株式会社明和不動産(熊本市中央区辛島町、代表取締役CEO 川口 圭介、以下「当社」)取締役会長の川口 雄一郎が、2023年10月4日に木材会館にて、森林づくり全国推進会議と林野庁が主催する森林×脱炭素チャレンジ2023 表彰式にてグランプリ受賞スピーチを行い、同日開催のシンポジウムに登壇しました。■概要1. 森林×脱炭素チャレンジ 2023 表彰式について企業等による森林保全への取り組みや森林由来 J-クレジットの認知度を高め、地球温暖化対策を展開するため、各取り組みを通じて整備された森林に係るCO2吸収量等に着目し、優れた取り組みを林野庁が表彰するものです。当社が和の会、株式会社明和不動産管理、熊本県小国町、株式会社ATGREENと共同で申請を行い、「グランプリ(農林水産大臣賞)」を受賞しています。式では、当社取締役会長の川口 雄一郎が、受賞スピーチを行いました。(参照:林野庁プレスリリース )「森林×脱炭素チャレンジ2023 表彰式」「グランプリ受賞スピーチ」2. 森林×脱炭素チャレンジ 2023 においての当社取り組みについて当社とグループ会社の株式会社明和不動産管理、およびそれぞれの協力会社で構成する「和の会」、熊本県小国町、クレジット販売仲介者の株式会社ATGREENとの間で、J-クレジットを活用した森林整備の推進に向けた協定を締結しています。協定のもと、クレジットの売却益を活用して、小国町の豪雨被害を受けた森林作業道の復旧を継続的に実施して今後の整備につなげるとともに、「和の会」会員企業には、森林への関わりや取り組みの成果を実感してもらうため、間伐材を活用したノベルティ品を提供し、森林保全に関しての啓蒙を行っています。3. シンポジウムについて同日開催されたシンポジウムでは、各社の強みを活かして森林づくりに取り組む企業・団体とともに、企業が森林づくりに取り組むメリットや可能性についてパネルディスカッションが行われ、当社からは取締役会長の川口 雄一郎がパネリストとして登壇しました。当社川口からは、地方中小企業の立場で森林づくりや自然保護のためにできること、大切にすべきことを論点として、(1)官民・民民の「共創」が大切であること、(2)ビジョンを明確にして、小さなアクションを積み上げて継続することなどに関して発表を行いました。当社では、今後も自然環境を保護し、持続可能な社会づくりに貢献するため、今回の取り組みを継続していくとともに、地域の和をさらに拡げることで、森林保全活動の発展に繋げてまいります。◆株式会社明和不動産代表 :代表取締役CEO 川口 圭介代表取締役COO社長執行役員 川口 英之介設立 :1986年4月1日資本金:7,160万円所在地:〒860-0804 熊本県熊本市中央区辛島町 4-35 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月11日『ちりちゃん』の愛称で知られる、タレントの坂下千里子さん。1994年のデビュー以降、元気で明るいキャラクターが多くのファンに愛されています。坂下さんは2008年に結婚を発表。2023年現在、2人の子供の母親です。2023年5月14日に、坂下さんは自身のInstagramを更新し、娘さんから贈られた母の日のプレゼントを紹介しました。坂下千里子が『母の日』にもらったものとは?坂下さんが娘さんから贈られたのは、「お母さん、ありがとう」というメッセージが書かれたカステラでした。投稿によると、娘さんは修学旅行先でカステラを購入したとのこと。坂下さんは「お土産と母の日を一緒にされました」と冗談を交えて、喜びを表現していました。さらに、坂下さんは自分へのプレゼントを買ったことを、『自作自演』というハッシュタグを付けてチャーミングに報告。母の日に何も貰えないと思っていたため、以前から欲しかったホットサンドメーカーを購入したそうです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 坂下千里子(@chiriko_sakashita_official)がシェアした投稿 坂下さんの投稿には「素敵なカステラ!優しい娘さんですね」「ホットサンドメーカーで作ったものも、アップしてね!」などのコメントが。中には「私も自作自演しました!同じ境遇で心強いです」と坂下さんに共感する声も寄せられています。素敵な親子関係がいつまで続いてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月15日映画『決戦は日曜日』(2022年1月7日公開)の完成披露試写会が13日に都内で行われ、窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真、坂下雄一郎監督が登場した。同作は坂下雄一郎監督・脚本によるオリジナル作。とある地方都市を舞台に、衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として働いている谷村勉(窪田)が、次の選挙で川島の地盤を引き継ぐ人間として白羽の矢が立った川島の娘・有美(宮沢りえ)に振り回されながら、有美の当選を目指す姿をコミカル&シニカルに描く。満員の観客の前に立った窪田は「こうやって皆さんの前に立つのは久しぶり過ぎて。どうしたらいいのか分からないですが。(登壇者の)皆さんと会うのも1年ぶりだったので、感無量です」とやや緊張気味であいさつするも、「たくさん笑ってもらえる、でもどこか他人事じゃないような。とてつもない映画が完成しました」と映画に自信を見せた。続く宮沢は「脚本をいただいた時は、自分が演じるという責任感をまったく忘れて。本当に声を出して笑いながら読んでいました」と語ると、「でもその中で考えさせられることもあって。監督のメッセージが台本からヒシヒシと伝わりました。このメッセージをぜひ皆さんにも受け取ってもらえたらと思います」と続けた。本作で宮沢が演じた有美は、自由奔放で世間知らず、だけど謎の熱意だけはあるという役どころ。そんな役を演じるにあたり、「わたしの役が本当にストレートに感情を出す世間知らずというか、とても自由奔放に自分の意見を言う役だったんです。だから本当にストレスがなく。ここにモヤモヤとしたものがない役だったので、わたしは毎日、撮影に行くのが楽しかったんですが、それを受け止める窪田さんは大変だったろうな」と笑顔を見せるひと幕も。