フィンランドのファッションブランド「イヴァナ・ヘルシンキ(Ivana Helsinki)」が、銀座三越でポップアップショップをオープンする。期間は2月11日から15日まで。今回のポップアップショップでは、ムーミンとのコラボレーションによる15SSウィメンズコレクション「ムーミン バイ イヴァナ・ヘルシンキ」にフォーカス。そのコレクションが全国に先駆けて販売される。デザインにはトーベ・ヤンソンの原画を元にしたオリジナルのビジュアルや柄が使用され、ブランドのメランコリーかつピュアなデザインが、よりファンタジックに彩られた。その他、店内では銀座三越限定のショッピングバッグ(5,400円)も販売される予定。デザイナーのパオラ・スホネンによる展示も行われ、一つひとつの作品やデザインにこめられた彼女の思いを知ることが出来る。また、2月14日には長年ムーミンの取材を行ってきた、白泉社MOE編集部の森下訓子によるトークショーが行われる予定だ。2月13日には映画『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が全国で公開される。これを記念してポップアップショップでは、ワンピースまたはセーターを購入すると、先着15人に映画の無料鑑賞券がプレゼントされる。
2015年02月11日伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越で、アートを通じて東日本の復興を支援するプログラム「KISS THE HEART」を開催している(チャリティー募集期間は2月17日18時まで)。三越伊勢丹グループが主催する同プロジェクトは、国内外で活躍するアーティストの作品を上記各店ショーウインドーで発表し、展示終了後にインターネットを通じてチャリティーオークションを行う社会貢献事業として2012年にスタートした。チャリティーオークションの収益金は、東日本大震災被災地の子供達を支援する活動として、姉妹校である東北芸術工科大学と京都造形芸術大学が教育支援を行うプロジェクト「こども芸術の家」に消費税を除く全額が寄付される。2015年より新たな企業メッセージ「this is japan.」を掲げる同社。今回3回目となる同プロジェクトのテーマは誕生から400年を迎える日本の伝統美術・琳派に着目し、「LOVELY RIMPA」とした。プロデューサー後藤繁雄がキュレーションした9名のアーティストの「扇面アート作品」が各店のショーウインドーを彩る。伊勢丹新宿店では、現代美術家の名和晃平、フォトグラファーの鈴木親、デザイナーの仲條正義、画家・絵本作家のミロコマチコ、フォトアーティストの赤石隆明。日本橋三越本店では、ファッションデザイナーでITSジュエリー部門グランプリ・スワロフスキー賞の受賞も記憶に新しい中里周子、ガーデンデザイナーの吉谷桂子。銀座三越では、現代美術家の鬼頭健吾、椿昇がそれぞれ参加している。アート作品の展示期間は、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店が2月16日、銀座三越は2月15日まで。展示会終了後に行われるオークションの応募受付は、「KISS THE HEART」特設サイト()にて2月17日18時まで随時行っている。販売価格は3万円。
2015年01月30日「オメガ(OMEGA)」は、日本橋三越本店で12月10日から「オメガ クリスマス フェア」を開催する。期間は12月25日まで。“ホワイトクリスマス”をテーマに、白を使ったモデルにフォーカス。ホワイトベルト仕様の「シーマスター プラネットオーシャン メンズ」(56万円)や、白い文字盤を採用したスポーティーなデザインの「シーマスター プラネットオーシャン レディス」(56万円)など、ペアウォッチやクリスマスプレゼントにもおすすめのアイテムを取りそろえる。会場は本館6階の時計サロン。
2014年12月08日「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」は、銀座三越1階にポップアップストアをオープンする。期間は12月3日から9日まで。店内では15SSプレコレクションの新作を中心に、カラフルなバッグ、財布、スカーフなどをラインアップ。5万4,000円以上の購入で、オリジナルノベルティが先着順にプレゼントされる。
2014年11月26日銀座三越と日本橋三越が「2015年バレンタインフェア」を1月28日から2月14日まで開催する。各店のテーマは、銀座店は“愛のエッセンス(Essence de l’amour)”、日本橋店は“チョコレート博物館(Le Musee du chocolat)”。各店共に限定品や日本初上陸や素材にこだわったチョコレートを販売する。銀座三越は、カカオにフォーカスしたチョコレートを紹介する。カカオは17世紀には“媚薬か否か”の論争の種になるほど、カカオそのものが持つエッセンスや滑らかな口溶けは、まるで恋をした時のような幸福感に似ていると言われた。同店は、そんなカカオそのものの味わいに着目し、“単一品種カカオ(Single Bean)”のチョコレートを用意した。2010年「ワールド・チョコレート・マスター」で優勝し、若き奇才と言われる「グザヴィエ・ベルジエ(XAVIER BERGER)」からは、単一品種4粒入り(1,500円)、8粒入り(2,900円)、15粒入り(5,000円)を販売する。銀座店限定の「イアン・バーネット(Iain Burnett)」は、厳選した極上のシングルビーンカカオと、直接契約した酪農家から毎朝必要な分だけ配達してもらったという新鮮なミルクを使い、彼の代表作にもなっている“ベルベット トリュフ マイルド”のチョコレート(1,550円から2,850円)を販売する。ベルギーのチョコレートブランドが8社集結した「ベルギーセレクションボックス(3,000円)」は500セット限定。日本初上陸の「ドゥルミアン(Deremiens)」他、「デルレイ(DelRey)」「レオニダス(Leonidas)」など老舗ショコラトリーも入ったセットだ。「サロン・デュ・ショコラ」にも参加した経験を持つチョコレートブランド「ガロタイ(GALLOTHAI)」は、タイ・バンコク発の「ベンジャロンチョコレート」(1,800円)を販売する。一つひとつハンドメイドされたタイの伝統磁器・ベンジャロン焼きには、南国ならではのフレーバーとなるパッションフルーツ、あるいは、マンゴーミルクのいずれかのトリュフチョコレートが磁器に1粒入り、“宝石箱”に入った贅沢なチョコレートのような仕上がりになっている。日本橋三越は、歴史や文化にフォーカスしたチョコレートを紹介。「岡田美術館チョコレート」(2,407円)は、『失恋ショコラティエ』の監修を務めたショコラティエの三浦直樹が手掛けたボンボンショコラ。和素材がテーマで五つのフレーバー(胡桃と西京味噌、柚子と抹茶、桜、まつたけと焼酎、胡麻といちじく)があり、視覚と味覚を満足させてくれる同店限定の逸品だ。日本初登場で日本橋店限定となる「プレスタ(PRESTAT)」の「レッドヴェルヴェットトリュフ」(3,000円)は、ラズベリーをたっぷり使用した真っ赤なレイヤーケーキを一粒のトリュフで表現した。クリーミーなフィリングを甘酢っぱいラズベリーが包みこみ、口の中でバランス良く混じり合うとレッドヴェルヴェットケーキのような味わいになるという。「ドゥボーヴ・エ・ガレ(Debauve & Gallais)」の「レディアメリー(Lady Amelie)」(4,800円)は、100年の時を経て復刻した限定箱のチョコレート詰め合わせ。19世紀に流行した装飾が施されたボックスは、同ブランドを御用達としていたルイ・フィリップ王の孫娘、アメリー・ドルレアンの依頼により1913年に作られたもの。日本橋店限定のこのチョコレートには、マリー・アントワネットの所望により作られたピストル(古金貨)4枚とボンボンショコラ7粒が入っている。
