2月9日(土)、サントリーホールで行われる東京都交響楽団プロムナードコンサートでは、小泉和裕と川久保賜紀による、季節を彩る演奏が楽しめそうだ。【チケット情報はこちら】川久保賜紀がチャイコフスキー国際コンクールで最高位、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝してから、15年以上が経つ。その後、同世代の音楽家とピアノ・トリオを結成したり、タンゴの演奏に取り組んだりと演奏家としての幅を広げつつ、現在もソリストとして第一線で活躍しているのは多くの方がご存知の通りだ。ヴァイオリン協奏曲のなかでチャイコフスキーと並んで人気の高いシベリウスは、川久保が昔からレパートリーにしている作品のひとつ。続いて演奏される《冬の日の幻想》と曲の冒頭がそっくり、という共通点をもった凝ったプログラミングと合わせてお楽しみいただきたい。チャイコフスキーの交響曲第1番を小泉和裕が都響で取り上げるのは、今回を含めてなんと3回目。同じチャイコフスキーの交響曲でも第2番や第3番より演奏している点を鑑みれば、小泉の思い入れが伝わってくる。初期の作品ではあるが、チャイコフスキーらしい哀愁と情熱が詰まった名曲であることを、小泉による重厚な音楽づくりで気づけるはずだ。公演のチケットは発売中。文:小室敬幸(音楽ライター)
2019年02月01日常盤貴子主演、小泉孝太郎、北村匠海らが共演する「グッドワイフ」の第3話が1月27日にオンエアされ、ラストでみせた小泉さんの“ハグ”に視聴者からの興奮の声が続々と寄せられている。『ハンニバル』『プロメテウス』などのリドリー・スコットが製作総指揮を務め、ミー賞やゴールデン・グローブ賞を多数受賞したアメリカの大ヒットドラマ「グッド・ワイフ 彼女の評決」を原作に日本版としてアレンジ。常盤さんが演じるのは、東京地検特捜部長である夫が汚職で逮捕され不倫スキャンダルも発覚、家族のために16年ぶりに弁護士に復帰した蓮見杏子。杏子の司法修習生時代の同期で彼女の復帰を後押しした神山多田法律事務所の代表・多田征大に小泉さん。杏子と採用枠をめぐって争いながら共に働く新人弁護士・朝飛光太郎には北村さん。元々杏子の夫の元で働いていたがクビになり、現在は多田の事務所のパラリーガルをしている円香みちるには水原希子。逮捕されながらも裏で何かを画策してる様子の杏子の夫・壮一郎には唐沢寿明。その部下・佐々木達也には滝藤賢一。壮一郎の後任の特捜部長・脇坂博道には吉田鋼太郎といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第3話は鉄道事故を巡る驚愕の真実に迫るストーリー。回送列車が脱線、運転士が死亡し杏子らは遺族代理人として過重労働による事故で1億円の賠償金を提案するが、相手側となる東神鉄道の代理人を務める河合映美(江口のりこ)は運転士の居眠りだとして50万円の見舞金を提案。あの手この手で翻弄してくる映美にてこずりながらも事件の真相に迫っていくと、当初過重労働での居眠り運転が原因だと思われた事故は、実際にはブレーキの整備不良が原因だったことがわかる…というもの。さらに遺族が杏子を弁護士に指名していたことがわかる。遺族に杏子のことを勧めたのは壮一郎の弁護士でもある林(博多華丸)で、事件を以前脇坂が捜査していたことも判明。壮一郎は杏子を利用して脇坂を窮地に陥れたのだった…。ラストで悔し涙を流す杏子をそっと抱きしめる多田、そんな多田を演じる小泉さんに「最高だったよー今週の小泉孝太郎」「今日も小泉孝太郎ヤバみ」「知的でかっこいいのに一途なところにやられる」などの感想が殺到中。「パーカー&メガネ姿好き」とラフなスタイルにも好感が続出している模様で、なかには「パーカー小泉孝太郎国宝」という声まで上がるほど。小泉さんの新たな魅力が開花した本作に視聴者も大きな注目を寄せているようだ。(笠緒)
2019年01月28日「カウンターに座った2人は、リラックスした雰囲気で店主との会話を楽しんでいました。小泉さんがずっと豊原さんを立てている様子が印象的でした」(居合わせた客)小泉今日子(52)と豊原功補(53)が、東京都内の寿司店で目撃されたのは’18年12月中旬のこと。この直前には、小泉がNHK大河ドラマ『いだてん』に出演すると発表されたばかりだった。「小泉は、ビートたけしが演じる古今亭志ん生の“敏腕マネージャー”だった長女・美津子役。脚本を担当した宮藤官九郎が、小泉をイメージしたキャラクターづくりをしています。’18年2月に豊原との不倫関係を公表した小泉はさらに6月には女優を休業して裏方に転身することを発表しました。しかし大河出演は休業宣言前から決まっていた仕事だそうです」(芸能関係者)本誌は豊原が演出を務めた舞台で観客からアンケートを回収するなど、裏方に徹する小泉の姿を目撃している。スポットライトの当たらない立場も彼女にとっては逆に新鮮なようで、楽しんでいるようにも見えたが、早々に女優復帰を目指さなければいけない状況にあるという。ある舞台関係者は言う。「東京都内の老舗劇場に、小泉さんが’20年の使用を申請しているそうです。小泉さんは自身が社長を務めている会社『明後日』のHPで《2020年以降は弊社制作のイベントや舞台などから復帰出来たらと考えております》と発表していましたが、’20年早々にも再び表舞台に立つつもりだそうです」彼女の焦心の理由は経済状況にあるようだ。小泉の知人は言う。「不倫公表以降、豊原さんのテレビ出演の依頼は激減しており、収入もかなり減っています。しかも豊原さんの奥さんは離婚に同意しておらす、生活費やお子さんの養育費なども払っています。その豊原さんの収入の大部分が明後日から支払われている演出料や出演料で、社長である小泉さんが捻出しなければいけません。好きな裏方に専念しているだけでは、豊原さんやその家族の生活は支えられないというのが実情。小泉さんも『やっぱり私が稼がなければ、いまの2人の関係は維持できない』ということに気づいたのでしょう」不倫相手の家族を養うため、夢だった裏方生活をあきらめざるをえないという小泉。大河ドラマの役のような敏腕ぶりで、この苦境を乗り越えることはできるか。
2019年01月10日小栗旬主演映画『銀魂2掟は破るためにこそある』が、“年末年始に自宅で最も観られた邦画No.1”に輝いた。この盛り上がりを受け、監督の福田雄一がTwitterに投稿したコメントが話題を呼んでいる。本作は空知英秋原作の人気コミックを実写化した、2017年公開の映画『銀魂』の第2弾。銀時役の小栗さん、新八役の菅田将暉、神楽役の橋本環奈をはじめ、前作からの続投キャストのほか、三浦春馬&窪田正孝ら新キャストを含め、錚々たる顔ぶれが揃った。公開中はもちろん、公開前から大きな話題となっていた本作が、今回週間レンタルランキング邦画部門で初登場から3週連続第1位を獲得。また、同部門の週間販売ランキングも3週連続第1位を獲得し、年末年始最も自宅で観られた邦画第1位に輝いた(集計期間:2018年12月17日~2019年1月6日TSUTAYA調べ)。さらに、昨年12月の月間販売ランキングでは、第1位にDVD、第2位にDVDプレミアム・エディション、第3位にブルーレイ プレミアム・エディション、第4位にブルーレイがランクインと、本作が上位を独占!(集計期間:2018年12月TSUTAYA調べ)公開後もその熱は全く冷める気配がない本作。公開直後から、すでにファンからはさらなる続編を望む声もあったが、今回福田監督は、自身のTwitterにて「もう、これは、3、決まりやな何をやろっかな、3は吉原炎上?四天王?なんて勝手に考えてしまう」とコメントを投稿。すると、「3是非やって欲しいです」「3楽しみにしてます!」「どんなお話でも良いので是非とも3やってください!」「監督!ぜひ3を実現させてください!」とファンから続編を熱望する反応ツイートが続々。さらに、「竜宮篇を観たいです」「一国傾城篇めっちゃ観たいです」「銀ノ魂篇がいいです!!!!!」「六角事件篇みたいです!!」「柳生篇も捨てがたい」「やはり、吉原炎上篇」と原作ファンから実写化して欲しいストーリーや、「日輪は絶対沢尻エリカさんでお願いします」「シソンヌ出て欲しい」「中村倫也くんも出してーー」などキャストの要望まで飛び出している。様々なリクエストが飛び交い、続編へ盛り上がりを見せる本作。果たして、“パート3”製作は実現するのか?引き続き、『銀魂』に注目したい。『銀魂2掟は破るためにこそある』ブルーレイ&DVD 発売中/ブルーレイ、DVDレンタル中/デジタル配信中【初回仕様】ブルーレイ プレミアム・エディション(2枚組)¥7,990+税【初回仕様】DVD プレミアム・エディション(2枚組)¥6,990+税【2500 セット限定生産】ブルーレイ スチールブック仕様 ¥6,490+税ブルーレイ ¥4,990+税/DVD ¥3,990+税(C)空知英秋/集英社 (C)2018 映画「銀魂2」製作委員会(cinemacafe.net)■関連作品:銀魂2掟は破るためにこそある 2018年8月17日より全国にて公開©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2」製作委員会
2019年01月08日今田耕司とモデルで女優の中条あやみがMCを務める「アナザースカイ」。12月14日(金)今夜の放送回はゲストに好評放送中のドラマ「今日から俺は!!」の監督を務める福田雄一が登場。同作に出演している賀来賢人、太賀も登場して撮影秘話などが語られる。学生時代に演劇に魅せられ劇団「ブラボーカンパニー」を旗揚げ、日本テレワークを経てフリーの放送作家になると、舞台に携わりながら「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「いきなり!黄金伝説」など人気バラエティ番組の構成を担当。「1ポンドの福音」「33分探偵」などでドラマの脚本、演出にも進出すると、2011年からスタートした「勇者ヨシヒコ」シリーズが大きな話題を呼び、続いて手掛けた「コドモ警察」「アオイホノオ」などでその手腕に注目が集まる。またテレビだけでなく『逆境ナイン』『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』など映画の脚本も担当。『HK 変態仮面』シリーズや『俺はまだ本気出してないだけ』など映画作品の監督も務めるように。その後、賀来さんも出演した2017年1月クールの「スーパーサラリーマン左江内氏」や『銀魂』シリーズに『斉木楠雄のΨ難』と大ヒット作を連発。 ムロツヨシ、佐藤二朗ら福田作品をきっかけにブレイクした俳優も多数。コメディの奇才として大活躍中の福田さん。そんな福田さんの“アナザースカイ”は家族で何度も訪れる程大好きなハワイ。ハワイ国際映画祭に出品された監督作『50回目のファーストキス』に対する現地の人たちの反応は!?また家族でのイルカウォッチングツアーや息子の誕生日パーティーなどの様子にハワイの大親友など、プライベートな姿も追う。数々の人気作がハワイで生まれたという執筆の舞台裏から、福田監督作の常連たち“福田組”やコメディへの想いまで、福田監督の胸中が語られる。そして「今日俺」の出演者、賀来さんと太賀が語る監督とは!?12月15日(日)の放送で最終回を迎える「今日から俺は!!」。そのフィナーレを前に抱腹絶倒コメディを生み出し続ける福田監督の素顔に迫る。「アナザースカイ」は12月14日(金)23時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年12月14日公演迫る東京都交響楽団による「第九」は、終身名誉指揮者小泉和裕が登壇し、日本屈指のソリストと二期会合唱団の出演でひときわ注目を集めている。ベートーヴェンの9つの交響曲を「自分の聖典のような存在」と語る小泉和裕に「第九」の神髄を尋ねた。【チケット情報はこちら】「ベートーヴェンの音楽には、向き合う度に自分の足りないものを突きつけられるような感覚があります。いわゆる到達点が非常に遠いのです。特に、内なる感情や葛藤、意志を投影した交響曲は実に雄弁で、多くのことを語りかけてきます。