一方の窪田は、本作で初共演となった宮沢について「今回ご一緒させていただいて光栄で。こんなにエネルギーの集合体のような人に僕は会ったことがなくて。すべてがプラスのパワーでできている方というか。だから一緒にいて、話しているだけで治癒されていくんですよ」と感じたそうで、「お芝居をしているんだけど、これは役で出そうと思ってもたぶん、普通には出せないんじゃないかというくらいに、有美さんの役を通じて、りえさんのエネルギーをダイレクトにもらっていたので。パワースポットみたいな。それくらいに最高に楽しかったです」と振り返った。そして最後のコメントを求められた窪田は、「おそらくこんな宮沢りえさんを見たことがある人はいないじゃないかなと思います。候補者の有美さんがいない時の秘書たちの会話。それは毒しかないじゃんというくらいなんですが、この監督が作った流れる空気というか、それを映像を通じて感じていただけたらうれしいなと思います」と観客に向けてメッセージを送った。撮影:壬生智裕
2021年12月13日映画『決戦は日曜日』完成披露試写会が13日に行われ、出演する窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真、坂下雄一郎監督が登壇した。初共演となった窪田さん&宮沢さんは、撮影中、抜群の相性だったそう。窪田さんは「りえさんは、僕にとってパワースポットみたいな。最高に楽しかったです!」と満面の笑みを広げていた。『決戦は日曜日』は坂下監督のオリジナル脚本による、ポリティカル・コメディ。衆議院議員・川島昌平の私設秘書である谷村勉(窪田さん)はことなかれ主義。川島が病に倒れたことをきっかけに、政界に無知な川島の娘・有美(宮沢さん)が選挙に出馬することになり、前代未聞の選挙戦が幕を開ける。窪田さんとの共演について、宮沢さんは「私の役が本当に感情をストレートに出す、世間知らずというか自由奔放だったんです。受け止め切る窪田さん、大変だっただろうなって」と言えば、窪田さんは「いやいや、すごく光栄でした!」と首を振る。「りえさんのような、エネルギーの集合体のような人に会ったことがなくて。話すだけで治癒されていく。役で出そうとしても普通出せないんじゃないかなってくらい、役を通してりえさんのエネルギーをもらっていました」と絶賛した。自身の演じた秘書という役について、窪田さんは「そつなくこなすようでいて、中身はちょっとポンコツで抜けている」とし、コロナ禍を受けて「みんなマスクで、言葉もなかなか出せない中で、役を通してめっちゃ毒を吐いた(笑)。日頃のものを全部出したっていう作品でもありました。浄化しました!」と、存分に作品と役を堪能したと告げていた。本作において、赤楚さんは一番年下の議員秘書を演じた。実力俳優ばかりの現場で、実際赤楚さんも年齢は一番下となったわけだが、赤楚さんは「素敵な先輩方の中でめちゃくちゃ緊張しました。監督に“若者代表でいてほしい”と言われたので、頑張りました」と襟を正す。撮影中も刺激を受けた様子の赤楚さんは「初の秘書の事務所のシーンはまったりした空気感で、ゆるい感じだったんです。けど選挙が始まったときのエネルギーの強さは(すごく)、体中にびしばしと伝わりました!」と充実感をあらわにしていた。『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国公開。(cinamacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年1月7日より全国にて公開Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年12月13日窪田正孝が議員秘書を演じ、選挙活動をコミカル&シニカルに描く社会派コメディ『決戦は日曜日』。この度、宮沢りえが演じる父の地盤を継いだ新人候補の秘書軍団に、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真の出演が決定した。今回解禁となったのは、窪田さん演じる議員秘書・谷村と共に、宮沢さん演じる熱意だけは十分な世間知らず候補・川島有美に振り回されながらも、当選に向けてサポートする秘書軍団のキャストたち。川島有美の所属する民自党川島事務所にて、私設秘書を務めるのは赤楚衛二と内田慈の2人。「仮面ライダービルド」で注目を集め、昨年放送のドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で人気急上昇中の赤楚さんは岩渕勇気役に。「事務所グループは独特の緩やかさや毒っ気を纏った空気感があり、監督の世界観も溢れていたので、凄く面白く、てんやわんやな選挙活動だったなと思います」とコメントし撮影をふり返る。また、「岩渕は将来の夢も希望もなく、モノゴトを深く考えないで生きているのですが、要領がいいので何事も上手くいくタイプ。常に楽観視を意識しながら演じました」と、これまでにない役柄を演じているようだ。坂下雄一郎監督の前作『ピンカートンに会いにいく』で主演を努め、昨年公開のW主演作『レディ・トゥ・レディ』が話題となった内田さんは「秘書の皆さんと力を合わせ忖度し合いながら調和を保とうとする田中菜々役。今作はそういったアンサンブルも大きな見どころ。笑えます」と自身の役どころを解説。「演じながら『普通って、何だろう?』と逆説的に問われているようで、坂下監督のシニカルな視線に終始晒させているようでした(笑)。坂下節全開!」と再タッグにコメントする。同事務所政策秘書・濱口祐介役を演じたのは、数多の作品で名バイプレーヤーとして活躍する小市慢太郎。「毎日、緊張感が半端なかったですよね。笑っちゃったらどうしようって。もう、クタクタですよね、撮影終わると。食い縛る訳にもいかないんですよ、脱力系なんで。いやー、嫌な汗一杯かきましたよ」と語り、本作での秘書役に全力投球の様子。また、公設第1秘書・向井大地を務めるのは音尾琢真。演劇ユニット「TEAM NACS」でのコミカルな役どころから『孤狼の血 LEVEL2』『日本で一番悪い奴ら』などのハードな作品まで幅広いキャラクターを演じる音尾さんは「シーンごとに『はたして今のは本当に映画を撮っていたんだろうか、、?』と、不思議な感覚の中で日々を過ごしていたことを思い出します。