『SR サイタマノラッパー』や6月公開の『22年目の告白―私が殺人犯です―』などを手掛ける入江悠監督の渾身のオリジナル企画『ビジランテ』が、クラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」にてクラウドファンディングがスタートした。高校時代に失踪した長男・一郎(大森南朋)。印刷会社社長で町の自警団団長の二男・二郎(鈴木浩介)。デリヘル業 経営の三男・三郎(桐谷健太)。別々の道を生きてきた三兄弟が父の死をきっかけに再会、その後、3人の運命 は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、心に刻まれた逃れられない哀しみが三兄弟を狂わ せていく――。本作は、自主制作映画『SR サイタマノラッパー』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門グランプリに輝き、以降次々と話題作を世に送り出してきた入江監督が原点に戻り、『SRサイタマノラッパーロードサイドの逃亡者』以来のオリジナル脚本で監督を務めた渾身作。撮影は入江監督の地元であり、『SR サイタマノラッパー』の舞台でもある埼玉県深谷市中心に行われ、キャストには大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太がトリプル主演を務めている。そして今回、『ビジランテ』の魅力を日本中に伝えるべく、そして一人でも多くの人々に観てもらえるよう、クラウドファンディングを開始。国内・海外キャンペーンや海外映画祭エントリー費などに充てられ、支援者には前売鑑賞券やエンドロールへの名前記載、入江監督サイン入り台本のプレゼントなど、コースにより様々なリターンが用意されている。『ビジランテ』は12月、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月01日藤原竜也が美しき殺人犯・曾根崎を演じ、警察やマスコミを挑発しながら日本中を狂わせていく新感覚サスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』。本作から、人気ロックバンド「感覚ピエロ」による主題歌「疑問疑答」と本編映像がコラボした、衝撃的な特別PVが解禁となった。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけ、目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させる、その残忍な犯行は世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」。その手記の出版会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった――。唯一無二の人気ロックバンド「感覚ピエロ」が書き下ろした主題歌「疑問疑答」にあわせ、劇中の本編シーンが交錯していく今回の特別PV。藤原さんが演じる殺人犯・曾根崎と、伊藤英明演じる牧村刑事が激しくぶつかり合う、見応えのある映像となっている。かつて5人の命を奪い、時効を迎えた殺人犯としてメディアの前に現れた曾根崎は、美しい容姿とカリスマ性を兼ね備えていた。街の声の中には「タイプです」といった声が聞かれ、曾根崎のLINEスタンプまで登場、本が飛ぶように売れるなど“曾根崎ブーム”が巻き起こる。その一方で、岸美晴(夏帆)ら愛する人を殺された遺族や、警察の憎しみは募るばかり。牧村の後輩・春日部(竜星涼)は「あんなやつ死んだって誰も責めないですよ!殺されても当然じゃないですか!」と声を荒げる。殺人犯・曾根崎の目的とはいったい何なのか…?この主題歌は、「感覚ピエロ」が入江悠監督と丁寧に話し合いながら制作されたという。本作には殺人犯、刑事、被害者遺族、マスコミ、殺人犯に熱狂する人々など、さまざまな感情を持つ人たちが複雑に絡み合っている。本作を鑑賞後、歌詞を書いたというメンバーの秋月さん(Gt)は「自分が真実だと思ったことが周りの人から見たら全然違ったり、人それぞれ自分の世界があるので、同じ空間にいても感情とか思っていることはそれぞれ違う。そんな中で誰の感情にもあてはまる歌詞にしようと思いました」と明かし、殺人犯や刑事、遺族など、それぞれの視点に当てはまる歌詞を作りあげた。「映画を観終わった後、何か心に訴えかけるような曲になっていれば嬉しいです」と力を込める秋月さん。入江監督は出来上がった曲を聴いて、「歌詞を読むと、曾根崎にも牧村にも当てはまるし普遍性がありますよね。映画の最後の音楽で“攻撃性”を持たせたかったので、彼らに任せて本当に良かったと思いました」と手応えをのぞかせており、日本中を狂わせる“曾根崎劇場”には最後の最後までこだわったことを明かしている。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年05月19日6月10日公開の映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』のジャパンプレミアイベントが16日、東京・六本木ヒルズで行われ、藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩城滉一、仲村トオル、入江悠監督が出席した。藤原竜也と伊藤英明のダブル主演でおくる本作は、2012年に韓国で公開された映画『Confession of Murder』の日本リメイク版。時効を迎えた連続殺人事件の犯人が突然自ら名乗りで、日本中から注目される中、新たな事件が加速していく、というストーリーとなっている。そんな本作のジャパンプレミアが行われたこの日は、レッドカーペットイベント後に舞台あいさつ。殺人犯・曾根崎を演じた藤原は「去年の真夏に撮影してようやく完成し、間もなく公開となります。先程もレッドカーペットを歩いてきて、皆さんの熱を感じることができました。本当に1人でも多くの方に見ていただければと思います」とアピール。その藤原扮する曾根崎を取り逃した刑事・牧村役の伊藤は「今までのキャリアで一番キツかったです。特に初日から昼夜逆転して、3日間平田さんと走るだけでした。もめてもいいから辞めようかと思いましたよ」と笑わせるも「でも平田さんが走っているんですよ。無言で応援されている感じを受け取りながら何とか乗り切ることが出来ました」と先輩刑事役の平田に感謝しきりだった。本作で藤原演じた曾根崎が犯人だと自ら告白したことにちなみ、「初めて告白することは?」という質問に、伊藤は「この前『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の収録で言ったんですが」と断りを入れながらも、三浦友和から生まれた子どものために手紙付きでプレゼントされたウイスキーを飲んでしまい、三浦にお礼の電話をしたことを長々と説明。そのオチとして「手紙の話になり、その前に手紙知らないよな~と思って。だけど『あ~そうでしたね、だけど飲んじゃいました』と言って電話を切っちゃいました。手紙を捨てたことも友和さんに言ってません。『行列の~』でウイスキー飲んだところで止めてくれとお願いしたら、放送すると言われたので今言っちゃいました」と告白して客席から笑い声が。そんな伊藤の長い説明を壇上で聞いていた野村は「伊藤さんマジ長いです」と指摘すると、伊藤が「そんなに思うんだったら言ってくれよ」と返してさらに笑いが巻き起こるなど、終始笑いの絶えない舞台あいさつとなった。映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』は、6月10日より全国公開。
2017年05月17日サスペンス超大作『22年目の告白―私が殺人犯です―』の完成披露試写会が5月16日(火)、都内で行われ、藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩城滉一、仲村トオル、入江悠監督が勢ぞろいした。時効を迎えた連続殺人事件が、真犯人を名乗る男の告白によって、再び動き出す本作。そんな内容にちなんで、「時効を迎えたいまだからこそ、告白できることは?」の質問に、藤原さんは「近所の野良ネコを保護して注射もし、いまは家ネコにして飼っています」と劇中で演じた“真犯人”とは正反対の優しい一面を明かした。一方、伊藤さんは「芸能界に生き残れるかな…」と前置きし、大先輩である俳優・三浦友和さんから贈ってもらったウイスキーにまつわるエピソードを披露。「今回の撮影中、家に帰っても興奮して眠れなかったので、寝酒程度に飲んだんですけど、驚くほどおいしかったんですね」とニンマリ。ところが「後日、おいしくいただきましたと報告すると、友和さんが『伊藤くんらしいねえ…。手紙にも書いたけど、息子さんが20歳になったら一緒に飲んでと伝えたのに』って(笑)。どうも、そのお手紙を捨ててしまったようで…。ついに言っちゃいました」とまさかのオチ。芸能界引退を覚悟した(?)告白に、会場は大いに盛りあがった。被害者の近しい人物に犯行の一部始終を目撃させるという卑劣な手口で、5人もの命が奪われた連続殺人事件の発生から22年後。時効を過ぎたある日、曾根崎雅人という男が「私が殺人犯です」と名乗り出て、殺人手記の出版を記者会見で発表する。遺族や警察を挑発するクズぶりは世間の耳目を集めるが、彼の“告白”は新たな事件の幕開けに過ぎなかった。かつて捜査を担当しながら、結果的に事件を時効に追い込んでしまった刑事を演じる伊藤さんは、「いままでのキャリアで一番きつい撮影だった。初日から昼夜逆転で、3日間走りっぱなし(笑)。どんなに揉めてもいいから、やめようと思ったほど」と再びギリギリの告白で、客席を沸かせていた。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年05月16日藤原竜也&伊藤英明の初共演となる新感覚サスペンス・エンターテインメント大作『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』。本作で、時効を迎えた後に殺人の手記を発表する殺人犯を演じている藤原さんは、撮影中、一度もNGがなかったことが判明。それを裏づけるかのような、緊迫の記者会見シーンの本編映像が到着した。22年前に起きた連続殺人事件。未解決のまま時効を迎え、突然現れたのは、殺人犯・曾根崎雅人(藤原さん)。“絶対に捕まらない殺人犯”となった曾根崎は、事件の真相を語る告白本「私が殺人犯です」の出版会見を開く。張りつめた緊張感が漂う中、曾根崎は自身が起こした事件についてゆっくりと語り始める。「1995年。記念すべき5つの連続殺人事件を終えたばかりの私は苛立っていた。無能で愚鈍な警察は、私の元へ一向に辿りつく気配がない。幼稚な推理と見当違いな憶測を垂れ流すマスコミも事件の真相を伝えることはない」と、自分を捕まえられなかった警察やマスコミをこれでもかと挑発しながら独白を続けていく。「いつまで待っても警察やマスコミは私の元へ辿りつくことはできなかった。誰も事件の本質を伝えることはできなかった。ならば自ら真相を明らかにし、それが時効を迎え、罪を償う機会を永久に失ってしまった私にできる最後の仕事だから」と語り、「はじめまして。私が殺人犯です」と言うと、垂れ幕が下がり、告白本のビジュアルが披露される。被害者の心情を逆なでする、この美しき殺人犯は日本中から一気に世間の注目を集めるが、彼の目的は何なのか?なぜ時効を迎えてから突然現れたのか?曾根崎の告白は新たなゲームの始まりにすぎなかった――。本映像の記者会見のシーンは、劇中でも藤原さんの長台詞が多く、緊張感が漂う中での撮影となった。藤原さん演じる曾根崎が、初めて公の場に登場する重要なシーンであり、入江悠監督は藤原さん本人がリアルな殺人犯に見え、リアルな記者会見の雰囲気となるよう、カメラ位置や照明など徹底的にこだわったという。そんな撮影現場だったが、藤原さんはどんなに長台詞でも、一度もNGを出さずに演じきった。この記者会見のシーン以外でも、藤原さんは撮影中にNGを出すことは一切なく、まさに殺人犯・曾根崎になりきっていたとか。これまでも、さまざまな“クズ”を演じてきた藤原さんだが、本作の美しき殺人犯は新たなハマリ役として、観る者に強烈なインパクトを与えるに違いない。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年05月02日藤原竜也×伊藤英明の初共演・W主演で贈る新感覚サスペンス『22年目の告白―私が殺人犯です―』。