「地球最後の秘境・深海はどんな世界? - しんかい6500パイロットに聞いてみた」はコチラ「地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 日本人映像監督初! 山本氏の深海体験」はコチラJAMSTECが約10年後の実現を目指す有人深海調査船「しんかい12000」構想。気になるのが「しんかい12000」とはいったいどのような船なのか、という点。現在の「しんかい6500」から何がどう進化し、何ができるのか。磯崎芳男JAMSTEC海洋工学センター長に詳しく聞いた。○全面ガラス窓で「フルビジョン」を―しんかい12000の特徴を聞かせてください磯崎:コンセプトは「フルデプス」、そして「フルビジョン」です。研究者が超深海に触れるような感覚をできるだけもたせることをキーにしています。現在の「しんかい6500(6K)」にある直径約12cmの小さい窓ではなくて、全面をガラス窓にしたい。―全面ガラスですか?磯崎:そうです。究極の「フルビジョン」です。―それは楽しみですね!磯崎:実は一度、6Kに乗せてもらったことがあるのです。「センター長を一度乗せろ」と(笑)。震災の後に乗りたかったのですが「センター長を乗せる暇はありません」と言われてね(笑)。実現したのは翌年の2012年4月です。そのときに何を感じたか。自分が想像していたより深海が豊かな世界であることです。相模湾初島南東沖1227mまで潜ったのですが、赤や紫のイソギンチャクなどがいてカラフルなのです。そのときに「外に出たい」と思いました。出たらそこはもっと素晴らしい世界だろうなと。だからできるだけ研究者にもそういう感覚を持ってもらえるようにしたいですね。―だから全面をガラスに?磯崎:はい。もうひとつは効率的に潜りたい。6Kは3人乗りで研究者は一人だけです。研究者が二人乗れるようにしようと現在計画していますが、潜航の約8時間の中で往復に5時間かかるので、研究に使えるのが約3時間。研究者一人の目は二つあるから「6時間アイ(Eye)」だと言っています。準備に膨大な時間と予算を投じて、6時間アイではもったいないねと。複数の研究者ができるだけ長い時間潜れるようにしたい。もし、24時間潜れれば、たとえ片道5時間(現在は2.5時間)かかるとしても往復10時間で残りは14時間あります。さらに研究者を複数潜れるようにするつもりです。たとえば二人とすると、14時間×4つの目で「56時間アイ」。二日間に1回の潜航とすると一日あたりは「28時間アイ」で、6Kの約5倍になります。だから6Kの5倍の予算を投じてもいいだろうと。そこまで費用はかかりませんけどね(笑)。―今の6Kは日帰りですが、超深海底に滞在するのですか?磯崎:海底に1~2日程度は滞在できるようにしたいです。そのために耐圧殻を二つ作り、進行方向の耐圧殻はガラス球で、後方はチタン合金の耐圧殻にしてパイロットが横になれるレストルーム兼用にするつもりです。簡易トイレも作ります。でも上のイラストをよく見てください。後方の耐圧殻に出窓がありますね。研究者は眠らずに深海の様子を観察し続けるでしょう。そこで耐圧殻から頭を半分出して、ぐるっとまわりが全部見られるように、半球型の窓を出しているのです。―国際宇宙ステーションの出窓「キューポラ」みたいですね。最大何人まで乗れますか?磯崎:最大6人乗りで、そのうち4人が研究者です。―イラストでは2人が椅子に座っていますね。6Kでは寝転んだ姿勢ですが磯崎:研究者も椅子に座らせる予定です。だから居住性はよいと思いますよ。内部も6Kは昔風に箱ものが多いです。6Kが開発されたのは1980年代、ブラウン管テレビの時代ですからね。でも今は有機ELの時代でタッチパネルが主流です。耐圧殻のガラス球に文字を映せばいいのです。―6Kはあえてアナログにしているのかと思いました磯崎:アナログにもよい面はあります。たとえば航空機のコックピットはどんなに発達してもアナログのメーターがあります。デジタル画面の数字を読むのではなく、針が上をさしているから正常だとか、ぱっと判断できるように。でもアナログ画面をガラス球に映せばいい。○母船からのクレーン方式も変わる!―フルデプス、フルビジョン、効率性アップ……楽しみです磯崎:母船も新しくするつもりです。今は支援母船「よこすか」の後ろからクレーンで下ろして着水させ、スイマーがケーブルを手ではずしています。そのスイマーたちの安全を確保するために天候の条件があるのです。「ちきゅう」(地球深部探査船)という船の内部を見たことはありますか?―はい、つい先日……磯崎:船の真中にムーンプールという開口部があって、そこから掘削しますよね。「しんかい12000」の母船も真中に開口部が欲しい。そこから「しんかい12000」を出し入れしたいのです。―そうすると、スイマーは必要なくなるんですか?磯崎:はい。揺れずに静かに海におろすことができます。現状はたとえばインド洋まで出かけて行ったのに、天候条件が悪くて「今日は潜れません」と潜航しないことがあります。安全第一とわかっていても研究者にしてみれば、せっかく得た機会だし、はるばるインド洋まで行って潜れなかったりすると、愚痴のひとつも言いたくなります。潜れる機会をいかに増やすかも効率化にとって大事です。―ムーンプールを作れば天候にはほとんど左右されなくなりますか?磯崎:船が留まれる限り大丈夫です。―それはよいですね。着水するまでの揺れも解消されそうです。ところでロボットアームは研究者が操作できるようにするのですか?磯崎:それは遠からずできると思います。日本はロボットアームの技術が発達しています。現在ロボットアームはコパイロットが操作していますが、研究者が自分で操作できるようにしたい。研究者が船内からグローブを装着して動かすと、関節の動きが船外のアームに伝わって動かすことができる。さらに圧力センサーや温度センサーなどをつけることで、アームがふれた対象物の温度や触覚などを研究者が指先に感じられるようにする。そんなに難しくないと思っています。海底から噴き出す熱水は200度や300度もあって火傷してしまうので、それは防いであげないといけないですけどね(笑)。―かなり最先端の技術ですね。今最先端の技術を盛り込もうとしているのですか?磯崎:もし「しんかい12000」ができるとすれば10年ぐらい先です。そのとき世の中はもっと先を行っているでしょう。今は夢かもしれませんが、絶対に世の中の技術は追いついてくる。逆に今ある技術でやったら10年先にはもう古びてしまいます。―さまざまな挑戦があり、開発段階自体もとても興味深いですね。磯崎さん自身の6K乗船経験が元になっているだけに、目指す船のカタチが明確ですね磯崎:深海に潜ったときの発光体が非常に印象深かったのです。深海に潜ったあとに水深500mぐらいまで戻ってくると発光生物が漂っています。上昇してくる6Kに発光生物が当たって光ります。上昇する6Kの中から見ると、相対的に海底に沈んでいくように見えます。まるで海の中に無数の星が降るような、光の世界に包まれるのです。―きれいでしょうね……磯崎:微弱な光なので、人間の目でないと見られない。乗った人しか見られない世界があってもいいのかなと思います。聞けば聞くほど魅力的な「しんかい12000」構想。次回は、実現に向けた現状と課題について伺う。
2015年12月04日「地球最後の秘境・深海はどんな世界? - しんかい6500パイロットに聞いてみた」はコチラ「地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 日本人映像監督初! 山本氏の深海体験」はコチラ宇宙へ頻繁にアクセスできる時代になったが、足元には未開拓の未知の世界が広がっている。水深6000m以下の「超深海」は、光が届かず水圧1000気圧を超える過酷な世界。だが2015年、水深1万mを超える世界最深部のマリアナ海溝に、独自の生命圏が広がっていることをJAMSTECの研究者らが世界で初めて明らかにした。いったいどんな生命が? なぜ? 興味は尽きない。この超深海ゾーンを徹底的に探査しようという日本の有人潜水調査船構想がある。その名は「しんかい12000」。約10年後の実現を目指すこの計画は、生命や惑星地球に関する知見を大きく塗り替えるはずだ。磯崎芳男JAMSTEC海洋工学センター長に、背景から未来までじっくり伺った。○「しんかい12000」の使命とは―改めて今なぜ「しんかい12000」なのか、その背景を教えていただけますか?磯崎:二つの意味があります。ひとつは技術者として。「しんかい6500(以下6K)」建造から25年以上経ち、これまで(2015年11月現在)1440回潜航し、非常に多くの方に乗って頂きました。日本は約90年前の1929年に西村一松さんがサンゴ礁の採取を目的に有人潜水調査船を開発し、技術が継承されてきた歴史があります。それなのに6Kは四半世紀たち、マイナーチェンジはしているものの基本的なところは変わっていない。6Kを作った人たちもリタイヤしています。長年培われてきた日本の技術を次の世代にどう渡せるか。技術屋としての使命があります。技術的挑戦という意味では6Kと同じことをしても意味はない。ひとつ上の技術を狙うという点で、究極はフルデプス、地球でもっとも深いところを狙いたい。―世界で一番深い場所まで「全部潜る船」という意味でフルデプス(FULL DEPTH)ですね?磯崎:はい。世界で一番深いのはマリアナ海溝チャレンジャー海淵の1万911m。我々としてはそこに潜れるものに挑戦するしかないと思っています。もうひとつは研究者のニーズです。超深海は真っ暗で何もないところと思われていましたが、研究者がマリアナ海溝の泥を採取して調べたところ、水深6000mの泥よりも1万mの泥のほうが酸素の消費量が多い。水深1万mに我々の知らない生命圏が広がっているということです。圧力が高く、餌のない場所であるにもかかわらず。また2011年3月には東北地方太平洋沖地震が起きました。