グラビアアイドルの内田瑞穂が11月30日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『I believe』(発売中 4,180円税込 発売元:スパイスビジュアル)の発売記念イベントを行った。グラビアデビューは2017年5月にリリースした1stDVD『First Touch』。"鋼のGカップ"というキャッチフレーズのバストを露わにして、一躍グラドルファンのハートを射止め、現在はInstagramのフォロワーが30万人を突破するなど、グラドルファン以外からも注目を集めている。そんな彼女の3枚目となるDVDは、今年5月に都内で撮影。年上の男性と恋愛を繰り広げるというシチュエーションものとなっている。ド派手なヒョウ柄のビキニ水着で報道陣を悩殺した内田は「今回のDVDは年上のおじさんとの恋が繰り広げられ、オフィスだったりお家などいろんなところで彼氏と遊びました。会社のみんなにバレないようにイチャイチャしてます」と最新作を紹介。ナースコスプレのシーンでは「先生役の彼氏に服従するんですけど、結構妄想できるシーンだと思います。そんなにハードじゃないんですけど、『脱いでごらん』と言われて脱いじゃいました(笑)」と振り返った。また、マッサージのシーンでは「悶えていますよ(笑)。くすぐったいスイッチが入ってしまったので、素顔になっていると思います。後半では大人の顔になっているかもしれません」とセクシーなシーンが見られるという。"鋼のGカップ"というだけあって、その硬さはグラドル界でも群を抜く内田。その硬さが原因なのか、「今回はどの衣装を着てもポロリポロリ(笑)。鋼のレベルが上がっていて、何か知りませんがいっぱいポロポロしちゃいました(笑)」とハプニングの連続だったそうで、「バストは硬いんですが、良く言えば張りがあるんです。今年で30歳になりましたが、20代の娘には負けないぐらいの張りがあります」とバストをアピールした。11月10日に30歳の誕生日を迎えたばかりで、「獣感が増してきました(笑)。30歳ということで大人の女性ということもありますし、顔も男顔と言われるので、鋼のGカップとリンクさせてカッコいいお姉さんになりたいですね」と抱負を語り、結婚や恋愛については「結婚願望はありますが、結婚を考える相手もいないですし、仕事もまだまだやりたいと思っています」と話していた。
2019年12月11日グラビアアイドルの内田瑞穂が、最新イメージDVD『I believe』(11月29日発売 4,180円税込 発売元:スパイスビジュアル)をリリースした。グラビアデビューは2017年5月にリリースした1stDVD『First Touch』。"鋼のGカップ"というキャッチフレーズのバストを露わにして、一躍グラドルファンから注目を集めた。現在はInstagramのフォロワーが30万人を突破するなど、人気を集めている。3枚目となる同DVDでは、ナースやOLなどに扮し、お色気たっぷりにボディーを披露している。約10カ月ぶりとなる同DVDだが、張りのあるGカップガストとむっちりヒップは健在で、Y字系変形水着やマイクロビキニなど大胆に水着を着こなしてアピール。ナースコスプレで四つん這いになって飴を舐めるシーンやオフィスチェアに座ってS的な仕草が見られるシーンなどが見どころとなっている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが11月30日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館7F(15:00~)で開催される。
2019年11月26日阿川佐和子によるトーク番組「サワコの朝」の11月23日(土)放送回に、エッセイストの内田也哉子がゲスト出演。母・樹木希林との最期の日々や、父・内田裕也との思い出、家族の日常などを語る。両親は『海街diary』『万引き家族』『日日是好日』などで知られる女優の樹木さん、ミュージシャンとしてだけでなく監督、脚本、俳優と多彩な活躍をみせた内田裕也、夫は『おくりびと』『天空の蜂』などの本木雅弘。自身も女優として『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』などに出演、エッセイストとして活動する内田さん。昨年9月に他界した樹木さんについて「ナイフのような鋭い直感力で生きていた」と話す也哉子さんは、今回、いましかないというタイミングで病院から自宅に戻った母が、希望していた“自宅での死”を叶えた最期の日の話を披露。「声があんまり出なかったんですけど、最後の最後にあんなに疲れた状態でもなお“ありがとう”って3回言ったんです」とその日の様子を明かし、「初めて穏やかな家族としての一体感があった」“最期の瞬間”から、その数時間後にはマスコミが押し寄せたという当時をふり返る。その後を追うように今年3月、父の裕也さんも逝去。「父の出所時にはヘリコプターが飛んでました。喜劇と悲劇が常に混在していました」と自分が生まれる前にはすでに別居状態だった両親との日常を回顧。その日常は夫婦喧嘩が絶えず「包丁が何度も欠ける日々」だったが、母から父の悪口は一切聞いたことがなかったとか。そんな樹木さんと裕也さんの不思議な関係をはじめ、両親にジレンマを抱えていた思春期や、樹木さんが最後まで伝えたかったことを也哉子さんが語っていく。「サワコの朝」は11月23日(土)7時30分~MBS/TBS系で放送。(笠緒)
2019年11月22日明日、11月12日(火)発売の雑誌「ar」12月号は、表紙に内田理央が初登場する。1991年9月27日生まれ、現在28歳の内田さん。2014年に竹内涼真主演の「仮面ライダードライブ」にて本格的に女優デビューし、『血まみれスケバンチェーンソー』で映画初主演、ほかにも「逃げるは恥だが役に立つ」「海月姫」「おっさんずラブ」など話題作に出演。女優だけでなく、雑誌「MORE」の専属モデルとしても活躍中だ。そんな内田さんが、今回「ar」で初カバーガールを務めた。“冬こそ出しとこかわいいお色気”という文字通り、表紙にはセクシーな内田さんが登場。“だーりおボディ”の秘密から気になる恋愛感まで徹底解剖!女子必見の内容だ。「いつか表紙を飾れるように頑張ろう!と目標にもしていた」と話す内田さんは、「表紙が決まった時は素直にとても嬉しかったです」と今回の初カバーガールに喜び。また「撮影時はリラックスしてできました。まさかの、ほぼすっぴんですが(笑)arらしい、うるうるキラキラした女の子になれて魔法のような時間でした。楽しかったです!」と撮影をふり返っている。さらに“セクシー号”と題した同号では、佐野ひなこが冬にぴったりのふわもこ「ハグ服」をたっぷり着こなし!自慢のボディラインやピュアな表情で思わず抱きしめたくなること必至。また、今泉佑唯がメイクやボディケアで目指す食べごろなセクシー女子を熱演。「日向坂46」齊藤京子は、鎖骨や指先にまで迫った接写カットでセクシーを見せつけ、三吉彩花はイガリシノブ×高木琢也(OCEAN TOKYO)を迎えて、エモすぎるメイク顔を披露。ファッション特集には、「オンナ度を格上げする冬コーデ」を吉岡里帆が着こなし、川口春奈はニットでオトナなムードに。「乃木坂46」堀未央奈は笑顔封印し、インパクト大な辛口ファッションで、玉城ティナは日本初上陸の注目コスメを使ったメイクで登場する。そのほか、安井謙太郎(7ORDER Project)がライダースから萌え袖まで、夢のような特写6Pに降臨。指原莉乃が“理想のデート”について妄想炸裂。食べ歩きデートしている気分に浸れるショットをたっぷり掲載している。「ar」12月号は11月12日(火)発売。(cinemacafe.net)
2019年11月11日女優の内田理央が、12日発売のファッション雑誌『ar』(主婦と生活社)12月号の表紙に初登場する。内田理央、『ar』(主婦と生活社)12月号の表紙に初登場今号で内田は、無防備なエロスを惜しみなく放出し、表紙では、美脚あらわな大胆セクシーカットを披露。そして、“だーりおボディ”の秘密から恋愛感まで、読者が気になることを徹底解剖している。内田は「いつか表紙を飾れるように頑張ろう! と目標にもしていたので、表紙が決まった時は素直にとてもうれしかったです」と喜び、「撮影時はリラックスしてできました。まさかの、ほぼすっぴんですが(笑) arらしい、うるうるキラキラした女の子になれて魔法のような時間でした。楽しかったです!」と語っている。内田は、2014年『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)にて本格的に女優デビュー。2016年、映画『血まみれスケバンチェーンソー』で映画初主演後は、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、『海月姫』(フジテレビ系)、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)など数々の話題作に出演。2019年にはドラマ『向かいのバズる家族』(日本テレビ系)で主演を務め、来年3月6日公開の映画『仮面病棟』への出演も決定している。現在は、『MORE』専属モデルとしても活躍中だ。
2019年11月11日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)が展開するブラック スキャンダル ヨウジヤマモト(BLACK Scandal Yohji Yamamoto)と画家の内田すずめがコラボレーションした期間限定ストアが、2019年11月13日(水)から19日(火)まで阪急百貨店うめだ本店にて開催される。期間限定ストアでは、ブラックスキャンダル ヨウジヤマモト 20年春夏コレクションの一部を全国展開に先駆けて展開。男を呑み込む女や骸骨男と蛇女など、デザイナー山本耀司が「ばけものを描いて欲しい」とリクエストし描かれた“おどろおどろしい”世界観を反映した画が落とし込まれている。本コラボレーションの為に新たに企画したウィメンズのドレスやジャケット、カットソーなどのウェアや、コインパース等のアクセサリーも展開。さらに、“ブラックスキャンダル ヨウジヤマモト 20SS×内田すずめ”の「ブックレット」や、内田すずめの直筆サイン・エディションナンバー入りの版画作品なども販売する。ストア内には、内田すずめが描いたコラボレーションアイテムのコンセプトアートを展示。ウェアに落とし込まれた内田すずめの不気味な作品を、間近で観覧できる貴重な機会となっている。【詳細】ブラックスキャンダル ヨウジヤマモト×内田すずめ 期間限定ストア開催期間:2019年11月13日(水)~19日(火)場所:阪急百貨店うめだ本店3階コトコトステージ31住所:大阪府大阪市北区角田町8-7価格例:・ドレス:148,000円+税・ロングシャツ:50,000円+税・コインパース:28,000円+税・内田すずめ本人の直筆サイン、エディションナンバー入りジグレー(版画)「私の中の私たち」35,000円+税、「山本耀司先生の肖像・地平線」35,000円+税・ブックレット 3,500円+税※版画販売に関しての詳細は下記URLより確認。