第152回直木賞受賞の人気作家・西加奈子が受賞後第1作目として発表した、思春期の成長物語「まく子」が映画化、2019年に公開されることが決定!主演を『真夏の方程式』から成長した山崎光が務め、その父親役を草なぎ剛が務めることが分かった。■誰しもが経験する、思春期ならではの葛藤や親子の確執と再生を描く物語本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、いままで見てきた世界<日常>が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく物語。誰しもが成長の中で経験してきた、思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を、西加奈子らしい独自の世界観で瑞々しく描いた原作を、テレビ朝日「アメトーーク!」の「読書芸人大賞2016」にて芥川賞作家でもある又吉直樹(ピース)がおすすめ作品として紹介。さらに話題となり、子どもだけでなく、“かつての子どもたち”に向けられた小説として幅広い世代に親しまれている。■山崎光、14歳にして初主演!「重なるところが多く演じやすかった」主人公・慧役を演じるのは、現在、中学3年生の山崎光(14歳)。2010年『ちょんまげぷりん』(中村義洋監督)で映画デビューし、その後、松坂桃李が主演を務めた『ツナグ』(平川雄一朗監督)、ガリレオシリーズの『真夏の方程式』(西谷弘監督)など数々の作品に出演してきたが、本作で初主演を務める。山崎さんは現場をふり返り「初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡(慧子)監督のわかりやすい指導と、スタッフさんたちのサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました」とコメント。「少し恥ずかしいシーンもあり緊張もしましたが、自分なりに上手く演じることができたと思います。最後のシーンが終わり、監督からのOKの声を聴いて、ホッとしたのと同時に、撮影が終わってしまった寂しさがこみ上げてきました」と告白。「実際ぼくもいま、同じような境遇で、慧と重なるところが多く演じやすかったです。慧がコズエの不思議な世界観に巻き込まれていく、とても不思議で魅力的な作品で、精一杯演じさせて頂いたので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しい」と、主人公に触れながら頼もしくアピールした。また、不思議な魅力を持つ美少女の転入生・コズエ役には、新音(にのん・13歳)が決定。「RADWIMPS」の「狭心症」のミュージックビデオや、佐渡島でオールロケを行った第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門・正式招待作品『Blue Wind Blows』(富名哲也監督)に出演しており、映画は本作で2作品目。今後の活躍が期待される若手注目女優の1人だ。コズエという役柄が「複雑で難しい面もありましたが、演じる上でたくさんのことを学べた気がします」と新音さん。「台本をもらった日から。『まく子』の不思議な世界観が伝わってきて特別な映画だと感じました。その世界を表現するような演技ができるようにがんばりました。完成楽しみにしてます!」と期待を込めている。■草なぎ剛、主人公に「しっかりしろよ」と言われてしまう父親に山崎さん演じる慧の父親・光一役には、2017年9月「新しい地図」として始動し、自身主演の『光へ、航る』(太田光監督)を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間限定公開の中、28万人以上の動員する大ヒット。さらに現在公演中の舞台「バリーターク」(演出:白井晃)では主演を務めるなど、役者としての活躍が目覚しい草なぎ剛(43歳)。草なぎさんは、小学5年生の息子をもつ父親役を演じることに「14歳の座長、山崎光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子どもから『お父さんしっかりしろよ』と言われてしまう、そんな父親です」と“自己紹介”、「僕もちょうど山崎君と同じくらいのときに仕事を始めているので、当時のことを思い出し、そのとき感じていたことはいまも感じているのかなと考えたりしました」と語る。作品についても「『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、『あいつ、バカだなぁ』って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです」とコメント。さらに慧の母親・明美役には、1998年にNHK朝の連続テレビ小説「天うらら」でヒロインを演じてから、数々の作品に出演を果たし、現在放送中の「半分、青い。」“人生・怒涛編”にて20年ぶりの朝ドラ出演を果たす須藤理彩(41歳)。「不思議な出会い、出来事。もしかしたら、いま起こっていること全てが幻だったとしても、そのとき感じたことは心に深く刻まれて『自分』は少し成長したんだと…そんな思春期の息子を見守る母の役です。母も、そんな息子から、学ぶのです。人を愛する気持ちを…」とコメントを寄せている。■監督は国内外から注目を集める新進気鋭・鶴岡慧子監督本作の監督を務めるのは、長編第1作目『くじらのまち』が第34回PFFアワード2012グランプリとジェムストーン賞をW受賞し、海外映画祭でも第63回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門、第17回釜山国際映画祭・コンペティション部門に正式出品され、高い評価を受けた若手監督・鶴岡慧子(29歳)。長編第2作目『はつ恋』も第32回バンクーバー国際映画祭にて、これまで数々のアジア監督を輩出してきた「ドラゴン&タイガー賞」にノミネートされており、国内外問わず注目を集めている。「美しい川が流れる四万温泉で、巡る季節を感じながら映画『まく子』を撮りました。光くんと新音さんが、成長期の真っただ中にいる主人公たちを、からだの全てで演じてくれました。そして2人の周辺を、新人から大先輩まで、様々なフィールドから集まったおもしろ~い俳優さんたちが彩ってくれました」と監督はコメント。そして、今回の映画化にあたり、原作者・西さんは、「あの頃のあなたへ、あの頃の私へ向けて書いたつもりが、いまこの瞬間のあなた、いまこの瞬間の私に向けて書いていました。私たちがいまこうやってここにいるのは奇跡です(よね?)。私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません」と万感の思いを明かす。撮影は、3月末~4月上旬に群馬県四万温泉付近にて行われ、すでにクランクアップ。現在は編集中にて、完成は8月を予定している。本作のプロデューサー・赤城聡は、完成、そして来年公開に向けて「脚本を作りながら、撮影を進めながら、主人公・慧の成長を描くと共に、この映画そのものが、僕たちの想像を超えた成長を遂げていきました。皆さんがこの映画に出会うこと、どうかそれが素晴らしい奇跡でありますように」とコメントを寄せている。映画『まく子』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月16日マーベル・スタジオ10周年記念映画という鳴り物入りの映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(4月27日公開)は、とてつもない映画に仕上がっていた!「過去作品の集大成」と噂されていた本作だが、マーベルファンはまさかの展開に驚愕するに違いない。そんな話題作のキャンペーンで来日した“トムホ”ことトム・ホランドを直撃。ピーター・パーカーこと初々しい高校生スパイダーマン役で人気を博すトムホは、ネタバレ要注意の箝口令が敷かれた中で、見どころを語ってくれた。本作では、満を持して最強最悪のラスボス、サノス(ジョシュ・ブローリン)とアベンジャーズたちの壮絶なバトルが繰り広げられる。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ドクター・ストレンジ』チームという頼もしい加勢も実に喜ばしいところだ。トムホの注目ポイントは、前作から続いて描かれる、ピーター・パーカーとアイアンマンことトニー・スタークとの師弟関係だ。また、取材前に披露されたフッテージ映像では、ここぞという場面で新しいスパイダーマンスーツをまとうシーンが実にクールだったので必見。○前作からのスパイダーマンの進化――アンソニー・ルッソ監督とともにファンミーティングに参加されましたが、最後にサプライズでMCからマイクをもらい、日本のファンへのメッセージをくれましたね。あれはとてもうれしかったです。日本のみなさんに「ありがとう」と伝えたくて、とっさにマイクを握ってしまった。僕たち役者の仕事はファンの方なしではなりたたない仕事なので、僕たちへの愛と応援に対して、感謝の心をその場で伝えたくなったんだ。――今回演じたピーター・パーカーは、前作と比べてどのように進化していますか?今回のピーター・パーカーの面白い点は、彼がかなり成長しているのに、トニー・スタークの方が、そのことに対して心の準備ができていないところだ。だからピーターはトニーにかなりの疑問を呈しているし、前の映画と比べて少し生意気になっているかもしれない。トニーは彼のことをとても可愛がっているけどね。――トニー・スタークとピーター・パーカーの師弟関係は、ロバート・ダウニーJr.とあなたの関係性ともリンクしているような気がします。その関係性は役柄に反映されていますか?もちろんそうだよ。僕たち2人はとてもいい関係を構築できていると思う。僕は本当に彼のことを心から尊敬しているから、初めて直接お会いした時はすごく緊張したよ。でも、ロバートはすごく心の広い人で、僕を心地よくさせてくれた。とはいえ、スクリーン上の2人の関係性と少し違うところもあるよ。だって、僕はピーター・パーカーのように彼をイラッとさせることはしないと思うから(笑)。○超クールな新スパイダーマンスーツが登場――今回、新しいスパイダーマンスーツをまとうシーンにしびれました。あの展開がわかった時はどう思いましたか?僕が『スパイダーマン:ホームカミング』(17)を撮影中に、プロデューサーのケヴィ・ファイギが来てくれて「今度、また『アベンジャーズ』に出ることになるよ」と言われたんだ。その時は圧倒されてびっくりしたよ。また、ケヴィ・ファイギからスパイダーマンが今後どうなるかについても聞かせてもらい、新しいスーツを着ることも教えてもらったよ。もちろんCGだから実際に着て撮影したわけではないけど、本当に着ることができたらどんなにいいだろうかと思う。実際にフッテージ映像を見てその仕上がりにすごい!と感激した。だって撮影中はしょぼいウエアを着ていただけだから(苦笑)。――製作総指揮でコミックの生みの親、スタン・リーのカメオ出演も毎回話題になっています。彼との交流はありましたか?スタン・リーはとても素敵な素晴らしい人だし、すごく面白い人でもある。彼が作り上げてきたのは革新的なもので、長年にわたりいろんな人の人生に影響を与えてきたと思う。いわば誰もなしえないことをやってきた方だ。カメオ出演も毎回喜んでやってくださっていること自体がありがたいと思う。僕はスパイダーマンを演じる時、一番心配していたのは、彼に満足してもらえるか、納得してもらえるかということだった。だから『スパイダーマン:ホームカミング』のレッドカーペットでお会いして、彼が僕の演技をすごく喜んでくれた時「自分としてやるべきことができていたんだ」と、すごく達成感を感じることができたよ。○『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』との絡みも――今回『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター・クイル演じるクリス・プラットとの共演を楽しまれたそうですね。具体的なシーンは話せないと思いますが、オフショットではどんな交流が合ったのですか?クリスとはすごく仲良くさせてもらったよ。2人ともマーベルの世界をすごく楽しんだ。クリスがちょうど『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(7月13日公開)の追加撮影でロンドンに来ていた時も一緒に飲みに行って、そこでいろいろと話をしたんだ。本当にいい人だし、とても楽しい人だよ。――おそらくシリーズ最大のバトルシーンが見られる本作ですが、実際に参加してみていかがでしたか?いろいろとパーツに分けて撮影しているので、僕たちは全貌を知ることができないから、いつも後になって「すごい激闘シーンを撮っていたんだ!」と驚くよ。マーベル・スタジオ以上にアクションを上手くやれるところはないんじゃないかとまで思ってしまう。ナンセンスになりがちなものを納得する形で描くことができるから。僕としては、自分が真っ先に観たいと思える作品に出演できていること自体がすごいことだと思っている。だって、ロバートたちのようなすごい面子の方々と同じポスターに自分が載っていること自体に感動しているよ。○葛藤するヒーローたちの魅力――本作をはじめ、マーベル・スタジオ一連の作品群は、決して完璧ではない“葛藤するヒーロー像”を打ち出してきました。欠点やコンプレックスを抱えているヒーローだからこそ、愛する人や仲間たちがいるから強くなれると、今回もしみじみ実感しました。あなたはその点についてどう思いますか?僕もヒーローのそういう側面を見せることはとても重要だと思っている。ヒーローは確かに世の中の人が憧れる存在だけど、僕は完璧な人に対して憧れをもつのは決して健全なことではないとも思っている。欠陥があり、悩みや不安、問題を抱えているのは、誰しも当たり前のことだから。実際、ヒーローたちがクレイジーな状況のなかで希望をもって戦っていく姿に惹かれるよ。――あなた自身は、コンプレックスなどはありますか?もちろん僕だってコンプレックスはあるけど、僕自身は今、こんなに素晴らしい仕事につけていて、素晴らしい友人や家族に囲まれている。そう考えれば、自分の問題なんて無視して、自分は幸せだと思うようにしているよ。■プロフィールトム・ホランド1996年6月1日、イギリス・ロンドン生まれの俳優。父親はコメディアンで作家のドミニク・ホランド。2008年、ミュージカル「ビリー・エリオット」で舞台デビュー。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)でスパイダーマンの姿を初披露し、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)で主演を務めた。近作は『レジェンド』(17)、『ザ・カーレント・ウォー』(17)など。■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴(C)Marvel Studios 2018
