柴咲コウ、新垣結衣に、有村架純、長澤まさみ、満島ひかり、戸田恵梨香、さらには常盤貴子と、いまをときめく美人女優ばかりと共演する、何とも贅沢な(?)男がいる。それは、北海道のローカルスターから、いまやすっかり引く手あまたの人気個性派俳優となった大泉洋だ。2014年は、劇団ひとり原作・監督、柴咲さん共演の『青天の霹靂』に主演、そしてこの秋は、北海道を舞台にした染谷将太共演の『ぶどうのなみだ』、新垣さん共演で、幽霊役となる『トワイライト ささらさや』と主演作が連続公開。いま分かっているだけでも、来年には2本の主演映画が公開となり、さらには先日、来年3月30日スタート(予定)のNHK朝の連続テレビ小説「まれ」でヒロイン・土屋太鳳の両親役を常磐さんと演じることが発表され、話題を呼んだばかり。なぜ、ここまで大泉さんがウケるのか?なぜ、芸人顔負けのユーモアセンスを持つキャラクターとは裏腹に(!?)、ヒューマンドラマにも引っ張りだこなのか、その魅力に迫った。1973年生まれ、北海道江別市出身の大泉さんは、北海学園大学在学中に演劇研究会のメンバー(森崎博之、安田顕、戸次重幸、音尾琢真)と演劇ユニット「TEAM NACS」を結成。「TEAM NACS」や、札幌市を拠点にする「劇団イナダ組」の舞台に参加していたところを、“ミスター”こと鈴井貴之氏の目にとまり、出演した北海道テレビ放送の深夜番組「水曜どうでしょう」でブレイク。北海道では押しも押されぬ人気者となり、やがて「水どう」は全国的にも人気を博すようになった。2005年、TVドラマ「救命病棟24時」第3シーズンで全国区デビュー。以後、「ハケンの品格」(’07)や大河ドラマ「龍馬伝」(’10)などに出演、09年には「赤鼻のセンセイ」で連続ドラマ初主演を果たした。映画には、鈴井氏が監督を務めた『river』(’03)、『銀のエンゼル』(’04)、内田けんじ監督の『アフタースクール』(’08)や、シリーズ化された『探偵はBARにいる』(’11/’13)、三島有紀子監督の『しあわせのパン』(’12)、三谷幸喜監督の『清洲会議』(’13)などに出演してきたほか、『千と千尋の神隠し』(’01)などのジブリ作品や『ブレイブストーリー』(’06)などでは味のある声とキャラクターで声優をこなしている。エッセイも執筆し、最近では東芝の新型家電のCMで優香と夫婦役でイメージキャラクターを務めるなど、その活躍の場は実に幅広い大泉さん。北海道が舞台となった『思い出のマーニー』では、「TEAM NACS」のメンバーが揃って声優として参加し、「僕らが生まれ育ち、現在も活動している“北海道”を舞台にしてくれているのがとても嬉しい」と、全国ブレイクを果たしてもなお、北海道にこだわり続ける郷土愛を語っていた。10月4日(土)北海道先行公開の新作『ぶどうのなみだ』は、三島監督の前作『しあわせのパン』に続く“北海道企画”の第2弾だ。同じく引っ張りだこの若手実力派・染谷さんと、演技初挑戦で映画初出演となったシンガーソングライターの安藤裕子と共演。企画は「TEAM NACS」を擁するプロダクション、クリエイティブオフィスキューの鈴井亜由美が務め、四季折々の北の大地を映し出すべくオール北海道ロケを敢行した。同作では、大きな“喪失”を抱え、父の遺した土地で一途に理想のワインづくりに励むアオという、イメージとはまた違う役柄に。安藤さん扮する謎の美女・エリカに振り回されつつも、惹かれていく男を好演している。一方、11月8日(土)より公開の深川栄洋監督作『トワイライト ささらさや』では、新垣さんと初共演で夫婦役になるも、突然の事故で亡くなってしまう夫・ユウタロウ役。「妻とまだ幼い子を遺して逝けない」と、様々な人に乗り移りながら妻を助けていく幽霊、という難役に挑んでいる。舞台で培った演技力やカンのよさで、ひとクセもふたクセもあるキャラクターや繊細な心情を秘めた人物を演じられる器用さを持つ大泉さんは、“不器用に生きる男”を演じさせたらピカイチらしい。しかも、大泉さんが相手役で共演する女優陣は、いずれも日本を代表する錚々たる美女ばかり。意外な“モテ”俳優でもあるのだ。2015年には、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督による時代劇『駆込み女と駆出し男』で、戸田さん、満島さんと共演。大泉さんが演じるのは、江戸時代、駆け込み女たちの人生のリセットをお手伝いする医者見習いの主人公・中村信次郎で、戸田さんと満島さんは、そんな大泉さんのもとに“駆け込む”女性たちを演じるという。また、現代日本で起きたゾンビパニックを描く人気コミックの実写映画化『アイアムアヒーロー』の主演にも抜擢。サエない非モテ男子の漫画家アシスタント役で、共演の有村さんが“ZQN(ゾキュン/作中でのゾンビの名称)”に噛まれてしまう女子高生に、2人が出会う“ヤブ”な看護師には長澤さんが扮している。監督は『GANTZ』シリーズの佐藤信介。大泉さんが、かつてない極限の世界でいかに等身大ヒーローになれるかが鍵となる。さらに、「あまちゃん」「ごちそうさん」、そしてついにフィナーレを迎える「花子とアン」と高視聴率をキープし、国民的ブレイク俳優を次々生み出している“朝ドラ”にも、ついに進出を果たす大泉さん。2015年は、老若男女から支持される“お茶の間の顔”になっているかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2014年09月26日「実は、『メガネをかけたほうがいいんじゃないか』って提案したんですよ。衣装や小道具について、自分からアイデアを出したのは初めて。演じる役柄に対し、(原作とは)違ったアプローチをしたかったので…。デビュー1~2年目だったら、言い出せなかったかもしれない」。俳優の松坂桃李が、松岡圭祐氏の人気ミステリー小説を原作にした『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』に出演した。驚異的な鑑定眼をもつ“万能鑑定家”凜田莉子(綾瀬はるか)とともに、40年ぶりとなる歴史的名画「モナ・リザ」の来日展に隠された巨大な陰謀を追う雑誌編集者・小笠原悠斗を演じている。