声優としてだけではなく、歌手、俳優などさまざまな活躍を見せる宮野真守さん。そんな宮野さんの魅力に迫りました。――こんなふうに言うのも…ですが、以前は、声優というと俳優とは違う裏方のような存在として認識されていたように思います。そういう世間の見方が変わってきたのも、宮野さんの存在が大きかったように思うのですが。宮野:…18歳くらいの頃、本屋でバイトをしていたんですが、職業の本があって、声優の欄に“俳優の副業”って書いてあったんです。すでにその頃、声のお仕事を始めていたんで、コンニャローと思いましたよね。ただ、僕自身、声優を目指して勉強してきたわけではなかったので、やっていくうちに、世間ではそう見られているんだなって徐々に知っていった感じでした。でも、そのことよりも、声の現場が本当に嬉しかったし、楽しかったんですよ。初めてレギュラーをいただいたのが海外ドラマの吹き替えなんですが、毎週仕事があることが嬉しかったし、毎週毎週、大ベテランの先輩方の背中を見て学べるのも楽しくて、本当に感謝しかありません。確かにいま、世間的な変化は感じますけれど、いろんな方々が頑張ってきたことを知っているし、僕がどうこうより、業界自体が変わってきたのかなと。ただ、新しいことにチャレンジしてきたことの自覚はあって、ちゃんとパイオニアとしての道は自分なりに進めているのかなと思っています。――もともとミュージカルがお好きだったそうですね。ミュージカル『王家の絞章』で、ミュージカルの殿堂ともいえる帝国劇場の舞台にも立ちました。かつての夢をいま叶えているみたいなお気持ちはあったりするんですか。宮野:模索していた10代の頃に悶々と抱えていた怨霊が成仏した気はしてます(笑)。――舞台では体の動きを伴う表現が必要ですが、声優は声だけで表現しなければいけないお仕事です。両方を経験することでの変化はありましたか。宮野:もともと劇団で演技は経験していて、そこから声優のお仕事を始めた経緯もあって、違いはさほど感じてはいないんです。たしかに声優は声で伝える仕事ですけれど、例えば、体の動きや体勢によっても声の状態って変わってきますよね。それに関しては、体を使った芝居の経験が、声優としての表現のプラスになっていると感じることが多いです。キャラクターの置かれた状況をリアリティのあるお芝居でちゃんと伝えるためには、やっぱり実感や経験が必要なんですよね。『機動戦士ガンダム00』の出演が決まった時、ある声優の先輩から「ガンダムに乗っている感覚ってわかる?」って聞かれたんです。…そう言われても、わからなくて(笑)。でも、その先輩がすごくカッコよくて、その後で自分のスポーツカーに乗せてくださったんです。ガンダムには乗れないけれど、その時の振動やスピード感だったりを参考に、イメージを膨らませて実感に近づけることはできる。そう教えてくださったんですよね。そういう意味で、舞台もアフレコも、確実に相乗効果はあると思っています。――アニメは、実写や舞台以上に想像で追いつかない世界を形にしていかなければいけませんよね。宮野:時空を超えたり、ノートに名前を書いて人を殺したり、できないですからね(笑)。――それをリアルに落とし込むために、どうされていますか。宮野:集中力と瞬発力と読解力が身につきました。手がかりは台本ですから、まずは本番当日まで台本をとにかく読み込んで、書かれていない部分を想像して、いかに役を自分の中に染み込ませておくかが大事なんです。収録の日は、基本的にテストを1~2回やったらすぐ本番なので、周りの方の芝居や演出の方の指示に瞬時に対応していくことが求められますし。――日常生活の中で、役に使える感情を意識したりもするんですか。宮野:もちろん、こういう時にこう感じるんだって考えることは日々ありますよ。でも、作品の中ではそれ以上のことが起こるので、役にのめり込んで、起こっていることにリアルに反応していく方が感情が動く感覚はありますね。――女性が思い描く理想の男性を演じることも多いですよね。宮野:この仕事を始めた当初、恋愛シミュレーションゲームのアフレコで、ひとりで大量の甘いセリフを収録したんですけれど、恥ずかしくて全然できなくて、「ロマンスが足りない」ってダメ出しを受けたことがあります(笑)。いまも相手がいることを想定してからでないとできないので、収録にだいぶ時間はかかります。――作品の中のキラキラした青春に憧れたりすることはあります?宮野:『ちはやふる』という作品がまさにそう。主人公の千早を演じた瀬戸麻沙美ちゃんは、アニメが始まった当初は本物の高校生。本当にキラキラしていたんですよ。そんな彼女の一生懸命さに感化されて、現場は本当に部活をやっているような雰囲気で、まさに青春だったんですよね。この仕事をやっていると、いつでも青春できるんだなと思って嬉しかったです。――この先の展望として考えていることはありますか?宮野:振り返ってみると、自分でも予期せぬ出会いに恵まれたことが、ここまでいろんなお仕事をさせてもらえてきたことに繋がっているんですよね。例えば、いま出演させていただいている劇団☆新感線の演出家・いのうえひでのりさんは、帝国劇場にミュージカル『王家の紋章』を観に来て、こいつがやるなら大丈夫だと思ってくださったそうで。それって、やり終えた仕事が、次の仕事を繋げてくれているということで、そうなったのも目の前のことを一生懸命やってきたからだと思うんです。お仕事って、自分でやりたいと望んでも、チャンスが巡ってくるとは限らないもの。僕は、見えない先の何かを追いかけるんじゃなく、いまある目の前のことを一生懸命やっていくことを大事にしたいと思っています。みやの・まもる1983年6月8日生まれ、埼玉県出身。子役を経て、‘01年に海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューを果たす。近作に、映画『劇場版はいからさんが通る』『GODZILLA怪獣惑星』など。‘08年よりアーティスト活動をスタートさせ、現在までに6枚のアルバムをリリースするほか、俳優として舞台にも出演。※『anan』2018年2月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・横田勝広(YKP) ヘア&メイク・Chica(C+)インタビュー、文・望月リサ
2018年02月15日人気声優の宮野真守さんをインタビューで直撃。撮影中にもお茶目なポーズをしてみせたり、冗談を言って笑わせたりとサービス精神旺盛。“イケボ”と言われる声以上に魅力的なのは、そのキャラクターそのものでした。いまの声優ブームには、この人の存在が大きく影響しているのは間違いない。声優として第一線で活躍する傍ら、歌手としてもコンスタントにライブをおこない、その高い歌唱力で帝国劇場のミュージカルにも出演。そして、現在出演中の劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人 Season月<下弦の月>』では、小栗旬さんや松山ケンイチさんらが演じた主人公・捨之介を演じている。そのマルチな才能で、従来の声優像を更新する宮野真守さんとは。――初の自叙伝『宮野真守Meet&Smile』が大きな反響を呼んでいます。自身を振り返る機会ってそうはないと思うのですが、こういう形でキャリアを振り返ってみていかがでした?宮野:7歳の頃に劇団ひまわりに入って、刷り込みのように、この世界にいることが当たり前だと思っていたんですよね。でも、逐一思い返す作業をしてみると、紆余曲折があったし、挫折もしたんです。こうしていろんな活動をさせていただけているいまだからこそ向き合えた過去のネガティブな部分もありますし、あらためて、自分がなぜこの世界にいて、何が好きで、どうして続けてきたのかを言葉にできた気がしています。――子役時代から、俳優をやめようと思ったことはないんですか。宮野:物心ついた頃に、自分はこの道で生きていくんだって決めちゃったところがあるんですよ。もともと目立ちたがり屋だったので、多くの人に見てもらって笑ってもらえることが単純に気持ちよかったんです。大人になるに従って自分の表現とは何かを考えるようになり、それがモチベーションへと変わっていったというんでしょうか。――ラジオや星野源さんのテレビ『おげんさんといっしょ』(宮野さんは、MCのねずみの声で出演)を拝見していても、トークが達者ですから、子供の頃から学校では人気者だったんじゃないですか。宮野:売れない子役でしたから、学校にしっかり通っていました(笑)。トークが上手いかどうかは自分ではわからないですが、昔から笑ってもらうのが好きで、ふざけてばかりいました。だから、目立ってはいたと思います。いまも、この仕事をやっていて、一番ガッツポーズが出る瞬間っていうのは、笑いをとった時です。…って、こんなふうに言うと、一体何の仕事ですか、って感じですけど(笑)。――笑いをとるために、なにもそこまでやらなくても、と思うことはあります。だって、ものすごい変顔とか、されていますよね?宮野:(こらえきれず笑いだして)…ククク(笑)…それは僕の性分なんで、しょうがないと思っていただくしかないです。だって鼻水描きたいし、ハゲヅラもかぶりたいんですもん(笑)。――そんな宮野さんを形成してきたカルチャーを知りたいんですが。宮野:とにかくテレビっ子で、とくにバラエティ…志村けんさんのお笑い番組が好きでした。あとは漫画、アニメ、ゲーム…。子供の頃、最新のスーパーファミコンのソフトを1個買うか、中古のファミコンのソフトを3つ買うかで悩んで中古を買ったことがありました。最新のほうがいいのではと思われるかもしれませんが、その時の僕はソフトを数多く集めることに意義を感じていたんですよね。――コレクター気質なんですか?宮野:その時はそうでしたが、いまは使える時間が限られているので、一点集中型です。ゲームも、決まったものをひたすらやる。ただ、やり始めるとやめられなくなっちゃうタイプではあります。みやの・まもる1983年6月8日生まれ、埼玉県出身。子役を経て、‘01年に海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューを果たす。近作に、映画『劇場版はいからさんが通る』『GODZILLA怪獣惑星』など。‘08年よりアーティスト活動をスタートさせ、現在までに6枚のアルバムをリリースするほか、俳優として舞台にも出演。※『anan』2018年2月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・横田勝広(YKP) ヘア&メイク・Chica(C+)インタビュー、文・望月リサ