巨大地震の震源域を調査して海溝型の巨大地震のメカニズムを解明することも、非常に重要です。―2011年夏に6Kが東北地方太平洋沖地震の震源域である日本海溝の水深約3000m~5000mに潜航して、巨大地震の影響と思われる大きな亀裂を確認しましたね磯崎:はい。震源域である日本海溝の水深は8000mを超えます。伊豆小笠原海溝は9780m、つまり1万m近い。日本周辺のこれら海溝域を探査したい。無人探査機もありますが、研究者がそこに行って五感+アルファを駆使して何が起きたのか、何が起きようとしているのか、調査するツールを持ちたいのです。―五感+アルファのアルファとは?磯崎:第六感です。ダーウィンはビーグル号という船に乗ってガラパゴス島に着き、足を踏み入れたところ、それまで考えていたこととは違うのではないかと進化論のヒントを得て著書「種の起源」をまとめたと言われます。諸説ありますが私はそれを信じています。写真ではなく、現場に人間が行くことで、それまでの知見に加えて五感とインスピレーションによって発見をすることはままある。その場に研究者を運ぶことが大事なのです。―無人機だけでは難しいということですか?磯崎:無人機から母船に送られてくる写真だけを見ていると、重要な発見を見逃すことがあります。たとえば2013年の世界一周研究航海(QUELLE2013)で、6Kに乗っていた生物研究者が深海底を見ていたら「石がちょっと違うんじゃないか」と気づいた。鯨の骨だったのです。世界で二番目に深いところで発見された鯨骨で、大発見になりました。無人機でさーっと通り過ぎただけでは気づかなかったのではないか。―人間の目って、一瞬でとらえるところがすごいですね磯崎:長い間、そのテーマに心血を注いできた研究者が集大成として行っているわけですからね。私は(現状の深海探査は)「お釈迦様の手のひらの上にいるようなもの」と言っています。広く深い深海の中で今は水深6500mまでしかいけない。でも12000mまで深く潜れるようにすれば孫悟空の活躍できるエリアを広げることができるのです。深く潜りたい研究者はたくさんいるんです。○「無人か有人か」ではなく、「無人も有人も」―資源探査についてはどうですか?磯崎:もちろん資源探査のニーズもあります。ただ我々は研究機関ですから、資源を回収して利益をあげようという企業を手伝うというより、なぜそこに資源があるのか、たとえば鉄マンガンクラストや熱水鉱床がなぜここにあるのか、どうやって出来るのかを調べるのが仕事。なぜできたかがわかれば、どこにあるかがわかってくるのです。―資源探査についても研究者が行ったほうがいいですか?磯崎:行く意味は大きいですね。ただし有人調査船ひとつではダメで、トータルで動かすことが大事です。有人潜水調査船は言ってみれば「ガンダム」型。人間が乗って動かす。そのほかに「鉄人28号」型と呼んでいる無人探査機(ROV)があります。ケーブルでつないで遠隔で動かします。動ける範囲に限界はありますが。電力を直接送れるし映像はリアルタイムでとれるメリットがあります。そして今、非常に進歩しているのは自律型無人探査機(AUV)。「鉄腕アトム」型です。ケーブルはなく、自分で考えて海底の様々な調査をして帰ってくる。ただし映像を見るのは母船に戻ってからになります。さらに大型の海洋調査船がある。順番としては、まず調査船で広い範囲にわたって海底の地形を見ます。ただしきれいな画像は得られないので、「ここは面白そうだ」というところにAUVをおろして構造を詳しく調べる。さらにピンポイントに絞り込んだ場所にROVを降ろしでサンプルをとる。最終的に6Kで人が潜る。―なるほど、そういう役割分担があるんですね磯崎:それぞれの長所を生かしながら総合的に使いたい。海は広くて深い。我々が知っている場所は、ほんのピンポイントにすぎません。有人も無人もあらゆるツールを統合的に駆使して、探査する必要があるのです。○実は中国の船より潜れる日本!?―世界の有人深海潜水船で気になるのが、中国の動きです磯崎:中国も水深11000mを目指すという構想(有人潜水船「彩虹鱼」)を2015年春に発表していますね。―中国は2012年6月に有人深海潜水船「蛟竜号(ジャオロン号)」で水深7000mを超える潜航に成功し、6Kの記録を塗り替えたと報じられていますね磯崎:深さ競争をするつもりはないのですが、ひとつだけ理解していただきたいのは、中国の耐圧殻(人が乗り込むコックピット)の安全基準の考え方です。日本と違っているのです。―どう違うのですか?磯崎:中国のほうが低い。アメリカもそうですが耐圧殻の安全率は水深に対して1.25倍の圧力をかけなさいと決めています。たとえば水深4000mなら水深5000mの圧力に耐える強度を持ちなさいと。中国も最大1.25倍と言われています。―日本は?磯崎:水深の1.5倍に300mを足しています。つまり6500mなら6500×1.5+300で水深1万500mの圧力に耐える強度で設計しています。―では水深1万mの世界にすでに行ける!磯崎:もしアメリカや中国の基準(1.25倍)を当てはめれば、今の6Kでそのまま8040mまで潜ることができるのです。―え、では中国の7000mを超えてしまう?磯崎:数字のマジックみたいなものですよ(笑)。―それは悔しい気がします。中国はいったいどこまで潜り、何が目的なのでしょうか?磯崎:試験で7000mを超えて潜り中国の旗を立てたと報じられていますが、日々の活動はわかりません。蛟竜号を動かしているのはCOMRA(China Ocean Mineral Resources R&D Association)と呼ばれる中国の資源の研究開発機関です。資源関連で動いているとすれば、どこで何を見つけようとしているかはオープンにはしないでしょう。―なるほど……謎が多いわけですね磯崎:実は中国の蛟竜号を2013年に見せてもらったことがあるのです。日本のある機関が中国の有人潜水船を調査するというので、COMRAの方に頼んだら快諾してくださり、中国で大歓迎してくれました。「待っていた」と。―何を待っていたのですか?磯崎:質問集をいっぱい持っていました。中国は水深7000mに潜れる船を作ったが、当時我々6Kは23年間安全に事故なく動かしていた。どうやって検査しメンテナンスして、どのように動かしているのか知りたいと。技術者として当然の話ですよね。「作ること」と「間違いなく安全に動かしていくこと」は別の技術であって、それをぜひ教えてくれと。私たちのノウハウなので全部はオープンにしませんけどね(笑)。―中国以外の国々で有人深海調査船を持っているのは?磯崎:現在、世界で7隻が動いています。日本の「しんかい6500」、フランスの「ノチール」、アメリカの「アルビン」、ロシアの「ミール」1号、2号と「コンスル」、中国の「蛟竜号」です。みな6000m級です。耐圧殻など現在の技術では6000mがひとつのターゲットなのです。―12000mを狙っている国はありますか?磯崎:中国以外はないです。アメリカやフランスは周りに深いところがありませんからね。日本はちょっと南に行けばマリアナ海溝もあるという特殊な環境にあります。これから有人深海潜水船を作りたい国では韓国、ブラジル、インドがあります。たとえばブラジルに6Kが2013年に行ったときに教えてほしいと。韓国も予算がついて勉強していますと聞きに来たことがありますね。ただしフルデプスを目指すのは我々だけです。―フルデプスという言葉自体が魅力的です。では実際に「しんかい12000」でどのような船を作ろうとしているのか、具体的に聞かせてください(続く)
2015年11月27日「このイケメン、誰?」青い空と白く波立つ透明な海。そこにたたずむのは、上半身裸の筋肉質なイケメン男性。11月10日、Instagramに投稿されたある写真だが、そのイケメン男性の正体は意外な人物だった。サングラスをかけたその男性は、双子のオネエタレント広海・深海の兄、広海。ViVi専属ビューティーブロガーの肩書きも持つ美意識の高さと、ファッショナブルでキュートなルックスが人気だ。目が離せない肉体美しかし作詞家のLitzが撮影・投稿した広海の写真は、普段のイメージとは全く異なるものだった。無造作にゆれる濡れた髪がセクシーで、何より眩しいのは美しく割れた腹筋だ。鍛え抜かれているのであろうそのボディには、あのオネエな雰囲気が全く感じられない。11月7日には広海本人のアカウントからバックショットも投稿されており、男らしい背筋も披露。思わず抱きつきたくなる程色気のある背中と、少しだけ覗かせたヒップにも目を奪われてしまう。広海はこの一連の写真を「あげたら物議を醸すかもしれないシリーズwww」と題しており、本人も満足のショットであるようだ。美意識の高いオネエは、脱いでも美しい。ファッション業界での交友関係も広い広海のInstagramでは、桐谷美玲やすみれといった人気モデルとのプライベートショットも満載。最新コスメの紹介も多く、女子力の高い投稿が多い。最新のブログでも、正しい化粧水の付け方やおすすめ化粧水についてレクチャー。この振り幅にファンからは「広海ちゃんかっこいいです」「かっこいいよ。女子にモテちゃうよ。笑」(コメント欄より引用)と、黄色い歓声が上がっている。【参考】・twins_hiromi_fukami(Instagram)・ViViブログ