2014年11月15日三越伊勢丹は11月11日、日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹新宿店の「2015年新春福袋」を報道陣向けに発表した。2015年福袋の共通テーマは「未来を楽しむ」。未来において変わることなく大切にしていきたい“日本人の幸福感”や文化の根底にある“精神性”にフォーカスし、日本の良さを見つめ直す福袋や、遊び心のある福袋を用意している。日本橋三越は、アートや文化、夢にフォーカスし、世界から認められる日本の技や文化を新しい形で提案する。「人気の高原列車・しなの鉄道“ろくもん”1車両貸切」(1組限定、24名まで乗車可/4万6,297円)は、鉄道好きの夢を叶える福袋で、軽井沢から長野までの区間を、浅間山の雄大な景色と共に信州を走り抜ける。クルーズトレイン“ななつ星”をプロデュースし、ローカル列車ブームの火付け役になった水戸岡鋭治がデザインした“ろくもん”(1号車1車両)を貸し切りで利用できる。貸し切り日時は、2015年4月6日、軽井沢(10:41発)から長野(12:59着)まで。 「あなただけの逸品表札」(18万5,186円)は、三越美術部が最高峰の作家に依頼し、逸品の表札を製作するという福袋だ。日本画家で文化勲章授章作家の松尾敏男が書を、重要無形文化財保持者で人間国宝の村山明が彫を担当する。絵画、工芸それぞれの分野で日本を代表する作家による夢の競演を堪能できる。「ついにあなたも“きもの”で料亭あそびデビュー お誂えお仕立て付 男女ペアきものセット&人形町料亭『濱田家』ディナー&幇間(ほうかん)芸を楽しむひととき」(70万円)は、幇間(=男芸者)の悠玄亭玉八(ゆうげんていたまはち)が、江戸時代に花開いた大衆芸能をベースに、お座敷芸を披露してくれる。銀座三越からは、ペアで利用できる「銀座三越レストラン食べ歩き DREAM PAIR TICKET」(1点限り/6万4,815円)を用意。同店12階にあるミシュランガイド一つ星を獲得しているフレンチレストラン「レ ロジェ エギュスキロール(LES ROSIERS EGUZKILORE)」のメニューを始め、和食、中華、イタリアンなど、同店11階、12階の18店から会期中(2015年1月15日から3月31日まで)、合計7回にわたり、“お好きなレストランでお好きなものをお好きなだけ”楽しむことができるチケットだ。伊勢丹新宿店は、「ペットと暮らす家“ダイワハウス”ゆめの一戸建て」(1名限り/1億円)を販売する他、料理研究家で外国人タレントのベリッシモ・フランチェスコ(Francesco BELLISSIMO)があなたの自宅を訪問して、料理レッスンとお食事会を催してくれる福袋(25万円)も用意している。
2014年11月11日三越は「三越のおせち」を発表した。12月24日まで予約販売を受け付けている。30万円の高額おせちや、杉浦非水(ひすい)描くおせち、栄養大学監修のおせちまで同店限定80種類を含む、合計282種類のおせちを用意している。「杉浦非水 『新玉(あらたま)』和洋二段」(4万5,000円)は、明治から昭和に掛け活躍したグラフィックデザイナー杉浦によって描かれた絵が重箱にあしらわれている。この絵は当時、同店PR誌『三越』正月号の表紙を飾った、和装女性をモチーフにした「新玉」(1926年発行)と、3羽の鶴を斬新なタッチで描いた「眞鶴」(1929年発行)。一の重には丸くて大粒の丹波篠山産の黒豆や、日本橋をイメージした印を焼き付けた厚焼き玉子など和の献立を、二の重にはハンガリー産の合鴨をを山梨県製の赤ワインで煮込んだ合鴨の赤ワイン煮など洋風の献立が入る。杉浦は当時、呉服店から百貨店への変革を目指す三越の革新的な宣伝広告を築いた非凡なグラフィックデザイナーで、アールヌーボーなどの洋風表現を取り入れたポスターや広告などを次々と製作し、“三越の非水か、非水の三越か”といわれるほどのインパクトを世に与えたという。老舗料亭の青柳からは、「和風おせち三段『古今』(自家製カラスミ、黒豆付)」(30万円)が登場。晴れやかな正月にふさわしい青柳の粋が凝縮されたすべてが手作りの特製おせち。同店の3代目主人である総料理長の小山裕久は、日本料理が培ってきた伝統を古今の技術を使い現代に蘇らせる名料理人。地元徳島の名物である鯛を使った様々な料理は有名で、海外における日本料理の知識や技術の普及も行い、その功により日本料理人としては唯一2012年度フランス共和国農事功労章オフィシエを受賞している。また、三越食品フロア誕生100周年を迎え、各料理界の巨匠がコラボレーションした「和洋中おせち三段『百寿(HYAKUJU)』」(3万8,000円)を実現。和食、フレンチ、中華の料理界において、巨匠と呼ばれる3人の料理人がそれぞれ1段ずつ監修した。和食界からは上述の「青柳」主人・小山裕久、フレンチ界からは「ポンドール・イノ(Pont d'Or Inno)」のシェフ・井上旭、中華料理界からは「トゥーランドット游仙境」のオーナーシェフ・脇屋友詞。一の重には青柳による海老岩石しんじょや蝦夷鮑煮などの和の味を、二の重にはポントール・イノの合鴨スモーク黒糖風味、牛頬肉の赤ワイン煮などの洋風を、三の重にはトゥーランドット游仙境の黒須の酢豚、くるみ餡炊きなどが入る。女子栄養大学の栄養クリニックの蒲池桂子教授が監修した「和洋二段おせち(野菜と魚介のムース仕立て付)」(3万3,000円)は、通常よりも薄味に仕上げ、カロリーに配慮したおせち。また、三越オリジナルおせちとして、固いものが食べにくい方に配慮した「やわらかおせち和風一段」(9,000円)、脂質や塩分を抑えた体にうれしい「選べるおせち」(1万円)も紹介している。