「時代が進んでも、記者の仕事には地道でアナログな面がまだまだあるだろうし、きっと視力も弱いんじゃないかって。小笠原は入社して5年目という設定。でも、上司にはいつも怒られ、後輩に仕事を取られちゃうようなタイプなので、うだつが上がらない雰囲気も出したかったですし。ミステリーという軸がしっかりあるから、役作りで違う面白さが出せればいいなって」。劇中でかける“丸メガネ”には、こんなこだわりも…。「フレームが角ばっているとキツイ印象だし、黒縁だとおしゃれ過ぎ。その中間で、いい塩梅のメガネを見つけるのが意外と難しくて(笑)」。ちなみに原作版の小笠原は、性格こそ“ドジでお人よし”だが、ルックスは「ちょっとキレイ目なイメージ」(松坂さん)。ファンなら、原作通りの小笠原を演じる松坂さんも見てみたかったかも!?もちろん、メガネを含めた外見へのこだわりは、役作りの入り口に過ぎない。「何より事件を通して、記者としても人間としても成長する姿を表現したかった。小笠原って潜在的に行動力はあるんですが、無意識のうちにフタをしていたんだと思います。ところが抜群の鑑定眼と、膨大な知識をもった莉子と出会い、眠っていた記者魂が呼び覚まされた。彼女を通して『取材ってこんなに楽しいんだ』って気づくんですよ」。小笠原が入社5年目なら、松坂さんも俳優としてデビューを飾って丸5年が経過した。もちろん“うだつが上がらない”小笠原とは違って、数々の話題作で主演を務める、破竹の勢いはご存じの通り。そんな松坂さんが大切にしている信条とは?「常に『自分は発展途上』だと思うことで、向上心や物事への興味が沸いてくると思うんですよ。だからこそ、アンテナを張り続けて、周りから刺激を受け取らないと。人間って自分自身では変われない!閉鎖的にならず、精神的な窓口を広く持たないと、豊かな人間にはなれませんから。僕の場合は作品、そしてそれを作りあげる人たちの“出会い”が、自分を成長させてくれると思います」。本作では初タッグを組んだ綾瀬さん、『GANTZ』シリーズや『図書館戦争』など大掛かりなエンタメ演出に定評がある佐藤信介監督との“出会い”が、松坂さんに大いなるインスピレーションを与えている。「綾瀬さんとお会いして、最も印象に残ったのは、美術に対してすごく興味があるという点でした。現場では初音さん(共演する初音映莉子)ともども自由奔放で(笑)、佐藤監督はおふたりをまとめるのが大変だったかも…。僕はそれを『大変そう…』って見ている側でしたけどね(笑)」。「美を追求する作品だけに、佐藤監督のこだわりもすごかったですよ。ご本人の美的感覚もものすごく研ぎ澄まされていましたし。絵コンテを入念に描く方なので、正直、細かいところは細かいです。でも、自分がまるで絵画の一部として、額縁の中にいるような感覚を味わうことができた。これはすごく新鮮でしたね」。映画は日本映画史上初となるパリのルーヴル美術館でロケを敢行。“本物の芸術品”に囲まれた環境で、“本物の演技”が引き出された?「演じる以上はフィクションですけど、それを“本物”だと感じてもらうことがいまの理想です。そのために、脚本や現場が作り出すフィクションを、まずは自分が本物だと受け取らなければ…。そうしないとメッセージや感動は届けられない。俳優になって5年の僕が、“本物の演技”を語るなんて、あまりにおこがましいですが、いまはそんな気持ちで演技に向き合っています」。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- 2014年5月31日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会
2014年05月28日累計400万部を突破している超人気ミステリー「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズを原作に、綾瀬はるか&松坂桃李をメインキャストに迎えて映画化した『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』。5月5日(現地時間)、映画の舞台・ロケ地となったルーヴル美術館にてパリプレミア凱旋上映を行い、主演の綾瀬さんと佐藤信介監督が登壇し、流暢なフランス語を披露した。驚異的な鑑定眼とロジカルシンキング(論理的思考)をもつヒロイン・凜田莉子(綾瀬さん)と、彼女と共に事件の謎を追う雑誌編集者・小笠原(松坂さん)が難事件を解決していくさまを描く本作。舞台挨拶の冒頭で、綾瀬さんはフランス語で長い挨拶を披露。「(仏語)こんばんわ、私は綾瀬はるかです。今日は来てくれてありがとうございます。パリの街は冬のアンニュイな感じ、そしていまはキラキラしてて、色んな表情をした街並みは四季を楽しむ日本人の私の心にも響きます。モナリザの力も借りて、パリのみなさんの心にも響く映画になっていることを願っています。撮影にご協力頂きましたルーブル美術館、パリのみなさんに感謝します。本当にありがとうございました。楽しんで観て下さい」と語ると、場内は拍手と笑顔で暖かい雰囲気に。ルーヴル美術館のオーディトリアムで行われた上映会では、約300名が鑑賞。エンドクレジットが流れると、場内の観客から拍手が沸き起こり、上映が終わるまで鳴り響いた。鑑賞後の観客に、映画の感想を聞いてみると「綾瀬はるかと初音映莉子、2人の女優のライバル関係が素晴らしかった」「綾瀬はるかさんはフランスでもなかなかいない逸材の女優です」「魅力的な女優で、世界でも活躍するでしょう」と大絶賛!フランスでも好感触のようだ。綾瀬さんはこれを受け「ルーヴル美術館で上映をして、フランスのみなさんに喜んでもらえたのはとても嬉しい。みなさんが良い映画、印象に残る映画と観終わった方々の感想が良かったのは自信になった。こんなに受けいれられるとは思ってなかったので本当に嬉しいです。改めてルーヴル美術館の外観みて撮影は貴重な経験だったんだと思ったし、また来たいなと思いました」と語った。佐藤監督も「ルーヴル美術館で撮影して、ルーヴルの方にルーヴルで観てもらうのは、よく考えたらかなり緊張する状況だった。しかし、映画を観て『凄いドキドキして面白かった』と凄く喜んでらっしゃった。色々撮影に協力いただいて出来上がった作品を楽しんでもらえたのは最高の試写会だった」と感無量の様子だった。『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は5月31日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- 2014年5月31日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会
