知人はみんな清潔にしています。過去にある友人の家に招待され、バスタブの中にガラクタや洗濯物が山のように積まれているのを見たときは、さすがにフランス人は体を洗わないのかと思いましたが、どうやらシャワーはきちんと浴びていたようでした。実際、友人に香水と体臭の関係性について聞いてみると「昔はどうかわからないけれど、体臭を消すために香水を使用するというのは聞いたことがないわ。まず基本的に人からは良い香りがしないし、だからこそ香りをまとうのでしょう?それにみんな体をきれいに洗って清潔にしたうえで、香水をつけるのだから」と笑っていました。また「体臭があるのに、香水をつけると香りが混ざるからよくないわ。何度も言うけれど私たちは臭いが気になる部分をきちんと洗い、清潔にしたうえで香りをまとうのが好きなのよ」と。彼女と話して再確認したのは、私たちが敏感になりがちな強い体臭は、当たり前に存在する人のにおいであり、決してマイナス要素ではないということ。彼らが持つ体臭は、動物性たんぱく質を多く摂取する食文化の違いにもあると言えそうです。■香水は素敵な1日を始めるエッセンスになる友人は春になり徐々に暖かくなってくると、脇や腕にデオドラントを使用して、1日中臭いが気にならないようにケア。香水は洋服にプッシュして、香りを楽しむようです。洋服の素材によっては、シミにならないか気になる所でもありますが、アイデアとしては素敵なので、注意しながら取り入れてみるとよいでしょう。3歳になる彼女の娘も、イベントなどがある際に、香水をつけることがあるそう。幼くてもキレイになりたいという思いがあるのは、母親を見ているからで、軽くつけてあげるととても喜ぶみたいです。その香水は子ども用で、友人から贈られたものだとか。子どもに香水を贈るなんて、フランス人らしい粋なはからいだなと思うと同時に、この時期から香水をまとう習慣を知るんだなと、新鮮な驚きがありました。香りを愛する人にとって、香水は日常的に欠かせないもの。香りの効果を知っている人であれば、その日の体調や気持ちに合わせて選ぶこともあるのではないでしょうか。それは1日を気持ちよくスタートするための、とっておきのエッセンス。フランス女性のように自分の好きな香りを味方につけて、”ほんのりと香る”素敵な女性でいたいものですね。Text/KUMICO
2018年03月12日■初期の風邪にはタイムの「アンフュージョン」寒い冬は体内温度が下がりやすく、免疫力も低下しているため、ウイルス感染しやすい体になっています。喉がイガイガしてきたり、熱っぽくなってきたりと、風邪の初期症状に悩まされることもありますよね。早めに薬で対処するのも良いですが、できれば薬に頼らず回復させたいと思っている方も多いのでは?こんなときフランス女性は、何をどのように取り入れているのでしょうか。私の友人に聞くと、まずタイム(ハーブ)のアンフュージョンを飲むそう。アンフュージョン(infusions)とは、植物の葉や花などからできているお茶のことで、いわゆるハーブティです。タイムには強力な殺菌効果と抗ウイルス作用があるので、風邪に効果的。さらにミントがブレンドされているものを飲めば、メントール効果で呼吸もラクになるとのことでした。ハーブの味が苦手なら、うがい薬として使用するのがおすすめです。■白ネギを風邪予防・対策にネギに含まれている「アリシン」には、殺菌・抗菌作用があるため、風邪の予防・対策が期待できます。さらに疲労回復・血行促進効果もあることから、食べる薬のような存在。中でも白い部分が多い、白ネギには「硫化アリル」が豊富に含まれていて、風邪により有効なのだそう。先日、フランスの友人に「日本では風邪気味で調子が悪いときは、ネギや生姜を摂ると良いとされているのだけど、フランスではどう?」と問いかけると、「ネギには利尿作用があるから、体内の毒素を排除するという部分でも、風邪に有効だと思うわ。特に意識して食べるものはないけれど、食欲がなくても口にしやすいという点では、スープを飲むことが多いかしら」とのことでした。風邪の予防や対策には効果的で美味しくいただけるものを。彼女に教えてもらったフランス流の白ネギ料理レシピを2つ、ご紹介しましょう。白ネギとじゃがいものスープ【材料】(4~5人分)白ネギ 2本じゃがいも 1個玉ねぎ 1個コンソメ 2個水 750mlオリーブオイル 大さじ1塩・こしょう 適量【作り方】1. 鍋にオリーブオイルを熱し、薄切りにした玉ねぎを炒めます。2. 薄切りにした白ネギとじゃがいもを加えて、さらに3~4分ほど炒めます。3. 水とコンソメを加えて、じゃがいもがやわらかくなるまで火にかけます。4. 火からおろして冷めたらミキサーにかけます。5. 再び鍋に戻して火にかけ、塩・こしょうで味を整えたら完成です。白ネギのヴィネグレット【材料】2人分白ネギ 1本(白い部分)塩 適量*ヴィネグレットソースオリーブオイル 大さじ2ワインビネガー 大さじ1(レモン汁でも可)マスタード 小さじ1【作り方】1. 白ネギは5cm幅に切り、沸騰したお湯に塩と一緒に入れて、柔らかくなるまで茹でます。2. ボウルにヴィネグレットソースの材料を入れて、よく混ぜ合わせます。3. 冷ました白ネギをお皿に並べて、ヴィネグレットソースをかけ、ブラックペッパーとバジルで仕上げます。冷蔵庫でしっかり味を馴染ませてからいただいても◎。ネギの茹で汁は美味しいので、捨てずにスープや味噌汁に用いるのがおすすめです。■ハーブと野菜を効果的・積極的に取り入れようハーブや野菜で風邪を予防・対策するメリットは、いつでも気軽にできるということだけではなく、風邪以外の症状にも効果を発揮する点ではないでしょうか。気になる症状をチェックしつつ、今の自分に必要な食材は何かという部分に注目しながら、上手に取り入れたいですね。
2018年01月19日■フランス女性の最愛小物「プリント柄ストール」冬のおしゃれはコートが主役!インナーに着るものは、コートを羽織ってしまえば見えないからと、手抜きになってしまうことも。そんなときに限ってコートを脱ぐシーンが出てきて、ちょっと焦ってしまうことはありませんか?フランス女性の最愛小物である「プリント柄ストール」は、そんな焦りを不要にしてくれる優秀アイテム。ベーシックなニット&パンツのシンプルスタイルにも、プリント柄スカーフを加えるだけで、簡単にフランスっぽい華やかさを演出できるので、バッグに忍ばせておくと頼りになりますよ。フランス流プリント柄ストールの取り入れ方先日カフェで見かけたブロンドヘアのフランス女性は、マスタードカラーのニットの上に、濃紺のプリント柄スカーフをオン。ブロンド×マスタードは、色が同化しやすい傾向にありますが、濃紺を投入することで色彩がおしゃれなスタイルに変身し、フランスマダムらしさが漂っていました。また、あるマダムは、カジュアルなスウェットトレーナーの上からプリント柄スカーフを。一見難しい組み合わせに感じますが、ポイントはボリュームの少ないショートストールを選ぶこと。アクセサリー感覚でつけることができるうえ、上品な雰囲気に仕上がるのです。合わせるボトムスはデニムはもちろん、きれいめパンツにも対応。足元はスニーカーからパンプスまでOKですよ。■粋なストールの巻き方は「こだわりすぎないこと」ストールを取り入れるとき、悩みがちなのが「巻き方」。以前のコラム「ストールのお洒落な巻き方は、無造作がカッコいいパリジェンヌに学ぶ」で、ストールの巻き方についてレクチャーしたように、フランス女性は本当にシンプルに巻いています。工夫して巻いているからおしゃれに見えるのではなく、あまりこだわらず無造作に巻いているからおしゃれに見えると言った方が正しいかもしれません。首にフワッと一重、二重に巻いたり、ループを作って通したりしているだけの女性も多いですよ。どのように巻くかを考えることは、おしゃれをするうえで必要なことだけど、完成形がまわりからどう見えているかが需要なポイントなのです。しかし、無造作に巻くのがおしゃれだからといって、ボリュームのあるストールを首元にぐるりと巻きつけるときは注意が必要です。特に着込みがちな冬は、着膨れを招いてしまうことも……。一度巻いてみて、何だか上半身が窮屈そうに見えると感じたら、薄手のカシミヤやウール素材のものにチェンジするか、「エディター巻き」と呼ばれる一重巻きがおすすめ。首元に余裕をもたせるように、ゆるく巻きましょう。もしストールが長く、野暮ったく感じてしまうのであれば、ストールの両端はコートの首元に入れてしまうのがベスト。重心も上がるので、バランスがグッと良くなりますよ。ストールをコートの襟元にかけたり、内側に忍ばせたりするのも◎。縦のラインが強調されてスタイルアップ効果が期待できます。ただし、長すぎると今度は重心が下がってしまうので、長くても膝上ぐらいにとどめておきましょう。■プリント柄ストールで大人のフレンチエレガンスを叶えるシンプルな装いにこそ映えるプリント柄ストール。無造作に巻いてパリの街を歩けば、きっと「その柄、素敵ね」と声をかけられることでしょう。フランス女性はストールに限らず、プリント柄が好きで、美しい小花柄やエキゾチックなバティック柄、美術的な色彩に魅了されているような気がします。マンネリコーデから脱却したいとき、無難なコーデに華やかさを添えたいとき、彼女たちをお手本に、大人のフレンチエレガンスをまとってみてくださいね。Text/KUMICO
