株式会社ドゥ・ハウスは、当社が運営する日本最大級のお試しサイト『モラタメ.net』において、決済金額の一部をSDGsの達成を支援する団体に寄付する活動を開始しました。ドゥ・ハウスは利用者(顧客)とともに、持続可能な社会実現・安心して暮らせる社会実現に取り組んでまいります。背景モラタメはサービス開始から15年以上、生活者に様々な商品との出会いの場を提供してきました。多様性の重要さが増す社会の中で、様々な理由で困っている人を助ける団体が多数あります。それらの団体の存在を多くの方に知ってもらうことで、社会はさらに暮らしやすく、明るくなっていくだろうとモラタメは考えています。支援団体の存在をより多くの皆さまに知ってもらい、活動を少しでも後押ししたい。そのために、モラタメはこの取り組みを始めることとしました。概要社会貢献活動を強化すべく、『モラタメ.net』利用金額の一部をSDGsの達成を支援する団体へ寄付します。・期間:9月15日(水)~半月ごとに1団体を対象として、寄付および金額の決定を行います。・内容:対象期間中、『モラタメ.net』での決済金額の一部を対象団体に寄付します。半月の期間中、寄付先となる団体の活動を紹介する特設ページを公開します。・寄付対象団体について:「食・食育」「子育て・女性」「社会福祉」の3つのテーマに基づき、対象団体を選出します。SDGsの17の目標のうち、以下3テーマを特に推進しているとモラタメ編集部が感じた団体に寄付活動を行います。「飢餓をゼロに」「ジェンダー平等を実現しよう」「すべての人に健康と福祉を」TOP : 「モラタメ.net( )」についてモラタメ.netは、日本最大級のお試しサイトです。2021年7月に登録会員が110万人を突破。話題の商品が無料でモラえたり、商品価格の半額程度でタメせたり、さらに、クチコミ投稿でポイントをもらえたりと、お得がいっぱい!大手メーカーから地方の老舗メーカーまで、多岐にわたる商品を掲載しています。商品を試した後に投稿されるクチコミは、「お役立ち情報」として、生活者に届けています。また、メーカーの商品担当者は、モラタメを通じて投稿された自社商品のクチコミを、商品開発や商品プロモーションなどに役立てています。会社概要企業の商品開発や商品育成支援を目的に、マーケティングサービスを提供しています。リサーチ事業では定性調査と店頭調査に強みを持ち、マーケターの仮説づくりや検証のためのリアルな事実データの収集・提供を行っています。またプロモーション事業では、ネット上でのサンプリングや店頭購買型サンプリングでのトライアー獲得支援、クチコミによるファン育成支援を行っています。会社名 :株式会社ドゥ・ハウス 設立 :1980 年7 月7 日代表者 :代表取締役社長 小笠原亨 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月16日近年、よく耳にするようになった「SDGs」という言葉。大切なことのようだけれど、どんな内容なのかよく分からない、という人もいるのではないでしょうか。SDGsとは、簡単に言えば「持続可能な社会」を目指して定められた目標のこと。6月26日、このテーマについて小学生とともに考え、実現に向けた課題に取り組む『 小学生SDGsサミット2021 』(主催:朝日小学生新聞・読売KODOMO新聞/共催:株式会社伊藤園)が開催されました。気候変動問題が身近に迫る今、世界規模でどのような取り組みが行われているのか。未来のキープレイヤーとなる小学生たちの豊かな発想力にも注目です!■SDGsって何? どんなふうに向き合っていけばいいの?サミットの冒頭では、まず主催である朝日小学生新聞から清田編集部長、読売KODOMO新聞から新庄編集長が登壇。両紙は子どもだけでなく老若男女の読者を持ち、日本語を学ぶ外国人などにも愛されている新聞です。普段は切磋琢磨し合う2紙ですが、SDGsは皆で取り組んでいかなければならないという危機感を持っている、一緒に考えていこう……というメッセージが送られました。続いて、このテーマについて専門家らによる講演が行われました。まずは慶應義塾大学の大学院政策・メディア研究科の蟹江憲史教授から、「SDGsってなんだろう?」というテーマで、SDGsの内容を分かりやすく噛み砕いて説明いただきました。 SDGsとは、2030年までの国際社会共通の目標として定められたもの。2015年に世界のリーダーたちが話し合い、17の目標と169のターゲット(具体目標)で構成されています。SDGsには「地球環境を良くすること」はもちろん、「人と人の関係をよくすること」や「経済を円滑に回すこと」も含まれており、そうでなければ、世界中のだれ一人も取り残されず、皆が幸せに生きる状況には到達できない、と蟹江教授。SDGsで掲げられている17の目標を叶えていくために、重要な3つのポイントも紹介されました。1. 世界中の皆が「どうやってやるか」を、「(SDGsの)目標から考えること」。2. いずれかの目標に偏ることなく、「17の視点(すべて)から考えること」。そして、3. 取り組みの成果や効果をきちんと「測ること」。私たちがSDGsとどう向き合っていけばいいかが、よくわかる内容でした。ちなみに、サステナブル・ディベロップメント・レポート(持続可能な開発報告書)内で、日本は現在18位にまでランクダウンしているそう。日本は特に、ジェンダー平等や気候変動の具体的な対策ができていない、という課題があることが紹介されました。続いて、蟹江教授のゼミから、学生を代表して落合航一郎さんが登壇。現在2つの取り組みを行なっているそうで、ひとつは、学生独自の視点による、企業評価ランキングの作成。「SDGsに熱心な企業」を学生たちが積極的に選んで入社すれば、企業側も変わらざるを得ないのでは」という仮説を立てて進めているそうです。もうひとつは、オリンピック・パランピックが社会に与える影響について、SDGsを用いた分析を行なっている、とのことでした。「学生の立場でできることをやっていきたい、世代を超えて皆で話し合い、よりよい社会を作っていこう」といったメッセージで締めくくられました。■「アツいまち」や伊藤園が行なっている、SDGsの取り組み続いて、企業や法人視点でのSDGsの取り組みが紹介されました。まずは、一般社団法人アツいまちの代表理事・中島雄平さんが登壇。同法人は、国内最高気温記録を持つ5都市で集い、毎年「アツいまちサミット」を開催しています。今年のテーマは「地域資源を活用した熱中症対策“体感温度×-10℃”」。各都市それぞれの地域特性を活かした取り組みのほか、空中スイカ・グリーンカーテン事業など、全都市共通の活動も行なっています。詳しくは、 こちら を参照ください。各都市で連携し、暑さ対策の啓蒙をすることは、SDGs11番「住み続けられるまちづくりを」という観点だけでなく、13番「気候変動に具体的な対策を」、17番「パートナーシップで目標を達成しよう」にも該当します。今後も17すべての目標を達成できるように歩んでいきたい、という展望が語られました。この「アツいまちサミット」を各都市とともに続けているのが、今回のサミットの共催を務める伊藤園です。マーケティング本部のブランドマネジャー・相澤治さんが登壇し、「伊藤園の取り組むSDGs」について紹介されました。「健康ミネラルむぎ茶」「お〜いお茶」などを手がける伊藤園では、持続可能な農業モデルとして「茶産地育成事業」を行なっているほか、大量に出る茶殻や麦殻の有効活用や、ペットボトルの循環リサイクル推進にも力を入れています。茶殻は緩衝材やマスクケース、名刺、段ボール、封筒、スポーツ競技場の芝生の原料などにも有効利用されており、消臭・殺菌効果なども持っているため、今後も期待大の素材です。また伊藤園は2030年までに、全製品のペットボトルをリサイクル素材100%にする目標も掲げており、「世の中と一緒に、SDGsに取り組んでいきたい」という展望が語られました。■小学生の豊かなアイデアが発揮された、優秀賞作品さて本サミットでは、『2030年の夏に快適に暮らすためのアイデア』を小学生から募集しており、今回、500件を超える応募の中から最優秀に選ばれた3作品の発表と表彰式が行われました。受賞作品の内容を、かいつまんでご紹介します。・黒木秋聖さん:「人工的なクモの糸で世界を救おう」TVで「クモの糸は炭素繊維の15倍の強度を持つ」と知り、強くて環境に優しい素材を使わないのはもったいない!と、2つのアイデアを生み出した黒木秋聖さん。まずひとつは、人工的なクモの糸で円錐形の土壌ポットを作り、木の苗を育てて砂漠などにドローンで効率よく植樹していく……というアイデア。緑化によって地球温暖化の進行を抑えたい、という狙いです。もうひとつは、自分の家にある「木陰の涼しさ」に着目し、樹木のある家や、ツタ類をベランダで育てるマンションは非課税にし、逆に土地や場所があるのに樹木を育てていない家やマンションは課税する……という新しい課税制度のアイデア。人々の意識改革を目的とした制度であること、庭木の剪定や蔦類の販売等で新たな雇用も生めるのでは?と副次的効果にも言及していました。発表後の講評では、「クモの糸を集め、バイオリンやハンモックの糸に活用する取り組みをしている人もいる。実現可能性があるのでは。夢物語ではないと感じた」といったコメントも。2030年になる頃には、皆が「地球は全生物のもの」という意識を持って生活してほしい……という黒木さんのまっすぐなメッセージは、大人たちの心に響くものでした。・小泉英太郎さん:「空気から水を作る装置」続いて、授業や子ども新聞の記事でSDGsを学び、また北極の氷が溶けている事実を知って、このテーマに興味を持ったという小泉英太郎さん。「釣りが大好きで、大人になったら世界中の海で釣りがしたい。そのためにも自然をよい状態で残してほしい」と動機から思いついた3つのアイデアを発表しました。1つ目は、「砂漠地帯に、空気から水を作る装置を置く」というアイデア。ヨーロッパに長く残る美しい建築物のようにすることで、人々に大事にされる施設になるのでは?と細部までこだわり抜いた計画を語ってくれました。2つ目は、世界中のすべての都市の窓ガラスに「透明酵母菌熱吸着シート」を貼り、酵母の力で温度調節や空気の浄化を行い、暑さ対策を行う……というアイデア。貼るだけなら世界中の人が参加できるのでは?という発想には、「非常にキャッチーなアイデア」「誰でもができる方法はないかと考えたことが素敵!」という講評が送られていました。