東京都新宿区の「プラスワン飯田橋」を拠点に活動する「折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太」は、公式サイトをオープンしました。「折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太」 画像6■ワインと傘のソムリエという異色の経歴外山庫太はワインのソムリエでもあり、ワインバーを夜に営業しながら昼間は傘や靴、バッグのリペアサービスを手掛ける異色の経歴の持ち主です。なかでも折りたたみ傘の修理依頼が多いことに着目し、この度専門サイトを立ち上げました。■丁寧な修理で愛着のある傘を長く使える「折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太」では、メーカーやブランドを問わず、折りたたみ傘の骨の関節部分やつゆ先、骨全般の破損を、パーツ交換して修理するサービスを提供。細部まで丁寧に直すので修理跡が目立ちません。従来、折りたたみ傘は壊れたら買い替えるものというイメージがありましたが、愛着のある傘を長く使い続けたいという需要は確実にあります。外山氏は「探し求めた最愛の傘を諦めずに使い続けてほしい」と願い、リペアの技術を磨いてきました。画像15画像19特設サイトでは、無料の見積もりを申し込めるフォームを設置。全国から折りたたみ傘の修理を郵送で受け付けています。また、修理可能な条件や料金、申し込みの手順などもQ&A形式でわかりやすく説明しています。東京・飯田橋の店舗でも修理の持ち込みを受け付けており、オンラインと店頭の両面からサービス展開をしていきます。■ものを大切にする文化を未来につなぐ江戸の街は世界でも類を見ないほどのエコな循環社会だったと言われています。傘に限らず、ものを大切に使う文化を未来につなぎたいと思います。そのために、SNSなどを通じて、丁寧に使うコツや修理に関する情報を発信していく予定です。ただし、丁寧に使っていても、壊れてしまうときはあるでしょう。そのような時こそ、修理することで諦めずに使い続けるお手伝いができればと考えております。画像13【店舗情報】・折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太 ・折傘ソムリエ飯田橋(公式Xアカント) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月23日今いちばん刺さるおじさん! "半端なエリート"外山暖!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2024年3月29日(金曜日)に、『半端なエリートの外山と申します。』1巻(吉尾きくよし/太田ぐいや)を刊行いたします。『半端なエリートの外山と申します。』1巻書影俗にリアルにこじらせる【半端なエリート】!外山暖(トヤマダン)39歳。早大(文)卒、一部上場企業係長。一見何の不満も無い人生を歩むように見える彼だが、決して口には出せない悩みが(たくさん)あった…。連載時から反響続々!「果たしてどれだけの人が素直に外山を笑えるか」「ある意味最も卑屈なタワマン文学」「年収1000万とかいう、一番きつい位置」「全ての底辺の敵やなコイツ」旧帝大卒アイドル【学歴の暴力】も履修済み!偏見、諦念、嫉妬に欲情、義憤のフリした承認欲求!【半端なエリート】がこじらせにこじらせる悶絶日常リーマン妄想コメディ、待望の第1巻!!!試し読み第1巻発売告知 : 連載:コミックボーダーコミックボーダー : 著者概要漫画:吉尾きくよしWebを中心に執筆。近作に『スパイニート』(ゆうが舎)他。趣味はキャンプとコスプレ撮影。原作:太田ぐいや脚本家、構成作家、漫画原作者などを半端に掛け持ち。近作に『ばくおん!! 台湾編』『私には5人の毒親がいる』(ともに秋田書店)他。概要書籍名:半端なエリートの外山と申します。出版社:リイド社漫画:吉尾きくよし原作:太田ぐいやページ数:160ページ判型:B6判発売日:2029年3月29日(金)定価:887円(税込)ISBN:978-4-8458-6618-2社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月29日【著者インタビュー】『子育てママに知ってほしいホンモノの自己肯定感』Five Keys・井上顕滋インタビュー|子どもの未来を左右する「ビリーフ」とは株式会社幻冬舎ゴールドオンライン(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:山下征孝)は、同社が運営する「話題の本.com」( にて2024年3月26日(火)、著書『子育てママに知ってほしいホンモノの自己肯定感』を刊行した、Five Keys代表 井上顕滋氏のインタビュー記事を公開しました。著者インタビュー【著者インタビュー】『子育てママに知ってほしいホンモノの自己肯定感』Five Keys・井上顕滋インタビュー|子どもの未来を左右する「ビリーフ」とは2023年、何らかの問題を抱えて学校に行けなくなった子どもが過去最高の人数に達したと報じられました。不登校だけではなく、いじめや引きこもりなど子どもに関する問題は年々深刻になってきています。それらの問題に根底にあるキーワードのひとつが子どもの「自己肯定感」かもしれません。 そこで今回は日本初の非認知能力専門塾「Five Keys」の代表であり、著書『子育てママに知ってほしい ホンモノの自己肯定感』を刊行した井上顕滋氏にインタビュー。ホンモノの自己肯定感を育てるために家庭でできることについて伺いました。インタビュー記事はこちらから : インタビュー記事一部をご紹介叱らない子育てによって生まれた問題――『子育てママに知ってほしいホンモノの自己肯定感』を執筆するに至った思いを教えてください。1980年代の後半頃から子育てのスタンダードが変わり、「叱らない子育て」というものが主流になりました。子ども自身の気持ちや主体性を尊重しましょうという考えそのものは悪いことではありませんが、それが行き過ぎることでワガママと主体性の境界線がなくなってしまったように感じます。それによって社会に適応できない子どもが増加しました。――不登校やいじめなど、子どもに関する社会問題とも関係がありそうですね。子育てで悩んでいるお母さんから、本当にたくさんの相談をいただきます。皆さんしっかり勉強をして、ある意味テキスト通りに育てたという方がほとんどです。でもうまくいかない。それは本当の意味で原因を理解していないからなんです。これは正しく伝える必要があるなと感じました。ーーーーーー以上記事一部抜粋ーーーーーーインタビュー記事全文はこちらから : 『子育てママに知ってほしい ホンモノの自己肯定感』(井上 顕滋 [著]/幻冬舎)子育てに正解はないが間違いはある──。ホンモノの自己肯定感が無限の可能性を引き出す。自己肯定感が子どもの成長を大きく変える。ホンモノの自己肯定感を育むために欠かせない「優しさ」「厳しさ」の2つの愛情近年、「自己肯定感」という言葉が老若男女問わず広く知られるようになりました。自己肯定感とは簡単にいうと「自分らしさを認め、自分を受け入れる感覚」のことです。自己肯定感は子育てにおいても重視されていて、自己肯定感が高い子は何事にも積極的でポジティブにとらえることができ、くじけずに何度でもチャレンジすることができる傾向があるといわれています。また、ありのままの自分を受け入れることができるので幸せを感じやすいとされます。一方で自己肯定感が低い子は新しいことに挑戦するのを怖がったり、何か壁にぶつかったときに、あっさり諦めてしまったりする傾向があるのです。これらは子どもに対する親の関わり方によって大きな違いが出るとされており、子どもへの接し方ひとつで自己肯定感は高くも低くもなっていくのです。著者はこれまで20年以上にわたって数多くの企業の研修に携わり、その研修プログラムの一部として自己肯定感を高める方法を伝えてきました。そして、この手法を子どもにも分かるようなプログラムにつくり直せば、子どもたちのなかに逆境にも立ち向かっていけるホンモノの自己肯定感を育むことができるはずだと考え、「こども成功塾」を設立して、芯が強く目標を達成できる子どもを育てるためのセミナーを保護者向けに実施してきました。著者はその経験を通して、より効果的に子どもの自己肯定感を高める接し方として「母性愛」と「父性愛」という2種類の愛情を注ぐことを重視しています。自己肯定感の土台をつくるのは「生まれてきてくれてありがとう」と子どものありのままを受け入れて愛する母性愛であり、「優しさ」にあたります。それに対し、社会のルールや規範という「厳しさ」のなかで目標を達成する力を育む父性愛も同時に子どもに注ぐ必要があります。もしこの父性愛が欠けてしまえば、自分自身を肯定する気持ちそのものは強くとも、かえってそれが裏目に出て、失敗を恐れ挑戦できなくなってしまったり、困難なことに出合うとあっさり諦めたりしてしまうといった、偏った自己肯定となってしまう恐れがあります。母性愛を注いで自己肯定感の土台をつくり、そのうえで父性愛を注ぐことで、子どもは自分のありのままを認め、かつそれを自信に変えて何事にも立ち向かっていける「ホンモノの自己肯定感」を高めていくことができるのです。本書では、このホンモノの自己肯定感を育むうえで欠かせない母性愛と父性愛とはどのようなものか、どう子どもに注いでいけばよいのかについて解説しています。芯が強く目標を達成できる子どもを育てるための道しるべとなる一冊です。書籍情報はこちら : 著者井上 顕滋1970年生まれ。2004年 Result Design株式会社を設立。最先端の心理学および脳科学を学び、それらを融合させることで人それぞれの持つ能力を最大限に引き出す、独自の能力開発メソッドを確立。3000社以上の企業で経営者・経営幹部への指導や研修を行い、「1年間で離職率8分の1」「2年間で経常利益26.8倍」「営業成約率平均31.9%アツプ」などの実績を持つ。エグゼクティブコーチ、メンタルトレーナーとしてオリンピック出場の日本代表選手や世界一に輝いたプロスポーツ選手のサポートも行っている。自らも経営者として30年以上の部下育成の経験をもつ。2011年に未来の成功者を育てるため、小学生を対象とする日本初の非認知能力専門塾Five Keysを設立。2015年には非営利型一般財団法人日本リーダー育成推進協会 (JLDA)を創設し代表理事に就任。現在は特別顧問。講座などを通じてこれまで指導した小学生の保護者は4万人を超える。インタビュー記事はこちら : お問い合わせ本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ゴールドオンライン〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目9番7号TEL:03-5411-6270URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月26日【著者インタビュー】『7つの"デキない”を変える"デキる”部下の育て方』著者リザルトデザイン代表 井上顕滋氏|“叱れない”時代に部下を育てるためには?株式会社幻冬舎ゴールドオンライン(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:山下征孝)は、同社が運営する「話題の本.com」( にて2024年1月30日(火)、著書『7つの"デキない”を変える"デキる”部下の育て方』を刊行した、リザルトデザイン代表 井上顕滋氏のインタビュー記事を公開しました。著者インタビュー【著者インタビュー】『7つの"デキない”を変える"デキる”部下の育て方』著者リザルトデザイン代表 井上顕滋氏|“叱れない”時代に部下を育てるためには?