プレー面でも精神面でも湘南ベルマーレの中心を担う、梅崎司選手にお話を聞きました。さすがとしか言えないストイックな面のほか、親しみが湧くプライベートエピも満載。よりいっそう梅崎選手を応援したくなること間違いなし!男前ショットとともにお届けします。写真・角戸菜摘 文・伊藤順子アグレッシブなプレーでチームを牽引する大黒柱!大きな怪我を幾度も乗り越えてプロ入り15年。「僕の人生は紆余曲折、ひと言で表すのは難しい」と語る湘南ベルマーレの中心的存在、MF(ミッドフィールダー)・梅崎司選手の素顔に迫りました。鋭い眼差しで走り回るピッチ上とは裏腹に、オフは身に着けているふわふわのニットに匹敵するくらいの温和な表情。加えて穏やかな口調でお話してくれたのは……。–ご自分の性格をどう思いますか?ゆっくり、おっとりしていますね。とにかくマイペースです。人に合わせず自分のペースを大切にしたいので、言い方によっては頑固とも言えますね。試合前の準備も遅くて、ピッチに出るのが選手のなかで一番最後のときも多いです。–それはルーティンがたくさんあるとか?いや、ルーティンはそこまで多くはないです。前はいろいろしていたのですが、年齢を重ねて、キチキチに決めるよりも流れや自分の感覚を大切にするようになりました。前はそれこそ、勝ったら同じものを履く勝負パンツがあったり、試合の2日前はかならずスーパー銭湯に行ったり、前日は必ずリラックスを心がけたりと絶対的なこだわりがあったんですよね。それは、試合に向けていい意味で張りつめた空気にして、自分を研ぎ澄ませたい思いがあったから。でも、ここ1、2年は試合の前日に家族で外食したりと出かけることも多いです。あえていろいろな決めごとを作るより、いつも通りに過ごしたほうがいいのかな、と思うようになりました。とはいえ、試合直前のウォーミングアップは、昔に比べて厳選しているものの自分に課することがいろいろありますね。全体アップのあとに、対人パスやトラップ、キックの感触、ゴールをめがけてシュート練習もちょっとやったり……。あれ、なんだかんだでルーティンがけっこうありますね(笑)。これでも、昔よりはだいぶ減ったということです。–そのような意識の変化、というよりも「意識の進化」はほかにもありますか。プレースタイル、ですね。昔はガンガン仕掛けてゴールに向かっていくのが僕のやり方でした。その姿勢を評価してもらえて、日本代表に入れましたし、海外移籍の夢も叶いました。そして、浦和レッズからもオファーをいただけましたが(2017シーズンまで在籍)、怪我やうまくいかない時期が続いたので、生き残るためにプレースタイルを変えざるを得なかったんですよね。だから、「チームにとって必要な選手」を目指したんです。チームが勝ち進むために、うまく回るために、自分はどうすればいいかを意識しました。結果、幅広く応用が利く器用な選手になれたと自負しています。レッズに約10年間在籍できたのも、その証だと思うんですよね。でも、2018シーズンからここベルマールに来て、意識がまた変わりました。もう一度自分で仕掛けたい、勝負したい気持ちが再燃してきたんです。だから、いまは個を出すこと、協調することという相反する2つをミックスできる自分を作っている過程です。だいぶできあがってきてはいますが、まだまだ。自分で勝負しつつ、チームの流れや状況を読み取り、最適な判断をしていけるよう、もっと完璧な梅崎司に仕上げたいですね。中村俊輔選手をまねてつけ始めたサッカーノート–逆に、変わらないことはあるのでしょうか。高校1年生の時から、サッカーノートを書いています。かれこれ18年になりますね。ノートも10冊くらいになりました。きっかけは、中村俊輔選手がしているというのをテレビで見たからです。基本、サッカーに関することを記していますね。気づいたこと、ひらめいたこと、反省点など。技術的なことはもちろん、心の在り方といったメンタル的なことも書くようにしています。–書くことで、効果の程は?まず、忘れない、ですよね。でも、書きっぱなしだと意味がないので、読み返すことが大事だと思います。だから、いまもその10冊のノートを見返しますよ。似たようなシチュエーションになったときに、当時のメンタリティや対処法を確認し、参考にしたりするんです。あのときはこうしたのか、と気づきになりますね。僕はこれを続けていてとてもいいなと思っています。中村俊輔選手はサッカープレーヤーの生きざまとして、間違いなく影響を受けた人のひとりですね。–その時の思考や策を記し、読み返すことで新たに遭遇した問題でも解決の糸口を見つけられる。この方法は、あらゆる人に当てはまりますね。そのようなやり方で解決やいい方向に進むことが望ましいですが、僕はのんびり屋に加えて優柔不断でもあるので、特に実生活ではひとりで決められないこともあるんですよね。例えば、今日の服も自分で選べなくて、妻に委ねてしまったり……。カトパンより永野芽衣さんより惹かれるのは…–一気に親近感がわきました(笑)。奥さまに頼りがちですか?妻もそうですけど、自分を持っている、しっかりした強い女性に惹かれます。だからなのか、年上の女性を好きになることが多かったですね。ウダウダしている僕のケツを叩いてくれたり、はっきり言ってくれたりするとありがたく思います。–好みのルックスも教えてください。昔は、カトパンこと加藤綾子さんが好きでした。あと、最近久々に年下の子をかわいいと思えたんですけど、その方は永野芽郁さんですね。でも、すっごく好きかと言われたら、そこまでの熱はないので(笑)、僕は内面重視といったところでしょうか。ただ、普段は下ろしている髪をアップにしたり、かきあげたりするしぐさをされるとドキッとはします(笑)。言ってて、恥ずかしいな……。–外見よりも中身というお言葉に嬉しさを覚える女性は多いかもしれません(笑)。ほかにも、「親しみやすい梅崎選手」情報は?趣味でいったら、昔はバンドをやっていました。僕はギターボーカルで、ミスチルやスピッツ、ウルフルズにスーパー・バター・ドッグなどをコピーしていました。いまギターはオブジェ化しています(笑)。–インタビューは終始笑顔でとても和やかに進みましたが、その後の撮影で見せてくれた男の色気だだ漏れのポーズに取材陣はよろめきまくり。大人の男オーラを存分に放ってくれました。最後に、来季の意気込みを問うと、「33歳になる年でもあるので、あらためて熱い気持ちで勝負したい、挑みたいです。ゴールに向かっていく姿勢や、時には献身して走る姿や最年長としての声かけに注目していただきたいですね。とにかく点をもっと取りたい。目標は10ゴール以上! 期待していてください」と力強くコメント。積み重ねた経験と努力を糧に、新生・梅崎選手をこれまで以上に期待しています!
2019年12月22日大分県内初となるスターバックス(Starbucks)の公園店舗「スターバックス コーヒー 別府公園店」が、2019年12月12日(木)にオープンする。大分初のスタバ公園店舗が別府公園内に「スターバックス コーヒー 別府公園店」が位置するのは、広大な敷地に多くの樹木、四季折々の植物に囲まれた別府公園の東駐車場。店舗の前には芝生も広がっており、コーヒーを片手に別府公園の緑が望める自然豊かな店舗となっている。「Layered Aroma」をコンセプトに掲げた同店舗は、府市内の温泉街に広がる湯けむりとコーヒーの香りを地元地域とスターバックスの関係性に見立て、その二つが折り重なり合うアロマのように調和するようデザイン。具体的には、大分県出身のアーティストや職人に協力を得たアートや照明が空間の中に効果的に配置されているほか、店舗の中央には別府市の伝統工芸の竹細工で地元職人が手掛けた、オリジナルの照明を設置。繊細に編まれた竹材の照明は、コーヒーのアロマの上昇感を表現したものだという。また、店内のアートは、大分県出身の若手アーティストの作品に加え、一般社団法人Get in touchがキュレーションした別府市内で活動する3名のアーティストの作品を展示。多様な感性から生み出された大分に所縁のあるアート作品に触れながら、ゆったりとしたコーヒータイムが楽しめる。店舗情報スターバックス コーヒー 別府公園店オープン日:2019年12月12日(木)住所:大分県別府市西野口町2780-28営業時間:7:30〜22:00定休日:不定休店舗面積:57.8坪席数:70席(店内58席、テラス12席)
2019年12月09日ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)は、京菓子司 末富(すえとみ)とコラボレーションした上菓子「HANA」を2019年10月25日(金)から11月30日(土)までの期間限定で、ジャン=ポール・エヴァン 京都本店、ジェイアール京都伊勢丹店および、京菓子司 末富 本店、京都タカシマヤ店にて販売する。1893年創業の末富は、125年以上の歴史を持つ京都の老舗京菓子店だ。ジャン=ポール・エヴァンと初めてタッグを組んだ上菓子「HANA」は、ジャン=ポール・エヴァンオリジナルのチョコレートを、白小豆と手芒豆の白あん、求肥(ぎゅうひ)で包んだ桃色の花びらが上品な京菓子。白あんのきめ細やかな甘みに、ショコラのフローラルな香りの余韻が調和する。また、ジャン=ポール・エヴァン京都本店では、「HANA」と合せて、ショコラドリンク「ショコラショ パリジャン」を抹茶碗で楽しめる「ムニュ パリ キョウト SUETOMI」を提供。和と洋を一度に感じられる、秋の京都にもぴったりのスイーツに仕上げている。【詳細】京菓子司 末富×ジャン=ポール・エヴァン販売期間:2019年10月25日(金)~11月30日(土)販売店舗:ジャン=ポール・エヴァン(京都本店、ジェイアール京都伊勢丹店)、京菓子司 末富(本店、京都タカシマヤ)※「ムニュ パリ キョウト SUETOMI」はジャン=ポール・エヴァン京都本店のみ・HANA 1個 700円+税、4個 2,800円+税・ムニュ パリ キョウト SUETOMI 1,350円+税
