6月4日公開の映画『雨女』の完成披露試写会イベントが26日、東京・豊洲のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、主演の清野菜名、清水崇監督が出席した。大ヒットシリーズ『呪怨』を手掛けたジャパニーズホラーの旗手、清水崇監督がメガフォンを執った本作は、4DXのために作られた4DX限定の体験型ホラー作品。主演の清野菜名が、彼の浮気と雨の日に必ず見る悪夢に悩まされる理佳に扮し、理佳が"雨の夢"に翻弄される、というストーリーとなっている。この日の舞台あいさつは上映後に行われ、実際に清野が試写会で観客と一緒に4DX体験。上映中に4DXの席で受けた水により髪の毛や衣装を濡らしたまま登場した清野は「この作品は雨が凄いんです! ビックリしました」と4DX体験に驚いたようで「ストーリーに沿って座席が動いたり雨が降ったり"ドン!"と動いたりしたのがあったので、入り込んで見ちゃいました。ずっと怖いというよりは、"ゾクッ"としたり"ビクッ"とかする瞬間が多かったので、ポイントポイントで恐怖を感じました」と感想を。続けて「昔からホラー映画を見るのは自分の中ではイベントのような感じです。皆さんにもこの作品を見ていただいて、夏の思い出の一つにして濡れて帰って下さい!」とアピールしていた。今年2月に行われたロケは、寒い時期もあり過酷な撮影だったとか。中でも、プールでの撮影が一番苦労したという清野は「腰が痛くなったりしましたし、息も止められなくなっていきました。監督さんから水中で『もっとプクプクが欲しい』と言われた時は、息がもたないところからの"プクプク"だったので、『監督もやってみて下さい』って思いました」と清水監督の無茶ぶりに苦笑い。一方の清水監督は「温水を用意したんですが、撮影していく内に水温が下がっていって、3テイク目ぐらいから彼女が『監督、限界です……』と言ってくるんです。まだ午前中で昼も過ぎてないのに『やれよ女優なら』と思いましたね」と笑わせるも「途中から彼女の顔が青ざめてきて、気持ち悪がってました。相当頑張ってくれました」と清野の頑張りを認めていた。映画『雨女』は、6月4日より4DX限定公開。
2016年05月26日ジャパニーズ・ホラーの名手・清水崇監督が、『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』の清野菜名を主演に迎えた映画『雨女』が初夏に公開されることが決定し、特報映像が公開された。本作は、体験型上映システム“4DX”を最大限に駆使したホラー作品で、4DX限定で公開される。『雨女』特報映像4DXとは最新の映画上映システムで、映画のシーンに合わせてシートが動き、水、風、雷、香り、煙までも劇場内に再現することができる。臨場感たっぷりの特殊効果で、映画を目で観るだけではなく、体全体で感じる鑑賞へと転換させた上映方法だ。4DX専門の作品を製作するにあたり、徹底的に4DXシステムを研究したという清水監督は「映画は進化し続けます。暗闇の四角いスクリーンに構成された限定的な映像と音響は、時に無いはずの“匂い”や“風”、“暑さ”や“寒さ”、“痛み”や“ぬくもり”すら感じさせる名作を生み出してきました。ところが4DXはその壁を越えます。座席が揺れ、風が吹き、匂いがして、水が飛びます」と4DXの魅力を語り、「もちろん映画で最も重要なのは“気持ちを揺さぶられる事”です。今回、皆さんに映画の新しい形を体感してもらうべく、『雨女』という4DX専用の映画を用意しました。ぜひ劇場へ“雨女”に会いに来てください。“雨女”に遭った時、あなたの心はどんな風に揺らぐでしょうか?」とコメントを寄せた。初のホラー作品への出演となる清野は「4DXでの公開ということで、撮影しながらどんな作品に仕上がっていくのか?ということを私自身楽しみにしていたので、公開が決まって大変嬉しいです!」とコメント。さらに「タイトなスケジュールの中で結構ハードな撮影も多かったんですが、中でも水深5メートルプールでの撮影は今まで体験したことのないシチュエーションだったので、水中で演技をすることの難しさや、体力的にも限界を超えた撮影でした」と振り返った。映画は、雨の日の夜、必ず同じ夢を見てしまう主人公・理佳(清野)が、恋人との関係に悩み、母の命日に地元に帰省するところから始まる。特報映像には、理佳がいつも見る夢が描かれる。雨が降る中、黒い服を着たビショ濡れの女が現れ、踏切に入っていく。その後、女は踏切の真ん中で男の子を抱き寄せ、次の瞬間、黄色いレインコートを着た少女の目の前で電車に轢かれてしまう衝撃的な内容だ。理佳が見る夢は何を意味しているのか?さらに、謎の親子、プールの中で誰かに頭をつかまれる理佳、シャワー中に見える何者かの足が次々と映し出され、映像全体を通して降り続く雨がさらなる恐怖を感じさせる。この恐怖が4DXではどのように表現されるのか、期待が高まる映像となっている。『雨女』2016年初夏、全国のユナイテッド・シネマ他にて4DX限定公開
2016年04月08日タレントの彦摩呂が23日、都内で行われた「がんばろう!日本」2016応援団長記者会見に出席した。CS放送・旅チャンネルでは、東北復興編成枠「がんばろう! 日本」を3月から編成。その枠で3月5日に放送する『彦摩呂と行く福島旅 東北トラベラー! スペシャル』(6:00~7:00)に出演する彦摩呂が、東北の復興を応援する「がんばろう! 日本」2016応援団に就任した。同番組で東北ロケを行った彦摩呂は「震災から5年が経ち、瓦礫がほぼ100%なくなって更地になり、建物が建つなど様子が少しずつ変わってきました。地元の方も元気で明るく、そして逞しく、未来に目を据えている。そんな皆さんと触れ合うことができました」と被災地の変化を実感した様子。番組ではかつてアイドル時代に"幕末塾"のメンバーとしてステージに立ったスパリゾートハワイアンズも訪れたが、「あの時はアンパンマンショーの次が幕末塾のミニコンサート。それとすれ違ったフラガールからいい匂いがしましたね(笑)。今回もいい匂いでしたよ。その時を思い出しました」と感慨深げだった。今回の福島をはじめ東北各県のみならず、グルメリポーターとして全国各地を訪れている彦摩呂だが、福島では煌牛(きらめきぎゅう)とカニ丼などに舌鼓を打ったそうで「煌牛はめっちゃ甘みがあって美味しかったですよ~。カニ丼もまあ美味しかった! カニを丸ごと味わえる丼でしたからね」と絶賛しながら「東北は大変なダメージを受けましたが、東北の方を応援するのは次の段階に来ています。『助けに来て』から『遊びに来て』に変わりました。温泉もあるし美味しいものもあるので、地元の方に触れて実際に体験していただきたいですね」と観光大使のように東北をアピール。また、春の時期のオススメな食べ物を問うと「これからは桜鯛! 刺し身を温かいご飯に乗せ、ワサビを入れて熱々のお出汁をかけて鯛茶漬けにしたいですね~」と熱く語っていた。
2016年02月24日ブックウォーカーは12月16日、単行本『百獣繚乱 ―フィギュアスケート日本男子― ソチからピョンチャンへ』を発行する。著者は、10年以上フィギュアスケートの取材してきたフリーライターの青嶋ひろの氏。紙版は税別1,600円、電子版は税別1,500円。まだ記憶に新しいグランプリファイナルでの羽生結弦。総合得点で330.43をたたきだし、世界歴代最高点を自身で更新した。しかし、順調にスケーターとして成功してきたように見える彼も、「もう滑りたくない」「何のためにスケートをしてるのかわからない」と内なる葛藤と常に戦っていた。苦悩の中にいた羽生選手が、いかにして栄光を手にするに至ったのか……同書では羽生選手を始め、日本の誇るべきフィギュアスケート男子たちが銀盤の上では決してみせることのない素顔、苦悩、努力、決意がインタビューを通じてつづられる。宇野昌磨、山本草太、田中刑事、日野龍樹、本田太一ら注目の若手選手、メキメキと実力をつけてきた村上大介、無良崇人。そして、日本のフィギュアスケート界を牽引し続ける髙橋大輔、町田樹、織田信成、小塚崇彦ら名選手の軌跡も紹介。巻頭のカラーグラビアでも各選手の名シーンを収録しているという。また巻末には、本書に登場する選手たちのプロフィールや戦績がひと目でわかる一覧表も掲載。選手たちが歩んできたフィギュアスケートの歴史を、さらに深く楽しむことができるとのこと。さらにBOOK☆WALKERストア他で配信される電子版には、単行本にはない選手たちのスナップ集も収録。リンクを離れた選手たちのリラックスした表情が見られるという。
2015年12月16日先日開催された2015年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会にて、世界記録を更新する得点を叩き出し優勝したフィギュアスケート選手・羽生結弦が、12月9日(水)発売の雑誌「anan」1983号の表紙に初登場!さらに羽生選手の特大ポスターが付録として封入されることが分かった。羽生選手は、宮城県仙台市出身のフィギュアスケーター。幼いころよりスケートを始め、2009年日本人男子としては初の中学生で、高橋大輔(2002年)、織田信成(2005年)、小塚崇彦(2006年)に続く、4人目の世界ジュニアチャンピオンに。2014年のソチオリンピックでは、フィギュアスケート男子シングルの種目において日本人初となる金メダルを獲得。その後も快進撃を続け、先日開催された2015年NHK杯では、世界歴代最高得点を超えるスコアで優勝を果たした。次戦は、12月11日(金)から開幕するグランプリファイナル(バルセロナ)を控えている。今回の「anan」1983号では、羽生選手のプライベートな表情が満載!「もしも彼が等身大の21歳だったら」をテーマに、様々なシチュエーションで撮影を敢行。普段から“表現者”としてリンク上でパフォーマンスしているだけあって、カメラマンがシャッターを切り始めると、表情や動作がコロコロ変わり、そのプロ意識の高さにスタッフ全員が釘付けになったという。本誌では羽生選手へのインタビューも掲載。撮影当時はまだ20歳だった彼が、しっかりとした受け答えで自分の想いを語ったようだが、スケートの話題になると笑顔がキラめき、どこまでも無邪気な姿を見せたそう。氷上の凛々しい顔から、“オフアイス”の笑顔に戻る瞬間のギャップを捉えた、魅力的なショット満載の本誌は、ファン必携の一冊となりそうだ。また、本誌では「輝くあの人に聞く! 人生が動きだした時。」と題した特集を掲載。現在放送中、松坂桃李主演「サイレーン」で悪女・菜々緒とのやり取りに注目の女優・木村文乃や、「シティーハンター」原作・北条司の大人気コミック「エンジェル・ハート」のドラマ化に出演中の女優・相武紗季、そして作家の山内マリコや情報番組で大活躍のマルチクリエイター・GENKINGらが登場する。さらに、今年でデビュー35周年を迎える近藤真彦にフォーカスし、「オンリーワンのかっこよさをつむぐ男」と題した特集にも注目だ。「anan」1983号は12月9日(水)より発売。※お詫びと訂正※「anan」1983号に関する記事の中で、該当号にはない写真についての記述がありました。関係者の皆様に御迷惑おかけしましたことをお詫びして訂正いたします。(text:cinemacafe.net)
