2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 1歳ちょうどくらいの子の外遊び、難しくないですか? 芝生のあるような公園が近くにないので、遊ばせる場所に難儀しております……。 育児書などに「公園遊びを」と書かれているから、家から出さなきゃと思うんですけど、「この状況で? マジかよ〜!」ってなります。 すごい勢いで石を食べようとするから、こっちもバッと手を出してしまって、はたき落とすような形になり、そまが怒るというループ……。 うちの子にはまだ早かったみたい。 意を決して整備された公園に解き放ってみましたが、運動はそこそこに、落ち葉やプラスチック片ばかりに興味を持って、30分くらいで切り上げました〜!30分くらいだけど、手も足もドロドロ~(涙)!!! 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2019年12月08日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳半のお子さんの保護者の方から「遊びを切り上げようとするといつも大泣きして困ります」という相談を受けました。子どもの成長の時期によっては、1日の生活の中でこの大泣きが何度も起こることがあるので、ママはヘトヘトになってしまいます。こんなとき、保育所ではどんな対応をしているかを紹介します。 1歳半ごろの子どもの発達の目安1歳半ごろの子どもは、言葉の数がだんだん増えてきて、二語文が出始める子もいます。大人の簡単な指示も分かるようになりますし、記憶力がついてくるので大人のマネがさらに上手になってきます。食事、着替えなど、自分の身の回りのことを「自分でしたい」という気持ちが芽生えます。そして、自己主張がはっきりしてきます。 「いやだ」という気持ちを言えるようになり、怒ってみたり、すねてみたりといろいろな感情を出せるようになってきます。自分の思い通りにならないときは、かんしゃくを起こして、ひっくり返って大泣きしてママを困らせることもあります。 大泣きしないようにする方法はある?食事、睡眠、お風呂、お出かけなど、生活の節目で子どもが遊びを切り上げる場面があります。ママは次の予定があるので「○時までに次の行動を」と思っていますが、それを知らされていない子どもから見ると、突然楽しい遊びができなくなる悲しさがあります。 大切なポイントは、あらかじめ終わりの時間を知らせておくことです。とはいえ、子どもはまだ時計を読むことができませんので、別の方法で時間を知らせます。例えば、パズルなどの一旦終わりのある遊びをしている場合は、「パズルが出来上がったら、ご飯食べるよ」などと伝えます。そうでない遊びのときは、タイマーのアラームをかけておいて「ピピッてなったらご飯食べるよ」と言います。 そうはいってもなかなかすぐにはできません。そんなときは「あと3分おまけしちゃおう」と、おまけしてもOK。そして、「今日のお昼ご飯は〇〇ちゃんの好きなうどんだよ」など、次の楽しい出来事を伝えてましょう。次の見通しを伝えるだけでも、子どもは遊びを切り上げやすくなります。ママは、慌てず待つことが大事です。「早くしなさい!」「もうおしまい!」と、ママが慌てれば慌てるほど、子どもは意地になって遊びをやめてくれません。 もし大泣きしてしまったら?とはいえ、大泣きしてしまう日もあります。そんなときは、子どもを抱きしめてまずは「泣かなくて大丈夫」ということを伝えます。そして子どもの泣き方が落ち着いてきたら、「今日のごはん一緒に見てみよう」と言ってみます。そして、ご飯を見て「わぁ! おいしそう! ママもおなか空いちゃった! 一緒に食べよう!」と誘い、ご飯の準備を始めます。 遊びから次の場面を見せて、気持ちを切り替えてあげることが大切。次の楽しいことが分かれば、子どももそちらのほうに気持ちが向き、「さっきまで大泣きしていたのは何だったの?」というくらいあっけらかんとしています。 この時、言葉のかけ方で注意するのは「ご飯食べる?」など、疑問形で聞かないこと。疑問形で子どもに問いかけると「食べない」という選択肢ができてしまいます。ほんの少しの語尾の違いですが、「これからご飯を食べるんだよ」と、ママが自然に言葉の面からも誘っていくことが大切です。 おやつで釣っても大丈夫?大泣きされるとどうしても泣き止んでほしいので、思わずおやつで泣き止ませてしまう、なんてこともあるかもしれません。ですが、これはできる限りやめましょう。「泣いたらおやつがもらえる」と子どもは覚えています。ここは、ママが負けてはいけない勝負どころです。 大泣きしてもママが動じなければ、子どももあきらめます。実は、私の娘はこれをおじいちゃんにしていました。おじいちゃんに対して大泣きして、おじいちゃんが根負けしてしまうことが何度もありました。娘は幼少期に、「大泣きすれば許してもらえる」と思ったようで、かなり大きくなるまで大泣きしてどうにかしようとしていました。大きくなると、力も主張も強くなるので大人も対応が本当に大変になります。うちの失敗からも、できる限り子どもが小さいうちから、家族全員が「大泣きしてもおやつはあげない」という毅然な態度を子どもに見せてください。そして、「泣かなくて大丈夫」と抱きしめてください。 遊びをやめられないくらい集中しているということは本当に素晴らしいことです。子どもの気持ちに寄り添いつつも、生活の見通しを伝えながら、親子共に気持ちよく遊びを切り上げられるといいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年10月10日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!今年の夏は暑かったですね…歩くようになりお外遊びにすっかりハマった息子。毎日外にでかけないと気が済まないのですが、猛暑の中でかけるのも大変…今回はそんな夏をどう過ごしていたかのお話です。■猛暑だと外遊びがツラい…息子が1歳を過ぎ歩くようになってからというもの、公園通いが毎日の日課になっていたのですが、夏に近づくにつれ暑さが増し、お出かけがなかなか困難に…家の中では息子が満足するはずもなく、外に連れて行かないとギャン泣きするように…■水遊び最高…!泣き止まないので仕方なく外に出るのですが、遊具で遊ばせるには暑すぎて熱中症が心配だし、公園の水道でお水遊びをしていたのですが、どうせびしょびしょになるしそれならばと思い切って水着を着せて水遊び場がある公園へ行ってみることにしました!ありがたい事に水遊び場がある公園が近所にあり、まだ早いかな?怖がるかな?とちょっと不安だったのですが、いざ連れて行ってみると、1歳の息子でも遊ぶ事ができて大喜びでした!■思い切ってプールデビュー!すっかり水遊びにハマった息子。私も息子もこれなら涼しく外で遊べるしと毎日のように水遊び場へ通いました!さらに家のベランダで遊べるビニールプールも購入したり、そしてもっと思い切ってプールへも行ってみました!大きなプールは最初怖がっていましたがすぐに慣れ、とっても楽しそうに遊んでいました。来年は、もっと水遊びをすることになるのでしょう…(笑)
2019年09月23日こんにちは、保育士の中田 馨です。雨の日に赤ちゃんと過ごす1日。いつもならお外に出て遊ぶこともあると思いますが、雨の日はお外に行けないので時間が進むのが何となく遅いのではないでしょうか? 保育所でも同じです。雨の日は「何をしようか?」と先生も考えます。そこで、0歳の赤ちゃんとお家でできる遊びを紹介します。 絵本雨の日は、ゆったりと絵本を読む時間が取れる日でもあります。いろいろな絵本を読んでもいいですし、ママと赤ちゃんが好きな絵本を繰り返し読むのもOK。 文章が長くて「まだ赤ちゃんには早いかな?」という絵本も、文章を読まなくても絵を楽しみながらページをめくっていってもOKですよ。 ふれあい遊び赤ちゃんが大好きな遊びはママとのふれあい遊び。マッサージやコチョコチョをして、いっぱい肌を触れ合って遊ぶといいですね。歌に合わせたふれあい遊びはたくさんありますが、私は自分で作った歌や替え歌でもよく遊んでいます。子どもの名前も入れ込んで歌うと、赤ちゃんも大よろこびです。 また、「いないいないばあ!」遊びも定番のふれあい遊び。手で顔を隠して「ばあ!」と出すだけの単純な遊びですが、ママの顔が隠れているときのドキドキ感と「ばあ!」と出てきたときのワクワク感。何度もすることで、赤ちゃんは身震いするくらい喜んでくれます! 手遊び歌に合わせてする手遊びは、赤ちゃんが好きな遊び。たくさんの手遊びを知っていなくても大丈夫。ママが知っている手遊びを何度も何度も繰り返して遊んでみましょう。 繰り返しすることで、赤ちゃんも簡単な振り付けをできるようになってきます。赤ちゃんと向い合わせになってするのもいいですし、膝に抱っこして、赤ちゃんの手を持って一緒にするのもいいですね。 風船遊び風船も赤ちゃんの好きな遊びの1つです。カラフルな風船を何個も膨らませて、ポーンと投げて遊んでみましょう! 段ボールでトンネル遊びハイハイができるようになったら、段ボールでトンネルを作って遊んでみましょう。ママも一緒にハイハイしてトンネルをくぐってみましょうね。 雨の日だからこそ、赤ちゃんと一緒に楽しめるお部屋遊びはたくさんあります。このような遊びは、赤ちゃんの五感を刺激して感情や身体能力の発達も促してくれます。遊びに「こうしなければいけない」というルールはありません。ママも赤ちゃん目線で楽しんでみましょうね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年06月17日今回ご紹介するのは〔ダイソー〕で購入したお砂場遊びセット3点!砂場遊びはもちろん、これからの季節だと砂浜で遊ぶときにも大活躍しますよ♪100円(税別)とは思えないほどのクオリティに驚くこと間違いなし。ぜひチェックしてくださいね。《SAND BOX(バケツ付き)》まずご紹介するのは《SANDBOX(バケツ付き)》。バケツとシャベルが3種類、砂型も2つとお得なセットです!これひとつあれば十分に砂場遊びを楽しめそうですね♪遊び終わったあとはバケツに入れて収納できるので、省スペースで助かります。これで100円(税別)はリーズナブルですよね!《すながたセットアイスクリーム》続いてご紹介するのは《すながたセットアイスクリーム》。「普通の砂型じゃつまらない……」というお子さんにオススメです!コーンやカップがセットになっているのでアイスクリーム屋さんごっこもできちゃいますよ♡《お砂場バッグ》ついつい増えていってしまう砂場遊びのアイテム。持ち運びが大変になりますよね。でも《お砂場バッグ》があればそんなお悩みも解決♪まとめて持ち運ぶことができますよ。マチ付きなので、バケツのような大きいものでも余裕で入ります。ワッペンに名前を書くことができるのもうれしいですよね♪おもちゃのクオリティも高い!今回は〔ダイソー〕で購入した砂遊びアイテムをご紹介いたしました。〔ダイソー〕にはこの他にもたくさんのおもちゃがあったので、気になる方はぜひお店でチェックしてみてくださいね!
2019年06月10日こんにちは、はな@まるママです! 前回 の記事に引き続き、わが子とお家で過ごす際の遊びのアイデアをご紹介していきたいと思います。今回は1〜2歳編になります!■1歳台〜のわが子の様子&遊び方赤ちゃん時代から比べて歩けるようになって行動範囲が更に広がり…・周りの物に興味を持ってイタズラも増えた・あちこち登ろうとする・バランスを崩してよく転ぶ・物を口に入れての確認作業もまだまだ熱心…と、好奇心いっぱいゆえに、危険なことも多く目が離せないし、後追いに抱っこ要求も活発…おもちゃに飽きていたずらをし始めたり、ごきげんななめでひたすら抱っこ要求をしてくるときなど、意識してこちらから何かしら誘って遊ぶ時間にしていた感じだったかなと思います。そして、0歳の時よりもおもちゃも活躍し始めました。1歳頃特にまるがハマっていたおもちゃはこんな感じ。 …とはいえ、おもちゃだけだとやはり飽きてしまうので、その他の遊びも充実させたいところです。ボール投げ(転がし)や、ポリ袋風船。ポリ袋風船は私がポンポンと手で打ち上げるだけですが、ゆっくりと落ちてくるから目で追いやすいようで、まるのツボに入りよく笑っていました! お絵かきデビューもできますね。『ベビーコロール』という子供用のクレヨンが安全な形状で手も汚れにくく、積み重ねて遊べたりもするので良かったです。■体をたくさん動かせる室内遊びもかくれんぼ遊びも楽しくなってくる時期ですよね。ちなみに怠惰な私が良くやっていたのがこちら…私は楽々、まる大喜びです。こんな感じで布団と大きめのクッションを積み重ねるだけでも、なかなか盛り上がります。■親子でストレス発散!お金がかからないこの遊びも…時々開催すると大人もストレス発散になるかもしれません。片付けのことなんて一旦忘れて、盛大にビリビリ破きましょう!あとはやっぱり…リズムに合わせて縦ノリしたり、歌に合わせて手遊びなんかするようになると、もう癒しがすごいですよね。このかわいさを残そうと、つい毎回のように動画を撮った思い出があります。歌絵本はかなり活躍しました! 曲数多めのものがおすすめです。次回は更にバリエーションが増えた2〜3歳の遊びについて書いていきたいと思います!