それを思い出し、坂下組でしか撮れない映画が生まれている悦びを噛み締めています」と話し、良い雰囲気で撮影されたことがうかがえるコメントを寄せた。さらに、前途多難な選挙戦に向け、忖度を武器に一丸となる秘書軍団の新場面写真が併せて解禁。谷村(窪田さん)と今回解禁となった4名の秘書が揃いの赤ジャンパーで選挙戦に挑んでいる。紅白の幕をバックに、各々固い笑顔を見せる彼ら。力を合わせ、わがまま初候補(宮沢さん)の当確を勝ち取ることはできるのだろうか。『決戦は日曜日』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年全国にて公開予定Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年06月01日俳優の窪田正孝が、映画『決戦は日曜日』(2022年公開)の主演を務めることが20日、明らかになった。宮沢りえが出演し、初共演となる。同作は坂下雄一郎監督の脚本によるオリジナル作。とある地方都市を舞台に、衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として働いている谷村勉(窪田)が、次の選挙で川島の地盤を引き継ぐ人間として白羽の矢が立った川島の娘・有美(宮沢)に振り回されながら、有美の当選を目指す姿をコミカル&シニカルに描く。主演を務める窪田は、そつなく仕事をこなすが政治への熱意は今やない、衆議院議員・川島昌平の私設秘書・谷村勉を演じ、初共演となる宮沢は突然父の地盤を引き継ぎ、仕方なく出馬することになった……といいながらも実はやる気満々で世間知らずなご令嬢・川島有美を演じる。宮沢は、本格的なコメディ映画に初挑戦となる。脚本は監督自らが手がけ、執筆には5年の月日をかけたという。作品の画像も公開され、有美の公示ポスターを前に「まいったな…」と言わんばかりに谷村が頭をかいている1枚は、前途多難な選挙戦が2人を待ち受ける様子を表している。○窪田正孝 コメント・本作に出演を決めた理由坂下監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思ってたのでとても幸せです。監督の描く人の醜さ、谷村の視点から見る景色が滑稽すぎて笑いが止まりませんでした。ぜひ劇場にて坂下ワールドにどっぷり浸かってほしいと思います。・演じられた谷村というキャラクターはどういう人物ですか?谷村は何でも卒なくこなす事ができるけど、何かが欠けていてどこか屈折しています。そこが魅力的で演じる楽しみを感じてました。この仕事なんてこんなもんだとあきらめてる谷村も、有美と出会い少しずつ成長していき、忘れかけていた正義感に変化が起きます。・宮沢さんとは初共演ですが、共演していかがでしたか?有美役の宮沢りえさんとは今作が初でしたが、一緒に芝居するのが本当に刺激的で毎日現場に行くのが楽しみでした。こんなりえさんを今まで誰も見た事がないのではないでしょうか。笑○宮沢りえ コメント・本作に出演を決めた理由滑稽で愉快だから、クスっと笑ってしまうのだけれど、、、よく考えたら笑えない。。。そんな事の連続で、、監督の強いメッセージが溢れていると感じました。今までに全く無縁な役柄だったので、演じられるか不安でしたが、演じてみたい、この作品に参加したいという気持ちが勝りました。・演じられた有美というキャラクターはどういう人物ですか?有美は、直球しか投げられない不器用さと強さがある人だと思いました。彼女の考える正義に皆んなを巻き込んでしまう不思議なオーラがあるようにも感じました。真剣になればなる程、滑稽で面白い人だと思ったので、面白さを一ミクロも考えず、、ただただ真剣である事に集中しました。。。結果、監督がモニターを見ながら笑っていたという噂を聞き、ホッとしました。・窪田さんとは初共演ですが、共演していかがでしたか?その場の空気を瞬時に読み取って柔軟に対応できる安定感と細やかな事へ目を向けられる心があって、頼もしい方だなぁと思いました。○坂下雄一郎(脚本・監督) コメント始まりは5年ほど前「なにかやりたい企画はありますか?」と聞かれました。そういう打ち合わせと思ってなかったのでなにも用意しておらず、その場でひねり出したのがきっかけです。軽い思い付きで始まったものの、議員事務所への取材など企画開発しながら、政治業界の持つ独特なルール、誰でも関わりがあるはずなのにあまり知らない選挙の世界に、この題材の可能性が膨らんでいきました。主人公を候補者本人ではなくその秘書にしたのは、体制に反発しがちな候補者側よりも、保守的な体制側の人間である秘書目線の方が皮肉さが増して面白いのではという定番の発想からです。脚本に何度も改稿を重ねた数年の間、政治に関する様々なニュースが物語に影響をおよぼしました。現代社会を描いた映画というと大げさですが、今の時代を生きる人に、なにかしら思うところのある映画になっているかもとは思っています。キャスティングに関して説明するのが難しいのですが、基本はいつも感覚です。役柄がどうとかあまり理屈で考えずに、脚本をその役者さんが演じている姿を頭の中で思い浮かべます。窪田さんと宮沢さんを想像したとき、曖昧ですが言葉では説明できない優れたイメージが浮かび興奮しました。これは絶対よくなるに違いない、と思いました。想像ですが。その後の撮影では当然自分の想像なんてちっぽけに感じるほど、お二人によって鮮やかな人間像が形づくられていきました。窪田さんが演じる真面目だけど諦念を抱えた秘書、宮沢さんが演じるお嬢様育ちでわがままにも見えるけど芯の通った候補がどうなったか、ぜひ劇場でご覧いただければ嬉しいです。(C)2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年04月20日窪田正孝と宮沢りえが初共演、事なかれ主義の議員秘書と熱意空回り議員候補者の選挙活動の行方を描く社会派コメディ『決戦は日曜日』が2022年に公開されることが決定した。主演を務めるのは数々のヒット映画・ドラマに出演し、2020年NHK連続テレビ小説「エール」で主演を務めた窪田正孝。そつなく仕事をこなすが、いまや政治への熱意はない衆議院議員・川島昌平の私設秘書・谷村勉を演じる。そして、突然父の地盤を引き継ぎ、仕方なく出馬することになった…といいながらも実はやる気満々。