故ジャニー喜多川元社長が、菊田一夫演劇賞特別賞を取り消されたことが18日、明らかになった。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。2003年4月4日に第28回(2002年度)菊田一夫演劇賞の選考結果を発表し、永年のショービジネスに対する多大な情熱と功績を讃え、故ジャニー喜多川氏に対して菊田一夫演劇賞特別賞が贈られていた。この度、一般社団法人映画演劇文化協会は、故ジャニー喜多川氏による性加害の実態が明らかとなったことから「菊田一夫演劇賞における顕彰に相応しくないとの判断に至りました」と発表。贈賞を取り消すとともに、協会のホームページ、菊田一夫演劇賞の授賞記録からも削除した。
2023年10月18日2023年6月11日(日)より、箱根の岡田美術館では、開館10周年を記念した展覧会『歌麿と北斎―時代を作った浮世絵師―』が開催される。浮世絵の巨匠、喜多川歌麿と葛飾北斎の作品を、収蔵蔵品から紹介する展覧会だ。まず見どころとなるのは、歌麿と北斎の美人画対決。「美人画」といえば、歌麿の代名詞だが、北斎も彼に負けず劣らず、妖艶な美人画を数多く描いた。今回はふたりの貴重な肉筆美人画などを中心に、北斎の師・勝川春章や、近代の日本画家・上村松園の作品も登場。美人画の豪華競演が楽しめる。また、岡田美術館が収蔵する歌麿の大作といえば、縦2m、横3.5mという大画面に、26名もの芸者や遊女たちを描いた《深川の雪》が有名。これまでも何度か紹介されてきた同作を、今回はそこに隠された意味や数々の謎に焦点を当てて、徹底的に解剖する。なお実物の展示期間は9月8日(金)~12月10日(日)。それ以外の期間は高精細複製画を展示する。さらに90歳の長寿を全うした北斎の、各時代の名品にも注目する。70歳を過ぎて生み出された世界的な富士山の連作『冨嶽三十六景』はもちろんのこと、40代の時の屏風絵や、最晩年の肉筆画、また春画の名品《浪千鳥》まで見られるのは、岡田美術館の展覧会ならでは、といえるだろう。9月30日(土)には静嘉堂文庫美術館館長の河野元昭氏と、同館館長の小林忠氏による特別対談が行われるなど、講演会やスライドトークといった関連イベントも満載。とくに誕生日当日の観覧者と同伴者1名が無料になる「お誕生日ペア特別ご招待」や、指定された美術館の施設利用者にオリジナルエコバック(数量限定)がプレゼントされるなど、10周年記念の特別企画は見逃せない。詳細は美術館ホームページで確認を。<開催情報>開館10周年記念展 第2部『歌麿と北斎 ―時代を作った浮世絵師―』会期:6月11日(日)~12月10日(日)※会期中無休会場:岡田美術館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)料金:一般・大学2,800円、高中小1,800円公式サイト:
2023年06月09日泰星コイン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:馬場 晋作)は、今年生誕270年を迎える喜多川歌麿や、同時代の画家が女性を描いた名画をモチーフにした『世界の美術館 傑作記念コイン~時代を彩った、女性たちの輝き~』を、世界に先駆けて2023年1月16日(月)より国内金融機関等で予約販売開始いたします。本コインは、世界最古の歴史と芸術性で定評のある「フランス国立造幣局」(モネ・ド・パリ)が鋳造・発行するもので、海外でも高い人気を誇る喜多川歌麿の浮世絵『ビードロを吹く娘』、フランス7月革命を描いたドラクロワの傑作『民衆を導く自由の女神』、18世紀を代表する女性画家ルブランの『マリー・アントワネット』の3作品がモチーフとなります。シリーズ最大となる希少な四角型の5オンス金貨(約155g)をはじめ、緻密な彫刻技術で立体的に表現された金貨、独自の彩色技術で名画をリアルに再現したカラー銀貨など、8種類をラインアップします。世界の美術館 傑作記念コイン■シリーズ最大、金融機関での販売が初となる四角型5オンス金貨近年人気が高まっている大型金貨として、5オンス(約155g)の「500ユーロ金貨〈民衆を導く自由の女神〉」が登場。四角型の5オンス金貨は特に希少性が高く、国内金融機関での取り扱いは初となります。また世界での発行数99枚のうち、70枚を日本で限定販売いたします。■女性たちを描いた日仏の名作がモチーフモチーフとなるのは、喜多川歌麿の「婦女人相十品」シリーズで赤い市松の着物が印象的な『ビードロを吹く娘』、フランスの象徴的な絵画の一つであるドラクロワの『民衆を導く自由の女神』、女性画家ヴィジェ=ルブランによる王妃の肖像画『マリー・アントワネット』の3作品。これらの作品を収蔵する「ルーヴル美術館」や「ヴェルサイユ宮殿」などのグラフィックを組み合わせた独創的なデザインも注目されます。■世界最古の「フランス国立造幣局」が鋳造・発行コインを手がけるのは、造幣局としては世界最古の864年に設立され、美術館も併設するフランス国立造幣局。芸術性と独創性、職人による高度な技術を融合したコインは、世界的に高く評価されています。■独自の彩色技術で名画を再現したカラー銀貨同造幣局独自の最先端の彩色技術を用いて、実物さながらのリアルさで名画をコインの中に再現した「カラー銀貨3種セット」は、アートファンやビギナーのコインコレクターにも手軽にお楽しみいただけます。■金貨・カラー銀貨すべて純金・純銀の高品位すべての金貨およびカラー銀貨は、純度99.9%(純金・純銀)の高品位を誇ります。【販売概要(税込価格)】■単品A. 200ユーロ金貨<ビードロを吹く娘>…715,000円(限定450枚) B. 50ユーロ金貨<ビードロを吹く娘>…187,000円(限定200枚) C. 50ユーロ金貨<民衆を導く自由の女神>…187,000円(限定200枚) D. 50ユーロ金貨<マリー・アントワネット>…187,000円(限定200枚) G. 500ユーロ金貨<民衆を導く自由の女神>…3,520,000円(限定70枚) ■セットE. 金貨3種セット…561,000円(限定300セット)(B. 50ユーロ金貨<ビードロを吹く娘>、C. 50ユーロ金貨<民衆を導く自由の女神>、D. 50ユーロ金貨<マリー・アントワネット>) F. カラー銀貨3種セット…49,500円(限定1,100セット)(1)10ユーロカラー銀貨<ビードロを吹く娘> 、(2)10ユーロカラー銀貨<民衆を導く自由の女神>、(3)10ユーロカラー銀貨<マリー・アントワネット> ※各商品すべてに特製ケースと発行証明書を付けてお渡しします。【規格および発行限度数】■200ユーロ金貨重量 :31.10g品位 :.999直径 : 38.00 x 29.10mm状態 :プルーフ発行限度数:500枚対日割当数:450枚■50ユーロ金貨(共通)重量 :7.78g品位 :.999直径 :23.00 x 17.70mm状態 :プルーフ発行限度数:各1,000枚対日割当数:各500枚■500ユーロ金貨重量 :155.50g品位 :.999直径 :56.40 x 43.40mm状態 :プルーフ発行限度数:99枚対日割当数:70枚■10ユーロ銀貨(共通)重量 :22.20g品位 :.999直径 :38.00 x 29.10mm状態 :プルーフ発行限度数:各3,000枚対日割当数:各1,100枚※プルーフとは、鑑賞用に磨かれた鏡面仕上げのことです。【予約販売期間】2023年1月16日(月)~2月3日(金)※期間内でも限定数に達した時点で終了【発行国】 フランス共和国【製造元】 フランス国立造幣局【発行年】 2023年【輸入元】 泰星コイン株式会社【ご購入方法】 『世界の美術館 傑作記念コイン』は、全国の主要金融機関のほか、泰星コインでもお買い求めいただけます。●インターネットでのお申込み【泰星コインWebサイト】 ●お電話でのお問い合わせ/お申込み0120-07-8222 (受付時間 平日9:00~17:30 ※祝日休)●泰星コインショップ営業時間:平日 10:00~17:30 ※祝日休所在地 :〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-9-4 西野金陵ビル1Fアクセス:東京メトロ日比谷線/JR京葉線 八丁堀駅A1出口から徒歩1分【会社概要】社名 : 泰星コイン株式会社TAISEI COINS CORPORATION代表者 : 代表取締役社長 馬場 晋作所在地 : 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-9-4 西野金陵ビル1F・2F設立 : 1967年 株式会社泰星スタンプ・コインとして創業資本金 : 2億円事業内容: 外国コインの輸入販売、商品企画URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月11日アメリカ国内最大級の日本美術コレクションを所蔵するミネアポリス美術館から、現在、多くの絵画作品がサントリー美術館に里帰り中です。若冲や写楽など、江戸時代の人気絵師たちによる作品はどれも一級品ばかり。アメリカ人を魅了した超ハイレベルな日本画をご紹介!アメリカ人がしびれた!【女子的アートナビ】vol. 207サントリー美術館開館60周年記念展『ミネアポリス美術館日本絵画の名品』では、アメリカ・ミネソタ州にあるミネアポリス美術館(通称Miaミア)の日本美術コレクションから約90点の名品を紹介。江戸時代の狩野派や琳派、人気の若冲や北斎、写楽など有名どころの作品が集まっています。1883年にミネアポリスの市民や実業家が美術協会を設立したことからはじまったMiaは、現在、世界各地の美術作品を約9万点所蔵。そのうちの約9,500点が日本美術です。これらのコレクションは、日本の絵画や浮世絵に魅了され作品を集めたアメリカのコレクターたちが、多数の作品を美術館に寄贈して築き上げました。本展では、その膨大なコレクションのなかから選び抜かれた名品が来日。アメリカに渡ってから、はじめて里帰りをする作品も多く展示されています。名品が続々登場!会場では、日本美術の流れがわかるような展示構成になっています。まず「第1章水墨画」では、室町時代に活躍した雪村周継(せっそん しゅうけい)の個性的な水墨画《花鳥図屛風》からスタート。一見ちょっと地味な水墨画ですが、よく見ると鳥や鯉が生き生きと描かれて、表情もユニークです。この作品は、Miaの日本絵画コレクションのなかでも名品のひとつです。続く「第2章狩野派の時代」の注目作品は、狩野山雪(かのう さんせつ)の《群仙図襖(旧・天祥院客殿襖絵)》。もともとは京都の妙心寺にあった襖絵で、中国の仙人の姿が描かれています。江戸時代の初期に描かれ、由緒ある京都のお寺からアメリカに渡ったこの作品、これまでどんな人たちに愛でられてきたのか、想像するだけでわくわくします。キリギリスの恋バトル!「第3章やまと絵―景物画と物語絵―」では、ぜひ《きりぎりす絵巻》をご覧ください。やまと絵とは、中国の絵画様式を日本化したもので、優美な風景や物語などが描かれています。虫を擬人化した恋愛物語《きりぎりす絵巻》では、美しい玉虫姫をめぐり、セミの右衛門督(うえもんのかみ)、キリギリスの紀伊守、ヒグラシの備中守が恋のバトルを繰り広げます。美しい着物を身につけた虫たちが描かれているのですが、よく見ると顔はネズミのような動物顔で、なんともユニーク。優美な絵巻とゆるいストーリーのギャップに、アメリカ人もしびれたかもしれません。貴重な写楽や北斎も!続く「第4章琳派」では、酒井抱一や鈴木其一などの絵画、「第5章浮世絵」では喜多川歌麿や東洲斎写楽、葛飾北斎などの錦絵、さらに「第6章日本の文人画<南画>」では与謝蕪村の掛け軸などを展示。特に写楽の作品は保存状態のよいものがあり、見ごたえがあります。若冲や渡辺省亭もあります!また、「画壇の革新者たち」と題した第7章では、18世紀に活躍した人気絵師、伊藤若冲の質の高い作品を3点展示。最後の「第8章幕末から近代へ」に行くと、大正時代までの作品が登場し、今話題の画家、渡辺省亭の作品も展示されています。アメリカで大事に保管されてきた日本美術の里帰りとなる本展は、サントリー美術館のあと福島県立美術館、滋賀・MIHO MUSEUMほかに巡回予定です。ぜひお見逃しなく!Information会期:~6月27日(日)会場: サントリー美術館開館時間: 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)*入館は閉館30分前まで休館日: 火曜日観覧料: 一般¥1,500、大学・高校生¥1,000