2015年11月14日「地球最後の秘境・深海はどんな世界? - しんかい6500パイロットに聞いてみた」はコチラ明日最終回を迎える、連続ドラマW「海に降る」(WOWOW)。JAMSTECの全面協力を得て、有人潜水調査船「しんかい6500(以下、6K)」の女性パイロットがトラウマやピンチを乗り越えて深海に挑む過程を圧倒的リアリティで描く。山本剛義監督が頭を悩ませたのは実際の6Kが安全性を誇り、ピンチに遭遇しないことだった。そんな安全の塊ともいえる6Kをドラマの舞台とするための苦労とは、そして制作チームがドラマで伝えたいこととは?○仮に、仮に、仮に、の果てに――ドラマ後半では6Kが大ピンチに陥るそうですが、想定しえない内容で困ったと、記者会見でJAMSTEC元パイロットの吉梅剛さんが言われてましたね山本:ドラマでは、6Kでどうしても主人公の有村架純さんや、お父さん役の時任三郎さんがピンチに陥って、そこからどうやって脱出するかを描きます。でも実際の6Kでは、ピンチにならないように何重にもセーフティが張られています。だから、本当はピンチにはならないんです。――本当はピンチにならないものを、どうしたんですか?山本:「『たとえば』ピンチになったら」とか「『仮に』こうなったとしたら」と、そもそもありえない設定について、吉梅さんや6K運航チームの櫻井利明 司令に問いかけました。ありえないこと、そもそも起こらないことではあるのですが、「『仮に、仮に、仮に…』そうなったとしたら、こういう対処のしようがあるんじゃないですか?」と聞いて。なかなか難しい質問だったにも関わらず、お2人は「こういうことが起こり得るかもしれないです」と、台本でのやりとりを作って下さったんです。――クライマックスシーンでは、本当の6K史上ではありえなかったピンチが訪れるわけですか?山本:そうですね。6K運航チームの長である櫻井司令ですら、押したことがないエマージェンシーボタンがドラマでは押されることになります。「このボタンを押すとどうなりますか?」と聞くと「押したことがないけど理論上はこことこのつなぎ目が離れて、こうなります」と教えてもらいました。○原作とドラマで変えた点 - 資源探査か、それとも有人調査か――そのシーンはぜひ注目したいです。ドラマの原作となった小説「海に降る」もとても面白いのですが、ドラマは原作とかなり違うところもありますね山本:今回、JAMSTECが100%、本当に全面的に協力して頂いたので、せっかくJAMSTECがそこまで協力して下さるなら、JAMSTECの中にドラマを作ろうと考えました。原作では有村架純さん演じる主人公・深雪のプライベートなところが丁寧に描かれていますが、プライベートな部分をあえてそぎ落としています。――資源探査と有人探査という、まさしく今話題になっている現実的なテーマを取り上げていますね山本:ドラマの浅野敦也プロデューサーが取材をする過程で、海洋資源探査が世間で騒がれているけれど、JAMSTECは資源を掘る機関ではなくて100年、200年後に結果が出るかもしれない研究もしている場所なんだ、そこにプライドがあるんだ、と伝わってきたそうです。もちろん資源探査につながる研究をすることもJAMSTECの重要な仕事の一部ではありますが、それだけではないところ、海洋資源と有人深海探査が共存したところにJAMSTECの存在意義があるんだというところをうまく描ければと思いました。――取材をするうちにJAMSTECや深海の魅力に引き込まれていったわけですね?山本:JAMSTECの方たちからは「JAMSTECが世の中に認知されて、海洋研究にみなさんが興味を持ってくれるなら何でもしますよ」と言っていただきました。本当に海の人って気持ちがいいんですよ。平朝彦 理事長とも話をさせてもらったのですけど、「理事長をやっているが、研究者魂も忘れてはいない」と。こういう研究者がトップにいるのは素敵だなと思いました。だから、ドラマで「深海の宇宙を見ました」イコール終わり、ではなくてJAMSTECという海を研究する機関がこの先もリアルにあることを、純粋に世の中に知ってほしいんです。櫻井司令と最後にお話しさせてもらった時に10年、20年後に「昔、『海に降る』というドラマを見たことがきっかけでJAMSTECを受けに来ました」と就職の面接で話す子が絶対に来ると。そうなればいいなと思っています。――ありえるかもしれませんね!山本:実はドラマでちょっと照れくさいセリフもいっぱいあるんです。「深海の宇宙がある」もそうですよね。だけど実際に研究者や運航チームの方の話を聞いていると、照れくさいとかそういうことじゃなくて、本当に純粋に深海の研究をしていたり、研究者たちを安全に深海に送り届けるのが自分たちの仕事だということに、何のよどみもないんです。――そんな彼らをもっと知ってほしいと。あえて深海と宇宙を結びつけたのはなぜですか?山本:浅野がJAMSTECの研究者である高井研さんを取材した時、一番感動した点なんです。地球の深海底の過酷な環境には生物がいますが、土星の衛星(エンセラダス)の氷の下には海があるんじゃないかと言われています。地球の深海で生物が生き延びられるなら、土星の衛星に生命がいてもおかしくない。深海生物の研究と宇宙で生命が存在しえるかという研究がリンクしている。それを聞いた浅野が「じゃあ、深海と宇宙はつながっているんですね!」と目をらんらんと輝かせた(笑)。ドラマでは高井研さんにもJAXAの川口淳一郎教授にも出演して頂いていますよ。○見てくれた人の心に、爪痕を残したい――今(取材時は9月の初頭)は編集段階ですよね? どんな気持ちで編集作業をなさっていますか?山本:せっかくWOWOWで連続ドラマをやらせてもらえる、JAMSTECも全面協力してくれる、有村架純ちゃんが主演してくれる。だからこそ、何か爪痕を残したいです。単純にお父さんが亡くなって犯人は誰だ、というストーリーではないし、朝ドラのような主人公の成長劇でもない。深海をベースにした海洋ロマン。地上波のドラマではなかなかできないと思うんです。WOWOWだからやらせてもらえる。だからこそ、作品を作っている人間として、爪痕を残したいと思っています。つまり、見る人の心に何かひっかかるものを作りたい。――WOWOWだからやらせてもらえるというのは、具体的にどういうことですか?山本:WOWOWに加入している視聴者の方々は、30代から50代の男性が圧倒的に多いんです。つまり、見て下さる方と自分が同じ年代で、自分が面白いと思っているものを、どんと突きつけられる。地上波の民放局で今ドラマを見ている視聴者の方は女性が中心です。僕たち40代の男性が、女性に向けてドラマを作らないといけない。僕は「夜行観覧車」(TBS)などのドラマを作ってきましたし、これからも作りますが、いいものを作ろうという気持ちと、テレビを見ている視聴者が必要としているものや視聴率に向かって作らないといけないという現実が、必ずしもリンクしなかったりなど、苦労があるんです。――なるほど。WOWOWでは硬派なドラマをどんとぶつけていけるわけですね山本:そうですね。政治的なことも織り交ぜながら。たとえば、ただ研究したいから国に予算が欲しいといっても純粋なだけじゃうまくいかない。ドラマでJAMSTECの石堂理事長が「お前たち忘れるな、研究はすべて国の税金で賄われているんだ」というセリフがあります。そういう、ぐうの音の出ない感じも描いてますね。――現実もしっかり台本に反映されている?山本:高峰という地質学研究者が「すぐに結果を出せ」と言われて「すぐとはいかほどのものですか」と。「地球誕生の歴史を一年としたら、千年や二千年だってほんの一瞬でしょう」と問い返すシーンがあります。税金を出す方はすぐ結果を出せというけれど、研究しているほうは200年後に結果が出るかもしれないことを今やることに意味があるわけです。――研究は積み重ねですからね。ところで私は次世代の有人潜水調査船「しんかい12000」の実現を願っている1人ですが、ドラマでもとりあげられていますね?山本:櫻井司令や運航チームの人たちに話を聞くと、やはり水深12000mに行ってみたいと熱く語られていたのが印象的です。ただ莫大な予算がかかる。この作品の中でも有人潜水調査船である必要があるのかないのか、答えが出ない。ドラマ制作にあたっては、無人機の方たちにも取材させて頂いているんですよ。「なんか今回、悪者みたいに描いてすみません」と言ったら、「いや、いいです、いいです」と。彼らも答えは出ないと仰ってました。人間が肉眼で見る必要があるのかないのか。見えるか見えないという点では、カメラのほうが鮮明に見える。研究者は実際に現象を見るのが第一歩と仰るけれど、それすらカメラを通してみればいい。でも答えが出るものがすべてじゃない。アポロ計画で初めて月に行く人間に「月に行く必要があるの?」と問いかけるのと同じで、人類が月に行くことのもっと大きな素晴らしさがあると思う。――監督も実際に「しんかい6500」に乗ってみて、息苦しさや、それを忘れさせる神々しさを体感されたわけですよね山本:そうですね。やはり人が乗っていくことに意味はあるんだと。ただ、それに何百億もの税金をかけて新たに作る必要があるのかということだと思います。答えはないですが、個人的には「しんかい12000」はぜひ実現してほしいです。ただしもっと快適な空間でね(笑)。(次回より、JAMSTEC海洋工学センターの磯崎芳男センター長による「しんかい12000」のインタビューをお送りします。掲載は11月下旬予定です)
2015年11月13日京都丹後鉄道では、「海の京都」をイメージした新しい特急車両「丹後の海」の運行が開始される。「丹後の海」は、JR京都駅と京都府北部地域を結ぶ特急車両として運行予定。京都府では7月18日から11月15日まで、同府北部に位置する市町の旅の魅力を発信する「海の京都博」が開催されており、同イベントで高まった北部観光等の需要を拡大することも目的のひとつとなる。車両の設計・デザインはインダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏が手がけた。車体色は"藍色メタリック"で、多くの人に丹後の海を想起してもらえるように仕上げたという。また、金色のシンボルマークとロゴタイプも配し、なつかしく上品なデザインをイメージしている。車内は、木を使った和のテイストのデザインとのこと。なお、同車両は1編成2両を導入予定。平成27年度中には、さらに1編成2両を導入予定となっている。なお、運行開始日やルート等は追って発表される。Design and Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates
2015年11月07日「地球最後の秘境・深海はどんな世界? - しんかい6500パイロットに聞いてみた」はコチラ前回の記事では、現在放送中の連続ドラマW「海に降る」(WOWOW)の山本剛義監督が、2015年4月、ドラマのために「しんかい6500」に乗船するという千載一遇のチャンスを得ながら、内径2mのコックピットの中に大男3人が乗り込み、息苦しさと暑さと気持ち悪さのトリプルパンチに「出してくれ」という心の叫びと葛藤する、危機的状況を紹介した。その三重苦をどう乗り越えて、深海にたどり着いたのか?○キャラメルの力――「しんかい6500」が着水するまでものすごく揺れて、監督は酔ってしまったと。酔うとどうしようもないんですか?山本:パイロットの方がすごく優しくて。僕が気分悪くなっているのを感じ取って、リラックスさせてくださるんです。「気分が悪かったら寝てて大丈夫ですよ」とかキャラメルを出してくれたりとか。――キャラメル、ですか?山本:甘いものを食べると落ち着くみたいなんです。気分が高揚したり、緊張しているのをほぐすために、お2人とも勧めてくれるんですよ。「キャラメルどうですか?」「ハイチュウありますよ」とか。――胸ポケットから?山本:ええ、そんな感じで。「え、キャラメル持ってるの?」と思って(笑)。内心、気持ち悪くて早く海中におろしてほしい、キャラメルどころじゃないんだけど、と思いながら「頂きます」と食べたら、不思議なことに落ち着くんですよ(笑)。急に窓の外を見たり、もうそろそろ着水かな、と思えるぐらいに。――キャラメルの力恐るべし! ですね。で、実際揺れが収まるのはいつごろでした?山本:「しんかい6500」が着水して10~20mも沈むと揺れがピタッとおさまりました。と同時にそれまですごく暑かったのに、深海の水温は3~4度ぐらいで直接船内に伝わってきて、急に涼しくなるんです。揺れも暑さもなくなって、なんとなく落ち着く。それからですよ、ようやくカメラをまわして仕事を始めたのは(笑)。○深海で感じた「神々しさ」――深海では、何を見ましたか?山本:「しんかい6500」の投光器の明かりをつけない限り、本当の漆黒の闇なんです。投光器の明かりが点いた時にだけ光があてられて浮かび上がる世界は、神秘的であり、神々しく見えました。宗教観は人によっていろいろあると思いますが、「天国ってこういうところかもしれない」と思いましたね。――天国! どんなところが天国と感じたのですか?山本:音もまったくなければ、潮の流れもない。生き物もいない。光もない。光が100%ない世界は日常ではなかなか体験しないですよね。光がない世界なんだと思うと、ただの岩場が急に神々しく見える。お花が咲いてきらきらしている天国もあるのかもしれないけれど、もしかしたらこういう静寂で音も光もない、「無の世界」のような天国もあり得るかもと思ったんです。――宇宙もそうだと聞きますね。生き物の気配がない世界…山本:そうなんです。気配が何もない。音も動きもない沈黙の世界ですね。水深50mぐらいまでは6K(しんかい6500)から出る気泡みたいなものもありますが、それもやがておさまって、あとは無の世界です。――海の色の変化について感じるところはありましたか?山本:水深50mを過ぎたあたりからほぼ光が入ってこなくなって、水深100m前後で濃い群青色になり、そのあとは漆黒の闇です。映画「グランブルー」の(ようなブルーの)世界が一瞬あったあとは真っ暗な世界なんです。ビデオカメラを通すとどうしても機械のほうで色や明かりの補正をしてしまうので、これは肉眼で見ないと、と思ってずっと肉眼で見ていました。――真っ暗闇の中、深海底に向かう時はどんな気持ちだったんでしょう?山本:不安な気持ちと、この光景と出会えるのは世界中で数人しかいないという神秘的なものを見ている高揚感と。ポジティブな気持ちとネガティブな気持ちが同居するような、今まで味わったことのない感情ですね。○男が惚れる男、深海パイロットたち――パイロットとコパイロットのやりとりで気づいた点はありますか?山本:仕事に対して純粋に向き合っている点ですね。人の命を預かっているし、研究者のオーダーに従って、泥を採取したり生態系の記録をとったりする。その仕事ぶりが真摯で手を抜かない。プロフェッショナルだと思いました。――具体的には?山本:通常の潜航では「しんかい6500」に乗船する研究者の要望にそって操縦されますが、僕が潜航した時は母船から研究者の指示がありました。たとえば研究者が水温を測ってほしいと母船から言ってきたんですけど、あまりにも頻繁で。素人の僕が見ていても「(さっき測ったばかりなのに)、そんなに変わらないんじゃないの?」「早く、次の目的地に行こうよ」と思うぐらい。でもパイロットはまったく表情に出さない。指示通りに作業して「これでいいですか」と。僕が乗船したときのパイロットは松本恵太さんで現役パイロットの中で一番潜航回数が多い、おそらくエースパイロットです。研究者に対する態度が紳士的で、たからこそ指名されて一番多く潜っているんだろうと思います。――深海パイロットは使う用語や所作も特殊だそうですね?山本:潜航時はパイロットとコパイロットのお2人で作業を互いに確認していましたね。コパイが作業のチェックリストのようなものを持っていて、たとえばコパイが「○電源オン確認する」と言うとパイロットが「○電源オン確認した」というように一項目ずつ確認していく。だから有村さんにも、主人公がどんなに不安を抱えていても、潜る前の確認作業だけは、プロとして厳しい表情でやってほしいと伝えました。――なるほど。監督が実際に潜ったからこそ、伝えたいのはどんな点ですか?山本:やはりパイロットたちの仕事に対する姿勢ですね。プライドを持って仕事に当たりながら、物腰はすごく柔らかくて。ぺらぺら喋るわけでなく、こっちが聞いたことに丁寧に答えて下さる。男が見てカッコいいなと思う男。それは(ドラマでパイロットを演じる)筒井道隆さん、そのまんまなんです。あまり言わなくても、筒井さんも同じような感じなんで安心したんです。もちろん、ドラマで出てくる近藤整備長のように「海は男の職場」だとちょっと思っているような怖いパイロットもいらっしゃる。JAMSTECには「しんかい6500」の女性初のコパイロットが実際におられたんですが、厳しくてすごい怖いパイロットもいると聞いています(笑)。――いろんな人がいて、面白いですね山本:人間くさい職場なんです。でもなんだろう、あの紳士的な感じは。海で働く人たちってすごい統率がとれているんです。外洋で何かがあると死んでしまうし、法律の目が行き届きにくい場所ですよね。極端なことを言えば、もめごとがあって殺人事件が起こったとしても事故です、と言ってしまえばそれまで。だからこそ、ルールをきちんと決める。母船での食事は襟付きのシャツを着ること、とかね。短パンにビーサンはだめなんです。――無法地帯だからこそ山本:母船の食事も毎回豪華なので、「いつもそうなんですか?」と聞いたら「法律で決まっている」というんです。何千キロカロリー以上のものを出しなさいと。厳しい仕事だし命がかかっているから、品疎な食事を出してはいけないわけです。――プロフェッショナルの集団だからこそ、これまで25年間事故なく運航してきたわけですね。でも、ドラマはピンチがないと成立しないですよね?山本:そうなんです。僕たちはピンチありきで台本を作ろうとする。でも実際はピンチにならないように何重にもセーフティをはっているわけです。「しんかい6500」は25年以上事故なく運航してきた世界一安全な有人潜水調査船。だが、ドラマはピンチがなければ面白くない。実際ドラマでは6Kで過去に起こっていない最大の危機、海底拘束が描かれていてハラハラドキドキ。あのストーリーはどのように作り出されていったのか? 次回をお楽しみに。(第3回は11月13日に掲載予定です)
2015年11月06日「二次元コスパ」ブランドより『艦隊これくしょん -艦これ-』の新グッズとして、「深海棲艦」のシルバーリングや睦月改二&如月改二のパーカー、睦月型ブローチなどが続々と登場する。■深海棲艦艦首シルバーリング深海棲艦の艤装部分の艦首をモチーフにデザインしたシルバーリング。歯にあたる部分以外の本体部分に光沢のある上品なブラックが特徴のルテニウムコーティングを施し、色分けを再現している。発売は2016年1月末の予定で、価格は13,000円(税別)。■睦月改二パーカー■如月改二パーカー睦月改二&如月改二が着ているパーカーが登場。特徴的な胸の"三日月"マークは刺繍で再現されており、左袖の「睦月改二」「如月改二」の文字は刺繍で、その下にある2本のラインはテープを縫い付けて再現されている。発売はいずれも2016年2月上旬の予定で、価格は各13,00円(税別)。■睦月型ブローチ"睦月型"がつけている三日月型のアクセサリーを再現。本体は金属製で、オモテ面は丸みのある立体的な表現となっている。裏側には2つピンズタイプの留め具がついており、先述の「睦月改二パーカー」「如月改二パーカー」とあわせてみるのも面白い。発売は2016年1月末の予定で、価格は1,300円(税別)。■第六駆逐隊ジップパーカー リニューアルVer.■金剛ジップパーカー リニューアルVer.■島風ジップパーカー リニューアルVer.■加賀ジップパーカー リニューアルVer.■長門ジップパーカー リニューアルVer.暁・響・雷・電の4艦から構成された「第六駆逐隊」、戦艦「金剛」、駆逐艦「島風」、航空母艦「加賀」、戦艦「長門」をミリタリー風にデザインしたパーカー。デザインの各所に装備や竣工年などの要素を散りばめたこだわりのデザインとなっている。発売はいずれも2015年12月下旬の予定で、価格は各6,000円(税別)。各アイテムの詳細は、二次元コスパの『艦隊これくしょん -艦これ-』グッズ一覧をチェックしてほしい。(C)2015 DMM.com POWERCHORD STUDIO / C2 / KADOKAWA All Rights Reserved.
