住友林業は、住まいと暮らしに関するスマートフォンサイト「わたしの家」の運用を3月31日に開始した。「わたしの家」は、同社ホームページから独立した立場で魅力的なコンテンツを提供することで、潜在顧客の将来的なファン化を図る「コンテンツマーケティング」の発想に基づいた同社初の情報サイト。同社ではこれまで、同社の家づくりを体感する「WEB住まい博」、自分の希望の間取りと概算価格がわかる「木達(こだち)サイト」、自分の希望する間取りが作成でき3次元でバーチャル体験できる「BF 間取り DESIGNER」、家づくりの知識をRPG形式のゲームで学ぶ「家づくりクエスト」(現、家づくりアドベンチャー)といった独自のコンテンツを開発してきた。今回開設した「わたしの家」は、そうしたコンテンツ制作の経験を生かしつつ、既に同社に興味を持っている顧客のみならず、家づくりに興味を持ち始めたユーザー層や、生活品質の向上に高い関心を持ったユーザー層など、潜在顧客へ向けて最新トレンドを踏まえた情報を継続的に提供する。運用開始の第一弾では、「女性目線」に基づいた住まいや暮らしに役立つコラムなどを紹介。収納や整理整頓のヒントや、子育て世代向けのコラム、二世帯住宅が快適に暮らすためのコツ、インテリアなどを含めた暮らしのヒントといったコンテンツが用意されている。同社では、住宅市場における女性の意見を取り入れた商品・サービスに対するニーズの高まりを受け、子育てと家事動線に配慮した「mamato(ままと)」、家族が集まるリビングを中心に間取りを考える「comama(こまま)」などを発表し、2013年12月には、女性の声を活かした商品開発を行う「女性目線開発プロジェクト」を始動。これらの活動を通して獲得した女性ファン層とのコミュニケーションを活発化し、更なる拡大を図るため、あらゆる女性が手軽にアクセスできるスマホコンテンツを展開していくとしている。
2015年04月07日ライフメディアはこのほど、「住まいに関する調査」の結果を公表した。同調査は、全国に住む50歳以上の男女を対象に、12日から14日にかけて同社のリサーチバンクを通じて実施。1,200件の有効回答を得た。○高齢化社会の日本でバリアフリーへの期待は?「現在の自宅は、バリアフリー対策がされているか」を尋ねたところ、23%が「バリアフリー住宅である」と回答した。「バリアフリー住宅に住んでいる人に、どのようにバリアフリー対策をしたのか」を尋ねたところ、最も多かったのは「バリアフリー住宅を建築・購入した(67%)」だった。「バリアフリー住宅に住んでいる人に、どのようなバリアフリー対策がされているのか」を尋ねた。その結果、「段差をなくす・スロープにする(75%)」、「手すりの設置(67%)」、「水回りのバリアフリー化(60%)」が上位となった。「バリアフリー住宅に住んでいない人に、今後自宅にバリアフリー対策が必要か」を尋ねたところ、62%が「必要」と回答した。「今後バリアフリー対策が必要と回答した人に対し、どのようにバリアフリー対策をしたいか」を尋ねたところ、「リフォームで対応したい」が70%で最も多かった。「今後バリアフリー対策が必要と回答した人に対し、どのよううなバリアフリー対策をしたいか」尋ねた。その結果、「段差をなくす・スロープにする(63%)」、「手すりの設置(59%)」、「水回りのバリアフリー化(50%)」が上位となった。
2015年03月30日連載『住まいと安全とお金』では、一級建築士とファイナンシャルプランナーの資格を持つ佐藤章子氏が、これまでの豊富な経験を生かして、住宅とお金や、住宅と災害対策などをテーマに、さまざまな解説・アドバイスを行なっていきます。○地震に対処する3つの方法 ~電車のつり革の役割は免震? 制震? 耐震?~免震・制震・耐震構造の違いを説明する時は、いつも電車の車内の状況を使って説明しています。電車に乗っていて急発進や急停車した時に、つり革につかまっていた状態はどうなっているのでしょうか。体は大きく揺れますが、つり革につかまっている腕の力でそれ以上は倒れません。腕をグィッと引いて体を元に戻すでしょう。もしつり革が強力なバネでできていたら、体はバネの力で元の状態に揺れ戻されます。この腕が引き戻す力やバネの動きの仕組みが「制震」構造と言われるものです。一方、今回のテーマの「耐震」構造は自らの耐力を向上させて揺れに対応するもので、電車の車内であれば、座席や手摺に体を固定して、電車の揺れに備える場面をイメージしてみてください。ただ単に立っているより、遥かに電車の揺れに対して安全です。「免震」構造を説明するのは少し難しいですが、ローラースケート靴を履いた状態で電車に乗っていることをイメージしてみてください。揺れに対して体は滑っていきますが、ローラースケート靴と体が一体であれば倒れることはありません。しかし車内をどこまでも滑っていってしまっては問題ですので、元の位置に戻す制震構造と組み合わせるのがベストです。住宅の地震に対応するリフォームは「耐震」が中心ですが、制震金具を取り付ける方法や、まれではありますが免震的な対処方法もあります。