女優の天海祐希と豊嶋花が出演する、キリンビバレッジ・おいしい免疫ケアの新CM「季節の変わり目」編が、28日から放送される。過去のCMでも親子役を演じていた2人が、今回の新CMで再共演。元気な母(天海)は、学校に行くための準備を進める娘(豊嶋)に同商品を手渡す。家の外に出ても「季節の変わり目だからね」「あなた、この時期弱いんだから」と話しかけ続ける母に、冷静に相槌を打っていた娘も思わず「どこまでついてくる?」とツッコミを入れてしまう。■天海祐希&豊嶋花インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。天海:またかわいいかわいい豊嶋さんのお母さんを演じることができてとても楽しかったです。今回は、いっているのですごく楽しかったです。豊嶋:私もまた天海さんの娘役として出演することができて本当に嬉しかったです。CMの内容は、お母さんが元気で娘が冷静っていう感じだったんですけど、お母さんが元気すぎて、それに釣られて元気に楽しそうになってしまいました。――「キリン おいしい免疫ケア」を飲んでみた感想を教えてください。天海:おいしい! 本当においしいです。ヨーグルト味がしつこくなく、スッキリしていて、飲みやすかったです。豊嶋:おいしくて、飲みやすくて、しかもパッケージがかわいいので、コンビニとかで見つけたら手に取りたくなっちゃいます。――新年度に新しく始めたいことや挑戦したいことなどはありますか?天海:年齢を重ねた自分の体調を維持することに毎年毎年挑戦しています。豊嶋:ミステリー小説が大好きなので、サイコパスとか不思議な役とかに挑戦してみたいです。2023年も女優業をがんばっていきたいと思っています。
2023年03月28日女優の天海祐希が主演を務める、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(6月16日公開)の出演者が16日、公開された。同作は叩き上げの取調官・真壁有希子(天海)が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げるドラマシリーズの劇場版。この度、ドラマ版から“キントリ”メンバーを支えるお馴染みのレギュラーキャストたちの続投=総出演が決定した。まずドラマスペシャル(2015年)以来の登場となる有希子の娘・真壁奈央役の杉咲花が出演。ドラマでは高校生だった奈央が、日本列島に未曾有の巨大台風が襲来する中、災害救助の最前線に立つ救急救命士という重要な役どころで登場する。また、有希子の亡き夫で奈央の父親である、元警視庁警備部刑事の真壁匡役の眞島秀和、さらにはドラマ第1シーズンの黒幕で、有希子の元上司であり“キントリ”の設立者でもある、元・刑事部長の郷原政直役の草刈正雄も登場することが明らかになった。昨年放送の新春ドラマスペシャルから新たにチームに加わった生駒亜美役の比嘉愛未、酒井寅三役の野間口徹、元キントリの取調官・中田善次郎(大杉漣)の息子であり、速水・鈴木が演じる“もつなべコンビ”と行動を共にする刑事・山上善春役の工藤阿須加、警視庁特殊犯捜査係班長の鬼塚貞一役の丸山智己ら警視庁メンバー、キントリチームが、時に憩いの場として、時に捜査会議の場として足繁く通う居酒屋「しんじ」の店主夫妻・かやのとしんじを演じる中村静香と生島勇輝の出演も決定している。 シリーズ完結に相応しく、 “キントリ”オールスターキャストが再集結し、史上最大スケールにパワーアップした劇場版を一層盛り上げる。○杉咲花 コメントあらゆる物事には、それと向き合うこと以前に、自分という個人との戦いがあるということを改めて感じさせられました。長い間多くの方々に愛されてきた勇気をもらえる作品の集大成に、そして、尊敬する大先輩である天海さんの娘役として再び参加させていただけたことをとても嬉しく思っております。○比嘉愛未 コメント今回でキントリがラストを迎えるのかと思うと、一視聴者として寂しさもありつつ、こんなにも刺激的で学びが多い現場にまた呼んで頂けた事がとても嬉しく光栄でした。9年かけて創り上げられてきたあの心地よい空気感の中で、皆さんと「ウェ〜イ」が出来たことは一生忘れません。ラストに相応しい、壮大なスケールと素晴らしいチームワークで作られた今作をぜひ堪能していただけたら幸いです。○野間口徹 コメント劇場版を今までやってなかった事への驚き。チームに加わったばかりなのに、終わってしまう事への寂しさ。天海さんをはじめとするキントリメンバーに、今後もう会えなくなってしまう事への哀しさ。とは言え、また観られる事への喜び。思いは皆様と一緒です。映画館で見届けましょう。僕も行きます。○工藤阿須加 コメント連続ドラマ『緊急取調室』シーズン4に山上役で出演しました。さらに映画にも参加させていただき、キントリの一員に加われて、感謝の思いでいっぱいです。山上の小生意気な部分と正義感、緊急取調室らしい緊張感と、スピーディーな展開、最高のメンバーの掛け合いを劇場で楽しんで頂ける事間違いなしです!○丸山智己 コメントドラマのラストシーズンに参加させていただき、そして集大成である劇場版に参加させていただけるなんて、キントリの一ファンとしてこんなに光栄なことはありません。でも…これで終わりなんて寂し過ぎます!!○中村静香 コメント9年間、携わらせて頂き感謝しています。「居酒屋しんじ」が憩いの場となるよう、おもてなしいたしました。キントリの皆さんの笑顔を見られることがとても嬉しかったです。最後の難事件、皆さんぜひ見届けてください。○生島勇輝 コメント「居酒屋しんじ」を営ませて頂き、ありがとうございました。キントリは僕にとってホームになりました。出会っては別れることが当たり前のこの世界で、こんな長い時間集まることが出来たのはとても貴重な経験で、僕の役者人生の大切な一頁となりました。○眞島秀和 コメントシーズン1.2に続き、劇場版まで参加することができて光栄です。2014年にスタートしたことを考えると月日が経つのは本当に早いです。シリーズファイナルとなる今作、私も1ファンとして楽しみにしてます!ぜひご覧下さい!!○草刈正雄 コメント長らく続いていた「緊急取調室」が劇場版でファイナルとの事で淋しい気持ちですが、郷原と真壁の最後の駆け引きを劇場で楽しんで頂けたら嬉しいです。劇場版『緊急取調室 THE FINAL』是非ご覧下さい。(C)2023劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2023年03月17日天海祐希と松下洸平の共演で、柚月裕子の小説をドラマ化する「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」のポスタービジュアルが公開。白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオルといった新たなキャストも発表された。本作は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子(天海さん)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下さん)とタッグを組み、様々な依頼を超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。公開されたビジュアルでは、天海さんと松下さんを中心に、レギュラーキャスト6人が集結。仲村さんが演じるのは、総合商社「諫間グループ」の社長・諫間慶介。妻が他界してから、娘の久実と二人暮らし。涼子の父は、諫間の父が社長の頃から諫間グループの顧問弁護士を務めており、2代目の社長となっても、弁護士顧問を任せていたが、傷害事件を機に解雇。その決別をきっかけに、涼子との関係は断絶している。名門の綾目女子大に通う娘・久実役には、主演ドラマ「とりあえずカンパイしませんか?」が先日スタートしたばかりの白石さん。父に対して遅めの反抗期中の彼女は、人をすぐに信じてしまう性格で、ある依頼をきっかけに涼子と出会うことに。仲村さんは「現実世界で、心地良くないと感じたり、日々、嫌なことが起こっても、このドラマを見ていたら忘れられた!と思っていただけるような作品にできるよう頑張ります」と意気込む。白石さんは「台本を読んで、めっちゃ面白い!こんな天海さんが見たかった!と思いました。撮影も始まり、ほどよい緊張感の中で、とても楽しく過ごしています。セットでは長回しで撮っているので、撮影のテンポがとても早くて。気持ちを繋げやすく、舞台のような生ものの感じがして、ワクワクしています」と明かし、「衣装が毎回かわいいので、そこも楽しみにしてください!」と見どころも語る。また、朝ドラ「舞いあがれ!」や「大奥」に出演する中川さんが、貴山の古い友人で、歌舞伎町にたむろする裏社会の住人、有田浩次を演じ、貴山が上水流エージェンシーに入った後は、裏社会の情報や人員の協力をする。丸山さんが演じるのは、警視庁の相談センター窓口に勤める元刑事・丹波勝利。かつて捜査一課で涼子の傷害事件の捜査を担当し、唯一涼子の無実を信じ、味方となったため、相談センターに異動させられた。中川さんは「登場人物がみんな個性的で、スカッとするストーリー、敵も強力な人たちばかり。そんな極上のエンターテインメント作品になっていますので、放送を楽しみにお待ちください!」と視聴者へ呼びかける。丸山さんは「役どころとしては映画『ダーティハリー』に憧れる元刑事という、かなりクセ強めな役です。どこから手をつけていいかわからないので、とりあえずダーティハリーのDVDは全部買いました。天海さんの海のように深い懐と、レジェンドぞろいのスタッフさんと、そして松下くんのピュアで誠実なお芝居に助けていただきながら、思いっきり楽しみたいと思います」と役柄を説明している。「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月、毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月09日天海祐希扮する取調官・真壁有希子をはじめ、お馴染みのキントリメンバーが続投するシリーズ完結作『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』より、特報映像が公開された。強い口調で問い詰める真壁のアップからスタートする今回の特報映像。今作では、巨大台風が甚大な被害をもたらす最中、内閣総理大臣が暴漢に襲撃される事件が発生。警視庁緊急事案に認定され、キントリメンバーが緊急招集。襲撃犯の取調べを進める中、総理が重要参考人として浮かび上がる。総理の「空白の10分間」に何があったのか?総理襲撃事件の真の目的とは?さらに勢いを増した巨大台風が迫り、未曾有の危機に瀕する中、キントリは最後のミッションに挑む。キントリの集大成が見られるという、期待感が大きく膨らむ映像となっている。『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』は6月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 緊急取調室 THE FINAL 2023年6月16日より全国にて公開©2023 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2023年02月15日女優の天海祐希が主演を務める、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(6月16日公開)の特報が15日、公開された。同作は叩き上げの取調官・真壁有希子(天海)が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げるドラマシリーズの劇場版。今回初解禁されたのは30秒の特報で、「これ、どういうことですか?」強い口調で問い詰める真壁のアップから始まる。巨大台風が国内に甚大な被害をもたらす最中、内閣総理大臣が暴漢に襲撃されるという衝撃的な事件が発生。警視庁緊急事案に認定され、真壁をはじめとするキントリメンバーが緊急招集された。襲撃犯の取調べを進める中、重要参考人として浮かび上がってきたのは内閣総理大臣で、捜査線上にあがってきた総理の「空白の10分間」に何があったのか、そして総理襲撃事件の真の目的、さらに勢いを増した巨大台風が迫り、日本列島が未曾有の危機に瀕する中、キントリがすべてをかけて難攻不落な最後のミッションに挑む。シリーズ完結に相応しい劇場版ならではのスケールの大きな展開に加え、日本を揺るがす大規模災害、取調室で繰り広げられる極限の駆け引き、そして、キントリのチームワークと、迫力と緊迫感が伝わる映像となっており、ラストには、シリーズおなじみの「うぇ〜い」も収められた。(C)2023劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2023年02月15日カンテレ・フジテレビ系春の月10ドラマは、柚月裕子の小説を原作とした痛快エンターテインメント「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」を放送。天海祐希が主演し、松下洸平と初タッグを組む。本作は、天海さん演じる頭脳明晰&変装の達人という女探偵・上水流涼子が、松下さん演じるIQ140の相棒・貴山伸彦とタッグを組み、様々な依頼を超大胆な方法で解決、あり得ない敵をあり得ない手段で葬っていくドラマ。「孤狼の血」で日本推理作家協会賞を受賞し、エンタメ界でいまもっとも注目される作家・柚月さんの「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(講談社文庫)を、痛快にドラマチックに、ときにコミカルに映像化する。女探偵・上水流は、凄腕の弁護士として多くの事件を担当していたが、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪され、「探偵事務所 上水流エージェンシー」を立ち上げ、探偵業へと転身を遂げた。殺しと傷害以外の依頼は全て受けるスタンスだが、依頼料だけで200万円という破格のギャラ。その分、法律や常識を無視し、超大胆に事件を解決していく。一方の相棒・貴山は、偶然の出会いから「探偵事務所 上水流エージェンシー」で働くことに。多くの分野に精通しており、一見完璧にも見えるが、女性が苦手で上手く話せないという弱点も。2人が立ち向かうのは、理不尽な悪党たち。痛快に解決へと導いていくと同時に、それぞれが抱える過去の確執にも立ち向かうことに。貴山は家族との確執を、そして弁護士資格を剥奪されたきっかけである傷害事件の記憶が全くない上水流は、その真相を追い続ける。コメント●天海祐希原作がすごく面白かったので、ありがたい役だなと思いましたし、お相手が松下さんと伺ったので、それもすごく楽しみで光栄なことだと思いました。(松下さんは)人柄も役者としての力も、ものすごくポテンシャルが高いですし、パッと演じた私の芝居にもパパッと乗ってくれるので、演じていてとても楽しいです。どこか人を信用できないけれど、人を信じたいと思う2人が、結果として人を助けていくことになるという展開がすごく面白いと思います。淡々とした2人の歩調が合っていくというところを楽しみに見て欲しいです。●松下洸平探偵・上水流涼子という役を天海さんがやるのだと思うと、もう天海さんにしか見えなくて、そのバディとしてご一緒させていただけるのは、とても光栄ですし、嬉しかったです。シリアスなシーンも多い中で、ふざけたシーンでは天海さんが真剣にふざけてくださるので、僕は正直、笑いをこらえるのにいつも必死です。(貴山は)かなりクセが強いというか、つかみどころのない性格ですが、どこか人として隠している部分がある、人間味のある貴山をストーリーが進むごとに見せていきたいと思います。●原作者・柚月裕子この作品は自分が書いた小説のなかで、一番、楽しさを意識して書いたものです。ドラマはその上を行くとびっきりのエンターテインメントで、小説の世界がさらに大きくなっています。登場人物たちの背景もより深く作られていて「このあとどうなるの?」とドキドキハラハラしました。早く、動く涼子や貴山が観たくてたまりません。愉快で痛快で豪快。そして、胸がジーンとするような感動もあり、とても贅沢なドラマだと思います。ご覧になった方も、胸がスカッとすることに間違いはありません!