■前回のあらすじ切迫早産の入院中に薬を一定の速度で投与し続ける「輸液ポンプ」を使用。しかし、そのポンプにはトイレの時間制限があり、さまざまなトラブルが起こりました。こんにちは、宝あり子です。トイレトラブルの中で困ったのが、24時間点滴をしていたときに使っていた輸液ポンプです。この輸液ポンプはずっとコンセントさしっぱなしでフル充電していても、コンセントを外すと20分足らずでバッテリーが切れて、警告音が鳴り出します。警告音がならないようにするためには、輸液ポンプのコンセントを外して、病室からトイレに行く時間、手を洗う時間、戻る時間なども含めて20分以内に終わらせる必要があります。そのため、時間を気にせずゆっくりトイレに籠ることができませんでした。■便秘が悪化して食欲不振になったそして、もともと妊娠中、便秘がちだった私の便秘はさらに悪化。便秘が続き、ついに食欲もなくなりました。寝たきり生活の中で食事やおやつの時間は毎回楽しみでしたが、便秘によりおなかが苦しくてあまり食べられなくなりました。そしてついに…。トイレで便秘と格闘していたある日、突然腹痛に襲われました。あまりに痛くて目がチカチカして、脂汗も出ました。「出さない限り、この腹痛が続くのでは?」と思い、しばらくトイレで葛藤していましたが…。 ■とうとう時間切れに輸液ポンプの警告音が鳴り、時間切れ。腹痛があり目もチカチカしていたので、トイレについていた非常時の呼び出しボタンを押せば良かったのですが、「忙しい看護師さんを便秘で呼ぶのは申し訳ない」と思い、フラフラしながら病室へ戻りました。■看護師さんに便秘のことを相談病室に戻ってからも、しばらく腹痛が続いたので点滴交換のときに看護師さんに相談してみました。すると…。私は「便秘のことで忙しい看護師さんのお手をわずらわせてしまうのは…」と思い、ずっと相談せずにいましたが、切迫早産の体でトイレで踏ん張っておなかに力を入れるのは良くないとのこと。この後すぐに看護師さんが先生に相談してくださり、薬を処方されました。その薬を飲んでいたら、便秘は無事解消しました。もし便秘を我慢してしている妊婦さんがいたら、早めに先生に相談してみてくださいね。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年02月28日ある日私は、腰椎分離症(ようついぶんりしょう)により、子どもたちを家に残したまま突然入院することに。なかなか歩けるようにならず、入院生活は1カ月以上に及んでいます。子どもたちが寝ている間に病院に行ったため、子どもたちはなぜ私がいなくなったかわからないまま。夫は私の入院中、子どもの顔も見せてくれません。そんなときに感じたことをお話しします。すぐに退院できると思ったら…腰痛を感じ2日目で歩けなくなった私は、病院に入院すれば点滴や薬などですぐに痛みは治まり、退院できるだろうと考えていました。実際、入院1日目はブロック注射と服薬で痛みはなくなり、快適に過ごすことができたのです。 しかし、入院2日目、その期待は裏切られ、再びとてつもない痛みに襲われました。そしてその痛みは、1カ月以上続くことになったのです。ブロック注射は何回も打てるわけではなく、2週間後でなければ2回目を打てないこと、さらに1度打てば何カ月も効果が続く人もいるけれど、私の場合は数時間しか効かなかったという事実に苦しめられました。 入院期間中、責めてくる夫 入院期間中はありがたいことに義父と、実家の両親が交代で家に来てくれ、夫と共に育児をしてくれました。しかし夫は、私がいないことで育児が大変だからか、毎日のように「親として子どもが心配じゃないのか」「入院が長引いたらお金かかるから、早く退院して」などと連絡をしてくるのです。 しかし、だからといってビデオ通話をして子どもの顔を見ようと思っても、夫がビデオ通話に出てくれることはありません。私は、日に日に子どものことが心配になりましたが、自宅に来てくれている母との電話のときに聞こえる子どもの声を聞いて、元気にしているんだなと安心できました。 やっぱり子どもたちは宝物!痛みが治まってきたある日のこと、私は子どもたちが生まれたときのことを振り返っていました。ノートに、生まれてきた日から今までの子どもたちへの思いを書いていると、子どもたちそれぞれが本当に愛らしく、大切な宝物であることに改めて気づきました。 しかし、今まで私は子どもたちにこの気持ちを伝えてきたことはあったでしょうか。思い返すと、なかったように思います。忙しく育児に明け暮れ、大人の都合で子どもたちを叱ったり、急がせたりということが多い毎日でした。入院中の今、気づいたからこそ、退院後は子どもたちにたくさんの愛を注いでいこうと思ったのです。 急な入院、子どもたちと離れ離れの生活。そんなときに感じたことは、1日を大切に過ごしていかなければならないということでした。私は、今まで大人の都合や忙しさにかまけて、子どもたちに「大好き、あなたは私の宝物だよ」という気持ちを伝えてこなかったことに気づき、とても後悔しました。これからは、子どもたちにたくさんの愛情を言葉で伝えていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:はるやま かなこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年01月28日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ下の子の妊娠中に切迫早産で入院になり、病室で上の子の写真や動画を見ては泣き続け…。切迫早産の入院生活はトイレ以外は基本的に寝ているように言われていました。ということで、寝たきり切迫早産入院で大変だったことを書いていきます!入院生活の中で小さなことも毎日積み重なっていくとかなりのストレスでした。■その1:退院までシャワー禁止!退院するまでシャワーは禁止。そのため1日1回、朝ホットタオルが渡されました。最初の頃はホットタオルで我慢できたのですが、それが1週間2週間と続くと心が荒んでいき…。体を拭きながら泣くこともありました。ちなみにパジャマを着替えるときには24時間つけっぱなしの点滴を外さないといけないため、自分で着替えることができませんでした。そのため、看護師さんを呼ぶのですが…。「ごめんね、忙しくて…あとでいくね!」と、看護師さんはいつも忙しそうでした。忙しそうな看護師さんを呼ぶのが申し訳なくて、自分で着替えもままならない状況が辛かったです。■その2:10日に1度の洗髪が辛い!シャワーは退院まで禁止。その代わり洗髪がありました。点滴の副作用で汗をかいたり、病室が暑くて汗をかいてしまうのにお風呂には入れません。1週間くらいたつ頃には頭がかゆくてたまらなかったです。洗髪したときは本当に心が洗われるようでした。入院した当初、洗髪は1週間に1度の予定と言われていました。そのため、次の洗髪日が待ち遠しくてワクワクしていました。しかし、いざ洗髪日当日になると…。こうして洗髪日は当初は1週間に1度の予定でしたが、その翌週以降は10日に1回洗髪できたらラッキーという状況になりました。頭を洗えないのが10日以上続くと髪の毛がベトベトギトギトするし、かゆくて本当に辛かったです…!!■その3:個室じゃないけど消灯を自分でするのが辛い!病院では看護師さんが消灯時間になると電気を消してくれるというイメージがありました。ですが、私が切迫早産で入院していたのは、個人病院だったからなのか看護師さんによる消灯はありませんでした。とはいえ、消灯時間は決められているため、自分で消灯しなければならない状態でした。何が困るかというと“病室の誰が消すか…”ということ。私の病室には切迫早産の患者がいなかったので、同室のほかのベッドの方は出産してすぐに退院。入れ替わりが激しかったので新しい人が入院するたびに、病室の誰が消すか決めるのが面倒だったので、この病室にずっと入院している私が消灯していました。消灯すること自体は別によいのですが、毎回新しく病室に入ってきた人に消灯の話をするのと、毎日消灯の時間に「電気消してもよいですか?」と同室の方たちに確認するのが地味に大変でした…。なんだか病室の主みたいになっていました。同室に切迫早産の方がいたら励まし合ったり、いろいろなお話ができたのですが、切迫早産仲間が同室にいなかったのは、さみしかったです…。周りが出産してすぐ退院していくのが羨ましくてたまりませんでした。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年12月28日lamireの大人気コンテンツ”連載漫画”の中から、編集部のおすすめ記事をピックアップ! 今回は『嫁の入院中に家を出た夫の末路』のシーンをご紹介します。入院から戻ると自宅が…主人公は子どもを持つソラ。しばらく体調を崩し入院をしていました。入院生活を終えたソラは愛する旦那と息子との再会を楽しみにしていました。ですが、帰宅したソラを待っていたのはもぬけの殻になった我が家でした。情報を集めると…隣家に事情を聞いたソラでしたが、引っ越したなどの情報は全くつかめず…。不動産屋を通して旦那とコンタクトが取れたのですが、義母の言いなりになり、子どもを連れ義実家に移住していたことが判明…。肝心なのは息子フジの気持ちしかし、息子のフジは母親と一緒に住みたいという意思を強く持っていました。