久しぶりの妊婦生活に「新鮮な気持ち」福田萌さんは2012年6月にオリエンタルラジオの中田敦彦さんと結婚し、2021年に家族そろってシンガポールへ移住。2013年7月に誕生した長女は10歳、2017年1月に生まれた長男は6歳になりました。福田さんは30日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、「現在、わたくし第三子を妊娠しております。今年の年末頃、出産を予定しております」と、三人目のお子さんを授かったことを発表。妊娠初期は体調不良もあって動画更新も滞っていたものの、安定期に入り体調が落ち着いてきたといいます。「現在の私の率直な気持ちとしては本当にうれしいです」と、笑顔で報告した福田さん。「7年ぶりの妊婦生活とこれから出産を控えているということで、結構忘れていることとか多くて、いろいろ新しく進化していることなど新しい発見もありまして、新鮮な気持ちで妊婦生活を楽しんでいます」と、久しぶりの妊娠・出産にワクワクしているようです。また、長男長女の妊娠中は、つわりもほとんどなかったそうですが、今回は以前と異なり、つわりや腰の痛みなどマイナートラブルに悩まされたとのこと。ただ、こうした体調の変化も含め、「新鮮な気持ちで興味深く体験している」と話しました。「安定期」でも体調は人それぞれ「安定期」というのは一般的に、妊娠5ヶ月(16週〜)ごろ以降、妊娠初期のつわりの症状がおさまってくる時期をさしますが、医学用語ではありません。吐き気などが落ち着いてくる一方で、妊婦さんはお腹が大きくなるのに伴って様々なマイナートラブル(妊娠中に起こりやすい不快な症状のこと)を起こしやすくなります。たとえば、妊娠すると胎盤を通して赤ちゃんへ十分な血液を送る必要があるため、妊娠していない時と比べて心拍数が増え、動悸を感じやすくなります。血液の全体量は増えますが、妊婦さんは赤血球の不足によって貧血をおこしやすくなります。また、大きくなった子宮が横隔膜を押し上げるため、肺が圧迫され息切れが生じやすくなります。腰痛も、妊娠後期まで続く妊婦さんの悩みのひとつです。お腹が大きくなるにつれて、バランスをとるためにお腹を突き出し反り返ったような姿勢になり、その状態を支えるため腰に負担がかかるのです。体が出産の準備をし始め、骨盤の関節が緩み不安定になってくることも、腰痛が起きやすくなる一因となります。俗に「安定期」と呼ばれる時期に入っても、妊婦さんの体調は人それぞれ。また安定期といっても、切迫流産・早産などのリスクがまったくなくなったわけではなく、体調には引き続き気をつけて過ごすことが大切です。家族や周囲の人も、気遣いを忘れないようにしてください。参照:【医師監修】妊娠安定期はいつから?過ごし方と8つのトラブル&注意点
2023年07月31日「この小説を何かの形で立体的に見せられたら。そう思ったことが、舞台を制作する会社を立ち上げようと思ったきっかけでもあったんですよね」と、小泉今日子さん。そこまで小泉さんを駆り立てたのが、大島真寿美さんの小説『ピエタ』だ。18世紀イタリアの作曲家・ヴィヴァルディが、一時期、ベネチアの孤児を養育するピエタ慈善院で、少女たちに音楽指導をおこなっていたという史実をもとに創作された物語。渾身の舞台化が実現。「原作を読んで本当に泣けてしまった」「ピエタで育ったエミーリアという女性がヴィヴァルディの訃報を受け取ったことをきっかけに、いろんな女性たちが出会っていくんです。いつしかシスターフッド(同じ目的で集まった女性たちの連帯)的な動きをしていきますが、そこが素敵だなと思ったんですよね。今は40代50代になっているけれど、少女時代に見た綺麗なものや美しい記憶が、ここまで彼女たちの支えになってきていて、自分もそうだなと思ったら、本当に泣けてしまって」そこから舞台化に向けて動き出した小泉さんは、交渉からスタッフの手配までプロデューサーとして奔走。貴族の娘のヴェロニカ役に石田ひかりさんを、そして自身はエミーリア役で俳優として出演も担うことに。「石田さんって、なんともいえないお嬢様感を持っている方なんですよね。以前、朗読劇に出ていただいたとき、終演後に『私もお手伝いしようと思って来たんです』ってバッグから軍手を出して…。じつは本物の貴族って、こういう感じじゃないかと思ったんですよね。エミーリアに関しては、当初は私が演じるつもりじゃなかったんです。でも、本来は2020年に上演するはずだったのがコロナで中止になって。再度企画を立ち上げたときに自分がやってみようかなって。私、映像作品もそうですが、ちょっとスケバン感がある役ばっかり来るんです。自分を律してピエタの中で生きてきたエミーリアみたいな役は、自分で与えないとやれない気がして、そういうのもできるぞ、と(笑)。じつはエミーリアは、物語の中心にいるので主人公のようであるけれど、物語を案内していく役割だからやれるかなっていうのが本音なんですが」ほかにも峯村リエさん、広岡由里子さん、伊勢志摩さんといった、小劇場界の個性溢れる面々が揃った。「グッとくる顔ぶれですよね。今回のリベンジ公演のために、みなさんが再びスケジュールを空けてくださったことに感激でした」本作は音楽も物語の重要な要素に。「音楽の船に運ばれるようにエミーリアが人に出会っていく物語ですから、音楽は必須だと思い生演奏にこだわりました。音楽の持つ力で、現代と18世紀のベネチアが地続きになればと思っています」アーティストや俳優として、ずっと第一線で活躍してきた小泉さんが、自ら車を運転し裏方仕事に従事し、開演前や終演後には、プロデューサーとしてロビーにも立つ。そこまで魅了された演劇の魅力とは?「20代の頃、演出家の久世光彦(てるひこ)さんのドラマによく呼んでいただいていたんですが、その現場が本当に楽しかったんです。なかでも、柄本明さんとか蟹江敬三さんのような小劇場出身の方々が圧倒的に面白くて、きっと演劇という場所にその答えがあると思ってしまったんですね。それで30代になったら舞台をやろうと思っていたら岸谷五朗さん演出の公演に呼ばれて、そこでアンサンブルの人たちと一緒に柔軟体操したり、発声練習したり基礎からやらせてもらったら、まるで部活みたいで楽しくて。でも、その後すぐ参加した岩松了さんの舞台では、話している会話の内容とはまったく違うことを考えているという芝居を要求されたんです。たとえば頭でクラゲのことを考えながら、全然関係ないセリフをしゃべってるとか。何これ!?超面白いんですけど、って衝撃を受けました。しかも演劇に携わっている人たちって、本当に純粋に演劇が好きでやっている人ばかりで、それを見ているのが幸せなんですよ。こういう人たちと一緒にものを作ることによって、自分が知り得ることはきっとあるし、一緒にもう少し光が当たる場所に行けたらと思うんですよね」asatte produce『ピエタ』ピエタ慈善院で育ち、そこで働くエミーリア(小泉)は、かつて共にヴィヴァルディに師事した貴族の娘・ヴェロニカ(石田)から、少女時代に詩を書いた楽譜の行方を捜してほしいと依頼を受けるが…。7月27日(木)~8月6日(日)下北沢・本多劇場原作/大島真寿美『ピエタ』(ポプラ社)脚本・演出/ペヤンヌマキ音楽監督/向島ゆり子プロデューサー/小泉今日子出演/小泉今日子、石田ひかり、峯村リエ、広岡由里子、伊勢志摩、橋本朗子、高野ゆらこ、向島ゆり子、会田桃子、江藤直子一般8500円ほかMitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00)愛知、富山、岐阜公演あり。こいずみ・きょうこ1966年2月4日生まれ、神奈川県出身。’82年に歌手としてデビュー。その後、俳優にも活動の幅を広げ、ドラマ、映画、舞台と多岐にわたり出演。2015年に舞台制作の会社を設立し、プロデュース業にも力を入れている。ワンピース¥46,200ベスト¥63,800(共にハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239)※『anan』2023年8月2日号より。写真・中島慶子スタイリスト・木村舞子ヘア&メイク・岩田美香(mod’s hair)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年07月30日小泉今日子が、11月より全国11都市で『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』と題したクラブツアーを開催することを発表した。2022年に小泉のデビュー40周年を記念し開かれた31年ぶりの全国ホールツアー『KKPP (Kyoko Koizumi Pop Party) 』。本ツアーは、その『KKPP』に続く第2弾のツアーとなっており、タイトル通り1980年代後半から1990年代前半の楽曲にスポットを当てた公演となる。併せて、スチャダラパープロデュースによる初のアナログ7インチBOX『Miss ドーナツ』が、9月20日(水) リリースされることも決定した。本作は、小泉の盟友でもあるスチャダラパーが「自分たちが本当に欲しいキョンキョンのアナログBOXを作る!」というコンセプトのもと、企画、選曲、タイトル、デザインまで完全プロデュース。タイトルは、『ウルトラ・アルティメット・マスターピース・エクセレント・エクスクルーシブ・ベストクオリティ・シュプリーム・パーフェクト・ネバーエンディング・オーサム・ラグジュアリー7inch BOX「Miss ドーナツ」』と名付けられた。スチャダラパー選曲の全42曲の中には、デビュー曲「私の16才」から「T字路」まですべてのシングル曲を網羅。現在入手困難となっている初期のアナログ7インチや「Fade Out (short version) 」などの貴重な音源に加え、「短編 夏のタイムマシーン」も初音源化。さらにCDシングル時代の「見逃してくれよ!」以降のシングル曲が待望の初アナログ化される。スチャダラパー全曲解説掲載のブックレット封入、そして河村康輔のアートディレクションによる今作は、ビクターオンラインストアでのシリアルナンバー入り500セット限定販売となる。■スチャダラパー コメント小泉さんとの余談からはじまった7inch BOXがこの度、本当に発売されることになりました!ファン目線で「こんなのがあったら欲しい!」を色々とお手伝いさせて頂きました。そして、まさかの河村(康輔)くんデザインが実現して、その名の通り、ファンの皆様に自信を持ってお届けできるBOXに仕上がったと思います!お手元に届くのをお楽しみに!ご注文よろしくお願い致します!<ツアー情報>小泉今日子 TOUR 2023『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』『KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90’s』ロゴ11月3日(金・祝) 北海道・Zepp Sapporoopen 16:00 / start 17:0011月5日(日) 宮城・仙台PITopen 16:00 / start 17:0011月12日(日) 東京・Zepp DiverCity TOKYOopen 16:00 / start 17:0011月18日(土) 静岡・LIVE ROXY SHIZUOKAopen 17:00 / start 18:0011月19日(日) 愛知・Zepp Nagoyaopen 16:00 / start 17:0011月22日(水) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOMopen 18:00 / start 19:0011月23日(木・祝) 香川・高松festhalleopen 16:00 / start 17:0011月25日(土) 大阪・Zepp Namba (OSAKA)open 17:00 / start 18:0011月26日(日) 広島・広島クラブクアトロopen 16:00 / start 17:0012月2日(土) 福岡・Zepp Fukuokaopen 17:00 / start 18:0012月3日(日) 熊本・B.9 V1open 16:00 / start 17:00Vocal:小泉今日子Bass&Band Master:上田ケンジGuitar:akkinDrums:小関純匡Keyboard:渡辺シュンスケChorus:加藤いづみ詳細はこちら:<リリース情報>小泉今日子『ウルトラ・アルティメット・マスターピース・エクセレント・エクスクルーシブ・ベストクオリティ・シュプリーム・パーフェクト・ネバーエンディング・オーサム・ラグジュアリー7inch BOX「Miss ドーナツ」』9月20日(水) VICTOR ONLINE STORE限定販売7inch BOX『Miss ドーナツ』7inch BOX『Miss ドーナツ』展開図500セット限定:44,000円(税込)アナログ7インチ21枚組 全42曲収録【収録曲】※印=初アナログEP化曲Disc 01:私の16才 / 素敵なラブリーボーイDisc 02:ひとり街角 / 春風の誘惑Disc 03:まっ赤な女の子 / 半分少女Disc 04:艶姿ナミダ娘 / 渚のはいから人魚Disc 05:迷宮のアンドローラ / ヤマトナデシコ七変化Disc 06:The Stardust Memory / 常夏娘Disc 07:魔女 / なんてったってアイドルDisc 08:100%男女交際 / 夜明けのMEWDisc 09:木枯しに抱かれて / 水のルージュDisc 10:Smile Again / キスを止めないでDisc 11:Good Morning-Call / 短篇 夏のタイムマシーン※Disc 12:快盗ルビイ / Fade Out (short version)Disc 13:学園天国 / 見逃してくれよ!※Disc 14:La La La... ※ / 丘を越えて※Disc 15:あなたに会えてよかった※ / 自分を見つめて※Disc 16:1992年、夏※ / 優しい雨※Disc 17:My Sweet Home ※ / 月ひとしずく※Disc 18:BEAUTIFUL GIRLS※ / オトコのコ オンナのコ※Disc 19:Nobody can, but you※ / for my life※Disc 20:潮騒のメモリー※ / T字路※Disc 21:この涙の谷間※ / やつらの足音のバラード※詳細はこちら:関連リンクInstagram::::配信一覧:
