女優の前田敦子が22日、東京・天王洲のB&C HALL・E HALLで行われた「Gucci Garden Archetypes」展 フォトコールに登場した。前田は、黒をベースにした和柄のドレスで登場。「素敵なブラウスと和柄な感じで。(会場の)空間が色とりどりな場所が多いので、シックな感じにしました」と説明した。そして、同展の感想を「すごく素敵ですね。頭の中をのぞかせてもらっているんですけど、もっと知りたくなる感じ。より一層気になりました。これからのデザインどんなのが出てくるんだろうって。何からそのインスピレーションを得ているのか、いろんなことが気になりました」と興奮気味に語った。ブランド創設100周年を祝した同展は、9月23日から10月31日まで同所で開催。これまでグッチが展開してきた広告キャンペーンを通じて、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが描くビジョンと美学、インクルーシブな哲学を映し出す。フォトコールには、前田のほか、浅野忠信、上野樹里、仲里依紗、夏木マリ、三吉彩花、板垣李光人、MIYAVI、岩橋玄樹らが出席した。
2021年09月22日夜でもまだ蒸し暑い8月下旬の午後7時ごろ。たくさんの家族連れで賑わう都内にある庶民派な大型ショッピングモールの駐車場を涼しげな表情で歩いていたのは前田敦子(30)だ。そしてそばには前田の母、父に抱えられた長男(2)の姿もあった。そして4人は仲睦まじげに談笑しながらスーパーへと消えていった。この日の前田はグレーのノースリーブTシャツにワイドシルエットの黒いパンツ、足元は茶色いミュールサンダルという装い。シンプルながら上品さも感じさせるおしゃれなモノトーンコーデは、大勢いる客のなかでもひときわ目を引いていた。なかには、あまりのおしゃれさに振り返る一般客も。前田といえばAKB48きっての“ファッショニスタ”として知られている。「華美なものからシンプルなものまで上手に着こなすファッションセンスは業界でも評判です。高級ブランドのレセプションパーティにもよく招かれていますよ。今年2月には女優部門で『スニーカーベストドレッサー賞』を受賞しています」(ファッション関係者)女優として華やかなファッションに囲まれた生活を送る前田だが、本誌が目撃した彼女の私服姿は驚くほど“シンプル”なものばかりだった。今年1月に新事務所のスタッフと挨拶周りをした際は、真っ黒のダウンに黒いハットという全身黒コーデ。さらに7月に新恋人であるパリコレデザイナーの自宅マンションに出入りする姿を何度か目撃した時も、ほぼ毎回、無地のトップスとパンツという極めてシンプルな出で立ちだった。彼女はプライベートのファッションルールについて、インタビューでこう語っている。《服は、朝悩みたくないので、さらっと着ていかにオシャレに見えるか、を求めていて、どの組み合わせでもいけるような、シルエットのきれいな無地ものを集めるようになりました。子どもといると汚れるので、洗える無地。今日着たような無地のタンクは便利なので秋も着ます》(『VERY』‘20年10月号)1時間ほどして買い物を終えた前田は家族と再び駐車場へ。たくさんの食料品が入ったビニール袋を提げて、車へと乗りこみ、母の運転で帰路についた。4月に勝地涼(35)と離婚し、シングルマザーとして新たな人生を送る前田。シンプルな服こそ、オフの彼女にとっての“戦闘服”ということなのかもしれないーー。
2021年09月10日来週から配信予定のHuluオリジナルの痛快ミステリードラマ「死神さん」。この度、主演の田中圭とメイン監督の堤幸彦監督、前田敦子、竹中直人が登場する、本作の配信記念イベントが行われた。オンラインで実施された今回のイベント。“死神”と呼ばれる再捜査専門のクセモノ刑事・儀藤堅忍を演じた田中さんの「みんなでハッピーな時間を過ごしましょう」という挨拶からスタート。本作は、儀藤が事件ごとに相棒を替えながら、冤罪事件を再捜査し真実を明らかにしていく様子を描く。帽子に長髪、黒づくめの服に猫背、鼻に大きなホクロがあるという、個性的なビジュアルで撮影に臨んだ田中さんは「ユニークなキャラクターは見どころです。(毎話)相棒も変わり、1話1話特別感があります」と語り、堤監督も「見たことのない田中圭が見せたかった」「完璧。イメージどおりだった」と大絶賛。また儀藤の外見は、堤監督と田中さんが相談しながら作り上げていったそうで、中身は「堤監督のイメージを伺って、そのイメージから役を作っていきました」と田中さんが言いつつ、一方で「ほくろ…いる?と思ってはいました(笑)」と初告白も。堤監督は「え?嫌だった?」と問いかけながらも、「パッと見て、忘れられないキャラクターを作りたかったんです」とその意図を明かしていた。そして、南川メイ役の前田さんは、今回田中さんと久々の共演。「すごく楽しかった。(儀藤との)かみ合っていない感じといいますか、そのかみ合っていない2人の距離感が良いなと思いました」と撮影をふり返る。さらに、儀藤の5代目相棒・米村誠司役の竹中さんは「圭ちゃんがチャーミングで可愛い。儀藤のキャラを作ってる圭ちゃんがチャーミングで笑っちゃう」と見どころを話し、そんな竹中さんから「セカンドシーズンがあったら、ニセ儀藤をやるから呼んでよって言われました」と田中さんが嬉しそうに語る一幕もあり、共演経験の多い2人の仲の良さも感じられた。トークのあとには、企画コーナーも実施され、【共演者が明かす!田中の本性を“再捜査”】のコーナーでは、竹中さんが過去の共演で役者としての自分の考えを貫きとおした田中さんのエピソードを披露したり、前田さんは「いつも晩ごはんのメニューを考えている」と暴露したり、そして堤監督は「田中圭はロボットです」「どんなに長いセリフも完璧に覚えてくる、本当に撮りやすい!」とそれぞれ田中さんの素顔を明かした。イベント最後には、「もう続編をやりたい!」田中さんがアピールし、「やりたいと言ってやれるものではないですが、演じていてもすごく楽しくて、ぜひ、みなさんのお力で、もう1度儀藤を演じることができたら嬉しいです」と願いを込めた。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜日1エピソードずつ配信(全6話)。(cinemacafe.net)
2021年09月08日12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』三島有紀子監督チームの予告映像が2日、明らかになった。同プロジェクトは、ソニーグループが新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するために設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を活用した支援プロジェクト。藤井道人監督チーム(テーマ:成長への気づき 志自岐希生監督、林田浩川監督、廣賢一郎監督)、上田慎一郎監督チーム(テーマ:感触 ふくだみゆき監督、中元雄監督、エバンズ未夜子監督)、三島有紀子監督チーム(テーマ:共有 山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督)と3チームに分かれた12人のクリエイターたちが作品を制作していく。今回公開されたのは、三島監督チーム4作分の予告映像。三島監督の『よろこびのうた Ode to Joy』から始まり、歩(藤原季節)から「いい仕事あんですけど、一緒にやりませんか?」と東北弁で優しく声をかけられる冬海(富司純子)の姿が描かれ、ベートーヴェンの交響曲第9番「喜びの歌」が高らかと響き渡る中で、2人の人生への不安、そしてよろこびを予感させる映像となっている。続けて、山嵜晋平監督作品『YEN』。ポラロイドで写真を撮って遊ぶ高校生の夏希(蒔田彩珠)と冬美(中村守里)は「あの子たちほんっとうざい! -300万円!」と嫌いな人に低額をつけて仲良く笑い合うが、ある日、冬美から「帰って」という言葉が。女子高生のきらきらした若さと不安定さが感じられる内容となっている。齋藤栄美監督作品の『海にそらごと』では、生まれてから一度も会ったことのない母親の真実(中村ゆり)に会いにいったが、その生活ぶりに戸惑いを隠せない海斗(高田万作)が「恥ずかしくないの? 家族捨てて、こんな生活して」と言い放つ。「なんで嘘ついたの?」という海斗のセリフから、2人の関係に秘密があることが感じられる予告となっている。最後に加藤拓人監督作品『睡眠倶楽部のすすめ』では、「何かを忘れたまま私はここで暮らしている」と透子(前田敦子)が語り始める。透子は、様々なストレスによって眠ることが出来なくなった人々が暮らす、“睡眠倶楽部”で生活している。透子が忘れてしまった大切な何か、そして彼女の行き着く先が気になる映像となっている。各作品の場面カットも到着し、不安げな表情の歩(藤原季節)と冬海(富司純子)の姿や、ポラロイドを川に流す夏希(蒔田彩珠)と冬美(中村守里)のカット、ぎこちない海斗(高田万作)に愛おしそうに寄り添う真実(中村ゆり)の姿、広い部屋の中でどこかを見上げる透子(前田敦子)のカットなど、の不安や寂しさもありながら温もりも感じられるカットとなっている。三島監督は、“共有”というテーマについて「2020年から、世界中がこんなに同じことに苦しんだり、悲しんだり、少し喜んだり……同じ問題と気持ちを共有したことってないのではないか、と思いました。ある種、救いがないように思えるこの時期を共有したその先に、私たちは何を共有できるのか、できないのか、共有していきたいのか。ということをあらためて、俳優やスタッフを始めチームの監督達といろいろ話しながら作れたらいいな、と思ったことがテーマにした理由の1つです。チームでは作る時間を共有し、みなさまには作品を観る時間を共有していただければ幸いです。きっと、みなさまそれぞれに、〝共有〟が見つかると願っています」と語っている。(C)2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved.