しかし地震に強くするためには、ただ単に金具で固定すればよいというものではなく、バランスが重要です。また組み合わせ方によっては逆効果になりうる場合もあり、どの方法を採用するかは個々のケースで判断する必要があります。○地震に対処する4つのポイント ~砂上の楼閣とならないためには~建物は地面に支えられています。地面が軟弱であれば、地上の建物がどれほど強くても意味がありません。地震の揺れで起きる液状化現象により、建物が傾いた事例は東日本大震災でも多く報告されています。また地盤だけでなく、地震が原因の火災や津波、堤防の決壊などによる洪水なども視野に入れておく必要があります。東日本大震災では、地震そのものでは無傷の建物が津波で流されている映像を目の辺りにしました。阪神淡路大震災でも多くの建物が二次災害の火災で延焼しました。ポイント1:派生する二次災害への対処今回のテーマではありませんが、実際は直接的な建物の倒壊より、より多くの人命が失われるのが二次災害です。この点も頭に入れて地震対策を考えてください。ただし、移転したり耐火構造にしたりと、簡単に解決できるものではないケースがほとんどでしょう。何度も繰り返しますが、リスクはゼロにはできません。どれだけ少なくできるかだけです。考えすぎて対処が遅くなるよりは、当面建物だけの範囲の耐震化に特化することもリスクを少なくする上では大切です。ポイント2:地盤は地震の際に建物を支えられるか地震がなくても、埋立地は地盤の沈下が置きやすい場所です。特に元の地形が斜面である場合は、斜面の低い部分の沈下の度合いが大きく、不同沈下を起こし、建物が傾く要因です。新築時に地盤の状況に見合った対策(杭・地盤改良・基礎の巾の拡大)を行っていない場合は、基礎や地業(※)の補強が重要課題です。(※ 地業とは、基礎を支える地盤面以下の部分のことを指します。地業工事とは基礎底の下に設置する割栗石、杭、地盤改良等の工事で、基礎を支える地盤面を強化したり、基礎をしっかり支えたりする役割を持ちます)ポイント3:建物を堅固にするには前回紹介した『誰でもできるわが家の耐震診断』(国土交通省監修)の後半に、木造住宅の主な補強方法が解説されています。下記に基本的な考え方をまとめておきます。ポイント4:家具や屋外の塀等の転倒防止対策阪神淡路大震災では建物だけでなく、家具の下敷きで多くの方が亡くなりました。家具や屋外工作物の対処方法は後日「耐震リフォーム(4)」で詳しくまとめてみる予定です。○地盤の強化 ~後からの工事では限られる耐震補強方法~地盤を強化する地業工事は本来建物が建つ前に行うものであり、様々な方法がありますが、建物が建っている状態での地盤の強化はかなり難しくなります。住宅に使用される地盤補強方法は次のようなものがあります。目的が耐震補強なのか、液状化対策なかで、適した工法が異なります。また軟弱地盤の深さ、地下水位や周囲の地形なども考慮に入れる必要があり、かなり難しい判断を必要とします。杭…固い地盤面まで杭を到達させて、その上に基礎を載せる方法です。価格は高めですが、確実な方法です。建物が建った後ではほぼ不可能です。地盤改良(1)…表層の軟弱地盤を強化する方法と、基礎の下をいくつも円筒状に掘削してセメントミルクなどを混ぜて、柱状に固める柱状改良があります。いずれも建物がある場合は難しくなります。地盤改良(2)…土に石灰や膨張性樹脂などを注入し、土の中で膨らませて建物の下の土の密度を高める方法です。建物が存在しても比較的容易に工事ができるのが特徴です。各社独自の方法があり、実績等を充分にチェックして判断ください。擁壁等の強化…道路や隣地と高低差がある場合は、土止めの擁壁があります。擁壁には鉄筋コンクリート造や加工された石材=間知石積みのものなどがあります。しかし違法なコンクリートブロック積みのものも少なくありません。擁壁の構造は建築基準法で定められていて、例えば鉄筋コンクリート造の場合、一定間隔で水抜き穴等が必要です。この水抜き穴のない違法のものも多く見られます。またコンクリート面が膨らんでいたら、中の鉄筋が錆びている可能性があり、擁壁としての性能が低下している可能性があります。○建物を強化する ~使い方を間違うと逆効果の耐震補強~阪神淡路大震災では多くの建物が倒壊しましたが、中には本来地震に強くするための筋交いが梁を押し上げて梁が柱から外れて破壊されたケースも見られました。筋交いの取り付け方、金物の取り付け方などで、逆効果の場合もあるのです。構造材の固定…基本は基礎・土台・柱・梁・屋根のそれぞれの連結部分を金具等で固定強化していきます。基礎と土台はアンカーボルトで固定されていますが、柱が土台から抜けてしまって倒壊につながった事例が多くありました。そのために最近は土台と柱を固定する金具を取り付けたり、直接基礎と柱を連結するホールダウン金物で柱を固定したりします。本来新築時に取り付けるものですが、耐震補強用の後付タイプもあります。壁の補強…耐力壁とは、通常の壁とは違って、所定の太さの筋交いが入っていたり、構造用合板で固められていたりする壁のことです。壁をそのような構造に補強するほか、壁そのものがなければ、壁を追加して補強します。どうしても外部への視界を維持したい場合は、強化ガラスなどで耐力壁を作った例も報告されています。屋根の軽量化…屋根が瓦葺きの場合は、屋根材を軽い素材のものに葺き替えると耐震性が向上します。公共の建物などは上層階を解体減築して耐震性を高めた事例もあります。(※写真画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>佐藤 章子一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。