■特典内容:22,000円(税込)、55,000円(税込)以上購入者に、それぞれ「ヨウジヤマモト オリジナルノベルティ」をプレゼント。※数に限りあり、なくなり次第終了。【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2019年11月10日決まったかたちがないからこそ、絆の考え方は人それぞれ。思想家・内田 樹さんが思う「私の絆論」を教えていただきました。「親身になりすぎない」がつながりの中で重要になる。子どものときからこの年まで、嫌なものは嫌で生きてきました。一度嫌だと思うと、自分でもどうにもならない。僕くらい極端なのは特異かもしれませんが、どの集団にも、特別に背が高い人や特別に太っている人がいるように、僕の場合は「嫌なことに対する耐性が特別に乏しい」に生まれてしまったんだと思います。ただ、嫌なやつ以外に対してはかなりフレンドリーなので、知人友人はたくさんいます。長く大学の教師をして、いまは「凱風館」という道場を建てて、そこで合気道を教え、寺子屋ゼミという私塾を開いていますが、門人、塾生あわせると300人ほどになります。師として人に向き合うときに気をつけているのは、あまり親身になりすぎない、相手に興味を持ちすぎないこと。できるだけ非人情に接するようにしています。大学在職のときには、よく身の上相談を受けましたが、学生の話をあまり真剣には聞かないようにしていました。学生たちの悩みは家族や恋愛関係など、かなりドロドロした話が多いので、まともに受け止めて、ほんとうに有用なアドバイスをしてあげようと思うと、こちらの身が持ちません。でも、彼らが「毒を吐く」機会は保証してあげないといけない。そうしないと、成長の次の段階に進めませんから。だから、思い切り「毒」を吐かせてあげる。それを右の耳から左の耳にスルーして、そのままそっとトイレに流す(笑)。親身なアドバイスはしませんが、就職を世話してほしいとか、推薦状を書いてくれとか、金を貸してくれとかいう具体的な頼みは断ったことがありません。「金は出すが、口は出さない」が僕の師弟関係における基本的な構えです。「非人情だが不人情ではない」という対人関係の作法を師と仰ぐ先人たちから学習しました。自分自身がハブになって、ネットワークを広げるということはずっと意識的にやってきました。僕を介して、いろんな人がつながってゆき、そこに新しいコミュニティができる。それが僕とは無関係にどんどん活動してゆく。そういう出会いの場を提供するのが僕のミッションだと思っています。道場に行けば誰かがいて、何かが始まる。誰と誰が出会って、何が始まるか、僕にはコントロールできません。僕はただ、公共的に使用できる空間を提供しているだけです。僕抜きで、みんな勝手に知り合って、勝手に仲良くなって、結婚したり、ビジネスを始めたり、イベントを企画したりしている。凱風館でいま何が起きているのか、僕自身も把握していない。そういう自律的な場を立ち上げられたことに僕はとても満足しています。いまでは、ITの進化のおかげで、昔ならとても出会う機会のなかったような疎遠な人ともつながりを持てるようになりました。でも、疎遠な人とのコミュニケーションは表面上はテンポの良いやりとりが行われているように見えても中身はだいたいスカスカです。だから、現代は「コミュニケーションが薄っぺらになった」のではなく、「コミュニケーションする必然性のない人ともコミュニケーションできるようになったせいで、不要不急の薄っぺらな関係が増えた」ということにすぎないと僕は思っています。昔は人とつながっていない人は端的に孤独だった。いまは「本当はつながる必然性がない人」とも技術的にはつながれるので、「つながっているのに孤独」という現象が起きている。一生を通じて揺らぐことのないほどつよい絆が稀有だということはいまも昔も変わらないと思います。うちだ・たつる1950年、東京都生まれ。武道家、凱風館館長。神戸女学院大学名誉教授、翻訳家。『そのうちなんとかなるだろう』(マガジンハウス)ほか著書多数。ブログ「内田樹の研究室」。※『anan』2019年11月13日号より。イラスト・加藤 大文・三浦天紗子©Mongkol Chuewong(by anan編集部)
2019年11月08日元SMAPの草なぎ剛と香取慎吾が1日、都内で行われた「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」贈賞式に出席。フィルム部門 演技賞を受賞した喜びを語った。草なぎと香取は、アンファーの発毛剤「スカルプDメディカルミノキ5」のCM「アンファー・ミノキ兄弟2018/出会い篇他3篇」での演技が評価され受賞。同CMで2人は、“ミノキ兄弟”として兄弟役を演じた。草なぎは「名誉ある賞をいただき心より感謝し、本当にうれしく思っています」と喜び、「このCMでは香取くんと兄弟。香取くんとは30年近く一緒にいるんですけど、僕のほうが背が低かったりして香取くんのほうがお兄ちゃんと思われている方もたくさんいるんです。でもこのCMでは僕が兄。僕のほうがえらくなっている気がして気分がいい撮影なんです」とうれしそうにコメント。「30年近く一緒にいて兄弟役をやったことがなかったので、とても好きなCMで、新しい環境になってからいただいたお仕事でこのような形で評価していただいてうれしく思っています」と感慨深げに語った。香取も「素敵な賞をいただきうれしく思っています。演技を小学生の頃から30年以上やらせていただいているですけど、賞というものをもらったことがなく、この演技賞のためにここまでやてきたんだなと。演技で賞をもらえたのがこのアンファーの“ミノキ兄弟”っていうのが、一生僕の中に残ります」とややオーバーに話し、会場から笑いが。そして、「この賞をいただいたのは、子供の頃から自分の本当の兄のように慕ってきた草なぎさんのおかげだ。1人では乗り越えることはできなかったと思います。草なぎさんは俳優としてもとっても憧れの人で…」と草なぎを立てるコメントを続け、草なぎが「もう別に僕のことは…」とツッコミ。「すごくうれしいよ、兄さん!」(香取)、「弟よ!」(草なぎ)と“兄弟”のやりとりも披露して会場を盛り上げた。「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」は、テレビ、ラジオCMの質的向上を目的に、1961年より開催されてきた広告賞「ACC CM FESTIVAL」を前身とし、2017年よりその枠を大きく拡げ、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたアワードにリニューアルした。フィルム部門 演技賞は、草なぎと香取のほか、寺田心、樹木希林さん、リリー・フランキーも受賞。贈賞式には、寺田、リリー、そして、樹木さんの代理として娘でエッセイリストの内田也哉子が登壇した。
2019年11月01日女優でモデルの内田理央が24日、都内で行われた『アラジン』MovieNEX発売記念『アラジン』魔法のアラビアンパーティーに出席した。幼い頃にアニメ版の本作を見てファンになったという内田は「ジーニーが大好きで、学生バッグにジーニーのぬいぐるみを付けていました。初めて見た時からジーニーのハッピーなキャラクターが大好きになりました」と話し、アニメ版と今回の実写版を比べて「印象は変わりましたね。今回の実写版は強い女性というジャスミンのキャラクターがアニメ版との違いをすごく感じました」と感想を。さらに「時代が変わって女性が強くて格好良くてお仕事もバリバリしてという時代になってきたと思いますが、理不尽なこともたまに感じる社会です。ジャスミンが声を上げて自分の意志を伝えるシーンは感動しましたし、鳥肌が立ちましたね。(ジャスミンを演じたナオミ・スコットは)お顔立ちが素敵すぎて憧れました」と同じ女性として刺激を受けた様子だった。内田が語ったように、実写版ではジャスミンが強い女性として描かれている。それにちなみ、「力強い女性を思い浮かべることは?」という質問に「私はめちゃくちゃ力が弱いので、働く女性やプライベートが充実している方や子育てをしている方には強い部分を感じて憧れます。私も強くならなきゃとその都度思いますが、いつも排水溝を掃除するだけで心が折れるので、強くなりたいですね」と苦笑い。また、本作の代名詞でもある"魔法の絨毯"を手にしたら「エジプトにも行きたいし、次の現場で1秒みたいな感じなので、普段の乗り物として移動手段で使いたいですね。高低差も気にしなくていいので、高尾山ならすぐ行けるかもしれません」と妄想を膨らませていた。
2019年10月25日ディズニー映画『アラジン』のMovieNEX発売を記念した集英社「MORE」連動PRイベントが10月24日、都内で行われ、同誌の専属モデルを務める内田理央が出席。今年のハロウィンは本作のコスプレをしたいといい「ジャスミンもいいですけど、青塗りのジーニーもいいですね」と声を弾ませた。子供の頃からアニメ版の大ファンで「ジーニーが現れてくれたら、3つのお願いはどうしようかなと考えていた。お姫様になりたいとか(笑)」と回想。新たに実写化された本作を鑑賞し「大人になると知識や欲が出てくるから、何を3つお願いしたらいいか……。逆に世界平和とかですかね」と話していた。また、実写化に際し、より現代的に描かれたヒロインのジャスミンについて「声をあげて自分の意思を伝えるシーンは感動しましたし、鳥肌が立ちましたね。同じ女性として、芯があって強い女性像にあこがれます」とコメント。豪華絢爛なビジュアルも大きな見どころで、「パレードのシーンがすごかったですね。(空飛ぶ)じゅうたんもかわいくて、欲しくなりました。現場とかコンビニとか(笑)、移動主題に使いたい」と想像をめぐらせていた。貧しいが清らかな心をもつ青年・アラジンと王女ジャスミンの身分違いのロマンス、3つの願いを叶える魔法のランプをめぐる冒険を描いた長編アニメーション『アラジン』(1992)を、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が実写映画化。ウィル・スミスが“ランプの魔人”ことジーニーを演じ、国内興収120億円超えの大ヒットを記録した。取材・文・写真:内田 涼『アラジン』発売中先行デジタル配信中、MovieNEX(4,200円+税)と4K UHD MovieNEX(6,000円+税)実写版とアニメーション版の両方を豪華デジパック仕様に収めたセット商品『アラジン MovieNEXコレクション(期間限定)』(8,000円+税)、アニメーション版をより高画質・高音質で楽しめる『アラジン 4K UHD』(5,800円+税)