2019年10月24日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)に出演する佐藤流司、うえきやサトシのスペシャルトレーラーが30日、公開された。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。今回の映像では、「鬼邪高のみなさん、大量転入じゃ!」と、スピードに秀でた泰志(佐藤流司)と、パワープレイを得意とする清史(うえきやサトシ)を筆頭とする泰・清一派が、別の高校からさらなる高みを目指し、2人揃って鬼邪高に転入。彼らのテーマ曲であるDOBERMAN INFINITY「まだ足りねぇ」のごとく、狂気の笑みを浮かべ、戦い飢え殺気に満ちた泰志と清史が、轟一派、司一派、中・中一派、多数の派閥が存在する群雄割拠の中で、鬼邪高制覇と、鳳仙学園との世紀の頂上決戦に挑んでいくバトルシーン満載の映像に。最後には、鬼邪高のテッペンに成り上がろうとライバル心をむき出しにする泰志と清史が、楓士雄(川村壱馬)の前に登場する。泰志を演じるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光役で大人気の佐藤流司。2.5次元舞台をはじめ幅広く活躍する佐藤は空手や殺陣を得意としており、その高い身体能力で、泰志のド派手なアクションを見事に演じ切っている。そして泰志の相棒・清史を演じるのは、秋元康がプロデュースする演劇集団「劇団4ドル50セント」に所属するうえきやサトシ。TVドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』放送スタート時から、その熱演ぶりと金髪のモヒカンというインパクトのあるビジュアルで「くせが強い!」と話題となっていた。また『クローズ』『WORST』の原作者・高橋ヒロシ描き下ろしの泰志と清史のイラストキャラビジュアルもお披露目された。イラストでも泰志の鋭い眼差しと清史の狂気に満ちた表情は健在で、異様な存在感を放る。高橋は"ヤス・キヨ"コンビについて、「敵に回すとやっかいな野郎たちだが、味方にしたらこれほど頼りになるコンビもいないだろう」と評している。(C)髙橋ヒロシ(秋田書店)
2019年09月30日星野リゾートが展開する温泉旅館「界」が、大分県別府市に「界 別府」を開業。日本一の源泉数及び湧出量を誇る別府温泉の中でも、日本全国から多くの湯治客が訪れた歴史ある北浜地区に位置する「界 別府」は、「ドラマティック温泉街」をコンセプトに掲げる温泉旅館。石畳の路地や夜店をイメージした館内は、湯治客が賑やかな温泉街をそぞろ歩きする様子を彷彿させる空間に。人々が集う広場をイメージした「湯の広場」では、スタッフが演奏する”ご当地楽”や「別府温泉絞り体験」など様々な体験ができる。施設内で“賑やかな温泉街”を体験「界 別府」の魅力は、朝・昼・夜と、時の移ろいにより体験できる内容が異なる点。温泉街ならではの企画が多数用意されている。朝は、湯の広場で日の出を眺めながら足湯を体験。さらに、温泉効果を高めるための現代湯治体操や、ご当地の文化「豊後絞り」に触れる「別府温泉しぼり体験」も朝ならではの楽しみだ。昼の足湯は、別府湾を眺めながら楽しめる。また、桶をモチーフとした手湯、源泉とアロマオイルを使った「温泉ミスト作り」、温泉の泉質や入浴法を伝授される「温泉いろは」も昼時に楽しむことができる。そして夜になると全く異なる体験内容に。観光名所“血の池地獄”や“海地獄”などをイメージした「温泉モクテル」、好みの辛さで味わえる「地獄ラーメン」、昭和レトロな「スマートボール」、語らいの場にもなる夜店をイメージした空間、お風呂道具で奏でる音色を楽しむ「湯治ジャグバンド」、ゲスト同士で盛り上がる「アヒル競争」で、一緒に訪れた友人や家族、恋人とともに楽しい時間を過ごすことができる。別府湾を望むご当地部屋「柿渋の間」「界 別府」の客室は全室オーシャンビュー。別府湾を望み、海を絵画のように楽しめる「ピクチャーウィンドウ」が特徴だ。「柿渋の間」という名がついたご当地客室は、別府の名所“血の池地獄”の赤から着想を得た古代色の“柿渋色”に染まった壁に囲まれ、別府温泉の熱気や温泉が湧きだす溶岩台地を表現している。また、室内には、豊後絞りをヘッドボードやフットスローなどのインテリアに用いており、別府の伝統工芸や文化にも触れることができる。大浴場では豊富な湯量を楽しめる大浴場には、四季折々の花や実、紅葉を楽しめる庭園を眺めながら浸かる露天風呂と、内風呂を完備。内風呂は、源泉かけ流しの「あつ湯」と、温泉成分を身体に浸透させるための「ぬる湯」の2つの湯船を設けている。炭酸水素塩泉で重曹成分を含む泉質の湯は、角質を軟化させ、肌を滑らかに整える。また、塩分を多く含むので、身体の温かさが持続する効果も。2,000以上の源泉をもつ別府温泉の中でも「界 別府」の湯は肌に優しく、さまざまな泉質の湯めぐりをしたあとの仕上げの湯として入浴するのにもおすすめだ。なお、湯の広場、ラボ、客室などの設計・デザインは隈研吾が手掛けた。地元に根付く素材を使用し、周囲の環境に溶け込むことで新しい魅力を発信したいと考える隈と、ご当地ならではの魅力を体験してほしいと考える「界」の理念が一致し、設計へと至った。施設概要界 別府開業日:2021年7月8日(木)住所:大分県別府市北浜2-14-29TEL:0570-073-011(界予約センター)客室数:70室付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、庭園、湯の小路、ラボ、大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)、湯の広場、足湯、手湯料金:1泊 31,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)アクセス:JR別府駅より徒歩10分、大分空港より車で約60分
2019年06月29日鈴木勝秀が脚本・演出を手掛け、佐藤流司と仲万美がロミオとジュリエットを演じるRock Opera『R&J』が6月14日(金)に開幕する。それに先駆け前日に囲み取材と公開ゲネプロが行われ、取材には佐藤、仲、ロレンス神父役の陣内孝則、そして鈴木が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、ウィリアム・シェイクスピアの恋愛悲劇『ロミオとジュリエット』をモチーフに、鈴木による大胆なアレンジと、大嶋吾郎による音楽で生み出されたロックオペラ。囲み取材で佐藤は本作について「『ロミオとジュリエット』で今までに観たことがないくらい破壊的な舞台になっています。『ロミジュリ』だけど『ロミジュリ』じゃない」と表現。音楽については「心臓に悪い楽曲と言いますか(笑)、Rock Operaというタイトルにふさわしい楽曲が揃っていて、普段ミュージカルや舞台を観る方は聴いたこともないような曲もあるんじゃないかと思います。僕自身も舞台ではしたことのない歌い方をしているので、ぜひ聴いていただきたいです」と熱く語った。マドンナのツアーなどにも参加するなど世界的に活躍するダンサーで、しかし舞台で芝居するのはこれが初となる仲は「感じたことないことばかりです。舞台上で踊ることはたくさんありましたが、喋るとか歌うというのは初めて。本番前は不安になるかなと思ったけど、快感と興奮しかないです!」と笑顔。そんな仲について佐藤は「初舞台とは思えないクオリティ。高めてくれる存在です」と話し、劇中で披露されるダンスについては「別次元」と明かした。鈴木はそんなふたりの印象を「佐藤流司のような強いハートを持っている若者と出会えて僕は本当に嬉しかった。それだけで感動してしまう。万美ちゃんはその強いハートに激しく共鳴することができる人。そのふたりがロミオとジュリエットとして最後に立っている姿を見ると、劇場全体が震えるような気がします。そういったものはなかなか観られないと思います」と絶賛。さらに陣内はロレンス神父役について「原作では作品の良心のような役だと思うのですが、今回はエキセントリックです。この役で自分の新たな一面が、スズカツ(鈴木)さんの演出によって引き出されたような気がします」と明かした。近未来を舞台に、「一目惚れって信じる?」という言葉で動き出す物語。鳴り響く音の中、がなり、叫びながら、直感だけを頼りに突き進むロミオとジュリエットが行き着くのはどこなのか。ぜひ劇場で確認してほしい。公演は6月23日(日)まで東京・日本青年館ホールにて上演後、7月4日(木)から7日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。取材・文:中川實穗
2019年06月14日Rock Opera『R&J』の公開ゲネプロが13日に東京・日本青年館ホールで行われ、佐藤流司、仲万美、陣内孝則、鈴木勝秀(脚本・演出)が取材に応じた。同作は、"誰も観たことがない“ロミオ&ジュリエット”として、シェイクスピアの戯曲を鈴木勝秀が大胆に脚色。生歌唱で盛り上げながら、近未来を舞台にした一目惚れの物語を展開する。佐藤は「今回、通し稽古を15回くらいやりましたよね。なのでもう準備万全というところで、あとは本番を楽しむだけ」、仲は「舞台が初めてなので、すごい不安になるのかと思ったら、興奮してしまって。興奮と快感しかない」と頼もしい様子。陣内は「うちの女房には、ロミオ役やるのかと勘違いされて、『高齢者向けの舞台なの?』と言われました」と周囲を笑わせ、「若い女性のファンのハートをガチッとキャッチしたいと思います」と意気込んだ。「Rock Opera」と称した同作について、佐藤は「舞台で歌ったことのない歌い方をしているので、ちょっと聴いていただきたい。心臓に悪い歌い方といいますか、びっくりするような歌もあります」と明かし、「ぶっちゃけ、ロミジュリは予習してこなくても大丈夫です」と強気の発言。「デストロイというか、破壊的な舞台であるということをすごく大切に思ってます」と表現する。さらに佐藤が「ロレンス役の陣内さんも、毎日違うアドリブを随所に入れてきて、半分くらい台本にないですもんね」と暴露すると、陣内は「初日に向けては、台本通りやる。倉本聰先生の作品のようにやる」と弁解し、笑いを誘っていた。脚本・演出の鈴木は「佐藤流司のような、強いハートを持っている若者に出会えて、僕はとても良かった。本当に嬉しかった。万美ちゃんは、強いハートに、激しく共鳴することができて、その2人がロミオとジュリエットで立っている姿を見ると、劇場全体が震えるような気がします」と絶賛。陣内も「流司くんはとにかく達者ですね。歌もうまいし、芝居も長けてるし。万美ちゃんも踊りはとにかくグローバルスタンダートですから、初舞台にして、このセンス。歌に関してもすごく染みる」と実力を褒め称える。また佐藤は「ぶっちゃけダンスとか、少し仕事でやらせてもらうこともあって、『ちょっと俺も踊れるし』とか思ってたけど、次元が違いすぎて」と苦笑。「松田(誠)会長に、万美ちゃんがよすぎて、『お前、もうちょい頑張れよ』ってしっかり発破もかけられた」と明かす。一方、仲が佐藤について「熱いですよね、すごい。両方とも熱い人間で、バカで……」と言うと、佐藤は憮然とした表情に。仲は改めて「流司くんはロミオのような行動をするかわからないけど、(ロミオは)熱くて素敵な人だなと思います」と印象を表した。東京公演は日本青年館ホールで6月14日〜23日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて7月4日〜7日。