2015年12月08日10代の子どもだった頃、中学校や高校の先生がとても大きな存在に感じた経験はないだろうか。思春期の多感な時期を共に過ごすだけに、「一人の尊敬できる先生」との出会いが生徒の人生に大きな影響を及ぼすといってもいいだろう。ではもしも、数々の栄光や挫折を経験したアスリートが、自分がいた学校に教員として赴任していたら、一体どのようなことを学べていたのだろうか――。今回は、マイナビニュースの女性会員200名に対し、男性フィギュアスケーターに限定して「保健体育の教員にいたらうれしかった人」を聞いてみたので、回答理由と併せて紹介しよう。Q. 学生時代に保健体育の教員にいたらうれしかった男性フィギュアスケーターを教えてください1位: 高橋大輔(39.0%)2位: 羽生結弦(21.0%)2位: 織田信成(21.0%)4位: パトリック・チャン(4.0%)5位: エフゲニー・プルシェンコ(3.0%)■高橋大輔・「ダンスが苦手だったので、高橋さんが先生でしたらダンスの楽しみを味わえたかもしれないです」(31歳女性/その他/その他)・「イケメンで優しいまなざしに癒やされそうだから」(38歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「厳しさと優しさをもって指導してくれそう」(23歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「指導がうまそうだし、真摯に向き合ってくれそうだから」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「先生にいいところを見せたくてがんばって練習しそう」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)・「禁断の恋を想像して楽しめる」(27歳女性/電機/営業職)■羽生結弦・「一緒にプーさんで遊べたから」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・「いつも優しそうで安心できる」(27歳女性/金融・証券/営業職)・「爽やかだし、どんな生徒にでも温かく指導しそうだから」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「精神論も教えてくれそう」(33歳女性/情報・IT/技術職)・「目の保養になる」(50歳以上女性/情報・IT/事務系専門職)■織田信成・「教え方が上手そうな上に、面白いことを言ってくれそうだから」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「コミカルで授業が楽しそうだから」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「いつも笑顔でハイテンションで指導してくれそうなので」(30歳女性/電機/事務系専門職)・「楽しく、正確に指導してくれそう」(27歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「退屈な授業が楽しくなりそうなので」(37歳女性/その他/事務系専門職)■パトリック・チャン・「いろいろ、プロの視点からアドバイスをくれそう」(32歳女性/学校・教育関連/技術職)・「チャーミングだから」(43歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■エフゲニー・プルシェンコ・「ロシアの皇帝と言われるくらい、天才的な才能を持っている人から教わりたいから」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「かっこいいしすごくほめ上手なイメージがあるから」(33歳女性/その他/クリエイティブ職)■その他・「町田樹: 頼れるお兄さんという感じだから」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「ハビエル・フェルナンデス: かっこいいし個性的なので」(34歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「町田樹: キモいと言われながらも、なんだかんだ愛されている先生になりそうだから」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「小塚崇彦: はにかむのがかわいいから」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「ジョニー・ウィアー: おとぎ話に出てくる王子様みたいだから」(26歳女性/その他/その他)■総評見事に1位に輝いたのは高橋大輔さんで、「かっこいいから」「イケメンだから」などのルックスに関する回答理由が全体の半数近くを占めた。一方で、「ソツなくこなしそう」「ちゃんと教えてくれそう」などのように優れた指導力を期待する声も少なくなかった。2位には2人が同時にランクインした。11月27日に開幕したNHK杯に出場し、ショートプログラムで世界最高得点となる106.33をマークした羽生結弦選手には、「優しそうだから」「癒やされる」という回答が集中した。明るいキャラクターの織田信成さんには、「面白そう」「授業が楽しくなる」などの意見が寄せられていた。自分はもとより、応援してくれる人たちや指導してくれた恩師のため、常に極限の緊張下でギリギリの勝負に挑むアスリートたち。彼らの考えや内に秘めた想いというのは、テレビや雑誌などを通じてしか知ることができないかもしれないが、そのような形でもきっと多くの人に影響を与えてくれるに違いない。調査時期: 2015年10月14日~10月17日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年11月27日宣伝のチラシに「言葉と身体と音楽が入り混じる、観たことのない舞台空間」とあった『死刑執行中脱獄進行中』。『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる荒木飛呂彦の短編漫画を舞台化したその作品は、確かにその謳い文句通りの驚きに満ちた世界を見せてくれた。原作の『死刑執行中脱獄進行中』は、死刑宣告を受けた男が監獄に入ると、調度品など施設のすべてが男を処刑しようとうごめき出す物語。そこから脱出しようともがくほどに苦しめられるという、誠に不条理で非現実的な世界が展開していく。舞台ではこれに、同じく短編漫画『ドルチ』で描かれたヨットでの物語が加わって、檻のなかと海の上が行き来する、より不可思議な空間が出来上がった。幕が開いて目に飛び込むのは、吊り下げられた白い布と、白とブルーのダズル迷彩の布をまとったテーブル、チェア、チェスト、ソファ、バスタブ。そこは仕切りのない空間だが、森山未來がマイムで見えない壁を表出させ、森山扮する男がそこに閉じ込められていることをわからせる。果たして、この家具たちがどのようにして男を苦しめるのか。その仕掛けは、まさに演劇的であった。家具のなかから同じダズル迷彩の布をまとったダンサーが現れ、思わぬ動きで男を翻弄していくのである。言葉はほぼない。ときおりダンサーが、原作の一節を朗読するように声にするだけだ。その淡々とした空気と、動きに合わせてバンドが鳴らす音が、恐怖を掻き立てる。やがてヨットが舞台に現れる。その見事さは、緻密に計算され稽古を積み重ねた、ダンサーたちの動きの賜物だ。そこに登場する赤いワンピースを着た初音映莉子の存在感も鮮やかである。男は、この女にも嵐にも翻弄されながら、また一転、監獄に戻っていく。圧巻は、その後、監獄で待ち受けている家具と男の攻防が激しさを増していく場面だ。家具は男の居場所を取り上げ、文字通りに男の身体を振り回し、傷めつける。そこで森山が、初音が、ダンサーたちが表現しているのは、言葉を含んだ動きだ。構成・演出・振付の長谷川寧を筆頭に、全員で試行錯誤を繰り返したことが手に取るようにわかる。森山は言う。「さまざまなプロセスを経てクリエイションしてきました。そのプロセスは本番が始まっても続くと思います」。演劇とダンスが融合したときの創造と想像の強さを、ぜひ体験してほしい。東京・天王洲 銀河劇場にて11月29日(日)まで上演。その後、全国を巡演。地方公演のチケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年11月25日朝日新聞社は、東京国立近代美術館およびBS朝日との共催により、歴史上の人物や場面を描いた名作で知られる日本画家・安田靫彦の大回顧展「安田靫彦(やすだ・ゆきひこ)展」を開催する。会期は3月23日~5月15日(月曜休館、ただし3月26日/ 4月4日/5月2日は開館)。会場は東京都・竹橋の東京国立近代美術館。開館時間は10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで/金曜日は20:00まで開館)。入場料は一般1,400円/大学生900円/高校生400円で、前売り券(12月1日~3月22日販売)は一般1,200円/大学生800円/高校生300円。(会期中、一部作品の展示替えあり)同展は、源平合戦での源頼朝・義経兄弟の対面を描いた「黄瀬川陣(きせがわのじん)」や、女性人物画の傑作「飛鳥の春の額田王(ぬかたのおおきみ)」など、歴史画の名作で知られる巨匠日本画家・安田靫彦の大回顧展。ヤマトタケルや聖徳太子、源頼朝、源義経、織田信長、豊臣秀吉、宮本武蔵など、教科書や切手などでお馴染みの有名作品から、"靫彦戦後の3大美女"と言える「王昭君(おうしょうくん)」(3月23日~4月17日展示)、「卑弥呼(ひみこ)」(3月23日~4月17日展示)、「飛鳥の春の額田王」(4月19日~5月15日展示)まで、100点を超える作品が展示される。なお、展示作品のすべてがデッサンや下図を経て描かれた"本画"とのこと。なお、同展は作品保護のため、会期中一部作品の展示替えがある。2回訪館してすべての作品を観たいという人向けに、割安となる観覧券2枚セット「頼朝・義経券」も用意されている(当日券2,500円/前売り券2,000円)。なお、頼朝・義経券は「2人で訪館(1度)」の際にも利用可能とのことだ。前売り券は、東京国立近代美術館(開館日のみ)、本展特設サイト(オンラインチケット)、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、イープラスで購入できる。
