杉本恭一は日本のミクスチャーロックの創始であるLÄ-PPISCH(レピッシュ)のリーダーかつギタリストとして1984年にそのキャリアをスタートさせ、1987年にメジャーデビューし、日本にミクスチャー旋風を巻き起こした。その活動と並行する形で1996年に初のソロアルバム『ピクチャーミュージック』を発表、そして8年後の2004年、セカンドアルバム『PENNY ARCADE』の発表を機に本格的なソロ活動をスタートし、現在までに10枚もの単独アルバムをリリースしている。そして元々ジャンルに捕らわれないアプローチを持っていたため、彼の作る音楽は極めて多岐にわたる。アグレッシヴで攻撃的なサウンド、ユーモラスでコミカルなサウンド、抒情的かつロマンティックなサウンドなど、変幻自在。だが、そこには常に1本の芯が存在する。それは「嘘偽りのない杉本恭一の分身」が常に存在するということ。どの曲も、まさに杉本恭一なのだ。では杉本恭一とは一体どんな男なのか?まず、豪快でパワフル、それが極まって時々破壊神的な怪獣感を発揮するので往々にして怖がられたりもするが、同時に彼は周りの人間を笑わせることがとても好きで、周りが笑うと自分も大笑いして喜ぶ。彼の一番大きな魅力は、人を惹きつけてやまない、この破天荒な愉しさ。次に、たとえ自分が困ったことになりそうな時でも人を助けようとし始める義理人情の異様なまでの厚さ。私自身も含め、彼に感謝している人間はとても多いと思う。しかもそれでいてたまに彼はポロリと気弱な部分を見せやがる。これでもう男も女もイチコロだ!って、私は何を書いてたんでしたっけ?とにかく彼の楽曲にはこうした彼の人間性がそのまま現れていると思っていただきたい。その上で、元グラフィックデザイナーであり、現在もイラストレーターとして誰にも真似できない独自の世界観を発揮することでも知られる彼の、絵や色彩に対するこだわりも楽曲に反映されている。彼の性格・人生・キャリアの全てがこれまでの楽曲に詰め込まれているのだ。つまり杉本恭一の楽曲はそのまま杉本恭一であると。どんなにかけ離れたジャンルの音楽を鳴らしても違和感がまるでないのは、これが理由であると私は強く思っている。その杉本恭一の還暦を記念した『KYO1KYO60』が、2024年3月20日渋谷PLEASURE PLEASUREで行われた。奇妙な音階が心地よい“時間”のSEと共にさながらタイムトンネルのような映像が流れ(レピッシュ初期の杉本の衣装である赤いスーツを着た御父上の還暦時写真も挿入!)、登場するのは、杉本恭一(Vo&G)とthree days agoの奥村大(G&Cho)、有江嘉典(B&Cho)、中畑大樹(Ds&Cho)。お馴染みのメンバーだ。そして1曲目はファーストアルバムから「MaMa」、伸びやかで美しいメロディーを持つお誕生日に相応しい誕生のナンバーだ。そこから「Marking Point」「電撃」「Red monkey」と超絶アッパーなパワーナンバーが炸裂する。まさに杉本恭一である。ちなみに還暦のお衣装は、赤というか臙脂色のユニオンジャック柄が入った小粋なスーツにぴしっとネクタイ。ネクタイ姿で登場したのは人生初だとMCで披露し、満員の観客の笑いを誘うなどして「ズル休み」「moon」と、情景が目の前に浮かんでくるような染みわたるナンバーが響く。硬軟、動静の引き出しの多さがまた痛快だ。そんな中、11曲目「Panmanブギ」で最初のゲストにして華恭でコンビを組む盟友・水戸華之介が登場し、〇なせ〇かし巨匠からのクレームを心配しつつ笑いながら聴きつつ、軽快なおしゃべりというか漫才?を挟んで「ゆらぎ」「無敵のボヘミアン」と、のべ3曲を披露。ここからまたチームthree days agoに戻って「rain song」「監獄オーケストラ」を豪快かつアグレッシブに掻き鳴らしたと思ったら「ブラブラ」「月食」「APPLE」と、様々な景色と色彩が奔流するかのようなめくるめく杉本ワールドを披露。水戸華之介余りにも時間があっという間に過ぎてゆくため、杉本が「終わりたくない」的なことを言い出してハッとなる。気が付いたらもう、私が勝手に杉本の最高傑作と思っている、恐らく世界唯一であろう湯河原の温泉のカランが小さいことを歌った大名(迷)曲「ダミーリリック」、19曲目だ。そして20曲目「天国ロックショー」でヨーイチの名を叫び、本編が終了。これだけ焚きつけておいて観客が許すわけがないので、もちろんアンコールである。そして驚いたのが、いやLÄ-PPISCHのMAGUMI(Vo&Tp)とtatsu(B)が登場すること自体に驚きは全くなかったのだが、問題はその役割分担だ。なんとメインボーカルは全て杉本恭一が担当し、MAGUMIはTp演奏をメインに歌はコーラスにまわっての「KARAKURI」「爆裂レインコート」「ガーリックマン」「イージンサン」を披露である。こんなの始めて見た。ほぼ40年見てきて始めて見た。まだまだやっていないことがあったのだということに大きな驚きと感動とヤラレタ感を覚えつつ。オーラスのダブルアンコールは「ラオラウ」そしてファーストアルバムから連綿と続く大人気曲にして暴虐の限りを尽くす沸騰曲「TACO」。正直に申しましょう、60歳のライブじゃないぜ。MAGUMItatsu人を愉しませたい男・杉本恭一の今日60歳の宴は、まさに笑顔と熱気に溢れた特別な一日となった。そしてこれからも、いつまでも、70でも80でも、私たちを笑顔にさせ続け欲しいと強要したい。あと奥村氏も言っていたが、足を高く上げ続けて欲しい。頼みます。Text=中込智子Photo=@h_omi<公演情報>『KYO1 KYO60』3月20日(水・祝) 東京・渋谷PLEASURE PLEASURE【セットリスト】OPENING SE〜時間〜01. MaMa02. Marking Point03. 電撃04. Red monkey05. 穴場のオマケ06. キャロラインベッキー07. ズル休み08. moon09. ハミング10. ピース11. Panman ブギ12. ゆらぎ13. 無敵のボヘミアン14. rain song15. 監獄オーケストラ16. ブラブラ17. 月食18. APPLE19. ダミーリリック20. 天国ロックショー■アンコール21. KARAKURI22. 爆裂レインコート23. ガーリックマン24. イージンサン■モアアンコール25. ラオラウ26. TACO<ライブ情報>『華恭〜カラカラ何かが鳴った』出演:華恭(水戸華之介(Vo)、杉本恭一(G & Vo)4月27日(土) 東京・南青山MANDALA5月10日(金) 宮城・仙台LIVE HOUSE enn 3rd5月11日(土) 青森・Quarter~Special 3days~5月17日(金) 大阪・POTATO-KID5月18日(土) 大阪・POTATO-KID5月19日(日) 大阪・POTATO-KID『LÄ-PPISCH Live Tour 2024 ~Great Escape~』6月14日(金) 大阪・味園ユニバース6月16日(日) 愛知・ElectricLadyLand7月21日(日) 東京・Zepp Shinjukuチケット情報()オフィシャルホームページ:
2024年04月06日2024年3月20日(水・祝) に還暦を迎える杉本恭一の記念ライブが、渋谷PLEASURE PLEASUREにて開催される。『KYO1KYO60』(読み:キョウイチ キョウロクジュウ )と銘打ったこのライブには、杉本恭一&three days ago(G. 奥村大、B. 有江嘉典、Ds. 中畑大樹)の他、水戸華之介(アンジー、水戸華之介&3-10 chain)とのアコースティックユニット“華恭”、MAGUMI、tatsuの名前もクレジットされている。チケットは、9月16日(土) より先行受付がスタート。一般発売は11月11日(土) より開始される。■杉本恭一 コメント50歳の時にやった『KYO1KYO50』のライブの後思った事は「次の目標は60歳でもミュージシャンである事」 だった。そのくらい遠〜〜い目標に感じたのにまるで2秒くらいの間隔でもう還暦だ!中身も根っこも何にも変わっちゃいないのに時間だけが勝手に過ぎた感じだ。おそらく同じ想い、感覚を持つ家族?の様な仲間達と実感ゼロの60歳の還暦ライブをチャンチャンコ爆破!くらいの勢いで思い切り楽しもうと思ってます。皆さんも是非!!<公演情報>『KYO1KYO60』2024年3月20日(水・祝) 東京・渋谷PLEASURE PLEASUREOPEN 16:30 / START 17:00前売(全席指定):6,000円当日:6,500円※ドリンクオーダー別【出演】杉本恭一(Vo / G)■three days ago奥村大(G)有江嘉典(B)中畑大樹(Ds)水戸華之介(華恭)MAGUMI(レピッシュ)tatsu(レピッシュ)【チケット】■オフィシャル先行期間:9月16日(土) 12:00〜10月1日(日) 23:59■一般発売日:11月11日(土)チケットはこちら:※6歳以上有料、6歳未満入場不可※入場の際にドリンク代が別途必要となります。
2023年08月26日2021年にオルタナティブ文芸の出版社として出版活動を開始した株式会社破滅派が、2022年6月20日に出版した佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』は、佐川の名を世に知らしめた電子書籍『サークルクラッシャー麻紀』の長編化ということで高い前評判を獲得していましたが、反響をいただき、発売一ヶ月経たずに緊急増刷が決定いたしました。また、作家・古谷経衡さんが「10万部売れてもおかしくない」「面白すぎて危険」とまで言った本作品は、Amazon書籍日本文学カテゴリーで1位の快挙達成いたしました。シン・サークルクラッシャー麻紀作家の古谷経衡さんは電子書籍『サークルクラッシャー麻紀』を読み、「佐川恭一は天才」と確信。すぐさま長編の『シン・サークルクラッシャー麻紀』を読み、ゲンロン主催の配信プラットフォーム・シラスで「<書評回>面白過ぎて危険『シン・サークルクラッシャー麻紀』『サークルクラッシャー麻紀』」を配信。この間、わずか三日でした。 翌週、古谷さんは「ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB」でゲスト出演したときに突如『シン・サークルクラッシャー麻紀』を猛プッシュ。・面白すぎて危険だ・10万部売れてもおかしくない・私は泣きました・次の直木賞も取れるんじゃないかこうした熱烈な評価をすると、田村淳さんを含む出演者全員がその場で購入。このラジオ放送でAmazonランキングが急上昇し、2022年7月9日、書籍全体で18位、日本文学カテゴリー限定では1位となりました。(※破滅派の書籍はAmazonでカテゴリーを付与されておりませんので、当時日本文学1位の書籍よりも総合ランキングが高かったことをもって1位相当としています)急激に注目が集まったことにより、版元在庫が切れてしまい、現在増刷中です。増刷出来は8月9日となっております。中古市場で値上がりしていますが、必ず手に入りますので、定価よりも高い価格で購入しないようにお願いいたします。破滅派の通販サイト、ミニコme!では、お取り置きのご注文も承っております。 作家・高橋文樹が自ら創業した出版社がお送りする出版事業第二弾。佐川恭一という才能が世間に「発見」される瞬間を刮目してご覧ください。佐川恭一からのメッセージ【書籍詳細】署名:シン・サークルクラッシャー麻紀著者:佐川恭一定価:2,200円(税込)造本:上製本・四六判・256ページ『シン・サークルクラッシャー麻紀』書影【内容紹介】クラッシャられるべきか、クラッシャられないべきか、それが問題だ――あのサークルクラッシャーが帰ってきた!佐川恭一の名を世に知らしめた伝説の作品が長編小説として生まれ変わる。奇跡の童貞文学、ここに誕生。破滅派から出た電子書籍としてもっとも読まれた『サークルクラッシャー麻紀』(2022年4月時点で累計1,500部!)と佐々木敦が選ぶ今年の10冊(東京新聞・2019年)にランクインした『受賞第一作』をマッシュアップ!アンドレ・ジィド『贋金つかい』を思わせる「意外にも文学的な構造」と「下品スレスレ外角低めの文体」が織りなす佐川ワールドの新境地が誕生。麻紀はなぜサークルをクラッシュをしたのか?崩壊した文芸サークル「ともしび」出身で「受賞第一作」にてデビューした覆面作家の正体は?青春の蹉跌を抱えながらサラリーマンとして生きる部長は「文学」を取り戻せるのか?今年作家デビュー10周年を迎える佐川恭一の新しいマイルストーンがいま打ち立てられる。【書店様向け情報】書店様におかれましては、増刷分の確保について、ぜひご検討ください。日販・トーハン・日教販・楽天BN・中央社などの取次経由でご注文いただけます。FAXのほか、BookCellarなどでもご注文いただけます。取次搬入は8月10日を予定しています。注文方法詳細: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月26日conSept合同会社が主催するミュージカル『GREY』が、日本ミュージカル界大注目のコンビ、板垣恭一(脚本)と桑原まこ(音楽)による初の書き下ろし完全オリジナル新作として2021年12月に俳優座劇場で開幕いたします。