2023年07月24日プロデューサー・小泉今日子が大島真寿美の小説『ピエタ』に惚れ込み、舞台化を切望。当初は2020年上演を予定していたがコロナ禍のため延期となり、その年の秋にリーディングの形で公演を行った。それから3年、いよいよ小泉の念願の舞台『ピエタ』が実現する。18世紀のヴェネツィア、孤児を養育する“ピエタ慈善院”で、作曲家ヴィヴァルディが少女たちの音楽教育を担っていた史実をもとに描かれた、大人になったヴィヴァルディの教え子たちと彼に縁のある女性たちが織りなす物語。脚本・演出を手掛けるペヤンヌマキのもと、小泉や石田ひかり、峯村リエほか個性輝く実力キャストが揃って、ヴァイオリンの生演奏とともに「優しい舞台」を立ち上げようとしている。スタートしたばかりの稽古場で、石田とペヤンヌが『ピエタ』への思いを語った。脚本の当て書きとヴィヴァルディにとっての譜面の共通点──本来2020年に上演予定だった作品で、プロデューサーの小泉さんから企画を持ちかけられたのはそれ以前ということですね。大島真寿美さんの原作小説にもその時に初めて出会ったのでしょうか。最初に読んだ印象はいかがでしたか?石田はい、2019年に企画書をいただいた時に、小泉さんから「舞台化をずっと望んでいた作品」と伺いました。あの有名なヴィヴァルディに関するお話、それも史実に基づいていることにまず驚いて、小説を読みました。私はヴェネツィアに行ったことはありませんが、まるでヴェネツィアの景色がわ〜っと目の前に広がったように感じましたし、ヴィヴァルディに関わった、さまざまな運命を背負った女性たちの生きざま、そして終盤のドラマチックな展開に本当に感動しました。舞台化するという前提で読んだので、どうやってやるんだろう!? とワクワクしたと同時に、とても重圧を感じて。小泉さんの熱い思いを聞いていたからこそ、大変なことになった! と思いました(笑)。ペヤンヌ私も2019年に、小泉さんから「ずっと舞台にしたいと思っている小説があるんだけど」と渡されて、その時に初めて読みました。18世紀ヴェネツィアの、ヴィヴァルディを取り巻く女性たちの話……と、あらすじだけだと自分とはすごく遠い世界の話なのかなと思って読み始めたのですが、登場する女性たちそれぞれに共感出来る部分があって。あの『四季』で有名なヴィヴァルディが、ピエタという孤児院で少女たちに音楽を教えていたという史実、しかも、そのヴィヴァルディ先生が少女たちに当てて曲を書いていたことが驚きでしたね。ヴァイオリンに秀でた子には、その子の技量に合った曲を即興で当て書きをしていたり。私も普段は脚本を書く時、キャスティングが決まってから俳優さんたちに当て書きをするので、そこはすごく似ているなと。ラブレターのような気持ちで俳優さんに当てて書いているので、ヴィヴァルディ先生にとっても譜面は少女たちへのラブレターだったんだなと思いました。石田さんが演じるヴェロニカはその譜面をずっと探しているのですが、最後の展開は私も感動しましたね。──小説を読んで、これは舞台に出来る!と。ペヤンヌいや〜、難易度高いなと思いました(笑)。ヴェネツィアの街、水路を渡るゴンドラとか、どうやって表現するんだろうと。石田まず、ヴァイオリンが大きなポイントですよね。弾くのかな?誰が弾くんだろう!? と思って(笑)。ペヤンヌそう、舞台化と聞いた時に、ヴァイオリンの生演奏というのはやっぱり、小泉さんと共通して考えたことですね。その時に私、ちょうど向島ゆり子さん(本作の音楽監督。演奏者として出演)とお仕事をご一緒していたので、すぐに向島さんの顔が思い浮かびました(笑)。石田そうだったんですね!それは運命ですね。女性たちの身分を越えた絆に焦点を当てたい──上演台本を作成する際に、どのようなことを意識されたのでしょうか。ペヤンヌ女性たちそれぞれのキャラクターと関係性、ここに焦点を当てることを第一に考えました。ヴェネツィアの街を具体的に表出するのは相当大変なことなので、そこは演劇ならではの表現で、抽象的に見せて、どの世界にも、もしかしたら今の私たちにも通じる物語として見せられたらなと。女性たちの身分を越えた絆に焦点を当てたい、その思いがありました。石田厚みのある、読み応えのある小説を台本にまとめるのは本当に大変な作業だったと思うんですよね。私、台本を何度読んでも必ず涙が出るんですよ。ここに出てくる詩の一節、「むすめたち、よりよく生きよ」という言葉がとても胸に響いて。リーディング公演の時も私ちょっと涙が出ていたと思うんですけど、本当に、何度読んでも心が震えました。──稽古場で今、どんな感触を得ていますか?石田私にとって本当に憧れの先輩方ばかり、芸達者な皆さんとプロの音楽家の方に囲まれて、学びの多い時間になるなということはもう3年前から思っていて。正直なところ、この時期が来るのが怖かったのもありました。このメンバーですから、すごく楽しみだけれど、怖い。でも始まってみたら、もうやるしかない! と思っていますし(笑)、本当に学びの多い日々です。asatte produce『ピエタ』より、上段左から)小泉今日子、石田ひかり、峯村リエ中段左から)広岡由里子、伊勢志摩、橋本朗子、高野ゆらこ下段左から)向島ゆり子、会田桃子、江藤直子ペヤンヌ最初の読み合わせで、ベストキャスティングだな!って思いましたね。机の上で想像しながら書いていたものをキャストの皆さんの声で実際に聞くと、急に魂がこもったように感じて。石田そうですね。物語が立体的になる、登場人物がグワ〜ッと動き出す感じがすごくいいですよね。私は笑いが起こるところが、自分が思っていたよりもっと面白く感じました。やっぱり音楽の力って本当に大きいですよね。生の迫力、訴えて来るものがあって。音楽やセット、衣裳やメイクなど、いろんな力が合わさって一気に盛り上がっていく感じが総合芸術の良さだなとあらためて感じます。──ヴェロニカは、ヴィヴァルディに師事するためにピエタに通っていた貴族の娘です。先に行われた小泉さんと峯村リエさんの対談で、おふたりが石田さんのことを「貴族だ」とお話しされていましたね。石田あれは、もう〜!(一同笑)ペヤンヌ「本物の貴族だ」って言ってましたよ(笑)。石田私も「言っておいたから!」って言われました。台詞にもあるんですよ。「あの子は生まれながらの貴族」とか……、すごく出づらいんですけど(笑)。ペヤンヌリーディング公演の時にもう、「あっ、貴族だわ」って思いましたよ。気品があるんですよね。石田もうやめてください〜!お姉様方にいじられて、楽しいです(笑)。──石田さんは、ヴェロニカをどんな人物と捉え、立ち上げようと考えていらっしゃいますか?石田最初は私、わりと深刻な感じで台本を読んでいたんですけど、小泉さんやペヤンヌさんから「もうちょっとカラッとしていいんじゃないか」とアドバイスをいただいて。それは私にはなかった発想でしたね。ヴェロニカは貴族であってもいろんな事情を抱えて生きている、その中で、私は“孤独”を強く感じ過ぎていたのかもしれなくて。もちろん根っこには孤独を大事に残しつつ、表面的にはもうちょっと明るく振る舞ってもいいのでは……と言われて、そうだったかもしれないなと。稽古のなかで、いろんなことを試してやってみたいなと思っているところです。ペヤンヌ石田さんの演じるヴェロニカは、貴族のおっとりした雰囲気を感じさせながら、そこに芯の強さがあるんですよね。その部分をギャップとして後半に上手く引き出せたら、とても素敵なヴェロニカが現れるなと。石田さんって、本当に純粋な人だなと思うんですよ。石田そんなことないですよ〜。ペヤンヌえ、腹黒かったりもするんですか(笑)?石田ハハハ、そういうところもありますよ。ペヤンヌでも、真っ直ぐだなあと思って。真っ直ぐさは、なかなか持ちたくても持てない。だから憧れますね。石田私は、稽古場でペヤンヌさんが絶対に愛想笑いをしないところがすごいなと思っていて……。(一同笑)ペヤンヌ本当ですか!?笑っている気がするけど……笑っているって気づかれないのか(笑)。石田ようするに自然体だと思うんですよ。私自身が愛想笑いをしてしまうタイプだからかも。その場を取り繕うために、よく聞こえないのに笑っちゃったり、四方八方についいい顔をしてしまったり。ペヤンヌさんが真顔で「ああ〜そうですか〜」って(物真似に一同笑)いうところ、淡々としてフラットな感じがして素敵だなって思うんです。そうありたいなって。ペヤンヌハハハ、感情が分かりづらいって人によく言われるんですよ。結構、乗って笑っているつもりでも、地味だから気づかれない(笑)。心ではニンマリしているんです。「よりよく生きよ」というメッセージにこめられたもの──プロデューサーであり、エミーリア役で出演もされる小泉さんからは、やはり今、稽古場で並々ならぬ熱意を感じていらっしゃいますか?石田まだ一回だけしか立ち稽古をしていないのに、「音楽のタイミングが早かった」とか「この台詞はちゃんとお客さんに向けたほうがいいんじゃない?」とか、すごく冷静に全体を俯瞰して、おっしゃってくださいますね。しかも小泉さんと私、一緒のシーンで、ですよ。私なんてまだ自分の台詞に必死になっている段階なのに、小泉さんはすべてが見えているんだな、本当にすごいなと思います。ペヤンヌステージに立って「こう動くほうがいい」とか瞬時に感覚で分かる、その判断の素早さに、どれだけ場数を踏んで来たんだ!?って驚きが(笑)。私も毎日、勉強させてもらっています。石田だけど、やっぱり演出はペヤンヌさんなので、「もう任せるけど、これもあるんじゃない?」って気を配った言い方をされるところも素晴らしいですね。──この『ピエタ』の物語は、読み手によってさまざまに受け止めるものがあると思いますが、おふたりはどんなことを感じ取っていらっしゃいますか?石田私は、それぞれの登場人物に愛を感じるんですよね。愛に溢れて生きた女性たちの物語だなと。ヴェロニカは、ピエタで育ったエミーリアやほかの女の子たちとは生き方が違うけれど、なんとかつながりを持ちたい、ヴィヴァルディ先生にも振り向いてほしいと願った。そうやって一生懸命つながりを保とうとするところはすごく切ないなと思うし、そのつながりが愛なんだなと。ペヤンヌやっぱり「よりよく生きよ」という言葉、これに尽きると思います。いろんな境遇の人がいて、側から見たら幸せに思われる方も、美しい方も、才能を持った方も、その人なりに自分の境遇を憐れんでいたり、人知れずコンプレックスを持っていたり。でもその境遇なりにベストというか、よりよく生きていこうよ、といったメッセージがあって。またそれぞれ、誰かの存在が誰かの希望になっていたりする、そういうつながりも素敵だなと思うんです。40代になって日々、友達とのつながりを本当にありがたく感じているので。その感覚は『ピエタ』の世界に通じるなと思いますね。──観客もまた“つながり”を実感する、そんな心に沁みる演劇体験になりそうです。ペヤンヌあまり先に希望が持てない今の時代ですけど、一筋の希望になるような、ご覧になった方がそういう気持ちになれるような舞台を作りたいと思っています。石田3年間、待ってくださっていた方もいっぱいいらっしゃると思うので、キャスト、スタッフ一丸となって、優しい舞台をお届けしたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。取材・文=上野紀子撮影=荒川潤ヘアメイク(石田ひかり)=神戸春美<公演情報>asatte produce『ピエタ』原作:大島真寿美(ポプラ社)【東京公演】7月27日(木)~8月6日(日)会場:本多劇場【愛知公演】8月9日(水)・10日(木)会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール【富山公演】8月19日(土)・20日(日)会場:オーバード・ホール 中ホール【岐阜公演】8月26日(土)会場:ぎふ清流文化プラザ長良川ホール公演公式サイト:
2023年07月17日福田雄一監督にとって初のNetflix作品となる映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』のティザー映像が公開された。『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』は、シリーズ累計発行部数33万部超えの青柳碧人による同名小説が原作。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく物語だ。知的で辛口な名探偵・赤ずきん役を橋本環奈、美しく影のあるシンデレラ役を新木優子、そして国中の女性の憧れのクールな王子様役を岩田剛典が務める。公開された映像では、福田監督×Netflixの初タッグによって生み出された映像美と煌びやかな衣装たち、そして壮大なスケール感に思わず見入ってしまう“新たなグリム童話の世界”が描かれている。世界を知るために冒険の旅に出た赤ずきんが旅の道中でまさかのシンデレラと出会い、お伽話同様魔法によってドレスアップした姿で繰り出した舞踏会である事件に巻き込まれ、名探偵・赤ずきんが謎解きをしていく……というてんこ盛りな展開となっている。併せて、赤ずきん、シンデレラ、王子様のメインキャラクターカットが公開された。Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』ティザー映像<作品情報>Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』9月14日(木) Netflixで独占配信作品ページ:
2023年06月28日アイドルグループ『KAT-TUN』の中丸雄一さんが、青年コミック誌『月刊アフタヌーン』で、長年の夢だった漫画家デビューを果たします。これまでボイスパーカッション、イラスト制作、動画編集などクリエイティブな才能を発揮してきた中丸さん。2020年には、ジャニーズグループが幅広い社会貢献・支援活動を目的に設立したプロジェクト『Johnny’s Smile Up ! Project』内で、『ステイホーム4コマ』を執筆し、本格的に漫画制作に取り組み始めました。地道な努力を積み上げて3年、ついに『月刊アフタヌーン』2023年8月号にて短期集中連載をスタートさせることになったのです!中丸雄一念願の漫画家デビュー記念すべき漫画家デビュー作のタイトルは、『山田君のざわめく時間』。細かいことがやたらと気になり、さまざまなことに内心「ざわめいて」しまう青年、山田雄一(やまだおいち)の日常を、中丸さんらしいウィットとユーモア、そして独自の視点で描く日常系ショートストーリーとなっているのだとか。念願の漫画家デビューを果たした心境を、中丸さんはこう語っています。長年の夢である「漫画家になる」の一歩目を踏み出すことが、ようやくこの度決まりました。 中学時に一度は諦めた夢でしたが、様々な経験値が増えた今なら叶えられるのではと考え、本格的に目指してからは約7年かかりました。もう執念です。 気に入っていただけるように心を込めて描きました。まじで人生の一部を注ぎました。読んでもらえたら嬉しいです。アイドルの多忙なスケジュールの合間を縫って、自分の夢を追い続けてきた中丸さん。「もう執念です」という言葉からは、7年間の道のりが決して容易ではなかったことがうかがえます。努力と執念で夢を叶えた中丸さんに、SNSでは多くのファンから祝福のコメントが寄せられました!・中丸先生、漫画家デビューおめでとうございます!・長年の夢を叶えるために、忙しい中コツコツと作業していたこと、尊敬します。・諦めない気持ちの大切さを教えてくれてありがとう。・よっっっ!!大先生!!今後は漫画家としても、持ち前のユーモアと明るさで多くの人に元気を与えるでしょう。『漫画家・中丸雄一』の活躍に期待したいですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月26日KAT-TUNの中丸雄一が、6月23日発売のコミック誌『月刊アフタヌーン』8月号(講談社)で『山田君のざわめく時間』の連載を開始する。ボイスパーカッション、イラスト制作、動画編集などこれまでもクリエイティブな才能を発揮してきた中丸。ジャニーズグループが幅広い社会貢献・支援活動を目的に設立した「Johnny’s Smile Up ! Project」内で、2020年に発表した「ステイホーム4コマ」の執筆を期に、本格的な漫画制作に取り組み始めてから3年。ついに長年の夢でもあった漫画家デビューを果たす。『月刊アフタヌーン』で短期集中連載となるデビュー作のタイトルは『山田君のざわめく時間』。細かいことがやたらと気になり、様々なことに内心「ざわめいて」しまう青年・山田雄一の日常を、中丸らしいウィットとユーモア、そして癖のある視点で描く日常系ショートストーリーとなっている。また、28日放送の日本テレビ系『シューイチ』(毎週日曜7:30~)では、新人漫画家として漫画制作に挑んだ3年間の日々を振り返った思い、同誌の連載会議への作品提出の様子など、漫画家デビュー決定に至るまでの密着企画を放送予定だ。コメントは以下の通り。■中丸雄一長年の夢である「漫画家になる」の一歩目を踏み出すことが、ようやくこの度決まりました。中学時に一度は諦めた夢でしたが、様々な経験値が増えた今なら叶えられるのではと考え、本格的に目指してからは約7年かかりました。もう執念です。気に入っていただけるように心を込めて描きました。まじで人生の一部を注ぎました。読んでもらえたら嬉しいです。
2023年05月25日定期的に飛び出す有名人のスキャンダル。なかでもとりわけ大きく世間を騒がすニュースといえば不倫報道ではないだろうか。男女問わず毎年誰かしらが報じられるも、不倫をする有名人は今も後をたたない。不倫により致命的なイメージダウンを招き、CM契約や番組降板といった大きな代償を支払った有名人は数え切れない。しかし、中にはそこから這い上がり、再起した人も。そこで今回、過去に不倫が報じられた人の中から「応援したい女性有名人」「応援したくない女性有名人」に関するアンケートを行った。ここでは、「応援したい女性有名人」の結果を公開する。応援したい部門で3位に選ばれたのは、女優の鈴木杏樹(53)。2020年2月に俳優の喜多村緑郎との不倫を「週刊文春」に報じられ、その後レギュラーを務めていたラジオ番組を降板することに。清純派女優として知られた鈴木だけに、女優の仕事も激減したが、昨年2月からNetflixで全世界配信されたドラマ『金魚妻』で復帰を果たし、昨年8月には星野源がホストを務める人気番組『おげんさんといっしょ』(NHK)にも出演し歌声を披露していた。そんな鈴木について、アンケートでは《とても、反省している様子が、伝わってきたので、いい女優さんなので、がんばってほしいと、わたしは、思う》《報道された当初から、きちんと対応して反省の姿勢をしめしていた。》と報道後にレギュラーを務めるラジオ番組で謝罪したことを評価する声が。また元のイメージから《優しい雰囲気が好きだったから》《根本は悪くない人だと思う》とエールを送る人も。続いて2位は、小泉今日子(57)。かねて妻子ある俳優・豊原功補(57)との交際が報じられていた小泉だが、2018年2月に長年所属した事務所からの独立と同時に豊原との関係を公表。自ら不倫を認めて以降は、株式会社明後日の社長としても豊原を公私ともに支えることに。デビュー40周年となる昨年は31年ぶりのホールツアーを敢行し、今年7月には主演舞台も控えるなど、自身も歌手や女優としても精力的に活動している。“キョンキョン”の愛称で親しまれ、デビュー当初から圧倒的な人気を誇った小泉についてアンケートでは、《自分らしさを持っていて表裏なさそうだから》《批判もあるでしょうが、キョンキョンは自己流を貫きそう》と他人に流されない姿勢を評価する声が。そして、Twitterでも政治的なイシューに臆せず言及することから《社会問題への関心を伝えてくれる芸能人だから》という声もあった。そして、鈴木と小泉をおさえて1位に選ばれたのはベッキー(39)。屈託のない明るいキャラクターから圧倒的な好感度を誇り、テレビやCMに引っ張りだこだったベッキーだが、2016年1月に「週刊文春」にロックバンド「ゲスの極み乙女」などで活躍するミュージシャンの川谷絵音(34)との不倫を報じられてしまう。レギュラー番組やCMを軒並み降板することとなり、人気者から一転してどん底に。2016年5月にテレビ復帰を果たして以降は、もともとの高いタレント力を活かしてNetflixの配信番組でMCを務めるなどマルチに活動。ここ数年は女優としても活躍し、『これは経費で落ちません!』(NHK・2018年)、『大病院占拠』(日本テレビ系・2023年)といった話題ドラマにも出演している。そんなベッキーについて、《真面目だし頑張ってるから》《妙にいい人ぶってないところが、他の人たちよりましに感じます》と不倫後も、自身の過ちを認めた上で精力的に活動する姿を評価する声が。さらに《不倫のあと自分のことが好きだった人としっかり恋愛をして結婚したこら》と、2019年1月に元プロ野球選手の片岡治大氏と結婚、その後2人の子供を出産したことを祝福する人もいた。いっぽう、同時に実施した「応援したくない女性有名人」編でも2位にランクインしていたベッキー。好き嫌いがはっきりわかれるということなのだろうか。1位から5位までの結果はこちら。1位ベッキー…104票2位小泉今日子…68票3位鈴木杏樹…57票4位斉藤由貴…49票5位矢口真里…33票【調査概要】実施期間:23年5月5日から23年5月8日調査対象:20歳以上の男女500人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年05月20日福田雄一監督が手掛ける初のNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』が、9月14日(木) に全世界で配信されることが発表された。原作は、シリーズ累計33万部を超える同名の大ヒット小説(青柳碧人/双葉社)。童話の世界で起きる事件を、旅の途中の赤ずきんが探偵役としてスッキリ解決していく。映画化にあたって『今日から俺は!!︎』シリーズで知られる福田監督が、おとぎ話の世界観を壮大なスケールで実現。見たこともない、夢と冒険に満ちたファンタジー&コメディミステリーとなっている。主演の赤ずきん役を務めるのは、橋本環奈。知的で辛口な名探偵・赤ずきんを演じる。そのほか、美しく影のあるシンデレラを新木優子、国中の女性の憧れのクールな王子様を岩田剛典が演じる。併せて、ティーザーキーアートも公開。赤ずきん(橋本)は名探偵さながら虫眼鏡を持って微笑む姿、シンデレラ(新木)は美しいドレス姿、王子様(岩田)はガラスの靴を持ち、それぞれが森の中に佇む映画の世界観を表したビジュアルとなっている。<監督・キャスト コメント>■赤ずきん役 橋本環奈この話を頂く前に原作は読んでいたのですが、誰もが知っている御伽話をベースにした穏やかなミステリーと思いきや、森で死体に遭遇、それに加えまさかのシンデレラ登場と上へ下への大騒ぎとなって予想を大きく裏切る展開が続きます。それでいてしっかりとした筋立てで構成されミステリーファンも納得の作品となっていてあっという間に読破したのを覚えています。今回赤ずきんを演じるにあたりまずは福田監督がこの原作をどう演出するのかとても楽しみになりました。私が演じる赤ずきんは多くの方に読み親しまれたキャラクターとは少々異なり、森の途中で出会った死体にまつわる謎を解く為に思考をフル回転させ奔走してゆきます。また物語の面白さのみならず注目して頂きたいポイントは豪華な出演者の方々にセットや衣装です。よくこれだけの方々が集まったなと驚くばかりで演じていてとにかく楽しく、刺激になりました。観て下さる方がこの物語の世界を共に旅して頂ける感覚を味わえる作品となっているのではと思います。ぜひ新たなる現代のお伽話をお楽しみに!■シンデレラ役 新木優子お話を頂いた時に、女性ならきっと一度は憧れたことがあるシンデレラの役と聞いて喜びと驚き、そして「自分に全うできるだろうか?」という不安が全部同時に湧き上がり、今まで感じた事のないとても賑やかな気持ちになりました。さらに原作を読ませて頂いて、赤ずきんとシンデレラの共演、そして本格的なミステリー展開に読み終わるまであっという間でした。原作を元に福田監督の創り上げるお伽話の世界観に、撮影中はそこにいるだけで魔法にかかったような、ふわふわとした幸せな楽しい時間でした。衣装やセットも本当に素敵に作り込まれているのでそこも皆さんに楽しんで頂けるのかなと思います。私自身も完成がすごく楽しみです!■王子様役 岩田剛典僕は赤ずきんが旅の途中で出会う、とある王国の王子様を演じました。中世ヨーロッパのお城を再現したような大規模なセットや、豪華な衣装も含めて全てがファンタジーな撮影現場だったので、現実離れした非日常感を楽しんでいました。子供から大人まで楽しめる内容なので、是非楽しみにしていてください!■監督 福田雄一映像作品で、こんなにもガチで日本人が外国人を演じていることがあるだろうか。いや、ない。少なくとも僕は初めて観る。童話の世界をねじ曲げていることへのタブー感もたまらない。この作品には、そんな初めて感が満載に詰まっている。とはいえ、キャストは完全にハマっている! なにかと物珍しいワールドを堪能して欲しい!<作品情報>Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』9月14日(木) Netflixにて全世界配信監督:福田雄一出演:橋本環奈、新木優子、岩田剛典原作:青柳碧人『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(双葉社刊)原作公式サイト:作品ページ:
2023年04月24日SixTONESのジェシーが主演を務めるブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』が、8月4日から東京・新橋演舞場で上演されることが20日、わかった。日本初上演となる同作は、『チャーリーとチョコレート工場』や『スウィーニー・トッド』などで知られるティム・バートン監督の同名映画を原作としたミュージカル作品。2019年春にアメリカ・ブロードウェイで初めて上演され、同年のトニー賞で作品賞・脚本賞・音楽賞をはじめ8部門にノミネートされるなど大きな話題を集めた。また、2021年には韓国でも上演され、昨年からは北米ツアーもスタートしている。日本版の主演を務めるのは、ミュージカル初主演となるジェシー。舞台『少年たち』シリーズでは抜群の歌唱力を披露し、ドラマ・映画でも演技力を遺憾なく発揮しているジェシーが、主人公・ビートルジュースを演じる。共演には、勝地涼、愛加あゆ、清水美依紗、吉野圭吾、瀬奈じゅんらが顔をそろえ、演出は福田雄一氏が手掛ける。不慮の事故で命を落とし幽霊となったアダム(勝地)とバーバラ(愛加)夫婦は、死後彼らの家に引っ越してきたチャールズ(吉野)と後妻のデリア(瀬奈)、娘のリディア(清水)を追い出すべく、死後の世界の厄介者であるバイオエクソシストのビートルジュース(ジェシー)の力を借りることに。ビートルジュースの荒唐無稽なアドバイスを元にアダムとバーバラは住人らを脅かすものの、幽霊が見えるリディアが、亡き母への思いと両親への反抗心でアダム夫婦に協力を申し出る。リディアはこの家の幽霊の存在を両親に伝えて家を手放すように説得するが、逆にチャールズは降霊術でアダムらを呼び覚まそうとしてしまう。このままでは朽ち果ててしまうアダムとバーバラを助けるため、リディアはビートルジュースに協力を求めるが、現世への生き返りを企むビートルジュースは次第に暴走を始める。8月4日から27日に新橋演舞場で行われる東京公演を皮切りに、9月2日から8日に愛知・御園座、9月13日から27日には、大阪松竹座でも上演される。コメントは以下の通り。■ジェシー本格的なミュージカル出演は初めてなので、話を頂いた時は緊張しました。福田雄一さんの作品にはいつか出てみたいと思っていましたが、まさか初めての作品がミュージカルとは! ビートルジュースは個性的な役柄ですし、ロック調の歌が特徴的なので、お客さんを引き込めるように福田さんとも相談しながら稽古していきたいです。笑いすぎて涙が出るくらい面白い作品をキャスト・スタッフの皆さんと作り上げていきたいですし、稽古が今からとても楽しみです。お客さんにも是非楽しみにしていてもらいたいですね!■福田雄一氏ブロードウェイでは、一度クローズするも、多くのファンたちの後押しで、再び幕を開けてロングランしていたと聞いています。かなりの人気作なんだと思います。実際、噂に違わぬ面白さです! 日本のキャスティングもまさに理想的な顔ぶれが揃いました! 中でも楽しみなのは初ミュージカル主演となるジェシー君! テレビなどで観る彼のエンターテイナーぶりはまさにビートルジュースの主役のそれです! 今から稽古が楽しみで仕方ありません!
