体が正常な状態に戻る際に、一時的に起こる反応のことを好転反応と呼びます。マッサージなどの後に起こりやすい反応ですが、実はヨガを行った際にも好転反応が表れる場合があります。今回はその原因や症状、対策法についてHikaru先生に教えていただきました。ヨガの好転反応についてマッサージ後にやけに体が怠くなったり、トイレの回数が増えたり…というような好転反応があるように、ヨガ後にも好転反応が起こる場合があります。ヨガ後に起こり得る好転反応として代表的なものが「怠さ・倦怠感」です。これは、ヨガを行うことにより体の深部までアプローチできている証拠で、きちんと体が使えていれば普段刺激されない筋肉が刺激され活性化されることで、後に怠さや筋肉痛のような痛みが出ます。また、ヨガを行うことで精神面にアプローチできていると、本来見たくない本当の自分と対面することがあり、精神的な疲労感が一時的に現れます。その他身体面では、頭痛、眠気、吐き気、精神面では悲しみ、怒りなどの普段心の奥底に閉じ込めている感情が出てくる場合があります。ヨガの好転反応が表れる時期ヨガの好転反応が表れる時期は人により様々ですが、ヨガが深まれば深まるほど好転反応が出やすくなります。なんとなく何も考えずにヨガをしていれば、起きても筋肉痛様の痛みくらいですが、しっかりヨガに取り組むことで内観できるようになり、精神的にも身体的にもヨガが深まり好転反応が表れます。また、感受性が豊かな方などはヨガの最中、もしくはヨガ直後から好転反応が表れる方もいます。ヨガを行っていく上で、体には好転反応以外にも様々な変化が起こりますので、その変化も楽しみながらありのままの自分でヨガを楽しんでくださいね。ヨガの好転反応が起こる理由ヨガは自分と繋がる作業を行います。自分と対話し、本来見たくない自分の汚い部分を認め目を背けず自己に集中することでヨガが深まります。これにより、時に自分に嫌気が差し精神的に辛い思いをする場合もあり、精神的に疲弊し怠さや頭痛となり体に現れます。その他、ヨガが深まることで今まで使われていなかった筋肉などが使われるようになり、一時的に筋肉痛様の痛みや倦怠感として体に現れます。好転反応の対処法体に好転反応が現れた場合は、一時的にリラックス系のヨガに切り替えるか、数日体を休めることで回復します。頭痛や吐き気がある場合も体が不純物を外に出そうとしていることが考えられますので、良い時期だと思って体をしっかり休めてください。また精神的に現れる好転反応については、いちいちその反応が起こり得ることを気に留めないようにすることが大切です。様々な考えや本来の嫌な自分が見えてきてしまう場合は、頭の中でただそれを受け流す練習をすると、心が波立たず好転反応が起きても反応が大きく出ずに済みます。好転反応と上手に付き合ってヨガを深めようヨガの好転反応は、心身にしっかりとアプローチができている証拠。身体的、そして精神的にも自分自身と真正面から向き合い、受け止めてあげることが大切です。好転反応が表れている間はきちんと体を休めて、ヨガをさらに深めていってください。Hikaruヨガインストラクター
2019年11月21日パソコンやPCで目を酷使しているけれど、最近特に疲労、乾きが半端ない! そんな人が増えているかもしれません。というのも、漢方薬剤師の大久保愛先生によると、秋は眼精疲労やドライアイが加速するそう。そこで、大久保先生が、これら目の不調を改善できる簡単なコトをお教えします!文・大久保愛【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 32最近、目が乾いて辛いのは…?肌寒くなり、暖房に頼る機会が増えてきましたね。外気の乾燥と同時に室内の乾燥も気になりはじめます。乾燥した空気は、私たち現代人の日々酷使されている目にもダメージを与えます。それに加え、夜更かししながら、パソコンや携帯電話などの液晶画面を寝る直前まで見ている人も多いのではないでしょうか。実は、涙の分泌量は昼よりも夜のほうが減少しやすく、何かに夢中になりまばたきの回数が減った状態で、乾燥した空気の中で過ごしているとドライアイが進んでしまいます。この時期、夜中に目を酷使するようなことは、少し控えたほうがよさそうですね。しかも、日常的にストレスが多い人も涙の分泌量が少なくなります。今すでに目が乾く、目が充血しやすい、目がゴロゴロする、眼精疲労を感じるという人は、秋の過ごし方に気をつけましょう。移動中や寝る前は目を休めるようにしたり、目薬をさしたりと、対策はあると思いますが、それ以外にも食事を使った対策もあります。そこで、今週は眼精疲労を感じる人のための食薬習慣を紹介していきます。自然の変化が体調に影響している漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを「食薬」と呼びます。今週は、眼精疲労のための食薬習慣ドライアイは、おもに下記の原因から起こると言われています。乾燥した空気によって涙が蒸発する不規則な生活やストレスなどで涙の分泌量が少ない画面や本などに集中しまばたきが少ないこれが起こる条件が揃うのが、忙しく毎日慌ただしく過ごす人と秋冬の組み合わせです。目が疲れやすい、目が痛い、かすみ目、光が眩しい、ゴロゴロする、目やにが多い、度が合っているコンタクトレンズやメガネでも目に合わなく感じる……。こういったことに思い当たる人は、ドライアイかもしれません。この状況を漢方医学では、潤いが不足している『陰虚(いんきょ)』と呼びます。そのため、『陰』を補うためにオメガ3脂肪酸を含む食材を取り入れることが大切。今週食べるとよい食材・メニューは、寒い時期に旬を迎える【ブリの照り焼き(にんにく醤油を使って)】です。今週食べるとよい食材・メニュー:ブリの照り焼き(にんにく醤油を使って)『陰』を補うオメガ3脂肪酸を補うことができる食材の代表といえば、お魚です。そして、寒くなるとおいしくなっていくお魚といえばブリ。今週はブリを使って、季節の不調を乗り越えていきましょう。にんにく醤油まずは、調味料の準備をしていきます。この時期には、ビタミンB1の吸収をたすけ、抗菌、抗ウイルス作用のあるにんにくを頻度よく使うことがおすすめです。ビタミンB1は、目の筋肉の緊張を和らげるために役立ちます。普段使っているお醤油瓶ににんにくを入れておくのも簡単にできる食薬術です。ブリブリは、オメガ3脂肪酸を含む『陰』を補う食材です。そして、ビタミンB1を含むため、にんにくを組み合わせることにより、ビタミンB1の吸収が促進されます。寒くなるにつれて脂を蓄え、さらにおいしくなっていくブリをこれからの時期に取り入れていきましょう。シンプルにブリの照り焼きも良いですが、ビタミンCが豊富でバリア機能を高める大根をプラスして、ブリ大根にするのもおすすめです。季節の食材を使って内側からできる食薬習慣を取り入れていきましょう。information大久保 愛 先生アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。©katleho Seisa/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages©jreika/Gettyimages
2019年11月06日気温や気圧の変化が激しい季節の変わり目は、疲労が蓄積されやすい時期。そんなときに心強い食材は、なんと「もやし」でした。意外にも栄養価が高く、財布に優しく、さらにある食材との組み合わせで疲労回復効果がアップします!「もやしは、豆から発芽する際にビタミンCやアスパラギン酸など、発芽前にはもっていなかった栄養素を生み出すのです。もっとも身近な緑豆もやしのほか、ブラックマッペ(黒豆もやし)など種類がありますが、なかでも『大豆もやし』の栄養価は群を抜いています」こう話すのは、女子栄養大学名誉教授であり、『女子栄養大学の疲れをとるもやしレモン』(エクスナレッジ)の監修者でもある三浦理代先生だ。さらに「レモン」を合わせることによって、さまざまな相乗効果が生まれるという。「その代表格が疲労回復効果です。私たちの体内には、食べたものを分解してエネルギー生産する『クエン酸回路』というシステムがあるのですが、レモンに含まれるクエン酸は、そのシステムを動かすうえで“燃料”となり、疲労のもとである乳酸も分解します。片や、もやしに含まれるアスパラギン酸は、単体でもスタミナドリンクの成分になるほどですが、クエン酸の働きもサポートします。つまり、レモンともやしの組み合わせは、ダブルの疲労回復効果を見込めるというわけです」そんな、もやしとレモンを合わせたスーパー健康食「もやしレモン」の作り方は次のとおり。■もやしレモン【材料】4人分もやし…1袋(200g)塩…大さじ2きび砂糖(なければ白砂糖)…小さじ2【作り方】(1)もやしは水でさっと洗い、ざるにあけて水を切る。(2)鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩小さじ1/4とレモン汁小さじ(いずれも分量外)を加え、もやしを入れて、30秒から1分ほどゆでる(電子レンジ〈600W〉の場合は2分加熱する)。(3)ざるにあげて水けを切り、粗熱をとる。(4)厚手のジッパー付きポリ袋に材料のレモン、塩、きび砂糖を混ぜ合わせ、(3)を加え和える。冷蔵庫で半日ほどおけば食べごろに。日ごろから「もやしレモン」を作りおきしておけば、疲れたときでもさっぱりといただける。また、タンパク質を補って調理すれば、まさに一品で「完全栄養食」の完成だ。
2019年10月30日パソコンやスマートフォンの使用による疲労感も緩和株式会社ファンケルは、「ブルーベリーミエルネ」を2019年10月17日(木)に発売する。通信販売と直営店舗、一般流通で購入可能。近年、デジタル機器の急速な普及により多くの人が目の疲れを感じている。同社は、現代人を取り巻く生活環境の変化に向き合い「目の健康」に関する研究開発に取り組んできた。同製品は、ビルベリー由来アントシアニン配合の機能性表示食品だ。人気商品「えんきん」に続く新しいアイケアサプリメントとして展開する。パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ることで一時的に目の焦点が合わず感じる疲労や、目のうるおいが低下して感じる疲労などを緩和する。さまざまな成分を複合的に配合ビルベリー由来アントシアニンを43.2㎎配合。さらに、機能性関与成分だけではなく、独自の製品設計で「ビタミンA」や「ビタミンB群」、「ルテイン」などさまざまな成分を複合的に配合している。丸形タブレットで飲みやすく、ジッパー付きで袋のまま保存が可能。持ち運びにも便利で、外出先でも気軽に飲める。摂取目安量は1日2粒で、1袋に約30日分が入っている。販売価格は、1740円(税込み)。(画像はプレスリリースより)【参考】※ファンケルニュースリリース
2019年10月06日「全身の倦怠感、肩こり、目の疲れ……こうした疲労の原因は、筋肉ではなく脳にあります。眼精疲労解消のためホットタオルで目を温めれば、一時的にはよくなったと感じるかもしれませんが、脳の疲れをとらない限り根本的な解決には至らないのです」こう話すのは、東京疲労・睡眠クリニック院長で疲労回復専門医の梶本修身先生。梶本先生が疲労回復において注目するのは、脳にコントロールセンターを置く自律神経だ。「たとえば100メートル歩くとき、呼吸が速まり心拍数も上がりますが、これは自律神経の働きによるものです。また、座って作業していたとしても、緊張と集中力を維持するのは自律神経の役割。つまり、自律神経は日常生活の中のいたるところで活発に働いており、その活動に比例して疲れがたまっていくということです」自律神経の疲れは「脳」の疲れ。それなのに私たちが「体」の疲れと思いこむ理由は、動物が本来持つ自己防衛本能にある。「自律神経に負担がかかりすぎると機能不全状態に陥るので、その前に活動をやめて休ませる必要があります。しかし、『自律神経が疲れた』という情報だけでは、確実に活動をやめるかわからない。そこで、わざと『体が疲れた』という情報を脳に与えて体の活動を止め、自律神経のオーバーワークを防ぐのです」それでは、自律神経の疲れはどうすれば解消できるのだろうか。「その唯一の方法が、睡眠です。質のいい睡眠をとると翌朝には自律神経の疲れがリセットされ、スッキリと活動を始められます。ところが、睡眠が浅かったり短かったりすると、自律神経にたまった疲れが細胞の“サビ”となって蓄積されていきます」呼吸や歩行など、基本的な活動を行うだけで細胞は酸素を消費し、その1〜2%が活性酸素となる。この活性酸素が、細胞を“サビ”させ、組織の機能を低下させる。これが疲労の正体だ。自律神経の疲れが解消されず、サビが蓄積し続けるとシミやシワなどの老化の原因になるだけでなく、やがては糖尿病や高血圧などの生活習慣病を招くことになる。「どんなに寝ても疲れがとれないと感じるのは、自律神経の疲れがとれていない証拠。自律神経の機能は10代がピークといわれており、50歳を過ぎるころにはピーク時の半分以下に落ちてしまいます。機能が落ちたぶん、自律神経にかかる負担が大きくなるので、疲れが回復しにくくなるのです」