2021年06月05日葛飾北斎の知られざる生涯を描く映画『HOKUSAI』の公開直前ヒット祈願イベントが5月26日、都内で行われ、北斎の青年期、老年期をそれぞれ演じた柳楽優弥と田中泯、共演する永山瑛太(柳亭種彦役)、玉木宏(喜多川歌麿役)、瀧本美織(コト役)、橋本一監督が出席した。代表作「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」をはじめ、生涯を通じ、約3万点の作品を残したとされ、19世紀には欧州でジャポニズムブームを巻き起こした江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の知られざる生きざまを映画化。当初は2020年5月29日に公開予定だった本作が、1年の延期を経て5月28日から全国公開される。柳楽は「それもこの映画の運命だと思う」と1年越しの封切りにしみじみ。「僕自身、映画をはじめ、いろいろなアートを通して、勇気をもらってきたし、北斎も時代を超えて、僕たちに刺激を与えてくれる」と語り、「北斎の絵のように、この映画にも(悪い状況を)跳ね返す力があるはず。芸術や表現が、長いトンネルにライトをつけ、出口に誘導する力があると信じて頑張っていきたい」と決意を新たにした。緊急事態宣言の影響で、一部地域の映画館が休業を強いられる状況だが「映画が大好きですし、映画がもつパワーに憧れもしている。どんな状況であっても、映画館で映画を見たい」と力強く訴えた。同席した橋本監督は「個人の考え」とした上で、「基準も理屈もなく、一方的に映画館が開けられないのは、言語道断」と憤りを示し、「映画に触れられない人がたくさんいるのは、間違っているとしか思えない。開けたほうが世のためだと思う」と思いを打ち明けていた。「公開が近づき、かなり緊張しています。きっと届くものはあるはず」と語る田中は、「(芸術が)世界を変えられるかわからないが、それはどう受け止められるか次第」とも話し、「北斎という人は、その時代その時代で、常識と真っ向から対峙した。こんなときだからこそ、まともに常識と向き合うこと。僕らは常識に従順に生き過ぎている」と北斎からの“学び”を熱弁していた。同日、柳楽は晩年の北斎が通ったと言われ、86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる牛嶋神社(東京都墨田区)にて大ヒット祈願を行った。取材・文・写真=内田涼映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月26日映画『HOKUSAI』より、柳楽優弥扮する若かりし北斎と、玉木宏扮する喜多川歌麿の初対面シーンとなる本編映像が公開された。まだ葛飾北斎という名を持たず、勝川春朗という名で絵師をしていた北斎と、江戸中に名を馳せた美人画の大家・喜多川歌麿。才能開花前の原石と売れっ子のプライドがぶつかり合う本映像。北斎は数々の名絵師を世に送り出した希代の版元、蔦屋重三郎(阿部寛)を尋ね吉原遊郭へ向かうと、遊郭一の花魁・麻雪(芋生悠)を描く歌麿の姿が。「おめえの描く女には色気がねえ。下手だとは言わねえよ、ただそうだな、てめえの絵は目の前にあるものを似せて描いただけの絵だ。上っ面だけで、命が見えねえ」と歌麿に核心を突かれ、逃げ出そうとする北斎だが、蔦屋の「絵師など他にいくらでもいる」という言葉に踏みとどまり、歌麿が描くモデルの魅力や命が宿った絵を目の当たりにし、周囲に認められるべく闘志を燃やす。そして歌麿もまた、才能を秘めた若い芽に危機感を募らせる。「『面白くないな』という感じですよね。こういう世界では『褒められたい』と思うでしょうし、蔦屋(重三郎)さんが歌麿を称賛するのは相当悔しかっただろうなと思います」と本シーンについて語った柳楽さんは、「それでも、周りの人から刺激を受けることはとても大事なことだと感じたので、北斎の“ハングリー精神”みたいなものを演じるのは楽しかったです」と資料にもほとんど残されていないという知られざる青年期の北斎を、自分なりの解釈で挑んだことを明かしている。一方、天才絵師・歌麿役の玉木さんは「四角い部屋の中で、四者四様それぞれ違う思いを抱えて座っている面白さが詰まったシーンだと思います」と言い、「最初に北斎が部屋に入ってきたときは、上から彼を攻める様な言葉を言っていたのですが、(蔦屋)重三郎が発した一言、『絵師なんて、いくらでもいる』という言葉は歌麿にも当然響いていて、常に新しい人が出てくる危機感というものがあったのだと思うんです。ぬるい気持ちで絵を描くのではなく、自分がヒットを生み出したいという思いも当然あると思うし、『このままじゃヤバい』という危機感のもとスイッチが入って、『見てろよ』と火がついた感じになればいいな、と思って演じました」とふり返っている。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年05月10日5月28日(金)より公開となる映画『HOKUSAI』より、新たな本編映像が到着した。代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が新千円札のデザインやパスポートに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト・葛飾北斎。本作はゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちを大きな影響を与え、米 LIFE 誌『この1000年で偉大な功績を残した100人』に選ばれた唯一の日本人である北斎の知られざる生涯を初めて描いた映画だ。本日5月10日(旧暦4月18日)は北斎の命日に合わせて公開された本編映像は、まだ“葛飾北斎”という名を持たず勝川春朗という名で絵師をしていた北斎(柳楽優弥)が、江戸中に名を馳せた美人画の大家・喜多川歌麿(玉木宏)と初対面を果たしたシーンを切り取ったもの。北斎は数々の名絵師を世に送り出した希代の版元、蔦屋重三郎(阿部寛)を尋ね吉原遊郭へ向かうと、そこには遊郭一の花魁・麻雪(芋生悠)を描く喜多川歌麿の姿が。「上手い魚があるぜ、お前さんも食っていけや!」と迎え入れる歌麿に、北斎は「贅沢な物は口に合わん」と反発すると、「まるで坊さんみてえな野郎だな!だから女に色気がねえんだよ」と歌麿に切り捨てられてしまう。また、「おめえの描く女には色気がねえ。下手だとは言わねえよ、ただそうだな、てめえの絵は目の前にあるものを似せて描いただけの絵だ。上っ面だけで、命が見えねえ」と核心を突かれ、言葉を失いその場から逃げ出そうとする北斎。しかし、蔦屋の「逃げるのか。お前だけじゃねえぞ、絵師など他にいくらでもいる」という言葉に踏みとどまり、歌麿が描くモデルの魅力や命が宿った絵を目の当たりにした北斎は、絵師としての魂が奮い立ち、周囲に認められるべく闘志を燃やす。蔦屋の言葉を聞いた歌麿もまた、才能を秘めた若い芽に危機感を募らせ、誰にも負けないという強い意志とプライドがぶつかり合うふたり。ライバルとして互いを刺激し、切磋琢磨しながら常に高みを目指す向上心の強い彼らからは、投げやりに毎日を過ごす私達をも奮い立たせるシーンとなってなっている。青年期の北斎を演じた柳楽は「『面白くないな』という感じですよね。こういう世界では『褒められたい』と思うでしょうし、蔦屋(重三郎)さんが歌麿を称賛するのは相当悔しかっただろうなと思います。それでも、周りの人から刺激を受けることはとても大事なことだと感じたので、北斎の“ハングリー精神”みたいなものを演じるのは楽しかったです」と、資料にもほとんど残されていないという知られざる青年期の北斎を自分なりの解釈で役作りに挑戦。また、大人の色気溢れる天才絵師・歌麿を演じた玉木も、「四角い部屋の中で、四者四様それぞれ違う思いを抱えて座っている面白さが詰まったシーンだと思います。最初に北斎が部屋に入ってきたときは、上から彼を攻める様な言葉を言っていたのですが、(蔦屋)重三郎が発した一言、『絵師なんて、いくらでもいる』という言葉は歌麿にも当然響いていて、常に新しい人が出てくる危機感というものがあったのだと思うんです。ぬるい気持ちで絵を描くのではなく、自分がヒットを生み出したいという思いも当然あると思うし、『このままじゃヤバい』という危機感のもとスイッチが入って、『見てろよ』と火がついた感じになればいいな、と思って演じました」と、絵師としてのプライドを胸に秘めながら演じたことを明かした。台湾でも2021年夏の公開が決定し、現在も韓国といった東アジアや中南米、ヨーロッパや北米など約30カ国以上からの熱烈オファーを受けている本作。葛飾北斎同様に、世界を超えていく映画『HOKUSAI』の公開まであと少しだ。映画『HOKUSAI』本編映像映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月10日柳楽優弥と田中泯がW主演を務める映画『HOKUSAI』が5月28日(金)に公開となる。この度、本作より新たな本編映像が公開された。代表作『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。台湾では葛飾北斎の作品も扱われた展示「江戸風華-五大浮世絵師展」が2020年に1月から4月まで台北市で開催され、北斎の絵を一目見ようと10万人を超える来場者が訪れる大盛況を見せた。本作がどう受け入れられるのか注目したい。さらにアジアや中南米、ヨーロッパ、北米での公開も準備中ということで、ますますの広がりも期待できるだろう。公開となったのは、阿部寛演じる耕書堂の店主・蔦屋重三郎が逆境にも負けずに勝機を見据え、前へ進もうと力強い決意を見せる本編映像。蔦屋重三郎と言えば葛飾北斎はもちろん、喜多川歌麿や東洲斎写楽など世界中に名を轟かせる、数々の絵師をこの世に輩出した江戸時代の名プロデューサー。レンタルビデオ・書店大手企業である“TSUTAYA”は、彼の名プロデューサーぶりにあやかって名付けられたとも言われる。日本独自の町人文化が栄えた頃、華やかな浮世絵は当時、庶民の間でも圧倒的な人気を誇っていた。しかし幕府の弾圧によりその状況は一転、版元や絵師は創作の自由を奪われていった。本映像では、禁制を犯したとして幕府にいち早く目を付けられた耕書堂の作品たちが無情にも燃やされ、店中も乱されて荒れ果てた場面が映し出される。その光景に立ち1枚の絵を手に取る重三郎は、汚されてもなお妖艶な魅力を纏う喜多川歌麿の作品に改めて感嘆し、「全くありがてえもんだ、出る杭は打たれるってな。つまりうちが江戸で頭一つ抜けた版元だってお墨付きを貰えたってことだ」と今後の商いが危ぶまれそうな非常事態にも臆していない様子。さらに、「こいつは恵の雨ってもんよ。これで江戸中がうちの出方に目凝らしやがる。種を植えるには、またとねぇ折ってことよ」と、ピンチな時こそ勝機と捉えており、決意を込めたその眼力も凄まじく、江戸随一の名プロデューサーたる堂々とした姿だ。阿部は蔦屋重三郎について「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います。幅広い人脈を大事にしながら交流の場を多く持って、様々な才能を見つけ出し、世界に発信していきたいという夢を持ちながらも、夢半ばで亡くなっていったんですよね」と語り、演じるにあたり葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館に足を運んだことも明かす。さらに「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と今はそう思っています」ともコメント。また橋本一監督も自身が出演したラジオ番組で「絵を描くということ自体は当然ですが、一番は北斎の不屈の心を描きたいと思っていました。期せずしてですが、コロナで大きな打撃を受けている現代やそれを取り巻く状況において”負けてはいけない”という強い心は不変であり、何度でも立ち上がれるのが人間だ、というメッセージを強く込めました」と本作への思いを語り、未曽有の事態に直面している今だからこそ、あらゆる逆境に立ち向かい、道を切り開いていく大切さを感じさせてくれる。さらに劇中には人生を懸けて絵を描き続けた葛飾北斎や、希代の名プロデューサーとして若き才能たちを発掘し育て、「絵は世の中を変えられる」と熱い信念を貫いた蔦屋重三郎など、一時代を築き今も人々を魅了する、名匠たちの金言が溢れている。ぜひ彼らの生き様と魂揺さぶる熱い言葉を映画遺憾で堪能してほしい。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月05日孤高の絵師・葛飾北斎の生き様を初めて描く映画『HOKUSAI』より、阿部寛演じる耕書堂の店主・蔦屋重三郎が、逆境にも負けずに勝機を見据え、前へ進もうと力強い決意を見せる本編映像が公開された。今月末公開となる本作は、その人生に関する資料がほとんど残されていない北斎の生涯を、歴史的資料から得た事実を繋ぎ合わせて描くオリジナルストーリー。これまでほとんど語られることのなかった青年時代の北斎をも映し出す。今回公開された映像に登場する蔦屋重三郎は、北斎はもちろん、喜多川歌麿や東洲斎写楽など、世界中に名を轟かせる数々の絵師をこの世に輩出した江戸時代の名プロデューサーだ。かつて日本独自の町人文化が栄えた頃、華やかな浮世絵は当時、庶民の間でも圧倒的な人気を誇っていたが、幕府の弾圧によりその状況は一転、版元や絵師は創作の自由を奪われていく。今回の映像では、幕府にいち早く目を付けられた耕書堂が荒らされ、作品もめちゃくちゃにされた場面が登場。しかし重三郎は、汚されてもなお妖艶な魅力を纏う喜多川歌麿の作品に改めて感嘆。さらに「つまりうちが江戸で頭一つ抜けた版元だってお墨付きを貰えたってことだ」とこの非常事態にも動じず、「こいつは恵の雨ってもんよ。これで江戸中がうちの出方に目凝らしやがる。種を植えるには、またとねぇ折ってことよ」とピンチな時こそ勝機と捉え、堂々とした姿が伺える。