こんにちは。ファイナンシャルプランナーの中村宏です。『ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話』では、今回、Q&A方式で生命保険や損害保険に関するお役立ち情報をお伝えします。今回は、20年以上前に保険に加入した方からの質問です。【Q】就職後すぐ1991年1月に入った個人年金保険(年払保険料65,449円)と、1994年1月に入った養老保険(年払保険料312,000円)があります。保険料が高いので見直しをしたいと思っていますが、どうしたらいいでしょうか?(45歳男性既婚)【A】この期間に加入した個人年金保険や養老保険などの貯蓄性の高い保険は、「お宝保険」とも呼ばれ、予定利率がとても高い保険です。保険料の負担が生活に支障を及ぼさないのであれば、有利な「貯蓄」になるので、できるだけ続けたほうがいいですね。この方の保険の内容をもう少し詳しくみてみましょう。まずは「個人年金保険」。37年間に支払う保険料の総額は、65,449円×37年間=約242万円になります。それに対して、60歳からの10年間で受け取る年金の総額は、65万円×10年間=650万円です。つまり、この個人年金保険は、支払う金額より400万円以上も多い金額を将来受け取ることができるのです。次は「養老保険」。生きていることを前提に考えると、26歳から46歳までの20年間に支払う保険料の総額は、312,000円×20年=624万円。そして46歳までに受け取る保険金の総額は750万円です。この養老保険では、支払う金額より約125万円も多い金額を受け取ることができます。これらの保険は「高い固定金利の積立貯蓄」をしているのと同じです。受取金額と支払金額の差額分は、保険会社が運用してくれているのです。1996年3月までに契約した貯蓄性の高い個人年金保険や養老保険、終身保険などは、その時期の「予定利率」がとても高かったため、「お宝保険」と呼ばれています。私たちが支払う保険料の一部は、保険会社が将来の保険金の支払いに備えて、契約時の固定の利率で運用します。この運用利率を「予定利率」といいます。将来支払われる保険金が同じであれば、「予定利率」が高いほど、支払う保険料は安くなります。したがって、「予定利率」が高いほうが私たちにとっては有利になります。「予定利率」は市場金利の影響を受けて変動していますが、かつてはとても高い時期がありました。個人年金保険や養老保険、終身保険などの貯蓄性の高い保険は、定期保険などとくらべると保険料が割高。そのため、保険料の支払いが家計に重い負担としてのしかかる場合があるかもしれません。「なるべく解約をせずに続けるように」といっても背に腹はかえられません。目先の必要な支出を優先しなければなりません。そんな場合は、以後の保険料の支払いはストップするものの将来受け取る保険金を少なくして保障を続けることができる「払済保険」に変更してはいかがでしょうか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月31日俳優・玉木宏が2013年3月、東京・大阪・名古屋の3都市で行われる舞台『ホテル マジェスティック ~戦場カメラマン澤田教一 その人生と愛~』で初舞台にして初座長を務めることが発表された。今作は、ベトナム戦争を撮影し、アメリカジャーナリズム界の最高峰“ピュリツァー賞”に輝いた戦場カメラマン、澤田教一とその妻サタ、そして同僚や親友たちとの人間模様を、ベトナム戦争時に世界中のマスコミが使用したホテルマジェスティックを舞台に描くオリジナルストーリー。脚本は樫田正剛、演出は星田良子が手掛ける。玉木は主人公の澤田教一を演じる。澤田教一氏が愛用していたカメラを使っているなどカメラが趣味の玉木は「自分と澤田教一さんは共通点もあると感じています。現在は、舞台に向けて勉強している最中です」と抱負を語った。共演は妻・サタを演じる酒井美紀ほか、徳山秀典、秋山真太郎(劇団EXILE)、紫吹淳、別所哲也ら多彩な顔ぶれが揃う。公演は東京・新国立劇場中劇場にて2013年3月7日(木)から17日(日)まで上演される。その後、大阪・森ノ宮ピロティホールにて3月20日(水祝)から24日(日)まで、名古屋・名鉄ホールにて3月26日(火)から27日(水)まで巡演する。チケットは12月22日(土)より一般発売開始。