2019年10月24日ジャンルにとらわれずに多方面で活躍する3人のゲストが、それぞれの立場から自由気ままに語り合うトークドキュメンタリー「ボクらの時代」。10月6日(日)放送回は内田也哉子、YOU、是枝裕和監督がてい談を繰り広げる。故・樹木希林さんの娘で、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』で母役・希林さんの若い頃を演じ第31回日本アカデミー賞新人賞を受賞するなど女優としての活動のほか、エッセイスト、翻訳家、音楽活動と多面的な才能をみせる内田さん。ボーカリスト、作詞家、バラエティでの活躍。是枝監督作『誰も知らない』や「ボイス 110緊急指令室」などで女優としての顔もみせるYOUさん。『そして父になる』ではカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、『海街diary』では第39回日本アカデミー賞の最優秀作品・監督賞をはじめ各賞を総なめにし、『万引き家族』は第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞するなど世界的な存在となった是枝監督。今回と次回の本番組では2週にわたりこの3人による語らいの模様をお届け。内田さんとYOUさんは子どもが同じ保育園に通っていた“ママ友”。そしてYOUさんは『誰も知らない』で是枝作品に出演経験があり、是枝監督は『そして父になる』や『海街diary』『海よりもまだ深く』『万引き家族』などの作品で幾度にもわたり、内田さんの母である希林さんと仕事をしてきた。そんな関係性の3人が11年前、希林さんとYOUさん、是枝監督がてい談した場所に集い、子育てや仕事、人生について語り合う。是枝監督最新作『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。是枝監督初の国際共同製作となる同作は、『シェルブールの雨傘』『インドシナ』などのカトリーヌ・ドヌーヴ、『イングリッシュ・ペイシェント』『ショコラ』のジュリエット・ビノシュら世界的名優をキャストに迎えオールフランスロケ、キャストだけでなくスタッフもフランス人のなか、是枝監督がメガホンをとった作品。国民的大女優ファビエンヌが出版した自伝本【真実】、その自伝が母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていく――という物語で宮本信子、宮崎あおいらが吹き替えを担当する。「ボクらの時代」は10月6日(日)7時~フジテレビで放送。(笠緒)
2019年10月05日令和仮面ライダー第1作となる『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系 毎週日曜9:00~)で主演を務める高橋文哉が9月28日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。主人公・飛電或人(仮面ライダーゼロワン)役の高橋は、「Reebok Classic / Reebok | AZUL BY MOUSSY」のステージで、白を基調としたジャージに白のスニーカー、そして首元にバンダナを巻いたコーディネートを披露。クールな表情でランウェイを歩き、先端に近づくとお茶目な表情に。さらに、さわやかスマイルを見せ、会場から歓声が起こった。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。20回目となる今回は幕張メッセにて、“女の子のわがままが全部詰まったKIRA KIRAの魔法に包まれる夢のような空間”という意味を込めた「KIRA KIRA CELEBRATION」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催する。撮影:蔦野裕
2019年10月01日昨年9月15日に逝去した樹木希林さん(享年75)。型破りに生きた名女優の存在は、いまも人々の心をとらえ続けている。10月4日からは、最後の日々に密着したドキュメンタリー映画『“樹木希林”を生きる』が公開予定。また10月2日からは東京・西武池袋店で展示会『樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展・ 完全版』も開催される。希林さんの1人娘で文筆家の内田也哉子(43)は、一周忌を前に週刊誌の対談で、母の最期についても語っている。《だいぶ意識が遠のいてしまっていて、とても遠い目をしているんです。(中略)そのとき長男の雅樂が母の手を握ってたんですけれど、(父の内田)裕也がそうやって電話で母に話しかけると、ギュッと手を握り返したというんですよ》(『週刊朝日』9月20日号)現在、希林さんの孫・雅樂(21)はUTAとしてモデル活動をしている。彼がモデルデビューを志したのは《服というのは内面を映す鏡。いろいろな服を着ることで、より自分を客観視することができる》という、希林さんの言葉に感銘を受けたからだという。本誌は逝去の2カ月前にインタビューしたのだが、最愛の孫の未来についても“希林節”を炸裂させてくれた。「孫は昔からやたらと背が高かったから。かもいに頭をぶつけるだけじゃなく、何か利用方法はないものかね、と前から私は言っていたんです。そういう意味では、モデルという仕事も“利用方法”の1つですよね」父の本木雅弘(53)も演技力が高い評価を受けている。記者がUTAの俳優デビューの可能性について聞くと……。「タレントとか俳優に全然向いていないね。だって、まったくしゃべらないもの。こんなにおしゃべりなおばあちゃんやおじいちゃんがいるのにね」本誌を通じて孫に“俳優には向いていない”という忠告を遺した希林さん。しかし、そのメッセージを受けた孫は、祖母との別れに際して自らの人生を真摯に見つめなおしていたようだ。また、ある芸能プロダクション関係者は言う。「UTAさんは現在、モデルとして活動しています。しかし今後はもっと活動の幅を広げていくと聞いています。具体的には、俳優デビューを検討しているそうです。彼は“祖母のように魂で表現できる俳優になりたい”と語っているそうで、まずは映画出演を目指すとか。高身長で、面差しも本木さんに似ていますから、まさに“逸材”ですね」“撮影現場に慣れるため”という目的もあったのだろうか。今年4月に放映された『サントリー天然水 GREEN TEA』のCMで、UTAは父との初共演を果たしている。CMの製作に携わったスタッフが、現場での彼の様子を語る。「最初は言葉数も少なかったのですが、私も樹木希林さんのファンでしたので、好きな作品などのことについて話しかけていたら、懐かしそうにお祖母さんのことを話してくれました。UTAさんも映画が好きで、日本に帰国したときや、飛行機の機内上映などで、希林さんや本木さんが出演している作品を見るようにしていたそうです。希林さんの演技に感動し、そのことを話したそうですが、『言葉が足りずに、うまく伝えられなくて、祖母に軽く怒られました』と笑っていました」また撮影現場では監督から演技経験などについて聞かれたとき、こんなことを静かに、だが、しっかりと語っていたという。「モデルとして表現力を高めるために、これまでも演技のレッスンは受けていました。将来は、俳優としても活動出来たら嬉しいです」一周忌の数日前、東京都内にある内田家には、数人の花束を持った来客があった。「命日も近いので、(希林さんの)ご友人たちが、お花を持ってきてくださっているのです。9月15日は家族のスケジュールもあわないので、一周忌法要は予定していません。ただ後日、家族や親戚が集まって(法要)を行う予定です」(内田家の関係者)UTAもその日に合わせて、日本に帰国するようだ。きっと墓前では“バーバの遺志を継ぐ俳優を目指します”と、決意を語りかけることだろう。
2019年09月20日「死なないで…」子どもの自殺がもっとも多いといわれる9月1日に、祈るようにこの言葉をつぶやいていた樹木希林さん。樹木さんの娘の内田也哉子さんが母の言葉を残そうと、 『9月1日 母からのバトン』 という書籍が生まれました。1回目では樹木さんの言葉の意味するところ、伝えたかったメッセージについて考えてきました。今回は、「学校に行くのってあたり前なの?」というテーマで、学校以外の選択肢や具体的に親子が救われる方法について、前回に引き続き不登校新聞の石井志昂(いしい しこう)編集長といっしょに考えていきたいと思います。 「『学校に行けない子どもたち』に最後まで想いを寄せ続けたワケ」 の続きです。 ■「学校に行くのがあたり前」の日本で苦しむ親子小学1年生になると、日本では義務教育が始まり、社会のあたり前のこととして、子どもたちは学校に通います。石井さんは、「不登校っていまの学歴社会のなかでは一大事なわけです。だから、将来を考えたときに、親は心配で学校に行かせたいと思うのは当然ですよね。ただ、『学校がすべて』だと親が思っていると、子どもは“学校に行ける子”だけが存在価値があると思って苦しんでしまいます」と話します。そんな「あたり前」という風潮がある学校との付き合い方において、樹木さんは彼女ならではの考え方を発揮し、まだ小学生だった頃の内田さんにこんな言葉をかけたといいます。東京の公立だったんですけど、そのときはすごく合わなかったですねえ。私という“異物”が突然入ってきたことで、そのクラスにあったコミュニティがざわざわしてしまって。今思えば“いじめ”だったと思うんですけど、お友達ができないまま数か月を過ごして、毎日泣いて家に帰っていました。(中略)ある日、私があんまりつらそうだったからか、「やめれば?」と言ってきたんですよね。「そんなにつらいのに、何をガマンしてるの。やめればいいじゃない」って。私まだ、「やめる」の「や」の字も言ってないのに(笑)。出典: 『9月1日 母からのバトン』 この樹木さんの言葉について石井さんは、「大事なのは、学校が主なのではなくて、『子どもが主』だという軸をしっかりとしておくことです。樹木さんのように、大事なのはあくまでも“あなた”なんだということを、子どもに伝えてあげることが大切です」と考察します。ただ、「やめればいいじゃない」と娘に伝えた母親としての樹木さんの対応は、常識にとらわれていては、なかなかできるものではありません。子どもが主であるという軸がしっかりあったからこそ、こうした発言ができたのだろうと思うと、「肝が据わっているな」と石井さんは感心していました。■不登校だからって将来は決まらないそれでは、「学校には行かない」と決めたとして、その後どうすればいいのか。樹木さんは書籍のなかで、このように語っています。不登校でも、ある日ふっと何かのきっかけで、学校はやめるかもしれないけど、もっと自分に合った、っていうと自分中心だけどそうじゃなくて、自分がいることによって、人が、世の中が、ちょっとウキウキするようなものに出会うということが、絶対にあると思うの。出典: 『9月1日 母からのバトン』 子どもたちにとって、自分がワクワクできるようなものを見つけるまでは、おそらく紆余曲折あることでしょう。不登校になった子どもたちは、どのように成長していくのでしょうか。文部科学省では、15歳で不登校だった子どもたちに、5年後「自分の不登校を振り返ってどう思うか」という調査を行っていて、「行けばよかった」が38.9%、「仕方がなかった」が31.7%、「何とも思わない」と「行かなくてよかった」が29.3%と、「否定」、「肯定」、「どちらとも言えない」という回答が、それぞれ大体3分の1ずつに分かれています(※)。この結果から、「不登校については、肯定と否定のどちらかはっきり答えられない実情が見えます。ただ、みんなそれなりに山あり谷ありの人生を送り、大人になっていく。不登校だから将来こうなるということは言えないのです」と石井さんは分析します。■子どもにとっての「居場所」は外にあるとは限らない書籍では、ロバート・キャンベルさんが「学校以外にも魅力的なハッチ(非常口)が必要だ」と語られています。