GREY ビジュアルミュージカル『いつか~one fine day』で高い評価を得た板垣恭一と桑原まこのコンビが、3年振りに新作を紡ぐ。「社会派エンタメ」を標榜する板垣が今回テーマにしたのは“SNS社会とコミュニケーション”。板垣特有の軽やかなストーリーテリングに乗せて人の心の闇に迫る。また言葉に寄り添いじんわりと体の芯に染み込むような音楽を紡ぐ桑原の楽曲がこのテーマにどんな力を与えるのか期待大だ。そしてconSeptによるミュージカル・ドラマシリーズ6作目となる本作には、conSept作品初主演となる矢田悠祐をはじめ、オーディションでヒロイン役に大抜擢された佐藤彩香など個性溢れる出演陣が集まった。“そんなに優しくなんてなれないよ”どうしたら、優しくなれただろうか。そんなつもりじゃなかったのに・・・と後悔する出来事の一つや二つ誰だって思い当たる節はある。嫉妬、羨望、劣等、欲望、怯え、不安・・・傷つけ突き放す理由なんていくらでも思い当たるのに、自分は違うと蓋をしてしまう。後悔しているのに、それでもその人をちゃんと認めて、向き合って、寄り添う事が途方もなく難しく感じてしまうときがある。どうしたら、君に優しくなれただろうか。これは一人の若い女性の自殺未遂をきっかけに、登場人物たちがそれぞれの“リアル”について自らに問う物語だ。新星からベテランまで、この組み合わせからドラマが始まる!主演の西田藍生(にしだ・あおい)役を務めるのは2.5次元作品からブロードウェイ・ミュージカルまで幅広い才能で活躍する矢田悠祐。西田が構成作家を担当する劇中のテレビ番組「ザ・レジェンド・メーカー」の悪い噂を暴こうとする局員・九条紫(くじょう・ゆかり)役は、アイドル歌手を経てミュージカルのフィールドで早くから活躍してきた高橋由美子が務める。「ザ・レジェンド・メーカー」がきっかけで自殺を図るヒロインのshiro(しろ)役は、オーディションがきっかけでこの役を掴んだ新星・佐藤彩香が演じる。西田とshiroの友人でカメラマンの羽生金銀(はにゅう・きらり)役を今年『レ・ミゼラブル』のマリウス役で注目を集めた竹内將人が、野心家な美人アナウンサーの室井茜(むろい・あかね)役を、元AKB 48のメンバーで卒業後は着実にミュージカル俳優としてステップアップしている梅田彩佳が演じる。また『モーツァルト!』のシカネーダー役など、近年の活躍が目覚ましい遠山裕介が演じるのは、「ザ・レジェンド・メーカー」のプロデューサー、久世橙(くぜ・ともる)。そして舞台・テレビドラマなど、幅広いジャンルで活躍するベテランの羽場裕一が、「ザ・レジェンド・メーカー」の発案者である黒岩冬一郎(くろいわ・とういちろう)役を務める。板垣恭一と桑原まこが織りなす意欲作のもとに、個性豊かな実力派が集った。■SYNOPSISリアリティ番組に出演していた新人歌手が自殺した。なぜそれは起きたのかの顛末を、エモーショナルな楽曲に乗せて送る群像ミュージカル。藍生(あおい/矢田悠祐)は小説家志望で構成作家。欠員の出た番組に、学生時代のバンド仲間 shiro(しろ/佐藤彩香)を推薦する。同じくバンド仲間だったカメラマン金銀(きらり/竹内將人)はそんな展開を喜びつつも心配げ。番組プロデューサー橙(ともる/遠山裕介)や、局アナの茜(あかね/梅田彩佳)に可愛がられ、shiroはたちまち人気者になる。しかし番組スポンサーの一押しタレントより目立ち過ぎるという問題が起きる。一方、テレビ局の報道局員、紫(ゆかり/高橋由美子)はshiroに別の思いを持っていた。彼女は三年前に交通事故で亡くした娘みどりと似ているのだ。紫の別れた夫で、番組を作った広告代理店の局担当、黒岩(羽場裕一)は番組存続のためshiroの人気を下げる命令を現場に下す。皮肉なことにその責任が藍生に回って来ることで、物語は動き出す。■CAST<矢田悠祐 Yata Yusuke>1990年11月16日生まれ、大阪府出身。読者モデルを経て、2012年に舞台『合唱ブラボー』で俳優デビュー。同年、ミュージカル『テニスの王子様』7代目青学・不二周助役で人気を博す。近年の主な出演舞台に、恋を読むinクリエ『逃げるは恥だが役に立つ』、舞台『魔法使いの約束』第1章、ミュージカル『BARNUM』、ミュージカル『EDGES―エッジズ― 』、ミュージカル『アルジャーノンに花束を』(主演)、『Defiled―ディファイルド―』、ミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』、ミュージカル『ハムレット』(主演)など。今後、9月17日~BROADWAY MUSICAL『GLORY DAYS/グローリー・デイズ』(主演)、11月5日~舞台『魔法使いの約束』第2章の出演が控えている。<高橋由美子 Takahashi Yumiko>1974 年1月7日生まれ。埼玉県出身。1989 年ドラマで女優デビュー。翌年歌手デビュー。94年主演ドラマ『南くんの恋人』(EX)と、主題歌『友達でいいから』が大ヒットする。“20世紀最後の正統派アイドル”と呼ばれ人気を博す。98年スタートのドラマ『ショムニ』(CX)シリーズでも活躍。数多くの舞台、ミュージカル、TVドラマなどに出演。主な作品に、【舞台】『時子さんのトキ』(田村孝裕演出)、『怪人と探偵』(白井晃演出)、『夜、ナク、鳥』(瀬戸山美咲演出)、劇団☆新感線『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』(いのうえひでのり演出)、『モーツァルト!』(小池修一郎演出)、『レ・ミゼラブル』(ジョン・ケアード演出)【映画】『四月の永い夢』【ドラマ】『花燃ゆ』『篤姫』(NHK)、『相棒』(EX)等。21年には歌手デビュー30周年コンサートを日本青年館で開催した。<佐藤彩香 Sato Ayaka>2000年1月13日生まれ、兵庫県出身。文学座附属演劇研究所研修科2年。早稲田大学在学中。ストレートプレイ・ミュージカル・吹替など幅広く活躍。主な出演作に、舞台:『自殺の解剖』(ワールド・シアター・ラボ)、『17AGAIN』(ホリプロ)吹替:『星の王子ニューヨークへ行く S2』(Amazon Prime Video)、『あの夏のルカ』(Disney+)、『フィアー・ストリートpart2:1978』(Netflix)、ミュージカル「四月は君の嘘」コンセプトアルバムに参加。<竹内將人 Takeuchi Masato>1994年11月24日生まれ、福岡県出身。東京藝術大学声楽科卒、英国王立音楽院ミュージカル科卒。ミュージカル『レ・ミゼラブル』2021年度版マリウス役にて好評を得る。英国留学中にウエンツ瑛士との二人芝居『Misao and Eitaro』をロンドンにて上演して話題に。NHK-Eテレ「キソ英語を学んでみたら世界とつながった。」にレギュラー出演中。クラシカル・クロスオーバーユニット「Gen・Rin」としてCD【EPIKOS】をリリースした。<梅田彩佳 Umeda Ayaka>1989年1月3日生まれ、福岡県出身。2006年、第2期AKB48追加メンバーオーディションに合格。その後、総選挙16位となり選抜メンバーへ。チームBキャプテンとなる。NMB48での活動を経て、10年間所属したAKBグループを16年に卒業。14年に出演したブロードウェイミュージカルや、宮本亜門演出『ウィズ』への出演をきっかけに、ミュージカルに目覚め、2019年より『Endless SHOCK』で3年連続でヒロイン・リカ役を務めており、同役キャストとしては最長となる。現在、本格的にミュージカル女優としての確立を目指している。<遠山裕介 Toyama Yusuke>1984年3月12日生まれ、東京都出身。18歳からダンスを始め、舞台、TV、CM、PV、ライヴなど様々なジャンルで活躍する。主な出演作に舞台:『アナスタシア』グレブ役『モーツァルト!』(劇場支配人シカネーダー役)、『Fly By Night』ジョージ役、『キンキーブーツ』(エンジェルス役)、『ラヴズレイバーズロスト』(コスタード役)、『エリザベート』(トートダンサー)、『メンフィス』、地球ゴージャス『The Love Bugs』などがある。<羽場裕一 Haba Yuichi>1961年4月1日生まれ、長野県出身。劇団夢の遊眠社を経て、舞台・テレビドラマを中心に幅広く活躍。主な出演作品に、舞台『喜劇 老後の資金がありません』(21 マギー 演出)、『家族のはなしPART1 2021』(21 淀川フーヨーハイ・あべの金欠 演出)、『Defiled―ディファイルド―(リーディングスタイル)』(20 鈴木勝秀 演出)、『ブラックorホワイト?-あなたの上司、訴えます!』(19 藤井清美 作・演出)、『ハングマン』(18 長塚圭史 演出)、ドラマ『大富豪同心2』(21 BSP)、『女の戦争~バチェラー殺人事件~』(21 TX)、『ハムラアキラ』(20 NHK)、『アイアングランマ2』(18 NHK-BSP)、『女子的生活』(18 NHK)、映画『美しい星』(17 吉田大八 監督)など。■STAFF<板垣恭一 Itagaki Kyoichi(脚本・作詞・演出)>演出家・脚本家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て演出家に。日本版脚本&歌詞・演出を担当した『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』が第27回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。近作に『October Sky-遠い空の向こうに-』、『魍魎の匣』、『いつかone fine day 2021』、『忠臣蔵討入・る祭』、『Crimes Of The Heart』、『Fly By Night ~君がいた』、『HUNDRED DAYS』、『フランケンシュタイン』など。「社会派エンタテインメント」というジャンルの確立を模索中。<桑原まこ Kuwabara Mako(作曲・音楽監督)>東京音楽大学作曲科卒業。16歳で東映 画ニメ『女生徒』の音楽を担当。音楽監督、作編曲家としての主な作品は、映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』、アニメ『ステラのまほう』、ミュージカル『Fly By Night ~君がいた』『In This House~最後の夜、最初の朝~』、少女文學演劇『雨の塔』、舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』など。演奏家としては、ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』『モンティ・パイソンのSPAMALOT』『SHOW TIME』など。ミュージカル『いつか~one fine day』の作曲・演奏で、第27回読売演劇大賞、上半期スタッフ賞にノミネート。今年11月のIMY公演『あくと』でも音楽監督を務める。美術 :乘峯雅寛(文学座)照明 :三澤裕史(あかり組)音響 :佐藤日出夫(エス・シー・アライアンス)衣裳 :風戸ますみ(東宝舞台)振付・ステージング:下司尚実(泥棒対策ライト)ヘアメイク :竹節嘉恵演出助手 :小林賢祐稽古ピアニスト :安齋麗奈、西寿菜舞台監督 :村田明演奏:桑原まこ(Key.)、石貝梨華(Vc.)、北島優一(Gt.)、長良祐一(Dr.)協力:キューブ、グラン・パパ、シスカンパニー、SUI、TRUSTAR、文学座(五十音順)宣伝デザイン :高橋誠己(think-small)ウェブデザイン :柚木竜也(aboka design)スチール撮影 :オノデラカズオPV動画製作 :深沢麿央票券 :田中理恵宣伝 :Theatre at dawn, llc制作 :横田梓水 / 制作助手:吉本未来アシスタント・プロデューサー:阿部楓プロデューサー :宋元燮後援 :TBSラジオ企画・製作・主催:conSept■上演日程2021年12月16日(木)~26日(日)■会場俳優座劇場〒106-0032 東京都港区六本木4-9-2【電車でお越しの方】・都営地下鉄大江戸線「六本木駅」6出口すぐ・東京メトロ日比谷線「六本木駅」4b出口 徒歩5分【バスでお越しの方】渋谷駅から都バスにて、都01(新橋駅前行)、または渋88(新橋駅前行)にご乗車の上、「六本木駅前」停留所下車 徒歩3分※都01折返(六本木ヒルズ行)は「六本木駅前」停留所には止まりません。【お問い合わせ】TEL:03-3470-2880■Ticket&Schedule[チケット発売日]・一般:11月12日(金)18時~[チケット料金(全席指定・税込)]※5段目以降、階段上に高くなっております。SS席(最前列席) ¥13,000SA席(センターブロック前方) ¥12,000SB席(サイドブロック前方) ¥9,500A席(センターブロック後方) ¥10,000B席(サイドブロック後方) ¥8,500C席(センターブロック最後方2列) ¥6,000D席(サイドブロック最後方2列) ¥3,500※ミラチケ対象公演です。詳細は後日発表いたします。※車椅子席は各回2席ご用意可能です(B席扱いになります)。