2014年末、好評を博した朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』の再演が決定した。単なる歴史物にとどまらず、関ヶ原に向かう武将たちの心の機微を、身近な人間像として描き出した本作。人気作家・吉田恵里香による原作を、劇団柿喰う客代表の奇才・中屋敷法仁が演出し、若手俳優が熱演する…という若き才能のコラボレーションで注目を集めた。朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』チケット情報中屋敷は「吉田さんの描く男たちのロマンが素晴らしく、公演でも手ごたえを感じていた。もっといろいろなキャストでやりたいと思っていた」と前作を振り返る。今回は初演キャスト版に加え新キャスト版も上演。「前回&新キャストが同時に公演することで、歴史の広がりが感じられる。新キャストはさらに若く、前回とはまったく違うものになりそうです」と自信をのぞかせた。「キャストの年齢が若いほど、実際の武将とのイメージがかけ離れる。言葉の響きが勝負になる」とも語り、まったく新しい武将像が描きだされることを予感させる。新キャストのひとり・戸谷公人は「銀河劇場は僕の初舞台の劇場で、思い入れがあります。朗読劇は2回目で、1作目は『ロミオとジュリエット』でした。まったく違う世界観なので、どんな役が来ても自分なりに挑み、お客さんを納得させたいです。今回はなぜか、『色気を出して』と言われているんですが(笑)、その役の気持ちになって、全力で演じます!」。さらに衣装については「久々の着物で、引き締まりました。僕も日本男児ですからね」とコメント。その戸谷と「知り合いの知り合いを通して知り合った」という宮崎秋人も、同じく初参加となる。「公人くんとお芝居するのは初めて。ほかにも舞台『弱虫ペダル』で共演した方も多く、楽しみですね。あと、学生時代、歴史の成績はよくなかったけど、舞台のためにしっかり調べて、詳しくなれたら(笑)」と飾らない素顔を見せつつ、「和服をしっかり着こなして、朗読劇だけど体や動きでも魅せていきたい」と役者魂を覗かせる。また、彼らよりさらに若い、若干18歳の高杉真宙については、「よく雑誌で見かけていて、『かわいい子だなあ』と思っていました(笑)。さっき初めて挨拶したんですが、この舞台で距離を詰めたいですね」。その高杉は「初めての朗読劇で、初めての声の演技をどんな風に演じるのかを、特に注目して観てほしいです。声だけというのは本当に難しいと思いますが、しっかり演じて話をかき回せるようにできたらいいなと思います。僕自身、楽しみです!」と熱意十分。また、前回から参加の玉城裕規は、「公演数が少ないぶん、すごく内容が濃く、もっと演じたいと思っていたので、再演がうれしいです。前回の演技が僕の中でしっくり来ていたので、大きく変えようとは思っていません。稽古は、男ばかりで部活みたいににぎやかでしたね。サッカー部でも野球部でもなく、バスケ部みたいな雰囲気です(笑)。また同じメンバーに会えることに、ワクワクしています。今回も、異なる個性が作り上げる世界観にご期待ください!」と意気込む。朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』は8月5日(水)から7日(金)まで。取材・文:荒川陽子
2015年07月03日京都の劇団「悪い芝居」を率いる山崎彬。「ヨーロッパ企画」「木ノ下歌舞伎」「地点」など京都発の演劇が注目を集める中、濃密なせりふと生バンドのオリジナル音楽で描く舞台が若者から圧倒的な支持を集める次代を担う異才だ。6月17日(水)からは作・演出・出演する新作『キスインヘル』を大阪と東京で上演する。悪い芝居『キスインヘル』チケット情報悪い芝居の作風は毎回テイストが異なると言われるが山崎は、「劇場から持って帰ってほしいことは一貫して変わってないんですよ」と切り出した。「明日はもう一歩踏み出そうとか、帰り道が違って見えるようなものにしたい。舞台はお客さんの想像力なくしては埋まらない。お客さんが自分の想像力に驚かされるような、言葉で説明できないようなものをつくりたいんです」という。前作『スーパーふぃクション』は、生バンドの歌と音楽で飛躍する物語を共感度の高いものに仕上げた。「バンドがあって生まれた言葉やテーマをライブ感覚で合わせて演劇にしていったスタイルを、『キスインヘル』でも試したいと思っています。今ってニートとか、ごく普通の等身大の青年が主人公の芝居が多いけど、僕がやりたいのは、日常にはいない人、見られない展開。そこでは音楽はカンフル剤になる。小劇場でやれる限界を引き延ばしてやりたいんですよ」と力強く話す。『キスインヘル』は、いわく「ウルトラ音楽恋愛悲喜劇」。タイトルから想像するとかなりハードな物語にみえるが、「悪い芝居的月9」という。「僕の中にあるラブストリー。ドラマとは違うとは思いますが、キュンとさせたいですね。