竹中直人と作・演出家の倉持裕による演劇ユニット「直人と倉持の会」が、3年ぶりに第2弾を上演する。第1弾では女優たちに囲まれて悩める男を演じた竹中だが、今回は、実力も個性も兼ね備えた男優たちと対峙。そこに紅一点で元宝塚トップスターの大空祐飛が登場する。タイトルは『磁場』。このユニークな顔合わせでふたりはどんな芝居を企むのか。【チケット情報はこちら】そもそもこのユニットは、竹中が倉持作品に惚れ込んだことから始まった。「倉持さんの作る世界には独特なムードがあって、観客としても演じる側としても、そのなかにいてとても興奮するんです」と竹中。竹中からアプローチを受けた倉持も、「竹中さん発信で始まったものなのでインディペンデントな感じがあって、ご一緒できるのは本当に楽しい」と率直に話す。普段から、一緒に映画を観に行ったり食事をしたりしながら、さまざまな話をしているそうだ。そして、そのなかからふたりでやりたいことを見つけていく。第2弾もそんなふうにスタートした。今回の発想の元となったのは、竹中が好きな映画『フォックスキャッチャー』。竹中に勧められて映画を観た倉持は、「そこに描かれている男の関係が面白くて、自分でも書いてみたいと思った」のだそうだ。そうして出来上がったのが、竹中演じる映画の出資者と若手脚本家を軸にした物語。過大な“期待”を寄せる男と、過剰な“期待”に押しつぶされそうになっていく男が、缶詰になっているホテルの一室で繰り広げる心理サスペンスである。「これまで竹中さんには書いたことのない、悪意を持った役を書きました。相手のために期待するのではなく、期待している自分が大事な男。片や作家も、作品ではなく相手を喜ばせることに夢中になっていく。そこには狂気が感じられると思うんですよね」と倉持。キャストは、若手脚本家に渡部豪太が扮するほか、映画関係者などに長谷川朝晴、菅原永二、田口トモロヲらが顔を揃え、女優役に大空祐飛が抜擢された。「これだけの個性的な人たちがどんなふうに稽古を重ね、変化していくのか。僕はそれがいちばん楽しみなんです」と竹中が言えば、倉持も、「なかなか珍しい組み合わせのキャスティングだと思うので、ほかでは観られない空気が出るんじゃないかと楽しみにしています」と期待する。「稽古を重ねていくなかで何かを感じていく。僕はそういう重なっていく時間が好きなんです」と竹中は言う。ましてや今回は緻密な心理劇である。まさしく重ねた時間だけ、それは面白くなっていくことだろう。公演は12月11日(日)から12月25日(日)まで本多劇場にて。その後大阪、島根、愛知、神奈川を巡演。なお、チケットぴあではインターネット抽選先行プレリザーブを東京公演は9月19日(月・祝)午後11時59分まで、愛知公演は9月28日(水)午前11時まで受付中。取材・文:大内弓子
2016年09月14日建替えのため8月7日をもって一時休業する渋谷パルコ パート1・3にて、休業前最後の10日間となる7月29日から8月7日まで、豪華アーティストによる展示や最終売り尽くしセール「ザ・閉店セール!」など様々なイベントが開催される。中でも注目したいのが、7月29日から8月7日までパルコミュージアム。渋谷パルコと縁の深い豪華アーティストによる展覧会を開催する。パルコミュージアムの最後の一幕として、“ラストダンス(Last Dance_)”をテーマにそれぞれのアーティストが展覧会に向けて制作した新作や、貴重な旧作からテーマに沿った作品などを展示する。絵画、グラフィック、ポスター、立体、写真、映像、音楽、衣装、エッセイなど幅広い分野の作品が集結する予定だ。また、会期中には出品アーティストをはじめ、渋谷パルコに関わりのあるアーティストたちによるトークショーやアートインスタレーション、ライブパフォーマンスなども行われる。参加アーティストは、伊藤桂司、井上嗣也、小沢健二、佐藤可士和、しりあがり寿、寺山修司、東京スカパラダイスオーケストラ、日比野克彦、森山大道、HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE、TOMATO、Ground Y (YOHJI YAMAMOTO INC.)12組。また、8月7日の最終日に開催される「渋谷公園通りメモリアルパレード~みんなで歩こう渋谷公園通り~」では、渋谷に思い出のある人々とともに公園通りを歩き、渋谷の街、公園通りの魅力を再発見するメモリアルパレードとなっている。また特設サイトでは、オンラインで渋谷公園通りパレード動画を自分でつくることができるコラボレーションアプリを公開。アプリで参加者が自分のアイコンを作成し、特設サイトで好きな年代を選択、オンライン上でオリジナルのパレード動画を作成することができ、SNSでシェアやダウンロードすることができる。パルコ劇場では8月7日まで、1990年8月から四半世紀渡り、同劇場で様々なキャストで読み継がれてきた朗読劇の金字塔「ラヴ・レターズ」を上演。8月1日の19時からはTOSHI-LOWと大空祐飛、8月2日の19時からは柄本時生と前田敦子、8月3日の19時からはや内道彦と木村佳乃、8月4日の19時からは風間杜夫と伊藤蘭、8月5日の13時からは森崎博之とシルビア・グラブ、8月6日の13時からは勝村政信とYOU、8月7日の13時からは渡辺謙と南果歩が出演する。価格はいずれも税込5,400円。これまで渋谷パルコにて度々開催されてきた、パワフルに自分を発信する女子クリエイターによる「シブカル祭」も「シブカル<夏>祭。2016~レッツ・ラスト・ダンス~」として開催。スペイン坂広場に出現する「シブカル特区。」に8月5日から7日まで、シブカルクリエイターによるアーティーな屋台に暑い夏にぴったりのケータリングや、ここでしか手に入らないオリジナルグッズ、ダンスパーティーなどなど、夏のひとときをシブカル色に染めるとっておきのプログラムを展開する。8月3日から7日まではギャラリーXにて、過去の「シブカル祭。」に参加した女子写真家5人による写真展を開催。“渋谷”をテーマに撮り下ろした写真作品の他、同展の開催に合わせて制作した限定オリジナルZINEも登場する。また、過去5回の「シブカル祭。」すべてに参加した愛☆まどんなとLyが巨大壁画制作に挑む「愛まとLyのウォールペイント」や、公園通り広場の特設スペースを舞台にしたフリーライブイベントなども行われる。シネクイントでは8月6日、7日に、過去の上映作品の中でも特に思い出深い作品を特別上映。シネクイントのオープニング作品である『バッファロー‘66』、及びパルコ出資作品『下妻物語』をワンコイン500円にて上映する他、クロージング作品で大ヒット上映中の『シング・ストリート 未来へのうた』も上映される新旧の傑作を味わう2日間となっている。その他、渋谷パルコに縁の深い東京デザイナーズブランドによるポップアップショップや、渋谷パルコに縁の深い著名人からのメッセージの公開なども行われる他、渋谷ポップカルチャーゾーン・ジブポップやTOKYO FM スペイン坂スタジオでもスペシャルイベントが開催される予定だ。
2016年07月29日村井良大、平方元基らが出演する舞台『SHOW ル・リアン』が、3月31日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕する。開幕を目前に控えた30日、舞台稽古が公開された。演出は本間憲一。舞台『SHOW ル・リアン』チケット情報作品は、夜毎ショーが開催されている“ル・リアンの館”に、ひとりの少年・タクミが迷い込んでくることからはじまる。少年とともに、観客も夢の世界に誘われていくような幻想的な雰囲気を纏ったショーだ。披露されるナンバーは『ショーほど素敵な商売はない』(アニーよ銃をとれ)、『Too Darn Hot』(キス・ミー・ケイト)、『All That Jazz』(CHICAGO)といった、スタンダード化しているミュージカルソングの数々。その王道ナンバーを、時にシックに、時にチャーミングに魅せていくのが、村井、平方ら人気若手俳優を中心としたメンバーだ。これまであまりショー作品への出演イメージのない彼らの個性が素敵に光り、なんとも温もりあるステージを作り上げている。村井はストーリーテラー的役割も担いつつ、後半の重要なタップダンスの場面もしっかりと見せ、平方は豊かな歌声を劇場いっぱいに届け、若手ミュージカルスターらしいきらめきを放った。さらにダンサー・大貫勇輔が『SINGIN’ IN THE RAIN』(雨に唄えば)でジーン・ケリーもかくやといったダンスを披露したり、元宝塚トップスター・大空祐飛はジャズのスタンダードナンバー『Stardust』でオーラ全開のディーバの顔を見せたと思えば、真っ赤なミニドレスでキュートなペアダンスを披露したり……と、出演者それぞれの魅力が存分に楽しめるショー。演出を手がける本間が日本を代表するタップダンサーということもあり、タップダンスも重要な要素で、HIDEBOHの印象的なソロ・タップ、出演者全員の迫力のタップも見どころだ。そして本作のテーマ曲の作曲も手がけた14歳の天才ピアニスト、奥田弦の超絶テクニックも必見。郷愁を誘うスタンダードナンバーを繋げ、奇を衒わず丁寧に作り上げたた舞台は、古き良きショー作品の趣きだが、奥田とタクミ役の松本拓海というふたりの少年の存在が、エンターテインメントの未来の輝きを予感させる。ショー作品の原点と未来を同時に体感できる、上質のステージである。公演は4月3日(日)まで同劇場にて。その後、4月5日(火)・6日(水)には大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。