2018年02月15日ムロツヨシ、芳根京子、宮野真守、山寺宏一らが日本語吹き替えキャストを務めることでも話題の『ボス・ベイビー』。すでに、宮野さんは大人になったティム役を務めることが発表されていたが、実はもうひと役“あるキャラクター”を演じていることがこのほど明らかに。あわせてそのキャラクターが登場する本編映像も到着した。到着した映像は、アメリカが生んだ20世紀を代表するロックスターであるエルヴィス・プレスリーに扮した男たちが、次々とチケットを差し出し、ラスベガス行きの飛行機の搭乗口へと入っていく様子が映し出される。するとそこに、エルヴィスに扮してはいるものの、なにやら怪しげな風貌の男が。チケットの提示を求められ「盗まれた!」と訴えかけるものの怪しまれたため、隙をついて強行突破。実はその怪しげな男の正体は、ボス・ベイビーとティムだった――。今回、何十人ものエルヴィスに扮した男たちが登場するという本作。その全てを演じているのが、実は宮野さんだということが今回判明!「DEATH NOTE」「うたの☆プリンスさまっ♪」など様々な人気作でメインキャラクターを演じ、『怪盗グルー』シリーズや『SING/シング』など海外のアニメ作品の吹き替えも多数担当する宮野さん。この役を演じるにあたって、「監督サイドからの『実際のエルヴィスは、実はこうだった』という演出のもと、あの喋り方になりました」と明かし、自身も出演シーンを見たと言う宮野さんは、「自分でも爆笑してしまいました(笑)是非、皆様にも思いっきり楽しんで欲しいです!」とコメントしている。『ボス・ベイビー』は3月21日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 月 Produced by TBS」が23日に初日を迎え、<下弦の月>チームの宮野真守がコメントを寄せた。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。"Season月"では「上弦の月」「下弦の月」チームに分かれ、同脚本で公演を行う。25日に初日を迎える宮野は「とてもワクワクしています。稽古場に居る時から『これが、あの劇団☆新感線か!』と、度肝を抜かれる瞬間がたくさんありました」と心境を吐露。「いのうえさんの演出のド派手さ、さらには、きめ細やかさ……。感動と共に、正直最初は、ついていくので精一杯でしたが、今は稽古を経て、自分の中での『髑髏城の七人』、自分たちにしか出来ない『髑髏城の七人』への、確かな手応えがあります」と自信を見せる。演じる捨之介役については「憧れの役ですし、今まで錚々たる皆さまが演じてこられた『捨之介』。そこに今、自分がチャレンジ出来ているという事実に、感謝しかありません」と語る。これまでの公演も観たという宮野は「捨之介の生き様、色気、けれん味、憂い、悲しみ、漢気、たくさんの素敵なものを感じさせていただきました。僕も、僕なりの『捨之介』に今、まっすぐ突き進んでいます」と意気込んだ。また、宮野は「上弦の月の福士蒼汰くんの存在もすごく大きくて。彼のキラキラと光る輝きを、ずっとそばで見せていただいたからこそ、僕の『捨之介』もあると思うんです。僕らは“Season月”として、みんなで力を合わせ臨んでいます」と、上弦・下弦合わせてのチーム感を強調した。360°のステージアラウンド東京については「すごい! すごい! もーーーほんっとにすごい! 未知の体験です! こんな劇場味わった事ない! スケールが大きすぎて、演じてるこちらも、本当にアトラクション感覚がある(笑)」と興奮を隠しきれない様子。「舞台稽古中から、楽しくて楽しくて仕方なかったです。『あー、楽しい、あー楽しい』ってうわ言のようにずっと言ってました(笑)」と大物ぶりを見せた。同脚本で2チームに分かれた「Season月」について、宮野は「<上弦の月>の放つ眩いばかりの輝きは、観る人全てを魅了すると思いますし、<下弦の月>は、『家族』のような『繋がり』を今は大切にしています」と違いを表す。「ひと公演ひと公演、全力で我々の『生き様』を貫き通します!」と力強く宣言した。<下弦の月>チームには他、鈴木拡樹、廣瀬智紀、木村了、松岡広大、羽野晶紀らが出演。また<上弦の月>チームには福士蒼汰、早乙女太一、三浦翔平、須賀健太、平間壮一、高田聖子らが出演する。
2017年11月24日『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などで知られるヒットメーカー・細田守監督作品『サマーウォーズ』が8月18日(金)日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」でオンエア。夏にピッタリの本作放送に向けて、制作を手がけた「スタジオ地図」の齋藤プロデューサーのコメントが到着した。主人公は数学オリンピックの日本代表をあと一歩のところで逃した、数学好きの高校生・小磯健二。健二は買い物から行政手続きまであらゆることができる仮想世界「OZ」のメンテナンスのアルバイトで夏休みを過ごしていたが、そこに憧れの先輩・篠原夏希から「田舎に一緒に帰ってフィアンセのふりをする」というとんでもないお願いをされることに。その頃「OZ」では健二のアカウントが乗っ取られシステムに障害が発生。そのせいで健二は容疑者として疑われてしまい、さらにその障害が世界に危機をもたらすことに。内気で弱気な理系少年の健二だが信じてくれる人のために、守りたい人のために、世界を救うために、田舎の大家族と一致団結して謎の敵に立ち向かう…。2006年公開の『時をかける少女』が国内外で数々の映画、アニメ賞などを受賞するなど高評価を得た細田監督が、同作の主要スタッフとともに挑んだ初完全オリジナル作品となる本作。健二役には『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など俳優としての活動だけでなく、昨夏大ヒットを記録した『君の名は。』や現在公開中の『メアリと魔女の花』などで声優としても大活躍中の神木隆之介、夏希役を『進撃の巨人』シリーズや三菱地所のCMでおなじみの桜庭ななみがそれぞれ担当するほか、谷村美月、富司純子、仲里依紗、中村正、永井一郎ら豪華キャストが集結した。本作のプロデューサーであり、細田監督の制作拠点として立ち上がった「スタジオ地図」の代表取締役でもある齋藤優一郎氏から今回の放送にあたってコメントも到着している。「今年は『サマーウォーズ』の公開から8年目の夏、“金曜ロードSHOW!”で本作が放送されるとの決定を聞き、驚き、またうれしく感じています。僕も細田監督もこの作品を作っているときはこんなことが起こるなんて全く思っていませんでしたし、ただただ面白い映画を作りたい、その一点だけを思っていました」「実は僕らはいま、また新しい映画を作っているのですが、思いはあの頃と変わっていません。これからも映画の新しい可能性にチャレンジをして、子どもと大人が一緒に楽しめる夏のアニメーション映画を一生懸命作っていきたいと思っています」。「では今年の夏も『サマーウォーズ』をよろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」。8月1日(火)からは東京ソラマチで本作の世界観を楽しめるコラボカフェ「サマーウォーズ OZ STAND -オズ スタンド-」も開催。この夏、あの感動と興奮をもう1度体感してみては!?金曜ロードSHOW!『サマーウォーズ』は8月18日(金)21時~日本テレビ系でにて放送。(笠緒)■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開(C) 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS
2017年07月14日声優の宮野真守が、佐藤健主演の映画『亜人』(9月30日公開)に出演することが11日、わかった。同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。アニメ版で主人公・圭を演じた宮野は、亜人同士にしか見えない、黒い粒子による人型のようなIBM(インビジブル・ブラック・マター)の声を担当する。声優として確かな実力を持ち、絶大な人気を誇る宮野は、予告編や特報でもナレーションを務め、本広克行監督からの信頼も厚い。今回は圭のIBMとして同作に良いスパイスを与えることになる。○宮野真守コメント僕にとって「亜人」は永井圭の壮絶な人生を通して、いろんな感情を味わった、とても思い入れの強い作品です。彼と一緒にいろんな想いを抱いて、たくさんの景色を見てきました。なので、「亜人」が実写映画化すると聞いたときも、また新たな「亜人」の姿が見られると思い、いちファンとしてわくわくしていました。そこでまさか自分にもIBMの声としてお声がかかるなんて、びっくりしましたけど、とても嬉しかったです。収録は本広監督にご指示頂き、丁寧に演出してくださったので、とても楽しい収録をさせて頂きました。いろんなパターンを録ったので、どれが使われるのか自分でも楽しみです。実写映画の映像も拝見したのですが、とにかくすごいです! IBMや亜人たちのド迫力なアクション。圧倒されすぎて楽しんで最後まで見てしまいました。アニメでも僕が印象に残っている人体実験のシーンがあり、佐藤健さんが体当たりで臨んでいる姿を見て、経験したこともない人体実験シーンを僕もアニメの収録のときに悩みながら全力で演じたなと思い返されました。あの残酷なシーンを体験された方が他にもいる! と佐藤健さんに勝手ながら親近感を覚えました(笑)。なんといっても、「亜人」が持つテーマをアニメ・実写共に、原作へのリスペクトで描かれていると感じました。“死ねないからこそ持つ葛藤”、そして“斬新すぎる設定”が魅力の作品です。アニメとはまた違った展開で進むストーリーも楽しんで観て頂けると思います。インパクトのあるIBMですが、実写映画ならではの魅せ方で登場するので、皆さん是非ご覧頂ければと思います。