2021年09月02日有吉弘行(47)&夏目三久(37)、星野源(40)&新垣結衣(33)など数々の超大物芸能人が相次いで電撃結婚を発表した2021年。しかし、同時に夫婦生活に終止符を打った芸能人夫婦たちも。本誌はそんな夫婦たちの結婚当時のデート現場を目撃。もう見ることができない貴重なラブラブぶりを写真とともに振り返りたい。■前田敦子&勝地涼(4月23日離婚発表)18年7月30日に勝地涼(34)との結婚を発表した前田敦子(30)。人気イケメン俳優との交際わずか半年ほどでのスピード婚は世間を大いに驚かせた。発表当初、妊娠を否定していた所属事務所だが、本誌はその約2週間後の8月中旬に外出する2人の姿を目撃。スーパーでの買い物を終え、高級外車に乗って自宅マンションへと帰宅した2人。率先してスーパーの袋を持つなど甲斐甲斐しく動く勝地の横には、どことなくお腹が膨らんだ様子の前田の姿が。そしてこの約1カ月後の9月中旬に2人は第一子の妊娠を発表するのだ。互いに支え合いながら、子育てに励む2人だったが次第に不和が報じられるように。昨年7月には別居が報じられ、本誌も勝地が前田との結婚生活について「もうダメ…」と知人に漏らしていたことを報じている。そして今年4月23日、ついに離婚を発表することなったのだ。■鈴木保奈美&石橋貴明(7月16日離婚発表)『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)、『恋人よ』(フジテレビ系)など数々の高視聴率ドラマに出演するも、人気絶頂の98年11月に突如、石橋貴明(59)との再婚、妊娠を発表し、芸能界引退も宣言した鈴木保奈美(55)。その後3人の娘を出産し、専業主婦として子育てに専念していた鈴木だが、11年には大河ドラマで女優業を本格液に再開。再び人気ベテラン女優として不動の地位を築くのだが、裏では石橋の“束縛”に頭を悩ませていた。女性誌のインタビューでは190平米を超える豪邸に自室がないことを明かし、石橋から“深夜帰宅はNG”“共演者と仲良くするな”と厳しく言いつけられていると報じられたことも。そして昨年7月には個人事務所を設立し、今年7月16日に石橋のYouTubeチャンネルで離婚を発表したのだ。3人の娘の子育ても一段落したところで、ケジメをつけたということなのだろうか。そんな2人にも仲睦まじいひとときが。2011年8月14日、鈴木の誕生日であるこの日、2人は東京・青山にある高級家具店へ。女優復帰したばかりでもある妻に石橋はイタリアの超高級家具メーカー・カッシーナの家具をプレゼントしていた。鈴木も満面の笑みでで喜んでいる様子で、離婚の予感をまったく感じさせないデートだった。■篠原涼子&市村正親(7月24日離婚発表)7月24日、約16年間に及ぶ市村正親(72)との夫婦生活にピリオドを打ったのは篠原涼子(48)。05年12月の結婚発表当時、25歳差という年の差婚は世間に衝撃を与え、案じる声も少なくなかったが、2人の子宝に恵まれ、芸能界屈指のおしどり俳優夫婦に。14年には市村が胃がんを患うなど試練も訪れるが、篠原の献身的な看病もあって無事に乗り越え絆はますます強固なものに。本誌もそんな2人の”強い絆”を何度も目撃している。胃がんの手術を終えて市村が退院した14年8月中旬、市村と腕を組みながら自宅近所を仲良く歩く篠原の姿を目撃。胃がんの手術を終え、退院したばかりの夫を労うデートだったのだろう。その後も、18年4月には都内の有名私立小学校に入学した次男の入学式に市村、長男と家族4人で出席する姿も。ネイビーのスーツに身を包んだ篠原の姿は幸せそのものだった。しかし、2人にも徐々にすきま風が。篠原の“夜遊び”が報じられるようになり、昨年7月には本誌が自宅マンションからほど近くにある高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃。所属事務所も別居は認めたものの、離婚は強く否定。しかし、その後も別居生活が解消されることはなく、結局離婚することに。その幕切れはあまりにもあっけないものだった。
2021年08月21日沢田研二と菅田将暉がW主演を務める、映画『キネマの神様』が現在公開されている。小説家・原田マハ氏の同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握った同作は、映画監督を目指し夢を追っていた若き日のゴウ(菅田将暉)と、ギャンブル漬けで借金まみれとなった現在のゴウ(沢田研二)に起こった奇跡を描き、映画愛溢れる作品となっている。現代パートで、沢田演じるゴウこと円山郷直の孫・勇太を演じたのが、俳優の前田旺志郎だ。小学生の時には兄・前田航基とお笑いコンビ・まえだまえだとしても活躍、現在は20歳となり現役大学生として勉学に励みながら俳優として精力的な活動を行っている。今回は前田にインタビューし、同作への思いや、俳優として思うことなどについて話を聞いた。○■今の時代にはいない「トップスター」との共演――今回松竹映画100周年記念映画で、主演の沢田さん演じるゴウの孫としてキーになる役でしたが、お話を聞いた時にはどのような気持ちでしたか?もう、「うおお! 頑張るしかないな」という感じでした(笑)――沢田さんについては、どのような印象だったんでしょうか?ゴウは勇太の前ではとても自然体ですし、沢田さんが役の内側の部分で会話してくださっているのを感じました。この役は2人とも少し変わったところがありますが、互いに周りの情報にあんまり左右されず、偏見なく人として向き合えるところがあって、相性が良かったんじゃないかと思います。沢田さんも大先輩で大スターで、緊張もしましたが、お芝居の中ではゴウとして向き合っていましたし、おじいちゃんとしての優しさも、常に感じていました。撮影現場にいる時は僕も「ゴウおじいちゃん」という気持ちで接していました。――前田さんの世代だと、沢田さんについてはどのようなイメージを持たれていたんですか?父親がよく車で沢田さんの曲を流していました。共演が決まってから若い頃の動画も見させてもらって、すごくかっこよかったですし、今の時代にはいないトップスターだと思いました。現代は自分を表現する媒体が良くも悪くも多いので、色々なフィールドの中でのスターはいますけど、誰もが共通認識として知っているスターは生まれづらいと思うんです。みんながスターだと思える存在というのは、やっぱりすごいなと。――そういう存在って、改めて欲しいと思いますか?それぞれが自分の得意なことで自分を表現できる媒体が増えるのは、めちゃくちゃいいことだと思っています。多様性はすごく大事なので、いろんな人がメディアに出ることによって、見る方の認識も自然と養われていくでしょうし、そういう意味では現代の情報社会になって良かったです。でもそれはそれとして、やっぱりみんなが共有できるものがあった時代への憧れみたいなものもあります。どちらがいい、という話ではないんですけど、メディアはその時代に合ったものが流れるのでしょうし、社会全体として見たときに、今はこれがベストなんだろうと思ったりはします。○■同世代に「負けてられへんな」――前田さんは現代パートに出演されていますが、過去パートを観て何か感じたことはありましたか?ゴウがまっすぐに進んでいるのが、すごくいいなと思いました。今は情報が入りすぎて、夢を抱く前に諦めてしまうこともあるけど、実際にやってみないとわからないこともありますし、ゴウのように夢を持てるのはすごくいいな、と。――前田さんはもちろん子役の時から活躍されていますけど、もし今から役者を目指そうとしていたら無邪気に夢を抱くのは難しい、と思うところもあるのでしょうか?大変だろうなあ、と思います。だからこそ、今、同世代で役者を始めた人、夢を追いかけてる人たちの熱量はすごいですし、その熱量に対して「負けてられへんな」という気持ちもあります。――今は大学で演劇教育をテーマに学ばれてるんですよね。はい。でも舞台の演出やお芝居自体を学んでいるというよりも、演劇を教育に導入することの可能性を探っていて、教育の色の方が濃いかな、という感覚です。演劇を通して学べることはたくさんあって、多様性や行動力、創造力、主体性もそうです。演劇に触れることで、他人の普段見られない部分に触れたり、その場でコミュニケーションが取れたり、それから演劇を完成させた時の成功体験が自己肯定感を上げてくれたりと、色々なことにつながるんじゃないかと、僕は思っています。2020年に学習指導要領が変わって、今までは詰め込み型教育だったところへ、問題解決力の重要性が提唱されだしていて、色々なアクティブラーニングも導入されているので、PBL(Project Based Learning)の1つとして、演劇の可能性もあるんじゃないかと思っています。――お話を聞いていると地に足がついているというか、本当にしっかりされているんですが、長く芸能活動をされていて、そういったことは意識されているんでしょうか?「真面目に生きよう」「地に足をつけよう」と考えているわけではないんですけど、僕に唯一あるのは「調子に乗らない」です(笑)。調子に乗るなんて、絶対にありえないことなんですけど、自分がそうありたいという理想ではあります。――では最後に改めて、作品について感じたところを教えてください。僕はこの作品を観ると「いろんな愛に溢れた作品だな」と思うんです。山田監督がずっと描かれてきた家族の愛情はもちろん、恋愛もあれば友達への愛もあり、映画への愛情もある。誰が観てもどこかで共感できたりとか、何か励みになったり学べたりすると思うので、あまり映画を観ない人、よく観る人、色んな方に観ていただけたら嬉しいです。■前田旺志郎2000年12月7日生まれ。大阪府出身。子役としてデビューし、2007年からは兄の前田航基とともにお笑いコンビ「まえだまえだ」として活動。俳優として活躍の幅を広げ、是枝裕和監督作品の映画『奇跡』(11年)では主演を務める。 近年の出演作に映画『キネマの神様』(21年/山田洋次監督)、『彼女が好きなものは』(21年/草野翔吾監督)、『うみべの女の子』(21年/ウエダアツシ監督)、ドラマ『猫』(20年/TX)、連続テレビ小説『おちょやん』(20-21年/NHK)など。
2021年08月16日「女性自身」8月17・24日合併号で報じた前田敦子(30)の熱愛報道。4月に勝地涼(34)との離婚を発表したばかりだが、すでにファッションデザイナーの森川正規氏(37)と半同棲状態にあると伝えた。記事では、前田が森川氏のマンションを複数回にわたって出入りする姿も掲載している。前田の所属事務所は「事実無根です。コメントは控えさせていただきます」と回答したが、マンションへの出入りについての説明はいっさいなかった。また前田には2歳になる長男がいるが、マンション住人からは「前田さんが、小さい男の子を連れていらっしゃる姿も見たことがありますよ」との証言もあった。前田の新たな熱愛は吉と出るのか、凶と出るのか。恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんに話を聞いた――。◆先日、女性自身でスクープされた前田敦子さんの熱愛&半同棲。前田さんといえば、3カ月前に勝地涼さん(34)との離婚が成立したばかりでした。最近ではシングルマザーとして仕事を選ばず奮起する姿も報じられていただけに、「次なる熱愛スクープがまさかこんなすぐに出てくるとは……」と多くの人が思ったことでしょう。しかし見方を変えれば、あっちゃんらしさが出ているともいえるこのスクープ。その影響について考えました。■「我が道系」は空席?ママタレニーズが下がらない理由あっちゃんといえば、ちょっと不安定で感情的。そしてなにより、恋愛体質といった側面がクローズアップされてきました。勝地さんともマンション前で口論になっている姿がスクープされるなど、“あっちゃんらしい姿”は度々報じられていました。そこから今回の熱愛です。我が道を行く系のメンタルはまだまだ健在ということで、ちょっとだけ“らしさに”ホッとしたりもします。これで「あっちゃんのニーズは下がった」という人もいるかもしれませんが、筆者はそうは思いません。というのも実は、“我が道を行く系ママタレ”はいま空席なのです。以前だと木下優樹菜さん(33)、もう少し前なら辻希美さん(34)が座っていた場所です。しかし現在は、彼女たちもそれぞれ立ち位置を変えています。つまりあっちゃんが今後も「何やってもあの人だから」と周りから思われる(呆れられる)ような突っ走り方は、女優という本業をしっかりこなしていればそれなりに需要がありそうなのです。むしろ見方を変えれば、今のあっちゃんって何をやらかしても「やっぱりね」と思われそうというメリットがあります。つまり、好感度が急降下しにくいということです。もちろん我が道系ママの先輩であるユッキーナのような店舗トラブルや提訴問題、または不倫疑惑といったものはいけません。しかし今回のような“離婚直後に新恋人と半同棲”くらいじゃ、あっちゃんの存在感はびくともしないのです。■あっちゃんのスクープで際立つ大島優子の堅実さあっちゃんの離婚からスピード熱愛というニュースを読み、筆者は1つ感じることがありました。それは人気を二分したもう一人のエース・大島優子さん(32)との差が出てきたな、ということです。皮肉なことに、大島さんはあっちゃんのスクープの数日前に結婚を公表したばかり。それも事前スクープなしの、“お手本”のような発表でした。近年は女優としての評価も上がっている大島さんとは、好感度も大きな差がついてしまったわけです。我が道を行くあっちゃんは我が道系ママタレを主戦場にするのか、それともやっぱり女優としてもっともっと邁進を目指すのか。そしてあっちゃんといえばよく不安定といったイメージを持たれますが、今回の熱愛スクープを見て「1番メンタルが揺さぶられるのは、ずっと『前田敦子を大好き』と公言するファンなのでは」と思ったのでした。(文:おおしまりえ)
2021年08月10日田中圭主演の痛快ミステリードラマ「死神さん」より、前田敦子演じる“クセ強”キャラクターの映像が公開された。堤幸彦がメイン監督する本作は、大倉崇裕の同名小説のドラマ化。田中さんが演じる“死神”という異名を持つクセモノ刑事・儀藤が、事件ごとに相棒を変えながら冤罪事件を再捜査し、「逃げ得は許しません」の決めゼリフと共に真実を明らかにしていく物語。前田さんが演じるのは、警視庁広報課所属の巡査長・南川メイ。儀藤が担当する冤罪事件において、様々な手配を受け持ちながら、儀藤と相棒の間を取り持つ“連絡係”として捜査をサポートするキャラクターだ。視聴者に事件の概要を説明するストーリーテラーとしての役割も担っている。また、はじけるような笑顔と、ふとした瞬間に見せるクールな表情が魅力的なメイ。儀藤と同じくらい神出鬼没で予測不可能であり、儀藤が選んだ相棒の元に突然現れてはSっ気のある言動で困らせたり、視聴者に向かって語りかけたりと、クセの強さは儀藤に並ぶ。さらには、儀藤のストーカーで熱狂的なファンでもあるという、不思議な一面も。到着した映像では、そんな儀藤から「使いっパシリ」と呼ばれながらも、嬉しそうに雑務をこなし、明るい笑顔で物語を盛り上げる様子が垣間見える。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜日1エピソードずつ配信(全6話)。(cinemacafe.net)