2016年03月31日日本を代表するタップの名手でもあり、演出家・振付家としても活躍する本間憲一が贈る、エンターテインメントショー『SHOWル・リアン』。村井良大、平方元基、青柳塁斗、大貫勇輔ら若手実力派たちと、本間の盟友でタップダンサーのHIDEBOH、元宝塚トップで現在は独自の個性で活躍中の女優・大空祐飛らベテラン陣とのタッグで綴る本作。さらに「雨に唄えば」「ショーほど素敵な商売はない」などスタンダードナンバーの数々を生演奏で盛り上げるのは、14歳の天才ピアニスト奥田弦だ。その内容について、本間と大空に聞いた。『SHOW ル・リアン』チケット情報舞台はヨーロッパの山中にたたずむ館〈ル・リアン〉。そこではオーナーであるMC(HIDEBOH)主催のライブが日々開かれていた。ある日、館を訪れた引っ込み思案の少年たくみ(松本拓海)は、ディーバ(大空)や出演するキャストたち、ピアニスト(奥田)らが繰り広げる華やかなステージに釘付けになる。オーナーのもとで研鑽中の次期MC(村井)が優しく見守るなか、たくみの心に変化が生まれて……。本間が本作へ込めたテーマは"絆"(フランス語でル・リアン)。往年のミュージカルの名曲を散りばめて未来へとそれをつなぎ、未来を担う若手スターへは、先人たちが培ってきたショーの精神を託したいという。「『サウンド・オブ・ミュージック』や『雨に唄えば』など名作ミュージカルの音楽は、聴くだけで楽しくなる曲がたくさん。だからこそスタンダードナンバーとして愛されているし、いま改めてそんな曲を盛り込んだショーを作りたいと思ったんです」という本間。往年のミュージカル映画には女優もタップを踏むシーンが多く登場するが、それは本作での大空も同様だ。「今まであまりタップの経験がなかったので、今回が初挑戦のようなもの。必死に練習しています」と笑いながらも、「スキップしながら怒れる人がいないように、タップを軽快に踏んで暗い気持ちになる人はいないのでは。そこに、本間さんの作る素敵なステージの秘密があるような気がします」と大空は話す。「村井くんや平方くんの、いつもとはちょっと違う表情を引き出したいなと思いながら脚本を書いたんですよ。大空さんにも、クールな雰囲気は大切にしつつ、伝説の(!?)『大空先生』のシーンを設けてみたりね」と本間がいたずらっぽく言うと、大空も「眼鏡をかけてビシビシいってみましょうか(笑)」と乗り気の様子。「ショーって華やかだったり笑えたり、出る人も観る人も皆がハッピーになれるもの。大人の方が観て楽しめるエンターテイメントを目指せれば」と話す大空に、大きくうなずいていた本間。魅力的なキャストたちがそろって放つショーの本番を、今から楽しみに待ちたい。公演は3月31日(木)から4月3日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、4月5日(火)・6日(水)大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文佐藤さくら
2016年02月19日オムニバス短編映画『TOKYO CITY GIRL』のヒロイン決定オーディションが17日、都内で行われ、女優の飯田祐真(19歳)がグランプリに選ばれた。新進気鋭監督と若手女優がタッグを組む本作は、2015年に公開された『TOKYO CITY GIRL』の第2弾。今秋に公開予定の2016度版は、マイナビが運営する「マイナビウエディング」、「マイナビ賃貸」、「マイナビバイト」とコラボレーションする。「マイナビウエディング」ヒロインの座をかけた最終オーディションには、応募者1,600人の中から書類選考を通過した10人が参加。審査員を務めた山田能龍監督らの前で、ナチュラルな演技を披露した飯田は、「絶対にこの役をとってやろうと思っていたので純粋にうれしい」と大感激。また、モデルの金城茉奈が、2代目「マイナビウエディング」ガールに選ばれ、「CMに出たいと思っていたのでうれしい。感激です!」と喜びを語った。グランプリの飯田は、女優としてドラマ『チア☆ドル』(ABCテレビ 関西地区のみ放送)に出演したほか、モデル、写真家など多岐に渡って活動中。オーディション終了後は、「前作の女優さんたちが実力派だったので、その仲間入りができてうれしい。私が出るからには、良い作品にしたい」と力強く語り、「この映画を機にステップアップして、自分の色を出せる女優になりたい」と笑顔で意気込んだ。また、イベント合間には、本作の男性出演者として発表されたモデルでタレントの栗原類、元「テラスハウス」メンバーで俳優の宮城大樹が登場。「女性を力強く繊細に描く作品」とアピールした栗原は、「僕もお芝居を始めて間もないけど、作り込まず自然に見せることが重要。オーディションに受かったということはチャンスが来たということ。このチャンスをものにして、更なる道に進んで頑張ってほしい」と祝福しながらエールを送った。
2016年01月18日宣伝のチラシに「言葉と身体と音楽が入り混じる、観たことのない舞台空間」とあった『死刑執行中脱獄進行中』。『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる荒木飛呂彦の短編漫画を舞台化したその作品は、確かにその謳い文句通りの驚きに満ちた世界を見せてくれた。原作の『死刑執行中脱獄進行中』は、死刑宣告を受けた男が監獄に入ると、調度品など施設のすべてが男を処刑しようとうごめき出す物語。そこから脱出しようともがくほどに苦しめられるという、誠に不条理で非現実的な世界が展開していく。舞台ではこれに、同じく短編漫画『ドルチ』で描かれたヨットでの物語が加わって、檻のなかと海の上が行き来する、より不可思議な空間が出来上がった。幕が開いて目に飛び込むのは、吊り下げられた白い布と、白とブルーのダズル迷彩の布をまとったテーブル、チェア、チェスト、ソファ、バスタブ。そこは仕切りのない空間だが、森山未來がマイムで見えない壁を表出させ、森山扮する男がそこに閉じ込められていることをわからせる。果たして、この家具たちがどのようにして男を苦しめるのか。その仕掛けは、まさに演劇的であった。家具のなかから同じダズル迷彩の布をまとったダンサーが現れ、思わぬ動きで男を翻弄していくのである。言葉はほぼない。ときおりダンサーが、原作の一節を朗読するように声にするだけだ。その淡々とした空気と、動きに合わせてバンドが鳴らす音が、恐怖を掻き立てる。やがてヨットが舞台に現れる。その見事さは、緻密に計算され稽古を積み重ねた、ダンサーたちの動きの賜物だ。そこに登場する赤いワンピースを着た初音映莉子の存在感も鮮やかである。男は、この女にも嵐にも翻弄されながら、また一転、監獄に戻っていく。圧巻は、その後、監獄で待ち受けている家具と男の攻防が激しさを増していく場面だ。家具は男の居場所を取り上げ、文字通りに男の身体を振り回し、傷めつける。そこで森山が、初音が、ダンサーたちが表現しているのは、言葉を含んだ動きだ。構成・演出・振付の長谷川寧を筆頭に、全員で試行錯誤を繰り返したことが手に取るようにわかる。森山は言う。「さまざまなプロセスを経てクリエイションしてきました。そのプロセスは本番が始まっても続くと思います」。演劇とダンスが融合したときの創造と想像の強さを、ぜひ体験してほしい。東京・天王洲 銀河劇場にて11月29日(日)まで上演。その後、全国を巡演。地方公演のチケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年11月25日WDIはEGGS ’N THINGS JAPANとのフランチャイズ契約のもと、12月10日に「エッグスンシングス ららぽーと立川立飛店」(東京都立川市)、12月14日に「エッグスンシングス ラゾーナ川崎店」(神奈川県川崎市)をオープンする。「エッグスンシングス」は1974年にハワイで誕生したカジュアルレストラン。"All Day Breakfast"をコンセプトに、朝に限らず、昼・夜でもボリューム感のあるブレックファーストメニューを提供している。国内店舗では、料理は朝食アラカルトを中心としたボリューム感のあるグランドメニューを用意。17時以降のディナータイムには、ハワイを感じられるロコフードや、ボリュームのあるアメリカンな料理なども販売する。ららぽーと立川立飛店は国内15号店目で、西東京エリアでは初出店。「三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛」(東京都立川市)の芝生公園に面した開放的なレストランゾーンに位置しており、公園のにぎわいを感じながら食事を楽しめるという。ラゾーナ川崎店は、JR川崎駅直結の大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」(神奈川県川崎市)にオープン。広々としたルーフトップテラスの店舗では、落ち着いて食事ができる。営業時間は、どちらも9時~22時(ラストオーダーは21時30分)。席数は、ららぽーと立川立飛店が104席、ラゾーナ川崎店が110席。