私も登場人物たちの活躍を、ひとりのファンとして楽しませていただきます。「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月、毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2023年02月09日鳥取県が主催する第11回まんが王国とっとり国際マンガコンテストの表彰式と併せて、声優 土田玲央さんと天海由梨奈さんが受賞作品の公開アテレコなどを披露する「マンガアワードSHOW2023」を2月11日(土)に鳥取市のとりぎん文化会館で開催します。1イベント名称マンガアワードSHOW20232日時令和5年2月11日(土)15時~16時45分(14時30分開場)3場所とりぎん文化会館小ホール(鳥取市尚徳町101-5)4入場料無料5ゲスト声優土田玲央(つちだ れいおう)さん、天海由梨奈(あまみ ゆりな)さん6内容 声優トークショー国際マンガコンテスト表彰式審査員によるまんが談義優秀作品公開アテレコ公式サイト 【本リリースに関するお問い合わせ先】鳥取県 交流人口拡大本部 観光交流局まんが王国官房担当:黒崎TEL:0857-26-7801FAX:0857-26-8307Email: mangaoukoku@pref.tottori.lg.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月13日天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」が映画化。劇場版『緊急取調室 THE FINAL』が、全国公開される。公開時期は未定。天海祐希主演の人気ドラマ「緊急取調室」映画化ドラマ「緊急取調室」は、2014年1月から4シーズンにわたってテレビ朝日系列で放送されたドラマ作品。天海祐希演じる叩き上げの刑事・真壁有希子を主人公に、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」のベテラン取調官達が可視化された特別取調室の中で一筋縄合ではいかない被疑者と対峙し、事件の裏に隠された「真実」を暴いていく様子が描かれる。「取調室」を舞台に繰り広げられる、「キントリ」と厄介な被疑者達の取調は、いわば銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘。スリリングかつ爽快感あふれるストーリーが人気を集め、第4シーズンまで続くロングシリーズに。2回のドラマスペシャルを含め、シリーズの歴史は2023年で9年目を迎えている。劇場版『緊急取調室 THE FINAL』をもってシリーズ完結へそんな「キントリ」が満を持して映画化。集大成ともいえる、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』をもってついにシリーズ完結を迎える。警察官、弁護士、医師、キャスター、教師、棋士、サラリーマン、霊能力者、主婦、活動家、高校生、ロボット、実業家、プロボクサー、オウムと、これまでに取り調べた被疑者は100名にも上る「キントリ」。劇場版『緊急取調室 THE FINAL』では、なんと“内閣総理大臣”を相手に取調をすることに。たとえ相手がどんな立場でも、“真実のために突き進むキントリ”の信念を、劇場版ならではのスケール感で描き出す。巨大台風が迫る中、取調の相手は“内閣総理大臣”劇場版『緊急取調室 THE FINAL』では、巨大台風が迫り、日本列島が未曾有の危機に瀕する中で、難攻不落のラストミッションに「キントリ」が挑んでいく。巨大台風が国内に甚大な被害をもたらす最中、内閣総理大臣が暴漢に襲撃されるという衝撃的な事件が発生。警視庁緊急事案に認定され、真壁をはじめとするキントリメンバーが緊急招集された。襲撃犯の取調べを進める中、重要参考人として浮かび上がってきたのは、内閣総理大臣…!捜査線上にあがってきた総理の「空白の10分間」に何があったのか?そして、総理襲撃事件の真の目的とは?キャストには「キントリ」おなじみのメンバーが集結劇場版キャストにも、主演の天海祐希をはじめおなじみの「キントリ」メンバーが集結。豪華な実力派俳優たちが織りなす鉄壁の布陣でシリーズ史上最強の被疑者に挑んでいく。主人公・真壁有希子…天海祐希被疑者を「マル裸にする」を信条に取り調べに臨む取調官。梶山勝利…田中哲司「キントリ」チームを率いるキントリ班の管理官。菱本進…でんでん刑事人生の大半をマル暴で過ごし、海千山千の経験で被疑者に相対する。小石川春夫…小日向文世徹底した洞察力で相手を追い込んでいく、チームきっての頭脳派。渡辺鉄次…速水もこみち監物大二郎…鈴木浩介捜査一課の刑事であり“もつなべコンビ”と呼ばれている。玉垣松生…塚地武雅ドラマ第3シーズン以降、キントリに臨時で在籍。磐城和久…大倉孝二刑事部長から副総監へ出世を果たした。真壁奈央…杉咲花有希子の娘。2015年のドラマスペシャル以来の登場となる。ドラマでは高校生だった奈央が、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』では、日本列島に未曾有の巨大台風が襲来する中、災害救助の最前線に立つ救急救命士に。生駒亜美…比嘉愛未酒井寅三…野間口徹2022年の新春ドラマスペシャルから新たにチームに加わったメンバー。山上善春…工藤阿須加元キントリの取調官・中田善次郎(大杉漣)の息子。速水・鈴木が演じる“もつなべコンビ”と行動を共にする刑事。鬼塚貞一…丸山智己警視庁特殊犯捜査係班長。かやの…中村静香しんじ…生島勇輝キントリチームが、時に憩いの場として、時に捜査会議の場として足繁く通う居酒屋「しんじ」の店主夫妻。真壁匡…眞島秀和有希子の亡き夫で奈央の父親。元警視庁警備部刑事。郷原政直…草刈正雄元・刑事部長。ドラマ第1シーズンの黒幕で、有希子の元上司であり“キントリ”の設立者でもある。長内洋次郎…市川猿之助戦後初の40代の内閣総理大臣としてカリスマ性やリーダーシップ、的確な判断力を発揮し高支持率を得るリーダー 。日本列島を襲い各地に甚大な被害をもたらす災害が発生する中、 未曽有の非常事態の対策を図る「緊急災害対策本部」が官邸に設置されるが、長内は10分遅れて到着する 。 関係閣僚から非難の声も上がり、マスコミでも取り沙汰される中、長内は指示系統を官邸に集中させる「広域支援即応措置法」を発令し、被害を最小限に抑えることに成功する。森下弘道…佐々木蔵之介総理を突如襲撃する暴漢。事件の鍵を握るも、取調では犯行動機を語らないどころか、取調室に総理大臣を連れて来い!と無謀な要求を繰り返し、“キントリ”チームを翻弄する謎多き被疑者。永松…平泉成警視総監。角田…勝村政信警視庁警備部長。光圓寺衛…徳重聡内閣総理大臣主席秘書官。熊井善太郎…山崎一内閣官房長官。岩倉伸也…小野武彦副総理 兼 外務大臣。ドラマに続き井上由美子が脚本また、キャストとともにスタッフもドラマから続投。「GOOD LUCK!!」「白い巨塔」「14才の母」「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」「BG〜身辺警護人〜」など、様々な話題作を手がけてきた“稀代のストーリーテラー”井上由美子が担当。監督は、常廣丈太が務める。主題歌は緑黄色社会「さもなくば誰がやる」劇場版 『緊急取調室 THE FINAL』の主題歌は、バンド・緑黄色社会(りょくおうしょくしゃかい)の楽曲「さもなくば誰がやる」。テレビドラマ「緊急取調室」(4th SEASON)の主題歌「LITMUS」も手掛けてきた緑黄色社会と“キントリ”の2度目のタッグとなる。作詞・作曲は、長屋晴子が担当。歌詞には、“キントリ”チームがこれまで積み重ねてきた情熱や想いを代弁するかのようなメッセージが込められている。【作品詳細】劇場版『緊急取調室 THE FINAL』公開時期:未定※当初2023年6月16日(金)公開予定だったが公開延期となった。脚本:井上由美子監督:常廣丈太音楽:林ゆうき出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、比嘉愛未、野間口徹、工藤阿須加、中村静香、生島勇輝、丸山智己、佐々木蔵之介、市川猿之助、勝村政信、徳重聡、山崎一、平泉成、小野武彦、杉咲花、眞島秀和、草刈正雄、でんでん、小日向文世配給:東宝
2022年12月15日シリーズ完結編『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』が来年6月16日(金)に公開されることが決定した。天海祐希主演で2014年1月より4シーズン(スペシャル2回)に渡り放送されたドラマ「緊急取調室」。可視化された特別取調室を舞台に、厄介な被疑者と対峙する、刑事・真壁有希子(天海さん)とクセ者揃いのベテラン取調官ら取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班」=通称・キントリの活躍を描く。長きに渡り多くのファンに愛されてきた本作が、シリーズ集大成として劇場公開。ついにシリーズ完結となる。本作には、真壁有希子役の天海さんのほか、キントリ班を率いる梶山勝利役の田中哲司、菱本進役のでんでん、小石川春夫役の小日向文世。捜査一課の“もつなべコンビ”こと、渡辺鉄次役の速水もこみち、監物大二郎役の鈴木浩介。第3シーズン以降、キントリに臨時で在籍していた玉垣松生役の塚地武雅。刑事部長から副総監へ出世を果たした磐城和久役の大倉孝二と、お馴染みのキントリチームらレギュラーメンバーも続投。劇場版で最後に立ち向かう被疑者は、内閣総理大臣。例え相手がどんな立場でも、“真実のために突き進むキントリ”の信念を、劇場版ならではのスケール感で描く。なお、脚本は井上由美子、監督は常廣丈太と、キャストと共にスタッフもドラマから引き続き映画も手掛ける。<キャストコメント>・天海祐希キントリが劇場版になる?!とても驚きました。こんな光栄な事がありましょうか!ご褒美ですか?!これも応援してくださった皆様のお陰です。ラストを映画で飾れるなんて!本当にありがとうございます。愛すべきキントリメンバー、ご出演くださった素晴らしいゲストの皆様、沢山の力を貸してくださったスタッフの皆様、素敵な皆様と共に8年と言う時を重ねられた事、感謝しかないです。キントリ、この映画が本当に最後です。長く一緒にいられた真壁有希子さんと離れるのもキントリメンバーと離れるのもとても寂しいですが、全てを宝物にして経験できた様々な事を自分の誇りにしたいと思います。キントリのラストにこれまた強力なゲストの方々がご出演くださいました。キントリ一丸となって戦います。皆様、どうぞキントリの最後をご覧くださいます様お願い致します。・田中哲司『緊急取調室』が、この映画で最後になります。正直淋しいです。天海さんを始め、もう家族の様な共演者の方々。根気よく真摯に撮影に取組んでくれたスタッフの方々。僕は台詞を覚えて喋っているだけで、その仲間達が、僕の演じる管理官の梶山勝利役を造ってくれたと思ってます。そしてこの映画。ドラマの最後に相応しい作品になっていると思います。どうぞご期待下さい!・速水もこみち毎回このドラマの撮影を終えたあと、次のシーズンもまたキントリが続いたらいいなとは思っていたのですが、改めて振り返ると8年も続いた作品に参加できたことは自分にとって大きな財産の1つのように感じます。さみしい気持ちもありますが、ファーストシーズンからの歴史が積み重なった劇場版は自分自身も楽しみですし、これから観にきてくださる皆さんと一緒にキントリを楽しみたいなと思います。キントリ!そしてモツナベ!ぜひ、ご期待ください。・鈴木浩介感無量です。ドラマが8年続いたこともありがたい事ですし、劇場版としてお客様に観て頂けることを幸せに思います。演じた監物大二郎は、名前のとおり堅物で、曲がった事が大嫌いなまっすぐな男です。演じていると、心地よくて、ここまで心根の優しい人物を演じる事はなかなかないので長年演じる事が出来て幸せでした。楽しい想い出しかないので、最強で最高の相棒である速水さんと「モツナベ」で共演出来なくなる事が唯一さみしいです。撮影は思い残すことがないよう精一杯取り組みました。どこかまだ続く様な気がしてならないのですが、皆様の沢山の応援のおかげでここまで来る事が出来ました。8年間、本当にありがとうございました。劇場で「キントリ」の最後を是非見届けてください。・大倉孝二キントリの撮影は、いつも緊張との闘いだったように思います。私が演じてさせていただいた磐城という役は、並み居る先輩方を前に上司として、高圧的な態度で弁舌をふるい捲し立て、時には叱り飛ばす。緊張しないではいられません、これは。リラックスして撮影出来たことは無かったように思います、それは最後の映画の撮影まで。別に泣き言ばかり言いたい訳ではなく、そういう場に、いつでも緊張感を持たせてもらえる場に、長きに渡って立たせてもらえたことは、とても幸運だったと思います。緊急事案対応取調班、最後の活躍を楽しんでいただけたら幸いです。・塚地武雅僕はシーズン3からの参加になりますが取調室で虚偽や黙秘を続ける容疑者を言葉だけの心理戦で自白させる展開。見応えのあるドラマだなと出演していながら毎回他人事のようにワクワクしていました。笑諸先輩方の重厚感溢れる演技と撮影を離れたところでの和気藹々とした雰囲気。どちらも凄く勉強になる時間でした。まぁ皆さん、それはそれは楽しい方々なのです。ただ本番は一転してシリアスに。このメリハリ!キントリの先輩方のようになるのが僕の目標です。物語としては何度も危機を乗り越えてきたキントリ。これがファイナル!敵は巨大!勝てるのか?そして玉ちゃんはお役に立てるのか?視聴者の皆さん、出番です!うぇ~い。・でんでん赤い毛氈(もうせん)の上を、緊張感いっぱいで歩きました、ようやくひな壇にたどり着いた時は、毛のない頭に冷や汗がにじんでいました、マスコミの何でもない質問にしどろもどろでした、何と答えたのかほとんど覚えてません、8年前の第1回キントリ制作発表の場でした。これが楽しい時間の幕開けでした。役者は役作りを大事にします。命です。なんとかしようと手探りで探していくのですが、最終的には共演者の皆さんの力が菱本に深く厚みを加えてくれたんです。お陰様でいい感じの菱本進像が出来上がったと思います。キントリのチームワークは最強ですね。8年間の結晶をどうぞ皆さん楽しみにしてください。・小日向文世大将の天海さんのもと、おじさん達が撮影現場でワイワイ楽しく世間話しながら、時々大将に睨まれて・・・8年間このドラマがシリーズとして続いた事、幸せでした。その集大成としての映画化。長い間皆で過ごしたあの取調室ともお別れです。これが見納めです・・・。是非ご覧になってください!緊取のファンの皆様、長い間応援本当にありがとうございました。『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』は2023年6月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 緊急取調室 THE FINAL 2023年6月16日より全国にて公開©2023 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2022年12月12日本日9月9日(金) より富山オーバード・ホールにて開幕する、2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』の舞台写真が到着した。本作は、古田新太×天海祐希による舞台『薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive』の12年ぶりの続編で、新感線の大人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品。五右衛門と女海賊アンヌの冒険譚を歌・ダンス・アクションをたっぷり盛り込んでお届け。新感線としては4年ぶりに生バンドが入る“音モノ”Rシリーズ公演となる。キャストは、五右衛門役の古田新太やアンヌ役の天海祐希に加え、新感線初参加となる石田ニコルと神尾楓珠、久しぶりの森奈みはる、もはや準劇団員として年に1作品のペースで参加する早乙女友貴、そして新感線初参加にして初舞台となる西垣匠ら若手からベテランまで豪華メンバーが結集した。