3つ目は、自身の学校にある花壇からヒントを得て、「学校や会社があらゆる土地を管理して、植物を増やしたらいいのでは?」というアイデア。「すべての道やスペースに木や花が植えられたら、大好きな虫も増える」といった発言もあり、自然への愛情がたっぷりと伝わってくる発表でした。・山田遥斗さん:「5rules」山田遥斗さんは、「5つのルールで心を変えよう!」をテーマに、2030年までに以下の5rulesを続けて、温室効果ガスを50%減らそう!という計画を発表してくれました。1. マイボトルに5℃ドリンクを入れて持ち歩く……1年間マイボトルにするだけで、28kgのCO2を削減できる2. 5飯(ごはん)を残さない……食品廃棄によるCO2排出量を減らす3. 週5日は、牛肉を食べない……温室効果ガスの排出量が圧倒的に多い牛肉を食べる回数を減らすことで、CO2を削減4. 5人以上の友達と、本を交換する……本1冊を作るのに約3kgのCO2が排出されるため、「買う」から「借りる」に変えよう 5. シャワーは5分/1回にしよう……毎日1分短くするだけで、年間69kgものCO2削減につながる5に着目した理由は、「五輪」など世の中には5を使っているものが色々とあるし、少なすぎず大きすぎない数字なので、誰もが無理なくできるアクションの鍵になるのではないか……と考えたからだそう。非常に頷かされる観点ですね。学校で学んだ海洋問題から、興味を発展させたそうで、「ひとりでも多くの人にアクションを起こしてほしい」「自分に何ができるのかをもっと知りたい」と、未来への確固たる意思を語っていたのも印象的でした。誰にでもわかりやすい打ち出し方やプレゼン力には、「プロのコピーライター並み!」という感心の声も。固い説明に終始しがちなSDGsのテーマを、「5飯」のようなクスッと笑える表現で楽しくできるんだな、と教えてもらった……といった講評も送られました。そのほかの総評は次のとおり。・朝日小学生新聞 清田編集部長紙からでは分からない思いや意図も伝わり、プレゼンの大切さを改めて実感した。夢物語のように聞こえるアイデアでも、そういうところから未来への希望が膨らんでいく。「こんなことはできない」で片付けず、「ではどうしたら実現するか?」を考える中で、今までにないヒントが生まれるのではないか。・読売KODOMO新聞 新庄編集長先進国と途上国の間の軋轢などもあるが、SDGsで何よりも必要なのは「皆が参加すること」。我々は、「自分が今、何ができるのか」「自分も参加しなければならないのでは?」と感じられる提案をする必要がある。「皆に参加してもらうような方法を、どう提案するか」を模索していきたい。・慶應義塾大学 蟹江教授よりSDGsを考えるときには、未来のほうから今を見つめる“バックキャスト”の観点が必要になる。身近なところにヒントがあり、そこにフォーカスを当てることは非常に大事。日常で気づいた「おや?」を発展させ、応用させていくと、世界を変えるヒントにつながっていく。■暮らしを工夫する「緩和」対策だけでなく、「適応」の対策も必要最後に、最前線で環境問題に取り組んでいる、環境省・地球環境局から深澤友博さん、小川咲季さんが登壇。「緩和」と「適応」という2つの観点から、「今から誰でもできる環境対策」というテーマで講演が行われました。皆で二酸化炭素をできるだけ出さない暮らし方を目指そう、というのが「緩和」の対策です。例えば、出かけるときには「スマートムーブ」を考える……公共交通機関や自転車、徒歩を活用する、できるだけ二酸化炭素を出さない運転をする。屋内にいるときには、「クールビズ」「ウォームビズ」……衣服の調整をする、カーテンを閉めてエアコンの効果を高める。そのほか、家電は省エネ性能が高いものを選ぼう、宅配便はできるだけ1回で受け取ろう、エコカーを選ぼう、ZEH(エコ住宅)を選ぼう、再生可能エネルギーを使った電気の契約をしよう、といった具体的な行動が紹介されました。一方で、気候変動にうまく向き合い、できるだけ影響を受けないように暮らす「適応」にも取り組む必要がある、というメッセージも。すでに起こってしまっている気候変動に対しても対策を行わなければ、暮らしを守れないため、日頃からの「熱中症対策」や「自然災害対策」の重要性が語られました。最後に両紙編集長からは、未来を担う小学生へのメッセージも送られました。これから先の人生、日本人の美徳として「黙って地道にやれ」と言われることもあると思うが、気にしないでほしい。自分の考えを発表することや色々な人の考えを知ることは、よりよい考えにしていくためにも非常に大切こと。SDGsは皆で考えていく問題だから、どんどん発表して、友達ともたくさん話していけば、楽しく取り組めることにもつながるはず……と、人生の先輩としての思いがこもった言葉が送られました。■まとめ環境問題を避けては通れない時代を生き抜く、これからの小学生たち。未来の地球に高い関心を持ち、自らの考えを積極的に発信する姿勢を持っている子どもたちがいることに、頼もしさを感じました。豪雨や台風が起こりやすい暑い夏には、気候変動の問題もより身近なものに感じられますよね。SDGsの目標を叶えるためには、皆で一緒に考えて、取り組んでいくことが何よりも重要です。夏休みの自由研究のテーマに選んでみるもよし、皆さんのご家庭でも、折に触れて「SDGs」について話し合ってみてはいかがでしょうか。(取材・文/外山ゆひら)
2021年06月28日誰でも楽しくオーガニックヘチマ栽培株式会社ネオナチュラルがSDGs活動の一環として、家庭でも簡単に取り組める活動として、ヘチマを栽培し夏の日差しをカットする「グリーンカーテン(壁面緑化)」を作ってもらおうとオーガニックヘチマの種の無料配布をスタートしました。夏に向け、エコで快適な空間作りができるグリーンカーテン用のヘチマは、同社がオーガニック化粧品の原料として使用する「ヘチマ水」のため自社有機農場にて栽培しているものです。ヘチマは誰でも簡単に栽培することができ、詳しい育て方や活用法は同社のホームページにて、動画付きで詳しく解説されています。収穫後の活用方も色々直射日光を遮ることで、室温の上昇を防止するグリーンカーテンですが、その効果は家で過ごす機会の増えた2021年の夏を快適にし、地球温暖化防止にも貢献する取り組みです。収穫したヘチマは若い実を食用にすることもでき、葉はお茶や入浴剤に、茎から採れるヘチマ水を化粧水にとカーテンとしての役割以外にも活用することができます。オーガニックへチマ種の無料配布はお1人様1セット、約12粒をネオナチュラルホームページから、4月23日(金)朝10時迄応募することができます。(画像はプレスリリースより)【参考】※ネオナチュラルホームページ
2021年04月07日誰もが暮らしやすい世界に。そんな“SDGs”な考え方が、チョコレート界にも浸透中。おいしく食べることで地球規模のムーブメントにも参画できる、旬の3ブランドを紹介します。おいしいだけじゃない、「ちょっといい」チョコ。“SDGs”とは貧困や飢餓など、世界が抱える問題を解決するために設定された国際的な目標のこと。この1~2年で急速に浸透し、チョコレートの世界でもその理念に基づいた取り組みが拡大中。「農家から直接カカオ豆を買い付けてチョコレートを作る“ビーントゥバー”ムーブメントからさらに踏み込み、生産国の生活や栽培環境を積極的に守ろうというブランドが増えています」とは、チョコレートジャーナリストの市川歩美さん。「例えばより消費者の好みに合う豆を栽培してもらい、良質のチョコレートを作って、その利益を農家にフィードバックする。互いにプラスになる、良い循環を生み出そうという動きが活発です」今回は早くからSDGsに取り組む国内大手メーカーから、現地に根ざす小規模の作り手まで、いま注目の3ブランドをご紹介。「フランスのヴァローナ社のように、昔からサステナブルな活動を続けながら、それを大々的に謳わないチョコレートブランドも多数あります。気になるチョコレートがあったら、ぜひウェブサイトで情報を確かめてください」支援を続ける産地の名をそのまま冠した新ライン。明治ザ・チョコレートベネズエラ カカオ70¥220(参考小売価格)カカオの個性をそのまま味わえると人気の「明治 ザ・チョコレート」から、産地名を冠した新ラインナップが登場。写真の〈ベネズエラ カカオ70 〉はコーヒーやアーモンドのようなナッティな香り。ほかにフルーティな〈ブラジル カカオ70〉など全4種。ワインのように産地の違いを楽しめる。明治お客様相談センター TEL:0120・041・082カカオ生産国の支援を、世界8か所で展開。良質なカカオ豆の調達と農家の収入の安定を目指し、国内大手メーカーとして初めてビーントゥバーチョコレートを展開した明治。約15年前から始まった「メイジ・カカオ・サポート」では、カカオの栽培やカカオ豆の発酵法の学びの場を設けるほか、井戸の整備や、学校備品の寄贈などで、生産地の農家の支援を続けている。貴重なローカルカカオとバナナの、濃厚なスイーツ。CACAO HUNTERS Plus(カカオハンターズプラス)オムレットチョコバナナ1個¥400コロンビアに移住してチョコレートを作る「カカオハンター(R)」の小方真弓さんが、JR東日本フーズと共同開発した初の実店舗をオープン。カラメルのような香りの、コロンビアのトゥマコ産カカオとバナナを取り合わせたオムレットは、優しくも濃厚な味わい。テイクアウトは3個から箱入れ可。グランスタ東京内TEL:03・5218・7031農家を支える仕組みを、現地に移住して構築。小方さんとコロンビアのチームが共同で立ち上げたのが、「カカオハンターズ」。カカオの栽培指導から選定、発酵、輸出入やチョコレート製作まで一貫して行い、稀少な固有種の保全にも力を注ぐ。カカオの果実としてのおいしさもぜひ知ってほしいと、東京駅構内の店舗では、カカオの果肉を使ったジェラートなども展開中。話題の新ブランドは、パッケージもサステナブル。OVEN.Y.(オーブンニューヨーク)チョコレートサンドイッチクッキー5個入り¥980(税込み)エシカルなチョコレートを取り入れるショコラティエ・江口和明さんが、NYの伝統的な焼き菓子にインスパイアされて立ち上げた新ブランド。パッケージもエコフレンドリーを意識した。ブラックココアの生地とホワイトチョコレートガナッシュのクッキーは、スタイリッシュな見た目も人気。伊勢丹新宿店TEL:03・3352・1111(大代表)市川歩美さんチョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーター。チョコレートに関わる人・事を国内外で取材し、情報を常に発信。今回紹介したブランドの多くについても、リコメンドを寄せてくれた。※紹介している商品は、掲載アドレス以外に直営ブティックやオンラインショップでも購入可能。ショップや施設の営業時間が変更になる場合があります。※『anan』2020年1月20日号より。写真・中垣美沙スタイリスト・荻野玲子取材、文・新田草子(by anan編集部)