2015年11月19日ラサール石井が原案・作詞・演出、哀川翔が主演のミュージカル『HEADS UP!』が、11月13日にKAAT 神奈川芸術劇場ホールにて開幕。前日に同会場でゲネプロ(公開リハーサル)が行われた。ミュージカル『HEADS UP!』チケット情報同作は、バックステージで働く舞台スタッフにスポットを当てた新作オリジナルミュージカル。哀川や橋本じゅん、中川晃教ら豪華キャストに加え、M&Osplayプロデュースの舞台「虹とマーブル」やNHKのコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント」を手掛ける倉持裕が脚本、一世風靡セピアや劇団☆新感線、「Endless SHOCK」などを手掛ける川崎悦子が振り付けを担当するなど、舞台好きにはたまらない作品だ。ゲネプロ前の囲み取材で、ラサールは「10年間、私の頭にあったものが、優秀なスタッフと素敵なキャストのおかげでなんとか現実のものになったのは非常に感慨深いですね」と笑顔。本番を前に哀川が「ミュージカルは初めてなので、かなり緊張をしています。明日、本番ですか?」と漏らすと橋本が「別の日にします?」と返すなど息はピッタリ。相葉裕樹は「裏方さんの役をやりますと、表に立たれる方も裏で舞台を支える方も本当に同じ気持ち――舞台を成功させたいという気持ちで臨まれているのだなと改めて感じて。明日が楽しみです」、宝塚歌劇団出身の大空祐飛は「私はずっとミュージカルをやってきたんですけど、すごく新鮮なミュージカルだなと思って。楽しみにしています」と語った。また、作詞もラサールが担当。橋本が「詞がいいので一言一句お客さんに伝えたいなって思いますね」と絶賛した。取材中は終始賑やかで、哀川が「隙を盗んで(劇中で)バク宙をしたい」と言い出すと、ラサールをはじめ共演者全員で止めるなど、随所にチームワークの良さが見えていた。舞台は、ステージ上にほぼ何もない状態からスタート。普段、客席からは観ることのできない大道具のセット組みから照明、音響、衣装、制作、小道具、演出部などの本番前、本番中、本番後の姿が描かれていく。幕を開けるために必死で準備する人々を誰もいないはずの客席から観る、という不思議な感覚が楽しめる。また、客の立場としても思わず「そうそう!」と言いたくなる“舞台あるある”も満載。気付けば今自分が観ている舞台、セット、裏で支えている人々、そしてキャスト、客としての自分、会場というものを一つ一つ意識し、「舞台」がより愛おしく感じられはずだ。11月23日(月・祝)までKAAT 神奈川芸術劇場ホールにて。その後、兵庫、北海道、岡山を巡演。取材・文:中川實穗
2015年11月18日俳優・玉山鉄二が主演する連続ドラマ『誤断』がWOWOWで11月22日からスタートすることが22日、明らかになった。原作は『複合捜査』『アナザーフェイス』シリーズなどで知られる社会派作家・堂場瞬一のヒューマン・サスペンス。物語は薬害事件を抱える大手製薬会社を舞台に、法の網をかいくぐっても会社の繁栄と存続を優先する昭和の企業人、巨大企業の利益のために犠牲となった被害者たち、そして上司の命令に従いながらも会社と被害者との間で揺れる平成の会社員、といったさまざまな立場の人々がそれぞれの思惑と共に入り乱れる群衆劇。玉山は、副社長の命令で不祥事の隠蔽に手を染め、良心と社命の間で苦悩する社員・槙田を演じる。NHKの連続テレビ小説『マッサン』以来の連続ドラマ単独主演となる。原作の堂場氏は「警察小説を多く書いている中で、今回は真っ向から『会社』というものに挑んだ作品でした。人は誰でも何かしらの組織の中で生きているわけですが、順風満帆の人よりも『これでいいのか』という忸怩たる気持ちを抱いている人の方がはるかに多いでしょう。私も書いている中で、登場人物たちに感情移入して悩みました。このドラマでは、渦巻く葛藤がさらに強く描き出されるはずです。それを見守っていただければ幸いです」と映像化に大きな期待を寄せている。出演はほかに蓮佛美沙子、大空祐飛、柳葉敏郎、小林薫、泉谷しげる、中村敦夫。脚本は『マッサン』を手がけた羽原大介。ドラマ『誤断』はWOWOWプライムにて11月22日(日曜 22:00~)スタート。全6話(第1話無料放送)。
2015年09月23日「アナザーフェイス」シリーズや「複合捜査」などの作品で知られる作家・堂場瞬一の社会派ヒューマンサスペンス小説「誤断」(中央公論新社刊)が、玉山鉄二を主演に迎え、WOWOW連続ドラマWで映像化されることが決定した。舞台は薬害事件を抱える大手製薬会社。長原製薬の広報部員・槙田高弘(玉山鉄二)は、通勤途中、駅で飛び込み自殺に遭遇。数日後、副社長の安城隆雄(小林薫)に呼び出された槙田は、あの自殺事件に自社の薬品が関係している可能性があることを告げられ、警察に探りを入れる。今、業績不振にあえぐ長原製薬にとって外資との合併交渉が破談になると致命傷になりかねない。婚約者で安城の秘書・森田真弓(蓮佛美沙子)に自らの極秘任務を話せない槙田。そんな中、検死の結果報告に渦中の薬品の成分が記載されていることを知る。厚生労働省への報告義務がある中、安城が槙田に下した判断は、被害者遺族との示談と薬害の隠蔽であった。会社の命運を背負い困惑する槙田は、合併後に安城が排除しようとしている社長派の顧問弁護士・高藤辰美(柳葉敏郎)に助けを求めようとしてしまう。果たして、槙田は会社の利益のために自らの手を汚してしまうのか…。法の網をかいくぐってでも会社の繁栄と存続を優先する昭和を生きた企業人、巨大企業の利益のために犠牲となった被害者たち、そして、上司の命令に従いながらも会社と被害者との狭間で揺れる平成を生きる会社員。さまざまな人々の思惑が交錯する群像劇の中で、隠蔽工作を指示された若手社員が企業の闇に飲み込まれていく様を描く。本作は、問題が巣くう企業とその関係者に焦点を当てることで“昭和と平成”、新旧の異なった価値観が同居する「現代」という時代の構造を浮き彫りにする。今回の主演に抜擢されたのはNHK連続テレビ小説「マッサン」以降、連続ドラマ初単独主演となる玉山鉄二。副社長から不祥事の隠蔽を指示され、良心と社命とのはざまで思い悩む若手社員・槙田を好演する。槇田の恋人役には、数々の映画やドラマに出演し、今月最終回を迎えた「37.5度の涙」(TBS)など立て続けに連続ドラマの主演を務め人気上昇中の女優・蓮佛美沙子。さらに、宝塚退団後も目覚ましい活躍を見せる大空祐飛が連続ドラマに初出演し、謎の女を演じる。また、槙田の良き相談相手で製薬会社の顧問弁護士役に柳葉敏郎、企業に人生を捧げた副社長役を「恋仲」(フジテレビ)や「天皇の料理番」(TBS)など数々のドラマや映画に出演する小林薫、そのほか、泉谷しげる、中村敦夫ら豪華実力派キャストが集結。脚本は『フラガール』や「マッサン」を手掛けた羽原大介。主演の玉山と再びタッグを組むことになる。原作の堂場氏は「映像化は難しい作品だと思っていたので、正直、何というチャレンジかと驚きました。これまで何度も書いてきた「組織」に改めて焦点を当てた小説なのですが、警察小説だと事件が絡んで派手な展開にするのも可能なのに対して、「会社」が舞台の場合、動きが地味になりがちだからです。この地味で気が重くなる小説がどんな映像作品に仕上がるのか、いまから楽しみにしています」と映像化決定の喜びをコメント。さらにプロデューサーの堤口敬太は「玉山鉄二さんは、クールな役から熱い役まで幅広く演じられている上に、誠実さをも兼ね備えていらっしゃる役者さんです。さらにさまざまな人々の思惑の中で葛藤する主人公の複雑な感情を丁寧に表現していただけると思い、本作の主人公・槙田役でオファーさせていただきました。また、連続ドラマ小説『マッサン』以降、初の連続ドラマ単独主演となる上、『マッサン』とは真逆の役柄、会社の不正に手を染めてしまうかもしれない現代の平成の会社員役をどう演じてもらえるか楽しみです」と玉山さんの起用理由を語った。会社の隠蔽事件に巻き込まれ、被害者遺族と会社との間で揺れながら向き合っていく。社会正義か会社の利益か。様々な役を演じてきた玉山さんの演技に今回も注目を集めそうだ。連続ドラマW「誤断」は11月22日(日)22時よりスタート(全6話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2015年09月22日ラサール石井原案・作詞・演出、倉持裕脚本、玉麻尚一作曲、川崎悦子振付の新作ミュージカル『HEADS UP!』が11月、KAAT神奈川芸術劇場で初演される。劇場で働くスタッフたちを描くバックステージものだ。主役のベテラン舞台監督をミュージカル初挑戦で演じる哀川翔に、現在の心境を聞いた。ミュージカル『HEADS UP!』チケット情報10年以上、本作の構想を温めてきたというラサールからオファーされ、「最初は断った」と笑う哀川。「そもそも俺、稽古が大嫌いなの。舞台の稽古って、色々なことが決まらないまま続くじゃん。1回試したら次は本番、みたいなのが俺は好き。ただ、稽古がいっぱいあるってことは、俺みたいなバカでも台詞覚えられるわけだからね。ミュージカルをやるなんて自分では想像していなかったけれど、信頼するラサールさんが『大丈夫』って言うし、周りはミュージカルのプロばかりだから、なんとかなるだろう、と」。何もない舞台から始まり、大道具の搬入や美術の立て込み、照明・音響の仕込みなどを観客に見せて、最後は何もない空間に戻るという本作。その中で、スタッフたちの様々な人間模様が描かれていく。「とある人気ミュージカルに、俺が演じる舞台監督の元嫁の女優(大空祐飛)が出演することになる。でも俺はその現場で働いているわけだから、まあ色々あるわけだ。さらにそれが、若い舞台監督(相葉裕樹)の初仕事でもあって……。次々にトラブルが起きてスタッフたちが慌てるのが、観ている人には面白いんじゃないかな。だってみんな、他人の不幸って『俺じゃなくて良かった』なんて思いながら楽しむでしょ?(笑)」このほか、橋本じゅんと入野自由が大道具、青木さやかが制作、中川晃教が劇場さん……と、ほとんどの出演者が裏方なのもユニークだ。「これまでもマネージャーとかプロデューサーとか、そういう役も演じてきたけど、結局、表は地上、裏は地下にいるとはいえ、同時進行。同じ方向、同じエネルギーで進んでいかないといけない。そういう意味では全く違うとは思わないかな。それにしても、舞台の仕込みって本当に早い。すごいよね」。その仕込みを、キャストたちが実践する様子も必見だろう。昨年、芸能生活30周年を迎えた哀川。「ライブがめちゃくちゃ好きだから、来年は一度原点に戻ってライブハウスを回りたいと考えているんだけど、『HEADS UP!』はそことのジョイントにもなりそう」と意気込む。初めは断った今回の出演だが、やるとなったらとことんやるのが哀川流なのだ。「自分でやると言ったわけだからね。やるまではむちゃくちゃ考えるよ。でも、人生を振り返って、やっておけばよかったっていうことは一回もないし、止めときゃよかったというのも一回もない。稽古は嫌いでも本番になればこっちのものだし、舞台って、何があっても始まったら終わるから、そこが良いんだよね」。11月13日(金)から23日(月・祝)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。 その後、兵庫、北海道、岡山を巡演。取材・文:高橋彩子