2019年06月13日「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」が2019年8月1日(木)、大分県別府市に開業する。日本屈指の温泉地・別府に大分県初の海外ブランドホテル誕生「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」は、大分県初となる海外ブランドのラグジュアリーホテル。非日常的な時間を過ごせる宿泊施設として、日本有数の温泉地・別府の魅力を世界に発信していく。客室は地元の芸術家や職人の技を生かしたデザインを採用別府の竹細工など地元の芸術家や職人の技を生かしたデザインを取り入れた客室は全部で89室。62から212平米のゆったりした設計で、天然素材をふんだんに使用したインテリアがやすらぎの空間を演出する。なお、21室のスイートとクラブルームの客室テラスにはプライベート露天風呂が設置される。別府の豊かな泉質を堪能できる露天風呂世界でも有数の温泉地である別府の豊かな泉質の大浴場と源泉掛け流しの露天風呂を内包。美肌の湯として知られる“明礬の湯”を洗練された空間で存分に楽しむことができる。スパ&インフィニティープールも館内にはスパやインフィニティープールといったワールドクラスの施設ならではのサービスも。年間を通じて適温が保たれたインフィニティープールでは、絶景を眺めながらリフレッシュした時間を過ごすことが可能だ。地元食材を使ったレストラン&バーダイニングエリアは、5つのレストラン&バーで構成。厳選された地元食材を使ったメニューをくつろぎの空間で味わえる。ディナーの後は、ジャパニーズウィスキーと日本酒、ユニークなジンのセレクションが自慢の「バー」で大人の夜を過ごすのもおすすめだ。【詳細】ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ開業予定日:2019年8月1日(木)住所:大分県別府市大字鉄輪499-18客室数:全89室(デラックス&プレミアムルーム68室、クラブルーム11室、スイート10室)<開業記念・スペシャル宿泊パッケージプラン>■アップグレーデッド別府エクスペリエンス 1泊 59,000円~デラックスルーム2泊以上の利用で、ワンランク上の部屋へアップグレード。■インダルジェントエクスペリエンス 1泊 79,000円~クラブルーム、ジュニアスイート、またはプレミアムスイート2泊以上の利用で、プライベート温泉やクラブインターコンチネンタルラウンジへのアクセスなどが利用可能。■パノラミックエクスペリエンス 1泊 129,000円~パノラマスイート2泊以上の利用で、無料送迎やウェルカムシャンパン、ホテル内レストランでのディナーなどを提供。また、クラブインターコンチネンタルラウンジへのアクセスが可能。【予約・問い合わせ先】IHG・ANA・ホテルズ予約センターTEL:0120-056-658
2019年05月18日「シティーハンター」で多くの人たちを魅了する漫画家・北条司が初の総監督を務める“実写映画”『エンジェルサイン』の製作がスタートしたことが分かった。現在、「シティーハンター」の新作アニメーション映画、現代の新宿を舞台に完全新作オリジナルストーリーを展開する『劇場版シティーハンター 』が公開中。興行収入は13億円を突破、観客動員数は100万人に迫る勢い。そんな本作の原作者・北条氏が総監督を務める今回の映画は、北条氏も審査員を務める“言葉の壁”を取り払った世界最大級の漫画オーディション「サイレントマンガオーディション」に寄せられたストーリー数編と、自身によるオリジナルストーリーを加え、大きなひとつの“愛のものがたり”を描き出す。これまで14回開催され、108の国と地域から参加クリエイター3580名、6249編もの作品が寄せられている「サイレントマンガオーディション」。先んじて実施されていた「月刊コミックゼノン」が主催する国内向け「サイレントマンガオーディション」からは、錦戸亮主演でドラマ化された「トレース 科捜研法医研究員の追想」の古賀慶らがデビューしており、若き漫画家の登竜門にもなっている。「キャッツアイ」や「シティーハンター」で知られ、2001年からは「エンジェル・ハート」を連載し、シティーハンターのもうひとつの物語を描いている北条氏。今回総監督を務めることについて、「マンガを描くのとは違い、映画制作はとても新鮮です。気を引き締め、粛粛と臨んでいきたいと思っています」とコメントしている。なお、現在映画公式ウェブサイトがオープンしているものの、公開日、詳しいストーリーなどはまだベールに包まれたままだ。(cinemacafe.net)
2019年03月20日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)のデザイナー・山本耀司の単独ライブ「ヨウジヤマモト x ライブ(Yohji Yamamoto x Live)」がブルーノート東京にて、2018年12月10日(月)に開催される。80年代から自身のブランドのみならず、映画やオペラの衣装を担当し、紫綬褒章、フランス芸術勲章コマンドゥールを受賞するなど、世界的なデザイナーとして今現在も精力的に活動するデザイナー・山本耀司。ファッションの分野だけでなく、ロックやブルースをルーツとしたサウンドを追求し、『さぁ、行かなきゃ』『地下生活 Dog of Terror』『HEM』などのアルバムに代表される音楽も有名。近年パリで発表する自身のコレクションショーの音楽はメンズ・レディース共に自作自演している。そんな彼の19年振りとなる単独ライブのステージには、ソウルバンド「benzo」のベーシスト・伊賀航、細野晴臣や矢野顕子とも作品制作を行うドラマー・林立夫らも出演。ミュージシャン・山本耀司が仲間と共に一夜を盛り上げる。【詳細】ヨウジヤマモト x ライブ公演日:2018年12月10日(月)公演時間:第1部 開場 17:30/開演 18:30、第2部 開場 20:20/開演 21:00会場:ブルーノート東京住所:東京都港区南青山6-3-16料金:7,500円(税込)予約開始日:一般 WEB先行 11月15日(木)/電話予約 11月18日(日)※ジャム セッション会員はWEB、電話予約とも11月8日(木)から開始。<メンバー>山本耀司(ヴォーカル、ギター)、網元次郎(ギター)、伊賀航(ベース)、林立夫(ドラムス)、古賀芽衣(ヴォーカル)※追加でメンバーが決定した場合、ブルーノート公式ホームページにて随時発表。【予約・問い合わせ先】ブルーノート東京TEL:03-5485-0088
2018年11月03日お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が10日、都内で行われたミュージカル『レ・ミゼラブル』新キャストお披露目会見に登場した。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年の初演から公演数は3,172回を数える。19世紀初頭のフランスを舞台に、社会情勢や民衆の生活を描いていく。宿屋の主人・テナルディエ役で同作に出演する斎藤。「お笑いコンビ、トレンディエンジェル、そしてアイドルグループ・吉本坂46としても活躍する……」と紹介されると、うつむいて苦笑する。「コゼット役の斎藤司です」と一ボケを挟みつつ、同作への思いを語った。斎藤は改めて「いつかやってみたいな」という気持ちは持っていたと振り返り、「自分に見合っていないのはわかっているんですけど、ダメ元で受けさせていただいて」経緯を説明。「本当はコゼット役が良かったんですけど、絶対ダメだと言われて、1番近しいもの、自分の中での"ひょうきんさ"と"闇"ですよね。テナルディエだなという感じ」と、同役のオーディションを受けた理由を明かした。さらにオーディションの内容に話が及ぶと「歌を歌うときには目の前に秋元康さんがいたので……」とボケを挟み、アンジョルラス役の小野田龍之介につっこまれると、「すいません、吉本坂のオーディションかと思って」と訂正。「『あらびき団』のオーディションの10倍くらい人がいまして。厳しい目で見てるんですけど、その方々を巻き込んでやっていかなきゃいけない」と当時の心境を語る。「どうしても歌を歌っちゃう。演技に魂を乗せられない」と苦労しつつ、「先人の動画を拝見したけど、見ないほうがいいと言われて、オリジナルで感情を乗せてやってみたら『フリースタイルダンジョン』みたいになっちゃって。まだこれが正解だと確固たるものはないんですけど、毎日勉強でやらせてもらってます」と状況を表した。また、芸人仲間からは「『すごいじゃん』と言っていただいて、逆に(芸人仲間を)舐めてた。『レミゼ知ってたんだ』と思って。僕は博学な方だから、『レミゼ知ってんだ、あなたも』と、レミゼのすごさを実感した」と会場を笑わせる。6月に第一子が誕生したが、芸人仲間内では「子供が生まれると運気が上がる」というジンクスがあるために、「娘が持ってきてくれたプレゼントだと思って、毎日、宿屋の主人の歌を歌ってるんです」とプライベートでも「レミゼ」漬けの様子。「みなさん『絶対に観に行く』とか言うんですけど、お笑いライブとかは招待で全然入れるけど、『レミゼ』はどうやらそうはいかないようなんで」と苦笑しつつ、「とにかくあとは頑張んなきゃ」と意気込んだ。会見には他、佐藤隆紀(ジャン・バルジャン役)、 上原理生(ジャベール役)、伊礼彼方(ジャベール役)、濱田めぐみ(ファンテーヌ役)、屋比久知奈(エポニーヌ役)、三浦宏規(マリウス役)、熊谷彩春(コゼット役)、朴璐美(マダム・テナルディエ役)、小野田龍之介(アンジョルラス役)が登場。東京公演は帝国劇場にて2019年4月19日〜5月28日(プレビュー公演 4月15日〜4月18日)。他、名古屋公演、大阪公演、福岡公演、北海道公演と全国ツアーを予定している。