阿部さんは演じた重三郎について「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います」と言い、演じるにあたり葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館を訪れたそうで「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と、今はそう思っています」と思いを馳せた。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年05月05日舞台「流星セブン~暁の操り人~」のチケット一般発売が4月29日よりスタート。さらに、公式サイト、公式ツイッターでは、主演・松崎祐介(ふぉ~ゆ~)、出演・寺西拓人ら出演者のコメント動画、公式PVが公開された。歌舞伎や人形浄瑠璃と、町人文化が栄える華やかな江戸の町、しかしその裏に渦巻く影――。人形使いが、心を操り悪を斬る!今作で誕生する新たな時代劇ヒーローは、なんと人の心を操る人形師。主人公・蔦屋重三郎は、江戸の町で本屋を営みながら、其の実、悪党を憎む操り人。演じるのは、ふぉ~ゆ~のメンバーとして10周年を迎え、舞台・コンサート・バラエティ・ラジオと八面六臂の活躍で注目を集める松崎祐介。初挑戦となる時代劇で、表と裏の顔を持つ複雑なキャラクターをどう魅せるのか、期待が高まる。そんな蔦屋のもとを訪ねてきたのは、歌舞伎の大スター・大谷鬼次。このふたりが出会うところから、物語は動き出します。大谷を演じるのは、ストレートプレイやミュージカルなど多彩な舞台作品に精力的に挑み、キレのあるダンスと、しなやかな芯のある居ずまいで頭角を現す若手実力派・寺西拓人。そのほか、蔦屋の仲間・平賀源内役になだぎ武、悪事を重ねる山城組を束ねている山城長明役に株元英彰、蔦屋の仲間・唐犬権兵衛役に橋本全一、蔦屋の仲間・喜多川歌麿役に大海将一郎、蔦屋と浅からぬ縁を持つ浅見凛役に壱城あずさ、山城の右腕・平手造酒役に吉田メタル、さらに、南町の奉行・大岡忠相役に石坂勇らが名を連ねた。舞台「流星セブン~暁の操り人~」5月21日(金)~22日(土):大阪・クールジャパンパーク大阪 WWホール5月27日(木)~30日(日):東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール4月29日(木・祝)AM10:00~チケット一般発売 先着受付スタート※本公演は、感染症拡大防止対策に万全を期したうえで、予定通りの公演実施を予定しております。但し今後、政府や関係省庁、自治体から新たな発表がなされた場合は、その内容により変更になる可能性がございます。脚本:米山和仁演出:伊勢直弘原案・監修・総合プロデュース:黒谷通生出演:松崎祐介(ふぉ~ゆ~) 寺西拓人なだぎ武 株元英彰 橋本全一 大海将一郎 壱城あずさ 吉田メタル石坂勇ほか公式サイト: 企画・制作・製作幹事:レジェンドステージ主催:流星セブン製作委員会
2021年04月30日江戸の女性はみんなくびれていた!……そんな着想のもと生まれたのが、この「春画ヨガ」。浮世絵の一種である春画に描かれた、艶っぽいくびれの女性の動きをまねすることで、たるんだおなかに気持ちよ〜く別れを告げましょうーー。「食事制限はせず、3カ月続けてみると、やせ体質のスイッチが入ったように体重が減り、半年後には13キロ減に。同時にウエストが18センチも細くなり、ブヨブヨだったおなかにくびれが戻ってきました」そう話すのは、『子宮とくびれを強化する春画ヨガ』(飛鳥新社)の著者である鈴木まりさん。男女の営みを描いた春画をヨガに取り入れたきっかけとは?「インストラクターという職業柄、20年近く女性の心身の不調、そしてウエストのくびれに注目していました。くびれをつくることは、おなかまわりの筋肉をきたえ、内臓の働きを活性化させ、血流をよくし、女性ホルモンの分泌促進にもつながるとわかりました。じつは、江戸時代の浮世絵には、くびれのない女性は描かれていません。そこにヒントがあると思い、実際に春画に描かれたポーズをヨガに取り入れてみると、体の引き締め効果があったのです」彼女のサロンの生徒が「春画ヨガ」を実践したところ、4週間で平均2.5キロの減量に成功。つらいどころか気持ちいい運動なので、ズボラな人でも長続きしそうだ。今回紹介するのは、江戸の天才絵師・喜多川歌麿の作品をヨガにしたもの。「ヨガの動きはもちろん、江戸の庶民を楽しませた春画自体も味わってください。クスッと笑うことで、心のケアにもなるはずです」■『じらされる女』体幹をきたえて体脂肪を燃やす(1)正座の姿勢からつま先を立て、前にかがんで両ひじを床につき、手を組む。腹筋、肛門、膣をギュッと締め、ひざを浮かせる。目線はこぶしへ向ける。がに股にならないよう注意。(2)息を吸いながら「1、2」のリズムで右足を後ろへ伸ばし、息を吐きながら「3、4」で戻す。左右15回ずつ(約2分)。腕はパートナーの脚を包みながら重心を床へ沈めるイメージで。コロナ禍で疲れた心と肥えたおなかに、さっそくスタートしてみよう。「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月24日孤高の絵師・葛飾北斎の知られざる生涯を、柳楽優弥と田中泯のW主演により初めて描く映画『HOKUSAI』。新型コロナウイルスの感染拡大による丸1年の公開延期を経て5月28日(金)に公開することが決定。新予告&新ポスターとともに、柳楽さん、田中さんから公開に向けたメッセージが到着した。今回解禁された映像は、いまもなお、幅広く様々なジャンルで世界中に多くの影響を与え続けている天才絵師・葛飾北斎(田中泯)が若かりし頃を回想するところから始まる。人気浮世絵版元(プロデューサー)・蔦屋重三郎(阿部寛)に向かって「北極星にちなんでつけたんだ」と、決して動かぬ星であることが自身の名前の由縁であると真っすぐな瞳を向けて語る人物こそが若き日の葛飾北斎(柳楽優弥)。腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に目をつけた重三郎。しかし、絵を描くことの本質を捉えられていない北斎をなかなか認めず、“絵を描く意味”を問いかける。また、勝ち負けにこだわる北斎は、喜多川歌麿(玉木宏)や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまい、もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさを見つける。そして、北斎は重三郎の後押しによって、ついに唯一無二の独創性を手にする。しかし、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられており、蔦屋が営む耕書堂や、武士の家系であることを伏せて筆を取り、北斎とタッグを組んでいた戯作者の柳亭種彦(永山瑛太)も弾圧の対象に。彼もまた自問自答し、「先生は絵のために全てを捨てられますか?」と北斎に問いかけるも、北斎の気概や諦めない姿を目の当たりにし、己の信念を最後まで貫き通すことを決心する。一方で、志を共にする表現者たちを失い続けてもなお創作意欲が衰えることのない老年期の北斎は、筆一本を手に黙々と描き続けた絵で、誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代に抗い続ける。厳しい弾圧の中、「こんな日まで絵を描くのか」と問われても、「こんな日だからだ」「今だから見えるものがある」と内に秘める熱い想いを言葉にする北斎の姿は、まさに“今だからこそ”感じることができる多くの共感や勇気を与えるメッセージとも受け取れる。合わせて解禁された本ポスターでは「絵で世界は変わるのか?」という、北斎が生涯をかけて貫き通したその生き様から気付かされるような力強いキャッチコピー。さらに、青年期・北斎を演じる柳楽さん、老年期を演じる田中さんに続き、蔦屋重三郎を演じる阿部寛、柳亭種彦を演じる永山瑛太、歌麿を演じる玉木宏、北斎の妻・コトを演じる瀧本美織、高井鴻山を演じる青木崇高らのキャラクタービジュアルが収められている。また、葛飾北斎の本作の題字によって表現されている壮大さや豪然たる勢いと存在感、これらすべてが相まって、作品の世界観やストーリーのスケール感が表現されたものとなっている。柳楽優弥「この時代においてとても必要なエンターテイメントの力に」「2021年という今だからこそ、この作品をご覧いただき、より一層、北斎の持つ力強さやパワーを感じて頂くことができるのではないか」と語る柳楽さん。「北斎の持つ力強さ、目標や夢に向かって自分を信じ突き進んでいく力は、今この時代においてとても必要なエンターテイメントの力になるのではないかと思います。今この時代を生きる人たちの背中を押してくれるような北斎の強い信念とエネルギーを感じて頂けたら」と大きな期待を込める。田中泯「北斎は本当に憧れの素晴らしい男」「撮影中の興奮は、いまだに僕の中に残っていてたくさんのことが思い出されます」と田中さん。「北斎は本当に憧れの素晴らしい男」と断言する。「現在、世界中で悶々とし、ムカムカとし、そして落ち込み、今私たちはとても苦しい時間のまさにその渦中にいるわけです。北斎は、そうゆうものに対して立ち向かったわけです。常識破りでもあったと思います」と思いを馳せながら、「(人は)数年経てば、こうだと思っていたものも自分の中で壊れ、あるいは自分でぶち壊し、常に生まれ変わるようにして生きている。北斎は、家を変え名前を変え生きていた。あるいは彼の眼に見えるものも変化していったかもしれない。でも、一人の人間としてこれが当たり前なんだと、僕は強く言いたいと思います」とコメント。「僕たちはほんとに見習わなきゃいけない」「ほんとに好きなことを探し、やらなきゃならないことを自分に課して生きていくようなことを、北斎みたいにやってみたい」と、改めて尊敬を込めて語っている。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年03月19日アイドルグループ・ふぉ~ゆ~の松崎祐介が、舞台『流星セブン~暁の操り人~』の主演を務めることが14日、明らかになった。同作は江戸時代を舞台に、歌・ダンス・笑いを交えた空想時代活劇。松崎は、表の顔は本屋だが、実は悪党を憎む操り人で、過去には何やら抱えるものがあった、という蔦屋重三郎を演じる。蔦屋の前に歌舞伎の大スター・大谷鬼次(寺西拓人)が現れ「俺を殺してくれないか」と依頼することから、物語が動いていく。ジャニーズJr.の寺西拓人が歌舞伎のスターを演じ、なだぎ武(平賀源内役)、株元英彰(山城長明役)、橋本全一(唐犬権兵衛役)、大海将一郎(喜多川歌麿役)、壱城あずさ(浅見凛役)、吉田メタル(平手造酒役)、石坂勇(大岡忠相役)が出演。脚本は米山和仁、演出は伊勢直弘、原案・監修・総合プロデュースは黒谷通生が務める。大阪公演はクールジャパンパーク大阪WWホールにて5月21日~22日、東京公演は渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて5月27日~30日。○松崎祐介 コメントこの度、『流星セブン~暁の操り人~』で蔦屋重三郎役を演じます。もうはっきり言いましょう! この作品は、時代劇先取りスーパーエンターテイメントです。笑いあり、ダンスあり、そして涙はあるのか、ないのか…。時代劇といえば立ち回りですよね、刀と刀がぶつかり合う、熱い熱い、それ以上にもっと熱いものを期待していてください。僕が演じる蔦屋重三郎は、江戸の本屋という表の顔と悪党を成敗する裏の顔の二面性があり、演じるにあたりその強弱をどう体現しようか今からワクワクしております。上演中の『Endless SHOCK -Eternal-』でも共演している後輩の寺西も出演するということで、学ぶこともあると思います。僕はこれまでに、コメディアンやネズミ、一国の主など様々な役を演じさせていただいたのですが、時代劇は初挑戦なんです。ステージ上では、きりっと胸を張って演じ、素晴らしいエンターテイメントを作っていきたいと思います。○寺西拓人 コメント大谷鬼次役を演じます、寺西拓人です。この作品は時代劇エンターテイメントということでいろんな要素が盛り込まれた、すごく新しい時代劇だと思います。個人的にも時代劇初挑戦で、僕が演じる大谷鬼次は歌舞伎役者で、踊りもあるので、そこにも注目していただきたいです。松崎くんとは『Endless SHOCK -Eternal-』で共演させていただいていて、気心の知れた関係だと思っているので、また新たな一面を知れたらいいなと思います。劇場でお待ちしております。(C)流星セブン製作委員会