さまざまな組織でパワハラ問題があとを絶ちません。このような問題が注目される一方で、人を指導する立場にある人が指導方法の難しさに直面しているのも事実です。 人を育てることが難しい今の時代、上司や先輩はどのように考えればいいのでしょうか? 『“デキる”部下の育て方』著者である、リザルトデザイン株式会社代表の井上顕滋氏に話を聞きました。インタビュー記事はこちらから : インタビュー記事一部をご紹介同じような苦しみを持つ人の励みになったら――『“デキる”部下の育て方』をお書きになった背景からお聞かせください。今は昔に比べて部下の指導が難しくなっていると思います。そもそも若い世代が減ってきているので、あらゆる業種で人材不足が叫ばれている。単に人数の問題だけではなく、働く人の仕事に対する認識もずいぶん変わってきていますよね。「最近の若いモンは」と言う人は昔からいましたけど(笑)、昔の感覚のまま頭から部下を否定するようなやり方を続けている上司の方もいます。それは全体にとってあまりハッピーな方法ではないですよね。――確かにおっしゃる通りです。この本のタイトルは「デキる部下の育て方」ですが、編集さんとのやり取りの中で「ダメな部下の変え方」という案も出ていました。でも私は「ダメな部下」という言葉は使いたくなかったんですよね。どうしてもダメな人って確かに一部いるかもしれないけれど、実際には、上司の関わり方を変えるだけで、大きな変化、成長をすることはよくありますし、会社の仕組みを少し変えたり、風土づくりに力を入れたりするだけでも、問題が解決することがよくあるんですよね。それに本人の責任ではなく、幼少期の育てられ方に原因があるケースが多いのも事実なんです。そういった本当の原因を認識せずに、その部下を「ダメ」と否定するのは嫌だな、と。「ダメ部下」のレッテルを貼られた方だってたまったもんじゃないし、それじゃモチベーションが上がらないからパフォーマンスも上がらない。パフォーマンスが上がらないから同僚やマネージャーの負担も増えるしストレスも溜まる。それによって風当たりがますます強くなっていく…。――まさに悪循環ですね。さらに今は上司の方も強く指導ができません。パワハラだと言われてしまうから。これじゃあ出世もしたくないですよね。実際にマネージャーをやっている方を見ていても、精神的にしんどそうな方がとても増えているなと感じます。――今回のご著書は、そんな部下の育て方に悩んでいる上司の方に向けられた本なんですね。ーーーーーー以上記事一部抜粋ーーーーーーインタビュー記事全文はこちらから : 『7つの“デキない”を変える “デキる”部下の育て方』(井上 顕滋 [著]/幻冬舎)部下の育成に悩む管理職を救う“デキる”部下育成メソッド!心理学・脳科学に基づいて、成長しない部下の改善点を7つのタイプに分けて分析。それぞれのタイプにあわせた適切な対処法を人材育成のプロが解説!集中できない、協力できない、ミスをしても反省しない──。こうした「デキない」を抱える部下に対して一生懸命指導しているのに、一向に成長しないと悩んでいるマネジメント層の人は少なくありません。管理職1,715人を対象にしたラーニングエージェンシーの「管理職意識調査」(2021年)によれば、管理職の悩みの第1位は「部下の育成」で、約半数の管理職が部下の育成に悩んでいることが明らかになっています。著者は心理学、脳科学に基づいた人材育成・指導の独自メソッドを確立した、人材育成のプロフェッショナルです。20年以上にわたってさまざまな企業の研修に携わってきた経験から、部下の「デキない」を7つのタイプに分けて分析し効果的に改善していく方法を確立して、数多くの成果を上げてきました。例えば、部下が「集中できない」という問題を抱えている場合、その部下に対してただ「集中しろ」と言い続けても効果がないことがあります。著者は、部下が仕事に集中できない原因には「仕事の楽しさを感じられていない」あるいは「仕事の意義や価値を理解できていない」といったことがあるため、自分の成長を実感させ仕事に楽しみを見いだせるようにすることが重要だと考えています。そのため「集中できない」部下に対しては、上司が部下の成果や成長を認めて褒めてやることが効果的だといいます。本書では、部下の「デキない」を「集中できない」のほかに、「スケジュールを守れない」「指示やアドバイスを聞かない」「指示待ちで主体的に動かない」「ほかの社員らと協力しない」「新しいことに挑戦できない」「失敗しても反省しない」の7つに分類し、それぞれ異なる対処をすることによって改善に導くメソッドを紹介しています。またマネジメント層のマインドセットについても触れ、部下の能力を最大限に引き出せる達人になるにはどうすればよいかを解説しています。「デキない」部下を貴重な戦力に変え、部下育成に悩みを抱える人の助けとなる一冊です。書籍情報はこちら : 著者井上 顕滋1970年⽣まれ。Result Design株式会社を2004年に設⽴。企業研修、経営者、経営幹部への指導実績は3000社を超える。エグゼクティブコーチ、メンタルトレーナーとしてオリンピック出場の⽇本代表選⼿や世界⼀に輝いたプロスポーツ選⼿もサポートしている。世界最先端の⼼理学および脳科学を各分野の世界的権威から徹底的に学び、⼈それぞれのもつ能⼒を最⼤限に引き出す、独⾃の能⼒開発メソッドを確⽴。クライアント企業に対する実績として「1年間で離職率8分の1」「2年間で経常利益26.8倍」「営業成約率平均31.9%UP」などがある。⾃らも経営者として30年以上の部下育成の経験をもつ。2011年に未来の成功者を育てるため、⼩学⽣を対象とする⽇本初の⾮認知能⼒専⾨塾Five Keysを設⽴。2015年には⾮営利型⼀般財団法⼈⽇本リーダー育成推進協会(JLDA)を創設し代表理事に就任。現在は特別顧問。インタビュー記事はこちら : お問い合わせ本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ゴールドオンライン〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目9番7号TEL:03-5411-6270URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月30日いま一番〝刺さるおじさん〟新連載!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2023年11月10日(金曜日)に、『半端なエリートの外山と申します。』(吉尾きくよし/太田ぐいや)をコミックボーダーにて連載を開始いたします。偏見、諦念、嫉妬に欲情、義憤のフリした承認欲求!“半端なエリート”がゲスにリアルにこじらせる!いま一番〝刺さるおじさん〟新連載!現代アングラゴシップから戦国時代物まで手広く手がける原作とSNSでも話題の新鋭作家が異色のタッグでお贈りする日常妄想劇、堂々のスタート!連載コミックボーダー11月10日正午12時〜コミックボーダー : ニコニコ静画「水曜日のコミックボーダー」11月15日正午12時〜水曜日のコミックボーダー : pixivコミック「コミックボーダー」11月16日正午12時〜 : ■物語外山暖(とやま だん)、39歳・独身。一部上場大企業で係長の椅子に座る早大卒の彼には、口に出せない悩みがあった…。骨の髄までこじらせた“半端なエリート”JTCアラフォー社員が、ゲスな苦悩にのたうちまわる悶絶リーマン妄想コメディ!■登場人物外山暖(とやまだん)弥子(ヤコ)外山暖(とやまだん)主人公。39歳独身、一部上場企業「二ツ橋ホールディングス」係長。こじらせすぎて美少女の幻覚が見えてしまう。弥子(ヤコ)外山のこじらせが生んだイマジナリー美少女。妄想内では常に傲慢な外山の鼻っ柱を折り、反省を促す。『半端なエリートの外山と申します。』③『半端なエリートの外山と申します。』②『半端なエリートの外山と申します。』①漫画:吉尾きくよしWebを中心に執筆。近作に『スパイニート』(ゆうが舎)他。趣味はキャンプとコスプレ撮影。原作:太田ぐいや脚本家、構成作家、漫画原作者などを半端に掛け持ち。近作に『ばくおん!! 台湾編』『私には5人の毒親がいる』(ともに秋田書店)他。コミックボーダー : 概要作品名:半端なエリートの外山と申します。連載媒体名:コミックボーダー 漫画:吉尾きくよし漫画:太田ぐいや出版社:リイド社連載開始:2023年11月10日(金曜日)正午12時社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月10日企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。童画画家・初山滋の回顧展初山滋(はつやま しげる)は、1991年21歳の時に児童文芸誌『おとぎの世界』表紙を描き注目を集めて以来、大正から昭和にかけての50年余りにわたり活躍した童画画家。江戸の装飾美に西欧のモダンな要素を融合させ、自由な表現を落とし込んだ絵は、没後50年を経た今もない新鮮さを失わず人々を魅了し続けている。企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」では、初山滋の人生を辿りながら、童画や木版画、装丁画、絵本の原画、貴重な資料など約170点を展示。流麗な線と明澄な色彩で描かれた煌めきに溢れる世界観を楽しむことができる。絵雑誌『コドモノクニ』代表作や木版画初山は日本初の本格的な絵雑誌『コドモノクニ』にも数多くの作品を発表した。会場では、1935年に出版された初めての画集『初山滋童画集』にも選ばれた代表作を展示する。また、戦時中に子どもの本の仕事が徐々に減っていった初山は、時局に合った絵は描かずに、自画・自刻・自摺の創作木版画の制作に熱中。本展では、手摺の私刊本や「彫りすすみ」の手法で制作された希少な作品などを展示し、童画画家としてだけでなく木版画という画業についても紹介する。アンデルセン童話『にんぎょひめ』や宮沢賢治の絵本原画さらに、戦前からアンデルセン童話の書き手としても評価を得ていた初山による、『にんぎょひめ』『おやゆびひめ』『マッチうりのしょうじょ』といったアンデルセン童話の絵本も紹介。加えて、チャイコフスキーのバレエ曲を絵本にした『はくちょうのみずうみ』、宮沢賢治の童話集など、戦後に出版された絵本原画の展示も行う。展覧会概要企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室4住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:作品 約140点、貴重書を含む書籍資料 約30点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日外山啓介が昨年より行なってきたモーツァルト、ベートーヴェン、ショパンの3つのソナタを軸とした「《3つのソナタ》外山啓介 ピアノ・リサイタル」が3月26日に神奈川県立音楽堂にて開催される。「このプログラムはおそらく最後」と語るリサイタルを前に、外山に話を聞いた。モーツァルトのピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲」、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第12番「葬送」、ショパンのピアノ・ソナタ第2番「葬送」を軸にした今回のプログラム。3人の偉大な作曲家によるソナタの“つながり”に、外山は以前から興味を持っていたという。「モーツァルトの『トルコ行進曲』は、ソナタでありながらソナタ形式ではなく、第1楽章に変奏曲を置くという新しい試みをしています。ベートーヴェンも同様に第1楽章に変奏曲を置いていますが、彼の音楽を語る上で、重要なポイントがピアノという楽器の進化です。