●役づくりの方法を変えて臨んだ撮影女優の志田彩良が主演を務める映画『かそけきサンカヨウ』(公開中)。『愛がなんだ』(18)、『アイネクライネナハトムジーク』(19)などで知られる今泉力哉監督が、窪美澄氏の短編集『水やりはいつも深夜だけど』の一編「かそけきサンカヨウ」を中心に、もう一編「ノーチェ・ブエナのポインセチア」のエピソードも重ね合わせた同作。早くに大人にならざるを得なかった少女・陽の葛藤や成長が、同級生の陸との“恋までは辿り着かないような淡い恋愛感情”を交えつつ、ひとつの物語として描かれる。主人公・陽を演じるのは、今年放送されたTBS系日曜劇場『ドラゴン桜』で、父親からDVを受ける少女という難しい役どころに挑戦し、大きな反響を呼んだ志田。今作では、幼い頃に母(石田ひかり)が家を出て以来、父(井浦新)とふたりで穏やかに暮らしていたのだが、ある日「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」と告げられ、父の再婚相手である美子(菊池亜希子)とその連れ子の4歳のひなた(鈴木咲)との生活を送ることになる少女を見事に演じている。彼女は今回、繊細な10代の少女の気持ちが揺れ動く様をどのようにとらえ演じたのか。そして『ドラゴン桜』という注目度の高い作品に出演したことで今感じること、同作で共演した鈴鹿央士、細田佳央太と3人で語り合う夢の話を聞いた。○■映画『かそけきサンカヨウ』出演に感謝と喜び――最初に『かそけきサンカヨウ』の台本をもらった時の感想を教えてください。台本を頂く前に窪美澄さんの原作を拝読したのですが、涙が止まりませんでした。陽の強い部分も弱い部分も愛おしくて、すごく素敵な作品だなと思いました。その後に台本を頂いて、その素敵な世界観にさらに今泉監督の色が加わって、また違う素敵な作品になっていたので、この作品に陽として携わらせていただけることがありがたくて、嬉しかったです。――役作りを行う際、志田さんはご自身が演じる人物の背景を掘り下げて、ノートに書いていくそうですね。今回も同様の作業を行ったのですか?おっしゃっていただいたように、今までは台本に書かれていない部分まで役を深く考えることが多かったのですが、今回はすごく繊細な10代の女の子の役だったので、その繊細さを出すためにどうすればいいんだろうなと思った時に、あえて、いつもみたいに深堀りするのではなく、その場で感じたことをそのまま言葉にして伝えたほうが、その繊細さが出せるのではないかと。父や、新しい母と妹との関係性については事前に考えましたが、セリフの言い回しであったり、“このシーンはこうしよう”ということは全く考えず、セリフだけを入れていって、現場での相手とのやり取りの中で感じたことをそのまま表現するようにしていました。――これまでのやり方を変えることに怖さはなかったですか?やっぱり不安が全くなかったわけではありませんが、今泉さんとはこれまでにもお仕事でご一緒させていただいたことがあり、現場では安心感がありました。“今泉さんがいらっしゃるから、きっと大丈夫だ”と、すごく心強かったです。○■陽と陸に重なる鈴鹿央士との関係性――新しい母と妹を家族に迎えて家ではどこか気をつかってしまう陽にとって、長らく会っていなかった実の母に会いに行く時に一緒にいてほしいと思えたり、何気ない愚痴をこぼしたりできる陸の存在は大きいだろうなと感じました。志田さんには、陽にとっての陸のような存在はいますか?陸役の鈴鹿央士くんは、『かそけきサンカヨウ』だけでなく、『ドラゴン桜』でも共演させていただいて、『ドラゴン桜』の撮影中にお芝居について悩んでいることがあった時、相談させていただいたり、「次のシーンこうしようと思うんだけど、どう思う?」と聞いたり、悩みも打ち明けられる存在です。陸と陽の関係性に私たちも実際近いのかなと思います。陸と陽みたいに“恋愛はどうなんだろう?” っていう関係は本当に全くないんですけど(笑)。――そこは違うんですね(笑)。お互いにそういった気持ちがないから仲良くできている部分もありますし、すごく信頼していて、尊敬している役者さんなので、そんな素敵な方が同い年で身近にいてくれることは刺激にもなり、大切な存在だなと思います。――お話を伺っていると、鈴鹿さんのことを本当に信頼していることが伝わってきます。撮影は『ドラゴン桜』よりも『かそけきサンカヨウ』のほうが前だったということですが、お二人は最初からビビッときて、仲良くなれたんですか?実は、『かそけきサンカヨウ』の時はお互いに人見知りをしていて(笑)。演技の話をすることはあまりなかったのですが、その絶妙な距離感が陽と陸のリアルな関係性を出せたのかなと思います。その後に共演した『ドラゴン桜』を通して、お芝居の悩みを相談できるようになったので、『ドラゴン桜』での共演がなかったら、ここまで央士くんに色々なことを話せるようになっていなかったかもしれません。●一番の夢は「脚本を書いて映画を作ること」○■『ドラゴン桜』出演で感じた“大きな変化”――前回マイナビニュースで取材させていただいた時は、『ドラゴン桜』放送中の時期でした。注目度の高い作品でしたが、今改めて振り返ってみていかがですか?『ドラゴン桜』に出演させていただく前と後では、自分の中でも大きな変化がありました。阿部(寛)さん、長澤(まさみ)さんをはじめとする共演者の皆さんから頂いた刺激はもちろんですが、TBS『日曜劇場』という枠で放送されるドラマを経験させていただいたことはすごく大きかったです。反響はとてもありがたいことなのですが、自分の実力ではなく、共演者の皆さんと、『ドラゴン桜』という作品の影響だったと感じているので、感謝の気持ちを持って、自分の活動で恩返ししていけたらと思っています。――『ドラゴン桜』の小杉麻里役もそうですし、志田さんがこれまで演じてきた役は、精神的にツラい経験をしていて、演じるのにエネルギーをすごく持っていかれそうですね。自宅に帰るとエネルギーを使っているのかなと感じることがあります。現場では朝からの撮影でも一日中同じテンションで、「ずっと元気だね」という風に言われることが多いのですが(笑)、家に帰った瞬間に眠たくなるので、すごく体力を使ってるんだろうなと感じます。――役者の仕事は「別の人の人生を生きること」という風に言われると思うですが、“自分に戻ってきた”と感じる瞬間はありますか?カメラが回っていない時はすぐに素の自分に戻ることができるので、『ドラゴン桜』では「カメラが回ってる時と回ってない時のギャップが一番大きい」って、共演者のみなさんから言われていました(笑)。ですが、次の日が重いシーンの撮影だと、“あのシーンはどうしようかな……”とずっと悩んでしまい眠れなくなることはよくあります。常にどこかで役のことを考えてしまっています。○■鈴鹿央士、細田佳央太と描く夢――完全に役を忘れるのは難しいかもしれませんが、“この時だけは他のことを何も考えないくらい幸せだな”と感じるのはどんな時ですか?いとこの子供が1歳半なのですが、その子と遊んでる時間が一番楽しくて癒されるし、幸せだなって思います。休日はよく一緒に遊んでいます。ちなみに、昨日もお休みだったので遊んでました。――お話されている笑顔で幸せなのが伝わってきました(笑)。1歳半だと、まだ名前は呼んでくれないくらいですかね?「彩良って言ってみて」と話すと言ってくれないのですが……昨日、お別れする時に「帰らないで!」って泣かれてしまうので、気づかれないようにこっそり帰ろうとしたら、私の名前を呼びながら歩き回ってる動画が送られてきて! すごくかわいかったです(笑)。――それはたまらないです(笑)。では最後に、今後実現したい目標を教えてください。やりたいことはたくさんありますが、その中でも映画を作ってみたいと思っていて。脚本を書いて映画を撮ってみたいというのが一番の夢で、鈴鹿央士くんと細田佳央太くんと3人で監督をして、共同で一つの映画を作りたいという話をよくしています。――細田佳央太さんも一緒に! 『ドラゴン桜』から青春が続いている感じがして、一ファンとして嬉しいです……。ありがとうございます(笑)。日常生活において、“この瞬間映画にしてみたい”って思った瞬間があったらメモして、3人で共有してネタ集めしています。それぞれ3人が色んな経験をして、人としても役者としても1人前になった時に実現したいです。■プロフィール志田彩良(しだ・さら)1999年7月28日生まれ、神奈川県出身。2013年よりファッション誌『ピチレモン』の専属モデルとして活動。2014年、短編映画『サルビア』で初主演を務め、女優デビュー。2017年、『ひかりのたび』で長編映画初主演。2021年、TBS系日曜劇場『ドラゴン桜』で小杉麻里役を演じ、大きな注目を集める。そのほか、ドラマ『チア☆ダン』(18/TBS系)、『ゆるキャン△』シリーズ(テレビ東京系)などに出演。
2021年10月20日今、映画界から最も注目されている監督の一人である今泉力哉監督の最新作に出演した井浦新さんと志田彩良さん。最新作に込められたメッセージから、映画を愛する想いまでを聞きました。観客の心に染み入る“嘘のない”芝居。父と娘の二人暮らしから、再婚相手と連れ子を含めた4人家族へ。思春期の少女の戸惑いや、同級生への淡い恋心を穏やかに描いた今泉力哉監督最新作『かそけきサンカヨウ』が間もなく公開となる。――日常を生きる人物をリアルに描く作風で知られる今泉監督。現場ではどんな方でしたか。井浦:一見物静かで、実際に物腰の柔らかい方なんですけど、現場での監督は、常に悩み、苦しみながらご自分と闘っていました。ご自身の内側に、映画作りへと駆り立てる、ものすごく大きな馬力のエンジンを積んでいるんだろうなと。僕はずっと今泉組に参加したくて、今回念願が叶ったわけですが、また一緒に人間というものを追求したいと思いました。志田:映画作品で監督とご一緒させていただくのは今回が3作品目で、今泉組には勝手に仲間意識を感じています。監督作品で主演させていただくことは、私にとって大きな目標でした。こんなにも早く実現するとは思いませんでしたが、とても嬉しかったです。これまでの現場では、監督から「こういうふうに演じてみようか」とアドバイスをいただくことが多かったのですが、今回は監督から役についての指示があまりなく、少し不安でした。しかし、これまで築いてきた信頼関係があったので、今泉監督が「OK」と言うのなら大丈夫なんだろうという、絶対的な安心感がありました。――高校生の陽を志田さん、父親の直を井浦さんが演じた本作。どんなメッセージが込められた作品なのでしょうか。志田:父親の直、娘の陽、再婚相手とその連れ子、陽が憧れる同級生…、この映画には誰一人、相手の意見を否定する人が出てきません。どのシーンも、みんな相手が伝えてくれた言葉をちゃんと自分の中に落とし込んで、自分の気持ちもちゃんと伝える。一人ひとりが相手を思いやり、尊重し合いながら、一生懸命関係を築いていく物語だと思います。井浦:これは、今泉監督作品の根本だと思うんですが、相手を許して、受け入れていこうとする人間たちをこの映画では描いていて。親子関係、友達や恋人同士など、人と人とが関わるって、大変じゃないですか。でも、互いを受け入れ合いながら人と関わって生きていくさまをとても瑞々しく描いていて、心に染み込むように伝わる作品になったのではと思います。――志田さんは、陽の感情の揺れを繊細に表現していましたが、どんなことを考えて演じましたか。志田:ちょっとした言葉で傷ついたり、周りからの刺激で揺れ動く10代ならではの感情を一つひとつ丁寧に、目の前にいる父や同級生の陸くん(鈴鹿央士)の言葉をちゃんと受け止めて、嘘のないように、ちゃんと動けるようにしようと思って演じていました。――井浦さんは、直と陽の親子関係をどのように感じましたか?井浦:直の妻が去ってからの二人の距離感というのは、心がすれ違ったとしても、けっして遠くはなくて、時には恋人のように見えるほど近くなることもあります。時どきで変わるそうした距離感を大事にしたくて、その都度その都度、監督と相談しながら演じました。――お互いの印象は?井浦:志田さんは真っすぐで瑞々しい方。すでにご自身が等身大で持っているものと、僕が陽に感じた危うさや不安をうまく混じり合わせて、内側から表現できるのが素晴らしいなと思いました。現場でもこうしたインタビューでも、感じたことや想いを、ちゃんと言葉にして伝えることができて、しっかり芯が通っていますよね。志田:そんなふうにおっしゃっていただいて嬉しいです。新さんは、普段から一つひとつ丁寧に言葉を選んでいらっしゃって、嘘のない方だなあって。お芝居もそう。私は“お芝居で嘘をつかない”ということをひとつの目標にしているので、新さんのお芝居や立ち居振る舞いを間近で拝見して、勉強させていただいています。――最後に、映画にはどんな力があると思いますか。井浦:映画は、出会いがあるから面白いと思うんです。作る時は、役との出合いもあるし、表現者である俳優や監督、スタッフとの出会いから力をもらうことで、挑戦もできるんです。そうした現場で作られた映画は、観る側に自分の知らない世界との出合いをもたらしてくれますよね。小さな路地裏から、一生かけても辿り着けない遠い場所まで、見知らぬ世界に連れていってくれ、新たな気づきをもたらしたり、心を潤したりしてくれるのが映画の魅力ですね。志田:私にとって映画を観るということは、ごはんを食べるのと同じ感覚で、日常の一部です。