2017年07月11日主演の宮野真守を始め、豪華人気声優たちが出演するゴジラの世界初のアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』。本作の特報映像が7月8日(土)から順次劇場上映されることに先立ち、この度、Webにて先行解禁。さらに、新たな怪獣の情報と場面写真も公開となった。巨大生物「怪獣」の出現と、その怪獣をも駆逐する究極の存在「ゴジラ」。半世紀にわたる怪獣との戦争の末、人類は敗走を重ね、ついに地球脱出を計画。そして2048年、中央政府管理下の人工知能による選別を受けた人間だけが恒星間移民船・アラトラム号で11.9光年の彼方にある「くじら座タウ星e」を目指し旅立った。しかし、20年かけてたどり着いたタウ星eの地球との環境条件差は、予測値を遥かに上回り、人類が生存可能な環境と呼べるものではなかった。移民船に乗る一人の青年・ハルオ。4歳のとき、目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていた。移民の可能性を閉ざされ、生存環境も劣悪となった船内でハルオを中心とした「地球帰還派」は主流となり、危険な長距離亜空間航行を決断し地球を目指す。だが帰還した地球は、既に2万年の歳月が経過し、地上はゴジラを頂点とした生態系による未知の世界となっていた。果たして、人類は地球を取り戻せるのか。そして、ハルオの運命は――。本作が描くのは、2万年もの間地球に君臨し続けてきた“ゴジラ”と、それに対峙する人類の因縁の物語。ゴジラの襲撃で両親を失い、ゴジラに対する強い憎悪の心を持つ主人公の青年、ハルオ・サカキ役を宮野さんが演じるほか、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一ら第一線で活躍する声優陣が顔を揃えている。「シン・ゴジラから1年――」という文字から始まる特報では、地球に帰還した移民船の中から、青く美しい地球を険しい表情で見つめる主人公ハルオ(宮野真守)、地球にまさに降り立とうとする複数の揚陸艇、戦闘体制に入る乗組員たちの姿、そして地上に繁殖する未知の怪獣=セルヴァムと、武装した人類たちの激しい戦闘シーンなどがフラッシュバックのように次々と映し出される。セルヴァムは、地球揚陸部隊が発見したゴジラの亜種生物。地球脱出以前に人類がゴジラに対して行った2032年の核攻撃時に採取されたゴジラの細胞データに97%一致しており、ゴジラ同様、金属に極めて酷似した生体組織が、強い電磁気を発生させる特性を持つ。飛行可能な飛翔型セルヴァムと、地を這うワーム型の2種が確認されており、飛翔型はワーム型を、ワーム型はより小さい種を補食し、食物連鎖を形成しているという。そして、特報ラストカットには“ゴジラ”とおぼしき巨大生物の姿が、あの咆哮と共に出現!もはや絶望かと思えるその圧倒的な存在に対し、人類は立ち向かうことができるのか!?公開が待ち遠しくなる映像となっている。『GODZILLA 怪獣惑星』は11月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月06日『サマーウォーズ』『バケモノの子』の細田守監督の最新作を鋭意制作中のスタジオ地図が、「今年もまたあの夏がやってくる」をテーマに細田守監督作品関連の様々なイベントを昨年に引き続き開催することが決定。第1弾として、『サマーウォーズ』のカフェスタンドが東京スカイツリータウン・ツリービレッジに初オープンすることが分かった。“スタジオ地図 2017 in Summer”と題し、「今年もまたあの夏がやってくる」をテーマに、細田守監督作品関連の様々なイベントを開催する本企画。昨年の“スタジオ地図 2016 in Summer”では「時をかける少女カフェ」以外にも、作品の舞台の1つである東京国立博物館にて『時をかける少女』の野外シネマを行い、一晩で 6,500人が来場するほどの人気ぶりをみせた。そして今年も“スタジオ地図 2017 in Summer”の開催が決定。第1弾として、2016年夏に渋谷パルコで開催され、7時間待ちを記録した「時をかける少女カフェ」に続き、この夏は細田監督作品『サマーウォーズ』をイメージした初のコラボカフェスタンド「OZ STAND-オズ スタンド-」が東京スカイツリータウン・ツリービレッジに期間限定でオープン。『サマーウォーズ』をイメージした、ここでしか食べられないコラボメニューが楽しめるという。さらに『バケモノの子』をはじめ、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』のオリジナルグッズを取り扱う「スタジオ地図 SHOP」も併設。今回は約30種類以上の新商品が登場し、なかには仮想世界“OZ”に登場するキング・カズマやラブマシーンなどのデザインを担当した、岡崎能士氏が新たに描き下ろしたキング・カズマの商品も。ショップ内には“OZ”の世界観をイメージしたUFOキャッチャーも登場する。そして『サマーウォーズ』の舞台となった長野県上田市でも、昨年の好評を受け、今年も7月14日(金)から8月21日(月)までの期間で「スタジオ地図 SHOP」の出店が決定。細田守監督最新作の情報にも期待しつつ、夏を彩るこれまでの名作の世界を堪能して。「サマーウォーズ OZ STAND -オズ スタンド-」in ツリービレッジは、8月1日(火)~8月31日(木)まで、東京スカイツリータウン東京ソラマチ4階4番地 「テレビ局公式ショップ ~ツリービレッジ~」にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開(C) 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERSおおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開(C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2017年07月06日ティム・バートン監督が贈る待望の新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』。この度、本作の主人公ジェイクの日本語吹き替えを担当した、大人気実力派声優の宮野真守が、公開翌日の2月4日(土)に劇場舞台挨拶に登壇することが決定した。フロリダで生まれ育ったジェイクは、周囲になじめない孤独な少年。そんな彼の唯一の理解者である祖父が謎めいた死を遂げた。祖父の遺言に従って小さな島を訪れたジェイクは、森の奥で古めかしい屋敷を発見。そこには、美しくも厳格なミス・ペレグリンと空中浮遊能力を持った少女や、いたずら好きな透明人間の男の子、常に一緒に行動する無口な双子、後頭部に鋭い歯を持つキュートな女の子など、まさに“キミョかわいい”(=奇妙でかわいい)少年少女たちが住んでいた。やがて彼らと心を通わせ、夢のような時間を過ごしたジェイクは、自らに宿った、ある“力”に気づき、屋敷に迫る恐るべき脅威に立ち向かっていくのだった…。『アリス・イン・ワンダーランド』『チャーリーとチョコレート工場』などで常に世界中を魅了し、ハリウッドで最もイマジネーション豊かなヒットメーカーと呼ばれるティム・バートン監督。日本に先駆けて昨年9月に公開された全米では初登場1位を獲得し、全世界でも大ヒットを記録。自身7作目の初登場1位作品となった本作を引っさげ、今月30日(月)と31日(火)にはティム・バートン監督の来日が決定。公開に向けてますます盛り上がりをみせる中、次世代の若き英国男子エイサ・バターフィールドが演じている、主人公ジェイクの日本語吹き替えを担当した宮野さんが、2月4日(土)TOHOシネマズ日劇にて舞台挨拶に登壇することが決定。数々のアニメ作品でメインキャストを演じるほか、現在大ヒット公開中の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、エディ・レッドメイン演じる魔法使いニュート・スキャマンダーの吹き替えを担当している宮野さん。今回本作では、ミス・ペレグリンやキミョかわいいこどもたちとの出会いで、自らに“宿った力”に気づいていくジェイクを担当。さらには「エマとジェイクに関しては、ティーンエイジャー同士の恋なの。彼女は失恋を経験し、何年も経てやっと乗り越えたと思ったときにジェイクが現れ、世界を救える別の人にまた恋をしてしまうの」とエマを演じたエラ・パーネルが言うように、宮野さんは恋愛シーンも声で演じることになる。ティム・バートン監督が新たに描く、独創的かつミステリアスなファンタジーワールドは、人と“ちょっと違う”ことはステキなことで、「どんなに奇妙でも、ありのままの自分でいること」を肯定し、勇気付けてくれるユニークで暖かな世界観に溢れた素敵な世界。ぜひ宮野さんが出演する日本語吹き替え版でもその世界を体感してみて。『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は2月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 2017年2月3日より全国にて公開(C) 2016 Twentieth Century Fox