世間知らずな令嬢・川島有美を演じるのは、本格的なコメディ映画は初挑戦となる宮沢りえ。初共演の2人は、新鋭監督の脚本に惚れこみ出演を快諾した。脚本・監督を務めるのは、一文字違いでアマチュア・オーケストラのコンサートを開催することになった市役所職員の騒動を描いた王道コメディ『東京ウィンドオーケストラ』、アラフォーの元アイドルたちが再結成のために恥も外聞も捨てて大勝負に出る『ピンカートンに会いにいく』など、オリジナル脚本で次々コメディ作品を世に発表してきた坂下雄一郎。執筆に5年の月日をかけた脚本、そしてこの上ない豪華キャストで選挙活動をコミカル、かつシニカルに描いた新境地に挑む。窪田さんは宮沢さんの印象について、「一緒に芝居するのが本当に刺激的で毎日現場に行くのが楽しみだった」と話し、宮沢さんは「その場の空気を瞬時に読み取って柔軟に対応できる安定感と細やかな事へ目を向けられる心があって、頼もしい方」と称賛する。坂下監督も、この共演を想像以上だったと明かし、「お二人によって鮮やかな人間像が形づくられていった」と話す。「窪田さんが演じる真面目だけど諦念を抱えた秘書、宮沢さんが演じるお嬢様育ちでわがままにも見えるけど芯の通った候補がどうなったか、ぜひ劇場でご覧いただければ」と自信を込める。また、坂下監督は「主人公を候補者本人ではなくその秘書にしたのは、体制に反発しがちな候補者側よりも、保守的な体制側の人間である秘書目線の方が皮肉さが増して面白いのでは」という発想があったと語る。「脚本に何度も改稿を重ねた数年の間、政治に関する様々なニュースが物語に影響をおよぼしました。現代社会を描いた映画というと大げさですが、今の時代を生きる人に、なにかしら思うところのある映画になっているかもとは思っています」と明かしている。合わせて解禁された画像は、議員秘書・谷村(窪田正孝)と二世候補・川島有美(宮沢りえ)を映したもの。自由奔放で、一般常識からちょっとずれた有美を当選させるために奔走する。有美の公示ポスターを前に「まいったな…」と言わんばかりに谷村が頭をかく1枚は、前途多難な選挙戦が待ち受けていることを予感させている。『決戦は日曜日』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年04月20日「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021」コンペティション部門(国際コンペティション・国内コンペティション)の作品公募が2月15日(月)より開始されることが発表された。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、デジタルシネマにフォーカスを当て、若手映像クリエイターの発掘と育成を目的に埼玉県川口市で2004年より開催されてきた映画祭。本映画祭のコンペティションは“若手映像クリエイターの登竜門”として、映画界の未来を担う新たな才能の発掘と育成を主たる目的としている。国際コンペティションは広く世界中から、長編部門と短編部門の二部門に分かれた国内コンペティションは国内作品を対象に、エンタテインメント性とデジタルの新たな表現の可能性を感じる作品を募集。ノミネート作品は映画祭期間中に上映し、著名な映画人等による最終審査を経て、最優秀作品賞をはじめ各賞を授与する。これまでに、海外作品では、カンヌ映画祭4冠を達成したトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(『うつろいの季節(とき)』)、『シンプル・シモン』のアンドレアス・エーマン監督、『彼の見つめる先に』のダニエル・ヒベイロ監督、『家へ帰ろう』(映画祭上映タイトル『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』)のパブロ・ソラルス監督など、世界各国の新鋭をいち早く紹介してきた。国内作品では今年『孤狼の血 LEVEL2』の公開も控える白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『ピンカートンに会いにいく』の坂下雄一郎監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『岬の兄妹』の片山慎三監督、昨年劇場公開された『泣く子はいねぇが』の佐藤快磨監督、『滑走路』の大庭功睦監督らが本映画祭での受賞・ノミネートを契機に劇場公開や商業映画デビューへと羽ばたいていった。18回目となる本映画祭の開催日程は、9月25日(土)〜10月3日(日)を予定している。開催方式・内容の詳細については、今後の新型コロナウイルス感染症の状況等を考慮の上、後日発表される。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2021開催概要(予定)会期:2021年9月25日(土)〜10月3日(日)会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール(埼玉県川口市)ほか内容:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)ほか主催:埼玉県、川口市、SKIP シティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会公式サイト: ●コンペティション部門 公募概要公募期間:2021年2月15日(月)〜4月5日(月) 必着公募部門:国際コンペティション、国内コンペティション応募方法:映画祭公式サイト内オンラインエントリーフォームから応募URL: 公募対象作品:国際コンペティション(長編作品のみ / 国内作品・海外作品対象)長編映画制作本数が3本以下の監督による60分以上の作品国内コンペティション(長編部門、短編部門の2部門 国内作品のみ対象)【長編部門】長編映画制作本数が3本以下の監督による60分以上の国内作品【短編部門】商業公開された長編映画を制作したことがない監督による、15分以上60分未満の国内作品※各部門ともに、実写作品(ドラマ・ドキュメンタリー)、アニメーション作品のいずれも応募可能です。※ノミネート結果、賞構成、審査員は後日記者発表および公式サイトにて発表予定です。(参考:2020年賞金総額230万円)※応募規約および応募方法の詳細は 2月15日(月)より映画祭公式サイトで公開します。