その意見を聞き、離婚は取り消しと言い出した旦那にソラはハッキリと離婚を言い渡しました。幸せに暮らすのは…旦那は母親の言うことを聞いたばかりに痛い目を見てしまいました。親権をとったソラは実家の助けもあり幸せに暮らしているようです。もし家がもぬけの殻になっていたら…ドッキリの企画のような状況ですが、かなりうろたえてしまいそうです。入院という心細い期間を経てソラが体験したことは、彼女を強くしてくれたのではないでしょうか。以上、「嫁の入院中に家を出た夫の末路」のご紹介でした。読者の感想この旦那さん何言ってるんでしょうね、バカ過ぎて言葉も出ないですよ。妻が入院したからって、離婚して養育費とか…。親の年金でって、親はいつまでも生きてないよ。結婚したことを悔やみますね。(44歳/事務)旦那と義理の母の本性を知った以上、もう一緒にはいられないですよね、と思いました。主人公の相手に何を言われても離婚を実行する強さにスカッとしました。ちゃんと療養費も取れたようでよかったです。(46歳/家業の手伝い)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年12月20日■前回のあらすじ突然の入院で頭が混乱している中、入院同意書の内容をしっかりと確認せずにサインをしてしまい…。こんにちは、宝あり子です。■長女と離れて過ごす初めての夜長女が生まれて以降、ずっと一緒でした。隣で長女が寝ているのが当たり前だったので、はじめて離れて過ごすことになり涙が止まりませんでした。写真や動画を見ながらずっと泣いていました。次女出産時に長女と数日離れることはもちろん分かっていましたが、まさか出産前に長女と1ヵ月以上離れることになるとは思いもしませんでした。突然の入院は私のメンタルに大打撃でした。この後、次第に入院生活に慣れて気持ちが少しずつ落ち着いていきますが、長女の写真や動画を見ると泣いてしまう日々は、退院まで続きました。一方、私が突然入院した当日、家では長女が私がよく着ていた部屋着を見て…。「ママ…」と寂しそうにつぶやいていたそうです。■入院翌日、長女との再会入院した翌日、長女と主人と私の母がお見舞いにきてくれました。長女と私の母が待合室で待っているということで、私も主人に付き添われて待合室に向かいました。私の部屋着をみて寂しそうに「ママ」とつぶやいていたものの、泣くことなく過ごせていたそうです。主人から長女の様子を聞いて私は、「いつも私から離れなかったひよこが成長したね!」と、感じつつも、「私がいなくてももう大丈夫なんだな…」と少しだけ寂しくなりました。待合室につき、長女に声をかけると…。 ■1歳の子どもが寂しくないはずがなかった…私の顔をみた途端に長女が泣き出しました。大人の私だって寂しくて泣いていました。まだ1歳の長女が寂しくないはずがありません。小さな体で必死に寂しさを我慢していたのかと思うと、私も涙が止まりませんでした。長女を抱きしめて2人でわんわん泣きました。切迫早産は基本的に寝ていなければならず、待合室での面会はしないよう看護師さんから言われました。長女とは離れがたかったですが、病室へ戻りました。入院中、上の子と離れていることが精神的につらかったです。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年11月28日風邪症状で受診、そのまま入院となった娘さん。入院以来、食べ物どころか水も飲むことが許されていない状況が続いていましたが、回復をし始め、飲食物も少しずつ試し始め…。えびせんを食べられたことにより、ハナは点滴ではなく普通の食事ができることになりました。おかゆを少し出されるくらいなのかな?と想像していたら、いきなり副菜やデザートまで出てきてびっくりしました。 回復はうれしいんだけど… 食事がとれるということは本当にすごいことです。ハナは食事をとり始めてから、顔立ちも声もみるみるうちにしっかりとしていきました。しかしその一方で、起きている時間も、おしゃべりや要求も増え、駄々をこねるのもパワフルになりました。 夫と私、夫の母は、交代制で24時間看護を続けてきましたが、ちょうど疲れが出てきたところ。そこへハナのパワーアップが重なって、全員疲労困憊。交代でマッサージサロンに通う毎日でした。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年11月20日lamireの大人気コンテンツ”連載漫画”の中から、編集部のおすすめ記事をピックアップ! 今回は『嫁の入院中に家を出た夫の末路』のシーンをご紹介します。入院から戻ると自宅が…主人公は子どもを持つソラ。しばらく体調を崩し入院をしていました。入院生活を終えたソラは愛する旦那と息子との再会を楽しみにしていました。ですが、帰宅したソラを待っていたのはもぬけの殻になった我が家でした。情報を集めると…隣家に事情を聞いたソラでしたが、引っ越したなどの情報は全くつかめず…。不動産屋を通して旦那とコンタクトが取れたのですが、義母の言いなりになり、子どもを連れ義実家に移住していたことが判明…。肝心なのは息子フジの気持ちしかし、息子のフジは母親と一緒に住みたいという意思を強く持っていました。その意見を聞き、離婚は取り消しと言い出した旦那にソラはハッキリと離婚を言い渡しました。幸せに暮らすのは…旦那は母親の言うことを聞いたばかりに痛い目を見てしまいました。親権をとったソラは実家の助けもあり幸せに暮らしているようです。もし家がもぬけの殻になっていたら…ドッキリの企画のような状況ですが、かなりうろたえてしまいそうです。入院という心細い期間を経てソラが体験したことは、彼女を強くしてくれたのではないでしょうか。以上、「嫁の入院中に家を出た夫の末路」のご紹介でした。本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月13日パパの手元から落下したトラくんは頭蓋骨骨折、脳内出血をしていることがわかり、緊急入院することになりました。そして、入院中のある日のこと……。虐待を疑われていた? トラくんの入院中、ソーシャルワーカーさんに呼ばれ、トラくんが落下したときの様子や経緯について聞かれたトマトさん。 話が終わったあと、夫にそのことを伝えると、「俺も同じこと聞かれた」と……!ソーシャルワーカーさんは、トマトさんと夫に同じ質問をして相違がないか確認していたようです。虐待の可能性がないかを調べていたのかもしれません……。 そのことに気づいたトマトさんは、心が締め付けられるようなショックを受けたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月06日■前回のあらすじ妊娠31週目で突然の出血。病院に電話してすぐに来るように言われ…。こんにちは、宝あり子です。病院へ向かうためのタクシーがなかなか来なかったため、待つ時間も長く感じました。やっとタクシーに乗ることができ、病院へ到着。病院へ到着するとすぐにNST(ノンストレステスト)を行うため、看護師さんに診察室へ案内されました。■心拍数と子宮収縮数をチェックおなかにセンサーをつけ、赤ちゃんの心拍数と子宮収縮回数のチェック。赤ちゃんの心音が聞こえて少し安心はしたものの、出血があったことに不安はぬぐえませんでした。NSTが終わると、医師がやってきて今度は内診をすることに。■短くなっていた子宮頚管医師にそう聞かれ、母が付き添ってくれていることを伝えました。付き添いを確認された時点で、何か良くないことが起こっているのだと分かりました。 ■突然の緊急入院そして母もやってきて、医師から説明がありました。・出血がある・NSTの結果、子宮収縮が起きている・内診の結果、子宮頚管が短くなっている突然の緊急入院に頭は真っ白でした。そして入院することになり心配だったのが長女のこと。当時、長女は1歳だったので、日中、長女のめんどうを誰がみるのか…。すぐに退院できるのか医師に確認しました。切迫早産で妊娠37週の正期産に入るまで入院している方がいることも知っていましたが、自分もそうだとはすぐには理解することができませんでした。■帰宅はできない緊急入院突然の入院になってしまったので、何も持っていませんでした。そのため、入院の準備をしようと帰宅をしようとしましたが…。「すぐに入院する必要があるので、家に戻ることもダメです」と、病院から言われました。こうして入院の準備ができないまま入院することになりました。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年08月28日■前回のあらすじ妊娠8ヶ月、出産に向けて順調だと思っていたら、妊婦健診で子宮頸管がかなり短くなっていることが発覚して…。■子宮頸管が短くなってしまった原因は…こうして、健診後にそのまま入院となりました。荷物をまとめておいて本当に良かったと思った瞬間でした。そして、この入院中にある人と久々の再会をします…!■偶然の再会にビックリ…!最初はこの大部屋でちぃと辛田さんと私の3人で過ごすことになります。最初は良かったんですがね…。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「切迫早産で入院中に同室の人が辛かった話」(全32話)は17時更新!