そのくらいなくてはならないもので、家ではひたすら映画を流しています。自分の考えや価値観、時には人生さえも変えてくれる力が映画にはあると思っています。なので演じる側としても、一人でもそう感じてもらえる作品を届けたいですし、誰かの救いになると信じながら、責任を持って一つひとつの作品を丁寧に作っていきたいです。『かそけきサンカヨウ』長らく父親の直(井浦新)と二人暮らしだった高校生・陽(志田彩良)。直の再婚相手の美子(菊池亜希子)とその連れ子との新生活に戸惑いが隠せない。タイトルのサンカヨウは、雨に濡れると花びらが半透明になる植物。10月15日全国公開。【井浦新さん】My 名作映画『エンドレス・ワルツ』社会派で知られる若松孝二監督作。「狂おしいほど愛し合い、転がりゆく男女を、美しく、力強く描いた愛の物語。こんな純度の高い大恋愛ができたら素敵だと思わせてくれます」【志田彩良さん】My 名作映画『チョコレートドーナツ』同性愛カップルとダウン症の少年が司法や偏見と闘う。「昨日、3度目の観賞をしましたが、ふと観返したくなる作品。性別や血縁といったものは、愛があれば関係ないんだなって」いうら・あらた1974年9月15日生まれ、東京都出身。‘99年、『ワンダフルライフ』主演でデビュー。11月公開映画『恋する寄生虫』、10月15日スタートのドラマ『最愛』に出演。井浦さん・コート¥49,500(ティーエスエス/ティーエスエス 代官山ストア TEL:03・5939・8090)その他はスタイリスト私物しだ・さら1999年7月28日生まれ、神奈川県出身。モデル活動を経て、2014年、『サルビア』主演で俳優デビュー。今年、『ドラゴン桜』第2シリーズでの好演が話題に。※『anan』2021年10月20日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・上野健太郎(KEN OFFICE/井浦さん)山本隆司(style3/志田さん)ヘア&メイク・NEMOTO(HITOME/井浦さん)髙取篤史(SPEC/志田さん)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年10月15日女優の志田彩良が主演を務める映画『かそけきサンカヨウ』(15日公開)の本編映像が13日、公開された。『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉監督が、窪美澄氏の短編集を実写映画化した同作。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽の葛藤と成長が、同級生・陸との“恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情”を交えて描かれる。主人公・陽を志田、陽をやさしく見守る父親・直を井浦新、陸をTBS系日曜劇場『ドラゴン桜』でも志田と共演した鈴鹿央士が演じている。この度公開されたのは、直が陽に恋人ができたことを告白するシーン。幼い頃に両親が離婚して以来、父と穏やかなふたり暮らしを送ってきた陽だったが、この突然の告白によって生活が一変するという映画のカギとなる重要な場面だ。陽が支度した夕飯を二人で食べていると、陽が席を外した瞬間、ふと思いつめた表情を見せる直。そして「陽、大事な話があるんだ。恋人ができた。その人と結婚しようと思う」と切り出す。父からの突然の告白に驚き、思わず黒コショウを挽く手が止まってしまう陽。この後、父の再婚相手である美子(菊池亜希子)と連れ子の4歳のひなたとの新しい生活が始まる――。(C)2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年10月13日映画『かそけきサンカヨウ』の完成報告会が9月27日、スペース FS 汐留で行われ、志田彩良、井浦新、鈴鹿央士、中井友望、菊池亜希子、今泉力哉監督が登壇した。映画は、人気作家・窪美澄の同名短編小説を映画化したもの。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽の葛藤と成長が、同級生・陸との“恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情”を交えて描かれる。主人公・国木田陽に『ドラゴン桜』(TBS系)が話題となった志田彩良、陽をやさしく見守る父親・直を井浦新、陽の同級生・陸に『ドラゴン桜』でも志田と共演した鈴鹿央士、直の再婚相手・美子を菊池亜希子、陽と陸の同級生の沙樹を中井友望が演じる。監督は作品に流れる空気感やリアリティが高い評価を受け、今年は『あの頃。』『街の上で』と既に2本の作品が公開され、城定秀夫監督とのコラボ映画が来春公開を控える今泉力哉監督だ。報告会では、まず本作を映画化したいと希望していたという今泉監督が「小説を読んでいて、そこにある家族の関係性だったりとか、普通ならあまり描かれないような部分での、小さな衝突や、小さな気持ちに焦点を当てた作品」とコメント。さらに「家族のありかたとか、恋愛と呼べるのかというぐらいの距離感の、高校生の時間などもすごく繊細に描かれていて。そして特に惹かれたのは、父親と娘の時間と、そこに父親が再婚することによって新しい家族になっていく奥さんと子どもと、主人公の陽との距離感とか。そういう部分に惹かれて、この作品を映画にしたいと思いました」と語る。志田のキャスティングについても「何度かご一緒していたので、プロデューサーとも、志田さんならできるんじゃないかという話をしていました」と全幅の信頼を寄せている様子。その志田は「脚本をいただく前に小説を読ませていただいたんですが、その時に陽の強い部分も、弱い部分も含めて、すべてが本当に愛おしい女の子だなと感じて。もし私だったら、その場から逃げたくなることも、逃げずにちゃんと向き合って。前に進む姿が魅力的だなと思いました」と話した。続けて「今泉監督と初めてご一緒したのが『パンとバスと2度目のハツコイ』だったんですが、その時に監督から『いつか志田さん主演で映画を撮りたいと思っているので、その時はよろしくお願いします』と言っていただいて。そこからわたしも、いつか今泉組で主演することが目標となっていたので、まさかこんなに早くそれが実現するとは。私は今泉さんの現場が大好きなので嬉しかったですし、事務所(テンカラット)の25周年記念という大切な作品で、今泉組の主演という大役をいただけて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」としみじみ。さらに主人公・陽の父親・直を演じた井浦は「監督が、現場で生まれてくる俳優のお芝居を受け止めてくださったので。先ほど、監督がおっしゃられた通り、小さなできごとを繰り返していく物語なので、俳優のお芝居にも繊細さが求められたと思います。その繊細さを共演者と確かめ合えた現場でもありましたし、父親の作り方もそういう風にやらせてもらって、ありがとうございます」と話した。そして陽が淡い恋心を抱く、同級生の陸を演じる鈴鹿は「陸くんは自分の家族だったり、陽のことだったり、自分の身体もそうですが、色々なところに進む中で壁ができていたんです。でも壁に当たった時にも人に当たらないというか、優しい人だったので。誰かに背中に押されて、自分で解決しに行く、その姿がすごく優しいし、ステキな男の子だなと思いながらやっていましたね」とコメント。さらに陽の新しい母親・美子を演じる菊池は「(鈴木咲が演じる娘の)ひなたちゃんが、良い意味で本当に子役っぽくないというか。どう動くか分からない場面がたくさんあって。予測できないというか、子どもらしさが炸裂している子だったので。お芝居をしている最中でもどこかへ行ってしまうこともあったんですけど、それがひなたっぽくて。それでオッケーになりましたが、すでにひなたができあがっているなと思いました」と笑顔で振り返る。陽と陸と三角関係となる同級生・沙樹を演じる中井は「陽と陸ほどは描かれていませんが、沙樹も家庭環境に何かしらのコンプレックスがあって。ふたりの男女の間に入る女の子がいたとしたら、ドロドロしたりすることも多いと思いますが、そうならないのは、陸と陽の関係性を見ていると納得できましたし、私自身が沙樹を演じて、強さだったり、優しさだったりを知りました」と語った。イベント終盤で最後のコメントを求められた志田は「私はSNSが主流になっている環境で育って陽みたいに、自分の気持ちを相手に顔と顔を合わせて、言葉で伝えるという経験がなかなかなかったんです。時代の流れとともに色々なものが便利になって、なくなってしまうものもありますが、人のぬくもりだったりや優しさだけは他の何ものにも変えられないなと実感することが最近多いです。『かそけきサンカヨウ』を通じて、自分よがりではない、相手を思う気持ちの大切さとか、そういう当たり前の大切さを伝えられたらなと思っています」とメッセージを送った。映画『かそけきサンカヨウ』10月15日(木)より全国順次公開
2021年09月28日江口のりこ主演、ベンチャー企業の破天荒な女性社長を主人公に描く木曜劇場「SUPER RICH」に、志田未来の出演が決定。江口さん演じる衛が経営する会社「スリースターブックス」でインターン生になる大学生・田中リリカを演じる。幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛の、ジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描く完全オリジナルドラマ。仕事にプライベートにと、苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きるアラフォー女性のリアルな心情を描き出す。これまで、衛を慕い、会社の門をたたく貧乏専門学生の春野優役の赤楚衛二、優秀な右腕として衛を献身的に支える宮村空役の町田啓太が発表されてきたが、衛と共に激流に巻き込まれていく主要メンバーの配役が本日9月4日から7日間連続で発表される。今回、木曜劇場に「BOSS」(2009年4月期)以来、12年半ぶりの出演することになった志田さん。演じる田中リリカは、「スリースターブックス」のインターンに応募してきた大学生。負けん気の強い自信家で、採用試験の際には衛に対しても強気な質問をし、社員やまわりの学生を驚かせる一幕も。経営志望かつ前のめりな姿勢で、衛からも一目置かれており、採用試験の成績も優秀であることから満場一致で採用されることになる、という役どころ。インターンたちの世話係である空や、技術責任者の東海林達也にも全く物おじせず、自分の思ったことを言ってのける度胸の持ち主。“自らのものを見極める目に間違いはない”と考えているが、同じくインターンに応募した優(赤楚さん)と話しているときだけは、なぜかペースを乱されてしまう。さらに、「スリースターブックス」のインターンに応募した理由を、周囲には「インターン参加の実績と報酬が目的だった」と語っているが、実際は胸の内に秘めた思いがあるようで…。リリカの本心は回を追うごとに明らかになっていくという。リリカを演じるにあたり、志田さんは「リリカの持ち合わせている、若さゆえの悩みや葛藤が、見てくださる方々に伝わるように演じたいです。また、スリースターブックスの皆さんと一緒に働くことで成長していく、リリカの心境の変化を大切にしていきたいです」とコメント。また、共演する江口さんについては、「普段は優しく穏やかな印象ですが、本番になるとピシッと場を締めてくださり、いい緊張感を持って撮影に臨めています」と明かす。なお、「監察医 朝顔」シリーズで主人公の良きパートナーである法医学者・安岡光子役を好演したことも記憶に新しい志田さんだが、本作は「『監察医 朝顔』チームのスタッフさんが多いので、またご一緒できる事がとてもうれしいですし、心強いです」とコメント、「台本を読み、初回からジェットコースターのようなスピード感のあるお話だと思いました。原作のないオリジナル作品なので、これからどんな展開になるのか、私自身とても楽しみにしています」と期待を込めて語っている。勝ち気でどんな相手にも臆することなくぶつかっていくリリカを演じる志田の、体当たり演技には期待大。そして、そんなリリカが容赦なく食ってかかる、「スリースターブックス」創業当時から衛を支え続ける中堅社員・東海林達也の配役は、明日9月5日に発表される予定。木曜劇場「SUPER RICH」は10月、毎週(木)22時~フジテレビ系にてスタート。(text:cinemacafe.net)