子どもたちにとってどんな場所が非常口となるのでしょうか。義務教育期間の子どもたちにとって、学校以外の選択肢を石井さんに教えてもらいました。【学校以外の主な選択肢(小中学生)】●教育支援センター(適応指導教室)小中学校の不登校児童や生徒を指導、支援するため、全国の市町村の教育委員会が設置している。学校以外の場所や学校の余裕教室を使って開催されていて、無料で利用できる●フリースクール民間の教育機関で、利用料金の月額平均は33000円。全国に約500か所あり、その目的はそれぞれ異なっていて、内容もさまざま●ホームエデュケーション家庭をベースに学び育っていく教育方法のこと「魅力的なハッチ(非常口)」となる子どもたちに合った居場所の見つけ方については、石井さんは次のようにアドバイスします。「子どものために開かれている場所には必ず人が集まってきます。その場所の人の集まり具合を見ること、そしてその場にいる子どもたちの表情を確認してください。子どもって、心から楽しければ笑顔が出ますから」(石井さん)さらに石井さんは、「子どもにとって必ずしも居場所は外にあるわけではない」と言います。「子どもにとっての居場所が、“自分の部屋”ということも大いにありえます。本人が『いま、そこにいたい』と思える場所を尊重してあげてほしいですね」と話します。■子どもが心を閉ざす前に、親ができること書籍の中で、内田さんが母として不登校への向きあい方について、悩み、答えを探る様子がつづられています。不登校経験者との対談のなかで、内田さんは次のように問いかけます。私も、息子や娘が心を閉ざす瞬間に「もうちょっとヒントちょうだい!」って思っちゃう。「間違えたことを言っちゃってるんだったら、どの部分がダメだったのかを教えて」って。出典: 『9月1日 母からのバトン』 この内田さんの切実な想いの根底にあるのは、「親が子どもとどのように関わるのが正解なのかわからない」という想いなのかもしれません。この問いかけに対して不登校経験者は、「親との距離が近すぎたこと」と回答しています。石井さんも「私自身もそうだったのですが、親との距離が近すぎて、その期待に答えられず悩んでいる子どもは多くいます。毎日顔を突き合わせるなかで、煮詰まってきてお互いに苦しくなり、いがみあってしまう親子もこれまで目にしてきました」と語ります。お互いの幸せを願っているはずの親子間で、そうした悲しいすれ違いを起こさないためには、どのようにすればいいのでしょうか。石井さんは取材をするなかで、親子の分離がまったくできていない人と出会ったそうです。「幼児期は親のケアを必要としますが、子どもはどんどん自立しはじめますよね。親として戸惑いがあるのは当然だと思います。それでもやはり、親と子は別人で、親は他人として子どもを支えるんだという距離感は必要です」と石井さんはアドバイスします。親にとっては、失敗が許されないと思える子育ての現状。しかし石井さんによると、不登校をきっかけに、親子関係を再構築する人も多いといいます。親子の「距離感」はとても難しい問題で、簡単に正解は見つかりません。でも、親は子どもの意志を支えるということを意識しておくことが大切なのかもしれません。■「この子があぶない!」親だけができることとは?樹木さんが亡くなる直前に思いをはせていた9月1日、今年もまもなくその日が訪れます。実際に親たちは、夏休み中の子どもたちのどんな様子に気をつければいいのでしょうか。石井さんによると、注意するのは次の4つのポイントです。【夏休み中の子どもに注意すべきポイント4つ】・食欲がわかない・眠れない・イライラして情緒不安・勉強が手につかないもし子どもたちにこのような様子があれば、「すぐにでも学校から距離を取らせてあげた方がいい」と石井さんは言います。「親が『この子は危ない』と感じる勘を信じてください。それが一番間違いないからです。『学校に無理して行かなくてもいいんだよ』という最初の“ドクターストップ”をかけてあげられるのは、専門家ではなく一番身近な親だけなんです。その後、医師などの専門家に相談してください」と石井さんは語気を強めました。「死なないで、ね……どうか、生きてください……」という樹木さんから届けられたメッセージ。親自身が一人ひとりしっかりと受け止め、子どもたちの様子を見て、最初に対応してあげる必要性を強く感じます。■樹木希林流「親がつらいときの対処法」最後に、樹木希林流のしんどい時の対処法について、考えてみたいと思います。樹木さんは、「しんどいときにどうやり過ごすか」という質問に対して、「笑う」と答えています。私にもしんどいときはもちろんあります。(中略)しんどいんだけど、そのときにしんどいって顔をしないで、こうやって笑うの。笑うのよ。ね? あんた頑張ったわよって、頭をなでて、笑う。ほかの人がいるときにそうやってたら馬鹿みたいだけど(笑)、そうやって笑って、「いいなあ、いいなあ」って言ってるうちに忘れちゃうの。出典: 『9月1日 母からのバトン』 内田さんも樹木さんから生前にこのアドバイスを教わり、実際にやってみたそうです。「本当に無気力になって、もうこれは笑えないないと思った時にそれをやってみたら、心なしか気持ちが軽くなっていって、バカバカしいことをしている自分に対してクスッと笑えた」と書籍で打ち明けています。“しんどいときに笑う”。なかなか難しいとは思えますが、不登校の子どもに対しても、親はできれば笑顔でいてほしいと石井さんも話します。「子どもが不登校になると、どうしても思いつめてしまうとは思いますが、できれば悲しむ様子や涙は外で出して、子どもの前では見せないであげてほしい。親の楽しそうな様子や笑顔は、理屈ではなく子どもを勇気づけますよ」(石井さん)ここまで樹木さんの言葉をもとに、石井さんと学校に行きづらいと悩んでいる子ども、そして親との関わりについて考えてきました。いま学校に行くことがつらい人、「学校に行けない」ということを言えない人、“みんな”と同じようにできなくて苦しんでいる人がいるかもしれません。そして子どもの想いと将来を思いやって、どうすることが正解なのか苦悩している親御さんもいるでしょう。樹木さんの人生を通じて語られた言葉は、大きな学びとなったように思います。樹木さんと内田さん母娘の思いに触れて、あらためて自分自身は親として子どもに何ができるのか、考えるきっかけにしてはいかがでしょうか?樹木さんは、次のようなメッセージを贈っています。この子の苦しみに寄り添うしかないのよね。だから、ああしろ、こうしろとは、もちろん言わない。言って治るようならとっくに治ってるでしょう?出典: 『9月1日 母からのバトン』 「9月1日」子どもたちみんなに居場所がありますように。■樹木 希林さん、内田 也哉子さんの著書 『9月1日 母からのバトン』 (ポプラ社 ¥1,620(税込み))女優・樹木希林さんが生前、不登校の子どもたちへの思いを語った言葉などをもとに、娘の内田也哉子さんがさまざまな立場の人たちと対談しながら、その考えをたどる様子を記録した書籍。今回取材した不登校新聞の石井編集長が樹木さんを取材した記録や内田さんと対談した様子も収録されています。●不登校新聞とは1998年に創刊された不登校に関する専門誌。当事者の視点を大切に、不登校についての情報を発信し続けている。●石井志昂(いしい・しこう)さんプロフィール1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からは創刊号から関わってきた『不登校新聞』のスタッフ。2006年から『不登校新聞』編集長。これまで、不登校の子どもや若者、親など300名以上に取材を行ってきた。<参考サイト>※文部科学省: 「不登校に関する実態調査」
2019年08月26日「死なないで、ね……どうか、生きてください……」亡くなる2週間前にこんな言葉を残したのは、昨年2018年9月に亡くなった女優の樹木希林さん。樹木さんは、学校に行けなくてつらい思いをしている子どもたちにメッセージを贈っていました。樹木さんが不登校などについて生前語った言葉と、その娘である内田也哉子さんがその思いを受けて語った内容がつづられた書籍 『9月1日 母からのバトン』 が発売されました。樹木さんに取材経験があり、書籍内で内田さんとも対談されている不登校新聞の石井志昂(いしい しこう)編集長とともに、不登校で悩む親子に対する樹木さんからのメッセージを読み解きたいと思います。お話をうかがったのは…●石井志昂(いしい・しこう)さん1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からは創刊号から関わってきた『不登校新聞』のスタッフ。2006年から『不登校新聞』編集長。これまで、不登校の子どもや若者、親など300名以上に取材を行ってきた。●不登校新聞とは1998年に創刊された不登校に関する専門誌。当事者の視点を大切に、不登校についての情報を発信し続けている。■樹木希林さんの言葉が持つ力「死なないで、ね……どうか、生きてください……」去年の9月1日、母は入院していた病室の窓の外に向かって、涙をこらえながら、繰り返し何かに語りかけていました。あまりの突然の出来事に、私は母の気が触れてしまったのかと動揺しました。それから、なぜそんなことをしているのか問いただすと、「今日は、学校に行けない子どもたちが大勢、自殺してしまう日なの」「もったいない、あまりに命がもったいない……」と、ひと言ひと言を絞り出すように教えてくれました。この2週間後に、母は75年の生涯に幕を閉じました。出典: 『9月1日 母からのバトン』 より夏休み明けの9月1日は、子どもの自殺が最も多くなる日。内閣府の調査でも明らかになったこの数字(※1)。書籍の冒頭で、亡くなる直前に病床で語られた樹木さんが語られた言葉は胸に迫るものがあります。書籍には、生前語られた樹木さんの言葉がつづられています。そして樹木さんのメッセージは、子どもたちからの切実なSOSの代弁にも感じられ、さらに親に対する思いも込められていました。■樹木希林さんは、なぜ不登校の子どもに思いをよせたのか?石井さんが初めて樹木さんと会ったのは、2014年7月。不登校新聞の取材に、樹木さんが答えたときのことでした。「こちらは不登校について話を聞く。樹木さんは自分が人生で得たものについて答える。お互いに生きざまのぶつけ合いのような取材でした。直接的な答えがなかったとしても、希林節の言葉が不思議と心に響く。信じられないくらいおもしろい取材ができました」と石井さんは振り返ります。その後、2015年に再び樹木さんに会った石井さんは、「毎年9月1日前後に、18歳までの若い人たちがたくさん自殺している現状」を伝えます。そのとき「自殺するよりはもうちょっと待って、世の中を見ててほしい」と語った樹木さんが、この日のことをその後もずっと覚えてくれていたのだと、娘の内田さんからの連絡で知ります。「樹木さんが、自分と同じ気持ちでいてくれたことを知り、感動で震えました。闘っているのは自分だけじゃないんだと思えましたね」(石井さん)■樹木希林さんの「親としての価値観」とは書籍では、樹木さんの娘である内田さんが、さまざまな立場の人たちと対談しながら、樹木さんの思いをたどっていきます。樹木さんは母親としてどのような考えだったのか、書籍からみえてきたことは、「親の価値観」の持ち方を重視していたということです。