2012年10月23日ドリームワークスアニメーションの人気シリーズ第3弾『マダガスカル3』の初日舞台あいさつが1日に都内で行われ、日本語版の声のキャストを務めた玉木宏、柳沢慎吾、高島礼子、岡田義徳、おぎやはぎのふたりが登壇した。その他の写真『マダガスカル』シリーズは、故郷のアフリカに帰ろうとNYの動物園を抜け出すも、なぜかマダガスカル島に着いてしまったライオンのアレックスたちが行く先々で大冒険を繰り広げる作品。最新作では、なぜかヨーロッパで追われる身となってしまったアレックスたちの冒険が描かれる。当日は、劇中でキャラクターたちがレインボー・カラーのアフロヘア姿を披露することにちなんで、約600人の観客全員にレインボーアフロが配布され、客席はアフロ一色に。ライオンのアレックスの声を演じた玉木はその光景に驚きながらも「シリーズ最高傑作になっていると思います。3Dで見る価値のある映画です」と力説し、「セリフが多かったので大変でしたが、リーダーらしさがより出てきた回だったので、前作、前々作より(リーダーらしく)しっかりしようと意識しました」と振り返った。また、柳沢は「『マダガスカル3』を楽しんで、これからも、いい夢見ろよ!」とキメて客席から大歓声を集め、高島は「改めて、マダガスカルチームに入れて良かったなと思います。グロリア役をゲットできたことを心から感謝しています」と笑顔を見せた。当日は、会場に今年生まれたばかりの赤ちゃんライオンの“アレックス”くんが登場。本作の主人公にちなんで命名されただけに、玉木はアレックスくんが入ったバスケットを覗き込んで「僕がいます!」と顔をほころばせた。『マダガスカル3』※3D/2D同時公開中
2012年08月02日世界中で人気のアニメシリーズの最新作『マダガスカル3』が8月1日(水)に公開を迎え、日本語吹替え版のボイスキャストを務めた玉木宏、柳沢慎吾、岡田義徳、高島礼子、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明と矢作兼が舞台挨拶に登壇した。ニューヨークの動物園を飛び出した動物たちの大活躍を描く本シリーズ。今回、一味はヨーロッパで指名手配に?新しい仲間と共にサーカス一座でドタバタ劇を繰り広げる。映画に合わせて劇場スタッフ、そして約600名の観客全員が何と、カラフルなアフロヘアーのカツラを被って声優陣をお出迎え。舞台から見たカラフルなアフロで埋め尽くされた客席は壮観!玉木さんらも驚いた様子だった。玉木さんは本作を「シリーズ最高傑作になっていると思います!」と胸を張って送り出す。自身が演じたライオンのアレックスは「リーダーらしさが出てきたので、しっかりしようという意識でアフレコに臨みました」と明かした。劇中で一同が「ニューヨーク、ニューヨーク」を歌う場面があり、それぞれ別々にアフレコに臨んだがかなり苦労があったよう。高島さんは「テンポが速いし、英語だし苦労しました…」とふり返った。最初にアフレコに挑んだ柳沢さんには特別に先生が付いたそうだが、「ニューヨーク、ニューヨークって歌うところで先生に『“ニューヨーク”じゃなくてお風呂の“入浴”を思い浮かべましょう』って言われて、それでやったらOKになった」と珍アドバイスを告白。岡田さんはわずか2回でOKとなったそうだが「一番最後で、みんなの声が入ってたのでやり易かったし、(自身が演じる)メルマンの声ははっきりしなくても大丈夫なので」と謙遜する。逆に柳沢さん同様に先生が付いたという小木さんはかなり苦労したそうで「先生の指導が細かい!こっちが完璧と思っても『もう1回やりましょう』って言われた」と愚痴っていた。そんな中、歌に参加してない矢作さんだけは「歌の話ができてうらやましい。僕はソッコーでアフレコ終わっちゃいましたよ」と寂しそうに語り笑いを誘っていた。逆に今回、小木さん演じるキツネザルのキング・ジュリアンは、恋愛模様まで描かれるなど大活躍。小木さんは「僕もプライベートではキング・ジュリアンと同じで、周りから見たら『そこに行くか!?』という女性を狙いにいくので、他人事に思えなかった」と得意げに語るが、矢作さんは「僕は小木の歴代の彼女全部知ってるけど、小木は自分のことを『好き』と言ってくれる子にしか行かない!」と暴露し、再び会場は笑いに包まれた。この日はさらに、スペシャルゲストとして生後3か月の本物のライオンのアレックスくんが北海道から来場。客席からは「かわいい!」と歓声が漏れたが、玉木さんは「小さくても強そうですね」と感心した様子でアレックスくんをナデナデしていた。『マダガスカル3』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:マダガスカル3 2012年8月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2012年08月01日NHK大河ドラマ「平清盛」の前半戦の山場となる第27回「宿命の対決」のマスコミ向け試写会7月3日(火)に行われ、松山ケンイチと玉木宏が報道陣の質問に答えた。