2021年02月10日世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスし、次代を担う新たな才能の発掘・育成と、映像産業の発展への寄与を目的として、2004年に始まったSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。その17回目となる“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020”が、9月26日(土)~10月4日(日)の日程で開催されることが決定した。本映画祭の開催決定に伴い、本日1月23日から3月31日(火)の期間、コンペティション部門(国際コンペティション・国内コンペティション)で作品が公募される。国際コンペティションは広く世界中から、そして長編部門と短編部門の2部門に分かれた国内コンペティションは国内作品を対象に、エンタテインメント性とデジタルの新たな表現の可能性を感じる作品を募集するようだ。ノミネート作品は映画祭期間中に上映し、著名な映画人らによる最終審査を経て、最優秀作品賞をはじめ各賞が授与される。本映画祭のコンペティションは、“次代を担う新たな才能の発掘・育成”が主たる目的。これまでに、海外作品・監督では、カンヌ映画祭4冠を達成し、昨年最新作『読まれなかった小説』が日本でも公開されたトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(『うつろいの季節(とき)』)、『シンプル・シモン』のアンドレアス・エーマン監督や、『彼の見つめる先に』のダニエル・ヒベイロ監督、『家へ帰ろう』(映画祭上映時のタイトル『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』)のパブロ・ソラルス監督など、各国の新鋭をいち早く紹介してきた。また国内作品・監督では、『凪待ち』『ひとよ』の白石和彌監督、『浅田家!』の公開も控えている中野量太監督、『ピンカートンに会いにいく』の坂下雄一郎監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『岬の兄妹』の片山慎三監督、『サクリファイス』の壷井濯監督らが本映画祭での受賞を契機に劇場公開や商業映画デビューへと羽ばたいていった。この2020年は、どんな才能が登場するのか。早くから期待が高まる。■コンペティション公募概要・公募期間:1月23日~3月31日(火)必着・公募部門:国際コンペティション、国内コンペティション・応募方法:映画祭公式サイト内オンラインエントリーフォームから応募■公募対象作品・国際コンペティション(※長編作品のみ/国内作品・海外作品対象)※長編映画制作本数が3本以下の監督による60分以上の作品・国内コンペティション(※長編部門、短編部門の2部門/国内作品のみ対象)※長編部門:長編映画制作本数が3本以下の監督による60分以上の国内作品※短編部門:商業公開された長編映画を制作したことがない監督による、15分以上60分未満の国内作品なお、応募規約および応募方法の詳細は、映画祭公式サイトで公開される。■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020(第17回)開催概要・会期:9月26日(土)~10月4日(日)の9日間・会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール(埼玉県川口市)他・内容:国際コンペティション、国内コンペティション、特集上映、関連企画、イベント等予定(後日詳細発表)・主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会【関連リンク】公式サイト
2020年01月23日YouTubeにて第1話が無料配信された「カフカの東京絶望日記」が、MBS「ドラマ特区」枠にて地上波TVドラマ化決定。主演の鈴木拡樹からコメントも到着した。本作は、「変身」「審判」などで知られる小説家フランツ・カフカが、なぜか現代の東京で生活し、あらゆる事象に絶望する新感覚コメディドラマ。フランツ・カフカ役を舞台「刀剣乱舞」や「弱虫ペダル」、『映画刀剣乱舞-継承-』などに出演する鈴木さんが演じ、4月よりYouTubeで第1話(前編・後編)が無料配信され話題となっていた。今回この地上波進出決定で、鈴木さんは地上波TVドラマ初主演!「カフカのようなネガティブでシュールなストーリーが地上波放送になることがどうも不安で絶望しか感じないです」と不安要素たっぷりだと言いつつも、「そんな作品ではありますが、たまたま地上波放送で見かけた人の希望になるようなそんな瞬間があればうれしく思います。たった一人でもいいので、もし希望を感じた人は番組宛てにお便りください。カフカの絶望には人を良き方向へと導く力があります。皆さん、是非観てください」とアピールしている。また、放送開始に先駆けて場面カットが解禁。カフカが執筆活動に苦悩する様子や、子猫を抱いて憂いに満ちた表情を見せたり、地べたに突っ伏したり、カフカらしいシーンが切り取られている。さらに、新キャストも決定。カフカのバイト先のパン屋の同僚・黒柳つぐみ役を「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」明神つかさ/パトレン3号役の奥山かずさ。新しくバイトを始めた取出イタル役を『ちはやふる』の坂口涼太郎。カフカの行きつけの喫茶店ナルメ友のバイト・秋野ナツオ役を「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のパフォーマー岩谷翔吾。パン屋の店長の娘・山城真帆役を女性アイドルグループ「TEAM SHACHI」の咲良菜緒が演じる。なお、監督は「俺のスカート、どこ行った?」の脚本を手掛けた加藤拓也に加え、新たに『エキストランド』の坂下雄一郎が参加する。「カフカの東京絶望日記」は9月12日より毎週木曜日深夜0時59分~MBS「ドラマ特区」枠にて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月05日映画『鈴木家の嘘』が2018年11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開される。