2021年09月04日ドラマ「ドラゴン桜」で家庭に事情を抱える優等生を演じた志田彩良が主演を務める『かそけきサンカヨウ』。この度、繊細な表情の変化に注目の場面写真7枚が解禁された。この度解禁された場面写真では、志田彩良演じる主人公・陽が父の直(井浦新)と2人で過ごす中で天を見つめている姿や、父の再婚によって新しくできた義理の母・美子(菊池亜希子)と幼い妹・ひなたと一緒に過ごす優しい表情を浮かべる姿が写し出されている。また庭先でひなたに対して感情的になっている姿など、優しい表情とは対照的な顔を見せるカットも。さらに想いを寄せる同級生・陸(鈴鹿央士)と共に、美術部で絵を描いている様子や、陽の実の母で画家・佐千代(石田ひかり)の個展で絵を真剣な表情で見つめている姿なども切り取られている。新しい家族や同級生との関係性の変化によって、悩みながらもまっすぐにゆっくりと成長していく陽のみずみずしい魅力が伝わってくる場面写真となっている。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かそけきサンカヨウ 2021年10月15日より全国にて公開©2020映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年09月02日テレビ東京の人気バラエティ番組『家、ついて行ってイイですか?』の実写ドラマ化が、2021年7月21日に発表されました。タクシー代を支払い、同意を得られた人の住居を訪問してインタビューをするといった、これまでにない手法で人気を博してきた『家、ついて行ってイイですか?』。終電を逃した一般人にインタビューし、かつ家までついていくという攻めた内容ながら、相手が素人だからこそ繰り広げられる予想外の人間模様が注目を集め、2014年の放送開始以来、第7期にわたって放送されてきました。『家、ついて行ってイイですか?』実写ドラマ化キャストドラマ版『家、ついて行ってイイですか?』で主演の番組ディレクター・玉岡直人役を務めるのは、パリ・コレにも出演経験がある俳優、竜星涼さん。テレビ東京のドラマに出演するのは2016年7月放送の『こえ恋』以来で、『家、ついて行ってイイですか?』が初主演となります。竜星涼コメント以前バラエティに出させていただいたこともありましたが、まさかドラマ化するとは思っていなかったので、素直にびっくりしましたし、どういう風になるんだろう?とワクワクしました。本家はドキュメンタリーに近いので、その人たちの人生を見ている感じでふと見入ってしまいますよね。もちろんドラマを作る上では台本がありますが、ドキュメンタリーならではのヒヤヒヤ感は出していけるようにと思いながらお芝居をしました。また、第1話にゲスト出演するのは、俳優の志田未来さん。3年半同棲している彼氏が、2年間記憶喪失という取材対象者として出演します。志田未来コメントドキュメンタリーパートでは、カットをかけず一連で撮影していたので、本当にバラエティを撮ってるような感覚の中で撮影をさせていただきました。その中でも、竜星涼さん演じるディレクターの質問に『普通』に答えることが普段のドラマの撮影と違い、難しく大変な部分でした。『家、ついて行ってイイですか?』ドラマ化にMC2人も「面白い!」今回のドラマ化の話を受け、番組MCを務める、お笑いタレントのビビる大木さんと、お笑いコンビ『おぎやはぎ』の矢作兼さんも、「面白そう」と太鼓判を押しています。ビビる大木コメントこの番組がドラマになるんだ!面白いなと思いました。毎回ドラマの題材になりうるからいいですよねー。ここのスタッフは気が付くといなくなってるんでね。それくらい大変な現場なので、竜星さんにはドラマを最後までやりきってほしいですね。いなくならずに。矢作兼コメントもともと観てた回がドラマになっていたら二度おいしいですよね。俺も観てみたい!どうやって作り直すのかなって思います。俺たちが見てるVTRは20分くらいだけど、このドラマで台本を書くときに、取材を何時間もして、いろんなバックボーンを知るわけだから、元々の放送されたものよりいいっていうパターンもあるかもしれないですね。ドラマ版『家、ついて行ってイイですか?』で放送されるのは、本家の中から選ばれたエピソード。主人公が取材を受けている様子を描くバラエティ部分と、その人生を振り返るドラマ部分が交錯しながら進行していくといいます。第1話の放送は、テレビ東京系で2021年8月14日、土曜夜11時25分からスタートです。[文・構成/grape編集部]
2021年07月21日「ドラゴン桜」への出演も話題となった志田彩良と、井浦新が親子役で共演する今泉力哉監督最新作『かそけきサンカヨウ』より予告編が公開された。今回公開された映像は、志田さん演じる陽が、同級生との会話をきっかけに、母親と過ごした幼い頃の記憶を思い出すシーンから始まる。幼い頃に出ていってしまった母。母親不在でも父との静かな暮らしに満足していた陽だったが、父から「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」と唐突に打ち明けられ、陽の生活は一変。新しい母と幼い妹が家族に加わり、一人、宙ぶらりんな気持ちを抱える陽。そして、そんな感情がついに爆発してしまう様子も映し出されている。また予告編と併せて、陽と父・直が一緒に過ごす、穏やかな時間が切り取られたキービジュアルも到着した。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:かそけきサンカヨウ 2021年10月15日より全国にて公開©2020映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年07月15日格闘家でYouTuberの朝倉未来が14日、自身のインスタグラムを更新。現役続行を示唆する投稿を行なった。13日に東京ドームで行われた総合格闘技の大会「RIZIN.28」で、クレベル・コイケに敗戦した朝倉。試合後の会見では「悔しいですけど、今回試合をやって良かった」と感想を述べ、「今後は一度考えます。引退も含めて考えて。ちょっと考えてみてって感じです」と語った。また同日に更新した自身のツイッターでも「今後のことは少し考えます」「けど格闘技という道にきて、歴史的な東京ドーム大会のメインで試合出来たことは一生忘れないです」と記していた。そして試合から一夜明けた14日、朝倉は自身のインスタグラムを更新。投稿冒頭、「昨日は応援ありがとうございました」とファンへの感謝を伝え、「結果はついてこなかったけど、努力はしてきたので試合をした事に対する悔いはないです」と振り返る。続けて「それと、沢山の人が応援してくれているということを改めて実感しました」としながら、「少し休んで、また頑張ろうかな」「朝倉未来は最強でないといけない」と、現役続行を示唆した。
2021年06月14日志田彩良と井浦新が親子役で共演する映画『かそけきサンカヨウ』の新たなキャストが発表された。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽(志田さん)の葛藤と成長が、同級生・陸との“恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情”を交えて描かれている本作。今回新たに発表されたキャストは10名。志田さんも出演する現在放送中の「ドラゴン桜」で藤井遼を演じている鈴鹿央士が、陽の淡い恋の相手となる同級生で、同じく家族に悩む清原陸。陽の産みの親役には石田ひかり。父の再婚相手で陽の新しい母親役にはモデルで女優の菊池亜希子。陸の母役を西田尚美、祖母役を梅沢昌代が演じる。さらに陽の友人役には、「やめるときも、すこやかなるときも」の中井友望、「青葉家のテーブル」の鎌田らい樹、遠藤雄斗。劇中劇に石川恋、海沼未羽が参加している。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:かそけきサンカヨウ 2021年10月15日より全国にて公開©2020映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年05月27日主演・志田彩良、その父親役を井浦新が演じた映画『かそけきサンカヨウ』が10月15日(金)より全国公開されることが決定した。原作は2017年に発売された人気作家・窪美澄の『水やりはいつも深夜だけど』(角川文庫刊)に収録されている同名短編。物語は、家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽の葛藤と成長が描かれる。監督は作品に流れる空気感やリアリティが高い評価を受け、『愛がなんだ』のヒット以降、『アイネクライネナハトムジーク』、『mellow』、『his』と作品を作り続け、今年は『あの頃。』『街の上で』と既に2本も作品が公開された今泉力哉。窪美澄の短編集から自ら映画化を希望し、主人公・陽が家族について悩みながら成長していく姿を丁寧に描き出した。主人公・国木田陽を演じるのはドラマや映画など幅広く活躍中の志田。現在は『ドラゴン桜』(TBS)や『ゆるキャン△2』(TX)に出演中だが、本作は『ひかりのたび』以来の映画主演となる。今泉監督との仕事は『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018年)と『mellow』(2020年)に続く、映画3作目にして主演への抜擢となった。井浦は陽を優しく見守る父親役を演じる。キャストとスタッフからのコメントは以下。<志田彩良(主演:国木田陽役)>誰かの言葉や存在で少しだけ心が軽くなる。自分よがりでない相手を思う気持ちの大切さに改めて気づかされました。戸惑いながらも前に進んでいく陽の強さも弱さも全部が愛おしくて、大好きな今泉組で陽として過ごした時間は大切な宝物です。密かに目標のひとつとしていた今泉組での主演が、まさか本当に、そしてこんなにも早く叶う日が来るとは想像もしていなくて嬉しさと有難い気持ちでいっぱいです。大変な状況下ではありますが少しでも多くの方に届く事を祈っています。そして、この作品が誰かの救いとなりますように。<窪美澄(原作者)>人と人との境目はがっちりとした強固なものではなく、淡く滲んでいたほうがいい。年齢を重ねるにつれ、そんなことを強く思うようになりました。そう思っていたほうが人は深く息ができるからです。親子、恋愛、友情、この映画にはさまざまなことが描かれていますが、人と人との縁の不思議さ、淡く行き来する感情のようなものを今泉監督は原作のなかから丁寧に掬いあげてくださいました。やさしさ、誠実さ……、雑多な日常のなかでそういうものを私たちは忘れてしまいがちですが、この映画を見終わったあとには、自分のなかのそういう光の部分をもう一度大切にしてあげようと思えます。ぜひ、たくさんの方に見ていただければ、原作者としてこれほどうれしいことはありません。そして、こんなにやさしい映画にしてくださった今泉監督、ありがとうございました。<今泉力哉(監督)>窪さんの小説はいつも、どこか弱い人、何かが欠けている人、人生がうまくいかない人について描いている気がします。私もずっとそういう人を描いていきたいと思っていて、今まで映画をつくってきました。強さではなく弱さについての物語。小説「かそけきサンカヨウ」を読んだ時に感じたのは、その弱さが単純なものではなく、曖昧で、強さとも表裏一体であること。嫌いになってもおかしくない相手に確実にもっている愛情。恋愛と呼べるかわからないようなモラトリアムの時間。気丈に振舞っているけど実は張り詰めている感情の機微。言葉にするなら、ある家族の再生の物語、とかなのかもしれませんが、言葉では説明できない細微な感情をめいっぱい詰めこんで映画にしました。何度もご一緒して絶対的な信頼を置いている志田さん、いち映画ファンとして憧れでもあった井浦新さん、また、スタッフに支えられて生まれたこの映画を見た誰かの体温を少しだけあげることができたら。秋の日の陽気の中で。<宇田川寧(プロデューサー)>『かそけきサンカヨウ』を映画にしたいと監督からお話をいただいたのはちょうど、『パンとバスと2度目のハツコイ』の撮影前でした。その作品で初めて志田さんとご一緒しましたが、あのほっこりした笑顔と共にある、その凛とした佇まいと内面にある意志の強さを感じ、瞬間的に『かそけき~』の陽がいましたねと、監督と話したのを覚えています。上品でチャーミング、彼女の魅力のおかげで、より一層作品に余韻を与えてくれました。『かそけきサンカヨウ』10月15日(金)公開