2019年09月19日「梅干し」と聞いただけで、なんだか口の中がすっぱいような気分になりますよね。実は、そのすっぱさが、梅干しが持つ「疲労回復」の力だそうです。すっぱさの理由はクエン酸で、クエン酸は疲労物質である乳酸を分解してエネルギーを作り出す働きをしてくれるので、疲労回復が期待できるというわけです。また、唾液の分泌を促進して、食欲を増進させてくれる働きもあるので、食欲がなくなりがちな今の季節にピッタリの食材ですね。今回のレシピは、その梅干しの他に、老化防止の抗酸化作用が高い「大葉」と「ごま」も一緒に混ぜ込みます。また、食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んだ雑穀ご飯を使用することで、栄養満点のご飯になりますね! ■梅しそご飯調理時間 10分 1人分 285kcal<材料 2人分>雑穀ご飯(炊きたて) 茶碗2~3杯分梅干し 1個大葉 3~5枚白ゴマ 小さじ2<下準備>・梅干しは種を取り、包丁で細かくたたきペースト状にする。・大葉は軸を切り落として細切りにし、サッと水に放って水気をしっかり絞る。<作り方>1、全ての材料を混ぜ合わせ、器に盛る。梅干しと言っても、塩分濃いめのしょっぱいものから、はちみつを使った甘いものまで沢山の種類があります。あなたのお好みの梅干しを使って、お気に入りの梅しそご飯を作ってみて下さいね。梅干しには抗菌作用もあるので、お弁当にもピッタリです。
2019年06月17日「最近、私の医院に、『特に理由はわからないけれど、すぐに疲れる』と慢性疲労を訴える患者さんが増えています」そう語るのは内科医の工藤孝文先生。現代の40~50代の女性は、仕事に家事に人づきあいにとフル回転。しかし、寝てさえいれば疲れがとれる年ごろでは、もはやない。そこで、日常のちょっとした生活習慣で改善するヒントを、2択クイズ形式で紹介。睡眠、食生活……「疲れない」のはどっちかな?【Q1】快眠のために歯磨きするのは就寝直前 or 就寝1時間前「答えは就寝1時間前。寝る直前に歯磨きをするという人は多いでしょう。しかし、口の中の刺激で交感神経が優位になってしまい、寝つけなくなってしまうことがあります。ミント味の歯磨き粉も刺激です。歯磨きは就寝1時間前には済ませて、ぐっすり眠る準備をしておきたいですね」(工藤先生・以下同)【Q2】疲労回復にいいのはサケ or エビ「答えはサケ。サケの身の赤色は、アスタキサンチンというカロテノイドの一種で、筋肉疲労や眼精疲労によいといわれています。同じ赤い海産物のエビにもアスタキサンチンが含まれていますが、そのほとんどが頭や殻の部分にあり、身の部分にはそれほど含まれていません」【Q3】お昼休みのランチにいいのは親子丼 or おそば「答えはおそば。食べた直後に血糖値を急上昇させると脳に十分に血液が行き渡らず、疲れやすくなります。親子丼はごはんの炭水化物が食後血糖値を急上昇させるため、食後に眠気に襲われるようなことも。その点、おそばは炭水化物が少なめで、食後の血糖値上昇が緩やかです」慢性疲労は脳の「疲れた」というサインだそう。「実は全身で疲れを感じていると思うかもしれませんが、最初に脳が『疲れた』と体にサインを送らなければ、疲労を感じることはありません。つまり、脳が『疲れた』というサインを出しやすくなっている状態こそが、“理由なき慢性疲労”の始まりなのです。食生活など、ここにあげたような生活習慣を実践し、脳へのストレスを少なくすれば、疲れは軽減していくでしょう。そういう生活を続けると、体の変化を感じるはずです」賢く生きて、脱・疲労体質に!
2019年05月07日深夜、抱っこをしても子どもがなかなか寝付いてくれない……という経験をしたことありませんか? 生後4カ月になるわが家の息子も、抱っこが生まれたときからだーい好き! でも、ずっと抱っこをしながら寝かしつけるのは大変です。そんなときに、私を救ってくれたバランスボールの寝かしつけについてご紹介します。 抱っこのしすぎで腰が崩壊寸前抱っこが大好きな息子は、昼夜問わず抱っこじゃないと寝てくれず、1時間以上抱っこをするなんてザラ。しかも縦揺れが気持ちいいらしく、抱っこをしながらスクワットを要求してきます。夜は長時間のスクワットで夫婦共々、腰を痛めてしまいました。 そんなとき、産後ケアで訪問してくれた保健師さんにすすめられたのが、“バランスボール”でした。私たち夫婦の腰も限界に達しており、藁にもすがる思いでバランスボールをネットで注文しました。 バランスボールで人生変わった!バランスボールが届いた日に早速試すと、いつも長時間立ちながらユラユラしても寝ない息子が、ものの10分程度で寝息を立てているではありませんか! その日からバランスボールなしでは生きていけない生活に変わりました。 時々、眠くないけれど抱っこをしてほしそうなときには、テレビを見ながらバランボールに乗って抱っこ。気張らずにテレビなどを見ながら揺らすぐらいが、息子も逆に落ち着くようでした。 長く使えるマストアイテムバランスボールを使用する際には、周りに障害物がないスペースを確保してください。ママが体勢を崩すと危ないので、しっかり子どもを支えながら自分の姿勢を維持することも大切です。子どもの首がすわっていない時期は、さらにしっかり支える必要があります。 わが家では、生後4カ月を過ぎた今でもバランスボールは欠かせません。産後の体操にも使えるので、本当に買ってよかったと思っています。 もしバランスボールがなかったら……と思うと、毎日全身疲労で育児が嫌になっていたかもしれません。抱っこで疲れ切っている方にバランスボールは本当に救世主です! 決して高価なものはないので、一度は試してみる価値はあると思います。著者:笹塚みおな子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。また、バランスボールを使用する際は転倒しないようにくれぐれもご注意ください。
2019年05月02日睡眠不足はよくないことだとわかっているのに、つい夜更かしなんてことありませんか? だけど、寝不足が続くと気づかぬうちに脳に疲労がたまってしまうことも...。正しい睡眠のおさらいと今話題のブレインフードをご紹介! 脳疲労を解消しましょう!文・mimi寝なさすぎだよ、日本人!一日の睡眠時間は何時間ですか? 一般的に成人の睡眠時間は6~7.5時間取ることが必要とされています。だけど、6~7.5時間ってちょっと難しいという方も多いはず!実際に厚生労働省が実施している調査によると、1日の平均睡眠時間「6時間未満」という人は39.5%(2015年データ)で、「7時間以上」の人は26.5%! また、経済協力開発機構の調査では、日本人の睡眠時間は平均7時間43分でOECDに加盟する世界29か国の中で、韓国に次いで2番目に短いという結果になっています!出展:「厚生労働省 平成 27 年国民健康・栄養調査結果の概要」睡眠負債、どんどんたまると脳疲労状態に!最近、睡眠負債というワードをよく聞きます。これは、睡眠不足が借金のように積み重なり、健康に悪影響を及ぼす恐れのある状態のこと。睡眠負債の状態になると、集中力が下がり仕事効率が悪化したり、生活習慣病の罹患率が上昇するなど、健康面にも悪影響が。この睡眠負債がたまると脳疲労という、脳に老廃物が溜まった状態になります。脳疲労は認知症の可能性になるファクターにもなりうるとも言われています。そして、恐ろしいことに自覚症状はありません。さらにアメリカ・ペンシルバニア大学で行われた実験によると次のような研究結果もでています。6時間睡眠を2週間続けた脳は、2日間徹夜した脳と同じレベルまで機能が低下し、徹夜した人は集中力の低下の自覚があるにも関わらず、6時間睡眠の人はそのことを自覚していない。もしかしたら、あなたの脳「脳疲労」状態になっていませんか? ということであなたの脳疲労状態をチェックしてみましょう!1〜3個の人:脳疲労レベル低4個以上7個以下の人:脳疲労レベル中8個以上の人:脳疲労レベル高脳疲労の解消法はやっぱり睡眠。そして……実は脳疲労中レベル以上の方多いのではないでしょうか? このままじゃイヤ~! 何とかしたい! と思ったあなた、解決方法は二つあります。1.やっぱり睡眠ただ、休日にたくさん寝て普段の睡眠不足を取り戻す「寝だめ」は、生活リズムが壊れてしまうためおすすめできません。とはいうものの、睡眠時間を毎日6~7.5時間確保するのはかなり困難。そんな時は眠い時に30分の昼寝をするのも方法の一つ。また睡眠の質をあげるために次のことをおすすめします。ぬるめのお湯で10分以内の半身浴寝る直前のお酒や喫煙をしない寝る前60分はスマホなどの電子機器を扱わない昼間に日光を浴びる汗をかくくらいの運動をする睡眠中の脳の活動のひとつに老廃物の排出があるため、睡眠の質を上げることが脳のケアにとても重要です。2.食事……ブレインフード意外なのですが、もう一つの脳疲労の解消法は食事。具体的にいうと、脳を健康に保つ食材、『ブレインフード』を積極的に食べること! 身近な食材を例に挙げると……。青魚鯖や秋刀魚といった青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が多く含まれ、脳の神経細胞を活性化させたり、傷ついた神経細胞を修復したりする効果があります。チョコレート・赤ワインチョコレートや赤ワインに含まれるポリフェノールには、アミロイドβやタウタンパクの蓄積を抑える効果があります。また、抗菌化作用もあるため、脳のケアにはぴったり。ただ、ワインはアルコール分も含まれているため、飲み過ぎには注意です!大豆大豆に含まれるPS(ホスファチジルセリン)は、脳の細胞膜の20%を占める成分で、脳細胞に溜まった老廃物の排出を促進する効果や、DNAと結合することで細胞膜の柔軟性を高める効果があります。しかし、1日あたりの理想的なPS摂取量100mgを摂取するために必要な大豆の量は、なんと納豆約100パック分! 非現実的な量ですね……。だから、脳疲労を解消するためにサプリメントなどを活用し、効率的に摂取していく工夫がマストです!睡眠を見直しませんか?「人生100年時代」と言われている今、ただ長生きするだけでなく、“健康に長生き”することが大切。健康に長生きするためには身体的だけではなく、脳の健康も重要。そのような中で重要になるのは、身体的な疲労に比べて自覚しにくい「脳疲労」です。「脳疲労」を引き起こす要因は、睡眠不足や寝る前のスマホなど、身の回りにたくさん潜んでいます。睡眠の質を上げる、食事の中にブレインフードを採り入れ、50年先の健康を見据えましょう!Information資料監修・矢澤一良さん早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 研究院教授「日本を健康にする!」研究会会長として、健康的な食生活のための間食の重要性を説く「機能性おやつプロジェクト」を推進。1972年京都大学工学部工業化学科卒業。2014年4月より現職。ヘルスフード科学、脂質栄養学、海洋微生物学、食品薬理学を専門とする。学術論文を130報以上発表(共著を含む)、300件以上の特許を出願している。著書に『機能性おやつ』扶桑社(2012)等がある。©Wavebreakmedia/Gettyimages