こちらに追究心や情熱がある限り、どこまでも自分自身を高めてくれる。そんな作曲家をベートーヴェンのほかに僕は知りません。交響曲第9番は若い頃から40年以上、毎年のように振ってきましたが、これで完成した、掌中に収めた、などと思ったことは一度もありません。もちろんその時々で達成感はありますけれどね。何が難しいか?それは、このパートのこの箇所といった『技術』的な問題ではもはやなく、楽曲全体を通してベートーヴェンの意志をいかに伝えるかという『構成力』に尽きます。フレーズの一つひとつに至るまで、どう解釈しどう表現すればベートーヴェンに近づけるか。終わりのない挑戦です。この試練に今年も挑めるというのは、大きな喜びですね。」「年末に演奏されるようになった背景はさておき、純粋に音楽について考えれば、『第九』で一年を締めくくり来年に向けてエネルギーを得たいという気持ちはよく分かります。実際、世界中の人の心を動かす力を持った作品ですからね。面白いのは、人生の局面や心の状態によって、作品の受け取り方は変わるということ。聴き手のいまを映し出すという一面も、この作品にはあるのだろうと思います。思えば、200年も前に生まれた音楽から、現代を生きる我々が力をもらうというのは、とてつもないことですよね。もしベートーヴェンという灯がなかったら、この世界はいまさぞかし寂しいものになっていたことでしょうね。」「指揮者というのは、作曲家がしたためた楽譜からその意図を正確に読み取り伝える、いわば“伝道師”のようなものです。僕はいつも指揮台に立つとき、作曲家の存在を頭上に感じ、彼らと共鳴するような感覚があるんです。これでよろしいでしょうか、と。今回、都響と僕の演奏を聴いて『ベートーヴェンへの理解が深まった』と感じていただけたら何より嬉しいです。それこそ僕の目指していることですからね。そうやって音楽の神髄をお届けするために、指揮者は一生涯、勉強を続けるわけです。ホールにいらっしゃるお客様がどんな日々を送り、どんな思いで演奏を聴かれているのか、僕には分かりません。でも時折『勇気が湧いた』『気持ちが慰められた』といった声を耳にすると、音楽の持つ影響力にあらためて責任を感じますし、音楽家として生きていることを幸せに思いますね。」小泉和裕がタクトを振う、都響スペシャル「第九」は12月24日(月・振休)東京芸術劇場、25日(火)東京文化会館、26日(水)サントリーホールにて行われる。
2018年12月07日「誕生日、仕事で行った地方のホテルでシャワーを浴びたあと、日の光が降り注ぐソファに座って、コーヒーを飲みながら感慨にふけりました」そう話すのは、11月に36歳になった中川晃教。『モーツァルト!』や『ジャージー・ボーイズ』などの大作ミュージカルで主役を務める実力派だ。「子どものころからピアノが好きで、曲を書いていて、当時はよく作曲を続けている将来を思い描いていたなぁ、って。音楽の中に、自然体でいられて、気持ちを表現できる居場所を見つけたんです」なんと小学生時代から、大好きなピアノに向かうと時間を忘れてオリジナルの音楽づくりに没頭していた中川。そんな彼に母親が見せたのが、ミュージカルだった。なかでも『ミス・サイゴン』に圧倒的な衝撃を受けたそうだ。「手を伸ばせば届きそうな目の前の舞台で生身の俳優たちが歌い芝居をする。客席の拍手、興奮……そんな異空間に身を置く楽しさ!子どもながらに胸を打たれたんです。そしてミュージカルを書いてみたい、と夢を見始めました」ミュージカルへの道を着々と歩んできた彼は、12月からコメディミュージカル『サムシング・ロッテン!』(12月17~30日/東京・国際フォーラムホールC、’19年1月11~14日/大阪・オリックス劇場にて)に出演する。「何かが腐っている!」という意味のタイトルが興味をそそる。ルネサンス時代のイギリス。スランプに陥っていた売れない劇作家のニック(中川)は、歌と踊りを合体させた“ミュージカル”という新しいエンタテインメントを創り出そうと発奮するが……。「ミュージカルが生まれた理由と人の心を捉えるわけを、福田雄一さんの演出で面白おかしく見せていきます。名作ミュージカルをパロディとして用いたりして」ニックは人気劇作家のシェイクスピア(西川貴教)に対抗心を燃やしているが、中川にとってのライバルとは?「『モーツァルト!』でWキャストを務めた井上芳雄さんかな。彼の頑張ってる姿や活躍ぶりは励みになります。一緒に道を切り開いてきた仲間意識が強いです」スランプに悩むニックには、共感もしたそう。「彼もまた、スランプの中で自分は何を目指したいのか、この自分のままでいいんだろうかと自問自答したと思う。スランプってチャンスにつながるんです。だから気づくのも実力のうち。気づいたら自分を褒めてあげたいくらい。乗り越えれば前進できるんだから」
2018年12月03日ブロードウェイで話題のコメディミュージカルを、福田雄一の上演台本と演出、ミュージカル&音楽界の実力派キャストで贈る『サムシング・ロッテン!』。タイトルは「何かが腐ってる!」という意味だ。物語は1595年のイギリス。売れない劇作家ニック(中川晃教)は、スター劇作家のシェイクスピア(西川貴教)に対抗心を持ちつつ、弟のナイジェル(平方元基)と劇団を運営している。が、運営に行き詰まり、妻(瀬奈じゅん)の目を盗んで予言者ノストラダムスを訪ね、お告げ通りに歌あり踊りありの「ミュージカル」を書こうとする…。ノストラダムス役で出演する橋本さとしが来阪、作品のおもしろさを語った。ミュージカル「サムシング・ロッテン!」チケット情報「ノストラダムスと名乗ってますけど、設定としてはノストラダムスの甥です。その時点で、うさん臭さがある(笑)」。怪しげなキャラクターを楽しんでいる様子の橋本さとし。「架空の話だけど夢のある話。何もないところから何かを生み出す時の、人の必死さや純粋さを滑稽に描いているのが、この作品の面白いところじゃないかな。いろいろ演劇的な“おもしろ”を入れて、シニカルに描いたコメディだと思います」。シェイクスピア作品をはじめ、『アニー』や『レ・ミゼラブル』など人気ミュージカルを思わせる数々のシーンも見どころだ。「曲はすごく素晴らしい。これぞミュージカルというナンバーの中に、他のミュージカルの傑作ナンバーが部分的に散りばめられていたり。ミュージカルファンの方は、“お!”という驚きとお得感みたいなものもあるでしょう。ミュージカルを知らない方でも楽しめる楽曲と物語です」。多彩なミュージカルのパロディが入ったコメディとくれば、もうこれは福田雄一の真骨頂。橋本は福田との舞台は初めてだが、コント番組で経験済み。「現場で一番笑ってるのは福田さん。お客さんに笑っていただく前に、まず福田さんにどれだけウケるか。福田さんをバロメーターに、福田さんが笑えば必ずお客さんに伝わると信じてやろうと思っています」。演じるのはミュージカル界、音楽界の主役級たち「信頼できる、鉄壁のメンバーです」。その中で、シェイクスピア作品とミュージカルの両方で経験豊富なのが橋本だ。「シェイクスピアの深みも大事にしたいですけど、この作品はほとんどパロディなので、ちょっとアメリカンなシェイクスピアでいこうかなと(笑)。もう、僕の持ってるもの全部出しちゃえみたいな感じ。そうでないと、僕がキャスティングされた意味がないでしょ(笑)」。公演は12月17日(月)から30日(日)まで東京国際フォーラム・ホールC、1月11日(金)から14日(月・祝)まで大阪・オリックス劇場にて開催。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2018年11月21日アイドルグループ・KAT-TUNの中丸雄一が、ソロアクトライブ『中丸君の楽しい時間3』を上演することが12日、わかった。同作は、中丸が構成・演出を手掛けるセルフプロデュース公演。2008年上演の第1弾では、企画が決定した段階で「自分らしい楽しさ」にこだわる本人たっての希望で、構成・演出を自らが手がけるセルフプロデュース公演として上演した。コント、パフォーマンス、一人大喜利、質疑応答大会、某番組のパロディ、得意のヒューマンビートボックスや新曲の披露など、中丸の様々な要素と魅力を詰め込んだ90分を展開し、中丸自身も「自分の理想に近いものを作ることができた」と語る。そして2017年、9年ぶりに上演された第2弾では、第1弾とは違った、中丸がその時にやりたかったことを全て盛り込んだ“楽しい時間”を見せた。約1年半ぶりに上演される第3弾は、アイドルとしての活躍にとどまらず、情報番組のコメンテーター、バラエティ番組の司会、連続ドラマの主演など多彩な顔をもつ中丸が、これまでの経験をふまえて前回よりも緻密に作りこみ、プロジェクションマッピングや映像などを駆使して、スタイリッシュかつシュールな世界観に磨きをかけた内容を目指しているという。公演は2019年2月に大阪・サンケイホールブリーゼ、3月に東京グローブ座を予定している。○中丸雄一 コメント『中丸くんの楽しい時間』初演のときから、『2』もやりたいと思い続けて。同じように『2』をやりながら、『3』をやりたいと考えていました。初演から『2』まで9年。『3』は2019年にタイミングがうまいこと合いまして、時空けずしてやれることになり、とても嬉しいです。できることなら、今後も定期的にやり続けていけたらいいなと思っております。これまで、良くも悪くも“自分が面白いと思うこと”だけを作ってきましたが、“わかりづらい”“ちょっと理解できない”という反応も頂きました。でも僕は、皆さんのご意見も受け止めつつ、それはそれでいいと思っていて。『3』もそのマインドはそのまま、ただ見やすさにはこだわって、整理した内容で、また新しいこともプラスしながら作りたいですね。半分フィクション、半分ノンフィクション。ベースは“僕”というのは変わらず、新しいものとしてはグランプリシリーズの中でですね、10月にTV出演した番組で僕が参加したある企画を……たぶんやります。スタッフさんからの強い要望あってのことですので、それは誤解なく(笑)。でもやるからには、世界記録を舞台上で更新してやろうじゃないかと! スタッフさんも 企画実現のために頑張ってくれています。せっかく頂いた、中丸雄一にとっての“自由な場”です。場があるから、僕の頭の中にあることを具体的に詰めていくことが できます。『3』も楽しい時間にします。
2018年11月12日賀来賢人(29)主演のドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)が好調だ。初回に平均視聴率9.8%を記録すると、28日放送の第3話も8.9%と上々の視聴率となっている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。「日テレの日曜夜10時半からのドラマ枠は、4クール連続で平均視聴率6~7%台と苦戦が続いていました。『今日から俺は!!』は若者だけでなく原作漫画の読者やツッパリ世代の40~50代まで、幅広い世代から支持を受けたのが勝因でしょう。福田雄一監督(50)の手腕の賜物だと思います」(テレビ局関係者)ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京系)や映画『銀魂』シリーズなどをヒットさせ、『今日から俺は!!』でも評価を高めている福田監督。さらにTwitter上では、東京オリンピックという大舞台でも福田監督の活躍を期待する声が。《総合演出は福田雄一さんしかいないと思うんだ》《今だったら福田雄一監督がいいな》と、式典の演出や記録映画の監督に推す声も上がっているのだ。「すでに五輪の開会式・閉会式の演出統括は『永遠の0』などで知られる山崎貴氏(54)、記録映画には『あん』などの河瀬直美氏(49)が決定しています。ただ福田監督は山崎監督を非常に尊敬していて、定期的に2人で食事し、夜通し語り合うこともあるそうです。山崎監督が、映像監督などのポジションで福田監督を起用する可能性も期待できると思います」(スポーツ関係者)10月9日には山崎監督とのツーショット写真とともに《その考え方とかを聞いてるとホントマジ、リスペクトしかない》とツイートしていた福田監督。東京五輪では山崎監督との強力タッグが実現するかも!?