2019年04月23日都会では子どもたちの遊ぶ場がどんどん減っているなか、さまざまな「遊び」をしかけている人たちがいます。それが、2010年に設立された「一般社団法人TOKYO PLAY」。活動の主な目的は、子どものために遊びを大事にする大人を増やすこと。お話を伺った代表理事・嶋村仁志さんは「プレーパーク」のエキスパートでもあります。プレーパークで遊ぶことが、子どもにどんな影響を与えるのでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)冒頭写真提供:嶋村仁志モットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」デンマークで生まれ、イギリスで発展した冒険遊び場(インタビュー第1回参照)は、日本でも「プレーパーク」という名称で徐々に広がりつつあります。公園の一角や河川敷、里山など私有地を使わせてもらって不定期で設置する、あるいは月に1回、年に数回といった具合に定期的に設置するものについてはだいたい400カ所くらい。常設のものは20〜30カ所といったところでしょうか。国内初の常設プレーパークが、東京・世田谷の羽根木プレーパークです。開園は1979年。そこで、プレーパークについての重要な考え方が根づくきっかけとなった出来事が起こりました。開園間もない羽根木プレーパークで子どもが怪我をしてしまった。運営者と地域住民の話し合いのなか、ルールをきちんと看板にして掲げようという話になりました。当初は「自由に遊ぶ」ということだけを掲げるという案もありました。でも、本当に自由に遊ばせるためには、大人から子どもに「責任」を返してあげないとならないのです。大人の世界でもそうですが、なにかにチャレンジするというときに「失敗したら責任は誰が取るの?」なんて言われたら、それは「チャレンジするな」と言われていることとほとんど同じですよね。そうなると、チャレンジしたい、「やってみたい」という気持ちが奪われてしまうのです。であるなら、子どもに責任を返していこうという表現をした方がいい。そういう経緯があり、「自分の責任で自由に遊ぶ」という看板を掲げました。これこそ、プレーパークのモットーです。自由な遊びで「責任」を学んだ子どもたち「責任」についての話をもう少ししましょう。あるプレーパークによく遊びに来ていた小学生の兄弟が泥だらけになって帰ったときのこと。お母さんが帰宅したら、ふたりで仲良くお風呂に入っていたのだそう。しかも、洗濯機には脱いだ服がちゃんと入っている。いつもはお風呂にはなかなか入らないし、服は脱ぎっぱなし。でも、このときはちがった。兄弟は、泥だらけになって服を汚してしまったことに対して、小学生なりに「責任」を感じたようだということを、次の日になってお母さんが教えに来てくれたことがあります。別のプレーパークでは、ちょっとした怪我をした子どもがいた。「念のため、おうちの人に連絡しようか?」と聞くと、「嫌だ」と言う。これはよくあるパターンなんです。怒られたくないとか、「もうプレーパークに行っては駄目」と言われるかもしれないとか、子どもはそう思うんですね。でも、あまりにも頑なに拒絶するので、その子に理由を聞くと、「僕がやりたいことをやって怪我をしたのに、プレーパークの人に謝らせたくない」と言うではありませんか。ちょっとびっくりしましたね(笑)。自分のやったことを人のせいにせず自分で責任を持つというのは、あたりまえですが、大人になったときにすごく大事な価値観ですよね。でも、それは誰かに言われてできるようになるものではありません。遊びを通じて実際に泥んこになったり、怪我をしたりするなかで、実感として感じることで「責任」がどういうものかを学ぶわけです。遊びは、体力や発想力、想像力といったものを育てるものでもありますが、もっと「心の奥行き」みたいな部分を深めるものなのだと思います。写真提供:嶋村仁志子どもと一緒にリスクを考えるもちろん、「子どもに責任を返す」とはいえ、本当の危険は取り除いてあげないといけません。そこでわたしたちは「リスクとハザード」という考え方を基本にしています。リスクは、挑戦につきものの危険です。株投資はリスクを伴うものですが、そのリターンはお金ですよね。子どもの遊びの場合、リターンは達成感や友だちと協力した思い出などになるでしょう。それらは大いに味わわせてあげなければなりませんが、一方でハザードという危険もある。これは、子どもの目には見えない隠れた危険、子どもが自ら選びようがない危険のこと。たとえば、子どもがいかにも走り込みそうな場所にある柱から飛び出ている釘などです。そういったものは、大人がきちんと排除しなければなりません。また、「リスク・ベネフィット・アセスメント」という考え方もあります。リスクに対してベネフィットとは「利益、効果」といった意味。いわゆるデメリットとメリットと考えてもらったほうがわかりやすいかもしれませんね。いま、目の前で子どもがある遊びに挑戦しようとしている。それに伴うリスクはどれくらいのものなのか、どんな工夫をすればどれだけ減らせるのか。そして、子ども自身がどれだけ「やりたい」と思っているのか、やったことでどんなものを得られるのか。それらを総合的に判断し、子どもにチャレンジさせるかどうかを決めるのです。もし、本当にやめたほうがいいものであれば、子どもと話をしながら「今回はあきらめよう」と伝える。ある程度の年齢になれば、子どもでもしっかり話せばわかってくれるものです。本人抜きで大人が一方的に判断するのはやっぱり良くありません。写真提供:嶋村仁志遊びを大事にする大人を増やさなければならない子どもにとっての危険という点では、いまは高まっている時代だと感じますね。それは、危険な場所が増えたというような外因的なものではありません。あるプレーパークで出会った子どもなのですが、段ボール箱に入って、なんと7、8メートルもある急斜面の崖から滑ろうとしていたのです。なぜそんなことをするかといえば、もっと小さい頃から、より軽い危険を伴う経験を積み重ねていないからなんですね。いわゆる「恐怖心」が育っていないのです。高さの感覚は5歳までに80%が育つのだそうです。公園に登り棒などの遊具があるのも、高さという感覚、高いことが怖いという感覚を育てるためです。でも、そういう感覚を持てないまま中高生になったとしたらどうでしょう?幼い子どもより力があるだけに、悪ふざけのつもりで命が危険にさらされるようなことをやりかねません。ところが、いまは子どもからどんどん危険を遠ざける傾向にありますよね。放課後児童クラブなどの子どもを預かる場では、とにかく危なそうなものはすべて「なし!」。「ジャングルジムは2段目まで」「ブランコの立ちこぎは2年生から」といったルールがいくつもある。これは、雇用の問題も関係しています。職員は嘱託社員やパートなど雇用形態がバラバラですから、子ども教育に対するモチベーションもバラバラ。結果、親御さんからクレームを恐れて、少しでもリスクがあれば「やめておきましょう」ということになってしまうのです。そんな環境で育った子どもは、チャレンジできないまま体だけが成長し、本当の危険や恐怖を実体験のなかで得ることができない。そうなると、自分の痛みを知らないばかりか、他人の痛みにも共感することができないのです。それは、子ども自身はもちろん、その周囲の人間にとっても危険なことでもあります。子どもたちだけでしっかり遊べる世のなかであれば、わたしたちのような大人は必要ありません。ただ、これだけ子どもが遊べない社会になると、遊ぶことを大事にできる大人を増やさなければなりませんね。そして、大人たちには、遊んでいる子どもの表情にぜひしっかり注目する目線を持ってほしい。子どもはなにか面白いものを見つけると、口を開けたまま顔が固まります。これが最大の関心を示している表情なのです。この表情こそ、挑戦したい気持ち、失敗してもへこたれない気持ち、発想力、集中力といった、遊びをとおして得られるものの原点です。その芽生えを見逃してしまうのは、親としてすごくもったいないことですよ。『子どもの放課後にかかわる人のQ&A50 子どもの力になるプレイワーク実践』嶋村仁志 他 著/学文社(2017)■ TOKYO PLAY代表理事・嶋村仁志さん インタビュー一覧第1回:遊具なし、プログラムなし。異例だらけの“ガラクタ遊び”が欧州で大人気の理由第2回:大切にしたい遊びの“リスク”。子どものチャレンジを支える遊びのルールとは?第3回:子どもの工作が“失敗作”でも、親はアドバイスしてはいけない(※近日公開)第4回:中高生では遅い。子どもが体験すべき「小さな危険」と「小さないたずら」(※近日公開)【プロフィール】嶋村仁志(しまむら・ひとし)1968年8月6日生まれ、東京都出身。子ども時代は野球と自転車と缶けりざんまいの日々を送る。英国・リーズ・メトロポリタン大学社会健康学部プレイワーク学科高等教育課程修了。1996年に羽根木プレーパークの常駐プレーリーダー職に就いて以降、プレイワーカーとして川崎市子ども夢パーク、プレーパークむさしのなど各地の冒険遊び場のスタッフを歴任。その後フリーランスとなり、国内外の冒険遊び場づくりをサポートしながら、研修や講演会をおこなう。2010年、「すべての子どもが豊かに遊べる東京」をコンセプトにTOKYO PLAYを設立。2005年から2011年までIPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)東アジア・太平洋地域副代表を務め、現在はTOKYO PLAY代表理事、日本冒険遊び場づくり協会理事、大妻女子大学非常勤講師。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年01月13日子どもに外遊びをさせる身近な場所としては、まず公園が挙げられるでしょう。とはいえ、最近の公園は禁止されている遊びも多いもの。そんななかで、どのような遊びをさせれば、子どもの成長を促すことができるのでしょうか。アドバイスしてくれたのは、「自然体験が子どもの発達に及ぼす影響」を研究テーマにする心理学者・石﨑一記先生です。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)「なにかで遊ばせる」という発想をやめる公園遊びをするにも、最近の公園ではいろいろと規則が多くてできない遊びも多いですよね。であれば、「なになにで遊ぶ」という考え方をなくせばいい。そもそも、外遊びは基本的になにもないところからはじめるほうがいいのです。いまの子どもの多くは、「なになにで遊ぶ」に慣れてしまっていて、「どこどこで遊ぶ」ことが苦手です。なにもない公園に行ってもなかなか遊べない。でも、放っておけばいいんですよ。そうしたら、子どもは自分で遊びを見つけますから。そういうときに、親がなにかを用意してしまうと、結局は「なになにで遊ぶ」を助長することになる。だって、子どもなら、葉っぱ1枚あればずいぶん遊べるものですよ。それなのに、親が「公園に行くんだったらフリスビーがいいかな、バドミントンがいいかな」なんて言い出すから、子どもが遊べなくなる。子どもが「ボールがほしい」なんて言っても、そこらにある松ぼっくりでも与えればいいんですよ。そうしたら、子どもはキャッチボールなんかよりよっぽど面白い遊びを考え出します。親は子どもに「なにかで遊ばせる」という発想をまずやめること。そんなことよりも、子どもと一緒にその場にいてあげることに、すでにものすごく価値、意味がありますから。生き物を殺した罪悪感がもたらす道徳性遊具なんてなにもなくても、花を摘んだり、四つ葉のクローバーを探したりするようなことだってできる。アリの行列をずっと眺めているような子どももいるでしょう。子どもにとっては、それは大冒険なのです。そして、なかにはアリなどの生き物を殺してしまう子どももいる。親御さんのなかにも、虫眼鏡でアリを焼いたり、他の虫や生き物を殺してしまったりした経験を持っている人もいるはずです(苦笑)。でも、この残酷さにも意味がある。生き物を殺した後の罪悪感が、やがて小学生以降に発達する道徳性の基礎になるのです。「かわいそうだからやめなさい」と頭から禁止してしまうと、子どもは実感としての「かわいそう」という感覚がわからないまま育ってしまう。ただでさえ、いまは家のなかでおじいちゃんやおばあちゃんが亡くなるといった死に触れる機会がすごく少ない時代です。だからこそ、生き物の死はとても貴重なものとなる。子どもがせっかく捕まえたクワガタが死んでしまったとしましょう。「なんで死んじゃったんだろう」と、子どもはショックを受けてボーッとしてしまう。この体験は、「命は大切だ」と100万回聞かされることよりもよっぽど意味があるものなのです。もちろん、積極的に子どもに生き物を殺させなさいというわけじゃありませんが、生き物を殺した、ペットが死んでしまったというような経験をしている子どもの場合、生き物の死に直面するとそのときの胸の痛みがよみがえってくる。その感覚は、子どもにとって財産と言っていいものですよ。親が与えるべきものは環境と安全話が少し脱線してしまいましたね。公園遊びの話に戻しましょう。幼い子どもの場合、それこそ公園に遊び道具を持っていく必要なんてありません。幼い子どもは、知能の原型となる「感覚運動的な知能を使う」段階(インタビュー第1回参照)。感覚を使って公園の環境自体を味わうことが大切です。たとえば、風や光、植物。あるいは硬さ、柔らかさ。歩くにしても、地面と砂場、落ち葉がたまっているところではその感触がちがいますよね。それから、遊具などに登ったときの視点のちがい。いわゆる、高さですね。そういう豊かな感覚をつかむことがポイントとなります。もう少し大きくなって小学生になると、「目標を決めて挑戦する」とか「目標達成のために工夫する」ということにテーマが変わってくる。でも、この年齢になれば、子どもは自分で自分にいちばんふさわしいテーマを選びます。親が与えるような必要はありません。親が与えるべきは環境であり、安全です。環境という意味で他に親ができることといえば、子どもに合わない公園だと思ったら、別の公園に連れて行ってあげるということ。自分の子どもより大きなお兄ちゃんたちが自転車でワーッと遊んでいるようなところなら、子どもは落ち着いて遊べませんからね。「遊ぶ」ということのイメージを広げるまた、「遊び」という言葉に縛られず、イメージを広げてみるのもいいと思いますよ。たとえば、家のなかでやっていることを外でやる。日曜の朝、ちょっと遅めに起きて冷蔵庫の残り物をバスケットに詰めて持って行って、外で食べる。それだけでも、子どもにとってはすごくスペシャルな体験です。遊ぶと言ったときに、遊び道具を持って行ってレジャーシートを広げて、「さあ、遊ぶわよ!」というのではなく、もっと気軽に考えていいのです。「面倒くさいな」なんてぼやいているパパと、張り切っているママと、はしゃいでいる子どもが一緒にご飯を食べる。その後は夫婦で会話しながら、すぐそばを子どもがたったか走りまわっている。こういうものも含めて、外遊びと考えたらどうでしょうか。そして、なによりも親が子どもと一緒に楽しんであげることです。親が楽しんでいる姿を見て、子どもは「こうやって楽しむんだな」「こういうものに価値があるんだな」と感じる。