2018年01月11日■フランス人の朝食は「甘いもの」が定番先日フランスの友人と、どのような朝食をとっているかという話になりました。私が知る一般的なフランス人の朝食は、ヴィエノワズリー(菓子パン)とカフェオレで軽く済ませるというもの。中でもクロワッサンやパン・オ・ショコラが代表的でしょう。パンの代わりに、ビスケットやサブレを食べることも。その菓子類のパッケージには、きちんと「プチ・デジュネ(朝食)」と書かれているのです。朝から甘いものを食べるフランス人ですが、逆に塩気の多いものはとらないそう。特に最近は、健康を考えた朝食を積極的にとっている人も多いと言えそうです。では友人が普段よく食べているという、朝食メニューをご紹介していきましょう。タルティーヌがメインの朝食1.バターとジャムを塗ったタルティーヌ2枚2.シトロンプレッセ(レモンを絞ったジュース)3.カフェオレタルティーヌとは、スライスしたパンにバターやジャムなどを塗ったもの。フランスではバゲットが一般的でしょう。彼女はこんがりと焼いてバターとフランボワーズのジャムを塗るのが好きだそう。以前、それをカフェオレに浸して食べている人を見かけて、衝撃を受けたことがありますが、それもフランスならではだとか。またカフェオレにはコクが出て、甘さも優しいブラウンシュガー(スティックタイプ)を、半量加えて飲むそうです。ミューズリーがメインの朝食1.バニラヨーグルト入りミューズリー2.オレンジプレッセ(オレンジを絞ったジュース)3.カフェオレミューズリーとは、栄養価の高いオーツ麦やドライフルーツ、ナッツ類などを混ぜたシリアルの一種で、砂糖やオイルを使用しておらず、ヘルシーなのが特徴です。さらにヨーグルトと一緒に摂ることで満腹感を得ることができるため、ダイエットに用いられることも多い食材。彼女はバニラが香る、自家製のヨーグルトと合わせて食べているとのことでした。フランスはシリアルの種類が豊富で、スーパーでも目移りするほど。健康を考えた朝食を心がけるフランス人が増えてきていることがわかります。■体を起こす柑橘系のジュース彼女が教えてくれた朝食メニューの中で、気になるのが柑橘系のジュース。レモンやオレンジといった柑橘類には、紫外線の吸収を高める「ソラレン」が多く含まれるため、朝や日中にとると紫外線によるシミを作りやすいとも言われています。しかしこれらのジュースには、体を起こす効果があるようなので、とる時間は考えつつも定期的に取り入れてみると良いでしょう。彼女から教えてもらったジュースの作り方は、とてもシンプルで簡単です。シトロン・プレッセの作り方シトロン・プレッセ(citron pressé)は、レモン1/2個分を絞り、熱湯を注ぐだけ。季節によっては冷たい水を加えても◯。ちなみにカフェで注文すると、グラスに入ったレモン果汁・水・砂糖の3点が運ばれてきます。これらを混ぜ合わせて自分好みの味に作ります。オレンジ・プレッセの作り方オレンジ・プレッセ(orange pressé)は、オレンジ1個分を絞って作るフレッシュなジュース。果肉が入っているので、食感も楽しいですよ。このままでも十分に美味しいけれど、グレープフルーツとレモンの果汁(どちらも1/2個分)を加えるのが彼女のおすすめです。美容面において朝や日中にとるのが不安な方は、日が沈んでからビタミン補給としてお試しくださいね。疲労回復効果もあるので、仕事で疲れて帰ってきた日にもおすすめです。■ときにはフランス流の朝食を楽しんでフランス流の朝食は、ゆっくり食べる時間がない日にもぴったりです。フルーツを絞る手間を省きたいのであれば、市販の果汁100%のストレートオレンジジュースでもOK。慌ただしいときこそ、いつもとは違うメニューで気分を変えてみませんか?お腹と心を満たして1日を心地よくスタートさせましょう。
2017年11月22日■フランスではデリケートゾーンのケアアイテムが充実スキンケアやボディケア情報に敏感な日本の女性たち。新商品はいち早くチェックし、話題のお手入れ方法は、必ず試してみるという方も多いのでは?さらに年齢を重ねた大人の女性は、アンチエイジングにも積極的。これはたるみやシワが目に見えてわかるようになってくるからですが、見えない部分のケアはどうしても忘れがち。その中のひとつがデリケートゾーンではないでしょうか。これはまだ日本に、専用のケアアイテムが少ないからかもしれません。アイテムの種類が増え、店頭に並んでいるのを目にする機会が多くなれば、もっとポジティブにお手入れをするのではないかと思うのです。現に私のまわりの女性たちも、デリケートゾーンのかゆみや蒸れを経験していますが、専用のケアアイテムの存在を知らないことも。そのうえで使用してみたいかと聞いたところ、ほとんどの女性が興味を示しました。実際、フランスのファーマシーには、デリケートゾーン専用のケアアイテムがたくさん並んでいます。固形ソープをはじめ、クレンジングジェルやデオドラントミスト、保湿クリームなどさまざま。フランス女性がデリケートゾーンを、積極的にケアしていることがうかがえます。先日、その中にある「ラクタシード(Lactacyd)」というブランドの「オールディフレッシュ(ボディ用洗浄料)」を、友人宅に宿泊した際にバスルームで発見。早速使わせてもらうことにしました。爽やかなハーブの香りと優しい泡でしみることなく、スッキリと洗えます。洗浄力が強すぎないので安心して使用できるのも◎。特に生理中はナプキンの使用による蒸れが生じやすく、臭いやかゆみが気になりがちなので、悩んでいる方にはぜひ試してほしいアイテムです。■フランス女性はアンダーヘアをきれいに処理しているデリケートゾーン同様、きちんとケアしたいのがアンダーヘア。大切な部分を雑菌から守る役割があるものの、おりものなどが付着し不衛生になっていることも。また下着の中で蒸れ、かゆみや臭いが発生してしまうのも事実です。日本女性のアンダーヘアは、フランス女性に比べるとかなりナチュラル。丁寧に洗うのはもちろんですが、2~3cm程度にカットしたり、アウトラインを逆三角形に整えたりすることも、清潔さを保つために必要なことでしょう。フランス女性はきちんと処理していることがほとんどで、某メディアでの近年のアンケート調査によると、35歳以上の女性がビキニ(小さめの逆三角形に処理)を選択するというのに対し、それ以下の女性の大多数がアンテグラル(完全にヘアを処理)を好むと回答したそうです。世代で異なるのは日本も同様と言えそうですが、処理の度合いについては、時代によって変化するのかもしれません。ちなみにフランス人の友人は、クラシック(ショーツからはみ出さない程度に処理)かビキニ。アウトラインはカミソリを使用し、そのほかはシェーバーで仕上げるそう。以前はエステに通っていたけれど、今はセルフケアで満足しているようでした。また気になるのが、処理しきれない埋没毛(埋もれ毛)。毛抜きで無理に抜くと皮膚を傷つけてしまうので、クリームなどを塗って角質をやわらかくし、毛が外側に出てきてから処理するのがベター。フランスのメディアによると、汗や細菌を外に逃す、通気性の良いコットンのショーツを身につけることが埋没毛の予防に。また週に2回ほど恥骨を植物性のスポンジで優しく擦り、肌表面の古い細胞を除去することも、埋没毛を減少させることにつながるそう。■フランス女性のように、デリケートゾーンをケアしてみてデリケートゾーンを丁寧にケアすれば、自分の体に自信が持てるようになるかもしれません。パートナーとの夜のスキンシップも積極的になれそうですし、感度も高まりそう。フランス女性のようにケアを習慣化して、健康ときれいを同時に手に入れたいものですね。
2017年11月11日■フランス女性はセルフネイル派が多数日本では多くの女性がネイルに注目していますよね。自由気ままにセルフネイルを楽しむ人もいれば、定期的にサロンに足を運んで、お気に入りのデザインにしてもらう人も。プロにおまかせすると自分ではできないデザインに仕上がりますし、長持ちするのも魅力ですよね。現在はフランスにもネイルサロンがたくさんあるようです。パリがメインなのでは?と思いきや、友人が暮らす南仏にもあるとのことでした。ただ、日本と同様に金額は決して安くはないようで、友人も試したのは一度だけといいます。基本的にフランス女性はセルフネイル派が多いみたい。では、どのようなネイルを好むのでしょうか?■フランス女性は濃い色のネイルカラーを好む先日フランス女性とネイルカラーの話をしているとき、どのような色が好きか聞いてみたところ、シックな赤や茶色、黒といった濃い色が好みとのことでした。茶色や黒というのは意外だったのですが、フランス女性は一般的に「濃い色」を好む傾向にあるよう。また、赤というのが彼女たちらしいですよね。フランス女性がポイントに赤を加えるのが好きだというのは、リップを見れば一目瞭然。しかしそのネイルカラーを、手の爪に塗るということはあまりないよう。それは街行く女性の手元をチェックするとわかります。たいていの女性はネイルカラーを塗らないナチュラルな手元。どちらかといえば、ブレスレットなどのアクセサリーに目がいきます。そして爪は、きれいに切り揃えられていることが多いのです。長い爪に派手なネイルカラーを施しているフランス女性には、未だ出会ったことがありません。アクセサリー効果で十分女性らしさをアピールできているのです。■フランス女性はフットネイルを楽しむフランスの友人にネイルカラーを塗っているかどうかを聞いたところ、ハンドネイルはすぐに剥げてしまうので、ときどき塗るとのことでした。きれいを保つためにケアできれば良いのだけれど、それをすることが自体が苦手だから……といいます。ただし、フットネイルは好きで、夏の間はずっと塗っているそう。その理由はシンプルに素敵だから。また色に関しては、「フランス女性は濃い色や、鮮やかな色が好きだと思うけれど、私はやさしげなピンクも好きよ」とのことでした。実際、夏のフランス女性の足元を観察していると、鮮やかなネイルカラーが目立ちます。フラットなサンダルに、赤やオレンジ、イエローなどのネイル。そしてそれらは、シンプルシックな装いのポイントにもなっているのです。私が夏になると無性にフットネイルを楽しみたくなるのは、彼女たちから影響を受けているからかもしれません。■フランス女性のネイルに宿るエレガンスまた友人は長く尖った爪や、ラメ入りのネイルカラーが苦手。ゴールドなどの煌めきは好きなようですが、ラメがびっしりのデコラティブなものはNOだといいます。ハンドネイルなら、短めの爪にナチュラルなネイルカラーを塗るのが好みだそう。ヘアメイクの友人曰く、目立たないクリアなネイルカラーであっても、塗るのと塗らないのとでは人に与える印象が変わるとのこと。さらに微妙に先が剥げてしまっても、目立ちにくいのがポイントといえるでしょう。フットネイルは鮮やかな色を好んでも、ハンドネイルは上品に。これは手元でアクセサリーを楽しむ分、ネイルは控えめにするということなのかもしれません。ここにもフランス女性らしさが見えてくるような気がしませんか?理想的な手の爪の長さは白い部分が2~3mmほどといわれています。清潔感があり、そのままはもちろん、ネイルを塗っても美しく見える長さ。この理想的な爪の長さとフランス女性のネイルは、一致しているのではないでしょうか。彼女たちのネイルには、まるで計算されたかのようなエレガンスが宿っているようです。