2018年10月10日俳優の佐藤流司が29日、主演舞台『御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-』の公開ゲネプロに登場し、染谷俊之、崎山つばさ、荒木宏文と共に取材に応じた。同作は、すれ違ってしまった兄弟の絆を中心にバンドにかける男たちの青春を描くオリジナル企画で、TVドラマ化、舞台化、漫画化が決定している。2017年にドラマ化&舞台化された『男水!』に続く、ポリゴンマジック企画・制作によるドラマ&舞台連動企画の第二段となる。劇中では、吹き替えなしの生演奏も存分に披露。客席の関係者も立ち上がって盛り上がるなど、ライブハウスさながらの雰囲気となった。佐藤は「皆様にしっかりと受け取ってもらうために、ドラマよりさらに元気になっています。すごくテンションの高い、明るい舞台になっていると思います」と自信を見せた。染谷も「生演奏が一番の見所かなと思ってる」と語り、「役者が演奏をしているので、音楽も芝居の部分もひっくるめて楽しんでいただける」と太鼓判。また、舞台版から出演しキーパーソンとなる荒木は「波を立てることによって、さらに絆や音楽の大切さ、新しい道を見つける。そのための火薬として、みんなの背中を押せるような悪役をしっかり演じたいと思います」と意気込んだ。出演者の絆について聞かれた佐藤が、「じゃんけんで負けた人が弁当の残りを片付けたり、自販機に行って全員分のジュースを買ってきたり、というイベントがある」と明かすと、「毎日!?」(染谷)、「そんなことしてたんだ!?」(荒木)、「それ絆!?」(崎山)とツッコミが飛び交う。佐藤が「今日はARASHI役の砂(原健佑)くん。結構年上なんですけど」と笑顔を見せると、荒木は「フラットな関係だね」と感心していた。また、佐藤のライバルバンドのボーカル役だった崎山は「メンバーで集まってスタジオに入ってバンド練習もした」と振り返る。「音を合わせるだけなんですけどすごく楽しいし、会話しているような感覚、味わったことのない仲間意識が芽生えて、関係性として出せたらいいな」と舞台への展望を語った。佐藤は「演じている側としても、毎回毎回同じことができないくらい素早く進んで行く。新鮮な気持ちで演じることができる舞台なので、観に来る皆様も、舞台とライブの生のパフォーマンスを感じていただけたらと思います」とメッセージを贈った。公園はAiiA 2.5 Theater Tokyoにて3月30日〜4月15日。
2018年03月29日山本耀司とアディダス(adidas)による画期的なコラボレーション「ワイスリー(Y-3)」より、2018年春夏コレクションの第1章として2足の新作スニーカーが登場。非常にスリークなデザインの新作スニーカー「スベロウ(Suberou)」は、ネオプレンとレザーという異素材使いの履きやすいスリッポンシューズ。夏にぴったりの大胆なスタイルで、クッション性に富んだ快適な履き心地と、タンにあしらったワイスリーのグラフィックが特徴。「バショウ(Bashyo)」は、厚いラバーソールなどの意表を突く大胆な要素と、今シーズンのシグネチャーである鮮やかなコントラストのロゴグラフィックを採用。ストレッチキャンバス地のアッパーに、ラバー製のトウキャップとアウトソールを組み合わせ、ワイスリーのロゴをあしらったバッジをヒールにプラスし、ミッドカットスタイルを一新している。3つの章からなるワイスリーの2018年春夏コレクション。第1章のキャンペーンビジュアルは、アレッシオ・ボルゾーニ(Alessio Bolzoni)が撮影、マウリシオ・ナルディ(Mauricio Nardi)がスタイリングを手がけ、スポーツウエアとファッションが交差するニューヨークのストリートで撮影された。リアルでインダストリアルな都市を背景に、モダンな力強さと優雅さを表現するモデルたちを捉えた、詩情とパンク・スピリットが出会うものに仕上がった。新作スニーカー「スベロウ」と「バショウ」は、12月15日より国内のワイスリー取り扱い店舗にて販売。
2017年12月05日カリスマ脚本家・野島伸司によるHuluオリジナル連続ドラマ「雨が降ると君は優しい」で、佐々木希がセックス依存症の女性を演じる。ピュアなイメージのある彼女にとって、大きな、大きなチャレンジだ。なぜ衝撃的な題材に飛び込む勇気が持てたのか聞いてみると、「野島さんの脚本が素晴らしかった」と佐々木さん。一方の野島さんも、ヒロインを佐々木さんに託せたことに“運命”すら感じていた。本作は、心から愛し合いながらも、“妻のセックス依存症”という究極の試練を与えられた新婚夫婦・信夫(玉山鉄二)と彩(佐々木さん)の苦悩を描く悲劇的な純愛ドラマ。「高校教師」などタブーを打ち破るような作品から、人間の苦しみやそのなかでも愛することの美しさを描いてきた野島さん。彼が「本当に描きたかったもの」と熱を込めるのが本作だ。企画が本格的に始動するまで3年もの歳月を要したというが、野島さんは「コンプライアンス的に、地上波では難しいテーマなので。時間がかかってしまった」と打ち明ける。「『お蔵入りか?』と思ったことが3回くらいありました。アルコールもそうだし、“依存”というテーマがもうNGなんです。実際に苦しんでいる人たちがいるのに、地上波だとそういうものはやらないでと言われてしまう」。「僕はNG作家になってきている」と苦笑いを見せる野島さん。地上波では難しいものも、可能にするのが動画配信サービスだ。本作もHuluとタッグを組むことにより、追い風に乗った。「Huluでなければ描けなかった。そういう時代なので、いつまでも地上波でと言っていても仕方がない。世界的にはペイチャンネルなどの方がブレイクするものが作られてきています。僕としては良いソフトが残ればいいと思っているので、どこの媒体であれ、ソフトを残せる場所があってよかったなと思っています」と描きたいものをぶつけられる場所を得た喜びを語る。その熱意を聞いた佐々木さんは「この作品と役に出会えて本当にうれしい」と微笑む。役を受け取ったときには「戸惑いはありました」と言うが、「彩という女性が愛おしくてたまらなかった。守ってあげたい、なんとかしてあげたいと思った」と愛情を感じたそう。「依存症を抱えた役ですので、大きなチャレンジになるとは思いました。でもそれと同時に、やりがいも感じて。とにかくこの夫婦がどうなっていくのか見届けたかった」。野島さんの脚本に魅了され、一歩を踏み出した。佐々木さんのイメージを覆す役となるが、野島さんは「ぴったりだと思った」とにっこり。「当初から、彩のキャスティングが一番難しいとは思っていて。自分のやっていることに罪悪感を感じ過ぎても暗くなってしまうし、だからといって開き直っても感じが悪い(笑)。チャーミングさも持ち合わせなければいけないし、その絶妙なバランスがものすごく難しい」というように、彩という女性は病気と愛する人の間で悩み、もがく難役だ。しかし運命的な出会いが、佐々木さんと彩を結びつけた。「佐々木さんとは、とある会で初めて会って。立ち姿を見たときに、この感じだ!と思ったんです。ようやくHuluがこの企画をやってくれるということで、ちょうどキャスティングの段階に進んでいるときだったんです」と野島さんは、佐々木さんを一目見てビビビときたのだとか。佐々木さんは「そんなに挙動不審でしたか?」と笑いながら、「あまりにすごい方々ばかりが集まっていて。ドキドキしていたんです。そんななか、『希ちゃん、野島さんだよ』と紹介していただき、あの野島さんですか!?と驚いてしまって。緊張もしているし、なんだかふわふわとしてしまって。私、変な感じだったと思います」と瞳を輝かせながらふり返る。理想的ヒロインと相思相愛、奇跡的な巡り合いを果たした。撮影がスタートし、その抜擢は確信へと変わる。野島さんは「撮影が始まったら、その破壊力はすごいですよ。イメージがジャストフィットだと思った以上に、クリエイティブに役に寄り添っている。ものすごく頭のいい子だと思いました」と太鼓判。「うれしい!」と笑顔を弾けさせる佐々木さんは、「やっぱりとても難しい役。信夫といるときとクリニックにいるときはまったく別の顔を見せる。感情も不安定で、激しい。病気についてもいろいろ調べました」と作品にのめり込んでいる。セックス依存症という題材を通して、一体どんな愛が浮かび上がるのか?野島さんは「一途な愛」だと話す。佐々木さんも「玉山さんとも『もし自分の相手がそうだったら、それを背負えるのか?』という話をしていて。最後まで愛し抜く力や精神が、私にはあるのか?できるのか?と考えてしまいました」と愛について熟考するきかっけともなったそう。野島さんは「ラブストーリーというのは、『ふたりをハッピーにしない枷を作る』というのが、物語を作る上での基本。その枷として、考えうる最高難度のものを作った」と着想のきっかけを吐露し、「現実でも、自分をすごく好きになってくれた彼女が、別れたらすぐに次を見つけてしまったりする(笑)。あれはなんだったんだろうと思うことがあるけれど、本作のヒロインはそうではなくて。信夫に捨てられたら、ほかの男を見つけるという回路はない。別れてしまえば苦しまないで済むのに、別れられない。二人にとって、依存ってなんだろう?ということを描きたいと思っていました」と“描きたかった愛”について語る。野島さんの話を聞くにつれ、「野島さん作品は、のぞいてはいけない世界をのぞいているようなドキドキ感がある」と女優魂に火がついている様子の佐々木さん。女優・佐々木希が野島伸司のもと、新たな扉を開く――。「覚悟を持って、最後まで頑張ります!」と意気込むその笑顔は驚くほど輝き、彼女自身がその扉の向こうを楽しみにしているよう。描かれる愛の行く末とともに、佐々木さんの新境地に胸が高鳴る。(text:Orie Narita/photo:Nahoko Suzuki)