2018年12月01日夏になると疲労感が溜まりやすくバテやすくなりませんか? それは、強い紫外線や冷房による寒暖差により、自律神経が乱れて内臓機能が低下。脳が疲労感を感じやすくなり、身体そのものが慢性的に疲労を感じてしまうからなのだそう。こうした疲労感を回復し、夏バテを予防するために、最もおすすめな食材は「鶏むね肉」。鶏むね肉には、乳酸を分解促進し、活性酸素を抑え、抗疲労効果が高い「イミダゾールジペプチド」という成分が豊富に含まれていて、夏バテや内臓疲れを軽減することができるとされています。毎日の食卓に鶏むね肉をプラスして、健康的に夏を乗り切ってみませんか?夏野菜をたっぷり使って、酷暑を乗り切りましょう!<材料(5~6人前)>鶏むね肉1枚ゴーヤ1/2本ピーマン大きめのもの2個赤パプリカ1/2個豆もやし1袋塩少々酒大さじ2●ナムルのタレごま油大さじ2炒りごま大さじ3しょうゆ大さじ4砂糖大さじ1おろしにんにく小さじ1<作り方>1:鶏むね肉の下ごしらえをします鶏むね肉は水でサッと洗い、皮を取り除きます(除いた皮は、塩を振って炙り、パパのおつまみにどうぞ!)。耐熱皿に入れ、塩と酒をふりかけて全体にまぶし、ラップをかけて電子レンジに3~4分ほどかけ、中まで熱を通します。お皿を電子レンジから取り出したら、ラップをかけた状態のまま置いておきます。2:野菜の下ごしらえをしますゴーヤ、ピーマン、パプリカは洗って種を取り除き、千切りにします。もやしは洗って水けを切っておきます。3:野菜を茹でます鍋でお湯を沸かし、ピーマン、パプリカ、ゴーヤ、もやしの順に入れて茹でます。湯だったらザルに上げ、よく湯切りをしておきます。4:炒りごまをすります炒りごまは完全にすりきらず、ごまの粒が1/3~1/4程度残るようにすると、食感が良くなります。5:タレを作りますタレの材料と、鶏むね肉を蒸したときに出たスープをボウルに入れて混ぜ合わせます。大人向けに作る場合は、ニンニクの量を多くすると、さらに本場(韓国)風に仕上がります。6:鶏むね肉を細かく割きます手で割いたほうがふんわり美味しく仕上がりますが、間違いなく熱いので火傷にご注意を。我が家では横着をして、写真のように包丁でこそげるようにしています。こうすると素早く割けるので、時短にもなります。7:5のタレをまぶしますタレが入ったボウルに、鶏むね肉を入れてサッと混ぜたら、野菜を入れてさらに混ぜ合わせます。タッパーなどの保存容器に入れ替え、味がなじむまで30分~1時間ほど、冷蔵庫で冷やし落ち着かせれば完成です。しっかり火を通してあるので、お弁当のおかずや、常備菜としても活躍します。入れる夏野菜は、きゅうりやオクラ、枝豆、とうもろこし、湯剥きをしたトマトなどでもOK。ごま油とにんにくの風味が食欲をそそりますよ!
2018年08月15日キレイになるレシピで疲労回復&貧血対策を5月2日、WACOAL BODY BOOK(ワコールボディブック)は、キレイを育てるレシピを紹介する『美をつくる食卓』で、5月にふさわしいオリジナルメニューを公開した。今月は、貧血と疲労に効果的なメニュー「貧血対策!あさりとブロッコリーのアンチョビ炒め」である。『美をつくる食卓』では、アンチエイジング料理のスペシャリストの堀 知佐子さんが、健康と美容に役立ち、旬の食材などを活用したメニューを紹介している。あさりとブロッコリーのアンチョビ炒めあさりの旬は、初夏であり、殻が薄く身も大きくなる。あさりは、鉄分・ビタミンB12・タウリンを含んでいるので貧血気味の人におすすめの食材である。タウリンや亜鉛も含むので、疲労回復・免疫力の向上も期待できる。アンチョビのほどよい塩気と、にんにくの香りが食欲をそそるメニューとなっている。副菜は、かつおぶしとニラを入れた「粉がつおとニラのオムレツ」。かつおぶしは、ビタミンD・カルシウム・リンなどを含んでおり、骨の健康をサポートする。卵に含まれるコリンとあわせることにより、健脳効果が期待できる。栄養価の高いメニューであるが、2品あわせたカロリーは249.5kcal。季節の変わり目には体調をくずす人も多く、貧血の改善や疲労回復に効果的なメニューである。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社ワコール貧血対策! あさりとブロッコリーのアンチョビ炒め
2018年05月06日「酢や柑橘類の果汁は食欲を刺激し、疲労回復に役立つし、食材が傷むのを防ぐ効果もあります。酸味を生かしたピクルスやマリネは、夏にこそおすすめ」(料理研究家・牧田敬子さん)余ってしまいそうな野菜を食べ切るのにもうってつけ。数種類を作りおいて、日替わりで楽しむのも一案です。ここでは牧田さんが教えてくれた、夏野菜を使ったピクルスの作り方をご紹介します!調味液さえ作れば、さまざまな野菜に応用できるピクルス。「今回は酢を水と一緒に煮立たせ、酸味をマイルドに。どれも米酢で作れますが、できれば野菜ごとに酢を使い分けてみて」(牧田さん)にんじん生のまま細切りにして、にんじんのしゃきしゃき感を楽しんで。黒こしょうをぴりっときかせるのもポイント。【材料/作りやすい分量】にんじん大1本、塩小さじ1/2、<ピクルス液>米酢100ml、水50ml、砂糖小さじ2、白こしょう(粒)、黒こしょう(粒)各10粒、レモンの搾り汁1/2個分【作り方】1.ピクルス液の材料をすべて小鍋に入れて中火にかけ、煮立ったら火を弱めて3分ほど煮立たせる。火を止めて粗熱を取る。2.にんじんは皮をむいて千切りにして塩をふり、全体をよく混ぜる。3. 2のにんじんを容器に入れて1のピクルス液を注ぎ、冷めたらレモン汁を加えて混ぜる。【保存目安】冷蔵庫で1週間パプリカフィッシュアンドチップスには欠かせないモルトビネガーを使って。パプリカの鮮やかな色はお弁当にも大活躍。【材料/作りやすい分量】赤パプリカ1個、塩小さじ1/2<ピクルス液>モルトビネガー50ml、水50ml、グラニュー糖大さじ1/2、コリアンダーシード(粒)10粒、白こしょう(粒)10粒、赤唐辛子(みじん切り)1/2本分【作り方】1.小鍋にピクルス液の材料をすべて入れて中火にかけ、煮立ったら火を弱めて3分ほど煮立てる。火を止めて粗熱を取る。2.パプリカは種とへたを除き、縦に薄切りにする。ボウルに入れて塩をからめて10分おく。水(分量外)を注いですすぎ、水気を絞る。3. 2のパプリカを容器に入れて1のピクルス液を注ぎ、漬ける。【保存目安】冷蔵庫で1週間まきた・いつこ料理研究家。素材を見極め、その持ち味を最大限に引き出す料理が得意。著書に『ひとつの素材があれば』など。※『anan』2017年7月19日号より。写真・津留崎徹花料理、スタイリング・牧田敬子文・新田草子(by anan編集部)
2017年07月13日<ドクターズインタビュー>東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生は、長年にわたり疲労の研究を進め、東京・新橋のクリニックで疲労と睡眠に特化した診療を行っています。梶本修身先生に疲労のメカニズムと睡眠との関係についてお話をうかがいました。【梶本修身(かじもと おさみ)先生】大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授東京疲労・睡眠クリニック院長大阪大学大学院医学研究科卒業。医学博士・医師産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者著書『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)、『仕事がはかどる! 超高速脳のつくり方』(宝島社)など脳を疲れさせる寝汗といびき疲労回復に大切なことは、夜中に脳の自律神経が活動するような状況を避けることです。そのためには、ノンレム睡眠の深さを表す4つのステージでいえば3または4に相当するような深い睡眠を周期的に取る必要があります。まず悪い例として挙げられるのは、熱帯夜にエアコンをかけずに汗をびっしょりかくような寝方です。寝汗をかいているということは、体温調節のためにそれだけ自律神経が頑張っているという何よりの証拠です。いびきは睡眠中に運動をしているようなものそして、そのほかにもうひとつ、私たちが疲労の原因として、もっとも注目しているのは「いびき」です。睡眠中のいびきや無呼吸によって血液中の酸素飽和度が80%ほどに低下する方は多く、酸素が足りなくなると脳へ酸素を供給するために血圧を上げ、心拍を速くする必要があります。息を止めると心臓がドキドキしてきますが、それと同じことが深夜に起こっているのです。そうすると、眠りながら運動をしているような状況になり、自律神経は非常に疲れてしまいます。いびきをかいて眠っている人を見て、よく寝ているなというのは大間違いです。無呼吸はもちろんですが、いびきをかいているだけでも実は非常に自律神経を疲れさせているのです。女性はいびきに注意が必要女性の方の場合、男性に比べるといびきの音はそれほど大きくないことが多いのですが、むしろ自律神経へのダメージは深刻であるケースが少なくありません。女性は男性に比べて肺活量が少ないので、結果としていびきの音が小さい傾向がありますが、肺活量が小さいということは酸素を吸い込める量も少なくなります。また、女性の場合は貧血と低血圧を合併している人が多くみられます。貧血や低血圧があると脳に送られる酸素量はもともと少ない状態にあります。その結果、ちょっとしたことで酸素量が不足するので、脳に十分酸素を送るためには自律神経により負担がかかることになります。女性のいびきはホルモンの減少と関係また、女性の場合には更年期にさしかかる35歳から45歳の年代で、それまでほとんどいびきをかいてなかった方にいびきがみられるようになることがわかっています。これは女性ホルモンの減少と関係しているといわれています。一方、男性の場合にはいびきが気になりはじめるのはもう少し遅く、45歳から55歳の年代に多いという傾向があります。男性は豪快ないびきが多いため気づきやすいのですが、女性の場合はいびきの音が小さいことが多く、寝息といびきの区別がつかないような方が35歳から45歳の年代でだんだん増えてきます。ですから、女性の場合は少し寝息が大きいかもしれないという段階から注意していただいたほうがよいでしょう。いびきには簡易型PSG検査を睡眠や疲労を扱っているクリニックでは、簡易型PSG(睡眠ポリソムノグラフィー)という検査を行なっています。いびきが気になる方はまずこの検査を受けていただくことをおすすめします。簡易型PSG検査では病院に泊まって検査をする必要はありません。検査機器を宅配便でご自宅にお送りし、測定後に送り返していただくという形で検査が可能です。この検査を行うことによって睡眠時の無呼吸や低呼吸状態はもちろん、酸素飽和度や睡眠の時間や深さ、つまり睡眠の質がわかります。その検査結果は、ご本人が朝起きたときに疲れがとれている(あるいは疲れがとれていない)という感覚と非常によく相関しています。あなたのお疲れ度がすぐにわかる検査私たちのクリニックで実施している自律神経機能疲労度検査は、自律神経がどれだけ疲れているということがわかる検査です。自律神経機能検査で疲労度をみる方法は大きく2つあります。ひとつは交感神経と副交感神経のどちらがどれだけ優位になっているかという比をみるもので、もうひとつは交感神経と副交感神経を足した合計のトータルパワー値をみています。検査結果は縦軸と横軸で表されます。横軸はLF/HF(LF:交感神経系成分、HF:副交感神経系成分)と呼ばれるもので、交感神経と副交感神経の比を表しています。右に行くほど交感神経が優位なのでストレスが高いということになります。一方、縦軸はトータルパワー値を表していますので、上に行くほどほどトータルパワー値が高いということになります。