2017年10月12日遊び心あふれる本格フランス料理のお店神楽坂の一角にある、赤い外観が目印の「WINE BAZAR PETIT PARIS(ワインバザール プチパリ)」。店内には、シンプルな素材を使ったウッディなインテリアやカラフルなチェア、ワイン箱などが配置されて、遊び心あふれる演出が施されています。オープンキッチンやテラス席なども設置され、解放感もたっぷりです。あえて日本人好みにアレンジするのではなく、ベーシックでフランス人好みの本格的なフランス料理にこだわっています。フランスの雰囲気をたっぷり感じられる”小さなパリ”フランス産を中心としたワインやシャンパンを100種類以上取りそろえており、ワインなどのアルコールをメインに楽しみたい方にもおすすめです。もちろん、料理も本場フランスで楽しまれている本格的な味が楽しめます。ワイン箱などがちりばめられた店内と、本格的なフランス料理で、まるでフランス旅行をしているかのような気分に浸ってみてください。お肉好きにおすすめの「牛ランプ肉のステーキ」お店の人気メニューは「牛ランプ肉のステーキ ヘミングウェイが愛したレシピで」です。肉厚にカットされた牛ランプ肉はほどよい焼き加減で、ジューシーに仕上げられています。ピリッとしたブラックペッパーが効いた特製のソースは、お肉との相性抜群です。しっかりとお肉の味が楽しめるお店の人気メニューです。名前の通り、あの有名な小説家アーネスト・ヘミングウェイが愛した味を、ぜひお楽しみください。一押しは「スズキのポワレとじゃがいものヴァプール」さっぱりとしたメイン料理を楽しみたい方には「スズキのポワレとじゃがいものヴァプール レモン、バター、ケッパーのムニエル」がおすすめです。ふわっとしたスズキと蒸されたほくほくのじゃがいもは、濃厚なのにさっぱりといただくことができます。フランス料理らしい繊細で華やかな見た目は、女性からも大人気。お肉より魚派という方にもおすすめの一押しメニューです。本場フランスの味を堪能しよう!本場フランスのエッセンスをたっぷり取り入れたこの店は、非日常が味わえる素敵なお店です。フランスを感じるインテリアなど、いつもとは違う雰囲気の中で、本格的なフランス料理と、ぴったりなマリアージュのワインを堪能できます。フラっとひとりで立ち寄るにも、デートや友人同士で楽しむのにもおすすめのお店です。都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」から歩いて2分ほどの場所にあるお店です。A3出口より右手に進み、交差点を越えて一つ目の路地を右折した先にあります。本格的なフランス料理を楽しみたくなったら、ぜひ「プチパリ」を訪れてみてください。スポット情報スポット名:WINE BAZAR PETIT PARIS住所:東京都新宿区神楽坂5-7-3 山桝ハウス 1F電話番号:03-6475-5585
2017年10月01日フランスのパリをテーマにしたこだわりの店舗札幌にある、ブラウンで統一したおしゃれな外観が特徴の「カトルフィーユ」は、パリの街並みを思わせるレンガ造りの建物が目印です。屋根とドアのカラーを統一し、スタイリッシュな雰囲気を演出。建物の1階にあるので、ふらっと気軽に立ち寄れるところが魅力。店内はパリをイメージしたインテリアで、シャンデリアやエッフェル塔の壁画などがあります。かわいいパンダが出迎えてくれる、フランス・パリの雰囲気溢れるお店です。自慢のフランスパンで人々に幸せを届けるお店閑静な住宅街に佇むカトルフィーユは、大人が毎日通いたくなる小さなお店です。パリのパン屋をイメージしたフランスパンの専門店で、お店に並ぶパンだけでなく外観と内観にもこだわっています。店名のカトルフィーユは、フランス語で四つ葉を意味する言葉。「四つ葉を見つけたときのような小さな幸せを届けたい」という想いを込めた店名からは、訪れる人々の幸せを願うシェフの気持ちが伝わってきます。こだわり素材で一味違う仕上がりに。絶品パンメニュー「カトルフィーユ」に並ぶフランスパンには、全てこだわりの素材を使用しています。フランス産最高級小麦と十勝産全粒粉を主体とし、マーガリン、イーストフード、ショートニングは不使用という本格的なフランスパンです。素材の良さを生かしたパンはどれも一味違う仕上がりが特徴。フランスパンの新しいおいしさに気づくきっかけにもなります。絶品メニューをお得に楽しむおいしいパンをお得にゲットしたいなら、当日焼き立てのパンが入った「おまかせパンセット」(1,080円)がおすすめ。一流店で修業したシェフが焼く、美しくおいしいパンを気軽に楽しむことができます。魅力的なパンばかりで選びきれないときに、選択肢に入れるのもひとつの方法です。予約不可なので、お店で見かけたらぜひ挑戦してみてください。店内の雰囲気にも注目! フランスの雰囲気を味わって店内が明るいイメージのパン屋と違い、カトルフィーユは照明を控えています。スポットライトで主役となるパンが照らし出されていて、パンの印象とシャンデリアの輝きを強めています。訪れる人々のパンを選ぶ時間をより楽しいものにする、フランスの雰囲気溢れるおしゃれなパン屋をイメージした工夫です。東西線の円山公園駅から徒歩7分程。5番出口から出て、高級住宅街の中にある一軒家を目指すルートです。朝食やおやつにぴったりなパンを求めて、ぜひ行ってみてください。スポット情報スポット名:Quatre Feuilles住所:北海道札幌市中央区南3条西23丁目1-6電話番号:011-688-6246
2017年09月24日■フランス女性に「夜のランジェリー」について聞いてみた昔のフランス映画でベッドに入った夫婦が、それぞれ本を読みつつ、会話をするシーンがありました。観たのは10年ほど前になりますが、女性が身につけていた白いネグリジェがずっと頭の中にあり、フランス女性は寝るとき、ネグリジェを着用するのだと思っていた時期がありました。しかし後になって、就寝時は何も身につけないということを耳にするのです。就寝時の服装は人によって異なるかもしれませんが、それが多数を占めるのであれば、本当に何ひとつ身につけないの?と聞きたくなってしまいますよね。今回は夜のランジェリーについて、フランス女性に聞いてみました。■就寝時にショーツをはかないのは普通のことどうやらフランスでは、ショーツをはかずに寝ることが多いそう。これは幼少期からなので、はかないのが一般的といえるかもしれません。そうすると、やはり全裸でベッドに入るということなのでしょうか?以前フランスのサイトで、「なぜ就寝時にショーツをはいてはいけないのか?」というコラムを読んだことがあります。はかないで寝るのは衛生的にどうなのかと、疑問に思う方もいるでしょう。しかしショーツをはいて寝ると蒸れが生じ、かえって不衛生であるとも考えられるのです。このことから、もし着用するのであれば肌にやさしいコットン素材で、ゆったりとしたものを選ぶのがベストだとわかりました。フランス女性は体を締めつけないという開放感や、心地良さだけを求めているわけではないのです。実際私の友人(フランス人)も、夜はゆったりとしたショーツ1枚で寝ることが多いといいます。基本的にタンガやストリングといったTバックを好む彼女ですが、就寝時はヒップ全体を包み込むキュロットタイプを選んでいるのだそう。彼女がショーツをはいて就寝する理由は、幼い子供がいるから。「夜中に娘が泣き出してしまったら、部屋に様子を見に行かなきゃいけないじゃない?そのときにショーツをはいていなかったら、なんだか滑稽よね」と、笑いながら話してくれました。■パジャマはベッドに入るまでのアイテム全裸で寝る人が多いとはいえ、フランスにもパジャマは存在します。しかしそれは、就寝時に着るものではなく、ベッドに入る直前までのアイテム。夜はパジャマやルームウェアで過ごし、ベッドに入るときには脱ぐ。さらにショーツまでとなれば、その光景は私たちからすると、ちょっと不思議なものに映るかもしれません。ちなみに友人のお気に入りは「Kimono」というネーミングがついた、日本の着物をイメージしたナイトガウン。素材は光沢が美しいサテンで、サイドに透け感のあるセクシーなネグリジェがセットになっているそうです。また彼女がこだわっているのが肌触りで、滑らかなものを選ぶようにしているのだとか。それは肌寒くなった季節のパジャマ選びにおいても同じです。たとえそれが長袖Tシャツ&パンツといった、比較的カジュアルなものだとしても。フランス女性の夜のランジェリー事情には、新鮮な驚きがある一方で、考え方は理にかなっていて、興味を引く部分がたくさんあります。今回は、パジャマについてもお話ししましたが、デザインだけでなく、着心地や肌触りにもこだわること。それがフランス女性のエレガンスを高めているのだと、改めて感じるのです。
2017年09月21日2017年1月に発売以来、エコナチュラルシャンプーとして人気沸騰のエコロヴィスタから、9月5日より「モイスト スパ」シリーズが新登場します。エコロヴィスタは、フランスをはじめ、アメリカやイギリスといった美容とエコ先進国の3カ国で発売すぐに売上げNo.1を受賞。第4次世代のナチュラルシャンプーとしてエコに着目し、バイオ原料を使用した植物由来のエコ容器は、従来品と比べてプラスチック使用量及びCO₂排出量を約30%カットした、髪だけでなく地球にも優しいエコナチュラルシャンプーです。この度、新登場の「モイスト スパシリーズ」は、既存の「スムース リペアシリーズ」と比較し、「まとまり」や「潤い感」を重視した仕上がりで、髪に潤いを与えながら地肌ケアもできる処方設計となっています。特に頭皮の乾燥やニオイが気になる方には、シャンプー後、頭皮にヘアパックをつけ頭皮をマッサージ。そのまま洗い流さずトリートメントをご使用していただくことで、地肌からの潤いケアをしていただけます。■製品概要商品名:ECOLOVISTA MOIST SPA (エコロヴィスタ モイスト スパ)シャンプー・トリートメント・ヘアパック内容量:500mL・500g・180g価格 各1300円(税抜)(お問い合わせ先)株式会社ヴィークレアTEL 03-6804-5033