私が教えている学生が『ガラケーからスマホくらいの変化』と言っていて『なるほど』と思いましたが(笑)、ベートーヴェンというのは、楽器の進化と共に音楽の幅をものすごく広げた作曲家なんですね。『葬送』は、重いタイトルですが、どこか前向きで、死を哀しみだけでなく、苦しみからの解放のように捉えているところが魅力的だと思います。一方で同じ『葬送』でもショパンのほうが死に対する哀しみや苦しみの重み、エネルギーの大きさを感じます。モーツァルト、ベートーヴェンと比べ、ショパンって『温故知新』、古典への回帰への思いが強いんです。良い意味での折り目の正しさ――きちんと枠があるからこそ、いろんなことが引き立つという魅力を感じさせてくれます。ひと言でクラシックと言っても長い歴史があり、その中で、過去の作曲家にリスペクトを表しつつ、自分なりの新しいものを生み出していくという姿勢に僕自身、感動を覚えていますし、3つのソナタを続けて聴くことで時代が巡っていることの面白さを感じていただければと思います」。ベートーヴェンのソナタとショパンのソナタの間には、ショパンのプレリュード第15番「雨だれ」、「ノクターン第7番」、「第8番」が組み込まれる。「ショパンのソナタが変ロ短調なので、そこにつながるもので始めたくて入れたのですが、『雨だれ』から『ノクターン第7番』へのcis-moll(嬰ハ短調)とDes-dur(変ニ長調)の流れは、今年のプログラムでも一番うまく組めたんじゃないかと思っています。そこから最後のソナタにつながっていく流れもすごく美しいのでぜひ聴いていただきたいです」昨年から行なってきたこちらのプログラムだが「おそらく、今回が最後になる」とのこと。「プログラムって決める時が一番楽しいんです(笑)。このプログラムにも随分苦しめられましたし(苦笑)、同時に救われもしました。これまでの経験を活かした熟成されたプログラムになると思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」。文:黒豆直樹
2023年02月20日企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」が、2023年3月18日(土)から6月18日(日)まで、ちひろ美術館・東京にて開催される。“童画”画家、初山滋の回顧展初山滋は、大正時代の“童画”草創期を代表する画家のひとり。1919年、21歳の時に児童文芸誌『おとぎの世界』表紙を描き注目を集めて以来、大正から昭和にかけて50年もの期間、童画画家として活動を続けた。江戸の装飾美に西欧のモダンな要素を融合させ、自由な表現を落とし込んだ絵は、没後50年を経た今もなお新鮮さを失わず人々を魅了し続けている。企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」は、1973年でこの世を去った初山滋の回顧展。童画をはじめ木版画や漫画、装丁画、絵本の原画など約130点を展示し、初山滋の人生を振り返る。絵雑誌『コドモノクニ』代表作や『えほんのあめや』を公開本展では、日本初の本格的な絵雑誌『コドモノクニ』の「傑作集」に選ばれた代表作の展示や、戦後間もない1948年に、完成していたにも関わらず出版されなかった幻の絵本『えほんのあめや』を初公開する。アンデルセン童話『おやゆびひめ』や『にんぎょひめ』原画戦前からアンデルセン童話の書き手としても評価を得ていた初山による、絵本『おやゆびひめ』や『にんぎょひめ』などの原画展示も見逃せない。アンデルセンのファンタジーの世界を幻想的に美しく描いた絵本の数々を鑑賞することができる。光や水、鳥など自然を描く技法や木版画もまた、光や水、虹や星、小鳥などをまるで宝石箱のようにキラキラと表現する変幻自在な線や形、点描やにじみの技法を活かした作品にも焦点を当てる。加えて、創作木版画の制作にも精力的に取り組んだ初山。「彫りすすみ」の手法で製作された希少な作品など木版画作品も紹介する。【詳細】企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」会期:2023年3月18日(土)~6月18日(日)時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)※3月は16:00閉館。会場:ちひろ美術館・東京 展示室1・2住所:東京都練馬区下石神井4-7-2休館日:月曜日(祝休日開館、翌平日休館)※ゴールデンウィーク(4月29日(土)~5月7日(日)は無休。出展作品数:約130点料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。※年間パスポート3,000円。※会期は予告なく変更になる場合あり。■講演会「初山滋の魅力」※オンライン日時:3月26日(日) 14:00~15:30講師:竹迫祐子(いわさきちひろ記念事業団理事、『初山滋 永遠のモダニスト』(河出書房新社)著者)参加費:無料 / 定員 80名 / 要事前予約※Peatixにて2月26日(日)より受付。【問い合わせ先】TEL:03-3995-0612
2023年02月09日女優でエッセイストの室井滋が1日、都内で行われた「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式に出席し、今年度の同賞への所感を述べた。同賞の選考委員を務めた室井は「皆さんおっしゃるように停滞と言いますか、やっとコロナ禍から脱せるのかなと思いながらも、3年目を迎えてしまいまして」「戦争、国葬があったり、明るい年とは言えなかった」と前置きしながら、「暗い言葉、明るい言葉……割とスムーズに選考が進みまして、ここ何年かのうちでは一番早く決まった。全員が同じような意見だったのかなという風に思いました」と明かした。また、「どうして『追いトップガン』を入れなかったのかなという風に自分でもすごく思っています。もし選んでいたら、トム様のコメントももらえたかもしれないのに」「この会がもう少し後だったら、長友選手の『ブラボーブラボーブラボー!』も入ったのになと思っています」と悔しそうな表情を浮かべながらも、「控え室に来てくださっている方は皆さんとても明るく、みんなで写真を撮ったり、すごい盛り上がりでした」と笑顔で語った。年間大賞は「村神様」。トップテンにはそのほか、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「宗教2世」、「知らんけど」、「スマホショルダー」、「てまえどり」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「悪い円安」が選ばれた。ノミネート30語は、以下の通り。「インティマシー・コーディネーター」、「インボイス制度」、「大谷ルール」、「オーディオブック」、「OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)」、「オミクロン株」、「顔パンツ」、「ガチ中華」、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「こども家庭庁」、「宗教2世」、「知らんけど」、「SPY×FAMILY」、「スマホショルダー」、「7青春って、すごく密なので」、「#ちむどんどん反省会」、「丁寧な説明」、「てまえどり」、「ヌン活」、「BIGBOSS」、「村神様」、「メタバース」、「ヤー! パワー!」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「リスキリング」、「ルッキズム」、「令和の怪物」、「悪い円安」今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏。○■室井滋 選評コロナ禍からの脱却という明るい兆しが見えかけていたので、今年はさぞ! と期待したが大ブームとなった面白い言葉は見当たらなかった。北京五輪があったものの、戦争や景気低迷で世の中は真っ暗である。野球関連の言葉以外では「Yakult(ヤクルト)1000」を強く推した。手に入らなくて私自身もパニックする日々であったゆえ。芸能では子供達に人気の「ヤー! パワー!」がノミネート語30入り。ならば何故おじ・おばが作った「追いトップガン」という社会現象が入らなかったのか……。トム様のコメントももらえたかもしれないのに。残念!
2022年12月01日2023年1・2月に上演される『喜劇 老後の資金がありません』の取材会が行われ、キャストの渡辺えりと室井滋が登壇した。垣谷美雨が2015年に刊行した小説『老後の資金がありません』を、マギーの脚色・演出で舞台化した本作は、2021年に渡辺と高畑淳子のW主演で上演された。再演となる今回は渡辺が主人公の主婦・後藤篤子役を続投し、篤子の友人である神田サツキ役として室井が新たにキャスティング。老後の資金問題が次々と降りかかる平凡な主婦たちの生活を軸に、笑いと涙と希望の物語が歌や踊りを交えながらハートフルに描かれる。「コロナ禍の上演だったにもかかわらずカーテンコールが5、6回続き、お客さまに勇気を与える作品として印象が残ったのか、すぐ再演の声がかかりました」と初演を振り返った渡辺。初参加の室井は、舞台への出演が8年ぶり。音楽劇ということもあって故郷・富山のオペラ歌手に歌を習っていることを明かすも「まだ(歌唱力は)さっぱり。がんばります!」と意気込んだ。互いの印象を尋ねられると、渡辺は室井について「感受性が鋭くセンスを感じるような、おもしろい変化球を投げる方。私はストレートに演技するタイプだから、漫才コンビのように楽しくやれるのでは」と期待を込める。室井は「えりさんは『私に任せて!』という一面もありますが、実際はかわいらしい方。演出家でもいらっしゃるから修行のつもりでご一緒できれば」と渡辺に信頼を寄せた。自身の演じる主人公・後藤篤子について、渡辺は「日本に生きる主婦の最大公約数みたいな人物。管理していたお金が冠婚葬祭で300万円まで減ってしまい、実は見栄っ張りでおっちょこちょいな性格だったことに気づきます」と紹介する。その篤子に節約術を授けるパン屋の神田サツキを、室井は「商売あがったりで貧しくても義母に大変なことがあっても、旦那さん命。ささやかな幸せを守るためなら、意外と悪に手を染めちゃう人物にも思えて」と分析。これを聞いた渡辺は「家族を愛するがゆえに悪になっちゃうのは新しい解釈だね。おもしろい!」と室井に向き直り、「初演をご覧になったお客さんも『肩を寄せ合って仲睦まじく暮らしているサツキ一家の方が幸せそう』『篤子の家はちゃんとしているけど冷え切っている』とおっしゃるの。各家庭の対比が出たらおもしろそうだね!」と目を輝かせながらアイディアを口にした。キャストは他に羽場裕一、長谷川稀世、原嘉孝、多岐川華子、一色采子、明星真由美、松本幸大(ジャニーズJr.)、宇梶剛士らが名を連ねる。公演は2023年1月14日(土)~28日(土)に、京都・南座にて。その後、2月1日(水)~19日(日)に、東京・新橋演舞場と巡演する。取材・文:岡山朋代
