事実無根の風評被害を書かれている。遺憾の意を表したい。そんなメッセージとともに、1枚の写真をTwitterに投稿した、こばるん(@428sk1_guardian)さん。一体投稿者さんが受けた風評被害とはなんなのか…それが、こちらです。妹の漢字練習の例文に事実無根の風評被害を書かれている 遺憾の意を評したい pic.twitter.com/HpgJtZGV9p — こばるん@東こばると (@428sk1_guardian) June 24, 2020 兄の成績が悪すぎて、留年した。漢字の『留』を使った例文に、兄の留年という事実無根のネタをチョイスした投稿者さんの妹。先生の「つらい例文ですね…」という赤字が、より一層悲しみをあおります!【ネットの声】・「あまりにも」を入れる、妹の気持ちたるや。・予言の書では…?・どうしてそれを選んだんだ!コメントにもあるように、妹さんが例文として書いた「兄が留年」が実現しないことを願うばかりです…![文・構成/grape編集部]
2020年06月25日ウーマンエキサイトの読者のみなさん、こんにちは!8歳と5歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。子どもが小学生にもなると友達が家に遊びに来たり、逆に遊びに行ったりということがありますよね。我が家も、長男が2年生後半くらいになった頃から、友達が遊びに誘いにくるということが増えました。■長男のお友達が家にくると出てくる“ある問題”家の中にはなるべく入れたくなかった私…。(家の中がキレイじゃないから 笑 )でもお友達と一緒にゲームがしたいなどの理由で少しだけ入れることも。外にゲーム機を持っていかれるよりは、家でやってくれたほうが良いですよね!長男のお友達が来ると必然と次男も一緒に混ざって遊び始めます。何度も遊んでくうちにすっかり長男の友達も自分の友達と思うようになった次男。でも“ある問題”が出てくるようになりました。家遊びに飽きたお兄ちゃんたちは「今度は外で遊ぼうー」と言って外に行こうとするのですが、さすがに次男も~というわけには行かず。そこで引き留めるんですが、これがもう大変で大変で。「じゃあ、みーはママと公園に行こう!」と言ってもダメなんですよね…、お兄ちゃん達と一緒じゃないと。同じ公園に行けばいいことなんですが、そうなると次男も混ざりたがるため遊び方が制限されてしまい長男も不満そうで。長男と次男は3歳離れているのですが、今の時期だとその差が結構大きくて。遊び方もダイナミックになってくる長男に対して次男はまだそこまでついていけません。長男は全力で遊べなくなってしまうので、それがストレスになっているようでした。■長男が思いついた“ある方法”そこで長男が思いついた“ある嘘”。嘘は良くないんですが、時にはついて良い嘘もあると思っています…!長男が友達と遊びに行くときは「学校に行ってくる!」と言っています。そうすると次男もすんなり諦めるんです(笑)嘘をつかれて可哀想だなという部分ももちろんあるんですが、この嘘は許しています。私も子どもの頃に6歳離れた妹と一緒に遊ぶことがあったのですが、やっぱり遊び方も制限されるしストレスに感じてたこともあるので長男の気持ちがわかるんです。兄弟仲良く遊んで欲しいという願いはありますが、友達との時間も大事にしてほしいですよね!来年は次男も小学生になるのでこの嘘は通用しなくなると思いますが、その頃にはもう少し我慢ができるようになってることを願っています!
2020年06月18日新型コロナウイルス感染症の影響で2020年4月に、緊急事態宣言が発令。学校は休校となり、多くの子供たちが家で勉強をしなければいけませんでした。しかし、同年5月、一部の地域で緊急事態宣言が解除され、学校が再開されたところもあります。3人の子供を育てている、秋山(@Aki8ma_3)さんの長男も早速小学校が始まりました。入学式以来の登校となる長男。「大丈夫かなー」と不安げな様子だったといいます。2歳の次男は、そんな長男の言葉を聞いて頼もしくこのようにいったそうです。にいちゃん、だいじょうぶだ!オレがいるぞ!不安を漏らす兄に対して、勇ましい発言をした次男。しかし、発言直後に次男に大ピンチが!なんと、不安…ではなく、おしっこを漏らしてしまったのです。かっこよく決めたものの、夫に抱きかかえられてその場から退場。ついに小学校の再開が決まった。入学式以来の学校に「大丈夫かなー…」と不安そうな長男(6)の声をそばで聞いていた次男(2)が「にいちゃんだいじょぶだ、オレがいるぞ」って言ったあとにおしっこを漏らして夫に抱えられて退場しました。— 秋山 (@Aki8ma_3) 2020年5月22日 2歳児らしいオチに「かわいすぎるでしょ!」「気持ちは十分に伝わった!」などのコメントが寄せられていました。その場からは退場になってしまったものの、次男に元気づけられた長男はきっと勇気を出して登校することができるでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年05月23日妹系女子がモテる理由とは?男性に好かれやすい女性は男兄弟がいる可能性が高いです。特にお兄ちゃんがいるパターンが多く、自然体で男性心理やコミュニケーション術を学んでいます。小さなころから男性と自然体でコミュニケーションを交わしてきた強みモテる女性は男兄弟がいる可能性が高いです。それも、いわゆる頼れるお兄ちゃんがいる場合が少なくありません。その理由として最初に挙げられるのが、男性とのコミュニケーションに慣れている点です。姉妹だけの家庭、あるいは一人っ子の状態で育った女子はあまり男性とのコミュニケーション経験が積めません。一方でお兄ちゃんがいる家族構成だと、幼少期から当然のように男性と会話やスキンシップをする事となり、自然体で男性相手のコミュニケーション術が学べるのです。ポイントは自然体なコミュニケーションであり、兄と普段から色々な話題を話す事で、いわゆる男友達やボーイフレンドの前でも、活発でフレンドリーな一面を見せられます。自然体で男性に甘えられる、それが妹系の長所幼少期から兄と一緒に遊ぶ、会話をする、スキンシップを交わす事で無意識的に男性心理や男心が分かるようになっている、これもまた妹系女子の強みです。嫌味なく男性に甘えるのが得意であり、普段は活発で積極的な性格なのに急に、自分に甘えてくる、そんな子猫のような愛らしいしぐさに世間の男性陣は弱いです。兄がいる女性だと、どういった風にお願いすれば良いか過去の経験から無意識的に最適な言葉や仕草を学んでいます。そしてただ男性に頼るだけではなく、きちんと毎回丁寧にお礼を言ったり、普段から周囲の男性を本心で慕っているため、職場や学校においても、ぶりっ子という評価は受けず、文字通りグループの妹役として愛されやすいのです。男っぽい趣味に理解がある、それもまた妹系女子のアドバンテージ男性的な趣味に理解があるのも妹系女性の強みであり、普通の女子だとあまり話題についていけない、人気少年漫画のディープな話や過去に大ヒットしたテレビゲームの話や深夜アニメの話なども、どんどん加わっていけるのがアドバンテージです。兄と一緒にテレビゲームを子どもの頃からプレイしていたり、兄の影響を受けて男性向けのサブカルにとても詳しくなっていれば、学校や職場の男性陣と違和感なく、世間話や趣味のトークで盛り上がれます。普通の女子にはない男性的な趣味を幼少期から学んでいる、更に嫌味なく男性とサブカルの話題で盛り上がれるため、自然と男性陣から好感度が高くなりやすいのです。
2020年02月19日ナスが美味しい季節、相性が抜群の豚肉と合わせ、ごはんがすすむ「秋ナスと豚こま肉の酢豚」を作りませんか。豚こま肉をひとくち大に丸めることで下味がしっかりと付き、見た目のボリューム感がアップします。見栄えだけでなく、塊肉よりもふんわり柔らかい食感に仕上がるので、こどもからお年寄りまで、みんなが食べやすいお肉に変身します。お手頃な価格の豚こま肉を使用することでお財布にも嬉しいですね。お弁当のおかずにも喜ばれる一品です。■秋ナスと豚こま肉の酢豚調理時間 25分レシピ制作:横田 真未<材料 2人分>ナス 2本豚肉(こま切れ) 100~150g 酒 小さじ1 しょうゆ 小さじ1 ゴマ油 少々玉ネギ 1個ニンジン 1/2本片栗粉 適量 砂糖 大さじ1.5 酢 大さじ1 しょうゆ 大さじ1 ケチャップ 大さじ3 水 大さじ2.5 顆粒チキンスープの素 小さじ1 片栗粉 小さじ1/2 水 大さじ1揚げ油 適量<下準備>・ナスはヘタを切り落とし、ひとくち大の乱切りにする。豚肉に<下味>の材料をからめて10分置く。玉ネギは6等分のくし切りにする。・ニンジンは皮をむき、小さめの乱切りにし、耐熱皿に並べてふんわりラップをかける。電子レンジで2分加熱する。揚げ油を160℃に予熱し始める。<作り方>1、<下味>に漬けた豚肉をひとくち大に丸め、片栗粉をからめる。160℃に熱した揚げ油でカリッとするまで揚げる。続けて野菜もサッと揚げる。2、フライパンに<調味料>の材料を入れて中火で煮たたせ、<水溶き片栗>を混ぜながら加えてトロミをつける。(1)の豚肉、野菜を加えて全体をからめて器に盛る。コツ・ポイント ・電子レンジは600Wを使用しています。旬の秋ナスでボリューム感のある一品が作れます。
2019年11月27日みなさんの晩ごはんの献立の参考になりそうなメニューをご紹介する「今日のごはん」。LIMIAグルメ部が選んだのは、食べ応えたっぷりな豚こま肉とニラのスタミナ炒めです!食欲をそそるにんにくの香りにお箸が止まらない一品を、ぜひチェックしてください♪おいしさには工夫がいっぱい!今日ご紹介するのは、LIMIAにもおいしいレシピをたくさん投稿してくださっている、料理研究家のYuuさんのアイデアレシピです!春が旬といわれるニラや、スタミナたっぷりのにんにくの香り豊かなメニューで、食が進むこと間違いなし♡材料を切る→炒める→調味料を絡める、の3ステップで簡単にできあがりますよ♪▼詳しいレシピはこちら油を◯◯に変えるだけ!?驚きの柔らかプルプル食感♪『豚こまとニラのスタミナ炒め』uuさんによると、調理のポイントは豚こま肉とニラを炒めるときに、油ではなくなんとマヨネーズを使うこと!こうすることでコクとうま味がプラスされ、よりおいしく仕上がるのだとか♡また、豚こま肉は炒める前に片栗粉を揉み込んでおくと、やわらかい触感が楽しめます♪味付けにはめんつゆを使うので、失敗知らずなのもうれしいですね。おいしくいただける工夫がたくさん詰まったレシピを参考に、ぜひ作ってみてください!今日はボリュームもあって食べ応え大満足な、豚こま肉とニラのスタミナ炒めをご紹介しました。次回もみなさんの晩ごはんの参考になるレシピをピックアップしますので、お楽しみに♪
2019年03月29日みなさんの晩ごはんの献立の参考になりそうなメニューをご紹介する「今日のごはん」。LIMIAグルメ部が選んだのは、春キャベツをつかった、おいしい豚こまのスタミナ炒めです♡この時期ならではの、春キャベツの甘さとみずみずしさが、甘辛い味噌とマッチしてとってもおいしいですよ♪包丁を使わずとも簡単に作れる♪今日ご紹介するのは料理研究科のYUUさんのアイデアレシピ。簡単に作ることができて、ボリュームもたっぷりの「春キャベツと豚こまのスタミナ味噌炒め」です♡味噌の甘辛いテイストが春キャベツと豚こま肉にあってごはんも進みそう♪作り方はとっても簡単!手でちぎった春キャベツをフライパンでサッと炒めて取り出し、豚こま肉を炒め、甘味噌を絡めて春キャベツの上に盛り付けたら完成です!▼詳しいレシピはこちら包丁いらず♪『春キャベツと豚こまのスタミナ味噌炒め』豚こま肉は、豚バラ肉や豚ロース肉と代用OK。また春キャベツが出回らない時期には普通のキャベツで作ってもおいしくいただけます。包丁を使わずに作ることができるのでとってもらくちんですね♪忙しい日や、「スタミナのつくメニューが食べたいな」と思った日に作ってみてはいかがでしょうか?明日も晩ごはんの参考になるレシピを紹介しますのでお楽しみに!