観た直後は『めちゃくちゃな恋愛しよう』と思ってほしいのだけど、冷静になったら『これは劇場の中だけでいいや』となって、恋人とか好きな人の見え方が変わっているようなね」。俳優としても今年は『ロマンス2015』(作:つかこうへい、演出:中屋敷法仁)や東京ハートブレイカーズに出演。二兎社への出演も決まっている。今秋には京都芸術センターの演劇計画Ⅱで『また愛か』を作・演出・出演。今回の『キスインヘル』では個性豊かな客演陣を迎えるなど、挑み続けている。「稽古は舞台上で自由でいても魅力的な人間になるための修行みたいなのもの。自由でいられれば人の心は動くと思っているし、それをやってくれるゲストやメンバーがそろっています。悪い芝居が演劇を観るきっかけになって、お芝居って面白いと思う人が増えて、お芝居見ることが習慣になっていったら、僕らは野垂れ死にしちゃったっていいと思っているんです」とたくましく話している。悪い芝居vol.17『キスインヘル』大阪公演 6月17日(水)~23日(火)HEP HALL東京公演 6月26日(金)~30日(火)赤坂RED/THEATER
2015年06月10日セイコーネクステージは6月下旬に、同社の「ISSEY MIYAKEWATCH プロジェクト」から、吉岡徳仁氏デザインの新シリーズ腕時計「V(ヴィ)」を発売する。3モデルを用意し、税別価格は40,000円または43,000円。ISSEY MIYAKEWATCH プロジェクトは、ISSEY MIYAKEプロデュースのもと、デザイン界を代表するデザイナー達が参画しているウオッチ・プロジェクト。今回の新作「V(ヴィ)」は14作目の新シリーズで、吉岡徳仁氏とのコラボレーションとなる。「V(ヴィ)」は、時計のバンドからデザインを発想したブレスレット・ウオッチ。ランダムな模様を形作る金属の筒から断ち切られた、美しいリングのイメージから生まれた。女性でも男性でもアクセサリーとして使えるモデルに仕上がっている。ランナップと税別価格は、グレーカラーの「NYAC001」とシルバーカラーの「NYAC002」が40,000円、ブラックカラーの「NYAC003」が43,000円。いずれも、ケースとバンド素材はステンレススチール、ガラス素材は無機ガラス、ケース外径は16.2mm、厚さは6.3mm、重さは73g、防水性能は3気圧となっている。
2015年04月02日紀伊國屋ホールでのつかこうへい作品の公演が今年も始まる。今回は「つかこうへい Triple Impact」と銘打ち、3作品が登場。『初級革命講座飛龍伝』と『いつも心に太陽を』を岡村俊一が演出し、『ロマンス2015』を中屋敷法仁が任された。いずれも上演回数が少なく、それゆえに手強く、つかの原点のような伝説的な作品ばかり。柳下大や鈴木勝大といった若手俳優たちとともにその困難に挑む、ふたりの演出家に本番を控えた思いを聞いた。つかこうへい Triple Impact チケット情報今年の紀伊國屋ホールに、中屋敷の演出を迎えることを企画したのは、長くつか作品に関わってきた岡村だ。「2013年に中屋敷くんが演出した『飛龍伝』を観て感じたんです。こうして若い世代が自由に解釈して上演することで、つかこうへいの演劇が未来に生き残っていくだろうと」。そこで用意したのが、『いつも心に太陽を』と、それを元に生まれた『ロマンス』の2015年バージョンだ。「わかりやすくもないし、ラクにはできない作品です。でも、『飛龍伝』や『幕末純情伝』のようなエンターテインメント色の強いものだけじゃないというところを、ここで提示しておくべきだと思った」と岡村。中屋敷も、「自分なりのスパイスを加えたり、意味づけをしないと、そのまま見せるだけでは太刀打ちできないなと思っています」と岡村の挑戦に応える。『いつも心に太陽を』も『ロマンス2015』も、描かれているのは、水泳の世界を舞台にしたホモ・セクシュアルな関係だ。岡村曰く、「同じ物語を違う視点で書いた」というわけである。だからこそ、「あとから書かれた『ロマンス』に付け加えられもの、削られたものの意味を考える楽しさがある」と中屋敷。さらに岡村はこうも付け加える。「もっと言えば、なぜスポーツなのか、なぜホモ・セクシュアルなのか、その世界に置き換えてつかさんが言いたかったことは何なのかっていうことを考えていくと面白い。何重にも言い換えて、重層的な世界に引き込み、観客の脳の中を爆発させるのが、演劇だと思うんです」。中屋敷も演劇の面白さを「悩んだり考えたりしながら観たもののほうが残るということもありますよね」と話し、「とくに今回は、3つの作品でつかさんのいろんな系譜が観られるので、観る体力をつけてもらえると楽しめるんじゃないかなと思いますし。考えさせるものを作れるように頑張りたい」と締めくくった。幕開けは、35年ぶりに上演される『初級革命講座飛龍伝』から。つか作品の、そして演劇の、過去から未来を体感したい。「つかこうへい Triple Impact」は2月12日に開幕、上演は3月2日(月)まで。取材・文:大内弓子