このほど、時効が成立したことから自身が犯した殺人の告白本を出版する“クズの殺人犯”・藤原さんを追い続ける、 “執念の刑事”・伊藤さんの熱演ぶりが伝わる特別映像が解禁となった。1995年、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などが起き、日本中が混沌とする中、5件の連続殺人事件が起きた。その事件の被害者は全員、首を絞められて殺害。さらに被害者の最も親しい人に殺人の瞬間を見せつけ、目撃者に犯行をメディアに証言させるという残忍な犯行が世間の注目を集めた。当時、この連続殺人事件を担当したのが牧村航刑事(伊藤さん)。4件目の事件が起きたとき、犯人にあと一歩のところまで迫る牧村だったが、争った末ナイフによって口を切られ、寸前で取り逃がしてしまう。犯人から目を付けられ“5人目の標的”となった牧村は命を狙われるが、牧村の代わりに尊敬する上司・滝(平田満)が殺されてしまうのだった…。大切な上司を失い、犯人への憎しみが募る牧村は「あのとき、捕まえていれば…どんなことをしてでも見つけ出す」と心に誓った。しかし警察の捜査もむなしく、事件は未解決のまま時効を迎える。「時効って…時効ってなんだよ!」と悔しさを滲ませる牧村。事件から22年後、「私が殺人犯です」と突然現れた曾根崎雅人(藤原さん)への憎しみは募るばかりだったが、その告白により新たな事件が巻き起こっていく。22年間、犯人への憎しみを抱えながら事件を追い続けてきた牧村を演じるのは、『海猿』シリーズや『悪の経典』で知られ、『3月のライオン』ではプロ棋士を演じている伊藤さん。本作の入江悠監督は、「牧村はある種の“敗北”と共に生きていて、失意のどん底の中をずっと生き続けている人なんです。そんな牧村には、男くさくて野性的な伊藤さんにぴったりだと思いました。いままで伊藤さんが演じてきたような正義のヒーローではなく、彼のいまの年齢だからこその魅力が出ていると思います」と、伊藤さんの演技力を絶賛。まっすぐな正義感だけではなく、拭えない過去の憎しみや懺悔、曾根崎を22年間も追い続ける執念を持つ牧村刑事。複雑な激情を顕わにする、伊藤さんの姿に注目だ。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年04月26日俳優・藤原竜也と伊藤英明のW主演映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017年6月10日公開)の特別動画が26日、公開となった。同作は、2012年に韓国で公開され、動員270万人を記録したクライムサスペンス映画『私が殺人犯です』を日本で映画化。1995年に残忍な手口で5人の命を奪った連続殺人から22年後、藤原演じる曾根崎雅人により殺人の告白本が出版される。曾根崎を追う刑事・牧村航を伊藤英明が演じる。今回公開された特別映像では、伊藤が執念の刑事・牧村を熱演する姿にフォーカスした。事件発生当時、牧村は犯人をあと一歩のところまで追い詰めたものの、争った末にナイフによって口を切られ、寸前で取り逃がしてしまう。さらに、犯人から命を狙われた牧村の代わりに、尊敬する上司・滝が殺されてしまった。未解決のまま迎えた時効に、牧村は「時効って……時効ってなんだよ!」と激昂。再び現れた殺人犯・曾根崎から「あんたが鈍くさいから5人も死んだんだよ。あんたの大切な上司も」と煽られる。入江悠監督は「今まで伊藤さんが演じてきたような正義のヒーローではなく、彼の今の年齢だからこその魅力が出ていると思います」と伊藤の演技を語った。
2017年04月26日8月29日(火)より、中野 ザ・ポケットにて舞台「大きな虹のあとで~不動四兄弟~」の公演開催が決定。主演には期待の次世代俳優、入江甚儀、市川知宏、竜星涼、山本涼介を迎えることも分かった。それほど遠くない昔、この国がまだ戦争で戦っている頃。日々訓練に励む不動月、空、大地、草太の四兄弟がいた。戦況下にも関わらず、月は笑いに、空は夢に、大地は恋に生き、草太はそんな兄達を心から慕う毎日。彼らの父が遺した「不動家家訓」のお陰で、彼らの周りには笑いの絶えない「奇跡のような時間」が流れていた。だが、ついに四兄弟にも出撃の命令が下る。覚悟していたとはいえ、戸惑いを隠せない4人。4人はそれぞれの夢について語り合い、明日が来るのを待っていたのだが…。本作は、特攻隊遺族から託された、切なくも温かい“家族”をテーマとした物語。戦争を知らない世代へ、これからの日本を生きていく上で大切なことを伝えていく――そんな心温まるハートフル人間ドラマ。演出は、アクティングコーチとしても数々のプロダクションにて俳優育成し活躍中の秦秀明。脚本は、「TEAM DD」の座付き作家であり、本作を含めた5作が原案として映画化もされている、ニイボシアタルが18年前に書き上げ、何度も再演された名作だ。そして、終戦前の特攻部隊に志願していく四兄弟を演じるのが、今回発表された4人。三男役には『神さまの言うとおり』や『ストロボ・エッジ』入江さん、長男役には『曇天に笑う』の市川さん、次男役には『22年目の告白-私が殺人犯です-』『先生!』など出演作の公開が控える竜星さん、そして四男役を「仮面ライダーゴースト」の山本さんが演じる。また4人は同じ事務所ということで、「兄弟役はこれまで一緒にレッスンなどを受けてきたり、プライベートでも一緒にいる時間が長いメンバーですので、その関係性も強みにして、皆でいい作品を作りあげていきたいです」(市川さん)、「同じ舞台でお芝居をするのは、不思議な感覚ですが、4人の仲の良さ、空気感などは活かしつつ、楽しんで演じたい」(山本さん)と4人ならではの舞台を見せたいと意気込み。入江さんは、「不動四兄弟、僕たちにしか体現できない彼らの生き様を演じてみせます。とは言っておりますが、エンタメを観に来るような感覚で会場にいらして下さいね」と呼びかけ、竜星さんも「この舞台を通して、自分自身が本当に役者をやっててよかったな、芝居ってやっぱり楽しいな、そんなことを改めて実感できるよう、真っ向からぶつかっていきたいと思います。キャスト全員の身体からほとばしる熱量をぜひ生で感じて帰ってもらいたいです」をコメントを寄せている。なお、本舞台のチケットは、4月7日(金)15時より研音モバイル会員超先行(抽選)。一般は6月17日(土)10時より発売開始となる。舞台「大きな虹のあとで~不動四兄弟~」は8月29日(火)~9月3日(日)中野 ザ・ポケットにて上演。(cinemacafe.net)
2017年04月01日西日本で最も人口の少ない町・京都府笠置町を舞台に、東京五輪の新種目として注目を集めるスポーツクライミング、ボルダリングとロックがコラボを果たす青春映画『笠置ROCK!』のクラウドファンディングがスタート。女子高生が学校の校舎を登るCMで話題を呼んだ“岩ガール”大場美和が、映画初出演でヒロインを務めている。売れないロックミュージシャンの裕也(古舘佑太郎)は、ロックフェスの下見に笠置町を訪れる。が、そのロック(Rock)フェスとは音楽ではなく、岩(Rock)を登るボルダリング大会のロックフェスのことだった…。肩を落とし町を去ろうとする裕也は、ボルダリングに打ち込む町の女子高校生・瑞希と出会う。西日本一人口の少ない町、笠置町。過疎が進み、元気のない町のためにがんばる彼女に惹かれ、ボルダリング大会に出場することになった裕也は、突拍子もない行動で町の人たちを巻き込んでいき…。人口約1,400名、西日本で一番人口の少ない町(日本全体では2位※2015年現在)の笠置町。京都府の南東部に位置し、2015年には“出生率0 ”が全国ニュースに取り上げられ、過疎の一途をたどっている町は、実は関西では希少な天然岩のボルダリングエリアがあり、多くの愛好家が集まることでも知られている。そんな町で、東京五輪の新種目にもなったボルダリングの映画を制作。本作で初主演を務めるのは、入江悠監督の『日々ロック』などで快演し、役者としても注目を集めるミュージシャンの古舘佑太郎。ヒロインには、アジアユース二冠のプロクライマー、大場美和。映画初出演となる大場さんは劇中でボルダリングシーンに挑戦、元気のない町のためにがんばるヒロインを演じる。また、ライバル役に、米CNN「The Tokyo Hot List:20 People to watch 2010」に選出されたモデルで俳優の尚玄。さらに、笠置町民の約4分の1にあたる約300名が出演し、脇を固めている。音楽は、主題歌・BGM・劇中歌全てを、2016年満を時してメジャーデビューを果たした「ココロオークション」が製作。夏の三部作と呼ばれる青春MVが話題を呼び、そのロケ地が笠置町という縁から本作の楽曲を担当することになった。監督を務めるのは、本作が劇映画デビュー作となる馬杉雅喜。「ショートショート フィルムフェスティバル」や「48 Hour Film Project」などで賞を受賞し、WOWOWの「ノンフィクションW」に取り上げられるなど、注目の若手監督。当初8名しかいなかったという映画参加者を、笠置町内を1軒1軒チラシを持ち歩いて回り、「一緒に映画を作りましょう」と呼びかけた結果、300名弱の人たちが参加することになったという。「この映画は、(町に)可能性を感じて欲しくて作りました」と馬杉監督。「2016年、町に元気が出るような映像を作ってほしいとお話をいただき、町のことを調べていくうちに、人口のことや過疎の現状などの問題を知りました。当初は『町を変える映画を作ろう』と思って進めていたものが、そうではないと考えをあらためました。そこらへんは劇中に表現しています。過疎に歯止めをかけるには、産業を生むとか、若者に足を運んでもらい、定住を促すとか色々あると思いますが、その前に変化に耐えられるかだと思います」と語る。「人が少なければ少ないほど、コミュニティが別れ、一体感を失い、もろくなる。一番の問題は潜在的な“あきらめ”だと思いました。大事なことは町の未来に可能性を感じること。50分ほどの短い、小さな映画ですが、“自分の町を誇る”その小さい火を一人でも多くの人に灯せればと思っています。そのために、一人でも多くの人に、一回でも多くこの映画を届けられるよう、がんばりたいと思っています。『いい町ですよね』と言われて『そうやろー! この町はな、あれやこれや…』って話してくれる町は、すごく素敵だと思うんです」。なお、クラウドファンディングで募った資金は、20%が国内外の映画祭へ応募、70%が映画館などでの上映、10%は笠置ボルダリングエリアの維持・清掃費用などの応援資金に当てられる。(text:cinemacafe.net)
2017年03月27日入江悠が監督&脚本を務めた映画『SR サイタマノラッパー』。この度、本シリーズ初となる4月スタートの連続ドラマ「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」に、第1弾ゲストとして柳ゆり菜、コトウロレナ、安藤玉恵、村杉蝉之介の出演が決定した。埼玉の片田舎で生まれ育ったヒップホップグループ「SHO-GUNG」の3人。ラップで名声を得たい彼らだが、現実はそう簡単にはいかずグループ結成以来10年の歳月が過ぎていった。そんな折、彼らにクラブイベントのオファーが舞い込んでくる。早速IKKUとTOMは埼玉から離れて暮らすMIGHTYを連れ戻しに青森へ。だがそこでトラブルに巻き込まれ、トラックドライバーに連れられ東北各地を転々とする羽目に…。果たして、無事にMIGHTYを連れ、イベント当日までに戻ってこられるのか――?2009年に1作目の映画が公開され、連日満員で立見を記録するなど話題をさらった『SR サイタマノラッパー』。続く2作目、3作目も数多くの賞を受賞するなど若者を始め多くの観客を魅了。そんな話題映画初のドラマ化となる本作では、「SHO-GUNG」メンバー3人が東北各地を彷徨いながら、ずっと追い続けてきた“諦めきれない夢”、“青春”とケジメをつける姿を描いていく。「SHO-GUNG」のIKKU、TOM、MIGHTYには、映画版から引き続きそれぞれ駒木根隆介、水澤紳吾、奥野瑛太が扮している。そして今回発表されたゲストたちが演じるのは、IKKUのしっかり者の妹・茉美役を「きみはペット」『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の柳さん、最後のチャンスにかけるTOMを影から応援するTOMの妻・トリーシャ役を「ディアスポリス 異邦警察」に出演したコトウロレナさん、スナックを経営するトーコ(山本舞香)の母・香田咲子役を「深夜食堂」や連続テレビ小説「あまちゃん」の安藤さん、咲子のスナック常連客でトーコの婚約者(!?)のマキノ役を大河ドラマ「平清盛」の村杉さんが演じる。