2015年08月28日普段は裏方で公演を支えている舞台スタッフたち。そんな彼らにスポットを当てたのが、このミュージカル『HEADS UP!』だ。ラサール石井が原案と作詞・演出を担当し、劇作家でドラマの脚本も手掛ける倉持裕が脚本を書き下ろし。石井と長年の友人である哀川翔が主演を務め、若手実力派の相葉裕樹、劇団☆新感線の橋本じゅん、元宝塚トップスターの大空祐飛、さらにミュージカル界のスター中川晃教ら、豪華な顔合わせが実現した本作。その製作発表が8月17日、都内の劇場で行われた。ミュージカル『HEADS UP!』チケット情報物語は、おなじみの“あのミュージカル”が、無事に1000回目の公演を終えたところから始まる。ところが主演の老俳優のひと言で、急きょ地方の古い劇場で1001回目の上演が決定。予想外の出来事に、当然セットも廃棄済み。舞台監督の加賀美(哀川)や新人舞台監督の新藤(相葉)、大道具の久米(橋本)らの悪戦苦闘が始まる…!学生時代にミュージカル研究会に所属していたという石井は本格ミュージカルが作れるとあって「ようやく夢が叶う」と笑わせながらも、「舞台で輝いているのは僕ら表に出る側かもしれないけれど、それは支えてくれている人たちがいるから。何の仕事であれ、“見えるもの”は、“見えないもの”に支えられているということを伝えたい」と意気込みを語った。一方、以前に舞台に出た時「死ぬ思いをした」という哀川は、今回も「死ぬと思ったけど、石井さんを信頼するしかない。昔は(一世風靡セピアとして)歌ったり踊ったりしていたので、本来はそちらのほうが得意なはず」と、独特の哀川節で心中を吐露し、会見を盛り上げた。相葉が「舞台の“仕込み”と“バラシ”と共に展開する斬新なミュージカル。今からスタッフさんの動きをチェックして役づくりしたい」とさわやかに語ったのとは対照的で、役柄通りのふたりの関係性が、どう舞台に表れるのかにも注目だ。「歌はアッキー(中川)たちにお任せして、哀川さんと僕は心の叫びを表現できれば」(橋本)、「裏方さんの細やかな心遣いがあってこそ舞台が成り立つと感じてきたので、本作も楽しみ」(大空/女優役)、「スタッフは(表に出る者と同じくらい)命を捧げて仕事をしているから、物語になりうるんだなって」(中川/劇場スタッフ役)などと、それぞれに語ったキャスト陣。また大道具スタッフを演じる入野自由は「ゆとり世代の役なので、先輩たちに関わってどう変わるかを演じたい」、同じく芋洗坂係長は「ずっと石井さんの舞台に出たかったので嬉しい」、哀川の長女で親子初共演となるMINAMI(衣装助手役)は「台本が面白くてあっという間に読み終わってしまいました」と興奮気味。また制作役の青木さやかも、舞台出演中のため音声で「実力派の皆さんの足を引っ張らないよう頑張りたい」とコメントを寄せるなど、オリジナルミュージカルの開幕に期待が高まる会見となった。公演は11月13日(金)から23日(月・祝)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。取材・文佐藤さくら
2015年08月25日本日から順次DVDリリースされる歴史アクション大作『岳飛伝 -THE LAST HERO-』で主演を務めたホァン・シャオミンのインタビューコメントが届いた。その他の写真本作は、日本でもファンの多い『水滸伝』の“その後”を描いたもので、岳飛が忠義をつくし、あらゆる逆境にひるむことなく立ち向かい、祖国の未来を自分の手で切り拓いていく様を描いた歴史スペクタクルドラマ。庶民に慕われながら大軍を率いるまでに成長していく岳飛の半生をスリリングなドラマ、アクロバティックなアクション、大量のエキストラを投入して撮影された合戦シーンを交えて描いていく。ホァン・シャオミン自身も「僕にとってずっと崇拝し、尊敬してきた大英雄」と語るように、本場中国では大人から子供まで誰もが知るほどの偉大な存在の岳飛。その魅力を「強靭さ、知恵と軍事的才能、また人として控えめなところ、これらはすべて人心を掴むことが出来る岳飛の魅力です。彼の妻・母及び子どもたちにとても献身的な精神を持ちながらも、絶えず国家を第一に置いたことで、まさにこの覚悟こそが岳飛を作り上げたのだと思います」と分析する。国に尽くし、難関辛苦を乗り越えてきた岳飛だが、最後は官僚・秦檜の謀略によって、罪もないまま処刑という悲劇の死を迎えてしまう。「僕は正義が悪に負けたとは思っていません。当時の社会があのような状態だったからです。岳飛の精神は滅びず、さらに後世にまで影響を与えています。岳飛は辛い運命が待ち受けてますが、彼の意思は多くの人を立ち上がらせました。これは岳飛の功績といっていいと思います」。総製作費32億円を投じ、ハイビジョンで撮影された見応えある合戦シーンも見どころのひとつの本作。鍛え上げたその肉体美でスタントなしの華麗な殺陣を披露したホァン・シャオミンだが、撮影中は生傷が絶えなかったという。体を張り、自らも「どのアクションシーンも素晴らしい」と太鼓判を押す、その迫力あるアクションに注目だ。『岳飛伝 -THE LAST HERO-』発売中毎月リリースあり発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント提供:NBCユニバーサル・エンターテイメント/BSジャパン
2015年06月03日どの舞台でもキラリと光る個性が魅力の大空祐飛が、ドイツのベストセラー作家フェルディナント・フォン・シーラッハの最新作(翻訳書名『禁忌』)を世界で初めて舞台化する『TABU』に挑む。刑事事件弁護士であるシーラッハのこれまでの作品は、本屋大賞に選ばれるなど日本でも人気が高く、大空も、まず原作の不思議な世界観に惹かれたと言う。「頭脳プレーと感覚的な世界が共存しているような、理数系と文系が融合された緻密さを感じます。今まで触れたことのない感覚ですね。そこが非常に魅力的で面白いなと思いました」。『TABU』タブー ~シーラッハ 禁忌より~ チケット情報大空が演じるソフィアは、写真家として成功するものの、若い娘を誘拐、殺害した容疑で逮捕される名家の御曹司セバスチャンの恋人。幼い頃に父を亡くし、母の愛も失ったセバスチャンにとって、ソフィアは特別な存在だ。彼女は彼を救うため、弁護士ビーグラーと共に真実を探し求める。「小説の文章から受ける印象では、ソフィアはとても魅力的です。モノクロ写真のように、暗いスタジオに光が射し込んで、そこに輪郭が溶け込んでいるような柔らかさと言うか、独特の美しさを持つ女性で、セバスチャンと同じフィルターを通して物を見て、彼を理解しようとします。自分がそうなれるかは置いておいて(笑)、演じるのはとても楽しみです」。セバスチャン役にはジャニーズJr.の真田佑馬、ビーグラーはベテラン橋爪功が演じる。ふたりとは初共演だが、配役の妙も楽しめそうだ。「異色ですよね(笑)。違う色同士が混ざってどんな色になるのかも面白いところだと思います。真田さんが、不思議な魅力を持ったセバスチャンという役をどのように作られるか。それによって、私も彼に共感し理解していくソフィアを作っていきたいですね。橋爪さんはシーラッハの『犯罪』と『罪悪』を朗読されたことがあって、原作の面白さも理解されているので心強いです」。カンパニーに溶け込むのに時間がかかるという大空にとって、演出家を含め、周囲とどんなコミュニケーションが取れるかも気になると言う。「演出の深作(健太)さんとも初めてですが、気さくな方でホッとしました。稽古では、相手の方を知っていくことでお芝居がスッと馴染んだりするので、緊張感も楽しみながら、うまくコミュニケーションを取りたいです」。公演は6月5日(金)から14日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。その後、愛知、石川、兵庫、福岡、北海道、宮城を巡演。取材・文:原田順子