2017年09月05日夏のスキンケア、皆さんはどうされていますか?汗や皮脂でベタつきがちな季節は、洗顔をしてすっきり、化粧水で潤いをチャージして乳液でしっとり仕上げたいところ。しかし、年齢を重ねるにつれて、夏でもプラスワンアイテムが欠かせなくなります。そんなとき、何かと話題になるのが「オイル」。いつものお手入れに植物由来のオイルを塗布すれば保湿効果がアップ。ボディケアや頭皮マッサージにも最適です。オイルひとつでさまざまなキレイが叶うオイル美容。フランス女性はどのように見ているのでしょうか?■フランス女性に愛される「肌と心を満たす」オイル私のオイル美容デビューは、10年ほど前にパリのファーマシーで出会った、NUXE(ニュクス)の「プロディジューオイル」がきっかけでした。店頭で手に取るパリジェンヌが多く、人気がある商品だと確信。肌だけでなく体や髪に使える点も購入の決め手となりました。現在も愛用していますが、年齢と共に使い方に変化が。以前はスキンケアの最後に取り入れていたのですが、今は最初にプラスするように。化粧水の浸透が良くなりましたし、肌もやわらかくなった気がします。またバスタイム後にボディオイルとして使用すると、保湿効果はもちろん良い香りに包まれ、心も穏やかに。私の友人(フランス女性)の夏のおすすめオイルは、同ブランドの「プロディジューゴールドオイル」。デコルテや腕に塗布すると、保湿ができるうえにゴールドパールの輝きで、肌が美しく見えるのだそう。■オイル美容を目的・効果別に取り入れるフランス人フランスで暮らす知人によると、フランス女性の間でもオイル美容は一般的とのこと。これは空気の乾燥や水の質が大きく関係しているといえますね。肌の保湿力を高めるために、オイルは必要不可欠な存在なのかもしれません。しかし、それだけではないことも見えてきます。フランスのスキンケアブランドMelvita(メルヴィータ)には、「ニゲルオイル」というニキビに有効なものがあります。ニキビにオイルというのは驚きですが、その効果はとても評価されているそうです。またアボカドオイルは目元のクマに有効的で、リリーオイルには美白効果があります。そして面白いのが「キャロットオイル」。このオイルは日焼け肌のように色づくそうで、日焼けが好きなフランス人にぴったりなのです。このようにフランスでのオイル美容は、保湿目的だけではなく、オイルの植物有効成分を目的別・効果別に積極的に取り入れていることが伺えます。日本未入荷のものもありますが、チェックしてみてくださいね。■オイル美容による「油焼け」はあるのか?私がオイルを使用するうえで疑問に思っていたのは、肌に塗布して外出すると「油焼け」するのでは?という点。そのためスキンケアにオイルを取り入れるのは基本的に夜でした。気になりながらも後回しにしていたのですが、先日フランスのスキンケア商品を取り扱うお店へ行く機会があり、油焼けについて尋ねてみることに。すると、最近のオイルは皮脂に近い成分のものを使用しているため、油焼けを起こす心配はないことがわかりました。またNUXE(ニュクス)とMelvita(メルヴィータ)に関しても、植物から抽出されるオイルを使用しているため問題ないそうです。■オイル美容は肌質に合わせて行うことが大切しかし、オイル美容はそれぞれの肌質に合わせて行うことが大切です。フランスの友人(フランス女性)は、顔にはオイルを使用しないとのこと。理由はオイリー肌で、つけると吹き出物ができてしまうから。肌質は、オイル美容によって改善される場合もあるそうですが、やはり自分のケア方法に合うかどうか見極めることも重要でしょう。そんな彼女がスポーツ後のバスタイムに使用しているのが、アーモンド&オレンジフラワーのシャワーオイル。適量を手に取り軽く泡立て、洗い終えた体に塗布し、洗い流すというもの。アーモンドオイルは保湿に効果的。オレンジフラワーオイルは気持ちを安らかにするだけでなく、日焼けの炎症をおさめる効果もあるそうです。このような形でオイル美容を取り入れるのもおすすめ。ちなみに彼女が愛用しているシャワーオイルは、YVES ROCHER(イヴロシェ)のものでした。オイル美容は肌・体へのアプローチはもちろん、リラクゼーション効果もあります。目的に合ったオイルをフランス女性のように積極的に取り入れて、きれいを磨いていきたいですね。
2017年07月23日最近はフランス婚ともいわれるようになっている「事実婚」。日本では「あえて結婚しない」を選択をするカップルは少ないですよね。フランスでは2015年に生まれた子供の両親が、婚姻関係のない状態=事実婚が、全体の58%を占めていることがわかりました。どうしてフランスはそんなに事実婚が多いのか、その実情について解説します。事実婚とは?日本では「事実婚=婚姻状態のないカップル」というイメージですが、フランスではもう少し細かく分かれています。・結婚・・・法的に婚姻関係にあるカップル・パックス(PACS)・・・法的な婚姻関係はないけれど、税制など優遇してもらえる・ユニオンリーブル(Union Libre)・・・一緒に暮らしているカップル(同棲と同じ位置づけ)前述の事実婚が占めている「58%」というのは、パックスとユニオンリーブルが混ざっている状態です。事実婚というと「自由なカップルのスタイル」のような気がしますが、実際はもっと現実的な問題があるのです。結婚する手続きがめんどうフランスの結婚制度は、日本の入籍みたいに紙一枚で役所にいけば済むものではありません。結婚するには、書類の準備がまず必要です。・出生証明書(Acte de Naissance)・独身証明書(Certificat de Capacité Matrimoniale)・慣習証明書(Certificat de Coutume)などを市役所に提出し、役所での書類チェックのあと、「この二人で結婚しますが反対する人はいませんか?」という紙が役所の前に張り出されます。形式的なもので実際反対することはありませんが、これを張り出してから10日間は何もできません。10日が過ぎたら、やっと結婚の手続き。結婚の手続きも、紙一枚ではなくて、市役所で市長による結婚式を行います。教会で結婚式を挙げない人も、こちらは必須です。きちんとアポイントをとるので、前もっての準備が必要なのです。20〜30分くらいで終わるものですが、この入籍式というのが「本当の結婚式」。日本のように、結婚記念日が入籍日と結婚した日が異なることはないわけです。実際は、このあと教会で宗教上の結婚式を挙げ(しない人もいます)、そのあと披露パーティという流れになることが多いのです。思い立ったらすぐ結婚!というわけはいかず、結婚式をしたくない人でも市役所で式をしないといけないわけで、こういう手続きそのものがめんどうになってしまうことも……。離婚はもっと大変離婚も、結婚同様、日本みたいに紙一枚で済むものではありません。もともとはカトリックに則っているわけですから、離婚そのものが認められていたわけではなかったので、離婚の手続きはさらに厳しいのです。昔に比べると書類などの手続きはかなり簡素化されましたが、お互いが弁護士をたてて裁判所に出向かないといけないのです。子供がいるとさらに複雑になり、離婚するのに2、3年かかるのも普通。フランスでは親権は両親にあるので、どちらが養育することになっても両者の同意がないとなかなか決まらないのです。これなら、最初から結婚せずにパックスのほうがいい、ということになります。婚姻関係があるかは誰も気にしない「あの二人はカップルだよね!」といったときに、彼らが結婚しているかどうか表からはわかりません。子供が生まれたあとでも同じです。わからないし、実際は誰も気にしていません。結婚していなくても左手にリングをしている人たちもいるので、実際は誰もわからないものです。結婚にこだわるとするならば税制上優遇されることもありえることと、子供たちへの法的な保護がより強くなるということでしょうか。そこを意識しなければ「結婚制度」にこだわる必要がないのです(滞在許可書の問題があるので、EU以外の国との国際結婚は別です)。日本人女性は結婚そのものに憧れている、というところもあり、何とか結婚するために婚活をしている人も少なくないのではないでしょうか。フランスの女性はどちらかというと「長期的にカップルでいたい」「シングルでいたくない」という観点から相手を探すところはあります。しかしそれは結婚したいからというよりは「子供が欲しいから」という理由のほうが強くある気がします。出産には期間が限定されているところがありますから。でも「結婚という制度」が目的ではありません。結婚してもしなくても、子供は産めますし、家族でいることもできるのです。フランスは日本の戸籍制度はないですし別姓も認められているので、日本と同じに考えることはできないのは事実。どんな形で生まれた子供も権利は一緒で守られているので、いわゆる「婚外子差別」もありません。結婚するほうが税制上優遇されることもあり、どちらをとるかはカップル次第。でも「自由の国だから」というよりは、実質的な理由からなのですね。参照:在フランス日本国大使館
2017年06月24日フランス=ファッションの街、オシャレな街というイメージが強いせいか、フランス人女性はいつも流行に乗っている印象があるかもしれません。また最近では、ベストセラー『フランス人は10着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット著、大和書房)で、少ない洋服の数でオシャレを楽しんでいるイメージがあるかもしれませんね。日本とフランスで、オシャレについての考え方の違いはあるのでしょうか?実際にはどうなのか、フランス在住者の立場で考察してみます。トレンド、なにそれ?ショップのウインドウを見れば、今シーズンの流行りはある程度わかります。しかし実際に街を歩いても、今フランスで流行っているものが実はよくわかりません。「流行りだから着よう」という発想そのものがフランス人にはあまりないように感じられます。むしろ日本の女性の方がトレンドにとても敏感です。東京に行くと1〜2日電車に乗り街中を歩いていると「今なにが流行っているのか」すぐわかります。そういう意味では日本の女性の方がトレンドにとても敏感であるでしょう。ファッションに携わっている人はともかく一般的な女性たちは、そこまで「今年のトレンドがなにか?」を気にしようとも思っていないのが現状です。トレンドよりも自分のスタイルトレンドよりも彼女たちが気にするのが、「自分らしいスタイルとはなにか?」ということです。自分の肌の色、髪の色、質感、骨格など、みんな違います。自分の個性をどのように活かすかが大切なので、小さい頃からなにが「自分のスタイル」か考えているし、よくわかっているようです。もし自分に関するキーワードが「黒、カジュアルシック」だとしたら、たとえそのときに流行が「白」だったとしても自分のスタイルにあった色を着続けます。黒中心だとしても素材を変えたり小物でアレンジしつつ、季節やトレンドを楽しみ自分のスタイルを貫くのです。あくまでのこだわるのは、トレンドよりも自分のスタイル。街にいても全体のトレンドはわかりませんが、同じ人をずっと追って見ていくと「その人のスタイルやテーマ、こだわっていること」がわかります。