2017年01月27日ゴジラの世界初のアニメーション映画となる『GODZILLA』。この度、本作に出演するキャストに梶裕貴、櫻井孝宏、杉田智和、諏訪部順一、花澤香菜、宮野真守といった大人気実力派声優陣が発表された。先日、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」にて「ユニバーサル・クールジャパン2017」のアトラクションの一つとしてスタートしたことでも話題となった“ゴジラ”。現在もシリーズ最新作『シン・ゴジラ』が大ヒット公開中で、累計観客動員数は現在562万人、累計興行収入81.5億円を突破し、2016年公開実写邦画では堂々No.1を記録している。これまで29本製作された国産ゴジラ映画や、2本製作されたハリウッド映画とも一線を画す、“誰も見たことのないゴジラ”が誕生するという本作。TVアニメーションとしては、これまでに米国にて1978年にアニメ・シリーズ「GODZILLA」を製作・放送、1998年にローランド・エメリッヒ監督によるハリウッド版第1作目「GODZILLA」の続編が「Godzilla: The Series」として製作・放送されていたが、アニメーション映画としては今回が世界初の挑戦となる。また、今回の映画化にあたり、静野孔文と瀬下寛之を迎えたW監督体制で行われ、そしてストーリー原案・脚本はTVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄(ニトロプラス)が担当と日本アニメーション界一級のクリエイターが集結した。本作に出演するキャストには、担当する役は未発表だが「進撃の巨人」(エレン・イェーガー役)の梶さん、「おそ松さん」(おそ松役)の櫻井さん、「銀魂」(坂田銀時役)の杉田さん、「黒子のバスケ」(青峰大輝役)の諏訪部さん、『言の葉の庭』(雪 野百香里役)の花澤さん、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ(一ノ瀬トキヤ役)の宮野さんといった、いずれも数々の人気作でメインキャストを務めてきた豪華声優が参加決定!本作でエグゼクティブ・プロデューサーを務める古澤佳寛(東宝映像事業部映像企画室長)は、「どなたが主演でもおかしくないキャストの皆さんだと思います。すでに収録を済ませていて虚淵さんの生み出す物語やキャラクターと素晴らしい化学反応が起きています。続報にご注目下さい」と期待高まるコメントを寄せている。そんな気になる続報は、東京ビッグサイトにて開催される「AnimeJapan 2017」の2日目、3月26日(日)にキャストが登壇する<『GODZILLA』スペシャルステージ(仮)>にて発表することも決定。キャスト関連情報に加えて、イベント初解禁の情報も用意する予定だ。また、声優陣の発表とあわせて制作現場から1枚のコンセプトアートが公開。人型の兵士、二足歩行をするロボット、さらには巨大な脚を持つ兵器のようなものの一隊が、霧立ちこめる森の中を進むビジュアルになっている。すでに公開されているティザービジュアルに引き続き、舞台や時代などは未だ明かされぬままだ。『GODZILLA』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年01月19日声優の宮野真守が21日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(11月23日公開)のジャパンプレミアに登場した。本作の日本語吹き替え版でエディ・レッドメイン扮する主人公ニュート・スキャマンダーの声を演じている宮野は、ジェイコブの声を担当した間宮康弘と共にレッドカーペットに登場。駆けつけたファンから歓声が沸き起こる中、魔法の杖を持って歩いた。宮野は、自身のブログでもイベントについて報告。「ジャパンプレミアで、なんと、わたくし…レッドカーペットを歩かせていただきましたぁーーーーーー!!!!! 感動です…!!! 感激です…!!! 映画も、大きなスクリーンで観させていただきました!!…未だ興奮が冷めません…!!!」と興奮気味につづり、「今は、ただ、一言だけ…ファンタビ最高ぉ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!」と締めくくった。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、魔法動物の調査で世界中を巡っていた魔法使いニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)がニューヨークに降り立つところから物語は始まり、ある日、ニュートの不思議なトランクから魔法動物たちが逃げ出し街中がパニックに。そして、人間界と魔法界をまたにかけた大事件へと発展する。ジャパンプレミアには、新主人公ニュートを演じるエディ・レッドメインをはじめ、新ヒロインのキャサリン・ウォーターストン、クイニー役のアリソン・スドル、ジェイコブ役のダン・フォグラー、デイビッド・イェーツ監督、プロデューサーのデイビッド・ヘイマンが登壇し、宣伝大使を務める歌手のDAIGOも駆けつけた。また、レッドカーペットには、高橋愛、熊切あさ美、ざわちん、永野ら多くのゲストも登場した。
2016年11月22日日本公開まで、ついにあと1週間を切った「ハリー・ポッター」の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。この度、大人気声優・宮野真守が主人公・ニュートを声で演じている日本語吹き替え版映像が初公開された。おっちょこちょいで人見知りの魔法使いニュート・スキャマンダーは、動物といる方が気が楽な魔法動物(ビースト)学者。ある日、彼の不思議なトランクから、魔法動物たちが逃げ出した!?街中が前代未聞のパニックに。ニュートは人間界と魔法界、2つの世界の危機を救えるのか!?世界に新たな魔法がかかる――新たな仲間、新たな敵。世紀の大事件が動き出す!ハリー・ポッターと同じあの魔法世界の新しい物語を綴る本作。新主人公は、優秀なのにおっちょこちょいで人見知りの魔法使いニュート・スキャマンダー。彼はハリーの先輩で、動物といる方が気が楽な魔法動物学者。そんなニュート演じるのは、『博士と彼女のセオリー』で2015年アカデミー賞主演男優賞に輝き、翌年は『リリーのすべて』で同賞に2年連続ノミネートを果たしたエディ・レッドメインだ。また、エディ演じるニュートの日本語吹き替えを担当するのが、「DEATH NOTE」や「亜人」はもちろん声優だけでなく、歌手としても注目を集める人気実力派声優の宮野さん。過去にも『ハリー・ポッター』シリーズで、クリス・ランキン演じるパーシー・ウィーズリーの声を担当しており、宮野さん自身「とても思い入れの深い作品」とコメント。また、そんな宮野さんが今回の吹き替え声優を務めることが報じられると、ファンたちからは期待のコメントがSNS上に多数投稿され、字幕版だけでなく吹き替え版にも期待がかかっていることが伺えるようだ。そして今回、ついに宮野さんが声で演じたニュートが初お披露目となる特別映像が到着!映像では、「逃げた子たちの身が心配だ」と、不思議なトランクから逃げ出した魔法動物を心配するセリフや、もふもふキュートな魔法動物の二フラーが、お腹の中にたっぷり大好きなキラキラを詰め込む姿を見つけ、飽きれながらも愛情たっぷりなシーンも。新ヒロインのティナを演じたキャサリン・ウォーターストンが、「ニュートが魔法動物と接しているのを見るのが大好きなの。ずっと観ていたいわ」と明かすように、本編ではニュートとたくさんの魔法動物のシーンが描かれる。小さくてカワイイいたずらものから大きくて獰猛な魔法動物まで、それぞれの接し方で魅せる宮野さんの声の演技にも注目だ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年11月18日声優として絶大な人気を誇る宮野真守。この度、来年2月に開催される彼の台湾ライブ「MAMORU MIYANO LIVE in TAIWAN」の模様が、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の映画館にてライブ・ビューイングされることが分かった。「DEATH NOTE」の夜神月役や「デュラララ!!」の紀田正臣役、「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」の一ノ瀬トキヤ、「亜人」の永井圭役など様々な人気作でメインキャストを務め、大人気声優として活躍する宮野さん。現在では声優のみならず、アーティストとしても幅広く活躍し、先日15thシングル「テンペスト」と16thシングル「The Birth」を2枚同時リリース。さらに10月29日からは横浜アリーナ公演2DAYSを含む、全国8都市10公演という自身最大規模のライブツアー「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2016~MIXING!~」を敢行。その圧倒的なパフォーマンスと高い歌唱力で多くのファンを魅了し続けている。そして、ついに自身初となる海外公演となる今回のライブ。海外でも熱狂的な人気を誇り、最高の盛り上がりが期待されるこの記念すべきライブの模様が、今回日本の映画館で生中継!一体、海外の地でどのようなステージを繰り広げてくれるのか。日本でも楽しめるこの機会をぜひ逃さないで。「MAMORU MIYANO LIVE in TAIWANLIVE VIEWING」は2017年2月11日(土)東京・神奈川ほかの映画館にて開催。(cinemacafe.net)
