体感型展覧会「光と遊ぶ超体感型ミュージアム 帰ってきた!魔法の美術館」が、新潟市新津美術館にて2019年6月15日(土)から9月1日(日)まで開催される。「光と遊ぶ超体感型ミュージアム 帰ってきた!魔法の美術館」は、鑑賞者の動きに反応するインタラクティブなアート作品を楽しめる、体感型展覧会。色とりどりの光や音、映像を用いた作品が、鑑賞者の動きに合わせて様々に変化する。展示作品は全て実際に触ることができ、写真撮影やSNSへの投稿も可能だ。「魔法の美術館」は日本各地を巡回しており、新潟市新津美術館での開催は2015年以来2回目。新たなラインナップの作品を揃え、まるで魔法のような、光に溢れた世界観を演出する。例えば、藤本直明の《色のある夢》は、鑑賞者の影が7色に変化し、カラフルな光のショーを楽しめる作品。また、流れる五線譜に星のシルエットを並べると、きらきらと輝きながらメロディを奏でる宮本昌典/小岩原直志の《ensemble silhouette》、カードに描かれたロボットたちを、テーブルの上にかざすと動き出す緒方壽人(Takram)の《ON THE FLY PAPER》など、観客の動作と連動して変化していく、遊び心に溢れた作品が揃う。【詳細】光と遊ぶ超体感型ミュージアム 帰ってきた!魔法の美術館会期:2019年6月15日(土)~9月1日(日)休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館。ただし6月24日、7月29日、8月5日・19日は開館)開館時間:10:00~17:00(鑑賞券販売は16:30まで)会場:新潟市新津美術館展示室1・2・3住所:新潟市秋葉区蒲ケ沢109番地1(花と遺跡のふるさと公園内、新潟県立植物園のとなり)TEL:0250-25-1300観覧料:・当日券 一般 1,000円、大学・高校生 500円、中学生以下無料※有料20名以上は団体料金で2割引※新潟県立植物園および新潟市鉄道資料館の入館券、SLばんえつクーポンを持参の方は2割引※障がい者手帳・療育手帳持参者は無料(手帳の提示が必要)※チラシ持参で100円割引
2019年06月13日印象派・ポスト印象派の殿堂として知られる、イギリス・ロンドンのコートールド美術館の名品約60点を紹介する「コートールド美術館展魅惑の印象派」が東京都美術館で9月10日(火)から12月15日(日)まで開催。同美術展の報道発表会が行われた。【チケット情報はこちら】コートールド美術館は、イギリスの実業家サミュエル・コートールドが収集したコレクションを核に、ロンドン大学付属のコートールド美術研究所の展示施設として1932年に開館。通常めったに貸し出されることのない数々の名品たちが、同館の改修工事(2018年9月~2021年)に伴い、約20年ぶりとなる来日が実現。今回の展覧会では、コートールド美術研究所が美術史や保存修復の世界有数の研究機関であることにも注目。展示は「画家の言葉から読み解く」「映された時代から読み解く」「素材・技法から読み解く」の3章で構成される。注目すべき作品は、メイン・ヴィジュアルにも使用されているエドゥアール・マネ(1832-1883)最晩年の傑作《フォリー=ベルジェールのバー》(1882)。「フォリー=ベルジェール」は当時のパリで、歌や踊り、曲芸など多彩な出し物で人気を博したミュージックホールだ。喧騒に包まれた同ホールを描いた本作は、表情が読み取りにくいバーメイドや画面の大半を占める鏡、その鏡に映る不自然に右に大きくずれた後ろ姿など、発表以来様々な議論を呼んでいる。報道発表会には特別ゲストとして、作家・ドイツ文学者の中野京子氏が登場。「フォリー=ベルジェールはあらゆる階層の人が楽しめた歓楽施設。食事やお酒、おしゃべりも楽しめる、一種の社交場でもあった」と言い、同作の構図については「すべてがイリュージョン。鏡を使ったたくらみに満ちた画面」と語った。《フォリー=ベルジェールのバー》のほかにもルノワールの《桟敷席》(1874)、ゴーガンの《ネヴァーモア》(1897)、モディリアーニの《裸婦》(1916頃)、セザンヌの油彩10点など選りすぐりの作品が展示される。同展は東京都美術館のほか、2020年1月3日(金)~3月15日(日)に愛知県美術館、3月28日(土)~6月21日(日)に神戸市立博物館に巡回。チケットぴあでは、大ベストセラーシリーズ「怖い絵」の著者でもある作家・ドイツ文学者、中野京子氏の特別講演会と、同展の公式図録と音声ガイドがセットになったチケットを独占販売中。
2019年05月27日“ペールトーン”を基調とした期間限定アフタヌーンティーが、東京・丸の内にある三菱一号館美術館併設のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」にて2019年6月10日(月)から7月4日(木)まで提供される。「Café 1894」のアフタヌーンティーは、三菱一号館美術館の展示替え期間中のみ楽しめるメニュー。今回は、マンゴーやメロンといった夏らしいフルーツや、ミント、シトラスの風味が爽やかなスイーツが勢揃いする。ほのかに香るホワイトチョコミントタルトや、ココナッツムースとパッションフルーツを合わせたレアチーズ、カシス味のギモーヴ、マカロン シトロンなどは、淡いイエローやミントグリーンなどの“ペールカラー”で、見た目からも夏の訪れを感じさせてくれる。また、「Café 1894」のアフタヌーンティーの特徴的なメニューである、冷たいデザートプレート“アシェットデセール”には、クラシカルなオレンジとショコラのタルトや、グリオットチェリーとピンクグレープフルーツのムース、箸休めのメロンスープをラインナップ。涼しげでフルーティーなスイーツとともに、夏の優雅なティータイムを楽しんでみては。【詳細】Café 1894「アフタヌーンティー」販売期間:2019年6月10日(月)~7月4日(木)販売時間:14:30~16:30 / 15:30~17:30場所:Café 1894住所:東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館1FTEL:03-3212-7156販売価格:1人 3,500円+税※注文は2名から。 ※2日前までに要予約。ウェブ、電話にて受付。※各日15組限定。※6月17日(月)・20日(木)は店舗は営業しているが、アフタヌーンティーの販売はなし。
2019年05月17日2020年春にグランドリニューアルオープンする京都市京セラ美術館(旧京都市美術館)の新館長に、4月1日付で建築家の青木淳が就任した。同氏は同館の再整備事業の設計段階から関わってきており、今回の基本設計者として西澤徹夫氏と名を連ねている。同氏はこれまで水戸芸術館(磯崎新アトリエ所属時代)、潟博物館、青森県立美術館など数多くの文化施設を手掛け、その知見と国際的な知名度に京都市から期待が寄せられた。全景 京都市京セラ美術館(イメージパース)青木氏は「未来に向けて現代のアーティストが活動できる器を設計する役割から、運営自体を行う館長の打診に当初は戸惑ったが、これから美術館が進むべき道、目指すべき方向性が建築設計と似通っており、任をお受けした」と就任の会見で説明した。同美術館は1933(昭和8)年に竣工した日本に現存する最古の公立美術建築。前田健二郎の設計による帝冠様式の建物は東山を借景として京都市民に愛されてきた。今回のプロジェクトは老築化に伴う耐震化などさまざまな問題に対処するために行われるもので、「白紙に戻すスクラップビルドではなく、同館が重ねてきた長い年月の像の層を引き継ぎ、そこにもう一枚のレイヤーの像を重ねることを考えた」と青木氏。ガラス・リボン具体的には西側玄関の前庭に切り込みを入れスロープを設置。エントランスを地下に移設し、流線型のガラス・リボンと命名されたシンボリックなファサードを設けることで、美術館の内と外を一体化させた。「この前庭の広場では現代美術作家の野村仁がダンボール建築の風化の展示などを行い、京都の街の中でも価値ある空間であり、広場として残したかった」と青木氏は話している。本館は歴史的な意匠を可能な限り保存し、設備をアップデート。これまで同館になかった常設展示室が南回廊1階に新設され竹内栖鳳、上村松園など京都画壇の名品を展示。南回廊2階は創建当初の意匠を残し自然光で鑑賞できる空間となる。また、70年代にクリストが包み覆った本館中央に位置する天井高16メートルの旧大陳列室は、地下1階メインエントランスロビーから大階段によってつながる中央ホールとして各フロア、回廊へのハブの役割を果たす。本館 南回廊・北回廊本館 中央ホール特に今回、現代アートの展示スペースとして「東山キューブ」が新設されたことで東西の軸線が強化された。多様化する表現形態に自由度の高い対応できるこの新館が生まれることで、これまで展示の難しかった現代美術、サブカルチャーなどのジャンルの作品やイベントを積極的に取り上げていくことが可能となった。また、この新館には屋上庭園が設けられ東山も望める。東京六本木の国際文化会館の庭園も手掛けた七代目小川治兵衛が作庭に加わった日本庭園では、音楽・光・アートなどのイベントも提供しいく方針。東山キューブこの東山キューブとともに地元の美大出身の作家の活動の場としての機能として北西のエントランス部分に「ザ・トライアングル」を新設。新進作家のためのスペースとしての活用が予定されている。ザ・トライアングル今後のスケジュールは今春にミュージアムショップ、カフェなどの事業者が決定。今年10月末に竣工し、プレイベントを開催。2020年3月21日にリニューアルオープンを予定している。Text by Tatsuya Noda
2019年04月11日〔三菱電機〕から新しいトースターが発売されると聞き、LIMIA編集部が取材に行ってきました!まだまだ人気の衰えないパンブームの真っ只中に発表された新商品。実際に見て、体験すると、これまでの「トースター」の概念を覆す全く新しい商品でした……!〔三菱電機〕の新トースターは衝撃的なフォルム!さっそくその新商品とご対面。と、その見た目の斬新さに驚きを隠せません……!この四角い物体はいったい!?その名も《三菱ブレッドオーブン》は、なんとジャー炊飯器チームが作った今までにないこだわりの商品なのだとか。と聞くと、上下に開閉することフォルムもなんとなく納得がいくのですが、その技術が生かされているのはもちろん見た目だけではありません。今回、こだわったのはトーストすることで、焼きたての食パンのしっとりしてふんわりやわらかな食感を再現すること。普通トーストすると熱を加えることで甘みが回復するものの、しっとり感は失われてしまいます。それをクリアするために、炊飯器で培った強い火力と蒸気を閉じ込める技術が応用されているんだとか。今、人気の焼きたての高級食パンのような味を自宅でも楽しめるのだとしたら、とっても魅力的ですよね。言うなれば「生トースト」と表現されるその味を、さっそくを試食させてもらいました。新感覚の「生トースト」をいただきます♪さっそく実食、とその前に気になるのが使い方。だいたい、トースターと言えばタイマーが付いていて、焼き時間で仕上がりを調整しますよね。特に食パンなんかは焦げやすいので、窓から焼き色を確かめつつ時間を調整ながらという方もいるかもしれません。でも《三菱ブレッドオーブン》にはタイマーも窓も付いていません。いったいどうやって仕上がりを調整すればいいのかと言うと……(ボタン左)「トースト」「冷凍トースト」「トッピングトースト」「フレンチトースト」の4つのメニュー。(ボタン左から2番目)「4枚切り」「5枚切り」「6枚切り」「8枚切り」のパンの厚さ。(ボタン左から3番目)「ふわふわ」「薄め」「ふつう」「濃いめ」「サクサク」の5つの焼き色。その答えは本体に配置されたこの豊富なメニューにあります。なんと、調理方法や、パンの厚さ、焼き色を細かく選べるのです!いくつものパターンの中から、まずは基本の食パンのトーストを、おすすめの焼き色「薄め」にセットしていただきます♪使うのは、どこのスーパーにもあるようなお手頃価格の食パン。いったいどんな仕上がりになるのか楽しみです。耳までふんわりやわらか。待つこと2〜3分ほど。ほんのり焼き色のついたトーストは、表面はさっくりと軽い食感ながら、中はしっとりふわふわ。これまでの家庭のトーストとはひと味もふた味も違う焼き上がりにびっくりです!もちろん、嫌な焦げ付きはなく、パンの優しい甘みが引き立つ絶妙な焼き具合なんです。さらに特徴的なのが耳のところ。食パンの耳はトーストしたらカリっとするもの……と思い込んでいましたが、そんな常識を覆されることに。耳もふんわりやわらかな食感で、まさに生トーストといった仕上がりでした。ちなみに、《三菱ブレッドオーブン》に窓がないのには、見た目のデザイン性だけでなく、熱を逃さず焼きムラにならないようにするためという意味もあるのだとか。この斬新なフォルムには、おいしさに対する真摯なこだわりがつまっているんですね。食パンの可能性が広がるさまざまな機能も体験♪続いては、「トッピングトースト」「フレンチトースト」のメニューを活用した、調理食パンを堪能させていただきました。京都の人気店〔喫茶マドラグ〕店主の山﨑さんが考案したレシピ2品をいただきます。まずはおつまみにもなるようにと考案されたレシピから。食パンに生卵をのせたら、粉チーズとブラックペッパーをふりかけ、仕上げにオリーブオイルをまわしかけます。フタをして「トッピングトースト」メニューを選んだら、あとは待つだけ。パンも卵もちょうどいい感じに焼きあがりました!見てください、この卵の半熟加減!普通のトースターではパンの焼き具合と卵の焼き具合を調整するのは難しいですが、《三菱ブレッドオーブン》の「トッピングトースト」メニューでは上下の火加減のバランスを調整していい具合に仕上げてくれるんです。とろとろの卵と一体化したかのようなトーストの食感に、口の中が幸せな状態に……。これは、おいしい!続いてはフレンチトーストをいただきます。〔喫茶マドラグ〕の看板メニュー・玉子サンドからヒントを得て、こんぶ茶を隠し味にしたと言う卵液にしっかりとひたした食パンをセット。「フレンチトースト」メニューで焼きあげていきます。開けてびっくり!ふわっふわなフレンチトーストが現れました!アツアツをいただくと、ふわっふわがとろとろに溶けていく……。さめてもしっとりやわらかで、おいしくいただけました。ちなみに一般的なフレンチトーストのレシピでもこんな風にふわふわな仕上がりになるそう。フレンチトーストは焦げとの戦いで目が離せないものと思っていましたが、放っておくだけでおうちクオリティーとは思えない仕上がりになるなんて、本当に画期的です。《三菱ブレッドオーブン》を食卓に置いてパンを楽しもう!食卓に置いて、手軽にパンを楽しんで欲しいと言う想いからインテリアになじむデザインにもこだわって作られた《三菱ブレッドオーブン》。これ1台で、今までにないパンの楽しみ方を、いろいろと楽しめそうです!発売は2019年4月25日から。Amazonではすでに予約を受け付けています。ぜひみなさんもチェックしてみてください!