さらに、5年ぶり2度目の新感線参加となる生瀬勝久、高田聖子、粟根まことを始めとする劇団員の面々、そして久しぶりの“RX”で冠徹弥と教祖イコマノリユキが顔を揃え、総勢41名のキャストと5名のバンドメンバーが日々のネガティブな気分を蹴散らすエンターテインメントをお届けする。<公演概要>2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』公演ビジュアル作:中島かずき作詞:森雪之丞音楽:岡崎司振付・ステージング:川崎悦子演出:いのうえひでのり出演:古田新太天海祐希 / 石田ニコル神尾楓珠 /高田聖子粟根まこと森奈みはる早乙女友貴西垣匠 / 生瀬勝久右近健一河野まさと逆木圭一郎村木よし子インディ高橋山本カナコ礒野慎吾吉田メタル中谷さとみ保坂エマ村木仁川原正嗣武田浩二冠 徹弥教祖イコマノリユキ藤家剛川島弘之菊地雄人あきつ来野良藤田修平北川裕貴紀國谷亮輔下島一成米花剛史駒田圭佑前原雅樹津曲希昌上田亜希子森加織島田風香髙橋優香【Band】岡崎司(Guitars) 松﨑雄一(Keyboards) 髙井寿(Guitars) 大桃俊樹(Bass) 松田翔(Drums)【富山公演】9月9日(金)〜11日(日) オーバード・ホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 13,800円 / A席 11,000円 / B席 7,500円お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸TEL:025-246-3939(火〜金12:00〜16:00 / 土曜日10:00〜15:00)【新潟公演】9月22日(木)〜25日(日) 新潟県民会館 大ホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 13,800円 / A席 11,000円お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸TEL:025-246-3939(火〜金12:00〜16:00 / 土曜日10:00〜15:00)【大阪公演】10月5日(水)~20日(木) フェスティバルホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 15,800円 / A席 12,500円 / ヤングチケット 2,200円発売日:9月18日(日) 10:00〜お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝は休業)【東京公演】11月1日(火)〜12月6日(火) 新橋演舞場■チケット情報1等席 15,000円 / 2等席 10,000円 / 3階席A 8,000円 / 3階席B 3,500円 / 桟敷席16,000円発売日:9月18日(日) 10:00〜お問い合わせ:新橋演舞場TEL:03-3541-2600(10:00~18:00)チケット購入リンク:公式サイト:
2022年09月09日劇団☆新感線の大ヒット作『薔薇とサムライ』が12年ぶりに復活する。天海祐希扮する海賊アンヌと古田新太演じる石川五右衛門が大暴れする物語で、今回は前作から10数年後の設定。生バンドの爆音ロックに乗せ、歌・ダンス・アクションたっぷりに繰り広げられる。先だって記者会見が行われ、稽古中に来阪した古田に直撃インタビュー。役柄や作品の見どころ、天海の魅力、そして“今の若手俳優に望むこと”を聞いた。もう飽きたよ、五右衛門。4回目はイイ奴になっちゃった――『薔薇とサムライ』は2008年に初登場した『五右衛門ロック』シリーズのスピンオフ作品。石川五右衛門は古田さんの人気キャラのひとつですが、今回はいかがですか?もう飽きてるんですよね。4回もやってるんだもん、石川五右衛門の役。決まってるキャラクターでスーパーマンだから、絶対死なないし、負けないし。どう頑張っても勝つから、さてさて何を楽しもうかなぁという感じなんですけど。ま、12年ぶりにゆりちゃん(天海祐希)とコンビの役をやるので、そこは楽しいのと、(神尾)楓珠やニコちゃん(石田ニコル)、西垣(匠)とか新しい子がいるんで、その子たちとどうやってふざけようかなと思って、今、楽しんで稽古やってます。――天海さんは4年に1度新感線に出演されていて、前作では宝塚時代を思わせる姿までみせていただき、衣装替えも楽しみです。皆さんに“姐さん”と呼ばれ、演出のいのうえひでのりさんも「強くて頼りになる」と。相手役としてやりやすい方ですか?すっごくやりやすい。信頼してるし、説得力がありますよ。あんなにセンターにスクッと立つのが似合う女性もいないから。あ、もう動かないでください、みたいな感じで(笑)。もともと宝塚の男役でトップ張ってた人だからね。女優さんでセンターに立って微動だにせず、あそこまで場を持たせられる人は稀有。すごいなと思います。一緒にやってて楽だし、あまり破滅的な動きやお芝居をしないから、特に新感線みたいに余計なことばっかりする人たちのところでは、やっぱ素晴らしく光りますね。今回も衣装、すンごい着替えますよ。遠慮をするな、おとなしくなるな、ひどいことをしろ!――前作は、女海賊アンヌが五右衛門の助けを得てコルドニア王国の混乱を収め、女王になったところまで。今回はその10数年後ですが、その間、五右衛門はどうしていたんですか? 外国の女性と遊んでいた、とか?日本には帰らず、もうヨーロッパに腰を下ろしてます。基本的には船上生活。陸(おか)に上がって住居を構えたりはしていないですね。五右衛門は、おねぇちゃんはべらかしてっていうようなキャラクターのはずなんだけど、そういうのは書かれてなくて。(脚本家の)中島(かずき)さんが書く古田のイメージは、20歳ぐらいからほとんど変わってないんです。女好きでちょっとアウトローで、おバカなんだけど無敵という。それが五右衛門はアウトローの部分も少なくなってきて、女好きの設定も、特に『薔薇サム』は相手がゆりちゃんで、五右衛門とアンヌは盟友になってるから。今回の五右衛門は、生瀬(勝久)さんと高田(聖子)の野望を砕く側に回ってて、そんなイイヤツじゃなかったでしょ、みたいな(笑)。――野望を遂げようとするコルドニアの宰相に新感線2回目の生瀬さん。高田さんは、周辺諸国の制圧を狙う他国の女王役。今回は彼らにアンヌと五右衛門が立ち向かうお話?女王様になったアンヌは今回、新たに若い人たちに大きな役目を譲ろうとしていて、で、アンヌは新しい世界に行く。わかりやすい勧善懲悪で、世代交代を軸にしたお話。でも、どっちかっていうと、神尾やニコル、(早乙女)友貴たちが頑張って列強のヨーロッパ諸国の侵攻を食い止めようとする。その若造たちの背中を押して、五右衛門とアンヌが手助けするみたいな形になる。そこに仕掛けもあるんだけど。――石田ニコルさん、神尾楓珠さん、西垣匠さんは新感線初参加。今の若い俳優さんに望むことは?最近はかっちょいいとか行儀いい子が多い。おいらは、演劇というのは何をやってもいい世界だと思っているから、なるべくなら一緒にやる後輩たちに、遠慮をするな、おとなしくなるな、ひどいことをしろって教えていきたいとは常々思ってます。でも、その中で若い衆とやると「あ、そんなやり方あるんだ」って気づかされることもあるんで、それはそれで楽しみにしているんですけどね。新感線の稽古で何度も何度もやってると『ここまでやってもいいんだ』みたいなのがあるから、安心してとっ散らかれる。今、若い衆たちはみんないろいろ悩んでいて、多分、ニコルとかめちゃくちゃ恥ずかしいと思う。ブリブリの女の子させられてるから。「え? 私そんなことするんですか」みたいな。でも、それはそれでやるとおもしろいし、やっといた方が幅が広がる。観た人から「あ、そっちもやるんだ」って思われた方が、俳優として絶対に得だと思う。いろんな楽しみ方ができるから俳優という仕事があるわけで、それのとっかかりには新感線ってすごくいいと思うんですよ。心情を吐露するみたいな芝居はどこにでもころがってるから、そんなのはもう、よそでやってくんなって。だから現場で「え~、そんなことまでやっていいんですか」っていうのを若いうちに経験しといた方が絶対いい、今後何が来ても怖くないよ。取材・文:高橋晴代撮影:福家信哉2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演SHINKANSEN RX『薔薇とサムライ2~海賊女王の帰還~』チケット情報はこちら:
2022年08月26日天海祐希と鈴木亮平がW主演を務めた『広島ジャンゴ2022』が、7月30日15時15分よりWOWOWで放送・配信される。4月から5月にかけて東京と大阪で上演された本作は、広島弁満載の異色“ニュー”ウエスタン活劇。現代の広島の牡蠣工場を舞台に、周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)と、彼女に手を焼くシフト担当の木村(鈴木亮平)の物語が描かれる。作・演出は蓬莱竜太が手がけ、主演の天海と鈴木のほかに、野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生悠、北香那、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルらが名を連ねている。また、放送・配信に先立ち、天海と鈴木によるインタビューが到着した。──舞台初日の幕が開いた時に思ったことを教えてください。天海祐希(以下:天海)ポスターやビジュアル的なものでなぜかコメディだと思っている方もいらっしゃったみたいで、何かそれとのギャップにすごく焦ったっていう話は友人から聞きました。鈴木亮平(以下:鈴木)すごく反響が良かったです。 全体的に本当に面白かったってみなさん言ってくださいました。天海ザクザクくる。鈴木僕らは自信を持ってやっていましたが、コメディとか痛快西部劇だと思って見に来たらすごいザクザク刺されて途中からハンカチ持ってきてなかったとか、そういう話を聞きました。──天海さんは蓬莱作品の出演は初めてですよね。天海蓬莱さんの作品は、穏やかに入って何気ない日常の話からザクザクくる。そして最後にはほんのり希望が見える。人間が生きていくことって辛いかもしれないけど、いいこともあるよっていうメッセージをいつも受け取ります。今回はスケールが大きいですよね。始まる前にもいっぱい話しましたけれど牡蠣工場だけの話ではなく一つの国、もしくはいろいろな所でそういう同じような事があるって。国的にも時代的にもありえるということじゃないかな、と思います。蓬莱さんは稽古中に「音」ってよくおっしゃいましたよね。それはずっと前から?鈴木僕も2作目なんですが、そうですね。気持ちをきちんと「音」にしてお客さんに届く形に出して欲しいということみたいです。あと一つ印象的なのが、感情があってセリフにしないでくれと、セリフに感情が遅れてついてくるようなリズム感でと言われたことです。僕の木村という役は、全体のテンポをコントロールする役割でもあったりするので、そこは常に意識してあまり気持ち優先で間延びしないようにすることを教えていただきましたね。あといい人ですよね。天海うん、 いい人。──好きなシーンやセリフを教えてください。鈴木僕はけケイちゃんとエリカちゃんがポンプ小屋で自分の気持ちを話してふたりで泣くところですかね。それこそ木村は自分だけが苦しいと思っていて生きているわけですが、フィクションの西部劇の世界、現実と繋がっていて。若い子達しかも自分がすごく仲良くしていたあの10代の女の子二人がこんなことを抱えながら笑顔でいたというところに初めて気がつくシーンです。あそこのシーンは、自分も若い頃に想像できていなかった。今でも鈍感だった自分を再確認させられているようで、すごく痛いけれども、好きなシーンですね。天海私は、ケイちゃんに誰かのせいにする生き方はやめなさいというシーン。究極の人生観と言うか、「誰かのせいにする生き方はやめなさい。人に迷惑をかけずに生きなさい。笑って、自分を恥じないでなりたい自分になりなさい」っていうのが一番かな。──これから作品を見られる方にメッセージをお願いします。天海多分いろいろなところで、ちょっとサク、サクっと痛いところがあり、悲しいなと思うことがあるかもしれませんが、自分もこういう風に生きたいな、こうするべきだな、と思えるような何とも温かくなるようなお話だと思っているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。そして、出演者スタッフ一同皆さんに楽しんで頂けるように心を込めて演じていますのでぜひ楽しみにしていただきたいと思います。私は少ししんどい役です。笑顔を封印し、愛する子供の為に強くあろうと戦っている人。でも亮平くん演じる木村の明るさや暖かさとかがこの物語をすごく救ってくれています。鈴木蓬莱さんに聞くと、天海さんは笑顔を封印してオーラをあえて抑えさせる役、僕は映像とかでやっているイメージのない舞台でしかやらせられない役を当てるのが好きだと仰っていました。そういう意味ではオーラを抑えた天海さんと困ってばかりいる私をお見せできると思います。天海ちょっと表現的には、暴力的なものもあったりするので、なかなかお子さんも是非っておすすめはできないかも知れませんが、もしよろしかったら親御さんとご覧になって、きちんと説明をしながら、どんなふうに思った?こういうことはよくないよね?とお話をしながらみていただけたらなと思います。お子さんはお子さんの立場で感じるものがたくさんあると思います。ちょっと厳しい表現方法もありますけれども、そこはそこでご家族でちゃんとお話しながら見ていただけたらと思います。鈴木広島ジャンゴ、 面白いですよ。<番組情報>天海祐希×鈴木亮平『広島ジャンゴ2022』作・演出 蓬莱竜太7月30日(土) 15:15~WOWOWライブ、WOWOWオンデマンドで放送・配信『広島ジャンゴ2022』ロゴ収録日:4月13日(水)収録場所:東京・Bunkamuraシアターコクーン作・演出:蓬莱竜太【出演】天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨芋生悠北香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林大貴宮下今日子池津祥子藤井隆仲村トオル番組公式サイト:
2022年07月21日2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』の製作発表会見が7月18日に行われ、海賊アンヌを演じる天海祐希、石川五右衛門役を務める古田新太、共演する高田聖子、粟根まこと、森奈みはる、早乙女友貴、2度目の新感線出演となる生瀬勝久ら豪華キャストが勢ぞろいした。大ヒット舞台『薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive』の12年ぶりの続編にして、新感線の大人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て、王国の混乱を収め女王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる。新感線としては生バンドが入る“音モノ”Rシリーズ公演が4年ぶりに復活する。五右衛門を演じるのは5度目となる古田は「すっかり飽きています」と早速の古田節。一方、天海は12年ぶりの女海賊アンヌ役に「よもや『バラサム』をもう1度とは。でも、鬱々とした空気を吹き飛ばせるのが『バラサム』ですし、私自身もアンナに会えるのが楽しみで、とてもワクワクしている」と期待を寄せた。天海祐希テーマはずばり“世代交代”。会見には新感線に初参加の石田ニコルと神尾楓珠、舞台出演が初めてとなる西垣匠らフレッシュな面々も出席し、古田は「初共演の若い衆と一緒でやれるのが楽しみ。おじさん、おばさんがいかに手を抜くか。それが本当に勉強になると思うので、よく見ておいて」と貴重なアドバイス。天海からは「美しく世代交代したい。新感線は私、これで最後になると思うので」とまさかの新感線引退を匂わせる発言も飛び出した。古田新太そんなベテラン勢の発言を受けて、石田は「ワクワクしていますし、全力で頑張りたい」と抱負を語り、「いただいた台本が分厚くて。昨日の本読みでは皆さんのパワーもすごいので、負けちゃダメだと食らいつきたい」と決意表明。「うれしさと同時に不安もありますが、大先輩の背中を見て頑張りたい」(神尾)、「初舞台なので、とにかく一生懸命にやろうと。学生時代、フェンシングをやっていたので、殺陣に活かせれば」(西垣)とこちらも闘志を燃やした。主宰・演出のいのうえひでのりも「若いフレッシュな俳優陣が楽しみですね」と期待感。同時に「それなりの蓄積と時間の経過があり、スキルもあがっているので、ミュージカル的にも新しい見せ方ができるのでは。楽しいお祭りになる」と作品そのものの進化にも貪欲な姿勢を見せた。座付き作家・中島かずきは「続編が成立するのも、新感線の長い歴史の中で、キャラクターが生き続けるおかげで、ありがたいこと。こういうご時勢なので、賑やかで元気が出る舞台になれば」と話していた。取材・文:内田涼撮影:田中亜紀<公演概要>2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』公演ビジュアル作:中島かずき作詞:森雪之丞音楽:岡崎司振付・ステージング:川崎悦子演出:いのうえひでのり出演:古田新太天海祐希 / 石田ニコル神尾楓珠 /高田聖子粟根まこと森奈みはる早乙女友貴西垣匠 / 生瀬勝久右近健一河野まさと逆木圭一郎村木よし子インディ高橋山本カナコ礒野慎吾吉田メタル中谷さとみ保坂エマ村木仁川原正嗣武田浩二冠 徹弥教祖イコマノリユキ藤家剛川島弘之菊地雄人あきつ来野良藤田修平北川裕貴紀國谷亮輔下島一成米花剛史駒田圭佑前原雅樹津曲希昌上田亜希子森加織島田風香髙橋優香【Band】岡崎司(Guitars) 松﨑雄一(Keyboards) 髙井寿(Guitars) 大桃俊樹(Bass) 松田翔(Drums)【富山公演】9月9日(金)〜11日(日) オーバード・ホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 13,800円 / A席 11,000円 / B席 7,500円お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸TEL:025-246-3939(火〜金12:00〜16:00 / 土曜日10:00〜15:00)【新潟公演】9月22日(木)〜25日(日) 新潟県民会館 大ホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 13,800円 / A席 11,000円お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸TEL:025-246-3939(火〜金12:00〜16:00 / 土曜日10:00〜15:00)【大阪公演】10月5日(水)~20日(木) フェスティバルホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 15,800円 / A席 12,500円 / ヤングチケット 2,200円発売日:9月18日(日) 10:00〜お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝は休業)【東京公演】11月1日(火)〜12月6日(火) 新橋演舞場■チケット情報1等席 15,000円 / 2等席 10,000円 / 3階席A 8,000円 / 3階席B 3,500円 / 桟敷席16,000円発売日:9月18日(日) 10:00〜お問い合わせ:新橋演舞場TEL:03-3541-2600(10:00~18:00)チケット購入リンク:公式サイト:
2022年07月19日2022年劇団☆新感線 42周年興行・秋公演 SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ 2-海賊女王の帰還-』の製作発表が18日に行われ、中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)、古田新太、天海祐希、石田ニコル、神尾楓珠、高田聖子、粟根まこと、森奈みはる、早乙女友貴、西垣匠、生瀬勝久が登場した。同作は新感線の人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品で、海賊アンヌ(天海)が石川五右衛門(古田)とともに大暴れする『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』12年ぶりのの続編となる。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て王国の混乱を収め国王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる。古田は「石川五右衛門、5回目なんです。すっかり飽きています」と飄々としたコメントで笑わせ、「今回の楽しみは後ろに並んでいる初共演の若い衆と一緒にやれるということ。前面に並んでいる人たちはいつものメンバーなんで、面白いものにしたいと思っております」と意気込む。天海は「『バラサム2』はどうでしょうかと声をかけていただきまして、皆さんやっぱり鬱々としてまだ大変な状況ですから、これを吹き飛ばすくらいのものととして呼んでいただけるんだったら、もうお断りできない感じでした。私もやっぱりこうまたアンヌに会えるかと思うと楽しみだったので、今一番とてもワクワクしていると思います」と心境を表した。今回が初舞台となる西垣は「昨日の本読みでも皆さんの熱量だったり、作品への愛がすごく感じられて、これからの稽古がとても楽しみになりました。本当に右も左もわからないんですけど、がむしゃらに先輩についていこうと」と初々しい様子。舞台が2回目だという神尾は「不安の方が大きくて」と言いながら、「普段のドラマや映画の本読みとテンポが全然違った。いきなり間違えましたね。どんどんいく分、積み上げていく感じがすごくて。僕のセリフまでの間にすごい波が押し寄せてくるかのような感じで、その波に飲まれました」と圧倒されているという。実際、話の軸には「世代交代」があるということで、天海は「私たちはこれで終わりということなので、最後になるかもしれません」、古田は「できればフェードアウトしていきたい」といった発言も。天海は「美しく世代交代したいですね。どんどんフェードアウトできるように。本当に私、新感線は最後になると思うので、ぜひ足をお運びください」と集客を煽っていた。東京公演は新橋演舞場にて11月1日〜12月6日、富山公演はオーバード・ホールにて9月9日〜11 日、新潟公演は新潟県民会館 大ホールにて9月22日〜25日、大阪公演はフェスティバルホールにて10月5日〜20日。撮影:田中亜紀
2022年07月18日古田新太×天海祐希の大ヒット舞台『薔薇とサムライ』の12年ぶりの続編として注目を集める2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』のビジュアルが解禁、あわせて東京・大阪公演の詳細が発表された。本作は天海祐希扮する海賊アンヌが古田新太演じる石川五右衛門とともに大暴れする『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』の続編であり、新感線の大人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て王国の混乱を収め国王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる……。かつてのハリウッド映画の冒険シリーズものを連想させるサブタイトル“海賊女王の帰還”。このドキドキワクワクは、主宰・演出・いのうえひでのり、座付き作家・中島かずきが高校生の頃から35年間ブレずに貫き続けるたくさんの“好き”が詰まった新感線の作風そのもの。五右衛門とアンヌの冒険譚を歌・ダンス・アクションがたっぷり盛り込まれた舞台に期待が高まる。さらに新感線としては4年ぶりとなる、生バンドが入る“音モノ”Rシリーズ公演となる本作。生バンドの演奏に体を震わせ、現実から少し離れて楽しい気持ちを思い出し、また明日から頑張れる、人々に活力を与えられる作品を創り出す。ハマり役石川五右衛門を演じるのは、もちろん劇団☆新感線の看板俳優・古田新太。して物語の主人公となるアンヌを演じるのは、約4年に一度、新感線にとってはオリンピックイヤー的な存在の天海祐希。共演は、新感線初参加となる若手実力派の石田ニコルと神尾楓珠、お久しぶりの森奈みはる、もはや準劇団員として年に1作品のペースで参加する早乙女友貴、新感線初参加にして初舞台となる西垣匠、17年の『髑髏城の七人』Season風以来5年ぶり2度目の新感線参加となる生瀬勝久、そして古田に加えて高田聖子、粟根まことを始めとする平均年齢50歳の劇団員の面々も。そして久しぶりの“RX”で冠徹弥と教祖イコマノリユキが顔を揃え、総勢41名のキャストと5名のバンドメンバーとともに、今度は、“フルスペック新感線RX”で富山から新潟、大阪、東京へと走り抜ける!スタッフ&キャストコメント【作:中島かずき】「『薔薇サム2』がやりたいのよね」という柴原プロデューサーの一言がスタートだった。「こんなご時世だから、スカッと楽しい芝居がやりたいの」「『薔薇サム2』って、『薔薇とサムライ』の続編って事?完全にあの話の続き?」と聞くと「そう」と力強く頷く。2022年の秋公演、天海祐希さんの出演が決まり、新感線側も久しぶりに古田新太、高田聖子、粟根まことが並ぶ。確かに続編は可能だ。こういう時は、誰かが強く「やりたい」と思うものをやった方がいい。ということで、海賊女王アンヌが12年ぶりに戻ってくることになった。「だったら世代交代の話にしたい」と思った。女王として生きている彼女なら、時の流れの中で、国の行く末を案じ次世代への継承を考えているだろう。そのために若い世代のキャスティングをお願いした。石田ニコルさん、神尾楓珠くん、西垣匠くんという新鮮なメンバーに早乙女友貴くんが加わり、新世代の布陣が固まった。アンヌや五右衛門と対立する大きな存在が必要なのだが、そこを生瀬勝久さんが引き受けてくれて、頼もしい限りだ。さらに、前作から続投の森奈みはるさんが世界観を繋げてくれる。こうして新しい『薔薇サム』の船出が始まった。今回は『五右衛門ロック』シリーズとは少し違って、アンヌを主軸とした物語になる。五右衛門ももちろん重要なキャラだが、彼女をサポートする立場といえばいいか。峰不二子が主人公になった物語のルパン三世的なポジションだ。分かりにくいかな。まあ、それでも五右衛門らしさは随所に出るのでその辺もお楽しみにしていただきたい。とにかく、自分達が見たいものを詰め込むのが『薔薇とサムライ』だと思っている。今回も賑やかで派手で笑えてちょっとシリアスな舞台になるだろう。海賊女王アンヌと天下の大泥棒石川五右衛門の新たな航海、どんな波乱が待ち受けるか、ご期待下さい。【演出:いのうえひでのり】姐さん(天海祐希)にまた劇団☆新感線に出ていただくのであれば、こんな時期だし楽しい音楽モノ、つまり“R”モノがいい、だったらやはり『薔薇サム』でしょう!ということになりました。しかも“五右衛門ロック”シリーズのスピンオフでありながらも、タイトルで“五右衛門”を名乗らず、あえて『薔薇サム2』にしたほうが面白いよね!と。あくまでもこれは、姐さんから派生したもの、ということ。今回はアンヌが主軸となります。新感線の“R”シリーズ、つまり生バンドが入る“音モノ”芝居は、『メタルマクベス』以来なので4年ぶり。今回も、ベースはハードロックだったりはしますが、いろいろなジャンルの音楽満載でバリエーションも広がっていますから、ミュージカルシーンみたいなところはさらに精度を上げてお贈りできると思います。“世代交代”がテーマの一端だということもあって、今回はフレッシュな若手も多く参加してくれます。若い人にしか出せない新鮮かつ刺激的な空気が、この物語を力強く引っ張ってくれるのではないでしょうか。そして、古田演じる五右衛門というアイコンがいるだけで“なんでもアリ!”の世界観になるんです。ヨーロッパで刀を振り回している奴がいても、まったくOK。五右衛門はルパン三世でありスーパーマンであり、マーベルの『アベンジャーズ』シリーズでいえばアイアンマン的な存在ですね。それにしても、姐さんみたいに、あんなに強くて頼りになる女の人はいないんじゃないでしょうか。しかもそれを何十年も続けていらっしゃるのは、すごいですよ。その姐さんが、必要以上に何度も着替えて出てくる“着せ替え天海姐さん(©いのうえ)”は今回ももちろんやります!宝塚の現役時代をほうふつとさせる姿もあれば、前回やったオスカルみたいな、現役時代にはやられていない姿もあり。そこが『薔薇サム』ならではの魅力のひとつでもありますので、みなさんどうぞお楽しみに。さらに、東京公演の新橋演舞場には花道がドーンとあるわけで。花道、もちろん使います!姐さんが、花道を颯爽と走るのは『阿修羅城の瞳』以来。ここもまた見せ場になると思います、ご期待ください。【古田新太】久しぶりの五右衛門スタイルだけど、今回、ブーツで高下駄じゃない。衣裳も、綿入れみたいだった時は暑いけど柔らかかった。暑いってことは同程度で、素材が固くて動きにくいので、あれでは泥棒は無理だね(笑)。でも公演を重ねるごとに大きくなっていった頭が今回は若干小さくなって、新宿コマ劇場でやった初回の五右衛門くらいのサイズになりました。でも今日の衣裳は、思ったより大人っぽい。オイラも、もうおじいちゃんだからさ。いよいよ60歳の声も聞こえてきたところだし。ゆりちゃんは、本人に言うと嫌がるかもしれないけど、やっぱり派手な役がすごく似合う人だと思うんですよ。そしてそういう派手な役柄って、新感線の舞台であれば臆面もなくできるじゃないですか。他の舞台だともっとリアルな世界観になるだろうし、そう考えるともともとの宝塚時代からのファンの方々は新感線に出ている時のゆりちゃん、しかも今回はアンヌ・ザ・トルネードですからね、おそらく大好物なんじゃないかと思うんですよね。だいたい、あそこまでの格好をしてくれるのはもう新感線の舞台に出る時だけだから。みんなが見たいゆりちゃんが、きっと今回も見られると思いますよ。みなさんが楽しんでいただけるメンツを、今回も集めました!そしてゆりちゃんの艶姿に、みなさん期待してください。五右衛門以下、劇団員たちはそれを邪魔しないように精々がんばります!【天海祐希】「薔薇サムの続編をやりたい…」と聞いた時は、「嘘でしょ?」と思いましたよ。だってあれから12年ですよ?私も古田さんも大丈夫なんだろうかと(笑)でもね、「せっかく劇団☆新感線と天海祐希の組み合わせで公演予定があって。この数年、コロナ禍で辛い思いをした皆さんに、どうしたら元気や笑顔を届けられるか。これはやはりバーンと派手な演目が良いでしょ?そこで薔薇サムですよ。」と、口説かれたら…そりゃもう賛同する思いしかなかったです。前回は、海賊から新米女王でしたが、今回はきっと貫禄ある女王になっているのでは?衣装も髪も今回は白ですから(笑)また古田さんとご一緒させて頂けるのは、幸せの極み!神様的な方ですから!居てくださるだけで心強い!そして頼もしい劇団☆新感線の皆様に尊敬する生瀬勝久さんも!フレッシュな方々ともご一緒できるのは、本当に楽しみです。私、よくよく考えると、劇団☆新感線には大体4年に一度、出演させて頂いてるんですよね。オリンピックイヤー並に(笑)大感謝祭、劇団☆新感線&天海祐希イヤーとなれる様に。皆様に楽しんで頂ける様に。頑張りたいと思います。この数年、皆様それぞれ本当に大変な思いをされた事と思います。勿論、演劇界も。だからそんな事も吹き飛ばせるくらいにお祭り騒ぎの様な作品になれば…と思っています。皆様、是非とも奮ってご参加くださいませ!公演概要2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』作:中島かずき作詞:森雪之丞音楽:岡崎司振付・ステージング:川崎悦子演出:いのうえひでのり出演:古田新太天海祐希 /石田ニコル神尾楓珠 /高田聖子粟根まこと森奈みはる早乙女友貴西垣 匠 / 生瀬勝久右近健一河野まさと逆木圭一郎村木よし子インディ高橋山本カナコ礒野慎吾吉田メタル中谷さとみ保坂エマ村木 仁川原正嗣武田浩二冠 徹弥教祖イコマノリユキ藤家 剛川島弘之菊地雄人あきつ来野良藤田修平北川裕貴紀國谷亮輔下島一成米花剛史駒田圭佑前原雅樹津曲希昌上田亜希子森 加織島田風香髙橋優香【Band】岡崎 司(Guitars) 松﨑雄一(Keyboards) 髙井 寿(Guitars) 大桃俊樹(Bass) 松田 翔(Drums)公式サイト: 【富山公演】2022年9月9日(金)〜11日(日)会場:オーバード・ホールチケット発売日:2022年7月2日(土)10:00~料金:S席 13,800円A席 11,000円B席 7,500円(全席指定・税込)お問合せ:サンライズプロモーション北陸025-246-3939(火〜金12:00〜16:00/土曜日10:00〜15:00)【新潟公演BSN新潟放送開局70周年】2022年9月22日(木)〜25日(日)会場:新潟県民会館 大ホールチケット発売日:2022年7月2日(土)10:00~料金:S席 13,800円A席 11,000円(全席指定・税込)お問合せサンライズプロモーション北陸025-246-3939(火〜金12:00〜16:00/土曜日10:00〜15:00)【大阪公演】2022年10月5日(水)~20日(木)会場:フェスティバルホールチケット発売日:2022年9月18日(日)10:00〜料金:S席 15,800円A席 12,500円ヤングチケット 2,200円(全席指定・税込)お問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝は休業)【東京公演】公演日程11月1日(火)〜12月6日(火)会場:新橋演舞場チケット発売日:2022年9月18日(日)10:00〜料金:1等席 15,000円2等席 10,000円3階席A 8,000円3階席B 3,500円桟敷席16,000円お問合せ新橋演舞場:03-3541-2600(10:00~18:00)