家族の再生を描くオリジナル作品『鈴木家の嘘』は、監督・沖田修一による『滝を見にいく』、監督・橋口亮輔の『恋人たち』、監督・坂下雄一郎の『ピン カートンに会いにいく』などを生み出した松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクト第6弾だ。ユーモアたっぷりに家族の再生を描く、感動のストーリーが展開される。『恋人たち』『舟を編む』『セトウツミ』など、数々の話題作で助監督を務めてきた野尻克己の、劇場映画初監督デビュー作となる。また、過去に『百円の恋』なども出品された、「第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門」への出品もすでに決定しており、注目を集めている。記憶喪失の母に父&娘がつく嘘物語は、鈴木家の長男・浩一の突然の死にショックを受け、倒れた母・悠子が記憶を失うことから始まる。記憶を無くした母親に、娘・富美がとっさに「お兄ちゃん、ひきこもりやめてアルゼンチンで働いてる!」と嘘をつき、家族全員が巻き込まれていく展開へ。母を悲しませないため必死に嘘をつき続ける家族だったが、段々と後悔の念が生まれ始める。岸部一徳、加瀬亮、原日出子など出演鈴木家の家長である父・幸男役は岸部一徳、母・悠子役は原日出子が演じる。ひきこもりの長男・浩一役に加瀬亮、鈴木家の長女・富美役は、400名もの応募者から選ばれ、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』でもヒロインを務めた注目の新星・木竜麻生が務める。その他、岸本加世子や大森南朋らが出演。豪華演技派キャストが集結し、個性的なキャラクターを魅力的に演じている。なお、第31回東京国際映画祭では、映画スプラッシュ部門作品賞を受賞。ヒロインを務めた木竜麻生は東京ジェムストーン賞を受賞している。あらすじあまりにも突然に訪れた長男・浩一の死。ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつく。ひきこもりだった浩一は、扉を開けて家を離れ、世界に飛び出したのだと―。母の笑顔を守るべく奮闘する父と娘の姿をユーモラスに描きつつ、悲しみと悔しみを抱えながら再生しようともがく家族の姿を丁寧に紡ぐ感動作。詳細映画『鈴木家の嘘』公開日:2018年11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー出演:岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、大森南朋監督・脚本:野尻克己音楽・主題歌:明星/Akeboshi「点と線」(RoofTop Owl)
2018年09月28日『恋人たち』『滝を見にいく』など独創的な傑作を生み出してきた、松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画製作プロジェクト第6弾として、『鈴木家の嘘』(仮)の製作が決定。岸部一徳、原日出子、加瀬亮、岸本加世子が出演するほか、ヒロインをオーディションを兼ねたワークショップにて募集することになった。松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクトは、“作家主義”“俳優発掘”をテーマに、7人のおばあちゃんたちが山で迷子になる『滝を見にいく』(’14/沖田修一監督)、毎日映画コンクールなど各賞で絶賛を受けた『恋人たち』(’15/橋口亮輔監督)、屋久島を舞台にした『東京ウィンドオーケストラ』(’16/坂下雄一郎監督)などを生み出してきた。その第6弾となる『鈴木家の嘘』(仮)は、橋口監督や『舟を編む』石井裕也監督、『セトウツミ』大森立嗣監督ら、数多くの作品で助監督を務めてきた野尻克己の満を持しての劇場映画監督デビュー作。引きこもりの長男の突然の死に直面した鈴木家の混乱と再生を、笑いと涙で綴った野尻監督自身によるオリジナル脚本となる。鈴木家の家長である父役に岸部さん、母役に原さん、長男役に加瀬さん、叔母役に岸本さんと、いずれも日本映画界を代表する演技派たちが集結。さらに、この豪華キャストに加え、本作のヒロインとなる鈴木家の長女・富美役(18~25歳の女性)と、鈴木家にまつわるさまざまな登場人物(10~70代の男女)を選出すべく、オーディションを兼ねた俳優ワークショップを開催。プロダクション所属、俳優未経験の新人など、経験の有無は問わないという。映画ファンに愛された珠玉作を生み出してきた本プロジェクト。今回、誰がヒロインとして選ばれるのか、注目していて。『鈴木家の嘘』(仮)は2018年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年08月08日有名楽団と間違われて屋久島にコンサートに来てしまったアマチュア楽団と、ミスで彼らを呼び寄せた島の女性職員が主人公のコメディ映画『東京ウィンドオーケストラ』の予告編映像が公開になった。『東京ウィンドオーケストラ』予告編映像物語の舞台は、美しい自然が広がる世界遺産の島・屋久島。ここで日本有数の吹奏楽団がコンサートを開くことになり、役場だけでなく島の人々も浮き足だっているが、訪れたのはどうみても観光に来たとしか思えないアマチュア楽団。実は、女性職員の樋口が、間違って似た名前のアマチュア楽団を呼んでしまったことがわかる。まともに演奏もできない楽団員に大舞台など務まるはずもなく、彼らは島からの逃走をはかるが、樋口は自分のミスを隠すため、彼らに“本物”として人々をダマし通すことを提案する。コンサートの開演時間は迫るが、彼らの演奏能力は、島の中学の吹奏楽部以下。映画は彼らが絶体絶命のピンチを乗り越えるドラマを描く。本作を手がけるのは、東京藝術大学大学院在学中に発表した『神奈川芸術大学映像学科研究室』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013で、審査員特別賞を受賞するなど注目を集める坂下雄一郎。初の商業作品だが、オリジナル脚本を執筆。中西美帆、小市慢太郎、水野小論、近藤フクらが出演する。『東京ウィンドオーケストラ』2017年1月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