2016年10月31日細田守監督による長編アニメーション映画『時をかける少女』のリバイバル上映が、名古屋センチュリーシネマおよびシネマート心斎橋にて実施される。期間はそれぞれ、2016年10月1日(土)から10月7日(金)、11月26日(土)から12月2日(金)までの1週間。今や夏に子どもと大人が一緒に楽しめるアニメーション映画の代名詞となった細田守監督作品。その歴史の始まりともいえる映画『時をかける少女』の10周年を記念して実施される今回のリバイバル上映では、監督自身が手がけたデジタルニューマスター版で、誰もが知る名作『時をかける少女』がスクリーンに蘇る。10年前に映画館へ足を運んだ人も、当時は映画館に行くことが出来なかった人も、ぜひこの機会に映画館の大スクリーンで本作を鑑賞してみてはいかがだろう。【上映情報】『時をかける少女』10周年記念上映■名古屋上映期間:2016年10月1日(土)〜10月7日(金)上映劇場:名古屋センチュリーシネマ住所:愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋PARCO東館8FTEL:05-264-8580(名古屋PARCO)※上映時間などの上映に関する詳しい情報は劇場HP、または直接劇場に要問い合わせ。■大阪上映期間:2016年11月26日(土)〜12月2日(金)上映劇場:シネマート心斎橋住所:大阪市中央区西心斎橋1-6-14 ビッグステップビル4階TEL:06-6282-0815(シネマート心斎橋)※上映時間などの上映に関する詳しい情報は劇場HP、または直接劇場に要問い合わせ。
2016年09月16日日本一の刃物のまちとして知られる岐阜県関市と井村屋のコラボレーションによるコンセプトカフェ「関鍛冶CAFÉ&あずきBAR」が、2016年9月23日(金)から25日(日)の3日間、名古屋のTHE BROOKLYN CAFÉ テレビ塔店内にオープン。日本刀の展示や、井村屋「あずきバー」を使用した限定メニューの提供を行う。世界有数の刃物工業都市・岐阜県関市「第49回岐阜県関市刃物まつり」に関連してオープンする「関鍛冶CAFÉ&あずきBAR」。岐阜県関市は、イギリスのシェフィールド、ドイツのゾーリンゲンと並ぶ世界有数の刃物工業都市。そのルーツは700年以上受け継がれてきた刀鍛冶にあり、今も伝統的な衣装に身を纏った刀匠たちが日本刀鍛錬を行ってる。「あずきバー」が固いのは、刀匠の鍛錬によって鍛えられたから?井村屋の「あずきバー」は“固いアイス”として知られているが、“あずきバーが固いのは関市の刀匠の鍛錬によって鍛えられたから”というジョークが2015年にSNS上で話題に。このSNS上での盛り上がりを契機に、今回のコラボレーションが実現した。「あずきバー」を使用したユニークなオリジナルメニュー店内では、「あずきバー」を使用したオリジナルメニューを限定販売。「あずきバー」を1本まるごと使ったドリンクや、「あずきバー」で炊いたご飯を使ったローストビーフ丼など全7種がラインナップ。限定メニューを注文すると、 まるで「あずきバー」が関鍛冶によって鍛錬されているかのような音が店内に響くという、ユニークな演出も用意されている。関市指定重要文化財の日本刀も展示また会場内では、刀匠が日本刀鍛錬の際に使用する玉鋼(日本刀の原料となる鉱物)や大槌、室町後期に関市で活動した刀工「孫六兼元」作の日本刀(関市指定重要文化財)を展示。さらに、刀匠による銘切りや、鞘師(さやし)、研師(とぎし)による技能披露も楽しめる。【概要】関鍛冶CAFÉ&あずきBAR期間:2016年9月23日(金)〜25日(日)場所:THE BROOKLYN CAFÉ テレビ塔店住所:愛知県名古屋市中区錦3-6-15 名古屋テレビ塔 1F内容:・日本刀「孫六兼元」や、関鍛治の道具展示(玉鋼や大槌など)・日本刀の重さ体験展示・『あずきバー』を使ったオリジナル限定メニュー販売・刀匠による銘切りや、鞘師(さやし)、研師(とぎし)による技能披露
2016年09月12日ミュージカル『王家の紋章』の初日特別カーテンコールが5日、東京・帝国劇場で行われ、メンフィス役の浦井健治、キャロル役の新妻聖子、イズミル役の宮野真守ら公演メンバーが登場した。同作は、1976年から現在まで連載が続き、累計発行部数4,000万部を誇る同名漫画を原作とした新作ミュージカル。『エリザベート』『モーツァルト!』などの人気作を手がけるシルヴェスター・リーヴァイが音楽を担当した。公演は東京・帝国劇場にて8月5日~27日。カーテンコールで登場した浦井が同作の再演を発表すると、会場は大きな拍手に包まれた。浦井が「2017年4月に東京・帝国劇場、5月に大阪」と、用意していたチラシを衣装から取り出して見せると、宮野が「できる子だね!」と合いの手を入れた。新妻は「王家の紋章という名作が大好きで、長らくいただいていた幸せをなんとかステージ上で返していければと思います」と原作への愛を語る。「こんなにゴージャスなコスチュームも着せていただいて、もう死んでもいいです。死なないけど、死んでもいいくらい幸せです」と深く喜びを表した。人気声優として活躍している宮野は「子役の頃からずっと活動をしていて、帝劇でミュージカルを見て目指したというのもあって、なかなかうまくいかない時もあったんですけど、今こうして、最高のメンバーで最高の作品でこの場所にいるのは、嬉しいし不思議だし、大きな一歩だと思っています」と感動。「皆さんの拍手のおかげで幸せな気持ちでいっぱいです」と客席に感謝した。また、この日は作曲のリーヴァイも登場。「すべてとっても素晴らしかった!」と日本語で称賛の言葉を贈った。浦野は「本当に暑い夏が始まります。ぜひとも応援よろしくお願いします」と客席に語りかけ、その場で見守っていた原作の細川智栄子と芙~みんの姉妹に「40年間、人生をかけた少女漫画を我々に託してくださって、ありがとうございます」と頭を下げた。
2016年08月05日「バナナマン」の2人が吹き替え声優を務める映画『ペット』。いよいよ来週に日本公開を控えた本作から、大人気声優の宮野真守と梶裕貴が吹き替えを担当した鷹とモルモットの初絡み映像が到着した。大好きな飼い主ケイティと不自由ない生活を送っていたマックスの生活は、ケイティが毛むくじゃらの大型犬デュークを保護して連れて帰って来た瞬間から一変! お互いに自分が優位に立とうと奮闘する中で、ある事件をきっかけに2匹は都会という荒野で迷子になってしまう! 果たしてマックスたちは、ケイティが帰宅するまでに家に帰ることができるのか…!?本作は、全世界で空前の大ヒットとなった映画『ミニオンズ』の“ミニオン”を生み出したイルミネーション・エンターテインメントと、ユニバーサル・スタジオが再びタッグを組んだ最新作。「飼い主が留守にしている時、ペットたちは一体どんなことをしているのだろう?」誰もが一度は考えたことがある“ペット”たちの裏側の日常を、ユーモラスに描き出している。日本語吹き替え版には、各方面で活躍する豪華キャストが集結していることでも話題。テリア混ざりの雑種犬・マックス役、ずんぐりむっくりしたのろまな犬・デューク役には、それぞれ「バナナマン」の設楽統、日村勇紀。マックスの飼い主で思いやりに溢れたケイティ役に佐藤栞里、マックスとデュークを救うために仲間たちをひとつにまとめる姉御肌の猫・クロエを女優の永作博美が担当。さらに、小さな生き物を見ると食欲が抑えられない鷹・タイベリアス役に宮野さん、忘れっぽくて愉快で陽気な小さなモルモット・ノーマン役に梶さん、元気で可愛いポメラニアン・ギジェット役に沢城みゆき、ニューヨークシティの下水道に住む、飼い主に捨てられたペット集団のリーダーウサギ・スノーボール役の中尾隆聖も参加している。イルミネーション作品に数多く参加しており、『ミニオンズ』に引き続き本作にも出演する宮野さんと、本作がイルミネーションシリーズ初参加となる梶さん。これまでも「東京喰種トーキョーグール」「七つの大罪」「デュラララ!!」など、共演作が注目を集めてきた2人だが、今回の2人の役どころは、宮野さん演じる鷹のタイベリアスが、梶さん演じるノーマンを食べたくて食べたくて仕方がない…。出演決定時、「僕も梶くんを食べたくて食べたくて仕方がないので、等身大で演じたいと思います(笑)」と語っていた宮野さん。そんなユニークな関係性が各所で話題を呼んでいる。このほど到着したのは、マックスとデュークを探すために集まったギジェット、クロエなどの仲間たち。日頃からマックスに助けてもらっていたことで、次は自分たちが助ける番だと心をひとつにする重要なシーン。しかしそこへノーマンが床下から飛び出し、「マックスを助けに行くぞー!」と同行することを宣言するも、タイベリアスに捕まり、文字通り鷲掴み状態に!大きな口を開けてノーマンを食べようとし万事休すかと思いきや、ギジェットが透かさず注意をしたことで食べられずに済んだノーマン。目を見開きながら「ちっこくて可愛いィィッー」と、食べたい気持ちが丸見えながら必死でその気持ちを抑えるタイベリアスに対し、そんなことに全く気付いていないノーマンは「この鳥好きだよ! クレイジーだけどね」と、そんな2匹の絡みが笑いを誘うシーンに仕上がっている。さらに同時上映には、ミニオンたちが最高の○○○を手に入れるため、お小遣い稼ぎに奮闘する、短編アニメーション『ミニオンズ:アルバイト大作戦』も公開される。『ペット』は8月11日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月04日役所広司、宮崎あおい、染谷将太ら豪華実力派俳優陣が集結し、2015年夏の邦画No.1ヒットを記録した細田守監督作品『バケモノの子』が、この夏、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にてテレビ初放送されることが決定した。母親を亡くしひとりぼっちとなってしまった少年・九太は、「強さ」を求めて、バケモノたちが住む「渋天街」に迷い込み、乱暴者のバケモノ・熊徹らとの出会いと修行の日々を通じて「本当の強さ」とは何かを学んでいく。