わたしも、フランスに来てから「トレンドは追わなくちゃ!」から「トレンドを自分の好きなスタイル」に取り入れるとしたら?という発想に変わりました。今は白とグレーが基調、どんなにカジュアルでも「シックでフェミニン」というスタイルから離れないように気をつけています。衣替えがない衣替えという発想がないフランスでは、基本クローゼットには夏物も冬物も一緒が普通です。着たいときに好きなものを着るのが基本なので5月でも寒ければ薄いダウンを着ることもあるし、3月でも急に暑くなればサンダルを履くこともあるので、すぐ取り出せるところにものがある、という前提です。つまり収納のことを考えれば、実質的に洋服の数は日本の女性よりは少ないはずです。プチプラブランドが台頭して、ファッションアイテムの数は増えたと思いますが、概してコーディネート力や自分スタイルを貫くことが大切、という発想なわけです。極端な話、自分のスタイルに合致しているものならプチプラでも流行が過ぎても何年でも着続けるのが特徴です。おもしろいことにフランスの女性雑誌には、日本の雑誌ようなトレンドアイテムを使った1週間、1ヶ月コーディネイトなどはまったく存在しません。「トレンドアイテム」を自分だったらどう取り入れるか?という発想でオシャレを楽しむのです。自分のスタイルを貫くために「自分はどうオシャレをしたいのか」自分で考えるのがあたりまえの環境なのです。「オシャレをしたい気持ちがあるからこそ服の数が増えてしまう」という悩みは日本もフランスも一緒。何気なく買ったものにまったく手を通さないのは「自分のスタイルではない、自分のスタイルと合わない」ということ。ただ流行を追うだけではなく、自分に徹底的に似合うもの、自分が着たいものを考えてみるきっかけにしてはいかがでしょうか。
2017年06月22日食後にデザートの習慣があるフランス。当地で暮らして3年になりますが、フランス人女性の胃袋の大きさには驚かされるばかり!そんなフランスの定番スイーツといえば、卵とミルクたっぷりのクラフティ。フルーツをたっぷり混ぜ込んで作る、もっちりした食感のお菓子です。オシャレな時短レシピが得意な友人Maelys(マイリス)に教えてもらった、とっておきのレシピをご紹介します。とても簡単に作れるので、みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね!クラフティはダイエット中でも安心なめらかな口当たりが楽しめるクラフティ。ビタミンCや食物繊維たっぷりのフルーツを混ぜ込んで作るため、便秘がちな人や美容を気にする人にもぴったりです。使用するフルーツは、さくらんぼや「フリュイ・ルージュ(イチゴやラズベリーなど、赤い実のフルーツをまとめた呼び名)」が定番。おいしくて美肌効果も期待できる、優秀なスイーツなのです。牛乳と卵の相乗効果で、腹持ちのよさも抜群!アーモンドミルクとブルーベリーの相乗効果!通常は牛乳で作るクラフティですが、友人のレシピではアーモンドミルクを使います。実はフランスでも、アーモンドミルクは美容に関心の強い女性たちに人気!無糖のものは牛乳と比べてカロリー半分、コレステロールゼロのドリンクです。クラフティに混ぜ込むフルーツは、初夏に旬を迎える、ポリフェノールたっぷりのブルーベリーを使います。アンチエイジングや美肌効果があることが知られていますよね。食物繊維も豊富で、腸内環境を助けるはたらきもあります。クラフティのレシピPhoto by sweetsholicそれでは早速、甘酸っぱいブルーベリーたっぷりのクラフティの作り方をご紹介しましょう!【材料】(直径21〜23cmのタルト皿または丸型1台分)薄力粉・・・1カップアーモンドミルク(無糖)・・・1カップグラニュー糖・・・1/2カップ卵(Lサイズ)・・・3コブルーベリー・・・300g粉砂糖(飾り用)・・・お好みで【作り方】1. ボウルに卵を割り入れ、グラニュー糖、薄力粉の順に加えて、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜます。アーモンドミルクを加え、滑らかになるまでよく混ぜましょう。2. タルト皿にオーブンシートを敷き、1の生地を流し入れます。ブルーベリーを散らし、200度に予熱しておいたオーブンで35〜40分間焼成。ほんのり温かい状態または、冷やしていただきましょう。青空の下で食べるクラフティは最高!食後のデザートやおやつにいただくことの多いクラフティですが、甘すぎず腹持ちもよいので朝食にも最適です。また、崩れることなく持ち運べるので、持ち寄りパーティーやBBQのデザートにもぴったり!おいしくてヘルシーなフランスおやつ、みなさんも味わってみてくださいね。参考:TIME、わかさ生活
2017年06月16日恋愛をしたいと思ったときどうしても気になるのが、男性は女性のどの部分を見て何を評価しているのか、ということ。今回はアムール(愛)の国フランスから、男性が女性のどんなところを重要視しているか、4つのポイントを教えます!1.女性のセンシュアルさが一番大切!センシュアルは日本語に訳すと官能性という言葉がでてきますが、セクシュアルという「性的魅力」とは違います。その人のもつ香りたつ雰囲気、五感や感性を駆使したもの。「艶」という言葉が近いかもしれません。例えば、胸元の谷間が見えるくらいバーンと開けていたり、超ミニスカートをはいていたり、というわかりやすい色っぽさは、センシュアルとは言いません。フランス人は比較的に露出が少なめで、あっても一部。ジーンズでカジュアルなのに、上半身のニットはデコルテがかなり開いているとか、前から見ると普通の服なのに、後ろから見ると背中が開いているなど。格好自体は普通なのに、なんか艶っぽい。それがセンシュアルな女性です。これは「五感にどれだけ素直かどうか」、にかかっています。例えば、美術館や展示会などアート観賞、映画、友人たちとの語らいや食事のとき、目、耳、舌、鼻、体感など全てのセンサーをオープンにする、ということ。無機質で感性に乏しいロボットみたいな女性は、つまらないと感じます。思ったことを心に秘めてしまうのではなく、「おいしい」「美しい」「いい香り」など体全体で感じたものを素直に表現することが「センシュアル」を構築する要素になってくるのです。2.自分に自信を持っている自信を持っているということは、自分を信じているということ。自分自身を信じることができず、満足できない人が男性を満足させることはできません。また、自信を持っているということは独立心のある女性であるとも言えます。自分を持っている「自立した女性」は魅力的に見えるのです。自分に自信を持つためには、自分のいいところを徹底的に自分が認めることが重要。恥ずかしい、とか、わたしなんか……と遠慮する必要はないのです。わたしは、グループになって1人1分ずつ、みんながその人のことを本気でほめまくる……というワークをやったことがあります。相手からいいところを指摘されることは照れますし、こそばゆいのですが、何度もくりかえすとテンションが上がりますし、本人もその気になってきます。3.柔らかく、優しく甘えられる自分に自信を持っていて自立している女性は魅力的ですが、これが極端にでてしまうと「強くてなんか怖そう」な人になってしまいます。douceur(甘美な)というフランス語の女性らしい柔らかさ、優しさを持って、男性に甘えることも女性の部分ではとっても大切な要素。ただし、甘えるかわいらしい女性になろうとして、依存しすぎないことがポイント。自立していて自信を持っていながらも、男性に甘えるかわいい一面があるからこそ男性はうれしいのです。4.あなたらしさがある男性の話をきちんと耳を傾け、理解しようとし、二人でいる時間を心地よくいられるための努力をしている。そんな理想的な女性でも、それがただ「彼の理想の彼女」の役割を演じているだけで、あなたらしさを殺していては意味がないのです。あなたがあなたらしく、自然でいる、それが男性にとってはとても大切なこと。無理に「理想の女性になろう」と自分を偽ろうとするのはやめましょう。相手に合わせようとなりきろうとして不自然になってしまっては、最終的には男性にもバレますし、関係は長続きしません。「自分らしさ」をどこまで魅力に変えるか、ということにかかっていると言えますね。自分らしさを大切にし自立していながら、女性としてのかわいらしさもあり、同時に艶っぽさもある、それがフランスの男性が女性に求めていることのようです。「どうせフランス人の話でしょう?わたし日本人だから……」と思っていますか?でもこれって強弱の差はあるものの、国籍を問わずどの男性も女性に求めていることだと思うのです。他人事では片づけられません。相手の望む通りの女性になろうと必死に努力することではなく、「あなたが女性として、あなたらしく魅力的に輝くためにはどうしたらいいか」にフォーカスすることが大切なのではないでしょうか。(参照)「セドゥクション・バイ・カメル」
2017年05月22日「フランス展」が、伊勢丹新宿店本館にて2017年4月12日(水)から18日(火)まで開催される。自由で奔放に生活を楽しむフランス人の生き方は、”永遠の理想”として世界中の人々を魅了してやまない。本イベントでは、そんなフランス人の「こころ豊かに生きるコツ」を紹介しながら、地元でも愛されている「衣食住」を彩るアイテムを販売する。味わって、触れて、買い物をして…と、全身でフランスの空気を堪能して、まるで旅行しているような気分を味わうことができる。会場ではハムやソーセージ、パン、チーズ、ワインなど、フランス各地の美食が集まる。パリ随一のパン職人であるクリストフ・ヴァスールと、行列の耐えないパリの精肉店「メゾン・ヴェロ」がコラボレーションしたメニューも用意。絶妙な塩みの聞いたハムをのせたタルティーヌ「ジャンボンブール」はここでしか味わえない1品だ。また、「メゾン・ヴェロ」と芦屋の肉屋「メツゲライ・クスダ」がタッグを組み、ヴェロ家に伝わる豚肉や鶏のレシピを再現した「パテ・ショー」も。パリの三大肉職人と言われるジル・ヴェロの舌を育てた料理は、レストランなどではなかなか味わえない本場のフランスの味だ。是非、試してみてはいかがだろう。食の他にも、職人技に触れる体験や、日々を彩る暮らしの芸術たちも紹介する。「アート オブ スール」のシンプルながらも温かみのある麻のシューズや、南フランスらしい色使いや柄が可愛らしい「ティサージュ・ムテ」のエプロンなども販売する。決して派手に飾らず、さりげなさの中に独特の美意識を感じさせるフランス人の装いや佇まいのヒントが見つかるかもしれない。【詳細】「フランス展」会期:2017年4月12日(水)〜18日(火)会場:伊勢丹新宿店本館 6F、7F住所:東京都新宿区新宿3-14-1■メゾン・ヴェロ×クリストフ・ヴァスール「デュ・パン・エ・デジデ」メニュー:ジャンボンブール 各日200点限り 580円(1個)、パン・デ・ザミ 各日200点限り 491円(1カット)■メゾン・ヴェロ×メツゲライ・クスダメニュー:パテ・ド・グラン・メール 1,080円(100gあたり)、ジャンボン・ド・パリ 864円(100gあたり)、パテ・ショー 各日300点限り 1,080円(1個)■ティサージュ・ムテアイテム:ギャルソンエプロン 4,320円、ティータオル 2,970円■アート オブ スールシューズ 6,264円〜※価格はすべて税込み。