2021年05月06日現在放送中のTVドラマ「ドラゴン桜」に出演する志田彩良が主演し、その父親を井浦新が演じる、今泉力哉監督映画『かそけきサンカヨウ』の公開が決定。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽の葛藤と成長を描く。本作は、2017年に発売され、日々悩みながらも前を向いて賢明に生きようとする人たちの姿を描いた、作家・窪美澄の短編集「水やりはいつも深夜だけど」(角川文庫刊)所収の同名作品が原作。『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』『あの頃。』などを手掛けた今泉監督が、自ら映画化を希望し、主人公が家族について悩みながら成長していく姿を丁寧に映像化する。主人公・国木田陽を演じるのは、現在「ドラゴン桜」「ゆるキャン△2」に出演中の志田さん。今泉監督作品には、『パンとバスと2度目のハツコイ』『mellow』に続き映画では3作目の出演。『ひかりのたび』以来の映画主演となる志田さんは「誰かの言葉や存在で少しだけ心が軽くなる。自分よがりでない相手を思う気持ちの大切さに改めて気づかされました。戸惑いながらも前に進んでいく陽の強さも弱さも全部が愛おしくて、大好きな今泉組で陽として過ごした時間は大切な宝物です」とふり返り、「密かに目標の一つとしていた今泉組での主演が、まさか本当に、そしてこんなにも早く叶う日が来るとは想像もしていなくて嬉しさと有難い気持ちでいっぱいです」と喜びを明かす。そして「大変な状況下ではありますが少しでも多くの方に届く事を祈っています。そして、この作品が誰かの救いとなりますように」と願いを込めた。また原作者の窪さんは「親子、恋愛、友情、この映画にはさまざまなことが描かれていますが、人と人との縁の不思議さ、淡く行き来する感情のようなものを今泉監督は原作のなかから丁寧に掬いあげてくださいました。やさしさ、誠実さ……、雑多な日常のなかでそういうものを私たちは忘れてしまいがちですが、この映画を見終わったあとには、自分のなかのそういう光の部分をもう一度大切にしてあげようと思えます。ぜひ、たくさんの方に見ていただければ、原作者としてこれほどうれしいことはありません」と語り、今泉監督は「言葉では説明できない細微な感情をめいっぱい詰めこんで映画にしました。何度もご一緒して絶対的な信頼を置いている志田さん、いち映画ファンとして憧れでもあった井浦新さん、また、スタッフに支えられて生まれたこの映画を見た誰かの体温を少しだけあげることができたら」とコメントしている。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2021年05月05日気がつけば季節は春満開!時短営業などの影響は美容院にも及んだこともあり、なかなか髪を切れなかった人も多かったはず。しかし今、その反動かのようにショートヘアにチャレンジするブームが芸能界にも到来中!?女優たちの最新ヘアスタイルと、この春挑戦したい“似合わせショート”をかなえる秘訣を要チェックーー♪【中村アン(33)】20日スタートの新ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)に出演する中村アン。「ボーイッシュなイメージの役柄と、自らの切りたいというタイミングが重なり、思い切って決断しました」とのこと。ハンサムヘアがお似合い。【浜辺美波(20)】ロッテ「グリーンガム」の新CMに登場した浜辺美波。ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)での外はねボブスタイルから気分新たにイメチェンです!爽やかショートがみずみずしい初摘みミントのイメージとピッタリ。【志田未来(27)】「髪を切る夢を見るくらい楽しみだった」という彼女、ショートカットは実に5年ぶり。約25cmを切り、これまででいちばん短い髪形に「頭が軽い!」と大満足。全貌はYouTube「Ken Net Channel」にて公開中なので必見です!■ヘアメークアップアーティストの川村友子さんが指南!40代からの“似合わせショート”の作り方自粛の反動にくわえて、年齢を重ねることで長年のロングヘアから、ショートヘアに挑戦されるという方は多いですね。せっかくショートにするなら、直線的なカッコいいボブや、重めバングス×サイド耳上カットなど、思い切るのがオススメ。首回りがすっきりすることで、グッと大人の色気が引き立ちますよ。“似合わせ”のキモは前髪と襟足のバランス。ショートからボブの間で、骨格に合ったちょうどいい長さを美容師さんに相談してみて。またショートヘアで大事なのはリップラインの位置なので、施術前に一瞬だけマスクを外して確認してもらうのも手です。(川村さん)「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月17日俳優の神木隆之介が14日、自身のYouTube公式チャンネル『リュウチューブ』でTwitterから寄せられた質問に答えた。「神木、Twitterでの質問に答えます!」企画の後編となる今回の動画。「もう一度演じたい役があれば教えてほしいです」という質問に対し、神木は「山田涼介と『探偵学園Qとかやりたいね』って。『その場に志田未来もいてほしい』って涼介が言ってたし、俺もそう思う」と、Hey! Say! JUMP・山田との会話を明かす。2006年、2007年に放送されたドラマ『探偵学園Q』(日本テレビ系)は神木が主演を務め、志田・山田という同い年の3人でメインを演じていた。続けて「ただ、『探偵学園Q』やりたいですけど、すごいセリフ量なんで今のところ自信がなくなってる」と笑い、「でも3人で集まりやすいのかなと思うので“探Q”やりたいですね、ぜひ!」とアピール。動画ではそのほか、“共演したい”人に菅田将暉と答え「ぜひご一緒できる機会があったらお願いします」とメッセージを送ったり、「親友の本郷奏多もYouTubeを始めたのでそちらのほうもぜひ」と宣伝をしたりと、質問からさまざまなトークを展開している。
2021年01月15日上野樹里、時任三郎、風間俊介が共演する「監察医 朝顔」第2シーズンの10話となる新春SPが1月11日オンエア。風間さん演じる桑原と、「SixTONES」森本慎太郎演じる森本刑事に注目が集まっている。法医学者の主人公とベテラン刑事の父の親子がさまざまな事件を、解剖と捜査それぞれの方法でアプローチ。遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまを、月9初の2クールで描く本作。東日本大震災で母・里子(石田ひかり)が行方不明となり、興雲大学法医学教室主任教授の夏目茶子(山口智子)との出会いがきっかけで法医学者となった興雲大学の法医学教室に勤める法医学者・万木朝顔に上野さん。朝顔の父で里子の夫、ベテラン刑事だったが退職した万木平に時任さん。神奈川県警捜査一課の刑事だったが発砲事件の影響で長野に異動になった朝顔の夫・桑原真也に風間さん。また野毛山署強行犯係の係長・山倉伸彦に戸次重幸、森本琢磨に森本さん。中尾明慶、志田未来、板尾創路といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回の新春SPは全編新撮となり、朝顔が桑原と出会ったばかりの頃に起きた、特殊造形作家が心臓を強く打って亡くなった事件を巡る物語や、5年前、朝顔の妊娠中に起きた出来事。そして朝顔の出産エピソードなどが現代のシーンと回想シーンを織り交ぜながら展開。育児教室で沐浴の練習をしている際、赤ちゃんに声をかけながら洗うよう指導され、練習用の人形に“赤ちゃん言葉”で話しかけてみたり、朝顔の陣痛が始まり、慌てて電話口で「桑原朝顔の妻…」と自らを“妻”と言いかけてから慌てて「夫なんですけど」と訂正してみたり、立ち会い出産で産まれた赤ん坊を抱く朝顔に号泣しながら「本当にありがとう、お疲れ様」と声をかける…。今週も「桑原朝顔の妻、、っじゃない夫です。に全力で吹いた」「桑原くん一緒にいきんじゃうのかわいい」など、桑原の行動を多くの視聴者が微笑ましく見守った模様。「風間くん劇場ってくらい表情豊かでおもしろい」と、桑原を演じる風間さんの演技に注目したという視聴者も。一方、“お化け”を探しに平の部屋に入ったつぐみを驚かせ、いじけさせてしまった森本が、山倉とともにつぐみの足の裏をくすぐって機嫌を取ろうとするシーンには「つぐみちゃんと森本刑事が可愛すぎて朝顔の録画見直してる」「つぐみと森本刑事の絡みま~じで可愛すぎた」「森本刑事×つぐみちゃん可愛すぎだよ」「かわいい癒しをありがとうございます」などの声があがり、「桑原くん」と並び「森本刑事」と「つぐみちゃん」もトレンド入りを果たした。(笠緒)
2021年01月12日上野樹里が法医学者役で主演する「監察医 朝顔」第2シーズンの2話が11月9日オンエア。今回はよじ登った金網を揺らされ思わず叫んでしまう森本刑事を演じた「SixTONES」森本慎太郎と、ラストの戸次重幸の姿に多くの視聴者が反応した。人気同名コミックのドラマ版の第2シーズンとなり、月9ドラマとして初めての2クール連続放送されることも話題を呼んでいる本作。法医学者の主人公とベテラン刑事の父の親子がさまざまな事件を、解剖と捜査それぞれの方法でアプローチ。遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまを描く。東日本大震災で母を失い、遺体も見つからないという悲しみを抱えるゆえ誰よりも懸命に、そして真摯に遺体に向き合っていく法医学者の万木朝顔に上野さん。朝顔の父で、時間があれば東北へ向かい妻の遺体を探し続けている野毛山署強行犯係に勤めるベテラン刑事の万木平に時任三郎。野毛山署強行犯係勤務を経て、現在は神奈川県警捜査一課で多忙な日々を送る朝顔の夫で刑事の桑原真也に風間俊介。また山口智子、中尾明慶、志田未来、戸次さん、柄本明、森本さんらが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は空地で男子中学生の遺体が発見。遺体は14歳の矢野諒で野球のユニフォーム姿で、みぞおち付近の内出血以外、目立った外傷はなく、さらに連絡を受けて駆けつけようとしていた諒の父親が、階段から落ちて意識不明状態になってしまう。諒には双子の兄・一馬がいたのだが、事件当日2人はお互いのユニフォームを交換、金網にはさまったボールを取ろうとして一馬のほうが感電死。諒はそのことを言い出せず…というのが今回のストーリー。現場にやってきた朝顔は当時の状況を調べるため、森本(森本さん)に金網を登ってもらう。高橋(中尾さん)が下で金網を揺らすと、思わず「うわぁぁ」と叫ぶ琢磨…その様子に「少しだけ斜めになってる絆創膏貼った森本刑事すっごく可愛かったよ」などの声が上がる。一方、ラストでは雨のなか帰宅した真也が、朝顔に髪を拭いてもらっている山倉(戸次さん)を見て「どういうこと?」と驚愕する。これには「最後凄く謎すぎる。何で朝顔の家に戸次重幸さんがいたの?」「現れた顔が不安げな可愛い子犬でしかない」「濡れ髪のシゲちゃん、最高に好き過ぎる」「濡れた子犬が似合い過ぎるシゲさん」など、戸次さんの子犬のような表情にも多くの反応が寄せられている。(笠緒)
2020年11月09日25年前、芸能界デビューし、成長とともにさまざまな役を演じてきた神木隆之介さん。6月にはYouTube公式チャンネル「リュウチューブ」を開設し、週1回配信している。27歳になった今も作品の受け手はもちろん、共演者やクリエイターから愛され続けるその秘密を真っすぐな言葉から探っていく。年上の人、憧れの人とも言葉のプロレスを!動画配信ならではの自由さで役者のときとは違う一面を見られる「リュウチューブ」は、神木さんの愛され具合も伝わってくる。「声優の梶裕貴くんとコラボさせてもらっているんですけど、梶くんとはある番組で共演して、その日のうちに焼き肉を食べに行って仲良くなりました。役者でも違う職業でも梶くんみたいに仲のいい人はたくさんいますが、『面白いことを一緒にやりたいよね』とお互いに話しても、仕事となるといろんな人が関わるし、タイミングを合わせる必要があるから、実現が意外と難しかったりする。だけどそれを垣根と思ってしまうのはもったいないですよね」たしかに「今度一緒にしよう」は、社交辞令のような意味合いもあったりするので実現できるほうが少ないかもしれない。それでも「神木さんとなら」と思わせるのは、愛されているからこそ。「エンターテインメントが人を喜ばせたり、楽しんでもらうためにあるものだとしたら、どんな職業もその要素を持っていると思うんです。役者はもちろん、写真家や音楽家、ビルを造る人もそう。農家の方だって、おいしいと思ってもらいたくて一生懸命作るわけですよね。エンターテインメントで世の中が回っているなら、職業の壁や垣根なんて関係ない。楽しんでもらいたい、幸せになってもらいたいっていう思いのある人が、もっと自由につながっていけばいいですよね」25周年を記念したアニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』には、親交の深い同世代の人たちとの対談のほか、錚々たる役者やクリエイターからコメントが寄せられている。作品ごとに共演者やスタッフなどメンバーが入れ替わる撮影現場で、神木さんはどのようにしてそういった人たちの懐に入っていくのだろう。「憧れている人だったら、『本当にお会いしたかったんです』と素直に言います。緊張しすぎて何も言えないようなときは、正直にそう伝えます。緊張するのは別に恥ずかしいことじゃないし、こっちが何も言わなかったら相手はわからないから。あと年上の人でも、ボケたらちゃんとツッコみますよ。そこは全然怖くないし、スルーして“ボケ殺し”になるほうが逆に失礼なので(笑)。ボケるのは、僕に近づいてきてくれている証拠だから、言葉のプロレスをするような感覚で、ここぞとばかりにツッコまないと!やっぱりその場が楽しくなるのが一番ですよね」何気ない会話でも、みんなでひとつの目標に向かうときも大切なのは、周りも自分も楽しむこと。「今は自分ができるエンターテインメントを手の届くところからやっていきたい。そのなかで得意なのが演技という感じ。自分が楽しくなかったら、受け取る人に楽しさなんて伝えられないですよね」25年という経験の重みを「得意なこと」と言ってしまえる軽やかさ。そんなところも、神木さんの愛される理由なのだろう。『おもて神木/うら神木』発売中。俳優としての“おもて”と、27歳の男性としての“うら”の2つの面から、25年間の歩みをひもとくアニバーサリーブック。染谷将太、中村隼人、志田未来、本郷奏多との対談のほか、母へのインタビュー&親子ショット、錚々たる著名人からのメッセージなどを収録。[限定版]特装BOX&メイキングDVD付き¥4,500[通常版]¥3,000かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台への出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。