2015年06月02日『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家・荒木飛呂彦の短編漫画『死刑執行中脱獄進行中』が森山未來の主演で舞台化されることが決まった。荒木作品が舞台化されるのは今回が初めて。『死刑執行中脱獄進行中』は、投獄されて理不尽な扱いを受ける死刑囚が脱獄を試みる密室サスペンス。1995年「スーパージャンプ」で発表され、後に発売された短編集に表題作として収められている。初めての舞台化に荒木は「予測できない期待感と楽しみがあります」とコメント。一方主演の森山は「荒木飛呂彦さんの持つ唯一無二の様式美を、身体、テキスト、音楽、照明、映像、衣装など、現代の舞台芸術が持ち得るかぎりの要素を総動員して、演出家、ダンサーをはじめとする素敵なクリエイター達と有機的に具現化していくつもりです。この舞台が演劇なのか、ダンスパフォーマンスなのか、ジャンルレスなインスタレーションなのか。それは観劇後のあなたの選択にお委ねします」とコメントを寄せている。構成・演出・振付は演劇ユニット「冨士山アネット」の主宰・長谷川寧。11月に東京・天王洲 銀河劇場で上演された後、12月には全国でも公演。
2015年05月18日構想7年、総制作費32億円を投じた壮大なドラマ『岳飛伝 -THE LAST HERO-』のDVDが6月3日(水)から順次リリースされることが決定した。中国では誰もが知る伝説の英雄、岳飛を主人公に描かれる歴史スペクタクルドラマだ。『岳飛伝』映像本作は、日本でもファンの多い『水滸伝』の“その後”を描いたもので、岳飛が忠義をつくし、あらゆる逆境にひるむことなく立ち向かい、祖国の未来を自分の手で切り拓いていく様が描かれる。ドラマでは庶民に慕われながら大軍を率いるまでに成長していく彼の半生をスリリングなドラマ、アクロバティックなアクション、大量のエキストラを投入して撮影された合戦シーンを交えて描いていく。『ラスト・シャンハイ』のホァン・シャオミンが岳飛を演じ、シャオ・ピン、ユー・ロングァン、ウー・ショウポー、リウ・シーシーらが出演。『ホビット』『アバター』のWETAデジタルがVFXを手がけている。DVDは6月3日(水)に1話から10話までが収録されたボックスセットがリリースされ、同日よりレンタルも開始になる。『岳飛伝 -THE LAST HERO-』DVD-SET1 (5枚組/1~10話収録)16000円+税6月3日(水)リリース※レンタルも同日より開始※以降、毎月リリースあり発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
2015年03月20日『ジョジョの奇妙な冒険』を描いた漫画家の荒木飛呂彦先生は、自分でもビックリするくらい記憶力がないと語っていたが、記憶力がないことで、一度見た映画や本を始めて見るように何度でも楽しめ、感動できたりと、頭がからっぽになることで、新しいものをどんどんまた詰め込んでいけるという。そんな荒木先生のクリエイティブさが裏付けられたかのような研究結果があった。最新の研究によれば、クリエイティブな忘却のプロセスには長い抱卵期間など必要なく、多かれ少なかれリアルタイムに起こるものなのだそうだ。これをマイクロインキュベーション、より正式には抑制(inhibition)という。一連の実験によって、カリフォルニア大学の心理学者ベンジャミン・ストーム氏とトリシャ・パテル女史は、新しいアイデアをブレインストーミングするその行為が古いアイデアが脳裏に浮かぶことを防ぎ、さっと忘れてしまうことによって創造性が向上することを実証した。「この調査結果は、思考と忘却は本質的に結びついていることを示唆する。つまり、新しいアイデアを考えることで古いアイデアを忘れさせている。また、こうした忘却はクリエイティブな思考を行う能力を向上させるうえで、不可欠な役割を果たしている可能性もある」と、ストーム氏とパテル女史は『ジャーナル・オブ・エクペリメンタル・サイコロジー』に掲載された論文において結論付けている。クリエイティブな忘却を試験するために、まず彼らは創造的な固定観念を再現した。これは被験者に八つの身の回りの品々(新聞など)を見せ、品ごとに基準となる典型的な利用方法(ギフトの包装など)をリスト化している。半分の品については、被験者に1分間でできるだけ多くの他の利用方法を考えるよう指示した。これは”別用途課題”と呼ばれる創造性を試験する標準的な手法だ。新聞の再利用を例にとろう。「猫のトイレ」という”別用途”を思いつくためにはまず、「包装紙として」 という”基準用途”を打ち壊す必要がある。研究者の狙いは、クリエイティブな頭が固定観念を抑制するため、これが物忘れをさせるほど強いものなのかどうか確認することだ。そのため実験の最後には、被験者に基準用途(包装紙)を思い出すように求めている。これによってインキュベーション(アイデアの育成段階)の様子を垣間見ることができた。多くの別用途を思いついた被験者は、単にリストを読んだだけで他の用途を挙げなかった被験者に比べ、忘れた基準用途の数が多かった。言い換えれば、猫のトイレをひらめかせる何かは、頭がギフトの包装のことをもう思い出せないほど完全に忘れ去らせてしまうということだ。研究チームはこれを”思考誘発型忘却”と呼んでいる。抑制の効果は、被験者がどれほどクリエイティブであろうとするかに関係なく起きた。思考誘発型忘却は、猫のトイレといった普通の用途であれ、紙のガウンといった変わった用途であれ、別用途を思い浮かべるよう指示された被験者においては実際に起こる。だが注目すべきは、変わった用途を思い浮かべようとした被験者ほど回想の成績が悪かったことだ。まるで、オリジナリティーの高い抑制には余計な精神エネルギーが必要なようだ。この最初の結果を受けて、さらに実験が続けられた。ある実験では思考誘発型忘却は非常に強力で、基準用途を思い出す際にヒントを与えられていても起きていることが明らかとなった。また、別の実験では、被験者が基準用途から考えを発展させた場合は思考誘発型忘却の兆候が見られなかった。この結果は、抑制は固定観念とインスピレーションを区別できることを示唆している。最後の仕上げとして、全ての実験結果を統合して分析が試みられた。その結果、別用途を思い浮かべたことで忘却した度合いが大きい被験者は、忘却数が少なかった被験者よりも著しくクリエイティブ度の成績が高いことが判明した。そして、潜在的に固定観念となる要素を抑制することで、「より多様かつオリジナルな検索スペースを探索し、創造性に富んだ用途を思いつくことができる」と研究チームは結論した。ただし、科学的な観点から見ると、この実験は完璧なものではない。被験者数が少な過ぎるうえ、そもそも”別用途課題”は創造性の指標として根拠に乏しいと批判されているのだ(新聞を紙のガウンになど、ばかげているといった具合だ)。また、この結果が本当に抑制の現れと言えるのかはなはだ不確かである。被験者は新しいアイデアを考えるために古いものを遮断したのかもしれないし、あるいは新しいアイデアを考えるプロセスが古い記憶を妨げるのかもしれない。一般的な視点からは、こうした実験結果をどう生かせばいいのかよく分からない。思考の堂々巡りに陥ったら休憩をとるのだとしても、一体どうすれば固定観念を抑制する能力を鍛えることができるのだろうか? その意味では、この研究は実践的ではなく、創造性に関する理論的な説明を行ったにすぎない。だが、そうした欠点を除けば、興味をそそられる研究であり、クリエイティブなプロセスの理解を一歩進めたものだろう。また、せっかくいいアイデアを思いついたのに、書き留めなかったばかりに忘れてしまったことのあるアイデアマンにとっては、ちょっとした慰めにもなるはずだ。きっと優れたアイデアを忘れてしまうことよりも悪いことがある。それはひどいアイデアを忘れられずに、優れたアイデアを阻害してしまうことではないだろうかカラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年03月17日現在漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の人気漫画『ハイキュー!!』に登場する影山飛雄が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年5月発売予定で、価格は3,704円(税別)。「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典として『ねんどろいどぷらす ラバーストラップ 影山飛雄 ガッツポーズVer.』が付属する。コミックスの累計発行部数が1,000万部を突破し、2014年4月から9月にかけて放送されたTVアニメも大人気の『ハイキュー!!』。本作のもう一人の主人公である影山飛雄は、"コート上の王様"の異名を持つ烏野高校バレー部の天才セッターで、大きな話題となった2015年1月発売予定の『ねんどろいど 日向翔陽』に続く、『ハイキュー!!』のねんどろいと第2弾として待望の立体化となる。原型制作は七兵衛が担当。『ねんどろいど 影山飛雄』には、表情パーツにムスッとした「通常顔」、とある場面で見せた「キレ顔」、そしてちょっとぎこちない「大喜び顔」を用意。トスを上げる一連のポージングを再現できるほか「バレーボール」や「ネットパーツ」、「コートをイメージした専用台座」も付属する。また、「クイックトスエフェクトパーツ」や「王冠」など、影山特有のパーツも同梱され、『ねんどろいど 日向翔陽』と合わせて最強1年生コンビのディスプレイを楽しめる。商品価格は3,704円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、2015年1月14日21:00。商品の発売および発送は、2015年5月を予定している。