ドラマ25「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」は4月7日(金)より毎週金曜日深夜0時52分~テレビ東京・テレビ大阪ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月15日映画『ビジランテ』が、2017年12月9日(土)テアトル新宿ほか全国公開。監督は入江悠、主演は、大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太のトリプル主演となる。鬼才・入江悠が監督メガホンをとったのは、映画『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の入江悠監督。映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』で全国映画動員ランキング3週連続で首位に導くなど、ヒット・メーカーとして評価を集めた入江悠監督が、脚本から携わり久しぶりにオリジナル作品を手掛ける。大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太のトリプル主演『ビジランテ』には、実力派俳優として唯一無二の存在感を放ち続ける大森南朋、シリアスな役からコミカルな役まで幅広く演じるカメレオン俳優・鈴木浩介、そして、ピース・又吉の芥川賞作品を実写化した映画『火花』で主演を務めた俳優・桐谷健太の3名が主演。別々の道を進む三兄弟が父の死を機に再会大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太の3名が演じるのは、父親の死をきっかけに30年ぶりに再会を遂げる三兄弟。大森演じる長男・一郎は高校時代に失踪し行方知れずに、鈴木演じる二男・二郎は、市議会議員として町のために働き、桐谷演じる三男・三郎は、デリヘルの雇われ店長としてそれぞれ三者三様の生き方をしてきた。しかし、彼らには共通する秘密があった。町の立役者であった父・武雄との関わりだ。埼玉県のとある田舎町で市議会議員として活躍する父・武雄は、家庭で横暴ぶりを発揮。三兄弟は母親の死後、父に苦しめられ続け、ある日殺そうと決意する。しかし、幼き少年たちの企みは失敗。この事件以降、一郎は姿を消しそれぞれ別々の道を生きることになった。そんな彼らが30年ぶりに再会。久しぶりに顔を合わせた三名の前にふりかかるのは、父が所有していた土地の相続問題だった…。俳優・大森南朋にインタビュー映画『ビジランテ』では長男・一郎役を担当。高校時代の失踪から30年、突然現れ弟たちから強引に土地を奪う横暴な役どころだが、作中では一郎の正体については明かされていない。人物背景が明らかになっていない役にどのように向き合っていったのか。劇場公開前に、大森南朋に話を聞くことが出来た。演じられた一郎にように、人物背景が明らかになっていない役を演じる際はどうやって現場に臨むのでしょうか。身一つでいくしかないです。監督が脚本を書いてイメージングしてくれているところに、僕というキャラクター、雰囲気を踏まえてキャスティングしていただいているので、あとは受け入れです。作品に呼んでいただけるなら、身体を使って何かを表現できれば…という気持ちではあるので、余計なことを作っていかないでいくのが作戦です。ちょっと訳ありの長男・一郎ですが、どんな人物だと捉えていましたか。一郎のバックグラウンドや空白の時間については描かれていないのですが、借金して、見知らぬ女性を地元に連れて帰ってきて、薬物中毒で。ここまで揃ったらだいたい人物像は想像つきます(笑)。撮影現場で「こんなことがあったんでしょうかね」と、軽く監督と話したことはありましたが、改めて一郎の過去について話し合う機会はありませんでした。それでも地元に帰ってくることがどれだけ無様であるかを無自覚ではない、きっとそういう人物だろうなと一郎を見ていました。逆に、一郎のいいところはどんなところだと思いましたか?人としての心は持っているんだなと思います。「土地を渡したくない」という彼なりの道理があって。作品で描かれていないので、なぜ土地にこだわるのか、その思いは何だろうなというのはあるのですが(笑)。兄弟に対しても想いがあるびで喧嘩もするのでしょうし、殴るという行為でコミュニケーションをとっているというか。根本的に腐っているんですけど、薄っすらと人間らしい心はあるんじゃないかな?と思います。一郎への理解は演じていく中で深まっていったのでしょうか。はい、撮影現場で見えてきたものが多かったです。一郎の抱えている都合なり、悲しみなり、少しだけ持っている自分の意志がより明確に見えてきたのは撮影現場。もちろん台本を読んでも感じていたのですが、現場へいってもう一歩深まりました。三兄弟の関係性をどのように捉えていましたか。僕にも映画監督をしている兄がいるのでわかるのですが、兄弟というのは同じ血が流れていて、一緒に育ってきてしまったから自然と分かり合うところがある。その辺が面白いなと思うんです。僕たち兄弟はすごい仲が悪かった時代もあって、兄に対しては憎悪しかない時もありました。おそらく兄もそれくらいの気持ちだったと思うんですけど。それでも二人とも大人になって、ある時から二人でごはんを食べたりできるようになる。特に好きかって言われると、ベタベタするのも気持ち悪い。どちらかが死んだら葬式に行くんだろうなという切っても切れない関係だと捉えています。それを愛と呼ぶなら愛かもしれないのですが、『ビジランテ』の三兄弟も、本当はそんなに仲悪くないですし、互いにわかっているっていう空気感を出せばいいなという気持ちを持っていました。堕ちきった男たちの生き様を、地元・埼玉で入江監督がどう捉える入江監督にとって久しぶりのオリジナル作品となる、映画『ビジランテ』は、彼の原点ともいえる映画『SR サイタマノラッパ』同様に地元・埼玉深谷市で撮影。底冷えする極寒の冬季にあえて夜間に絞った撮影を行い、俳優陣の極限の姿をカメラに抑えた。えぐられた醜い人間性、救いのない世界、逃れられない悪循環。それらの問題に加え、地方都市が抱える移民問題、画一化までも組み込んだ作品は、混迷を極める現代の事象ともシンクロする。トリプル主演となる大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太の脇をかためる俳優陣も豪華だ。独特の個性と魅力にファッション界などでも注目を集める吉村界人、「第26回 日本映画プロフェッショナル大賞」にて新進女優賞を受賞した間宮夕貴、「第59回ブルーリボン賞」にて新人賞を獲得した岡村いずみ、そして元AKB48の篠田麻里子が参戦。閉鎖的で救いようのない地方都市の現実を浮き彫りにする。【作品詳細】映画『ビジランテ』公開日:2017年12月9日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショー出演:大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、篠田麻里子、嶋田久作、間宮夕貴、吉村界人、岡村いずみ、菅田俊脚本・監督:入江悠R15+©2017「ビジランテ」製作委員会■ストーリー高校時代に失踪した長男・一郎(大森)。市議会議員の次男・二郎(鈴木)。デリヘル業雇われ店長の三男・三郎(桐谷)。別々の道、世界を生きてきた三兄弟。父親の死をきっかけに、失踪していた一郎が、30年振りに突然帰ってくる。そしてその後、再会した三兄弟の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、事態は凄惨な方向へ向かっていく。
2017年03月13日藤原竜也と伊藤英明が初共演するサスペンス・エンターテインメント大作『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』。このほど、藤原さんが「いままであるようでなかった役」とまで語る本作の予告編が完成。主題歌を、宮藤官九郎脚本ドラマ「ゆとりですがなにか」で注目を集めたロックバンド「感覚ピエロ」が書き下ろしている。5人の命を奪った連続殺人犯の曾根崎雅人(藤原さん)が、時効を迎えた未解決事件の“殺人の告白本”を出版するところから物語が始まる本作。1995年、5人の命を奪い世の中を震撼させた連続殺人事件は、懸命な捜査も虚しく、未解決のまま時効を迎えた。そして事件から22年後、自身の殺人を告白した曾根崎が、本の出版記者会見を行う。美しい容姿で不敵な笑みを浮かべ、出版した本「私が殺人犯です」を手に会見・サイン会・TV出演とキャンペーンを展開していく曾根崎。そんな犯人を22年間追い続けてきた刑事・牧村航(伊藤さん)の気持ちとは裏腹に、マスコミ報道は加熱、SNSにより拡散された曾根崎は、日本中から罵声と歓声を浴びながら、一躍時の人になっていく――。解禁となった予告編では、未解決のまま時効を迎えたため、“絶対に捕まえられない殺人犯”曾根崎と、“22年前に犯人を取り逃した刑事”牧村が対峙。5人もの命を奪った曾根崎は、牧村と再会し「あんたがどんくさいから5人も死んだんだよ」と悪びれもなく言い放つ。なぜ、曾根崎は殺人の告白本を出版したのか?22年間、犯人を追い続けた牧村や苦しんできた被害者遺族たちを、いまになってもなお苦しめるのか…?藤原さんは、これぞ“藤原竜也の真骨頂!”ともいえる『デスノート』『カイジ』『るろうに剣心』に続く、圧倒的な存在感を放つキャラクターを熱演。連続殺人犯という新たなクズ役について、「すごく難しい役でしたが、(仕上がりが)とても楽しみです。衣装チーム・ヘアメイクチーム含め、話題性・カリスマ性のある1人のキャラクターを作り上げてもらって、(入江悠)監督、まわりのスタッフが新たな役を作ってくれました。いままであるようでない役柄です」と意気込む。また、「伊藤さんとの共演は、刺激的でした」とふり返っている。一方の伊藤さんは、藤原さんとの共演について「主演の名前に藤原竜也くんの名前を聞いたときにはすごく嬉しかったですし、一緒に実際にやってみて、壁がないというか、盛り上げて現場を引っ張っていくのはものすごく頼もしい役者さんです」と絶賛。そして、登場人物がさまざまな思惑で動く本作について、「物語の軸が、僕が演じた牧村中心に動いているので、見ている人が前後をちゃんと想像できるように監督とひとつひとつ丁寧に話しながら作っていきました」とも明かしている。さらに本作の主題歌には、インディーズながらドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌「拝啓、いつかの君へ」が絶賛を受けた実力派で、若者から絶大な人気を誇る「感覚ピエロ」が決定。映画主題歌を手がけるのは今回が初めてとなり、予告編では彼ら書き下ろしの楽曲「疑問疑答」も初解禁された。ボーカルの横山直弘は、「『22年目の告白』を初めて観たとき、その後味の強烈さと生々しさにただただ圧倒されました。今回その映画の世界観と、『感覚ピエロ』が表現したい『刺激的なロック』とが互いにクロスし生み出されたのが『疑問疑答』です。強烈に、泥臭く、それでいて繊細。そんな人間の奥底に潜む心の生々しさとエグさを、楽器とメロディと歌詞で表現しました」と楽曲に込めた思いを語っている。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日ダニエル・キイスの同名小説が原作のミュージカル『アルジャーノンに花束を』が3月2日に開幕。それに先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、主演の矢田悠祐、水夏希が登壇した。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』チケット情報原作は1959年に発表された名作小説。世界3か国で映画化され、日本でも2度テレビドラマ化されている。ミュージカル版は、2006年に浦井健治主演で日本初演され、2014年にも同じく浦井主演で再演。今作でキャストが一新され、矢田が自身初となる主演に抜擢された。脚本・作詞・演出は、矢田が出演したミュージカル『王家の紋章』(2016年)の荻田浩一が初演から手掛けている。物語は、32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリィ・ゴードン(矢田)に、ある話が舞い込むことから始まる。それは、大学の先生が「頭を良くしてくれる」というものだった。