9人組グループ・Snow Manの渡辺翔太と俳優の中村アンが、7月スタートのテレビ朝日系オシドラサタデー『青島くんはいじわる』(毎週土曜後11:00)にW主演することが決定した。2人は初共演となり、渡辺演じるイケメンでモテモテ…でも“恋愛不要主義”のツンデレ絶食系男子と、中村演じる恋愛から離脱した35歳目前・年上干物系女子の年の差“協定恋愛”を描いた“超”王道ラブコメを届ける。原作は2020年『めちゃコミック』年間ランキング1位の吉井ユウ氏により人気コミック。渡辺が演じる青島瑞樹は、飲料メーカー「キャットビバレッジ」に中途で入社したシステム部員。優秀なうえに愛想がよく、さらにイケメンという会社イチのモテ男。しかし、実は訳あって人と深く接することが苦手で恋愛は必要ないと考えている、いわゆる“絶食系男子”。一方、中村が演じる葛木雪乃は、青島と同じ会社の総務部員で35歳目前の入社13年目。責任感が強く、マジメに仕事に取り組むも、社内では“お局扱い”されていて…。それにも関わらず、後輩に押し付けられた仕事も手伝ってしまうお人好し。プライベートでは、行きつけの居酒屋でひとり酒をたしなみ、休日には気づけば家から一歩も出ていない…など、「恋愛で自分のペースが乱されるのは面倒」と、恋愛から遠ざかって独身生活を満喫中の“干物系女子”だ。青島と雪乃は、同じ会社で働いているものの話をしたことはなく…。ある日、偶然雪乃行きつけの居酒屋でバッタリ、隣の席に。友人からの電話で“彼氏と一緒に”結婚式に出席する約束をしていたことを思い出した雪乃は、「ヤバイ、半年前に別れたんだった…!」と大慌て。結婚式は来週、どうしよう…と焦った雪乃はダメもと&勢いで、青島に1日だけ彼氏のふりをして、友人の結婚式に出席してほしいと頼む。すると、まさかの快諾。ホッとする雪乃だが、実は青島にはある思惑があって…。“超”王道ラブコメを謳う今作は、初回からラストまで、“毎話必ず”全女性が憧れるシチュエーションが登場するという。付き合っているフリをするうちに、まったく興味のなかった雪乃が何となく気になり始める青島と、年下のいじわるなツンデレ男子に振り回されることになる雪乃。はたして、2人の“協定恋愛”の行方は。さらに、「青島くんはいじわる」の主題歌がSnow Manの新曲「君は僕のもの」に決定。夏のキラキラした情景が浮かぶようなサウンドに、恋心に気づいた心情を歌ったスイートな王道ラブソング。恋が始まる際のトキメキやドキドキ感、“好き”という気持ちが溢れていく模様…などなど、本作の世界観をみごとに表現した楽曲で、“近づけば近づくほどキミにハマッていく“一人ではもう物足りない”という青島の心情に寄り添った歌詞にも注目だ。■キャストコメント▼渡辺翔太――この作品に出演が決まった時のお気持ちは?ラブコメはあまりチャレンジしたことがないジャンルなのでうれしかったです。Snow Manのメンバーも「またドラマに出るんだね!」と喜んでくれました。原作がすごく人気のある作品だということも知っていたのでプレッシャーはありつつも、気合いを入れて“楽しい夏”をお届けできたらいいなと思いました。――ドラマ初共演となる中村アンさんの印象をお聞かせください。僕たちのバラエティー番組にゲストで来てくださったことがあるんですが、ご一緒したのは本当にそれ1回きりなんです。そこまでパーソナルな部分を知らないまま、すごくクールな方という印象を持っていました。だから今回、「どういう風に話しかけようかな?」と、作戦を練って会う日を迎えようと準備していたんですが、第一印象とは真逆のラフでフランクな方で、すごく楽しく撮影できそうだなと感じてホッとしました。――役柄に共感するところはありますか?青島の異性や恋愛に関して鈍感なところは僕にもちょっとリアルにある部分です。僕も結構1人でいるのが好きだったり、男の友人と毎日くだらない会話をしている方が好きなので、そのあたりは似ているなと、親近感がありました。“イケメンキャラ”という外見の部分では、役作りはいらないですね。“もうイケメンだぞ!”っていうぐらい、強い気持ちで自信を持って演じたいです(笑)。――この作品の一番の見どころは何だと思いますか?いわゆる“恋人役”という疑似恋愛みたいなことから気持ちが変化していくという、好きになっていくまでの過程がちゃんと描かれています。台本や原作を読んでいると、本当にひょんなことから恋愛って始まるんだなと感じました。だから本当に焦らなくていい、その時は突然やってくる、みたいなところを見ていただければ…。今、“恋愛はもういいや”と感じている人にも、いつその時が来るかわからないよって、恋することに対して背中を押す感じになったらいいなと思います。そしてもう夏なので、清涼感のある、見ていてさわやかな気持ちになれる作品になったらいいなとも思いますね。――ご自身を◯◯系男子、◯◯系女子に例えるとしたら?ヘラヘラ系男子です。Snow Manのメンバーから「ヘラヘラすんなよ」という言葉を浴びる回数が多い気がします(笑)。打ち合わせ中、誰かが真剣に話しているときに、それを聞いている人の後ろで、変顔をして、その人を笑わせようとしたり…。すぐふざけたがるという部分で“ヘラヘラ、ニヤニヤしている”と言われることが多い気がします。――撮影現場で楽しみにしていることや、ご自身の《トリセツ》を教えてください。僕は人見知りな方ではあるんですが、コミュニケーションを取りながら、会話を重ねてシーンにトライしていきたいタイプなので、演者さんやスタッフの皆さんと仲良くなりたいです。…かと言って、自分から話しに行くのが得意ではないので、話しかけていただけたらうれしいです。――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。ひょんなことから本気の恋愛が始まる…というお話なので、本当に恋がしたいと思っている皆さんの背中を押せるようなドラマになったら嬉しいです。そして、本当に単純に何回も見返したくなるような、楽しい、キュンキュン、カワイイなど、いろんな感情が詰まったドラマになればいいなと思っていますので、皆さんぜひ楽しみにしていてください!▼中村アン――この作品に出演が決まった時のお気持ちは?私は、ラブストーリーに出演した経験が少ないんです。今回はどちらかというと実年齢に近い役柄ですし、年下の男性との恋愛模様も楽しそうで、ぜひチャレンジしてみたいと思いました。――ドラマ初共演となる渡辺翔太さんの印象をお聞かせください。渡辺くんをテレビで拝見していて、元気でストレートにお話をされる方だなと思っていたので、すごく話しやすそうだな、という印象を持っていました。実際にお会いしても、質問しやすい雰囲気がありますし、いろいろと正直にお話してくださるので、これから撮影が楽しみです。――役柄に共感するところはありますか?めちゃくちゃあります!私は今年37歳になるんですが、ガムシャラに仕事を頑張っていたら、わりといい年齢に差し掛かっているな、と…。雪乃が恋愛よりも仕事を優先してきて、ふと立ち止まるタイミングにすごく共感しました。――この作品の一番の見どころは何だと思いますか?“恋をすること”だと思います。恋愛に振り回されず、お仕事だけをしていたらラクではあるんですが、人を好きになる気持ちや、その相手を通して成長していく、そして人生を考えるきっかけにもなる。意地悪をされながら、それを経て真実の愛をつかめるのか…そのあたりにご注目いただきたいです。――ご自身を◯◯系男子、◯◯系女子に例えるとしたら?結構干物系だと思います。お仕事では何でも頑張れるんですが、家に帰ったら別にどんな格好でもいいじゃないですか。好きな人がいると、かわいく見せたいと思うかもしれないんですけど…。家では“お風呂入るのめんどくさいな”“タオルもう1回使おうかな”と思うことがすごくあります。でも実はそれが干物だという自覚があまりなかったので、原作や台本を読ませていただいて、“あ、これが恋を遠ざけているのか!”と気づきました(笑)。――撮影現場で楽しみにしていることや、ご自身の《トリセツ》を教えてください。自覚はないんですが、疲れてくると急にポーンと魂がどこかに行ってしまう時があります。でも、怒っているとか不機嫌なわけではなくて、どこかに行っちゃう時がたまにあるぐらいなので、気にせず普通に声を掛けてください(笑)。でも撮影現場での過ごし方って人それぞれですよね。集中している時もあるし、一緒に話しながら作った方がいい時はたくさんお話したいですし…。今回は、難しいシーンもたくさんあるので、協力し合って気を使わずに、一緒に頑張りましょう!――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。やっぱり原作がすごく人気があって、愛されている作品なので、その漫画を読まれていた方々にも、今回ドラマで作品を知る方にも、“こういうことある!”って思いながら見ていただけるような、心の中にすっと刺さるような作品になったらいいなと思っております。ぜひ、楽しんで見ていただきたいです。■吉井ユウ(原作) コメント連載終了から約3年が経って…まさかまさかのドラマ化です!連載当初はこんなことになるとは夢にも思っていなかったので、嬉しいのと驚きでまだ信じられない気持ちですが、こんなすばらしい機会をいただけたのは、応援してくださった読者の皆さま、「青島くんはいじわる」に関わって下さった皆さまのおかげです。本当にありがとうございます!机の上で描いていたキャラクター達に、毎週土曜よる11時に会えると思うとすごく楽しみです。ドラマ「青島くんはいじわる」、たくさんの方に観ていただけたらとてもうれしいです^^