2018年10月29日ダンボール箱を1人で抱え、劇場から車へと運ぶ小泉今日子(52)。10月8日、豊原功補(53)が演出、小泉がプロデューサーを務めた舞台『またここか』が千秋楽を迎えた。観客が帰った劇場で、小泉は後片づけをしていたのだ。車に段ボールを積み込むと、豊原と同棲中と報じられたマンションまで車を運転。荷物を下ろすと休む間もなくタクシーで打ち上げ会場の居酒屋へ。豊原や役者陣、スタッフも加わり、打ち上げは翌朝の6時まで続いた。2月に事務所からの独立と、妻子ある豊原さんとの恋愛関係を公表した小泉。『またここか』は、その豊原との“共作”だ。6月に“女優休業”を宣言した小泉は、制作会社『明後日』の社長として裏方に徹している。力仕事から事務処理までこなす小泉には、欠かせないものがあるという。「最近の小泉さんはいつも、首から老眼鏡を下げています。16歳でデビューしたキョンキョンもいまや52歳。脚本や会社の書類にもしっかり目を通すために、老眼鏡は欠かせなかったのでしょう」(演劇関係者)劇場のロビーでは、豊原との“堂々ツーショット”で観客を出迎えていた小泉。上演後にはこんな場面もあったという。「キョンキョンは業界人の方から名刺を差し出されると、首から下げた老眼鏡をさっとかけました。そして名刺を受け取ると、丁寧にお礼を言っていましたよ」(公演を観た男性)デビューから36年にして、事務仕事をこなすようになった小泉。「文字が小さすぎて読めない!」と心の中で叫びながら、老眼鏡をかけているのかもしれない――。
2018年10月18日満面の笑みで観客一人ひとりに頭を下げる小泉今日子(52)。小泉は自ら、舞台の感想が書かれたアンケートを回収し、記念撮影にも応じるなど忙しく歩き回る。同じロビーには、満足げな表情を浮かべながら観客と談笑する豊原功補(53)の姿が――。10月8日、豊原が演出を務める舞台『またここか』が千秋楽を迎えた。プロデューサーとしてこの公演を支えたのが、小泉だった。「小泉さんは2月に、事務所からの独立と、妻子ある豊原さんとの恋愛関係を公表しました。その豊原さんとの“共作”ですから、特別な思いもあったのではないでしょうか。脚本は豊原さんと長年親交のある坂元裕二さん(51)による書き下ろし。大勢の芸能人も観劇に訪れ、千秋楽まで連日のように満席となる大盛況でした」(演劇関係者)6月に“女優休業”を宣言した小泉は、制作会社『明後日』の社長として裏方に徹している。演劇関係者が、その驚くべき変貌ぶりを語る。「いまはマネージャーもいないので、小泉さん本人が問い合わせの電話や取材の対応にあたっています。豊原さんと車に乗るときも小泉さんがハンドルを握っています。稽古場では役者たちが帰った後、いつも小泉さんが黙々とモップ掛けをしていました。周囲の人が手伝おうとしても『私の仕事だから』と、1人で“掃除係”を続けていたそうです」稽古場では豊原が役者を厳しく指導するなか、小泉はスタジオの隅で静かに見守っていたという。「豊原さん自身はこれまで、たった1回しか舞台演出の経験がありません。しかし役者に対しては、納得いくまで何時間も同じシーンを練習させたり、声を荒げたりすることも少なくなかったといいます。小泉さんは叱られる役者たちを励ましながら、少しでも稽古場の雰囲気が明るくなるように気遣いを欠かさなかったそうです」(前出・演劇関係者)小泉は9月21日に公開された主演映画『食べる女』のプロモーション活動にもほとんど不参加。小泉が豊原を全力サポートしていた一方で、豊原は演出の仕事に専念するため、俳優業をセーブしているという。インタビューでも「身体と精神がフルに活動できるのはあと10年、15年だと思うと、今やりたいことをしなければという思いです」と語っているのだ(9月28日『朝日新聞デジタル』)。「小泉さんとの交際も舞台での共演がきっかけですし、豊原さんが演劇に打ち込みたい気持ちも理解できます。しかし、豊原さんはいまだに現在の奥さんとの離婚も成立していない状態です。そんな豊原さんとの不倫関係を続ける小泉さんは、世間から猛バッシングを受け続けています。仕事を選り好みして自分の“やりたいこと”をする前に、まず“やるべきこと”をすべきではないでしょうか。それにもかかわらずインタビューで“俺様”ぶりを宣言する豊原さんに、小泉さんがこれ以上振り回されなければいいのですが……」(前出・演劇関係者)すべては敬愛する彼のため……。女優を捨てて雑用係に徹するキョンキョンだったが、その瞳は変わらず輝いていた――。
2018年10月17日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■大沢逸美(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「グッドガール it’s me」「背が高かったし、中性的なイメージで勝負しようとしていたので、運動神経もいいと思われたんでしょうね。アイドル恒例の『水泳大会』のリレーではつねにアンカーを任されたものの、遅すぎて画面から消えてしまうほどでした(笑)」大沢さんが『ジェームス・ディーンみたいな女の子』で歌手デビューしたのは16歳のとき。当時全盛だった“ぶりっこタイプ”とは正反対の男装の麗人風で、「ポスト百恵」としても注目を集めた。しかし、アイドルは水に合わなかったのか、3年ほどでピリオドを打ち、以降、女優として多くの役を演じてきた。「転機は26歳でした。昼ドラ『約束の夏』でヒロインを演じたとき、相手役を本気で好きになるほど、役にのめり込んで。やっと職業欄に『女優』と記せる、と思えたし、“魅せる喜び”に目覚めていきました」一方で、私生活では25歳で父親が他界、母親を北海道から呼び寄せ、同居を開始していたという。「仕事への充実感は増していきましたけど、’02年に母が他界するまでの2年間は特に、介護に軸を置く日々でした。介護保険もない時代でしょ。私は一人娘だったし、母はほかに頼るところがなかったから」地方ロケなどは断るようになり、徐々に仕事から遠のいた。「母とは昔から折り合いが悪かったんですよ。でも、要介護になるちょっと前に、恋人との別れも重なって。介護が始まってからは『お母さんがいてくれさえすればいい』と腹をくくって向き合うことができました。母の頭を洗ってあげたりしていると、『ああ、自分もこうして育ててもらったんだな』なんて。笑顔を見せてくれれば『やっぱり愛おしいな』と思えたし。介護状態にならなければしてあげられなかった親孝行かもしれませんね」介護経験は本にもつづられ、現在は講演活動も行っている。そして私生活では、このまま独身でいくのか、この先結婚するのか――。「50代は、どこに進むのかまだわからないんですよね。でも、何かあったときにガシッと支え合える仲間たちとつながれたこと、心強く思っている自分がいます」
2018年10月14日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■森尾由美(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「レモンチックな17歳」「デビュー時に作られたキャラクターと、実際の私が融合したのは、結婚がきっかけかなあ。わりと冷静な性格というか(笑)」そう話す森尾さんは、26歳で結婚、母となり、10年におよぶ日米遠距離通勤で35年間、メディアに出続けてきた。「月イチの撮りだめに対応いただくなど、まわりの理解に感謝するばかり。私自身も、段取りやスケジュールを調整するのが上手になった歳月でしたね。お神セブンのみんなにはその調整力を買われて、“由美P(プロデューサー)”と呼ばれています(笑)」■松本明子(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「アッコ、とんがってるね」「デビューして1年後に謹慎騒動を起こしてしまって、どうしようもなくて母にSOSの電話をしたら、『よかったわねぇ、名前が売れて。これからは何でもできるじゃない』って。その言葉でスコーンと吹っ切れたんです。それからは、芸人さんに混じってコントでも、レポートでも、求められることは何でもやりました」こうして、バラドル松本明子が確立されていった。私生活でも……。「突撃精神で息子の学校行事にズンズン参加するから、同級生の女の子まで“アッコさん”と声をかけてくれて。うれしいですよ」