2018年04月28日中村屋一門による恒例の巡業公演が、今年は春に開催。『中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018』として、全国12か所を回る。そこで勘九郎、七之助の父・十八代目中村勘三郎に、「3人目の倅」として目をかけられてきた中村鶴松に話を聞く。中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018 チケット情報「日ごろ歌舞伎を観る機会の少ない地方のお客さまにも歌舞伎に親しんでもらいたい」との趣旨のもと、2005年から毎年行われている巡業公演。鶴松は、地方ならではの触れ合いや食事を楽しみにしつつ、実は最も重責を感じる公演でもあるという。「普段あまり歌舞伎を観ない分、地方のお客さまにとってはその1回が本当に大事だと思います。そこで歌舞伎って難しいな、面白くないなと思われてしまったら、二度と足を運んでいただけないかもしれませんから。それだけに1回1回、本当に気が抜けないですね」今回予定されている演目は、『鶴亀』、『浦島』、『枕獅子』の3作品。「『鶴亀』はおめでたい踊りです。本興行ではなかなか出来ない、お弟子さんだけの演目ということで、今みんな必死に稽古に取り組んでいます。『浦島』は青年から老人への早変わりが見どころ。勘九郎さんがどう演じ分けるかにも注目していただきたいです。勘九郎さんと七之助さんの踊りの違いは、もちろん立役と女形の違いはありますが、勘九郎さんが非常にダイナミックで体のすべてに神経を行き渡らせるような感じだとすれば、七之助さんはしなやかで流れるような感じ。『枕獅子』では、傾城(=遊女)演じる七之助さんの美しい踊りを堪能していただけると思います。また僕は久しぶりの禿(=少女)役なので、どうすればかわいく見えるか(笑)、日々研究しているところです」鶴松にとって憧れの存在である勘九郎と七之助。『芸談』では、そんなふたりの素顔、仲のよさを垣間見ることが出来る。「歌舞伎役者の赤裸々なトークを聞くことってあまりないと思いますし、またお兄さんたちが話上手ですからね。これは貴重な機会になるのではないかなと。公演によってはお弟子さんに一発芸をやらせることもありますし(笑)。えっ、僕ですか!?いやいや、絶対出ないですよ!」中村屋ならではの、アットホームな雰囲気も魅力の本公演。どの演目も観やすく、歌舞伎初心者にもおすすめの内容だ。「とりあえず観てもらわないと始まらないですからね。歌舞伎ってどんなものか。まず一歩足を踏み入れて、あの迫力、感動を体験して欲しいなと思います」公演は3/17(土)の埼玉公演を皮切りに、東京、北海道、青森、山形、福島、鳥取、島根、岡山、広島、大分、神奈川と各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年03月13日あの作品でお馴染み。イラストレーター「中村佑介」東京・表参道にて『謎解きはディナーのあとで』などの有名書籍のカバーでお馴染みのイラストレーター・中村佑介の作品を展示したカフェ「中村祐介ギャラリーカフェ」が2018年3月2日(金)~3月18日(日)まで「Cafe&Dining hanami」にて期間限定でオープンします。くつろぎながら数々の人気作品の世界を楽しんで店内には、中村佑介が過去に手掛けた作品の原画の数々が展示されます。小説『謎解きはディナーのあとで』や『夜は短し歩けよ乙女』などの有名書籍のカバーだけでなく、有名アーティストのCDジャケットやアニメのキャラクターデザインなど、多岐に渡る中村佑介の作品は、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。「中村佑介ギャラリーカフェ」では、そんな中村佑介の世界を、カフェでくつろぎながらゆっくりと楽しむことができます。ぜひ手に入れたい!中村佑介のイラストグッズ「中村佑介ギャラリー」では、販売が初となる「中村佑介オリジナルマスキングテープ」が販売されます。これはファンは逃さずに手に入れたいですね。他にも数多くの中村祐介グッズが取り揃えられています。ギャラリーカフェには特典がいっぱい!期間中、来店者全員に中村祐介のイラストが描かれた特製コースターがプレゼントされます。ドリンク1杯の注文につき、さらにもう1枚。特製コースターは全部で10種類です。そして、中村祐介プロデュースのVR作品「Birth YUSUKE NAKAMURA VR」を体験した人には、特製缶バッチがプレゼントされます。こちらは全9種類。その場で感想をツイッターに「#Birthを観た」を付けて投稿すると、さらにもう1個貰うことができますよ。「中村佑介ギャラリーカフェ」は、東京メトロ各線「表参道駅」のA1出口から徒歩3分のところにある「Cafe&Dining hanami」にて開催されます。イベント情報イベント名:中村佑介ギャラリーカフェ催行期間:2018年03月02日 〜 2018年03月18日住所:東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bldg 1-2F(Cafe&Dining hanami)
2018年02月28日第72回毎日映画コンクールのオープニングセレモニーと授賞式が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われ、各賞を受賞した菅田将暉、長澤まさみ、役所広司、田中麗奈、高杉真宙、伊東蒼、大林宣彦監督らが登場した。今年で72回目を迎える同賞は、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。1935年に創設された「全日本映画コンクール」を前進に、第2次世界大戦を経て1946年に現在の「毎日映画コンクール」がスタートした。以降、時代の変化とともに選考方法や賞の区分を変えながら、作品、俳優、映画スタッフ、アニメーション、ドキュメンタリーなど幅広い分野において顕彰を続けている。授賞式の前には映画ファンが見守る中、オープニングセレモニーが行われ、各賞を受賞した俳優陣やスタッフらが登壇して報道陣向けの写真撮影。一際目立ったのが、『幼な子われらに生まれ』で女優助演賞に輝いた田中麗奈で、「今日のためにオートプチュールを作らせていただきました」というセクシーなドレスの胸元から谷間をチラ見せして、男性の視線を釘付けにした。授賞式で受賞のコメントを求められた田中は「このような素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しいです。選考委員の皆様、映画を観てくださった皆様、関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。主演の旦那様である浅野忠信様に感謝と愛を送らせていただきます」と感激しきりで、「カメラが回ってないところでも皆と話し合ったり作り上げてそのまま本番だったシーンもあります。やっぱりチームに恵まれたということに尽きると思いますね」と『幼な子われらに生まれ』の製作スタッフとキャスト陣に改めて感謝した。オープニングセレモニーには登場しなかったものの、授賞式に登壇した役所広司は、『三度目の殺人』の出演で助演男優賞を受賞。同映画賞は、1995年に公開された『KAMIKAZE TAXI』以来となる受賞で「初めてもらった映画の賞が、毎日映画コンクールでした。それ以来、この賞に恥じないように映画の仕事を中心に20数年頑張ってきました。そして今回、是枝裕和監督と出会い、『三度目の殺人』でこの賞をいただくことができました。本当についている男だと思っています」と笑顔を見せていた。なお、各賞の受賞者は、以下の通り。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞:『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞:『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督<監督賞・脚本賞>監督賞:富田克也『バンコクナイツ』脚本賞:石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<俳優部門>男優主演賞:菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞:長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞:役所広司『三度目の殺人』女優助演賞:田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞:高杉真宙『散歩する侵略者』スポニチグランプリ新人賞:伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞:水野久美<スタッフ部門>撮影賞:鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞:竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞:Soi48(宇都木景一、高木紳介)・Young-Gほか『バンコクナイツ』録音賞:加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『三里塚のイカロス』代島治彦監督<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞:『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督<TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞>日本映画部門:『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督<特別賞>佐藤忠男(映画評論家)