但し、スロープがないため電動車椅子の方はご入場いただけない場合がありますのでご購入前に主催者までご相談ください。[注意事項]・未就学児はご入場いただけません。・開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。・公演中止の場合を除き、チケットの変更・払戻しはいたしません。[上演スケジュール]12月16日(木) 19:00開演12月17日(金) 14:00開演12月18日(土) 12:30開演/17:00開演12月19日(日) 12:30開演12月20日(月) 休演12月21日(火) 14:00開演/19:00開演12月22日(水) 19:00開演12月23日(木) 14:00開演/19:00開演12月24日(金) 19:00開演12月25日(土) 12:30開演/17:00開演12月26日(日) 12:30開演■プレイガイド・conSept公式 ・チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:508-294) ・e+(イープラス) ・ローソンチケット(Lコード:35052)WEB予約: 店頭販売 ローソン、ミニストップ店内Loppi・カンフェティ0120-240-540(オペレーター対応10時~18時) ・ミラチケ対象公演(学生無料チケット・枚数限定) 【お問い合わせ】 info@consept-s.com ●公式サイト: ●Twitter : ●Instagram : ●Facebook : ●YouTube : ミュージカルドラマシリーズの作品は、「ストレートプレイを見るような感覚で楽しめるミュージカル」というコンセプトの元、製作しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月29日関ジャニ∞の大倉忠義10月30日、都内で行われた主演作『窮鼠はチーズの夢を見る』の大ヒット記念舞台挨拶に、メガホンをとった行定勲監督とともに登壇した。仕事復帰後、初めてファンと対面を果たし「ご心配をおかけしましたが、万全の体調に戻りました」と報告。コロナ禍の影響で、ライブ開催の見通しも立たない中で「また、こうやって皆さんにお会いできた」と喜びを示していた。多くの女性から支持を得る水城せとなの同名コミックを映画化。7年ぶりの再会を果たした主人公・大伴恭一(大倉)と、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉(成田凌)の切ない恋愛模様を軸に「人を好きになることの喜びや痛み」を繊細に描き出す。現在までに興収7億円、動員53万人を超えるヒットを記録している。「思い返せばいろいろありました。運が悪いというか、いろいろ重なって…。骨折ったのは自分が悪いんですが、申し訳ない気持ちも。当時を思い出すと、泣きそうになる」と本作のオファーを受けた際の心境を回想する大倉。それでも、「誇りに思っているし、自分で言うのもなんですけど、代表作になれば。本当にいいシーンが詰まっている」と本作への並々ならぬ思いをファンに届けていた。また、行定監督からサプライズで感謝の手紙を送られると、「監督に成田君、本当に良い出会いができた。お二人とも、ぜひ違う作品でもご一緒したい。期待しています」としみじみ。改めて「僕にとっても、ご覧になった皆さんにとっても、大事な作品になってくれれば。また違う形でお会いできるのが楽しみ」と思い入れを語っていた。この日は客席の間隔を空けず“満席”での舞台挨拶が実施され、行定監督は「主演の大倉忠義と一緒に、満席の皆さんの前でご挨拶ができて、本当にありがたい」と感無量の面持ち。「2020年は本当に大変な、忘れられない年。映画が公開でき、皆さんに届いたのが奇跡だと思うので、これからも皆さんの心に残っていただければ、うれしいと思いっております」と話していた。取材・文・写真=内田涼『窮鼠はチーズの夢を見る』全国公開中
2020年10月30日関ジャニ∞の大倉忠義が主演する映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の大ヒット記念舞台挨拶が10月6日、都内で行われ、共演者の成田凌とメガホンをとった行定勲監督の2名が登壇。大倉の人形を“抱いて”登場した成田は、シューズの色も大倉のメンバーカラーであるグリーンを選ぶなど、不在の大倉への愛を爆発させていた。また、行定監督は大倉からメールが届いたと明かし「いやあ、すみません。(舞台挨拶に)行きたかったと……。もうちょっと落ち着いたら、何かやりたいっすねとも言っていたので、何か面白いことができれば」と今後、大倉が出席する御礼イベントの開催に期待を寄せていた。多くの女性から支持を得る水城せとなの同名コミックを映画化。7年ぶりの再会を果たした主人公・大伴恭一(大倉)と、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉(成田)の切ない恋愛模様を軸に「人を好きになることの喜びや痛み」を繊細に描き出す。映画が大ヒットを記録する中、成田は「今までの(出演)映画でも、友だちがダントツで見てくれていて、とてもうれしい」と手応え十分。ただ「母親が唯一、感想を言わなかった作品。見る前は『これから見るよ』って盛り上がっていたのに、音信不通になった」と複雑な表情も。それでも「ゲイの皆さんの評判もいいんです。リアルに感じてくれたことが、うれしい」と喜びを語り、「見るたびに感想が変わると思うので、“追いチーズ”していただき、大切な人に直接感想を伝えていただければ」とさらなる飛躍を祈っていた。行定監督は「映画がどんどん入れ替わっていて、ロングランが難しい時代なので、映画をつないでくれた観客の皆さんの記憶に残ることがうれしい」とヒットに安どの面持ち。また、「これが成田凌の代表作になってくれたら」と話していた。なお、8月18日~31日に開催予定だった香港国際映画祭のクロージング作品に決定していた本作が、10月末~11月の間で実施される同映画祭上映企画にて、クロージング上映されることが決定した。映画祭から「香港国際映画祭は、これまで行定勲監督の素晴らしい作品の数々を招待しており、監督には映画祭にもご出席頂いています。最近では『リバーズ・エッジ』と『ピンクとグレー』を上映し、観客に熱烈に受け入れられました。『窮鼠はチーズの夢を見る』も、多くの人々を惹きつけるであろう若者の心情と恋愛の鼓動を見事にとらえています。第44回香港国際映画祭のクロージング作品にこの並外れた作品を選出できたことをとても光栄に思います」とメッセージが届いた。また、現在、台湾と韓国での上映も決定している。取材・文・写真=内田 涼『窮鼠はチーズの夢を見る』全国公開中
2020年10月06日大ヒット公開中の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の新たな場面写真が公開された。本作は人を好きになる喜びや痛みを圧倒的な心理描写で描く、水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』などの作品で知られる映画監督・行定勲がメガホンを取ったラブストーリー。受け身の恋愛ばかりしてきた主人公・大伴恭一と7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉の狂おしくも切ない恋を描いている。主演・恭一役務めるのは、関ジャニ∞の大倉忠義。今ヶ瀬を近年話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。公開3日間(9月11~13日)の観客動員数では106508名を記録するヒットとなった本作。今回公開されたのは、大倉忠義演じる恭一が物憂げな表情でたたずむ場面写真。自分の浮気を疑っていた妻・知佳子に、実は別に好きな人がいるから別れて欲しいと告げられ、茫然自失で夜の街頭を彷徨うシーンだ。大倉は「流され侍」と揶揄される恭一役に対し「原作の美しいビジュアルに寄せていかないといけない部分もあり、ハードルが高いなと戦々恐々としました。撮影中は自分を追い込まなくてはならなかったので、苦しい日々でした。でも、やりがいのある役でした」とコメント。彼は撮影前にあまり役を作り込まないというが「最初は今ヶ瀬に対して拒む態度を取りながらも、徐々に惹かれていく。ひとつひとつのシーンを重ねながら経験し、恭一としての気持ちを作っていきました」と語る。また共演した成田は「大倉さんはカメラの前で本当に役の恭一として存在していたので、何をしても受け止めてくれる安心感がありました」と振り返り、大倉から役の雰囲気が滲み出ていたことに賛辞を贈った。行定監督は「大倉君は僕の言うことに対して、いつも『やってみます』と応えてくれるんです。テイクごとの少しの変化にも敏感に反応できる俳優です」と俳優としてのポテンシャルの高さを絶賛している。『窮鼠はチーズの夢を見る』公開中
2020年09月18日公開中の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の貴重なメイキング映像が公開された。本作は、人のを好きになることの喜びや痛みを圧倒的な心理描写で描く水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』などの作品で知られる映画監督・行定勲がメガホンを取ったラブストーリー。受け身の恋愛ばかりしてきた主人公・大伴恭一と7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉の狂おしくも切ない恋を描いている。主演・恭一役務めるのは、関ジャニ∞でドラムを担当する大倉忠義。今ヶ瀬を近年話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。今回公開されたのは、SNSで大きな話題を呼んだ恭一が今ヶ瀬に耳かきをしてもらう姿を収めた場面のメイキング映像。耳かきをねだる今ヶ瀬を冷たくあしらうも、「やってあげましょうか」と尋ねられると何の躊躇もなく「いいの?」と返事をする恭一。今ヶ瀬は嬉しそうに、「僕、上手いですよ」と笑顔で自分の膝を叩き、恭一は今ヶ瀬に膝枕されながら耳かきをしてもらう。メイキング映像には、監督・スタッフらが見守る中、これまで誰かに耳かきをやったことがないという成田が、慣れない手つきで大倉に耳かきを行う撮影風景が描かれている。このシーンは本編で一瞬しか映らないため、耳かきをされながら思わずうっとり微笑む大倉の姿が収められた貴重な映像となっている。『窮鼠はチーズの夢を見る』TOHOシネマズ日比谷ほか、絶賛上映中
2020年09月13日水城せとなの人気コミックを、大倉忠義と成田凌をキャストに迎えて映画化した『窮鼠はチーズの夢を見る』が公開されている。監督を務めた行定勲はこれまでにも『ナラタージュ』『劇場』など、恋愛関係にある人物を主人公にした作品を数多く手がけているが、本作では「恋愛のプロセスを順を追って省略することなく、丁寧に描けた」と振り返る。穏やかで美しい妻と暮らしながら、仕事で知り合った女性となりゆきで不倫関係を続けている大伴恭一の前に、大学時代の後輩、今ヶ瀬渉が現れる。卒業後、興信所で探偵として働いている今ヶ瀬は、恭一の不倫現場を抑えた写真を手にオフィスを訪れ、ふたりは7年ぶりに再会する。不倫の証拠を隠したい恭一は、今ヶ瀬に懇願するが、彼の返答は「ずっと好きだった」という告白だった。その後、妻と離婚し独身になった恭一の家に、今ヶ瀬が転がり込んでくる。ストレートに想いを伝え続ける今ヶ瀬と、“流されやすい”性格ゆえ少しずつ状況を受け入れていく恭一。ふたりの生活は続いていくかに見えたが、恭一の元恋人との再会や、今ヶ瀬の嫉妬がふたりの関係を引き裂いていく……本作は恭一と今ヶ瀬の関係が変化し続ける様を高精細な描写で綴った作品で、ふたりの心は常に揺れ動き、その距離や関係も目まぐるしく変化してくが、それがわかりやすいセリフや劇的な展開によって描かれることはない。「“見せつける”ものが好きじゃないですよ」と行定監督は笑顔を見せる。「この映画をすでに観たある人が『ドラマの掘り下げが弱いんじゃないか?』って言ったそうなんですけど、僕としては『ドラマには興味ないから』って反論もあるんですよ(笑)。ドラマや葛藤がないと人間が憤りを感じたり、自分の愚かさを省みたりしないと思っているから、ドラマを展開させたり、“掘り下げが足りない”なんて言葉が出てくるわけですよね? でも、この映画の登場人物はドラマがなくても十分に葛藤しているし苦悩しているんですよね。それに人間って思ったよりも強いから、そんなにも日常的に苦悩したり葛藤したりはしないものだと思ってるんです。もし仮に死にたくなるようなことが起こったとしても、きっかけは、そんなにドラマティックなことではなくて、日常のささいなことだったりするかもしれない。ふと頭によぎったことが死と直結していたりするのかもしれない。そういう脆さがあるのもまた人間で。だから、ドラマを掘り下げるみたいなことにはあまり興味が持てないわけです」恭一の部屋に転がりこむ今ヶ瀬、それを完全に受け入れるわけではないが流されるままにしている恭一。