2021年03月14日株式会社パルコは東京都美術館で開催中の「The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」展の開催を記念して、インスタグラムのフォロワーが30万人を超える人気イラストレーターたなかみさきが喜多川歌麿の『物思恋』をモチーフに描きおろしたイラストを商品開発、展覧会会場にて販売しております。株式会社パルコは東京都美術館で開催中の「The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」展の開催を記念して展覧会限定商品をプロデュースいたしました。インスタグラムのフォロワーが30万人を超える人気イラストレーターたなかみさきが喜多川歌麿の『物思恋』をモチーフに描きおろしたイラストを商品開発、展覧会会場にて販売いたします。本展は日本が世界に誇る浮世絵の魅力を存分に紹介するため、質・量ともに日本の三大浮世絵コレクションといって過言ではない太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団の名品を結集し、選りすぐった約450点の浮世絵版画の逸品を展示します。(※本展は日時指定入場制となります※会期中展示替えあり)今回は、自身も版画を学び浮世絵にも影響を受けたというたなかみさきが、喜多川歌麿・歌撰恋之部より美人画『物思恋』をモチーフにイラストを描きおろし、そのイラストを使ったアイテムへと落とし込みました。たなかみさきの描く女性の物憂げな表情が匂いたつセクシーさを感じられる商品です。商品は展覧会特設グッズショップおよびオンラインでも購入が可能です。オンライン購入に関しては展覧会公式サイトのグッズページをご覧ください(。 (展覧会特設グッズショップへは展覧会入場が必要になります。公式サイトより日時指定券をご購入の上ご来場ください)<企画概要>企画名:The UKIYO-E 2020 × PARCO発売日:2020年7月23日(木・祝)~販売場所:「The UKIYO-E 2020」特設グッズショップ (東京都美術館)販売商品:Tシャツ/缶ミラー/一筆箋/マスクケース/クリアファイル特集ページURL:■販売商品Tシャツ 3,800円 +税(S/M)シルクスクリーンにてイラストを前面にプリントしました。背景の部分は原画で使用されている「雲母摺り」の技法をイメージして光沢感のある仕上がりにしています。缶ミラー 850円+税(1サイズ、78mm)恋をする女性は鏡を見る回数が増える、、そんなイメージで携帯用のミラーを作成いたしました。透明ケース付きで便利です。一筆箋 600円 +税恋人に、友人に、お礼状に。ふとした気持ちを伝えるための一筆箋です。便箋には着物の柄の千鳥をあしらいました。マスクケース 630円 +税エチケットとしての必需品となったマスク。抗菌マスクケースとして話題の「わびさびファイル」とのコラボ商品です。チケットホルダーとしてもお使いいただけます。クリアファイル 450円+税何枚あっても便利なクリアファイルです。たなかみさき1992年まれ、埼玉県出身。酒と歌と哀愁をこよなく愛す。日本大学芸術学部美術学科版画コースを卒業後、フリーのイラストレーターとして活動。Instagramのフォロワーは30万人を超え、若い女性からの絶大な支持を誇る。自身の書籍第二弾「あ~ん スケベスケベスケベ」の出版を記念した個展「たなかみさき個展 あ~ん スケベスケベスケベ!!」(渋谷パルコGALLERY Xほか)も大盛況。■原画「物思恋」について喜多川歌麿 「歌撰恋之部 物思恋」重要美術品 (大判錦絵)1793(寛政5年)頃 平木浮世絵財団※前期展示(7月23日~8月23日)美人画の名手として活躍した喜多川歌麿による代表作品。海外でも人気の高い作品の一つ。■展覧会基本情報The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション会期:2020年7月23日(木・祝)~9月22日(火・祝)※前期7月23日(木・祝)~ 8月23日(日)、後期8月25日(火)~ 9月22日(火・祝)会場:東京都美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園8-36)開室時間:9:30~17:30 休室日(8月17日(月)、24日(月)、9月7日(月)、14日(月))監修:佐藤光信(平木浮世絵財団 理事長)学術協力:岩切友里子(浮世絵研究家)主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団、日本経済新聞社、BSテレビ東京、テレビ東京協賛:花王、損害保険ジャパン、ダイキン工業、大日本印刷、三菱商事協力:小学館、東海旅客鉄道企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月29日UKIYO Modern あでやかに、したたかに 江戸を魅惑した 歌麿の女性たち つややかに、大胆に。 透ける赤、魅せる赤。 そのDNA は、 現代の私に受け継がれ ジャポネスクな色彩で、 粋な私を描きだす ほら、見てて、 雅やかに今、 UKIYO Modern な私が目を覚ます。RMK ウキヨモダン アイシャドウパレット全3種 税込各6,380円(本体価格 5,800 円)8月1日(土)数量限定発売喜多川歌麿が描いた美人画にインスパイアされて生まれたアイシャドウパレットです。オイルを抱え込んだ繊細なパウダーが、まぶたにしっとりとけ込んで、ほんのりとつやめいたまなざしに。江戸の女性たちに愛されたカラーをつめ込んだ4 色は、1色づかいからどう組み合わせても粋に仕上がるよう計算されつくした絶妙さ。ふんわりと発色し、濃淡も思いのままにコントロールできます。自分の価値観で楽しむ、江戸の「傾く(かぶく)」を現代へ。01 品川宿(shinagawashuku) あずき色、冴えた赤、グレイッシュな紫、スモーキーな緑でファッショナブルな表情に。02 日本橋(nihonbashi) ツヤのある白、透ける黒、大胆な橙色、抜け感のある茶色でアバンギャルドな表情に。03 千住宿(senjushuku) 炭色、シックなベージュ、萌黄色、辛子色でソフィスティケイトされた表情に。Illustration (C) 2020 Sofiia Strekanova a.k.a. SoiaRMK キセルW ライナー全5種 税込各4,400 円(本体価格 4,000 円)8月1日(土)数量限定発売指で弄ぶ、仕草までも色っぽく魅せる。江戸の女性たちも嗜んだ「キセル」をイメージしたアイズ&リップライナーです。軽やかに色づくパウダーアイライナーと、クリーミィな質感のペンシルリップをセットしたWエンドタイプ。どちらもするするとのびて、ラインだけでなく全体を塗りつぶして使うこともできます。さまざまなニュアンスの赤リップに、意外性のあるカラーを組み合わせた全5 種。これ一本で粋なモダンメイクをかなえます。01 柳ねずみ(yanaginezumi)バーガンディリップに、グレイッシュなミントをあわせてアバンギャルドに。02 紅碧(benimidori)鮮烈なオレンジに、シックなモーブをあわせてモダンな表情に。03 紅とび(benitobi)鮮やかなレッドとくすんだレッドの掛け合わせで、モードにもスタイリッシュにも。04 くりかわ茶(kurikawacha)深みのあるレッドに、女性らしいブラウンを組み合わせてセクシーに。05 せん茶いろ(senchairo) 落ちつきのあるレッドに、ディープなブラウンをあわせて知的な印象に。RMK ウキヨモダン ブラッシュ全2色 税込各3,520 円(本体価格 3,200 円)8月1日(土)数量限定発売つやっぽく肌にとけ込んで、パウダリーに血色感を仕込む。クリームの密着感とパウダーの軽やかさを兼ねそなえたブラッシュです。しっとりとしながら、仕上がりはシルキーでつややか。つけたての美しさが持続する仕様です。紅潮したような色っぽい表情を宿すピンクレッド、ヘルシーで上品な女性らしさをかもし出すコーラルレッドの2 色。どちらもほどよい発色で、透き通る肌を引き立てながら、色気がにじみ出るような頰に仕立てます。01 花(HANA) 内側から色気がにじみ出るような魅惑的な表情をもたらすピンクレッド。02 舞(MAU) ヘルシーな血色感をあたえて女性らしさを際立たせるコーラルレッド。RMK タイムレス マットエフェクト リップラッカー全3色 税込各3,850 円(本体価格 3,500 円)8月1日(土)数量限定発売ソフトマットな質感で、大胆に赤を遊ぶリップラッカー。鮮やかな発色とマット感を両立する新マットパウダーを採用。ひと塗りでそまるように色づき、マットなのにくすみのない、はっとするほど濃密な赤をかなえます。クリーミィでやわらかく唇にフィットして、つけていることを忘れてしまうほどの心地よさ。乾燥や色落ちを気にすることなく、マットな赤を存分に堪能できます。それぞれ表情の異なる3 色のバリエーション。モードでタイムレスな色気を解き放ちます。01 絵(E) 知的でヘルシーな色気が漂うオレンジレッド。02 浮(FU) モードにもスタイリッシュにもなれる粋なレッド。03 世(SEI) アバンギャルドなオーラを放つ毒を秘めたボルドー。RMK 江戸茜 トランスルーセントグロス全1色 税込3,080 円(本体価格 2,800 円)8月1日(土)数量限定発売紅を差す、という言葉にふさわしい固形のレッドグロスです。濃密な赤に、角度によってレッドとオレンジの光を放つダブル偏光パールをブレンド。まるで喜多川歌麿の透け画法のような、色香漂う透け感のある唇に仕上げます。指先でそっとのせればソフトにつやめかしく、たっぷりまとえばセクシーに。単品ではもちろん、他のリップに重ねても楽しめます。ふわりとたちのぼるカシス& ザクロの香り。うるおった透ける赤が、ロマンスの扉を開きます。RMK 江戸桜 トランスルーセントパウダー全2色 7.6 g 税込各5,500 円(本体価格 5,000 円)8月1日(土)数量限定発売粋という美意識を、仕上げにまとう。UKIYO Modernな肌づくりに欠かせない、仕上げ用パウダーです。江戸で流行したおしろい「江戸桜」をイメージし、現代のテクノロジーによって表現しました。球状と板状の2 種類のパウダーをブレンドすることによって、肌にとけ込むように密着し、きめ細やかで色っぽい透け肌に。テカリを抑えながら、澄みきった白肌を際立たせるホワイトと、ほんのりと血色感をプラスして女性らしさをにじませるライラックピンク。ヤギ毛のブラシ付きです。01 肌全体をトーンアップし、ソフィスティケイトされた印象に仕上げるホワイト。02 微細なパールの効果で、ほのかな血色感とツヤをプラスするライラックピンク。RMK 江戸桜 トランスルーセントBB全2色 30g 税込各4,950 円(本体価格 4,500 円)9月1日(火)数量限定発売江戸時代の「白肌」をイメージし、現代のテクノロジーで「透け感」を。時代を超えてたどりついた、BBの誕生です。弾力のあるジェルが肌を引きしめながら、毛穴などの凹凸やクマ、くすみなどをしっかりカバーします。さらにジェルの中にカラーカプセルオイルを均一にブレンドすることで、肌そのものの質感を残しながら、まるで絵の具のような透け感のある白を実現しました。ヒアルロン酸(保湿)をはじめとするスキンケア成分配合。うるおいをキープします。ファッション感覚でとり入れたい、RMKだからできた白。赤リップをより刺激的に見せてくれる新アイテムです。01 明るさを際立たせながら、色っぽく透けてメリハリのある肌に仕上げるピンク。(SPF11・PA++)02 ほんのりと血色感を演出しながら、ナチュラルに肌をトーンアップするコーラル。(SPF15・PA+)※SPFとは紫外線B波から肌を守る効果を示す指数、PAとは紫外線A波から肌を守る効果を示す分類です。商品選択時の目安とお考えください。充分な量を肌にむらなくのばしてください。他の紫外線防止効果のある化粧品と併用するとより効果的です。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月30日秋冬コレクションをいち早く体感できるイベントを実施RMKは、江戸時代の浮世絵からインスピレーションを受けた、秋冬新色コレクション「ウキヨ モダン(UKIYO Modern)」を8月1日に発売する。これに先駆け、特別先行販売オンラインイベント「パサージュ トゥ ビューティ(Passage to Beauty)」を、6月24日から30日の期間、伊勢丹新宿店にて実施すると発表した。浮世絵からインスピレーションモダンなメイクを作るアイテムたち同コレクションは、喜多川歌麿の美人画からインスピレーションを受けている。「ウキヨモダンアイシャドウパレット」は、オイルを抱え込んだ繊細なパウダーがふんわりと発色し、濃淡を思いのままにコントロールできるアイテムで、江戸の「傾く(かぶく)」がコンセプトだ。また、江戸の女性が嗜んだ「キセル」をイメージしたデザインのアイライナー「キセルWライナー」も同時発売。軽やかに色づくパウダーアイライナーと、クリーミーな質感のペンシルリップがセットになっており、これ1本でモダンメイクが完成する。オンラインで参加できるイベントノベルティも同イベントでは、自宅にいながらコレクションアイテムを使った仕上がりイメージなどが見られ、伊勢丹新宿店「ザ・ステージ」にいるような臨場感あるLIVE配信を実施する。また、RMKビューティコミュニケーターによるリモートカウンセリングも行う。気になるアイテムをチェックでき、欲しいものはそのまま伊勢丹化粧品オンラインストア「meeco(ミーコ)」で購入できる。さらに、期間中5,500円以上の購入で、伊勢丹新宿店限定オリジナル手ぬぐい、8,800円以上で三越伊勢丹グループ限定オリジナルはこせこ、13,200円以上で伊勢丹新宿店限定オリジナルミラーをプレゼントする。(画像はプレスリリースより)【参考】※伊勢丹新宿店公式サイト