7月1日(日)放送の「平治の乱」と7月8日(日)の「宿命の対決」の2回にわたり、清盛(松山さん)率いる平氏と義朝(玉木さん)が棟梁の源氏が対決する“平治の乱”の模様が描かれる。特に「宿命の対決」ではこれまでライバルであり良き友でもあった清盛と義朝がそれぞれの家の命運を背負って1対1で戦うシーンも。松山さんは「この2回に関しては、さだめを背負っていかねばならない苦しみと悲しみを感じながら演じた」と語る。一方の玉木さんも「演じながら悲しさを感じていました。義朝は強くあることが武士の真(まこと)と信じて生きてきたので、その気持ちを持って臨んだ」と複雑な思いを明かした。一騎打ちのシーンでは鎧を身に着けた状態で数分におよぶ殺陣を披露しているが、松山さんは「鎧をつけての殺陣はやはり特殊で、斬っても斬れないし突いても突ききれないところがある。理にかなった動きをしないと説得力がない」と語り、入念に話し合いを重ねて作り上げていったことを明かす。その甲斐あって「全てがうまくいったと思います。僕の中では一番、心が震えた回です」と手応えを語った。玉木さんはすでに全てのシーンの撮影を終えているが、清盛との対決シーンでは「撮影が終わる寂しさが込み上げてきました。『また会おう』と言うんですが、もう会えないと思うと寂しかった」と心境を明かす。本作への出演を通して自らの成長を実感しているようで、「この作品が終わって、全力でやらせてもらった作品だったのでいまはポワーっとしてます(笑)。いい現場だったんだと感じてますし、全力で没頭できる場所があることの幸せを感じています」としみじみと語った。また主役として現場を引っ張る松山さんを、玉木さんは「役への姿勢が素晴らしい」と絶賛。「誰よりも役のことを考える姿は刺激だったし、その姿勢が僕を動かしてくれた」とライバルの存在の大きさを語る。この戦いののち、清盛はいままで以上に政治家として活躍していくことになるが、松山さんは「武門の棟梁といよりも政治家の立場が色濃くなっていきますが、それは『民が笑える世の中を作る』という夢があるから。でも根は“武士”です」と新たな展開への意気込みを語った。この「宿命の対決」の放送では、2回目となるTwitterによる番組解説を行なうことも決定(@nhk_kiyomori)。時代考証の東京大学史料編纂所准教授・本郷和人を迎え、時代背景の解説やスタッフによる撮影の裏話などのツイートが行われる。大河ドラマ「平清盛」NHKにて毎週日曜20:00~放送中(全50回)公式サイト:大河ドラマ「平清盛」公式Twitterページ■関連作品:マダガスカル3 2012年8月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2012年07月03日2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2011年12月22日歌舞伎俳優の中村勘太郎が、来年2月に六代目中村勘九郎襲名披露の成功を祈願して11月27日、東京・浅草寺でお練りを行った。父、中村勘三郎と弟の中村七之助らとともに雷門前を出発し、ゆっくりと本堂までお練りを開始。晴天となったこの日、人気役者を一目見ようと2万5千人が集まり、「中村屋!」と声がかかると笑顔で応えていた。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報勘太郎は「勘九郎という、父が46年間名乗っていた名前を継ぐプレッシャーはあります。みなさまからの笑顔とご声援を胸に、1年間しっかり務めたいと思います」と挨拶。また勘三郎は「勘九郎っていい名前ですけど大した事ありません。(自分が)勘三郎を継いだ時のほうがプレッシャーがありました。気楽にいい勘九郎にしてもらいたい」とエールを送った。勘九郎を名乗る実感がまだ湧かないという勘太郎だが、「謙虚な気持ちと向上心と、ハングリー精神を忘れないように務めたい」と話し、気持ちを引き締めていた。なお、勘太郎としての出演は今年12月の『平成中村座』(東京・浅草)が最後となる。襲名披露は、来年2月2日(木)から26日(日)まで東京・新橋演舞場にて興行を行い、その後、3月に平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に福岡・博多座と各地を回る。新橋演舞場のチケットは12月23日(金)より発売。
2011年11月28日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日