2019年04月02日「ラブリー&ベリー アフタヌーンティー」が、東京・丸の内にある三菱一号館美術館併設のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」にて提供される。期間は2019年2月12日(火)から3月11日(月)まで。「ラブリー&ベリー アフタヌーンティー」は、"ピンク"をテーマカラーに、ベリーを贅沢に使った期間限定アフタヌーンティー。「Café 1894」の特徴でもある冷たいデザートプレート"アシェットデセール"には、フレッシュな苺の風味を味わえる「スープ・ド・フレーズ」、4種のベリータルト、ショコラとフランボワーズのムースを並べた。その他にも、シュークリームやマカロンなど、甘酸っぱいベリーを堪能できるスイーツを用意。乾杯はロゼスパークリングから始まる“ピンク尽くし”のアフタヌーンティーを、クラシカルなムードの店内で楽しんでみてはいかがだろうか。【詳細】ラブリー&ベリー アフタヌーンティー販売期間:2019年2月12日(火)~3月11日(月)※2月22日(金)~26日(火)は厨房改修工事のため臨時休業。※2月27日(水)・28日(木)は営業再開しているが、アフタヌーンティーの販売はなし。場所:Café 1894住所:東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館1FTEL:03-3212-7156販売時間:14:30~16:30/15:30~17:30販売価格:1人 3,500円+税※注文は2名より可能。※2日前までに要予約(1/28よりWeb、電話にて受付)※各日15組限定
2019年01月28日東京国立近代美術館では、2019年3月19日(火)から4月7日(日)までの期間、東京国立近代美術館本館および工芸館にて「美術館の春まつり」が開催される。桜の開花シーズンに開催される「美術館の春まつり」では、桜をはじめとする花を描いた作品の特集展示や、お花見弁当など飲食販売など、様々な催しが行われる。中でも注目は、本館にて開催される所蔵作品展「MOMAT コレクション」だ。会場内の1室には、花を描いた作品が集結する。年に一度、この時期のみ公開される桜を描いた川合玉堂の重要文化財作品「行く春」の他、しだれ桜やおおしま桜といった40種類を超える希少な桜が描かれた跡見玉枝の「桜花図巻」も展示。また、加山又造の「春秋波濤」、船田玉樹「花の夕」など、花を描いた名画全16点が並べられる。会場全体では、初の試みとして初代宮川香山の「鳩桜花図高浮彫花瓶」、木村雨山の「縮緬地友禅あおい文振袖」といった工芸作品も展示される。本館では、その他「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」「イメージコレクター・杉浦非水展」や、ガイドスタッフと参加者が対話しながら、まるで作品の謎解きをするような「所蔵品ガイド」を開催。さらに、2019年4月7日(日)の無料観覧日(所蔵作品展、杉浦非水展のみ)には、「春まつりトークラリー」も開催される。また、本館前庭には床几台によるお休み処を用意し、特製お花見弁当や桜色のスパークリングワイン、甘酒といったフードやドリンクの販売も行われる。桜の名所エリアに位置する東京国立近代美術館の花の名画と共に、春の訪れを感じてみてはいかが。【詳細】東京国立近代美術館「美術館の春まつり」期間:2019年3月19日(火)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館住所:本館 東京都千代田区北の丸公園3-1、工芸館 東京都千代田区北の丸公園1-1休館日:月曜日 ※ただし、3月25日(月)、4月1日(月)は開館開館時間:10:00~17:00(本館のみ金曜・土曜は20:00まで) ※入館は閉館30分前まで■本館・所蔵作品展「MOMATコレクション」会期:2019年3月19日(火)~5月26日(日)観覧料:一般 500円/大学生 250円(金曜・土曜の17:00以降は一般 300円/大学生150円)※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳を持参の方とその付添者(1人)は無料※当日に限り、本展観覧料で「イメージコレクター・杉浦非水展」も観覧可能・「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」期間:2019年3月12日(火)~5月26日(日)(1F)・「イメージコレクター・杉浦非水展」(2F ギャラリー4)期間:前期/2019年2月9日(土)~4月7日(日)、後期/4月10日(水)~5月26日(日)■工芸館・「The 備前 -土と炎から生まれる造形美-」期間:2019年2月22日(金)~5月6日(月)【問い合わせ】東京国立近代美術館 ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2019年01月20日お正月はフレッシュな気分で、普段は忙しい家族が一緒に過ごせる大切な季節です。神聖な1年の始まりに感性を共有すべく、家族皆で美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。意外かもしれませんが、お正月期間にも開いている美術館は多いのです。今回は、家族でアートを楽しむ技とおすすめ美術館をご紹介します。年明けに、ぜひ家族で美術館に行ってみてくださいね!美術館を楽しむための4つのコツ美術館は、普段から行き慣れていないと、どうしても敷居が高いイメージですよね。でも海外の美術館はそんなことはありません。ロンドンでは美術館や博物館は基本的に入館無料ですし、ニューヨークでも市民や子ども向けに色々なサービスを提供していて、皆さん気軽に利用されています。ですから日本でも気負うことはないのです!親子でおもいきり美術館を楽しめる4つのコツをご紹介しましょう。【1. 下調べをする】観に行く展覧会の概要をざっくり調べていきましょう。自由すぎると、何を観ていいのか漠然としすぎて戸惑ってしまうかもしれません。そこで、イマジネーションのベースになるテーマや、作者についての情報を少しだけ入れて行くことをオススメします。注意すべきは、詳しく調べすぎないこと。知識は時に、発想の自由を奪ってしまいます。【2. 自分なりのテーマを決めていく】「自分のベスト5を選ぶ」「部屋に飾りたいアートは?」「それぞれの絵に自分でタイトルをつけてみる」などなど。「今回のテーマ」を家族で決めて行くと、アートを見る視点も変わって楽しめます。「えー!あの絵を部屋に飾るの!?」なんて、鑑賞後に会話も盛り上がりそうですね。【3. 自分の視点と感性で自由にみる】「鑑賞する」ということは、「作者が誰で、どんな背景で作品を作ったかを把握し、その意図を正しく受け止めること」ではありません。「そうすべき」と思ってしまうと堅苦しくなってしまいます。鑑賞法に決まりはありません。自分の感性で作品から受けたイメージを膨らませて想像を飛ばしたり、何かを連想したり、自分との共通点を見出したり、自由な感性で作品を受けとめてみてください。【4. 美術館で非日常感覚を味わう】“美術館に行く” ということは、“展覧会を観る” ということだけに止まりません。特に最近の美術館は建築そのものにこだわりを持っていて、カフェやミュージアムショップ、子供のための施設も充実しています。さっき見た作品について語り合ったり、腹ごしらえをしたり、お土産を買ったり、鑑賞の前後も美術館を味わい尽くしましょう!毎回全てのコツを実行する必要はありません。その時々でいろいろな楽しみ方を発見してみて下さいね。◎金沢21世紀美術館美術館がより楽しくなるツール楽しみ方はわかったけれど、子どもが美術館に興味を持っていない場合や、そもそも美術館がどんな場所かを理解していない場合はどうしたらよいのでしょう。そこで、美術館に行く前に見ておくとより鑑賞が楽しくなる番組や絵本をご紹介します。アートへの子どもの興味をひきつけてくれること間違いないしです。<テレビ>■NHK「びじゅチューン」(Eテレ水曜午後7:50)歌とアニメで“世界のびじゅつ”を紹介する番組です。おもしろいのは、作詞・作曲・アニメ制作・歌の全てを担当しているアーティスト・井上涼さんが繰り出す、豊かで突飛なイマジネーション広がるアートの世界観!作者の意図とは別に自由な発想で各アートのオリジナルストーリーを表現しているのです。キャッチーな歌詞と耳に残るリズミカルな音楽。「そんな時は鳥獣戯画ジム♪」「富士御神火文黒黄羅紗陣羽織♪怒ってる…噴火してる…♪」など、歌詞は子どもには少し難しいかもしれませんが、理解できなくても子どもたちの心をがっちり掴んでしまうほどのオリジナリティ。一度見たら親子できっとハマってしまいます。例えば『ムンクの叫びラーメン(作詞・作曲/井上涼)』を見て、展覧会でホンモノの作品を見たら……ちょっとクスッと笑ってしまうかも。その後作品に興味を持って、「実際はどういう作品なんだろう?」と調べる子もいるでしょう。アートは自由に楽しんでいいんだということが分かれば、美術鑑賞の導入としても大成功です。鑑賞後に家族で“オリジナルびじゅチューン遊び”として、それぞれがどう思ったかを披露しあうのも楽しそうですね。テレビ放映以外にもNHK公式サイトで見られる動画もありますので、ぜひ一度チェックしてみてください。<絵本>絵本を読んで楽しく美術館デビュー。子どもたちを美術館へ誘う、魅力的な絵本たちです!『ババールの美術館』(評論社)作・絵:ロラン・ド・ブリュノフ訳:せな あいこぞうのババールが使わなくなった駅舎に美術館をオープン。たくさんの美術品を見に街の大人や子どもがやってきます。有名絵画の登場人物は全部ぞうになっていて可愛らしさに子どもたちも引きこまれるでしょう。テーマごとに美術品の説明も簡単にされていてアート入門書としても良いものです。美術にはルールはない、だからなにを感じても自由であると、絵本の中でババールは話していました。『ひらめき美術館』(小学館あーとぶっく)結城昌子著自由に楽しめる美術館が本に閉じ込められたような絵本です。「ひらめき美術館」の「展示室」では有名なアート作品を一堂に介して観ることができます。しかも面白くて興味をそそる解説付き。「みんなが参加する部屋」では、ピカソのつもりで絵を描いてみたり、ミロのヴィーナスの腕を想像してみるなど、自由な発想を楽しみます。「みんなの展覧会」の部屋には、皆の作品が発表されていて、同じ作品を観ても感じとることはそれぞれ違うんだということが良くわかります。アートに対して心を軽くしてくれる工夫いっぱいの、親子で楽しめる絵本です。親子で利用しやすいおすすめ美術館家族で美術館に行く心の準備が整ったら、次は実際に美術館へ!年始や連休などの休日にも利用しやすい美術館をご紹介します。●東京都美術館上野にある美術館が参加する「ミュージアムスタートあいうえの」をはじめとして、子どもやファミリー向けサービスが充実しています。休館日も基本的には月2回で、年始も1月2日から開館。しかも小学生は無料で観られる展覧会がほとんどです。毎月第3土曜・日曜は「家族ふれあいの日」で、対象の展覧会のチケットが保護者も半額となります。●森美術館年中無休で、年末年始もオープンしています。ドラえもんやモダンアートなど子どもの興味をそそり、想像力を働かせて楽しめそうな企画が多いのは、美術館の理念「あらゆる年齢、地域、国々の人びとに開かれた美術館であることを目指している」からなのでしょう。●大塚国際美術館徳島県鳴門市にあるこの美術館の素晴らしさは、ヴァチカンに行かずして「システィーナ礼拝堂」を鑑賞できることです。そのほかにも1000点以上に及ぶ西洋の名画が全て陶板で再現されている陶板名画美術館で、その完成度の高さは、ローマ法王庁からの聖シルベストロ騎士団長勲章授与やピカソのご子息からの賛辞などでも証明されています。年始も元旦からオープンしていますのでお正月に神聖な気持ちで名画を家族で堪能するのもいいですね。●金沢21世紀美術館石川県金沢市にあり、2004年の開館以来全国から人が集まる人気の美術館です。コンセプトに「“まちの広場”としての市民参画交流型美術館」「子どもたちとともに成長する美術館」とあるように、建築も「まちに開かれた公園のような美術館」です。ガラスが多用された開放感、どこからでも人が入れるような多方向性円形デザインは数々の受賞歴に輝くSANAA(妹島和世氏+西沢立衛氏)によるもの。オブジェが点在する広い芝生の庭、デザインチェアが置かれたガラス張りの回廊のようなスペース、アートライブラリーなど無料で利用できるエリアも充実しています。週末にはキッズスタジオでワークショップなども開催。お正月は2日からオープンしています。***昔に比べると、アートも多様化して、より親しみやすいものになってきたような気がします。それも美術館の様々な取り組みや関係者の方々の努力の成果なのでしょう。アートが引き出す子どもたちの自由な感性と可能性は、彼らの世界を広げてくれるにちがいありません。これからますます美術館が身近な場所になってきそうですね。(参考)東京都美術館森美術館金沢21世紀美術館大塚国際美術館びじゅチューンEhonNaviStyle|親子で美術館に行こう!はじめてのアート鑑賞を応援する絵本藤田令伊(2015), 『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』, 秀和システム.ロラン・ド・ブリュノフ作 せな あいこ訳(2005), 『ババールの美術館』, 評論社.結城昌子著(1996), 『ひらめき美術館 第1館』, 小学館あーとぶっく.結城昌子著(1996), 『ひらめき美術館 第2館』, 小学館あーとぶっく.結城昌子著(2002), 『ひらめき美術館 第3館』, 小学館あーとぶっく.
