アンジェリーナ・ジョリーが有名ブロガーのペレス・ヒルトンを訴えると脅しているという。アンジェリーナの弁護を務めるバート・フィールズとプライヤ・サポリはヒルトンに対し、アンジェリーナとブラッド・ピットの離婚騒動に関する報道の観点の変更を求め、変更しない場合は法的手段を取ると警告したという。そのメールに対する自身のメールのスクリーンショットをインスタグラムに投稿したヒルトンは「他のニュースと言えば、アンジェリーナ・ジョリーのグリーンバーグ・グラスカーの弁護団が、ブラッド・ピットとの破局についての僕の報道に関して訴えると脅してきたところだよ! 僕はずっとアンジェリーナの公で力強い支援者であり擁護者だっていうのにね! これはアンジェリーナの弁護士、バート・フィールズとプライヤ・サポリに対する僕の返信メールだよ。僕は大統領候補じゃなくて良かった!」とコメントを付けた。歯に衣着せぬ物言いで知られるヒルトンは、アンジェリーナ側の要求に対して真っ向勝負する構えのようで、この返信の中では自身の記事を何も変えるつもりがなく、アンジェリーナ本人からの謝罪を求めるとつづっている。「このメッセージをアンジェリーナ・ジョリー本人に渡してください。彼女は僕がずっと大ファンで彼女の支援者であることを知っていますから! 僕は激怒しています! アンジェリーナが僕を敵にしたくないのであれば、すみやかな謝罪を要求します。何も変更するつもりはありません。もし訴えたいのなら、僕の弁護士はブライアン・フリードマンですし、Ccに入っています。僕は何も違法行為を働いていません。僕の報道を100パーセント支持します。クソくらえ」(C)BANG Media International
2016年10月12日回を重ねて12回目の開催となった“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015”が先月26日に閉幕した。新進監督の発掘を掲げる長編コンペティション部門で今年も存在感を見せつけたのは海外のディレクターたち。今回審査委員長を務めたユーロスペース代表でプロデューサーの堀越謙三氏も総評で海外作品のクオリティの高さを称賛した。その他の画像/SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015その中でも際立ったのが見事に最優秀作品賞に輝いた『ビヘイビア』だ。キューバのエルネスト・ダラナス・セラーノ監督が手がけた本作は、すでに報じられているように、堀越氏をはじめとする審査員を務めた4人全員が最高点を与え、文句なしの受賞であった。しばしば賞と観客の評価は相容れないものだが、今回の受賞に限っては納得。というのも2回での上映での観客の評価も群を抜いて高かったからだ。監督自身の境遇でもあり、主人公チャラを演じた少年自身のバックグラウンドも反映させられたドラマは、キューバの国内事情をさりげなく盛り込みながらドラッグ中毒の母親を支えて日々を懸命に生きる少年の成長をリアルに描写。社会の底辺に眼差しを注ぎながら、人の偏見や思い込みに対する痛切かつ普遍的なメッセージが浮かび上がる。さらに注目すべきは決して恵まれた制作環境やバジェットで撮られたわけではないこと。おそらく登場人物も場所も予算もかなり限られたものと見受けられる。ところが人間を深く掘り下げた秀逸な脚本としっかりとしたビジョンが感じられる力強い映像で、それらのハンデを見事に克服している。この確かな力量とアイデアへの探究は、日本の若いインディペンデント作家たちは大いに参考になるに違いない。一方、監督賞を受賞した『絶え間ない悲しみ』も賞賛に価する力作だった。ひとりの男の子供を宿した二人の女性の物語。メキシコの片田舎を舞台に、未来の選択を迫られる二人の女性の心情が描かれる。