子どもには子どもの社会があるんですよね。大人から見て「そんなの!」って言ったってだめだから。そういうときはもう、寄り添ってやるしかないかなと思っています。(中略)不登校の子どもよりも、私は親の価値観(の問題)なんだと思うんです。もっと、何かと比べるとかはなしでいいじゃないですか。違っててもいい。出典: 『9月1日 母からのバトン』 より親にとっては、子どもが不登校になるのは人生の一大事で、どうしても学校に行けるほかの子どもと比べてしまいがちです。でも樹木さんの言葉からは、そういった状況のなかでも「親の価値観」をしっかりと持ち、子どもの個性を「違っていてもいい」と認めてあげることのほうが大切だという考えが伝わってきます。■苦しみは「わかってもらえなくてあたり前」という考え自身も不登校の経験があり、「不登校新聞」の取材で多くの不登校の子どもたち、親と話す機会がある石井さんによると、親とくに母親は、子どもが不登校になると、深く傷つくのだそうです。「『私がダメな母親だから、子どもが不登校になった』という加害意識と、『でもだれも助けてくれなかった』という被害意識が堂々巡りして、母親は、孤独な状態に追い込まれていきます」(石井さん)そんな母親たちにとって、同じ立場の人と出会い、自分が置かれている大変な状況を認識して、「自分自身も救われていいんだ」と思えることが、大切なのだそう。そうした傷つき、孤独な親の気持ちにも、樹木さんは思いを寄せていました。みんなそれぞれの苦しみを抱えてられていることがわかったんだけど、それを「わかってくれ」って、「わかってくれない」って、嘆いてもはじまらないの。わからないの、人の苦しみは。(中略)「わかってもらえなくて当たり前なんだ」と思ったときに、もっと楽になっていくんじゃないかな、というふうに思いました。出典: 『9月1日 母からのバトン』 より「自分の苦しみはわかってもらえなくて当然」という樹木さんの言葉は、一見突き放したようにも思えます。ただ、樹木さんは苦しみから救われるために、「自分でも不幸な思いをした人が、不幸な思いで苦しんでいる人に会ったときに、すごく気持ちをわかってあげられることがある。それが”寄り添う”こと」とも語り、同じ立場の者同士が寄り添い、理解し合うことをすすめています。「子どもの気持ちを理解したいのに、わからない」とか「だれもこの苦しみをわかってくれない」とつらい状況にいる親の気持ちに寄り添ったうえで、親をその苦しみから解放してあげる術を樹木さんは考えていたのかもしれません。また「同じ悩みを持つ人同士が話し合う」という方法については、石井さんも「不登校の子どもやその親にも当てはまる。私自身、不登校になって初めてフリースクールに行ったときは、”自分だけじゃないんだ”と体に入ってくる安心感がありました。親も同じで、同じ立場の人と出会うだけですごく安心できるんです」と、同調しました。■子どもの最後の命綱を握れたという信頼関係9月1日に寄せた樹木さんからのメッセージ。一体私たちはどのように受け止めればいいのでしょうか。石井さんは、不登校の子どもをもつ親に対して、「どうか自分を責めすぎないでほしい」とメッセージを送ります。不登校になったきっかけについて、文部科学省の調査によると、小学生では「家庭生活が起因する」とする答えた人が54.1%ともっとも多くなります。そして中学生では「学校生活に起因する」の割合がもっとも高くなります(※2)。石井さんは、こうした不登校理由の1位が「家庭」となることもあって、責任を感じすぎてしまう親が多いと言います。しかし、「『不登校になって、家で引きこもることで苦しさを出せた』ということは、それだけ親を信頼していることの表れ」だとも話します。「『あなたの子育ては間違いじゃなかった』ということをぜひ親御さんには伝えたいです。不登校になった子が命綱を親に差し出し、その命綱を親が握ることができたこと。そういう信頼関係を築けたことを親は誇りにしてもらいたいんです」(石井さん)さて、ここまで樹木さんの言葉を石井さんといっしょにひもとき、不登校への親の対応や意識の持ち方について考えてきました。樹木さんならではの言葉はどのように胸に響いたでしょうか。次回は、「学校に行くことって当たり前?」というテーマで、より具体的な対策について引き続き石井さんとともに考えていきたいと思います。■樹木 希林さん、内田 也哉子さんの著書 『9月1日 母からのバトン』 (ポプラ社 ¥1,620(税込み))女優・樹木希林さんが生前、不登校の子どもたちへの思いを語った言葉などをもとに、娘の内田也哉子さんがさまざまな立場の人たちと対談しながら、その考えをたどる様子を記録した書籍。今回取材した不登校新聞の石井編集長が樹木さんを取材した記録や内田さんと対談した様子も収録されています。<参考サイト>※1、内閣府: 「学生・生徒等の自殺をめぐる状況」 ※2、文部科学省: 「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」 (PDF:3006KB)
2019年08月25日昨年9月15日、樹木希林さんが惜しまれつつ天国へと旅立ってからまもなく1年。この度、一周忌を間近に控えた9月10日(火)に樹木さんを偲ぶ特別番組「樹木希林さん特別番組 ~おもしろうて、やがて不思議の、樹木希林~」(仮)を放送することが決定した。様々な作品で名演技を見せた唯一無二の存在樹木さん。病におかされながらも、亡くなる直前まで女優として輝き続けた。番組では、生前に樹木さんと親交のあった俳優、芸能人、友人などにインタビュー。その証言と貴重映像を通し、改めて様々な角度から樹木さんに光を当て、彼女の実像、その生き方、謎、人生に迫る。今回樹木さんについて語るのは、黒柳徹子、是枝裕和監督、リリー・フランキー、阿部寛、YOU、岸本加世子など錚々たる顔ぶれ。さらに、娘・内田也哉子にインタビューも。ひとりの人間として、女優として、妻として、母として、希林さんがどんな思いを胸に生きてきたのか。また、病との独特の向き合い方やユニークな死生観までをも、証言者のインタビューや貴重映像を見ながらにぎやかに語らう。そして、母・樹木希林を娘・也哉子さんが改めて確かめたとき、見えてきたのは樹木さんが唯一“やり残したこと”だった――!?そして、樹木さんの生涯を紐解いていくのは、落語家・立川志の輔。樹木さんとは面識はなかったが、常に気になる存在だったという志の輔さんが司会を務める。「樹木希林さん特別番組 ~おもしろうて、やがて不思議の、樹木希林~」(仮)は9月10日(火)19時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月23日彼はいったい、いつ休んでいるのだろうか…そう思わずにはいられないほど、人気作に立て続けに出演している中村倫也さん。ただ、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、悩み続けた日々も。足踏み状態から前進するための、中村さん流の突破口の見つけ方。中村倫也さんの快進撃が止まらない。昨年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で演じた、ゆるふわ男子・マアくんで幅広い女性の心を捉え、昨年のYahoo!検索大賞を俳優部門で受賞。今年に入ってからも、主演した舞台『クラッシャー女中』のチケットが即完売。オーディションで選ばれ吹き替えを担当した映画『アラジン』は、観客動員記録を伸ばし続けている。しかし、以前のインタビューでは、自ら「デビューして10年くらいは売れなかった」と語っていたりも。そんな中村さんが思うブレイクスルーポイントとはどこだったのだろう。「自分のなかで、ここだって言えるような具体的なものはないんです。ただ、もともと頭でっかちなタイプで、20代前半の頃は悩んでは立ち止まり、悩んでは立ち止まりを繰り返していました。考えて考えて結論を出して動いてみるんだけどダメで、また考えてって。堂々巡りでしたね」当時のそんな中村さんを受け止めてくれていたのは、古田新太さんや堤真一さんといった、舞台や映像など、さまざまな現場を渡り歩いてきた実力派の先輩俳優たち。「相談というより、『聞いてくださいよ~』っていう会話の流れで、その時にあれこれ思っていることを一方的に投げていた感じです。僕が実際にそうなんですけれど、後輩とかから『相談があるんです』ってストレートに来られた場合、スーパー真面目に聞かなきゃいけなくなるじゃないですか。たとえば先輩方に聞いてもらって、向こうから『アホか』っていう反応が返ってくれば、この感覚はアホなのかって気づけるんですけれど、真剣に相談されたら、きっとそうは返せないですよね。先輩たちからはよく、『そんなことは、まだ考えなくっていいんだよ』って言われてましたね」具体的にどんな話を?と尋ねると「日本の少子化とか、政治経済とか」と、いったんはぐらかしてから、少し間を置いて、「表現者としての感覚の話ですよ。しょうもないんで、具体的には言わないですけれど…(笑)」と。中村さんの前に立ちはだかる大きな壁となっていたのは、プライドと自意識。その突破口は、「自分の才能のなさを認めること」だった。「自分には他の人とは違う何かがあるはずだって、子供っぽい思いと馬鹿な野心と夢を持っていたんです。でも、いくらやっても全然注目されないわけですから、自分でも薄々は気づくんです。自分が本当に“持っている人”だとしたら、最初っから周りが放っておかなかったってことは。でも、認めるのが怖くて、そんなはずはないって必死に思い込もうとしていたんですよね。だって、認めたら身にまとっている鎧がなくなって、裸の自分が晒されてしまうから。でも、認めないと先に進めないんだって20代後半に気づいてからは、ダメな自分とちゃんと向き合って呑み込んで、咀嚼して栄養にしていまがあるんです」何でもないことのように、さらりとした口調で語るけれど、その心境に至るまでの過程では、回り道もしながら苦しんだよう。「しばらくは、自分から目を背けるために、飲み会とかに行っていたんです。でも、いつまでもこうしていても意味がないし、きっちりと落とし前をつけないことには前に進めないって肚を決めて、目の前に机をガンッて置いて、自分と対話する時間を設けたんです。それこそ、1週間くらいはろくに外にも出ずに、暗い部屋にずっと籠もって自分と向き合っていた気がします。すごく体力がいる作業だったし、鎧を脱ぎ捨てた姿に馴染むまでには、しばらくぎこちなさもありましたけれど、楽にはなりましたよね」そこからは、どんな仕事に対しても、これまでのキャリアや実績に驕ることも寄りかかることもなく、毎回、真っさらな姿勢で臨むようにしてきた。自分の心構えが変わると、自然と周りから向けられる視線も変化してきたそう。「僕が幼稚園の時に友達と砂の山を作って遊んでいたら、その友達のお兄ちゃんが来て、『もっと大きい山を作ろうよ』って、僕らが作った砂の山を足で踏んだんです。なんでそんなことするんだろうって思ったけれど、小さな山を一回踏んで、広い土台を作って、その上に砂を積んでいったら、すごく大きな山ができた。それと似てる気がするんですよね。若い頃にいろいろ試行錯誤をしながら積んだ山を、一回踏んで潰して、再スタートじゃないけれど、そこからまた積み直している感じ。