2015年11月20日ビアガーデンにBBQなど、夏においしいものを飲み食いしていたら、ちょっとおなか周りが気になってきた人も少なくないだろう。早めにダイエットに取り組めば、メタボリック・シンドロームや糖尿病などの予防につながるが、どのみちやるならば"効果"を感じさせてくれそうな人と一緒に励みたいものだ。一流のアスリートや、かつて第一線で活躍していた元選手ならば、自身の経験談や持っているノウハウを踏まえていろいろとレクチャーしてくれ、ダイエット効果も期待できそう。そこで今回は、マイナビニュースの男性会員200名に「ダイエット指導を受けたい男性フィギュアスケーター」に関して聞いてみたので、理由と併せて紹介しよう。>>女性編も見るQ.あなたがダイエット指導を受けてみたい男性フィギュアスケーターを教えてください1位: 高橋大輔(27.0%)1位: 羽生結弦(27.0%)3位: 織田信成(19.0%)4位: 町田樹(4.0%)4位: エフゲニー・プルシェンコ(4.0%)■高橋大輔・「かっこいいし、ダイエット以外のことも教えてくれそうだから」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「キレのある動きでダイエットに効果がありそうだから」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「手を抜くことなくきちんと指導してくれそうなので」(37歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「一番かっこいいし、一番いい身体つきだと思うから」(25歳男性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「体形を保つ秘訣を知りたいから」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■羽生結弦・「意外にわかりやすくコツをズバリ教えてくれそう」(47歳男性/その他/クリエイティブ職)・「細身で憧れるスタイルなので」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)・「体の柔軟性も高めてくれそう」(31歳男性/その他/その他)・「羽生くんが細マッチョなので、どうやったらなれるのか知りたいから」(27歳男性/情報・IT/技術職)・「ラインがきれいだから」(33歳男性/運輸・倉庫/営業職)■織田信成・「抜けているように見えて、運動に関してはプロだと思うので」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「織田自身がほどよくぽっちゃりとしているけど、キレは十分にあるのでいいかなと思った」(37歳男性/金融・証券/営業職)・「挫折を知っていて、失敗しても、指導を続けてくれそうだから」(49歳男性/医療・福祉/専門職)・「何となく親しみ感が漂っていて話がしやすそう」(50歳以上男性/電機/技術職)■町田樹・「ストイックそう」(38歳男性/商社・卸/事務系専門職)・「具体的なアドバイスが得られそうだから」(31歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「理論的に教えてくれそうだから」(33歳男性/学校・教育関連/専門職)■エフゲニー・プルシェンコ・「言葉の問題はあるが、集中的な指導になりそうなので」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他)・「高級なダイエット食品とかを使っていそうだから、使えるなら使わせて欲しい」(44歳男性/情報・IT/技術職)・「プルシェンコのスパルタ指導なら受けてみたいかも」(28歳男性/その他/その他)■その他・「本田武史: 本田さんは、辞める前から、結構太り気味だったので、ダイエットでは苦労してそうだから」(50歳以上男性/電機/技術職)・「本田武史: ベテランで的確なアドバイスがもらえそう」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「小塚崇彦: 優しく教えてくれそうだから」(24歳男性/その他/その他)・「パトリック・チャン: 経験豊富そう」(33歳男性/農林・水産/販売職・サービス系)■総評結果は、まったくの同数を集めた高橋大輔さんと羽生結弦選手が1位となった。ただ、選ばれた理由は異なっていた。高橋さんは「イケメンだから」などのように、そのルックスを支持する意見が大半だった。その男前ぶりは、同性から見てもあこがれのようだ。そのほかでは、「的確に指導してくれそう」「しっかりとダイエットを教えてくれそう」といったコメントも多かった。一方で羽生選手には、細身のスタイルやボディーラインなど、体のシルエットに関する声が多数集まり、「スラッとした体形にしてくれそう」と期待を寄せている男性が目立った。また、柔和な物腰や笑顔も印象的なためか、「優しく励ましてくれそう」などのように「優しさ」を回答理由のキーワードとしているケースも多かった。3位には織田信成さんが入った。持ち前の明るいキャラクターでさまざまなメディアで活躍している織田さんだけに、「面白く学べそう」「明るくダイエットに励めそう」「好きなスケーターだから」「楽しくできそう」という意見が数多く寄せられ、その人気の高さがうかがえた。1人で黙々とトレーニングをしたり食事制限をしたりと、ダイエットでは「孤独な闘い」を強いられるケースも多い。だが、そんなときに一緒にジョギングしてくれる友人や、カロリーや栄養価に詳しい知人がいると、とても助かるもの。これからダイエットに励もうと考えている人は、多くの人を巻き込み、より効率的にシェイプアップできるようにしてみてはいかがだろうか。調査時期: 2015年9月9日~9月13日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年09月29日氷上の美しい演技で見る者を魅了するフィギュアスケーター。空中で3回転や4回転のジャンプを跳ぶ一方で、優雅なスケーティングやステップも必要となるため、選手の多くがしなやかさと力強さを併せ持った体つきをしている。その体形も選手たちの魅力の一つと言えるが、一体どの選手が最も理想的な体形に見えるのだろうか。今回、男性のマイナビニュース会員221名に「理想的だと思う男性フィギュアスケート選手の体形」について聞いてみたので、理由と併せて紹介しよう。Q.あなたが理想的だと思う男性フィギュアスケート選手の体形を教えてください1位: 羽生結弦(60.6%)2位: 小塚崇彦(12.2%)3位: 無良崇人(4.5%)3位: エフゲニー・プルシェンコ(4.5%)5位: ハビエル・フェルナンデス(3.2%)■羽生結弦・「痩せていて細マッチョでよいと思うから」(33歳男性/電機/技術職)・「手足が長くて顔が小さくて、いろんな演技が映えるので」(42歳男性/自動車関連/技術職)・「細身なのに、あれだけハードなステップとジャンプを生み出す身体は素晴らしい」(36歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「手足が長いので、女性的に見えるけどジャンプがすごいから、余計にキレイに見える」(44歳男性/情報・IT/技術職)・「美の境地という感じなので」(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)■小塚崇彦・「中肉中背だから」(31歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「細いイメージだったが体がしっかりできてきたと思うから」(29歳男性/学校・教育関連/専門職)・「ほどよい肉付きで結果を残しているから評価できる。体の芯の部分が強いんだろうなぁと感じられる」(37歳男性/金融・証券/営業職)■無良崇人・「長身で脚がながいから」(28歳男性/人材派遣・人材紹介/技術職)・「背高いから」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「力強いから」(28歳男性/金融・証券/営業職)■エフゲニー・プルシェンコ・「頭の小ささと足の長さが最高に良い」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「ハンサムで肉体も整っているので」(29歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「端正な顔立ちとそれに合わせたような高さと体形」(32歳男性/商社・卸/専門職)■ハビエル・フェルナンデス・「しなやかな体つき」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)・「体幹とか強そう」(23歳男性/機械・精密機器/営業職)■総評断トツの1位は、ソチ五輪や世界選手権、グランプリファイナルなど数々の大会で金メダルに輝いた日本フィギュア界のエース・羽生結弦選手だった。「すらっとしている」「細くて長い手足がいい」「スタイルがいい」など、スマートな体形を褒めたたえる意見が大半だった。一方で、「体は細いが軸がしっかりしているため」(28歳男性/金融・証券/専門職)などのように、しなやかさと強さを兼ね備えた体として理想的だとする回答者も多くいた。2位となったのは、長く日本フィギュア界の第一線で活躍している小塚崇彦選手。回答者の意見を総合すると、「適度に筋肉が付いており、全体のバランスが優れている」という感じになる。また、そのイケメンぶりを評価する声もあった。3位には無良崇人選手とエフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)がそろってランクイン。