2020年06月26日RMK(アールエムケー)2020年秋冬コスメ「ウキヨモダン(UKIYO Modern)」が、2020年8月1日(土)より数量限定で発売される。RMK“江戸時代”から着想した秋冬コスメRMK2020年秋冬は、江戸時代まで遡り、浮世絵師や女性たちの着物あそびに着想。特に、喜多川歌麿の美人画からヒントを得て“粋”なモダンルックをデザインする。“美人画”をあしらったアイシャドウ パレットや江戸の喫煙具“キセル”を想起させるWライナーなど、江戸時代へタイムスリップした感覚で楽しめるポップなアイテムが揃っている。また「赤」も今季の重要なキーワード。クリエイティブ・ディレクターのKAORIが、就任以来温め続けていた赤を使って、大人の女性を表現する。“美人画”モチーフのアイシャドウパレットコレクションの目玉となる「RMK ウキヨモダン アイシャドウパレット」は、ポーランドのアーティストが描く“美人画”モチーフのパッケージが特徴的。パレットにセットされた4色は、江戸の流行色をイメージしており、RMKには珍しい深みのあるカラーラインナップだ。まぶたにのせると、溶け込むようになじんで色っぽさを演出。ふんわりとした発色なのにしっとりとした仕上がりで、カラー問わず濃淡を思いのままにコントロールできる。各パレットには、品川宿・日本橋・千住宿と“宿場名”をカラー名として起用した。「RMK ウキヨモダン アイシャドウパレット」01 品川宿:あずき色、冴えた赤、グレイッシュな紫、スモーキーな緑でファッションナブルな表情に。02 日本橋:ツヤのある白、透ける黒、大胆な橙色、抜け感のある茶色でアバンギャルドな表情に。03 千住宿:灰色、シックなベージュ、萌黄色、辛子色で洗練された表情に。また、三越伊勢丹グループ限定カラーの「RMK ウキヨモダン アイシャドウパレット」もラインナップする。EX-01 板橋宿EX-02 内藤新宿“キセル”イメージのWライナー“キセル”をイメージした「RMK キセルWライナー」は、パウダーアイシャドウとペンシルリップが一つになったWライナー。細く長いボディで、メイクする仕草までも色っぽくみせてくれる。パウダーアイシャドウはチップオンタイプなので、水平に引くだけで簡単にまぶたに色をのせられる。リッチなオイルイン処方のパウダーは、ひと塗りで均一に仕上がるので、テクニックいらずにカラーアイが完成する。一方、ペンシルリップは、リップライナーのように繊細でありながら、限界まで柔らかくしているので唇全体に塗布が可能。ほんのりツヤめく新感覚の発色で、見たままのクリアカラーで唇を染め上げる。カラーは全5色。「RMK キセルWライナー」01 柳ねずみ:バーガンディリップに、グレイッシュなミントをあわせてアバンギャルドに。02 紅碧:鮮烈なオレンジに、シックなモーブをあわせてモダンな表情に。03 紅とび:鮮やかなレッドとくすんだレッドのかけあわせで、モードにもスタイリッシュにも。04 くりかわ茶:深みのあるレッドに、女性らしいブラウンを組み合わせてセクシーに。05 せん茶いろ:落ち着きのあるレッドに、ディープなブラウンをあわせて知的な印象に。“紅を差す”パール入りリップグロスこの「RMK キセルWライナー」と一緒に使うのもおすすめなのが、スキンケア発想の「RMK 江戸茜 トランスルーセントグロス」。“紅を差す”という言葉にふさわしい固形のリップグロスで、単品ではもちろん、他リップとの重ね付けもOK。レッドとオレンジのダブル偏光パールを含んだ濃密な赤は、そっとのせればソフトに、たっぷりのせるとセクシーな口元を演出。ふわりと立ち上るカシス&ザクロの香りも注目だ。着物からヒントを得た「赤」の新マットリップまた、RMKのリップシリーズに新処方のリキッドリップ「RMK タイムレス マットエフェクト リップラッカー」が仲間入り。濃密な赤×マット質感という難しい組み合わせを叶えるため、新しいマットパウダーを採用した。つけていることを忘れるほど心地よいのに、唇にフィットして乾燥・色落ち知らず。ハッとするほど濃密な3つの赤は、着物からインスピレーションを得たこだわりの3色だ。「RMK タイムレス マットエフェクト リップラッカー」01 絵:知的でヘルシーな色気が漂うオレンジレッド。02 浮:モードにもスタイリッシュにもなれる粋なレッド。03 世:アバンギャルドなオーラを放つ毒を秘めたボルドー。にじみ出るような“紅赤”ブラッシュ江戸時代の女性たちに血色感を与えた“紅赤”からイメージしたチーク「RMK ウキヨモダン ブラッシュ」もチェック。クリームの密着度とパウダーの軽やかさを備え、内側はしっとり表面はシルキーという独自の仕上がりを叶えた。色気がにじみでるような頬をウォータープルーフ処方により、長く持続。つやっぽく仕上げた肌に寄り添う、美しいパウダーブラッシュとなっている。「RMK ウキヨモダン ブラッシュ」01 花:内側から色気がにじみ出るような魅惑的な表情をもたらすピンクレッド。02 舞:ヘルシーな血色感をあたえて、女性らしさを際立たせるコーラルレッド。銀座三越本館で先行発売イベント銀座三越本館では、全国発売に先駆け、2020年7月15日(水)よりRMK2020年秋冬コレクションの先行発売をスタート。江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿が描いた美人画からインスピレーションをうけた最新コスメはもちろん、三越伊勢丹グループ限定カラーのアイシャドウパレットも展開する。【詳細】RMK2020年秋冬「ウキヨモダン(UKIYO Modern)」発売日:2020年8月1日(土)より数量限定発売・RMK ウキヨモダン アイシャドウパレット 全3種 各5,800円+税・RMK ウキヨモダン アイシャドウパレット<三越伊勢丹グループ限定カラー>全2種 各5,800円+税・RMK キセルWライナー 全5種 各4,000円+税・RMK ウキヨモダン ブラッシュ 全2色 各3,200円+税・RMK タイムレス マットエフェクト リップラッカー 全3色 各3,500円+税・RMK 江戸茜 トランスルーセントグロス 全1色 2,800円+税■ 銀座三越本館先行販売イベント開始日:7月15日(水)場所:銀座三越本館1階=ザ・ステージ/新館地下1階=ギンザコスメワールド RMKコーナー※三越伊勢丹グループ限定カラーは、1アイテムにつき、1人1個まで。※meecoにて三越伊勢丹グループ限定カラー含むRMK 2020年秋冬コレクション全商品発売。<購入者プレゼント>銀座三越RMKコーナー並びにザ・ステージにて、RMK2020年秋冬「ウキヨモダン(UKIYO Modern)」を購入すると先着でプレゼントを用意。・銀座三越限定 オリジナルステッカー:5,500円(税込)以上購入者対象・三越伊勢丹グループ限定 RMK オリジナルはこせこ:8,800円(税込)以上購入者対象※生産数量限定品につきましては品切れの場合あり。※複数のプレゼントの条件を満たした場合は、いずれか1つプレゼント。※プレゼントは1人1点限り。無くなり次第終了。問い合わせ先:銀座三越 新館地下1階=ギンザコスメワールドRMK(TEL:03-3538-3574)【問い合わせ先】RMK DivisionTEL:0120-988-271
2020年06月18日RMK A/W COLLECTION 2020 “UKIYO Modern” 特別先行発売オンラインイベントを、伊勢丹新宿店 本館1階=ザ・ステージにて開催いたします。 8月1日全国数量限定発売に先がけて、6月24日より、三越伊勢丹グループ限定カラーを含む、江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿が描いた美人画からインスピレーションをうけた最新コレクションアイテムが登場。 自宅にいながらもコレクションアイテムについて知ることができるLIVE配信コンテンツをザ・ステージからお届けし、気になるアイテムはRMK アーティスト/ RMK ビューティコミュニケーターによりリモートカウンセリングでご紹介いたします。<伊勢丹新宿店先行発売 三越伊勢丹グループ限定カラー>RMK ウキヨモダン アイシャドウパレット 全2種 各6,380円(税込)オイルを抱え込んだ繊細なパウダーが、まぶたにしっとりとけ込んで、ほんのりとつやめいたまなざしに。ふんわりと発色し、濃淡も思いのままにコントロールできます。自分の価値観で楽しむ、江戸の「傾く(かぶく)」を現代へ。RMK キセルWライナー 全3種 各4,400円(税込)江戸の女性たちが嗜んだ「キセル」をイメージしたアイズ&リップライナー。軽やかに色づくパウダーアイライナーと、クリーミィな質感のペンシルリップをセットしたWエンドタイプ。するするとのびて、ラインだけでなく全体を塗りつぶして使うこともでき、これ一本で粋なモダンメイクをかなえます。6月24日より伊勢丹新宿店 本館1階=ザ・ステージ/伊勢丹新宿店 RMKコーナー/三越伊勢丹化粧品オンラインストア“meeco”にて購入可能。※1アイテムにつき、お1人様1日6個までのご購入とさせていただきます。※meecoにて三越伊勢丹グループ限定カラー含むRMK A/W COLLECTION 2020全商品紹介中。<リモートカウンセリング>オンラインイベント期間中、自宅にいながらザ・ステージにいるRMK アーティスト/ビューティコミュニケーターより、お客さまの気になるアイテムをご紹介。そのまま三越伊勢丹化粧品オンラインストア“meeco”にてお買い物ができます。※リモートカウンセリングの事前予約は、19日(金)より開始予定です。※ご予約時間を過ぎますと自動キャンセルとさせていただきます。※カウンセリング時間は、20分となっておりますため、事前予約時にアンケートでチェックいただいたお客さまの気になるアイテムを中心にご紹介いたします。<LIVE配信>自宅にいながら来場した気分になれるLIVE動画を配信!コレクションアイテムを使った仕上がりイメージなどを配信予定。※配信内容の詳細は後日お知らせいたします。※状況により変更の可能性がございます。<SPECIAL PRESENT>オンラインイベント期間中、伊勢丹新宿店 RMKコーナー並びにザ・ステージにてRMK A/W COLLECTION 2020 “UKIYO Modern” のお買上げ金額にあわせたプレゼントをご用意しています。伊勢丹新宿店限定その1:5,500円(税込)以上お買い上げでRMK オリジナルてぬぐいセットをプレゼントその2:13,200円(税込) 以上お買い上げでRMK オリジナルミラーをプレゼントIllustration (C) 2020 Sofiia Strekanova a.k.a. Soia三越伊勢丹グループ限定8,800円(税込)以上お買い上げでRMK オリジナルはこせこをプレゼント※三越伊勢丹化粧品オンラインストア“meeco”限定のプレゼントもご用意しています。詳しくは三越伊勢丹化粧品オンラインストア“meeco”をチェック。※生産数量限定品につきましては品切れの際はご容赦ください。※複数のプレゼントの条件を満たした場合は、いずれかおひとつプレゼントをお選びいただけます。プレゼントはお一人さま1点限り。なくなり次第終了とさせていただきます。※オンラインイベント会場(ザ・ステージ)でのレクチャーレッスンの事前予約は実施しておりません。※詳しくは係員までおたずねください。※諸般の事情により、予定しておりました企画に変更がある場合がございます。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月16日喜多川歌麿や葛飾北斎といったビッグネームの浮世絵師5人にフォーカスした展覧会『大浮世絵展─歌麿、写楽、北斎、広重、国芳夢の競演』が、愛知県美術館で5月31日(日)まで開催されている。国内外の美術館や博物館、個人コレクションから集めたこの展覧会では、現在最も人気のある喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の5人による傑作を見ることができる。展示室は、5人の絵師ごとに区切られている。「第1章喜多川歌麿」では、歌麿が得意とした、人物の上半身をアップで描く大首絵の美人画が並ぶ。それぞれの女性像の個性や感情を感じ取ることができるだろう。続いて「第2章東洲斎写楽」では、写楽が描いた役者絵を紹介する。謎の多さで知られる写楽。その作品は、当時は奇抜な表現に見られたという。「第3章葛飾北斎」では、国内外で人気がある「冨嶽三十六景」や花鳥版画が展示される。リアルで写実的な独自の表現に引き付けられるだろう。さらに「第4章歌川広重」では、叙情的で親しみやすい風景画や花鳥版画を見ることができる。北斎と広重、このふたりの画風の違いも分かるはずだ。そして「第5章歌川国芳」では、人物の細部までこだわった武者絵や動物を擬人化したユーモラスなものまで、国芳が残した数々の戯画を鑑賞できる。幕末に現れた奇抜な画風が魅力的だ。国際浮世絵学会の監修のもと、集まった作品が持つ浮世絵本来の鮮やかさに、きっとあなたも驚く展覧会となっている。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため会期変更の可能性あり。最新の情報は 愛知県美術館ウェブサイトで確認を。【関連リンク】 愛知県美術館( )東洲斎写楽「3代目大谷鬼次の江戸兵衛」江戸時代/寛政6年(1794)、大判錦絵 シカゴ美術館蔵展示期間:2020年4月3日~5月31日(日)葛飾北斎「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」江戸時代/天保2-4年(1831-33)頃、横大判錦絵 ミネアポリス美術館蔵展示期間:2020年4月3日~5月2日(土)歌川広重「東海道五拾三次之内蒲原夜之雪」江戸時代/天保5-7年(1834-36)、横大判錦絵 ミネアポリス美術館蔵展示期間:2020年4月3日~5月3日(日)歌川国芳「相馬の古内裏」江戸時代/弘化2-3年(1845-46)、大判錦絵3枚続展示期間:2020年5月4日~5月31日(日)