2015年03月24日連載『住まいと安全とお金』では、一級建築士とファイナンシャルプランナーの資格を持つ佐藤章子氏が、これまでの豊富な経験を生かして、住宅とお金や、住宅と災害対策などをテーマに、さまざまな解説・アドバイスを行なっていきます。○考えよう! 住まいの役割とはなにかを! ~住まいは生命と財産を守る器~家族の生命と財産以上に大切なものはありません。「住まい」は、それを守る器です。明日にも起きるかも知れない大地震に対して、親として子供を守らなければなりません。住まいの耐震性能が問題ありと思うのであれば、直ちに詳細を把握して対処しなければならないはずです。『住まいと防災』シリーズの第1回に、災害の種類を表にしてあります。皆様の住まいが受けるかも知れないと想定される災害はどれとどれでしょうか。自然環境だけでなく、社会環境の項目にも地震と関係するものが多くあります。この災害リスクに対する住まいの性能が充分でなれければ、改修が必要となります。改修には費用がかかりますが、生命ほど重要なものはないはずですので、住まいの性能に対する状況把握とともに、徹底的に節約してでも費用の捻出をしなければなりません。補助金の有無等も確認ください。(※参照:住まいと安全とお金 第1回『住まいと防災(1)--考えなければならない防災とは?』)○国や自治体がネット上で提供している情報は貴重~情報はできるだけ生のものを~ネット上には政府や自治体、外郭団体等による防災データがいろいろ掲載されています。防災の心構えから詳細のデータまで様々ですが、このコラムを通じて最終的には是非、直接生のデータに触れてください。このコラムはそのための水先案内人だと思っています。現代はいろいろな情報があふれています。雑多な情報が飛び交う中、とかく末端の情報に左右されがちです。大切な事柄に関しては、できるだけ直接的なデータに触れる事を習慣付けてください。新聞で気になる情報を見つけたら、図書館等で数紙を比較してみてください。さらにデータ元のHPを検索して、より詳細の情報をチェックしてみてください。命にかかわる情報が最も重要な情報なはずで、一生の中で、そのような重要な情報はそれほど多くはありませんので、その時くらいは徹底的に情報収集ができるはずです。○住まいの性能は何で決まる? ~住まいの性能は最も弱い部分で決まる!~国の性能表示制度では、性能評価は10項目あります。耐震性能に直接大きくかかわるのは以下の築年数、地盤、構造体、管理の4つの項目です。弱い地盤に適切な事業や基礎が施されていなければ、その他の性能が高くても意味を成しません。過去にリフォームが行われている場合、壁や柱を撤去していることが少なくありません。阪神淡路大震災では、隣り合わせに建っていた全く同じ間取りの分譲住宅が、その後のリフォームの違いにより、倒壊と補修で済む状態の明暗を分けた事例が報告されています。建物の性能のチェック項目○ネットで簡単チェック! 我が家の耐震性能~簡単な事から動き始めよう!~我が家がどの程度の耐震性能があるかの判断は、なかなか難しいものです。地方自治体では診断の補助や診断機関の斡旋を行っているところもありますが、ますは自分で診断してみましょう。国土交通省監修の『だれでもできるわが家の耐震診断』は、文字どおり誰でも簡単に自分の家の耐震性能をチェックできます。リーフレットになっているものと、ネット上で診断するタイプの二通りあります。診断項目は10項目で、どのような部分が耐震性能に影響するのかがわかりますし、簡単なチェックでおおよそ自宅の耐震性能がどのレベルかが分かります。専門家に依頼する前に自己診断しておくと、建築士の説明も理解しやすいと思います。あまりに結果が悪ければ、耐震リフォームが待ったなし! と言うことも理解できます。また余談ですが、中古住宅などを購入する時に、図面などから耐震性能を診断するのにも利用できます。誰でもできるわが家の耐震診断国土交通省監修誰でもできるわが家の耐震診断(国土交通省インターネット版)<著者プロフィール>佐藤 章子一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。