無良選手は迫力満点のトリプルアクセルをダイナミックに跳ぶためか、170cmという身長ながらも「背が高い」と評する意見が多かった。プルシェンコ選手は、端正な顔立ちと178cmという高身長をうらやむ男性から支持を集めた。フィギュアスケーターの高いジャンプには、体幹や筋力、瞬発力などが求められる。細すぎても太すぎてもパフォーマンスに悪影響が出かねないだけに、男性のフィギュアスケーターには、「細マッチョ」が多いかもしれない。細マッチョにあこがれるという男性は、彼らの体形を参考にしてみるのもいいのでは?調査時期: 2015年8月14日~8月20日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性221名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年08月25日WOWOWの連続ドラマW「石の繭」で初めて刑事役に挑戦した木村文乃と共演の青木崇高、内片輝監督が8月5日(水)に製作発表記者会見に臨んだ。麻見和史の人気警察小説「警視庁殺人分析犯」シリーズの第1作の実写化。父の遺志を継いで刑事になり、捜査一課に配属となった塔子が、人間をセメントで塗り固めて殺すという猟奇殺人事件を追いかける。木村さんは初の刑事役について「初めてですが、塔子にとっても悲惨な現場に行くことになったり、銃を抜くことはいままでなかったので、初めての経験をうまくリンクさせることができればと思いました」と語る。前髪を切って撮影に臨んだことが大きな話題を呼んだが、それ以外にも「原作では小柄なので、華奢な感じを出そうと(小さめの)7号の上着を着続けました」と明かす。「いままでの私の役の中で、一番、女の子の役。感情の揺れを出さないといけなかった」と内面についても語った。青木さんは「僕も前髪をちょっとは切ったんですが」と陽気に語るが、演じた先輩刑事の鷹野は「クールで物事を俯瞰で見るタイプ。いままで演じてきた役と違った」と語る。青木さんのほか、捜査一課の面々には段田安則、渡辺いっけい、北見敏之、平岳大、小柳友らベテランから若手まで重厚な面々が居並ぶ。木村さんは「男性陣がみなさん、仲良くて、井戸端会議を始めたらいつまでも男の子なんだなと分かりました。ワイワイ楽しかったです」と和気あいあいとした現場の様子を明かす。昨日、クランクアップしたばかりで、酷暑の中をスーツで動き回らなくてはならず、さぞつらかったかと思いきや、木村さんは「(撮影が)始まった頃はまだ肌寒いくらいで、だんだん暑くなってきて、汗がいい演出になりました」と余裕の表情。これに青木さんが「それは彼女だけです!」と慌てて異議!「そういえば思い返すと(木村さんの)汗を見てないです。男連中は汗でビショビショでした(苦笑)。防弾チョッキを着るとさらに暑くて…」と述懐する。青木さんは水着姿で現場入りしたこともあったとか…。「アイスをちょくちょく差し入れしたり、昨日はスイカを差し入れしました。撮影中ですがせめて“夏感”を出せればと思って…」と笑顔で語っていた。作品について内片監督は「サイコサスペンスの傑作が原作ですが、WOWOWでこそ楽しめるエンターテイメントになってます」と猟奇殺人の描写なども含めて濃厚なドラマに自信をのぞかせる。木村さんは「ミステリは犯人が分かるまでが一般的ですが、この作品が普通じゃないのは(犯人が)分かってからも、なぜそうなったのか?人の心、根っこの部分が色濃く描かれているところです」と人間ドラマ、心理ドラマとしての見どころも強調した。ドラマW「石の繭」は8月13日(日)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年08月05日“視覚と知覚の関係性”をテーマに作品を発表する写真家・鈴木崇の個展「Form-Philia」展が、5月29日から7月12日まで六本木のIMA CONCEPT STORE内のIMA galleryで開催される。今回の個展のタイトル「Form-Philia」とは、形を意味する“Form”と嗜好、偏愛などを意味する“Philia”を組み合わせた造語。期間中は代表作「BAU」や「ARCA」に加えて、新作を合わせた3つのシリーズが展示される。昨年、オランダで行われた写真フェア「Unseen」でも人気を博した「BAU」シリーズは、カラフルなスポンジを組み合わせて様々なフォルムを構築していく作品。黒い背景をバックに、様々な色や形のスポンジを多様なパターンで組み合わせることで、日用品であるスポンジが「BAU」が意味する“建物”や“構造”へと変容し、別の側面を浮かび上がらせる。今回は500点にも及ぶシリーズの中から、IMA galleryの空間に合わせたインスタレーションで展示する。「ARCA」は影を正面から写した作品。大判カメラで撮影し、大きく引き伸ばされたイメージは、輪郭やサイズなどの情報が奪われ、影本来の意味を超えた新しい構造物となって現れる。さらに同展では新シリーズとして、日本の混沌とした家々の写真をモンタージュしながら、建築物が重なることによって生まれる奇妙な風景を写し出した作品も出展される。また関連イベントとして、5月30日には批評家の布施英利と鈴木崇とのトークショー「写真とフォルムの関係性」を開催。被写体の形態を通じて何を撮ろうとしているのか、鈴木崇の写真史をたどりながらその作品の変遷と、写真とフォルムの関係性に迫る。6月21日には、美術ジャーナリスト・鈴木芳雄との対談によるトークショー「美術史で読み解く鈴木崇作品」も実施。鈴木崇がアメリカやドイツで学んだ写真の考え方やコンセプトの作り方から、アウトプットの仕方まで、現代作家と密接に関わる美術史について語られる。【イベント情報】「Form-Philia」会場:IMA gallery住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3階IMA CONCEPT STORE内会期:5月29日~7月12日時間:12:00~22:00(土、日、祝日は11:00~20:00)入場無料
2015年05月29日『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家・荒木飛呂彦の短編漫画『死刑執行中脱獄進行中』が森山未來の主演で舞台化されることが決まった。荒木作品が舞台化されるのは今回が初めて。『死刑執行中脱獄進行中』は、投獄されて理不尽な扱いを受ける死刑囚が脱獄を試みる密室サスペンス。1995年「スーパージャンプ」で発表され、後に発売された短編集に表題作として収められている。初めての舞台化に荒木は「予測できない期待感と楽しみがあります」とコメント。一方主演の森山は「荒木飛呂彦さんの持つ唯一無二の様式美を、身体、テキスト、音楽、照明、映像、衣装など、現代の舞台芸術が持ち得るかぎりの要素を総動員して、演出家、ダンサーをはじめとする素敵なクリエイター達と有機的に具現化していくつもりです。この舞台が演劇なのか、ダンスパフォーマンスなのか、ジャンルレスなインスタレーションなのか。それは観劇後のあなたの選択にお委ねします」とコメントを寄せている。構成・演出・振付は演劇ユニット「冨士山アネット」の主宰・長谷川寧。11月に東京・天王洲 銀河劇場で上演された後、12月には全国でも公演。
2015年05月18日エコー・ジャパンはこのほど、4月1日付で北欧発・コンフォートシューズブランド『ECCO(エコー)』がフィギュアスケートの無良崇人選手と1年間のスポンサー契約を締結したことを明らかにした。ECCOは、1963年にデンマークで創業したブランド。ビジネスシーンからプライベート・スポーツまでオン&オフ問わずさまざまなシーンに適したコンフォートシューズを、全世界90カ国以上で展開している。無良選手は2014年の四大陸選手権で優勝し、同年のチャレンジカップ、スケートカナダでも優勝した。プライベートでは一児の父でもある。今回、選手という"オン"の世界も、家族や友人との"オフ"の時間も大切にするという同選手のライフスタイルにECCOが共感したことから、スポンサー契約を締結するに至った。ECCOは、「フィギュアスケート選手は世界遠征も多く、常に移動を要されている。本番で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、選手にとって要でもある『足』にプライベートシーンで最高の履き心地を提供することでサポートしていきたい」としている。契約の締結により、無良選手は取材時および練習時に同ブランドのロゴ付ジャージーを着用するほか、同社のPR活動への協力も行う予定。ECCOのシューズを日ごろから使用しているという無良選手は、今回のスポンサー契約について「応援いただけることに感謝とともに身の引き締まる思い」と喜びを語った。「ECCOの靴は疲れにくく足を守ってくれます。機能的でありながらデザイン性と品質の高いECCOの靴は、これからの自分のあるべき姿にも重なります」ともコメントした。
2015年04月03日中国・上海にて3月28日まで開催されていたフィギュアスケート世界選手権。男子は日本の絶対エース・羽生結弦選手が2位と惜しくも連覇を逃し、女子は初出場の宮原知子選手が銀メダルに輝く快挙を達成した。男子では羽生選手と特に親交があるハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)が初優勝を飾り、女子ではエリザベータ・トゥクタミシェワ選手(ロシア)がトリプルアクセルを成功させて同じく初優勝するなど、今大会も数々のドラマが生まれた。そのドラマに胸を熱くしたフィギュアスケートファンが多いことが、画像共有アプリの「Instagram」からもうかがえる。大会期間中や大会直前は、同アプリを通じて出場選手が多数のコメントや写真を投稿。ファンに喜びを報告したり、選手同士のオフショットを公開したりしている。優勝したフェルナンデス選手は、「僕の仲間であるデニス・テンと羽生結弦、世界選手権でのメダルおめでとう! 」とのコメントを添えて、2位の羽生選手と3位のデニス・テン選手(カザフスタン)との表彰式の写真を掲載。写真は、3月31日時点で8,000近い「いいね! 」がなされている。ハビエル選手は他にも、笑顔で金メダルを披露している写真も投稿。世界中のファンから「ブラボー、ハビエル」「おめでとう」などの祝福コメントが多数寄せられている。その他、日本から出場した小塚崇彦選手や女子金メダルのトゥクタミシェワ選手らもファンにメッセージを発信。世界選手権の感動を再度味わいたいファンは、Instagramの写真をチェックしてみてはいかがだろうか。