2024年06月03日7月期のテレビ朝日系・オシドラサタデーでは、渡辺翔太(Snow Man)と中村アンが主演する「青島くんはいじわる」を放送。ありそうでなかった、超王道ラブコメがこの夏を盛り上げる。2020年「めちゃコミック」年間ランキング1位、累計閲覧数1.3億回突破(2024年6月時点無料DL数を含むめちゃコミックサービス内での累計DL数)の人気コミック「青島くんはいじわる」。今回、「オールドルーキー」「ウソ婚」「先生さようなら」など、近年俳優としての活躍が目覚ましい渡辺さんが、モテモテだが恋愛や結婚に全く興味がない青島瑞樹。主演ドラマ「約束 ~16年目の真実~」が放送中の中村さんが、35歳目前の葛木雪乃を演じドラマ化。小さな嘘から始まる、年の差協定恋愛をスタートさせる。主人公の青島と雪乃は、飲料メーカー「キャットビバレッジ」のごく普通の会社員。システム部員の青島は、中途採用で入社するやいなや、その優秀さで一目置かれている若手社員で、総務部員の雪乃は丁寧な仕事ぶりで周囲からの信頼も厚い中堅社員。同じ会社で働いているものの話をしたことはなかった2人。ある日、雪乃行きつけの居酒屋で隣の席になり、“彼氏と一緒に”結婚式に出席する約束をしていたことを思い出した雪乃は、青島に1日だけ彼氏のふりをして、友人の結婚式に出席してほしいと勢いで頼むと、まさかの快諾。そして、付き合っているフリをするうちに――というあらすじ。出演に関して渡辺さんは「ラブコメはあまりチャレンジしたことがないジャンルなので嬉しかったです。Snow Manのメンバーも『またドラマに出るんだね!』と喜んでくれました」とメンバーの反応も明かし、役柄については「異性や恋愛に関して鈍感なところは僕にもちょっとリアルにある部分です。僕も結構1人でいるのが好きだったり、男の友人と毎日くだらない会話をしている方が好きなので、そのあたりは似ているなと、親近感がありました。“イケメンキャラ”という外見の部分では、役作りはいらないですね。“もうイケメンだぞ!”っていうぐらい、強い気持ちで自信を持って演じたいです(笑)」と共通点を語る。一番の見どころは「“恋をすること”だと思います」と話す中村さんは、「人を好きになる気持ちや、その相手を通して成長していく、そして人生を考えるきっかけにもなる。意地悪をされながら、それを経て真実の愛をつかめるのか…そのあたりにご注目いただきたいです」と呼びかけ、役柄については「雪乃が恋愛よりも仕事を優先してきて、ふと立ち止まるタイミングにすごく共感しました」とコメント。バラエティー番組での共演はあるものの、ドラマは今回が初共演となる2人。それぞれ「『どういう風に話しかけようかな?』と、作戦を練って会う日を迎えようと準備していたんですが、第一印象とは真逆のラフでフランクな方で、すごく楽しく撮影できそうだなと感じてホッとしました」(渡辺さん)、「元気でストレートにお話をされる方だなと思っていたので、すごく話しやすそうだな、という印象を持っていました。実際にお会いしても、質問しやすい雰囲気がありますし、いろいろと正直にお話してくださるので、これから撮影が楽しみです」(中村さん)とお互いの印象も語った。なお、本作の主題歌は「Snow Man」の新曲「君は僕のもの」。この王道ラブソングは、青島の心情に寄り添った歌詞にも注目だ。「青島くんはいじわる」は7月6日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年06月03日俳優、歌手として活躍する中村雅俊が2日、東京・明治座でこの日初日となる『中村雅俊芸能生活50周年記念公演』の取材会に、コロッケ、久本雅美、林翔太、土生瑞穂、小川菜摘、松田悟志、玉野和紀、田中美佐子と共に出席し、カンパニーの魅力を語った。本公演は、昭和歌謡音楽劇とコンサートによる二部構成。第一部の『どこへ時が流れても~俺たちのジュークボックス~』は、登場人物の心情を昭和歌謡で表現しながら、笑いがありつつもホロっと泣けるような温かみのある物語を書き下ろした新作音楽劇。第二部は『MASATOSHI NAKAMURA LIVE -look back with smile , look ahead with pride.-』と名付けられたコンサートで、中村のヒット曲を中心としたライブで構成されている。約1カ月の稽古を経ての初日。中村は「試行錯誤しながらの時間でした」と語り、芸能生活50周年というキャリアを重ねてきたが「やっぱり緊張します。ベテランゆえのプレッシャーと言うか、ピークだった時代を下る感じ。ある意味で戦いという言葉の方が正しいかもしれません」と率直な胸の内を語る。中村の口から“緊張”という言葉が出ると、久本は「まったくそんな風には見えない」と突っ込みを入れ「とにかくおしゃべりで、まったく普段と変わらない。稽古よりもトークの方が長いくらい」と通常運転で臨めていることを強調する。コロッケも「とにかくよくしゃべりますよね。でも座長が朗らかで明るいから、全体がとてもいい雰囲気になります」と頼れる存在であることを明かす。さらに久本は「雅俊さんは学生時代からテレビで観ていた大スターであり私の青春でした。憧れの雅俊さんの50周年記念公演に出させていただけるなんて感謝の気持ちでいっぱいです」と語ると、コロッケも「中学生時代から憧れていた方。当時新聞配達をしていたのですが、雅俊さんがドラマで着ていた服を真似して僕も着ていました」とエピソードを披露するなど、共演者たちが中村の50周年公演に向けて熱い思いを吐露する。そんな中村にとって、共に稽古を重ねたカンパニーの面々は力強い存在だという。中村は「本当にすごいメンバー。皆さんが台本よりも何か良いものにしようという意識が高い。そのおかげで素晴らしいものができたと思います」と自信をのぞかせると「そんなプロ意識が詰まった舞台がスタートします。ぜひ楽しみにしてください」と語っていた。
2024年06月02日俳優の中村雅俊(73)が2日、東京・明治座で『中村雅俊芸能生活50周年記念公演』の初日を迎えた。この公演は、芸能生活50周年を迎える中村が、きょう2日から18日にかけて東京・明治座で開催する記念舞台。昭和歌謡音楽劇『どこへ時が流れても~俺たちのジュークボックス~』と、コンサート『MASATOSHI NAKAMURA LIVE look back with smile , look ahead with pride. 』という2部構成となっている。開幕直前には、中村らキャスト陣が報道陣向けの会見に出席した。芸能生活50周年の大ベテランとなった中村だが、「今でも緊張はするのか?」と水を向けられると、「かなりします!」と即答して笑わせた。続けて「逆にキャリアを積めば積むほど、何かしらのプレッシャーを感じていますね。ベテランがゆえにということがあるじゃないですか。そうやって自分で勝手に思い込んで、その重さに潰されることはある」と素直な心境を明かしながら「日ごと、自分のピークだった時代をくだる感じがあり、そこに戦っている。緊張というより、戦うという意識がすごい」と話していた。会見には、そのほか本公演に出演するコロッケ、久本雅美、林翔太、土生瑞穂、小川菜摘、松田悟志、玉野和紀、田中美佐子(特別出演)も出席。「プレッシャーを感じている」と告白した座長・中村に対し、共演陣からは「(緊張しているようには)全然見えない!」「裏ではすごいおしゃべりなんです!」と総ツッコミがあがっていた。
2024年06月02日7人組グループ・Travis Japanの宮近海斗と中村海人が、15日放送のニッポン放送『Travis Japanのオールナイトニッポン0(ZERO)』(深3:00)でパーソナリティとして生出演することが決定した。毎週、スペシャルなパーソナリティが週替わりで担当している土曜日の『オールナイトニッポン0(ZERO)』。15日のスペシャルウィークは、デビュー前に放送した特別番組『Travis JapanのオールナイトニッポンPremium』から、約3年ぶりとなるオールナイトニッポンに同グループから2人が参加する。番組では、先月発表された世界6都市を巡る初のワールドツアーについての話をしていく予定。また、10日にデジタル配信される新曲「Sweetest Tune」をオンエア。さらに、宮近、中村以外のメンバーの音声も放送内のどこかでオンエアされる予定だ。番組のメール募集企画などの詳しい内容は番組公式サイトと番組公式Xで近日発表予定としている。
2024年06月01日動画配信サービス「Netflix」は31日、俳優の小栗旬が主演し、ヒロインに韓国俳優ハン・ヒョジュ、さらに、中村ゆり、赤西仁が出演する、新作ロマンスシリーズの制作を発表した。来年(2025年)、Netflixにて世界独占配信予定。本作は、「人に触れられない」主人公と「人の目を見られない」ヒロイン、ともに対人関係に大きな悩みを抱えた男女がチョコレートをきっかけに偶然の出会いを果たすことからはじまるロマンティックコメディ。原作は、フランス映画『Les Emotifs anonymes(邦題:匿名レンアイ相談所)』。日本では劇場未公開だが、2011年のフランス映画祭で観客賞を受賞するなど、ロマンスとユーモアを織り交ぜた物語に魅了された映画ファンから高い支持を獲得。そんな知る人ぞ知る良作を、Netflixシリーズ作品として再構成する。小栗は、過去のトラウマから潔癖症を抱えた大手製菓メーカーの御曹司であり、人気チョコレートショップ<ル・ソベール>の新代表に就任した主人公・藤原壮亮役に。ハンは天才ショコラティエでありながら、視線恐怖症が原因で最愛の師匠がオーナーを務めていた<ル・ソベール>の”匿名ショコラティエ”として正体を隠して生きてきたヒロイン・ハナ役を演じる。中村は、壮亮の友人であり主治医でもある精神科医・アイリーン役を演じる。のちにハナのカウンセリングも担当し、著書も出版する有名な精神科医であるが、自身はアルコール依存症を患っており恋愛に難ありな役どころ。そして、赤西は、壮亮の学生時代からの友人で、行きつけのバー<ブラッシュ>のオーナー・高田寛役を演じる。ハナの師匠である<ル・ソベール>の前オーナーとも親交があった寛は、ハナが密かに想いを寄せる相手でもあるのだが…。監督は、Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』を手がけ、これまで数々のラブストーリーを世の中に送り出してきた月川翔。もうひとつの主人公ともいえるチョコレートショップ<ル・ソベール>をはじめ、セット・ロケーション・衣装など本作品の世界観を視覚的にデザインするのは、米アカデミー賞作品賞受賞映画『パラサイト 半地下の家族』のイ・ハジュン、編集も同じく『パラサイト 半地下の家族』を手がけたヤン・ジンモが務め、音楽は韓国で多数の音楽賞を受賞したベテラン音楽監督のダルパランが務める。制作は、Netflix映画『毒戦』『ロ・ギワン』『20世紀のキミ』などを企画・制作した韓国の制作会社「YONG FILM」。同社にとって初の日本作品でもある。日本と韓国、そしてグローバルに活躍するアジア最高峰のキャスト・スタッフにより、現在、日本各地で順調に撮影が進んでいるとのことだ。■小栗旬(藤原壮亮 役)のコメントオファーを受けた際は、非常にしっかりとしたプロットをいただき、その時点で作品の世界観が明確に見える様なものでした。