2015年03月16日連載『住まいと安全とお金』では、一級建築士とファイナンシャルプランナーの資格を持つ佐藤章子氏が、これまでの豊富な経験を生かして、住宅とお金や、住宅と災害対策などをテーマに、さまざまな解説・アドバイスを行なっていきます。今回は趣向を変えて、あまり知られていないローン形態や住宅ローンの背景にある社会経済なども交えて雑学的に綴ってみたいと思います。日本人の多くが利用する住宅ローンですが、誰もが利用しているものだからと安易に事を運んでは、取り返しのつかない局面に陥らないとは言えません。ほんの少し、取り巻く社会体制や契約の仕組みなどを知っておくだけで、危険を回避できる場合もあります。年収の数倍の借金であることを忘れてはいけません。○住宅ローンの金利と社会経済 ~風が吹けば桶屋が儲かる~消費金額が大きいことと、関連産業の裾野が広いがために、住宅政策は長年政府の景気テコ入れの目玉として扱われてきました。「住宅ローンとの賢い付き合い方(2)」の文末で、住宅ローンの適正金利は6%程度と言われていると述べました。ローンを借り入れる時には少しでも金利が低い方が助かります。しかし本当に金利は低いままが理想的なのでしょうか。適正金利の意味合いは、金利が6%程度であれば、社会経済が活性化し、健全な成長が生まれ、所得も増え、資産価値も増し、相対的に返済の負担が減っていき、その事が消費を促し、さらに経済が安定していく循環を生み出すと言うことです。今は低金利であっても不安がいっぱいかもしれませんが、高度成長期の高金利時代の方が、気持ち的な余裕があったと思います。まさに「お金は天下のまわりもの」なのです。サブプライムローン(※)の破綻が世界の経済を大きく左右したことは記憶に新しいところです。「低所得者でも家が持てる」というメリットだけに目を向けて、そのリスクに目を向けなければ、大きな問題となります。個人として身を守るためには、現在の低金利に安穏とせずに、お金がまわらない社会のリスクにも目を向けて、ローン管理する事が肝要です。※ サブプライムローン…米国で低所得者に高めの金利と住宅を担保にして提供される住宅ローンです。ローンを借りた債務者は、万一破綻すれば住宅を放棄すれば債務は残りません。好景気で不動産価格が上昇していれば、ローン残高を上回った価格で取引され、投資家の損失はありませんが、景気が低迷するとリスクは大きくなります。米国のサブプライム問題は経済破綻の要因として取り上げられていますが、お金がまわらなくなった要因は、「適正」でない金利や仕組みであり、「適正」であることは経済の安定に非常に重要なのです。プライム(=優れた)にサブがつくと信用度が低いとなります。信用度が低いために証券化して投資家にリスクを転化させているのですが、証券化された証券を繰り込んだファンドをさらに組込んだ商品を開発し、そのまた商品を組込んだ…と細分化されていき、リスクの高い証券が拡散していきました。○出来高払いの住宅ローン ~工事中の建物は誰のもの?~町の工務店に工事を依頼するときに心配なのが、規模が小さいが故の工務店の倒産です。よほど信頼できる会社でないかぎり、手抜き工事の不安もあります。本来は長年その地域信頼を勝ち得てきた工務店は、建てた後も住まいの主治医として何かと面倒を見てもらえる存在です。しかし昨今、大会社も社会の変化に対応できずに倒産するケースは少なくありません。工事途中に倒産した場合、工事中の建物は誰のものでしょうか。着工金や中間金の支払いを済ませているので、当然施主は自分のものだと思いがちです。しかし、工事中の建物は等しく債権者の物です。もちろん施主も債権者ですので、工事中の建物の権利の一部は有しています。以前は他の債権者が工事中の建物から金目のモノを持ち去ってしますことが少なくありませんでした。それを防ぐには24時間見張っている必要がありますが、ほぼ不可能でしょう。「出来高払いの住宅ローン」は、建築工事着工前に住宅ローンが実行され(一般のローンは完成後の登記後に実行される)、つなぎローンが必要ありません。工事中は工事の進捗に応じて融資が実行されますので、基本的に建物のできたところまでは自分のものとして引渡しを受けたと同様に認識でき、工事会社が倒産しても建物の完成した部分を自分のものとして主張しやすくなります。住宅完成保証(※)とセットになっていれば、より安心です。※ 住宅完成保証制度…日本の法律では、新築住宅の請負人または売主は引渡しから10年間、瑕疵担保責任を負い(「新築住宅の請負契約または売買契約における瑕疵担保責任の特例」)、かつ円滑に履行されるための法律(「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保に関する法律」)により保険の加入等が義務付けられていますが、引渡し前の工事中の建物を守る法律はありません。個人として対処するには住宅完成保証制度に加入する方法があります。※ 建築中の災害(地震や津波)で建物が損失した場合の責任は?…地震国の日本では普通に起こりうるリスクで、実際に阪神淡路大震災や東日本大震災でも、こうした事態が発生していると思います。通常、建築会社は工事中の建物に火災保険を掛けます。しかし、地震が原因の火災には対応していないケースがほとんどです。地震保険もあるようですが、現実的には保険会社が引き受けるとは限りません。