この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノン(長澤風海)を競争相手に連日検査を受ける事に。やがて手術によりチャーリィは天才に変貌したが――。ゲネプロ前に行われた囲み取材で、初主演の心境を聞かれた矢田は「正直どうなるかわからなくて。終わったときにどういう気持ちになるんだろうなっていうのが今の心境です」と緊張の滲む発言。本作の魅力について「SFなんですけどリアリティがあって、どの瞬間もどの関係も誰もが体験したことがあるようなエピソードが詰まっています。身につまされたり、嬉しかったり、悲しかったり、励まされたり…その瞬間瞬間が一人ひとりのお客さまの心を揺さぶる」と水。自身の役柄について矢田は「シーンによって全然違う人になった気分。すごいスピードでどんどん階段を上っていくので、その成長の段階や心の動きに自分が追いつかないときがあって。そこに食らいついていくのが今も大変です」。前作との違いを問われ「演じる人間が違うし、荻田さんは演じる人の個性に合わせて演出をしてくださるので、自然と違う形になってるかなと思います」(矢田)と話した。幕が開き、幼児並みの知能のチャーリィとして登場した矢田は、ピュアな魅力を纏い美しい歌声で物語の世界に誘い込む。全てひらがなで話していたような言葉は、知能が高まるにつれ少しずつ漢字が混じって聞こえ、あっという間に容易に理解できない言葉になる。しかし、言葉の成長スピードに追い付けない情緒面の成長。そんな特殊な状況にあるチャーリィの戸惑いや苦しさを、矢田の芝居と歌が一つひとつ真っ直ぐに届けた。アルジャーノンが踊る美しい世界に登場人物の生々しい感情が浮かび上がる本作は、3月12日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、3月16日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2017年03月07日自主制作映画『SR サイタマノラッパー』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門グランプリに輝き、以後、『ジョーカー・ゲーム』『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』をはじめ次々と話題作を手がける入江悠監督が原点回帰。大森南朋&鈴木浩介&桐谷健太をトリプル主演に迎え、オリジナル脚本で映画『ビジランテ』のメガホンをとることになった。高校時代に失踪した長男・一郎(大森南朋)。印刷会社社長で町の自警団団長の二男・二郎(鈴木浩介)。デリヘル業経営の三男・三郎(桐谷健太)。別々の道を生きてきた三兄弟が父の死をきっかけに再会、その後、3人の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、心に刻まれた逃れられない悲しみが三兄弟を狂わせていく――。2009年『SR サイタマノラッパー』で渋谷ユーロスペース3日間の満員立見、池袋シネマ・ロサ初日レイトショー歴代動員記録を更新するなど、ミニシアターを席巻し、第50回映画監督協会新人賞などを獲得した鬼才・入江監督が、久々に原点に戻り、『SRサイタマノラッパーロードサイドの逃亡者』以来のオリジナル脚本で監督を務めた渾身作。その新作にトリプル主演を果たしたのが、昨年、大友啓史監督『秘密 THE TOP SECRET』『ミュージアム』と公開が続き、これまでにドラマ、映画、CM含め多数の作品に出演、実力派俳優として唯一無二の存在感を放ち続ける大森南朋。そして、「ライアーゲーム」シリーズや「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズをはじめ、シリアスな役からコミカルな役まで幅広く演じるカメレオン俳優・鈴木浩介。さらに、昨年6本の話題作に出演し、CMの“浦ちゃん(浦島太郎)”としてもお馴染み、先日は菅田将暉と映画版『火花』のW主演も発表され、今年も躍進が止まらない桐谷健太と、いま注目の実力派が集結。本作のタイトルになった「ビジランテ」(vigilante)とは、「自警団」という意味を持つ。警察や法律がない世界、警察や法律が機能してない世界で、自分たちの力・判断で自分たちを守ろうとする集団を指す。入江監督が描くリアルな地方都市を舞台に、そこで生きる暗部の男たち。彼らは蠢く闇から、己の力で生き抜けることができるのか…。撮影は、入江監督の地元であり、『SR サイタマノラッパー』の舞台でもある埼玉県深谷市中心にて1月より実施。すでに撮影はクランクアップしており、完成は春を予定。公開劇場は、2016年、挑発的な衝撃作として話題をさらった『ディストラクション・ベイビーズ』を上映したテアトル新宿を中心に新たなる衝撃作を贈る。今回、公開決定にあたり、“アウトロー三兄弟”と入江監督から個性豊かなコメントが到着している。<キャスト&監督コメント>■大森南朋入江監督が監督自身の地元を描いた、三兄弟の悲しみの生き様を御堪能下さい。現場はかなり凶暴でした。■鈴木浩介虚構の世界にある現実が一番のリアルかもしれない。入江監督のオリジナルの世界にはそう感じるものがありました。この世界の住人になれたことに感謝と幸せを感じています。入江監督の救いのない世界観、『ビジランテ』は必ず世界にも受け入れられると思います。■桐谷健太この映画はタフなスタッフと、グツグツした役者たちと、ギラギラした監督のまなざしによって出来上がりました。もちろん完成品はまだ観てないし、予測も不可能。でも、俺はこの映画のファンになる。きっと。■入江悠監督オリジナル脚本による映画をつくりたい。荒けずりでも不恰好でもかまわない、いまの自分のすべてをぶつけた純度100%の映画を――。そう思って書いた脚本が、たくさんの方の力を得て具現化することになりました。真冬の寒さのなかでの撮影は大変でしたが、自分の地元にひさしぶりに戻っておこなった撮影は大切なものを突きつけてくれました。大森南朋さん、鈴木浩介さん、桐谷健太さんをはじめ素晴らしいキャスト陣、過酷な撮影を乗りきってくれた頼もしいスタッフ陣に心より感謝をしつつ、これから完成へ向けて一歩ずつ前進していきたいと思っています。いまの日本と世界と私自身のなかにある何かを切り取ったヒリヒリ、ザラザラした大人の映画ができあがるはずです。ぜひご期待ください。『ビジランテ』は2017年12月、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月05日6月公開『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』や『太陽』を手掛けた入江悠監督の代表作にして、3作の映画で数々の賞を受賞した『SR サイタマノラッパー』が満を持してドラマ化される「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」。その追加キャストとして、皆川猿時、山本舞香の出演が決定。ラップ界の大物と若手注目株がそろい踏みとなるオープニング&エンディングテーマ曲も決定した。冬晴れに恵まれた2月20日(月)の早朝、主人公となる「SHO-GUNG」ゆかりの地である埼玉・深谷市でクランクインした本作。「SHO-GUNG」のIKKU(イック)、TOM(トム)、MIGHTY(マイティ)は映画版から引き続き、それぞれ駒木根隆介、水澤紳吾、奥野瑛太が演じている。今回、本ドラマに俳優・皆川猿時と女優・山本舞香のレギュラー出演が決定。皆川さんが扮する“カブラギ”は、ひょんなことから「SHO-GUNG」の3人と東北を旅することになるトラックドライバー。アツい親分肌のトラック野郎を皆川さんが熱演(怪演?)する。一方、山本さんが演じるのは、本州最北端の町・青森県大間出身の家出少女“トーコ”。「SHO-GUNG」とカブラギに囲まれながら、珍道中に紅一点で花を添る。このほかにも、「SHO-GUNG」一行が訪れる各地で豪華ゲストが登場するという。また、オープニングテーマを「RHYMESTER」、エンディングテーマをぼくのりりっくのぼうよみが担当することが決定。「RHYMESTER」は映画にも造詣が深い宇多丸が映画『SR サイタマノラッパー』のファンということで、今回のタイアップが実現。ぼくのりりっくのぼうよみは、2015年にメジャーデビューした人気急上昇中のアーティストで、神木隆之介主演『3月のライオン』「前編」の主題歌を務めることでも話題。文学性の高いリリックを自在に繰り出す注目の19歳だ。いずれも本ドラマ用の書き下ろしでドラマの世界観、「SHO-GUNG」たちの心情を曲に込める。なお、両アーティストとも4月7日(金)に開催する番組連動イベント「SRサイタマノラッパー THE LIVEMIC in NEXTSTAGE」への出演も決定し、“SR”を盛り上げてくれること間違いなし。さらに、新たに1MC・1DJユニット「Creepy Nuts」、双子の上鈴木兄弟率いる「P.O.P」の出演も決まり、アツいステージが期待できそうだ。■皆川猿時コメント(カブラギ役)うおー!ええ。興奮しております。だって、大好きな『SRサイタマノラッパー』だもーん!しかも、大好きな地方ロケだもーん!まぐろー!ええ。浮かれないようにがんばります。■山本舞香コメント(香田トーコ役)初めて見た目からヤンチャな役に挑戦します。方言にもチャレンジするのですが、想像以上に難しいです。これから皆さんと楽しく撮影して、良い作品をお届けしたいと思います。ドラマ25「SRサイタマノラッパー~マイクの細道~」は4月7日(金)より毎週金曜0時52分~テレビ東京、テレビ大阪にて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日藤原竜也と伊藤英明が初共演でW主演を果たす『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』。このほど、美しき連続殺人犯の藤原さんの“被害者”や彼を憎む“被害者遺族”に夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼ら最旬若手俳優や平田満、岩松了、岩城滉一らベテラン俳優陣の出演が明らかとなった。1995年、残忍な手口で5人の命を奪い、世の中を震撼させた連続殺人事件。懸命の捜査も虚しく、事件は時効を迎えてしまった。やがて事件から22年後、ある男が自身の殺人を告白した本「私が殺人犯です」の出版記者会見を行うという衝撃的な展開が訪れる。残忍な犯行の手口を赤裸々に告白した殺人犯の曾根崎雅人は、殺人犯には見えないほどの妖艶な容姿で、告白本を手に不敵な笑みを浮かべながら会見・サイン会・TV出演と大々的な出版キャンペーンを展開、世間の注目を集めて挑発し続ける。22年前に犯人を取り逃がしたことを、悔やみ続け、事件によってすべてを失った刑事・牧村航の気持ちとは裏腹に、加熱するマスコミ報道やSNSにより美しい容姿とともに拡散された曾根崎は、日本中から罵声と歓声を浴び、一躍時の人になっていく。センセーショナルな登場を果たした殺人犯の行動は、被害者遺族、そして事件関係者たちの感情を最悪な形で逆なでしていく――。藤原さんと伊藤さんという世代を代表する俳優2人がW主演し、自らの殺人を赤裸々に綴った手記を出版し、一躍時の人となっていく美しき殺人犯と、彼の事件を22年間追い続けてきた刑事を演じる本作。このほど、彼らの脇をがっちりと固める注目の豪華キャスト9名が明らかに。いずれも、時効が成立し“絶対に捕まえられない”美しき殺人犯を憎む人々ばかりだ。まず、22年前、父親を曾根崎(藤原竜也)に殺された被害者遺族・岸美晴を演じるのは、『海街diary』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、WOWOW連続ドラマW「楽園」などに出演する夏帆さん。犯人にとって「第2の事件」にあたる“東京都世田谷区団地”の惨劇の当事者であり、当時たった5歳で父親を失った。現在は本屋で働いているため、曾根崎の手記が大量に売れていくのを目の当りに。なぜ、殺人犯が脚光を浴び、誰も捕まえないのかと、やり場のない怒りを牧村(伊藤英明)にぶつけていく。また、『サクラダリセット前篇/後篇』『帝一の國』などが待機する野村さんが演じるのは、牧村の妹・里香の恋人、小野寺拓巳。阪神淡路大震災後で被災し住むところを失った里香と共に22年前、牧村のアパートへやって来る。震災以降、不安定になりがちな里香を本気で支えようとする心優しい青年。里香とは真剣な交際で、いずれは結婚したいと考えていたのだが…。その牧村のたった1人の家族である妹・牧村里香には、11月公開『泥棒役者』に参加することになった石橋さん。