2014年05月08日映画『図書館戦争』の完成披露試写会が3月19日(火)、都内劇場で開催され、上映前の舞台挨拶に岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二、佐藤信介監督が登壇した。有川浩の人気小説の実写版。検閲が法律で認められた近未来の日本を舞台に、図書館および表現の自由を守るべく戦う“図書隊”の活躍、鬼のような上官と新人女性隊員の甘酸っぱい恋模様を描き出す。岡田さんはこれから完成した作品を初めて鑑賞するファンを前に「今日は僕たちにとって特別な日。たくさんの人に愛されている『図書館戦争』の映画化ということで、みなさんの声に応えられるように頑張ったつもりです。愛あるキャスト、スタッフとこの作品に携われて嬉しいです」と強い思いを口にする。榮倉さんも「有川さんの大切な作品の大切な映画化のキャストを任せてもらえて嬉しかった」と語り、ひと足先に鑑賞した映画について「自分が出ている映画と思えないくらいのめり込んだ。早くみなさんに観てほしいという気持ちです」とアピール。田中さんも「カッコいいアクションがいっぱいあってスカッとする映画なのに、気づいたらなぜだか分からないけど涙が流れていました。胸を打つものがたくさんある作品です」と頷く。石坂さんが演じた仁科という役は映画オリジナルの役柄。有川さんは原作に登場する図書隊を創設した稲嶺というキャラクターに関して、故・児玉清をイメージて執筆したが、児玉さんの逝去を受けて今回の映画では、稲嶺はすでに亡くなっており、その思いを引き継いだ仁科が図書隊を設立したという設定になっており、児玉さんは劇中写真で登場する。石坂さんは児玉さんと共演したドラマ「ありがとう」に触れ「児玉さんは私の兄貴役であり、それ以来お付き合いさせてもらいました。(児玉さんの代わりの役は)荷が重いと思いつつやりました。(2人が)並んだ写真は合成ですが、胸を打つものがありました」としみじみと感慨を語った。登壇陣はそれぞれ、撮影中や完成した映画で“胸がときめいた”瞬間を告白。岡田さんは、完成した映画を観終えた有川さんがトイレに籠もって号泣したというエピソードを明かし「原作を大事にやって来たことが伝わって『よかった』と胸がときめきました」とホッとした表情。榮倉さんは撮影をふり返り「徹夜に近い日が何日もありましたが、監督がニコニコしながら『夏まで撮りたい』と言ったのを聞いて胸をわしづかみにされました(笑)」と語った。栗山さんは自身が演じた柴崎に関して「アニメ版の柴崎が私に似ていると言われて見てたんですが、有川先生がアニメ化するときに『(栗山さんを)モデルにしてほしい』と言ってくださったと聞いて嬉しかったです」と原作者からのご指名に胸キュンしたようだ。福士さんは「岡田さんにときめきました!」と告白。柔道シーンの撮影で、格闘技に造詣の深い岡田さんが福士さんに様々な技を伝授したそうだが、岡田さんはそんな福士さんを見やり「かわいいんですよ。現場でも『新人なんで立ってます』と言って座らないんです」と明かす。岡田さんによると、完成した映画に対する福士さんの感想にその場にいたスタッフは胸をときめかせたとのこと。岡田さんのムチャぶりで、福士さんはそのときの様子を舞台上で再現。観客からの「どのくらい面白かったの?」という声に合わせて福士さんは両手をいっぱいに広げて「このくらい!」とニッコリ。19歳の初々しい後輩のかわいらしい感想に榮倉さんらも大笑いしていた。『図書館戦争』は4月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 2013年4月27日より全国東宝系にて公開
2013年03月19日戸籍上・男性の佐藤かよ、「an・an」表紙採用で涙!3日、モデルの佐藤かよ(23)が冨永愛(30)、国生さゆり(45)と共にスキンケアブランド新商品発表イベントに登場し「an・an」10月5日発売の表紙にすっぴんで登場すると発表された。デイリースポーツによると「米肌~MAIHADA~」の新商品発表会に出席した3人は今年6月から肌質改善に挑み、目標数値を達成して表紙をゲットしたという。「夢がかないました。本当にうれしい」と、「an・an」の表紙を飾った佐藤は感激の涙を流した。肌質改善レポート佐藤は自身のブログに水分、明度、ハリ、全ての数値が上がり、以前多めと診断された油分が抑えられた。日々の積み重ねでここまで肌が変わり、毛穴も以前より目立たなくなり嬉しい事ずくし!と、肌質データの写真と共に記している。ギネスに申請また、今回の「an・an」は実物の約10倍の大きさで制作、ギネスブックに「世界一大きい本」として申請中だという。元の記事を読む
2012年09月05日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日「フリーター、家を買う。」など女性読者を中心に高い支持を集める人気作家・有川浩による人気シリーズ小説で、累計280万部を超える「図書館戦争」(角川文庫刊)が、初共演となる岡田准一と榮倉奈々を迎えて実写映画化されることが決定した。舞台は2019年の日本。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた近未来。不当な検閲から“本”を守るため、武力行使を許された自衛組織「図書隊」の隊員たちによる命を賭けた戦いと、図書隊員の教官・堂上篤(岡田さん)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉さん)の恋愛模様を描き出す。自衛組織「図書隊」で“鬼教官”堂上篤役を演じる岡田さんは、今回の抜擢について「初共演となる榮倉奈々さんを始めとするキャストのみなさまと、原作者の有川浩さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう撮影に臨みたいと思います」とコメント。