先ほどの“ドラマの掘り下げが足りない”と言った方はもしかしたら見落としてしまったのかもしれないが、この映画では大きなドラマこそ起こらないものの、大倉忠義と成田凌はシーンごとに感情を細やかに変化させ、両者の距離は近づいたり離れたりしながら止まることなく刻一刻と変化していく。この物語は恋愛を描いた作品を多く手がけるも“関係が停滞したふたり”を描き続けてきた行定監督にとって新機軸なのではないだろうか。「明らかに停滞している、あるサークルの中から逃れられない人たちがその中をぐるぐると回っていて、そこから抜け出す発露みたいなものを見つけ出す瞬間が映画の醍醐味というか。それは良くも悪くも逸脱なのかもしれないですけど、そこが見つかると映画になるなって発想がずっとあったんです。でも、『窮鼠…』は最初から停滞の中にないんですよね。発見とか、次の扉が開いていく展開になっている。それは観客が離れないように話をどんどん先に進めていくテレビドラマの類の物語で、僕としては得意ではないはずなんですよ」しかし、行定監督は映画のラストに出てくる“あるセリフ”に出会い、この映画を手がけたいと思ったという。「ラストに出てくるあのセリフに出会った時に、このセリフに行き着くための顛末をどう描くのか? それを脚本家と作業するための枠組みにしましたし、今までに自分でも感じたことのない愛の物語になると思ったんです」自分の感情をストレートにぶつけ続ける今ヶ瀬と、それを受け入れるのか、単に流れているのか“一見したところは”わからない恭一。ふたりの関係は恋人でも、元恋人でも、憧れでも、意地でも、単なる欲望でもない。相手を好きになる理由がない。相手を好きな理由がわからない。監督が語る通り、本作は多くの観客が登場人物の感情に似たものを感じたことがあり、その苦悩や迷いがわかるのに、その正体が一体、何なのか説明できない愛の物語を描いている。「成瀬巳喜男の『浮雲』にも似た感じがこの映画にはあって、根本的に相手のことをどんな感情で捉えているのかよくわからないというか、例えば人を好きになると“この人の顔が好きだな”とか“自分のことを好きと言ってくれるから好き”とか(笑)何かしら定義づけますよね? でもこの映画のふたりはそれとは明らかに違う向き合い方で、ふたりはそれが一体、何なのか手探りで見つけようとしている。だから、曖昧さがいつもより増しているのかもしれないですよね。なぜこんな感情になるんだろう?って。この映画におけるふたりの恋愛はまだ完全に明確な状態じゃない。そこが魅力なのかもしれないです」なぜそんな感情になるのかわからないまま、恭一と今ヶ瀬は変化を繰り返し、やがて監督が出会った“あるセリフ”にたどり着く。恭一と今ヶ瀬は映画の最後の最後でどこに行き着くのだろうか?「この映画では、恋愛のプロセスを順を追って省略することなく、丁寧に描けたと思っているんです。ふたりは進み続けて、これ以上はないだろうなってのが、この映画のラストのイメージとしてありました。それは“行き止まり”で、その淵に立つってのはよっぽどのことだと思うし、ここに来たことがふたりのこの後の人生に大きな影響を与えるんだと思う。でも、“淵まで行ける幸せ”ってのもあると思うんですよね」『窮鼠はチーズの夢を見る』公開中
2020年09月11日「もっと不器用になりたい」。ふと、成田凌の口からこんな言葉が漏れた。現在、26歳。俳優デビューは、まだ数年ほど前のこと。劣等感を抱く新米医師から夢見る活動弁士、厄介な殺人鬼まで、様々な人間と化してきた成田さんだけに、おそらく「不器用」か「器用」かと問えば後者なのだろう。しかしながら、作品ごとに見せる自在な変化は、“役になりきる”という、ある種の「不器用さ」の賜物のようにも見えていた。役に没頭しすぎない「冷静でいなきゃできない」「役に引っ張られるとか、そういうの全然ないんです(笑)。撮影中も、役と自分を分けている…はずですし。とは言え、分かれきってはいないと思いますけど。ただ、(役に)没頭しすぎるほうが危険な気はして。演じるって、冷静でいなきゃできないことだとも思う。抑えたり、出したり。頭で考えながらしなきゃいけないことは絶対にあって。感情のままドバッと行くほうが気持ちいいかもしれないけど。素直に生きちゃいけない場だと、僕は思っています」。「そんなふうに考える自分が嫌いですけどね」と呟いてからの、冒頭の一言。「言わなきゃよかった(笑)」と茶目っ気まじりの後悔を見せるが、作品を重ね、キャリアを充実させていく中、その“冷静な器用さ”は見抜かれ始めているよう。「監督など作り手の方々からは、『映画を撮りたい人でしょ?』と言われます。実際、そういう気持ちもありますし。全体を見て、『ここはこうだから』と理論的に考えたくなる。だから、共演者の方々と、それぞれの考えを持ち寄り、互いに意見を交換し合いながら作り上げていく時間が楽しい。面白いですよね、作品づくりって」。そんな成田さんの出演作『窮鼠はチーズの夢を見る』で演じた今ヶ瀬渉は、「僕自身とは距離がある人」。大学時代の先輩・大伴恭一(大倉忠義)に再会した今ヶ瀬は、ずっと溜め込んできた彼への恋心をぶつけ始める。優柔不断で流されやすい恭一を、ぐいぐいとねじ伏せるかのように。役は周りが作ってくれるもの「どう演じるかではなく、どう見えているのか」「大抵の人は気持ちを抑えながら恋をしていくものだと思いますが、今ヶ瀬は抑えない。それどころか、傷つくこと前提で進んで行く。素直と言えば素直だけど、わがままと言えばわがままですよね。無理なのに、理想を持っている。分かっているのに、傷つく。ちょっと先の未来が見えているのに、そこへ向かう。これまでも、これからも、僕にそんなことはできません(笑)」と笑う成田さん。思いのまま突き進む今ヶ瀬を、「感情のまま」演じることはやはりなかった。「恭一がどう思うか。そんな芝居の仕方でした。僕個人として今ヶ瀬をどう演じるかではなく、今ヶ瀬は恭一にどう見えているのか。そんなことばかり考えていましたね。どの作品もそうですけど、僕の役は周りが作ってくれるもの。人って、自分が何をしたいかじゃなく、ある意味自分以外が決めるものですし。演じる感覚としては、いないものというか。結局は、周りから見たらどんな存在なのか。それが中心にあります」。やはり“冷静な器用さ”を滲ませるが、そのスタンスが最も功を奏したシーンの1つに、ベッドシーンが挙げられるのではないか。恭一と今ヶ瀬の間を行き来する満たされる気持ちも、満たされない気持ちも伝わってくる大事な場面だが、撮影には技術的な調整も伴う。「綺麗ですよね。自分で言うのもなんだけど、すごく綺麗でよかった。でも、恥ずかしかった…。あれして、これしてって、見せ方とか考えなきゃいけないことが山ほどあるし、心が疲れます(笑)。撮影していて心が一番疲れるのが、ベッドシーンかもしれない。しかも、さらにアフレコで音を録るわけで…。恥ずかしい…。人を演じるって、恥ずかしいものなんだなと思いました(笑)」。恋愛映画は誰かの「振り返る時間になればいいな」作品のことを考え、相手や周りを考える人が明かした「恥ずかしい」という感情。ほっこりさせられる半面、自身の恥じらいなど微塵も感じさせない仕上がりに俳優魂を感じるが、「演じるときは、ですよね。これが自分の人生となると、もっと“自分”です」と笑う。「『俺、どう見られてるの?』って。気にもなりますし。でも、自分のことを誰がどう思うか、一番分かり得ないのは自分かもしれない。昨日、映画館に行ったんです。僕も出演している『糸』が上映されていて。カップルの方たちが来ていたんですが、『ああ、彼らの目に俺の芝居はどう映るのかな』って。でも、それは彼らにしか分からないし、不思議な感覚でした。もちろん、特定の誰かのために芝居しているわけじゃなく、誰かしらに伝わればいいなと思ってやっているんですけど」。ちなみに、成田さんが映画館で観たのは『映画ドラえもん のび太の新恐竜』。「ドラマの撮影終わりに、友人に誘われて。『でも、観なさそうだよね』と言われ、『いや、観るよ』と。観るんですよ、『ドラえもん』!」と、意外な一面(?)を見せる。一方、演じる側としては『窮鼠はチーズの夢を見る』しかり、「やっぱりラブストーリーは多くなる」そうだ。「みんなすることだし、どこかに絶対持っている小さなものを、でかでかと発表する感じが面白い。なんてことなければないほど考えなきゃいけないことも多くて、その時間が楽しいです。『窮鼠』もそうなんですけど、そうしてできたものが、誰かにとっての振り返る時間になればいいなと思っていて。観てどうこうしてほしい、じゃなく、ちょっと振り返ってみてほしい。人のことを見ているほうが、意外と自分のことも見られるから。『あ、ちょっと待てよ。自分』って。そうなるんですよね、恋愛映画って」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Maho Korogi)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 2020年9月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
2020年09月09日今週9月11日(金)ついに公開を迎える映画『窮鼠はチーズの夢を見る』。この度、本作で共演した大倉忠義&成田凌によるスペシャル対談映像がYouTubeにて公開された。今回の映像では、“大倉忠義と成田凌がお答えします!窮鼠はチーズの夢を見る 即答テスト!”と題して、カードの質問に10秒以内に回答するという企画にチャレンジ。主人公・大伴恭一を演じた大倉さんが、原作漫画の第一印象や今ヶ瀬(成田さん)の可愛いシーンを、成田さんが脚本の印象などと、作品の魅力を語っている。また、2人の素顔も垣間見れる後編の予告も登場。公開日の9月11日には、対談映像後編が公式サイトおよび公式SNSにて公開される。『窮鼠はチーズの夢を見る』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 2020年9月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
2020年09月08日9月11日(金)より公開となる映画『窮鼠はチーズの夢を見る』のスペシャル対談映像が公開された。本作は繊細な心理描写で人気を獲得している水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、ベルリン映画祭で国際批評家連盟賞を2度受賞し、日本の映画界を牽引する行定勲がメガホンを取ったラブストーリー。受け身の恋愛に流されていた主人公・大伴恭一が、7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉から秘めたる想いを打ち明けられ、戸惑いながらも歩み寄っていく姿を映し出す。単独主演を務め、恭一役を演じるのは『100回泣くこと』の大倉忠義。恭一に好意を寄せる姿が共感を呼ぶ今ヶ瀬を、『愛がなんだ』『カツベン!』に出演した実力派・成田凌が務める。公開された特番は「大倉忠義と成田凌がお答えします!窮鼠はチーズの夢を見る 即答テスト!」と題し、カードの質問にふたりが10秒以内に回答するというもの。ふたりが作品の魅力を余すことなく語りながら、それぞれのキャラクター分析や劇中の印象的なシーンについて触れている。大倉は好きなセリフとして、今ヶ瀬の「心底惚れるって、その人だけが例外になっちゃうてことなんですね」を挙げて「素晴らしい言葉」と振り返ると、成田も「分かる」と大きく頷いていた。この対談の後編は9月11日(金)、公式サイトおよび公式SNSで公開される。●YouTube特番『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年09月08日9月11日(金)より公開となる映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の新場面写真が公開された。本作は繊細な心理描写で人気を獲得している、水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』が原作。ベルリン映画祭で国際批評家連盟賞を2度受賞し、日本の映画界を牽引する行定勲がメガホンを取ったラブストーリーだ。劇中では受け身の恋愛に流されていた主人公・大伴恭一が、7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉から秘めた想いを打ち明けられ、戸惑いながらも歩み寄る姿が描かれる。恭一役を演じるのは『100回泣くこと』の大倉忠義。彼に好意を寄せる姿が共感を呼ぶ今ヶ瀬を、『愛がなんだ』『カツベン!』に出演した実力派・成田凌が務めた。新たに公開されたのは、今ヶ瀬(成田)が恭一(大倉)に全力で愛をぶつける一途な姿を切り取った場面写真。成田の細い首元や鎖骨などが際立っており、切なく恭一を見つめる表情から片想いの苦しさが垣間見える。成田は本作の出演を振り返り「苦しい役でした。僕の演じた今ヶ瀬は、瞬間を生きるというか、苦しいと分かっていても自分から飛び込んでいくところがある。本作ほど純粋で苦しくて切ない作品はないと思い、そこに強く惹かれました。苦しい役ってやりたいんですよね。初めに脚本を読ませていただいた際、どちらの役でもいいから絶対にやりたいと、行定監督に伝えました」とコメント。