体験の共有には、話を聞いてもらうことと同じ意味があります。人は誰かに認められたり受け入れられたりしないと生きていけません。子どもの発達には、認められる、受け入れられる体験が絶対に必要なのです。それから、親が楽しむことで親自身のストレス解消にもなる。当然、子どもに優しくできる。そして、「公園に行ったときのママ、大好き」なんて子どもに言われる(笑)。最高じゃないですか。『人と自然をつなぐ研究 ネイチャーゲーム大学講義録』石﨑一記 他 著/日本シェアリングネイチャー協会(2016)■ 心理学者・石﨑一記先生 インタビュー一覧第1回:「外遊び」は有能感や自己肯定感を伸ばす――でも、効果のほどは「親次第」第2回:「公園遊び」に道具は必要ない――外遊びは「なにもないところ」から始めよ第3回:意外すぎる自然遊びで一番大事なこと――“外遊び”の専門家が語る「シェアリングネイチャー」入門(※近日公開)【プロフィール】石﨑一記(いしざき・かずき)1958年7月18日生まれ、埼玉県出身。東京成徳大学応用心理学部教授。専門領域は発達心理学、カウンセリング、環境教育、キャリアコンサルティング。動機づけ、自然体験が子どもの発達に及ぼす影響、キャリア発達を研究テーマとする。日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員でもあり、目指す指導は「体験した人が活動を振り返ったとき、そこの自然や参加者同士の表情は覚えているのに、指導者の印象はない」というもの。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月25日子どもは2歳頃から、自ら一人で遊ぶようになります。自分なりに遊びを考え楽しんでくれる……となると、親は少しの間解放されたような、でも少し心配なような、なんとも言えない気持ちになるかもしれません。なかには、まだ上手に遊べないからとすぐに手助けしようとしたり、寂しいだろうと一緒に遊んであげる親御さんも。でも実は、一人で遊ぶ時間は、子どもの成長にとってとても大切な時間。幼い子どもが一人何かに没頭しているとき、親はどうしてあげるのが望ましいのでしょうか。思考をめぐらす一人遊びに、お邪魔は厳禁真剣に積み木を重ねたり並べたりしている子どもは、それだけでも頭の中で思考をめぐらせることを楽しんでいます。積み木の上にもう一つの積み木を乗せたらどうなる?三つ目を乗せたら、どうして全部が崩れてしまうのかな?そんなことを考えながら、自分の手で考えを試しているのです。ここで親が「こうすると倒れないね」「高く積み上げたいの?」「おうちを作ってみよう」などと口出しをしてしまうと、そこで自主的な思考はストップしてしまいます。東京大学名誉教授・白梅学園大学学長の汐見稔幸氏は、子どもが自主的にやろうとする意欲を育てるには、親がいつも先周りをすることは避けるべきだと言います。子どもが自分でやり始めたことは、なるべくそのままやらせてあげます。ちょっと後ろから見ていて、危ないときは助言をする、助けを求めていたらサポートする、という態度がとても大事だと思います。(引用元:汐見稔幸(2011) ,『0〜3歳 能力を育てる 好奇心を引き出す』,主婦の友社.)安心安全な環境の中、親はすぐに応えられる場所にでは、一人遊びの最中は、親はどの程度の距離を持って見守るべきなのでしょうか。事故の不安がある場所や誤飲の心配があるものが近くにあったりするのなら、親はすぐそばにいるべきですが、親も子も安心できる場所であれば少し離れていても大丈夫。子どもが自分をめぐる世界をひとりで探索するのを見守ってやるのは、なによりも大切なことです。ただし、その環境が安全な場合に限ります。子どもは経験を重ね、新たな挑戦に立ち向かうことを学び、自力で問題の解決方法を見つけだします。親がすぐ近くにいることをわかっていれば、子どもはさらに勇気づけられ、自立心の芽生えの兆候が現れます。(引用元:デズモンド・モリス(2009) ,『デズモンド・モリス赤ちゃんの心と体の図鑑』,株式会社 柊風舎.)一人遊びの最中、親に質問を投げかけてきたり、作ったものを「見て見て!」と呼ばれたりしたときには、すかさず応えてあげると、子どももやる気アップ。家事をしている最中でも、そばまで行って一緒に喜んだりほめたりしてあげましょう。「待ってて」や「あとで」ばかりでは、せっかくの探究心や好奇心が削がれてしまいます。一人遊びの楽しさに共感し、さりげないサポートを誰に言われるでもなくどんどん挑戦するのが子どもというもの。子どもにとっては、おもちゃだけでなく家の中のものや目に入るものがすべて、好奇心の対象と成り得ます。何かに興味を持ち一人遊びを始めたのなら、親は「ちょっと後ろからサポートしてあげる」という気持ちで寄り添えば、自立心が育まれていくはずです。そんな “ちょっとだけ” サポートをご紹介しましょう。■はさみを使う遊びはさみを使って切るのに夢中になったら、「危ない」「散らかる」と制限するのではなく、まずは「好きなんだね」と共感してあげること。そしてできればチラシなど切ってもよい紙をたくさん用意してあげます。■おままごと自分の世界で夢中になっているとき、子どもはものすごい集中力を使っています。そんなときに「お母さんも入れて」なんて言うのはNG。ただし、子どもから呼ばれたときにはすぐに反応してあげましょう。■ブロック遊び真剣に積み上げていたり何かを作り出そうとしたりしていて、話しかけても聞こえないようなときの子どもは、フロー状態(集中力が高い脳の状態)に入っているかも。おやつや食事の時間を少しだけずらしてあげてもいいかもしれません。■屋外での遊び虫が好きな子だったら、思う存分虫探しができる時間を作ってあげます。近所の公園や草むらでも十分です。家では、知識や思考の幅を広げる図鑑や百科事典を与えてあげましょう。また、一人でもくもくとやる子も多いのが、パズル。脳機能研究、神経哲学を専門としている十文字学園女子大学教授、白百合女子大学講師の森田勝之氏は、パズルを完成させるまでの試行錯誤は脳を鍛える基本であり、完成するまであきらめない、我慢する、といった経験が感情のコントロールの基礎となっていくと言っています。***一人遊びの大前提として、一人で遊んでいてほしいからと突然ほったらかしにするのではなく、自発的に始まった場合にそっと見守るということが大切です。また、大人でさえ、一人で何かに夢中になっているときに必要のない参加表明や余計な口出しがあると集中力が途切れてしまうもの。まずは子どもの気持ちに寄り添って、真剣な顔つきで一人遊びを楽しんでいる様子であればそっと見守り、相手が欲しいと感じているようであれば一緒になって遊んであげると、自立心や集中力を育むだけでなく、親子の信頼関係も深めていくことができるはずです。文/酒井絢子(参考)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|遊んでいる子どもを叱るのはNG!?「集中力」を作り出す、たった2つの方法とはStudy Hacker こどもまなび☆ラボ|雨の日におすすめ!「ひとりで」「親子で」「友だちと」楽しめる『室内遊び』まいとプロジェクト|一人遊び(ひとりあそび)はますくQ&A|一人遊びしている間も声かけは必要?リセマム|これからの教育キーワードは「没頭力」汐見稔幸・高濱正伸対談汐見稔幸(2011) ,『0〜3歳 能力を育てる 好奇心を引き出す』,主婦の友社.デズモンド・モリス(2009) ,『デズモンド・モリス赤ちゃんの心と体の図鑑』,株式会社 柊風舎.森田勝之(2010) ,『脳と心を育てる50のあそび』,チャイルド本社.
2018年12月17日男の子が好きな遊びの代表と言えば、プラレール、トミカ、戦隊ヒーロー系。幼稚園内でも男の子遊びと女の子遊びに分かれていることが多いようですが、最近になって我が家の男の子2人が最近夢中になっているのが“おままごと遊び”。実は男の子もしっかりと楽しめます。実体験を通じて感じることができた、おままごと遊びが子どもにもたらす効果を3つ紹介します。おままごと遊びに夢中になったきっかけ長男が1歳を過ぎたころに、木製の野菜や包丁、まな板などのおもちゃを少しだけそろえていたのですが、しばらくすると興味が別の遊びに移り、一時はしまった状態に。やっぱり男の子は身体を動かす遊びの方が好きなのだとずっと思っていました。その後、次男がキッチンの調理器具に興味を持つ月齢になり、私の調理中にあれこれと出してひっくり返す(1~2歳のあるあるですよね)ので、子ども用のキッチンを用意してみよう!とキッチンおもちゃを購入。一度はおままごとから離れた年中さんの長男も再び遊ぶようになったのです。IKEAのキッチンおもちゃがすごい!我が家が使っているのは、イケアで販売されている「DUKTIG ドゥクティグおままごとキッチン」です。別売りのキッチン用品を付けると、本物さながらのクオリティ。自分用のキッチンができた子ども達は大喜びでした。子ども部屋ではなく、あえてリビングダイニングに置くことで、私の料理中に真似がしやすいようにしています。子ども達が遊んでいる間に見せてくれた仕草や聞こえてくる言葉を観察していると、面白いポイントが見えてきました。おままごと遊びで鍛えられる3つのポイント1.観察力の確認調理器具を使ってママの真似をし、作り方、盛り付け方、彩りのこだわりなどをよく観察していること。プラスチックのお皿に赤や緑、黄色の食材のおもちゃを並べて、「ママいつもこうやってるよね」と真似をしてくれました。軽くプレッシャーにもなりますが(笑)、よく見てくれていることがわかり、うれしくなります。2.応用力のアップキッチンが家庭内のシチュエーションなのか、お店屋さんのものなのかによって役回りに変化があるので、その立場になったときにどういう行動をするのかを考える力が鍛えられること。例えば、お店屋さんのキッチンのシーンだとすると、「いらっしゃいませ」の挨拶から始まり、注文を聞く、調理をして「お待たせしました」と持って来る、そして最後にお会計をするという流れの一連をおままごとで学ぶことができます。1の観察力にも通じることですが、真似をすることで人がどういう動きをしているのかを理解するチャンスになります。3.本番を迎える前のイメージトレーニング本当の料理をするにはまだ早いかなというメニューは、遊びながら作り方を説明することでスムーズに本番を迎えやすくなります。「このお野菜で何が作れると思う?」と質問すると、いろいろな答えが返ってきて面白い! 想像力のトレーニングになるはずです。“まね(真似)ごと”が学ぶことの始まり。おままごとは最適な遊びです。将来の料理男子育成のためにも、今からおままごと遊びを取り入れてみませんか?<文・写真:フリーランス記者郡司佳奈>
2018年07月31日外遊びが大好きな子どもたちですが、発達するにつれて、その遊び方は変わっていきます。発達に合わせて遊び方はどのように変わっていくのでしょうか。そしてその発達に親はどのような対応をしていけばいいのでしょうか。前回までは、外遊びが子どもの発達にもたらす効果と、親のかかわり方について聞いてきました。今回は引き続き、年齢別の外遊び方法について東京成徳大学の石崎一記教授にお話を伺います。【発達の専門家に聞いた外遊びの効果】 第1回 子どもの発達に外遊びは影響がない!? トータルで考える大切さ 第2回 ママのために遊ぶんじゃない、外遊びでの親のNG行動とは 外遊び、子どもの年齢別でどう変わる? -->■0~1歳の子が自然に触れる意味とは――0~1歳の赤ちゃんが、外で時間を過ごすことに意味はあるのでしょうか?発達にはもちろん影響がありますよ。3歳の子は0歳から1歳、2歳を経て、3歳になる…つまり連続性がありますから、必ず何か影響してくるはずですよね。この時期は、自然のある世界を味わうということだけでいいと思います。いっしょに木陰で気持ち良い風に吹かれる、鳥の声を聞く、気温の変化を肌で感じる、光を感じる、花を見る、水を触るなど、それだけで十分です。――家族で自然のなかで過ごす時間を楽しむだけでいいということでしょうか?そうです、家族で美しい自然の中で過ごすことによって、お母さんやお父さんたちに癒やされてほしいんですよね。0~1歳は一人では遊べないので、外遊びでは親子でいっしょに過ごしますよね。平日働いて忙しいお母さんたちも増えていて、なかなか家族でゆっくりと時間を過ごせないと思います。だから週末に1時間だけでも幸せで穏やかな時間を外で過ごしてもらいたいです。1週間のなかでそういった時間が少しでもとれるかどうかというのは、重要だと思います。■2〜4歳の「なぜ?」に親はどう受け止めればいいのか――2歳から4歳の子どもの外遊びには、どのような特徴がありますか?2~4歳の子どもたちは、「なんで?」とよく聞いてきますが、その不思議な気持ちにどうやって付き合うかが大切なんです。子どもたちが「なんで?」と聞いてくるのには、2つ理由があります。1つ目は自分が不思議に思ったということを知ってほしいから。2つ目は、本当になぜなのか答えが欲しいからです。1つ目の知ってほしいという気持ちは、必ずきちんと受け止めてもらいたいですね。そして、2つ目については、“本当に正しい答え”を教えてあげる必要はじつはないんです。――なぜ、正しい答えを教える必要はないのですか?子どもたちにとっては、本当の答えを知ることより、答えが出るまでになぜなのかを考えることが大切だからです。「なんで?」と聞かれたら、「何でだろうね、何でだと思う?」と聞き返してしまえばいいんです。そのあと子どもからデタラメな答えが返ってきたとしても、否定はせず、親もその答えを楽しんでしまえばいいんですよ。子どもたちのなかに不思議だなという穴のようなものがたくさん開いていると、知りたいという欲求につながり、理解できたときの喜びも大きくなります。長い目で見て、この時期に自然をいっぱい体験して、不思議な気持ちをたくさん持つことは大きな意味を持っていると思います。■5歳以上になると外遊びは変化する――では5歳以上の子どもたちは、どういった遊び方に変化していきますか? また、親のかかわり方は変わってくるのでしょうか?5歳以上になると、何かに挑戦するという遊び方が増えてきます。この時期になると、親がいっしょに遊ぶことは次第に減ってきて、寂しいと感じる人もいるかもしれませんね。安全確保はしっかりととり、共感してあげることも重要です。子どもに自分を重ねてしまい、ついつい心配しすぎてしまう人もいるかと思いますが、子どもには子どものやり方があるので、これくらいの時期からは自主性を伸ばしてあげることに注力してあげてください。その子らしい発達を促していかれるように、子どもが今何を感じているかということを一番に考えてあげてください。■外遊びにおいて一番大切なこととは――外遊びで持って行くといい道具があれば、ぜひアドバイスをお願いします!5歳くらいまでの子どもたちにとって“自ら遊びを作り出す力”が奪われてしまうので、ボールやラケットといった遊び道具は必要ないと思います。虫メガネは自然を観察するときにとても便利ですし、子どもも喜ぶと思うので、おすすめです。また、スケッチブックなどのお絵かき道具も、外遊びの時間を有意義にしてくれますよ。ビニール袋を持って行って、拾ったものを入れさせてあげるといいですね。拾ったものは、その日楽しかった体験の象徴です。安全かどうか確認したうえで、持ち帰らせてあげてほしいと思います。――石崎先生は外遊びで一番大切なのはどんなことだと考えていますか?外遊びというとお母さんにとっては大変なイメージがあるかもしれませんが、身近で気軽に行うのが一番です。無理に遠い公園に行こうなどと考えず、普段から遊んでいる近所の公園でも、工夫することで十分楽しく過ごすことができますよ。家族で自然の中で幸せな時間を過ごして、ぜひ外遊びを癒やされるような時間にしてもらいたいと思います。石崎一記さんプロフィール東京成徳大学応用心理学部教授。2000年4月より現職。発達心理学について、特に児童期の動機づけや感性の発達が専門。ガイダンスカウンセラー、学校心理士、1級キャリアコンサルティング技能士、日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員・トレーナー。千葉県社会福祉審議会委員や厚生労働省キャリアコンサルティング研究会委員なども務めている。※「石崎」の「崎」は正しくは「たつさき」)