デビュー25周年記念プロジェクトを始動中。YouTube公式チャンネル「リュウチューブ」は毎週木曜20時配信。ドリズラージャケット¥55,000スラックス¥24,000(共にピーイーオーティーダブリュウ エージー/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,000(キクス ドキュメント.)スニーカー¥24,000(トス) 共にHEMT PR TEL:03・6721・0882ソックスはスタイリスト私物※『anan』2020年10月14日号より。写真・松田 拓スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年10月12日神木隆之介さんは今年、27歳の若さにして役者生活25周年。人気稼業といえるこの仕事を25年間も第一線で続けてきたこと自体がかなりすごいが、当のご本人に気負った感じは見受けられない。「今までも節目をそれほど気にしてこなかったから、正直実感はあまりないです。だけど、この仕事を四半世紀やらせてもらってきたのだと考えると、早かったといえば早いかな。イメージ的には大卒からストレートで会社に入って、今は47歳の気分。パワーのある若い子たちを見ると、元気だなあって思っちゃいます(笑)」神木さんから見て“若い子”というのは、「同世代か、3つくらい下」とのこと。やはりこの業界に長くいるだけあって、10代や20代で役者の仕事を始めた人たちとは違う落ち着きや、思慮深さがあるのも神木さんの魅力のひとつ。もっと言えば、ここ数年でより成熟したのかもしれない。「もちろん僕もお芝居に関しては頑張るぞ!と思いますけど、昔みたいに“何も怖くない”感じはたぶんもうない。それこそ20歳くらいのときは、勢いだけはあって何でもできると思ってましたから」現状維持をやめた今、挑戦したくてたまらない。「この仕事って、本当はものすごい競争社会だと思うんですけど、僕は昔から周りのことがあまり気にならなくて。マイペースなんでしょうね。友達が活躍している姿を見るとすごく嬉しいし、行け行け!って思います」類まれな競争社会のなかでマイペースでいられるのは、2人の人物のおかげと考えている。ひとりは11歳のときから神木さんを見てきた、マネージャーさん。もうひとりは母親だ。「そのマネージャーさんには会った頃から、こう言われていました。『君にしてあげたいのは、長く生きていける居場所をこの世界に作ること。だから君にしかできないことをゆっくりやらせてあげたい』って。何をもって“売れる”というのかわからないけど、マネージメント的にはやろうと思ったらいろんな道筋があったはず。だけどそう言ってもらえたおかげで、奇跡的に焦りもしなかったし、誰かに対して競争心を持つこともなかった。仲間みんなで、最高のエンターテインメントを作ればいいよねって思えたんです」芸能界に入るきっかけを作った母親もまた、神木さんを競争させようとはしなかった。「母は、あの子に負けちゃダメよみたいなことを絶対に言いませんでした。学校の成績にも口を出さなかったし、通信簿で気にするのは先生の短評だけ。だから、勉強するもしないも、完全に僕の意思次第だったんです」一方で母親が神木さんにことあるごとに言っていたのは、感謝をすることの大切さ。「今この環境にいられるのは、人にしても作品にしても本当にいい出会いがあったおかげ。子どもの頃からずっとそれは思ってます」素晴らしい出会いを生かして、最近は俳優業以外にも新しい挑戦を楽しんでいる。6月に開設して、週1回配信しているYouTube公式チャンネル「リュウチューブ」は、自らの提案で実現した。「ファンの方と近い距離でやり取りできる場所があったらいいなとは、以前から思っていました。だけど生配信なんてしたことがなかったし、SNSの怖さもわかるから、いろんなリスクを背負うくらいなら別にやらなくてもいいかなと二の足を踏んでいたんです」心境が変化し始めたのは、2年前の25歳のとき。「役者をずっといい感じでやってこられたので、来年の目標を聞かれると毎年のように『現状維持』と答えていました。でもあるときふと、このまま何年、何十年も現状維持を続けるということは、失敗が許されないのと同じだと気づいたんです。もちろん最初から目に見えるような失敗は避けたいけど、失敗から学んで次に生かせることもあるし、そもそもやってみなければわからないことはたくさんある。それなのに25歳の頃までは、ここで失敗したら一巻の終わりという思いが自分のなかに無意識にあって、息苦しさを感じていました。一回でも失敗したら人生終了くらいに思ってましたから」失敗を極端に恐れたのは、小さい頃から当たり前のように芝居の世界に身を置き、それ以外の場所にいる自分を想像したことすらなかったから。演じることに盲目的になるほど、広い視野を持てなくなっていったと冷静に振り返る。「失敗できないから、挑戦もできない。ある意味淡々と芝居をやっていくだけなのかなと想像したら、僕自身がつらくなってくるんじゃないかなと思ってしまって……」突破口となったのは、やはり母親の言葉。直接的に悩みを伝えたわけではなかったけれども、神木さんのことを思う気持ちに後押しされ、進むべき道が見えてきた。「あるとき母が、『この世界にあなたを入れたのは私だし、あなたが続けたいと言ったからそうさせたけど、正直今も心配している』と言いました。『重い作品で役にのめり込みすぎて、心が壊れたりしてほしくない。親としては、息子がどんな職業でも元気で楽しく生きていてくれれば、それでいいのよ』って。それを聞いて、役者を辞めたいわけじゃないけど、辞める選択肢もあるし、この世界だけじゃないんだと心が軽くなりました。だったら失敗を恐れず何でも挑戦してみようと思えるようになったんです。それまでは失敗しないことに重きを置いていたけれど、今はせっかく恵まれた環境にいるのだから、面白いことを自分たちで作り出して何でもやってみることに価値を感じています」『おもて神木/うら神木』発売中。俳優としての“おもて”と、27歳の男性としての“うら”の2つの面から、25年間の歩みをひもとくアニバーサリーブック。染谷将太、中村隼人、志田未来、本郷奏多との対談のほか、母へのインタビュー&親子ショット、錚々たる著名人からのメッセージなどを収録。[限定版]特装BOX&メイキングDVD付き¥4,500[通常版]¥3,000かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台への出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。デビュー25周年記念プロジェクトを始動中。YouTube公式チャンネル「リュウチューブ」は毎週木曜20時配信。チルデンニット¥36,000(ジョン メイソン スミス)チェーンブレスレット¥25,000バングル¥14,000(共にトゥエンティー エイティー) 以上HEMT PR TEL:03・6721・0882※『anan』2020年10月14日号より。写真・松田 拓スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年10月11日「NEWS」増田貴久が“なんもしない”主人公に扮する「レンタルなんもしない人」が9月30日深夜の放送で最終回を迎え、放送後のSNSには増田さん演じる“レンタルさん”に「癒された」視聴者からの感謝がタイムラインにあふれている。“何かすること”が求められ続ける現代において「なんもしない人(ぼく)を貸し出します。」「ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます。」と堂々宣言。Twitterで“レンタルなんもしない人”というサービスを始めた青年の実話「レンタルなんもしない人のなんもしなかった話」(晶文社刊)をドラマ化した本作。レンタルなんもしない人を始めた森山将太=レンタルさんを増田さんが演じ、将太の妻・沙紀には比嘉愛未。レンタルさんのアンチだった神林勇作に葉山奨之、路上で雑誌を売りつける謎のホームレス・金田に古舘寛治。また毎回豪華なゲストが物語を彩ってきた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回ではレンタルさんが、好きだった人が突然自殺し、自分に何かできることがあったのではと悔やむ森田希美(松本若菜)からの「形見の帽子をかぶり、一緒にお茶をしてほしい」という依頼を受ける。その帰路で行方不明になっていた金田と再会。話していると神林が現れレンタルさんの「マネタイズ化」計画を提案。それがきっかけとなってレンタルさんはサービスの有料化を決意。有料化はユーザーに受け入れられ、さらに1話で登場した大宮亜希(志田未来)から「本を出さないか」と連絡が来る…というストーリーが展開。放送後のSNSでは「無事最終回迎えられてよかったです!!ありがとうございました!」「こんなにも素敵な作品をみれたこと幸せでした」「約半年ゆっくりほっこりすごーく癒されました」などの反応とともに「続編が作られますように映画化もありますように」と、続編に期待する声も。主演の増田さんにも「レンタルさんを演じきった増田貴久くん。最高です」「まっすーが癒しでハマったよ」「増田レンタルさんのあの雰囲気は癒し」と、増田さんの“レンタルさん”に癒された視聴者からの感謝の言葉が送られている。また今回は唐沢寿明がゲスト出演。全力でブランコを漕ぐその姿に「唐沢寿明ブランコ!豪快に漕ぐ~流石です!」「びっくりするくらい脚長かった」などの声が上がっている。(笠緒)
2020年10月01日THE BACK HORNが人気作家・住野よると共作した『この気持ちもいつか忘れる』が本日発売される。発売を記念して、収録楽曲『輪郭』を起用した志田愛佳(ex.欅坂46)が出演するプロモーション映像も公開された累計300万部を突破した『君の膵臓をたべたい』を世に送り出した住野が、学生時代からTHE BACK HORNを敬愛していたことから、今回のジャンルを超えたコラボが実現。両者が構想段階から打ち合わせを重ね、インスパイアしあうことで生まれた密接なコラボレーション作品だ。収録されているのは、住野よるが冒頭に記した物語のあらすじから生まれた楽曲『ハナレバナレ』をはじめとした5曲。その中の『輪郭』は本作の小説部で異世界の少女が口ずさむ曲を具現化したもの。さらに歌詞の一部を住野が書き下ろすという本作のコラボを象徴するような楽曲に仕上がっている。公開されたプロモーション映像に出演した志田愛佳は住野のファンで、2018年に欅坂46を卒業して以来2年ぶりのダンスに挑戦。彼女がコンテンポラリーダンスを披露するユニークな映像をぜひチェックしてほしい。志田からコメントは以下の通り。●志田愛佳・コメント「私自身、住野よる先生の作品を以前から愛読していたので、今回このような機会をいただけて、とても光栄です!新作小説とともにこの小説プロモーション映像も皆さんに楽しんでいただければと思います」なお特設サイトには住野よるとTHE BACK HORNの対談記事も掲載されている。こちらもぜひチェックしてほしい。■リリース情報住野よる『この気持ちもいつか忘れるCD付・先行限定版』発売日:9月16日(水)CD収録内容:THE BACK HORN『この気持ちもいつか忘れる』1.ハナレバナレ2.突風3.君を隠してあげよう4.輪郭 ~interlude~5.輪郭特設サイトURL:
2020年09月16日女優として活躍している志田未来(しだ・みらい)さん。そのかわいらしさと高い演技力で多くの人から支持を集めており、2018年に結婚を発表した時には大きな話題になりました。そんな志田未来さんのかわいさが分かる画像をご紹介します!志田未来のかわいい画像を集めてみた!志田未来さんには、スタッフが更新しているツイッターのアカウントがあります。最新情報はもちろん、志田未来さんのオフショットも多数投稿されており、更新を楽しみにしているファンも多いようです。 #泣き猫 スタッフの皆さまから似顔絵イラスト色紙をいただきました本当にありがとうございます♀️『 #泣きたい私は猫をかぶる 』が引き続き皆さまに愛される作品でありますように… @nakineko_movie pic.twitter.com/moLFyjrCgE — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) August 22, 2020 今夜22時〜放送の『 #美食探偵 明智五郎 』第9話ぜひご覧ください @bishoku_ntv pic.twitter.com/zBNpgDvoCe — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) June 28, 2020 『 #美食探偵 明智五郎 』第5話ご視聴ありがとうございました♀️たくさんのお祝いコメントも本当にありがとうございました♀️最後は笑顔で、また来週 @bishoku_ntv pic.twitter.com/xsBXIDoANa — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) May 10, 2020 4月8日24時12分〜スタートの #テレビ東京 系『 #レンタルなんもしない人 』第1話にゲスト出演します #志田未来 演じる大宮亜希が東京最後の一日をレンタルさんとどう過ごすのか?皆さま、ぜひご覧ください pic.twitter.com/utdMf2JQnz — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) March 18, 2020 いよいよ本日から映画『 #架空OL日記 』公開デス思わずクスッとしてしまうOLさんたちのどこにでもある日常を皆さま、ぜひ劇場にてご覧ください #バカリズム さん演じる私と #石橋菜津美 さん演じるクミと #志田未来 演じるリエのゆる〜い会話もお楽しみに(笑) pic.twitter.com/u4CJjMXHXz — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) February 28, 2020 スタジオコロリド 長編アニメーション映画第2弾『 #泣きたい私は猫をかぶる 』で笹木美代 役を務めます #花江夏樹 さんとご一緒の収録に「夢のようなお仕事です」と感激しておりましたちょっと不思議で、だけど愛おしい。そんな物語をぜひお楽しみに♀️♂️ #泣き猫 #6月5日公開 pic.twitter.com/UhruhYJpNU — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) January 28, 2020 ちなみに、中にはこんなにかわいらしい動画も。今年も勝手に #クレヨンしんちゃん 応援大使 #志田未来 より㊗️ ちょ~大ヒット上映中㊗️『 #映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』ぜひ、劇場で #見れば #9月11日公開 #クレヨンしんちゃん #しんちゃん応援団 pic.twitter.com/JmVVP9S2rw — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) September 13, 2020 映画『 #泣きたい私は猫をかぶる 』 #Netflix 配信まで、あと1️⃣日‼️ @nakineko_movie @NetflixJP_Anime pic.twitter.com/48bX1jCtbZ — 志田未来スタッフ(公式) (@mirai_staff) June 17, 2020 志田未来さんのかわいい画像や動画を見たファンからは、こんなコメントが寄せられています。・いつ見てもかわいい!・笑顔が素敵。・『女王の教室』以来、志田未来さんの大ファンです!志田未来のかわいい画像はドラマの公式SNSでも見られる!志田未来さんは、出演した作品の公式SNSにもたびたび登場しています。2020年4月放送開始のドラマ『レンタルなんもしない人』(テレビ東京系)の第1話で、志田未来さんは大宮亜希役を演じました。/ #レンタルなんもしない人 放送まで あと3時間\ポトフをコトコト煮込んでいる #志田未来 さんをパシャリ✨みんなは夜ゴハン何食べた?今日深夜0時12分〜放送スタート #増田貴久 #比嘉愛未 #葉山奨之 #古舘寛治 pic.twitter.com/Ig6sMPcGdd — レンタルなんもしない人ドラマホリック!第10話 9月16日(水) (@tx_rentalsan) April 8, 2020 こちらは、2019年1~3月にかけて放送されたドラマ『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)に出演した時の志田未来さんです。志田未来さんは同作で、神田和実役を演じました。 この投稿をInstagramで見る 【公式】ハケン占い師アタル ありがとうございました!(@ataru_ex)がシェアした投稿 - 2019年 3月月10日午後8時38分PDT この投稿をInstagramで見る 【公式】ハケン占い師アタル ありがとうございました!(@ataru_ex)がシェアした投稿 - 2019年 2月月16日午後6時21分PSTこちらは、2020年秋と2021年冬の2クール連続で放送されるドラマ『監察医 朝顔』第2シーズン(フジテレビ系)の公式アカウント。同作で、志田未来さんは前作に引き続き、安岡光子役を演じます。 この投稿をInstagramで見る 【公式】フジ月9「監察医朝顔」11月2日スタート!【秋冬】(@asagao2_2020)がシェアした投稿 - 2020年 7月月27日午後1時00分PDT志田未来ってどんな人?『女王の教室』などに出演6歳の時に児童劇団に入団し、子役として芸能活動をスタートした志田未来さん。2000年9~11月にかけて放送されたドラマ『永遠の1/2』(TBS系)で、ドラマに初出演しました。2005年には、ドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)で神田和美役を熱演。志田未来さんは同作への出演をきっかけに、世間に広く知られる存在に。2006年には、ドラマ『14才の母~愛するために 生まれてきた~』(日本テレビ系)で主演。同作で、志田未来さんは14歳という若さで子供を身ごもった女子中学生・一ノ瀬未希役を演じ、大きな注目を集めました。その後は、ドラマ『正義の味方』(日本テレビ系)や『小公女セイラ』(TBS系)、『信長のシェフ』(テレビ朝日系)、『ウツボカズラの夢』(フジテレビ系)、『明日の君がもっと好き』(テレビ朝日系)など、数多くのドラマに出演。また、映画『誰も守ってくれない』や『食堂かたつむり』、『おかあさんの木』、『泣き虫ピエロの結婚式』、『ラプラスの魔女』など、映画にも多数出演しています。志田未来さんのこれからの活躍も応援しています!志田未来が結婚を発表!お相手は神木隆之介じゃなかった…[文・構成/grape編集部]
2020年09月15日芸能プロダクションの研音は4日、公式YouTubeチャンネル「KENONofficial」を「Ken net Channel」として大幅にリニューアルすることを発表した。今回、CMや映画を含むマルチメディアコンテンツの制作を手掛けてきたギークピクチュアズとの共同運営でリニューアル。その第1弾として、4日17時に「反町隆史 100の質問」を投稿。YouTube上で人気の企画「100の質問」に反町が挑み、「今日の朝ごはんは?」「1日だけ女性になれるとしたらどうしますか?」のほか、「自由とは?」「人生とは?」などの踏み込んだ質問にも答えた。反町は事前に質問内容を知らされることなく、一発で撮り終えたという。また、同じく4日17時に市川知宏、福士蒼汰、福原遥による「アドリモ」を配信。「アドリモ」とは“リモートアドリブ”の略称で、所属アーティストがその回ごとのお題に沿って、ストーリーを展開していく即興劇だ。リモート期間中に研音が企画した「アドリモ」には、これまで沢村一樹、志田未来、市川知宏、竜星涼、福士蒼汰、上杉柊平、桜田ひより、大友花恋、水谷果穂、瀬戸利樹、吉川愛、畑芽育、伊藤あさひ、古川雄大といった所属タレントが出演している。
2020年09月04日まだ信じられない三浦春馬さん(享年30)の急逝。“師”と慕った佐藤浩市(59)が彼に投げかけた「人の記憶に残る役者になれたら最高だよな」という言葉どおり、私たちは“あなたのいた時間”をずっと忘れません。本誌でしか見られない秘蔵カットで振り返るーー。■’06年12月/ドラマ『14歳の母』中学生の妊娠が描かれた衝撃作で、15歳の父を演じた。当時、高校1年生で178cmの高身長で、相手役の志田未来との身長差が30cmもあったからなのか、「なかなか目を合わせてくれない」と暴露され照れ笑いしていた。■’09年4月/ドラマ『ごくせん』人気シリーズ『ごくせん』で共演した三浦翔平やユージとはプライベートでも仲がよかったという。「ふだんは共演者を役名で呼ばないんですけど、なぜか、このドラマの撮影中は役名で呼んじゃうんですよ。こんなの初めて!」と破顔。■’09年12月/ドラマ『サムライ・ハイスクール』草食系男子が窮地に陥ると超強気なサムライに変身するというストーリーで、まったく違う二役を演じ分け、その演技力が高く評価された。「芝居中は肉食系かな」と三浦さん。■’10年10月/映画『君に届け』「同じ景色や日常のちょっとしたことに一緒に感動してくれるような女のコが好き」と理想のタイプを語ったのはハタチのとき。少女漫画が原作の映画では、気さくなクラスの人気者を演じ、女性ファンが急増した。■’11年2月/ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』実年齢よりも5歳も年上の教師役に挑戦。自身の恋愛観について「一途な愛に憧れます。純粋にお互いを思い合って尊敬し合える、そんな恋がしてみたい。結婚願望もありますよ。30歳までにはしたい」と赤裸々に語った。■’12年3月/舞台『海盗セブン』岸谷五朗と寺脇康文が主宰する「地球ゴージャス」の稽古場に密着。歌いながら激しいダンスを踊るというハードな舞台に備え、稽古中にひたすら筋トレをしていたそう。引き締まった体とムキムキの二の腕がまぶしい!■’12年12月/舞台 劇団☆新感線『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII~』黒紅色のカラーを使った撮影では、「爽やかなイメージとちがう、と言われるのはうれしい」とクールな表情で決めた22歳の三浦さん。「妖艶や狂気を演じる機会はあまりないから、今日の撮影は高揚します」とも語った。■’17年11月/ドラマ『オトナ高校』エリートだけど童貞の30歳というイケてない役を演じた三浦さん。役に自分自身を重ね、「同じ男として共感できる部分がありますよ。たとえば、自分が描いたことに対する完璧主義のような部分とか」と語っていた。■’18年10月/ドラマ『tourist ツーリスト』ドラマにちなみタイの夕景をバックに撮影。プライベートで行きたい国を尋ねると、写真家の星野道夫氏の本が大好きだったそうで、「死ぬまでに一度はアラスカでオーロラを見てみたいです!」と目を輝かせていた。■’19年3月/ドラマ『ダイイング・アイ』本誌ではこれが最後の撮り下ろしとなった。「こんなにヒゲを伸ばしたのは初めて」と話す彼に、「色っぽい!」と声をかけると照れ笑い。「役者としての人生を振り返ると、生意気な時期もあったように思います。とがろうとしていたというか、当時は気が大きくなっていたんだと思います。いまの自分だったら、周りの人に迷惑をかけたり、お酒を飲んで酔っ払ったり、破壊的な感情からはいいものは生まれないよ、と言ってあげます」そう三浦さんが語ったのは、29歳の誕生日を目前に控えたころ。真面目な優等生という印象だった彼の意外な一面に驚きつつも、「急に大人になっちゃって(笑)」と“親戚のおばちゃん”みたいな気持ちがつい言葉に出てしまったことを思い出す。この日いちばん盛り上がった話題は、彼がハマっているというぬか漬けについて。「今日は芽キャベツを漬けてみようと思う」と楽しそうに話してくれた。これがまさか彼との最後の会話になってしまうなんて……。30歳を大きな節目と捉えた発言が多かった三浦さん。2年前にはこんな意気込みも語っていた。「30歳は分岐点。ここからの長旅に備えてピッケルとかいろいろな道具を一生懸命集めている状態です。怠るとひどい目に遭うぞ!という心づもりで挑まないといけないですね」ついに30歳を迎え、これからの活躍に期待していた矢先の悲しすぎる訃報。どうか、どうか安らかにーー。「女性自身」2020年8月11日 掲載
