今年1月に約6年振りに復活し話題を呼んだ「関口宏の東京フレンドパーク」が2018年1月にも登場。松本潤、吉岡里帆、石原さとみがそれぞれ主演する新春の3ドラマが集結し、2時間スペシャルで放送する。2017年1月の約6年ぶりの復活第1弾では、木村拓哉、竹内結子、松たか子、松田龍平らがゲストに、また、7月の第2弾では長瀬智也、渡辺直美、瑛太らが出演した。そして、2018年の新春を盛り上げる今回も1月スタートの「日曜劇場」「火曜ドラマ」「金曜ドラマ」の3枠から・計12名の豪華ゲストが来園。日曜劇場としては異例のシリーズ化となる「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」からは、松本潤に木村文乃、マギー、藤本隆宏。「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」と同じ火曜ドラマの「きみが心に棲みついた」からは、吉岡里帆、桐谷健太、向井理ほかキャスト1名。「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本家が手がける金曜ドラマ「アンナチュラル」からは、TBS連続ドラマ初主演の石原さとみ、井浦新、窪田正孝、松重豊。彼らは東京フレンドパーク」でお馴染みの「ウォールクラッシュ」や「ハイパーホッケー」といった名物アトラクションにカラダを張って挑戦! ドラマ劇中ではけっして見ることのできない豪華俳優たちの熱き戦いを、新春からお楽しみに。「関口宏の東京フレンドパーク2018新春ドラマ大集合SP!!」は2018年1月8日(月・祝)19時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月19日女優の吉岡里帆と歌手で俳優の星野源が出演する「日清のどん兵衛」の新CM「ふっくらマフラー編」が、19日より放送される。新CMは、“どん兵衛の精”どんぎつね役の吉岡と、"孤独な男"星野との不思議な二人暮らしを描く「どんぎつねシリーズ」の最新作。雪舞う寒い日に、星野がつけていたマフラーを、吉岡扮する"どんぎつね"に巻いてあげる、キュンキュンするやりとりが見られる。公開に合わせ、新CMに登場するオリジナルマフラーが抽選で5人に当たる「どん兵衛ふっくらマフラー」プレゼントキャンペーンを公式サイトにて実施。応募期間は11月19日~12月18日となっている。キャンペーンページでは、「ふっくらマフラー編」への布石となる、星野源がマフラーを編んでいるCM「編んでいる編」をみながらキャンペーンに応募することができる。
2017年11月19日「カルテット」「ごめん、愛してる」などで2017年の“ブレイク女子”筆頭となった吉岡里帆が、「逃げるは恥だが役に立つ」「監獄のお姫さま」など話題作を続々生み出す火曜ドラマ枠で連続ドラマ初主演。人気コミック原作の「きみが心に棲みついた」で、桐谷健太、向井理と三角関係のラブ“ホラー”ストーリーを繰り広げることになった。原作は、若い女性たちから高い支持を得ている女性向けマンガ雑誌「FEELYOUNG」で連載中の天堂きりんによる「きみが心に棲みついた」「きみが心に棲みついたS」(祥伝社フィールコミックス)。自己評価が極めて低いために、他人の前で挙動不審になってしまう主人公・小川今日子(通称:キョドコ)が、対照的な魅力を持つ2人の男性の間で揺れ動く様を描いていく。また“火10”こと火曜ドラマといえば、「逃げるは恥だが役に立つ」「あなたのことはそれほど」など中毒性のあるラブストーリーを生み出してきた。今回は連続ドラマ初主演となる吉岡さんが挙動不審の“キョドコ”となり、桐谷さんと向井さんとの間で揺れ動く、三角関係ラブストーリーとなる。■吉岡里帆、自己評価・自己肯定感が低すぎる「キョドコ」に主人公・小川今日子は、下着メーカーの材料課勤務。幼いころから母親に妹と比較され愛情を注がれなかったため、自己評価・自己肯定感が極端に低く、オドオドと挙動不審。ついたあだ名は「キョドコ」。何事も笑ってやり過ごすくせがついており、それがうそくさい笑顔だと自分でも気づいているが、ほかにやり過ごす術を知らない。「傷つきたくない、傷つけたくない」がゆえに口下手。単に気が弱いわけではなく、心の中には発せられないまま消えていく言葉が常に漂っているため、時折あふれ出す言葉は、唐突で強烈!周囲には突拍子もない言動に映り、結果、「変な子」「極端な子」と思われてしまう。大学時代に勧誘を断れず入会したサークルで、ぼっちでいるところに優しく声をかけてくれたイケメンの先輩・星名に心惹かれ、コンプレックスを打ち明ける。星名から「そのままのキョドコでいい」と言われ、初めて自分らしさを受け入れられ理解されたように感じるが…。演じる吉岡さんといえば、いまや数々のCMに引っ張りだこ、同じ火曜ドラマ枠の「カルテット」では松たか子、松田龍平、満島ひかり、高橋一生というメインキャスト4人をかき乱す役どころで高く評価され、その後、日曜劇場「ごめん、愛してる」のヒロインに大抜擢。いま最注目の若手女優が、ついに連続ドラマの主演に挑む。桐谷健太は“熱い男”そのもの!?明るく大らか、実は繊細なマンガ編集者吉岡さん演じるキョドコに関わる1人目の男は、マンガ編集者・吉崎幸次郎。吉崎は率直で明るく、大らかで、誰に対しても遠慮なく厳しい言葉を投げかけるが、その裏には優しさ、誠実さが溢れる“いい男”。とんでもない言動を自身に向けてくるキョドコを突き放すことができず、持ち前の熱さでつい助けてしまう。そんな吉崎が自分を変えてくれるのではないかと、キョドコは強く惹かれていく。吉崎を演じるのは、「三太郎」シリーズなどCMでの好感度も高く、TBSテレビ60周年特別企画日曜劇場「天皇の料理番」や映画『火花』『ビジランテ』など、数々の映画・ドラマで芯の通った熱さのある男性を好演し、“熱い男”の代名詞となりつつある桐谷さん。向井理、一見さわやかなイケメンがトラウマを植え付ける!?もう1人の男は、自信が持てないキョドコを初めて受け入れてくれた大学時代の先輩・星名漣。卒業後は商社に就職、異例の出世を遂げたデキる男で、その商社が今日子の勤める下着メーカーを買収したため、星名は上司として彼女の前に再び現れる。一見さわやかなイケメンだが、裏の顔があり、自分だけを信頼し離れられなくなっていたキョドコに、度を越えた冷酷な命令を下していた。一度は距離を置くキョドコだったが、星名からの連絡は続き、会社で再会したことにより、星名に強く“依存”していた過去の感情が蘇ってしまう。自分を慕ってくる今日子に対して、心をいたぶるように楽しむ星名。彼女が自分から離れようとすると、あらゆる手を使って支配する。キョドコは吉崎との恋愛で前向きな自分に変わろうとするが、引き戻そうとする星名の“魔の手”に抗えず…。そんな好青年の顔の裏に加虐的な面をもつ星名を、思いやりのある役柄が印象強い向井さんが務め、新境地を見せる。キャスト3人からコメント到着!吉岡さんは、「連続ドラマ初主演ということで、夢のような気分でいますが、同時に身の引き締まる思いです。『必ず面白いドラマにするぞ』と、かなり意気込んでいます」と力強くコメント。「役に合わせて20センチくらい髪の毛を切りました」と明かし、「髪形が変わると、新しいことに挑戦したいという意欲が湧いてきて、これまでとはまったく違うアプローチをしてみたいという気分になっています」と語る。桐谷さん、向井さんともに初共演だが、「向井さんは、星名を演じるのが信じられないくらい清廉で、一本筋の通った、さわやかな方」、「桐谷さんは、場を和ませてくれる三枚目でクラスの人気者というイメージがあって、今回のドラマの現場も桐谷さんが明るくしてくれるのではないかとわくわくしています」とそれぞれの印象を語ってくれた。桐谷さんも「主人公がいろんな意味でぶっとんでいて、おかしな関係性もあったりで、これからどうなっていくんだろうと新鮮な気持ちで脚本を読み進めています。あまり読んだことのない作品」と語り、「ガンガン攻めていく作品になって欲しいな」とコメント。吉岡さん演じる今日子に対して「全く共感できなかったところからどう惹かれていくんだろうと気になっています。まだ演技プランは何も考えていませんが(笑)」と明かしている。原作を読んだという向井さんは「刺激的な描写も多く、ただ面白いだけではない作品だと感じました。日常にありそうで、でも実際に経験したくはないなと思うことが疑似体験できる」とコメント。「今回のラブ“ホラー”ストーリーの中で、“ホラー”要素を担当する」が「ただ怖いだけでなく、人間的な弱さなどを見せることで、本当にどこかに存在する人物のように演じたい」と、意気込みを語っている。火曜ドラマ「きみが心に棲ついた」は2018年1月、毎週火曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日上野の東京都美術館で『ゴッホ展巡りゆく日本の夢』がはじまりました。その報道内覧会に、女優の吉岡里帆さんが登場!吉岡さんのゴッホトークと展覧会の様子をレポートします!『ゴッホ展巡りゆく日本の夢』スタート!【女子的アートナビ】vol. 88この展覧会では、ファン・ゴッホの作品約40点と、彼が影響を受けた浮世絵など約50点をあわせて展示。オランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクトで、日本初公開となるゴッホ作品4点も見られる充実のアート展です。オランダ出身のフィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)は27歳で画家になることを決意し、33歳でパリに移ります。当時のヨーロッパでは“ジャポニスム”と呼ばれる日本ブームが巻き起こり、日本のアートが西洋の芸術家たちに影響を与えていました。ゴッホも浮世絵を見て日本が好きになり、400枚以上の作品を収集。浮世絵を模写したり、構図や色彩などを作品に取り入れたりしました。今回のゴッホ展では、実際に彼が模写した作品と、その元になった浮世絵も一緒に見ることができます。吉岡里帆さん登場!報道内覧会では、女優の吉岡里帆さんが登壇され、フォトセッションが行われました。吉岡さんは、11月3日に放送される特集番組『ゴッホは日本の夢を見た』(NHK総合)に出演。番組取材のため、ゴッホゆかりの地であるオランダやフランスを訪れたそうで、ゴッホへの思いや展覧会について語ってくれました。――もともと美術がお好きということですが、そのなかでゴッホはどういう存在ですか?吉岡さん昔から絵は大好きなんですけど、ゴッホの絵は特別。絵の美しさや造形だけでなく、彼の人間性にも惹かれていて、人の心のあり方も教えてくれる貴重な存在です。――実際にゆかりのある土地を訪れて、ゴッホの見方に変化はありましたか?吉岡さんゴッホが実際に描いた景色を辿るだけでなく、彼がどういう思いでそこにいたのか、特に(ゴッホが入院していた)精神病院にうかがったときは彼が抱えてきたものだったり、絵に対する情熱だったり、センシティブな部分も取材させていただくことができました。――ゴッホに会えるなら会ってみたいですか?吉岡さんもちろん、会うことができるなら!彼は日本を訪れたことはなかったのですが、自分の中で日本を作り出し、その審美眼をもって絵を描きました。“信じ込む力” というのを私も仕事をするうえで信じているので、共鳴できるのではないか、と。一緒に語り合いたいなと思います。この展覧会について――今回の展覧会で印象的な作品はありましたか?吉岡さん今回の展示ですばらしいなと思ったのは《花魁》ですね。フランスやオランダでも絵を見たのですが、実際に浮世絵を模写した作品には会えていなくて。背景などに浮世絵や富士山が描かれているような作品は見たのですが、美人画の浮世絵が真ん中に描かれているものをここで見られて感動しました。でも、日本の絵なんだけれど、ゴッホの見ている日本、ゴッホが作り出している美しさがそこにはあって…すごく感動しました。上の写真は南仏アルルの風景を描いたゴッホ作品が並ぶ展示会場。日本を理想化していたゴッホにとって、美しいアルルは「フランスにおける日本」でした。そんなアルルを訪れたときの感想も吉岡さんは語ってくれました。吉岡さんこの展覧会にもアルルの景色を描いた作品がたくさん展示されていますが、自然があり、歴史も深みがある街で、その場所に行ったときにこみあげてくるものがありました。ゴッホが(アルルに来たとき)「ここは日本と思えた」と感想を述べたという話をうかがって、私もその景色に自然と涙がこぼれるような思いがあって。感じる心……美しいものを見たときなどに「なんてきれいなんだろう」と思い、それが作品に投影されていくというのは学びになり、あらためて気づかされました。――最後にメッセージをお願いします。吉岡さんゴッホは世界中で愛されている巨匠のひとりです。どの作品もすばらしいことは間違いないですし、展示の仕方もおもしろいと思います。日本の浮世絵とゴッホの作品を照らし合わせているので、自分の国のことを誇りに思えると思いますし、ゴッホが見ていた視点も違う目線で見ていただけます。美術がお好きな方もそうでない方も、存分に楽しめる展覧会になっていると思います。展覧会は二部構成で、第一部は「ファン・ゴッホのジャポニスム」、第二部は「日本人のファン・ゴッホ巡礼」となっています。特に第二部では、絵画作品だけでなく、ゴッホゆかりの地を訪れた近代日本の文化人たちの写真や手紙などの資料も展示。さらに、ゴッホから影響を受けた日本人画家たちの作品も紹介され、彼がどれほど日本で愛されてきたのかがよく分かります。ゴッホをますます好きになれる展覧会は2018年1月8日まで。お見逃しなく!Information会期:~2018年1月8日(月・祝)休室日:月曜日(ただし1月8日を除く)、12月31日、1月1日時間:9:30〜17:30(金曜日と11月1日、2日、4日は20:00まで)入室は閉室の30分前まで会場:東京都美術館料金:一般 1,600円/大学生・専門学校生1,300円/高校生 800円/65歳以上1,000円/中学生以下無料