請負契約は本来完成品を引き渡すことを目的としています。従って引き渡し前の損失は工事店が責任を負うのが本来ですが、一般的に使われている旧四会連合協定の工事請負約款には、自然災害の地震や津波などの不可抗力による重大な損失は施主がその責任を負うと記されています。○預金連動型住宅ローンとは ~金利が0%? 預金連動型住宅ローン~預金連動型住宅ローンは、普通預金額に相当する分の利子が軽減されるタイプの住宅ローンです。住宅ローンの借り入れ金額と同等の普通預金があれば、金利はほぼ0%に近づける事が可能です。長期の固定金利商品がなく、当初の金利も高めですが、「住宅ローンとの賢い付き合い方(2)」で頭金の額について述べたように、万一の場合に使える現金を残しておく必要がある場合は便利です。変動金利のリスクもあるので、預貯金は温存したいけど短期で繰上げ返済可能な共働き夫婦などは検討しても良いでしょう。東京スター銀行が開発した商品で、扱っている銀行は少ないので、事前に確認ください。○上限金利付変動金利型ローン ~固定金利期間選択型のローンとどう違う?~キャップ付き住宅ローンとも言われ、扱っている金融機関は多くはありませんが、労働金庫で商品化されています。キャップ期間といわれる特約期間(5年、10年)は、上限金利を上回りません。上限金利内で変動するだけです。特約期間が過ぎれば、金融機関によって異なりますが、変動金利や固定金利、上限金利付変動金利などを選択できるのが一般的です。<著者プロフィール>佐藤 章子一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。
2015年02月23日連載『住まいと安全とお金』では、一級建築士とファイナンシャルプランナーの資格を持つ佐藤章子氏が、これまでの豊富な経験を生かして、住宅とお金や、住宅と災害対策などをテーマに、さまざまな解説・アドバイスを行なっていきます。住まいを新規に取得する時の住宅ローン減税等については様々な情報が提供されていて、各種優遇措置や減税などについても広く周知されています。ところが意外に知られていないのがリフォームローンに対する優遇措置や減税制度です。政府は環境保全の観点から住まいをできるだけ長持ちさせるための耐震性能と長く住み続けられるためのバリアフリー仕様にリフォームする場合などには優遇措置を強化しています。住まいは安全であることはもちろんですが、長く暮らし続けられることが、生涯収支を向上させます。またメンテナンスは早い段階で対応する方が少ない費用で済みます。必要に応じてリフォームローンを賢く利用する方法を考えてみましょう。○リフォームローンにもある減税制度 - 耐震・バリアフリー・省エネがポイント冒頭にも述べた通り、政府は安全な住まいを長く使ってもらうことをめざしています。従って、リフォームの優遇措置は、「耐震」、「省エネ」、「バリアフリー」が主軸となります。一般に認知されている住宅ローン減税は増改築(リフォーム含む)工事も対象となりますが、リフォーム専用の「ローン型減税」と「住宅ローン減税」の違いに注目ください。どちらを利用すれば有利かは個々に異なります。また、耐震リフォームの投資型減税に限り、住宅ローン、バリアフリーリフォーム・省エネリフォームのローン型減税も併用できます。リフォームに対する減税制度の概要該当するケースや組み合わせ等が煩雑なために、下記URLの組み合わせ表を参照ください。公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター○投資型減税とは - ローンを使わなくても利用できる! 所得税額の控除「投資型減税」は耳慣れない言葉かも知れません。住宅ローンを借りないで住まいを取得したり、リフォームしたりする時は、通常住宅ローン控除は使えません。自己資金でまかなうと言っても資金に余裕があるケースばかりとは限りません。高齢者の場合はローンを組みにくいですし、老後の生活ために貯蓄した資金を取り崩す不安もあると思います。政府はこうした状況下で、積極的に住まいの質を改善し、健康的に長く住み続けてもらうと共に、高齢者の貯蓄をリフォーム工事に拠出することにより、経済の活性化を図るために、ローンを組まずに住まいを取得したリフォームしたりした場合の減税措置を設けています。投資型減税の主な要件(平成26年4月25日作成 佐藤章子)○高齢者向け返済特例制度 - 年金生活者でも大丈夫! 利子分だけ返済の優遇制度住み慣れた我が家で高齢期を迎え、同時に住まいも老朽化しつつあるケースが多いと思います。現役時代にリフォームを済ませておくのがベストですが、まだ子供が独立していなかったり、バリアフリーの必要性をまだ感じていなかったりで、気がついたら日々の生活が不便という状態ということも少なくないでしょう。ようやくリフォームしようと思っても、ローンを借りる年齢ではないし、貯蓄を拠出するのも今後のことを考えれば不安という状態になっていることが少なくありません。こんな時に便利なのが住宅金融支援機構の高齢者向け返済特例制度です。返済は利子分だけで済み、元金返済は借入者全員が死亡した時ですので、リフォームの資金があったとしても、手持ち資金を温存できるメリットもあります。相続人が現金又は住まいを売却して返済します。高齢者向け返済特例制度<著者プロフィール>佐藤 章子一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。