「大人気シリーズの原作の映画化ということで、原作ファンの母にも喜んでもらえると思います」と一層気合を込める。これまでにも『SP』シリーズを筆頭に、数々の本格アクションをこなしてきた岡田さんだが、本作でもド派手なアクションシーンに挑むことになりそう。一方、本格アクションは初挑戦となる榮倉さんは、さぞかし緊張しているだろうと思いきや、原作を読み「SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。いつしか本当に図書館戦争のような組織ができるのではないかと思ってしまうくらい日常になじむ、不思議な感覚でした」とその独特の世界観にどっぷり浸かっている様子。また「ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」とコメントを寄せている。2人を率いて斬新な世界観を映像化するのは、『砂時計』や『GANTZ』など、恋愛映画からアクション大作まで幅広いジャンルでヒット作を送り続ける佐藤信介監督。岡田さんと榮倉さんのキャスティングについて、原作者・有川さんは「岡田さん、榮倉さんは以前『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティングです。堂上と郁役には最初からこのおふたりしか挙がっておらず、原作を大事にしたいという意志を痛いほど感じました。お任せしたいと思いました」と後押しをする。映画『図書館戦争』のクランクインは今年10月から、公開は2013年GW予定。TVアニメ、劇場版アニメーション化もされてきた人気作が、果たして実写ではどう描かれるのか?■関連作品:永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会図書館戦争 2013年GW、全国東宝系にて公開図書館戦争革命のつばさ 2012年6月16日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 有川浩・角川書店/図書館戦争フィルムパートナーズ 2012天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年08月01日シリーズ累計280万部を突破した有川浩の人気小説『図書館戦争』が、岡田准一、榮倉奈々の初共演で実写映画化されることが決定した。その他の情報『図書館戦争』は、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められ、武力行使が許される近未来の日本を舞台に、不当な検閲から“本”を守る、自衛組織“図書隊”の隊員たちによる奮闘や恋愛を描いたヒューマンドラマ。『砂時計』『GANTZ』2部作などを手がけた佐藤信介が監督を務める。物語は、岡田演じる図書隊員の鬼教官・堂上篤と、榮倉演じる新米女性隊員の笠原郁を軸に、ふたりの恋愛模様やアクションシーンも繰り広げられるという。ふたりの配役について原作者の有川は、「『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティング」だといい、「映像化の企画段階のイメージキャストは複数の役者さんが挙げられるものですが、堂上と郁は最初期からこのおふたりしか挙がっておらず、お任せしたいと思いました」とコメントを寄せている。岡田は「原作者の有川さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう、撮影に臨みたいと思います」といい、榮倉は「原作を読ませていただきました。SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また、佐藤監督は「本を守るという、特別な使命を持った“図書隊”の過酷なバトルがある一方で、コミカルで瑞々しいラブストーリーでもある。それが『図書館戦争』の魅力であり、多くのファンを生んだ秘密ではないかと思いました。有川先生の生み出された、他では決して味わえないこの世界を、映画化できることにとても興奮しています」とコメントしている。撮影は10月にクランクインし、2013年のゴールデンウイークに公開される。『図書館戦争』2013年GW 全国東宝系にて公開
2012年08月01日これまでも様々な作品や映画監督を輩出・紹介してきた「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が今年も20日(火)から開催され、602本の応募作から厳選された17作品が“PFFアワード”部門で上映される。その他の写真世界最大級の自主映画コンペティションとして海外からも注目を集める“PFFアワード”は、一般公募された作品を厳正に審査し、入選作品をPFFで一般上映。グランプリなど各賞が与えられるだけでなく、いずれかの賞を受賞した監督全員に次回作の製作を援助する“PFFスカラシップ”への挑戦権が与えられるなど、単に作品の優劣を決めるのではなく、“次世代の才能を発見してサポートする”ことに注力したコンペティションで、過去の入選者には『告白』の中島哲也監督、『冷たい熱帯魚』の園子温監督、『ハッピーフライト』の矢口史靖監督、『GANTZ』の佐藤信介監督、『神様のカルテ』の深川栄洋監督、『悪人』の李相日監督らが名を連ねている。本アワードの最大の特徴は、インディーズ映画の雄が多く参加する一方で、後に大ヒット作を手がける監督や、海外の映画祭で高評価を得る監督など、多彩な才能を輩出していることだ。本年度の入選作17作品も、ジャンル、タッチ、表現手段は多岐に渡っており、新たな映画表現や刺激をスクリーンで味わいたい観客にとってはたまらない催しとなる。第33回PFFぴあフィルムフェスティバル9月20日(火)~30日(金)、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催京都、神戸、名古屋など順次開催予定。