2018年07月11日日々、何となく公園に行って子どもの外遊びに付き合っているというママやパパは多いのではないでしょうか。子どもとどのようにかかわっていけばいいかわかれば、もっと外遊びの時間は楽しくなるかもしれません。外遊びが子どもの発達にもたらす効果について聞いた前回に引き続き、今回は外遊びにおいて「親がすべきこと、してはいけないこと」について、東京成徳大学の石崎一記教授にお話を伺います。【発達の専門家に聞いた外遊びの効果】 第1回 子どもの発達に外遊びは影響がない!? トータルで考える大切さ 第2回 ママのために遊んでるのではない。外遊びで親がしてはいけないこと 外遊び、子どもの年齢別でどう変わる? -->■親の役割の8割は外遊びの環境を整えること――前回、外遊びで子どもたちの発達に与える影響についてお話を伺いましたが、親のかかわり方について教えてください。外遊びにおいて親の一番重要な役割は、子どもたちが安全に外遊びの良さを味わえるような環境を整えてあげることなんです。それで、もう親のすべきことの8割ほどは終わったと言ってもいいくらいです。外遊びをする環境というのも、特別なものではなくて、普段からよく行く近所の公園や庭があれば、そこでもまったく問題はありません。何よりもまず安全に遊べること、そしてできれば前回お話したような4つのポイント(感覚が豊かになる、試行錯誤ができる、達成感や満足感を得られる、命のつながりを学べる)が抑えられているとなおいいと思います。■外遊びで親にしてほしいこと――では、具体的に親はどのようなことをすべきなのでしょうか?“すべき”というよりも、“できたらいい”くらいに考えてもらいたいのですが、まずは子どもに共感すること。子どもが「お花だ、キレイだね!」と言ったら、「そうだね」と言って一緒に見てあげたら、それだけでも子どもは安心できます。さらに、共感するだけでなく、一緒にするというのもいいと思います。たとえばスケッチブックを持参して、子どもだけに書かせるのではなく、ママやパパも一緒に隣で描いてみるのもいいですよね。一緒にした経験というのは、親子にとってスペシャルな思い出になるし、親にとっても新しい発見があるはずです。そして、外遊びのときは子どもの実感を大切にしてあげてください。親が目標を決めてしまったり、見たらどうする、聞いたらどうすると先を見過ぎたりしない方がいいでしょう。見るために見る、聞くために聞くのだと考えて、結果を求めすぎないことが大切です。――子どもの実感をシンプルに受け止めてあげることが大切なんですね。ほかにも親ができることはあるのでしょうか?思い切り試行錯誤させてあげてほしいですね。何かうまくいかないことがあっても、すぐに失敗だと決めつけずに、子どもたちが失敗から学ぶことは何だろうという考え方をしてもらいたいです。たとえば、子どもがよそ見していて溝に落ちて泥だらけになってしまった場合、「もう! 泥だらけじゃない! どうするの!?」と怒らずに、そこから子どもたちが何を学んだのか、体験から何を得たのか考えてみてください。そのために親ができることは、失敗したときの手立てを考えること。汚れては困るような服や靴を履かせない、着替えを持って行くなど、きちんと準備をしておくと、余裕を持って子どもとかかわり、思い切り試行錯誤させてあげられると思います。■なぜ子どもたちの気持ちを代弁することが大切?――では、子どもたちに対して、親はどのような言葉かけをすればいいでしょうか?子どもの気持ちを代弁してあげるような言葉かけをしてもらいたいですね。親は、つい「できたかできていないか」で褒めたり叱ったりしてしまい、大人の基準で良いか悪いかを判断してしまいがちです。子どもが喜んでいるときに「うれしいね」、子どもができないときは「悔しいね」と言ってあげられるといいでしょう。子どもたちは自分の気持ちを自覚しにくいため、感情を言葉で表現するのが苦手です。気持ちを代弁してもらうことで、親が自分の気持ちを理解してくれていることに気づき、そして自分の気持ちにも自覚できるようになります。■外遊びのときに親がしてはいけないこととは――一方で、外遊びで親がしてはいけないことは何ですか?知識を教えようとしたり、手取り足取りやり方を教えてあげたりすると、子どもたちが試行錯誤するチャンスを奪ってしまうことになりかねません。子どもができなくても、自分で工夫してやり方を作り出すように、見守ってもらいたいですね。また、親が「成功はいいこと、失敗は悪いこと」という考え方を持っていると、子どもたちが敏感に感じ取ってしまい、失敗を恐れてチャレンジしなくなってしまいます。成功や失敗という軸で、子どもたちとかかわらないでほしいです。また、子どもたちへの声かけとしては、親の気持ちを押し付けるようなことは言わないようにしましょう。たとえば、「ママを困らせないで」などと言いがちだと思いますが、子どもはそもそも、ママのために遊んでいるわけではありませんよね。子どもの気持ちに寄り添うことを一番大切にしてもらいたいです。――親たちに対して、外遊びを一緒に楽しむためにアドバイスを教えてください大切なことは、親も自然のなかで癒やされることです。公園に行って外遊びすることをストレスに感じないで、楽しんでもらいたいです。親がイライラすると、子どもはその気持ちを敏感に感じ取ってしまい、安心して発達もできませんよね。子どものためと思って外遊びをしても、逆に子どものためにならなくなってしまいます。親子で時間を共有するということを一番に考えて、何よりも自然を楽しんでもらいたいですね。次回は、年齢別に子どもたちの発達にいい外遊びについて、引き続き石崎教授にお話をお伺いします。0歳から5歳以上の子まで、オススメの遊び方についてご紹介します。石崎一記さんプロフィール東京成徳大学応用心理学部教授。2000年4月より現職。発達心理学について、特に児童期の動機づけや感性の発達が専門。ガイダンスカウンセラー、学校心理士、1級キャリアコンサルティング技能士、日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員・トレーナー。千葉県社会福祉審議会委員や厚生労働省キャリアコンサルティング研究会委員なども務めている。※「石崎」の「崎」は正しくは「たつさき」)
2018年07月10日最近は、「ゲームばかりで外遊びをしてくれない」といった声も聞かれます。反対に外遊びが大好きで、洋服は泥だらけ、ポケットが砂ばかりでため息ついているママも多いのではないでしょうか。筆者自身は、5歳と3歳の男の子の母ですが、「公園! 公園!」コールが始まると、「またか…」と内心ちょっとうんざりすることも…。なんとなく外遊びが大事だと聞いてはいるけれど、具体的にどんな効果があるのでしょうか。外遊びが子どもの発達に与える効果について、東京成徳大学の石崎一記(いしざき かずき)教授(「崎」は正しくは「たつさき」)に話を聞きました。■子どもの発達に外遊びは影響がない!?――子どもの発達において「外遊び」はどんな影響を与えるのでしょうか?そもそも子どもの発達は、「これをしたからこれができるようになる」という因果関係の中では起こりません。たとえば薬を飲んだら熱が下がるというような、わかりやすく結果が出るものではなく、さまざまな関わりのなかで子どもたちは発達していきます。外遊びについても、実際にそこで何かをしたから子どもたちがこうなるということではありません。そういう意味では、外遊びで何をするかというのはそこまで大きな問題ではないのかもしれません。――それでは、外遊びをさせることに意味はないのでしょうか?そういうわけではなく、外遊びをすることに十分意味はあります。ただ、外遊びをしたから、すぐに子どもがこうなるという考えは持たないでもらいたいんですね。お母さんたちが「外遊びをさせたい」と思う背景には、子どもの可能性を伸ばしてあげたいとか、子どもの笑顔を見たいとかいうことがありますよね。それ自体が、子育てにおいて重要なことなんです。「今日は天気がいいね、外にお出かけしようか」という語りかけのなかで、外遊びした日は子どもにとってスペシャルな日になるんです。実際に子どもと一緒に何かをするということ、一緒に過ごすことにこそ意味があります。そして、一緒に体験したあとでも思い出としてずっと共有できるのです。計画を立てることから、行くこと、そして思い出として大切にすることまで、トータルで外遊びは子どもにとって意味があるといえます。また、外遊びをすると、長期的に見てのちのちその効果が出てくることも多くあります。■外遊びの体験が子どもに与える効果の4つの視点――それでは、具体的に外遊びでどのような効果が得られるのでしょうか?視点は4つあります。まず、1つ目は感覚が豊かになるということ、2つ目は試行錯誤ができるということ、3つ目は、達成感や満足感を得られるということ、そして4つ目は、命のつながりを学べるということです。<1.子どもの感覚が自然のなかではより豊かになる>――1つ目の感覚が豊かになるということですが、具体的にはどういうことですか? また子どもの場合はとくに顕著だということでしょうか?感覚には、視覚や聴覚、嗅覚や触感、そして味覚などがありますが、自然のなかではとくにそれらが活性化される傾向にあります。たとえば、花を見てどんな種類だというように知識としてあれこれ考えるよりも、ただきれいだと感じるようなことが、感覚をより活性化するのです。そして、感覚というのは同時にいくつも使うほうが、より記憶に残るということがわかってきています。自然はそうした環境にはぴったりです。家にいるよりも、子どもたちにさまざまな感覚を体験させてあげることができます。<2.正解、不正解がない世界で試行錯誤ができる>――2つ目の試行錯誤ができると、どのような力が身につくのですか?自然は、公園の遊具のように子どもたちの体に合わせて作られていないため、工夫をして遊ぶ必要がありますよね。試行錯誤をすることで自分のやりたいことがはっきりして、子どもたちの意欲が引き出されていきます。教わったとおりにすることでは得られない、生き生きとした子どもたちの姿が見られるでしょう。こうすれば正解、不正解ということもなく、ゴールも決められていませんから、子どもたちの自主性も身についていきます。<3.達成感や満足感を得られると、自己肯定感につながる>――達成感や満足感が得られると、子どもたちのどのような部分が伸びるのですか?試行錯誤して遊ぶなかで、自然と目標が作られていき、できたときに達成感や満足感が得られます。やり方や遊び方が決められているおもちゃなどではなかなかそれが育ちにくいのですが、自然のなかだと自分自身で目標を決めやすく、それはより大きな達成感につながります。そして、それが最終的には自分のことを大切で好きだと感じる自尊心や自己肯定感にもつながっていくのです。<4.安心感の源になる、命のつながりが学べる>――4つ目に命のつながりという言葉がありましたが、これはどういった意味ですか?外遊びをすると、虫や植物など、さまざまな命と触れ合う機会があります。たとえば虫を捕まえたら、自分と虫だけでなく、虫とそのほかの自然とのかかわりについても考えるきっかけになります。その虫はどこから来たのか、その虫は何を食べているのか、その虫を食べるのはどんな生き物なのかなど、命が網目のように重なり合っていて、その仕組みのなかに自分がいるということを、無意識の中で感じるのです。ただ、それは今すぐに子どもたちが認識するわけではなく、理解できるのは小学校や中学校になってからになるかもしれません。小さいうちは、まずそのための材料をそろえていくということ。自分の存在に関しても、安心感の源のようになり得るでしょう。これは自然体験の圧倒的に素晴らしい部分だと感じます。次回は、外遊びをする子どもたちへの親のかかわり方について引き続き石崎教授にお話をお伺いします。親のするべきこと、してはいけないことはどんなことなのか、ご紹介します。石崎一記さんプロフィール東京成徳大学応用心理学部教授。2000年4月より現職。発達心理学について、特に児童期の動機づけや感性の発達が専門。ガイダンスカウンセラー、学校心理士、1級キャリアコンサルティング技能士、日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員・トレーナー。千葉県社会福祉審議会委員や厚生労働省キャリアコンサルティング研究会委員なども務めている。
2018年07月09日1歳を過ぎ、一人で歩けるようになると行動範囲が広がって一人遊びもだんだんできるように。そんなムスメさんの一人遊びに大活躍するのは、おもちゃではなく…。ムスメとしいたけこんにちは、きたあかりです。一歳を過ぎた頃から1人遊びが増えたムスメ。0歳の頃に比べるとだいぶ料理などの家事が楽になって来ました。それでもふと思い出したように抱っこ星人に変わることがあります。特に料理中は相手にしてほしい欲が高まるようで、すぐ台所から引きはがそうとしてきます。そんな時の強い味方が… しいたけ!他の食材でもいいんですけど、しいたけのポテンシャルには光るものがあります。まずは存分に見せびらかして…ほっぺたを一通りプレスして…手渡しすると10分くらい遊んでくれるという。たかが10分ですが、ハンバーグとか生肉を触る時には貴重な10分。ほんとに頼もしい菌類です。戻って来る頃にはかじられたり折れてたり満身創痍なしいたけですが、余すところなく念入りに洗ってみじん切りにして、ムスメのお味噌汁になるのでした。ちなみに、ネギも傘に含まれるようです。