2018年02月16日女優の長澤まさみ、俳優の菅田将暉が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた第72回毎日映画コンクール表彰式に登場した。第72回毎日映画コンクールで主演女優賞を受賞した長澤まさみ同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。主演女優賞には、黒沢清監督と初タッグを組んだ『散歩する侵略者』の長澤まさみが選ばれた。同映画賞の受賞は、2016年の『海街diary』で助演女優賞以来となる長澤。この日は赤系のスーツ姿で登壇して「私に演じさせようと思った黒沢監督に感謝しております」と初タッグを組んだ黒沢清監督に感謝の言葉を述べ、「まだまだ自分自身、このような賞をいただけるような器の人間だとは到底思っていません。ですが、この賞をいただいたことでまだまだ頑張ろうと日々精進していきたいと思っています」と自身に言い聞かせた。これまで数多くのキャラクターを演じてきた長澤は、過去と比べて「昔よりは自由に演じられるようになったというか、そういうことに向き合えるようになったと思います」とコメント。また、授賞式の前には大林宣彦監督と久しぶりに会ったといい、「『自分自身どういう人柄なのか、芝居に映し出されるものだよ』というお言葉をいただきました。そういうものが少しずつ出てきたかなとは思いますが、まだまだだと思っています」と大林監督から刺激を受けた様子だった。主演男優賞は、『あゝ、荒野』の菅田将暉が受賞。「まさかこんな賞をいただくなんて想定外でした。見てくださった皆さん、本当にありがとうございます」と観客に感謝し、「年間何百本と公開され、ベテランの役者さんが出ている中、選んでいただいて身に余る光栄ですごくうれしいです」と喜んだ。『あゝ、荒野』の岸善幸監督との関係にも触れて、「岸監督とは、この映画の前の映画(『二重生活』)で出会い、その時は2~3日の撮影だったんですが、『この人だ!』と感じるものがあったんです。それを雑誌のインタビューで『ロミオとジュリエットのようで、岸さんはジュリエットです」と言ったら、岸さんも気に入ってくれたのか、メールをくれる度に『ジュリエットより』と。それが若干気持ち悪いので、やめていただきたいんですけど」と話して会場の笑いを誘っていた。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞:『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞:『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督<監督賞・脚本賞>監督賞:富田克也『バンコクナイツ』脚本賞:石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<俳優部門>男優主演賞:菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞:長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞:役所広司『三度目の殺人』女優助演賞:田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞:高杉真宙『散歩する侵略者』スポニチグランプリ新人賞:伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞:水野久美<スタッフ部門>撮影賞:鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞:竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞:Soi48(宇都木景一、高木紳介)・Young-Gほか『バンコクナイツ』録音賞:加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『三里塚のイカロス』代島治彦監督<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞:『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督<TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞>日本映画部門:『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督<特別賞>佐藤忠男(映画評論家)
2018年02月16日俳優の高杉真宙、子役の伊東蒼が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた第72回毎日映画コンクール表彰式に出席した。第72回毎日映画コンクール表彰式でスポニチグランプリ新人賞を受賞した高杉真宙毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催する「毎日映画コンクール」。第72回を数える今年、新人俳優と女優に贈られる「スポニチグランプリ新人賞」に、高杉真宙と伊東蒼が選ばれた。黒沢清監督作品の『散歩する侵略者』での熱演が認められた高杉は「こうやって新人賞をいただけてうれしく思います」と笑顔を見せて、「『散歩する侵略者』では得体の知れない人物でしたが、宇宙人なんてなかなか見たことがないと思うんです。どう演じたらいいのか不安を感じていましたが、こうやって賞をいただけて、自分が少しでも宇宙人ぽくなっていたと安心することができました」とあいさつ。「今後も努力をして、サボらずにもっと色んな演技をし、またここに立ちたいと強く思いました」と意気込んだ。授賞式には、高杉のお祝いに駆けつけた黒沢監督も登壇。「美しさと男っぽさを同時に持っています。こういう感じの俳優はそういません。日本で素晴らしい役を演じてもらいたいですが、もっと広く世界を目指してもらいたいですね。香港のトニー・レオンみたいになるんじゃないかと思っています」と期待を寄せた。『島々清しゃ』で繊細な心の内面を熱演したのは伊東蒼。その演技は、共演した安藤サクラからも絶賛されて話題を集めた。スポニチグランプリ新人賞の受賞に「新人賞をいただけてすごくうれしいです。ありがとうございます」と笑顔を見せ、「撮影中は(伊東が演じた)うみちゃんのことで、新藤風監督や安藤サクラさんら共演者の方やスタッフさんに色んなことを教えてもらったお陰で最後までうみちゃんでいることが出来ました。この賞はみなさんからいっぱい応援してもらったからいただいた賞だと思っています」と話しながら涙を流し、「"伊東蒼"という名前を聞いた時、私の顔が浮かぶようにこれからもっと頑張りたいと思います」と更なる活躍に意欲を見せていた。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞:『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞:『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督<監督賞・脚本賞>監督賞:富田克也『バンコクナイツ』脚本賞:石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<俳優部門>男優主演賞:菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞:長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞:役所広司『三度目の殺人』女優助演賞:田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞:高杉真宙『散歩する侵略者』スポニチグランプリ新人賞:伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞:水野久美<スタッフ部門>撮影賞:鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞:竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞:Soi48(宇都木景一、高木紳介)・Young-Gほか『バンコクナイツ』録音賞:加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『三里塚のイカロス』代島治彦監督<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞:『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督<TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞>日本映画部門:『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督<特別賞>佐藤忠男(映画評論家)
2018年02月16日第72回毎日映画コンクールの表彰式が2月15日(木)、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催された。■男優主演賞は『あゝ、荒野』の菅田将暉「まさかこんなに大きな賞をいただくとは本当に、想定外でした。この映画に関わった皆さん、そして観てくださった皆さん、ありがとうございます。この映画を撮影しているときは、こんなたくさんのフラッシュを浴びるなんて、思っていませんでしたし、年間で何百本も映画が公開されるなかで、選んでいただいたと思うと、身に余る光栄です。本当にすごくうれしいです。こういう場に立たせてもらったので、ちゃんとこれからも映画を通して、これからの未来や可能性…、いろんなものを僕自身、作っていければ、それが恩返しになるのかなと」。「岸(善幸)監督とご一緒するのは2度目ですが、初めてお会いしたときから何か運命的なものを感じていて、僕が取材などで勝手に『ロミオとジュリエットみたい』なんて言っていたら、それを聞きつけた岸監督がメールをくれるたびに『ジュリエットより』って書いてきて(笑)。あれはちょっと気持ち悪いので、やめてほしいですね(笑)」。■長澤まさみが『散歩する侵略者』で女優主演賞「この度は、名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。ありがとうございます。この役を私に演じさせてみようと思ってくださった黒沢(清)監督、スタッフの皆さんに感謝しております。まだまだ、こういった賞に見合う器だとは到底思えていないので、受賞をきっかけに、次に進んで日々精進していこうと思います。昔に比べれば、より自由に演じることに向き合えるようになったのかなと…。いまの状況はとてもありがたいですし、期待に応えていけるように、頑張っていこうと思います。本日はありがとうございました」。■スポニチグランプリ新人賞に『散歩する侵略者』の高杉真宙「今回、こうした賞をいただき、うれしく思います。いま、すごく緊張していて、ここに立っていいのかなという気がしますね。『散歩する侵略者』では得体のしれない宇宙人を演じましたが、宇宙人って誰も見たことがないので(笑)、何が正解なのか模索しながら、不安な部分もありました。けれど、こうやって賞をいただくと、自分なりの宇宙人が演じられたのかと安心しています。もっともっと前に進んでいきたいなという気持ちなので、サボらずにいろんな演技をして、またここに立てればと強く思っています。目標は『また仕事したい』と思ってもらえる俳優になることです。それはすごく難しいことだと思うんですけど、自分が求められているものを120%出し切る仕事ができれば」。第72回毎日映画コンクール 選考結果作品部門日本映画大賞『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督監督賞・脚本賞監督賞富田克也『バンコクナイツ』脚本賞石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』俳優部門男優主演賞菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞役所広司『三度目の殺人』女優助演賞田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞高杉真宙『散歩する侵略者』、伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞水野久美スタッフ部門撮影賞鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞Soi48(宇都木景一、高木紳介)、Young-G他『バンコクナイツ』録音賞加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞『三里塚のイカロス』代島治彦監督アニメーション部門アニメーション映画賞『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞日本映画部門『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督特別賞佐藤忠男(映画評論家)(text:cinemacafe.net)