縦軸のトータルパワー値は、年齢とともに顕著に低下します。また、年齢の平均値に比して下がっていると慢性的に疲労が強いということを意味します。一方、横軸のLF/HFの比は何か緊張するようなことが起こると高くなるので、日によって変わります。一般には、ストレスが高いと右にシフトし、交感神経が相対的に有になりますが、典型的な慢性疲労症候群の方のような場合には交感神経すら上がってこないことがあります。つまり、緊張した状況が作れないほど疲れているということがわかるのです。疲労の原因は、昼間の疲れか?夜間の睡眠か?私たちのクリニックには慢性的な疲労や、寝ても疲れがなかなかとれないという悩みを抱えた方が来られています。中には全国の大学病院からの紹介で来られる慢性疲労症候群の患者さんもいらっしゃいますが、こうした患者さんはすでに診断がついてから長い時間が経っていることが多く、治療も容易ではありません。しかし、そうではない方の場合にはまず疲れの原因を探り、それが昼間に起こっている原因なのか、それとも夜に起こっている原因なのかに分けて治療方針を決定します。夜に起こっている原因の可能性があるときには検査をして、実際にいびきがあればいびきを治していきます。それによって疲労が改善する方はかなり多くいらっしゃいます。いびきや睡眠時無呼吸に有効性が証明されているCPAPとは?いびきや睡眠時無呼吸の治療にはCPAP(持続的自動気道陽圧ユニット)という医療機器を使います。CPAPはきちんと装着すれば100%有効であることが証明されています。睡眠効率や中途覚醒など、睡眠の質を評価するパラメーターでみると100%の方に効果が出ていますし、疲労に関しても、疲れがとれた・軽くなったと感じている方が85%となっています。ただし、CPAPを装着すると圧迫感や違和感があるため、使うのをやめてしまう方も3〜4割おられます。そのため、私のクリニックではまずは1週間使っていただき、使用感に問題がないときに継続使用を勧めています。CPAPの保険適用基準は見直すべきCPAPを保険診療で使っていただくためには、PSG(睡眠ポリソムノグラフィー)という検査の結果が一定の条件を満たしている必要があります。現在の基準では1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数を示すAHI(Apnea Hypopnea Index)が簡易型PSG検査で40以上、終夜ポリソムノグラフィー検査で20以上となっています。しかし、実際にはAHIが5〜20の方であっても昼間の眠気による事故が通常より多いということはデータ上でも明らかであり、軽度だからといって治療をせずに放っておいてもよいということにはなりません。特に職業ドライバーの方が事故を起こすリスクを放置することは、社会的にも問題があると考えます。そして、いびき自体もやはりきちんと改善してさしあげたいということがあります。たしかにいびきだけの患者さんをすべて保険適用としてしまうと、対象となる方はかなりの人数になってしまうので健康保険財政上、厳しいところがあります。現在、私たちのクリニックでは、CPAPがいかに有効かということを多くの方に試していただくために、自費診療でも使っていただけるようにCPAPをご提供しています。軽度の患者さんにも有効な疲労回復CPAPの開発私自身、今よりも太っていた頃にいびきがあって調べてみたことがあるのですが、検査の結果無呼吸がそれほど多くなかったため、やはりCPAPの保険適用基準には該当しませんでした。しかしその当時、同じだけ寝ても以前に比べて疲れがとれなくなってきたという自覚があったのです。そこで自分でもCPAPを試してみたところ、それまでの目覚めと全く違ってスッキリとした朝を迎え、昼間の眠気も全く感じなくなったことは驚きでした。その後、自分でCPAPを購入していろいろ使い方を試してみましたが、それまで8時間は寝なければ疲れが取れなかったのが、今は5時間ぐらいの睡眠時間でも一日中仕事が出来るようになりました。こうした経験から、CPAPは睡眠の質を高め、結果的に疲れをとるという意味で優れているということを確信し、何人かの方に試していただいたところ、やはり非常によい結果が得られました。ただし、その当時のCPAPは無呼吸を検知して空気を送る圧を調整するような仕組みであったため、いびきを検知できるようなシステムに改良を加える必要があると考えました。そこで医療機器メーカーと相談して、現在はいびきによって送り出す空気の圧を調整する特殊なプログラムを組み込んでもらっています。疲れをとる自然な目覚め方とは?睡眠で重視すべきなのは時間ではなくて「質」です。そして、その「眠りの質」というのはまさに、自律神経をいかに休めるかということにポイントがあります。自律神経を疲れさせないという意味では、朝の目覚まし時計もできればやめておいたほうがよいでしょう。大きな音は人間に対しても動物に対しても恐怖心を呼び起こすものであり、強いストレスとなります。実際に目覚まし時計の音で起きたときの自律神経の働きを調べてみると、副交感神経から交感神経に一気に上がっていきます。その結果、心拍や血圧も15〜20%ぐらい上昇します。これでは朝一番でいきなり自律神経を疲れさせているということになってしまいます。理想的な起き方は、朝、少しずつ明るくなってきて自然に目が覚めるというものです。実は、私の自宅では照明とカーテンに少し仕掛けをしてあります。起床時間になると、最初の5分間は暗いところから桜色のライトがだんだん明るくなっていき、少しずつまぶたの上で光をゆっくり感じるようにしています。そして次にカーテンを自動で少しずつ開けていくという仕掛けになっています。この起き方をしていると自然に目覚めたような感じがするので、起こされたという感じがしません。まるで休日の朝のような目覚め方で毎朝起きることができます。そうすると、不思議なことに同じ時間でも熟睡感がかなり違ってきます。あくまでもよく眠った気がするだけなのですが、不快感なく起きるということは自律神経を疲れさせないためにも非常に大切であると考えます。そうした知見から、現在、このシステムはエコナビスタ株式会社から「快眠健康ナビ」というシステム名で商品化されています。自律神経が休まるには、「ゆらぎ」が必要眠るときの明るさについても、よく3ルクスの明るさがよいといわれています。真っ暗でもなく明るすぎるのでもなく、月明かり程度の明るさがちょうどよいというところから来ているのかもしれません。そういったこともすべて含めて、自律神経が一番休まる空間が望ましいのです。完全に締め切られた空間、まったくの無風で環境の変化がないところは動物にとって居心地がよくありません。たとえば家の中で飼っている犬は、どれだけ居心地がよくても2時間ぐらいで寝る場所を変えます。それは、家の中という「ゆらぎ」がない環境ではそよ風で匂いが運ばれることもなく、敵の侵入に気づくことができないからです。同じように、人間も環境が統一されて一定の状態にいることはリスクになります。ゆらぎがない空間というのはあまりに人工的すぎるため「何が起こっているのかわからない」と不安になり、ゆらぎがあるほうがむしろ安心できます。ですから、寝室もリビングもゆらぎを取り入れたほうが心地よく過ごせます。理想をいえばエアコンをつけて窓を開けるぐらいの感覚のほうがよいのですが、そういった自然なゆらぎの心地よさは、たとえば森の中であればお金をかけなくても手に入りますから、その意味では森林浴などはとてもよいと思います。リラックスのためには「五感が一致すること」が大切五感を一致させるということはとても重要です。たとえばスパやエステなど、リラクゼーションを提供する場所では、入った瞬間にたいてい少し暗くなっていて涼しいというつくりになっています。暗いところをあえて涼しくしているからこそ心地よく感じるのですが、それは私たちが経験上、日陰に入ると涼しい、つまり暗くなると涼しくなるということを知っているからです。逆に日陰に入って蒸し暑さを感じたら、それは近くに誰かがいるということを意味しています。このように、五感が一致していることは自然な状態であるという認識につながり、それがくい違っていると気持ちが悪いと感じます。たとえば海の香りは海の近くで感じるからこそ心地よいのであって、山で嗅ぐとあまりいい香りだとは思えないでしょう。コーラだと思って飲んだものが実はコーヒーだったら、普段好きで飲んでいるものでも一瞬吐き出したくなったりします。それと同じように、五感は常に一致していないと気持ちが悪いと感じてしまうのです。こうした感覚の一致というのは、過去の自分の体験や、もっと遡ればDNAに刻み込まれた記憶に由来するものです。それがずれているということは、何か普通ではないことが起こっていてその状況を本能的に怖がっているのだと考えられます。不自然な状態は、動物はとってはもちろん、人間に対してもリスクを与える可能性があります。ですから、不自然な状態が生じていると感じ取ったときには、自律神経が交感神経優位になって興奮する方向に働き、休まることができません。自律神経が休まるためにはむしろ副交感神経が優位になるような状況が理想的なのです。夕焼け色の照明は眠りにつくのを早める皆さんが仕事を終えて家に帰る頃、夕方の6〜7時になると空が夕焼けで赤い色に染まっていき、そして夜になります。多くの家庭ではリビングなどの照明に電球色が好まれますが、夕方の空があの色だということを遺伝子のレベルで知っているからこそ、家で過ごすときには無意識のうちにリラックスできる色を選んでいるのです。私たちも家に帰ったときに夕焼け色の照明を使うことを推奨していますし、実際に眠るときにも、あの夕焼け色からだんだん暗くなっていくようにすると寝つきが良くなります。眠る前にそうした夕焼け色の照明を2時間ぐらい浴びていると、入眠潜時(にゅうみんせんじ)といって、ベッドに入ってから眠るまでの時間が早くなるということも論文として発表しています。自然界に起こっていることを再現すると私たちは心地よいと感じます。電気のない時代には人も動物と一緒に自然のサイクルに従って生活をしていました。その記憶は遺伝子の中に深く刻まれているため、それに反することをしていると不安を自覚し、自律神経が交感神経優位に高ぶってしまうこともあるのです。自律神経をいたわるモニタリングが大切睡眠だけでなく、昼間の生活においても自律神経をいたわることは大切です。特に日本では、毎日の習慣だからといって疲れているときにも運動を欠かさないという方は多いのではないでしょうか。しかし、本来は疲れを自分でモニタリングして行動することがとても重要です。たとえば朝、ベッドから出た第一歩で疲れているな、足が重いなと思ったら、それは前日の疲れがまだ残っているという証拠です。日中の負荷が強ければ翌日に疲れが残りやすく、また睡眠の質が悪くても疲れが残りやすくなります。そのどちらかが(あるいは両方が)起こっているわけですから、その日は運動を控えるというようなことを考えてもいいはずです。また、本来は朝起きてから4時間後が一番覚醒している時間だといわれています。朝7時に起きる方なら11時、朝6時起床なら10時がもっとも覚醒した状態にあるというわけです。ですから、その時間に眠さを感じているようであれば、睡眠が足りていないか、あるいは前の日の疲れが過剰であったということになります。もし睡眠がちゃんととれているとしたら、前の日の運動や作業の負荷が普段より強かったのかもしれません。「なんとなく」の衝動を大切に患者さんへのアドバイスとして私がいつもお伝えしているのは「衝動を大切にする」ということです。「なんとなくしんどい」「なんとなく今日は歩きたくないからタクシーにしよう」「今日はなんとなく会社に行きたくないな」などと思うことは誰にでもあるのではないでしょうか。この「なんとなく」という、どこからともなく浮かんでくる衝動は、実は全身から上がってくるデータ集計であり、統計解析の結果なのです。私たち人間が実際に意識できることはごく一部であり、ほとんどのことは無意識のところで行われています。たとえば、「今日、カレーが食べたいな」と思っても、それがどこから浮かんできたのかわからないということはよくあります。人間のひらめきや行動の多くはそうしたものですが、実はこの「衝動」を無視し続けることは健康を害する恐れがあります。「今日はなんとなく運動したくないな」というときには、はっきりとした自覚がなくても疲れていたりするので、そんなときにはトレーニングジムに行かないほうがよいのです。これは怠け者の方がいいと言っているわけではありません。自分の感性に正直であるべきであり、その感性を隠してしまうことが一番危険だということです。意欲や達成感、楽しいことがあると隠れてしまうので、自分でモニタリングした感性はもっと大事にするべきですし、根拠がわからなくても、衝動として上がってくるものには実は意味があるのです。自分の体の状態を意識的にモニタリングすることはなかなかできません。たとえば熱っぽいかなということぐらいは感じ取れても、血圧すら自分ではわかりませんし、同じように疲労も自分ではよくわからないことがあります。「今日はなんだかやる気が出ない」というときには、体が何らかの警告を発しているのだから無視してはいけないという意識を持つべきでしょう。
