東京・西新宿にある住まいづくりの情報センター「リビングデザインセンターOZONE」(読み:オゾン、運営:東京ガスコミュニケーションズ株式会社)では、「住まいとワークスタイル」をテーマにイベントを行います。これからの暮らしとワークスタイル「職住融合」時代の働き方と暮らしは、住宅・インテリアにも様々な変化をもたらしました。働き方も住み方も選択肢の幅は拡がりを見せ、リモートワークしやすい環境づくりや、家族が集まって仕事場を共にするスペースづくりが注目されています。今回はBlue Bottle Coffeeや石巻工房など、空間設計・インテリア・プロダクトを手掛ける建築家の芦沢啓治氏へのインタビューをウェブサイトにて公開します。また、リモートワーク、副業、多拠点での仕事をする人など、さまざまな働き方に取り組むパネラーからのメッセージを、館内展示およびウェブサイトでご紹介します。現在仕事を楽しんでいる人、これまでの働き方に変化をもたらしたい人、ライフワークを探したい人、それぞれのワークスタイルを考えてみませんか。【イベント概要】1. ウェブサイト●インタビュー「建築家 芦沢啓治が語る ワークスタイルとこれからの住まい」建築家の芦沢啓治氏に「住まいのワークスタイル」をテーマにWEB OZONEへインタビュー記事を掲載。空間設計をはじめ、インテリア、プロダクトも手掛け、様々なプロジェクトに携わる芦沢氏の視点を通じて、改めてこれからの暮らし方を見直していくきっかけづくりを提案します。インタビュー : 芦沢啓治氏(建築/芦沢啓治建築設計事務所 代表)インタビュー詳細はこちら: 建築家 芦沢啓治が語る ワークスタイルとこれからの住まい●商品紹介「私らしく、働く、暮らす」寛ぐ、働くなど様々なシーンで使用できる収納家具や、姿勢を変えたり、休憩を取りやすい畳敷きの小上がり、家族が集いやすい一枚板のテーブルなどを情報誌「OZONE PRESS」および、ウェブサイトでご紹介しています。詳細はこちら: 2. OZONE館内展示●パネル展示【十人十色な暮らしと働き方】オフィスで働く人、自宅で働く人、家族との生活やライフワークに合わせ、生活拠点を変える人。働き方の選択肢が増えれば、大切に思うことやこだわりも多様になります。OZONE館内で建築家やデザイナー、エッセイストなど12人のパネラーによるこだわりのワークスタイルをパネルでご覧いただけます。パネラー : 西村琢氏(ソウ・エクスペリエンス株式会社代表)/大平一枝氏(作家・エッセイスト)/寺田尚樹氏(建築家)/宮崎晃吉氏(建築家)/中原慎一郎氏(株式会社コンランショップ・ジャパン代表)/細川亜衣氏(料理家)ほか会期 : 3月14日(木)~5月28日(火)会場 : OZONE3Fエントランス詳細はこちら: 十人十色な暮らしと働き方●建築家事例展示「ワークスタイルのある住まい」家づくりの相談・建築家紹介サービスである「OZONE家design」に登録している7組の建築家が手掛けたライフワークを楽しむ家づくりの事例をパネル展示します。仕事だけでなく趣味や地域コミュニティなど、ワークライフを楽しむ住まいの事例をご覧いただけます。会期:3月28日(木)~5月28日(火)会場:OZONE3Fエントランス3. 来館型トークイベント「家事の中に見る、暮らしのワークスタイル」開催日:2024年4月21日(日)講師 :大平一枝氏(作家・エッセイスト)/有賀薫氏(スープ作家・料理研究家)会場 :OZONE5Fセミナールーム定員 :60名作家でエッセイストの大平一枝氏、料理研究家の有賀薫氏によるトークイベントを開催します。生活の中で欠かせない仕事である「家事」。これまでに食事を作るという家事の中心ともなる台所・キッチンを多数取材してきた大平氏、料理研究家としてキッチンを仕事場とする有賀氏に、生活の内外での働き方やワークライフバランスについてお話いただきます。申込・詳細はこちら: トークイベント 「家事の中に見る、暮らしのワークスタイル」大平一枝氏トークイベント 「家事の中に見る、暮らしのワークスタイル」有賀薫氏 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月19日~シニア期に合った住まい選びのためにご活用ください (11/10 申込締切)~公益社団法人全国有料老人ホーム協会(理事長:中澤俊勝、所在地:東京都中央区)では、消費者の皆様にシニア向け住まいについて少しでも知っていただけるよう、「シニアの住まいトレンドブック」を発行いたしました。この度、先着1000名様に無料でプレゼントいたします。(お一人様1冊限り)シニア向け住まいでの生活をよりリアルにイメージしていただくため、介護保険サービスの使い方や、お客様サービス向上にむけた各ホームの取組みを紹介しています。また、消費者の皆様がシニア期の住まいについて考える際に、何を確認しておけばよいのか、どんな点に注意して探したらよいのか等、相談事例等も紹介しながらポイントをまとめております。◆申込方法以下①②のいずれかでお申し込みください。なお、お申込は日本在住の方で、賞品の発送先も日本国内に限定させていただきます。※誤発送防止のため、お電話でのお申し込みは受付けておりませんのでご了承ください。①お申込みフォーム高齢者向け住まいの情報冊子無料プレゼント! : ②はがき〒・住所・氏名・電話番号・「シニアの住まいトレンドブック希望」と明記のうえ、以下宛先までお送りください。〒103-0027 東京都中央区日本橋3-5-14-7階(公社)全国有料老人ホーム協会「シニアの住まいトレンドブック」送付希望係まで◆申込締切2023年11月10日(金)当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。電話やメールでの当選結果のご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。「シニアの住まいトレンドブック」の発送は、12月上旬を予定しております。いただきました個人情報は、今回の「シニアの住まいトレンドブック」の送付に使用いたします。協会概要設立:1982年2月所管:内閣府/老人福祉法第30条規定事業:消費者保護、事業の健全な発展、行政連携、のための各種事業を実施。お問い合わせ先〒103-0027 東京都中央区日本橋3-5-14アイ・アンド・イー日本橋ビル7階公益社団法人 全国有料老人ホーム協会事業部井田電話/03-3272-3781 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月18日グループホームで利用者とトラブル・退去することにはじめに、自閉スペクトラム症(ASD)と知的障害があるお子さんの保護者の方から、成人したお子さんの住まいについてご相談を受けたケースをご紹介します。グループホームに入居したものの、ほかの利用者とトラブルをたびたび起こしてしまいました。施設の方と話し合いを重ね、最終的には退去することに。再び実家で一緒に暮らし始めたのですが、これからの事を考えると不安が募ります。本人の意思を確認し、家族で無理のない選択をUpload By 専門家体験談「親なきあと」についてのご相談では、「仕事」「お金」と並び「住まい」に関するお悩みがよく聞かれます。まず、このお子さんが利用していたグループホームとは、国の障害福祉サービスの一つで共同生活援助のことです。一つの住居の利用者数の平均は6名程度ですので、ほかの利用者と一緒に過ごすのが苦手な人の場合は、ストレスをためてしまうことがあります。共同生活援助(グループホーム)障害者につき、主として夜間において、共同生活を営むべき住居において行われる相談、入浴、排せつ又は食事の介護その他の必要な日常生活上の援助を行います。引用:障害福祉サービスについて|厚生労働省「親なきあと」のことを考える際に大切なのは、ご本人の希望と、親御さんの思い、どちらも大切にしながらできるだけ無理のない選択をすることです。親御さんが将来に不安を感じている一方、お子さんも実家を出て生活したいと考えているかもしれません。共同生活が難しいということであれば、一人暮らしという選択肢についても考えてみましょう。実際に、福祉サービスを利用しながら一人暮らしをしている人も多くいます。アパートなどで生活しながら利用できる福祉サービスについては、主に2つ考えられます。まず、介護が必要という状態でなければ、「居宅介護」という選択肢があります。居宅介護居宅において、入浴、排せつ及び食事等の介護、調理、洗濯及び掃除等の家事並びに生活等に関する相談及び助言その他の生活全般にわたる援助を行います。引用:障害福祉サービスについて|厚生労働省常に介護が必要という状態であれば、「重度訪問介護」を受けられる可能性があります。ただし、地域によってかなり状況が異なるため、相談支援事業者で計画相談支援を受けると良いかもしれません。重度訪問介護重度の肢体不自由者又は重度の知的障害若しくは精神障害により行動上著しい困難を有する障害者であって常時介護を要するものにつき、居宅において入浴、排せつ及び食事等の介護、調理、洗濯及び掃除等の家事並びに生活等に関する相談及び助言その他の生活全般にわたる援助並びに外出時における移動中の介護を総合的に行うとともに、病院等に入院又は入所している障害者に対して意思疎通の支援その他の支援を行います。(日常生活に生じる様々な介護の事態に対応するための見守り等の支援を含む。)引用:障害福祉サービスについて|厚生労働省ご相談いただいた親御さんには、上記のほかに日常生活自立支援事業、成年後見制度についてもご説明をしたうえで、現在つながっている支援者や通所している事業所の方を含めて検討いただくようお伝えしました。学生の頃からショートステイを定期的に利用もう一つのケースをご紹介します。知的障害のあるお子さんが中学1年生のころに、親御さんが遠い親戚の実家に行かなければならず、初めてグループホームのショートステイを利用することになりました。親御さんが迎えに行って帰宅したあと、特にお子さんに変わった様子はなかったのですが、その5年後に再び同じショートステイを利用したところ、帰宅していきなり「気持ちが悪い」と言い、嘔吐してしまったそうです。医師に診てもらっても特に健康状態などに問題はないとのこと。親御さんは心配になり念のためショートステイ先にどんな様子だったか聞いてみたところ、理由が判明。どうも周りの人たちに気を遣って我慢をするなど「いい子ちゃん」をしていたようだったのです。その無理が自宅で出てしまったということですね。そこで、親御さんは「もしも、自分たちがいなくなったらどれだけつらい思いをするのだろう」と考えて、それからは毎月ショートステイを利用するようになりました。もともと人が好きなお子さんだったので、少しずつ慣れてワガママも言えるようになり、家にいるときの何倍も楽しそうに、ウキウキとショートステイに出かけるようになったそうです。お子さんが成人してから「住まい」について考え始める親御さんが多いかと思いますが、もう少し早くから準備を始めることで、親子にとってより良い選択ができるかもしれませんね。短期入所(ショートステイ)居宅においてその介護を行う者の疾病その他の理由により、障害者支援施設、児童福祉施設等への短期間の入所を必要とする障害者等につき、当該施設に短期間の入所をさせて、入浴、排せつ及び食事の介護その他の必要な支援を行います。引用:障害福祉サービスについて|厚生労働省(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年10月02日不動産情報サービスのアットホームは、全国のアットホーム加盟店を対象に実施したアンケート調査の結果をもとに、『「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキング』を発表しました。■不動産のプロが選ぶ環境に配慮した条件・設備、第1位「複層ガラス」に不動産のプロである不動産会社のスタッフに「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」を聞いたところ、1位は「複層ガラス」に。2位「共用部などでのLED照明の設置」、3位「太陽光発電システム」と続きました。1位の「複層ガラス」は外気の遮断で冷暖房の削減につながります。不動産のプロに選んだ理由を聞いたところ、「冷暖房機器の効率アップによる電気代削減が期待できるから」「省エネルギーだから」といった声が多く寄せられました。また、環境に配慮する点以外にも「防音に効果的」「結露防止になり、カーテンのカビなども予防できる」「防犯対策にもなる」など、さまざまな面から人気の設備であることが分かりました。2位の「共用部などでのLED照明の設置」は、不動産会社からは「24時間点灯している共用部の照明の節電につながる」「交換時期が長く、ごみを減らすことにつながる」といったコメントがありました。24時間365日点灯している共用部の照明をLEDに変えることは、環境に配慮できるだけでなく、電気代節約や交換の手間軽減、夜間に突然切れてしまうリスクの予防につながり、不動産会社にとっても入居者にとってもメリットのある設備のようです。3位の「太陽光発電システム」は太陽光のエネルギーを直接電力に変換する発電方式でCO2削減などにつながります。東京都では、2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減する「カーボンハーフ」に向けた太陽光発電設置義務化に関する新たな制度が2025年4月から始まります。不動産会社からは「クリーンエネルギー化につながる」「初期投資が高くても長く使うなら電力の削減に有効」といった声が寄せられました。また、東日本大震災を経験しているエリアからは「停電時に助かる」というコメントもありました。災害に備えるという面でも重要な設備であることが分かりました。■不動産のプロが選ぶ「注目しているトピックス」1位は「ソーラーシステム」不動産会社に環境に配慮した住まいについて注目しているトピックスを聞いたところ、1位は「ソーラーシステム」でした。次いで、2位「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」、3位「エコ住宅」が続きました。1位の「ソーラーシステム」は太陽の熱エネルギーを太陽集熱器に集め、給湯や冷暖房などに活用するシステム。不動産会社からは「ガスや電気代の節約につながる」「不動産購入後に検討され、設置される方も非常に多い」といった声が寄せられました。2位の「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」は年間のエネルギー消費量を収支ゼロまたは概ねゼロにする住宅のこと。不動産会社からは「光熱費が高騰しているので消費量がゼロになるのは魅力的」「今後のスタンダードとなる」といったコメントがありました。3位の「エコ住宅」は自然エネルギーが最大限生かされた住まいのことです。注目している理由を聞いたところ、「最近の異常気象等から地球環境を考慮した場合、自然エネルギーの活用が一番有用と思えるから」といった声がありました。■プロの3人に1人が「環境に配慮した住まいを探す人が増えている」と回答不動産会社に環境に配慮した住まいを探す人が増えているか聞いたところ、33.4%と3人に1人が「はい」と回答しました。省エネルギーやサステナビリティなどの環境に関連する言葉が飛び交う昨今、住まいにおいても環境に配慮したいという意向が現れてきているようです。■<調査概要>調査対象:全国のアットホーム加盟店有効回答数:844サンプル調査主体;アットホーム調査方法:インターネットによるアンケート調査調査期間:2023年4月13日~4月20日(エボル)