2017年10月28日「出会う瞬間は突然。でも終わってみると必然だったんだなって毎回、思います」――。これは吉岡里帆が役柄との出会いについて語った言葉なのだが、ネコと暮らす多くの人が、「そうそう、ネコとの出会いもそういう感じ!」とうなずくのではないだろうか?以前から大のネコ好きを公言しており、いまでも実家に5匹のネコがいる、いまをときめく人気女優。これだけで彼女が映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』のナレーションを務める理由として十分過ぎるのだが、それだけじゃない。冒頭の言葉を聞いて、改めて彼女にこのお役目が舞い降りてきたのは、必然なのだと納得する。動物写真家・岩合光昭が世界中の街角で、ネコ目線で撮影したネコたちを紹介するNHKの人気ドキュメンタリー番組「世界ネコ歩き」の劇場版。特に人気の高かった青森県津軽を舞台にした「津軽の四季」篇の“主人公”コトラと家族たちのその後を追いかける。ネコ好きというだけでなく、以前から岩合さんの作品のファンで「世界ネコ歩き」も見ていたという吉岡さん。今回のナレーションのオファーについて「特にあの番組はネコ目線で撮影されていて、野性的で臨場感がすごい!そういう映像を撮っている方とお仕事させてもらえるのが嬉しかったし、ネコ好きとしてはたまらないお話でした!」と満面の笑みを浮かべる。今回の劇場版では、「津軽の四季」篇で愛らしい姿を見せていた子ネコのコトラが新米ママとして子育てに奮闘する姿を中心に、その子どもたちの成長をも追いかける。吉岡さんはナレーションを入れながらその姿に心を鷲掴みにされたよう。「ナレーションを入れながら、これまで過ごしてきた時間をふり返っていたので、コトラの血を受け継いでいるリッキーが出てくると、コトラの小さい頃を思い出して、懐かしい気持ちになるんですよね。あぁ、コトラもこんな感じだった!って感情移入し過ぎちゃって(笑)。(妹の)ハナちゃんと仲睦まじい姿を見て、グッときましたね。コトラが遊んでいた樹の後ろでリッキーたちが遊んでいる様子が、同じ構図で描かれていて…」。吉岡さん自身、幼い頃から当たり前のようにネコに囲まれて生活してきた。いまでも京都の実家には5匹のネコがいるという。「4匹は、私が生まれる前からいたコの孫なんです。1匹は、処分されそうなコを引き取りました。5匹もいると、ケンカになったらすごいことになりますよ」と笑う。ネコの生態をよくわかっているからこそ、岩合さんが撮る映像のすごさがよくわかる。「岩合さんの撮るネコたちは人間に完全に飼われている毛並みのキレイなネコじゃなく、野生の動物写真家さんが撮るネコなんですよね。それが一番の魅力だと思います。ネコ本来の本能的なしぐさだったり、自分のナワバリを子どもたちに譲ったりという、飼いネコとの生活では見られない生態系まで映し出す。それは本当にすごいことだと思います」。映画では、番組で世界中を巡ってきた岩合さんのお気に入りの6か国のネコたちの姿が再編集され、未公開映像と共に愛くるしい姿がよみがえる。あくまで個人的な感想だが、インターネットやSNSで世界中の人々と繋がることが可能になった現代だが、岩合さんと各国のネコたちの巡りあいの多くは、まさに一期一会!カメラを手に世界を回る岩合さんがうらやましくなるが、個性豊かなネコたちとの出会いと別れの繰り返しを想像すると、切なさも胸をよぎる。女優もまた、出会いと別れを繰り返す仕事である。それは共演者やスタッフだけでなく、役柄もそう。朝ドラや大河ドラマ、愛され続けるシリーズが、この映画の「津軽の四季」篇のようなものだとすると、1クールもしくは1作ずつの映画などは、世界各国のネコたちのようなものだろうか。そんな話の中で、吉岡さんの口から出てきたのが、冒頭の「出会いは突然、終わってみると必然」という印象的な言葉だった。「撮影が終わった後に感じることや自分自身の成長、学んだことを踏まえて、次の作品に入るので『あの役があったから、この役が来たんだな』とか『あの作品であの役を生きたからこそ、いま、この役の痛みがわかるんだ』とか感じて、繋がってるなと思うんです。でも、それはいつも終わってからの話で、出会う瞬間は予期しなくて『こんな役を私に任せてくれるんだ!』という驚きがありますね」。役柄に対しては、どんな性格の役であれ必ず「一番の理解者」でいることを心がける。「『ゆとりですがなにか』でご一緒させていただいた水田伸生監督から『どんな悪女でも、どんなに性格の悪い子でも、あなただけはその役のことを好きでいなさい』と言われたんです。ちょっとエキセントリックな役をすることも多いんですけど(笑)、なぜその子がそうなるのか?肯定してあげられるその理由を大事に演じています。はたから見て、変わっていたり、弱さがあったりしても、その子にはそうなるバックボーンがある。それをきちんと自分が内に持つことで、そういうおかしなセリフや行いも、自然に理由をつけて演じられるんです」。話を聞いていると、緻密にロジカルに役柄を組み立てていくタイプにも思える。天然、ゆるふわ、魔性の女…そんな“本能的”な役柄を任されることも多いが…。いわゆる役作りは?「そこは結構、難しいところで、役柄や作品によりますね。きちんと理論を組み立ててあげなきゃ成立しない子もいるし、本能的に、感情をいっぱいいっぱいに乗せないと生きてこない子もいるんですよね」。間違いなく、いま、“ブレイク”と言われる、特別な喧騒の中にいる。「ブレイクされていかがですか?」と質問されることも多い。そんな状況にも浮つくことなく、冷静に足元を見つめているように見えるが、それはもともとの性格的なものなのか?それとも意識的にそうあろうとしているのか?「それも両方ありますが、やはり意識的にそうあろうとしている部分が大きいと思います。もちろん、お仕事が以前よりも増えたのは嬉しいですが、その反面、お仕事があるってことは、責任とリスク、お客さんに喜んでもらうためにしないといけない努力が、前よりも増えたってことでもある。とにかく日々、自分を前の日よりも成長させないといけない。いまの私と10年後の私で、作品への向き合い方は絶対に成長してないといけないって思いは、使命のように持っています。もちろん束の間でも、喜びに浸りたい気持ちはありますよ。でも、その一瞬で足元がぐらついたりしてはいけないし、お客さんに対して、ゆるみや淀みがあるべきではないと思ってます。だから自分で自分を律して、次の仕事が舞い込んでくる自分であるべきだなと思ってます」。そのストイックさにただ驚かされるが、以前は彼女も「褒められたらそのまま何も考えずに喜び、けなされれば全てを受け止めて悲しんでいた」という。それは違うと気づいたのは、2年ほど前のこと。「少しずつ仕事が増えだした頃、自分のやっていることは何ひとつ変わってないのに、相手から返ってくる言葉や態度が変わっていくのを感じたんです。自分が同じでも、周りが変わっていく、そういう状況に気づいたとき、そこに影響されちゃいけないって思ったんです。良い意見も耳の痛い言葉も同じように静かに受け止める。同じことを続けて、それが評価されることもあれば、否定されることもあるし、それは時代で変わるもの。その都度、一喜一憂するのではなく自分を保ち続け『いま、私はこんな感じですけどどうですかね?』と見せていけばいいのかなって」。女優を志したきっかけは、学生たちが小劇場で上演していた、つかこうへいの作品を見たこと。「同い年の子たちが魂を削って、お金も時間も全て費やして、つかさんの昔の戯曲を『やらねば!』と思ってやってることに感動したんです。『この子たちと友達になりたい。こういうことしたいと思ってる人たちと会いたい』と思った」という。夢に熱く胸を焦がし、女優としての道を進み始めたその当時、現在のような成功を掴む自信はあった?いまに続く道は見えていた?「これも分かれるんですけど…。明日が来るのが怖くてビクビクしながら『あぁ、自分はいまから一世一代の賭けをするんだな』と思ってました。親は親で地元で就職、結婚してほしいって思ってたんです。新しく見つけた夢に走り出すのは怖かったですよ。でも『女優になりたい』と思ったときの感動が、ほかの何にも代えがたい大きな衝動だったから、この感動を忘れることはないし、執着するはずだっていう確信がどこかにあったんです。だから、どんなに心が折れてもやり続ける、『やめない』という自信はありましたね」。いま、置かれている状況に対して恐怖を感じることはないのか?と尋ねると「あります」という答えが返ってきた。「でも…」と言葉を続ける。「どういう恐怖かというと『こんな成功は一瞬のことなんじゃないか』という恐怖ではなく、自分はいったい、どこまで自分に厳しくあり続けることができるのか?という恐怖ですね。仕事がない頃は、自分を高めるための時間がいくらでもありました。でもいま、こうして多くの仕事をいただいている状況で、自分に厳しくあり続け、自分を磨いていけるのか?新しいものを生み出せなくなったらどうしよう?そんな恐怖は感じています」。精神的にも肉体的にも張りつめた、忙しい日々が続くが、そんな中で、癒しや安らぎを与えてくれるのもまた、仕事だという。「仲間ができて、信頼してる人と出会い、良いシーンが撮れたり、いい写真ができると『あぁ、この仕事やっててよかった』って癒されます」。もちろん、たまに帰る実家で変わらず迎えてくれるネコたちも癒しであることは言うまでもない。「たまに帰ったら、真っ先に駆け寄って、ギュッと抱きしめてずーっと触ってます(笑)。え?うちのコのかわいいエピソードですか?そうですね…水飲むとき、手で温度を確認して、かき回してから飲むんです。メチャメチャかわいいですよ!」。(text:Naoki Kurozu/photo:Nahoko Suzuki)
2017年10月18日阿部サダヲと吉岡里帆が主演を務めるオリジナル映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が、2018年10月12日(金)に全国の劇場で公開される。「時効警察」シリーズの三木聡が監督&脚本本作の原案・脚本・監督を手掛けるのは、「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡。『俺俺』『インスタント沼』『転々』など、独自のコメディセンスを持つ監督が、現代社会に“歌”と“笑い”の力で風穴を開ける、ハイテンションロックコメディを作り上げる。ストーリーリミット迫る“声の争奪戦”が今、はじまる!!!爆音!爆上げ!ハイテンション・ロック・コメディ!!驚異の歌声をもつ世界的ロックスター・シン(阿部サダヲ)と、声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)。正反対の2人は偶然出会い、ふうかはシンの歌声が“声帯ドーピング”によるものという秘密を知ってしまう! しかもシンの喉は“声帯ドーピング”のやりすぎで崩壊寸前!やがて、シンの最後の歌声をめぐって、2人は謎の組織から追われるはめに。リミット迫る“声の争奪戦”が今、はじまる!!!マリリン・マンソンをイメージしたロックスター・シン役に阿部サダヲ主演のシンを演じるのは、『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』『殿、利息でござる!』などに主演し、人気・実力を兼ね備えた個性派俳優・阿部サダヲ。紅白歌合戦出場も果たした人気バンド「グループ魂」のボーカル≪破壊≫も務める彼が、驚愕の歌唱力で一躍スターダムにのし上がったカリスマロックスターを演じる。破滅的なロックスター・シンのキャラクターを創り上げるにあたり、製作サイドが参考にしたのは、その常軌を逸したパフォーマンスで世界中を驚かせてきたマリリン・マンソン。奇抜で衝撃的なメイク姿の阿部サダヲの姿は、本作の見どころの1つだろう。ヒロイン・ふうか役に吉岡里帆ヒロイン・ふうか役には、「ゆとりですがなにか」、「カルテット」、「ごめん、愛してる」など続々とドラマに出演し、今最も注目を浴びている女優の一人・吉岡里帆。2019年には、『パラレルワールド・ラブストーリー』の公開も控えている。