2018年10月14日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける「行列のできる法律相談所」の10月14日(日)今夜放送回は3時間スペシャル。MCに明石家さんまを迎え俳優の賀来賢人、女優の川栄李奈をはじめ、歌手の三浦祐太朗、モデルで女優の高橋メアリージュンらがゲスト出演する。今回の3時間SPは、MCにさんまさんを迎えるほか、アシスタントは日本テレビアナウンサー・市來玲奈が担当。「さんまVS怒れる美女軍団3時間スペシャル!」と題してお届け。賀来さん、川栄さん、三浦さん、高橋さんのほか、高橋さんの妹でモデルの高橋ユウ、谷亮子、マイク眞木、澤部佑、LiLiCo、東野幸治、宮迫博之、後藤輝基、渡部建らがゲストとして出演する。「スーパーサラリーマン左江内氏」や『斉木楠雄のΨ難』など数々の福田雄一監督作品に出演、この秋スタートする福田監督のドラマ「今日から俺は!!」にも出演する賀来さんは福田監督に苦情が…賀来さんからの苦情に福田監督が反論!また“二次元しか愛せない”三浦さんの過去の恋愛トラウマとは!?さらにさんまさんが百恵さんに送った写真も初公開される。そして高橋さん姉妹の路上大喧嘩話など今回もエピソード多数。バラエティに富んだゲストたちのトークをさばくさんまさんの司会ぶりも見逃せない。賀来さん主演のドラマ「今日から俺は!!」は10月14日(日)22時30分~日本テレビ系にて放送開始。主演の賀来さんをはじめ伊藤健太郎、清野菜名、橋本環奈ら実力派若手俳優にムロツヨシ、佐藤二朗ら“福田組”も集結。城田優、中村倫也、戸塚純貴、須賀健太、新井浩文、池谷のぶえ、小栗旬、島崎遥香、高橋克実、堤真一、橋本じゅん、浜辺美波、柳楽優弥、山崎賢人、山田孝之、横山歩などが錚々たるSPゲストにも注目だ。川栄さん主演の映画『恋のしずく』は10月20日(土)公開。川栄さん演じるリケジョ農大生・橘詩織が思いがけず老舗酒蔵で研修を受けることになり、下宿しながら実習を開始する…という物語。「劇団EXILE」の小野塚勇人が詩織の恋のお相手となる蔵元の息子・乃神完爾を演じ、宮地真緒、中村優一、蕨野友也、津田寛治、小市慢太郎が脇を固める。「行列のできる法律相談所」3時間スペシャルは10月14日(日)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:恋のしずく 2018年10月20日より丸の内TOEIほか全国にて公開©2018「恋のしずく」製作委員会
2018年10月14日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。それにしても、花の82年組と不作の83年組。わずか1年の違いが、なぜそこまで大きな差になったのか。コラムニストの中森明夫さんが解説してくれた――。思い当たるのが、オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)の変容です。花の中三トリオやピンク・レディーら、スーパーアイドルを世に送ったスタ誕は、’81年末に番組が様変わり。審査員として長く番組を支えた阿久悠さん、都倉俊一さん、中村泰士さんらがいっせいに退陣するのです。振り返れば、彼らこそがアイドル発掘の目利きでした。彼らが最後の年に番組で見つけた原石こそが、ともに82年にデビューを果たす小泉今日子と中森明菜です。もし、目利きたちがスタ誕に残っていたら、もっと華々しく活躍する83年組アイドルが誕生したかもしれません。また、当時はアイドルに求められるイメージが、松田聖子に代表される“かわいい歌手”一辺倒だったのも、83年組には不幸でした。その後定着するバラドル、グラドル、アイドル女優など、世間に多様なアイドル像の受け皿があれば、もっと活躍の場があったはずです。
2018年10月14日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■木元ゆうこ(51)/デビュー当時のキャッチフレーズは「ときめいて、謎めいて16歳」「デビュー曲は、作詞が阿木燿子さん、作曲が“スタ誕”の審査員でもあった中村泰士さんという、素晴らしい作品をいただいたんですが……結果はオリコン最高位124位。レコード会社も、設立30周年記念の大型新人として大々的にPRしてくれて、駅にも大型ポスターがバーン!と。売れずに申しわけなかったですね」続くセカンドシングルも順位がつかず、サードシングルの予定はとうとうお蔵入りになった。「もうダメだ、と思って。18歳で樹本由布子に改名して、大胆なグラビアに挑戦しました。まだ10代でしたから、正直、勇気のいる決断でしたけれど。そのころから、お芝居をやりたいという思いが芽生えていて、役者としての幅を広げてくれるような気がしたんです」その後は映画『ブレイクタウン物語』に出演。『毎度おさわがせします』など人気ドラマにも出演し、軌道にのったかに見えたが……。「アイドルをやって、グラビアも女優もやって、自分を模索しているつもりが、かえって将来が見えなくなっていました。何をやっているんだろう?気持ちが疲れて。それで24歳のとき、思い切って引退を決めたんです」すると直後、何を思ったか、インドやトルコなどへバックパックひとつの放浪に出る。「いまだに『謎めいた行動だ』って言われるんですが(笑)。でも、芸能界とは対極のおおらかな自然に身を置いたことで初めて、自分と向き合うことができました。そして思ったんです。今までのことは、全部好きでやってきたことだし、全部自分で決めたこと。自信を持とうって」やがて29歳で結婚し、1男1女の母となる。「子どもたちには、芸能活動をしていたことは話していませんでした。でも、今はパソコンで何でも検索できる時代でしょう?『お前の母ちゃん、グラビアアイドルだったんだ』なんて、周囲から好奇の言葉で伝わるのを避けたかった。だから、83年組の仲間と再会して本格復帰を決めたとき、きっちり伝えました。『もし、人から何か言われたら、うちのお母さんは、自分の意志で決めて堂々と仕事していたんだと言ってやりなさい』って」今は、自宅のある神戸と東京を往復し、舞台などで円熟したバイプレーヤーぶりを発揮している。「83歳になる母が浅草で一人暮らしですから、新幹線での“お江戸行き”は親孝行でもあるし、私自身のエネルギー充電なんです」
2018年10月13日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■桑田靖子(50)/デビュー当時のキャッチフレーズは「これは、16歳の戒厳令だ」「同郷の松田聖子さんに憧れて、同じ事務所に入りたい!と願っていたら、本当にかなってしまって」13歳で上京した桑田さんは、中学卒業を待って『脱・プラトニック』で歌手デビュー。新人離れした歌唱力で、その年の音楽新人賞を総なめにした……まではよかったが、3年目以降は新曲のリリースがまばらに。活動の場はバラエティ番組がメインとなっていた。「街で『靖子ちゃん』と声をかけていただいて、ありがたかったですね。でも、子どものころから歌うことが何より好きで上京したのに、という葛藤はずっとつきまとっていて--」やはり夢があきらめきれないと、20歳のときに事務所を退所。翌年渡米し、ボイストレーニングに励んだ。’90年には本名の「咲恵子」や「Sea」名義で再出発し、アニメソングやコーラス業にも挑戦したが……。「事務所の大きな傘を抜け出たばかりでしょ。とにかく独立独歩で、自分探しの日々でした。不安や焦りもあったし、ストレスなのかな、30代目前で声が出なくなってしまったんです。ライブもドタキャンしてしまったようなんですが、じつは、このときの記憶がなくて……」そこから自信も目標も失い、歌うことを完全にあきらめた。「十数年くらい?地元の福岡に戻った時期もあるし、もう人前で歌うことはないと思っていました。それが、震災前から偶然の再会が重なって。今の事務所のボスに遭遇したり、『また歌いたいでしょ』と誘ってくれる人が現れたり。きっとまだ遅くない!と、ステージに上がることを決めたんです」かつてのボーイッシュなショートカットから一転。女らしくなったね、と言われることも。「恩師に復帰のご挨拶に行ったとき、ラフすぎる姿を指摘されたことから、今のスタイルになりました。よし!と思いたって、次に会うとき変身して行ったら“正解”をもらえたんですよ(笑)」50代を迎えた今、生きるのは「ライブの世界」。自分のスタイルを確立し、思い切り歌えている。「反応がそのまま伝わってくるのが幸せ。昔に戻りたいと思うことは一日もありません。回り道したぶん、今がいちばんいいし、未来に向けて歌うのが楽しみなんです」
2018年10月13日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■小林千絵(54)/デビュー当時のキャッチフレーズは「フレッシュルッキング」「高校1年で『スター誕生!』に落選した時点で、憧れの(桜田)淳子さんと同じ“16歳からスター街道を突っ走る”という青写真が崩れて。年齢的にもアイドルはあきらめていたんですよ。なのに?」19歳の“遅れてきた新人”に用意されたデビュー曲は、バリバリのアイドル路線だった。「キャッチフレーズが“フレッシュルッキング”って、そんな英語あります!?(笑)。そのデビュー曲はオリコン99位止まりで、2曲目以降も鳴かず飛ばず……『不発の千絵』なんて呼ばれるようになって。仕事ではフリフリの衣装だったけど、終わると黒い服に着替えて、こっそりパチンコに通い始めたのは、ハタチのころからなんです」その後は、アイドルならぬ“パチドル”として活動することになるのだが、それでも芸能界にしがみついたのは、ある出来事があったからだという。「デビュー2年目に、某テレビ局に新曲の挨拶に行ったら、ディレクターが目の前で、資料を見もせずにバサリとゴミ箱に放ったんですよ。泣けました。せめて、私のいないところで捨ててよ。そうか、売れないと、アイドル以前に人間扱いもされないんだ、って」くじけたままでは終われない。大阪育ちの“じゃりんこチエ”は、「やったるで、負けへんで!って。悔しさは胸におさめて、がむしゃらに働こう」と誓った。「以来、地方のイベントなど、どんな小さな仕事も、いつか自分の血肉になるんだと思って、真剣に取り組んできました、40歳手前までは。というのも、38歳で結婚し、子宮内膜症や子宮筋腫が見つかって。翌年に高齢出産するまでの間ですね。歌こそ売れませんでしたが、長いこと芸能界で頑張れたのは、あの体験があったからかな」今、母親として、反抗期を迎えた高校1年の息子に、アイドル時代の体験を聞かせることも。「『人生の悔しいことは、ガソリンだよ』って話すんですが、平成生まれの息子には、古臭い“昭和の教訓”に聞こえるようで、ちっとも響きませんけどね(笑)。その息子が未熟児で生まれたときに初めて、母親は私しかいないんだ、と仕事はあきらめて育児に集中しました。喪失感はあったけど、悔いはありません。何より子どもが大事だと思えたから」現在、東京の勝どき在住。わが子も、よその子も分け隔てなく「コラーッ!」と叱る姿に、地元では“肝っ玉チエちゃん”の新キャッチフレーズが付いている。