幼いころ両親を亡くし、兄妹2人きりで生きてきたため牧村との絆は強い。神戸の病院で働いていたが、震災時、あまりの恐怖で机の下から出てこれなかったことがトラウマに。「自分だけが幸せになっていいのか」と自問自答を繰り返し、恋人・拓己のプロポーズにも躊躇する。22年前の事件の最中、行方不明となる。牧村の後輩で、共に事件を追う刑事・春日部信司役には、『君と100回目の恋』が公開中の竜星さん。警察署組織犯罪対策課の若手刑事で、牧村の直属の後輩。職務中は牧村とコンビで行動することも多く、牧村を尊敬している。行動力もガッツもある若者だが、少々頭に血がのぼりやすい一面も。正面きって警察を挑発してくる曾根崎に、苛立ちを爆発させる。また、橘組の若手構成員・戸田丈を、本作の入江悠監督とはWOWOW連続ドラマW「ふたがしら」「ふたがしら2」でも組んだ早乙女太一が演じる。裏社会で力を持つ橘組系列の飲食店で働くチンピラで、顔中ピアスだらけ、明らかにカタギではない風貌が特徴的。22年前の事件と意外な繋がりを持っているという。そして、22年前に殺された牧村の元上司・滝幸宏には、『愚行録』の平田さん。22年前の一連の事件の事実上最後の犠牲者でもある。犯人の5人目の標的となった牧村が、里香と拓己の身に迫った危険を察知し、急いで自分のアパートに戻った際に同行。しかし犯人の罠にはまり、滝が牧村の腕の中で凄惨な最期を遂げることになった。「第4の事件 東京都練馬区 医院」の被害者遺族で、目の前で愛する妻・一代を目の前で絞殺された医師・山縣明寛には、『3月のライオン』が控える岩松さん。だが、犯人を混乱させるため、この事件は警察によって意図的に隠ぺいされ、結果、5件目の犯行に繋がってしまう。現在は共立中央病院の院長を務める。もう1人、22年前の被害者遺族で、目の前で恋人を殺された橘組組長・橘大祐には、『土竜の唄 香港狂騒曲』の岩城さん。「第3の事件 東京都中央区 高級クラブ」で、なじみのホステス=翔子をやはり目の前で絞殺された。22年たったいまも、その悪夢のような光景が忘れられず、裏社会に生きる男らしいやり方で曾根崎への報復を示唆する。さらに、連続殺人事件の真相を追うジャーナリスト・仙堂俊雄役には、『64 -ロクヨン』をはじめ話題作が続く仲村トオル。仙堂は、人気報道番組「NEWS EYES」のメインキャスターで、22年前の事件についても当時細かく調べ上げており、いまや時の人となった曾根崎を番組に呼び、メディアの手によって裁こうという大胆な提案をするキーパーソンとなる。まさに日本を代表する実力派キャスト陣が加わった本作。先の読めないラストに向かって加速していく新感覚サスペンスに、ますます期待高まる。<以下、キャストコメント>■夏帆(監督の)入江さんとは、以前ドラマでご一緒したときから、いつかまた、今度は映画でお仕事がしたいとずっと思っていました。なので今回、念願叶って、というわけです。役柄上、はしゃぎだしたい気持ちをおさえながらも、入江さんの何気ないひと言にハッとなる瞬間がたびたびあり、とても充実感のある現場でした。登場人物の複雑な想いが交差して、手に汗にぎるラストが待ちかまえています。ぜひ、楽しみにしていてください。■野村周平牧村刑事の妹・里香の恋人、小野寺拓巳役を演じました。台本を読ませていただいて、ラストになるにつれてどういう展開が待っているのだろうととてもドキドキしましたし、これを映像にしたら一体どうなるのかと僕自身気になって仕方がありませんでした。藤原さんや伊藤さんをはじめとする先輩方と一緒に作り上げた作品をぜひ楽しみにしていてください!■石橋杏奈伊藤さん演じる牧村刑事の唯一の家族、妹の牧村里香を演じました。いまはまだ言えないようなハードな撮影の連続でしたが、私自身、毎回現場に行ってお芝居するのが楽しかった作品です。きっとスリルいっぱいの作品になっていると思います。私も楽しみです。■竜星涼擦れてなくて、自分の正義に真っ直ぐ熱いルーキーな春日部という男に脚本を読んだとき惚れました。この男を演じたいと、観る人が思うことを1 番に代弁したいと強く思い、オーディションに行きました。入江組は初めてでしたが、監督と細かく話し合いながら、熱い夏にあつい男を作っていきました。常にバディとして一緒のシーンが多かった伊藤英明さんには、主役としての責任感や役に対する向き合い方など沢山の事を学ばさせていただきました。■早乙女太一セリフがほとんどなく、ずっと走っていて、前の作品でもずっと走っている役だったので、入江監督から求められていることは、もしかしたら芝居ではなくて俺の脚なのかなと(笑)。出てくる人たちが過去にものすごく深い傷を負っていて、僕もその一人で、その自分の受けた傷がそれぞれの狂気になっていて、僕が出て来るときは常にその狂気を表に出すシーンが多かったので、短い撮影だったんですが、すごく濃く印象に残っています。撮影の環境自体も良くて、監督をはじめ伊藤さんやキャストみんなが強い思いでこの作品を作っているということを、短い撮影の中で、ものすごく強く感じた現場でした。また新たな役に挑戦させていただきましたので、たくさんの方に見ていただきたいです。■平田満『22年目の告白』のお話をいただき、すぐに台本を読みました。おもしろい話だし、ストーリーも予測がつかないし、とてもユニークな脚本だと感心しました。どんな映画になるかという興味もあり、是非とも撮影に参加したいと思いました。撮影は夏でしたが、いやぁよく走りました!刑事ものってこれだよなぁ、と思って若い気で全力疾走しました。ところが哀しいかな年ですね、何日間か走ってるうちに頑張りすぎて肉離れを起こしてしまいました。実は短い場面なんですが、どこで肉離れを起こしたか当ててみるのもおもしろいかもしれませんよ。■岩松了入江監督の映画に出演するのは『サイタマノラッパー2』以来だったので久しぶりにご一緒できて嬉しかったです。撮影中はなんと言っても雨の中のシーンが大変でした!縛られてて動けないし、暑い日だったのに最後は震えが止まりませんでした。まだ出来上がりを観ていないのですが、現場の印象から《男っぽい映画》になってるんじゃないかと期待しています。■岩城滉一95年の連続殺人事件で大切な人を奪われた男、橘大祐を演じさせていただきました。犯人への抑えきれない復讐心を持ち続けて生きてきた男です。先日、ひと足先に映画を鑑賞したのですが、大変素晴らしい作品に興奮しました。是非ご期待ください。■仲村トオル入江監督の『太陽』という作品が大好きだったのですが、夜の撮影は「大体、太陽が見えるまで」といううわさを聞いていたので、殆どの出番が屋内のシーンの自分は「いつまでも撮れてしまうな…」と戦々恐々でした。実際の撮影は、いろいろな意味で難易度の高いものでしたが、結果、クオリティーの高い作品になったと思います。是非、また入江組に参加したいです。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日現在公開中の阿部寛と天海祐希が共演する『恋妻家宮本』で、2人の一人息子として出演している入江甚儀が、演劇集団Z-Lion(ジーライオン)第8回公演「きっといいKotoあるravel」にて主演を務めることが明らかになった。時代は少し先の未来。東京オリンピックが大盛り上がりを見せた日本は、そのままの勢いでコンピューターや機械なんかをみるみると進化させていった。今回はそんな時代のお話…。とある田舎で暮らす拓哉(入江甚儀)は、学生時代からの仲間と集まっては、いつもくだらない物を発明していた。あるときは自転車に人工知能を搭載して歌を歌う自転車を作ったり、あるときは洗濯機にゲーム機を搭載したり…。今日も仲間たちは拓哉の元に集まっては、何を作ろうかと話し合っていた。すると突然、高校時代に転校していった莉英が帰ってくる。久々に揃ったあの頃の仲間たち。すぐに何かを作ろうとなった。莉英は言う。「昔作れなくて諦めた物をもう一度作ろう」と。幼かった頃、彼らが作ろうと夢見ていたもの…。そんな発明品が完成すると、「きっといい事あるラベル」――。「演劇集団Z-Lion」は、俳優・粟島瑞丸が2012年に単身旗揚げした集団。旗揚げに伴いプロデュース、演出、脚本をすべて1人で担当し、集団と名乗りながらもメンバーは1人で構成され、役者が作る世界観、役者だからこそできる作品が魅力の演劇集団だ。そして今回主演を務めることが決定したのは、「絶対彼氏~完全無欠の恋人ロボット~」でデビューし、「正義の味方」「オー!マイ・ガール!!」と3クール連続でドラマ出演した入江さん。その後も大河ドラマ「軍師官兵衛」や『ストロボ・エッジ』『ピンクとグレー』など様々な話題作に参加。また、2010年の赤坂レッドシアターにて「パリジャン」での主演を始め、「ロスト・イン・ヨンカーズ」「不機嫌なモノノケ庵」など舞台でも活躍の幅を広げている。前作「magician達のリファンタジ~」を観劇し、その世界観の虜になったと言う入江さんは、「今回出演のお話を頂けたことを本当に嬉しく思っています。脚本・演出の粟島瑞丸さんと面識をもって以来、僕が出演した作品を毎回観に来てくださり、会うたび絶対一緒に作品を作ろうと意気込んできましたので、その願いが実現し一層気持ちが高ぶりました」と喜びを語り、「スタッフキャストの皆さんと力を合わせ必ずいい作品にしますので、ぜひ観に来て下さい」と意気込んでいる。脚本・演出を担当する粟島さんは、「入江甚儀くんとはここ数年本当に縁が多く、いつか絶対一緒に作品作りをするんだろうなと思っていました。それがついに現実化。楽しみで仕方ありません」と期待を語り、「甚儀くん含め、最高のキャスト、スタッフと共に最高の作品を作ります。ぜひ楽しみにしててくださいませ」とコメントした。入江さんのほかにも、「SKE48」佐藤すみれ、高橋明日香、幸村吉也、斉藤誠人、永山たかしらが出演。なお、本公演のチケットは、3月11日(土)10時より先行予約、一般販売は18日(土)10時より開始される。演劇集団Z-Lion第8回公演「きっといいKotoあるravel」は4月26日(水)~30日(日)中野・ザ・ポケットにて上演。(cinemacafe.net)
2017年02月21日お笑いコンビ・カラテカの入江慎也(39)が、21日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『芸人報道1時間SP』(24:59~)で、自身の月収を明かした。「売れてないのに、なぜ食べていける?」の話題を振られた入江。お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(46)が「ツイッターで『今日は講演会です』とか。めっちゃ行ってるやん」と興味を示すと、「1時間半、ビジネスや人脈についてしゃべったり」とその内容を説明した。芸人の収入では「全然食えないです」と言い、その額は「(月収)15万円ぐらいですかね」。講演会以外ではコンサルティングなども行っているそうで、それらを合わせると月収160万円ほどになるという。これには周囲の芸人も「えー!?」「めっちゃ稼いでるやん!」とびっくり。芸人以外の仕事に集中することを勧められたため、「芸人が楽しいじゃないですか!」と訴えたがその場は静まり返り、笑いを誘った。入江は2年前の同番組でも自身の月収を告白。当時は「67万円です」と語っていた。
2016年12月22日お笑いコンビ・カラテカの入江慎也(39)が、1日に放送された日本テレビ系情報番組『PON!』(毎週月~木10:25~11:30)にVTR出演し、ASKA容疑者の長男の近況を伝えた。28日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたASKA容疑者。逮捕直前に各メディアが一斉に報じると、ASKA容疑者は自身のブログを頻繁に更新し、「マスコミのフライング」「尿から、覚せい剤反応が出るわけなんてことは、あるわけがない」などと身の潔白を主張。25日に「盗聴されている」と自ら110番通報して任意の尿検査に応じ、陽性反応が出たことから今回の逮捕につながった。入江はASKA容疑者の長男と「6~7年前」「20~21歳ぐらいの時」からの知り合い。共通の知人に紹介してもらったことがきっかけで、一緒にカラオケに行くなど親交を深めてきた。最初はASKA容疑者の長男であることを知らなかったが、あまりに歌がうまかったことから驚いていると、「父がアーティストで」と説明されたという。ASKA容疑者が逮捕された日、長男と親交のある知人と偶然出会い、その知人と事件の話題に。心配していることを伝えたところ、知人は「電話したんですけど、相当こたえているみたい」と報告。入江はこのインタビュー直前にもその知人と電話でやりとりし、長男が「落ち込んではいるんですけど、僕が家族を支えていきます。がんばります」と決意を新たにしていることを聞いたという。入江は「なんて声をかけていいのか分からない」「本当に心配していました」と吐露。友人が元気を取り戻したと知って安堵の表情を見せながらも、「応援することしかできないかなと思います」と心配そうに語っていた。