2018年12月29日日本でも子どもが楽しめるイベントを企画する美術館が増え、最近は “親子で美術館” の敷居も低くなってきました。その先駆けとも言えるのが「横浜美術館」です。オープン当時からの取り組みは、来年でなんと30年を迎えます。そのため、アートを体験した子どもが、そのときの楽しさを留めたまま成長して親になり、今度は自分の子どもと再訪しているというケースも!長く続く横浜美術館の魅力的な取り組みについてご紹介します。“子どものための施設” を意識した設計横浜美術館は、1989年11月に横浜・みなとみらいにオープンしました。石造りの堂々たる建物は、日本を代表する建築家・丹下健三氏の設計です。国内有数の規模の広さで、左右180メートルの悠々たるファサード、約20メートルの高さの吹き抜けを持つエントランスなど、内部もゆったりと贅沢に作られており、建築そのものも見応えがあります。約1万2千点の所蔵品を有する横浜美術館の理念は、「みる」「つくる」「まなぶ」。そのために、7つの展示室のほかに、2つのアトリエ、美術情報センター、レクチャーホールも併設されています。その中の「子どものアトリエ」となるスペースは設計当初から確保されており、“子どものための施設” を意識した設計は美術館としては珍しいことなのだそう。子どものアート教育への熱意を感じますね。自分の目で見て、自分の手で触れ、自分でする「子どものアトリエ」は、小学校6年生(12歳)までの子どもが対象の、様々な遊びを通した造形体験を提供する場です。その運営は次のような理念のもとに行われています。日本では、明治初頭より、子どもの美術教育は学校で指導するという長い歴史が続いていますが、その目的は、義務教育全体の目的である「自立に必要な基礎的な能力の育成」にあります。子どものアトリエが行う描きつくり鑑賞する活動も、「芸術家の育成」ではなく、「自分の目で見て、自分の手で触れ、自分でする」という自意識の獲得に目的があり、それを楽しい活動として提供するのが私たちの仕事です。ゆえに子どものアトリエでは、美術的な教養として、子どもたちにいろいろな作品の作り方や作家を知ることを性急に求めることはしていません。むしろ、子どもたちの意志的な問題として、見たくなるような、知りたくなるような、コンデションづくりが大切であると考えています。 生涯を通した中で美術館との関わりを考えると、子どもたちはその入り口に立ったばかりです。子どものアトリエはその入り口の案内役として、子どもたちにとって美術館が楽しくかつ親しみのある場になるように、事業運営を心掛けなければならないと考えています。(引用元:横浜美術館|子どものアトリエ 運営理念)※太字は編集部で施したアートを通した人としての成長を促す場として実績を積み重ねた約30年。一貫した活動は本当に素晴らしいものですね。「子どものアトリエ」の活動アトリエだけで約631㎡の広大なスペースの中に、プレイルーム、クラフトルーム、光と音のスタジオ、中庭を有しています。この贅沢な空間の中で毎週行われている様々な活動をご紹介しましょう。【親子のフリーゾーン】毎月3回程度の日曜日に行われている大人気プログラムです。事前申し込みが必要で、先着500名(子どもと家族含む)が定員。小学生以下の子どもは無料、保護者と中学生以上の子どもは一人100円の参加費が必要です。特に決められたプログラムはなく、「ねんどコーナー」「えのぐコーナー」「かみコーナー」があり、用意されたもので自由にどこででも好きなだけ遊ぶことができます。これだけ大人数の親子が一斉に “アートする” 光景は圧巻です!家では汚れが気になってここまで自由には遊べませんから、この開放感はきっと病みつきになるに違いありません。服装はもちろん汚れてもいい格好で。大人になっても忘れられない楽しい思い出だからでしょう、子ども時代に体験した親が自分の子どもを連れてやってくる姿も見られるそう。長年続くのも納得のイベントです。開催日程などの詳細はこちらでチェックしてみてくださいね。■子どものアトリエプログラム 親子のフリーゾーンガイド【ワークショップ】造形プログラムの一環として、年間を通して定期的に講座が開催されています。「幼稚園・保育園の年長児」「小学1・2・3年」「小学4・5・6年」の3つのグループごとに、「わくわく1日造形講座」「わくわく日曜造形講座(3回)」「わくわく1日鑑賞講座」「わくわく日曜鑑賞講座」「夏休み造形講座」「長期日曜造形講座(6回・高学年のみ)」が企画されています。各講座は事前申し込み制の有料で、複数回講座の場合は全日程の出席が必要となります。2018年度の申し込み可能な講座のみ以下にご紹介します。<幼稚園・保育園の年長児>■わくわく日曜造形講座(各3回)2019年2月3、10、17日(親子講座・親子アートクラブ)※申込締切 2019年1月8日<小学生>■わくわく1日造形講座2019年1月19日 親子講座 「音をつなげる、音をひっかく」※申込締切 2018年12月20日■わくわく日曜造形講座(各3回)2019年3月3、10、17日(紙粘土で見て作ろう)※申込締切2019年2月5日各講座定員がありますので、年間スケジュールが出たときにチェックしておいて、興味があるものは忘れないように申し込みましょう。以前の幼稚園年長児対象 “わくわく造形講座”「クリスマス飾りをつくろう」の様子を美術館のサイトで見ると、説明を熱心に聞く姿、集中して作品を作る子どもたちの姿などがアップされています。発泡スチロールでツリー本体部分を作るところまで作り方を指導し、その後の色付けや飾り付けは自由。ツリーだから緑でなければならないという概念や決まりは何もなしです。子どもたちは「サンタさんが見つけやすいようにカラフルにしたよ」「雪だるまが住むツリーだよ」など、自分の思い描くストーリーでオリジナルのツリーを作り上げました。公開されている作品はバラエティ豊か!几帳面に飾りを配置している子、レインボーカラーで彩った子、モールをぐるぐる巻きにしてなんともアートなツリーを作り上げた子などなど、見るのも楽しい作品たちです。学校の授業ではないからこそより自由に感性を発揮できる場として、何より遊びの延長でアートを身近に体験できる場として、とても魅力的な講座となっているのがわかります。【学校のためのプログラム】横浜市内の学校向けの教育プログラムにも力を入れています。個人向けの講座との大きな違いは、“教育現場で活かされる造形活動の試み” を念頭にプログラムが組まれているところです。学校と事前に打ち合わせを行ったテーマで「造形」と「鑑賞」の2つのプログラムが組まれますが、どちらも “アート作品を作る、理解する” というよりは、「造形の仕組みや素材を知ること」を通じて、アートを身近に感じ、実感を持って捉えてもらうための教育なのだそうです。子どもとアートを「親子」「子ども個人」「学校」と、それぞれ違うアプローチから捉え、実際に活動に活かされているところが素晴らしいですね。***3年一度開催される現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」(次回開催は2020年7月)など、芸術文化活動に熱心な横浜市の中心を担う横浜美術館。約30年もの長きにわたり、途絶えることなく子どもとアートをつなぐ架け橋となってきたことに感銘を受けます。横浜美術館の企画展との連携で、参加アーティストとコラボしたプログラムが組まれ、本物に触れるチャンスがあることも魅力のひとつ。親子で感性を解放しに訪れてみてはいかがでしょうか。(参考)横浜美術館|子どものアトリエ創造都市横浜|子どもと芸術文化〜Vol.1 横浜美術館の取り組み横浜トリエンナーレ公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
2018年12月18日展覧会「『ソフィ カル―限局性激痛』 原美術館コレクションより」が、2019年1月5日(土)から3月28日(木)まで、品川・原美術館で開催される。19年前の日本初個展をフルスケールで再現ソフィ カルは、世界的に注目されるフランスの女性現代美術作家。「『ソフィ カル―限局性激痛』 原美術館コレクションより」は、19年前に同じく原美術館で開催され大きな反響を呼んだソフィ カルの個展「限局性激痛」を、フルスケールで鑑賞できる再現展だ。日本滞在が契機となって誕生した「限局性激痛」は、日本の美術館におけるカルの初個展であり、会期終了後に全出品作品が原美術館のコレクションに加えられた。日本で世界初公開された後、仏・ポンピドゥー国立近代美術館にてフランス語版が公開された。失恋体験の痛みと治癒を表現した作品“限局性激痛”とは、医学用語で身体部位を襲うごく狭い範囲の鋭い痛みや苦しみを意味する。個展では、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で表現した作品を紹介している。展覧会は、人生最悪の日までの出来事を、最愛の人への手紙や写真で綴った第1部と、不幸話を他人に語り、その代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで、自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を、美しい写真と刺繍で綴った第2部で構成。第1部では、行動を記録した手書きのメモや、ポラロイド、そこにあるべきではない某ホテルの鍵など、カルが15年間封印していた思い出の品々が被写体となっている。第2部の見所は、全て刺繍で表現された、膨大な量のテキストだ。刺繍は、新潟の工場で施された。自身の人生をさらけ出し、他人の人生に向き合うカルの制作の姿勢は、見る者を惹きつけていく。さらに、作品に常に漂っている、虚か実か判然としない曖昧さからは、全てを素直に信じることの危うさをも感じ取ることができる。詳細「ソフィ カル―限局性激痛」 原美術館コレクションより会期:2019年1月5日(土)~3月28日(木)会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25TEL:03-3445-0651休館日:月曜日(1月14日、2月11日は開館)、1月15日、2月12日開館時間:11:00~17:00(水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)入館料:一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料※20名以上の団体は1人 100円引■関連イベント/個展・ソフィ・カルアーティストトーク日程:2019年2月1日(金)場所:原美術館ザ・ホール・ソフィ カル « Parce Que » (なぜなら)日程:2019年2月2日(土)~3月5日(火)場所:ギャラリー小柳(東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9階)・ソフィ カル « Ma mère, mon chat, mon p ère, dans cet ordre. » (私の母、私の猫、私の父、この順に。)日程:2019年2月2日(土)~3月11日(月)場所:ペロタン東京(東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F)
2018年12月09日〔三菱電機〕の〔iNSTICK(インスティック)〕シリーズから新型のコードレススティッククリーナー《ZUBAQ(ズバキュー)》が登場!「吸引力はもちろん、機能やデザインも日本の住環境にあわせてこだわり抜いていて、とにかく便利」そんな噂を聞きつけ、〔三菱電機ホーム機器〕家電営業課の丁子(ちょうじ)裕樹さんを直撃!《ZUBAQ》の開発秘話や、独自の画期的な機能について伺いました!〔iNSTICK〕シリーズの新モデルが登場!——今まで〔三菱電機〕の掃除機といえば、キャニスタータイプが主流でしたが、現在はコードレススティッククリーナーに力を入れていますね。丁子裕樹さん(以下、丁子さん):今まで、〔三菱電機〕のコードレススティッククリーナー〔iNSTICK〕シリーズは1系統のみでしたが、ラインアップを拡充するため、シリーズの新モデルとして《ZUBAQ》が誕生したんです。忙しい女性をターゲットに、日本の住環境で女性だけでなく家族全員も使いやすくなるよう、細部までこだわって設計しました。——仕事に家事に子育てに……と、忙しいとキャニスタータイプの掃除機を出すのがおっくうで、週末にまとめて掃除することが多いです。丁子さん:そうですね、忙しいときにキャニスタータイプの掃除機を出していちいち掃除してる暇がないんですよね。このように、なかなか平日に掃除の時間を持てない人が多いことから、気づいたらさっと掃除ができる「ちょこっと掃除」がしやすい掃除機を目指しました。——今まで重労働だった掃除機がけを「ちょこっと掃除」にシフトすることで、どのようにライフスタイルが変わるのかが気になります!丁子さん:現在、市場に出ている人気のスティッククリーナーも、出したままにしておけるものは意外と少ない。そこで「ちょこっと掃除」を実現するために〔三菱電機〕が考えたのが、「収納を考えずに出しておけるコードレススティッククリーナー」です。——〔iNSTICK〕シリーズから2015年発売のコードレススティッククリーナーも、出したままにしておけて、しかも空気清浄機能付きでしたよね。新モデルの《ZUBAQ》はどのように違うのでしょうか?丁子さん:前のモデルでは空気清浄機能付きという物珍しさが注目されがちでしたが、やはり掃除機といえば吸引力だろうということで、《ZUBAQ》ではそこにこだわりました。空気清浄機能は無くしています。また、操作性としては「ワンモーション」ですね。《ZUBAQ》はワンタッチ着脱で、思い立ったらワンモーションでお掃除がはじめられる。