2018年02月11日男性の中には、“本命の女”と“遊びの女”を分けて付き合う人も一定数いますが、果たして“遊びの女”から“本命の女”に昇格することは可能なのでしょうか?“遊びの女”だったはずが、“本命の女”に昇格したきっかけを男性に調査してみました。文・上岡史奈■とにかく居心地が良かった…!「仕事が忙しくてドタキャンしても、友達との予定を優先しても、一切怒らない彼女。そんな居心地の良い女性が過去にたった1人だけいました。体の関係から始まった関係でしたが、一緒にいてとにかく居心地が良かったので気付いたらいつも一緒にいました。転勤で別れてしまいましたが、もし叶うならその子と結婚したいです」(27歳/IT関係)「縛られたくない」という気持ちから本命彼女を作らない男性にとっては、“付き合ったり結婚したりしても、自分らしくいられるかどうか”は、とても大切な判断基準。筆者の周りの“元・遊び人男性”に、今の彼女や奥さんを選んだ理由を聞いてみると、「文句を言わない」「うるさくないから」と答える人がかなりの割合でいます。うるさく小言や文句を言ってしまうと、“本命の女”の座から遠ざかってしまうのかもしれませんね。■優しさに負けた…!「遊び相手のうちの1人が『ちゃんと付き合って欲しい』と思っているのはヒシヒシと感じてたけど、まだ1人の女性に絞りたくないなと思っていたんです……。そんな矢先に自転車で事故って骨折。他の女の子は『治ったら連絡ちょうだいね』と冷たい対応だったのに、彼女は毎日見舞いに来てくれて、その態度にこっちも本気になりました」(25歳/商社勤務)「むかし経営しているお店の売上が悪くなって、遊ぶお金がなくなったとき、男女問わず離れていった人は沢山いました。でも、今の嫁は、当時セフレみたいな感じだったのに離れずに、再起を信じてずっと傍にいてくれたんです。経営が持ち直したタイミングでプロポーズしました」(34歳/飲食店経営)普段、尽くしくれる女性のありがたみに気付かない男でも、本当に困ったときには何か感じるようです。“遊びの女”から“本命の女”に昇格するためには、“本気の覚悟”も見せておいた方が良さそうですね。■帰省がキッカケで…!「久しぶりに実家に帰ったら親があちこち体を悪くしていて、それまで全然考えてなかった“結婚”について初めて真剣に考えたんだよね。そのとき付き合っている彼女とは遊びのつもりだったけど、結婚相手として考えたら実は悪くないんじゃないか……って意識するようになって、それで今に至ります」(28歳/アパレル関係)親からのプレッシャーもそうですが、年末年始の帰省で同級生に会ったときなどに「みんな結婚して子どもまでいるのに、いつまでもフラフラしている俺って……」と反省して、女性との付き合い方を考え直す男性も多いようですよ。(C) goodluz / Shutterstock(C) Marcos Mesa Sam Wordley / Shutterstock(C) Monkey Business Images / Shutterstock
2017年12月11日男にとっての“本気の女”と“遊びの女”とでは、もちろん対応に差があります。その違いは、優しさ……ではないんですよね。男は、遊びに女にだって優しくします。ただ、その優しさの質に違いがあるんです。今回は、そんな“男が遊びの女に見せがちな偽・優しさ”について、男性たちに話を聞きました。文・塚田牧夫「好きだよ」と言って安心させる「僕は本命の女性には“好きだよ”なんて簡単に言えません。だって反応が怖いじゃないですか。苦い顔されたらどうするんですか。本命相手には、言葉選びも慎重になります。でも、遊びの女になら平気で言える。向こうがどんな反応をしようが関係ないですからね。とりあえず“好きだよ”と言ってその場がおさまるなら楽。いくらでも言いますね」タカユキ(仮名)/29歳愚痴を聞きながら違うことを考える「女の人って本当によく喋りますよね? 悩みや愚痴なんていくらでも出てくる。正直面倒くさいときもあるけど、相手が本命の女性なら、的確なアドバイスをしてあげたいからしっかり聞いていないといけない。でも、遊びの相手なら、そこまで真剣に聞く必要はなんてない。長そうな話が始まったら、とりあえず頷いて相槌打つようにしている。それで頭では全然違うことを考えているんです。終わったら“俺もそう思う”とか“大変だね”とか適当に言っておけばいいかな。向こうはそれでスッキリしてくれるんですから」カズシ(仮名)/30歳カラダを気遣うふりをして帰す「正直、遊びの女だったらあんまり長い時間一緒にいたいとは思いません。帰ってもらいたい。厳しいようだけど、それが本音です。だから俺は、女の子が家に遊びに来ても、なんやかんや理由をつけて帰します。“最近忙しいでしょう”とか“よく寝たほうがいいよ”とか、相手のカラダを気遣うふりをします。するとその子は大事にされていると思うんでしょうね。嬉しそうな顔して帰っていきますよ」ハヤト(仮名)/28歳大事にしているふりをして友だちに紹介しない「友だちに彼女を紹介することがあるけど、それって本命に限りますよね? 遊びの女はいつ別れるか分からないから紹介したくはない。俺が友だちと飲みに行ったりするときに、一緒に行きたそうにする女性もいるけど、うま~く逃げてます。“君に手を出す奴がいたら困るから”と言って、大事にしているようなふりをします」ツトム(仮名)/28歳男が遊びの女に見せがちな偽・優しさをご紹介しました。男の言葉をそのまま受け取るのは危険です。優しさの裏に、どんな真意が隠されているか分かりませんからね。足元をすくわれないように、慎重に“男の本性”を見極めてください。(C) Romanno / Shutterstock(C) Roman Kosolapov / Shutterstock(C) Kudryashova Alla / Shutterstock(C) ASDF_MEDIA / Shutterstock
2017年12月06日子どもはどこへ行っても“遊ぼう”とします。それが、レストランでもおしゃれなカフェでも、駅でも、スーパーでも、「何かおもしろい遊びはないか」探しているのです。でも、そこで遊びがうまく見つけられないと「つまらない」「帰りたい」「ねーねーねーねー」と大きな声を出し始めます。つまり、遊びさえ見つかれば文句を言わない(ことが多い)といえます。子どもがいつでもどこでも遊べる“遊びの天才”になるとママやパパもラクになります。遊びシリーズ最終章である第4弾では、“遊びの天才”の定義やママとパパがしてあげられることについて解説します!いつでもどこでも遊べる力はすごいスキル子どもはいつでもどこでも遊んでいるように見えますが、実は“いつでも・どんな場面でも”遊べる力は、大人になるとなかなか身につけられないスキルです。「あのおもちゃがないと遊べない」「遊具がないと遊べない」のではなく、その場にある物を上手に使ったり、時には身体と頭だけを使って遊びを生み出したりできるのは、大人も学びたい応用力だと言えます。その場その場で遊びを考え出す力は、応用にあたるスキルなので、基本となる“遊び”の力がついていないと、身につけられません。まずは、本質的な遊びをたくさん経験して、遊びのなかで工夫していくことを覚えることが大切です。遊びの天才を育てる方法第1弾でも解説している「遊びの本質」を知り、たくさんの遊びの経験をして、自分で考え工夫する力を養っていくことで、遊びの天才が育っていきます。ここでポイントとなるのが、子ども自身に考えさせて工夫して遊びを発展させていく経験を積ませることです。はじめのうちは大人が一緒になってやったりお手本を見せたりすることも大切ですが、なるべく自分でできるように促していくことで、「遊びを作り出す」力がついていきます。ママやパパができることママやパパができることは、「自分でやってごらん」「自分で考えてみてごらん」「◯◯はどうしたらいいと思う?」という質問を多くするように心がけることです。遊びの天才になるには、自分で考えてたくさんの経験をすることが必要です。子どもは、はじめはうまくできなくても、あれこれ試すうちになんとなくできるようになっていくもの。“手を出しすぎないように”気をつけて、子どもにどんどん挑戦させてみましょう。“遊び”から子どもたちはたくさんのことを学んでいます。日がな一日遊んでいる子どもは、ずっと何かを学んだり、考えたり。それは、新たなスキルを身につけ続けている状態なのです。子どもの遊びの大切さを見直して、いつでも楽しく遊べる“遊びの天才”になれるようサポートしてあげてみませんか?”
2017年09月10日■保育所や幼稚園の先生がやっている“遊び”のサポートを知ろう「保育所や幼稚園にいる先生たちは、毎日子どもと遊んで過ごせていていいなぁ」と思ったことはありませんか? でも、先生たちは遊びの中でさまざまなことを考え、子どもの成長のために多くの工夫を凝らしながら過ごしてくれています。今回は、そんな先生たちが行ってくれている“遊び”のサポートについてご紹介します!■先生はただ一緒に遊んでいるわけではありません!先生たちは、ただ子どもと一緒になって遊んでいるわけではありません。一緒に思いっきり遊んでいるように見えて、子どもたちに危険が及んでいないか、お友だちと揉めている子はいないか、遊びに参加できていない子はいないかなど、さまざまなことに気を配りながら動いています。また、そうした注意を払っているだけでなく、“遊び”のサポートもしています。サポートをするためには以下のポイントで遊びを見ています。・今やっている遊びをどう発展していけるか・もっと楽しく遊べるためには、何が必要か・子どもたちの興味関心に沿った次の遊びはどんなものがいいか同じ年長であっても、子どもたちによって成長の度合いも興味の対象も変わってきます。“去年と同じ”、“前に年長の担任をしたときと同じ”にはいきません。目の前の子どもたちの様子をしっかり見ながら、“遊び”に本気で向き合ってくれているはずです。■遊ぶためには環境が大事“遊び”のためには環境がとても大事な役割を担っています。環境とは、物の用意や、遊ぶ場所・時間の確保はもちろん、遊びのアイディアを教えたり、みんなで一緒に過ごすときの遊びとして取り入れたりすることも含まれます。たとえば、おままごとをしたい子どもがいるところに、キッチンセットやお皿、野菜などの“おもちゃ”を用意しておくのも環境を整えることになります。一方で、あえておもちゃを用意せず、キッチンセットが作れるような箱を置いておいたり、折り紙やクレヨンなどの道具を出しておいたりすることがあります。そして子どもたちから「フライパンがない」「お野菜がない」と言われたら、「これで作ってみたら?」「こうするとキャベツになるよ」と提案したり、やって見せたりして作るところから遊びをスタートするよう促すのです。これは、おままごとという、ひとつの遊びをするために準備するとことから“遊び”として取り組むための環境準備の一例です。さらに先生たちは、遊びが始まってからも、作り方で困っていたら声をかけてアドバイスをしたり、新たな道具を出したりと“遊び”を発展させ、より楽しめるようにサポートしています。■用意の難しさ上記の例のように、おもちゃを用意するパターンと、道具を用意するパターンなどを変えていくには、年齢やそれまでの子どもたちの活動から考えていかなければなりません。年少の初め頃には、自分で考えておもちゃを作りながら遊びを発展させていくのは難しいことが多いため、予めおもちゃとして用意しておきますが、年長には道具だけを用意しておくなどの変化です。また、工作が好きな子どもが多く、何かを作って遊んでいることが多いときには、なるべく自由に作れるよう材料を集めておいたり、分類して置いておいたり、作った物を置く場所を設けておくなどの“環境”を用意します。この用意によって、子どもたちの遊びの幅も変わってきますが、うまくハマらないと遊びがすぐに終わってしまう可能性もあるため、環境を用意することはとても難しく、先生たちも試行錯誤の中で準備してくれています。一言に遊びのサポートといっても、先生たちはさまざまなことをしてくれています。環境の用意という点に目を向けて保育室や外遊びのおもちゃを見てみると、先生たちの工夫が感じられるはずです。次回、第3弾では、それらのアイデアを自宅の遊びで取り入れる方法をご紹介します!
2017年08月19日■子どもの“遊び”の本質を知れば“遊ぶこと”の見方が変わる?!子どもたちが思いっきり遊んでいる姿は微笑ましかったり、「あの頃に戻って本気で遊べたら…」と思ったりすることはありませんか?子どもはいつでもどこでも遊べて、常に遊んでいるように感じられますが、実は“遊び”はただおもちゃを持って何かしているだけではない奥の深いものなのです。そして、子どもにとって、本質的な「遊び」は成長に欠かせない重要なもの。心と体の成長に欠かせない“遊び”の本質を知れば、「遊ぶこと」への見方が変わるはずです。4回のシリーズに分けて、“遊び”について解説していきたいと思います。■砂場にいたら=遊び、ではない!子どもが砂場で何かしている様子を見たら、「遊んでるなぁ」と思っていませんか?でも砂場にいれば=遊んでいる、というわけではありません。また、同じ砂場にいる子どもでも、みな同じように“遊んでいる”のではなく、さまざまなことを体験したり学んだりしています。単に砂場でボォっとしていることだってあります。砂場での遊びでいえば、砂を掘って川を作って水を流してみる、すると穴が崩れたから今度はもっと深くしてみる…などが代表的な例ですよね。そこには、トライアンドエラーで考える力を身につけていたり、穴を深く掘るために手や足を動かして筋力をつけていたり、遊びの裏にはさまざまな要素が深く関わっています。遊びの本質はそこにあります。遊びからはさまざまなことを学べるのです。本質的な遊びを追求すると、“砂場にいれば=遊び”ではないように、“おもちゃを持っているから=遊び”でも、“走り回っているから=遊んでいる”わけでもなく、“何”をしているのかが重要なポイントとなってくるのです。■保育や幼児教育から見た“遊び”って?保育士や幼稚園の先生から見た“遊び”は、そんな本質的な部分を重視しています。「“先生”たちは子どもたちと一日遊んでいられていいな」と考えたことがあるかもしれませんが、“遊び”のなかには、国語も算数も、理科も社会も図工も含まれ、それぞれが複雑に絡み合って存在しています。おままごとで考えてみても、お友だちと会話をすることで言葉を覚え、国語の力も身につけていきます。折り紙やどんぐりなどを食べ物に見立てて料理を作っていくときには、図工の基礎を培うだけでなく、器に入りきるだけの量を入れていったり、人数分の食器を用意したり、といった数=算数のセンスも必要になってきます。友だちと一緒に遊ぶことでコミュニケーション力を磨くことにもつながっていくのです。先生たちはこうした遊びのなかから、子どもたちに身につけていってほしい力が磨いていけるよう、環境を用意したり、適切な声かけなどのサポートをしたりしているのです。■“遊び”は子どもの成長に欠かせないもの遊びは子どもの成長に欠かせません。「遊んでばかりで…」と聞くと、いい印象を与えない言葉に聞こえますが、子どもは遊びのなかからさまざまなことを学んでいるので、むしろ「遊んでばかり」いることは素晴らしいことなのです。ただ、“遊び”と言っても、成長につれて大人の適切なサポートが必要になってきます。大人が上手に遊びに参加して、うまく導いてあげることで、グンと子どもの能力は伸びていくことがあるためです。子どもの成長にとって重要な遊び。次回、第2弾では、保育士や幼稚園の先生が子どもの遊びにどう関わっているのか、具体的にご紹介して、適切なサポートとはどんなものなのかを考えていきたいと思います!
