6月25日(現地時間)午後に50歳の若さで心不全のために急逝し、世界中に大きな衝撃を与えたマイケル・ジャクソン。司法解剖が行なわれたが、外傷などがないことから他殺の可能性は低いと判明したものの、毒物検視の結果を受けた最終的な結果が出るのは4〜6週間後になると発表された。マイケルの死因については薬物濫用の憶測が飛んでいて、心配停止状態になる直前、主治医から強度の鎮痛剤「デメロール」を注射されていたという。一方、マイケルの遺族は独自に再度の遺体解剖を依頼したことが、米の芸能情報サイト「TMZ.com」により明らかになった。マイケルの急逝は、エンターテイメント業界の各方面にも大打撃となっている。特に7月13日のロンドンを皮切りに予定されていた久々のコンサート・ツアーが不可能となったいま、企画・プロモーション会社、公演予定会場や周辺の宿泊施設、飲食店などが見込んでいた推定10億ドルとも言われる利益はゼロになり、経済への影響も甚大だ。また、サシャ・バロン・コーエン主演の『Bruno』(原題)も、マイケルの姉・ラトーヤの出演シーンをカットする憂き目にあったことがHollywood Reporter誌で報じられた。サシャ扮するゲイのファッション・ジャーナリスト、ブルーノがラトーヤにインタビューするシーンで、ブルーノがマイケルに似た立ち居振る舞いをする場面が、「ジャクソン・ファミリーに敬意を表す」という理由でカットされた。マイケルが亡くなった日の午前中にはファラ・フォーセットもガンと闘病の末、62歳の生涯を閉じた。70〜80年代に絶頂を極めたポップ・アイコン2人が奇しくも同じ日にこの世を去った。(text:Yuki Tominaga)写真は12年前のワールドツアーのもの。ウェンブリー・スタジアム(ロンドン)でのライヴ。再びロンドンで、その勇姿を拝むことは叶わなかった。© Mark Shenley/Camera Press/AFLO■関連作品:Bruno (原題)
2009年06月29日最新作『ブッシュ』が現在日本公開中のオリヴァー・ストーン監督が、87年の監督作『ウォール街』の続編『Wall Street 2』(原題)を撮ることが決まり、前作でカリスマ投資家のゴードン・ゲッコーを演じてアカデミー主演男優賞に輝いたマイケル・ダグラスを再び主演に迎え、共演にシャイア・ラブーフ、ハビエル・バルデムが登場することが明らかになった。物語は、前作から20年後の現代が舞台。インサイダー取引と詐欺行為の罪による服役を終え、作家となったゲッコーと若き投資家・ジェイコブを中心に進められる。ゲッコーの娘の婚約者でもあり、前作でチャーリー・シーンが演じた青年・バドにも似た役どころのジェイコブに扮するのは、『トランスフォーマー/リベンジ』のプロモーションで間もなく来日予定のシャイア・ラブーフ。ハビエル・バルデムはゲッコーと行動を共にする投資ファンド会社のオーナーを演じる。代表作の続編製作決定にマイケル・ダグラスは大乗り気。先日行われた出演作『Ghosts of Girlfriends Past』(原題)のプレミア会場でも、「いまこそ経済について、過去数年間で何が間違っていたのかを見直すべきときだと思う」と意気込みを語った。撮影は今夏を予定していて、公開は2010年冬になる見込み。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:トランスフォーマー/リベンジ 2009年6月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開ブッシュ 2009年5月16日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2008 Prescott Productions, LLC All Rights Reserved■関連記事:シャイア・ラブーフらも来場『トランスフォーマー』続編プレミア試写会に10組20名様ご招待汚名を背負った、あの大統領の真の敵とは?その人間像を丸出しにする『ブッシュ』【ハリウッドより愛をこめて】ハリウッドでは続編製作が流行?M・ダグラス主演作も【ハリウッドより愛をこめて】『トランスフォーマー』第3弾の公開日が早くも決定!?シャイア・ラブーフがまたトラブル、酒気帯び運転で逮捕
2009年06月04日