2021年01月15日女優・のんが29日、都内で開催された「ジャパンSDGsアクション」記者発表会にリモートで出演した。日本におけるSDGs(持続可能な開発目標)のさらなる認知拡大と、SDGsの行動につながる取り組みの推進を目的に「ジャパンSDGsアクション推進協議会」が発足。同協議会では、コロナ禍と今後の社会において“私たち一人ひとりの行動が未来につながる”をコンセプトに掲げ、日本のSDGsアクションを推進する官民連携プロジェクト「ジャパンSDGsアクション」をもとに、さまざまな活動を予定している。のんは、主体的にSDGs活動の情報発信をしていく“SDGs People”の第1号に抜てきされ、「すごく光栄に思っています」とコメント。「私は洋服を作ることが好きなんですけど、着なくなった服とかを捨てられなくてリメイクして自分に似合うようにしたりとか、衣装とかで着た服を重ね合わせてやったり、なるべく洋服を捨てないようにしています」と話し、「いろいろ好奇心旺盛に活動しています」と笑顔を見せた。今回、“SDGs People”に選ばれて初めてSDGsを認識したというのん。「自分の身の回りでやっていたことが実はつながっていたのかもというのがみんなの中にあるんじゃないかという気もしていて、そういうのを認識するとSDGsのことがもっと広まっていくのかなと思っています」と語った。のんは、SDGsをわかりやすく伝えるキャラクターも手掛けるという。「絵のお仕事もさせていただいているんですけど、今回キャラクターを描かせていただくということで、頑張ります!」と意気込み、「ロゴとかがカラフルだったりするので、いろんな色を使いたいなと。地球が元気になるような感じがいいですよね」と話した。同記者発表会には、外務大臣政務官の中谷真一氏、神奈川県知事の黒岩祐治氏、ジャパンSDGsアクション推進協議会会長の蟹江憲史氏、お笑いジャーナリストのたかまつなならも出席した。
2020年07月29日自分には関係ない?…いえ、あるんです!知ってますか?未来を変える目標。SDGs(エスディージーズ)について、ジャーナリスト・堀 潤さんが解説してくれました。2030年実現に向けて掲げた17の目標貧困や環境、人権などのテーマに関わるが、世の中のほぼすべての課題を網羅している。注目すべきは12の「つくる責任 つかう責任」など、企業だけでなく、消費者にも自分の問題として考えることを促していることだ。1、貧困をなくそう2、飢餓をゼロに3、すべての人に健康と福祉を4、質の高い教育をみんなに5、ジェンダー平等を実現しよう6、安全な水とトイレを世界中に7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに8、働きがいも経済成長も9、産業と技術革新の基盤をつくろう10、人や国の不平等をなくそう11、住み続けられるまちづくりを12、つくる責任 つかう責任13、気候変動に具体的な対策を14、海の豊かさを守ろう15、陸の豊かさも守ろう16、平和と公正をすべての人に17、パートナーシップで目標を達成しよう17の目標のうち、日本が抱える課題は…。SDGsは、17の目標が掲げられていますが、それぞれさらに細かく169のターゲットが設定されています。たとえば目標1の「貧困をなくそう」には、「1日1.25ドル未満で生活する人々、極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる」、目標4の「質の高い教育をみんなに」には「全ての若者が、読み書き能力および基本的計算能力を身に付けられるようにする」というようなことが盛り込まれているのです。全項目を数値化し、毎年、世界のSDGs達成度ランキングが発表されています。2019年時点で日本は162か国中15位。ちなみに2017年は11位、’18・’19年は15位に落ちてしまいました。上位3位はデンマーク、スウェーデン、フィンランドなどの、北欧の国々が占め、フランスやドイツが10位以内にランクインしており、アメリカは35位です。日本は、ペットボトルのリサイクル率はとても高いですし、経団連をはじめ、企業がSDGsの目標を掲げていることはとても評価されています。また、「技術革新を進めようとしている姿勢は好ましい」とも言われています。一方、日本の課題と指摘されているのは、5の「ジェンダー平等」、12の「つくる責任つかう責任」、13の「気候変動への具体的な対策」、17の「パートナーシップでの目標達成」などです。ジェンダー問題はなかなか深刻です。まず女性の国会議員が少なく、男女の賃金格差も広がっています。家事やサービス残業など、無償労働も女性に多く負荷がかかっているのが現状です。高等教育を受けた女性の数はOECD先進各国のなかでも、ダントツに多いのに、学んだ専門を仕事に生かしていない率が高い。「女の子なんだから、勉強しなくてもいい」という古い考え方がまだ残っているところがあるからです。これは制度だけの問題ではなく、個々の意識にも大きく関わること。ジェンダー教育そのものを根本から考える必要がありそうです。気候に関する問題としては、日本では近年、大型台風や豪雨災害に見舞われていますね。これらもCO2による気候変動の影響だろうといわれています。川が氾濫し、被害が甚大化したのは、昔のように山を手入れしていないせい。木々の根が細っていたところに、雨によって地盤が崩れて木が倒れる。土砂崩れにより、木々は流され、やがて川をせきとめ、川の水があふれて堤防が決壊してしまったのです。これは11の「住み続けられるまちづくり」や15の「陸の豊かさを守る」にも関わる事柄ですね。また、近年とりざたされている働き方改革問題。不名誉なことに、過労死は英語の名詞(karoshi)にまでなってしまいました。働きすぎを抑え、ワークライフバランスをとろうと努力していますが、日本はこの対策を安易な方法で解決しようとしているので警戒が必要です。不足する働き手を、外国からやってきた人たちでまかなおうとしており、特定技能制度を設けました。しかし、労働条件は悪いまま。日本人だけのための「働き方改革」になっていないか、不平等になっていないか。日本は難民認定率も極めて低く、申請者の1%未満です。難民申請が認められず、強制退去処分になった人たちが、まるで拘置所のような東京出入国在留管理局に何年も収容されています。この扱いは非人道的ではないかと、国連から注意もされているのです。SDGsの17の目標すべてを考えようとしても無理ですから、それぞれが自分にできることをしていけばよいと思います。ただ、自分の行動が、誰かに負荷をかけていないか、何をするときにも想像してみることは大事だと思います。食品ロスに加担していないか、資源の無駄遣いをしていないか。たとえば難民問題など、自分には関係ないと無関心でいることは、間接的にSDGsに反した行為かもしれません。自分で行動を起こすのは大変ですが、SDGsのアクションを起こしている現場はたくさんあります。NPOやNGOの現場はたいてい資金不足に悩んでいますから、賛同するアクションをしている人たちを応援することも立派なSDGs。支えてあげてほしいなと思います。堀 潤さんジャーナリスト。1977年生まれ。兵庫県出身。元NHKアナウンサー。自ら立ち上げた投稿型ニュースサイト「8bitNews」ほか、テレビ、ラジオ、SNS等で情報を発信。監督した映画『わたしは分断を許さない』が上映中。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀イラスト・サヲリブラウン取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月05日世界中の人々が、未来へより良く暮らし続けていくために必須な目標、SDGs(エスディージーズ)。…って、そもそも何のこと?成り立ちや内容、私たちの普段の生活との関わりまで、anan目線で楽しく学びます。教えてくれたのは、ジャーナリスト・堀 潤さんです。先進国も途上国も皆が豊かな社会にするために。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。いま世界では環境破壊、紛争、格差など、様々な問題が起きています。このまま放っておけば、経済が立ちゆかなくなり、格差はますます広がり、生きづらくなる一方です。事態を改善するために、政治経済、環境、教育など多岐にわたる17の目標を設定して、2030年までに加盟国の193か国が協力し合い、達成を目指しましょうと、2015年9月に国連サミットで採択されました。実はSDGsには前身となる「MDGs(Millennium Development Goals)=ミレニアム開発目標」があります。2000年に開かれた国連サミットで、8つの目標を掲げ、2015年のゴールを目指しました。これが成果を示し、10億人以上の人が極度の貧困から脱することができ、子供の死亡率も半分以下に。エイズ感染件数は約40%減らすことができました。ただ、一部の地域で置き去りにされる人たちが出てきてしまい、根本解決には、開発途上国と先進国の両方が協力し、「持続可能」であることが必須だろうとSDGsが生まれたのです。これを後押しするように、2015年の12月には気候変動に関する歴史的合意がなされました。パリ協定です。環境のために、温室効果ガスを減らそうとする先進国と、「さんざん排出しておいて、これから成長しようとする俺たちの開発を止めるのか」という途上国の間で対立していたのですが、ここで削減に向け、合意が叶ったのです(残念ながら後年、アメリカは脱退)。SDGsの必要性を世界が実感した、象徴的な出来事は2013年にバングラデシュで起きた縫製工場の入ったビルの倒壊事故でしょう。低賃金、劣悪な環境で働かされていた労働者が、ビル倒壊により1000人以上が死亡、2500人以上が負傷したにもかかわらず補償もありませんでした。