2015年03月31日フィギュアスケート世界選手権の男女フリーが3月28日、中国・上海にて行われた。男子は羽生結弦選手が、女子は宮原知子選手がそれぞれ総合で銀メダルとなり、日本人選手の最上位となった。他の日本人選手たちもそれぞれ奮闘したが、男子は来季の出場枠が2007年以来の「2」に減少することが確定するという結果となってしまった。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在はコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんの目に、出場選手らの演技はどう映ったのだろうか。小塚崇彦選手、無良崇人選手、宮原選手、本郷理華選手、村上佳菜子選手の演技について解説してもらった。○男子編小塚選手今回で7度目の世界選手権出場となり、2010-2011シーズンでは銀メダルも獲得している小塚選手。ショートプログラム(SP)はまさかの19位スタートとなったが、フリーはシーズンベストの152.54をマークし、トータル222.69で総合12位となった。澤田さんは、フリーでは小塚選手の長所が出ていたのではないかと指摘する。「SPでは本人にとって予想外のミスが相次ぎ、フリーでは1番滑走での演技となりました。開始冒頭にミスはあったものの、それを引きずらず、曲の後半に向けてどんどん気持ちと曲が一体になっていくような演技に見えました。小塚選手の持ち味である滑らかなスケーティングもよく伸びており、ジャンプ以外の部分でも魅せてくれたなという印象です」。無良選手無良選手は今シーズンにグランプリファイナルに初出場するなど、確実に成長の跡を残した。そのシーズン終盤に迎えた世界選手権は、総合16位と不本意な形で終わってしまった。「無良選手が得意としていたトリプルアクセルがSPで決まらず、フリーでも同じミスが1度ありました。前日の悪いイメージが身体に残っているのかなと感じましたが、フリーの後半では高く大きなトリプルアクセルを着氷し、そこからは不安要素なく滑っていた印象です」。○女子編宮原選手昨年末の全日本選手権で初優勝し、休養中の浅田真央選手に代わる「新女王」として世界選手権に臨んだ宮原選手。SPではパーソナルベストのの67.02をマークして、自ら誕生日を祝福。SP3位で挑んだフリーでは、冒頭の3回転ルッツ-2回転トゥーループ-2回転ループを流れるように決める。1度の転倒はあったものの、銀盤の妖精のように美しくしなやかなスケートを披露した。初出場で堂々の銀メダルという、147センチの17歳がやってのけた大きな偉業に、澤田さんは「努力が報われた結果」と話す。「SPをノーミスで終え、フリーでは1カ所手をつく場面も見られましたが、大きなミスもなく、宮原選手が出せる力はすべて出したのではないかと思います。以前出場した世界ジュニア選手権では、ジャンプの回転不足により、点数が伸び悩むということがありました。その判定を宮原選手自身が真摯(しんし)に受け止め、日々コツコツ努力してきたことが、今回の結果に表れているのではないかと思います」。さらに澤田さんは、表情の変化にも注目している。「顔の表情も、曲調に合わせて変えていたのが印象的でした。表情は試合のときだけではなかなか表現できないので、日々の練習時から努力してできあがったものではないでしょうか。ジャンプの内容としては、全日本選手権と同様、ダブルアクセル+3回転トゥーループが後半に2つ入っています。ジャンプの基礎点が1.1倍になるところで成功したことにより、大きな得点源となっていますね。着氷姿勢も美しく、加点がもらえる結果となりました。来シーズンは、ぜひともより大きな成果を期待したいです」。本郷選手長年にわたり日本の女子フィギュアスケート界を支えてきた鈴木明子さんの師・長久保裕コーチの指導の下、今シーズンに入って一気に頭角を現してきた本郷選手。今大会でもSPとフリーでパーソナルベストを出すなど、試合を重ねる度に成長していく姿に、澤田さんも期待を寄せる。「世界選手権初出場でしたが、堂々とした演技で、本郷選手が今出せるものをすべて出せたのではないかと思います。長い手足を生かしたダイナミックな演技で、ジャンプなどのエレメンツにも目立ったミスもなく、いいシーズンの締めくくりではなかったでしょうか。試合に出るごとに点数も伸びていき、今回もシーズンベスト更新という形になりました。GPファイナルにも出場し、シニアの中で戦っていく自信がついたシーズンでもあったと思うので、来シーズンはより飛躍的な活躍を期待したいです」。村上選手宮原選手ら若手の台頭もあり、20歳にして女子最年長での出場となった村上選手。SPは65.48点で4位と、表彰台を狙える位置で発進。フリーでは、後半に予定していた3回転サルコウが1回転になってしまうミスなどもあり、トータル7位で5回目の世界選手権を終えた。「全日本選手権で(高い質の演技を見せたものの、得点が伸び悩むという)つらい経験をしてから、本当に長い3カ月間だったと思います。SPではトゥーループの3回転+3回転を成功させましたが、高さと幅が以前よりも大きくなったように感じました」。また澤田さんは、技術面での変化も感じている。「(3回転トゥーループ以外の)他のジャンプでも、高さや回転のピッチなどが良いものになっていると感じました。一度身体で覚えてしまっているものを修正していく過程は本当に難しく、多少の不安もよぎるのではないかと思います。フリーではいくつかミスもありました。ただ、村上選手が取り組んできたことは、間違っていないのだと証明できた試合になったのではないかと思います」。○出場枠減を、より厳しい競争へとつなげる今大会の結果により、男子は来季の世界選手権の出場枠が1つ減ってしまった。世界選手権の出場枠は、3人が出場する国の場合、そのうち上位2人の合計順位が「13」以下ならば次回シーズンも3枠を維持できる。女子は来シーズンも3人が出場できるが、男子は羽生選手が「2」で、その次に成績の良い小塚選手が「12」。合計「14」となるため、来季は2人しか出場できなくなる。ただ、過ぎたことを悲観しているヒマはない。「男子の出場枠が減ってしまいましたが、過去には1枠しかなかったこともありますし、女子の出場枠も少なかったことがあります。減ったことは残念に思いますが、その限られた出場枠に入るべく、全員が練習を積み上げるため、日本チーム全体のレベルアップができるというメリットもあるのではないでしょうか」と澤田さんも話す。○新世代の選手たちの飛躍に期待フィギュアスケートの2014-2015シーズンは、「高橋大輔さんや浅田選手が試合に出ない」「ソチ五輪5位などの実績を持つ町田樹さんが、全日本選手権で突如引退」といったことなどもあり、物寂しさを感じたファンも少なくないだろう。ただそんな中でも、男子では全日本選手権2位の宇野昌磨選手、女子では今大会の宮原選手や本郷選手に代表されるような若い力も出てきている。芽生えて間もない選手たちがオフに練習を重ね、来シーズンに大きな花を咲かせてくれることが、今から楽しみだ。写真と本文は関係ありません○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年03月30日『ジョジョの奇妙な冒険』を描いた漫画家の荒木飛呂彦先生は、自分でもビックリするくらい記憶力がないと語っていたが、記憶力がないことで、一度見た映画や本を始めて見るように何度でも楽しめ、感動できたりと、頭がからっぽになることで、新しいものをどんどんまた詰め込んでいけるという。そんな荒木先生のクリエイティブさが裏付けられたかのような研究結果があった。最新の研究によれば、クリエイティブな忘却のプロセスには長い抱卵期間など必要なく、多かれ少なかれリアルタイムに起こるものなのだそうだ。これをマイクロインキュベーション、より正式には抑制(inhibition)という。一連の実験によって、カリフォルニア大学の心理学者ベンジャミン・ストーム氏とトリシャ・パテル女史は、新しいアイデアをブレインストーミングするその行為が古いアイデアが脳裏に浮かぶことを防ぎ、さっと忘れてしまうことによって創造性が向上することを実証した。「この調査結果は、思考と忘却は本質的に結びついていることを示唆する。つまり、新しいアイデアを考えることで古いアイデアを忘れさせている。また、こうした忘却はクリエイティブな思考を行う能力を向上させるうえで、不可欠な役割を果たしている可能性もある」と、ストーム氏とパテル女史は『ジャーナル・オブ・エクペリメンタル・サイコロジー』に掲載された論文において結論付けている。クリエイティブな忘却を試験するために、まず彼らは創造的な固定観念を再現した。これは被験者に八つの身の回りの品々(新聞など)を見せ、品ごとに基準となる典型的な利用方法(ギフトの包装など)をリスト化している。半分の品については、被験者に1分間でできるだけ多くの他の利用方法を考えるよう指示した。これは”別用途課題”と呼ばれる創造性を試験する標準的な手法だ。新聞の再利用を例にとろう。「猫のトイレ」という”別用途”を思いつくためにはまず、「包装紙として」 という”基準用途”を打ち壊す必要がある。研究者の狙いは、クリエイティブな頭が固定観念を抑制するため、これが物忘れをさせるほど強いものなのかどうか確認することだ。そのため実験の最後には、被験者に基準用途(包装紙)を思い出すように求めている。これによってインキュベーション(アイデアの育成段階)の様子を垣間見ることができた。多くの別用途を思いついた被験者は、単にリストを読んだだけで他の用途を挙げなかった被験者に比べ、忘れた基準用途の数が多かった。言い換えれば、猫のトイレをひらめかせる何かは、頭がギフトの包装のことをもう思い出せないほど完全に忘れ去らせてしまうということだ。研究チームはこれを”思考誘発型忘却”と呼んでいる。抑制の効果は、被験者がどれほどクリエイティブであろうとするかに関係なく起きた。思考誘発型忘却は、猫のトイレといった普通の用途であれ、紙のガウンといった変わった用途であれ、別用途を思い浮かべるよう指示された被験者においては実際に起こる。だが注目すべきは、変わった用途を思い浮かべようとした被験者ほど回想の成績が悪かったことだ。まるで、オリジナリティーの高い抑制には余計な精神エネルギーが必要なようだ。この最初の結果を受けて、さらに実験が続けられた。ある実験では思考誘発型忘却は非常に強力で、基準用途を思い出す際にヒントを与えられていても起きていることが明らかとなった。