2019年03月20日みなさんの晩ごはんの献立の参考になりそうなメニューをご紹介する「今日のごはん」。LIMIAグルメ部が選んだのは、とろ~りチーズがたまらない豚こまキャベツのカレーチャップです!カレー×チーズ味で大人から子どもまでみんな大好きなレシピですよ♡チーズがとろ~り……♡今日ご紹介するのは、おいしい時短レシピを数多くシェアしてくださっているMizukiさんのアイデア。とろ~りチーズといただく、豚こまキャベツのカレーチャップです♡みんな大好きな組み合わせで、作り方も簡単!「バレンタインはおうちで過ごそうかな」という方は、ぜひチャレンジしてみてください♪もちろん、お弁当やランチなど普段のメニューにも取り入れたくなるお味ですよ♡▼詳しいレシピはこちら。♡チーズとろ〜り♡豚こまキャベツのカレーチャップ♡【#簡単#豚肉#フライパン】豚こまをフライパンで火が通るまで炒めたら、4cmほどのざく切りにしたキャベツを加え、ふたをして蒸し焼きに。キャベツがしんなりしたら、ケチャップ、中濃ソース、マヨネーズ、カレー粉をサッと絡めます。ピザ用チーズを全体にのせて再度ふたをして、チーズがとろけたら完成です!豚こまの代わりに豚バラを使ってもいいそうですよ♪辛いのがお好きな方は、カレー粉の量を増やして調節してみてくださいね♡今日は手軽に作れてモリモリ食べられちゃう、王道の組み合わせがたまらない一品をご紹介しました。ぜひ参考に作ってみてください!明日もみなさんの晩ごはんの参考になりそうなレシピをご紹介します♪
2019年02月14日「すき焼き」と聞くと、“お客さんが来たり、お祝いのときにいただくご馳走”というイメージはありませんか?今回は、普通の日でも気軽に食べれる、牛肉のこま切れとフライパンで作るすき焼きレシピをご紹介します。材料を切って牛肉を炒めたら、割り下を注ぎ、残りの材料をすべて入れて煮込むだけの簡単レシピです。溶き卵をからめて食べるのはもちろん、そのままご飯にのせてすき焼き丼にしてもおいしいですよ。■フライパンすき焼き調理時間 20分 1人 639Kcalレシピ製作者:料理家 保田 美幸<材料 4人分>牛肉(こま切れ) 250g焼き豆腐 1/2丁玉ネギ 1/2個シイタケ(生) 4個セリ 1/3~1/2束しらたき(糸コンニャク:小) 1袋サラダ油 大さじ1.5<割り下> 酒 大さじ1 みりん 大さじ3.5 砂糖 大さじ2 しょうゆ 大さじ4溶き卵 2個分<下準備>・焼き豆腐は食べやすい大きさに切る。玉ネギは幅1cmのくし切りにする。シイタケは石づきを切り落とし、大きければ半分に切る。セリは根元をきれいに水洗いし、根ごと長さ4cmに切る。・しらたきは鍋に入れて水をかぶる位まで注いで強火にかけ、煮たったらザルに上げる。<割り下>の材料を混ぜ合わせておく。<作り方>1、フライパンにサラダ油、玉ネギを入れて中火で炒め、しんなりしたら牛肉を加えて炒め合わせる。2、<割り下>を注ぎ、焼き豆腐、シイタケ、しらたきを加えて煮からめ、火が通ったらセリを加え、しんなりしたら火を止める。器に盛り、溶き卵をつけていただく。割り下は自分好みに調整可能。ぜひ作ってみてくださいね。
2018年12月02日手頃な価格と様々な料理に使いやすい豚こま肉。冷蔵庫や冷凍庫にストックされている方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな使い勝手のいい豚こま肉を使ったレシピをご紹介します。豚こま肉とサツマイモをママレードジャムとしょうゆのみで煮た簡単レシピ。煮詰めてついたおいしそうな照りに、喉がなってしまいそう!ママレードの爽やかな甘味と酸味が、しょうゆのコクと絶妙に合わさり、なんともいえないおいしさです。作り置きができるため、お弁当のおかずとしてもピッタリですよ。調味料は2種類だけ。10分ほどで煮物が作れ、その上、味も決まるなんて忙しいママの心強いメニューといえそう。ぜひ、試してみてくださいね。■豚こま肉とサツマイモのママレード煮調理時間 10分 1人分 406 Kcalレシピ制作:管理栄養士、調理師 岡本 由香梨<材料 2人分>豚肉(こま切れ) 200gサツマイモ 1本<調味料> しょうゆ 大さじ1.5 ママレード 大さじ2<下準備>・サツマイモは皮付きのままキレイに水洗いし、輪切りにする。水に放ち、ザルに上げて水気を取る。サツマイモは200gを目安にしています。大きい場合は半月に切って下さい。<作り方>1、鍋に分量外のサラダ油をひき、中火で豚肉を炒める。表面に火が通ったら、サツマイモと<調味料>の材料、分量外の水(100~200ml)を加え、落とし蓋をしてサツマイモに火が通るまで煮る。2、落とし蓋を取り、煮汁が鍋底に少し残る程度まで詰めて照りを出し、器に盛る。焦げないよう、ときどき混ぜてください。1日寝かせると、味が染み込んでさらにおいしくなりますよ!
2018年10月30日犬や猫と暮らしながら、子育てをしているママやパパをご紹介する「いぬねこ うちのこ。」。第23回目は息子さん、2匹の犬、1匹の猫のほか、亀や蛙、魚、虫たちと、多くの動物に囲まれて暮らすこましろ母さんです。家の周りの草刈り前に作って遊んだタンポポの花冠。ぐっすり眠る息子とそれを見守る?姉と兄。自然のなか、2匹の犬とお散歩したり、キャンプする様子が、お子さんの成長とともに綴られたこましろ母さんのインスタグラム。ときどき登場する猫のわかばや亀、蛙も楽しみです。そんなこましろ母さんにうちのこのベストショット、犬や猫と暮らしながらする子育てについて、お話を伺いました。こましろ母さん プロフィール小さな頃から生き物や自然が大好きな主婦。夫、息子1人、犬2匹、猫1匹、亀3匹、蛙1匹、そのほか魚や虫たちと、北の大地の田舎でのんびり暮らしている。Instagram: @komashirohaha ■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!・ぶんちゃん 2歳・こまち 6歳 中型雑種犬・しろたん 推定7歳 秋田犬・わかば 推定10歳 メインクーン系の雑種猫嬉しそうな目線の先にはオヤツが。ぶんちゃんは、元気でおしゃべりな男の子。好きなものは動物、絵本、乗りもの、回るもの、トーマス。ふわふわの兄と姉に見守られ、のびのび育っています。雑種犬の「こまち」は子犬の頃に保護団体から譲り受けました。麿眉と大きな目、耳がチャームポイントの女の子。臆病で神経質ですが、実は家族には甘えん坊。そして、きょうだい一のしっかり者です。勝ち気な性格ですが、一応女の子。お花が似合います。秋田犬の「しろたん」は、保健所から個人のボランティアさんが引き取り、保護していたところを譲り受けました。分厚い耳と、ピンクの鼻がチャームポイント。おっとりしていて、細かいことは気にしません。白毛の体には青い空が映えます。猫の「わかば」は、夫の職場にガリガリ、ボロボロで迷い込んだところを保護し、家族に迎えました。グレーのロングヘアーと、少し裂けた左耳がチャームポイント。とても甘えん坊で、とにかく肝っ玉が座っています。おばあちゃんですが、まだまだ若者には負けません!【ママに質問!】 1:愛犬、愛猫たちとは、いつから一緒に暮らしていますか? こまちとしろたんは、子どもが産まれる前から一緒に暮らしています。退院して帰宅すると、物珍しそうに息子の匂いを嗅いだり、顔を舐めたりしていました。また、息子が泣いたり、声を出したり、ウンチをするとよく見に来ていました。仲良く生後200日。左がこまち。右がしろたん。お互いを意識して触れ合うようになったのは、息子がハイハイをしたり、自分の意志で移動できるようになった頃だったと思います。自分のペースでずんずん近付き、力加減も無く、いきなり触ってくる小さな怪獣。しろたんは最初こそ少し警戒していましたが、すぐに慣れて乗られても踏まれてもお構いなしになりました。まだ歩き出す前の息子。よくしろたんの毛を掴んでいました。(笑)一方、とても臆病なこまちはこの頃から息子を警戒し始め、息子が一歳半位になるまでこちらもかなり気を使っていました。こまちが息子を認め、その動きに慣れるまでの時間と、息子がこちらの言うことや注意を理解し、触れる力の加減や、タイミングの調節が少しずつできるようになってきた時期がちょうど合ったのが、一歳半のころだったと思います。猫のわかばは、息子がちょうど2歳になった頃に迎えました。息子はすでに猫が大好きで、お友達の家の猫やお店の猫とよく遊んでいたので、猫への対応については特に心配していませんでした。案の定、わかばを見た時はとても喜んでいましたし、来た日から自分から積極的に触れたり世話をしたりしていました。一方わかばも最初から息子を怖がることなく、撫でさせてくれ、今の良い関係へと続いています。わかばと出会った「若葉の頃」。話が反れますが、一番心配していたのは成猫で我が家にやって来たわかばが、同じく成犬であるこまち、しろたんとどう折り合いをつけて関係を作って行けるか、ということでした。最初は1階と2階で別居していた彼らですが、幸い堂々としたわかばの性格もあり、自然と距離を縮め、8ヶ月後には仲良く同居できるようになりました。今は当たり前のこの光景も、念願叶ってのものです。【ママに質問!】2:犬や猫と暮らすため、家族と決めているルールはありますか?一番大切にしていることは、息子にも動物たちにも、同じように公平に接し同じように愛情を注ぐということです。どうしても弱い立場になりがちな動物たちを “優先する” くらいの気持ちで、日々接しています。また、遠出をする時は犬たちを必ず連れて行き、皆で楽しめるよう旅を計画します。大好きな鯉のぼりと。動物たちと暮らすために、家の床は汚しても拭きやすく、動物が歩いても滑りにくい材質のものにしました。実はこまちは持病があり、ふらつきや転倒をしやすいので、最近はさらに床にカーペットを敷き、玄関に夫手作りのスロープを設置しました。また、散歩時にはサポート力の強いハーネスを使っています。あとは、猫のわかばの為に、家の柱や壁に板を付けてキャットタワー風にしました【ママに質問!】3:犬や猫と暮らすことで、お子さんにどんな影響があると思いますか?静かな雪の中で。息子には動物たちの気持ちを伝えながら育ててきました。次第に息子自身もこまち、しろたん、わかばとのやり取りを通じて彼らがどうしたいのか、どう思っているのかを自分なりに考えるようになりました。また、その子の性格によって触れ合い方や距離のとり方を変えることができるようになりました。『トイレに行きたそう』『具合悪そう』『ご飯食べたそう』…今では私より早くに皆の気持ちを教えてくれたりします。息子が大好きな電車を走らせながら、『ここはこまち駅です。』『しろたんトンネルです。』『わかば駅です。』というように動物たちを遊びに加えたり、おもちゃの車で遊びながらお話を作っているとき、同乗しているメンバーが大体家の動物たちだったりします。また、動物たちがくしゃみや咳をするなど、いつもと違う行動をすると『大丈夫?』と心配して話し掛けています。【ママに質問!】4:犬や猫のお世話で、お子さんにお手伝いしてもらっていることはありますか?たんぽぽの綿毛がいっぱい。息子の希望で、犬たちの食事前の号令(待て、よし)を行ってもらっています。また、人や車のいない空き地や公園など、安全な場所で散歩していて、犬たちが落ち着いているようであればリードを持たせてみることもあります。ほかにもブラッシングやトイレの掃除、オヤツを与えたりもするようになりました。どのお世話も完璧! という訳にはいきませんが、なるべく息子の気持ちを尊重し、できる限り自分自身の力でできるようサポートしています。【ママに質問!】5:犬や猫と暮らしながら子育てをすることのメリットは、ズバリ何でしょうか?みんなで夕日を眺めて。犬猫たちと暮らす中で、子どもが命の大切さ、愛しさ、弱いものを守る優しさを学ぶこと、動物の強さ、逞しさ、素晴らしさを身を持って知ることができるのが一番のメリットだと思います。また、犬や猫たちと一緒に子育てすることで、親は彼らに癒され励まされ…辛いことは半減! 楽しいこと、嬉しいことは何十倍にもなります! 出産から現在まで、本当に動物たちには大きな支えになってもらっています。