2011年09月06日映画『GANTZPERFECTANSWER』が4月23日(土)に公開初日を迎え、「嵐」の二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、伊藤歩、田口トモロヲ、綾野剛、山田孝之、そして佐藤信介監督の総勢9名が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)にていまだに連載が続いている、奥浩哉の人気漫画を原作とし二部作で映画化。270万人を動員した前編『GANTZ』の完結編として映画オリジナルの結末が描かれる。主演の二宮さん、松山さん共に、撮影開始から1年半を経ての完結編の公開に感慨深げ。二宮さんが「これがスタートなんだという気がしています。待ち望んでくださった人がいるというのが本当に嬉しいです」と笑顔で語れば、新婚ホヤホヤの松山さんも「ここからだな、と思います。みなさんの中にどう残るか楽しみです」と頷いた。撮影、プロモーションとずっと一緒に過ごしてきたとあって、2人の間には確かな絆が芽生えたよう。二宮さんは「また(共演)したいなと思います」と再共演を熱望。これに対し松山さんは「ずっと二宮さんに頼りっぱなしだったので、そう言っていただいて嬉しいです」と幸せそうな笑みを浮かべていた。そんな2人の様子に吉高さんは「主演のお二方がこんなに仲良くて微笑ましいですね」とニッコリ。出演の感想を尋ねられると「私の気持ちになってどうぞ!」となぜかいきなり隣の二宮さんにバトンタッチ!二宮さんはすかさず「すごく楽しかったですね〜。多恵というキャラクターが…」と吉高さんになり代わって、淀みなく感想を語り、会場は笑いに包まれた。本郷さんはこのやり取りを「斬新ですね」と笑いをこらえて眺めつつ「僕は、原作が大好きだったので参加できて感動です。すでに前編は5回観て、この『GANTZPERFECTANSWER』も2回、昨日はドラマ(※TVのスペシャルドラマ)も見て“8GANTZ”です。これから確実に2桁はいくと思います」と興奮気味に語った。山田さんは「本日は足元が悪い中、山田も頑張って来ました」ととぼけた調子で挨拶し、さらに「多少、酒気帯びでの挨拶になります」と告白。「昨日が打ち上げで、打ち上げ過ぎてしまった」そうで「温かい目で見守ってください(笑)」と語りかけ、会場の笑いを誘っていた。最後に松山さんは「この熱を広げていただきたい。本当に素晴らしい作品ができたと思いますので…」と思い入れたっぷりに呼びかけ、会場は大きな拍手に包まれた。『GANTZPERFECTANSWER』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:GANTZPERFECTANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS■関連記事:逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感松山ケンイチ、“頼りになる”二宮に思わず嫉妬?「みんな二宮さんのほうしか見ていない」松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化二宮×松ケン主演 SF超大作がついに完結『GANTZ』試写会に25組50名様ご招待
2011年04月25日映画『GANTZ PERFECT ANSWER』をPRするため、全国7か所で衣装や小道具の展示会を行ってきた「GANTZトレーラー」の公開が4月18日(月)に終了することになり、同日、東京・有楽町の日比谷パティオで終了式が開催された。その会場になんと主演の二宮和也と松山ケンイチがサプライズで登場!ファンの大歓声が巻き起こる中、2人は約1万2,000キロを走破したトレーラーの労をねぎらった。大勢のファンを前に、二宮さんは「本当に嬉しい。過酷な撮影だったし、特殊な作品なので、どう受け止めてもらえるか不安もあったが、みなさんと共有できる作品に参加できて貴重な体験だった」と喜びもひとしお。松山さんはCGを多用した撮影に「現場では手応えがなかったんですよ…」と本音をもらす場面も。「でも出来上がった作品を見て『これはすごい』と思った。こんなにギャップがある作品は僕にとって初めて」と誇らしげだった。今回が初共演となる二宮さんと松山さんは、2人そろって数多くのキャンペーンや取材をこなし、より絆が深まった様子。「本当にいろんな場所に行ったよね。一緒にゴハンも食べれたし」としみじみ語る二宮さん。一方の松山さんは「撮影中はもちろんですが、一緒に取材を受けるときも本当に頼りにしていた。でもインタビューさんがみんな、二宮さんのほうしか見てなかったんですよ」と思わず嫉妬心がメラメラ!?「すごく自分のことを理解している人。だからこそ、周りの状況を見ながら、自分自身を変えることができるんだと思う」と賞賛を送ることも忘れなかった。黒い謎の球体GANTZ(ガンツ)に召還され、“星人”と呼ばれる異形の存在との戦いを強いられる主人公・玄野(二宮さん)と加藤(松山さん)の激闘を描いたSFスペクタクル大作。すでに公開されている前編『GANTZ』は興収33億円を突破する大ヒットを記録している。完結編となる『GANTZ PERFECT ANSWER』は、それまで協力関係にあった玄野と加藤が、ヒロイン・多恵(吉高由里子)をめぐって対立することに…。原作コミックとは異なるという彼らが下した究極の決断とは?3月10日(木)に都内で完成披露試写会を開催した翌日に、東日本大震災が発生。メガホンを取った佐藤信介監督は「(地震を機に)時代が変わったなという実感がある。ただ、変わったからこそ、この映画が描く変わらぬメッセージを伝えていきたい」とコメント。「何事もやってみないと正解かどうか分からないもの。何ができるか考える中で、『GANTZ』が『GANTZ PERFECT ANSWER』であり続けることが、みなさんへの恩返しだと思った」(二宮さん)、「イベントや舞台挨拶などでみなさんとお会いして、大きな力をいただいている。僕らは映画を通して、パワーをお返ししたいと思うし、この作品には前向きになれる大きな力があると思います」(松山さん)と主演2人の力強い発言に、多くのファンも賛同していた。ちなみに二宮さんは「お気づきの通り、鼻声ですみません。