より「お掃除のしやすさ」に特化し、クリーナー本来のお掃除機能の高さを実感できるモデルです。——そう聞くと、どれだけお掃除機能が高いのか気になります!丁子さん:それでは、実際に《ZUBAQ》を使ってみましょう。日本の住環境に寄り添った充実の機能手前にでスッと引くだけで取り出すことができるんです!——実物をみると、意外と本体が小さくてびっくりしますね。色もインテリアになじみやすそうです!丁子さん:本体は日本の女性も使いやすい高さになるよう設計しました。色はシャインブロンズというカラーで、地味な感じもしますが、リビングのインテリアにもマッチしやすい色なんです。——リビングに常に置いておけるデザインだと、ちょっとしたときにサッと使えますよね。丁子さん:持ち手の部分もより持ちやすくなるように、ラウンド形状にしました。こうすることで、どこで持っても使いやすく、重さも感じさせません。——たしかに、手前の方や奥の方……どこを持っても違和感がないですね。これが他ではなかなかないラウンド形状だからこそなんですね。丁子さん:スタンドからクリーナーを取り出すときも、手前に引き出すだけのワンモーションでできます。——片手でサッと取り出せるのが嬉しいですね。しかも軽い!丁子さん:見た目はスマートですが、吸引力は抜群ですよ。カーペットに入り込んだ微細なゴミも、この通り……——すごい。一発でほとんど吸い取れていますね!しかもかけ心地が軽いです。丁子さん:その秘密は「自走式パワーブラシ」にあります。3種類の異なる毛質のブラシを使った新構造を採用しているので、ゴミをぐんぐんかき出してくれて、拭き取りもしてくれるんです。——最初、ブラシのヘッドがコンパクトだな……と思いましたが、一発でしっかり吸引してくれるから、なんどもかけ直す必要もないんですね!丁子さん:ヘッドはコンパクトですが、ブラシ部分の幅を広くとっているので、効率よく掃除できます。小回りも抜群で、家具の隙間の掃除もしやすいですよ。この通り、まるでぴたっと床を這うような動きもできます。それでいて、ヘッドの小回りが効くんです!丁子さん:《ZUBAQ》のダストボックス部分は、普通のスティッククリーナーと違って、パイプの上側についています。この設計にすることで、床にギリギリまで近づけることができるフラッドヘッド機構で、ベッドやソファの下を奥まで楽に掃除できます。——持ち手がラウンド型だと、本体を寝かせて掃除するときも、スルっと手を移動させて自分が楽なところで持てるのが良いですね。ノズルの付け替えも片手でラクラク♪手前ではなく、上に引き上げると……——ハンディクリーナーとして使うときは、どのように取り出すのでしょうか?丁子さん:《ZUBAQ》をハンディクリーナーとして使うときは、上に引き上げる。これだけで取り出せます。——こちらも片手でワンモーションでできるんですね!ヘッドがぴたっとハマる感覚はやみつきになるかも!?丁子さん:ヘッド部分もこの通り、スタンドの横にセットした毛ブラシに引っ掛けるだけで装着できますよ。——すごい!クリーナーのヘッドの付け替えは両手を使う必要があって地味にストレスを感じるんですが、ここでもワンモーションなのが嬉しいですね♪丁子さん:それだけじゃありません。溜まったゴミを捨てるときも、ワンタッチで簡単に取り外せます。水洗いもできるので、いつでも清潔に保てますよ。——普段掃除機を使うときに感じていた、ちょっとしたストレスを全部解消してくれるような設計。これなら「ちょこ掃」もしやすくなりますね!お部屋の外も車の中も、いろいろなシチュエーションに対応——ところで、スタンドの横に付いていたこのノズルはどのように使うのでしょうか?丁子さん:これはエアブローノズルといって、キレイな排気を利用して、ゴミを掃き出すために使います。玄関付近に落ちている葉っぱや、車の中に入ってしまったゴミも一掃できますよ。——おうちの外の掃除にも活躍してくれるんですね!丁子さん:ハンディクリーナーに通常のヘッドをつければ、階段の掃除も楽にできますし、お子さんでも使いやすい高さになります。——お部屋の中心のリビングに置いておくことで、ママだけでなく、パパや子どももお掃除に参加できるライフスタイルが実現できそうですね!《ZUBAQ》が叶える、新しいお掃除習慣を手に入れよう!国内メーカーだからこそできる、細やかな機能が満載のコードレススティッククリーナー《ZUBAQ》。これを使って家族全員が「ちょこっと掃除」すれば、週末のお掃除時間も家族の時間に変えることができそうです♪私たちの暮らしに寄り添う《ZUBAQ》で、思い立ったらすぐ「ちょこっと掃除」をしてみませんか?●テキスト宇治田エリ●写真土佐麻理子
2018年11月09日丸の内の「Café 1894」で『フィリップス・コレクション展』の開催を記念した限定のパフェが登場。2018年11月10日~12月16日の間、夜20時以降からしかオーダーを受け付けない“アートな夜パフェ”は、名前の通りのフォトジェニックなメニューです。注目を集めるパフェの情報をご紹介します。「Café 1894」に夜限定のパフェが登場東京・丸の内の三菱一号館美術館に併設されている「Café 1894」に、2018年11月10日~12月16日の期間限定で20時からのみしか食べられない“アートな夜パフェ”が数量限定で登場します。パフェの断面は14層になっているフォトジェニックなタワー型のパフェ。和栗やシャインマスカット、巨峰など秋の果物で贅沢に彩られています。期間中は『フィリップス・コレクション展』を開催中2018年10月17日~2019年2月11日の間、三菱一号館美術館では『フィリップス・コレクション展』が開催されています。今回の夜パフェは『フィリップス・コレクション展』の開催を記念して用意されたメニュー。2018年で創立100年を迎える歴史あるワシントンの私立美術館、フィリップス・コレクション。モネやドガ、セザンヌやピカソらの絵画の歴史を牽引する巨匠ばかりの作品75点が展覧されています。夜パフェを頼むとオリジナルトートバッグがもらえる期間中に夜パフェを注文すると、『フィリップス・コレクション展』の割引券が入ったオリジナルトートバッグをもらえます。『フィリップス・コレクション展』のロゴがあしらわれた、“アートな夜パフェ”企画限定の貴重なオリジナルトートバッグです。「Café 1894」店舗情報場所三菱一号館美術館営業時間11:00~23:00(ラストオーダー22:00)※夜パフェの注文は、期間中20時以降から受付定休日不定休問い合わせ先公式HP:三菱一号館美術館 オフィシャルサイト「Café 1894」へ夜パフェを食べに行こう期間限定でしか味わえない、「Café 1894」の“アートな夜パフェ”。ぜひこの機会に、限定の夜パフェを味わって『フィリップス・コレクション展』の芸術の世界に触れてみませんか。スポット情報スポット名:Café 1894住所:東京都千代田区 丸の内2−6−2 三菱一号館美術館内電話番号:03-3213-7156
2018年11月06日世界でいちばん入館者数の多い美術館はどこかご存知ですか?その通り、パリのルーブル美術館です。1日に4万人が入館することもあるそうで、年間入館者数は740万人を超えるとか。そのルーブル美術館の一角で、正確には隣接するカルーゼル・デュ・ルーブル内「SHIP’S CAT」展示会場にて、私メ、なんと、先ほど歌わせていただきました。息子とはじめたYouTube「2Gチャンネル」の撮影で、しかもECHOES時代のナンバー「アローン」をルーブルの施設内で熱唱。これは実にすごい経験じゃないですか?その展示会場だけで1日数千人が来場しています。撮影中も大勢の来場者さんで賑わっていましたが、警備員さんが一旦ドアを閉めてくれました。何せ、“アローン”ですからね、たった1人で歌ったわけです。実は今から40年ほど前、生まれて初めてパリを訪れた時にも、私は真っ先にルーブル美術館を訪れました。パリに来る人でルーブルを目指さない人がいるのかというくらい、パリ=ルーブル美術館というイメージが出来上がっていますよね。世界中から観光客が集まってくるわけですから、入館することすら一苦労です。どこもかしこも人、人、人……。美術館でゆっくりと絵画を鑑賞しましょう、というような空気ではありません。入り口という入り口に屈強な警備員さんが立っています。私はリボリ通り側から入館して地下街へとおりました。そこにはまさかのショッピングモールが。巨大なフードコートまであります。まるでハワイのアラモアナショッピングセンターみたいな感じ。ルーブルに行くにはそこを突き抜けることになります。しかも、ルーブル美術館は想像をはるかに超える広大さ!どこに何があるのかさっぱりわからない複雑な迷路、芸術のテーマパーク、一大商業施設です。ともかくすべての人々がモナ・リザを目指すわけです。ルーブルに行くというのがフランスを訪れる世界中の観光客たちの夢。そんな美術館は、世界広しといえどもここだけでしょう。そして、私がルーブルで歌った映像は9月の初旬ごろまでにアップロードさせていただきますので、ぜひ、ぜひ、2Gチャンネルでご覧ください。さて今週は、芸術の秋にぴったりな「辻家のしょうが焼き丼」をご紹介します。材料4人分:お米1.5合、塩少々、ごま油少々、昆布茶の粉末小さじ1、しょうが粉末小さじ2分の1、豚の塊肉400g(なければ薄切り肉で代用可)、玉ねぎ1個、しょうが40g、ねぎ適量。つけ汁材料:醤油大さじ1、酒大さじ2、はちみつ大さじ1、砂糖小さじ2分の1。まず、1.5合のお米を研ぎ、炊飯器に塩、ごま油、昆布茶、しょうが粉末と水適量(300㏄程度、分量外)を入れて普通炊きします。次に豚肉を食べやすいサイズのサイコロ状にカットし、1つずつラップをかけてから麺棒か肉叩き棒で叩いて平たく伸ばします。下準備した豚肉を、調味料をすべて合わせたつけ汁に30分ほどつけておきましょう。ご飯が炊きあがったら、フライパンに油(分量外)を引き、つけ汁が馴染んだ肉を焼いていきます。焦げやすくなるので、汁はできるだけ切ってからフライパンにのせてください。片面がしっかり焼けたら肉をひっくり返し、くし切りにした玉ねぎと千切りにしたしょうがも加えて両面を焼きます。最後に残ったつけ汁をさっと回しかけてひと煮立ちさせましょう。器にご飯を盛り、その上にしょうが焼きをのせ、最後に小口切りにしたねぎをトッピングすれば完成です。ご飯もしょうが風味ですから、しょうが焼きがのれば、さらに味わいが広がって抜群ですぞ。お試しください。ボナペティ!【お知らせ】この秋から、辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートします。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。※「ムスコ飯」エッセイは最終回を迎えますが、レシピのみWEB女性自身では引き続き掲載予定です。
2018年09月11日三菱一号館美術館併設のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」は、展示替え期間限定メニュー「アフタヌーンティー」を、2018年9月18日(火)より期間限定で提供する。「アフタヌーンティー」は、併設の三菱一号館美術館の展示替え期間中にのみ販売される、期間限定メニュー。販売開始以来、登場するごとに毎回すぐに予約が埋まってしまう程の人気を誇る。今回は、“和”をテーマにしたスイーツプレートがメイン。和栗、ほうじ茶、黒蜜、抹茶などの和のエッセンスを取り入れた、冷たいスイーツをふんだんに盛り合わせている。その他、セイボリーやスイーツに合わせた緑茶、抹茶などの和のフレーバーティーを用意。見た目にも華やかなアフタヌーンティーセットとともに優雅なティータイムを楽しめる。【詳細】展示替え期間限定メニュー「アフタヌーンティー」販売期間:2018年9月18日(火)~10月15日(月) ※期間限定販売時間:14:30~16:30 / 15:30~17:30場所:三菱一号館美術館 Café 1894住所:東京都千代田区丸の内2-6-2三菱一号館美術館1F営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:00) ※不定休TEL:03-3212-7156価格:1人 3,400円+税※注文は2名~受付。※2日前までに要予約。ウェブ、電話にて受付。※各日15組限定
2018年09月09日ヴェネチアビエンナーレで脚光を浴び、 アジアのアートシーンを牽引する注目の作家リー・キット(李傑 / Lee Kit)が、原美術館にて個展「僕らはもっと繊細だった。」を9月16日から12月24日まで開催する。日本の美術館での個展は、リー・キットにとって今回が初。ⓒLee Kit, courtesy the artist and ShugoArts現在は台北を活動拠点にするリー・キットだが、アーティスト活動のスタートは中国への返還(1997年)を経て変貌していく故郷・香港だった。初期作品のうち、布に絵具で格子柄などを描いた絵画シリーズは、色と柄のある“抽象”絵画でもあれば、日用品としての機能をもった布(=テーブルクロスやカーテン等)という姿・形を備えた“具象”であるともいえ、絵画の概念を広げる革新的な作品群だった。そして2013年、ヴェネチアビエンナーレ香港館の屋内外に展開した自在なインスタレーションは、ウォール ストリート ジャーナル紙が「必見の展示ベスト5」に挙げるなど、国際的な注目を集めてきた。近年は、絵画やドローイング、プロジェクターの光や映像、さらには家具や日用品等を配置し、展示空間全体を淡い色調の絵画のように仕上げたインスタレーションに力を入れ、欧米アジア各地で発表を続けている。独特の歴史的背景を持って揺れ動く街・香港を出自とするリー・キットは、アートという開かれた表現を通して自身のあり方を問い、自分が今を生きる世界と向かい合おうとしている。展覧会を開催する場合、その街、その場所の空気や感情に静かに寄り添い、サイトスペシフィックな作品(=特定の場所に存在するために制作すること)を創り上げるのもリー・キットが持つ大きな特徴。近年の東京での個展(資生堂ギャラリー、シュウゴアーツ)で発表した作品も、東京の空気や人々から感じ取ったものが根底にある。したがって、元は原家の私邸であり、第二次世界大戦を乗り越え、GHQから返還された後に美術館として40年の時を経ようとしている原美術館は、リーにとってこれ以上ない時空間。リーがここで何を感じ、どのような“絵画”を描くのか、日本初の個展はリーの魅力が遺憾なく発揮される機会となる。【イベント情報】リー・キット個展「僕らはもっと繊細だった。」会期:9月16日~12月24日会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25時間:11:00~17:00(祝日を除き水曜日は20時まで / 入館は閉館時刻30分前まで)料金:一般1,100円、大高生700円、小中生500円、原美術館メンバーは無料 ※学期中の土曜日は小中高生の入館無料 / 20名以上の団体は一人100円引休館日:月曜(祝日は開館)、9月18日、9月25日、10月9日