2016年12月01日日本の映画界に欠かせない2大俳優、藤原竜也と伊藤英明が初顔合わせとなった映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』。犯罪者と刑事、追う側と追われる側という立場の二人が主人公となった物語は、二転三転する展開が波紋を呼びそうな衝撃作だ。演出を務めたのは、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズや『ジョーカー・ゲーム』などを手掛けた気鋭の監督・入江悠。7月12日からスタートした撮影も佳境を迎えた、うだるような暑さの8月某日、約1,000人という大規模のエキストラを集めた臨場感あふれる重要シーンの現場を取材した。映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』は、2013年に公開された映画『私が殺人犯です』(邦題『殺人の告白』)を基にしたサスペンスエンターテインメント。未解決のまま時効を迎えてしまった1995年に起きた5件の連続殺人事件。その犯人だと22年後に名乗り出た曾根崎雅人(藤原さん)と、犯人を追い続ける刑事の牧村航(伊藤さん)との攻防が描かれる。入江監督が、「企画を実現するのに約2年半、脚本は37稿の改訂を重ねました」と撮影中も修正を重ねていたほど、練り上げられた1作となった。この日は、曾根崎が書き綴った殺人手記「私が殺人犯です」のサイン会の撮影。多くの一般聴衆やマスコミ関係者が集まっているというシーンなだけに、イベントスペースにはかなり大がかりなセットが組まれていた。大きな立て看板の前に、グレーのスーツを身に着け、髪型を7:3に分けた藤原さんが現れると、圧倒するような雰囲気で瞬時に場を制した。許されざる曾根崎という男だが、妖艶な容姿や複雑なカリスマ性は光を放っており、片手を挙げ微笑み拍手を受けるような姿は、その不気味さを際立たせている。『ちはやふる』、『藁の楯』など数々のヒット作を世に放ってきた日本テレビ・事業局映画事業部、北島直明プロデューサーは、そんな藤原さんの怪演について、「いままでで最もクズな藤原竜也が見られますよ」と自信をのぞかせる。何でも、ビジュアル面は藤原さん自身のアイデアもあったという。「『いままでの藤原竜也を変えたい。新しい感じにしたい。白髪ってどうですか?』という案が藤原さんから出たくらいです。妖しげで気持ち悪いけど興味が引かれる、何だか魅力のある男性だと説得力を持たせるように作り上げました」と話した。さらに、藤原さんの俳優としての魅力についても言及し、「感情を0から100までもっていく速度が異常に速いんです。それは同時に、お客さんを引きずり込む力を持っていることになるんですよ」と、演技の熱量を絶賛した。藤原さんと対峙する役を任命されたのは伊藤さん。北島Pは、「藤原さんを追い続けられるデカだと、たくましくて、執念深さを体現できて、とがっていないといけない。となると、もう伊藤さんしかいなくて」と、確固たるイメージを持ってオファーしたそう。伊藤さんには、22年前の新米刑事時代、さらに現在の刑事と、見た目や体型の変化もリクエストすることになった。「一番つらかったはずです。それでも22年前のシーンでは体を絞りに絞って変えてくれました。現在のシーンでは、逆に体重をまた戻して、髪の毛を刈り込んで短髪にして、作品の面白さやこだわりを表現してくれました」と伊藤さんの気合いを伝えてくれた。そんな伊藤さん演じる牧村は、この日、曾根崎の被害者遺族が復讐しようとしていると聞きつけて、阻止しようとする場面で登場した。パトカーで乗りつけて、角刈りになった伊藤さんが颯爽と降りてくるさまは、どこから見ても精悍な刑事。たくさんの群衆をかきわけ、サイン会場に入ろうと躍起になるパワフルな姿を丹念にカメラが追っていく。「OK」という声がかかると、伊藤さんは「よっしゃ~!」と大きな声をあげ共演した後輩の刑事やエキストラを盛り上げていた。以下は、藤原さん、伊藤さん、入江監督からのクランクアップ後のコメント。■藤原竜也殺人犯という役自体は、ちょっと偏った役からストレートな役まで、これまでも多く演じてきました。本作では、入江監督や周りのスタッフの方々が新しい殺人犯、新たな役を作ってくれたと思っています。初共演の伊藤さんとのお芝居は、本当に面白かったです。伊藤さんは非常に鋭く台本を読み解く方なので、納得できないことは「できない」、「これは自分の中で腑に落ちていないから、どうしても成立させたい」と、はっきりおっしゃることもありました。物事にまっすぐに向き合う居方は、俳優としてすごく勉強になりました。伊藤さんの強烈な思いは、作品をきっといい方向に導いてくれていると思います。熱いし、いい意味で不器用でまっすぐだから嘘がつけないし、すごく素敵な俳優さんです。■伊藤英明2か月間、長かったです。毎日猛暑で暑かったし、無事に終わってよかったなという心境です。僕が演じた牧村は23歳という設定なので、どうしたって41歳の男が23歳を演じるのは難しかったです。映画ではなかなか順撮りって難しいんですけど、若いころから演じさせてもらったので、その点は凄くありがたかったですね。相手役で藤原竜也くんの名前を聞いたときはすごく嬉しかったし、ほかの作品を見ていても、ものすごく頼もしい役者さんなので楽しみにしていました。実際に一緒にやってみて、本当に素晴らしい役者さんで、現場がスムーズにいきやすくするのもそうですが、壁がないというか。みんなを盛り上げて引っ張っていく姿は本当にかっこよかったです。■入江悠監督これほど準備に時間をかけたのは初めてでしたが、その時間は無駄じゃなかったと改めて思います。元になった映画はアクション要素も強いですが、僕は心理戦を描きたかったので、脚本の段階からサスペンスの要素をより多くしたいと思い、物語自体のおもしろさを大事に仕上げました。藤原さんは本当にいい年の重ね方をされている印象です。実際にお仕事をしてみて、こちらの要求に返してくれるのはあたり前で、さらに自分の意見も提示してくれる方だったので、すごく頼もしかったです。曾根崎はとても難しい役だったと思いますが、演じることに対する不安は藤原さんから聞かなかったですね。むしろその難しさにやりがいに感じていて、「自分だったらこうする」という部分を出せるのは、俳優として刺激的なポイントなんじゃないかなと思っていました。伊藤さんは、勝手に直感的・感覚的な方なのかなという印象を持っていたんですが、実はすごく脚本を読み込まれる方で、実際に何度も話し合いを重ねました。考え抜かれている姿を見て、撮る側としても必然的に「これで正しいのか」と、よりいい形を求めて徹底的に追及できたと思います。演技の面ではすごく繊細なので、決して大げさなことはせずに引き算でどれだけシンプルな形で見る人に届けるのかということを追求されていました。編集をしていても、伊藤さんのさりげない表情や抑えた芝居にぐっとくることが多いです。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は2017年6月10日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2016年11月22日藤原竜也と伊藤英明がW主演を務め、大ヒットしたパク・シフ主演の韓国映画を日本を舞台に映画化する『22年目の告白―私が殺人犯です―』。その公開日が2017年6月10日(土)に決定、藤原さん演じる“美しき連続殺人犯”のポスタービジュアル&映像が初解禁となった。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけること、背後から縄で首を絞めあげること、目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させること。その3つをルールで行われた残忍な犯行は、世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、狡猾な犯人の罠によって敬愛する上司が殺されてしまう。犯人はそのまま姿をくらまし、事件は未解決のまま時効を迎えてしまうのだった。そして、22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」。それはあの事件の犯人と名乗る男が書き綴った殺人手記。出版記念会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった。過熱するマスコミ報道、SNSにより、曾根崎は時の人になっていく。だが、その告白は、新たな事件の始まりに過ぎなかった…。『デスノート』シリーズの“キラ”こと夜神月をはじめ、個性的なキャラクターに挑み続ける超演技派俳優・藤原さんと、“熱い漢”から“猟奇的な殺人犯”まで幅広い役をこなす本格派俳優・伊藤さんが、初共演でW主演を果たすサスペンス・エンターテインメントとなる本作。監督は、『ジョーカー・ゲーム』『太陽』など話題作に挑んできた入江悠が務める。届いた初映像では、1995年、残忍な手口で5人の命を奪い、世の中を震撼させた連続殺人の犯人が、時効を迎えた22年後、前代未聞の“殺人手記”出版記者会見を行うところから始まる。その手記を書いた人物、曾根崎雅人(藤原さん)は、大量のフラッシュを浴びて会見場に姿を現す。大勢のマスコミ、罵声を前に彼が発したのは、「はじめまして、私が殺人犯です」─という強烈な言葉。さらに、その男を睨みつける刑事・牧村航(伊藤さん)との因縁めいた関係性も描かれている。また、同じく完成したポスターでは、自ら記した著書「私が殺人犯です」を手に、不敵な笑いを浮かべる曾根崎の姿が!残忍な殺人を犯したとは思えない、美しさと妖しさを披露する。「日本中が、欺かれる。」との言葉にあるように、まさに日本中を混乱に陥れ、人々の感情を逆撫でし、禍々しさすら感じさせるビジュアルだ。この藤原さん演じる曾根崎と、伊藤さん演じる事件を追い続けてきた牧村刑事は、どんな結末へと向かうのか。いまからも期待せずにはいられない。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は2017年6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月27日藤原竜也と伊藤英明が主演を務める映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』の新画像と映像が公開になった。タイトル通り殺人を“告白”した男と、事件を追い続ける刑事の攻防を描いたサスペンス作品だ。その他の画像/映像が初公開本作は1995年から始まる。残忍な手口で5人の命が奪われる連続殺人事件が発生するが解決せず、22年後にすべての事件が時効に。しかし、藤原演じる曾根崎を名乗る男が殺人手記の出版会見を行う。映像では大勢のマスコミを前に曾根崎が「はじめまして。私が殺人犯です」と語る場面が登場。そして映像の最後に登場するのが、伊藤が演じる牧村刑事だ。彼はこの事件を追い続け、あと一歩のところまでいくも、結果的には事件は未解決、そして時効になってしまった。なぜ、曾根崎は名乗り出たのか? 報道が過熱し、人々が熱狂する中で、新たな事件が起こる。『SRサイタマノラッパー』シリーズ、『ジョーカー・ゲーム』の入江悠が監督を務める。『22年目の告白-私が殺人犯です-』2017年6月10日(土)全国ロードショー