そこから続々と素晴らしいキャスト・スタッフの方々が集まり、作品が始まることをとても楽しみにワクワクしていたことを覚えています。今現在は日本と韓国という二ヶ国においての表現の違いや、言葉の感覚などをみんなで細かく確認・相談をしながら、最後の最後までより良い作品になるための努力を積み重ねながら現場を作っていっている途中でございます。皆さんにワクワクドキドキをお届けできるように、この素晴らしいチームのみんなと引き続き楽しい作品作りをしていきたいと思います。■ハン・ヒョジュ(イ・ハナ 役)のコメント長い時を経て、再び日本の作品に出演することができて嬉しかったです。さらに、韓国と日本のコラボレーション作品で韓国のプロデューサー、美術や編集、音楽のディレクターら韓国チームともご一緒し俳優として参加できることにとても喜びを感じています。共同作業での撮影ということで、いくつか困難もありました。それでも、監督や共演者の皆さん、スタッフの皆さんととても楽しく撮影しています。俳優としても忘れられないよい思い出がたくさんできています。 現場で久しぶりに新人俳優のような心構えで、新鮮な緊張感を感じながら、できる限りの最善を尽くしています。ご覧になる皆さんが楽しめる作品を作るために、「最後の最後まで最善を尽くします」。 多くの関心と応援をよろしくお願いいたします。■中村ゆり(アイリーン 役)のコメントどんなに幸福に見える人の中にもその人だけの生きづらさがあって見やすく楽しいロマンティックコメディの中で滑稽にも必死に生きていく大人たちをこの作品では描いています。言語も違うキャストスタッフさんたちがディスカッションを重ねていく上でコミュニケーションの大切さをリモートが当たり前になった昨今で改めて感じ皆んなで力を合わせております。韓国から来てくれたハン・ヒョジュさんスタッフさん方が異国の地できっと不安もありながらも精一杯心を込めて明るく仕事をしてくださる姿に何度も心打たれています。最後までファイティン!でみんなで良い作品をお届けしたいと思います。■赤西仁(高田寛 役)のコメント韓国と日本の共同制作、国の垣根を越えた作品に参加することができ、心からうれしく思います。撮影過程で言語障壁と文化の違いなど多様な挑戦がありますが、日々楽しく良い経験をさせてもらっています。この作品のヒロインが日常で日本語を日本人の様にしゃべれている事に感動しました。彼女を筆頭に、韓国のスタッフも勉強をして日に日に日本語が上達し、寄り添って来てくれている姿勢を見て感銘を受けています。そんなインターナショナルな現場を肌で感じて、多くの日本の俳優/チームもとても良い刺激をもらっていると思います。Hanaというキャラクターもとても可愛いらしくて、この作品に華を持たせてくれているなという風に感じています。僕の事は適当に見といてください。■月川翔監督のコメント日本と韓国のスタッフ・キャストが、互いの文化や意見を尊重し合いながら取り組んでいます。撮影前からずいぶん多くのディスカッションを重ねてきましたが、撮影現場でも、撮影するその瞬間まで「何が最善か」を皆で追い求めています。ヒロインを演じるハン・ヒョジュさんが僕のiPadに書き留めてくれた言葉があります。日本語で「最後の最後まで頑張りましょう!」という意味だそうです。この言葉をこのプロジェクトのスローガンのように抱えて日々の撮影に励んでいます。着地点はまだわかりません。撮影しながらベストを探しています。スリリングな作り方ですが、皆の力を結集して、皆様に素敵な作品をお届けしたいと思っています。完成を楽しみにお待ちください!■イム・スンヨン(制作・ショーランナー / YONG FILM)のコメント10年間企画してきた作品が、韓国の脚本家の手を経て日本の監督の演出で、さらに日韓のトップ俳優の演技で完成する過程を見守る事が出来、本当に嬉しいです。 韓国の制作会社YONG FILMが企画・制作し、日本のNetflixで製作・配信されるこの作品が、多くの人々の関心と共に愛されることを願います。■岡野真紀子(エグゼクティブプロデューサー / Netflix)のコメントチョコレートショップ〈ル・ソベール〉のセットに一歩足を踏み入れた時、そこに広がる甘く美しい夢のような世界に心躍りました。この最高のセットや、日本の素晴らしい景色のなか、日本と韓国を代表する俳優たちがチャーミングで愛おしいお芝居を繰り広げております。日韓の最高峰のスタッフキャストがお互いの文化を尊重し、誇りを持って美しい物語を紡いでいます。ぜひ、ご期待ください。
2024年05月31日タレントの三田寛子(58)が29日、自身のインスタグラムを更新。長男で歌舞伎俳優・中村橋之助(28)との2ショットを公開した。「長男の橋之助と初めての二人きり旅」と報告し、韓国・ソウルでの写真をアップ。橋之助と笑顔で並ぶ2ショットなど計3枚で、ハッシュタグでは「#はじめての #ソウル親子旅#母の日のプレゼント」だったことを明かした。仲むつまじい旅の様子に、ファンからは「韓流スターみたいなイメケン御子息との二人旅 なんて素敵な事でしょう」「素敵な2ショットですね。楽しい旅行が出来ましたね」「本当に微笑ましいお二人」「なかなか大きくなって息子さんと二人旅は出来ないので羨ましいです」など、さまざまな声が寄せられた。
2024年05月30日俳優の中村アンが主演を務め、横山裕(SUPER EIGHT)が共演する読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』(毎週木曜後11:59)の第8話が、きょう30日に放送される。それに先立って、同話のあらすじと場面写真が公開された。今作は、完全オリジナルの心理サスペンス。2008年、連続殺人事件が起こり、犯人として主人公・桐生葵(中村)の父が逮捕され、故郷・望野町を離れる。16年後の2024年、過去の真相を探り父の無実を証明するため、刑事となった葵は故郷に戻る。バディ・香坂慧(横山)に監視されながらも、真相を追う。葵は、天草勇樹(森永悠希)を追い詰める香坂の姿を目の当たりにする。天草は、香坂の後輩刑事・麻生(小林虎之介)を殺したのは自分ではなく、「刑事を殺した」と話していた特殊詐欺グループの先輩ではないか、と話す。第7話では、香坂の過去が明らかになった。葵は、香坂が麻生を殺した犯人を単独で追うのではないかと心配し、夏目泰雅(樋口幸平)を香坂の監視につける。香坂は、麻生の死の真相は自分のすべてをかけて追うと決めていた。葵は連続殺人の事件現場に、犯人へのメッセージを暗号で記したメモを残す。葵は自らをオトリにして、犯人をおびき寄せるつもりだった。香坂は天草の情報から、特殊詐欺グループのメンバー・酒井を捕まえる。酒井は、“ハルク”と名乗る男が「刑事を殺した」と話していたといううわさを聞いただけだと語る。一方、不破翔(細田善彦)は、高校の文化祭実行委員だった同級生で、雑貨屋の店主・井出尚哉(森優作)を訪ねる。葵は事件現場に向かい、残したメッセージがなくなっているのを確認する。その場から立ち去る葵を、何者かが尾行する。
2024年05月30日松岡茉優主演のオリジナルドラマ「ギークス/GEEKS」(仮)に、中村蒼、白洲迅、泉澤祐希らの出演が決定した。本作は、頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務の女ギークたちが、週末の井戸端会議で事件解決をスーパーアシストしてしまう、新感覚の井戸端謎解きエンターテインメント。好奇心旺盛で、卓越した知識や技術を持っているのに、人間関係を苦手としている3人の“ギーク”を松岡さん、田中みな実、滝沢カレンが演じ、キュートでちょっとだけこじらせた日常&痛快な謎解きストーリーが展開される。そんなギークたちを悩ますキャラクターを演じるのが、今回発表された3人。中村蒼が演じるのは、小鳥遊署に務める強行犯係の刑事・芹沢直樹。西条(松岡さん)とは同期だが、正義感が強く、地道な聞き込みや徹底した張り込みなど、事件解決に向けて残業もいとわずに働く、彼女とは真逆なタイプ。ギークたちがくだを巻いている居酒屋にたびたび訪れては、いま関わっている事件の謎を持ち込み、彼女たちを事件解決に巻き込んでいく。中村さんは、「純粋に楽しく観てほしいです。刑事ドラマではありますが個人的にはクスッと笑えるシーンが幾つかあり脚本を読みながらニヤッとする事が多々あるので、視聴者の皆さんにも同じ様に感じてもらえたらなと思います」と見どころを明かしている。中村蒼(芹沢直樹役)白洲迅が演じるのは、西条が住むマンションの隣の部屋に引っ越してきた安達順平。西条にやたらと興味を示し、彼女が困っているとすかさず現れては助けの手を差し伸べてくる、謎の存在。白洲さんからは、「寝る前にゆっくりと、何も考えずに見てください。ゆる~い気持ちに寄り添える作品です。と思ったら知らぬ間にのめり込んでいる瞬間もあると思います」とメッセージが到着している。白洲迅(安達順平役)泉澤祐希が演じるのは、西条の後輩の新人鑑識員・杉田翔。やる気に満ちあふれていて、いつも現場から無限に指紋などの鑑識材料を採取してきて仕事を増やすため、西条からは“やり過ぎの杉田”と呼ばれている。泉澤さんは「現場の3人を見ていると、なんだか本当にいい雰囲気だなぁと思うんですよね。ギークスの中にいる3人の空気感がそのまま漂ってて素敵なんです。うらやましいなー、仲間に入りたいなー、なんて思ったりもして。そんな感覚を皆様にも味わって頂きたいです」とコメントしている。泉澤祐希(杉田翔役)ほかにも、小鳥遊署のレギュラーキャストに、マギー(鑑識係の係長・島根太一役)、徳井優(署長・御手洗智役)、若林時英(強行犯係の刑事・野村修二役)、阿部亮平(交通課員・大道高志)が決定した。「ギークス/GEEKS」(仮)は7月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年05月29日東京・歌舞伎座にて、6月1日(土) に開幕する『六月大歌舞伎』は、中村時蔵が初代中村萬壽、時蔵の長男・中村梅枝が六代目中村時蔵をそれぞれ襲名し、梅枝の長男・小川大晴が五代目中村梅枝として初舞台に臨む。加えて、中村獅童の長男・小川陽喜が初代中村陽喜、次男・小川夏幹が初代中村夏幹として初舞台を踏む。萬屋一門が揃い、ファンに襲名を披露するとともに、一門の未来を担う若き3人が、歌舞伎俳優としての一歩を踏み出すおめでたい公演だ。これに先立ち、襲名・初舞台を彩る特別な引幕「祝幕(いわいまく)」のお披露目会見が行われ、萬壽、時蔵、梅枝に提供された日本画家・千住博氏デザインによる祝幕、陽喜と夏幹に贈られたビートたけし原画を用いた祝幕が公開された。