さらに原作の熱狂的なファンが多い役柄を演じるにあたり、「原作に合わせて減量しました。フォルムは丸いけど細くて骨ばっている感じにしたくて。他にも、今ヶ瀬の好きでたまらないっていう気持ち表現することを意識しました」と役作りのダイエットも明かした。大倉は「成田くんは本当に可愛くて、今ヶ瀬そのものだった。動きがしなやかだし、よかったです。一緒に演じてみると、とても柔らかい空気を作ってくれたので、最後までいい距離感でいられました」と大絶賛。また「今ヶ瀬は勝手にやって来て、勝手に困って、勝手に去って行ったり……感情のまま、ある意味、身勝手で我慢しない。でも、ものすごく弱くて敏感な部分も持ち合わせています。僕はそういう今ヶ瀬に憧れます」とも語り、本作で演じた今ヶ瀬への強い思い入れを語った。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年09月03日9月11日(金)より公開となる映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の本編映像が公開された。本作は繊細な心理描写で人気を獲得している水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、ベルリン映画祭で国際批評家連盟賞を2度受賞し、日本の映画界を牽引する行定勲がメガホンを取ったラブストーリー。受け身の恋愛に流されていた主人公・大伴恭一が、7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉から秘めたる想いを打ち明けられ、戸惑いながらも歩み寄っていく姿を映し出す。単独主演を務め、恭一役を演じるのは『100回泣くこと』の大倉忠義。恭一に好意を寄せる姿が共感を呼ぶ今ヶ瀬を、『愛がなんだ』『カツベン!』に出演した実力派・成田凌が務める。今回公開された本編映像は、恭一と今ヶ瀬が休日の昼下がりに屋上でじゃれ合い、あるゲームを巡ってはしゃぐ姿を収めた場面。お互いの洗濯物が干された屋上でビールを飲みながらくつろいでいると、恭一がおもむろに今ヶ瀬の胸を指さす。「ここ」と言うと、今ヶ瀬はハニカミながら首を横に振って仕返し。恭一は驚きながら、「なんで分かるの!?」と尋ねると、今ヶ瀬は「分かるんですよ」とドヤ顔を見せる。人目をはばからずにはしゃぐふたりの姿で幕を閉じるこの映像は、恭一と今ヶ瀬の日常が特別幸せなものに感じられる瞬間だ。行定監督は屋上のシーンに関して、「脚本上ではただふたりがいるっていうことしか書いていないんです。何をやったらいいだろうと考えているうちに浮かんだのが、「ちちくりあい」って言葉があるよねと。男なら誰でもやったことがあるんじゃないかと脚本家と話をしていて。それで、じゃあ実際にふたりにやらせてみようかなと(笑)大倉と成田は「なんですか、これ」って言いながらも楽しそうにやってくれましたね。あの場面はふたりともほとんど素です」と撮影秘話を明かす。大倉も「乳首の場所を当て合うくだらないゲームは、自分も中学時代にやったことがあって(笑)。懐かしい気持ちになりながら、素で楽しみました」と振り返った。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
2020年08月27日関ジャニ∞の大倉忠義が8月26日、都内で行われた主演作『窮鼠はチーズの夢を見る』(9月11日公開)のPRイベントに出席。緊急事態宣言を受けて、6月公開予定だった本作がついに封切られることになり「予想よりも早くてうれしい。多様性の時代だからこそ、愛について見つめ直す選択肢として、映画館で公開されるのは、すごく喜ばしい」と思いの丈を語った。多くの女性から支持を得る水城せとなの同名コミックを映画化。7年ぶりの再会を果たした青年ふたりの切ない恋愛模様を軸に「人を好きになることの喜びや痛み」を繊細に描き出す。単独主演を務める大倉忠義が、主人公・大伴恭一を好演。「テーマについては、特別何かを思うことはなかった。(あえて)深くは考えず、現場ではなるべくフラットに、自然と流されていた」と振り返っていた。イベントには共演する成田凌、メガホンをとった行定勲監督(『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』)が同席。成田は恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉を演じ、「純度の高い恋愛映画ができた。純度が高ければ高いほど、いろんな感情が生まれる瞬間を感じるので、どうやって役を作っていこうかワクワクした」と強い手応えを示していた。劇中には、成田が大倉に“耳かき”するシーンがあり「あれは自由演技でしたよね。気持ち良かったです」(大倉)、「くすぐったいと言われました(笑)。下手だと思います。疲れましたし、もう一生やらないと思います」(成田)。また、撮影終了後の打ち上げで、成田が大倉にキスをしたそうで、「結構、お酒も進んでいて。帰りにさよならのキスをされました。あれで作品が終わったんだなと……。何がいいって、みんなの見てる前じゃないのが」(大倉)、「ピリオドキスです」(成田)と思いを分かち合っていた。今年『劇場』に続き、本作の公開が決まった行定監督は「コロナ禍で作品がどう届くのか心配する瞬間もあったが、すごく手応えがあるので、いち早く新鮮に受け取れる状況で見ていただける」と自信のコメント。原作がBLにカテゴライズされることについては、「どう自分と接点を持たせるのか、最初は想像できなかった」というが、「個人がいろんな選択をし、問われる時代。自分がどう生きるか、どう向き合っていくかが重要になっているので、今こそ、すごく響くんじゃないかと思う」と期待を寄せていた。取材・文・写真=内田 涼『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年08月26日映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の夏休み限定イベントの第一夜が8月24日(月)、東京のスペースFS汐留で開催された。本作は、水城せとなの人気コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、日本を代表する映画監督・行定勲がメガホンを取ったラブストーリー。受け身の恋愛ばかりしていた主人公・大伴恭一(大倉忠義)が7年ぶりに再会した後輩・今ヶ瀬渉(成田凌)から「昔からずっと好きだった」と告げられ、戸惑いながらも少しずつ心を開いていく様を描く。9月11日(金)の公開に先立ち、8月24日から5日間開催される『窮鼠はチーズの夢を見る』夏休み限定イベントの第一夜には、行定勲監督と、特別ゲストとしてライター、小説家として活躍するカツセマサヒコが登壇。まずは、行定監督が新型コロナウイルス感染予防の為、座席の間隔を空けての実施となったことに対し、「コロナ禍がなかなか終息せず、果たして公開出来るのだろうかと不安な日々でしたが、皆さんが今日この場に来てくれたことで、公開出来そうだなと実感が湧きました」と来場者に感謝の意を述べた。恋愛に関する名言が多いと話題の『窮鼠』シリーズ。映画化するにあたり原作を読んだ行定監督は、最初はBL漫画だと思っていたが、非常にリベラルな内容に感じたという。そして、「脚本家が映画として描くためにまとめてきたものを読んだ時に、自分自身が恭一と同じような気持ちになって体験するような感覚になりました」と語り、「恭一の気持ちがかなり分かるんですよ(笑)。女性たちの在り方を描くのが大変だとも思いましたが、それが(映画化する際の)ひとつのモチベーションにもなりましたね。そして結果として、今ヶ瀬の気持ちがよく分かるようになりましたね」と登場人物の気持ちに共感を示した。行定監督の映画を観て育ったというカツセは「一人の人間が抵抗しながらも、沼のような恋にちょっとずつ入っていく様をものすごく丁寧に描かれていて、男女問わず誰しもが経験したことがある恋愛だと思ったので、恋愛映画の傑作として広まると嬉しいです」と熱い想いを語る。さらに、原作にはなかったシーンについて触れ、「原作にはないオリジナルのシーンが光っているという要素が、行定監督の作品には多い印象」と話すと、行定監督は「オリジナルのシーンに関しては、ふとしたことで幸せを感じるみたいなのを引き立たせるにはどうしたらいいか?と考えていく中で生まれたものです」とシーン誕生の秘話を明かした。最後に、カツセは「人の感情の隅に置いてあるものを拾い上げていくような作品であることが広まっていくと嬉しいです。コロナ禍でも映画を観に来てくれる人のおかげで(映画は)広まっていくと思いますので、皆さんの力が必要です」とコメント。行定監督が「僕は今まで様々なラブストーリーを撮ってきましたが、胸を張って、これが本当のラブストーリーだと言える映画を作ることが出来たと思います。劇場の空間でこそ感じられるものがあると思うので、スクリーンで映画を観ていただきたい!」と思いの丈を語ると、会場中は盛大な拍手で包まれた。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年08月25日映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が9月11日(金)に公開される。この度、一足先に鑑賞した著名人から寄せられた映画の絶賛コメントが公開された。本作は、繊細な心理描写で読者から圧倒的な共感を呼ぶ水城せとなのコミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』など、様々な愛の形を写し取ってきた行定勲監督が実写映画化したラブストーリー。受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、主人公・大伴恭一が7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉から「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられ、戸惑いながらも少しずつ心を開いていく様を描く。恭一を演じるのは、映画では『100回泣くこと』に続き、単独主演を務める大倉忠義。恭一への想いを募らせ葛藤する姿に誰もが共感せずにはいられない今ヶ瀬を、『愛がなんだ』『カツベン!』などの成田凌が務めた。この度、映画公開前に先行して本作を鑑賞し、恋愛における複雑な感情を痛いほどリアルに、そして美しく描いた恋の物語に魅了されたアーティストや俳優、映画監督といった各界の著名人よりコメントが到着した。若者を中心に絶大な支持を誇るロックバンドKing Gnuでボーカル兼キーボードを担当している井口理や、数々の映画やドラマに出演し、今や国民的な俳優となった有村架純、高良健吾、さらには現在注目度急上昇中のアイドルグループBiSHのメンバーであるアイナ・ジ・エンド、映画ジャーナリストの宇野維正、映画批評家の相田冬二らが本作を絶賛。それぞれ熱のこもった表現で映画『窮鼠はチーズの夢を見る』への想いを綴っている。著名人の各コメントは以下の通り。●井口理(King Gnu)「本当に大切な人は誰?」その自問自答に、同じ答えを出し続けることは出来るんだろうか。この作品は、あなた自身の「ラブストーリー」を浮かび上がらせる。●有村架純(女優)一筋縄にいかない人間の性は愚かさをも暴く。めきめきと皮が剥がれていくそれも、恋愛の醍醐味なのかもしれない。●高良健吾(俳優)素直で誠実な身勝手さがここまで沁みるのは恭一と渉の間にあるなにか。僕は2人のカタチに胸が震えました。ぜひ劇場で確かめてほしいです。●アイナ・ジ・エンド(BiSH)濡れたような声色と、薄暗い青、睨みつけるくせに優しく溶け込んでくる言葉たち。瞬きをするのが勿体無い映画でした。スナック菓子を貪る男性二人の他愛ない色気を忘れられません。●宇野維正(映画ジャーナリスト)理性と本能。信頼と裏切り。人間の美しさと醜さ。『窮鼠はチーズの夢を見る』は、恋愛映画が最高のサスペンス映画でもあることを思い出させてくれる。●相田冬二(映画批評家)この作品は、あなた自身の「ラブストーリー」を浮かび上がらせる。観る者の人生が見透かされる、ためいきが漏れるような恍惚。21世紀最良の恋愛映画が、ここにある。●カツセマサヒコ(ライター/小説家)誰にも知られたくなかった感情が、とうとう描かれてしまった。流される恋に共感するたび、古傷が痛んで膿んで吐きそうになる。●岩井俊二(映画監督)例外探し。恋愛とは、ただひとりの例外を探す旅路なのかも知れない。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年08月24日大倉忠義と成田凌が共演する、揺れ動くふたりの狂おしくも切ない恋を描いた映画『窮鼠はチーズの夢を見る』より、撮影時のメイキング写真が公開された。主人公・大伴恭一を演じる大倉さんと、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉役の成田さんが、行定勲監督と共に撮影に臨む、真剣な表情を切り取った今回のメイキング写真。2人のキャスティングの経緯について行定監督は「恭一は、もともと脚本家が大倉くんをイメージして書いていたんです。彼の人柄、雰囲気、クールに見えて笑顔がファニーという“わからなさ”が恭一に重なると」と話し、成田さんについて「どの作品でもひとつひとつテイストが違う役者」という印象だと話す監督は、「彼は脚本を読んで、恭一と今ヶ瀬、どちらの役でもいいからこの映画に参加したいと表明してくれました。原作で、恭一の成長を表す大事なセリフがあるのですが、それを生かすためには恭一を若い設定にしては生きないと考え、成田くんには今ヶ瀬を演じてもらうことにしました」と明かす。そんな行定監督の演出について「細かい仕草やポイントとなるシーンは行定監督に委ねていました」と大倉さん。「基本的に、僕は細かいお芝居を作り込んでいかないんです。でも現場でしか見えないものもありましたし、成田くんを目の前にして初めて生まれる感情もあるので、フラットなスタンスを心がけていた気がします」と撮影をふり返る。一方、成田さんは「行定監督は、何かをして欲しいとは言わず、“こういう気持ちだよね”って一緒に考えてくれるというか、寄り添ってくださる方でした」と話した。さらに行定監督は2人に演出した印象として「大倉くんは予想以上に素晴らしかったです。引き出しをたくさん持っていて、表現に無駄がない。感情表現が難しい恭一という役を、彼はさりげない色気で伝えることができる。成田くんは比較的キャラクターを作り込んでくる良さがありました。成田くんが演じる今ヶ瀬はとにかく可愛らしかったですね。しなやかで、繊細で」と2人を絶賛している。『窮鼠はチーズの夢を見る』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 2020年9月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