2014年11月04日三越日本橋本店では、10月15日(水)よりインターネットでのお歳暮のお申込みを承り開始。それを記念して当日、三越日本橋本店にて「三越のお歳暮インターネット承りスタート セレモニー」が開催されました。11月5日(水)より店内に「お歳暮ギフトセンター」をオープンし、いよいよお歳暮のシーズンとなります。バラエティー豊かな食のギフトを提案し続けてきた三越。今年のお歳暮は、独自性があり、ユニークな企画「三越ライオン像100周年記念」に加え、初企画の「三越×農業女子のギフト」「WASHOKU」「ジャパンセンフィズ」などを提案。なかでも、注目したいのが「サントリーコラボ企画」です。この企画は、サントリービール株式会社が製造している「ザ・プレミアム・モルツ」と、創業340年余りの三越とのコラボレーション。「プレミアムなおもてなし」をテーマに、グルメ雑誌「dancyu」監修のギフト(3種)や、誕生100年を迎える三越のシンボル“ライオン像”のオリジナルラベルの瓶&栓抜きセット、三越と縁のある商業美術の第一人者・杉浦非水の画を使用した記念缶など、他にはないオリジナルギフトを揃えました。実は、2013年歳暮期・2014年中元期には、ビールギフト市場におけるプレミアムビールギフトの構成比が半数を超えました。そして、サントリープレミアムビールレポート2014による消費者調査では、「ギフトに贈られたいものは?」という問いに10人に8人方が「プレミアムビール」と答える結果に。“ビールギフトの定番”としてプレミアムビールへの注目が集まっています。三越日本橋本店の本店長、中陽次(なかようじ)さんは、「いろいろとお世話になった方に、感謝の気持ちを送る。これは、立派な日本の文化です。この文化はとくに若い方々に見直してもらいたいと思っています。そのために、楽しい仕掛けを盛り込んでいます」とコメント。さらに「選び甲斐のある商品がそろっているので、送り先の方にも充分思いが伝わるのではないかなと」とも。今までお歳暮を贈ったことがない人も、日本の贈答文化を見直してみて、今年こそは感謝の気持ちをお歳暮として贈ってみませんか? 上司や仕事先の方だけでなく、ご家族に贈るのもいいですね。三越では、カタログや特設サイト「三越のお歳暮 2014冬の贈り物」を眺めるだけでも楽しい商品が、数多く揃っていますよ。また三越日本橋本店のギフトセンターでは、気軽に参加できる食文化を体感できるセミナーを11月11日(火)~12月11日(木)で開催。ぜひ、特設サイトを確認してみてくださいね。
2014年10月23日日本橋三越本店は10月22日から11月4日まで三越創業祭を開催する。三越のシンボル・ライオン像が設置されてから100年を迎える同店では、会期中、ライオンにちなんだ商品の販売やイベントを開催する。会期初日には同店本館1階中央ホールにおいて、三越ライオン像100歳を祝うバースデーセレモニーが行われ、会場には約1.5mのバースデーケーキが登場する予定。ライオン100歳を祝う記念童話も出版される。『魔女の宅急便』で知られる絵本・童話作家の角野栄子が『ヨコちゃんとライオン』(1,280円)を上梓。同氏が作り出すファンタジーの世界に、人気イラストレーターの網中いづるがイラストを添えた。買い物に来た女の子ヨコちゃんとライオンとの間に描かれる、切ないけれど心温まるストーリーだ。会期中角野と網中による同本のサイン即売会(10月22日13時半から)や、角野と幅允孝による朗読会&サイン即売会(10月23・24日/各日13時半から)が実施される。また、「世界で一つだけのライオンバッグ作り」(10月22日から10月28日まで/各日11時、14時、15時半から/参加費1,500円)は、同店本館1階スペース#1で実施される。これはトートバッグブランドの「ルートート(ROOTOTE)」のバッグをキャンバスに、ペンやリボンで自由にライオンを表現、オリジナルのバッグ作りを体験できるイベント。6階宝石サロンでは、ゴールドで製作された有翼の獅子「K24羽根付ライオン」(320万円)を販売する。風格ある佇まいは美術品としても魅力あふれる逸品だ。同じく6階の美術工芸サロンからは、若手陶芸家の長瀬渉がライオンの陶ブローチ兼帯留め(9,261円)を5種類用意、ガチャガチャで販売するという。また、同店では食品フロアが誕生して今年で100年という節目の年でもあり、ライオンをモチーフとした和洋菓子もこれを記念して販売される。「彩果の宝石」の洋菓子獅子缶(1,500円)はライオン像をかたどった、マスカット味のジューシーなゼリーと人気のフルーツゼリーの詰め合わせだ。「文明堂 日本橋」のスマイルライオンカステラ(1,000円)は、愛らしいスマイルライオンが描かれ、子供から大人まで楽しめるという。再開発が進み、日々進化をとげる日本橋。日本橋三越に居を構えるライオン像もそのめまぐるしい100年の変化を楽しんでいるに違いない。
2014年10月22日三越伊勢丹は10月15日、今年のお歳暮商戦をスタートした。店頭のギフトセンター開設に先駆け、三越ではインターネット注文の受け付けを15日から開始。伊勢丹は10月22日からネット注文受け付けを開始する。商戦初日に日本橋三越で行われた“決起大会”には、“農業女子”が駆けつけ、自身が作った食材で商品化されたお歳暮をアピールした。今年の三越のお歳暮は、同店シンボルの“ライオン像”が設置され100年を記念した同店限定品が注目のアイテム。「ライオン最中茶漬け」(5,000円)は、三越ライオン像が型どられた最中種の中にあられときざみ海苔が入り、別添のだし、あわび、お茶は、フリーズドライ製法で風味をそのまま閉じ込めたという。別添素材を乗せ、最中を割って中身を出し、湯を注いで食べれば絶品だそうだ。お歳暮の定番ビールも三越ライオンとコラボレーションする。「サントリーザ・プレミアム・モルツオリジナルラベル瓶」(5,000円)からは、小瓶のラベルと王冠に三越ライオン像がデザインされ、姿を型どった栓抜きもセットでついてくるプレミアムなギフト。ヨーロッパの伝統製法を大切にした洋菓子の老舗「ロイスダール(RUYSDAEL)」からは、ライオン像のロゴ入りチョコレート(5,000円)も販売される。同店初企画となる“農業女子ギフト”も同店一押し。会場に駆け付けた山形県の農業女子は、「ガールズ農場米詰合せ」(5,000円)を紹介。山形を代表するブランド米つや姫“姫米(ひめまい)”をはじめ、古代米をブレンドした“彩米(いろどりまい)”、枝豆のような香りが食欲をそそる“香米(かおりまい)”など、合計5種類の米を詰め合わせたセットをアピールした。埼玉県の農業女子は「ペニンシュラホテルの点心セット」(5,000円)を紹介。このセットは、香り豊かな原木椎茸が入ったもち米の焼売や、海老ニラ饅頭、ザ・ペニンシュラ香港発祥のX.O.醤を練り込んで仕上げたという肉まん、焼売の詰め合わせ。この椎茸はナラの原木に種を植え、自然の紀行を利用しながら約2年掛けて栽培するそうだ。農業女子とは、日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵をさまざまな企業のシーズと結びつけ、商品やサービスを発信していく女性農業者のプロジェクトで農林水産省が推奨しており、三越伊勢丹は2014年から参画している。このほか、同店では世界から注目を浴びている無形文化遺産・和食に着目。和食にとっては欠かせない旨みの柱となるだしにこだわったお歳暮を用意した。京料理のたん熊北店の「甘鯛とさわらの京風寄せ鍋」(1万円)は、繊細な京料理の味わいを引き出すために、質の高い“一等検”の利尻昆布を使用。枕崎産の鰹節を加えてとった上品なだしに、鯛の骨を焼いて煮出しただしを合わせて、贅沢な鍋だしを作り上げた。鍋の具は甘鯛やさわら、車海老などだ。また、同店ではお歳暮だけでなく、クリスマスギフト関連の商品展開も充実している。毎年、人気を博すという高橋常政によって描かれたサンタがパッケージとなる「三越クリスマスストーリーズ」はもちろん、クリスマスの子供用向けギフトも用意。「プレゼントとうさぎのそりをひいたコートの女の子・リースを持った男の子のセット」(5,500円)は、子供達と家を見守り、クリスマスにはサンタの手伝いをする妖精“ニッセ”が素朴で温かみのある聖夜の雰囲気を醸し出している。日本橋三越本店と伊勢丹新宿本店の店頭ギフトセンターが開設されるのは11月5日から。