2023年06月09日住まいと生活を安全・安心に2023木耐協オンラインセミナー①(参加費:無料)木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、必ず来る地震への備えを広く多くの方に進めていただきたいとの想いから、「住まいと生活を安全・安心に木耐協オンラインセミナー」を開催しています。2023年も昨年に引き続き、年4回開催し、第1回は4月22日(土)に行います。知っておきたい“地震と火災の話”、知って得する“住宅とお金”の話!今回は、東京大学教授の廣井氏に「地震発生後に充分注意したい火災」について。そして、ファイナンシャルプランナーで住宅にも詳しい黒柳氏に、「知らないと損をする!住まいとお金の話」について、講演していただきます。本セミナーが、皆様の生活向上や、防災意識向上と地震災害対策推進に繋がるものと考えています。開催概要日時:2023年4月22日(土)10:00~11:45会場:オンライン参加費:無料主催:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)後援:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社詳細・お申込み: プログラム『地震による火災について』廣井悠氏東京大学大学院工学研究科教授一般社団法人防災教育普及協会理事今から100年前の関東大震災では、9万人以上の方が地震後の火災で亡くなっています。東京消防庁「火災予防審議会」委員や「第14期東京都住宅防火対策推進協議会」会長代行を務める廣井先生に、現在の都市で大きな地震の後に火災が起きたら、いったいどんなことが起きてしまうのかお話いただきます。廣井悠氏『知らないと損をする!住まいとお金の話』黒柳一聡氏ファイナンシャルプランナー住宅ローンアドバイザー“お金”だけではなく“住宅”についてもプロの黒柳氏。急激な物価や光熱費の値上がり、収入や年金等の将来不安もある中、他では聴けない、知らないと損をする住まいとお金の話をして頂きます。黒柳一聡氏木耐協オンラインセミナー詳細&お申込みページ : 木耐協組合概要木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: セミナーに関するお問い合わせ木耐協事務局TEL:03-6261-2040メール: jimukyoku@mokutaikyo.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月07日チームラボ(teamLab)のアート展「チームラボ かみさまがすまう森」が、2023年7月14日(金)から11月5日(日)まで、佐賀県武雄市の御船山楽園にて開催される。チームラボ×御船山楽園「チームラボ かみさまがすまう森」開催9年目を迎える「チームラボ かみさまがすまう森」は、50万平米にも及ぶ敷地内に作られた大庭園・御船山楽園を舞台にしたアート展だ。超自然的に積み重なった巨石、樹齢3,000年の木が存在する森、名僧・行基が500体の羅漢像を安置した洞窟。長い時間の中で形作られてきた自然のありのままの形を、非物質的なデジタルテクノロジーを駆使してアートにすることで、自然と人との営みの軌跡と、時間の連続性を表現する。《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》たとえば、《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》は、高さ約3m、幅約4.5mの巨石にデジタルの滝を投影したインスタレーション作品だ。仮想の三次元空間に再現した巨石に水を落下させ、その動きをシミュレーション。粒子間の相互作用まで計算された水の粒子が線を描き、それが滝となって巨石を彩る。《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》御船山楽園の池の水面にカラフルな魚たちの映像を投影する《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》は、本展のメイン作品の一つ。その映像は、池に浮かんで進む小舟に合わせてインタラクティブに変化。魚たちは浮かぶ小舟に集まるだけではなく、動き出した小舟からは離れていくなど、まるで生命が宿ったかのような動きを見せる。それが即興的なドローイングとなり、水面を色鮮やかに彩る。このほか、御船山楽園の自然を活かした多彩な作品の数々を展示。「自然が自然のままアートになる」チームラボの作品を通して、美しい文化的遺産を楽しめるイベントとなっている。「御船山楽園ホテル らかんの湯」ともコラボレーションもなお、毎年恒例となっている「御船山楽園ホテル らかんの湯」とのコラボレーションは、今年も継続。3年連続で「サウナシュラン」グランプリを受賞し殿堂入りを果たしたサウナとアートをセットで体験できるチケットが販売予定だ。開催概要「チームラボ かみさまがすまう森」開催期間:2023年7月14日(金)〜11月5日(日)場所:御船山楽園(佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)
2023年01月31日チームラボ(teamLab)のアート展「チームラボ かみさまがすまう森」が、2023年7月14日(金)から11月5日(日)まで、佐賀県武雄市の御船山楽園にて開催される。チームラボ×御船山楽園「チームラボ かみさまがすまう森」開催9年目を迎える「チームラボ かみさまがすまう森」は、50万平米にも及ぶ敷地内に作られた大庭園・御船山楽園を舞台にしたアート展だ。超自然的に積み重なった巨石、樹齢3,000年の木が存在する森、名僧・行基が500体の羅漢像を安置した洞窟。長い時間の中で形作られてきた自然のありのままの形を、非物質的なデジタルテクノロジーを駆使してアートにすることで、自然と人との営みの軌跡と、時間の連続性を表現する。《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》たとえば、《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》は、高さ約3m、幅約4.5mの巨石にデジタルの滝を投影したインスタレーション作品だ。仮想の三次元空間に再現した巨石に水を落下させ、その動きをシミュレーション。粒子間の相互作用まで計算された水の粒子が線を描き、それが滝となって巨石を彩る。《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》御船山楽園の池の水面にカラフルな魚たちの映像を投影する《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》は、本展のメイン作品の一つ。その映像は、池に浮かんで進む小舟に合わせてインタラクティブに変化。魚たちは浮かぶ小舟に集まるだけではなく、動き出した小舟からは離れていくなど、まるで生命が宿ったかのような動きを見せる。それが即興的なドローイングとなり、水面を色鮮やかに彩る。このほか、御船山楽園の自然を活かした多彩な作品の数々を展示。「自然が自然のままアートになる」チームラボの作品を通して、美しい文化的遺産を楽しめるイベントとなっている。「御船山楽園ホテル らかんの湯」ともコラボレーションもなお、毎年恒例となっている「御船山楽園ホテル らかんの湯」とのコラボレーションは、今年も継続。3年連続で「サウナシュラン」グランプリを受賞し殿堂入りを果たしたサウナとアートをセットで体験できるチケットが販売予定だ。開催概要「チームラボ かみさまがすまう森」開催期間:2023年7月14日(金)〜11月5日(日)場所:御船山楽園(佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)
2023年01月22日新建新聞社(本社:長野県長野市・東京都千代田区)は、「和風住宅」「和MODERN」の精神を受け継いだ書籍「SO上質な日本のすまい」を新創刊します。新創刊「SO上質な日本のすまい」これからの上質な日本の住まいのあり方と実例を提案長年、「和風住宅」「和MODERN」の発行を通して和の住まいについて提案してきた新建新聞社が、この2冊の精神を受け継ぎながら、これからの上質な日本の住まいのあり方と実例を提案することを目的に、「SO 上質な日本のすまい」を11月17日に新創刊します。タイトルの「SO」は、英語では「とても」「さらに」の意で、「上質であること」と重ねています。また、「創」「想」といった漢字をあてることができ、上質な住まいと暮らしの創造に貢献したい、つくり手と住まい手の想いがつながる場にしたいというコンセプトを込めました。上質な暮らしを望む人、長く受け継ぐ住まいを検討している人に向け、多くの人があこがれを抱くような美しい日本の住まいをセレクトしています。建築家・横内敏人さん設計「屋島の家」平屋の巻頭事例は、建築家・横内敏人さん設計の「屋島の家」。3人の子どもを子育て中のご家族の住まいは、「くの字型」。敷地にも十分な広さがあり、できるだけ子どもたちとの距離を近くに保ちたいというご夫婦の思いから当初から平屋で計画をスタートしたそう。西側にパブリックゾーン、東側にプライベートゾーンを配置し、くの字の中央部分に本棚と子どもたちのスタディスペースを設けています。横内流平屋の実例平屋特集では、「現代における平屋の意味合い」をはじめ、これまでに手掛けた平屋を紹介する「横内流・平屋の実例」、横内さんが選ぶ「平屋の名住宅」など、横内敏人さんに全面的に解説していただきました。建築家がつくる平屋は5選。写真は岩瀬卓也さん設計の「那珂の平屋」。建築家がつくる平屋では、堀部安嗣さん「避暑地の家」、伊礼智さん「彦根の平屋」、堤庸策さん「丹波の家」、鈴木宏幸さん「軽井沢の家」、岩瀬卓也さん「那珂の平屋」事例を掲載しています。他にも、「住宅の庭を考える」や「土間という場所」、「名建築に学ぶ」、地域に根ざした工務店がつくる日本ならではの上質な住まいの事例をたくさん掲載しています。■CONTENTS巻頭特集いま、なぜ平屋なのかを考える屋島の家/横内敏人建築家・横内敏人さんに聞く現代における平屋の意味合い横内流平屋の実例建築家の愛用品西沢立衛建築家がつくる平屋大地とつながり、木の優しさに包まれる暮らし堀部安嗣/避暑地の家伊礼智/彦根の平屋堤庸策/丹波の家鈴木宏幸/軽井沢の家岩瀬卓也/那珂の平屋住宅の庭を考える上町研究所 定方三将×荒木造園設計 槇村吉高和のある暮らし山形鋳物地域に根ざした工務店の住宅暮らしをより豊かにする住まい[Modern]Livearth リヴアース/大橋利紀建築設計室、扇建築工房、柴木材店、北村建築工房、サン工房、木の香前川建築、蓮見工務店、神奈川エコハウス、米田木材[Traditional]木又工務店、坂田木材、TAKATA建築、早建、桃山建設、大瀧建築[Renovation]木村工務店、まつけんのリフォーム(松代建設工業)、山路工務店/結設計室[土間]という場所名建築に学ぶ佳水園 ウェスティン都ホテル京都原設計:村野藤吾耐震改修(客室監修):中村拓志+NAP建築設計事務所特別コラムある建築家との出会い:中村拓志■書誌情報書名:SO 上質な日本のすまい判型: A4変形判236 ページ定価: 3300円(税込)ISBN:978-4-86527-126-3C2452発行:新建新聞社発行:2022年11月新創刊「SO上質な日本のすまい」のご注文はこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月10日東宝ハウスで採用「住まい」の魅力に付加価値を!IT機器の設定・トラブル解決を行う日本PCサービス株式会社(本社:⼤阪府吹⽥市、代表取締役社⻑:家喜 信⾏、証券コード:6025、以下「当社」)は、株式会社東宝ハウスホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐井川 稔、以下「東宝ハウス」)と業務提携し、住まいのIoT環境を整え、緊急時のサポートまで対応する『e-おうち』の提供を2022年5月31日(火)より本格開始します。お家の中のあらゆるデジタル機器のサポート!機器保証・サポート付きインターネット【月5,500円~】背景当社は独立系の企業として、パソコンやスマホをはじめデジタル機器の設定・トラブル解決を全国・年中無休・最短即日でサポートしています。また創業当初より、自動車のロードサービスやホームセキュリティサービスのように定額会費で日常の困りごとからトラブル解決まで対応する“デジタル機器・ネットワークのまるごとサポート”を目指しており、63万人以上の会員さまにご利用いただいています(2022年2月時点)。社会のDX化で、一般家庭でもデジタル活用が進む一方、デジタル機器・ネットワークトラブルの原因を自身で特定し、解決するのは容易ではなく、日常生活にも影響を及ぼします。これまで以上に住まいのIoT環境に、万が一の備えが必要です。東宝ハウスは創業46年を迎え、関東エリアを中心に地域密着型で不動産売買の仲介事業を展開しています。不動産流通各社の仲介実績では全国TOP10(※)にランクインし、9万件を超える実績があります。物件引き渡し後も、アフターサポート「TOHO HOUSE CLUB」を展開し、住まいのトラブルやメンテナンスサービスなど、お客さまの暮らしをサポートしています。昨今、IoT導入済み物件の増加やIoT家電が普及する中、求められるアフターサポートにも変化が見られます。※引用元 住宅新報2021年6月1日号「主要不動産流通各社の2020年度(2021年3月期)の売買仲介実績」 デジタル機器・ネットワークに関する相談東宝ハウスには、物件販売時に「インターネット回線はどこにするのがよいか」「新居への入居に際してスマート家電を購入したが設定方法がわからない」 「備え付けのIoT機器が手持ちのスマホと連動しない」など多岐に渡る相談が、物件を仲介した担当者に寄せられます。新たな住まいでIoT機器を活用し、より便利・快適に過ごすために環境を整えたい、一方で使いこなすのが難しいという実態がありサポートが必要とされています。そこで「TOHO HOUSE CLUB」の新ラインナップとして、新居での生活に『e-おうち』が付加価値を提供します。お客さまは定額費用内でネット回線も、引っ越しに伴うネット開通後の設定、新生活スタート後も機器の使い方相談・修理・トラブル解決まで「住まい」のIoT環境を整えることができ、緊急時も修理などの突然の出費も心配ありません。また、東宝ハウスは担当者だけでは対応できない専門的なサポートもお客さまに提供でき、アフターサポートをより充実させるとともに、現場の効率化も可能になります。サービスは東宝ハウスWebサイト、および物件購入時に担当者より必要とするお客さまへ案内します。当社では今後も各企業と連携し、エンドユーザーが抱えるデジタル課題を解決するサービス提供を拡充を進め、各社のサービス付加価値の向上とDX社会を支える役割を目指します。e-おうちについてe-おうちならパソコン・スマホ・ゲーム機の修理を年2回まで保証!家族のデジタル機器をまとめてサポート電話・リモートによる相談が使い放題!ネット開通まではモバイルルーターを無料レンタル。ネット開通後の面倒な設定、緊急トラブル解決はプロが駆けつけ(店舗・宅配も可)最短即日でサポート。家族みんなのサポート&ネット回線込み:5,500円~/月(税込)※『e-おうち』加入希望の TOHO HOUSE CLUB 会員さまは、営業担当者から配布するチラシに記載の3桁の紹介コードを受付時に入力ください。株式会社東宝ハウスホールディングス代表者:代表取締役社長佐井川 稔設立:1976年2月所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 25階事業内容:不動産経営コンサルタント業他東宝ハウスホールディングス: TOHO HOUSE CLUB: 日本PCサービス株式会社【証券コード:6025】代表者:代表取締役社長家喜 信行設立:2001年9月資本金:3億6005万円所在地:大阪府吹田市広芝町9-33事業内容:IT機器の修理・設定・トラブル解決など総合サポート・定額会員サービス他日本PCサービス: ドクター・ホームネット: e-おうち: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月31日株式会社ニチベイは、住まいとインテリアの写真共有サービス「RoomClip(ルームクリップ)」において、「ブラインドやロールスクリーンがある暮らし」をテーマにした住まいの写真投稿キャンペーンを2022年5月13日(金)~5月26日(木)まで実施します。投稿キャンペーンイメージ【「ブラインドやロールスクリーンがある暮らし」投稿キャンペーン概要】●キャンペーンページURL ●キャンペーン応募期間2022年5月13日(金)13:01 ~ 5月26日(木)23:59●発表日2022年6月9日(木)13:00 発表●各賞素敵コーディネート賞×3名●イベントの景品Amazonギフト券 3,000円分とRoomClipオリジナルステッカー※景品の進呈などはRoomClip内「お知らせ」にて詳しい方法をご連絡●応募方法RoomClipのWebサイトまたはRoomClipアプリよりご応募いただけます●対象商品よこ型ブラインド :「セレーノ」「ユニーク」「クレール」「クオラ」「ポポラ2 ベネシャンブラインド」「ポポラ2 バンブーブラインド」たて型ブラインド :「アルペジオ」「ポポラ2 バーチカルブラインド」「ソーラーV」ロールスクリーン :「ソフィー」「ポポラ2 ロールスクリーン」「ハナリ」「レユール」「ソヨカ」プリーツスクリーン:「もなみ」「ポポラ2 プリーツスクリーン」ハニカムスクリーン:「レフィーナ」など※投稿写真の対象となるブラインド類はニチベイ商品に限らせていただきます。