2017年04月14日寒い日に飲めば、体の芯まで温まるスープ。 私の暮らしているフランスでも、この時期にはよくスープが作られています。健康を気遣うフランス人女性たちの間で特に人気なのが、カボチャにニンジン、甘味の強いポロ葱にジャガイモなど、好みのお野菜をたっぷり使った美容スープ。スパイスをプラスして、味に広がりを持たせるのがフランス流です。口当たりの良いクリーミーな、フレンチスタイルの美容スープのレシピをご紹介しましょう!食べてキレイに! 美容スープの美肌効果レシピに入る前に、今回紹介する「サツマイモとニンジンの美容スープ」の栄養についてご紹介しましょう。食物繊維たっぷりで腹持ちのよいサツマイモは、腸内環境の改善に役立つお野菜です。美肌を作るビタミンCはもちろん、強い抗酸化作用のあるビタミンEやベータカロテンも豊富。ニンジンもサツマイモと同様、美肌にはたらきかけるベータカロテンがたっぷり!ニンジンに含まれるベータカロテンは、油と一緒に摂ると吸収率がアップ。今回はバターを使って、より美肌に効果的なスープを作ってみましょう。いずれのお野菜にも、体内の酸化を防ぐアンチエイジング効果や、免疫力を高める効果が期待できます。そんな美容野菜に加え、代謝を促し、美肌を作る”唐辛子”と、ダイエット効果の期待できる”クミン”をプラスしているのもポイント。クミンには悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあることは、研究でもわかっています。サツマイモとニンジンの美容スープPhoto by 鈴木香穂里サツマイモとニンジンのスイートな味を主役にしつつ、ピリリとした一味唐辛子とクミンをアクセントにしているのがポイントですよ!【材料】(4食分)サツマイモ・・・1本ニンジン・・・1本玉ねぎ・・・1/2コクミンパウダー・・・小さじ2~3一味唐辛子・・・小さじ1/2塩・・・適宜牛乳・・・400~500ccバター・・・20g生クリーム・・・適宜ハチミツ・・・適宜パセリ・・・適宜【作り方】1. サツマイモとニンジンはよく洗い、皮ごと一口大にカットします。玉ねぎは皮をむいてから、一口大に切りましょう。2. 鍋に水を張り強火にかけて、サツマイモ、ニンジン、玉ねぎを茹でましょう。水から茹でることで、甘みが増しておいしくなりますよ。沸騰したら中火で15~20分、柔らかくなるまでじっくり煮ます。3.ミキサーに2と、2の茹で汁200cc、クミンパウダー、一味唐辛子、塩を入れて撹拌し、ピューレを作ります。すぐに食べないようでしたら、ピューレの状態で冷凍保存しても◎。4.鍋に3を入れて弱火にかけ、牛乳を少しずつ加えながらよく混ぜます。牛乳の量はお好みの濃さになるように調整してください。火を止めてからバターを加え、よく混ぜながら溶かしていきます。味が足りないようなら、塩を加えてください。より濃厚に仕上げたい場合は、生クリーム大さじ2を加えて。甘さが足りないようでしたら、ハチミツ大さじ1を加えてくださいね。5. 器に盛り、一味唐辛子(分量外)を振りかければ完成です。お好みで軽く泡立てた生クリームとパセリを飾ると、より美味しそうな見た目になりますよ。冷凍すれば、好きなときに楽しめる!牛乳を入れてしまうと長持ちしなくなるので、サツマイモとニンジンをピューレにした状態で冷凍保存しましょう。そうすれば、約1ヶ月はもちますよ。食べるときは、プロセス4からはじめればいいので、短い調理時間でスープが完成!このスープ、1食分をパンと一緒にいただけば、かなりお腹にたまります。お腹に優しいので、朝食や夜食にもいいですよ。お好きなパンを添えて、ボナペティ!参考:Complementary Therapies in Clinical Practice(レシピ製作・トップ画像:鈴木香穂里)
2017年02月05日アメリカ・フランスともに堂々の1位に株式会社季然堂(きぜんどう)は、『AJモイスチャーゲルクリーム』が楽天アメリカ・フランスのウィークリーチャートで1位を獲得したことを発表した。『AJモイスチャーゲルクリーム』は、全成分が日本製のオールインワンゲルで、2016年7月15日より、通信販売および公式オンラインショップで販売されている。1本で6役をこなすスグレモノ『AJモイスチャーゲルクリーム』は、1本で化粧水・クリーム・美容液・化粧下地・乳液・パックの役割を果たす、オールインワンゲル。日本の確かな技術を駆使し、全ての成分が日本で作られている。高濃度の天然人型セラミドや米ぬか発酵エキスなどが配合されているため、肌のターンオーバーを整え、肌の奥まで潤いを届けるのが特徴だ。無香料・無着色で肌への刺激が少なく、敏感肌の人でも安心して使える点も魅力的だ。シンプルケアで肌に優しい『AJモイスチャーゲルクリーム』は1本で6役をこなすため、肌に触れる回数が少なく、肌ダメージを抑えることができる。特に洗顔後の肌は非常にデリケートなため、最小限の刺激でケアできるオールインワンゲルは美肌にとってもメリットがある商品だと言える。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社季然堂のプレスリリース※『AJモイスチャーゲルクリーム』の通販・公式オンラインショップ
2016年11月15日フランス在住の筆者ですが、移住してからまず驚いたのは働く女性の楽しそうな表情です。日本のキャリアウーマンは、張り詰めた表情や、疲れ切った顔をしている人ばかりだったのに……。美しくて自信に溢れた表情の女性が、コーヒーを片手に街を闊歩していく姿にショックを受けました。なぜフランス人女性は日本と違い、のびのびと余裕があるように見えるのでしょうか。その理由は、仕事に対する意識の違いにあったようです。■どんなに忙しくても「女性」だということを忘れないもちろんフランスでも、みんな忙しく働いています。ですが、忙しいことを理由に女性であることをサボったりはしません。どんなに忙しいときでも、おしゃれを楽しんだり身だしなみを整える時間は必ず取るようにしています。メイクや服選びの時間をしっかり取るために、集中してできるだけ短時間で仕事を仕上げようとするのです。ファッション誌のスナップ写真を見ていても、洗練されて清潔感のある女性がたくさん載っていますよね。一方日本では、もはや長時間労働が当たり前。毎日残業で疲れが取れず、朝起きられないため化粧も服もテキトーで出社……そんな状況に心当たりのある女性も、少なくないのではないでしょうか。トイレ休憩のときに化粧直しの時間をとる、休みは寝だめせず美容院やエステに行ってみるなど、ちょっとした意識の違いでできることはたくさんあります。まずは残業を5分でも短くできるよう、業務の見直しから始めてみては?■休暇が取れないなんてありえない!フランス人は、このために働いていると言ってもいいくらいヴァカンスを大切にします。とはいえ、仕事をサボるわけではありません。ヴァカンスという目標があるからこそ、仕事にも精を出せるのです。楽しみがあれば、大変な仕事でも前向きに取り組めるもの。ヴァカンスは、仕事を楽しくするために不可欠なものなのです。日本のように「有給が消化できなかった……」という事態はまずありえません。若手のうちは休暇が取りづらい空気を感じるかもしれませんが、いつまでもリフレッシュできずにいると精神的にも追い詰められてしまいます。あまり忙しくない時期を早めに狙ったり、誰かが有給の話をしているときに便乗したりして、休みを勝ち取りましょう。旅行やイベントの予定が立てられれば、やる気も出てくるのではないでしょうか。■プライベートを大切にするフランスでは皆、プライベートを削ってまで仕事をすることはありません。だいたいの会社は午後6時にもなると退社し、近くのバーのテラスで1杯飲んでいくのです。夜遅くまで残業してヘトヘトになっている人はほとんど目にしません。仕事で自分の人生を削るという発想がないので、「明日でもできることは明日やればいい」と考えているのです。羨ましい限りで、日本のように「え、もう帰るの?」「まだ終わっていないのにさっさと帰るなんて……」という雰囲気はありません。終電や深夜のタクシーで帰っているという人は、まずはいつもより1時間早く帰ることを目標にしましょう。いきなり定時退社を目指すよりもハードルは低いですし、周りから注目を浴びることも少ないはず。日本とは真逆のようですが、「間違っている!」と感じるものはないのでは。どれも自分の気持ちに正直に生きるフランス人だからこその、素敵な考え方です。仕事に人生を飲み込まれないように、仕事を楽しくこなせるように、フランス人女性たちのスタンスを見習ってみてはいかがでしょうか。