2015年02月13日ファブリックをはじめ、ファッションやテーブルウェアなど幅広いアイテムを発表し、日本でも大人気のフィンランドのライフスタイル・ブランド『マリメッコ』。そのデザインを手がける憧れのデザイナーたちの住まいやアトリエを紹介する本が、ジュウ・ドゥ・ポゥムより発行!まず表紙を飾るのは、『マリメッコ』のパターンデザイナーとしてインテリアとファッションのデザインを手がけている、アイノ=マイヤ・メッツォラさんの仕事場。水彩を得意とする彼女がデザインした“コンポッティ”という名の大胆なファブリックが目を引く壁面がポイント。お母さんから譲り受けたという70年代の『マリメッコ』のヴィンテージワンピースもステキです。デザイナーのマイヤ・ロウエカリさんが家族4人で暮らす自宅のベッドルームは、ヴィヴィッドな色使いの“ティルックタッキ”のカーテンが印象的。そのほか、ベッドリネンにも『マリメッコ』の様々な柄のファブリックを使用。センスあるミックス・コーディネートが光る、楽しい空間が広がっている。テーブルウェアやキッチングッズ、ステーショナリー・コレクションを手がけるデザイナーのサミ・ルオツァライネンさん。彼のアパルトマンは、ミニマルでとても洗練された雰囲気でいっぱい。真っ白な壁に『マリメッコ』ならではの鮮やかな色彩が映える部屋は、ファッションデザイナーのニナ・ピルホネンさんのアパルトマンの一室。壁面に飾られているガーランドは、出産を1週間後に控えていたニナさんの手づくりだとか! ファブリックの組み合わせ方も、さすがです。ふだんはなかなかお目にかかることのできない本社のオフィスも紹介。オフィス入口への階段には、ダイナミックなファブリックが何枚も飾られ、これぞ『マリメッコ』といった感じ!ファッション・ファブリックを手がけるデザイナーのサトゥ・マーラネンさんのアトリエも訪問。有名な建築家とシェアしているというこのアトリエで、力強さとエレガンスを兼ね備えたデザインを生み出し続けている。子ども心をくすぐるような、ユニークなデザインが持ち味のデザイナー、イェンニ・トゥオミネンさん。ご主人とふたりで暮らす自宅は、彼女の作風を反映したようなカラフルでとても可愛らしい空間。隅々まで見逃せない!また巻末には、フィンランド国内にある『マリメッコ』の代表的な店鋪に加え、日本初の直営店である東京・表参道店の紹介も。バッグや文房具などの小物から、ファッション、インテリア、ファブリックまで幅広く揃う表参道店。ぜひ実際に訪れて、『マリメッコ』の世界を楽しんでほしい!個性豊かな『マリメッコ』のファブリックやアイテムが彩る暮らしは、眺めているだけでも楽しく、お手本にしたいヒントもいっぱい。デザイナーたちのステキな住まいやアトリエが楽しめるのはもちろんのこと、オフィス内にあるアート・ワークスタジオや、ファブリックが生まれる工場見学まで見どころ満載の一冊。永久保存版です!『マリメッコのデザイナーの暮らし』著:ジュウ・ドゥ・ポゥム判型:A5・128ページ・オールカラー定価:1,785円発行:ジュウ・ドゥ・ポゥム発売:主婦の友社ジュウ・ドゥ・ポゥム 公式サイト 文章/田辺香
2013年10月24日「愛犬家住宅」を提唱するワンオンワンは27日より、全国の愛犬家を対象とした「愛犬家住宅住まいの工夫コンテスト」を開催する。現在、およそ4世帯に1世帯が愛犬と暮らしている。その大半が室内で一緒に暮らすようになったことで、住まいを原因とした病気やケガをはじめとする、さまざまな問題が起きるようになったという。愛犬家の住まいの悩みの要因は犬種や家族構成、居住環境など多種多様であり、その解決方法もそれぞれ異なっている。同社では、悩みの解決のためには継続して多くの事例を広く集め、それを共有できる仕組みが必要であるとの認識のもと、同コンテストを開催。愛犬家の住まいの工夫やアイデアを募集するとしている。募集期間は、12月27日から2013年3月31日まで。「住まいの工夫コンテスト 大賞」1名には、賞金101,000円(ワンオンワン)が、他にも、協賛企業からの特別賞をはじめ多彩な賞が贈られる。1人で何点でも応募は可能。応募受付は、同社Webページにて。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは、10月1日、千葉県船橋市に「LIXILショールーム船橋」をオープンする。リフォームや、新築時の住まいづくりに役立つ情報発信拠点として、LIXILグループの商品を見たり、実演・体験できるショールームとなっている。同ショールームは、約825平方メートルの展示面積で、リフォーム用商品をひとまとめに展示している。