2015年02月13日銀河劇場が企画したニュージェネレーションシリーズ第一弾、次世代クリエイター×若手舞台俳優による朗読劇。1週目の『春のめざめ』が好評のうちに幕を閉じ、2週目の『僕とあいつの関ヶ原』の稽古が佳境に入った。そこには、朗読劇の可能性が渦巻いていた。朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』チケット情報吉田恵里香の自身の小説に基づいたオリジナル脚本を、劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁が演出。若き世代ふたりの手による『僕とあいつの関ヶ原』は、ストーリーも斬新だ。テーマは、エンターテインメント作品に取り上げられることが少なかった関ヶ原の戦い。合戦そのものよりもそこに至るまでの心理劇のほうが実は面白いと、脚本には、武将たちのあまりにも人間くさすぎる姿が暴き出されている。稽古で繰り広げられていたのも、まさしくその感情のせめぎ合いだった。中屋敷の演出でいちばんにこだわっているように見えたのは、人物の関係性である。台詞のどの部分で立つか、座るか、舞台上をどう移動するか、細やかに指示を出していく。すると、誰が優位に立ち、誰が追い詰められているのかが一目瞭然となる。たとえば、そこには登場していない人物であっても、ひとりすっくと椅子の上に立ち上がることで、周囲を圧倒する人間であるということがはっきりとわかるのだ。それはまた、出番のあるなしにかかわらず全員が舞台に上がっている朗読劇だからこそできることでもある。ナレーターと会話する場面も即興で加えられた。普通の芝居ではできないことに果敢に挑み、楽しさが膨らんでいく。関ヶ原は、いわば、徳川家康と石田三成との戦いだ。その敵対するふたりを、三上真史がひとりで演じるのもユニークだ。中屋敷は、家康なのか三成なのかわからなくなる瞬間を、あえて作ろうとしている。染音という女性と島左近を演じる武田航平、井伊直政と大谷吉継を演じる玉城裕規、小早川秀秋と福島正則を演じる宮下雄也もしかり。敵味方の攻防がさらに面白くなる仕組みだ。そして、家康の四男・松平忠吉を演じる木戸邑弥が、戦いの要となっていく。俳優たちが使う舞台セットは3脚の長椅子だけだ。周囲には無造作に積まれた椅子がある。合戦の陣地を表すかのようなそれは、よく見ると、『春のめざめ』で舞台に並べられていた椅子たちだった。俳優も、木戸と武田は『春のめざめ』に続いての出演。シリーズとしてのつながりを感じさせる工夫もなされている。公演は12月14日(日)・15日(月)、東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:大内弓子
2014年12月10日中屋敷法仁率いる劇団、柿喰う客が演劇の街東京・下北沢に初進出を果たした。約1年半ぶりの最新作『世迷言』は「竹取物語」や「宇治拾遺物語」などの国文学やおとぎ話をモチーフにした作品。今回、中屋敷が出演を熱望したという“異形の俳優”篠井英介を客演に迎え、1月29日、本多劇場で初日の幕を開けた。柿喰う客『世迷言』チケット情報物語には、帝や姫、鬼や大猿といった昔話らしいキャラクターが登場する。だが、そこには懐かしさやほのぼのとした空気はない。作・演出の中屋敷が得意とする毒々しくもスタイリッシュな世界が繰り広げられ、観客を瞬く間に異空間へと誘っていく。女鬼役を務める篠井は歌舞伎や能、狂言を彷彿させるような発声を用い、独特の雰囲気をかもし出している。初日を終えた中屋敷は「演劇の街・下北沢での公演は、劇団としては初となります。演劇の持つ根源的な魅力を全面に押し出した、まさに“演劇らしい”作品となったと思います。日本のおとぎ話をモチーフに、普遍的なテーマやシニカルなドラマ展開など、劇団の作風“圧倒的なフィクション”の世界をそのまま本多劇場にぶつけ、旗揚げ公演のような大きな野心で臨んでいます。篠井英介さんはじめとする客演の皆様にも、劇団の作風に新たな広がりを与えてもらいました。また、振付の北尾亘さん、音楽のJEMAPURさんも僕らと同じ20代。演劇文化の次代を担う新世代の演劇を披露できたと思います」とコメントを寄せた。公演は2月4日(火)まで東京・本多劇場にて上演。その後、2月8日(土)に石川・北國新聞赤羽ホール、2月14日(金)・15日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼを巡演。