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年12月18日日本経済新聞社は、宝塚歌劇100周年を記念した展示イベント『宝塚歌劇100年展-夢、かがやきつづけて-』を開催する。会場は東京都・有楽町の東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール2。会期は12月16日~28日 10:00~20:00(日曜日は17:00まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は一般1,400円/高・大学生700円/中学生以下無料。同展は、宝塚歌劇100年の歴史と感動を、舞台で実際に使用した装置や衣装、ポスター、写真、映像などの貴重な展示で振り返るオフィシャル記念展。今年3月より名古屋、福岡、神戸の3都市で巡回開催されており、今回の東京展がそのフィナーレとなる。会場内には有名な大階段をはじめ、『ベルサイユのばら』公演で使用した舞台装置が再現されるほか、今年上演された5組の舞台衣装が展示される。さらに、巡回展で展示された今年の5公演50点の写真に加え、星組公演『TheLostGlory -美しき幻影-』、『パッショネイト宝塚!』、花組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』、月組公演『PUCK(パック)』、『CRYSTALTAKARAZUKA-イメージの結晶-』、宙組公演『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』、『PHOENIX 宝塚!! -蘇る愛-』の4公演に大運動会を加えた合計100点の写真が展示されるという。そのほか、宝塚歌劇の代名詞ともいえる『背負い羽根』を身につけて、タカラジェンヌになった気分で記念撮影できるコーナーも設置されるとのことだ。なお、会期中は宝塚歌劇団のOGや現役生によるトークショーが連日予定されている。各日のスケジュールは、12月16日 11:00/13:00が壮一帆、17日 14:00が麻路さき、18日 11:00/14:00が桜一花・月央和沙、同じく18日 18:30が霧矢大夢、20日 11:00/14:00が涼紫央、22日 14:00が朝海ひかる、23日 14:00が湖月わたる、24日 14:00が安寿ミラ、25日 14:00が榛名由梨・汀夏子<ベルばら Day<、26日 14:00が大空祐飛、27日 11:00/13:00が悠未ひろ、28日 11:00/13:00が宝塚歌劇団 月組 珠城りょう・早乙女わかばが予定されている(時間はいずれも開演時間。19日と21日は予定なし)。(c)宝塚歌劇団
2014年12月09日自主制作した短編『フミコの告白』で注目を集め、『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューを果たした石田祐康監督が、YKKとスタジオコロリドのコラボレーション作品『FASTENIG DAYS』を完成させた。“ファスナー”を題材にしたアクション作品だ。その他の写真本作は近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守り、人の気持ちを“つないで”いく様を描いた短編作品。劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーが登場。現在、Youtubeで全編が無料公開されており、好評を集めている。石田監督は4人の仲間と短編『フミコの告白』を、次作『rain town』を自身を含む2人だけで制作した。しかし、現在はスタジオコロリドに籍を置き、数十人のスタッフを率いて制作にあたっている。「最初の頃はスタッフに自分の意図を伝えるのが大変でしたけど、今では自分ひとりではなしえない物量、アイデア、クオリティを求められるので、集団でやる意味を感じています。この作品に登場する“ファスニングマシン”のメカニックなアイデアや、アクションのアイデアも、別のスタッフが考えてくれたんです」。一方で石田監督は、規模は大きくなっても自身と“つながり”を持てるスタッフと作品づくりをしていきたいと考えているようだ。「これから少数精鋭で、共通理解をちゃんと得られる人たちと、“濃い”ものを作っていきたいですね。少数精鋭のスタッフが各々に“想い”を込められるような度量のある作品が濃くなると思います」。監督の“想い”は日本だけでなく、世界各地のファンにも伝わっている。石田監督はデビュー時から作品をネットにアップしており、観客は世界各国に存在するからだ。「感想は励みになりますね。海外の感想を日本語訳してくれているサイトを見つけて読んだりしていますし、海外からの反応は何よりもうれしいです。ネットに触れる以前から何かを描いて人に見せることが前提というか、人に見せてコメントをもらうことが楽しかったので、それが原動力になっていますね。それはアニメーションを作るようになってからも変わらなくて、笑ってくれたり、話のネタにしてくれたり、人にアクションを起こさせることが楽しいんです」。石田監督にとって作品づくりは“表現”だけではなく、その先の“コミュニケーション”も含んでいる。デジタル技術の進化によって少数でのアニメ制作が可能になり、ネットにアップすることで瞬時に世界中に作品を送り出し、観客とつながることができる現在、石田監督の作品は今後も多くの観客をつなぎ、そのネットワークを広げていくだろう。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年11月28日多摩都市モノレールはこのほど、建設中の大型商業施設「ららぽーと立川立飛」(仮称)など駅周辺の開発に合わせ、立飛駅の大規模改修工事に着手すると発表した。完成は2015年秋を予定している。新たな改札口は南側に増設し、今後整備する東西横断ブリッジ南側出口を接続することで周辺開発エリアへのアクセス向上を図る。乗降の混雑緩和のため、コンコースとホームを結ぶ階段・エスカレーターも増設し、改修後は各ホームで上下両方向のエスカレーターを使用できるようにする。コンコースの改修に合わせてトイレも移設。オストメイト対応設備を備えた「だれでもトイレ」を設けるほか、男女トイレ内にも簡易型多機能トイレを設置し、バリアフリー機能を向上させる。ホーム、コンコース、通路すべての照明をLED化し、省エネ化も図るとのこと。
2014年11月20日アリエル・ドーフマンの心理サスペンス劇『死と乙女』が大空祐飛、風間杜夫の出演で、2015年3月19日(木)より、東京・シアタークリエで上演されることが決まった。作品はローレンス・オリヴィエ賞 最優秀戯曲賞に輝いたドーフマンの傑作戯曲で、1994年ロマン・ポランスキー監督により映画化もされている。チリの独裁政権崩壊後が舞台。かつて学生運動に加わり過酷な拷問を受けた女が、偶然にも自分を蹂躙した男と再会する。被害者と加害者、そして被害者の夫。シューベルトの名曲『死と乙女』をモチーフに、3人の男女が密室で火花の散るような葛藤を繰り広げる。演出は新進気鋭の谷賢一。公演は2015年3月19日(木)から28日(土)まで。チケットの一般発売は12月13日(土)より。
2014年11月04日ファスナーのトップメーカーYKKがブランディングショートアニメ『FASTENINGDAYS』を製作し、『フミコの告白』で注目を集める石田祐康が監督を、砂原良徳が音楽を、Perfumeがエンディングテーマを務めることが発表された。『FASTENINGDAYS』YKKは創業以来80年に渡ってファスナーや繊維テープなどの分野で世界をリードしているトップメーカー。世界各国でもYKKの製品は圧倒的な信頼を得ており、Fasten=“つなぐ”ことの大切さをさらに広めるために新作アニメーションを製作することになった。監督を務める石田は2009年に手がけた『フミコの告白』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど高い評価を集め、昨年には『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューも果たした人物。本作では近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守る姿を描いており、劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーがたくさん描かれる。ケイの声を白石涼子が、ヨージの声を大浦冬華が務め、Perfumeの『Hurly Burly』がエンディングテーマに起用される。作品は公式サイトとYoutubeで全編無料公開中で、英語、スペイン語、フランス語、中国語の4か国語で全世界向けに公開されるほか、各国のYouTube上でコマーシャル映像として展開される予定。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年10月30日10月11日、恵比寿ザ・ガーデンルームで歌手、俳優、司会とマルチに活躍する飛輪海のケルビンが、約10か月ぶりに来日イベントを開催。イベントは、今年の9月に台湾でリリースした1stソロミニアルバム『還在夏天[ロ尼]』の発売を記念して、昼夜2回開催。昼は「ミニコンサート編」と題し、同作の収録曲を中心に全12曲を熱唱。自身初のソロコンサートに多くのファンが駆けつけた。夜は「ふれあいファンミーティング編」と題し、ファンとの交流を目的とした企画を開催。