2018年08月07日7月14日より、横浜美術館で『モネ それからの100年』が開催中。同美術館にとっては初めてのクロード・モネ展であり、“モネの作品と現代アートを結びつける”をテーマに、クロード・モネの作品25点と、現代美術家26名66点の作品を関連づけた意欲的な展示となっている。【チケット情報はこちら】日本でも特に人気の高いモネは、3年に1度は国内での回顧展が開催されている。今回は日本初公開となるモネの絵画『バラの小道の家』『ヴィレの風景』も見ることができ、モネ好きにはたまらない。展示は全四章に分かれ、モネの作品と対比するように、現代美術家の作品が並ぶ。ジャンルは絵画に止まらず、版画、写真、映像など。そうそうたる作家の顔ぶれは、アンディ・ウォーホル、マーク・ロスコ、丸山直文、松本陽子ら多彩だ。第一章では、モネの30代前後の作品が中心。モネが色彩と筆触へのこだわりを強めていく様子が感じられる。向かいの壁には現代作家の作品を展示。向かい合うことで、150年前を生きるモネの先駆性が強調される。第二章では、モネ独特の「色調」と「光」の表現に注目。額縁の外にまで滲み出すようなモネの作品を追った。同時に、モネの空間表現や光のイリュージョンを感じさせる現代作家の作品を並べる。第三章は、モネへのオマージュ。モネの作品に影響を受けながらも、まったく異なる手法の美術作品が並ぶ。来場者たちは有名なモネの『睡蓮』などにじっくりと見入りながら、その面影を現代美術作品の中に探していく。すると、題材も時代も異なるのに、現代の作品の中にモネを見つけることができる。第四章は後期の作品が中心。前章までとは違い、ここではモネの作品と現代作家の作品が交互に並べられる。まさに100年の時を超えてモネと現代が混じり合うよう。「モネの作品を見るように現代アートを見られるように」と、展示担当者・松永真太郎氏(横浜美術館 主任学芸員)の思いが込められている。モネの代表作である睡蓮の連作をオマージュし、福田美蘭氏がうつろう夜明けのビル夜景を描いた『睡蓮の池』の前には、ひとだかりができている。その横には、横浜美術館の展示にのみ限定出品された新作『睡蓮の池 朝』。朝焼けの蜃気楼に揺れるビル群の、光と色の表現は“現代の睡蓮”と呼びたくなる。『モネ それからの100年』は9月24日(月)まで。館内ではゆっくりとモネの「光」と「色彩」の合間を歩きながら、100年の時を越えた現代美術への旅が楽しめる。文・取材・撮影:河野桃子
2018年07月30日「蓼科(たてしな)テディベア美術館」は、信州・白樺湖畔に位置する世界最大規模のテディベア美術館。敷地面積3,000平方メートルを持つ広大な美術館には、約11,000体のテディベアを15の国と18のテーマにわけて展示。各国の風景を背景にした館内には、まるで絵本の中に迷い込んだかのような、癒し空間が広がっている。2018年7月現在では、ギネス認定されている世界最小0.8mmの貴重なテディベアを展示。さらに近年のリニューアルによって、キリンや象など等身大サイズのぬいぐるみに触って撮影ができるフォトコーナー「蓼科の森動物園~テディベアとその仲間たち~」や、ガラスショーケースを100台ほど追加した2階ホールが新設されるなど、ますますパワーアップしたテディベアワールドが広がっている。また「蓼科テディベア美術館」では、季節ごとに楽しめるイベントを用意。2018年7月11日(水)から8月31日(金)までは、厳選作品を集めた企画展「夏の特選展2018」を開催。26名の作家による個性豊かな作品が展示されるほか、販売作品なども多く取り揃えている。さらに同期間では、2,000種類以上のテディベアグッズを販売する「テディベアプラザ」にて、サマーセールを実施。愛らしいぬいぐるみや雑貨をたっぷりと詰め込んだ「夏のお楽しみ袋」も発売される。【施設概要】施設名:白樺湖畔 蓼科テディベア美術館所在地:長野県北佐久郡立科町芦田八ヶ野1522営業時間:4月~10月 9:00~18:00(入館最終受付17:30)、11月~3月 9:30~17:00(入館最終受付16:30)休館日:11月~3月の火曜日 ※12月初旬(今期は12月3日~12月7日/予定)にメンテナンス休館ありTEL:0267-55-7755チケット料金:大人(高校生以上)1,400円、子ども(小・中学生)800円、幼児(3才以上)300円、3才未満 入館無料※障害者手帳持参の場合、本人と付き添い1名の入館料が半額■「夏の特選展2018」会期:2018年7月11日(水)~8月31日(金)■テディベアプラザ「サマーセール」会期:2018年7月11日(水)~8月31日(金)
2018年07月08日東京・丸の内の三菱一号館美術館で『ショーメ時空を超える宝飾芸術の世界―1780年パリに始まるエスプリ』展がはじまりました。その記者発表会に女優の桐谷美玲さんが出席! キラッキラのジュエリーをまとった美しすぎる桐谷さんの写真&コメント、展覧会の様子もあわせてレポートします!ハイジュエリーにうっとり♡ ショーメの展覧会【女子的アートナビ】vol. 116『ショーメ時空を超える宝飾芸術の世界―1780年パリに始まるエスプリ』展では、パリの高級宝飾店、ショーメのきらびやかなジュエリーを中心に、デザイン画や写真など約300点を展示。あの英雄、ナポレオンの御用達ジュエラーとして名声を高め、歴史に残る芸術的なハイジュエリーを数多く生み出してきたメゾンの約240年にわたる美の世界をたっぷり楽しめます。皇帝や女王、ピカソもお得意さま!ショーメが誕生したのはフランス革命前の1780年。創業者のマリ=エティエンヌ・ニトは、王室が所蔵する宝飾品の鑑定なども手がけていましたが、革命後はナポレオンに気に入られ、お抱えジュエラーになります。皇妃ジョゼフィーヌや2番目の妻、マリー=ルイーズのジュエリーもショーメが制作。ヴィクトリア女王など世界の王家や大富豪、ピカソなどの芸術家もお得意さまだったそうです。記者発表会では、ショーメのCEO、ジャン・マルク・マンスベルト氏が登壇。ショーメは創業以来、デッサンやノート、記録写真などの資料を保存してきたとのことで、「宝飾にとどまらずフランスにおける歴史や技術、文化、伝統の証人になることができる」とコメント。「これらの財産を伝えることは今の時代にとって価値のあること。この規模の展覧会は二度と開催されることはないので、ぜひみなさんにもこの感動を味わってほしい」とアピールしました。さらに、監修者の三菱一号館美術館館長、高橋明也氏とルーヴル美術館名誉館長のアンリ・ロワレット氏も登壇。ロワレット氏は40年来の友人である高橋館長を信頼しているといい、「明治期の建築物を復元した三菱一号館美術館でショーメの展覧会を開くことは学術的にも意味がある」と同展開催の経緯についても語りました。キラッキラの桐谷美玲さん!続いて、女優の桐谷美玲さんがショーメのジュエリーを身につけて登壇。記者発表の会場は都内高級ホテルのチャペルだったので、美しいティアラ姿がぴったりです♡今回はじめて展覧会の音声ガイドを担当した桐谷さんは、「ショーメの優美さや気品にあった声はどういうトーンで出せばいいのだろう、ゆったりしたスピードで話したほうがいいのかな、などと考えながら務めました」と収録の感想を述べました。さらに、会場で音声ガイドの一部が流されると「完成したものを聞くのは初めてなので不思議な気持ちです」とはにかみ、「これをみなさんに聞いていただけると思うとうれしい反面恥ずかしいような、でもやれてよかったと思います」と笑顔を浮かべました。桐谷さんお気に入りのジュエリーは…また、お気に入りのジュエリーについて問われると、「ショーメといえばティアラというイメージ」といい、「そのティアラのレプリカが約200点並んでいる展示室について音声ガイドでも説明したので、実際にそれを見てみたい」と答えました。ショーメでは自分の頭に合わせて世界にひとつだけのティアラをつくってくれるとのことで、「実際にそのティアラを見て私もじっくり自分に似合うものはどういうものなのかなと選んでみたい」と目を輝かせていました。最後に、「何百年も前のものを今もこうやって見られるのは本当にすばらしく、それがジュエリーの魅力」といい、「もし自分がごほうびで手に入れたら、子どもだったり孫だったり受け継いでいけたらいいな」と幸せそうな表情で語っていました。会場では空間もチェック!この展覧会を訪れたら、ぜひジュエリーの展示方法にも注目してみてください。ジュエリーと関連した絵画作品が並んでいたり、あるいはデジタルアートが映し出されたモダンな展示室があったりと、作品だけでなく空間演出も一緒に楽しめます。館内は涼しいので、暑い夏のデートにもぴったり。ぜひ彼と出かけてみては?Information会期:~9月17日(月・休)休館日:月曜日(ただし、7月16日、9月10日、9月17日と、トークフリーデーの7月30日、8月27日は開館)時間:10:00~18:00(金曜、第2水曜、9月10日~13日は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで会場:三菱一号館美術館料金:一般 1,700円/高校・大学生1,000円/小・中学生500円※音声ガイド貸出し550円(ナビゲーター:谷原章介、桐谷美玲)※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2018年07月02日コンラッド東京 × ルーヴル美術館展東京・汐留にある「コンラッド東京」では、東京・六本木「国立新美術館」にて「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ー 人は人をどう表現してきたか」が開催されることを記念したスイーツブッフェが2018年6月2日(土)~9月2日(日)の土・日・祝限定で開催されています。“夏のパリ”を感じるフレンチスイーツを堪能200年以上の歴史ある美術館「ルーヴル美術館」があるフランス・パリの街は、スイーツの街としても知られています。「コンラッド東京」人気オールデイダイニング「セリーズ」では“夏のパリ”をテーマにした、繊細なフレンチスイーツを思う存分楽しめる「ルーヴル スイーツブッフェ」を開催。フランスの伝統菓子「ピティビエ」をはじめ、爽やかなレモンタルトや、カヌレ、マカロンなどのスイーツとセイボリーを堪能することができます。「ルーヴル スイーツブッフェ」詳細【開催期間】2018年6月2日(土)~9月2日(日)※土・日・祝のみ【会場】オールデイダイニング「セリーズ」【時間】15:00~17:00 ※スタート時間 15:00~、15:30~(90分制)【料金】大人 4,500円/子ども(6~12歳)2,500円 ※6歳未満無料・ソムリエセレクトのシャンパーニュ付き 5,000円ブッフェ内容【スイーツ 10種】ピティビエ/カヌレ/レモンタルト/エクレア/パッションフルーツのジュレ/ショコラフランボワーズ/フレーズ・デ・ボワのヨーグルトムース/アプリコットタルト/マカロン/ベイクドチーズケーキ【セイボリー 3種】苺ブリオッシュのオープンサンド スモークサーモンのリエット/ ライ麦パンのパリスタイル・サンドイッチ ハムとブリーチーズ/“パリジェンヌ”ポーチドエッグ・プレーンスコーン クロテッドクリームとりんごジャムを添えて・紅茶(イングリッシュブレックファースト/アールグレイ/ダージリン/カモミール) ※子どもは紅茶を1ソフトドリンクに変更可能※表示料金は、別途消費税およびサービス料15%を頂戴します。※表示の内容および料金は仕入れ状況によって予告なく変更になる場合があります。珠玉のセレクション「コンラッドアフタヌーンティー」「コンラッド東京」では、世界でも注目される一流シェフやパティシエが手掛ける絶品スイーツや各国の高級茶葉で淹れたお茶を味わうアフタヌーンティーを、各レストランにて楽しむことができます。ペストリーシェフ・岡崎正輝1979年、広島県出身。高度な技術と高い感性を持ち、国内外さまざまな製菓コンクールで権威ある賞を獲得。国際的に有名なコンクールでの優勝経験もあります。2017年7月1日、「コンラッド東京」ペストリーシェフに就任し、長年のホテルでの経験と高い技術力を活かし、アフタヌーンティーをはじめとした、館内にて販売するスイーツの監修を行っています。珠玉のセレクションを楽しんで「コンラッドアフタヌーンティー」では、季節に合わせた旬の果物を使ったスイーツブッフェやセイボリーを提供しています。