子育て中の辛いとき、大変なとき、悲しいとき、何度励まし癒してもらったかわかりません。彼らがいたから頑張ってこられたと思っています。我が家でよく見られる居眠りコンビ。息子と遊んだり絵本を読んだりしながらこまち、しろたん、わかばのフワフワの毛を順番に撫でている時、皆で楽しく散歩しているときは、とても幸せな瞬間。また、息子と犬猫たちが昼寝をする姿は、何度眺めてもうっとり幸せな気分になり、疲れがふっ飛びます。【ママに質問!】犬や猫と暮らしたい! と考えているママさんやパパさんに伝えたいこと犬や猫と子どもが暮らす日々は、とても素晴らしいです。子どもにとっても親にとっても、毎日がとても豊かになります。しかし、それ相応の覚悟と忍耐、努力も必要となります。特に子犬や子猫を迎える場合、赤ちゃんが一人増えたつもりで、しつけや関係作り、社会化に時間をかける必要があります。可能であれば、お子さんが親の言うことを理解できるくらいまで成長してからの方が良いと思います。みんなでハロウィン。我が家の犬と猫たちは皆、保護犬や保護猫です。こまちは子犬の時に迎えましたが、しろたんとわかばは成犬、成猫で家に来ました。保護された子は様々な環境で育ち、複雑な背景を持っている子も多いです。そして、“おとな”がほとんどです。しかしその分、落ち着きがあり、ものの理解も早い子が多いです。もちろん愛情にも強く応えてくれます。河川敷や公園等、車で色々な場所へ散歩に出掛けます。子どもと一緒に子犬、子猫の成長を見守るというのも良い経験ですが、保護された成犬・成猫を迎えて、じっくりと関係性を作っていくという選択肢も、とても素晴らしいと思っています。犬や猫と子どもが暮らすためには、多くの苦労がありますが、それらが気にならないほど、何倍もの喜びや幸せを感じることができますよ。▼愛すべき「うちのこ」たちに伝えたい! ママからのメッセージ「こまち、しろたん、ぶんちゃん、わかば、いつも至らないお母さんを支えてくれてどうもありがとう。そして、毎日幸せをありがとう。これからもよろしくね」母よりこましろ母さん、ありがとうございました!
2018年08月15日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。精神障害者となった兄を献身的に世話してきた両親は、長い年月をかけて現実を受け入れ、ようやく前向きに人生を歩みだしました。いっぽうで私は、人間関係に悩むようになっていきました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 20人と人との “距離”ってなんだろう……?精神を病んだ兄に全てを注いできた両親ですが、祖父母の言葉でありのままの現実を受け入れることができ、心にゆとりを持ち始めました。そのことをとても嬉しく思った私ですが、私自身は人間関係に悩むようになっていました。地元にいる時は、自分の意図と関係なく作られる人間関係も、地元を離れると良くも悪くも関係づくりは「自由」です。仕事で出会った人、飲み会で出会った人、友人の紹介で出会った人——。自分のことを正直に話す必要もなければ、相手のことを深く知ることも「自由」。その場限りの人間関係に対して、兄の話をすることは基本的にはなく、「兄弟っているの?」と家族の話題になれば、笑顔で「ひとりっ子だよ〜」と言ったり、「兄がいるけど遠くに住んでいて、まったく会っていない」と言ったりして適当に流していました。小学生、中学生と幼いときの私は、兄に対して「自業自得だ」と酷く不満を感じていましたが、年齢を重ねるにつれて精神的にも少しずつ大人になり、兄のことを責める気持ちは消えていました。しかし、障害を持つ兄の話題をあえて膨らませる必要はないと思っています。それは今でも変わりません。これらの言動は、相手に対して変な心配をかけないための返答であり、“良い嘘” だと感じていただけると幸いです。心の壁が顕著に出るのは、恋愛だった兄の話を具体的に知っている人は、私の周りに今でも少ないです。本当に気心しれた数人のみ。……良くも悪くも、悩んでいたり落ち込んでいたりする姿を極力見せないようにしてきたおかげで、「いつも笑顔で元気な子」「悩みがなさそう」というイメージで生きてこれたと思っています。仕事の人間関係や女友だちの間柄では、そこまで深く悩むことがなかった私ですが、顕著に心の壁が出てしまう時がありました。それは、大学を卒業しても克服しきれなかった、恋愛——。飲み会やデートはたまにすることはあっても、生涯を一緒に歩むことができる男性をイメージすることは、20代後半になってもできませんでした。学生時代の彼以降、何人かとは恋愛関係にありましたが、今振り返っても “作り物の私”。仕事の合間に時々会って、デート。笑顔で写真を撮っては、「また会おうね」と元気にメッセージを送るだけ。彼から距離を詰められると、「最近は忙しいから」「今週は、予定があるから」など、会う頻度をわざと減らすこともありました。「なんか心音って、心を開いてくれないよね」数年一緒にいた彼からは、同棲の話が出たこともありますが「私は、まだ結婚は考えていない」「一緒に住むのは、まだいいや」「自分の時間を大切にしたい」と、言われたら相手が傷つくであろう言葉をわざと言っている自分に薄々気づきながら、素直に恋愛することを避けていました。「なんでそんなに強がるの?」「もう少し、心を開いてほしい」「悩みがあるなら言ってよ」と言われるほど、私の心は殻に閉じこもっていったのです。その時は、ただ強がることしかできなかったけれど、わざと突き放していた本当の理由は、すべてを知られるのが怖かったから。私が兄の立場だったら、家族にこんなふうに思われるのはとても苦痛です。そんな気持ちを抱いてしまうのはよくないことだと思うけれど、相手がどんな反応を見せるのか……。もしかしたら、嫌われるかもしれない。オブラートに包んではっきりとは言わなくても、距離を置かれるかもしれない。自分には、背負いきれないと思われるかもしれない——。誰からもそんなことを言われていないのに、なぜか私は勝手に不安を感じていました。加えて、悩みや弱い部分を知られたら、自分を保てなくなるのではないか? と崩れる精神状態を恐れて、ある一定の人間関係より深くなる瞬間を感じると、突き放す癖が治らなくなっていきました。結婚や子育てのイメージ世の中では、「婚活」がブームになりましたが、幼い頃から兄の世話で苦労していた両親を見ていた私は、「家庭=大変」というイメージがどうしても拭いきれませんでした。もちろん、最愛の人と結ばれて子どもができて、新しい家族とともに幸せな家庭を作ることは、素晴らしいと頭では理解しています。理屈では消化できていても、心がついていかなかったのです。ずっと、ずっと——。©gilaxia/Gettyimages©ljubaphoto/Gettyimages©fizkes/Gettyimages
2018年07月26日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。精神を患った兄につきっきりになってから、気づけば早10年。走り続けた両親に安堵を与えたのは、祖母や祖父の言葉でした。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 19“頑張る気持ち” は、どんどん首を締めるばかり兄の状態が変化し始めてから、気づけば10年近くが過ぎていました。母は仕事をやめて、平日は仕事の父も休日は病院に同行。薬の飲み忘れがないようにフォローしたり、病院や薬に頼ることなく模索したり……。それを、10年も続けたのです。「頑張れ」「精一杯行動すれば、なんとかなる」「道は開けるに違いない」——。それらの言葉は、時として本人たちの首を締める言葉にもなります。私は、両親の “頑張り” に誇りを持っていましたが、それ以上頑張り続けたら両親のほうが疲れ果ててしまうと感じたので、これらの励ましの言葉は一切口にすることはありませんでした。まだできる、もっとできる……。この10年の間、私はプライベートを優先する両親の姿を見たことがありません。旅行や遠出の移動は、兄を連れて行くと周囲に迷惑がかかるため極力避けていましたし、兄は当然自炊ができないので、母や父のどちらかがご飯と薬の用意をしなければならず、夫婦でのんびり過ごすということもしなかったのです。また、病院に行くときはオシャレな格好が似つかわしくないからと、地味な服装で医師や看護師に頭を下げる日々……。たまには、好きな服を着て息抜きに旅行をしたって、罰は当たらないのではないか? と思うほど、両親は自分たちの人生すべてを兄に注いでいました。兄のためにも、「前を向いて生活しなさい」そんな時に支えてくれたのは、祖母と祖父の存在です。祖父母の家には、兄を連れていくこともあり、彼らは実際に兄の様子を目の当たりにしていました。そして、両親が思い悩む気持ちを汲み取りながら、親身に相談に乗ってくれることも……。唯一、兄の状況を知っていた祖母や祖父から言われた助言。それは、「お兄ちゃんは、病気です。前を向いて生活すれば良い」という、励ましでもなく応援でもない言葉でした。兄の状況を過度に悲観するのではなく、受け入れてあげること。そして、両親は自分たちの人生を明るく生きなさいという指針だったのです。兄の状況がよくなることを願う気持ちはみんな同じでしたが、“良い意味” で兄を受け入れることが、両親にとって大切なターニングポイントになったと言います。本来なら、仕事をしてやりがいを得ているかもしれないし、最愛の人を見つけて家庭を持っているかもしれない。そんな期待を抱えていたから、大人になった兄の “今の姿” をちゃんと受け止めることができなかった。それが、両親の本音だったのかもしれません。現状をふまえ、少しずつ気持ちを楽にすることで、張り詰めていた “何か” がほぐれていったのがこの時期でした。おそらく、娘の私が同じ言葉を言っても、両親の心境を変えることは難しかったと思います。祖父母だから言える、“本物の助言”。苦しい時に染み入る言葉は、「何を言うか」ではなく「誰が言うか」が大切だと学びました。以前通っていた病院へ戻ることにそして、両親は高額な自費診療をやめて、2つめに訪れた一番兄が落ち着いていた病院へ兄を再び通わせることにしました。いろいろと問題はありましたが、薬の量や体との相性、処方の方向性などを総合し、最も兄に合っていると判断。毎日思いつめていた気持ちが少しずつ穏やかになっていったのです。母は、パートタイムで仕事に復帰。仕事をする意味は、「お金を稼ぐ」ことだけではありません。仕事をすることで、いろいろな人とコミュニケーションが取れ、たわいのない世間話や趣味の会話をする時間を持てるようになりました。植物が好きな母は、花いじりをしたり、休日はガーデニングのワークショップに出かけたり。父は仕事漬けの毎日を少しずつ改めて、休日は早く起きてゴルフをしたり、ピアノを習い始めたりとアクティブに行動し始めました。“自分の時間” が、両親の毎日にやりがいと楽しみを見出すきっかけに繋がったのです。そんな両親の姿をみて、私は嬉しさを感じていました。いっぽうの私は、進路だけでなく、恋愛に対しても悩みを抱えていました。——。明るく振舞うことは得意だけれど、弱さや悩みをさらけ出せる、深い関係を築くことがうまくできなかったのです。©Zinkevych/Gettyimages©CaoChunhai/Gettyimages©AH86/Gettyimages©Ulianna/Gettyimages