2022年08月20日2022年8月6日現在、食道がんのため入院し、治療に専念している俳優の秋野暢子さん。芸能活動は休止していますが、入院先での日常をブログでつづっています。がんを公表した秋野暢子メッセージに「本当に尊敬する」「ゆっくり休んで」がん治療中の俳優に寄せられた心ない言葉反応に「人柄を感じる」秋野さんは病院で、「転ばないと思っているあなたへ」の1文から始まる、1枚の貼り紙を目撃。内容に、「なるほど!」と感心したようです。こ声かけて。自信のない時、不安な時。ろ6~7時は転倒・転落の多い時間帯。ばバランスを崩しやすいので気を付けて。ぬ濡れてる床にはご注意を。ささぁ、足首回して第一歩。き危険です。エレベーターの隙間にはご注意を。の飲み薬によってはふらつきのもと。つつまずきやすいよ。スリッパは。え笑顔のあなたが見たいです。つまずくといったトラブルが起きるのは、段差がある場所だけとは限りません。起きた直後や掃除などで濡れた床、スリッパを履いている時…さまざまな要因が、転ぶことにつながりかねないのです。秋野さんは、入院中の生活で転びかねない場面を知り、「気を付けましょう」と、自らだけでなくファンにも呼びかけました。ファンからは、「早速メモします」「大切なことですね」といったコメントが集まっています。この貼り紙に書かれている場面は、病院内だけに限らないでしょう。自宅や外出先など、さまざまな場所に転びやすい要素があるといえます。「自分だけは大丈夫」と思わずに、日頃から気を付けたほうがいいですね![文・構成/grape編集部]
2022年08月06日2022年8月3日、芸能プロダクションの吉本興業ホールディングス株式会社が、ウェブサイトを更新。同社に所属しているお笑いコンビ『千鳥』のノブさんが、右椎骨動脈解離(みぎついこつどうみゃくかいり)で入院したことを明かしました。発表によると、同年7月27日に首の痛みを感じたノブさんは、同年8月2日に病院で右椎骨動脈解離と診断され、そのまま入院することになったといいます。ノブさんの今後について、同社はこのようにコメントしています。医師によると、検査結果次第で数日後に退院できる見込みですが、1カ月程度の安静が必要とのことです。関係者各位、ファンの皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますが、ノブの体調回復を最優先とすることへのご理解と、千鳥へのご支援を引き続き賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。吉本興業株式会社ーより引用椎骨動脈は、心臓から脳に血液を送る役割を担う、首付近に存在する動脈。ノブさんが診断された右椎骨動脈解離は、椎骨動脈の内部が裂けた状態であり、頭痛や首の痛みが起こるほか、重度になると命にかかわってしまいます。仕事よりも命が大事なのは、タレントも同じ。ネットでは、「心配です」「お大事になさってください」といった温かい声が上がっています。多くの人が、ノブさんが再び元気な姿で、お茶の間に笑いを届けてくれることを願っているでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年08月03日皆さんは不思議な体験をしたことはありますか…? 原因がよくわからない何かに巻き込まれた、なんて経験した方も中にはいらっしゃるようです…。 今回は実際に募集した奇妙な体験エピソードをご紹介します。入院していたのに…大学の頃、下宿先で病気になり、入院する機会がありました。単位を落としたくなかったのですが、当時ガラケーで、持ってくる暇もないまま運ばれてしまったので、誰にも連絡できないままでした。入院が終わり、学校に行くと全部私が出席していることになっており、友達に「代返してくれたの?ありがとうね」というと「何言ってんの?全部出て私らにノートも貸してくれたじゃん」とのこと…。私は絶対に病院を抜け出すことができなかったのに、これはいったい…といまだ腑に落ちない不思議な体験です。(女性/会社員)出典:lamireデジャヴ私は昔から時々、デジャヴを感じるときがあります。出来事が起こる数秒前に「あれ、この場面見たことあるな。この後の展開はこうだったかな」と思っていると当たっているのです。いつもはささいな出来事しかデジャヴで見ないのですが、ある日友人が階段から落ちるというデジャヴが起こるのを感じました。とっさに友人の腕を掴み、友人は階段から落ちずに済みました。次にデジャヴを感じたら行動を変化させてしまっていいのか悩んでいます。後に悪影響がなければいいのですが…。(女性/主婦)いかがでしたか?不思議な出来事が偶然なのか、はたまた“何か別のもの”なのかはわかりませんが…。誰かが実際に体験した話には、何か奇妙な説得力がありますよね。以上、奇妙な体験エピソードでした。次回の「体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月01日『かえるくん』と『うしくん』の2匹によるコントが人気を博す、お笑いコンビの『パペットマペット』。2022年6月3日、『パペットマペット』はTwitterアカウントで、新型コロナウイルス感染症の陽性と診断されたことを明かしました。ノドの痛みや頭痛などの症状、40℃を超える発熱に襲われ、自宅療養を続けていた『パペットマペット』ですが、同月14日には入院を報告。重症とまでは行かずとも症状は比較的重いようで、多くの人から心配する声が寄せられています。『パペットマペット』のうしくん、入院で家畜に同月16日、『パペットマペット』は病院での療養生活について、Twitterに投稿。入院した病院では、適切な治療をするにあたって、患者を管理するためのタグを腕に巻くことになっているといいます。しかし、そのタグを装着したことによって、同コンビの片割れであるうしくんに、ある異変が起きてしまったようです…。入院により管理用のタグを付けられ、家畜感が増したうしくん。 pic.twitter.com/uMeoKK1492 — パペットマペット (@papeushikaeru) June 16, 2022 コードを巻いたことによって、うしくんが家畜のように…!『抗菌仕様』と書かれた管理用のタグは、まるで牛に付けられる個体識別番号のよう。大変な状況にもかかわらず、お笑いタレントとして多くの人に笑いを届けようとする姿に、反響が続々と上がっています。・こんな大変な時でも笑顔をくれるだなんて、お笑いタレントの鑑だ…。・うしくん…A5肉になってしまうんか…?・笑っちゃダメな状況なのに吹き出した。うしくん、お大事に!また、入院経験がある人からは「自分も心の中で『和牛タグ』と呼んでいました」といった声も。かえるくんを含む多くの人が、うしくんに対し、「出荷されることなく、早く戻って来てほしい…」と祈ったに違いありません…![文・構成/grape編集部]
2022年06月17日シベリアンハスキーのデナリは、子犬の頃から『グローブ・シティーズ動物病院』にお世話になっています。獣医師のシャープ先生や看護師さんたちは、デナリのことをよく知っているので、いつもかわいがってくれるそうです。入院中の犬の不安を和らげてあげたい!ウェブメディア『The Dodo』によると、ある日突然、デナリがごはんを食べなくなったのだそうです。大好きなおやつでさえ食べようとしない愛犬を心配した飼い主さんは、動物病院に直行。レントゲン検査の結果、デナリが石を飲み込んだことが分かったのです。こうして、デナリの体内にある石を取り除く手術が行われ、無事に成功しました。集中治療室に入院することになったデナリの周りには、経過観察のために常に多くの人がいて、デナリはそれが落ち着かない様子。とはいえ、近くに誰もいないと、デナリは不安になってしまうようなのです。スタッフは「デナリが大好きなシャープ先生がそばにいたら、安心するのではないか」と考えました。しかし、先生はずっとデナリを見ているわけにいきません。そこでスタッフが思い付いたものは…。@glovecitiesvet Denali update: After chewing through 3 IV catheters, 5 IV lines, and 2 e-collars only 1 thing kept him calm, a make shift Dr. Sharpe to watch over him as he rests. ❤️ #veterinarian #vetmed #foryou #fyp #foryoupage #husky #vethospital ♬ Funny Song - Cavendish Music即席で作った、偽物のシャープ先生!点滴用のスタンドに医療用スクラブを被せて、笑顔の先生の写真を貼り付け、髪の毛はモップで代用。そして、スタッフがこの人形をデナリの前に置くと、なんとデナリはすぐに落ち着きを取り戻したのです!病院のTikTokで紹介されたこの動画を見た人たちは、爆笑したようです。・エモーショナルなサポートモップだね。・大笑いした!これを思い付いた人は天才だ。・この病院に『星5つ』の評価を付けてあげたい。思いのほか効果的だった『即席シャープ先生』は、デナリが入院中ずっとそばにいたそう。その後、デナリは無事に退院したということです。入院中に心細くなったり、不安になったりするのは、人間も犬も同じはず。モップでできた獣医さんに見守られたおかげで、デナリが早く元気になってよかったですね![文・構成/grape編集部]