2015年11月03日ウェザーニューズは9月25日、9月14日に北極海の海氷の面積が456万km2を記録し、観測史上4番目の小ささとなったと発表した。北極海の海氷は通常7月から8月にかけて急速に融解し、9月に1年で最も小さい面積となる。近年、地球温暖化により、北極海の海氷の年間最小面積は減少傾向にあり、2012年には観測史上最小の328万km2を記録した。一方、北極海の海氷が減ったことで、北極海航路の商業利用や沿岸域での資源開発が活発化している。今回、ロシア側・カナダ側両航路が2年ぶりに開通し、現在も海氷域に入ることなく航行が可能な状態となっている。今後、徐々に海氷の結氷が進み海氷面積が拡大していくが、同社は10月上旬頃まで開通状態が続くとしている。
2015年09月25日劇作家・平田オリザの戯曲『転校生』が、映画監督・本広克行の演出で上演される。とある学校の教室を舞台に、女子高生たちの1日を描く作品で、1994年にオール高校生キャストで初演されて話題に。本広は今回、オーディションを行い、1474人の中から平均22歳のキャスト21名を選んだ。舞台『転校生』チケット情報稽古も中盤に入った8月某日、通し稽古が行われた。キャストたちが髪をいじったりメイクを直したりしながら、平田作品に特徴的な “同時多発会話”で台詞を言うさまは、等身大の女子高生の日常を見るように自然だ。舞台の両サイドには通路が設えられ、さらに奥には、観客にも見える場所に出演者たちのドレッサーが置かれている。「舞台上では役を演じ、通路では役を離れてニュートラルに行き来し、ドレッサーでは自分自身に戻るという、三つの人格を設定しています」と本広は説明。劇のラスト、ふたりを残して他の出演者がドレッサーの前で舞台を見守るのだが、彼女達の多くは、見ながら涙を流していた。本広は終始、笑顔で、様々な角度から舞台を確認してメモを取っていく。通し稽古終了後には、リアクションのしかた、感情を出すタイミング、他の場面に出てきたことをどう匂わせるかなど、細かくダメ出し。スカートの広げ方や下敷きの見え方といった細部にまで視覚的にこだわった演出は、映画監督の真骨頂と言えるかもしれない。本広は、平田作品に10年ほど前から「ハマって」いたという。最近では、ももいろクローバーZが主演した今年の映画&舞台『幕が上がる』も手がけた。「映画では台詞って基本的に重ならないんです。でもオリザさんの舞台では、芝居が多重に進行していても聞き取れる。人間の耳って面白いなあと感じましたね。いつかオリザさんの芝居を演出したいと考えていて、『転校生』をAKBのようなアイドルたちでやったらどうかと提案したら、オリザさんが『実は小説を書いていて……』と。それで結果的に『幕が上がる』を先にやることになったんです」。そんな本広の、映画と演劇への思いは、随所に見ることができる。たとえば、舞台に掲げられた3枚のスクリーン。演じているキャストたちを、客席からは見えないアングルからとらえてスクリーンに投影したり、平田のテキストがキャストの台詞に合わせて投射されたりするのだ。リアルタイムで操作するのは、若い映像監督たち。色々な意味で、映画と演劇が交差・交流する場となりそう。多感な若い女性21名を束ねる労力は大変なものだろうが、本広は「キャリアが少ない分、色に染まってくれるところは子供達と一緒。本人たちには言いませんけれども、やはり選ばれし子達なので成長がすごいです」と手応え十分の様子。「舞台は言ってしまえば嘘の世界。でも、彼女達の姿はリアルなので、そこをぜひ目撃していただきたいと思います」。公演は8月22日(土)から9月6日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて。取材・文:高橋彩子
2015年08月21日ウェザーニューズのグローバルアイスセンターはこのほど、2015年の北極海の海氷傾向を発表した。同社によると、現在、北極海の海氷は約700万平方キロメートルで、1日に約10万キロメートルのペースで融解している。同時期で比較すると、2012年、2007 年、2011年に次いで観測史上4番目に小さい面積とのこと。特にロシア沿岸での海氷の融解が進んでおり、カラ海西部やラプテフ海東部、チュクチ海ではすでに大半の海氷が溶け、開水面となっている。また、カナダ多島海でも昨年以上に融解が進んでいるという。例年9月に記録される最小海氷域面積も、今年は昨年より30万平方キロメートル縮小し、約450万平方キロメートルとなる予想。なお、今シーズンは、東シベリア海の海氷が後退することによって8月中旬にロシア側の北東航路が開通し、昨年は開通しなかったカナダ側の北西航路も9 月初めには開通する見込みとなっている。
2015年08月07日横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県横浜市)では7月25日、新展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」を同施設内の水族館「アクアミュージアム」に新設する。同館によると、東京湾には、水深500m以深、長さにして40kmにも及ぶ「東京海底谷」(とうきょうかいていこく)と呼ばれるエリアがあるという。「深海リウム」では、既存の深海生物の展示を一新。東京海底谷に生息する深海生物を中心に、生態や姿かたちの変わった約40種250点の生物を展示する。「海底に潜む掃除屋」コーナーでは「オオグソクムシ」や「ヌタウナギ」「スソウミヘビ」などを展示する。「小型甲殻類の宝庫」コーナーでは、水深~500mに生息する「イガグリガニ」や「コツノガニ」などを公開する。東京湾だけではなく、相模湾の深海生物も公開する。色鮮やかな「シキシマハナダイ」「アカイサキ」「アズマハナダイ」「べニテリ」や、大きな口の深海魚「マトウダイ」、水深800mほどに生息し両ハサミ脚を広げると3mにもなる「タカアシガニ」も登場するとのこと。さらに、世界最大の等脚類「ダイオウグソクムシ」や、生きる化石とも称される「オウムガイ」、寒天のような皮膚をもつ「ザラビクニン」など、日本には生息しない深海生物も展示する。また、未知の深海生物「ミツクリザメ」の捕獲・長期飼育展示に取り組んできた飼育エピソードも公開するとのこと。また、同館内「アクアシアター」では、オリジナル・アドベンチャー・ショートムービー「THE深海 ~発見!驚異の深海生物~」(有料)も上映する。4つの水族館からなる「アクアリゾーツ」では、東京湾に生息するサメに注目し、30種もの生体・標本を展示する「東京湾 サメコレクション」も開始している。
2015年07月27日夏のレジャースポットといえば!海やプール!でも海やプールのあとって、髪の毛がパサパサになりませんか…??それは、紫外線や塩分、塩素などの不純物が付着して、髪の水分やタンパク質が押し出されてしまうから。髪表面のキューティクルが剥がれてしまうと、手ぐしも通らないほどゴワゴワになってしまう。でもプールからあがったら、この後はみんなでディナーにいくのに…。そんな時はどうしたらいいのでしょう?●海やプールに入る前まずは、髪用のUVスプレーやトリートメントをしてあらかじめ髪をコーティングしてあげることが大事!しっかりコーティングしておく事で、紫外線から髪の毛を守ることが出来ますし、不純物が髪の直接触れるのを防ぐ事が出来ます。ただ、市販のトリートメントだと水に流れやすくプールの水も汚れてしまうので、天然成分のオイルトリートメントなどを選ぶと良いですね!●海やプールに入った後不純物が付いてしまった髪の毛をサラサラに戻すには、アフターケアが重要!すぐにシャンプーをして塩素や不純物を洗い流しましょう。そして、塩素に触れた髪の毛はキューティクルが剥がれてしまっているかもしれないいので、トリートメントで髪の毛保護してあげます。また、いつもドライヤーはさぼってしまう…自然乾燥が一番~♪なんて方も絶対に髪の毛を濡れたまま放置せずに乾かしましょう!健康的な髪を保つためにも、水気をしっかり取ってあげる事が大切です。いかがですか?今の時期、レジャースポットとして大人気の海やプール。髪の毛のケアにも気をつかって、サラサラヘアを保ちましょう!