「セリーズ」では、2018年5月1日~5月31日まで、春の訪れを楽しむいちごブッフェ「オトナ苺スイーツブッフェ」が開催されていました。バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」では、2018年5月1日(火)~6月30日(土)まで「ロイヤル・アッシャー」とのコラボブッフェ「苺・ロイヤルウエディング アフタヌーンティー」が、2018年7月1日(日)~8月31日(金)までは夏にぴったりなひんやりスイーツが楽しめる「プレイウィズサマーアフタヌーンティー」が開催されます。格式高い和モダンなホテル「コンラッド東京」東京のウォーターフロントに位置する「コンラッド東京」は、東京ベイエリアと浜離宮恩賜(はまりきゅうおんし)庭園を見渡す絶景ロケーションのホテル。都内全域へのアクセスも良く、ビジネスにも最適です。フォーブス・トラベルアワード4スター、トリップアドバイザー・トラベラーズ・チョイス・アワード、トリップアドバイザー「外国人に人気の日本のホテルと旅館」第1位など、さまざまな賞を獲得しており、洗練された充実のサービスも魅力的。都内最大級の広さを誇る客室も自慢です。ホテルの格式と和モダンデザインの融合がコンセプトのホテル「コンラッド東京」で非日常を楽しんでみませんか。上質な空間で珠玉のスイーツブッフェを楽しんで企画展「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ー 人は人をどう表現してきたか」の世界を、スイーツとセイボリーで楽しめる「ルーヴル スイーツブッフェ」で、夏のパリを体感しましょう。「コンラッド東京」では、ほかにも一流のシェフが手掛ける癒やしのスイーツを楽しむアフタヌーンティーが開催されています。都営大江戸線・ゆりかもめ線「汐留駅」から徒歩1分ほど。ホテルが贈る非日常のラグジュアリー空間で、珠玉のスイーツブッフェをぜひお楽しみください。イベント情報イベント名:ルーヴル スイーツブッフェ催行期間:2018年06月02日 〜 2018年09月02日住所:東京都港区東新橋1-9-1 コンラッド東京 オールデイダイニング「セリーズ」電話番号:03-6388-8745
2018年06月29日神戸が誇るランドマークホテル「ホテルオークラ神戸」(神戸市中央区)が、2018年6月13日(水曜日)から兵庫県立美術館「プラド美術館展」開催を記念した「プラド美術館展フェア」を実施しています。「元町」駅から徒歩10分の「ホテルオークラ神戸」は、神戸のウォーターフロントであるメリケンパークに立つランドマークホテル。神戸ポートタワーや六甲の山並みなど、客室の位置によって異なる風景を楽しむことが可能です。「三宮」駅からのシャトルバスも運行しています。チケット提示でレストランをおトクに利用可能「プラド美術館展フェア」は、「プラド美術館展」の最終日である2018年10月14日(日曜日)まで実施。会期中ホテル内の対象店舗で「プラド美術館展」のチケットもしくは半券を提示すると料金が10パーセントオフとなります。対象店舗は「レストラン エメラルド」(フランス料理)、「桃花林」(中国料理)、「カメリア」(カフェレストラン)、「山里」(和食堂)、「さざんか」(鉄板焼)、「メインバーエメラルド」の6店舗となります。「メインフロアデラックスルーム」(6階から15階)の宿泊に「プラド美術館展」のチケットと音声ガイドのレンタルをあわせた「展覧会チケット付ステイプラン」も販売されます。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社オークラニッコーホテルマネジメントのプレスリリース/PR TIMES※ホテルオークラ神戸※兵庫県立美術館
2018年06月16日体験型の展覧会「魔法の美術館:リミックス」が、長崎県美術館にて2018年7月21日(土)から9月2日(日)まで開催される。「魔法の美術館:リミックス」は、デジタルとアートが融合した作品世界を“見て、触って、参加する”ことで体感できる展覧会。子供から大人まで世代を超えて楽しめる、長崎初登場の17作品が集結し、まるで“イリュージョン”のようなアート空間を見せる。また、場内は自由に写真撮影ができる点もポイントだ。車のおもちゃをテーブル上に走らせると、車を辿るように道が表れ、風景が出来上がっていく坪倉輝明の《空想ジオラマ》は、子供の「くるまあそび」の世界を空想から可視化した作品だ。また、3DCGの立体物を構成する三角形の“頂点”に着目した《Vertexceed》では、複数の「頂点」に触れると映し出される映像が反応。“頂点”を通じて、現実空間を超えてデジタル空間へと介入する体験ができる。その他、藤本直明の《衝突と散乱》や森脇裕之の《センスピラー》など、人の動作に合わせて映像や光が変化する、幻想的で近未来的な作品が勢揃いする。【詳細】魔法の美術館:リミックス会期:2018年7月21日(土)~9月2日(日)開館時間:10:00~20:00(最終入場 19:30)休館日:7月23日(月)、8月27日(月)場所:長崎県美術館 企画展示室住所:長崎県長崎市出島町2-1観覧料:一般 1,200(1,000)円、中学・高校生 800(600)円、3歳~小学生 600(400)円※家族ペア券(一般+3歳~小学生) 1,400円(美術館の当日券売場でのみ販売)※()内は前売、15名以上の団体、障害者手帳保持者及び介護者1名までの料金※前売券の販売は7月31日(火)まで
2018年06月07日「魔法の美術館 光と遊ぶ、真夏のワンダーランド」展が、山梨県立美術館にて開催される。期間は2018年6月30日(土)から8月26日(日)まで。山梨県立美術館開館40周年記念「魔法の美術館 光と遊ぶ、真夏のワンダーランド」は、まるで魔法にかけられたように光ったり、動いたりと、映像や音が変化する体験型アートを集めた展覧会。体を動かすことで音や光を操ることができる作品や、絵本の世界に迷い込んだような幻想的な作品など、大人も子どもも直感的に楽しめる体験型アートの数々が展示される。また、場内の作品は全て撮影可能で、SNSにシェアすることもできる。坪倉輝明の《七色小道》は、人が通ると色や光が地面にあふれ、まるで七色に輝く小道を散歩しているかのような体験ができるアート作品。自分が歩くことによって生まれる色と、他の人が出す色が混ざり合うことで、"歩く"という行為が無意識のうちに互いに影響を与え合う様子を体感することができる。的場やすし、山野真吾、徳井太郎による《SplashDisplay》には、動き回る的にボールを命中させると、色鮮やかな光の粒が噴水のように舞い上がる。重田佑介+Zennyanの《よるにおもう》は、白い本を手にとって空間を歩き回ることにより、夜空を舞台に様々な星座のキャラクターが姿を現すアニメーションを楽しむことができ、まるで星空を旅しているような不思議な感覚を味わうことができる。【詳細】「魔法の美術館 光と遊ぶ、真夏のワンダーランド」会場:山梨県立美術館 特別展示室住所:山梨県甲府市貢川1-4-27会期:2018年6月30日(土)〜8月26日(日)休館日:7月2日(月)・9日(月)・17日(火)・23日(月)・30日(月)・8月6日(月)・20日(月)開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般1,000円(840円)、大学生500円(420円)※( )内は20名以上の団体料金、前売料金、県内宿泊者割引料金。高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳等持参)。県内65歳以上の人は無料(健康保険証等持参)。障害者手帳持参者、およびその介護者は無料。前売券は山梨県立美術館にて 5月30日(水)〜6月29日(金)まで販売。【問合せ先】山梨県立美術館TEL:055-228-3322
2018年06月01日箱根のポーラ美術館では、美術館敷地内の森で宿泊キャンプが体験出来るアウトドアイベント「FOREST MUSEUM 2018」を、8月25日から26日の1泊2日で開催。閉館後の美術館で貸切ギャラリートーク、野外映画上映など普段は体験出来ないイベントを実施する。同美術館では、7月22日から12月2日まで「ルドン ひらかれた夢ー幻想の世紀末から現代へ」展を開催。本イベントでは1日目となる8月25日、閉館後の美術館を貸切にし、17時から「ルドン ひらかれた夢」展特別トークイベントを実施。美術を身近に楽しめるものにすべく活動しているアートテラー・とに~をゲストに迎え、企画展の担当学芸員と同展の魅力について作品を観ながらじっくり語る。また、夜には、1日限定で設えた特別な映画館が夜の森にオープン。野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」を手掛ける映像クリエイターのサトウダイスケがセレクトした映画を上映する。ランタンを持って、夜風を感じる幻想的な映画鑑賞を楽しんで。夕食は、ポーラ美術館のレストラン・アレイにてブッフェ形式で料理を、また朝食は箱根の老舗・富士屋ホテル提供の焼きたてパンとスープを堪能出来る。「森のCafé&Bar」では、コーヒー専門店豆工房コーヒーロースト、小田原の老舗鈴廣かまぼことタイアップし、美味しいコーヒーや地ビールも楽しめる。この他、青々と茂る木々の中、野鳥のさえずりや沢のせせらぎを耳にしながら本を読む贅沢な時間が楽しめる「森の図書館」を開館したり、ハンモックワークショップも開催。「美肌の湯」として喜ばれている箱根湯本の「箱根湯寮」日帰り温泉の入浴券とポーラ(POLA)のアメニティのおみやげ付きで、帰り道まで楽しみが続く。参加費は1人、税込2万3,000円、1組2名以上の申し込みで限定20組での開催。申し込みは、6月15日10時から7月7日までPeatix()にて受付。抽選制となり、当落結果は7月10日前後にPeatix経由で通知される。テント、マット、ランタン、イス等、キャンプ用品は用意されるため、テントがなくても気軽に参加出来る。なお、未成年の場合は保護者同伴、未就学児不可。かつて画家たちは、室内から戸外へとキャンバスを持ち出し、“印象派”という新しい絵画の扉を開いた。光と色彩と空気にあふれた本イベントで、新しい体験の扉を開けてみては。【イベント情報】FOREST MUSEUM 2018会期:8月25日〜8月26日 1泊2日会場:ポーラ美術館 森の遊歩道住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285集合時間:25日14:00(解散予定時間:26日10:00)参加費:1人 税込2万3,000円※小雨決行/荒天中止。
2018年05月14日神奈川・箱根のポーラ美術館では、2018年8月25日(土)・26日(日)の1泊2日で、美術館敷地内の森にてキャンプ宿泊が体験できるアウトドアイベント「FOREST MUSEUM 2018」を開催する。イベント当日は、テントを持参する必要なく、自然あふれる富士箱根伊豆国立公園の中でキャンプ形式での宿泊が可能。夜の森では、野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」を手がけるサトウダイスケのセレクトによる映画上映も行われる。また、閉館後の美術館は貸し切りに。美術を身近に楽しめるものにするために活動しているアートテラー・とに〜、企画展「ルドンひらかれた夢」の担当学芸員によるトークイベントも開催される。箱根ならではのグルメが楽しめるのも、本イベントならではのポイントだ。夕食はポーラ美術館・レストラン「アレイ」にてブッフェを、朝食は箱根の老舗・富士屋ホテルの焼きたてパンとスープを提供してくれる。さらに「森のCafé&Bar」では、コーヒー専門店・豆工房コーヒーロースト、小田原の老舗・鈴廣かまぼこによる拘りのコーヒーや地ビールなども味わえる。野鳥のさずりを聞きながら読書出来る「森の図書館」の設置、イベント参加者へのお土産として箱根湯本の「箱根湯寮」日帰り温泉の入浴券&ポーラのアメニティが付属するなど、美術館・自然・箱根の魅力が詰まったイベントとなっている。【開催概要】「FOREST MUSEUM 2018」開催日:2018年8月25日(土)・26日(日)の1泊2日会場:ポーラ美術館 森の遊歩道(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)集合時間:25日14:00(解散予定時間:26日10:00)申込期間:6月15日(金) 10:00〜7月7日(土) ※抽選制※抽選の当落結果は7月10日前後にPeatix経由にて通知。申込方法:Peatixより(※6/15 10:00より公開参加人数:限定20組(最低催行人数30名)参加費:1人 23,000円(税込)参加費に含まれるもの:朝・夕の計2食、寝袋・シュラフマット以外のキャンプ用品使用料(テント、マット、ランタン、イス等)、25日・26日の入館料(3,600円相当)、箱根湯寮利用料(1,400円相当)、各イベント費、国内旅行保険料。※寝袋・シュラフマットの別途レンタル可。レンタル料:寝袋 2,000円/シュラフマット 1,500円参加要件:1組2名以上での申し込み。1テントあたり4名まで可。※未成年の場合は保護者同伴。※未就学児不可。※健康であること、イベントのスムーズな進行に協力出来ること。※保険申請のために名前・生年月日・性別の申告が必要。<イベントスケジュール>■8月25日(土)・1日目14:00~15:00 受付・ガイダンス15:00~17:00 森のCaféオープン、ハンモックワークショップ(自由参加)、自由時間17:00~18:00「ルドン ひらかれた夢」展・ギャラリートーク18:30~20:00 夕食(レストラン「アレイ」にて)、順次自由時間、森のBarオープン20:30~21:30 野外映画上映23:00 消灯、テント内就寝■8月26日(日)・2日目7:00~ 森のCaféオープン8:00~ 朝食10:00 解散、各自で箱根湯寮へ