2022年05月31日2020年5月に大腸がんが発覚した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がんの手術のために入院したおさしみ1番さん。入院初日に楽しにみしていたこととは……。★関連記事:<腎がんマンガ>「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで…大腸がん手術の2日前に入院しました。初日は点滴もしないし、病院内の本屋もカフェも新型コロナの影響で休業中。コンビニしか開いていなかったので、することがなく非常に暇でした(2020年の出来事です)。こうなったら、楽しみは病院のごはんしかない!手術に向けての本格的な準備は翌日からだし、スケジュール表を見ると1日目は普通食となっていたので、とーっても楽しみにしていました。そして待ちに待った夕食が運ばれてきたのですが……。「……うそでしょっ!」と衝撃を受けるくらい、術後のごはんと変わらないものでした(涙)。ー------------------------ショックを受けたおさしみ1番さんは、「消化器系の手術なのだからそうだろうな」とすぐに思い直したとのこと。そして、おいしく食べたそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年05月27日子どものけがや病気はいつどこで起きるかわからないもの。あまり想像したくないことですが、万一の備えを考えておくことは大切です。子どもの保障に入っている人の割合は半分くらい(※1)。「未就学児は医療費負担も2割だし、自治体の医療費助成もあるし、たぶん大丈夫」、そんなふうに思わぬ出費があることを想定していないママやパパも多いのでは?▼真坂(まさか)家のケースでも実は、子どもが入院・通院すると、公的医療保険ではカバーできない思わぬ出費がたくさんあることをご存じでしょうか? ※1:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」(令和3年度)で46.7%たとえば通院のためのタクシー代、幼い兄弟の一時保育料、さらに付き添い入院になれば親のベッド代…など、想定外の出費が発生することも。生活費への圧迫も!意外にかかる自己負担費用子どもの入院や通院時にかかる費用のうち、医療費以外で想定されるお金には次のようなものがあります。□ 付き添い用のベッド代□ 交通費(タクシー代等)□ 入院中のおもちゃ購入費□ 幼い兄弟がいる場合の一時保育料□ 付き添いで欠勤した際の収入減□ 日用品費□ 家事代行費□ 外食代病院に支払うお金でも、個室にしたときの「差額ベッド代」(1日平均6,354円)や「食事代」(1日3食1,380円/一般の方の場合)など(※2)は健康保険でカバーできず、自己負担です。※2:金額は令和2年9月厚生労働省中央社会保険医療協議会「主な選定療養に係る報告状況」より一つ一つはそこまで高額でなくても、ちりも積もれば…でトータルではなかなか大きな金額に。その月の生活費を圧迫してしまうこともあります。付き添い入院は過酷、幼い兄弟の生活もピンチ…ママとパパの精神的負担は増!子どもが入院となると生活も一変します。ママやパパが共働きならどちらかが会社を休まなければならず、場合によっては収入も減ってしまいます。実家が遠方なら、このコロナ禍ではなおさら頼りにくい状況でしょう。子どもの症状がなかなか回復しないと心配や焦りが増しますし、付き添い入院となれば親の体力的な負担も相当。そんな状況でも、幼い兄弟がいれば、家では普段の暮らしを回さなければなりません。家事代行や外食に頼ることも増え、暮らしの出費はいつもより増えがち。子どもの入院を経験したママたちは、想定外の出費の多さに驚いています。【経験者の声】「感染予防のため、下の子(弟妹)が病棟へ入れず、やむなく一時保育を利用。想定外の出費でした」「入院中、元気のないわが子のため、ついつい本やおもちゃをたくさん買い与えてしまうことも」「小児病棟がある病院が近くになく、タクシー利用の頻度が高くなりました」経済的・精神的な安心をくれるこくみん共済の「こども保障タイプ」とはただでさえ、子どもの体調が心配なのに、さらに経済的負担の心配まで増えると、かなりの精神的ダメージになりそうですよね。そんな不安をカバーしてくれるのが、こくみん共済の「こども保障タイプ」。ご担当者に特長を伺いました。「月々1,200円の手頃な掛金で、入院・通院・手術まで保障します。差額ベッド代や一時保育料など入院中の諸費用にも備えられ、ママやパパを経済的にも精神的にも支えられる保障なんですよ\こくみん共済「こども保障タイプ」/3つのポイント1. さまざまなリスクに手厚い保障内容月々の掛金は手頃な1,200円。入院保障は日額1万円。日帰り入院も保障します。手術や放射線治療を受けたときは、別途共済金(※3)をお支払い。子どもに多い骨折・腱の断裂・関節の脱臼をしたときはプラス5万円(※4)。けがによる通院も日額2,000円を保障します。2. 無料の「こども相談室」が利用できる「こども保障タイプ」の加入者限定で利用できる相談サービスを用意。ママやパパの育児の悩みには、保育士や看護師がアドバイス。お子さまの学習や進路の相談は大学講師や予備校講師など、各分野の専門家が親身に相談にのってくれます。3. プラスして加入すればさらに安心!まさかの賠償リスクに備えられる「個人賠償プラス」や、教育資金に使える「満期金付タイプ」もあわせて加入することができます。※3:手術(診療報酬点数1,400点以上が算定された手術等)は手術共済金で保障。放射線治療は、放射線治療共済金を60日に1回を限度にお支払い。発病日が発効日前であっても、発効日から2年経過後に受けた場合は、発効日以後の原因によるものとみなします。 ※4:骨折等諸費用サポート共済金。共済期間で1回のお支払いです。また、同一の事故に対する支払いは1回限りです。ちなみに、こくみん共済「こども保障タイプ」で支払額がもっとも多いのがけがで、全体の6割以上を占めます。子どもの転倒や遊具からの転落などによるけがは突発的に発生するので予測不可能。備えておくにこしたことはありません。子どもが通院・入院しても「いつもの暮らし」を守るために思いがけない子どものけがや病気でママやパパも気が動転しがち。そんなときに経済的な心配がなくなるだけで、思っている以上に安心できるものです。コロナ禍で両親や近所のママ友などに気軽にヘルプを頼みにくい今は、日頃からいざというときに備えておくことがとくに大事になってきます。こくみん共済「こども保障タイプ」なら、共済金を使って家事代行や一時保育も利用可能。家族のいつもの暮らしを守りながら、子どもの看病に専念したいママやパパを力強くサポートします。 子どもの通院・入院を手厚くカバー!こくみん共済「こども保障タイプ」 子育てをするパパとママを応援!こくみん共済「こども保障タイプ」こくみん共済「こども保障タイプ」は0歳から加入できるお子さまの総合保障です。入院・通院・手術の保障に加え、入院時の諸費用・骨折までサポートしてくれます。さらに、育児の悩みから学習相談まで専門家へメールで相談できる 「こども相談室」 を無料で利用できます。▼「こども保障タイプ」にプラス!月々の掛金に200円をプラスすれば、最高3億円まで損害賠償へ備えられる 「個人賠償プラス」 にもご加入いただけます。また、教育資金の備えとして満期金を貯められる 「満期金付タイプ」 もあり、受け取る年齢に合わせて中学準備コース・高校準備コース・大学準備コースの3コースより選択可能。子育て中のママとパパをさまざまな保障で応援します。 子育て中のパパとママを応援!「こども保障タイプ」をチェック 「こくみん共済」 ここが魅力!組合員のたすけあいの力をひとつにすることで、充実した保障を手頃な掛金で実現したのが「こくみん共済」です。年齢・性別にかかわらず、ムリなく加入することができます。また、医師の診断も不要なので加入手続きも簡単! 毎年5月末の決算で剰余が生じた場合、ご契約者さまには割り戻し金をお戻ししています。[PR] こくみん共済 coop イラスト:ちょっ子 文:古屋江美子※本記事に登場する人物とストーリーは、商品特長をお伝えする目的で作られたフィクションとなります