2018年02月15日中村勘九郎、中村七之助兄弟らによる全国巡業公演が今年も開催される。「春暁特別公演2018」と銘打ち、3月中旬の埼玉を皮切りに全国12か所を巡るふたりに、話を聞いた。春暁特別公演2018 チケット情報普段、歌舞伎の舞台を生で観ることができない全国の人たちに、歌舞伎の楽しさを届けたい、と2005年より毎年開催、兄弟ふたりが中心になってのこの巡業は、「最初の頃は不安でした。が、継続は力なり。この公演を見て歌舞伎を好きになったという方が多く、やってきて良かったなと思います」と話す勘九郎。上演演目も、初めて歌舞伎を観る人も存分に楽しめるものをと工夫を重ねてきた。今回、勘九郎が演じる「浦島」は、かの昔話の主人公の後日談。「海から戻ってきた浦島が、竜宮城での思い出を踊りで見せます。その後玉手箱を開けたらどうなるか──、皆知っていることですが(笑)、これが意外と古風な早変わりで、楽しく観ていただけると思います」(勘九郎)。いっぽう、七之助が踊るのは華やかさに満ち満ちた「枕獅子」。「『鏡獅子』の元となったとても古風な踊りです。僕が演じるのは傾城で、その切ない女心を格式高い曲調で踊ります。『鏡獅子』よりもさらに華やかなところもあり、春にぴったりですね」(七之助)。中村屋門弟らによる「鶴亀」も、春にふさわしい、おめでたい雰囲気に溢れた舞踊だ。この巡業公演ならではのお楽しみ、「芸談」の時間も。「芝居のことも、プライベートのこともざっくばらんに話すトークショーです」と勘九郎。この時間はいつもスーツ姿での登場だが──「いまだに『おおーっ!』と声があがる。あれは絶対、『着物じゃない?スーツだ!』『普通の人だ!』ということでしょう(笑)。生で観る歌舞伎は初めてという人は?と聞くと、半分以上の方が手を上げられる。まだまだ、ですね」と七之助も言葉に力を込める。質疑応答のコーナーでは、「どんなニックネームで呼べばいいか」という斬新な質問も。「屋号以外で?じゃあ何か考えてください、と返すと、『カン』と『シチ』って(笑)──」と七之助。「そんな掛け合いもできるんです」と勘九郎も楽しげだ。都市によってシャイだったり積極的だったりとか客席の雰囲気は様々だが、客席との直接の交流が生まれるかけがえのない時間といえるだろう。2019年の大河ドラマ主演を控える勘九郎だが、これを逃すと勘九郎の生の舞台はしばらくお預けとなるだけに、兄弟揃っての公演は見逃せない。公演は3月17日(土)さいたま市文化センター 大ホールから4月5日(木)鎌倉芸術館 大ホールまで全12か所で開催、チケットは発売中。取材・文加藤智子
2018年01月30日歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストの面々とトークを展開する番組「座・中村屋(仮)」が、2018年1月4日(木)にフジテレビ系にて放送されることが決定した。勘九郎さんと七之助さんが贈る、珠玉の新春トーク番組「座・中村屋(仮)」。ゲストと様々なことをざっくばらんに語り合う2人の表情は普段、なかなか見ることのできないもので、話す言葉のひとつひとつに、彼らの素顔が垣間見られる貴重な機会に。そして気になるゲストは、俳優・藤原竜也、女優・大竹しのぶ、そして、脚本家・俳優・監督など様々な顔を持つ宮藤官九郎の3人。勘九郎さんが藤原さんと、七之助さんは宮藤さんと対談。さらに、父親で故・中村勘三郎のかけがえのない友でもあり、まるで身内のような存在だという大竹さんと3人のトークを展開していく。■中村勘九郎×藤原竜也、出会いから演劇人としての熱い想いを語る勘九郎さんが藤原さんとの対談の場所に選んだお店は、中村屋にとっても大切な場所のひとつ。勘九郎さんと藤原さんは、2004年の大河ドラマで共演して以来、互いに信頼を寄せる仲。そんな2人対談では、出会いの頃のエピソードから、演劇人としての熱い想い、ともに師匠を失ったときの心情などを素直な言葉で語り合う。大河ドラマ出演時、20代前半だった2人。それから10年以上の時が経ち、いま、若き役者時代の“やんちゃ”な思い出を笑顔で競うように話す彼ら。時折、勘九郎さんが「新春特番ですから」とその場を仕切り直し、演技への向き合い方や、最近の歌舞伎界、演劇界を見て思うことなども語られる。■中村勘九郎×中村七之助×大竹しのぶ、「まるで中村家のリビング」プライベート感満載の対談にまた大竹さんとのトークでは、ホスト役の2人はやや緊張の面持ち。大竹さんは「ふたりが進行役なんて大丈夫?ちゃんとやってね」と軽くジャブを繰り出す。そして、勘九郎さんと七之助さんを本名から“雅ちゃん”“隆ちゃん”と呼び、2人の母親や、勘九郎さんの妻子を交えた中村家の日常のエピソードを披露。さらに、中村家がとても大切な存在にしている、ある生き物にまつわるエピソードも語られた。ここでは故・勘三郎さんを偲ぶ秘話が語られ、尽きない話の中で大竹さんは「まるで中村家のリビングで話しているみたい」と、プライベート感満載の濃密な対談になっている。■中村七之助×宮藤官九郎、亡き勘三郎さんについて語らう七之助さんと宮藤さんの対談では、中村家ひいきのお店に宮藤さんを招待して行われ、亡き勘三郎さんの話で大いに盛り上がった。息子から見て、いかに勘三郎さんが厳しい人だったのか、七之助さんが語る驚きのエピソードの数々に、宮藤さんも「そんな父親が待っている家に帰りたくない」と笑顔で思わず一言。また、七之助さんはこの場に“飛び道具”を用意。この“飛び道具”に宮藤さんは驚くやら、恥ずかしがるやら。笑いあふれるトークが展開される。■ホスト役勘九郎さん&七之助さんからコメント到着!中村勘九郎そもそも、僕らがホストの対談番組が放送できるなんて、と驚いています。大竹さんや竜也くん、さらに宮藤さんをお迎えして、普通のトーク番組ならカットされがちな話がオンエアされることでしょう(笑)皆さん、普段から親しくしているからこそ聞き出せる、魅力ある話ばかりです。反面、竜也くんとはただただお酒を飲むばかりでした。かなりマニアックな話もしたので、もしかしたら視聴者の皆様には不親切な番組かもしれませんがお許しください(笑)中村七之助僕たちもあまりトーク番組に慣れていないので、ゲストの皆さんと自分たちの間で通じていることをあまり説明せず話を進めてしまいました。視聴者の皆さまには、僕らの楽しい雰囲気をぜひ“感じて”いただきたいと思います(笑)テレビの前で兄弟そろって話をするのはそうないことですし、大竹さんからは父の恋愛観など初めて聞く話もあり、非常に良い機会となりました。兄と藤原さんの対談はかなりめちゃくちゃだったとか(笑)そのため、宮藤さんとは真面目なトークをお届けしたいと思います。「座・中村屋(仮)」は2018年1月4日(木)13時45分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月28日いまや国民的アイドルとして幅広い活動を行う「嵐」。特に今年は、それぞれ“俳優”としての活躍が目覚ましい。それぞれの俳優活動をふり返りながら、注目の待機作にも迫った。■相葉雅紀…「貴族探偵」相葉雅紀は4月スタートの月9ドラマ「貴族探偵」(フジテレビ系)で主演を務めた。武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊、そして仲間由紀恵ら豪華キャストが脇を固め、本来なら異様な殺人事件の裏にあるトリックを見破るべき主人公が、まさか一切の推理をしないという、ミステリーの既成概念を打ち砕く前代未聞の物語で話題に。大ドンデン返しともいえるラストにもファンは騒然となった。■大野智…『忍びの国』「のぼうの城」和田竜・原作、『殿、利息でござる!』の中村義洋監督による映画『忍びの国』が7月1日より公開されており、主人公の伊賀最強の忍び・無門を演じたのは、時代劇映画初主演を果たした大野智。史実に基づき、天正伊賀の乱を題材に織田軍と伊賀忍びとの合戦を、石原さとみや伊勢谷友介、鈴木亮平、知念侑李らを迎えてダイナミックに描いた本作で、『映画 怪物くん』から実に約6年ぶりの映画出演となった。■松本潤…『ナラタージュ』大野さんと同様、久々の映画出演を果たしたのが、松本潤。『陽だまりの彼女』から約4年ぶりの主演となる『ナラタージュ』(10月7日公開)は、2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた島本理生原作の恋愛小説の映画化。『陽だまりの彼女』をはじめ、これまでのラブストーリーでは真っ直ぐな青年役のイメージがあった松本さんが、許されない恋に悩みながらも思いに抗えない高校教師・葉山貴司を熱演。松本さんは「いままで自分がやらせていただいたラブストーリーとは少し違っているからこそ、ラブストーリーというくくりのなかでも新しい表現ができるのではないかと思いました」と、出演を快諾したという。そんな葉山を全身全霊で愛するヒロイン・工藤泉を演じたのは、有村架純。劇中では、有村さん演じる泉でさえも「先生のことがわからない」というセリフを放つほど、何を考えているかわからない難しい役柄にチャレンジした松本さんは、俳優としての新境地を体現する。■櫻井翔…「先に生まれただけの僕」そして、10月スタートの新土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)で主演を務めるのが、櫻井翔。約4年半ぶりの連ドラ主演作となり、エリート商社マンでありながら、突然、私立高校に出向を命じられ“校長”となる主人公・鳴海涼介を演じ、教師たちとの奮闘する姿が描かれる。同僚となる教師に蒼井優、瀬戸康史、鳴海の恋人には多部未華子が出演する。■二宮和也…『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』最後に、『母と暮せば』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、「嵐」の中で一番“俳優”としての活動が多いのが二宮和也。最新主演映画となる『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(11月3日公開)では、一度食べた味を完全再現できる絶対味覚を持つ天才料理人・佐々木を演じる。70年前の天皇の料理番が考案した伝説のフルコース「大日本食菜全席」を再現する中で、最後の一皿に隠された壮大な愛を描く。監督は『おくりびと』の滝田洋二郎、こちらも共演には西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、竹野内豊ら、豪華な顔ぶれが名を連ねる。“アイドル”という立ち位置に留まらず、“俳優”として幅を広げながら、常に新たな一面を見せてくれる「嵐」のメンバー。それぞれの今後の活躍にも、目が離せない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年09月09日「嵐」の大野智が『映画怪物くん』以来の主演を務め、中村義洋監督と6年ぶりにタッグを組んだ『忍びの国』。このたび、大野さん自らの抽選により会場に選ばれた北海道・札幌シネマフロンティアにて、大ヒット御礼舞台挨拶が実施。さらに、大野さんと中村監督は札幌の美味や名所を巡る“お忍び観光”を楽しんだことが分かった。大野さんが“伊賀最強”の忍び・無門役を演じた本作は、最強・織田軍と伊賀・忍び軍との史実に残る合戦を、ダイナミックに描いた戦国エンターテインメント超大作。7月1日(土)より全国333スクリーンで公開初日を迎えると、2017年公開実写邦画のオープニングNo.1を記録。7月16日(日)までの公開16日間で動員117万人、興行収入14億円を突破する大ヒットに。日本戦国史上唯一の“侍vs忍び”の戦いを描く、全く新しい時代劇映画として、大きな注目を集めている。そんな中、大ヒット御礼舞台挨拶として、主演の大野さんと中村監督が札幌に参上!事前に「北海道、行ってみたいですね」と話していた大野さんは、忍術だけでなく、クジ運も最強なのか、全国18か所の候補の中から見事に札幌シネマフロンティアを引き当て、この地で舞台挨拶が実現。また、「夏の北海道で美味しいものを食べたいです」という大野さんの願いを叶えるべく、舞台挨拶の前に“お忍び観光”も実現した。<お忍び観光1>札幌といえばやっぱり味噌ラーメン! 大人気店を訪問まず訪れたのは、札幌市内の行列のできる人気ラーメン店。濃厚な味噌ラーメンのスープの匂いに「たまらん!」という表情の大野さん。1口目のスープに、思わず「あー、幸せ」と感嘆の声。中村監督もトロトロに柔らかいチャーシューをおかわりしてガッツリとラーメンを堪能した。食後、「大野くんはずっと『美味しい…』って何度も呟きながら食べているので、ラーメンに感動して泣いているのかと思ったよ(笑)」と監督は明かしてくれた。<お忍び観光2>北海道ではコレも外せない、名物・ジンギスカンを堪能!北海道名物と言えばジンギスカン! 札幌市内の名店を訪れた大野さんは、塩味とタレ味でラム肉をたっぷりと堪能。大野さんは「いくらでも食べられる!」と、ラーメンを1杯食べた後にも関わらず、どんどん箸が進んでいた。食事中には中村監督と1年前の暑い夏の撮影現場をふり返り、「涼しい所で撮影したくて、北海道で撮影をする案も出ていた」と明かす監督。大野さんも「北海道で撮影してみたかったですね。そしたらいまごろ、ジンギスカンを懐かしがって食べていたかもしれません」と楽しそうにコメント。最後には、「なまら美味しかった!」と満足の笑みを見せていた。<お忍び観光3>羊ヶ丘展望台「クラーク博士像」をお忍び観光!札幌市・羊ヶ丘公園内の観光名所「クラーク博士像」。「少年よ大志を抱け」の言葉で有名な北海道開拓の父ウィリアム・スミス・クラークの前で、大野さんはクラーク博士の右手を挙げる独特のポーズを真似て記念撮影。札幌市の撮影名所で大勢の観光客の前でポーズをとりながらも「ちょっと恥ずかしかった(笑)」と大野さん。さらに、羊ヶ丘公園ではメロンの上にソフトクリームが乗っている北海道ならではのデザートを食べ、「ソフトクリームも甘いけど、メロンも本当に甘い!お腹いっぱいなはずだけど、全然食べられる!」と別腹を堪能した。