また、別の実験では、被験者が基準用途から考えを発展させた場合は思考誘発型忘却の兆候が見られなかった。この結果は、抑制は固定観念とインスピレーションを区別できることを示唆している。最後の仕上げとして、全ての実験結果を統合して分析が試みられた。その結果、別用途を思い浮かべたことで忘却した度合いが大きい被験者は、忘却数が少なかった被験者よりも著しくクリエイティブ度の成績が高いことが判明した。そして、潜在的に固定観念となる要素を抑制することで、「より多様かつオリジナルな検索スペースを探索し、創造性に富んだ用途を思いつくことができる」と研究チームは結論した。ただし、科学的な観点から見ると、この実験は完璧なものではない。被験者数が少な過ぎるうえ、そもそも”別用途課題”は創造性の指標として根拠に乏しいと批判されているのだ(新聞を紙のガウンになど、ばかげているといった具合だ)。また、この結果が本当に抑制の現れと言えるのかはなはだ不確かである。被験者は新しいアイデアを考えるために古いものを遮断したのかもしれないし、あるいは新しいアイデアを考えるプロセスが古い記憶を妨げるのかもしれない。一般的な視点からは、こうした実験結果をどう生かせばいいのかよく分からない。思考の堂々巡りに陥ったら休憩をとるのだとしても、一体どうすれば固定観念を抑制する能力を鍛えることができるのだろうか? その意味では、この研究は実践的ではなく、創造性に関する理論的な説明を行ったにすぎない。だが、そうした欠点を除けば、興味をそそられる研究であり、クリエイティブなプロセスの理解を一歩進めたものだろう。また、せっかくいいアイデアを思いついたのに、書き留めなかったばかりに忘れてしまったことのあるアイデアマンにとっては、ちょっとした慰めにもなるはずだ。きっと優れたアイデアを忘れてしまうことよりも悪いことがある。それはひどいアイデアを忘れられずに、優れたアイデアを阻害してしまうことではないだろうかカラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年03月17日KADOKAWAが運営するコミックWEBサービス「Comic Walker」で連載中の、たかぎ七彦氏による漫画『アンゴルモア 元寇合戦記』第1巻(2月10日発売)の重版が決定した。本作は、中世日本を揺るがした大事件「元寇」を斬新な視点で描いた本格歴史大河ロマンで、博多への針路に浮かぶ対馬が舞台。恐怖の大王=アンゴルモアの語源との説もあるモンゴル軍(元軍)と流人である鎌倉武士・朽井迅三郎の戦いが描かれ、緻密な歴史検証、細やかな情景描写、そして大迫力の合戦シーンが魅力だという。連載時には「Comic Walker」のデイリー、ウイークリー、マンスリーの各カテゴリーでいずれも1位を獲得。コミックス第1巻の帯では『ヴィランド・サガ』、『プラテネス』の幸村誠氏が「ボクよりうまい。なにより、たかぎさんの素晴らしい所は『戦争でない部分』を描く事に一切手を抜かない事です。市場の雑踏、干したイカ、町人の姿やしぐさ。それらをバチッと描ける人こそ、本当に戦争漫画のうまい人だとボクは思っております」とコメントを寄せて絶賛。さらに、3月に発売される第2巻の帯では、『機動戦士ガンダム THE ORIGINE』の安彦良和氏が「すでに相当うまいけど、これからすごく『うまくなる人』だろうなァ。特に空間表現がうまい。若い人ではめずらしい。『対馬』という空間を、うまく描いていってほしい」と期待を寄せている。現在は本作のPVも完成し、WEB上で公開中。そして3月10日には、第2巻の発売を控えている。
2015年02月25日昨年12月26日から28日にかけて開催されたフィギュアスケートの全日本選手権では、羽生結弦選手が3連覇を飾ったが、ほかにもさまざまなドラマがあった。○町田の引退、小塚の復活劇男子ではソチ五輪5位、世界選手権2位などの輝かしい成績を残した町田樹選手が突然引退を表明。さらに、ジュニアの新鋭・宇野昌磨選手(中京大中京高)が2位に入り、一躍"時の人"となった。そんな今大会は、かつての現役選手の目にどのように映ったのだろうか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんの解説と共に、男子の主だった選手の演技を振り返ってみよう。町田樹ショートプログラムでは、ほぼパーフェクトな演技を披露して2位発進した町田選手。だが、フリーではジャンプのミスが響いて総合4位に終わった。そして、3月の世界選手権発表の場で現役引退を表明。今後は、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に進学し、研究者の道を歩むことを宣言した。澤田さんは、フリーの演技を「競技者と同時に、音楽を表現する『アーティスト』として、記憶に残る演技だったと感じています」と評価する。「これは演技構成点でも評価されており、演技構成点だけで見れば3位という結果になっています。音楽の解釈や、音楽の表現にこだわっている町田選手にふさわしい結果になったのではないかと思います」とした。宇野昌磨今シーズンに入り、4回転とトリプルアクセルの成功率が上がり、ジュニアのグランプリファイナルで優勝するなど、成長が著しい宇野選手。澤田さんは、その表現力に注目する。「宇野選手は『表現力がすばらしい』と、ノービスの頃から注目されており、ジュニアの国際大会でも活躍してきました。昨年同様、フリーでは最終グループでの練習となりましたが、今年は6分間練習からのオーラがひときわ目立っていました。練習開始数十秒後にトリプルアクセルを決め、誰よりもよく動いていたのではないかと思います。身体は小さいですが、演技中はそのことを感じさせないほどの大きな演技で、観客を魅了していたと思います」。小塚崇彦グランプリシリーズではスケートカナダ大会で8位、ロシア杯で6位といまひとつ波に乗れていなかった小塚選手。ただ、過去に優勝した経験もあり、昨シーズンも3位に入っている全日本選手権で今年も3位となり、躍動した。「小塚選手は、スケートがよく伸びる(1蹴りで進む距離が長い)選手で、ジャンプがなくてもスケートを『魅せる』ことができる選手です。しかし、競技では大きな得点源であるジャンプが成功しなければ、勝つことができません。長く先の見えないトンネルの中にいるようなスランプだったと思いますが、この全日本で見事に復活を遂げました」と、澤田さんもその復活劇を喜ぶ。小塚選手が次々にジャンプを決めて最後の見せ場のステップを終え、次の要素のスピンが終わる頃には会場が総立ちになっていた。ファンも、その演技に感じるものがあったようだ。「細かい失敗があり得点は伸びませんでしたが、(総立ちとなった場面は)観客の心が一番動いた瞬間だったのではないかと感じました。今回、シングル選手の中では最年長の出場となった小塚選手ですが、まだまだ日本の選手を引っ張っていってほしいです」。○年々、高い競技レベルに突入このほかにも、グランプリシリーズのスケートカナダ大会で優勝した無良崇人選手をはじめ、実績のある選手が多数参加したが、その無良選手も5位に終わった。それだけハイレベルな戦いが繰り広げられていた証しである。澤田さんも、競技レベルが上がってきていることを実感している。「男子では、ジュニアの推薦で出場した選手の多くが、トリプルアクセルに挑戦しています。また4回転を跳ぶ選手も多く、出場枠の少ない世界選手権などの代表争いは、熾烈(しれつ)な戦いとなってきております。最近は、長年スケート界を引っ張ってきた選手の引退が相次ぎました。ですが、その背中を見てきた若い選手は、きちんと成長しているなと今回の全日本選手権を見て感じました」。偉大な先人たちから受け継いできた技術と気持ちを結実させるための次なる機会は、「ユニバーシアード冬季競技大会」だ。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年01月08日アーノルド・シュワルツェネッガーが、アクション・サスペンス『サボタージュ』の日本語アフレコ収録イベントが9月30日に都内で行われ、高田延彦と、三四郎の小宮浩信が登場した。その他の写真本作は、DEA(麻薬取締局)最強の特殊部隊を率いるジョン・ウォートン(シュワルツェネッガー)が、こつぜんと消えた麻薬カルテルの隠し金の行方を追いながら、迫り来る脅威に立ち向かう姿を描いたアクション・サスペンスで、日本語版で高田はサム・ワーシントンが演じるチームの副リーダー“モンスター”を、小宮はチームの中で一番早く殺されそうな男“パイロ”の声を演じている。「今まで長いセリフはやったことがなかったし、シュワちゃんと共演できて光栄」という高田は、「戦闘シーンがリアルでそこにいるような臨場感がある。画が面白いからアフレコ中も前へ前へマイクのほうに出てしまい、その距離感が難しかった」とコメント。「最後まで敵か味方かわからないハラハラドキドキして楽しかった」という小宮は、「すぐに死ぬ役と聞いていたけど、意外とセリフが多くて噛まないように家で練習した」そうで、“かつぜつの悪さ”を乗り越えて見事に収録を終えた。『サボタージュ』11月7日(金)、TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
2014年10月01日国際スケート連盟公認のフィギュアスケート大会「木下グループカップフィギュアスケート ジャパンオープン20143地域対抗戦」が10月4日、さいたまスーパーアリーナにて開催される。同大会は「日本」「欧州」「北米」の3地域による団体戦形式での対抗戦。各地域は男女各2名ずつ、計4名のチームを組み、各個人のフリー演技の総合得点で順位を競う。各地域の代表選手は以下の通り。日本村上佳菜子/宮原知子/小塚崇彦/無良崇人北米アシュリー・ワグナー/長州未来/パトリック・チャン/ジェフリー・バトル欧州アンナ・ポゴリラヤ/エレーナ・ラジオノワ/ハビエル・フェルナンデス/トマシュ・ベルネル当初、欧州地域代表として出場予定だったソチ五輪の個人5位、ユリア・リプニツカヤ選手は、コンディション不良のために不出場となり、代わりにアンナ選手が出場する。また、ゲストとして「皇帝」の異名を持つエフゲニー・プルシェンコ選手も参加する予定。今季は浅田真央選手や高橋大輔選手という、長く日本フィギュアスケート界をけん引してきた2選手が休養を宣言しているが、同大会を皮切りにいよいよフィギュアスケートの本格シーズンが始まる。なお、同大会は同日の16時から18時25分までテレビ東京系列6局ネットにて放送予定。解説は八木沼純子さんが務める。