2018年06月23日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。精神疾患の兄は薬の量も半分に減り、落ち着きを取り戻したかと思った矢先。両親は、新聞に大きく載っていた自費診療の病院を発見しました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 18両親は、誰よりも兄の回復を待っていた兄がお世話になった病院は、今まで2か所。両方とも、保険が適応される精神科でした。高校のある時期から激変した彼の状況に戸惑いながらも、やっと慣れてきた生活でしたが、両親は障害者手帳を発行された後も、兄の回復を諦めませんでした。「お兄ちゃんは、どこも悪くない」「また何かの拍子できっと、よくなる」と……。もちろん、自分の子どものことですから、両親が兄を良くしたいと思う気持ちは痛いほどわかります。しかし、妹の私からすると、当初に比べれば兄の状態はだいぶ落ち着いてきたように思えました。暴力的な言動や、過度の引きこもり生活を抜け、薬の量が半分に減り、入院ではなく通院に変わり病院に行く頻度もかなり落ちている。また、障害者手帳の申請や、障害者年金の受理までしているのだから、両親はもう少し気持ちを楽にしてはどうかと客観的に見ていました。世の中にあふれている「広告」そんなある日、「お兄ちゃんの病院を変えようと思う」と母から連絡がありました。なぜいきなりそんなことを言い出したのだろうか……?と考えていたのですが、よく聞けば新聞に大きく載っていた精神科に最後の望みをかけて診てもらいたいとのこと(当時は、藁をも掴む思いだったので深く考えていなかったけれど、その新聞掲載は記事ではなく広告だったそうです)。私は実家から離れて暮らしていたので、どんな状況だったかはわかりませんが、「都会に有名な精神科があるらしい」と田舎生まれの両親が言うのです。内容を詳しく聞いてみると、その病院は保険がきかない自費診療。実家から電車と新幹線、そして診察代や薬代を合わせたら1回行くだけでも約5万円くらいはかかります。正直、心の病気で悩んでいる人が一向に減らない現代で、自費診療を受けたから何かが急激に変わるとは思えず、私は半信半疑でした。しかし、基本的に、病院のことや薬については両親が決めていることなので、「興味があるなら、行ってみても良いんじゃない?」と反対はしませんでした。診断結果と処方薬が変化し、さらに悪化父が休みのときは一緒に行くこともありましたが、基本的に母と兄の2人で都会の病院へ通うようになりました。2年半近くそこの病院にお世話になりました。病名は、統合失調症ではなく「高次能機能障害」と診断があり、処方内容も異なりました。1回の診察で約5万円かかるので、総合的にみるとかなり高額な費用だったと言えます。結論からいうと、その病院に通って兄の病状は悪化してしまいました。高額な費用がかかったにも関わらず、兄はいつも興奮している状態で、当初の荒々しい兄に戻ってしまったかのよう……。両親が当時を振り返ると、「ビジネスとして成り立っている病院もあると思う」とのこと。もちろん、私たち以外の家族では成功した例もあるかもしれませんし、兄とは診察内容が合わず無念な結果になっただけ。そう思いたいのですが……。夢中になっている両親を救った言葉しかし、働くことができない状況の精神障害患者を対象に、自費診療を家族が長らく続けることは現実的に考えると難しい計画です。また、個人的な意見では、新聞に広告を出す予算があるならば、診察料をもっと良心的な値段に落としてもいいのではないでしょうか。とはいえ、「精神障害」患者を抱える家族にとっては、どんな手段でもいいから改善したい、社会復帰のためになんとかしたい、と辛抱強く頑張るケースは少なくありません。そんな藁をも掴む想いで頑張り続けた、両親を救った言葉。それは、祖母や祖父からの助言でした。©Geber86/Gettyimages©Daniela Jovanovska-Hristovska/Gettyimages©kieferpix/Gettyimages©AH86/Gettyimages
2018年06月07日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。通い慣れた精神科で、まさかの出入り禁止になった兄。バスに揺られて新しい病院へ向かいました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol.15誰にも相談できずに通い続けていた他の患者さんへ迷惑行為を重ねたために「出入り禁止」となった精神科は、兄が初めてお世話になった病院。入院と通院を始めてから、気づけば5年の月日が過ぎていました。その間に前進したことは、病名が統合失調症と判明したことや薬を毎日23錠飲むこと。そして、長らく通った病院から診断書を書いてもらうことで障害者手帳を申請し、重ねて書類の内容から障害者年金(※)を受け取れるようになったことです。※障害者年金は、診断書の内容や生活状況などで国から降りる金額が異なります。身内や近しい人たちにこのような経験をしている人はおらず、相談する先はいつも病院か市役所でした。兄がこのような状態になってからは、誰に相談したらよいのか? 正解はどこにあるのか? と、両親は日々模索したといいます。しかし、兄の病気のことは公にはできないため、家族間で内密にしながら改善方法を探すのは困難を極めました。インターネットやスマホの普及に伴って、たくさんのweb情報が公開されている現代にも関わらず、「精神障害」については触れにくくセンシティブな問題。信頼できる情報を探すことは、非常に難しいことでした。そして、「精神障害」に関する本を読んでも参考にはなるけれど、気軽に相談できるような相手ではなかったり情報元が古かったり……。ましてや同じ病院に通っている家族に聞いても、お互いに悩んでいることは同じなので、解決策はありません。そんな出口のないトンネルを、両親はひたすら彷徨い続けていました。「出入り禁止」が、逆転の発想に繋がる当時は、この「出入り禁止」を言い渡されたことはショックでしたが、今思えば違う医師の意見を聞く良い機会だったと思っています。相談する先がないため、両親は常に病院の方針と医師の言葉に従うだけの日々。「薬を◯錠飲んでください」と言われたら、疑いの余地もなく飲むしか選択肢がありませんでした。しかし、新しく訪ねた精神科で初診を受けたときのこと。病名は同じ統合失調症でしたが、薬の量がなんと1日12錠になったのです。嘔吐や気性の激しいアップダウンに耐えながら、23錠を5年間飲んでいたのにも関わらず、違う医師に診てもらったら半分近くまで薬の量が減少……!母に当時のことを聞いたら、「初めの病院は、薬が強いものが多く出されていた」「その時は相談する相手がおらず、医師の指示に従うしかないと思って鵜呑みにしていた」といいます。セカンドオピニオンの大切さを感じた出来事に変化したのです。病院によって方針がまったく異なるもし、あの「出入り禁止」がなければ、今も診察内容を疑わずに大量の薬を飲み続けていたかもしれない……そう思うと、不安がよぎります。もちろん、右も左もわからない状況の中、病院や医師のサポートのおかげで、いろいろなことが前進しました。しかし、二つ目の病院では薬の量が半分近くになった。これは、兄の体への負担を考えると、減らしたほうが良かったと素人の私たちには思えました。もし、同じように精神科の薬で悩んでいる方がいたら、腰が重たくても違う病院の診察を受けたり、違う医師の言葉に耳を傾けてみたりすることを強くオススメしたいと思います。外科のように、目に見えて切り傷が治っていく様子がわかれば良いのですが、“心の病気はその治っていく様子が見えない” のが難点です。診察後は基本的に、「飲み薬」が出されるのみ。症状が悪化したことを報告しても、また違う薬を重ねて出すだけ。その繰り返しで、どんどん薬の量が増えていくのです。初めての経験で、周囲に相談ができない状況のなか、見たこともない薬の名前をただひたすら飲む……。もちろん、それらが体に合っていて、症状が良くなっている兆しがあれば良いのですが、疑わずに副作用の強い薬を飲み続けるのは、私たちの経験からも一度見直したほうが良いと感じています。大学へ進学した私は、彼への壁が厚くなり……。その頃、高校を卒業した私は、県外にある女子大へ進みました。専攻は、幼い頃から心の支えだった音楽。「家族のことを教えて欲しい」と踏み込んでくる彼氏の言葉に耐えられず、私は彼とお別れを告げて自分のやりたいことに専念し始めます。今思えば、あの彼が唯一 “自然体な私” を知る男性でした。そこから私は、女子ばかりの大学生活を送り、男性と深い距離になることが難しくなっていきましたーー。©AngiePhotos/Gettyimages©Doucefleur/Gettyimages©tommaso79/Gettyimages©tommaso79/Gettyimages
2018年05月16日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。お世話になっていた近所の病院へ勝手に出入りする兄は、気づけば迷惑行為をするようになっていました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 14「家からすぐそこ」が逆効果だった田舎だった私の実家は、スーパーに行くのもコンビニに行くのも、徒歩30分はかかりました。近くにあるものといえば、自動販売機と雑貨洋品店くらい。ですから、車がないと生活ができません。そんな環境ではありましたが、母は車を運転できなかったので、遠出をするときや買い物をするときは、いつも父が出向いていました。困ったのは兄の通院です。平日、父は仕事で朝から晩までいないため車を出すことはできません。すなわち、病院はなるべく近い場所が好ましかったのです。幸運にも、近所の精神科は徒歩10分程度。自動販売機の次に近い場所にあったと言ってもいいくらいの距離でした。つまり、兄の通院は「すぐそこ」に行くだけ。これが、母にとってメリットだったのですが、兄にとってはデメリットでもありました。ひとりで勝手に病院に行く兄骨折や切り傷は、「治療が終わればまた元の生活ができる」というゴールがありますが、兄の病気はそういうものではありません。ですから、正直なところ精神科病棟は患者もその家族も、どんよりとしています。私がこうして綴っているように、精神的な病気を持つ人が家族にいると、終わりのないマラソンを走り続けているようなもので、基本的に顔は曇り空。明るく病院内で過ごすのは、難しいことでもありました。さまざまなタイプの精神的な治療を受ける患者がいるなか、兄は必要以上に人に話しかける性格でした。もちろん、精神安定剤を飲んでいるため、本来の兄の性格や本望だったかと聞かれたら答えはわかりません。母が目を離した隙に勝手にひとりで病院へ行き、患者さんに声をかけたり、見ず知らずの女性に電話番号を聞いたり、「たばこをちょうだい」と言ったり。そうしたことが続き、ついに医師からの呼び出しを受け「診察中止と病院の出入り禁止」を言い渡されてしまったのです。飲み込むしかない医師の言葉実家の周りには、もちろん他に精神科はありませんでした。母は、バスや電車を使って兄の通院をサポートしなければならない。どんよりとした空気で居心地は決してよくないけれど、やっと通い慣れた病院。そんな頼みの綱から、まさかお断りをもらうとは……。もちろん、病院側の立場になれば無理もない話で、多くいる他の患者やその家族たちに迷惑がかかるのは好ましくありません。医師からの宣告に、反論する余地はありませんでした。一から病院を探し直すことにそこで長らく通った近所の精神科を横目に、バスや電車でなるべく通いやすくて兄に合うような精神科を紹介してもらうため、県内で有名な大学病院に相談しに行きました。そして、利便性、評判、入院施設の有無などトータルで好印象だった病院を紹介してもらい、切り替えることになったのです。兄と母はバスに揺られて初めての診察へ。新しい病院で緊張しながら状況を話すと、医師の口から思いがけない診察結果が返ってきましたーー。©jsmith/Gettyimages©Михаил Руденко/Gettyimages©tuaindeed/Gettyimages©Milos-Muller/Gettyimages