2021年08月06日オンライン動画配信サービスHuluにて9月17日(金)から独占配信となる、Huluオリジナル『死神さん』より前田敦子演じるメイのキャラクター動画が到着した。本作は幻冬舎文庫から発売されている大倉崇裕の同名小説を原作に、主演の田中圭演じる“死神”という異名を持ったクセモノ刑事・儀藤が、事件ごとに相棒を変えながら冤罪事件を再捜査し、「逃げ得は許しません」の決めゼリフとともに真実を明らかにしていく痛快ミステリードラマだ。前田敦子演じる南川メイは、儀藤が担当する冤罪事件において様々な手配を受け持ちながら、儀藤と相棒の間を取り持つ“連絡係”としてサポートする警視庁広報課所属の巡査長。視聴者に事件の概要を説明する“ストーリーテラー”としての役割も担う、心強い存在となる。はじけるような笑顔と、ふとした瞬間に見せるクールな表情が魅力的な彼女は、儀藤と同じくらい、神出鬼没で予測不可能。儀藤が選んだ相棒の元に突然現れてSっ気のある言動で彼らを困らせたり、視聴者に向かって語りかけたりと、クセの強さは儀藤に並ぶほど。さらに、儀藤の「ストーカー」で「熱狂的なファン」でもあるという、不思議な一面も持っている。儀藤から「使いっパシリ」と呼ばれながらも、嬉しそうに雑務をこなし、明るい笑顔で物語を盛り上げる彼女の姿から目が離せない。前田が演じる、キュートでミステリアスな魅力を放つメイがどんな活躍をするのか。Huluオリジナル『死神さん』南川メイ(前田敦子)キャラクター動画Huluオリジナル『死神さん』(全6話)9月17日(金)よりHuluで毎週金曜、1エピソードずつ配信 ※各話約50分
2021年08月06日「誰にも言わずに育んだ愛はとても素敵なものになっていると思う」7月29日に登壇したイベントで、前田敦子(30)はそんなふうに話した。数時間前に報じられた大島優子(32)の電撃婚について、祝福コメントを求められての一言だ。「大島さんと林遣都さん(30)の予期せぬ結婚発表に世間は驚かされましたが、AKB48をともに引っ張った前田さんも2人が交際していたことを知らなかったそうです」(スポーツ紙記者)イベントの壇上でニコニコとお祝いの言葉を述べた前田だが、現場にいた記者のなかには“結婚”の話題にやや気まずさを感じた者もいた。「前田さんは今年の4月23日に、勝地涼さん(34)との離婚を発表。3年足らずの結婚生活にピリオドを打ちました。それからまだ3カ月しかたっていませんからね」だが本誌は、そんな気遣いは無用であると考えている。なぜならあっちゃんも、人知れず“新しい愛”を育んでいるのだから――。時はちょうど10日前、7月19日に遡る。目撃したのは夕方4時過ぎに“都内のあるマンション”から出てくる前田の姿だ。カジュアルな装いで、顔を隠すかのように黒い帽子を目深にかぶっているが、Tシャツの胸元の「セリーヌ」のロゴが目を引いていた。■舞台の地方公演の合間にも新恋人のマンションを訪れて――「その日だったら、前田さんは舞台の休演日でしたよ。演出家の野田秀樹さん(65)の新作舞台に出演していた時期ですから」そう話すのは前田の仕事関係者。彼によると、最近の彼女は今までになく仕事に意欲的だという。「長年所属していた太田プロダクションを昨年末付で退社し、今年からは個人事務所を設立しフリーになって活動を始めています。マネージャーなど支えてくれる周囲のスタッフはいるのですが、請求書の作成などの業務を自分でやることもあるそうです。売り込みにも熱心。彼女は女優としてさらに大きくなりたいという決意を持っているんです」そんな前田が、今年5月下旬から7月にかけて長期で取り組んでいたのが前出の舞台だ。「最初に東京公演があって、7月15日から25日は大阪公演でした。19日は東京にいたんですか?大阪公演の休演日はその1日だけだったんですが、彼女の場合はお子さんが小さいですから、顔を見に東京に戻ったのでしょう。仕事のときにはお子さんを、都内に住むご両親に預けることもあるようです。大阪公演の間もそうしていたんだと思いますよ」勝地との間に生まれた現在2歳の長男の親権は前田にある。彼女は息子を溺愛しているというが、この仕事関係者の言うように大阪公演の合間の帰京の目的が、息子に会うため“だけ”だったかどうかは、疑問が残る。実はこの日、前田を見かけたマンションこそ、彼女の“新恋人”だという情報を本誌がつかんでいた人物の住まいがあるからだ。■7歳年上新恋人はレディー・ガガにも認められたデザイナー本誌が目撃した日の夜、前田はそのマンションに泊まったようだ。翌20日の昼過ぎに、同マンションから1人で出てくる姿を再び目撃した。大量の荷物を両手に提げた彼女は前日とは違う服を着ている。そのまま迎えの車に乗り込み去っていった。夕方の公演のため再び大阪に戻っていったのだ。この2日間だけではない。さらに、舞台が千秋楽を迎え前田が東京に戻った7月下旬にも、同マンションに1人で出入りする前田の姿を本誌は確認している。前田が通い詰めるこの部屋の主は誰なのか。教えてくれたのはある芸能関係者。「ファッションデザイナーの森川正規氏(37)です」ファッション業界では有名な人物だという。ファッションジャーナリストに聞いた。「森川さんが有名になったのは、あのレディー・ガガ(35)に認められたことがきっかけ。’12年にガガの世界ツアーの衣装を手掛けたことで、注目を浴びました。彼がやっていた『クリスチャンダダ』というブランドは昨年で休止をしているのですが、エッジの効いたデザインで、熱狂的なファンが多かった。パリ・コレクションにも参加しています。国内では、嵐やゆずのコンサートに衣装協力をしたり、窪田正孝さん(32)主演の映画『東京喰種』(’17年)で衣装を手掛けたりもしています。芸能関係の知り合いは多いほうだと思いますね」前出の芸能関係者は、「森川氏は俳優の松田翔太さん(35)やRADWIMPSの野田洋次郎さん(36)とも仲がいいんです。前田さんは、勝地さんとの結婚前にアパレル会社の役員Aさんとの交際を報じられたことがありますが、そのときも松田翔太さんの紹介だったと言われていました。森川氏とも同じようなかたちで出会った可能性は高いですね。ちなみに元カレのAさんと森川氏も知り合いのはずですよ」本誌が、前田の個人事務所に、森川氏との交際について、また彼の自宅マンションに前田が複数回出入りしているのを目撃していることについて問い合わせると、「事実無根です。コメントは控えさせていただきます」という回答だった。ただ、完全否定をした一方で、前田の自宅でも実家でもない森川氏が住むマンションへの複数回の出入りについての説明はいっさいなかった。■マンションで“子連れ姿”を目撃した人も…マンションの住民は証言する。「7月に入るか入らないかぐらいのころから、前田さんの姿をよく見かけるようになって引っ越してきたのかなと思っていたんです。でも、前田さんが入っていく部屋には、男性が住んでいるはずなので、あれ?って思っていました」本誌が調べたところ、その部屋は以前から森川氏が借りていた部屋。そこに前田が、周囲の住人に“住んでいる”と思われるくらいに通い詰めている格好だ。離婚からわずか3カ月で新恋人と半同棲とは驚きだが、“あっちゃんらしい”ともいえるだろう。結婚前には、山本裕典(33)や尾上松也(36)らと交際し、“恋多き女”“恋愛体質”などとも言われてきた。離婚した勝地とも交際4カ月のスピード婚だった。「彼女は好きになるとのめり込むタイプです」(前田の知人)ただもちろん、恋愛への考え方において当時から変化している部分もあるようだ。前田は6月にラジオ番組で今後の再婚の可能性について「今はまだ考えていない」と答えつつ、「おチビ(※長男のこと)にとってすごい一緒にいて楽しいっていう人がいたら再婚したい」とも話している。実は、前出のマンション住人からはこんな証言もあった。「前田さんが、小さい男の子を連れていらっしゃる姿も見たことがありますよ。朝の時間で、保育園に送っていくところのようでした」前田は子連れで森川氏宅に泊まっていた日もあるということか。森川氏は“おチビ”のお眼鏡にもかなっているのかもしれない。最近のインタビューで前田は次のように話している。《私は自分の息子に“人生にはいろんな選択肢がある。だから己の心に我慢をせず、楽しいと思えることにはどんどん挑戦していって”と伝えたいんです。そうなると、母である自分が、いちばんのお手本になる存在でいたい》(「エッセオンライン」3月18日配信)己れの心に我慢はしない――。世間が「はやっ!」と突っ込みたくなる離婚3カ月での半同棲。今後、前田の心はどう動いていくのだろうか。
2021年08月03日元AKB48で女優の前田敦子が29日、東京・渋谷区で実施された「歯が命アワード 2021」の表彰式に出席。真っ白な歯をこぼして「歯は武器」と言い、幼少期や"あっちゃんスマイル"でファンを魅了したAKB48時代を振り返った。前田は今回、30歳になって初のアワード受賞。MCから“あっちゃんスマイル”の秘訣を尋ねられて「こんな歳になって“あっちゃんスマイル”は恥ずかしいですけど…(笑)。AKB48のときは笑顔で歌って踊って、というのが多かった。人前で笑顔を作る、笑いながら何かをするのは昔からすごく好きなことでした。だから『大きく笑うね』とよく言われるけど、歯を見せるくらいの笑顔は、幸せを運んでくれるんじゃないかと思っている。大きくワハハと笑うのは好きです」と語った。「小さい頃から歯医者さんにほとんど行ったことがない」という前田。健康な歯を保つ秘訣を問われて「何ですかね? 昔からフルーツが好きだった。野菜を丸かじりしたりするのが好きだった。固いものを食べるといいと聞くので、それが良かったのでは。今も、子どもとリンゴをよく食べるようにします。歯茎から血が出たことないです。野菜は、何よりも生で食べるのが一番好きでした」と明かした。また、過去に流行った“芸能人は歯が命”というキャッチフレーズになぞらえて「歯は武器」と言い、「せっかくここまで虫歯なく来られたので、できれば生きている間は自分の歯で行きたい」と誓った。同アワードは、8月1日の「歯が命」の日を記念して2015年から毎年開催されているアワード。「健康的で美しい歯」を持ち、自身の活動や、生き方においても輝いている人を表彰する。第7回目となる今年は、コロナ禍の人々の明るい気持ちを応援したいという思いから、笑顔をテーマに、デビュー当時から変わらない明るい笑顔と、健康的な白い歯を持つ前田が選ばれた。
2021年07月29日女優の前田敦子が29日、東京・渋谷区で実施された「歯が命アワード 2021」の表彰式に出席。AKB48時代に一時代を築いた盟友・大島優子の結婚を祝福した。当日朝、AKB48時代にしのぎを削った大島が俳優・林遣都と結婚することが公表された。前田は「全く知らなかったのでビックリしました」と驚き、二人が付き合っていることも「知らなかったです。何も聞いてなかったです」と強調した。「優子はそういう話をあんまりしない。たぶん誰にもしない子。でもこの間、私の舞台を見に来てくれた。ただ、今はコロナ禍で楽屋に来てもらうとか会うことができなかった。LINEでしかやり取りしていないけど、すごく明るく連絡をくれた。『幸せなんだろうな、良かった』と思いました。私から『おめでとう』と送ろうと思っています」とほほ笑んだ。大島と林のペアについて「かわいいですよね。とってもかわいいお二人。(林とは)お会いしたことがないですけど、キャラクターみたいですごい素敵な見た目の二人。さぞかわいいベイビーちゃんも生まれるんだろうな、とか想像したり…(笑)」と妄想。続けて「まわりでも、着々と皆赤ちゃんが誕生している。ともちん(板野友美)ももうすぐ生まれたり、ハッピーなニュースがたくさん。このまま(AKB48時代に一緒に活動した)皆で幸せいっぱいになりたいです」と意気込んだ。最後に、報道陣から大島夫婦へのメッセージを求められると「お二人おめでと~!」とニッコリ。「優子が結婚するというのを全然想像していなかった。誰にも言わずに育んだ愛はとても素敵なものになっているだろうなと思う。結婚式を挙げるときは絶対呼んでください。楽しみにしております。末永くお幸せに!」と祝いの言葉を述べた。
2021年07月29日「今の彼女はこれまで以上に仕事に精力的で、どこか吹っ切れたように見えますね。ヒロイン役を務める映画も決まっているとか……」(芸能関係者)AKB48時代から所属していた大手事務所から’21年1月に独立し、’21年4月には勝地涼(34)と離婚した前田敦子(30)。現在、前田へのオファーは絶えず、4月には月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)にゲスト出演した。そして演劇界で名高い演出家・野田秀樹氏(65)の手がける舞台『フェイクスピア』でも、要キャストに名を連ねている。これには彼女の芝居に対する姿勢も関係しているようだ。「前田さんは“どんな仕事でも、できる限り引き受けたい”というスタンスだそうです。脱ぐシーンがあると断る女優もいますが、前田さんはそれも厭いません。むしろ『必要なら脱ぎますよ!』と息巻いていましたね」(前出・芸能関係者)前田の約1カ月前に離婚を発表したのは、ベテラン女優の熊谷真実(61)。実は彼女は昨年8月に当時結婚していた18歳下の元夫の故郷・静岡に移住したばかり。離婚後も静岡の地で新たな目標を掲げているという。「1つ目は農業をすること。コロナ禍で『自分で食べるものは自分で作ることが必要』と考えるようになったそうです。早速SNSを通して知り合った“奇跡のリンゴ”でおなじみの木村秋則さんの一番弟子に教わっているそうです。そして、2つ目の目標は自身のYouTubeチャンネルの登録者数を増やすこと。現在、約1万6千人ですが、『ひとまずは10万人!』と目を輝かせていましたね」(前出・芸能関係者)離婚した熊谷と対照的に、夫婦で支え合っているのは南明奈(32)。4月に夫・濱口優(49)のYouTubeチャンネルで妊娠を発表。安定期に入ったとも明かしていたが、6月には死産していたと公表した。そんな南を思い、濱口は奮闘しているようだ。「濱口さんは350万円のキャンピングカーを見に行き即日購入。さらに南さんと自分用に自転車も買いました。それもイギリスのメーカー『プロンプトン』のもので、お値段なんと2台で約50万円とのことです。南さんのためにもキャンピングカーで遠出して、ツーリングで気分転換を図るのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