そんな彼女は、ストリートミュージシャンとして活動するも、声が異様に小さく歌声が聞こえないという弱点を持つ難役に挑む。さらに本作で、映画・ドラマでは一度も披露した事のない歌声を初お披露目。撮影に向けて特訓中であるギター演奏とともに奏でられる彼女の歌声と、豪華アーティスト達の提供による映画オリジナル曲にも要注目だ。阿部サダヲ×吉岡里帆にインタビュー本作で主演を演じた阿部サダヲと吉岡里帆にインタビューを実施。独自のセンスに溢れる三木監督との現場風景について触れながら、2人が演じたキャラクターの役作りなどについて話しを伺った。ハイテンション・ロック・コメディというユーモア溢れるジャンルの作品ですが、三木監督の台本を初めてご覧になった際のご感想を率直に教えてください。阿部:正直わけの分からないところが沢山ありました(笑)撮影前の立ち稽古の場で、初めて吉岡さんにお会いできた際、「やっぱり、この台本の内容分からないよね!」って、お互いにこの感情を共有できた時は妙にホッとしましたね(笑)吉岡:私も、阿部さんが自分と同じ気持ちだと知った時は、素直に嬉しかったです(笑)これまで数々のコメディ作品をこなしてきた阿部さんは、てっきり台本を理解しつくしたうえで、立ち稽古に臨まれるんだろうなと思っていたので…。実際に現場に入ってから、台本の“謎”は解消されたのでしょうか。阿部:はい。三木監督が丁寧に説明してくれて、何から何まで全て計算し尽くされた台本なのだと気付かされました。この作品を観た人からは「あれはどこからアドリブなの?」とよく尋ねられる程、劇中には突拍子もない台詞が溢れかえっているのですが、それも全て三木監督が台本に事細かに書かれていること。僕たち俳優が、何か追加で足すような要素など何1つありませんでした。吉岡:私は演技にはいることで、徐々に台本に描かれた意味や内容を自分の中に落とし込むことができました。三木監督が7年かけて構想したオリジナル脚本なので、その細部にまでかけた拘りも並々ではなくて。台詞の1つ1つにも、実は監督の愛やメッセージが詰め込まれていたりするんです。例えばどんな台詞でしょうか?吉岡:音楽の道を諦めようとしているふうかに対して、シンが「やらない理由ばっか見つけてんじゃねえ!」と言い放つ台詞。この言葉は、実は三木監督が、ご自身の娘さんに対して伝えたいメッセージでもあるらしくて。ロックな感じにも聞こえますけど、本当は愛情に満ち溢れた言葉なんです。“好きなことをやり抜いてほしい”というエールに、私も撮影中勇気づけられていました。これまでの人生を振り返って、「やらない理由ばっか見つけてんじゃねえ!」という台詞が胸に突き刺さるようなご経験はありますか?阿部:僕の場合は、高校時代の部活。野球部に所属していたのですが、どうしても素振りが嫌いで…。素振りをしない理由だけは、誰にも負けなかった。(笑) 「左打ちになるかもしれない」とかどうしようもない言い訳を考えて、いつも逃げていましたね。それでも芝居に関していうと、何故かそういう“素振りをやめる理由”を探すようなことは不思議とない。どんな役でも、断ったことがないんです。役者を始めた時から、“僕芝居知ってますよ”みたいなテンションで乗り越えてきました。どんな役でも引き受けてきた阿部さんですが、本作で演じたシン役では、かなりきついシーンがあったとか?阿部:忘れもしない、撮影初日の大量の水が降ってくるシーンです。ふうかとシンが初めて出会う重要な場面でもあるのですが、これはもう本当に言葉にすることが出来ないくらい、体力的に限界を感じたシーンでして…(笑)吉岡:あの日はすごく気温が低い日だったんですよね。その中で撮影に使用された雨のセットは、消防車から出る大量の放水。その冷たい水を阿部さんは、半裸で浴びながら演技をされていたんですよ。しかもその演技が本当に面白いっていう。生死をさまよいながら、それを笑いに変えるっていうのは、本当にすごい!阿部:面白かったでしょ?僕も自分じゃなかったら、腹抱えて笑いますもん (笑)でも現実は、路上にいながら、溺れそうになっていたという…。これまで破天荒なシーンを沢山撮影してきましたが、あそこまで死にそうになりながら演技をしたのは、僕の役者人生の中でも初めての出来事でして。今ではこの作品の撮影によって、大量の水が怖い!ていうトラウマができてしまったほどです(笑)初日からそんな過酷な現場を目の当たりにして、率直にどのように感じられましたか?吉岡:スタートを切る上で、私にとって、とてつもなく大きな刺激となりました。作品の為に、全エネルギーを注ぐ阿部さんの役者魂を初日から間近でみさせていただいて、“これがプロの演技なのだ”と一気に身が引き締まって。阿部さんの横に立つためには、私も全力の演技を出し切らなければいけない、と改めて気合を入れ直すことができました。阿部:たしかに初日にあれだけ一番きついシーンがあったからこそ、吉岡さんや周りのスタッフの方と、これから共に頑張ろう!という共通意識のような絆が自然と芽生えたように感じます。(笑)その次に繋がる場面というのも、自然とスムーズに進めることができましたね。本格的に撮影が始まってから、演技の面で難しさを感じることはありましたか?阿部:もちろんです。長期間かけて練ったストーリーを、急に完璧に理解して演技に移せるほど、“演じる”ということは簡単なものではありません。けれど、だからこそ僕は、この作品に俳優としての“やりがい“を感じていました。全力の演技で三木監督が爆笑してくれた時は、やはり嬉しい!“あ、この演技が今、監督の頭の中とマッチしているんだ”と、手応えのような感覚を掴みながら、演技に臨んでいました。吉岡:明確なゴールがある作品だったので、それを演技で完璧に表現することはやはり難しかったですね。台詞や演技の“間”に対しても強い拘りを持たれていて、何か食い違いがある度に、はっきりとNGの指示がある。映像に関しても、私の喉にカメラを突っ込んで撮影を進めたりと、全てに対してストイックな姿勢で、ついていくことに精一杯な時もあったのですが。けれど撮影が進むにつれて、私は三木監督の頭の中で描いていることに少しでも近づきたい!という使命感のようなものが芽生えていました。誰も観たことがないような映画を、三木監督と作り上げよう!と。お2人が演じたシンとふうかは、極端なキャラクター設定でしたが、役作りの上で工夫されたことは?阿部:役作りについて、よくインタビューされるんですけど、未だになんて答えていいのか分からないんです。どう答えたら、“この阿部サダヲの答えはシメたぞ!”て思ってくれるんだろう…(笑)ただこの作品に関していえば、世界観がしっかりとあったので、何か自主的に“こういうキャラクターにしよう”と考えて、取り組んだことは本当にないですね。細かいことにも気を使って頂き、衣装に関しても、僕が実際に組んでいるバンドとイメージが被らないように、革ジャンではなく、敢えてジャージを用意して頂いたりしていました。僕の普段の活動にまで配慮をして下さっていたので、役にも自然にすっと入り込むことが出来ました。吉岡:私は敢えてマイペースを貫くことに徹していました。共演しているキャストの皆さんのキャラクターがとにかく濃すぎたので、同じようなテンションでいると、自分のペースを見失ってしまうなと。周りの普通じゃないキャラクターを、あたかも普通のように冷静に受け止めて、自分の演技に集中するという感覚です。阿部:あ、その答えが正解ですね!(笑)癖の強いキャラクターばかりだから、逆にこちらは“役作らない”みたいなテンション。それぞれのキャラクターを演じる上で、難しかったことは?吉岡:私の場合、“大声を出してはいけない”キャラクターだったので、大きい声だからこそ伝わる言葉を、どのように表現するかということが一番の難問でした。例えば、ふうかが「私は気持ちを大事にしたいんです!」と、自分の熱い想いを打ち明けるシーン。これは大声で言う方が、観客の方にもストレートに伝わりやすいと思うのですが、私の場合、小さな声でダイナミックに表現しなければいけなくて。これが慣れるまでは本当に悪戦苦闘しました。阿部:僕は、キャラクターのシンとして歌うという場面は、本来なら難しかったと思います。どうしても僕の普段のバンド活動を意識してしまうので。けれど、幸いなことに、このシーンは、全ての場面を撮り終えた後撮影最終日に行われたんです。その為、作品を通して、僕はあの最後の瞬間シンとしてステージに立てることができたというか。自然にキャラクターに入り込んで、思い切り歌うことが出来ました。お2人の俳優業における強みを教えてください。阿部:俳優業に就く前に、いろんな仕事を経験していたことは、演技において強みかもしれません。色んな人の職業を経験しているから、その感情や動作を演技の上で活かすことができる。あとこれは少し変な話ですけど、ものすごく平均的な家庭で生まれ育った自分の生い立ちも最近は気に入ってます。昔は何故か複雑な家庭で育った俳優の方の方が、人生にある“深み”のようなものがあると感じていて。自分の平凡な生い立ちに対して、妙なコンプレックスを抱いていた時もあったんですよ。“どうしてうちは離婚していないんだ!”なんて変に親を逆恨みしたときもあったくらい。(笑)けれど今は、“普通”な僕だからこそ、届けられる演技もあるのかなって感じています。吉岡:私は関わった作品や共演者の方に対して、感謝の気持ちを忘れないこと。誰が何と言おうと、胸を張って全てが最高だったと誇ることができますし、それが次の作品に対する活力にも繋がっています。主演を囲む豪華キャスト勢ロックスター・シンのマネージャー坂口を演じるのは、映画『亜人』などヒット作の出演が続く千葉雄大。「尊敬する阿部サダヲ先輩とまたご一緒できたのも嬉しかったです。真剣に遊ぶ現場でした。」と阿部との思い出について語っている。また、「時効警察」をはじめ三木聡監督作品に多数出演する麻生久美子は、謎めいた女医に。ふうかの親戚・デビルおばさん役にはふせえり、シンの所属事務所社長役には田中哲司、ザッパおじさん役には松尾スズキと実力派俳優の登場も決まっている。主演2人の主題歌をHYDEとあいみょんがそれぞれ製作主演の2人それぞれが歌う主題歌にも注目。阿部サダヲ演じるロックスター・シンが歌う「人類滅亡の歓び」の作曲を、L’Arc~en~Cielやソロとして世界で活躍するHYDEが、同曲の作詞を、作詞家・音楽プロデューサー・作家として活躍するいしわたり淳治が担当。バックバンドとして、サウンドプロデュースなどで活躍するPABLOやRIZEをはじめ多数のバンドで活躍するKenKen、ロックバンド「FUZZY CONTROL」のSATOKOが、演奏と出演の両面から盛り上げる。吉岡里帆演じるふうかの歌う主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞・作曲は、新星シンガーソングライター・あいみょんが手掛けた。その他にも、「never young beach」の安部勇磨や、「チャットモンチー」の橋本絵莉子、「グループ魂」のギター“遅刻”としても活躍する富澤タクなどが挿入歌の作詞・作曲を手掛けるなど、豪華なアーティスト達が本作のサウンドを彩る。作品情報映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』公開日:2018年10月12日(金)出演:阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大、 麻生久美子、小峠英二(バイきんぐ)、片山友希、中村優子、池津祥子、森下能幸、岩松了、ふせえり、田中哲司、松尾スズキ監督・脚本:三木聡(『俺俺』、「時効警察」シリーズ)主題歌:SIN+EX MACHiNA「人類滅亡の歓び」(作詞:いしわたり淳治作曲:HYDE)/ふうか「体の芯からまだ燃えているんだ」(作詞・作曲:あいみょん)製作:映画「音量を上げろタコ!」製作委員会制作プロダクション:パイプライン配給・制作:アスミック・エース