<大ヒット御礼舞台挨拶in札幌シネマフロンティア>そして、大野さんと中村監督は、札幌シネマフロンティア・シアター5で行われた大ヒット御礼舞台挨拶へ。2人が登壇すると、会場は大興奮。第一声目で大野さんが「来ました!北海道!涼しくて最高ッス!」と嬉しそうに話すと、ひと際大きな歓声が上がった。興行成績についての話題では、「多くの方に観ていただけてうれしいです!」と喜びと感謝の気持ちを表した大野さん。「『嵐』のメンバーの櫻井くんも観てくれたみたいなんですよ。『嵐』での仕事で会った瞬間、いきなり『面白かったよ~!』と言われて、『え?何のこっちゃ?…あ、映画の話か!』ってなりましたけどね(笑)」と告白。普段コンサートツアーで札幌を訪れることはあっても、なかなか観光まではできなかったという大野さんは、「美味しいものをたくさん食べることができたし、いろいろな場所を巡ることができて、本当に楽しかった。非常に満喫しました。お忍び観光大成功です!」と大喜び。「いろんなものを食べてお腹いっぱいですが、あとラム肉3枚くらいはお腹に入ります(笑)」と話した。そして映画について、「たくさんの子どもたちにも観てほしいですし、忍者のマネなんてして欲しいですね!僕もやってましたけど、折り紙で手裏剣作ったりして。ただ、土遁の術(土の中に隠れる術)だけは危ないのでマネしないでね(笑)!」とアピール。最後には、「この映画はたくさん観ていただいて、札幌を盛り上げていただければ、また来られるんじゃないですかね。その時は塩ラーメン、スープカレー、イクラ、今回食べられなかった北海道名物も食べたいですね!」と会場を笑わせ、舞台挨拶を締めくくった。また、「興行成績を聞いて、こんなにも早くこの数字を突破することはなかなかないので、嬉しく思っています」と中村監督はコメント。加えて、「上海、トロント、ニューヨークと、海外の映画祭に参加して、海外の観客は上映中に声を出して笑ったり、驚いたり、反応がダイレクトに伝わってくるので、その様子が見れて嬉しかったです。ニューヨークでは初めて『オーマイガッ!』という声が聞けました!(笑)」と明かす。本作は、6月17日~26日(現地時間)に開催された、国際映画製作者連盟公認でアジア最大級の「第20回上海国際映画祭」コンペティション部門<ジャッキー・チェン・アクション映画週間(Jackie Chan Action Movie Week)>の正式招待作品として上映されており、6月8日~28日(現地時間)に開催された「トロント日本映画祭(Toronto Japanese Film Festival)」では中村監督が特別監督賞を受賞。さらに、7月13日~23日(現地時間)まで開催中のNYジャパン・ソサエティが主催する北米最大の日本映画祭「第11回JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!」でも上映が行われ、大きな反響を呼んでいる。『忍びの国』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年07月18日大野智が忍者に扮する映画『忍びの国』(中村義洋監督)が好評上映中だ。戦国時代、“どんな堅牢な門でも彼の前では意味をなさない“と一目置かれる無門という名の忍者(大野智)がいた。この時代、織田信長が次々と国を攻略し、勢力を拡大していく中で、なぜか大名のいない伊賀の国を手中に収めることができなかった。無敵の織田軍の侵攻を阻んだのが、無門だった……というお話だ。観る前、なんの前情報も入れずにいたときは、てっきりコメディと思っていた。なぜなら、ポスターのビジュアルで、大野智がにやりと笑っていて、キャッチコピーが「織田軍1万人VS オレ1人?」とポップな雰囲気で躍っていたので、楽しげな話と思いこんでしまったのだ。でも、楽しいところもあるが、それだけではなかった。冒頭、伊賀の忍者同士がふた手に分かれて闘うシーンがある。それは、忍者としての腕を競うもので、大野智の華麗なアクションを楽しんでいたら、衝撃的な展開となり、のっけから、忍の道の険しさを見せつけられる。生と死が紙一重の、とても非情な道を歩んでいる大野くん……と思ったら、家に帰ると、嫁・お国(石原さとみ)からは、お金を稼がないうだつのあがらない男扱いされていた。伊賀一の忍びと言われる男も、妻にはかたなしで、なんとか大金を獲得して、男をあげようと、大きな戦いに挑んでいく。どんな堅牢な門も開けてしまう、なかなかの強者であるにもかかわらず、妻が閉ざした家の門は開けられないというギャップも面白さだ。大野くんが、まるで、家庭で顧みられない現代の企業戦士(サラリーマン)にも見えてしまった。○忍者の異形性が際立ついまの企業戦士は長引く不況で、ブラックな会社も多く、命の心配もないこともない。とはいえ、やはり戦国はもっと死が隣り合わせで、ことは深刻。大野くんが所属する忍者集団は、“虎狼の輩”と呼ばれる、人を人とも思わない、まさに獣の集団だ。そういうところが、これまでの忍者もののアクションとはまた違って、人間を超えた迫力で見せる。大野以外の忍者役の方々も含め、のびやかで爽快で、イマジネーションあふれる動きの数々に、忍者の異形性を見せつけられて楽しい。喜々として走り、飛び、殺し……という感じ。でも、演じている人たちが、大野を含め、全員、無理してなくて、当たり前のようにやっているふうに見えるのだ。こんな凄いことを、しれっと、楽しそうにやっている、そこに彼らの恐さがある。死をも恐れず、目的にただまっすぐにぶつかっていく彼らを止めることは難しい。とりわけ、すごいのは、宿命のライバル的な存在になる、鈴木亮平演じる下山平兵衛との一騎打ちのシーン。役によって極端に肉体改造をし、映画『変態仮面』に代表される濃密な肉体アクションにも定評ある、鈴木の迫力は圧倒的だが、大野は、そんな彼にも淡々と向き合う。その差が、ふたりの闘いをよりスリリングにする。大野智は、もともと、どんな場でも、淡々として見える。淡々と、嵐のコンサートや歌番組では巧みな踊りを見せ、リーダーではあるが、ぼくが引っ張ってます! という感じを見せない。ソロ活動では、淡々と芸術的な絵を描き、淡々とアクション活劇の舞台(『センゴクプー』『バクマツバンプー』など)をやり、怪物の国の王子(『怪物くん』)や死神(『死神くん』)や大企業の社長(『世界一難しい恋』)を演じている。○ジャニーズならではの特性何が彼をそうさせるのか、と思えば、嵐としてデビューする前に、2年間、京都の劇場に出演していた体験は大きいのではないか。そういえば、先日『あさイチ』に出た大野は、その2年で「ダンスを極めた」というような発言をしていたが、その口調にも、アイドルであり、スターでありながら、何か職人のような風情を感じさせるのだ。任務を最高の水準で全うする、そんな精神が彼の全身からにじみ、浮ついたところがいっさいない。十代のときに故郷を離れ、毎日舞台に立ち(しかも1日複数公演もあったとか)、自分の技を磨き、どうしたら舞台が魅力的なものになるか考え抜いた、その積み重ねが、大野智の、ちょっとやそっとでは動揺しない、心の強さをつくりあげたのではないか。大野の話でなくて恐縮だが、嵐のメンバーのひとり、松本潤が以前、舞台『白夜の女騎士(ワルキューレ)』(06年)に主演したとき、舞台の奈落に潜んでいて、床の扉を開けて中から人を出すという場面があった。主役にもかかわらず、その作業を彼もやっていたのだが、じつに淡々と手際よく、やっている姿に目を見張ったことがあり、凄いですねとインタビューで向けたら「ジャニーズの舞台で、そういう仕掛けも行うことに慣れているのだ」と語っていたことがあった。ジャニーズのスターたちは、スターとして輝くだけでなく、地道に作業する職人でもあるのだと思わされたエピソードであったが、ドラマや映画などに観る大野智は、かなりそのジャニーズならではの特性を引き受けているように感じる。『忍びの国』で、忍者たちが、農民のいでたちから忍者の格好になって大暴れ、みたいなシーンがあるのを見て、大野智も日々、こんなふうに、アイドルやスターの衣裳に着替えて、そのお仕事という実務を完璧に行う、職人気質のひとなんじゃないかと思った。だからこそ、信頼できる。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年07月17日15年半にわたり放送された人気番組「どうぶつ奇想天外!」が、昨年秋の復活特番に続き「新どうぶつ奇想天外!」として7月1日(土)今夜再びオンエア。俳優の鈴木亮平を始め豪華ゲストを迎え、世界各地の動物の“不思議”を紹介する。今回は番組が長年培ったネットワークを駆使し“どうぶつの不思議”を求めて、これまで見たことがないどうぶつ達の未知なる世界を紹介する。番組MCにTBSアナウンサーの安住紳一郎、“どうぶつライブラリー名誉館長”としてみのもんた、“どうぶつ”の専門家としてさかなクンと東京大学総合研究博物館・遠藤秀紀教授を迎え、ケニア共和国にあるツァボ国立公園でアフリカの厳しい乾季を生き抜くゾウの家族に密着するほか、さかなクンと安住アナウンサーが“東洋のガラパゴス”と呼ばれる奄美大島で、島独自の進化を遂げた生物の謎にせまる。また「どうぶつライブラリー」の名誉館長であるみのもんたさんがTBSに眠る膨大な動物の映像から、かつての感動の名作を厳選してお届け。さらに番組の名物企画だった芸能人とイヌの「待て」対決も復活する。オーストラリアからは上地雄輔が2万匹のカ二の大群が大集結するというポイントでその謎に挑み、東京農業大学の学生らに金子貴俊が密着し、東京近郊の野生動物の知られざる生態を解き明かしていく。そのほか、世界の命知らずのカメラマンが捕らえた奇跡の映像なども紹介される。鈴木さん、金子さん、上地さんのほか、陣内智則、鈴木梨央、高橋英樹、高橋真麻、FUJIWARA、IMALU、草野仁、具志堅用高、古閑美保、福田彩乃、RENAといった豪華ゲストも出演する。今回、ゲストで登場する鈴木さんは公開中の『忍びの国』に出演。「のぼうの城」の作家・和田竜による同名小説を映画化、戦国時代を舞台に天下統一に向けひた走る織田信長が、ただ一国だけ手出しすることを禁じた国・伊賀の「忍び」の軍団と、父の命を破り伊賀を攻めんとする信長の次男・織田信雄ら織田軍との壮絶な大合戦を描いた戦国エンターテインメント超大作となり、「嵐」大野智が無門を演じて主演を務めるほか、伊勢谷友介、石原さとみ、「Hey!Say!JUMP」知念侑李らが共演、鈴木さんは下山平兵衛役で出演している。監督は『殿、利息でござる!』『予告犯』などの中村義洋。「新どうぶつ奇想天外!」は7月1日(土)18時55分~TBS系でオンエア。(笠緒)
2017年07月01日嵐の大野智主演の映画『忍びの国』が7月1日(土)に公開を迎え、大野さんをはじめ、共演の石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平、立川談春、知念侑李、マキタスポーツ、中村義洋監督が舞台挨拶に登壇した。「のぼうの城」などで知られる和田竜の同名小説を『怪物くん』でもタッグを組んだ大野さん×中村監督で映画化。天下統一を目指す織田軍と伊賀の忍びの軍団の戦いを描き出す。大野さんは公開を迎え「ようやくという気持ちです。6年ぶりの映画で、新鮮でした」と述懐。石原さんも1年前の撮影をふり返り「やっとです。今日をもってプロモーションを含めて“卒業”ですが、みなさんにお届けできて、寂しさもあるけど温かい気持ちです」と笑顔で航海の喜びを口にした。知念さんは、自身のジャニーズ事務所への入所のきっかけでもある憧れの大野さんとの共演に「デビューよりも嬉しかったくらい」と語り、大野さんから「事務所に怒られるよ。それは口に出さずに心の中に秘めとけよ(苦笑)」とたしなめられていた。海外の映画祭に参加した中村監督によると、大野さんが演じた織田信長の次男・信雄がなぜか海外の観客の心をガッチリとつかんでいたそうで「信雄がツボで、みっともなさに大爆笑でした」と明かすと、知念さんは「海外進出も近いんじゃないですか!」と目を輝かせていた。この日は、映画に合わせて「もし登壇メンバーの誰かの頭の中に入り込めるなら?」という質問が投げかけられたが、石原さんは大野さんを選択。「1年前に撮影でご一緒して、最近もプロモーションで一緒にいましたが、いまだにわからない!生活感がないし、料理の番組とかで一緒にいてもわかんない」と“謎”に包まれた大野さんが何を考えているのかを知りたいと語る。その大野さんは、鈴木さんの頭の中に入りたいと明かし「(鈴木さんは)変態なんじゃないかと(笑)」と語り「実際どうなんですか?」と追及!鈴木さんから「嵐は『変態仮面』が好きすぎ!あれは役ですから。パンティは被りません」と潔白(?)をアピール。大野さんは「4人に伝えておきます」と語っていた。『忍びの国』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年07月01日女優の石原さとみが1日、都内で行われた映画『忍びの国』(7月1日公開)の公開初日舞台挨拶に、大野智(嵐)、伊勢谷友介、鈴木亮平、立川談春、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、マキタスポーツ、中村義洋監督とともに登場した。同作は『のぼうの城』『村上海賊の娘』などの著作で知られる小説家・和田竜のヒット作『忍びの国』を実写化。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長が手出しを禁じた伊賀の忍び集団に、信長の次男・織田信雄が攻め入り、忍者と侍の戦いに発展していく。大野は伊賀最強の忍び・無門を演じる。石原は、一緒に撮影を乗り越え、公開前の番組出演でも密に過ごした大野について「未だにわからないですね、大野さんという人が」と訴える。「生活感がなくて、なんかやっぱりわからないんですよね」と語ると、大野は「何が!? 何が!? 結構一緒にいた」と石原の語る自身の印象に、疑問を持っている様子。石原は「『ぴったんこカン・カン』の収録で、ものすごいお腹いっぱいになって、本当に大変だったんですよ」と大野とともに出演した番組を振り返る。翌日『VS嵐』の収録で会った大野がケロっとしていたため「消化しました? と言ったら、『とっくに!』みたいな感じで」と大野の様子を明かした。「健康状態も含めて、内臓の部分とか……」と大野の気になる部分をピックアップした石原は、「ちょっと猫背じゃないですか。てことは肩こりかなと思うんですけど、肩も全然こってないっておっしゃってて。アクションシーンでも、アイシングとかしないで、ただ寝て翌日ケロっと見たいな」と次々と大野の不思議な点を挙げた。大野の「頭、内臓、痛みの神経も含めて」気になるという石原に、大野は「俺、病気じゃないかな?」と苦笑。石原が「超人的な力」とフォローすると、大野は「「いやいや、健康ですよ。ちゃんと出してますよ、食べたらそりゃ。早いんですよ消化が!」と逆ギレ気味に答えていた。