2014年01月31日森山未來と満島ひかりが共演するミュージカル『100万回生きたねこ』の制作発表会見が8月14日行われ、森山と満島と共に、演出・振付・美術を手がけるインバル・ピントとアブシャロム・ポラックが登壇した。『100万回生きたねこ』チケット情報佐野洋子のベストセラー絵本『100万回生きたねこ』を基に、2013年1月にミュージカルとして上演する本作。1996年に『DORA~100万回生きたねこ』のタイトルで上演されたものをリメイクする。今回は、イスラエルでの活動をベースに世界で活躍しているインバル・ピントとアブシャロム・ポラックが、原作絵本の圧倒的な美しさに共鳴し、演出・振付・美術を担当。また、戯曲は演劇界で注目を集めている若き劇作家、FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介、鉄割アルバトロスケットの戌井昭人、柿喰う客の中屋敷法仁の3名が執筆し、これを東京芸術劇場の芸術監督・野田秀樹の監修により1本の戯曲にまとめる。森山はタイトルロールの100万回生き返るトラ猫を、満島はトラ猫が初めて愛する白猫を演じる。会見で森山は「みなさんがイメージするミュージカルではないかもしれませんが、間違いなく楽しんでもらえる作品になると思う」と自信を見せる。ミュージカル初挑戦の満島は「小さいころからこの絵本が大好きで、何度も読んだ記憶があります。(出演者として)こういう形でこの絵本にまた出会えたのは嬉しいです」と本作に参加できる喜びを語った。既に4度目の共演となるふたり。お互いの印象を訊かれると森山は「映画、ドラマ、ストレートの芝居、ミュージカルを一緒にやる人は初めて!すごく信頼している人です」と話し、「本の中では“100万回生きた”とは言わない“死んだんだ”と言うんですよ。最後に、白猫と一緒にやっと死ぬことができる。どういう風に満島に殺してもらえるのか楽しみ」と期待を寄せる。これを受けて満島は「最近森山さんの顔が変わったなって思うんですよ。最初に出会った頃と違うんですね。久しぶりに会ったら素敵な男性になられていて。舞台は大先輩なので頼っていきたい。最終的には白猫になってこうできる感じになれればいいな」と抱きかかえるゼスチャーを交えつつ抱負を語った。既にワークショップを行っているアブシャロム・ポラックは「とても大きなチャレンジになると思っています。インバルと私は科学者がとても難しい実験を試みるような立場にあると思います。作品を創るレシピはまだ決まっていませんが、素晴らしい俳優とダンサー、ミュージシャンたちと一緒に創った作品をご覧いただいて、(観客を)あっと驚かせたい」とコメント。インバル・ピントは「原作を初めて読んだ時、感銘を受けました。この絵本の中には人生の中で非常に重要なメッセージが書いてあります。愛が何よりも大切であり、愛にたどり着くことが大切であると。直感を大事にして創っていきたい」と語った。公演は2013年1月8日(火)から27日(日)まで東京芸術劇場・プレイハウスにて上演。その後、大阪、北九州、広島で巡演する。チケットは9月1日(土)より一般発売開始。
2012年08月15日オール男性キャストによる舞台『露出狂』の初日が、いよいよ7月26日(木)に迫った。作・演出の中屋敷法仁にとっても、14人の出演者にとっても、PARCO劇場への進出が飛躍の一歩であることは間違いない。“愛憎×群像×スポ魂活劇!”と銘打たれた舞台で、それぞれの個性がどう発揮されるのか。稽古場の様子を取材した。『露出狂』公演情報サッカー部員たちが織りなす学園モノだが、中屋敷が描くと、事は単純に運ばない。チームの結束を固めるために部員同士で恋愛すべし、という“鋼の掟”にしばられた男子たちのラブ&バトルがアグレッシブに繰り広げられる。もともと『露出狂』は、中屋敷が率いる〈柿喰う客〉の公演として、2010年にオール女性キャストで上演した作品だった。「俳優が引き立つ作品を作りたかった。俳優の魅力をむき出しにしたい、というのもタイトルの由来のひとつです」と中屋敷はいう。ステージの中央には、山をかたどったような舞台装置が大きく陣取っている。中屋敷によると「安定した場所はどこにもありません。常に足先まで全身むき出しの状態で見られてしまう。モチーフは動物園の猿山です」。俳優は、日常会話にはないハイテンションとスピードでセリフの応酬をしつつ、山を上下に行き来しなければならない。内容もそうだし、かつて小学校の体育館だった場所を使っているせいもあるだろう。稽古場の空気は、一見、部活を思い出させる。サッカー部の部長役で出演する柄本時生が「居心地が良くて楽しい。下ネタが飛び交っています」と話すとおり、すっかり高校生に戻った14人が、野次を飛ばし合い、時にじゃれ合う様子は、放課後のにぎわいに似ていた。といいながら、よく目を凝らすと、独特の関係性が見えてきて面白い。たとえば、同じシーンを何度も繰り返すとき。演出家の指示を待たずとも、皆、芝居に変化を与えようと自発的に演技や動きを変えているのがわかる。「周囲が動くなら、自分は動かないようにしたいし、皆がセリフに抑揚をつけるなら、自分は棒読みでいきたい」という柄本の発言が象徴的だ。周囲と同類でありたいのが高校生なら、彼らは、互いの差異をはっきりと意識し、自分の個性がより際立つように努力を惜しまない。14人のいずれもが表現者であることを再認識させられた。ほかに遠藤要、入野自由らが出演。公演は、7月26日(木)から8月4日(土)まで東京・PARCO劇場、8月27日(月)に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、8月29日(水)に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。