2023年03月20日フルラ(FURLA)から、アーティスト・小泉遼(Ryo Koizumi)とのコラボレーションによる新作コレクションが登場。2023年3月15日(水)から3月28日(火)まで伊勢丹新宿店メンズ館 B1で、3月22日(水)から3月28日(火)まで阪急メンズ大阪1階で開催される限定ストアなどで販売される。“カリグラフィー”入りのレザーアイテムを展開日本を中心に活動するカリグラフィーアーティスト・小泉遼。カリグラフィーアートとは、文字を美しく見せる手法である「カリグラフィ」を発展させ、文字をアーティスティックにデザインしてメッセージを伝えるアートだ。フルラから登場するのは、そんな小泉遼のカリグラフィーアートを落とし込んだコラボレーションコレクション。柔らかなカーキをベースにしたバッグやスモールレザーグッズに、鮮やかなイエローやグリーン、ブルー、ホワイトで、さまざまなワードのカリグラフィーアートを躍るように描いているのが特徴だ。バッグやレザー小物など4種アイテム中でも注目は、十分な収納力を備え、普段使いにも旅行やアウトドアでも活躍してくれそうなバックパック。フルラが得意とする高品質なレザーと、テクニカルな異素材をミックスしたこだわりの仕上がりとなっている。またトートバッグは、前面にマグネットフラップポケットをアクセントに配して。小物の出し入れにも便利な機能的なデザインが魅力的だ。異素材組み合わせた上質レザーで機能性と実用性を備えたレザー小物も見逃せない。イエローのカリグラフィーのコントラストが目を引くスマートフォンフォルダーは、ハンドフリースタイルで使用できるストラップ付きで。ほかにもジップアラウンド式のロングウォレットが揃う。限定ストアでは定番「GIOVE」と別売りハンドルもそのほか、伊勢丹新宿店メンズ館 B1と阪急メンズ大阪1階で開催される限定ストアでは、これらのアイテムに加え、取り外し可能なハンドル定番トートバッグ「GIOVE」と、5パターンの異なる別売りのハンドルを販売する。詳細フルラ×小泉遼 コラボレーション レザーグッズ価格:・B-MAN COSMO M バックパック 95,700円・B-MAN ENEA L トート 82,500円・E-MAN COSMO PHONE HOLDER 23,100円・P-MAN PROJECT XL ZIP AROUND WALLET 35,200円<限定ストア展開アイテム例>・MAN GIOVE HANDLES PATCH 17,600円・MAN GIOVE HANDLES STUDS 22,000円※付け替えハンドルのみの価格。バッグ本体は別売り■伊勢丹新宿メンズ館 限定ストア期間:2023年3月15日(水)~3月28日(火)会場:伊勢丹新宿店メンズ館 B1住所:東京都新宿区新宿3-14-1TEL:03-3352-1111(大代表)■阪急メンズ大阪 限定ストア期間:3月22日(水)~3月28日(火)会場:阪急メンズ大阪1階住所:大阪府大阪市北区角田町7-10TEL:06-6361-1381 (大代表)
2023年03月16日KAT-TUNの中丸雄一が4日、東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された「第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」に登場。初出演を果たした。中丸が出演する情報番組『シューイチ』(日本テレビ系)内で、「死ぬまでにやりたいこと」を叶えていく企画が始動。「TGCに出演したい」と意気込んでいた中丸は、ウォーキングの特訓、ファッションセンスの向上などを経て、衣装・音楽・照明・演出すべてを中丸自身がプロデュースするステージを実現した。KAT-TUNの楽曲「Fantasia」に乗せ、メンバーカラーである紫色に照らされたランウェイを颯爽と歩いた中丸。フラッグパフォーマンスに挑戦し、自分の背丈以上ある大きな旗を振り回していたが1度落としてしまうミスも。しかし、最後の大技は見事に成功させていた。「ラウールの先輩でーす」とあいさつした中丸は、フラッグパフォーマンスのミスについて「落としたのバレましたか?あ、バレていない?」ととぼけたが、「リハでは1回も落としていないのに、TGCには魔物がいましたね」と苦笑いだった。『シューイチ』の企画が始まった当初はTGC出演が叶うとは思っていなかったと明かし、「本当に出られるなんて。いろんな人の協力をもらった」と感謝。パフォーマンスの自己採点は「115点くらい」と言い、「会場のエネルギーに圧倒された。ちょっと刺激的だった」と充実の表情を浮かべた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。人気モデルが出演するファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。今回のテーマは、新時代を意味する「NEW EPOCH」。変化を続けながら時代とともに進化を目指し、唯一無二のTGCを創造していきたいという思いが込められている。撮影:蔦野裕
2023年03月04日アイドルグループ・KAT-TUNの中丸雄一が、3月4日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」に出演することが26日、発表された。遡ること約4カ月前、日本テレビ系『シューイチ』(毎週日曜7:30~)内のコーナー「まじっすか!?」にて、中丸雄一の「死ぬまでにやりたいこと」を叶える新企画がスタート。その第1弾に選ばれたのが、東京ガールズコレクションへの出演を目指し、本気でファッションの勉強に挑む「めざせ! ファッショニスタ中丸」企画だった。2月26日に放送された同企画の第4弾にて、ついに東京ガールズコレクションへの出演決定を発表された。マイナビ TGC 2023 S/Sのステージでは、衣装はもちろん、音楽・照明・演出全てを中丸がプロデュースする。当日はどのようなステージの展開になるのか。また、放送内で中丸が発表したウォーキングの他に取り入れるパフォーマンスは成功するのか!? マイナビ TGC 2023 S/Sのシューイチスペシャルステージに注目だ。中丸は「この度、日本のファッショントレンドの最先端ステージを歩くことになりました中丸です。日本テレビ『シューイチ』の企画でTGC出演を目指していましたが、あまりにも無縁の世界で、正直実現するとは考えていませんでした。オシャレになる努力をして、結局夢は叶わなかったというオチを想定していたので、困惑と喜びで感情が乱れています。TGCの歴史上、これだけ他力本願でステージを歩くモデルはいなかったと思いますが、決まった以上はアイドル業で培ってきた経験と、番組で学んだモデルスキルを全力で披露します」とコメントしている。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。今回のテーマは、新時代を意味する「NEW EPOCH」。変化を続けながら時代とともに進化を目指し、唯一無二のTGCを創造していきたいという思いが込められている。
2023年02月26日WOWOWオリジナルミュージカルコメディ番組『福田雄一×井上芳雄「グリーン&ブラックス」』より、1月27日(金) に放送される第70回出演者のコメントが到着した。「グリーン&ブラックス」は、珠玉のミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーや、おなじみのミュージカルコメディコーナーなどをお届けする番組。今年1回目の放送では、レギュラー出演の井上芳雄ほか、朝夏まなと、昆夏美、濱田めぐみ(※五十音順)によるスペシャル楽屋トークをオンエア。舞台上では見ることが出来ない素の表情や、プライベートでのエピソードも飛び出すトークは必見だ。また、ミュージックショーのコーナーでは、井上芳雄が福岡・博多座で出演中のミュージカル『エリザベート』より幻の名曲「夢とうつつの狭間に」を披露する。「夢とうつつの狭間に」は、2000年の東宝版初演時に、エリザベートのソロ曲として書き下ろされ、再演時からは歌唱されていない楽曲。井上は、「かつて日本の『エリザベート』にはこの曲があったことを知ってもらえたらいいな」と自身も思い入れのあるナンバーを歌い上げる。井上芳雄さらに、新納慎也は2月7日(火) より日生劇場にて上演予定のミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』より「Haled’s Song About Love」を披露。本作に警察音楽隊の楽隊員カーレド役で出演する新納は、「本編の舞台でこの楽曲がどのように歌われるのか、楽しみにしていただきたいですね」と開幕に向けての意気込みも語った。新納慎也「グリーン&ブラックス」#70は、1月27日(金) 23時30分よりWOWOWプライムにて放送(※「グリーン&ブラックス」#70は通常の放送・配信時間と異なります)。そして、「グリーン&ブラックス」を楽しむためのショート動画シリーズ「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#10も1月27日(金) 23時30分よりWOWOWオンデマンドで配信(※「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#10は通常の配信時間と異なります)。今回はスペシャル楽屋トークに出演した井上芳雄と昆夏美のトークをお届けする。<スペシャル楽屋トーク メッセージ>■井上芳雄いや~今回もよく喋りました。 トークの中で、昆ちゃんが“サウナー”になったことが印象的でしたね。 しかも、もともとはそうじゃなかった……、僕とめぐさん側だった人が、こんなにも変わるのかと。 そこにちょっと興味を持ちました(笑)。 僕、ほかのお仕事で、ミュージカル俳優じゃない人たちのトークを回さなきゃいけない時も最近あるんですけど、やっぱりすごく難しいんですよ。 それこそ「はじめまして」の方や大御所の方などに「どうですか最近?」なんて、どの口が言ってるんだよお前!って自分にツッコミながらやっているんです。 今回、やはりミュージカル俳優の皆さんはいろいろな話題を、お互いによく知っているので話しやすいな~と。 めぐさんの昭和感漂う(笑)素敵なトークをメインに、面白いおしゃべりが繰り広げられていると思いますので、どうぞお楽しみに!■朝夏まなとめぐさんと昆ちゃんと久しぶりにお会いして、たくさんお話が出来て嬉しかったです。芳雄さんも相変わらず、とても面白かった~(笑)。笑いもありながら深い話も聞けて、「そうなんだ~」「へえ~」と初めて知ったこともたくさんありましたね。以前はご飯を食べながらそんな話も出来たけれど、今はそれが難しいので、すごく貴重な時間だったなと…時間が足りなかったですね(笑)。本当に普段の私たちの楽屋トークという感じなので、覗き見している気分で楽しんでください。■昆夏美本当にリアルな、稽古場の休憩時間のようなトークでした。先輩方が皆さん明るくて、オープンマインドで話を聞いてくださるのが後輩としては本当にありがたいなと思いますね。そしてサウナの話題に皆さんが食いついてくださるとは思わず……、一回行っただけなんですが(笑)。真面目な話から笑える話まで、ほとんど素のままの私たちのトークをぜひ楽しんでいただけたらと思います。■濱田めぐみ今回の4人のトーク、面白かったですね~。そんなにしょっちゅう会えないメンバーなので、収録していることも忘れて普通に喋っていました(笑)。4人それぞれの素が思いっきり出ていると思いますし、質問に対する答えが皆、すごくバラエティに富んでいるのが想定外でしたね。そこはぜひ楽しみにしていただければと思います。<「夢とうつつの狭間に」(ミュージカル『エリザベート』より)>■井上芳雄これは東宝版『エリザベート』初演で、エリザベートを演じる一路真輝さんのために書き下ろされた曲です。 僕にとっては初舞台ですから思い入れがありますし、一路さんがこの曲を練習されている時に後ろで聴いていて、「どう思う?」って聞かれて「いい曲ですね!」と答えたことを覚えていますね。 現在の『エリザベート』にはない曲で、埋もれて忘れられてしまうのはもったいない、ちゃんと残していきたいという思いで今回、歌わせていただきました。 けっして派手ではないけれど、じんわりとエリザベートの気持ちが伝わるいい曲なんですよね。 またグリブラで、女性の登場人物の曲を日本語詞で歌うことはなかったんじゃないかなと思うので、そういう意味でもいい機会でした。 おそらく最近のミュージカルファン、『エリザベート』ファンの皆さんはご存知ない曲だと思います。 かつて日本の『エリザベート』にはこの曲があったことを知ってもらえたらいいなと。 そして機会があったらぜひ歌ってみてください(笑)。<「Haled’s Song About Love」(ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』より)>■新納慎也今回のこの曲だけを聴くと「アメリカの古いジャズがベースのミュージカルかな?」と思うでしょうが、こういうノリの曲は、『バンズ・ヴィジット』ではこれ一曲で、あとは全部中東の音楽なんですね。 とても新感覚の楽曲ぞろいです。 だから舞台を観て「これまでのミュージカルでは聴いたことのない楽曲ばかりで、すごく良かった!でも一曲だけ異質だったね」となるのがこの曲なんです。 グリブラは音合わせからとても丁寧に収録してくださるし、何よりバンド演奏でこの曲を歌ったのは初めて。 ミュージカルはだいたい稽古ではピアノに合わせて歌っていて、本番直前にオーケストラやバンドが入って、初めて「あ、こういうリズムなんだ」と分かるんです。 先にその感覚を知ることが出来て嬉しかったです(笑)。 本編の舞台でこの楽曲がどのように歌われるのか、楽しみにしていただきたいですね。 とてもセクシーな大人の楽曲…って皆、思ったでしょ!? さて、これを舞台では誰に向かって歌うのか!? ご期待ください!<番組情報>『福田雄一×井上芳雄「グリーン&ブラックス」』#702023年1月27日(金) 23:30 [WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド]※「グリーン&ブラックス」#70は通常の放送・配信時間と異なります。【スペシャル楽屋トーク】企画・演出:福田雄一レギュラー出演:井上芳雄ゲスト出演:朝夏まなと/昆夏美/濱田めぐみ(※五十音順)【ミュージックショーコーナー】井上芳雄:「夢とうつつの狭間に」(ミュージカル『エリザベート』より)新納慎也:「Haled’s Song About Love」(ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』より)「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#102023年1月27日(金) 23:30配信 [WOWOWオンデマンド]※「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#10は通常の配信時間と異なります。番組公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年01月24日2023年1月10日、1児の父親であり、衆議院議員の小泉進次郎さんが自身のInstagramを更新。同月8日に、元首相であり、父親の小泉純一郎さんが81歳の誕生日を迎え、進次郎さんは息子さんとともにお祝いしたそうです。Instagramには、進次郎さんと純一郎さんのツーショットが投稿されています。孫から花束を受け取った、純一郎さんは…。 この投稿をInstagramで見る 小泉進次郎(@shinjiro.koizumi)がシェアした投稿 昨日は父の誕生日でした。息子から花束をプレゼントしたらこの表情…。孫パワーにはかないません。これからも元気でいて欲しいものです。shinjiro.koizumiーより引用目じりを下げ、デレデレの表情はまさに『じぃじ』の顔です!進次郎さんの「孫パワーにはかないません」という言葉にうなずけますね。元気そうな純一郎さんの姿に、ネットからは多くのコメントが寄せられました。・純一郎さん、今はどう過ごされてるんだろうと思っていたので、元気な姿を見れて嬉しい。・元首相でも、現議員でも普通の生活があるということが写真から伝わってきて、なんかいいですね。・純一郎さん、孫の前ではじぃじの顔になっていて和みました。孫パワーにはあらがえませんね。純一郎さんのおじいちゃんらしい表情に、多くの人が和んだようです。[文・構成/grape編集部]