2018年05月05日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。検査入院の結果から、「統合失調症」と診断された兄は大量の薬を服用するようになりました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 9飲み始めた “大量の薬”病院で渡された大きな袋と紙の束は、大量の薬と、それぞれの薬に対しての作用と副作用が書かれたものでした。怒りを抑える薬や夜眠りにつくための薬、意欲を出す薬など……。こんなに大量の薬を飲んだこともなければ、いつまで継続するかもわかりません。「とりあえず、様子を見ましょう」という医師の言葉だけが頼りだった両親は、毎食、どのタイミングで飲むのか、指示書を丁寧に読み始めます。飲み忘れがないようにタイマーをかけたり、カレンダーに印をつけるなど、今までしたことがない習慣を作ることからスタート。毎日大量の薬を飲むことは、飲ませる両親も飲み込む兄も大変なことでした。兄は、自分から薬を管理して飲めるような精神状態ではありませんし、ましてや「なんでこんな薬飲まないといけないの?」と時折薬を嫌がることもありました。その気持ちは、家族全員同じ。誰もこんな大量の薬、兄に飲ませたくはなかったですし、これを飲んで良くなる保証はどこにもありません。薬で感情をコントロールする意味私は、自分自身で喜怒哀楽を持つことがもっとも素敵で、健康的だと思っています。そのことを実感するようになったのは、兄がこの大量の薬を飲むことを、目の当たりにするようになってからでした。3年間引きこもりで次第に人とのコミュニケーションが難しくなっていった兄ですが、それでもまだ “自分の意思” で行動したり発言したりすることが微かにあったと記憶しています。大量の薬を飲むことで、“自分の意思” ではない感情になっていった兄の姿は、周りから見ても明らかでした。突然ハイテンションになり笑い出したり大声を上げたりしたら「お兄ちゃん、お薬の時間だよ」と母は丁寧に袋分けした薬を取り出し、兄に飲ませる。そうすると、次第にテンションが下がりじっと椅子に座ることができるようになります。また、急に悲観的な気分になったのか部屋から出なくなった兄を見て、母は「今度はこっちの薬を飲もうね」とお水と薬を差し出します。そうすると、集中力が少し出てテレビを見始めたり顔を洗ったりする “行動” に出ます。これらはすべて、薬が兄の感情をコントロールしているのです。そう、まるでロボットか操り人間のように……。“作用” が強ければ “副作用” も強かったもちろん薬を飲んだおかげで、兄の不規則な生活スタイルは改善し、感情の起伏を制御することはできました。しかし、メリットだけではありません。作用があれば副作用もあるといいますが、まさにその通り。大量の薬を日々飲むことは、いろいろな副作用が伴ったのです。筋肉質でスポーツマンだった兄は、体脂肪も少なく55〜60キロ前後の締まった体でしたが、薬の副作用で25キロも増加。そして、喉が異常に乾くようになり、炭酸ソーダやジュースをがぶ飲みしてしまう癖ができ、トイレの回数も異常に増えました。トイレでしてくれたらまだしも、寝ている間にそのまま自分の布団で……ということも日常茶飯事。成人を迎えようとしている兄が、どんどん幼くなるばかりで何度布団を買い換えたかわかりません。また、薬との相性がどうしても悪い時には嘔吐がひどく、食べては吐いて、食べては吐いて。でも喉が乾くからたくさん水分補給はするけれど、また吐いてしまう。そんな、見るに耐えない状況だったのです。しかし、痩せ細るわけではなく薬の副作用で、どんどん太っていきます。この不思議な現象に薬の怖さを知りました。薬が病気を悪化させている?疑いたくはないけれど、この “大量の薬” がさらに兄の体を痛めつけているのではないか? と感じるほど、薬のパワーは強く現れていました。そのことから母は、1日23錠の薬を自己判断で減らし、医師に内緒で少しずつ調節するようになっていきました。「とりあえず、様子を見ましょう」という言葉通りに飲んでいたら、兄はこのままどうなってしまうかわからない。不安にかられた母が悩んだ末にとった選択でしたーー。©stock_colors/Gettyimages©SvetaZi/Gettyimages©SasinParaksa/Gettyimages©bernie_photo/Gettyimages
2018年04月01日文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 8気づけば3年間も引きこもりだった母が仕事をやめて、兄をいろいろなところに連れて行くようになってから、3年が経とうとしていました。外出といっても頻繁にあるわけではなく、兄はほとんどの時間を自室に閉じこもって過ごしていました。高校退学後、数か月の間は友人が家に来ては「僕にできることはありませんか?」「大丈夫ですか?」と声をかけてくれていましたが、「ごめんなさいね、あまり人に会いたがらないんですよ」と、母が友人たちに言うごとに、ひとり、またひとりと心配する声も少なくなっていきました。3年間も家のなかで過ごしていた兄は、こうして人間関係と社会から孤立していきました。理解不能な “兄の世界”「気分転換」「思い出づくり」と懸命にしていた、兄を外に連れ出す母の行動は、道行く人からの冷たい視線を受けて恥ずかしい思いをするだけでした。また “あの頃の人気者だったお兄ちゃんに戻るよね” という願いは届かず、次第に兄は大声を出したり、突然笑い出したりするようになり……。しまいには、「ねえ、今日ご飯食べたっけ?」と自分がとった食事のことも、忘れていくようになりました。少し前までは会話が噛み合っていたはずの兄は、まともなコミュニケーションすらできない状態になりました。両親と私は「はいはい、また言ってる」と受け流すように変化していきます。そろそろ20歳を迎えようとしているのに、精神年齢は5歳以下の幼児。兄にいったい何が起きているのか? 時間が過ぎるほど、不安が募っていきました。近所の精神科へ見かねた両親は、危機感を感じてついに病院に行くことを決意。近所にある精神科を調べはじめました。健常者で生まれてきて、運動神経も良い人気者だった子どもを、まさか精神科に連れて行く日が来るとは……。怪我をしているわけでもないし、何か体に不自由があるわけでもない。兄には、どこも悪いところなんてないはずです。病院で診てもらったら、きっと何か新しい発見があるかもしれない。「大丈夫ですよ、異常はありません」という言葉を聞けたら、安心する。そう願って、人生で初めて精神科を訪ね、様子を見るために検査入院をすることになりました。検査入院の結果は……。退院後に診察室に呼ばれて、医師から告げられた診断は「統合失調症」の可能性。症状は独語、突笑、幻聴、精神状態不安定などがみられるとのことで、そのような病名が浮上しました。診察を終えて渡されたのは、指示書とともに、大量のカプセルに錠剤、粉末……なんと1日23錠も飲むのです。診断結果と大量の薬を前にして、両親も私も放心状態でしたーー。(C)taniche/Gettyimages(C)Imgorthand/Gettyimages(C)LightFieldStudios/Gettyimages(C)psphotograph/Gettyimages
2018年03月27日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。 兄のサポートに必死な両親を横目に、私は少しずつ家族と距離を置くようになっていきました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 7自分が悪いくせに、なぜそんなに……?前回のお話はこちらをどうぞ。今こうして振り返ってみると、将来がある兄のことを「なんとか更正させたかった」という親心がわかります。しかし、当時の私からすると、兄を一生懸命サポートする意味がまったくわかりませんでした。自分で人間関係を崩し、自分で学校で悪さをして、自分で崩壊させ、高校退学になった。「知り合いに会いたくない」と言い張り、自分の部屋から出ない。「そんなの、完全に自業自得でしょ?」と冷たく兄を見ていた私は、成長するにつれてさらにその想いは強くなっていくばかりでした。兄だけいろいろなところに連れて行ってもらって、好きなものも買ってもらえる。ちょっとワガママを言えば、両親は兄をそこに連れて行く。それをして何の得になるのか? 兄は調子に乗るだけじゃないの? と、なんだかバカらしいな〜なんて、子どもながらに思っていたことを記憶しています。家に帰らない日が続くようになった小学校から始めていた金管楽器。それは、私の心の支えでした。中学になっても私は吹奏楽部に入り同じ楽器を続けます。しかし、だんだん練習をサボり、帰宅も遅い時間に……。特に悪さをするわけではなかったけれど、単純に「荒れ果てた家」に帰りたくなかったのです。どうせ帰ったって、母は兄につきっきり。“自分の世界” に入る兄は、突然笑い出すし、いきなり話し出す。いっぽうで両親は、兄についてこれからどうしていくのか? という話題ばかりで、私のことなんてどうでもよさそうでした。気づけば、夜まで遊んでそのまま友人の家に泊まるというサイクルができていました。両親から夜電話がかかってきても、無視して干渉を避けていきます。そのほうが、気が楽だったから……。ある時、腕を掴まれて呼び止められるそれは、ある日のことでした。学校から帰宅する途中で、近所の人にいきなり腕を掴まれたことがありました。「ねえ、あそこのお家の娘さんだよね?」「最近、お兄さん昼間も家にいるけどなんでなの?」と。突然のことすぎてハッとしましたが、気づけば兄の行動は確かに “変” でした。普通なら、朝学校に行き、部活をして帰ってくるはずの年齢ですが、ずーっと家から出ないからです。そして、外出している姿を見かけても、母と一緒。昼間から公園に行ったり、ショッピングセンターで買い物をしたり。確かに周りからしたら、学校に行かずに遊んで暮らしているように見えたのでしょう。世間体を気にするのか? それとも…。その腕を掴まれた時、私はとっさに「え? 知りません。関係ないので」と言い放ちました。その頃から、私はくだらない “世間体” に嫌気がさしていました。わざわざ私を呼び止めてまで、人の家庭事情を詮索するなんて本当にいい迷惑だと思っていました。本人たちが一番パニックになっているのに、その様子がどのような状態なのか根掘り葉掘り聞こうとしてくるとは……。それをネタに今日も井戸端会議? 本当に、やめてほしい。また、兄の退学を知った近所の人たちのなかには、お世話を焼くつもりだったのか、ただの批判なのかわからないけれど、ヤジを飛ばしてくる人も。そんな不愉快な日々は日常茶飯事で、私はだんだん「家族とは関係ない」フリをし始めたのです。家族の話は、私にとってタブー。「兄弟いるっけ?」と聞かれても、「いないよ〜、ひとりっ子」と適当に言って、私は心をかたく閉ざしていました。もう誰も心の中に入ってくるな。しかも、私はこのあと、衝撃的な事実を知ることになるのです。(C)martin-dm/Gettyimages(C)finwal/Gettyimages(C)ColobusYeti/Gettyimages(C)max-kegfire/Gettyimages