2012年07月23日刊行から35年経ついまも、多くの人に愛されている佐野洋子の絵本『100万回生きたねこ』。この作品が来春、ミュージカルとして上演される。脚本は新進気鋭の劇作家、中屋敷法仁、戌井昭人、糸井幸之介の3人が手がけ、野田秀樹の監修により1本の戯曲にまとめる。演出は革新的なコンテンポラリーダンスを生み出すイスラエルの振付家、インバル・ピントとアヴシャロム・ポラック。この斬新な組み合わせによるステージで主人公のトラ猫を演じる森山未來、そしてトラ猫が初めて愛する白猫を演じる満島ひかりのふたりに話を訊いた。「インバルとアブシャロムが関わるという時点で、一般的に想像するようないわゆるミュージカルとは全く異なった作品になると思います」と語る森山。初めてミュージカルに挑戦する満島に対しては「彼女自身が面白いから、それだけで舞台は成立するはず」と信頼を置く。元々この絵本が好きだったという満島は「新しいことがたくさんあるからどこまでできるのか不安もあるけれど、未來くんとは、心で通いあうよりも先に身体で芝居をやりあえる関係だと思っているので、ワクワクします」と笑顔をみせる。森山と満島は2009年の舞台『ネジと紙幣』をはじめとして、ドラマや映画で度々共演している。「舞台の稽古のとき、不安でいっぱいだった私に『満島、まだみんなに信頼されてねえなあ、まあがんばれよ』ってからかうように声をかけてくれて、何かがふっきれて楽になりました」と満島が語れば、森山も「映画の撮影の合間にお互い『あのときのあの演技はあまりよくなかった』と言い合って、翌日言いすぎたなとお互い反省したり」と当時を振り返って楽しげに話す。森山にどのような舞台にしていきたいかと問うと「この作品は声がこの高さまで出ればいいとか、身体がこれだけ動いたらいいというものではなく、もっと感覚に正直にその場で表現していけるかが大事になると思う。その部分に関しては満島さんの方が先輩です」と話す。ミュージカルというジャンルにひきずられることなく、まっすぐなスタンスでこの作品に対峙しようとしているようだ。対して満島は「森山さんは、いわば身体の先輩ですからね(笑)。私が頼りきったままで終わるかもしれないけれど、実は『あんなところを引き出してやろう』とたくらんでいる部分もあるんです。すてきな白猫になって、トラ猫を深く愛せたらと思います」。ふたりの掛け合いを見ているだけで新たな関係性が生まれそうな予感だが、それを伝えると「気付いたらハブとマングースみたいになっているかもしれない」と森山が笑った。公演は2013年1月8日(火)から27日(日)まで東京芸術劇場・プレイハウスにて上演。その後、大阪、北九州、広島で巡演する。取材・文:釣木文恵
2012年07月10日高校のサッカー部で繰り広げられる、男同士の友情、友情を超えた愛情、嫉妬や裏切りを、スピーディに、ケレン味たっぷりに描く『露出狂』。小劇場で注目される作・演出家、中屋敷法仁の自信作が、今夏、パルコ劇場で上演される。『露出狂』チケット情報この作品は14人の登場人物のほとんどをオーディションで選抜。人気声優で『千と千尋の神隠し』のハクの声で有名な入野自由も実力で合格をつかんだ。ただ、オーディションの内容はかなり変わっていたようだ。入野は「会場に入るなり“かかっている音楽に合わせて踊ってください”と。それから1時間、延々と踊りました。最初はワケがわからなかった(笑)、正解は何だろうと考えてしまったんですけど、そのうち“これは技術を見られているんじゃない、とにかく最後まで続けることが大事なんだ”と思うようになりました」とその時の様子を振り返る。入野が予想したように、中屋敷が見極めようとしていたのは、踊りの上手さではなく“変化率”だったと言う。「一定時間踊ってもらうことで、その人がどれだけ変わっていけるか、どれだけ自分をさらけ出せるかを知りたかったんです。僕自身も踊りながら、俳優さん達に“もっとセクシーに!”“もっと弾けて!”と注文をして。入野さんは、たとえるならひとつずつボタンを外すように自分を出すことができる人。信用できると思いました」と中屋敷は話す。そうして集まったキャストは、小劇場、ミュージカル、映像など、ふだんの活躍の場所は見事にバラバラ。その顔ぶれに満足しながらも、中屋敷には心配がある。「僕は俳優が大好きな演出家で、俳優に対する愛情が偏愛に変わり、演出に変わっていくんです。