2016年06月30日「フランスでは夫やパート―ナーは女性が働くことに理解を示していて、家事の手伝いから子供の世話まで協力してくれる」と日本では知られているようです。しかし、実際にフランスに住んでいて周りの様子を見てみると、そうとは言いきれないようです。本気で協力してもらうためには本音で話し合うフランス人男性でも女性に協力的ではないことは多く、夫婦の協力体勢がうまく行っている家庭は「初めから理解ある男性を選んでつき合った」か、「話し合いで解決している」場合が多いのが実状。実はフランスも日本も悩みは共通なのです。では、夫に家事や育児を手伝ってもらうためにはどうすればいいのでしょうか?女性が家庭を持ちながらも仕事する場合は、夫婦が本気で協力しなければどうにもなりません。ですが男性は、女性が仕事を続けることがどのぐらい大変なのか、具体的には理解していません。女性を取り巻く厳しい現状を知らないのです。支えてくれるパートナーなしで家事と仕事を両立するのはとても大変です。まずは、パートナーに理解してもらえるよう、十分に話し合うこと。これが重要なのは、日本もフランスも変わりありません。また、話し合いで分かり合えても、すべての家事を平等に分担するには無理があります。不公平さを感じたとしても、女性と男性には得意分野と不得意分野も違いますし、男性も毎日の仕事をこなすだけで必死な場合も少なくありません。男性に家事を任せるためには、女性側にも心がけるべきポイントがあります。得意分野を見つけてもらい、その件に関しては任せるこれまでまったく家事をしていなかった男性の場合は特に、少し家事をすると、「俺、すごくよくやっている」と得意げになることがあります。でも、実際にやっている量は全体の一部だけの場合が多く、不公平感がぬぐいきれないこともあるでしょう。そんなときは家事や育児の作業をすべて書き出したリストを見せて、全体像を把握してもらうのがおすすめです。そして、そのリストの中から活動ルーチンに合った作業を選んでもらい、得意分野を業務として振り分けましょう。家電を買い替えるときには一緒に選ぶのもいいかもしれません。ただし、機能が豊富なマニアックな物を選んでも怒ってはダメ。購入した機器を使った作業が得意分野になってくれれば、それに越したことはないと、前向きに考えましょう。男性は、「なんとなく察して自分から動く」ことが苦手な場合が多いもの。具体的にイメージできて実現可能なことを見つけると、作業に取りかかりやすくなります。やってくれたことに不満を言わず、最後に「ありがとう」を忘れないで最近は、イクメンという言葉も定着して、家事や育児を率先してやってくれる男性も増えました。しかし、最初はやる気があったのに、すぐにやらなくなってしまう男性も多いようです。その理由は、「一度手伝ったときに文句を言われたから」というのがダントツ。最初は誰でも初心者。ベテランのようにはできません。会社に入社して初めて取り組んだ仕事に、頭ごなしに文句を言われたらやる気がなくなってしまいますよね。それと同じです。不器用でも、やってくれたことに対して、ちゃんと「ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。慣れていくうちに手順も覚えてくれます。自分に時間がなくてできないことも「やってくれる人がいてありがたい」と感謝できるような状況になることが最終目標です。夫婦で上手なバランスを見つけて、段階を踏みながら体勢を整えていければいいですね。(Ulala<フォークラス>)
2016年03月24日働くママの悩みは尽きません。大泣きする子どもを保育園に預け、後ろ髪を惹かれる想いで会社へ。なのに、「預けられる子どもはかわいそう」と言う人もいる。家事だって一生懸命だけど、時間がないから完璧になんてできない。そんないろんなことが積み重なって落ち込むことも…。でも、それは日本だけのことではありません。いま、私が住んでいるフランスでも同じなんです。日本よりもずっと以前に女性の社会進出が本格化したフランス。そんなフランスの働くママたちも、同じように悩んで戦い続けてきました。しかし、そのおかげで、現在は悩みを解決するためのノウハウが構築されてきています。制度という物理的なことも重要だけど、同時に「どういう考えで過ごすべきか」ということも大切。仕事をしながらの子育てにも、自信をもってやってきたフランスのママたちの心の持ち方、考え方とは? 今回は、働くママが抱えがちな子どもの教育にまつわる3つのポイントと、解決のヒントを紹介します。ポイント1.子育ての最終目的は自立「私が仕事をしているせいで子どもに時間がかけられず、可能性を伸ばしてあげられない。その結果、勉強ができない子になり、就職などで苦労したらどうしよう」なんて、ほかの教育熱心なママたちを見て、焦ることはないですか?働く女性が多いフランスでも、同じような悩みを持っているママは多いです。そんな状況でも一番大切にしていることがあります。それは、「子どもの好きなこと、やりたいことを後押ししてあげる」フランス人の教育の最終目的は「子どもが自立する」こと。いい会社に就職することや、働いて得る収入の額がすべてではありません。モチベーションをもって働き続け、ひとりで生活していけることを大切だと考えているのです。その、働いて生きていくモチベーションを保つには、やはり「好きなこと」を仕事にすることが大切。そのため、適正がなかったり、嫌いだと思ったりしていることは強制せず、子どもの「やりたい」という気持ちを尊重するべきだと考えています。成績だけで他人と比べる必要もないのです。成功の定義は人それぞれ違うのですから。ポイント2.先生との会話と質の高い「とっておきの時間」子どもを保育園などに預けていると、子どもと離れている時間が長くなり、しっかり子育てができていないのではないのか、と不安になることがありませんか?でも、フランスでは不安に思っているママは少ないように感じます。他人に預かってもらうということは、「子どもに社会性や自立心を身につけさせることができる」と考えています。また、預かってくれている人と、ひと言、二言でも話すことを心がけて、「自分だけでは気づかなかった子どものことを知ることができる」とありがたがるママもいます。そして、離れている時間が多い分、子どもと一緒に過ごせるときは「質」を重視。自分と過ごす時間が子どもにとって「とっておきな時間」になるように力を入れることで、「自分は子どもに対してできるだけのことをしている」という自信に繋げています。ポイント3.家事に時間をかけない工夫仕事をしていると、自由に使える時間が限られてしまうのが、悩みの種です。それは、全部、ひとりで完璧にしようと思うから起こる悩み。働くフランス人ママたちは、家事の時間をできる限り減らす努力をしています。「時間がかかる手料理はなるべくしない」「掃除は家政婦さんに任せる」など。その結果、現在フランスでは「手料理」は個人の特技の領域に入った感があり、本当に料理ができない人も増えました。しかし、家族に負い目を感じることはありません。反対に誇っているママが多いのも事実。なぜなら、「家事に時間をかけないこと」は、「子どもや家族と楽しい時間をつくるため」だからです。笑顔を共有できる時間が多いほうが、子どもにとっても、親にとっても、明日の活力になるのではないでしょうか。(Ulala<フォークラス>)
2016年02月06日ファッションアイコンとしても大きな注目を集める女優ミシェル・ウィリアムズが、アウシュヴィッツ強制収容所で生涯を閉じた女性作家の遺稿を映画化した『フランス組曲』に主演。2016年1月、日本公開されることに決まった。1940 年、ドイツ占領下フランスの田舎町。戦地に赴いた夫を待つ美しい妻リュシル(ミシェル・ウィリアムズ)と厳格な義母の暮らす屋敷へドイツ軍中尉ブルーノ(マティアス・スーナールツ)がやってくる。緊迫した占領下の生活の中で、音楽への愛を共有する2人は、いつしか互いの存在だけが心のよりどころになっていく。それは同時に、狭い世界に生きる従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだが――。本作は、第二次大戦中のドイツ占領下フランスの田舎町を舞台に、ピアノの音色が結びつけたフランス人女性とドイツ将校との許されざる愛の物語をアカデミー賞受賞作『ある公爵夫人の生涯』のソウル・ディブ監督が壮大なスケールで描き出す人間ドラマ。原作は、1942年、アウシュヴィッツで亡くなった作家イレーヌ・ネミロフスキーによる未完の同名小説。彼女の娘が母の形見として保管していたトランクには、この小説が記されたノートが遺されており、命がけで綴られた原稿が60年の歳月を経て出版されるや、2004年にフランスの四大文学賞の一つ、ルノードー賞を受賞(死後受賞は初)。フランスで70万部、全米で100万部、世界でおよそ350万部の驚異的なベストセラーとなった。主演を務めるのは、『ブルーバレンタイン』『マリリン7日間の恋』などで確かな演技力を披露し、3度のオスカーノミネートを誇るミシェル・ウィリアムズ。相手役には、マリオン・コティヤール主演の『君と歩く世界』以降、ケイト・ウィンスレット主演の『ヴェルサイユの宮廷庭師』(公開中)ほか、キャリー・マリガン主演『Far from the Madding Crowd』(原題)など近年、大物女優との共演が相次ぎ、世界的に注目を浴びているマティアス・スーナールツ。さらに、『イングリッシュ・ペイシェント』『サラの鍵』などの名女優クリスティン・スコット・トーマス、ハリウッド超大作『スーサイド・スクワッド』(’16公開)も控える若手人気女優マーゴット・ロビーなど、国際的な実力派が力強い存在感を見せ、深く見応えある人間ドラマを彩っている。『フランス組曲』は2016年1月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月13日ユニフランス・フィルムズが開催する「フランス映画祭 2015」が、6月26日(金)から29日(月)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)にて開催される。本国で動員700万人超えの大ヒットを記録した話題の映画『エール!』を皮切りに、今年は新作11作品とクラシック作品1作のフレンチシネマがラインナップしてファンを魅了する。「フランス映画祭 2015」開催を記念して、「パスザバトン(PASS THE BATON)」ではスペシャルコラボレーションアイテム「水玉ハンドペイントスニーカー」を発売する。赤と白のドットがポップでキュート、フレンチシックなエッセンスにあふれたこのコラボスニーカーは、「フランス映画祭 2015」のメイングラフィックをインスピレーションソースにした一足だ。京都三条富小路にショップ兼アトリエを構えるアーティスト「CHICKENNOT(チキンノット)」が、日本丸の使い古された帆布を再利用しパスザバトンオリジナルの「1960’s Mainsail Boat Shoe」1足1足にハンドペイントで水玉を描いてり、全て1点もの。よく見るとひとつひとつ柄が違っているので、自分だけのオンリーワンアイテムになる。「水玉ハンドペイントスニーカー」は、表参道の「パスザバトン(PASS THE BATON)」にて6月26日(金)から数量限定で発売となる。(売り切れ次第終了)。価格は、22,680円。(text:Miwa Ogata)