2017年09月14日アンソロジー(ANTHOLOGIE)デザイナーの小川圭司がセレクトしたアイテムを取り揃えるセレクトショップ「ART(アート)」が、2017年8月26日(土)に渋谷にオープンする。ファッションアイテムを中心に、強いこだわりを持って表現された作品を小川圭司が厳選し、「作る人、着る人の感性を表現する場」として発信。渋谷2丁目にファッションの新たな空気感を生み出すセレクトショップとして営業する。biscuithead、UNSLACKSなど、独自の世界観を表現するブランドをセレクトして取り扱う。小川圭司がコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)での経験を経て設立したブランドであるアンソロジーも販売。アンソロジーは取扱店舗を絞り、「ART」が都内唯一の展開店舗となる。店舗にはアーティストの木村浩一郎によるアート作品を内装に取り入れ、ショップ空間そのものが表現を発信する場になるように演出されている。オープンに際して、特別商品や一点ものの販売を行う。また、シーズンに捉われず、不定期で新しいブランドやアート作品を展開していく。【詳細】セレクトショップ「ART」オープン日:2017年8月26日(土)住所:渋谷区渋谷2-8-2 2F営業時間:12:00-20:00
2017年08月28日松たか子主演、満島ひかり、高橋一生、松田龍平らの共演で放送されたTBS系火曜ドラマ「カルテット」が3月21日放送の第10話で最終回を迎え、ネットにはオンエア中から怒涛のごとくツイートが溢れかえった。ネットは最終回にどんな反応をみせたのか?本作は「東京ラブストーリー」や「Mother」「最高の離婚」などで知られるヒットメーカー・坂元裕二のオリジナル作品。松さんが「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まきまき)を、満島さんがチェリストの世吹すずめを、高橋さんがヴィオラ奏者・家森諭高を、松田さんが第2ヴァイオリン奏者の別府司をそれぞれ演じ“夢が叶わなかった”4人が出会い“カルテット”を結成、軽井沢の別荘で一緒に暮らしながらライブレストランで演奏していくなかで、それぞれの背負った過去や秘密が明かされていく…という物語。真紀は失踪した夫と再会するも離婚、旧姓の“早乙女真紀”に戻ったのだが、真紀は“早乙女真紀”ではなく戸籍を不正所得していたことが発覚し自首。最終回では真紀が去ってから1年後が描かれた。真紀の事件が明るみになり報道が過熱、すずめ、家森、別府の3人もマスコミに追われるように。裁判で執行猶予がつくも真紀はカルテットに戻らず、3人は軽井沢で二度目の冬を迎えていた。すずめの提案で真紀の居所を探し出し4人は再会。4人は大きなホールでのコンサートを実現させるというのが最終回のストーリー。ラストは熱海に遠征に行くも車がガス欠、道に迷った4人が砂浜で右往左往するシーンで幕を閉じた。そのラストは多くの視聴者の感動を呼んだ模様で、「余韻を残してていいな」「余韻しかないエンディング。めちゃくちゃかっこいいですね」といった終わり方の美しさを評価するツイートが多数投稿された一方、毎度何が起こるかわからない展開だった同作だけに「このまま車が海に突っ込んだらどうしよう…って思いました」と最後まで気が抜けなかった視聴者もいた模様。またいくつかの謎については答えを出さず終わったことにも「ラストまで白黒つけないのですね…そういうの、好きですよ」と、視聴者の想像に委ねる作り方を賞賛する声が多数上がっていた。「エンディングの歌詞がとてもリンクしてて…天才」「エンディングはこういう歌詞だったのかって、思えた」「“大人は秘密を守る”まま真紀さんとすずめちゃんは生きていくのね」「おとなは秘密を守る。意味深。」と椎名林檎の主題歌「おとなの掟」の歌詞とドラマの内容を比較した投稿も。4人のコンサートに吉岡里帆演じる来杉有朱が外国人セレブの夫とともに現れ「人生チョロかった~」と言うシーンにも「一度でいいから言ってみたい言葉」「もうそのまま人生謳歌しなさい」など、最後まで“悪女”だった有朱を称える(?)ツイートが多数。そしてまだ解けてない謎があるということで「夏熱海バージョンよろしく~」「お父さんの死の謎は解けてないし…あっ!続編をやる目論見?」といった続編やスペシャルドラマを期待する声も寄せられており、深夜を過ぎてもツイートの勢いは収まることなく、タイムラインを埋め尽くしていた。(笠緒)
2017年03月22日主演の松たか子が満島ひかり、高橋一生、松田龍平らと“カルテット”を結成、秘密を抱えた4人のひと冬を描いたドラマ「カルテット」が3月21日(火)今夜最終回を迎える。ドラマ最後の秘密となる松さん演じる真紀の“素性”とは!?本作は「東京ラブストーリー」「Woman」などヒット作の数々を手がけた脚本家・坂元裕二による完全オリジナル作。「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まき まき)を本作が5年ぶりの連ドラ出演となった松さんが演じ、チェリストの世吹すずめに満島さん、ヴィオラ奏者・家森諭高に高橋さん、第2ヴァイオリン奏者の別府司に今作がTBSドラマ初出演となる松田さんを迎えた。そのほか4人が演奏する軽井沢のライブレストラン「ノクターン」の従業員で元地下アイドルの来杉有朱を吉岡里帆が、レストランのオーナー夫妻に「サンドウィッチマン」富澤たけしと八木亜希子、真紀の義理の母・巻鏡子にもたいまさこ、真紀の夫・幹生に宮藤官九郎といったキャスト。“偶然”を装って真紀に近づいた3人は軽井沢の別荘で共同生活をしながらノクターンで演奏することになった。ドラマの前半では、すずめには家族にまつわるトラウマがあったこと、また鏡子に依頼され真紀を監視していること、司が真紀に想いを寄せていること、諭高には過去に妻と子どもがいたことなどそれぞれの秘密が明かされていった。そして真紀の夫・幹生が4人の住む別荘に現れることからドラマは急展開。失踪していた1年の間に事件を起こしていた幹生と真紀は東京に戻り再出発しようとするが、幹生は離婚と自首を決意。真紀は旧姓の“早乙女真紀”に戻り、再び軽井沢でカルテットを続けていくかに見えた。しかし前回、夫の事件の捜査の過程で“早乙女真紀”はそもそも別人。戸籍を買って成りすましていたという衝撃の事実が発覚。今夜の最終回では真紀が罪を償うため出頭しカルテットドーナツホールはバラバラに。それから一年後、別々の道を歩んだ彼らの姿が描かれていくという。カルテットドーナツホールは再び演奏することができるのか。坂元脚本ならではの緻密で繊細に綴られた物語の結末をしっかりと見届けて。「カルテット」最終回は3月21日(火)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年03月21日松たか子主演、満島ひかり、高橋一生、松田龍平ら豪華俳優陣が共演、ヒットメーカー・坂元裕二脚本でおくるTBS系火曜ドラマ「カルテット」の第9話が3月14日(火)今夜放送される。最終回まであと1話に迫った今夜…松さん演じる真紀の“秘密”が明かされる。松さん演じる「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まきまき)はある日カラオケボックスで、満島さん演じるチェリストの世吹すずめ、高橋さん演じるヴィオラ奏者・家森諭高、松田さん演じる第2ヴァイオリン奏者の別府司と出会い、4人はカルテットを組んで軽井沢のライブレストラン「ノクターン」で演奏しながら共同生活をすることになる。ドラマでは共同生活のなかでカルテットのメンバーそれぞれが抱えた“過去”が明かされてきた。そして1年前に失踪していた真紀の夫・幹生(宮藤官九郎)が登場し、物語は急展開を迎えた。金に困って強盗を働いていた幹生と東京で夫婦生活をやり直そうとした真紀だったが、幹生は警察に出頭すると言い、真紀は幹生と離婚。カルテットに戻る。そもそも本作の始まりとなったカルテットの出会いも、幹生の母・鏡子が息子の失踪を“真紀が殺したからでは?”と疑ってのもの。夫が生きていたこと、失踪の真実、そして離婚を経てこの問題も解決。離婚したことでフリーになった真紀と、真紀に片思い中の別府、そして別府に片思いするすずめ、すずめに片思いしている家森。カルテットの4人の関係性にどんな決着が着くかに焦点が移るかと思われた前回のラストで、ドラマ最大の“秘密”が明かされた。それは松さん演じる「“早乙女真紀”は別人、本物の“早乙女真紀”は別にいる」というもの。一体真紀は何者なのか?幹生の捜査の過程でわかった真紀の真実。それを知った鏡子が動揺する一方、軽井沢の真紀らの元には別荘の査定見積書を持った不動産鑑定士が現れる。別荘の売却話が出ていたにも関わらず隠していたことを3人に謝罪する司。司は自分がなんとかするので少し時間をくれと言う。別荘問題を抱えながらも古くからの友人のように、家族のように生活を続ける4人だったが、真紀の元にある人物が訪ねてくる…。登場人物が軒並み“秘密”を抱えていた本作。最後に明かされた真紀の“素性”にまつわる謎から目が離せない。「カルテット」第9話は3月14日(火)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年03月14日女優の吉岡里帆が3月11日(土)、都内にて開催されたTBS系ドラマ「カルテット」(毎週火曜22時)の弦楽四重奏コラボレーションイベントに出演し、共演の松たか子とのエピソードを明かした。同ドラマは、カルテットを組むことになった巻真紀(松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、別府司(松田龍平)、家森諭高(高橋一生)を中心に物語が展開。吉岡さんは、4人がコンサートを行うライブレストランの店員・来杉有朱を演じる。有朱は、口元では笑うも目は笑っておらず、4人の間を引っ掻き回すという役柄。マイクを持った吉岡さんは「来杉有朱役として、すごく悪い女として出演しています」と自己紹介し、「今日はお手柔らかによろしくお願いします」とあいさつ。会場から温かい拍手がわき起こると、「みんな嫌いじゃなかった(笑)。嫌いだろうなと思いながら来たのですごくドキドキしてしまって」と胸をなで下ろした。