2017年10月13日俳優の阿部サダヲが映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(2018年公開)に主演することが10日、わかった。女優の吉岡里帆がヒロインを務める。同作は監督・脚本を三木聡が務めるオリジナル作品。驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部)だが、実は彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだった。限界が近づく喉に焦るシンは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡)に出会う。ロックスター・シンのキャラクターとして製作サイドが参考にしたのは、そのパフォーマンスが世界中を驚かせてきたマリリン・マンソン。阿部は自身も「グループ魂」のボーカル・破壊として活躍するが、今回は奇抜で衝撃的なメイク姿でカリスマロックスターを演じる。また、吉岡演じるヒロインのふうかは歌声を披露。現在ギター演奏も特訓中で、豪華アーティストたちの提供による映画オリジナル曲を披露する。11月から撮影を開始し、2018年に公開予定のハイテンションムービーとなる予定だ。三木監督は「目指すのは馬鹿馬鹿しいラブストーリー」と説明し、「この映画に参加してくれてるメンバーのキャラは濃い、俳優、ミュージシャン、スタッフ、どこを取ってもキャラ濃すぎる人材ばかりで胸焼けしそうだ」と語る。阿部については「演技面そしてロック的なアナーキー感、どこを取っても凄すぎる。阿部さんの歌を実際に聞いただけで、ぶっ飛びました」と印象を明かした。また、阿部に立ち向かう吉岡については「まぁ大変でしょう。でも大丈夫、とても華奢な感じだけどこのカオスに平然と飛び込める強さと驚くべき集中力。話をしていても、パッと憑依するみたいに映画に集中する感じは今まで会った事ないタイプ。変ちゃ変な人ですよね吉岡さんは」と絶賛。未発表のサブキャラクターについても「ベストメンバー」と表し、「もう、ちょっと怖いくらいですこの俳優陣」と自信を見せた。○阿部サダヲコメントいつかは御一緒してみたいとずっと思っていた三木監督とお仕事出来るとは……嬉しいです。しかもロックコメディ‼ ワクワクします‼ 台本を読んで、これはどうやって撮るんだろうっていうところばっかり……ワクワクします‼吉岡里帆さんはお会いした事ないですけど、どんなふうかを見せてくれるのか、とても楽しみです。よろしくお願いします。○吉岡里帆コメント「音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」頂いた企画書の頭に書かれていたタイトル。これが私には映画の題でありながら、突然贈られてきた激励のメッセージの様に見えました。台本を読み進めていくと、絶妙な掛け合いに笑いが込み上げ、予測出来ない展開にワクワクし、ラストシーンではじんわりと胸が熱くなりました!昔から大好きだった三木聡監督の作品に出られること、監督のピュアで真っ直ぐな台詞を発せられること、ただただ嬉しく台本を抱きしめたくなりました。そして同時に背筋が伸びました。私の演じる明日葉ふうかという役は声があまりに小さなストリートミュージシャンです。でも私は歌もギターにも触れたことが無い人間です。ふうかになるべく0から作っていってます。殻を破るための殻作りを今しています。生の成長記録として、皆様の胸が熱くなれる様に全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願いします。
2017年10月10日映画・ドラマ・CMと幅広く活躍し、2017年上半期大ブレイクを果たした吉岡里帆が、映画ナレーションに初挑戦した『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩きコトラ家族と世界のいいコたち』。10月21日(土)からの劇場公開を控え、愛猫家とも知られる吉岡さんと世界的動物写真家・岩合光昭の2ショット写真と共に、本編ナレーションや作品へ込めた想いを綴った2人の最新コメントが到着した。ファンの間でも人気の、津軽のリンゴ農家で暮らす“コトラ家族”の現在を追う、岩合さんによる追撮も終了した本作。このたび、まさに「ネコも歩けば、地球が幸せ?」の作品キャッチにふさわしい、優しい笑みを浮かべた2人の2ショット写真が到着。また、「ネコを愛する、すべてのヒトたちへ」向け、「ネコ愛」あふれる言霊を珠玉の映像に丹念に吹き込んだ2人からも温かいコメントが届いている。本編ナレーション撮りを終え、岩合さんは「吉岡里帆さんがとても落ちついてナレーションに臨んでいたのが印象的でした。そして、吉岡さんの声を聞いて感じたのは、とにかく“ネコに合っているなぁ”ということです」とコメント、「そんな吉岡さんの声も聴きながら、僕もより自然体でナレーションに臨むことができました」とふり返っている。また、久々に訪れた津軽のリンゴ農園では「今回も、何も包み込まないありのままのリッキーやハナの姿を撮影することができました。母ネコになったハナの子育てに、逞しく成長したリッキーの表情に、母コトラの姿を感じます。追撮前、(何が起きているか判らないので)彼らに会いに行って良いのか?という想いもありました…」と言う。「でも、やはり、会いに行って良かった。(オオトラからコトラへ)コトラからリッキー、ハナたち、そしてまたその子たちへ、そんな命の引き継ぎがずっと続いているあのリンゴ農園は、いまの時代、本当に貴重な場所です。“命の大切さ”をこの作品を通じて皆さんに感じていただけたら嬉しいです」と万感の思いを明かす。また、吉岡さんはまず「撮影現場での話を聞きながらナレーションのまだ入っていない素の映像を拝見しました。岩合光昭さんが長い時間をかけて丁寧に丁寧に猫と向かい合ってこられたんだと、ひしひしと伝わってきました。この愛らしい猫ちゃんたちの邪魔にならないよう、より魅力が伝わるよう音入れしたいと心から思いました」と、岩合さんたちの「ネコ愛」に心打たれた様子。そして「本番当日は、コトラの赤ちゃんたちに寄り添いたく思い、優しく繊細な空気感で挑みました」という吉岡さん。「できるだけ柔らかく家族の在り方やニュアンスが伝わるようにスタッフさんと話し合いながらアフレコしました。岩合さんの撮った猫ちゃんたちはスクリーンの中でちゃんと生きています。必ずその姿に心動かされると思います」と、思いを込めている。『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』は10月21日(土)より全国のユナイテッド・シネマほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月06日女優・吉岡里帆が、「世にも奇妙な物語」に初出演&初主演を果たすことが決定。吉岡さんは、カサギヒロシによる漫画「寺島」を原作としたサイコスリラードラマに出演。共演には、連続テレビ小説「ひよっこ」で話題になっている峯田和伸も出演する。■物語あらすじ初連載が決定したものの、アシスタントがやめてしまい困っていた漫画家の山崎(峯田和伸)。そんな彼の元に担当編集者の江田(福田温子)に紹介されたと、寺島ひな(吉岡さん)と名乗るかわいらしい女性がアシスタントとして現れる。漫画原稿の下書きが思うようにいかない山崎は、アシスタント作業をする寺島の美しい横顔がふと目にとまり、寺島の顔をスケッチブックに描き始める。それに気づいた寺島は恥ずかしがるのだが、山崎はスケッチをやめない。そのうち、寺島は山崎に小学生時代の話をしだし、その頃の友だちだった小林摩子(大後寿々花)のことを語り出す…。■サイコスリラー作品「寺島」って?原作は、カサギ氏による「逃走鉄馬バイソン」の3巻に収録されている特別読み切り「寺島」。編成企画・狩野雄太(フジテレビ編成部)は、「原作はコミックスならではのラストがあるのですが、果たしてそれが映像化したときにどのようなラストが表現されるのか是非ご覧いただきたいと思います」とコメントしており、原作ファンも必見。そんな本作で主演を務めるのが、「ゆとりですがなにか」「死幣-DEATH CASH-」「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」「カルテット」と立て続けにドラマに出演し、つい先日放送終了した「ごめん、愛してる」では、純粋で一途、まっすぐな役柄を演じた吉岡さん。■吉岡里帆よりコメント到着今回「世にも奇妙な物語」に初出演&初主演となる吉岡さん。「世にも奇妙な物語」は吉岡さんにとって“特別なドラマ”だそうで、「必ず録画しておいてほしいのに録画されてなくてすごく悲しい思いを何回もしたことがありました。それくらい放送されるのを楽しみにしているドラマ」と語り、「そんな作品の一つに携われるのはすごくうれしいです」とコメント。また見どころについては、「なにげない会話とか表情、目配せなど、1シーンごとにいろいろな伏線が張ってあるので、その伏線を感じ取ってもらいたいですね。最後のラストのシーンをど真ん中で受け止めてもらうためには、始まったその瞬間から最後まで目を離さないで見てほしいんです。すべてのシーンに意味があるのでそこを楽しんで見ていただきたいです」とアピール。さらに、自身が子どもの頃に観た「世にも奇妙な物語」は、いまでも忘れず、いい意味でトラウマになっている作品があうと言う彼女は、「今回の“寺島”という作品は半年かけて1作品を作るチームが10年間あたためてきた思いのつまった作品です。どのシーンにも細心の注意を払って撮影されています。私が主演を演じた“寺島”という作品が生み出すトラウマをぜひ受け取ってください!」と力強いコメントを寄せている。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 ’17秋の特別編」は10月14日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月26日女優の吉岡里帆が、スマートフォン・タブレット向けニュース閲覧アプリ「SmartNews(スマートニュース)」の新TVCM「朝1分のニュースが人生を変える」シリーズに起用されることが決定した。5人のOLたちの日常を吉岡さんがそれぞれ演じていく。今回、ドラマ「カルテット」で人気急上昇し、現在放送中の「ごめん、愛してる」にも出演中の吉岡さんが出演するのは、日常のふとしたすきま時間に、たとえ1分であっても積み重ねれば人生すら変えてしまうという可能性を掲げ、「朝1分のニュースが人生を変える」というテーマで作られた新CM。新TVCMシリーズ「朝1分のニュースが人生を変える」は、「色々な新聞」篇、「バス」篇、「英語」篇、「朝1分」篇、「昼1分」篇の全5編となっており、舞台は寝起きのベッドの中、通勤中のバス車内、朝食中、朝の身支度中、昼食のカフェと、OLの日常が映し出される。それぞれのシチュエーションで、日常的でありながらも、吉岡さんらしいのほほんとした雰囲気を纏っており、見ているだけで癒されるような映像となっている。さらに、ストーリー別に服装や髪形を変えるだけではなく、ときにはベッドに寝転びながら、ときには片手にパンを持ちながらと、日常の5つのシチュエーションを演じ分ける吉岡さんの演技にも注目してほしい。SmartNews 新TV-CMシリーズ「朝1分のニュースが人生を変える」「色々な新聞」篇、「バス」篇は9月2日(土)よりTVCM開始。「英語」篇、「朝1分」篇、「昼1分」篇はYouTubeにて順次公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年09月01日日豪合作映画『STAR SAND-星砂物語-』の初日舞台挨拶が8月4日(金)、都内にて行われ、主演の織田梨沙に加え、出演する満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆、さらにロジャー・パルバース監督が登壇した。1945年当時のパートを務めた織田さん、満島さん、三浦さんと現代パートを務めた吉岡さんの4人は、この日初めて一堂に会した。「やっと会えて、とてもうれしかった」と吉岡さんが笑顔を広げると、満島さんはチャンスとばかり「来てくれなかったら『ごめん、愛していない』って言いそうになったよ(笑)」と現在、吉岡さんが出演中のドラマタイトルにかけて発言してみせ、三浦さんから「軽く番宣入れるの、やめてもらっていいですか」と苦笑されていた。『STAR SAND-星砂物語-』は、アメリカ出身でオーストラリア在住のパルバース監督が、72歳にして挑んだ初の日本映画。1945年の沖縄で、戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(織田さん)は、日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康(満島さん)とボブ(ブランドン・マクレランド)に出会い、少しずつ心を通わせ合う。しかし、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(三浦さん)が、養生のために共に過ごすようになり、バランスが少しずつ壊れ悲劇へと変わっていく。「おしゃべりだから」と自認する満島さんだが、この日もノンストップで思いのたけをしゃべり尽くした。その様子を見ていた三浦さんが、「撮影現場から1時間くらい歩いてホテルまで帰るんですけど、ずっとしゃべりっぱなしでした(笑)」と、おしゃべり具合に同意。兄弟役を演じた2人だが、満島さんは「三浦さんとずっと共演したいと思っていて、ずっと念を送り続けていた。幸せいっぱいです!」とハキハキ話すと、三浦さんは「満島は念が強すぎる(笑)」と距離感近く微笑み合っていた。一方、吉岡さんが演じる大学生の志保は、2016年の東京を舞台に、卒業論文のために読んだ洋海の日記で、過去を紐解くことになるキーパーソン。舞台挨拶中、和気あいあいと1945年パートの面々が盛り上がる中、東京でひとり撮影をしていた吉岡さんは「(皆が)楽しそうでいいなあって(笑)。けど、私がクランクアップした日に三浦さんが星砂とお花を渡しに来てくださったんです」と明かした。すると、満島さんは実は織田さんと三浦さん一緒に吉岡さんのクランクアップを待機していたと言い、「監督と吉岡さんにバレないようにと車の中で待っていたら、『そろそろ仕事なので移動してください』って言われて…すごく切なくて…」とサプライズ失敗談を語っていた。『STAR SAND-星砂物語-』は東京・ユーロライブにて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:STAR SAND-星砂物語- 2017年8月4日より東京・ユーロライブほか全国にて順次公開(C) 2017 The STAR SAND Team