それぞれ、高さ約7メートル、幅は30メートル近い大きさで、前者は紅白の色合いで描かれたダイナミックな滝の絵、後者は風神雷神をモチーフに、陽喜と夏幹の名前が踊っている。力強く流れる滝が描かれた、日本画家・千住博デザインによる初代中村萬壽・ 六代目中村時蔵襲名披露・五代目中村梅枝初舞台「祝幕」お披露目には、萬壽と旧知の仲でもある千住氏が駆けつけ、「光が当たると同時に、自らも発光する。そんな萬壽さんにふさわしいものは、何かと考えた」と振り返り、「滝が力強く流れ続けるように、ますますの繁栄を願ってこの絵を描いた」と滝に込めた思いを語った。この日、初めて祝幕全体を目にしたという萬壽は「壮観でございます」と感無量の面持ちだった。初代中村萬壽左から)六代目中村時蔵、五代目中村梅枝、初代中村萬壽、日本画家の千住博孫の大晴が五代目中村梅枝として、初舞台に立つことについて、萬壽は「この(女形の)家系に生まれた割には、立ち回りが好きでございますので、今回は、孫の好きなものをすべて要素として、取り入れた」と期待を寄せる。当の五代目梅枝は、会見中、終始緊張した様子だったが、それでも、萬壽は「本番が始まると、結構楽しくやってくれるんじゃないかなと思っております」と心配はしていない様子で、「ここまで来たら腹を据えて、3人で力を合わせて、一生懸命に舞台を勤めることが何より」と意気込んでいた。中村獅童一方、獅童は、ビートたけしが原画を提供した経緯について、自身が出演した“北野武”監督名義の映画『首』での縁だと説明し、「ずっとたけしさんのファンでしたし、ぜひにとお願いしたら、すぐに『やる』と言ってくださった」と感謝の意。画家としても活動するたけしから、描きためた数点が提供されたといい、陽喜と夏幹の意見も聞きながら、祝幕のモチーフに風神雷神が選ばれ「こんなに素敵な祝幕を送ってくださり、胸がいっぱいです」と感激しきり。たけしからは「この度の初舞台、誠におめでとうございます。これからの歌舞伎界を担っていくお二人及び皆さまの輝かしい未来を、心よりお慶び申し上げます」とお祝いのメッセージが届けられた。中村獅童(中央)と中村陽喜(右)、中村夏幹また、獅童は「正直な話、6演目中4演目が初役で、子どもたちの襲名も、自分にとって初体験ですから、もう何が何だかわかりません」と苦笑いを浮かべながら、切実な思いを告白。初舞台を控える陽喜と夏幹に対しては、「兄弟で助け合っているように見えますけど、ライバルなんですかね。とにかく舞台が大好きなので、元気よく最後まで精一杯楽しくやってくれたら」としみじみ。同時に「舞台の上に立てば、私と子どもたちも、家族ではなくライバル。負けたくないです!」と対抗心を燃やしていた。取材・文・撮影:内田涼※歌舞伎座では、黒・柿・萌葱の「定式幕(じょうしきまく)」を引幕(ひきまく)として用いているが、今回のような襲名披露・初舞台の際には、後援会や御贔屓の方から俳優に提供される特別な引幕として、「祝幕(いわいまく)」を定式幕の替わりに用いることもある。<公演情報>歌舞伎座「六月大歌舞伎」【昼の部】11:00~川村花菱 作齋藤雅文 演出一、『上州土産百両首』二、『義経千本桜』所作事 時鳥花有里六代目中村時蔵 襲名披露狂言三、『妹背山婦女庭訓』三笠山御殿劇中にて襲名口上申し上げ候【夜の部】16:30~曲亭馬琴 原作一、『南総里見八犬伝』円塚山の場初代中村萬壽 襲名披露狂言二、『山姥』五代目中村梅枝 初舞台劇中にて襲名口上申し上げ候河竹黙阿弥 作新皿屋舗月雨暈三、『魚屋宗五郎』初代中村陽喜初代中村夏幹初舞台2024年6月1日(土)~6月24日(月) ※11日(火)、17日(月) 休演会場:東京・歌舞伎座チケット情報()公式サイト
2024年05月28日東京・歌舞伎座『六月大歌舞伎』(6月1日開幕)で中村時蔵(なかむら・ときぞう)が初代中村萬壽(なかむら・まんじゅ)、時蔵の長男・中村梅枝(なかむら・ばいし)が六代目中村時蔵をそれぞれ襲名し、梅枝の長男・小川大晴が五代目中村梅枝として初舞台に臨むのを前に、「祝幕」が同所で披露された。祝幕は、世界的に活躍する日本画家・千住博氏がデザインを手掛けた。紅白の美しい色合いとともに、力強い滝の絵を描いた。千住氏は「萬壽さんにふさわしいものは何なのかとずいぶん考えた。光が当たって、同時に自らも発光する。それが萬壽さんにふさわしいのではないか。力強く滝が流れ続ける、ますますの繁栄を願ってこの絵を書いた」と思いを語った。3人の名前は、英字で記された。この点について萬壽は漢字ではどこか無骨に感じたことから英字での名前を提案したことを明かし、「初めて全体を見ましたが、壮観でございます」と感激した様子で話した。今回は、孫の大晴が五代目中村梅枝として初舞台に臨む。萬壽は梅枝について「前々から言ってますけども、この家系に生まれた割には立ち回りが好きでございますので、今回はその彼の好きなものを全て要素として入れたと思っております。始まると結構楽しくやってくれるんじゃないかなと思っております」と期待し「ここまで来たら腹を据えて、3人で力を合わせて、一生懸命舞台を務めることが何より」と語った。『六月大歌舞伎』ではこのほか、中村獅童の長男・小川陽喜が初代中村陽喜、次男・小川夏幹が初代中村夏幹として初舞台を勤める。萬屋一門が揃い踏み、襲名を披露するとともに、一門の未来を担う若き3人が歌舞伎俳優としての一歩を踏み出す公演となる。
2024年05月28日6月1日に開幕する歌舞伎座 「六月大歌舞伎」 で中村獅童の長男・小川陽喜が初代中村陽喜(なかむら はるき)、次男・小川夏幹が初代中村夏幹(なかむらなつき)として、初舞台に臨むことを祝した「祝幕」お披露目会見が28日、東京・歌舞伎座で行われた。提供された祝幕は高さ約7メートル、幅約31メートルでお笑い芸人・ビートたけしの原画を大きくあしらった。力強い風神雷神の近くには今回が初舞台となる陽喜、夏幹の名前が添えられた。初めて実物の祝幕を見た2人は興味津々。デザインは陽喜が最終的に選んだといい、舞台上を動き回りながら自分が好きなポイントを説明した。陽喜、夏幹の父である獅童は会見で「正直な話、6演目4演目が初役であり、子どもたちの襲名も自分にとって初体験。もう何が何だかわかりません(笑)」と切実な心境を明かしながら舞台を直前に控える2人について、「兄弟で助け合っている感じもあるけども、ライバルなのですかね。私とも子どもたちはライバル。舞台の上に立ったら親子ではなくライバル。この子たちには負けたくない」と意気込んだ。この発言を受けて報道陣から「お父さんより上手になりたい」と問われた陽喜は「ある」と即答し、報道陣を沸かせた。その後の会見では夏幹の大物の誕生を予感させるちょっとしたアクシデントもありながら、堂々たる姿を見せた2人。獅童は「とにかく舞台が大好きな2人。元気よく最後まで精一杯楽しくやってくれたら」とエールを送った。6月1日に開幕する歌舞伎座「六月大歌舞伎」において、中村時蔵が初代中村萬壽、時蔵の長男・中村梅枝が六代目中村時蔵をそれぞれ襲名し、梅枝の長男・小川大晴が五代目中村梅枝として、中村獅童の長男・小川陽喜が初代中村陽喜、次男・小川夏幹が初代中村夏幹として初舞台を勤める。萬屋一門が揃い踏み、襲名を披露するとともに、一門の未来を担う若き3人が歌舞伎俳優としての一歩を踏み出す公演となっている。
2024年05月28日小説家・京極夏彦の書き下ろしによる新作歌舞伎『狐花 葉不見冥府路行』(読み:きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)が、2024年8月の歌舞伎座『八月納涼歌舞伎』の第三部で上演されることが決定した。今年小説家デビュー30周年という節目の年を迎える京極。歌舞伎の舞台化のために執筆された本作は、累計発行部数1,000万部を超える人気シリーズ『百鬼夜行』の主人公・中禅寺秋彦の曾祖父・中禪寺洲齋の時代を描き、美しい青年の幽霊騒動と作事奉行らの悪事の真相に中禪寺が迫る、謎と驚きと切なさが胸を揺さぶる物語だ。演出・補綴は今井豊茂が務める。出演者には、8月の歌舞伎座の恒例となった『八月納涼歌舞伎』を中心となり盛り上げてきた、松本幸四郎、中村勘九郎、中村七之助が名を連ねた。併せて京極と幸四郎からコメントが到着した。なお『狐花 葉不見冥府路行』の小説版は7月26日(金) に発売される。■京極夏彦 コメント(撮影:森 清)小説家三十年の節目の機にお声掛け戴き、斯様な仕儀と相成りました。文字のみを扱い用い馬齢を重ねて参りましたが、此度は黒、柿、萌黄の大舞台。文字ならぬ名優の方々の身体に意を委ねまする怪しの狂言。まるで作法も文法も違いますれば、果たして如何なる仕上がりとなりますものか、身の引き締まる思いに御座います。何卒、心静かにご高覧戴きまするよう、伏して御願い上げ奉ります。■松本幸四郎 コメント『百鬼夜行』シリーズは、危険な香りを感じつつも嬉しくなるエンターテイメントで、凄い艶やか、まさに凄艶(すごつや)な世界で大好きな作品です。今回、ついに京極夏彦さんが新作歌舞伎を書き下ろすということで、「待ってました!」という気持ちです。異次元旅行をお客様とともに楽しみたいと思います。小説家デビュー30年を迎えられた京極さんの書き下ろし歌舞伎で、僕が22年間夢見続けた傾(かぶ)いた歌舞伎を作り上げたいと思っています。<公演情報>歌舞伎座『八月納涼歌舞伎』公演日程:2024年8月4日(日)~25日(日) ※休演:13日(火)・19日(月)会場:東京・歌舞伎座上演演目:第三部『狐花 葉不見冥府路行』(午後6時開演予定)ほか詳細はこちら:
2024年05月24日谷村新司さんのものまねで知られるダンシング谷村らが所属するジンセイプロが、歌謡コーラスグループの純烈や、俳優の中村優一らがG-STAR.PROのグループ会社になることが決定した。ダンシング谷村こと、ジンセイプロの今野仁誠社長は「ものまね界にしても多様化しているエンターテイメント業界に対応するためには、タレントとマネージャーが一丸となって乗り越えていくマネジメントが必要だと感じており、今後体制を思い切って変える必要があると判断しました」と現状を説明。「しっかりした会社組織の中でものまねタレントを中心にお笑い芸人、パフォーマーなど出演バラエティ部門とイベント事業など新たなエンタメ活動が安心してできる体制としてG-STAR.PROにお声がけ致しました」と経緯を明かした。ダンシング谷村の強みとして「自身のタレント活動とミラクルひかるを発掘するなど新人タレントのスカウト、ゼロからの育成、新たな企画力、仕事のマーケット開拓」を挙げる。そして「その得意な分野を拡大させる夢を実現させるためにG-STAR.PROのグループ会社での活動が最適と考えました」とする。「G-STAR.PROの結束力、個々のスキルの高さ、仕事に対する姿勢、どれも素晴らしい環境にあります。この会社であれば、ものまね、お笑い、パフォーマー、イベント事業、バラエティ部門の展開が広がっていくと思いました」と思いを伝えた。G-STAR.PROの坂岡功士代表は「今野社長とは10年ほど前から交流がありますが、印象としては人を喜ばせる事を常に考えていて、バイタリティにあふれ、集中力の高い人。一意先心という言葉がぴったりの方だと思います」と今野社長について語る。そして「今野社長とそしてジンセイプロの皆様と、全国津々浦々各世代に喜んでもらえるようなエンタメ業をお届けできればという思いになりました」としていた。今後は、今までにないジャンルのコラボなどの展望もあるが、まずは地域の活性化への貢献を目標に掲げていた。G-STAR.PROは、仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズ、ウルトラマンシリーズ出身の俳優が多く所属。今後、ダンシング谷村率いるジンセイプロが加わることで、“ダンシングヒーロー”が誕生するかも注目だ。
2024年05月24日俳優の中村ゆりか(27)が23日、自身のインスタグラムを更新。美麗な太ももを大胆にのぞかせた“超ミニスカ”姿を公開した。「『cheer』magazinecoming soon」と告知し、雑誌撮影のオフショット写真&動画をアップ。ノースリーブ×超ミニスカートで美脚際立つ“デニム オン デニム”スタイルや、鮮やかなブルーのワンピースなど、夏らしいコーディネートを披露している。さわやかな肌見せ姿に、ファンからは「1枚目2枚目特に好きすぎます!!!ギャルみのあるゆりかさんも可愛い…」「見たことないなゆりかちゃん!!可愛い」「本当にギャップにやられまくりです」「爆イケです」「めっちゃ綺麗」などと絶賛の声が相次いで寄せられた。
2024年05月23日俳優の中村アンが主演を務め、横山裕(SUPER EIGHT)が共演する読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』(毎週木曜後11:59)の第7話が、きょう23日に放送される。それに先立って、同話のあらすじと場面写真が公開された。今作は、完全オリジナルの心理サスペンス。2008年、連続殺人事件が起こり、犯人として主人公・桐生葵(中村)の父が逮捕され、故郷・望野町を離れる。16年後の2024年、過去の真相を探り父の無実を証明するため、刑事となった葵は故郷に戻る。バディ・香坂慧(横山)に監視されながらも、真相を追う。葵と香坂は、新たな被害者・和田瑠璃のスマホを持っていた天草勇樹(森永悠希)を事情聴取する。天草は、瑠璃のスマホは自分のタクシーの中で拾ったと説明する。香坂は、被害者たちのある点に注目し、新たな可能性を示唆する。捜査本部では、疑わしき人物の天草をマークする。さらに、香坂は葵に、犯人が連続殺人を起こすきっかけに葵が関係している可能性を告げる。葵は、自分のせいで無関係な人々の命が奪われたのかもしれないと動揺する。一方、葵は不破翔(細田善彦)から、16年前に書いた映画シナリオについて意外な事実を聞かされる。そんな中、和田のスマホから新たな情報を得た香坂は警視庁本部へと向かい、事件は思いがけない方向へと進む。そして、予告映像で葵に銃を構えていた香坂の過去も明かされる。
2024年05月23日歌舞伎俳優の中村獅童(51)が22日、都内で行われた『松竹特別歌舞伎』の製作発表会見に出席。長男・陽喜(はるき・6)くんと臨む初巡業に意気込みつつ、子どもの成長ぶりをしみじみ語った。陽喜くんの成長ぶりを聞かれると、獅童は「普通の6歳らしくヤンチャで自由。ちょっと身長が伸びたかな?」と言いながら、「自分もずっと『ゼロか100の性格だね』と言われてきましたが、陽喜もいつも考えごとをしていて、お芝居のこともいつも考えているんです」と、自身の幼少期と重なる部分もしみじみ語る。続けて「この前も、通学中に駅の看板に頭をぶつけて脳しんとうを起こして倒れたらしくて。それを、歌舞伎のけいことかが終わって帰ってきてから思い出したかのように言うんです。慌ててすぐに病院に連れていき、何事もなかったんですが…」と告白。「そうやって芝居のことを考え始めると回りが見えなくなったり、回りの声すらも聞こえなくなってしまう」と、熱中家ゆえの懸念も吐露した。陽喜くんの人柄について「個性的で、テレビなどで映っているあの姿のまま」と言い、父として「とにかくけいこが楽しくて仕方ないみたいですから、こまっしゃくれることなく、普通の6歳の顔と歌舞伎でスイッチが入るときの顔を大事にしてほしい」と伝えた。全国公立文化施設協会主催の本公演では、衣装やかつら、化粧の様子などまで解説付きで見られる 『中村獅童のHOW TO かぶき』に加え、『鞘當(さやあて)』『供奴(ともやっこ)』『橋弁慶(はしべんけい)』の4演目を上演する。公演には獅童・陽喜くん親子のほか、中村種之助、中村蝶紫、澤村國矢、中村獅一が出演。6月30日の東京・北とぴあ さくらホールを皮切りに、7月31日の新潟県民会館まで全国22会場をめぐる。
2024年05月22日歌舞伎俳優の中村獅童(51)が22日、都内で行われた『松竹特別歌舞伎』の製作発表会見に出席し、長男・陽喜(はるき・6)くんとの初巡業について“本音”を語った。全国公立文化施設協会主催の本公演では、衣装やかつら、化粧の様子などまで解説付きで見られる 『中村獅童のHOW TO かぶき』に加え、『鞘當(さやあて)』『供奴(ともやっこ)』『橋弁慶(はしべんけい)』の4演目を上演する。公演には獅童・陽喜くん親子のほか、中村種之助、中村蝶紫、澤村國矢、中村獅一が出演。6月30日の東京・北とぴあ さくらホールを皮切りに、7月31日の新潟県民会館まで全国22会場をめぐる。陽喜くんにとっては初めての巡業。6月に歌舞伎座で『中村陽喜』として名のり初舞台を踏み、この巡業へと挑む。獅童は「6歳にしてはハードなスケジュールだと思います」と慮りながら、「公演を決める前に『6月からぶっ通しだけどやる?』と、日程や体力面なども含めて説明しましたが、本人がなによりも舞台に立つのが好きなので、すぐに『やる』と返事をしてきました」と伝えた。獅童にとっても息子と初めて臨む巡業になり、そこへの期待感もにじませながら、「巡業ではいろいろなところに行って、夜みんなで食事に行ったり、お酒を飲んだりするのが楽しいんですけど、陽喜がいるとそうはいかない。ずっと父と子で一緒にいます(笑)」と本音も吐露。続けて「僕はスナック巡りがすごく好きで。ママが作るお通しとかが大好きなんです。スナックで軽く飲んでお疲れ様というのが巡業の楽しみだった。でも、さすがに陽喜をスナックへ連れて行くわけにはいかない。どうしてもみんなと飲みたくなったら…種之助に預けようかな(笑)」と笑いを誘った。『橋弁慶』では、弁慶を獅童、牛若丸を陽喜が務める。共演する演目『橋弁慶』について聞かれると、「この公演が決まる前から、陽喜が先生のもとで『橋弁慶』を習っていて、本人としてもすごく気に入っている踊り」と紹介し、「教わったとおりにのびのびとやってほしい。6月の名のり初舞台からこの巡業へと続くので、ケガや病気をせずにやりきってくれれば」と期待を伝えた。
2024年05月22日歌舞伎俳優の中村獅童(51)が22日、都内で行われた『松竹特別歌舞伎』の製作発表会見に出席し、長男・陽喜(はるき・6)くんと共演する本公演への意気込みを語った。全国公立文化施設協会主催の本公演では、衣装やかつら、化粧の様子などまで解説付きで見られる 『中村獅童のHOW TO かぶき』に加え、『鞘當(さやあて)』『供奴(ともやっこ)』『橋弁慶(はしべんけい)』の4演目を上演する。『橋弁慶』では、弁慶を獅童、牛若丸を陽喜が務める。獅童ははじめに、報道陣に向けて「最初に断っておきますが、きょう陽喜は来ていません。僕1人です」と説明し、「テレビに出させていただくときも、最近は陽喜や(次男の)夏幹が主役で、僕はバーターみたいな扱い…」と嘆いた。共演する演目『橋弁慶』について聞かれると、「この公演が決まる前から、陽喜が先生のもとで『橋弁慶』を習っていて、本人としてもすごく気に入っている踊り」と紹介し、「だったら今回はそのまま『橋弁慶』をやろうということにしました」と経緯を説明した。続いて、記者からは「つまり、陽喜くんありきで決めたということですか?」というイジワルなツッコミも。獅童は「悪いの!?」と語気を強め、「僕も弁慶はやったことがあるけど、牛若丸はない。陽喜のように若い頃からこんなに良いお役をいただいていなかったですから。ちょっとムカつきますよね。なので、普段から『パパのおかげなんだよ』と伝えるようにしています」と“本音”も。冗談も交えて笑いを誘いながら、父として「教わったとおりにのびのびとやってほしい。6月の名のり初舞台からこの巡業へと続くので、ケガや病気をせずにやりきってくれれば」と期待を伝えた。公演には獅童・陽喜くん親子のほか、中村種之助、中村蝶紫、澤村國矢、中村獅一が出演。6月30日の東京・北とぴあ さくらホールを皮切りに、7月31日の新潟県民会館まで全国22会場をめぐる。