2021年07月19日田中圭が主演、堤幸彦がメイン監督を務めるHuluオリジナル「死神さん」から、本日7月10日、田中さんと共演の前田敦子が揃って誕生日を迎えることから、本編初公開となる特報映像が公開された。原作は、大倉崇裕の同名小説(幻冬舎文庫)。田中さんが演じるのは、警視庁内にある謎の部署で、無罪判決が出た事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍。「逃げ得は許しませんよ」という決めゼリフとともに、警察組織にとって掘り返されたくない事件の証拠を徹底的に洗い直して真犯人を検挙していくため、「死神」と呼ばれている。そんな儀藤が事件ごとにその相棒を替えながら、“闇”に葬られた“真相”をあぶり出し、解決済みと思われた事件の全貌を180度転換していく「コロンボ」スタイルの痛快ミステリードラマ。前田さんは連絡係として様々な手配を請け負う警察官・南川メイを演じている。解禁された特報映像では、これまでの田中さんのイメージを覆す、“誰からも愛されない破天荒ダークヒーロー”がついに動き出す。帽子を目深に被り、猫背でジメっとした儀藤堅忍の語り口はクセが強く、決めゼリフ「逃げ得は許しませんよ」も登場。前田さん演じるメイも、そんな儀藤に負けず劣らずの個性的なキャラクターであることが見てとれ、今後どのように儀藤と絡んでいくのかも気になる映像になっている。さらに、本作は事件ごとに替わる儀藤の捜査のバディも大きな見どころのひとつ。個性派ぞろいの俳優陣が続々登場予定となっている。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜、1エピソードずつ独占配信(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2021年07月10日田中圭と堤幸彦がタッグを組んだHuluオリジナル作品「死神さん」が、9月17日(金)より独占配信。さらに、前田敦子が初のストーリーテラーとしてレギュラー出演することが決定し、破天荒なダークヒーローの怪しげなビジュアルが解禁された。「逃げ得は許しませんよ」――警視庁内にある謎の部署で、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍(ぎどう・けんにん/田中圭)。警察組織にとって掘り返されたくない事件の証拠を徹底的に洗い直して真犯人を検挙していくため、「死神」と呼ばれる儀藤が、相棒を毎回変えながら、様々な事件の“闇”に葬られた真相をあぶり出し、事件の全貌を180度転換していく「コロンボ」スタイルのドラマ。■田中圭「ワクワク楽しみながら」大変身! 自身の風貌を完全封印した怪しげな姿に今年2月、“誰からも愛されない”破天荒ダークヒーローを田中さんが演じることが発表された「死神さん」。誰とも群れない嫌われ者刑事である半面、徹底的かつ真摯に事件の真相を探求する姿が、おのずと毎回バディを組む相棒の意識や生き方を変えていくことに。そんな、何とも不思議で強力な魅力を兼ね備えた主人公・儀藤を、いま最も多忙を極める俳優の田中さんがどう演じるのかに注目が集まっている。今回解禁されたメインビジュアルの中央に佇む、怪しげな儀藤の姿は田中さんとは思えないほど。自身の風貌を完全封印し、かつて類を見ないキャラクターを徹底的に創り上げたようだ。この風貌は堤監督の発案だそう。「僕はいつも衣装合わせの時、違うな…と思ったら意見を言うようにしているんですけど、今回は『あ~なるほど!』と。自分でもワクワク楽しみながら、このスタイルになりました」と、田中さん。中でも、トレードマークのホクロはお気に入りのようで「ホクロは衣装合わせの時より大きくなってるのですが、自分でも、この姿がちょっと視界に入ると、面白い(笑)!!」と自身でも楽しんでいる様子だ。■前田敦子、田中圭との再タッグに「強い安心感を覚えています」そんな儀藤とバディになることを熱望するが、断られ続ける連絡係、警視庁広報課所属の巡査長・南川メイを演じるのが、前田敦子。メイは雑用をはじめ、かゆいところに手が届く後方支援で、全編を通して儀藤を“自分なりに”バックアップする。メイは原作にはないドラマオリジナルの一風変わったキャラクターで、メイを演じるにあたり、前田さんはボブだった髪をさらに短く切り、すっきりとしたメッシュ入りのショートカットに。さらに今回、前田さんはストーリーテラーの役割を初めて担当する。「これまでとは違う出方もするので、いつもとは違う撮影の仕方なのか、堤監督だから現場でもいろいろ求められるんだろうなぁ…と、身構える部分もあるんですよ(笑)」と素直な胸の内を明かすと同時に、「すごく面白いドラマが出来上がるんじゃないかと、とても期待しています」と笑顔。また、田中さんとは「世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~」(2015年)、月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(2017年)に続き、3度目の共演。「田中さんは作品を見る人がすごく安心できる存在。また一緒にガッツリお芝居をさせてもらえるということで、私も強い安心感を覚えています。しかも、今回は今までにない田中さん!『どう来るんだろう!?』って、もう楽しみだらけです」と前田さん。対する田中さんも「一緒にお芝居をして体感する“俳優同士にしか分からない感覚”が、僕は好き。あっちゃんには全信頼を置いていますし、今回はどんな感覚が味わえるのか楽しみです!」と、心を躍らせている。■事件が変わればバディ(相棒)も変わるーー各話に登場する個性派ゲストも近日発表!「死神さん」ならではの大きな見どころの1つは、“主人公の儀藤が事件ごとに相棒を変えて再捜査する”というスタイル。毎回、個性豊かな相棒が登場するが、もちろん演じるゲスト俳優陣も個性派ぞろい。誰がどんなキャラクターの相棒で登場するのかは、今後、順次発表されていくという。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜、新エピソードをHuluにて独占配信(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2021年06月30日Huluオリジナル『死神さん』が9月17日(金)からHuluで毎週金曜、1エピソードずつ配信(全6話)される。この度、本作のメインビジュアルと前田敦子のレギュラー出演が発表となった。主演・田中圭×メイン監督・堤幸彦が14年ぶりにタッグを組んだ本作は、警視庁内にある謎の部署で無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍(田中)が主人公。物語は警察組織にとって掘り返されたくない事件の証拠を徹底的に洗い直して真犯人を検挙していくため「死神」と呼ばれる儀藤が相棒を毎回変えながら、さまざまな事件の“闇”に葬られた真相”をあぶり出し、事件の全貌を180度転換していくコロンボスタイルの内容となっている。解禁されたメインビジュアルの中央には、怪しげな田中演じる儀藤の姿が。肌の大半を覆う黒ずくめのファッションに加え、やけに目立つ鼻のホクロは堤監督の発案だそう。どんな役も見事に演じる田中の風貌すらも180度転換した新境地に注目だ。そんな儀藤とバディになること断られ続ける連絡係、広報課所属の巡査長・南川メイを演じるのが前田だ。儀藤に「パシリ」と呼ばれる彼女は雑用をはじめ、かゆいところに手が届く後方支援で“自分なりに”バックアップする。原作にはないドラマオリジナルの一風変わったキャラクターを演じるにあたり、前田はボブだった髪をさらに短く切り、すっきりとしたメッシュ入りのショートカットにしている。さらにストーリーテラーの役割も初めて担当。前田と田中は『世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~』(2015年)、『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』(2017年)に続き、3度目の共演となる。各話に登場する個性派ゲストも近日発表される予定だ。田中圭・コメント原作の儀藤も不気味~なおじさんですけど、今回はドラマ版ならではの風貌。すべては堤監督のアイデア! 衣装はこの1着だけで、キャラも濃いめです(笑)。僕はいつも衣装合わせの時、違うな…と思ったら意見を言うようにしているんですけど、今回は「あ~なるほど!」と。自分でもワクワク楽しみながら、このスタイルになりました。ホクロは衣装合わせの時より大きくなっているのですが、自分でも、この姿がちょっと視界に入ると、面白いです(笑)!!前田敦子さんと共演するのは3回目ですけど、ちゃんと一緒に芝居をするのは「世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~」(2015年)以来。どの作品でも、一緒にお芝居をして体感する“俳優同士にしか分からない感覚”が、僕は好き。あっちゃんには全信頼を置いてますし、今回はどんな感覚が味わえるのか楽しみです!全6話、一緒に駆け抜けていきたいです。このドラマを楽しみにしてくださっている方はもちろん、楽しみにしてない方も、皆さん! まず主人公の風貌がおかしいし、堤監督がメイン監督なので、面白いはずです(笑)。監督もめちゃくちゃ肩を回してますし、僕もヤル気満々です。毎話毎話、事件はもちろん、キャラクター同士の関係性も楽しく見られるエンターテインメントにするので、「もうちょっとで面白いドラマが見られるな」と期待して待っていてください!前田敦子・コメント田中さんが演じられる儀藤さんが全編を通して黒一色のビジュアルなので、衣装合わせの時に「メイはメッシュを入れて、明るいヘアスタイルにしたい」と言われて。メッシュが映えるように髪を切ってもらったんです。メインビジュアルでは警察官の制服を着たので、真面目な警察官の役だと思われるかもしれませんが、実はそうでもなく…(笑)。劇中では儀藤さんとの対比で、ある程度色を付けられる立ち位置なので、柄と柄の組み合わせの衣装を着ることが多いんです。だから、メインビジュアルの制服姿はレアショットなんです(笑)。今回はビジュアルも含め、私としても目新しさが詰まった役です。実は物語の案内役もするため、これまでとは違う出方もするので、堤監督だから現場でもいろいろ求められるんだろうなぁ…と、身構える部分もあるんですよ(笑)。セリフなど“覚える作業”に対して苦手意識があって、いつも早めに準備するタイプなので、ドキドキする部分も多いですが、すごく面白いドラマが出来上がるんじゃないかと、とても期待しています。田中さんは作品を見る人がすごく安心できる存在。また一緒にガッツリお芝居をさせてもらえるということで、私も強い安心感を覚えています。しかも、今回は今までにない田中さん!「どう来るんだろう!?」って、もう楽しみだらけです。田中さんはテレビで見ない日はないほど、いろんな作品に出演されて、いろんな顔を見せてくださっていますけど、今回は風貌からしてまさに“見たことのない田中さん”。本当に楽しみです!今回は台本を読んでいる時点から、「ハッ、こういう風に!ハッ、ここに伏線があったのか!」と、私も毎話楽しませていただきました。堤監督の演出が入ることで、より面白いドラマになるんじゃないかな、と期待しています。皆さんも、ぜひ楽しみにしていてください!■番組情報Huluオリジナル『死神さん』9月17日(金)からHuluで毎週金曜、1エピソードずつ配信(全6話)
2021年06月30日繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”がーー。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。今年4月、勝地涼との3年弱の結婚生活に終止符を打った“あっちゃん”こと前田敦子。新婚当初から幾度となく夫婦不和が噂されてきた2人だが、本誌は離婚直前に決定的な出来事を取材していたーー(以下、2021年2月16日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「勝地さんは、親しい友人らと毎晩のようにオンラインゲームに興じているそうです。実はこれ、前田さんと別居する前からの日常なんです。以前はお店などに集まって、仲間たちとゲームをしていましたが、コロナ禍のステイホーム生活になってからは『荒野行動』や『フォートナイト』などのバトルロイヤル系のオンラインゲームを楽しんでいるといいます」(勝地の知人)現在、離婚協議中であることが報じられた前田敦子(29)と勝地涼(34)夫妻。昨夏の本誌では、勝地が親しい仲間に「もう、ウチらはダメですよ。終わってるんで」と、前田との夫婦関係の修復が難しいと漏らしていたことも報じている。新年を迎えたが、結局、夫婦仲が元に戻ることはなかったようだ。「同居当時、慣れない育児に2人とも余裕がなくなり、“イクメン”を目指した勝地さんは、精神的に不安定になる前田さんへの接し方がわからなくなってしまって落ち込んだそうです。ふさぎ込んだ彼は、友人と会って時々飲んだり、愚痴ったり、ゲームでストレスを発散するしかなかったようです。そんな勝地さんの態度に前田さんはひどく怒っていたといいます。別居後、しばらくは彼女が仕事の際は勝地さんが自宅に戻って息子さんの面倒を見ることはあったそうです。ただ、彼の休みの日は相変わらずゲーム三昧だと聞いて、呆れ果てていたそうです」(前出・勝地の知人)本誌は昨年7月、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)に前田が出演した際、長男を楽屋に連れて収録に臨んでいたことを報じている。今年3月には2歳になる長男。今はもっぱら前田の“ワンオペ”ということになるがーー。■別居で息子と会えない日々が続くように…現在の夫婦関係について、勝地の所属事務所はこう語る。「基本的にプライベートは本人に任せております。家庭のこととなれば、なおのことです。本人からはオフの日だけでなく、育児にもできる限りの態勢を取っていると聞いております」前田は当初、別居によって、夫婦関係の修復に期待していた部分もあったという。「前田さんはいったん夫婦の距離を置いて、お互いがリフレッシュして冷静に考えることができれば、まだ夫婦としてやっていけるのではないかと思っていたようです。ただ、勝地さんは、目に入れても痛くないほどかわいがっている息子さんとなかなか会えない日々が続くようになり、前田さんとは“いつ別れてもいい”と周囲に漏らすようになりました」(前出・勝地の知人)すでに“離婚後”を見据えて動き始めているという前田。勝地も親権を争う気はなく、今後も父親として育児を手伝う意向だという。