2017年08月17日夏休みの予定は決まりましたか? 親子で楽しめる遊びはたくさんありますが、夏特有のレジャーといえば水遊び! なかでも自然のなかで水とふれあえるアクティビティにはたくさんの魅力がつまっています。そこで今回は小さな子ども連れでも楽しめる川遊び・湖遊びレジャーを紹介。「これから考えるけど、どこがいいかな」という人にぜひ候補に入れてほしいものを厳選してみました!■「ゆったり」と「ちょっとスリル」が選べる川下り川下りはボートやカヌーで川の流れに合わせて進むレジャーのひとつです。スリリングな急流を楽しめるものもあれば、街なかをゆったり進むものもあり、コースによって趣きが異なります。急流の多いコースは揺れ動く船の動きに合わせてスリルが楽しめますし、流れが穏やかなものは川岸の自然や景色をながめてのんびりできます。流れがゆっくりの川なら小さい子ども連れでも利用できるのでおすすめです。1歳と4歳の女の子をもつおっとりママAさん(33歳)からは「船頭さんのおしゃべりがおもしろくて飽きない」「家族とおしゃべりする余裕があっていい」などの感想も。所要時間は30分と短いものから2時間程度のものまでが多いようです。費用は大人1人1,000円からとリーズナブルなところもうれしいですね。参考サイト・ 長瀞舟下り ・ 蔵の街遊覧船 ・ 阿賀の里 ■水の上をすべるように進む感覚が病みつきのカヌーカヌーは、オールでこぐ小さな船をさします。オールは専門用語で「パドル」といわれていますが、これがシングルだと「カナディアンカヌー」、ダブルになると「カヤック」と種類がわかれるようです。海、川、湖といろいろなところで楽しめるカヌーですが、初心者におすすめなのは湖。波や潮の流れに影響を受けないので緊張や恐怖感も少なく、小さな子どもでも安心。6歳の男の子をもつアウトドア好きなママBさん(42歳)からは「静かな湖を一定の速さで進んでいく感覚が、意外と気持ちいい」という声も。大人でも病みつきになる人が多いようです。1つのカヌーに2~3人乗れるものもあるので、家族みんなが近い距離で体験できるのもうれしいですね。プランによって1歳以上から利用できるものもあり、費用は大人1人5,000円程度から。所要時間は2時間から1日たっぷり遊べるものまでさまざまです。参考サイト・ レイクウォーク ・ ウクディ パドリング スクール ・ 八ヶ岳アウトドア・アクティヴィティーズ ・ Gateway Tours ■「できた!」の自信と度胸がつくシャワークライミングシャワークライミングは、渓谷を下流から上流に向けてのぼっていく山と水のアドベンチャーです。沢のなかを進むことで山の水の冷たさを知り、滝つぼにジャンプしたり、流れのゆるやかな場所では水に浮いてちょっと休んだりと大自然の水遊びを楽しめます。8歳の男の子をもつ文化系ママCさん(31歳)からは「子どもの体力がもつか心配だったけど、最後まで上りきって自信がついたみたい。滝つぼジャンプで度胸もついたと思う」といった声もあり、子どもの成長を感じられる経験となるようです。ウエットスーツ、ヘルメット、ライフジャケット、専用のシューズをレンタルできるので装備は万全。費用は大人1人6,000円~15,000円(子どもも同料金のところが多い)程度、所要時間は2時間30分~1日のところが多いようです。小学生以上からの参加が推奨されていますが、主催する会社によっては4歳から参加できるところもあるよう。気になったらチェックしてみてくださいね。今回ご紹介した水遊びは初心者でも安心して楽しめるものばかり。また全年齢を対象にしているプランもたくさんありますので、小さい子どもがいる家族にもおすすめです。参考サイト・ 多摩川ラフティングwinds(ウィンズ) ・ カッパCLUB ・ 白馬ライオンアドベンチャー ただし、水のレジャーは思いもかけない事故が起きる可能性があります。アクティビティに参加する際は事前の説明や注意事項をしっかり確認し、ある程度理解できる年齢のお子さんであれば、その危険性を伝えておきましょう。注意点をしっかり把握したうえで、親子で思いきり水遊びレジャーを楽しんでくださいね。
2017年07月27日7月に入って、渡辺謙さんが不倫謝罪会見を開きましたが、いつの時代も、芸能人の不倫や離婚の報道が世の中をにぎわせていますね。不倫の恋は、夫婦間の問題だけでなく家族や仕事の関係、引いては世論にまで影響を与えるスキャンダルに発展してしまうこともしばしば。どうしてそんな危険を冒してまで不倫をしてしまうのでしょうか?■彼はどう変わる?結婚後の変化若い頃は“遊び好きな印象”だったのに、結婚して以降は「家庭第一」に変身する男性もいれば、一見、“一途な印象”ながら、結婚後に「遊び始める」男性もいます。見かけだけではわからないのが、「結婚後の変化」です。そこで今回は、男性の「結婚後の変化」を予測する方法をご紹介!占いサイト『前世からの約束』の監修者である占い師・波木星龍先生に、ホロスコープ(生まれたときの惑星の配置図)から検証していただきました。■結婚後、浮気をする男の特徴は…ホロスコープの「惑星配置」に注目すると、結婚後“家庭的”に変わっていく男性と、“浮気や不倫”を引き起こす男性には、それぞれ特徴が見受けられます。結婚後、家庭的に変わっていく男性には、太陽と月、太陽と木星、金星と木星などのアスペクトが存在することが多く、彼らは「公・私」の区別を明確にすることでも共通しています。仲間として接する女性は多くても、それをプライベートに持ち込まないのが特徴です。結婚後、“遊びとしての浮気”をする、あるいは“本格的な不倫”にまで発展していく男性は、金星や火星のアスペクトが多いのが特徴です。特に“恋愛縁”に関係の深い金星のアスペクトが多いと、浮気や不倫が生じがちとなります。金星のアスペクトは、性格的には「優しく親切な男性」を作ります。意志が弱いと、女性からの誘いに“断り切れない”弱点を持つのです。また火星のアスペクトが多い場合には、エネルギッシュですが“性的衝動”を招きやすく、予期せぬトラブルへと発展しやすいのです。■結婚後、家庭的な印象になった男たち◎逃げ恥出演も!理想の円満夫婦藤井隆乙葉さんと結婚した藤井隆さんのホロスコープです。太陽と金星は45度。男性にとって「輝き」を得やすい結婚となります。月と木星が0度で一体化、家庭運の良好さを物語ります。他にも、金星がドラゴンヘッドと90度で「運命の出逢い」があり、金星が木星と120度の理想的な配置で愛情に恵まれた結婚となります。ドラマ『人間椅子』で出逢い、乙葉さんから結婚を求め、その一年後に藤井さんから改めてプロポーズで結婚。12年経たった今も理想の夫婦として話題になっていますね。◎ユキナ婚。でおなじみ仲良し夫婦藤本敏史木下優樹菜さんと結婚した藤本敏史さんのホロスコープです。太陽は月と120度、太陽と木星、月と木星もアスペクトして、幸運な人生と包容力のある性質を物語っています。金星は水星と60度で年齢関係なく「友達夫婦」でいられます。『クイズ!ヘキサゴン』で出会い、シンデレラ城でプロポーズして結婚、早や7年の仲良しカップルとして話題に。ただし、金星と土星は180度、今後2人に“試練の時”がやって来るかも…。■結婚後に、浮気や不倫をした男たち◎「不倫は間違いない」長井秀和フィリピンやカナダの女性と不倫し、結婚9年目に離婚した芸人・長井秀和さんのホロスコープです。金星のアスペクトが多く、天王星と90度、月と60度、木星とも60度、海王星と36度、土星とは120度。情感が豊かで恋愛縁の多い惑星配置です。彼の場合には、浮気によって家庭だけでなく、仕事まで一気に失っていったのが印象的です。◎「下半身は無法地帯?」中川俊直結婚後、妻がガンで闘病中に愛人と「ハワイで挙式」!?下半身スキャンダルで政務官を辞任した政治家・中川俊直さんのホロスコープです。火星のアスペクトが多く、太陽と30度、海王星と180度、天王星と120度、木星と150度です。エネルギッシュで行動派の人物ですが、性欲が強く下半身の抑えがきかないタイプ。ハワイでの「重婚疑惑」だけでなく、「ストーカー疑惑」さえあります。■結婚後に後悔しないために…不倫しやすい人って、星の配置で怖いくらいバッチリわかっちゃうんですね!結婚してから「失敗した…」と後悔しないためにも、気になる彼のホロスコープを今のうちにチェックしておきたいところ。彼のホロスコープを占ってみたい方は、波木星龍先生監修の占いサイト『前世からの約束』をぜひご覧ください。本格的な占星術をお楽しみいただけます。~古今東西のあらゆる占いに精通し、確かな実績と実力を持つ本格占い師~波木星龍(なみきせいりゅう)公式サイト:鑑定暦30年以上、延べ5万人以上の鑑定実績をもつ本格占い師。古今東西のあらゆる占術に精通している。対面鑑定のほかに「正統占い教室」という占い教室を主宰し、数多くの有名占い師を生み出している。『占星学秘密教本』(魔女の家BOOKS)、『江戸JAPAN極秘手相術』、『神占開運暦』、『この占いがすごい!―神聖開運占術大全〈2017年版〉』(八幡書店)など著書・監修書籍も多数。『この占いがすごい!―神聖開運占術大全〈2017年版〉』★鑑定所「波木星龍」波木星龍による本格鑑定を受けられる鑑定所です。あなたの悩める「人生&運命」と真摯に向き合い、各種の占術を通じ“最良の選択肢"をアドバイスいたします。住所:札幌市中央区南1条東7丁目2-2 ラピスアクアシティー大通1205※札幌地下鉄東西線「バスセンター前」駅10番出口から徒歩3分。▼鑑定のご予約はこちら電話:011-231-3344メール:namiki.s@jcom.home.ne.jp
2017年07月26日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。お子さんはどんな遊びが好きですか?ある調査では、幼児が最も好きな遊びとして“ごっこ遊び”が報告されています。わが子も毎日のように恐竜ごっこやお医者さんごっこをして遊んでいます。このように、子どもたちに大人気のごっこ遊びですが、実は子どもの成長にとっても“最強の遊び” といえます。ただ、そうはいっても「ごっこ遊びを一緒にするのがつらい」というママの声もよく耳にします。ママがごっこ遊びをつらいと感じる理由はさまざまですが、“ごっこ遊びの様子からお子さんの成長に気づく”という視点をもつことで、ごっこ遊びへの意識がガラリと変わることもあります。そこで今回は、ごっこ遊びにスポットをあて、ごっこ遊びからお子さんの成長に気づくための2つのポイントをご紹介します。●(1)見立て遊び初めは、実物さながらのおもちゃを使って遊んでいた子どもも、発達が進むにつれて、“身の回りにある別のもの”を本物に見立てて遊ぶようになります。たとえば、戦いごっこといえば、初めのうちはウルトラマンや怪獣のフィギュアを用いて遊んでいた子どもも、次第に身の回りにある別のもの(例:スマホはウルトラマン、ペンは怪獣など)にその役割を与えて遊ぶようになります。ママから見ると、スマホとペンが戦っているわけですが、子どもの心の中ではウルトラマンと怪獣が戦っています。このような身の回りにある別のものに役割を与えられるようになった子どもは、“表象”を理解している といえます。このような力は、子どもがさまざまな抽象的概念を理解するうえで役立つ ことがわかっています。そう考えると、実物さながらのおもちゃをたくさん与えるよりも、ある時期がきたら“見立て遊び”ができる環境を意識することも大切なのかもしれません。●(2)視点取得ごっこ遊びで役柄を演じるときには、“視点取得(してんしゅとく)”という相手の視点に立ち理解する ことが求められます。「ママだったら、こうするな」「パパだったら、こう言うな」など、相手の視点に立つことで、人の気持ちがわかるようになっていきます。また、お子さんが一人二役を演じている場面を見たことはありませんか?実は、このようなおもちゃなどに役柄を与え、1人が2つ以上の役割を演じることはすごいこと なのです!この遊びは、たくさんの視点取得を使いながら、それを切り替えたり、ストーリーを作ったりしながら進めていくので、状況や文脈を客観的に理解する力を育てます 。さらに、役柄を演じるときには、子どもがその役柄をどのように認識しているかもわかります。たとえば、母親役をしている女の子が、怒ってばかりいる母親を演じている場合は、普段から母親をそのような視点で認識していることを伺い知ることもできます。「ごっこ遊びから家庭の様子がわかる」とも言われるほどです。この話を聞くたびに私も親として気をつけなければ……と思います(笑)。この他にも、ごっこ遊びが言葉の発達や感情の豊かさにつながることも指摘されています。このことからも、ごっこ遊びが子どもの成長にとって大切な遊びであることがわかるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?今回は、ごっこ遊びにスポットをあて、ごっこ遊びの様子からお子さんの成長に気づくためのポイントをご紹介しました。すべてのお子さん、そしてママが笑顔あふれる毎日を過ごされますよう心より願っています!【参考リンク】・村田光範,内山聖,岡田知雄,加賀谷淳子,本田悳,松岡優幼児が行っている遊びの種類に関する調査.厚生省心身障害研究「小児期からの総合的な健康づくりに関する研究」効果的な運動及び体力向上の方策に関する研究,平成9年度報告書,15-18, 1998.(PDF)()●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)