2016年10月27日新感覚盗賊エンターテインメントのシリーズ第2弾WOWOW「連続ドラマW ふたがしら2」の第1話完成試写会が5日(月)都内で行われ、主演の松山ケンイチ、早乙女太一、共演の成宮寛貴、菜々緒、入江悠監督が出席した。漫画家オノ・ナツメによる原作コミックをベースに、明るく豪快な弁蔵(松山さん)と頭脳明晰でクールな宗次(早乙女さん)が「脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく」をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中で鮮やかに盗みを働いていく痛快時代劇。シリーズ第2弾となる今回は、盗賊一味「壱師」を築いた弁蔵と宗次が、江戸の頂点を目指していく姿をオリジナルストーリーで描く。続編を熱望していた松山さんは「前作後に弁蔵と宗次がどうなっていくのかを体験したくて続編制作を言い続けていたので、製作陣の方々には感謝してもしきれないくらい感謝している」とシリーズ第2弾のお披露目に思いもひとしお。さらに松山さんは、入江監督が「スケール感の大きさが挑戦だった」と前作超えを強調すると「菜々緒ちゃんのシーンは相当力を入れている。特にお風呂場のシーン。昨日子どもと一緒にゲームをしながら見ていたら、お風呂場のシーンで子どもも釘付けになっていました。それくらい力が入っています」と愛息子のリアクションを交えてパワーアップぶりをアピールした。その菜々緒さんはドラマ撮影中にキャスト陣と「一番足が高く上がるのは誰か」という話題で盛り上がったとふり返り「それをやったときに、早乙女さんが一番足が硬くて上がらず、あまりにも硬くて皆でゲラゲラ笑った」と証言。それに松山さんが「足が下がるのが早くてナイフのような前蹴りだった。あれは絶対に何かが切れる」と付け足すと、成宮さんも「あんなに立ち回りしているのに…」と不思議そう。当の早乙女さんは、菜々緒さんから「皆さんが想像している以上に上がらない」とダメ押しされると、無言で天を仰いでいた。WOWOW「連続ドラマW ふたがしら2」は、9月17日(土)22:00より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年09月05日松山ケンイチ&早乙女太一を主演に、入江悠監督が演出を務めるWOWOWの時代劇盗賊エンターテインメント「ふたがしら」シーズン2。本作から、初めて挑戦した花魁役も話題の菜々緒が、色艶やかな着物姿の七変化が到着した。江戸の夜。弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)、“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く2人。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男、蔵蔵(大森南朋)に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁を見て驚く弁蔵と宗次。そこにいたのは、半年前に行方をくらましたのおこん(菜々緒)だった。おこんは、弁蔵と宗次に遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた。そんな中で、「壱師」の“つとめ”が始まるのだが…。松山さん演じる明るく豪快な弁蔵と、早乙女さん演じる頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、“脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく”をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、鮮やかに“つとめ”を遂行していくドラマの待望の続編となる本作。さらにパワーアップした、最強盗賊一味の“ふたがしら”が戻ってくる。今回到着したのは、前作で甚三郎(成宮寛貴)と姿をくらましていたが、本作では、花魁になっていた菜々緒さん演じるおこんのさまざまな着物姿。それぞれ、どんなシチュエーションかはまだ不明だが、吉原での艶っぽい姿や“盗賊”風の姿など、それぞれの場所の雰囲気も相まって、どれもが魅力的に映る見事な七変化となっている。菜々緒さんは、「やはり日本人として似合う女性でありたいなとすごく思っていて、そういったところでお着物というのは日本人としての誇りです」とコメント。「着付け師さんがすごく綺麗に、帯の幅だったりとかを鏡を見ながら、いろいろとやっていただいて、抜きの部分だったりとかも、本当にバランスをみて、一番綺麗に見えるように着付けていただいているので、すごく感謝しています。私はなで肩がすごくコンプレックスなんですけど、お着物のときは、一番それが生かされるのでそういう時はすごく嬉しいですし、なで肩でよかったなって初めて思います」と語る。今回の続編では「出番が格段に増えた」というが、「本当にいろんな職業に化けるというところが多かったので、いろんなお着物を着させていただいたり、いろんな場面だったりとかで刺激的で楽しかった」と明かす。今後は「大奥のような十二単衣」にもチャレンジしてみたいという菜々緒さん。「花魁の衣装より重いんですかね(笑)。 そういったお着物とかも機会があれば、着てみたいなと思います」と、改めて着物への憧れを語っている。連続ドラマW 「ふたがしら2」は9月17日(土)22時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話)※第1話無料放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日藤原竜也と伊藤英明の2人がW主演を務める映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』が、2017年6月10日(土)に全国で公開される。本作は、2012年に韓国で制作・公開され270万人を動員した映画『私が殺人犯です』を原作にしたサスペンスミステリー。今回の映画化にあたり、日本の社会性や時代性を考慮した脚色が加えられている。阪神大震災や地下鉄サリン事件、混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。22年後のある日、未解決のまま時効を迎えてしまったこの事件の犯人が書き綴った殺人手記が出版される。その出版記念会見に現れたのは、美しき殺人犯・曾根崎雅人。日本中を巻き込むことになる彼の「告白」が、新たな事件のはじまりだったーー。告白本を出版する美しき殺人犯、曾根崎雅人役を務めるのは、日本が誇る演技派俳優、藤原竜也。もう一人の主人公で、事件発生直後から曾根崎を追い続けてきた刑事の牧村航役を、熱い漢から猟奇殺人犯まで幅広い役をこなす伊藤英明が演じる。センセーショナルな登場を果たした殺人犯の行動は、犯行から22年後の被害者遺族・そして事件関係者達の感情を最悪な形で逆なでしていく。そんな“絶対に捕まえられない”美しき殺人犯、曾根崎を憎む9人の重要人物を演じる豪華キャスト陣には、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオルらが名を連ねる。メガホンを取るのは日本映画界期待の新鋭、入江悠。『SR サイタマノラッパー』シリーズで一躍注目を集め、その後も『ジョーカー・ゲーム』などの話題作を手掛けてきた監督が、同世代の俳優2人とタッグを組んで、衝撃のクライムサスペンスに挑む。また、主題歌を歌うのは、インディーズながら唯一無二の存在感を放つ大阪発のバンド「感覚ピエロ」。書き下ろしの楽曲「疑問疑答」で映画初の主題歌を務める。さらに、この映画のはじまりであり、劇中で曾根崎が出版する告白本『私が殺人犯です』と同じ装丁の小説『22年目の告白-私が殺人犯です-』が、2017年4月14日(金)より講談社から発売される。小説は、告白本の編集者目線で描かれるストーリー。彼女がいかにして曾根崎の告白本を出版するに至ったのか、世論の過熱、そして小説ならではのエンディングが待つ、もう一つの“告白本”となっているので、映画と合わせて手に取ってみればさらに楽しめそうだ。【作品情報】映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』公開時期:2017年6月10日(土)主演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル監督:入江悠脚本:平田研也、入江悠原作:映画『私が殺人犯です』(C)2017 映画「22年目の告白―私が殺人犯です―」製作委員会【ストーリー】阪神大震災、地下鉄サリン事件...混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけること、背後から縄で首を絞めあげること、そして目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させること―その3つをルールとした残忍な犯行は、世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、狡猾な犯人の罠によって敬愛する上司が殺されてしまう。そして、犯人は姿をくらまし、事件は未解決のまま時効を迎えてしまうのだった。そして22年後のある日。一冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」それは、95年のあの事件の犯人と名乗る男が書き綴った殺人手記。出版記念会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった。反感の情を押さえきれない世間。過熱するマスコミ報道、SNSにより一躍曾根崎は時の人になっていく。日本中を巻き込むその告白は、新たな事件の始まりに過ぎなかった...【告白本詳細】『22年目の告白-私が殺人犯です-』発売日:2017年4月14日(金)価格:単行本 1,850円+税、文庫本 660円+税著者:浜口倫太郎
2016年07月24日'13年からミュージカル『美少女戦士セーラームーン』でタキシード仮面を演じている大和悠河さん。「宝塚を退団してから男役も卒業したつもりでいました。でも、お話をいただいて、武内直子先生の漫画を見たとき、自分が宝塚で培ってきたものを使えて、女の私だからこそ作り上げられるものがあるんじゃないかと思ったんです」それまでは、若い男性俳優が演じてきた役。しかし、宝塚でトップスターとして男役を極めた大和さんの、こなれたタキシードの着こなしや美しいマント捌きは、まさにそのまま少女漫画の世界が舞台に現れたようだった。「宝塚では、メイクや衣装、髪型や立ち方ひとつにしても、自分のいいところと欠点の全部を把握して、どうしたら美しく見えるかを、誰もが自分で考えて、自分でプロデュースしていかなくちゃいけない。だから男役時代には、自分の体型に合ったカッコいいスーツのラインを必死に研究していました。タキシード仮面を演じるならば、武内先生の描く、あのカッコいいシルエットに近づけたいじゃないですか。そのためには、それこそ1ミリ2ミリの調整が重要で、そこにはこだわらせていただいています。幕が開いてから、お客様がどんどん作品にのめり込んできてくださるのがわかって、それがとても気持ちよかったですね」高い美意識を持ちながら、素顔は気さく。タキシード仮面も、カッコいいのに妙にチャーミングなのだ。「昔から、よく下級生から『悠河さんって、カッコかわいいです』って言われていたんです。自分ではわからないんですけど、それが味であるならば、大切にしていけたらなと思います」◇やまと・ゆうが1995年に宝塚歌劇団入団。早くから注目され、'07年に宙組トップスターに就任。'09年の退団後は舞台を中心に活躍。7月にはブロードウェイミュージカル『CHICAGO』に主演のロキシー役で出演、NYでの公演も決まっている。◇ミュージカル『美少女戦士セーラームーン‐Amour Eternal‐』高校生になった月野うさぎ。ある日、皆既日食が起き、デッド・ムーン・サーカス団を名乗る船が現れる。そんななか、地球を守護する聖地エリュシオンの祭司から、地球存亡の危機を知らされ、立ち上がる。10月15日(土)~23日(日)渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo福岡、大阪公演あり原作/武内直子脚本・演出/平光琢也音楽/佐橋俊彦出演/野本ほたる、大和悠河ほかネルケプランニングTEL:03・3715・5624(祝日を除く月~金曜11:00~18:00)(C)武内直子・PNP/ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会2016※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月17日俳優・藤原竜也と伊藤英明が、サスペンスエンターテイメント映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017年初夏公開)で初共演し、W主演を務めることがこのほど明らかになった。原作は、2012年に韓国で公開され、動員270万人を記録したクライムサスペンス映画『私が殺人犯です』。