識別方法は、「社名シール」または「メンテナンスシール( )」をご確認ください。投稿キャンペーンバナーニチベイ商品の詳細はニチベイサイト( )にてご覧ください。■会社概要名称 : 株式会社ニチベイ所在地 : 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-15-4代表 : 代表取締役 福岡 勇之輔設立 : 1941年1月資本金 : 4億6,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月13日ホリデーライフを重視し湘南に移住夫の優樹さんがエンジニアで、妻の幸代さんが音楽家というT夫妻は5年前に都市部から湘南に越してきた。「最初は職場に近い場所で探していたのですが、普段から休みの日は散歩したり自然を楽しんだりしていたので、休日を楽しめる場所がいいねということで雰囲気が気に入った湘南を選びました」と幸代さん。しかし、湘南での住まい探しは難航したと優樹さんは話す。「最初は注文住宅を意識していなくて、建売や中古物件も視野に入れて探していました。でも私たちのこだわりが強くてなかなか決まらなくて。これだけ見て決まらないならずっと決まらないと不動産屋さんに言われることもありましたね」。こだわりの一つに、音楽家である幸代さんが仕事で使うグランドピアノの置き場所がある。レッスンやリハーサルをする際、来客が玄関からピアノのある部屋にすぐアクセスできる動線を作りたかったが条件の合う家はなかなか見つからない。そこで“作る”仕事に携わる夫婦が理想を求め選んだのが注文住宅だった。左側にある玄関から続く階段を上がると、家族が集まるようにと広く、光の集まるLDKがある。南側は玄関上に位置するはめ殺しや均等に配置された三連窓などを設け、前が公園という好立地を最大限に活かした。ウッドデッキへの床は一段高くなっており、ここで座ったり横になったりしてくつろぐこともできる。家族のつながりと開放感がある住まいを目指して良い物件が見つからず悩んでいた時に出会ったのが湘南隠れ家不動産だった。「気になる中古物件をウェブで紹介していたので見に行ったのがきっかけです。一緒に物件を探したり話しているうちに、それ程こだわりたいならと注文住宅を勧められました」と笑顔で振り返る優樹さん。施工会社と施主をつなげる湘南隠れ家不動産はT夫妻にZen建築事務所を紹介した。「お会いして、作り方もお人柄も誠実だと感じたので決めました。夫も職人のカンだと言って意見が一致して」と話す幸代さん。T夫妻が大事にしたのは、家族が集まり、お互いの顔が見えることと、開放感のある住まいにすること。「なるべく壁を少なくして、立つ所立つ所に窓があるようにするなど開放感や空間のつながりを作りました」と設計を担当したZen建築事務所の前場さん。屋根の形を三角にし、高さを演出することで開放感を与える。また上部に壁を作らないことで、天井に使われているベイスギの通直な木理を活かし上に抜けるような印象に。キッチンは“子供がぐるぐる回れるように”とアイランドキッチンに。背面やサイドにも窓を設け北向きでも採光が充分にできる。棚はZen建築事務所の造作。階段を挟んでLDKの反対側にあるワークスペース。「今は子供のスペースになっています。将来的には子供が宿題をする横で、親が作業して一緒にいられるようにと思っています」と幸代さん。光を届け開放感を与えるつくり南側が公園で視界が開けているというT邸の特徴を活かすため、南側にあるルーフバルコニーにつながる掃き出し窓や、はめ殺しを設置。家族が集まる2階のLDKに充分な採光と開放感を与えた。優樹さんもLDKが一番居心地がいいと言う。「リビングのソファに座って、外を見たり、スキップフロアで寝そべって窓からのお日様を楽しんだりします」。玄関は吹き抜けで、入って正面には2階に続く階段があり開放感を感じる。“お帰り”と“ただいま”を1階と2階で言いあえる玄関にしたいというT夫妻のこだわりの一つ。家族の帰宅だけでなく、家の中でどこにいるのか分かるようにと家族のつながりを感じる空間づくりを目指した。音楽家である幸代さんの仕事部屋である音楽室は南側の玄関横にある。窓が少なくなりがちな防音仕様の部屋だが、あえて窓を大きく取ったことで、仕事にも良い影響があるという。「ピアノに座った時に木々の緑や、パパと子供が公園で遊んでいる様子を見ることができて、閉ざされずにインスピレーションが得られる場所になっています」。ロフト。星や飛行機が見える天窓はお子さんたちもお気に入りで、毎日月の観察をしているそう。ウッドデッキは優樹さんの造作。この下に音楽室がある。元々は音楽室の前にウッドデッキをつくる予定だったがZen建築事務所の提案で上に設けた。2階にあるリビングを見た時に明るい印象にしたいという希望で作られた玄関。右側の部屋が優樹さんのワークスペース。小さくても自分のスペースが欲しかったと話す優樹さん。「2階からご飯できたよとか会話ができるように階段部分の壁を空けてもらいました」。想定外のアクセントカラーがシンプルな空間で映える湘南に移り住んでからT夫妻には大きな変化があった。お子さんが2人生まれ、4人家族に。お子さんがいることを想定して建てたと話す幸代さん。「子供はぐるぐる回るのが好きだと聞いたので、アイランドキッチンにしたり、構造を迷路っぽくしたり。子供部屋は、こもってほしくないので日当たりの悪いところにしたりして」。お子さんが加わったことで、LDKを階段で挟んだ所にあるワークスペースは、お絵かきをしたりする空間に。シンプルな作りだった階段の2階部分には転落防止用の柵を付けた。「ホワイトとウッドカラーがベースのシンプルな空間を目指していたのですが、今はカラフルな子供のオモチャや絵が部屋のアクセントカラーになっています。子供が産まれたことでコンセプトと変わったところもありますが、それも家族の物語として楽しんでいきたいです」と幸代さん。理想を求め建てたT邸だが、家族が増えたことで理想を超えるカラフルな物語が描かれ始めている。防音材と二重サッシ、換気扇も特殊なものを使用し作られた音楽室。ピアノから振り返ってパソコンを使えたり、キーボードを置いたり、レッスン時に使う造作の机がある。ここから公園の木々を楽しんだり、お子さんたちが遊んでいる様子を見ることができる。くつろぎ感のある寝室。大きくとった窓からはお隣の庭の借景が楽しめる。南向きで光があたる所に、家族が長い時間過ごすLDKと音楽室を置いた。設計Zen建築事務所有限会社所在地 神奈川県藤沢市構造 木造枠組壁工法規模 地上2階延床面積105.16㎡
2022年03月28日必要最低限の面積で建てる「最初の想定ではとりあえずの仮の住まいでした」と話すのは建築家の加藤さん。1000㎡ほどもある広い敷地は不確定な要素が多かったため、敷地のどの場所にどの程度の規模の自邸を建てるかを決めるのが難しかったという。そこで、加藤さんは必要最低限のスペースのある家を、10年間程度住むぐらいのつもりでつくってみたらどうかと考えた。「面積は約32㎡で、住宅ローンを組みたくなかったので、必要最低限の予算でキャッシュで建てました」。外構や工務店経費なども含めた総工費は約720万だったという。奥さんの実家の敷地に建てられた加藤邸。隣には祖母の家が立つ。工費を抑えるために天井はサッシと同じ高さに抑えたが、これが床と同レベルのテラスの存在と相まって外との連続性、さらには開放感を創り出している。最低寸法からつくる建てた当時は夫婦と子ども2人の4人家族。まさに必要最低限の広さといっていいが、一般的な家づくりのように、確定している面積から間取りを決めていくのではなく、空間を使うときの最低寸法からつくっていったら32㎡ほどの面積になったということらしい。「キッチンはこのように使うからこのくらいの面積でいいよねとか、ダイニングだったらこれくらいだねという具合にきめていきました。そうしてつくっていった結果、32㎡という大きさになったんです」浴室やトイレ、洗濯スペースなどもぎりぎりの寸法を割り出していった。こうしたことは一般の人にできることではないが、さらにまた建築家ならではの工夫も。「可動の収納棚はすべて奥行き60cmで設定しているんですが、これを中途半端に45cmとかにするとふつうに1段としてしか使えない。15cm延ばすことによって倍の収納量を確保しています」テラス側から見る。加藤邸はこの空間のほかに、奥に寝室と浴室、トイレなどがあるのみ。可変性のある家必要最低限の大きさを決めるほかに、設計時の基本コンセプトはさらに2つあった。ひとつは可変性で、これは基本的に決められないことは決めないでおくという方針ともなった。「建てる前に机上でぜんぶ決めないといけないのは理不尽ではないかと思っていて、むしろ住んでからわかることのほうがたくさんある。キッチンの位置とか決めないといけないことは決めるけれどもそうではないものは住みながら自然にここにほしいと思った時に付け加えたりできるようにしています」奥行き60cmの棚を使った見せる収納。右のクローゼットには今の季節に着るものだけが収まっている。それ以外の服は奥さんの祖母の家の2階に置かれている。そのためにとりあえず間仕切りの壁は必要最低限のものを設けるにとどめているが、さらにまたこれとは別種の可変性も仕込まれている。壁・天井には構造用の合板が張られているが、これが仕上げ材としても優れものなのだ。「石膏ボードとビニールクロスという一般的な組み合わせは住宅には実は向いていないのではないかと思っていいます。石膏ボードはビスがきかないし付けるとボロボロになってしまうので何かを付けたりはずしたりができないんですね。でもこの合板だとそれができるし、さらに穴が開いたり傷が付いても気にならないんです」。つまりこの合板が、生活に伴う変化にも耐えうるものにしているのだ。構造用のラーチ合板が張られた室内。木目や節がはっきりとしているため、傷などがついても目立たない。また、ある程度室内が散らかっていてもそれがストレスに感じられることはないという。モノの強度と見た目の強度穴が開いたり傷がついても気にならないのは、木目の模様や節が目立って、この合板が材料としての強度だけでなく見た目の強度も併せ持っているからだが、このあたりが加藤さんが「ダサかっこいい」と表現するもうひとつのコンセプトを可能にしている。「予算が限られていて水栓ひとつとっても高価なものは使えないので、安価なものであっても空間がかっこよくなるようにベースを整えていく」という加藤さんの考え方は、この構造用合板など素材感や色味のある仕上げを使うことで可能になっているのだ。キッチンに限らず設備類はすべて安価なものを使っているというが、この空間ではそれがチープな印象を与えずまたトータルな印象も乱すことがない。加藤さんが以前仕事スペースとして使っていた場所にはソファが置かれている。サイズに合うものを購入したという。いちばん上の棚にあるのは模型ではなく、レゴでつくったサヴォワ邸やファーンズワース邸など。玄関ドアを開けるとその先に見えるのは奥さんの祖母の家。玄関のドアを閉めた状態。洗濯スペース、左に浴室とトイレがある。寝室には長男用にロフトベッドを増設。また、寝ながら映画が見られるように天井を白く塗ってスクリーンにした。室内で竹馬をしたりもするが、そうしたことで付いた傷は生活の痕跡としてこの住宅への愛着を生むと考えている。子どもたちの成長の記録が棚の側板に刻まれているが、この空間では変に浮くこともなく逆にしっくりとおさまって見える。増築という選択肢とりあえず仮の住まいとして建築したが、「隣の敷地がまだ空いているのでそこに増築するのもいいね」という話を建てて2年ほど経ってから奥さんとするようになったという。「ローンを組んだつもりで定期を積み立てていって、満期になったタイミングでその金額の範囲内でそのとき決まったこと――子ども部屋をつくるとか仕事部屋をつくるとか――をしていくというのを5年単位くらいで繰り返したら面白いんじゃなか」と考えるようになったのだそうだ。このアイデアはこれからの時代にフィットしているのではとも考えているという。「終身雇用制が崩れてしまいまた今はコロナ禍もあったりといった状況で借金をして住む場所を固定してしまうことがリスキーだと感じている人はたくさんいると思うんです。増築を続けていくというのは都心だと難しいですが、住宅ローンを組まないでも建てられるひとつの例としてまずやっていこうかなと思っています」必要最低限の広さとはいえ、人の動きや身体感覚などを計算して空間をつくっているため、家族5人が揃っても窮屈な感じはまったく受けない。テラスの上にかかるタープは夏の強い日差しを避けるために付けたが、見た目の心地よさにも大いに貢献している。夏にはテラスの上にテントを張ってキャンプをすることも。祖母の家側から見た加藤邸。手前側に増築してもいいかなと考えている。住みはじめて3年ほど。住み心地はいいが「広いとはまったく思わないですよ。やっぱり狭いです」と加藤さん。でも「窮屈でどうしようもないとはまったく思っていない。期間限定で考えているから何かあれば増築すればいい」と話す。「設計者なのでいつでも図面は描けるので、狭さが今よりも気になったら広げればいいと思っています。フックとかを必要なったら付けるのと同じように、ほしくなったら建てればいいじゃないかという気持ちでいるんです」。この気軽ともいえる構えがこの家を「窮屈」と感じさせないひとつの秘訣にもなっているのだろう。加藤邸設計N.A.O|ナオ所在地神奈川県秦野市構造木造規模地上1階延床面積約32㎡
2022年02月07日工房を兼ねた理想の家づくり本業の看護師の仕事のかたわら、登山用品の製作・販売を行う佐山さんが目指したのは、奥さんと1歳のお子さんの家族3人が心地よく暮らせる住居と自身のブランド「SAYAMA works」の工房を兼ねた家。2019年末から家づくりをスタートし、今年5月八王子市に理想を叶えた住まいを実現させた。佐山さん夫妻が設計を依頼したのは、ディンプル建築設計事務所を主催する堀泰彰さんだ。「堀さんとは、2018年のお正月に登った東京都最高峰の山・雲取山の山荘で出会いました。そのときは、お互いに素性を明かさず、日本酒を飲みながらお話ししただけだったのですが、その後SNSを通じて交流をもつようになりました。HPで拝見した堀さんの手がけた事例がどれも素敵だったことに加え、 “山”という共通の趣味があったため、イメージも共有しやすいのではと思い、家づくりをお願いしました」(佐山さん)。正面外観。左側が住居、右側が工房の入り口となっており、中からは玄関土間を通じて行き来できるようになっている。東側外観。連続する2つの切妻屋根によってリッジライン(山の尾根)を表現した。白と木を基調としたシンプルなデザインの内装。1階洗面スペース。白と黒のコントラストがシンプルながらも洗練された印象を与える。1階の主寝室。窓からはたっぷりの光が差し込む。階段ホールから2階を見上げる。視線の先には、LDKとつながるテラスが見える。切妻屋根がつくる開放感のあるLDK家づくりにあたり、佐山さんと堀さんは土地探しからスタート。住居とともにSAYAMA worksの工房兼ショップを併設するため、どちらの用途でも両立できることをポイントに土地を選んだ。「災害リスクなどを考慮しながら、交通アクセスのよさも重視し、高台に立地するこの場所になりました。国道に面していますが、車の往来が激しくなく落ち着いた雰囲気だったので、住居としても、店舗としても理想的な場所でした」(佐山さん)。プラン作成において、夫妻が要望したのは、「のびやかに過ごせる生活空間」。佐山さんは「夫婦ともに身長が高いので、以前の住まいでは窮屈に感じることが多かったんです。堀さんには身長に合わせたスケール感、そして風通しのよさや開放感のある空間を要望としてお伝えしました」と語る。堀さんは夫妻の要望をもとに、1階に主寝室、浴室や洗面室などの水回り、工房を設置、2階にメインの生活空間となるLDKを設けたプランを作成。ポイントとなったのは、佐山邸を印象づける連続する二つの切妻屋根だ。「リッジラインをイメージしたこの二つの切妻屋根は45度の角度で重なっており、内部空間にもそのまま生かされています。そのため、LDKは間仕切らずにつながりのあるワンルームでありながらも、ゆるやかに分節されています。また、天井にも高さが生まれ、視線が抜けるおおらかで開放的な空間が生まれました」(堀さん)。光が通り抜ける開放感のある2階LDK。東側のキッチン方面を見る。「道路に面した東側には、視線の抜けを意識して大きな窓を設けています」と堀さん。家族の交流の中心となるリビング。「遊ぶスペースも広くなったので、子どもも楽しそうに過ごしています」と佐山さん。垂木現しが美しい天井。「なるべく自然の雰囲気が感じられるように、木の質感のある空間を目指しました」(堀さん)。将来的には子ども部屋として使用する予定の洋室。立派な現し梁が空間にアクセントを与える。念願の実店舗をオープン佐山さんがSAYAMA worksを始めたのは2016年。もともと登山が趣味だった佐山さんは、当時盛り上がりをみせていたガレージブランドの波にのり、一からミシンを覚え、サコッシュ作りから登山道具の製作をスタートしたという。「はじめは仲の良いアウトドアショップの店員さんからのオーダーだったのですが、次第に別の人からもオーダーされるようになり、オリジナルブランドの開設に至りました。2017年頃からはバッグの製作もはじめ、山岳レースとして有名なトランスジャパンアルプスレースの選手の方にも実際に使用していただいています」(佐山さん)。“山”を通じて出会った堀さんとともに、理想の住まいを実現させた佐山さん一家。この住まいでの暮らしが始まってから約半年が経つ。「家族3人のびのびと暮らすことができています。堀さんと打ち合わせを重ねながらつくりあげていった、という過程があるからこそ、この住み心地が生まれたのではないかなと思っています」(佐山さん)。また、今年11月からはSAYAMA worksの実店舗としての営業を本格的にスタートした。「これまでWEBストアを中心に展開していたSAYAMA worksの製品を直に手に取っていただける実店舗のオープンは念願だったので、とても嬉しいですね」と微笑む佐山さん。これからも「家族のやすらぎの住まい」と「SAYAMA worksを支える工房」を両立したこの家で佐山さん一家の豊かな暮らしが紡がれていくことだろう。1階に設置したSAYAMA worksの工房兼ショップ。展示会などのイベントも計画しているという。軽量で強度の高いティッシュケースや収納ポーチなど、機能性の高いアイテムが豊富なラインナップで用意されている。壁面には有孔ボードを採用。佐山さんが機能面・デザイン面を徹底的にこだわったというバックパックなどがディスプレイされている。佐山邸 設計ディンプル建築設計事務所 所在地東京都八王子市 構造木造2階建