2022年11月30日ピアニストとしてその音楽性を深めながら、デビュー以来継続して行っている全国ツアーで、自分がその時に向き合いたいと心から感じる作品を披露してきた外山啓介。今回彼が選んだのは、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンのソナタを軸にしたプログラム。初めに決まったのは、ベートーヴェンのピアノソナタ第12番「葬送」だったという。「もともとコロナの影響で中止になった公演のプログラムに入れていたのですが、その後、コンサートが少しずつ再開したばかりの頃はまだ弾く気持ちになれず、一度横に置いてありました」外山はこれまでにもたびたびベートーヴェンのピアノソナタをプログラムに入れてきた。このソナタは、古典派からロマン派の過渡期における「扉を開きかけた作品」だと感じるという。「改めて最近、ベートーヴェンの時代の楽器の進化はすごく、それによって和声など音楽の可能性が広がっていったことを感じています。それまでのピアノソナタでは終楽章に重点が置かれていたのが、この葬送は、フィナーレもつかみどころがなく不思議なところがある。サプライズがたくさんある作品です。ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を演奏しようという計画はありませんが、死ぬ時に、“あぁ、全部弾いたなぁ”と思えたらいいなとは思っています。今回は、自分の次の扉を開いてみたいという気持ちで取り上げることにしました。ベートーヴェンにとってピアノソナタは大切なジャンルのひとつで、その時の心情をのせた、いわば自分の身代わりのような存在だったのではないかと思います。後世の作曲家にも多大な影響を与えました。絶対に知っていなくては、先に進むことができません」そんなベートーヴェンのソナタに関連させる形で、モーツァルトとショパンのソナタも選んだ。「モーツァルトのピアノソナタ第11番《トルコ行進曲付き》は、1楽章が変奏曲で書かれているところなど、ベートーヴェンの葬送に影響を与えたと言われる作品です。また、ショパンの葬送からは、ベートーヴェンの葬送を意識していることが感じられ、改めて弾いてみると、特に4楽章など指のまわり方がよく似ています。一方で興味深い違いもあります。以前ある方から、国や宗教によって死への価値観が違う、死は全てから救われて苦しみのない世界にいくことだと認識されている地域もある、と聞きました。葬儀の行進にも、行きは暗い音楽、帰りは明るい音楽を奏でる文化があるそうです。今回取り上げるふたつの葬送には、どちらも天国への憧れ、現世の苦しみからの解放という意味があると思います。ただショパンのほうは、解放された先が人間には触れられない天上の出来事、一方のベートーヴェンは、もう少し現世の感覚に近いというか、騒がしさや華やかさがあって、捉え方の違いを感じます」「演奏することを楽しみたいし、みなさんにも楽しんでいただきたい」外山啓介 (c)Yuji Hori後半はそんなショパンの「葬送」につなげる形で調性を意識し、プレリュード「雨だれ」(変ニ長調)、ノクターン第7番Op.27−1(嬰ハ短調)、第8番Op.27−2(変ニ長調)を弾く。「変ロ短調のソナタの前には、平行調で書かれたOp.27-2のノクターンを置きました。もともとこのノクターンはすごく好きな作品。さらに平行調は似て非なるもので、背中あわせのようなところもあります。Op.27のふたつのノクターンの調性的なつながりも気に入っています。プログラミングの可能性は無限大で、逆にある意味すごく難しいのですが、僕は調性につながりのあるものが一番きれいだと感じるのです」マスターピースといわれるショパンの「葬送」については、どう自分の解釈を見つけていったのだろうか。「昔から、何かが燃えさかるようなところのある曲だと感じていました。ただその考えに凝り固まらないよう、一度頭を柔らかくして楽譜を見直してみると、改めていろいろな指示が書かれていると気がついて、とにかくシンプルに、楽譜に誠実に弾いていけばいいと思いました。熱く弾き進める部分と、冷静に、細かい色のニュアンスを表現していく部分をうまく両立させたいですね」今回のプログラムも、弾けば弾くほど難しく感じるようになったという。「自分では、ちょっと弾けるようになったぐらいが一番うまいと思えるものですが(笑)、それから本番で弾くうちあれこれ考えるようになって、葛藤がはじまります。それが昔よりもしんどいのは、ステージで演奏することの重みを一層感じるようになったからかもしれません。でもやはり、演奏することを楽しみたいし、みなさんにも楽しんでいただきたい。だから今回も、新しい可能性を自分で開いていく気持ちで、シンプルにがんばることに心を決めました」恒例となっているサントリーホールでのリサイタルでも、自然体で、今できるベストの音楽を届けたいと語ってくれた。外山啓介ピアノ・リサイタル《モーツァルト~ベートーヴェン~ショパン》9月24日(土) 14:00 開演/13: 15 開場サントリーホールプログラム:モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11 番「トルコ行進曲付き」 イ長調 K.331ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第 12 番「葬送」 変イ長調 op.26ショパン:プレリュード第15 番「雨だれ」 変ニ長調 op.28 15ショ パ ン :ノクターン第 7 番 嬰ハ短調 op.27 1ショパン:ノクターン第8 番 変ニ長調 op.27 2ショパン:ピアノ・ソナタ第2 番「葬送」 変ロ短調 op.35※曲目・曲順等が変更になる場合がございます。取材・文:高坂はる香■チケット情報
2022年09月09日⼀般社団法⼈東京室内歌劇場(東京都中央区、代表:杉野正隆)主催、『魅惑のスペイン歌曲Vol.4♪濱田滋郎先生に感謝を捧げて♪』が2022年8月19日 (金)に台東区ミレニアムホール(東京都台東区西浅草3-25-162階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ スペイン歌曲の世界的権威である濱田滋郎先生の追悼コンサートスペイン歌曲の世界的権威濱田滋郎先生追悼コンサート。特別ゲストとして濱田吾愛さんをお迎えしてスペイン音楽・スペイン文化を掘り下げながらスペイン歌曲を紹介します。昨年3月21日、私たちが敬慕してやまない濱田滋郎先生が86年の生涯を閉じられました。時が経てば経つほど、先生の偉大さが益々強く心に迫ってきます。先生の遺された功績が永遠に語り継いで行かれることは間違いありませんが、まず何よりも、先生が愛されたスペイン音楽・スペイン文化の精華を、さらに深く掘り下げて行くことこそ、先生への最大のご恩返しになると信じて疑いません。そこで本コンサートは濱田先生に心からの感謝と追悼の思いを込め、お嬢様の濱田吾愛さんを迎えて開催することに致しました。一般社団法人東京室内歌劇場一般社団法人 東京室内歌劇場は、「室内歌劇」を通じ、今日における劇場音楽芸術の可能性を追求し、以て我が国のオペラ振興に寄与する事を目的とした東京室内歌劇場(1969年設立)を母体とし2013年6月3日に設立されました。オペラ・コンサート公演の他、カルチャー教室や各種セミナーなども開催し、外部団体、企業、教育機関等のオペラ、コンサート公演制作請負業務も行っています。開催概要一般社団法人東京室内歌劇場『魅惑のスペイン歌曲Vol.4♪濱田滋郎先生に感謝を捧げて♪』開催日時:2022年8月19日 (金)18:00開場/18:30開演会場:台東区ミレニアムホール(東京都台東区西浅草3-25-16 2階)■出演者ソプラノ: 志村美土里、丹藤麻砂美、中島佳代子 、根岸奏好、山本佳代メゾ・ソプラノ: 愛甲久美テノール: 川出康平、富澤祥行バリトン: 村松恒矢ピアノ: 遊間郁子ゲスト: 濱田吾愛■スタッフ企画・制作: 遊間郁子■チケット料金全席自由:4,000円(税込)<カンフェティ限定>1, 000円割引!4,000円→ カンフェティ席3,000円! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月09日2007年のサントリーホールを完売にして成功させた衝撃的なデビュー公演以来、精力的な活動を続けているピアニスト・外山啓介。このほど、ベートーヴェンのソナタをまとめたソロ・アルバムをリリースし、8月29日(日)にはサントリーホールで『オール・ベートーヴェン ピアノ・リサイタル』を開催する。ベートーヴェンに対する思い、そして、コロナ禍で感じたことをインタビューした。7月28日にリリースしたアルバムには、第21番『ワルトシュタイン』、第8番『悲愴』、第23番『熱情』を収録している。「ベートーヴェンはずっとコンスタントにピアノソナタを書いてきた。弦楽四重奏やシンフォニーなど素晴らしい作品がたくさんあるが、同じぐらいピアノソナタも大切だと思う。いろいろな挑戦が1番から32番まで詰まっている」と外山は話す。その中でもこの3曲を選んだのは「単純に好きだから」というが、「『ワルトシュタイン』は新しい時代の幕開けとなるような、ベートーヴェンにとって大きなソナタの一つだし、『熱情』は中期の一つのゴールになる曲。『悲愴』は、いろいろなことがあるけれど、それでも強く生きていくしかないという前向きなエネルギーを感じる」と魅力を語ってくれた。意外だったのが、アルバムの仕上がりを尋ねたときに「どんなときもそうだが、出来上がったものに対しての“恐怖”がある」と答えたこと。現在、37歳の外山は「もうすぐ40歳。もう若手ではなくて、中堅の域に差し掛かってくる」として、「今後の自分の仕事の展開や、理想を考えると、いい意味で周りからの評価が気になるというか、きちんと自分が登っていけているのか不安に思うようになった」という。しかし、その“恐怖”があるからこそ、「本番がより面白くなった」とも。「何を弾いても《外山啓介》というのは嫌だなと思う。自分がどう弾きたいかではなく、作曲家がどう弾いてほしかったのかを一生懸命考える。自分がピラミッドの頂点に立たないピアニストでありたい」。本来、アルバムも昨夏リリースされる予定で、リサイタルも昨年9月に開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で敢えなく延期となった。この1年間は「一生忘れられない1年になった」と外山は言う。「当たり前のように、観客の皆さんの前で演奏をしてきたが、それが当たり前ではないということ。自分の仕事がどういうものなのか、これからどうしていきたいのか、今まで自分は何をしてきたのか。いろいろと冷静に振り返ることができた」1日も早くコロナ禍の終息を願う一方、一度立ち止まって、思考を深めることができた点においては、プラスだったようだ。「時間ができたので、自分で知っているつもりだったことをもう一度勉強し直したり、演奏に関してもより高みを目指すことができたり、ほかのピアニストの音楽を積極的に聴いたり。本当に忘れることのできない1年だった」本番まで1ヶ月を切った、サントリーホールでの演奏。観客へのメッセージを尋ねると、外山は「特別な時間になると思う。本番でお客様からいただくパワーは本当に大きい。ぜひ、ベートーヴェンのコンサートを作り上げるために、皆様の力を貸していただきたい」と話した。『《ワルトシュタイン》《悲愴》《熱情》〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集』エイベックス・クラシックスAVCL-841223300円(税込)発売中外山啓介 オール・ベートーヴェン ピアノ・リサイタル2021年8月29日(日)14:00開演会場:サントリーホール〈その他のスケジュールはこちら〉取材・文・撮影:五月女菜穂