2017年03月13日<ドクターズインタビュー>東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生は、長年にわたり疲労の研究を進め、東京・新橋のクリニックで疲労と睡眠に特化した診療を行っています。梶本修身先生に疲労のメカニズムと睡眠との関係についてお話をうかがいました。【梶本修身(かじもと おさみ)先生】大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授、東京疲労・睡眠クリニック院長大阪大学大学院医学研究科卒業。医学博士・医師産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者著書『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)、『仕事がはかどる! 超高速脳のつくり方』(宝島社)など疲れをとるには、睡眠が最適の手段私たちは疲労の専門家として、睡眠を専門としている先生方とは違う方向から睡眠の研究をしています。私はもともと大阪大学の精神神経科で睡眠を専門としていましたが、その後、疲労に関することをテーマに研究を行う中で、睡眠はあくまでも疲れをとるための「手段」であると考えるようになりました。したがって「よい睡眠とは何か」といえば、前の日の疲れがとれるということが私たちにとってのよい睡眠の定義となります。一般的に「今日はよく眠れた」という言い方をしますが、その場合の「よく眠れた」というのは、朝起きたときに前の日の疲れがとれているということであり、それがすなわち、多くの人々にとっても一番よい睡眠であるといえます。ですから、たとえば睡眠の質を調べるPSG(睡眠ポリソムノグラフィー)検査でまったく問題がなかったとしても、朝になって疲れが残っていたとしたらそれはよい睡眠とはいえません。私たちは疲労回復物質や疲労を起こしにくくする物質の研究をしていますが、もしも疲れをまったく起こさないようにできれば、あえて睡眠をとる必要はありません。しかしそうした夢のような物質が見つかるまでは、疲れをとるために睡眠は不可欠であり、できるだけ効率のよい睡眠をとることが最も適切であるということになります。私はちょうど今、寝てもなかなか疲れがとれない方のための本を書いています。これは、いわゆる不眠に関する本ではありません。実は、寝ても疲れがとれないと感じている方は非常に多くいます。もちろん、よく眠れないという方や不眠症の方のための情報も大切なのですが、今回は、「寝ても寝ても疲れがとれない方はいったい何を改善したらいいのか?」ということを中心にお話ししていきたいと考えています。慢性的な疲労の2つの要因慢性疲労を起こす理由は2つあります。ひとつは睡眠では回復できないほど日中の疲労の負荷が強すぎること。もうひとつは睡眠の質が悪く前日の疲労を十分に回復できないことです。つまり、慢性的な疲労を蓄積させないためには、昼間の疲労を軽減するか、夜に疲労の回復を促すか、この2つしか克服法はありません。一度起こってしまった疲労を昼間のうちに回復させることはできません。日常生活で疲れにくくするための方法はさまざまなものがありますが、それらは疲労を回復させているのではなく、それ以上悪化することを防いでいるだけです。つまり、疲労を回復させる手段は睡眠しかないのです。すべての疲れは脳が感じている「自律神経の疲労」だった私たちの研究の結果、運動疲労(肉体疲労)だけでなく、精神作業疲労と呼ばれるデスクワークの疲労や眼精疲労も含めて、昼間に起こっている疲れは自律神経の疲労であるということが明らかになってきました。たとえば運動をしたときには心拍や呼吸が早くなりますが、それを調節しているのは脳の中にある自律神経の中枢であり、汗を出して体温を調節しているのもまた自律神経です。ゴルフであれマラソンであれ、真夏の炎天下と11月では同じ時間・同じ距離であってもその疲れ方は大きく異なります。行動量には差がないのに、温度や湿度などの気候の差、すなわち体温コントロールを行う自律神経が疲れてしまうのです。自律神経は、発汗、心拍、呼吸、血圧などを秒単位で調整して、身体を常に安定した状態にする働きを司っています。真夏の場合にはその負荷が非常に強くなることから、自律神経が疲れると考えられています。もしも運動疲労の原因が筋肉そのもののダメージであるならば、真夏でも11月でも疲れは変わらないはずです。運動疲労というと体の疲れのように思われがちですが、実は体ではなく脳の中にある自律神経の中枢が疲れているのです。自律神経の疲れは活性酸素による細胞のサビ自律神経の疲れは活性酸素(かっせいさんそ)によるものです。私たちが何らかの作業をして自律神経の細胞が一生懸命働くときには酸素を消費します。すると、その過程で活性酸素が発生して神経細胞自体を錆びさせてしまいます。そしてその神経細胞が錆びると、全体を構成する自律神経の中枢自体の機能が落ちてしまいます。これが自律神経の疲れのメカニズムです。この自律神経の機能低下が起きると、その情報はちょうど眉間の裏側に位置する眼窩前頭野(がんかぜんとうや)という脳の部位にサイトカインという物質を通じて伝えられます。これがいわゆる「疲労感」として認識されます。そのときにあえて「体が疲れた」と感じさせることによって、これ以上作業をさせないようにして体を酷使することを防いでいるのです。ですから、本当は自律神経が疲れているにもかかわらず、私たちは「自律神経が疲れた」とは感じず、「体が疲れた」というように誤解させられているのです。そうしなければ作業をやめることなく、もっと頑張ろうとしてしまうからです。つまり、疲れは防御反応から来るアラート(警報)なのです。疲労と老化のメカニズムは同じもの疲れと老化は基本的には同じものです。細胞が活性酸素で一時的に錆びた状態が疲労。そのサビが固まってしまって取れなくなった状態が老化です。つまり、疲労と老化の違いは、サビが一過性かそうでないか、可逆的か不可逆的かということになります。これは脳の中の神経細胞で考えるとわかりにくいかもしれませんが、肌の変化を考えていただくとわかりやすいでしょう。たとえば海水浴などで日焼けをしても、それは一時的なものですぐに元に戻ります。日焼けした肌は疲れている状態ですが、それは数日経てば元の状態に回復します。言ってみればこれが肌の疲労ということになります。沖縄に住んでいる人や、さらにいえば東南アジアの赤道に近いところに住んでいる人たちは一年中強い日差しにさらされて生活しています。このように毎日肌を紫外線などによって疲れさせていると、結果的に肌のダメージが可逆的なものから不可逆的なものになり、単に色が黒くなるだけでなくシミやしわとして定着します。これが肌の老化です。つまり、可逆的な範囲にとどまっているのが「疲労」であり、それが不可逆的な段階に至ると「老化」となります。ですから、その意味では老化を防ぐアンチエイジングのもっともよい方法は疲れないようにすることであるといえます。疲れも老化もまったく同じ酸化ストレスが原因であり、その酸化ストレスがこびりついて取れなくなった状態が「老化」となっていくのです。「活性酸素がたまる」というのはウソ?よく「活性酸素がたまる」と言いますが、活性酸素の寿命は長くても数十秒です。その一瞬で細胞を錆びさせてしまうのです。周りのものを酸化して錆びると活性酸素自体は還元してなくなってしまうので、長い間とどまっていることはありませんし、それ自体を測ることもできません。酸化ストレスマーカーといって、尿の中に出てくる8-イソプラスタンや8-OHdGなどの物質を酸化ストレスの指標にすることがありますが、それらは酸化ストレスの結果代謝されたものが尿中に含まれる値をみています。ですから、ストレスマーカーはあくまでも活性酸素が悪さをした結果出てきた錆(サビ)を測っているようなものであり、活性酸素自体を測っているわけではありません。活性酸素に抗酸化物質は有効か?疲れの原因が活性酸素による酸化ストレスであるならば、抗酸化物質によってこれに対抗するということが考えられます。活性酸素が発生しては消えていくので常に抗酸化物質がそこに存在しなければならないということです。ビタミンCは強力な抗酸化物質のひとつですが、摂取してから体の中に滞在している時間は1〜2時間といわれています。いったん活性酸素をきれいになくすことができたとしても、ビタミンCが代謝されて体の中からなくなってしまえば、そのあとは効力がありません。抗酸化作用を持続させるためには、たとえば点滴のような形で体に入れるような工夫が必要となります。ブルーベリーに含まれるアントシアニンやリンゴに含まれるアップルフェノンなどのポリフェノール、そしてカテキンなども非常に優れた抗酸化物質ですが、やはり同様に2時間以内にほとんど消えてしまうといわれています。たとえばアントシアニンなどは代謝が早く、体内に取り入れてから30分ほどでピークになるといわれています。ですから、もしもサプリメントとして摂るのであれば、少量ずつこまめに摂るほうがよいかもしれません。抗疲労物質イミダペプチドのメリット私たちが推奨しているイミダペプチドという抗疲労物質がなぜいいかというと、先にお話しした脳の自律神経の中枢にそのイミダペプチドを合成する酵素、すなわちイミダペプチドを作る工場があるからです。つまり、材料さえ供給すれば自律神経の中枢で作ってはそこで効果を発揮するということをおよそ8時間にわたって継続することができます。実際の抗酸化力そのものは、先ほど挙げた抗酸化物質の中ではイミダペプチドは決して強力とはいえません。しかし、それが自律神経の中枢で作用するということが非常に重要なポイントです。イミダペプチドを作っている工場は骨格筋と自律神経中枢にあります。脳と血管の間には血液脳関門というものがあり、血管から脳への物質の移動を制限して分子量の大きい物質を通さないようにしています。イミダペプチドは体内に摂取した後アミノ酸に分解されるので、最小単位のアミノ酸の状態で関門を通過し、脳へ到達することができます。しかし他の抗酸化物質の場合は、比較的通過しやすいポリフェノール以外は関門に引っかかってしまって脳には届きません。疲れの原因は自律神経の中枢ですから、脳に届かなければ肝心の自律神経にはまったく作用しないということになります。眼精疲労も自律神経の疲労眼精疲労については90年代頃からさかんに研究されてきました。その結果、目や視神経の疲労だと思われていた眼精疲労も実は自律神経の疲労であるということがわかってきました。動物の脳は、活発に活動をしているときには交感神経優位の状態にあり、リラックスしているときには逆に副交感神経優位となります。自律神経はこのように交感神経と副交感神経がうまく拮抗してバランスをとっています。ですから、私たち人間も仕事をしているときには交感神経優位の状態を保っています。