2018年05月14日『プーシキン美術館展―旅するフランス風景画』とは?【女子的アートナビ】vol. 108この展覧会では、ロシアを代表する美術館のひとつ、プーシキン美術館のコレクションから選び抜かれたフランスの風景画65点を紹介。モネやセザンヌ、ルソー、さらに美術史に名を遺すクロード・ロランなど17世紀から20世紀までの傑作が勢ぞろい。神話の物語や美しいパリの街並みなどの名画を見ながらフランスを旅するように楽しむことができます。スペシャルサポーターは水谷豊さん!同展のスペシャルサポーターは、俳優の水谷豊さん。音声ガイドのナビゲーターも担当された水谷さんがプレス内覧会に出席され、展覧会の見どころなどを語りました。まず、展覧会を見ての感想を問われると、「今回はテーマがフランス風景画ということで、どの絵も本当にすばらしく絵の中に引き込まれていくようで、旅しているような気分を味わえました」と回答。続いて、2つの作品についてコメントされました。クロード・モネの初来日作品《草上の昼食》、実物はいかがでしたか?水谷さん写真で見るのとは全然違いましたね。学芸員の方から知識を教えていただき絵の見方も変わったのですが、これがモネの青春時代の作品ということで、若い時から才能が花開いていたことがわかります。すばらしいです。《草上の昼食》は画家が26歳のときに描いた作品。学芸員の大橋さんのお話では、当時モネはまだたくさんのモデルを雇うことができなかったので、恋人のカミーユにいろいろな服を着せてポーズをとってもらい、いくつかスケッチを描いてから組み合わせて作品を制作したとのこと。この絵に登場する女性はすべてカミーユではないかと考えられているそうです。特にお気に入りの作品は?水谷さんいろいろありましたが、おもしろかったのはアンリ・ルソーの《馬を襲うジャガー》です。ルソーはパリにいて、植物園で熱帯植物を観察しながらジャングルに思いをはせてこの絵を描いたのですが、想像でここまで描けるのかというほどすばらしい作品です。われわれも(俳優というのは)妄想するのが仕事ですが(笑)、不思議なオーラがある作品です。ルソーは税関職員として働きながら絵を描いていた日曜画家。専門的な美術教育を受けていない彼の作品は批判されることもありましたが、ピカソやアポリネールなどからは高く評価されていました。特に南国のジャングルを描いた絵を多く残しています。最後に、水谷さんからメッセージ水谷さん名作と呼ぶのにふさわしい、たくさんの作品が東京都美術館にそろいました。訪れた人を世界の旅に連れて行ってくれる作品が集まっていると思います。僕は旅の案内人として関わらせていただき光栄です。たくさんの人にこの感動を味わっていただきたいです。ちなみに、水谷さんがナビゲーターとして出演されている音声ガイドも聞いてみたのですが、作品の背景や画家についての説明などもわかりやすく、展覧会の感動がより深くなる内容でした。そして、『相棒』ファンが喜ぶあの名セリフも入っています。ガイドは最後の最後までぜひ聞いてみてください。また、会場には作品と一緒にパリの地図なども掛けられ、どのあたりを描いた絵なのかがわかるようになっています。パリを訪れたことがある人はもちろん、行ったことがなくてもイメージすることができ、作品鑑賞がより楽しくなりますよ。フランスを旅する気分を味わえる展覧会は7月8日まで。Information会期:~7月8日(日)休室日:月曜日時間:9:30~17:30※金曜日は20時まで※入室は閉室の30分前まで会場:東京都美術館料金:一般 1600円/大学生・専門学校生1300円/高校生800円/中学生以下無料公式サイト:上野の東京都美術館で開催中の『プーシキン美術館展』に行ってきました。フランス風景画の名作が集まるこの展覧会では、俳優の水谷豊さんが音声ガイドを担当。プレス内覧会にも出席され、見どころを語ってくれました。
2018年04月28日六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展「カタストロフと美術のちから展」が2018年10月6日(土)から2019年1月20日(日)まで開催される。これまで森美術館は、2003年の開館記念展で“幸福”をテーマにした「ハピネス」展、10周年を迎えた2013年の“愛”に注目した「LOVE展」といった具合に、節目となる年において全人類にとって普遍的なテーマを掲げ、展覧会を開催してきた。そして15周年を記念して開催する今回は、あえて“カタストロフ”つまりは大惨事をテーマとし、今日の国際社会における美術の役割を問う。現代美術のスーパースターから注目の若手作家まで、社会の変革を目指す美術作品を紹介一般的に、アーティストが社会に介入し、彼らの作品や活動を通して社会に変革をもたらそうとすることを「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」と呼び、近年日本でも注目を集めている。本展では、現代美術が秘めている「社会をよりよくする可能性」に着目。宮島達男やオノ・ヨーコによる鑑賞者参加型の作品をはじめとする社会的メッセージが込められた美術作品を多数紹介し、美術と社会のつながりを考察していく。そのほか参加アーティストも多彩な顔触れだ。現代美術界で最も権威ある祭典「ヴェネチア・ビエンナーレ」や「ドクメンタ」への参加経験をもつトーマス・ヒルシュホーン、アイザック・ジュリアン、畠山直哉、宮本隆司といったベテラン作家、ストリート・アート界のスターであるスウーン、注目若手勢として加藤翼や平川恒太ら国内外を問わず幅広いジャンルの作家が集う。また日本初公開となる作家としてヒワ・Kやヘルムット・スタラーツも参加する。風化させぬよう、あの大惨事について考える――問題が山積の現代社会における美術の役割を問う中、最も大きな出来事として、2011年に発生した東日本大震災を取り上げる。日本社会だけでなく日本の現代美術界にも大きな影響を与えた東日本大震災は、今でも復興が思うように進まないなど多くの問題を抱えている一方、私たちの震災体験や記憶は風化しつつある。今回は、この議論を再燃させるべく、震災を契機に制作されたChim↑Pom、トーマス・デマンド、池田学など約10作家の作品も紹介する。開催概要カタストロフと美術のちから展会期:2018年10月6日(土)~2019年1月20日(日)場所:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー開館時間:10:00~22:00 火 10:00~17:00※いずれも閉館時間の30分前まで。会期中無休。入館料:一般 1,800円、学生(高校・大学生) 1,200円、子供(4歳~中学生) 600円、シニア(65歳以上) 1,500円※本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2018年04月21日フランスのハイジュエリーブランド、ショーメ(CHAUMET)の軌跡を辿る「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展が、東京三菱一号館美術館にて開催される。期間は、2018年6月28日(木)から9月17日(月・祝)まで。18世紀から現代に至るまでのショーメを辿る1780年にフランスのパリで生まれたショーメは、皇帝ナポレオンや皇后ジョゼフィーヌを筆頭に、ヨーロッパ各国王室の御用達ジュエラーとして、自然をテーマに数多くのジュエリーを手掛けてきた。今回開催となる「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展では、そんなショーメの18世紀から今日にまで至るジュエリーや、工芸品、絵画、デザイン画など、未公開を含む約300点の作品を展示。会場は5つのセクションに分かれ、それぞれ異なるテーマに沿って展開される。時代と共に移り行く、ショーメのティアラ「ティアラの芸術(The art of tiara)」では、権力の象徴であり、アクセサリーとしても親しまれてきたティアラ約20点とニッケル=シルバーモデル300点を一堂に公開。あらゆる影響や様式を反映してきたティアラの時代の変遷と共に変化するスタイルに注目だ。1810年頃、ナポレオン皇帝の妹・ナポリ王妃カロリーヌ・ミュラの為に制作されたいうバンドー・ティアラは、帝政時代における古代趣味を表現した一品。恋愛に関する神話の諸場面がパールとゴールドの中に描かれている。1830年から1840年頃に制作された「ロイヒテンベルク」のティアラは、花のモチーフにエメラルドを飾った、ゴージャスなデザイン。自然主義を反映した「震える」セッティング技術によって、纏う者の動きに応じて、花部分もユラユラと揺らめく仕掛けが施されている。また、花はそれぞれ取り外しが可能で、ブローチや髪飾りとしての機能も持つ。愛の込められた、ロマンティックなジュエリー「想いをあらわすジュエリー(The jeweller of sentiment)」では、愛のモチーフを取り入れたデザインの品や、結婚祝いとして贈られたロマンチックなジュエリーを展示する。色とりどりの宝石を飾った、「皇妃マリー=ルイーズのアクロスティック・ブレスレット」は、ナポレオンからマリー=ルイーズへ結婚祝いとして贈呈されたジュエリー。各宝石のイニシャルには、秘密のメッセージが隠されており、2人の生年月日や彼らの出会った日付などが示されている。スコットランドのタータンチェックをイメージした「タータンチェックのリボン」ブローチは、19世紀当時女性らしい服装に必須であったリボンの蝶結びから派生したデザインを取り入れた一品。それと同時に、心の結びつきの象徴としても意味合いも暗示していた。注目は、ショーメと日本の深い歴史注目のセクションとなるのは、会場のフィナーレを飾る「日本とショーメ(Chaumet and Japan)」。ここでは、メゾン創業初期から現代にいたるまでのショーメと日本の深い関わり合いを持った作品が展示される。1900年頃に制作された「雷神、日本風ブローチ」は、ジャポニズムの影響がヨーロッパの装飾芸術にあらわれた典型のブローチ。日本神話における雷神をテーマとし、侍の恰好をした雷神と、和傘を持つ着物姿の女性が向かいあった姿が描かれている。装飾はゴールドをメインにルビーやエメラルド、ダイヤモンドなどで飾られた。なお、本セクションでは、ジャポニズムの影響を受けた「日本風」のデザイン画も併せて公開される。そのほか、本展では、帝政期の王朝から注文された品々や、ブランドの創業当初より大事にしてきた「自然主義」のテーマを体現したジュエリーなどを展示。是非足を運んで、煌びやかに輝く作品と共にショーメの深い歴史に触れてみて。展覧会をモチーフにしたメニュー&グッズ登場「Café 1894」のランチ&デザートメニューまた「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展の開催を記念して、三菱一号館美術館内にあるミュージアムカフェ・バー「Café 1894」では、展覧会にちなんだメニューを提供。ランチからデザートまで、時間帯に合わせて楽しめるメニュー内容となっている。ランチタイムには、前菜とメインをセットにしたコース料理「plein de nature プレーン ドゥ ナチュール」を用意。前菜「季節野菜のサラダ仕立て ホタテ貝のタルタル ラビゴットソース」は、ナポレオンの皇妃ジョゼフィーヌが愛したマルメゾン城の豊かな自然を、色どり豊かな季節野菜と赤パプリカのソースで再現。鴨胸肉と牛蒡のピューレを主役としたメイン「鴨胸肉のロティ 牛蒡のピューレ ノワゼットソース」は、本展で紹介する、日本美術の影響を受けた西洋のジュエリー作品をモチーフにしているため、「和」と「洋」の食材を調和させた仕上がりとなっている。また食後に楽しみたいデザートからは、ジュエリーの輝きを表現した「bijou exotique ビジュー エキゾティック ~マンゴーとパッションフルーツのバヴァロア仕立て ココナッツとタピオカのソース~」が登場。タピオカでパールを、色どり鮮やかな果実で宝石を再現し、仕上げには繊細な輝きを纏った飴細工をデコレーションした。ショーメ監修、店舗限定グッズ販売もそのほか同美術館内の「Store 1894」では、ショーメ監修のもと、本展限定となるポストカード&クリアファイルなどを販売。輝くジュエリーやナポレオン&ジョゼフィーヌをモチーフにした、美しいデザインとなっているので、ファンの人は見逃さないで。【詳細】「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 -1780年パリに始まるエスプリ」会期:2018年6月28日(木)~9月17日(月・祝)場所:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内2-6-2開館時間:月曜休館(7月16日、9月10日、9月17日と、トークフリーデーの7月30日、8月27日は開館)観覧料:一般1,700円(1,500円)/高校・大学生1,000円/小・中学生500円※( )内は前売料金。【問い合わせ】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)■Café 1894場所:三菱一号館美術館営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:00)定休日:不定休TEL:03-3212-7156メニュー例:<ランチ 11:00~14:00>「plein de natureプレーン ドゥ ナチュール」2,160円(税込)・前菜「季節野菜のサラダ仕立て ホタテ貝のタルタル ラビゴットソース」・メイン「鴨胸肉のロティ 牛蒡のピューレ ノワゼットソース」<デザート 14:00~17:00>・「bijou exotique ビジュー エキゾティック ~マンゴーとパッションフルーツのバヴァロア仕立て ココナッツとタピオカのソース~」972円(税込)■Store 1894場所:三菱一号館美術館営業時間:10:00~18:00※祝日・振替休日除く金曜、展覧会会期中の最終週平日は21:00まで休業日:毎週月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中最終週の場合は開館)、年末、元旦、展示替え期間※美術館の開館時間に準ずるグッズ:・A4クリアファイル 600円(税込)・大判ポストカード 全7種 各300円(税込)