2021年06月20日映画、ドラマ、演劇と出演作が常に高いクオリティを保ち、話題を呼んできた高橋一生さん。新たに挑んでいるのは演劇界を牽引する野田秀樹さんの最新作『フェイクスピア』。初タッグを組む野田さんとの創作活動、そして、いま高橋さんが考える「演じるということ」について知りたく、稽古場を訪れた。膨大な言葉と美しく抽象性の高い演出で、観客の想像力を最大限に刺激。演劇の面白さを提供し、その世界の第一線を走り続ける演劇人、野田秀樹さん。その野田さんが率いるNODA・MAPの最新作『フェイクスピア』に高橋一生さんが出演中。かつて野田さんのワークショップに参加したこともあるというが、意外にも出演は初。さぞや強い意気込みが…と思いきや、静かな口調で「思ってもみなかったので、光栄なことだなと思いました」と淡々と。そして「基本的に僕は、舞台でも映像でも、自分で“やりたい”ということを持たないようにしているんです」と続けた。「恵まれていると思いますけれど、お芝居として自分がやってみたいことは、この5年ほどですでにやれてしまっているんです。だからといって熱意や情熱がなくなったという意味ではなくて“離見の見”といいますか…。お芝居でもそういうアプローチが、少なくともいまの自分には心地いいんです」“離見の見”とは、演じ手が自己の視点から離れて自分の演技を客観的に見つめること。そんな境地にある高橋さんから見たNODA・MAPの稽古場とは?「とても純度が高いなかでお芝居を作っていっている感覚があります。ワークショップに参加させていただいていた時から感じていたんですが、野田さんは、ある種の変なプライドを持たない方で。若い方たちの意見にも『それもいいよね』と耳を傾けられるので、誰でも意見しやすい雰囲気が稽古場にあるんです。一緒に劇団をやっている青年みたいに思えて、昔、同期とエチュード(即興の芝居)を作っていた時のような、しばらくぶりの感覚を味わっています。ただ、あまりにもスムーズに進んでしまうものだから、作っていくことに没頭しすぎて視野が狭くなってしまうかもしれない。観ている側の人たちの存在を忘れないよう、少しだけ意識してみようといま思っているところです」自身のことを「人の顔色を窺うのは得意なので(笑)」と皮肉めいた言葉で語る。だからこそ「制作側から“一生さんのここを期待しています”と言われることは、なるべく聞かないようにしている」とも。それを意識してしまえば「作品世界にいろんな雑味が入ってしまう気がして」。これまでもきっとそうやって、つねに主観と客観を行き来しながら作品や役をとらえ、表現を精査してきたに違いない。今回の作品は、“フェイク+シェイクスピア”というタイトルから“偽物”と“演劇”がテーマだと推察される。俳優という仕事は、まさに作り物の嘘を“まこと”にしていく仕事だけれど…。「僕らは“まこと”にするつもりは最初からありません。演技だとわかってやっていますから。どれだけ熱量を持ってやっていたとしても、僕らはどこか引きで見ている部分があって、今日のお客さんは緊張しているなと思うと、それをほぐすように少し匙加減を変えてみたりするわけで。目の前の嘘をまことにするかは、僕はお客さま次第だと思っています。“あの俳優が演じている”と思って観ていたとしたら、それはやっぱり嘘でしかないわけですから」それでも高橋さんの演技には、どこか嘘であることを忘れさせてくれる“まことしやか”がある。「もしあるとしたら、それは観客の方々を騙すためではなく、自分を騙すためだと思います。舞台でも映像でも、自分を騙さないと演技なんてできません、恥ずかしくて(笑)。自分を騙すには、自分の芝居を自分がちゃんと納得できるまで腑に落ちるものにしないといけない。そうなれば、お客さまにもきっと嘘がまことしやかに見えてくるだろうと信じています」野田作品の面白さは、ひとつの言葉やひとつのセリフが視点を変えることでさまざまな意味に解釈でき、ひとつの物語からあらゆる方向へと想像力が豊かに喚起させられるところ。「ご自身が書かれたものですから、野田さんなりの解釈はあると思いますが、僕らにもそれは明かさない。あえて添え木を外して、俳優の自由な解釈に委ねている。そこが心地いいなと思うんです。もちろん演じる側は自分なりの最適解を持っていないといけないとは思いますが、観る側はもっと自由でいいと思っています。なんか面白かったとか、なんか悲しかったとか、泣けちゃったとか。へんに分析したりすることは必要なくて、感覚的に楽しんでいただけたら、俳優として幸福だなと思います」たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ。東京都出身。近作にドラマ『岸辺露伴は動かない』や『天国と地獄 ~サイコな2人~』などがある。6月4日公開予定の映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』に桂小五郎役で出演。ジャケット¥94,000シャツ¥41,000パンツ¥56,000靴¥66,000(以上ルメール/スクワット/ルメール TEL:03・6384・0237)NODA・MAP 第24回公演『フェイクスピア』演劇というエンターテインメントを通して、世の中の矛盾や歪みに警鐘を鳴らし続けてきた野田秀樹さん。新作は、霊魂を自らの身体に憑依させるイタコが登場する恐山を舞台に繰り広げられる。7月11日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中。7月15日(木)~25日(日)には大阪公演あり。作・演出/野田秀樹出演/高橋一生、川平慈英、伊原剛志、前田敦子、村岡希美、白石加代子、野田秀樹、橋爪功ほかS席1万2000円ほか問NODA・MAP03・6802・6681※『anan』2021年6月2日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・田中真維(マービィ)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月26日「ノムさんを私にください!」野村萬斎(55)に初めて会う前、そんなせりふを言って、萬斎の長女で昨春TBSに入社した野村彩也子アナ(23)を笑わせた尾上松也(36)。4月2日放送の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)の一幕だ。バラエティ番組だから……ではなく、松也の思いは本気だという。「実はカメラの回っていないところで松也さんから彩也子さんに声をかけてLINEも交換済みと聞いています。“本当に交際を申し込むなら、まずはノムさんよりも萬斎さんに好かれなくては”と彩也子さんの目の前でスタッフに真剣に話していました」(番組関係者)松也と野村アナとの交流は昨年11月に放送された同番組内の企画「尾上松也の春夏秋冬ウマい店」から。MCを担当した松也のアシスタントが野村アナだった。「ニックネームがないという野村アナに、松也さんは『ノムさん』と命名。野村家では父親の萬斎さんと順番を合わせておかずを食べなければならないという厳格さの一例を聞き、松也さんも心から驚いていました」(TBS関係者)そんな松也が今春に萬斎と初共演。しかも、萬斎の自宅を訪ねる設定だった。「私、実家に男性を紹介したことがないんですよね」野村アナが松也に打ち明けると、「実家に連れていかれる初めての男ってわけだね……」松也も緊張を隠さなかった。「いざ萬斎さんが姿を現すと、松也さんは『初めまして……』と消え入るような声で挨拶。緊張はピークに達していました」(前出・TBS関係者)■「松也の母も妹も彼女との結婚を望んでいる」松也の家族も人間国宝一家である彼女との結婚を心から望んでいると話すのは、後援会関係者だ。「若旦那(松也)と野村アナとの縁組が本当に実現したら、後援会としてはこの上ない喜びです。若旦那は20歳でお父様を亡くして以来、16年間、後ろ盾なしに頑張ってきました。自主公演『挑む』を立ち上げ、今夏で10回目。これで最後と発表したのは、今後はもうワンランク上のステージを目指すということ。若旦那もすでにアラフォー。お母さまも妹さんも“結婚相手を真剣に見つけてほしい”と願っています。人間国宝を父に持つ野村萬斎さん一家との縁故ができれば、音羽屋にとって、まさに“理想の結婚相手”といえるでしょう」松也の父・尾上松助(享年59)は、先代の尾上松緑の弟子。松也は5歳で舞台デビューを飾ってはいるが、父親亡き後は自分が家長となり、20歳で父の3人の弟子の面倒まで見なければならなくなってしまった。松也自身、こんな苦悩を告白している。《僕は、家柄に関してコンプレックスというのがあって、楽屋にご自分の先祖の写真を飾っていらっしゃるのを見ると、すごく羨ましくもあり、嫉妬もありました》(『婦人公論』’21年2月24日号)一方の野村家は、狂言の名家として知られている。「一般的に伝統芸能のなかでも、武家社会で発展した狂言と、大衆演劇として発展した歌舞伎とでは、250年ほど歴史が古い狂言のほうが格式が高いといわれています。萬斎さんは長男に対しては師弟関係になるため、幼少期から厳しく育て、家でも敬語で会話。でも、彩也子さんのことは目に入れても痛くないほど溺愛しています。学生時代はねだられるとついつい買ってしまったり、留学したいという彼女の意思を尊重するなど、やりたいことはすべてやらせてきたそうです」(テレビ局関係者)■萬斎がいちばん気をもむ長女の“人間関係”狂言の舞台に立つことができない長女が自ら選んだアナウンサー職。萬斎は、彼女が出演する『あさチャン!』(TBS系)も早起きして毎朝見ているそうだ。「仕事で見られないときは録画してチェックしているそうです。毎日LINEで感想を送り、発声やイントネーションに細かくアドバイスしているそうです」(前出・テレビ局関係者)そんな萬斎がいちばん気をもんでいるのが、長女の“人間関係”。「家を出て一人暮らしを始めるようになった大学生時代は、夜11時には必ず自分に電話するように伝えていたそうです。やはり“悪い虫がつく”ことを懸念しているんでしょう。“変な男にはひっかからないように”と口酸っぱく言われて育ったそうです」(別のテレビ局関係者)萬斎も、長女と共演中の松也のことを気にはしているという。「野村アナがスタッフに『父から“松也さんとの仕事はどうだったか”と聞かれます』と話していたそうです」(前出・TBS関係者)4月の共演番組で、萬斎は最後に野村アナに対し、「まず自立をちゃんとする。一人で生きていける力を身に付けてほしい。そのうえでお互いに尊敬し合えるよいパートナーと巡り合えれば幸せだろうな」とメッセージを送った。共演者・松也には「末永くよろしくお願いします」と語っていたが……。■萬斎にとって、松也は長女の結婚相手対象外!?「本音を言えば、萬斎さんは現状、野村アナの交際相手として、松也さんは対象外だと考えていると思います」(前出・テレビ局関係者)その理由は――。「芸事を突き詰めてきた萬斎さんだからこそ、私生活が派手で“女遊びは芸のこやし”という考え方を持つ歌舞伎役者を認めていないところはあると思います。特に前田敦子さん、瀧本美織さんなど有名人と浮き名を流した松也さんとの交際をすんなりOKするとは到底思えません」(前出・テレビ局関係者)長女の未来を誰よりも願う萬斎には、松也は“戦慄の交際相手”のようだが、前出のTBS関係者は2人の今後に期待している。「松也さんが野村アナをとても気に入ってアタックしているのは間違いないでしょう。楽しい番組を作り上げていく過程で、弊局での新垣さんと星野さんのように“共演を機に結婚”はありえること。温かく見守っていく所存です」(前出・TBS関係者)また“電撃婚”カップルが誕生する日は来るのだろうか――。
2021年05月25日元AKB48の篠田麻里子が22日、横浜・ぴあアリーナMMで開催されたAKB48・峯岸みなみの卒業コンサート「桜の咲かない春はない」にサプライズ出演し、「上からマリコ」をパフォーマンスした。篠田は、ミニスカート×ニーハイブーツの衣装で、スラリとした美脚を披露。ワンショルダーのデザインでデコルテも見せ、抜群のスタイルで魅了した。そして、「みなさんこんばんは!」とファンにあいさつし、「みぃちゃん卒業おめでとう!」と祝福すると、峯岸は「ありがとう」と感謝。2人でハグを交わし、「上からマリコ」のパフォーマンスへ。篠田はセンターで笑顔を見せながら歌とダンスを披露し、ステージを盛り上げた。SNS上では「上からマリコの衣装を当時のまま着れるマリコ様強すぎる」「やっぱり上からマリコの衣装着てる麻里子様尊いです」「上からマリコの衣装の麻里子様が現役すぎて震えてる…」「マリコ様、相変わらずお美しい」「ママになったのに全然変わらないマリコ様、素敵です」「普通に当時のまんまのマリコ様でビックリですよね」「マリコ様変わらなすぎてビビる」などと、現役時代と変わらぬ美貌とスタイルに感嘆の声が上がった。AKB48の最後の1期生・峯岸の卒コンには、現役メンバー64人に加え、卒業生が続々と登場。初代“神7”メンバーも、篠田、大島優子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美が駆け付け、出演舞台のゲネプロと重なった前田敦子はメッセージVTRを寄せた。撮影:蔦野裕