怒る時も“もとが素敵なんだからさ!こうすればもっとかっこいいんだよ!”といった感じで。あんまりそういうことばかり言うので、みんなに気持ち悪がられていると思うんですよね……」。不安がる中屋敷に対し入野は、「中屋敷さんは稽古中も面白くて(笑)。新しい面を発見してくれる方と一緒に舞台をつくれるのは嬉しいし、共演者の皆さんの顔ぶれも含めて刺激的で、今は楽しみでしかありません」と早くも期待が膨らんでいる様子だった。オール男性キャストの舞台『露出狂』は、7月26日(木)から8月4日(土)まで東京・PARCO劇場にて上演される。共演は柄本時生、遠藤要、入野自由、玉置玲央、畑中しんじろうほか。チケットは6月9日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは5月16日(水)11時まで先行抽選プレリザーブを受付中。取材・文:徳永京子(演劇ジャーナリスト)
2012年05月14日赤西仁に内定の連続ドラマ「GTO」主役をジャニーズ事務所が降板申し入れジャニーズ事務所が、赤西仁(27)に内定していたフジテレビ系連続ドラマ「GTO」の主役降板を申し入れ、テレビ局との話し合いの結果、降板が決定した。ジャニーズ事務所の黒木メイサ(23)との結婚を事後報告した赤西に対してのペナルティーは、全国アリーナツアーを全面中止に次いで2度目の重い処分となった。「GTO」主演内定は赤西の内定していた「GTO」は反町隆史主演で大ヒットした1998年のリメーク版。内定は電撃結婚の前に決定していた。赤西には、アメリカ凱旋・全国アリーナツアーの会場キャンセル代など中止にかかる費用などを全額を負担させることも決っまており、現時点でスケジュールが完全白紙になった赤西にとっては大変な重荷になるだろう。アメリカ留学、KAT-TUN脱退、全米への挑戦と赤西の意思を尊重してきたジャニーズ事務所だったが、赤西の今回の結婚事後報告への怒りは止まらないようだ。黒木メイサのコメント黒木は15日、マスコミ各社にFAXで現在、妊娠4ヶ月である事をお詫びの言葉とともに報告。今は心身ともに安定し、夫婦で10月に生まれて来る新しい命に愛情を注いでいくと記している。元の記事を読む
2012年04月16日「ラーメンズのメガネの方」として知られる片桐仁さん(38)の定番メガネといえば、四角くて太い黒ブチで下がメタルというもの。しかし、メガネは演じる役によって使い分けているそうです。「僕がメガネを選ぶ基準は、舞台やコントで使えるかどうかというところにあります。このメガネはこういったキャラクターに合っているな、ということで使い分けています。文学者っぽいとか、IT関係っぽい役とか。現在PCのセキュリティソフト・NORTONのCMに出ていますが、あのメガネ(上が黒ブチで下がメタル。縁の端にワンポイント付き)は小説家志望の役なので江戸川乱歩モデルのメガネをかけているんです。ちょっと前にかけていた丸形の銀ブチメガネは、文化人っぽく見られるようにとかけていたんです。まぁ、国産の掛け心地がいいメガネが最低条件ですけどね~」(片桐さん)メガネにはおおいなる関心を持つ片桐さんに新しいメガネをかけてもらいたい!ということで、メガネブランド・JINSが開発したメガネを試着したメガネをかけた自分と「あっちむいてホイ」ゲームができるiPhoneアプリ「メガネ向いてHoi!」を、片桐さんにシミュレートしてもらいました。いったんメガネをはずしてもらい、一枚裸眼写真を撮ります。ちなみに着ているTシャツは片桐さんの粘土作品を収録した『ジンディー・ジョーンズ感涙の秘宝』の個展で販売したものです。そこから、メガネ向いてHoi!に写真をアップロード。その後、片桐さんの顔の形に合わせ、オススメメガネが登場しました。まずはいったん普段の片桐さんのメガネに似たものを装着させます。で、このメガネ(TM-11A-009)をかけて「メガネ向いてHoi!!」をやってみます。iPhoneの中のメガネをかけた片桐さんが上下左右を向きますが、これは、4方向に傾いたメガネ顔がどうなるかを見るためのシミュレーションが目的です。それと、勝負に勝った場合は笑い、負けた場合は悲しそうな顔をしますが、これもさまざまな表情の顔を見るためで、最新モーションポートレート技術による3D立体化によって実現されました。片桐さん、アプリでのメガネ試着いかがですか?「メガネをファッションアイウェア的な考えで、つけたい人にとっては、こういうのは楽しいと思いますね。アプリなので、友達同士でシェアすればいいんじゃないかな。でも、せっかくこんなアプリ作ったんだったら、もっと見たこともないようなメガネを増やしてよ!!!その方が楽しいじゃん!!」(片桐さん)と要望をつけました。アプリを開発したJINSによると「今後、ガンガン増やしますので、お待ちください…」とのことです。