2022年04月27日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。今年一番衝撃的だったわが家のニュースといえば、私の父の入院、そして退院です。年内に退院できたこと、とても嬉しく思います。父もホッとしていることでしょう。今年の春、「父が倒れた」と母から連絡をもらったときは、どうなることかと思いました。■母からの連絡に頭が真っ白になった“父が冷たくなっていた”と、母が言うので、即死かと思ったんです。あのときは頭が真っ白になりました。今年一番の衝撃は、まさしくこのときでした。つい数時間前に笑顔で手を振っていた父が、まさか倒れるとは思ってもみませんでした。父は約1カ月、意識不明だったと思います。コロナの影響で面会することもできず、父の意識が戻ったのか戻っていないのかも、よく分からない状況でした。医師の話によると…。絶望的でした。趣味ができないどころか、「脳出血で脳の一番大事部分が出血しており、もう考えることができるかどうかも分かりません」と、医師が言ったのですから。けれど、私たち家族は医師の言うことを信じませんでした。父が倒れて何日かは、まさかこんなことになるなんて…と、家族は信じられない気持ちでしたが、その後は驚くほど前向きに考えていました。いつまでも落ち込んでいても、父の意識は戻らない。それならば、前向きな想像をしよう、と。そうして、私や母、祖母も少しずつ普段の生活に戻りました。父が倒れてから約1カ月後…。 ■退院後の父は驚くほど回復していった1カ月ぶりに、まともに父に会うことができました。父の表情が乏しく感じましたが、意識が戻り、寝たきりの状態から、車イスに座れるようになっていました。転院した後の父は、驚くほど回復しました。あれよあれよという間に、栄養を送っていた鼻のチューブが抜け、自力で食事ができるようになり、歩行の練習が始まりました。秋になり、ぼちぼちと退院の話がでるようになった頃…。母は「どうしてこんなことになったのか」と、よく言っていました。父が退院したあとのことなど、不安もあったと思います。けれど、最終的には「きっと何とかなるわよ。そんな気がするわ!」と、前向きでした。そして、父は退院しました。自力でつえをついて歩けるようになって。訪問リハビリにて、目標があると良い、という話になり、“またできるようになりたいこと”を聞かれたとき、「またテニスをしたい」と父は言いました。とてもやる気があり、向上心が高い父。もしかすると、またテニスができるくらいに回復する可能性もあるのでは!? なんて、思ってしまいます。これからも、そんな父を見守っていきたいです。
2021年12月26日パパの手元から落下したトラくんは頭蓋骨骨折、脳内出血をしていることがわかり、緊急入院することになりました。そして、入院中のある日のこと……。虐待を疑われていた? トラくんの入院中、ソーシャルワーカーさんに呼ばれ、トラくんが落下したときの様子や経緯について聞かれたトマトさん。 話が終わったあと、夫にそのことを伝えると、「俺も同じこと聞かれた」と……!ソーシャルワーカーさんは、トマトさんと夫に同じ質問をして相違がないか確認していたようです。虐待の可能性がないかを調べていたのかもしれません……。 そのことに気づいたトマトさんは、心が締め付けられるようなショックを受けたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2021年10月31日■前回のあらすじいろいろと辛いことがあった産後の入院生活。しかし徐々にたくましくなっていき、ついに退院の日を迎えました。■我が子と一緒に実家へ■母親の気持ちがわかるようにこの入院生活を思い出すと、母もこんな気持ちで辛い中、育児を頑張っていたのかな…と思えてなんだか泣けてきます。しかし、だからといって壮絶な入院生活で良かったかは別問題です。産後の豆腐メンタルで、正解もわからなくて、思うようにいかないことばかりの入院生活はあまりにも辛すぎました。きっと私だけでなく、世の中の多くのママたちが辛い産後入院を頑張って乗り越えてきたのだと思います。このお話を読んで共感してくださった方々、これから出産を迎える方も、幸せで楽しい育児ライフを…!お読みいただきありがとうございました!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月27日■前回のあらすじ母不在のまま運動会を迎えた笹川家。奮闘する子どもたちの姿を見て、父の気持ちに変化があらわれます。■ともに頑張れる仲間に囲まれ…■入院当初とは世界の見え方が変わり…うつの状態がひどい時は、看護師さんやお医者さんが怖い顔に見えたりする場合があるみたいです…。しかし、母の状態が良くなってからは、とても優しい看護師さんが天使のように見えたんだとか。 そしてこの夜にトシヤ君が、ある物を持って母の大部屋のドアの前に訪れたそうです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「母とうつと私」(全54話)は21時更新!
2021年08月21日普段は雑貨店で店長として働いているオムニウッチーさん。ある日感じた腹痛から婦人科を受診し、子宮内膜症が判明。手術後、再発の予防のため、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム「ミレーナ」を装着したそうです。過多月経の緩和にも使われることのある「ミレーナ」。その続きのお話です。 関連記事:わずかに感じた腹痛。そして地獄の時間は始まった【子宮内膜症入院#1】 オムニウッチーです。2016年、当時34歳で子宮内膜症ほかもろもろが判明し、手術をしました。術後、再発防止のために入れた「ミレーナ」が使用期限の5年を迎えるため、新しいものに交換することになったので、その様子をレポートします! ※この漫画は実話に基づいた体験談ではありますが、個人の印象・意見になります。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ミレーナ、「外すときは痛くない」と聞いていたんだけど……。 私の場合はそこそこ痛かったし、先生が外したものを見せてくるし、入れるときも痛かったし、入れたあとも痛かった……。初めて装着したときとはいろいろと違いました。 でもこの先5年は、煩わしい生理が軽くなると思うと、今回我慢した甲斐があるってもんです! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター オムニウッチー
2021年08月08日アメリカのマサチューセッツ州にある野生動物の保護施設『ケープ・ワイルドライフセンター』に、新規の『患者』が運び込まれました。それは野生のカナダガン。『アーノルド』と名付けられたオスのカナダガンは、『ケープ・ワイルドライフセンター』の近くにある池で暮らしています。アーノルドが足にケガをしていて、何度も転んでいるのを見たスタッフが心配し、捕まえて治療することにしたのです。入院したカナダガンのお見舞いにやってきたのは?検査の結果、アーノルドの足は2か所を骨折していて、骨が露出したままになっていました。おそらく池を泳いでいる時に、カミツキガメかほかの動物に襲われたと思われます。アーノルドの足を救い、生きるチャンスを与えるためには、片方の指を切断してもう片方の傷の縫合手術が必要でした。翌朝、アーノルドの手術の準備をしていた時、医師たちは誰かがクリニックのドアを叩く音に気が付きます。そこにいたのは、アーノルドのつがいのメスのカナダガン!メスは、どうにかしてクリニックの中に入ろうとしていたのです。Through sickness and health...here is your feel good story of the day Today was a first for our hospital. We often...Posted by Cape Wildlife Center on Wednesday, July 14, 2021Through sickness and health...here is your feel good story of the day Today was a first for our hospital. We often...Posted by Cape Wildlife Center on Wednesday, July 14, 2021残念ながらメスを中に招き入れることはできませんでしたが、メスに見守られてアーノルドの手術は無事に成功。