2021年05月22日AKB48・峯岸みなみの卒業コンサート「桜の咲かない春はない」が22日、横浜・ぴあアリーナMMで開催された。峯岸は、15年間のアイドル人生を振り返り、涙ながらに感謝の思いを述べ、「私の人生にはどうしてもAKBが必要だったんだなと、今日このステージに立って改めて思いました」と語った。AKB48の最後の1期生・峯岸の卒コンには、現役メンバー64人に加え、卒業生が続々と登場。初代“神7”メンバーの大島優子、篠田麻里子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美も駆け付け、出演舞台のゲネプロと重なった前田敦子はメッセージVTRを寄せた。アンコールで峯岸は、華やかなドレスに身を包み、駆け付けたファンに感謝。13歳でスタートしたAKB48での活動を振り返り、「15年のアイドル人生は順風満帆とは言えませんでした。応援してくれている人を悲しませちゃったり、傷つけてしまったときもあったと思うし、自分のまいた種でいろんな意見を浴びたり、そういう機会もすごくたくさんありましたが、今思うと、AKBに入ってまったく後悔をしていない自分がいます」と回顧。「AKBに私が必要だったかはちょっとわからないけど、私の人生にはどうしてもAKBが必要だったんだなと、今日このステージに立って改めて思いました」と語った。そして、「なんで幸せなことばっかり頭に浮かぶんだろうと思ったら、今日このコンサートの最中に答えは見えていて、私がどんなにダメでも、どんなに落ちて行こうとも、頑張ろうって手を引っ張ってくれたたくさんのメンバーたちに支えられてきました」とメンバーに感謝。「いっぱい助けてもらって本当に最後まで楽しいAKB生活を送らせてもらうことができました」と話し、「たくさんのスタッフさんたちにもたくさん甘やかしてもらいました」とスタッフにも感謝した。さらに、「そして何よりこの会場に来てくださっているみなさま、配信でご覧になっているみなさま、こんな私をアイドルにしてくれてありがとうございます」と頭を下げ、「私がここまで続けてこられたのは、ファンのみなさまの声援、励まし、このサイリウムの光だったり、たくさん与えてもらって一日一日アイドルの寿命を延ばしてきました」とファンに感謝。「これからも、このステージに残るメンバーを、AKB48をずっと一番のアイドルグループでいさせてください。みなさんの力が必要です。これからもAKB48をよろしくお願いします」と呼びかけた。撮影:蔦野裕
2021年05月22日元AKB48の板野友美が22日、横浜・ぴあアリーナMMで開催されたAKB48・峯岸みなみの卒業コンサート「桜の咲かない春はない」にサプライズ出演し、峯岸らとともに「ポニーテールとシュシュ」を歌唱した。AKB48の最後の1期生・峯岸の卒コンには、初代“神7”メンバーが続々と登場。今月10日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』で第1子妊娠を発表したばかりの板野が姿を現すと、会場からどよめきが起こった。板野は「みぃちゃん卒業おめでとう! 今日は踊らないですけど、ポニーテールで来ました!」と伝え、峯岸は「ともちんありがとう」と感謝。そして、板野は「ポニーテールとシュシュ」で久しぶりの歌声を披露した。峯岸が「ともちん久しぶりのステージどうですか?」と声をかけると、板野は「盛り上がってま~す!」と笑顔で答え、「おなかの赤ちゃんは元気ですか?」と聞かれると、「元気でちゅ~」と赤ちゃん言葉で笑いを誘う。そして、歌唱後には「ベビーちゃんも踊っていました」と話した。初代神7メンバーは、板野のほか、大島優子、篠田麻里子、高橋みなみ、小嶋陽菜もサプライズ出演。前田敦子は出演舞台のゲネプロと重なり、メッセージVTRを寄せた。撮影:蔦野裕
2021年05月22日若手実力派監督として注目を集めている松居大悟監督の最新作は、自身の劇団で上演していた舞台を映画化した『くれなずめ』。タイトルは、日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態の「暮れなずむ」を命令形に変化させた造語で、「前へ進もうとしてもうまく進めないでいる」という意味が込められているのだとか。そこで、そんな話題作について、こちらの方々にさらなる見どころをうかがってきました。成田凌さん&前田敦子さん【映画、ときどき私】 vol. 376友人の結婚式で再会した高校時代の同級生6人の現在と過去が交錯して描かれている本作で、主演を務めているのは、優柔不断だが心優しい吉尾を演じた成田さん。そして、かつて吉尾が想いを寄せていたミキエを前田さんが演じています。今回は、初共演となったおふたりに、お互いの印象や忘れられない青春時代の思い出などについて、語っていただきました。―映画化に関して、当初は監督も半信半疑だったそうですが、成田さんが出演したいと手を上げたことで動き出したとうかがっています。出演したいと思った理由から教えてください。成田さんこの企画の話を聞いて、脚本を読んでみたらこれはおもしろいなと素直に感じました。そこで、一気に気持ちが上がったので、すぐに監督が主宰している劇団「ゴジゲン」の舞台を観に行かせていただきました。舞台が終わった後、監督に挨拶させていただいたんですが、初対面にもかかわらず「やらせてもらいます!お願いします」と伝えて連絡先を交換することに。その2日後には、監督とご飯に行きました。そこからすぐに動き出して、バタバタと始まっていった感じです。―すごいスピード感で進んでいったんですね。前田さんはどのような経緯ですか?前田さん私は脚本を読む前に監督が声をかけてくださったんですが、「最終的な判断は男子たちと決めます」と言われていたので、ドキドキして待っていました。決まったときは、オーディションに受かったみたいでうれしかったです。前田さんのおもしろさと迫力に驚かされた―今回初めてご一緒されてみて、お互いの印象はどのような感じでしたか?成田さんこんなにおもしろい方だとは思いませんでしたね。前田さんといえば、僕にとっては高校生のときに写真集を買った方ですから。前田さんえー!本当に?いま初めて聞きました。恥ずかしいです。成田さんなので、まずは「あー、前田敦子さんだ!」と思いました(笑)。前田さんあはは(笑)。成田さんもちろん、これまで前田さんのお芝居を見たことはありましたが、あくまでも観客として楽しませていただいていただけなので、どういう方なのかはまったく想像できていませんでした。でも、ここまでおもしろいとは……。本当に驚きました。―そのなかでも、前田さんのどんなところがおもしろかったのでしょうか?成田さんまずは、迫力がすごかったです。迫力がありすぎて、前田さんにビンタされるシーンで、僕がよけまくってしまい、めちゃくちゃNGを出してしまう事態に(笑)。アップで撮影したり、いろいろな角度から撮ったり、何テイクも重ねたんですが、結果的には引きのショットしか使われませんでした……。前田さんそんなこともありましたね。成田さん あのシーンでは、役としてというよりも、普通に成田凌として前田さんの迫力に負けてしまったんですよね(笑)。結局、合計で20回くらいビンタされたと思います。器用で瞬発力のある成田さんに刺激を受けた―それだけ前田さんも本気だったということですよね。成田さんストロークがあってからのビンタだったので、やられました。前田さん成田さんと最初のシーンがビンタからだったんですが、監督が「もう一回!」と何度もおっしゃるので、成田さんには本当に申し訳ないなと思いながらやりました。最後には、顔が真っ赤になってましたよね?成田さんいやいや、手も痛かったと思うので、こちらこそ申し訳なかったです。―前田さんは、成田さんと共演されてみて、刺激を受けた部分はありましたか?前田さんありましたね。成田さんは前から共演してみたかった方なので、まずはすごくうれしかったです。役によって全然違う印象を受けていましたし、本当に器用で瞬発力がある方なんだなと。あとは、すごくいろいろと考えていらっしゃっていたので、現場での過ごし方も含めて、「ザ・まじめな役者さん」というくらいまじめな方だと思いました。成田さん共演者の若葉竜也くんからも、「一番まじめだよね」と言われてめちゃくちゃ恥ずかしかったです。こういうタイプの作品なのに、自分だけそんなにもまじめにいてしまったのかと。というのも、男性陣で初めてリハーサルをしたとき、集合時間には誰も来てないし、「休憩時間が終わります」と言われてもゲラゲラ笑っているような現場の雰囲気だったんです。でも、本来すごくまじめな高良健吾さんを筆頭にみなさんがあえてそうしていたので、自分だけまじめにしている場合じゃないなと反省しました。ちゃんとしなきゃと思いすぎていたのかもしれないですね。つねに夜中のテンションみたいだった(笑)―出演者のみなさんからは、本当に楽しい現場だったという声が多く上がっているようですが、現場はどのような雰囲気でしたか?成田さんその前に改めて前田さんに聞きたいのは、現場でわちゃわちゃしていた僕たちを見てどう思っていたかということです。つねにあんな感じでふざけていたので感覚が麻痺してましたけど、大丈夫でしたか?前田さんみなさんすごくハイでしたよね。特に、下ネタで笑っていたときはあまり近くで聞いてはいけないかなと思って見ていました(笑)。成田さん子どもみたいな下ネタでしたよね……。前田さん「そんなことがおもしろいの?」と思うくらい箸が転げても笑いが止まらないみたいな状態でしたけど、男性たちがすごく楽しそうだったので、見守っていました。成田さんつねに夜中のテンションみたいだったと思います(笑)。前田さん確かに、そんな感じでしたよね。自分は自分でいいんだと気がついた―いまは何でも白黒はっきりさせたくなる世の中なので、劇中の「何でもはっきりさせようとするな」といったセリフが響きました。おふたりは白黒はっきりさせたいタイプですか?成田さんわりと何でもはっきりさせたいほうかもしれないですね。でも、この作品を撮ってから、いろいろな枠組みにカテゴライズされてしまうことからは避けたいなと思うようになりました。「もっと自分は自分でいいんだよ」と。よりおおらかな気持ちでいられるようになったと思います。前田さん確かに、成田さんがおっしゃっているように、自分で自分を枠にはめてはいけないし、するべきではないですよね。といいつつ、なあなあな感じは嫌なので、私もはっきりさせたいタイプかなとは思います。―また、登場人物たちが過去の後悔と向き合い続けている姿も描かれていますが、やり直したいことや塗り替えたい過去はありますか?成田さんもう一度学生時代に戻ったらどうかなという興味はありますけど、そのなかでも塗り直したい思い出は、仲間内で「絶対にウケるよね」と言って文化祭の舞台に出たときのこと。男子だけで、AKB48さんの真似をして3、4曲踊ったんですけど、びっくりするぐらいスベりました。あれは、なしにしたいなと思います(笑)。劇中でも似たシーンがあるので、当時のことがフラッシュバックしました。前田さんそんなことがあったんですね(笑)。私にとっては、AKB48が青春のすべてだった―今回は、制服姿も印象的でした。ご自身の青春時代を思い出すこともありましたか?前田さん私は中学2年生でAKB48に入ったので、学生時代はある意味逃げて終わってしまったようなところがありました。なので、もう少しちゃんとした青春時代を送っていたらどうなっていたかなと思いますね。私にとっては、本当にAKB48が青春のすべてだった気がします。ただ、学生のときに誰とも恋愛しなかったことは後悔しています。制服デートもしてみたかったので、それがけっこう心残りですね。成田さんはしていましたか?成田さんはい、していました。ただ、高校時代は3年間ずっと同じ彼女と付き合っていたこともあって、ほかの女子とはまったく関わり合いがなかったです。前田さんすごい一途だったんですね。純粋な子どもといることが何よりも癒しになる―相変わらずお忙しい毎日だと思いますが、おふたりが癒しを感じる瞬間があれば、教えてください。前田さん私が癒されるのは、自分の子どもといるときです。成田さん確かに、現場に子どもがいるだけでも違いますよね。最近も現場に赤ちゃんがいることがありましたが、かわいくてたまらなかったです。時間が押すことがあっても、みんなニコニコしているので、待ち時間も癒しになっているほど。緊張感があるなかでもふとそういう瞬間を得られるので、子どもの力はすごいなと思います。前田さんそうですね。子どもって本当に純粋なので、何にも染まっていないというのはこういうことなのかと、毎日気づかせてくれます。どんなに疲れていても、何でも楽しそうにしている子ども見ていると、それにつられて笑顔になれますし、余計なことを考えなくていいんですよね。子どもといるだけで、気持ちの切り替えができています。インタビューを終えてみて……。初共演ながら息の合ったやりとりを見せる成田さんと前田さん。現場での楽しい雰囲気がひしひしと伝わってくるほど、取材も笑いの絶えない時間となりました。ぜひ、舞台裏での出来事も踏まえたうえで、おふたりのシーンにも注目してみてください。優しさと切なさに心が揺さぶられる!前に進みたくても、いろんな障害でうまく進めないことはあるけれど、人生においては誰もがそんな思いを味わっているんだと感じさせてくれる本作。くれなずんでいる彼らとともに笑って、泣いて、愛おしい時間を一緒に過ごしてみては?予想を遥かに超える驚きのラストも必見です。写真・大内香織(成田凌、前田敦子)取材、文・志村昌美成田凌ヘアメイク:須賀元子(星野事務所)/スタイリスト:伊藤省吾(sitor)ジャケット¥53,240、パンツ¥50,160/共にナヌーシュカ(ヒラオインク 03-5771-8809)、他スタイリスト私物前田敦子ヘアメイク:菊地弥生(ひつじ)/スタイリスト:清水けい子(アレンジメントK)ストーリー高校時代に帰宅部の仲間だった6人が、友人の結婚式に参加するため、5年ぶりに集まった。学生時代に文化祭で一緒にコントをしたことをきっかけに仲良くなった6人は、卒業後も毎年集まってはバカ話をして楽しく過ごしていたが、ある出来事を境に疎遠になっていたのだ。結婚式で披露する余興の打ち合わせで、これまでと変わらない楽しい時間を過ごす6人。本番では、渾身の赤フンダンスを披露するものの、昔のようにバカをやれず、盛大にスベってしまう。そして、ふとした会話で過去を思い出す彼らは、やがてそれぞれの胸にしこりを残した5年前の“あの日”を振り返ることとなるのだった……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『くれなずめ 』5月12日(水)より、 テアトル新宿他にて全国ロードショー配給:東京テアトル©2020「くれなずめ」製作委員会写真・大内香織(成田凌、前田敦子)