下の写真は、粘土作家でもある片桐さんがiPhoneケースとして作った「サイフォン」&「カエルちゃん2011」です。現在発売中の『ジンディー・ジョーンズ感涙の秘宝粘土道2』(講談社)にも掲載されています。片桐仁●かたぎり・じん。1973年埼玉県生まれ。ラーメンズのメガネでもじゃもじゃの方。毎週土曜深夜1:00~3:00、TBSラジオ「JUNKサタデーエレ片のコント太郎」、月曜~金曜7:00~7:15、Eテレ「シャキーン!」レギュラー。現在エレキコミックと一緒に「エレ片コントライブコントの人6」公演中。名古屋公演が3/2719:00~名鉄ホール、大阪公演が3/2919:00~サンケイボールブリーゼにて。チケットまだあるようです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日全米で活躍する赤西仁から嬉しいお知らせ2010年8月31日で人気ジャニーズアイドルグループ「KAT-TUN」を脱退した赤西仁(あかにしじん)。昨年11月にはついに全米デビューを果たし、今年公開予定の忠臣蔵をテーマにした映画「47 Ronin」ではハリウッドデビューも果たす。そんな彼のブログによると、シングル「Sun Burns Down」の発売を記念しておこなわれる全米ツアーのVIPチケットが「ファンビデオコンテスト」の勝者におくられるという。コンテストに応募して、赤西仁に会おう!このコンテストは、彼のシングルタイトルでもある“Sun Burns Down”(太陽が燃え落ちる)を色々な形で表現するビデオコンテストで、歌っても踊ってもよし、お笑いからアニメーションまで、形をとわずユニークで才能あふれる映像を募集する。審査員は、スキルと創造性、人気によってファイナリストとなるビデオを5つピックアップし、最終審査はファン投票によっておこなわれる。1月27日にスタートしたコンテスト、応募の締切は2月12日。投票は2月14日から2月20日までに行われ、勝者は2月21日に発表される。ファイナリストにはロサンゼルスかニューヨークのいずれかのコンサートペアチケット、そしてなんと勝者にはコンサートで「赤西仁に会えるVIPパッケージ」チケットが贈られるという。応募資格はアメリカとカナダに合法的に在住している人となり、日本のファンたちが参加できないのは残念だ。それでも、せっかくのチャンス、参加資格のある人はふるって応募しよう!(ルールや応募方法の詳細に関しては、赤西仁の公式ホームページから確認しよう!)編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年02月03日11月8日にリリースされた赤西仁の米デビューシングル『TEST DRIVE featuring JASON DERULO』が、iTunesダンスチャート初登場1位を獲得した。赤西仁の情報同日には、発売記念イベントも開催され、300人を越えるファンが集結。『TEST DRIVE featuring JASON DERULO』のプロモーションビデオのプレミア上映や、質疑応答、ミート&グリートなどが行われた。赤西は「サイン会とかやったことがなかったので、最初、どうやったらいいのかわからなくて戸惑ったんですけど、すごく楽しかったです。iTunesダンスチャートで1位をとれた日に、ずっと応援してくれたファンの皆さんに、直接、感謝の気持ちを伝えることができて嬉しく思います」とコメント。イベント終了後には、オフマイク(地声)で「Thank you」と深く一礼をして去っていった。なお、『TEST DRIVE featuring JASON DERULO』のプロモーションビデオは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの『ダニー・カリフォルニア』などで知られるフランク・ボーリンが手がけている。iTunesダンスチャート初登場1位を飾り、絶好調のスタートを切った赤西仁。日本ではまず不可能と思われる今回のイベントが、アメリカでも実現不可能となる日は遠くないだろう。
2011年11月10日演劇集団キャラメルボックスのアナザーフェイス公演『ナツヤスミ語辞典』が8月3日、東京・新国立劇場 小劇場にて開幕した。アナザーフェイス公演とは、他劇団とのタッグでひとつの作品を作る、劇団独自の公演形態。14年ぶりとなる試みだが、今回は結成6年目の若手注目劇団、柿喰う客とのコラボレーションだ。キャラメルボックス・アナザーフェイス「ナツヤスミ語辞典」のチケット情報中学2年生のカブト・ヤンマ・アゲハは、ある夏休みの日、ヤンマがプールの水を抜いてしまったことがバレてプール掃除をさせられている。そこへやってきた男・ウラシマ。彼がカブトのカメラで撮った写真を翌日現像してみると、そこに写っていたのは15年前の風景だった……。元気いっぱい、生意気ざかりの女子中学生たちのキラキラした日常と、彼女たちが体験する不思議な出来事。