2015年07月26日深海を舞台にた朱野帰子が執筆した同名小説のドラマ化「連続ドラマW 海に降る」が、主演に有村架純を迎え10月よりWOWOWにて放送されることがこのほど決定した。JAMSTEC(海洋研究開発機構)で、有人潜水調査船「しんかい6500(6K)」の運航チームに所属する天谷深雪(有村架純)は、6Kのパイロットになることを夢見ていた。父・厚志もパイロット兼研究者だったが、志半ばで病死。深雪は、幼少期に父が話してくれた“深海の宇宙”を探索することを目標に、パイロット候補生として日々業務にいそしむ。そんなある日、深雪は6Kに搭乗するチャンスをつかむ。JAMSTECも日本人初の女性パイロット誕生とあって広報活動に余念がない。しかし潜航直前、深雪は父のロッカーの中から1本のテープを見つける。そこに記録されていたのは、未知なる巨大な物体や深海に取り残されたパイロットたちの恐怖の映像であった。そこには父の最期の姿も映っていた。美しき深海とは程遠い、衝撃的な映像を目にした深雪は、激しい恐怖に襲われる。果たして彼女は、暗黒の深海から無事に帰還できるのか――。実在する海洋科学研究機関、「JAMSTEC」(海洋研究開発機構)を舞台にした朱野帰子の小説を、JAMSTECの全面協力を得てドラマ化に挑む本作。2014年に完成25周年を迎えた有人潜水調査船「しんかい6500」をはじめとした潜水船、研究船内にクルーが搭乗し、沖縄本島近海、水深1500mでの撮影を敢行。「リアルな深海世界」と「海洋科学技術の最先端」が圧倒的なリアリティで描かれている。物語の主人公を演じるのは、主演映画『ビリギャル』の大ヒットが記憶に新しい有村架純。連続ドラマ初主演となる本作では、組織の中で奮闘し、亡き父の遺志を受け継ぎ、深海の謎に命を懸けて臨むパイロット役に挑戦している。有村さんは、本作の主演を務めるにあたって「海洋研究が担っているのは、日本や世界の未来です。だからこの作品の背負っているテーマは、すごく大きなもので本当に身が引き締まりました。 初めての連続ドラマの主演という大役を頂き、不安や戸惑いはありますが、 男社会の厳しい環境の中で立っている深雪のように、 私も甘えることなく、強くたくましく演じられたらと思います」と、意気込みを語っている。また、未知の生物が存在し、新たな資源が眠っているといわれる深海を、全編4Kで収録したフルハイビジョンで放送し、神秘的でかつ驚異的な映像美を体感できるのも本作の大きな魅力だ。深海を舞台にした前代未聞の本格派ドラマとして、大きな注目を集めそうだ。「連続ドラマW 海に降る」は、10月よりWOWOWにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月03日女優の有村架純が、連続ドラマ初主演を果たすことが2日、分かった。WOWOWで10月にスタートする『海に降る』で、深海調査船のパイロットを演じる。同作は、朱野帰子の同名小説を映像化するもの。JAMSTEC(海洋研究開発機構)の全面協力により、本物の潜水船、研究船で撮影を行った。フルハイビジョン放送だが、全編4K撮影しており、リアルな深海の世界を描く。有村演じる天谷深雪は、亡き父の遺志を受け継ぎ、日本で初めて有人潜水調査船「しんかい6500」の女性パイロットとなった。しかし、最後に父が行ったとされる、潜航の衝撃的な映像を見つけてしまい、深雪は恐怖心に襲われることになる――。有村は「台本を初めて読んだとき、心臓がドキドキというよりもバクバクしました」と、その衝撃を振り返る。それでも、JAMSTECの使命から、作品の背負う大きなテーマを知り「本当に身が引き締まりました」と語っている。また、今作が連ドラ初主演となることに「不安や戸惑いはありますが、男社会の厳しい環境の中で立っている深雪のように、私も甘えることなく、強くたくましく演じられたらと思います」と意気込む。原作の朱野氏は、ドラマ化の話があったときから「深雪が有村架純さんだったらいいな…」と希望を抱いていたそうで、有村の主演が決まった際は「心のなかでガッツポーズをとってしまいました」と大喜び。有村の愛らしさや、凛々(りり)しさが、本物の女性パイロットに似ていると感じたといい、「潜航服姿を拝見するのがとても楽しみです」と語っている。山本監督も「今、一番輝いている女優の一人である有村架純さんと脇を固める豪華な俳優陣がどんな化学反応を見せてくれるか僕自身楽しみであり、良い意味で緊張しています」とコメント。「深海の世界は遠い場所かもしれませんが、それに関わる人々はとても身近で人間臭く、さまざまなドラマが詰まっています」と見どころを語っている。
2015年07月03日いよいよ海開き♪海はとっても楽しいけれど、紫外線・WP対策はもちろん、コスメを持ち歩けないのでいかに「お直しいらず」のメイクをするかが大切ですよね!?矢崎まなちゃんが、水着&サングラスにピッタリの、一手前加えた海メイクを教えてくれました!メイクのコツ・ポイント下地やファンデを薄くすることで、ヨレ防止に。RMKのパウダーファンデは、皮脂コントロールとSPFの効果が入ってるので、日焼けもメイク直しもしたくない海にピッタリ!アイメイクを崩れにくくするために、アイシャドウベースを使う。MACのアイシャドウベースはパールが入っているので、持ち・発色が良くなるだけでなく、太陽の下でとってもキレイ!メイクのヨレが気になりにくいようにアイラインは目尻だけにする。チークの持ちを良くする為にクリームチークとパウダーチークを重ねる。海ではUVケアにも写真を盛るにも、サングラスが必須!眉毛と目をできるだけ近くしてハーフっぽくすると、サングラスがより似合います。リップとグロスを重ねれば、自然とモチもUP!このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年06月28日東京都新宿区の「コニカミノルタプラザ」イベントスペースでは、7月16日より「"海底散歩"暗闇の中で美世界に出会う~超・深海展2015~」を開催する。東京都新宿区の「コニカミノルタプラザ」イベントスペースでは、7月16日より「"海底散歩"暗闇の中で美世界に出会う~超・深海展2015~」を開催する。今年で3回目となる「超・深海展」では、毎年好評の深海探査機の模型や深海生物の標本/大伴プリント、チムニー(熱水噴出孔)の大型模型の展示を実施する。また、2014年には「ダイオウグソクムシ」の展示を行ったが、今年は"流氷の天使"とも呼ばれる「クリオネ」を生体展示する。クリオネはいまだにはっきりとした生態が分かっていない動物で、会場ではその様々な表情をじっくり見ることができる。さらに今年は、新たに「超・深海展検定」や「NHKスペシャル世界初撮影! 深海の超巨大イカ」特別上映も行う。「超・深海展検定」は、難易度(初級・中級・上級)を選んで会場スタッフから解答用紙を受け取り、その場でチャレンジするというもの。問題は深海ファンならずとも知っておきたいえりすぐりのものを用意する。各級とも10問中8問以上正解した人に、その場で認定バッジをプレゼントする(なくなり次第終了)。「NHKスペシャル世界初撮影! 深海の超巨大イカ」は、2013年に放送されて深海ブームの火つけ役となった海洋科学ドキュメンタリー番組。10年におよぶ地道な調査の末、人類が初めて遭遇したその姿を大画面で楽しむことができる。上映は1日1回上映(月~金曜日: 17:30~、土・日曜日と祝日: 12:00~)。そのほか、海洋研究開発機構(JAMSTEC)研究員の和辻智郎氏が語る「深海動物の深い話」では、チムニーの周りに住むゴエモンコシオリエビをはじめとする、様々な深海動物の生態を子供から大人まで楽しめる内容で披露する。開催日時は7月25日14:00~15:00で、定員は50人。当日の12:00から会場にて整理券を配布する。コニカミノルタプラザ特別企画展「"海底散歩"暗闇の中で美世界に出会う~超・深海展2015~」は、7月16日~8月11日の10:30~19:00に開催する。期間中無休で入場は無料となっている。なお、同スペースのギャラリーA では、日経ナショナルジオグラフィック社 監修・協力のもと、日本の海をテーマにした写真展「『日本縦断 3つの海』~presented by ナショナル ジオグラフィック~」を同時開催する。同展では全館"海"の展示となるコニカミノルタプラザで、様々な視点から海の不思議を感じることができる。
2015年06月23日西武が、乗ってきた! 6月6日・DeNA戦では、三番・浅村栄斗、四番・中村剛也、六番・森友哉の大阪桐蔭トリオ初の揃い踏みホームランが実現。五番・メヒアも2発かっ飛ばした。翌日には中村が3戦連発18ホーマーでキング争いのトップタイに立ち、森も決勝打を放った。これで西武はふたつの引き分けを挟み、1か月ぶりの3連勝! 貯金を6にし、首位・ソフトバンクに3ゲーム差、2位・日本ハムに2ゲーム差と追撃態勢も整った。さらに故障で出遅れていたエース・岸孝之が復帰戦で7回1失点と好投し、若き左腕・菊池雄星も連勝で本調子を取り戻した。乗りに乗った状況で、『セ・パ交流戦』ラストウィークを迎える。西武プリンスドームで迎える6月9日(火)~11日(木)・広島戦、6月12日(金)~14日(日)・ヤクルト戦は、イベントが盛りだくさん。『ライオンズ プリセンス シリーズ』と題し、女性にうれしい企画がラインナップされている。6月9日(火)~11日(木)は縁結びと夫婦円満でご利益があると言われる川越八幡宮が協力した“恋愛成就ご利益グッズ”「恋勝」守りを、全女性来場者にプレゼント! 6月13日(土)・14日(日)は女性限定のボディリラクゼーションブースが登場し、マッサージを受けることができる。6月9日(火)は石毛宏典、野村謙二郎、6月12日(金)は鈴木健、ギャオス内藤の各OBが試合前にトークショー、試合後にノック体験を実施する。広島戦、ヤクルト戦の全6日間、ドーム駅前広場には美肌効果抜群の万座温泉の足湯ブースを設置。さらにウエディングドレスの試着ができ、ライオンズブーケや選手の等身大パネルと一緒に記念撮影までできてしまう。企画チケットも目白押しだ。6連戦でシカゴ発のポップコーン専門店・ギャレット ポップコーン ショップスのホープコーン クォート缶が付いた、セットチケットを限定販売。6月13日(土)の試合終了後は『ライオンズガールズパーティ』を開催。東京ガールズコレクション(TGC)モデルのマギー、有末麻祐子、香川沙耶、TGCオフィシャルサポーターの広海・深海らがファッションショーやトークショー、プレゼント抽選会などを展開する。このスペシャルプログラムの特別エリア入場券、パリ発の人気アイウェアブランド・Nunettesのファッショングラスが付いた、セット券も発売中だ。女性ファンを究極のおもてなしで迎える6連戦。6月9日(火)~14日(日)は西武プリンスドームへ足を運んでみてはいかか? チケット発売中。