いろいろ話し合った結果(笑)、花粉症になりました。ヒノキと相性がいいみたいで」とこの春から花粉症になったと告白。「『GANTZ:PERFECT ANSWER』は花粉症になる前の二宮が見られる最後の作品になった」と自虐的にアピールしていた。『GANTZ PERFECT ANSWER』は4月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:GANTZPERFECTANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS■関連記事:松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化二宮×松ケン主演 SF超大作がついに完結『GANTZ』試写会に25組50名様ご招待二宮和也観客と『GANTZ』鑑賞し「僕の中で答えが見つかった!」二宮和也、2年連続の手作りバースデーケーキで松山ケンイチに“スキ”と告白
2011年04月18日映画『GANTZ:PERFECT ANSWER』のジャパン・プレミアが3月10日(木)に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催され、主演の二宮和也、松山ケンイチに吉高由里子、本郷奏多、伊藤歩、田口トモロヲ、綾野剛、山田孝之ら主要キャスト陣と佐藤信介監督が舞台挨拶に登壇。二宮さんがサプライズで松山さんのために作ったバースデイケーキをプレゼントする一幕もあり、大きな盛り上がりを見せた。二宮さんたちが登場すると、会場は一気にヒートアップ!大歓声に包まれ壇上へ。現在公開中の『GANTZ』の完結編であり、現在も「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)に連載中の原作漫画とは異なるオリジナルの結末を迎えることになる本作。二宮さんと松山さんが対峙するシーンもあるそうだが、二宮さんは「まあまあ大変でした(笑)。ある意味を含んだシーンでもあり、それをどう表現するか考えさせられました」とふり返った。多くの“謎”が明かされる完結編であり、鑑賞前の観客を前にしての舞台挨拶とあって、二宮さん以下、キャスト陣はネタバレに注意しながらのトークとなった。吉高さんは追いかけられるシーンがあるそうが「歩ちゃん(伊藤さん)が足が速くて怖かったです。松山さんも怖かった…」と話し始めたところで、監督からすかさずストップが掛かる一幕も。伊藤さんによると、二宮さんは撮影中にギックリ腰を患ったという。二宮さんは「撮影が始まって2〜3日で何もしてないのになってしまいました…」と苦笑い。だが、注射を打ってその後の撮影に臨んだそうで、伊藤さんは「スーパースターなんだなと思った」と感心した様子で語ったが、二宮さんは「スーパースターはギックリ腰にならないから!」と照れくさそう。ネタバレを警戒してか?山田さんはいつも以上に口数が少なめ。司会者からの質問に対し、ことごとく「別の質問にしてください」と回避した挙句、「自分のシーンで見どころは?」と尋ねられるとあっさり「ないです!」。ほとんどしゃべってないのに会場を沸かせていた。そして舞台挨拶終了…と思いきや、二宮さんが「ちょっと待ってください!」と舞台袖へ。いったい何をするのかと思えば、“GANTZ”をイメージした大きなケーキをワゴンに乗せて再登場。実は3月5日(土)は松山さんのお誕生日ということで、何と、昨年に続き2年連続で二宮さんが手作りのケーキをプレゼント。ケーキには、GANTZらしく“食べてくだちい”との文字が。そしてその裏には“スキ”と二宮さんからの告白メッセージも!「これが俺の“PERFECT ANSWER”です」と決めた二宮さんに、松山さんは感激の面持ちで「スーパースターは違いますね!素晴らしい」と嬉しそうな表情を浮かべていた。『GANTZ:PERFECT ANSWER』は4月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:GANTZ:PERFECT ANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS■関連記事:松山ケンイチ『GANTZ』初日で役者魂「仕事はやりたくない、やりたいじゃない」二宮&松ケンを召喚せよ!舞台挨拶をかけた「GANTZ争奪戦!」が始動
2011年03月10日映画『GANTZ』(佐藤信介監督)の初日舞台挨拶が1月29日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ スカラ座で行われ、主演の二宮和也、松山ケンイチ、共演の吉高由里子らが出席した。同名人気コミックの映画化2部作の第1弾で、謎の球体“GANTZ”に召還され、“星人”と呼ばれる異形の存在との戦いを強いられた人間たちの運命を描く物語。2部作の始まりだけに、二宮さんは「長く愛される作品になるよう、みなさま、お力をお貸しください」。松山さんは「ホッとしたような気分です。というのは公開日までは僕らが口で『GANTZ』の世界観やテーマを伝えなければいなかったけど、一番はスクリーンを通じてお客さんとつながるコミュニケーションだと思うので」と、それぞれ呼びかけた。またファンからの質問に答えるQ&Aコーナーが設けられ、「自分は何星人で何点?」との問いに、二宮さんは「うーん…」と悩みながら「地球星人、点数は倒した方に決めてもらいたいですね」と無難に回答。松山さんは「火星人、100点!」と即答。吉高さんは「敵なのか味方なんだか、わかりまテン(点)ということで」。分かりづらいダジャレに聞き返すMCに「言葉遊びが好きなので」とニッコリ。すかさず二宮さんが「そっとしておいてください」とフォロー。微笑ましいやりとりに、会場から笑いが起きた。続いて、正直やりたくなかったシーンは?との質問が。最初の回答者となった山田孝之は「これは今後の仕事に響いてくる…全てのシーンを楽しくやりました」と作り笑い。その後の吉高さん、田口トモロヲらがほとんど同じ答え。松山さんだけ「仕事ってやりたくない、やりたいじゃないですよね、やるしかない、じゃないですか。だから一生懸命頑張るんです。(頑張ったシーンでも)切られちゃったりするけど」とサラリとした口調ながら熱い役者魂。ファンの拍手を浴びていた。『GANTZ』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:GANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ PART II 2011年4月23日より全国東宝系にて公開2011,日本,東宝■関連記事:二宮和也×松山ケンイチ主演!『GANTZ』オリジナルTシャツを5名様プレゼント二宮&松ケンを召喚せよ!舞台挨拶をかけた「GANTZ争奪戦!」が始動二宮&松ケンのW主演でついに実写化!『GANTZ』試写会に3組6名様ご招待森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」