リフォーム後のイメージを確認できる戸建てとマンションの空間展示を用意しているだけでなく、断熱窓「サーモスH」、節水トイレ「サティス」など最新の省エネ商品を見ることができる。さらに、タッチパネル式のデジタルサイネージ、システムバスルームの仕様を決めることができる。iPadと大型モニターを用いた3Dシミュレーションを導入するなど、最新のデジタル機器を活用してさまざまな提案を行うとのこと。なお、10月1日~10月8日(10:00~17:00)まで、オープニングフェアを開催。期間中に来館した人には「LIXIL オリジナルまな板シート」を漏れなくプレゼントする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日パナソニック エコソリューションズは住まいと暮らしの総合サイト「すむすむ」で、第6回「すむすむ・住まいづくり川柳」の募集を行っている。募集期間は9月5日から9月30日まで。同社では2007年度より毎年「住まいづくり」をテーマに川柳の募集を実施している。2011年度(第5回)は、合計1,947句の応募があり、審査の結果、10句の受賞作品を選定。「環境」「省エネ」「節電」などの社会的関心を反映したキーワードを巧みに取り入れた句が多く寄せられた。今回は、「住まいづくり」の中でも特に最近関心の高い「リフォーム」をテーマに川柳を募集する。金賞受賞者(1句)には、パナソニック LUMIX DMC-GF5W-K ダブルレンズキット、銀賞(1句)にはパナソニック ビエラ、銅賞(3句)にはパナソニック 充電式エボルタ ファミリーセットが贈られる。応募は「すむすむ・住まいづくり川柳応募フォーム」より受け付ける。結果は10月下旬に同サイト上で発表する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日不動産情報サービスのアットホームは6月1日~3日、1都3県在住で3~12歳の子どもを持つ親600名を対象に子育て世帯の住まい探しの実態調査を実施した。現在の住まいは子育てを考慮して選んだか聞いたところ、56.3%の人が「はい」と回答。中でも、持ち家は63.3%で賃貸を14ポイント上回り、意識の高さがうかがえる。子育てを考えて住まい選びをする際に重要だと思う条件は、「日当たり・風通しが良い」がダントツの1位。次いで「収納が多い」「耐震性が高い」と続いた。また、重視する住環境としては、男女ともに「治安が良い」がやはりダントツ。次いで「スーパーなど買い物施設が近い」「病院が近い」と続いた。子育ての視点での住まいの満足度は、「大変満足」と「やや満足」を合わせると74.2%に。持ち家と賃貸を比較したところ、持ち家の満足度が約20ポイント上回る結果になった。満足している理由としては、「周辺環境や住まいの部屋数、構造などさまざまなことを吟味した」といった、子育てを考慮して多くの点に気を配った様子がうかがえたという。一方、満足していない理由としては、「車の交通量が多い上に歩道が整備されていないので、子どもが危ない」「治安が悪い」など周辺環境のマイナス面が影響。同社では、子育ての観点で住まいの満足度を高めるには、周辺の教育施設も重要なポイントになるのではと分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日ハウスメーカーのエス・バイ・エルはこのほど、同社が開発した住まいの高耐久化システム技術「LOOP(Long Owner Program)」における「木質系建物の劣化診断システム(Revoみえる図) 」について特許を取得した。「LOOP」は、同社が住まいの耐久化を強化する標準技術として全棟に搭載している「壁体内換気システム」の、30年に及ぶ実績と調査に基づいて開発された。平成21年度より導入を開始し、これまで3,800棟に採用されている。今回、特許を取得した同システムは、「壁体内換気システム」をもとに構造躯体の含水率の状態を推定し、評価を可能にした。これにより最も通気性が悪く、含水率が高くなる可能性のある構造部位を視覚的に確認することができ、設計段階で住宅の壁体内換気パネルの設計、生産や構造計画を見直すことができるという。同社では、平成31年に10年目を迎える「LOOP」オーナー宅の10年診断で、点検口「Lupe」を開き、含水率計で含水率のチェックを開始する予定とのこと。以後、5年ごとの点検・診断の際に、同様のチェックを実施。点検口の裏側に設置されている「LOOP」診断履歴表に実施日時を残す方法で、たとえオーナーが変わっても生涯にわたって引き継がれる仕組みを整えているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日大切な住まいを50年間保証する「サポートワイド50」を注文住宅全邸に採用している木下工務店では、今年4月から”耐震”に”制震”をプラスしたオリジナルシステム「DUOフレーム工法」も標準採用している。東日本大震災発生以降、家づくりに対する耐震性・耐久性が重視されるなか、安心・安全な「住まい制度」をさらに強化するという。