2023年01月11日クリスマスコメディ映画『ブラックナイトパレード』が公開中だ。福田雄一監督が、原作を手がけた漫画家・中村光とドラマ『聖☆おにいさん』以来のタッグを組み、クリスマスを裏で運営するサンタの世界を描く。主演は吉沢亮。映画『キングダム』やNHK大河ドラマ『青天を衝け』、『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)など幅広い役柄を演じてきた吉沢が、冴えないながらもクリスマスの世界で大活躍を見せる主人公を熱演。福田組ならではの個性的な共演者に囲まれた撮影の様子とは?意外にハマリ役?吉沢亮がザンネン男子に『ブラックナイトパレード』中村光の同名コミックを原作とした『ブラックナイトパレード』。現在絶賛公開中ながら、サンタクロースにまつわる実在の伝説を基にクリスマスの舞台裏を描いたコメディということで、中にはもはや観るタイミングを逃してしまったと思っている方もいるのでは!?ただ、年末に観ても正月に観ても楽しめるのが本作。なにせ、監督は『銀魂』や『今日から俺は!!』シリーズの福田雄一。そして、主演を務めているのは吉沢亮。福田組の映像作品は2018年の『銀魂2 掟は破るためにこそある』以来の参加。念願の初主演で、歴史上の偉人・渋沢栄一を演じた大河ドラマ『青天を衝け』を経ての初映画ともなるが、本作で扮したのは超激務の“ブラックサンタ”となって奮闘することになる日野三春。“受験失敗・就活失敗・彼女なし”のなにをやっても冴えないフリーターで、なんと吉沢がザンネン男子!しかし、これが見事なまでのハマリ役。空回りしながらもツッコミは鋭いキャラクターで、その緩急ある芝居と憎めないチャーミングさは、吉沢だからなせるワザ。ひとクセもふたクセもあるサンタ仲間の橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐との掛け合いでも楽しませてくれる。『ブラックナイトパレード』そして、見どころのひとつともなっているのが、福田組の常連でもある名バイプレイヤーたちとのやりとりだ。ここでは、すでに映画を観ている人もまだ観ていないという人も『ブックナイトパレード』をさらに楽しむべく、その共演場面の裏側を公開!思わず噴き出してしまわずにはいられないシーンは、はてさて、どんなふうに組み立てられていたのか?『ブラックナイトパレード』自由な芝居が炸裂!やはり“憧れの人”はすごかった『ブラックナイトパレード』まず、『ブラックナイトパレード』のストーリー。どこからも内定をもらえないまま、コンビニでのバイト生活も3年が過ぎた三春。今日も今日とてクリスマスイブの夜だというのに働いていて、さらにはいい加減な同僚のせいで自分は悪くないのに店長に注意されてしまう始末。実はその同僚こそ、後にサンタ仲間として再会することになる中川演じる田中皇帝(カイザー)。ムシャクシャして屋台で一杯引っかける三春だったが、そこで出会った謎の男から「内定だ!」と告げられて、目を覚ますとなんと北極!そのうえ、奇妙な会社・サンタクロースハウスに入社させられて……。『ブラックナイトパレード』オフショットこのバイト先のコンビニ・ポーソン練間北口店の店長・吉川輝を演じているのは、福田組と言えばこの人の佐藤二朗。実は製作報告会などでも語られているとおり、佐藤は吉沢にとって憧れの人! 「自由なお芝居を見てきて、“こういうお芝居ができる人になりたい!”と思いました」と語っている目標の俳優で、そんな佐藤との本格的な共演が本作では実現した。深夜のコンビニで、ひとり愚痴りながらポップのレイアウト変更をしている三春。そこに店長が現れて、廃棄の商品に関して三春に注意するというやりとりで、ここで吉沢が羨望する佐藤の自由な芝居がまさに炸裂していた。『ブラックナイトパレード』撮影現場の様子台本では、あまりに大きな声の三春のひとり言に店長が驚きながら登場して、手にしていた廃棄の商品のクリスマスケーキを出すという流れだが、段取りでまず佐藤は三春の声に驚いて思わずケーキを落とすという芝居を披露。「とっさに思いついてやろうと思ったんですけど、本番ではやりません」と笑う佐藤に、「全然ありでいいよ」と福田。結局それはやめた佐藤だったが、「“あ~~~っ”て声を出してみようかな」と提案して、福田も「それやりましょう!」と芝居が固まっていく。『ブラックナイトパレード』しばし、アドリブと思われがちな佐藤の芝居。しかし、ケーキを落として見せたのも台本の「びっくりした!」のセリフあってのリアクションで、提案した「あ~~~っ」も「ため息」というト書きあってのアイデア。ただ、ここからが自由な佐藤の本領発揮で、テストを重ねる中でいつしかため息が喘ぎ声に!?福田の「今の良かったです。もっとあえぎ声で(笑)」のオーダーに、佐藤も「ナニやらせんのよ!(笑)」と返しながらも、思いっきり「あ~~~っ」。たまらないのは吉沢で、佐藤の芝居に肩を震わせながらも大笑い。しまいには佐藤自身も思いのほか高い声となってしまった自分の「あ~~~っ」に笑い出し、「ごめん! 前のに引っ張られちゃうんだよ……って誰に言い訳してるんだ!!(笑)」とひとりツッコミを繰り出して、さながら佐藤二朗オンステージ。このシーンについて製作報告会でも、「いきなり変な声を普通に出していて。シーンとして面白くしようという思いを感じながらも、僕をどうにか笑わせようとする感じに耐えられなくて、ずっと目を合わせられなかったです(笑)」と語っていた吉沢。やはり憧れの人はすごかった!?ムロツヨシも思わず笑った吉沢亮のハイテンション芝居『ブラックナイトパレード』撮影現場の様子さて、福田組の“雷神”の異名も持つ佐藤だが、それに相対して“風神”と称されているのがムロツヨシ。今回、そのムロとも吉沢は共演! と言われて、ムロの姿と名前はなかったはずと思ってしまう人もいるのでは?北極まで連れて来られて、サンタクロースハウスで働くはめになった三春。橋本演じる北条志乃と渡邊演じる古平鉄平に案内されて、各部署を見て回るが、そこで出会うのが大きな帽子を全身にすっぽりかぶったような姿の“帽子さん”。妖精ということながら、まるで着ぐるみを被っているような見た目で、その帽子から伸びる素肌の手には体毛が生えていて、ドスが利いた声からしても中年オヤジそのもの!この帽子さんを演じているのが、ほかならぬムロツヨシ。帽子さんに乱暴に導かれるまま、三春は悪い子に与えるがっかりなプレゼントを探るシミュレーター装置を付けさせられ、子供になりきってバーチャルでがっかりな経験をさせられることになる。三春の苦難は続くという展開ながら、吉沢自身はかなり楽しんでいた様子。それというのも、ここは三春が役どころに入り込んでしまい、態度も話し方も子供になってしまっているというシーン。『ブラックナイトパレード』オフショット吉沢が子供らしく……と言うよりも、大人らしく誇張した子供をまるでコントのように演じていて、かわいらしいやら恐ろしいやら面白いやら。「ママ~」と甲高く叫ぶところでは「メメ~」の発音と発生になっていて、さながらロバート秋山が扮した天才子役の上杉みちくん!?吉沢のハイテンションでぶっ飛んだ芝居には、ムロも思わず笑ってしまっていた。吉沢はじめ、他キャスト含めて見たことのない表情や演技が目一杯詰まっているうえに、笑わされるだけではなく、グッとくるドラマやエピソードも展開される『ブラックナイトパレード』。年越しイベントや特番のような遊び心と華やかさ、おせち料理やお年玉のような豪華さと贅沢さもあって、これからの時期にもぴったりな作品だ。クリスマスを楽しく過ごした人も、そうでない人も、本作でまったく別世界のクリスマスをもう一度味わってみるのも一興。いや、吉沢亮はすごい!この冬、あらためてその魅力にも気づかされるはずだ。『ブラックナイトパレード』オフショット取材・文:渡辺水央『ブラックナイトパレード』公開中©︎2022「ブラックナイトパレード」製作委員会©︎中村光/集英社
2022年12月27日12月30日(金) に放送・配信されるWOWOWオリジナルミュージカルコメディ『福田雄一×井上芳雄「グリーン&ブラックス」』第69回の詳細が発表された。珠玉のミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーや、おなじみのミュージカルコメディコーナーなどが展開されている同番組。年内最後の放送となる今回は、井上芳雄、浦井健治、甲斐翔真、柿澤勇人、加藤和樹、昆夏美といった豪華出演者による名曲勢ぞろいのミュージックショー拡大版がオンエアされる。井上は映画『魔法にかけられて』より「そばにいて」を披露。舞踏会のワンシーンで流れるロマンティックな名曲を井上が甘美に歌いあげる。また2023年1月12日(木) より新国立劇場 中劇場で上演予定のミュージカル『キングアーサー』より、アーサー王役として出演する浦井が「私は立ち上がる」、メレアガン役の加藤が「奪われた光」を披露。天から下される運命に立ち向かう主人公アーサー役の浦井と、最強の騎士として評されアーサーの敵として立ちはだかるメレアガン役の加藤が、役柄そのままに上演間近の貴重な2曲をパフォーマンスする。浦井健治加藤和樹甲斐はミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』より「I’m Alive」を披露。ひとつの家族の姿を通して社会的なテーマを扱う本作は、今年3月に日本独自の演出・デザインで上演。主人公・ダイアナの息子・ゲイブ役を演じた甲斐の魂を揺さぶる歌唱が見どころだ。甲斐翔真柿澤はミュージカル『シティ・オブ・エンジェルズ』より「Funny」を披露。本作はトニー賞6部門、ローレンス・オリヴィエ賞2部門を受賞した傑作ミュージカルコメディ。日本では2018年に、演出・上演台本を福田、主演を山田孝之と柿澤が務めたことでも話題に。今回柿澤は、およそ5年ぶりに当時の役さながらのパフォーマンスをストリングス隊を迎えてドラマティックに披露する。柿澤勇人昆はミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』より「どこかにある緑に囲まれた場所」を披露。『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』は日本でも昨年8月に上演されたのを含め、これまで幾度となく再演された名作だ。今回は、少々ブラックな物語に心躍るポップな音楽が印象的な本作の一端を感じられるシーンが届けられる。昆夏美さらに、同番組を楽しむためのショート動画シリーズ「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」の第9回が、12月30日(金) 22時よりWOWOWオンデマンドで限定配信されることが決定。今回は、開幕間近のミュージカル『キングアーサー』に出演する、浦井&加藤によるトークが展開される。<番組情報>WOWOWオリジナルミュージカルコメディ 福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』毎月末金曜日 22:00~放送・配信(WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド)【第69回:ミュージックショー拡大版】(※名前五十音順)・井上芳雄「そばにいて」(映画『魔法にかけられて』より)・浦井健治 withコーラス 当銀大輔・加賀谷真聡・MAOTO・大井新生「私は立ち上がる」(ミュージカル『キングアーサー』より)・甲斐翔真「I’m Alive」(ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』より)・柿澤勇人「Funny」(ミュージカル『シティ・オブ・エンジェルズ』より)・加藤和樹 withコーラス 当銀大輔・加賀谷真聡・MAOTO・大井新生「奪われた光」(ミュージカル『キングアーサー』より)・昆夏美「どこかにある緑に囲まれた場所」(ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』より)「グリーン&ブラックス居残りゼミ」毎月末金曜日 22:00~配信(WOWOWオンデマンド)関連リンク番組公式サイト:::
2022年12月12日「師走」と呼ばれ、1年のなかでも特に忙しい時期とされている12月。きたる休みに向けた年末年始進行で、大変な思いをしている人も多いはず。とはいえ、頑張りすぎは身体にキズで、適度な休憩も大切。そんな“息抜き”としてタバコを選ぶ人もいることだろう。喫煙人口は減少傾向が続き、“仕事中のタバコ休憩はアリなのか”と議論になることもしばしば。タバコ休憩が適切かの議論はここでは置いておくが、有名人にとってもタバコは大切な息抜きツールのようだ。そこで、これまで本誌が目撃してきた有名人たちの“ゴキゲン”な喫煙姿を振り返りたい。■長瀬智也昨年3月にジャニーズ事務所を退所し、現在は“表現者”として活動している長瀬智也(44)。自身のInstagramでは、趣味である釣りやバイクに興じる様子をたびたびアップしている。最近では、元プロレスラー長州力(70)が11月25日にスタートさせたオリジナル音声番組の初回ゲストとして出演し、「お久しぶりです。おかげさまで元気でやっております」と久しぶりに肉声を聞かせて、ファンを喜ばせていた。そんな長瀬の現時点で最後の俳優出演作が昨年1月クールに放送された連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)。何度もタッグを組んだ宮藤官九郎(52)が脚本を務めた、長瀬はプロレスラーを演じていた。本誌はその撮影現場を20年12月に目撃。プロレスラー役ということもあって、両サイドに青と黄色のヒラヒラとした飾りのついたパンツを履いたド派手な装いの長瀬。さらに肉体はかなりパンプアップされた様子で、あごひげが伸び、かなりワイルドな風貌だ。撮影が休憩に入ると、長瀬はスポーツ施設前にある野外の喫煙所へ。そして、寒空の下で堂々とタバコをくゆらせて、休憩していた。退所後、俳優としての活動はまだない長瀬だが、復帰を望む声は今も根強い。また“リング”に上がる日がくることを期待したい。■今井翼長瀬と同じく“辞めジャニ”として奮闘しているのが、今井翼(41)。18年9月にユニット「タッキー&翼」を解散し、ジャニーズ事務所を退所して以降は、俳優として映画『キネマの神様』やミュージカル『ゴヤ -GOYA-』など数々の話題作に出演している。今井の姿を本誌が見たのは今年6月。この日行われた初主演映画『TELL ME~hideと見た景色~』の完成披露上映会を終えた今井が向かったのは都内の飲食店。しょうゆラーメン650円という気取った様子のない格安店だ。大仕事を終えて一息ついた様子の今井は、一人カウンターに座って枝豆、おでんをつまみに晩酌。常連のようで、店員だけでなく、一般客とも時おり会話をしていた。そして、たばこを吸いに店の前に出ると、通りがかった女性と10分ほど談笑。自ら女性に握手の手を差し出すサービス精神も見せていた。“相方”の滝沢秀明(40)もジャニーズを退所した今、果たして2人の“再タッグ”の可能性は――。■小泉今日子「初のおばあちゃん役をやりました!」11月21日、こう語ったのは小泉今日子(56)。これは小泉が出演したドラマシリーズ『First Love 初恋』(Netflix)のプレミアムイベントでの一コマだ。同作で満島ひかり(37)演じるヒロインの祖母役を演じた小泉だが、今年がデビュー40周年。歌手として31年ぶりの全国ホールツアーを行い、9月から10月にかけて舞台『阿修羅のごとく』にも出演するなど、精力的な活動を見せている。そのいっぽう裏方としても活動している。15年に舞台や音楽の企画制作会社である「株式会社明後日」を設立し、その代表取締役として数々の舞台公演などをプロデュースしてきた。そんな「株式会社明後日」は今年5月から6 月にかけて、舞台『青空は後悔の証し』をプロデュース。小泉の恋人である豊原功補(57)も出演しており、小泉は稽古時から劇場の入り口で出演者を丁寧にエスコートするなどかなり気合の入った様子。そして東京公演が行われていた5月下旬の昼下がり、劇場前の路上に佇む小泉の姿を目撃。携帯電話で通話をする傍ら、右手には加熱式たばこが。穏やかな表情でたばこを吸いながら、電話を楽しんでいた。劇場のある世田谷区のHPを見ると、加熱式たばこについては路上喫煙にあたらないようだが、なんてたって“キョンキョン”だけにもう少し密かに吸ったほうがいいのかも?