2011年01月29日映画『GANTZ』の製作報告会見が8月5日(木)、帝国ホテルで行われ、W主演の嵐・二宮和也、松山ケンイチ、ヒロインの吉高由里子らが出席した。週刊ヤングジャンプ(集英社刊)で連載中の奥浩哉氏による人気同名漫画を、総製作費40億円を投入し、2部作で映画化したもので、死んだはずの人々が謎の黒い球体・GANTZに召喚され、ねぎ星人やオニ星人などの異形の“化け物”との戦いを強いられる姿を描くSFアクション。監督は『修羅雪姫』などで知られる佐藤信介。昨年11月から約6か月間、撮影された。二宮さんと松山さんは初共演。主人公の玄野計(くろの けい)を演じる二宮さんは「加藤(玄野の幼なじみで親友)に松山さんを考えていると佐藤さん(貴博プロデューサー)から聞いて、『松山さんだったらやらせていただきます』と答えました」。松山さんも「そんなお言葉をいただけてとても嬉しいです、ありがとうございます。玄野を二宮さんがやられると聞いて、二宮さんしかいないと思いました」とお互い好印象だったことを告白。撮影中のエピソードについて聞く質問に、二宮さんは「撮影2日目に誰もがビックリする遅刻をしてしまった。前の日に朝方4時くらいまで撮影して、また9時くらいに戻ってきて、と言われ…起きたらスタジオにいなければいけない時間で。大急ぎで現場に行って会ったまっちゃん(=松山さん)に謝ったら『先に言ってくれれば同じ時間に入ったのに』と言ってくれた」と明かし、「でも後から聞いたらまっちゃんも遅刻だったんだよね?」と“暴露”。松山さんは「時間通りに現場に入ったぞ、と思っていましたが、どうもメイクさんとか周りの人から冷たい視線を感じたので、その日の最後に『遅刻していないですよね?』と(周囲の人に)聞いたら、『遅刻だよ!』と言われて…二宮さんに謝りました」と頭を掻いていた。一方、吉高さんは、劇中で化け物と戦う役どころの二宮さんらが着用する黒のスタイリッシュなGANTZスーツについて「かっこいい!」とウットリ。二宮さんから「撮影の待ち時間に、スーツを着ない人が着て遊んでいた。吉高さんとか」と暴露されて「何で言うの?」と口を尖らせて抗議。着てみた感想を取材陣から聞かれると「見ているときはセクシーだなと思ったんですけど、自分が着たら、エロい!と思って恥ずかしくて、ただちに脱ぎました、大至急」と照れていた。『GANTZ』は、2011年1月と春に前後編2部作で全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:GANTZ 2011年冬、全国東宝系にて公開
2010年08月05日ほったらかし=“ホッタラケ”にされた宝物たちでできた不思議な島を舞台に、母の形見の手鏡を探す女子高生が繰り広げる冒険を描いたフルCGアニメーション『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』。本作が8月22日(土)に公開を迎え、声優を担当した綾瀬はるか、戸田菜穂、谷村美月、沢城みゆきに、佐藤信介監督が登壇しての舞台挨拶が行われた。綾瀬さんは、観客に向けて「観終わって、温かい気持ちになっていただければ嬉しいです」と語りかけた。綾瀬さんが演じたのは、自身と同じ名前の女子高生・遥(はるか)。叫び声をあげるシーンなども多くあったが「紅茶とはちみつでのどを潤しながらやりました」と笑顔でふり返った。好きなシーンを尋ねると「乗り物に乗っているシーンのジェットコースターのような高揚感が好きですね。それから、鏡を通して過去を見て、思い出しながら泣くシーンは印象に残っています」との答えが返ったきた。初めて完成作を観たとき、綾瀬さんも思わず泣いてしまったということだが「幼い頃を思い出したりして、はるかと気持ちが重なって涙が出てきました」と強い思い入れを感じさせた。遥の母親の声を演じた戸田さんは、演じる上で念頭に置いた人はいるか?との問いに「特定の人はいませんが、聖母のような存在をイメージしました」と答えた。そして、会場を見渡し「今日という日が、この映画を観た人にとって大切な日になれば嬉しいです」と笑顔で呼びかけた。遥の冒険に付き合わされる、島の住人・テオの声を演じた沢城さんは、綾瀬さんとの共演について「女優さんと一緒にお仕事するのは初めてだったんですが、(綾瀬さんと)目配せしながらセリフを言うシーンがあるんです。そのときの綾瀬さんの顔を見て『何てきれいな顔でお芝居をされるんだろう!』って思いました。表情がすごく豊かで、(映画では)声しか出ないのがもったいない、という思いでした」とすっかり綾瀬さんのファンのような表情で語ってくれた。遥の友人・美穂を演じた谷村さんも綾瀬さんと一緒にアフレコに臨んだことに言及。「短い時間の中で、2人のリアルな距離感を出すのが難しかった」と苦労を明かした。が…!綾瀬さんは、そのシーンのことを忘れていたのか「?」といった表情を見せ、その後、ハッと思い出したようで「(谷村さんとの共演は)やりやすかったです!」と笑顔で語り、会場の笑いを誘った。また、この日は着ぐるみの巨大テオも登場!沢城さんは自分の声で話しつつ、途中、「えーと、えーと…よ、よ、よろしく〜」などと、テオの声でも挨拶したりと大忙し。全く別人のような声を使い分ける沢城さんに会場からは大きな拍手がわき起こった。また、キャスト陣には事前に「自分がホッタラケにしていたものは?」