2018年03月18日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。 母はパートをやめて、兄につきっきりになっていきました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 6精神年齢は中学生のまま止まっていた一般常識や人間関係のルールを覚えるのに、効率が良い環境。それは「学校」です。当時、私が中学生だった頃はわかりませんでしたが、「学校」という小さな世界で揉まれることで、さまざまな学びがあることを大人になって深く感じています。多少、先輩後輩の煩わしさがあったり、部活が大変だったり、授業がつまらなかったりしても、「学校」にはとても大切な面があります。義務教育が終わっても、「学校」には行く意味があると、私は感じています。そのことを痛感したのは、兄が部屋から出なくなっていった頃からでした。同年代の友人たちは、月日と共に修学旅行やキャンプ、運動会、合唱祭など「学校」でしか味わうことができない集団生活を経験します。しかし、兄は自分の部屋から出ようとしませんでした。たまに外出しても、帽子を深く被り「知り合いには会いたくない」の一点張り。兄の人生は “中学生卒業” の思い出でストップしました。一般常識をこれから身につけていくであろう時期に、吸収する機会が極端に減ったのです。アルバイトをしてお金を稼ぐ同級生そして、高校生になれば「短期バイトOK」「高校生歓迎」の募集要項をみて、アルバイトをし始める同級生もいました。田舎だった地元では、高校生の時給は750円程度。それでも、1日5時間働けば、3750円になります。1万円稼ぐにも根気は入りますが、それでもアルバイトをしながらお小遣いを貯めて、休みの日に友だち同士で集まって花火大会に行ったり、彼女ができればデート代に回したりもできるでしょう。しかし、兄のアルバイト経験は、高校を退学させられる前に少しだけコンビニで働いていただけです。“数万円” を稼いだ経験が最後の兄は、そこから社会とかけ離れていくいっぽうでした。「お金がなくても、生きていることに意味がある」というのは、嘘だと思います。とても冷たい言い方かもしれませんが、キレイゴト抜きでお金がなければ何もできません。兄は働く場所もない。しかし、ご飯は通常の人間と同じように食べます。部屋から出なくなり、未来に何がやりたいかもわからない。そんな兄のお金はもちろん全て親まかせでした。母のサポートは「思い出づくり」だった私の両親は共働きでしたが、母は兄の引きこもりを心配して、ある日仕事をやめてきました。確かに働いていたほうがお金を稼ぐことができますが、母が仕事をやめた理由は「兄に思い出を作ってあげるため」だったのです。母に当時のことについて聞いてみたところ、「一般常識が作られる時期に、お兄ちゃんは家に引きこもっていたから、収入は減っても一緒に時間を過ごすことに注力した」と言います。動物園や映画、コンサートに行ったり、神社で兄が元気になるようにお参りしたり。季節の行事を楽しむために、ビニールシートを敷いてお花見をしたり、兄のために新しい洋服を買いに行ったり。兄が行きたいと興味を示した場所には、すべて連れて行ったと言います。しかし、兄は両親以外とは人間関係がまったくなかったため、「人と接すること」をどんどん忘れていきました。周りに気配りがまったくできず、大きな声で「あれが欲しいー!」と幼児のようにワガママを言ったり。ドタドタ歩いてズボンが下がってきても、兄は平気な様子でした。ヨダレが垂れて、独り言をブツブツ言い始める兄にとって自分を守る唯一の方法だったのかもしれませんが、「自分の世界」に入り込むようになっていったのです。まるで小さな幼児のように、ご飯を食べても全部口に入れずにボタボタと落としたり、洋服に平気でこぼしたり。ヨダレが垂れてもぼーっとしているだけで、母が拭いてあげる日々。気づけば独り言を言いながら笑い、誰と話しているかわからない。「お兄ちゃん、誰とお話してるの?」と母はいいながら、それでも思い出づくりをやめませんでした。あんなに「人気者だった兄」が、いつの間にか「見て見ぬ振りをされる人」に変わっていったのです。そんな兄と、さらに母は格闘します。ずっとあの人気者のお兄ちゃんに戻ると信じて。(C)maroke/Gettyimages(C)AzmanL/Gettyimages(C)fstop123/Gettyimages(C)sdominick/Gettyimages
2018年03月15日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。 暴力的だった兄は、次第に家から出ない状態に変化していきました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 5高校退学後、兄は急に内向的になった大声をあげながら夜中に帰ってきたり、学校では “ヤンキー系” でヤンチャをしたりしていた兄。しかし、高校を退学させられた後は、だんだん世の中のギャップに気づきだしたのか、家から出ない日々が続きました。もちろん、中卒扱いで働く場所もない。外に出れば、好奇の的。だからといって、新しい予備校に行くという意欲もない……。母は「中学生までは、自慢の子供だった」と言います。運動神経が良く、足も速くていつもリレーの選手。ルックスもよくてオシャレが好きだった兄は、ファンクラブができるほど人気だったからです。それだけに、急に高校からいなくなった “人気者で目立つ兄” の噂は、瞬く間に広がっていきました。そして、自分の悪事に対して後から反省し始めたのか、兄は知り合いに合うたびに引け目に感じるようになっていきました。2階にある兄の部屋は、孤立していた両親は、兄の将来を考えて進路を応援する取り組みをしていましたが、兄は乗り気ではありませんでした。それどころか、部屋から出なくなっていったのです。基本的に部屋のドアを開けるのは、トイレのみ。歯磨きもしない、顔も洗わない、お風呂も入らない。ご飯を用意しても、リビングには来ない。同じ服を何日も着て、布団から出ないんです。「ねえ、お兄ちゃん、お風呂入ってスッキリしたらどう?」と母は、怒ることなく自分の部屋に何日も引きこもる兄に声をかけていました。「ご飯ができたから、リビングにおいで」と呼んでも出てこなければ、母は兄の部屋の前に、お味噌汁やご飯、焼き魚をトレーに乗せて「ドアの前に置いとくから、食べてね」とひと言。数時間経って、そーっと2階の階段を上ってトレーのご飯が減っていれば、片付ける。その繰り返しの日々が続きました。両親は無理に部屋から連れ出そうとはしませんでした。自分が撒いた “種” は、荒れ果てていた正直、兄に関して父より母のほうが献身的だった気がします。自分がお腹を痛めて “産んだ子” だからなのか、母はいつも兄の味方でした。見ていて苦しくなるくらい……。父は仕事から帰ってくると、たまに「疲れて帰って来ても、家の中では休まらんわ」と愚痴をこぼすこともチラホラありました。「知り合いに会いたくない」と兄がいっても、「お前が撒いた “種” だろ?」と冷たく言い返すこともありました。まさに、私は父が言った通りだと思います。“撒かない種に、芽は出ない” とよくいいますが、自分が撒いた後の畑には、必ず何かしらの “芽” が出ます。兄の畑は、荒れ果てていました。まるで、水のない乾燥した状態を耕さずにそのまま放置し、雑草が生えてぐちゃぐちゃになった畑。それは、兄が撒いた “種” の結果だったのです。そんな状況をなんとか打破するべく動いたのは、やはり母でした。パートをやめ、次のステップに踏み出しますーー。(C)RyanKing999/Gettyimages(C)yigitdenizozdemir/Gettyimages(C)Xander_D/Gettyimages
2018年03月11日動画配信サービス・ビデオマーケット(VideoMarket)の1月視聴ランキング(集計期間:12月1日~31日)が発表され、土屋太鳳の主演映画『兄に愛されすぎて困ってます』(2017年6月30日公開)が「映画」部門で1位になった。『兄に愛されすぎて困ってます』で主演を務めた土屋太鳳同作は、雑誌『Sho-comi』で連載中の同名人気漫画を実写化。土屋は全くモテない女子高生・橘せとか、血の繋がらないイケメン兄・橘はるかをGENERATIONS from EXILE TRIBE・ボーカルの片寄涼太が演じた。1月3日の配信開始と同時に、ランキングを独走する形となった。また1月中に配信開始となった映画作品では、浜辺美波と北村匠海のW主演でも注目を集めた『君の膵臓をたべたい』、名作SF映画『猿の惑星』をリブートした『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』もランクインした。また「ドラマ」部門では、嵐・松本潤主演の『99.9-刑事専門弁護士-』が先月の10位圏外から3位に急浮上した。続編となる『99.9-刑事専門弁護士 - SEASONII』が現在、TBS系で毎週日曜21時より放送中であり、視聴率も好調をキープ。前作にもその影響が及ぶ結果となった。■映画部門1.兄に愛されすぎて困ってます2.昼顔3.君の膵臓をたべたい4.銀魂5.ジョン・ウィック:チャプター26.猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)7.新感染 ファイナル・エクスプレス8.キングスマン9.22年目の告白-私が殺人犯です-10.東京喰種トーキョーグール■ドラマ部門1.逃げるは恥だが役に立つ2.雲が描いた月明り3.99.9 ‐刑事専門弁護士‐4.孤高の花~General&I~5.ドクターズ~恋する気持ち6.陸王7.私のキライな翻訳官8.三国志 ~趙雲伝~9.太陽の末裔10.アンナチュラル■アニメ部門1.君の名は。2.怪盗グルーのミニオン大脱走3.劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナルスケール-4.宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち5.SING/シング6.ソードアート・オンラインII7.鋼の錬金術師8.魔法使いの嫁9.爆走兄弟 レッツ&ゴー!! WGP10.モアナと伝説の海
2018年02月02日動画配信サービス・ビデオマーケット(VideoMarket)の週間視聴ランキング(集計期間:1月5日~11日)が12日に発表され、土屋太鳳の主演映画『兄に愛されすぎて困ってます』(2017年6月30日公開)が「映画」部門で1位になった。『兄に愛されすぎて困ってます』で主演を務めた土屋太鳳同作は、雑誌『Sho-comi』で連載中の同名人気漫画を実写化。土屋は全くモテない女子高生・橘せとか、血の繋がらないイケメン兄・橘はるかをGENERATIONS from EXILE TRIBE・ボーカルの片寄涼太が演じた。1月3日に各動画配信サービスで先行配信、1月10日にDVD・Blu-rayが発売された。また、社会現象となったTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は、年末年始に全話一挙再放送の影響もあってか、「ドラマ部門」の1位に輝いた。なお、『逃げ恥』で脚本を担当した野木亜紀子氏は、同じくTBS系で12日にスタートした金曜ドラマ『アンナチュラル』でも脚本を手掛ける。アニメ部門では、『逃げ恥』同様に社会現象的なヒットを記録し、3日にはテレビ朝日系で地上波初放送された『君の名は。』が1位となった。■ドラマ部門1.逃げるは恥だが役に立つ2.雲が描いた月明り3.ドクターズ~恋する気持ち4.孤高の花~General&I~5.陸王6.私のキライな翻訳官7.嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~ノーカット字幕版8.皇貴妃の宮廷9.王女未央-BIOU-10.W -君と僕の世界-■映画部門1.兄に愛されすぎて困ってます2.昼顔3.銀魂4.新感染 ファイナル・エクスプレス5.キングスマン6.ジョン・ウィック:チャプター27.東京喰種 トーキョーグール8.スパイダーマン:ホームカミング9.エイリアン:コヴェナント10.22年目の告白-私が殺人犯です-■アニメ部門1.君の名は。2.劇場版「ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」3.怪盗グルーのミニオン大脱走4.鋼の錬金術師5.SING/シング6.ソードアート・オンラインII7.モアナと伝説の海8.マギ 第2期9.魔法科高校の劣等生10.カーズ/クロスロード