2017年07月01日アイドルグループ・嵐の大野智が1日、都内で行われた主演映画『忍びの国』(7月1日公開)の公開初日舞台挨拶に、石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平、立川談春、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、マキタスポーツ、中村義洋監督とともに登場した。同作は『のぼうの城』『村上海賊の娘』などの著作で知られる小説家・和田竜のヒット作『忍びの国』を実写化。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長が手出しを禁じた伊賀の忍び集団に、信長の次男・織田信雄が攻め入り、忍者と侍の戦いに発展していく。大野は伊賀最強の忍び・無門を演じる。大野を尊敬する後輩の知念は「大野くんと共演した映画が公開ということで、とても嬉しいです。デビューよりも、この仕事が決まった時の方が嬉しかったくらい」と”大野愛”溢れる爆弾発言。大野は「やめろ! ジャニーズ事務所に怒られるよそんなの」とたしなめ、「心の中に秘めとけよ」とイケメン風ボイスで囁いた。また「もし出演者の頭の中に忍び込めるとしたら誰がいい?」という質問に、大野は「僕は(鈴木)亮平くん。変態なんじゃないかなと思って」とニヤリ。"変態疑惑"をかけられた鈴木は「嵐は『変態仮面』が好きすぎる!」と、自身の代表作からついたイメージに苦笑し、「何をもって変態というかですけど、パンティーは被らないですよ!」と訴える。大野は「ああそうなんだ、あれはあくまでも役で」ととぼけた様子で納得し、「じゃあ、4人に伝えておきます」と約束した。最後に行う鏡開きでは、全員で叩きやすい掛け声を考えるよう求められた大野が「じゃあ、パーン! で」と決めると、キャスト陣からは一斉にツッコミが入った。大野は「『忍びの国』が入ったほうがいいですよね。パーンはやめましょう」と撤回し、「忍びの」で叩くという斬新な掛け声を提案する。客席からも「なんで?」と疑問の声が上がると、大野は「何でだって、俺も思うよ! でもそうなっちゃったんだから!」と逆ギレ。しかし、実際に行ってみると「忍びの」で叩いた後に「国」でカメラを見るという、ダンスの振り付けのような段取りに、キャスト陣は決め顔をカメラに向けていた。
2017年07月01日「変に役作りしなくていいから、そのままで」――。それが映画『忍びの国』への主演にあたり、中村義洋監督から伝えられた言葉だった。言い換えれば、嵐の大野智の“そのまま”の姿を忍者アクションあり、ドラマありの時代劇の物語の中で楽しめるというわけであり、見る者にとっては贅沢極まりない楽しみであるが、演じる当の本人にとっては…?大野さんが演じたのは伊賀の里の忍びで、やる気はないが、実力はピカイチ! “開けられぬ門はない”ことから無門と呼ばれる男。彼を含む伊賀の国の忍びたちと、天下統一をもくろみ、伊賀に迫る織田軍の戦いを描き出す。さて、冒頭で紹介した中村監督のリクエストだが、やはりというべきか大野さんは「逆に難しかった」と苦笑交じりにふり返る。「ガッチリと自分とかけ離れた役ならやりやすいけど、『そのまま』の方が難しいですね。忍者の姿勢だったり、基礎的なものが僕の中に何もないまま、普段通りの猫背のままで…(笑)。無門と普段の自分が全く変わらないので、(撮影期間中に)家にいても無門といえば無門だし、撮影していても大野智でした(笑)。ただ、監督の演出はいつも明確だったので、そこに近づけるようにとやっていました。殺陣も久々で、いままでにないものができたし、ワイヤーアクションも久しぶりでしたが、こんなやり方もあるんだ?という発見もたくさんあって、面白かったです」。大野さん自身、無門と似ていると感じる部分は?「周りに合わせて同じ行動をとろうとしないところですかね?無門には周りに同じ人間がいないと怖いという感覚がないのですが、僕も学生の頃は、周りは集団になりがちだけど、そういうところに入りたくないというタイプでした。つまらないだろうなという思いもあったし。そういうところは似ているかもしれません」。改めて、無門という男の魅力について「ただ強いだけの男じゃない。孤独や寂しさもあっただろうし、それを忘れたいがために夢中になれるものを探したんだろうと思う。そうしている内に、里で一番強くなってしまったんじゃないか?単純な人間ではない魅力がある」と語る。一方で、そうした環境で育ったがゆえに、人の生死に対してさえも、淡々と飄々とし、笑顔で人を殺めてしまうような部分は、見ていて底知れぬ怖さや狂気をも感じさせる。「確かに演じていても『無門って怖いな』と感じることはありました。セリフを言いながら『こいつ、何を考えているんだろう?』と思ったり。映画の中で無門が鎧を脱ぎ捨てるシーンで『どう動くか俺もわかんねーぞ』と言うけれど、それはいままでずっと着けていたものを取るという楽しさなのか?『俺、どうなるんだろう?』という怖さを自分でも持っているのか…?客観的に見たときに怖い部分はありました」。そして、アクション面では、こちらもまさに“大野智そのまま”と言える華麗なダンスのような身のこなしに乗せて、これまでにない忍者アクションを披露している。「最初にアクションの資料映像を見せていただいたんですが、開脚の動きなどもあって、監督に『身体を柔らかくしておいた方がいいですか?』と聞いたら『そうだね』と言われて、当時は別のドラマの撮影中だったんですけど、脚を広げるための器具を買って、ずっとやっていたんですよ。撮影に入って、いつそんなアクションやるのかな?と思っていたら、気づいたら終わっていて…。ないじゃん!って(笑)」それは残念…。だが、開脚はなくとも、ワイヤーも含めた多彩なアクション、凄まじいバトルは、普段、アクション映画に慣れ親しんでいない女性ファンも含めて、エンターテインメントとして魅了されるはずだ。特にクライマックスの鈴木亮平演じる平兵衛とのバトルは、撮影に3日間を費やされた。「3日間、朝から晩までスタジオで撮っていました。10ブロックくらいに分かれていて、最初は無門も余裕だけど、だんだん真剣になっていくんですが、撮っても撮っても終わらない(笑)。集中力を切らすと相手に当たっちゃうし、撮影の合間でも、あんまり亮平くんとも会話できず…。」もうひとつ、ファンにとって楽しみなのが、織田軍の大将であり、信長の次男として派遣された知念侑李との共演。直接、対峙するシーンは決して多いとは言えないが、大野さんは後輩の活躍についてこう語る。「芝居するのは初めてでした。いままで見てきた侑李はいつもニコニコしているイメージでしたが、今回は敵対する役で、怒っている顔を初めて見てとても新鮮でした。僕とのシーンは少なかったけど、そこでも違う顔を見ることが出来たし、僕がいないシーンでも感情的になったり、泣き顔を見せたりと新鮮でした。信雄は強がっているだけでもない、いとおしくも見えてきて、僕自身、映画の中で好きなシーンでした」。映画主演は『怪物くん』以来、6年ぶり。時代劇は初めてだったが、その魅力を現場で体感したよう。「舞台ではよくやらせていただいていましたが、映画では初めて。馬が普通に現場にいて、セットもリアルで時代劇という感じがしましたね。下忍たちが『うぉー!』と一斉に声をあげるシーンはすごい迫力で現場にいて鳥肌が立ちました!」(text:Naoki Kurozu)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年06月27日「嵐」の大野智主演の『忍びの国』の公開を前に6月26日(月)、東京・浅草にある都内最古の寺として知られる浅草寺伝法院にてヒット祈願が開催され、大野さんをはじめ、石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平、中村義洋監督が出席。それぞれおみくじを引いたが…。映画にもなった『のぼうの城』などで知られる和田竜の歴史小説を実写化した本作。天下を手中に収めようとする織田軍と伊賀の忍者たちの戦いを描き出す。梅雨の合間ながらも心地よい天気となり、伝法院にて五重塔を背景に写真撮影が行われたが、伊勢谷さんは「さっき知りましたが、石原さんは晴れ女らしく。梅雨なのにこんなに晴れて」とニッコリ。鈴木さんは「気持ちいいですね。五重塔と、別の方向には東京スカイツリーも見えて、新旧タワー対決で華々しいですね」と微笑んだ。大野さん、石原さん、伊勢谷さん、鈴木さんは和装だったが、中村監督はスーツ。これについて監督自身は「僕も着物で来たかった。何度確認しても『監督はスーツで』ということだったので。それだけが…」とやや残念そうだった。この日は快適だったが、約1年前の撮影は同じ和装でもかなり苦労があったよう。石原さんは「(着物を)脱いだら汗でビショビショでした」と述懐。伊勢谷さんは「武器がデカすぎて、大きな弓を引いたり…。しかも石原さんとの唯一のシーンである大事なシーンが(本編では)カットされてて…」と苦笑。鈴木さんは「正座が多くて、板の間だと拷問に近かったですね。捕虜になって地面に正座するシーンは足の甲の皮がめくれました。縄でくくられるし、本当に捕虜になった気分で哀しくなりました…」と苦労を明かしていた。大野さんは撮影エピソードを尋ねられると石原さんと撮影の合間にずっとおしゃべりしていたと告白。「ずっと一緒だったのでプライベートな話をしました。お互いに料理をするし、地元も一緒なので」とプライベートトークで盛り上がったよう。もしも、戦国の時代に生きるなら?という問いには「戦とか、怖くてできないので、やはり逃げるんじゃないかと思います。忍びになりたいけどなれないで、怖くて逃げますね」と語っていた。イベントの最後にはヒットを祈願しそれぞれ、おみくじを引いたが、浅草寺のおみくじはほかの寺よりも凶の割合が高めと知られており、中村監督、鈴木さんがそれぞれ凶を引いてしまい「(書かれている内容が)ビックリするくらい全部悪いですね」(鈴木さん)と苦笑。それでも伊勢谷さん、石原さん、そして、みんなの期待を背負った大野さんは「吉」を引き当て、ほっと一安心。大吉とならなかったことに、大野さんは「中途半端だな…」とぼやいていたが、おみくじに書かれた「願いはかなえられるけど、大きな願いはダメでしょう」という言葉に、石原さんが「大大大ヒットにはならないけど、大ヒットくらいには」と語り、大野さんも「大きく考えちゃダメなんだな」と謙虚に着実なヒットとなるようにとうなずいていた。『忍びの国』は7月1日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年06月26日女優の石原さとみが26日、東京・浅草寺伝法院で行われた映画『忍びの国』(7月1日公開)の大ヒット祈願イベントに、大野智(嵐)、鈴木亮平、伊勢谷友介、中村義洋監督とともに登場した。同作は『のぼうの城』『村上海賊の娘』などの著作で知られる小説家・和田竜のヒット作『忍びの国』を実写化。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長が手出しを禁じた伊賀の忍び集団に、信長の次男・織田信雄が攻め入り、忍者と侍の戦いに発展していく。大野は伊賀最強の忍び・無門、石原は無門の妻・お国を演じる。艶やかな赤の振袖で現れた石原。同作の撮影でも終始着物姿だったが「着物自体は好きなので、そんなに違和感はなかった」という。しかし、夏の撮影の待ち時間の長さに「暑くて大変で。洋服だったらちょっと緩めるとか着替えるとか簡単なんですけど、着物の場合ってなかなか難しいので」と苦労を振り返った。石原は「汗をどうやったら止められるんだろう」という点に特に苦労したと語り、「そんなにかかなかったですが、やっぱり脱いだ時にビッシャビシャで。首から下が」と苦笑。「でも、胸の上の部分を締めると、汗が止まるんですよ」とコツを披露し、「顔のアップの時は締めましたね」と明かした。撮影現場でのムードメーカーを聞かれたキャスト陣は「あんまり絡んでるシーンがないんです」(大野)と顔を見合わせる。石原が「私の中では大野さんがムードメーカーですけど」と大野を見ると、夫役の大野は「そうなりますね。ずっと一緒だったんですよ」と明かし、「お互い料理するとか、プライベート話。地元が一緒なんで、そんな話をずーっと。監督の横でずーっとしてまして」と撮影裏の様子を語った。現在、大野&石原の地元と近い場所に住んでいるという中村監督は「(地元トークに)入っていくんだけど、20年前とかの話するから、置いてかれて」と時代の差に阻まれた様子。「知ってる知ってる! って行くんだけど、すぐ終わっちゃって」と不満を訴えると、大野も「盛り上がっちゃって、監督ごめんなさい」と謝罪していた。