2017年08月04日「今まで、悪女とか面倒くさい感じの女性をよく演じてきたので、今回の王道ヒロインのような役は私にとって新鮮なんです(笑)」 そう語るのは、ドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系・日曜21時〜)で、主人公の岡田律(長瀬智也)が思いを寄せる女性・三田凜華役を熱演中の吉岡里帆(24)。昨年秋に放送されたドラマ『カルテット』でミステリアスな魔性の女性・来杉有朱役を演じ、若手らしからぬ堂々とした演技に注目が集まった。 「有朱には申し訳ないんですが、自分とは真逆な役だったので、かなりギアをかけて演じていました。でも、その強いキャラクターが逆に私の背中を押してくれることもあったんです。松(たかこ)さんや、満島(ひかり)さんの前でお芝居するときに、緊張やプレッシャーをキャラクターが凌駕する瞬間がありました。今回演じている凜華は慈愛に満ちていて、自分のことより他人のことを考える、サトル(坂口健太郎)にいちずで不器用な女性。その人間性に私も引かれています」 長瀬智也と坂口健太郎、2人のイケメンの間で揺れ動く女性、という羨ましい役どころだがーー。 「本当ですよね。私、罰が当たるんじゃないかな、って気がします(笑)。長瀬さんはパワフルで男らしくて兄貴肌。現場も楽しく盛り上げてくださいます。その奥には繊細な気遣いや配慮もあって、とてもステキな方。長瀬さんとの共演が発表されると、男女問わずいろんな友人から『いいね!』と連絡があり、あらためて人気のスゴさを感じました。坂口くんは、単なる爽やかイケメンではなく、とても天真爛漫で自然体な面白さと親しみやすさを持った人。個性派俳優、という感じがします」 ’17年上半期のブレーク女優No.1に選ばれ、人気実力ともに急成長。CM「どん兵衛」のどんぎつね役も話題に。 「私は“一番になれない女”と思ってきたので、まだ実感がないんです。でも、選ばれたのは、スタッフ含め、皆さんのおかげです。今は、お仕事一筋。いろんな作品に呼んでいただいてる幸せをかみ締めています。今の私はカランカランのスポンジみたいな状態。いろんなものを吸収して見るもの全て吸い込みたい気分です。もっと体力があれば、習い事とかもしてみたい。昔から、欲張りなんですよね」
2017年08月04日2年前に彗星のごとく登場し、4期連続でドラマ出演を果たすなど、大ブレイク中の吉岡里帆さん。しかし、ヒロインの座を勝ち取るまでの道のりは、決して“チョロく”はありませんでした。「この子、めちゃくちゃいい顔してるっ!ええ~、かわいすぎる…」。インタビュー冒頭、小誌スタッフが見本に持参した「にゃんこLOVE」特集を見て思わず叫んだ、女優の吉岡里帆さん。NHKの連続テレビ小説『あさが来た』でブレイクし、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、『カルテット』(TBS系)など、話題のドラマに立て続けに出演。その気になる素顔は、サービス精神旺盛でチャーミング、そして時々、不安定(?)。今や注目度ナンバーワン女優として各方面で引っ張りだこな24歳の、“今”に迫ります。――覚えていないかもしれませんが、吉岡さんには前回、小誌の「ふんわり美乳」特集でインタビューをさせていただきまして、その節はありがとうございました。吉岡:覚えていますよ。こちらこそありがとうございます。髪型、変わりました?――そんなことまで覚えてくださっているんですか!驚きました。ところで、この1年は吉岡さんにとって、かなり目まぐるしいものだったと思います。最近の作品だと、『カルテット』で演じられた“小悪魔キャラ”、来杉有朱役のインパクトは相当なものでしたね。吉岡:本当にたくさんの反響をいただきました。いつも応援してくださっていた私のファンの方でさえ、SNSを通じて「嫌いになった」「イライラします!」みたいなコメントをくださって(笑)。それを見るたびに安心したというか、「ちゃんと役割を果たせてよかったな」という気持ちになりました。――最終話の「人生、チョロかった!」というセリフも名言でした。そして打って変わって、現在放送中のドラマ『ごめん、愛してる』では、他人のためには自己犠牲も厭わない、純粋で愛情深い女性、ヒロインの三田凜華を演じられています。有朱とは見事に真逆の役柄というか…。吉岡:本当にそうなんです(笑)。でも、一度ついたキャラクターのイメージをどう崩していくかが楽しい作業でもあるので、そのハードルが高いほどモチベーションは上がります。だから、「有朱の時とは全然違うアプローチをするぞ」と、今は意気揚々と撮影しています。――度胸があるんですね。吉岡:いえ、本当は常にビクビクしていますよ。ただ絶対に表には出したくないから、撮影中も「全然、平気ですけど?」みたいな顔をしておきながら、家に帰ったら「は~、やっと終わった…」って、わりと心臓をバクバクさせてます。――TBSの日曜劇場で、しかもヒロイン役という部分にも重圧を感じていますか?吉岡:それがいちばん大きいですね。特に今回はヒロインに抜擢されてから、撮影に入るまでの期間が少し空いていたので、その期間のプレッシャーが…まるで漬物石を乗せられているみたいでした。ずっと水分を出して、シワシワになるまで押しつぶされている感じ。それがようやく、みなさんにお届けできるようになったので、今はちょうど壺からゆっくりと出てきているイメージですね(笑)。――さて、京都ご出身の吉岡さんですが、女優になる前は書道家を目指されていたそうで。吉岡:目指していたというか、小さい頃からずっと書道をやってきたので、当たり前のように続けていくんだと自分では思っていました。――大学でも書道を学ばれていたんですよね。一方で、お芝居に興味を持ったきっかけというのは?吉岡:18歳の時に、友だちが「一緒に映画を作ろう」と誘ってくれて、その子の紹介で、小劇場の公演を観劇しに行ったんです。舞台を観た瞬間、「これだ!」と思って。――ビビッと、きた。吉岡:もうビビビッ!です。運命の結婚相手に巡りあったような感覚。一瞬でそう決められたので、「どうやったら自分も参加できるんだろう」と、舞台のあいだじゅう考えていました。不思議なことに、その前後にも、エキストラとして映画に参加したり、舞台のチケットをいただいたり、歌舞伎や能に触れる機会があったりと、いろんな偶然が同時に起こって。いつしか引き寄せられるように、お芝居の世界にのめり込んでいきました。――実家がある京都に住みながら、オーディションを受けるため夜行バスで東京まで通われていたそうですが、女優への道のりはそう平坦ではなかった…?吉岡:オーディションはかなり受けましたね。最終選考まで残っても、受かることはほとんどなくて。でも、自分の中では「やっぱりな」「そりゃそうだろうな」とも思っていました。悔しい半面、悔しがることすら恥ずかしいし、「なんで私、泣いてるんだろう」と、すごく冷静になったり。絶対に叶わない夢を追いかけているのかもって、しょっちゅう思っていました。――では自分に足りないものを、どうやって克服しようと?吉岡:克服するのではなく、むしろ“足りてないことを武器にしなきゃ”と思うようになりました。すでに足りている人たちがどんどん役を取っていくのなら、私は足りていないことをちゃんと役に映してあげよう。ネガティブだったり、人の目が気になったりする、自分のダメなところをちゃんと投影してあげられる役柄に出合えたらいいな、と。その運命の役というのが、『あさが来た』で演じた“のぶちゃん”だったんですけど。――一種の賭け、だったわけですよね。予感はあったのでしょうか。吉岡:うーん。“辞めなければいつか来る”くらいの長い目線で見ていました。10年後かもしれないし、いつになるかはわからない。でも、いろいろなことを経験していくうちに、自分の中でどんどん“楽しい”が増えていったので、そのことにも助けられました。絶望ばっかりじゃありません。よしおか・りほ1993年1月15日生まれ。京都府出身。連続テレビ小説『あさが来た』やドラマ『カルテット』、『ゼクシィ』のCMなどで注目を集める。J‐WAVE『UR LIFESTYLE COLLEGE』レギュラー出演中。7月クールで放送中のドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)ではTOKIOの長瀬智也さんと共演し、初のヒロイン役を務める。オフショルダーブラウス¥19,000プリーツスカート¥22,000(共にAVIE/aden sal TEL:03・3463・1011)吉岡さん出演のドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)は毎週日曜21:00~放送中。幼いころ母親に捨てられ、不遇な環境で過ごしてきた岡崎律(長瀬智也さん)と、吉岡さん演じる三田凜華の切ないラブストーリー。原作は韓国で国民的大ヒットとなったドラマ。共演には坂口健太郎さん、大竹しのぶさんなど実力派が揃う。※『anan』2017年7月26日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・圓子槙生ヘア&メイク・渡邊良美インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2017年07月20日女優・吉岡里帆のファーストフォトブック(タイトル未定、東京ニュース通信社刊)が、9月15日に発売されることが決定した。今回のフォトブックは、沖縄の石垣島や竹富島で、無邪気な愛らしい姿を撮り下ろし。また、映画を愛する吉岡が、名作映画のヒロイン12人を演じわけたオマージュカットも収録している。さらに、幼少期の頃の写真とともに、生い立ちや女優としてのこれまでを語ったインタビューも掲載。9月17日には、東京・福家書店新宿サブナード店でイベントも予定している。価格は本体1,852円+税
2017年07月19日「TOKIO」の長瀬智也が主演する新ドラマ「ごめん、愛してる」でヒロインを演じる女優・吉岡里帆が、雑誌「ar」に2回目の登場を果たし、初のカバーガールに!8月号は、初めての“デート号”と題し、人気急上昇中の若手俳優・成田凌を相手役に、「付き合いたての2人」と「付き合って3年目の2人」を演じている。吉岡さんは、「ゼクシィ」CMガールに抜擢され、「ゆとりですがなにか」「死幣-DEATH CASH-」「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」と続々とドラマに出演し、そして「カルテット」の怪演が話題になったことが記憶に新しい。さらに、『名探偵コナン から紅の恋歌』ではゲスト声優を務め、『戦場のメリークリスマス』の助監督を務めたロジャー・パルバースが監督を務める『STAR SAND ─星砂物語─』にも出演。また先日放送スタートした新ドラマ「ごめん、愛してる」では、他人のために自己犠牲をいとわない純粋で愛情深い女性役として連続ドラマ初ヒロインを務めている。一方成田さんは、モデルとして活躍し、「いつかティファニーで朝食を」「逃げるは恥だが役に立つ」「人は見た目が100パーセント」『L -エル-』『キセキ ーあの日のソビトー』に出演するなど俳優としても活躍の幅を拡大中。また、今夏注目作の月9ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」では、新たにフライトドクターを目指すフェロー、灰谷俊平役として出演が決定している。そんないま注目の2人が、本誌で恋人とのひとときをイメージした“誌面デート”を敢行。これが初対面だとは思えないほどに甘いムードが漂うカットが掲載されている。実は、本誌の発売前から公式インスタにて2人の動画が公開され、「ar」誌上最高の再生回数190万回を突破するほど話題に。撮影最後にスタッフが「あ~デートしたい~」とつぶやくくらいにお似合いの2人は、必見だ。本誌では吉岡さんのインタビューもぎっしり掲載。吉岡さんは男性のタイプについて「思いやりがあって、一途な人。清潔感がある人」、「男性のたくましい腕」が好きなパーツだと語り、得意料理は「粕汁と炊き込みごはん」だそう。多忙の中でも栄養バランスよい食事を欠かさず、美容ケアも怠らないライフスタイルが、吉岡さんの女子力に繋がっていることが本誌を見ればわかるはず。そのほか、佐藤栞里が、人気ライター・カツセマサヒコが書き下ろした彼目線の妄想日記でヒロインとなり、吉祥寺と下北沢をめぐるごはんデート。「ar」初登場の八木アリサがデートメイクに挑戦。レギュラーモデルの「乃木坂46」堀未央奈は、告白から始まる5つの恋愛シーンのリップでデート顔を公開。連載「さっしーの部屋!」では、指原莉乃の「女性誌でおしゃれな水着を着たい!」という夢をここで実現!と、今号も盛りだくさんの内容となっている。さらに、ニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」とコラボした「もえかの着回し2week」が登場。番組内で朝井リョウが 「雑誌でよくある“着回し2週間”の設定に“服を着回さざるをえない”リアリティを持たせたい」という発言キッカケに、「ar」が「究極的にリアリティのある着回しコーデ」に挑戦。また最後のページには、朝井さんと高橋みなみによるネタバレトークも掲載されている。アール編集部さん(@ar_magazine)がシェアした投稿 - 2017 7月 6 4:38午後 PDT「ar」8月号は7月12日(水)より発売。(cinemacafe.net)