2018年01月13日●EXILE・AKIRAさんに学んだ現場での心意気世の中には様々なイケメンが存在するが、頼りがいのある”兄系イケメン”が集合する、女子にとっては夢のようなシチュエーションを映画化したのが、6月30日(金)から公開された映画『兄に愛されすぎて困ってます』。いまやヒロインとして引っ張りだこの女優・土屋太鳳演じる橘せとかが、血のつながっていないヤンキー系ツンデレお兄・はるか(片寄涼太)、初恋の相手のセレブ系ののしり王子・芹川高嶺(千葉雄大)、ホスト系スウィートBOY・美丘千秋(草川拓弥)、ヘタレ系塩顔男子・芹川国光(杉野遥亮)に囲まれる。胸キュンシチュエーションにあふれたハイテンションな展開でありながら、”血のつながっていない兄と妹”という葛藤のある切ない恋愛模様も軸となっている同作。妹に思いを寄せながら、妹の幸せを願う兄・はるかを演じた片寄は、ふだんはGENERATIONSとして活躍するアーティストでもあるが、どのような気持ちで演じていたのか。○グループでは俯瞰で見ているタイプ――普段はアーティストとして活躍をされている片寄さんですが、今回の話を聞いた時はどのように思われましたか?自分はお芝居の経験もほとんどなかったので、作品にお声がけいただけて、ありがたいと思いましたし、自分でいいのかな、という気持ちもありました。――少女漫画原作ということで、かなり胸キュンな感じが、普段の雰囲気ともまた違ったのかと思いましたが。挑戦として、いい経験になるとすごく思いました。ただ少女漫画をあまり読む機会もなかったので、原作を読ませていただいた時は刺激的だったし、やっぱり女の子ってこういうのを読んできているんだな、と思いました。でもそこに抵抗があったわけではなく、自然と楽しみました。――今回”お兄ちゃん”がたくさん出てきますが、誰が自分に1番近いと思いますか?GENERATIONSで活動している時の自分は、グループを俯瞰で見ている感じが、高嶺さんに近い気がします。まあまあ真面目な方なので、気を使わなきゃ、バランスを取らなきゃと思ってしまうタイプですね。でも本来の自分は、はるかの生き方やピュアさに憧れますし、ああいう風になれたらいいなと思っています。――逆に、自分のお兄ちゃんだな、と思う人はいますか? ふだんの先輩でも。ドラマ『GTO』で一緒になったAKIRAさん(EXILE)です。『GTO』のときに、僕は10代だったんですが、現場での佇まいや、周りの方々への気遣いについて、AKIRAさんの背中を見て学ばせてもらいましたし、自然とAKIRAさんのような男性像に憧れを抱いていました。今回『兄こま』はすごいチャンスをいただいたと思いますし、現場に入る時もAKIRAさんから学んだことを意識しました。単純に真似しようということではなく、心遣いや誠意の見せ方といったところです。先輩方ともまた違う色の作品だったので、自分にできる形で作品に取り組んで、今の自分だからこそできる精一杯を出そうと思っていました。――『兄こま』にはまった人が、もっと片寄さんを知りたいとしたら、どういう姿を見てほしいと思いますか?GENERATIONSのライブや、アーティストとしての自分を見てもらえると、また全然違うと思います。僕自身はアーティストとしての自分を知りすぎているので、『兄こま』を見た時に自分の姿が全然違って見えて、知らない自分の表情を発見できたんです。だから、逆に『兄こま』を見て知ってくださった方が、ライブに来て新しい発見をしていただけたらいいなと思いました。――ご自身でも発見があったんですね。たとえば、どんな表情だったのでしょうか。お風呂場で後ろからせとかを抱きしめるシーンは、「俺ってこんな表情してたんだなあ」と思いました。「ガチだな」って(笑)。せとかを送り出す瞬間も、客観的に「お兄、せつねえな」と思ったりとか。そうやって客観的に見られる自分がいたのは大きかったですね。アーティストとしてやっている時は、どうしても自分自身が出ているので、役として自分ではない自分を見ることができたのは、新発見でした。●お風呂場でのシーンは、わけがわからなくなるくらい熱く○千葉雄大に「さすが」――やっぱり印象的だったのは、お風呂場でせとかを後ろから抱きしめるシーンだったんですが、撮影ではどのような雰囲気でしたか?一番苦労しました。監督もこだわられていて、「もっともっと熱く行って欲しい」と言われたのを覚えています。兄のはずのはるかが男を出してしまうという、想いが溢れるシーンだったので、自分もわけがわからなくなりそうなくらい熱く行かなきゃと、必死でした。――緊張はされましたか?緊張は、ちょっとあったのかもしれないですね。なかったつもりだったんですけど、よくよく思い返してみると、ちょっとした照れの壁があって、それを越えていくまで、見定められたのかもしれない。――他に印象的だったシーンはありますか? 自分のシーンでも、他の方のシーンでも。自分ではないのですが、夏祭りで高嶺さんとせとかがデートするシーンは、恥ずかしくて見られなかったですね。キスシーンの撮影を見ることも、今までなかったので……。――人のキスをまじまじと見ることって、なかなかないですよね。ないですよ! しかも何テイクもやるので。「おお、おお!」って感じです(笑)。――千葉さんは、慣れていそうな雰囲気でしたか?わからないですが、多少はあるのかな……でも、これはあまり千葉さんが経験したことないだろうと思ったのは、ドラマ版での女医さんとのキスですね。あれは結構大人なキスだったので(笑)。監督がけっこうカットをかけなくて、かなり長く感じたんですよ。現場でも「長いでしょ!」と話題になっていました(笑)。――片寄さん自身も、今後役者としてそういう機会があったら。もう、思いっきりファンの子を嫉妬させたいですね! 嫌われない程度に(笑)。――千葉さんについて、こんなところがさすがだな、と思ったところはありますか?千葉さんはさすがだらけでした。ホン読みの段階から、千葉さんは一言一言でスタッフの方達を笑わせていくというか。僕はその1カ月前くらいからリハーサルをさせてもらって、ちょっとだけ「お兄ってこんな感じだな」とわかってきたところだったんですが、読み合わせで千葉さんに圧倒されました。現場でも千葉さんのキャラ作りや表現の仕方に刺激をいただきました。――それは演技なのか、現場での振る舞いなのか。両方ですね。周りの方を笑わせるとか、自分がこういうキャラでいると場が盛り上がるというのをわかってる方なので「すげえな、この人」と思いながら。そこはお芝居にも直結しているんだなというのを学ばせていただきました。○妹として見られた土屋太鳳――一方、土屋さんの印象はいかがでしたか?今すごく活躍しているし、初めて会った時もすごく真面目で礼儀正しくて、カチッと完璧な子なのかな、と思っていたんです。でも、撮影に入ると天然な部分やお茶目な部分もたくさん見られたので、良かったかな(笑)。そういう抜けている部分もあったので、妹っぽく見ることができたと思います。――例えばどんなところが抜けている部分だったんでしょうか。基本的に、食に対してすごく愛情が深くてですね(笑)。特に、お肉には目がない子なので、料理シーンなどで撮影現場にごはんがある時は、スタッフの声も僕の声も耳に入らないくらいとぼけていましたね。「アボカドがある! 終わったら食べていいですか!」って、まだ始まってないだろ! みたいな(笑)。そういうところがかわいらしかったですね。――それでは、改めて映画でこういうところに注目してほしいという点を教えてください。自分が今までに見たことのない自分が、散りばめられているので、そこはすごく注目していただけたらいいなと思います。監督からも、カッコよくいてほしいという一つのテーマがあって、自分なりのかっこよさや男として憧れる美学も、はるかに少し詰め込めた気がします。かっこいいやつなんで、ぜひぜひはるかのかっこよさを楽しんでいただけたらと思います。
2017年07月01日アーティスト活動だけではなく、俳優としても勢いを感じる「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーたち。なかでも今、人気急上昇なのが、話題の少女コミックの実写映画『兄に愛されすぎて困ってます』でスクリーンデビューを果たす片寄涼太(かたよせりょうた)です。片寄くんの役柄は、血のつながらない妹せとか(土屋太鳳)をひそかに愛するイケメン兄貴・橘はるか役。クールでぶっきらぼうだけど、だれよりも妹思いのヤンキー系ツンデレ兄貴ぶりに女子はきっとイチコロです!いや、片寄くんだけではない。本作には、千葉雄大、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮(すぎのようすけ)という3人の輝ける伏兵イケメンも控えております。「兄こま」は、イケメンたちがこぞってせとかに猛烈な恋のアタックをかけていくという、女子の妄想を具現化した現代版「かぐや姫」なんです。■壁ドン、アゴくい、女子の恋愛的願望オンパレード!土屋太鳳演じるせとかは、告白した相手に12回連続で振られ続けてきましたが、ようやくここへ来て、人生最大のモテキに突入。これがまた、いずれもステキで頼れそうな兄系イケメンばかり! 原作は小学生から大人まで幅広いファンから支持されている夜神里奈の同名コミックです。ドラマ化もされましたが、ベーシックな壁ドン、アゴくいから、不意打ちのハグ、お姫様抱っこ、手つなぎ浴衣デートと、ありとあらゆる女子の恋愛的願望がオンパレードで映像化されています。くわえて複数の男子から告白され、お互いに自分を取り合うという、究極のシチュエーション「けんかをやめて」状態のラブコメディ。これは“夢見る女子ホイホイ”になるのはおおいに納得できますね。■ツンデレ・片寄涼太とののしり王子・千葉雄大の2強対決なかでも彼女が「お兄」と慕う兄・はるか(片寄涼太)と、せとかの初恋の相手で超毒舌のセレブ系王子・芹川高嶺(千葉雄大)が2強。兄はるかは、せとかに髪を洗ってもらったり、せとかを裸でハグしたりと、兄妹関係ギリギリのライン。いやラインを大幅にオーバーしたところを攻めてくるので終始ドキドキものです。千葉雄大が演じる高嶺は、まさに“高嶺の花”で、4人の中でもいちばん頭が切れるセレブ系モテ男です。高嶺は連続壁ドン、いきなりキスに加え、「俺はせとかのはじめてがいい」と言った殺し文句のウルトラCもビシバシ決めていきます。千葉くんは、本作と同じ松田裕子脚本の映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』では、心優しい白王子・白河タクミ役を演じていましたが、意外や意外、今回のドS系ののしり王子もしっくりハマっています。■スウィート男子・草川拓弥と塩顔男子・杉野遥亮も参戦せとかをいつもお嬢様扱いしてくれるホスト系・美丘千秋役を演じるのは、ティーンに大人気の超特急4号車のタクヤこと草川拓弥。おしゃれでスマートな魔性っぷりに、女子はきっと骨抜き状態に。続いて、せとかと同級生で、おっとりしたヘタレ系・塩顔男子・芹川国光役の杉野遥亮も、じつにチャーミングでかわいいです。国光は高嶺の弟でせとかとは幼なじみなので、彼女に対して恋愛感情はもっていないのですが、いつもせとかの心配をしてくれています。また、性格の良さやゆるいキャラから、人気の高いキャラクターになっています。それにしても、相手にとって不足はないという感じのイケメンたちによる恋レース。最終的にせとかのハートを射止めるのはだれなのか? これでもか! というくらいに女子が喜ぶシチュエーションも存分に満喫していただきたい。『兄に愛されすぎて困ってます』原作:夜神里奈「兄に愛されすぎて困ってます」(小学館「Sho-Comi」連載中)出演:土屋太鳳、片寄涼太 (GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大 、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮 ほか6月30日(金) 全国ロードショー公式HP : anikoma-movie.jp