2018年04月19日フランスの風景画のコレクションが一堂に来日17世紀から20世紀の風景画が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。クロード・モネ《草上の昼食》1866年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.なかでも、注目は初来日となるモネの『草上の昼食』。同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。初夏の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」を体感できます。展示構成第1部「風景画の展開クロード・ロランからバルビゾン派まで」1章近代風景画の源流/2章自然への賛美第2部「印象は以後の風景画」3章大都市パリの風景/4章パリ近郊--身近な自然へのまなざし5章南へ—新たな光と風景/6章海を渡って/想像の世界宗教画の背景として描かれていた風景でしたが、17世紀のオランダにおいて「風景画」として独立したカテゴリーになります。フランスの画家たちも次第に関心をしめし、イタリアで目にした古代の移籍や旅先の風景を描くようになります。19世紀に入ると、身近な自然を愛したバルビゾン派の画家たちが人気になります。そして19世紀半ばからは「パリ大改造」が行われ、街並みが大きく変わりました。印象派の画家たちは生まれ語ったパリを歩き、都市の情景を数多く描きます。さらに鉄道網の発達にともない、郊外や南仏の風景を描き、さらには海を渡って、想像の世界へと広がりました。『庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰』ムーラン・ド・ラ・ギャレットはパリのモンマルトルにあったダンスホール。喧騒から少し離れた木陰で楽し気に語らう男女5人が描かれています。後ろ姿の女性はルノワールのお気に入りのモデル・ニ二。その後ろから顔をのぞかせているのは画家のモネです。ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》1876年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『サント・ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め』エクス・アン・プロヴァンスの近くにあったセザンヌの家の近くから見ることができた。この山はセザンヌが主題にしたモチーフのひとつで、30点以上の油絵と多数の水彩画にしています。ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め》1905-06年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『マタモエ、孔雀のいる風景』1891年、ゴーガンはタヒチ島へ赴きます。タヒチ語のマタモエの意味は議論されてきましたが、ゴーガンはフランス語では「死」というタイトルをつけました。文明化されたヨーロッパ人としての自身の死を示していたと考えられています。ポール・ゴーガン《マタモエ、孔雀のいる風景》1892年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『馬を襲うジャガー』アンリ・ルソーの作品は熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数あるが、実際に南国に行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作りあげました。アンリ・ルソー《馬を襲うジャガー》1910年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.展覧会概要会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館企画展示室(東京・上野公園)休室日:月曜日※ただし、4月30(月)は開室開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)夜間開室:金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省お問い合わせ先:TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)大阪会場会場:国立国際美術館(大阪・中之島)会期:2018年7月21日(土)~10月14日(日)主催:国立国際美術館、朝日新聞社、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
2018年04月12日メガバンクと呼ばれる国内最大手の銀行のひとつ、「三菱東京UFJ銀行」が、2018年4月1日から「三菱UFJ銀行」に行名変更されます。銀行名が変わると、これまでの給与振り込みなどは普通に行われるの?あるいは毎月振り込んでいた家賃の振り込み先を変える必要があるの?といった疑問について調べました。●基本的には個人の対応は必要なし4月1日の行名変更に対し、多くの銀行が今後の三菱東京UFJ銀行への対応を発表しています。その内容は、これまで三菱東京UFJ銀行となっていた行名を、自動で三菱UFJ銀行に変更するというものです。つまり、振り込みカードやインターネットバンキングの振り込み先登録などで登録された三菱東京UFJ銀行は、4月1日以降、自動で三菱UFJ銀行に置き換わるようにシステムが準備されているようです。逆に、自身が三菱東京UFJ銀行に口座を持っている場合も、自動で銀行名の変更がされるため、特に手続きなどをしなくても自動引き落としなどは継続して行われるようになります。●銀行以外のシステムには注意が必要銀行同士のシステムは自動で銀行名が変更されますが、例えば自動で銀行口座から入出金情報を取得する家計簿ソフトなど、一般の企業が銀行システムを利用してサービスを行っているものは、銀行名の変更に自動で対応してくれるのか、各サービスの詳細を見て、銀行口座を再度登録しなおす必要があるかチェックをする必要があります。●意外と忘れがち、これからの自分の口座名また、意外と忘れてしまいがちなのが4月1日以降、自分の口座名を書類などに記載するケース。うっかり古い行名で書類に書いてしまうと、あとあと書き直しが必要になったりと、不要な面倒ごとが起きてしまうかもしれません。自分の口座が行名変更される場合は、そのことを忘れずに、今後書類を書く際には気をつけるようにしましょう。銀行名の変更は、多くの人に影響のある大きな出来事ですが、事前のシステム対応などで、一般の利用者にはほとんど影響がないようになっています。ただし、ネットバンキングなどを利用した別会社のサービスを使用している場合は、サービスの対応状況の確認をしっかりしておくようにしましょう。(文・姉崎マリオ)
2018年03月27日東京・丸の内の三菱一号館美術館で開かれている『ルドン―秘密の花園』展に行ってきました。ちょっと不気味なキモい系作品で人気のルドン。今回の展覧会でも、あやしげな雰囲気の版画や花の絵など、期待を裏切らないアートが揃っています!ディープなルドンの世界を堪能!【女子的アートナビ】vol. 100『ルドン―秘密の花園』はタイトルからも推察できる通り “植物” にスポットを当てた展覧会。といっても異才のルドンさんですから、単なる美しい花の絵ではないようです。後ほど詳しくご紹介しますが、これらの作品はオルセー美術館など海外の主要美術館から来日。さらに、世界有数のルドンコレクションをもつ岐阜県美術館からも名作が集まり、約90点の作品を通してルドンのディープな世界を楽しむことができます。ざっくりルドンオディロン・ルドン(1840~1916)はフランス南西部のボルドー生まれ。地元の画家に素描を習ったあと、親の希望でパリの国立美術学校・建築科を受験するも失敗し、故郷に戻って版画家のブレスダンなどから指導を受けます。また、植物学者のクラヴォーや風景画家カミーユ・コローからも影響を受け、サロン(官展)などに出品しながら版画や油彩画など多くの作品を制作。初の石版画集を出したのが39歳という遅咲きの画家でしたが、その後はパトロンがついたり、レジオンドヌール勲章を受けたりと生きているうちに評価されたので、比較的恵まれた人生だったといえそうです。ちなみに、ルドンは印象派のモネと生まれた年が一緒。活躍した時代もほぼ重なります。黒~いルドンそれでは、展覧会の見どころをピックアップしていきます。まずは、黒~い世界からスタート。ルドンといえば、木炭の素描や版画などの白黒作品が有名で、特にキャラ立ちした怪物のような絵がよく知られています。これらの絵、今まで謎の生き物と思っていましたが、展示解説によると樹木などの「植物」と「人間」が組み合わされているとのこと。確かによく見ると、花や植物の一部に顔や目玉が埋め込まれています。この独創的な作品が生まれた背景には、植物学者クラヴォーの影響があったそうです。クラヴォーは博物学から文学、哲学、仏教まで幅広い知識をもち、ルドンを幻想的な世界へ導いたといわれています。明るいルドンもあります版画などの白黒作品をさかんに制作した「黒」の時代を経て、ルドンは明るい色彩の絵も描くようになります。左の絵は岐阜県美術館が所蔵する傑作《眼をとじて》。人物の周囲に花が散りばめられ、色鮮やかで美しい作品です。眼を閉じた女性の表情がとても神秘的。何かが暗示されているようでもあり、見ていると作品の世界に引き込まれていきます。ほかにも、神話や聖書、シェイクスピアの作品をもとにした絵画がたくさん展示されています。必見! ドムシー城の装飾画展覧会で最大の見どころは、ドムシー城食堂の装飾画。これは、ルドンが60歳のころにパトロンのドムシー男爵から依頼を受けて制作したもので、今回、全16点が日本ではじめて公開されています。一部の会場では、ドムシー城食堂を再現した形で作品を展示。実際にどんなふうに飾られていたのかがわかるよう、配置図も貼られています。こちらも食堂装飾画のひとつ《グラン・ブーケ(大きな花束)》。高さが2メートル以上もある大作です。大きな花瓶にたくさんの花が活けられていますが、どの花もなんだか非現実的で、怪物のように見える花もあります。美しいのにキモいという独創的なアートをつくりだしたルドン。その世界観を存分に体感できる作品です。ちなみに、ドムシー城食堂の装飾画全16点のうち15点はオルセー美術館に所蔵されていますが、残りの1点、この《グラン・ブーケ》だけ三菱一号館美術館のコレクションです。同美術館館長の高橋明也さん(写真)によると、この作品以外の15点はドムシー家からフランスに「相続税物納」として譲渡され、オルセー美術館の所蔵となっているそうです。そして、《グラン・ブーケ》だけがドムシー城に置かれていたとのこと。それが、さまざまな経緯を経て三菱一号館美術館の所蔵となったそうです。その具体的な経緯については、展覧会公式カタログにも詳しく書かれています。美術館のコレクションがどんなふうに形成されていくのか、現場の興味深い話も載っているので、ぜひカタログもご覧になってみてください。ショップもキワモノ揃い!?展示を見終わったらミュージアムショップへ。作品をモチーフにしたオリジナルスカーフやハンカチがたくさん並んでいます。花や蝶などがデザインされていますが、さすがにルドン独特の不気味臭は控えめな感じ。でも、なんとなくフシギな雰囲気は漂っています。ルドンらしさ全開なのがエコバッグ(1,200円)。こちらを持ち歩けば、注目されること間違いなしです!幻想的なルドン・ワールドに魅了される展覧会は5月20日まで開かれています。訪れるたびに新しい発見があると思いますので、ぜひリピートしてみてくださいね。Information会期:~5月20日(日)休館日:月曜日(※ただし、トークフリーデーの2月26日と3月26日、4月30日、5月14日は開館)時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで会場:三菱一号館美術館料金:一般 1,700円/大学生・高校生1,000円/中学生・小学生 500円※新しいサポーター制度もスタート!2018年の2月8日より三菱一号館美術館のサポーター制度(MSS)が新しいシステムに変わりました。・MSS…年会費7,500円(税込)で会員本人と同伴者1名が何度でも入館可能・MSS-mini…年会費4,000円(税込)で会員本人が何度でも入館可能その他、各種サービスも受けられます。詳しくは、同館の公式サイトをご確認ください。※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年02月21日