動物が、獲物を追いかけるときや逆に敵に襲われる危険があるときなどは、交感神経が優位となります。このようにリスクが高い状況では、遠くを見る必要があるため、目に交感神経の刺激が伝わると、眼球内の水晶体を薄くして屈曲率を下げ、遠くがよく見えるように調整されます。このことは私たち人間も含めて全動物に共通する仕組みです。一方、お母さんのおっぱいを飲んでいる赤ちゃんや、その赤ちゃんを抱いているお母さんが見ている対象はおおむね70cm以内のごく近い距離にあります。このように脳がリラックスしている場合には、副交感神経が高まります。目に副交感神経の刺激が伝わると水晶体のレンズが分厚くなって近くがよく見えるようになります。つまり、基本的にすべての動物は、仕事モードのときには交感神経優位でレンズを薄くして遠くを見るようにし、安心できるときはレンズを厚くして近くを見ているのです。50万年の人類の歴史の中でこの数十年だけは、仕事や勉強などで集中して近くを見る時間が多くなりました。その場合、脳は交感神経優位となっているにもかかわらず、目には副交感神経の刺激を出さなければ近くを見ることができません。この矛盾が眼精疲労を引き起こしているのです。眼精疲労は筋肉が痙攣しているときのような状態眼精疲労を起こしている方を調べてみると、実際、目のレンズの厚さを調節する毛様体筋が痙攣(けいれん)を起こしているときのような状態になっていることがわかりました。こむら返りで足がつったときなど、筋肉が痙攣しているときには、関節を曲げるように働く筋肉と伸ばす側の筋肉が同時に収縮しているということがみられますが、眼精疲労でもそれと同じようなことが起きていたのです。眼精疲労を起こしている方のほとんどは、パソコンのディスプレイなど近くを見て仕事をしています。逆にいえば、遠くを見て仕事をしていると眼精疲労を起こしにくいと考えられます。3D(三次元映像)などの技術を用いることによって、近い距離にあるディスプレイを見ていながら、たとえば3m先などもっと遠くに目の焦点距離を合わせることがごく自然に実現できれば、眼精疲労を軽減できるようになるかもしれません。慢性疲労は自律神経失調症と同じ症状が出る眼精疲労が進行すると自律神経失調症と同じ症状が出てくることはよく知られていますが、眼精疲労に限らず運動疲労も徹夜による疲労も、慢性化した疲労はすべて結果的には自律神経失調症と同じ状態になる可能性があります。頭が痛い・重い体がだるい耳が遠く感じる目がしょぼしょぼする・目が乾くろれつが回りにくくなるふらつく汗が止まらなくなるこれらはすべて自律神経失調症の症状に共通していますし、徹夜明けなどにも同じような症状がみられます。つまり、自律神経失調症と慢性疲労とはほぼ同じ状態が表れるということです。こうした疲労は自律神経の疲労によるものがほとんどですから、その自律神経の疲労を睡眠によっていかにとるかということが非常に重要なのです。
2017年03月12日質問:疲労感が抜けません。両親が高血圧、心臓弁膜症を患っているので不安になっています。ここ2~3カ月のことですが、疲労感が抜けません。身体が重たく、自宅の階段を上るだけで息が上がり、動悸がすることもあります。そのせいで外出もおっくうになり、家族にも迷惑をかけており、そんな自分が嫌になってきました。病院に行くほどではないと思うのですが、思い切って受診した方がいいのでしょうか?両親が高血圧、心臓弁膜症を患っているので、余計に不安になっています。神奈川県:もけーれさん(43)回答:疲労感や息切れの症状についてお答えします。――「高血圧症」と「心臓弁膜症」の遺伝性について疲労感が抜けない、階段を上る時の息切れ、心配な症状ですね。健康診断は毎年受けていらっしゃいますか?今の血圧はいかがでしょうか?高血圧症を指摘されたことはありませんか?自宅でもよいので現在の血圧を確認してください。また、高血圧の一つの症状ですが、足にむくみはありませんか?すねの部分の一番骨ばっているところを親指で押してみます。指のあとが残れば、むくんでいることになります。一般に、高血圧症は遺伝的な要因が強いといわれています。目安として、両親のいずれかが高血圧症の場合は3人に1人、両親とも高血圧症の場合は2人に1人が高血圧症になるというほどです。一方で、両親とも高血圧症でない場合は10~20人に1人の割合といわれています。このように、高血圧症は遺伝的要因が強いことがわかりますが、もちろんそれだけで発症するわけではなく、遺伝的要因に生活習慣が加わって発症すると考えられています。要因となる生活習慣には、食生活の乱れなどを原因とする肥満、塩分の過剰摂取、カリウムなどの摂取不足、喫煙、アルコールの過剰摂取、運動不足などがあります。日本人の食生活は塩分が過剰になりがちなため、特に注意が必要で、肥満、喫煙に至っては高血圧のみならず心臓にも悪影響を及ぼします。ちなみに心臓弁膜症に遺伝素因はありません。以前はリウマチ熱の後遺症、細菌感染などが主な原因でしたが、抗生物質の発達で罹患率が減少しています。心臓弁膜症の発症は後天的なことが多く、原因は不明とされています。<早めに内科もしくは循環器内科を受診しましょう>最後に、ご相談の症状は心不全の症状によく似ています。現在の心機能を調べることはもちろん、高血圧症、高脂血症や糖尿病の合併がないかの検査も必要です。また、症状から、貧血の有無の確認、腎疾患や甲状腺疾患と見分けることも必要になってくるでしょう。病院に行くほどでもない、という楽観的な状態ではありません。早めに内科、もしくは循環器内科を受診し、検査を受けられてください。どうぞお大事に。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:疲労骨折の分かりやすい判断基準はありますでしょうか?子どもが格闘技を習っていますがケガが心配です。時折、足や腕の痛みを訴えることがありますが、骨折というほどのことは無さそうです。ただ、疲労骨折は分かりづらいと聞いたことがあるのですが、分かりやすい判断基準はありますでしょうか?病院に連れて行く基準がいまひとつ分かりません。これから練習もハードになっていく年頃ですので、気をつけることなどあれば教えてください。山形県:LLママさん(39)回答:「疲労骨折」についてお答えします。――「疲労骨折」とは最初に、「疲労骨折」について簡単にご説明したいと思います。疲労骨折とは、外から大きな力が一時的に加わったことで起こる一般的な骨折とは異なり、骨折を起こさない程度の力が身体の同じ部分に繰り返し加わったことによって起きる骨折です。熱心にスポーツをされている方が、身体の同じ部分を繰り返し使うことによりその部分が「疲労」してしまい、ついには骨折に至るということです。年齢的に最も発生しやすいのは15~16歳くらいとされており、身体も徐々に大人に近づいて、クラブ活動などでも負荷の多い、レベルの高いトレーニングを長時間行うことが多くなることが原因の一つと考えられています。<「疲労骨折」の症状の特徴>気になる疲労骨折の症状の特徴としては、“運動を始めると痛くなる”ことが挙げられます。お子さんが「格闘技の練習を始めるとその部分が痛み、終わるとスッと痛みが引いていく」といった症状を示し、何週間も続くようであれば、疲労骨折の疑いがあります。この時点で、整形外科やスポーツ整形などの病院で診察を受けることで、もし疲労骨折だと分かれば、症状がこれ以上悪くなるのを食い止めることができます。本人はスポーツに夢中で意識をしないこともありますから、周囲の方が「疲労骨折かもしれない」という知識を持って、見守ることが大切です。疲労骨折を起こしやすい部位、イコール、そのスポーツで負荷がかかりやすい部位ということになりますので、競技種目によって異なります。格闘技でも、例えば蹴りを伴うような競技であれば、右足指の疲労骨折などが見られることがあるようです。ご参考になれば幸いです。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日ラッパーのカニエ・ウェストが、「セイント・パブロ・ツアー」の残りの日程をキャンセルした後、入院しているようだ。ロサンゼルス市内の病院にて、疲労と睡眠不足に対する治療を受けているという。ある関係者はピープル誌に「カニエは現在、疲労困ぱいしていて、睡眠不足に悩まされています」「医師の助言の下、自分の意思で入院しています」と話す。ロサンゼルス市警の広報担当は、21日に通報を受けたが、結局は「救急医療」の案件としてみなされたと認めている。「午後1時20分、ロサンゼルス消防局が特定されていない医療扶助の要請を受けました」「医学的に安定した成人男性1人が検査のために病院に搬送されました」妻のキム・カーダシアン・ウェストはパリでの強盗事件以来公の場への初登場をキャンセルし、カニエの傍にいるためにロサンゼルスに舞い戻ったとみられている。カニエと2人の子供をもうけているキムは、ニューヨークで母クリス・ジェンナー、姉妹のクロエとコートニー・カーダシアンと共に2016年エンジェル・ボールに登場する予定だった。同イベントのレッドカーペットにて、クリスは義理の息子カニエのツアー中止について質問され、「カニエは疲れきっていると思うの。ただ本当に疲れているのよ。ハードなツアーなのよ」と『エンターテイメント・トゥナイト』に語った。そんなカニエは入院する前日、ツアーの一環で今月と来月に予定されていた北米での全公演の中止を決定し、その前の20日の公演では開幕数時間前に中止を決め、19日の公演にいたっては、ジェイ・Zへの批判を展開した後に公演を中断していた。(C)BANG Media International
2016年11月23日夏バテや冷えからくる疲労やだるさには、やっぱり「肉」! なかでも、栄養価も高く、疲労回復に役立つビタミンB1や鉄分を含んだ牛肉は、適度に取り入れていきたいもの。ピリ辛風味で具沢山のスープなら、暑さで食欲がないときでも食べやすく、メインのおかずの代わりにもなってくれます。辛いのがお好きな方は、お好みでコチュジャンや唐辛子の量をプラスして。おいしく、しっかり食べて、夏の後半戦も乗り切っていきましょう!■牛肉のピリ辛スープ調理時間20分 202Kcalレシピ制作:E・レシピ<材料 4人分>牛もも肉(薄切り) 150g水煮ゼンマイ 150g水煮タケノコ 1/4~1/2本(約60~80g)ニラ 1束ネギ(刻み) 大さじ6<調味料> 酒 大さじ4 しょうゆ 大さじ1 コチュジャン 大さじ1.5 赤唐辛子(刻み) 1~2本分水 800ml塩 少々ゴマ油 大さじ2白ゴマ 小さじ1 <下準備>・牛もも肉は細切りにする。・水煮ゼンマイは水洗いして食べやすい長さに切る。・水煮タケノコの根元は細切りに、先は薄切りにする。・ニラは水洗いして根元を少し切り落とし、長さ3~4cmに切る。<作り方>1、鍋にゴマ油を中火で熱して水煮ゼンマイを炒め、牛もも肉、水煮タケノコを加え炒め、<調味料>を加え全体に炒め合わせる。2、水を加え強火にして、煮立ってきたらアクを取り、ニラを加えて塩で味を調え、器に注ぎ分ける。刻みネギをのせ、炒り白ゴマを指先でつぶしながら振る。冷凍ごはんを加えた雑炊や、春雨やフォーなどを入れたエスニックなアレンジも楽しめます。