2021年08月02日及川浩治と外山啓介による初のオンライン・コンサートの配信がいよいよ迫ってきた。チャイコフスキーの「花のワルツ」とベートーヴェンの交響曲第9番(第3・4楽章)を2台ピアノ版でお届けする。収録会場となったのは松尾ホール。ピアノの鍵盤数にちなんだ88名収容という親密な空間で、その響きが多くのアーティストに愛されてきた。2台ピアノによるコンサートの開催も多く、今回の収録にふさわしい会場だと言える。今回のオンライン・コンサートは、収録映像でありながら、LIVE感にこだわって製作された。「第九」の演奏収録はなんとワンテイク。ベートーヴェン後期の作品であり、大編成のオーケストラで演奏される「第九」を、2台のピアノで表現するリスト編曲版は、言うまでもなく難曲だ。より演奏の精度を求めるならば、何度か演奏収録を行い、繋ぎなどの編集を行うという方法もある。しかし2人は、「LIVEだからこその勢いや緊迫感」を映像に反映させることを優先した。第3楽章・第4楽章の間も続けて演奏され、完全無編集の「生のコンサートに限りなく近い音」が映像に収められることとなった。第3楽章での2人の親密な音の交歓は、オーケストラで聴く以上に繊細さを感じさせた。情熱溢れる力強い演奏のイメージが強い及川浩治だが、「及川の魅力は弱音にこそある」と改めて思わせるほど美しい音を聴かせた。外山啓介は、及川の音楽にしっかり寄り添いながら、重厚で堅牢な音を紡いだ。第4楽章に入る瞬間の緊張感は、2台ピアノならではのものだ。冒頭の不協和音は、オーケストラでは圧倒的な迫力で迫ってくるが、2台ピアノではよりスリリングで鋭利な印象が強かった。この瞬間の2人の呼吸をぜひとも感じてほしい。そして、歓喜の主題が流れたとき、これまでに味わったことのない感動があった。ピアノならではの細やかな表現、そして美音で紡がれる耳慣れたメロディが、今までになく新鮮に響き、「第九」の感動を新たにしてくれた。同時に収録された「花のワルツ」は、「第九」の緊張感とは異なり、この曲の愛らしさが感じられる温かみ溢れる演奏となった。また演奏の合間には、2人による特別対談も収録されている。普段は接することのないアーティストの素顔も垣間見られ、貴重な映像となっている。配信は2020年12月26日(土)19:00~開始。※アーカイブ配信もあり
2020年12月22日舞台となった富山以外では初めての上映となる『大コメ騒動』東京プレミア試写会が12月15日(火)に行われ、主演の井上真央をはじめ、室井滋、夏木マリ、鈴木砂羽、左時枝、柴田理恵ら“おかか”を演じたキャストたちと本木克英監督が舞台挨拶に登壇した。主人公・いとを演じた井上さんが「女性たちのパワーを存分に感じられる作品になってますので、最後まで楽しんでください!」と挨拶をすると、会場から盛大な拍手が。続いて、おかかたちのリーダー“清んさ”のおばばを演じ、“稲穂の髪飾り”を付けたキュートな姿で登壇した室井さんは「ちょうど昨日、故郷の富山に帰っておりまして、初雪を眺めながらここで1年前撮影したなぁと噛みしめてここに立っております」と富山ロケをふり返り、1年越しの上映に感動を滲ませた。主人公いとの姑・松浦タキを演じた夏木さんは、ブラックのシックな着物に“米俵柄の帯”で登場。「去年の今頃は『また来年ねー!』と別れたけど、いろんなことがあって再会できてよかった」と、“おかか”メンバーの久々の再会に喜びの笑顔。浜のおかか・トキを演じた鈴木さんも「今日この日にこうして見てもらえることに本当に感謝です」と久々の客前でのイベントに感謝した。町のお米屋の女将姉妹の姉・とみを演じた富山出身の左さんは、「普段はどっちかっていうと“おかか”の方なんですけど、今回だけは美しい姿で出演しました! 富山県の素晴らしい山と海とがふんだんに映画になっているので、ぜひ楽しんでください!」と満面の笑みで挨拶。そして米屋の女将姉妹の妹・とみを演じたのが柴田さん。「私も左さんと同じようにきれいな着物でキレイな姿で演じました! 全編富山弁の映画ができるなんて思ってなかったので、とても嬉しいです!」と地元富山の魅力が詰まった映画を力強くアピールした。井上さんは控えめな性格ながら、やがておばばたちを率いて米騒動の中心人物になっていく主人公・いとについて、「リーダーがすごい迫力なので、引き継いでいかなきゃいけない者として色んなプレッシャーはありました」と語ると、そのリーダーの清んさのおばばを演じた室井さんは、「昔、家の裏に金銀様々な歯をなさっている、秋田のなまはげみたいな雰囲気の方がいらしゃって、私が泣いているとどこからともなくその人がやってきて怒られるので、私は一発で黙っちゃうんです」と“リアル”清んさのおばばがいたことを語ると、会場からは思わずどよめきの声が。本作では家を守る、いとの姑・タキを演じた夏木さんは「おばばたちが起こす一揆のシーンに私も参加したいと提案したんですけど、監督にいらないと言われて…」と裏話を明かすと、本木監督は「一揆には出かけるところで終わってるんです!」とタジタジでフォロー。その騒動のシーンについて鈴木さんは「一番燃えましたね! 武器も『そんなのいるか!?』というのを色々持ってったりして。私はしゃもじがお気に入りでした」と、おかか大集合の見どころシーンをアピール。富山出身の左さんは「富山の女性は夫思いで、夫を立てて立てて、そして思ったところに持っていくんです」と、人心掌握に長けた一面を語ると、妹役を息ぴったりで演じた柴田さんも「左さんとは顔が似てる気がするんです。富山顔というか、うちのおばちゃんとよう似とるので!」と富山育ちの本物の姉妹のように過ごした様子を語った。そして、井上さんは最後に、「誰かを守りたい、子どもたちにお腹いっぱい食べさせたいという女性たちの小さな願いが映画になっている作品です」と、富山の浜のおかかから全国へ広がった米騒動に重ねて観客へとメッセージ。続いて本木監督も「一年前におかかたちがぶつかりあったような撮影がまたいつ出来るのか、と思いながらこの映画を仕上げました。映画館も大変な状況ですが、ぜひ映画館にもいらしてください!」とメッセージを贈った。『大コメ騒動』は2021年1月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。※1月1日より富山県で先行公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:大コメ騒動 2021年1月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
2020年12月16日2020年6月5日、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・横田滋さんが、入院先の病院で亡くなりました。87歳でした。1977年に、当時中学1年生だっためぐみさんが北朝鮮に拉致されて以来、妻の早紀江さんとともに40年以上、娘の救出活動を行ってきた滋さん。しかし、願い続けた再会は叶いませんでした。同月9日、妻の早紀江さん、息子の拓也さんと哲也さんは会見を開き、コメントをしています。横田早紀江さん「全身全霊で頑張った」会見で早紀江さんは「主人は思い残すことないほど全身全霊で頑張ったと思います。本当に静かな笑顔で天国に行きました」と語り、活動へのこれまでの支援に対し、感謝の言葉を述べました。息子の拓也さんは、姉・めぐみさんとの再会が叶わないまま父親が他界したことについて苦しい胸の内を明かしています。私の姉は1977年に北朝鮮に拉致をされ、なんの安否の情報もないままで苦しい中を走り続けた25年間でした。2002年の日朝首脳会談で北朝鮮にいると分かり、私たち横田家は北朝鮮という具体名が出てきたことによって、早期にこの問題が解決するのではないかと淡い期待を持ったのも事実です。そして、両親はこの淡い期待を現実にするために、18年間闘い続けてきたわけですが、残念ながら父・滋は6月5日の午後に他界してしまいました。父はめぐみの写真を撮るのが大好きで、本当に目の中に入れても痛くない、それほどかわいがっていた姉とどれだけ会いたかっただろうと考えると、悔しくて悔しくて仕方がありません。FNNプライムオンラインーより引用滋さんはいつも笑顔を絶やさない穏やかな人柄で、病床でも愚痴を決していわない、とても強い人だったそうです。最後の瞬間、早紀江さんが耳元で「お父さん、気持ちよく眠ってください。行く時まで忘れないで待っていてね」と声をかけると、うっすら片目を開けたという滋さん。その目元にはひと粒の涙が見えたといいます。日本政府が正式に認定している拉致被害者は17名ですが、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者として、現在も捜査を続けられている対象者は883名にも及びます。北朝鮮による拉致被害者家族は高齢化が進んでおり、一刻も早い解決と真相究明が求められていますが、なかなか進まない現状です。哲也さんは「父が果たせなかった遺志を受け継いで、墓前で帰ってきたよと報告することが使命だと思っています」と語りました。[文・構成/grape編集部]
2020年06月09日女優の室井滋(60)が9月6日に放送された「ダウンタウンなう」(フジテレビ)に出演した。そのなかで映画監督・長谷川和彦(73)との30年以上にもわたる事実婚生活を明かし、ネットで話題を呼んでいる。長谷川監督は76年に映画「青春の殺人者」と79年に「太陽を盗んだ男」を手がけ、両作とも高い評価を獲得。しかしそれ以降、監督作がないために“伝説の映画監督”と評されている。番組で室井は人気企画「本音ではしご酒」に登場し、長谷川監督との事実婚状態について話した。その共同生活は30年以上にもわたるというが、「事実婚のつもりもあんまりないです。長いですけど、長いのもしょうがないよね」とコメント。入籍した方が安心ではという質問に対し、「別に安心はいいです。どこかに行かれても全然OKなんで」と笑い飛ばし、さらに松本人志(55)が「別れようとは思わないんですか」と訊ねると「どうやって別れたらいいんですか?」と発言していた。室井の発言に、ネットでは《監督が室井さんと事実婚だったとは驚きです》《互いに自立している男女なら事実婚は居心地良さそう》《室井滋事実婚30年以上ってことはやっぱり猫が好きやってたころは既にってことやね》といった声が上がっている。「ダウンタウンなう」では独特の“室井節”を披露していたが14年7月、本誌に登場した室井は長谷川監督を軸に“家族”について率直にその思いを明かしている。室井の父はもともと英語の先生だったが、「小説を書きたいから」という理由で退職。しかし、なかなか執筆業がうまく軌道に乗らなかったためにお酒で気を紛らわした。そのことで母と不仲となり、のちに離婚。室井は父に育てられることとなった。ギャンブルも手を出した父だったが、作品が日の目を見るまえに48歳で死去。しかし室井は「映画や芝居を見たり、本を買うなら小遣いはいくら使ってもいい」などと女優としての素養を育ててくれた父について「世間的には“だめな人”だったかもしれないけれど、私はずっと“立派な父”と思っていました」と回想した。そうした境遇を話し終えた後、長谷川監督について「父と重なるところがすごくあるんです」と話した室井はこう語った。「私は『世間体がどう』とか、『世の中の常識はこうだ』とか言う人は、たぶん好きじゃないと思うんです。亡くなった父は、そう言うことを絶対言わない人でしたから」続けて室井は「世間の評価はわかりませんけれど」と前置きしながらも、長谷川監督について「本当にまじめで、とても勉強家。今も脚本を書いていて、できあがると『ちょっと読んでくれ』と言われるんですけど、見ると1千枚を超す原稿だったりして。『読めない、こんなの』って言うくらい(笑)」「だから、私とはちょっとスケールが違うというか……」と述べた。さらに長谷川監督の“安心感”について、こう語った。「たまに私が本当に迷って、意見を聞くと、実に的確な答えが返ってくるし、一緒にいてくれることで安心したり、ほっとすることはすごくあります。もし彼がいなければ、私は一人ですから」結婚でなく“事実婚”を選んでいる2人。その理由を室井は「子供ができていたら“結婚”を考えたでしょうね。でも、残念ながらできなかった。そうなると籍を入れる必要は全然ないわけ」と述べ、長谷川監督について「どういう存在かといえば……やっぱり、家族です。年がひと回り近く違うから『旦那』というより『お父さん』かな」と語った。2人で“お墓”の話題もするという室井は、こんなやりとりを明かしている。「『おまえ、どうするんだ?』と言うから、私は室井家の跡取りだから、私が建て直した室井家のお墓に入る。『父ちゃんも一緒に入ったら』と言うと、『いやだ。俺は猫と一緒に入れる墓を建てる』と」室井は「彼が取り寄せたペットと一緒に入れるお墓のパンフレットがいっぱいあるの。もう勘弁してよ、というくらい(笑)」と話しながらも、こう結んでいた。「お墓は一緒でなくても、現世では、これからもずっと、こぴっと(しっかりと)彼と一緒にいたいと思っています」