2020年04月07日いまなお愛され続ける世界的アーティスト・葛飾北斎を柳楽優弥と田中泯が演じ、北斎の知られざる生涯を初めて描く映画『HOKUSAI』。この度、本作の本予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。今回到着した映像では、自由奔放な毎日を過ごしていた柳楽さん演じる若き北斎が、稀代の版元(プロデューサー)、蔦屋重三郎(阿部寛)と出逢い、才能を開花させ、天才絵師になるまでが凝縮されている。売れない絵師だがプライドだけは一人前の若き北斎が、美人画の大家・喜多川歌麿(玉木宏)に「てめえの絵は色気がねえ」と一蹴されたり、役者絵で鮮烈なデビューを飾った若き天才絵師・東洲斎写楽(浦上晟周)の挑発的な言葉に「ふざけてんのか」と感情むき出しにしたり…。そんな中、北斎を気にかけている蔦屋は「勝ち負けで絵を描いているのか。絵師などやめちまえ」と言い放つ。とうとう北斎は自信を失い、挫折と苦悩を重ねながら、あるとき、圧倒的な存在感を放つ海と波に魅了され、唯一無二の独創性が開眼、多くのヒット作を生み出し江戸を席巻。だが、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられているという現実も。一方で「勝負してぇんだ」と、創作意欲が衰えることのない老年期の北斎(田中さん)は、絵で誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代に抗い続けるのだ。また、北斎の代表作「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」の大浪を背景にした本ポスタービジュアルも到着。青年期と老年期の北斎が一緒に写るほか、蔦屋、歌麿、種彦ら本作のキーパーソン、そして数々の代表作も一緒に登場している。『HOKUSAI』は5月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2020年5月29日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2020年03月20日葛飾北斎の知られざる生涯を初めて描く映画『HOKUSAI』が、5月29日(金)より全国公開される。この度、本予告映像とポスタービジュアルが公開された。公開された予告映像では、腕はいいものの絵を描く本質と向き合わず、自由奔放な毎日を過ごしていた葛飾北斎(柳楽優弥)が、稀代の版元(プロデューサー)・蔦屋重三郎(阿部寛)と出逢うことで、その才能を開花させ、いまも世界中に多くの影響を与える天才絵師になるまでを切り取っている。予告映像の中で北斎は、美人画の大家・喜多川歌麿(玉木宏)に大手を振って対峙をするが、「てめえの絵は色気がねえ」と一蹴される。さらに彗星のごとく現れ、役者絵で鮮烈なデビューを飾った若き天才絵師・東洲斎写楽(浦上晟周)の挑発的な言葉に、悔しさのあまり競争心をむき出しに。こうした先達からの数々の言葉に自信を失い、挫折と苦悩を重ねる北斎だったが、その逆境を糧に、あるとき圧倒的な存在感を放つ海、そして“波”に魅了され、唯一無二の独創性が、ついに開眼する。しかし、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられており、蔦屋が営む耕書堂や、武士の家系であることを伏せて筆を取り北斎とタッグを組んでいた戯作者の柳亭種彦(永山瑛太)も弾圧の対象に。彼もまた自問自答し、「先生は絵のために全てを捨てられますか?」と北斎に問いかけるも、北斎の気概や諦めない姿を目の当たりにし、己の信念を最後まで貫き通すことを決心する。一方で、志をともにする表現者たちを失い続けてもなお創作意欲が衰えることのない老年期の北斎(田中泯)は、筆一本を手に黙々と描き続けた絵で、誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代に抗い続ける。あわせて公開されたポスタービジュアルには、北斎の代表作である『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』の大浪(グレートウェーブ)を背景に、数々の代表作も散りばめられており、青年期&老年期の北斎、蔦屋、歌麿、種彦らキーパーソンを演じる俳優たちが揃い踏み。「この筆で、世界を変える。」というキャッチコピーとともに、これまで語られることのなかった北斎の物語を期待させる。なお、ムビチケカードのみ、購入時に特典として「特製大浪ステッカー」が付いてくる(なくなり次第終了)。■ムビチケカード販売日:3月20日(金)~(一部劇場を除く)■ムビチケカード価格:一般券 1,500 円(税込)※特典の画像はイメージです。実際の商品デザインと異なる場合があります。『HOKUSAI』5月29日(金)より全国公開
2020年03月20日葛飾北斎生誕260周年を記念した<HOKUSAIイヤー>に登場する映画『HOKUSAI』から、柳楽優弥と田中泯がそれぞれに演じる“画狂人生”を突き進んだ北斎の姿を捉えた特報映像&場面写真が解禁された。北斎の代表作である「冨嶽三十六景」の一図、「神奈川沖浪裏」がダイナミックにうねるアニメーションから始まる本映像。続いて「北極星にちなんでつけたんだ。たったひとつ決して動かねえ星だ」と、自らの名前の由来を稀代の版元(プロデューサー)・蔦屋重三郎(阿部寛)にまっすぐなまなざしで語る、柳楽さん演じる青年期、そして「勝負してえんだ、世の中とよ」と、老いてもなおさらなる高みを目指し、目をギラつかせる田中さん演じる老年期、二つの時代の北斎が捉えられている。北斎が生きた江戸時代後期はまさに激動の時代。風紀の乱れを正すべく幕府によって風俗が厳しく取り締まられていた当時、町人文化を彩った浮世絵は規制の対象となっていた。そんな表現者たちにとって不自由な生き方を強いられる世の中であっても、「俺は俺の好きに描く」と北斎はひとり、北極星のごとくブレることなく画狂人生をまい進。表現者としての自由を求めて、筆ひとつで激動の時代に挑み続ける。そしてついにたどり着いたのが、いまもなお色褪せることなく人々の心を掴んで離さない“あの波”の誕生。これまで描かれることのなかった葛飾北斎の知られざる物語、日本のみならず世界中に影響を与えた“あの波”の誕生秘話にますます期待が膨らむ仕上がりとなっている。さらに、北斎の人生のキーマンとなる蔦屋重三郎、喜多川歌麿(玉木宏)、柳亭種彦(永山瑛太)の映像も初お披露目。豪華オールスターキャストが、それぞれの視点から北斎の波乱万丈の人生を見つめていく。今回初解禁となった本作の場面写真にも、若かりし頃から晩年まで変わることなく、飽くなき向上心のままに一心不乱に作品づくりに没頭する青年期と老年期の北斎や、若き北斎と対峙し、のちにその才能を見出す蔦屋、妖艶なまなざしで花魁を描こうとする美人画の大家・歌麿、種彦の書いた書物に目を落とし、言葉を交わしている様子の老年期・北斎の姿などが収められている。また、「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」を手に取る芸者たちの姿もあり、“あの波”がいかに当時の人々の心を動かしたのかも見逃せない。なお、葛飾北斎の人物像に迫る「HOKUSAINOTE」が2月27日発売決定。多くの謎に包まれている北斎の「人物像」に彼の残した作品や時代背景から迫るほか、生涯90回以上も引っ越しをしたという、東京・墨田区をはじめ、長野・小布施や神奈川・葉山や逗子、千葉・房総など、北斎ゆかりの地などが紹介されている。『HOKUSAI』は5月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2020年5月29日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2020年01月30日2014年に開催され、全国で約38万人の動員を記録した『大浮世絵展』。その第2弾となる展覧会、『大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演』が、2020年1月19日(日)まで、東京都江戸東京博物館で開催されている。今回は特に人気の高い5人の作品にフォーカス。国内外から選りすぐりの名品が紹介される(会期中に展示作品の入れ替えあり)。【チケット情報はこちら】その冒頭を飾るのが、美人画の名手として知られる喜多川歌麿。中でも「婦人相学十躰」や「歌撰恋之部」など、上半身をアップで描く“大首絵”の手法を取り入れた作品群は秀逸だ。また「青楼十二時 続」では、吉原の遊女の1日が12図に描き分けられており、髪型や小物、着物の着くずし方など、遊里の風俗が的確に表現されている。第2章は、衝撃的なデビューからたった10か月で消えてしまった謎多き絵師、東洲斎写楽。それまでの役者絵とは異なり、役者があまり描いて欲しくない特徴を如実に(もしくは誇張して)描くことで、その人物の“真”を描き出そうとした。残存数は非常に少ないが、本展ではデビュー作の役者絵28枚のうち27枚を展示。また「市川蝦蔵の竹村定之進」などは、刷りの異なる同じ作品が同時期に並ぶ。第3章は近年大規模な展覧会が開かれるほか、その人物像にも注目が集まっている葛飾北斎(葛のつつみがまえの中は「人」)。強烈で、オリジナリティあふれる作品は、ゴッホなど後の作家に多大な影響を与えた。特筆すべきはやはり、各地から見える富士の姿を描いた「冨嶽三十六景」より、世界で最も有名な絵画とも言われる「神奈川沖浪裏」。作品の主役である波の表現は、北斎が長年こだわり続けてきたもので、本作はその集大成とも言える。第4章は北斎と同じく、風景画の名作を数多く遺した歌川広重。その代表作「東海道五拾三次」の中の傑作「蒲原夜之雪」は、前期(~12月15日(日))と後期(12月17日(火)~)で所蔵先の異なる作品が展示され、刷りによる背景の違いなどを楽しむことが出来る。また「名所江戸百景」には、「大はしあたけの夕立」や「水道橋駿河台」など、斬新な構図や色合いに改めて驚かされる。最後の第5章には、近年若い世代にもファンが多い歌川国芳。大胆かつ緻密な武者絵が魅力だが、これだけ国芳が支持されるのは、その遊び心にあるだろう。3枚続のワイドな画面を生み出したのも国芳で、画面いっぱいに描かれた鯨が観る者に迫る「宮本武蔵の鯨退治」はまさに圧巻。また猫好きの国芳らしい、ユニークでかわいらしい作品も並ぶ。取材・文:野上瑠美子
2019年11月28日浮世絵の人気絵師5人にフォーカスした『大浮世絵展 — 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳夢の競演』が、東京都江戸東京博物館で11月19日(火)に開幕。2020年1月19日(日)の会期終了後は、福岡市美術館(1/28〜3/22)、愛知県美術館(4/3〜5/31)に巡回する予定だ。国内外で最も人気のある浮世絵師といえば、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳。この5人こそ、浮世絵の歴史に燦然と輝くスター中のスターといえる。17世紀、戦国の乱世が終わった太平の世に生まれた “浮世絵”。錦絵と呼ばれるカラフルな多色刷り版画が花開いた18世紀後半に浮世絵は黄金期を迎える。その後、歌麿、写楽、北斎、広重、国芳といった浮世絵師が登場し、浮世絵に大きな変革をもたらした。同展では、そんな彼らの代表作を3会場合わせて366点紹介。歌麿は美人画、写楽は役者絵、北斎と広重は風景画と花鳥画、そして国芳は武者絵と戯画と、各絵師のエッセンスが凝縮された傑作の数々が一堂に集結する。第1章は喜多川歌麿の美人画からスタート。遊女や茶屋の看板娘から、市井で生きる女性まで、その表情やしぐさに現れる女性の微妙な心情まで描き分ける表現の巧みさに注目したい。『大浮世絵展 — 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳夢の競演』( )