2016年08月15日毎日デスクワークをしていると、腰や肩、腕などにコリや疲労を感じてきますよね。少しでも疲労をためこまないために、いろいろな態勢に変えたりストレッチしたりすることもあるでしょう。長時間のデスクワークで疲れている人は、初歩的なところを見直すと良いかもしれません。椅子の座り方1つでも疲れ具合が変わってくるはずですよ。今回は疲労を感じにくくする、椅子の座り方についてスポットを当ててみました。■正しい姿勢で椅子に座ろう椅子の座り方によって、身体への負担はガラリと変わるはずです。正しい座り方は以下の通り。なるべく深く腰かける(お尻が背もたれのつけ根につくくらい)背中を背もたれにつける足の裏を床につけて座るこれまで深く腰をかけていなかった人、足を投げだす形で座っていた、という人も多いと思います。自分のクセがあるとどうしてもそのクセのまま座ってしまいがち。椅子の高さが高く、足が宙に浮いてしまう状態になるのであれば、厚めの雑誌を何冊か束にしたり、丈夫な箱を足元に置いて調節しましょう。 ■長時間のデスクワーク時は体勢を変えることが重要長時間同じ態勢で作業をするというのは、身体の節々に負担をかけることになります。身体が疲れてきたときは、休憩時間に少しストレッチをしたり、体勢を変えて少しでも負担が軽減できるようにしましょう。背伸びしたり腕をゆっくりと回すだけでも疲れの感じ方は変わってきますよ。隙間時間を有効に使うことが、疲れをためこまないコツです。■デスクの高さにも配慮して最後にもうひとつ忘れてはいけないのが、デスクの高さ。そしてパソコンの位置なども重要だということをお忘れなく! ひじの位置に対して、手首がまっすぐになるように調節してみてください。ひじかけがある場合は、ひじを軽く固定するようにひじかけに置き、90度の角度になるようにしておきましょう。パソコン画面との距離は、なるべく40センチ以上は離れるようにして、目線よりもモニターの方が下の位置になるくらいがベストです。また、パソコンを操作しているとき、あごが前に突き出てしまうと猫背になりやすくなります。なるべくあごを引いて、背骨へ意識を集中してみましょう。このように座り方や椅子、デスクの高さなどに配慮するだけでも、今までよりも疲れを感じにくくなるはず。簡単にトライできるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
2015年09月13日ベネクスはこのほど、疲労回復ウエア「リフレッシュジャージー」を発売した。同商品は、アスリートが運動(試合)後や競技の合間、移動時などに着用する"休むためのウェア"として開発された。ナノプラチナなど数十種類の粒子状の鉱物が練り込まれた繊維を使用。その繊維が微弱な電磁波を発し、自律神経(交感神経と副交感神経)の中でもリラックス状態に働く副交感神経を活発にするという。それにより、全身の筋肉の緊張をほぐすとともに、血流を促し、疲労回復へと導くとのこと。「就寝時のように副交感神経が優位に働くので、着るだけで睡眠・安眠へと導き、スポーツによっては競技と競技の合間の仮眠などにもおすすめです」と同社。また、肘や膝の屈伸を意識し、柔軟性を高めるパターン設計を採用。トップスの裾は後ろを前より数センチ長くし、座った際に腰が出ないように作られている。さらに胸ポケットが付き、音楽プレーヤーなどを入れることも可能。その他、トップスはダブルジップを採用し、ボトムスは裾裏に長さの調整機能を持たせたドローコード仕様となっている。価格は、トップスが2万1,600円(税込)、ボトムスが1万9,440円(税込)。サイズは、S(身長160~170cm)、M(同165~175cm)、L(同170~180cm)、XL(175~185cm)の4展開で、カラーはブラックのみとなる。
2015年03月12日原因がわからないというのは本当に人を不安にさせますよね。慢性疲労症候群もなかなか診断が難しい病気の1つと言われています。どのような症状があるのか、治療方法は? 今回は、慢性疲労症候群の実態に迫ります。睡眠で疲労が回復しない寝ても寝ても疲れがとれないときってありますよね。起きてまだだるさが残っているときの絶望感といったらもう……。なんで、しっかり睡眠とったのに回復しないんだよ! 私の体! と朝から叫びたくなります。でも、叫んだところでどうなるものでもありません。むしろ、このようなときは注意が必要。というのは、慢性疲労症候群という病気の可能性があるからです。これは日本全国で約30万人の患者がいると言われている病気で、ずっと体の不調が続いて、最悪の場合、寝たきりにもなるというもの。不調が続くときは何かのサインかもしれませんね。慢性疲労症候群とは?ある人は、体の不調があったものの原因がわからずに、病院で処方してもらったいろいろな薬を服用していました。しかし一向によくならず、その状態のまま数年が経過してしまったそうです。症状はよくなるどころか、むしろ悪化する一方……。転機が訪れたのは知人の紹介で睡眠の専門医を受診したことでした。慢性疲労症候群は診断されるまで数年かかることが多く、また診断できたとしても治療できる病院は現在、非常に少ないそうです。診断のためには、睡眠時活動度検査や心理チェック、酸化ストレス検査、疲労度チェックなどの項目検査があると言われています。あせらずゆっくり自分のペースで前出の人は、体に不調を感じてから数年が経ってようやく慢性疲労症候群と診断され、そこから治療がスタートしました。その内容は、薬とサプリメントの組み合わせやリハビリテーションの指導。慢性疲労症候群の人は少しでも回復すると、それまで溜まってしまったことを一気に片づけて、また疲れて不調に陥るということがあるそうです。回復したら遅れを取り戻そうとするのではなく、少しずつ元のリズムを取り戻すことが大切です。Photo by Allie Holzman
2015年02月28日休養・睡眠時専用の「リカバリー(疲労回復)ウエア」を製造・販売するベネクスはこのほど、「リフレッシュレギンス」(M・L/税込1万800円)とミニポンチョタイプの「ネックカバー」(襟まわり44cm×襟高さ7cm×肩幅39cm/税込5,184円)を全国の百貨店やスポーツ専門店、同社ホームページほかで発売した。両商品は、「おしゃれに休む」をテーマに開発。一般的なルームウエアとは異なるデザインで、来客時もくつろいでいるように見えないのが特徴とのこと。黒のカラーは服にも合わせやすく、"ゆるフィット感"の型を採用しているため、装着感も気にならないというウエアには、同社独自開発によるナノプラチナや数十種類の粒子状の鉱物を練り込んだ繊維を使用。これらの成分が発する微弱な電磁波が副交感神経に作用し、筋肉の緊張をほぐしながら血流を促して疲労回復へと導くそう。また、ポリエステル素材の繊維は肌触りが良く軽いため、室内着に最適とのこと。
2014年12月11日隆起した赤いぶつぶつが体のあちこちにでき、かゆくてどうしようもなくなる、それはじんましんである。何かのアレルギーが原因かと思いきや、実はストレスや疲労もその原因となりうるのだ。じんましんが出るメカニズムについて、桐和会グループの精神科医・波多野良二先生に伺った。○じんましんの誘因を特定するのは困難まずは、じんましんの原因から探っていこう。皮膚の下に存在する「肥満細胞」から何らかの刺激で「ヒスタミン」という物質が出ると、毛細血管から血液成分の一部がもれ出て地図状に盛り上がり、かゆみを引きおこす。これは食品や薬品(抗生物質、解熱鎮痛剤など)によるアレルギー、摩擦、急な温度変化などの物理的刺激が原因となることが多い。「食品では、人間に近い豚肉や牛肉などを食べてもじんましんはあまり起きません。鶏や魚類、甲殻類と、だんだん豚・牛肉から離れるにしたがってじんましんは起きやすくなります。人体が異物と認識してアレルギー反応が起きやすいからでしょう」。ただ、実際に原因を特定するのは非常に難しく、血液検査などのアレルギー検査をしても多くは「わからない」と言われるという。「スギ花粉やハウスダストによるアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎は『I型アレルギー』が原因です。じんましんの場合はI型でないことが多いため、血液検査ではあまり陽性になりません。しかし陽性にならなくても、鶏卵を食べると決まってじんましんが出る人は鶏卵が原因ですから、当分の間は鶏卵を避けた方がよいでしょう。原因と思われるものをすべて断(た)っても、じんましんの症状がおさまらない場合は、ストレスや疲労が原因である可能性もあります」。○リラックス時にもじんましんは出る実際にあった症例を紹介する。事例大学の研究室に勤務するDさん(30代・男性)は、朝7時頃に出勤し、深夜1時頃に帰宅するという長時間勤務が続いていた。ある日、仕事が終わって駐車場へと向かう途中で、全身にかゆみを感じた。その後も同じタイミングにしばしばかゆくなるので、『毎日飲んでいる乳酸菌飲料が原因かもしれない』と、しばらく飲むのを控えた。だが、その後もかゆみは続いたため皮膚科を受診した。アレルギーの血液検査をしてみたものの、原因は分からなかった。皮膚科医からは『精神的なストレスや疲労による症状ではないか』と指摘された。そこで、抗ヒスタミン薬の服用と並行して、できるだけ休息をとるようにしたところ、徐々に症状が消えていった。「このDさんのケースは、アレルギーや機械的(物理的)刺激でなく、長時間勤務による慢性的な疲労と緊張が原因ですね。じんましんは緊張から解放され、ほっとリラックスした瞬間に出る場合があります。仕事の真っ最中でなく、仕事後に自律神経のバランスが変わって症状が出たのでしょう。また、入浴後や布団に入ると、リラックスするだけでなく、皮膚が温まって血管が拡張するためじんましんが出やすくなります」。私たちの体は心臓や血管、筋肉などの働きを自分の意志とは関係なくコントロールする自律神経の影響を受けている。自律神経は、緊張時に働く「交感神経」とリラックス時に働く「副交感神経」に分かれ、シーソーのように交互に働いている。リラックスモードになって副交感神経が優位になると皮膚の血流が増え、ヒスタミンも増えるためじんましんが出やすいという。症状を抑えるためには、抗ヒスタミン薬をのむ薬物治療が一般的だ。「慢性的なじんましんの場合は、抗アレルギー薬を続けてのんでいただいてヒスタミンが出にくくなるようにします。いつ出るか分からない場合や抗アレルギー薬だけでは症状を抑えきれない場合は、即効性のある抗ヒスタミン剤による治療を行います。広範囲に症状が出ることが多いこともあって、ぬり薬はあまり効果はありません」。じんましんの薬は眠くなりやすいものが多いので、医師と相談して適切な薬を処方してもらおう。ストレスにより体調を悪くする人、うつ状態になる人がいる。どちらが先かは人によって異なるが、無理をしすぎると心と体のどちらも痛めてしまう。じんましんは強いストレスがかかっているというサインの一つで、「これ以上は無理をしないように」と助けをもとめている合図かもしれない。しっかりとした休息とストレス発散も心がけたいものである。写真と本文は関係ありません○記事監修: 波多野良二(はたの りょうじ)1965年、京都市生まれ。千葉大学医学部・同大学院卒業、医学博士。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会総合内科専門医。東京の城東地区に基盤を置く桐和会グループで、日夜多くの患者さんの診療にあたっている。
2014年12月09日忙しく働いている女性の中には、「職場を離れてもなかなか気持ちが休まらない…」という人が少なくない。また、休日に体を休めても、何となく疲労感が取れずに悩んでいるという人も多いのではないだろうか? そこで、医学博士・米山公啓さんに、脳科学の観点から、心身の健康を維持していくために必要な、疲労解消のコツを教えていただいた。■脳を休めないのは危険、「うつ」や重大な病気の引き金に! 「心身の健康を維持していくためには、体を休めるだけではなく、脳からしっかりリラックスさせ、疲労を回復させることが大切です。脳がリラックスしている状態とは、副交感神経が優位に働いている状態のこと。逆に、交感神経が優位の状態では、脳も活発に働いている状態。この、『リラックス脳』と『働き脳』を上手に切り替えられるようになれば、心身をしっかりと休められるようになるはずです」と米山先生。また、脳をリラックスさせない状態が続くと、精神の安定を促す神経伝達物質であるセロトニンが減少し、「うつ」症状に陥りやすくなってしまう。さらに、血圧の上昇などの身体症状が出ることもあり、重大な病気の引き金になってしまう可能性もあるそうだ。「いつも代わり映えしない、“変化のないライフスタイル”を送っている人は、脳がリラックスしづらくなっているので要注意。例えば、何か緊張することが終わったときに『ほっ』として頭がぼんやりするような感覚を味わったことがある人は多いと思いますが、それは脳がリラックスしている状態だからです。このように、脳をリラックスさせるためには、あえて緊張状態を通過することが必要になるのです」 >>続きを読む