月日が経ち、たくましい青年へと成長した九太は、現実の世界で同い年の少女・楓に出会い、無限に拡がる可能性という「新しい世界」の魅力に強くひかれていくのだが、その新しい道を進むためには、突如巻き起こった、現実世界と渋天街の両方を崩壊させかねない大きな事件を乗り越えなければならないのであった…。2006年『時をかける少女』、2009年『サマーウォーズ』、2012年『おおかみこどもの雨と雪』を世に送り出した、映画監督・細田守の最新作である本作。2015年7月11日に公開されると、観客動員数459万人という2015年夏の邦画No.1ヒットを記録し、第39回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。海外でも、サン・セバスチャン国際映画祭にてアニメーション映画として初のコンペティション部門に選出され、49の国と地域で配給され世界各地で上映中。先日開催された第25回日本映画批評家大賞アニメーション部門では、作品賞を受賞するなど、いまなお高い人気を誇る感動作だ。主演は、『清須会議』『日本のいちばん長い日』などコミカルな作品からシリアスな作品まで幅広く活躍する名優・役所さん。その熊徹の弟子となった九太の少年期を前作『おおかみこどもの雨と雪』の母親役を好演した宮崎さん、青年期を『寄生獣』『バクマン。』の染谷さんがそれぞれ担当。そのほか楓役に『ちはやふる』シリーズの広瀬すず、熊徹の悪友・多々良に『アイアムアヒーロー』大泉洋、同じく悪友・百秋坊にリリー・フランキーを始め、津川雅彦(宗師役)、山路和弘(猪王山役)、黒木華(一郎彦役/少年期)、宮野真守(一郎彦役/青年期)、大野百花(二郎丸役/少年期)、山口勝平(二郎丸役/青年期)、諸星すみれ(チコ役)、長塚圭史(九太の父親役)、麻生久美子(九太の母親役)と錚々たるキャストが集結した。今回、『バケモノの子』のテレビ初放送を記念し、「今年もまたあの夏がやってくる」をキャッチコピーに、“スタジオ地図2016 in Summer”の開催が決定。2016年の夏で劇場公開から10年を迎える『時をかける少女』のアニバーサリー企画や、数多くの細田監督作品関連イベントを実施予定。第1弾イベントは、東京・渋谷、大阪・梅田で総動員数10万人を超える記録的ヒットとなった“『バケモノの子』展”が、細田監督の故郷であり、『おおかみこどもの雨と雪』の舞台となった富山で開催されるという。『バケモノの子』は、「金曜ロードSHOW!」にて今夏テレビ初放送。(text:cinemacafe.net)
2016年06月02日押井守監督が実写とアニメを組み合わせて製作した最新作『ガルム・ウォーズ』が5月20日(金)に公開を迎え、押井監督、日本語版で主人公の声を担当した朴ロ美、宣伝コピーを担当した虚淵玄が舞台挨拶に登壇した。押井監督が自身の脚本を英訳し、海外キャストで北米ロケを敢行し、日本語版プロデューサーをジブリの鈴木敏夫が務めたことでも話題の本作。戦争に明け暮れる星アンヌンを舞台に神話のような物語が展開する。夜の9時台の舞台挨拶となったが、会場は熱い押井ファンであふれ、これには押井監督も朴さんも感激しきり。押井監督は「いつも(笑)!お世話になっております」と挨拶し笑いを誘う。実は、朴さんと押井監督はこの日がほぼ初対面。押井監督曰く「日本語版は鈴木敏夫に任せていて、互いに口出ししない紳士協定があった」とのことで、声優のキャスティング、アフレコなどにも全く関わってないという。朴さんは、アフレコを「アットホームだった」とふり返り、スタジオで鈴木プロデューサーとも対面したことを明かしたが「(顔を)存じ上げず、作務衣を着た方に『きみの鼻にかかった声もいいね』と言われて『ありがとうございます』と言ったんですが、あとからそれが鈴木さんと知り、ヒイッ!っとなりました」と冷や汗体験を告白。すると押井監督は「鈴木敏夫は服を着てましたか?あの男、アフレコ現場でよくパンツ一丁になるから」「(鈴木氏の朴さんへの発言は)偉そうだけど、たぶん、遠慮があったと思う。女優に弱いし好かれようというヨコシマな心を持ってるから」「朴さんがいなかったら脱いでる。チンパンジーと一緒」などと鈴木プロデューサーの悪口を吐き続ける!この日、鈴木プロデューサーはカンヌ国際映画祭に赴いていたために欠席したが、出会って30年以上になる2人の複雑な(?)関係性に観客は爆笑!それでも押井監督は日本語吹き替え版の出来栄えについて「鈴木敏夫が言っていたことを認めるのはシャクだけど、日本語版になって情緒みたいなものが出て、優しく柔らかくなっている」と鈴木版日本語吹き替えに納得の表情を見せていた。日本での公開に、カラを演じた新鋭メラニー・サンピエールから祝福の手紙が届き、朴さんが代読したが、押井監督は朴さんから「目が潤んでますよ」と指摘され、慌てて「ライトがまぶしいだけ!」と否定。それでも、おかっぱに黒髪で臨んだオーディションを経ての抜擢から、体を絞っての過酷な撮影、肺炎の身をおしての執念を称え「孫みたいなものです」と満足そうに笑みを浮かべていた。本作は17年前に構想するも、中断し、今回やっとの思いで実現にこぎつけた作品。押井監督は「断念したことはなかったけど、中止命令が出て、全員が解雇されたんです。でもしつこくやろうと思ってたし、(契約上)捨てなきゃいけない資料も隠し持ってました。こういう形で実現するとは」と感慨深げ。「いつものことですが、(興行で)パッとしない結果が出ても僕はめげない!10年後もこの作品がスクリーンにかかっていることを信じてます」と力強く語り、ファンから喝采を浴びていた。『ガルム・ウォーズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月21日『バケモノの子』『おおかみこどもの雨と雪』など長編アニメーションから日本映画を牽引する細田守監督と、久しぶりに手がけた実写最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が話題の岩井俊二監督にそれぞれスポットを当てた、日本映画を世界へ発信する特集上映が、10月に開催される「第29回東京国際映画祭」にて行われることになった。まず、最新作『バケモノの子』が2015年公開邦画のNO.1ヒットを記録し、全世界約50か国で劇場公開されている細田監督は、アニメーション特集「映画監督細田守の世界」として上映。内外の観客・批評家から圧倒的な支持を得る“映画作家”細田監督の、初期の貴重な作品から最新作までを紹介する初の大規模上映となる。オリジナルモチーフで物語をつむぎ、日本の“いま”を活写しながら、常に新たな価値観を発信し続ける細田監督の創作の軌跡を辿っていく。この特集に際して、アニメ特撮研究家の氷川竜介氏(明治大学大学院客員教授)は、「細田守監督は、時代とともに成長する映画監督である」とコメント。「恋愛・結婚・子育て・家族と世界の観客すべてに届く普遍的なモチーフを採用し、アニメーションという<動く絵>だけが可能とする表現を駆使して、感情重視の物語をつむぎ出す。常に高みをめざし、芸術に新天地の<地図>を描こうとする作家・細田守。その真摯な姿勢と成長の軌跡を、改めて辿ることで、その作家性に迫り、世界へ発信する機会に期待したい」と思いを込めて語る。また、2つ目の特集は、近年の日本映画をふり返り、現在の日本を代表する数々の作品を映画祭独自の視点でセレクションするJapan Now部門、「監督特集岩井俊二」。本部門では、いま最も海外に発信したい監督1名をピックアップして特集を行っているが、今年は『花とアリス』以来久しぶりとなる長編実写映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』を日本で手がけ、特にアジアで絶大な人気を誇る岩井監督の仕事を改めてふり返る。プログラミング・アドバイザーの安藤紘平監督(早稲田大学名誉教授)は、「JAPAN NOW」のコンセプトについて「『今日の日本映画を通じて、海外に“日本の今”とそこに在る美意識、文化を再認識してもらう』ことと、『それらを創造した監督たちを海外に紹介する』こと」と説明。「岩井俊二監督は、常に“日本の今”を生きる若い世代を寓話的に語りつつ、記憶、時間、空間、社会といったものを彼独特の映像美学で表現する稀有な作家です。新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』でも、日本の美意識を基調に、普遍的な世界観を創造し、世界を視野に入れた作家として今こそ海外にアピールすべき監督です」とコメント、本特集に期待を寄せている。「第29回東京国際映画祭」は10月25日(火)~11月3日(木・祝)、六本木ヒルズほかにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日『攻殻機動隊』シリーズや『機動警察パトレイバー』シリーズなどで知られる映画監督の押井守氏が構想に15年をかけて撮影した映画『GARMWARS ガルム・ウォーズ』の原点であるアニメーション『G.R.M』パイロット版映像の冒頭1分間が公開された。『ガルム・ウォーズ』の舞台は古代、戦いの星アンヌンにて創造主・ダナンが作ったクローン戦士・ガルムの真実を探る旅に出る、しかしそれは神の怒りに触れる行為だった……といったストーリー。『イノセンス』、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などの作品を制作してきたアニメーション制作会社 Production I.Gとオール北米ロケを敢行し、ことばも通じぬ異国の地で、日本人は押井氏含めスタッフ7人。かねてより「実写とアニメーションは融合して区別がつかなくなる」と提唱してきた押井氏は今作にて、アニメーションと実写の境界を越えた新しい映像を作り上げたとのこと。また、日本語版プロデューサーはスタジオジブリの鈴木敏夫氏が務めている。さらに、3月26日より全国の上映劇場にて前売り券の発売を決定し、3,000名の購入者先着特典として『ガルム・ウォーズ』の原点となる『G.R.M』通称『ガルム戦記』のDVDがプレゼントされる。1996年に製作されて以来、2001年の東京国際ファンタスティック映画祭でのみ上映された幻のアニメーション映像となる。映画『GARMWARS ガルム・ウォーズ』は5月20日全国ロードショー。(C)I.G Films(C)1996BANDAI