2017年06月26日アイドルグループ・嵐の大野智が26日、東京・浅草寺伝法院で行われた主演映画『忍びの国』(7月1日公開)の大ヒット祈願イベントに、共演の石原さとみ、鈴木亮平、伊勢谷友介、中村義洋監督とともに登場した。同作は『のぼうの城』『村上海賊の娘』などの著作で知られる小説家・和田竜のヒット作『忍びの国』を実写化。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長が手出しを禁じた伊賀の忍び集団に、信長の次男・織田信雄が攻め入り、忍者と侍の戦いに発展していく。大野は伊賀最強の忍び・無門を演じる。普段は足を踏み入れることができない伝法院でのイベントになったのは「忍び」にちなんだためだというが、「今日は忍んで来たんですか?」と聞かれた大野は「もちろんですよ」ととぼけたリアクション。キャスト陣は着物に身を包み、ロケーションにぴったりの姿を見せた。撮影中も”忍び”姿だった大野だが、特に苦労したのは手の甲に巻いた革だったという。大野は「後半は試行錯誤して、取れないようになってきましたね。最初はだいぶ緩んでいたんですけど、現代の力を借りて」と得意げに語り、「マジックテープというのがありまして。これだ! って」と、”現代の力”の内容を明かした。石原も「最初は取る度に(手の)色が変わっていて、大変そうだった」と振り返ると、大野は「マジックテープって、すごいですねこれは」と感心していた。また、イベントでは運試しのため5人で浅草寺のおみくじを引くことに。凶が多いことで知られる浅草寺だが、見事に中村監督、鈴木と続けて「凶」を引いてしまった。『忍びの国』チームの命運が危ぶまれ、鈴木も「なんでこんな凶が多いところを選んだんだ!」とクレームを入れたが、続く伊勢谷、石原は「吉」を引き当てる。右肩上がりの結果に、期待を受けた最後の大野はおみくじを開くと「吉!」と苦笑。「なんか、いいけど、中途半端だな~。大吉が良かったな~」とぼやき、「願望:叶えられるでしょうが大きな願いはダメでしょう」と読み上げ、「ダメかい!」とおみくじにツッコミを入れた。石原が「大大大ヒットにはならないけど、大ヒットくらいには」とフォローすると、大野は「あんまり大きく考えちゃだめなんですね」と謙虚に教訓を語った。
2017年06月26日6月23日(金)今夜放送の「ミュージックステーション」の豪華出演者がラインナップ。「SEKAI NO OWARI」と「嵐」がこの夏公開の映画主題歌を披露するほか、昆夏美と山崎育三郎が再登場。大ヒット中の『美女と野獣』を生パフォーマンスする。今夜「SEKAI NO OWARI」が披露するのは7月8日(土)より全国東宝系にて公開される『メアリと魔女の花』の主題歌になっている「RAIN」。セカオワといえばこれまでも『今日、恋をはじめます』や『海月姫』、『進撃の巨人』などの数々の映画の主題歌を手がけてきているが、今回は『映画クレヨンしんちゃんバカうまっ!B級グルメサバイバル!!』劇場版以来のアニメ映画主題歌。『メアリと魔女の花』は『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』などスタジオジブリ作品で知られる米林宏昌監督がメガホンを取り、イギリスの児童文学を原作に7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険を描く。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう…という物語。連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や『無限の住人』の杉咲花がメアリ役、『千と千尋の神隠し』『君の名は。』など出演作が日本映画史に残るヒットを記録している神木隆之介がピーター役で声優を担当するほか、小日向文世、佐藤二朗、遠藤憲一、大竹しのぶら実力派俳優が集結している。また「嵐」はメンバーの大野智主演作『忍びの国』主題歌である「つなぐ」を生ライブ。『忍びの国』は『殿、利息でござる!』『予告犯』の中村義洋監督が「のぼうの城」の作家・和田竜による同名小説を映画化した戦国エンターテインメント超大作。大野さんが伊賀の忍び・無門を演じて主演、石原さとみが無門が頭の上がらない妻・お国に扮するほか、伊勢谷友介、鈴木亮平、「Hey!Say!JUMP」の知念侑李などが出演する。さらに今夜は4月21日より全国公開され興収100億突破、現在も大ヒット中の実写版『美女と野獣』で日本語吹き替えキャストを演じている昆さんと山崎さんが再登場、同作のテーマ曲を生歌唱する。2人は4月にも「Mステ」でその美声を披露しているが今回映画の大ヒットを受け再びの出演となった。その迫力ある歌声をお聴き逃しなく。今夜はそのほか、11人体制になって初のテレビパフォーマンスとなる「E-girls」、「ジャニーズWEST」、「ゆず」も出演する。「ミュージックステーション」は6月23日(金)20時からテレビ朝日系で放送。(笠緒)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月23日6月2日福岡・博多座で「六月博多座大歌舞伎」が開幕。中村橋之助が八代目中村芝翫を襲名。同時に、長男の国生が四代目中村橋之助、二男の宗生が三代目中村福之助、三男の宜生が四代目中村歌之助を襲名という、歌舞伎界初となる親子4人同時襲名披露として大きな話題を呼んでいる。その初日、中村芝翫が博多座ロビーで鏡開きを行ない、公演に対する思いを語った。六月博多座大歌舞伎「昨年の東京・歌舞伎座、そして今年お正月の大阪松竹座に続き、大好きな博多座で親子4人揃って、襲名披露ができます事、本当に嬉しく思います。先輩方、後輩、素晴らしい役者さんたち。スタッフの皆様、劇場に足を運んでくださるお客様。そして今日も朝から裏で頑張ってくれている家内。そんな皆様の支えあってこそですね。本当に有り難いです」と笑顔で挨拶する芝翫。詰めかけたファンも「成駒屋!」「八代目!」と掛け声で答える。今回は昼夜それぞれ親子4人の共演演目(昼:「車引」、夜:「祝勢揃壽連獅子」)が上演となるが、特に「車引」は並々ならぬ思いがあるとか。「橋之助の梅王丸は吉右衛門の兄さま、福之助の桜丸は菊之助さん、そして歌之助の杉王丸は染五郎さんがそれぞれ教えてくださって。倅たちもそれぞれ、役者への思いというものが少しずつピントが合ってきたように思います。本当に歌舞伎界全てで支えてくださって有り難いですね。身に余る光栄でもあり、なんとか恩返ししなくてはと思っております」残念ながら、休演となった中村獅童も今回の博多座公演は非常に楽しみに思っていたようで「博多の皆様によろしく」と電話をもらったとか。「この芝翫という名前は個人の名前ではない。中村芝翫という会社の社長に就任したようなものですよね。そして、私は八代目芝翫を大きくして業績もあげなきゃいけないということ。そしてそれを倅の誰かにこっそりと渡してやりたいと思いますね(笑)」と語り、博多手一本で締めくくった。6月26日(月)まで上演。チケット発売中。
2017年06月02日嵐の大野智(36)、中村義洋監督(46)らが5月31日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで映画『忍びの国』(7月1日公開)のジャパンプレミア試写会に出席。俳優、監督それぞれの視点で互いの印象や撮影エピソードを語り、"6年の空白"を埋める太い絆を感じさせた。原作は、『のぼうの城』などで知られる小説家・和田竜の同名ヒット小説。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長の次男・信雄が伊賀の忍び集団に攻め入ったことで、「忍者と侍の戦い」が勃発する。伊賀最強の忍び・無門を主演の大野が演じる。2人のタッグは2011年の『映画 怪物くん』以来、大野の単独主演も同じく6年ぶりとなる。大野は、「ちょっと前から『やる』というお話を少しは聞いていたんですが」と時間は掛かったようだが中村監督との巡り合わせを喜ぶ。「しかも、会うのも6年ぶりぐらいなんですよ。1回もその間、会ってない」と告白して場内から驚きの声が上がると、「連絡先も知ってたんですけどね。いろいろと都合があって……」と濁して笑いを誘う。一方で、「6年前の雰囲気と何にも変わってなかったですね」と互いの関係性が変わっていなかったことを強調。「撮影中も中村監督の空気感。ずっと常にいい空気が流れていて、いい現場でやらせていただきました」と俳優として恵まれた環境で撮影できたことを感謝する。大野が演じる無門は、「何もしない怠け者だけど、いざとなったらやることはやる」。中村監督から言われたのは「(大野)っぽいじゃん?」ぐらいで、「役作りはしなくていい。そのままやってくれ」の指示で臨んだという。「芝居じゃないんですよ。どうしていいのか分からなかったんですが、監督の中での無門が僕"っぽい"のかなと。変に役作りをしないほうがいいのかなと思って、基本的に猫背なんですけど、それもそのまま」と俳優として器用な一面もうかがわせた。そんな大野のエピソードトークを受け、中村監督は「『リラックス』『怠け者』の説明を芝居でしなくていいわけだから。虎とか狼じゃないけど、「いく時は、いく」。『怪物くん』の時もそうだけど、こういう人が全然違うものになる瞬間、虎とか獣を襲う瞬間だけ動くとか。シビれちゃうんですよ。それが無門なのかなと」と起用理由を熱っぽく説明。「僕は大野くんは怠け者じゃないと分かっているので。ふざけて言ってるだけですよ」と補足し、観客を笑わせた。上映イベントの前には、カメラマンや録音技師といろいろな席に座ってチェックするという中村監督。しかしこの日は3人で固まって全く動くことができなかったそうで、「ずっと観ちゃって。いやぁ、面白いね。すごい映画作るなぁという話をしました」と自画自賛。「面白いものを作った時の初日や完成披露は、ニヤニヤしちゃって。お化け屋敷のオーナーじゃないけど、全く不安がないというか。本当にニヤニヤしている感じです」と自信をうかがわせ、「何も考えずに構えずに観て下さい。本当に面白い映画です」と呼び掛けていた。この日は、大野、中村監督のほか、石原さとみ(30)、伊勢谷友介(41)、鈴木亮平(34)、立川談春(50)、知念侑李(23)、マキタスポーツ(47)、満島真之介(28)が出席した。
2017年06月01日女優の石原さとみ(30)が31日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで映画『忍びの国』(7月1日公開)のジャパンプレミア試写会に出席。舞台挨拶で主演の嵐・大野智(36)の魅力を語り、会場から納得の声が上がる場面があった。本作は、『のぼうの城』などで知られる小説家・和田竜のヒット作『忍びの国』を、中村義洋監督が実写化。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長の次男・信雄が伊賀の忍び集団に攻め入ったことで「忍者と侍の戦い」が勃発する。伊賀最強の忍び・無門を主演の大野が、その妻・お国を石原が演じる。司会者から本作の感想を求められた石原は、「すごく観やすかったです」と即答。自身のアクションシーンがなかったことから観客の気持ちになって観ることができたといい、「殺陣は男臭くなりがちじゃないですか? でも、これだけポップに描いているアクション映画はなかなか観たことがないと思いました」と正直な感想を口にする。そして、「大野さんが常にダンスをされているからというのもあると思うんですけど、とんでもない動きをするんですよ。すっごくしなやかで。普段はぐたっとしてるのに、ものすごい跳躍力があるというか。すごく飛ぶんですよ。観てて飽きない」と惹きつけられたアクションをさらに掘り下げていく。そんな大野の魅力について問われると、「『すごいね』と言わせてくれない『すごい人』なんですよね」と形容。「分かります……?」と不安げに投げかけると、客席からは「あー」と納得の声。「努力をしているのを見せない方というか。がんばっている方って、『すごいですね』と言えるんですけど、あたかも『できることが当たり前』という感じで現場にいらっしゃる。現場でひょうひょうとして常にフラットでいてくださるので、ハラハラせずに安心していられる」と撮影現場の記憶をたどる。そして、「余裕を持ったまま現場に来られる人って、すごい人なんですよ」と断言。「セリフも完璧に覚えていらっしゃった。ものすごいスケジュールの撮影だったんですよ」と具体的なエピソードを挙げつつ、「だって、嵐さんですから」と補足して会場の笑いを誘っていた。