2014年10月28日今年3月、厚生労働省が11年ぶりに「睡眠指針」を見直したことがきっかけで、会社での「お昼寝制度」が話題になるなど、睡眠や疲労回復についての話題や情報が多く見受けられる。そこで最近にわかに注目を集め始めたのが、リカバリー(疲労回復)ウェアだ。休養・睡眠時専用の「リカバリー(疲労回復)ウェア」を開発・販売してきた株式会社ベネクスでは、これまでプロのアスリート専用に販売していた運動後の休養時専用ウェアを、一般のビジネスパーソン向けに改良した新商品を9月1日(月)から発売。百貨店やスポーツ専門店など全国約400店で順次販売されている。同社のリカバリーウェアは、日本代表選手らスポーツ関係者を中心に「着るだけで疲労回復や安眠を促す」と愛用され、1着1万円と高価ながら、2009年の発売以降20万着を突破するほどの売れ行きを記録した。秘密は、特許製法でウェアに練り込んだナノプラチナや鉱物が発する微弱な電磁波にある。これが、リラックス状態に働く副交感神経に作用し、筋肉の緊張をほぐし、血流を促し、疲労回復や安眠へと導くのだという。確かに、装着した瞬間からぽかぽかとした暖かさのようなものを感じる。べネクスをペットの犬に身につけさせると、うとうとと眠りこんでしまうという話もあるとか。今回の新商品は、これまで上下ウェアタイプだった製品を、現代のオフィスワーカーが抱える首・手首・腕のコリ、ふくらはぎのむくみの解消に特化した、部分的回復ウェアとして改良し、価格も手頃な税込3,888円と4,860円に設定した。伸縮性の高い生地を採用しているため、「ゆるフィット」感が特徴で、身体に適度な圧力をかけてむくみを解消するような着圧ウェアとは発想自体が異なり、着心地や感触もいい。頭からかぶり首回りを覆うタイプの「2WAY(ウェイ)コンフォート」は、パソコンの長時間使用などで溜まる首回りの疲労回復を促すアイテム。首の頸部は内臓や血管をコントロールする自律神経が集中しており、副交感神経に働きかけ首回りの筋肉をほぐすと、首コリなどに効果的だという。着用しながら椅子でゆったりとくつろぐと、睡眠を促してしまうそうなので、あくまで仕事の合間の休憩時間に、トライしてみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2014年10月03日電車の中の時間を、睡眠時間に充てている人が多いようですが、疲労回復のためにも、空き時間に少しでも睡眠をとろうとする気持ちはなんだか分かる気がしますよね。移動中の空き時間の使い方について、疲労回復のための睡眠を含めてご紹介します。通勤時間の過ごし方は?疲労回復のために睡眠!英会話のGabaが、「新年度を迎えるビジネスパーソンの年代別意識調査」を実施しました。その調査の中で、通勤時間の電車内での過ごし方を調べています。その結果によると、最も多いのが「寝る」の51.3%だったそうです。多くのビジネスパーソンは、電車内での通勤時間を寝て過ごしているのです。移動中の空き時間に少しでも疲労回復させたい、という気持ちがうかがえます。「メールをする」「車内広告を見る」「音楽をきく」「ボーっとする」「考え事をする」などという回答も多くありましたが、それよりも睡眠を必要としていることがわかります。通勤時間にビジネストークのためのネタを収集睡眠をとっている、という声が多かったものの、ビジネスパーソンの約7割が、移動時間を使ってビジネストークのためのネタを収集しているそうです。ネタの収集は、「テレビ」が最も多いようですが、移動時間に見られる「インターネット(ニュースサイトなど)」や「新聞」も利用されています。特に若い世代では「SNS・ミニブログなどソーシャルメディア」からの情報収集の割合が高い傾向にあります。空き時間に見ることができ、電車内でもアクセスできるため、若者は積極的に利用していると考えられます。短時間睡眠で疲労回復!効率をアップ!睡眠不足が続いていると、どうしても集中力が落ちてしまい、作業効率が下がりますよね。そんなときに短時間睡眠は非常に有効です。もちろん、そんなことせずに、しっかりと夜の睡眠時間を確保することが一番ですが、いつもきちんと十分な睡眠時間をとることはなかなか難しいでしょう。移動時間などを利用して、睡眠に充てることで集中力をコントロールしていきましょう。【参考】朝日新聞『ネタの情報源は新聞よりネット–20代の3人に1人はソーシャルメディア』
2014年09月30日残業や深夜の勉強など、どうしても寝てはいられない、という時に、眠気覚ましにコーヒーを飲む人がいます。しかし、それはかえって疲労感をアップしているだけだということ、ご存じですか?■コーヒーを飲むと何が起こる?人は体内の水分のうち2~3%失われると血流が滞り、身体のだるさや眠気がでると言われています。だからこそ、日頃から疲れやすいと感じている方は水分の摂取にはより注意して頂きたいのですが、多くの方が知らずに行っている脱水症状による疲労の原因の1つがコーヒーの常飲なのです。日中はもちろんのこと、徹夜の時など必ず眠気を覚ます目的でコーヒーを飲む方は多いでしょう。しかしコーヒーなどのカフェインは継続的な疲れを回復される栄養素ではありません。一時的な覚醒作用はありますが、単に交感神経を刺激して、疲れたという感覚を麻痺させているだけのことで、その状態は継続はしないのです。またカフェインには利尿作用があるため、飲みすぎると今度はトイレに行く回数が増え、飲む前よりも体内の水分量は減ってしまうのです。そのため、余計に脱力感や疲労感に襲われ、眠くなってしまうという残念な結果になってしまうのです。■その依存は、カフェイン中毒かも?カフェインというと、コーヒーだけではありません。紅茶、ココア、緑茶、ウーロン茶、栄養ドリンク、チョコレート、解熱鎮痛薬、風邪薬などなど、身近なものに含まれています。特にコンビニなどで気軽に買える、眠気除去ドリンクなどには高濃度で含有されています。飲むことで気分が高揚し、眠気もなくなり、一瞬スタミナがアップしたような気になるため、ついつい常飲してしまう方も多いですね。しかし、それがカフェイン依存に繋がっていくのです。コーヒーや紅茶を1日6杯以上飲む方、あるいは、上記のような栄養ドリンクや眠気除去ドリンクに日々頼り切っている方は深刻です。何より、眠気覚ましも頭痛緩和も一時的な効果に過ぎないことをしっかり理解しておく必要があります。■カフェイン以外で眠気を覚ます方法は?体に負担をかけず、コーヒーに代わるものとしては、ペパーミントやレモングラスなどのハーブティーがおすすめ。これらの精油をアロマポットなどでたくのもよいでしょう。また柑橘の香りもリフレッシュして目覚めさせてくれます。夜食に食べるならミカンやグレープルーツも良いですね。残念ながら余計に眠くなる深夜の行動は夜食です。食事をすると消化器官を働かせるために副交感神経が優位になり、必ず眠くなってしまいます。睡魔に負けず頑張りたいという時は、ある程度空腹な状態の方がよいでしょう。ただし、一番のお勧めは、潔く寝てしまうことです。眠い時に目を擦りながらの仕事や勉強は最も効率が悪く、また疲労感も半端ないことでしょう。可能であれば、良質な睡眠をとり、朝4時に起きて続きを始めてみませんか。きっと深夜以上にはかどり、さらに貴方の健康度を損なうこともありません。
2014年09月15日夏本番を前に気温が上昇し、蒸し暑い日が続きます。そうすると落ちてくるのが食欲ですよね。食欲が落ちると体力や気力も落ち、日常生活にも支障を来します。そうならないために、食欲を増進してくれて疲労回復にも役立つ食べ物を食べましょう。■食前にオススメの食べ物食事の時、まず最初に食べて頂きたいのが、酢の物やレモン果汁のドレッシングを使った、すっぱい食べ物。お酢やレモン果汁に含まれるクエン酸は、食欲を増進させてくれます。甘酢を作り置きしたり、レモン果汁を常備していつでも使えるようにしておきましょう。また、梅干しもクエン酸が豊富に含まれているので、食前に1粒食べるようにするのもいいですし、包丁の背で梅肉をたたいてペースト状にしておけば、大根と和えたり、そうめんのつゆに入れても美味しく召し上がって頂けます。それではここで簡単な甘酢の作り方をご紹介します。<甘酢の作り方>穀物酢 100cc砂糖 100g塩 10g作り方:上記3つの材料を混ぜ合わせるだけ甘酢ができたら、きゅうりやにんじん、かぶや大根、みょうがなどお好みの野菜を冷蔵庫で半日くらい漬け込めばできあがりです。■食欲がない時には、カレー意外と思うかも知れませんが、カレーに含まれているスパイスには食欲増進効果が高い物が多く、胃腸の働きを良くし、体も温めてくれます。クーラーなどで体が冷えると胃腸の働きも弱くなるので、それを改善するためにもカレーはおすすめです。ただ、あまり辛すぎるカレーは胃に負担を与えるので注意して下さい。■唐辛子やにんにくを使った料理唐辛子に含まれるカプサイシン、にんにくに含まれるアリシンにも食欲増進効果があります。この2つの成分を含む食べ物で最も手軽に食べられるのがキムチです。キムチには体を温めてくれる効果のある、ネギや生姜も含まれているので、冷え性の方にもおすすめです。食事が美味しくできないと楽しくないですよね。自分に合った食欲を増進してくれる食べ物を選んで、元気にこれからの季節を過ごしましょう。
2013年07月05日休養時専用ウェアの開発・販売を行うVENEX(ベネクス)と、機能性ドッグウェアを手掛けるALPHAICON(アイコンズ)は、共同で愛犬の快眠と疲労回復のための専用ドッグウェア「リカバリードッグウェア」を開発し、このほど販売を開始した。VENEXは、副交感神経を刺激しリラックス状態に導く特許技術PHT(プラチナハーモライズドテクノロジー)により、体が本来持っているリカバリー能力を引き出す機能性ウェアで、プロスポーツ選手をはじめ、幅広い年代のユーザーから支持されているという。ALPHAICONは、見た目のかわいさや流行だけではなく、ドッグウェアの「ベーシック」を追及。自分で着心地を確かめられない愛犬にとっての快適な着心地を重視し、パターンやデザインの研究と改良に取り組んでいるとのこと。犬は環境の変化に弱く、車などでの移動時にもストレスを感じやすい。同商品は、 「家族の一員として生活するようになった愛犬にも人間と同様のリカバリー機能を提供したい」と考え、開発に着手したという。ALPHAICONとVENEXの両社が、お互いの強みを組み合わせることで、着心地はもとより、新たに愛犬の快眠と疲労回復の機能を追加した、世界初となる機能性ドッグウェアの誕生となったとのこと。カラーはブラックとグレーの2色。サイズはM/L/LL/3L/XL/2XL/DXM、価格は7,350円~1万9,635円。ALPHAICONのオンラインストア、VENEXのオンラインストア、楽天などの直販サイトと、JOKER二子玉川、日本橋三越でも販売中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日日本予防医薬は20日、本気で運動したい人に必要な各種栄養素を配合したスポーツドリンク「イミダペプチドアスリート」を発売した。同商品は、疲労回復に効果があるといわれる「イミダゾールジペプチド」200mgに加え、クエン酸4,000㎎などを配合。500mLの水に溶かすスポーツドリンクタイプ(粉末)のイミダペプチドドリンクだ。さわやかなライム風味(無果汁)でおいしく飲むことができ、長時間の運動やスポーツ、日々のトレーニングをサポートする。イミダゾールジペプチドは、鳥の胸肉の骨格筋に豊富に含まれており、渡り鳥が一週間以上も羽ばたき続けることができるのは、この成分によるといわれている。参考価格は3,480円(9.5g×10包)で、スポーツジム等の店頭にて販売。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日