2016年03月24日『攻殻機動隊』シリーズ、『イノセンス』などを手掛ける押井守監督が、構想15年をかけて異国の地・カナダで全身全霊を捧げて撮影した『ガルム・ウォーズ』。この度、3月26日(土)より発売される前売り券の購入者特典として、本作の原点である超貴重映像が収録されているDVDを数量限定でプレゼントすることが明らかになり、今回そのDVDから冒頭1分間の映像が公開された。遙かなる古代、戦いの星・アンヌン。ここには創造主・ダナンがつくったクローン戦士・ガルムと彼らから神聖視される犬・グラと、鳥が生息している。ガルムはたとえ命を落としても、その個体の記憶をクローンの脳に転写することで、幾世代も生き延びてきた。ダナンが星を去った後、覇権をめぐり3部族の抗争が続いていた。ある日、空の部族・コルンバの女性飛行士「カラ」は、陸の部族・ブリガの兵士「スケリグ」との戦闘の最中、情報操作に長けた部族・クムタクの老人「ウィド」と出会う。我々は何処から来て何処へ行くのか。ウィドが投げかける不可思議な問いによって、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じ、3人は「ガルムの真実」を探る旅に出る。しかし、それは神の怒りに触れる行為だった――。本作は、かねてより「実写とアニメーションは融合して区別がつかなくなる」と提唱してきた押井さんが、『イノセンス』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など数々の作品を共にしてきたアニメーション製作会社Production I.Gとオール北米ロケを敢行。言葉も通じぬ異国の地で、日本人は監督含めスタッフ7人。外国人俳優を起用して撮影に挑み、アニメーションと実写の境界線を越えた新しい映像を作り上げている。また、名だたる名匠と数々の名作を生み出し、ヒットに導いてきた鈴木敏夫が、盟友・押井さんを支えるため、本作の日本語版プロデューサーに就任。『イノセンス』以来、12年ぶりの強力タッグとなっている。そして今回、本作の前売券の概要が決定。購入者特典としてプレゼントされる超貴重DVDは、本作の原点である“最初の映像”[G.R.M.]パイロット版だ。本映像は、1990年代後半に押井監督作品として企画され、1999年に製作が凍結された幻のプロジェクト『G.R.M.』(=通称「ガルム戦記」)の3年に及ぶ開発期間中に制作された数多くのパイロット・フィルムのうちの1本。2001年の「東京国際ファンタスティック映画祭」でのみ上映された“蔵出し映像”であり、制作陣には特技監督として「ガルム戦記」に参加した樋口真嗣も名を連ねているという。そんな樋口監督は、「日本のエンターテインメントは押井守を先頭に革命が起きるんだよって、本当にそう思ってましたから。これをやらないと俺たちは変わらないんだよ」と熱を込めて当時をふり返っている。『ガルム・ウォーズ』は5月20日(金)より全国に公開。(cinemacafe.net)
2016年03月24日細田守監督の『バケモノの子』がBlu-ray&DVDとなって2016年2月24日に発売されるが、本作のBlu-ray&DVDパッケージ展開図や細田守監督書き下ろし短編小説表紙&タイトルが公開された。『時をかける少女』(06年)で人生のある瞬間にだけ訪れるきらめくような青春の断片を、『サマーウォーズ』(09年)では人と人との絆が生み出すパワーが世界を救う奇跡の物語を、そして前作『おおかみこどもの雨と雪』(12年)ではオオカミと人間との間に生まれた「おおかみこども」を育てる姿を通じ、「母親」の無限の強さと優しさとを描き出した細田守監督の3年ぶりとなる最新作『バケモノの子』。『バケモノの子』は、Blu-ray&DVDのスタンダード・エディションとBlu-rayスペシャル・エディションの3ラインナップが用意されるが、DVD&Blu-rayスタンダード・エディションは、くるみ三方背ケースの中にデジパック、ブックレット(劇場パンフレット縮刷版)を封入。Blu-rayスペシャル・エディションには同様のデザインのデジパック、ブックレットに加えて、『バケモノの子』細田守監督書き下ろし短編小説「バケモノの晩ごはん」と、細田守監督のインタビューを収録したオーディオコメンタリー副読本「『バケモノの子』テキストコメンタリー[Interview&Artwork]」が封入される。細田監督書き下ろし短編小説の表紙は、作画監督・山下高明氏描き下ろしのもの。本文中の挿絵も山下高明氏の描き下ろしとなっており、まさにファン必携の特典。さらにはオーディオコメンタリー副読本も作画監督・山下高明氏描き下ろしのイラストが箔押し加工された豪華な表紙となっている。短編小説「バケモノの晩ごはん」は、細田守監督がこのパッケージのために新たに書き下ろした『バケモノの子』のスピンオフ作品。さらにこちらの表紙・挿絵も作画監督・山下高明氏の描き下ろしとなっている。『バケモノの子』のBlu-ray&DVDは、2016年2月24日の発売予定で、価格はDVDスタンダード・エディションが4,800円(税別)、Blu-rayスタンダード・エディションが5,800円(税別)、Blu-ray スペシャル・エディションが8,800円(税別)となる。発売・販売元はバップ。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2016年01月18日声優・歌手として活躍している宮野真守が2016年1月27日にリリースするニューシングル「HOW CLOSE YOU ARE」。そのミュージックビデオのショートバージョンが自身のYouTube OFFICIAL CHANNELにて、フルサイズがGYAO!にて公開された。TVシリーズ『亜人』のエンディングテーマとなっている「HOW CLOSE YOU ARE」は、宮野のシングル表題曲では久々のバラードソング。そんな今作のミュージックビデオでは、終始宮野のその表現力に引きこまれてしまう仕上がりで、薄暗い森の中で枯れ枝の前に座る宮野は、まるで羽がはえたよう……。独特な衣装をまとったコンテンポラリーダンサーもこの空間に花を添えており、歌詞の世界観とリンクした映像美で見事に表現されている。実際、撮影中に気持ちが入りすぎた宮野は思わず涙してしまったようで、フルサイズのミュージックビデオではそんな貴重なシーンも見ることができる。
2016年01月16日声優であり歌手の宮野真守が、2015年11月23日から始まったライブツアー「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2015-16 ~GENERATING!~」初日の北海道公演にて、13枚目となるニューシングルのタイトルと発売日をステージ上のMCにて発表した。注目のタイトルは「HOW CLOSE YOU ARE」で、発売は2016年1月27日の予定。2016年1月から放送開始となるTVシリーズ『亜人』のエンディング曲に決定している。宮野は『亜人』にて、過酷な運命を生きる主人公・永井圭の声優を務めるが、そんな永井圭に向けた、「人間」の心が宿す普遍的な愛を描いたこのテーマソング。タイトルの「HOW CLOSE YOU ARE」には、「どんなに離れていても、君は僕のそばにある」というメッセージが込められているという。宮野真守の13thシングル「HOW CLOSE YOU ARE」は、2016年1月27日の発売予定で、価格は1,300円(税別)。そのほか詳細は宮野真守公式サイトをチェックしてほしい。
2015年11月23日「細田守監督作品『バケモノの子』展 ~時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪~」が本日9月16日(水)、大丸ミュージアム 梅田(大丸梅田店15階)にて開幕した。細田守監督作品『バケモノの子』展のチケット情報本展では、細田守監督最大のヒットとなった『バケモノの子』が『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』を経てどのように生まれた作品なのか…。スタジオ地図と映画スタッフ協力のもと、映画の“設計図”ともいえる「絵コンテ」や、魅力あふれる表情豊かな「キャラクターデザイン」、色鮮やかに作品世界を描き出す手描きの「背景美術」など、厳選されたオリジナル約350点をはじめ、細田守監督作品の世界を彩る貴重な資料をダイナミックな展示で紹介する。最新作『バケモノの子』に関しては、美術ボードの数々や著名な刀匠によって製作された「熊徹の大太刀」などに加え、大阪で“初披露”となる絵コンテやレイアウト、原画を展示する。また、“面白法人カヤック”や“チームラボ”といった話題のクリエイター陣とコラボする体感型展示エリアでは、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』そして『バケモノの子』に至る各作品の名場面を体験できるブースを多数展開し、映画と同様に、大人から子どもまでが一緒に楽しめる展示となっている。『バケモノの子』の舞台、細田守監督と多くのスタッフが作り上げた映画の魅力に、イベントならではの視点で迫る本展で、これまでにない細田守監督作品の世界を体験してほしい。9月28日(月)まで大丸ミュージアム 梅田(大丸梅田店15階)にて開催。また、チケットぴあでは、熊徹の弟子である九太が愛用する「“黒”の刀」をモチーフとしたペンが付いてくるプレミアムグッズ付チケットを発売中。