2018年10月12日10月12日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、麻生周一の漫画を山崎賢人主演、福田雄一監督で実写化、昨年公開され大ヒットした『斉木楠雄のΨ難』を地上波初放送する。「週刊少年ジャンプ」で大人気連載中の同名コミックを原作に、「勇者ヨシヒコ」シリーズや「スーパーサラリーマン左江内氏」、映画『銀魂』シリーズなどを世に送り出してきた福田監督が脚本と演出を手掛け、独特のギャグセンスが繰り広げられるエンターテインメント・コメディに仕上げた本作。主演には数々のコミック映画化作品で主演、メインキャストを務め、最近では「グッド・ドクター」でその演技力が高く評価されたのも記憶に新しい山崎賢人。コメディ初主演となる山崎さんの演技にも注目だ。また斉木に想いを寄せる照橋心美役に『セーラー服と機関銃-卒業-』『ハルチカ』などで女優として急成長中の橋本環奈、斉木の自称相棒・燃堂力役には「フランケンシュタインの恋」『泣き虫しょったんの奇跡』などの新井浩文。さらに「サバイバル・ウェディング」の吉沢亮、『君と100回目の恋』などの笠原秀幸、「今日から俺は!!」『森山中教習所』の賀来賢人、『50回目のファーストキス』などで知られるムロツヨシ、「勇者ヨシヒコ」シリーズをはじめ数々の福田監督作品に出演してきた佐藤二朗ら豪華キャストが集結した。斉木楠雄はテレポートや千里眼、テレパシーなど無限の力を持つ超能力者だが、フツウの人生に憧れる彼は目立たないように生きてきた。しかし彼のクラスメイトたちは、個性的すぎる変人ばかり。あまりにもバカすぎて斉木でも思考を読むことができない燃堂、脳内で生み出した悪の組織と戦い続ける中二病の海藤(吉沢さん)、熱すぎる学級委員長の灰呂(笠原さん)、ヤンキーだった過去を隠す転入生の窪谷須(賀来さん)、そして妄想が強すぎる学園一の美少女・照橋(橋本さん)。斉木は毎年文化祭の日は温泉にテレポートしていたが、トラブルが起きた場合翌年から文化祭が中止されることが決まり、仕方なくトラブルを回避しようと決意する。しかし案の定うさんくさいマジシャンの蝶野(ムロさん)のイリュージョンショーを始め、美少女コンテスト、灰呂が企画したマラソン大会、窪谷須の過去を知って現れたヤンキー軍団、謎の組織から海藤のもとに送られてきた謎の手紙など…学校内ではトラブルのモトが続々発生。テレパシーで危機を未然に察知した斉木は超能力を駆使して問題を解決しようとするが、照橋につきまとわれて自由に動けなくなる。果たして斉木は文化祭を平和に終えることができるのか…というストーリー。金曜ロードSHOW!『斉木楠雄のΨ難』は10月12日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:斉木楠雄のΨ難 2017年10月21日より全国にて公開ⓒ 麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会
2018年10月12日2月に豊原功補(53)との不倫関係を公表した小泉今日子(52)。自身がプロデュースする舞台『またここか』の会場で、不倫公表以来はじめて豊原との堂々2ショットを披露した。WEB女性自身は10月1日、2ショット写真とともに仲むつまじい2人の様子を報じた。この記事に対して、Yahoo!ニュースでは2500を超えるコメントが殺到。その多くが《堂々と不倫してるなんてどうかしてる》《人として許されない》といった、小泉への激しい非難だった。しかし小泉自身はそんな世間の声にはまったく動じていないようで、毎公演ロビーで観客を出迎えているという。「お芝居にも感動したのですが、間近でキョンキョンを見れたのも嬉しかったです。キョンキョンは業界人の方から名刺を差し出されると、さっと老眼鏡をかけていました。そして名刺を受け取ると、丁寧にお礼を言っていましたよ」(公演を観た男性)会場で観客を“おもてなし”しているのは、小泉だけではない。演出の豊原はもちろん、脚本の坂元裕二(51)まで毎公演のように姿を見せている。「坂元さんは公演に合わせて発売される著書600冊にサインを入れ、自らロビーで手売りしています。脚本家がそこまでして公演を盛り上げるのは珍しいこと。『東京ラブストーリー』や『カルテット』で知られる坂元さんも、テレビドラマの仕事からしばらく離れることを宣言しています。同様の決断をした小泉さんや豊原さんを全力で応援したいのでしょう」(演劇関係者)会場入り口には風間杜夫(69)、松たか子(41)、くりぃむしちゅー有田哲平(47)などから贈られた花が。多数の芸能人も観劇に訪れている。「初日にはYOUさん(54)と加瀬亮さん(43)の姿が目撃されています。さらには松雪泰子さん(45)、のんさん(25)、荒川良々さん(44)、AKB48の峯岸みなみさん(25)、演出家の岩松了さん(66)ら多彩な面々が会場に足を運んでいるようです。芸能界やテレビ業界の不自由さを知っているからこそ、新しい道を模索する小泉さんと豊原さんのコンビに期待を寄せる芸能人も多いのでしょう」(前出・演劇関係者)猛バッシングを受けながらも、多数の芸能人を味方につけた小泉。たった200席の小さな劇場から、キョンキョンの逆襲が始まるーー。
2018年10月04日「ありがとうございました~!」劇場のロビーで、甲斐甲斐しく観客を出迎える小泉今日子(52)。その隣には豊原功補(53)が――。豊原功補が演出を務める舞台『またここか』が、9月28日からDDD青山クロスシアターで上演されている。脚本は『東京ラブストーリー』や『カルテット』で知られる坂元裕二(51)。そしてプロデューサーは、この公演を企画した株式会社『明後日』の社長・小泉今日子だ。「坂元さんが脚本を書かれたドラマが好きでこの舞台も観に来たのですが、劇場に入ったらキョンキョンがいたのでビックリしました。キョンキョンは上演前も上演後も豊原さんのすぐ隣にいて、2人そろってお客さんにあいさつしていましたよ」(公演を観た女性)小泉は2月に事務所からの独立、妻子ある豊原との恋愛関係を公表し注目を浴びた。さらに6月には2年間の女優休業を宣言。現在は舞台制作などの”裏方”としての活動に専念している。「豊原さんとの“共作”は2度目ですが、事務所独立と豊原さんとの不倫関係を公表してから初めての公演ですから、小泉さんがこの作品にこめる思いも並々ならぬものがあったでしょう。彼女はプロデューサーとして、若手や小劇場の実力派にも声をかけてキャスティングしたようです。今はマネージャーもおらず、取材依頼の電話も小泉さん自身が対応しています。ときには稽古場のモップかけまでやっているそうですよ」(演劇関係者)小泉みずから雑用までこなし、豊原との共同作業で作り上げた『またここか』。Twitter上では《感情をぐわんと持っていかれる》《全ての役者さんから熱いものを感じて胸がじーんとなった》と、絶賛の声が上がっている。「前売り券は早々に売り切れ、急遽増席が決まったほどの盛況ぶりです。初日にはタレントのYOUさん(54)が、わざわざ当日券を買い求めて見に来ていたようです。上演は10月8日までですが、全公演満席になるのではないでしょうか」(前出・演劇関係者)豊原は現在の妻との離婚がまだ成立していないとみられるが、小泉との堂々としたツーショットはもはや夫婦のよう。『またここか』の成功は、2人の絆をさらに強固なものにすることだろう――。
2018年10月01日話題のスポットに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、「おいしい女になろう」「おいしい男を育てよう」というドキッとするキャッチフレーズが話題の小泉今日子主演映画『食べる女』を見に行ってきました!■『食べる女』(公開中)女性たちの「食」と「性」を描く、というテーマにドキドキしていましたが、冒頭から白いふくよかな猫「シラタマ」が登場。キョンキョンの膝にドカンと乗っかる、このシーンだけでもう癒されてしまいました(笑)。キョンキョン扮する主人公・敦子は作家であり古書店の店主。敦子の家に集まる女たちの恋愛模様が描かれていきます。恋から遠のいていた編集者・圭子(沢尻エリカ)は不思議な男性と出会って戸惑っていたり、プロポーズはされたものの結婚に踏み切れずもやもやしている制作会社AP・多実子(前田敦子)は飲みながら愚痴をこぼしたり。どこにでもあるような女性たちの悩みや戸惑い。そんな彼女たちが集まって「とりあえずおいしいものを食べて元気になろう」と明るく乗り切ります。あの人とあの人がまさかの濃厚ラブシーンを演じるのに驚いたり、料理屋さんの女将(鈴木京香)の作る料理が本当においしそうでおなかが鳴ってしまったり。いろいろな思いがこみ上げます。前田敦子と勝地涼はこの映画でラブラブになったんだなあ、と思いながら見るもよし?(笑)鑑賞後は、間違いなくおいしいランチやディナーを食べたくなるのでご注意を!