2022年12月03日来年放送予定の竜星涼が主演する人間再生ドラマ「スタンドUPスタート」に小泉孝太郎が出演することが分かった。本作は、「“資産は人なり”。資産を手放す投資家はいない!」という理念を持つ投資会社「サンシャインファンド」社長・三星大陽(竜星さん)が、自称:人間投資家として、仕事での失敗や挫折をしてしまった人、将来の夢を諦めてしまった人、様々な事情を抱えた人々と出会い、「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、再び生きる希望を取り戻させていく物語。フジテレビ系連続ドラマへの出演は約7年ぶりとなる小泉さんが演じるのは、大陽の兄・大海。幼い頃から経営に関する帝王学を学び、若くして家業である財閥系企業の三ツ星重工株式会社の代表取締役社長を務める。頭脳明晰で常に冷静かつ理路整然としている大海は、会社のためなら心ない判断を下すこともあり、内外問わず敵を作りやすい。大海と大陽では、真逆の立場で考え方も異なるが故に、対立してしまうことも。竜星さんとは初共演となる小泉さんは「何も先入観を持たずに、自分のかわいい弟だと思って現場でお会いしたいです。作品の中では、それが表面的に分かりやすい仲の良い兄弟関係ではないですが、竜星くんと兄である僕との“兄弟の絆”の形を、作品を通してしっかり築いていきたいと思っています」と意気込む。役柄については「僕が演じる大企業の社長の人柄、兄としての立ち居振る舞いは多くの視聴者に好かれないタイプかもしれません。ただ、そこに彼の人生観や、弟を思う兄の気持ちが込められているのだろうか、という視点も含め見て頂けるように、そして、大きな看板を背負っているとても冷静でクールな兄を演じきりたいと思います。また、竜星くんとの兄弟関係も大切に演じたいと思っています」とコメント。竜星さんは小泉さんについて「テレビなどで拝見する姿はとても紳士的で、芯がぶれない男らしさがある印象です。冷静さと情熱の両方を持つ三星大海にはピッタリなキャスティングだと思いました。(僕は)実際には兄弟がいない身として、血の“繋がり”というものをいつもどこかで欲していました。この作品で小泉さんと兄弟になれることを今から楽しみにしています」と話している。「スタンドUPスタート」は2023年1月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年11月09日映画『ブラックナイトパレード』(12月23日公開)のクリスマス出発式(製作報告会)が1日に都内で行われ、吉沢亮、中川大志、渡邊圭祐、福田雄一監督が登場した。同作は中村光による同名コミックの実写化作。受験失敗・就活失敗・彼女無し、コンビニで3年間アルバイト生活をしていた日野三春(吉沢)が、突如北極にあるサンタクロースハウスに誘拐され、世界中の子供たちにプレゼントを配る、ブラックサンタとして働く事になる。三春の同僚で、天才的なハッキング能力を持つ北条志乃(橋本環奈)、テンションアゲアゲでDQNなチャラ男田中カイザー(中川大志)、何かと三春の事を気にかけてくれるが一切笑わないイケメン・古平鉄平(渡邊圭祐)ら個性的なキャラクターと共に、世界中の子どもたちへ幸せを届けるために奮闘する。大河ドラマ『青天を衝け』主演直後が同作となったことについて、吉沢は「ちょっとわかんないけど、なんか間違えちゃったかもしれない」とギャップに苦笑しつつ、「純粋に福田さんの作品で主演やらせてもらうのが嬉しかったですし、原作のお話いただいてから読み始めたんですけど、ブラックなユーモアからミステリアスな伏線のかかったどっしりとした物語があって、これを福田さんがどう演出するのかっていうのが、ちょっと想像つかなかったので、すごく楽しみでした」と心境を明かす。今回はツッコミ役でもあったということで、吉沢は「福田組に参加する時って基本的には『かまさなきゃ』という意識があるので、事前にこのセリフはこういうふうにやった面白いかなとか、考えながらだったんですけど、今回はツッコミが多かったんで、そういうことが一切なく、とにかく現場で役者さんの動きを見て、ただただ瞬発的に反応して行きました」と語る。しかし福田監督は「僕は亮くんがそこまで我慢してたと思えない!」とツッコミ。「ツッコミはやってくれてるんですけど、隙あらばボケてた」と指摘された吉沢は「もうなんか、ウズウズしてきちゃうんですよ。『俺にもやらせてくれよ!』みたいな」と自分でも認めていた。福田監督作品では役者が笑ってしまったところも使うということから、吉沢が出演していた映画『銀魂』のエピソードも飛び出す。「僕が『やあ、坂田くん』と言う時に、自分が沖田という役だったので『やあ、沖田くん』と言ってしまって。『間違えた、ごめんなさい』と止めたら、監督が『今のね、続けたら面白いんだよ』と言って、怖っ! と思って」と振り返る吉沢は、「続けた方がいいわけなくない!? セリフ間違えてるんだけど!?」と正論。「福田組でしか感じられない恐怖体験でしたね」と語った。
2022年11月01日俳優の吉沢亮が11月1日、都内で行われた主演作『ブラックナイトパレード』の製作報告イベントに、共演する中川大志と渡邊圭祐、福田雄一監督とともに出席した。「聖☆おにいさん」で知られる中村光の同名漫画を実写映画化。受験失敗・就活失敗・彼女無し。クリスマスの夜も、コンビニでアルバイトをしている冴えない男・日野三春(吉沢さん)が、悪い子に欲しくもないプレゼントを届ける“黒いサンタ”にスカウトされ、個性あふれる仲間たちと働く姿が描かれる。吉沢さんにとっては、NHK大河ドラマ「青天を衝け」以降、初めての映画主演作。これまで何度かタッグを組んでいる福田作品としても、初めての主演を務めることになり、「ギャップしかない。ちょっと分かんないすけど、間違えたかも(笑)」と後悔する素振りを見せつつ、「純粋に福田さんの作品で、主演をやらせてもらうのはうれしいこと」と喜びの声をあげた。最近は「ギラギラした役柄が続いた」と話し、「何ていうか、主人公のどうしようもない感じが楽しくて、しょうがなかったですね。自分はツッコミ役なのに、ついふざけまくってしまった」と脱線気味の現場を回想。「ブラックなユーモア、ちょっとミステリアスで複雑な伏線もあるので、福田さんがどう演出するか想像できず、楽しみだったし、きっと見たことない福田作品が生まれるんじゃないかとワクワクしている」と完成前の本編に期待を寄せていた。中川さんが演じるのは、三春のコンビニバイト時代の同僚で宿敵、とにかくチャラい田中皇帝(カイザー)という役どころ。現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とほぼ同時期の撮影だったそうで、「コンビニの廃棄弁当を食べて、そのまま(戦国の)戦場に行く感じだった」と高低差のある二つのキャラクターに苦労したのだとか。プレッシャーもあったと言い、大河ドラマの“先輩”ともいえる吉沢さんに相談の連絡を入れたところ「きっと『大丈夫、一緒に頑張ろう』って言ってくれると思ったら、お亮さんが『カイザーにすべてかかっているからな』って、すごくプレッシャーをかけられて。相談する相手を間違えました!」と思わぬ展開に。当の吉沢さんは「カイザーがつまんないと、終わりなんで」とクールな姿勢を崩さなかった。『ブラックナイトパレード』は12月23日(金)より全国東宝系にて公開。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:ブラックナイトパレード 2022年12月23日より全国東宝系にて公開©︎2022「ブラックナイトパレード」製作委員会©︎中村光/集英社
2022年11月01日歌手の郷ひろみ、お笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴、かなでが10月31日、都内で行われた「にしたんクリニック」新CM発表会に出席した。にしたんクリニックは、郷ひろみ、3時のヒロインを起用した新TVCM「分身人形」編をこの日から全国で放映スタート。カラフルに光るLEDをバックに、郷ひろみがにしたんクリニックのオリジナルソングを披露し、バックダンサーとして3時のヒロインが分身人形のダンスを踊るという内容となっている。CMで初共演した郷ひろみと3時のヒロインの2人だが、公の場では同イベントが初対面となった。郷について福田が「スターというか実在するのが本当かな? というぐらいお目にかかるまで不安なぐらい遠い存在でした。会っても変わらなかったですね。お会いしても遠かったです(笑)」と大スターのオーラを感じたといい、かなでも「スターなんですけど『ごめんね』とか優しかったので謙虚な姿勢に驚きました」と低姿勢の郷に驚いたという。そんな2人とCMで共演した郷は「(ダンスの)振りも大変だったと思うんですが、文句も言わずにやるべきことをやっていましたね」と2人の頑張りを絶賛。CMについては「分身人形がポイントでバージョンアップしていることは間違いありません。より一層楽しんでいただけるCMになったので楽しみにしてください」とアピールし、福田も「(体調不良で休養中の)ゆめっちをどうカバーするのかと思ったら面白い発想をいただいてピンチがチャンスになりました。面白いCMになったと思います」と自信を見せた。今年で芸能生活50周年を迎えた郷。芸歴13年の福田から芸能界で長く活躍できた秘けつを問われた郷は「気がつけば50年経っていました。振り返ると積み重ねていくことが大きいんだな~と思います。三歩進んで二歩下がるじゃないですが、少しずつ進むように積み上げていきたいという意識を持っています。絶対に進めるんだという意識を持つことの方が僕には合っていますね」と説いた。芸能界の偉大な先輩の金言に福田は「染みますね。これは響きますよ。全大人に響くというか、エンタメの仕事をしている私たち以外に色んな職業の方にも響くと思います」と心に刺さった様子だった。
2022年10月31日福田雄一監督作『ブラックナイトパレード』に佐藤二朗と若月佑美が出演することが決定した。本作は、“良い子のところには、欲しいプレゼントを持った赤いサンタが、悪い子のところには欲しくもないプレゼントを渡しに黒いサンタがやってくる”というサンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描かれる、中村光の『ブラックナイトパレード』を実写化したコメディ作。中村光と、コメディ映画の鬼才・福田雄一が、実写ドラマ『聖☆おにいさん』以来のタッグを組み、何をやってもダメな情けない男が迷い込んだ世にも奇妙なサンタの仕事を描く。受験失敗・就活失敗・彼女無し、コンビニで3年間アルバイト生活をしていたところをスカウトされ、ブラックサンタとしてクリスマスの世界で大活躍を見せる日野三春を、本作が大河後初主演映画、更には福田監督作品初主演となる吉沢亮。三春の同僚で個性的なキャラクターたちを、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐が演じる。出演が決定した佐藤二朗と若月佑美が演じるのは、ポーソン練間北口店の“最凶”店長&店員コンビ。佐藤二朗が演じるのは、可愛い子には堂々とえこひいきをするブラック店長・吉川輝。可愛い子以外、従業員の言う事を全く聞き入れない傍若無人ぶりを、“佐藤節”全開で演じる。若月佑美が演じるのは、ポーソン練間北口店の元店員で、可愛いけど超自己中なトラブルメーカー・赤井稲穂。同じく練間北口店で働いていたカイザー(中川大志)の元同僚で、佐藤演じる吉川店長に可愛いからと溺愛されて、仕事もせずにやりたい放題。ある迷惑行為でカイザーをピンチに陥れる。今回の出演に佐藤は「久しぶりの福田組で慣れ親しんだ顔ぶれですが、ブランクもあったのでちょっと不安があったんですけど……、嘘です(笑)別に不安はありませんでした。」と、福田組参戦の想いを語り、若月は「普通のクリスマスでは物足りない皆様、是非、今年はブラックナイトパレードで新しいクリスマスをお過ごしください!」と、公開への期待を語たった。●佐藤二朗久しぶりの福田組で慣れ親しんだ顔ぶれですが、ブランクもあったのでちょっと不安があったんですけど…、嘘です(笑)別に不安はありませんでした。僕が若い時にもそうですけど、クリスマスに恋人がいない人はどうしたらいいんだと。私も悶々としたクリスマスをいくつか過ごしましたけども、今年はこの映画があります。ちょっと生きづらさを抱えている人への応援歌みたいな側面もありますので、今年は恋人がいる人もいない人も、是非この映画を映画館でご覧ください。真面目(笑)●若月佑美チャラ男のカイザー君をも翻弄する超自己中なトラブルメーカーの稲ちゃん!!そんな原作でも大切なキャラクターである赤井稲穂ちゃんを演じることが出来てとっても嬉しかったです。また福田組の温かさと和やかな撮影現場にお久しぶりに参加させて頂けたことも嬉しかったです!普通のクリスマスでは物足りない皆様、是非、今年はブラックナイトパレードで新しいクリスマスをお過ごしください!『ブラックナイトパレード』12月23日(金)公開(c)2022「ブラックナイトパレード」製作委員会(c)中村光/集英社