2015年06月25日パリへは何度も訪れているが、行くたびに何かやり残したこと、見過ごしたことがある気がして、さほどの理由もないままに機上の人になる女性たちも多いと聞く。パリはそんな不思議な魅力を持つ街だ。しかも世界中のエグゼクティブたちがビジネスのために訪れる都市でもある。エールフランスのファーストクラスは、そうしたリピーター女性やビジネスのエグゼクティブのために、空港、機内、地上で極上のサービスを用意している。ファーストクラス特集の第2回目は、パリでのサービスを紹介する。地上でのサービスを行う部署には、ヤン・チップ氏を始め6名の精鋭が配置され世界中からパリを訪れる顧客のコンシェルジュの役割を果たすという。例えば、ファーストクラスの乗客から新しくオープンした美術館を案内して欲しいという要望があれば、早速コンタクトを取りアレンジするのが彼らの仕事だ。今回の取材のために、用意された美術館ビジットのプログラムは、2014年10月、パリのブーローニュの森にあるアクリマタシオン公園の一角にオープンした美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」だった。「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」は、LVMHグループを率いるベルナール・アルノーの提唱により誕生したルイ・ヴィトン財団が運営する美術館だ。美術館の設計は、世界的建築家のフランク・ゲイリーによるもので、ガラスとスチール製の建物は、1900年パリ万博のために建てられたグランパレと対比されるという。まず案内されたのは最上階、ただこの建物には階層の認識がないというのも特徴であり、1階下ったスペースにも空が見える窓があり、自分の位置を見失いそうになる。最上階からの眺めは、パリの歴史が刻まれたエッフル塔やモンマルトルのサクレクール寺院のエリア、新しいパリを象徴するデファンスの凱旋門とパリの新旧を一望できる。館内は、現代アートを中心に展示されている常設展と企画展のスペース、コンサートやパフォーマンスのためのスペースもある。数ヶ月ごとに新しい展示が始まるので、何度も訪れるファンが増えている。この6月にも新しい企画展が始まったばかりだ(展覧会の詳しい情報は)。エールフランスのファーストクラス顧客担当者は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの他に、なかなか立ち入れないラグジュアリーブランドが運営する美術館や博物館への案内も可能という。またレストランもアレンジし同行してくれる。そのときの体調や嗜好を聞き、パリ中のレストランにいつでも予約をとれるシステムも整っているというから、常に万全の用意がされているのだ。今回は、マドレーヌ寺院のロワイヤル通りにある老舗サロン・ド・テのラデュレへ案内された。1871年パティスリーとして誕生したラデュレの店内は、オペラ座のガルニエの天井画を手がけたジュール・シェレによって「パティシエ天使」が描かれた気品にあふれる空間だ。店内には、おしゃれなマダムたちが、パティスリーと紅茶をいただきながらおしゃべりの花を咲かせていた。お昼時になるとサラダやクラブハウスサンドイッチなどのスナッキングと呼ばれる軽食が人気で、その時間にはビジネスランチをとるスーツ姿の紳士が増えるという。もちろん、ラデュレといえばマカロン、本国のマカロンは心なしか濃厚な味がするのは、フランス人と日本人の味覚の差によるものか、レシピが変えてあるのかと思いを馳せてみた。フォンダシオン ルイ・ヴィトンでは最新のパリを堪能し、ラデュレではクラシックなパリが今も存在するティータイムを満喫した。エールフランスのファーストクラスのおもてなしは、知的で軽快なフレンチシックの香りがした。
2015年06月24日23回目を迎える『フランス映画祭2015』がいよいよ開幕!映画のみならずフランスを満喫できると毎年人気と注目が集まるイベントです。今年の団長を務めるのは、『キングス&クイーン』や『クリスマス・ストーリー』などに出演し、フランス映画ファンにはお馴染みの女優エマニュエル・ドゥヴォス。その他、フランスの今を彩る豪華ゲストも数多く来日し、トークショーやサイン会なども開催される予定となっています。本国で驚異的な大ヒットとなった注目作『エール!』がオープニングを飾るほか、フランソワ・オゾン監督最新作『彼は秘密の女ともだち』やジュリエット・ビノシュ主演作『アクトレス ~女たちの舞台~』といった豪華ラインナップ。フランス映画ファンにはたまらない話題作の数々が日本での公開に先駆けて楽しめます。クラシック作品から最新のフランス映画まで、厳選された12本を一気に味わえる貴重な機会をお見逃しなく!また、上映会場外においても、映画祭で来日するゲストによる特別講義や対談、クラブでのイベントなど関連企画も充実しており、6月最後の週末はフランスが熱くなりそうです。ゲストや最新情報については公式HPにて随時掲載されているので、お出かけ前のチェックは欠かさずに!イベントデータ:『フランス映画祭2015』会期:6月26 日(金)~6月29日(月)会場:有楽町朝日ホール(メイン会場・有楽町マリオン11F)TOHOシネマズ 日劇(レイトショー会場・有楽町マリオン9F)主催:ユニフランス・フィルムズ
2015年06月17日人目をはばからない愛情表現で、いつでもどこでもロマンチックに2人の世界を楽しむフランスの恋人たち。映画の中でなくとも、フランスでは街中で日常的に見られる光景だ。若者だけの特権ではない。熟年カップルもなかなかに熱い。そして周囲も慣れっこで、気にとめる様子もない。さすが「アムール(愛)の国」! 愛に生きるフランス人に少しばかり近寄って、彼らの恋愛生活をながめてみよう。○好きだから一緒に暮らすフランスでは、交際スタート時に「好きです! 付き合ってください」のような告白をしないのが普通だ。好意を持った相手との出会いの後は、デートを重ねていく中で自然に親密な感情を育み、自然に関係を深めていく。そして安定して恋人としての交際が続くと、「ずっと一緒にいられて家賃も折半できる」ということで、同棲するカップルが多い。同棲については、社会的にも個人的にもネガティブな受け止め方をされることはまずない。愛し愛されることこそを人生の喜びと考えるお国柄である。愛し合う2人が一緒に暮らすことは自然な流れとして当然視されており、恋愛経験があることと同様に一般的だからだ。同棲の先に、最初から結婚を意識することも少ない。もちろん、一緒に暮らす内に結婚を選択するカップルもあるが、あくまでも結婚はいくつかの選択肢のひとつにすぎないのだ。めでたく妊娠したとしても、結婚を急ぐことはない。好きだから一緒に暮らし、愛し合って授かった子どもを産み育て、その間に結婚したりしなかったり。結婚という形式を過剰に意識せず、自然な流れのままに育む愛の関係を大切にするカップルの姿が見えてくる。○結婚・PACS・事実婚こうした自由な結婚観を支えているのがフランスの法律で、何より婚外子の差別がないことが大きい。一緒に暮らすカップルが、結婚並みに税金や社会保障の面で優遇措置を受けられる「PACS」(パクス: 連帯市民協約)も定着した。手続きが煩雑な結婚(そして離婚)を嫌い、形式より実質を重視し、結びつきもより緩やかな関係を選ぶ傾向を後押ししている。フランス国立統計経済研究所の調査によると、2004年に結婚したカップルは約28万組で、2013年には約23万組まで数を減らしている。一方、PACSを結ぶカップルは2004年の約3万5,000組から増え続け、2013年には約16万組に達した(INSEE「Evolution du nombre de mariages et de pacs conclus jusqu’en 2014」を参照)。フランスでは従来、全く法的手続きを介さない「事実婚」を選ぶカップルも多い。古くはサルトルとボーヴォワール、そして現フランス大統領のフランソワ・オランド氏は、現閣僚でもあるロワイアル女史とかつて事実婚の間柄で、彼らの間には4人の子どもがいる。大統領就任時には別の事実婚パートナーと官邸に入り、その後別れているのだが。○親も子も自然体で「愛こそ人生」フランス人は、付き合い始めてしばらくすると、相手を実家の食事に連れて行くことが多いが、迎える側も迎えられる側もいたって自然体。結婚相手候補としての品定めなどはないので、構える必要はない。泊まりがけで行く場合には、2人のためにダブルベッドの部屋があてがわれることも普通だ。人生の中心はアムール(愛)、それを追求することこそが生きる喜び。そこには本音も建前もなく、親だから子だからといって取り繕う必要もない。結婚へのこだわりやプレッシャーからも解放された彼らの恋愛は、実に自由で自然に見えて仕方がない。※記事中の情報は2015年4月のもの。写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 岡前 寿子(おかまえ ひさこ)東京在住の主婦ライター。ご近所の噂話から世界のトレンドまで、守備範囲の広さが身上。渡仏回数は10数回にのぼり、2年弱のパリ在住経験がある。所属する「ベル・エキップ」は、取材、執筆、撮影、翻訳(仏語、英語)、プログラム企画開発を行うライティング・チーム。ニュースリリースやグルメ記事を中心に、月約300本以上の記事を手がける。拠点は東京、大阪、神戸、横浜、茨城、大分にあり拡大中。メンバーによる書籍、ムック、雑誌記事も多数。
2015年05月09日エールフランス航空が新キャンペーンCMを公開した。3月5日、パリのジャン・ヌーヴェル設計の音楽複合施設・フィルハーモニー・ド・パリ(Philharmonie de Paris)で完成披露パーティーが行われた。新CMは“France is in the air”と流れる中、飛行機の内部のようなセットを舞台にツールドフランスやクチュール、バレエ、スイーツなどフランスをイメージさせるエッセンスが登場。ミュージックビデオのようにモダンでポップ、そしてラブリーな雰囲気だ。窓枠をデコレーションするフラワーはファッションフォトグラファー・Pierre et Gillesの作品を想起させ、どこまでもフランス。製作を行ったエールフランス担当者は「(CMで)フランスを感じてほしい。飛行機の会社なので、構築感がある要素を取り込んでいます。昼や夜、様々な光の移り変わりを用いることで、空の旅を表現しました」と話す。日本では3月9日より放映される。
2015年03月09日