2018年10月01日現在公開中の映画『食べる女』より、小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、鈴木京香が数々の料理を味わい尽くす、“女の宴シーン”を切り取った本編映像が公開された。小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香と豪華女優陣の共演で話題の本作は、年齢、職業、恋愛に対する考え方や人生における価値観と何もかもが異なる8人の女性が、おいしいものを心置きなく、好きなだけ食べる“女の本音満載の宴”を通して、現代に生きる女たちの“いま”を描いた作品だ。また、本作は冒頭から印象的な食のシーンで始まっており、「自分の食べたいものを食べて自分を元気にし、よい恋愛をするためにもまずは自分自身が“おいしい女”になろう」というメッセージが今作には込められている。この度到着したのは、小泉さん演じる雑文筆家・敦子(トン子)の家“モチの家”に、沢尻さん演じる担当編集者・圭子(ドド)と、前田さん演じるドドの飲み仲間の多実子、そして鈴木さん演じるトン子の幼なじみ・美冬が集まって食事をするシーンの映像だ。本作の見どころの一つとなっているのが、おいしそうな料理たち。撮影現場での印象について聞かれると、キャストたちは必ず「料理がおいしかった」と答えるほどで、登場する全50品以上の料理は、全て現場で実食できるように作られているのだという。本映像では、「手のひらを太陽に」を歌いながら、トン子と美冬が料理するシーンから始まり、ドドがつまみ食いしたり、多実子が献立を読み上げながらにやけたり…。そして、鮮やかで美味しそうな料理たちが運ばれると、豪華女優陣が次々に平らげ、見る方も気持ちの良い映像となっている。またこのシーンは、レシピの考案者である原作者・筒井ともみから、「もっとタイトルの意味を思い出してぱくぱく食べて!」と指示が入ったそうで、それに応え、女優陣は料理を手づかみで食べたり、料理も次々に頬張るなど、生野慈朗監督も思わず感嘆の声を漏らすほどの食べっぷりを披露している。『食べる女』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:食べる女 2018年9月21日より全国にて公開© 2018「食べる女」倶楽部
2018年09月30日映画『食べる女』の主人公は、年齢や職業、人生観は様々、それぞれに現在(と過去)の恋愛と人生への迷いや願いを抱える女性たち。小泉今日子に沢尻えりか、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香という最注目の女優陣が豪華共演。おいしいものを食しながら語り合う“女の本音満載の宴”を通して、元気をもらい、前を向いていく姿を描き出す。劇中で小泉さん演じる“トン子”も口にするが、本作のテーマは「おいしい食事をすると、体が元気になる」と「いとしいセックスをすると、心が優しくなる」という“スローフード・スローセックス”。では、この色とりどりの女性たちを取り巻くのは、いったいどんな男たちなのか。今回は“食べる女たち”と関わる、“おいしい男たち”に迫った。8人の女性たちを中心に、それぞれの関係が動き出す群像劇本作の持ち味は、まるで『ラブ・アクチュアリー』のように、ふとしたことから幼なじみや常連客、夫婦といった以前からの関係が深まり、新たな関係が生まれ、広がっていく群像劇。食に関する本ばかりを集めた古書店「モチの家」を営みながら、雑文筆業をしている“トン子”こと敦子(小泉今日子)。彼女と、ごはんや「道草」を営む幼なじみ・美冬(鈴木京香)のもとに時々やってくるのが、トン子の担当編集者の圭子ことドド(沢尻エリカ)とTV制作会社で働く多実子(前田敦子)。おいしい食を囲みながら、恋愛やセックスについて赤裸々に語り合い、少しだけ気を晴らして帰路につく。多実子の行きつけは、珠美(山田優)の自家製ピクルスが売りの「BAR ロマ」。古着ショップ店員のあかり(広瀬アリス)も、ここの常連客。また、都内の一軒家で1人暮らしをするトン子のもとには、「道草」で美冬から料理を教わる主婦のマチ(シャーロット・ケイト・フォックス)や、2児を育てるパーツモデルのツヤコ(壇蜜)が身を寄せる。そんな彼女たちに関わる男たちとは…?ユースケ・サンタマリア/冴えないサラリーマン・タナベ30歳を超え、自分の“城”としてマンションを購入したばかりの編集者のドド。充実した仕事を持ち、つまらない男など必要ないというが、実は恋愛には逃げ腰だ。ある日、彼女は同じマンションに住む中年サラリーマンのタナベと出会い、ひょんなきっかけから夕食を自宅で振る舞ってもらうことに。タナベに対してトキメキは感じなかったが、彼が自らおろした本格的な太刀魚のムニエルに舌鼓を打つうち、ドドはいつしか身も心もホッとしていることに気づく。沢尻さん演じるドドにとって、これは意外ともいえる出会い。タナベ役を演じるユースケさんは飄々とした料理オタクぶりがハマり、クランクイン前から料理学校に通ったというだけに、劇中では華麗な腕前を目にすることができる。また、一見冴えない風貌に見えても、脱ぐと実は…。沢尻さんとのラブシーンにも要注目。池内博之/IT会社重役・豆乃修治アメリカ南西部の田舎町育ちのマチことリサ・マチルダに、「料理ができなくてもいい」とプロポーズして結婚した修治。その言葉を真に受けた料理が苦手なマチは、毎日のように冷凍食品を食卓に並べる。近ごろの修治は不機嫌で、仕事を終えて家に帰ってきたかと思えば、強引にマチを求めることも。あるとき、彼は「やっぱり手料理が食べたい」とマチを怒鳴りつけ、浮気を告白、夫婦は別居することになる。マチは「道草」で美冬と出会い、トン子の家に居候させてもらうことに。別居中の夫への思いを断ち切れぬ中、マチは美冬の元で“おいしい”料理の基礎を学び始める。「マッサン」以降、いまも高い人気を誇るシャーロットが体当たりの熱演を見せれば、綾野剛主演「ハゲタカ」や近年はジャッキー・チェンの作品などで活躍する池内さんはゲス夫に。“問題アリ”の夫婦のてんまつは…?勝地涼/小学校教師・白石『銀魂2 掟は破るためにこそある』も話題の勝地さんが演じる小学校教師・白石もまた、「BAR ロマ」の常連。なぜかといえば、店を手伝う美青年シノザキ(間宮祥太朗)にひそかな恋心を抱いているから。彼の心をつかむためなのか、「道草」のある“鉄板”メニューに興味津々。ツヤコの娘ミドリ(鈴木優菜)やその同級生の由有羅(宇田琴音)は教え子であり、学校では元気な子どもたちに「廊下は走るなよ~」と優しく注意する姿も。劇中では、先日妊娠中であることが伝えられた妻の前田さん演じる多実子や、広瀬さん演じるあかりとは“飲み友達”という関係。おそらく白石は、多実子から“料理上手で、セックスもまあまあの恋人”との生ぬるい関係について何かしら聞かされているに違いない!?ふとした拍子に覗く、実生活の夫婦の仲の良さもチェックしてみて。小池徹平/アパレルメーカー社員・友太「BAR ロマ」の常連のひとりであるあかりは、男にとって都合のいい女になってしまう節がある。セックスをした男に得意のひき肉料理を振る舞うことが好きだが、「安くて、早くて、簡単」なひき肉に、つい自分を重ねてしまうことも…。なのに先日も、偶然出会ったばかりのサラリーマン・矢々田(笠原秀幸)と、一夜をともにしてしまった。“高級ステーキ”のような本気の恋愛がしたい!と思っていたあかりの前に現れたのが、取引先のアパレルメーカー社員・友太。爽やかでガツガツしていない友太を演じるのは、映画『覚悟はいいかそこの女子。』ほか、ミュージカル「キンキー・ブーツ」再演も控えている小池さん。広瀬さん演じるあかりと本気の恋に展開するのか、期待していて。笠原秀幸/サラリーマン・矢々田酔っ払ったあかり(広瀬さん)と偶然出会い、そのまま一夜をともに。その後も、「いまから行っていい?」と突然押しかける男。あかりもまた、ひき肉を使ったワンタン料理を彼に振る舞うのだが…。そんな矢々田を演じるのは、子役として「大地の子」(95)でデビュー、最近では『斉木楠雄のΨ難』にも出演し、勝地さんと2人舞台公演を行うなど、多方面で活躍中の笠原さんだ。間宮祥太朗/「BAR ロマ」手伝い・シノザキ「BAR ロマ」で珠美(山田さん)を手伝う物憂げな美青年・シノザキを演じるのは、間宮さん。勝地さん演じる小学校教師・白石の想いには、気づいているのか否か…。昨年、主演作『全員死刑』や『帝一の國』などで大躍進、ヒロインの元夫・涼次役を務めた朝ドラ「半分、青い。」や加藤シゲアキ主演「ゼロ 一獲千金ゲーム」などに出演。本作でも存在感を発揮している。RYO(ORANGE RANGE)/ミュージシャン・トキヲ“耳”のパーツモデル、ツヤコ(壇蜜さん)はミュージシャンのトキヲとの間に2児をもうけたが、彼はいまでは別の女性と暮らしている。家族揃ってピクニックに行こうとトキヲを訪ねるが、玄関先で門前払い。想いが前のめりになりすぎて、ドン引きされてしまう。傷ついたツヤコは、公園でワインを飲みながら涙する。ツヤコの“重さ”から逃げるように家を出ていったトキヲを演じるのは、「ORANGE RANGE」のボーカルとして「花」「上海ハニー」などヒット曲を生み出してきたRYO。近年は舞台「薄桜鬼 新撰組炎舞録」を皮切りに俳優としても活躍している。遠藤史也/由有羅の母親の恋人白石(勝地さん)の教え子である由有羅の母、はる(小島聖)は世界中を旅する自由人。でも、母の年下の恋人・哲太はいつでも優しく、由有羅の話相手になっている。演じるのは、「BoysAward Audition 2nd」グランプリを獲得、メンズノンノ専属モデルとして活躍中の遠藤さん。昨年、俳優活動もスタートさせ、「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」にレギュラー出演し、dTVドラマ「花にけだもの」にも出演、本作で映画初出演を果たした。坂口健太郎や成田凌らに続く逸材となるか!?PANTA(頭脳警察)/古書店に来たお客過去の恋愛から、いろいろなものをなくしてきたトン子(小泉さん)。ロックなTシャツに着物の羽織が定番ルック、こたつのある部屋で執筆し、台所を含む半径数メートルが生活圏。彼女の古書店「モチの家」にやってきたお客さんと、食にまつわる逸話でつい話し込んだりも。そのお客を演じるのは、日本のロックの元祖といわれるバンド「頭脳警察」のメンバーであるPANTAさん。俳優としても桑田佳祐監督作『稲村ジェーン』ほか、最近は『沈黙ーサイレンスー』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』にも出演していた。眞木蔵人/「BAR ロマ」オーナー・淳現在妊娠8か月、元夫のバーを手伝いながら一途な愛を貫く珠美。彼女の自家製ピクルス目当てに、多実子やあかりらが店を訪れる。珠美は離婚したものの、元夫と完全に関係が切れているわけではなく、いまだ好きな男である様子。自分の気持ちに、うそをつきたくないだけなのだ。そこまで彼女に愛される、ジャズレコード好きなオーナー・淳を演じるのは、マイク眞木と前田美波里を両親に持ち、映画『あ・うん』(90)では日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得、北野武監督『あの夏、いちばん静かな海』(91)でも注目された眞木さん。グッとシブさを増した彼が気になる人も多そう。彼らは必ずしも、一緒にいて心安らぐ“おいしい男”ばかりではないかもしれない。それでも、自分が求めるものを思い出させてくれたり、大切なものに気づかせてくれたりと、“食べる女たち”の人生には必要不可欠な、隠し味のような存在なのだ。『食べる女』は9月21日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:食べる女 2018年9月21日より全国にて公開© 2018「食べる女」倶楽部