という質問をしていたが、綾瀬さんからは「日本昔話の絵本セット」、戸田さんは「いとこのお姉さんにもらったアコーディオン」、谷村さんは「物ではないんですが、苦手な数学を勉強しないままホッタラケにしてました(苦笑)」、沢城さんからは「100色の色鉛筆セット」との答えが…。それを聞いたテオが、おもむろに背負っていたリュックを下ろし、中を開けるとそこにはそれぞれがホッタラケにされた品々が!綾瀬さんには絵本セット、戸田さんには小さなアコーディオンのおもちゃ、谷村さんには数学の参考書、そして沢城さんには色鉛筆セットがテオから手渡された。もちろん、これらの品々は、綾瀬さんらが実際にホッタラケにした物とは微妙に異なるため、一同は喜びつつも少し微妙な笑顔?沢城さんがテオの声で「もうホッタラケにしないでね!」と言い、自ら「すいません、ありがとうございます!」と受け取るやり取りに、会場は大きな笑いに包まれた。佐藤監督は「何もないところからスタートし、少しずつ膨らませていきました。全てのキャラクターの表情を、スタッフがひとつひとつ、丁寧に手作りで作っています。完成した作品を観たときは、(ストーリーを)知っているはずなのにウルッときました」と感無量といった面持ちで語った。『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜 2009年8月22日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/Production I.G/電通■関連記事:【どちらを観る?】大人も泣ける日本発アニメ『サマーウォーズ』&『ホッタラケの島』綾瀬はるか、大人っぽい浴衣で京都をぶらり伏見稲荷で『ホッタラケの島』ヒット祈願『ホッタラケの島』見どころは、ギリギリ見えそうな綾瀬はるかのスカートの中?
2009年08月22日大切にしていた絵本におもちゃ、あの宝物はどこへ行ってしまったのか――?フジテレビが開局50周年記念作品として、プロダクション I.Gとのタッグで贈るフルCGアニメーション・ムービー『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』がこの夏、公開される。忘れ去られた宝物――すなわち“ホッタラケ”にされた数々の宝物で出来た不思議な島に迷い込んでしまった女子高生・遥の冒険を描いた本作。6月11日(木)に製作発表記者会見が行われ、声優を務める綾瀬はるか、戸田菜穂、谷村美月、監督の佐藤信介、製作の亀山千広(フジテレビ)が出席した。この日は、製作途中の本編の一部が初めて披露された。キャスト陣にとっても今回初めて見る映像だったが、綾瀬さんは「初めて見るタイプの映像です。すごくきれいですね。早く続きが見たいです」と笑顔で感想を述べた。自身が演じる遥を「明るく元気な高校生」と説明する綾瀬さん。「活発で天真爛漫な感じが出るように意識して演じました」と語った。本作では、声優のセリフにアニメーションの動きを合わせる“プレスコ”という手法で収録が行われたが、綾瀬さんは「初めての経験でした。アフレコのように、(声優が)映像に合わせなくてもいいので楽なんですが、絵コンテしかない状態で(動きを)想像しながらセリフを言わなくてはいけないので『これでいいのか?』と思いながらやっていました(笑)」とふり返った。曰く「“下に落ちる”と脚本に書いてあっても、どれくらいの長さを落ちるのか?どれくらい急なのか?といったことを自分のイメージだけでやるのは難しかったです。叫び声を長く出し過ぎて、のどが痛くなることもありました(苦笑)」とのこと。劇中の遥は、母からもらった大切な手鏡をホッタラケの島で探すが、綾瀬さん自身、かつて大切にしていたが、いまはどこにあるか分からない宝物はあるかと尋ねると「100冊くらいの小さな童話のセットがお気に入りでしたが、どこかに行ってしまいました…」と答えてくれた。遥の母親の声を演じた戸田さんは、今回が声優初挑戦となったが「以前からやってみたかったので嬉しい」と明かし、「監督からは『優しいお母さんで』と言われまして、そのようにやってみましたが…」とふり返った。戸田さんにも、忘れてしまった宝物について尋ねてみると「実家の物置にたまに入ると、いまでも昔の服やテストの答案が残ってるんです(笑)。母が、大切にとっておいてくれてありがたいんですが…」と語り、ふと思い出したように「アコーディオンを昔、大切にしていたんですが、いまどこにあるのか分からないですね」と明かした。同じ質問に対して、「“もの”ではないんですが、中学の頃、仕事が忙しくて、数学の一部を勉強してないままほったらかしになっています。数学は苦手でして…」と苦笑交じりに語ったのは、遥の友人・美穂の声を担当した谷村さん。「アニメはお芝居の勉強にもなるし、何よりすごく好きなので嬉しいです。自然体でのびのびとやらせていただいています」と笑顔を見せた。自身の役柄については「しっかりしたタイプの女の子」と語り、「真面目さ、優等生っぽさが声に出るようにしました。声だけで遥との友人関係を作っていかなくてはいけないところが難しかったです」とも。4年前から本作に取り組んできた佐藤監督は「観終わった後に『終わっちゃったんだ…』と寂しい気持ちになるような世界、キャラクターを作り上げていきたい」と完成に向けて意気込みを語った。製作の亀山氏からは「遥が日本人のかわいい女の子に見えるようにという点に気を遣いました。後は、スカートの長さ――ギリギリ見えそうで見えない感じのかわいらしいエロティシズムにこだわりました。(実写の)綾瀬さんでは絶対出来ないので(笑)」と見どころが明かされた。綾瀬さんは、役名が自身と同じ“はるか”であることに「愛着を感じます!」とも。完成が楽しみな『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』は、8月22日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜 2009年8月22日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/Production I.G/電通
2009年06月12日