2014年10月17日日本橋三越本店は、パリにあるセレクトショップ「メルシー(merci)」の期間限定ショップ「メルシーリュバン(merci ruban)」をオープンした。同店本館1階中央ホールで10月14日まで。会場では2014年4月から新しいデザインに変更した三越ショッピングバッグ柄のトランクも販売する。19世紀から20世紀にフランスのサンテティアン地方の基幹産業であったリボンにフォーカス。会場では、当時のリボンの見本が貼り付けられた台帳や大型カタログなど約2,000シートを展示・販売している。これらは当初、サンテティアンに当時のままの資料として残存していたがメルシーが入手、2014年2月パリでのイベントを開催するまでは市場には出回っていなかったという。日本橋三越本店での販売は日本初であり、販売価格は1,500円から数万円。この他、メルシーの定番人気であるオリジナルメダルや麻のトートバッグ、スカーフ、リボンメダルをそろえる。また、三越のショッピングバッグ柄マスキングテープやトランク(大1万3,000円、小1万1,000円)など、三越日本橋本店とのコラボレーションアイテムも展開する。同バッグは、友禅作家で人間国宝の森口邦彦が三越の原点でもある着物のために作られたデザイン「白地位相割付文 実り(しろじいそうわりつけもん みのり)」で、2014年4月1日より同店の新しい柄のショッピングバッグとして使用されている。メルシーは2009年に子供服ブランド「ボンポワン(Bonpoint)」の創業者コーエン夫妻によって創業され、ファッション雑貨、文房具、リビング用品など幅広いジャンルを扱う。リュバンはフランス語でリボンの意味。
2014年10月10日「レスポートサック(LeSportsac)」が、日本橋三越本店 本館1階 スペース#1に期間限定ショップをオープンした。10月7日まで。ベーシックながらエレガントな日本限定プリントを始め、ゴールドのロゴプレートやスリムなストラップで高級感を出した「Signature(シグネチャー)」コレクションなどがそろう。また期間中は、税込1万800円以上するとブランド生誕40周年を記念したポーチがプレゼントされる(無くなり次第終了)。初日より、コンパクトながらも収納力の高いミニショルダーバッグ「Small Jenni」や「Small Cleo Crossbody Hobo」に人気が集まっているという。また10月1日からは、人気の日本限定の新作「Monogram Chestnut(モノグラム チェスナット)」やファン待望の「Glitter Series(グリッター シリーズ)」も販売予定。
2014年09月24日銀座三越7階に、9月10日から23日まで、「銀座三越シューズバー(GINZA MITSUKOSHI SHOES BAR)」がオープンする。コンセプトは「男女を酔わせる紳士靴コーナー。」銀座三越は銀座の街に根付くバーに着目し、東京都中央区銀座3丁目の「バー・エバンス(bar Evans)」の澁谷貴光と独自の染色技術で注目を集める「ユハク(YUHAKU)」の仲垣友博にカラーの提案を依頼。二人が考案したカラーを澁谷はカクテルで、仲垣は「チェントフェリーナ(CENTO FELINA)」「フレジーノ(FREGINO)」へのカラーリングで表現した。この二つのシューズは、各4色展開で販売される(チェントフェリーナは4万1,000円、フレジーノは3万3,000円)。サイズ展開はいずれも24.5cmから26.5cm。また、9月13・14日には仲垣による手染め実演が店頭で行われる。ユハク最大の特徴は、同氏自らが考案した染色技術とされるだけに、ファンならずとも一度は見ておきたいところ。色付けは100%染料で行われ、複数の色を手作業で染め重ねる技法は、革本来の表情を美しく浮かび上がらせるので、使いこむほどに味わいが増し、経年変化を楽しむことができるという。
2014年09月10日三越伊勢丹オリジナルバッグブランド「アンミマユス(AMMIMAJUS)」の、14-15AWコラボレーションモデルが発表された。今回のコラボレーションにあたって白羽の矢が立ったのは、スタイリストの地曳いく子、デザイナーの佐原三重子の2名。ファッション誌『eclat』や『croissant』の他、テレビ番組でも活躍する地曳は、「持つだけで気分があがるバッグ」をコンセプトに、伊勢丹新宿店が長年信頼を寄せている日本のファクトリーと共に、洗練された大人の女性に似合う3型を作りあげた。トートやショルダーとしても使える3wayのボストンバッグ(3万9,000円)、荷物が多い日のサブバッグとしても活躍するボストンバッグ(3万4,000円)、スタイリングの要として使いたいバックパック(4万円)は、いずれも美しい色使い。一方、佐原は、三越伊勢丹オリジナルシューズブランド「ナンバートゥエンティワン」でも活躍するデザイナー。柔らかなイエローレザーにネイビーテープを合わせて遊び心を加えたバックパック(4万4,000円)、まるみを帯びたフォルムが印象的なハンドバッグ(3万8,000円)、トレンドカラーのホワイト×ブラックを配したスタイリッシュな雰囲気のトートバッグ(5万2,000円)を完成させた。同プライベートブランドは、ブランドイメージを固定させず、常に新しい試みに挑戦し続けていく姿勢。今後も、信頼の置けるファクトリーと二人三脚でよりよいものを生み出していきたいという。地曳いく子、佐原三重子の両氏とアンミマユスのコラボレーション商品の販売は9月10日から。いずれも三越伊勢丹限定で販売する。