2022年06月01日映画『死刑にいたる病』(5月6日公開)の公開記念舞台挨拶が7日に都内で行われ、阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、白石和彌監督が登場した。櫛木理宇の同名小説を白石和彌監督が映画化した同作。理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元に、ある日稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)から1通の手紙が届く。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」という榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。殺人鬼役となった阿部だが、役作りについて聞かれると「普通の人ですからね。あの本当に普通に演じました。普通の人に見えるように。普通ってなんですか?」と自問自答。「この人は殺してないだろうなと思われるような。『晴れ、ときどき殺人』みたいな、そんな感じでした」と表し、岡田は「名言ですね」と讃える。また作品タイトルにちなみ自身のハマっているものを「〇〇にいたる病」と表現するコーナーでは、「爪が顔にいたる病」と掲げた阿部。作中で演じた榛村が爪に執着していたことから「撮影が終わってからも爪を見るようになって、爪を見てると、爪が顔に見えてくる。左手の薬指の爪を見てると、天海祐希さんに見えてくる」と珍発言で会場はざわつく。「本当に?」と訝しがる岡田に、阿部が爪を見せるも「いやあ……」と戸惑いの空気に。阿部は自分の爪に「ねえ、天海さん?」と話しかけていた。
2022年05月07日やっぱり、天海祐希は格好いい。様々な場面風景の中でもカッコ良かった。耳が痛くなる轟音と共に開演した第1幕。そこは大きな牡蠣工場。牡蠣といえば広島。多くの男女が働き、広島といえばプロ野球の広島カープ。やがて応援歌、「カープ、カープ、カープ広島」の大合唱。ところが唯一、場違いのように黙々と牡蠣をむき出す作業を続ける女性、それが天海が演じる山本。従業員仲間の誘いに耳をかさず、口数が少ない。天海は作業着で静かな佇まいからして、カッコいいのである。撮影:引地信彦「すいません、明日はせっかくの休みの日」。こんな台詞から始まった。娘がいるシングルマザーでパートタイマー。これまでの役柄と大違いのごく普通の主婦だ。しかし、そんな訳はない。天海本来の弾ける役どころがあるはずだ。この女性は、亭主を殺したというのである。作・演出の蓬莱竜太は主に等身大の家族、家庭、人物や集団を書いてきた。ただし、登場人物は心に一物、背に荷物を持つような背景がある人々だった。母親の山本は突然、ガラリと別人になる。鈴木亮平が演じる工場のシフト担当・木村が見た夢の中に登場した。そこは西部の町ヒロシマ。それぞれが西部劇の世界と交錯する、という破天荒な仕掛け。天海の山本は何と、子連れのガンマン・ジャンゴ。ここからが格好いい第2章。ジャンゴの愛馬ディカプリオになってしまった木村に「馬だろ!」と怒鳴りつけてから、ようやく台詞は激しく、多く、あの暴れる天海に向かっていった。撮影:引地信彦ピストルの一撃で悪党をやっつけ、多人数との決闘シーン、あるいは荒くれどもにリンチされる。笑顔がほとんどない演技、ジーンズにカウボーイハット。まるでマカロニウエスタンのクリント・イーストウッドじゃないか。舞台奥に去っていく姿なんぞ、拍手を送りたくなった。亭主を殺したとされるヒロイン天海。しかしー。実は娘の仕業だった。母を殴っていた父のDV。母をかばっていたのだった。母は娘をかばい、娘は母を慕う。蓬莱の母と娘の愛情物語だと分かるのである。撮影:引地信彦マイク片手に歌いまくる鈴木、悪徳工場長と町のボスの仲村トオル、猛烈なカープファンの従業員。とにかく騒々しいドタバタ劇でご都合主義とも見えるエンタテインメント芝居。その演劇世界でも天海のガンマンぶりはスカッとさせるカッコ良さだった。(4/6所見)『広島ジャンゴ 2022』4月30日(土)まで、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて上演中。【ライブ配信】4月14日(木)23:59までアーカイブ配信あり詳細は下記サイトにてご確認ください。プロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には「名優の食卓」(演劇出版社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。
2022年04月14日4月から始まる舞台『広島ジャンゴ2022』。広島の牡蠣工場と西部劇の世界を往き来するという奇想天外な設定で、さまざまな社会の不条理を浮き彫りにしていく作品だ。13年ぶりの共演となる天海祐希さんと鈴木亮平さんは、どんな化学反応を見せてくれるのだろうか。【Question1】13年前の初共演の時のこと覚えていますか?鈴木亮平さん(以下、鈴木):共演と言うにはおこがましいんですよね。『カイジ 人生逆転ゲーム』という映画なんですけど、当時僕は映像の業界に入ったばかりで、役も「黒服A」という、たまにしかセリフがない役だったので。現場で先輩方のお芝居を見て学ばせていただいていた時期でした。天海祐希さん(以下、天海):私は鈴木さんに対しては強烈な印象があります。笑顔がとても素敵だったのと、現場でちょっとお話しした時、いい意味で私に対して気負いも壁もなく自然体で。なんていうか、そこにたまたまいただけの人のような受け答えがとても印象に残って、この人誰だろう?って後から調べましたよ。鈴木:その話、すごい嬉しいですけど、多分僕、態度がデカかったんですよね(笑)。天海:ちがうちがう、そんなんじゃなくて。爽やかでサラッとしてて。短いやりとりだったんですけど、とてもいい印象が残ったんです。鈴木:天海さんが自然に話しかけてくださったので気負う必要がなかったんです。まるで以前からの知り合いのように接してくださって。天海:出来上がった映画を観た時に、鈴木さんが的確に動いていらっしゃったから、ああ、これからどんどん伸びてくる人なんだなって感じました。そうしたら、あれよあれよという間にご自分のポジションを確立されて、ああ、やっぱりな、なんて思ってました。鈴木:僕は、天海さんこそ壁をつくらない方だなと思いました。共演後にテレビで見ていても「あの時しゃべった感じとホント一緒だな」と感じたりして。それにしても、その方とこういうふうにまたご一緒できるというのは非常に感慨深いものがありますね。【Question2】役者としてのお互いをどう思っていますか?鈴木:天海さんはリズムがすごい。速いんです。だからストーリーがすごく面白く見える。そのリズムを勉強させてもらっています。もちろん速いだけじゃなく聞かせるところは聞かせていて、お芝居の緩急が見ていて一番面白いところにはまってくる。相手とキャッチボールしながらそれができるってすごいです。とにかく惹きつけられちゃうんですよね。天海:鈴木さんって、ものすごい熱量を持ってひとつの役に突き進む役者さんだと思います。お芝居は上手い下手っていうよりも、熱があるかどうかのほうが私は重要だと思っているんです。一方で、鈴木さんは作品のことも共演者のことも考えて演技ができる方。全体をとらえながら真ん中に立つことができる人ってそうそういない。人間としてのスケールが大きい人だなという印象です。鈴木:体も大きいし(笑)。天海:それもね、単純に私よりこれだけ身長の高い方と横に並べるのはすごく嬉しいなと思ってます。とても頼りにしています。鈴木:僕、大きいせいで快活な役や強い役、頼られる役が多いんですが、今回は板挟みでおろおろする役なんですよね。天海:振り回される役って実は大変。私の役はガンガンいけばいいけど、それを受けなきゃいけないから。鈴木:なるべく柔軟な姿勢で臨みたいと思ってます。実は天海さん演じる強いジャンゴに翻弄されるのも楽しみなんです。天海さんって、この人になら翻弄されたいっていう感じを出してくださる方だと思うので。天海:全力で鈴木さん演じるディカプリオを翻弄していかなくちゃね(笑)。自分の役を誠実にがんばればがんばるほど、鈴木さんを翻弄できるはずだと思ってます。【Question3】この舞台で楽しみにしていることは?鈴木:演出の蓬莱竜太さんとは今回が2回目なんですけど、ご本人の人間性や稽古場の雰囲気を含め、ぜひまた一緒にやりたいと思っていたのでそれが叶って嬉しいです。しかも共演が天海さんはじめ超一流の方々なので、楽しみでもあり、身が引き締まります。天海:蓬莱さんの作品は何回か拝見していて、いつかご一緒できたらと思っていました。深くて、鋭い何かでちょっと切られるようで、最後にどこか希望があって。そんな世界観の一員になれることが楽しみ。鈴木:気がかりなのは歌があることなんですよね…。さっきから天海さんにも相談してるんですけど。天海:物語の中にちゃんと入っていけば大丈夫ですよ。歌うのは役であって鈴木さんじゃないんだから。鈴木:僕、これがコロナ禍になって初めての舞台なんです。マスクしながら舞台の稽古をした経験がなくて…顔の下半分が見えないと伝わってくる情報がすごく減ると思うんですね。その時どんな気づきが生まれるのかはある意味楽しみです。天海:本当はね、食事に行ったりしてこのシーンはどうだとか、それは違うだろうとか、意見をぶつけ合ってコミュニケーションをとるのも舞台の素敵なところなんですけど、今回それが難しいので稽古場でそれをぶつけるしかない。お互い、心を動かし動かされながらやりたいですね。鈴木:同じセリフでも毎回違うのが舞台の魅力。ジャズでいうセッションみたいに、自由にアドリブを入れたりっていう楽しさがありますよね。天海:今日ここで人生終わっても構わない、なんてつい思いながら演じることができる場をもらえていることがすごく嬉しい。ありがたいな、幸せだなって思います。あまみ・ゆうき俳優。1967年生まれ、東京都出身。映画、ドラマ、舞台、CMで活躍。代表作は、ドラマ『離婚弁護士』『女王の教室』『BOSS』『緊急取調室』など。ワンピース¥55,000パンツ¥31,900(共にアドーア TEL:03・6748・0540)イヤリング¥60,500(シェイスビー/エストネーション 六本木ヒルズ店 TEL:0120・503・971)すずき・りょうへい俳優。1983年生まれ、兵庫県出身。本誌連載「鈴木亮平のシネマで英会話」でもおなじみ。映画『孤狼の血 LEVEL2』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。ジャケット¥70,400パンツ¥35,200(共にウィーウィル TEL:03・6264・4445)Tシャツ¥17,600(08サーカス/08ブック TEL:03・5329・0801)靴¥71,500(パラブーツ/パラブーツ 青山店 TEL:03・5766・6688)COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』気鋭の演出家・蓬莱竜太が手がける異色の“ニュー”ウエスタン活劇。4月5日(火)~30日(土)東京・Bunkamuraシアターコクーン、5月6日(金)~16日(月)大阪・森ノ宮ピロティホールで上演予定。※『anan』2022年3月30日号より。写真・小川久志スタイリスト・大沼こずえ(eleven./天海さん)八木啓紀(鈴木さん)ヘア&メイク・林 智子(天海さん)古久保英人(Otie/鈴木さん)インタビュー、文・東海林美佳(by anan編集部)
2022年03月29日第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、天海祐希さんを起用した新TV-CM、トランシーノ ホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇とトランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇を、2022年3月16日(水)から全国で放映いたします。本CMに登場される女優・天海祐希さんは、幅広い年代の女性の憧れの存在。さまざまな女性のしみのお悩みに寄り添いたいというブランドの思いを託される形で、2018年より「トランシーノ」イメージキャラクターを務めています。今年もしみ対策や透明感ケアのシーズンインに向け、メッセージを伝えていきます。今回公開する2本のTV-CMでは、潔いシンプルな空間を使用し、天海さんの凛とした美しさをさらに際立たせました。天海さんの透き通るような美肌と、シミケアにも一切妥協しない力強いまなざしにご注目ください。なお、本日3月15日(火)より下記にて、新TV-CM動画及びメイキングムービーをご覧いただけます。トランシーノ ホワイトCクリアTV-CM「シミケアに、答えを」篇よりトランシーノ ホワイトCクリア新TV-CM「シミケアに、答えを」篇YouTube URL: 動画1: トランシーノ薬用スキンケアシリーズ新TV-CM「スティック、誕生」篇YouTube URL: 動画2: 「メイキング」YouTube URL: 動画3: 「トランシーノ」ブランドサイト: ※CMギャラリーぺージは3月15日9時以降に更新されます。■ ■TV-CMストーリー/トランシーノホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇(15秒)「出口の見えないシミケアに、答えを」というセリフとともに、天海さんが登場。医薬品の力でメラニンを抑制・無色化※・排出し、体の内側からシミを薄くする「トランシーノ ホワイトCクリア」の特長を、天海さんの説得力ある声とまなざしで伝えます。※黒色メラニンを無色化■ ■TV-CMストーリー/トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇(15秒)真っ白な背景の前で、天海さんが「私は逃さない」と一言。スティックタイプとエッセンスタイプの美白※美容液をW使いすることで、徹底的にシミに挑む、そんな新しいトランシーノのケアを印象的に伝えます。「シミの根源を無力化へ」と、シミのない素肌を目指す人たちに向けて、力強いメッセージを送ります。※メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ■ ■TV-CMの見どころ天海さんの内側から溢れる素肌美と凛とした佇まいがトランシーノの自信を表現した、期待感あふれるCMとなっています。「シミケアに、答えを」篇の堂々とした存在感、「スティック、誕生」篇のやわらかくも端正な姿。商品ごとにムードの異なる天海さんの演技と世界観にぜひご注目ください。どちらの衣装も、フェイスラインやデコルテ周りの美しさを際立たせるために特別にデザインされたものです。セリフの言い回しから身体の角度、目線の配り方まで、細部にまで美へのこだわりが詰まった映像を、繊細さと華やかさが融合して明るい未来を予感させるサウンドが盛り上げます。