セリフを排除した前半から只ならぬ緊迫感が漂う独特の演出力と、メキシコの広大な荒野を存分に生かした映像美が目に焼きつくほど印象的だ。アレハンドロ・ゴンザレス・イリャニトゥを筆頭に近年、世界で活躍する才能を輩出しているメキシコ。新たなメキシコの新鋭としてホルヘ・ペレス・ソラーノ監督の名は覚えていて損はないだろう。ほかにもレバノン生まれのアミン・ドーラ監督がダウン症の子を持った父親が社会の目を変えようと奮闘する様を描いた『ガーディ』、ハンガリーのカーロイ・ウッイ・メーサーロシュ監督の異能が弾け、日本映画へのオマージュも随所に登場するコメディ『牝狐リザ』など、海外勢は独自の色がある作品ばかりで大きな存在感を示した。それに対して、残念ながら日本勢は圧倒された形。来年の巻き返しに期待したい。取材・文:水上賢治
2015年08月05日世界の新鋭監督が顔を揃えた“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015”が26日に閉幕し、同日に各部門の受賞作が発表された。注目の長編コンペティション部門は、キューバのエルネスト・ダラナス・セラーノ監督が手がけた『ビヘイビア』がグランプリに輝いた。その他の画像今後の活躍が期待される監督たちの作品がしのぎを削った長編コンペティションで最高賞を受賞した『ビヘイビア』は、薬物中毒の母親を抱える過酷な環境下を生き抜く少年と、彼を見守り続けるベテラン女教師の交流を主軸とした人間ドラマ。残念ながら会場には不在だったセラーノ監督はコメントを寄せ、「私はこの映画で描かれているような環境で育ちました。また、ここに登場する子供たちの多くは映画で描かれた通りの人生を送っています。演技経験のない中で頑張ってくれた彼らの存在なくしてこの作品は成立しなかった。彼らに感謝したい」と喜びを語った。この作品について審査委員長を務めた堀越謙三氏は「今回の審査員4名全員が最高点をつけていて議論をする必要さえなかった」と審査員全員の意見が一致したことを明言。「かつて小津安二郎監督が“人間は品行は悪くてもいいが、品性が悪くてはいけない”と言った言葉を残している。その言葉を思い出す内容だった」と作品を絶賛した。また、堀越氏は総評で海外作品がいずれも高いクオリティであったのに対し、日本映画は厳しいクオリティであったことを指摘。「この映画祭に限らずに言えることだが、いまの若い日本の作り手は非常に個人的なテーマが多く、内容がドメスティック。そういった作品が海外で評価させることは難しい。フィクションの物語をきちんと描いて観客を納得させられる、そんな作品を作ることを若い監督たちには目指してほしい」と日本人監督たちの奮起に期待した。また、監督賞はメキシコのホルヘ・ペレス・ソラーノが手がけた『絶え間ない悲しみ』が受賞。結果として中南米の作品が大きな存在感を発揮する本開催となった。なお、各賞は以下の通り。●長編部門(国際コンペティション)最優秀作品賞:『ビヘイビア』(エルネスト・ダラナス・セラーノ監督)監督賞:『絶え間ない悲しみ』(ホルヘ・ペレス・ソラーノ監督)脚本賞:『君だってかわいくないよ』(マーク・ヌーナン監督)SKIPシティアワード:『あした生きるという旅』(内田英恵監督)●短編部門(国内コンペティション)最優秀作品賞:『わたしはアーティスト』(藪下雷太監督)奨励賞:『オンディーヌの呪い』(甲斐さやか監督)/『空っぽの渦』(湯浅典子監督)●アニメーション部門(国内コンペティション)最優秀作品賞:『夢かもしれない話』(朴美玲監督)奨励賞:『女生徒』(塚原重義監督)/『息ができない』(木畠彩矢香監督)審査員特別賞:『幕』(水尻自子監督)取材・文・写真:水上賢治