2024年05月22日歌舞伎座「六月大歌舞伎」で、中村獅童の長男小川陽喜が初代中村陽喜(はるき)として、次男小川夏幹が初代中村夏幹(なつき)として初舞台を踏む。そして獅童自身も「思いもよらなかった」と語る憧れの大役に挑むことに。本番を目前に控え、息子たちと過ごすうれしくも忙しい日々を熱く語ってくれた。――ご挨拶回りでお忙しい時期でしょうか。獅童もうね大変ですよ。1日に何十軒と回るので。(中村)時蔵さんご一家と一緒に6月の襲名メンバーでご挨拶に回っているのですが、夏幹は(尾上)菊五郎のにいさんにご挨拶した時、人間国宝で大先輩のにいさんの顔を見るなり、えーっと、とてもここでは言えないようなワードを口走ったんです(笑)。なぜそんなこと言ったかわからないんですが、にいさんは大笑いで、しょっぱなから冷や汗ものでした。――陽喜さんはこの春から小学1年生で、新しい生活が始まりましたから余計にお忙しいでしょうね。獅童陽喜のこと、皆さん「しっかりしてる」って言って下さるけどそうでもないんです。入学式のときも通学路を何度も予習したのに、ずっと他の事を考えているのか、すぐ逆方向に歩いていっちゃう(笑)。かと思うと浅草の平成中村座『極付幡随長兵衛』の長松の時は、顔(化粧)をし終えたら急にしゃべらなくなるから具合が悪くなったのかと心配したら、「しゃべるとお化粧が落ちるから」って。そういう一面もあるんだなと。――昨年12月歌舞伎座での超歌舞伎『今昔饗宴千本桜』では狐の精となって、花道を狐六方で元気よく引っ込んでいきました。獅童人様の前に出て何かをやるのが好きみたいで、1月の襲名披露の取材会で大はしゃぎしてしまったけれどあれが本性です。人前に出ると止まらない。今は初舞台に向けて「6月は丁稚で7月は牛若丸、やるんで!」って自慢して回ってるみたいです(笑)(編集注:陽喜さんは歌舞伎座「六月大歌舞伎」終了後、6月30日より全国巡業する「松竹特別歌舞伎」で上演される『橋弁慶』で牛若丸を勤めることが決定している)。他にもめんどくさいほどこだわりがあってね。出かける時も靴はこうじゃなきゃイヤだと言い出したり。僕もそういう子供だったので、見ていると自分に似ていてイラッときます(笑)。――夏幹さんもその超歌舞伎で初お目見得、小さな押戻のような拵えが可愛くて。獅童あいつはふだんはすごいママッ子なんです。母親が見えるところにいないと大変なのに、楽屋に一歩入ると急にしっかりしちゃう。顔するときも泣かなかったしね。不思議なヤツなんですよ。手前左から)獅童さん長男の小川陽喜さん、次男・小川夏幹さん。「六月大歌舞伎」ではそれぞれ、初代中村陽喜・初代中村夏幹として初舞台を踏む――獅童さんご自身の初舞台のことが重なりますか。獅童僕が初舞台を踏んだのが1981年の、やはり6月なんです。学校を早退して歌舞伎座へ行くので毎日母(小川陽子さん)が着物を着て迎えに来てくれました。学校が井の頭公園にあるのですが、梅雨時の送り迎えですから足元も悪かっただろうな。僕は息子たちよりずっと神経質であがり症で、すぐお腹痛くなっちゃう子供でしたから、学校へ行く途中でお腹痛くなってお医者さんに駆け込んだり。父は歌舞伎役者を早くに廃業したので、僕はお弟子さんがひとりもいない状況から役者人生を始めたんです。だから学校の送り迎えだけではなく、弁当作り、劇場に重たい鏡台を運ぶことから切符売ることまですべて母がやってくれた。本当に大変だったろうなと今になって思います。夢だった6月の萬屋興行――6月の歌舞伎座では萬屋の皆さんがそろって襲名と初舞台のご披露をなさいます。獅童ずっと念願でした。一時は毎年歌舞伎座の6月といえば萬屋公演で、(萬屋)錦之介や(中村)嘉葎雄の叔父は書き物(新作)の芝居で、(中村)時蔵さん、(中村)歌六さん、(中村)又五郎さんが古典をなさって、そこへ淡島千景さんが出られたりして、今思うとなかなか面白い興行をしていた月でした。今回、時蔵のにいさんに「6月、そろそろまた萬屋でやりませんか」と伺うと「いいね、やろうよ」と即決。祖母(三世時蔵夫人)も母も喜んでくれているんじゃないかな。――昼の部の六代目中村時蔵襲名披露狂言が『妹背山婦女庭訓』です。劇中での口上もありますね。獅童僕の初舞台の狂言も『妹背山』でね。豆腐買いおむらが(十七世中村)勘三郎のおじさまで、僕が娘のおひろで、おじさまが毎日手を引いて出てくださったんです。ある日おじさまが、まだ本舞台で口上を述べている僕をおいてひとりでどんどん花道へ歩いて行っちゃうんですよ。で、「あ、いけないいけない。あの子をおいてきちゃった」って言って戻ってくる(笑)。そんな感じでその日その日で芝居を変えてくるんです。そこで見事にお客さんがドッと沸くのをま近で見て「ああ、すごいな」と。――初舞台にして既に獅童さんはそんな場面を日々目の当たりにしていたんですね。獅童僕の記憶に強烈に焼き付いています。お客様に喜んでいただくために毎日ああしよう、こうしようと考えるおじさまの姿。哲明にいさん(十八世中村勘三郎)もそうでしたが、とにかくお客様ファースト。決まったことだけやるのではなくてね。――今回はその『妹背山』で、お三輪をいじめる官女たちに、小川家の、それも立役の皆さんがずらりと顔を揃えます。獅童これも「小川の立役だけでいじめの官女ができるんじゃねえか。せっかく大勢いるんだからやろうよ」って、歌六のにいさんの一声で決まりました。――そして『魚屋宗五郎』の宗五郎です。初役ですね。獅童哲明にいさん(十八世中村勘三郎)が宗五郎のときに三公(小奴三吉)をやらせてもらったんですが、まさか自分が歌舞伎座で宗五郎をさせてもらうとは思ってもみませんでした。『魚屋宗五郎』といえば音羽屋さん、菊五郎劇団のイメージですよね。だけど(寺島)しのぶちゃんが繋げてくれて、菊五郎さんが「お前、歌舞伎座で宗五郎やれよ。俺が教える」って言ってくださって。まさかそんなこと言われると思わなかったので、「え?」と。人間ってあまりにも思いがけないことを聞くと「にいさん酔ってる?」って思っちゃって、本当のことだと思えないんですよ。その後数日かけてだんだんと実感して、次第に震えるような思いに変わりました。菊五郎のにいさんが先代の(二世尾上)松緑さんに習った宗五郎、今はそれを教わるありがたさをかみしめています。2024年歌舞伎座「六月大歌舞伎」『魚屋宗五郎』特別ポスター――宗五郎といえば立役にとって憧れのお役ではないかと思うのですが、獅童さんにとってはどんなところに惹かれますか。獅童人間らしいじゃないですか。「酔って言うんじゃねえけど」って言うあたり、酒乱なんだけど優しい人、憎めない人。ただ、だんだん酔っていくところが喜劇っぽくなってしまってはいけないのかなとは思っていますが、それはあくまで今僕が勝手に考えていること。明日(菊五郎の)にいさんに教わるんです。宗五郎の心情や勤めるにあたっての心づもりをしっかり教わってこようと思います。――この狂言の前が『山姥』。獅童さんが源頼光、陽喜さんが渡辺綱、夏幹さんが卜部季武で初舞台となります。かわいい武者姿で登場するのですね。獅童僕はこの後が大変。『山姥』では白く塗ってるから休憩でそれを落として宗五郎の拵えしなきゃいけないでしょ。あとは、脇毛問題。僕、もともと体毛が薄くて微妙なんです。あるならガッツリあった方がいいのかな。でも最近は脱毛するのが当たり前の世の中なので、いっそのことなくてもいいのかなと考え中なんです。どっちがいいと思う? 日によって変えようかな(笑)。――ではそれは拝見してのお楽しみということで(笑)。陽喜さん、夏幹さんが、それぞれ与吉と長吉という丁稚で登場します。丁稚の、あの「酒が好きだから酒屋に奉公してるんだ」という生意気な台詞をおふたりが言うなんて、想像するだけで可愛くてニヤニヤします。獅童おそらく台詞は一緒に言うのではなくて、割って(ふたりで分けて)言うことになりますね。酒樽を持つのは陽喜かな。とにかく『妹背山』に豆腐買いのおむらで出てくださる仁左衛門のにいさんをはじめとしたみなさん、そして久々に小川家勢ぞろいでしょ。とても面白い並びの月になると思いますよ。楽しみになさっていてください。このインタビュー終了後、陽喜さん、夏幹さんが朗らかに登場。3人の撮影が始まった。獅童さんに絡みながら楽しいポーズを取る陽喜さんと夏幹さん。陽喜さんは学校から戻ったばかりなのに元気いっぱいだ。今回は超歌舞伎とはまた違う古典の世話物のお役。「(超歌舞伎は)立廻りがたくさんあって楽しかった。今度はお化粧も衣裳も変わるけど全然大丈夫!」と陽喜さん。夏幹さんも「(お芝居は)お客さんがいっぱいで楽しい!」と目を輝かせた。「六月大歌舞伎」は東京・歌舞伎座で6月1日(土)~24日(月) まで。取材・文:五十川晶子撮影:興梠真帆ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中村獅童さん・陽喜さん・夏幹さんのポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>歌舞伎座「六月大歌舞伎」【昼の部】11:00~川村花菱 作齋藤雅文 演出一、『上州土産百両首』二、『義経千本桜』所作事 時鳥花有里六代目中村時蔵 襲名披露狂言三、『妹背山婦女庭訓』三笠山御殿劇中にて襲名口上申し上げ候【夜の部】16:30~曲亭馬琴 原作一、『南総里見八犬伝』円塚山の場初代中村萬壽 襲名披露狂言二、『山姥』五代目中村梅枝 初舞台劇中にて襲名口上申し上げ候河竹黙阿弥 作新皿屋舗月雨暈三、『魚屋宗五郎』初代中村陽喜初代中村夏幹初舞台2024年6月1日(土)~6月24日(月) ※11日(火)、17日(月) 休演会場:東京・歌舞伎座チケット情報()公式サイト
2024年05月20日歌舞伎俳優の中村鴈治郎、市川高麗蔵が20日、都内で行われた6月歌舞伎鑑賞教室の取材会に参加した。国立劇場は、1967年から、中・高校生の芸術鑑賞の機会として、また大人にとっても初めて歌舞伎に触れる場となるように、歌舞伎の代表的な演目と歌舞伎俳優による実演を交えた解説で構成する歌舞伎鑑賞教室を開催してきた。昨年10月の初代国立劇場閉場後、初めての歌舞伎鑑賞教室をサンパール荒川で開催することとなった。演目は、上方歌舞伎の名作『恋飛脚大和往来-封印切-』で、鴈治郎は亀屋忠兵衛、高麗蔵は遊女梅川を務める。期間は、6月1日から21日まで。鴈治郎は「毎年、国立劇場の方で行われておりました鑑賞教室というのが去年、国立劇場が閉場しまして、どうなるのかなと思っておりましたが、今年もちゃんとやるというお話をいただきました。サンパール荒川は、どこだと思ったんですが、どうも私、襲名の時に行ってるらしい。ただ、まさかそこで一月やることになると思いませんでした。逆に言いますと、よくぞ一月空けてくださったなと思いまして。鑑賞教室を、こうやって続けられることに大変うれしく思っております」と話した。一方で、鑑賞教室という名前に持論も。「全否定になってしまうんですけど、歌舞伎鑑賞教室という名前が、どうも好きじゃございませんで。鑑賞教室というのはなんだろう、と。学生の方々に来ていただくということで授業に一環という考え方でもあるんですけど、あくまでも私は歌舞伎というのは勉強ではないと思っています。これはある意味、文化の教養の1つで知る、というものではあるんですけど。やはり歌舞伎というのは娯楽であると思っております。これがもし教養として押し付けるものであったら、こんなに歌舞伎は長続きしてないと思います」と説明。「江戸時代に生まれた歌舞伎というのは、いわゆる民衆の娯楽として発展したものです。