もしかしたら、またどこかで一回踏み潰さなきゃいけない時期がくるのかもしれませんけど(笑)」なかむら・ともや1986年12月24日生まれ。東京都出身。出演しているドラマ『凪(なぎ)のお暇(いとま)』は、毎週金曜夜10時から、TBS系にて放送中。中村さんは、主人公・凪(黒木華さん)の謎の隣人・安良城ゴンを演じている。ブルゾン¥32,000シャツ¥25,000パンツ¥29,000(以上CULLNI/Sian PR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年7月31日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・戸倉祥仁(holy.)ヘア&メイク・Emiy取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月28日【宇月田麻裕コラム:宿曜占星術で読む「相性」vol.33】運命的な関係なのか、それとも腐れ縁なのか…。傍目には理解し難いけれど、本人たち的にはその付き合い方が正解らしい、不思議なカップルっていますよね。例えば内田裕也さんと樹木希林さんのような。そういう2人は、何か特別な絆で結ばれているのでしょうか?占いサイト『魔性の宿曜』を監修する宇月田麻裕先生に、特殊な愛を紡ぐ3組のカップルの相性を観ていただきました。■強烈な夫婦!でも相性は抜群内田裕也(1939年11月17日)×樹木希林(1943年1月15日)内田裕也さんは危宿。樹木希林さんは觜宿。この2人の相性は、宿曜占星術ではもっとも相性がいいとされている栄親の中距離です。強烈な個性を持つ2人が、普通では考えられないような破天荒な結婚生活を送りつつも、お互いを認め、最後まで夫婦としてやってこられたのはその相性ゆえでしょう。しかも、2人の旅立ちの時期も同じ「壊」の運気が巡ってきた年。裕也さんは2019年が破壊(壊)の年。希林さんは2018年が破壊(壊)の年でした。それはさておき、裕也さんの宿は危宿。自由を愛し、常に興味が赴くほうに飛んで行きます。付き合う相手が次から次へと変わっていくのも特徴の一つ。ときには「危ない!」と思うような行動や発言もしてしまいます。それでも、この宿の人は憎めないキャラクターでもあるのです。そんな裕也さんのことを自由にさせつつ、懐深く見守ってきた希林さん。觜宿は庶民的な雰囲気を持ちつつも、雄弁さを兼ね備えています。その雄弁さで、いつも彼をフォローしてきたとも言えるでしょう。また、2人でいるときも彼は、彼女のそういった性格に従ってしまうところがあったに違いありません。ただし、觜宿は意外にも、好奇心が強い部分を隠し持っています。そのため、彼の言動を楽しんでいたところもあるようです。一風変わった夫婦関係ですが、実はとても相性がよく、晩年にはお互いになくてはならない存在、信頼し合える関係であったのでしょう。■夫婦、相方…3人のトライアングル太田光(1965年5月13日)×太田光代(1964年7月6日)太田光さんは氐宿。太田光代さんは觜宿。友衰の遠距離になります。この相性は感覚が似ているところがあり、趣味も合うため、友達夫婦として楽しい時間を過ごせる関係になれます。さて、2人の馴れ初めは、彼女の家で同じ事務所の芸人仲間と合同コントの打ち合わせをしたら、それをきっかけに彼が彼女の家にいついてしまったこと…。そして2年後に結婚。彼女が新事務所を立ち上げ、彼はそこで活動するようになります。この友衰の相性は、本来ならば仕事としては成功しにくい関係なのですが、光代さんは光さんの相方の田中裕二さんとも友衰の相性。したがって光代さん、光さん、田中さん、3人とも友衰の相性となります。この、みごとなまでに心地いい関係である友衰のトライアングルが、今の爆笑問題、彼女率いる事務所の成功へとつながっていったに違いありません。そして、2人には常に仕事というものがついて回るため、友衰の相性の中でも遠距離という関係が上手くいっている秘訣と言えます。近距離の場合は夫婦色が強くなったり、多少の不満が出てきたりする場合もあるのです。遠距離ゆえ、社長と所属芸人のほどよい距離を保つことができるのでしょう。そして、仲のよさを表すように、結婚25年目、光さんの栄の運気の年に挙式をすることになりました。これからも、田中さんを含めた3人のトライアングルは永遠に続き、仕事もプライベートも、距離感さえ間違わなければ崩れることはないでしょう。■仕事でもプライベートでも相性◎アレクサンダー(1982年12月3日)×川崎希(1987年8月23日)アレクサンダーさんは鬼宿。川崎希さんは柳宿。2人の相性は、仕事をするにも結婚生活を送る上でも相性がいいとされている、栄親の関係。距離は近距離になります。この栄親の近距離というのは、すぐ隣の宿同士のため、いつもべったりくっついていることが多くなります。ただし、近すぎるため摩擦が生じる場合も。ときに激しいケンカになったり、言い争ったり。また、お互いを束縛する時間が多くなり、窮屈さを感じてしまう場合もあるでしょう。そんなときは要注意。距離感を考える必要があります。さて、希さんは柳宿。生まれながらにして運がいい人が多く、困ったことがあったとしても、周囲からバックアップしてもらえることが多い宿です。また、何かに熱狂的になり、自分の信じたものに関してエネルギーを注いでいくのも、この宿の特徴。つまり彼女は、アレクサンダーさんのことを熱狂的に愛して、自分に与えられた恵まれた環境を生かし、彼をサポートしているのです。一方の彼は鬼宿。パーソナリティーあふれる宿で好奇心も旺盛。そのため、普通の人とは違うキャラクターを演じられます。その結果、彼女の宿性、そして相性のよさにより、自由な発言・行動をすることができるのでしょう。このように相性のいい2人は、彼のキャラクターを存分に生かして仕事で利益を生む関係でいられるのです。ただし、彼の浮気が度重なり、希さんの熱が冷めてしまった場合は注意が必要です。■あなたと彼の相性は?運命的に出会い、強力に引き合う2人の間には、やはり何かしら特別な縁があるようですね。あなたと大切な人の相性は?たとえ喧嘩ばかりでも、或いは一緒にいなくても…そこには切っても切れない深いつながりがあるのかもしれません。どんな関係か気になったら、占いサイト『魔性の宿曜』でチェックしてみてはいかがでしょうか。監修者紹介宇月田麻裕皇室関係の家庭で育つ。学生時代から東洋・西洋の占いに関心を持ち、特に宿曜経の研究を積み重ね、「宿曜占星術」の若き第一人者として知られるようになる。そのプロセスの中で、「自分の存在を、人々の幸せに役だてたい」と願うようになり、ハッピネスファクトリーRを設立。現在、開運研究家、タレント、作家としてマスコミで活躍、読売新聞日曜版連載、TBSテレビ「はやドキ」(ぐでたま占い)を監修中。
2019年06月28日大阪市の淀川文化創造館シアターセブンにて、今泉力哉監督の過去作を上映する「今泉力哉監督 特集」が、6月29日(土)より開催されることが分かった。現在上映中の岸井ゆきの主演『愛がなんだ』に続き、三浦春馬主演『アイネクライネナハトムジーク』が9月に公開を控える“恋愛映画の名手”今泉監督。今回シアターセブンでは、監督の過去作より、“特別ではない人々”の愛や関係性に迫る作品群をスクリーン上映!代表作『サッドティー』をはじめ、韓国のアイドルグループ「NU’EST」のメンバーが出演する『知らない、ふたり』、福島と東京を舞台にした群像劇『退屈な日々にさようならを』、「乃木坂46」脱退後の深川麻衣初主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の長編4作品を日替わり上映。さらに、「今泉監督セレクト」として、今泉監督が本特集に合わせて選んだ短編3作品『TUESDAYGIRL』『微温(ぬるま)』『最低』をまとめて観れるプログラムも用意されている。<今泉力哉監督コメント>微温(ぬるま)は、"のろま"の語源らしい。最低、サッド、知らない、退屈。。。ネガティブワードのオンパレード。映画「愛がなんだ」をきっかけに今までの私の映画がこうして見てもらえること。とても嬉しいです。パンとバス、そして、アイネクライネナハトムジーク(ちいさな夜の音楽)まで。どれもこれも大好きな映画。ちなみにTUESDAYGIRLはナンバガのあの歌からつけたタイトルです。火曜日の記憶。「今泉力哉監督 特集」は6月29日(土)~シアターセブンにて開催。(cinemacafe.net)
2019年06月24日俳優の山田孝之、綾野剛、内田朝陽からなるバンド「THE XXXXXX(ザ・シックス)」の初ワンマンライブ&ドキュメンタリーを、6月16日(日)にWOWOWにて独占放送する。演じるというフィールドで活躍しながら、“バンドでライブがやりたい”という夢を長年持ち続けていた彼らが、昨年11月、それぞれボーカル・TAKAYUKI YAMADA、ギター・GO AYANO、シンセサイザー・ASAHI UCHIDAとして音楽プロジェクト「THE XXXXXX」を結成。2018年11月30日、作詞・作曲・編曲を共同で担当したファースト配信シングル「Seeds」をリリース。その後もセカンド配信シングル「Zealot」をリリースと精力的に活動を続け、今回、バンド名と同じ4月5日のファースト配信アルバム「THE XXXXXX」のリリースに伴い、4月24日、25日にEX THEATER ROPPONGIにてファーストワンマンライブ「MUSIC EXISTENCE」を敢行する。記念すべきこのライブをWOWOWでは独占放送。彼らのライブを中心に、ライブ当日のドキュメント映像、この日に至るまでのリハーサル風景、そして3人へのインタビューで番組を構成する。収録日:4月25日(木)収録場所:東京EX THEATER ROPPONGI「THE XXXXXX」1st LIVE & DOCUMENTARY「MUSIC EXISTENCE」は6月16日(日)20時30分よりWOWOWライブにて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年04月24日女優の内田理央が20日、沖縄県内で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」(18日~21日)で行われた映画『クソみたいな映画』の舞台挨拶に、稲葉友、村田秀亮(とろサーモン)、芝聡監督とともに登壇した。吉本興業とABCテレビの共同制作による同作は、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が脚本を担当。スクリーンに上映されている映画がコメディからシリアスに、さらには観客が事件の当事者になっていく映画館内パニックムービーだ。内田は、肩と背中を上品に出した黒のロングワンピースで登場し、レース素材のスカート部分から美脚もチラ見せ。「沖縄に来られてとってもうれしいです。まだ沖縄料理を食べられていないので、このあとたくさん食べたいと思います」とあいさつし、村田が「もうソーキそばを6杯ほどいただきました」と明かすと、「そんなに!?」と驚いた。本作では復讐を誓った主人公の女性を演じた内田は、「難しいですね、許しっていうものは」としみじみ。「でも、自分の近くに優しい人がいると許せるなっていう気持ちでやりました」と語り、村田らから「深い」という声が上がっていた。