同社が手がけた注文住宅全邸には「50年保証システム」が適応される。建物の耐用年数を決定するといわれる”構造部”と”防水性”を、引き渡しから50年にわたり、同社が保証していくものだ。10年目までの点検は無料で、この間に1年、2年、7年、10年点検が行われる。それ以降は10年ごとの点検で必要と判断されたメンテナンス工事が行われる。「DUOフレーム」は最先端の耐震+制震システムで、地震エネルギーを吸収することで被害を大きく軽減できるというもの。建物が受ける地震エネルギーを制震材の働きにより、熱エネルギーに変換して吸収するという仕組み。地盤や敷地条件に関わらず採用できるうえ、設置後、維持費用がかからないのが特長という。その効果は揺れを50%以上軽減できること、繰り返し何度でも安定した効果を発揮できることにある。また、建物の耐久性や寿命を高め、大地震後の補修費用の大幅な軽減につながるという。なお、同社ではユーザーの気づいた点や万が一のトラブルには、施工エリア全域をカバーするカスタマーエンジニアが対応する。さらには365日年中無休体制の「24時間コールサービス」を開設。緊急事態からメンテナンスや増改築など、住まいに関わる相談まで、きめ細かく対応するとのこと。同社ならではの快適な暮らしをサポートするアフターサービス体制を整えている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日ネオマーケティングは4月4日~5日の2日間、男女500名を対象に、「暮らしに関する実態調査」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。調査の結果、住まいを選ぶポイントで最も重要視することについて、66.2%が「部屋の広さ」をあげていることがわかった。まず、住まいを選ぶポイントについて調査。最も重要視されているのは「部屋の広さ」で66.2%と第1位。2位は「家賃の安さ」で64.8%、3位は「交通の便が良いこと」で61.6%だった。女性の方が「部屋の広さ」について重要視する割合は高く、男性は「家賃の安さ」を重要視する傾向にあることもわかった。また、男女で選ぶポイントに差が最もついたのは「防犯やセキュリティーがしっかりしている」という点。防犯に関しては、男性よりも女性のポイントの方が高く、女性の警戒心が強いことがうかがえる。「バス・トイレ別であること」も、男性よりも女性の方が気にする傾向が高かった。住みたいと思う地域については、男女共に最もポイントが高いのは「交通の便が良い」で77.4%。「治安が良い(安心できる・のんびりしている)」が76.6%・「買い物の便が良い」が72.4%。男女の差で一番差が出たのは「飲食店が充実している」で男性の方のポイントが高かった。女性に比べて自炊をするイメージが少ない男性は飲食店充実が大切なポイントなのではないか、と同社はみている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日子どもは好奇心がいっぱい。元気よく駆け回り、遊んで、言葉やモノを覚えていくためには、住まいにもちょっとした工夫が欲しい。リビングデザインセンターOZONEでは、春休みからゴールデンウィークの期間にかけて、子どもと暮らすインテリアをテーマにした展覧会「子どもとつむぐ、住まい時間」を開催する。リビングデザインセンターOZONEでは、デザイン性の高いリフォームやインテリアを応援するプログラム「OZONEデザインリフォーム&インテリア」を常時実施している。そこで活躍するインテリアデザイナーが、これまでお客様に提案やアドバイスしてきたことを元に空間展示をする。インテリア事例紹介やワークショップなどを通して、インテリアのコツを多面的に紹介する。今回の見どころである空間展示の1つは、土間のような使い方ができる「広めの玄関」。新築やリフォームの際に、玄関を広く取ることを提案する。ベビーカーや自転車、子どもが外で遊ぶための玩具や道具を仕舞う場所として活用できるからだ。また、玄関の近くに家族が共有して使える「ファミリークロゼット」を置くのも手。家族全員のコートや帽子、バッグなどを収納すれば、おでかけの際に皆で一緒に身支度ができて便利である。ワークショップでは収納や片づけの方法、安全な内装材選び、マネープランなどをテーマに実施予定。子育てを楽しみながら、家族が心地よく暮らせる住まいとは? 本展はそのヒントを教えてくれる絶好の機会と言える。入園や入学、進級を控えた子どもと一緒に出かけてみてはいかが?「子どもとつむぐ、住まい時間」日時:2012年3月22日(木)~5月8日(火)10:30~19:00 水曜日休館会場:リビングデザインセンターOZONE 3階OZONEプラザ東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワーTel. 03-5322-6500 ※掲載写真は前年の展覧会の空間展示、及びワークショップ風景取材/杉江あこ
2012年03月10日