2014年09月04日日本橋三越本店は7月16日より、畳、木、竹、和紙などを利用した伝統的な夏の過ごし方を提案するイベント「涼と出会う夏」を開催している。22日まで。開催にあたってイベント担当者は、「日本橋三越本店が日本文化の発信拠点となれたらと思っている」とコメント。来場者に、日本各地の風土に育まれた素材や製法によって生み出された品々に触れてもらうことで、日々の生活の味わいを見つめ直してもらうことが狙いだ。会場では、「風土から生まれた生活の知恵」並びに「手間暇をかけた職人の技」を五感で感じてもらうための五つのカテゴリーを紹介。一つ目は、千葉県銚子市で四代続く「青柳畳店」制作の畳を体験できるスペースで、履物を脱いで足裏で畳を感じたり、畳を使った縁側に腰掛けて涼を堪能したりすることができる。さらに、畳表(=イグサの茎などと麻糸とで織ったござ)を使用して作成した寝ゴザや財布なども紹介。これらは、通常の畳のサイズに育ち切らなかった90cm以下のイグサや畳製作時の端材を活用して作られている。4代目店主の青柳健太郎氏は、「廃棄処分になっていたイグサも、通常のものと同じ愛情をかけて育てられたのだから、いい形でステージにあげてあげたかった」と話す。二つ目は、金具を使わず、組木で作り上げる家具を製作し続けている東京の「コマ(KOMA)」による家具や小物のディスプレイ。職人の亀井敏裕氏が、「使うことで気分があがるような家具作りをモットーとしている」と語る通り、腰掛けることで心がほっと和むイスを始め、触覚で楽しめる良品ぞろいだ。男女がそれぞれ逆方向を向いて座り、キスするシーンを想定して製作された「Kiss Chair」など、見た目の美しさに加えてユーモアのセンスが光る品も多数お披露目されている。三つ目は、味覚で涼を楽しむ「榮太樓」。創業150年余という日本橋の老舗が作るかき氷は、昔ながらのザクザク感にこだわり、日本の夏を彩る。かき氷の種類は、宇治、イチゴ、金時など計14種類で、価格は810円から918円。四つ目は、視覚で涼を狙ったスペースで、日本橋で360年商売を営んでいる和紙の老舗「小津和紙」の美しい和紙の数々を楽しめる。今回の展示では、古来より、ふすまや障子など生活に密着したかたちで使われてきた和紙の中から、見た目の涼しさが際立つ「落水紙」(レース状の和紙)をバリエーション豊富に紹介する。最後は、会場上空から降ってくる涼しげな音。富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」と、東京都中央区の「中越パルプ工業」がタッグを組んで製作した作品で、竹紙製の短冊とともに100個の風鈴が吊るされている。会場となる本館1階中央ホールでは、連日、日替わりのワークショップも催される。16日から18日は小津和紙による和紙染め(500円)、20・21日は、青柳畳店による、「藺草(いぐさ)を使用したコースター製作」(1,000円)、KOMAによる「落ち葉差しサンドペーパーフィニッシング」(1,000円)など。また、中越パルプ工業の「バンビューン(竹トンボ)製作キット」「竹紙ハガキ」の配布も行われる(どちらも無料。無くなり次第終了)
2014年07月17日日本橋三越本店は5月21日、本館屋上にビアガーデン「日本橋」をオープンした。9月19日まで。同ビアガーデンは今年で開設10年目。都内のデパートでは最大級の700席を用意する。同ビアガーデンでは、料理30種類以上、ドリンク20種類以上をそろえる。食べ放題バイキングの料金は、成人男性3,901円(飲み放題付き)、成人女性3,401円(飲み放題付き)。高校生3,401円、中学生以下1,601円。乳児無料。三越ビアガーデン担当者は「今年は和食メニューを強化し、売り上げ前年比105%を目指す」と意気込む。担当者によれば、同ビアガーデンの利用客は日本橋のオフィスワーカーが多く、胃にやさしいヘルシーな料理、家庭の味を求める声が多いという。同ビアガーデンはこのような需要に応えるため、今年は「和食」をメインにメニューを開発。初登場の和食メニューとして、ひじきと野菜の彩煮、大根なます、高菜ごはん、五穀米入りひじきご飯、炭火焼とりつくね、蒸し鶏のワサビソース、わらびもち、抹茶プリン、生どらやきなどを用意した。また、今年初めて「ケーキ持ち込みサービス」を導入する。これは同店食品売り場でケーキを購入後、ビアガーデン受け付けでこれを預け、指定した時間にスタッフが席まで持参するというもの。この他に「ビアガーデンで祝うアニバーサリー」と題し、誕生日会や記念パーティー場としてビアガーデンを利用する提案を行う。今年3月には商業施設「コレド(COREDO)室町2・3」が同店向かいに開業し、客層の幅が広がってきているという。担当者は「初めて日本橋を訪れた方にも気軽に、当ビアガーデンを利用していただきたい」と語る。営業時間は17時半から21時半まで。
2014年05月21日日本橋三越本店では、5月11日の母の日を前に全館キャンペーンを展開し、様々なギフトの提案をしている。会期は11日まで。母の日の定番ギフト「花」では、同店本館5階インテリア雑貨コーナーにあるプリザーブドフラワーショップ「ベル・フルール」の大輪のバラをあしらったオールラウンドアレンジ(5,400円)を紹介。同コーナーでは3日と5日、フラワーデザイナー今野亮平によるフラワーアレンジワークショップを開催し、自分で作ったアレンジメントを贈る提案を行った。近年、花に代わるギフトとして注目が集まる「スイーツ」では、ピンクのストロベリークリームで仕上げ、ありがとうの気持ちを込めたマーガレットと苺を飾り付けた紅茶が香る「フォーナム・アンド・メイソン」の母の日限定ロールケーキ(1,200円)、透き通った錦玉羹に羊羹を合わせ、カーネーションを表現した「両口屋是清」の「贈る花」(700円)など、お花をモチーフにした可愛らしいスイーツを取りそろえる。また、母の日を親子でゆったりと過ごせるよう「東京会館」では、お重の中に料理を彩りよく盛り付け、刺身や蕎麦椀、鮑の陶板焼き、芋羊羹がセットになったお弁当「母の日御膳」(各日15食限定/5,400円)を期間中限定で用意。三越伊勢丹グループは、昨年から「母の日は家族写真記念日。」と題して母の日キャンペーンを展開。今年3月にオープンした「はじまりのカフェ(Hajimarino cafe)」では母親を中心とした家族写真を撮影し、オリジナルタブロイド判フォトブックを作成するサービス(1冊6万2,000円、3冊11万2,000円)を提供している。また、「エヌティティドコモ(NTT docomo)」とコラボレーションして「イエ・ラブ・ゾク写真展」も開催している。
2014年05月07日銀座三越は、ゴールデンウィークを迎えるにあたり、帰省客や国内外の観光客に向けた銀座のみやげ物を紹介している。5月6日まで。銀座は国内外の有名ブランド店を始め、老舗和洋菓子店や劇場などが立ち並び、ゴールデンウィーク期間中は帰省客や国内外からの観光客が多数訪れる。銀座三越担当者によれば、2014年4月の外国人観光客の買い上げは前年比180%の伸びがあり、外国人顧客へのみやげ需要も見込まれるという。同店ではこのような顧客に対するみやげ需要を見込み、同店限定の和洋菓子、雑貨などを取りそろえる。赤坂柿山の歌舞伎柄ぽちおかき(24枚入り2,500円)は、歌舞伎にちなんだ和紙のぽち袋に入った赤坂柿山のおかき。東銀座駅前に位置する歌舞伎座は、再開場1周年を迎える。銀座ふるやの団八詰合せ(1,200円)は、求肥をどら焼きの皮で包み、羊羹(ようかん)でコーディングした銀座三越オリジナル商品。しょうが、ごま、季節の味の3種類の詰め合わせ。もちっとした求肥の食感と羊羹がハーモニーをなす。デセール・テ ケーク カヌレ(1,100円)は、熊本県産の米粉を使用し、しっとりと焼きあげたカヌレ型のケークは、女性客に人気だという。デセール・テは、紅茶に合わせて楽しめるオリジナルスイーツを展開する銀座三越オリジナルスイーツブランド。フードだけでなく、銀座ならではのアイテムもある。ルサックアダム ハンドバッグ(1万8,000円)は、歌舞伎の定式幕(黒・柿・萌黄)をモチーフにしたハンドバッグ。和装にも合うボックス型のシルエット。現代美術家・山口晃作の「新東都 名所東海道中 日本橋 改」(1点限り25万円)は、日本橋を描いた「現代の浮世絵」。首都高速に太鼓橋の日本橋が架かり、江戸時代に魚河岸として栄えた同所を思わせる魚売りの姿もビルの間に見える。同店8階ギャラリーでは29日まで「Japanese Avant-grande NEO-UKIYOE展」を開催している。