吉岡さんが受け取った脚本には、毎回、ト書きに「目が笑っていない有朱」と書かれているそう。「『とにかく目が笑ってはいけないのだな』ということは1話から感じていました」というも、「目が笑わないことはすごく難しくて」と明かした。「ついつい心が踊ったり、その人に愛が少しでも生まれたら、目はキラッとしてしまうもので、常に『仲良くなり過ぎてはダメだ』と。向こうで、松さんと高橋一生さんがおいしそうにどら焼きをたべているけど、そこにキャッキャッとまざって、『どら焼き美味しいね』と言ったら絶対にキャラが崩れるななど、日々、待ち時間に思いながら過ごしています」と空き時間も役作りに励んでいることを明かした。そんな吉岡さんは、第1話の撮影終了後、松さんから、「大変な役だね。でも、吉岡里帆ちゃんはちゃんと目が笑っているから大丈夫だよ。安心して最後まで頑張れ!」と声を掛けられたエピソードを紹介。「『優しい!』と思った記憶があります」とふり返り、「救われました」とも。「口元は笑い、目だけが笑わない」という役は大きな挑戦になったようだが、「自分自身にとっても新鮮な役でした」と述懐した。イベントでは、吉岡さんに、有朱としてセリフをしゃべってほしいとのリクエストが出る一幕があった。吉岡さんは、口は笑っているが目は笑っていない有朱になりきって、「ペットボトル1本分の距離を保ってください。女からキスしたらいけませんよ。男に恋は生まれません」と劇中のセリフを披露。言い終わると、手で顔を覆って照れていたが、会場からは、“悪女”の迫真の生演技にため息が漏れた。驚愕の展開で目が離せない同ドラマも、残すところあと2回。ラストまでの展開について、吉岡さんは、「9話、10話にかけて畳みかけるように『カルテット』の真の面白さが」といい、「これはサスペンスなので。サスペンスの定義を家に帰ってから調べてみてください。最後の最後まで、詰めて、詰めて、みんなで作っていますので、ぜひ、みなさん観てください」と目を輝かせた。(竹内みちまろ)
2017年03月11日松たか子主演、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が共演、ヒットメーカー・坂元裕二がオリジナル脚本を手がけるTBS系火曜ドラマ「カルテット」の第8話が3月7日(火)今夜オンエア。ついに物語は最終章に突入する。松さんが「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まきまき)を、満島さんがチェリストの世吹すずめを、高橋さんがヴィオラ奏者・家森諭高を、松田さんが第2ヴァイオリン奏者の別府司をそれぞれ演じる。また真紀の夫・幹生には宮藤官九郎。4人が演奏する軽井沢のライブレストラン「ノクターン」の従業員で元地下アイドルの来杉有朱に吉岡里帆、息子の行方を探す真紀の義母・鏡子にはもたいまさこといったキャスト。ついに再会した真紀と夫の幹生だったが、幹生は真紀のヴァイオリンを盗もうとしていた有朱ともみあいの末、有朱はベランダから落下。幹生は有朱を殺してしまったと思い込んでいた。真紀は幹生と一緒に逃げようとするが、幹生は「一緒にダムに沈んでくる」と車を走らせる。しかし有朱は生きていて車を奪って逃げ出し、幹生を追ってきた真紀とすれ違うと車を交換。真紀は1人さまよう幹生を見つけて車に乗せると東京へ戻る。また夫婦として暮らそうとする真紀に幹生は離婚と自首することを告げ、2人は離婚届を提出、真紀は再びカルテットに戻る…というのが前回のおはなし。今回の第8話はカルテットの4人が“わかさぎ釣り”に行くという展開。初めは好調だった4人だが次第に釣れなくなって嫌な雰囲気に。そこで真紀が昨夜見た夢の話をすると、またも諭高が持論を展開。真紀が離婚したことで4人での生活はより和気藹々としたものになるが、ある日、すずめの司への想いを知る諭高が「真紀さんが離婚してピンチじゃない?」とふっかける。しかしすずめは「真紀と司をくっつけるために協力して欲しい」と諭高に頼み、真紀と司をデートさせようと試行錯誤する…というのが今夜のストーリー。いよいよ物語も終盤に突入。夫と別れ独身に戻った真紀と、それをうけての“カルテット”の四角関係の行方、そして本作“最後の嘘”が明らかになるという今夜の第8話をお見逃しなく。「カルテット」第8話は3月7日(火)22時~TBS系にてオンエア。(笠緒)
2017年03月07日それぞれ“過去”を抱えた4人が冬の軽井沢で“カルテット”を組む…松たか子主演、満島ひかり、高橋一生、松田龍平らの共演で夢が叶わなかった大人たちのひと冬を描く「カルテット」第7話が2月28日(火)今夜放送される。本作は「東京ラブストーリー」「Mother」「Woman」などのヒット作を手がけた脚本家の坂元裕二が、冬の軽井沢を舞台に巻き起こる大人たちの人間ドラマを描く完全オリジナル作品。松さん演じる「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まきまき)がある日カラオケボックスで出会った、満島さん演じるチェリストの世吹すずめ、高橋さん演じるヴィオラ奏者・家森諭高、松田さん演じる第2ヴァイオリン奏者の別府司。4人はカルテットを組むことになり軽井沢のライブレストラン「ノクターン」で演奏しながら共同生活をすることに。実は偶然に見えたこの出会いは仕組まれたものだった。真紀の夫が1年前に失踪したのだが、真紀の母・鏡子は真紀が夫を殺したのではないかと疑い、すずめに“スパイ”を頼んでいた。さらに別府がかつて発表会で真紀を見て一目惚れしていたことや、すずめが父親に“超能力少女”をさせられバッシングを受けていたこと、家森が別れた妻のことで追われる身になっていたことなどが明かされた。第5話ではついに真紀の夫・幹生(宮藤官九郎)が登場。続く6話では幹生が偶然出会ったすずめによって別荘に連れてこられ、一方教会では真紀と鏡子が対峙。そして2人がお互いの視点から出会い、結婚、すれ違いから別離までの物語が語られ、終盤では所持金が無くなってコンビニからお金を盗んだ幹夫を警察に通報しようとしたすずめを、幹夫が縛り上げ部屋に閉じ込めてしまい、そこに真紀のヴァイオリンを盗もうとやってきた来杉有朱(吉岡里帆)が鉢合わせ。幹夫は真紀のヴァイオリンを取り戻そうとして2階のベランダから有朱を突き落としてしまうという展開に。第6話放送後、ネット上では作品の“時間軸がずれているのではないか”という説が急浮上、大きな盛り上がりを見せている。「第6話で別府さんが閉じ込められたのは2017年2月6日、第5話でカルテット四人のピアノコンサート出演が2017年2月11日」と日付の矛盾を指摘するツイートや、「映画見てるシーンでも時間軸入れ替わってるって言ってましたね」など劇中で“時間軸”がずれていることをにおわせる発言があったとするコメントが投稿。一方で「時間軸ズレてる説、ただ単に制作側のミスだと思うんだけどな」「スマホ画面は普通のミス」といった考えも。「これだけ嘘や秘密がバレた後でまた1話から見直すと色々と気づかされることが」と6話放送後にもう1度おさらいして、張り巡らされた伏線に驚いたという声も上がっていた。様々な憶測を呼んでいる「カルテット」だが、第7話の予告映像では「終わりの始まり」というワードや横たわり動かない有朱と「俺、この人と沈んでくる」という幹生の言葉。そして「逃げよう」という真紀のセリフ、すずめの「カルテットどうすんの!?」など不穏なセリフが散りばめられていた。これまでの会話劇の雰囲気から一転、激動のラストに向けて走り出した物語。真紀と幹生の夫婦が選んだ結末とは…「カルテット」第7話は2月28日(火)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年02月28日主演は松たか子、共演に満島ひかり、高橋一生、松田龍平らを迎え、坂元裕二のオリジナル脚本で描くTBS系火曜ドラマ「カルテット」も2月21日(火)今夜の放送で第6話。いよいよ第2章に突入した本作だが今回の見どころは…!?「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まきまき)を松さんが、チェリストの世吹すずめを満島さんが、ヴィオラ奏者・家森諭高を高橋さんが、第2ヴァイオリン奏者の別府司を松田さんが演じ、カルテットを組んだ4人が軽井沢の別荘で共同生活を送ることになるところから物語は始まった。しかし“偶然”だと思われた4人の出会いには大きな秘密があり、これまでにすずめや諭高の過去が明かされてきた。前回の第5話では、真紀が夫の失踪を告白。すずめはそのことを鏡子に報告しようとするが鏡子は話を聞かず、すずめを“クビ”に。代わって「ノクターン」の従業員で元地下アイドルの来杉有朱(吉岡里帆)がスパイとなり、真紀にしつこく詰め寄るもボイスレコーダーを発見されてしまい、鏡子が真紀のことを探っていたことが発覚してしまう。そしてラスト、一人軽井沢の駅前を歩くすずめは1人の男性とぶつかる。その男性こそ真紀の夫・幹生(宮藤官九郎)だった…というストーリーが展開。人気ピアニストのライブに出演することになった4人の“地球外生命体の戦闘型カルテット”としてのコスプレ姿に「まさかの松さんコスプレに吹いた」「コスプレのすずめちゃんが可愛すぎた」などの声が続々SNSに投稿されたほか、「吉岡里帆ちゃん圧巻だった」「嫌いになりそう嫌なキャラすぎて」といった吉岡さん演じる有朱の“悪女”ぶりにも注目が集まった。そして今夜の第6話では真紀と幹生の夫婦がなぜ壊れてしまったのか、その過去が明らかになる。すずめと知り合った幹生は自らを諭高の先輩だと偽る。真紀は軽井沢で鏡子と再会。鏡子に「幹生を殺したのか」と問い詰められた真紀はゆっくりと夫婦の過去を告白する…。真紀の過去に何があったのか。その真実が明らかになる「カルテット」第6話は2月21日(火)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年02月21日松たか子主演、満島ひかり、高橋一生、松田龍平ら豪華俳優陣が共演、ヒットメーカー・坂元裕二脚本でおくるTBS系火曜ドラマ「カルテット」も2月14日(火)今夜の放送で第5話。今夜はついに松さん演じる真紀の失踪した夫の正体が明らかになる。