2015年09月17日宮野真守、水樹奈々、林原めぐみら絶大な人気を誇る声優&アニソンアーティストたちが出演した大型アニメソングイベントの模様が、この度、「アニソン奇跡の夜(仮)~KING SUPER LIVE 2015~」と題しNHK BS プレミアムにて2週連続で放送されることが決定した。さいたまスーパーアリーナにて、6月20日、21日に開催された大型アニメソングフェスティバル「KING SUPER LIVE 2015」。本イベントの出演者には、80年代から現在に至るまでのアニソンブームを牽引してきた超豪華アーティストたちが集結。“歌う声優=声優アーティスト”の先駆者であり、「名探偵コナン」灰原哀役、「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ役、「ポケットモンスター」ムサシ役など数々の代表作を持つ声優・林原さん。数々のスタジアムでライブを開催、2009年には声優初となる「NHK紅白歌合戦」に出場したアニソン界のトップアーティスト、水樹さん。「新世紀エヴァンゲリオン」OPテーマ、「残酷な天使のテーゼ」で一世を風靡した高橋洋子。「機動戦士ガンダム」OPテーマでデビューした森口博子。“王国民”と呼ばれる熱烈なファンを持ち、声優界No.1アイドルの呼び声が高い田村ゆかり。「蒼穹のファフナー」シリーズ主題歌などで知られ、海外にも活動の幅を広げる「angela」。そして、男性声優のソロ公演としては初めて日本武道館での公演を敢行、その甘いマスクと高いダンスパフォーマンス力で多くの女性ファンを虜にする声優・宮野さんも出演。現在、『ミニオンズ』や『バケモノの子』などこの夏の話題作に立て続けて出演する彼の声優としての魅力は劇場で堪能しつつ、同番組でアーティストとして魅せる宮野さんも体感してみてほしい。そのほかにも、上坂すみれ、小倉唯、小松未可子、佐藤聡美、保志総一朗、堀江由衣、ゆいかおり、喜多村英梨など、人気「アニソン」アーティストを中心にベテランから新進気鋭の若手までが一堂に会した。同番組では、アニソンが認知され始めた80年代以降のアニソンの歴史を網羅したこの豪華なコンサートの模様を、2週にわたりたっぷりと紹介。アニソン興隆を支えたアーティストによる夢の共演の興奮を、再び味わってみて。「アニソン奇跡の夜(仮)~KING SUPER LIVE 2015~」は、NHK BS プレミアムにて、9月6日(日)23時より「Vol.1」を、9月13日(日)23時より「Vol.2」を放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日公開初日を迎えた映画『東京無国籍少女』の舞台あいさつが25日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の清野菜名をはじめ、田中日奈子、吉永アユリ、花影香音、押井守監督が出席した。アニメ界の巨匠、押井守監督がメガフォンをとった本作は、園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』でヒロインを好演した清野菜名を主演に抜てき。とある女子美術高等専門学校を舞台に、心身ともに傷を負った少女・藍(清野)の日常が音を立てて崩れ始める姿を描く。押井監督がこれまで避けてきた悲惨な暴力や性的描写を解禁するなど、野心に充ちた作品となっている。本作で映画初主演を果たした清野は「初主演ということで、自分自身プレッシャーと不安もありましたが、監督やスタッフ、キャストの皆さんに支えられて最後まで藍を演じることができました」と周囲に感謝の言葉。押井監督については「第一印象は声が小さい(笑)。現場に入ったらマスクをされていて、頑張って口元を見ながら言葉と照らし合わせましたが、分からなくて『もう1回お願いします!』と繰り返してました(笑)」と苦笑いを浮かべるも「分からないことがあったら監督に何でも聞き、理解するまで何度も何度も説明してくれました。分かりやすかったし納得して演じられました。アクションシーンは自分で見てもビックリするぐらいカッコ良いと思いましたね」と満足げだった。そんな清野を主役に抜てきした押井監督は「この作品は清野くんじゃなかったら出来ませんでした。役者さんはセリフを欲しがりますが、清野くんは構えた時が様になる。若い人は難しかったりしますが、清野くんにそういう不安は全く感じませんでしたね」と絶賛。続けて「初めて主演をやってもらった人は何となく一生つきまとう。また一緒にやりましょう」とラブコールを送ると、清野も「私も撮影している最中に監督の魅力に引き込まれました。また別の作品でご一緒できたらと思ったので、これからもよろしくお願いします」と返して押井監督を喜ばせていた。
2015年07月26日東京都渋谷区の渋谷ヒカリエ9F・ヒカリエホールホールAで7月24日~8月30日、細田守監督作品の世界観を体感できる展覧会「細田守監督作品 バケモノの子展」が開催される。○名作アニメの世界を体感!同イベントでは、世界各国から注目される「スタジオ地図」が贈る細田守監督最新作『バケモノの子』の魅力を紹介するほか、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』の世界観を体感できるブースなどを展開する。また、映画の設計図ともいえる「絵コンテ」や、魅力あふれる表情豊かな「キャラクターデザイン」、色鮮やかに作品世界を描き出す手描きの「背景美術」などを展示する。さらに、「面白法人カヤック」や「チームラボ」といった話題のクリエイター陣とコラボする体感型展示エリアも設置し、大人から子どもまで一緒に楽しめる展覧会となっている。会場では「バケモノの子展限定 クリアフォルダ」(400円)、「バケモノの子展限定 アソート缶クッキー」(1,400円)、「バケモノの子展限定 サマーウォーズ手拭」(600円)、「バケモノの子 ペーパーナイフ」(4,167円)など、同展ならではグッズも販売する。開催時間は10時から19時まで、入場は18時30分となる。会期中は無休。※価格は全て税別(C)2015 B.B.F.P
2015年07月23日押井守監督の実写最新作にして、『TOKYO TRIBE』の清野菜名が初主演するソリッドシチュエーション・スリラー『東京無国籍少女』。この期待の取り合わせに、海外の映画祭から続々と招待オファーが届いていることが判明。それを記念して、劇中では一切“笑わない”清野さんの笑顔がまぶしいメイキングショットがシネマカフェに到着した。舞台は女子美術高等専門学校。かつて天才と持てはやされた生徒の藍(清野菜名)は、事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、いまでは眠ることもできず、授業もドロップアウト、ただ一人で謎のオブジェを作り続けていた…。そんな藍を、再び学校の広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保健医(りりィ)にも、藍は心を開かない。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。世界が注目する押井監督の新たなる挑戦とも言える本作。最低限のCGIで役者の身体表現を最大限に活かしたラスト15分のクライマックスは、過去の実写作品とも一線を画す壮絶さと迫力で、観る者を圧倒する。まず、ワールドプレミアとして7月7日(現地時間)に上映されるのは、スイス・ヌシャテル湖畔で行われる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」。ヨーロッパのファンタ系映画ファンから注目を集めており、「New Cinema from Asia」にて上映される。続く、「ニューヨーク・アジア映画祭」では7月10日に北米プレミア上映。幅広いジャンルのアジア映画に特化した映画祭で、今年は若手俳優に贈られる「ライジングスター賞」に染谷将太が、過去には山田孝之や長澤まさみが選ばれている。また、高倉健、菅原文太へのトリビュート上映が組まれるなど、日本映画も毎年数多く上映されている。さらに、カナダ・モントリオールで行われる「ファンタジア国際映画祭」では、7月21日に上映予定。北米最大級で、昨年は約13万人の映画ファンが参加。親日的な映画祭で、2014年には『太秦ライムライト』が「最優秀監督賞」、『ジョバンニの島』が「最優秀長編アニメーション作品賞」、『るろうに剣心 京都大火編』が「観客賞銅賞」を受賞。また、押井監督には「生涯功労賞」が贈られている。また、アジアを代表するジャンル系映画祭の1つ、韓国の「プチョン国際ファンタスティック映画祭」がアジアプレミアとなる。なお、ワールドプレミアとなる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」では、押井監督のこれまでの功績を紹介するショートムービーが制作され、上映される予定だという。<清野菜名コメント>初主演映画が、海外映画祭から招待されているのは大変光栄です。カンヌ映画祭のマーケットで、アクションシーンの映像を観た海外の映画祭や配給会社からのオファーや問い合わせが届いていると聞きました。ラスト15分のクライマックスシーンの撮影の時は、集中力が高まっていくなかで、周囲がゆっくりと動いているような感覚を、初めて感じました。吹き替えな無しのアクションに期待して欲しいです。海外の反応も楽しみですが、日本の皆さんにもぜひご期待いただきたいです!!『東京無国籍少女』は7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月07日