2021年11月22日チームラボのアート展「かみさまがすまう森」が、2021年7月16日(金)から11月7日(日)まで、佐賀県武雄市の御船山楽園にて開催されます。御船山楽園の大自然を舞台にしたアート展「かみさまがすまう森」7回目の開催を迎える「かみさまがすまう森」は、50万平米にも及ぶ敷地に創られた大庭園・御船山楽園を舞台にしたアート展。300万年続く自然のありのままの形を、非物質的なデジタルテクノロジーを駆使してアートにすることで、長きにわたる自然と人との営みの軌跡と、その時間の連続性を表現。「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」たとえば「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」は、御船山楽園の池の水面にプロジェクションマッピングを用いてカラフルな魚たちの映像を投影した作品。映像は池に浮かんで進む小舟とともにインタラクティブに変化していくのが特徴で、魚たちは静かに浮かぶ小舟に集まったり、逆に小舟が動き出せば避けていったりと、まるで生命が宿ったような動きを見せます。そして、その魚の群れの動きがカラフルな軌跡を描き、作品が描かれています。御船山楽園の自然を活かしたインタラクティブな作品群このほか、高さ約5.5m・幅約4.6m・奥行き6.5mの巨大な苔むす岩に、地域の様々な花々が1時間を通して咲いては散っていく「増殖する生命の巨石」、御船山楽園の桜ともみじの森が、自律しゆっくりと明滅する様々な光と音色に包まれる「夏桜と夏もみじの呼応する森」、巨石を仮想の三次元空間に立体的に再現、そこに落下する水の動きを粒子間の相互作用でシミュレーションするこで滝を描く「かみさまの御前なる岩に憑依する滝」など、御船山楽園の自然を活かした様々な作品が展示されます。サウナ「らかんの湯」とのコラボレーションも再びまた、サウナシュランで2年連続日本一のグランプリを獲得したサウナ「らかんの湯」とのコラボレーションが再び実現。サウナで五感を呼び覚ましてからアートを体験するチケットが、1日40名限定で販売されます。開催概要チームラボ「かみさまがすまう森」開催期間:2021年7月16日(金)〜11月7日(日)会場:御船山楽園(佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)時間:・7月16日(金)〜9月13日(月) 19:00〜22:30・9月14日 (火)〜10月11日(月) 18:00〜22:30・10月12日 (火)〜11月7日(日) 17:00〜22:30※入場は第一入門口、および開園1時間後より第二入門口も利用可能。※最終入場は22:00。料金:・平日(8/13・8/16を除く) 大人 1,200円、中高生 800円、小学生 600円・土日祝及び8/13・8/16 大人 1,400円、中高生 800円、小学生 600円※未就学児は無料。チケット販売:チームラボ公式チケットサイト、御船山楽園会場、ローソン<チームラボ かみさまがすまう森 & らかんの湯 セットチケット>※予約制/定員制料金(大人):4,850円※中学生以下は利用不可。料金に含まれるもの:アート展「チームラボ かみさまがすまう森」への入場、「らかんの湯」日帰り入浴、EN TEA HOUSE 応灯楼(ワンドリンク)、フェイスタオル「らかんの湯」日帰り入浴 利用時間:■7月16日(金)〜9月30日(木)[1部]16:00〜18:30(男女各10名)[2部]18:30〜21:00(男女各10名)※アート展は18:30以降に体験可。■10月1日(金)〜11月7日(日)[1部]15:00〜17:30(男女各10名)[2部]17:30〜20:00(男女各10名)※アート展は17:30以降に体験可。【問い合わせ先】御船山楽園ホテルTEL:0954-23-3131
2021年07月07日チームラボのアート展「チームラボ かみさまがすまう森」が、2022年7月15日(金)から11月6日(日)まで、佐賀県武雄市の御船山楽園にて開催される。御船山楽園の大自然を舞台にしたアート展「チームラボ かみさまがすまう森」開催8年目を迎える「チームラボ かみさまがすまう森」は、50万平米にも及ぶ敷地に創られた大庭園・御船山楽園を舞台にしたアート展。300万年続く自然のありのままの形を、非物質的なデジタルテクノロジーを駆使してアートにすることで、長きにわたる自然と人との営みの軌跡と、長い時間の連続性を表現する。「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」たとえば「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」は、御船山楽園の池の水面にカラフルな魚たちの映像を投影した作品。映像は池に浮かんで進む小舟とともにインタラクティブに変化していくのが特徴で、魚たちは浮かぶ小舟に集まったり、逆に小舟が動き出せば避けていったりと、まるで生命が宿ったかのような動きを見せる。その魚の群れの動きはカラフルな軌跡を描き、やがて一つの作品が描かれていく。「かみさまの御前なる岩に憑依する滝」実際の巨石を使ったインスタレーション作品「かみさまの御前なる岩に憑依する滝」も注目の展示の一つ。巨石を仮想の三次元空間に立体的に再現し、そこに落下する水の動きを粒子間の相互作用でシミュレーションするこで、無数の水の粒子の連続体からなるデジタルの滝を表現した作品だ。御船山楽園の自然を活かしたインタラクティブな作品群このほか、高さ約5.5mの巨大な苔むす岩に、地域の様々な花々が咲いては散っていく「増殖する生命の巨石」、御船山楽園の桜ともみじの森が、自律しゆっくりと明滅する様々な光と音色に包まれる「夏桜と夏もみじの呼応する森」など、御船山楽園の自然を活かした計20作品以上が展示される。御船山楽園ホテルのサウナ「らかんの湯」もまた、“今行くべき全国のサウナ”ランキング「サウナシュラン」で3年連続グランプリを獲得した御船山楽園ホテル「らかんの湯」が楽しめるのも、本展の魅力の一つ。3トンの薪と2.5トンのサウナストーンを用いた、日本最大規模の薪サウナ(男女兼用)が体験出来る。開催概要「チームラボ かみさまがすまう森」開催期間:2022年7月15日(金)〜11月6日(日)会場:御船山楽園(佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)【問い合わせ先】御船山楽園ホテルTEL:0954-23-3131
2021年06月18日在宅時間が増え、住まいに求められるニーズが変化!テレワークやオンライン授業などの増加で、家族の在宅時間が増えました。この新しい生活様式に加え、大気汚染・水質汚染など環境問題の悪化や、少子化・単身世帯の増加など家族の在り方も変化を続け、それにともない住まいのニーズが変化し、求められる機能も変わってきています。今回は、最近特に人気の機能的なスペースについてご紹介いたします。1位パソコン/プリンター置き場(テレワーク)スペース間取りのようすです。コロナ渦でニーズが増えたものが、プリンター置き場を設置したテレワークスペースです。こちらのリビングには、IKEAのミッケという幅1m×奥行50㎝ほどのコンパクトなデスクを設置しています。机の前には、ディノスで販売されている幅90㎝の突っ張り式スペースラックを設置して、本や書類の収納場所にしています。テレワークスペースのようすです。このテレワークスペースですが、幅1mとコンパクトなので、リビングに設置しても邪魔になりません。お子様が小さいうちは、リビング学習スペースとしての兼用も可能です。2位ウォーターサーバー置き場小さいお子さんがいるご家庭や、健康に気を使う人の多くは、ウォーターサーバーを利用しています。おいしい冷水や温水がいつでもすぐに使えたり、重たい水を買ってくる必要がないというメリットがあります。間取りのようすです。こちらは、キッチン収納の横に設置したウォーターサーバーです。ウォーターサーバーはお料理で使うことも多く、キッチンに置くことが理想的です。キッチン調理台の横か後ろに設置できれば、邪魔にならず動線がスムーズになります。ウォーターサーバー置き場のようすです。ウォーターサーバーは電気で動くため、コンセントも必要になります。コンセントが近くにない場合は、延長コードなどを検討しましょう。また、新築やリフォームの際は、あらかじめウォーターサーバーの設置場所を検討するとよいでしょう。3位ファミリークローゼット日本の家庭でも、女性が働く共働きが主流になってきました。しかし、家事はいまだ女性が多くを担っており、女性の負担は増える一方です。そこで少しでも家事をラクにするために考えられたものが、ファミリークローゼットです。ファミリークローゼットとは、家族の衣類を一か所にまとめて収納するクローゼットのことです。一か所にまとめることで、洗濯物をたたんだ後に、子ども部屋や寝室などの各個室に収納する手間が省けます。間取りのようすです。こちらは、ディノスのハンガーラックを使ったファミリークローゼットです。ファミリークローゼットになるハンガーラックを置く場所は、部屋の動線上が邪魔にならず便利です。ファミリークローゼットのようすです。こちらの間取りでは、リビングと和室を行き来する動線上に置きました。市販のハンガーラックを置くことで、簡単にファミリークローゼットが設置できます。4位ホワイトボードいまの家族の主流は、両親は共働き、子どもは塾に習い事と、家族がそれぞれに忙しい時間を過ごしています。そのため、家族のすれ違いも多くなりがち。そんなときに活躍するのがホワイトボードです。家族の予定や伝言しなくてはいけないことを書き込んだり、学校からのお便りや集金袋などをマグネットやピンで止めておきます。このホワイトボードですが、家族の集まるリビングに設置すると便利です。間取りのようすです。こちらはLDKの一角をテレワーク&リビング学習コーナーにして、そこにホワイトボードを設置した例です。壁に、貼ってはがせるホワイトボードシートを使いました。自由な大きさにカットできるので、場所をとらず設置できます。ホワイトボードのようすです。このホワイトボードシートには、磁石がつくタイプのものもあります。家族が集まるスペースにホワイトボードがあるため会話が増え、また伝達ミスなどの見落としも少なくなります。5位写真飾りコーナー子どもの成長は、両親にとって大きな喜びですよね。部屋に写真を飾るスペースを設ければ、いつでも子どもの成長ぶりを親子で確認することができます。しかし、子どもの写真飾りコーナーは、作り方によっては生活感や雑多感が出てしまいがちですので注意が必要です。そこで、おしゃれな写真飾りコーナーをつくるためのポイントとしては以下の3つの方法があります。1.コーナーの壁紙の色を変える2.スポットライトやフロアライトなどの間接照明を設置して、光をあてる3.額のサイズをバラバラにして、ディスプレイを工夫する間取りのようすです。こちらはリビングの壁に設置された、写真飾りコーナーです。写真飾りコーナーのようすです。コーナーの壁紙の色をグレーにして、サイズのバラバラなブラックフレームに写真を入れて飾っています。このフレームですが、種類は木製やアルミ製・樹脂製などがあります。素材を統一すれば多少色が違っていても統一感が生まれます。ニーズに合わせて、住まいのアップグレードにトライ!いかがでしたか?多様化していく生活様式や家族に合わせ、人気になっている機能的スペース。簡単に設置できるものばかりなので、家庭のニーズに合わせて設置し、住まいをアップグレードしてみてはいかがでしょうか。
2021年05月02日株式会社パイインターナショナル(豊島区)は2021年3月11日(木)に書籍『日本の住まいで楽しむ北欧インテリアのベーシック』を刊行いたします。北欧インテリア=ナチュラル、シンプルだけではありません。長年、北欧の家を訪ね見てきた著者が日本の家と北欧インテリアの相性が良い理由をひもときながら、リノベーションを重ねた自邸での実践方法を紹介します。住まいのベースとなる部分の作り方や、色・デザインを積極的に楽しみ、取り入れるアイデア。それは「こうでなければ」というルールではなくて、知っておくとアレンジもできる基礎でありベーシックな考え方です。そこをうまく捉えられれば、日本でも北欧の住まいのような「普通」に素敵なインテリアが叶えられます。著者コレクションの北欧の食器、テキスタイル、映画書籍のコラム付き。著者:森百合子北欧の旅や暮らし、デザインを中心に執筆。著書に『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ社)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)、『いろはに北欧』(学研プラス)などがある。NHKEテレ『趣味どきっ!』、NHK総合『世界はほしいモノにあふれている』など、メディア出演や講演の分野でも活躍中。1章北欧の家で見つけたインテリアのベーシック北欧の家3軒拝見北欧インテリアの5つのベーシック1.住まいのベースは白2.灯りはいくつも重ねる3.素材とモチーフは自然から4.色と積極的に付き合う5.自分らしさを大切にする2章日本で北欧インテリアのベーシックを取り入れるわが家の白いベースのつくり方わが家の灯りの選び方わが家の自然の取り入れ方わが家の色との付き合い方わが家の自分たちらしさの表し方部屋が楽しくなる小さなアイデア3章リノベーションで実践したベーシックと工夫森家のリノベーション物語部屋別リノベーション&インテリア紹介他エッセイ&コラム『日本の住まいで楽しむ 北欧インテリアのベーシック』イメージ書籍概要書名:『日本の住まいで楽しむ北欧インテリアのベーシック』商品の詳細はこちら仕様:B5判変型(255×190mm)/ソフトカバー/128Pages(FullColor)定価:本体1,700円+税ISBN:978-4-7562-5458-0C0077発売日:2021年3月11日著者:森百合子発売元:パイインターナショナル書籍に関するお問い合わせ株式会社パイインターナショナル〒170-0005東京都豊島区南大塚2-32-4TEL:03-3944-3981ホームページへフェイスブックへツイッターへインスタグラムへ企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年03月19日今回は老後の住まいに関して賃貸か持ち家かという事をテーマに解説していきます。