2022年10月20日本日9月9日に東京・シアタートラムで開幕したモチロンプロデュース『阿修羅のごとく』の舞台写真と全キャストのコメントが到着した。『阿修羅のごとく』は、数々の話題作ドラマを生み出した昭和を代表する脚本家で、今なお多くのファンを持つ向田邦子の代表作。演出は人間の内面を丁寧かつ大胆に表現する演出家・木野花、脚色は劇作家・演出家の倉持裕が担当する。出演者は、女優・歌手だけでなくプロデューサーを務めるなど、幅広く創作活動を続けている小泉今日子、数々の映画やドラマに出演し、多くの著書も執筆している小林聡美、映画監督や舞台演出家など、多くのクリエイターから信頼を得ており、その巧みな演技で人々を魅了する安藤玉恵、女優だけでなく自身で写真集を企画するなどクリエイティブセンスにたける夏帆のほか、男性キャストとして岩井秀人、山崎一が名を連ねている。それぞれの四姉妹の恋人や夫、不倫相手の2役を演じ分けるのも見どころのひとつとなっている。また、9月14日18時公演の模様がライブ配信されることが決定した。■演出:木野花 コメント「阿修羅のごとく」を舞台化することのプレッシャーを励みに変えて、向田邦子という作家の底知れない怖さと愛情に向き合い、ひたすらに、ガムシャラに稽古してきました。合言葉は「小劇場のごとく」。稽古が進むにつれ、やはり今回はベストキャストだという確信が湧いてきて励みになりました。頼もしいスタッフに助けられ、美術、照明、音学総動員で、演劇ならではの「阿修羅のごとく」が出来そうだと、喜ぶ間もなくもう初日なんですね。あっという間でした。どうか皆さまも、あっという間の「阿修羅のごとく」を楽しんで頂けたら幸いです。■小泉今日子 コメント木野花さんの演出のもと、濃密な稽古を重ねた日々。健全な精神状態を維持しながら学生時代の部活を思い出させる疲労感は爽快でもありました。関わるキャスト、スタッフの意見をちゃんと聞き、良いところは取り入れてくれる演出家とプロデューサー!真摯に、でも楽しみながら役に取り組む俳優陣!素敵な夏の日々でした。そして、私たちの、私たちにしか出来ない『阿修羅のごとく』を作り上げたと思ってます。どうぞお楽しみに!■小林聡美 コメントそれぞれの役者が、それぞれの修羅場をかかえつつも、『阿修羅のごとく』は喜劇だった?と思えるほど、笑った稽古場でした。小泉さんの可憐さと度胸、安藤さんの聖と俗、夏帆さんのど根性と純情、岩井さんの葡萄と肉体改造、山崎さんの柔軟な宇宙。そして木野さんの演劇魂!もう、私の頭は爆発だ!そんな我々のおりなす家族の修羅場を、東西南北から眺め、たんと楽しんでいだだけたら嬉しいです。■安藤玉恵 コメント脚本が書かれた時代が、セリフではっきりと浮かび上がる、昭和の後半、東京。でもなぜだか言葉遣いに違和感がなく、セリフを発するのが心地よいと感じていました。その時代における男女の価値観を話し合ったり、細かく返し稽古を重ねて、私も三女滝子を見つけることができた、と言いたいところですが…どうかな。臨場感と熱量がいっぱいの、舞台「阿修羅のごとく」楽しみになさってください。■夏帆 コメント1ヶ月の稽古期間で、心も身体もどんどん鍛えられ、稽古前の自分と比べると、なんだかとても強くなれた気がしています。大試合に向けて、木野さんのパワフルな演出を受けながら、お姉さまたちになんとか食らいつこうと必死に走ってきました。なんにしても、この4姉妹はとても強いです。その強さに飲み込まれぬよう、日々体当たりでぶつかっていきたいと思っております。がんばります!■岩井秀人 コメント「阿修羅のごとく」、いよいよ本番です。引きこもりから「俳優になりたい」とスタートし、何十年か経ち、こうして「生まれながらに俳優」な人たちと過ごさせてもらえる時間は、本当に幸福なものでした。木野さんの演出も、ものすごく知的なのに感情と野性に溢れていて、それでいてやって実際見せてもらうと毎回、稽古場が笑いに包まれました。稽古場で笑っていた時間はもちろん、一転して木野さんや小泉さん、山崎さんが場面場面に考察したことを聞き、静かにみんなで考えていた時間、「もっとやりすぎてみて」って言われてやりすぎた小林さんをみんなでみていた時間、木野さんが笑い方を教えようと近づき、夏帆ちゃんはコロナを気にして距離をとっているうちに、「はっはっはー!」言いながら二人で舞台の周りを半周ぐらい歩いていた時間、安藤さんが木野さんのやってみせた通りに演じて怒られていた時間、そういった豊かな時間の数々が、舞台上に上手く乗り切ることを祈っております。我々も楽しみますので、ぜひ皆様にも、お楽しみいただければと思います。■山崎一 コメント早替わりを含めて衣装替えが十数回!いや〜、何十年ぶりでしょうこんな舞台!笑老体に鞭打って頑張るのみです!どうぞ、袖で着替える役者の格闘も、想像して楽しんでみて下さい!笑撮影:阿部章仁<公演情報>モチロンプロデュース『阿修羅のごとく』東京公演:9月9日(金)~10月2日(日) シアタートラム兵庫公演:10月8日(土)~10月10日(月・祝) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール作:向田邦子脚色:倉持裕演出:木野花出演:小泉今日子小林聡美安藤玉恵夏帆・岩井秀人山崎一【ライブ配信情報】配信日時:9月14日(水)18:00~アーカイブ配信:9月18日(日) 23:59までチケット料金:4,000円(税込)販売期間:9月18日(日) 20:00購入リンク:【視聴についてのお問い合わせ】電話:017-718-3572(平日 10:00-18:00)メール: event@linkst.jp(mailto:event@linkst.jp)※公演日当日の問合せ対応は該当公演(土日祝含む)の終演後1時間程度で終了とさせていただきます。公式サイト:
2022年09月09日「投票率が上がって、少なくとも半分以上、70%、80%ぐらいまで投票率が上がった時にどんな結果が出るのかを見たいと思う。どんな世の中にするかっていうのは自ずとその時に答えが出るんだと思うんですよね」7月10日に投開票が行われる参議院選挙。約5割という低い日本の投票率が取り沙汰されるなか、投票への思いをこう語ったのは小泉今日子(56)。これは著名人らが参院選を前に投票を呼びかける「VOICE PROJECT」の一環として、6月21日に公開された動画での発言だ。’20年5月にはTwitterで「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグをつけた投稿を複数回行うなど、政治への積極的な発信も増えている小泉。いっぽうで’18年以降、地上波の連続ドラマに出演しないなど、女優業からは遠ざかっていた。しかしデビュー40周年の今年、華々しく表舞台に舞い戻ってきたのだ。「今年2月からは31年ぶりとなる全国ホールツアーを開催し、軒並みソールドアウトするなどキョンキョン人気は健在。さらに、11月24日にNetflixで全世界配信されるドラマ『First Love 初恋』に満島ひかりさん(36)演じるヒロインの母親役で出演するなど、女優としての活動も控えています。この出演は満島さんからが熱望したことで実現したものだそうで、業界内でも根強い人気を誇っています」(テレビ局関係者)歌手、女優としての活躍も目立ついっぽうで、彼女は裏方としても精力的に活動。’15年に舞台や音楽の企画制作会社として設立した「株式会社明後日」の代表取締役として、プロデュース業にも力を入れている。そんな「株式会社明後日」が直近にプロデュースした舞台が、5月から6月にかけて東京と大阪で上演された『青空は後悔の証し』。これには恋人の豊原功補(56)も出演している。小泉の力の入れようは相当なものだったようだ。「終演後は小泉さん本人がスタッフと一緒にロビーに立って、来場客に感謝を述べながらお見送り。注意事項などを伝える劇場内のアナウンスも小泉さんが行うなど、プロデューサーとして前面に立っていました」(舞台関係者)本誌も5月中旬、同舞台の稽古の際、劇場の入り口で出演者を待ってエスコートする小泉の姿を目撃している。プロデューサーとして甲斐甲斐しく働く小泉だが、やはり息抜きも大事なようだ。東京公演が行われていた5月下旬の昼下がり、劇場前の路上で、通話する小泉。穏やかな表情で電話をする小泉の右手には、加熱式たばこが。路上を歩きながら時折加熱式たばこを喫煙し、ご機嫌な様子で通話を楽しむ小泉。喫煙と電話を終えると、軽快な足取りで劇場へと戻っていった。束の間の休憩時間を楽しんだ小泉だが、加熱式たばこを吸っていたのは公道。果たして問題にならないのだろうか。劇場がある世田谷区の公式HPを見ると、「火をつけない加熱式たばこについては『喫煙による迷惑行為』の対象としておりません」との表記があったので、ひとまず条例違反ではないようだ。しかし「条例の規制対象ではありませんが、周りにいる人のことを思いやり、マナーを守って使用していただくようお願いいたします」という表記も。人の目はもう少し意識したほうがいいかも?
2022年06月30日俳優デビューから20周年を迎えた小泉孝太郎が、『点と線』『砂の器』など数々のベストセラー作品を世に送り出した作家・松本清張の、社会派推理小説の起点になった記念碑的作品と呼ばれる傑作ミステリーを連続ドラマ化した『連続ドラマW松本清張眼の壁』で主演を務める。演じるのは手形詐欺の真相を、強い正義感のもとに追いかける男・萩崎竜雄。真相に向かって進むも、その実直さゆえにどんどん追い込まれていく萩崎役を、さまざまなものを背負った登場人物たちに囲まれながら、「普通でいようと。色んなものをそぎ落として、色をなくすことを心がけた」と話す小泉。タイトル『眼の壁』に感じたことや、萩崎の親友・村木を演じた、実生活でも親友の上地雄輔との撮影エピソードとともに、これまでの俳優としての20年の積み重ねについて語った。「自分が萩崎の立場でも同じ行動をしていそう」――事件に巻き込まれていくサラリーマンの萩崎を演じましたが、役柄についての印象は?信頼できる男だと思いました。人を決して裏切らないし、頼られたらそれに応えようとする。もし自分の目の前にいたら、心を開いて話せるなと。愛着が沸いたし、すごく身近に感じました。実直で真面目で正義感の強い男。なおかつ、上地雄輔の演じた親友で新聞記者の村木の言葉からもわかるように、普段は外に出さないけれど、心の中にものすごくメラメラと燃える情熱を持っている。だからこそ、本当だったらひとりではできないようなことにも、突き動かされて向かっていくんだろうなと。ものすごいドライな男だったら、自分で動かず、最初に警察に通報すれば終わっちゃう話ですからね。1話も持ちませんよ(笑)。――愛着が沸いたとのことですが、小泉さんが萩崎のような立場に立たされたら、どう立ち回りそうですか?同じことをやっていそうです。“リアル上地雄輔”に頼みながら(笑)。最初に手形詐欺に遭ってしまう恩人・関野部長(甲本雅裕)への思いに加えて、絵津子(泉里香)という謎めいた女性と出会って、一目惚れまでしてしまいますし。そして絵津子に「警察には行かない」と約束してしまって、さらにややこしくなっていく。絵津子も何かを抱えていそうだし、警察に行ってしまったら彼女との関係性も崩れてしまうかもしれない。翻弄されてしまう萩崎の気持ちはよく分かります。――松本清張作品のなかでも、傑作ミステリーと言われる小説が原作です。僕は松本清張作品であることは意識せず、萩崎をごくごく普通の一般的なサラリーマンとして演じました。周囲の登場人物たちが、さまざまなことを抱えていますし、謎めいた人がたくさん出てきますから。僕は普通でいようと。色んなものをそぎ落として、色をなくすことを心がけました。視聴者の方が、萩崎目線にすっと入れるように。とにかく描き方が絶妙なんです。今回、僕はごく普通の人物を演じたわけですが、それがここまでの社会派ミステリーになっていく。結果として松本清張作品だったねとなるようにと思っていました。どんどん追い詰められて、苦しい部分が多かったですけど、演じ甲斐がありました。「親友役が上地雄輔と知って、最初は不安だったんです」(笑)――ご自身も“リアル上地雄輔”さんに相談するとのことですが、役柄同様、おふたりも親友だとか。今はプライベートではほとんど会いませんけどね。雄輔もムロツヨシもそうなんですが、プライベートではもう充分会って話しているから、「仕事で会うのが一番幸せだ」と言っています。雄輔なんて芸能界に入る前からの仲なので、お互いに全て見てきていますからね。今回、キャスティングを見たときに、最初は不安だったんです。これまでにも共演はしていますが、ここまでの関係性のものはなかったので、「あいつちゃんとやるかな」「ちゃんとセリフ覚えてくるかな」って(笑)。実際に仲がいいからこそ、作品を壊しちゃったらと心配でした。――とてもいい空気感でしたね。初めて雄輔に感謝しました(笑)。萩崎にとって、村木と一緒にいるときが、唯一ホッとできる時間なんです。セリフのやりとりじゃないところで雰囲気って出ますし。印象的だったのが、村木の部屋で、絵津子と3人でご飯を食べていて、萩崎と村木が小さめのソファに座って、横並びでお蕎麦をすすっていたんです。そのとき、いい歳したおじさんふたりが、ピタっと肌をくっつけて食べているんですよ。――確かに。よく覚えています。ピタッと太ももから腕から雄輔と僕とで密着して。演出があったわけではなく、そのことに違和感がなかったんです。ほかの役者さんだったら、もっと距離を離しますよね。僕と雄輔だから、お互いに壁に寄りかかっているみたいに楽でそのまま芝居していた。やっぱり本当の親友じゃなきゃできなかったと思いますし、内片輝監督からも「ふたりが本当の親友で救われました」と言っていただきました。「マイナスだと思っていた部分が、いつの間にかひとつの武器になっていった」――小泉さんは役者デビューから20周年ですね。ご自身の強み、武器はなんだと感じていますか?強みと言われると分かりませんが、最近嬉しかったのは、昔から知っているベテランの監督さんに「小泉くんは制服が似合うね」と言われたことです。「スーツや制服が似合う、警察、医者顔だ」と。その言葉は、20代の頃だったらあまり嬉しくなかったと思うんです。