スタッフはメスをアメリアと命名。彼女がアーノルドの様子を見ることができるように、ベッドを戸口に置いてあげました。心配そうにアーノルドを見つめるアメリアの写真には、「なんていい話!」「泣けるね」「素敵なラブストーリー」などの声が寄せられています。池から近いとはいえ、アメリアが施設の場所を見つけ出したことにスタッフは驚いているのだとか。その後もアメリアは毎日、お見舞いにやって来ているそう。Facebookには、2羽が仲よく食事をする様子が投稿されています。Arnold Update!!! We are happy to report Arnold is making progress, and is stronger everyday. He received a veterinary...Posted by Cape Wildlife Center on Tuesday, July 20, 2021Arnold Update!!! We are happy to report Arnold is making progress, and is stronger everyday. He received a veterinary...Posted by Cape Wildlife Center on Tuesday, July 20, 2021なおアーノルドは順調に回復しているとのこと。アーノルドが全快するまでは数週間かかるため、スタッフは可能な限り、アメリアの見えるところで処置をするつもりだそうです。愛するパートナーに見守られながら、アーノルドが1日も早く元気になるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年07月28日■前回のあらすじ検診時に「お腹の張りが気になる」と相談すると、念のためノンストレステスト(NST)をすることに。その結果、急遽入院するよう言われ…。■入院の期間は…?自宅でのんびり過ごすつもりが、出産まで入院するかもしれないというまさかの事態に…。仕事も出産準備も中途半端な状況に焦りが募ります。■帰宅後は慌ただしく…やらなければいけない仕事を終わらせ、入院の準備をしたものの、この状況を受け入れることができないまま夜は過ぎていきました…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月16日■前回のあらすじ僕の病気によって陥った最悪な夫婦関係も改善。さらに僕の病気が「ストレスや不安」で起こるものとわかったことで、病気も回復方向に…。そして妻のおなかには2人目が…。 >>1話目を見る ■妻の入院父だけの育児が開始したのですが…。次女誕生といううれしい出来事が起こったのに、まさかの妻の入院。これによって、僕ひとりで育児をしなければならなくなってしまいました。これまでも妻と一緒になって子育てはしているつもりだった僕。妻から愚痴を聞かされる度に、大変さを理解しているつもりでしたが、それはまったくの間違いだったことがわかったのです。大変でテンパっている中、子どもにある言葉をかけられて…。次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月10日■前回のあらすじいよいよ手術方法を決める時。放射線と抗がん剤治療が効いてガンの腫瘍が小さくなり、内視鏡手術をすることが決まったのでした。■手術を控えて再入院!作中では描ききれなかったんですが、むーさんとは放射線治療も手術のタイミングも同時期だったので、麻酔科でも偶然会えたりして嬉しかったです。一期一会の入院生活ですが、お互い励まし合える患者仲間の存在は稀有!今でもむーさんが元気でありますようにと思いながら、この漫画を描いています。■夜入院してきた患者さんの話が聞こえてきて…こんな若い女の子が…。ガン病棟に来たということは、たぶんガンなんだろうと思ったのですが、あまりにも若くてビックリしました。カーテンも閉めていますが、どうしても相部屋だといろいろと聞こえてきてしまって…。みんな話が聞こえてしまっても何も言わない大人の対応ですが、やっぱり悪い気がして焦ります。次回に続く。「鼻腔ガンになった話」連載は14時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月02日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ出産の立ち会いにギリギリ間に合った夫今回は産後入院中のお話です。入院時に大部屋にするか、個室にするか迷った方もいらっしゃるのではないでしょうか?個室は料金が高いのがネックですよね…私は迷った末、長女出産時は「少しでもゆっくりできるように」と思い個室を選びました。いざ、産後入院中の様子です。母子別室だったのですが、意外とやることが多いそして部屋にいるときは産後でヘロヘロなので、体力回復のためにずっと横になっていたのですが…私の個室は新生児室が近かったので、赤ちゃんの泣き声に体が反応して夜中も気になって眠れない!部屋が新生児室に近かったのはレアケースだと思いますが、ゆっくり過ごしたくて個室をえらんだのにあまりゆっくり過ごせませんでした…「産後は意外とやることが多い」「部屋にいても横になっているだけ」「新生児の声が聞こえてソワソワする(レアケースだと思いますが)」ということで「高い個室料を払わず、大部屋にすればよかったかな…」とこの時、思いました。それをふまえて、次女出産時は大部屋にしました。その際に持っていったものは耳栓です。長女出産時に「母子別室の個室だから」と思い、耳栓を持っていかなかったことを後悔しました…耳栓を持っていけば長女出産時も新生児室から聞こえる泣き声が気にならなかったかもしれないです。こうして次女出産時は大部屋で過ごしましたが、幸い同室の方はみなさん静かだったこともあり大部屋でも音は気になりませんでした。カーテンも閉めているのでプライバシーも守られていました!そして耳栓と併用して快適だったアイテムがあります。それは…蒸気がでるホットアイマスク!!温かくて良い香りがするのでリラックスできます。これと耳栓があれば大部屋でもぐっすりでした。最後にもう1つ入院中に持っていってよかった思ったものを紹介させてください。それは会社に提出する出産関係の書類です。産休を取得される方は、おそらく会社から出産時に提出する書類を産休前に渡されるかと思います。それら一式を事前に入院バッグに入れておきました。退院したら赤ちゃんのお世話でドタバタだったので、入院中に書類を記入しておくと少し楽でした!
2021年06月28日昔からぽっちゃり体型の私。いつだって、おいしい物が食べたい! でも痩せたい!の繰り返しの日々。太っていることで傷ついたことが何度もあるのに食べてしまう……。そんな優柔不断な性格からダイエットに何度も挫折していました。でも、挫折したことから気付いたこともあったのです。挫折を通してダイエットに対する考えが変わったら少しずつ痩せ始め、健康にも気を付けるようになっていきました。自分の体型で悲観的な性格に幼少期から好きな物を好きなだけ食べさせてもらえる環境だったためか、思春期にはだいぶぽっちゃり体型に。痩せたいけど食べることもやめられない、そんな葛藤が続き「どうせ私なんか痩せられないんだ」と悲観的な性格に。友人は少しずつ「美」を意識するようになって締まった体型になり、彼氏までできて楽しそうにしていました。そんな周りを見ては焦り、痩せなきゃという意識が芽生え、ダイエットをしようと思ったものの、結果がすぐに出ないと諦めて投げ出してしまう……。そして、また悲観的に。そんな感じでダイエットに関する負の連鎖が続いていました。極端なダイエットが災いとなって…20歳を過ぎたころ、なかなかダイエットの結果が出ないことに焦り、とうとう「食べなきゃ痩せるんだ」という極論に至ってしまいました。とにかく1日中水だけ飲み、何も食べずに働き、休日はジムに行ったあとにエステに続けて行くという生活をしていたら、当然のごとく1カ月半くらいで10kg近く痩せていました。それだけ急激に痩せても、生理が止まるなど特に体に支障が出たわけではなかったので、私は痩せたことがただひたすらうれしく思っていました。私生活も変わり、「人生で今が一番輝いている」とまで思え、初めての達成感でした。そして、もっともっとと欲が止まらなくなり、気付いたら病院のベッドの上にいたのです。仕事中に意識をなくして倒れたようです。診断の結果はもちろん過度のダイエットでした。すぐに退院することはできましたが、普通の生活に戻りダイエットをやめたら、あっという間に体重が戻り、恐ろしいリバウンドをしました。ダイエットに失敗して気付いたこと結局、20代、30代は痩せたり太ったりを繰り返し、体型が安定しませんでした。