2014年04月28日三越は4月1日、今年日本初の「デパートメントストア宣言」から110年を迎えるのを機に、57年ぶりにショッピングバッグを一新し、日本橋三越本店本館1階ライオン口正面入り口にてお披露目記念セレモニーを行なった。「デパートメント宣言から110年。そして、次の100年をスタートするにあたり、ショッピングバッグリニューアルを決めた。友禅をデザインに採用することでショッピングバッグ自体がアート作品となり、世界一のショッピングバッグであると自負している。単なる紙袋としてではなくアート作品として眺めて欲しい」と中陽次・三越日本橋本店長。セレモニーでは、これからの新しい未来への門出を祝い、江戸消防記念会第一区の団員達が木遣りを歌いながら登場。ショッピングバッグお披露目を祝う木遣りの他に、纏ふり、江戸時代からの伝統を受け継ぐ、はしご乗りの演技を披露。ポスターにも採用された「腹亀」のポーズをはじめ、八艘・腕だめ・月流しなどの演技を次々と行ない、演技が決まる度に観衆から感嘆の声が上がり、拍手が送られた。ショッピングバッグのデザインを手掛けたのは友禅作家で人間国宝の森口邦彦。森口が着物のためにデザインした「白地位相割付文 実り(しろじいそうわりつけもん みのり)」を元に、立体的な構造を考慮した上でデザインの配置を再設計した。バッグの4面に描かれた幾何学模様の黒い部分が少しずつ変化し柄が動いているような、躍動感のある表情を見せる。森口氏は「40年以上一点ものの着物を作り続け、その一点を好きになってくれる人のためを思って着物を作ってきた私にとって、何千万人という人が持ち歩くものを作るというのは新しい挑戦だった。依頼をいただいた時、正直戸惑いはあったが、伝統文化を身近に感じてもらえるまたとない機会だと思い引き受けた。日本橋を始め、三越のある町がこのショッピングバッグで埋め尽くされることを想像すると緊張と喜びの気持ちでいっぱい」と語る。
2014年04月02日三越のシンボル・ライオン像が設置されてから100年を迎える2014年。日本橋三越本店は、「三越ライオン像 100歳の誕生日」を祝う企画として、ライオンにちなんだ商品の販売やイベント、展示などを開催する。会期は、4月1日から8日までの一週間。メイン会場となる本館1階中央ホールには、同じく100周年を迎えた「森永ミルクキャラメル」とのコラボレーションカフェが期間限定でオープン。お菓子作りのワークショップやデジタル・サイネージ(電子展示)による三越ライオン像100年の歴史紹介ビデオ上映なども行う。各食品ブランドからは、ライオンにちなんだ和菓子や洋菓子、弁当の数々。クッキーやマカロンにキャンディ、上生菓子、どら焼きと、ライオンの顔をモチーフにした可愛らしい商品が特別販売。デザインやパッケージにも凝った、こだわりの商品だ。期間中に食品フロアに登場するライオンモチーフのアイテムは総数3,000頭以上となり正に“ライオンづくし”の祭典となる。食品以外のフロアでも、ライオンをモチーフにしたアイテムを多数用意。「トリンプ」による「ライオン像ブラジャー」を始め、180万円相当の純金製のライオン親子や、「リチャード・ジノリ」の陶器といったインテリア雑貨、子供を対象としたライオンを探すスタンプラリーや、屋上ではライオン姿に扮した飼い犬と参加できるショー形式のイベントなど、館内全体が”ライオン一色”となる。期間中、同店の地下倉庫で保管されている5体のライオン像が、銀座線口や中央ホールなどに一斉にお目見え。熊本「お菓子の香梅」製作によるチョコレート製の等身大ライオン像や、森永ミルクキャラメルのパッケージで作られたピクセルアートのライオンオブジェ、金箔のライオン像も登場する。三越伊勢丹常務執行役員の日本橋三越・中陽次本店長は、「日本橋はいまや海外でも観光スポットとして注目され、日本のカルチャーをしっかりと発信していく場所となっている。『コレド(COREDO) 』のリニューアルもあり、街全体で楽しめる要素が増える。4月の増税対策も含めた“ライオンづくし”の催しで、当初は企画イベントで十分だと思ったが、従業員の気持ちが一つになったことで予想を遥かに上回る大規模な祭典になった。縁起の良いライオンの100周年をぜひ皆さんで祝って楽しんで頂きたい」と述べた。青銅製の2体のライオン像が同店に設置されたのは、1914年(大正3年)。本館完成に合わせて、当時経営トップだった日比翁助が「勇気と気品、度量の象徴」として設置。関東大震災や、太平洋戦争も乗り越えてきたライオン像は、三越の守り神として現在も愛され続けている。
2014年03月18日銀座三越は2月25日、フレグランスコーナーを地下1階へ移設しリニューアルオープンした。同店では、百貨店での取り扱いが少ないヨーロッパの香水専門業者や調香師が手掛けたメゾンフレグランスを10ブランド200種類以上そろえる。また、7.5から15mlの”バッグインサイズ”(小さなバッグにも入りやすいサイズ)のフレグランスコーナーも新設された。昨秋日本に初上陸した「アトリエ・コロン(Atelier Cologne)」の「コロン・アブソリュスプレイ」(全3種、各7.5ml/3,150円)や、世界で初めてイチジクをテーマに香りを創造するなど独創的な香りで顧客を魅了する老舗メゾン「ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)」のベストセラー「ミュール エ ムスク」と「プルミエ フィグエ」のオードトワレ(15ml/4,200円)のバッグインサイズを数量限定発売。英国王室御用達ブランド「ペンハリガン(PENHALIGON’S)」からは、本物のオールドイングリッシュローズを贅沢に使用した「エリザベッサン ローズ」と、オリエンタルかつフレッシュな香りが印象的な「エンディミリオン」がバッグインサイズになって数量限定発売。リニューアルオープンを記念して、限定キットが7種、購入者向けプレゼントが3種用意されている。また、3月5日からは、フランスのナチュラルコスメブランド「シゲタ(SHIGETA)」から同店のために特別にブレンドしたパフュームオイル「ギンザ ストーリー(Ginza Story)」(10ml/6,495円)も登場。ビターなシトラス系とジャスミンのフローラルな香りがミックスしたエレガントな香りで、持ち運びに便利なロールオンタイプ。銀座の街を歩く大人の女性をイメージして作られたという。同ブランド主宰チコ シゲタ(Chico Shigeta)がパフュームオイルをプロデュースしたのは初となる。同店の担当者によると、香りはファッションの最後に纏うものという印象だったが、最近はメイクに合わせて香りを選ぶという顧客も増えてきたため、買いまわりしやすいように化粧品と同じフロアへの移設することになったという。国内外、メゾンフレグランス、ファッションフレグランスを含めて250を超えるフレグランスが並び、香りのスペシャリスト、パルファム ソムリエールがお客様の好みやライフスタイルに合わせた香りを提案する。「以前から同店ではアトマイザーを同時購入するお客様が多かった。お客様はフレグランスを持ち運ぶ習慣があると感じ、そのニーズに応えるために、メゾンブランドを中心にバッグインサイズを特別製作した。メゾンブランドの香水でバッグインサイズは少なかったが、香水がドラッグストアでも購入できる時代だからこそ百貨店ならでは品ぞろえにこだわった。感度の高い客層に向けて香水を身につける文化を広めて行きたい」と三越伊勢丹婦人雑貨統括部化粧品の入月雅子バイヤー。