2016年11月11日和歌山の美しい風景の中、美容師の男と盲目の少女が10年という時を超えて寄り添い合う物語『ちょき』。このほど、本作の予告編と主題歌がシネマカフェにて解禁となった。自然豊かな和歌山市の商店街にある美容室“HATANO”。レコードとコーヒーが好きな波多野直人は美容師を、妻・京子は美容室の二階で書道教室をしていた。7歳の瀬戸サキは、その書道教室に通っていた問題児だが、子どもがいなかった京子はサキを自分の娘のように可愛がっていた。時は経ち、1本の電話が“HATANO”にかかってくる。それは10年前のある事件以来、会っていなかった、成長したサキだった。彼女は視力を、完全に失っていた。直人も最愛の妻・京子を5年前に亡くしていた。空白の10年間に何があったのか。サキの想いを知り、直人はある大きな決意をする…。『アイアムアヒーロー』をはじめ、高梨凜×斎藤工『種まく旅人~夢のつぎ木~』などへの出演、新鋭・坂下雄一郎監督による『エキストランド』への主演も決まっている吉沢悠と、新星女優・増田璃子が主演を務める本作。監督は、柳楽優弥出演『ゆるせない、逢いたい』で注目を集めた金井純一。主題歌・音楽は、金井監督から熱烈オファーを受けた人気ミュージシャンおおはた雄一が担当する。「ちょきさん?」という電話の少女の呼びかけから始まる予告編。盲目の少女サキと”ちょきさん”こと美容師の直人。幼いサキを自分の子どものように可愛がっていた直人と妻・京子だったが、離ればなれの10年の間に妻は亡くなり、サキは視力を失っていた。再会した2人が心を通わせていくシーンが、優しくも独特のトーンの映像で紡がれていく。無邪気に笑う一方でサキと直人、それぞれが抱えている葛藤の一片も伺える。そんな切ない世界観を象徴するのが、おおはたさんが本作のために書き下ろした主題歌「風の声を聴いた日に」。決して一筋縄ではいかない2人の行く末を、ギターの音色が優しく包み込む。本作の音楽を全編ギターにしたいと考えていた金井監督が、おおはたさんのライブに行き、その場で音楽、主題歌をお願いしたという。そんな2人から、本作についてコメントも到着している。■金井純一監督盲目の少女と美容師が主人公なので、人の手を感じるギターを全編で流したいと思いました。おおはたさんが、映画にそっと寄り添いながらもおおはた節全開で、1本のギターなのに様々な彩りを映画にあえてくれました。主題歌もとても素晴らしく、エンドロールにもサキと直人が映っているような曲で、最後までじっくり聴いて欲しいです。■おおはた雄一劇中音楽・主題歌担当映像を観ているうちに、すっかり『ちょき』の世界に引き込まれていって、夢中で音楽をつけました。ギターならではのシンプルさと親密さを楽しんで頂けたら嬉しいです。あらためて、ここまで劇中の音楽を大切に考えてくださった金井監督に感謝です。主題歌を誰の目線で書くか、悩んだのも贅沢な時間でした。ぜひ観てください!『ちょき』は12月3日(土)より渋谷HUMAXシネマにて期間限定レイトショー公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月29日新鋭・坂下雄一郎が監督を務める映画『エキストランド』が来年公開されることが決定。今月中旬にはクランクインされる予定だという。本作は、過去の大失敗から映画を撮れなくなったプロデューサーが、映画で地元を盛り上げたいと思っている市民たちを騙して、自分のためだけに映画を作ろうと画策するストーリー。最初は指示されるがままだった市民たちも、その横暴な立ち振る舞いに疑問を感じ始める。撮影最終日、自分たちが利用されてるだけだったと気付いた市民たちは一矢報いようと、前代未聞の計画を企てる――。本作の監督坂下氏は、東京芸術大学大学院映像研究科の修了作品である「神奈川芸術大学映像学科研究室」が高い評価を得て、その後松竹ブロードキャスティングによる『滝を見にいく』(沖田修一監督)、『恋人たち』(橋口亮輔監督)に続くオリジナル映画プロジェクト第3弾『東京ウィンドオーケストラ』の公開を控えている。そして出演するキャストには、吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉といった個性派実力俳優陣が結集!自らの成功のために地方を悪用し映画を作ろうとするプロデューサーには、「動物のお医者さん」や大河ドラマ「平清盛」の吉沢さん。それに追従する映画監督に、舞台はもちろん、映画やドラマにも出演し、『永い言い訳』『疾風ロンド』『一週間フレンズ。』などが公開を控える戸次さん。そして、対峙する地元の観光課職員を、auの三太郎シリーズCMにて、”一寸法師役”として話題を集める前野さんが好演する。本作は、地方創生、ご当地映画などがうたわれる時代を逆手に取った風刺を鋭いユーモアで描き、映画制作、モノづくりに大事なコトをメッセージとして、コメディタッチで表現した作品となる予定だという。なお、撮影は関東近郊と長野県の上田市で、信州上田フィルムコミッション全面協力のもと行われる。『エキストランド』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年09月01日映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2016」が、7月16日から8月19日まで、東京の新宿シネマカリテで開催される。今年で3回目を迎える「カリコレ」こと「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション」。今年は、上映本数、内容共にパワーアップし、“映画の夏フェス”と称して、ジャンルや国境を越えた選りすぐりの新作や旧作、未公開作71タイトル(カリコレ史上最多本数)がラインアップ。さらに、メインヴィジュアルのタッチが、イラストレーターの田中梓による描き下ろしイラストで一新された。本映画祭のオープニングを飾る作品は、『6才のボクが、大人になるまで』のリチャード・リンクレーター監督最新作『Everybody Wants Some!!(原題)』。