2014年09月30日2012NHK杯国際フィギュアスケート競技大会の詳細が決定した。今年は11月23日(金・祝)から25日(日)にかけて宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)にて行われ、高橋大輔や浅田真央らスター選手が出場する。2012NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 開催情報NHK杯国際フィギュアスケート競技大会は、1995年からはISUグランプリシリーズにも組み込まれている、日本を代表するフィギュアスケートの大会。昨年は男子シングルは高橋大輔・小塚崇彦が、また女子シングルは鈴木明子・浅田真央がワンツー・フィニッシュ、またペアでも日本出身の川口悠子とアレクサンドル・スミルノフ(ロシアチーム)が優勝と、日本勢が大活躍したのも記憶に新しい。今年も前回チャンピオン高橋大輔、鈴木明子をはじめ、浅田真央、羽生結弦ら花形選手の出場が決まった。特に地元・宮城県出身、昨年は日本男子選手として史上最年少での世界選手権メダル獲得となった羽生結弦が、地元でどんな滑りを見せるかに注目したい。チケットは9月29日(土)に一般発売開始。チケットぴあではインターネット先行抽選販売「プレリザーブ」を9月19日(水)11:00から25日(火)11:00で受け付ける。そのほか、参加予定選手は次のとおり。男子シングル:高橋大輔、羽生結弦、村上大介(日本)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)女子シングル:鈴木明子、浅田真央、今井遥(日本)、アリッサ・シズニー(アメリカ)ペア:高橋成美/マービン・トラン(日本)、ベラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ(ロシア)アイスダンス:キャシー・リード/クリス・リード(日本)、メリル・デービス/チャーリー・ホワイト(アメリカ)
2012年08月31日荒木飛呂彦による人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の連載25周年を記念して、「荒木飛呂彦 原画展ジョジョ展」が荒木さんの故郷であり作品ともなじみの深い宮城県仙台市を皮切りに東京、そしてイタリアのフィレンツェで開催されることが決定。7月5日(木)に記者会見が行われ、荒木さんを始め、主催の集英社の代表取締役社長・堀内丸恵、仙台市副市長・伊藤敬幹、「GUCCI JAPAN」CEOのクリストフ・ドゥ・プゥスが出席した。「ジョジョの奇妙な冒険」は1987年に週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載が開始され、現在も「ウルトラジャンプ」にて第8部を連載中。ジョースター家の血縁と因縁を描き、登場人物たちが操る“波紋”や“スタンド”と呼ばれる特殊能力も人気を呼び、シリーズ累計発行部数はで7,500万部を超えている。荒木さんにとって国内での本格的な原画展は今回が初めてとなるが、「漫画は印刷されたものを評価されるものですが、原画の中には演劇や音楽のように“ライヴ感”が封じ込められていると確信しています。みなさんにそれを見ていただけるのは光栄。30年間育てていただいた集英社、漫画界、そして読者のみなさんに感謝しております」と喜びを語った。特に仙台市は荒木さんの故郷でるということに加え、第4部と第8部の舞台である“S市杜王町”のモデルとも言われており、7月28日(土)より「せんだいメディアテーク」で開幕する当地での展示は「荒木飛呂彦 原画展ジョジョ展 in S市杜王町」と銘打たれ、第4部&第8部の特別展示など、杜王町にフィーチャーした展示が行われる。特に第8部は東日本大震災を思わせる大震災後の世界で復興を志す主人公の姿を描いていることもあり、“仙台から東北を盛り上げたい”という仙台市の要請を荒木さんが快諾して今回の企画が実現した。荒木さんは「育ててもらった仙台で原画展を開けるなんて夢にも思っておらず、感激しています。再生の気持ちや元気を与えられたら」と故郷への思いを口にした。仙台に続く東京での展示は10月6日(土)から11月4日(日)の日程で森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ内)で開催。さらに、日程などの詳細は未定ながら、イタリア・フィレンツェにGUCCIが設立した「GUCCI MUSEO」でも展示を行うことに。本作の第5部はイタリアを舞台にしており、さらに荒木さんとGUCCIの結びつきも深い。昨年、荒木さんがデビュー30周年、GUCCIが創業90周年を迎えたことを記念し、人気の個性派キャラクター・岸辺露伴を使って「岸辺露伴 グッチへ行く」というコラボレーションを集英社が刊行する「SPUR」上で展開。GUCCI新宿店でも「岸辺露伴 新宿へ行く」と題した展示を行ない、2万3千人が来場した。ドゥ・プゥスCEOは「フィレンツェに美しい驚きを与えることができると思います」と期待を込めて語った。また7月30日(月)から8月9日(木)まで、GUCCIと荒木さんによるチャリティオークションも開催されることになり、GUCCIが提供したスニーカーに荒木さんがイラストやサインを入れたレアグッズなどを出品。売上金は仙台市を通して被災した子供たちの支援のために寄付される。そのほか、大日本印刷のAR技術と呼ばれる技術による、映像を駆使した展示や、Googleの協力による、「Google+」上での初の公式ファンサイトの設立など様々な企画が進行中。荒木さんはこの日、公式ファンサイト企画のために新たに考案した新スタンド「リモートロマンス」を発表したほか、仙台、東京、フィレンツェの各原画展のキービジュアルとして描き下ろしたイラストを披露。七夕をイメージしたものや、富士山、タンポポを取り入れたデザイン、キャラクターにGUCCIのアイテムを着用させたものなど色鮮やかなイラストがお目見えとなった。報道陣からは、原画展についてのみならず、52歳とは思えない荒木さんの若々しさの秘訣を問う質問も飛び出したが、荒木さんは「最近、よく聞かれる質問NO.1です(笑)。東京の水道水で毎朝顔を洗っていますが」と苦笑い。25年もの長きにわたり連載を続けられたことについて、先輩漫画家の秋本治氏に教えられたこととして「規則正しい生活」と答えた。今後については「一生懸命やるだけ。漫画家は漫画を描くもの」とニッコリ。個人的に好きなスタンドが「ハーヴェスト(第4部登場)」であることも明かされ、意外なチョイスに会場は笑いに包まれた。またこの10月より「ジョジョの奇妙な冒険」がアニメーションとして放送されることも決定。さらにPS3で「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」というソフトが2013年に発売されることも正式に発表された。仙台展「荒木飛呂彦 原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」はせんだいメディアテークにて7月28日(土)より8月14日(火)まで開催。東京展「荒木飛呂彦 原画展」は10月6日(土)より11月4日(日)まで森アーツセンターギャラリーにて開催。フィレンツェ展はGUCCI MUSEOにて開催(詳細は未定)。
2012年07月05日7月に開催される真夏のアイスショー「LOTTE presents THE ICE(ザ・アイス) 」に2012年世界選手権銅メダリストの羽生結弦やジェフリー・バトル、ジェレミー・アボット、無良崇人らが出演することが新たに決まった。THE ICE(ザ・アイス)のチケット情報6年目を迎える本公演は、今年も浅田真央を中心に国内外から世界で活躍するトップスケーターたちが集結する。ハイレベルな技と優雅なスケーティングを披露するだけではなく、参加スケーター同士がオリジナルのコラボレーションをしたり、グループナンバーを滑ったりと、趣向にとんだプログラムで構成される。主な出演者は以下のとおり。浅田真央 / 村上佳菜子 / 小塚崇彦 / 羽生結弦 / 無良崇人 / ジェフリー・バトル / ハビエル・フェルナンデス / ジェレミー・アボット / アリョーナ・レオノワ / 長洲未来 / アデリナ・ソトニコワ / 高橋成美&マーヴィン・トラン / メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト / マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ本公演は、7月21日(土)・22日(日)愛知・愛・地球博記念公園 アイススケート場、7月24日(火)・25日(水)栃木県立日光霧降アイスアリーナ、7月28日(土)・29日(日)大阪市中央体育館にて開催される。チケットは5月26日(土)より一般発売。なお、チケットぴあでは、5月14日(月)11時から16日(水)11時まで愛知公演、5月15日(火)11時まで大阪公演、5月16日(水)11時まで日光公演の先行抽選(プレリザーブ)を受付中。