2014年02月28日フランスの高級レザーブランド「カミーユ・フォルネ(Camille Fournet)」のパターンオーダー会が、2月26日から3月4日まで、伊勢丹新宿店メンズ館1階バッグプロモーションで開催されている。オーダー会では、カーフ4種、リザード、パイソン、オーストリッチに加え、今回、新たにアリゲーターが登場。アイテムは、最も人気が高いラウンドファスナー長札入れを始め、カードケース、小銭入れ、パスケース、ビジネスバッグや女性用のトートバッグを展開。カラーは全部で約60種用意されており、レギュラーのアイテムでは展開されていないカラーも本イベントではオーダーが可能となる。会期は、3月12日から18日まで銀座三越、3月26日から31日まで日本橋三越本店でも順次開催される。同ブランドは、1945年、馬具職人だったカミーユ・フォルネによってパリ・ピカデリー地方で創設。以来、「カルティエ」「パテック・フィリップ」「ショパール」を始めとする世界の高級ブランドの革ベルトを製作している。クロコダイルやオーストリッチ、リザードなど、エキゾチックレザーは最も良い部分のみを使用。職人による一貫した手仕事により、丈夫でステッチを活かした美しいフォルムを実現。その高い品質と技術により、現在も多くの一流時計ブランドがカミーユ・フォルネの時計ベルトを採用している。1980年代に入ると、世界で初めて時計ベルトにカラーを採用。時計ベルトをファッションアイテムとして提案した初のブランドとして知られており、現在は時計ベルトだけでなく、バッグやスモールレザーグッズなど展開アイテムを拡大している。
2014年02月27日1月15日より三越伊勢丹ホールディングスの首都圏の主要店舗で冬のクリアランスセールがスタートした。伊勢丹新宿店では、開店前に本館・メンズ館を合わせて約6,100人が行列。これは、昨年冬のクリアランスに比べ65%増と好調な滑り出しとなった。午前中は、特設会場を設けた「トリーバーチ」や「サカイ」、「アナスイ」「Mプルミエ」「リ・スタイル」など人気ブランドを目掛け、顧客が殺到。婦人靴のフロアでは「ルブタン」「ジミー チュウ」らで入場制限が引かれるほど混雑が見られた。また、平日ということもあり、主婦や孫を連れた祖父母の姿も目立ち、子供服フロアも開店と同時ににぎわっていた。また、同グループ首都圏基幹店舗の日本橋三越本店、銀座三越も開店前に1,000人近くが並ぶなど、前年を上回るペースで好調に推移している。
2014年01月15日山田洋次監督の最新作『小さいおうち』の公開を記念して8日から、東京・日本橋三越本店本館にて映画の世界観をイメージした「昭和モダンカフェ」が期間限定オープンした(1月28日(火)まで)。割烹着姿の店員が出迎える店内では、懐かしの昭和スイーツや飲み物が味わえるほか、撮影で使用された小道具や着物、赤い屋根の“小さいおうち”オブジェが展示されている。その他の画像オープンを記念して、山田監督と本作に出演する女優の黒木華が来場。「少年時代、三越に行くのは年に1、2度の大きなイベントで大変うれしかったことを覚えている。こうした場所を設けてもらい、とてもありがたい」(山田監督)、「私も来てみたい」(黒木)と喜んでいた。中島京子氏の直木賞受賞小説を原作に、昭和初期、東京郊外に建つ赤い三角屋根の“小さいおうち”に暮らす若奥様・時子の秘められた恋愛模様が、女中のタキ(黒木)の視点から描かれる本作。主人公・時子を『隠し剣 鬼の爪』以来9年ぶりに山田監督作品に出演した松たか子が演じている。山田監督は「小説には昭和10年代の生活が『そうそう、そうだった』と思えるほど生き生きと描かれていた。僕もぜひ、こんな映画が作りたいなと思った」と本作への熱い思いをコメント。「当時は、今の人たちが思う以上に皆がおしゃれだった。背景には戦争が近づいている暗い世相もあるんだけど、どこか平和で穏やか。暮らしの文化というものが確かにあった」としみじみ語っていた。黒木は“山田組”に初参加し、「最初はすごく緊張しました」。それでも「監督がとても優しくしてくださって、安心しました。現場に通うのが楽しみになりました」と振り返った。女中という役どころに「着物や割烹着での生活は、なかなか機会がないもの。女中さんの仕事を毎日やっているように見せるのが難しかったです。とても勉強になりました」と話していた。『小さいおうち』1月25日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年01月08日三越伊勢丹のチャリティーキャンペーン「メリー グリーン クリスマス」が12月4日より三越伊勢丹グループ・協力店計37店舗で開催される。2006年より始まった同キャンペーンは今回で8年目を迎え、昨年度までに1億6,500万円あまりがグリーンサンタ基金を通じて、子供達への国産木材製品の寄贈や森作りなどの活動に寄付されている。今年もチャリティーアイテム「ベアサンタBE@RBRICKストラップ」(各300円・内100円がチャリティー金)を販売。生き物達が集う緑の森を意識させるフォレストグリーン、ストロベリー、ミントグリーンなどのカラーバリエーションで3種類のアイテムを展開する予定。スマートフォン対応のイヤホンジャックピン付き。また伊勢丹のクリスマスキャンペーンのイラストレーションを手掛けるフィンランドのアーティスト、クラウス・ハーパニエミのイラストと物語をおさめた「ワンダークリスマスチャリティブック」(各300円・内100円がチャリティー金、一部店舗を除く)の販売も始まっている。