2017年07月12日いま飛ぶ鳥を落とす勢いの女優・吉岡里帆(24)。『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)『カルテット』(TBS系)と話題作に多数出演。現在のCM出演は8本。7月からはTBSの日曜劇場『ごめん、愛してる』で連ドラ初ヒロインも決まっている超売れっ子女優だが、ほんの4年前までは出身地・京都の小劇場の「舞台の袖で泣いていた…」というのだ。 「とくに彼女は、ラブコメっぽいシーンでめっちゃ苦労していましたね。最初は男性の役者がボディタッチするだけでも緊張していて、どうなることかと思っていました」 そう語るのは当時の共演者。大学生だった吉岡は学生演劇の“熱さ”に魅了され、衝動的に小劇場の世界に飛び込んだという。だが、そこで大きな壁にぶつかっていたようだ。 さらに吉岡がヒロインを務めたある舞台での“恋人役”が、当時の稽古中のエピソードを明かしてくれた。現在は、京都を拠点にする劇団「安住の地」に所属する俳優・岡本昌也さん(22)だ。 「滋賀県にあるロッジみたいなところで、2泊3日の合宿をしたのですが、日が沈むまで稽古しても、お互いぎこちないまま。さすがに共演者たちも途方にくれてしまいました……。そこでしびれを切らしたのか、演出家が『おい、2人で外に出て行け!』と怒鳴り始めたんです。しょうがないなと、夜空の下で『ご趣味は?』ってお見合いみたいな感じで一晩語りあいました(笑)」 その夜をきっかけに、段々と恋人同士の役らしい雰囲気が出てきたという岡本さん。2人で何度も稽古を繰り返し本番に挑んだ。 「カーテンコールでやった、ボクが吉岡さんを抱きしめてぐるぐる回るシーンなんて、ものすごい勢いで吉岡さんが飛び込んできたんです。最初の“遠慮がちな吉岡さん”はどこにいった~、ってくらい痛かった(笑)。とくにキスシーンの演技は、ラブラブな恋人同士にしか見えなかったはずですよ」 こうして見事ヒロインを演じきった吉岡。『ごめん、愛してる』では初の連ドラ主演に挑むが、もう、どんな役がこようとも恐れない“たくましい女優”になっているはずだ。
2017年06月16日6月2日福岡・博多座で「六月博多座大歌舞伎」が開幕。中村橋之助が八代目中村芝翫を襲名。同時に、長男の国生が四代目中村橋之助、二男の宗生が三代目中村福之助、三男の宜生が四代目中村歌之助を襲名という、歌舞伎界初となる親子4人同時襲名披露として大きな話題を呼んでいる。その初日、中村芝翫が博多座ロビーで鏡開きを行ない、公演に対する思いを語った。六月博多座大歌舞伎「昨年の東京・歌舞伎座、そして今年お正月の大阪松竹座に続き、大好きな博多座で親子4人揃って、襲名披露ができます事、本当に嬉しく思います。先輩方、後輩、素晴らしい役者さんたち。スタッフの皆様、劇場に足を運んでくださるお客様。そして今日も朝から裏で頑張ってくれている家内。そんな皆様の支えあってこそですね。本当に有り難いです」と笑顔で挨拶する芝翫。詰めかけたファンも「成駒屋!」「八代目!」と掛け声で答える。今回は昼夜それぞれ親子4人の共演演目(昼:「車引」、夜:「祝勢揃壽連獅子」)が上演となるが、特に「車引」は並々ならぬ思いがあるとか。「橋之助の梅王丸は吉右衛門の兄さま、福之助の桜丸は菊之助さん、そして歌之助の杉王丸は染五郎さんがそれぞれ教えてくださって。倅たちもそれぞれ、役者への思いというものが少しずつピントが合ってきたように思います。本当に歌舞伎界全てで支えてくださって有り難いですね。身に余る光栄でもあり、なんとか恩返ししなくてはと思っております」残念ながら、休演となった中村獅童も今回の博多座公演は非常に楽しみに思っていたようで「博多の皆様によろしく」と電話をもらったとか。「この芝翫という名前は個人の名前ではない。中村芝翫という会社の社長に就任したようなものですよね。そして、私は八代目芝翫を大きくして業績もあげなきゃいけないということ。そしてそれを倅の誰かにこっそりと渡してやりたいと思いますね(笑)」と語り、博多手一本で締めくくった。6月26日(月)まで上演。チケット発売中。
2017年06月02日ダイエット美容家 本島彩帆里がイベントを開催ダイエット美容家の本島彩帆里が、2017年5月27日(土)、福岡と熊本でイベントを開催。11:00から12:30までは、ゆめタウンはません2階北出入口側レストスペースで、トーク&サイン会を実施。紀伊國屋書店 熊本はません店にて、「あなたらしくヤセる 太るクセをやめてみた」または、「"太るクセ→ヤセるクセ"たった30日書くだけで変われる!キレイをつかむDietNote」を購入した女性に、整理券が配布される。16:00から17:30までは、IMS 10階 セミナールームにて、トーク&サイン会を実施。紀伊國屋書店 天神イムズ店で、「あなたらしくヤセる 太るクセをやめてみた」または、「"太るクセ→ヤセるクセ"たった30日書くだけで変われる!キレイをつかむDietNote」を購入した女性に、整理券が配布される。本島は、自身のオフィシャルブログ「彩帆里 昨日より綺麗に」の中で、夏前のボディメイクのお役にたてるようなイベントになれば!と意気込みを綴っている。本島彩帆里のプロフィール産後20kgのダイエットに成功した本島彩帆里は、サオリマルシェ運営し、ダイエット美容家、美容ソムリエール美容ライター、ファスティングアドバイザーなど、様々な肩書きをもつ。エステサロンの施術者だった経験者、自身の体験を活かして、ダイエットや美容情報を発信している、今注目の美容家だ。(画像は彩帆里 昨日より綺麗により)【参考】※彩帆里 昨日より綺麗に※本島彩帆里 オフィシャルウェブサイト※紀伊國屋書店(熊本はません店)※紀伊國屋書店 天神イムズ店
2017年05月26日NHK・総合テレビで5月18日(木)今夜放送される音楽番組「SONGS」に、「よー、そこの若いの」がロングヒット中の竹原ピストルが出演。女優・吉岡里帆をナビゲーターに迎え、竹原さんの歌の魅力とその人間像をみつめていく。千葉県出身で大学時代にハマノヒロチカと「野狐禅」を結成。2003年にメジャーデビューしている竹原さん。その後2009年に野狐禅を解散するとソロに転向。2015年に発表されたアルバム「youth」の楽曲「よー、そこの若いの」がCMに起用され話題となったのは記憶に新しい。また、この春発売された最新アルバム「PEACE OUT」収録の「Forever Young」がテレビ東京系ドラマ「バイプレイヤーズ」で使用されるなどアーティスト活動も順風満帆だ。同時に2006年には映画『青春☆金属バット』に主演、俳優としても活動を開始。2011年には本名の竹原和生名義で「さや侍」に出演、松本人志監督にその才能を絶賛されたほか、昨年には本木雅弘が『おくりびと』以来7年ぶりに主演した映画『永い言い訳』に出演、第90回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど俳優としても高く評価されている。今回の放送ではオーディションで上京するたびに竹原さんの「東京一年生」を聞いて背中を押してもらっていたという吉岡さんをナビゲーターに迎え、竹原さんの魅力を探るべくスタジオで一夜限りのスペシャルライブを実施。以前は年間250本以上のペースで行われていたという竹原さんのライブにもカメラが入り、なぜ彼の歌は心に響くのか?その歌を形づくった人生について迫っていく。200人の観客を前にギター1本で竹原さんが歌い上げる「よー、そこの若いの」「Forever Young」「東京一年生」「カウント10」など名曲の数々も必聴だ。今夜のナビゲーターを務める吉岡さんだが、ロジャー・パルバース監督による日豪合作映画『STAR SAND-星砂物語-』の公開を控えている。『秘密 THE TOP SECRET』「精霊の守り人II 悲しき破壊神」の織田梨沙を主演に迎え、満島真之介、三浦貴大、オーストラリア人俳優ブランドン・マクレランドらも出演。「1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵と米兵、そして彼らを見つめる少女の物語」を描く。1945年の太平洋戦争末期と2016年の現代と2つの時代の視点から進む物語のなかで吉岡さんは現代部分の主人公・志保を演じている。『STAR SAND ─星砂物語─』は6月21日(水)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開、8月4日(金)より東京・ユーロライブほか順次公開。「SONGS」は5月18日(木)22時50分~NHK総合にて放送。(笠緒)
2017年05月18日女優・吉岡里帆(24)の勢いが止まらない。 人気ドラマ『カルテット』(TBS系)での“毒のある演技”が、かねてから話題を呼んでいた吉岡。先日発表された『第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で、同ドラマでの高い演技力が評価され、「新人賞」を受賞したのだ。 彼女の快進撃は、昨年2月に出演したNHK連続テレビ小説『あさが来た』から始まった。同年4月には連続ドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)に出演。5月には『ゼクシィ』の9代目CMガールに抜擢された。そして昨年末、『カルテット』に出演し、脚光を浴びるまでに。 いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの吉岡だが、実は彼女にも辛い下積み時代があったのだという。 「吉岡さんは京都の出身。12年から現在在籍している芸能事務所に所属し、13年に女優デビューしました。いまでこそ人気女優の彼女ですが、売れるまでは京都と東京を夜行バスでひたすら往復する日々だったといいます。大学に通いながら、小劇場の舞台や映画作りをこなし、さらには深夜までアルバイト。4つも掛け持ちしていたアルバイトで稼いだお金で夜行バスの切符を買い、週末は東京で行われるオーディションへ。そんな生活が5年も続いたのだそう。相当な苦労人ですよ」(芸能関係者) 吉岡は26日放送の『チカラノウタ』(日本テレビ系)に出演した際、「行きのバスは希望がいっぱいで意気揚々だけど、(オーディションの)帰りはいっぱい反省して、自分は何かすごい間違えを犯してるんじゃないかという気持ちで帰るから寝られなくて、ずっと外の景色を見ていた」と当時を振り返った。 彼女と同じ京都出身で、現在は東京で働く20代女性がこう共感する。 「私も就活時代は毎週末、夜行バスで京都と東京を往復していました。志望業界が東京でしか試験や面接を行わなかったので、東京に通うしかなくて。月に4回の頻度でしたから、新幹線なんて乗れません。往復の交通費だけのために、毎日必死でアルバイトをしました。面接に落ちると、なけなしのお金でなんとか買った切符がムダになるのが悔しくて悔しくて……。東京に住んでいる就活生たちが羨ましかった。でもだからこそ、『せっかく東京まで来てるんだから後には引けない!』という気持ちで頑張れたんだと思います。いまは夢が叶って、志望していた企業で働いています 吉岡も、“夜行バス時代”の努力が功を奏したのだろう――。