本作は伝説的大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」や「Mother」「最高の離婚」「Woman」などを手がけてきた坂元さんが、様々な過去や秘密を持った4人による“カルテット”の軽井沢でのひと冬を描く完全オリジナル作品。松さんが「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まきまき)を、満島さんがチェリストの世吹すずめを、高橋さんがヴィオラ奏者・家森諭高を、松田さんが第2ヴァイオリン奏者の別府司をそれぞれ演じるほか、4人が演奏する軽井沢のライブレストラン「ノクターン」のオーナーシェフ・谷村大二郎には「サンドウィッチマン」富澤たけし、その妻・多可美に八木亜希子、元地下アイドルの従業員・来杉有朱に吉岡里帆、真紀の義母・鏡子にはもたいまさこといったキャスト。前回の4話では高橋さん演じる諭高の過去が明かされ、息子がいることが判明。視聴者をざわつかせた。放送後のSNSには「高橋一生が、おかゆ食べて、グーしたときのあの指と顔にキュンした」「バイオリン弾く高橋一生めちゃかっこよ」「高橋一生みたいなお父さん欲しい」などの投稿が多数寄せられた。今夜の第5話では真紀が母親の鏡子と東京のマンションで再会することに。そしてカルテットのもとには音楽プロデューサーの朝木(浅野さん)が現れ、クラシック音楽のフェスティバルに参加しないかと声をかける。真紀はそんな舞台には立てないと拒否するも、すずめと諭高に諭され承諾。司はこのチャンスをものにするため、しばらくはひとりひとりの夢は捨ててカルテットドーナツホールとしての夢を見ようと提案する…というストーリーが展開する。また椎名林檎書きおろし、松さん、満島さん、高橋さん、松田さんの4人によるドラマ限定ユニット「Doughnuts Hole」が歌うテーマソングの「おとなの掟」も話題になっており、こちらは7日よりフルバージョンが配信開始されているので要チェック。明かされる真紀の夫の正体、そしてカルテットは舞い込んだチャンスを掴めるのか?「カルテット」第5話は2月14日(火)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年02月14日松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平演じる4人が冬の軽井沢で織りなすひと冬の物語、ドラマ「カルテット」の第4話が2月7日(火)今夜放送。前回は満島さん演じるすずめの過去が明らかになったが、今回はついに高橋一生演じる諭高の衝撃の過去が明らかとなるようだ。「東京ラブストーリー」のほか「Mother」「最高の離婚」「Woman」など数々の伝説となるドラマを生みだしてきた脚本家・坂元裕二が、冬の軽井沢を舞台に巻き起こる大人たちの人間ドラマを描く本作。松さんが「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まきまき)を、満島さんがチェリストの世吹すずめを、高橋さんがヴィオラ奏者・家森諭高を、松田さんが第2ヴァイオリン奏者の別府司による“カルテット”を中心に物語は展開。また4人が演奏する軽井沢のライブレストラン「ノクターン」の従業員で元地下アイドルの来杉有朱を吉岡里帆が、レストランのオーナーシェフ・谷村大二郎を「サンドウィッチマン」富澤たけしが、大二郎の妻で共同経営者の多可美を八木亜希子が、真紀の母・巻鏡子をもたいまさこが、諭高を追う半田温志をラッパーで俳優のMummy-Dが、同じく諭高を追う墨田新太郎を藤原季節がそれぞれ演じ、そのほか高橋源一郎、前田旺志郎、岩瀬寛子、中村優子らも共演する。これまでの展開で“カルテット”の4人にはそれぞれ背負った“過去”や“秘密”がある様子。前回の放送ではすずめが母を幼少期に失ったことや父親の詐欺、すずめ自身もそれに関わっていた辛い過去が明かされた。また諭高も半田や墨田に追われており、真紀と母・鏡子の間にも何かがある様子。そして4人の“過去”とともにそれぞれの恋の物語も動き始め、そちらも気になるところ。今夜放送の第4話では別荘で“ゴミ出し問題”が勃発。真紀、すずめ、諭高…と順番でゴミを出そうと提案する司だが、3人は聞く耳を持たない。そこへ諭高を追っていた半田と墨田が訪ねてきてある写真を見せ「この女の行方を話せ」と問い詰めるが、諭高は「知らない」の一点張り。諦めた半田は“人質”として諭高のヴィオラを持ち去る。諭高から語られた写真の女性(高橋メアリージュン)との関係とは…。また、椎名林檎さんが書き下ろした楽曲を、松さんと満島さん、高橋さん、松田さんがドラマ限定で組んだユニット「Doughnuts Hole」が歌い、放送開始以来、大きな話題を呼んでいる「おとなの掟」ののフルバージョンが、2月7日(火)より配信開始。大人の魅力たっぷりの主題歌にも注目だ「カルテット」第4話は2月7日(火)22時~TBSにて放送。(笠緒)
2017年02月07日松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平という豪華なキャストでおくるTBS系火曜ドラマ「カルテット」の第3話が、1月31日(火)今夜放送。今回の放送では満島さん演じる世吹すずめが隠してきた過去が明らかになるという。「東京ラブストーリー」や「Mother」「最高の離婚」などこれまでいくつものヒット作を生みだしてきた坂元裕二による完全オリジナルである本作。5年ぶりの連ドラ出演となる松さんが「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まき まき)を、満島さんがチェリストの世吹すずめを、高橋さんがヴィオラ奏者・家森諭高を、松田さんが第2ヴァイオリン奏者の別府司をそれぞれ演じ、“カルテット”として物語を奏でていく。さらに吉岡里帆が「カルテット」の4人が訪れるライブレストランの従業員で元地下アイドルの来杉有朱に、そのほか八木亜希子、富澤たけし(「サンドウィッチマン」)、Mummy-D、藤原季節、高橋源一郎、前田旺志郎、岩瀬寛子、中村優子、もたいまさこらも出演している。すずめがいつものように別荘で気ままに過ごしていると、有朱がやってきて「休みなのにデートしないのか。なぜ彼氏を作らないのか」とたずねる。「告白が苦手だ」とすずめが答えると有朱は「大人は誘惑するものだ」と語り方法をレクチャー。その後ノクターンに向かう準備をしていた4人、諭高は真紀と司が同じボーダー柄の服を着ていることに気づき、「特別な関係に見えてもいいのか」と指摘、司は急いで着替える。真紀がボーダーを着るときの条件を聞くと「昨日ボーダーを着てた人と会うとき」と諭高は持論を展開。ようやくノクターンに到着すると、そこにはボーダーを着た見知らぬ少年(前田旺志郎)が。その少年は突然「あなたのお父さん、もうすぐ亡くなります」と告げすずめは動揺する――というのが3話のストーリー。前回の2話では司の真紀に対する想いが明らかになったが、今度はすずめのいままで隠してきた過去のトラウマが明らかになる。夢が叶わなかった4人の「カルテット」が今夜奏でるのはどんな音色――!?「カルテット」第3話は1月31日(火)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年01月31日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、『画と機 山本耀司・朝倉優佳』。東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)によるご紹介です。■『画と機 山本耀司・朝倉優佳』本書は日本のファッションデザイン界を牽引する山本耀司の魅力と本質に迫る、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の展覧会の公式図録である。若手画家の朝倉優佳の作品を交えて、二次元から三次元へ自在に表現が巡らされる展覧会会場は、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)を知るファッション好きはもちろん、アート好きも引き込まれる刺激的な展示空間となっている。一方、図録は山本・朝倉の絵画作品を中心に構成されているため、ページを走る山本の筆使いに新鮮な驚きを覚える人もいるだろう。こちらでは空間演出から離れて一枚一枚の作品にじっくり向かい合うことができる。作品の他には、両名のインタビュー、展覧会タイトルの「画と機」(「画」は絵画を、「機」は「はずみ」や「機会」「機織(服)」を意味する)の名付け親である編集工学者の松岡正剛、そして『GQ JAPAN』編集長の鈴木正文による解説も収録されている。ページごとに、さまざまな異なる種類・判型の紙が使用されており、製本形式も従来の展覧会図録にはないファイル綴じ。一見、黒くすっきりとしたシンプルなファイルだが、その中には、山本耀司の40年という円熟したキャリアを経てもなお尽きることのない創作へのエネルギーが閉じ込められている。なお、展覧会「画と機 山本耀司・朝倉優佳」は3月12日まで東京オペラシティアートギャラリーで開催されている。【書籍情報】『画と機 山本耀司・朝倉優佳』出版社:東京オペラシティアートギャラリー言語:日本語・英語ファイル綴じ仕様/72ページ/320×250mm発刊:2016年12月価格:2,593円【展覧会情報】「画と機 山本耀司・朝倉優佳」会場:東京オペラシティ アートギャラリー 3Fギャラリー1、2住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:12月10日~17年3月12日時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,200円、高大生800円、中学生以下無料休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、2月12日