その中で根付いて、それが明治時代になって歌舞伎の文化的な価値を高め、先人の方々の努力によってそうはなったんですけども、決してこれは教える教養で押し付けるものではない。外国の方に見せる時は『DISCOVER KABUKI』という名前を使ってますが、だったら全部『DISCOVER KABUKI』でもいいんではないかと思うぐらいです。歌舞伎というものを知らない方に発見していただく、知っていただくという意味では『DISCOVER KABUKI』。全面通してこれでもいいないかと思ってる次第です」と述べた。高麗蔵は「4年連続でこの歌舞伎鑑賞教室に出させていただくことになりました。学生さんたちが、なかなかアレルギーを持っておりまして。『歌舞伎ってわかりにくいし、この時間めんどくさいな』という空気がまん延しておりましたが、5年、10年、20年と経って、最近では学生さんたちが先入観なく『歌舞伎って、どんなお芝居なんだろう』となる。そういう空気感が伝わってくる」と変化を口にする。知った仲の2人。仲を問われると鴈治郎は、自身が中日ドラゴンズファンで高麗蔵が東京ヤクルトスワローズファンであることを紹介すると「趣味が合いません!」としながら「お互いに最下位争いをしてますから。うまくやれるかもしれません」と笑わせた。また、1966年に建てられた国立劇場。老朽化が進んでいたため、昨年10月に閉場した。民間の資金を活用した再整備事業を発表していたが、2度にわたって再整備事業の工事が入札不調に終わった。現在は、再開時期の見通しが立たなくなっている。鴈治郎は、日本に文化と名前の付く大臣がいないこと、国立劇場ながら民間の資金で活躍しようとしていることなどを「情けない」とばっさり切り捨てていた。
2024年05月20日女優の石原さとみが、18日に都内で行われた映画『ミッシング』(5月17日公開)の公開記念舞台挨拶に中村倫也、青木崇高、吉田恵輔監督(※吉はつちよし)とともに登壇した。同作は、吉田恵輔監督(※吉はつちよし)によるオリジナル作で、とある街で起きた少女の行方不明事件を描く。娘が行方不明になった時、母・沙織里(石原)はネット上で誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、夫・豊(青木崇高)との温度差も感じ始め、言動も次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまう。一方、地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)には局上層部の意向で、視聴率獲得の為に世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。○■石原さとみ、『ミッシング』公開記念舞台挨拶に登場イベントでは、同作の内容にちなみ「最近優しさを感じたでき事」について、キャスト陣がトーク。石原は「プライベートなことでいいですか……?」と切り出し、「自分の子どもの身長に合ったぴったりサイズの机が欲しかったんです。ベストなものがどこにも売ってなくて、その話を義理の両親にしたところ、子どもの誕生日に角が丸くなっている高さもぴったりの名前入りの机を手作りで作ってくれまして!」と話し、会場を驚かせる。DIYが趣味ということは知っていたそうだが、「木から削って切って作ってくれた。私はそこにあふれるほどの優しさを感じて、本当に驚いたんです。子どもはずっとそこで食べたり飲んだりしてます。すっごく嬉しかった」と明かした。この話を聞いた中村が「俺にも言ってくれたら作れたのにな……」とこぼす。「ウソ(笑) え~!! 先に言えばよかったです~」と中村の話を冗談半分に聞いていた石原だったが、その後も中村が「結構家具とか作る。よくホームセンターでツーバイフォーの板とか買って、エレベーターに斜めにして入れて……」と語り続けると、「本当にやっている?」と驚きの表情を見せていた。本当にDIYをするという中村は「文庫、新書、DVD、ブルーレイ、でっかい新装版のマンガとかサイズが全部違うのがぴったりはまる棚とかを作ったり……」と意外な一面を明かし、「今度親御さんと張り合いにいきます。うざいだろうね~、そんな共演者!(笑)」と笑いを誘った。
2024年05月18日映画『ミッシング』(5月17日公開)の公開記念舞台挨拶が18日に都内で行われ、石原さとみ、中村倫也 、青木崇高、吉田恵輔監督(※吉はつちよし)が登壇した。同作は、吉田恵輔監督(※吉はつちよし)によるオリジナル作で、とある街で起きた少女の行方不明事件を描く。娘が行方不明になった時、母・沙織里(石原)はネット上で誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、夫・豊(青木崇高)との温度差も感じ始め、言動も次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまう。一方、地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)には局上層部の意向で、視聴率獲得の為に世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。○■中村倫也、映画『ミッシング』公開記念舞台挨拶に登場イベントでは、同作の内容にちなみ「最近優しさを感じたでき事」についてトーク。中村は隣に立つ石原を指し、「僕はこの方。石原さとみ先輩!」と回答する。「真面目な作品なんですが、どうしてもちょけたくなる性分でして、一緒に対談や取材をやっていて最初は恐る恐るちょけていたんです。怒られるんじゃないかと思っていたんですが、毎回毎回ちゃんとツッコんでくれる。めちゃくちゃ優しい」と話した。きょうのイベント登壇前にも石原の優しさを感じたそうで、「『スマホで自動販売機の水を買えるようになったんだ~』と自慢したら、『あれって(画面に)出さなくてもできるんだよ』と教えてくれて、優しいなぁと」と明かし、「僕は携帯の進化についていけない現代人でして、同い年のお姉さんにこれからも困ったらメールしようと思います」と笑顔を見せた。その後も中村がスマホの使い方を教えてくれる石原を「デバイス女優」「ホリプロのデバイス部」と呼んでボケると、石原はすかさず「事務所の名前出さないで!」とツッコミ。「こうやってちゃんとツッコんでくれるんです! 優しいでしょ~。ファンになりました!」と観客に語り掛け、笑いを誘っていた。
2024年05月18日俳優の中村アンが主演を務め、横山裕(SUPER EIGHT)が共演する読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』(毎週木曜後11:59)のHuluオリジナルストーリー「かつての思い出と新たな問い」(全2話)が、配信されることが18日、発表された。本編は、16年前にとある郊外の町で起こった、奇怪な連続殺人事件から始まる完全オリジナルの心理サスペンスドラマ。主人公・桐生葵(中村)の父は、葵の同級生の妹を殺した連続殺人犯と疑われ逮捕。家族、友人、事件直前の記憶と、すべてを失った葵は、生まれ育ったこの町を去る。時が流れ、父の無実を信じ刑事となった葵は、再び故郷へ。しかし、葵が戻ってきた途端、平穏を取り戻していたはずのこの町で、再び事件が起き始める。連続殺人事件の真犯人、事件の裏に隠された深い闇に迫る。オリジナルストーリーでは16年前の事件の鍵ともなる映画シナリオの謎が明かされていき、本編ともつながる展開になっている。23日の第7話放送後に配信される7.5話「発端」では、葵が16年前に起きた連続殺人事件における口の中にビー玉を詰められるという特徴が、ある映画シナリオと同じであることを知る。かつて、葵が高校時代に所属していた映像研究部が文化祭に向けて準備していたシナリオだった。同級生の不破がシナリオを執筆し、葵が主役を演じる予定だったが、発生した連続殺人事件により、映画が作られることはなかった。葵と香坂慧(横山)は、シナリオの存在をいつ、誰が、どうやって知ったのかを探ることが真相への近道と考える。そこで葵は、映像研究部の4人に、映画を撮ることになったきっかけ、また製作の過程を教えてほしいと告げる。それぞれが記憶を呼び覚ます中、意外な事実が浮かび上がる。30日の第8話放送後に配信される8.5話「相違」で葵は、映像研究部の4人から、16年前に文化祭で上映する予定だった映画製作の過程を聞く。そこで明らかになったのは、シナリオ執筆前の企画書を、誰かが読んでいた可能性があることだった。それを聞いた香坂は葵に「企画書からシナリオが完成するまでの間に何かあったのではないか」と問う。香坂と再び、同級生たちとの話を振り返る葵。そこには犯人につながるひとつの“答え”、そして新たな問いが見えてくる。中村は「事件のきっかけとなった映画シナリオについて深掘りしていくHuluオリジナルストーリーです。考察をより楽しめる内容になっています。本編と重ね合わせてぜひお楽しみください!」と呼びかけ。横山は「初めて7.5話と8.5話という台本をいただきました!ドラマ本編と重ねて見ると、より深みが出ると思います。なんて言ったってすごく頑張りました!スタッフさん一同、本当に撮影頑張りましたので皆さまぜひご覧ください!」と伝えた。
2024年05月18日俳優の生田斗真(39)、中村倫也(37)、古田新太(58)が17日、大阪市内で行われた劇団☆新感線最新作いのうえ歌舞伎『バサラオ』取材会に出席し、劇作家・いえのえひでのり氏(67)とともに今作への意欲を語った。2024年劇団☆新感線44周年公演で、生田の生誕39年を記念しての“サンキュー公演”ともうたわれる今作。幕府と帝が争う混乱の時代を背景に、麗しき顔で天下取りを目論むヒュウガ(生田)とその軍師・カイリ(中村)を、豪華絢爛(ごうかけんらん)に描く。けいこは始まったばかりだというが、生田は「古田さんがいるだけで1トーン明るくなる」と実感。中村は「本読みのときにニッコニコしながら僕ら2人を呼んで、何かなと思ったら、先日、ケガした自分の頭がい骨の写真を見せてきて…」と奇行ぶりを明かし、「うれしそうにね~」と2人で爆笑。中村は「もうちょっと治すとこあったのかもしれないな」と、大先輩にツッコんだ。「(本読みで古田が)急に突然大きな声を出されたり、びっくりするんですけど」という証言も。生田は「本読みの段階でゲラゲラ笑えたりする。なんなんだろうこの人の魅力は」と言えば、中村も「板の上に建ったときの古田さんが楽しみ。なんなんだろうこの人」も続き、尊敬しきりだった。当の古田は「ピカレスクロマンなんて全然俺、興味ねぇ話。もっと下ネタものがやりたかった。なるべく2、3個下ネタぶっこんでいこう」とボケまくっていた。夏から秋にかけ、福岡(博多座、7月7日~8月2日)、東京(明治座、8月12日~9月26日)、大阪(フェスティバルホール、10月5日~17日)と全97公演を予定。劇団☆新感線の単独公演としても最長、約15万人を動員する。