老後を迎える時に一つの不安として年金だけで生活できそうにないという事が挙げられます。その時、居住に関する費用負担が重く圧し掛かってくるかもしれませんよね。一体どっちが得なのか?またメリットやデメリットについても解説していきますので、是非最後までお付き合い下さい。高齢者の住まい事情について始めに今の高齢者の持ち家率に関してお話しておきたいと思います。今回は老後の定義として、65歳以上を老後とします。では65歳以上の方が一体どれくらいの割合で持ち家を所有しているのか、また賃貸の割合を解説します。意外と高い持ち家率65歳以上の高齢者世帯は8割もの方が持ち家を所有している事が、厚生労働省の調べで分かっています。2割は賃貸にお住いという事です。そして、単身者の高齢者で持ち家を所有している方は6割となっており、単身世帯の方が割合少ないという結果になっています。また調べてみて判明した事ですが、65歳以上の方がいらっしゃる世帯のうち、3割に当たる居住が1970年以前に建築された建物であるという事が分かりました。今から50年前に建てられたという事になります。持ち家での生活で困っている事は?持ち家を所有している事で、安心して帰る場所がある事は大変良い事だと思います。また慣れ親しんだ土地でもあると思いますので、愛着などもあるでしょう。しかし、先程の調べでは築50年以上もの物件が3割ある事が分かりました。その中で、住宅でのお困りごとについて内閣府がアンケートを取っていますが、一番の困りごとは、住まいのあちこちが古くなり傷んでいるという事でした。いわゆる経年劣化という事ですね。当然ですが、家は日々雨風を凌ぎ、日当たり等も調整してくれます。半面、傷むことは必ずある事でしょう。長年住んでいるのであれば尚更ですね。住宅を購入する時に注意すべき点は?先程は住宅の傷みが気になるという事を解説しましたが、それもそのはずです。購入した時は傷んでもなく、綺麗なままですよね。しかし、購入する際にまだ随分先の老後の事を考えて購入するでしょうか?恐らく購入時には家族構成も異なっているはずです。多くの購入理由に、子供が大きくなり、自分の部屋が欲しい、家が狭くなった等が挙げられます。その子供も自立し家を出ていく事が多いでしょう。すると、大きかった家も気づけば2人での暮らしになります。この様に、買う時にどうしても気づけない点があるという事は知っておいて欲しいですね。また当時は最新の自宅でも時間が経てば、構造や造りが高齢者に向いてない造りになる事もあります。例えは古いですが、随分昔は玄関が土間でしたが、今では土間の自宅を見る機会が激減しました。土間を上がる際の高さは高齢者にとっては大変ですし、かえって危険な場合もありますよね。住宅は持ち家(戸建て)?マンション?賃貸?それぞれの特徴、メリット・デメリットを解説します8割もの方が持ち家を所有している事実がありますが、細分化すると戸建て、マンションに分けられます。また賃貸という選択肢もあります。ここからはそれぞれの住まいの特徴やメリット、デメリットを解説していきたいと思います。[adsense_middle]戸建ての特徴は?まず戸建てから解説します。戸建てはご存知の様に資産になります。不動産として所有する事ができ、また相続として誰かに引き継ぐ事も可能です。そして売買する事や、場合によって人に貸す事も可能です。日本家屋として建築方法は日々進化しており、最近では免震構造や耐火性能を兼ね備えた災害に強い住宅が一般的です。また太陽光等の設備を設置する事により、自宅の電力分の費用を賄う事も可能で、電力を販売する事も可能になってきています。一般的には木造家屋が多く、土地の広さによっては庭を持つこともでき、家庭菜園や広い駐車スペース、知人などを招いてBBQなど行う事も可能です。戸建てのメリットメリットとして、資産になる事、引き継ぐ事が出来る事、販売する事が出来れば大きな換金性がある事です。また2階建てや3階建てといった居住空間を保つことも可能な為、上空に面積を広げる事も可能な点はマンション、賃貸に無いメリットと言えます。またローンさえ払い終われば、支払いとしては毎年の固定資産税・火災保険くらいになりますので、老後を迎える際には、支払いの面を考えても十分にメリットはあると言えそうです。戸建てのデメリットデメリットとしては、首都圏などではまず立てる事が難しく、郊外に建てる事が多い点でしょう。これは地価や建築許可の問題もありますが、一般的には郊外に建てる事が殆どです。そして先程も解説しましたが、建てた時と、先々とでは使い勝手や住まいの広さが変わってくるという事でしょう。子供が自立した場合などを考えると、かえって広くなってしまい、老後2人での生活となれば広さを持て余す事になります。また水回り、屋根、外壁等劣化し易い部分のメンテナンスは発生する事が想定されます。タイミングにもよるでしょうが、高額な費用が発生する事になりますので、別途貯蓄等をしておく必要があります。そして引っ越しがすぐには出来ない点も挙げられます。自動車等と異なり、買い手が見つかるまで時間が掛かりますので、換金性はあるものの、流動性は低い点はデメリットと言えます。老後を想定した場合は広すぎると庭や家の掃除、メンテナンスが徐々に大変になる事を想像しておいて下さいね。マンションの特徴は?次にマンションです。マンションも戸建てと同じく資産になります。特に上空に高く建設されるため、多数の世帯を一ヵ所に集める事ができます。またオートロックや防犯カメラ、管理人等がいるため、防犯性が戸建てよりも高い事が特徴です。特に、駅に近い場所に建設される事が殆どで、公共の交通機関へのアクセス等はし易いのが特徴です。階層が高くなればなるほど、値段も上昇する傾向にあり、相場に関しては住まいの自治体によってピンキリですが、高いもので億を超える物件もあります。間取りは当初より設定されているため、先々の家族構成等を視野に入れておく事が重要です。マンションのメリットマンションのメリットですが、戸建て同様に資産となります。立地はかなり好条件な物件が多いので、販売されるとすぐに売り切れる事もあります。上階になると部屋からの景観は良く、場所によっては夜景等一望できたり、花火大会の花火を見下ろしたりできる物件もありますので、大人も子供も住んでいて楽しめる点はメリットです。また物件の立地が良い事もあり、戸建てよりも高い値段ではありますが、売却すると購入した際よりも高値で売れる事もありますので、その点は戸建てには無いメリットと言えますね。マンションのデメリット続いてデメリットです。マンションの場合、住宅ローンを支払い終えた後には固定資産税・火災保険と戸建てと変わりはありませんが、マンションの修繕積立費、管理費が発生し続けます。これはマンションの外壁や共用部分等の修繕に使われる事になり、築年数が経っている物件は修繕積立費が高くなっていく傾向にあります。また左右上下に人が住んでいますので、騒音などの問題も出てくるでしょう。戸建てと同じですが、すぐに買い手が見つかれば良いですが、売却出来ない場合もあるので流動性は低いと言えます。災害に強そうなマンションですが、免震性能を改ざんしてある物件が発覚した事もありました。また昨年記憶に新しいのは台風19号の被害です。雨、風は問題ありませんでしたが、水害により、タワーマンションのエレベーターが使用できない事態に陥り、復旧までに時間がかかりましたね。特にタワーマンションは人気が高く、高層階は特に人気です。しかし、災害によるエレベーターが使用できないという事で、便利なはずの生活が一変しました。もし老後この高層階に住んでいたら、1階まで階段で降りる事はできますか?こう考えると高層階に入居する場合、老後も住み続けるのかどうなのか考えるべきなのかもしれません。賃貸の特徴は?最後に賃貸物件です。賃貸物件は戸建てタイプもあればマンションタイプ、アパートタイプ、メゾネットタイプ等、様々な形態があります。広さも様々で、一人暮らし用の間取りやファミリータイプ等、物件によっては家具家電まで付いている所もあります。またペットを飼う事も出来る物件も最近では増えており、スマートフォンのアプリには賃貸物件を検索できるものもあります。築年数が短い物件等は入居が早くに決まる事が多く、仕事で転勤等が決まった際には直ぐに引っ越す事も可能なので、戸建て、マンションにはない特徴を持っています。賃貸のメリット賃貸物件のメリットは、引っ越しなど自由に出来る点でしょう。資産では無い為、賃貸契約さえ結べば入居できますし、お気に入りの物件など見つかればすぐに移動できます。また家族構成が変わった場合等にも柔軟に対応できる点はメリットです。4人家族から2人家族になったので、部屋を少なくしたい時は1LDKや2LDKの部屋を探したり、また家賃も安くしたいのであれば、探す事も可能ですので自在性がある事は大きなメリットでしょう。老後を迎える場合、年金生活などで暮らす時には賃貸物件は一役買ってくれるかもしれません。賃貸のデメリットではデメリットはなんでしょう。まず挙げられるのは、住み続ける限り永久に家賃を支払う事です。住宅ローンと違って期間に定めが無いので、家賃と更新料、保証料等を支払い続ける事はデメリットですね。また自在性がある為、近隣の方の入れ替わりが激しい事が想定できます。今までは静かだったのに、今度来た人は騒がしい等、トラブルになる事もあるでしょう。また物件によっては駐車場が1台のみだったりする事も。2台3台と保有している世帯ではそれだけで、別で駐車場を借りなければなりません。入居する際も、敷金、礼金といった初期費用が高額な物件もあります。退去時には返金が無い場合も。そして老後を迎える場合、注意点としてですが、高齢者だけでの契約が出来ない事もあります。理由は高齢になればなるほど、理解力の低下、孤独死等オーナーにとっては避けたい事由が発生するリスクが高まるからです。賃貸は借り手にとっては助かりますが、オーナーの観点から考えると、収益を得る為の物件ですので、事故あり物件にしたくないのが本音ですし、空き部屋も埋めたいでしょう。この事から高齢者単独での契約は出来ない事が多いので、憶えておいて下さいね。家賃とローンはどちらが良いのか?さて物件に関する特徴、それぞれのメリット・デメリットを解説しましたが、ここでお金に関して触れると、家賃を支払うかローンを組むのかという点に行きつきます。一体どちらが老後には良いのでしょう?[adsense_middle]支払額を比較してみましたここで支払いの総額を比較してみたいと思います。ざっくりとした計算ですが、下記の条件で比較してみます。30歳夫婦で65歳定年、平均余命より90歳まで生きると仮定Aパターン:住宅を購入し35年ローンを組む/物件価格4,000万円/金利0.7%/月107,408円の支払い/頭金、ボーナス払い無Bパターン:賃貸に居住し続ける/月の家賃を10万円と設定まずAパターンですが、毎月の返済額を35年間払い続けると、総支払額で45,111,360円になります。この金額には固定資産税は含まれていません。次にBパターンですが、毎月10万円をローン支払いと同じ期間支払い続けると4,200万円となります。賃貸には固定資産税はありません。また更新料は含まれていません。それでは90歳まで計算しますが、ここでは固定資産税、更新料を共に含んで計算してみます。固定資産税は年間15万円とし、更新料は年間1万円とします。Aパターンであれば総額54,111,360円となり、固定資産税だけで900万円になります。Bパターンでは総額72,600,000円となり、住宅を購入するよりも遥かに支払い額が多くなる事が分かります。総額の支払いだけ見れば購入する事が得金額的な損得だけであれば購入する事が得になる事が分かりました。老後の居住費を支払わなくて済む点は大きなメリットです。購入者の意見として、老後の安心の為という事が最も多い回答です。反面、賃貸では老後の支払いが不安であるという回答が多いです。金銭面での不安が募るようであれば、住宅を購入する事を考える必要はあるでしょう。しかし、自由に色んな所で生活したいという考えであれば賃貸でも良いかもしれません。老後の賃貸住まいに関するまとめ今回は老後の住まいについて解説してきましたが、どちらが正しいという事では無く、老後を安心して生活したいのか、どうなのかという点が焦点だと思います。これからも長生きはするでしょう。その時、自分は何歳まで生きるのかという事もシビアに検討し住まいを考えておきましょう。
2020年01月24日〔パナソニック〕と聞くと、やはり「家電」のイメージがありますよね。実は〔パナソニック〕は、暮らしや住まいをワクワクさせるヒントが沢山つまったライフスタイルスタジオ〔RELIFESTUDIOFUTAKO(リライフスタジオフタコ)〕を〔二子玉川蔦屋家電〕2階に設置しています。果たして〔パナソニック〕が手掛けるライフスタイルとは?〔パナソニック〕が手掛ける〔リライフスタジオ フタコ〕とは?〔パナソニック〕は現在、私たちにとって身近な家電をはじめ、住宅設備、リフォームなど幅広く展開しています。そんな活動の1つとして昨年オープンしたばかりの〔リライフスタジオフタコ〕は、〔二子玉川蔦屋家電〕を運営する〔カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)〕が企画協力。新しいライフスタイルの提案拠点を目的とした施設です。〔リライフスタジオフタコ〕のテーマは大きく分けると2つ。①ライフスタイルシミュレーション「様々なライフスタイルを体験・発見」②コンシェルジュサービス「住まいと暮らしの相談ができる」それぞれ紹介していきます!ライフスタイルを体験・発見〔パナソニック〕が誇る最新の家電や住宅設備、〔CCC〕がチョイスした書籍や雑貨・インテリアを掛け合わせたスタジオ内は、生活のあらゆるコーナーを展開しています。例えば先日は、話題のストロー知育工作「STEM教育」ワークショップが開催され、お子さまが楽しみながら学べると好評のようです。他にもダン先生の「子どもアートワークショップ」など、親子で楽しく学べるワークショップが満載です♪〔リライフスタジオフタコ〕では、まだ未発売となっている〔パナソニック〕の最新技術を体験することができる点も魅力の一つです。例えば「ハンサムに働こう。」のコーナーでは、視野角を調整できるパーテーションとノイズキャンセリング機能で、集中力を高める《WEARSPACE》を体験できます。実際試してみましたが、なるほど…!これは集中ができそうです。四角い囲いの中に入った砂、こちらなんだと思います?こちらはなんとIHの囲炉裏です。昔懐かしい囲炉裏にIHの技術を取り入れ開発されました。非売品ではありますが、これは驚きました!実際に展示、販売されている《パナソニックIroriDining》で新たな食卓を体験することができます。囲炉裏を囲む日本文化はだんらんの原点、そんな囲炉裏に集うくらしを再現したキッチンは理想の暮らしが叶いそうです♪住まいのアレコレはコンシェルジュに相談してみましょう!例えば、水道管の調子が悪い、トイレの電灯スイッチが壊れてしまった、という身近なお困りごとから、本格的なご自宅のリフォームまで〔リライフスタジオフタコ〕では一級建築士の免許を持つスタッフや専門スタッフが対応する相談コーナーを設けています。リフォームはもちろん大金が掛かるお話、すぐにというわけではなく、少し興味がある方でも相談をしてみればきっと新たな生活をイメージできるはずです。ゆったりとしたソファーに座りながら100インチのモニターで実際のリフォームの現場をタイムラプス動画で見ることができます。スケルトンになった自宅がプロの技により生まれ変わる様子は見ているだけで楽しめます♪他にも、暮らしにこだわった住まいの事例が紹介されています。あなたの理想の暮らしがみつかるかも?キッズスペースも常設!〔リライフスタジオフタコ〕内にはキッズスペースも常設しています。子育てのヒントやアイデアも、様々な角度から用意し、ゆったりと座れるソファーには〔二子玉川蔦屋家電〕1階の〔スターバックス〕からコーヒーをテイクアウトしてティータイムを楽しむこともできます。週末は家族そろって〔リライフスタジオ フタコ〕に行ってみましょう♪住まいのリフォームと聞くと「まだ我が家には関係がなさそう」と思う方もいるかもしれませんが、ご自身の新たなライフスタイルを考え直す機会として、〔リライフスタジオフタコ〕に行ってみてはいかがでしょうか。きっと新たなライフスタイルが見つかりますよ。イベントは月に15回程度、頻繁に開催されていますので、ぜひホームページをチェックしてみてくださいね♪〔リライフスタジオ フタコ〕ホームページはこちら!〔リライフスタジオ フタコ〕イベント情報はこちら!