2021年05月11日4月23日、元AKB48の前田敦子さん(29)が勝地涼さん(34)との離婚を発表しました。かねてより離婚協議や別居報道の話は広まっていましたから、満を持ししてといった感じでしょう。もともと交際4カ月でのスピード婚&できちゃった婚であったことや、前田さんの情緒的な性格や勝地さんの飲み歩き癖など、多くの離婚原因につながる要素があった2人。結婚後は夫婦喧嘩をスクープされながらも、2年ほどでピリオドが打たれたことになります。今年の1月には長年所属した事務所を独立し、フリーとなった前田さん。親権も前田さんということで、今後は仕事にも前向きに取り組むことが各種メディアのインタビューでも明らかとなっています。どちらかと言えばプライベートを明かしてこなかった(その代わりたくさんスクープされていた)前田さん。今後は子育てや仕事のことなど、「何でもやります!」なスタンスに切り替えているといった話も出ています。そこで気になるのが“プライベートを出したことで、逆に好感度が下がってしまわないか”という点です。■プライベートを出して好感度が下がるケース上がるケースとは前田さんと聞いて多くの人がイメージするのが、おそらく我の強さであったり情緒不安定な部分でしょう。それ自体は個性とも言えますから、否定すべきことではありません。ただ今後プライベートを発信するママタレとして活動していく中では、先輩ママタレ&女優の皆さんを例にしてみると、アダとなる可能性もある気がします。たとえば、以前はママタレの代名詞的存在でもあった小倉優子さん(37)です。18年に再婚した男性との不仲説が出た際に報道では「真摯に向き合う」と反省をしつつも、頑なにいつもどおりのプライベートを発信。その姿(でも夫の存在感はない)が、逆に怖さを覚えるといったリアクションにつながりました。現在もママタレとして積極的に発信しているゆうこりんですが、一時のママタレとしての勢いは落ち着きをみせています。我の強さは1つの個性。しかし我が道を行く感じが明るくポジティブに受け止められるようでないと、ママタレといった立ち位置の場合だとどうしても「元国民的アイドルを引きずっている」といった偏見も抱かれやすい部分はあります。逆に最近は女優としてだけでなくママとしての発言も積極的にすることで存在感を示しているのが、女優の菅野美穂さん(43)です。主演映画「明日の食卓」(瀬々敬久監督、28日公開)の完成報告会では、育児の大変さや母としての当たり前に苦しんでいる姿を告白。「女優でも同じ苦労があるんだ」「分かる」といった共感を呼んでいました。子育てエピソードの中には、「いつも怒っている」といったネガティブなものも含まれています。しかしもともと女優というプライベートを明かさない立場からのギャップ、そして共感ポイントがすべて良い方向に働いていケースと言えるでしょう。■番号変更で人間関係をリセット、その賛否ちなみに前田さんが先日にお昼の情報番組でゲスト出演したのですが、その際に早くも我道を行くエピソードが披露されて裏目に出ている気もしました。番組で、共演した元AKBの48の高橋みなみさん(30)がこう語っていたのです。「突然、すべての連絡先を変える。突然、LINEも電話もできなくなって、アレレレーって。ふと会えるときに『あれ、変えた?』って聞くと『変えたの、交換しよう』って言って、そこからまた始まる」いっぽう、前田さんは携帯を変えるタイミングで全部ゼロにしてスタートさせるスタンスであることを告白。「何か、こう。また戻ってきてくれる人は関係が永遠に続いていくなと思っていて」と説明しました。これに対して「自分第一主義」とか「周りを振り回すタイプ」といった声もあるようです。しかし筆者は常に周りを戻ってくるかどうか試し続けないと相手を信頼できないのも、なんだか悲しい性分だなと思ってしまいました。その人が自分の人生に必要ではないと感じるのなら、関係を整理すればいい。本来は番号変更という強制力を働かせなくとも、その権利は誰にでもあるはずなのに……とも思うのです。それは、アイドルという異質な世界にいたからこそのスタンスかもしれません。ただ個人的には好感度が上がる要素があんまりないのが、今後のママタレとしての雲行きの怪しさを覚えなくもないのでした。こういった独特なエピソードが今後も出るたびに批判されるのか、我が道を行くキャラが確立されていくのかは定かではありません。一般的に離婚というイベントを経験した女性は「前に前に進もうとしてエネルギッシュになるタイプ」と「傷を引きずってマイナススタートから抜け出せないタイプ」の2つに分かれると言われます。情緒不安定なイメージの強かった前田さんがママとなり、積極的な活動をしていく。それによって今後の立ち位置が、国民的アイドルからどう変化していくのか注目です。(文:おおしまりえ)
2021年05月08日「第13回ベストマザー賞2021」発表・授賞式が6日、都内で行われ、受賞した篠田麻里子、蛯原友里、蜷川実花、潮田玲子、三浦瑠麗、タサン志麻が出席した。NPO法人日本マザーズ協会が2008年より開催し、今年で13回目を数える「ベストマザー賞」。毎年母の日の時期に行われ、1年間を通して全国で開催されるイベントのアンケートや各種ネット・モバイル投票を部門ごとに分類集計し、得票の高い著名人のベストマザーを全国のママたちの投票のみで選出している。芸能部門で受賞した篠田麻里子は、2019年に一般男性と結婚し、昨年4月に第1子となる女児を出産。「こんな素敵な賞をいただるとは思ってもいなかったので自分が一番ビックリしています。去年初めて出産したんですが、コロナ禍の中で見えないウイルスの不安と初めての出産の不安との戦いで、毎日無事生まれるのかなとかコロナどうなるんだろうという不安の中で出産しました。我が子に会えた瞬間は感動という言葉だけでは言い尽くせないうれしさを覚えています」と産みの苦しみと新たな命の誕生の喜びを感じたといい、「コロナ禍の中、不安を拭ってくださった医療従事者の皆様には心から感謝を申し上げたいです」と感謝の言葉を述べた。続けて「まだ子どもが1歳でお母さんができているか不安ですが、これからも子どもにとってのベスト、自分にとってベストを尽くして子育てを楽しんでいけたらと思っています」と今後の育児に意欲を見せた。また、ママの先輩でもある前田敦子には出産から育児までの相談をしているという。「『肩の力を抜いて大丈夫だよ。育つから』と言われて励みになりました。適当にしているつもりがどこかで一生懸命やっている自分もいて、あっちゃんの『気を抜いていいんだよ』という言葉で手を抜いてみようと思うようにしています。ありがたいママ友というか先輩ですね。何かあったら相談していますし、昔から最高の仲間だと思っています」と絶大な信頼を寄せていた。文化部門には、蛯原友里が受賞。夫・ILMARIとの間に出産した第1子となる男児が今年で5歳になったという。「まさか自分がこの賞をいただけるとは思っていなかったので本当にうれしいです」と受賞を喜び、「今朝、息子にママってどんなママ? と聞いたら『分かんない』と言ってましたが、後から走ってきて耳元で『明るいママだよ』と言ってくれました。その言葉を聞いてうれしかったですし、お母さんって毎日大変ですが、その分楽しいことがいっぱいあると実感しています」と幸せオーラ。夫・ILMARIには「この場に立っていられるのも側で支えてくれるパパの存在が大きいです。私もお仕事をしているので、仕事と家庭のバランスが取れていない時はパパがいてくれるから子どもが笑顔でストレスなく楽しく毎日過ごせていると思います。色んな面で感謝しています」と感謝しきりで、「最近はパパと息子がお相撲をしていて、それを見ているとほのぼのとしていて楽しいなって思います」と母としての顔も覗かせていた。なお、篠田と蛯原以外には、芸能部門で蜷川実花、スポーツ部門で潮田玲子、政治部門で三浦瑠麗、特別部門でタサン志麻がそれぞれ選ばれた。
2021年05月06日NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』が5月24日、東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する。タイトルからして怪しさ全開の注目作に、3年ぶりの舞台出演となる前田敦子が参戦。かねてより野田秀樹の劇空間に魅せられていたという彼女は、「人生って何があるかわからない。嬉しいハプニング」と目を輝かせる。“憧れの場所”に立つ、熱き思いを語ってくれた。一生(いっしょう)観客として観るものだと思っていた野田作品――野田秀樹さんの新作公演に向けて、まずはワークショップに参加されたと伺っています。はい、そうでした。私は一生、野田さんの作品は観客として観るものだと思っていたので、声をかけていただいてびっくりしましたね。野田さんが私のことをご存知だったことにまず感動しまして。だからこそワークショップに行くのには勇気が要りました。だいたいワークショップって何!? って思って、ネットで調べましたから(笑)。こんなに緊張したのは初めて!ってくらい、緊張して行きました。――どんなことをされたのか、教えていただけますか?一番最初に自分の呼び名を言うところから始まって。「あっちゃん、って呼んでください」って、初めて自分で“あっちゃん”って言いました(笑)。でもそうすると皆さんの気持ちがどんどんほぐれて、あっという間にひとつの和(わ)が出来ていくんですよね。そのきっかけ作りが野田さんは本当にお上手だなと思いました。野田さんも「ヒデキって呼んでね!」って、皆と一緒になって全力でゲームに取り組んでくれて、その姿を見ていると、自分たちも楽しまないわけにはいかないでしょう! って気持ちになるんです。野田さんも一緒にやってくださったことで私はすごく安心して。もし何かをジャッジするように構えて見られていたら、緊張して何も出来なかったと思います。もう何度も参加されて、野田さんの世界に慣れていらっしゃるアンサンブルの方達が、野田さんの「はい、これやって」のひと声でパン! と動けるのを見て、すごいな!と。皆さん、闘う戦士たち、キラーン!って感じで輝いていましたね(笑)。皆さんが口を揃えて「楽しいですよ!」とおっしゃるので、帰る時には、ああ、私もこの中に入りたいな〜と思いながら帰りました。全身で動き回ったから、使ったことのない筋肉を使ったんだろうな……ってくらい筋肉痛になりましたね(笑)。――ワークショップ参加後に出演が決まったのですね。そうなんです。ワークショップに参加して2日後くらいに出演のご連絡をいただいたんですが、その2日間は長かったですね。すごくドキドキしていました。ワークショップが終わる時間が来てももっとやりたい! と思うくらい楽し過ぎたので、絶対にこのチームに入りたい! と思っていたんですよね。演じるのは誰もが知っている超有名人? でも詳細は・・・――野田さんの新作はいつものごとく、謎に包まれています(笑)。今わかっているのは、恐山を舞台に、イタコが出てくるお話らしい……ということですが、前田さんがワークショップで経験した作品の感触、ご自身の役柄についてぜひともお聞きしたいです。台本はまだこれから変わっていくみたいなので、ワークショップの時は仮の仮の仮、といった段階のものだと思います(笑)。でもおそらく役は変わらないと思うので……、私の役は、誰もが知っている超有名人だと思います。だから最初は、ある物語の一部を読むのかな?と思ったら、全然違って……。――野田さんは公式サイトに「シェイクスピアではない」と書かれていますね。そうですね、シェイクスピアじゃないですね。何かが違う(笑)。“言葉”がキーワードなのかな……って、そんなざっくりした感覚しか、まだわからなくて。台本は、野田さんが読んでくれただけで笑いが止まらなかったです。面白い!ってワクワクしました。でも、それもこれからどうなるかわからないので(笑)。ただ、最終的に目指すところは、なんとなく教えてもらいました。それを聞いて、すごいな…!と。――その「すごいな…!」が気になります!そうですよね(笑)。野田さんの伝えたいことが、最初に読んでくださった時に十分伝わってきて、すごいメッセージを届けたいんだな、と感じました。たとえば今の社会の状況とか、コロナ禍がどうとか、そういう生々しい感じではないんです。野田さんの世界観から、野田さんが届けたいもっと大きなメッセージ……。でもちょっと聞かせてもらっただけなので、正解はわからないです。――本番の舞台を待つのみ、ということですね。前田さんは、野田さんの舞台をずっとご覧になっていたんですね。はい、いつもすごいな〜!と感動して、全部が記憶に残っています。野田さんの舞台は忘れないですね。キャストの皆さんの迫力に圧倒されて、どうしてこんなに完璧なんだろう!?と。安易に「私も入りたい」なんて言えない、憧れの舞台だったんです。その舞台に自分が出ることになるなんて、不思議でしょうがなくて。人生ってホント、何があるかわからない、それをすごく実感しています。野田さんの作品は、最後にいつも「うわあ〜、嘘でしょう!?」って驚かされて、胸がいっぱいになります。最初から最後まで、展開が想像出来ないのが野田さんの世界だなって思いますね。その世界の一員にしっかりなれるよう、頑張りたいです。――共演の方々とはワークショップでお会いになっているのでしょうか。白石加代子さんとはワークショップでお会いして、もう台詞を聞いたとたん、その場にいる皆の背筋が伸びるように感じましたね。スコーンと響く声にとても惹きつけられて。いつか同じ舞台の上で白石さんを観てみたいと夢見ていたことが今回叶い、もう楽しみでしょうがないですね。野田さんに誘ってもらわなかったらもう舞台はやらなかったかも――前田さんは、蜷川幸雄さん演出の『太陽2068』(2014年)で初舞台を踏んで以降、岩松了さんや三浦大輔さんの演出舞台に出演して来られました。舞台経験を積む中で、表現することへの意識の変化などはありますか?やるたびに、楽しいと思えて来ています。一番最初は「もう無理かもしれない!」って気持ちから始まったんですよね。自信が持てなくて。でも、その後に岩松さんが、また違う世界を教えてくれて。そして三浦さんが、「映画でやるようなことを舞台でやりたい」とおっしゃって、また新しいことをやらせてくださいました。毎回演劇のいろんな世界を知ることが出来て、幸せだなと思います。そして今回はNODA・MAPというカンパニーに入って、舞台に立つことが出来る。もう私これで、満足かもしれません(笑)。本当に今回は、野田さんの舞台じゃなかったら、勇気が出なくてやれなかったかもしれない。舞台に立つということは、現実から飛んでいくような感じがするじゃないですか。その大きなジャンプが、今の私に出来るだろうか……と、子供を産んだ後にすごく考えてしまったんですね。舞台というとても険しくて高い山に、簡単な気持ちで挑んではいけないなと。今回野田さんに「ワークショップに来ない?」と誘っていただけなかったら、私はもう舞台はやらなかったかもしれません。――それは……、野田さん、よくぞ前田さんに声をかけてくださった、グッジョブ!と言いたいですね。ハハハハハ!あきらめる前に、捕まえてくれたような感じですね。立ち止まりそうな私を、野田さんが拾ってくれました(笑)。この作品の東京公演千穐楽の前日が、ちょうど30歳の誕生日なんですよ。きっとその時は清々しい気持ちだろうなって。この作品をやっている最中に30歳を迎えられる、その喜びはすでに感じています。もう30代は、この勢いのまま突っ走っちゃうか〜! みたいな気分になれるかも(笑)。――俳優としての理想像はありますか?こうなっていたい、といった目標などを教えてください。そうですね、死ぬまで何かの作品に出たいと思っています。私の命が尽きるまで(笑)、引退したくない、それが人生の最終目標かも。どんな形でもいいし、舞台に立ち続けられるのなら立っていたい。途中であきらめるようなことはしたくないと思っています。