2015年07月27日「ALCATRAZ/アルカトラズ」に出演するホルヘ・ガルシアに直撃インタビュー!前編に続き、後編をお届けします。出世作の「LOST」でも謎深き作品世界の住人だったホルヘ。ただし、先の展開を全く知らされなかった「LOST」に比べ、「ALCATRAZ/アルカトラズ」は脚本家チームとキャストが情報を共有するオープンな現場のようです。「と言っても、物語にまつわる謎の全部を知っているわけじゃないよ。例えば、ある登場人物の謎が明かされたときは、僕自身も『えええ!? ああ…、うーん、なるほど!』って感じだった。アルカトラズ刑務所のミステリーについては、僕は僕で自分なりに予想しているんだ。視聴者の意見に頷かされることもあるね」。どのドラマの関係者にもネタバレ厳禁の箝口令(かんこうれい)が敷かれているのは当然。「LOST」や「ALCATRAZ/アルカトラズ」のような作品に出演する場合、家族や友人から「先の展開を教えて!」とせがまれるのでは?「友人の中にひとりだけ会う度に『先を教えて!』と言ってくる子がいるんだけど、ほかのみんなは毎週のオンエアを純粋に楽しんでいるみたいだよ。そもそも、ミステリーが好きな人って、大抵はネタバレを憎んでいるよね(笑)」。物語が進むにつれ、謎が深まりを見せていく「ALCATRAZ/アルカトラズ」。そんな中、ホルヘ演じるドクには美人検視官とのロマンスの予感も?「彼女とドクはどうなるのかな…。個人的には、本格的なロマンスに発展する可能性のある2人だと信じているんだけどね(笑)。役者として、恋愛パートは演じ甲斐のあるもの。特に、恋に落ちたばかりのエキサイティングな瞬間を演じるのは楽しいよね。でも、彼女って、ちょっとミステリアスなキャラクターだろう?アルカトラズの謎に関わっている可能性もあるんじゃないかと…、そんな視聴者の意見もあったよ」。ところで、「ALCATRAZ/アルカトラズ」の撮影現場は緊迫した物語とは裏腹に、とってもアットホームなのだとか。偉大なる共演者、サム・ニールに関しても「彼が演じているハウザー(アルカトラズの謎を追う捜査官)は怖いけど、彼自身は全然怖くないよ!実際はすごく愉快な人なんだ。彼は洗練された映画スターで、ワイナリーなんか持っちゃってるセレブである一方、下品なジョークにもノリノリなんだよね」とこっそり暴露。「撮影場所のバンクーバーは空気が綺麗で、アーティスティックなムードのある街。キャスト同士で互いの家に集まったり、夕食会を開いたりしているよ。みんなで『ALCATRAZ/アルカトラズ』のオンエアを見ることもあったね。レベッカ役のサラ(・ジョーンズ)と僕は互いの家をしょっちゅう行き来していて、一緒に映画やドラマを見たりする。『アメリカン・ホラー・ストーリー』なんかも僕たちのお気に入りなんだ」。ドラマを見た後に2人で議論を交わすことも多いというホルヘ&サラ。もちろん、「ALCATRAZ/アルカトラズ」も視聴者同士で話したくなる番組で、オンエア中の日本では早くも議論がヒートアップ!「出演者冥利に尽きるよね。1話ごとに囚人たちのドラマを楽しむことができるし、シリーズを通して描かれる謎解きに挑むこともできる。様々な伏線が張り巡らされているから、いろいろな点に注意して見てほしいな」。(text:Hikaru Watanabe)「ALCATRAZ/アルカトラズ」AXNにて放送中【字幕版】毎週日曜9:55~、【吹替版(二か国語)】毎週木曜23:00~公式サイト:※ブルーレイ&DVD 11月リリース決定■関連作品:ALCATRAZ/アルカトラズ [海外TVドラマ]LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.235「アルカトラズ」ホルヘ・ガルシアに直撃!前篇“番長”清原、50年後の世界に行ったら記者たちに復讐?契約間近の松井にエールも!シネマカフェ的海外ドラマvol.211初めてのエミー賞興奮レポート!第2回情報規制!?2人の天才が贈る『スーパーエイト』試写会に25組50名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.19230代独女に贈る「ビーイング・エリカ」最終回