また、翌12日にはさがみ湖リゾートプレジャーフォレストにてファンクラブツアーも行なった。「ミニコンサート編」は、SMAPの『世界に一つだけの花』で幕開け。客席を埋め尽くしたオレンジ色のペンライトと大きな歓声に迎えられたケルビン。アルバムのタイトルナンバー『還在夏天[ロ尼]』では、ダンスを披露。「Are You Ready?」の掛け声と共に早くも観客を総立ちにさせた。Mr.Childrenの『抱きしめたい』や、飛輪海の『ONLY YOU』をいずれも日本語で歌い上げた。近年、司会や俳優を中心に活動してきたケルビンは、「日本のファンが歌を熱望してくれて、歌手としての活動を再開する原動力となりました。だから、初めてのソロコンサートは日本で開催すると決めたのです」とファンへの熱い想いを語り、会場からは大きな拍手が巻き起こった。そのほかステージから降りたり、サイン付きポスターをプレゼントしたり、終始ファンサービスたっぷりのケルビンらしい公演。「次回はミニコンサートではなく、大きなコンサートを開催します!」と力強く宣言した。「ふれあいファンミーティング編」では、ゲームのほか、プレゼント抽選会、フォトタイム、恒例の握手会や記念撮影などを存分に楽しんだ様子のケルビン。司会者からの「最近覚えた日本語は?」という質問には、日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ!」と、ミニコンサート編で披露したMr.Childrenの楽曲から「抱きしめたい」と答えた。「みなさんと一緒に過ごせて本当に楽しかったです!いつも応援してくれてとても感謝しています。皆さんのことをずっと想っているからね」と大きく手を振りながら会場を去った。「スマイルツアー編」は、ゲームのほか、キャンドル作り、参加者全員とのツーショットチェキ撮影会や抽選会など盛りだくさん。昼食会では、バーベキューキングのケルビンからステーキ600gの差し入れが!ケルビンのボイスパーカッションをBGMに、チーム対抗のステーキ争奪戦が白熱された。また、ケルビンとゴーカートに同乗する権利を獲得したひとりのファンは、嬉しさのあまり号泣。ふたりきりの時間を過ごせる彼女に対し、羨望の眼差しが注がれた。「昨日から今日にかけて3つのイベントがあったけど、楽しかった?次回のスマイルツアーは別の場所を用意するからね。また皆で一緒に楽しもう!」と、何度も投げキッスをし、イベントを締めくくった。なお、この3つのイベントの模様をフォトカードにしてお届けする「ぴあメモリアルカードサービス」を11月11日(火)まで受付中。
2014年10月21日JR北海道はこのほど、今年3月15日で廃止となった吉岡海底駅と竜飛海底駅を振り返る記念サイト「青函トンネル 吉岡海底駅・竜飛海底駅よ、永遠に」を公開した。両駅では一般公募した記念ボードが廃止後も保存されるため、その様子を動画で公開するという。動画の公開は4月中旬の予定。JR北海道が募集し、吉岡海底駅に設置されている「アートメモリアルボード」「メモリアルフォトボード」と、「美しい日本語を伝える会」が募集し、竜飛海底駅に設置されている「メモリアル俳句ボード」の様子が収められる。また、記念ボードの写真データ送付サービスも行う。両駅に保存されている記念ボードを応募した本人、または応募した人の名前や当時の住所・電話番号がわかっている場合に限り、同サイトを通してデータの取寄せを依頼することが可能だ。同サイトではその他、青函トンネルのあらましや構造、これまでの歴史、および両駅の歴史や概要なども紹介されている。
2014年04月02日WOWOWは、三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ『大空港2013』を29日(22:00~)に放送する。2011年に放送された『short cut』と同じく、100分間、カメラを止めずに最後まで撮り続ける"完全ワンシーンワンカット"で挑んだ同ドラマ。長野の松本空港を舞台に、空港職員と乗客の家族が繰り広げる群像劇を描いたコメディで、人間の視点に近い臨場感あふれる作品に仕上がっている。そこで、三谷監督と空港のグランドスタッフ役で主演を務めた女優・竹内結子に話を聞いた。――"完全ワンシーンワンカット"でドラマを撮る意味とは何でしょうか?三谷監督「俳優の魅力を引き出す良い手法だと思ってます。カットを割って撮るのも集中力が必要だけど、ブツ切りだから芝居が嘘になってくる。例えば、100分間、1人の人間を演じ続けていると、疲労も溜まってくるし、演じている人間の素の部分が確実に出てくるから、舞台に近いとは思います。今回は、山道を一直線だった前作と違って、屋上に行ったり2階に行ったり。位置的にも物語的にも交錯しているので、難易度がはるかに高かった」――この手法で撮ろうと思ったきっかけを教えてください。三谷監督「元々舞台の人間なので、舞台と映像の手法の合わせ技が何か出来ないかと思って。映像派の監督でもない僕が出来る演出は、俳優と向かい合って良さを引き出すこと。その点、長回しはすごく効果的なんです」竹内「私は舞台未経験ですが、お芝居をし続けることは舞台みたいな感じなのかなと。でも、カメラで撮っているので、見切れたり、入るタイミングを計算してお芝居をしなければいけないので映像っぽくもあるし。とても新鮮でした」三谷監督「舞台より全然難しいですよ。立ち位置も寸分の狂いも無いようにしないとNGだから、俳優はすごく大変」――竹内さん、オファー時の心境とお芝居をした感想を教えてください。竹内「最初は面白そうだなというワクワク感が強かった。でも、よく考えると観るのは面白いけど、あっち側にいくのかと考えた瞬間にゾッとしました。『大変なものを受けてしまった』って(笑)。でも、演じている時はちょっとした興奮状態でしたね。撮影監督の山本英夫さんらと息を合わせながら、共演者みんなが立ち位置を調整し合う感じでした。色んな人が色んなことを考えながら、こんなにチームプレイでお芝居することはなかなか無いと思う。撮影後のプレビューでも、『何で覚えられないんだろう……』って悩んでると、生瀬さんや香川さんが『大丈夫!やれるよ!』って励ましてくれました」――5日間の撮影で1日1テイクという状況で、三谷監督は仕掛けをしていたそうですね。三谷監督「3日目くらいからスタッフワークは良くなるんだけど、俳優さんの演技は慣れてくるんです。より新鮮味を持たせるために、相手役の人だけにアドリブを言ってもらって生のリアクションを楽しむ。実を言うと前回、山本さんの後に付いて行ったら僕が見切れちゃって、NGを出しました。今回は反省して、スタッフ部屋で待機してたから、本番中にやる事がなくてイタズラをしてました」竹内「私はてんやわんやですよ~!歩く道すがら、色んな爆弾が仕掛けられているので、それをかいくぐっていく感じ。素で動揺してる場面もあるけど、アドリブが投下されても、この共演者の皆さんとなら何とかなる!大丈夫!と」三谷監督「笑ったらバラエティになっちゃうから、そこは僕と俳優たちとのせめぎ合いですよね。信頼関係があるからこそ出来ること」――撮影を終えて思うことはありますか?竹内「やってみたいなと思っていたものに近づきました。でも、舞台は怖い話をいっぱい聞くので。いきなりセリフを忘れたり、監督みたいに地雷を仕掛けられたら怖いなぁと」三谷監督「竹内さんとやりたいと思ったきっかけは、『ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~』なんです。その時に、竹内さんは転んだのに芝居を続けてて、本当に面白かった。もっと映像畑の方かなと思ってたけど、何があっても対処出来るし舞台に向いてるなと。ミュージカルとかどう?」竹内「歌はちょっと…。今は前向きではありませんね(笑)」――三谷監督、"完全ワンシーンワンカット"ドラマの今後の構想はありますか?三谷監督「ワンシーンワンカットの可能性を突き詰めていきたいので、更に難易度の高いものをやりたいと思っています。撮影の山本さんありきの企画なので、『南の島が舞台で水中シーンから始まって陸に上がっていくのは?』って話したら、カメラに水滴がついても拭けないから無理だと。最後に潜るのは大丈夫って言ってたけど」竹内「どのタイミングでボンベを付けるんでしょうね(笑)」――ありがとうございました。では、最後にドラマのPRをお願いします。竹内「ワンカットだということを途中で忘れてしまうほど、撮影の山本さんが観ている世界に引き込まれていきますよ。ご覧いただく皆さんが一緒にてんやわんやを体験しているような感覚になると思うし、そういう意味でも面白い作品です」三谷監督「どうやって撮ったんだろう? っていう興味で観てもらえると思うけど、知らないで観ると、ワンカットだと分からないままだと思う。そんなのめり込む作品にしたいと山本さんと話していたので、『何か分からないけど、このドラマは集中するね』って思ってくれれば正解かな」ドラマW三谷幸喜『大空港2013』三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ第2弾。長野の松本空港で働くグランドスタッフの大河内千草(竹内結子)は、天候不良で羽田空港に着陸できずに降り立った田野倉一家のアテンドをすることに。飛行機を待つ間、家族に隠し事がある父親の守男(香川照之)やお金に困っているライターの蔵之介(生瀬勝久)ら田野倉一家に、謎の女性(戸田恵梨香)、パイロット姿の男(オダギリジョー)らも加わった大騒動が巻き起こる――というストーリーで、放送はWOWOWで29日22時~。また、同ドラマを撮影したカメラマン・山本英夫を追うノンフィクションW「撮影監督・山本英夫~三谷幸喜の夢を撮る~」も、27日22時から放送する。