2017年01月26日松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が演じる“夢が叶わなかった”4人のカルテットが軽井沢で繰り広げるひと冬の物語…TBS系火曜ドラマ「カルテット」の第2話が、1月24日(火)今夜放送となる。注目の2話の見どころをご紹介!「Mother」「最高の離婚」などを手掛けた坂元裕二の完全オリジナルとなる本作。ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らは“カルテット”を組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。松さんがヴァイオリン奏者・巻真紀に、満島さんがチェリスト・世吹すずめに、高橋さんがヴィオラ奏者・家森諭高に、松田さんが第2ヴァイオリン奏者・別府司にそれぞれ扮し、冬の軽井沢を舞台に大人たちのラブストーリーが展開する。4人の織りなす“カルテット”の第2楽章となる今夜。すずめが真紀を監視するためにカルテットに加わったことが判明。が、依頼主の鏡子に経過を報告に行ったすずめは、そもそもカラオケボックスに2人がいたことにも何か理由があったのではないかと疑問を持ちはじめる。司はいつものように同僚の結衣(菊池亜希子)とカラオケに行くが、そこで結衣から「私、多分結婚する」と聞かされ、突然の報告に戸惑いを感じる。さらに結衣は結婚式の際には司らカルテットに演奏をしてほしいと依頼。煮え切らないまま家に帰った司は、3人に結衣から依頼された話をする。仕事の依頼に対し後ろむきな態度をとる司に疑問を持った諭高は、「これは行間案件だ」と言って司を追及し始め…というストーリーが展開。そんな第2話の見どころの1つが、カルテットの4人がカーリングに挑戦する場面だ。1998年の長野オリンピックで初めてオリンピック正式種目となったカーリング。その開催地となったのが本作の舞台でもある軽井沢町だった。撮影現場での4人はそれぞれ思い思いにストーンに触れたり、リンクの上を滑ったりしながら過ごすなどカーリング場の雰囲気に興奮気味だったそう。この日がカーリング初挑戦の松さんはインストラクターの指導を受け、練習・本番を合わせ計30回を超える投球。どんなシチュエーションにも手を抜かないプロ魂を見せていた。「集中しすぎるあまり翌日の筋肉痛が心配」と語った松さん演じる真紀が、珍しく大きな声を出すところにも注目だ。松田さん演じる司の“秘密”も明らかになる注目の「カルテット」第2話は1月24日(火)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年01月24日主演に松たか子、共演に満島ひかり、高橋一生、松田龍平らを迎え“夢が叶わなかった”4人のひと冬の共同生活を描くTBS系火曜ドラマ「カルテット」が1月17日(火)今夜から放送開始となる。初回15分拡大。ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らは“カルテット”を組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。「東京ラブストーリー」をはじめ「Mother」「最高の離婚」「Woman」など伝説的ヒット作の数々を手がけた脚本家である坂元裕二が、冬の軽井沢を舞台に巻き起こる大人たちの人間ドラマを描く完全オリジナル作品。「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀(まき まき)には、「HERO」シリーズや映画『告白』などで知られ本作が5年ぶりの連ドラ出演となる松さん。チェリストの世吹すずめにはアーティストから女優へと活躍の場を広げ、NHKドラマ「トットてれび」での黒柳徹子役や映画『悪人』での演技も印象的な満島さん。ヴィオラ奏者・家森諭高にはドラマ「民王」や「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、昨年大ヒットした『シン・ゴジラ』などで注目される高橋さん。第2ヴァイオリン奏者の別府司には『舟を編む』や『ぼくのおじさん』など数々の映画やドラマに出演、今作がTBSドラマ初出演となる松田さん。この4人を取り巻く人々として、カルテットの4人が訪れるライブレストランの従業員で元地下アイドルという来杉有朱に吉岡里帆、さらに八木亜希子、富澤たけし(サンドウィッチマン)らも出演。主題歌には椎名林檎の書き下ろし楽曲「おとなの掟」が起用。この楽曲を松さん、満島さん、高橋さん、松田さんの4人がドラマ限定ユニット「Doughnuts Hole」で歌唱する。主題歌に合わせて特別に撮り下ろされたエンディング映像にも注目だ。第1話は軽井沢にやってきた4人がライブレストランで演奏しようという話になるが、その店では“余命9か月”のピアニスト・ベンジャミン瀧田がレギュラー演奏していた。そこで真紀は突拍子もないことを言い出す…というストーリー。イッセー尾形がベンジャミン瀧田を演じてゲスト出演する。「カルテット」は1月17日(火)22時~TBSにて放送。初回15分拡大。(笠緒)
2017年01月17日ゲストの「人生で最高においしかったものの“お話”」を味わう「人生最高レストラン」の1月14日(土)今夜放送回に、この1月スタートの新火曜ドラマ「カルテット」に出演する女優の松たか子がゲストで登場する。同番組は“料理を一切出さない”かわりに、いま観たい、話を聴きたい“時の人”であるゲストが語る“人生最高の一品”を、視聴者がまるで味わうように追体験できる新感覚のグルメ・トークバラエティ。毎回ゲストの「人生で最高においしかったもののお話」を通して、MCの徳井義実とTBSアナウンサー・笹川友里がゲストの人生の思い出や苦労話などのエピソード、価値観や人生の愉しみ方などを引き出していく。第2回目の放送となる今夜登場する松さんは、1993年、歌舞伎座で初舞台を踏むと翌年大河ドラマ「花の乱」に出演。その後1996年には「ロングバケーション」で木村拓哉と共演、ドラマの大ヒットとともに一躍大きな注目を浴び、同年には「第47回NHK紅白歌合戦」の紅組司会に抜擢。その後も「ラブジェネレーション」や「HERO」シリーズで木村さんと共演、いずれも高視聴率を記録。さらに1996年にはアーティストデビューを飾り今度は歌手として紅白出場。2000年代に入ると『THE 有頂天ホテル』や『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』など映画はもちろん「嵐が丘」「ミス・サイゴン」など舞台にも続々主演。ますます活躍の場を広げ、その後も2010年公開の『告白』や『夢売るふたり』『小さいおうち』などコンスタントに主演作が公開されている。番組ではそんな松さんの“最高の食談" と“奥深い人生の語らい”を存分にお届けする。今夜ゲストで登場した松さんが主演するドラマ「カルテット」は「Mother」「最高の離婚」「Woman」など、数々のヒット作を手がけた坂元裕二の完全オリジナル作品。ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らは“カルテット”を組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。「カルテット」の第一ヴァイオリン奏者・巻真紀を松さんが演じ、チェリスト・世吹すずめ役に満島ひかり、ヴィオラ奏者・家森諭高役に高橋一生、第2ヴァイオリン奏者・別府司役に松田龍平ら豪華俳優陣が集結。元地下アイドルのライブレストラン従業員・来杉有朱役で吉岡里帆や、話題のハリウッド映画『沈黙-サイレンス-』にも出演しているイッセー尾形も出演する。「カルテット」は1月17日より毎週火曜日22時~TBS系にて放送。※初回15分拡大。「人生最高レストラン」は1月14日(土)23時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2017年01月14日いよいよ放送間近となった松たか子主演新火曜ドラマ「カルテット」。この度、本作の主題歌が椎名林檎の書き下ろし楽曲「おとなの掟」に決定した。ある日、4人は“偶然”出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。彼らは“カルテット”を組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。本ドラマは、「Mother」「最高の離婚」などを手掛けた坂元裕二の完全オリジナル作品。冬の軽井沢を舞台に巻き起こる、大人たちのラブストーリーを描いていく。そして、そんな人間ドラマの名手・坂元氏の元に豪華俳優陣が集結。ヴァイオリン奏者・巻真紀演じる松さんを始め、チェリスト・世吹すずめ役の満島ひかり、ヴィオラ奏者・家森諭高役の高橋一生、第2ヴァイオリン奏者・別府司役の松田龍平らの豪華共演も話題だ。今回主題歌に決定した「おとなの掟」は、椎名さんが作詞・作曲を手掛けた、「カルテット」のためのオリジナル楽曲。そしてなんと、今回の主題歌はメインキャストの松さん、満島さん、高橋さん、松田さんがこのドラマ限定で結成したユニット「Doughnuts Hole」が歌唱することも決定!劇中で弦楽四重奏を奏でる4人が、弦楽器のみならず歌声でもハーモニーを楽しませてくれるという。なお、本主題歌に合わせて特別に撮り下ろされた映像が、ドラマ本編の最後にエンディング映像として流れる予定。こちらもどんな仕上がりになっているのか楽しみだ。<椎名林檎コメント>このたびはとびきりの作品へ参加させていただき光栄です。ありがとうございます。キャストのみなさんがそれぞれ、担当される弦楽器を猛特訓中と伺い、作曲時に4人分の弦楽パートもご用意してしまいました。てっきりマジで弾いてくださるのかと早合点して。それと、Mummy-Dがご出演されることは、年明けにネットのニュースで知りました。本来なら冒頭32小節くらい彼の時間として書くべきでした。ごめんなさい。今回そうはなっておりませんが、次回はそういたします。でも、みなさんほんとうにかっこよく唄ってくださり、しあわせです。よろしければドラマとともにほんのりご賞味いただきたいと思います。何卒。「カルテット」は1月17日より毎週火曜日22時~放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年01月14日