2018年09月22日小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香という豪華女優陣で贈る映画『食べる女』。公開前夜の9月20日(木)、二子玉川蔦屋家電にて、原作者・脚本・プロデュースを務める筒井ともみによる「おいしいレシピとおいしいトーク」イベントが開催。映画化に至るまでや撮影中の裏話が語られ、劇中に登場した料理の実食も行われた。筒井氏が自身の短編集「食べる女 決定版」を自ら脚本化した本作。映画オリジナルの設定を盛り込みながら、それぞれに悩み抱え、自分にとっての本当の幸せは何なのかを模索し、見つけていく現代女性たちを描き出した。■最初は「セックス・アンド・ザ・シティ」のようなものを作ってとこの日、登場した筒井氏は、料理はもちろん、映画を楽しみにしている観客を前に、プロデュースを務めた本作の舞台裏を語った。なぜ「“食”と“性”をテーマで作品を書こうと思ったのか?」と問われると、「最初、出版社からお話をいただいたときは、高級レストランで展開するラブアフェアなラブストーリーをお願いされたんです」と告白。「だけど、私はそういった高級レストランも好きじゃないし、実直な食べ物と普通に、だけどチャーミングに生きている女性たちの物語を描くことにしました。そして私は食もセックスもどちらも大事なもので、同じフィールドの中のものだと思っています。なので今回“食”と“セックス”をテーマにした作品を作り上げました」と、物語の出発点を語った。そんな経緯を経て映画化に至った本作だが、その道のりは簡単ではなかったと筒井氏は言う。「最初は『セックス・アンド・ザ・シティ』のようなものを作ってと言われたんです。だけれど私はそういった作品は好きではないので、今回のような脚本を書いたのですが、『話が分かりづらい』と言われて、思うように実写化に至らなかった」そうで、現在になってようやく「いい意味で“リアルな女たち”を描く映画ができたと思います」と明かした。■主演は、絶対に小泉今日子で!さらに、原作を書き上げていた10年以上前から、主演は“絶対に小泉今日子”がいいと思っていたと語る筒井氏。「小泉さんとは『センセイの鞄』という作品で初めて出会った」という。老齢の恩師と“居酒屋デート”する女性を描いた川上弘美の原作を筒井氏が脚色し、WOWOWが2003年にドラマ化、久世光彦監督の晩年の代表作としても知られる作品だ。その時に「とてもきっぱりした方だし、小泉さん自身がとても“おいしそうな方”だなと思ったんです。それに私の描きたい世界にピッタリだと思っていたので、主演は絶対に小泉さんがいいなと思っていました」と明かし、映画の脚本が完成してから映画化に至るまで約2年間、小泉さんにラブコールを送り続けたと語った。■キャスティングの理由は「全員がくいしんぼうで大食い」また、本作には小泉さん以外にも、沢尻さん、前田さん、鈴木さんらが集結したことも大きな話題となっているが、キャスティングはすんなりと決まったという。「スタッフ・キャスト誰に聞いても楽しかったと言われるようないい雰囲気の現場でした。それに全員がくいしんぼうで大食いなんですよ。そこもよかったかなと思います」と筒井氏も笑顔で語る。この女優陣が勢ぞろいした食事会のシーンの雰囲気を聞かれると、 「その場で私が実際に料理を作ることはありませんでしたが、温かいものは食べる人のことを考えてベストのタイミングで出せるようにしていました。だから女優陣のみなさんもカットがかかっても食べ続けていて(笑)。みなさん残すことなく、きれいに食べてくださったんですよ」との逸話も。「ある日の現場で、菜の花の昆布締めが出ていたんですが、私は普段から料理と自分の間に極力、距離を作りたくて、手で食べられるものは手で食べるんです。そして撮影現場でもみなさんに『手で食べて!』と言っていました。その演技もとてもよくて、みなさん、まさに“おいしい女”でしたね」 と現場の舞台裏も明かしてくれた。■「おいしい」筒井氏の料理と言葉に思わず箸が進むまた、自身も食べることが大好きで、料理は毎日作り、献立も毎日自分で考えていると語る筒井氏。そうして料理の話で盛り上がる中、実際に筒井氏がこの日のために作った品々が参加者の前へ。用意されたのは劇中にも登場し、実際に小泉さんらキャストも食している「手羽先の岩塩焼き」「牛ひきと春雨の煮込み」「だだちゃ豆ごはん」の3品。早速、筒井氏のこだわりだという大皿に盛られた料理を、思わず身を乗り出して覗き込む参加者たち。筒井氏自身が取り分けた、これらの料理を口にした会場からは思わず「おいしい」という言葉が漏れていた。もともとあるレシピを、自分で作りながらアレンジをしていくという筒井氏だが、作品を作り上げるうえでも「他人が発したある一言を掘り下げて作品に活かすこともある」と言う。しかし、一番のいい素材は「自分自身」と断言、「そこが作品の人物を作り上げるうえで核になります」とコメントした。最後に、筒井氏は本作のキーとなる“満月”にかけ、「今年の十五夜は24日で、映画公開後の3日後にやってきます。十五夜は月に願い事をする日ですけれども、世間も普段はこの時期 ハロウィーンでにぎわっていますが、そういった雰囲気今年は少ないように感じます。今年は災害が多い年だったからでしょうか。そんな年だからこそ、みなさんもこの映画を観て、月に何かお願い事をしてもらえればなと思います」と締めくくり、“おいしい”イベントは終了した。『食べる女』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:食べる女 2018年9月21日より全国にて公開© 2018「食べる女」倶楽部
2018年09月21日最新作の映画『ヲタクに恋は難しい』が、2020年2月7日(金)に公開される。監督は福田雄一。高畑充希、山﨑賢人がW主演する。隠れ腐女子×重度なゲームヲタクのラブストーリー『ヲタクに恋は難しい』の原作は、イラスト投稿サイトで2014年から連載されたWEB漫画。サイトで注目を集めた後にコミック化され、累計発行部数が700万部を突破する程の人気を博した。さらに、2018年4月にはアニメ化もされている。周囲にヲタクであることがバレることを恐れる“隠れ腐女子”と“重度なゲームヲタク”、不器用な男女の微笑ましいピュアラブストーリー。ミュージカル仕立てのラブコメディとなっている。高畑充希と山﨑賢人が初共演主人公・桃瀬成海(高畑充希)26歳OL、そして“隠れ腐女子”である桃瀬成海。転職先の会社で幼馴染の二藤宏嵩(山﨑賢人)と再会する。周囲にヲタクだとバレるいわゆる「ヲタバレ」を何よりも恐れている。成海が真実の自分をさらけ出せるのは、ヲタク友達の宏嵩(山﨑賢人)の前だけ。桃瀬成海を演じる高畑充希は、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や、映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』などに出演し、『旅猫リポート』では声の出演も果たした。二藤宏嵩(山﨑賢人)二藤宏嵩は、成海の幼馴染で同僚になる。ルックスが良く仕事バリバリこなすが、実は“重度なゲームヲタク”。ある飲み会で、男を見る目がないと嘆く成海に「ヲタク同士で付きあえば快適なのでは?」と交際を提案。ヲタカップルで上手くいくと思いきや、二人の行く先には様々な試練が…二藤を演じる山﨑賢人は、『四月は君の噓』『斉木楠雄のΨ難』『羊と鋼の森』、『キングダム』など数々の映画作品で主演を務めてきた。高畑充希と山﨑賢人は初共演となる。小柳花子(菜々緒)二藤の会社の先輩であり、ある界隈で有名なコスプレイヤー。樺倉太郎(斎藤工)二藤の会社の先輩で、顔が激コワだが意外と面倒見がよい。花子の彼氏でもある。菜々緒と斎藤工は“恋人役”を演じている。また、二藤が熱狂する声優アイドルに、声優の内田真礼が本人役として登場。自身の人気楽曲「ギミー!レボリューション」と、今作のために書き下ろされたオリジナル楽曲「恋の発熱」を披露する。その他、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗といった豪華な面々が揃う。監督・福田雄一がミュージカル仕立てに監督を務めるのは、『銀魂』シリーズや『50回目のファーストキス』など、コメディセンスと独特の世界観を表現した作品を手掛ける福田雄一。『ヲタクに恋は難しい』では、「ヤングフランケンシュタイン」や「ブロードウェイと銃弾」など、ミュージカルも手掛けてきた福田雄一ならではの、歌って踊る演出を追加している。作曲・編曲に鷺巣詩郎劇中のミュージカル楽曲の作曲・編曲を手掛けたのは、日本を代表する音楽会の巨匠・鷺巣詩郎。「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズや『シン・ゴジラ』における楽曲を担当してきた人物で、福田監督とタッグを組むのは初の出来事となる。かつてビートルズが使用していた事でも有名なロンドンの「アビー・ロード・スタジオ」で録音が実施されるという、コメディ作品としては異例の超本格的な音楽環境のもと、夢のコラボレーションが実現された。ヲタクワールド全開!ミュージカルPVもまた高畑充希や山﨑賢人らメインキャストが出演する<ヲタクワールドPV映像>も公開。本作に登場するミュージカルシーンを抜粋したこだわりの動画は、あまたの人気作品のコスプレイヤーたちが現れる、インパクト絶大なシーンからスタート。また鷺巣詩郎が作曲・編曲した楽曲にヲタクの気持ちを代弁する歌詞を乗せながら、高畑と山﨑が歌って踊るオリジナルナンバー「いっさいがっさい SAVE THE WORLD」が披露されている。ストーリー26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で幼馴染の二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。そして成海もまた、隠れ腐女子であった。周りの人々にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を何よりも恐れている成海は、その本性を隠している。そんな成海が真実の自分をさらけ出せるのは、ヲタク友達の宏嵩の前だけ。会社が終われば2人はいつもの居酒屋で呑みながら、ヲタ話に花を咲かす。男を見る目がない事を嘆く成海に対して宏嵩は「ヲタク同士で付きあえば快適なのでは?」と交際を提案。こうして2人はお付き合いすることに。お互い充実したヲタクカップルライフを始めるはずだったが、2人の恋愛には数々の試練や困難が待ち受けていた!詳細映画『ヲタクに恋は難しい』公開日:2020年2月7日(金)監督:福田雄一原作:ふじた『ヲタクに恋は難しい』(一迅社)出演者:高畑充希、山﨑賢人、菜々緒、斎藤工、佐藤二朗、ムロツヨシ、賀来賢人