2019年06月18日千葉県千葉市に建つ平成11年築、専有面積82.60平米のマンションに住むOさん夫妻。長年住み続けてきた住まいを、インテリアショップのTIMBER YARD(ティンバーヤード)に依頼してリノベーションしました。「わが家は3LDKでふたり暮らしには不要な個室が多く、水回りにも不具合が生じていたので、思い切ってリノベーションをしようと考えました」と振り返ります。そのきっかけとなったのは、妻が単身赴任でロンドンに滞在したことだったそうです。■ 木のぬくもりあふれる上質さが魅力!「ロンドンで住んでいたフラットは築100 年ぐらいの物件だったのですが、リノベーションされていて住み心地がよく、キッチンや水回りの設備はビルトインですっきりとしていて家事動線がコンパクトでした」と妻。リノベの設計・施工は家具、雑貨の販売から住宅まで手掛けるインテリアショップ、TIMBER YARD(ティンバーヤード)に依頼しました。間取りで大きく変更したのは、バルコニーに面したLDKです。LDに隣接していた個室をなくし、独立型だったキッチンをオープンにすることで、明るく開放的なLDKを実現しました。LDの床はホワイトオークの無垢フローリング。キッチンや収納など、家具はすべてウォールナットで造作したものです。収納力がたっぷりで、食器や調理器具などがすっきりと収まっています。アイランドカウンターの天板には、インテリア性も高い人工大理石のデュポンコーリアンを使用しました。夫の希望で、LDKの一角にはたっぷりの蔵書を収める本棚を造作。オープンスペースではあるものの、2列にすることで“こもり感”のある空間としました。寝室の床もホワイトオークで統一。壁の一部をグレーのアクセントウォールとしました。奥に少し見えているのは、書斎コーナーです。書斎コーナーは以前、クローゼットがあった部分を利用したもの。ウォールナットの造作家具に「セブンチェア」を組み合わせています。■ ロンドンでの住まいをヒントに自分らしいインテリアを実現玄関収納もウォールナットで造作したものです。収納力がありながらも圧迫感は出ないよう、浮遊感のあるデザインになっています。玄関の隣は、市松模様の床がオシャレなトイレ。「ロンドンで住んでいた家のトイレの床がモノトーンの市松模様で、それがとても気に入っていたんです」と妻。トイレと同様に、水回りはモノトーンでまとめてあります。洗面室と浴室の間仕切りにはガラスを使うことで、広さを演出しました。ディンプレックスのタオルウォーマーも空間のアクセントになっています。洗面カウンターの下には、ミーレの洗濯機と乾燥機を振り分けて設置。妻がロンドンで住んでいたフラットを参考に、設備機器をビルトインしたものです。機能的なのはもちろん、デザイン的にも素敵ですね!こだわりのセレクトはコレ!TIMBER YARD(ティンバーヤード)にリノベを依頼した理由を尋ねると、「ショップでは趣味のよい家具や雑貨を扱っていて、こちらにお願いすればすごく素敵なリノベが実現するのではないかと思いました」と夫。そのTIMBER YARD(ティンバーヤード)で夫妻が初めて購入したのが、こちらのベッド。上質な北海道産の木材と、熟練した職人の技術によって生み出された「北の住まい設計社」のベッドだったそう。このベッドが、リノベを依頼するきっかけになったといいます。スタッフと相談しながら同ショップで購入した家具は、他にもあります。写真左は夫妻がひと目ぼれしたという、ハイメ・アジョンがデザインしたダイニングテーブル「アナログ」(21万2760円)。アルネ・ヤコブセンによる「アントチェア」を合わせています。右のブルーの「スワンチェア」(53万2440円)は妻用、ペールピンクの「フリチェア」(42万9840円)は夫用のパーソナルチェアです(価格はすべて税込み)。「好きなものに囲まれているから、外出していても“早く家に帰りたい”と思うようになった(笑)」と夫妻。家具も含め、隅々にまで好みが反映できたからこその言葉ですね。このリノベーションをもっと詳しく見たい方は、ぜひ『リライフプラスvol.29』も参考にしてみてくださいね。リライフプラスvol.29日本で唯一のマンションリノベーション専門誌【巻頭特集】大満足! なキッチン& ダイニングのつくり方【第2特集】イイね! 団地リノベ2018【第3特集】気になる! インテリアショップのリノベ※物件価格、工事費、ご家族の年齢等は取材時のものです。設計・施工/TIMBER YARD(ティンバーヤード)撮影/山田耕司
2019年05月16日様々なジャンルで活躍する方をゲストに迎えて、“すまい”にまつわるお話を伺うこのシリーズ。それぞれのライフスタイルの中で、「家に求めるもの」や「大切にしているもの」を深掘りしていきます。第13回目は、数多くのバラエティ番組に出演しているお笑いコンビ・ずんの飯尾和樹さんが登場。間取り図を見るのが趣味という、自他ともに認める「家好き」の飯尾さんの理想の家について聞いてみました。■ 「リビングは1階がいい!」とタモリさんからアドバイスされました!「住宅雑誌をよく買うので『あ、この家また載ってる』と、分かるほどの家好きです(笑)。街をぶらぶらするロケでは、見かけたモデルハウスにいきなり入ったりすることも。渡辺篤史さんの『建もの探訪』も欠かさず録画してるし、家を見ること自体、一種の娯楽になってるんです」このように話すのは、独自な世界観の芸風でバラエティに引っ張りだこの芸人・飯尾和樹さん。現在、自他ともに認める「家好き」だが、子どもの頃にはすでにその傾向が表れていたという。「子どもの頃、夏休みに親にコテージに連れていってもらっても、遊ぶことより、吹き抜けを見て『なんで、2階をつくらないんだろう?もったいないなぁ』なんて思ってました。僕らが子どもの頃って、変わった外観の家が多かった。丸い窓や、階段のように段差をつけて配置された窓を見て、『家の中はどうなってるんだろう?』って、不思議でしたね」大人になっても、家への想いは増すばかりという飯尾さん。「今でも、建設中のマンションの前を通りかかると、間取り図を見て『あー、3LDKのうち、2部屋は死んでるな』とか、『強引な2Lだなぁ』とか、厳しめに査定したり(苦笑)、家への興味は衰えませんね」そして芸能界の大先輩のアドバイスもあり、至った結論はシンプルなものだった。「L字とかいろいろな形の家があるけど、やっぱり四角形の家が住みやすい。タモリさんから言われたのは、リビングは1階がいいということ。宅配便が届くたび階段を上り下りするのはキツいって(苦笑)。動線が大事なんですね」■ セキュリティーの甘い家!? 実家は世田谷のシンプルな一軒家飯尾さんの実家は、東京・世田谷。シンプルな一軒家だったという。「子どもの頃の自分の部屋は10畳を弟とシェアして、ソファを仕切りにしてました。階段の手すりを滑り下りる“ターザンごっこ”をよくやっては、『柱が壊れる』と父親から怒られたものです(苦笑)」今考えるとセキュリティが甘い家だったと振り返る飯尾さん。屋根に段差があり、いかにも空き巣が入りやすそうだった!?「高校生の頃、夜まで遊んで帰宅が遅くなったとき、そこから家に入っていたくらいですから(笑)。ある夜、いつものように家に忍び込もうとしていたら、下から光が差してきて、目をやるとお巡りさんがいた。『自分の家です!』って言っても、『いいから下りてこい』って……そりゃ、信用しませんよね(苦笑)」■ 飯尾さんの理想の間取り図とは?飯尾さんの理想の間取り図はどんなもなのでしょうか?そこで、実際に「理想の家」の間取り図を、本人に描いてもらいました。それがこちら。「家は四角形がいちばん、と言ったわりに、四角じゃないんですが」といきなり計画変更!?ただ、外壁が階段状なのは「各部屋に多くの日光を採り入れるため」と、機能と日当たりを重視する飯尾さんらしい考えが。さすが「家好き」!■ 飯尾さんが将来住みたい理想の場所とは?最後に、飯尾さんの住みたい場所について聞いてみました。すると、仕事場への移動が大変そうだけど、と前置きしたうえで、海も山もある鎌倉に住みたいんだとか。じつは芸能界では湘南あたりに住んでいる人が多いそう。「藤沢に暮らす友人の芸人は、『引っ越して1年は東京への移動が大変だったけど、慣れた今は最高!』って言うんですよ。歩いてすぐに海だし、自然はいっぱいで、環境のよさが移動の苦労を上回るらしい。まぁ、羽田空港に朝6時集合だと、前乗り(前泊)決定ですけどね(苦笑)」建物について聞くと、「平屋がいい!」と即答した飯尾さん。「料理しながら家族の顔が見えたほうがいいし、ほかの部屋に行くにもリビングを通るようにしたい。子どもが反抗期になったら嫌がられたりして(苦笑)。あと、窓も大事。人間は日光を浴びないと、脳がネガティブになるんです。それと、畳を敷きたい。今、畳の楽屋って少ないけど、横になりたいじゃないですか。平屋に20畳ほどの広いリビングをつくって、畳を敷きつめたいですね。ほとんど『道場』ですけど……」このように、最後まで家についての話が尽きない、家が大好きな飯尾さんでした。飯尾和樹さんお笑い芸人1968年、東京都世田谷区生まれ。お笑いコンビ・ずんのボケ担当。バラエティ番組の雛壇トーク、ロケでは、あらゆる材料を笑いに変える独自の芸風、一発ギャグが芸人から高い評価を受ける。テレビ、ラジオで活躍する一方、映画やドラマでも活躍。2018 年には、『アンナチュラル』(TBS)、朝ドラ『半分、青い。』(NHK)など話題作に出演撮影/山田耕司(扶桑社)住まいの設計2019年2月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「猫だってハッピーにしてほしい!猫と一緒に暮らすための家」 【第二特集】「自分らしいインテリアと暮らしています」
2019年04月30日これは筆者が2軒目に購入した住まい・小さな一戸建てを売却したストーリーです。前々回、前回に続いて、今回もその一戸建てを購入した約12年前の経緯からお話しています。■ 概略だけの物件情報だけど、運命の予感?実際に見つけた画面は、たったこれだけ。立川市の1,680万円の売地でした。まず、2,000万円以下で立川駅から徒歩圏というのが非常に珍しかった。いえ、見たのは初めてでした。この物件の土地は南向きで、古家が付いているらしい。もしこの建物をリフォームできれば、無謀な目標予算2,000万円も夢ではないかもしれない!真夏日、これを最後の物件と夫と約束して見に行ったところ……、そこには簡素な2階建て・昭和な木造住宅が建っていました。見た瞬間「悪くない、まだ十分に使える建物だ」と思いました。とはいえ、内部の状態は著しく汚れていて間取りも細切れ、外部はごく小さな庭があるだけで、肝心の駐車スペースもありません。それでも「これなら、いえ、これを買いたい」という意志を夫婦共に固められる物件だったのです。その日に申込書を書き、一番手をゲットしました。Good morning / PIXTA(ピクスタ)つまり不動産屋に一番に問い合わせし、見に行ったのが私達だったのです。毎日ネットをチェックし、多くの物件を検討していたからこそ、写真の1枚もない新着情報に対し、即座に行動を起こせたのだと思います。■ 正式購入する前に立ちはだかったこととは?80万円の値引き交渉も通り、価格1,600万円の契約へとコマを進めるのですが……。購入の必須課題、それは住宅ローンを組むこと!Naoaki / PIXTA(ピクスタ)今回は夫でなく、筆者自身に貸してくれる銀行をいくつも当たりましたが、受け付けてくれたのはたったの2行だけ。KazuA / PIXTA(ピクスタ)まずは大手で金利の安い方がよいだろうと、誰でも知っているメガバンクを選んだら、信じられないことが次々に起こりました。一番驚いたのは、審査も通って金銭消費貸借契約、いわゆるローンの契約日。金額はじめ、すべて事前に記入しておいてくださいと言われたので、持参した記入済の契約書を前にし、担当者はまったく悪びれない表情でこう言い放ったのです。「審査にちょっと間違いがありまして、融資金額は100万円下がります。もう一度、ここで契約書を書き直してください」と。あの家を買うためにローンは組みたくても、さすがにこれを鵜呑みにはできませんでした。「今日は契約しません!」と言って引き上げた翌日、上席の方から連絡があり、双方歩み寄って折り合いをつけた後も別の問題が起きてしまい、結局その銀行は、こちらからお断りしました。■ ようやく本格的始動へ審査が降りていたもう一方の金融機関で無事に契約し、物件の引き渡しを受けて合鍵をもらい、夫と二人で玄関を開けた時の嬉しさは、一生忘れないと思います。リノベのプランも、ほぼ決まりつつありました。ごく普通の木造家屋なのに、デザイン性のある階段や吹き抜けをつくり、なんと駐車場もあります!詳しくは次回に。「えーまた続く?いつになったら売却の話になるんだ!?」と思われた方には申し訳ありません。購入やリノベの経緯にも、何か皆さんの参考になる部分があると信じて書いていきますので、続きます。
2019年04月26日これは、筆者が2つ目に購入した住まいの一戸建てを売却したストーリーです。今回も、前回に続き、その一戸建てを購入した約12年前の経緯からお話します。■ 熱はどうにも止まらない?「一戸建て欲しい病」「階段や吹き抜け空間のある一戸建てに、大切な多くの雑貨たちと一緒に住み替えたい!」これが、私達が一戸建てがほしかった一番の理由でした。その他、他にもある数々の理由は前回の記事をご覧ください。物件探しの当初は、土地ばかり探して見ていました。デザイン性のある階段や、吹き抜け・ロフト等にも凝りたいので、その場合ゼロからプランニングする新築が適していると思ったからです。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)狭小住宅ばかり紹介した本も買い漁って、プランやコストを研究しました。■ 設定した条件4つ一戸建てを探すときに、私達が設定した条件は以下の4つでした。閑香 / PIXTA(ピクスタ)土地・建物合わせ2,000万円前半まで(←非常に厳しい)エリアは中央線を第一希望・第二希望で京王線と小田急線その3路線に接続する線も入れて、都心通勤可能な範囲床面積は55平米以上取れればよいhaku / PIXTA(ピクスタ)これら、4つの条件をもとに物件探しを始めたのですが、予想以上に難航してしまい……。■ 出会うのは難アリ物件ばかり!行き詰まる計画平日のうちにくまなく物件をピックアップしておき、休日に車で現地をまわる日々が続きます。駅から遠いテラスハウスの調査・左手前が当時の愛車もともと夫婦共に大の不動産・建築好きなので、物件を見に行くこと自体は苦になりません。しかし1,000万円前後の土地となると、何かしら難のある土地ばかり……例えば、駅から近いけど線路沿いや、道路に挟まれた中洲のような三角形だったり……。リフォーム前提に中古物件も見ましたが、住宅ローンが出にくいテラスハウスや、躯体だけの薄いビルなどばかりでした。こちらの予算に無理があるので、当然の話なんですけどね。少しでも買えそうであれば、多少の難は目をつぶって突き進もうとする筆者に対し、夫は、駅からの距離といった利便性のみならず、環境や雰囲気的な面で気になる点があると、GOサインを出しません。■ 最後の物件は出会いか?別れか?TATSU / PIXTA(ピクスタ)「買う」「買わない」で絶えず話し合っていると、お互い疲れも出始めてきます。そもそも「欲しい病」にかかっていたのは、私だけだったのです。突っ走っている自分が、どうやら夫に時間的にも精神的にも負担をかけてしまっている……。やはり計画に無理があった、ここは一旦延期する方が良いかとなりかけた矢先、それでも習性的にやっていた毎朝のネット検索で、昨日までは無かった新着物件が目に飛び込んできたのです。こ、これは!tomcat / PIXTA(ピクスタ)物件情報は町の不動産屋さんが出したごく簡単なもので、写真もありませんでした。しかし今まで多くを検索してきただけにこの物件、かなり希少と判断し、即座に情報元の不動産会社に電話をかけたのです。つづく