自分が一生続けられるものって、お芝居しかないなと。ほかのものは、たぶん続かないと思うので。私が唯一、欲深くなれる職業なのかもしれないですね。――この作品で30歳を迎えられ、また新たな表現への欲が生まれるかもしれませんね。世の中はまだまだ落ち着きませんが、観客の方々も、前田さんの挑戦を楽しみに観に来られることと思います。本当に、無事に最後まで完走できることを祈って、頑張りたいです。すべてを忘れて集中できる、それがNODA・MAPの舞台だと思うので、観に来られる方もその時間だけはぜひ、その世界観に没頭していただきたいと思います。取材・文:上野紀子撮影:藤田亜弓スタイリスト 清水けい子(アレンジメント K)ヘアメイク 菊地弥生(ひつじ)ドレス NON TOKYO(ESTEEM PRESS)/シルバーピアス、リング VUGS/パールピアス carat a 共に(イセタンサローネ東京)/靴 スタイリスト私物問い合わせ先:ESTEEM PRESS・03-5428-0928/イセタンサローネ東京・03-6434-7975前田敦子さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=a158a42d-7405-4d18-b4a8-339159614ed0&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。公演情報NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他【東京公演】2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年05月05日12人の映画監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』より、三島有紀子監督チームのキャスト陣が発表。さらに、各作品のタイトルも明らかになった。同プロジェクトは、『新聞記者』の藤井道人監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督という3名が中核となって映画製作を牽引していく。“共有”というテーマで製作する三島監督の作品タイトルは『よろこびのうた Ode to Joy』。主演は『椿の庭』で14年ぶりに主演を務めた富司純子、『his』『佐々木、イン、マイマイン』『くれなずめ』に出演する藤原季節の2人が務める。そして、三島監督チームには、山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督が参加しており、山嵜監督の『YEN』(ワイイーエヌ)では、『朝が来る』で数々の映画賞を受賞した蒔田彩珠が主演し、共演には、『アルプススタンドのはしの方』の中村守里が決定。齋藤監督の『海にそらごと』では、中村ゆりと、オーディションでその座を見事掴み取り本作で銀幕デビューを果たす高田万作が主演。さらに、一般公募から選ばれた加藤監督の『睡眠倶楽部のすすめ』には、前田敦子が主演する。<キャストコメント>●富司純子新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、数々の映画製作が延期や中止になり、携わるスタッフ、俳優、関係者の仕事が無くなり生活に困窮しているのが現状です。そんな中、有志が映画製作に取り組むお話を頂き、喜んで参加させて頂きました。三島監督はじめ、スタッフがコロナ感染に神経を使い無事に撮り上がりました作品です。皆、映画が好きな人々が集まりました。皆の映画への情熱を感じて下さればこの上ない喜びです。●藤原季節この作品のことを思い出そうとすると頭が真っ白になります。夢中でした。このコロナ禍において僕たち俳優もまた、とてつもない緊張感に晒されて生きています。いつ仕事がなくなるかわからない。新人が作品にチャレンジ出来る機会も減ってきたように思います。このプロジェクトで三島組に出逢い、頭が真っ白になるような喜びを味わいました。この映画は出逢いの映画でもあります。まさに僕にとっても出逢いとなった、この映画を届けたいです。●蒔田彩珠脚本を読んだ時、短い物語の中にも、沢山の意味が込められていると思いました。どんなに親しい仲でも、共有できない想いがあったり、自分にしか分からない気持ちの整理の仕方があったり。この作品を観てくださった方に、作品を通して伝えたいこと、が少しでも多く伝わったらいいなと思います。●中村守里コロナ禍で世界中が戦っている今ですが、作品作りを通して発信し続けることは大事なことだと、エンターテイメント界の一端にいる私も感じています。このプロジェクトに参加出来ること、感謝いたします。今回起用して下さった関係者の皆様、改めてありがとうございます。山嵜監督の『YEN』は短編映画ならではの洗練された脚本です。そこに自分がどんな風にはまっていけるのか、監督の期待に応えられるのか、楽しみながら試行錯誤して撮影に挑みたいと思っています。楽しみにしていてください!●中村ゆり以前の生活とは変化した昨今、沢山の過去の価値観の見直しを世界中がしている中で、孤独を感じる時も、新たな気付きがあったりする時もあります。こんな今だからこそ、人間のふとした優しさや温もりを感じれるような作品にしたい想いで、監督と沢山のお話をしながら作品に向き合っています。●高田万作初めて映画制作に参加させていただきます。今回の作品は、とても自分らしさを求められる作品だと思っています。立ち居振る舞いや後ろ姿だけで役の生い立ちまでを伝えられるような演技が出来るように、映画の世界の中に入り込みたいと思います。初めての経験ばかりで不安もありますが、とても楽しみです。自分の素を信じて、勝負したいと思います!!!!よろしくお願いします。●前田敦子皆で力を合わせて、一つになって大きな作品を作るということが今、必要なことだと感じているので、このプロジェクトで監督3人がそれぞれチームを作って、新しい世界に導いてくださるのはすごく素敵なことだと思いました。加藤監督の作品に携わらせていただいてとても嬉しいです。『DIVOC-12』は2021年、全国にて公開予定。※高田万作の「高」は、正しくは「はしごだか」(cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年公開予定
2021年04月30日《私事ですが、私、前田敦子は、勝地涼さんと何度も話し合いを重ね、過日、離婚届けを提出したことをご報告いたします》Instagramにこうつづったのは、女優の前田敦子(29)だ。彼女は4月23日、勝地涼(34)との離婚を発表した。前田は《夫婦ではなくなりましたが、一人息子にとっては永遠に父親であり、母親》といい、《これまでの経験を生かしこれからの前田敦子も役者業を精進して参りますので、勝地涼さんともども、よろしくお願いいたします》と結んでいる。18年7月に結婚した2人。交際4ヵ月でのスピード婚と報じられ、当時は話題を呼んだ。「2人は15年のドラマ『ど根性ガエル』(日本テレビ)で共演。しばらくは友人として交流していましたが、17年9月公開の映画『食べる女』で再共演となり急接近しました。もともと『26歳までに結婚したい』という夢があった前田さんは、26歳で勝地さんと交際を開始。そして27歳になると、すぐに結婚したのです」(芸能関係者)結婚から4ヵ月後、前田はInstagramに愛妻弁当をアップ。舞台の初日を迎えた夫に向けて《朝はフルーツ お昼は初日頑張ってねを込めて。。お弁当 いい日になりますように》と投稿していた。そして19年3月には第一子となる男児の誕生を発表。勝地はInstagramで《妻には感謝しきれないくらい感謝です。本当にありがとう。そしておつかれさま》と労っていた。■「もう、ウチらはダメですよ。終わってるんで」順風満帆に見えた結婚生活。ところがーー。「慣れない育児に2人とも余裕がなくなっていに、そこへ追い討ちをかけるようにコロナ禍が。前田さんは、勝地さんを怒鳴りつけることもあったといいます。そして不安定になる彼女への接し方がわからなくなった勝地さんもまた、落ち込んでしまって……。次第に友人へ愚痴ったりゲームをしたりして、ストレスを発散するようになっていました」(勝地の知人)そして約1年前には、夫婦の亀裂が浮かび上がることに。昨年6月、一部メディアで別居が報じられたのだ。ただ当初、前田は別居生活を前向きなものとして捉えていたという。「子どものこともあり、同居中も前田さんは関係修復を目指していました。ただ2人で向き合うと口論になることも多く、“別居してしばらく離れたほうがお互いにとってプラスになる”と前田さんは考えたそうです。時期が来たら夫婦で話し合い、家族3人の新しい生活が送れると期待していました」(2人の知人)しかし、夫婦の溝は埋まらなかったようだ。「勝地さんは息子さんとなかなか会えない日々が続き、前田さんへのフラストレーションも溜まるように。そして飲み歩いては『もう、ウチらはダメですよ。終わってるんで』と開き直ったように話していました」(勝地の知人)結婚当時、勝地の母は本誌の取材に対して「孫は何人くらい?そうですね、私は3人の子供を産みましたから、(2人の間に)3人くらい孫ができたら、にぎやかになるでしょうね」と語っていた。しかし、“その夢は叶わず”となってしまった。
2021年04月24日女優の前田敦子が23日、自身のインスタグラムを更新し、俳優の勝地涼と離婚したことを報告。勝地も公式サイトで報告した。前田は「私事ですが、私、前田敦子は、勝地涼さんと何度も話し合いを重ね、過日、離婚届けを提出したことをご報告いたします」と報告。「3年間の結婚生活において生活スタイルや価値観の違いで、少しずつ、お互いの歩幅や方向が変わり、別々の道を歩くことになりました。夫婦ではなくなりましたが、一人息子にとっては永遠に父親であり、母親でありますので、今後も力を合わせて育てていきます」とつづり、「これまでの経験を生かしこれからの前田敦子も役者業を精進して参りますので、勝地涼さんともども、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。勝地も「前田敦子さんと時間をかけて協議を重ねて来ましたが離婚という選択になりました事をここに報告させて頂きます。このような結果になったのは、自分の至らなさによるものだと思っています」と報告。「息子に対しては、父親として立場は変わる事はありません。息子としっかり向き合い、今後も引き続き協力して子育てして参りたいと思っています」とし、「今後とも前田敦子さん共々、御指導の程よろしくお願い致します」と締めくくった。2人は2018年7月に結婚し、2019年3月には第1子となる男児の誕生した。
2021年04月23日松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた映画『くれなずめ』の完成披露舞台挨拶が4月15日(木)、テアトル新宿で行われ、成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、前田敦子、松居監督が出席した。個性的で実力派の最旬俳優たちを迎えた本作。主演の成田さんが演じたのは、演劇の道に進んだ吉尾役。「久々にみんなでこうして集まって…。眺めちゃう!」と、勢揃いした“旧友”たちを見渡し笑顔。撮影も「最高な日々を送りすぎて逆に不安になったくらい。撮影前に1週間のリハ時間があったけれど、そこから徐々に関係性が出来上がっていく感があってワクワクしました」と充実の表情を浮かべた。劇団を主宰する舞台演出家・欽一役の高良さんは、脚本のあまりの完成度に、読んですぐに浜野さんに電話してしまったそう。しかし「ハマケンさんはまだ作品にキャスティングされていることを知らず…。伝える順番を間違えた」と苦笑。それでも「普段そういうことを僕はしないので、それくらいに面白い脚本だった。ラストに至っては崇高な気すらした」と松居監督が生み出したストーリーに太鼓判を押していた。ソース役の浜野さんは、もともと松居監督と旧知の仲。だが「僕は共演者の方々のファンなので、撮影中に緊張する時がありました。そんなときに監督のところに行くと、彼も緊張していて『お前に割く時間はない!』みたいな態度を取られた」と苦言。しかし「普段とは違う、そんな監督としての姿にもグッときました」と惚れ直した様子。役者・明石役の若葉さんは、役作りについて「一緒の時間を共有する中で共通言語を見つけていきました」と回想した。藤原季節はムードメーカーを自負!?そんな中、大成役の藤原さんは、高良さんからもらったという洋服と成田さんからもらった靴を履いて登壇。ところが「サッカーをしてきました!みたいな靴になっている」(成田さん)、「そんな服じゃなかったはず」(高良さん)と2人から突っ込まれ、若葉さんからも「あまり似合っていないね…」といじられる始末。しかし、当の藤原さんは「僕はいじられていません!」とムードメーカーを自負し「撮影は凄く楽しくて、みんなのことを大好きになりました。 みんなの魅力を言えるくらいの発見もありましたから!」と満面の笑みだった。ネジ工場で働く作業員・水島勇作役の目次さんは、松居監督作の舞台版の出演者でもある。「(舞台版よりも)メンバーがずいぶん男前になった」と明かすも、「掛け合い、テンポ感、ノリ。すべてにおいて舞台版に負けずとも劣らない阿吽の呼吸があった。すごい人たちとやったんだと改めて思いますね」と映画版キャストの魅力と底力に目を丸くしていた。前田敦子の気迫に成田凌が後ずさり「20回くらい撮り直しました」強い女・ミキエ役の前田さんは、成田さんをビンタするシーンをふり返る。「お互い痛かったですよね」と成田さんに尋ねると、「実は僕がビンタを避けてしまって。前田さんが大振りかぶりで歩いてくるので、怖すぎちゃって」と前田さんの気迫に押されたと告白。前田さんが「2、3歩くらい歩いて“バン!”だったので(笑)」とシチュエーションを解説すると、成田さんは「それを僕が怖がってつい避けちゃって(笑)。それで監督が怒っちゃって。20回くらい撮り直しました」と苦労した模様を語った。恐縮する成田さんに前田さんも「申し訳なかったです…」と明かした。このキャスト陣をまとめた松居監督は「僕と一緒にやっていた友達に向けて作った作品で、それがこんな豪華なキャストで、こんなにたくさんの人に観てもらって。僕と友達の時間が肯定されたようで嬉しい」としみじみ。主演の成田さんも「僕ら6人が楽しくやった作品が皆さんに楽しく届いたらなお良い。映画を観た後に、外の空気を深く吸って“今日も生きているな”と思ってもらえたら嬉しい」と期待を込めていた。『くれなずめ』は4月29日(祝・木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月16日