2015年06月08日水産総合研究センター(水研センター)は4月16日、ニホンウナギは深海でも日出・日没を感知していると発表した。同研究成果は4月16日付(現地時間)の国際科学誌「PLOS ONE」に掲載された。今回の研究では産卵場と想定されているマリアナ海嶺周辺および日本近海で天然のニホンウナギ11個体、養殖ウナギ5個体に超音波発信器を装着し、放流、追跡することで回遊中の行動を調査した。その結果、天然ウナギは昼間に水深500~800mの深い層を遊泳し、遊泳深度と太陽照度に相関関係が見られ、深い深度でも太陽光を感知していることが判明した。一方、夜の間は水深150~300mを遊泳し、月齢、月出、月没と遊泳深度が関連しており、月光を感知していることが明らかとなった。また、養殖ウナギではそのような行動は観察されなかった。天然ウナギは日出の約1時間前に潜行を開始し、日没とともに浮上するという規則的な行動パターンを示していたため、潜行開始時刻と浮上開始時刻からその地点の日出と日没時間を特定し、そのウナギがどこにいるのかを調べることができることも分かった。今回の成果は、これまで謎とされてきたウナギの回遊ルートの解明につながると考えられている。
2015年04月16日葛西臨海水族園は3月28日、スタッフトーク「深海はロストワールド!」を開催する。○深海にくらす興味深い生きものたちを紹介同園では毎月、様々なテーマにて「スタッフトーク」を実施。今月のテーマは「深海はロストワールド!」となる。高水圧と暗闇が支配する深い海は、気候の変化に左右されず、大昔から安定した環境が維持されている"ロストワールド"。そのおかげで「生きた化石」と呼ばれる生きものたちも生息する、とても面白い場所となっているという。同イベントでは、そんな深海にくらす興味深い生きものたちの話と、生きものたちをいきいきとした状態で展示しようと奮闘する飼育係の苦労話を伝える。開催日時は、3月28日 1回目11時30分~11時50分、2回目13時30分~13時50分。場所は、同園 本館2階レクチャールーム(東京都江戸川区臨海町6-2-3)。
2015年03月25日沼津港深海水族館 ~シーラカンスミュージアム~は3月19日、「アカドンコ(ブロブフィッシュ)」の公開展示を開始した。○非常に貴重な、生きた"世界一醜い生物"を展示「アカドンコ」は、「世界一醜い生物第1位」に選ばれたブロブフィッシュの仲間で、同個体は3月16日、深海底引き網漁にて水深350mより引きあげられた。うろこを持たず、ぶよぶよの体をした深海魚の特徴を持ち、網で引き上げられると他の魚やエビによって体が擦れてしまい、すぐに死んでしまう。今回は網の端にたまたまいたことで擦れが少なく、いい状態であがってきたという。チャーター船にて捕獲し、同館の石垣館長がその場のケアを厚くし、今回の展示公開までこぎつけている。死亡したブロブフィッシュは、水分が抜け筋肉がダラリと落ちて、例の"おやじ顔"になってしまうが、生きている時はとても愛らしい顔をしている。今回の展示は、生きたブロブフィッシュを観ることができる貴重な機会となる。同館の所在地は、静岡県沼津市千本港町83番地。
2015年03月24日レノボ・ジャパンは17日、企業向けのワイド液晶ディスプレイ「ThinkVision T」シリーズ7モデルを発表した。広視野角の「In-Plane Switchingパネル」搭載モデル5機種とTNパネル搭載の2機種を用意。3月20日より発売する。○T2224z「T2224z」は画面サイズが21.5型ワイドの液晶ディスプレイ。広視野角の「In-Plane Switchingパネル」を採用する。解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)に対応し、本体にカメラを内蔵。バックライトには白色LEDを採用し、消費電力も標準21W(最大25W)と低くなっている。スタンドはチルト / スイーベル / 高さ調節 / ピボットが可能など、位置調整の柔軟性も高い。主な仕様は、視野角が水平 / 垂直ともに178度、輝度が250cd/平方メートル。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-Sub×1、DisplayPort×1。4ポートのUSB 3.0ハブと3W+3Wのステレオスピーカーを搭載する。○T2224p「T2224p」は、画面サイズが21.5型ワイドの液晶ディスプレイ。「T2224z」から内蔵カメラとスピーカーを省略したモデル。そのほかの仕様はほぼ共通。○T2324p「T2324p」は、画面サイズが23型ワイドの液晶ディスプレイ。「T2224z」から内蔵カメラとスピーカーを省略したモデル。消費電力は標準21W(最大49W)。そのほかの仕様はほぼ共通。○T2424p「T2424p」は、画面サイズが23.8型ワイドの液晶ディスプレイ。「T2224z」から内蔵カメラとスピーカーを省略したモデル。消費電力は標準22W(最大54W)。そのほかの仕様はほぼ共通。○T2454p「T2454p」は、画面サイズが24型ワイドの液晶ディスプレイ。「T2224z」から内蔵カメラとスピーカーを省略したモデルで、解像度は1,920×1,200ドットとなっている。輝度は300cd/平方メートル。消費電力は標準24W(最大54W)。そのほかの仕様はほぼ共通。○T2254p「T2254p」は、画面サイズが22型ワイドの液晶ディスプレイ。TN方式の液晶パネルを採用する。解像度は1,680×1,050ドットに対応し、バックライトには白色LEDを採用。消費電力は標準20W(最大25W)と低くなっている。スタンドはチルト / スイーベル / 高さ調節 / ピボットが可能。主な仕様は、視野角が水平170度 / 垂直160度、輝度が250cd/平方メートル。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-Sub×1、DisplayPort×1。○T2254「T2254」は、画面サイズが22型ワイドの液晶ディスプレイ。「T2254p」からスタンドのスイーベルとピボット機構が省略されており、映像入力インタフェースがDVIとD-Subに変更されている。消費電力は標準16W(最大22W)とさらに省電力性が高くなっている。
2015年03月17日明治は17日、「生物図鑑グミ 深海生物編」を発売する。○深海生物をリアルにかたどったグミは全18種類同商品は、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)協力のもと発売する、深海生物などの魅力を伝えるコレクションカード付きグミ。近年大きなブームとなっている深海生物の形を、柔らかい食感が特徴のグミでリアルに再現した。種類は全部で18種類。また、深海生物の"驚異の生態"を紹介した全19種類のコレクションカードも1枚封入している。深海の世界観を表現したパッケージや、知的好奇心や探究心を刺激するコレクションカードは本格的な仕上がりとなっており、カードをコレクションすれば自分だけの「生物図鑑」を作ることができるという。グミは、コーラ味、ソーダ味、みかん味の3種類となる。内容量22gで、参考小売価格は100円(税別)。
2015年03月14日動画サービス「ニコニコ生放送」にて、深海生物漁の模様を完全中継する番組「深海生物ハンターと行く、深海漁見学ツアー」の放送が決定した。放送日は2月20日~21日。番組には、神奈川県・横浜にある水族館「ヨコハマおもしろ水族館」の名誉館長で深海魚専門漁師の長谷川久志氏と、深海プロジェクトディレクターの長谷川一孝氏が登場。両氏とともに、静岡県焼津市駿河湾で行われる深海漁見学ツアーの模様を、船上からノーカットで放送する。今回の漁のターゲットとなるのは、深海魚・ヌタウナギ(1日目)とオオグソクムシ(2日目)で、オオグソクムシは収穫後、"えんとつ焼き"にして試食する予定。なお、1日目のヌタウナギ編は収録放送、2日目のオオグソクムシ編は生放送となる。番組名:「深海生物ハンターと行く、深海生物調査漁 ヌタウナギ編(収録放送)」放送日:2月20日(金)放送時間:18:00~24:00(予定)出演予定:焼津の深海魚ハンター・長谷川久志さん&一孝さん親子、ヌタウナギ番組ページはこちら番組名:「深海生物ハンターと行く、深海生物調査漁 オオグソクムシ編(生放送)」放送日:2月21日(土)放送時間:9:30~14:00(予定)出演予定:焼津の深海魚ハンター・長谷川久志さん・一孝さん親子、オオグソクムシ、その他の深海生物番組ページはこちら