2012年05月11日開催中のヴェネチア国際映画祭において、昨年に続いて2度目の試みとなる「3D映画部門」のグランプリ発表に、この部門の審査委員長を務める清水崇監督が登場!つい2日前にクランクアップしたばかりの新作3Dホラー『ラビット・ホラー3D』の一部が会場で上映され、喝采を浴びた。昨年の映画祭では、新設されたこの部門のプレゼンターを務めた清水監督だが、今年は審査委員長に就任。映画祭エグゼクティブ・ディレクターのマルコ・ミューラーの紹介を受けて威厳たっぷりに登場!…と思いきや、清水監督は新作に登場するウサギの被り物を着けたまま姿を現し、これには現地の観客は大喜び!フッテージ上映された『ラビット・ホラー3D』は、いまだスタッフさえも観ていないというもので、正真正銘に“世界初上映”。世界的な撮影監督クリストファー・ドイルをスタッフに迎え、満島ひかり、香川照之、大森南朋といった実力派キャストで描く3Dホラーで、夜な夜な現れる不気味なウサギの着ぐるみと退治する姉弟の姿を描いている。まだVFXなどが全く施されていないながらも、スリルに満ちあふれた映像に、客席からは拍手がわき起こった。そして、「3D映画部門」の発表。15本のノミネート作品の中から清水監督をはじめとする審査員たちが選んだのは『アバター』と『ヒックとドラゴン』の2本。異例の2作同時受賞について清水監督は「全く違う視点で作られているのが面白い」と説明。さらに3D映画の今後について「数年前までは自分も3Dにさほど興味があったわけではなかった。だが、実際に自分で作ってみて、考えを改めた。しかもそんな新しい分野をこの世界で最も歴史ある映画祭がいち早く取り上げたこと、それ自体が映画の可能性を示している。3Dというといまだにどうしても『こけおどしの子供向け』というイメージが強いが、それが変わってほしいと思う。今後もクリエイターとして、技術に操られるのではなく、技術を使って素晴らしい映画を作って行かなければという気にさせられた」と決意と共にその可能性の広がりを訴えた。ちなみに、会場にはホラー映画巨匠ダリオ・アルジェントも姿を見せ、清水監督と握手を交わした。『ラビット・ホラー3D』の日本公開は2011年を予定。■関連作品:ヒックとドラゴン 2010年8月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedラビット・ホラー3D 2011年公開予定第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?三池崇史監督、SMAP稲垣の“悪役”起用を説明『ラビット・ホラー3D』撮影終了!「怖いのは苦手」な満島ひかり、リアル恐怖体現劇中では赤ジャージのカトリーヌ・ドヌーヴ、華麗なドレスでヴェネチア降臨清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映
2010年09月11日昔から映画が大好きで、妻でタレントの向井亜紀と一緒によく映画館に行くという高田延彦。ストーリーやキャラクターがしっかりしている映画を好んで観るそうだが、元総合格闘家、現在は高田道場の代表である彼が「観たい!」と思うのはやはりアクション系。最近は『タイタンの戦い』に心奪われ、DVDリリースの宣伝を買って出た。“最強の男”としてその名をリングに刻んできた高田延彦に、スペクタクル映画の原点と言えるアクション・アドベンチャー『タイタンの戦い』について語ってもらった。古代ギリシャ世界──主人公・ペルセウス(サム・ワーシントン)が、愛する家族を神ゼウスに殺されてしまうという悲劇から物語は始まり、神に復讐を誓うペルセウスの“負のエネルギー”が元格闘家の高田さんを刺激した。「ペルセウスが戦いに向かう動機は負から始まっているんです。そういう負のエネルギーが戦わざるを得ない状況に直面する男の糧になる。そんな彼の内面(感情)がこの映画の魅力ですね。動機となる事件、船が沈むシーンはリアリティがあって本当に切なかったし、ペルセウス役のサム・ワーシントンの青くさい感じもいい。彼が出ている『アバター』も観ているけれど、ああいった大作に出ていても強いイメージが付いていない。だからこそ『タイタンの戦い』もすんなりと観ることができたと思うんですよね」。『ターミネーター4』と『アバター』(主演)で注目を集め、続く『タイタンの戦い』でも主役に大抜擢。競争率の激しいハリウッドで、一気にこれだけの躍進を遂げるのはほんの一握りだ。現在サムは34歳。決して早いとは言えない年齢でのブレイクだが、だからこそ高田さんの言う「青くささ」が良い意味で消されることなく、彼の長所となっているのかもしれない。そんなサムを「今後も注目していきたい俳優」だと期待を寄せる。しかし一方では「この俳優が出ているから」、「この監督の作品だから」という見方を避けているのだと“高田流”映画の見方を伝授する。「僕はいつも映画のチケット代金の1,800点(円)満点で採点するんです。もちろん作品によっては1,800円返せ!って思うこともあるし、2,000円でおつりいらないよ!って言いたいくらい満足できるときもある。昔からメル・ギブソンが大好きでね、『マッドマックス』とか『ブレイブハート』とか彼の作品は結構観ているんです。でも、中にはチケット代を全額返せっ!て言いたくなる作品があって(苦笑)。それ以来、俳優や監督で観るという見方をしなくなった。観た人に感想を聞いたり、雑誌の星取り表を参考にしたり、リサーチしてから観るように。満点を付けたいと思う作品には滅多に出会わないけれど、『タイタンの戦い』は限りなく1,800点に近い作品だったのは間違いないですね」。高田さんが『タイタンの戦い』に高得点を付けた理由のひとつには、元格闘家も唸らせるサム・ワーシントンの鍛え上げられた肉体、そこから生み出される身体能力の高さもあった。「一発でペガサスに乗ってしまうあの身体能力があれば、格闘家の世界でもトップを狙えますよ(笑)。あれだけしなやかに動けるというということは、かなり準備している証拠。というのは、この手のアクションものの中には、ファイトシーンだけが嫌に目に付いてしまう作品もある。アクションの流れがぎこちなかったりね。けれど彼の場合はものすごく自然。スムーズに視界に入ってきているということは、相当な準備をしていたはず」と、サムを絶賛。さらに「ペルセウスの最初の表情と最後の表情が別人のように違う。その違いをぜひ見比べてほしい」と、役者としての演技力も見逃してほしくないと加える。今年は3D元年と言われ、次々と3D映画が公開。この『タイタンの戦い』も3D上映された。すでにブルーレイ&DVDセットが発売中だが、10月6日(水)には3D&2D ブルーレイセットもリリース予定。高田さんも「3Dによって自分がその場にいるような臨場感が味わえる。まさにこういう作品は3Dにぴったり」と、体感型の映画としても高得点を付けた。そして、臨場感ある映像によって深く作品に入り込めるからこそペルセウスの闘志に感動できたと言葉に力を込める。「リングで戦うときに僕が大切にしていたのは、恐怖を知ること。前に進むために必要なのは、恐怖をどう克服するかということなんです。武器を装備して(身体を鍛えて)、相手にどれだけの恐怖心を与えられるか──恐怖にのみ込まれずにね。ペルセウスもそうだったと思う。彼と一緒に闘ったやつらも勇敢だった。印象に残っているシーンは数え切れないほどあるけれど、目の前にスコーピオンみたいな巨大な魔物が現れたら、僕は真っ先に逃げるだろうし、メデューサとは絶対に戦いたくない。目を見ずに戦うのは難しいからさ(笑)。戦ってみたい相手?そうだな……やっぱりペルセウスだね」。(text:Rie Shintani)タイタンの戦い ブルーレイ&DVDセット価格:3,980円(税込)発売中タイタンの戦い 3D&2D ブルーレイセット(2枚組)価格:4,980円(税込)発売日:10月6日(水)発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ公式サイト:© 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:ターミネーター4 2009年6月6日、7日先行公開、6月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SONY PICTURES DIGITAL INC. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedタイタンの戦い 2010年4月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】カニエ、毎週金曜リリース宣言!『アバター』続編は…ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむジョニー&「SATC」4人組…写真でふり返る来日ハリウッドスター2010年上半期ジェームズ・キャメロン監督、ブラジルで「リアルライフ・アバター・バトル」に参戦『タイタンの戦い』サム・ワーシントンが語る“サムの小さな三部作”
2010年09月01日携帯専用放送局BeeTVにて、ジャパニーズ・ホラーの旗手・清水崇監修により、星野真里、堀部圭亮らを配して本格ホラー「しってはいけない怖い話」が配信されることが発表された。本作はBeeTVにとって初めての本格ホラー作品。夜のデパート、携帯メール、同窓会など身近なシチュエーションを題材にしつつ、そこに潜む“恐怖”が清水監督の監修の下、5人の新鋭監督によって8つのオリジナルドラマとして映像化される。出演陣も豪華!現在放送中のNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」にも出演している星野真里に、俳優としての活躍に加え、昨年公開された『悪夢のエレベーター』など監督としても高い評価を得ている堀部圭亮。また、ドラマ&劇場版と一大旋風を巻き起こした「ROOKIES」をはじめ、次々と話題作に出演している尾上寛之など幅広い活躍を見せる実力派が集った。いまだ撮影中ということで、各話の内容については明らかにされていないが、星野さんからは今回の発表に際してコメントが到着した。ホラー作品への出演オファーについて「夏を感じました」と語る星野さん。これまでにもホラー作品への出演は多いが自身は「(ホラーは)好きではないですね…。でも、以前よりは免疫ができたような気がします」と明かす。また、これまでに経験した心霊体験について尋ねると「霊感の強い友達が実家に遊びに来て、ある部屋に誰かがいると言われたときはビビりました。でも、悪いものではないようなので。守ってくれているんですかね?」とのこと…。そして自身の出演したエピソードについては「じわじわとくる怖さ、なのでしょうか」と恐怖を煽る。暑〜い夏も携帯のおかげで背筋のあたりがひんやりしてくる…かも?「しってはいけない怖い話」は7月20日(火)より配信開始(全8話/毎週火曜日更新)。BeeTV「しってはいけない怖い話」公式ページ■関連作品:戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH 2009年10月17日新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ2009■関連記事:前田愛、挙式を10日後に控え共演陣からの花束の祝福に、驚き過ぎて3Dメガネで…3連休は新感覚を先取り!『戦慄迷宮3D』見どころ凝縮のフッテージが無料で上映『戦慄迷宮3D』柳楽優弥インタビュー「お化け屋敷はM・キャリーに誘われてもノー」『戦慄迷宮3D』世界配給決定!柳楽優弥は映画祭よりも観光で海外に行きたい?清水崇ティーチイン付き!『戦慄迷宮』3D特別試写会に5組10名様をご招待
2010年07月15日