2017年04月30日「TOKIO」の長瀬智也が、7月期スタートのドラマ「ごめん、愛してる」でTBS日曜劇場初主演を務めることが決定。吉岡里帆、坂口健太郎、大竹しのぶら豪華キャストを迎え、2004年に韓国・KBSテレビで制作され「冬のソナタ」をしのぐ29.2%の最高視聴率を記録し、韓国ドラマ界の各賞を総なめにしたドラマを原作に、舞台を2017年に移して切ないラブストーリーを繰り広げる。幼い頃、母親に捨てられ不遇な環境で過ごしてきた岡崎律(長瀬智也)。底辺で生きる彼の居場所は、もはや裏社会にしかなかった。そんな暗澹とした日々を送っていた律は、ひょんなことから一人の女性・三田凛華(吉岡里帆)を助ける。後に、これが2人にとって運命を変える出会いとなる。ある日、律は事件に巻き込まれ頭に致命的なけがを負い、命がいつ尽きるかわからない状態に。せめて最期に親孝行がしたいと実母を探し始めた律は、情報を掴み、母・日向麗子(大竹しのぶ)を探し当てる。しかし、律が目にしたのは貧しさゆえに自分を捨てたと思っていた母親が、息子・サトル(坂口健太郎)に 溢れんばかりの愛情を注ぐ姿。裕福で幸せそうな2人の様子に愕然とした律は、母親への思慕と憎しみに葛藤する。そんなとき、律は凛華と再会。凛華は幼なじみであるサトルに思いを寄せていたが、その想いは届かず寂しさを抱えていた。これまで誰にも愛されなかった悲運を呪い、それゆえに、愛を求める律。彼が内側に秘める孤独と、人としての温かさに触れ、だんだん律に惹かれていく凛華。母の愛を一身に受け陽の当たる道を歩み、律の苦悩を知らずに屈託なく生きるサトル。そして、かつて自分が産んだ子がそばにいることに気づかず、サトルを溺愛する麗子。律と凛華とサトル、律とサトルと麗子。2つの三角関係が交差する、切ないラブストーリー。主人公・律を演じるのは、「20年ぶりのラブストーリー」だと話す長瀬さん。律は、血の気が多くケンカが強いが、その一方で人間的な温かみも持つ男。「『ラブなんか』とちょっと否定していた自分もいたかもしれませんが、いまは素直に『自分がラブストーリーと向き合うならどうなるのか』という思いでやりたい」と意気込む長瀬さんは、「30代後半になって“愛”に対して思うことが、20年前とは全然違うと思うんです。今回の役を通して、その気持ちを素直に受け取って演じようと思っています。きっと見たことのないラブストーリーになるので、ぜひ期待して観てもらえたらと思います」とコメント。久しぶりのラブストーリーを演じる長瀬さんが、愛を求め様々な感情が重なりあう律の心の内をどのように表現するのか、いまから楽しみだ。また、三田凛華を演じるのは連続ドラマ初ヒロインとなる吉岡さん。先月最終回を迎えた「カルテット」では、目が笑っていない魔性の女を演じ注目を集めたが、本作では一転、他人のために自己犠牲をいとわない純粋で愛情深い女性を演じる。そして、元ピアニストの母親の英才教育を受けて育ち、卓越した演奏技術とルックスで老若問わず女性に絶大な人気を誇るアイドルピアニスト・日向サトルを、日曜劇場初出演となる坂口さん。律が憎みながらも激しく求めることになる母・日向麗子を、長瀬さんとは1997年放送の「Dearウーマンスペシャル」以来20年ぶりのドラマ共演となる大竹さんが演じる。吉岡さんは、「思ってもいなかった大きなお役に緊張と責任を感じております」と心境を語り、「素晴らしい共演者、制作チームの方々と丁寧に作品と 向き合っていけたらと思っております」とコメント。坂口さんは、「サトルは一見、屈託のない姿で人々を魅了しますが、どこか悲しく、寂しそうな印象も受けました。まずは彼を知って、自分に重ねて、サトルにとっての愛の形、姿を見せられるように精一杯お芝居をしたいと思います」と明かす。そして、原作ドラマ観ていたと言う大竹さんは、「いまからワクワクしています。スタッフ、キャストの皆さんと共に楽しく、そして誇れるドラマになるようワンカット、ワンカット、一生懸命演じてゆきたいと思っています。次週が待ち遠しい、そんなドラマが作れたらいいなぁー」と期待を語った。日曜劇場「ごめん、愛してる」は7月より毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年04月10日映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の完成披露試写会が3日(月)都内で行われ、声優を務める宮川大輔、吉岡里帆、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう、宮村優子、主題歌の倉木麻衣が参加した。ゲスト声優オファーをふり返って吉岡さんは「現実世界にこんな夢が起こるんだ!と非現実だった」と声を弾ませながら「コナンファンの皆様は目が肥えているし、21作目ということで責任重大。今日のことはXデーとしてカレンダーに書いてあります」と緊張の報告。アフレコ収録に臨む前に声優の林原めぐみからアドバイスをもらったそうで「“技術がないあなたがやるならとにかく気持ちや感情を込めて、想いながらやることが大切”と教わりました。林原さんのおまじないを持って現場に立っていました」と明かした。そんな中、レギュラー声優陣がステージ上で劇中さながらのやり取りを繰り広げると、間に挟まれた形となったゲスト声優の宮川さんと吉岡さんは「右から左からたまらない!」「録音!録音!」と大はしゃぎ。そしてアフレコの手応えを吉岡さんが「私としては10年くらい時間をいただいていいですか?というくらい皆さんの技術の高さに驚いた」と恐縮気味に口にすると、高山さんは「勘が良くて凄くお勉強もしてくださっていて、作品のことを愛してくださっているようで嬉しかった。その愛が画面から滲み出ていて素敵でした」と太鼓判。コナン声での絶賛に吉岡さんは「ありがたきお言葉」とモジモジ照れていた。同作は漫画家・青山剛昌による原作コミック「名探偵コナン」の劇場版アニメ21弾。テレビ局爆破事件と、百人一首大会の優勝者殺害事件を追うコナンたちの活躍を描く。『名探偵コナン から紅の恋歌』は、4月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名探偵コナン から紅の恋歌 2017年4月15日より全国東宝系にて公開(C) 2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2017年04月03日産後20kgのダイエットを成功させた、インスタ20万人超のフォロワーを持つ人気美容家の本島彩帆里さん。その最新著書『もんでヤセない身体はない 燃焼系 「美圧」マッサージ(KADOKAWA)』は、発売後たちまち5万部を突破する話題作に! 今回は、30代ママたちにとっては子どもを抱いたり重い荷物を持ったりで、ついついたくましくなりがちな「二の腕」について、特別に本島流の美圧マッサージを紹介します。夏が近づき薄着になると気になるのが、二の腕の太さ。もともとリンパの流れが滞りがちな部位のため、なかなか肉が落ちないという悩みの多いパーツです。けれど本島さんのメソッドなら、脇のリンパを意識してもみほぐすのでつまりが解消でき、リンパのスムーズな流れにアプローチできます。毎日続けやすい簡単ステップで、この夏こそほっそりとした理想の二の腕を手に入れましょう。本島彩帆里(もとじま さおり)さんダイエットアドバイザー、美容ソムリエール。オールハンドの痩身(そうしん)エステ店でエステティシャン、店長を務めた後、結婚・出産を経て産後20kgのダイエットに成功。現在は、自身のダイエット経験と知識を生かした情報をInstagramやWEBサイトを中心に発信。blog: Instagram: @saoooori89 twitter: @saoooori89 ■自分の肉質や肌の変化は、毎日もんで把握する本島さんのマッサージの基本のひとつに「毎日、体のどこかをもむ」というポイントがあります。毎日自分の体に触れ、気になる部位を確かめるようにもみ続けると、自分の肉質や肌の変化に気づき始め、マッサージが習慣になるころには体のラインが変わり、サイズダウンが実感できるそう。さらに、これから紹介する「二の腕」の美圧マッサージでは、もむことと同じくらい「よい姿勢を保つこと」も重要。意識して過ごすことで、いっそう二の腕は引き締まりやすくなります。本島さんからの「二の腕を華奢(きゃしゃ)にする」アドバイス・とにかく滞りがちな脇の下のリンパを流して、つまりを解消する。・腕の外側にセルライトがついているとがっしりとした肩に見えてしまうので、ここもしっかりもんでほぐしてあげる。・横から立ち姿を見た時に、かかとと肩が一直線になるように立つのが基本。肩が内に入らないよう(猫背にならによう)に気をつけたり、まめに後ろで手を組んだり、背筋を伸ばすなどしてみる。さっそく、鏡の前でやってみましょう!■ほっそり華奢見え! 本島流「二の腕マッサージ」まず片手をグーの手に握り、二の腕全体をほぐしていく。グリグリしながら肩や脇もまんべんなくほぐす。肘から肩にかけて体の外側のラインをほぐすようにつまんだら、脇の下に4本の指を入れ、力を入れてつまんでグリグリとほぐす(リンパが詰まっているときは痛い場合もある)。さらに脇の下の奥のほうに親指を入れ、つまみもみを繰り返す。手をグーにしてゴリゴリと脇をほぐし、つまりを取っていく。最後に脇へ向かって二の腕全体を包むようにマッサージし、流して終了。着替える時やお風呂上りなど、肌を出すシーンにプラスすると習慣化しやすいマッサージです。早速スタートすれば、夏までにTシャツやノースリーブを着た自分の姿に自信を持てるはず!●詳しくは、本島さんの書籍をチェック! もんでヤセない身体はない 燃焼系 「美圧」マッサージ 本島 彩帆里 著/KADOKAWA ¥1,404(税別)Instagramフォロワー数約20万人の人気ダイエットアドバイザー・美容ソムリエール、本島彩帆里さんが頭から足の先まで全身美しく細くなるためのマッサージ方法を大公開。頭・顔・首・肩・脇・二の腕・腕・手・ウエスト・お尻・太もも・ふくらはぎ・足首・足裏…、自分の身体は自分で細くする!
2017年04月02日産後20kgのダイエットを成功させた、インスタ20万人超のフォロワーを持つ人気美容家の本島彩帆里さん。その最新著書『もんでヤセない身体はない 燃焼系 「美圧」マッサージ(KADOKAWA)』は、発売後たちまち5万部を突破する話題作に! 春夏のウエストコンシャスなおしゃれを楽しみたいママたちのために、特別に「くびれ」のための美圧マッサージを紹介します。かつては、痩身(そうしん)サロンでエステティシャンとして働いているにも関わらず、多くのダイエットを繰り返し、自分の体のケアは怠っていたという本島さん。妊娠をきっかけに、食生活の改善をしながら取り組んだのは、セルフマッサージとながら運動でした。できる範囲でコツコツと取り組んだ結果、なんと今まで見たことのない美ラインに! たまったセルライトのケアにはマッサージが重要であるとあらためて気付いたそう。本島彩帆里(もとじま さおり)さんダイエットアドバイザー、美容ソムリエール。オールハンドの痩身エステ店でエステティシャン、店長を務めた後、結婚・出産を経て産後20kgのダイエットに成功。現在は、自身のダイエット経験と知識を生かした情報をInstagramやWEBサイトを中心に発信。blog: Instagram: @saoooori89 twitter: @saoooori89 ■セルライトを揉んで流してメリハリボディに!本島さんいわく、ウエストはメリハリを出しやすい部位のひとつで、マッサージを続ければ効果を感じやすいとのこと。肉質が柔らかい方なら、1回で実感できる場合もあるというので、期待が高まります。本島さんからの「くびれ」アドバイス・くびれ作りのコツは、入念にお肉をほぐしてから集めて移動させること。まずは自分の体をよく触り、自分の体を知ることからスタートして、日々のマッサージによる体の変化に気づきましょう。・マッサージはポイントを押さえることで効果が激変しますので、基本であるリンパの流れに沿ってもみ流してみて!・痛いと感じるところほどセルライトが溜まっています。滞っていた私の体も揉み始めは痛かったけれど、ほぐれていくほどに痛みが少なくなります。痛いと感じるところほど手をかけてさっそく一緒にやってみましょう!■浮き輪肉撃退! 本島流「くびれづくりマッサージ」マッサージの事前準備。両方の手をお尻に当て、肉をググッと持ち上げる。さらに、腰回りをグーでほぐす。両手で集めた背中の肉を腰へツイストさせて流していく。集めた肉を腹側に持っていく。正面から見るとこんな感じ。ググッと持っていきます。今度は片側ずつ。まずは右側の尻と腰回りの肉を前面へと持ってくる。この時、くびれのラインを意識して!集めた肉をへその下あたりまで流す。左側も同様に。最後に前に流した肉を腸に流すイメージで、へそ上から下腹部に向けて上から下に両手で押し流す。30代以降は、体重が減ってもボディラインが変わりにくいのが悩みの種。とくにセルライトがつきやすい腰回りや下半身は、ほぐして流すことがメリハリボディへの近道です。放置されたお肉たちに喝を入れて、「くびれの形を覚えさせる感覚」でこまめにケアしてあげましょう!●詳しくは、本島さんの書籍をチェック! もんでヤセない身体はない 燃焼系 「美圧」マッサージ 本島 彩帆里 著/KADOKAWA ¥1,404(税別)Instagramフォロワー数約20万人の人気ダイエットアドバイザー・美容ソムリエール、本島彩帆里さんが頭から足の先まで全身美しく細くなるためのマッサージ方法を大公開。頭・顔・首・肩・脇・二の腕・腕・手・ウエスト・お尻・太もも・ふくらはぎ・足首・足裏…、自分の身体は自分で細くする!