2013年11月28日三越伊勢丹の基幹3店(伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越)で、「三越伊勢丹デザインウィーク2013(ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK 2013)」が23日よりスタートした。注目は、伊勢丹新宿店のメイン企画で、「マルニ木工」と「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」の初コラボレーションとなる「ふしとカケラ」(本館1階ザ・ステージ)。深澤直人がデザインしたマルニ木工のアームチェア「HIROSHIMA」に、ミネ ペルホネンの余り布でパッチワークした生地や、使い込む内に擦れたところから別の色が現れ経年変化が楽しめる新作ファブリックを使用したオリジナルチェアが登場。100脚限定生産とレアな逸品を目掛けて開店前より行列ができていた。イベントでは「HIROSHIMA」の座面の形をしたミナ ペルホネンの限定バッグも3種用意。会期は29日まで。本館5階リビングフロアでは、「マリメッコ(Marimekko)」の限定品や廃盤になったファブリック、食器、ステーショナリーなどがそろうマーケット「マリカウッパ(MARIKAUPPA)」がオープン。新作「ウエザー・ダイアリー(Weather Diary)」の食器を始め、人気のプケッティ柄を使用した伊勢丹限定カラーアイテムが数量限定で登場。会期前より問い合わせが殺到しているという。その他、北欧デンマーク家具の代名詞ともいえる「フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)」のセブンチェアに英国ファブリックブランド「デザイナーズギルド(DESIGNERS GUILD)」の生地を張ったコラボチェアや、家具デザイナー・尾方新一の「ビーン・スツール(BEAN STOOL)」、陶芸家ルーシー・リーに影響を受けた若手陶芸家(青木良太、田村一、竹村良訓、田中信彦)をフィーチャーした「ライフ・イズ・アート(LIFE is ART)」、漫画『へうげもの』とコラボし茶道具を集めた「Chanoyu Oribe-tique」など多彩なイベントが開催されている。また、日本橋三越本店では、絵本作家・いちかわともこが手書きで描いた限定のマトリョーシカが29日まで展開。銀座三越ではifs未来研究所所長・川島蓉子による空想デパート「川島屋未来百貨店」がオープンしている。三越伊勢丹では「HAND MADE BY/FOR ME(私による私のためのハンドメイド)」をテーマに、11月5日までの会期中、全30を超えるイベントが予定されている。
2013年10月23日三越伊勢丹ホールディングスは、三菱地所・サイモン株式会社が運営する「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市深沢1312)に8月16日より「イセタンアウトレットストア」出店する。営業面積は約246平方メートル。婦人服と婦人雑貨のみを取り扱い、値下げ率は定価の50%程度。御殿場アウトレットへは2011年に期間限定出店しており、今回は常設店として、佐野(栃木県)、酒々井店 (千葉県)、阿見(茨城県)に次ぐ4号店となる。同社は、生活行動圏や百貨店空白エリアなどの新たな販売チャネルで、その地域特性に応じた規模や商品構成を行う中小型店舗を積極的に開発。その一貫として、アウトレット出店を始め、コスメ編集ショップのイセタンミラーや、空港内の羽田ストア、海老名サービスエリアのポップアップショップなどを展開。今後も多店舗化を検討していくという。
2013年08月14日三越伊勢丹は、銀座三越8階ギャラリー(東京都中央区銀座4-6-16)で、江戸時代後期から幕末にかけて活躍した浮世絵師・歌川広重の傑作復刻版画、ならびに現代美術家・山口晃氏の新・浮世絵版画を展示する「浮世絵に見る江戸東京今昔 広重 名所江戸百景 傑作復刻版画展」を開催している。同展では、歌川広重の代表作「名所江戸百景」の復刻版画と、山口晃氏の日本橋をテーマにした伝統的木版作品を展示。歌川広重が描いた、江戸時代の日本橋ならびに江戸の風景と、山口晃氏が描いた、現代の日本橋や移り行く東京の風景を紹介することで、その対比を楽しめる内容となっている。展示作品は、歌川広重「日本橋雪晴」、山口晃「新東都名所 東海道中 日本橋 改(にほんばし あらため)」など。開場時間は10時から20時(最終日のみ16時まで)、展示期間は12月31日までとなっている。詳細は、同店ホームページを参照のこと。写真:歌川広重「日本橋雪晴」(アダチ版木版画 約340mm×215mm)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月27日こどもが主役の街「キッザニア(KidZania)」と、アパレルメーカーのWORLD(ワールド)、三越伊勢丹は、初のコラボ企画として『キッザニア東京 ファッションデザインコンテスト』を、2013年1月12日(土)より実施する。このコンテストは、キッザニア東京の出展企業のワールドと三越伊勢丹が、“ファッション”をキーワードに連携し、より多くのこども達の夢を叶える為に、30デザインを製品化するというもの。製作面では、文化服装学院との産学連携により、こども達に広い視点で仕事の幅と理解を深めてもらうことを目指す。キッザニア東京のワールドのパビリオンでは、ファッションデザイナーの仕事を体験しデザイン画を応募、三越伊勢丹のパビリオンではこどもがバイヤーとしてデザイン画を買い付け、最終審査を経た30デザインは、文化服装学院との産学連携により実際の洋服に仕立てられる。応募方法は、ワールドの「ファッションブティック」パビリオンで、デザイナーの仕事を体験したこどもから、“パーティーに着て行きたい服”をテーマに、2013年1月12日(土)~2月8日(金)の期間中に募集をかける。1次審査として、こども達による投票が2月23日(土)~3月1日(金)に開催され、三越伊勢丹の「デパート」パビリオン特別アクティビティとして、こども達がバイヤーとなり、応募されたデザイン画から、実際に商品にしたいデザイン画を選ぶ。その後、プロのデザイナー・バイヤーによる投票が3月中に行われ、最終30デザインに選考を絞る。学生による衣装製作は4月から開始される予定で、入賞した30のデザイン画から文化服装学院の学生が洋服を製作する。ワールドのデザイナーパタンナーも指導するほか、入賞した30名のこども達を学校に招き、製作過程の見学も実施される予定だ。2013年夏休みには、入賞者30名の表彰式と製作された衣装をファッションショー・展示などで発表される。元の記事を読む
2012年12月11日百貨店業界の雄・三越伊勢丹が、12月5日(水)、ファッション情報サイト「FASHION HEADLINE」をオープン。この「FASHION HEADLINE」は、「百貨店のWebメディアへの積極的な対応を目的とした総合サービス」を目指し、株式会社三越伊勢丹ホールディングスが株式会社イードと共同で展開することを目的として、新合弁会社によって運営される。今回の共同運営には、三越伊勢丹の「上質で新しいライフスタイルの提案」というコンセプトの下、三越伊勢丹の情報はもちろん、時代の流行や売れ筋ランキングなどの最先端のファッション情報から、美容やライフスタイル、さらにはアートや映画まで、続々と最新の情報が配信されるようだ。新たなファッション情報サイトの出現に、女子たちの目は釘づけとなりそうだ。「FASHION HEADLINE」:
2012年12月05日