世界のファストファッションが、このように虐げられた労働者たちに支えられていたことが明らかになり、業界の意識を変えるきっかけになりました。SDGsの大事なポイントは、単なる社会貢献ではないということです。豊かになることを我慢する、ミニマリストを目指すものではありません。それでは長続きしません。ちゃんと利益をあげ、環境にも人にも優しく、途上国も先進国もwin‐winの仕組みを知恵を働かせて実現させようというもの。金融業界は、環境や社会、企業管理に配慮した企業経営や投資をすすめる「ESG投資」を謳い始めました。これにより産業界も積極的にSDGsに取り組んでいるのです。堀 潤さんジャーナリスト。1977年生まれ。兵庫県出身。元NHKアナウンサー。自ら立ち上げた投稿型ニュースサイト「8bitNews」ほか、テレビ、ラジオ、SNS等で情報を発信。監督した映画『わたしは分断を許さない』が上映中。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀イラスト・サヲリブラウン取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月04日きょうはどのどうぶつさんとお散歩しようかな?キリン、ぞう、うさぎの三匹のどうぶつが隠れている、かわいらしいプルトイ。プルトイはひっぱって歩くことによって体のバランス感覚を養うおもちゃです。「my zoo」には、その日の気分でどうぶつを選ぶことができる楽しさをプラス。自ら考え、選び、決めるということで自立性を高めることにも繋がるといわれています。3匹のどうぶつシルエット子供が大好きな、「キリン」「ぞう」「うさぎ」の3匹のどうぶつたち。それぞれ優しいカラーが魅力です。安心素材キリンとぞうはビーチウッド、ウサギはツルっとしたアクリル素材です。角がなく滑らかな手触りでちいさなお子さんも安心して遊べます。※dou?の商品はすべてCE(ヨーロッパEU諸国共通の玩具安全基準)、食品検査をクリア。お子さまが口にしても安全な塗料を使用しています。小さな手でも引っ張りやすい引っ張る紐の先には、子供の小さな手に収まりやすい丸いウッドパーツが付いていて、ひっぱりやすい工夫が◎。「dou?」のロゴの焼印もデザインのポイントです。「dou?」のぬくもりあるおもちゃたち遊びを通してこどもたちの想像力を高め、家族のコミュニケーションツールになる木のおもちゃ。温もりを感じられる木材で一つ一つ手作りされています。ママとして、育児を体験したメンバーで結成され、高いデザイン性、”学び”をうまくおもちゃに落とし込んだ遊びの設計が魅力です。大切な人への贈り物にシンプルながらお洒落なパッケージ入りなのでギフトにぴったり。かわいいプルトイを引っ張ている姿を想像したくなりますね。最後までご覧いただきましてありがとうございます。引っ張るだけじゃない、自分で好きな動物を選ぶことが出来るプルトイ。丸みのあるフォルムや素材感、カラーなどそこにあるだけでほっこりする木のおもちゃです。ママと一緒に「今日はどのどうぶつにする?」と楽しい時間がすごせそうですね。月齢に合わせて遊び方が選べる「dou?」のおもちゃたち。ご自宅用にも贈り物にもおすすめですよ。
2020年02月20日ファッションとしての着物を提案する「キモノ バイ ナデシコ(KIMONO by NADESHIKO)」から、洗えるフォーマル着物「わたしの、よそいき」「わたしの、ふりそで」が登場。2019年12月6日(金)に発売される。気軽に“洗える”フォーマル着物&振袖結婚式のお呼ばれや成人式、各種パーティーといった特別な“ハレの日”に、着物のお洒落を気軽に。そんな思いで開発された「わたしの、よそいき」と「わたしの、ふりそで」の2つの新シリーズは、現代を生きる女性に向けた“洗える”フォーマル着物だ。フォーマルシーンに合う伝統柄手入れが簡単なポリエステルを素材に採用した同シリーズは、現在のフォーマルシーンに合わせて、100年以上前に完成された伝統的な柄付けを、シンプルながら品のあるクラシカルな色柄で提案。そんな伝統ある柄でも自分らしい着こなしが楽しめるよう、合わせる帯やコーディネートアイテムが豊富に用意されている。国内生産・国内縫製ながら手に取りやすい価格に価格は「わたしの、よそいき」のセットアップきものが59,000円+税、セットアップ帯が17,900円+税。「わたしの、ふりそで」の洗えるふりそでが40,550円+税〜、正絹西陣帯が39,000円+税〜と、いずれも国内生産・国内縫製ながら手に取りやすい価格に抑えられているのも嬉しいポイント。代わり映えしないドレスの代わりに、気軽に購入出来るシックな和装を選択肢に加えてみてはいかがだろう。商品情報キモノ バイ ナデシコ「わたしの、よそいき」「わたしの、ふりそで」発売日:2019年12月6日(金)価格:・「わたしの、よそいき」セットアップきもの 59,000円+税(マイサイズお仕立て付き)セットアップ帯 17,900円+税・「わたしの、ふりそで」洗えるふりそで 40,550円+税〜(マイサイズお仕立て付き)正絹西陣帯 39,000円+税〜
2019年12月06日「個性を大事に」「向き不向きは人それぞれ」「自分らしく」「自分と他人は違う、違っていて良い」と、子どもに伝えようにも、親自身がそういう状態でなかったとしたら、どのように「みんなちがってみんないい」の素晴らしさを示せばよいのでしょう?■「子どもかわいそう」押し付けにさようなら私も大好きな金子みすゞの詩にこんな一節があります。「みんなちがってみんないい」出典:『わたしと小鳥とすずと』このように語りかけることが「オトナと子ども」の間ではままあると思いますが、これはママやパパにも当てはまることではないでしょうか。現時点で、とくに女性は妊娠や出産を機にこれまでの生き方からガラッと生活を変えざるを得ない方が大半ではないかと思います。親になることは「自ら選択したこと」だとしても、「成長や変化」として受け入れるにはあまりにも環境やシステムの不具合が多く、個人個人が思うような子育てをかなえにくいのが現状ではないでしょうか。また「お母さん」になった途端に、社会から求められる「理想や幻想」も多いと感じます。「お母さんだから」「お母さんなのに」「お母さんじゃなきゃ」…この辺の言い回しはすべて平成以前から脈々と受け継がれてきた「呪い」のように感じます。しかもこれらはたいてい「子どもがかわいそう」という善意(あるいは善意とみせかけた何か)からくる個人的な価値観の押し付けではないかと(もちろん子どもの生命や尊厳に関わる場合はこの限りではありません。その時は第三者だろうが速やかに然るべき機関へ!)。そして厄介なことにこの「呪い」はたいてい言葉のみ、そう「口は出すけど手は出さない(手助けしない)」。 ■「お母さんだから」は博物館の倉庫に!価値観だけ押し付けて、膨大な責任と仕事はすべて「お母さん」に丸投げ…。そんな逃げ場のない育児は、令和に持ち越さず、旧時代の遺物として参考までに博物館の倉庫にでもしまっておけばいい。ママやパパになっても1人の人間であることには変わりはありません。どんな生き方やどんな選択をしても、親になったことを一瞬でも後悔することなく、親になってからも「選択肢を失わない・奪われない」社会であってほしいなと思います。というわけで、昭和生まれ平成育ち現在進行形でドタバタ子育て中の私も、「呪い」をはねのけて、まずは気持ちだけでも「令和ママ」でいこうと思います! 「オープン! マインド」「オープン! リソース」「オープン! アップ」親となり育児をしている限り、ささいなことで、多少なりとも不安に感じたりや悩んだりはつきもの。でもそれを1人で抱え込む必要はありません。■ママが楽することへの批判は受け流そうそんなときは、頼れるものなら「子育てサポート」や「ベビーシッター」などの育児のプロ、「家事代行」などの家事のプロ。そんな各種プロを自分の体調不良や仕事など「止むに止まれぬ事情」だけではなく、「リフレッシュのため」「パートナーとデート」「ひとり静かに過ごしたい」など気軽に頼っていいのではないかと思います。しかし前述したものはお金がかかります。あまりお金をかけず手軽に余暇や息抜きをするなら、パートナーだけでなくおじいちゃんやおばあちゃん・ご近所さんを頼ったり、SNSや動画サービスや各種アプリなどもあります。親だけでなく子どもも楽しく過ごせるなら、活用しない手はないはず!そういったことに、いわゆる「楽をしている」「手抜きだ」という批判にこそ、「キミはキミわたしはわたし」の精神で受け流すのがいいのではないでしょうか。■「キミはキミわたしはわたし」は親子でもそれから、じつはこの句には子育て中のママやパパに対するエールの意味だけではなく「親と子の関係」に対して「キミはキミわたしはわたし」を意識することで、「子どもを尊重する」という意味も込めています。突き放すとか放任主義とか、自分さえよければということではありません。別の人生を歩む他者であるということを認めるからこそ大切な存在として接することができるのではないかと。かけがえのない存在ということに対して「お母さんだから子どもを思うのはあたりまえ」という発想は過去の遺物として倉庫へ…。もちろんこれは子どもに語りかける言葉ではなく、あくまで私自身が子どもに向き合う時に意識しているというだけのことです。子どもから見れば、今のところ私に対する気持ちは「お母さんだから」に他ならないでしょうから。それを否定することはしません。それでも子どもたちが成長していくなかでだんだんと「キミはキミわたしはわたし」という発想を、考え方の一つとして身につけてくれたらという願いはあります。まず相手を他者として認識することで、違う考え方や文化を理解するきっかけにできるのではないかと思うのです。他者とは当然コミュニケーションが必要になります。「人は人、自分は自分なんて当たり前じゃん」と言われそうですが、それをないがしろにしてきたから、さまざまな「ハラスメント」が発生してきたのではないでしょうか。そして、それが平成の後半になって、インターネットやSNSなどの普及により噴出し顕在化したように感じます。「キミはキミわたしはわたし」という考え方は、子どもたちがそれぞれ社会で生きていく上で、自分自身を守り、これから出会うであろう大切な人たちを守るスキルになるのではないかな、とも思うのです。育児に奮闘するママやパパ、これからの社会を生きる子どもたちに送る一句です!\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!