2019年04月14日中村邸は、陶芸家の妻のアトリエと建築家の夫のアトリエを兼ねた職住一体の住まい。こうした機能をもたせながら、敷地面積は約16坪、さらに間口の狭い細長い敷地という厳しい条件でした。設計をした夫の高淑さんはどのように、これら条件をクリアしたのでしょうか。あらゆる面で興味深い中村邸をご紹介しましょう。■ キッチンに隣接する陶芸アトリエ中村さん夫妻の家は、間口わずか2.77m。南北に長い建物は、3階建て。その2階に妻、直子さんの陶芸アトリエがあります。まずは気になる陶芸アトリエをご案内しましょう。妻の陶芸アトリエは、2階のダイニングキッチンと同じフロアにあります。写真奥がダイニングキッチン、手前がアトリエスペースになっています。ダイニングキッチンとアトリエを仕切っているのは、視線の通るガラス。その部分に棚をしつらえてギャラリーとして活用しています。こちらが陶芸アトリエです。西側の大きな窓から光が注ぐ明るい空間。閉じこもって没頭するよりも、暮らしと創作が緩やかにつながる直子さんのスタイルが伝わってきますね。音や光、人の気配が伝わり、家事と創作の切り替えもスムーズだそうです。ここでこだわりのものといえば?無垢ブラックウォールナットの作業テーブルだそうです。塗装した天板で粘土を練るとくっついてしまうため、無塗装の板を探し、銘木の店で見つけ出しました。「陶芸は孤独な作業ですが、私の場合ひとりだと寂しくなってしまうんです。案外、人が近くにいたほうが集中できる気がしますね」「陶器は、生活で使うものがつくれるのが楽しい」と器や陶壁、アクセサリー、花器なども広く制作。ペンダントライトは高淑さんのオーダーで、高淑さんが設計した住宅に納品したもの。ドットからこぼれ出る光が楽しめます。ギャラリーとして使用する棚は、近づくとこんなふう。ガラスなので、ダイニングキッチン側からも作品を見ることができます。ちなみに直子さんは東京・自由が丘で陶芸教室を主宰しているそうですよ。■ 細長い敷地を最大限に使う間口の狭い地上3階建ての外観は、ショップのようなたたずまい。「時代や用途に合わせて住宅以外にも転用できる設計で、長く生きる建築を目指しました」と高淑さん。右隣の建物も高淑さんが設計しただけあり、2棟の建物はぴったり調和が取れています。木とコンクリート、ガラスのミックスが共通していますね。さて、どのように難しい土地の形状を克服したのでしょうか。間口は2.77mで、縦に長く、奥行きがあります。特徴としては、ガラス面が多いことが分かりますね。やはり構造がポイントでした。細長い敷地を有効に使うため「薄肉ラーメン構造」を採用しています。左右に見える偏平な木製壁柱がフレームになって支えるため、室内に柱型や梁型、耐力壁が現れず、広く使えるのです。構造体である壁柱以外の壁はすべてガラスを使い、間仕切り壁も最小限に。どこにいても視線が抜け、広がりを感じさせてくれます。では、他の部屋はどのようになっているのでしょう。3階はプライベートなフロア。主寝室にも、窓からたっぷり光が注ぎます。寝室側から北側を見たところ。ガラス窓とまっすぐな廊下により視線が抜けます。廊下の右手にゲストルーム、奥の扉の先にバスルームとトイレがあります。バスルームと洗面室、トイレは壁や廊下を設けずワンルームに収め、狭さを感じさせない設計に。洗面室は2面をガラスにして光を取り入れ、広がりも演出。カウンター下に洗濯機をビルトインし、背面に室内干しスペースを設けて家事動線に配慮しました。日当たりがよくて、愛猫もウトウト。「お気に入りはベッドの上。窓から光が入ってポカポカするの」■ ギャラリーも兼ねる多目的ガレージ1階はガレージとガレージ奥に高淑さんのアトリエ、という構成。1階はRC造です。柱型が現れないため、間口が狭いながらも愛車のポルシェが収まるガレージを実現しました。ガレージはギャラリーやイベントスペースも兼ね、夫妻で2人展を開催したりガレージセールを開いたこともあるそうです。黒い螺旋階段が、より空間をシャープでおしゃれな印象に。右手の壁は、直子さん手焼きの陶壁で、微妙に色の違う陶板が繊細なグラデーションを描きます。ポルシェの赤が映える空間ですね。こちらは1階奥の高淑さんのアトリエ。コンパクトながら収納するものを徹底的に採寸し、ぴったり合う家具を造作しているため必要十分な空間。打ち合わせには2階のダイニングを使うこともあります。設計から引っ越しまで2年を要したという高淑さん。間口の狭い敷地をいかに有効に使うか、何度も模型をつくって検討を重ねたそうです。敷地を存分に有効活用したお宅ですが、ガレージがイベントスペースになったり、ダイニングが打ち合わせ場所になったりと使用目的を定めないことでも、実際の面積以上の広がりを感じさせるんですね。練りに練った設計によって、仕事も暮らしも快適かつスムーズな中村邸でした。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2017年7-8月号」を参考にしてみてくださいね。設計/中村高淑(unit-H 中村高淑建築設計事務所)撮影/桑田瑞穂住まいの設計2017年7-8月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「安心!安全!高品質! 信頼で選んだハウスメーカーの家」 【第二特集】「毎日元気になれる『趣味の家』」
2019年03月21日皆さんは今の「住まいの満足度」はどれくらいですか?住む年数によって多少変わってくることもありますが、やはり住まいに対する満足度は購入したり住み始めたりした時に決まってくるものかもしれません。注文住宅を建てた人でも、すべての人が「住まいの満足度」が高いわけではないようなんです。そこで、注文住宅での住まいの満足度を上げるために必要なことをご紹介します。■ 注文住宅を建てた人も意外と低い、住まいの満足度!住まいのプロに出会えるマッチングサービスを運営するSUVACO(スバコ) 株式会社が、同社に登録している日本全国の会員283名を対象に「住まいに関するアンケート」を行いました。まず「現在の住まいの満足度」をパーセンテージで表すと、平均では63%となりました。最も多いゾーンは70%台で、全体の28.3%。100%満足しているという人はわずか1.8%にとどまるという結果になり、多くの人が何らかの不満を持っていることが明らかになりました。なお、現在の居住形態について聞くと1番多かったのは「注文住宅」で、次に多かったのは「集合住宅を賃貸」でした。この2つを比較してみると、注文住宅の人は満足度が70%前後に集中している一方で、集合住宅を賃貸している人は満足度が30%台から70%台までとばらつきが目立ちます。なにより注目したいのは、自分の理想を詰め込んだはずの注文住宅でも、最も多かった満足度は70~79%となり、思ったより低めであること。これは、設計段階からの不満や住んでから気づいた点など、自由設計ならではの難しさもある分、マイナスになっていることがうかがえます。cba / PIXTA(ピクスタ)また、集合住宅の賃貸が注文住宅に比べて平均満足度が低くなっているのは、ある意味では当然といえるでしょう。特に間取りや部屋の狭さ、収納の少なさ、自分の好きなようにカスタマイズができないとった不満などが、満足度を下げる要因になっていると思われます。■ 注文住宅における満足度には「建築過程」も大きく関わっていた!次に、現在の住まいの満足度に対する理由をご紹介します。良い点として多く挙げられていたのが「立地・環境の良さ」「間取り」「広い」でした。逆に悪い点として挙げられていたのは「狭い」「古い」「間取り」でした。また、「注文住宅購入者」だけで限定してみると、「(建築士やハウスメーカーなど)業者との関係」が良い点3位、悪い点4位とそれぞれで上位にランクイン。アンケートでも、「建築家さんと納得いくまで約1年打ち合わせさせていただきほぼ理想通りで完成しました」という意見もあれば、「担当のプランナーさんの提案力不足もあり、失敗したと思える箇所が多々ある」という意見もありました。freeangle / PIXTA(ピクスタ)自由度が高く、さまざまな思いや理想を掲げて挑む注文住宅。ただ単に家のスペックだけではなく、建築の過程も大きく影響を及ぼしていることがわかります。■ 建築士など専門家の活用が満足度を上げるポイント今回のアンケートでわかった「現在の住まいへの不満」からは、次の住まいの満足度を上げるコツも見えてきます。セーラム / PIXTA(ピクスタ)満足度が90~100%の人のアンケートでは、「納得のいく家になったから」「終の住処として、こだわりを話しました。少し無理して満足いくものに仕上げました」「自分の好み、イメージどおりのリノベーション」など、自分の住まいについてとことん追求し、自分好みの家に仕上げている様子がうかがえました。TATSU / PIXTA(ピクスタ)一方、満足度の低い人からは、「しておけばよかったことがたくさんある」「もっと考える時間が欲しかった」など、作った後から後悔の念が生まれたというコメントが。また、満足度の高い人ほど建築士やハウスメーカーととことん話し合い、良い信頼関係を築きながら住まいづくりをしていたことも判明。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)「リノベーションでも信頼できる業者を見つけてとことん相談でき、自分でもかなり調べ物に費やしたのでとても満足のいく出来となった」「尊敬する建築家に依頼し、十分に相談し、期待以上の住宅になったから」といったコメントからもうかがえるように、良い関係性を築ける専門家探し、そしてその専門家の活用が重要な要素であることがわかりました。もちろん、「収納」「設備」「家事動線」といったポイントも満足度を上げる大きなポイントですが、そういった住みやすさを専門家にとことん相談できるかという点は大きいでしょう。今回のアンケートでは、時間をかけてじっくりとなんでも相談できる専門家を探し、その専門家と一緒に理想の住まいを作っていくことが、注文住宅における満足度アップのために大切だと分かったと思います。注文住宅を考えている人は、ぜひこのアンケートを参考にしてみてください。【参考】※「住宅満足度」平均値は63%満足度が低い理由TOP3 は「狭い」「古い」「間取り」
2019年03月11日同じ家に住む親子でも、住まいや暮らし方に対する考え方が大きく異なって意見がぶつかることもありますよね。18~25歳の「ミニレニアル世代」とその「親世代」では、まったく考えが違うといっていいかもしれません。しかし、なかなかお互い譲り合って歩み寄るというのも難しいもの。お互いの考えていることを理解できれば……と思ったことはありませんか?今回は、ジャパンネット銀行が18~25歳の「ミレニアル世代」と、18~25歳の子どもを持つ40~59歳の親を対象とした「住まいと暮らし」に関する調査の結果をご紹介しましょう。■ ミレニアル世代と親世代が「居住環境」で重視する点は?調査ではまず、両世代に「居住環境を決めるうえで重視することは何ですか?」と尋ねました。すると、最多はどちらも「買い物に便利な立地であること」(ミレニアル世代/79%、親世代/80%)。Job Design Photography / PIXTA(ピクスタ)次いで「最寄りの駅やバス停から近いこと」(ミレニアル世代/65%、親世代/68%)という結果までは一緒でした。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)しかし、ミレニアル世代の3位は「勤務先から近いこと」(ミレニアル世代/63%、親世代/44%)なのに対し、親世代は「自然災害について安全な立地であること」(ミレニアル世代/43%、親世代/53%)と、別々になっています。ロストコーナー / PIXTA(ピクスタ)また、ミレニアル世代では「都市の中心部であること」(ミレニアル世代/33%、親世代/17%)、「飲食店が多いこと」(ミレニアル世代/32%、親世代/7%)という項目でも親世代よりかなり多くなっています。Kazpon / PIXTA(ピクスタ)居住環境について、ミレニアル世代が何よりも「便宜性」を優先するのに対し、親世代は「住みやすさや安全」を重視していることが判明しました。■ ミレニアル世代の1割以上は「気軽に引越ししたい」調査では次に、「住まいを決めるうえで重視することは何ですか?」と質問。すると、1位はどちらも「住宅の性能がよいこと」(ミレニアル世代/69%、親世代/66%)。xiangtao / PIXTA(ピクスタ)次いで、「住宅の内装が好みである(または自分で選べる)こと」でしたが、ミレニアル世代が56%、親世代が47%と9ポイントの差が出ました。kou / PIXTA(ピクスタ)また、6位となった「気軽に住み替えができること」ではミレニアル世代が16%と、親世代の5%を大幅にリード。独身者がほとんどと思われるミレニアル世代は「1つの場所に縛られず、身軽でいたい」と思う人も多いようです。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)一方、親世代のほうは40歳を過ぎれば1つの場所に落ち着きたいと思う年代。マイホームを所有している場合は、なおさらそう簡単に引越すわけにもきません。■ ミレニアルの半数以上が「新しい暮らし方」に興味津々!前出の調査結果によると、ミレニアル世代は住まいの利便性を重視した自由な暮らし方を理想としているようです。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)そこで、両世代に「持ち家や賃貸などにとらわれない、新しい暮らし方に興味がありますか?」と尋ねると、ミレニアル世代の57%が「ある」と回答。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)一方、親世代は37%と、20ポイントの大きな差があることが判明しました。独身時代は自由に生きていても、年齢が上がるにつれ人間は「家族や仕事、財産などを守りたい」という保守的な思考が自然と強くなるのでしょう。■ 自由に生きたいミレニアル世代と保守思考の強い親世代では、ミレニアル世代の住まいと暮らし方に関する考え方は、具体的に親世代とどのように違うのでしょうか?両世代に、「自分の同世代に興味を持たれそうだと思う住まい方・暮らし方」を訪ねると、下記のような結果となりました。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)アドレスホッピング(固定の家に住まうことなく様々な場所に住む暮らし方)……ミレニアル世代/31%親世代/10%サードプレイス(自宅や職場ではない、心地のよい第3の居場所を持つこと※カフェ・居酒屋・公園など)……ミレニアル世代/29%親世代/10%ソーシャルアパートメント(キッチンやリビングなどを共用部分として利用し、各個室をそれぞれのプライベート空間として利用する住まい)……ミレニアル世代/29%親世代/9%デュアルライフ(2つの地域に拠点をもった生活※都市と田舎、国内と海外など)……ミレニアル世代/22%親世代/13%コーポラティブハウス(住宅を取得したい人が集まって組合を結成する仕組みにより、集合住宅でありながら自由設計が可能なマンション)……ミレニアル世代/20%親世代/8%Pangaea / PIXTA(ピクスタ)31%と、ミレニアム世代が最も興味があるのが、アドレスホッピングという「固定の家を持たない住み方」というのは驚き。固定の家を持たないということは、すなわち「ホームレス」であると言い換えることもできそう!?「ものを持たず、軽やかに生きる」という究極のミニマリズム的理想があるのかもしれませんが、自宅でリラックスできないのはつらいところでしょう。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)どの項目も親世代のほうが興味が10%と興味が低そうですが、一番高いのは13%で二拠点生活のデュアルライフ。これは、本宅と別荘を持つというラグジュアリーな暮らし方ともいえそう。経済的に可能ならば、海外などに別荘を持ちたいという方も多いのかもしれませんね。Tony-Studio / PIXTA(ピクスタ)以上、ミレニアル世代と親世代の住まいと暮らしに関する考え方の違いをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。やはり、ミレニアル世代と親世代の間には暮らしに対する考え方や理想に大きな溝があるようです。Graphs / PIXTA(ピクスタ)18歳以上にもなると子どもも1人暮らしができる年頃。お金のやりくりや責任感などを学ぶためにも、親元から離れて自分の力で自由に暮らさせてみるのもいいかもしれませんよ!【参考】※ミレニアル世代と親世代、「住まいと暮らし」の価値観を調査住まいを「モノ」ではなく「コト」として楽しむ若者たちージャパンネット銀行
2019年03月07日ガルバリウム鋼板で仕上げた三角屋根が印象的な松角さん夫妻の住まい。3人の子どもたちと暮らすこの家は、訪れた誰もを驚かせます。玄関扉を開けると、なんとバスケットコートがあるのです!■ 天井高6mのバスケットコートを住まいの真ん中に!住まいの中心にあるバスケットコートは、実際のサイズの4分の1弱。2階まで吹き抜けた空間は天井高6mと開放的です。壁には本物のゴールリングが設置されています。「ボンッ、ボンッ」とボールが弾む音を聞いていると、まるで本当に体育館にいるかのよう。夫は、大学バスケ部の監督。新築を決めたときイメージしたのが、「広いリビングとバスケのリング」でした。設計を担当した小泉秀一郎さんは、大胆にも家の中にバスケットコートがあるプランを提案。吹き抜けのコートの左右に部室のように部屋が配され、壁には有孔ボードと、まるで小さな体育館のような家が生まれました。ラワン合板の壁も体育館らしさを盛り上げます。床の仕上げはカバ桜の無垢材で、白いラインは自分たちで引きました。■ 家族の未来を豊かにしてくれる場所夫は仕事で帰宅が遅めですが、毎朝、必ずこのコートで子どもたちと過ごしています。早起きして長男はバスケ、長女は練習しているダンスを見せてくれます。4歳の次男もパパと遊びたくて、早起きして加わるそう。「時間は短くても、子どもとじっくり向き合えるようになりました。成長するにつれ、ますます重要な場になると思います」と夫。北側のダイニングキッチンとの間はメタル製のフェンスで仕切ることができ、ここを閉めて子どもたちがコートで遊ぶ様子を見ながらママ友とお茶を飲むこともあるのだそう。フェンスを開けるとDKとコートが一体に。友人や親戚など人が集まることが多い松角邸では、この広々とした空間が大活躍しています。キッチンやダイニングにいても、子どもと自然にコミュニケーションが取れますね。■ コートを囲む空間にも魅力がいっぱい!ダイニングのテーブルは、間柱とスチールの脚を組み合わせた小泉設計室オリジナルのシステム家具。壁側には下部が収納になった奥行き65cmと深いベンチを置き、上部に棚を設置して収納もしっかり確保しています。キッチンはサンワカンパニーと無印良品がコラボした「MUJI+KITCHEN」に。背面の収納棚は、無印良品のユニットシェルフを間柱を使ってカスタマイズしたものです。各室の扉のマークも小泉設計室がデザインしました。洗面室はシンプルなカウンターに、洗髪もできる大きめの洗面ボウルを設置しています。階段の両側に並ぶ扉は体育館にある部室のような雰囲気ですが、扉のひとつを開けるとトイレになっています。室内は奥行きが深く、上部の窓から光が降り注いでいます。コートを見下ろすように配された2階の廊下は観覧席のような雰囲気。壁面いっぱいに配置した棚は、壁や天井のクロスの色を合わせてぴったりと収めているので造作したかのようですが、意外にもIKEAの棚を活用しています。こちらは潔くコンパクトにした2階の個室。窓を上部に配置してプライバシーを守りつつ、光を取り込んでいます。階段は壁にボルダリングのホールドを設置していて、どこでも運動ができるようになっています。こちらの外観からは、想像がつかないような遊び場がたくさん設けられている松角さんの家。取材中も、家じゅうが遊び場から、子どもたちの笑い声が響いていました。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年10月号」を参考にしてみてくださいね。設計/小泉秀一郎(小泉設計室)撮影/松井 進住まいの設計2018年10月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】編集部がオススメ!あなたの「好き」を実現する家、教えます。 【第二特集】使いやすい。片付けしやすい。楽しい。そんなキッチンと暮らしませんか?