2019年09月10日「10歳の壁・9歳の壁・小4の壁」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。9~10歳のころに、子供が勉強面や心理面でつまずいてしまうのは珍しくありません。「壁」を乗り越え、将来、自立した大人になるためには、この時期に自分に自信をつけることが大切です。今回は、子供が自分に自信を持つべき理由と、そのために親ができることを2つ紹介します。劣等感が生まれる!?「10歳の壁」とは10歳の壁とは、10歳前後の子供が直面する課題として、よく知られています。「9歳の壁」「小4の壁」と言われることもありますね。文部科学省は、この時期の子供について、次のように説明しています。対象との間に距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能となる。自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著になる(いわゆる「9歳の壁」)。身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。(太字による強調は編集部が施した)(引用元:文部科学省|3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題)子供の考え方は9~10歳の時期に大きく転換します。この転換によって、抽象的な「5-2=3」という式を、「5個のミカンを2つ食べたから残りは3個」などの具体例を介さずに理解できるようになります。また、抽象的な概念だけでなく、他人の目から見た自分の姿も理解し始めます。抽象的な考え方ができるようになるまでの期間は個人差があるので、子供たちは自己と他人を比べてしまい、自己肯定感を失いがちです。そして、このときに自己肯定感を失ったままだと、その後の成長に大きな影を落としかねないのです。10歳の壁を壊す「自己肯定感」の大切さ多くの企業・学校で活用されている行動習慣化メソッドを開発した人材育成研究家の永谷研一さんは、自己肯定感の大切さを次のように述べます。自己肯定感が高い人は、楽観的に物事を考えることができるので、少々不安であっても前向きな行動を起こすことができます。また自分の気持ちを開示することができるので、周りからのアドバイスも受けやすく、ぐんぐん成長することができます。その逆に自己肯定感が低い人は、悲観的に物事を考えてしまう傾向があります。新しい行動を起こそうとしてもリスクを考えて踏みとどまってしまい、前に進むことができません。(太字による強調は編集部が施した)(引用元:東洋経済ONLINE|「自己肯定感」が低い人に現れる”残念な症状”伸びる人と停滞する人の差にもつながる)自己肯定感を失ってしまった子供は、「どうせ頑張ったって、できないんだ」と考えるようになり、次第に挑戦をしなくなります。自分から行動を起こすことはなくなり、将来、指示待ち人間となってしまう可能性もあるでしょう。そして、人の後をついてゆくだけの人間にとって、これからの時代を生き抜くには厳しそうです。「東大・京大で一番読まれた本」として知られる『思考の整理学』の著者・外山滋比古さんは次のように述べます。僕が本に書いたのは、“墜落してもいいから飛行機になれ”ということです。グライダー型人間はモノマネが得意だけれど、新しい事態や時代の変化に対応できません。しかも現在は30年前よりはるかに時代が進み、学校で学んだ知識がより通用しなくなった。人工知能(AI)やITなどが発達した今こそ、他人に引っ張ってもらって飛ぶグライダー型人間ではなく、自力で自分のめざす場所まで飛べる飛行機型人間が求められています。(太字による強調は編集部が施した)(引用元:NEWSポストセブン|外山滋比古氏の提言「墜落してもいいから飛行機になれ」)子どもが将来活躍するためには、主体性を持って行動する必要があります。そのため、主体性を生みだす自己肯定感はとても大切な要素なのです。では、10歳の壁に負けず、子供に自己肯定感を身につけさせるためにはどうすればよいのでしょうか?叱ってばかりだと、自己肯定感はボロボロに……一番大切なのは、親が子供を信頼し、行動を見守るということです。子供が行動するとき、失敗しそうで不安になり、あれこれ口を出していませんか?「早く宿題をやりなさい」や「部屋をきれいにしなさい」などと、子供の行動に毎回口をはさみ叱っていると、子供はどんどん挑戦する心を失っていってしまうのです。教員出身の教育評論家、親野智可等(ちから)さんは次のように述べます。待てない親や先生は必ず子どもを傷つけます。目先のことばかり見て「○○ができてない。ちゃんとやらなきゃダメでしょ」と否定的に叱り続け、結局は子どもの自己肯定感をボロボロにしてしまうのです。(太字による強調は編集部が施した)(引用元:親力|やる気のスイッチが入る人と入らない人、その差はどこに?)子供は自分で必要だと感じたら、その時に自分で考えて、何とかしようと行動します。そして、その行動をやり遂げることによって、子供たちは「自分なら大丈夫だ、自分もできるのだ」と思えるようになるのです。したがって、自己肯定感を身につけさせるには、まず、子供の行動を見守ってあげることが大切なのです。「頭がいいね!」で自己肯定感は伸びないまた、親が子供をきちんとほめてあげることでも、子供の自己肯定感は高まります。その際、ほめ方に注意が必要です。褒めるときは子供の能力ではなく、行動を褒めましょう。スタンフォード大学で行われた実験によると、能力をほめられた子供は学習意欲が下がってしまうのだそう。ドゥエック教授は、子どもを対象としたテストで「頭がいいから成績がよかった」と能力をほめたグループと、「がんばったから成績がよかった」と努力をほめたグループのその後の行動を観察しました。すると、能力をほめたグループの子どもは新しい課題に消極的になったり、なかなか解けない難題に対して「楽しくない」「自分はできない」とあきらめてしまったりしたそうです。一方、努力をほめたグループは新しい課題にも積極的に取り組み、難問にも根気よくがんばる姿勢を見せ、最終的にいい成績を収めたといいます。(太字による強調は編集部が施した)(引用元:サイバーユニバーシティ株式会社|能力ではなく「努力」をほめる!効果的なフィードバックの方法)人間は能力を評価されると、その「能力が高い」という評価を維持するために行動してしまうのだそう。「頭がいいね」と褒められた子供たちは、「自分が問題をとけない、つまり頭がよくない」という評価を避けるために、「そもそも挑戦をしない」という決断をしてしまうのですね。また、米カリフォルニア大学サンディエゴ校とカナダのトロント大学、中国杭州師範大学の研究者らが行った研究では、「頭がいいね」と褒められた子供たちは、不正行為をする可能性が高くなるという結果でした。したがって、子供を褒めるときは、子供が努力した姿に注目してあげるようにしましょう。***9~10歳の子供は、勉強・身体の成長・人間関係などあらゆる面で大きな変化を迎えます。そんな子供がのびのびと挑戦し育ってゆくためにも、親はどーんと構えて子供を見守ってあげましょう。そうすることで、子供は主体性のある大人に成長できるでしょう。文/村瀬裕一(参考)文部科学省|3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題ダ・ヴィンチニュース|225万部突破! なぜ『思考の整理学』は東大生から根強く支持されるのか?AllAbout|「10歳の壁/小4の壁」子供がぶつかる勉強の見えない壁への対策3つ親力|やる気のスイッチが入る人と入らない人、その差はどこに?AERA dot.|「9歳・10歳の壁」を乗り越える3つの法則帝京科学大学学術リポジトリ|児童期の認知発達と心理発達の特徴と支援について産経新聞|写真で褒める「ほめ写」子供の自己肯定感アップJ-CASTニュース|子どもを「賢い」と褒め続ける教育ご用心!インチキする子になりますよ
2019年05月07日2月1日(金)に東京・サントリーホールで、“競演”するピアニスト・外山啓介とチェリスト・辻本玲。大学の同級生であり、今やクラシック音楽界に欠かせない存在となったふたりが同じステージに立つのは、2012年ザ・シンフォニーホール(大阪)公演以来となる。演奏曲は、ショパンのピアノ協奏曲第1番とエルガーのチェロ協奏曲。公演を前にして、演奏するふたりにコンサートへの想いを聞いた。【チケット情報はこちら】ロマン派を代表する協奏曲のひとつである《ショパン ピアノ協奏曲第1番》。「ショパンの若い時の作品だけど、技術的な部分や旋律の美しさなど、その後のショパンの作品の基となるものがすべて詰まっている曲」と外山は語る。しかし、ロマンティックなイメージだけでは、この曲を弾くことはできないという。「もちろんロマン派の時代なので、例えば21連符や27連符とか出てきて、割り切れない部分が多くて合わせるのは難しい。しかし忘れてはいけないのは、ショパンは古典というものをとても強く意識している作曲家だということ。きらびやかなイメージだけで〈自分で歌おう〉とするのではなく、そこにある音を素直に表現しなさい、と教えられたことがある。だから、生み出そうとするというより、〈曲の中に入り込んでいく〉という感覚を持って演奏したいと思う」意外にもこの曲を弾くのは久々で、自分でも演奏が楽しみとのことだ。昨年日本ショパン協会賞を受賞し、充実の時を迎えている外山が改めて弾く、至高のコンチェルトに期待したい。一方、《エルガー チェロ協奏曲》について、辻本は次のように語った。「ジャクリーヌ・デュ・プレの名演が有名なため、なんとなく女性が演奏するイメージが強いけれど、それだけではない。第3楽章などはとても男性的。エルガーは非常に愛妻家で、この曲を作ってから間もなく奥さんが亡くなってしまうけれど、すでにそれを予期していたかのような、過去と未来を見つめながら人生を辿っているようなイメージがある。情熱的な部分と抒情的な部分を併せ持つ素晴らしい曲なので、ぜひ聴きにきてほしい」辻本がこの曲でプロのオーケストラと共演するのは初。力強く、表情豊かに歌う辻本のチェロが、いかにこの劇的な名曲を描くのか。チェロ・ファン必聴の演奏になるに違いない。公演は2月1日(金)東京・サントリーホールにて。チケットは発売中。