2019年06月11日映画『わたしは光をにぎっている』が、2019年11月15日(金)に全国ロードショー。松本穂香が演じる“子供のまんま”でいたい女の子の物語『わたしは光をにぎっている』は、“子供のまんまでいたい”女の子が、新しい場所でどのように居場所を見つけるかを描いた作品だ。舞台は長野・野尻湖。祖母と2人で淡々と暮らす宮川澪は、あるきっかけで上京し、父の親友が営む銭湯で働くことに。都会に馴染めずにいる澪は、銭湯の常連客達と親密になっていき、東京での暮らしが楽しくなっていく。そんなある日、銭湯が閉店することを知ってしまう。主人公・宮川澪を演じるのは、実力派若手女優の松本穂香。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で、主人公の同僚・澄子役を演じて以降、門脇麦主演の映画『チワワちゃん』や『君と月夜に光輝く』、湯浅政明監督の最新作『きみと、波にのれたら』に声優として出演するなど、出演作が続いている。メインキャストまた主人公・澪を取り巻く登場人物たちには、以下のキャストがそれぞれ抜擢されている。銭湯の常連・緒方銀次役(渡辺大知)銭湯の常連・島村美琴(徳永えり)美琴の彼氏・新井稔仁(吉村界人)銭湯の店主・三沢京介(光石研)澪の祖母・宮川久仁子(樫山文枝 )監督に中川龍太郎監督は、1990年生まれの新進気鋭監督として注目を集める中川龍太郎。本作は、第41回モスクワ国際映画祭の出品が決定。なお、第39回モスクワ国際映画祭において国際映画批評家連盟賞を受賞した前作『四月の永い夢』に続き、2作品連続の出品となる。あらすじ宮川澪は、20歳。両親を早くに亡くした彼女は、長野・野尻湖のほとりのこじんまりした民宿を祖母と2人で切り盛りし、淡々とした日常を送っていた。しかし祖母の入院を機に民宿を閉めざるを得なくなり、父の親友であった京介を頼って上京し、彼がひとりで経営する都内の銭湯の元で居候をすることになる。職を探すが、都会の空気にうまくなじめない澪は、徐々に銭湯の仕事を手伝うように。映画監督の夢を持つ銀次や会社員の美琴など、銭湯にたむろする常連客達と次第に親密になる澪。銀次の映画を観たり、美琴に飲み会に誘われたりと、東京での日々が少しずつ楽しくなっていく。しかし、区画整理のため銭湯が近いうちに閉店する運命にあることを知った澪は、ある決断をするのだが・・・。【詳細】映画『わたしは光をにぎっている』公開日:2019年11月15日(金)監督:中川龍太郎出演:松本穂香、渡辺大知、徳永えり、吉村界人、光石研、樫山文枝
2019年04月06日自然の力に着目した『精油とわたし』新ブランド『精油とわたし』の美容オイル3種類が、2018年10月17日(水)から発売される。『精油とわたし』は、"自然の力"を活用し、人間が本来持っているポテンシャルを生かすことを製品開発のモットーとし、フリーアナウンサーの小川りかこが製品アドバイザーを務める。10月17日(水)、CASICA StudioAにおいて、『精油とわたし』の商品発表会が行われる。開催時間は11:00から18:00まで。商品を手にとって試すことができる他、製品アドバイザーの小川りかことチーフバイヤー小林邦宏によるトークイベントも予定されている。商品発表会への参加は、『精油とわたし』のウェブサイトにて受け付けている。『精油とわたし』の美容オイル3種類「Breathe」は、ホホバオイルにゼラニウムとラベンダーをプラス。リラックス効果が高く、カラダや髪の毛にも使用可能。子どもにも安心して使うことができる。アルガンオイルがベースの「Survive」は、肌トラブルが気になっている人にオススメだ。レモンとゼラニウムで、毛穴を引き締めながら皮脂バランスを整える。注目度が高まっているマルラオイルが使われているのが「Waken」。ローズマリーとラベンダーが配合されており、アンチエイジング効果が期待できる。(画像は精油とわたしより)【参考】※精油とわたし※小川りかこオフィシャルブログ
2018年10月07日わたしにできること…それは、町のおしゃべりおばさんになること。虐待には色々な背景があると思うけれど、愛を持って懸命に子育てしてるママだって孤独や疲労や不安が溜まって虐待に繋がるケースも…。私自身、初めての子育てでワンオペ育児の私は家にこもりがちで今思うと軽い育児ノイローゼ気味に…泣き止まない娘を前に「どうか泣き止んでください、、、お願いします」と土下座した記憶があります。今思うと笑い話ですが、当の本人はマジの本気…そんな折、児童館でママ達と何気ないおしゃべりや育児の話をして、帰りに久々に外でランチをした日、とても心がほぐれ普段の自分を取り戻すきっかけになりました。日頃から信号待ちなどで出会った小さい子を連れたママにたまにしゃべりかけたりします。軽く声を交わすくらいですが、私の心がほぐれたように、もしかしたらそのママの心もほぐれてくれてる?かもしれない。そう信じて、これからも積極的におしゃべりしていきたいと思います。これが ”わたしにできること” です。けろよんInstagram : keroyondialy
2018年09月07日<#わたしたちでもできることベビモフ特別対談>この世から児童虐待がなくなるように、との願いから「♯こどものいのちはこどものもの」というチームを組み、さまざまな活動をしているイラストエッセイストの犬山紙子さん。児童相談所で長年子どもの問題を扱ってきた元児童心理司で、『告発児童相談所が子供を殺す』などの著書もあるカウンセラーの山脇由貴子先生。児童虐待の根絶に向けた活動を続けているお二人に、“#わたしたちでもできること”というテーマで対談していただきました。※お二人の対談を3回に分けてお送りします。自分も子育てや仕事でいっぱいいっぱい。そんなときに、児童虐待に対してできることってなに?犬山:はぁ……こうした虐待の実態を聞いているだけでも相当しんどいです。私たち、ベビモフを読んでいる人たちって、子育てしながら仕事をされている方も多いかな。とにかく毎日大変だと思うんですよ。なので、児童虐待に対して何かアクションを起こそうと思うと、すごくハードルを感じてしまう。マザー・テレサみたいな人じゃないと、やれないんじゃないかとか。私ひとりが動いたところで、とか。いや、そもそも今、自分の子育てでいっぱいいっぱいだから、そんな余裕ないわ、とか。私も今回、アクションを起こすまでは、そういうイメージが強くて。でも、そんな余裕がない人でも、何かワンアクションで、ちょっとは状況がよくなるんじゃないかと思うようになったんです。虐待を受けているかもしれないお子さんがいるとしたら、近所の人はどんなことができるんでしょうか?山脇:とにかく私が一般の方向けに講演するときに言っているのは、みなさんがおかしいなと感じたら、大抵の場合、きっとそのおうちに何かあるということです。児童相談所の職員のほうが、慣れすぎているせいで「これくらいなら、あんまりおかしくない」って思っちゃうので。犬山:でも、一般の方にはなかなか見抜けないことも多いと思うんですよ。何かこういうサインがあったときは、気をつけたほうがいいという例はありますか?山脇:たとえば、家に帰りたがらないとか。基本的に、幼児から小学校低学年くらいまでの子が、夕方以降ひとりでフラフラしているのは危険ですよね。これはまず間違いない。あと、これは他人には分からないかもしれないけれど、夜、親が家にいないっていうのは絶対にダメですよね。仕事柄もあるのかもしれない。朝の5時まで仕事していましたっていう人も職種によってはいますよね。でも面倒を見る大人が誰かいる必要はあります。犬山:夫や祖父母とか、誰かがいるんだったら、いいけれども。夜、子どものそばに大人が誰もいないっていうのはダメですよね。山脇:それに付随して、子どもひとりでコンビニに行く、みたいなことも出てくるので。コンビニでは、おなかが空いて万引きする子もいれば、親に万引きさせられる子もいますし。コンビニにそういう子が来たら、通報するという運動をやっている地域もあります。そういう運動も広がっていくといいですよね。犬山:すばらしい!コンビニで何かできないかな?っていう話、ちょうど先日していたんです。もう何かやるとしたら、民間なのかなって。街中にたくさんあるところ、コンビニとか、歯医者とか……。山脇:歯医者にはガイドラインがありますね。犬山:やっぱり虫歯だらけとか?山脇:虫歯が多いのは、虐待のサインですからね。過去の経験では、5歳と6歳の男の子の兄弟で、虫歯がひどくて離乳食しか食べられないというケースがあり、その日のうちに保護しました。あと、朝ごはんを食べてこないとか、やせすぎているとか。小学生だったら、給食をあまりにもガツガツ食べているとかね。「大食いの子なんです」って言われちゃうかもしれないけど。犬山:給食ドカ食いとセットで、不潔だとか……。山脇:保育園に通っている子で、いつもすごく不潔で、持ってくるタオルも汚くて、みんなと一緒にプールに入れられないというケースもありました。犬山:自分の家の前でポツンと立っているみたいな子は?山脇:家からの閉め出しは、もう絶対に110番。ためらわず。ベランダに出すのも、基本は110番だと私は思っています。やっぱり亡くなってしまう子がいるので。いきなり児童相談所に連絡する前にできることはたくさんある犬山:気になる子がいた場合、ハードル低めのできることって、何がありますか?山脇:ひとつは保育園や幼稚園、学校の先生とか、その子に関わる人に話をしてみるっていうことですね。先生は園や学校でしか子どもの姿を見ていないので。放課後はこんな様子なんですよね、っていう情報が入ると「放っておくわけにはいかないな」となる。そこから、先生たちが子ども家庭支援センターや児童相談所に連絡しようか、っていう流れができると思います。だから、気になる子を発見したら、まずは仲のいいママ同士でもいいので、ちょっと情報を集めてみて、その情報を集約したものを先生に持って行く。先生がママたちに言ってくれるかどうかは分からないけれど、もうすでに子ども家庭支援センターが関わっている、という子どももいるかもしれないですし。「あの子についてはすでに把握しているので大丈夫です」と先生に言われれば、これ以上心配しなくていいんだなって思えるじゃないですか。犬山:そうですね。いきなり自分が児童相談所に連絡するとなると、ハードルが高いと感じる人も多いと思います。なんか自分のせいで、あそこの家がバラバラになるのかな……?って思うと、ビクビクしてしまって。先生だったら「すみません。ちょっと匿名でお願いしたいんですけど」みたいな感じで、相談しやすいかな。山脇:ただ、先生によっては、相談した後、すぐにその子の親に連絡しちゃった、というケースもけっこうあるんですよ。だから、ママたちから「先生はどうされますか?」と聞いてみるといいですよね。先生に「まず、親に確認します」と言われたら「それは危険ではないですか?」って。先生が親にいきなり連絡しちゃったせいで、家に帰った子どもが親に責められたなんてことがあると困るので。犬山:まだ園にも入っていない乳児の場合は、どうしたらいいんですか?山脇:乳児の場合は保健所になりますね。