2017年06月29日夜神里奈の人気コミックを原作に、土屋太鳳主演で実写映画化する『兄に愛されすぎて困ってます』。この度、本作に登場する“兄系イケメンズ”たちのひとり、千葉雄大演じる超ドS&毒舌のセレブ系ののしり王子・高嶺のドSスイッチを徹底解析する場面写真が到着した。本作は、コミックス第7巻までで早くも累計180万部を突破している夜神氏の同名少女漫画の映画化。告白12連敗中の非モテ女子・せとか(土屋太鳳)が、突然個性豊かな兄系イケメンズに愛されまくるという、甘く切なくちょっぴりキケンなラブストーリー。いつも自分のことを第一に想ってくれて、守ってくれるオトナな年上イケメン=“兄系イケメンズ”には、せとかをずっと見守ってきた、ヤンキー系でクールだけど実は誰より妹想いなせとかの血の繋がらない兄・橘はるか(片寄涼太/GENERATIONS from EXILE TRIBE)を始め、せとかの初恋の相手で憧れの人・芹川高嶺(千葉雄大)、いつも甘い言葉でせとかをお姫様扱いしてくれる年上の先輩・美丘千秋(草川拓弥/超特急)、ヘタレ系塩顔男子の芹川国光(杉野遥亮)らが登場。先日、片寄さん演じる“お兄”の料理写真が公開され話題となったが、このほど到着したのは、超毒舌なセレブ研修医・芹川高嶺の場面写真。突然のモテ期到来に、慌ただしい日々を送るせとかの前に現れた初恋の相手・高嶺。久しぶりの再会に心ときめくせとかだが、高嶺は「せとか、太った?」といきなりドSなセリフ。さらに超モテモテの高嶺は、つきまとう女性を追い払うため、せとかを婚約者に見立てまさかのビジネスキス!?「ホントのキスはあんなもんじゃない」と甘い言葉をささやき、大人な高嶺の言動にせとかはドキドキしっぱなし。またさらにドSかと思いきや、せとかとのデート中に手をつなぎたそうにしているせとかにそっと手を差し伸べるなど、2人のときにしか見せないギャップには胸キュン必至だ。『黒崎くんの言いなりになんてならない』など、魅惑の王子様キャラで人気を博し、“ヌクメン”と称されている千葉さんが、本作ではのドSキャラに挑戦。千葉さんは「笑顔の後に真顔になる瞬間を意識して演じた」と明かしているように、ドSスイッチのオンとオフを完全に使いこなしている所も本作の見どころのひとつ。ぜひ、高嶺のドSスイッチにも注目し、映画を観ながらせとかと一緒にドキドキ感に浸ってみて。『兄に愛されすぎて困ってます』は6月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:兄に愛されすぎて困ってます 2017年6月30日より全国にて公開(C) 2017「兄こま」製作委員会(C) 夜神里奈/小学館
2017年06月17日土屋太鳳が、片寄涼太や千葉雄大ら、個性豊かな“兄系イケメンズ”に愛される『兄に愛されすぎて困ってます』。このたび、片寄さんがボーカルを務める「GENERATIONS from EXILE TRIBE」による主題歌「空」にのせたミュージックトレーラーが解禁、“兄”はるかのピュアで真っ直ぐな想いに感涙せずにはいられないシーンが満載となっている。本作は、コミックス第7巻が早くも累計180万部を突破するなど、高い人気を誇る夜神里奈による同名少女マンガが原作。いつも自分のことを第一に想ってくれて、守ってくれるオトナな年上イケメン=“兄系イケメンズ”たちが次々と登場することでも話題を集めている。突然のモテキに戸惑いながらも、本当に好きな人を見つけ出そうと奮闘する主人公の高校生・橘せとか(土屋太鳳)と、そんなせとかの姿を温かくも複雑な気持ちで見守る、血の繋がらない兄・はるか(片寄涼太)。せとかの同級生で癒し系ヘタレ男子な国光(杉野遥亮)の兄であり初恋の相手、超毒舌なセレブ研修医・芹川高嶺(千葉雄大)が数年ぶりに現れて、せとかに急接近、さらに、せとかをお姫様扱いしてくれる先輩・美丘千秋(草川拓弥)からもアプローチが。今回到着したミュージックトレーラーでは、片桐さん演じる兄・はるかのまっすぐな心情に寄り添い、これまでのハイテンションな世界観とはひと味違った、切なすぎるシーンが展開する。せとかへの想いが、ただの妹愛ではないことに気づいたはるかが、せとかに本当の気持ちを伝えようとするドキドキ感あふれるシーンから始まる本映像。夏祭りにて、2人でばっくれようとするシーンや、お風呂上りのバックハグといった、本作の見どころでもある胸キュンシーンを描きつつも、せとかの初恋の人・高嶺(千葉雄大)から「お前、妹に恋してんだろ」と迫られ戸惑うはるかの姿も。映像の後半には、せとかが「お兄がお兄じゃなかったらな…。そしたら私、きっとお兄のこと好きになってたのに」と告白するシーンも収められ、より物語の核心に迫る内容となっている。せとかとはるか、それぞれの想いが主題歌「空」の甘く切ないメロディーとマッチし、大切な人をまっすぐに想う気持ちには、思わず涙してしまう人も多いはず。果たして、せとかは自分の本当に好きな人を見つけ出せるのか…。映画公開を前に、せとかとはるかの想いの行方にますます目が離せないミュージックトレーラーとなっている。『兄に愛されすぎて困ってます』は6月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:兄に愛されすぎて困ってます 2017年6月30日より全国にて公開(C) 2017「兄こま」製作委員会(C) 夜神里奈/小学館
2017年06月15日女優・土屋太鳳が主演を務める映画『兄に愛されすぎて困ってます』(6月30日公開)の主題歌「空」ミュージックトレーラーが15日、公開された。同作は、雑誌『Sho-comi』で連載中の同名人気漫画を実写化。土屋は全くモテない女子高生・橘せとかを演じ、血の繋がらないイケメン兄・橘はるかをGENERATIONS from EXILE TRIBE・ボーカルの片寄涼太、せとかの初恋の相手で憧れの人・芹川高嶺を千葉雄大が演じる。今回公開されたミュージックトレーラーは、約5分間にわたるGENERATIONS from EXILE TRIBEによる同作の主題歌「空」にのせてドラマ&映画の名シーンが散りばめられた。はるかとせとかの切ない表情や、夏祭りのシーンやお姫様抱っこ、床ドン、風呂場でのバックハグなどの胸キュンシーンも満載。また、高嶺から「お前、妹に恋してんだろ」と迫られ戸惑うはるかの姿や、せとかが「お兄がお兄じゃなかったらな……。そしたら私、きっとお兄のこと好きになってたのに」と告白する、物語の核心に迫るシーンも収められている。(C)2017「兄こま」製作委員会(C)夜神里奈/小学館
2017年06月15日ドラマ放送が最終回を迎え、いよいよ今月末に公開を迎える土屋太鳳主演映画『兄に愛されすぎて困ってます』。この度、本作に登場する“兄系イケメンズ”たちのひとり、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の片寄涼太が演じる橘はるかが手料理をふるまう“クッキング画像”が到着した。告白12連敗中で全くモテない女子高生・橘せとか(土屋太鳳)は、恋に恋するちょっと恋愛体質な女の子。そんなせとかをずっと見守ってきたのは、ヤンキー系でクールだけど実は誰より妹想いなイケメン兄・橘はるか(片寄涼太)。2人は血がつながっていない兄妹だけど、その事実を知っているのは兄のはるかだけ。そんな中、せとかの同級生で癒し系ヘタレ男子な国光(杉野遥亮)の兄であり初恋の相手、超毒舌なセレブ研修医・芹川高嶺(千葉雄大)が数年ぶりに現れて、せとかに急接近!さらに、いつも甘い言葉でせとかをお姫様扱いしてくれる年上の先輩・美丘千秋(草川拓弥)まで現れ、突如訪れた人生初のモテキにせとかは戸惑いを隠せず…!?本作は、コミックス第5巻までに早くも累計100万部を突破し、大反響を呼んでいる夜神里奈の同名コミックの映画化。いつも自分のことを第一に想ってくれて、守ってくれるオトナな年上イケメン=そんな“兄系イケメンズ”たちが次々と登場する、甘く切なくちょっぴりキケンな、これまでにない究極の愛されすぎラブストーリーだ。キャストには、全くモテない女子・せとか役の土屋さんをはじめ、せとかの血の繋がらない兄・はるかを片寄さん、せとかの初恋の相手で憧れの人・芹川高嶺を千葉さん、そのほか草川さん(超特急)、杉野さんらフレッシュなキャストたちが集結している。今回公開されたのは、本作が映画初出演となる片寄さんが演じる兄・はるかが、愛する家族に手料理をふるまうクッキング画像。はるかは学校では誰もが振り向く程のイケメン。ヤンキー系でクールだが、実は家族想いの優しい性格の持ち主。画像では、“お兄”特製の唐揚げを美味しそうに食べる妹・せとかが写る場面や、父(近江谷太朗)や、せとかと一緒に自宅の庭でBBQする際も、肉焼き係になり高い位置から塩をふりかける姿。また、手慣れた様子でオリーブオイルを使い、サラダを作る姿などを披露!決して人に見せびらかすためではなく、家族のために料理をするはるか。そんな心の優しさが、はるかが愛されるポイントの1つなのかも。『兄に愛されすぎて困ってます』は6月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:兄に愛されすぎて困ってます 2017年6月30日より全国にて公開(C) 2017「兄こま」製作委員会(C) 夜神里奈/小学館
2017年06月04日先日まで日本テレビにて放送されていた連続ドラマが好評のうちに終了した『兄に愛されすぎて困ってます』。映画公開1か月半前にして公式Twitterのフォロワー数16万人、インスタグラムのフォロワー数13万人突破と、ティーンを中心に“兄こま旋風”が吹き荒れている中、映画に続く新たな場面写真が解禁となった。恋に恋するちょっと恋愛体質の女子高生・橘せとか。そんなせとかをずっと見守ってきたのは、ヤンキー系でクールだけど実は誰より妹想いなイケメン兄・橘はるか。2人が、実は血がつながっていないことを知っているのは兄のはるかだけ。そんな中、せとかの同級生で、癒し系ヘタレ男子な国光の兄であり、初恋の相手のセレブ研修医・芹川高嶺が数年ぶりに現れ、せとかに急接近!さらに、いつも甘い言葉でせとかをお姫様扱いしてくれる年上の先輩・美丘千秋まで現れた。人生初のモテキに、せとかは戸惑いを隠せず…!?原作は、ティーンから20代まで幅広く支持されている、夜神里奈による大人気少女まんが。いつも自分のことを第一に想ってくれて、守ってくれるオトナな年上イケメン=そんな“兄系イケメンズ”たちが次々と登場する、甘く切なく、ちょっぴりキケンな究極の<愛されすぎ>ラブストーリー。そのドラマも、最終回は深夜帯ながら3.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)という高視聴率を獲得。見逃し配信状況も好調で、HuluやdTVなど大手配信サイトでの視聴回数ランキングでは軒並み上位に位置するなど、人気を博している。そんな中、土屋太鳳演じる主人公・橘せとかを巡り、兄系イケメンズたちがラブバトルを繰り広げる映画の見どころシーンが凝縮された場面写真が到着。全くモテない女子高生・橘せとか(土屋さん)が、ヤンキー系ツンデレお兄・橘はるか(片寄涼太)をはじめ、セレブ系ののしり王子・芹川高嶺(千葉雄大)、ホスト系スウィートBOY・美丘千秋(草川拓弥)、ヘタレ系塩顔男子・芹川国光(杉野遥亮)ら、兄系イケメンズに突然愛されまくるという、女子にとってはまるで夢のような設定が話題を呼んでいる本作。せとかに対して、バックハグや腰抱き、突然のキスなど胸キュン仕草が盛りだくさんな点も、見どころのひとつとなっている。今回解禁となった場面写真は、4人の兄系イケメンズがせとかを巡ってラブバトルの火花を散らす、夏祭りのシーンのもの。15分毎に割り当てられたデート時間で、それぞれ思い思いのデートプランをこなし、せとかの気をひこうとする彼らと、彼らとの時間を精一杯楽しもうとしている彼女の無邪気な様子が伝わる写真となっている。さらに、第5のイケメン(!?)として教育実習生の矢高北斗役で、「NONSTYLE」の井上裕介が登場。映画劇中では、担当科目の英語で甘いセリフを囁いたり、胸キュン仕草を連発したりと、ほかの兄系イケメンたちにも引けを取らない!?画像では、土屋さん演じるせとかをまさかのお姫様抱っこ!そんな兄系イケメンズに囲まれて、せとかはいったい誰を選ぶのか!?彼らが織りなす胸キュン仕草と“イケメンぶり”にも、引き続き注目していて。『兄に愛されすぎて困ってます』は6月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:兄に愛されすぎて困ってます 2017年6月30日より全国にて公開(C) 2017「兄こま」製作委員会(C) 夜神里奈/小学館
2017年05月15日