2020年08月15日9月11日(金)に公開される映画『窮鼠はチーズの夢を見る』のメイキング写真が公開された。本作は、繊細な心理描写で読者から圧倒的な共感を呼ぶ水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』など、様々な愛の形を写し取ってきた行定勲監督が実写映画化したラブストーリー。受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、主人公・大伴恭一が7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉から「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられ、戸惑いながらも少しずつ心を開いていく様を描く。恭一を演じるのは、映画では『100回泣くこと』に続き、単独主演を務める大倉忠義。恭一への想いを募らせ葛藤する姿に誰もが共感せずにはいられない今ヶ瀬を、『愛がなんだ』『カツベン!』などの成田凌が務めた。公開日が近づく中、今回新たに公開されたのは撮影時のメイキング写真。大倉と成田が、行定監督とともに撮影に臨む真剣な表情を切り取っている。ふたりのキャスティングの経緯について、行定監督は「恭一は、もともと脚本家が大倉くんをイメージして書いていたんです。彼の人柄、雰囲気、クールに見えて笑顔がファニーという“わからなさ”が恭一に重なると。成田くんはどの作品でもひとつひとつテイストが違う役者だという印象です。彼は脚本を読んで、恭一と今ヶ瀬、どちらの役でもいいからこの映画に参加したいと表明してくれました。原作で、恭一の成長を表す大事なセリフがあるのですが、それを生かすためには恭一を若い設定にしては生きないと考え、成田くんには今ヶ瀬を演じてもらうことにしました」とコメント。また、行定監督の演出について大倉は、「細かい仕草やポイントとなるシーンは行定監督に委ねていました。基本的に、僕は細かいお芝居を作り込んでいかないんです。でも現場でしか見えないものもありましたし、成田くんを目の前にして初めて生まれる感情もあるので、フラットなスタンスを心がけていた気がします」と振り返った。成田は「行定監督は、何かをして欲しいとは言わず、‟こういう気持ちだよね“って一緒に考えてくれるというか、寄り添ってくださる方でした」と撮影時の様子を明かす。さらに、行定監督はふたりを演出した印象として、「過去の出演作を観ていたのでふたりとも演技ができることはわかっていたけれど、大倉くんは予想以上に素晴らしかったです。引き出しをたくさん持っていて、表現に無駄がない。感情表現が難しい恭一という役を、彼はさりげない色気で伝えることができる。成田くんは比較的キャラクターを作り込んでくる良さがありました。成田くんが演じる今ヶ瀬はとにかく可愛らしかったですね。しなやかで、繊細で」と語り、大倉と成田を称賛した。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年08月15日9月11日(金)に公開される映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の新場面写真が公開された。本作は水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、ベルリン映画祭で国際批評家連盟賞を2度も受賞し、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』などの作品で様々な愛の形を写し取ってきた映画監督・行定勲が贈るラブストーリー。受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた主人公・大伴恭一が7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉から「昔からずっと好きだった」と想い告げられ、戸惑いながらも少しずつ心を開いてゆく様を描く。『100回泣くこと』に続き、単独主演を務めるのは大倉忠義。そして恭一への想いを募らせ葛藤する姿に誰もが共感せずにはいられない今ヶ瀬渉を、『愛がなんだ』『カツベン!』をはじめとする話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。今回は、大倉演じる恭一の妻・大伴知佳子役で映画初出演を飾った、元・宝塚雪組トップ娘役の咲妃みゆの場面写真が公開された。1枚目は、何不自由のない生活を送りながらも、夫への不信感を募らせている知佳子の表情が切り取られており、2枚目は、恭一と久しぶりのショッピングデートを楽しんでいる様子を撮影。本編では知佳子が恭一の浮気を疑い、興信所に不倫調査を依頼。その調査を担当したのが今ヶ瀬であり、奇しくも恭一と今ヶ瀬が再会するきっかけを作ってしまう重要な役どころを担っている。咲妃は、「タイトな撮影スケジュールでしたので、私がNGを出して撮影に支障をきたしてはいけない‼︎‼︎と必死でしたが、見かねた大倉さんが優しく話し掛けてきてくださり、気持ちが救われました」と撮影当時の心境についてコメント。また、「撮影中の大倉さんは、いつも冷静に集中力を高めていらっしゃった印象です。とても難しいお役だったはずですが、内面を隠した上での感情表現一つ一つに凄みがあり、相当綿密に役作りに励んでいらっしゃるんだと思いました。真剣な眼差しで、時には笑顔を交えながら行定監督と意見交換していらっしゃるお姿が眩しかったです!」と大倉に対する印象を語っている。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)全国公開
2020年08月13日9月11日(金)に公開される映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の、6種の新ポスタービジュアルが一挙公開された。代表作『失恋ショコラティエ』をはじめとした漫画で、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き続けている水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、繊細な表現力が各所で絶賛されている『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』の行定勲監督が贈るラブストーリー『窮鼠はチーズの夢を見る』。主人公の大伴恭一を『100回泣くこと』に続き、単独主演を務める大倉忠義、葛藤しながらも恭一に想いを寄せる後輩・今ヶ瀬渉を成田凌が務める。今回、新たに公開されたのは、原作にも登場する印象的なセリフと場面写真を組み合わせたポスタービジュアル6種。大倉と成田が一番胸に響いたとして挙げている「恋愛でじたばたもがくより、大切なことが人生にはいくらでもあるだろう」という恭一が今ヶ瀬を諭すセリフのほか、今ヶ瀬の度重なるアプローチに翻弄されていく恭一の心情が伝わってくる「こういう幸せも、あるんだろうか」や「俺は、お前を選ぶわけにはいかないよ」など、狂おしい恋を予感させる究極にエモいセリフが、ふたりの尊い表情と共にデザインされている。また、既に公開されているポスタービジュアル、原作者・水城せとな氏によるイラスト版ポスタービジュアルと併せて、代官山 蔦屋書店(9月4日(金)~20日(日)予定)や六本木 蔦屋書店(8月24日(月)~9月18日(金)予定)等での連張りでの掲出も決定している(※掲出される店舗・場所によって掲出枚数が異なります)。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年08月05日9月11日(金)に公開される映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の本編映像が公開された。本作は、水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』の行定勲監督が繊細な表現力と確かな演出力で写し取るラブストーリー。主人公・大伴恭一が7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉から「昔からずっと好きだった」と告げられ、戸惑いながらも少しずつ渉に心を開いていく姿を描く。恭一を演じるのは、映画では『100回泣くこと』に続き、単独主演を務める大倉忠義。そして、恭一への想いを募らせ葛藤する姿に誰もが共感せずにはいられない今ヶ瀬を、『愛がなんだ』『カツベン!』など話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。今回新たに公開された本編映像は、恭一が今ヶ瀬に耳かきをしてもらう姿を収めた場面。リビングで本を読む恭一の膝に転がり込み、「耳かきして」と甘えるも、恭一に「嫌だよ」と冷たくあしらわれた今ヶ瀬が、嬉しそうに耳かきをしてあげる和やかなシーンが映し出されている。成田は「やったことがないから怖かったですね。最初は耳の入り口付近をサワサワして様子を伺いながらやっていました(笑)遠慮しすぎて大倉さんにはくすぐったい思いをさせてしまったかもしれないです」と撮影時を振り返り、大倉は成田との共演について、「成田くんは、動きがしなやかで本当に可愛いかったですね。彼の持つ柔らかい空気感のおかげか、すごくリラックスして撮影できました。成田くんとはクランクインからクランクアップまで全く変わらない距離感で、そんな自然な立振る舞いも良かったのかもしれません」とコメントしている。●大倉忠義コメント成田くんは、動きがしなやかで本当に可愛いかったですね。彼の持つ柔らかい空気感のおかげか、すごくリラックスして撮影できました。成田くんとはクランクインからクランクアップまで全く変わらない距離感で、そんな自然な立ち振る舞いも良かったのかもしれません●成田凌コメントやったことがないから怖かったですね。最初は耳の入り口付近をサワサワして様子を伺いながらやっていました(笑)遠慮しすぎて大倉さんにはくすぐったい思いをさせてしまったかもしれないです。撮影中は、大倉さんに嫌われないように気を遣っている部分もありました。その気持ちが今ヶ瀬の気持ちとリンクしていたからなんです。とにかく嫌だと思われる瞬間を作らないようにしていましたね。『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年07月31日9月11日公開の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の一般試写会が、8月24日(月)~8月28日(金)の5日間連続で開催されることが決定した。同作は、水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作としたラブストーリー。『100回泣くこと』引き続き、単独主演を務める大倉忠義が主人公・大伴恭一を演じる。そして、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉を、『愛がなんだ』『カツベン!』に出演した実力派俳優・成田凌が担当。『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』など、繊細な表現力で様々な愛の形を提示してきた行定勲がメガホンを取り、恭一と渉の切ない恋を、時に繊細に時に大胆に描き出す。