■ ■撮影時のエピソード◇トランシーノ ホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇表情の作り込みからセリフの細かな言い回しまで、監督と丁寧に話し合いを重ね、一切妥協せずにベストな見え方を追求する天海さん。モニターに映る横顔の美しさに、スタジオ全体から自然と拍手が起こる場面も。◇トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇颯爽としたシャツスタイルの天海さん。撮影現場では、監督からのオーダーにも「お任せください」と心強いお返事。ひとつのセリフでも、クールな言い方から柔らかなトーンまで様々なパターンにトライしました。■ ■メイキングTV-CMの公開に合わせて、メイキング動画を公開します。撮影中の真剣な表情や、トランシーノのブランドカラーである青い花束を受け取ると「見て、“トランシーノブルー”」とカメラに近づくお茶目な姿など、天海さんの様々な表情が垣間見える、撮影の裏側を収めました。「メイキング」YouTube URL: ■ ■TV-CM概要放映開始日:2022年3月16日(水)放送地域 :全国タイトル :トランシーノ ホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇出演 :天海祐希■ ■プロフィール◇天海 祐希さん生年月日:1967年8月8日 出身地:東京都1987年に宝塚歌劇団入団。1995年に退団。翌1996年から女優として本格的に活動を開始。CM、ドラマ、映画、舞台へ活躍の場を広げている。主な出演作にドラマ『離婚弁護士』『女王の教室』『Around40〜注文の多いオンナたち〜』『BOSS』『緊急取調室』『トップナイフ天才脳外科医の条件』、映画『アマルフィ女神の報酬』『カイジ』『恋妻家宮本』『最高の人生の見つけ方』、『老後の資金がありません!』舞台『阿修羅城の瞳』『薔薇とサムライ』『蒼の乱』『子供の事情』『修羅天魔〜髑髏城の七人season極』など多数。■ ■制作スタッフリストCD:渡辺 哲也AD:金丸 早紀PL/CW:梅澤 麻美/小野崎 花奈CP:木村 千沙子AE:田口 英/三輪 直紀/長谷川 宗彦/美保 紗彩/栗林 有沙Casting:齋藤 祥子Pr:堤 麻里子/磯野 泰世PM:高橋 蘭/中路 久梨子/矢野 直希Dir:藤安 広人Cam:鏑木 穂Light:上野 敦年Art:丹羽 麻里奈HM:稲垣 亮武Sty:えなみ眞理子Music:鮫島 充■ ■トランシーノホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇(15秒)ストーリーボード■ ■トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇(15秒)ストーリーボード■ ■製品についてトランシーノ ホワイトCクリア 第3類医薬品 60錠/120錠/240錠しみ、そばかすの緩和に。累計売上本数550万本突破※1のしみ・そばかす対策薬。製品特長:・しみ対策成分L-システイン240mg、ビタミンC1000mg配合※2・しみのもととなるメラニンの過剰な生成を抑制・出来てしまった黒色メラニンを無色化・ターンオーバーを整えメラニンの排出を促進※1 2018年1月~2022年2月 累計出荷本数(60錠、120錠、240錠合算)※2 いずれも成人(15歳)1日量 トランシーノ薬用ホワイトニングスティック 医薬部外品【2022年2月10日(木)発売】(販売名:DSホワイトスティック)5.3gしみを作りたくない部分を集中ケアする、美白スティック状美容液。製品特長:・美白有効成分「トラネキサム酸」配合。しみの根源にアプローチし、メラニン生成連鎖を抑制・ゾーン使いしやすいなめらかなスティックで、しみを作りたくない部分を集中ケア・滞りがちなターンオーバーのサポートや、外的刺激から肌が受ける影響などにも着目した処方 トランシーノ薬用ホワイトニングエッセンスEX2 医薬部外品※「2」は正しくはローマ数字(販売名:DSホワイト美容液c)30g/50g独自の浸透※アプローチで深く※届き、しみの根本原因を抑える美白美容液。製品特長:・美白有効成分「トラネキサム酸」配合・トラネキサム酸などの成分の浸透をサポートする独自処方。肌にくまなくなじませやすいミルク状。うるおいつつ、べたつかない使用感※角質層まで 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月15日女優の天海祐希が出演する、第一三共ヘルスケア・トランシーノ ホワイトCクリアの新CM「シミケアに、答えを」編、トランシーノ薬用スキンケアシリーズの新CM「スティック、誕生」編が、16日より放送される。新CMでは、天海がシンプルな空間で透き通る美肌と力強い眼差しを披露。「シミケアに、答えを」編は、天海が「出口の見えないシミケアに、答えを」というセリフと視線で同商品の魅力を伝える。「スティック、誕生」編では、真っ白な背景の前で、天海が「私は逃さない」と一言。さらに「追撃せよ」と力強くメッセージを送る。どちらの衣装もフェイスラインやデコルテ周りの美しさを際立たせるために特別にデザインされたものを着用し、美しさにこだわった映像になっている。撮影では、表情からセリフの細かな言い回しまで、丁寧に話し合いを重ねる姿が印象的だった天海。モニターに映る天海の横顔の美しさに、スタッフから自然と拍手が起こる場面もあった。また、監督からのオーダーにも「お任せください」と答え、様々なパターンを披露。撮影終了後に花束を受け取った天海はカメラに近づき、「見て、“トランシーノブルー”」と同商品のイメージカラーをアピールするなど、お茶目な姿も見せていた。
2022年03月15日活躍著しい劇作家・演出家の蓬莱竜太が、広島市の企画プロジェクトで地元の劇作家と共作し、2017年に広島で上演した『広島ジャンゴ』。今回、フィクションとエンタテインメント性を高めて再構築、『広島ジャンゴ 2022』として上演する。物語の舞台は現代の広島の牡蠣工場。周囲にまったく合わせようとしないシングルマザーのパートタイマー・山本(天海祐希)に手を焼いている、シフト担当の木村(鈴木亮平)。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町・ヒロシマだった!?子連れガンマン・ジャンゴとして現れる山本、木村はなぜかジャンゴの愛馬・ディカプリオとして、町の騒動に巻き込まれていく…。ダブル主演の天海と鈴木が、作品と意気込みを語った。COCOON PRODUCTION 2022「広島ジャンゴ2022」チケット情報何度も観てきた蓬莱作品への初参加を喜ぶ、山本役とスゴ腕ガンマン・ジャンゴ役の天海。「深くて鋭いところを突かれるけれど、最後にはどこか希望がある。蓬莱さんの世界観の一員になれることが楽しみです」。鈴木は2019年の『渦が森団地の眠れない子たち』に続き2回目の参加だが、もともと蓬莱作品のファン。「次に舞台をやるとしてもぜひ蓬莱さんと」という思いが早くも叶った。今回演じるのは、木村役としゃべれてラップもできる馬のディカプリオ役。「すごく翻弄される役であり、物語を回していく役。やりがいがありますし、燃えますね」。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来、13年ぶりの共演となるふたりは「初共演のようなものなのでとても楽しみですし、とても頼りにしています。単純に私より身長の高い方と横に並べるのはすごくうれしい(笑)」(天海)、「前回はまだ先輩方のお芝居を観ている時期。そんな僕とも会話してくださり、その後ずっと拝見してきていたので今回ご一緒できるのは感慨深いものがあります」(鈴木)。広島弁が飛び交う異色の西部劇とは?「職場の飲み会って行かなきゃいけないの?というテーマが西部劇になり、西部劇のフィルターを通すことでいろいろな問題がより浮き上がってくる。演劇でしかできない世界で、それを余すところなくお客様に伝えられたらと思います」(鈴木)、「西部劇の形ですが、そのまま現代につながる話で本当におもしろい作品。必ずどなたかは自分と似ている役柄が出てくると思います。もう、精一杯やるだけ。熱量を感じていただけたら」(天海)。ふたりともこれからの稽古が楽しみだと話す。作・演出の蓬莱もコメントを寄せた。「東京から広島にやって来た人が主人公のお話。東京の人は東京側の視点で、大阪公演ではぜひ西に住む方の視点で楽しんでほしいです」。取材・文:高橋晴代
2022年03月02日作・演出の蓬莱竜太が、西部劇に現代の問題を映し出す『広島ジャンゴ2022』。お尋ね者のガンマンを演じる天海祐希、その愛馬に扮する鈴木亮平は、そこでどう奮闘していくのか。役者として、そしてひとりの人間として、描かれるテーマについて語ってくれた。工場のパートタイマー×シフト担当が西部劇の凄腕ガンマン×愛馬に──『広島ジャンゴ2022』は、広島の牡蠣工場から西部劇へと展開していくユニークな作品です。それぞれの役柄から教えていただけますでしょうか。鈴木では、まずは僕からわかりやすく説明しますと(笑)。僕は広島の牡蠣工場で、従業員のシフトを組んでいる木村という役を演じます。そして、天海さんが演じられるのが、そこに新しく入ってきたシングルマザーのパートタイマーの山本さんで、彼女が残業もしない、みんなとの飲み会にも参加しないということで、中間管理職として会社と山本さんの板挟みになっているんです。ところが、ある日目覚めたら、西部劇の世界に入っていて、山本さんはジャンゴという流れ者の凄腕ガンマンになっており、僕はジャンゴの馬のディカプリオになっているという流れになっています。天海ありがとうございます。鈴木さんが説明してくださった通りで、ひとりの人間を山本とジャンゴで表現できるのが、すごく面白いなと思っているんですけど。どちらも、背負っているものや自分の気持ちをしゃべらない寡黙な感じで、どちらも、その理由が後々わかっていき、そのすべてを鈴木さんの演じる木村さんとディカプリオが目撃していくので。彼がそこでどう振る舞い、何に気づいていくのかというところは、おそらくお客様の目線と同じではないかなという気がしています。鈴木そうですね。木村は独身の男性で、女性であり、シングルペアレントである山本さんが背負っているものに、最初はまったく想像が及んでいないんです。そんな鈍感で無知な青年が、西部劇の世界に行って翻弄されて、戸惑いながらもいろいろなことを目撃していき、木村がストーリーを回していくことにもなるので、きちんとリアリティを持って、緩急をつけつつ、お客様に楽しんでいただけるように伝えられたらなと思っているところです。あと、今回は歌があるのが心配で、さっきも天海さんに相談していたんですけど(笑)。気持ちが伝わればいいということと、木村が歌っているのであって僕が歌うわけじゃないから大丈夫だということを言っていただきました。天海そうです、そうです。物語の中にちゃんと入っていればいいと思うんです。それに、鈴木さんは何でもできるので大丈夫。私自身も、いつも傍らに鈴木さんの木村ディカプリオがいてくれると思うと、安心してできるなと思っていて。今回の役は、皆さんに想像していただくいつもの私とはちょっと違って、山本もジャンゴも、外から見ると強いけれども、内側にはものすごく葛藤があって、強くならざるを得なかった理由もあるので。誠実に生きなければいけないなと思っているんです。お互い、イメージとは違うキャラクターが見られるのが楽しみ――天海さんはいつものイメージとは違う役とのことですが、鈴木さんは天海さんの、そして天海さんは鈴木さんの役についてどんなところが楽しみですか。鈴木今回の天海さんは、あまり拝見したことがない感じになる気がしていて。山本もジャンゴも実は繊細で脆く壊れやすくて、そういう面を見せるシーンが魅力的になるだろうなと思うので。お客様も楽しみにしていただきたいなと、生意気ですが思っています。天海そういう意味では、鈴木さんも今回の役は、多くの方が持っているイメージとは違いますよね。容姿を含めてスケール感があるので、自分から行動を起こす、引っ張っていくといった能動的な役が多かったと思うんですけど、今回は、翻弄されるという受動的な役ですから。鈴木さんの中にも必ずある繊細さで、木村がどう成長していくのかを、すごく丁寧に探求し、お芝居で表現してくださるのではないかなと楽しみにしています。鈴木蓬莱さんは、前回ご一緒した『渦が森団地の眠れない子たち』でもあまり色のない役をくださったんですが、今回も強くも弱くもないひとりの人間を演じられるのがすごくうれしくて。燃えますね。天海蓬莱さんは、一色ではない人間のいろいろな面を丁寧に描いてくださるので、私たちも、また別の面を引き出していただけるのではないかと思っています。──蓬莱さんの作品には、鈴木さんが2度目、天海さんは初めての参加になりますが、どんな印象をお持ちですか。鈴木僕は『渦が森団地──』でご一緒する前から蓬莱さんの作品のファンで、何を観に行っても面白くて、心に刺さるものがある。それを帰ってから反芻するところまで含めて楽しめるのが、いつもいいなと思っています。天海私も何度か拝見していて、私が観た作品は、ごくごく穏やかな日常が描かれる中、ちょっとしたきっかけで世界が変わり、歯車が狂い始め、人間の深層心理が浮き彫りになっていく様子が描かれていて、なんて鋭いところを衝かれるんだろうと感じました。それでいて、ちょっとした幸せがあり、安らぎがあり、希望がある。今回もまさしくそんな世界が描かれていくのではないかと思っています。鈴木物語の発端は、職場の飲み会には行かなくてはならないのか、という本当にありがちな問題なんですよね。でもそこからどんどん、労働環境とか同調圧力とかDVとか、現代の諸問題が浮き上がってきて、どうすればちょっとでも良くなるのかなと木村が一歩踏み出していく。観てくださる方もそれぞれに、自分の生活の中で一歩踏み出してみようと思える何かがあるんじゃないかなと思います。天海現代の問題を全部、登場人物それぞれに振り分けているような気もしますよね。だから、自分と似た人が必ずいて、それぞれが時代や環境とどう闘い、折り合いをつけていくのか、興味を持って観ていただけると思いますし。家族や友人との小さな諍いに見えたり、国家間の争いに見えたりもするので。蓬莱さんの脚本に改めて驚愕しますね。鈴木天海さんのおっしゃるように、小さいけど大きな話が、演劇でしかできない世界があると思います。それを余すところなくお伝えできればなと思っています。自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたら──ちなみに、おふたりはそれぞれ、理不尽な問題にぶつかったとき、どんなふうに乗り越えられていますか。天海自分が変わることでその問題がいい方向に変わりそうであれば、まず自分を変えます。問題を起こしている人を変えようとしても難しいので、その人に対する態度を自分が変えることでいいほうに転がるんだったら、そのくらいは柔軟にやればいいかなと。年々固くはなりますけど(笑)。鈴木僕はまず、相手の立場になって考えてみます。自分の中で一度理解しようとしたうえで、じゃあ相手が変わるにはどうしたらいいかなと考える。でも、天海さんがおっしゃったように人を変えるのってすごく難しいことだから、見込みがないなと思ったら、もうそこから離れます。勇気を持って。天海私は、でも、自分ではなく、誰かが困ってつらい思いをしているのを見ると、けっこう言っちゃうんですよね(笑)。周りの人にも自分の考え方が間違えていないか確認して、冷静に判断してから、「あなた間違ってますよ」って話しに行く。年齢が上がってきたからよけいにできることではあるんですけど、「それは良くないですよね」って言っちゃいます。鈴木さすがですね。──もしかしたら、「こんなときどうするか」というような話をしながら稽古が進むのかもしれないなと思ったりもしますが、稽古にはどんなふうに臨みたいと思われていますか。天海舞台の稽古の醍醐味は、みんなで一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりしながらコミュニケーションを取っていくことにあると思うんです。ぐちゃぐちゃしゃべりながら、「ここのシーンはこう思う」「いや違う」なんてちょっとぶつかったりするのも素敵なところで。今はそれがなかなかできない状況になりましたけど、稽古場ででき得る限りのコミュニケーションを取りつつ、お互いのお芝居を見て、自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたらいいなと思いますね。やっぱり稽古場でぶつけ合うしかないですもんね。そうしてたくさん恥をかいて、怪我をして、いろいろ打たれながら自分が強くなっていく。それは舞台の稽古場じゃないとできないことだと思っています。鈴木そうですね。そういう意味では、蓬莱さんの稽古場は、恥をかきやすい形を作ってくださるんです。上手くいかなくてもみんなが受け入れてくれて、平和な空気の中で進んでいくので、いろいろ試せる。だから、そこで皆さんがどういうお芝居をされて、それによって自分のお芝居がどう変わっていくかというのが、やっぱり楽しみですね。選択肢が増えたからこそ際立つ“1回限り”であることの魅力──コロナ禍の今舞台に立つことには、どんな思いを持っていらっしゃるでしょうか。天海この2年、直に人と会えることは当たり前じゃなかったんだと気づき、劇場で知らない人たちと一緒にひとつのものを観て、同じ時間と空間と感動を分け合えることのありがたさをひしひしと感じたと思うんです。だから今回も、皆さんの目の前で演じられることの貴重さと幸せを感じながら、精一杯やるだけだなと思っています。そして、蓬莱さんの脚本に詰まっているものをどう受け止めていただけるか。それが楽しみですね。鈴木僕も、最近舞台を観に行って拍手をしながら、「この舞台良かったよね」っていう思いをみんなで共有できる幸せを感じたんですけど、それって本当にその場でしか味わえないものなんですよね。見逃し配信など今そこにいなくても楽しめるものが増えている時代で、その場に行かないと感じられない、1回限りであるという、このライブのエンタテインメントの魅力は、より際立ってくると思っています。天海だからこそ、熱量を感じていただける舞台にしたいですね。鈴木はい。ただ「面白かった!」でもいいですし、いろいろなことを感じていただけたらうれしいです。取材・文:大内弓子撮影:源賀津己