2013年12月28日舞台『唐版 滝の白糸』が10月8日、東京・シアターコクーンで開幕。開幕にあたり、出演者の大空祐飛、窪田正孝、平幹二朗からメッセージが寄せられた。舞台『唐版 滝の白糸』チケット情報片心中の生き残り、水芸人のお甲。彼女の心中相手の弟・少年アリダ。ふたりはゴーストタウンと化した長屋で出会い、ふたつの孤独な魂を通わせ合う。抒情あふれる唐十郎の傑作戯曲を蜷川幸雄が13年ぶり4度目の演出に挑む舞台だ。お甲を演じるのは大空祐飛。今回が宝塚歌劇退団後、初の舞台出演。「生命そのもののような激しい女・お甲。彼女が自身を昇華して魅せる『奇跡の芸』で劇世界を染め上げられるよう、私のエネルギーを全てこの舞台に解放したい」。少年アリダを演じるのは窪田正孝。「冒頭では何者でもなかったアリダがお甲さんたちと出会い変化、成長していく。僕自身、作品を通してどこまで変化できるか、精一杯頑張りたい」。そして、過去を追い求める謎の男・銀メガネを平幹二朗が演じる。「前衛作品と対峙する機会が少ない僕にとって、この舞台は大いなる挑戦の場。台詞を「てにをは」まで正確に頭と身体に叩き込み、戯曲の求めるスピードとリズムで、まるで今生まれた言葉のように舞台上に再現する。原点に戻って取り込むしかない」とそれぞれ、意気込みを話している。公演は10月29日(火)まで東京・シアターコクーン、11月12日(火)から11月16日(土)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケット発売中。
2013年10月09日稲垣吾郎にとって初のミュージカルとなる、『恋と音楽』が、12月1日、東京・PARCO劇場にて開幕した。ヒロイン役を務める元・宝塚歌劇団花組トップスターの真飛聖にとっても、退団後初めての舞台出演作となる。初日の昼には公開舞台稽古が行われ、稲垣と真飛、演出の河原雅彦の3人が囲み取材に応じた。脚本は鈴木聡。稲垣が演じる田代幸雄は、数々の傑作ラブストーリーを手がけてきたものの、自称・恋愛経験がないミュージカル作家。新作を書き上げ、プロデューサー(浅野和之)とともにキャスティングを考えるが、主演女優をなかなか決められずにいた。ふたりの若手俳優(大和田美帆と菅原永二)が売り込みに訪ねてきてもうわの空。主演女優に完璧な女性像を求めすぎるがゆえに、イメージにあう女優が見つからないのだ。何も決まらないまま打合せが終わると、ひとり部屋に残された田代の前に謎の女(真飛)が現れる。不審に思う田代だったが、話をするうちに彼女以外の主演女優はありえないと確信し、そして恋に落ちる。翌日、プロデューサーに紹介しようと彼女を待つが……。「ミュージカルを敬遠されていた方でも、違和感なく楽しめて、ほっとできるように腐心した」と河原が話すように、初心者にも馴染みやすい自然なコメディ作品に仕上がった。コメディはお手のものだが、ミュージカルは初挑戦となる稲垣は「いろんなことに挑戦してきましたが、こんなに楽しいものがあったんだなという気持ち」とコメント。ジャズの生バンドをバックに歌うことについても「すごく快感。やみつきになりそう」と話すなど、初ミュージカルを楽しんでいる様子だ。経験豊かな役者陣の演技とセッションするように、アドリブで変化するジャズバンドの演奏も魅力的だ。宝塚退団後、初めての舞台となる真飛は「男役でしか舞台に立ったことがなく、女子の役は初めて。女子としての不安がありますね(笑)」と笑ったが、稲垣も河原も声をそろえて「家に帰っても、ずっと真飛さんのことを考えてますよ」と真飛のヒロイン役にメロメロ。コメディでありつつも、ストーリーは大人の恋愛。稲垣は会見の最後に「この寒い冬に、心も身体も温まる、ちょっとほろ酔い気分になれるようなミュージカルができました。ぜひ期待していてください」とメッセージを送った。公演は12月1日(土)から28日(金)までPARCO劇場、1月11日(金)から14日(月)まで森ノ宮ピロティホール、1月26日(土)から27日(日)までイズミティ21 大ホールにて。取材・文:大林計隆
2012年12月03日台湾の人気ユニット・飛輪海(フェイルンハイ)のメンバー、ケルビン(辰亦儒)が9月16日、山梨県・富士急ハイランドにて、ファンクラブツアー「スマイルツアー2012」を開催した。ケルビンがアトラクションを楽しむ写真今回のツアーは、2月に行われたファンミーティングでのファンとの約束を実現させたもの。限定150人の参加者を前に「私はバーベキューキングで~す!」と、最高のスマイルで登場したケルビン。テーブル一卓一卓を丁寧に周り、お肉を焼いたり、取り分けたり、時には食べさせてあげたりとサービス精神旺盛なケルビンらしい内容でスタート。午前中に最恐戦慄迷宮や高飛車などのアトラクションを密かに楽しんでいたというケルビンは、「朝からビックリし過ぎてお腹が減っちゃった」と焼いていたお肉を食べてしまうお茶目な一幕も。その後は、メリーゴーラウンドやティーカップ、じゃんけん大会で勝ち残ったラッキーな8名のファンとFUJIYAMAに同乗するなどアトラクションを楽しみ、普段では考えられない距離感に、参加したファンは夢のような時間を過ごした。「これからも様々なイベントを考えて、いろんな場所に行って、素敵な歌を届けて、皆さんを楽しませたいと思います。また会いましょう!」と次のイベントを約束し、最後はハイタッチで参加者を見送った。なお、ぴあでは、このファンクラブツアーの模様をフォトカードにするサービス「メモカぴあ」を10月17日(水)まで受付中。詳細は「メモカぴあ」()まで。
2012年09月19日台湾ドラマ「絶対彼氏~My Perfect Darling~<台湾オリジナル放送版>」のDVDリリース記念キャスト来日記者会見が都内にて行われ、主演のジロー(飛輸海)が記者会見に出席し、作品について語った。この日はヒロインのク・ヘソンも出席予定だったが、諸事情で来日が見送られた。本作は、「少女コミック」(小学館刊)にて2003年より連載された渡瀬悠宇の大人気コミック「絶対彼氏」が原作。2008年にはフジテレビにて、速水もこみちさんと相武紗季さん主演で「絶対彼氏~完全無欠の恋人ロボット~」としてドラマ化され、人気を博したラブコメディだ。この日、ピンクのジャケットをオシヤレに着こなしたジローさんは「僕はジローです。今日はすごく嬉しいです。よろしくお願いします」と流暢な日本語で挨拶。天城ナイト役を演じたジローさんは、台湾の大人気グループ「飛輸海(フェイルンハイ)」のメンバーのひとり。「僕の演じた役はロボットですが、優しくて、彼女のためにすべてを尽くすパーフェクトな恋人です」と説明し、自分との共通点を「愛する人のためにすべてを尽くすところかな」とファンを胸きゅんさせるコメントも。さらに「ドラマの中でナイトは彼女のためによく料理を作っていますが、僕も同じですね」と料理上手であることも告白した。また、ロボット役ということでジローさんは「ナイトは裸のシーンが多いんです。肉体美をキープするために食事制限をし、ジムにも通いました」とふり返った。ジローさんは、「自由自在に変わる表情がとても魅力的だ」と原作者も絶賛するほどに完璧な恋人ロボットを熱演。鍛えあげられた美しい肉体を惜しげもなく披露している。井沢リイコ役を演じたク・ヘソンさんは、日本のコミック原作の大ヒット韓国ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」の主人公役でブレイクした女優。台湾ドラマには初主演となる。劇中、平凡だが、バカがつくほど優しい性格で、純粋に人を信用してしまう女の子をキュートに演じている。そんなヘソンさんについて、ジローさんは「撮影前に2人でコミュニケーションを取るために訓練を受けました」と話し、台湾と韓国、言語の違いをジエスチャーで乗り越えたことを明かした。作品にちなみ、どんなロボットが欲しい?という質問が飛ぶと、ジローさんは「母と一緒に暮らしているのですがなかなか一緒の時間が取れないので、母と一緒にいられるロボットがほしい」と母親思いの一面をみせ、周りを感動させていた。飛輸海(フェイルンハイ)が歌ったオープニングソング「Mr.Perfect」、主演でもあるメンバーの一人、汪東城(ジロー・ワン)が歌ったエンディングソング「假装我們沒愛過」、人気シンガー、倪安東(アンソニー・ニーリー)が歌った挿入曲「然後」などドラマを盛り上げる音楽も話題となっている。「絶対彼氏~My Perfect Darling~<台湾オリジナル放送版>」のDVD-BOX1は発売中。DVD vol.1~vol.6レンタル中、9月19日よりDVD-BOX2発売、10月3日よりvol.7~vol.13レンタル開始(発売元:エスピーオー)。「絶対彼氏~My Perfect Darling~<台湾オリジナル放送版>」<セル>「DVD-BOX1」(3枚組)価格:15,750円発売中「DVD-BOX2」(3枚組)価格:15,750円発売日:9月19(水)<レンタル>vol.1~vol.6 レンタル中vol.7~vol.12 10月3日(水)レンタル開始販売元:エスピーオー公式サイト:© 2012 GALA Television Corporation/ Comic International Productions Co.,Ltd.特集:欲張り女子は華流を先取り!■関連作品:絶対彼氏~My Perfect Darling~ [海外TVドラマ]
2012年09月03日