2019年01月16日シャンデリア・アーティストのキム・ソンヘ(Kim Songhe)と、空間デザインなどを手がける「アトリエ マティック(ATELIER matic)」の外山翔が、展覧会「二人展 Moral tone」を開催。東京・青山のギャラリー ミュベール(GALLERY MUVEIL)にて、が9月8日から30日まで行われる。昨年11月に行われた「二人展 As it is」にて各方面から高い評価を得たことから、第2回の開催が決定した同展。キム・ソンヘは国内外の企業やブランドへ作品提供する、空間ディスプレイやプロダクトデザインなどを手掛けるシャンデリア・アーティスト。2016年に『TROPHY』を発刊、ラフォーレ原宿で展覧会「トロフィー」を開催し、高い評価を得た。外山翔は、ドライフラワー専門店「EW.Pharmacy」やPARCOのウィンドウディスプレイなどを手掛ける空間デザイナー。アクリルや樹脂を使用したアートピースや、光を使用した空間インスタレーションなど実験的な作品を作り続ける傍ら、展示会の会場構成や店舗什器デザインなど数多くのデザイン業務も平行して行っている。同展では、ミュベールの2018秋冬コレクションのテーマ「LADIES and GENTLEMAN」を元に、1940年代に活躍した女優リザベス・スコット(Lizabeth Scott)の銀幕世界に漂う“エレガンス”さを、進化する二人のアーティストがテーマを汲み取り、それぞれのアートピースとして作品を発表。二人の“moral tone(気品・風格)” 溢れる作品作りを間近で感じることができる。『私たちに映る世界』キム・ソンヘキム・ソンヘは、廃材などのパーツをミラーコティングし、雲のような柔らかい提灯で包んだ作品「私たちに映る世界」を披露。見たくないものも際限なく情報として入る現代で、「何かのせいにせず、自分から目を逸らさないで」という思いと同時に、「人々をふんわりと包み込み、人々が強く優しく生きられるように」という願いを作品に投影した。『未完・無垢』外山翔一方、外山翔は新たに挑戦するアクリル作品に加え、大理石を加工したアートピースを発表する。外山自ら石を選定し、誰もが見たことのあるような石から中々流通しないものまでを使用。その石の魅力を最大限に引き出すため時に表面を磨き上げ、時には無骨な部分を残し、石の持つ美しさや力強さを表現した。またアクリルオブジェ作品では、アンティークパーツを入れ込むことで時間や歴史を閉じ込め、“美しさと時を止めること”を表現。新たな命を吹き込むというモノづくりを披露した。昨年から更に進化した作品に加え、アクリルに閉じ込めた中の世界と、外の世界との繋がりをテーマにした作品を披露する。Tシャツ 7,800円 レディース・メンズそれぞれ FREEサイズのみ展開 カラー:White、Blackさらに、同展の開催に合わせ、ミュベール限定のアイテムが登場。ミュベールと同展のテーマであるリザベス・スコットを2人のアーティストがそれぞれに解釈し作品を展開することから、キム・ソンヘのテーマである「鏡」、外山の「アクリル」や「動物」、「小人」と「リンゴ」などから、大いなる別れのアニメーション映画『白雪姫』と結びつけ、インスパイアされたTシャツを展開する。その他、キュートなチャーム(3,800円)も限定アイテムとして発売される。会期中には、キム・ソンヘによるワークショップも開催。「もっと自分を褒めてあげて!」という気持ちを込めて、自分自身に送るトロフィーを制作。今回の展示のメインであるミラーをパーツとして使用し、アソートで自分好みのトロフィーを作ることができる。【イベント情報】二人展 EXHIBITION 「Moral tone」Kim Songhe & Sho Sotoyama (ATELIER matic)会期:9月8日〜9月30日会場:GALLERY MUVIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山B1F時間:11:30~20:00キム・ソンヘ ワークショップ「トロフィー」会期:9月16日時間:①13:00~ ②15:00~ ③17:00~ ※各回、定員8名 / 所要時間1時程度 料金:4,500円(材料費込み)
2018年08月27日ミュベール(MUVEIL)は、シャンデリアアーティストのキム・ソンヘとディスプレイデザインなどを手掛けるアトリエ マティック(ATELIER matic)の外山翔による「二人展」を、ギャラリー ミュベールにて開催。会期は2018年9月8日(土)から9月30日(日)まで。2018年秋冬コレクションに着想したアート展示2017年の作品展「As it is」が好評を博し、2018年も開催することとなった「二人展」。キム・ソンヘと外山翔の2人が、女優リザベル・スコットをモチーフとしたミュベール2018年秋冬コレクションを再解釈し完成させた、"気品・風格(moral tone)"溢れるアート作品を展示する。キム・ソンヘ「私たちに映る世界」2015年ラフォーレ原宿での展覧会「トロフィー」が人気を博したシャンデリアアーティストのキム・ソンヘは、廃材などのパーツをミラーコーティングした「私たちに映る世界」を制作。雲のように柔らかい提灯の光で包み込むことにより、現代社会を生きる人々が強く優しく生きられるようにというメッセージを込めている。外山翔「未完・無垢」ドライフラワー専門店「EW.Pharmacy」の空間デザインや、パルコのウィンドウディスプレイデザインなどを手掛けるアトリエ マティックの外山翔は、アクリルや大理石を用いたアートピース「未完・無垢」を展示。シャネルのアンティーク香水瓶を閉じ込めたアクリルオブジェ作品などを並べる。「二人展」限定Tシャツ「二人展」の開催を記念し、「白雪姫」をモチーフにした限定Tシャツを発売。キム・ソンヘのテーマである鏡、外山翔が作品に用いるアクリルや動物、小人、リンゴなどにインスピレーションを得て、アニメーション映画「白雪姫」をモチーフとすることが決まった。フロントには、「鏡よ鏡この世で一番美しいのは誰?」という、継母が魔法の鏡に向かって呟くセリフを英字でプリントしている。キム・ソンへのワークショップもなお、キム・ソンへによるワークショップ「トロフィー」も実施。今回の展示作品で使用したミラーを主なパーツとしたオブジェを作ることができる。【詳細】二人展EXHIBITION「Moral tone」KimSonghe & ShoSotoyama (ATELIER matic)日時:2018年9月8日(土)~9月30日(日) 11:30~20:00場所:ギャラリー ミュベール住所:港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山B1F■限定アイテム・Tシャツ 7,800円+税サイズ:レディース&メンズのフリーサイズカラー:ホワイト、ブラック・チャーム 3,800円+税■キム・ソンヘ ワークショップ「トロフィー」日時:9月16日(日) 13:00~/15:00~/17:00~ 所要時間1時程度定員:各回8名参加費:4,500円+税(材料費込み)【問い合わせ先】ギャラリー ミュベールTEL:03-6427-2162
2018年08月26日今年も恒例の全国リサイタル・ツアーに挑戦中のピアニスト外山啓介。9月1日(土)には東京オペラシティでの東京公演を控える。昨年デビュー10周年を終え、次の10年へ向けての新たな1歩を踏み出した今年。〈月の光〉で有名なドビュッシーの《ベルガマスク組曲》とシューマンの《謝肉祭》を軸に、「音が紡ぎ出す情景」をテーマにしたプログラムを組んだ。「まず《謝肉祭》を弾きたい!一方で《ベルガマスク組曲》を全曲弾いてみたい!というところから選曲を始めました」【チケット情報はコチラ】実は芸大に入って最初のレッスンに持っていったのが、《ベルガマスク組曲》の中の〈メヌエット〉だった。「幼い頃からCDを聴くのが好きで、ジャック・ルヴィエだとかウェルナー・ハースだとか、ドビュッシーをすごく聴いていた時期があったんです。独特のしゃれた和声の中に少し毒がある。子供心に、そんなところに魅力を感じていたのだと思います。今年はドビュッシー没後100年。これまであまりまとめて取り上げたことがなかったのですが、どんどん弾いていきたいです」そして、シューマンが《謝肉祭》に添えた「4つの音符による面白い情景」という副題から、「情景」というキーワードが浮かんだ。それに導かれたのが、ドビュッシーと「月の光」つながりになる、ベートーヴェンのソナタ《月光》だ。ベートーヴェンは「今後、長い時間をかけて勉強して、あらためて取り組んでいきたい」という。そしてメインとなる《謝肉祭》は、まさにさまざまな「情景」の連なりだ。「実は最近まで、自分がシューマンを弾くイメージがありませんでした。あの独特のとりとめのなさ。ある意味直観的な音楽の表情の移り変わりに根拠がないように感じて、ついていけないと思っていたんです。ところがなぜかある時期からすごく弾きたくなってきた。《謝肉祭》も、1曲ごとに題名がついているように、キャラクターの移り変わりがとても面白い作品です。でもたぶんそこに自分が入り込み過ぎてしまってはダメ。個々のキャラクターを自分の中で整理しておかなければなりません。とりとめないように聴こえるからこそ、緻密な計算が必要なのです。ただ好きなように弾いて終わってしまう危険があるのが怖いところで、シューマン、面白いけれど難しい作曲家です」つまり、子供の頃から弾きたかったドビュッシーと最近目覚めたシューマンを中心に、11年目の新しい外山啓介が聴ける充実のプログラムなのだ。「内容がたっぷりなので弾くのは大変(笑)。頑張ります。新しい出発の年ということで、東京のリサイタルも、10年続けたサントリーホールではなく、東京オペラシティにしました。デビューのきっかけになった日本音楽コンクール(2004年優勝)の会場ですが、リサイタルで弾くのは初めて。少し流れを変えて、新しいステップアップのためのいろいろな可能性を探ってみたいと思っています」公演は9月1日(土)東京・東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルにて。チケット発売中。取材・文:宮本明
2018年07月24日柔軟な思考の源とは?仕事柄、思考回路を切り替えることが多い、俳優の岩永徹也さんにお話を聞きました。ゴールからハシゴを下ろす感覚で行動しています。「小学生の頃、『週刊少年ジャンプ』を読んだ後に、一冊の内容すべてを記憶していることに気づいたんです。頭の中でページがめくれるし、“あのコマはここにあった”とわかる。学校の勉強もその方法で行えばいいんだと思い、教科書の内容を全部覚えてテストに臨んでいたので、カンニングしている感じでした(笑)」と話す岩永徹也さんは、なんとIQ148以上。認定薬剤師など様々な資格を持ち、クイズ番組でも大活躍。その一方、『仮面ライダーエグゼイド』での演技も話題に。「演じるときは、最初に作品の完成形を想像して、面白くするための種を蒔く方法を考えます。自分に求められているポジションを考えて、互いの役の魅力が輝くようなキャラ作りをしたり、笑ってもらえるようなアドリブを考えて入れたりする。演技のときもそうですが、僕の思考は常にゴールにあって、そこから今いる場所にハシゴを下ろすという感覚で行動しています。“100年後には自分はいない”と思うと、スタート地点で悩む時間って、すごくもったいないじゃないですか。それに、目標から逆算して動くと、ただゴールに向かうよりも少し先に到達できる。自分の成長や作品の仕上がりが想像を超える体験は、僕にとって楽しいものなんです」岩永さんの思考に影響を与えたもの【自分の考えを伝える方法の大切さを、本で学びました】母が図書館員で、子供の頃から読書好き。「『ブッタとシッタカブッタ』(小泉吉宏著KADOKAWA)は、難解な仏教の考えを簡単な言葉とかわいいキャラクターで説明しているのがスゴい。自分でもこういう本を書いてみたいです。外山滋比古さんの本は、『思考の整理学』(ちくま文庫)をはじめ全部読みました。考えや物事の真理だけを並べても、人は聞いてくれない。興味を持ってもらうため、伝え方を料理する方法を見つけることが大切だと教えられました」いわなが・てつや1986年10月16日生まれ。『メンズノンノ』専属モデルとしてデビュー。人口上位2%のIQを持つ人だけが入れる「JAPAN MENSA」の会員。3/14に初の写真集が発売決定。衣装協力・MACKINTOSH PHILOSOPHY/SANYO SHOKAITEL:0120・340・460※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・中村 剛ヘア&メイク・只友謙也(P-cott)(by anan編集部)