本作は、日本で映画化するにあたって、国内の社会性や時代性に照らし合わせながら、日本ならではの脚色を加えて製作する。物語の背景となるのは、1995年に起きた5件の連続殺人事件。残忍な犯行は世間の注目を浴び、担当刑事・牧村航は犯人を追い詰めたものの、わなによって敬愛する上司が殺されてしまう。犯人は姿をくらまし、事件は未解決のまま時効を迎えた。それから22年後、『私が殺人犯です』と題された本が日本中を揺るがす。これは、かつての事件の犯人・曾根崎雅人と名乗る男がつづった殺人手記。過熱するマスコミ報道やSNSで曾根崎は時の人になっていくが、これを引き金に牧村と曾根崎は激突していくことになる。藤原が演じるのは、その告白本を出版する美しき殺人犯・曾根崎。伊藤は、事件発生直後から曾根崎を追い続けた牧村役を務める。メガホンを取るのは、入江悠監督。『SR サイタマノラッパー』シリーズで注目を集め、『ジョーカー・ゲーム』(15年)などを手掛けてきた監督だ。そんな入江監督とドラマ『ブルータスの心臓』(11年)でタッグを組んだ藤原は、「才能のある同世代の監督と出会えたことは、自分にとって大変良い経験でした」と振り返り「今回、また監督とご一緒できること、こうした大作感のある映画に参加できることは、大変意味深いことですし、僕も集中して全編通して入りこまなければいけない作品だと痛感しております」と意気込みのコメント。初共演となる伊藤とは、「対峙(たいじ)し合う真逆のキャラクターを演じますので、刺激を受けながら俳優として良い関係性を築きたい」と話している。一方、入江監督との初仕事となる伊藤は「監督の作品に携わる興奮と喜びを感じつつ、アクション等細かい所にもこだわり、一つ一つのシーンに力と情熱をそそいで演じたい」とアピール。続けて、「時効を迎えてしまったという刑事の無念さを表現していきたい」と演技に向けての情熱を口にし、「今回初めて共演する藤原竜也さんをはじめ素晴らしいスタッフと共に良い作品作りをしていきたい」と期待を寄せた。映画は、7月12日にクランクイン。9月上旬のクランクアップを予定している。(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2016年07月14日『SRサイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が、藤原竜也と伊藤英明を主演に迎えたサスペンス・エンターテインメント大作『22年目の告白-私が殺人犯です-』が2017年初夏に公開されることが決定した。未解決の連続殺人事件を軸に犯人と刑事の攻防を描いた作品で、殺人犯・曾根崎を藤原が、曾根崎を追い続けてきた刑事・牧村を伊藤が演じる。その他の情報事件の始まりは1995年。“被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつける”“背後から縄で首を絞めあげる”“目撃者を利用して犯行をメディアに証言させる”という3つのルールに沿った残忍な連続殺人事件が発生する。担当刑事の牧村(伊藤)はあと一歩のところまで犯人を追い詰めるも、事件は未解決のまま時効を迎える。それから22年後、妖艶な男・曾根崎(藤原)が、自分が事件の犯人だという内容の殺人手記を出版。このことからマスコミや世間をも巻き込んだ新たな事件が幕を開ける。これまでも『デスノート』シリーズや『MONSTERZ モンスターズ』などで個性的なキャラクターを“怪演”してきた藤原は本作について「集中して全編通して入りこまなければいけない作品だと痛感しております」と語り、初共演となる伊藤については「対峙し合う真逆のキャラクターを演じますので、刺激を受けながら俳優として良い関係性を築きたいと思っております」とコメントしている。また『海猿』シリーズで熱い男を多く演じる一方で、『悪の経典』では猟奇殺人犯を熱演するなど幅広い役をこなしてきた伊藤は「アクション等細かい所にもこだわり、ひとつひとつのシーンに力と情熱を注いで演じたい。また時効を迎えてしまったという刑事の無念さを表現していきたいと思います」と語っている。「主演は日本を代表する俳優のおふたり。おふたりがこの映画の中で生きるキャラクターをどう演じてくださるか、今からとても楽しみです」と話す入江監督は、「この映画の企画を実現するのに約2年半をかけ、脚本は37稿の改訂を重ねました。映画の精度と質を徹底的に高めるためにディテールを叩いては壊し、また積み上げていく作業にそれだけかかりました」と明かしており、主演ふたりの演技バトルはもちろん、練り込まれたストーリー展開も楽しめる作品になりそうだ。『22年目の告白-私が殺人犯です-』2017年初夏全国ロードショー
2016年07月14日2012年に韓国で製作され、動員270万人を突破したクライムサスペンス映画『私が殺人犯です』。この度、この映画を原作とし、世代を代表する俳優、藤原竜也と伊藤英明がW主演で、『22年目の告白―私が殺人犯です―』として日本映画化することが決定した。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけること、背後から縄で首を絞めあげること、そして目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させること。その3つをルールとした残忍な犯行は、世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、狡猾な犯人の罠によって敬愛する上司が殺されてしまう。そして、犯人は姿をくらまし、事件は未解決のまま時効を迎えてしまうのだった。そして22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」。それは、95年のあの事件の犯人と名乗る男が書き綴った殺人手記。出版記念会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった。反感の情を押さえきれない世間。過熱するマスコミ報道、SNSにより一躍曾根崎は時の人になっていく。日本中を巻き込むその告白は、新たな事件の始まりに過ぎなかった…。告白本を出版する美しき殺人犯、曾根崎雅人役は、日本が誇る演技派俳優・藤原さん。幾多の超個性的なキャラクターを怪演し、その圧倒的な演技力と存在感で『デスノート』『僕だけがいない街』を始めとする主演作を大ヒットに導いてきた。そして、事件発生直後から曾根崎を追い続けてきた刑事・牧村航役には、『海猿』シリーズなどで“熱い漢”を多く演じる一方で、『悪の経典』では猟奇殺人犯を熱演するなど、幅広い役をこなす本格派俳優・伊藤さん。“美しき殺人告白者”と“22年間事件を追い続ける刑事”、世代を代表する2人の火花散る演技に期待がかかる。そして、メガホンを取るのは日本映画界期待の新鋭・入江悠。『SR サイタマノラッパー』シリーズで一躍注目を集め、その後も『ジョーカー・ゲーム』などの話題作を手掛けてきた監督だ。以前、「ブルータスの心臓」で入江監督が演出する作品に出演したという藤原さんは「また監督とご一緒できること、こうした大作感のある映画に参加できることは、大変意味深いことですし、僕も集中して全編通して入りこまなければいけない作品だと痛感しております」と語り、一方、初めて入江監督作品に出演することとなった伊藤さんは「初めて入江監督の作品に携わる興奮と喜びを感じつつ、アクションなど細かい所にもこだわり、一つ一つのシーンに力と情熱をそそいで演じたい。また、時効を迎えてしまったという刑事の無念さを表現していきたいと思います」と意気込んだ。また、今回初共演となる2人。藤原さんは「伊藤さんとは、共演が初めてですのでとても楽しみです。対峙し合う真逆のキャラクターを演じますので、刺激を受けながら俳優として良い関係性を築きたい」と話していた。入江監督は「この映画の企画を実現するのに、約2年半をかけ脚本は37稿の改訂を重ねました」と長きにわたって構想をしてきたと明かし、「お2人がこの映画の中で生きるキャラクターをどう演じてくださるか、いまからとても楽しみです。緊張感みなぎる新しいサスペンス映画の誕生にご期待ください」とメッセージを寄せていた。なお、本作はすでにクランクインしており、クランクアップは9月上旬予定とのことだ。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は2017年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年07月14日主演に松山ケンイチを迎え、昨年放送されたWOWOW連続ドラマ初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」。すでに続編となる「連続ドラマW ふたがしら2」の製作が決定しているが、この度本作の放送日が9月17日(土)に決定し、併せて成宮寛貴と菜々緒の続投も決定した。江戸の夜。暗闇の中、うごめく人影。弁蔵と宗次“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は、“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男・蔵蔵に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁を見て驚く弁蔵と宗次。そこにいたのは、おこん(菜々緒)だった。おこんは、弁蔵と宗次に、遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた。そんな中で、「壱師」の“つとめ”が始まるのだが…。本作は、松山さん演じる明るく豪快な弁蔵と、早乙女太一演じる、頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、 “脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく” をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、鮮やかに “つとめ” を遂行していく痛快時代劇エンターテインメント。シーズン1のラストでは、自分たちの盗賊一味「壱師」を築いた弁蔵と宗次。今回放送されるシーズン2では、「壱師」のかしらとなった2人の、江戸の頂点を目指す新しい戦いを描くという。前作同様、メガホンをとるのは、『ジョーカー・ゲーム』ほか、日本映画界に旋風を巻き起こしている入江悠。そして「劇団☆新感線」の鬼才・中島かずきが、粋なせりふ回しと二転三転する痛快な展開で、原作では描かれていない「壱師」の創成期をオリジナルストーリーで描き出す。前作で行方をくらました甚三郎とおこんだが、今回もそんな2人を引き続き成宮さんと菜々緒さんが演じることもこのほど決定!出演が決定した成宮さんは、喜びを示すと共に「前作を超えてより面白く出来るように、まず監督と話し合って、台本で、こういうことをしてみたい、ああいうことをしてみたいというのをたくさん話しをしました。そういう意味では、前作を経てイメージがしやすい部分も多く、撮影前から監督をはじめキャスト、スタッフさんともイメージを共有できたと思います」と準備万端で臨めたと語る。また菜々緒さんも、続編をやっても本当におかしくないなと思っていたそうで「決まった時は本当に嬉しかったです」と喜んだ。さらにお互いの再共演については、「甚三郎は、おこんが居ないとダメなのかもしれない、言葉では絶対に言わないんですけど、甚三郎には、なくてはならない存在だったり、おこんにとっても『居てあげないと』、という気持ちがあるんじゃないかなって思います」とおこんはなくてはならない存在だと成宮さんは語る。そして「今回の撮影でも『お久しぶりです、よろしくお願いします』というところから、激しく重なり合うシーンがあって、『ふたがしらの時は、いつもこうだよね』っていう話しをしていました」と撮影でのエピソードも明かした。一方菜々緒さんは「毎回クランクインの時に『濃密なシーンが多いね』ってお話しをさせていただいていて、濡れ場というほどの濡れ場ではないんですが、そういう男女の関係を表すようなシーンが今回は初めてだったので、そこは成宮さんにすごくリードしていただいたので、本当に委ねて頑張ってやらせていただきました」と成宮さんについて語った。「連続ドラマW ふたがしら2」は9月17日(土)22時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話)。(cinemacafe.net)
2016年06月25日