2017年06月13日こんにちは、コラムニストの愛子です!女性にも色んな男性と遊びたい時期というのがあるのではないでしょうか?でも、そういった気持ちに難色を示す女友達もいますよね。そこで今回は、女友達から嫌われず、自由に男性と遊ぶための鉄則をご紹介します!■1.友達のカレシや好きな人には手を出さない「友達のカレシや好きな人に手を出さないのは絶対条件!遊びで友達を傷付けるのは最低自分に関係ないところで友達が男遊びしていても私なら気にならない」(25歳/接客)これは友情を守る上での第一条件と言えるでしょう。同じ人を好きになってしまうことはあるかもしれません。本気だったら抑えられないこともあると思います。でも遊びだったら、どうしてもその男性じゃなきゃダメということはないはずです。友達の恋を応援して、遊び相手は他で探しましょう。■2.モテ自慢をしない「遊ぶのは勝手だけど、いちいちモテ自慢されるとウザい。この前遊んだ男性がステキだったよとか、こんな変な男性と会ったよとか、そういうエピソードなら楽しんで聞けるけど」(29歳/事務)奔放な恋愛に賛成派の人も、モテ自慢には「あんたが軽いから男性が寄ってくるだけでしょ」と嫌味を言いたくなるようです。自分と同じくらい自由に恋愛している友達や、自分よりモテる友達なら、少しくらいは自慢話に付き合ってくれるかもしれませんが、オモシロエピソードなどのほうがウケが良いのは確実です。男性に縁のないタイプや、失恋したての友達には決して自慢しないようにしましょう。■3.共通の知り合いとは遊ばない「私の彼氏や好きな人じゃなくても、共通の知り合いや同じ職場の男性に手を出しまくっている女性には、ちょっと引いてしまう。私が知らない男性と遊んでいるなら、全然気にならないけど」(29歳/美容)自分もよく知っている男性と友達に体の関係があるとわかると、何となく気まずいもの。1人や2人ならいいですが、あまりにも多いと引かれてしまうことも。「私もそういう女だと思われたら困る」ということもあるでしょう。共通の知り合いでも、女友達と一緒にいるときにナンパしてきた男性や、一緒に参加した合コンで出会った男性ならOK。同じ学校や職場などを荒らすのは止めましょう。■4.女友達にはホンネを言う「女友達の前でもぶりっ子する女性は信用出来ない。私には遊びたいってホンネを言ってほしい。一途なフリをしたり、清純派ぶられたりすると、この人怖いな~と思う。女同士なんだから、もっと腹割ってしゃべろうよ!」(26歳/接客)一晩限りの関係を楽しむタイプなのに、清純派のフリをしても女友達には通用しません。女友達の前で「私って、何もしていないのにモテるの」という白々しい態度をするのもNG。「男の人ってこういうことされると嬉しいらしいよ」と、テクニックをシェアできてこそ、友達と呼べるのではないでしょうか。「今は遊びたい時期」「色んな男性と遊びたい」など、女友達にホンネをさらけ出すことで仲間意識も芽生えるかも。■おわりに価値観や貞操観念は人それぞれ。不特定多数の男性と関係を持つことに抵抗を感じる女性はいるでしょう。でも、お互いに迷惑をかけないようにルールを守れば、その違いだけで友情が壊れることは少ないと思います。ご紹介した4つの鉄則を守れば、女友達との友情を守りながら、自由な恋愛を楽しめるはずです!(愛子/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年05月29日顔まで泥だらけになって遊ぶよちよち歩きの赤ちゃんに、廃材で作った小屋のてっぺんではしゃぐ子どもたち、かまどを囲んでマシュマロを焼く家族連れ。全国各地にある冒険遊び場「プレーパーク」では、よく見かける風景です。どんなところか興味はあるけれど、「泥で洋服が汚れるのはちょっと……」「怪我をしたらどうしよう」と、躊躇してしまう人もいるのでは? 今回はそんなプレーパークの魅力をご紹介します。■頼りになる「プレーワーカー」の存在「最初、不安に思うのは当たり前だと思います。でも、少しずつ泥に触れさせたり、のこぎりを使わせたりすると、子どもの表情が生き生きとしてくる。既成のおもちゃで遊ぶときとはまったく違う姿を見て、考えが変わる方が多いようです」と答えてくれたのは、世田谷区を中心に全国各地で活動しているプレーワーカーの森川和加子さん。プレーワーカーとは書類・面接選考を経て選ばれた常駐スタッフで、プレーパークには欠かせない存在。毎朝の遊具点検に始まり、子どもたちが自由に遊ぶ環境をつくったり、ときには悩みを抱えている子どもの相談に乗ったりと、さまざまな活動を行っています。■子どもの好奇心がフル回転! 「考えながら遊ぶこと」が力になる日本で最初のプレーパークである「羽根木プレーパーク」。ここにある巨大な木製すべり台も、プレーワーカーが地域の世話人(ボランティア)たちや遊びに来る若者たちといっしょにつくった遊具のひとつです。かなりの高さがあり、表面はツルツルで急斜面。見守っている大人はヒヤヒヤしますが、よく見ると階段がないことに気がつきます。「すべりたいと思ったら、足場をつたって自力でよじ登らないといけない。その過程で高さの感覚が身につくから、落ちないよう気をつけながら遊べるようになるんです」と森川さん。ほかにも、木の枝でつるされたブランコやターザンロープなど、一般的な公園では見られない手づくりの遊具が点在。子どもたちはマッチで新聞紙に火をつけて焚き火を楽しんだり、のこぎりとトンカチを使って工作をしたりと、好奇心をフル回転させて遊びに熱中します。「考えながら遊ぶことで、自分はどこまでできるのか、どこまでやると危ないのかを自然と学んでいきます。そうして身につけた力は、子どもたちが中学生や高校生になったときに、きっと役立つはずです」。■騒音問題も話し合いで解決近年は公園の苦情対策が社会問題となっていますが、プレーパークも例外ではありません。焚き火の煙やすす、子どもがはしゃぐ声に対して、「臭い」「汚い」「うるさい」とご意見を受けることも少なくないといいます。羽根木プレーパークの場合、3人のプレーワーカーと30人以上の世話人が力を合わせて住民との話し合いを重ね、問題をひとつひとつクリアにしてきました。根底にあるのは、「大人の意見に合わせることで、子どもの遊び場を奪いたくない」との思い。都会のなかで子どもがとことん遊べる貴重な場は、こうして守られているのです。■大人も交流を楽しめる場子どもはもちろん、大人にとってもプレーパークは大切な場となっています。外遊びを楽しむ子どもたちを見守りながらおしゃべりをしたり、童心に帰っていっしょに遊んだり。子どもと2人で公園に行くのは苦手というお父さんも、プレーパークでなら周囲に気兼ねなく過ごせるのだそう。各プレーパークでは、参加型のイベントも随時実施しているので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
2017年02月16日子どもは集団生活の中でいろいろな経験をし、人との付き合い方を学んでいきます。「園は、友達とぶつかり合うための場所」と言う須賀義一さんに聞きました。Q.いつも一人で遊んでいる息子の様子が気になります4歳の息子は、園には毎日楽しく通っていて、担任の先生のことも大好きです。ただ、仲の良いお友達はいないみたいで、いつも一人で遊んでいるのが気になります。本人は特に気にしていないようですが、私の方が不安になってしまいます。いずれ成長とともにお友達と遊ぶようになりますか?私にできることがあれば教えてほしいです。[埼玉県・けんちゃんママ]illustrationATFT GRAPHICS.A.あるがままを認めて自己肯定感を育てましょう一人で遊べるのは、夢中になれることがあり、じっくり取り組む力があるということではないでしょうか。これはすてきなことですよ。一人で集中して遊んでいる姿は、周りの子どもたちにも魅力的に見えるもの。「何やってるの?」と興味を持った子たちの方から近づいてきてくれるかもしれません。子どもの成長には個人差があり、時期がくればお子さん自身も友達との関わりに興味が出てきます。このまま見守っているだけでは不安だな、親として何かしてあげたいなと思うなら、あるがままの子どもを認める言葉掛けをたくさんしてあげましょう。例えば昆虫好きなら「あなたは虫が好きなのね」と、あるがままの姿を認めて言葉にするのです。子どもは、認めてもらったと思えると、自信やモチベーションが生まれ、他のことにも積極的に取り組もうという気持ちになります。逆に、できていない部分に注目する減点法の子育てをしていると、その子どもは足りないものがあるといつも親から思われているわけですから、自己肯定感が育ちにくくなります。どの子どもにも良いところがたくさんあるのに、それは本当にもったいないことです。わが子のあるがままの姿を肯定するお母さんの言葉は、子どもの「成長の力」「生きる力」を育てます。
2016年12月01日体の関係はあるけれど、彼にとって私は遊び?それとも本命?と悩んでいる女性は、意外と少なくないのではないでしょうか。彼に直接聞いて重いと思われるのは嫌だし、関係が終わってしまうのはもっと嫌・・・・・・!そんなあなたのために、彼の行動パターンから本命か遊びかを見分けるための方法をレクチャーします。■■1.彼に送ったメールやLINEの返信彼に送ったメールやLINEの返信でも、あなたが本命か遊びかを見分ける方法があります。基本的な男性心理として、本命からのメールは大切なもの。逆に、遊びの女性からのメールは「面倒臭い」と思う場合が多いようです。例えば、あなたが彼に「今、なにしてる?」とメールを送ったとしましょう。それに対する彼の返信を見比べてみます。【本命の場合】あなた「今、なにしてる?」↓5分後↓彼「家でゴロゴロしてるよ。どうかした?」【遊びの場合】あなた「今、なにしてる?」↓数時間後↓彼「ごめん、寝てた」or「仕事だった」仕事などでケータイを見られないという場合を除いて、基本的に本命へのメールは余程のことがない限りすぐに返ってきます。そして返信も丁寧。一方、遊びの場合は返信をするのが面倒なので後回しになり、思い出した頃に適当な理由をつけて返信することが多いようです。■■2.デートの予定を立てるときデートの予定を立てるときに、もしも彼があなたの行きたい場所や意見を尊重してくれるようなら本命の可能性大!遊びの場合は、極端な話をすると会ってエッチさえできればいいので、一緒にどこかへ出かけたりするのは彼的には面倒以外の何物でもありません。いつもデートは彼任せでどちらかわからない・・・・・・という場合は、一度自分から「ここに行ってみたいんだけど、どうかな?」と話を振ってみるといいかもしれません。そこで彼が何かと理由をつけて断ってくるようなら、遊びの可能性が高いかも・・・・・・。また、デートの約束を断ったときに、彼が異常に不機嫌になったり、何としてでもデートの約束を優先させるようなことが何度もあるなら、それも要注意です。本命彼女からの断りなら、彼女の都合を理解して「残念だけど、また今度にしよう」とスマートに引いてくれるはず。■■3.エッチの後の彼の行動何度も言うようですが、彼にとって本命は大切。遊びはあくまでも遊びなので、特別大切には思っていません。もしもエッチの後に彼が毎回背中を向けてすぐに眠ってしまったり、テレビを見始めるようなら要注意。エッチ以外であなたに興味がない可能性が高いです。本命なら、エッチの後のアフターセックスもきちんと大事にしてくれるはず。少なくとも、背中を向けて眠ってしまうようなことはあまりないと思います。もともとの彼の性格にもよりますが、たとえ本命でも同じ態度をとるようなら、彼はあまり女性を大切にするタイプではないのかも・・・・・・。■■4.彼の交友関係例えば彼とあなたが道を歩いているときに、偶然彼の友達と出くわしたとします。そのときに、本命なら必ず「彼女だ」と紹介してくれるはず。逆に遊びの場合は「友達だよ」と言ったり、あえて何も言わなかったり、少なくともあなたの存在を隠すような言動をするはずです。また、あなたが嫌だと言っても、頻繁に合コンなどの女性がいる飲み会に出かけていくようなら要注意です。本命彼女がいれば、基本的に男性は頻繁に合コンへの参加はしません。合コンに参加するのは、あくまでもあなたが遊びで、より良い本命の女の子を探しに行っている可能性が高いからです。■■最後にいかがでしたか?これらに当てはまったからと言って、100%本命or遊びとも言い切れませんが、少しは参考になったでしょうか。結局のところ、本心は彼だけが知っていることなので、どうしてもモヤモヤしてそれがストレスになってしまっていたり、むしろふたりの関係が今後どうなっても構わない!という覚悟ができたなら、直接彼に聞いてみるのがやっぱり1番いいのかもしれませんね。(魚青子/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年06月04日入園・進級おめでとうございます!幼稚園の醍醐味(だいごみ)は何といっても「遊び」。そこには成長のための「学び」が秘められています。ママたちから寄せられた、遊びに関する心配事にお答えしながら、子どもたちがどんな学びをしているのか見ていきましょう。年少ママの心配事Q:お迎えに行くといつも一人で遊んでいます。友達ができないのかと心配です。A:不安解消のための大切な過程。一人遊びも大事な時間です。ママたちには、「せっかく幼稚園に入ったんだから、早くお友達と遊んでほしい」という思いがあるかもしれません。でも、入園したての年少児は、ワクワクの一方で不安がいっぱい。自分の好きな遊びに打ち込むことで安心感を得ようとしています。一人でとことん没頭して遊ぶこと、遊びに夢中になることはとても大切です。自分の思いや好奇心が満たされる経験は、子どもたちの興味をいろいろな方向へと広げていくからです。園での生活に慣れてくると、興味を持った子から声を掛けられたり、「みんなで遊ぶのも楽しいかも」と気が付いていきますから、もう少し待ってみてください。一人で寂しそうにしていたり、他の子と遊びたいのにうまくいかなかったりしていたら、保育者がタイミングをよく見て援助していきます。Q:お絵描きなど、室内で遊ぶことが多いみたい。外でも遊んでほしいのですが…。A:自分が「やりたい」と思ったことに熱中する時間が学びのチャンスです。他にしたいことがなくてお絵描きばかりしているのは問題ですが、子どもが自分から進んでお絵描きに打ち込んでいるなら、それは素晴らしいことです。ママたちからすると「絵ばっかり描かずに他のこともしてほしい」と思うかもしれませんが、子どもは一つの遊びに継続して打ち込むことで、「次はこんな色を使ってみよう」と発想を膨らませたり、「お店屋さんごっこの看板の絵を描こう」と他の遊びにつなげたり、たくさん学びのチャンスを得ています。これらは、自分から「やりたい」と思っているからこその学びです。保育者は、他にしたいことが見つからないなら遊びの提案をしたり、得意なものに没頭しているなら、さらに深められるように環境をつくったり、その子に合わせた援助をしていきます。Q:お友達とけんかしたりおもちゃの取り合いをしたりしないか心配です。A:けんかは人間関係を学ぶ機会。親は「お互いさま」の気持ちを持ちましょう。子どもたちは時にぶつかり合うことで、自分と違う意見があることを知り、折り合いの付け方を学んでいきます。その中で、たたく・たたかれるの問題が出てくることもありますが、ママたちには、これも一つの学びの機会なんだと捉えて、「お互いさま」の気持ちを持ってください、とお願いしたいですね。もし、お子さんが「◯◯ちゃんにたたかれた」と言って帰ってきても、相手の親に問いただすのはトラブルの元になるので避けましょう。お子さんの気持ちはしっかりと受け止めて、詳しい事情は担任の先生から聞くようにしてくださいね。子どもたちの遊びには正解もゴールもない雨どいを使って遊び始めた子どもたち。水を運ぼうとしてこぼしたり、穴を掘る道具として使ったり、水を流したり…。子どもたちにとっては、その一つ一つが遊びであり、場面ごとに楽しさを見出しています。子どもたちの遊びには、正解もゴールもありません。保育者は、遊びが広がらず堂々巡りになっていると判断したときだけ助言しています。「見ているだけ」の子も学んでいる遊びの周りにいる子たちを見て、ママは「うちの子も遊びたそうなのに、先生は声を掛けてくれないのかしら?」と思ってしまいがちですが、実は見ている子どもたちは学びの最中。お友達の姿から遊び方を学んだり、楽しい雰囲気を感じたりしています。互いに意見を出し合い遊びを発展させていく複数の子どもたちが関わり合って、一つの作品を作り上げる経験もします。同じ作品に継続して取り組むことで、さまざまな意見が出て、「迷路を大きくしよう」「僕がガムテープ切るよ」というように、協同的に発展していきます。遊びの中には失敗や挫折の経験も園庭で「かき氷屋さん」を開いているところ。しかしなぜか1人もお客さんが来ず、結局閉店することに…。遊びには楽しい経験だけでなく、こうしたうまくいかない場面もたくさんあります。しかし彼らの遊びは、やがて色水遊びへと変化。かき氷のシロップで色水を使った経験を元に、遊びを発展させたのです。色を混ぜるとどう変わるか、夢中になって調べていました。年中ママの心配事Q:女の子のグループができていて違うお友達を仲間に入れません。A:悪気はなく、仲良しのお友達を独占したい気持ちの表れです。年中の秋ごろから、特に女の子はグループができてくることがあります。ママたちに分かってもらいたいのは、これは「いじめ」ではないということ。