2018年02月11日「『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」の選考委員を務めた女優の室井滋が1日、東京・帝国ホテルで行われた授賞式に出席。ノミネート30語に「SMAP解散」を入れたことについて言及した。室井は「お正月から不倫発覚や薬物疑惑など、さまざまなことが起こって、それに伴った言葉もたくさん、たくさん出ました」と、流行語豊作の1年だったことを強調。そんな中で、30語をノミネートした際に「SMAP解散」という言葉を選んだことについて、「流行語・新語ではないのではないかというご意見をたくさん聞かれました」と、批判があったことを認めた。しかし、「"SMAP"という日本を代表するグループ。これに"解散"という言葉がくっつくことで、全国の人が『SMAP解散』というのをすごく口にしたということで、これは無視できない言葉なのではないかという意味合いにおいて、30語の中に選ばれたと思います」と見解を説明。ちなみに、「SMAP解散」は、年間大賞・トップ10には選ばれなかった。なお、同賞はこれまで、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が選考委員長を務めてきたが、今年夏に東京都知事選に立候補する際、辞退を申し出たそうで、今回は選考委員に名を連ねなかった。室井は「鳥越さんが(選挙戦で)何をおっしゃるのかなと、だいぶ注目してたんですけど、鳥越さんから新語はありませんでした」と、念を押して報告していた。今年の同賞は、年間大賞が「神ってる」で、広島カープの緒方孝市監督と鈴木誠也選手が受賞。この他トップ10には「ゲス不倫」(受賞者:週刊文春編集部)、「聖地巡礼」(ディップ株式会社)、「トランプ現象」(受賞者なし)、「PPAP」(ピコ太郎)、「保育園落ちた死ね」(山尾志桜里衆院議員)、「(僕の)アモーレ」(長友佑都選手・平愛梨)、「ポケモンGO」(株式会社ナイアンテック・株式会社ポケモン)、「マイナス金利」(日本銀行)、「盛り土」(受賞者辞退)が選ばれた。○『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート30語「アスリートファースト」「新しい判断」「歩きスマホ」「EU離脱」「AI」「おそ松さん」「神ってる」「君の名は。」「くまモン頑張れ絵」「ゲス不倫」「斎藤さんだぞ」「ジカ熱」「シン・ゴジラ」「SMAP解散」「聖地巡礼」「センテンススプリング」「タカマツペア」「都民ファースト」「トランプ現象」「パナマ文書」「びっくりぽん」「文春砲」「PPAP」「保育園落ちた日本死ね」「(僕の)アモーレ」「ポケモンGO」「マイナス金利」「民泊」「盛り土」「レガシー」
2016年12月01日2007年のデビュー以来、多くの聴衆を魅了しているピアニスト外山啓介が8月、10年連続となるリサイタルを開く。節目にふさわしい思い入れの深い選曲となった。【チケット情報はこちら】「今回、最初に弾くことを決めたリストのバラード第2番は、高校生のころ出会った曲です。僕が通っていたのは普通高校で、将来の進路に音楽大学を選ぶ生徒も僕が初めてだったので、周囲から理解を得られなくて。それまではピアノがただただ好きで、ピアニストになることを疑っていなかったのですが、初めて無理かもしれないと悩み、練習も手につかなくなってしまい、本当に諦めかけてしまった、そんな時にこの曲を聴き、“こんな曲を弾きたい。ピアノを続けたい”と強く思ったんです。リストの初期作品と違って、バラードは派手ながらもさほど技巧に走っておらず、時を経て本当に作りたい音楽に行き着いたのではないかと感じます。去年はこの曲を美智子皇后にも聴いていただいたし、今回も多くの方にお聴かせできる。10数年前の自分に教えてあげたいですね!」リスト曲ではこのほか、「音が飛ぶし連打もあるしオクターブも続くけれど、なによりテーマが変化した時にどういうキャラクターなのか、その本質をしっかり伝えたい」という『ラ・カンパネラ』、「とくに有名な3番は起承転結があり、きれいな二重奏になったりリストらしい技巧もあったりと、よくできていると実感する」という『愛の夢』3曲を演奏する。そして、外山が今回初めて取り上げるのが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』だ。「昔はベートーヴェンに苦手意識を持っていましたが、大人になって感じるのは、楽器が変わっていく時代に、音楽の素晴らしさを誰よりも伝え、ロマン派に渡した作曲家だということ。彼のソナタは年に1回でも本番に出し、死ぬまでに全曲を演奏したいと考えています。なかでも『テンペスト』は音楽の美しさが素朴に実直に表れた作品で、僕自身の音楽への思いとも重なります」リストのバラード第2番とベートーヴェンの『テンペスト』をともに「つかみどころがないようで、芯が通っている」とする外山。テンペストとは「嵐」の意だが、バラードにも「嵐のように」と指示のついた箇所があり、共通するものを感じるという。作曲家達が若いころとは違う魅力を楽譜に注ぎ始めた時期のこれらの曲が、32歳の外山の手でどのような演奏となるか、必聴だ。インタビュー中、ほかの演奏家の名前を次々に上げ、目を輝かせながらその素晴らしさや感動を説いた外山。音楽を無心に愛する者の姿が、そこには垣間見えた。おっとりとした物腰だが「ピアノを弾いている時の性格はものすごくキツいと思います。多分、それが本当の自分ですね」と笑う。「ピアノに苦しめられもするけれど、ピアノが救ってくれる。そこに真っ直ぐに向き合い、奇をてらわずシンプルにきちんと弾くピアニストになっていきたいです」■<外山啓介ピアノ・リサイタル>~ベートーヴェン&リスト~8月7日(日)サントリーホール大ホール (東京都)取材・文:高橋彩子
2016年07月22日女優の室井滋、お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武が29日、都内で行われたディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の来日記者会見に出席。13年ぶりにドリー、マーリンの声を演じた感想を語った。『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、前作から1年後の物語。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。前作に続いてドリーの声を演じる室井は、ドリーが主役の続編の話を知った時は「驚いた」と言い、「忘れん坊のドリーは右見て、左見て、右見ると全部忘れちゃうみたいな感じ。セリフも多いですし、正直大変だった」とアフレコを振り返った。そして、「ドリーをやっている間は自分がドリー化して…」と明かし、「タクシーの中に携帯電話を忘れたり、ガーデニングのものを買いにスーパーに行ったらいつの間にかカーテンコーナーに立っていたり…いろんなトラブルがあった」とドリーのようなエピソードを披露。「私もドリーになったということ。今もまだドリーの気持ちは変わっておらず、今日もトイレに行ってなかなか控室に戻れないという感じ」とまだまだ役が抜けていないようだ。また、「ドリーだったら物忘れ、ニモはヒレが小さかったり…みんな普通だったらハンデと言われるものを持っているけど、マイナスのイメージではなく、プラスに個性としてとらえて暮らしているのがなんか刺さる」と本作に込められたメッセージについてコメント。「思うこと多いですけど、ドリーのように生きていけたらいいな」と話した。木梨も13年ぶりにニモの父・マーリン役の声を演じた充実感に満ちた様子。妥協を許さない厳しいアフレコの様子を明かして笑いを誘いつつ、完成した映画について「見事に仕上がっていた。映像の技術も音も、13年前より進化してすばらしい」と絶賛した。そして、マーリンについて「心配性で『みんな大丈夫か』ってチェックばっかりしている」と言い、「僕とは違う」と笑った。会見には、アンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督、タコのハンク役の吹き替えを担当した上川隆也、ジンベエザメの女の子・デスティニー役の中村アンも出席。アンドリュー監督とアンガス監督は、吹き替えキャストについて「素晴らしい演技だった」「英語版と変わらないエネルギーだった」と絶賛した。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月29日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光と女優の室井滋が、きょう13日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 3時間SP』(レギュラーは毎週月曜19:00~19:54)で、三重・伊勢神宮を訪問する。今回は「ぶっちゃけ寺のお伊勢参り! 日本人なら行くべき『伊勢神宮』の凄いところ大公開SP」と題して放送。先日のG7伊勢志摩サミットに際して、各国首脳も訪れた伊勢神宮の人気の秘密を解明していく。そんなロケの中では、太田と室井が外宮の正宮「豊受大神宮」、内宮の正宮「皇大神宮」で二礼ニ拍手一礼をした直後、大きな風が吹いたことで正宮の正面を覆う帳が宙を舞い、その内部を一瞬目にすることができるという、奇跡的な体験も。同行したお坊さんも「これはまさに神様による歓迎だ」と驚き、室井の目から思わず涙があふれ出てくる。太田は、その後のスタジオ収録で、この体験を「自然と調和した感じ…! これが伊勢神宮だなと思って、泣きそうになりました」と振り返り、室井もあらためて「あの日から人間が変わった気がします」と感動冷めやらぬ様子を語っている。今回のロケでは、「せんぐう館」に収められている、正宮の内部が分かる展示物も特別公開。また、前回の遷宮まで先代の正宮が立っていた聖地・古殿地にもカメラが潜入するなど、貴重な映像が続々と放送される。さらに、美保純、小籔千豊、はるな愛が「二見興玉神社」「おはらい町」「おかげ横丁」「御師邸」といった、お伊勢参りがより楽しくなるスポットを訪問し、人気グルメなども紹介していく。
2016年06月13日ちひろ美術館・東京(東京都練馬区)では10月30日~2014年1月31日まで、「ちひろと初山滋 - 永遠のコドモ - 」を開催する。初山滋氏(1897年7月10日-1973年2月12日)は、大正時代から第二次世界大戦後にかけて活躍した童画作家。後続の画家たちに多大な影響を与え、いわさきちひろ氏も同氏を敬愛し続けたという。同展は、初山滋氏の没後40年を機に開催。絵雑誌や絵本、アンデルセンの童話集、教科書など、共通する仕事も多かった両氏の作品を共に展示する。作品の中には、いわさきちひろ氏が子供時代に憧れた初山滋氏の「コドモノクニ」の原画も含まれる。両氏の作品は教科書などにもよく用いられており、初山氏が描いた絵が表紙となった「小学新国語4年上」や、「小学国語5年上」に掲載されたいわさきちひろ氏の「白いぼうし」(共に光村図書出版)も展示する。また、両氏は「アンデルセン童話」の絵も多く手がけており、「にんぎょひめ」は同じ年に絵本を出版している。同展では、1967年に出版した両氏の「にんぎょひめ」の絵も公開する。また、同時展示として童画とはまた異なる世界を楽しめる「初山滋氏の木版画」展も行う。会期中、赤い帽子又は赤い手袋を着用した来館者には、次回利用できる招待券をプレゼント。また、いわさきちひろ氏の誕生日である12月15日は無料感謝デーとして、無料で入館できる。その他、トークショーやミニライブ、わらべうたあそび、ワークショップなどのイベントも数多く予定している。同展は2013年10月30日~2014年1月31日の10時~17時(入館は閉館の30分前まで)に開催。休館日は月曜日(11月4日、12月23日・1月13日は開館。11月5日・12月24日・1月14日は休館。12月28日~1月1日は休館。1月2日から開館)。入館料は800円、高校生以下無料。同展の詳細は、ちひろ美術館・東京まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月17日