2022年02月24日1月3日(月)今夜放送となるスペシャルドラマ「緊急取調室 特別招集 20228億円のお年玉」より、クランクアップ写真が到着した。天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本シリーズ。2021年放送の第4シーズンは、鉄壁のキントリがまさかの解散という局面を迎え、幕を閉じた。今作では、かつてキントリに在籍していた「サイバー犯罪対策室」の玉垣松夫(塚地武雅)や、捜査一課刑事・生駒亜美(比嘉愛未)&酒井寅三(野間口徹)も新たに加わり、臨時再結成されたキントリが、第4シーズンのラストで発生した8億円強奪事件に挑む。そんな最大級の緊張と興奮が渦巻く撮影の日々を過ごしたキャスト陣は、次々と充実感あふれる表情でクランクアップ。天海さんは、自身が出演していないシーンであっても、共演者をねぎらうため、クランクアップの現場に駆けつけた。12月某日に迎えたクランクアップでは、「視聴者の皆さんに、お正月から『キントリ』を見ていただけることがとても幸せです」と至福の表情を浮かべ、「こんなにも早く皆さんにまた会えるとは思っていなかったので、とてもうれしく、撮影も楽しかったです。新メンバーもすごく力強く、一生懸命頑張ってくださり、本当にありがとうございました!」と挨拶した天海さん。撮影中、特に印象的だったのは、菜々緒演じる謎の家政婦・しおりが真壁と真っ向から対峙する、手加減ゼロの壮絶な取り調べシーン。菜々緒さんのクランクアップ直前に撮られたシーンで、2人の魂が共鳴する形に。菜々緒さんがはらはらと涙を落とす一方、天海さんの目からも一筋の涙がこぼれ、迫真の演技がぶつかり合う、珠玉のシーンが誕生。クランクアップ写真でも、笑顔の中で涙を浮かべる菜々緒さんの姿が収められている。全撮影を終えた菜々緒さんは、「豪華なキャストの皆様と一緒にお芝居ができて、本当に幸せでした。ありがとうございます」と感謝を伝え、「またご一緒できるように頑張ります!」とさらなるステップアップも約束していたという。「新春ドラマスペシャル 緊急取調室 特別招集 20228億円のお年玉」は1月3日(月)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2022年01月03日株式会社栃本天海堂(大阪市北区)が日本に展開する南フランスのオーガニックコスメ「PHYT'S(フィッツ)」の福袋「PHYT'S Happy New Year Bag 2022」を12月16日(木)より予約販売開始いたします。共通アイテム2022年はPHYT'Sの人気アイテムを詰め込んだ、3種類のスペシャルな福袋をご用意。ブランドの中でも特に人気のクレンジングミルク「レイドロネトワヤン」(40g/20g)や、化粧水「ブライトニングローション」(30ml)、「リップスティック」(3.8g/現品)を全ての福袋にイン。さらにスキンケア・ボディケアの現品サイズを各種定価の約2倍相当、詰め込みました。清らかな植物の香りに包まれるトータルケアを、新しい年の始まりからお楽しみいただけます。ぜひこの機会に、南フランスの豊かな自然が生み出したPHYT'Sをご体験ください。【PHYT'S Happy New Year Bag 2022 詳細】Aセット:16,500円(税込)Bセット:11,000円(税込)Cセット:5,500円(税込)※各種、定価の約2倍相当の製品をセットにいたしました。<共通製品>(1)リップスティック3.8g(現品サイズ)ハリのあるいきいきした印象の唇を作るリップスティック(2)レイドロネトワヤン40g(ミニ)(3)レイドロネトワヤン20g(ミニ)肌の潤いを逃さないW洗顔不要のクレンジングミルク(4)ブライトニングローション30ml(ミニ)透明感のある輝く肌へ導く化粧水<予約販売開始日>2021年12月16日(木)※数量限定のため、上限に達し次第、販売終了となります。<販売店舗>フィッツ直営オンラインサイト ■会社概要株式会社栃本天海堂代表 : 代表取締役 栃本 大輔所在地: 〒530-0053 大阪府大阪市北区末広町3-21電話 : 06-6312-9090(月~金/10:00~17:00)公式HP: (PHYT'S(フィッツ)) (栃本天海堂) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月16日日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」が12月12日の放送でフィナーレを迎えた。ラストで天海と椎名が選んだ“未来”に「アフターストーリーとか見てみたい」「その後の関係が気になります!」といった声が続々と寄せられている。小松左京による不朽の名作「日本沈没」をベースに、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにするなど、2021年に合わせて大きくアレンジを加えて豪華キャストで描いてきた本作。キャストは主人公で未来推進会議最年少メンバーの環境省官僚・天海啓示に小栗旬、経産省の常盤紘一に松山ケンイチ、週刊誌記者の椎名実梨に杏、地震学者の田所雄介に香川照之、世良徹に國村隼、内閣総理大臣・東山栄一に仲村トオル、副総理兼財務大臣の里城弦に石橋蓮司、厚労省の石塚平良にウエンツ瑛士、外務省の相原美鈴に中村アン、天海の元妻・香織に比嘉愛未、天海の母・佳恵に風吹ジュン、椎名の母・和子に宮崎美子、居酒屋店員・山田愛に与田祐希(乃木坂46)といった顔ぶれをはじめ、その他多数の俳優陣が共演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。東山総理が狙われ、かばった世良が亡くなる。全世界が大きな衝撃を受けるなか、国内の情勢が不安定と判断されて移民計画に影響することを恐れた日本政府は、早急に里城副総理を総理代行にする。しかし移民計画が進行していた矢先、新潟で感染症が発生し世界が日本の移民受け入れを停止してしまう…というのが最終回の展開。椎名がまだ移民申請をしていないことを知った天海。「どうせおひとりさまですし」と話す椎名に「一緒に行かないか」と問いかける。すぐに「変なこと言ったな」と笑ってごまかすが、椎名は「そのお誘い、甘えさせていただいていいですか」と、天海の申し出を受け入れる…このシーンに「ほぼプロポーズやん 」「移民申請がプロポーズになってる(笑)」といった反応が。その後、感染症は温暖化が原因と判明、治療法を見つけた日本は、ケガから回復した東山が世界に向け治療薬の製造法を公開することで、世界に移民の受け入れを要望。再び移民が始まり、天海たちも北海道に移動することになるのだが、自衛隊機に乗り込んだ瞬間“本州沈没”が始まる。天海たちが乗った航空機は崩れていく滑走路から飛び立とうとするが…緊迫感あふれる映像に「急に洋画みたいになってきた」「めっちゃ地割れ迫ってきてるwww」「これはやばいですよ!飛べるのか!」などの声がSNSに溢れる。その後映し出される本州が続々と沈下していく映像にも「CGでも自分が住んでるところが沈むのはツライな…」といった投稿が次々とアップされていく。天海たちがいた北海道も大きな打撃を受けたものの、北海道と青森、九州を残し日本沈没は停止する。天海は椎名とともに中国にわたりジャパンタウン建設に尽力することを決意。紘一は東山らと北海道に残る…というラストだった。ともに中国に旅立つことになった天海と椎名に「結局天海と椎名の関係は恋愛には発展しなかった。」「天海と椎名もうちょっと距離が縮んで欲しかった。笑」「天海と椎名のアフターストーリーとか見てみたい」「天海と椎名のその後の関係が気になります!」などの感想も多数寄せられている。(笠緒)
2021年12月13日舞台『広島ジャンゴ2022』が、2022年4月5日(火)から4月30日(土)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで、5月6日(金)から5月16日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。天海祐希と鈴木亮平がW主演を務め、演出は蓬莱竜太が担当する。舞台『広島ジャンゴ2022』作・演出に蓬莱竜太『広島ジャンゴ』は、劇作家・演出家の蓬莱竜太が広島の劇作家と共作した戯曲。人間の価値観や限られた社会での常識など現代に通じる様々な不条理を問いかけた作品で、2017年に初演された。今回は、『広島ジャンゴ』のフィクション・エンタテイメント性を高めた『広島ジャンゴ2022』として、蓬莱竜太が脚本をリニューアル&演出・美術・音楽を一新する。舞台『広島ジャンゴ2022』あらすじ舞台は現代の広島の牡蠣工場。周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)に、シフト担当の木村(鈴木亮平)は、手を焼いていた。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町「ヒロシマ」だった!山本は、子連れガンマンの「ジャンゴ」として現れ、木村はなぜかジャンゴの愛馬「ディカプリオ」として、わけもわからぬまま、ともにこの町の騒動に巻き込まれていく―――!天海祐希&鈴木亮平W主演そんな“異色の西部劇エンタテイメント”『広島ジャンゴ2022』には、豪華なキャストが集結。現代の世界ではシングルマザー、西部の町ではお尋ね者の凄腕ガンマン“ジャンゴ”というユニークな役柄には天海祐希を起用。工場のシフト担当のはずなのに、ジャンゴの愛馬“ディカプリオ”には鈴木亮平を抜擢した。さらに、野村周平、中村ゆり、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルら映像や舞台作品で活躍する個性豊かな俳優陣も出演する。公演概要COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希、鈴木亮平、野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生悠、北香那、辰巳智秋、本折最強さとし、江原パジャマ、川面千晶、エリザベス・マリー、小野寺ずる、筑波竜一、木山廉彬、林大貴、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)、河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~4月30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1チケット発売日:2022年2月20日(日)10:00~※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席11,000円、A席9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定)※コクーンシートは、特に見えづらい席となる。※未就学児童の入場不可。プレイガイド:<オンラインチケット>・MY Bunkamura公式サイト(システム利用料無料/座席選択可)<Bunkamuraチケットセンター>(オペレーター対応/10:00~17:00)・発売日初日特電:TEL 03-3477-9912・2月21日(月)以降:TEL 03-3477-9999<Bunkamuraチケットカウンター>・2月21日(月)以降:Bunkamura1F 10:00~18:00<東急シアターオーブチケットカウンター>・2月21日(月)以降:渋谷ヒカリエ2F 11:00~18:00<チケットぴあ>・公式サイト(座席選択可)Pコード:509-535・2月21日(月)以降:セブン-イレブン(24時間 毎週火・水曜日の1:30~5:30を除く)<イープラス>・公式サイト(座席選択可)・2月21日(月)以降:ファミリーマート店内Famiポート<ローソンチケット>・公式サイト(座席選択可)・2月21日(月)以降:ローソン・ミニストップ店内Loppi(Lコード:31678)チケットに関する問い合わせ先:BunkamuraチケットセンターTEL 03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関する問い合わせ先:Bunkamura TEL 03-3477-3244(10:00~18:00)■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~5月16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日)10:00~会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5■ライブ配信配信対象公演:2022年4月13日(水)18:30の回 開場17:45/開演18:30※途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、巻き戻しての再生はできない。※4月14日(木)23:59までアーカイブ(見逃し配信)あり。※アーカイブ配信は準備が整い次第視聴可能。期間中は何度でも視聴できる。販売期間:2022年3月5日(土)10:00~4月14日(木)20:00配信チケット料金:視聴券 3,800円、プログラム付き視聴券 5,800円(プログラム送料無料)※プログラム付き視聴券はオンラインチケットMY Bunkamuraのみ取扱い。備考:・チケットは、1人1枚のみ購入が可能。・ライブ配信チケット1枚につき閲覧できる端末は1台となる。・第三者への譲渡・転売はできない。・チケットの購入は必ず視聴する本人が行う。配信チケット取扱い:・Bunkamura STREAMING(オンラインチケットMY Bunkamura)