2019年04月20日桜舞い散る4月3日。内田裕也さん(享年79)のお別れ会「ロックンロール!葬」が東京・青山葬儀所で行われた。1,700人の参列者でごった返す会場の片隅に、2人の女性の姿があった。それは、この日喪主を務めた長女の内田也哉子(43)と、裕也さんのマネージャーを16年間務め“内縁の妻”とも報じられたAさんだ。寄り添ってお互いを見つめ合い、話し込む2人。ときには手を取り、裕也さんを亡くした悲しみを慰め合っているようだった――。2人は最近、一部週刊誌に確執を報じられていた。当初3月30日に予定されていたお別れの会が延期された理由が、本木雅弘(53)・也哉子夫妻とAさんが揉めたせいだという内容だった。也哉子はお別れの会当日の謝辞で、裕也さんの女性関係についてこんな複雑な思いを赤裸々に明かしている。「(母は)半世紀近い婚姻関係のなか、折々に入れ替わる父の恋人たちに、あらゆる形で感謝をしてきました。私はそんな綺麗事を言う母が嫌いでしたが、彼女はとんでもなく本気でした」内田家の知人はこう語る。「也哉子さんは、物心ついたときから父親がいない家庭で育ち、事実上、ずっと母1人子1人の暮らしをしてきました。也哉子さんと裕也さんの距離は最後まで縮まることはありませんでした。病床の父の世話もAさんに任せっきりにしていた。也哉子さんはそのことを、いまになって悔やんでいるようです」“遠い存在”のまま、天国へ旅立ってしまった父。だからこそ、父を看取った“最後の恋人”であるAさんを、許せない思いがあったのかもしれない。だが、本誌が目撃した会場での2人からは、母娘と見間違うような親密さが伝わってきた――。葬儀が終わり、会場を後にするAさんに、記者が声をかけた。――お別れの会では、報じられていた“確執”なんてない様子でしたが?「確執なんてありませんよ。也哉子さんとは、お互い力を合わせて彼を天国に送るためにやってきたんですから。これで、裕也さんも天国で喜んでくれると思います」そう口にすると、安堵の微笑みを浮かべて去っていった。それにしても、2人はどうやって“火宅の愛憎”を乗り越えたのだろうか。「8年前に一部で、Aさんが裕也さんの愛人と報じられました。そのとき希林さんは、知人に『もしAさんが内田と男女の関係だったとしても、私の代わりによく面倒を見てくれて、感謝しかない』と語っていたそうです。最初はそんな“奇妙な三角関係”を受け入れられなかった也哉子さんも、いまでは理解できるようになったのでしょう」(前出・知人)希林さんの告別式のとき、也哉子は遺品整理をしていて父から母に宛てたラブレターを見つけ、秘められた“夫婦の愛情”に気づいたことを語っていた。「今回も裕也さんの遺品整理をするなかで、也哉子さんのAさんに対する気持ちが変わっていったのだと思います。そして実は、その遺品整理はAさんと一緒に作業をしたと聞いています」(前出・知人)実際、裕也さんが亡くなった翌日も、本誌は也哉子とAさんが同時間帯に裕也さんの自宅に数時間、滞在していたのを確認している。2人は遺品整理をしながら、どんな思い出話を語り合ったのだろうか――。終活カウンセラー協会の武藤頼胡代表理事は遺品整理の重要性についてこう語る。「遺品整理は、遺された者たちの“心の整理”にもなるのです。長い間別々に暮らしていた也哉子さんにとって、裕也さんの遺品整理はそれまで知らなかった父に出会う作業かもしれません。愛用の品などについて、Aさんから説明を受けたりすることで、父の意外な一面を知ることができたでしょう。共同作業で遺品整理をしていけば、悲しみを癒すだけでなく、2人の間にあるわだかまりも消えていくと思います」也哉子は謝辞の後半、父と母と恋人たちの“三角関係”についてこう語っている。「今更ですが、このある種のカオスを私は受け入れることにしました」そして、最後は声高らかにこう締めくくった。「Fuckin’ Yuya Uchida! Don’t rest in peace!(クソッタレ内田裕也!安らかに眠るな!)」
2019年04月09日内田裕也さん(享年79)のお別れの会「内田裕也Rock’n Roll葬」が4月3日に営まれた。そのなかで喪主を務めた内田さんの長女・也哉子(43)の謝辞が大きな反響を呼んでいる。《私は正直、父をあまりよく知りません。わかり得ないという言葉のほうが正確かもしれません》そんな言葉から始まった也哉子の謝辞。裕也さんについて《いつ噴火するか分からない火山であり、それと同時に溶岩の間でものともせずに咲いた野花のように、すがすがしく無垢な存在でもありました》と表現し、《父が息を引き取り、冷たくなり、棺に入れられ、熱い炎で焼かれ、ひからびた骨と化してもなお、私の心は、涙でにじむことさえ戸惑っていました》と語った。しかし《私が父から教わったことは何だったのか。それはたぶん大げさに言えば、生きとし生けるものへの畏敬の念かもしれません》とする也哉子。《彼は破天荒で、時に手に負えない人だったけど、ズルい奴ではなかったこと。地位も名誉もないけれど、どんな嵐のなかでも駆けつけてくれる友だけはいる。これ以上、生きるうえで何を望むんだ。そう聞こえています》と続けた。《母は晩年、『自分は妻として名ばかりで、夫に何もしてこなかった』と申し訳なさそうにつぶやくことがありました。『こんな自分に捕まっちゃったばかりに……』と、遠い目をして言うのです。そして半世紀近い婚姻関係のなか、折々入れ替わる父の恋人たちにあらゆる形で感謝をしてきました。私はそんなきれいごとを言う母が嫌いでしたが、彼女はとんでもなく本気でした》そう母と父の関係を語り、《2人を取り巻く周囲にこれまで多大な迷惑をかけたことを謝罪しつつ、いまさらですがこの“ある種のカオス”を私は受け入れることにしました》とした也哉子。最後には《彼らしく送りたいと思います》として《Fuckin’ Yuya Uchida, don’t rest in peace. Just Rock’n Roll》と結んだ。そんな謝辞にTwitterでは感動する声が上がっている。《内田裕也さん 樹木希林さん このお2人の娘さんだからこそ伝えられる、伝わってくるんだろう…… 何故かじんわり涙が流れてくる感じだった》《言葉を仕事にする人に読んで欲しい。詩的であり、論理的であり、当事者的であり、第三者的。締めを別次元に飛ばす感性。才能という言葉でしか説明がつかない言葉選びと言葉運びがただ、すごい》《これはちょっと、すさまじいな。名文ではなかろうか、ロックンロールではなかろうか》自らの心の内をすべて赤裸々に明かした也哉子の言葉。きっと、天国の2人も届いていることだろう。
2019年04月04日樹木希林さん(享年75)逝去から約半年後の3月17日に亡くなった、内田裕也さん(享年79)。一人娘の也哉子(43)は、4月3日に行われる裕也さんのお別れの会の喪主を務める。「希林さんの告別式で喪主代理を務めたときもそうでしたが、亡くなられた直後は葬儀やお別れ会の準備などで考える時間がないほどに忙しい。でも、それが一段落したときに喪失感が襲いかかってくるのではないかと心配です。そんななか、お別れの会をめぐって裕也さんのマネージャー女性・Aさんと也哉子さん夫妻の確執トラブルが『女性セブン』で報じられ、也哉子さんはひどく心を痛めています」(前出・知人)3月下旬、本誌は裕也さんの自宅から出てきたAさんを直撃。1週間前の取材には快く答えてくれたAさんだったが、「それ(『女性セブン』の記事)に関してお話することはありません」と足早に去って行った――。前出の知人によると、悲しみに暮れる也哉子を支えているのが、夫の本木雅弘(53)だという。実際、本木は3月22日の会見で妻への思いをこう語っている。「家族のなかではそばにいることしかできないけども、(子どもたちと)『マミーを支えようね』という会話をしています」遺族外来のある「嵯峨嵐山・田中クリニック」の田中啓一院長は、遺族のケアについてこう語る。「遺族はうつ病の発症率や自殺率も高く、薬物治療を行うケースもあります。そうした状態にならないように、家族のサポートは必要不可欠。ただ、焦らせてはいけません。家族は助言も批判もせず、静かに話を聞いてあげることが大事です」希林さんは生前、自分の理想の最期についてこう語っていた。《私の両親はふたりとも70代半ばで、床に伏して1週間ぐらいで逝ったのね。子どもとしては、とてもありがたくて、上出来! と思っていました。私自身も、両親と同じように、最期は娘に上出来! と言ってもらいたい》(文春新書『一切なりゆき』より抜粋)也哉子にもいつか“上出来!”と思える日が来ることだろう。
2019年04月04日3月17日、内田裕也さん(享年79)さんが肺炎により都内の病院で息を引きとった。一夜明けた18日、裕也さんの自宅には長女の也哉子(43)や孫の雅樂(22)ら家族たちがせわしなく出入りしていた。そのなかには、裕也さんにとって“特別な女性”Aさんの姿も――。「Aさんは16年前から裕也さんのマネージャーを務めていました。裕也さんは4年ほど前から体調を崩し自宅で療養生活を送っていたのですが、その身の回りの世話をすべて1人でこなしていたのがAさんです。希林さん以上に一緒にいる時間が長かったため、一部では“Aさんは裕也さんの愛人ではないか”と噂されてきました。昨年9月に希林さんが亡くなってからしばらく経ったころには、2人が極秘入籍したという仰天情報が流れたこともあったんです」(Aさんを昔から知る芸能関係者)裕也さんが元交際相手への強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕された11年5月。その釈放直後にも、裕也さんとAさんが東京・銀座のカフェで談笑している現場を本誌は目撃している。ちょうどこのころ、Aさんと裕也さんの不倫疑惑がマスコミの間で話題になっていたのだ。しかし希林さんは当時、そんなAさんを称賛しきっていたという。希林さんの知人はこう明かす。「Aさんが愛人と噂されていたことは希林さんも知っていたのですが、希林さんは『彼女と内田(裕也さん)がもしそういう関係だったとしても、彼女には本当に感謝しているの。私ができないことまで内田のためによくやってくれている方。感謝の気持ちしかありません』と話していました。最後の1年くらいは2人とも満身創痍で、お互いの介護どころか簡単に会うことすらできない状態。そこでAさんは裕也さんの看病だけではなく、希林さんとの連絡係も務めていたそうです。希林さんは昨夏、もう自分が長くないと悟ったときに改めてAさんに『内田をよろしくね』と伝えたといいます」(前出・希林さんの知人)希林さんとの“約束”を守るべく、Aさんは最後の最後まで裕也さんに尽くし続けたのだろう――。本誌が裕也さんの自宅を訪れた18日、家族が帰ってからもAさんは裕也さんの亡きがらに寄り添い続けていた。前出の芸能関係者は、彼女の憔悴ぶりをこう明かす。「訃報を受けて、Aさんの携帯電話にはマスコミ各社から連絡が殺到しました。私も何度か連絡をとろうと試みたのですが、電源を落としていたのか、3日間まったく繋がらなかったんです。こんなことは今回が初めてです。半生を捧げた裕也さんが亡くなったことは、彼女にとって相当なショックだったのでしょう」20時過ぎ、裕也さんの自宅から出てきたAさんに記者が声をかけた。――裕也さんの訃報、本当に残念です。お悔み申し上げます。今日ずっと裕也さんのそばにいらっしゃったかと思いますが……。「おはようとか、もう帰るねとか、声をかけました。でも彼は、天寿をまっとうしたと思います」――Aさんにとって、裕也さんはどんな存在でしたか?「とても素敵な男性でした」疲れているはずなのに、Aさんは屈託なく答えてくれた。そこで、裕也さんとの関係についても率直に聞いてみた。――お2人が極秘入籍していたという話が一部ではささやかれていたのですが。「私もその噂をある人から聞いて、びっくり!ありえるわけないじゃないですか」そう苦笑したAさん。希林さんが生前、Aさんに感謝していたことを伝えると「そうですか……。それが本当なら、とても嬉しいことですね」とほほ笑んだ。最後にAさんは裕也さんへの感謝を清らかな笑顔でこう語った。「彼には、ありがとうと伝えたいですね。彼のおかげで面白い人生になりましたから」