今回、劇場公開に先駆け、「#恋の夏#窮鼠の夏窮鼠はチーズの夢を見る・夏休み限定特別試写会」と題して、一般試写会を連日実施することが決定。それに伴い、花火が煌めく夏休み限定のスペシャルビジュアルも解禁された。行定監督は、「映画を観ていただける喜び!しかも、5日間連続で、皆様の反応や感想を直に感じられるなんて、この上ない喜びです。今までにない新しいカタチの愛の模索する2人の男の姿を描いたこの映画を、観客の皆様がどんな風に観ていただくのか、今から楽しみです」と歓喜のコメントを寄せている。花火大会や音楽イベントが軒並み中止になる中、当日は本作ならではの演出が行われるとのことで、夏の大切な思い出の一日になりそうだ。なお、本企画は開催日毎に応募先が異なり、各サイトや公式サイトにてそれぞれ募集告知が行われているので注意してほしい。「#恋の夏#窮鼠の夏窮鼠はチーズの夢を見る・夏休み限定特別試写会」日程:8月24日(月)~28日(金)■上映時間:130分●場所:スペースFS汐留<東京会場>8月24日(月)Fan’s Voice月25日(火)Filmarks月26日(水)映画公式月27日(木)ダイアンボヌール月28日(金)fan’svoice●朝日生命ホール<大阪会場>8月28日(金)ダイアンボヌール●ユナイテッド・シネマキャナルシティ13<福岡会場>8月25日(火)ダイアンボヌール『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年07月21日大倉忠義(「関ジャニ∞」)と成田凌が初共演する映画『窮鼠はチーズの夢を見る』がこの秋公開。この度、本作の原作者・水城せとなによる描き下ろしイラスト版ポスタービジュアルが公開された。本作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、多くの女性から支持を得た水城氏の「窮鼠はチーズの夢を見る」と「俎上の鯉は二度跳ねる」の映画化。今回到着した水城氏によるポスタービジュアルは、すでに公開されている大倉さんと成田さんによる大伴恭一&今ヶ瀬渉のビジュアルと同じポーズ、表情、そして背景までもがイラストで再現されている。「今回、映画化するにあたり、キャラクターを美化することなく、ちゃんと生身の人間として撮ってもらえる予感がしていました」と話す水城氏は「実際その予感は当たって、本当に幸せな実写化になったと思います。大倉さんと成田さんはキャラクターの本質を的確にとらえて演じてくださいました。ぜひ、ご覧いただきたいです」と太鼓判を押している。『窮鼠はチーズの夢を見る』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 2020年9月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
2020年07月11日公開延期となっていた大倉忠義、成田凌出演『窮鼠はチーズの夢を見る』の新たな公開日が9月11日(金)に決定、行定勲監督からコメントが到着した。原作は、多くの支持を得た水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。主人公・大伴恭一を演じるのは、映画では『100回泣くこと』以来の単独主演となる大倉忠義。そして恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉を、『愛がなんだ』『カツベン!』など話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。今回、新たな公開日が決まったことを受け、行定監督は「やっと公開が決まりました!嬉しい限りです。どんな時代でもどんな状況下でもラブストーリーは人の感情を動かす力があるものだと思っています」と喜びのコメント。「私は、この作品を通じて今までに感じたことのない恋情を知ることができました。スタッフ、キャスト一同、皆様の感想を早く聞きたくて今から興奮しています」と語っている。『窮鼠はチーズの夢を見る』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 近日公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
2020年06月18日大倉忠義主演で6月5日(金)より公開を予定していた『窮鼠はチーズの夢を見る』が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況と感染防止の観点から、公開延期となることが発表された。大倉忠義と成田凌が初共演で、水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を映画化した本作。『100回泣くこと』(13)以来の単独主演を務める大倉さんは、成田さん演じる後輩・今ヶ瀬の一途なアプローチを受けるうちに、やがて胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく主人公・大伴恭一を演じる。『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』など、様々な愛のかたちを描いてきた行定勲監督がメガホンをとる。『窮鼠はチーズの夢を見る』は近日公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 近日公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
2020年05月01日主演・窪塚洋介、脚本・宮藤官九郎の『GO』(2001年)が高く評価され、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)で歴史を作ったヒットメーカー、行定勲監督。近年は中島裕翔主演『ピンクとグレー』(2015年)、松本潤×有村架純『ナラタージュ』(2017年)、二階堂ふみ×吉沢亮『リバーズ・エッジ』(2018年)と、話題作を次々と世に送り出してきた行定監督が手掛けた恋愛映画2作品が、この春、相次ぎ公開される。どちらも観る者の心を激しく打ち震わせる、“生涯にたった一度”しか経験できない恋を描いた物語だ。肩を寄せ合う2人のヒリヒリとした恋『劇場』芥川賞作家・又吉直樹による、恋愛純文学としては異例のベストセラーとなった傑作小説を原作につむぐ青春ラブストーリー『劇場』(7月17日公開、同日Amazon Prime Videoにて全世界独占配信)。演劇の世界で夢を抱く青年と、それを支えようとした女性の7年間の愛と葛藤の日々を、ヒリヒリとした焦燥感と共に情感豊かに描いている。変わらない男と変わっていく女の物語永田は中学時代の友人と立ち上げた劇団の脚本家兼演出家。その前衛的な作風は酷評され、辛辣な物言いが災いし劇団員からは憎まれることも。自分の才能に限界を感じながらも、愚直に夢を追う日々を過ごしている。そんな不器用な永田を大きな愛で包むのは、女優になる夢を抱いて上京し、服飾の学校に通う学生・沙希だ。永田を理解しようと努め、彼の才能を信じて夢の実現を応援する彼女は、ほどなくお金に困った永田を自宅へと迎え入れる。美味しい食事に、献身的なサポート、心身ともに“安全な場所”を提供してくれる沙希に安らぎを感じる永田。しかし誰よりも大切だった沙希に、永田は次第に苛立ちを感じ始めるのだ。葛藤を抱え、自分のことしか考えないワガママな永田と、周囲が年相応に落ち着いていく中、永田の真意が分からず不安感を募らせていく沙希。本作は“変わらない男”と“変わっていく女”が、<現実>という壁にぶつかり少しずつすれ違っていく姿をつぶさに記した切ない恋物語だ。お金の分担の提案を屁理屈で交わしたり、たまたま起こった不幸な偶然の一致を相手の要領の悪さにすりかえてイラ立ったり…。相手を軽んじる一方で、独占欲のような嫉妬心を見せるなど、映画が写す恋愛関係にありがちな甘えや身勝手なエピソードの数々には、自らの恋愛遍歴をふり返り、苦い想いをする者も多いかもしれない。山崎賢人×松岡茉優、言葉にならない感情を渾身の演技で魅せる永田を演じるのは、しっとりとした人間ドラマからアクションまで役柄の幅を広げる山崎賢人(正しくは、「崎」は「たつさき」)。本作ではボサボサの長髪に自身初となるヒゲ顔も披露。青臭い頑固さと退廃をまとう永田をセクシーに演じ、不器用な男の生き様を浮き彫りにしている。そして沙希を演じたのは、『万引き家族』(2018年)ほか代表作を着実に積み上げている松岡茉優。無邪気な少女から哀しみを知る大人の女性へと変わっていく心の移ろいを完璧に表現。次第に消えていく笑顔の代わりに、言葉にならない感情を瞳に宿す名演は必見だ。「小説『劇場』はあまりにも身に覚えがある場面ばかりで胸をかきむしるような想いで読んだ。私は又吉さんが書いた主人公がまとう空気をどうしても撮りたくなった。ザラザラとした、夜が明ける頃に感じる切なくて淋しい空気を。下北沢、渋谷、井の頭公園、そこかしこで錆つきそうな青春が吹き溜まっている。山崎賢人と松岡茉優という稀代の若く鋭い感性と共に、自戒を込めてどうしようもない男と女の在り方を映画として映し出せたらと思います」と、行定監督は本作への想いを語っている。舞台芸術の世界にも携わる行定監督だからこその、原作とは異なる大仕掛けも堪能して欲しい。既成概念の壁を乗り越え、恋におぼれる『窮鼠はチーズの夢を見る』そして水城せとなの人気コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を下敷きにした恋愛ドラマが『窮鼠はチーズの夢を見る』(9月11日公開)。既成概念の壁を乗り越え狂おしいまでの恋におぼれていく男性2人の、愛が始まる瞬間をとらえた深い余韻の残るラブストーリーだ。一途な恋心と葛藤広告代理店勤務の大伴恭一は、女性からのアプローチを断れない優柔不断な男。結婚しながらも不倫を繰り返していたが、そんな折、大学の後輩・今ヶ瀬渉が7年ぶりに訪ねてくる。興信所の探偵をしている今ヶ瀬はたまたま担当した浮気調査の相手が恭一だったと語り、不倫の証拠を握りつぶすための交換条件としてホテルへと恭一を誘う。初めて会った時から恭一のことを好きだったという今ヶ瀬と恭一はキスを交わし、その後しばらくして2人は一緒に暮らし始めることに。しかし、今ヶ瀬との生活に心地よさを感じていた恭一の前に元カノが現れて…。“流されやすい性格”から学生時代には「流され侍」と異名をつけられていた恭一と、次々と現れる恭一との恋路をはばむ刺客=女性の存在にヤキモキする今ヶ瀬。すぐにフラフラと誘いに乗ってしまう愛する者の心の不確かさに傷つき、悲しくなる気持ちは誰しも理解できることだろう。それと同時に描かれる、「同性を愛することへの迷い」と「愛する者のために身を引くべきか」という根源的な葛藤。その苦悩を知るからこそ、ある種の静謐な決意の果てに激しく求め合う2人の姿は官能的で美しいのだ。濃密に肌を重ね合わせた者どうしが醸し出す、わずかな気恥ずかしさと親密さが混じった翌朝の風景までも写しとる本作からは、恋を知る者の匂い立つような色気が画面から立ち昇ってくるようだ。大倉忠義×成田凌、男と男の間の欲情までも全身全霊で体現人を惹きつける魅力を持つ恭介を演じるのは、「関ジャニ∞」の大倉忠義。『ナラタージュ』でも行定監督とタッグを組んだ本作の脚本・堀泉杏は、キャスティング前から恭一役に、クールに見えて笑顔がファニーな大倉さんをイメージして執筆していたという。受け身の恋愛しかしてこなかった男が、既成概念と愛情の狭間で揺れ動く色気たっぷりな姿には胸キュン必至!そして一喜一憂する恋に身をやつす今ヶ瀬を演じたのは、今年6本の出演映画が公開予定となっている成田凌。駆け引き上手でしなやかな反面、健気でキュートな今ヶ瀬を熱演。強烈な色香が漂う、愛する者への恋心がにじみ出た横顔にご注目あれ!行定監督による繊細かつ大胆な演出が光る本作では、男と男の間の欲情までもつまびらかに描かれる。そんな恋する2人を全身全霊で体現した大倉さん、成田さんに魅了されること請け合いだ。愛を少しずつ失っていく2人を描く『劇場』と、愛を少しずつ育んでいく2人を描く『窮鼠はチーズの夢を見る』。それぞれの境遇は異なれど、どちらも激しくも切ない恋模様を描いた珠玉のラブストーリーだ。人間関係が希薄な時代だからこそ、行定監督がつむぐ“生涯にたった一度”の恋に感性を揺さぶられてみてはいかがでしょう?《text:足立美由紀》※作品の公開日に追記修正を加えました(7月20日更新)(text:Miyuki Adachi)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 2020年9月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会劇場 2020年7月17日(金)より全国にて公開、Amazon Prime Videoにて全世界独占配信。©2020「劇場」製作委員会