2020年07月29日上野樹里主演ドラマ「監察医 朝顔」第2シーズンに、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、藤原季節、杉本哲太、板尾創路、山口智子ら前作のキャストが続投することが分かった。月9ドラマとして初めての2クール連続放送で、法医学者と刑事の父娘を描く本作。新型コロナウイルスの影響により、放送期間が当初予定をしていた夏・秋クール放送から、秋・冬クールの年越し放送に変更に。前作のラストで悲しみは完全に癒えずとも前へ一歩踏み出し、母の実家があり、母が被災した東北の海辺の街を再び訪れることができた朝顔。その翌年の5月を舞台に本作はスタート。前作と同様、各話で万木朝顔(上野さん)と万木平(時任三郎)たちが、様々な事件と遺体に相対していくと同時に、本作では前作よりも深く東日本大震災と母の死に朝顔が向き合っていく。そして今作でも、前作を彩った法医学者、刑事たちがカムバック。すっかり朝顔の良きパートナーになった法医学者・安岡光子役の志田未来。法医学教室のムードメーカー、検査技師の高橋涼介役の中尾明慶。アルバイト・熊田祥太役の田川隼嗣、法歯学者・藤堂絵美役の平岩紙、法医学者・藤堂雅史役の板尾創路、主任教授・夏目茶子役の山口智子。刑事・森本琢磨役の森本慎太郎、岡島浩司役の斉藤陽一郎、愛川江梨花役の坂ノ上茜、山倉伸彦役の戸次重幸。鑑識・沖田宗徳役の藤原季節、渡辺英子役の宮本茉由。検視官・丸屋大作役の杉本哲太が出演する。なお、新型コロナウイルスの影響で中断をしていた撮影は、6月下旬に再開しているという。キャストコメントQ.改めて意気込みを教えてください。上野樹里ドラマをご覧になられる皆さんと一緒に年末年始を迎えられる事を嬉(うれ)しく思います。共演者、スタッフみんなで素敵(すてき)なドラマになるよう精一杯(せいいっぱい)作品づくりに励み、無事最後まで皆さんの元へお届け出来る事を願っています。志田未来最初は医学部生のアルバイトだった光子も、すっかり先生になりました。法医学教室の皆さんと再会できたことがとても嬉(うれ)しいです!半年間、体調に気をつけて撮影頑張ります。中尾明慶高橋が研究室は少しでも日常的に明るく、そして解剖室ではしっかりと先生たちのサポートをしながら高橋なりに命と向き合い、皆様に素敵(すてき)な作品をお届けできるよう演じていきたいと思います。森本慎太郎森本(慎太郎)と森本(琢磨)が森本らしく輝けるように全力で森本していき、第2シーズンの森本も、見てくださる方の憎めない存在になれたらなと思います。藤原季節ひとりの人間の生と死を真面目に描いたドラマなので、特にご遺体の解剖シーンの撮影では現場が独特な緊張感に包まれています。上野樹里さんら法医学チームは解剖に使う医療器具やその扱い方もすでに熟知していて、そばで感動しながら背中を追いかける日々です。恐ろしくて哀(かな)しい出来事が今日も続いている日本で、心が少しでも前向きになれるような豊かなドラマを届けられるよう、朝顔チーム一丸となって頑張ります。たまに鑑識の沖田くんにも目をかけていただけると幸いです。明日も頑張ろう!斉藤陽一郎長い自粛期間を経て、こうしてまた『監察医 朝顔』のメンバーと再会できた喜びをマスクの下で噛(か)みしめています。さまざまな事件はもちろん、刑事部屋の強烈なキャラクターの面々に翻弄(ほんろう)されながらも岡島らしい真面目さとイイ加減さで、最後まで完走したいと思っています。素敵(すてき)な作品をお届けできるよう、とにかくまずは健康第一で頑張ります!坂ノ上茜『監察医 朝顔』の温かい世界にまた帰ってこられることを嬉(うれ)しく思います。前回よりもサバサバした江梨花にも注目していただけたらと思います(笑)!田川隼嗣また熊田くんを演じることができ、本当に嬉(うれ)しい気持ちと感謝でいっぱいです。最初は右も左も分からなかった熊田くんが、時が経(た)ち朝顔メンバーの中で、またここでも奮闘する姿をお届けできたら嬉(うれ)しいです。あとは、体調万全にして頑張ります!宮本茉由新しい撮影様式の中、慣れないこともたくさんありますが、とても楽しく大好きな現場なので、また皆さんと一緒にお仕事できることがとても幸せです!個性豊かで優しい俳優さんたちからたくさん吸収していきたいです。少し大人になった渡辺の姿も楽しみにしていてください!戸次重幸山倉は当初、係長ということもあり、割とカッチリとした役所だったんですが、回を重ねるにつけ、現場でどんどんコミカルな役所に変化していきました(まあ、完全に監督の平野さんの演出が影響してるんですが笑)。ただ、ともすれば重くなりがちなテーマを扱う作品ですので、そういった息抜き(とまでは言いませんが)パートも全体のアンサンブルを考えると必要だったのかなと思っています。ですから今回も、いい感じで硬く、いい感じで緩々なスタンスで、この作品に貢献できたら幸いです。平岩紙過去に経験のない状況ですが、スタッフの方々の丁寧な管理とお気遣いの元で大切に撮影させて頂いております。心が通じ合い信頼あるチームで、また取り組める事に感謝して、直向(ひたむ)きに清々(すがすが)しく歩めたらと思います。観て下さる皆様の心に、この作品の優しさが響けばと思います。杉本哲太前回は途中からの参加でしたが、今回は初回から参加させていただきます。暑苦しい丸屋全開で、暑さに負けず寒さにも負けず走り抜けられればと思っております。板尾創路監察医チームには、無くてはならない藤堂になれるよう、事務所総出で頑張ります!山口智子Q.放送決定の話を聞かれた際の感想を、改めて教えてください。何気ない毎日が、かけがえのない奇跡のような瞬間であることを、心に蘇(よみがえ)らせてくれる。それがドラマ『監察医 朝顔』です。“死”から目を背けず向き合うことで、今ある命を更(さら)に輝かせる力を生む。いつの世も変わらぬ大切なテーマを秘める『監察医 朝顔』に、再び関われることがとても嬉(うれ)しいです。Q.意気込みを教えてください。唯一無二の人生を誰よりも濃く楽しみ、自分ならではの個性で世界のお役に立ちたい!そう願ってやまない茶子の精神に、私も続いていきたいです。「監察医 朝顔」はフジテレビ2020年秋・2021年冬2クール連続放送(毎週月曜日21時~)。(cinemacafe.net)
2020年07月28日映画やドラマ漬けの生活を送っている人にとって、過去の名作をじっくり鑑賞するのというのは楽しみ方のひとつですが、いっぽうで新作を待ちわびるときのドキドキ感も何にも代えがたいもの。そんななか、話題のアニメ『泣きたい私は猫をかぶる』がいよいよNetflixにて全世界独占配信スタートとなります。そこで、本作についてこちらの方にお話をうかがいました。主演を務めた女優の志田未来さん!【映画、ときどき私】 vol. 303新進気鋭のアニメーションスタジオとして注目を集めている『スタジオコロリド』の最新作は、かぶると猫に姿を変えることができる不思議なお面を手にした中学生の少女とクラスメイトの少年との物語。劇中で志田さんは、「ムゲ」というあだ名で呼ばれている主人公・笹木美代の声を担当しています。今回は、アニメファンであり、『借りぐらしのアリエッティ』や『風立ちぬ』などでも声優を務めた経験のある志田さんに、作品の魅力や見どころについて語っていただきました。―まずは、脚本を読んだときの印象から教えてください。志田さんお面をつけて猫になり、好きな人に会いに行くというストーリーだけで、気持ちがワクワクしました。しかも、日常の風景がありつつ、ファンタジーな要素もあるので、すごくおもしろい作品になるだろうなと思いました。―演じられたムゲについては、いかがですか?志田さんすごく明るいけど、ちょっと空回りしている部分もあるのかな、と最初は感じました。でも、実は登場人物のなかで一番大人な考えを持っているキャラクター。想いを寄せる日之出に対する気持ちがまっすぐなところも、すごくステキだなと思います。―そんなムゲと志田さんの声は見事にリンクしていたと思いましたが、演じるうえで意識したのはどのあたりですか?志田さん収録の前に、1日リハの時間を作っていただいたので、そこで監督から「声を作りすぎないように」など、いろいろなアドバイスをいただけたのはよかったです。あとは、普段の私は声が低めなので、少し若々しい女の子の感じを出すように意識して演じました。いままでにない難しさを感じることもあった―今回は、ムゲが変身した猫の太郎のパートも演じられていますよね。これまで声優のお仕事をされたなかでも、動物の役は初めてだったのでは?志田さん台本をいただいたときは、まさか自分が声を入れるとは思ってもいなかったので、リハのときに、監督から「猫の声も練習してきてね」と言われて初めて知り、すごく驚きました(笑)。家でもかなり練習しましたが、かなりハードルは高かったです。―その際、何かを参考にして練習されたのですか?志田さん猫の映像を見たとかではなく、これまで声のお仕事をしたときと同じように、自分の声を録音して聞く、という方法で練習しました。とはいえ、最初に「ニャー」と言ったときは、緊張と恥ずかしさから、正直これでいいのかなと……。でも、監督から「いいね」と言っていただけたので、よかったです。―猫の声以外にも、苦労したシーンはありましたか?志田さんムゲが家族に対して感情を爆発させるシーンがあるんですけど、そこは「もう猫のままでもいいや」と思ってしまうきっかけであり、大切に演じなければいけない場面だったので特に難しかったです。声に感情を乗せるという意味でも、1人で感情を爆発させなければいけないという意味でも苦労しましたが、それを時間内に収めなければいけない難しさも同時にありました。何度か録り直したあと、最後は映像なしで自分の気持ちに向き合って録るという方法にも初めて挑戦したほどです。―これまで声優としていろいろな役を演じてきた志田さんでも、それほど苦労したシーンだったんですね。実際に完成した作品を見たときのお気持ちはどうでした?志田さん映像がとにかくきれいなので、どのシーンも印象的だなと感じました。そのなかでお気に入りを挙げるなら、日之出が太郎を抱きかかえるシーンで見せる崩れた笑顔。本当にステキで、すごく好きです。感謝や好きな気持ちを表すのは大切なこと―日之出くん、カッコイイですよね!ちなみに、日之出くんのようなタイプの男の子がもしクラスにいたら、気になりますか?志田さんなりますよね(笑)。日之出は大人びているように見えて、実はそうではなくて、いろんなことに葛藤があって迷っている子ですから。あと、ムゲに見せるクールな感じと、太郎に見せる優しい顔の表情にもギャップがあって、かわいいなと思います。―ただ、日之出くんのように、なかなか思っていることを口に出さない男性というのはどうですか?志田さん私は自分のことでいっぱいいっぱいですし、気持ちを察したりとかもあまりできないので、できれば口に出してほしいなと思います。やっぱり言葉にしないとわからないこともありますから。―そういう意味でも、この作品で思っていることを口に出すことの大事さを改めて感じましたか?志田さんそうですね。ムゲのように本当は違うのにマイナスの方向に受け止めてしまったり、自分のなかだけで考え込んでしまうこともありますが、感謝を伝えたり、好きだという気持ちを表すことの大切さを今回、改めて感じました。―ムゲも一見言いたいことを言えているようで、本当に言いたいことは言えない葛藤を抱えていました。志田さんは言いたいことは言えるタイプですか?志田さん私も中学生のときはムゲのように言えなくて、モヤモヤが自分のなかで募って、家族に当たってしまうこともありましたが、いまは結構言いたいことは言えてると思います。―年齢や経験を重ねたのもあると思いますが、そういうふうになれたきっかけはありますか?志田さん自分が思っていることを言ったことによって、必ずしも嫌われるわけではないと考えられるようになったことがきっかけだったかもしれません。学生のときはみんなからわがままだと思われるのが嫌で言えなかったんですけど、周りの人たちが自分に対してしっかりと愛を持って接してくれていることがわかったので、それからは自分の気持ちもきちんと出せるようになりました。家族や友達と話しているときに幸せを感じる―それはステキな気づきですね。ちなみに、学生時代はどんな子でしたか?志田さんムゲのようにやんちゃな子というよりも、わりと淡々と目の前のことをこなしていくような感じだったかなと。忙しかったのもありますが、おそらく自分のやりたいことがまだあまりわかっていなかったのかもしれないですね。そのあと学校を卒業して、学生という肩書に甘えられなくなってから、心境が変わったところはあったと思います。―なるほど。それでは、タイトルの『泣きたい私は猫をかぶる』にかけておうかがいしますが、志田さんが泣きたいときはどうやって乗り越えていますか?志田さん私は泣きたいときは、泣きますね(笑)。こんなに悲しくてつらいんだというのを誰かにわかってもらいたい気持ちがあるので、家族の前で泣くことはあります。―それを家族が受け止めてくれることで、嫌な気持ちも解消されるんですね。志田さんそうですね。もともとすごく泣き虫だというのもありますが、誰かにわかってもらえて、言葉をかけてもらえれば安心できますし、それによって周りに支えられていると感じられて、自分自身の気持ちを持ち上げることもできるので、あまりひとりで抱え込んだりはしないです。―では、ムゲのようにお面で何かになれるとしたら、何になりたい?志田さんいまは鳥になって空を飛びたいです。自由に動き回りたいので(笑)。―確かに、空なら何の心配もないので鳥はいいですね!そんなふうに、こういう状況だからこそ、心境の変化があると思いますが、いま一番幸せを感じる瞬間は?志田さんなかなか会えない家族や友達とテレビ電話をしているときに感じます。これまでは、必要なことがあるときに連絡するのが多かったですが、最近は今日あったことを話したり、近況報告をしたり。そういうことを言い合えることが幸せですし、目の前にはいなくても、つながっている感じがするのもいいですよね。家にいる時間で自分を知ることができた―そうですね。そのほかに、ストレスが溜まったときにしていることといえば何でしょうか?志田さんあまりストレスは溜めないほうなのですが、天気のいい日にベランダに椅子とテーブルを置いて、外でご飯を食べて、カフェのテラス席にいるような気分を味わったりしていました。そういうことが、もしかしたらストレス解消につながっているのかもしれないです。―体を動かすのもお好きだそうですが、健康のために心がけていることはありますか?志田さん友達がトレーナーをしていて、筋トレメニューを送ってくれたので、それを一生懸命黙々とひとりでこなしています(笑)。そうすると、けっこう汗をかきますし、家の中にいても運動している感覚にはなりました。―運動は大事ですよね。新たに始めたことやハマっていることもあれば、教えていただきたいです。志田さん掃除を念入りにするようになりました。いままで手行き届かなかったぶん、意外と汚れてるところがあったので……。おかげで家がすごくきれいになって、居心地もよくなりました。