自分中心だった年少に比べ、お友達への興味や、大好きなお友達を取られたくないという独占欲が出てきているんです。これ自体は悪いことではなく、成長の表れです。一方、相手の気持ちを想像する力はこれから伸びてくるものです。保育者は「◯◯ちゃんは仲間に入れてもらえなくて悲しかったんじゃないかな?」と相手の気持ちを伝えたり、「2人だけでおままごとするより、大勢の方がいろんな役がいて楽しいんじゃない?」と声掛けしたりしていきますが、みんなで遊ぶ楽しさを家庭でも伝えていってほしいです。Q:勝ち負けにこだわる気持ちが強くかるたやトランプをやりたがりません。A:ルールのある遊びを通じて「負けても次がある」ことを学んでいきます。「負けて悔しい」という気持ちが芽生えたのは、心が成長している証拠です。無理強いして遊び自体が嫌いになってしまってはつまらないので、今は無理にやらせなくていいと思います。年中から年長にかけて、例えば鬼ごっこでも、ドロケイや色鬼などルールのある遊びを楽しむ中で、子どもは「負けても次がある」「みんなで同じルールを守って遊ぶって楽しい」ということを学んでいきます。その経験を積み重ねて、「他の遊びも同じかな?」と思えるようになれば、かるたやトランプにも、自分から「やりたい!」と気持ちが向かっていくはずです。年長児の姿から大きくなることへの憧れを感じる園庭でドッジボール。最初は保育者が教えながら、徐々に自分たちだけで楽しめるようになります。たまに年少児が交じり、ルールは分からなくとも楽しい雰囲気を感じています。(写真右)リリアン編み。いろいろな場面でとてもうまい年長組を見て、「年長さんになったらやりたい!」と思えるのも大事な気持ちです。外からの刺激を受けて遊びが生まれるクリスマス会で保育者が披露したチアダンスに刺激を受け、「私たちも!」と、子どもたち自ら結成したダンスグループ。自分たちで音楽をかけて踊っています。これも楽しい遊び。年長ママの心配事Q:外で遊ぶ所がなく家で電子ゲームをする時間が長くなります。A:電子ゲームはコミュニケーションのない遊び。最長でも1日30分に。幼児期に大事なことの一つに、コミュニケーションを取り合い、工夫しながら遊ぶという経験があります。電子ゲームでは、そうした対話や工夫が生まれないので、できればやってほしくないというのが私の考えです。それが無理ならば、最長で1日30分とルールを決めましょう。お友達を家に呼んだときには、お友達にもそのルールを守らせます。そして、親自身もルールを守りましょう。どうしてもという場合は、子どもが寝てからに。できることなら、同じ室内遊びでも、トランプやボードゲームなど、リアルにコミュニケーションを取れる遊びを増やせるといいですね。Q:戦いごっこが本気モードに。力が強くなっているので心配です。A:戦いごっこで終わるのではなく発展性のある遊びへ広げていきましょう。いくら遊びが大事といっても、ただ遊んでいればいいというわけではありません。私は、遊びには「質の高い遊び」と「質の低い遊び」があると考えています。「質の高い遊び」とは、一つの遊びがいろいろな方向へ発展し、膨らんでいく遊びのこと。一方、「質の低い遊び」とは、子どもたち自身が遊び方をどう工夫すればいいか分からず、堂々巡りになってしまっている場合です。おそらく、たたき合う以外に遊びを膨らませられないから、けがを心配するほど過激になるのではないでしょうか。園ではそうなる前に保育者が、「武器を作ってみよう」「秘密基地はどこにする?」などとヒントを与え、遊びの質を高めていきます。ご家庭で声を掛けるときの参考にしてみてくださいね。得意を伸ばした子は互いを認められるようになる木登りが得意な子、工作が得意な子…、いろいろいます。遊びの中で得意なことを伸ばして仲間に認められるうれしさを実感した子は、自信が付くだけではありません。「◯◯ちゃんはお絵描きが得意だよね」というふうに、他の子のことも認められるようになっていきます。田澤先生から「遊びの大切さ」について「面白い」「楽しい」「うれしい」遊ぶことで育まれる感情は生きる上での根っこです遊びの中には、その子にとっての「学び」があります。「これって何だろう?」と面白がる気持ち、遊びを工夫して楽しむ気持ち、試行錯誤の末にうまくいったときのうれしさなどのたくさんの感情を感じ取ることが学びなのです。そしてそれが、その子の一生を支える根っこになります。こうした感情は、大人から「これをやりなさい」と遊びを押し付けられたり、「こうすればうまくいくのよ」と正解を教えられていては生まれないものです。失敗して、うまくいって、また失敗をして…という経験を繰り返す中で、子どもたちはそれぞれが考え、意見を出し合い、いろいろなことを感じながら成長していきます。園はまさに試行錯誤の機会を子どもたちに提供していく場だと私は考えています。ですからどの園でも、保育者は子どもたちが遊びに打ち込める環境はしっかり整えますが、遊び方にまでは細かく口を出さないようにしているはずです。ただし、遊ぶことがなくて困っているなど、サポートが必要な場合には援助しますし、遊びが広がり、さらに学びが深まるような環境の工夫もします。おうちの方には、プロとしての保育者の目を信じて、園での学びを見守ってほしいと思います。園での成長を楽しみにしていてください!お話を聞いたのは:田澤里喜先生 たざわ・さとき東一の江幼稚園(東京都江戸川区)園長。玉川大学教育学部准教授。副園長を経て2015年に園長に就任してからは、遊びの時間をいっそう増やすなど、園児たちが自分の好きな遊びに集中できる環境づくりを行っている。監修/西東桂子(あんふぁんサポーター) 写真協力/東一の江幼稚園
2016年04月13日「ママ、一緒に遊んで~」「ママ、これやって~」という、子どもからのリクエスト。時間があれば、いつも子ども応えてあげたいのですが、きょうだいがいる場合は下の子の面倒を見たり、夕飯の支度や掃除など家事をしなければならなかったり、正直いつも一緒に遊んであげるのは難しいですよね。できれば少しの間でも、子どもに1人遊びをして欲しいというのがお母さんの本音かもしれません。そこで今回は、子どもに1人遊びをどうさせればいいのか、1人遊びを習慣づけるためのポイントをご紹介します。年齢は何歳からでも一般的に子どもが1人遊びをできるようになるのは、何かに集中できるようになる生後2~3ヶ月からと言われています。ただし、もちろん個人差はありますし、その時期を逃したからと言って、大きくなってから1人遊びができないというわけではありません。子どもに1人遊びを習慣づけるのは、何歳からでも可能です。五感を刺激する遊びをさせよう赤ちゃんの頃は、「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」といった五感を刺激するもので遊ばせると集中して遊ぶと言われていますが、もちろん年齢が大きくなってもそれは変わりません。どの年齢の子どもでも五感を刺激する遊びをさせれば、かなり集中して遊んでくれます。乳幼児や幼児であれば、何かゆらゆらと揺れる物、ぬいぐるみや積み木などシンプルな玩具を好んで遊びます。3~4歳以上の子どもには、パズルやレゴなどがおすすめです。1人遊びをしながら、ひらめきや想像力も発達することでしょう。短時間でも集中できる、五感を刺激する遊びをさせることが、1人遊びの習慣をつけるキーポイントのひとつです。ただし、タブレットや携帯電話で動画を見て子どもがおとなしくしているのは、1人遊びには入らないので、あしからず。毎日少しずつ1人遊びを習慣づけてみる子どもは時間の感覚がわかりません。毎日規則正しい生活をすることで、生活のリズムが作られていきます。初めから1人遊びができないのはあたりまえです。まずは、毎日少しずつ一人遊びをさせることを習慣づけることから始めてみましょう。たとえば、朝10:00~10:30までは1人遊びの時間にできるよう1日5分から始めてみる、といった具合です。うまくいったら徐々に時間を長くして、ママのために使える時間を作っていくとよいでしょう。邪魔をしないで1人で遊ばせる1人遊びに慣れていない子どもに1人遊びを習慣づけようとするとき、一緒に遊びにつき合いながら「黄色い車だけを集めてみようか?」「この花は●●という名前なのよ」など、何かを子どもに教えようとする人がいますが、1人遊びを教える過程では、できるだけ何かを教えることはやめましょう。とにかく、邪魔をしないで温かく1人遊びを見守り、「邪魔をしない」。これが子どもに1人遊びをさせるゴールデンルールです。子どもの性格や年齢によって、1人遊びの内容もスタイルも変わってくるでしょう。どんな子どもでも1人遊びは想像力や集中力を高めるだけではなく、自身自分と向き合える大切な時間です。この機会に、お子さんに1人遊びデビューをさせてみてはいかがでしょうか?(徳武加奈子)
2016年03月09日さまざまな流行や新しい遊びの発信地でもある東京。今回は東京23区在住のマイナビニュース会員215名に、「遊びに行きたい区」について聞いてみた。Q.東京23区の中で、「遊びに行きたい」と思う区を教えてください1位 渋谷区 34.0%2位 新宿区 19.1%3位 港区 12.6%4位 中央区 8.8%Q.その理由を教えてください■渋谷区・「渋谷はお買い物やランチで行きたい」(34歳女性 / 世田谷区在住 / 東京都出身 / 運輸・倉庫 / 秘書・アシスタント職職)・「遊興施設等が多いので」(23歳女性 / 杉並区在住 / 神奈川県出身 / その他 / 事務系専門職)・「代官山や、表参道、渋谷など、遊べるスポット満載だからです」(34歳女性 / 世田谷区在住 / 長野県出身 / ホテル・旅行・アミューズメント)・「色々なお店があって一日楽しめるから」(30歳男性 / 中野区在住 / 山口県出身 / 学校・教育関連 / 専門職)・「刺激的だから」(28歳女性 / 中央区在住 / 東京都出身 / 生保・損保 / 営業職)・「飲みやが多いし、みなが集まりやすいから」(34歳男性 / 杉並区在住 / 茨城県出身 / マスコミ・広告 / クリエイティブ職)■新宿区・「日本一の歓楽街、歌舞伎町があるから」(28歳男性 / 足立区在住 / 東京都出身 / 商社・卸 / 営業職)・「遊ぶにも、買い物するにも、新宿に行けば何でもあるから」(32歳男性 / 江東区在住 / 東京都出身 / 通信 / クリエイティブ職)・「東京の中心であらゆるものがそろっているから」(32歳男性 / 足立区在住 / 神奈川県出身 / 商社・卸 / 事務系専門職)・「アミューズメントが充実している」(49歳男性 / 江東区在住 / 愛知県出身 / 通信 / 事務系専門職)・「行きたい店が多い」(30歳女性 / 葛飾区在住 / 京都府出身 / 医療・福祉 / 専門職)■港区・「海の方で大人なおしゃれなイメージだから」(34歳女性 / 葛飾区在住 / 東京都出身 / 金属・鉄鋼・化学 / 事務系専門職)・「六本木や青山など夜遊びが楽しい場所がたくさんあるから」(27歳女性 / 杉並区在住 / 埼玉県出身 / 金融・証券 / 事務系専門職)・「青山、表参道あたりに行きたいから」(32歳女性 / 杉並区在住 / 東京都出身 / 情報・IT / 技術職)・「夜景がキレイだから」(37歳女性 / 江東区在住 / 京都府出身 / 商社・卸 / 事務系専門職)・「美術館めぐりをしたい」(28歳男性 / 中野区在住 / 東京都出身 / その他)■総評東京23区民が「遊びに行きたい区」。1位は「渋谷区」(34.0%)となった。「お買い物やランチで行きたい」という声や、「飲みやが多い」「遊興施設等が多い」「色々なお店があって一日楽しめる」など、施設や店舗の充実ぶりが多く挙げられた。代官山、表参道、渋谷など、流行の先端を行く街の名前を挙げる人も多かった。2位は「新宿区」(19.1%)。「日本一の歓楽街、歌舞伎町があるから」という意見のほか、「遊ぶにも、買い物するにも、新宿に行けば何でもあるから」「東京の中心であらゆるものがそろっているから」「アミューズメントが充実している」と、渋谷区と同様、遊べる場所がそろっていることが評価されたようだ。3位には「港区」(9.3%)がランクイン。「海の方で大人なおしゃれなイメージだから」「夜景がキレイだから」「美術館めぐりをしたい」など、洗練された大人の楽しみを期待する人の声が目立った。「六本木や青山など夜遊びが楽しい場所がたくさんあるから」「青山、表参道あたりに行きたいから」など、青山や六本木といった港区内のエリアの人気も高かった。同じく東京23区民に選んでもらった「住んでみたい区」とはまた違った顔ぶれとなった今回のランキング。住むにも遊ぶにも、重視する点はやはり人によって異なるようだ。調査時期: 2015年6月9日~2015年6月18日調査対象: マイナビニュース会員(東京23区在住者限定)調査数: 215名調査方法: インターネットログイン式アンケート※画像と本文は関係ありません。当記事で掲載している意見はあくまで個人的なものであり、県民性や地域性には個人差があります
2015年06月30日天候が悪くて外で遊べないと、子どももストレスが溜まりがち。子どもは体を動かすことでストレスを発散することができるので、お部屋の中で体を使った遊びを取り入れていきましょう。座布団が1枚あれば、お部屋でも思い切り体を動かして、楽しみながら遊ぶことができますよ。今回は1歳~2歳児向けの室内遊びのアイディアを紹介していきます。■座布団1枚でできる室内遊び(1)トンネル遊び座布団を半分にして、トンネルのような形にしてみましょう。「トンネルの中をくぐってみよう」というママの掛け声で、子どもはワクワクしながらトンネルくぐりをするでしょう。トンネルをくぐっている途中で子どもを捕まえるようにすると、よりいっそう楽しくなりますよ。■座布団1枚でできる室内遊び(2)魔法のじゅうたん座布団の上に子どもを乗せたまま、座布団の端を引っ張って、魔法のじゅうたん遊びをしましょう。スペースを広く作っておけば、移動範囲も広くなり、よりおもしろくなります。軽く左右を浮かせると、本当に飛んでいるような感覚になるようなので、子どもの想像力をかきたてることができるでしょう。ただし、強く引っ張りすぎると、バランスを崩して頭をぶつける可能性もあるので、ゆっくり動かしてあげるのがポイントです。■座布団1枚でできる室内遊び(3)ロールケーキ遊び座布団の上に子どもを寝かせます。そして、ロールケーキを作るような要領で、子どもをくるくると座布団で巻いていきましょう。子どもはころころと床を転がる感覚が楽しくなります。部屋の端から端までゆっくり移動させると、とっても楽しそうな表情を見せてくれますよ。■座布団1枚でできる室内遊び(4)滑り台ママは三角座り(体育座り)をして、ひざの上に座布団を置いておきます。そして、子どもを抱っこして、ひざから下に向かって滑らせれば、簡単に滑り台が完成! 座布団なしでもできますが、座布団がクッション替わりになるので、ママは足を痛めず、子どももお尻が痛くなるのを防ぐことができます。このように、座布団1枚だけでいろいろな遊びを展開できます。ほかにも、子ども自身が考えたアイディアを参考にして、オリジナルの遊びを考えてみるのも楽しいですよ。梅雨がやってくると、外で遊べない日が続きますが、室内遊びを工夫して体を動かせる環境を作ってあげましょう。いつもとは違った遊びを提供することで、子どもも笑顔になってくれるはず。雨の日も親子で楽しく過ごしてくださいね。
2015年06月23日