2020年03月30日日々暖かさが増すこの時期。新年度を迎えるにあたり、新しい出会いや、大切な人とのデートの機会も増えるかもしれない。今回は、そんな“愛”がはじまる季節であるこれからにぴったり、運命を変えるような一生に一度のラブストーリーを描いた映画5作品をピックアップ!ファンタジックな『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』をはじめ、日本映画、アニメーションと様々なジャンルから、大切な人と観るのにぴったりの1作を選んでみては?自分のことばかり考えていた主人公が、<もう一つの世界>で“愛”を知るフランスの権威ある映画サイト「ALLOCINE」による2010年代のラブコメ映画ランキングで、名作『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』や『シング・ストリート 未来へのうた』を押さえ、見事1位を獲得した話題作。高校時代でのひと目惚れから結婚した、ラファエルとオリヴィアの物語が描かれる。仕事で成功して時間が経つにつれ、いつも側で支えてくれたオリヴィアを思いやることができなくなっていたラファエル。大喧嘩をした翌朝、彼女との<運命の出会い>がなかったことになってしまった、<もう一つの世界>で目を覚ます。その世界で、手の届かない有名ピアニストとして活躍するオリヴィアをもう一度振り向かせるために奮闘するラファエルは、それまでの自分を見つめ直し、“恋”しか知らなかった彼が、“愛”を知る。いつもそばに居てくれる大切な人と、思いを分かち合いながら見てほしい1作。『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は5月1日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。『ムーンライト』『ミッドサマー』で話題!気鋭スタジオ・A24の青春映画話題沸騰中の『ミッドサマー』ほか、アカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』や、グレタ・ガーウィグ監督・脚本の『レディ・バード』など、ハイクオリティな作品を連発するスタジオ・A24の新作。ストーリーは、部活も勉強も恋も順風満帆のタイラーが肩を負傷したことをきっかけに、運命が狂い始めるところから始まる。誰しもが経験する挫折、親との確執、恋人との別れ、そして新たな出会いを、息を呑む映像美と極上の音楽で切なく描き出す――。『パラサイト 半地下の家族』『ジョジョ・ラビット』などアカデミー賞でも注目を集めた作品も多く上映された昨年のトロント映画祭で、同映画祭史上最長のスタンディングオベーションで支えられた傑作は必見。『WAVES/ウェイブス』は4月10日(金)より公開。菅田将暉&小松菜奈、中島みゆきの名曲をラブストーリーとして映画化中島みゆきによる珠玉の名曲「糸」を、菅田将暉と小松菜奈のW主演で映画化。13歳の時に初恋に落ちた漣と葵は、養父の虐待から逃れるため、駆け落ちを誓い合う。しかしあえなく失敗し、離れ離れに。それから8年の月日が経ち、地元のチーズ工場で働く漣は、葵を想い続けていた。青年の純粋な心が彼女と運命の糸を繋ぎ、漣と葵は再びめぐり会う―。ともに演技派若手俳優として、高い評価を受けてきた『溺れるナイフ』の名コンビが再タッグを組むことでも話題の珠玉のラブストーリーを、劇場で堪能してほしい。『糸』は4月24日(金)より公開。戦場しか知らずに育った少女が“愛してる”の意味を知る珠玉のアニメーション本作は、2018年に放送されるやいなや、緻密に描かれた映像美や、毎話号泣必至の物語、繊細な心理描写など、アニメーション技術の粋を結集した作品として注目を集めたTVアニメ版の劇場版。本作では、物心ついたころから少女兵として育ったヴァイオレット・エヴァーガーデン(CV:石川由依)の人生が描かれる。ヴァイオレットは上官のギルベルト(CV:浪川大輔)の最期に「愛してる」と告げられるも、戦場しか知らない彼女は、その意味を理解できなかった。ヴァイオレットはギルベルトの気持ちを知るため、手紙の代筆業を始める。TVシリーズでは彼女がその意味を知るまでが情緒豊かに描かれたが、本作ではその後の物語が描かれる。日本屈指のスタジオ・京都アニメーションが悲劇を乗り越え贈る、ちょっと切なく心温まる物語を劇場の大画面で。『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は4月24日(金)より公開。ラブストーリーの名手・行定勲監督×大倉忠義×成田凌水城せとなのコミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を、『ナラタージュ』『世界の中心で、愛をさけぶ』などで知られるラブストーリーの名手・行定勲監督が映画化。主人公・大伴恭一を大倉さんが、不倫を繰り返す大伴の元に浮気調査員として派遣された大学の後輩・今ヶ瀬渉を成田さんが演じる。渉から学生時代からの想いを告げられ、当初は拒絶する恭一だったが、彼の純粋な想いに触れ、次第に心が揺れ動いていく――。恭一と渉の感情の機微を繊細に描いた映像が早くも話題の本作。恋が始まる瞬間や、胸にそっとしまっておきたくなる言葉、複雑に絡みあう感情、それらのひとつひとつが、痛いほどリアルに描かれる本作は、ぜひ大切な人と劇場で。『窮鼠はチーズの夢を見る』は6月5日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:窮鼠はチーズの夢を見る 2020年6月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 2020年4月24日より全国にて公開©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会糸 2020年4月24日より全国東宝系にて公開©2020映画『糸』製作委員会ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから 2020年5月1日より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開© 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMSWAVES/ウェイブス 2020年4月10日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
2020年03月14日大倉忠義と成田凌が共演する映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が6月5日(金)に公開される。この度、ポスタービジュアルと予告編が公開された。原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』。監督を『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』の行定勲が務める。主人公・大伴恭一を大倉、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉を成田が演じるほか、吉田志織、さとうほなみ、咲妃みゆ、小原徳子らがキャストに名を連ねた。この度公開されたポスタービジュアルは、窓際で読書をする恭一を後ろから抱きつき、見つめる今ヶ瀬の姿が切り取られている。あわせて公開された予告編では、大学時代、新入生歓迎会で出会った恭一に「一瞬で恋に落ちた」という今ヶ瀬との出会いのシーンからスタート。「僕と付き合いますか?」という今ヶ瀬の言葉に、「なんで俺が男と付き合わなきゃいけないんだよ」と素っ気ない態度の恭一。今ヶ瀬の「キスして」という甘い言葉に見向きもしなかった恭一だが、一途な今ヶ瀬に少しずつ心を開いていく。しかし、恭一の昔の恋人・夏生(さとうほなみ)が現れたことで、ふたりの関係はすこしずつ変わり始めていく。さらにラストシーンでは、雨の音が切なく鳴り響く中、再びふたりの距離が近づく瞬間が映し出されている。『窮鼠はチーズの夢を見る』6月5日(金)公開
2020年02月17日水城せとなの漫画を実写化した映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が、2020年9月11日(金)に公開。関ジャニ∞の大倉忠義、成田凌が出演する。水城せとなの人気コミックを実写化原作は、水城せとなのコミック『窮鼠はチーズの夢を見る』と、その完結編『爼上の鯉は二度跳ねる』。サラリーマンの大伴恭一と、その大学の後輩・今ヶ瀬渉が主人公。同性愛を扱った作品で、セクシャリティを越え、人を好きになることの喜びや痛みを純粋に描き、多くのファンから支持を得た人気作だ。学生時代から「自分を愛してくれる女性」と付き合い、受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた大伴恭一。ある日、後輩の今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会すると、「昔からずっと好きだった」と突如想いを告げられ、今ヶ瀬の一途なアプローチに振り回されていくうちに、やがて恭一は胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく。大倉忠義×成田凌大伴恭一(大倉忠義)主人公・大伴恭一(おおともきょういち)。広告代理店に勤めているのだが、優柔不断な性格で不倫を繰り返す。それがきっかけで妻から浮気調査員を送られる。演じる関ジャニ∞の大倉忠義は『疾風ロンド』などにも出演し、『100回泣くこと』に続き単独主演を務める。今ヶ瀬渉(成田凌)恭一の大学の後輩・今ヶ瀬渉(いまがせわたる)は、浮気調査員として恭一の妻の依頼を受ける。恭一を好きになってはいけないと頭ではわかっていながらも、彼への想いを募らせ葛藤。大伴に、不倫の事実を隠す代わりに「カラダと引き換えに…」という条件をつきつける。今ヶ瀬渉役は『さよならくちびる』『カツベン!』の成田凌が担当する。“恋敵”役に、人気女性キャストが集結恭一と歩の恋を阻む“恋敵”役には、話題の女性キャストが集結。知佳子(咲妃みゆ)大倉忠義演じる恭一の妻役。演じる咲妃みゆは、元・宝塚雪組トップ娘役出身で、本作で映画初デビューを飾る。岡村たまき(吉田志織)岡村たまきは、会社の後輩で恭一に恋心を募らせている。演じるのは『チワワちゃん』でヒロインを務めた吉田志織。夏生(さとうほなみ)恭一の大学時代の彼女。演じるのは「ゲスの極み乙女。」のドラム・さとうほなみ。大伴知佳子(咲妃みゆ)恭一の妻。演じるのは元宝塚歌劇雪組トップ娘役の咲妃みゆ。井出瑠璃子(小原徳子)恭一の不倫相手。小原徳子を演じるのは『片腕マシンガール』の小原徳子。監督は行定勲監督を務めるのは、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』などを手掛けた行定勲。揺れ動く2人の男性の切なくも狂おしい恋を、繊細かつ大胆に描いていく。“エモい”セリフ入り6連ポスタービジュアルも場面写真とセリフを組み合わせた6種のポスタービジュアルが一挙に解禁された。恭一が今ヶ瀬を諭した「恋愛でじたばたもがくより、大切なことが人生にはいくらでもあるだろう」というセリフや、今ヶ瀬の度重なるアプローチに翻弄されていく恭一の心情が伝わってくる「こういう幸せも、あるんだろうか」「俺は、お前を選ぶわけにはいかないよ」など、狂おしい恋を予感させるエモーショナルなワードが、場面カットと共にデザインされている。なお、これらのポスタービジュアルとこれまで解禁されたポスター、原作者・水城せとなによるイラスト版ポスターは、9月4日(金)から9月20日(日)まで代官山 蔦屋書店、8月24日(月)から9月18日(金)まで六本木 蔦屋書店にて掲出予定なので、気になる人は要チェックだ。ストーリー7年ぶりの再会、突然の告白、運命の歯車が動き出す― 。学生時代から「自分を好きになってくれる女性」ばかりと受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一。ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、奇妙な同棲生活が始まった。ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていき・・・。しかし、恭一の昔の恋人・夏生が現れ、ふたりの関係が変わり始めていく。【詳細】映画『窮鼠はチーズの夢を見る』公開日:2020年9月11日(金) ※当初2020年6月5日(金)公開予定だったが延期となった。原作:水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」/「俎上の鯉は二度跳ねる」(小学館「フラワーコミックス α」刊)監督:行定勲脚本:堀泉杏出演:大倉忠義、成田凌、吉田志織、さとうほなみ、咲妃みゆ、小原徳子配給:ファントム・フィルム■オリジナルグッズ発売日:2020年9月11日(金)取扱店舗:上映される全国の劇場※一部除く<アイテム例>・ポストカード8枚セット 550円・巾着トート 1,000円
2019年02月15日