2024年05月17日俳優の生田斗真(39)、中村倫也(37)が17日、大阪市内で行われた劇団☆新感線最新作いのうえ歌舞伎『バサラオ』取材会に出席し、共演の古田新太(58)、劇作家・いえのえひでのり氏(67)とともに今作への意欲を語った。2024年劇団☆新感線44周年公演で、生田の生誕39年を記念しての“サンキュー公演”ともうたわれる今作。幕府と帝が争う混乱の時代を背景に、麗しき顔で天下取りを目論むヒュウガ(生田)とその軍師・カイリ(中村)を、豪華絢爛(ごうかけんらん)に描く。夏から秋にかけ、福岡(博多座、7月7日~8月2日)、東京(明治座、8月12日~9月26日)、大阪(フェスティバルホール、10月5日~17日)と全97公演を予定。劇団☆新感線の単独公演としても最長、約15万人を動員する。生田は「前人未到の域に達そうとしている」とワクワクをにじませ、「僕らは97回のうちの1回かもしれないけど、お客さまにとってはそれが初めての舞台で、それがたった1回の大切な日だというのを頭に常に入れて、心に刻んで舞台に立っている気持ち」とメッセージを込めた。また、キャスト・スタッフにとっても「同じ日は本当にない」と舞台の面白みに触れ、「1回1回をかみしめながら、特にケガには本当に気をつけて楽しみたい」と張り切った。中村にとっても自身最長の挑戦となり、「その規模は普通はWキャストとかになるんですけどね(笑)。それをさせないところが劇団☆新感線らしさ」と冗談をまじえつつ、体のケアはもちろん「家に帰ったら『アリエール』で洗濯をして、さっぱりとした気持ちで次の日また劇場に行ければ」と生田もイジり、「本当にありがとうございますだね、これはね」と和やかムードに包んだ。ベテランの古田にとっても「途方もない長さ」だというが、「まあ、私も40年やってるんでね。まあ、なんとかなるでしょう。斗真というか、倫也が大丈夫だったら大丈夫です」とマイペースで、「なるべく2、3個下ネタぶっこんでいこう」「博多、東京の間に(尺を)5分ぐらい短くしたい」とボケまくっていた。
2024年05月17日俳優の生田斗真(39)、中村倫也(37)が17日、大阪市内で行われた劇団☆新感線最新作いのうえ歌舞伎『バサラオ』取材会に出席し、共演の古田新太(58)、劇作家・いえのえひでのり氏(67)とともに今作への意欲を語った。2024年劇団☆新感線44周年公演で、生田の生誕39年を記念しての“サンキュー公演”ともうたわれる今作。幕府と帝が争う混乱の時代を背景に、麗しき顔で天下取りを目論むヒュウガ(生田)とその軍師・カイリ(中村)を、豪華絢爛(ごうかけんらん)に描く。生田と中村の舞台共演は、2016年の同劇団『Vamp Bamboo Burn~ヴァン・バン・バーン~』以来で、8年ぶり。中村は『バサラオ』について「斗真くんとなんかやるよ」とオファーを受けたとし、「珍道中ものと聞いてたのが、気づいたら美しい男が野望を抱く物語になっておりました。そして、気付いたら主役(生田)より僕の方が、出番が多くなっておりまして」と笑わせ、劇団☆新感線ならではの展開に胸を張った。さらに、中村は「(生田演じる)ヒュウガは美しい魅力をもって“ヒノモト”を統一する」と説明し、「生田斗真自身のその要素はそんなになくて、どうやら悩んでいるみたいんですよ、現段階」と笑わせた。“酔った芝居”が求められる生田の心境を「恥ずかしかったり、お客さん退屈しないかな?という不安があるみたい」と想像し、「シャイで、冷静に戻ってしまうところがある斗真くんを『もっとやれ』とそばでけしかける、それを頑張っていきたい。『もっとやれ、大丈夫だ、アンタは美しい』って耳元でささやこうかな」と張り切った。夏から秋にかけ、福岡(博多座、7月7日~8月2日)、東京(明治座、8月12日~9月26日)、大阪(フェスティバルホール、10月5日~17日)と全97公演を予定。劇団☆新感線としても最長、約15万人を動員する。
2024年05月17日俳優の生田斗真(39)、中村倫也(37)が17日、大阪市内で行われた劇団☆新感線最新作いのうえ歌舞伎『バサラオ』取材会に出席し、共演の古田新太(58)、劇作家・いえのえひでのり氏(67)とともに今作への意欲を語った。2024年劇団☆新感線44周年公演で、生田の生誕39年を記念しての“サンキュー公演”ともうたわれる今作。幕府と帝が争う混乱の時代を背景に、麗しき顔で天下取りを目論むヒュウガ(生田)とその軍師・カイリ(中村)を、豪華絢爛(ごうかけんらん)に描く。生田と中村の舞台共演は、2016年の同劇団『Vamp Bamboo Burn~ヴァン・バン・バーン~』以来で、8年ぶり。中村は『バサラオ』について「斗真くんとなんかやるよ」とオファーを受けたとし、「珍道中ものと聞いてたのが、気づいたら美しい男が野望を抱く物語になっておりました。そして、気付いたら主役(生田)より僕の方が、出番が多くなっておりまして」と笑わせ、劇団☆新感線ならではの展開に胸を張った。生田は、8年前の共演を振り返り「倫也はまだ皆が知っている中村倫也くんではなくて」とぶっちゃけた。当時、中村から「俺、売れたいんだけど、どうしたらいいかな?どうやったら売れるかな?」と相談されていたと明かし、「それからほどなくして世間に中村倫也の才能が(知られて)、売れに売れて、本当に名前が轟いた」とにっこり。ブレイクした中村に対し「大きくなった背中と太くなった骨と一緒にぶつかりあえるのが楽しみ」と期待。中村は「いや、売れましたね…(笑)」と乗っかり、笑いを誘っていた。夏から秋にかけ、福岡(博多座、7月7日~8月2日)、東京(明治座、8月12日~9月26日)、大阪(フェスティバルホール、10月5日~17日)と全97公演を予定。劇団☆新感線としても最長、約15万人を動員する。
2024年05月17日俳優の生田斗真(39)、中村倫也(37)が17日、大阪市内で行われた劇団☆新感線最新作いのうえ歌舞伎『バサラオ』取材会に出席し、互いの“麗しき顔”を褒めあった。2024年劇団☆新感線44周年公演で、生田の生誕39年を記念しての“サンキュー公演”ともうたわれる今作。幕府と帝が争う混乱の時代を背景に、麗しき顔で天下取りを目論むヒュウガ(生田)とその軍師・カイリ(中村)を、豪華絢爛(ごうかけんらん)に描く。主演の生田は、17歳で同劇団に初めて客演した当時をなつかしみ「こんな大人になりたいなと思って、きょうまで憧れ続けてきた。そんな皆さんと大切な40歳になれるタイミングを過ごせることをうれしく思っている」と喜びを噛み締めた。2016年の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン・バン・バーン~』以来の共演となる中村は「珍道中もののはずが、気づいたら美しい男が野望を抱く物語に。そして、僕の方が、出番が多くなってました」と笑わせた。取材会には、古田新太(58)、劇作家・いえのえひでのり氏(67)も同席。ストーリーにちなみ、記者から「生田さんと中村さんに、顔のチャーミングなポイントを言いあってほしい。そして、古田さんにコメントを」と質問が寄せられ、生田は思わず「質問の段階でオチまで…。さすが西(関西)」と吹き出した。中村は「薄くもなく濃くもなく、誰が見ても整ってる顔面。なかなか珍しいんじゃないか」と生田のフェイスを絶賛。対して、生田は「(中村は)超絶たれ目なんでね。小動物のような愛くるしいたれ目加減が好きなところですよ」とにっこり。「じゃあ古田さん」と振られ、古田は「いま、日本でもっとも信頼できる二枚目2人でございませす。とりあえずこの2人さえ出しておけば、地方公演は埋まるだろう」と見事にボケて、笑いを誘った。夏から秋にかけ、福岡(博多座、7月7日~8月2日)、東京(明治座、8月12日~9月26日)、大阪(フェスティバルホール、10月5日~17日)と全97公演を予定。劇団☆新感線としても最長、約15万人を動員する。
2024年05月17日俳優の中村アンが主演を務め、横山裕(SUPER EIGHT)が共演する読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』(毎週木曜後11:59)の第6話が、きょう16日に放送される。それに先立って、同話のあらすじと場面写真が公開された。今作は、完全オリジナルの心理サスペンス。2008年、連続殺人事件が起こり、犯人として主人公・桐生葵(中村)の父が逮捕され、故郷・望野町を離れる。16年後の2024年、過去の真相を探り父の無実を証明するため、刑事となった葵は故郷に戻る。バディ・香坂慧(横山)に監視されながらも、真相を追う。16年前と同じ殺害場所で、ビー玉を口に詰められた女性の遺体を発見した葵は、連続殺人が再開されたと確信する。望野署に、連続殺人事件・捜査本部が立ち上がる。捜査第一係には、一条健人(岡部たかし)に代わって警視庁からやって来た矢吹(永岡佑)が赴任する。新たな被害者は、半年前から望野町に住む18歳の和田瑠璃。瑠璃を殺害した犯人は16年前の連続殺人事件の犯人と同一人物の可能性が高いという見立てで、捜査は進められる。香坂は、この犯人による被害者がほかにもいる可能性を示唆する。しかし、香坂は矢吹から「余計な考えを起こさないほうが身のためですよ」と告げられる。葵は、香坂と矢吹の関係に違和感を持つ。瑠璃の通話履歴から、彼女が最後に電話をした相手が飛鳥桃(織田梨沙)だと判明し、葵と香坂は、桃の事情聴取を行う。桃は「瑠璃はお客さんの1人で、よく知らない」と答える。しかし葵は、桃の言動に違和感を持ち、問い詰める。そんな中、望野署に連続殺人事件に関する匿名の通報が入る。葵たちは通報のあった場所に向かう。第6話の放送を前に主題歌「butterfly effect」を歌う、シンガー・ソングライターの野田愛実が、ドラマ撮影現場を訪れた。野田にとってサスペンスドラマの主題歌は初めての挑戦となったが、「脚本を読んで葵に寄り添った歌詞を書きました。毎週の放送が本当に楽しみです!」と話し、自身のSNSでも毎週リアルタイムで実況するなど、ドラマを楽しんでいると語った。
2024年05月16日