2017年05月31日嵐の大野智(36)、Hey! Say! JUMPの知念侑李(23)らが31日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで映画『忍びの国』(7月1日公開)のジャパンプレミア試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、『のぼうの城』などで知られる小説家・和田竜のヒット作『忍びの国』を、中村義洋監督が実写化。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長は伊賀の忍び集団への手出しを禁じるも、信長の次男・織田信雄が攻め入ったことで「忍者と侍の戦い」へと発展していく。伊賀最強の忍び・無門を主演の大野が、信雄を知念が演じる。この日は大野と知念のほか、石原さとみ(30)、伊勢谷友介(41)、鈴木亮平(34)、立川談春(50)、マキタスポーツ(47)、満島真之介(28)、中村義洋監督(46)が出席。イベント開始がアナウンスされると会場は暗転し、9人のシルエットが浮かぶスクリーンの落下後、ステージ上には8人の姿が。9人目となるセンター位置には切り株があり、数秒後にステージ下から飛び上がるように大野が登場。忍びさながら、観客の目をあざむく舞台演出で会場を沸かせた。劇中では敵対する間柄だが、知念にとっての大野は憧れの先輩。「いやぁ……オープニングの大野くん、めちゃくちゃカッコよかったですね。後ろ姿だけでもカッコよくて」と褒めちぎり、「相変わらず僕は惚れてますね」と思いの大きさを再認識しながら、余韻に浸る。すると隣の伊勢谷は、ファンの盛り上がりから察したのか、「やっぱり有名な話なんだ」とすかさず反応。2人を見ながら「これがこれに惚れている」と面白がり、知念が「そうですね」と素直に認めると、大野はうれしそうにしながら「自分の話しなさいよ!」と優しくさとし、笑いを誘った。念願の大野との共演。「やっと僕の運動神経を買われて、忍者をやらせていただけるんだ」と思い込んでいたようだが、「まさかの映画で一番動かない殿様役」と自虐口調。驚きがあったことは打ち明けつつも、「成長もある、とても魅力的な役をやらせていただきました」と充実感をうかがわせた。そのほか知念は、「殿なので、やっぱり目立たないといけない。すごくデカい鎧兜をつけてたんですよ。それがめちゃくちゃ重くて、夏ですごく暑くて」「身長が縮んだんじゃないかというくらい」「足腰が鍛えられました」などのエピソードも。会場が和む中、石原は「私、信雄のシーンで初めて泣きました」と割って入り、「すごくいいシーンでした」と絶賛。知念は恐縮しつつ、「ありがとうございます」と笑顔を見せていた。
2017年05月31日「嵐」の大野智が5月31日(水)、都内で行われた主演作『忍びの国』ジャパンプレミアに出席。共演者から「現場でエキストラに紛れていた」とその“普通”ぶりを指摘されると、「忍んでいたんですよ(笑)」と役柄にからめて、臨機応変に対応していた。最強にして大軍の織田は小国・伊賀を攻略できなかったのか?そんな歴史のミステリーを描いた和田竜氏によるベストセラーを映画化した本作。戦国史上唯一、侍と忍びが直接対決したと言われる「天正伊賀の乱」を題材に、両者の息詰まる攻防戦と、鍵を握る夫婦愛が壮大なスケールと邦画の枠を超えた壮絶アクションで描かれる。ジャパンプレミアには主人公・無門を演じる大野さんをはじめ、石原さとみ(お国役)、伊勢谷友介(日置大膳役)、鈴木亮平(下山平兵衛役)、立川談春(百地三太夫役)、知念侑李(織田信雄役)、マキタスポーツ(長野左京亮役)、満島真之介(下山次郎兵衛役)、中村義洋監督が出席した。中村監督の『映画 怪物くん』以来6年ぶりの映画出演となった大野さん。「それこそ監督とは6年ぶりにお会いしましたが、変わらぬ空気感でいい現場を過ごさせてもらいました」と現場をふり返り、「監督からは『無門は大野くんっぽいから、そのまま』と言われたので、変に役作りはしなかった」と語った。一方、中村監督も「普段はリラックスしているけど、やるときはやる。そんな大野くんだから、あえて芝居はしなくていいと。大野くん本人は(無門のように)怠け者じゃないですよ」と全幅の信頼。「本当に面白い映画になりました」と手応えを示し、「カリブの海賊もいいですけど、日本人はやっぱり忍者」と同じ公開日に直接対決するハリウッド超大作に、対抗心を燃やしていた。「大野さんは『すごいですね』って言わせてくれないほど、すごい人。現場では『できて当たり前』であって、決して努力は見せないんです。常にフラットで、ご一緒して安心していられる」と語るのは、無門の妻を演じた紅一点の石原さん。「大変なアクションシーンをご一緒して、戦友になれました。本当にブレない“リーダー”」(鈴木さん)、「相変わらずホレますね」(知念さん)と共演者も、大野さんに対し、絶賛の嵐だった。ただ、マキタさんから「役に入り込み過ぎて、普通に現場でエキストラに紛れ込んでいた」と暴露されると、大野さんは「忍んでいたんですよ(笑)。監督からも『そのままで』と言われていたので」と“普通”を意識した結果だと説明していた。『忍びの国』は7月1日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年05月31日「嵐」の大野智が『殿、利息でござる!』『予告犯』の中村義洋監督のもと、“伊賀最強”の忍びとして超絶アクションを披露する『忍びの国』。その主題歌が「嵐」の「つなぐ」に決定し、第3弾となる特報映像が公開された。時は戦国。諸国を次々と滅ぼし、天下統一に向けひた走っていた父・織田信長が、ただ一国だけ手出しすることを禁じた、伊賀・忍び軍団――。彼らは己の超人的能力を駆使し、戦場では金のためだけに人を殺める戦闘兵器。人を人とも思わぬ、人でなし。虎狼(ころう)の族(やから)と呼ばれていた。だが、信長の次男・織田信雄は父の命に背き、伊賀に攻め込む決意をする…。実写映画化もされた「のぼうの城」の作家・和田竜による同名小説を映画化した本作。史実である織田軍と伊賀忍びとの合戦「天正伊賀の乱」を題材に、和田さん自ら脚本を手がける本作で、主人公の伊賀の忍び・無門を演じるのは、時代劇映画初主演となる大野さん。普段は“金の亡者”で“無類の怠け者”だが、“伊賀最強”という忍びを、時に軽快かつコミカルに演じ、高い身体能力を生かした本格的なアクションにも初挑戦している。また、大野さんとは映画初共演となる石原さとみが、無門が頭の上がらない妻・お国を演じるほか、伊勢谷友介、鈴木亮平、「Hey!Say!JUMP」の知念侑李など豪華俳優陣がこの戦国エンターテインメント超大作に集結している。そんな本作の主題歌が、「嵐」52枚目のシングル「つなぐ」に決定。「嵐」が映画の主題歌を担当するのは、二宮和也主演の『プラチナデータ』(’13)以来、約4年ぶり。戦国の世の如く、ギターと三味線のバトルが始まり、そこに次々と絡んでいく「嵐」の力強いボーカル。疾走感を伴う小気味よい音に時代の流れを感じさせるとともに、激動の時代をつないできた一途な“愛”をうたいあげる「つなぐ」が、映画のラストを飾る。さらに、その主題歌「つなぐ」に乗せた第3弾特報映像も公開。今回、エアトリックマットを使い、大野さんの身体能力が存分に発揮されたアクロバットシーンが初解禁。多数の槍を華麗によけまくる大野さんの姿は必見だ。そして、入念な事前練習の後、丸3日をかけて撮影されたという、大野さんと鈴木さんのクライマックスの対決アクションも迫力の映像に仕上がっている。『忍びの国』は7月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年05月15日「嵐」の大野智が伊賀最強の忍びを演じる、和田竜・原作の『忍びの国』。このほど、史実である天正伊賀の乱を題材にした本作から、第1弾とはまたひと味違う、“忍び対侍”の緊迫アクションや、大野さん演じる忍び・無門が涙を見せる予告映像第2弾と新たな場面写真が解禁となった。時は戦国。織田信長は諸国を次々と滅ぼし、天下統一に向けひた走っていた。しかし、ただ一国だけ手出しすることを禁じた国があった。それは、伊賀・忍び軍団――。彼らは己の超人的能力を駆使し、戦場では金のためだけに人を殺める戦闘兵器。人を人とも思わぬ、人でなし。虎狼(ころう)の族(やから)と呼ばれていた。そんな忍びの一人、無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを詰め寄られる日々を過ごしていた。天正七年九月、信長の次男・織田信雄は、父の命に背き、伊賀に攻め込む決意をする。かつての主君を裏切り。信雄の家臣になった日置大膳、無門に弟を殺され伊賀への復讐を誓う忍びの下山平兵衛。それに対する、伊賀十二評定の重鎮・百地三太夫と下山甲斐、そして忍びたち…。さまざまな人間たちの思惑が入り乱れ、知略謀略が張り巡らされた末、織田軍と伊賀忍び軍団は、壮絶な大合戦に突き進んでいく――。実写映画化もされた「のぼうの城」、2014年本屋大賞の「村上海賊の娘」など、常にその圧倒的なスケールと緻密な人物描写で読者を戦国の世界へ誘う作品を発表する和田竜の原作を実写映画化。メガホンをとるのは、『殿、利息でござる!』でも軽妙な時代劇描写が光ったトップクリエイター、中村義洋監督。主人公・無門を演じるのは、『映画怪物くん』以来となる中村監督との再タッグで時代劇映画初主演となる大野さん。今回彼が演じる無門は、普段は“金の亡者”で“無類の怠け者”だが、“伊賀最強”の忍び。史実・天正伊賀の乱を題材に織田軍と伊賀忍びとの合戦をダイナミックに描く本作で、その切れ味鋭いダンスでも証明されている高い身体能力を駆使して本格的なアクションにも初挑戦する。そしてこの度、待望の第2弾予告映像が解禁。大野さん演じる伊賀最強の忍び・無門をはじめとする“忍び対侍”のワイヤーを使った軽妙な格闘シーンや、天下統一を目前にした織田軍との決戦シーンなど、鳥肌ものアクションシーンが満載。無門の妻・お国を演じる石原さとみ、織田信雄役の知念侑李、その家臣・日置大膳役の伊勢谷友介らの姿も見逃せない。下山平兵衛役の鈴木亮平とのスピード感あふれるバトルに加え、ラストには「必ず助けてやるからな」というセリフと涙を流す大野さんの姿が印象的な映像となっている。次々と情報が解禁され、豪華キャスト陣による極上の演技合戦・アクション対決に期待が高まる本作。今回解禁となった予告映像は、全国の東宝系劇場にて目にすることができる。『忍びの国』は7月1日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年05月01日「のぼうの城」「村上海賊の娘」の和田竜の小説を原作に、「嵐」の大野智主演で映画化する『忍びの国』。この度、大野さんの本格的なアクションシーンが見られる予告編が、公式サイトにて公開。併せて本作の場面写真も到着した。時は戦国――。織田信長は諸国を次々と滅ぼし、天下統一に向けひた走っていた。しかし、ただ一国だけ手出しすることを禁じた国があった。あの魔王・信長が最も恐れた族ども。伊賀・忍び軍団。彼らは己の超人的能力を駆使し、戦場では金のためだけに人を殺める戦闘兵器。人を人とも思わぬ人でなし。虎狼の族と呼ばれていた。そんな忍びの一人、無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを詰め寄られる日々を過ごしていた。天正七年9月、信長の次男・織田信雄は、父の命に背き伊賀に攻め込む決意を。かつての主君を裏切り信雄の家臣になった日置大膳、無門に弟を殺され伊賀への復讐を誓う忍びの下山平兵衛。対する伊賀十二評定の重鎮・百地三太夫と下山甲斐、そして忍びたち…。様々な人間たちの思惑が入り乱れ、知略謀略が張り巡らされた末、織田軍と伊賀忍び軍団は、壮絶な大合戦に突き進んでいく…。『予告犯』『殿、利息でござる!』など次々とヒットを飛ばし続ける中村義洋監督と、「嵐」のメンバーでありながらドラマや映画、アートなど多岐にわたる活躍を見せる大野さんがタッグを組んだ本作。大野さんが演じるのは、普段は“金の亡者”で“無類の怠け者”だけれども“伊賀最強”の忍び・無門。また、大野さんとは映画初共演となる石原さとみが、無門の頭の上がらない妻・お国を演じ、そのほか伊勢谷友介、鈴木亮平、知念侑李(「Hey! Say! JUMP」)ら豪華キャストが顔を揃えている。今回新たに公開したのは、本格的なアクションシーンに初挑戦した大野さんの姿が確認できる予告編。ワイヤーを使った軽妙な格闘シーンや、天下統一を目前にした織田軍との決死の戦シーンは鳥肌ものだ。また、ラストの「後先考えて無茶できるか!」という力強いセリフや目力がまた印象的な映像となっている。なお、本映像は本日3月18日(土)より全国の劇場でも流れ始める。『忍びの国』は7月1日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月18日