2019年11月20日岡田美術館から、葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」をモチーフにした新作チョコレート「Okada Museum Chocolate 『波と富士』」が登場。2020年4月5日(日)より、箱根の岡田美術館ミュージアムショップにて発売される。なお、日本橋三越本店で開催される「スイーツコレクション」、および初出店となる伊勢丹新宿店「スイーツコレクション2020」で販売を行う。「Okada Museum Chocolate」は、喜多川歌麿「深川の雪」や伊藤若冲「孔雀鳳凰図」といった収蔵作品をモチーフにした岡田美術館の人気チョコレートブランド。新作は2020年4月5日(日)より開催される特別展『生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―』に合わせて、葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」の中から、岡田美術館収蔵の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」を表現したショコラだ。世界的にも有名な「神奈川沖浪裏」の細かな波涛や大胆な構図、「凱風快晴」の朝日に赤く染まる富士の姿を、スイーツで繊細に再現している。フレーバーは「神奈川沖浪裏」を描いた上段に、和栗にハーブを効かせた「和栗×タイム」や、巨峰とチーズの芳醇な味わいが広がる「ブドウ×ゴルゴンゾーラチーズ」をセット。「凱風快晴」をモチーフにした下段に、まろやかな甘みのバナナに爽やかなローズマリーをプラスした「バナナ×ローズマリー」や、桃の香りをアプリコットが引き立てる「ピーチアプリコット×ベルベンヌ」を並べた。フルーツにハーブやスパイスをコンビネーションさせた新感覚の8粒となっている。【詳細】岡田美術館「Okada Museum Chocolate 『波と富士』」4,801円(税込)発売日:2020年4月5日(日)販売場所:岡田美術館ミュージアムショップ住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1TEL:0460-87-3931フレーバー:上段 和栗×タイム、カシス×ブラッドオレンジ、ブドウ×ゴルゴンゾーラチーズ、胡桃×メープルシュガー下段 ハイビスカスベリー×ココナッツ、バナナ×ローズマリー、ベルガモット×アールグレイ、ピーチアプリコット×ベルベンヌ■日本橋三越本店「スイーツコレクション」期間:2020年1月29日(水)〜2月14日(金)場所:日本橋三越本店本館 7階住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1※なお、1月6日(月)〜2月2日(日)の期間でウェブ販売あり■伊勢丹新宿店「スイーツコレクション2020」〈初出店〉期間:2020年2月5日(水)〜14日(金)場所:伊勢丹新宿店 本館6階住所:東京都新宿区新宿3-14-1
2019年11月01日熊川哲也率いるKバレエカンパニー『マダム・バタフライ』が開幕。プッチーニのオペラに熊川独自の目線を加えて送る新作だ。初日のもようをレポートしよう。【チケット情報はこちら】舞台上には、月岡芳年や喜多川歌麿の美人画を思わせる洋装と和装の女性が二重写しになった、オリジナルの幕。実際、和洋の対比は、この作品の大きな特徴となっている。プロローグで、目隠しをした少女の傍らでひとりの武士が短刀で自害する。この少女こそ幼き日のバタフライ。蝶々夫人の父が帝から短刀を下賜されて切腹して娘に短刀を遺し、その短刀で蝶々夫人が自害するというオペラのエピソードを発展させた場面だ。続く1幕1場の舞台は、アメリカ海軍士官学校。卒業を控えた水兵の卵達が、若々しく喜びに満ちた踊りを見せる。教官のピンカートン(堀内將平)が颯爽と登場。敬礼も織り交ぜたダンスが小気味良い。やがて、ピンカートンの恋人のケイト(小林美奈)、さらに色とりどりのドレスに身を包んだ女性達も現れ、男女の踊りの輪が広がっていく。だがピンカートンには長崎行きの辞令が下る。1幕2場は、来日したピンカートンが仲間と遊郭を訪れる場面。小部屋に入った女性達が買い手を待っている。女性達をきびきびととりまとめるスズキ(荒井祐子)。やがて花魁道中が始まった。優美に扇をひらめかせる夜の蝶達の中心にいる花魁(中村祥子)は、憂いを帯びた圧倒的な美しさだ。と、そこにバタフライ(矢内千夏)が飛び出してくる。さくらさくらのメロディで天真爛漫に踊るバタフライに、すっかり魅了されるピンカートン。道化的な斡旋人ゴロー(石橋奨也)の仲立ちで二人の”結婚”が決まり、その場は祝祭モードに。ここまでが、オペラにはない、いわば熊川が創った前日譚だ。2幕以降はオペラをベースに、クライマックスまで、息を呑むような美しく哀しい人間ドラマが展開する。バタフライとピンカートンの結婚式。矢内のバタフライからは、これまで信じてきた宗教を変える戸惑いと、アメリカ人の妻としての誠を捧げようと心を決めるいじらしさが手に取るように伝わってくる。幼馴染のヤマドリ(小林雅也)も祝福するが、バタフライの叔父ボンゾウ(遅沢佑介)はピンカートンに刀を向ける。すると、バタフライがその前に立ちはだかり、さらにあの小刀がボンゾウを止めるのだった。その後のバタフライをいたわるピンカートンとの甘やかなパ・ド・ドゥは感動的。しかしそれは束の間の愛に過ぎず、ピンカートンは帰国。洋装もすっかりさまになったバタフライは、愛の結晶である一子を育てながらその帰りを待つが、彼女を待ち受けるのは悲しい運命だったーー。バタフライが凄絶な覚悟を決めるラストシーンでの、能さながらの舞は必見。なお、この日のレッドカーペットには、三田佳子、コシノ・ジュンコ、斉藤由貴、トリンドル玲奈、デヴィ・スカルノ、瀧川鯉斗も登場。『マダム・バタフライ』世界初演という特別な日を彩った。10月10日(木)~10月14日(月・祝)まで東京文化会館大ホールにて公演。チケット発売中。取材・文:高橋彩子
2019年10月04日「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」が、愛知県美術館にて、2020年5月31日(日)まで開催される。尚、愛知県美術館は2020年5月7日(木)まで臨時休館。最新の営業状況は、愛知県美術館公式ウェブサイトにて随時発表。人気絵師5人に焦点を当てた「大浮世絵展」「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」は、2014年に開催され約38万人を動員した「大浮世絵展」に続く浮世絵の展覧会。今回は、人気絵師である喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の5人に焦点を当て、国内のほか欧米の美術館や博物館、個人コレクションから有名な傑作が集結。歌麿は美人画、写楽は役者絵、北斎と広重は風景画、国芳は勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画と、絵師の得意とするエッセンスを凝縮し、見応えのある豪華な展示内容となっている。また、いずれの作品も保存状態が優れたもので、浮世絵本来の鮮やかさを感じ取ることができる。喜多川歌麿の美人画美人画の名手・喜多川歌麿は、表情豊かでしなやかな表現や、優れた画面構成、色彩バランスなどが魅力。娘の無邪気な様子を描いた「婦女人相十品 ポペンを吹く娘」や、評判の美女三人のそれぞれの個性を描き分けた「当時三美人」など、生き生きとした描写の美人画が展示される。東洲斎写楽の役者絵東洲斎写楽は、演技する役者をありありと描き、舞台上の役者の“真の姿”を誇張した表現で描き出した。斬新な表現は賛否両論を呼んだが、評価は世界的に高いものとなっている。悪役の役者が相手をにらみつける場面を描いた「三代目大谷鬼次の 江戸兵衛」や、山のようにがっしりとした構図の中で風格を見せる「市川鰕蔵の竹村定之進」など、インパクトのある作品が勢揃いする。葛飾北斎の風景画「冨嶽三十六景」をはじめ、印象的な風景画の錦絵を残した葛飾北斎。躍動感のあるダイナミックな構図や、強く記憶に残る造形表現が特徴だ。世界で最も有名な作品ともいわれる「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や、富士山を堂々と描いた「冨嶽三十六景 凱風快晴」、全国各地の滝を題材にした全8枚の連作「諸国瀧廻り」など、圧倒的な葛飾北斎の画風を堪能できる。歌川広重の風景画葛飾北斎の「冨嶽三十六景」に刺激されて風景画を描き始めた歌川広重は、出世作の保永堂版「東海道五拾三次」以後、風景版画を数多く手がけるようになった。保永堂版「東海道五拾三次」では、宿場の光景や付近の名所に、雨、雪、月、夜、霧といった要素を加え、情趣たっぷりに情景を描いている。笠で顔を隠すなど、表情を読み取れないように描かれている人々の存在が、鑑賞者の想像力をかき立てる。歌川国芳の武者絵や戯画幕末の浮世絵界を活性化させた歌川国芳は、勇壮な武者絵や動物を擬人化させた戯画を残している。大胆な構図で力強く描かれた「宮本武蔵の鯨退治」や、闇の中から不気味に姿を見せる骸骨が印象的な代表作「相馬の古内裏」からは、国芳の自由な発想が見て取れる。「其まヽ地口猫飼好五十三疋」は、猫好きであった国芳が、東海道五十三次の各宿駅をだじゃれで猫に見立てて描いたユーモアにあふれた作品だ。【詳細】大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演会期:2020年4月3日(金)~5月31日(日)※尚、愛知県美術館は5月7日(木)まで臨時休館。最新の営業情報は、愛知県美術館公式ウェブサイトにて随時告知。場所:愛知県美術館住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2※会場によっては展示されない作品あり。※会期中に展示作品の入れ替えあり。
2019年09月28日映画『HOKUSAI』が、2021年5月28日(金)に全国公開される。初映画化となる北斎の知られざる素顔ゴッホ、モネ、ドガなど、数々のアーティストに影響を与え西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人・葛飾北斎。平均寿命が40歳の時代に、享年91歳という長寿人生を送った事でも知られている彼は、代表作「富嶽三十六景」を72歳の時に制作。またその長い生涯を通して、3万点以上の作品を描き残したといわれている。そんな数々の名作をこの世に送り出してきた北斎だが、彼の<人生>に関する資料は少なく、故に様々な逸話が生み出されてしまったことも事実だ。そこで映画『HOKUSAI』は、数少ない忠実を基に、そのベールに包まれた北斎の人生を独自の視点と解釈によって紐解いていく。風紀の乱れを正すべく幕府によって風俗が厳しく取り締まられていた江戸時代後期におい て、町人文化を彩った浮世絵もまた規制の対象とされていた。そんな中でも、「俺は俺の好きに描く」と北斎はひとり北極星のごとくブレることなく画狂人生をまい進。表現者としての自由を求めて、筆ひとつで激動の時代に挑み続けた。『HOKUSAI』では、青年期・老年期に北斎の人生に大きな影響をもたらした2人の人物のエピソードから映し出す「人間・北斎」、そして北斎の手掛けた作品「三つの波の秘密」の誕生秘話が明かされる。柳楽優弥&田中泯W主演葛飾北斎(青年期)役:柳楽優弥北斎に挑むのは、海外からも高い評価を受ける2人の日本人俳優。映画『誰も知らない』で、第57回カンヌ国際映画祭において最優秀主演男優賞を日本人初、史上最年少で受賞した柳楽優弥が、才能は認められながらも売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期を演じる。葛飾北斎(老年期)役:田中泯また、俳優としてだけでなく舞踊家として世界を舞台に活躍する田中泯が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を務める。本作で田中は、北斎の自画像を参考に容姿を似せるため、頭を剃るなど、徹底した役作りを見せている。主役級の豪華キャスト陣2人の脇を固めるのは、日本を代表する主役級の豪華キャスト陣だ。蔦屋重三郎役:阿部寛青年期の北斎を見出した名プロデューサー・蔦屋重三郎は、『のみとり侍』主演の阿部寛が演じる。柳亭種彦役:永山瑛太老年期の北斎とパートナーを組む人気戯作者・柳亭種彦には、『ミックス。』で主演を演じた永山瑛太。喜多川歌麿役:玉木宏さらに、青年期の北斎がライバル意識を向ける美人画の大家・喜多川歌麿を『悪と仮面のルール』の玉木宏が演じる。なお、監督は、『探偵はBARにいる』シリーズや『相棒』シリーズを手掛けた橋本一が務める。ストーリー腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が入る。信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎だったが、「こんな日だから、絵を描く」と筆をとり、その後も生涯、ひたすら絵を描き続ける。描き続けた人生の先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは…?【詳細】映画『HOKUSAI』公開日:2021年5月28日(金)※当初は2020年5月29日(金)公開を予定していたが、延期。既に購入済みの前売り券は、延期後も使用可能。監督:橋本一企画・脚本:河原れん出演:柳楽優弥、田中泯、玉木宏、瀧本美織、津田寛治、青木崇高、辻本祐樹、浦上晟周、芋生悠、河原れん、城桧吏、永山瑛太、阿部寛ほか■葛飾北斎を知る・体験する入門書『HOKUSAI NOTE』発売日:2020年2月27日(木)監修:安村敏信価格:1,364円+税ISBN:978-4-906953-85-1発行:STARDUST HD./発売:SDP葛飾北斎の人物像に迫る書籍『HOKUSAI NOTE』葛飾北斎の「人物像」を追った書籍『HOKUSAI NOTE』も発売。北斎の残した作品や時代背景に迫るほか、生涯 90回以上も引っ越しをしたという逸話から、北斎ゆかりの地も紹介。葛飾北斎の作品を楽しめる美術館や浮世絵ができるまでの制作レポート、北斎をリスペクトする現代アーティストのインタビューページなどが掲載されている。