2019年03月06日神奈川県横浜市に二世帯住宅を新築したHさん一家。長年マンション住まいだったご両親が庭のある暮らしを叶えるため実家のリフォームを計画していたところ、息子家族から同居の申し出を受け、二世帯住宅への建て替えを決めたのでした。建築家の岸本和彦さんに伝えた要望は、「互いの視線が合わないようにしたい」「音に気を使う上下の住み分けは避けたい」「リビングは庭に近い位置がいい」と、一見相いれないもの。それらを叶えるべく岸本さんが提案したのが、「人工の丘」のある庭を介するプランです。そんな二世帯をつないで仕切る「人工の丘」のある庭をご紹介いたしましょう。■ 丘の頂上とふもとに2世帯の縁側が向かい合うHさん宅を道路から見ると左右2棟をブリッジがつなぎ、その下をくぐるように石段のある上り坂が続いています。「奥はどうなっているんだろう?」と足を進めて振り返ると、目の前にはこんもりとなだらかな芝生の丘!この丘は基礎工事で出る残土を活用してつくられていて、頂上に子世帯の縁側、ふもとには親世帯の縁側が突き出しています。床のレベルも外壁の色も異なり、丘を挟んで2軒の家が建っているかのよう。高さと向きを変えているため正面に向かい合わず、お互いの視線は気になりません。こちらが丘を見上げる親世帯の1階。L字型の開口部を全開すると室内と庭が一体になる気持ちのいい空間です。■ サンルームと屋上テラスで室内外が一体に親世帯の屋上テラスから一段高い場所にあるのが、2世帯をつなぐブリッジです。内部はサンルームになっていて、子世帯の夫(息子)が趣味で集めた多肉植物や観葉植物がぎっしり!植物好きの母の血を引いて結婚前からコレクションしていたもので、このサンルームも設計の要望のひとつだったそう。子世帯の2階寝室からブリッジを見たところ。窓の外の左手に見えるのは、親世帯の屋上テラスです。庭に面した子世帯のリビングは、縁側と同じ高さのL字型のベンチに囲まれた落ち着けるスペースです。丘と開口部の高さを揃えるため基礎を高くし、玄関から1.5m上がった位置にLDKを設けています。庭の緑が眺められるアイランドキッチンは、大勢で囲めるサイズになっています。■ 表情が違う2つの庭が楽しめる!この配置とランドスケープがもたらしたのが、しっとりした半日陰の北の庭と、陽光あふれる南の庭という対照的な2つの庭。北側の庭はプライバシーを守る役割も果たしています。ガーデンデザインを手がけたのは、造園家の徳光充子さん。北側に道路がある敷地の場合、北側に建物、南側に庭を配置すると、せっかくの庭の緑も通りから見えませんが、親世帯と視線をずらすため子世帯側を半階持ち上げたことで、両者をつなぐブリッジの下に道路と庭をつなぐ通り道が生まれました。「両者をつなぐ風穴を介して、道行く人が『ちら見』したくなる庭にしたかった」と岸本さんが話せば、「2棟の間をすり抜ける気持ちのいい空気感が出せたらと思って施工しました」と徳光さん。2つの世帯を見守る庭は、時とともに自然の丘のようなたたずまいに変わっていくことでしょう。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年12月号」を参考にしてみてくださいね。設計/岸本和彦(acaa)撮影/伊藤美香子住まいの設計2018年12月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「だから選びました!ハウスメーカーで建てたこだわりの詰まった家」 【第二特集】「毎日緑に触れられる幸せ…ガーデンハウスで暮らそう!」
2019年02月21日妻の母を迎え、これから生まれる子どもとともに暮らす次のステージ、それがKさん夫妻の新たな住まい。家族4人が心地よく暮らすことをベースに、ご夫妻は趣味空間にとことんこだわり、その思いをギュギュッと詰め込みました。インナーガレージ、書庫、書斎…、そのこだわりの趣味の空間をご紹介いたします。■ いつも愛車が眺められる「インナーガレージ」敷地は坂の上にあり、桜の植樹が見事な場所です。建築家の中村高淑さんはその眺望をゆったりと楽しめるよう、2階に主な生活空間を配置。1階にインナーガレージと書斎、書庫をつなげる形にして、Kさんの要望を実現しました。まず目がいくのがやはりこちら! インナーガレージです。オーバースライダーのドアを上げると夫の愛車、真っ赤なポルシェが登場します!インナーガレージは、壁2面をガラス張りにし、書斎からいつでも愛車を眺められるように計画しました。手前側が書斎です。またガラス壁には飾り棚を設け、夫の趣味であるカートレースのトロフィーなどを飾っています。デッキ下にももうひとつガレージが。こちらのガレージには普段使いのクルマを収め、さらに建物前にはゲスト用の駐車場を用意しています。■ 大容量の書庫と書斎を連続させたもの読書家の夫婦のこだわり!夫婦とも読書家で、膨大な数の本を所有。そこで書斎の脇に念願の書庫を設置しました。ガレージ、書庫、書斎と、この1階には趣味空間がギュギュッと詰まっています。書斎から直接ガレージに出ることもできるんですよ。3つの空間がつながっているから、行き来しやすくとても便利!書庫はガレージ側をガラス壁とし、程よく光が差し込むように。書棚は大容量で一生分の本を収納できそうですね。壁面には折り畳み式のテーブルが添えられるなどこまやかな工夫もみられます。「テーブルは、取り出した本を置いてちょっと読むのにとても便利」と妻。時間を忘れてずっといたくなる空間です。■ 二世帯が快適に暮らす工夫がいっぱい2階のデッキを挟むように、西側にLDK、東側に母の部屋などを配置しました。LDKはデッキと広く面して開放感が格別。デッキの正面には桜の木が葉を茂らせ、春は家にいながらにして花見ができるそう。最高ですね。また、キッチン奥の小部屋は妻の仕事スペースに。将来エレベーターを設置する場合はこの空間を使う予定になっています。LDKの天井にも注目を。垂木を表しとした勾配天井がなんともダイナミック!リビングは小上がりの畳敷きで、子どものお昼寝など多用途に使えそう。よく目が届くデッキは、子どもの遊び場にもピッタリです。LDKと向かい合うのは母の部屋で、互いの気配をさりげなく伝えるレイアウトとなっています。母はこの家では菜園づくりなども楽しんでいるそうですよ。2階北側の浴室は、ハーフユニットバスを採用。壁は板張りでトップライトをつけるなど自由度を高めました。くつろぎ度は満点です!1階の玄関もとてもおしゃれ。玄関引き戸を開けると玄昌石が貼られた土間があらわれます。左の入り口は主寝室ですが、モルタルの飛び石から入るなんてなんとも粋ですね。そして、右側ののれんの奥は何か気になりませんか?こちらは玄関収納なんですね。ベビーカーなどもしまえそうです。ポーチ(写真右)は、壁に大谷石が張られたり、トップライトから光が注いだり表情豊かな空間となっています。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年10月号」を参考にしてみてくださいね。設計/中村高淑(unit-H中村高淑建築設計事務所+マスプラスデザイン)撮影/桑田瑞穂住まいの設計2018年10月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】編集部がオススメ!あなたの「好き」を実現する家、教えます。 【第二特集】使いやすい。片付けしやすい。楽しい。そんなキッチンと暮らしませんか?
2019年02月16日様々なジャンルで活躍する方をゲストに迎えて、“すまい”にまつわるお話を伺うこのシリーズ。それぞれのライフスタイルの中で、「家に求めるもの」や「大切にしているもの」を深掘りしていきます。第12回目は、爬虫類から猛獣まで、これまで100種類以上の“珍獣”(正しくはエキゾチック・ペット)を診察してきた獣医師で田園調布動物病院院長の田向健一さんが登場。『珍獣の医学』(扶桑社文庫)も出している田向先生に、ペットと暮らすための住まいについて聞いてみました。■ 人が飼っている動物なら種類を問わず、だいたい診ます!「カンガルー、ペンギン、最近は人気のカワウソもよく来ますね。人が飼っている動物なら種類を問わず、だいたい診ます!」日本の大学の獣医学部で学ぶペットは犬や猫くらいなので、ほとんどの動物病院では犬や猫しか診察できない。“珍獣”(正しくはエキゾチック・ペット)の患者にとって、田向先生は頼みの綱。「“珍獣”を飼いきれなくて放り出す人も多い……。でも、ウチに動物を連れてくる飼い主さんは、その時点で愛情を持って飼っているのが分かりますよ。手間も時間もお金も掛かるわけですから。飼い主さんにとって大切な家族なのだから、僕がサボるわけにいきませんよ」。病院で日々、様々な動物を診療する田向先生だが、自宅では犬、猫、インコ、リクガメ、ヘビ、トカゲ、熱帯魚と多くのペットと暮らす飼い主さん。「家を建てるときに、爬虫類や熱帯魚など“水もの”ペットのために、10畳ほどの部屋を地下につくりました。水をこぼしても平気だし、大きいシンクも設けています。リビングに水槽を置くと、水を替えるのが面倒だし、こぼしたりすれば掃除も大変。そして水替えをしなくなり、水が汚れても平気になってしまう……。ペットと暮らすには、メンテナンスを楽にすることが大事なんですよ」20個ほどズラリと並んだ水槽には、アマゾン原産の熱帯魚やヘビなどが飼われている。エサや電気代は月数万にも!?自宅でペットを飼うと、生きものゆえ仕方ないとはいえ、特に気になるのは臭い……。「ペットを飼うときは掃除のしやすさが大事になってきます。畳やカーペットは避けるべきだし、フローリングもペットがおしっこをしちゃうと、木目に染みて臭いのもとに……。僕の家には、猫のトイレ専用の置き場所をつくり、換気扇を仕込んだので排泄しても臭いません。結局、ペットとうまく暮らすには、飼い主がイヤにならないようにするのがポイントなんです。だから、動物がどこまで人間のエリアに入っていいか、侵入OKの部屋を決めるのも、仲よく暮らす方法のひとつです」■ 猫、トカゲ、カエル…。自宅では多くのペットと暮らす田向先生実際に、田向先生が自宅で飼っている可愛いペットの一部をご紹介してもらいました。まず、こちらが捨て猫の兄弟ヤスケ(左・オス・1歳半)とエン(右・オス・1歳半)。ちなみに2匹とも田向先生が里親だそうです。こちらは、マツカサトカゲ。「大人しくて果物が大好き。飼いやすいトカゲです」と田向先生。メキシコフトアマガエルは、冬場の温度管理に注意が必要なんだそう。小さな虫などをエサに与えているとはびっくり!■ 理想の家は、動物を放せる庭がある沖縄式の風通しのよい家!田向先生が動物を飼い始めたのは、小学生の頃にさかのぼるそう。「ハムスターを飼ったのが初めかな。親は動物好きではなかったけど、飼うのを反対されたことはなかったですね。捕まえたカブトムシやザリガニを飼ったりで、生き物が増えていったけど好きにやらせてくれたし(笑)、父は大工なので、カブトムシの虫かごやイグアナ用の部屋をつくってくれまました。『ないものはつくれ』が口癖の父には、工夫することを教わりました。獣医となった今、実際にそうしています」そんな田向先生の理想の家は?「沖縄あたりの島で、動物を放せる庭がある、沖縄式の風通しのよい家に住みたいですね。外との隔たりもないから、動物と暮らすにはよさそう。夕方になったら庭に椅子を出して、海に沈む夕日を眺めながら泡盛を飲んで、傍らには動物がいる。最高です!(笑)」田向健一さん獣医師。田園調布動物病院院長。麻布大学獣医学科卒業後、東京、神奈川の動物病院勤務を経て現在に至る。アジア初となる両生類の伝染病・ツボカビ症の発見、カメの手術の新方式考案など、海外からも注目を集める。精力的に論文を発表する傍ら、『珍獣ドクターのドタバタ診察日記』(ポプラ社)、『生き物と向き合う仕事』(ちくまプリマー新書)など、著書多数撮影/門嶋淳矢珍獣の医学アリクイ、ワラビー、サーバルキャットなど、“患者”の動物は100種類以上!貧血のトカゲに輸血、体長2㎝のカエルの開腹手術、ヘビの大腸がん摘出……ペット医療最前線での奮闘を熱血獣医がユーモアたっぷりに明かす。笑ったあとに生きものを飼う意味を考えさせられる好著。小社刊定価/760円+税住まいの設計2018年7-8月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「そこが知りたかった!私たちがハウスメーカーで家を建てたワケ」 【第二特集】「みんなの希望を叶えましたいろんなカタチの二世帯住宅」
2019年02月13日