2017年04月01日青山剛昌氏による人気シリーズ「名探偵コナン」劇場版第21作目『名探偵コナン から紅の恋歌』の公開アフレコが3月17日(金)、都内で行われ、ゲスト声優を務める宮川大輔(関根康史役)と吉岡里帆(枚本未来子役)がマイクに向かった。2人が演じるのは、競技かるた会「皐月会」に所属する手練れのかるた選手という役どころ。京都と大阪が舞台になっており、セリフも関西弁ということで、京都生まれの宮川さんと吉岡さんがそろって、アニメ映画の声優に初挑戦することになった。「オファーをいただき、『売れたなっ!』と思いました」と喜び爆発の宮川さんは、「やっぱり、関西弁のほうがリラックスできますよね。ただ、僕、初挑戦なんで、やっぱ難しかったですよ。自分で自分の声を聞くと『なんやねん、この声?』って思いましたし」と苦労を明かした。先日放送されたTBSドラマ「カルテット」第9話での“小悪魔的”退場シーンも話題になった吉岡さんは、「私が生まれた京都が舞台ということで、しかも子どもの頃から観ているコナンくんと共演できて、夢のようにうれしく思っています」とこちらも大喜び。「普段は、標準語でしか喋っちゃいけないみたいな規制もありますので(笑)、伸び伸びとできましたし、気持ちも込めやすいですね」と馴染み深い関西弁のアフレコを満喫していた。自身が演じるキャラクターについて、宮川さんは「関根はシュッとした男で、(アゴが)しゃくれてもいないから、最初は僕で大丈夫かなと思いましたよ。メガネもかけていないし、焦りましたね」と思わず本音。吉岡さんは「青山先生が描かれたキャラクターに、自分の声が入るなんて…。プレッシャーもありましたが、うれしさで気持ちを保たせました」と大役への思いを語っていた。江戸川コナン(工藤新一)&服部平次という東西の高校生探偵が久々に劇場版でタッグを組むことや、平次の婚約者を名乗る新キャラ・大岡紅葉が登場することで早くも話題となっている本作。「今回は大阪、京都を舞台にしたラブコメディになっておりますので、今回も最高に作品になっています。ぜひ、ご家族やお友だちと楽しんでください」(宮川さん)、「今回は百人一首がヒントになっていますので、もしかしたら、百人一首をチェックしてから劇場に行くとより楽しめると思います」(吉岡さん)とアピールしていた。『名探偵コナン から紅の恋歌』は4月15日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名探偵コナン から紅の恋歌 2017年4月15日より全国東宝系にて公開(C) 2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2017年03月17日女優の吉岡里帆が3月11日(土)、都内にて開催されたTBS系ドラマ「カルテット」(毎週火曜22時)の弦楽四重奏コラボレーションイベントに出演し、共演の松たか子とのエピソードを明かした。同ドラマは、カルテットを組むことになった巻真紀(松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、別府司(松田龍平)、家森諭高(高橋一生)を中心に物語が展開。吉岡さんは、4人がコンサートを行うライブレストランの店員・来杉有朱を演じる。有朱は、口元では笑うも目は笑っておらず、4人の間を引っ掻き回すという役柄。マイクを持った吉岡さんは「来杉有朱役として、すごく悪い女として出演しています」と自己紹介し、「今日はお手柔らかによろしくお願いします」とあいさつ。会場から温かい拍手がわき起こると、「みんな嫌いじゃなかった(笑)。嫌いだろうなと思いながら来たのですごくドキドキしてしまって」と胸をなで下ろした。吉岡さんが受け取った脚本には、毎回、ト書きに「目が笑っていない有朱」と書かれているそう。「『とにかく目が笑ってはいけないのだな』ということは1話から感じていました」というも、「目が笑わないことはすごく難しくて」と明かした。「ついつい心が踊ったり、その人に愛が少しでも生まれたら、目はキラッとしてしまうもので、常に『仲良くなり過ぎてはダメだ』と。向こうで、松さんと高橋一生さんがおいしそうにどら焼きをたべているけど、そこにキャッキャッとまざって、『どら焼き美味しいね』と言ったら絶対にキャラが崩れるななど、日々、待ち時間に思いながら過ごしています」と空き時間も役作りに励んでいることを明かした。そんな吉岡さんは、第1話の撮影終了後、松さんから、「大変な役だね。でも、吉岡里帆ちゃんはちゃんと目が笑っているから大丈夫だよ。安心して最後まで頑張れ!」と声を掛けられたエピソードを紹介。「『優しい!』と思った記憶があります」とふり返り、「救われました」とも。「口元は笑い、目だけが笑わない」という役は大きな挑戦になったようだが、「自分自身にとっても新鮮な役でした」と述懐した。イベントでは、吉岡さんに、有朱としてセリフをしゃべってほしいとのリクエストが出る一幕があった。吉岡さんは、口は笑っているが目は笑っていない有朱になりきって、「ペットボトル1本分の距離を保ってください。女からキスしたらいけませんよ。男に恋は生まれません」と劇中のセリフを披露。言い終わると、手で顔を覆って照れていたが、会場からは、“悪女”の迫真の生演技にため息が漏れた。驚愕の展開で目が離せない同ドラマも、残すところあと2回。ラストまでの展開について、吉岡さんは、「9話、10話にかけて畳みかけるように『カルテット』の真の面白さが」といい、「これはサスペンスなので。サスペンスの定義を家に帰ってから調べてみてください。最後の最後まで、詰めて、詰めて、みんなで作っていますので、ぜひ、みなさん観てください」と目を輝かせた。(竹内みちまろ)
2017年03月11日女優の吉岡里帆(24)が7日、自身のブログを更新。出演中のTBS系火曜ドラマ『カルテット』(毎週火曜22:00~)で話題となった"投げられる"シーンや、今夜放送の第8話についてつづった。「あなたはまだ何も知らない」というタイトルで更新した吉岡は、「『カルテット』第6話にて、投げられて…第7話で私が見ていた…」と書き出し、投げられて意識を失った有朱(吉岡)の写真、意識が戻った時に有朱が見た空の写真をそれぞれ投稿。続いて、「本当の景色。笑」と記して有朱をのぞき込む幹夫(宮藤官九郎)の写真を公開し、"注意書き"として「注:宮藤官九郎さんはとっても優しい、人を投げる様な人ではありません。手を怪我したハンプティダンプティ」と宮藤の本当の人柄について触れた。ブログ最後には、佐野亜裕美プロデューサーが当初、ドラマの重要なモチーフだと話していた「人生には3つの坂があって、、、上り坂、下り坂、まさか。」を添えて、「今夜第8話でお会いしましょう。主演の4名様にキュンキュンします。最後の嘘つきは誰か。あなたはまだ何も知らない。そうね~人生は~まさか~」と、真紀(松たか子)が歌った歌とともに意味深なメッセージをつづった。この投稿に、「クドカンのビックリ顔!!ww」「かわゆい寝顔」「カルテットもどうなるのか楽しみだし吉岡さんが出演ってことで倍楽しみです!」「ありすちゃんの動向に目が離せなくなっています。」「まだ何かあるんだドキドキだね」「寝転がっている時の景色とってもきれい」など、さまざまなコメントが寄せられている。
2017年03月07日女優の吉岡里帆(24)が17日、今年初めて自身のブログを更新。ファンから「久しぶりの更新待ってました!」と喜びの声が上がっている。TBS系ドラマ『カルテット』(毎週火曜22:00~)に出演中の吉岡。本作で女優の満島ひかり演じるすずめがよく口にしている言葉「ミゾミゾ」をタイトルにしたブログで、「お久しぶりです。吉岡里帆です。2017年、初投稿です。明け過ぎましておめでとうございます。」とファンへ新年の挨拶をし、「日が長く長く空いてしまい、すみません。また、少しずつではありますがよろしくお願い致します」と呼びかけた。そして、カルチャー誌『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』(写真:てんてん)での写真を公開。また、『カルテット』の撮影について「今日も軽井沢は雪景色です」と写真を添えて報告し、「『カルテット』制作チーム皆んな寒さに負けず頑張っています。謎だらけの第1幕が終わり、真意の第2幕に入ります。ミゾミゾします…」とつづった。2016年9月以来となる投稿に、「久しぶりの更新待ってました!」「久しぶりの里帆さんの言葉にドキがムネムネします」「明け過ぎましておめでとうございます(笑)」「ブログ更新、首を長~くして待ってたのであ~~る」「わあ~~ひさびさのブログ更新嬉しいです」とファンから喜びの声が寄せられている。
2017年02月18日タレントの加藤紗里が19日、今年初めて自身のブログを更新し、売名疑惑を否定。また、俳優の袴田吉彦との不倫を暴露したグラビアアイドルは自分ではないと主張した。加藤は「2017ねん、最近の売名行為への紗里への文句につきまして~~~。の件」というタイトルで更新し、「紗里、もしもの時のための花嫁修行のために2017年はブログ辞めようと思ってたんだけど」と約3週間更新しなかった理由を説明。続けて、「ブス!またお前、売名行為やってるだろ!!!!」といったコメントが寄せられていることを報告し、「1つだけ言っていい?紗里は生まれてこのかた1秒も、売名行為なんてしたことないから~~」と疑惑を否定した。そして、「しかも、『やってるだろ?』って言われても、、、なんのことか全く身に覚えがございません。。。。」と再び訴え、「もしかしてだけど、もしかしてだけど、バイキングでやってた、これ~~~???」と、袴田吉彦との不倫を暴露したグラビアアイドルについて報じたニュース記事を添付。 「もぉ~~これ紗里じゃないから~~」と自分ではないと主張した。さらに、「しかも、これってガチの売名目的の炎上のやつじゃん!?コワーーーーイがたぶる…」と加藤。「そんな感じで、紗里はこれ全く関係ないから紗里に文句言わないで~~~」と呼びかけ、「逆に関係ないのにいきなり文句言われて、紗里がプンプン丸だよぉ」と怒りを示した。
2017年01月19日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで12月8日、中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助が、歌舞伎界“史上初”となる“親子4名同時襲名”を行い、パークで公演中の15周年記念パレード「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」を「襲名披露リ・ボーン・パレード」と代え、一家で“やり過ぎ”お練りを披露した。中村芝翫さん、橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの4名が「襲名披露リ・ボーン・パレード」を先導する、ユニバーサル・グローブを掲げたフロートの上で手をふると、パークのゲストから次々と歓声が。メイン・ストリートでは中村芝翫さんの妻で三兄弟の母である三田寛子さんがパレードを見守り、「今日はいちギャラリーとして参加したけど、ゲストと一緒に心が一つとなってお祝いできたことが本当にありがたいです」とコメントした。一方、中村芝翫さんは、「パレードに乗車して涙がこぼれそう。USJのように我々の歌舞伎も日本から世界に届けたい。日本の伝統芸能である“歌舞伎”、世界最高のエンターテイメントを提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ともにこれからも素晴らしいエンターテイメントを日本から世界へ発信していきましょう」と、抱負を口にした。また、「襲名披露リ・ボーン・パレード」を終えた中村芝翫さん一家は、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアにて、今年新たに登場した「ワンド・マジック」を体験。家族全員で「ロコモーター!」と呪文を唱えて杖をふると、「魔法のクリスマス・ツリー」のオーナメントが次々と踊り出して、魔法界のクリスマスを満喫した。■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン×大阪松竹座中村橋之助改め八代目中村芝翫国生改め四代目中村橋之助、宗生改め三代目中村福之助、宜生改め四代目中村歌之助「襲名披露リ・ボーン・パレード」2016年12月8日(木)1日限りで開催写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日