保健師さんなどが新生児のいる家庭を訪問する“新生児訪問”のほか、生後4ヵ月までの乳児がいる家庭をスタッフが訪問し、産後のサポートをする“こんにちは赤ちゃん”事業なども各自治体でやっています。犬山:うちの子が生後1カ月のときに来てくれた保健師さん、すっごく優しい方でした。山脇:だから自分の子の健診のついでに「ちょっと気になる子がいて」っていう話をしてもいいわけですよ。歯科健診とかもありますし。あとは、各自治体の子ども家庭支援センターのほとんどが、0歳~3歳を中心として親子で遊べるような“子育てひろば”を開設しています。そこにはちゃんとプロがいますから。犬山:乳児のママたちって、児童館にもけっこう行っていますね。山脇:自分の子どもが児童館や学童を使っていたら、そこの職員の方にちょっと言ってみるというのもいいかもしれない。一番話しやすい人に。犬山:なるほど。この知識はシェアしたいですね。山脇:それに、子ども家庭支援センターって、子どもを預かってくれるショートステイやトワイライトステイの窓口など、働くお母さんにとって活用しやすいサービスがいっぱいあるんですよ。登録しなきゃいけないのが面倒くさいっていう人もいますけど。費用もそんなに高くないですしね。だから、住んでいる自治体の情報を一度しっかり調べてみるといいかもしれない。犬山:でも自治体のホームページって、見づらいんですよね……。山脇:役所や支援センターにはリーフレットがいっぱい置いてあるので、一度行ってもらってくるのもいいと思いますよ。緊急性のある場合はどこに連絡すればいい?児童相談所と子ども家庭支援センターの違いとは――厚生労働省が作った児童相談所全国共通ダイヤル189(いちはやく)はどうですか?山脇:“いちはやく”は電話しやすい反面、実はそんなに早いわけじゃないんですよね。相談員が電話を受けた後、担当の児童相談所に連絡を入れるという流れなので、むしろ時間がかかっちゃう。緊急性があるときは、地区の児童相談所に直接連絡したほうが確実です。児童相談所に直接来た連絡は、虐待通報として「このケースはどうしましょうか?」って、緊急受理会議をするので。そっちのほうが、よっぽど早いです。さっき、犬山さんは「自分が連絡したせいで、その家がバラバラになったら……」と心配していたけれど、通報があったからといって、すぐに児童相談所が子どもを保護することはないですよ。たくさん調査をして、それから預かるかどうかを会議で決めるので。もちろん、その子が全身傷だらけ、アザだらけだったら、すぐ保護しますけど。犬山:うん、たぶんそのことを知らないからハードルが高いと思うので。この知識があるといいですよね。山脇:その一方で、今どきは子ども本人が「家でお母さんに叩かれている」とか「家に帰りたくない」って連絡をして、即、保護になるケースもあるんです。親に何か嫌なことをされると「それ虐待だから!」って騒ぐ子もけっこう増えていて(苦笑)。軽い一言で、すごいことになっちゃうよ、というのを子どもにも知ってほしいですね。あと、児童相談所じゃなくて、子ども家庭支援センターに「気になる子がいる」って通報するのでもいいんです。支援センターには子どもを預かる機能がないので。そこにはどんどん情報を入れてもらって大丈夫。自分の子どもに「気になる子」のことを聞いてみる――というのも、ひとつの方法山脇:そのほかに、自分の子どもに「気になる子はいないか」を聞いてみてもいいかなと思っていて。犬山:あ、いいですね。例えば虐待のニュースがあったときに、子どもに「友達でしんどそうな子がいたりする?」って。それ、すぐできることだ。山脇:で、気になったら、お母さん同士で情報共有してみる。ただ、お母さんたちも忙しいですけどね。犬山:でも、虐待のニュースがあって、何かしたいけど、何もできない。そんなとき「じゃあ、一回ちょっと集まってみましょうか?」って、ママ会をやるだけでも、ひとつのアクションになるかもしれない。何もなかったら、お茶するだけでもいいし。山脇:そうそう。ただの雑談になってもOKなんですよ。雑談は平和の象徴なので。犬山:自分がPTA役員になったら、それを提案してみるとか。山脇:うん、PTA活動が活発な学校っていうのは、とにかく平和ですよ。子どもが明るい。友達のお父さんが会長をやっていたり、お父さんたちが学校の花壇の手入れをしていたり。それだけ大人の目があることになるので。犬山:PTAって、働く親からすると、うわ、めんどくさい!って思っちゃうイメージなんですけど。子どもを守るっていう気持ちだったら、私もがんばれそうな気がする(笑)。山脇:気になる子が、自分の子どもの同級生とか知っている子だったら、チャンスがあったときに、その子から直接話を聞くっていうのもいいと思う。例えば、いつも季節に合わない服を着ているとしても、それは本人のこだわりなのか、親がこれを着ろと言っているのか、服がないのか、理由はいろいろですよね。子どもって、わりと無防備に話してくれるので。そこから何か大きなことが出てきちゃったら、そこで学校の先生に言えばいいし。通報までしなくても地域の力で救われる子も必ずいる山脇:気になる子どもの“お母さん”に声をかけてみることもできますよね。犬山:その声のかけ方も、先生にぜひ教えていただきたくて。「あなた、虐待してるでしょ?」っていうのは絶対にダメじゃないですか。いい声のかけ方って、ありますか?山脇:まぁ、前提として、そのお母さんが話をしたがる人かどうか、っていう見極めが必要だけれど。「いやいや、放っておいてください」みたいな感じになっちゃう人だったら、やっぱり調査の段階から専門家が入らなきゃいけない。でも、そうじゃなかったら、まずふつうに仲良くなって「子育て、大変だよね」っていう話からでいいと思うんですよ。この人は何を大変だと感じているのか、っていうことからだと思うんですよね。困っていることが分かれば、「何か手伝えることがあったら、手伝うよ」って言える。世の中には通報しなきゃいけない人もいるけど、地域の仲間同士のサポートで助かる親、救われる子どもも絶対にいるんです。地域に期待できるのは、そっちでしょうね。どうやって発見して、どうやって手伝ってあげるか、という感じ。「ぜひお願い」と言う人も、きっといると思うので。第3回へと続く……Text:Keiko IshizukaPROFILE山脇 由貴子Yukiko Yamawaki女性の生き方アドバイザー。家族問題カウンセラー。 東京都に心理職として入都し、都内児童相談所に心理の専門家として19年間勤務。2015年に退職後、「山脇由貴子心理オフィス」を立ち上げ、現職。『教室の悪魔』(ポプラ社)、『告発児童相談所が子供を殺す』(文春新書)、『思春期の処方せん』(海竜社)など。PROFILE犬山紙子Kamiko Inuyama1981年生まれ。コラムニスト、イラストエッセイスト。著書に『負け美女 ルックスが仇になる』(マガジンハウス)、『地雷手帖嫌われ女子50の秘密』(文春文庫)、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)ほか多数。2017年に女児を出産し、育児体験者への取材記録や自身の出産体験記を収録した『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)を刊行。現在は「SPA!」「anan」「steady.」「文學界」「読売新聞」などで連載中。▼第1回はこちら
2018年08月30日イランも夏真っ盛り! こんにちは Mamiです。日本の各地で40度近い気温を記録した話を最近よく耳にします。 イランも、40度近くまで気温が上昇することがよくありますが、実際に住んでみてびっくり、涼しいんです! その理由は湿度!だいたい10%くらいなので、カラッとした天気が続いています。直射日光の当たる場所は日差しが辛いのですが、日陰に入ると涼しくてとても過ごしやすい気候です。(とはいえ、暑いのですが。想像していたよりは全然マシです!) ちょっと足を延ばして、宮殿までお散歩! そんな最近、マイブームはお散歩。ひとりで、家から散歩をしたり、メトロで少し遠いところに行ったり。 今回は、お散歩で行ってきた「サアダーバード宮殿」を紹介します! サアダーバード宮殿は、テヘラン北部にある宮殿。かつてのパフラヴィー王家の夏の離宮だった場所が、現在約20個の博物館として公開されています。 本当に大きな場所で、敷地内を乗り合いのバス(ゴルフ場の車みたいなもの)が走る程です。 沢山の博物館がある中で、今回は白の宮殿(メッラト宮殿)と緑の宮殿に行ってきました!敷地がとても広いのですが、緑がいっぱいで気持ちいい場所でした。 入り口からテクテクと5分程度歩いてまず到着したのが通称ホワイトパレス「メッラト宮殿」です。 外から見るとこんな建物!さっそく中に入って行きます。 入り口で支払いをした際のレシートについたバーコードを読み取ってもらい入場。レセプションホールや寝室など様々な部屋をガラス越しに撮影することができます。 一部屋一部屋の絨毯の大きさにびっくり。1番おおきなものは37畳サイズ!手織りで37畳。。衝撃です。 キラッキラ!また同じ建物の中に、近代美術を紹介するコーナーも。 壁や階段まで可愛くて、ついつい写真におさめてしまいます。 白の宮殿を出て、緑の宮殿へ。1キロ以上坂道を登っていきます。気温は35度を超え暑いのですが、日陰に入ると体感温度が一気に下がるのがイランのいいところ。日陰を探しつつ丘を登ります。 そして到着した、通称緑の宮殿ことグリーンパレス。残念ながら内側は撮影禁止です。。白の宮殿よりもサイズは小さいものの、豪華絢爛、とても見応えのある宮殿でした! 広大な敷地には、レストランカフェもあり、ゆっくり休憩もできます。 そして、周りを見渡すとカップルがとても多くてほっこりします。次は誰かと一緒に来たい場所だなと、1人猛暑の中歩いて来たわたしは思うのでした。 イランには、今回ご紹介したような宮殿が沢山あります!また他の宮殿もご紹介できればと思います。それでは! text:Mami Yamada
2018年08月19日今年のラマダンも終わりに差し掛かる今日この頃。イランもようやく夏らしくなってきました。 こちらに来る前は「中東ってなんだか砂漠が広がっているイメージだし、年中暑そうだな」と考えていたのですが、今は日本と近く、さほど変わらない気候だなと感じています。 湿度が年中低く、気温ほど暑く感じないので、直射日光があたる場所以外は心地よく過ごすことができます。 湿度の低さ、カラッとした天気のおかげで、イランはフルーツがとても甘くて美味しい! 今回は、テヘランの街中にある八百屋さん、フルーツ屋さんをご紹介します。 写真のような、大きなバーザールのイメージが強いイラン。 ですが実際は日本と同じように、街の小さな八百屋さんもたくさんあるんです! 季節ごとにたくさんのフルーツや野菜がカラフルに配置されています。 日本でよく見るフルーツはもちろん、変わったものもたくさん! これはトゥートゥと呼ばれる桑の実。4月5月に大量に収穫され、軒先に並びます。 なにこれ!!と、初めは触ることを抵抗したくなるような見た目ですが、味は甘くて柔らかくて◎。 一見梅のように見える右の緑のものは、グーチェサブジーというフルーツ。 甘酸っぱくて食感もよく、小さめの林檎のような感じです。 日本ではあまり目にしないフルーツたち、中にはちょっとぎょっとするような見た目のものも…笑 でも、お店のおじさんにおススメしてもらいながら食べてみると、新しい発見があります。お気に入りの新しいフルーツを見つける瞬間も、これまた楽しい。 ちなみにイランでは、スイカとメロンがとても甘く、そのうえとっても安いんです! メロンやスイカが150円〜300円程度で購入できるため(!)、毎日半玉を贅沢にいただいております。こちらは、テヘランでよく見る細長いメロン。 フルーツはそのまま食べることはもちろん、ジューススタンドで生搾りジュースになって販売されていたり、ドライフルーツにして販売されることも多いです。 イランのカラッとした気候のもと、甘く甘く育つフルーツたち。今度帰国する際は、ドライフルーツをお土産にしようかなと、密かに考えています。 今年のラマダンが終わる頃、イランは大きめの連休が控えています。 わたしは、ちょっと変わったご近所の国に旅行にいってこようかなと企画中! また記事にてご紹介しますね! Mami