あとは、いままでまったくしてこなかったお菓子作りを始めました。ケーキやクッキーを焼いたりしていますが、いつかオシャレなお菓子を作れたらいいなと思うので、もう少し極めてみようかなと。そんなふうにいままでできなかったこともできるようになったという意味では、自分を知れる時間になったと感じています。多くの人の癒しとなる作品であってほしい―それでは最後に、作品を楽しみにしている方々へ向けてメッセージをお願いします。志田さん今回は劇場での公開が延期になり、Netflixでの独占配信となりましたが、映画は観てくださる方がいてはじめて完成するので、もともとの公開日に近い日程でみなさんにお届けできることをうれしく感じています。しかも、日本だけでなく全世界での配信。海を越えてひとりでも多くの方にご覧いただけるのは、光栄なことでもあります。人と人とのつながりや人の優しさ、愛といったことについて描いているので、みなさんにとって癒しになればいいなと思いますし、大切な方と一緒に観ていただきたい作品です。あとは、映像のきれいさとムゲが猫になったときのかわいさも、ぜひ楽しんでください。インタビューを終えてみて……。癒し系の笑顔が印象的で、どんな質問も気さくに答えてくださる志田さん。今回苦労したという猫の声は、誰もがキュンとしてしまう悶絶級のかわいさです。さすが志田さんと言わずにはいられないほど、はつらつとしたムゲの声とのギャップとともに、ぜひ注目してみてください。日常生活で沸き起こる感情に共感!思春期だけでなく、大人になっても、泣きたいときやすべてを投げ出したくなってしまうときはあるもの。そんなときにこそ、自分に素直になって、相手に気持ちを伝える大切さを教えてくれる本作は、きっと新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれるはずです。ストーリーいつも明るくて、陽気な中学二年生の美代。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれていたが、実は周りに気を使い、自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。そんなムゲが、熱烈に想いを寄せるのは、クラスメイトの日之出賢人。毎日果敢にアタックをするも、まったく相手にしてもらえないままだった。ところが、ムゲにはある秘密があった。それは、かぶると猫に姿を変えることができるというお面で猫の太郎となり、日之出の家に通っていること。そんな生活を楽しんでいたムゲだったが、徐々に猫と自分との境界があいまいになってしまうことに……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報Netflixアニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』6月18日(木)より、Netflixにて全世界独占配信出演:志田未来花江夏樹小木博明山寺宏一監督:佐藤順一、柴山智隆脚本:岡田麿里企画:ツインエンジン制作:スタジオコロリド製作:「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
2020年06月17日中村倫也主演の美食サスペンス「美食探偵 明智五郎」は、現在“特別編”と題し、地上波未放送のオリジナルストーリーをお届け中。第三夜となる6月7日(日)は北村有起哉演じる上遠野と草川拓弥演じる六郎のエピソードを放送する。東村アキコの初サスペンス漫画を映像化、類まれなグルメの見識を持つ探偵・明智五郎を中村さんが演じ、明智の助手となる小林苺に小芝風花、明智に捜査を邪魔される捜査一課の刑事・上遠野透に北村有起哉、上遠野の部下・高橋達臣に佐藤寛太、苺の友人で助手“二号”の桃子に富田望生。明智に生み出された殺人鬼“マグダラのマリア”に小池栄子、マリアファミリーの林檎に志田未来、伊藤に武田真治、明智の弟・六郎に草川さんといったキャスト。特別編として放送されているのは、Huluオリジナルストーリーとして展開されている(秘)裏メニュー。今回は、もしもあの時に、アレルギーのことを気づいてあげていれば…乳製品アレルギーが原因でいじめを受けていた娘の小春(横溝菜帆)を理解していなかったと悔いる上遠野(北村有起哉)。一年前のクリスマスイブ、別れた妻の急な出張で娘の小春を預かることになった上遠野は、高橋の力を借りてクリームたっぷりのクリスマスケーキを作ろうと思い立つのだが…。上遠野の優しく不器用な父の姿を覗き見ることができる(秘)裏メニュー「上遠野警部の(秘)裏メニュー」。明智とは年の離れた弟・六郎は、明智とは正反対の性格で母親譲りの味音痴。自分に甘く嫌なことからはとことん逃げるタイプ。ある日、明智の事務所に遊びに来た六郎は、明智が懇意にしている料亭の板前が作ってくれたという松花堂弁当を勝手に食べてしまう。明智に怒られることを恐れた六郎は、苺と桃子に助けを求めるが…。自分の行動に責任が持てない甘えん坊の六郎が、ほんの少し成長する姿を覗き見ることができる「六郎の(秘)裏メニュー」の2作を明智のナビゲートでお届けする。「美食探偵 明智五郎 特別編」第三夜は6月7日(日)22時30分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年06月07日劇場公開から「Netflix」での配信に変更された、志田未来&花江夏樹W主演のアニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』。この度、初解禁の本編シーンを含む特別映像が到着した。ムゲこと笹木美代(志田さん)にお面を授ける怪しい猫店主が「猫になればよいことだらけ、もう大抵のことは幸せだよ」と囁くシーンから始まる本映像。そのお面の力で猫に変身したムゲ(太郎)が、思いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(花江さん)と過ごす時間など、猫ならではの特典を満喫する様子が映し出される。そしてムゲは、人間には見えない猫だけの秘密の世界「猫島」へと足を踏み入れる。ここで服を着て二足歩行で歩く彼らは、かつては人間だったが猫として生きることを選んだ“猫住人”。居酒屋らしき店で彼らと話すシーンや、なぜか飛ばされたりといったアクションシーンも登場している。また、映像と合わせて豪華声優が声をあてる猫住人たちの場面写真も到着。いざというときには行動的で頼れる存在の「カキヌマ」役は三木眞一郎、ムゲに人間の世界へ戻るように諭す「タマキ」役を佐久間レイ、ムゲを住人たちの溜まり場へと案内する「スギタ」役を吉田ウーロン太、涙もろい「ハジメ」役を落合福嗣が演じている。さらに、ムゲの父の婚約者・水谷薫の飼い猫で、ムゲと同じ家に暮らすメス猫の「きなこ」の声は、喜多村英梨が担当。薫にしかなつかないが何かとムゲの動向をうかがい、密やかにある策略を巡らせている…という謎多き猫だ。Netflixアニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』は6月18日(木)よりNetflixにて全世界独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング泣きたい私は猫をかぶる 2020年6月18日よりNetflixにて全世界独占配信© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
2020年05月29日中村倫也が超グルメな私立探偵を演じる「美食探偵 明智五郎」。5月24日(日)の放送回は「特別編」として地上波未放送のオリジナルストーリーを主人公・明智五郎のナビゲートでお届けする。「海月姫」「東京タラレバ娘」「偽装不倫」など多くの作品がドラマ、映画化されてきた東村アキコの初サスペンス漫画を映像化した本作。一流デパートの御曹司で美食家、類まれなグルメの見識を使い殺人事件を解決しながら、自らが生み出した殺人鬼“マグダラのマリア”と対決する探偵・明智五郎に中村さん。明智がランチに利用している移動弁当屋「いちご・デリ」の店主で、無理やり助手として事件解決に加わるはめになった小林苺に小芝風花。平凡な専業主婦だったが明智に夫の浮気調査を依頼したことをきっかけに、本当の自分に目覚め殺人鬼へと変貌していく“マグダラのマリア”に小池栄子。いつも明智に捜査を邪魔され疎ましく思っているが、愛娘にかける想いは強く“良きパパ”でもある捜査一課の刑事・上遠野透に北村有起哉。上遠野の部下だが、明智に崇拝に近い尊敬の念を抱き、捜査情報などを伝えてしまう高橋達臣に佐藤寛太。苺の友人で実家は超お金持ち、いつの間にか助手“二号”となっていた桃子に富田望生。マリアに取り込まれ“ファミリー”となった青森のリンゴ農家の娘・林檎に志田未来、同じくファミリーのフレンチ店オーナーシェフ・伊藤に武田真治といったキャスト。今夜の特別編第1弾は、明智が“美食家”になったきっかけとなった少年時代や、“マリアファミリー”林檎の哀しい生い立ちに迫るエピソードが描かれた地上波未放送のエピソードをお届け。「美食探偵 明智五郎 特別編」は5月24日(日)22時30分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年05月24日中村倫也がGP帯初主演を務める現在放送中の連続ドラマ「美食探偵 明智五郎」。この度、今週放送の第6話以降、5月24日(日)から3週に渡り、地上波未放送のオリジナルストーリーを含む“特別編”を放送することが決定した。特別編第1弾では、中村さん演じる明智が“美食家”になったきっかけとも言える少年時代の秘話や、最初の“マリア・ファミリー”となった林檎(志田未来)が、“カップル毒殺事件”を引き起こしたもう一つの理由である哀しい生い立ちに迫るエピソードが描かれる。番組プロデューサーは「1月中旬からクランクインしていたこともあり、当初の予定通り、4月12日から放送を始めることができました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、撮影は中断することになりました」と現在の状況を説明。第7話の放送日については、環境が整い次第、改めて発表されるという。さらに、明智のお見合い会場が舞台となる第6話に関しては、一部のシーンを通常とは異なる方法で収録。探偵事務所前の中庭テラスで、苺(小芝風花)が明智に対して思いをぶつけるという場面、従来の撮影方法をとると、2人は隣り合って演技することになり、「密接」してしまうため、特殊な方法で撮影。プロデューサーは「1シーンだけ撮影できていないシーンがあり、再開したら真っ先に撮影しようと思っていました。しかしながら、放送日までに通常のドラマのスタイルでの撮影は叶う見込みがなくなり、だったら黒幕バックで朗読劇にしてでもお届けしたいという思いがこみ上げ、中村倫也さんに相談しました。すると、中村さんは、趣旨に賛同して下さった上で、『自分は役者なので折角なら朗読(という形)ではなく芝居をして、フィクションを楽しんで下さっている視聴者の皆さんの感情がなるべく途切れないようにお届けしたい』という提案をされました。そのあまりに真摯な言葉には、スタッフ一同胸を打たれました」と明かし、「中村さんも小芝さんも、背景や距離などものともしない迫真の演技で表現してくれています。いきなり黒バックの抽象的な世界に転調するので驚かれるかもしれませんが、是非とも、お二人の想いのこもった演技をご高覧賜りたくお願い申し上げます」とコメントした。「美食探偵 明智五郎」第6話は5月17日(日)日本テレビにて放送。「美食探偵 明智五郎」特別編は5月24日(日)から3週に渡り日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2020年05月16日ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)のインスタグラムが、2020年5月10日に更新。同ドラマに出演している女優・志田未来(しだ・みらい)さんの制服ショットが公開され、多くの反響を呼んでいます。志田未来27歳でも「まだまだ余裕」なセーラー服姿に反響同日に27歳の誕生日を迎えたという志田未来さん。『美食探偵 明智五郎』で着用したセーラー服に身を包み、とびきりの笑顔でカメラにピースを向けています。 View this post on Instagram A post shared by 美食探偵 明智五郎【公式】 (@bishoku_ntv) on May 9, 2020 at 8:33pm PDT現役女子高生といっても違和感のないビジュアルにファンは驚愕。誕生日を祝福する声とともに、その姿を称賛するコメントが殺到しています。・まだまだ女子高生イケる!おさげもかわいい。・おめでとうございます。本当にずっと変わりませんね。・子役の頃からずっと大好き!実年齢を聞いて驚きました。そんな志田未来さんは2018年9月14日に一般男性と結婚。電撃的な発表で、多くの人を驚かせました。志田未来が結婚を発表!お相手は神木隆之介じゃなかった…『美食探偵 明智五郎』でも素晴らしい演技を見せ、その実力が再び注目されている志田未来さん。これからも、素敵な姿を見せてくれそうですね![文・構成/grape編集部]
2020年05月12日