2021年12月06日2022年4月に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、蓬莱竜太作・演出、天海祐希、鈴木亮平ダブル主演でCOCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』が上演されることが決定した。Bunkamuraシアターコクーンが、かねてからクリエイションを熱望していた劇作家・演出家の蓬莱竜太を迎え、『広島ジャンゴ2022』を上演する。1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務めてきた蓬莱。2019年には『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。外部公演も手掛け、数多くの演劇賞を受賞する他、映画の脚本や、人形劇ムービーで初監督を務めるなど、活躍の幅を広げている。『広島ジャンゴ』は、公益財団法人広島市文化財団による、演劇創造を通じて広島と他の地域が“互いに引き合う”ような関係性作りを目指す「演劇引力廣島」プロジェクトの一環として、蓬莱が広島の劇作家と共作し、2017年にJMSアステールプラザにて上演された。人間の価値観や限られた社会での常識、世間体、シングルマザーなど、現代に通ずる様々な不条理を問いかけた本作。今現在、誰もが想像しえなかったヘビーな現実に日々立ち向かう観客に向けて、「明日が少し元気になるように」、フィクション・エンタテイメント性を高め『広島ジャンゴ2022』と題し、脚本をリニューアル、演出・美術・音楽を一新、豪華出演者にて作品を再構築して上演する。広島の牡蠣工場で働く山本のはずなのに、子連れガンマン「ジャンゴ」。工場のシフト担当・木村のはずなのに、ジャンゴの愛馬「ディカプリオ」。ふたりは、ワンマンな町長が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」で、理不尽がはびこる旧態依然とした、男社会で奮闘することになる。“山本”役と、何らかの罪で追われる凄腕ガンマンの“ジャンゴ”役を演じるのは、天海祐希。“木村”役と、ジャンゴの愛馬であり、馬でありながら喋れる上にラップも出来る“ディカプリオ”役を演じるのは鈴木亮平。これまでに、ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で確固たる演技力を人々の目に焼き付けてきたふたりが、2009年の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来13年ぶりの共演でW主演を務める。さらに、映像を中心に活躍し、舞台は2015年の「禁断の裸体」以来の出演となる若手実力派俳優・野村周平、透明感の中に芯の強さが混在する独特の空気感で様々な役を演じ分ける中村ゆり、舞台を軸に様々な作品に出演し、近年はフィジカルシアター的要素を持つ作品でも活動する宮下今日子、大人計画に所属し、映像でも個性豊かな存在感を放つ池津祥子、芸人としてはもちろん俳優としても多彩な藤井隆、そして、シアターコクーンには「プレイヤー」以来5年ぶり、年齢と共に役の幅が広がり魅力が増すベテラン・仲村トオルが出演。他に、着実に活躍の場を広げる注目の若手、土居志央梨、芋生悠、北香那など、幅広い層からこれ以上ない豪華キャストが顔を揃えた。以下、演出の蓬莱とW主演を務める天海、鈴木の2名からコメントが届いている。<コメント>■作・演出:蓬莱竜太上京し、演劇の専門学校で学んでいた20数年前。シアターコクーンは「いつか辿り着けたら素晴らしい場所」でした。お話をいただいた時は、素直に「演劇を続けてきて良かった」と感激し、自分が年を取ったことを実感した次第です(笑)。今は心地よい緊張感と共に、劇場に見合うスケールの大きな演劇的遊びを天海祐希さん、鈴木亮平さんら素晴らしい俳優陣といかに繰り広げられるかと、うずうずしている最中です。天海さんは劇団公演を観てくださっていたうえ、“広島が舞台の西部劇”という設定を面白がり、参加を決めてくださいました。エンタテイメントの第一線で活躍し続ける豊富な経験から、僕が教えていただくことも多いと思っています。鈴木さんとは2019年に舞台でご一緒しており、出身や年齢が近いせいか、最初からなんでもフラットに話せた。真っ直ぐに役と作品に取り組む姿勢が信頼でき、一緒に稽古することが今回も非常に楽しみです。今作は縁あって長く関わっている広島の劇場の、地元演劇人を育成する事業の中で生まれました。劇団作品でもそうですが、僕は戯曲が必要とされる限りは更新し、上演の機会を探りたいと考え、実践してきた。今回も新たな座組と劇場で、『広島ジャンゴ』を生み直したいと考えています。困難の多い時代。それでも諦めずに闘う人々を力一杯応援したいという願いを、僕はいつも作品に込めています。今回ご覧いただくお客様にも、その願いが届けられたら何よりの喜びです。■天海祐希日本中の方々が忍耐と努力を重ね、ようやく劇場に100%のお客様を迎えられるようになった今。3年ぶりの舞台に自分が立てることに心から感謝しています。蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。広島を舞台にしたウエスタンで女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見出す物語を紡ぐ方。お客様を存分に楽しませたうえ、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。■鈴木亮平「また蓬莱さんと舞台でご一緒できれば」と密かに考えていたところ、思いのほか早く機会が巡って来ました。人間の暗部にまで視線を注ぐ深い洞察力、独特のユーモア、重い設定を最終的にはエンタテイメントに仕上げる手腕。蓬莱さんの、お客様を楽しませようという強い想いは俳優としてとても魅力を感じますし、世代も近く、作品づくりを一緒に突き詰めながら楽しめる貴重な劇作・演出家だと思っています。西部劇、しかも「馬」も演じるのは初めてのこと。劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客様にしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨 芋生 悠北 香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林 大貴宮下今日子池津祥子藤井 隆仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーンチケット発売日:2022年2月20日(日) 10:00~ ※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席 11,000円、A席 9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定・税込)※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。 ※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。チケットに関するお問合せ:Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関するお問合せ:Bunkamura03-3477-3244(10:00〜18:00) 主催 / 企画・製作:Bunkamura※各営業時間は変更となる可能性がございます。詳しくはホームページにてご確認ください。■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日) 10:00~会場:森ノ宮ピロティホール主催:サンライズプロモーション大阪
2021年12月03日天海祐希主演の人気ドラマ「緊急取調室」が、来年1月3日(月)、新春ドラマスペシャルとして帰ってくることが分かった。天海さん演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本シリーズ。2014年に誕生し、人気シリーズとして不動の地位を確立。7月期には第4シーズンが放送されたが、そこでキントリがまさかの解散。最終回でそれぞれ新天地へと旅立つメンバーが描かれた。しかし今回のSPドラマでは、キントリが臨時再結成を果たすことに。新生キントリが、ラストで発生した8億円強奪事件の真相をマル裸にすべく大暴れする。解散後、有希子は警視庁「特殊犯捜査係」へ異動。管理官・梶山勝利(田中哲司)は捜査一課の管理官、菱本進(でんでん)は運転免許試験場の免許課主任、小石川春夫(小日向文世)は警察学校の教官となり、それぞれの道で正義を貫いていたキントリ・メンバー。そんな中、史上最悪の事件が発生。なんと年の瀬も迫ったある日、梶山が捜査に尽力していた8億円強奪事件の被疑者とみられる男の遺体が、ある民家の敷地内から発見される。一刻も早い事件解決を目指し、特別措置として、キントリの臨時運用および、必要人員の非常招集を決定。ところが、この事件は想像以上の難事件。というのも、遺体が見つかった家で暮らすのはスーパー法曹一家。事件の真相はおろか、遺体がこの家で見つかった理由、遺体の正体も闇の中で――というあらすじ。ドラマには、天海さんをはじめ、無敵のレギュラーキャストも再集結。田中哲司、でんでん、小日向文世はもちろん、速水もこみち&鈴木浩介が演じるもつなべも復活。さらに、玉垣松夫(塚地武雅)も新生キントリに参加。捜査一課刑事・山上善春(工藤阿須加)や、磐城和久(大倉孝二)は警視庁副総監として登場。そして、新生キントリメンバー構成も気になるところ。今回は新規加入のメンバーもいるようだ。天海さんは「新春スペシャルは通常の『キントリ』とはちょっと違い、“キントリ祭り”ともいうべき豪華版。新しく加わってくださるメンバーもいらっしゃいますし、綺麗どころの女優さんも出てくださいます。そして何と言っても、今回の敵はキントリ・メンバーに負けないくらい圧が強い!素晴らしい方々が出演してくださり、本当にありがたいです。今回は私自身から見える景色もずいぶん変わっているので、視聴者の皆さんにもまた新しい感覚を覚えていただけるのではないでしょうか」と明かし、田中さんは「今回は過去最強じゃないかと思うほど、論破するのが難しく、眼力と声の圧もすごい敵が、一時的に再結成したキントリの前に立ちはだかります。しかも、この難事件が解決すれば、キントリ・メンバーはまた解散し、それぞれの場所へ帰っていきます。みんなと一緒にずっと、がむしゃらに突っ走り続けた連ドラのときと違い、ちょっと物悲しさもある設定ですが、それもまた僕は好きです。視聴者の皆さんにもぜひお正月の団らんの中、ワクワクしながらご覧いただきたいです」とコメントしている。新春ドラマスペシャル「緊急取調室 特別招集 20228億円のお年玉」は2022年1月3日(月)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2021年11月26日「日本沈没ー希望のひとー」の6話が11月21日放送。国民の受け入れ先を探しオーストラリアに向かった、小栗旬演じる天海とウエンツ瑛士演じる石塚。交渉シーンでみせた2人の英語力に視聴者から「自然だった」などの反応が寄せられている。1973年刊行の小松左京による原作をベースに、登場人物もオリジナルキャラクターにして、原作でも描かれていた環境問題を“いま”に照らし合わせて鮮明に描き出す本作。盟友の常盤と和解、再び日本の危機を救うため動き出す主人公の環境省官僚・天海啓示を小栗さんが演じ、天海とともに地殻変動に巻き込まれ、母を探すため行動を共にした週刊誌記者・椎名実梨に杏。関東沈没対応を主導した天海の同期で経済産業省の常盤紘一に松山ケンイチ。関東沈没を予期した地震学者の田所雄介に香川照之。常盤が率いる日本未来推進会議のメンバーで厚生労働省の石塚平良にウエンツさん。外務省の相原美鈴に中村アン。内閣官房長官の長沼周也に杉本哲太。内閣総理大臣の東山栄一に仲村トオル。経済優先の副総理兼財務大臣・里城弦に石橋蓮司。天海と別れ避難した妻・香織には比嘉愛未。海の母・佳恵に風吹ジュン。実梨の母・椎名和子に宮崎美子といった面々が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。日本未来推進会議に天海が戻るが、東京復興計画をめぐり東山総理と里城副総理が再び対立する。関東沈没を経て東山も里城に立ち向かう覚悟を決めていたが、東山主導で未来推進会議が進めていた復興計画にストップがかかる。そんななか天海は田所に呼ばれる“日本が沈没する”と伝えられる。1億2千万人の命を救うため国民の受け入れ先を探すことになる天海たちだが…というのが今回のストーリー。移民受け入れ先を探す天海と常盤に石塚が「オーストラリアに探りを入れてみるのは」と提案する。石塚の父が農水大臣時代にオーストラリアと強い関係を築き、前首相と家族ぐるみで交流が続いているといい、天海は石塚とともにオーストラリアに赴き、前首相とコンタクトする。このシーンでの石塚を演じるウエンツさんの英語に反応が集まるとともに、天海を演じる小栗さんのセリフも含め「海外で演劇に携わってた小栗旬とウエンツだから、すっごく英語が自然だった」といった声も。一方、里城は“Dプランツ社が海外で土地を買いあさっている、Dプランツ社とつながりがある田所は詐欺師”と彼を非難。ラストで田所は逮捕されてしまう。この展開に「田所博士が海外に情報を事前に流した為、オーストラリアが日本人の移民を断ったって訳か」といったコメントのほか、「あぁそうか国外の土地ってそういうことか…出来るだけ多くの人が避難できるよう…」と、田所が独自に日本国民を救うため動いたとするコメントなど、田所の行動にも様々な解釈が集まっている。(笠緒)
2021年11月21日「日本沈没―希望のひと―」第6話が11月14日放送。小栗旬演じる天海がトンネル事故に遭った娘・茜と再会するシーンに「本当に素晴らしい表情」「芝居を超えてた」など絶賛の声が殺到、松山ケンイチ演じる常盤との“和解”にも多くの反応が寄せられている。小松左京による不朽の名作「日本沈没」を、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにするなど、2021年に合わせて大きくアレンジ。豪華キャストで描いてきた本作。キャストは主人公の環境省官僚・天海啓示に小栗旬。“関東沈没”をスクープ、天海とともに地殻変動に巻き込まれた週刊誌記者の椎名実梨に杏。関東沈没の危機をいち早く指摘した田所雄介に香川照之。天海の同期で関東沈没対策に奔走する経済産業省の常盤紘一に松山ケンイチ。厚生労働省の石塚平良にウエンツ瑛士。外務省の相原美鈴に中村アン。日本のトップ企業・生島自動車の会長・生島誠に風間杜夫。内閣官房長官の長沼周也に杉本哲太。内閣総理大臣の東山栄一に仲村トオル。経済優先の副総理兼財務大臣・里城弦に石橋蓮司。天海の妻・香織に比嘉愛未。天海の母・佳恵に風吹ジュン。実梨の母・椎名和子に宮崎美子。山田愛に与田祐希(乃木坂46)といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。関東の沿岸部が沈没、ケガを負った天海は香織と天海の娘の茜(宝辺花帆美)、和子らが乗った避難バスがトンネル崩落事故に巻き込まれたらしいという情報を得て現場に向かう。第2波が心配されるなか田所は、関東沈没は終息したと断言。それをもとに東山の指示のもと、常盤ら日本未来推進会議のメンバーも復旧に向けて動き出すが、常盤は天海を会議から追い出したことを後悔していた。一方、天海と椎名は香織たちを探しにトンネル崩落現場までたどり着く。避難所に香織たちの姿はなく心配する天海だが、公園でハーモニカを吹く茜と再会する…というのが5話の展開。この再会シーンでの小栗さんと杏さんの演技に「娘との再会シーンはお芝居とは思えない素晴らしさ」「小栗旬すげえ…ってなってる。茜ちゃんとの再会シーンはお芝居を超えてたな」「娘と再会したときの小栗旬、母の安否確認ができたときの杏、おふたりともお芝居とは思えないほど本当に素晴らしい表情」などの声が上がる。避難所に物資が届かないことを知った天海は石塚に電話。その甲斐あって避難所には自衛隊が到着、炊き出しが行われるのだが、香織が茜とともに、交際中の野田と親し気に話している姿を見て、天海は切ない表情をみせる…。避難所に常盤と東山も現れ、天海に日本未来推進会議への復帰を求めるという展開に。常盤と和解するラストにも「またこのコンビが見られるのが嬉しい」「天海さんと常盤さん仲直りよかった」「天海くんも常盤くんも椎名さんも東山総理も、これだからまだこの社会にも希望があるって思える」といった感想が寄せられている。(笠緒)
2021年11月14日