2018年06月16日女子の恋愛とか、女子のステキな生活といえば、ほぼ決まってキラキラという言葉がついてまわっていますね。こういう女子向けのネットメディアにしても女性誌にしても、ほとんど毎月、キーワードは決まってキラキラで(オフィスで輝くとか、キャンパスで輝くみたいな特集の切り口)、今月はキラキラするのをやめてみましょうか、みたいなことを言っているメディアって、見たことないですが、あなたは見たことありますか?■■男子にはない女子ならではの悩み?キラキラしているものが苦手とか、わたしはどう転んでもキラキラした女子になれないと思っている人は、メディアが出してくるキラキラ感が苦手で怖くて、キラキラしている女子の写真を見るたびに自己嫌悪に陥る人もいるみたいで、こういうのって男子にはない、女子ならではの生きづらさなのかなと思ったりもします。この前は、非キラキラ女子が、「わたし、恋愛が苦手」と言っていました。で、話の流れで彼女はこうも言いました。「わたし、人と会うのが苦手だから、就活したくない。就活しないで、自分の家でネットでモノを売る仕事をしたい」・・・・・・キラキラしているものが苦手とか、どう転んでもキラキラできない(したいと思えない)人って、恋愛が苦手というより、人全般が苦手ということもあるのだね。もう生きてること自体がしんどそうですよね・・・・・・。■■インスタの苦労あれこれインスタを見ていても、キラキラしている女子は、ほとんど毎日なんらかのキラキラした写真をアップしていますよね。今日は丸の内のカフェに行きましたとか、今日は二子玉川のカフェに行きましたとか、キラキラしたカフェでなにかを飲むのが仕事なんですか的に、それはもうお金も時間もかけてキラキラしている写真をアップしていたりする人、いますよね。そういう人のパワーみたいなものにやられて、ますます落ち込んじゃう非キラキラ女子もいると思います。でも、キラキラした写真をいっぱいアップするのも、大変といえば大変らしいですよ。みなさん、そうそう毎日カフェ遠征ばっかりできるわけじゃないから、写真を撮りためておくとか、写真に写りこむ小物を変えるとか、なんかいくつか聞いたけど忘れましたが、みなさんキラキラする努力をしているみたいです。*おそらく誰だってポジティブな自分とか、成長しているのが手に取るようにわかる自分のことって好きだろうと思います。キラキラと前向きに輝いている自分でありたいなあと思うと思います。そういうのができない人は、「わたしの人生おわってる」くらいに思うこともあるのだろうと思います。■■人の気持ちの法則って決まっていますとくに若いうちは、物事の裏というかカラクリをそこまでたくさん見ていないこともあってか、いかなる若い人も皆キラキラを目指さないといけないとか、若い人はキラキラを目指して当然であって、それを目指さないというのは、女としてどうなのよ、みたいな強迫観念にとらわれている人もいるんじゃないのかなあと思います。でないと、「わたし、人と会うのが苦手で、だからもうわたしの人生おわっている」なんて言い方、しないですよね。かわいそうに。人の気持ちって、水は高いところから低いところに流れる的に、わりと当たり前の法則にしたがってできていて、キラキラした時間が続けば、そのあとには必ずちょっと落ち込む時がやってきます。ずっと落ち込んでばかりだと、いつか前向きになれる時がやってきます。こういうのって、心が自然とそうしていることであって、ことさらなにかを意識しないとそうならないとか、なんらかの努力をしないとそうならないわけではないんですよね。人が等しく持っている心の動きって、みんなに共通しています。いつもいつもキラキラしている人なんていないし、非キラキラ女子にはやがて、太陽が輝くまぶしい夏がやってきます。なので、むしろ今キラキラしていない女子のほうが、伸びしろがたくさんあっていいじゃないですか!と思いますが、あなたはどう思いますか?(ひとみしょう/文筆家)【今夜はちょっと、恋の話をしよう】(ハウコレ編集部)
2018年04月20日こんにちは、Mamiです。 つい最近まで寒い夜を過ごしていたのに、気づけばすっかり春。イランは3月末にノウルーズ(お正月)を迎え、1397年がはじまりました。(イラン暦、まだ慣れません…) そんな異国でのはじめての年越し。日本から私の母と母の友人が2人で遊びに来てくれました。もちろん2人は初イラン、せっかくなので国内旅行に!首都テヘランから、シーラーズ、エスファハンという都市をゆったりとしたスケジュールでまわってきました。 今回はその中から1カ所、シーラーズという街の絶景体験を記事にしたいと思います。 --- 首都テヘランから飛行機で1.5時間、夜行電車やバスだと大体14時間離れた場所に、シーラーズという街があります。 大きな遺跡「ペルセポリス」があったり、シラーという品種のワインの原産地だったりする土地です。都会のようなせかせか感があまりなく、その代わりに広い空と大きな山と緑がたくさんある、のびのびとした雰囲気はさながら暖かい北海道のよう。 シーラーズを訪れるのは今回で2度目。なかでも、わたしが大好きな場所がここ! 通称「ピンクモスク」こと、マスジェデ・ナスィーロル・モスクです。 まさに、光を浴びるという表現!とはじめてここにきた時に感じました。 モスク内の壁一面のステンドグラスに朝日が差し込み、床にひいてあるペルシア絨毯や繊細な模様が描かれたタイルを彩ります。係員の方に伺うと、この景色を見るためには、季節にもよりますが朝8時ごろがベストとのこと。 ですが観光の繁忙期にはたくさんの人で賑わうので(ノウルーズの期間はイラン人もみんな旅行に出る時期)、わたしのオススメはオープン直後の朝7時ごろ。それはこれから綺麗に光が差し込む様子を、贅沢に独り占めできるから!早朝のまだ薄暗い時間帯には、ふんわりと柔らかなパステルカラーの光。それが陽が昇るにつれてパキッと鮮やかなビビッドカラーの光に変化していくさまは、思わず見とれてしまうほど美しいのです。また、春の光、冬の光…季節によっても、また天気によっても光の差し方が変化するのも見所のひとつ。 そしてモスク内だけでなく、外壁も可愛い! イランのモスクはブルー系が多い印象なのですが、ここのモスクはピンクやイエロー系。ひとつひとつ手で丁寧に修理、手入れをしています。 もし、イランに来られる際は…頑張って早起きしてピンクモスクの光を浴びて。お昼頃からちょっと遠出して、ペルセポリスでシルクロードを感じる、なんていう過ごし方もいいかもしれません。 シーラーズのピンクモスク、いかがでしたか。 次はイラン ノウルーズ旅行の2都市名、エスファハンをご紹介出来ればと思います。エスファハンはかつては「世界の半分がそこにある」と言われた場所! これからもどうぞよろしくお願いします。 Mami
2018年04月10日誰かに好意を寄せる権利が、わたしにあるのか?by Pixabay「彼氏、いるんですか?」と聞かれる度、少しほっとしている自分がいる。この人から見れば、私は普通に恋愛をしてもいい人間で、恋人がいてもいい人間。この世界のどこかにいる男性が好意を抱く要素のある人間であり、男性の隣を歩いていても不自然ではない人間に映っているのだろう。普段から女性らしさとは無縁で、「女の子らしい」「女子力」と言われることを身の毛がよだつほど嫌うのに、この時だけは、目の前の人から普通の女性として認められているような、どこにでもいる女性のひとりとして映っているような気がして、安心するのだった。それから、「いないんですよ」「なかなか出会いがなくて」というありきたりな返事を、いつもする。未だに、「私は恋愛をしてはいけないんじゃないだろうか?」と思うことがある。Facebookを開けば、毎週のように友達は結婚し、子どもを産んでいる人だっている。みんな当たり前のように誰かを好きになり、誰かと人生をともに歩む決断をしている。それなのに私は、その前の前の前の前の前の段階くらいで躓いてしまった。こういう考えを持つこと自体恥ずかしくて、かなり情けない。そんなことは分かっている。人を好きになったことだってあるし、恋人だっていたこともある。でも、どうしてもこの疑問を自分の中から抜き切ることができない。周りの人間からどう見られようが構わなくて、好き勝手生きてきたはずなのに、例えば、私がかなり一方的な片思いをしたときに「身のほど知らずだ」「あんな人でも恋愛ができると思っているんだね」と思われるのが、その通りすぎて、どうしても怖い。誰かに好意を寄せる権利は誰にだってあるはずなのに、私だけははく奪されている気がしてしまう。だからなのかもしれない、と、ふと考える。私がひとりでいるのを好きでいて、気にならないのは、そのせいなのかもしれない。家族が周りにいて、友達もたくさんいた幼少期を過ごした私が、ひとりでいることに特段何も思わなくなってしまったのにはきっと色々な理由があって、恋愛ができないことも、そのうちのひとつの要素であるように思っている。ひとりでい続けることは強さではない駅の改札で別れるとき、家路を酔っ払いながら歩いているとき、とても長い間誰とも触れ合わずにいるときに、私はいつも「寂しい」「一緒にいて欲しい」「悲しい」と言えない。言えなくて、後悔して、今も胸に引っかかっている思い出なんていくつもあるのに、きっとこれからも誰かにそういう言葉を言える日は来ないのだろう。私が言っても、何も意味がないんじゃないかと思っている。私のような人間が、誰かに何かを求めても仕方ないんじゃないかとも、思っている。そうして、焦りや悲しみの嵐が過ぎ去っていくのを耐えて続けているうちに、ひとりでいることに慣れてしまった。そんな気がしている。もっと若い頃は、ひとりでいることがかっこいいと思っていた。友達が毎日誰かと連絡を取り合って、寂しさを紛らわすことに何の意味があるのだろうとも、思っていた。常に周囲に誰かを置いていないと落ち着けない彼ら・彼女たちを見下していることもあった。けれど、本当にひとりでいられなくなったとき、頭のなかで真っ先に浮かんだ人にきちんと自分の気持ちを伝えなければ、言葉や感情なんて意味を持たない。ひとりでいることは強さではあるけれど、ひとりでい続けることは、全然強くない。ひとりでいることに慣れ過ぎてしまい、自分の内側で育っていく感情を自分でどうにかする術を知ってしまった私は、とうに人としての大切な何かを失ってしまっていて、もう恋とか、誰かを好きになるとか、そういう感情が腐っていっているのかもしれない。だからこそ、やっぱり私は恋なんてしてはいけないんじゃないかと、そう思うときが、たまにある。Text/あたそ<恋愛なんてただの思いこみ。それでも、孤独を救うにはちょうどいいのだろうか>もチェック!恋愛は孤独の痛み止めになりうるか?『シェイプ・オブ・ウォーター』を観て感じたこと。