2012年05月24日「LOST」のJ.J.エイブラムスが製作総指揮を務める注目ドラマ「ALCATRAZ/アルカトラズ」。その日本放送を記念し、主要キャストのホルヘ・ガルシアが来日!単独インタビューの模様を2回にわたってお届けします。1963年に脱出不可能と言われる刑務所・アルカトラズから忽然と姿を消した囚人や看守たちが2012年の現代に現れ、数々の事件を巻き起こしていく「ALCATRAZ/アルカトラズ」。ホルヘが演じているのは、アルカトラズ刑務所に詳しい研究者、ディエゴ・ソト博士です。事件の謎を追う女性刑事・レベッカをサポートするディエゴ・ソト博士こと“ドク”ですが、ホルヘ曰く「“博士”を演じるのはとっても大変!」だそう。「『ALCATRAZ/アルカトラズ』には一連の事件を追うチームの捜査本部が登場するわけだけど、撮影スケジュールの都合上、そこでのシーンを各話の撮影初日にまとめて撮ることが多いんだ。捜査本部と言えば、捜査官たちが事件についてあれこれ語り合う場所だろう?だから、ドクである僕は撮影の初日から、アルカトラズの歴史や囚人たちの情報について長々と解説しないといけないんだよね(笑)」。出世作の「LOST」では飛行機墜落事故の生存者・ハーリーを演じていたホルヘ。心優しき愛されキャラとして認知されていたハーリーですが、このドラマのドクは「ちょっとだけひねくれているよね。国家権力に対する反発心があって、捜査チームに協力的じゃないときもあるんだ」とのこと。そもそも、ドクはホルヘが演じることを想定してキャラクター設定されたそうですが?「僕は自分自身を役に注入しようとするタイプの役者。そうすることでリアリティを出せると信じているんだ。だから、ドクに限らず、いままで演じたほかのキャラクターにも自分自身が少しずつ加わっているとは思う。でも、ドクの一筋縄ではいかないところは僕自身とは違うよ。僕はみんなに協力的さ!ハーリーみたいに誰からも愛されるタイプかと言ったら、それだけとは言い切れないけどね(ニヤリ)。でも、ドクが僕やハーリーほど真っ直ぐな人間ではないのには理由があるんだ。彼の過去が人格形成に関わっている…という感じかな」。ちなみに、ファッション面に関してもドクとホルヘ自身はかなり違うのだとか。「ドクを演じていて楽しいことの1つだね。僕はネクタイなんて全然しないけど、ドクはトラッドスタイルのおしゃれが好き。最初は妙な気分だったけど、着ていると慣れてくるもの。逆に影響されてきたりもして、以前よりネクタイを締めるのが上手になったよ。でも、その反動でプライベートではいままで以上にカジュアルになっちゃったりもするんだ。この間なんて、撮影を終えてすぐに楽ちんなサンダルを3足も買っちゃったよ」。…と、ドクのキャラ、ホルヘの人柄が明らかになったところで、インタビュー前編は終了。後編では、壮大なミステリーが渦巻く「ALCATRAZ/アルカトラズ」の謎について、ドクのロマンス(!)について、さらには共演キャストとのほのぼのエピソードにも迫ります。「ある展開について知ったときは“えええ!?ああ…、うーん、なるほど”って感じだった」と語るホルヘですが、その言葉の真意は次週!(text:Hikaru Watanabe)「ALCATRAZ/アルカトラズ」AXNにて放送中【字幕版】毎週日曜9:55~、【吹替版(二か国語)】毎週木曜23:00~公式サイト:■関連作品:ALCATRAZ/アルカトラズ [海外TVドラマ]■関連記事:“番長”清原、50年後の世界に行ったら記者たちに復讐?契約間近の松井にエールも!
2012年05月17日