2019年03月26日内田裕也さんが3月17日、肺炎のため亡くなった。79歳だった。各メディアによると、内田さんの所属事務所は「内田裕也、2019年3月17日、5時33分、肺炎のため、永眠いたしました」と報告。「この数年、闘病の日々でした。それでもユーモア、ウイットを忘れず、時には世の中を憂い、怒り、常に自分の出来る事を模索しておりました」と明かし、「多くの友人知人、家族に支えられて、Rock’n’Roll人生を全うすることが出来ました事をここに心よりお礼申し上げます」とつづったという。「近年は闘病生活を送っていた内田さんですが、昨年9月樹木希林さん(享年75)が亡くなった際も気丈に振る舞っていました。さらに年始に開催された『NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL』では、久々のステージで大熱唱。そのパフォーマンスは完全復活を期待させるものでした。ですが17日に容態が急変。そのまま静かに亡くなられたそうです」(音楽関係者)その豪快なキャラクターで、注目を集めていた内田さん。昨年「日清焼きそば U.F.O.」のテレビCMにも出演し、幅広い世代に知られることとなった。その訃報は反響を呼び、Twitterでも「内田裕也さん」のほかに「ロッケンロール」「シェケナベイベー」といった内田さんらしいワードがトレンド入り。さらに追悼の声も上がっている。《内田裕也さん、自由な感じで好きだったから寂しい》《破天荒なスタイル凄く好きでした》《ご冥福をお祈り致します。ロケンロー》また《ロックな夫婦だったけど、晩年は穏やかだったし、今頃ふたりでとてもいい会話をしてるような気がする》《やだアナタもう来たの?そんなに早く来なくたってよかったのに とか話してるんだろうな》《希林さんと会えたかなぁ。これからは同居してあげてくださいね》と、樹木さんとの再会を想像する声も上がっている。
2019年03月18日ロック歌手・内田裕也さんが3月17日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。79歳だった。一部スポーツ紙によると、入院中だった裕也さんの体調は16日までは落ち着いており元気な様子だったとのこと。見舞いに訪れた孫ら家族とも会話を交わし、昼ご飯にはオムライスを食べていたという。しかし、17日になって体調が急変。病院から連絡を受けた娘の内田也哉子(43)が駆けつけたが、最期をみとることはできなかったという。「也哉子さんの夫で俳優の本木雅弘さん(53)は英・ロンドンに滞在中。追悼コメンントは発表しましたが、本木さんの帰国後に葬儀やお別れ会などについて、裕也さんの事務所関係者と話し合いを進めるそうです」(ワイドショー関係者)破天荒なその生き方もロックと貫いた内田さんだが、ライフワークだったのが1973年から2014年まで42回開催した年越しライブだった。「『ニューイヤーロックフェスティバル』などの名称で知られていましたが、04年からは海外でも同時開催されるなど規模が拡大。とはいえ、ライブをスタートさせた際に掲げていたのは『打倒!NHK紅白歌合戦』でした。ただ裕也さんの激過な言動もあり、紅白からはお呼びがかかりませんでした。それでも裕也さんは2013年9月にNHKの『あさイチ』に出演し、『いつか紅白に出て見返したい』と発言していました」(レコード会社関係者)夢がかなわぬまま天国へと旅立った内田さん。今年の紅白は新元号で初の紅白となるが、内田さんは追悼コーナーで“最後の出演”を果たすことができるだろうか。
2019年03月18日「第42回日本アカデミー賞」授賞式が3月1日(金)に開催され、最優秀助演女優賞部門で『万引き家族』の樹木希林が受賞。享年75、2018年9月15日に永眠した樹木さんについて、司会の名優・西田敏行が語り掛ける場面があった。優秀助演女優賞には樹木さんのほか、『北の桜守』の篠原涼子、『空飛ぶタイヤ』の深田恭子、『孤狼の血』の真木よう子、『万引き家族』の松岡茉優と人気女優陣がそろっていた。樹木さんの名前が告げられると、4人は一様に温かい笑みを広げ、名優をたたえ、しのんだ。日本を飛び越え、世界で話題になっている是枝裕和監督の『万引き家族』にて、樹木さんは、家族の中で唯一、定収入があった年金受給者の母・初枝を演じた。作中では、自身の入れ歯を外し、白髪を伸ばし、人が朽ちる様子を外見からも見せる演技を披露した。同賞において、一緒に司会をした経験もある西田さんは、樹木さんについて「あなたを真似たいんですが、あなたの真似はできません。唯一無二、本当に素晴らしい先輩でした。ありがとうございました」と心情を絞り出した。ブロンズ像は、樹木さんの娘である内田也哉子が受け取った。スピーチにて、内田さんは「6年前、最優秀(主演女優賞)をいただいた母が、この舞台で『これをいただくと来年司会でしょ、私、冗談抜きで全身がんなので約束できない』と口を滑らせました。何で、こんな祝いの場で言うのとクレームをつけましたが、本人は平然と『いつ死ぬかわからないから、ちゃんと断らないと先方にもご迷惑でしょう』と。なんてまっとうな心を持ったアナーキーストなんだろうと」と、樹木さんへの想いをとうとうと語った。さらに、「不思議だったのが、がんがわかって真っ先にしたのが父に会いに行き、それまでのすべてを謝りに行くことでした。残された時間がわずかだと知ったときに、関わった人たちに謝ってから逝きたい、と。自分勝手な謝罪ですが、実に母らしいなと」と思いを馳せた内田さん。「58年の役者人生において、映画作りという真剣勝負の現場で、彼女の言動がときに人を傷つけたりもしたと思います。すべての映画関係者に彼女に変わって深くお詫びを申し上げます。ひとつひとつの稀なる出会いに心より感謝申し上げます。長い間本当にお世話になりました。ありがとうございます」と御礼の言葉で締めると、会場からはこの日一番の盛大な拍手が送られていた。(cinamacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年03月01日昨年9月に亡くなった女優・樹木希林さんが1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第42回日本アカデミー賞の授賞式で最優秀助演女優賞を受賞(『万引き家族』)。樹木さんの娘で、女優でエッセイストの内田也哉子がブロンズを受け取った。也哉子は、「生前母がよく口にしていた『時が来たら誇りを持って脇にどけ』。文字通り今日をもってできると思います」と実感。「最初の乳がんが見つかってから再発を繰り返しながらも彼女は13年という日々を愛おしく、まるで病気に感謝しているようにも見えました」と在りし日の姿を偲んだ。また、也哉子にとって「ちょっと不思議」だったのは、「がんが分かって真っ先にしたことは、父に会いに行き、それまでのすべてのことを謝りに行くということ」。それは、樹木さんの「残された時間がわずかだと知った時に、自分と関わった人たちに謝ってから生きたい」という思いから。也哉子にとっては「実に自分勝手な謝罪」とも感じたが、「実に母らしい」と懐かしむ。そして、「最後に58年の役者人生において、映画作りという真剣勝負の現場で彼女の言動が時に人を傷つけたりもしたと思います。この場をお借りして、すべての映画関係者に彼女に代わって深くお詫び申し上げます」とその思いを代弁。「そして、それらの一つ一つの稀なる出会いに心より感謝申し上げます。本当に長い間、お世話になりました。ありがとうございます」と最後は感謝の言葉で締めくくっていた。
2019年03月01日『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督のもと、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努という豪華キャストが集結する『長いお別れ』から予告編が解禁。中村倫也や北村有起哉ら追加キャスト、および主題歌が発表された。この度明らかになったのは、物語の舞台となる東(ひがし)家の次女・芙美(蒼井さん)の彼氏・道彦役にドラマ「初めて恋をした日に読む話」も話題の中村倫也、長女・麻里(竹内さん)の夫・新役に映画・ドラマ・舞台などで幅広く活躍する北村有起哉、麻里の成長した息子・崇役にオーディションで抜擢され、現在公開中『半世界』にも出演している杉田雷麟。さらに松澤匠、清水くるみ、倉野章子、不破万作、おかやまはじめ、池谷のぶえ、藤原季節、小市慢太郎と各世代の豪華俳優陣が集結した。完成した予告編では、冒頭から「あんた誰だ?」「麻里だけど」と娘の顔を忘れてしまったり、亡くなった同級生の葬式に参列しながら「ナニ、中村死んじゃったのか!」と叫んで周りを呆然とさせたりと、元・中学校校長だった父・昇平がゆっくりと記憶を失っていく様子が描かれている。その一方で次女・芙美も夢と恋愛に思い悩んでいたり、長女・麻里も慣れない海外生活に戸惑っていたりと、それぞれの人生も岐路に立たされていることが伺える。そして「この頃ね、色んな事が遠いんだよ」という父の言葉をきっかけに、家族それぞれが認知症になった父と向き合い、自分自身の人生とも向き合っていく様子が映し出されていく。そんな中、いなくなってしまった父。記憶が消えていく父が向かった先は家族の未来につながる、ある“愛しい思い出”の場所だった――。また、予告の中盤から流れている主題歌「めぐる」を歌うのは、神秘的な歌声が“魔法”とも称される話題のシンガーソングライター・優河(ゆうが)。本作のために書き下ろされた楽曲は、穏やかでありながらもポジティヴな力強さに満ちあふれ、作品のテーマに寄り添いながら深い余韻を残している。少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく。その様子からアメリカでは「Long Goodbye(長いお別れ)」とも表現される認知症をモチーフに、刻々と変化する時代に変わることのない大切なものを問う本作。新しい時代へと繋がる、家族の愛の物語をここから確かめてみて。『長いお別れ』は5月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:長いお別れ 2019年5月、全国にて公開予定(C)2019『長いお別れ』製作委員会
2019年02月27日