2019年08月10日2020年春に刷新される新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、いまなお愛され続ける世界的アーティスト・葛飾北斎を、柳楽優弥と田中泯がW主演で演じる映画『HOKUSAI』が2020年初夏に公開されることが決定した。常識にとらわれず、“自由”を求め走り続けた北斎の誰も知らない物語平均寿命が40歳と言われた江戸時代に、享年91歳という長寿人生を送り、72歳にして代表作となる「富嶽三十六景」を描き、生涯を通して描き残した作品は3万点以上といわれる葛飾北斎。だが、彼の“人生”に関しては残っている資料は少なく、ゆえに様々な逸話が生まれ、これまでしっかりと描かれたことはなかった。本作は構想約3年、数少ない史実をもとに独自の視点と解釈によって生まれた新たな物語。青年期の北斎を目覚めさせた稀代の版元・蔦屋重三郎と、老年期の北斎のパートナーとなる人気戯作者・柳亭種彦。この2人とのエピソードを軸に“人間・北斎”と、彼が描いた“3つの波の秘密”が生まれるに至った物語を描く。監督は『探偵はBARにいる』シリーズ、『相棒』シリーズの橋本一がつとめる。W主演の柳楽優弥&田中泯ら世界で活躍する主役級の超豪華キャストが集結!その才能は認められながらも、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期の北斎を演じるのは、是枝裕和監督作『誰も知らない』で映画初出演にして第57回カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を日本人初、史上最年少で受賞した柳楽優弥。芸術家としての情熱を失うことなく、孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を、ルーブル美術館で海外デビューを果たすなど、俳優としてだけでなく舞踊家として世界を舞台に活躍する田中泯がそれぞれ演じる。さらに、青年期の北斎を見出した名プロデューサー・蔦屋重三郎には阿部寛、老年期の北斎とパートナーを組む人気戯作者・柳亭種彦を瑛太、青年期の北斎がライバル意識を向ける美人画の大家・喜多川歌麿を玉木宏と、全員主役級の超豪華キャストが集結。文字通り日本を代表する実力派俳優たちが紡ぎあげる、知られざる北斎の物語を世界に届ける。来年は北斎生誕260周年!<HOKUSAI2020プロジェクト>始動パリ中心部のフランス国立グランパレ美術館で2014年に開催された過去最大規模の「北斎展」では約36万人の総入場者を記録、2017年にロンドンの大英博物館で行われた「北斎展」では、英デイリーメールやオブザーバー紙が5つ星評価をつけ、前売り券が完売、連日当日券を求めて長蛇の列が発生するなど、日本国外でも愛される葛飾北斎。そして本作が公開するのは、北斎生誕260周年となる2020年。知られざる北斎の人生を伝えるべく、海外映画祭への参加や海外配給を視野に入れた全世界同時プロモーションを展開していくという。柳楽優弥「世界中にいる熱狂的なファンの方達にも観て頂きたい」僕が演じさせていただいた若い頃の北斎は、あまり情報もなく、謎に包まれていたので、初めはどの様に演じるべきかとても迷いました。様々な資料を読んだり、監督と相談していく中で、逆に知られていないからこそ、僕たちで「北斎像」を作り上げていこうと現場に臨ませていただけたことは、とても楽しくやりがいを感じました。絵を描くことが本当に好きで、数々の壁にぶち当たりながらも徹底的に追求する「好きこそものの上手なれ」ということわざを体現したような世界的スターである北斎さえも、売れない時期や苦しい時代があったということを知れて嬉しかったですし、夢を感じました。世界中にいる北斎の熱狂的なファンの方達にもぜひ観て頂きたいです。田中泯「とんでもないタイミングでこの様なお話が来た」葛飾北斎はもともと大好きでしたが、役の年頃が、ちょうど今私自身が差し掛かっている年齢でもあり、とんでもないタイミングでこの様なお話が来たな、とご縁を感じました。大勢の人の前で北斎になることができる、というチャンスをいただけたことは本当に幸せなことだと思います。おそらく僕が日常的にやろうとしてもたどり着かない“ある高み”へ引っ張り上げてもらえる、架空からまるで現実の時間のように変わっていく、起こらないことを起こしていくということが、この映画の持つ力なのだと思います。僕は、彼のような才能をこれっぽっちも持っていない人間ですが、ある種の世の中に対する、耐えられないものをずっと持ち続けて生きていることにはすごく共感しました。映画に出てくる北斎のいくつもの重要な言葉がわかると、彼が、単に絵だけで評価されているわけではないということがわかると思います。阿部寛「生き様をぜひ見てほしい」僕は、若き日の葛飾北斎を見つけ、才能を見抜きそして育てた、蔦屋重三郎という役をやらせて頂きました。今でいうプロデューサーであり、北斎や歌麿、写楽など様々な才能を集めて、自身の手で育てていくという先見の明を持ち、絶えず新しいことを作り出していった人物です。おもしろい役でした。果たしてこの人物をどうやって演じようかと、色々と調べましたが、最終的には、現場で実際に柳楽くんたちと対峙することによって作っていきました。北斎を演じた柳楽くんは、動物的というか反射神経というか、彼ならではのお芝居で、“思いのほか柔らかく、思いのほか強く”こういう感じで来るだろうという予測を大体外してきたので、一緒にやっていて楽しかったです。それぞれの絵師たちの生き様、そして僕の演じた蔦屋重三郎の生き様をぜひ見てほしいと思います。瑛太「柳楽優弥くんの葛飾北斎も心から楽しみ」時代背景問わず、今の日本でも芸術的な事に身を置く人間として何を覚悟して人前に立つのか、田中泯さん演じる、葛飾北斎から教わりました。共演は出来ませんでしたが、柳楽優弥くんの葛飾北斎も心から楽しみにしています。玉木宏「僕らの仕事とも通ずるものがある」喜多川歌麿という人物を、絵師ということを大前提にしながらも、ちょっとしたエロティシズムというか、どこかちょっと危うい感じになればと思い、いかにキャラクターのインパクトや作品のメッセージを残すか考え、演じさせていただきました。絵師たちと蔦屋重三郎との関係は、僕らの仕事とも通ずるものがあるように思います。プロデューサー的な存在が蔦屋重三郎で、僕らはアーティスト。皆それぞれに新しい芽が出てくるとそこに対して嫉妬心が生まれたり、プライドや孤独を感じながら自分と向き合っていく。それは現代にも通ずる、この作品の面白さであると思います。登場する浮世絵やセットも色彩豊かで、心に残る、心に響く、日本ならではの作品になっていると思います。橋本一監督「当代一級の出演者陣のチカラを借りての、精一杯の人間絵」葛飾北斎、という人物を、どう描く。後世に残された作品を見て観て診て魅て、想像逞しく9割創造1割事実、なれど10割真実を目指し、撮影開始。彼岸の北斎先生、如何なる思いかは、知る由も術もなく。梅雨の京都、1ヶ月半の撮影中、一度たりとも夢枕に立たざりしは、呆れての無視ではなく、好きにおやりよ、と言う励ましと勝手に解釈、当代一級の出演者陣のチカラを借りての、精一杯の人間絵巻。出来上がるのは、青春活劇か、江戸群像劇か、性と暴力の寓話か、老と妄想の夢幻劇か。そのいずれもが正体にして正体にあらずの摩訶不思議な作品に仕上がれば、齢五十の未熟者の本望。ご期待あれ!『HOKUSAI』は2020年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月07日俳優の柳楽優弥と田中泯が、映画『HOKUSAI』(2020年初夏公開)でW主演を務めることが7日、明らかになった。同作は世界的アーティスト・葛飾北斎の知られざる生涯を描くオリジナル作。葛その才能は認められながらも、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期の北斎を柳楽が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を田中がそれぞれ演じる。「人間・北斎」と、彼が描いた「三つの波の秘密」が生まれるに至った物語を描く。さらに、青年期の北斎を見出した名プロデューサー・蔦屋重三郎には阿部寛、老年期の北斎とパートナーを組む人気戯作者・柳亭種彦を瑛太、青年期の北斎がライバル意識を向ける美人画の大家・喜多川歌麿を玉木宏と、主役級のキャストが集結。北斎生誕260周年となる2020年に公開され、「HOKUSAI2020プロジェクト」として、海外映画祭への参加や海外配給を視野に入れた全世界同時プロモーションを展開し、世界中でHOKUSAIムーブメントを巻き起こすという。○柳楽優弥 コメント僕が演じさせていただいた若い頃の北斎は、あまり情報もなく、謎に包まれていたので、初めはどの様に演じるべきかとても迷いました。様々な資料を読んだり、監督と相談していく中で、逆に知られていないからこそ、僕たちで「北斎像」を作り上げていこうと現場に臨ませていただけたことは、とても楽しくやりがいを感じました。絵を描くことが本当に好きで、数々の壁にぶち当たりながらも徹底的に追求する「好きこそものの上手なれ」ということわざを体現したような世界的スターである北斎さえも、売れない時期や苦しい時代があったということを知れて嬉しかったですし、夢を感じました。世界中にいる北斎の熱狂的なファンの方達にもぜひ観て頂きたいです。○田中泯 コメント葛飾北斎はもともと大好きでしたが、役の年頃が、ちょうど今私自身が差し掛かっている年齢でもあり、とんでもないタイミングでこの様なお話が来たな、とご縁を感じました。大勢の人の前で北斎になることができる、というチャンスをいただけたことは本当に幸せなことだと思います。おそらく僕が日常的にやろうとしてもたどり着かない“ある高み”へ引っ張り上げてもらえる、架空からまるで現実の時間のように変わっていく、起こらないことを起こしていくということが、この映画の持つ力なのだと思います。僕は、彼のような才能をこれっぽっちも持っていない人間ですが、ある種の世の中に対する、耐えられないものをずっと持ち続けて生きていることにはすごく共感しました。映画に出てくる北斎のいくつもの重要な言葉がわかると、彼が、単に絵だけで評価されているわけではないということがわかると思います。○阿部寛 コメント僕は、若き日の葛飾北斎を見つけ、才能を見抜きそして育てた、蔦屋重三郎という役をやらせて頂きました。今でいうプロデューサーであり、北斎や歌麿、写楽など様々な才能を集めて、自身の手で育てていくという先見の明を持ち、絶えず新しいことを作り出していった人物です。おもしろい役でした。果たしてこの人物をどうやって演じようかと、色々と調べましたが、最終的には、現場で実際に柳楽くんたちと対峙することによって作っていきました。北斎を演じた柳楽くんは、動物的というか反射神経というか、彼ならではのお芝居で、“思いのほか柔らかく、思いのほか強く”こういう感じで来るだろうという予測を大体外してきたので、一緒にやっていて楽しかったです。それぞれの絵師たちの生き様、そして僕の演じた蔦屋重三郎の生き様をぜひ見てほしいと思います。○瑛太 コメント時代背景問わず、今の日本でも芸術的な事に身を置く人間として何を覚悟して人前に立つのか、田中泯さん演じる、葛飾北斎から教わりました。共演は出来ませんでしたが、柳楽優弥くんの葛飾北斎も心から楽しみにしています。○玉木宏 コメント喜多川歌麿という人物を、絵師ということを大前提にしながらも、ちょっとしたエロティシズムというか、どこかちょっと危うい感じになればと思い、いかにキャラクターのインパクトや作品のメッセージを残すか考え、演じさせていただきました。絵師たちと蔦屋重三郎との関係は、僕らの仕事とも通ずるものがあるように思います。プロデューサー的な存在が蔦屋重三郎で、僕らはアーティスト。皆それぞれに新しい芽が出てくるとそこに対して嫉妬心が生まれたり、プライドや孤独を感じながら自分と向き合っていく。それは現代にも通ずる、この作品の面白さであると思います。登場する浮世絵やセットも色彩豊かで、心に残る、心に響く、日本ならではの作品になっていると思います。○橋本一監督 コメント葛飾北斎、という人物を、どう描く。後世に残された作品を見て観て診て魅て、想像逞しく9割創造1割事実、なれど10割真実を目指し、撮影開始。彼岸の北斎先生、如何なる思いかは、知る由も術もなく。梅雨の京都、1ヶ月半の撮影中、一度たりとも夢枕に立たざりしは、呆れての無視ではなく、好きにおやりよ、と言う励ましと勝手に解釈、当代一級の出演者陣のチカラを借りての、精一杯の人間絵巻。出来上がるのは、青春活劇か、江戸群像劇か、性と暴力の寓話か、老と妄想の夢幻劇か。そのいずれもが正体にして正体にあらずの摩訶不思議な作品に仕上がれば、齢五十の未熟者の本望。ご期待あれ!
2019年08月07日