そこに“夏休み”という響きに潜む甘酸っぱい感傷をふりかけたノスタルジックな物語。キャラメルボックスでは過去3度上演されている成井豊の傑作戯曲だが、今回は柿喰う客の中屋敷法仁が演出を手がけることでどう生まれ変わるのかに注目。ラップ調のオープニングから度肝を抜かれ、リズムを重視した台詞の応酬なども若さがほとばしっていて、爽快感がある。出演は、キャラメルボックスと柿喰う客の俳優が、それぞれ約半数ずつ。なんといってもカブト・ヤンマ・アゲハ、そして彼女らと衝突するカニタニたち含め、女子中学生たちが良い。自分でプールの水を抜きながら、先生が生徒を疑うなんて!と言い放つところなど、リアルで小憎らしいかぎり。悪ガキといえば男の子の専売特許という印象があるが、元気な悪ガキ女子ここにあり、と高らかに宣言しているようで、見ていて小気味が良い。タフさが持ち味の柿喰う客の俳優はもちろん、キャラメルボックスの俳優たちも、伸び伸びと楽しそうに演じているのが客席にも伝わった。パワフルな俳優たちは時に必要以上にデフォルメされた演技で大きな笑いをも生んでいく。だが、意外なまでに、そのパワーが瑞々しさとなり、物語のピュアさを際立てた。中学2年生の夏休みという、受験や将来のこともまだ保留にしていられる自由な時間。そこに現在進行形で生きる彼女たちはその貴重さに気付いているのかいないのか。だが彼女たちも能天気なだけではない。両親の真実を知ったカブト、幼いが故に真っ正直な信念を持って大人たちとぶつかるヤンマなど、この夏の出来事は彼女たちを成長させる。そして同時に彼女たちのまっすぐな気持ちは、まわりの大人たちにも変化をもたらしていく。「夏休みは終わるからこそ素晴らしい」とカブトに言った元教師・クサナギは、「終わらないかもしれないものを、自分の手で終わらせちゃいけない」と顔をあげる。シンプルなセットの中で賑やかに動き回る俳優たちによって浮き彫りになった物語のスピリット。それは自分の人生を力強く肯定する、前向きな気持ちだ。公演は8月11日(木)まで同所にて。チケットは発売中。
2011年08月04日キアヌ・リーヴス主演で、日本の「忠臣蔵」を新たに描き出すハリウッド大作『47RONIN』に、赤西仁が出演することが明らかになった。先日、正式に製作と撮影開始が発表された本作。大石内蔵助が浪人たちを率いて、主君の仇を討つというベースの物語はそのままに、これぞハリウッドという迫力の戦闘シーンや恋模様などが描き出されることに。キアヌに加え、日本人キャストとしてすでに、真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子が出演することが発表されていたが、今回、新たに赤西さんの出演が明らかに!赤西さんが演じるのは、大石内蔵助(真田さん)の息子・主税(ちから)。キアヌ扮するはぐれ者の助っ人・カイの親友という設定となっている。赤西さんは自らハリウッドのオーディションに乗り込み、得意の英語を生かして見事、主税役を勝ちとった。殺陣や乗馬のトレーニングを重ねる赤西さんの並々ならぬ情熱に、カール・リンシュ監督も「主税役は彼しかいない」と絶賛しているという。赤西さんは今回の発表に際し「『47RONIN』という日本人にとって重要なテーマを扱った作品でハリウッド超大作、しかも3D作品に出演することになり、本当に興奮しています。キアヌほか素晴らしい俳優の方々と共演できること、そしてワールドワイドな作品を一緒に作り上げることに充実感を感じています。これからも自分の感性を研ぎ澄ませて、音楽も演技も世界でボーダレスに活躍できるように、自分のスタンスを崩さずに突き進んでいきたいと思っています」と意気込みを語ってくれた。赤西さんにとっては、昨年公開された主演映画『BANDAGE バンデイジ』以来となる2作目の映画出演であり、ソロ活動開始後、初めての俳優としての仕事となる。すでにミュージシャンとして、全米ツアーを経験している赤西さんだが、俳優としても全米デビューを果たすことに。これまで数々の若手俳優たちが演じてきた主税という役を、このハリウッド版でどのように演じているのか?作品は3月にクランクインし、現在、ハンガリーで撮影中。今後、ロンドンや日本での撮影も予定されている。『47RONIN』は2012年12月、公開予定。■関連作品:BANDAGEバンデイジ 2010年1月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010「BANDAGE」製作委員会47RONIN 2012年12月、公開■関連記事:キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがキアヌ主演のハリウッド版「忠臣蔵」発進!真田に浅野、柴咲&凜子も参戦謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2011年04月14日