そして40代になり、体調を崩してからダイエットに対する考え方が少しずつ変わってきました。健康的に痩せないと意味がない!とやっと気付いたのです。大好きな甘い物は控え、甘味料ははちみつに変え、夜の主食を野菜に置き換え、常温水を飲むようにし、間食をしたくなったらカロリーが低めの煎餅を食べるようにしました。寝る前に軽いストレッチをするなど、長期戦で気を付けるようにしていったら、少しずつ体重が落ちていき、体もラクになり、リバウンドもなくなったのです。一番太っていたときは身長150cmで58kgあった体重が、現在は52kgに。週1日は自分に甘い日をつくり、大好きなチーズケーキを食べるなどダイエットに前向きになれるように工夫したことでストレスがなくなり、ダイエットを続けることができました。まとめ極端なダイエットは本当に怖いものだと痛感しました。失敗してわかることもありますが、体を壊すまで気付かず極端なダイエットをしていた自分にゾッとしています。健康的に痩せないと、どんなに痩せてもきれいに見えないものだと思いました。ダイエットは私にとって永遠のテーマですが、考え方1つで良い方向へいくのだと気付きました。もう少し早い時期に気付ければと後悔もありますが……。まだまだスレンダーボディにはほど遠いですが、いつかそんな自分になれるように健康に気を付けながら今も努力中です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2021年05月30日産後のママには、心身の不調がつきものです。さらに、初めての育児に頭を悩ませてしまうママも少なくないことでしょう。今回は、ウーマンエキサイトに寄せられたエピソードを元に、ママたちの産後について考えてみたいと思います。■「産後体質が変わった…」体調不良に悩むママ続出多く寄せられたのが、「産後に思ってもなかったような体調不良に見舞われた」という体験談です。「緊急帝王切開だったため、大量出血し貧血でフラフラして面会謝絶。おなかの傷が痛くて、母乳育児の新生児を抱っこするのも大変でした」「陣痛2日半を経てからの緊急帝王切開でした。身も心もボロボロ。やっと退院できたと思ったら、原因不明の子宮内感染症になり、救急搬送。入院中は恐怖と不安で、悪夢ばかり見るし、今でもあの感覚は忘れません」「産後2日目くらいに、おっぱいがぱんぱんに張って、寝返りを打つのもつらいくらいでした。おっぱいが爆発しそうでした」「寝ぐずりが激しくて全く寝られなかった。自分の体調もすこぶる悪くて、肌荒れ、口角炎、カンジダ、ドライノーズ、記憶力の低下、高熱。全てがストレスでしんどかった」「産前から下半身にむくみが出ていたが、産後にかなり悪化しゾウのような足で、痛くて歩けなくなった。さらに、そのむくみの影響から、産後高血圧にもなっており、気づかず無理して赤ちゃんのお世話をしていたら大変なことになったかもしれないと医師に言われ怖かったです」「出産する度にぜんそくがひどくなり、2人目のときは、産後8ヶ月で肺炎とぜんそくが悪化して、2度入院。その後、一生ぜんそく薬を飲まねばならない肺になりました」「産後2ヶ月くらいの時、体がかゆくなり、たちまち体中にじんましんが! 皮膚科へ行くと、原因は疲れ。育児の寝不足やストレスで体が疲れてるらしい。授乳中で薬も飲めないため、塗り薬で対応。出産で体質が変わったみたい」ありとあらゆる種類の体調不良がママたちを襲っていることがわかります。産後のママは、育児に家事に上の子のお世話など、ついつい無理してしまいがちですよね。そんな無理がたたって、中には大きな病気を患った人もいるようです。産後の体調悪化に、つらい思いをしている人は少なくないようです。■「夜間授乳のたびに涙が止まらない…」産後うつになる人もまた、心の不調を抱えたママたちからのコメントも寄せられていました。「旦那の仕事が残業続きの中、産後赤ちゃんと4歳児の2人育児が始まり、育児ノイローゼになりました。悪露もなかなか止まらず、子どもをお風呂に入れるのも大変。赤ちゃんは今年の3月に産まれたのですが、新生児期にコロナの自粛がはじまり、息抜きができなかった」「産後、話し相手は仕事から帰った夫と実家との電話のみ。もともと休日はよく外出していたので、ものすごいストレス。子どもの泣き声で通報されるのが心配で、家事が中断するのもストレス。旦那に、あなたは仕事で気晴らしできていいよねと、嫌みを言ってしまったり、『産んだのは間違い?』と毎日悩みました」「産後、コロナのせいで面会は1日15分を1回だけに。夫に会えない寂しさと狭い病室でおかしくなって、過呼吸に涙が止まらず、1日中ずっとその状態。『家に帰りたい』と懇願して、退院できることになりました」「産後の入院中、風疹が流行で面会謝絶になり、外の世界と接触がなくなり、授乳もうまくできず、夜間授乳の時に涙が止まらなかった」「頻回授乳を頑張りすぎたせいか、肩と首の神経を痛めて産後1ヶ月で今まで感じた事のないような、ひどい頭痛に見舞われました。里帰りもせず、退院後ほぼワンオペで子育てをスタートした私は、息子のかわいさをかみしめるというよりも、どんなに自分の体調が悪くても生まれたてのか弱い息子を死なせてはならないという責任感の中で押しつぶされそうな思いで毎日を過ごしていました」産後に、心の不調でつらい思いをしているママたちが非常に多くいることがわかります。筆者自身、1人目の産後の入院中はとてもつらかった記憶があります。周りのママたちが順調に母乳をあげている姿を見ると、「自分はこんなに少ししか母乳が出ていない…」と、落ち込みました。また、母子同室を推奨していたため、「自分で赤ちゃんをどうしても見なければ」と、泣き止まない子どもを抱きながら、ベッドの上で途方に暮れて一緒に泣いたこともあります。なぜ、産後うつになるママが多いのでしょうか。妊娠中・産後のうつ病を引き起こしている要素として、この時期は何かとストレスが多い上に、周囲のサポートが不十分な状況が重なっている場合が考えられます。しかも妊娠・出産に伴う女性ホルモンの大きな変化は、脳がストレスに耐える抵抗力を低下させます。その結果ストレスを処理しきれなくなった脳が機能不全を起こし、ものごとを悪くとらえる傾向が強く出てしまいます。出典: 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 女性ホルモンや脳の働きも影響しているようです。こういった背景に気づけないと、「なぜこんなに落ち込んでしまうのだろう」と、さらに落ち込んでしまいそうですが、「産後はいつもとは違う状態なんだ」と知っていると、少し気持ちを落ち着けることができそうです。また、自分だけでなく、家族にもこの認識を持ってもらうこと、助けを求められる状況を作っておくことも重要なのかもしれません。■産後の不調を乗り越えるために…それでは、産後のママたちはどのように回復を遂げたのでしょうか。▼子どもの預け先を確保する「孤独感、夜になるのが怖い、赤ちゃんと2人になるのが怖い、訳もなく涙が止まらない。完全な産後うつでした。子どもが幼稚園へ行くようになり、ひとりの時間が取れるようになってからやっと、ホルモンバランスが以前の自分に戻ってきました」「初めての子育てに、他人の何気ない言葉が自分を責めているように感じてしまう日々。泣き止まない子どもを抱き、一緒に号泣しました。保育園に預けて、物理的に離れる時間ができたことは、やっぱり一番の特効薬だったと思います」「第2子出産と同時に、夫の転勤先に引っ越し、慣れない土地で2歳と0歳の子どもの育児をしなければならず、育児ノイローゼでした。自分の余裕を作るため、一時保育やベビーシッターに上の子を見てもらったり、疲れたら遠方の実家に子どもを連れてしばらく帰ったりして、なんとかつらい時期をしのぎました」「気分の落ち込みがひどく、自分は産後うつかもと思っていました。歯医者に行くために、初めて一時保育を利用してみると、『泣くこともなく、お昼寝もできましたよ〜』と言われ、気持ちが軽くなったのを覚えています。それからは、つらい時はプロの力を借りることも一つの手だと心に留めています」▼積極的に外に出る「頼れる身内がおらず、朝から晩までずっと一人で全ての家事をこなしてきた。特に2人目が産まれた後がつらく、イライラしていたところ、近所に住んでた同年代のお母さんが子育て支援センターに誘ってくれて、相談できる先生もいて助かった」「初めての育児は、何が正しいのか、自分がしているお世話は間違っていないのか、いつも不安でした。産後、自宅に戻ってきてしばらく、夫以外の人と、会えなかったり、しゃべれなかったりが続くと、他の人と話すことが怖くなってきたりしました。産後、1ヶ月が過ぎて少しずつ外に出られるようになると、1日中家にいることをやめて、児童館や公民館や幼稚園のイベントに積極的に参加 しました。