クロージング作品には、『私たちのハァハァ』の松居大悟監督が、山内マリコの同名小説を原作に蒼井優主演で描いたミステリアスな青春ガールズムービー『アズミ・ハルコは行方不明』が登場する。上映日には、松居監督も舞台挨拶に登壇する予定だ。また、先行プレミア作品には、天才医師とクセ者神父の交流を笑いと涙で描いたコメディ『神様の思し召し』をはじめ、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた戦争巨編『A WAR(原題)』、80年代軍事政権下の韓国で、ある事件をきっかけに熱血人権弁護士へと転身する男を描いたソン・ガンホ主演の『弁護人』、『あの頃、君を追いかけた』に続く青春映画の傑作で、2015年台湾No.1ヒットの『私の少女時代 -Our Times-』、NYで出会ったプロ志望のバレエダンサーと英国人ヴァイオリニストのアツい青春ダンス映画『ハートビート』がラインアップ。さらに、「カリコレ」による映画人発掘企画「カリコレ発掘!NEW COMER」では、有名オーケストラ吹奏楽団と間違えてアマチュア楽隊を島に招いてしまったことから起こる大騒動をユーモラスに描いた坂下雄一郎監督の『東京ウィンドオーケストラ』が上映される。そして、新作上映では、『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督作『ブリーダー』をはじめ、製作総指揮&初ロマコメ主演のサイモン・ペッグによる『マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり』、英国の名門大学で権力という蜜の味を知った美しく下劣な男たちの狂った秘密クラブを描いた『ライオット・クラブ』、ジャン・レノ主演で贈るハートウォーミングな『プロヴァンスの休日』、グザヴィエ・ドランが出演を熱望したという『神のゆらぎ』、マイケル・ファスベンダー出演のウエスタン・アクション『スロウ・ウエスト』、キアヌ・リーヴス主演のクライム・スリラー『エクスポーズ 暗闇の迷宮』、B級映画粗製乱造社アサイラムが描くゾンビ動物園『ZOOMBIES(原題)』などが公開される。企画上映も目白押しだ。今年の映画秘宝プレゼンツは“真夏のカーペンターまつり!”と称し、映画秘宝おなじみの面々をゲストに迎えてジョン・カーペンター監督の『ゼイリブ』を上映。また、デビット・ボウイ追悼として公開30周年の『ビギナーズ』が上映される。さらに、「大井武蔵野館 MEMORIAL」では、『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』が上映されるほか、「ミニシアターGOLD SELECTION」では、オドレイ・トトゥ主演の名作『アメリ』が登場。「インディペンデント魂!ヘラルド黄金伝説」では、年齢が離れた男女の恋愛を美しいメロディーに乗せて描くイタリアの恋愛映画『ラストコンサート』など、バラエティーに富んだ作品が上映される。その他にも、毎年アメリカ・テキサス州で開催されているエンタメの祭典“SXSW”(サウス・バイ・サウスウエスト)で取り上げられた秀作を厳選上映するオフィシャルコラボ企画「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」も開催。米国カリスマ音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの人生を追ったドキュメンタリー『スーパーメンチ』をはじめ、米国大手CDチェーン店タワーレコードの栄枯盛衰を語る歴史ドキュメント『オール・シングス・マスト・パス』、200頭の猛獣たちとアフリカで共同生活を送ったCG無しの『ロアー』などの魅力的な作品がラインアップしている。なお、「カリコレ2016」は大阪と名古屋でも開催が決定。東京で上映される新作の中から、それぞれ選りすぐりの作品が上映される。大阪は、シネ・リーブル梅田にて8月6日から8月26日まで、名古屋は、中川コロナシネマワールドで8月6日から9月2日までの開催となる。各作品の上映スケジュールや詳細は、劇場に設置のチラシや映画祭の公式サイトから確認出来る。【イベント情報】「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2016」会場:新宿シネマカリテ住所:東京都新宿区新宿3丁目37-12 新宿NOWAビルB1F会期:7月16日~8月19日料金:新作1,500円(リピート割1,200円)、旧作1,000円012345678
2016年06月16日JR東日本仙台支社はこのほど、只見線の一部区間(会津坂下~会津川口間)で行っていた「タブレット閉塞式」による運転保安方式を廃止し、9月23日より「特殊自動閉塞式」に変更すると発表した。機器の老朽化によるもので、ローカル線の象徴的な風景として親しまれてきた「タブレットの受渡し」が只見線で見られるのは22日までとなるという。これに合わせ、同社は22日限定で、「JR只見線ありがとうタブレット記念の旅」を実施する(すでに完売)。会津若松駅発、会津川口駅着の列車に乗り、会津川口駅または会津坂下駅で「タブレット閉塞機」に触れる体験ができるツアー。かつて只見線で使用され、現在会津若松駅で保管されている本物の閉塞機を使用する。会津若松駅をそれぞれ7時37分、11時5分、13時10分に出発する列車が対象となる(11時5分発は臨時列車)。各列車20名の参加者を募集したが、即完売している。22日には、会津若松~会津川口間の10駅の入場券をセットにした「只見線タブレット記念入場券」も限定発売される。発売額は1,400円。会津若松駅、会津坂下駅、会津宮下駅、会津川口駅の各駅にて取扱う。発売時刻は会津若松駅が5時40分から、その他の駅は10時から。500セット限定で、1人5セットまでの購入制限あり。売切れ次第終了となる。「タブレット閉塞式」は、列車の衝突や追突の防止を目的として、一定の区間に同時に2つ以上の列車を走行させないために用いられてきた運転保安方式。運転士が出発駅の駅長から、「タブレット」と呼ばれる円盤状の金属を受け取らない限り、その列車は出発できない。その区間にタブレットは1つしかないため、必然的にその区間に同時に複数の列車が走行することはできなくなる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日