2018年09月21日作家・筒井ともみが自身の著書を脚本化、小泉今日子をはじめ豪華女優陣が出演する映画『食べる女』から、この度メイキング映像が到着した。今回到着したメイキング映像では、小泉さん演じるトン子が、「おいしくなあれ」と手羽先に塩をも見込むシーンから始まり、食事のシーンや猫と遊ぶ場面、鈴木京香扮する美冬が女将ををするごはんや「道草」での宴のシーンなどの舞台裏が収録されている。小泉さんをはじめ、鈴木さん、沢尻エリカ、前田敦子がトン子の家「モチの家」に集まり食事をするシーンでは、インタビューで沢尻さんが「終始楽しかった。みんな友達なのではないかと思うぐらい、今まで味わったことがない楽しい現場だった」と答えているように、カメラが回っていないときでも常に会話が途切れなかったそう。また、山田優と広瀬アリスの2人が会話するシーンでは、山田さんは「若いころの自分をみているようで、懐かしい気持ちになった」と感想を述べており、その相性の良さが本映像でも伺えるようだ。さらに、映画終盤の「道草」での宴のシーンでは、撮影の合間にもカウンターに座りながら楽しげな会話が繰り広げられ、そこには教師・白石役の勝地涼も自然と女子トークに加わっているという、微笑ましい一幕も。本作の原作者で脚本・プロデュースも務め、常に撮影現場に入っていた筒井氏は、「これだけの女優が集まっている にも関わらず、現場の雰囲気がとてもよかった」と撮影の様子を明かし、「小泉さんを中心として、現場の雰囲気を作り上げていたことがよかったのではないか」とコメントしている。『食べる女』は9月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:食べる女 2018年9月21日より全国にて公開© 2018「食べる女」倶楽部
2018年09月20日高畑充希と山﨑賢人が、映画『ヲタクに恋は難しい』(2019年公開)でW主演を務めることが18日、わかった。同作は、イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載された、漫画家・ふじたによるWEB漫画を実写化。累計発行部数は700万部を突破(既刊6巻/電子書籍含む)、2018年4月にはアニメ化もされた。周囲にヲタクであることがバレることを恐れる“隠れ腐女子”の桃瀬成海(高畑)と、成海の幼馴染で同僚、“重度なゲームヲタク”の二藤宏嵩(山﨑)のピュアなラブストーリーを描く。さらに、監督は映画『銀魂』シリーズ、『50回目のファーストキス』や、数々のミュージカルも手掛ける福田雄一が務める。原作にはない、歌って踊るシーンも盛り込まれるという。「正直、嬉しい半面不安に思う気持ちもありました」という原作のふじただが、「W主演の高畑充希さん・山﨑賢人さんなど豪華なキャスティングや、福田監督によるミュージカルを交えた演出など、なにやらおもしろそうな仕掛けがたくさんで、これはいろんな意味でおもしろい、まったく新しい『ヲタ恋』になるんじゃないか! とワクワクしています」と期待を寄せる。さらに「漫画をそのまま何も変えずに作ることだけが映像化における正解だとは思っておりません。作る側も観る側も楽しんでくれる作品にしていただけたら、原作者としてこれ以上の喜びはありません。完成がいまから楽しみです」と語った。○高畑コメント福田監督とは出会ってから10年程になりますが、監督と俳優、である前に、ミューヲタ仲間だと私は勝手に思っています。お互い重度のミュージカルヲタクで、お肉を食らいながらミュージカル愛を語り合った夜は数知れず……。ヲタ同士は深い絆で繋がるのだ! と、福田さんに教わったような気がします(笑)その、普段私がミュージカルに注いでいるやや重めの偏愛を、今回は漫画やゲームやコスプレにたっぷり注いで、少しでも成海ちゃんに近づけるよう、真摯に一生懸命頑張りたいと思います。共演の山﨑さんとは、こんなに近いところでお仕事しているにも関わらず実は一度もお会いしたことがなく。この作品で会うために今までとっておいたんだな! ご縁だな! と思っています。とっても愛されキャラだと伺っているので、お会いできるのが楽しみです。福田監督×ヲタ恋×ミュージカル。出来上がりが想像もつかないジェットコースターに乗ってしまいました。頑張ります!○山﨑賢人コメント僕は福田さんの事を笑いとミュージカルとご飯のヲタクだと思っています。ご飯を残したときの福田さんはとても厳しかったです。ミュージカルの演出をするときも厳しいそうです。そして賀来賢人くんから福田組は2回目からが怖いとも言われています。それだけ熱意のある福田監督とミュージカルラブコメディを作れることがとてもうれしいです。歌うことは好きですが踊りはかなり苦手なので高畑充希さんと釣り合うかどうかとてもプレッシャーですが、同時にとっても心強くもあります。みっちり練習して、福田組の皆さんと共に 最高に楽しい映画をお届けできるよう頑張ります。○監督コメント僕は「ヲタク」という人達を心の底から尊敬しています。ひとつのことにすべてを捧げて熱中出来る精神は素晴らしいものです。おかげで僕の組のスタッフはヲタクが多いです。僕もそんなスタッフとモノづくりをするのが楽しいのです。今回はそんな魅力的なヲタクの男女が様々な障害? を乗り越えて恋をするコメディ原作を頂きました。かねてからコメディをもう一度ご一緒したかった高畑充希ちゃん、山﨑賢人くんにこの2人を託しました。きっと尊敬に値する魅力的なヲタクを演じ切ってくれるに違いありません。せっかくアニメ、コスプレというキーワードもあるので、ちょいと歌ったり踊ったりしようと思います。ずっとミュージカルを演出してきたことが、やっとこここで活かせそうです。
2018年09月18日「本にして欲しいWEB漫画1位」を獲得するなど絶大な人気を誇るWEB漫画「ヲタクに恋は難しい」の実写映画化が決定。高畑充希と山崎賢人がW主演を務め、監督には福田雄一が起用されたことが明らかとなった。■ストーリー26歳OLの桃瀬成海(高畑充希)は、BLを好む隠れ腐女子。周囲の人間にヲタクとバレる“ヲタバレ”を何より恐れていて、家族はおろか親しい友人にもヲタクであることを隠している成海。ある日、成海は転職先の会社で幼なじみの二藤宏嵩(山崎賢人)と再会する。ルックスも良く仕事もできる宏嵩も実は重度のゲームヲタク。宏嵩は成海が本当の自分を曝け出せるの唯一の存在。会社帰り、2人は居酒屋で呑みながらヲタ話に花を咲かせる。実は成海は、“ヲタバレ”して付き合っていた彼氏にフラれたばかり。「次の彼氏には死んでもヲタクを隠し通す」と息巻く成海に対して、宏嵩はヲタク同士で付き合うメリットを説き交際を提案。2人は正式に交際をスタートさせ、お互い充実したヲタクカップル生活を始めるはずだったが…ヲタク2人の恋愛には数々の試練や困難が待ち受けていた――。■人気若手俳優の共演が実現!イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載されたWEB漫画が原作となる本作。ジャンルの異なるヲタクの不器用で、微笑ましいピュアラブストーリーは瞬く間に注目を集め、その後コミカライズされると「このマンガがすごい!2016」オンナ編で第1位を獲得。2018年4月にはアニメ化もされるなど、話題を集め続けている。そんな本作の実写化で主演の成海を演じるのは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016)やドラマ「過保護のカホコ」(2017)、映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017)など、数々のヒット作に出演し、若手実力派として高い評価を得ている高畑さん。周りにヲタクであることがバレることを恐れる“隠れ腐女子”を熱演している。高畑さんは、監督の福田さんと同じく重度のミュージカルヲタクを公言しており、「ヲタ同士は深い絆で繋がるのだ!と、福田さんに教わったような気がします(笑)」とコメント。「普段私がミュージカルに注いでいるやや重めの偏愛を、今回は漫画やゲームやコスプレにたっぷり注いで、少しでも成海ちゃんに近づけるよう、真摯に一生懸命頑張りたいと思います」と意気込みも語った。そして成海と交際をするゲームヲタク・二藤宏嵩(にふじ・ひろたか)を、先日最終回を迎えた「グッド・ドクター」にてサヴァン症候群の役を演じ、福田監督は『斉木楠雄のΨ難』以来、2度目のタッグとなる山崎さん。「賀来賢人くんから福田組は2回目からが怖いとも言われています。それだけ熱意のある福田監督とミュージカルラブコメディを作れることがとてもうれしいです」と2度目のタッグに喜びをあらわにし、「歌うことは好きですが踊りはかなり苦手なので高畑充希さんと釣り合うかどうかとてもプレッシャーですが、同時にとっても心強くもあります。みっちり練習して、福田組の皆さんと共に最高に楽しい映画をお届けできるよう頑張ります」とコメントした。■ミュージカルも手掛けた福田監督が、歌うラブコメに挑む!本作を手掛けるのは、映画『銀魂』シリーズ(2017・2018)、『50回目のファーストキス』(2018)など、類まれなコメディセンスと独特の世界観で支持を集める福田監督。映画が注目される中、17年の「ヤングフランケンシュタイン」、18年の「ブロードウェイと銃弾」などの舞台で、数々のミュージカルを手掛けてきた経歴も持つ福田監督ならではの演出として、原作にはない歌って踊るシーンが盛り込まれているとのこと。福田監督は、「僕は『ヲタク』という人達を心の底から尊敬しています。ひとつのことにすべてを捧げて熱中出来る精神は素晴らしいものです。おかげで僕の組のスタッフはヲタクが多いです。僕もそんなスタッフとモノづくりをするのが楽しいのです。今回はそんな魅力的なヲタクの男女が様々な障害?を乗り越えて恋をするコメディ原作を頂きました」と喜びのコメント。また監督は、高畑さんとは舞台「スマートモテリーマン講座」(2013)、映画『HK/変態仮面』(2013)、映画『女子ーズ』(2014)で、山崎さんは映画『斉木楠雄のΨ難』(2017)で過去にタッグを組んでおり、主演の2人には「かねてからコメディをもう一度ご一緒したかった高畑ちゃん、山崎くんにこの2人を託しました。きっと尊敬に値する魅力的なヲタクを演じ切ってくれるに違いありません。せっかくアニメ、コスプレというキーワードもあるので、ちょいと歌ったり踊ったりしようと思います。ずっとミュージカルを演出してきたことが、やっとこここで活かせそうです」と期待を語った。原作者のふじたも「なにやらおもしろそうな仕掛けがたくさんで、これはいろんな意味でおもしろい、まったく新しい『ヲタ恋』になるんじゃないか!とワクワクしています」とコメントし「私は、漫画をそのまま何も変えずに作ることだけが映像化における正解だとは思っておりません。作る側も観る側も楽しんでくれる作品にしていただけたら、原作者としてこれ以上の喜びはありません」と映画ならではの演出を楽しみにしている様子だ。『ヲタクに恋は難しい』は2019年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヲタクに恋は難しい 2019年、全国にて公開予定
2018年09月18日