外に出ることが大事だと思います」▼友達や家族に話を聞いてもらう「1人目を出産時、産後うつのような状況で、子どもが全くかわいいと感じられずつらかったです。学生時代の友人が子連れで遊びに来てくれて、『産後うつと診断されお薬を飲んで直した』とあっけらかんと話す姿を見て、『つらいって言っていいんだ』『変なことじゃないんだ』と気持ちが穏やかになりました」「産後、初産のため何もかもわからない中で、もう気が狂いそうでした。かわいくない。なんで産んだんだろう。一日中同じことの繰り返しで話し相手もいない。負のループでした。たまたま別件で、先輩ママでもある友だちに連絡を取った時に苦しい状況をはき出してみると、少しだけ楽になりました。特に解決策があるわけじゃない育児なので口に出しても無駄だとおもっていましたが、はき出すことでこんなに楽になるのかと思いました」回復の方法にもさまざまな種類があることがわかります。ママたちが、自分に合った対策を見つけて、心身ともに回復できるといいなと、切に願います。最後に、こんなコメントも寄せられていました。「第1子の時、地元を離れて慣れない土地での育児でした。365日24時間赤ちゃんと一緒で、何をしても泣き止まない時には私も一緒に泣いてたこともありました。昔の自分にアドバイスを送れるなら、『もっと肩の力を抜いて。大丈夫だよ』と言いたいです」「産後うつ、私もなりました。子どもに申し訳ないって思ったり、周りと比べて家事育児ができていないと思ってつらかったり、子どもは泣かないのに、私が泣いてました。でも、妊娠、出産は、みんなが当たり前にできるものではないです。妊娠に至らなかったり、死産してしまったり、それでも明るく生きなきゃと頑張ってる人がたくさんいることを忘れたくないです」「一人目の育児中、やりたいことがやりたいタイミングでできない、やらなければいけないことがやるべき期限までに終えられないという、達成感や充実感を実感することができず、参っていることに気づきました。『コントロールできない相手と対峙(たいじ)しているのだから、これまでのペースで生活できなくて当たり前。できなかったことより、できたことに目を向けるべき』と考えて、気が楽になりました」ここまで、ママたちの産後のエピソードを紹介してきました。産後体調が悪かったり、心に不調がある場合は、我慢はせずにSOSを発信し、自分自身が病院へいくことを優先させましょう。子どもの預け先は、保育園の一時保育やファミリーサポート、ベビーシッターなど、いくつか候補を持っておけると安心です。もし子どもの預け先が見つからない場合は、お住まいの役所や保健センターで相談できます。「あれもこれもしなければ」と考えて、家事も育児も1人で抱え込んでしまいがちですが、産後のママが1人で対応するのは相当難しいことであり、周りの協力が不可欠です。家事育児の大変さを抱え込むのではなく、パートナーや親族、友人や公的な機関など、どこかにつながって、少しでもつらさが緩和できるよう、助けを求めてもらいたいと思います。ママが笑顔でいられるために、みんなで助け合って子育てをしていける世の中にしていきたいものですね。参考文献 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 出産体験談はこちら
2021年05月26日「入院できた入居者の方6名は、すべて救急搬送された方です。保健所には、何度も『うちは病院じゃないんです。軽症でも入院させてください』とお願いしていたんですが、入院を待機している人が150人以上いると言われて……。必死で調整してくれたのですが、結局、発熱が続くなどしないと受け入れてもらえませんでした」特別養護老人ホームなどがある新町光陽苑(東京都北区)の施設長、高橋三行さんは訴える。2月7日付の毎日新聞によると、昨年12月から2月5日までに東京都内だけで103人の方が、高齢者施設で新型コロナウイルスに感染して亡くなった。その割合は増え続けていて、1月30日〜2月5日までの期間内だと、亡くなった人のうち、28.6%が高齢者施設での感染。病院を抜き、死亡者の最大の感染場所になってしまった。新町光陽苑では、19名の利用者と8人の職員が感染。4名の利用者が亡くなった(2月11日時点)。高橋さんが経緯を振り返る。「1月2日に職員1名が発熱、翌日に陽性が判明しました。すぐに接触があった利用者の方18名と職員19名にPCR検査を実施。5日には全員の陰性が確認できました」新町光陽苑は、“ユニット型”と呼ばれる特養で、少人数のグループ(ユニット)ごとに、入居者には個室が用意され、決まった介護職員がつく。1月3日時点で、全4フロア100居室は、ほぼ満床。入居者は要介護度3以上で、認知症がある方も多いという。「職員1名の陽性がわかってすぐに、ショートステイはストップ。その職員が働いていた3階フロアの共有部分は立入り禁止に、エレベーターホールも封鎖、感染エリアを担当する職員は、ほかの階の入居者や職員とは接触しないようにしました」保健所の指導のもと、徹底的に対策を行った。感染の拡大は防げると思ったが……。「1月6〜7日にかけてほかのフロアの職員や入居者にもPCR検査を行ったところ、1月10日までに、無症状の職員1名と、入居者3名の陽性が判明しました」さらに、発熱した別の入居者1名を救急搬送したところ、病院で陽性が確認された。陽性が判明した3名の入居者は入院できず、施設内で見守ることに。壮絶な日々の始まりだった。■防護服を着たまま、職員は12時間勤務に「通常、2つのユニット(約19名)を7名の介護士が担当します。ですが、濃厚接触者になった職員がごっそり自宅待機になったので、2名の職員で19名の入居者さんを担当。当然、手が足りなくなり、入居者の方に1日3食お出しすることができず、高カロリー食で栄養を維持しながら1日2食に。通常なら1週間に2回の入浴も、清拭のみにさせていただくしかありませんでした」感染拡大を防ぐため、1日3回ほど、検温や血中酸素濃度を測り、食事や水分はとれているか、体調に変化はないかチェックする態勢も整えた。職員は、ほぼ12時間、防護服を脱ぐ暇もなくなった。「とくに大変なのは夜間です。特養には、医師は常駐していません。看護師も日中だけなので、夜間に入居者の容体が急変した場合は、外注のコールセンターに電話してそこの看護師の指示を仰ぎます。しかし、この間はうちの常勤看護師5名がローテーションで夜間の電話を受けてくれました」夜間の電話対応の後、日勤をこなした看護師もいたそう。■「6リットルぶんの酸素しかないけれど……」「陽性の方には、一日に何度も血中酸素濃度や体温を測り、通常は98〜100%ある血中酸素濃度が95%を切ったり、微熱が続くなどしたら、とにかく早め早めに救急車を呼びました」だが、救急車を呼んでも、すんなりと入院できるとは限らない。「体調観察していた陽性の入居者の方の食欲が落ちてきたので、あわてて救急車を呼んだのですが、なかなか搬送先が決まらず、私たち職員も一緒に4時間かけて、あちこちの病院に電話をかけました。その中で一軒〈6リットルぶんの酸素しかないが、それでもよければ受け入れます〉と言ってくれた病院があって。この病院のおかげで、のちに回復されました」感染対策は十分行っても、介護する際は接触を避けられず、防護服を着ていても防ぎきることは難しい。1月20日までに陽性者は職員8名、利用者19名に拡大。1月29日までに、残念ながら4名の入居者が逝去してしまった。「おひとりは、ご家族が施設で看取ることを望まれていたので、救急搬送はせず、最期はご家族に防護服を着ていただき、数分でしたが看取りに立ち会っていただきました。ほかの3名は、搬送先の病院で亡くなられています。1月10日に3名の入居者の方の感染が判明した時点で、すぐ入院できていれば、感染も拡大せずにすんだかもしれないと思うと、申し訳なくて……」葬儀に参列した介護職員のなかには、「こんなことになるなんて」と泣き崩れる者もいたという。新町光陽苑では、1月27日のPCR検査の結果、入居者・職員すべての陰性を確認。以後、感染者は出ていない。高橋さんは介護現場でのクラスターを防ぐために、こんな提案をする。「もっと多くの軽症者用ホテルを確保して、高齢者は症状が軽くても優先的に入院できるような体制を整えてほしい。施設内で感染を広げないためには、それが必要だと考えています」前出の毎日新聞の記事では、高齢者施設ではケアを受けられるという保健所側の期待から、ほかの感染者の入院が優先され、結果として施設での死亡者が増えた可能性が指摘されている。だが、高橋さんも訴えるように、多くの施設で医師や看護師が常駐しているわけではなく、対応にも限界がある。現場の切なる願いは、行政の場に届くだろうか。「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月19日