誉め言葉には受け取れなかった。でも今はすごく嬉しくて。――昔なら誉め言葉に受け取れなかったというのは。「爽やかですね」とか「好青年ですね」と言われたりするのが、決してプラスには思えない頃があったんです。どうしても反発してしまった。どうしたって僕が“個性派俳優”と呼ばれることはないですよね(笑)。でもそこに憧れていたときもあったんです。ないものねだりというのかな。僕自身は爽やかさとか、好青年ぽさは求めていなかった。でも今、「制服が似合うね」「ネクタイが似合うね」「正統派だね」と言われることが、自分への誉め言葉になった。この20年で。それでオファーをいただけるわけだし。僕が“個性派俳優”と呼ばれる枠にいたら、『眼の壁』の主演はたぶん来ていないでしょうし。だからそこが、僕の武器になったのかなと。――20年かけて武器になっていった。最初はいらないと思っていたものが、むしろマイナスだと思っていた部分が、いつの間にかひとつの武器になっていったのかな。いろんな作品や人と出会って、続けてきたからこそ分かるありがたみですね。20代の頃は本当に苦しかったけれど、毎日1歩1歩の積み重ねが、この20年という月日を作って、今の僕があるのを感じます。――最後に、『眼の壁』というタイトルを小泉さんはどう感じますか?すごく難しいですね。ドラマの最後に松本清張さんの言葉が出てくるのですが、結局人間は眼に見えている、表層的な部分だけで判断しているのだと感じさせられます。人に対しても第一印象で判断することが圧倒的に多い。僕は雄輔と親友ですけど、ひょっとしたらそこにだって眼の壁があるかもしれない。10年連れ沿った夫婦でもそうかもしれない。遮蔽しているもの(壁)がなくなるときってあるのかなと。眼の壁の奥にあるものを見抜く力、本質を見抜く、“慧眼”を問うているのかなと感じます。そしてさらに、真実には、常に眼の壁がつきまとうのかもしれないとも感じました。「その壁を超える勇気がありますか?」と問われているドラマのような気がしますね。取材・文:望月ふみ撮影:藤田亜弓『連続ドラマW松本清張眼の壁』6月19日(日)午後10:00放送・配信スタート(全5話)【放送】毎週日曜 午後10:00[第一話無料放送]WOWOWプライム/ WOWOW4K【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信:無料トライアル実施中/WOWOWオンデマンドヘアメイク:石川武スタイリスト:北村彩子衣装協力:Paul Smith/ポールスミス
2022年06月15日動物保護をテーマに2014年より毎年開催されてきた動物好きの著名人による手作りイベント「いぬねこなかまフェス」。(株式会社ミグノンプラン主催)今年も通常通り9月に開催予定ではありますが、このたび6月にウクライナの動物保護活動の支援を目的とした、オンラインチャリティーイベントの開催が決定しました。その名も「いぬねこなかまウクライナ」。2022年6月19日(日)17時より、オンラインにて開催されます。「いぬねこなかまフェス」のメンバーが中心となって緊急開催するもので、常連メンバーの小泉今日子さん、坂本美雨さんのライブパフォーマンスに加え、ウクライナの民族楽器・バンドゥーラの演奏家であるカテリーナ・グシーさん、ウクライナから避難しているチェロ奏者のラブロワ親子によるライブ演奏も行われます。また、ポーランドの獣医師もリモート出演する予定。本イベントに寄せられた小泉さん、坂本さんコメントをご紹介します。▼小泉今日子さん「ぺットを抱えて避難する人の姿をニュース映像で見た時に胸に棘のようなものが刺さりました。そして私の黒猫を抱きしめました。体温と心臓の音を感じました。等しい命を守るために出来ることがあるならと、微力ながら参加させて頂きます」 小泉今日子▼坂本美雨さん「こんなことが本当にこの時代に起こっていることが信じ難く、苦しい気持ちで数ヶ月過ごしてきました。微力でも、何か自分にできることをとにかくやるしかない。避難した人々の、故郷での暮らしがいつ戻るかはわからないけれど、少しでもホッとできる瞬間がありますように」 坂本美雨また、今回出演できない「いぬねこなかまフェス」のメンバーによるチャリティーオークションの開催も検討されているとのこと。(開催情報はチケットサイトにて随時お知らせ予定)本イベントの収益金の全額はウクライナの動物保護活動へ寄付され、今後はイベントを通じた寄付だけでなく、ウクライナの動物保護活動への継続的な支援も呼びかけていくといいます。人と動物たちが平和に暮らせる日々が戻ることを願いつつも、何もできずにもどかしい思いをしていた方、動物たちを救いたいと思っていた方、今回のライブを通じてウクライナの動物保護活動に参加してみてはいかがでしょうか。オンラインチャリティイベント 緊急開催!「いぬねこなかまウクライナ」日時:2022年6月19日(日)17時開演チケット購入: チケット料金: 3千円出演:Kateryna Gudzii、黒猫同盟(コイズミキョウコ ウエダケンジ) 、坂本美雨、スティーヴ エトウ、Tetiana Lavrova&Iana Lavrova (ウクライナより避難してる親子・チェロ奏者)、友森昭一、富樫春生、Jakub Kotowicz(ポーランドの獣医師・リモート出演)※本イベントの収益金は全額をウクライナの動物保護活動へ寄付されます主催:株式会社ミグノンプラン2007年より、いぬ、ねこ、うさぎなどの保護活動を行っているNPO法人ランコントレ・ミグノンのサポートをするために渋谷区の北参道に設立。(代表取締役:友森玲子)1階がペットサロンとグッズショップ、2階が動物病院、 3階がいぬねこのシェルター。チャリティーグッズの企画販売やチャリティーイベント、保護活動に関する広報活動なども行う。
2022年05月31日東京都世田谷区内にある小劇場の入口に立っていたのは小泉今日子(56)だった。この日は舞台稽古があり、プロデューサーとして、出演する俳優を待っていたようだ。やがて現れたのは、サングラスをかけ、ポケットに手を入れて歩く豊原功補(56)。小泉は彼を劇場に迎え入れた。今年デビュー40周年を迎えた小泉は2月から3月にかけて31年ぶりの全国ホールツアーを開催した。「’18年には、プロデューサー業に専念するために、女優業や歌手業は、しばらく休養すると発表したことも話題になりました。しかし今回の全国ホールツアーでは、変わらぬ歌声でファンたちを魅了したのです」(スポーツ紙記者)“もう一度キョンキョンとしてファンの前に!”、そんな意気込みを見せたツアーのいっぽうで、彼女は裏方としても励んでいる。「彼女がプロデューサーを務める舞台『青空は後悔の証し』が東京・大阪で6月まで公演予定です。作・演出は岩松了、出演は風間杜夫(73)、石田ひかり(49)、豊原と、小劇場では珍しい豪華布陣。終演後は、お客の見送りのために、小泉本人もスタッフといっしょにロビーに立っています。また劇場内アナウンスも彼女が担当するという力の入れようなのです」(前出・スポーツ紙記者)’18年2月に、妻子のあった豊原との恋愛関係を公表し、猛批判を受けてから4年。充実した日々を送っているように見える小泉だが、彼女を知る演劇関係者は次のように語る。「現状が彼女が目指していた理想の状況かといえば、そうとも言えないと思います。不倫公表当時、豊原の離婚が成立した後に、2人は再婚するとみられていました。昨年に豊原は離婚し、6月には財産分与としてマンションを妻に譲渡しています。それから1年がたちますが、再婚という話は聞こえてきません」本誌が目撃した日も、2人はそれぞれ劇場に現れ、バラバラに帰宅している。「また小泉が“同じ夢を追う同士”と公言している豊原の演劇界での評価もけっして高くはありません。映画『ソワレ』は豊原と小泉が2人でプロデュースしたことで話題になりましたが、興行的には成功しませんでした。また現在公演中の『青空は後悔の証し』も、豊原の演技はほとんど話題になっていません。小泉が必死になっているだけに“空回り感”が際立つのです」小泉が劇場で浮かべている満面の笑みは、“後悔は見せないという証し”なのか。
2022年05月27日小泉今日子が2月から3月にかけて開催した31年ぶりの全国ホールツアー『小泉今日子TOUR 2022 KKPP』のライブレポートとセットリストが、デビュー40周年特設サイトで公開された。小泉自身が名付けたツアータイトルの『KKPP』は“Kyoko Koizumi Pop Party”を意味し、これまで応援してくれた方々から最近興味を持ってくれた方々まで、みなさんと一緒に楽しいパーティーができたらという願いが込められている。本日公開されたライブレポートでは、田中聖太郎氏による写真と松永良平氏による文章でツアーの模様を楽しむことができる。また40周年特設サイトでは、撮りおろし写真やインタビューなどが掲載されたツアーパンフレット、各会場で売り切れが続出したNyan2パスケース、そしてクリアポーチセットなど、小泉プロデュースによるバラエティに富んだオフィシャルグッズを数量限定で販売中だ。『小泉今日子TOUR 2022 KKPP』ツアーグッズ■小泉今日子 40周年特設サイト:■『小泉今日子TOUR 2022 KKPP』セットリスト:<番組情報>WOWOW『デビュー40周年!小泉今日子特集』『ゴツプロ!「向こうの果て」小泉今日子 皆川暢二 関口アナン出演』5月22日(日) 11:45~WOWOWライブ / WOWOWオンデマンド『快盗ルビイ』5月23日(月) 22:40~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『ボクの女に手を出すな』5月24日(火) 22:45~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『グーグーだって猫である』5月25日(水) 23:00~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『毎日かあさん』5月26日(木) 22:45~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』5月27日(金) 22:45~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『贖罪 インターナショナル版』5月28日(土) 1:15~WOWOWシネマ / WOWOWオンデマンド『小泉今日子 TOUR 2022 KKPP(Kyoko Koizumi Pop Party)』5月28日(土) 19:00~WOWOWプライム / WOWOWオンデマンド詳細はこちら:関連リンク小泉今日子 オフィシャルサイト:小泉今日子 Twitter:小泉今日子 Instagram:小泉今日子 YouTube:小泉今日子 配信リンク:
2022年05月19日福田悠太(ふぉ~ゆ~)が主演を務める『ボーイング・ボーイング』において、開幕3日目の公演を鑑賞した。フランスの劇作家マルク・カモレッティが戯曲を手がけた本作は、1960年にパリで初演されたコメディ。日本を含めた世界中で上演が繰り返され、2008年度のトニー賞ではリバイバル演劇作品賞と主演男優賞を獲得した。1965年には映画化もなされている。物語の舞台は1960年代のパリ。国際線のキャビンアテンダント(以下CA)3人との三重生活を謳歌している建築家の“モテ男”ベルナール(室龍太)のもとに、旧友の“非モテ男”ロベール(福田)が訪ねてくる。驚き戸惑うロベールに、ベルナールが「フライトスケジュールをうまく管理すればバレない」と自慢した矢先、婚約者の3人(大友花恋・飯窪春菜・愛加あゆ)が同じタイミングでベルナールの暮らす空港近くのアパルトマンに立ち寄ることになって──。ベルナールの婚約者3人が顔を合わせることのないよう、悪戦苦闘するロベールの姿が何ともおかしい。演じる福田の“非モテ”仕草は絶品で、タイプの異なる美女揃いのCAに翻弄され鼻の下を伸ばしたかと思えば、事態が収集せず虚無の表情で立ち尽くすなど枚挙にいとまがない。緩急自在の間やバリエーション豊富なボケで、客席に爆笑の一体感を生み出していた。喜劇人としての本領発揮といえるだろう。対する室ベルナールは余裕綽々。話し方・身のこなし・表情ともに“プレイボーイ”そのもので、事態を引き起こしている張本人にもかかわらず悠然としている姿が笑いを誘う。このベルナールに仕える家政婦ベルタには、松本明子。米仏独とそれぞれ出身国の異なるCAに対して料理に工夫を凝らすなど三重生活を成立させようと必死だが、雇い主に対する文句が絶えない基本スタンスがひたすら滑稽だ。ベルナールの婚約者たちも、三者三様のコメディエンヌぶりを見せつけた。アメリカ人CAのジャネットを演じる大友は、奔放で大らかな恋愛観を発揮するユニークな役どころを愛らしい魅力で立ち上げる。飯窪扮するフランス人CAのジャクリーンは、3人の中でいちばん嫉妬深いキャラクター。ベルナールが外に連れ出しても帰宅してしまい万事休す、の事態をまっすぐに演じるほどおもしろい。ドイツ人CAジュディス役の愛加は、言動がひたすら熱くトゥーマッチ。終盤の急展開も、このマッドな愛加ジュディスなら「あり得るかも」と感じてしまう説得力に注目して欲しい。「3人が鉢合わせませんように」といつの間にロベール視点で手に汗握っている約140分(休憩含め2幕)の“搭乗”時間、ぜひご体感あれ。公演は5月29日(日)まで、東京・自由劇場にて。その後、6月3日(金)~5日(日)に京都・京都劇場と巡演する。チケットぴあでは当日引換券を販売中。取材・文:岡山朋代
2022年05月17日