2015年02月19日『海猿』シリーズでもお馴染み、日本で最も海が似合う俳優(!?)・伊藤英明が、南太平洋の海でザトウクジラの親子に迫るドキュメンタリー「伊藤英明が大接近!奇跡の海のザトウクジラ ~いのちの星の親子たち~」が、1月24日(土)に放送される。このほど本作から、伊藤さんが実際に潜り、ザトウクジラと大接近した様子を捉えた特別映像がシネマカフェに到着。親子愛にあふれるクジラの子育てを見守った伊藤さんから、興奮のコメントが到着した。地球上で起こる奇跡の光景をカメラに収めることにチャレンジする海外ドキュメンタリー紀行(CBCテレビ制作)の最新作として、伊藤さんがナビゲーターを務める本作。今回、伊藤さんは、世界でも数えるほどしかないザトウクジラと泳げる海で、夏場、出産から子育てをするザトウクジラの姿を追う。大ブレイクした役柄さながらに自らもダイビング・ライセンスを持ち、世界の海に潜っている伊藤さんは、いまだ多くの謎に包まれているクジラの子育てに迫るため、南太平洋に浮かぶ島・トンガ王国へ。トンガは、世界で最もクジラに近づくことができる場所とされ、伊藤さんにとって“トンガでザトウクジラに遭遇すること”は“死ぬまでにやることリスト”に入っているほど、関心あることだったという。毎年7~10月の間、南極海から北上してきたザトウクジラが、出産、子育て、交尾をする“クジラの海”、トンガ。ホエールスイム(鯨と泳ぐこと)が許されている、世界でも数少ない海域としても知られている。伊藤さんは、毎年クジラの撮影をしているプロカメラマン越智隆治氏とタッグを組み、クジラの“子育ての海”で世界的にも貴重といわれる授乳シーンを狙い、10組以上の親子クジラを撮影。その中でも、心を許してくれたザトウクジラの親子を間近で撮影することに成功した。トンガの海で生まれた子クジラが、どのように母乳を飲み、成長し、冷たい南極の海に耐えられる体に成長するのか。大迫力の映像から、海に生きる巨大なほ乳類の子育ての謎親子クジラの姿を追いながら、親子の絆やつながりに想いを馳せてみて。■伊藤英明コメント「地球上でも貴重な、クジラと泳げる国トンガ。今回この海で、実際クジラと泳ぎ、そして間近に迫るクジラと同じ時間をともにしたことは、そうそう経験できることではないですし、まだこんな場所があったのか と感動しました」。「子育ての姿を間近に見て、同じほ乳類として、親子の愛、絆を感じました。 自分よりも何倍も何倍も大きな生物と同じ時間を共有することはすごく貴重な経験でもあり、さまざまなことを考えさせられる時間になりました。まだいませんが、もし自分にも子どもがいたら、見せてあげられればと思いました」。「伊藤英明が大接近!奇跡の海のザトウクジラ ~いのちの星の親子たち~」は1月24日(土)14時~15時24分、TBS系全国28局ネットにて放送予定(一部地域を除く)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月19日葛西臨海水族園は1月30日~2月1日、「深海」をテーマにした特別ボトルウォッチング「深海ラボ」を開催する。○貴重な深海生物の生きた個体や標本を紹介同イベントのテーマは、「深海」という環境とそこに暮らす生物。同園が採集した貴重な深海生物の生きた個体や標本を紹介する。水槽で生きた個体や、ボトルに入った標本をじっくり観察でき、スタッフがわかりやすく解説する。紹介する標本は、ラブカ、ミツクリザメ、メンダコ、アカグツなど。一部の標本には、実際に触ることもできる。なお標本は変更になる場合もある。また、特殊な水槽を使った加圧実験、深さ1,000メートルの水温の擬似体験、深海生物採集や輸送のための特殊装置も公開。普段なかなか見ることのできない深海生物を間近に観察できるチャンスとなるという。開催日時は、1月30日~2月1日 10時30分~12時。場所は、葛西臨海水族園 本館2階レクチャールーム(東京都江戸川区臨海町6-2-3)。その他、詳細は同園Webページを参照のこと。
2015年01月19日コニカミノルタは1月13日、TOF(Time Of Flight)方式で垂直方向に最大24レイヤー、水平画角最大180度の広範囲スキャンが可能なレーザーレーダーを開発したと発表した。同製品は、上記の画角とリアルタイムを両立し、高精細な3D情報の取得が可能。測定距離は車両で100m以上、人で50m以上となっており、外乱光に強いなどの特長を持つ。同社は、自動運転/高度運転支援システムの開発や建物・物流搬送機器・移動ロボットなどさまざまな領域での活用を見据えているとのこと。なお、同製品は1月14日~16日に東京ビッグサイトにて開催される「オートモーティブワールド2015/第3回コネクティッド・カーEXPO」のZMPブースに参考出品される。
2015年01月14日Age Global Networksのオンラインショップ「CLION MARKET」では、12月17日から「焼津 長兼丸 深海魚おせち」の販売予約を開始した。「焼津 長兼丸 深海魚おせち」は、「深海魚」をコンセプトにしたこれまでにないおせちとなっている。一の重のメインは、見た目のインパクトが大きい「オオグソクムシ」の丸焼き2匹。蒲鉾や伊達巻の材料には「深海鮫」を使用し、周りを彩るおかずにもバイ貝や金目鯛など、魚をふんだんに使っている。二の重、三の重には、「栗きんとん」、「昆布しめ」といったおせち料理の定番品や、海の幸を贅沢に使った特製ちらしも詰められ、目新しさだけではない豪華な三段重に仕上がっている。価格は21,600円(税込)。受付は12月25日の17時まで。詳細は「CLION MARKET」にて。
2014年12月22日Age Global Networksは25日まで、オンラインショップ「CLION MARKET(クリオンマーケット)」にて、「焼津 長兼丸 深海魚おせち」、「陸上自衛隊おせち」の予約を受け付けている。○食材は深海魚専門の漁師が水揚げ「焼津 長兼丸 深海魚おせち」は、今年注目を集めた「深海魚」が味わえる。「一の重」のメインは、日本最大の等脚類、「オオグソクムシ」2匹の姿焼き。蒲鉾、伊達巻には「深海鮫」を使用した。これらの2つの食材を水揚げしたのは、深海魚専門の漁師、長兼丸の長谷川久志・一孝親子。そのほか深海魚の真丈、底黒タラ、バイ貝、金目鯛などがそろう。「ニの重」には、黒豆や栗きんとん、数の子、昆布しめなど、縁起のよいおせち料理の"いわれ"を大切にした品々を詰めた。「三の重」は、イクラやズワイガニなどの具材を使い、紅白はす甘酢が鮮やかな特製ちらし寿司となる。価格は2万1,600円(税込)。○「ミリメシ」にならってレトルトパウチで「陸上自衛隊OSECHI」は、陸上自衛隊をイメージ。「ミリメシ(戦闘糧食)」を三段重の中で表現したおせちとなる。迷彩柄のお重の「一の重」には、海老や栗きんとん、黒豆といった定番に加えて、ボリューム感がある鴨のローストなどを詰めた。「二の重」は、海老、いくら、煮豚などによる特製ちらし寿司が入る。「三の重」には、「ミリメシ」として、ハヤシビーフ、ポークカレー、"美味しい白米"を、「ミリメシ」の雰囲気そのままにレトルトパウチで詰め込んだ。さらに、10式戦車のペーパークラフトが付く。価格は1万6,200円(税込)。○肉料理満載の「新日本プロレスおせち」も上記2品と併せ、新日本プロレス監修の「新日本プロレスおせち」も予約を受け付けている。同商品は、屈強なレスラーをイメージした肉料理が中心の三段重となる。価格は1万6,200円(税込)。いずれも、数量限定。予約は25日の17時までの受け付けとなる。
2014年12月20日グリーンハウスは8日、広視野角のADSパネルを採用した21.5型ワイド液晶ディスプレイ「GH-LCW22B」シリーズを発表した。ブラックとホワイトの2色を用意。12月上旬より発売する。価格はオープン。視野角が上下/左右ともに178度と広い21.5型ワイド液晶ディスプレイ。ADS液晶パネルを採用し、1,920×1,080ドット(フルHD)表示に対応。角度による色やコントラストの変化が少ない安定した映像を出力する。ブルーライトを最大76%カットする「ブルーライトカット」機能や、バックライトにエッジライト式の白色LEDを採用している。ブルーライトカットは、36%・60%・76%の3段階で調整可能。消費電力は最大25W(省電力モード時:0.5W)。主な仕様は、画面サイズが21.5型ワイド、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、視野角が上下/左右ともに178度、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(DCEオン時5,000,000:1)、応答速度が14ms(Over Drive機能オン時:5ms)。映像入力インタフェースはHDMI×1、DVI-D×1、D-sub×1。スタンドのチルト角度は上20度。1W+1Wのステレオスピーカーを搭載し、VESAマウント100mmに対応。本体サイズはW506.6.8×D177.8×H390mm、重量は約3.2kg。
2014年12月08日沼津港深海水族館では、シーラカンスの展示を行っている。○世界でも希少な冷凍個体をはじめ、5体のシーラカンスを展示同館は、世界で唯一「シーラカンス」の冷凍標本が見られる、"シーラカンスミュージアム"。生きた化石「シーラカンス」は1938年、3億5,000万年前と変わらぬ姿のまま南アフリカで発見された。とうの昔にすべて絶滅したと考えられていたため、学会および世界は騒然となったという。現在ではこれまでにアフリカ(南アフリカ、コモロ諸島、タンザニア)とインドネシアで見つかっている。日本ではまだ発見されていないが、深海の海洋環境は世界中で近しい環境にあるため、「日本にはいない」と断定するほうが難しい、とも言われている。同館に展示されているのは、1980年代、日本シーラカンス学術調査隊が現地と協力して捕獲したもの。5体あり、そのうち2体は冷凍個体で、世界でも類を見ない希少な「シーラカンス」となっている。また「シーラカンス」は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」の第I類に指定されている。通常、「シーラカンス」を商業ベースで展示することは許されていないが、同館が保有する個体は、規制対象になる前に日本に持ち込まれた、国内唯一の正式に展示が許された希少な個体となっている。「シーラカンス」は0.6mm幅でCTスキャンを行い、立体映像も再現。最新のデータを見ながら、生体の謎に迫る。さらにコモロでの現地調査から、「シーラカンス」が海中で泳ぐ姿をとらえた世界初の遊泳映像も放映している。同館の所在地は、静岡県沼津市千本港町83。
2014年12月02日