2018年04月10日本当にわたしたちを縛るものは何もないし、わたしたちは何も縛ることはできないよ。“僕”とアートからもらったエネルギーこんにちは。ふらふらと写真を撮っている、ふじ がらといいます。“おふじ”って呼んでもらえたら嬉しいです。いまわたしは24歳だけれど、なんだか昨日産まれたばっかりのような気分で毎日を過ごしています。そんななか、なぜだかひどく惹かれて衝動的に買ったコンパクトフィルムカメラと、それと同時期に観た映画、デヴィット・リンチの「ロスト・ハイウェイ」…。「もしかしたら“僕”は消えたんじゃなくて、わたしのなかに戻っただけかもしれない」“僕”は、ひとりで抱えきれないことを代わりに受け止めるためにわたしがつくった、もうひとりの自分だったんじゃないかな、と考えるようになりました。写真を撮る行為とそのひとつの映画が、自分と向き合うきっかけをくれたんです。そこからゆっくりと思うがままに写真を撮って、絵を描いて、惹かれる音楽を聴いて、映画を観て、舞台を観て。いろんな表現に触れることで、ここにいていいんだ…と思えるようになっていきました。これは大袈裟なことじゃなくて、誰かが発する表現には、そのぐらい大きな力があるんじゃないかな。そこには生きるためのエネルギーが止まることなく流れていて、すごく居心地がよくて、すべてがフェア。アートが身近にあったことは、わたしにとって本当にラッキーなことだったと思う。というのも、わたしが惹かれた映画や音楽、美術、舞台っていうのは、すべてお母さんからの影響だから。もしお母さんが音楽を全く聴かず、デヴィット・リンチって誰?って感じで、たくさんの色のクレヨンよりたくさんのドリルを買ってくるような人だったら、わたしはとっくに死んでいたかもしれない。たくさんのドリルで勉強することが好きな人もいるけれど、自分にはクレヨンで絵を描いたり、踊ったりするほうが合っていたみたいだし、母もそれをよく理解していました。子どもが必要とする大人という存在「自由」は、ひとつじゃないあの時のことがフラッシュバックして気持ち悪くなったり、突然人が恐くなったり、恋愛感情や性欲というものがよく理解できなくてまわりに置いてかれてるような気持ちになることが、いまでもあります。過去に虐待の被害にあった人で、そういった後遺症に悩む人は結構いるんじゃないかな?前まではその悩みが、父に精神的に支配されているような感じがしてすごく嫌だったし、世の中の流れに追いつかなきゃ!普通にならなきゃ!って焦っていました。だけど最近は、気持ち悪くなったら休むし、恐くなったらカメラを持って一度ひとりになる。いつか誰かと恋愛するかもしれないし、しないかもしれないし、そんな感じでいいかなって。そうやってゆる~く過ごすようにしたら、はじめは心配だったけどなんだか徐々にいろんなことが楽しくなってきたし、そんなんでも世の中意外と生きていけるんだなって思った。人によって置かれてる状況や考えも違うからみんながみんなそういう生き方をする必要はないけれど、けど苦しかったら、ひとまずそこに止まってゆっくりしてみてもいいんだと思う。それか、自分を真っ直ぐに見てくれる人に「助けて!」って声をあげてもいい。マイペースに生きてみてもいいんじゃないかな?いまこうして生きていて思うことは、人間はひとりじゃ生きていけない弱い生きものなんだなってこと。そして「人」対「人」の関係は危ういけれど、生きていく上で崩せるものではないんだなということ。わたしたちは常に、「誰か」から影響を受けて過ごしてる。音楽や映画や美術も「誰か」のエネルギーからできていて、わたしはそれをキャッチして自分のエネルギーにする。母は虐待のことを何も知らない(死んでも言わない)けれど、わたしたちの間にはお互いの話を聴いて、いっしょに考える時間が存在する。「人」と「人」がいまを共に生きていくには、「共に、聴いて考える」という行為と、その時間が絶対に必要だと思う。そしてそれは、虐待の連鎖を断ち切る唯一の方法なんじゃないかな。過去に負わされた傷は、死ぬまで消えない。でも他者との対話を通して自分と向き合うことができれば、痛みをなくすことはできるし、傷跡が残ろうとも、わたしたちは笑って生きていくことができる。わたしは、その可能性を信じています。fujigara(ふじ がら)Website|Twitter1993年生まれ。2016年より写真を撮り始める。2017年10月、自身の夢や幻覚を写真にした1stZINEを発行。2018年に展示を計画中。
2018年02月02日いい恋をしようと思えば、「わたしは孤独だなあ」と思う瞬間を増やしたほうがいいかもしれません。今回はこんなお話をしたいと思います。■■孤独を貯金するたとえば、営業職の女子だと、仕事で知らない電車に乗って知らない町に向かっているとき、電車の窓から外の景色を眺めながら、「ああ、わたしって孤独だなあ・・・・・・いつまでこの仕事を続けるのだろう」と思うことがあるかもしれません。あるいは彼氏にLINEを送っても、いっこうに既読にならないときに、孤独だと感じる人もいるかもしれないですね。彼とケンカしたときに、孤独を感じる人もいるかもしれない。そういう孤独な瞬間って、たくさん味わったほうがいいです。たくさんの「孤独だと思う瞬間」を心の中に貯めていくと、彼があなたにやってくれるなんでもないことが、すごく特別なことのように感じられます。***たとえば彼が「今週末もデートしようよ」と言ったとします。あなたが「マジ?先週もデートしたし、今週末はひとりで過ごしたいな」と思いつつ、心の中で舌打ちをしたとします。みなさん仕事などで忙しいでしょうし、週末に美容室やネイルの予約をするしかない人も多いでしょうから、毎週毎週、彼にデートに誘われるのも不都合だったりするでしょう。でも、孤独だと思える瞬間を心の中にたくさん貯めこんでおくと、誘ってくれたことじたいがラッキーなことだと思えるのです。不思議と。おそらく人の根本は孤独だから、誘われたことじたいがラッキーに思えるのだろうと思います。■■ラッキーから生まれたものはラッキーに返す恋愛に限らず、友だち関係だって同じです。誘われたらラッキーと思える人は、人にどんどん好かれて、未来が明るい。取材をとおしていろんな人を見て、こんなことを感じます。そういう人は、言わないまでも、人の根本は孤独だと知っているのでしょう。たとえば幼い頃に、家でひとりで両親の帰りを待っていたとか、何年も彼氏ができなかったとか、進学した学校の雰囲気が肌に合わず、ひとりでつらい思いをして卒業したとか。恋愛って、そういう自分の孤独感と、相手の孤独感が混ざり合って化学反応を起こすようなものです。誰かに彼氏候補を紹介されました!その男子と話が盛り上がりました!つきあいました!というだけではないということです。そう見えるカップルであったとしても、人知れずふたりで孤独と孤独を混ぜあって、なんらかの化学反応を起こしたはずです。***お互いに長い冬を超えて、ようやく出会えた。まずこの事実にラッキーと思えること。出会えた彼と話をしたら、どことなく孤独から救われたような気がした。この事実にラッキーと思えること。そして彼に選ばれて、晴れてつきあうことになった。ラッキー!恋愛って、言ってみれば、孤独とラッキーがミルフィーユのように重なってできています。だから日々孤独を貯めつつ、多少自分のことで忙しかろうと、多少疲れていようと、彼に誘われたらラッキー!と思うことが大切なのです。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年03月20日こんにちは、木口美穂です。わたしのカレ、あんまり喋らない人で・・・・・・いつもわたしばっかり喋ってるんだけど・・・・・・カレは何を考えてるのかなあ?喋るのが苦手な男子っていますよね。無口な男子はなにを考えているかも読み取るのが難しいです。そこで、お喋りが苦手な20代男性に彼女といる時になにを考えているのか?というアンケートを元に解説していきます。私も「ふむふむ・・・!」と勉強になっちゃった!■1.喋る彼女、可愛いな「僕が喋るのが苦手だから、彼女が喋ってくれると助かる。今日こんなことがあってあんなことがあってって喋る彼女が可愛くて仕方ない。」(27歳/会社員)「一生懸命喋ってる姿は可愛い。」(25歳/公務員)喋るのが苦手な男子だと、相手が喋ってくれないと一日中無言・・・・・・なんてことも有り得る!そんな時、彼女が喋ってくれるから助かっている、という男子はとても多かったです。また一生懸命に喋っている姿にキュンとする男子もいました!無口なカレには自分から話しかけて正解のようです!■2.聞いている方が楽だな「無口って根暗なイメージもたれること多いから、頑張って喋るキャラになったことがあるけどやっぱ人の話聞いてる方が楽。」(25歳/フリーライター)「聞いてる方が楽って聞こえは悪いかもしれないけど、安心するってことだからね。」(22歳/学生)確かに、彼女相手にわざわざ苦手なお喋りを克服する必要もないかなと思います。これがお仕事だったら別ですけどね。安らげる場所を作ってあげるのも彼女であるあなたの役目ですよ!■3.よく喋るな「ずっと喋ってるから疲れないのかなって思う。」(21歳/学生)「若干こっちも飽きてくる。」(24歳/営業)よくそんなに毎日ネタあるよねってくらい毎日喋り続ける彼女を気遣う声も。またカレの仕事柄、普段から人の話を聞く職に就いていると家では静かにしてくれ!って思うようです。カレの職業、性格を考慮した上で自分はどうするのがいいのか考え行動出来たら良いですね!■4.全く別のことを考えてる「申し訳ないけど話が毎回長いからほとんど聞いてない。今日夕飯何かな~って考えてる。」(28歳/公務員)「とにかく長い!ネタが多い!全部聞いて覚えてろっていうほうが無理でしょ!」(22歳/ダンサー)まじか・・・・・・って落ち込まないで!ショッキングな事実だけど、今回アンケートを取った中でとても多かったのが話を聞いていないパターン。でも実際、話をする方も喋ってスッキリ!みたいなところありませんか?特に女の子って喋りたがりだし、小さな出来事でも伝えたくなっちゃうから、たとえ聞いてもらえてなくてもそばにいてくれるだけでうれしくなるよね!■おわりに私は、一日中無言で過ごすのも悪くないなって思うけどね!お互いが好きなことをして好きに時間を使える仲になれるといいんじゃないかな~って。沈黙がツラくない関係って素敵ですよ!(木口美穂/ライター)(横田彩夏/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年09月25日